約 4,722 件
https://w.atwiki.jp/newrowa/pages/185.html
倫敦、花咲き── 闇将軍ザンダーの仮の姿──片桐一樹が長時間歩み、その結果としてたどり着いたのがこのベーカー街であった。 本来ならばこれはイギリス・ロンドンの街並み。まあ、シャーロック・ホームズで有名になったこの街がどこかで再現されていたのかもしれない。片桐がこういう場所に足を踏み入れるのは初めてである。日本から出た事はないのだ。 まあ、無理もない。彼はダークザイド。これまでの彼は日本で活動していた。イギリスの街などおよその雰囲気しか知らないのだ。 「さっきまでは確かに日本の街だったが……ここだけ雰囲気が違うな」 当たり前だ。文化が違えば、建物の建て方やドアの開き方まで違う。 ましてや、この街は遥か昔のものである。誰だって違和感を感じるのは間違いないだろう。 「……まあいい。"人間"の俺にはお似合いの場所だ」 数時間、最初の二人以外の参加者に出会っていない彼は、別に歩きまわって参加者を捜す必要もないだろうと考えていた。 確かに優勝を目指す者として参加者を減らしていきたいが、殺人のためにうろちょろと当て所もなく歩いていくのは自分に合うやり方ではない。 時に待つのも重要だ。制限もあるし、ダークザイドの仲間も何人かいることだ。黒岩や小夜子もこのゲームで簡単に死ぬようなタイプじゃない。勿論のごとく、人間を襲っているだろう。……まあ、彼らの場合は襲う理由もやり方も自分とは大きく違いだろうが。 とにかく、片桐はしばらく、ここで他の参加者がやってくるのを待つことにしていた。 ザンダーの人間体には、こういうオシャレな町がよく似合う──。 【1日目 黎明/H-8 ベーカー街】 【片桐一樹@超光戦士シャンゼリオン】 【状態】ダメージ少々、ザンダーに2時間変身不可 【装備】ジェラの電磁鞭@重甲ビーファイター 【道具】基本支給品一式×3、ランダム支給品1~3×2とランダム支給品0~1(一つのデイパックにまとめられています) 【思考・状況】 基本行動方針:優勝し、ダークザイドのための世界を作る。 1:ともかくは、ここで他の参加者が来るのを待つ。 2:利用できる戦士を探す。 3:シャンゼリオンを何としても倒す。 4:首輪をどうにかしたい。 ※少なくとも「さらなるライバル」以降からの参戦です。 ※人間の姿になった理由を首輪が原因だと確信しています。 057 笑と画策 投下順 059 崩落 の ステージ 057 笑と画策 時系列順 059 崩落 の ステージ 031 消えゆくJ/暴れん坊闇将軍 片桐一樹
https://w.atwiki.jp/tokimekicn/pages/1547.html
雨を抱きしめたい 片桐彩子以虚拟偶像名义演唱的曲目之一。 歌曲信息 作词:岸恭子 作曲:上杉佳弥 编曲:柿崎洋一郎 Keyboards, E. Guitar, Talking Modulator:Youichirou Kakizaki Synthesizer Programmer:Shigeaki Hashimoto 演唱:片桐彩子 歌词 雨が優しいから 両手で受けとめたい きっと抱きしめたら 透き通る心になれ せつなさ抜けだして 空を見ていた 嫌いになりそうな 自分ほどけなくて どうにもならない 今日は 何もかも解き放って 忘れたいの 雨が優しいから 涙隠してくれる きっとうつむかずに 明日を始めるために 過ぎて行く毎日 ドラマの中で 孤独な時 探すことのできる 灯り いつか輝くためなら そう傷ついても強く なれるはずよ 雨が優しいから 両手で受けとめたい きっと抱きしめたら 透き通る心になれ どうにもならない 今日は 何もかも解き放って 忘れたいの きっと今なら 優しくなる 空の心映して きっと打たれていい 悲しみが消えてくまで 雨が優しいから 両手で抱きしめたい きっとうつむかずに 明日を始めたいから 收录CD 片桐彩子 Message (1998/05/22) 相关页面 音乐
https://w.atwiki.jp/origin2015/pages/223.html
さ行の用語 【そっくりさん】 オリロワアースは舞台が並行世界である関係上、別々の世界に同じような見た目、あるいは同じような名前のキャラがいることがある。 沢山の世界に居るレイ・ジョーンズや、アースRの片桐花子とアースPの肩斬華などが印象的。 随時更新な ●レイ・ジョーンズ アースR…ゾンビもの好きのオッサン、レイ・ジョーンズ。 アースP…ジョーンズ教授 アースEZ…荒廃した世界のレイ・ジョーンズ。 アースD…レイ・ジョーンズ警部 アースM…悪の組織のボス(?) ●ジャックス・マグワイヤー アースP…マグワイヤー教授 アースH…正義に燃える警察官、ジャックス・マグワイヤー アースEZ…レイ・ジョーンズの仲間だった男、マグワイヤー巡査 ●片桐花子 アースR…普通のちょっとイタい女子高生、片桐花子 アースP…娼婦を狙う殺人鬼、“フラウ・ザ・リッパー”肩斬華 ●平沢茜 アースR…バトロワ主催者が趣味の悪魔(イレギュラー)、平沢茜 アースセントラル…世界観測システム「AKANE」
https://w.atwiki.jp/allrowa/pages/143.html
◆NKEmhL46yk氏が手がけた作品 NO. タイトル 登場人物 046 やっちゃった 剣菱悠理、片桐唯、阿部高和、変態仮面 登場させたキャラ 1回 剣菱悠理、片桐唯、阿部高和、変態仮面 作品に寄せられた感想 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/roadshow/pages/196.html
http //www.nicovideo.jp/watch/1291737965
https://w.atwiki.jp/346productionogiri/pages/344.html
問題 片桐早苗に「そのカバー曲はギルティ。」と言われた櫻井桃華のカバー曲とは? 回答 最優秀賞 セーラー服を脱がさないで 優秀賞 こんにちは赤ちゃん 最強○×計画(すもももももも) さくらんぼキッス 私がおばさんになっても このページのタグ一覧 櫻井桃華 片桐早苗
https://w.atwiki.jp/animesongs/pages/5233.html
プラレス3四郎 TBS系 プラレス3四郎 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (CK726.jpg) 発売元・販売元 発売元:ビクター音楽産業 販売元 発売日 1983 価格 700円(税抜き) 内容 夢操作P.M.P.1 歌:片桐圭一 クラフト・ラブ 歌:片桐圭一 備考
https://w.atwiki.jp/tokimekicn/pages/140.html
Schedule of Tokimeki Memorial 日程表•心跳回忆【94~96年的你多大,在做什么?】 此处收录了PCE版,PS版,GB版的日程表。 PS版包括了同标题的SS版•Windows版•PSP版•复刻版。 GB版的体育篇和文艺篇分别列表记录。 表中的生日只记录了可以赠送礼物的时期,无法赠送礼物的生日未记录。 各平台的日程表 +PCE版 PCE版 第1年(1994年) 第2年(1995年) 第3年(1996年) 月 日 星期 日程 月 日 星期 日程 月 日 星期 日程 4月 4日 一 开学典礼 4月 4日 二 早乙女优美登场 4月 4日 四 毕业出路指导 6月 4日 六 体育祭 5月 16日 二 早乙女优美生日 5月 16日 四 早乙女优美生日 13日 一 古式由加利生日 6月 3日 六 体育祭 6月 1日 六 体育祭 19日 日 运动社团练习比赛 13日 二 古式由加利生日 13日 四 古式由加利生日 7月 7日 四 纽绪结奈生日 18日 日 运动社团练习比赛 16日 日 运动社团练习比赛 11日 一 期末考试(至16日) 7月 7日 五 纽绪结奈生日 7月 7日 日 纽绪结奈生日 8月 7日 日 夏祭 10日 一 期末考试(至15日) 15日 一 期末考试(至20日) 15日 一 夏日合宿(至20日) 8月 6日 日 夏祭 8月 4日 日 夏祭 9月 18日 日 运动社团练习比赛 14日 一 夏日合宿(至19日) 12日 一 甲子园或夏日合宿(至17日) 30日 五 片桐彩子生日 9月 5日 一 美树原爱生日 9月 5日 日 美树原爱生日 10月 8日 六 文化祭 11日 一 修学旅行(至16日) 18日 日 运动社团练习比赛 17日 一 朝日奈夕子生日 17日 日 运动社团练习比赛 30日 一 片桐彩子生日 11月 15日 二 镜魅罗生日 30日 六 片桐彩子生日 10月 12日 六 文化祭 12月 3日 六 清川望生日 10月 14日 六 文化祭 17日 四 朝日奈夕子生日 12日 一 期末考试(至17日) 17日 二 朝日奈夕子生日 11月 15日 五 镜魅罗生日 18日 日 运动社团练习比赛 11月 15日 三 镜魅罗生日 12月 3日 二 清川望生日 24日 六 圣诞舞会 12月 3日 日 清川望生日 9日 一 期末考试(至14日) 1月 1日 日 初参拜 11日 一 期末考试(至16日) 18日 日 运动社团练习比赛 13日 五 虹野沙希生日 18日 日 运动社团练习比赛 24日 二 圣诞舞会 2月 3日 五 如月未绪生日 24日 日 圣诞舞会 1月 1日 月 初参拜 14日 二 情人节 1月 1日 日 初参拜 3日 火 全国大赛•社团帝王 3月 6日 一 期末考试(至11日) 13日 五 虹野沙希生日 13日 一 虹野沙希生日 14日 二 白色情人节 2月 3日 五 如月未绪生日 2月 3日 六 如月未绪生日 19日 日 运动社团练习比赛 14日 二 情人节 14日 三 情人节 3月 4日 一 期末考试(至9日) 22日 一 大学考试•就职考试 14日 四 白色情人节 3月 1日 六 毕业典礼 17日 日 运动社团练习比赛 +PS版 PS版 第1年(1995年) 第2年(1996年) 第3年(1997年) 月 日 星期 日程 月 日 星期 日程 月 日 星期 日程 4月 4日 二 开学典礼 4月 4日 四 早乙女优美登场 4月 4日 五 毕业出路指导 6月 3日 六 体育祭 5月 16日 四 早乙女优美生日 5月 16日 五 早乙女优美生日 13日 二 古式由加利生日 6月 1日 六 体育祭 6月 7日 六 体育祭 18日 日 运动社团练习比赛 13日 四 古式由加利生日 13日 五 古式由加利生日 7月 7日 五 纽绪结奈生日 16日 日 运动社团练习比赛 15日 日 运动社团练习比赛 17日 一 期末考试(至21日) 7月 7日 日 纽绪结奈生日 7月 7日 一 纽绪结奈生日 23日 日 夏祭 15日 一 期末考试(至19日) 14日 一 期末考试(至18日) 8月 21日 一 夏日合宿(26日) 28日 日 夏祭 27日 日 夏祭 9月 17日 日 运动社团练习比赛 8月 19日 一 夏日合宿(24日) 8月 18日 一 甲子园或夏日合宿(23日) 30日 六 片桐彩子生日 9月 5日 四 美树原爱生日 9月 5日 五 美树原爱生日 10月 14日 六 文化祭 9日 一 修学旅行(14日) 21日 日 运动社团练习比赛 17日 二 朝日奈夕子生日 15日 日 运动社团练习比赛 30日 二 片桐彩子生日 11月 15日 三 镜魅罗生日 30日 一 片桐彩子生日 10月 11日 六 文化祭 12月 3日 日 清川望生日 10月 12日 六 文化祭 17日 五 朝日奈夕子生日 17日 日 运动社团练习比赛 17日 四 朝日奈夕子生日 11月 15日 六 镜魅罗生日 18日 一 期末考试(至22日) 11月 15日 五 镜魅罗生日 12月 3日 三 清川望生日 24日 日 圣诞舞会 12月 3日 二 清川望生日 15日 一 期末考试(至19日) 1月 1日 月 初参拜 15日 日 运动社团练习比赛 21日 日 运动社团练习比赛 13日 六 虹野沙希生日 16日 一 期末考试(至20日) 24日 三 圣诞舞会 2月 3日 六 如月未绪生日 24日 二 圣诞舞会 1月 1日 木 初参拜 14日 三 情人节 1月 1日 水 初参拜 3日 六 全国大赛•社团帝王 3月 4日 一 期末考试(至9日) 13日 一 虹野沙希生日 13日 二 虹野沙希生日 14日 四 白色情人节 2月 3日 一 如月未绪生日 2月 3日 二 如月未绪生日 17日 日 运动社团练习比赛 14日 五 情人节 14日 六 情人节 3月 3日 一 期末考试(至7日) 23日 一 大学考试•就职考试 14日 五 白色情人节 3月 1日 日 毕业典礼 17日 日 运动社团练习比赛 +GB版•体育篇 GB版•体育篇 第1年(1997年) 第2年(1998年) 第3年(1999年) 月 日 星期 日程 月 日 星期 日程 月 日 星期 日程 4月 4日 五 开学典礼 4月 4日 四 开学典礼 4月 5日 一 毕业出路指导 24日 四 宗像尚美生日 24日 五 宗像尚美生日 24日 六 宗像尚美生日 6月 7日 六 体育祭 5月 21日 四 Patricia McGrath生日 5月 21日 五 Patricia McGrath生日 13日 五 古式由加利生日 6月 6日 六 体育祭 6月 5日 六 体育祭 15日 日 运动社团练习比赛 13日 六 古式由加利生日 6月 13日 日 古式由加利生日 7月 14日 一 期末考试(至19日) 21日 日 运动社团练习比赛 20日 日 运动社团练习比赛 8月 3日 日 夏祭 7月 13日 一 期末考试(至18日) 7月 12日 一 期末考试(至17日) 10日 一 夏日合宿(16日) 8月 2日 日 夏祭 8月 1日 日 夏祭 9月 21日 日 运动社团练习比赛 10日 一 夏日合宿(15日) 16日 一 甲子园or夏日合宿(21日) 10月 4日 六 文化祭 9月 5日 六 美树原爱生日 9月 5日 日 美树原爱生日 12月 3日 三 清川望生日 7日 一 修学旅行(12日) 19日 日 运动社团练习比赛 15日 一 期末考试(至20日) 15日 日 运动社团练习比赛 10月 2日 六 文化祭 21日 日 运动社团练习比赛 10月 3日 六 文化祭 12月 3日 五 清川望生日 24日 三 圣诞舞会 12月 3日 四 清川望生日 13日 一 期末考试(至18日) 1月 1日 木 初参拜 14日 一 期末考试(至19日) 19日 日 运动社团练习比赛 8日 四 Patricia McGrath登场 16日 日 运动社团练习比赛 24日 五 圣诞舞会 13日 二 虹野沙希生日 24日 四 圣诞舞会 1月 1日 六 初参拜 14日 六 情人节 1月 1日 金 初参拜 3日 六 全国大赛 3月 14日 四 白色情人节 13日 三 虹野沙希生日 13日 四 虹野沙希生日 16日 一 期末考试(至20日) 2月 13日 六 前倒し情人节 2月 14日 一 情人节 21日 日 运动社团练习比赛 3月 3日 一 期末考试(至7日) 19日 一 大学考试•就职考试 14日 六 白色情人节 3月 1日 日 毕业典礼 15日 日 运动社团练习比赛 +GB版•文艺篇 GB版•文艺篇 第1年(1997年) 第2年(1998年) 第3年(1999年) 月 日 星期 日程 月 日 星期 日程 月 日 星期 日程 4月 4日 五 开学典礼 4月 4日 四 早乙女优美登场 4月 5日 一 毕业出路指导 6月 7日 六 体育祭 5月 16日 六 早乙女优美生日 5月 16日 日 早乙女优美生日 7月 7日 一 纽绪结奈生日 6月 6日 六 体育祭 6月 5日 六 体育祭 14日 一 期末考试(至19日) 7月 7日 二 纽绪结奈生日 7月 7日 三 纽绪结奈生日 8月 3日 日 夏祭 13日 一 期末考试(至18日) 12日 一 期末考试(至17日) 10日 一 夏日合宿(16日) 8月 2日 日 夏祭 8月 1日 日 夏祭 9月 30日 二 片桐彩子生日 10日 一 夏日合宿(15日) 16日 一 夏日合宿(21日) 10月 4日 六 文化祭 9月 7日 一 修学旅行(12日) 9月 30日 四 片桐彩子生日 17日 五 朝日奈夕子生日 30日 四 片桐彩子生日 10月 2日 六 文化祭 11月 15日 六 镜魅罗生日 10月 3日 六 文化祭 17日 日 朝日奈夕子生日 12月 15日 一 期末考试(至20日) 17日 六 朝日奈夕子生日 11月 15日 一 镜魅罗生日 24日 三 圣诞舞会 11月 15日 日 镜魅罗生日 12月 13日 一 期末考试(至18日) 1月 1日 木 初参拜 12月 14日 一 期末考试(至19日) 24日 五 圣诞舞会 22日 四 和泉恭子生日 24日 四 圣诞舞会 1月 1日 六 初参拜 2月 3日 二 如月未绪生日 1月 1日 金 初参拜 3日 六 社团帝王 14日 六 情人节 22日 五 和泉恭子生日 22日 六 和泉恭子生日 3月 14日 四 白色情人节 2月 3日 一 如月未绪生日 2月 3日 四 如月未绪生日 16日 一 期末考试(至20日) 13日 六 前倒し情人节 14日 一 情人节 3月 3日 一 期末考试(至7日) 19日 一 大学考试•就职考试 14日 六 白色情人节 3月 1日 日 毕业典礼 相关页面 活动•特殊事件 日程表•心跳回忆2 日程表•心跳回忆3 日程表•心跳回忆4 日程表•心跳回忆GS1 日程表•心跳回忆GS2 日程表•心跳回忆GS3 日程表•心跳回忆GS4
https://w.atwiki.jp/ranobesaikyou/pages/382.html
. 【設定】 ヒトクイ:作中世界では人間を捕食する生物を総じて「ヒトクイ」と呼ぶ。 捕食とは肉や骨だけでなく、吸血や人間の精気を吸う行為も含まれる。 様々な種族がいるようだが全て「ヒトクイ」と一つにされている。 種族あるいは個人によって差があるが、共通して人間より力が強くて高い生命力、 頑丈な体と高い治癒力を持ち、特殊な能力を持っている者達もいる。 【作品名】ヒトクイ 【名前】鬼 【属性】ワーム(特殊な寄生虫)を食べて異形の鬼になったヒトクイ 元は片桐雄吾というヒトクイだった。 【大きさ】二~三m程の間の身長。 成人男性の数倍ほどに膨れ上がった巨躯の鬼の姿。 右手が大剣に変化、左手から触手が生えている。 【攻撃力】簡単に人間を噛み千切り砕いて食べれる。 コンクリートの壁を砕く力を持つ通常のヒトクイを凌駕する力。 骨剣:右腕の骨が床につくほど伸び、剣の様に変化した武器。 コンクリの床を粉砕し、半径数m程の蜘蛛の巣状のひびが入る。 人体を軽く貫通する。 触手:左腕から伸びてる赤黒い二本の触手、身長の数倍以上ぐらいの長さはあるか。 相手にミミズのようにうねって襲いかかる、鞭のように殴ったりもする。 首に巻き付いて首をへし折ったり、体を拘束して振り回したりする。 二本別々に動かせれるので二つの標的に攻撃できる。 【防御力】コンクリートの壁を砕く程の力で打撃を受けてもなんともない。 銃弾や高威力改造ショットガンをくらっても無傷の硬質な肌。 しかし、目、股間、耳、喉に撃ち込まれれば少しダメージを受ける。 至近距離から股間にショットガンの一撃をくらって潰れても意に介さない。 片目に拳銃弾を二発叩き込まれて目が潰れても、仰け反る程度で動じない。 口腔から後頭部までを大鉈で貫通され、耳から脳に拳銃弾を連射されてようやく死んだ。 【素早さ】その巨躯とは裏腹に、驚異的なスピードを持っている。 達人の目ではかなり追いにくい速度なので、横に回りこむように移動されると消えたように見える。 相手の頭上数mに跳び上がって、上から攻撃できる。 背後から拳銃を撃たれても、残像を残しかねない速度でかわせる。 (しかし攻撃途中や、複数の相手から撃たれたりすると回避できてない。) 【特殊能力】 再生:ヒトクイは高い治癒力を持つので軽傷なら数十秒で完治する。 重症級の怪我をしてもすぐに血が止まる、しかし完治するのには時間がかかる。 戦闘中にみるみる骨折や大きく抉れた傷が治る、といった速度は無い。 【長所】高い防御と便利な触手。 【短所】力まかせな攻撃のみ。 【戦法】相手の横手に回り込みながら触手で殴ったり捕らえて絞める。 そして引き寄せて骨剣で貫いたり斬る。 【備考】参戦時は右目と股間が潰れた状態。 元は片桐雄吾という普通のヒトクイだったが、ワームを食べて鬼に変化、 その時に片桐雄吾の記憶と意識は消滅している。 鬼は目に映る全てを敵と見なして攻撃してくる。 29スレ目 608 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/12(木) 09 46 21 ID fM5L+xKJ 片桐雄吾を修正する。 主に描写の追加、攻撃と素早さが少し上がったかも。 体が変化した時に記憶や意識が消えて、元片桐雄吾という感じで 作中では鬼と呼ばれているので名前を鬼に変更します。 65 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2007/08/27(月) 13 14 55 ID llk583kf 片桐雄吾、再考察 ざっと見たが、修正ではあまり能力に大きな変化が無いから上に行けないような。 位置は変わらないかと。 名前が鬼に変わったからこうなるかな? ニャマラ>鬼>姉原美鎖 10スレ目 797 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/03/18(土) 02 32 17 ID Br5MHU2r 片桐雄吾考察。 佐土原昌紀>>黒江徹>姉原美鎖> 雨斑鞘香>ヴァールハイト ○ヴァール 投げた剣を触手で打ち払って、召還される前に接近骨刀勝ち。 ○雨斑 防御が高いから相手が防御紙なだけに、勝ち ○姉原 反応されて転移される前に、ぎりぎり触手でシリコンチップ破壊勝ち出来るか。 ○黒江 銃撃は効かないだろうし、触手で打ち払われると思われ、接近して勝ち。 ×佐土原 攻撃が効くか微妙、ステルス体当たり負けか。 799 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/03/18(土) 03 37 05 ID 0mbWTllv 789 常人反応不可の壁は上がったり、下がったりしたメンバーが最近集まってきたからなぁ。 797 ○姉原 反応されて転移される前に、ぎりぎり触手でシリコンチップ破壊勝ち出来るか。 シリコンチップが本体だとは情報がないから、範囲攻撃があるか 一方的に攻撃できるかでなければ厳しい。 800 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/03/18(土) 04 47 16 ID SYE8mKMR ついに800来たか。 799 転移する前に少なくとも5,6回は攻撃できると思うから。 シリコンチップ破壊できるんじゃね? 鳥考察。ツッコミよろ。 ガクセイバー>バンシー4>凄王>七北飛行船砲>迷惑な国>レッドドラゴン ×レッドドラゴン 反応できない、火炎で焼き尽くされて負けか ○迷惑な国 開始距離で2メートルは離れてるんだし、剣を放って勝てるか。 ○七北 特殊無反動砲をバカスカ撃たれて死ぬ前に、剣を放って粉砕できるか。 ×凄王 一斉射撃負けか。 ×バンシー 一斉射撃負けか ×ガクセイ 鉄球で落とされるか、剣は光の盾で防御されるか。 844 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 03 57 18 ID eYERVr96 クリトフのテンプレに射程等の追加。 全力で力を放出の波動の射程は。 推定10km以上の森が消し飛んで荒野と変わるほど。 溜め時間無し、放った後の消耗も無かった。 片桐雄吾考察。 佐渡原の上の奴等には勝てそうにも無い。 佐土原昌紀>片桐雄吾>黒江徹、か。 .
https://w.atwiki.jp/duelrowa/pages/310.html
B-5、住宅街。 映し出された、主催――檀黎斗のメッセージを永夢は怒りの眼で見つめていた。 『データまで削除した訳じゃないんだからいいだろ』 『だから消滅した人間をデータとして保存し、コンティニューできるシステムを作った』 「…違う。……あれは、黎斗さんじゃない」 永夢の知る黎斗は、「命を保存する」ことを偉業として考えていた。 だが、目の前に映し出された光景は―――永夢が知る黎斗が持っていた、保存できる命の尊厳すら無視した、悪魔の所業だった。 「……エムせんせいの、知り合いなのかな、この人は」 「………はい。でも、僕達が知ってる黎斗さんは、ここまでする人じゃありませんでした」 「"ここまで"?.....だとしても、危険な人には変わりないってことかなー?」 永夢を照は、疑問の瞳で見る。 「.....」 永夢は黙り込む。しかし、照はこう告げた。 「エムせんせいは、今目の前に映ってるこの人を――どうしたい?」 「えっ……」 永夢は少し迷い、口を開けて喋った。 「……僕は医者です。人を殺すことはできません、でも」 「僕があの人を何とかしなかったから、こんな事になっちゃったって思ってない?」 「.......。」 そんな中、モニターの前の黎斗はランダムに参加者を間引くボタンを押した。 「あ、何かボタン押されちゃったね。――私達、だいじょうぶみたいだから続けるね」 そうしている間にも、参加者の死体は映し続けられる。永夢はただ、拳を握っている事しかできない。 「テルさんはね、死んじゃった子も、このクロトって人も、人に人をどうこうできるものじゃないって思ってるんだ」 「どういうことですか」 永夢は、様々な感情を堪えて照の話を聞く。 「エムせんせいも、わたしも、クロトって人も――みんな、生きるのがうまくないからこうなったって思わない?」 「え……」 「エムせんせいが気に病むことは全然ないよって話。お医者さんはひとを救うけど、救われなかったり相談することができない人だって、沢山いるわけだし」 永夢は何か言いたそうな顔をするが、照はその調子で続ける。 「この人を何とかしようと思っても、無駄だったと思うよ」 照は張り付いた笑顔でそう告げた。 「分かりました」 永夢は曇った顔で、こう続けた。 「それでも……僕は、この殺し合いの中で、救えなかった命の分も人を救けたいです」 永夢がその決意をすると同時に、放送は終わった。 「うん、いいね。それじゃ、救ける人達の名簿を確認しよっか」 照の言い方に永夢は、ふと気づく。 「それって……」 「私もエムせんせいみたいにできるなら、手伝おうかな~ってこと。私は何でもできるテルさんだからね」 照はさっきまでの虚無の塊のような顔とは違う、多少生気が宿った笑顔をしていた。 永夢も、さっきの言葉は照なりに永夢の心情を心配しての発言だという事に気づいた。 「よろしくね、エムせんせい」 「……はい、テルさん!」 ◇ 「....ひどい」 鹿目まどかの発した言葉が、それだった。 モニターに次々映しだれた凄惨な死体と、鎖に手足を繋がれた少女の姿がまどかの中でフラッシュバックする。 「どうして、あの黎斗って人はこんなことができるの…?」 狼狽えているまどかの肩を、桃は宥めるように掴んだ。 「落ち着いて。....動揺したら、奴らの思う壺だよ。....この世界には、理解できない考えを持つ人もいるから」 「....桃さん」 まどかは桃を見る。 桃も、強烈な何かを思い出したかのように、顔色が良くなかった。 「まず、名簿を確認しよう。予定通り、まどかちゃんの友達がこの会場に居たら探そう」 「はい……!」 桃はそう告げ、まどかと共にタブレットを起動した。 「.....まどかちゃん、知り合いはいた?......」 「あっ......居ませんでした、桃さんは.....?」 ――まどかは自分の知り合いがいない事に一先ず安堵しながら、桃の瞳を見る。 「..............なんで」 「桃、さん.....?」 シャミ子、良ちゃん、小倉、清子さん、ミカン。 私が全力で守りたい、ごくごく小さな街角だけが、殺し合いに呼ばれていた。 「優子さん....呼ばれて、たんですね」 「......それだけじゃない」 「.....え?」 「シャミ子の妹やお母さん、一応クラスメイトの人、友達の魔法少女も......呼ばれてる」 「...........そんな」 まどかは絶句した。 さやかや仁美、ほむらだけじゃない。もし、自分の弟や母親が殺し合いに巻き込まれていたら。 そんなイメージが、どうしても頭をよぎってしまう。 「まどかちゃん、方針、変更していい?」 「.....はい」 「私たちはまず、清子さんと良ちゃん、小倉とシャミ子を探す。.....ミカンは、強いから心配ないと思うけどできれば合流しておきたい。.....呪いのこともあるし」 二人は、方針を決めた。 まず戦う力のない清子と良子の保護を最優先。――小倉しおんとシャミ子も心配だが、今までの経験を通じて、いざという時に逃げれる機転は前者の二人よりはあると信じたい。 「まどかちゃん、付き合わせてごめんね。....一応聞くけど、それでも付いてくる?」 「はい、大丈夫です!...私も、桃さんに助けられたからその分、助けになれたらなって、思うんです」 まどかは、ぎゅっとホームランバットを握りしめた。 「.....ありがとう」 そんなまどかの姿を見て、桃は少しだけ微笑んだ。 ◇ 「ほう……これが、クロトという男が開催したゲゲルですか」 主催者直々のゲゲル....ゲーム開始宣言を、片桐章馬は空洞のような瞳で覗いていた。 「それにしても、自分を討伐の対象とするとは……」 女性を殺す事を目的とした片桐にとっては、特に最初の放送と変わることは無かったが、一つだけ、片桐のようなキラー....俗に言うマーダーには不利となる情報も開示された。 主催である黎斗はプレイヤー達が自分の元に辿り着く...自分を攻略することを認めている。 つまりマーダー達は、積極的に殺し合いに乗らない者を狩り続けなければ、黎斗に対する徒党を組まれ、逆に狩られる可能性もあるということだ。 「....いいでしょう。このゲゲル、受けて立ちます」 実質これは時間制限付きのゲゲルだ。 アギトである自分が呼ばれているという事、さらにはわざわざ火付け役として人質の存在を開示したということは、十中八九いるのだろう。 津上翔一のような、アギトのような能力を持つ正義感ぶった人間たちが。 しかし、片桐は――そのような人間たちをアギトの力で殺していくのも、また魅力であると感じた。 一先ずは、参加者を見つけなければならない。 清子が吊るされた樹がある公園を後にしようとしていた所。 「(やはり、私は運がいい)」 存外、次のターゲットは見つかった。 ◇ 「あ……」 片桐がエンカウントしたのは、千代田桃と鹿目まどかだった。 「下がって、まどかちゃん」 桃は変身こそしていないが、ステッキを片桐に向けている。 第一声を発したのは片桐だった。 「こんにちは。私は片桐章馬と言います。情報交換を、させてもらえませんか?」 「……その前に。何故デイバッグを二つ持っているの?あとこの化粧品の匂いは何?」 依然桃は警戒を解かない。片桐は話を続ける。 「……このデイバッグと化粧品の匂いは、母さんの物です。僕の母さんは……天使になりました」 「えっ、それはどういう……」 桃が返答を投げかけた矢先、 「……あなたのお母さんもこの殺し合いに参加してて……守れなかったって事?」 まどかが口を挟んだ。片桐はこれ以上俯いたまま、何も言わなかった。 ひょっとしたら予選の段階か、先ほどのランダムな首輪の爆発に、母親が巻き込まれたのかも。そんな推測が二人の頭の中をよぎる。 「……事情は分かった。でも、そこから動かないで」 「いいですよ。何か聞きたいことはありますか?」 「さっきモニターに映し出されてた黎斗ってやつについて、何か知ってることはある?」 「……すみませんが、わかりませんね。」 「そう。あと、『吉田優子、吉田良子、吉田清子、小倉しおん、陽夏木ミカン』って名乗ってる人に会った事はある?」 「……」 片桐は思い出す。 先刻まで『母さん』が呟いていた名前を。 『優子、良……』 「あぁ......あの二人ですか」 「桃さん...!」 「....知ってるなら、答えて、誰と誰で、どこにいるのか」 「優子さんと....良子さんの事を聞きました。タブレットで場所を教えてあげましょう」 片桐は、桃の返答を待つ。 もう少しで、シャミ子に、会えるかもしれない。――今の桃の思考には、一途にもそれしかなかった。 「.....分かった」 「よかったね、桃さん!」 ◇ 桃さんの探してた人が見つかりそうで、私はとても嬉しかった。 片桐さんは、桃さんをすり抜け、何でか私の所に来て、こう言いました。 「ところで――あなた、名前は何と言うんでしょうか?」 「え?私ですか?....はい、鹿目まどかっていいます」 この時桃さんは焦ってて、気づかなかったんです。 「まどかさんですか......なるほど、ありがとうございます。名前を教えてくれて」 「もう少し年を重ねていれば、天使になれたかもしれないから」 「え?」 片桐さんが、人を殺してきた怪人だったという事に。 血が、飛び散りました。 桃さんが、私を庇って、怪人に変身した片桐さんの刃を手で受け止めた血が。 ◇ 拳と刃が交錯する。 桃は幾度もパンチを繰り出すが――当たらない。 ロッドを出し、フレッシュピーチハートシャワーを撃つ暇が見つからない。恐らく、スピードは自身が負傷している分、片桐の方が上だ。 「……っ!」 「……やりますね、君もアギトでしょうか」 先程の失血もある。桃の世界の魔法少女にとって血を失うことは魔力を失う事と同じことを意味する。依然、片桐の方が優勢だった。 「....あのデイバッグは......一体、誰を殺したの?」 「殺した?――失礼ですね。天使にしてあげたんです」 桃は考える。片桐の口ぶりからして、この男が人を殺したのは初めてではないのだろう。 「答えろ。....一体、どれだけ人を殺した?」 桃の拳のスピードが上がる。 片桐は――ラッシュに徐々に追いつけなくなり、肩にヒットした。 「ぐっ.....!」 片桐は拳の力に吹き飛ばされたまま抱え込み、桃はフレッシュピーチハートロッドを構え、必殺技を撃つ準備をする。 しかし、片桐の口は減らない。 「....どれだけ?愛に際限はありません。繰り返し繰り返し母さんを殺し、天使にしてあげるのが私の愛なんです」 「………ぁ、ああああああああああああああ!」 突如、まどかが恐怖の叫びを上げた。 「まどかちゃん、どうし.....」 桃は、周りを見渡し――絶叫の正体は、すぐに分かった。 「.....あ」 片桐が吹き飛ばされた先には、公園があった。 住宅街の一角に設置された、緑道公園。そこには全裸で白い布を着せられ、一際大きな巨木に吊るされた清子の姿があった。 「……シャミ子、の、お母さ、」 ◇ ◇ 「桐生戦兎、万丈龍我、花家大我、駆紋戒斗って人がエムせんせいの知り合い?」 「はい。....みんな、頼れる人達です」 桐生戦兎、万丈龍我。かつてエニグマ事件の時に葛葉紘汰と共に共闘し、融合した二つの世界の切除に成功した平行世界の仮面ライダー達。 花家大我。共に死線を潜り抜け、チーム医療を成し遂げ檀正宗の野望を食い止めた、ドクターとしても仮面ライダーとしても先輩にあたる男。 檀黎斗が主催である以上、彼が参戦していることは、不謹慎とはいえ心強いことこの上なかった。 そして――駆紋戒斗。 彼は以前も檀黎斗が主催したゲームに呼び出され....永夢を助けてくれた恩人だった。 紘汰も戒斗の名前を呼んでいたことから、恐らくは紘汰の仲間だったのだろう。 「でも、戒斗さんはもう.....死んで、いるはずです。以前黎斗さんが作ったゲームが、そういうルールでしたから」 「....クロトが言ってた、ゲームオーバーとなった参加者を生き返らせられるって言葉は、嘘じゃないって事かな」 「……」 永夢は黙りこくってしまった。 「....そっか。続けて?」 照は、その沈黙が答えだと考え、永夢に考察の続きを話すように促す。 「....平行世界の仮面ライダー...ビルドが巻き込まれているという事は、黎斗さんはエニグマを使って平行世界を行き来させているはずです」 永夢の知るゴッドマキシマムマイティXガシャットには、平行世界を移動できる力はない。 だが、平行世界の移動・融合を成し遂げた人物は存在する。 最上魁星。永夢の世界では財団Xという組織の幹部だった男だ。 勿論、ゲームシステムの中核はゴッドマキシマムマイティXの「ゲームを生み出す」能力を使っているとしても、黎斗が首輪を解除し自身の元にたどり着く可能性を示唆しているとすれば..... 永夢の、ゲーマーとしての勘が唆す。 ラスボスへの、チェックポイントとして、あるはずだ。 移動(ワープ)装置となる、エニグマが。 「本当に、平行世界ってあるんだねー。ゲームのネタとしてはベタだけど、テルさんびっくり」 「はい。....まずは、エニグマを探しましょう」 永夢の世界のエニグマは、宇宙のエネルギーが集まる天ノ川学園高校に存在した。 なら、同じ要領でエネルギーが強い場所にエニグマがステルスで置かれている可能性も無くも無い。 そう考え、移動しようとした矢先..... 『………ぁ、ああああああああああああああ!』 「.....っ、叫び声!?」 「....え、誰かが襲われてるってこと!?」 「.....行きましょう、テルさん!」 そう言って永夢は、駆け出して行った。 「え.....待ってよ、エムせんせい.....。」 照も追う、.....が、足取りは永夢より遅い。 誰かが襲われているという事は、戦うかもしれないという事。 「たまたまちゃん、....私は.....戦えるのかな」 照は、自分に支給されたSNS部のゲームCDをぎゅっと握っていた。 ◇ 「……シャミ子、の、お母さ、」 私が守りたかった、ごくごく小さな街角を――守れなかった、と思った直後。 内臓に、鈍い衝撃が来た。 「がっ......!」 片桐のアギトが、桃の脇腹にドロップキックを打ち込んだからだ。 魔法少女は、例え腕が骨折したとしてもダメージが無いように装うことができる他、身体の大部分が欠損したとしても活動は可能だ。 だが、逆に言えば、腕が骨折すれば腕は使えなくなるし、内臓器官が損傷すれば暫く肉体を動かすことは出来なくなる。 「いやっ、桃さん...!」 「だい....じょうぶ....だから」 桃は、何とか立ち上がろうとする。 が、そこにアギトの容赦ない連打が桃の腹、胸に目掛けて2,3発以上続く。 「ふふ....やはりアギトの力は、素晴らしい」 さらに内臓を苛めるかのようなキックが炸裂し、ついに桃は、血反吐を吐いて倒れた。 「がぁっ....!」 「油断しましたね。面白かったですよ」 片桐は、そんな桃を雑巾のように引き上げ、肘の刃で殺そうとする。 が――それをまどかが止めた。 「......やめて、ください。」 「うん....?」 まどかが、ホームランバットを振り下ろして刃を止めたのだった。 ◇ 桃さんは、私を守ってくれた。 だから――今度は私の番だって、思ったんです。 「あなたが、望むなら私は天使にだって、お母さんにだってなりますから――だから、桃さんを離して、ください」 「.......」 「あぐっ」 「あなたが....母さんに.....?」 アギトの手から、引き上げられた桃が落ちる。 まどかは、泣きそうになりながらも引きつった笑顔で、片桐を受け入れる姿勢を見せた。 「頑張ったね......もう、大丈夫、だよ.....」 「....母さん...................!!!」 ◇ 「がっ.....がはっ......!あっ.....はっ、.....はぁっ.....!!」 「いいよ....大好きだよ....気持ち良いよ、母さん......!!」 まどかは、足をばたばたさせながら、じわじわと首を絞めつけられていく。 アギト――片桐は、まどかを絞め殺しながら、今までとは別物の、この上ない快感を味わっていた。 思えばいつも片桐の天使たちは、生前は怯えた表情で片桐を否定するような行動しかとってこなかった。 が、今目の前にいる「母さん」は違う。自分を受け入れて、命を捧げてくれている――これほど尊いことが、あっていいのだろうか。 「もも、さん....ごめ、んね」 「.....まど、か、ちゃん」 桃は、そんなまどかの惨状を這いつくばりながら見ている事しかできなかった。 下手にフレッシュピーチハートシャワーで吹き飛ばせば、まどかごと死ぬ。 いや、もうどの道....このままだと、まどかは死ぬ。 そして、今の片桐の行為が終わったら自分も殺される。 なら、覚悟を決めるしか.....ないのだろうか。 「........フレッシュ、.......ピーチ、.......ハート」 だが、助けの手は突然訪れた。 「大変身!」 「レベルアップ!マイティマイティアクション、X!」 公園を通って駆け付けた永夢が、アギトをガシャコンブレイカーで斬りつけた。 「ぐっ!.....痛いですね」 先程の左肩の痛みも相まって、思わずまどかに向けられていた手を離し、エグゼイドに向き直る。 エグゼイドはガシャコンブレイカーでチョコブロックを壊し、エナジーアイテムをゲットした。 「伸縮化!」 そして、遅れてやってきた照に呼びかける。 「テル、その子に心肺蘇生と気道確保を!顎を上に上げて、人工呼吸をするんだ!」 「え、そんな……私、やったこと」 突然の呼びかけに、照は戸惑う。 「心肺蘇生が無理なら気道確保だけでも!!俺が引き付けている間に、早く!!」 そう言いつつ、エグゼイドは伸縮化でアギトを巻き付け、後ろにある公園の敷地内に叩きつけた。 「....邪魔しないでもらえますか」 「お前の運命は、俺が決める」 アギトvsエグゼイドの戦いの火蓋が、切って落とされた。 ◇ ピンク色の髪をした、その女の子の具合は、とても悪そうだった。 そして息をしていなかった。当然だ。今まで、じわじわと首を絞め続けられてきたのだから。 「...頑張ったね」 私は、その子の顎を上に上げ、気道を確保させ、人工呼吸をした。 でも、やったことないし、正しいやり方がどうだったかも覚えていない。 私がやったことは、口移しで息を吹き込んだだけ。 息が吐きだされるのを待ってから、同じことを何回も行う。 ――正直、もう嫌になっていた。 こんなこと、ちゃんとした医者であるエムせんせいに、任せたかった。 「だって、これで死んだら.....」 私のせいになる。 それが嫌で、何度もやり方も分からずこの子の口に息を吹き込んだ。 ◇ 「がっ....!」 「....遅いですね」 エグゼイドのスーツから、ショートの火花が散る。 永夢は、アギトのスピードに圧倒されていた。 エグゼイドは、何度もガシャコンブレイカーを振り回すが、まるでRPGのMISS表記のように悉く躱され、カウンターを受ける。 「あなたの攻撃は...私のスピードの前では無意味です」 高速化のエナジーアイテムを取る暇すらない。 アギトのパンチにより、エグゼイドのライダーゲージはあっと言う間に半分となった。 「それでも....諦めて、たまるか」 「ガシャット!キメワザ!」 永夢はガシャットをガシャコンブレイカーに刺した。 アギトは、挑発するかのようにクイ、と一指し指をエグゼイドに向け、折り曲げた。 「マイティクリティカルフィニッシュ!」 「うおおおおおおおお、っらぁ!」 エグゼイドは跳躍し、ブレイカーによる斬撃は――空振りに終わった。 アギトが跳躍し、壁キックの要領で上空のチョコブロックを次々と壊していく。 「仮想空間を出現させ、そこでゲゲルをするのですね……面白いです」 落ちる瞬間、アギトは、エナジーアイテムをゲットした。 「高速化!」 「マッスル化!」 「....あ......」 「腰の霊石を壊せば、貴方は死ぬんでしょうか」 超高速の、瞬間移動にも等しい乱打がエグゼイドを襲った。 「うわああああああああ!!」 エグゼイドは、ゲームオーバーより先に―――腰のゲーマドライバーが、破損した。 ◇ その子は、ずっと目を見開いていた。 眼を見開いたまま、光を無くしたまま、死んでいった。 「.........あ」 「....まど、か、ちゃん」 その子の心音が聞こえなくなった時点で、私は息を吹き込むのをやめた。 「.....まどかちゃんって言うんだ、この子の名前」 わたしは、まどかちゃんの傍にいたツインテールの、顔が腫れてる子に言った。 「....何、やってるの、早く、続けて」 ツインテールの子は、わたしに救命活動を続けるよう懇願した。 でも、わたしはもう、続けられなかった。 「....だめだよ、だって、この子.....もう、死んじゃってるからさ」 「.......!!」 その子は、悔しさで口から血が出るほど、歯を食いしばっていた。 そんな姿を見て、私は、少し笑った。 「...あはは」 「....何、笑ってるの」 「...命って、こんなにも脆いんだなぁって」 私が心肺蘇生を知っていれば、いや、取り組んでいれば。 この子は死なずに済んだのかもしれない。 「……私は、後悔の無いようにって………。」 【鹿目まどか@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡】 ◇ そこには、変身が強制解除された永夢と、それを悠々と見つめる片桐のアギトがいた。 決闘の、勝敗は決した。あとは、処刑するのみ。 「.....ぐ.....」 「…死にませんでしたか。中々楽しかったですよ、ゲゲルとして」 そう言って、アギトは永夢の首根っこを掴み、肘のブレードで永夢の腹部を引き裂こうとした。 永夢は目をつぶる。……だが、その時は訪れなかった。 「……?」 「……が……あっ」 永夢の額に、片桐が吐血した血が付着した。 「……最初から、こうすればよかったんだ。」 ――片桐は、油断していた。いや、気づこうとしなかった。 乱入した、もう一人の、プレイヤーの姿を。 わたしが戦って、エムせんせいが救命活動をする。 そうすれば、あの子は、死ななかったのかもしれない。 照だった。 「SNS部のゲームCD」を使用して魔王と融合し、変身した照が、羽織っているコートから伸びた猫のような腕で片桐の胴を貫いたのだった。 「テルさ……!」 変身した照の姿に永夢は驚くが、はっと照がその前にしていたことを思い出す。 「患者は……!」 「………ダメだったよ、エムせんせい。わたしじゃ、駄目だったみたい」 照は首を横に振って、虚しく笑った。 「……そう、ですか」 照の感情に呼応するかのように永夢も、表情が濁っていく。 「......う........」 まだ、片桐は息をして、呻き声を上げていた。 照は、それを心底不快な目で見つめた。 「……」 「うぁぁっ」 照は、貫いたままのアギトの胴体から伸びている腕を引き抜いた。そして、こう続けた。 「……わたしも、もう駄目みたいかも。何かさっきから、声がうるさいし」 「声……?」 永夢は問いを投げかける。照は、それに応じた。 「この殺し合いで、好きにやってみようかなって」 照は、先程アギトの腹部を貫いた蹠球で永夢の腹部を殴った。 「ぐふっ……!」 永夢は、ダメージに耐え切れず倒れ、うつ伏せになる。 「私は、エムせんせいみたいにはできないみたい。――それなら、悔いの無いようにしてみるのもありかなって」 照は、貫いたアギトの胴から、野球ボール程度の目立った器官――霊石がはみ出ているのを見つけた。 「……どういう、こと、ですか……?」 「この殺し合いで、みんな関係なく壊しちゃおうってこと」 照は片桐の霊石を拾い上げ、ぐしゃりと潰した。 「あぁぁぁぁぁああああああああ!!!」 片桐の絶叫。そして、照はこう告げた。 「エムせんせい、さっき言っていたムテキの力があれば、あのクロトって人も倒せるんでしょ?」 「………」 ◇ "エムせんせいは、あのクロトって人に勝てると思う?" 放送終了直後に、永夢と照は話していた。 永夢が、黎斗に勝てる可能性について。 "分かりません。....ただ、ゴッドマキシマムマイティXに対抗できる力は知ってます" ".....あるんだ。すごーい" "ハイパームテキって言って....黎斗さんが作った、主人公最強の無双ゲームをゲーマーMである僕が使えば、負けることはありません。" ◇ 照はその存在を思い出し、こう言った。 「だったら.......もし私が、ぜんぶ人を殺しちゃった後でも生きてたら、私を、殺しに来てね」 「....なんで、ですか」 「私ね、すべてが嫌だったんだ。....だから、死のうとしてたんだけど、どうせ死ぬなら―――目ざわりな人やもの、すべて壊してからでもいいかなって」 照は、永夢に対して背を向ける。 「……待って、ください」 永夢は、それでも尚、立ち上がり、照を追おうとする。....が、すぐに姿勢が崩れた。 照は、だからエムせんせいを嫌いになれないのかも。誰かさんと似てるからかな、と思い…… そんな一心不乱に自分を手伝おうとしてくれた少女のことが少しだけ、頭をよぎった。 「じゃあね、エムせんせい。―――それと、もし生きて帰れたら本田珠輝って子に―――」 「…………」 ◇ 魔王に変身した照は去っていった。 「私………私、は」 変身が解除された片桐は、這いつくばりながらも、まだ息があった。 腹部を貫かれ、後ろに背負ったデイバッグは引き裂かれている。 片桐は、その場に散らばった自身の支給品にすべてを賭けようとした。 諦めてたまるか。後は虫の息の二人さえ殺せば、一先ずこの場は凌げる。 「あれを手にさえ、すれば私は………やはり、私は、運が」 が、それを片桐が手にすることは無かった。 「ここにあったのか」 立ち上がった永夢がガシャコンブレイカーを構えながら、それを手に取ったからだ。 「あ……」 それは、永夢のよく知る、ライダーガシャットだった。 ――ガシャットギアデュアル。それがガシャットの名前だ。 「パラド。お前の力、使わせてもらう」 「Perfect Puzzle! 」 ダイヤルを回し、軽快な音楽と共に、処刑へのカウントダウンが始まる。 「What’s the next stage?」 「変身」 「Dual up! Perfect Puzzle!!」 本来ならバグスターが扱っていたガシャット。 だが、宝生永夢は、一度変身したことがある。 「人を殺した、お前の運命は俺が決める」 「.....あ......」 永夢は両腕を振り上げ、エナジーアイテムによるパズルを行う。 その刹那、様々な思いがフラッシュバックのように流れた。 “―――それと、もし生きて帰れたら本田珠輝って子に―――伝えて。「ごめんね」って。” 僕のせいだ。 僕が黎斗さんを許さなければ。 この殺し合いは行われなかったのかもしれない。 僕にはもう、医者としての資格はない。 永夢は正確な動作でエナジーアイテムを選択した。 「マッスル化!マッスル化!マッスル化!」 永夢.....パラドクスは、ガシャットをギアホルダーに入れた。 「Dual gashat! perfect critical combo!」 「ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!母さぁぁぁあああん!!!」 片桐は、這いずりながらも最後まで逃げようとした。 だが、次の瞬間には強化されたライダーキックにより、片桐章馬の肩が、顔が、腹が、爆裂した。 多くの女性を殺してきたサイコキラーは、命を助ける医者であった青年のゲームによって、命を落とした。 【片桐章馬@仮面ライダークウガ(漫画版) 死亡】 「........」 心が震える。 パラドクスから変身を解除した永夢は、自分の殺した相手、片桐章馬の肉片をじっと見つめた。 「……あなたは……一体、何がしたいの?」 そこに、一部始終を見ていた少女がようやく公園に入ってくる。 桃は、変身を解除し、しかし永夢を理解できないような物を見つめるような―― 黎斗やかつて敵対した魔法少女、那由多誰何と同じ位置に存在するものを見るかのような、恐怖の目で見る。 「これで、僕も黎斗さんと同じ罪を背負いました。」 永夢は空洞のような顔で笑い、そして、桃にこう告げた。 「僕は、黎斗さんがもう蘇らないように、消さないといけない。」 今ここに。宝生永夢の水晶は、完全に暗黒と化した。 【B-5(南側住宅街)/一日目/深夜】 【宝生永夢@仮面ライダーエグゼイド】 [状態]:肉体へのダメージ(中)、疲労(大)、ストレス(大) [装備]:マイティアクションXガシャット、ゲーマドライバー(破損)@仮面ライダーエグゼイド、ガシャコンブレイカー@仮面ライダーエグゼイド、ガシャットギアデュアル@仮面ライダーエグゼイド [道具]:基本支給品、ランダム支給品1 [思考:状況]基本方針:黎斗さんを消す。…僕にはもう、医者としての資格はない。 1 この決闘ゲームを攻略する。まずは目の前の人(桃)と話す。 2 黎斗さんと対峙したら、データが保存されているプロトガシャットごとこの世から消さなきゃいけない。 3 ......照さんを、救えなかった。 4 全てが終わったら、可能な限りこの人達(清子、まどか)の遺体を元の世界に帰してあげたい。 [備考] ※参戦時期はアナザー・エンディング、ゲンムvsレーザー終了後からの参戦です。 ※ゲーマドライバーは片桐によって基盤が出て大きな傷が付いているぐらいに傷つけられており、修復しない限りドライバーを使っての変身はできません。 【千代田桃@まちカドまぞく】 [状態]:左手に裂傷、内臓損傷(中)、額と腹に幾つか殴られた痕、まどかを守れなかった悔しさ、永夢への恐怖 [装備]:ハートフルピーチモーフィングステッキ@まちカドまぞく [道具]:基本支給品 [思考・状況]基本方針:私が守りたい街角の人達を最優先で探す。その後会場からの脱出、もしくは打破。 1:シャミ子、良ちゃんとの合流を最優先。....もし、清子さんのことを聞かれたら..... 2:目の前の人(永夢)に対する疑心。助けてくれたのは事実だけど信用していいんだろうか..... [備考] ※参戦時期は2度目の闇堕ち(アニメ2期8話、原作45丁目)以降です ※B-5エリアの公園・出口に続く住宅街に片桐章馬・鹿目まどか・吉田清子の遺体・支給品が転がっています。 ◇ 心が、壊れる。 魔王と融合するという事は、魔王の思考や記憶とも共有するという事。 つまり照は、平行世界に存在する自分自身の記憶を見ていた。 『"私は――私は、私以外の誰かに私を殺させるつもりはない!"』 「....羨ましいな」 照は、七賢者に封印されそうになる中でそう言い切った別の世界の自分を、本当に羨ましく感じた。 「私は....自分で自殺しようとしたけど、できなかったから、流されているだけ。....はは」 『そう言うな、照。吾輩はもう一度会えて嬉しいぞ?』 照の中から、いや照の顔が勝手に動き、喋ってくる。 声の正体は、かつて照と融合した魔王だった。 「....黙ってて」 『まぁまぁ。吾輩にも檀黎斗の手によって現在の状況がCDにインプットされててな。今は照、お前としか融合出来んようになってるらしい。謂わば運命共同体なう。』 「.....」 『そんな運命共同体から忠告させてもらうが....お前、自分を殺してもらう為に継国縁壱を探しているな?』 「....なんで」 『そりゃ融合してるし、吾輩はお前だからな。簡単には死ねないと思って、諦めたか?』 事実、照は、ジョーカーである継国縁壱を探していた。 圧倒的な力を持つ黎斗が放ったマーダーなら、魔王となった自分を殺してくれると考えていたからだ。 「あなたこそ、前に自滅願望に付き合わされる気はないって言ってなかったっけ?ふよんふよんの魔王さん」 『あの時はな。だが、今は状況が違う』 「.....どういうこと........?」 『吾輩にも復活という叶えたい願いがある。照、お前は....殺されること以外にも、願いがあるな?』 魔王は照の心を見透かしたように発言した。 「.....わたしは」 ふと、思った。 もし、わたしが生まれてこなければ。 誰にも迷惑を掛けずに、いや自分はこんな思いをしなくてよかったんじゃないか。 『それがお前の願いだ、照』 「.......魔王さん」 『「自分が産まれてこなかったことにする」ことも、立派な願いだと吾輩は思うぞ?....どっちが先に願いを言うかは、競争になるがな』 照は、黎斗が言ったことを思い出す。 死者を蘇らせることができるなら、そもそも生まれてこなかったように歴史を改変する事も、出来るのではないか。 「"私は、私以外の誰かに私を殺させるつもりはない"、か」 『そうだ、それまでの共闘だ。よろしくな、照』 「うん――ありがとう。」 人を殺すのは、こんなに不快な気持ちだと知った。 その気持ちを何度重ねれば、私は生まれずに済むのだろうか。 「もういいや、テルさんは大魔王。あははっ」 融合体は、当ても無く道を進んでいった。 その先に居るものを屠るのか、あるいは命を奪われるのかも知らないまま。 ふと、自分を助けてくれた青年と少女、そして病院で「生きててください」って言っていた金髪の少女の姿が頭をよぎったが――直ぐに消えていった。 【C-5/一日目/深夜】 【百武照@ステラのまほう】 [状態]:変身中(魔王と融合)、強い希死念慮(極大)、疲労(大) [装備]:SNS部のゲームCD@きららファンタジア [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2 [思考:状況] 基本方針:優勝して、たまたまちゃん達の世界を自分が産まれてこなかった世界にしたい。 1 人を殺すのって、こんなに不快な気持ちなんだ 2 魔王さんと一緒に目ざわりな参加者を皆殺しにする。 3 ...エムせんせい、これでいいんだよね [備考] ※参戦時系列は原作10巻、星ノ辻高校の屋上から飛び降りる直前です ※優勝した時の願いは「ステラのまほうの世界から自分ごと存在を抹消し、自分が産まれてこなかった世界にする」事です 【支給品(意志持ち込み)紹介】 【ハートフルピーチモーフィングステッキ/フレッシュピーチハートロッド@まちカドまぞく】 千代田桃に支給。変身用のステッキと、魔法使用用の武器であるロッド。 本来では桃は変身卍句の使用にコンパクトも使っていたが、主催側の支給品削減の為かステッキのみで変身が可能となっている。 花家大我の例と同じく、変身した時の武器セットで一つとして支給されている。 【ガシャットギアデュアル@仮面ライダーエグゼイド】 片桐章馬に支給。 単体で使用することにより仮面ライダーパラドクスLv50 パズルゲーマー/ファイターゲーマーに変身が可能。……だが、片桐は自身のアギトの力を信じていたため使わなかった。 【魔王(SNS部のゲームCDに封印)@きららファンタジア】 きららファンタジアイベント「SNS部と復活の魔王」で登場した(自称)魔王。 エトワリアで太古から何度も復活と封印を繰り返していた所、遭遇した平行世界の百武照と融合、復活した。 過去より大迷惑な災害を引き起こしただけのことはあり、エトワリアの幹部クラスである七賢者を圧倒し、クリエメイトを秒で消し炭にできると豪語するなど相応の力を持つ。 照と融合した場合の主な攻撃手段はコートから伸びた猫のような腕による近接戦、眼球や手から発射する魔法のビーム、飛行能力(制限あり)。 007:そう言われればそうかもしれない 投下順 009 力を持った意味を求めて、戦う為の理由を探した 時系列順 27 果たされぬReset 百武照 宝生永夢 26 魔法少女とのエンカウント・IF 千代田桃 鹿目まどか GAME OVER 30 僕に天使が舞い降りた! 片桐章馬 GAME OVER