約 3,362 件
https://w.atwiki.jp/kumazirou/pages/66.html
新職!ねぎを振り回す歌姫 黄色髪の双子 ブラック★ロックシューター 雷親父 風紀委員長 生徒会長 現代っ子の現人神 新米祓魔師 蓬莱の人の形 全てを破壊する悪魔の妹 愉快な忘れ傘 れむエモン ガンナー 人生オワタ 100件職 球磨川の旦那 ERRORCONTROl 新ステージ!歌姫のコンサート 紅魔城伝説 幻想郷最凶決戦 新アイテム! 新職! ねぎを振り回す歌姫 転職条件:暴走前の歌姫マスター 63_m.gif63_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 みっくみくにしてやんよ♪ 100 30 味方80%の確率で蘇生 ★ねぎ★ 240 8 敵一体麻痺 ブラックロック★シューター 320 250 攻撃力の3.5倍のダメージを与える メルト 500 60 味方HP平均1500回復 初音ミクの消失 1000 1100 60%で敵一体即死 ~備考~ なぜか消費MPが高いw この中でもブラック(ryは一番安定していて強いと思う 黄色髪の双子 転職条件:暴走した歌姫をマスター 65_m.gif65_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 みかん&バナナ 60 20 味方HP平均160回復 リン「バナナ牛乳かってこいよ」レン「3分以内な」 100 50 ドラクエのいてつくはどうやー 新人潰し 200 300 混乱する代わりテンション2倍 ロードローラー 300 335 MP依存の0.6倍与える(さて何回でしょう?) ~備考~ こちらは↑の職に打って変わってどれも安定?してる 上級職でもあるので強いと言ったら強い ブラック★ロックシューター 転職条件:ハオをマスター 何らかの原因によって装備している道具が勝手に使われてしまいます ご注意ください 66_m.gif66_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 Black・blade 30 15 敵一体に攻撃力の1.5ダメージ+素早さUP Black・rock・cannon 50 37 敵全体に平均2000ダメージ+65%で動封 Black・rock・cannon「スピア」 85 100 敵一体75%で即死 ~備考~ 原因がわからないから、わかったら修正します きっとこれは新職にしては鬼畜すぎるw消費MPが少ない分攻撃力が強すぎるw 雷親父 69_m.gif69_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 激切れ 25 20 敵全体動封+敵単体に攻撃力の1.4ダメージ 強烈な口臭 35 20 敵全体に平均900ダメージ ちゃぶ台返し 50 40 いてつくはどう+敵単体動封 雷落とし 65 70 ネタバレ防止の為お見せできません ・・・ 100 60 同じく ~備考~ なんかもうわかんないw ネタバレ防止(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン 風紀委員長 転職条件:風紀委員長の腕章を所持しながら転職 70_m.gif70_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 跳躍弾-スーパーボール- 50 15 敵単体に平均5000ダメージ Blod・purge-血の粛清- 120 30 敵全体に平均3000ダメージ+50%動封 Snow・white 250 40 攻反撃 鋼毛玉-アリアドネ- 325 130 MPの2.6倍のダメージ ~備考~ 生徒会長と比べると防御型 最後のアリアドネは魅力的かもしれない 生徒会長 転職条件:生徒会長の腕章を所持しながら転職 71_m.gif71_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 会長信条 180 35 味方全員HP回復+攻撃力UP 獣避 300 65 攻反撃 Disturb・god-乱神- 420 30 敵単体に平均8000ダメージ+攻撃力UP Change・god-改神- 500 40 敵全体に平均7000ダメージ+?%動封 Mixed・god-混神- 620 40 敵全体に攻撃力の4倍ダメージ、その後ダメージの0.18倍のダメージを受ける ~備考~ 鬼畜www 最後の混神は下手すれば自爆可能性がある 攻撃力UPがあるので短期勝負もありかも 現代っ子の現人神 転職条件:天龍の手綱を所持しながら転職 74_m.gif74_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 天然 60 20 敵単体に攻撃力の1.8倍のダメージ 奇跡「客星の明るい夜」 190 0 2分の1蘇生 開海「モ―ゼの奇跡」 530 1000 敵単体にMPの⑨.⑨倍のダメージ 大奇跡「八坂の神風」 780 20 攻撃力と守備力UP 秘法「九字刺し」 900 30 MPの複数回ダメージ(単体?) 妖怪退治「妖力スポイラ―」 1650 100 敵単体100%即死 早苗「奇跡を起こす程度の能力」 2370 1300 や、やばい・・・・ ~備考~ さぁやって来ました!久々の東方職www きっとほかの職よりは安定してると思う 最終技は鬼畜www 画像がズタズタだけど気にしないでw この職を作った本人によると秘法「九字刺し」はカンストしてないとks・・・らしいです 新米祓魔師 転職条件:ティムキャンピーを所持しながら転職 76_m.gif76_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 対悪魔武器「十字架」 10 25 自分の攻撃力UP 十字架ノ墓 20 35 敵単体に平均3000ダメージ 対悪魔武器「神ノ道化」 50 25 自分の守備力UP 退魔ノ剣 100 50 敵全体に平均1500ダメージ 破壊咆哮 200 150 敵単体80%即死 マナの呪い 210 125 自分が混乱になる代わりに自分の状態をハイテンションにする ~備考~ えー・・・アレンです・・・ この職は前半の技に全体攻撃がないので道中辛くなると思う 蘇生や回復技がないのでサブ職は回復や蘇生ができる職にしときたい 敵の守備力が高いとこでは役に立たないと思う 蓬莱の人の形 転職条件:不死鳥の羽を所持しながら転職 77_m.gif77_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 時効「月のいはかさの呪い」 70 40 敵単体に攻撃力の1.6倍ダメージ 不死「火の鳥-鳳翼天翔-」 100 60 敵全体に平均1000ダメージ 不死「徐福時空」 120 20 敵全体70%で睡眠 滅罪「正直者の死」 150 50 敵単体50%で即死 不滅「フェニックスの尾」 190 100 すべての効果がかき消される 蓬莱「凱風快晴-フジヤマヴォルケイノ-」 240 120 敵全体に平均3000ダメージ+味方全員のHP平均800回復 「インペリシャブルシュ―\ティング」 300 200 攻撃力999UP&全体攻撃 ~備考~ ここまで平均3000ダメージとか平均800ダメージとか書いてますけど実際そのダメージより2倍ぐらいされてる時もあるんで注意してくださいよ この職は回復や状態異常、効果打ち消しなどの技があるんでソロでもパーティでも問題がないと思います もっと攻めたいって方は生徒会長に(もちろんあなたのおすすめで)なってもいいでしょうね 全てを破壊する悪魔の妹 転職条件:どれでもいいから職のSPを7200にする 78_m.gif78_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 禁忌「クランベリ―\トラップ」 100 80 敵全体50%で麻痺+自分の攻撃力UP 秘弾「そして誰もいなくなるか?」 180 65 敵全体に平均4500ダメージ 禁弾「過去を刻む時計」 250 95 味方全員HP平均3000回復 禁弾「スタ―\ぼウブレイク」 320 10 復活状態を付加 禁忌「レ―\ヴァテイン」 350 300 全体に約7000のダメージ QED「495年の波紋」 600 800 敵全体に平均?ダメージ ~備考~ さすがフランwww 攻撃力が高い技がいくつが見られますねぇ 回復や復活などもあるのでソロでは問題無いでしょう 最後の技は鬼畜w 愉快な忘れ傘 転職条件:捨て傘を所持しながら転職 79_m.gif79_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 大輪「からかさ後光」 50 60 敵全体に平均1000ダメージ 傘符「パラソ\ルスタ―\シンフォニ―\」 80 100 約1200素早さUP&約1000HP回復&敵のMP144ダウン 傘符「パラソ\ルスタ―\メモリ―\ズ」 120 50 敵全体60%で混乱 雨符「雨夜の怪談」 180 150 効果打ち消し+敵全体80%動封 化符「忘れ傘の夜行列車」 230 45 敵単体に攻撃力の1.⑨倍のダメージ 傘符「大粒の涙雨」 300 70 味方全員のHPを平均2500回復する 虹符「オ―\バ―\・ザ・レインぼ―\」 500 100 4000ダメ&味方蘇生&敵のMP144ダウン ~備考~ ふぅ・・・・もうみんなも気づいてると思うけど、\とか一部がひらがなになってるとこは暗転するかもしれないからっていうことで別に気にすることじゃないので 攻撃にはあんまりむいてはないと思う どちらかと言うと状態異常にさせたりHPを回復したりの補助型 れむエモン 転職条件:どれでもいいから職のSPを12000にする 81_m.gif81_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 れむたんの吐息 10 30 敵全体90%で麻痺 セクスィ―\ぽ―\ズ 100 35 敵全体70%で動封+味方全員のHP平均3000回復 れむたんアタック 1000 60 敵全体に攻撃力の1.7倍攻撃 れむたんの悲鳴 5000 100 味方全員のステータスUP+敵全体のステータスdown+味方全員2分の1蘇生 れむたんふぁいや―\ 7500 70 敵単体に攻撃力の3倍ダメージ れむたんのアレ 10000 60 自分に復活付加+敵単体にHPの0.8倍ダメージ れむたんの言葉「ぱねぇw」 11000 100 敵全体に攻撃力の2.5倍のダメージ れむたんの愛情表\現 15000 120 全ステUP+混乱付加+スーパーハイテンション+敵全体に攻撃力の3倍ダメージ ~備考~ とある雑談から生まれた職ですw マスターSPやなるためのSPが高いですがなる価値はありそうですね 最後の技は自滅の可能性があるのでカンストしてないと多分一撃で自分も死んでしまう可能性が・・・ まぁそんなこんなわけで扱いが難しい職です (画像・・・OTZ) ガンナー 転職条件:銃殺師の心得を所持しながら転職 83_m.gif83_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 リロード 0 0 弾を補充し↓の技を発動させる(簡単に言えば、これ発動しないと↓の技発動できないw) ハンドガン 50 25 敵全体に平均?ダメージ ロケットランチャー 150 30 敵単体にHPの2.5倍のダメージ 超小型ライフル 200 50 敵単体60%で即死 超高性能ガトリングガン 300 70 あうあー(まぁここはネタバレ防止ですねぇ) ~備考~ はい・・・ガンナーです(何 ええ、こいつの技はリロードを発動した後じゃないとほかの技が発動できないという、一見変わった職でして・・・ まぁその分、一応強いです・・・ 人生オワタ 84_m.gif84_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 フッジサーン 0 0 ネタネタネタ アッソーサン 10 0 ネタネタネタネタネタry オワタヒャクレツケン 50000 100 強いけどSPがww ~備考~ ハイネタですみません( まあ最後の技は強いんでw まあ50000ですからね・・・ まあとりあえず使ってみることをお勧めします((( byノンプレイヤーキャラクター (ノンコンピューターになってたので訂正 れむ) 100件職 転職条件:SP6500達成 技名 習得SP 消費MP 効果 楽曲 100 30 味方全員攻UP+味方全員睡眠回復 才曲 300 50 自分眠り←回復+効果打ち消し 零曲 520 45 味方全員守UP+攻軽減付加 藻曲 700 25 命中率UP+敵単体魔封 木曲 810 60 敵全体にダメージ(魔)+自分の素UP 時曲 900 0 時が止まった 黒曲 1100 28 敵全体にダメージ(攻) 公平曲 2500 0 敵全体のHPdown+自分のHPUP ~備考~ 100件記念職として作りましたけど・・・ えー全体的に消費MPは高いですただ、ソロでもPTでも戦えると思うのでまぁ大丈夫だと思います 最後の技別に公平じゃないよね・・・ 球磨川の旦那 転職条件:SP10000達成 86_m.gif86_f.gif 技名 習得SP 消費MP 効果 過負荷―マイナス― 0 30 僕は悪くない! 『球磨川禊』 500 500 復活付加&いてつくはどう&防御力の2.3ダメ 大嘘憑き―オ-ルフィクション― 1000 50 敵全体に平均2500ダメ 却本作り―ブックメ-カ-― 3000 900 攻撃力の0.6倍のダメージ(約13発から26発)&動封50% 裸エプロン先輩 0 30 動封90% ~備考~ 3個目のめだか職です 別に言うことはない ERRORCONTROl 転職条件:SP3000達成 技名 習得SP 消費MP 効果 暗転祭「ユーモアバグパレード」 0 30 何かが起きるw 憂鬱祭「クロックworld」 500 80 敵全体の攻守素down 正義祭「風紀と管理」 900 39 ブラマジのアレ 希望祭「アーミーエクスペクト」 4000 70 敵全体にダメージ×2 復活祭「NPCラスト」 7000 100 お、おう ~備考~ 特になし なお、新職案や新ステ案がある場合掲示板の「新職案兼新ステ案」というとこに、ご投稿ください また、この技が発動しない、クエ行ったら暗転した、等のバグが起きたら@パ内でソース提供軍団や管理人達に連絡ください 直接でも手紙でもささやきでも掲示板でもおkです でわ・・・@パを楽しんでいってください by紺色のクロック改め・・・紺色のタイマー わかりやすくかつめちゃめちゃにしない方なら編集していいですよ ただし編集する前に僕に連絡だけでいいので一言言ってからしてちょうだいね あと余分だと僕が判断した場合は削除しますのでご了承ください 新ステージ! 歌姫のコンサート モンスター名 HP MP 攻撃力 守備力 素早さ 備考 双子のRとR 5~10 不明 〃 〃 〃 ? 色白のY 5~10 不明 〃 〃 〃 ? アイス好きのK 5~10 不明 〃 〃 〃 ? 工作員N 5~10 不明 〃 〃 〃 ? ツンデレ?なL 5~10 不明 〃 〃 〃 ? 隠れオタク?のG 5~10 不明 〃 〃 〃 ? ボス名 HP MP 攻撃力 守備力 素早さ 備考 ネギ好きのM 平均990000 不明 1500000 1000 4000000000000000000000000000 鬼畜 ~備考~ ボスだけ強い(鬼畜)です。 画像はまだエジプトの画像のままです。 紅魔城伝説 幻想郷最凶決戦 新アイテム! 風紀委員長の腕章 出現場所(のヒント):幻の世界についた・・・けどそれは夢だった 生徒会長の腕章 出現場所(のヒント):「父さん!何やってるんだよ!父さん!」と言うセリフがでたアニメに関係するところ 謎のチケット 出現場所(のヒント):上級者の定番中の定番ステージ ティムキャンピー 出現場所(のヒント):カオス・エンドワールドで出る 聖剣夢幻の剣 出現場所(のヒント):幻の世界についた・・・けどそれは夢だった:攻撃力:650 重さ:150 不死鳥の羽 出現場所(のヒント):緑色のドラゴン 捨て傘 出現場所(のヒント):教えられませんね 巫女服「腋」 出現場所(のヒント):「父さん!何やってるんだよ!父さん!」と言うセリフがでたアニメに関係するところ:守備力:int(rand(15)*23) 重さ:int(rand(3)*3) 銃殺師の心得 出現場所(のヒント):↓で行けるステージ 銃殺師からの挑戦状 出現場所(のヒント):城主が出る場所(
https://w.atwiki.jp/ikiagaku/pages/69.html
修行歴 。 _ 。 __ \、 .. . .. . 。 ,.'´ / ヽ ̄ ` ヘ.、_,))__ 。 ゜. . . / / ヘ 、` < ̄´ 。 . . . .. . / / l ヽ、 \_ ゜ ... / / / / / i | ヽ ヽ-`ヽ .... .... .. . !/'// l ! ,イヘ | | l ! ....... . /. ........ .. j jハ l | /! /'l「`ヽ.l |、 ! l | 。 / ゜. /ヘ ,ハ l、 | ! l' ≠ミ、 ト、 「|ソ / ト、 | 。 / ...... ... . i ヽ.ヽ. | ヽ トl マノ l l ヾ .... .../ .. . .... .... .. . .. | `r ` ィ'ルヘノ 。 / . . . .. .... j | ヘ. ヽ.ー-, / ☆ . /'i iヽ ,> ーァ `´/ 。 .... i'_,.'´ ̄ /` ___,.' ........ .. /´ / /ー‐-‐ '´ ̄ 7 .. . .. -‐‐へ / i、 / .. + 第一部での情報 ラインハルト教国の元騎士団学校生。やる夫の弟子。36スレの段階で22歳 やる夫曰く英雄の器 やる夫と出会う前から既に留年を3回しており、それどころか今年で七回に渡る学年変更を受けて最終学年の3年生から2年生にさせられ続け、本来15歳で卒業できる騎士学校を未だに卒業出来ずにいた。 結果として「不幸な下がる男」として有名となっているらしい。 ベール・ゼファーの推測によると、彼が教団トップの一人娘で神教校生のアンゼロットに好かれており、卒業時に騎士団学校生から護衛を選ぶ権利が与えられる為、それまで卒業させない様にしているとの事 またアンゼロットは現人神(ラインハルト当人?)の家系であり、柊家は巫女と神子の一族で仕える立場である為、政略結婚の一例(事実上の人身御供)として周囲が黙認していた、というのがある。 74スレ目で4度目の留年が確定、その報告を聞いたやる夫のアドバイス(というか突っ込み)の結果、75スレ(56日目)に本当に辞めて国を出奔した。 結果、250億マニー(約2兆5000億円)の賞金を教国に懸けられることになる。 やる夫を師父と呼び、主に武術・剣術系技能を学ぶ なお、ベルとは修行形式が異なり、難易度選択式。最大難易度で成功すればスキルレベルが4上がる 月謝は無し 修行の度に死にかける。めげない 死んでもいいや的な修行(=安価)の結果として、すでに人間卒業の域に到達しつつある 特に文が合流してからは、毎回一度は死ぬのが当たり前な位ハードな内容になっている 三国の九尾討伐依頼で、やる夫が魔槍騎士団の副盟主であることを知る。 71スレ目において固有スキルが判明 女難Lv15/10……最早意味不明。英雄じゃなかったら即死していてもおかしくないレベルの運です。 君は生きている。それこそが不運。早く命を絶った方がましじゃないかな? とりあえず、神に頼るのはやめてね。神様でも無理だから。 コメントは差し控える 78スレ目でさらにLvUPしていた 女難Lv20……あらゆる異性から降りかかる災難。幸福と不幸の境目。境界線。全能無視 全能無視……あらゆる防御を無視して発動する、神にすら効く呪い。 基礎レベル:Lv96 未収得技能の内、習得できる可能性が高い技能は57日目訓練終了時点では以下の通り + ... 素手技術 (発展身体能力Lv5から派生) 見切り技術 (発展身体能力Lv5から派生。魔導の回避率が上昇するが、第六感が無いと無意味) 反撃術 (発展身体能力Lv5から派生。名前通り。Lv10で相手の必殺技発動時、自身の必殺技で威力を減衰可能になる) 孤軍奮闘 (武器技術Lv10から派生) 防御術 (応用身体能力Lv5から派生。相手からのダメージを割合で軽減、Lv5以上なら相手の溜を中断させることがある) 練気術 (応用身体能力Lv5から派生。Lv10で魔力の30%の値が、筋力・耐久・速度に補正としてかかる。柊さんの魔力値次第では有用) 回避術 (応用身体能力Lv7から派生。回避率アップ以上の効果は現在不明) 肉体耐性 (応用身体能力Lv9から派生。Lv5で肉体状態異常耐性を習得) 習得できるかどうかわからない技能 刀技術 (剣技術Lv5から派生のはずだが、大剣技術の方が適性が高い様子。選択できないかも) 踊り (飛天御剣流の前提スキルで恐らく身体系技能に分類されると思われる。選択可能?) サバイバル (生き延びる為の技能。選択できそうな気はするが、根拠はない。78スレ目でやる夫が気配探知のやり方も教えないといけないかと言ってたので習得できるかも) 医術 (北斗神拳前提スキルだが身体系技能かは不明。無理かも) 第六感 (魔導系技能で魔道知識発展Lv3から派生。クリティカル・魔導回避発生の前提スキル。巫女・神子の家系らしいから持ってるかも) 第二部からソウルを使った強化に変わり、いろいろと修正された。 ラインハルト教団本部へ向かうことになった際、建国者のラインハルトや初代宰相メルクリウスから自己紹介される。 修行歴 + ... 43日目 出会う。スキル上昇は無し 44日目 基礎身体能力 Lv10 発展身体能力 Lv5→Lv9 剣技術 Lv4 45日目 失敗。上昇なし 46日目 失敗。上昇なし 47日目 基礎身体能力 Lv10 発展身体能力 Lv9 剣技術 Lv4→Lv8 48日目 休み 49日目 失敗。上昇なし 50日目 基礎身体能力 Lv10 発展身体能力 Lv9 剣技術 LV8→Lv10 大剣技術 Lv0→Lv1 51日目 休み 52日目 基礎身体能力 Lv10 発展身体能力 Lv9 剣技術 Lv10 呼吸術 Lv0→Lv3 大剣技術 Lv1 53日目 基礎身体能力 Lv10 発展身体能力 Lv9→Lv10 剣技術 Lv10 呼吸術 Lv3 応用身体能力 Lv0→Lv3 大剣技術 Lv1 54日目 基礎身体能力 Lv10 発展身体能力 Lv10 剣技術 Lv10 呼吸術 Lv3 応用身体能力 Lv3→Lv7 大剣技術 Lv1 女難 Lv15 55日目 基礎身体能力 Lv10 発展身体能力 Lv10 剣技術 Lv10 呼吸術 Lv3 応用身体能力 Lv7→Lv10 大剣技術 Lv1 女難 Lv15 身体能力完成 Lv0→Lv1 56日目 基礎身体能力 Lv10 発展身体能力 Lv10 剣技術 Lv10 呼吸術 Lv3 応用身体能力 Lv10 大剣技術 Lv1 女難 Lv15 身体能力完成 Lv1→Lv5 57日目(78スレ目879時点) 基礎身体能力 Lv10 発展身体能力 Lv10 剣技術 Lv10 呼吸術 Lv3 応用身体能力 Lv10 大剣技術 Lv1 女難 Lv15→Lv20 身体能力完成 Lv5 暗殺技術 Lv0→Lv10
https://w.atwiki.jp/thmugen/pages/15.html
プロモーションカードリスト 現在公開されているプロモーションカードになります。 基本的には既存カードのイラスト違いとなっていて、効果は通常と同じです。 一時的にプロモーションカードでしか使えないカードも存在します。 + PR.001~050 PR.001 永遠に紅い幼き月「レミリア・スカーレット」 博麗神社例大祭6にて配布 PR.002 楽園の素敵な巫女「博麗 霊夢」 メロンブックス購入特典PRカード PR.003 完全で瀟洒な従者「十六夜 咲夜」 博麗神社例大祭6にて配布 PR.004 普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」 3・4月公認、公式大会参加賞PRカード PR.005 狂気の月の兎「鈴仙・優曇華院・イナバ」 3・4・5月公認、公式大会優勝PRカード PR.006 恐ろしい波動「フランドール・スカーレット」 とらのあな、メロンブックスを除く各店購入特典PRカード PR.007 幽冥楼閣の亡霊少女「西行寺 幽々子」 とらのあな購入特典PRカード PR.008 再迷「幻想郷の黄泉還り」 6~8月公認、公式大会優勝PRカード PR.009 稗田 阿求 5・6月公認、公式大会参加賞PRカード PR.010 美しき緋の衣「永江 衣玖」 7・8月公認、公式大会参加賞PRカード PR.011 体に優しくない人形「メディスン・メランコリー」 ルールブック1.0と引換で配布 PR.012 紅魔館 夢幻公式ストレイジボックス付録PRカード PR.013 静かなる月の光「ルナチャイルド」 第一回東幻郷で参加賞PRカードとして配布 PR.014 悪戯好きな日の光「サニーミルク」 第一回東幻郷で参加賞PRカードとして配布 PR.015 降り注ぐ星の光「スターサファイア」 第一回東幻郷で参加賞PRカードとして配布 PR.016 雹の人形遣い「アリス・マーガトロイド」 とらのあなでの「第二弾 紅鬼」購入特典PRカード PR.017 怨霊も恐れ怯む少女「古明地 さとり」 COMIC1☆3にて会場限定プロモとして配布 PR.018 すきま妖怪の式「八雲 藍」 サンシャインクリエイション45にて会場限定プロモとして配布 PR.019 完全で瀟洒な従者「十六夜 咲夜」 紅月ノ宴 参で配布のフライヤー付録PRカード PR.020 知識と歴史の半獣「上白沢 慧音」 2009年9月、10月公式・公認大会参加賞PRカード PR.021 虚史「幻想郷伝説」 9~11月公式・公認大会優勝PRカード PR.022 普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」 コミックマーケット76「スリーブコレクション」購入特典 PR.023 楽園の素敵な巫女「博麗 霊夢」 コミックマーケット76「第二弾 紅鬼」購入特典 PR.024 里に最も近い天狗「射命丸 文」 第二回東幻郷で参加賞PRカードとして配布 PR.025 普通の魔法使い「霧雨 魔理沙」 メロンブックス「第二弾 紅鬼」購入特典PRカード PR.026 氷の妖精「チルノ」 2009年11月、12月公式・公認大会参加賞PRカード PR.027 幽人の庭師「魂魄 妖夢」 第二回東幻郷で参加賞PRカードとして配布 PR.028 「幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)」 12~2月公式・公認大会優勝PRカード PR.029 河城 にとり 東方紅楼夢(第五回)にて会場限定プロモとして配布 PR.030 悪魔の妹「フランドール・スカーレット」 とらのあな、メロンブックスを除く各店「第二弾 紅鬼」購入特典PRカード PR.031 お花見 夢幻公式ストレイジボックス verお花見付録PRカード PR.032 地上に隠れ住む月の姫「蓬莱山 輝夜」 「夢幻公式ヴィジュアルファンブック」購入特典プロモとして配布 PR.033 山の新人神様「東風谷 早苗」 コミックマーケット77にて、支倉ノイズ先生の「NOIZEY FACTORY」の購入特典として配布 PR.034 地獄の最高裁判長「四季映姫・ヤマザナドゥ」 コミックマーケット77にて「第一弾 序章」「第二弾 紅鬼」「第三弾 永月」と「夢幻公式デッキケース」の購入特典として配布 PR.035 すきま妖怪の式の式「橙」 コミックマーケット77にて、ちょぼらうにょぽみ先生の購入特典として配布 PR.036 凶兆の黒猫「橙」 第三回東幻郷で参加賞PRカードとして配布 PR.037 土着神の頂点「洩矢 諏訪子」 コミックマーケット77にて、なつめえり先生の購入特典として配布 PR.038 風祝の奇跡 「第一弾 序章 第三版」付録PRカード PR.039 幸運の素兎「因幡 てゐ」 メロンブックスでの「第三弾 永月」購入特典として配布 PR.040 六道剣「一念無量劫」 メロンブックスを除く各ショップでの「第三弾 永月」購入特典として配布 PR.041 魚符「龍魚ドリル」 2010年1月、2月公式・公認大会にて参加賞PRカードとして配布 PR.042 秘術「グレイソーマタージ」 夢幻公式デッキケースvol.1付録PRカード PR.043 ナイトダンス 夢幻公式デッキケースvol.2付録PRカード PR.044 妖怪さん「風見 幽香」 2010年3月、4月、5月公式・公認大会にて優勝PRカードとして配布 PR.045 恐るべき井戸の怪「キスメ」 2010年7月、8月公式・公認大会にて参加賞PRカードとして配布 PR.046 見た目だけ賑やかな妖怪「アリス・マーガトロイド」 夢幻公式カードバインダー 星天付録PRカード PR.047 上海人形 夢幻公式カードバインダー 星天付録PRカード PR.048 蓬莱人形 夢幻公式カードバインダー 星天付録PRカード PR.049 山坂と湖の権化「八坂 神奈子」 コミックマーケット78(8月14日開催)での獏先生の本の購入特典 PR.050 非想非非想天の娘「比那名居 天子」 コミックマーケット78(8月14日開催)にて、ABChipika先生の購入特典として配布 PR.051 紅色の世界「レミリア・スカーレット」 メロンブックス全店+通信販売にて2010年2月27日より配布されたフライヤー付属PRカード PR.052 脱兎「フラスターエスケープ」 2010年3月、4月公式・公認大会にて参加賞PRカードとして配布 PR.053 魔法使い「霧雨 魔理沙」 コミックマーケット77にて、俺と海先生の購入特典として配布 PR.054 [[]] PR.055 山の新人神様「東風谷 早苗」(神宴) メロンブックス・アニメイト・ゲーマーズを除く各ショップ様での「第四弾 神宴」購入特典として配布 PR.056 東洋の西洋魔術師「霧雨 魔理沙」 第六回東幻郷で参加賞PRカードとして配布 PR.057 八雲 藍 アニメイト・ゲーマーズでの「第四弾 神宴」購入特典として配布 PR.058 八雲一家見参 メロンブックスでの「第四弾 神宴」購入特典として配布 PR.059 桜花「未練未酌宴」 2010年5月、6月公式・公認大会にて参加賞PRカードとして配布 PR.060 紅い悪魔「レミリア・スカーレット」 2010年6月、7月、8月公式・公認大会にて優勝PRカードとして配布 PR.061 博麗神社の巫女さん「博麗 霊夢」 第四回東幻郷で参加賞PRカードとして配布 PR.062 語られる怪力乱神「星熊 勇儀」 第四回東幻郷で参加賞PRカードとして配布 PR.063 地霊殿 夢幻公式ストレイジボックス ver地霊殿付録PRカード PR.064 はた迷惑な謎の神様「八坂 神奈子」 アニメイト・ゲーマーズでの「Arcana」購入特典として配布 PR.065 封印された大魔法使い「聖 白蓮」 メロンブックス・アニメイト・ゲーマーズを除く各ショップ様での「Arcana」購入特典として配布 PR.066 幻想の境界「八雲 紫」 コミックマーケット78(8月14日開催)での「Arcana」購入特典として配布 PR.067 雪の亡霊「西行寺 幽々子」 メロンブックスでの「Arcana」購入特典として配布 PR.068 初々しいスポイラー記者「姫海棠 はたて」 2010年9月、10月、11月公式・公認大会にて優勝PRカードとして配布 PR.069 現代っ子の現人神「東風谷 早苗」 2010年9月、10月公式・公認大会にて参加賞PRカードとして配布 PR.070 心花「カメラシャイローズ」 2010年12月、2011年1月、2月公式・公認大会にて優勝PRカードとして配布 PR.071 快晴の巫女「博麗 霊夢」 東方二次創作アレンジCD「ムゲンノ音 infinity note」付録PRカード
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/10738.html
大東亜戦争 敗戦記念日も近付いてますし、改めてフォロワーの皆様に「バシー海峡」を知っていただけたらと 山本七平botまとめ バシー海峡① https //t.co/kGZ7i7L4Au バシー海峡② https //t.co/0eTwKBzOTi バシー海峡③ https //t.co/pGjjtR47mi バシー海峡④ https //t.co/4ma5wiatL4 https //t.co/9GM5yEvRLK — 素顔に戻ろう/新潟市内で唯一素顔で街を歩く男 (@tomtomtomy3) August 3, 2021 私も本を読むまでは知りませんでしたし、日本人の中で知っているのは百人千人レベルかもしれません。あまりに日本人的な行き方でありそれゆえ触れられることがないのでしょう。 戦中を題材にした70年代の著書でありながら今起こっている事象にことごとく当てはまってしまう。教科書にすべき本ですよね — 素顔に戻ろう/新潟市内で唯一素顔で街を歩く男 (@tomtomtomy3) November 21, 2021 ■ バシー海峡の日本人②アウシュヴィッツを越える太平洋戦争の悲劇 「ゆかしき世界(2016.11.26)」より / 太平洋戦争中、日本軍の兵士だった小松真一さんが、自身の戦争体験を書いた「慮人日記」という本で、日本がアメリカに負けた原因を21あげている。 前の記事で、その中の1つ「バアーシー海峡の損害と、戦意喪失」について紹介した。 バシー海峡とはフィリピンと台湾の間にある約100kmの海峡のこと。 このバシー海峡では戦争中、10万人から26万人もの日本人が命を失ったと言われている。 これは、東京大空襲や広島・長崎の原爆投下と同じぐらいの犠牲者数だ。 当時、多くの日本兵を乗せた輸送船がフィリピンに向かっていた。 でもこの時、日本軍は制海権を確保していなかった。 だから、アメリカ軍の潜水艦の魚雷によって、日本兵を満載した輸送船は簡単に沈められていった。 魚雷が命中してから輸送船が沈没するまでにかかる時間は約15秒。 この輸送船には、およそ3000人の日本兵が乗っていたという。 15秒の間に、3000人の命がなくなったことになる。 これは、殺人工場といわれたナチス・ドイツのアウシュヴィッツ強制収容所での「殺人能率」をも上回る。 (※mono....以下略、詳細はサイト記事で) ■ 日本はなぜ負けるのか バシー海峡の悲劇 「3.11後・空気の正体(2016-07-03)」より / 故山本七平氏は1921年(大正10年)生まれで、対米戦争が始まった翌年の1942年21歳の若さで徴兵され、フィリピンの戦争で砲兵隊将校として戦闘に参加、終戦後は現地で米軍の捕虜となり、収容所の中で持ち前の語学力を見出されて通訳などをしていたが、現地で重い病を患い、昭和22年に復員後も長い間闘病生活を続けていた。その後、30代中頃になって自宅で出版社山本書店を立ち上げ、当初は主に聖書関係の翻訳を中心に本を出していたが、その合間に「日本人とユダヤ人」というエッセイ書を書き著し、これが一世を風靡することになった。この本は1970年の出版であるから、山本七平49歳のときである。 (※mono....中ほど略) いうまでもなく山本七平は在野の人物であり、どこかの大学の教員をやっていたわけではないので、系統的な専門知識があったわけではない。彼が学んだのは主に小さいころから馴染んでいた聖書と、そして復員後に闘病生活を続けながら読んだ多くの江戸期の文献であった。当時は江戸期の文献が神田の古書店などでただ同然のような価格で売られていたので、山本はいつしか文語調や漢文の古文書を難なく読みこなせるほどのレベルに達していた。 なぜ一素人がそんな難解な本にのめりこんでいったのかというと、前にも紹介した通り、山本七平が終生追い求め続けた「現人神」の由来を知るためであった。但し、山本七平が現代人にとって極めてユニークである点は、彼自身が意図したものよりもおそらくはるかに重要な「或る仕事」をなそうとしたことにあると思えてならない。その「或る仕事」とは戦前と戦後を通観して日本人の思想や行動パターンを明らかにしようとしたことだ。 (※mono....全文を転載したいほどだが、それはしない。是非読まれんことを。) / ミッドウェーの敗北で一挙に形勢の悪くなった日本はガダルカナル島、ソロモン島、ニューギニア、サイパンなどを失い、米軍の攻撃は徐々に本土に向けて北上していた。その途上で大激戦を繰り広げるのがフィリピン諸島であった。バシー海峡というのは台湾とフィリピンの間にある役150キロの海峡であるが、この海峡を航海する日本の輸送船がアメリカ潜水艦にことごとく沈められたという悲劇である。沈没した船は200隻以上、その為になくなった日本人は10万人以上と見積もられている。 小松真一氏はこのバシー海峡の悲劇を日本の敗因の一つとみなしているわけだが、それはミッドウェーの敗北が敗因であったという分析とは意味の違う分析である。このバシー海峡の悲劇が意味しているのは、作戦がそもそもなく、潜水艦に狙われているということが明白であるにもかかわらず、明けても暮れても作戦の変更もできない大本営とその部下たちの無策、無能、無謀さにある。この戦いが象徴しているのは、まさに戦争に突っ込んだ日本人の無謀さであり、無計画さである。 山本七平は次のように書く。 ドイツ人は明確な意図をもち、その意図を達成するための方法論を探求し、その方法論を現実に移して実行する組織を作り上げた。たとえ、その意図が狂気に等しく、方法論は人間ではなく悪魔が発案した思われるもので、その組織は冷酷、無情な機械に等しかったとはいえ、その意図と方法論とそれに基づく組織があったことは否定できない。 一方日本はどうであったか。当時日本を指導していた軍部が本当は何を意図していたのか。その意図はいったい何だったのか。おそらく誰にも分るまい。というのは日華事変の当初から、明確な意図などはどこにも存在していなかった。ただ常に相手に触発されてヒステリックに反応するという「出たとこ勝負」をくりかえしているにすぎなかった。 (※mono....以下略) .
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3420.html
案外と人は簡単に死ぬものだ。君菊涼はそれを知っているからこそ、今まさに殺人を犯した。 少女は即死だった。涼の姿を見て駆け寄ってきたその少女は、涼の声を聞く前に事切れた。 「ああ、良かった! ここに人がいたのね、私、一人じゃとても不安で……」 これが少女最期の言葉だったが、涼の耳には届いていたかもわからない。 名も知らぬ少女を出会いがしらに殺害した涼の右手には、血塗られた短刀が握られていた。 彼女の口の中に押し込まれていたその短刀を、涼が引き抜いたのはつい先ほどのことだ。 (口ン中つっこむと、案外血がとばねえもんだな) 涼は短刀の血を少女のセーラー服で拭い、それから少女のデイパックを持ってその場を去った。 君菊涼は優勝狙いである。彼には裕という二つはなれた姉がいたが、優勝のためなら彼女をも殺して良いと思っていた。 なぜなら、裕も自分を躊躇なく殺すだろうと思っているからだ。 君菊姉弟最大の願いは、彼らの祖先が造った君菊神社の再興である。 英雄と称えられている君菊宗次朗を現人神として祀ったその神社は、涼が生まれる前こそ多くの信者を集めたが、現在は廃れきっているのだ。 宗次朗の子孫であることを人生最大の誇りとしている君菊姉弟は、彼らの神社に再び多くの信者が集まることを願っていた。 ……そして、そのためならどのような犠牲をはらっても良いと思っている。 だから殺すのだ。裕もそう思っているに違いない。もしうまくいったら、自分と裕だけが生き残る展開になる。 そのときは巫女としての裕、覡としての涼、より余力の残っているほうが優勝者になることだろう。 (……つまんねえ支給品だらけだ) 先ほど涼が殺した少女――――アリッサ・エルゼーンのデイパックの中にあった支給品は、基本的な支給品と、スタンガンだった。 (スタンガンじゃ気絶程度しかさせられねえだろ) はあ、とため息をついた涼は、彼女のデイパックの中から食料だけを取り出して自分のデイパックの中に突っ込んだ。 アリッサ・エルゼーンは上流貴族の少女である。彼女の住む国で「エルゼーン」といえば確実に彼女の家のことを指し、自分がエルゼーンの娘だといえば、殆どの者が頭を下げた。 けれど、そんな彼女に戦える能力などなく、今回のゲームにも恐怖しか抱けなかった。だからアリッサは柚希の「棄権するなら手を上げて」にも従い、挙手をした。 しかし彼女は「見せしめ」に選ばれず、結果としてトラウマとも言える記憶が増えてしまっただけである。 彼女には兄と姉が一人ずついて、彼女は彼らを探そうと思っていた。アリッサとは違い頼れる兄、アリッサとは違い頭脳明晰な姉。彼らといれば、よりはやく脱出できると思ったのだ。 そう、「よりはやく」だ。 アリッサは、こんなおそろしいゲームに乗ったものなど誰もいないと思っていた。自分の命をかけたゲームである。そんな怖いことをできる人などいない、そう思っていた。 彼女は必死に自分が出来ることを考え、そして思いついた。より多く仲間を仲間を集めること。 彼女自身は無自覚であったが、彼女はとても人懐こい性格をしている。だから彼女の周りは殆どいつも人がいて、彼女の周りに笑顔は絶えなかった。 兄や姉にばかり無理はさせられないと、アリッサは彼らを探す道中、なるべく人に会おうとしていた。勿 論、「頭がよさそうだから」「運動が出来そうだから」という理由で選別するわけではなく、会った人全てと「友達」になろうと思っていた。 だって、彼女の無垢な瞳には、殺意など全く見えなかったのだから。 彼女の純粋すぎる性格と、運のなさが招いた結果は上記の通り「刺殺される」という極めて悲惨なものであった。 けれど、涼の誤算が一つ。アリッサの支給品はスタンガンひとつではなかったことだ。もう一つはポケットの中。 参加者探知機だ。 首輪を目印に、参加者をさがす。アリッサはこれを目印に涼を見つけたのだった。 アリッサの身体が地面に崩れると同時にポケットから三分の一ほどはみ出たのだが、涼はそれに気づかなかった。 そして。 涼でもなく、もちろんアリッサでもなく、参加者探知機を拾った者がいた。 「……ご冥福をお祈りいたします」 しゃがんでから小さく呟き、アリッサの見開いた目を閉じさせる少年。名を、西行氷哉という。 彼は彼の師である青年(といっても、外見上の年齢はさほどかわらないのだが)・鬼一樹月の教えに従っただけなのだが、しゃがんだ視点になって、はじめてアリッサのスカートからはみ出した機械に気づいた。 「なにこれ、携帯?」 手にとって初めて気づく。これは自分の首輪に反応していると。 画面に映る無機質な線(周辺五百メートルが映っているようだ)と、赤い丸。この丸が首輪を示しているのだろう。 近くにデイパックが無いので(勿論涼が持っていったからだが、当然氷哉はそれを知らない)、説明書も落ちておらず、詳しい使い方はわからない。 そして。 赤い丸が画面には三つ映っていた。両方とも氷哉を中心とした円の半径三百メートル圏内だ。 (……ま、いじれば使い方はわかるかな) 「拝借しますよ、死ぬまでね」 氷哉はアリッサにそっと頭を下げ、足早にそこを去っていった。 【5-D/茂み/一日目-午前】 【君菊涼@亡國ノ村】 [状態]:健康 [装備]:短刀@支給品 [持物]:基本支給品+アリッサから強奪した食料 [方針/目的] 基本方針:優勝狙い 1:出会ったものは基本的に殺す。が、あからさまに自分の勝てなさそうな相手は観察してから考える 2:なるべく生き残る 【5-D/茂み横の道/1日目-午前】 【西行氷哉@黄昏シリーズ】 [状態]:健康 [装備]:??? [持物]:基本支給品+アリッサから(死ぬまでという期限付きで)拝借した参加者探知機(映っていた赤い丸は氷哉と涼と???。死んだアリッサの首輪は表示されませんでした) [方針/目的] 基本方針:???(生き残る気はあるようです) 【アリッサ・エルゼーン@UNKNOWN:死亡】 【残り63名】 Back 少女と弟 時系列順で読む Next 計算と感情 Back 少女と弟 投下順で読む Next そういう人は真っ先に GAME START 君菊涼 Next [[]] GAME START 西行氷哉 Next [[]] アリッサ・エルゼーン
https://w.atwiki.jp/battler/pages/4450.html
どうして読者に嫌われる? 「難しい問題だな」 「そうですね。要はそれって、人に好かれるにはどうすればいいですか? ってことですし」 「わかれば実生活でも苦労はしないよなー」 「以上!」 「んなわけあるか!」 「あ、やっぱりですか?」 「当然だろうが。きちんと考えるぞ。WBRも一段落ついたしな。小説も少しずつ第2話ができつつあるらしいし。いろいろ考えてることを暴露だ」 「暴露後免疫!」 「それは犬に噛まれたときに考えろ。じゃあ、まずは嫌われるキャラってのがどんなのか考えてみるぞ」 「チートなキャラじゃないですか?」 「たしかに、簡単に作品内のルールを破ってくるキャラは嫌われやすいな。だが、他にも重要な要素がある」 「それは興味がありますね。何なんですか?」 「ギャップだ」 「……ギャップ? 映画版ジャイアンとかでしょうか」 「あれは好感度が上がるギャップの代表な。嫌われるギャップってのは、設定と実際との違和感なんだ。たとえば設定では優しい人物となっているのに略奪愛に走ったり、強いはずなのに性格がヘタレで足手まといになるとかな。そういうのは幻滅されるんだよ。ほら、現実でもそうだろ? いい人というイメージは一瞬で崩れるのに、普段の素行が悪いヤツは少しいい事しただけで超善人に見える」 「まぁ、そうですよね」 「だから、一言で言っちゃえば、現実にいても嫌われるようなヤツは物語でも嫌われるんだよ」 「あれれ、最初の部分に戻っちゃいましたね」 「そうだよ。だから、現実を大切にしないヤツはいい話を書けないって話さ。『こういうヤツ、私は好きだなぁ』と思って書いたキャラはだいたい好かれる。逆に、萌えとかの要素にこだわって組み合わせると合体事故を起こして嫌われやすいキャラができあがることもある。両立しない要素は混ぜるな危険だ」 「ああ、そこでアイデンティティとかリアリティなんですね」 「そうだな。ただ、当然だけど物語には敵役が必要不可欠だ。こいつの扱いが存外に難しい。本当に難しい。別にいいんだよ、敵役は徹底的に嫌われ者にして、それを主人公がぶっ倒すだけでも。ただ、なんか途端に薄っぺらくなった気がするんだよな」 「ラスボスの風格がないってことですね?」 「そういうこと。たとえば、テイルズ オブ デスティニー2だが、ラスボスはかなり微妙だ。自称超英雄の方が圧倒的な悪のオーラをまとってるし、魅力的なんだよ。あいつがラスボスで良くない? と本気で思ったな。その点、ファンタジアのダオスは完璧だ。悪ではない悪。見事としか言えないし、大人気だ」 「悲しいストーリーでしたよね。でも、爽やかです。でも、具体的な違いって何なんでしょうね」 「うーん、よく悪役(黒幕)の声をあてることで有名な中田譲治さんがおっしゃるには、『その人物が悪に走ることになった、走らざるを得なかった経緯が興味深い』のだそうだ」 「なるほど……深い言葉ですね」 「一貫性がある敵役は、それがどれだけ悪で外道でも痛快だ。DIOとかな。逆に、どれだけ性格が良くて才能に溢れ、欠点なんて無いという描写がある主人公でも、そこに根っこがなければ魅力なんて生まれない。『はいそーですかお高くとまって結構なことで』と読者は思うだろうさ」 「牛肉を食べてる人が捕鯨反対しても馬鹿みたい……ってことですよね」 「そういうことだ。そんなやつに誰が共感できる? だから私は復讐心も何もかもを無視して『殺すな』って主張する聖者ぶった主人公は大嫌いだ。白々しい。ホントに憎いヤツとは不倶戴天。決して同じ世に生きられないんだよ」 「うわぁ、アヴェンジャーの妹紅さんらしいセリフですね」 「まぁ、逆に私が復讐の無意味さを語ると説得力が生まれるんだがな。前の回でやったろ? キャラの内面から発した言葉って話。聖者ぶった主人公ってのは、そこが抜け落ちたガキなんだ。言葉が軽い。それとは対照的に、銀魂の銀さんは普段おちゃらけているが、シリアスなセリフには妙な重みがある。その差はなんだ?」 「信念ですね。Fateでも、シロウくんの言葉には現実味というか、重みが無くて。その理由、信念の起源がわかった瞬間にあっと思うんですよ」 「きのこが使ってるのは高等テクニックだから真似するなよ。Fate/Zeroの方が幾分ストレートだ」 「結構ヤケドする人、いますよね。空の境界を読んだ後は要注意です」 「さて続けるぞー。あと、嫌われるのは作者が理解できていないキャラクターだ。掴めないってことは、作り込みが足りないってことだ。作者の中では美化されていたのが、読者の目から見たらただの馬鹿。嫌なギャップだ」 「技量次第って事ですよね。でも、作者がキャラを操りきらなきゃいけないんですか?」 「そんなことはないな。むしろ、勝手に動いてくれるくらいの方がいいと思うぞ。著者の駒なんて、絵で萌えとかを付加できる漫画ならまだしも、小説じゃあ魅力ゼロだ」 「著者の駒ですか。萌え系のヒロインってだいたいがそうですよね」 「まぁな。だからそういう話の主人公ってのは内実が無いからこれまた鬱陶しい。人の好みにとやかく言うつもりはないよ。どんなヤツに惚れようが勝手だしな。ただ、中身のない主人公は激しく鬱陶しい」 「お前はモビルスーツの性能(作者の都合)で勝ったのだ!」 「あの人に、勝ちたい……! じゃなくてな。あと嫌われるのは矛盾のあるキャラだ。ギャップってのと被るんだが……わかりやすいのがガンダムSEEDな」 「戦争はヒーローごっこじゃないんだ!」 「それだ。一番ヒーローごっこしてるヤツがそれを言うか。って思うわけだ。キラも、さんざん敵を殺しておいて、自分の責任を放棄したようなセリフを吐く。同じキラでも月とは違って駄目駄目だ」 「私は、新世界の現人神になる!」 「まぁ、結局のところどれだけ例を並べても、結論は一緒なんだけどな。痛快なヤツは好かれる。何かを損ねるようなヤツは嫌われる。一貫性や根っこのないヤツは嫌われる。中身のない主人公は嫌われる。信念がないヤツは嫌われる。全部、言葉を換えただけで似たような人物像だよ。ただ、小説ならではというのなら、人物ではなく物語や世界の法則になってるキャラは嫌われるな」 「つまり……ご都合主義ですよね。著者の駒っていう」 「そういうこと。キャラは人物としてちゃんと作れよ、ってことさ」 。
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/118.html
東風谷早苗 Sanae Kotiya 初登場作品 東方風神録 種族 人間(現人神) 性別 女性 一人称 私 特殊能力 奇跡を起こす程度の能力 「この幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね!」 概要 守矢神社の風祝(巫女のようなもの)で、八坂神奈子の巫女にして洩矢諏訪子の遠い子孫。 しかし、早苗本人は自身が諏訪子の子孫であることを知らないようだ。 外の世界で信仰心が薄くなってしまったおかげで、信仰によってその存在を維持していた神奈子達の存在が危うくなった。 そこで神奈子は信仰心を得ようと神社ごと幻想郷の妖怪の山に引っ越し、それと共に早苗や諏訪子も幻想郷に移り住んできたのである。当然のように山の妖怪たちからは警戒されていたが、エンディングでは主人公達の仲介もあって和解し、そのまま山に住む事になった。 初登場の時点では『博麗神社を手に入れれば幻想郷を支配できる』という、幻想郷の本質を突いているようでそうでもないような危うい考えを持っていた。しかし、倒されてからはそんな考えを捨てたらしく、逆に霊夢の方は早苗の神社をなんとも思ってないようで、今の幻想郷はそのまま2つの神社が共存している。 公式で「現代社会からの幻想入り」を果たしているキャラクター。 外見 胸の位置ほどまである緑のロングヘアーで、髪の左側を一房髪留めでまとめ、前に垂らしている。 白地に青の縁取りがされた上着と、水玉や御幣のような模様の書かれた青いスカート。 頭に付けた蛙と白蛇の髪飾りは彼女の特徴ともいえるアクセサリー。 性格 捻くれた性分の霊夢と違って真面目で素直。 純粋で責任感が強いが他人に影響されやすく、突飛な行動をすることも。 外の世界の出身である為か少々ずれている。 能力 奇跡を起こす程度の能力 本来は八坂神奈子と洩矢諏訪子の力を借りて発動する能力であり、天・地・海すべてを操ることができる。 だが人々のために力を振るっている内に信仰の対象が風祝に移ってしまい、生きながらにして神格化。 その後、神奈子と諏訪子と早苗の能力の境界線が曖昧になりだしてしまった。 現在この奇跡を起こす能力について、神奈子や諏訪子の力が関与しているのか、あるいは早苗独自の能力であるかは言及されていない模様である。 上記の他にも、客星や九字といった、神職たる風祝らしい力を使う。 『求聞口授』によれば、信仰を集めるため、人里でも手品レベルの奇跡をつかって営業しているようだ。 奇跡を行う為には準備(呪文詠唱)が必要となる。奇跡の大小によって準備にかかる時間が異なり、小さな奇跡なら一言で済むが、天変地異レベルの奇跡となると数日もの呪文詠唱が必要となる。 +本ロワにおけるネタバレ 本ロワにおける動向 初登場話 019:客星の煌めく夜 死亡話 :[] 登場話数 3話 登場時期 詳細 初登場は第19話「客星の煌めく夜」。 殺し合いや死への恐怖に震えながらも、守矢神社の風祝として『異変』を打破することを決意。 直後に現れたのはプロシュート。互いに殺し合いに乗ってないことを確認し、情報交換を行う。 その後早苗はプロシュートを仲間として誘い、共に対主催として行動することになった。 彼の本心はあくまで「生存優先」のスタンスであることには気付かぬまま… 第67話「弱さを乗り越えて。偉大なる夜を越えて」で、 支給品のスタンドDISC『ナット・キング・コール』を使いこなすため、プロシュートに教えを受けることとなる。 早苗の真摯な姿勢と熱意、そして内に秘められた『タフさ』をプロシュートに密かに認められての事だった。 そんな矢先、早苗は丁重に葬られた友人・紅美鈴の亡骸を目にする。ショックを受け、遺体に触れようとする早苗。 ……だが、遺体には釣り竿のスタンド『ビーチ・ボーイ』の罠が仕掛けられていた! 早苗は初めて目にする敵スタンドの攻撃に翻弄されるも、新たに手にしたスタンド能力とプロシュートの教えで何とか攻撃を切り抜ける。 そして先行したプロシュートを追って『ビーチボーイ』の使い手の元へ向かった。 ……そこで早苗が見たのは、最愛の家族、八坂神奈子がプロシュートを手に掛けた現場だった。 紅美鈴の遺骸の傍に残されていた支給品・御柱で神奈子を攻撃し、プロシュートを救出しようとするも、既に彼は手遅れ。 神奈子はさらに、早苗にまで攻撃を仕掛けてくる。 どうして殺し合いなどに乗っているのか。理由を問う暇もなく、早苗は応戦を余儀なくされる。 そして激突する、二つの哀しき力。……その余波が晴れた所に、神奈子の姿はなかった。 花京院、プロシュートとの連戦で激しく消耗していた神奈子が一旦退いたのだった。 結局、神奈子が殺し合いに乗った理由は判らないまま。だが早苗の脳裏には、激突の瞬間の神奈子の涙と、『お前を愛している』という言葉が焼き付いていた。 きっと神奈子様は望んで殺し合いに乗っているわけではない。 一人残された早苗は神奈子を止めることを決意する。 そのためにまず、神奈子との戦闘現場で気絶していた青年に傷の手当を施し、目を覚ますのを待って事情を問うことにした。 第94話「Green,Green」 第一回放送直後。早苗は近くの草原で一人涙していた所で、先ほどの青年・花京院典明が目を覚ましたことに気付く。 早苗は涙を拭い、花京院と情報交換を行った。花京院が襲撃された際の神奈子の様子、花京院の仲間のスタンド使い、花京院たちが追う悪しき吸血鬼・DIOとその手下について等の情報を得た。 プロシュートを美鈴の傍らに埋葬し、早苗は神奈子を追うため出発しようとする。 花京院が同行を申し出たが、早苗はそれを拒絶。これ以上、家族である神奈子が他人を傷つける様を見たくないがためであった。 御柱に乗って空を飛び、花京院を振り切る早苗。だが内心では、神奈子を殺さなければならないかも知れないと思い詰め、迷いを断てないままでいた。 そんな矢先、早苗は花京院が飛行する御柱にしがみついて追って来ているのに気付く。 さらに花京院に心の内を見抜かれた早苗は遂に根負けし、彼の同行を許したのだった。
https://w.atwiki.jp/th_izime/pages/1126.html
神なんていない。何度そう思っただろうか 現人神でもある私がそんなこといったら自身を否定することになるのだろうか? いや違う、否定してるのは神の私ではなく人としての私で この世界では余りにもちっぽけな存在、東風谷早苗という人間だ。 神奈子様だって諏訪子様だって神様だ、そこに居るのは紛れも無い神様 でも私はどうしても神がこの世にいるなんて思えない 私がこんなことを思っているとしたらあの二人はどんな反応をするのだろうか? でも神はいない、もし神がいるなら、いるとしたら 私を救ってくれるはずだから。 「こ…れで…いいですか?」 私は震える指先に財布から取り出した野口3枚を摘んで上げる。 お母さんに今日は友達とご飯を食べるから、と嘘を言って貰ったお小遣いだ 当然こんな嘘をついたからお母さんの夕食は食べれない。 それに加えて夜までは家には帰れない。さあ、どうしようかな?とか考えてる内に 目の前の人物がガサツにその3枚のお札をひったくると 「出すのがおせーんだよっ」 とだけ吐き捨てズタズタと去って行った、取り巻きと一緒に。 全くどうして、人はああやってツルんで行動するのだろうか 一人じゃ行動できないのだろうか?集団でしか行動できないなんて全くもって動物のような連中だ 人とは高度な存在なのだから集団で行動しなくても生きていける だから私は一人でいる。一人で生きていけるからだ 違う 私は一人にさせられた。 集団から追い出された 哀れな負け犬。 財布の中の小銭を確認すると100円玉が3枚ほどでてきた。これでどうにかして夕食をなんとかしよう コンビニにいけばパンと飲み物ぐらい買えるお金だ。 それよりどこで暇を潰そうかな、帰る時間は8時ぐらいが丁度いいかな それまでどこに居よう。このお金じゃ漫喫にもファミレスにもいれないし そこら辺ブラブラするにも制服じゃ浮くしなぁ… そんな事を考えながら私はボーッとそこに立ち尽くす。嗚呼空は綺麗だ、何時だって 悩み事のないような真っ青なそれが羨ましい。生まれ変わったら…空になりたい。 そろそろチャイムがなるかな…倒れたときについた砂埃を払う 気がついたら手が擦り剥けてる、なんてことはない。擦り剥けているだけだ 肘から血がでている、なんてことはない。ちょっと切っただけだ そんなことより私はこの砂の上に散乱し、グチャグチャになったお弁当をどう処理しようかと 考えを張り巡らせるのであった。 「えー…じゃあここから東風谷、読んでくれ」 現国の先生が名指しで呼ぶ。 現国の教科書はなくなってはいない。ちょっとラッキーだ 普通は教科書があるのが当たり前なのにこんなことを幸運に思う時点で 全然幸運じゃないと思う、私の感覚がおかしくなってきてるのかな いや違う、アイツらがおかしくしてるんだ。私は悪くない 教科書を開く。やられた、授業のページが落書きで覆い尽くされている。 緑髪…ビッチ…臭い…キモい…etc 見たくもないこんな低俗な落書き。もうちょっとまともなことは書けないのだろうか たかが落書きでももっと頭の良い貶し方をすればいいのに 所詮アイツらにはそんな事を書けるほどの脳味噌がないか。知恵遅れのレベルだ しかしどうしてこんなピンポイントでここだけ… そうだ、あの先生は今日の日にちで生徒を当てるんだ 知恵遅れのアイツらにハメられた自分に恥じる。私はアイツら以下か… 「読めません…」 出来るだけ声が震えないようにして言う 私には「教科書がこんな事になってるから読めないんです!」って言う勇気はない だから負け犬か。我ながら私の気の小ささにため息が漏れる。 「これが読めないなんて小学生以下かァ?全く」 「クスックスクスッ」 「じゃあいいや、坂下読んでくれ」 「へーい」 私の次の人に回る。よかった変なこと詮索されないで 私が貶されるだけで終わるなら詮索されるより数倍マシだ こんな事がマシだと思う自分に嫌気が差す 周囲の笑い声が癪に障る、笑い声じゃない、人を見下して馬鹿にしてる、嘲笑だ。 コツン 頭に何か当たる。授業中に物を投げるな馬鹿 当たった物が床に落ちたので見てみると、ノートの切れ端を丸めた無造作な玉 正直拾いたくも中身も見たくも無い、が 投げた後ろの馬鹿が睨んでくるので仕方なく見てやる 見せられるんじゃない、こっちが見てやるんだ 「小学生以下だって(笑) ばァーか死ねヨ!!」 色ペンで書きなぐられた文字。低俗すぎる。 投げた奴は周りの連中と面白そうに笑っている。 そんなに面白いのか、こんな小学生でも書きそうにない文章が それを床に放置しなおすのもなんなので 机の中にそれを捨て置く。後でゴミ箱に捨てよう。 そんな様子が何故か面白いのか後ろの奴の笑い声が聞こえた こんなので笑いが取れるようなら生まれたての赤ん坊だってお笑い芸人になれる。 捨て置くと私は頬杖をついて授業を受ける。いや、受けてなどいない ただボーッとしているだけだ。 現国の授業なんて聞いててもテストで点が取れる訳が無い。 コツン だから授業中に物を投げるな 今度はなんだ。床を見るとそれらしき物は落ちてな…いやあった 小さな消しゴムの切れ端が床に落ちている ああそうか、そんなおもちゃみたいな物を投げた楽しむのかお前達は コツン また当たる。 消しゴムの無駄だろう。資源の無駄だ。全く生産は精々排便ぐらいの癖に 消費は激しい奴らだ、地球のゴミめ。 そんなおもちゃ以下の物を投げて、当てて、それがそんなに楽しいのか いや、全然楽しくもない、面白みなんてなんともない だから私は無視する、頬杖をついて、詰まらなそうに窓の外にでも視線を泳がせる これで飽きたか。後ろから笑い声が聞こえた、不愉快だ 私の姿はそんなに滑稽か。それで笑う方が滑稽だ、笑いのツボがどうかしてる。 キーンコーンカーンコーン 授業が終わった。 皆々ツルんでる奴らの席に言って話しかけたり 一緒にどこかに行ったり 別のクラスに友達が居る奴らは別のクラスにいったり 全く、お前達はいつでもどこでも友達か、だから成長しないんだ。 「……ん」 ちょっと催してきてしまった。生理現象だ 慣れたくもないが最近は日常化してしまってる ポツンと一人頬杖をつきながら窓の外でも眺めている それが休み時間の私。さながら綾波レイである。 慣れてはいるが矢張りいつも思うのは居心地が悪い、とても悪い そんな空間からトイレでもいいから抜け出せるのは心地がいい いや、トイレだけでしか抜け出せないか 抜け出しても一人で学校をブラつくのは小さなプライドが許さない こういう時、暇つぶしに本でも読むのがいいのかとも思って持ってきたが 全部ビリビリに破られたりトイレに捨てられたりした、人の物をなんだと思ってるんだ。 図書室にいるのもいいかと思って図書室にいったら 逆に教室より目立たない事もあり本を投げつけられた、分厚い辞書まで飛んできた 我ながらそんな事でそれらを止める弱い自分に嫌気が差すが せっかく買った本をビリビリ破られてはお金の無駄だ それに痛いのは嫌だ、分厚い辞書が頭に当たると、痛い。 トイレに行こうと席を立ち、教室を出て行く 後ろの席の奴がニヤニヤと笑っているのが気になった。 コンコン 「はい?入ってますよー」 「あ、そうっじゃあいいやっ」 2分前の自分に教室から離れたトイレに行けと言いたくなった その声がいつものアイツの声だと気がついた時には遅かった ジャババババババババ 「きゃっ!!」 上から降り注ぐ水、頭に直接かかる水流。水圧が強くて頭が物凄く痛い。 冷たい、と思う頃にはあっという間に体中ビショビショになっていた それでも水は止まない、トイレの床が水びだしになっている。頭が痛い 私は水流を受け止めながら水が出てると思われる元凶を見上げた そこには下品な笑みを浮かべたいつものアイツが楽しそうにホースをもっていた どれだけ水を無駄にしてるんだ…そんなことを思いながら水に打たれ続ける 大分慣れてきた、冷たさも段々麻痺してきた。 「キャハハハ!マジウケルー」 「ちょっとやめなヨー、キャハハ」 「キャハ、キショーイ」 アイツの取り巻きの黄色い声も聞こえる。本当にツルまなきゃ何もできないんだなお前達 水は止まない。そろそろトイレ全体が水びだしになるんじゃないかって量だこれは 私の体は海に放り込まれたようにビチャビチャになり、結んだ髪がほどけてベッタリだ 「えいっ」 アイツ、今度は私の顔に向かって放出してきた。 手で壁を作り水を弾く。が、すぐに方向を変えて隙間から水をぶつけてくる。 目に水が入る。物凄く痛い。 口に水が入る。トイレの水なんて飲みたくない 鼻に水が入る。息がしにくい っていうかヤバい、ほんとに息ができない。 「やべっ…ぼ、ぼんどにっ!いぎっ、いぎがっ」 「声キッショー」 「キャハハ、ウケルー」 自分でも情けないと思う声を出しながら必死に抵抗を試みる だって本当に息ができないんだよ 本当に、お願いやめて、鼻に口に目に耳に、水が水が沢山 ねぇお願いやめて本当に本当に、水って勢いよくかかると凄く痛いんだよ 本当にやめて、息ができないの、死んじゃう、死んじゃうよ私 やだ、やめてお願いやめてツラいの、息できないんだよ、やめてよ お願いやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてください お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い ごめんなさい、私が悪かったから、ごめんなさいごめんなさい だからお願いやめて、やめて水止めて、痛いし死んじゃう、本当にやめてぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええ アレ…なんで私こんな奴らに謝ってるんだろ なんで私こんな奴らにお願いしてるんだろ なんで私、悪い事何もしてないのに なんで私だけこんな目に会うんだろ なんで私だけが普通に生活を送れないんだろ なんで私だけがこんなツラい日常を送るんだろ なんで私だけがこんな なんで私だけが なんで なんで… なんでよ… なんでなのよ… 気がつくとチャイムが鳴っていた。 嗚呼、授業が始まったのかな。でもこの状態だともういけないだろうな アイツらは退散したか?床は水びだしのまま。飛び立つ鳥後を濁しまくりなのが癪に障る。 そんなこと思いながら携帯が無事かどうか確かめてみる 無事だった。ちょっとラッキーだ でもやっぱりこんなことでラッキーだと思う自分はおかしいと思う 携帯を開いて時間を見て驚く、授業はとっくに終わっていた。 ていうか下校の時間だ。私、気絶してたのかな。 見るとあの時はビショビショだった制服が半乾きになっている まだ水も滴っているが絞ればなんとか移動ぐらいはできそうな状態だ ジャージに着替えて家に帰ろう… あ、そういえば今日は家に暫く帰れないんだ 我ながら切ない嘘をついた物だ、友達なんて一人もいないのに「友達と一緒にご飯を食べる」なんて お母さんもお母さんだ、友達と一緒にご飯を食べるからお小遣い頂戴って 普通はそれこそ自分のお小遣いでなんとかするものなのに、笑顔でお金を渡してくれた 「これだけで足りる?もっと渡そうか?」 そういえば私が友達とご飯食べるから帰りが遅くなるなんて事初めてだったかもしれない いや、それより友達……小学生の時は居たような気がするな 男の子とも一緒に遊んでたような気がする。毎日のように公園とかで遊んでた気がする。 中学からかな…今までの友達に冷たくされた時はショックだった気がする。 初めてお金をとられた時は相当ショックだった気がする。 初めて机に落書きをされた日なんかショックで泣きながら家に帰った気がする。 なんでだろう… 私、何かしたっけ 中学だ、中学の頃から なんか 狂っていったような気がする 小学校の頃に戻りたいな あの子、そういえば親友だったな 中学でその子に「キモい」って言われた時は悲しかったな あの男の子、初恋の相手だったっけかな 中学でその男の子に「死ね」って言われた時は悲しかったな 戻りたいなぁ そして小学校の頃のままで時間が止まればいいのに。 「うっ…」 気がつくと泣いていた。 学校で泣くのは久しぶりだった。 いつも学校で泣くと負けた気がするから家の布団で泣いてたから 泣くと止まらなくなるのは私の癖だ、誰だってそうなのだろうか 「うっ…く…ふぇぇん…ぇぇん…ぇぇぇぇん」 子供のように泣いてしまう。高校生になってまで泣くのは恥ずかしい それにこんな場所で泣くのもさらに違う意味で恥ずかしい でも泣きたい 場所なんて関係ないから 今 ここ時間で 泣きたかった。 結果的に半乾きの制服で下校するハメになった。 アイツら私がジャージを使うことを見越してたのか、カッターかなんかでギタギタに切り刻まれていた 成績は悪い癖にこういうことには頭が働くのか、全くもって低俗な奴らだと思う。 ついでにロッカーに「死ねっ」の文字のおまけつきだ。それしか書くことがないのだろうか 全くもって低脳な奴らだ、心からそう思う。 トイレにいって制服を絞ってなんとか着て帰れる状態にした 抵抗はあったけど仕方が無いので制服を脱いで下着姿になって雑巾みたいに絞った 自分の制服を女の自分が雑巾にみたいに絞ってると思うと悲しくなった 外気に晒されない下着は制服よりもっとビチョビチョだったが 流石に学校内でしかもトイレで、こんな惨状で、裸にだけは一瞬たりともなりたくなかった。 ビチョビチョの下着の上に半渇きの制服を着る。 全体的に体が重いが仕方ない。 帰ろうと下駄箱にいくと外履きがなかった。 隠されたのか捨てられたのか、後者だったら久しぶりのパターンだ 私の外履きは隠されるか駄目にされるか画鋲を仕込まれるかの3パターンが主な日常で 下校時に無事だった姿を見たこと無い、上履きもしかりだ、こっちは登校時に無事だったパターンを見たこと無い。 今回は画鋲のパターンだったことを幸運に思う… だからっ!こんなので幸運に思うようじゃ駄目なんだってばっ 自分で自分にツッコミを入れる。 悲しくなる。 下駄箱前では上履きや外履きがないなら探し、あるなら裏返して中の異物を出す動作をしてから履くことがお決まりになっている。 そんな動作をしてる私を見てアイツらが嘲笑するが気にしない。 強がって何も確認せず、無造作に履いてみたこともあったが、やはりやっぱりそれはできない 足に刺さる画鋲は、痛い。 痛い思いをするぐらいなら笑われる方がマシだと思う 1回、靴を履いたら「ぶちゅり」と生暖かい何かを潰したような感触があったことがある。 靴の中を確認することなどできず、私は靴下ごと靴を脱いで自分から焼却炉に靴を捨てた それ以降、中身を確認して、異物を出すように靴を裏にして叩いてから靴を履く事にした たまに百足とかカエルとかがでてくる時がある。男子にいれされているのだろうか 自分でやってるとしたら下品すぎて笑える しかし自分が1回踏み潰した物がカエルだったりしたら笑えない、私の立場的にも でもそれはまだいいんだ、いいパターンなんだ、靴が残ってるから 今回のはない、靴がない、隠されたか捨てられたか でも今日はさっさと学校から帰りたかったので上履きで帰ることを心に決めた 上履きで帰るのも慣れた、登校時、下校時両方靴が無くなってた時は裸足で帰った事だってある こんな体験は慣れっこだ、慣れたいなんて一度も思ったときはなかったが 夕暮れの帰り道、私はどこで暇を潰そうか考える 近所をブラブラ歩いているとなんか勘違いされそうだし かといって街の方をブラブラするにしても制服だし なんか時間的に補導はされないにしてもなんか変な勧誘とかきそうで怖い それに街はアイツらに会う可能性だって高い… 街でのアイツらは学校以上に会いたくない だって、化粧もして服もお洒落で、周りにはツルんでる奴らとガラの悪そうな男達 集団で歩きながら日常に充実しているような笑みを浮かべて話し歩く 悩みなんてないんだろう。私のことなんて忘れてるんだろう。 夜になれば男と勤しむのか、行き過ぎではあるが女子高生として充実した生活を満喫してるのか? 私は…化粧をしても正直余り可愛いとは思えない、容姿には自信がない 昔は可愛いとか良く言われた気がする、私もそれなりかとは思っていた でもキモいとか言われてる内にそれがただ私を貶したいだけなのだと解ってはいても 自分は気持ち悪いと感じてしまう、だって高校に入ってからその台詞が一日たりとも途絶えたことはないんだよ? 服だって自信がないからどうしても地味な服装を選んでしまう 私だって雑誌に乗ってるようなお洒落で可愛い格好をしてみたい なんでだろ ただ着るだけどいいのに そんな簡単なこともできないのか 私って弱いなぁ そういえば…なんで私キモいって言われるようになったんだっけ そうだ… そういえば最初は… この… この…髪の毛が… グゥゥゥゥゥゥゥゥゥ 低い空気が漏れるような独特な音が私のお腹から鳴り響く それに気づくと急激にお腹が空いて来た そうだ、お弁当は駄目になったから朝から何も食べてなかったんだ。 とりあえずお腹を満たすことを優先的に考える ご飯買ったら、公園で食べようかな。 「いらっしゃいませー」 コンビニの中はクーラーが効いてひんやりとしている。 初夏のこの時期、このクーラーは店に来る客にとっては神器のような物なのだろうが 今の私にとっては寒いことこの上ない。冷たい半乾きの制服がクーラーの冷気で乾かされさらに冷たくなる。 ブルッと身を震わせる、さっさと買って出よう。コンビニから早く出たいと思う人なんているのだろうか 空腹の私にとってコンビニの品揃えは破壊力抜群だった どれも食べたくなるものばかりだ、家の料理とはまた違った魅力がある。 あれと、これと…と計算してる内に自分の手持ちの現実を思い出す そういえば、たった300円しかなかったんだ。 300円といえばパン1個と飲み物1個ぐらいしか買えない。 私は今までの皮算用を打ち消し、溜息をついて現実に戻る。 とりあえず適当なサンドイッチを手に取り、レジに向かう。飲み物は自販機で買った方が安い。 「1点で158円になりますが宜しいでしょうかー」 出した時点で買う気になっているのだからわざわざ確認するなんて律儀だな、といつも思う と、そんな冷めた思考をする私の目に名前知らないけどなんか中華まん保温する奴の中に ホカホカになって身を置く肉まんが入る ゴクリ 思わず唾を飲んだ 私の今の肉まんを見つめる目はまるでご馳走を目の前にしか飢餓人だろう こんなのがご馳走なんて悲しい、だけどお腹はギューギュー音を立てる 「肉まんもください」 レジを背にした後、店員が噴出していたが無視した。 公園のベンチに座りながらボーッと空を眺める。 初夏のはずだが今日はなんか日が暮れるのが早いな… そんなことを思いながら暗い夜空を眺める。星なんてこんなとこじゃ見えない サンドウィッチも肉まんも我慢しきれず公園へ歩いている途中に食べてしまった 食べ歩きははしたないけどお腹が空いていたのだから仕方ない。 昼も食べてなくて休み時間にあんな事があって疲れてた私にあれだけでは正直足りなかったし 飲み物を欲しかったがもうお金もなんにもない。ないから仕方ない、何か物を食べれただけマシだ ボーッと空を眺めてると、ついウトウトしてしまう お腹はそんな張ってる気はしないんだけどな… 疲れたからかもしれない。あんなことがあったんだ、普通じゃ経験しない体験だ 普通の日常を送っていれば、普通に生きていれば、絶対に経験しないだろう。 私は普通じゃない… 普通じゃないからこんな経験をするんだ… 私は普通の生活を送れない 普通の日常だって送れない だって私は現人神だ、普通なんてない 神様だって見える、不思議な力だって使える でもそれは現人神の私だ、風祝の私だ じゃあ普通の人間の東風谷早苗はどうすればいい 人である早苗は一体誰に求められているんだろう 信仰者から求められるのは現人神としての私、それ以上以下もない 神奈子様から求められるのは風祝としての私、それ以上以下もない 諏訪子様からは…どうだろう。優しい言葉はかけてくれるけどやっぱり風祝としての私だろうか 人としての私は誰にも求められない、苛められ、暴力を奮われ、暴言を投げかけられ、物を壊され、傷つけられ 現人神の私も風祝の私も上手く立ち回れる。だけど何故人としての私はこんな こんなこんな こんな 余りにも悲痛な日常を送っているのだろうか やっぱり そうかやっぱり 最初の始まりの これが駄目だったのかなぁ… 「緑髪だって!すっごぉーい」 「生まれつきなんだよ、お母さんも緑髪なんだ」 「外国人みたーい」 「外国人だってこんな変な髪いねぇよ!」 「へ…変?」 「ちょっと!変な髪とか言い方酷いわよ!」 「そうよっ、男子ってやっぱさいてーっ!!」 「なんだとっ!」 「早苗ちゃん、私は変じゃないと思うよ」 「そうだよ、綺麗だし不思議だし可愛いし」 「うん!すっごく可愛いよ」 「ありがとうっ……○○君はやっぱり変だと思う」 「へっ!?」 「今度変っていったら殴るわよ!」 「あ?いや、別に変ってわけじゃ…」 「可愛いかなぁ?」 「……きっ…綺麗だと思う」 「うわーっ」 「たまには素直なとこあるじゃない」 「な、なに?うっせーよっ!」 「よかったねー早苗ちゃん」 「うんっ!」 あれ、なんだろ、これ。昔の記憶…遠い昔のまだ毎日が楽しかった頃の… そうだ…この頃は…可愛いって言われてたんだ 「なんで緑髪なの?」 「お母さんも緑で…遺伝的なものかもしれません」 「へぇー」 「なんか変だねー」 「遺伝で緑ってたしかに変だよねー」 「…」 あれ、これは…何か思い出したくない記憶のような気がする… 「私が何かしたんですか!?」 「だってあんたキモいし」 「…」 「その緑の髪が気色悪いだよねェ~」 「どんだけ調子乗ってんの?」 「だって…これは生まれつきで…」 「生まれつきとか、キモッ」 「死ねよっ」 「もう学校くんなっ」 これも…思い出したくない記憶… 「何で、何で私を緑髪に産んだんですかっ!」 「ちょ、ちょっと早苗っ!」 「食事中ぐらい静かにしなさいっ!」 「何で、何で普通に産んでくれなかったのよぉぉぉ」 「……ごめんね」 これも…これも思い出したくない、悲しい記憶… 「中学は○○中学校。東風谷早苗です、よろしくお願いします」 「あの子ってさァー中学イジめられてたらしいよ?」 「あ、聞いた聞いたー」 「でもさぁあの子キモくない?」 「うん、特にあの緑髪とかさぁ」 「……」 これも…これもこれもこれも思い出したくない…苦痛の記憶… 「緑髪を染めたい?何勝手な事言ってるんだい早苗」 「まぁまぁ神奈子、早苗もお年頃なんだよ」 「お年頃だがなんだろうがそれは守矢神社の風祝としての証なんだ、もっとその事に誇りをだね…」 「早苗だってたまには黒とか茶みたいな普通の髪にしてみたいんだよ、ねぇ?」 「駄目駄目、そんなことをして他のシマの神とか巫女に見つかったらこっちの評判が下がるじゃないか」 「全く神奈子も頑固だねー評判なんてどうでもいいじゃないか、早苗が染めたいっていってるんだよ?」 「評判がどうでもいい!?ったくこの間抜けな口はァ~、少しお灸をだね」 「なんだとっ!じゃあ私が勝ったら早苗が染めるの許してあげなよっ!」 「上等だ、かかってきなっ!」 「あ、あのっ!」 「ん?」 「へ?」 「や、やっぱりいいです…私が間違っていました…この誇りある髪を染めるなんて」 「で、でも早苗ほんとにいいn「わかってくれたか!やっぱ守矢神社の風祝だねぇ、うんうん」 「ちょっ、我慢してるに決まってるでしょうっ!全く」 「い、いえ…いいんです諏訪子様…」 「早苗…」 これも…思い出したくない寂しい記憶 この時の神奈子様の風祝って言葉が…なんか凄く、私を寂しい気持ちにさせた… 緑髪は守矢神社の風祝としての証 私はこれに誇りをもたなければいけない それは風祝としてか、現人神としてか でも人としての私は、この髪に一度も…いや、小学校の頃はこの髪が自慢だった じゃあ何故… そうだ 中学校に入って この髪のせいで浮き始めて… いや 違う この髪のせいじゃない 私がもっと明るかったら 私がもっと交友的だったら 私がもっと社交的だったら そうすればきっとこの髪など関係ないに違いない 私はきっと普通に慣れた 普通の日常を送れたはずだ だからこの髪のせいじゃない、不思議な力のせいじゃない 東風谷という血を引いてるからじゃない、守矢神社の風祝だからじゃない 私がもっともっと頑張ればよかったんだ いや 違う 私が頑張らなかったからじゃない 私は頑張った 隣の席の人と積極的に話すようにした 小学校では余り笑わないと言われたので笑うようにした 風祝の仕事で忙しくてテレビとか見れなくて漫画とか買ってもらえなくて 小学校ではそういう話題についていけなかったけど 必死に調べたりしてそういう話題にもついていけるようにした なんとなく敬語を使うようにだってしてみたりした 最初はそれが好評だったりもした 私は頑張ったんだ、頑張ったんだ精一杯 でも これだ 最後はこれだ 普通とは違う そんな私の一面が 私の人としての日常を 壊してしまう やっぱりそうだ 私にこんな普通じゃない一面がなかったら 私は普通な日常を送れるんだ 普通じゃない私に普通の日常が送れるはずがない これは罰なんだ そんなことにも気づかず 普通じゃない私を憎んでた 普通じゃない私からの罰 嗚呼、普通が欲しい 普通の黒い流れるような髪の毛が欲しい 巫女服だけじゃなくて流行りの可愛い洋服が着たい 風祝の仕事なんてやだ、ドラマが見たい、漫画とか読みたい 信仰者の相手をするのもやだ、休日には友達と遊びにでかけたい 神様だって見えなくていい、私はもっと普通の景色がみたい 妖力を鍛えてどうだっていうのだ、実際の日常じゃ私は抵抗も出来ずに水をかけられる 普通じゃない私が今まで普通の私の何の役に立っただろうか 立ってない 役に立たない、それどころか奪ってく、私の夢、私の欲しい世界を ネェ? ジャア フツウノアナタハナニカヤクニタッテイルノ? え? ワタシハシンコウシテルヒトタチニキボウヲアタエテイルワ え? ワタシハカナコサマヤスワコサマノイウトオリニシュギョウシテチカラヲミガイテイマス え? ジャアアナタハ ナニヲシテイルノ? ダレカノタメニナッテイルノ? そうか ソウヨ 役に立っていないのは私の方だったのか ソウヨ 私は誰の役にも立っていない、私こそが ソウヨ 私こそが ソウ いらない イラナイ いらないこ うわああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァア 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う 違う私はいらないこなんかじゃない 私は存在している、ここに存在しているんだ、普通の私だって存在していいはずなんだ 普通の日常を送っていいはずなんだ ホントニソウ そうよ、普通の日常を送っていいはずなのよ デモイマノニチジョウガフツウ? 普通じゃないわよっ!私が…普通じゃない私がいなければっ! ワタシタチノセイニスルノ? そうよっ!貴女達のせいよっ!私のささやかな願いすらも壊していく チガウワヨ 何が違うのよっ! フツウノワタシナンテノハソンザイシナイ は…? ワタシコチヤサナエハモリヤジンジャノカゼハフリデアリアラヒトガミ それがどうかしたのっ!? フツウナンテノハサイショカラナイ、ウマレオチタトキカラワタシハワタシタダヒトリダケ じゃあっ!私はどうすればいいのっ!?普通の日常を望む東風谷早苗はどこにいけばいいのっ!? キエレバイイ い…いやよっ!消えたくないっ ソンザイシテモツライダケジャナイ でもいつか、いつかは普通の日常が手に入る時がくるかもしれないじゃないっ コナイワヨ 来るわっ!絶対 コナイ 来るっ コナイ なんでっ!?なんで私はそんな普通な日常も望んじゃいけないの? ソレハワタシガカゼハフリデアリアラヒトガミデアルコチヤサナエダカラ うるさいうるさいうるさいっ!あんたはっ!あんたという私は普通の日常を望んだことはないのっ!? ナイワヨ 嘘よっ! ワタシニトッテノヨロコビハカゼハフリトアラヒトガミトシテノギムヲハタスコトダモノ そんなので満足できるのっ?私は年頃の女の子なんだよっ!?そんな義務に縛られたくなんかないっ! デモソレガゲンジツ『カミ』ヲステタソンザイデアルアナタニシアワセナドオトズレナイ 神?私はなりたくて神になったわけじゃないわ! ソウ、サイショカラカミダッタタダソレダケ … カミデアルワタシニフツウノニチジョウナンテコナイ … カミナンテモノニフツウナンテニアワナイデショ? もう無駄みたいね… ソウムダ、サイショカラクツガエリモシナカッタコト そう… そうですよ 私は神だから仕方ないんだ そう、私は神だから仕方ないんです 普通の日常は手に入らないんだね そう、手に入りません じゃあ私はどうすればいいのかな さぁ? こんなツラい日常をどうすれば変えられるのかな? 神として助言をさせてもらうと うん 普通の世界で貴女が拒絶されるなら、普通じゃない世界に身を置けばいいんじゃないでしょうか 普通じゃない世界? そんな世界に身を置けば貴女の夢は叶うかもしれません それって貴女になれってこと? いえ、私は私ですから 神様がいれば、そんな世界に連れてってくれるのかなぁ… 貴女の為に祈りましょう、いつかそんな世界に貴女がめぐり合えるように ありがとう どういたしまして 私はまた悲痛な日常に戻るんだね そうですね、頑張ってください 貴女が殺したいほど憎い、憎くて憎くてしょうがない でも、貴女も私も東風谷早苗 自分が憎い 憎んでください 自分を殺したい 殺してください どこで、駄目になったのかなぁ 多分、最初からですよ さようなら ごめんなさい やっぱりだ…私を救ってくれる神なんていない… はっ、として目が覚める 私はどれぐらいここで眠ってたんだろうか それより身体は無事か?公園のベンチで寝息を立ててたら襲われたって文句がいえない 頭が重い、何か悪夢のような物でも見てたような気がする。 時間はどれくらいだ、携帯を見る。 「じゅ、じゅういちじはんっ!?」 声に出してまだ驚く、本当に驚いた、公園でうとうとしてたのが6時くらいだから 5時間は公園で眠ってた計算になる。流石にヤバい 「そ、そうだお母さんっ」 気がつくとメールと不在着信が来ている。両方お母さんから、とりあえず電話する 「ちょっと早苗っ!今何時だと思ってるの」 「ご、ごめんなさい、すぐに帰りますからっ!」 一方的にこっちから切ってすぐにベンチから飛び起きる 「今起きたところ…」なんて言わなくて良かった。 これは帰ったら大目玉だな、そんなことを思いながら走って帰る 制服はいつのまにか乾いていた、下着はまだグショっと水分を吸っている 「なんで寝てたんだろ」 悪夢を見ていた気もするが内容を良く思い出せない でも、余り思い出したくない類のものだったのは確かだ しかし変だ、寝たからだろうか?なんとなく足取りが軽いような気もする 悪夢を見たのに気分が軽いというのも変だからやっぱり少し寝たお陰だろう 帰ったらお風呂に入ってすぐに寝たいな… そして起きたら… いつもの…日常… いやだな… もう今日のトイレみたいなことはやめてほしいな… どうしたら終わるのだろうか? 私が高校卒業するまで? いえ…もうすぐですよ え? なんとなく、どこからか小さな囁くような声が聞こえた気がする その声は私に似てた、というか私そのものだったような… 天からのお告げかな しかしそんな胡散臭い言葉が何故か私に少しの希望を与えてくれた なんとなく、この日常が終わるにしろ終わらないにしろ 私の世界が全く今までのものと変わるようなそんな予感がしたのだ 「ふふっ」 自重気味に笑う 馬鹿か、そんなことがあるはずがない なんで一瞬そんなことを思ってしまったのだろう 疲労が溜まり過ぎて妄想と現実の区別がつかなくなったのだろうか一瞬 変わるはず…ない 「変えようと思っても…」 私は自分の髪を指で擦る 「普通じゃない私が邪魔をするのよ…」 消えてなくなればいいのに、私自身が そんなことを思いながら走っている内にいつのまにか家兼神社の我が家についた 目前に広がる長い石段、普通の神社より遥かに長いそれが疲れたこの体には難く感じる。 「お!早苗ーっおかえりー、遅かったねぇ」 「諏訪子様…」 石段の下段に腰掛けてた諏訪子様が笑顔で私を迎えてくれた 「いやぁ遅いから心配してたんだよ、どう?楽しかった?」 「え…?」 一瞬何が楽しかったのかと疑問に思うがすぐに打ち消す そうだ、私は友達とご飯を食べにいっていたという『設定』だったんだ 「た、楽しかったですよ!話も弾んで…」 「へぇ~そりゃ良かった良かった」 諏訪子様がまるで自分の事のように喜び笑顔を見せる 諏訪子様は子供の時から好きだった、優しいし 「でもねぇ、ウチは今、ちょーっと楽しい状況じゃないんだよねぇ」 「え?」 「いや、ねぇ?そのさぁーなんか最近、信仰が減ってきてるんだよねぇ」 「そ、そうなんですか?」 「いやぁ、数年前から段々と減ってきてるのは解ってたんだけど」 「はぁ」 「ここ数日から急激に減っていっててさぁ、もう神奈子も真っ青だよ」 「そ、そんな…」 「もしかしたら後数ヶ月したら、私たち、消えてなくなるかもしれないねぇ」 そんな爆弾発言をまるで「最近娘が反抗期でねぇ」とでも愚痴るようなお父さん並にさらっと言う諏訪子様 信仰がなくなれば諏訪子様が消える、神奈子様もだ 二人の神という力を失った守矢神社がどうなるかもわからない、無論私もだ 「そ、そんなの困ります!諏訪子様が消えてしまうなんて…嫌ですっ」 なんでだろう、あれだけ憎んでた普通じゃない日常なのにいざ、なくなるとなると惜しむ 信仰がなくなれば私も神ではなくなり風祝という職もなくなり神もいなくなり 私の望んでいた日常が手に入るのかもしれない、でも、いやだ 諏訪子様も神奈子様も消えてなくなるなんていやだ、いやだ、絶対にいやだ 「絶対に嫌です!そんなこと絶対に絶対に嫌ですからっ!」 気がついたら私は泣きながら諏訪子様に抱きついていた 「早苗……うん、大丈夫だよ」 諏訪子様が私の頭を撫でる。諏訪子様の手は温かくて好きだ いつも私が泣いてると「大丈夫」といって撫でてくれるのだ 「実はね…一つだけ、どうにかする方法があるんだ」 「え…」 「まだ今はいえない、本当に、大変になった時に明かそうと思う」 「い、今が大変な時ですよ?明かしてください!」 「まだ消えると決まった訳じゃないからねぇ…これから挽回できるかもしれないし」 「で…でもっ」 「神奈子にもちょっと提案した程度だし神奈子はあんまり乗り気じゃなかったし…」 「でもっ!どんな方法なんですか?ちょっとだけでもっ…」 「うーん…」 「お願いしますっ!」 「解ったよ…簡単に言うよ、これだけだからね?」 「はい!」 私は諏訪子様の言葉を聞くのに全神経を集中させる。 「この地…いや、この世界を離れることになるかもしれないんだよ」 「え…?」 いえ…もうすぐですよ さっき帰り道で聞いた幻聴が妙にリアルに蘇ってくる。 なんだろう、この感覚。 「ど、どういう…ことですか」 「うーん…詳しくはいえないからなぁ… つまりさ、この今までの世界とは違う世界に行くってことだよ」 「そ、それって!異世界とかって?」 「い、いやぁ…異世界というかね…なんていうか存在はしてるんだけど全く違う 『普通じゃないのが普通』そんな滑稽な場所さ…も、もうこれ以上は駄目だからねっ!」 「普通じゃないのが…普通……」 諏訪子様の言葉が私の中で木霊す 普通じゃないのが…普通… そこにいけば… そこにいきさえすれば… ほら…いったじゃないですか また、幻聴が聞こえた なんとなく楽しんでるような声だった気がする。 思ってはいけない、いけないことなのに その世界へ行って見たいと思う自分がいる いや、その世界へ行って見たい 冷静に信仰を取り戻してここに残るなんて思う自分はいない 行ってみたい その 普通じゃないのが普通 そんな世界へ 普通の日常がここで手に入らないのなら 普通じゃない世界に身を置けば手に入るのかもしれない 私の夢… これは…奇跡だ もしこれが私を救ってくれた神様の能力なのだとしたら それはきっと奇跡を起こす能力に違いない 私はいける、その世界に、だって普通じゃないんだもの 私は生まれて初めて、普通じゃない私と、奇跡を起こしてくれた神様に感謝した 決めた… 行こう… その世界に… そして何故か、信仰が回復してここに留まるというそんな未来はない気がした 気だけだ、だけど、それが何故か確かな気がする 「さ、早苗?どうしちゃったの?そ、そんなにショックだった」 「ふ、ふえっ?」 どうやら放心してたみたいだ 「そりゃこの地を離れるのは寂しいかもしれないけど…いや、あくまで可能性の話だよ!可能性!」 「そうですね…その通りです」 その可能性が何故か凄く高い予感がするのは私だけだろうか 「とりあえず帰ろう?お母さん心配してるよ?」 私を先導してピョコピョコと石段をかけあがる諏訪子様に気づかれないように 私は、私はにんまりと極上の笑みを浮かべた 嗚呼、普通じゃないって素晴らしい それから1ヶ月ぐらい経った頃だった 守矢神社と東風谷早苗はこの世界からなくなった 存在すらも消え、いなかったことにされた それからこの世界で彼女の行く末を知るものは一人もいない…ただの一人も なんかSS書くと結局最後は救いがあるENDになってしまう件について ってか後半全くいじめ関係ねぇや それよりルーミアちゃんを拷問したり衣玖さんにDVする絶望的なSSが書きたい グッド -- 名無しさん (2009-08-25 02 07 23) いじめって、規模の差はあれど本質は変わらない。 ちょっとした差か何かから虐められ、虐められた側は自分で押さえ込んじゃうから解決しない、本来助けてくれる人も助けてくれない。 いじめがある事を認めてくれる教師なんて少数派。 自分も規模の差はあれど経験した事はあるから、少し涙がでそうになった。 いい話でした -- 名無しさん (2009-08-25 22 24 36) いじめる側もいじめられる側も両方体験している身としては昔を思い出すね。 -- 名無しさん (2009-08-26 01 38 53) 学級いじめは見てて辛い・・・ -- 名無しさん (2009-08-26 20 46 16) >依玖さんDV 頼んだぜ -- 名無しさん (2009-08-27 01 06 10) アリス虐めを書いてくださいお願いします。できれば暴力的でかなりハードな内容で全力でお願いさせてもらいます -- 名無しさん (2009-08-30 00 41 44) 学級いじめの内容今の俺と似すぎだ -- 名無しさん (2010-02-28 21 54 09) ここまで感動する話と俺はまだ会ったことがない… -- 名無しさん (2010-02-28 23 22 16) 学級苛めの類は苛め始めた理由が大体理不尽なモノだよね -- 名無しさん (2010-03-01 00 00 14) 胸がマジで痛くなるな ハッピーENDでよかったよ… -- 名無しさん (2010-03-09 16 18 39) 今日の日本じゃ良くある話なんだよな、残念ながら -- 名無しさん (2010-03-10 00 32 49) 緑髪とか最高に萌えだろう -- 名無しさん (2010-04-18 23 52 16) 早苗をいじめたクラスメイトを殺してくる。 -- 名無しさん (2010-04-26 01 42 56) ↑おーいこの刀持っていけ -- 名無しさん (2010-04-26 16 17 00) ↑↑おいちょっと待て、俺も行く -- 名無しさん (2010-04-26 21 13 26) いじめするやつはクズ・・・といいたいけど いじめられるのが怖くていじめる人間はクズじゃない 人に嫌われるのを恐れるのは人間として当然だからね -- 名無しさん (2010-04-26 22 52 08) あ!野生の聖人君子が現れた! -- 名無しさん (2010-04-28 19 09 06) ↑↑ そんな事言ったらほとんどの奴がクズではない。 虐められている人を「身代わり」として、今日も誰かを虐めている人が大多数。 「目立つ事をすると、自分が被害に遭うかもしれないから、目立たない様に俺もあいつを虐めよう。」という考えの中、今の多くの日本人は生きている。 -- チャイサ (2010-04-29 10 21 01) ↑の追伸 俺は虐げられていた者として、「いじめられるのが怖くていじめる人間」を許しはしない。 その人は、どれだけ虐められるのが辛い事なのか解っていない。 「いじめ」によって命を捨てた者は数多い事も、聞いた事はあっても、本質的に理解していない。 だから俺は、そういった愚かな者達を許してはいけないと思っている。 -- チャイサ (2010-04-29 10 27 54) ↑の更に追伸 だからと言って、復讐しようとも、殺してやろう、なんて事は考えない。 復讐したとして何になる?それでスッキリするのは、今まで「負け」て来た者が初めて「勝つ」事が出来たからだろう。 しかしどうだ。復讐の仕方によっては犯罪だ、自分が裁かれるのみ。後に後悔して人生を過ごす羽目となる。 彼等の罪を「合法的」に。そして「和睦」が出来るような、括り方。 そんな方法が見つかったら「虐められている、または、虐められていた」俺達の本当の「勝ち」の「価値」だ。 -- チャイサ (2010-04-29 10 39 17) だるばむ -- 名無しさん (2010-08-21 13 03 27) アリスちゃんいじめんなボケが -- 名無しさん (2010-08-21 23 23 16) いじめられてる奴は大体がKY 1.他人の意見に対して否定から入るのはやめる やばそうな意見以外は基本的に肯定 2.自分の趣味嗜好を他人に押し付けない 求められたときだけ「わかりやすく簡潔に」嫌みの無いように謙遜して語る 3.会話の流れを読む 相手の話にしっかり反応してあげて、次の人にパスしづらい話題は避ける 4.爽やかで清潔な外見を心掛ける(イケメンである必要は全くない 体型は気にしておくと安心できる) とりあえずこれが自然にできない奴はいじめられる確率高い -- 名無しさん (2010-09-07 03 02 56) というか、なんでほうっておけないの?いじめっ子は -- 名無しさん (2010-09-07 10 03 54) だるばむとか書いてすみませんでした -- 名無しさん (2010-09-28 16 20 20) いじめなんて現代の人柱だろう -- 名無しさん (2010-11-02 02 51 16) ↑↑↑↑ それを心がけた元いじめられっこの俺は、 両親にさえ本音を1%も伝えられない、 究極の内向人間になってしまいましたよ。 学校を卒業したら友達なんて一人もいなくなった。 -- 名無しさん (2010-11-02 02 58 16) ↑「大体が」って書いてある 治安の悪い底辺学校は理由なんてないだろうな あと君らもスレで煽ったりするじゃん 放っておけないのはアレと同じ心理なんだろう -- 名無しさん (2010-12-18 20 46 08) 早苗はいじめられるのがよく似合う -- 名無しさん (2010-12-19 21 26 20) 諏訪子が優しすぎて泣いた やっぱ東方は諏訪子が一番好きだ -- 名無しさん (2011-07-25 00 03 25) ↑同志よ! -- 名無しさん (2011-07-25 23 18 25) 神奈子も諏訪子もいい…… 東方に関しては欲が出てしまう俺ww -- 名無しさん (2011-07-27 00 56 03) 早苗... -- 名無しさん (2013-05-26 15 13 34) こういうのいじめられる原因がなんかショボいから作られた不幸って感じすんだよな 実際ディアボロぐらいじゃないと髪の色でいじめられるって事はない…はず -- 名無しさん (2013-05-31 06 36 56) 早苗~!クラスメイトウザイから殺してくらぁ!!! -- 名無しさん (2013-06-01 09 28 31) 確かに人間は醜い生き物なんだ。 -- 動かぬ探究心 (2013-06-04 21 17 10) お前らの嫁だろ、なんとかしろよ。 -- 名無しさん (2013-08-09 19 02 28) いじめをやる方は何を言っても無駄、諭すのが馬鹿馬鹿しくなる位救いようが無い。 それよりも救うべきなのは被害者の方だ。 没落する馬鹿な連中の道連れにならないようにするべきだ。 -- 名無しさん (2013-11-30 18 26 20) ウィッグあげたい。 -- 名無しさん (2015-02-14 23 50 50) 俺は途中から見れませんでした。胸が痛くなりすぎて…… -- 名無しさん (2015-06-18 22 43 03) ↑あー!わかります、可哀相ですが同時に早苗さんかわいいなぁぁと思ってしまいましたw -- ナナシ (2015-09-28 21 07 43) 読んでいて胸が痛くなった。自分もイジメに近い事をされていた時期が昔あったので、自分と照らし合わせてしまった。 東方projectの中でも早苗さんは大好きなキャラクターなので、何だか悲しかった。 -- 名無し (2015-10-09 05 00 26) かわいそう -- マウンテンバイクに乗ったこいし (2015-10-20 08 16 09) ニコニコ動画に上がっている 「古明地こいしのドキドキ大冒険」のPart7と結構かぶってる所ありますね... とやかく言うつもりはありませんが、リスペクトしたなら一言くらい何か書いた方がいいと思います、一応 -- 名無しさん (2015-10-25 21 22 28) ↑これのほうがさきだからリスペクトするのは逆じゃないかな -- 名無しさん (2015-11-03 22 43 00) 早苗はあんまり好きじゃない -- 名無しさん (2015-11-16 16 40 49) ↑3 実はこれの方が先に公開されたはず…… そのいいかたならこいしの方がネタかぶりしたがわなんですが…… -- 名無しさん (2016-11-24 17 35 18) 救いは完璧に無しで徹底的に追い込むのが見たい -- 名無しさん (2017-12-29 12 36 40) いじめっ子絶対にゆる早苗 -- ロリこん (2018-01-05 18 22 11) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/touhoukashi/pages/6546.html
獣の知性 タイトル画面テーマ 「獣の知性」をタグに含むページは1つもありません。 世界は可愛く出来ている 博麗 霊夢 ストーリーモード序盤のテーマ 01 DYNAMITE ZEAL 02 この世が楽園ならば 01 Nostalgie 魔獣スクランブル 霧雨 魔理沙 ストーリーモード中盤のテーマ 01 嘘つき天邪鬼 鬼は悠久の山に 伊吹 萃香 ストーリーモード終盤のテーマ 「鬼は悠久の山に」をタグに含むページは1つもありません。 タイニーシャングリラ 孫 美天のテーマ 06 空を想う地で 03 TINY PARADISE 勇敢で有閑な妖獣 三頭 慧ノ子のテーマ 02 ケルベロストラッパー 吸血怪獣チュパカブラ 天火人 ちやりのテーマ 04 化獣 / 吸血怪獣チュパカブラ 01 天火無双!チュパカブラ 振り向かない黄泉の道 豫母都 日狭美のテーマ 04 スキスキ♡ストーキング 逸脱者達の無礙光 ~ Kingdam of Nothingness. 日白 残無のテーマ 03 KIRANAH -涅槃ノヒカリ- 05 戦乱残無 少女が見た日本の原風景 東風谷 早苗のテーマ 02 Beep!Beep!Emergency! 03 Miracle Locus 04 思い立ったがLUCKY DAY 04 STELLA★ZONE!! 06 神様Rains 01 祭り彩る 08 お釈迦色 06 So what? 06 六月の神様 07 My Duality 01 JEWELRY 14 Ultimate Sky 02 Sacred 03 風導星歌、黎明ノ景 10 第3幕「山林管理事務員コチヤの憂鬱」 11 時ツ風 09 GLORY 06 NO WORK, NO MONEY 03 現人神たち 08 かぜのいろ 02 Next Memory 04 空域 11 KI SE KI 05 Faith and salvation 09 Rainy Sigh 01 架ける誓いのトラベリング 06 旅立ちの季節 03 PERFECT BELIEVER 16 NEW SONG 11 SPEED QUEEN ~ Miracle with a blast. 02 みらくる Demarcation!! 01 三千世界 01 残酷な情熱の果てで 08 生育つ青空 08 ファフロツキーズの奇跡 11 A transient faith 05 未来 06 風神「ブレイブ・ガール」 01 encourager 06 君の夢 05 パラレルスカイ ~Ambitious Explorer 06 パラレルスカイ 01 縁の華 03 Missing Girl 03 風の道標 ~shirushi~ 妖々跋扈 ~ Who done it! 八雲 藍のテーマ 04 Dive to the Dream 01 八雲藍の唯心論 05 Monsters Parade 01 Spinnin Fox 08 Perfect Cherry Blossom. 02 霧の香勾引ふ 05 Voltage Higher 09 Catch Us 07 A mellow in Ring 03 カレイドスコープ(TaNaBaTa) 07 妖々跋扈 一対の神獣 高麗野 あうんのテーマ 03 ONE CHANCE 04 かくて一春一夜 04 All Unite Night 03 守護って!あうんちゅ 02 阿吽の宴 07 alter ego 06 あうんどばいみー 05 鏡越しリドル 01 コマノエール -全力貢献中!! 01 目線 08 天色の四季 04 ここにいますから 春の湊に ナズーリンのテーマ 03 灰空の果て 01 アタシマニア 04 春風に乗る 02 雪琥珀 -snow amber- 01 Treasure Dowser 04 innocent wing 03 この夢のどこかで 04 Contradictory 04 Double justice 07 Vermillion 02 風が冴えるより疾く 06 I Seek 01 一瞬のセツナ 06 You Say 01 PLAY MY GAME 02 ゆけ!ナズ公と小さな冒険者たち 05 ボトルシップの恋 06 undefined songs 02 FLASH STORM 04 Lalala, Seek a Fever 08 星蓮「ウルワシのベントラー」 09 Seek for Destiny 08 眠りし宝 01 Soar 08 Realize 07 スロニートプリンセスかぐや―S・N・P・K!― 02 Spring of Dreams 04 LUVディテクター 06 花咲く春のある限り 02 Look For... ××× 02 PLAY MY GAME(Men s) 忘れがたき、よすがの緑 清蘭のテーマ 04 ルナティックガン 02 忘れられしカルマ 02 Say Around 06 BLAZE OF GLORY 死体旅行 ~ Be of good cheer! 火焔猫 燐のテーマ 10 Alkaloide 02 死ヲ焚ベル 03 し・に・あ・そ・ば・せ! 03 道連れ 05 PhantomBlackNightDream. 01 Drivi n greedy 12 ねこにゃんのうた 03 恋のくじごじ・にゃんすか地獄 08 ハートフルネコロマンサー 06 さあ瞳を閉じて 02 KAЯMA -燐光- 05 Friskies 09 Dancing in the fire 02 夢夢夢夢 10 響け!CHIREI MY WAY! 05 Beat me 08 ハイカラー 08 スカル キャット -Brave or Death- 10 Dancing Ash 09 トラベリング・ウィズアウト・シェイクハンズ 03 至福エキス 07 Travering 08 死体旅行へようこそ! 05 sing for you, pray for you 02 想像は屍 Ⅵ. from the corpse to the journey 03 月と、黒猫と、眠れる廃獄 01 Iris Joker 02 C.A.T 04 Blooming Nights 05 ソレでもいい 08 内緒の話。 03 ヤタガラスカイダイバー 06 Worlds End 待ちわびた逢魔が時 菅牧 典のテーマ 10 INTERGALACTiC DIMENSION 04 快感くらぶ♥フォクソロジー 05 Dragon Bomb (Vocal Mix) 03 Silence 01 こ~んさるたん! 10 菅牧典の !!! うれションせんせーション 05 暴食管狐テンプテーション 佐渡の二ッ岩 二ッ岩 マミゾウのテーマ 02 Mami Mami Zone 10 Throw off disguise… 11 グラフィクス 07 *Mind Me Zone* 02 幻想郷DEMPASTICグリーティング 05 オナジムジナ 03 苺と恋する 02 明神変化 04 One-Way Highway 06 二ッ岩 DA ROCK† 05 ひとつよがりの逃避行 05 変幻自在Dreamer 06 佐渡ノ団三郎 14 YUBIKIRI GENMAN 04 約束の君 08 Call me 05 私の名前 06 煙草と狸と無銭飲食 04 私家版 百鬼夜行絵巻 08 66音頭 feat.抹、司芭扶 07 化!二ツ岩魔魅軍団 02 鬼太鼓の涙 10 <正調>「佐渡の二ッ岩」 09 雪割草 02 サド トータスドラゴン ~ 幸運と不運 吉弔 八千慧のテーマ 02 Subhuman 02 ツキの舟、卜 03 SURVIVAL GAME 01 アンロケイテッドヘル 04 カリスマ煉獄天神 03 Like an Animal 聖徳太子のペガサス ~ Dark Pegasus 驪駒 早鬼のテーマ 10 最速最強!KUROKOMA-Yeah! 03 輝かしきその掟 07 漆黒の投影は月夜に 03 酷翼残下、堕空ノ絶 06 Last danceR 07 荒野のペガサス 強欲な獣のメメント 饕餮 尤魔のテーマ 09 Gotta Grab em All! 04 呪い狂える魂の歌 01 ヤムヤムヤミー 11 HUNGLY MONSTER 獣王達の休息 エンディングテーマ 「獣王達の休息」をタグに含むページは1つもありません。 獣に知性はあるか スタッフロールテーマ 「獣に知性はあるか」をタグに含むページは1つもありません。
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/559.html
【名前】東風谷早苗 【出典】東方project 【性別】女 【年齢】原作では幻想郷に移るまでは女学生だった(中高生程度?)とされているのみ。本ロワでは元・女子高生。 【名ゼリフ】「おや、黒歴史持ちでしたか。失礼ですね、私は本物ですよ?」 「神奈子様、諏訪湖様、ごめんなさい。私、汚されてしまいました…」 「やめてください!思い出させないで…あんな、あんな事…私が…うう…」 「これぞまさにデオチベインですね!」 「是非!是非本場の奇跡を見せてください!」 「奇跡です!」 「あっ、『光になれぇぇ!!!』の方が良かったですか?」 「カズマさん。カズマさんは、私を信仰してくれますか?」 「家族、ですか。ああ、それは、とても、素敵ですね」 【支給武器】風祝の御幣@東方project、携帯電話@ラ・ヨダソウ・スティアーナ(コピペ) 【本ロワでの動向】 \ / ● ● <このバトルロワイヤルで常識に囚われてはいけないのですね! " ▽ " だいたいこんな感じ。 ……もう少し詳しい解説を以下に記す。 一子相伝の秘術を継いだ現人神。奇跡を起こす(主に天候操作)程度の能力をもつ。 東方風神録5ボスとして初登場。続編の地霊殿にEX中ボスとして続投。 初の自機キャラとなった星蓮船以降は霊夢・魔理沙に次ぐ第3の主人公としての地位を確立しつつある。 シリーズが進むにつれて上記の発言の元ネタである「この幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね!」や巨大ロボットやオカルトが好き、妖怪をいじめるサディストなどの強烈なキャラクターを身に付けて現在に至る。 言動や使用するスペルカードから、本ロワの参戦時期は神霊廟以降と思われる。 ロボットアニメ等に詳しいことで知られており、本編でも息をするようにネタ発言を吐いた早苗だったが、東方不敗をはじめとする参加者の記憶はあいまいにされていた模様。 ハズレ支給品を掴まされて「何だこれー!?」と叫んでいたカズマを発見。同行する なんという事でしょう。 私、東風谷早苗は突如奇妙な場所に呼び出され、ちょっと格好いいデザインの仮面の男・黒のカリスマに殺し合いを命じられてしまいました。 でも実を言うと私、少しワクワクしています。だって、私の知らない異世界の人たちと会えるんですから。きっとこれから私の常識を覆してくれる様々な経験が待っているはずです。 おっと、この東風谷早苗、常識を捨てても良識を捨てた覚えはありません。 この殺し合いを主催する者を退治して、必ずや神奈子様と諏訪子様の待つ守谷神社に生還して見せましょう。 幸運なことに、支給されたデイパックには風祝の御幣も入っていました。これさえあれば地底の大魔王や、魔界の皇太子にも負ける気がしません。そんな事を考えながら歩いていると、 「何だこれー!?」 という素っ頓狂な叫びを耳にしました。 声のする方へ行くと、一人の少年がお守りらしきものをまじまじと見つめているではありませんか。お守りをよく見ると、フリフリの衣装を着た女の子があしらわれています。 ……彼の趣味なんでしょうか?もう少し近くに寄ってどんなお守りかを……。 すると、肩越しにお守りをのぞく私に気がついた少年は、慌てて右手のお守りとひざ上の本を隠してしまいました。 「むー。隠すことないじゃないですか」 「い、いやこれはその決して俺の趣味じゃなくてだな。ってかあんた誰だ!?」 「あ、申し遅れました。私、東風谷早苗といいます。現人神です、えっへん!」 「ぐあああっ!? 痛い、なんか俺の古傷がああ!」 「おや、黒歴史持ちでしたか。失礼ですね、私は本物ですよ?」 いいですか、カズマ・アーディガンさん、私は守谷という神社に仕える風祝という、言ってみれば巫女のようなものです。 守谷神社には神奈子様と諏訪子様という二柱の神様が祀られていて、風祝とはその神の力を借りる一子相伝の秘術を継いだ者のことをいうんです。 神の力を借りて、奇跡とも呼べる現象をを起こす風祝は、信仰を集めて人でありながら自身も神となったのです。 ですから、私が神だというのは嘘でもデタラメでもなく……カズマさん、なぜ胸を抑えて激痛を訴えるんですか。私のことを痛い人を見る目で見ないでください! まったく、外の世界の人がそんなだからカナスワ様の存在が危うくなって、幻想郷に移住せざるを得なかったんです。 ……え?要は家業を継いだが先行きが危うくなったんで見ず知らずの土地に商売場所を変えた?苦労してんだなあ、あんたも? ……ええ、神を信じていただけないのならもうその解釈で結構です……ええ……。 ところでにカズマさんは私と同じ位の年頃に見えますが、学生ではないようですね。何をされている方なんですか? トレイラー?へえ、運送屋のことですか。 お住まいはどちらですか。 ……ビット?聞かない地名ですね、どのあたりですか? え、公転軌道の外れのコロニー? ちょっと待って下さい、貴方の仕事場はどちらですか? 衛星軌道上が主だけど、地球圏に足をのばすことがあるな? へえ、パイロットをされているのですか。外の宇宙開発も随分進んでいるのですね。それに貴方のことを誤解していました。その若さにして最前線で働いているのですね。羨ましいです。尊敬します。 妹も働いてるし、別に珍しくもない? ……どうも話が噛み合いません。もしやと思って私は…… ガンダムって知ってますか? ――ああ、最新鋭のMSだな。いろいろな勢力でエース級が乗る看板機体になってるから、軍属でない早苗も流石に名前は知ってるか。 まるで、現実にそれが存在するかのような言い方ですね。 ――現実も何も、俺友達にガンダム乗りがいるんだけど。 ( ・`ヮ・´)<……な、何ですってー!!! ――ちょ、叫ぶな、顔が近い、あと『当たってる』って! 私はエキサイトしてカズマさんに詰め寄り、矢継ぎ早に質問をぶつけました。 カズマさんは、私の憧れだった巨大ロボットが当たり前となっている世界の出身で、カズマさん自身も巨大ロボット兵器のパイロットだったんです。 しかも、撃墜数50機超ってどう謙遜してもスーパーエースじゃないですか! そして、カズマさんと共に戦っている仲間達。 ガンダムに、マジンガーZに、ガオガイガー!! 私が憧れていたアニメのヒーロー達と肩を並べる方がここに居るなんて! これはぜひもっと詳しいお話をお聞きしないと! その間、この東風谷早苗が命をかけて貴方をお守りします! ああ、黒のカリスマさん、この時ばかりは貴方に精一杯の感謝を捧げます! 実際会ったときは容赦なく退治しますけど! ……ところでカズマさん。 さっき隠したお守りの女の子ですけど、仮にも魔法少女と名付けられた存在なら悪い人達ではないと思いますよ。こうしてお守りのデザインになるくらいの存在ですから。 ……気のせいでしょうか。そのお守り、なぜかご利益がある気配が全く感じられないのですが……。 それと、その本は私の友人の著書です。私も持ってますよ。 この場で役に立つ情報はあまりないと思いますが、一つオススメの項目があるんです。ぜひ読んでみて下さい。ほら、このページです。 「地獄極楽メルトダウン」の解説 『メルトダウンって何だろうな。もの凄く熱いのかな。 その名の通りとろける位甘いのかな。 核融合って凄いな、メルトダウンが出来るなんて。』 byまりさ ……いけません!カズマさんが血を吐いてしまいました! 謝ります!私、カズマさんに謝ります!ごめんなさい! ネクを現人神の力で退治する 私たちはカズマさんと共に主催者打倒の意志を持った仲間を探しま始めました。 ですが同志には恵まれず、逆にゲームに乗ったと思しき参加者から襲撃を受けてしまいました。 ヘッドホンにノースリーブで逆立ったヘアスタイルをしている、ちょっとかわいらしい顔立ちの少年です。神霊廟で会った豊聡耳神子様にちょっと似ていますね? その少年の名がネクとわかったのはまた後の話なのですが、どうやら彼の狙いは私の蛇の髪飾りの様です。これは特別な力こそありませんが、私の主神である神奈子様の象徴。おいそれと渡すわけにはいきません。 しかしネクさんは私の説得も聞かずにこちらに向かってきます。そこにカズマさんが割って入りました。お互いに武器を持たない二人は素手で殴り合いをはじめます。 流石カズマさん。訓練を受けていたと言うだけあって、生身でも中々いい動きをしています。対するネクさんはというと、どう見ても多少ケンカ慣れした不良少年といった風情。17歳のカズマさんと15歳程度に見えるネクさんでは体格も一回り違います。これはすぐに決着が着くかと思いましたが、何とカズマさんが圧倒的に押されています。ネクさんはまるでカズマさんの心を読んでいるかの様に立ち回っています。何度目かの痛烈なカウンターパンチを顔面に受け、遂にカズマさんは地に膝を着けてしまいました。 私に向かって逃げろと叫ぶカズマさんを見たネクさんは、私の方を向いてヘッドホンに手を当て、目を閉じ意識を集中し始めました。 数秒後、彼は私に背を向けて逃げ出そうとします。私の考えが読めたみたいですね。 ダメです。絶対逃早苗♪ 神々の時代より守谷に伝わる呪文の詠唱を終えた私は、突風の術『マイティウインド』を発動。横っ飛びにかわそうとするネクさんですが、(敵が)多い日も安心のワイドタイプの前には無駄無駄ァというものです。突風が彼を吹き飛ばし、10数メートル先に叩きつけました。 「傷は大丈夫ですか? 」 「何とかな。……いててっ」 「立てますか?さあ、今のうちにこの場を離れて手当しましょう」 「早苗……」 「?」 「その、悪かったな。あんたの身の上話、全然信じてなかった。 神の奇跡なんて、嘘っぱちだと思ってたぜ」 「いえ、いいんですよ。 人が宇宙を飛び回る時代に目にしてもいない神様を信じろというのは、無理がある話です。 でもこれでお分かりいただけたでしょう。(*`・∀・´*)(ドヤァ 只今お見せした突風は神の奇跡のほんの片鱗に過ぎません。(*`・∀・´*)(ドヤァァ これから守谷の神々をご贔屓にしていただければ、今度はもっと凄い奇跡を……」 「いや、神様云々の話は全然信じちゃいねえけどさ」 「へ?」 「そんな力を持って生まれたら、いろんな所から引く手あまただろうに。 それでもこの神もホトケもありゃしねえ物騒な時代に 代々続く神社の看板を守り続けるってのは並大抵のことじゃねえな。 気に入ったぜ、あんた」 「守谷の神々は信仰していただけないんですか? お守りを買っていただくだけでも、ご利益ありますよ」 「悪いな。お守りは間に合ってるんだ」 「……さっきの魔法少女のお守りですか?」 「違う!俺には親父を護ってくれたチューリップクリスタルってお守りがあるんだ」 「今は持ってないじゃないですか。……私もお守り、持ってませんけど。 あ、そうだ。この魔法少女のお守りに私の髪を切って……どれに入れますか? お代は『生還できたら』でいいですよ」 「いろんな意味で怖いからいらねえよ!」 「うう、かくなる上は私の、そのっ、下のk「おい馬鹿やめろ!」 神奈子様、諏訪子様。 カズマさんを守谷に入信させるのは、 私の力をもってしても中々手強そうです……。 第3放送直後、デモンベインを入手。起動に成功する カズマさん……カズマさんの人生最高の瞬間はいつですか? はじめて恋人ができた日ですか?え、まだ? 私は、私は……今なんです! ――んな、大袈裟な……。 これが(ハアハア)、興奮せずに(ハアハア)、いられ(ゼエゼエ)、ますか(ヒューッ!ヒューッ!) ――おっ、おい、大丈夫か!? (ゲホッゴホッオエッ)失礼(スーハースーハー)……ちょっと興奮して、過呼吸気味になってしまいました。 私たちは第3放送直後、とんでもないお宝を見つけてしまいました。 そう、私が夢にまで見て憧れていた巨大人型ロボット兵器です! 50mを超える銀灰色に鈍く輝く巨体。脚部の巨大なシールドと頭頂部になびくたてがみが目を引くその姿は、まさに鉄の砦! 格好いいですねえ……。ねえ、格好いいですよね!カズマさん! ――もういいから、わかったって……。 では早速乗りましょう! ――え!?俺、こんな見たこともねえ機体、操縦方法わかんねえよ! 先ほどから思うのですが、カズマさんは常識に囚われすぎです! こんなに私とあなたで意識の差があるとは思いませんでした! 主催者が殺し合いのゲームの進行のためとはいえ、 こうしてわざわざ巨大ロボットを会場内に配置しているのですよ? きっと誰でも動かせるような細工が施されているに違いありません! さあ、乗り込みますよカズマさん! ――お、俺を抱えて飛ぶんじゃねええ! こうして乗り込んだ機体は何と二人乗り。 まるで、私たち二人の為に用意されたようなロボットですね! ――誤解を招く言い方はよせ! ですが、肝心の動かし方が分かりません。何処かに起動スイッチは無いのでしょうか。 I’m innocent rage. I’m innocent hatred. I’m innocent sword. I’m DEMONBANE. 気がつくと、光り輝く文字が私たちの視界に飛び込んで来ます。 アイム、えっと、私は、悪魔の、ばね、です? ――デモン、ベイン。悪魔殺し。……『魔を断つ者・デモンベイン』。それがお前の名前か。 ――なかなかいい名前じゃないか。いてっ!急に頭をはたくなよ。 一番良いシーンをさらっと奪わないでくださいよ! とにかく、私たちは心強い新たな仲間・デモンベインと共に快進撃を始める予定 ……だったのでした。少なくともその時はそう思っていました。 東方不敗にボコられる。相手が悪すぎた デモンベインの起動に成功し、はしゃぐ私達は格納庫を飛び出しました。 ――おお、こいつ、動くぞ!これなら何とかなりそうだ! でしょう?いい加減カズマさんも常識に囚われずに…… ――何だ、これ!?頭の中に声が聞こえてくる…… ――……この機体の情報……これがデモンベインのインターフェースだってのか? ――!!早苗、大丈夫か!?何処か痛む所はないか? え?何がです? ――この機体は、お前のマリョクとやらを動力源にしているみたいだぞ! そういえば、ほんの少しだけ霊力が減っている気が…… ――レイリョク?マリョクと似たようなものか? ええ、基本的には同じようなものですが。 ――少しでも体調が悪くなったら、すぐに言ってくれよ。 ――この状況じゃやむを得ねえが、人の力を使って動かすマシンなんて気が気じゃねえ。 そんな大袈裟に心配しなくても。 だいたいカズマさんの世界にも、Gストーンとか、ラムダドライバとか、 精神力で動かすシステムはいっぱいあったじゃないですか。 もっと私を信じてくれていいんですよ。何しろ私は神様なんですから。 そう言おうとすると ガァン! 突然デモンベインの足元から走った衝撃でコックピットが激しく揺れ、 私は舌を思い切り噛んでしまいました。 ちょっと(ガァン!)カズ(ガツン!)ん、足元(バカメェ!)をつけ(タワケガァ!) しゃべる間もなく強烈な衝撃が連続します。 足元に気をつけるとか、そういうレベルの話ではありませんでした。 機体のモニターを高速で見え隠れする辮髪の男の人に攻撃を受けているのです! ……逃げないと!! 私はそう直感しました。 あの男の人はどこかで見たことがあります。 あんな動きをしながら、確かあの人は天狗でも鬼でもない、生粋の人間だったはず。 確かあの人は不治の病に侵されていて……え?またまたご冗談を。 貴方のような病人が居るものですか! そして、確か、その名は、その名は……!ああ、思い出せません! ただ、『東風谷』を名乗る私にとって、そして、『東方』の土地・幻想郷の住人たちにとって 最悪の相性を誇る名前ということだけは覚えています。 「超級覇王電影弾ああん!」 「おい、あいつなんか飛びやがったぞ!?」 「人が空を飛ぶくらいよくある話です! カズマさん、いい加減常識を捨てないと死んじゃいますよ!」 「普通じゃねえええええええ」 デモンベインに真正面から向かってくる鬼気迫る表情で思い出しました。 その名は東方不敗。どうして名簿を読んだ時に気づけなかったのでしょうか。 そりゃ勝てませんよ、ええ。そして、カズマさん。ごめんなさい。 まさか、巨大ロボットを生身で倒す人間が居て、いきなり襲ってくるなんて。 私の方こそ、常識を捨てきれていませんでした……。 クラウザーさんにレイプされる(デモンベインを) 地に膝を着くデモンベインに、東方不敗は更に追撃を仕掛けようとします。 このままダメージが加速したら、いよいよもう持たないかも知れません。 遠くからは何やらおぞましい歌声も聞こえてきます。 ――うわあっ!ば、化け物! カズマさん、気を確かに!確かにあのヒト、人間離れしてますけど! ――違う!アレが見えないのか!? カズマさんの指した先から、御年十万ウン歳といった感じの年季の篭った威圧感を放つ 白塗りの悪魔が飛んできます。彼がこのおぞましい歌声の主なのでした。 どこからともなく現れた取り巻き達がその悪魔の名・クラウザーを叫びます。 その様子はまるでオカルト雑誌で読んだ悪魔崇拝の儀式でした。 このような信仰の形態もあるのですか。 どうやら私はまだ常識から脱しきれていなかったようです……! 東方不敗もこの様子を見て動揺しています。 何だって良い、逃げ出すチャンスですよ、カズマさん! ですが次の瞬間、その悪魔がデモンベインを見て呟いた一言に私は戦慄するのでした。 「俺が本当のレイプのやり方を教えてやる」 横槍を排除しようと東方不敗が悪魔に跳びかかりますが、 悪魔の纏う触手と結界がそれを阻みます。 それにより東方不敗が一旦飛び退いた隙を、悪魔は見逃しませんでした。 バチイッ 悪魔が東方不敗の隙を突いて放った巨大な光弾が、私たちに命中。 コックピット内部にまでその余波が届き、スタンガンのようなショックを受けた私は 正面にいたはずの悪魔を見失ってしまいます。 次の瞬間、悪魔は四つん這いに倒れる私たちのお尻に回り込んでいました……! 「やべえ、背面を取られた!」 「この体勢は……!やめて下さい…私たちに乱暴する気でしょう? いかがわしい本みたいに!いかがわしい本みたいに!!」 「そんな訳、あるか!」 「じゃあ、お尻のあたりから伝わるこの衝撃は何なんですか!」 「って、腰部関節後部にダメージ!?そんなバカな!?」 「ハッハハハハハ!濡れておるではないか、感じておるのかこのメス豚め!」 「凄い!クラウザーさんが巨大ロボットをレイプしている!」 「あ、あれはまさに悪魔と悪魔のまぐわい……俺たちは今、魔界のセックスを目撃しているんだー!!」 「すげぇ! レイプレイプレイプレイグベッ!」 「わ、わたし…こ、こんなことっ… うぅ…こんなこと、許されることじゃありませんよ…」 「くそっ、なんとか後ろに張り付いているアイツを振り落とさないと!」 「やめてください!」 「何言ってんだ!このままじゃ、コイツがいくら頑丈でも壊されちまうぞ!」 「でも、でも……!コレ、はたから見たら、……悦んで腰を動かしてるみたいです!!」 「本当に何言ってんだ!?」 パニックに陥った私は、それから先の事をよく覚えていません。 まるで時々見る並行世界の自分が辱められる悪夢の(※注:巷に溢れる薄い本の事と思われる) 当事者になってしまった様でした……。 神奈子様、諏訪子様、ごめんなさい。私、汚されてしまいました…。 修羅チームと合流するが、すぐに別れる いかがわしい本のような、もとい、悪夢のような一時が去り、 何とかデモンベインを脱出した私たち。 (ちなみに緊急脱出した後のデモンベインは何処かに転送されていきました。便利ですね。) 降り立った先で、東方不敗と二人の少年が戦っている所を目撃します。 「やだ……何アレ……」 カズマさんがショックを受けるのも無理はありません。 自分が巨大ロボットを使って手も足も出なかった東方不敗に 二人掛かりとはいえ、あの少年たちは生身で互角に渡り合っているのですから。 ともかく、私たちはガンダムシリーズにつきものの 仮面ライバルっぽい男性・ミスター・ブシドーさんと情報交換を行いつつ 三人の闘いを見守ります。 ……と思ったら、あなたもガンダムを知っているのですか!? 愛や憎しみを超えて宿命の相手だなんて、まあ……なんてロマンチックな……。 あっ、今の見ましたか?寸勁っていうんでしたっけ、アレ! 私も受けたことがありますけど、地味に痛いんですよねー……。 ほら、あの東方不敗も痛そうにしてます! え?何で布切れや素手でデモンベインの機関砲を受け止める男に 生身の人間の格闘技が通じるんだ、ですって? 質問の意味が分かりません。ただの機関砲より必殺技が弱いわけないじゃないですか。 ……不意に三人の動きが止まりました。次の一撃で決着、なのでしょうか…… 東方不敗に短刀を投げつけると同時に頭上に回りこむ七夜さん。 時間を操る訳でも無いのに、そんな芸当ができるなんて! そして、常人では片方だけでも反応できそうにないその二撃をやすやすと防ぐ東方不敗。 ですが、圧巻なのは次の瞬間でした。 東方不敗の懐に潜り込んでいた九十九さんの、必殺の一撃! 寸勁と似た技に見えますが、先ほどとは比較にならない威力です!! 流石の東方不敗も、これはこたえた様子。撤退していきます。 結局、私たちはあの悪魔とブシドーさん達に助けられる形になってしまいましたね。 ガンダムも良いですけど、格闘技も良いものですね! 「アームスレイブで似たような技を出しているのを見た覚えがあるけど…。 アレ、手首に炸薬式バンカーでも仕込んでるのかと思ったぜ…。」 どうやらカズマさんも興味を持った様子。早速秘密を探りませんと! 早苗「あの最初に見せた技……たしか寸勁でしたっけ?」 九十九「陸奥圓明流では、虎砲っていうんだけどな」 カズマ「なぁ、あのコホウってどうやって覚えたんだ?」 九十九「干してある布団に拳を添えて、そこから打ちぬくようにするんだ」 早苗「それだけ、ですか?」 九十九「ああ。それだけを、毎日、10年ぐらい。そうすりゃ、布団を貫けるようになる」 七夜「宮本武蔵曰く、千日の稽古を鍛、万日の稽古を練とす、だ。武術の世界じゃよくあることさ」 ブシドー「古の武士道の言葉、記憶に留めておこう」 カズマ(……10年やっても無理なような) 帰ったら毎朝布団に拳を打とう。そう胸に誓った私なのでした。 ……しかし、ブシドーさんとガンダムとの間には本当に宿命めいたものがあるのでしょうか。 このすぐ後に、私たちはゴッドガンダムを発見してしまいます! まあ、私が偶然見つけたんですけどね! これがいわゆる現人神の導きってやつです!(ドヤァ いつ見ても神奈子様に似ていますね、後光を背負うシルエットが! ここはやっぱり、本職のカズマさんが乗ってみますか? ブシドーさんはあくまでガンダムを超えなければならない立場ですし。 やめておく?……落ち込んでますねぇ、カズマさん。 ……え?ブシドーさんが?良いのですか? そうですか、カズマさんのために先輩パイロットとして一肌脱いでくださるのですね! 「受けよ! 爆熱、ブシドーフィンガー!! 見よ! 武士道は、赤く燃えているぅぅぅ!!」 「名付けてグラハム・ガンダム・阿修羅スペシャル!」 「このガンダムこそ、正しくGガンダム……否、武士道頑駄無!!」 カズマ「俺の知ってるガンダムと違う……アレは、ジャンク屋のアストレイ的な何かだ」 九十九「違うのか?」 七夜「東方不敗は見事なガンダムだって言ってたようだが」 早苗「いいなー、いいなー、自分と同じ動きをするガンダムいいなー」 カズマさんが乗らないなら次はわたし!わたし! 両手で自分を指して必死にアピールしますが、 ブシドーさんが調子に乗って放ったゴッドフィンガーソードの熱に機体が耐えられず 敢え無く爆散。ブシドーさん、貴方がヒートエンドしてどうするんですか! 貴重なガンダムを爆散させておきながら一人で何かを掴んだ様子のブシドーさんが妬ましい! 一方カズマさんはというと、そんな様子のブシドーさんにドン引きしていました。 それにしても九十九さんに七夜さん、巨大ロボットには全くといっていいほど興味を示しません。 男の子だったらみんな食いつく話題だと思うのですが……正直ガッカリです。 結局、わたしとカズマさんはブシドーさん達三人と意見の相違から別れることになりました。 「あんたら悪い奴じゃあねえんだろうが、理解できねえよ…」 とはカズマさんの弁。ごもっともです。 東方不敗とクラウザーさんから受けたダメージが響き、倒れる 結局ブシドーさん達とは別行動となってしまいましたが、 それでもこのバトルロワイヤルを打倒すべく行動している同志と遭うことができたのは とても心強いことです。 さあ、カズマさんも、気を落とさずに、あれ……どうも、足元がふらつき…… ……足が体重を支えられません。意識が暗く閉じていきます。 今までテンションが上がりっぱなしで気づきませんでしたが、 デモンベインを動かす際に消費した霊力は、私を想像以上に消耗させていた様でした。 カズマさんが私を抱えて、必死に何か叫んでいます。 ……だいじょうぶ、ですよ、ちょっと疲れただけ、ですから。 私はそう返すのが精一杯でした。 その後私は人気のない安全そうな場所に運ばれているようでした。 うっすらとしか覚えていないのですが。 でも、これだけははっきり覚えています。 カズマさんが私をおぶって運んでくれたこと。 その時の背中の広さと暖かさ、たくましさ。 そういえば、私の今の家族は女所帯で、友人にも男性は殆どいません。 最後に男の人におぶってもらったのは、いつの頃だったでしょうか、思い出せません。 ……今までそれを気にしたことは無かったのですが。 でも、こうしてカズマさんにおぶさっていると、男の家族も欲しかったなーと思うのでした。 えへへ。(*´ω`*) すぐにイエス・キリストら一行と合流、本場の奇跡により回復する カズマさんに見守られながら熟睡していた私が目を覚ましたのは それから少し経ってからの事です。 私は古から伝わる何かとてつもなく偉大な存在が私に近づいてくるのを感じました。 凍えた体が、太陽のような光に包まれて温められていく感覚。 全身に力が満ちていくのが分かります。 こうして眠っている場合じゃない! すぐにでも寝床を飛び出し、外を駆けまわって叫び出したい! そんな衝動に駆られた私が飛び起きた目の前に『いらした』のは見紛うはずもありません! 「あ、ああ、そんな、あなたは……あなた様は……」 感極まって上手く言葉が出て来ません。 目の前の存在がまばゆくて、涙が溢れ出てきます。 「……まさか…ジョニデ?私女子高生にジョニデと間違えられてる!?(ドキドキ」 「どうしたんだ早苗?この人の事、知ってるのか?」 カズマさんには、この御方の偉大さを感じ取ることができないのですか? この御方は、外タレやスポーツ選手も目じゃない、正真正銘の偉人にして神の子。 その名も……! 「ご存知、ないのですか!? この御方こそ、現在・過去・未来全ての人類の罪を背負って 天国への階段を駆け上がった超時空聖者、イエス・キリストさんです! そうですよね、キリストさん!」 どうですか?……ほら、やっぱり正解です!(ドヤァ 何故かがっかりした様子のカズマさん、 以前デモンベインを見つけた時に人生最高の瞬間だと言いましたよね? あれは嘘です。『第二位』に転落しました! 霊力で動くスーパーロボットも魅力的ですけど やっぱり世界各地で信仰されている正真正銘の聖者とお会いできる感動には敵いませんよ! …という訳で!! 「是非!是非本場の奇跡を見せてください!」 私も『奇跡を起こす程度の能力』を名乗る身。 スペルカードもキリストさんの起こした奇跡を参考にさせて頂いているものが幾つかあります。 ご本人に会えたからにはぜひ生で奇跡を拝見して、新スペカ開発の参考にさせて頂きたい所! 「おいおい…いくら何でも迷惑だろ?」 「ああ、良いの良いのカズマくん。奇跡せがまれるのいつもの事だし、今なら丁度起こしやすそうだし…」 「はぁ…それなら…ん、今なら?」 「じゃ、小鳩ちゃんちょっとこのパン貸してね…これをね…」 (酷く絶望した顔でパンを抱えるキリスト→一瞬で小皿に変わるパン) 「あ、脳内でゴルゴダ登るより早いや…今ここで起きてる事を考えるだけで…」 「…え…えぇと…これは…?」 「私ね…物凄くテンション下げるとパンを皿に変えられてね…」 「…………」 「今こうしている間にも…罪無き人々が理不尽に命を失っていると思うだけで……」 「……………」 「おぉ、神よ…何故彼らが争わなければならないのですか…これも貴方の与えたもうた試練なのですか…っ!」 「早苗…早苗ぇぇぇっ…!キリストさん号泣してるぞ…!」 「ごめんなさい!私そんなつもりじゃあ…!」 「おっちゃん!ええんよ!もうそんな悲しまんでええんよ!? その後私は地面に額を擦りつけて謝りました。 私の好奇心からの要望に、号泣する程の苦しみを感じるとわかっていながら 気軽に答えて下さったイエスさんの無償の愛。 感服すると同時に、流石の私も後悔の念でいっぱいです……。 ……でも私、諦めません! 守谷教をゆくゆくは世界的な宗教にするために イエスさんからは信仰拡大のコツ、いっぱい教えてもらいますよ? 涼宮ハルヒ率いるSOS団と合流する え?デモンベインを一目見てみたい? ダメですよぉ。デモンベインは目立つからむやみに呼び出せません。 私も呼び出したいのは山々ですけど、カズマさんに止められてしまいます。 ってイエスさん、額から血出てますよ、血!早く手当しませんと! ……これはデモンベイン見たいのを我慢してるだけだから大丈夫、ですって? そうですか、イエスさんがそうおっしゃるのならいいのですが…。 (……この話題はやめましょう。イエスさんが失血死してしまいます。) ……私のこの服装ですか?これは風祝の装束です。 風祝というのは、まあ言ってみれば巫女のようなものです。 イエス様や貴方のお父様に比べれば本当に小さな規模の信仰ですけど 現人神、神様などと呼ばれることもあるんですよ。 ……?急に青ざめてどうされましたか? パンにしちゃわなくてよかったー。……一体何のことでしょうか? 今はそれよりも、信仰集めの秘訣について教えてください! 例えばあの娘、小鳩ちゃんを信者にした時のことについて詳しく! え?金髪の女性の姿をした悪魔に襲われていた所を助けた……? もしやその悪魔はルーミアという名前では? ですが、ルーミアはこの小鳩ちゃんと同じかそれより幼い外見ですし 辺り一帯を暗闇に覆うほどの覆うほどの力をもっているという話は聞いたことがありません。 気になることはいくつかありますが、イエスさんと一緒なら心配はないでしょう。 他にも、小鳩ちゃんと居た時の話は色々聞かせてもらいました。 地面からファンタグレープを吹き出させる奇跡は、私には到底真似できそうにありませんが。 あ、でもミラクルフルーツ果汁ならいけるかも? キリストさんたちと話しながら歩いていると 私たちは涼宮ハルヒさん率いるSOS団の一行とも合流できたのでした。 例によって私たちは情報交換を開始します。ですが… 蛮「で、その白塗りの男ってのは、殺し合いに乗ってんのかよ?」 カズマ「…わからない…ただ、恐ろしい男だった…」 蛮「…で、何されたんだ」 カズマ「そ、それは…俺の口からはとても」 早苗「やめてください!思い出させないで…あんな、あんな事…私が…うう…」 ハルヒ「…とりあえず、そいつが最低のクズ野郎だったのはよくわかったわ…!」 白塗りの悪魔のような格好をしたギタリストについては 私もカズマさんも詳細を話すことができませんでした……。 あのヒト(で、いいんですよね?)にも取り巻きが多数居たようですし、 殺し合いには乗っていない可能性が高いと思われます。 ここで真実を話さなければ、あらぬ誤解から無用な対立を生んでしまうかも知れません。 そう、レイプされたのは私やカズマさんでは無くデモンベインだという真実を話さなければ……。 ……まあ、いっか。真実を話しても同じですね、きっと。 そう判断して、私たちは地底のさとり妖怪も裸足で逃げ出すようなトラウマを 心の奥底に封印することにするのでした。 ……えっ?キリストさん、どうされたのですか? 日本には女子高生信仰でもあるのかい、ですか? ……うーん、あるといえばある、のでしょうが……。 私のように本物の神になっている例は稀で、もっと俗な意味の信仰なら…… そうじゃなくて、ハルヒさんのことですか? 蓮さんも話していましたが、キリストさんによれば 一見普通の女子高生に見える彼女は神にも等しい力を宿しているのだとか。 もっとも彼女自身はその自覚が無い、 ……というか、無意識の内に頑なに否定している様ですが。 ……それだけの力を持ちながら、もったいないですねえ。 「早苗……」 「どうしましたか、ハルヒさん?」 「……こんなにたくさんの異世界があるのに、どうして私は超能力も、 実体化するカードゲームも、妖怪や神様も存在しない つまらない世界に生まれちゃったのかしら?」 「ふふ、気の持ちようで少しは変わるかも知れませんよ? 私が幻想郷に渡る前の外の世界も、ハルヒさんの世界のように 環境を守れだとか、景気対策がどうとか、 何のために生まれてきたか分からない人ばかりのつまらない所だと思っていました。 でも幻想郷に渡ってみると、現代社会にしかない面白いモノも沢山あることに気付いたんで す。 実は巨大ロボットは既に実現しているそうですよ? ……ともかく、常識的でつまらない考えに囚われてばかりでは、 どんな世界に生まれても、どんな事をしてもつまらないじゃないんでしょうか。 そう、ハルヒさん、あなたも (*`・∀・´*)常識に囚われてはいけないのです!」 「今のアンタの顔の方がよっぽど面白いわ……」 ……カズマさんにも言われましたけど、そんなに変な顔しますか、私? 内容が実体化する常識に囚われないカードゲームの使い手・鬼柳さん。 私の主神と同じ蛇のシンボルを持つ超能力者・蛮さんや蓮さん。 蓮さんの彼女さんで、ハルヒさんにしょっちゅう着せ替えられていたマリィさん。 つまらなそうな顔をしていたというからという理由で。 ハルヒさんに無理矢理引きこまれたというアーチャーさん。 オッドアイでキャラを作っているあたりが、幻想郷にいるあの子を思い出させる小鳩ちゃん。 それからもちろんイエスさんとももっとご一緒したかったのですが そうは問屋がおろしませんでした。 東方不敗の襲撃を受け、デモンベイン諸共吹き飛ばされる 皆で歩いていると、不意に私は遠くでオレンジ色の小さな光を目にします。 みるみる大きくなってくるその光の中心には、なんと東方不敗の顔が!! 自らを弾丸にした東方不敗が、私たち一行をまとめて狙い撃ってきているのです! ソニックブームを上げながら迫り来る顔面はあと数秒も経たないうちに 私たちの隊列をボーリングのようにストライクしてしまうでしょう! 気づいているのは私と、隣にいたカズマさんの二人だけ! 回避……!ダメです、後ろのキリストさん達にも危険が及びます! スペルカード……!それもダメ!アレは到底防げる気がしません! 蓮さんなら……!ああ、私の隊列の反対側!なんて間が悪い! いったいどうすれば……! 次の瞬間、私は強烈な衝撃とともに「機体ごと」吹き飛ばされました。 カズマさんがとっさの判断でデモンベインを呼び出し、 迫り来る人間砲弾から皆をかばっていたのです。 吹き飛ばされたデモンベインの眼下には 何が起こったのか把握しきれていない様子のキリストさんたちが。 よかった、皆さん無事のようです。 あの一瞬で水平方向に飛んできたはずの東方不敗の衝撃を 上方に逃がしていたのですか……カズマさん。 カズマさん……やっぱり貴方って、凄いパイロットだったんですね……! ですが、超級覇王電影弾の衝撃はやはり凄まじいものがあり、 私たちはデモンベインもろともキリストさん達と離れ離れになってしまいました。 東方不敗が別方向に飛んでいったのが不幸中の幸いです。 ともかく、この勢いだと数エリアは先に飛ばされてしまうことになりそうです……。