約 14,196 件
https://w.atwiki.jp/inougakuentoshi/pages/83.html
「主義も思想も哲学も、お前のナイフにはなれない。 そこにあるのは────心の棘、ひとつさ」 『The Sweeten Hardboiled』 【名前】黒鳶 綺咲(クロトビ アヤサ) 【性別】女性 【学年・職業】20歳 高等部3年(二年留年) 美化委員長 【容姿】ガーネットのような真紅の気怠い瞳に、毛先のぴったりと切り揃えられた紫艶の照る肩甲までの黒髪。左目は隠れ気味。 袖がフリル状になったゴシックな特製制服のシャツ、重ね着用のサロペットに似た黒ワンピース、胸元に貴族じみた黒ジャボ。黒タイツ。 十字架のイヤリング、全ての指に銀色の指輪を嵌めている。身長168cm、身体の発育は150トンダイナマイト分でなやましい腰つき。 休日はゴシックワンピースかメイド服、頭に日替わり色のバラの付いたカチューシャという厨二コーデ。 【性格】ドラキュラを体現したような女で、昼間はダウナーと化している。夜間は人を誘惑しては生き血を貪る生活。 基本岩のように無口だが、常に考え事をしているゆえのようでボソっと哲学的な事も呟き、頭はとてもよく回るらしい。 【能力】「ヴァンパイア・ロード」 生物の血液を吸収することで身体を強化、変異させる事が可能。吸引は指先等、身体のどこからでもいい。 またこの能力を使用する為に、吸血用のラット(500ml分)を何匹も持ち歩いている。(能力の100%を行使するには鮮やかな血でなくてはならない) 500ml 身体能力が引き上がり、体表が刃物のように鋭くなる。異能系のオーラ攻撃を退けることも可能。 1000ml 飛行可能な翼が生え、皮膚にまだら模様、瞳の色が琥珀色になる。 1500ml 額に巻き角が表出、悪魔のような尻尾が伸び、高圧血液の射出が可能になる。 2000ml~ 衣服が炸裂し、頭部以外は硬質な皮膚をもつ人形の怪物に変異、身体能力は極限状態にまで進化する。 ・上記以外にも、彼女の体内に入った血液は豊潤な栄養素をもって精錬され、牙から輸血することで治癒を早める作用がある。 精神的安定剤としても働くほか、どこか媚薬のような効果もあるらしい。 「オーラ・紅極」 黒鳶に備わった二つ目の能力。元々は素養程度のものだったが、ある人物との出逢いによりその力を境地の域にまで高める。 実は上のヴァンパイアロードによる怪物のような状態こそ彼女の本来の姿であり、オーラは『血液』を鍵にその能力を調節する役目を担う。 血液の射出や手刀斬撃等もこの能力の応用で、世界中の異能者のたった数割を占める"ダブルホルダー"である。 【概要】異能学園長の実娘。母方の性を名乗っているため本名ではない。 元々は家族から生徒会長職に推されていたが本人が頑なに断ったため、懇意の龍神家の令嬢に任せる形で、綺麗好きだという理由だけでほぼ活動が死に体の美化委員長の座に就いた。 (恐らく)学園都市一のぐーたらで、責務のほとんどをほっぽり出して気まぐれに生きている。栄養摂取は吸血で事足りるため、三日三食がメロンパン。 数年前は有名な不良として名を馳せた過去がある経歴から、戦闘能力は折り紙付き。隠遁に近い生活体系でも有事の際は必ず現れ、彼女の存在を知る人からは『風紀の黒幕』とも。 即ち学園の平穏を保つ為故意に留年している説が濃厚である。 ひょんな事から、弟子に迎え入れた亜主羅 神とは深く心を通わす仲になる。
https://w.atwiki.jp/arcoiris/pages/45.html
おや兄さん、あんたこの街に来たばかりだね? 何、見れば分かるさ。田舎面が丸出しだ。 一体何をお探しだい? そうか、花か。だったら虹影地区の琥珀館がいい。あそこの『花』はどれも飛び切りだ。一匹化け物が居るが──おや失敬、こっちの花では無かったか。 ならば夕煌通りに行くといい。 中央区側から入って5つ目、右手に見える細道に入りあとは真っ直ぐ進むといい。 やがて見えてくる古びた木製の看板が目印の花屋なら、お求めの花も見付かるだろう。 そして若しもあんたに助けが必要なら、きっと力を貸してくれる。 『その花の名を知っていますか』 空に掛かる虹の橋、美しき"虹蛇の導き(ユルングライン)"。 アルコ・イリスに脚を踏み入れたものならば必ず一度は立ち止まり、時間も忘れて見入ってしまう7色の煌き。しかしその男は最早見向きもせず、建物が落とす陰と全てを飲み込むような夜の闇が揺蕩う足元を眺めていた。 「──とうさん、かあさん」 男がぽつりと呟く。 大きな音で吹く風に殆どが飲み込まれながらも、何事かをぶつぶつ呟いた末、男は上等な革の靴をそっと脱いだ。 その上に置かれた手紙が一通。 さらに花束を置こうとして、思いとどまり抱きしめる。 「先立つ不幸をお許しください。……彼女に振られた俺には、俺には、…──もう生きている価値なんてないんだあああああああああ!!!」 絶叫、そして残響を響かせ、男と花束が宙に踊る。 周囲の建物より一際大きな頂上から落ちた身は、真っ逆さまに路地へと。 こうして男の苦難の人生は終わりを迎えた。 ────筈だった。 「お目覚めかしら」 花咲き乱れ蝶が遊び温暖な気候で青空が広がる楽園を期待していた男は、全く現状が把握できなかった。 空に輝く7色。照らされた夜空。先程まで立っていた屋上。 そして目を開けた自分を覗き込む女の姿。 腰まで在る濡れ羽の髪に琥珀の瞳。 シックな黒のワンピースで包まれた肢体は女性らしい膨らみに恵まれている。 はっきりとした目鼻立ちと理知的な面差しだが、残念な事に口元を引き結んだ女は全く笑っていなかった。愛想の欠片もない。 笑えばきっともてるだろう──伏したままそこまで思って、男は我に返り慌てて飛び起きた。 「お、俺は死んだはずじゃ…!!」 「見て判らないのかしら。生きているじゃない」 琥珀色が呆れたように眇められる。 その視線を浴びながら、男は先程の決死の飛び降りを思い出し、今更ながらに恐怖と寒気を感じ、そして生き伸びてしまった事に何ともいえない恥ずかしさを憶えた。 「貴方、運がよかったわ。詰み上がった木箱の上に偶然落ちて一命を取り留めたのよ。そして私が其処に通りがかった」 ああそれで妙に木屑塗れなのねと、男は納得した。確かに尻の下には潰れた木箱が大量に。 しかし、次の瞬間に怒りが爆発した。 「な、な、…なんてことをしてくれたんだ!! 俺は、死ぬつもりだったんだ!! なんで助けたりなんかするんだ!!」 男の勢いに反して女は何処までも冷ややかな目をしている。 否、そればかりか温度が段々と下がっていっているのだが、残念な事に頭に血が上った男はその事に気付けない。 「ああもう!!あああもう!! 生きてたって仕方無いのに! どうして死なせてくれなかったんだああああッ!!!」 「あら、そう」 冷ややかな返事が一瞬で場の空気を凍らせる。 水を浴びせられさらに冷風に吹き曝されたような寒気を憶えて振り返った男が見たものは、絶対零度の琥珀色。 ────して。 「ぎゃああああああああああ!!!すんませんすんませんごめんなさい赦してください!!!」 「あら、死にたかったのでしょう。助けてしまってごめんなさいね。責任取って引導を渡してあげるわ」 衣服に包まれ一見判らないがその実素晴らしく発達した筋肉を纏う腕に引っつかまれ、男と女は川沿いにいた。 轟々と流れる激流に正に突き落とされそうになって、手摺を握り締め男は必死で命乞いをするが、女はやめる気配がない。 「抵抗すると恐怖を味わう時間が長くなるわ。決意が鈍らないうちに潔く逝きなさい」 「すみませんほんと俺が悪かったですぶっちゃけほんとは死にたくなんかないんですただちょっと彼女に振られて死にたくなっただけなんですうううう」 「くだらない理由ね」 一度助かってしまった以上、二度目を敢行するのは辛い。ましてや衝動に突き動かされた勢いだけの行動だったから余計に。 そろそろ股を濡らしそうな勢いで怯える男を蔑みながら、女がぱっと手を離すと、男はそのまま後ろに倒れ込んで尻餅を突いた。そのまま起き上がる気配がない。 「……う、うう、…うわあああああ!! そりゃあんたにはくだらないかもしれないさ! でも俺に取っては一生で一度の恋だったんだ!! それなのに、それなのに喧嘩して別れちまって、もうやっていけねえようわあああああああ!!」 体を丸め真剣に泣き出した男を、相変わらず女は冷ややかな目で見ている。 「──くだらないわね。 仮令どんな理由があれ、自分自身で命を断つ事ほど愚かしい事は無いわ」 「う、うるせええええ!正論吐きやがってこのアマ!! 出来ないんだから仕方無いだろウゴエッ!!!!」 鳩尾に爪先を食らわされて男が転がる。 虫けらを見るにしたってもう少しはマシな程に温度を失った視線で見下ろしていた女は、ふと溜息を吐き出した。 痛みにのた打ち回る男を置き去りに何処かへと立ち去った女は、彼の痛みがマシになった頃に戻って来て、その手には花束を携えていた。 ──彼女との仲直りの為に用意したものの、結局渡すことも出来ず、抱えて死のうとした花束だ。 「度胸は在るのだから、命を断つだなんて方向ではなく、謝りにでも行けばよいでしょう」 「………けど、罵倒されるのも、彼女に迷惑かもしれないのも、嫌なんだよう……」 ついには泣き出した男に呆れながら、手にした花束を女は押し付ける。 半ば無理やり受け取らされた男が言葉を発するよりも先に、黒いレースの手袋で覆われたたおやかな指が汚れてしまった花に触れる。 「死なれるのも寝覚めが悪いし、私の職業に反する。 ──貴方に一度だけ力を貸してもらえるように、頼んであげるわ」 その意味を問うよりも先に、男の目の前で不思議な自体が起きた。 否、このアルコ・イリスという街では然程珍しい出来事でもないのかもしれないが、だが少なくとも、魔法と云う物から縁遠い日常を送っていた男にとってそれは酷く不可思議なものだった。 女の指先が花弁に触れる。 それだけで、薄汚れていた花は輝きを取り戻した。 女の指先が蕾を撫ぜる。 見る間に綻んだそれは、瑞々しい花を咲かせた。 そして女の脣が語り掛ける。 「貴女の真名は?仲直り?、貴女の真名は?愛の告白?───お願いよ、如何か力を貸して頂戴」 白と赤の花々が柔らかな光を生み出し、それがすうっと、溶け込むように男の胸へと吸い込まれていった。 有難う。花へと語り掛ける女の声音は何処までも優しい。 意外な一面に呆然としていた男は、ふと違和感に気付いた。 「…あれ?」 胸に纏わりついていた重い空気が何処かへ消えている。 代わりに芽生えたのは、彼女ともう一度やり直したいという強い気持ちだ。別れ際の顔ばかりがちらついていたのが、共に笑い、愛し合った記憶に摩り替わる。 今ならば素直な気持ちを伝える事が出来るのではないだろうか。 だが如何してこんなにも急に立ち直れたのか──その理由を知っているであろう女を見上げると、琥珀の瞳が微かに眇められる。 「花言葉と云う物をご存知かしら」 「…は、はあ」 「迷信だと思って居るかもしれないけれど、あれは強ち間違いではない。その植物の側面を表す言葉であり、そして真名とも云えるもの」 女の手が赤い花を撫ぜる。 その手付きばかりは、冷ややかな表情が嘘であるかのように酷く優しいものだ。 「私はそれを引き出し、分けてもらえるようにお願いすることが出来る。例えば病を払う真名を持つ花ならば、飾ることで病魔を遠ざけてくれるし、貴方が持つ花のように、愛の告白に力を貸して貰えるように──貴方の背中を押してくれるように願える」 「…じゃ、じゃあつまりこの花さえ渡せば…!」 「勘違いしないで頂戴」 男の期待に冷水が浴びせられる。 不機嫌そうに眉間に皺を寄せた女が、緩やかに立ち上がると、別れを惜しむように花が揺れた。風ではない、確かに。 「仲直りが上手く行っても、関係を保つには貴方の努力が必要よ。貴方が魔法に頼りきりになれば、何れ破局を迎える。私達に出来るのは切欠を与える事だけ──死ぬだけの勇気があるなら、死ぬ程に愛しているのなら、精々頑張りなさい」 黒いワンピースを揺らし、用は済んだとばかりに女が歩き出す。 その言葉を呆然と聞きながら、花束を抱きしめ、我に返って男は声を上げた。 「ま、まってくれ…!! あんた、名前は…!!」 立ち止まった女が一拍の間を置いて振り返る。 長い黒髪。琥珀の瞳。其れこそまるで花のようなたおやかな振る舞いで。 「───ユーチャリス。 夕煌通りの一画で花屋と医者をしているわ」 微かな笑みを残し、女──ユーチャリスは今度こそ振り返らずに歩き去った。 夕煌通りの一画。 中央区側から入って5つ目、右手に見える細道に入りあとは真っ直ぐ進んだ先。 「Kokua」と書かれた木製の看板が目印の花屋。 医者を兼任する変わり者の店主と、その養い仔が2人、合計3人と多くの草花が暮らす家に、菓子折りとお礼の手紙が置かれていたのは数日後。 また、別のお話───。
https://w.atwiki.jp/nightmareofmio/pages/111.html
守護者 それは、いつも通りにゴミを捨てに出たときのこと。 遠くに歩いてくる人影が見えて、なんだか胸の奥が痛んだ。 思わず立ち止まって、もっとその人をよく見ようとする。 足音が近づいてくるたび、きし、と軋む心。 向こうも此方に気付いたようで、足を止めて顔を上げた。 太陽が焦げたような美しい、あるいは血肉のようなグロテスクな色の髪が揺れる。 左目を怪我しているようで、右目だけがきらりと輝く。深い琥珀色の瞳。 血に濡れているのがなんとなく悔しい。 鉄は駆け寄って、頭に巻いた白いバンダナを外し、それで血と汚れを拭う。 「大丈夫か、ひどい怪我だ…」 「…ありがとう」 嬉しそうに鉄を見つめる。また、胸が痛む。苦笑した。 「恋かしら、胸が痛いぜ…いやん俺には心に決めた人がッ」 彼は鉄の黒髪をくしゃ、と撫でる。暖かい指だった。 そうして触れられていると、何故かわからないけれど気持ちいい。 「変わらないな」 「…え?」 「こっちの話だよ」 もう一度、彼の傷に手を伸ばす。乾いた血が剥がれ落ちる。 白いバンダナはすっかり血で汚れてしまっていた。 「名前は?」 それは訊く前から答えを知っているような口ぶりだった。 「…てつ」 「成る程、らしいな」 はっとした。 誰かわからない。けれど確かに、この人は、記憶の中に在る。 あの時もそうだ。 名前を預けた。この人こそ、自分が自分を賭けることのできる相手だけと思ったから。 じゃあ、と断って、彼は背を向ける。連れが来たから。 言葉通り、彼の肩の向こうにもう一つ人影が見える。 去って行く彼の背中に向かって手を伸ばす。 「待ってくれよ!」 「…守るのだろ、そこを?」 「……あ…」 彼は笑って手を振って、あの時とは違う名前を。 「わたしは"冬"。また、来る」 二人が見えなくなるまで、暫く鉄はそこに立っていた。 "俺"と彼が出会ったのは、風が冷たくなり始めたころのことだった。 先に声をかけたのは"俺"だ。真っ青な海と空の境界を見つめていた彼に。 『そんなところで何してんだよ?』 『綺麗な景色だろう? つい』 『そうだな、俺、この鋼山の景色は大好きだ』 『気が合いそうだな』 そう言って彼はにっこり笑った。その時にもう、心は決まっていたように思う。 複雑な経緯はさておき、何度も出会い会話するうちに、ますますそれを確信するようになった。 『ばあちゃんが言ってた』 『うん?』 『きっと俺にも、"パートナー"ができるって…俺、あんたじゃないかと思うんだ』 それを聞いた彼は首を横に振って、立ち去ろうとしたのだ。 連れが来たから、と断って。背を向けて、振り返りもしない。 "俺"はその背中に手を伸ばして、思えば彼の名も知らなかったことに漸く気付いた。 『待ってくれよ!』 『…守るのだろ、鋼鉄島(そこ)を?』 『……あ…』 振り返った彼は笑っていた。今まで見た中で、一番心に響いた笑顔だった。 『わたしはトウガン。ほんとを言うとな、何時声をかけようか迷っていたんだ』 "俺"は"トウガン"に飛びついた。名前を預けるべき相手を、やっと見つけた。 『名前は?』 「そうだよな」 忘れるなんて、我ながら笑えないぜ。 「…クロ」 それが、あんたに預けた名前だった。
https://w.atwiki.jp/tsvip/pages/370.html
「ねぇ、今何歳なの?」 「……さぁな。 疾うに数えていないくらい昔だったことは確かだ」 「そっかぁ……」 実りの季節を迎えた山々が燃えるように紅く染まっている。 私たちは今日、山の恵みに肖ろうという事で紅葉狩りに来ていた。 赤い絨毯の上で鋼色の翼を広げて悠々と寝そべるのは、私の旦那様。 「……アレン。 君は、私といて辛くは無いのか?」 「……え? いきなり何を―――」 「私には人間のような温もりも、柔らかさも無い。 君を愛することも、君と共に朽ちてゆく事など叶わない。 君はこのままでいて―――」 風が鳴るような低い声で、彼は伏し目がちに私に問う。 確かに彼の言う通りかもしれない。 私は、彼より早く朽ち果てる。 同じ時を生きることなんて、出来ないってわかってる。 でも――― 「はいストップ! クッキーはあたしといるの、嫌?」 「嫌なものか! ただ、私は―――」 「あたしは、わがままなの。 自分がしたいようにするって、決めたの」 「―――そういうの、考えないわけ無いじゃない。 拾われてから…もうそんなの、何回も考えたよ? でも考えたって仕方ないから、だから―――!!!」 「―――!? アレン!!!」 ―――!!! 何かが焼け付くような熱さが風を切り、私の肩を貫いた。 それは、樹に当たって止まる。 ―――貫通弾、だった。 肩口から生温いものが流れて、段々と感覚がはっきりとしてくる。 それが痛みだと気付いたとき、私はもう倒れこんでしまっていたようだ。 「アレン、アレン!?」 彼の、呼ぶ声が聞こえる――― ―――だいじょうぶ 込み上げてくる痛みで、その一言が言えない。 早く、笑って、大丈夫、大した事無い、って言わなきゃ――― ―…―…―…―…―…―…―…―…―…―…――…―…―…―…―…―…―…―…―…―…― 風が、目を閉じた女を包んだ。 燃えるような紅の中、空を翔る鋼色の飛龍。 逃げ惑う射手はその姿に怯え、いたずらに銃を乱れ撃った。 「貴様ぁ……」 もうその言葉は、唸り声にしか聞こえないほど怒りに満ちていた。 弾丸も、射手の声も、風の轟音にかき消されてしまう。 龍はその四足を地に付き、射手の方向に向き直った。 風が龍の目の前に収束してゆく。 次の瞬間―――龍の目の前には、抉れた道が出来上がっていた。 射手の姿は、もうその近辺には見当たらなかった…… 「……あれ……ここは……ッ!」 私は目が覚めると高台の上にいた。 肩の痛みが、私はまだ生きていることを知らせてくれている。 ふと、私を影が蔽った。 見上げると、見慣れた鋼色…… 「クッキー!」 「大丈夫かアレン。 すまない、私のせいで……」 ふわり、と柔らかい風と共に舞い降りた彼は、私の体を翼で包み込むように被った。 ひんやりとした感覚が心地よくて、私は体を預ける。 「大丈夫……心配かけちゃったね」 「いや……コレを使え。 昔拾ったものだが、使えるだろう」 彼はそう言うと爪に引っ掛けた布切れを差し出した。 中には、小さな瓶が二つ…見慣れた粉と、琥珀色の液体。 「薬と……はちみつ?」 「何かあった方が飲みやすいと思って、な」 彼にもたれかかりながら、私はその優しさに頬が緩んでしまっていた。 どうしてこんなにも、彼は私を気遣ってくれるのだろう。 これじゃ、離れられるわけがないじゃない。 暖かい毛布みたいなその優しさが、私を掴んで離さないんだから。 「アレン、私は決めた」 「……なぁに?」 「私も、いたいからお前の傍にいるのだ―――」
https://w.atwiki.jp/83452/pages/7336.html
きっかけはお弁当タイムの何気ない一幕 純「梓ってさ、なんか幸薄い感じがあるよね」 …突然何を言い出すのかな、純? 私は口に運ぼうとしていたタコさんウインナーを思わず箸から取り落としてしまった 憐れタコさんは床にダイブ!と思った瞬間 憂「えいっ!」 横合いから伸びた憂の箸が奇跡の空中キャッチ! …相変わらず常人離れした技をいとも簡単に披露してくれる 憂「はい、梓ちゃん。あーん」 いつもの優しい笑顔で促す憂 …どこまで可愛いんだろう、まったく 梓「あーん」 幸薄い?誰が? 秋の日のヴィオロンの溜息沁みてひたぶるにうら悲し… とかなんとか昔の人の詩が胸に沁みる秋の夜 しかしながら私にはギターしかない訳で 仕方がないので、ギターの弦を爪弾いてみたりする 特に決められた曲を弾く訳ではなく、胸の奥に秘めた想いを弦に乗せる ふむ、雰囲気は出てる気がする 私には好きな人がいる、その人の名は… 母「梓、ご近所迷惑になるからギターもほどほどにね」 昔と違って、現代では気軽に想いを奏でる事も難しい 爪弾く指を止めて、軽く溜息 ふむ、確かにひたぶるにうら悲し、かも ギターを壁に立て掛け部屋を後に、階段を降りてリビングの扉を開く 父と母がソファーに座って、レコードプレイヤーから流れるビリー・ホリデイの歌声に耳を傾けていた 娘のギターはご近所迷惑扱いなのに…なんて野暮な事は言わない 梓「ごめんなさい。つい興に乗っちゃってさ」 琥珀色の液体の入ったグラスを傾けた父が微笑む 父「愛しい人に捧げる曲…梓も大人になったものだね」 流石は我が父、私の即興の爪弾きに込められた想いを的確に掴み取っている ちょっと照れるね 氷の奏でる音色も涼やかなグラスを父から受け取り(奪い?)軽く喉を潤す 未成年の飲酒は法律で固く禁じられています しかし今、私が父から受け取ったのは、フォアローゼスと言う名の麦茶、断じて麦茶だ 細かい事は気にしない 私も両親と席を同じくしてビリーの艶やかな歌声に酔い痴れてみたりする 母「アコースティックも雰囲気のある音色を奏でるようになったわね。そろそろムスタングは卒業かしら?」 母から思わぬ御墨付きを頂き少し驚き 私も少しは成長してるのかな 私が飲んで減った分の琥珀色の液体を瓶から継ぎ足しながら父が続ける 父「僕もサキソフォーンで伴奏したくなる音色だったよ」 これまた驚き、父からも嬉しい言葉を頂いてしまった 因みに父はアルトサックスプレイヤー 我が父ながら、演奏する姿には惚れ惚れしてしまったりもする あくまで演奏に、だけどね 父「しかし愛しい人が異性では無く同性なのは、父親としてはまだまだ安心していてよさそうだね」 …ギターの音色からそこまで分かるの? ジャズマン恐るべし… 母「あら、例え相手が誰であれ、恋をするのはいい事よ」 梓「…これも恋と呼んでいいのかな」 以前の私なら「違うもん!そんなんじゃないもん!」なんて子供っぽい抵抗をしていただろう でも今の私は違う あの夏の終わりの河原で彼女とキスを交わした時から…私は少し大人になれた気がする 母「それで、梓は何を思い出して、そんなに頬を赤く染めているのかな?」 梓「にゃっ!ちっ違うもん!これはその、麦茶!麦茶で火照っただけだもん!」 自分が思う程に大人モードは長く続かなかった いいもん!私はまだまだ子供だよ 動揺する私を少し悪戯な笑顔を浮かべて見つめる母…いじわるっ! 母「それだけその人の事を一途に想えるという事は、それは立派に恋と呼べると思わない?」 梓「…うん」 さっきまでとは打って変わって、優しい母親の顔に戻って言葉を続ける 母「梓、たくさん恋をしなさい。女の子はね、恋をして自分を磨いていくの」 少し慌てた様子で父が割り込んできた 父「おいおい、母さん。あまり梓を焚き付けないでくれよ。僕はまだまだ梓を手放す気はないからね」 父親にとって、娘は永遠の恋人と言うけど… 慌てる父を見て、母が少しおかしそうに微笑む 母「ふふっ、梓ももうすぐ17歳よ。恋の一つや二つをしてもおかしくはないわ」 父「…それはそうなんだけどね」 この勝負、どうやら母さんの貫禄勝ち 母「でもね、梓。恋をするのはいいけど、自分を安売りしちゃ駄目よ。貴女はそれだけの価値がある素敵な女の子なんだから」 梓「私にそんな価値があるとは思えないんだけど…」 これは謙遜でもなんでもない本音の言葉 彼女に比べれば私なんて… そんな私の心の声が聞こえたかのように、母は驚く程アッサリとその名を口にする 母「ふむ、梓の想い人は平沢憂ちゃんかな?確かに彼女も素敵な女の子よね」 …なんで分かっちゃったの? 父「なるほど、憂ちゃんか。これは確かに手強い相手だな」 もう隠す必要も無いみたい。そう、私の恋の相手は平沢憂 透き通るような透明感と、誰よりも優しい心を持つ可憐な少女 ほんの些細な出来事から、様々な不安を抱えていた私が壊れそうになるのを救ってくれた大切な人 あの甘い香りが記憶の中から甦ってくる… …ヤバいヤバい!ここで回想モードに入ると、また赤面して母さんに茶化される 慌てて思想の方向を変えてみる 今の会話を聞くまでも無く、憂は私の両親にも非常に評判が良い よく家にも遊びに来るので、必然的に両親とも親しくなっている いつだったか、コンビニに買い出しに出かけた私と入れ違いで憂が来た日なんて、もう傑作だった 両親と仲良くリビングにいただけならまだしも、何故か父さんのサックスと母さんのギターを伴奏に、憂がその透明な歌声を披露していた 帰ってきた私が唖然としたのは言うまでもない 母「で、また梓は愛しの憂姫の事を思い浮かべて赤面してるのかしら?」 …結局茶化されるんじゃん、私 梓「だから違うもん!麦茶のせいだもん!」 父「麦茶で火照るかな?」 …まさかの夫婦コンビネーション攻撃 梓「父さんは娘の飲酒を黙認しているとでも?」 父「…麦茶だな、麦茶」 苦笑いを浮かべて琥珀色の液体の入ったグラスを揺らす父 ささやかな反撃が決まった今がチャンス! 私は急いでリビングを後にする 途中少しよろけたのも麦茶のせいだ、決して動揺していたからじゃないもん! よろける足を叱咤激励して階段を昇る …父よ、今日の麦茶はいつもより濃くなかった?娘を酔わせてどうするつもりだ! などと考えつつ、部屋の扉を開く 薄闇の室内からは微かな甘い香りが出迎えてくれた…憂の香り あの日貰ったクチナシの押し花の紙包みは、今でも私の宝物 「私は幸せ」と言う花言葉どおりに、私を幸せな気分にしてくれる 部屋の灯を点けると、さっき爪弾いたウッドギターに視線を向ける 両親から音色を褒められた事は素直に嬉しかったりする ちょっぴり睡魔の誘惑を感じたので、パジャマに着替えてベットに身を横たえる 梓「…憂もそろそろオヤスミの時間かな」 そんな事をぼんやり考えていると枕元で携帯が着信を告げた 梓「もしかして、憂かな!?」 はやる気持ちを押さえきれずに携帯を手に取る 梓「…純じゃん」 乙女の期待を裏切りおって…なんて純に八つ当たりはしない 純も私の大切な親友だよ、うん 梓「もしもし、寝てるよ」 それでもちょっぴり意地悪してみる すかさず電波の向こうから威勢のいいツッコミが届く 純「起きてんじゃん!」 梓「ナイスツッコミだよ、純」 純「私はあんたのなんなのよ」 しばし小考… 梓「…道化師?」 純「…あんた、それ本気で言ってるでしょ?」 電波の向こうで純の癖っ毛が音を立ててハネたような気がする… 梓「冗談だよぉ。それでなんの御用かな、我が親友殿」 純「なんか嘘クサいぞ」 あはは、そんな事無いって。ホントのホントだよ…多分ね 純「まぁいいや。それで明日なんだけどさ、部活終わった後になんか用事ある?」 ふむ、明日は土曜日か、ならばこれで行こう 梓「明日は彼氏とデートだよ」 しばしの沈黙…電波の向こう側では更に純の癖っ毛が…って、これはもういいか 純「マジでぇー!?」 …どんだけ声が大きいんだ、鼓膜がやぶれちゃうよ、親友 梓「マジで」 更なる沈黙、そして再び大声攻撃!は、来なかった 純「あんた、いつの間に彼氏なんて出来たのよ?」 梓「純には今まで黙ってたけど、実は夏フェスでナンパされちゃってさぁ」 純「また夏フェス!?あー、羨ましいっ!」 ここまで見事にノッてくれると楽しくて仕方がない なので、更に悪ノリしてみたりする 梓「ちょうど良かったよ。私もその事で純に電話しようと思ってたんだよぉ」 ちょっぴり甘えた猫撫で声なんか出してみたりする 我ながら女優だ、うん 純「なんなのよ?まぁ、私に出来る事なら協力はするけどさ」 …あんたって子は…なんていい奴なんだ でも悪戯はやめないもん 乙女の期待を裏切った天罰だ(しっかり根に持ってんじゃん、私) 梓「実はさぁ、明日の夜は彼氏とお泊まりしたいんだぁ」 純「…どけんばしよっとぉ!?」 …どこの地方の人だよ、親友 梓「それでさぁ、明日の夜から純の家に泊まりがけで遊びに行くって事にしてくれないかなぁ、お願いっ!」 …言ってて我ながらドキドキしてきた なんかいきなり罪悪感…ゴメンね、憂。私は憂一筋だからね そんな事とは露知らず、電波の向こうで純の癖っ毛が更に…は、もういいよね 純「…ねぇ、梓」 突然シリアスな声色、少しやり過ぎてバレたかな? 梓「なに?」 純「私は梓の事、親友だと思ってるよ。あんたも同じように思ってくれてると信じてるし」 …泣かせる台詞を言ってくれるじゃないか、親友 純「そのあんたが選んだ人なんだから、悪い奴じゃないとも信じたい」 …駄目だ、完全にシリアスモード突入。困ったぞ、これは 純「だから、あんたがそう言うなら私は協力するよ。でも、本当にそれでいいの?」 …弱った、完全に弱った。心なしか目頭が熱くなって来たじゃないか 純「ねぇ、梓?」 …どうする、私? こうなったら…あっさりネタばらしっ! 梓「実は全部ウソだったりして、テヘ」 純「…マジで?」 梓「マジでウソなのはマジ」 純「…マジでウソなのはマジでウソじゃなくマジ?」 なんか収拾がつかなくなってきた …こうなったら、素直に謝る作戦に変更っ! 梓「つまり私はウソをついてしまいました。ごめんなさい」 純「…」 ヤバい、ヤバい…これは相当怒ってるのかも どうしよう…身から出た錆とは言え、正に大ピンチ、私! 純「…良かったあー」 …にゃっ!? 純「もぉー、心配させないでよっ、全くぅ」 …純、あんたってどこまでいい奴なのよ ホントに泣いちゃいそうだよぉ 梓「…ゴメンね、純」 純「なんか安堵感が先に来ちゃって、怒る気にもなれないよ」 梓「ホントにゴメン、純」 純「もういいよ、そんなに謝らなくても」 梓「…でも」 純「それによく考えたらさ、あんたのキャラじゃないじゃん。彼氏とお泊まり、なんて」 にゃっ!それはそれでちょっぴり傷つくかも 純「だいたいさぁ、夏フェスに来る男で、あんたをナンパするってさぁ、どんだけロリコンよ」 梓「…ロリ」 純「だってあんたって、プールで中学生にナンパされそうになってたじゃん!」 …グッ…痛い所を… 純「それが夏フェスでナンパなんて有り得ないじゃん!」 …実は怒ってないか、親友? ここは軽音部名物?の餌付け作戦っ! 梓「まぁまぁ、明日ドーナツでも奢るからさぁ」 純「…チョコレートパフェも食べたい」 くっ、人の足元を見おって…仕方がない、これも自業自得だよ、私 梓「分かりました、純様」 純「じゃあ許す!」 許すって…やっぱり怒ってたんじゃないか、親友 純「あっ、そうだ。電話したのは明日部活が終わったら一緒に駅前の楽器屋に行かないかと思ってさ」 梓「うん、いいよ」 純「それじゃ明日部活が終わったら誘いに行くよ」 梓「了解、それじゃ明日ね」 純「ドーナツとパフェをお忘れなくぅ」 梓「…それも了解」 純「やっほー、それじゃおやすみー」 梓「はいはい、おやすみなさい」 ハァ、今月もまたお財布がピンチだ… なんか私が幸薄いのってさ、純、あんたのせいじゃない?ハァ… ふむ、落ち込んでも仕方ない ベットの枕元に憂から貰ったクチナシの紙包みを置いてみたりする せめて夢の中では、憂と…なんか凄く乙女だ、私 翌日の放課後、舞台はいつもの軽音部 お茶とお菓子と時々楽器 今は学園祭ライブも終わり、すっかりいつものまったり空間 しかし、私はちょっぴりブルー 原因は今朝、登校してきた憂に放課後の純との約束を話して憂も誘ってみたんだけど… 憂「ごめんね、今日はちょっと先約があるから」 …敢え無く玉砕、そりゃブルーにもなるよ そんな私の心を知ってか知らずか、今日も今日とて… 唯「あずにゃん、今日はなんだか元気がないねぇ」 梓「もう唯先輩、抱きつかないでって何度言ったら分かるんですか!」 律「相変わらず唯は梓が大好きだな」 紬「本当に仲が良くて羨ましいわ」 ほっこりしてないで、少しは助けてくれないかな…まぁ、いつもの事だからもう諦めてるけど 唯「だぁって最近あずにゃん、私を除け者にして憂とばっかり遊んでるんだよぉ」 …何を言い出すつもりなのかな、この人は 律「なんだ唯、憂ちゃんにヤキモチ焼いてるのか?」 紬「憂梓!憂梓なの!?」 ムギ先輩、あなたはその可愛いポワポワフェイスの裏にどんなドス黒い獣を隠してるんですか… けど…憂梓…なんていい響き 2
https://w.atwiki.jp/mushinosukeslime/pages/4.html
PC98レビュー エロゲレビューはしねえよ(#^ω^)ビキビキ ADV ゲーム名 会社 備考 評価 琥珀色の遺言 執事( ゚д゚)ペッ ☆☆☆☆ サイレントメビウス ?? 割と面白いと思う、原作好きは興味そそられるんじゃね? ☆☆☆☆☆☆ ARPG ゲーム名 会社 備考 評価 イース Falcom 古代MUSIC(・∀・)イイ! ボス戦熱い! ☆☆☆☆☆☆ イース2 Falcom 古代MUSIC(・∀・)イイ! ☆☆☆☆☆ サーク ?? (´Д`) ☆☆☆☆ ザナドゥ Falcom 難易度高すぎてすぐ挫折した、50万本もよく売れたなあ ☆☆☆☆☆ ブランディッシュ Falcom マッピング好きに良ゲー ☆☆☆☆☆ ブランディッシュ2 Falcom マッピングおもすれー ☆☆☆☆☆ Prince of Percia 王子おもすれー( ^ω^) ☆☆☆☆☆☆ RPG ゲーム名 会社 備考 評価 アークス3 まあ面白い ☆☆☆☆☆ アーリィーキングダム KSK 開発費1億、レベル制限があってダークセラフィムより難しい ☆☆☆☆ アマランス3 風雅システム ティン五月蠅い ☆☆☆☆☆ ヴェインドリーム2 GLODIA まあまあ ☆☆☆☆☆ 英雄伝説3 Falcom 演出は神クラス、人によってはだけど ☆☆☆☆☆☆☆ 英雄伝説4 Falcom 仲間、主人公の設定選びが面白い ☆☆☆☆☆ 黒の剣 ?? ストーリー良いと思う ☆☆☆☆☆ ダイナソア Falcom ゼノで有名な高橋氏が絡む、ストーリーが(・∀・)イイ! ☆☆☆☆ ダークセラフィム KSK ごちゃ混ぜシステム、FQと違い仲間8人なので楽 ☆☆☆☆☆ ディラムバラム ライトスタッフ ストーリーがクトゥルフ神話知らないと厳しい ☆☆☆☆☆ ドラゴンスレイヤー英雄伝説2 Falcom ダンジョンが単調だけど、戦闘はなかなか面白い、PCE版がオヌヌメ ☆☆☆☆☆ ファルアディア きんぷくりん 一見の価値はある9人PT、バランス良いが単調、王様殺せる ☆☆☆ ルナティックドーン ARTDINK 宅配するお( ^ω^) ☆☆☆☆ ルナティックドーン2 ARTDINK 預かり物売るお( ^ω^)捕まえてみやがれ!! ☆☆☆☆☆☆ ロードス島戦記2 Hummingbird ストーリー原作嫁。システムが(・∀・)イイ! ☆☆☆☆☆ SRPG ゲーム名 会社 備考 評価 アマランスKH 風雅システム バランス(・∀・)イイ! ☆☆☆☆ ツァイ メタ女 さくさく進む システム変わってないな ☆☆☆☆☆ メタ女 さくっと終わる、ちょっと簡単 ☆☆☆☆☆☆☆ ラグナレック GLODIA バランス(・∀・)悪い!でもおもすれー ☆☆☆ SLG ゲーム名 会社 備考 評価 インペリアルフォース 工画堂 (´Д`) ☆☆☆☆ 魏呉蜀伝 SOFTPLAN ちょっと単調かな(;´Д`) ☆☆☆ 群雄三国志 劣化・天下統一 ☆☆☆☆☆ サバッシュ2 GLODIA 三遊亭円丈!自由度高いな ☆☆☆☆☆☆ 三国志3 KOEI 個人的にマウスの方が(・∀・)イイ! ☆☆☆ 三国志4 KOEI 埋伏の計にお世話になった ☆☆☆☆ 三国志5 KOEI シリーズ一番の出来だと思う、研究、陣形、技のバランスが秀逸 ☆☆☆☆☆☆☆ 昇龍三国志 龍 よくわからない('A`) ☆☆ ストラディア ?? (´Д`) ☆☆☆☆☆ 戦国秋葉原信長伝 メディアワークス 天下統一の黒田システム+運ばっか、惜しい ☆☆☆☆ 大航海時代2 KOEI 貴方は暴風雨の恐ろしさを知る ☆☆☆☆☆ 天下統一 Systemsoft KOEIより遊べると思う、2以降の出来が悪いのが(´・ω・`) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 天下統一2 Systemsoft 操作性が悪くなる、兵農分離システムが面白い ☆☆☆☆☆ 信長の野望・覇王伝 KOEI 城多すぎて飽きるね、小6の時に燃えた ☆☆☆ マスターオブモンスターズファイナル Systemsoft ファミコンウォーズに似てるかな、運要素がちょっと強い ☆☆☆☆☆ レジオナルパワー ?? (´Д`) ☆☆☆ STG ゲーム名 会社 備考 評価 Super Depth ?? Depthおもすれー( ^ω^) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
https://w.atwiki.jp/msonb/pages/204.html
518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/16(金) 15 26 08.99 ID hb+OwaEl0 (PC) 割と暇な国王の一日 第一話 ――割と忙しい国王の朝―― 「なんてこったい。今月も赤字かよ……」 いつの間にか秋色に染まりはじめたハロワ国。 その王都・ルディブリアムにそびえる王城の最奥部。瀟洒な調度品のしつらえられた執務室には少々不釣合いな、幼い少女のつぶやきが聞こえてくる。 「ったく……、税収は潤沢に回収できてるはずなのに、どの部署も予算がカツカツだよ……」 まだあどけなさの残る少女の声で妙に親父くさい独り言をしゃべっているのは、決起から僅か二月あまりで大陸の大部分を平定したビプ妹ハロワ国王その人だった。 混乱と殺戮渦巻くMOB2ワールドに異世界からVIPPERと呼ばれる戦士たちを召喚し、自ら先陣をきり並居る強国を次々に陥落させ、さながら軍神フルブラウザと人々から恐れられているとはその外見からは想像だにできない。 ハロワ国王は大理石でできた専用の社長椅子にちょこんと腰掛け、ふっくらとした頬を膨らませながら決算書に目を通している。 「……この何ヵ月かで一気に人口増えたからなぁ……、こんなときに城壁の新装備とか実装されたりとかしたら最悪だよ。やっぱ、うちもコスト削減とかもっと考えなきゃだよな……」 コンコンと、扉をノックする音がした。 「おはようございます。国王、お茶をお持ちしました」 ビプ妹がしかめっ面のまま顔を上げると、茶器の載った盆を携えた青年がニコニコとしながら戸口に立っていた。 「なんだ、ベニィじないか。突っ立ってないで入ったらどうだ」 ベニィの愛称で呼ばれた若きVIP参謀は、カチャカチャと音をさせながら決算書にサインをする国王に近づくと、なれた手つきで青磁のティーカップへと茶を注ぎ始めた。 あまーい香りがあたりに漂いはじめる。 「すまんな」 ワイバーンの羽でできたペンを置くと、熱い琥珀色の茶を「ふーふー」と念入りに冷ましながら、ビプ妹はお気に入りのウサギが絵付けされたティーカップをすする。 「おっ、葉っぱ変えたんじゃねえか?なかなかいい茶だな」 国王の指摘に参謀がうれしそうに応じた。 「お気づきになりましたか!タイの町で人気のばばろあ草を乾燥させた茶葉なんですっ。あまーい香りがいい感じでしょ」 ブーーーーーーーーーーーーーー ビプ妹が勢いよく茶の霧を吹いた。 「おおお前ベニィ……、不気味なもん飲ませんなよッッッ」 参謀は不思議そうに首をかしげる。 「そう……ですか?いま巷じゃ結構流行っているんですけど……」 「――いいよ、もう。普通の茶で……」 ビプ妹は辛そうに両手の人差し指でこめかみを押さえている。 参謀はそこらに噴霧されたあまーい香りのばばろあ茶をふき取りながら、荒い息をついている国王をかえりみた。 「国王はお疲れのご様子で……。国王の指揮のおかげでもう統一は目の前です。召喚したVIPPERたちも順調に経験を積んできています。どうでしょう、ここらで一日休暇をおとりになられては?」 「休暇かーー」 「はい、決戦も近いです。中には少々中だるみの国民もおりますが、ここらで彼らの指揮を高めるための視察という名目で、のんびりと城下町あたりを散歩でもされては」 「そうだな……」 ビプ妹は大きめさサイズのティーカップを両手で抱えたまま、窓外に一望できる城下町へ視線を向けた。 楓の木が色づき始める、少しだけ風の冷たい秋口の朝だった。
https://w.atwiki.jp/alliance2000/pages/552.html
これまでのあらすじ 裏切り者レイル・レーラビを排除するべく、甲冑の男ラギレスは超小型無人機《ナノ・アームヘッド》達を集合させ《オブシギア》をアームヘッド形態に変化させる。 霧の立ち込める死者の街は、再び戦いの舞台と化す...! アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ 第22話「ようこそ死者の街④」 浮遊する黒曜結晶のアームヘッド《オブシギア》は、そのままゆっくりと直進して来る! 「アルカ、迎撃ぜ!」「まかせて!」 白い機体《クアドレイ》は、琥珀色の板状結界を生成し手裏剣の要領で投擲! 結界はオブシギアのアウェイクニング・バリアを貫通し...胴体に直撃!同時に断末魔! 『おご!』 アルカの正確な攻撃により、結界手裏剣はコクピット内のパイロットの額に深々と突き刺さったのだ! 人工脳を破壊されラギレス・リム・ギルギム・リアリーは絶命した... 「おお!凄いぜアルカ!一撃ぜ!」 「あ、あれ?やり過ぎちゃったかな...」 パイロットを失ったオブシギアは、空中で静止したまま動かない... 『クク...今のは効いたぞ』 が、再びオブシギアが動き出す! 「何!お前はさっき死んだはずだぜ!?」『生き返ったのだ』 ナノ・アームヘッドは機体修復と同時にパイロットも修復したのだ! 「だったらもう一度だぜ!アルカ!」 「う、うん...」 再び結界手裏剣!対するオブシギアは黒い粒子でその技を再現...ナノマシン手裏剣で結界手裏剣を打ち消した! 「こいつ、技をコピーできるのぜ!?」 そう、ナノ・アームヘッドの集合体であるオブシギアは、自由に身体を変化させ一度受けた攻撃を模倣できるのだ。 そこに死んだパイロットすらも蘇生できる程の再生力が合わさる事で... 『今の我は無敵なのだ!』 「く、どうすればいいぜ...」 『ハハ...貴様が最初に攻撃した時点で"詰み"!どうしようも無いわ!』 「ま...まだだ、スライエッジ・コバルトブーツ!」 クアドレイの右腕と右脚が同時に再構築される! 攻性粒子魚雷!ナノマシン魚雷で相殺! 『愚かな...』 右手ブレード・左手チェーンカッターの二刀流!オブシギアの両手も同じ武器に変化、弾き返された! 『その武器も先の戦いで既にナノ・アームヘッドが学習している』 そして、黒い粒子に触れたクアドレイの機体パーツがナノ・アームヘッドに分解され始める! 「そ、そんな...」 無情にも白い装甲がボロボロと崩れ、失われてゆく... 「アルカ、脱出するぜ、今は...」 「いえ...まだ諦めてはいけませんわ、レイルレーラビ」 レレラの声!だがこの絶望的状況で一体何を...? 「...本当は誰にも見せたく無かったのですが、仕方ないですわね」 二人のレゾナンスギアは何かを受信し、画面が赤く発光する! ...arche-Ω... 新たなアームヘッドのデータだ! 「レレラ、これは何の機体だぜ?」 「...わたくしの、大切なデータですわ」 次回、第23話「ようこそ死者の街⑤」に続く。 クアドレイ・スライエッジ・コバルトブーツ QuadRei.SE.CB 粒子ブレードを装備した《スライエッジ》と、チェーンカッターを装備した《コバルトブーツ》を同時に装備した形態。 射撃・近接共に優れているが複数の形態の同時発動はかなりの体力を消費する。 オブシギア Factory-type04 自身の組成を変化させる事で、一度受けた攻撃を学習し無効化する能力と、驚異的な自己再生能力を併せ持つファクトリーのアームヘッド。 その正体は無数の《ナノ・アームヘッド》の集合体である。 次の話へ もどる
https://w.atwiki.jp/dangerousss4/pages/46.html
飴びいどろ ■キャラクター名:飴 びいどろ ■キャラクター名読み:たがね びいどろ ■性別:女性 キャラクター設定 一子相伝で製造技術が伝えられる伝統工芸のガラス細工”ボヘミアン=切子”職人の65代目後継者。髪は黒いが眼は琥珀色。 現在19歳にして両親無し、15人いる弟妹の世話を1人でしている。工房の仕事だけでは生計を立てられないので法律違反行為もしているが、普段はそのような行為をしていると疑うことも出来ない程純粋な人間として振舞っている。 高校時代の親友や隣人に幸せのダイヤモンドなどと呼んでガラス玉を高価で売りつける事に抵抗は無い。信じられるのは自分と弟妹だけ。 試合空間に持ち込む物 ガラスのナイフ(透明度が高い物)×20 ガラスのナイフ(透明度が低い物)×10 ガラスの串×10 一升瓶一本とその中にたっぷり詰めてあるビー玉 父の置いて行った小瓶に入ったウォッカ×2 ポケットの中におはじき一握り 来歴 ”ボヘミアン=切子”は一代で一つでも売ることが出来れば良いと言われる程高価な品だった。[一つ売れば働かなくてよし、二つ売れば一生遊んで暮らせる、三つ売れば一国の王]という言い伝えもある程である。びいどろの父親は酒と女が大好きなダメ男であったが、自分の代でこれを2個売ることが出来る程の腕と運があった。 彼はこれを売った金で女を侍らせ酒をドバドバと飲んだ。侍らせた女達が身籠ったのがびいどろや他の弟妹である。(父親は何年間も女を取っ替え引っ替えしていたため、血が繋がっていない子供もいるかもしれない。) びいどろが高校三年生になった頃、彼女はすっかり仕事をしなくなった父親の代わりに工房で”ボヘミアン=切子”の技術を磨きながら、簡単なガラス細工を売りながら日々を過ごしていた。 その時から、いくら”ボヘミアン=切子”が高価とはいえ、今のペースで父親が金を浪費すれば20年も経たず、財産は底を付くのでは無いかという予感がびいどろの心を占めていたが口に出す事は無かった。 ある日酒に酔った父親がびいどろを襲った。娘と気付いて襲う程までに落ちぶれたのか、女ならなんでも良いと思って襲う程落ちぶれたのかは分からなかったが、彼女は酔いどれをなんとか撃退した。 次の日の朝書き置きを残して父親は消えた。アルコールの為か字が震えていた。「工房は任せた。次の代の後継者はびいどろ、お前だ。」とだけ書いてあった。 父親が預金の6割~7割を持って行ってしまった為、びいどろは大学受験を諦めることを余儀無くされた。 そして彼女は弟妹には自分のように貧乏で学校を辞めて貰いたく無いので内緒で金を稼ぐことにしたのだった。 特殊能力『サラミ=トラミ』 一度身体に触れたガラスを自在に分解する能力 ※結合は出来ない 補足 能力の対象になる”ガラス”は基本的にガラスと呼ばれている物全般の事を意図して書いているので、別にケイ酸塩を原料にしていなくても、石英ガラスでも着色ガラスでもガラスなら何でも対象に取ることが出来る 補足2 分解可能な細かさは最高で原子レベルまで ガラスとは呼べなくなった時点でそれは対象から外れる 補足3 射程距離に限界は無い 関連SS プロローグ プロローグSS 登場する幕間 スプリング・ハズ・カム・フォー・マイ・フェア・レディ 【エキシビジョン前・本葉柔】 善通寺眞魚 前のキャラクター|次のキャラクター 時ヶ峰健一
https://w.atwiki.jp/crystarosh/pages/103.html
【七人の大将軍】 聖戦の折、ルーフェロに従って魔界に下った旧神たちのこと。 魔界において7人はすべて大公爵の位を与えられている。 アコール(Achor)(混沌の王) 『混沌』が双子神らの手助けをするようにと作った2柱の神の一人。 善でも悪でもなく喜びでも悲しみでもなく、そして同時にすべてである原始の存在だったが、力を与えられて叡智と虚飾を司る神となった。 ルーフェロの側を離れることがないので、魔界から出ることはない。 ルートゥアン(魔界に下ってはシャリート) Slyt 同上。 詳しくはこちらを参照 エリオーシュ(Erioch) 復讐と忠誠を司る。黒い蝙蝠の翼を持ち、非常に冷酷かつ残忍な性格だが、狂信めいた忠義心を持つ。漆黒の鎧に身を固めた騎士で、配下に60の軍を率い、彼らもまた「ダーク・ナイト」と呼ばれるように、黒尽くめの鎧や装束である。「ダーク・ナイト」の一人は人間の1千の兵の力以上を持つので、戦場での祈りはエリオーシュがダークナイトの一人を遣わして下さる様に、と唱えられることがよくある。 アスタロシュ(Asztalos) 元、グウェンドリンの率いる戦乙女・ネロ・ヴェネリアの将軍であり、美しくも勇猛、愛と争いの女神だったが、ルーフェロに心酔、彼のために軍を率いた。 また、予知や占い、薬草学を司り庇護することから、至高神の影響が薄い地では情熱と愛の成就、その永続、そして健康を祈る護符が今でも作られている。 カルハロス(Carcharoth) →画像 2対の皮膜の翼と、1対の黒鳥の翼を持ち、アルマツィア(慈悲)とヘルグリム(残酷)の二本の剣を扱う大公爵。 普段は魔界のルーフェロの元にいるが時折人間界を放浪している変わり者。 旧神に対する祈りを聞き取る事ができ、その願いを遂げる為に一箇所に留まる事はない。 また、それによって旧神に対する賛辞と信仰心を世界中で高めている。 憤怒を司り、一度切り結んだ相手はカルハロスの艶やかな銀髪が赤く染まるほど容赦なく鏖殺する。 人には好意的で彼らの成長を見る事を楽しみの一つとしている。 ヘルグリムの名の由来は、闘いから逃亡しても斬られた部分が剣から離れれば離れるほど深く抉れ、傷を広げる事にある。 これを防ぐにはアルマツィアを使う以外ない。 人間界では仕立ての良い濃紫のコートを着用した貴族らしい姿をしている事が多い。 バールベリス(Baalberith) →画像 緩やかにカーブした琥珀色の金髪と澄んだ蒼い瞳、白磁の肌と育ちのよい貴族の少年を思わせる姿をとり、背には二対(4枚)の白い翼、双頭のグリフォンに騎乗する。 傲慢と成功、預言と未来を司る。魔術全般を得意とし、錬金の知識も並ぶものがないと言う。彼がルーフェロについたことにより、天界は重大な知識の損失となった。 人のあらゆる欲を愛し、煽ることを楽しみとする。 ラスフィロス(Rasphiroth) →画像 冥界(ゲヘナ)と魔界との間にある【裁きの門】を守護する旧神。転生できない魂や、地上を彷徨い続けて悪しき存在となった魂を使役することが可能であり、唯一それを消滅させることができるネクロマンシー的な存在。 両手で振るう大鎌を武器とする。ドラゴンの翼と鷲の翼を1対ずつ持つ。 一方で司るものは豊穣と栄光であり、聖族であった頃から生贄がもっとも捧げられた神でもある。 (12/11 執筆中)