約 2,363 件
https://w.atwiki.jp/sitamaeabus/pages/217.html
KC-UA460HAN改 2701 2702 2703 2704 2705 2706 2707 2708 2709 2710 KL-JP252NAN改 2711 2712 2713 2714 2715 2716 2717 KK-RM252GAN改 中型 2718 2719 2720 KK-LR233J1改 中型CNG 2721 2722 2723 KL-UA452KAN改 2724 2725 2726 2728 2729 2730 PKG-RA274KAN 2731 2732 2733 2734 2735 2736 PDG-JP820NAN 2737 2738 2739 2740 LKG-AP37FK 2741 2742 2743 2744 2745 LDG-LV234L3改 CNG 2746 2747 SKG-LR290J1 中型 2748 2749 QDG-LV234L3 2750 2751 2752 2753 2754 2755 2756 2757 2758 QQG-LV234L3 2759 2760 2761 2762 QSG-LV234L3 2763 2764 2765 SKG-LR290J2 中型 2766 2767 2PG-LV290N2 2768 2769 2770 2771 2772 2SG-HL2ANBD 2773 2774 2775 2776 2778 2779 2780 2781 2PG-LV290N3 2782 2783 2784 2KG-LR290J5 中型 2785
https://w.atwiki.jp/giin/pages/1232.html
政党 名前 よみ 住所 TEL FAX Mail HP Blog Tw FB Yt テスト 山田 太郎 やまだ たろう てすとてすとてすとてすとてすとてすとてすとてすと 999-8888-9999 999-8888-9999
https://w.atwiki.jp/damsite/pages/6887.html
https://w.atwiki.jp/damsite/pages/4194.html
大きな地図で見る
https://w.atwiki.jp/kamiyarc/pages/2.html
メニュー トップページ 2014.9.23雑誌『クリール』11月号掲載 練習会等 内容 通常練習会 講習会 教室 部門 アスリート部門 駅伝ガチ部門 マラソンガチ部門 ジュニア部門 キッズ部門 イベント <予定> レース・駅伝 2016駅伝エントリー候補 イベント 募集、展開中 重要なお知らせ-活動拠点について-2015.3.29 <実施済> 2016年 2月 2016.2.6(土)練習会with東経大:吉村匠選手@多摩湖付近 1月 2016.1.2/3 箱根駅伝トーク@FBグループ 11月 2015.11.1(日)全日本大学駅伝 トーク 10月 2015.10.12(月祝)出雲駅伝 トーク 7月 2015.7.26(日)大井きずな駅伝 6月 2015.6.7(日)Link国立駅伝 4月 2015.4.12(日)練習会@東大和南公園 2015.4.5(日)練習会@多摩湖付近 3月 2015.3.7(土)練習会@狭山 2月 2015.2.7(土)練習会@狭山 2015年1月 2015年1月スケジュール案 2015.1.31(土)練習会@狭山 2015.1.24(土)練習会@狭山 2015.1.17(土)練習会@狭山 2015.1.11(日)練習会@狭山 2015.1月2日3日箱根駅伝 トーク@ラインnew 12月 12月スケジュール案 2014.12.14(日)狭山クロカン 2014.12.13(土)練習会@狭山 11月スケジュール案 2014.11.15(土)練習会@狭山 2014.11.8(土)講習会@狭山 2014.11.3(月祝)東日本実業団駅伝 トーク@FBグループ 2014.11.2(日)全日本大学駅伝 トーク@ライン 2014.11.1(土)通常練習会@狭山 10月 10月スケジュール案 2014.10.18(土)箱根駅伝予選会 トーク@ライン 2014.10.13(月・祝)出雲駅伝解説&トーク 2014.10.11(土)通常練習会 2014.10.4(土)ハイテクタウン駅伝 9月 9月スケジュール案 2014.9.28(日)通常練習会 2014.9.27(土)通常練習会 2014.9.23(祝)和光樹林公園 通常練習会 2014.9.20(土)ガチ練習会 2014.9.15(祝)狭山 (赤坂の森)講習会 2014.9.14(日)八ヶ岳縄文の里ハーフ(ゲスト) 2014.9.13(土)相談会@狭山 2014.9.7(日)和光樹林公園 通常練習会 2014.9.6(土)故障対策講習会 8月 8月スケジュール案 2014.8.31(日)和光樹林公園 通常練習会 2014.8.30(土)狭山 稲荷山公園 通常練習会 2014.8.24(日)狭山 稲荷山公園 通常練習会 2014.8.23(土)和光樹林公園 通常練習会 2014.8.2(土)3(日)新座選手権 大会 7月 2014.7.27(日)上尾選手権 大会 2014.7.26(土)狭山 講習会(体操と歩き) 2014.7.21(月・祝)狭山 稲荷山公園 通常練習会 2014.7.19(土)狭山 稲荷山公園 通常練習会 2014.7.12(土)仏子 ガチ練習会 2014.7.6(日)和光樹林公園 通常練習会 2014.7.5(土)狭山 稲荷山公園 通常練習会 2014.7.4(金)海老名 海老名総合運動公園 講習会 7月スケジュール案 6月 2014.6.29(日)狭山 稲荷山公園 通常練習会 2014.6.28(土)狭山 稲荷山公園 通常練習会 2014.6.7(土)和光樹林公園→雨天、座学) 6月スケジュール案 5月 2014.5.24(土)和光樹林公園 通常練習会 4月 谷川真理駅伝2014.4.29 2014年 検討事項等 駅伝検討 マラソン検討 イベント検討 練習会予定地情報 埼玉県狭山市 稲荷山公園 智光山公園 入間市 彩の森公園 所沢市 所沢航空公園 狭山湖 東京都 和光樹林公園 昭和記念公園 秋留台公園陸上競技場 ガチ練 練習環境重視 鎌北湖 宮沢湖 天覧山 加治丘陵 リスト 埼玉県狭山市(狭山近辺候補地) 上奥富公園並びに赤坂の森公園 下奥富公園 クラブ情報 会員情報 陸連登録 クラブTシャツ クラブ内ランキング 2014年1/1- 男女同じ、掲載希望者 公認、非公認不問 マラソン ハーフ up 10000m(10km) 5000m(5km) ほか リンク KAMIYAランニングクラブ Facebookページ KAMIYAランニングクラブ Facebookグループ KAMIYA'S HP(代表 神屋のサイト ここを編集
https://w.atwiki.jp/mrsw/pages/17.html
列車標準所要時間 <特急・回送> 池袋-清瀬市 14.5 清瀬市-本川越 14.5 本川越-空港 9 清瀬市-空港 22.5 <快速急行> 池袋-清瀬市 14.5 清瀬市-新狭山 10.5 新狭山-高麗川 7.5 高麗川-高麗 3.5 <急行> 池袋-清瀬市 14.5 清瀬市-狭山台 8 狭山台-新狭山 2.5 新狭山-柏原 2.5 柏原-高麗川 6 高麗川-猿田 1.5 猿田-高麗 2分50秒 <通勤準急> 池袋-平和台 6 平和台-光が丘 2.5 光が丘-清瀬市 8 清瀬市-狭山台 8 狭山台-柏原 4 柏原-大谷沢 3分10秒 大谷沢-下鹿山 2分50秒 下鹿山-高麗川 2 高麗川-猿田 1.5 猿田-高麗 2分50秒 <準急> 池袋-平和台 6 平和台-光が丘 2.5 光が丘-清瀬市 8 清瀬市-和田 2.5 和田-中富 2.5 中富-北所沢 3分10秒 北所沢-堀兼 2.5 堀兼-狭山台 2分50秒 狭山台-新狭山 2.5 新狭山-柏原 2.5 柏原-大谷沢 3分10秒 大谷沢-下鹿山 2分50秒 下鹿山-高麗川 2 高麗川-猿田 1.5 猿田-高麗 2分50秒 <各停> 池袋-豊島区 1 豊島区-池袋本 2 池袋本-西大山 2 西大山-小茂根 1.5 小茂根-北氷川 2 北氷川-平和台 2.5 平和台-光が丘 2.5 光が丘-大泉 2.5 大泉-西大泉 3分10秒 西大泉-堀ノ内 2 堀ノ内-志木街道 2分50秒 志木街道-清瀬市 1.5 清瀬市-和田 2.5 和田-中富 2.5 中富-北所沢 3分10秒 北所沢-堀兼 2.5 堀兼-狭山台 2分50秒 狭山台-新狭山 2.5 新狭山-柏原 2.5 柏原-大谷沢 3分10秒 大谷沢-下鹿山 2分50秒 下鹿山-高麗川 2 高麗川-猿田 1.5 猿田-高麗 2分50秒 ※急行停車駅と氷川台・光が丘は標準停車時間30秒 その他は標準停車時間20秒
https://w.atwiki.jp/kamiyarc/pages/27.html
埼玉県狭山市(狭山近辺在住者候補地) 1 上奥富公園 アクセス 狭山市駅→徒歩30分 イオンバス(旧カルフール)イオン降車、徒歩10分 駐車場有 狭山市公式サイトより 2 赤坂の森公園 アクセス 狭山市駅→バス 駐車場有。 狭山市公式サイトより 上記共通 練習内容 動作確認 動き作り ロードコースによるインターバル等 開催頻度 神屋 個人受け パーソナルレッスン(随時、予約) 小規模教室 合同練習 赤坂の森
https://w.atwiki.jp/kamiyarc/pages/28.html
埼玉県狭山市 アクセス 地図参照 狭山市公式サイトより 狭山市駅(西武池袋線) → バス(智光山公園行きバス) ・池袋から 西武池袋線飯能行き→所沢経由→狭山市駅下車 ・新宿(高田馬場) 西武新宿線本川越行き→狭山市駅下車 ・川越方面から 本川越→狭山市駅 (大宮方面→川越線川越駅→徒歩本川越) 練習環境、対応練習 3.3km不整地コース(砂利、土) 宿泊施設あり(智光山荘) 練習会、講習会、教室 不定期、随時 (カミヤの拠点に近いため、予約により開催可、安価にて提供)
https://w.atwiki.jp/busphoto/pages/3570.html
写真なし 社番不明(西武観光バス・狭山営業所)時代⤴︎︎︎ 写真なし A7-415(西武バス・狭山営業所)時代⤴︎︎ 写真なし A7-415(西武バス・飯能営業所)時代⤴︎︎ 社番 C812 メーカー 日産ディーゼル 車名 RN 型式 KC-RN210CSN 車体 富士重工8E 年式 1997. ステップ ワンステップ 転入年月 2010. 改番年月 - 前所属 飯能営業所(西武バス)→狭山営業所(西武バス)→狭山営業所(西武観光バス) 前社番 A7-415(飯能・西武)→A7-415(狭山・西武)→社番不明(狭山・西武観光) 登録番号 富士山203 か ・・57 登録変更年月 - バックカメラ ○ ラッピング - 備考
https://w.atwiki.jp/mahousyouzyoapple/pages/40.html
夢じゃ、なかったのよね。 狭山純子は教室の片隅でぼんやりと考えていた。確かめるように右の頬に触れてみた。細長いかさぶたがあるのがわかる。昨日、爪の長い怪物につけられた傷だ。狭山は昨日のことを思い出す。 あれは一体なんだったのだろう。あの後、呆然としている狭山を、少年はホテルへと誘った。ワケも分からず付いて行こうとすると、アップルが駆け足でこちらにやってきて、少年を叱った。 「またかよ先輩。ちっとは恥を知りやがれ。出会ったばかりの女の子に手をだすなんざ、便所臭い鼠にも劣る最低の振る舞いだって何度も言ってんだろうが」 「冗談だよ、冗談。林檎ちゃんはきついなー」 少年は悪怯れる風もなく、笑った。また、ということはこの少年はいつもこのようなことをしているのか、と狭山はぼんやりと考えた。 今思えば、貞操のピンチだったのだな、と狭山は苦笑する。いや、貞操だけではない。生命すら失うところだった。 それから、彼女は二人に送られて家路についた。道中、少年は自分の名は飛南瓜光次郎だと言った。彼の制服は、狭山が通う中学のものだった。狭山は考えた。軽薄そうな美少年の隣を歩く、奇抜な格好の大柄な女性、彼女は一体何者なのだろう。腕力、体力、戦闘技術、どれをとっても人間離れしていた。それに、あの炎を出した魔法のような力はいったい。考えれば考えるほど、謎は深まっていった。 そういえば、アップルと名乗ったこの女性は、少年のことを先輩と呼んでいた。もし少年が狭山と同じ牌ヶ原中学校の生徒だとすると、この大柄な女性も中学生、それも狭山と同い年か、たった一つ上の年齢ということになる。この、まるでグリズリーのような巨大な体躯が、十三か、十四そこらの年齢の少女のものだなんて。 狭山がアップルをちらちらと見ていると、飛南瓜がいろいろと話しかけてきた。年齢、クラスはどこか、クラブには入っているか、星座、血液型、体を洗う時どこからあらうか、好きな男のタイプは何か。狭山は聞かれるがままにそれに答えていた。すると、突然アップルが怒ったように「いい加減にしやがれ」と叫んだ。夜空の星まで届くようなその怒声に、狭山は驚いて彼女の方を見た。アップルの目には奇妙な色の炎が灯っていた。 「わかったよ」 飛南瓜はいたずらっぽく口を窄める。それから三人はほとんどしゃべらず、田舎の道を歩いた。そのうち、狭山の家に到着し、そこで二人と別れた。 「今日のことは内緒にして、出来る限り忘れてもらいたい」 別れ際にアップルが言った。何故、と反射的に尋ねる。アップルは無言で首を横にふった。 「済まないが、言えない」 「でも、改めてお礼もしたいし」 「まあまあ、いいじゃない」 飛南瓜が二人の間に入った。 「僕たちは僕たちで事情がある。わかるかい?」 「……もし誰かに話したりしたら?」 「食べちゃうかも」 飛南瓜はそう言って舌舐めずりをした。すると、アップルは大きくため息を付いてから、さあそろそろ帰るぞ、と言った。 「じゃあな」 「ばいばい」 「あの、今日は本当にありがとうございました」 狭山が頭を下げると、二人は顔を見合わせたあと、にっこり笑った。そして狭山に背を向けて夜の闇の中へと消えていった。 「起立」 担任教師の声が突然聞こえ、狭山は回想を終わり慌てて立ち上がる。昨日出来た太ももの痣を机にぶつけてしまい、小さな声が漏れる。クスクスと言う笑い声が、耳に入った。 「礼」 他の生徒がありがとうございましたと言うなか、彼女は無言で口だけ開閉しながら頭を下げた。そして、手提げカバンを掴むと、大急ぎで教室から外に出た。駆け足で廊下の角を曲がり、階段を駆け下りる。 そこでふと、階段の踊り場に一枚のポスターがはられていることに彼女は気がついた。 「新入生募集 クラヴマガ部」 達筆な筆字で、たったそれだけ書かれている。 クラヴマガ。彼女はこの言葉に聞き覚えがあった。昨日、飛南瓜が言っていた。あのアップルと言う女性が使っていた格闘術。たしかその名前がクラヴマガだった。 狭山はクラヴマガ部とやらのポスターを何度か読み返す。 そこにはデカデカとした文字で「新入生募集 クラヴマガ部」と書かれている以外には、部長・椎名橋林檎、顧問・桂浜竜果としか書かれていなかった。 まてよ。狭山は考える。林檎。この名前にも聞き覚えがある。そうだ、あの飛南瓜は確か、アップルのことを林檎ちゃんと呼んでいた。クラヴマガをしている、林檎ちゃん。間違いない。狭山は部室棟へ行こうと、慌てて階段を駆け下りた。階段の下にいた男子学生と危うくぶつかりそうになる 「おいおい、危ないだろ」 男子学生が注意する。すいません、と謝った後、狭山はクラヴマガ部の椎名橋林檎について、彼に尋ねてみた。 「ああ、戦乙女のことね」 「戦乙女?」 「そういうあだ名だよ。2年の椎名橋林檎だろ、有名だよ。女子だけど、スゲーでかくて、スゲー強いんだ。だから、戦乙女。知らないの?」 狭山はしらないと答えた後に、飛南瓜についても尋ねてみる。男子生徒は彼に対しても知ってるよ、と答えた。 「イケスかねえヤツだ」 彼によると、飛南瓜はいつも女の尻ばかり追い回していて、学校中の女生徒、はては女教師にまで手を出しているらしい。 「だけどなあ、あいつもめちゃくちゃ強いんだよ」 飛南瓜はなんでも、ブラジリアン柔術部の部長で、全国大会優勝の経験もあるらしい。 「暴走族の総長の女に手を出して、フクロにされた時も、一人で返り討ちにしたって噂だぜ」 狭山には信じられなかった。飛南瓜が女の尻ばかり追い回していると言うことにではない。それはなんとなく予想出来た。驚いたのは、彼がそんなに強いということにだ。 「なに、君、格闘技に興味があるの? 一年生だよね? どう、うちの部に入らない、サンボ部なんだけど」 男子生徒の誘いを、狭山は丁重に断った。それから、彼女は残念そうにしている男子生徒にお礼を言ってから、校舎の端にある部室棟へと向かった。 校舎の端の部室棟のさらに端に、クラヴマガ部の部室はあった。一旦深呼吸してから、狭山はドアノブを回す。 そこにいたのは大柄な女性。忘れるはずのない、昨日のあの姿。ただ、昨日と違うのは、不可思議なドレスではなく、制服を半分脱いだ、下着姿であったことだ。可愛らしい、淡いピンク色のブラジャーに締め付けられている、彼女のはちきれんばかりの大きな胸は、苦しそうにすら見える。布で覆われておらず、何にも隠されていない腰は、ウエッジウッドのように白く、滑らかだった。膝まで脱がれたスカートで隠されていたのだろうパンティも、ブラジャーと同じ色をしていた。その体に無駄な脂肪はどこにも見あたらない。さながら、ギリシアの彫刻のように美しい。狭山がそれを観察して息を飲んでいると、こちらを向いたアップルと目が合った。 太い声の悲鳴が部室棟に響く。狭山は失礼しました、と言って、慌ててドアを閉めた。 それからしばらくして、ドアが開いた。学校指定のジャージを着た女が姿を現した。 「ごめんなさい、大声出しちゃって」 彼女はそう言ってから狭山を部室にはいるよう促した。狭山は部屋の中に入り、ドアを閉め、先程のことを謝った。アップル、椎名橋林檎は首を振って、私が鍵をかけなかったのが悪いから、と静かに言って、部屋の中の椅子を指し、座るようすすめた。昨日とはまったく違う、静かで優しい口調だ。狭山はそれに従う。 「昨日の子よね」 「はい」 「あのことは忘れてって言ったじゃないの」 「でも」 「でもじゃないわ。これ以上私や、スナックンのことに関わられたら、あなたの命を保証することが出来ないわ」 「スナックン? なんですか?」 狭山の問いに林檎は口をつぐむ。それから、諦めたように首をふった。 「もう帰りなさい、あなたと話すことは何も無いわ。昨日のことは夢だったのよ」 「お願いします、教えてください。私、知りたいんです、私が襲われたのがなんなのか、あなたたちの力がなんなのか」 「知ってどうするの?」 「それは……」 今度は狭山の方が言葉につまる。わたしは、いったいどうしたいのだ。私はどうして彼女のことを知りたいのだ。どうして? 「ぐぁー」 自問していると、突如、男の悲鳴が聞こえた。林檎は突然立ち上がり、「ここで待ってて!」と狭山に向かって叫んだ。 そして、勢い良くドアを開けると、大きな足音を立てて部室から出て行った。林檎の言葉を無視して、狭山もそれに付いて行く。 校庭では、さっき狭山とぶつかりそうになった男子生徒が怪物に襲われていた。昨日狭山が襲われた浅黒い殻に覆われた怪物が四体、そして狐のような顔をした怪物が一体である。狐頭の怪物の両腕は鉄製の洗濯バサミのようになっていて、時々それを開けたり閉じたりして、そのたびにバシッと鋭い音がする。 「グヒャ、グヒュ、グヒャヒャ、喰ってやるゼイ、お前、喰って、俺の頭良くなるゼイ、もっと強くなるゼイ」 狐頭の怪物はそう言って男子生徒ににじり寄る。男子生徒はサンボの間合いに持ち込もうとするが、しかし、怪物の関節が人間のそれと明らかに違うことに気づくと、へなへなとその場にしなだれ落ちた。 「超戦闘魔法・アップルトランスフォーム・変身!!」 廊下を走りながら、椎名橋林檎は叫んだ。彼女のジャージが端の方からみるみるうちに消えていく。見事に筋肉のついた彼女の裸体が顕になる。林檎が右腕を振り上げると、そこに炎が巻き起こり、彼女の身体を包み込んだ。そして、その炎がちりちりと音を立てて消えていったかと思うと、そこにいたのは、狭山が昨日出会った戦士、超戦闘魔法少女アップルだった。 「行くぜ!!」 アップルの雄叫びが廊下に響く。 「グヒャ、グヒュ、グヒャヒャ、喰うぜ、喰うぜ、タラフク喰うゼイ」 狐頭の化物、闇生物ピンチーフォックスは手のハサミで男子生徒の頭をはさみ、宙へと持ち上げる。 「いてー、砕けるっ!」 男子生徒は悲鳴をあげる。 「安心しろヨ、おまえの脳からこのまま潰して喰ってやるゼイ、脳みそは頭蓋骨をこうして砕くと格別なんだヨ」 「そこまでだ、スナックン!」 勇ましい声がピンチーフォックスの後ろから聞こえた。 「誰だァ!?」 気をとられたピンチーフォックスは、ぼとりと男子生徒を落とす。男子生徒は這いつくばって逃げて行く。 「天知る、地知る、人が知る、邪悪な力も我を知る、真っ赤に燃えるは闘志の炎、長野県最強の戦士、超戦闘魔法少女アップル!! 只今参上!!」 ピンチーフォックスはじろりと彼女を見る。 「シッテル、シッテル、お前シッテル、俺の仲間いっぱい倒したヤツダロ、殺すゼイ、殺して喰ってやるゼイ!! かかれ、ドリアンヌ!」 ドリアンヌと呼ばれた怪物、浅黒い外殻に覆われた怪物がその長い爪を振りかざして襲いかかってきた。 ふん、と彼女は鼻を鳴らし、左足を高く上げる。 「千秋!」 彼女の脚に炎が灯ったかと思うと、あっという間に四体いたドリアンヌが全て吹き飛ばされる。 「雑魚が……」 アップルは追い打ちをかけるために飛び上がり、そしてドリアンヌの頭を次々に踏みつぶして行く。鈍い音がして、彼らの頭は潰れていく。そして、全ての頭を踏潰してから地上に舞い降りた途端、轟音を上げてドリアンヌたちが一斉に爆発した。 「次はお前だ」 アップルが振り返る。と、そこにはピンチーフォックスと、狭山純子がいた。狭山の頭をピンチーフォックスの洗濯バサミが挟んでいる。 「お前、部室に残っていろって言っただろうが!」 「すいません」 「おしゃべりはそこまでだゼイ」 ピンチーフォックスが力を強め、狭山が小さく声を上げる。 「さあて、おまえさんが強いということはヨウク知ってるゼイ、だからな、このオンナを人質にとってやるゼイ、こいつの生命が惜しかったら、そこから動くんじゃネエ」 そう言って、ピンチーフォックスは高笑いを上げた。勝ち誇った、学校中に響く高笑い。 「遺言はそれだけか」 アップルの声が高笑いの中に聞こえたかと思うと、ぼとり、と音を立てて、ピンチーフォックスの腕が、落ちた。 「テメエの肉はミートパイにも使えねえよ、クソギツネ」 そう冷たく言い放つアップルの姿が、ピンチーフォックスの懐にあった。 「バカナ……」 「バカはお前だよ」 炎を纏った左足で、アップルはピンチーフォックスの腕以外、つまり胴体を蹴り飛ばした。怪物の身体が校庭の真ん中に落ちたかと思うと、爆音と熱風が校庭中に広がった。 「ありがとうございます」 狭山はまた頭を下げた。男子生徒はもうどこかへ逃げたようで、姿が見えなかった。遠くからバタバタと足音が聞こえた。 「人がくるな」 アップルは右腕を振り上げる。すると、一瞬にしてドレスがジャージへと変化した。 「私のこと、しゃべらないでね、お願い」 椎名橋林檎はそう言って、その場から走り去っていった。 「待ってください!」 狭山もそれを追いかける。 「だから、私に関わらないでって、言ったじゃない」 部室の中で林檎が言った。 「私たちのことを知れば、あなたが危険にさらされる、私たちのことを知ったって、何一ついいことないわ!」 「そんなことないです!」 狭山が叫んだ。自分でも驚くほど、大きな声だった。 「私、林檎さんのこともっと知りたい、だって、だって……」 狭山は大きく息を吸う。 「私、林檎さんとお友達になりたいから!」 それから、しばらく二人は黙っていた。狭山は直前の言葉に、なんとなく気恥ずかしさを覚えた。りんごの香を見ると、彼女もその頬を赤らめていた。目が合い、二人は微笑み合う。突然、ノックの音がした。ガチャリとドアが開き、背の低い男子生徒と、髪の長い女子生徒がひとりずつ部室に入ってきた。クラヴマガ部の部員か、と狭山は考えた。 「大変よ、大変、校庭にまた化け物が現れたって、大騒ぎよ!」 髪の長い女性とが入ってくるなりそういった。そして、すぐに狭山を見つける。 「あれ、林檎ちゃん、その子、誰? 入部希望者?」 髪の長い女子生徒が林檎に尋ねた。 林檎は首を振って「違うよ、友達だよ」とだけ答えた。 次回予告 私の親友、無礼門京子、彼女がスナックンに殺されたですって!? 許さないわ、スナックン、おまえら全員、八つ裂きにしてこの世に灰すら残してやらないからな!! 次回、超戦闘魔法少女アップル第二話「乙女は死から逃れ、復讐を誓う」 見ないヤツはシナモンを振りかける価値すらない!! (作・恋人が南十字星)