約 4,722 件
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/883.html
【用語名】 たまたまきはる 【読み方】 たまたまきはる 【詳細】 5巻下にて片桐・且元が狙撃を受けたと誤解しやってきた者達の一つ。 A.H.R.Sの受け身研究会。片桐は偶像崇拝の対象らしい。
https://w.atwiki.jp/putihedora/pages/138.html
第三話↓ ―――Mスクール卒業試験当日。 中條「いよいよ今日は卒業試験である。それぞれ今までの勉強の成果を十分出して欲しい!」 彼は中條真一(ちゅうじょうしんいち)。Mスクールの校長だ。 中條「皆も知っている通り、この試験は「筆記試験」と「実技試験」に分けられている。 筆記の方は70点以上で合格だ。実技は武器・格闘の二科目で行われる。また、 実技の格闘は一対一の一騎討ちだ。基本的に勝った生徒が格闘試験は合格だが、 戦い方の素質を認められた者や事前の確認で成績が優秀だった者も合格とする!」 生徒「ざわざわ・・。」 中條「では筆記試験から始めてくれ!」 全生徒に筆記用紙が配られた。みんなこれまでにないほどな真剣な表情で満ち溢れている。 優馬「へぇ~、筆記は実技以外の全教科が一枚にまとめられているんだな。」 優馬はシャーペンを指でクルクル回しながら、呟いた。 試験管「制限時間は一時間だ。・・・それでは、始めろ。」 優馬(まずは用語だな。え~と・・・。) 問①:『火龍』←の漢字で表される戦艦名を平仮名で()内に書き入れなさい。 ( ) 優馬(なんだ、大したこと無いな。) 優馬回答 問①:『火龍』←の漢字で表される戦艦名を平仮名で答えなさい。 (かりゅう) 沙織回答 問①:『火龍』←の漢字で表される戦艦名を平仮名で答えなさい。 (かりゅう) 隼人回答 問①:『火龍』←の漢字で表される戦艦名を平仮名で答えなさい。 (かりゅう) 沙織(・・・次。) 問②:『百発百中』とは誰の名台詞で知られていますか?()内に漢字で書きなさい。 () 沙織回答 問②:『百発百中』とは誰の名台詞で知られていますか?()内に漢字で書きなさい。 (醍醐事務総長) 優馬回答 問②:『百発百中』とは誰の名台詞で知られていますか?()内に漢字で書きなさい。 (醍醐事務総長) 隼人回答 問②:『百発百中』とは誰の名台詞で知られていますか?()内に漢字で書きなさい。 (国木田少将) 隼人(次は・・・なになに?) 問③:『ごうてんごう』を漢字で書きなさい。 () 隼人回答 問③:『ごうてんごう』を漢字で書きなさい。 (号天轟) 優馬回答 問③:『ごうてんごう』を漢字で書きなさい。 (轟天号) 沙織回答 問③:『ごうてんごう』を漢字で書きなさい。 (轟天号) 15分経過し、ほとんどの生徒は次の戦略のテストをやり始めた。 問①:ミュータントの戦法を二つあげなさい。 ()() 優馬回答 問①:ミュータントの戦法を二つあげなさい。 (兵器での攻撃)(肉弾戦) 沙織回答 問①:ミュータントの戦法を二つあげなさい。 (兵器攻撃)(己の肉体での攻撃) 隼人回答 問①:ミュータントの戦法を二つあげなさい。 (兵器)(格闘) 問②:ミュータントの標準装備を答えなさい。 () 優馬回答 問②:ミュータントの標準装備を答えなさい。 (小型メーサー銃) 沙織回答 問②:ミュータントの標準装備を答えなさい。 (小型メーサー殺獣砲) 隼人回答 問②:ミュータントの標準装備を答えなさい。 (メーサー銃) 続いて、歴史のテストへ突入。 問①:ゴジラが最初に日本を襲ったのは何年ですか? 優馬回答 問①:ゴジラが最初に日本を襲ったのは何年ですか? 1954年 沙織回答 問①:ゴジラが最初に日本を襲ったのは何年ですか? 1954年 隼人回答 問①:ゴジラが最初に日本を襲ったのは何年ですか? 1954年 問②:1968年・怪獣総進撃事件でゴロザウルスがキングギドラの背中に食らわせた技は? 優馬回答 問②:1968年・怪獣総進撃事件でゴロザウルスがキングギドラの背中に食らわせた技は? カンガルーキック 沙織回答 問②:1968年・怪獣総進撃事件でゴロザウルスがキングギドラの背中に食らわせた技は? カンガルーキック 隼人回答 問②:1968年・怪獣総進撃事件でゴロザウルスがキングギドラの背中に食らわせた技は? ドロップキック 問③:1973年・ゴジラ対メガロ事件でジェットジャガーがメガロ&ガイガンにやられた、屈辱的な技は? 優馬回答 問③:1973年・ゴジラ対メガロ事件でジェットジャガーがメガロ&ガイガンにやられた、屈辱的な技は? ジェットジャガー・ラリー 沙織回答 問③:1973年・ゴジラ対メガロ事件でジェットジャガーがメガロ&ガイガンにやられた、屈辱的な技は? (空欄) 隼人回答 問③:1973年・ゴジラ対メガロ事件でジェットジャガーがメガロ&ガイガンにやられた、屈辱的な技は? ジェットジャガー・ラリー 続いて科学。 問①:ゴジラが吐く熱線の正式名称を答えなさい。 優馬回答 問①:ゴジラが吐く熱線の正式名称を答えなさい。 放射能熱線 沙織回答 問①:ゴジラが吐く熱線の正式名称を答えなさい。 放射熱線 隼人回答 問①:ゴジラが吐く熱線の正式名称を答えなさい。 放射能火炎 問②:ゴジラは何をエネルギーとしていますか? 優馬回答 問②:ゴジラは何をエネルギーとしていますか? 核 沙織回答 問②:ゴジラは何をエネルギーとしていますか? 放射能 隼人回答 問②:ゴジラは何をエネルギーとしていますか? カルシウム 続いて英用語。 問①:GODZILLAの意味を答えなさい。 優馬回答 問①:GODZILLAの意味を答えなさい。 ゴジラ 沙織回答 問①:GODZILLAの意味を答えなさい。 ゴジラを英語で言った形 隼人回答 問①:GODZILLAの意味を答えなさい。 ゴッドジラ 問②:『ファイナルウォーズ』を英語で書きなさい。 優馬回答 問②:『ファイナルウォーズ』を英語で書きなさい。 FINLWARS 沙織回答 問②:『ファイナルウォーズ』を英語で書きなさい。 FINLWARS 優馬回答 問②:『ファイナルウォーズ』を英語で書きなさい。 FINLWARS そして一時間後、制限時間が終了し試験管の声が試験部屋に響いた。 試験管「終了!そこまで!各列の一番後ろの生徒は後ろから集めて、オレに渡せ。」 各列の一番後ろの生徒は立ち上がり、後ろから順に筆記用紙を集めていく。 集め終わると、生徒たちはできただのできなかっただのと大騒ぎだ。するとそこへ またも試験管の声が響く。生徒たちは一斉に静まり返り、視線を試験管へ。 試験管「話したいのは分かるが、時間はない。これよりすぐに実技試験を始める。」 隼人「これからすぐだと!?」 優馬「先生、テストの結果は?」 試験管「実技試験中にテストの採点をする。この実技試験は点数が気になり、実技がうまくいかない生徒を出すのも一つの目的だ。さぁ。分かったら全員、体育館に移動しろ!」 ―――体育館 片桐「おらぁ!試験管はこのオレだ。オレの指示に従ってもらうぞ。まず実技試験のルールだが、この試験は武器と格闘の二つに分かれている。はじめに武器試験を行い、成功した者は格闘試験に進める。失敗した奴はその時点で生き残りレースからは脱落、実技試験は失格だ。しかし、武器試験を成功させ格闘試験に進んだ者には、一対一の一騎討ちをしてもらう。どちらかが死ぬか負けを認めるまで格闘試験は続く。オレが止めに入ることもあるからその時は素直に従え。ただし、格闘試験で負けた者は、たとえ武器試験を成功したとしても負けは負け。失格だ。だが才能がある者、事前の確認で成績が優秀だった者については、その後の職員会議で合否判定をする。これが実技試験のルールだ。」 隼人「長っ!でもルールが細かく分かってりゃ、その分試験は楽だぜ。」 片桐「ではまず武器試験から始める。内容は飛んでいるフリスビーをメーサー銃で撃ち落すんだ。」 生徒一同「はい!」 片桐はフリスビー発射装置を起動し、上手く飛ぶかテストした。フリスビーは発射装置から 勢いよく飛び出し、しばらくして床に落ちた。 片桐「フリスビーの速度は時速60キロだ。」 隼人「え?」 沙織「ほぼ車と同じ速度ね。」 片桐は抽選箱から紙切れを取り出し、書いてある名前を叫んだ。 片桐「第一挑戦者は冷田信(さめたしん)。メーサー銃を持って、前へ出ろ!」 冷田「・・・はい。」 冷田信。冷静沈着で寡黙。無口すぎるので今までではあまり口を挟まなかった。 兵器・格闘両方平均的な成績であるが、わずかに兵器の方が得意である。 片桐「フリスビー発射!」 発射砲からフリスビーが勢いよく飛び出す。冷田は片目を閉じ、狙いを定める。 床スレスレで見事に冷田はフリスビーを撃ち抜いてみせた。 生徒「すげ~!」 片桐「冷田信。武器試験合格!格闘試験で進む権利を得た!」 冷田「・・・フッ・・。」 続いて優馬合格。沙織合格。隼人かろうじて合格。 隼人「危ねっ!外しまくった!」 優馬「お前、兵器はあまり得意じゃなかったよな。」 沙織「次は格闘試験ね。」 片桐「ではこれより武器試験合格者だけによる格闘試験を始める。対戦カードは抽選で決まるぞ。」 片桐は抽選箱に手を入れ、ガサゴソかき回し二枚の紙切れを箱から出した。 片桐「抽選の結果はそこの電光掲示板に記される。第一試合は・・・。」 田村沙織vs冷田信 沙織「・・・・!」 冷田「・・・・・。」 優馬「頑張って!田村さん!」 沙織「・・・・うん。」 隼人「・・・へっ。ここで落ちてくれればいいけどな。」 優馬「まだお前はそんなこと言ってんのかよ。」 片桐「では両者前に出ろ。このカードで文句はないな?」 沙織「・・・はい。」 冷田「・・・ああ。」 一歩前に進む二名。体育館に緊張が走る。 冷田「・・・田村沙織。お前の実力は知っている。目立った功績はないが、武器は得意。だが、これは格闘試験。この勝負、オレがもらう。」 沙織「やってみれば?」 まずは冷田がしかける。沙織に向かって突進し、そのまま跳び蹴りの体勢へ。 沙織は軽々とかわし、とりあえず冷田の脚にチョップを叩き入れる。冷田は わずかに苦悶の表情を浮かべるが、すかさずもう一方の脚で沙織の脇腹を蹴る。 沙織は吹っ飛び、体育館の床を大きく転がる。すばやく立ち上がるが冷田が 発射したメーサーが肩に直撃し、沙織の肩に激しい火花が散った。 優馬「田村さん!」 隼人「あいつは格闘戦には向いてねぇよ。」 片桐「・・・まだ止める必要はないな。」 冷田「これ以上は無意味だ。棄権しろ。田村沙織。」 沙織「誰がそんなことするのよ。」 一瞬の隙を突き、メーサーを発射する沙織。冷田の腹に直撃し火花が散る。 思わず腹を押さえる冷田。そして顔を上げると沙織が至近距離に立っていた。 焦った冷田は回し蹴りで蹴りつけようとする。ジャンプでかわす沙織。 そのまま冷田のアゴを飛び膝蹴りで思い切り蹴りつけた。 冷田「・・・がっ・・・!!」 沙織「はぁ・・・はぁ・・。」 優馬「すごい!!」 隼人「・・・・へっ。」 片桐「確かめる必要はないな。第一試合は田村沙織の勝利!並びに実技試験合格!」 冷田は吐血して床に倒れていたが、意識はあるようだ。 片桐「次の対戦カードは・・・。」 皆本優馬vs平岡隼人 優馬「・・・なっ!」 隼人「・・・またお前とかよ。」 片桐「はじめっ!!!」 隼人「すぐに終りにしてやるぜ。」 隼人が優馬に突進。隼人はタックルの体勢へ移る。優馬は逃げずに隼人のタックルを受け止め、 そのまま隼人の顔面に膝蹴りを食らわす。空中に飛んだ隼人だが空中で体勢を立て直し、そのまま 急降下して優馬の頭を踏みつけるような形で蹴りつける。思わず後退する優馬。だがすかさず隼人は 優馬を殴り飛ばす。吹っ飛んで体育館の床を沙織同様、大きく転がった。 隼人「手加減しねぇぜ。オレ流・奥義・・・!!」 優馬「なにをする気だ、隼人!」 百花繚乱(ひゃっかりょうらん)!! 次の瞬間、隼人はパンチとキックを嵐のように繰り出す。全て優馬に直撃する。 そして最後にムーンサルトキックで優馬の顔面を蹴りつける。またも吹っ飛ぶ優馬。 優馬「ぐっ・・・!!」 隼人「どうだ、オレの百花繚乱の威力を見たか!」 優馬「やるな。これからはオレも本気でいく!でも・・・お前を失格させることになったら・・・。」 ???「関係ねぇよ。」 優馬「――!!」 隼人「ん?どうした優馬。」 優馬「誰だ!」 沙織「優馬?」 ???「名前なんかねぇよ。ったく、オレが着いているってのになんだ、そのやられっぷりは。」 優馬「・・・・!」 どうやらこの対話は周りの人々には聞こえていないらしい。 ???「こっからはオレにやらせろ!このヘタクソがっ!!」 優馬「だめだ!お前では隼人を殺しかねない!このままオレに戦わせろ!」 ???「心配すんな。死ぬギリギリまで追い込むのは超得意だぜ。ヒャハハハハッ!!」 優馬「やめろおおお!!」 隼人「さっきから突っ立ったままだな。どうしたんだあいつ。」 優馬「アアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!」 隼人「・・・・!!!」 沙織「・・・なっ・・・なに!?」 片桐(この感じは・・・。) 見ると普段は茶色だった優馬の瞳が燃えるような朱色に変化し、髪が逆立っている。 ものすごい気力だ。周りの人々は、立っているのがやっとという感じである。 隼人「優馬?・・・お前、どうしたんだよ。」 優馬「優馬?オレに名はねぇ!さぁ、殺し合い楽しもうぜ!!ヒャハ~ハハッ!!」 ものすごいスピードで隼人に迫る優馬。隼人は優馬に向かってパンチ。 だが、すでに優馬は後ろに回りこんでいた。そのまま優馬は隼人の背中に 連続パンチを食らわす。吹っ飛ぶ隼人。またも超スピードで隼人に迫る優馬。 隼人が床に着く前にもう一度、隼人を蹴り飛ばす。さらに空中の隼人を追いかけ、 ハンマーパンチを勢いよく振り下ろす。隼人は激しく床に叩きつけられる。 肉弾戦トップクラスの隼人を優馬が確実に圧倒している。こんなことはあり得ない。 隼人「ぐあっ!!」 沙織「なにあれ?優馬って、あんなに格闘強かったっけ!?」 優馬「ヒャ~ハハハハハハッ!!」 片桐「ええい、それまで!第二試合は皆本優馬の勝利だ!並びに実技試験合格!」 優馬「止めんなよ!」 優馬(本体)「やめろって言ってるんだよ!」 次の瞬間、悪魔のような優馬の姿は普段の姿に戻っていた。 優馬「はぁはぁ・・・。オレ。一体どうしたんだ?」 片桐「救護班!急いで、隼人を治療室へ!」 隼人はたんかに乗せられながら、静かに優馬に尋ねた。 隼人「・・・お前・・・一体・・・ゲホッ!」 救護班「しゃべっちゃだめだ!」 優馬「・・・・。」 片桐「以上をもって実技試験は終了!」 体育館はその言葉と同時に一気にざわつき始めた。その中をしょんぼりしながら歩く優馬。 片桐はそれを見て、優馬を体育館中に響くほどの声で呼び止めた。 片桐「優馬!・・・ちょっとこっちこい!」 優馬「わっ!・・・なんですか?」 ずっとへこんでいたのにいきなり呼び止められ、優馬は 体が5センチほど宙に浮くほど驚いた。 片桐「・・・格闘戦がそんなに得意ではないお前が見せた、あの隼人の圧倒。髪の逆立ち。瞳の色の変化。どう考えてもおかしいだろ?・・・お前のその力・・・・もしかしたら・・・カイ・・」 試験管「片桐先生!!」 優馬と対話中の片桐を先ほどの筆記試験試験管が呼んだ。 片桐「・・・なんですか?」 試験管「調度今、筆記試験の採点が終わりましたよ。ここで結果を発表してもいいですかね?」 片桐「どうぞ。」 試験管「お~いお前ら!先ほどの筆記試験の採点は終了した。合格点数者は3名いる!・・・・・・・・・・皆本優馬!87点で合格!並びに卒業決定!田村沙織80点で合格!以下同文!平岡隼人ぉ・・・・は?」 片桐「ああ。彼なら今は治療室ですよ。格闘試験で負けちゃってね・・・。」 試験管「そうですか。・・・平岡隼人も73点で合格!彼の卒業決定についてはこれからの職員会議で、合否を判定する!オレからは以上だ!各自、教室に戻れ!」 優馬「・・・隼人・・・。」 沙織「・・・・・。」 職員会議後、優馬は廊下を歩いていた武田を呼び止めた。 優馬「武田先生!」 武田「・・・・何?」 武田は、はぁとため息をついた後、ぶっきらぼうに答えた。 優馬「あ・・あの、職員会議で・・・平岡はどうなりましたか?」 武田「ん?ああ、あいつなら合格だよ。」 優馬「え?で・・でも、平岡はオレに格闘試験で負けて・・・」 武田「何言ってんだ。才能かある者、事前の確認で成績が優秀だった者については職員会議で判定すると中條校長や試験管もおっしゃっていただろ。そもそも隼人はミュータント戦法の主体である格闘の才能はあるし、成績だって兵器・格闘ともに優秀だ。オレがそのことを訴えて、隼人は合格したんだよ。」 優馬「あっ・・。そうだったんですか。ありがとうございます。え~と、では。」 武田「待て、優馬!」 優馬は片桐に呼び止められたときと同様に驚いた。 優馬「・・・なんでしょう?」 武田「明日からはM機関での任務だな。・・・お前と隼人、ライバル的な存在同士だったよな。ここではあいつに負けっぱなしだったろ?・・・M機関に入ってからは、負けんなよ・・・。」 優馬「―――!!ありがとうございます!!!」 深く頭を下げ、大声を張り上げお礼を言った優馬。 武田は優馬に背を向けて歩きながら、ニッコリと微笑んだ。 ―――治療室。 優馬は治療室のドアを吹き飛ばす勢いで開けた。室内では、 先ほどの試験で深手を負った隼人がベッドの上に寝転んでいる。 優馬「平岡!よかったな!職員会議でお前の合格、決まったってさ!」 隼人「・・・よう。優馬。・・・ああ、既に武田さんから聞いてるぜ。・・・・よかった。・・・でも、一つ、引っかかることがある。・・・優馬、お前さっきの試験の時にこのオレを格闘で圧倒してた。普通なら、あり得ない話だ。あの力・・・・もしかしたらお前、カ・・・」 その対話中、ドアを静かに開ける者がいた。・・・・沙織だった。 優馬「あ、田村さん。」 優馬が言うと沙織を優馬に笑みを見せたあと、隼人にたずねた。 沙織「隼人、調子はどう?」 隼人「ん?ああ、大丈夫。あんぐらいでやられるオレじゃねぇよ。・・・ってか、お前に心配されるようなヘマをオレがするわけないだろ。」 優馬「あいかわらず、田村さんにはその態度か。」 沙織「・・・・。」 すると、またドアを開けた者がいた。先ほどの試験で沙織に敗北した、冷田だ。 冷田「三人とも、もう帰りの会が始まるぞ。」 優馬「ああ、すぐ行くよ。」 優馬がそう言うと、冷田はうなずいてから静かにドアを閉めた。 すると、隼人がベッドから起き上がり、教室に向かおうとする。 優馬「おい!もう立っても平気なのか?」 隼人「言ったろ?この程度じゃオレはやられねぇよ。・・・オラ、とっとと教室行くぞ。」 ―――最後の帰りの会。 武田「皆本優馬くん、田村沙織さん、平岡隼人くん、合格おめでとう!明日からはM機関での任務ですね。たくさんの功績をあげることを、期待しています。さて不合格だった人たち、M機関には入れませんがここ、Mスクールで学んだことをこれからの生活に生かしていってほしいです。・・・・・以上!!我がクラスは・・・・え・・・永遠に・・・こ・・れで解散・・・です・・・・!!」 隼人(・・・・武田さん。) あの武田光秋が生徒に泣き顔を見せた。多くの生徒はこれが初めてであろう。 その武田の姿を見た瞬間、この教室の全生徒が声を張り上げ号泣した。思いは様々だろう。 このクラスを離れるのがいやな者。クラスを離れてよかった(!)者。卒業できて嬉しい者。 卒業できずくやしい者。実に様々だ。滅多に泣き顔を見せない田村や泣き顔が似合わない優馬、 あの隼人でさえ泣いていた。・・・しばらくして教室はまた今度会えるよねだの、元気でねだので ざわつき、そして教室には誰もいなくなった。・・・・さて、次はM機関だ。頑張れ!優馬・沙織・隼人!
https://w.atwiki.jp/putihedora/pages/50.html
第三話↓ ―――Mスクール卒業試験当日。 中條「いよいよ今日は卒業試験である。それぞれ今までの勉強の成果を十分出して欲しい!」 彼は中條真一(ちゅうじょうしんいち)。Mスクールの校長だ。 中條「皆も知っている通り、この試験は「筆記試験」と「実技試験」に分けられている。 筆記の方は70点以上で合格だ。実技は武器・格闘の二科目で行われる。また、 実技の格闘は一対一の一騎討ちだ。基本的に勝った生徒が格闘試験は合格だが、 戦い方の素質を認められた者や事前の確認で成績が優秀だった者も合格とする!」 生徒「ざわざわ・・。」 中條「では筆記試験から始めてくれ!」 全生徒に筆記用紙が配られた。みんなこれまでにないほどな真剣な表情で満ち溢れている。 優馬「へぇ~、筆記は実技以外の全教科が一枚にまとめられているんだな。」 優馬はシャーペンを指でクルクル回しながら、呟いた。 試験管「制限時間は一時間だ。・・・それでは、始めろ。」 優馬(まずは用語だな。え~と・・・。) 問①:『火龍』←の漢字で表される戦艦名を平仮名で()内に書き入れなさい。 ( ) 優馬(なんだ、大したこと無いな。) 優馬回答 問①:『火龍』←の漢字で表される戦艦名を平仮名で答えなさい。 (かりゅう) 沙織回答 問①:『火龍』←の漢字で表される戦艦名を平仮名で答えなさい。 (かりゅう) 隼人回答 問①:『火龍』←の漢字で表される戦艦名を平仮名で答えなさい。 (かりゅう) 沙織(・・・次。) 問②:『百発百中』とは誰の名台詞で知られていますか?()内に漢字で書きなさい。 () 沙織回答 問②:『百発百中』とは誰の名台詞で知られていますか?()内に漢字で書きなさい。 (醍醐事務総長) 優馬回答 問②:『百発百中』とは誰の名台詞で知られていますか?()内に漢字で書きなさい。 (醍醐事務総長) 隼人回答 問②:『百発百中』とは誰の名台詞で知られていますか?()内に漢字で書きなさい。 (国木田少将) 隼人(次は・・・なになに?) 問③:『ごうてんごう』を漢字で書きなさい。 () 隼人回答 問③:『ごうてんごう』を漢字で書きなさい。 (号天轟) 優馬回答 問③:『ごうてんごう』を漢字で書きなさい。 (轟天号) 沙織回答 問③:『ごうてんごう』を漢字で書きなさい。 (轟天号) 15分経過し、ほとんどの生徒は次の戦略のテストをやり始めた。 問①:ミュータントの戦法を二つあげなさい。 ()() 優馬回答 問①:ミュータントの戦法を二つあげなさい。 (兵器での攻撃)(肉弾戦) 沙織回答 問①:ミュータントの戦法を二つあげなさい。 (兵器攻撃)(己の肉体での攻撃) 隼人回答 問①:ミュータントの戦法を二つあげなさい。 (兵器)(格闘) 問②:ミュータントの標準装備を答えなさい。 () 優馬回答 問②:ミュータントの標準装備を答えなさい。 (小型メーサー銃) 沙織回答 問②:ミュータントの標準装備を答えなさい。 (小型メーサー殺獣砲) 隼人回答 問②:ミュータントの標準装備を答えなさい。 (メーサー銃) 続いて、歴史のテストへ突入。 問①:ゴジラが最初に日本を襲ったのは何年ですか? 優馬回答 問①:ゴジラが最初に日本を襲ったのは何年ですか? 1954年 沙織回答 問①:ゴジラが最初に日本を襲ったのは何年ですか? 1954年 隼人回答 問①:ゴジラが最初に日本を襲ったのは何年ですか? 1954年 問②:1968年・怪獣総進撃事件でゴロザウルスがキングギドラの背中に食らわせた技は? 優馬回答 問②:1968年・怪獣総進撃事件でゴロザウルスがキングギドラの背中に食らわせた技は? カンガルーキック 沙織回答 問②:1968年・怪獣総進撃事件でゴロザウルスがキングギドラの背中に食らわせた技は? カンガルーキック 隼人回答 問②:1968年・怪獣総進撃事件でゴロザウルスがキングギドラの背中に食らわせた技は? ドロップキック 問③:1973年・ゴジラ対メガロ事件でジェットジャガーがメガロ&ガイガンにやられた、屈辱的な技は? 優馬回答 問③:1973年・ゴジラ対メガロ事件でジェットジャガーがメガロ&ガイガンにやられた、屈辱的な技は? ジェットジャガー・ラリー 沙織回答 問③:1973年・ゴジラ対メガロ事件でジェットジャガーがメガロ&ガイガンにやられた、屈辱的な技は? (空欄) 隼人回答 問③:1973年・ゴジラ対メガロ事件でジェットジャガーがメガロ&ガイガンにやられた、屈辱的な技は? ジェットジャガー・ラリー 続いて科学。 問①:ゴジラが吐く熱線の正式名称を答えなさい。 優馬回答 問①:ゴジラが吐く熱線の正式名称を答えなさい。 放射能熱線 沙織回答 問①:ゴジラが吐く熱線の正式名称を答えなさい。 放射熱線 隼人回答 問①:ゴジラが吐く熱線の正式名称を答えなさい。 放射能火炎 問②:ゴジラは何をエネルギーとしていますか? 優馬回答 問②:ゴジラは何をエネルギーとしていますか? 核 沙織回答 問②:ゴジラは何をエネルギーとしていますか? 放射能 隼人回答 問②:ゴジラは何をエネルギーとしていますか? カルシウム 続いて英用語。 問①:GODZILLAの意味を答えなさい。 優馬回答 問①:GODZILLAの意味を答えなさい。 ゴジラ 沙織回答 問①:GODZILLAの意味を答えなさい。 ゴジラを英語で言った形 隼人回答 問①:GODZILLAの意味を答えなさい。 ゴッドジラ 問②:『ファイナルウォーズ』を英語で書きなさい。 優馬回答 問②:『ファイナルウォーズ』を英語で書きなさい。 FINLWARS 沙織回答 問②:『ファイナルウォーズ』を英語で書きなさい。 FINLWARS 優馬回答 問②:『ファイナルウォーズ』を英語で書きなさい。 FINLWARS そして一時間後、制限時間が終了し試験管の声が試験部屋に響いた。 試験管「終了!そこまで!各列の一番後ろの生徒は後ろから集めて、オレに渡せ。」 各列の一番後ろの生徒は立ち上がり、後ろから順に筆記用紙を集めていく。 集め終わると、生徒たちはできただのできなかっただのと大騒ぎだ。するとそこへ またも試験管の声が響く。生徒たちは一斉に静まり返り、視線を試験管へ。 試験管「話したいのは分かるが、時間はない。これよりすぐに実技試験を始める。」 隼人「これからすぐだと!?」 優馬「先生、テストの結果は?」 試験管「実技試験中にテストの採点をする。この実技試験は点数が気になり、実技がうまくいかない生徒を出すのも一つの目的だ。さぁ。分かったら全員、体育館に移動しろ!」 ―――体育館 片桐「おらぁ!試験管はこのオレだ。オレの指示に従ってもらうぞ。まず実技試験のルールだが、この試験は武器と格闘の二つに分かれている。はじめに武器試験を行い、成功した者は格闘試験に進める。失敗した奴はその時点で生き残りレースからは脱落、実技試験は失格だ。しかし、武器試験を成功させ格闘試験に進んだ者には、一対一の一騎討ちをしてもらう。どちらかが死ぬか負けを認めるまで格闘試験は続く。オレが止めに入ることもあるからその時は素直に従え。ただし、格闘試験で負けた者は、たとえ武器試験を成功したとしても負けは負け。失格だ。だが才能がある者、事前の確認で成績が優秀だった者については、その後の職員会議で合否判定をする。これが実技試験のルールだ。」 隼人「長っ!でもルールが細かく分かってりゃ、その分試験は楽だぜ。」 片桐「ではまず武器試験から始める。内容は飛んでいるフリスビーをメーサー銃で撃ち落すんだ。」 生徒一同「はい!」 片桐はフリスビー発射装置を起動し、上手く飛ぶかテストした。フリスビーは発射装置から 勢いよく飛び出し、しばらくして床に落ちた。 片桐「フリスビーの速度は時速60キロだ。」 隼人「え?」 沙織「ほぼ車と同じ速度ね。」 片桐は抽選箱から紙切れを取り出し、書いてある名前を叫んだ。 片桐「第一挑戦者は冷田信(さめたしん)。メーサー銃を持って、前へ出ろ!」 冷田「・・・はい。」 冷田信。冷静沈着で寡黙。無口すぎるので今までではあまり口を挟まなかった。 兵器・格闘両方平均的な成績であるが、わずかに兵器の方が得意である。 片桐「フリスビー発射!」 発射砲からフリスビーが勢いよく飛び出す。冷田は片目を閉じ、狙いを定める。 床スレスレで見事に冷田はフリスビーを撃ち抜いてみせた。 生徒「すげ~!」 片桐「冷田信。武器試験合格!格闘試験で進む権利を得た!」 冷田「・・・フッ・・。」 続いて優馬合格。沙織合格。隼人かろうじて合格。 隼人「危ねっ!外しまくった!」 優馬「お前、兵器はあまり得意じゃなかったよな。」 沙織「次は格闘試験ね。」 片桐「ではこれより武器試験合格者だけによる格闘試験を始める。対戦カードは抽選で決まるぞ。」 片桐は抽選箱に手を入れ、ガサゴソかき回し二枚の紙切れを箱から出した。 片桐「抽選の結果はそこの電光掲示板に記される。第一試合は・・・。」 田村沙織vs冷田信 沙織「・・・・!」 冷田「・・・・・。」 優馬「頑張って!田村さん!」 沙織「・・・・うん。」 隼人「・・・へっ。ここで落ちてくれればいいけどな。」 優馬「まだお前はそんなこと言ってんのかよ。」 片桐「では両者前に出ろ。このカードで文句はないな?」 沙織「・・・はい。」 冷田「・・・ああ。」 一歩前に進む二名。体育館に緊張が走る。 冷田「・・・田村沙織。お前の実力は知っている。目立った功績はないが、武器は得意。だが、これは格闘試験。この勝負、オレがもらう。」 沙織「やってみれば?」 まずは冷田がしかける。沙織に向かって突進し、そのまま跳び蹴りの体勢へ。 沙織は軽々とかわし、とりあえず冷田の脚にチョップを叩き入れる。冷田は わずかに苦悶の表情を浮かべるが、すかさずもう一方の脚で沙織の脇腹を蹴る。 沙織は吹っ飛び、体育館の床を大きく転がる。すばやく立ち上がるが冷田が 発射したメーサーが肩に直撃し、沙織の肩に激しい火花が散った。 優馬「田村さん!」 隼人「あいつは格闘戦には向いてねぇよ。」 片桐「・・・まだ止める必要はないな。」 冷田「これ以上は無意味だ。棄権しろ。田村沙織。」 沙織「誰がそんなことするのよ。」 一瞬の隙を突き、メーサーを発射する沙織。冷田の腹に直撃し火花が散る。 思わず腹を押さえる冷田。そして顔を上げると沙織が至近距離に立っていた。 焦った冷田は回し蹴りで蹴りつけようとする。ジャンプでかわす沙織。 そのまま冷田のアゴを飛び膝蹴りで思い切り蹴りつけた。 冷田「・・・がっ・・・!!」 沙織「はぁ・・・はぁ・・。」 優馬「すごい!!」 隼人「・・・・へっ。」 片桐「確かめる必要はないな。第一試合は田村沙織の勝利!並びに実技試験合格!」 冷田は吐血して床に倒れていたが、意識はあるようだ。 片桐「次の対戦カードは・・・。」 皆本優馬vs平岡隼人 優馬「・・・なっ!」 隼人「・・・またお前とかよ。」 片桐「はじめっ!!!」 隼人「すぐに終りにしてやるぜ。」 隼人が優馬に突進。隼人はタックルの体勢へ移る。優馬は逃げずに隼人のタックルを受け止め、 そのまま隼人の顔面に膝蹴りを食らわす。空中に飛んだ隼人だが空中で体勢を立て直し、そのまま 急降下して優馬の頭を踏みつけるような形で蹴りつける。思わず後退する優馬。だがすかさず隼人は 優馬を殴り飛ばす。吹っ飛んで体育館の床を沙織同様、大きく転がった。 隼人「手加減しねぇぜ。オレ流・奥義・・・!!」 優馬「なにをする気だ、隼人!」 百花繚乱(ひゃっかりょうらん)!! 次の瞬間、隼人はパンチとキックを嵐のように繰り出す。全て優馬に直撃する。 そして最後にムーンサルトキックで優馬の顔面を蹴りつける。またも吹っ飛ぶ優馬。 優馬「ぐっ・・・!!」 隼人「どうだ、オレの百花繚乱の威力を見たか!」 優馬「やるな。これからはオレも本気でいく!でも・・・お前を失格させることになったら・・・。」 ???「関係ねぇよ。」 優馬「――!!」 隼人「ん?どうした優馬。」 優馬「誰だ!」 沙織「優馬?」 ???「名前なんかねぇよ。ったく、オレが着いているってのになんだ、そのやられっぷりは。」 優馬「・・・・!」 どうやらこの対話は周りの人々には聞こえていないらしい。 ???「こっからはオレにやらせろ!このヘタクソがっ!!」 優馬「だめだ!お前では隼人を殺しかねない!このままオレに戦わせろ!」 ???「心配すんな。死ぬギリギリまで追い込むのは超得意だぜ。ヒャハハハハッ!!」 優馬「やめろおおお!!」 隼人「さっきから突っ立ったままだな。どうしたんだあいつ。」 優馬「アアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!」 隼人「・・・・!!!」 沙織「・・・なっ・・・なに!?」 片桐(この感じは・・・。) 見ると普段は茶色だった優馬の瞳が燃えるような朱色に変化し、髪が逆立っている。 ものすごい気力だ。周りの人々は、立っているのがやっとという感じである。 隼人「優馬?・・・お前、どうしたんだよ。」 優馬「優馬?オレに名はねぇ!さぁ、殺し合い楽しもうぜ!!ヒャハ~ハハッ!!」 ものすごいスピードで隼人に迫る優馬。隼人は優馬に向かってパンチ。 だが、すでに優馬は後ろに回りこんでいた。そのまま優馬は隼人の背中に 連続パンチを食らわす。吹っ飛ぶ隼人。またも超スピードで隼人に迫る優馬。 隼人が床に着く前にもう一度、隼人を蹴り飛ばす。さらに空中の隼人を追いかけ、 ハンマーパンチを勢いよく振り下ろす。隼人は激しく床に叩きつけられる。 肉弾戦トップクラスの隼人を優馬が確実に圧倒している。こんなことはあり得ない。 隼人「ぐあっ!!」 沙織「なにあれ?優馬って、あんなに格闘強かったっけ!?」 優馬「ヒャ~ハハハハハハッ!!」 片桐「ええい、それまで!第二試合は皆本優馬の勝利だ!並びに実技試験合格!」 優馬「止めんなよ!」 優馬(本体)「やめろって言ってるんだよ!」 次の瞬間、悪魔のような優馬の姿は普段の姿に戻っていた。 優馬「はぁはぁ・・・。オレ。一体どうしたんだ?」 片桐「救護班!急いで、隼人を治療室へ!」 隼人はたんかに乗せられながら、静かに優馬に尋ねた。 隼人「・・・お前・・・一体・・・ゲホッ!」 救護班「しゃべっちゃだめだ!」 優馬「・・・・。」 片桐「以上をもって実技試験は終了!」 体育館はその言葉と同時に一気にざわつき始めた。その中をしょんぼりしながら歩く優馬。 片桐はそれを見て、優馬を体育館中に響くほどの声で呼び止めた。 片桐「優馬!・・・ちょっとこっちこい!」 優馬「わっ!・・・なんですか?」 ずっとへこんでいたのにいきなり呼び止められ、優馬は 体が5センチほど宙に浮くほど驚いた。 片桐「・・・格闘戦がそんなに得意ではないお前が見せた、あの隼人の圧倒。髪の逆立ち。瞳の色の変化。どう考えてもおかしいだろ?・・・お前のその力・・・・もしかしたら・・・カイ・・」 試験管「片桐先生!!」 優馬と対話中の片桐を先ほどの筆記試験試験管が呼んだ。 片桐「・・・なんですか?」 試験管「調度今、筆記試験の採点が終わりましたよ。ここで結果を発表してもいいですかね?」 片桐「どうぞ。」 試験管「お~いお前ら!先ほどの筆記試験の採点は終了した。合格点数者は3名いる!・・・・・・・・・・皆本優馬!87点で合格!並びに卒業決定!田村沙織80点で合格!以下同文!平岡隼人ぉ・・・・は?」 片桐「ああ。彼なら今は治療室ですよ。格闘試験で負けちゃってね・・・。」 試験管「そうですか。・・・平岡隼人も73点で合格!彼の卒業決定についてはこれからの職員会議で、合否を判定する!オレからは以上だ!各自、教室に戻れ!」 優馬「・・・隼人・・・。」 沙織「・・・・・。」 職員会議後、優馬は廊下を歩いていた武田を呼び止めた。 優馬「武田先生!」 武田「・・・・何?」 武田は、はぁとため息をついた後、ぶっきらぼうに答えた。 優馬「あ・・あの、職員会議で・・・平岡はどうなりましたか?」 武田「ん?ああ、あいつなら合格だよ。」 優馬「え?で・・でも、平岡はオレに格闘試験で負けて・・・」 武田「何言ってんだ。才能かある者、事前の確認で成績が優秀だった者については職員会議で判定すると中條校長や試験管もおっしゃっていただろ。そもそも隼人はミュータント戦法の主体である格闘の才能はあるし、成績だって兵器・格闘ともに優秀だ。オレがそのことを訴えて、隼人は合格したんだよ。」 優馬「あっ・・。そうだったんですか。ありがとうございます。え~と、では。」 武田「待て、優馬!」 優馬は片桐に呼び止められたときと同様に驚いた。 優馬「・・・なんでしょう?」 武田「明日からはM機関での任務だな。・・・お前と隼人、ライバル的な存在同士だったよな。ここではあいつに負けっぱなしだったろ?・・・M機関に入ってからは、負けんなよ・・・。」 優馬「―――!!ありがとうございます!!!」 深く頭を下げ、大声を張り上げお礼を言った優馬。 武田は優馬に背を向けて歩きながら、ニッコリと微笑んだ。 ―――治療室。 優馬は治療室のドアを吹き飛ばす勢いで開けた。室内では、 先ほどの試験で深手を負った隼人がベッドの上に寝転んでいる。 優馬「平岡!よかったな!職員会議でお前の合格、決まったってさ!」 隼人「・・・よう。優馬。・・・ああ、既に武田さんから聞いてるぜ。・・・・よかった。・・・でも、一つ、引っかかることがある。・・・優馬、お前さっきの試験の時にこのオレを格闘で圧倒してた。普通なら、あり得ない話だ。あの力・・・・もしかしたらお前、カ・・・」 その対話中、ドアを静かに開ける者がいた。・・・・沙織だった。 優馬「あ、田村さん。」 優馬が言うと沙織を優馬に笑みを見せたあと、隼人にたずねた。 沙織「隼人、調子はどう?」 隼人「ん?ああ、大丈夫。あんぐらいでやられるオレじゃねぇよ。・・・ってか、お前に心配されるようなヘマをオレがするわけないだろ。」 優馬「あいかわらず、田村さんにはその態度か。」 沙織「・・・・。」 すると、またドアを開けた者がいた。先ほどの試験で沙織に敗北した、冷田だ。 冷田「三人とも、もう帰りの会が始まるぞ。」 優馬「ああ、すぐ行くよ。」 優馬がそう言うと、冷田はうなずいてから静かにドアを閉めた。 すると、隼人がベッドから起き上がり、教室に向かおうとする。 優馬「おい!もう立っても平気なのか?」 隼人「言ったろ?この程度じゃオレはやられねぇよ。・・・オラ、とっとと教室行くぞ。」 ―――最後の帰りの会。 武田「皆本優馬くん、田村沙織さん、平岡隼人くん、合格おめでとう!明日からはM機関での任務ですね。たくさんの功績をあげることを、期待しています。さて不合格だった人たち、M機関には入れませんがここ、Mスクールで学んだことをこれからの生活に生かしていってほしいです。・・・・・以上!!我がクラスは・・・・え・・・永遠に・・・こ・・れで解散・・・です・・・・!!」 隼人(・・・・武田さん。) あの武田光秋が生徒に泣き顔を見せた。多くの生徒はこれが初めてであろう。 その武田の姿を見た瞬間、この教室の全生徒が声を張り上げ号泣した。思いは様々だろう。 このクラスを離れるのがいやな者。クラスを離れてよかった(!)者。卒業できて嬉しい者。 卒業できずくやしい者。実に様々だ。滅多に泣き顔を見せない田村や泣き顔が似合わない優馬、 あの隼人でさえ泣いていた。・・・しばらくして教室はまた今度会えるよねだの、元気でねだので ざわつき、そして教室には誰もいなくなった。・・・・さて、次はM機関だ。頑張れ!優馬・沙織・隼人!
https://w.atwiki.jp/gsreloaded/pages/12.html
風澄徹 片桐鏡磨 片桐鏡華 竜胆しづね ジョナサン・サイズモア オルガ・ジェンテイン アーロン・バロウズ レミー・オードナー
https://w.atwiki.jp/worldtrigger2ch/pages/299.html
桃園の誓い 名前: 桃園 藤一郎 (ももぞの とういちろう) 年齢: 17歳(高校生) 5月15日生まれ 身長: 176㎝ 星座: ねこ座 血液型: A型 好きなもの: バスケ 自転車 チキン南蛮 炊き込みご飯 所属: ボーダー本部所属 A級8位片桐隊 階級: A級隊員 肩書き: スナイパー 所持トリガー: ◇ボーダーのノーマルトリガー: メイン> イーグレット アイビス シールド Free Trigger サブ > バッグワーム Free Trigger シールド Free Trigger 片桐隊の一員。 作者のデビュー作である読切作品の「ROOM303」に登場したキャラと同じ名前のキャラ。 ワートリではトップの辺りをハネさせた刈り上げの明るい髪で軽い印象を受ける容姿で小さめの目が特徴。 「ROOM303」では旧三バカの「一番むかつくやつ」にも似た軽い印象のキャラだったが、ワートリでは幾分落ち着いた雰囲気。 片桐、雪丸のあとに部隊に参加した。 遅れて入ったため、それほど東からの指導は受けていない。 部隊に入ってすぐにA級になってしまったため今も慌てがちな様子。 作者には一人前ではなく0.8人前と言われている。 流されやすい性格でバスケ好きなのに片桐に誘われ野球部に、銃手志望だったのに奈良坂に誘われ狙撃手になっている。 BBFによるとポジションは狙撃手(スナイパー)。 あまり使用者のいないトリガーや改造トリガー、試作トリガーなどを装備する他の片桐隊の戦闘員と比べて彼のトリガー構成に特筆すべき点は見当たらないが、 しいて言うならライトニング抜きのイーグレット・アイビスという組み合わせは他の正隊員のスナイパーには見られないものである。 フリートリガーを多めにしてるのはトリオン確保のためかもしれない。 家族は両親以外に祖父も一緒に暮らしていて、犬を飼っているようだ。 桃園藤一郎のトリガー編成も他のスナイパーとはちょっと違うんだよな やっぱり片桐隊は特殊だ -- 名無しさん (2016-11-16 02 48 42) やっぱり観測手の尼倉亜澄とセットで戦うのかな -- 名無しさん (2016-11-16 02 49 05) スカウト旅で対人よりのライトニングは置いてった。みたいな説もひとつよろしく -- 名無しさん (2019-01-07 15 48 01) 宇野ともまた違うトリガー構成だね -- 名無しさん (2019-01-12 22 54 32) おそらくトリオンが10以上あってイーグレットと尼倉の組み合わせで超長距離狙撃をしてくるんだろう -- 名無しさん (2019-08-14 14 40 42) もう、プロフィール帳でてる、流石だ -- 醤油 (2021-12-03 20 30 42) ライトニング入れてないとこ見るにトリオンは少ない方なのかな。奈良坂さんに誘われるくらいだから銃手時代から射撃精度がよくてそれが武器だったりするのだろうか。 -- 名無しさん (2024-06-01 03 18 23) 尼倉の索敵補正を受けるから、ライトニングで嫌がらせをするより一撃狙いなんじゃないかな -- 名無しさん (2024-06-15 20 08 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/seiyu-coversong/pages/3684.html
原曲・片桐圭一 作詞・牛次郎 作曲・謝花義哲 TVアニメ『プラレス3四郎』OP曲。 【登録タグ 1983年の楽曲 J-POP アニソン プラレス3四郎 片桐圭一】 カバーした声優 小西克幸
https://w.atwiki.jp/drs0x/pages/138.html
1T目後手(番長G)2T先手 配置 _ 1 _ _ 2 _ _ 3 _ _ 4 _ _ 5 _ _ 6 _ _ 7 _ _ A _ __ 壁 __ _ B _ ★マスク・ド・隼ヴィクトリア・F・山田武器女の子 毒雪姫 キュア・テンカウント 吊井 美晴 _ C _ 霊媒魔法少女ツッキー南海 螢 __ 壁 __ 猫岸 舞 _ D _ ★はいりオブ片桐 ステファニー・シャリフ _ E _ __ 壁 __ ↓ _ 1 _ _ 2 _ _ 3 _ _ 4 _ _ 5 _ _ 6 _ _ 7 _ _ A _ __ 壁 __ _ B _ ★マスク・ド・隼ヴィクトリア・F・山田武器女の子 毒雪姫 キュア・テンカウント★はいりオブ片桐吊井 美晴 _ C _ 霊媒魔法少女ツッキー南海 螢 __ 壁 __ 猫岸 舞 _ D _ ステファニー・シャリフ _ E _ __ 壁 __ 生徒会(DP:0)P 792 スタメン 備考 名前 性 HP MP 攻 防 体 精 反 FS 発 成 状態 ★マスク・ド・隼 女 120 6 5 0 7 3 15 0 79 100 能力休み(2,3T攻撃+5)3ターン目まで ヴィクトリア・F・山田 女 110 8 0 0 6 4 0 20 75 100 能力休み3ターン目まで 毒雪姫 女 250 6 0 0 20 3 0 7 75 100 霊媒魔法少女ツッキー 女 100 6 20 0 5 3 0 2 103 100 南海 螢 女 230 6 9 0 18 3 0 0 26 100 備考 名前 性 HP MP 攻 防 体 精 反 FS 発 成 状態 武器女の子 女 150 0 20 0 10 0 0 0 85 100 登場 備考 名前 性 HP MP 攻 防 体 精 反 FS 発 成 状態 番長G(DP:3)P 153 スタメン 備考 名前 性 HP MP 攻 防 体 精 反 FS 発 成 状態 秘 ★はいりオブ片桐 女 90 4 1 1 4 2 10 10(=7+3) 秘 秘 キュア・テンカウント 女 90 6 0 0 4 3 20 3 73 100 ステファニー・シャリフ 女 160 0 19 0 11 0 0 0 100 精神 吊井 美晴 女 120 6 20 0 7 3 0 0 26 100 猫岸 舞 女 250 16 1 1 20 8 0 0 15 100 備考 名前 性 HP MP 攻 防 体 精 反 FS 発 成 状態
https://w.atwiki.jp/drs0x/pages/140.html
2T目後手(番長G)3T先手 配置 _ 1 _ _ 2 _ _ 3 _ _ 4 _ _ 5 _ _ 6 _ _ 7 _ _ A _ __ 壁 __ _ B _ ★マスク・ド・隼ヴィクトリア・F・山田 武器女の子 毒雪姫 キュア・テンカウント★はいりオブ片桐吊井 美晴 _ C _ 霊媒魔法少女ツッキー南海 螢 __ 壁 __ 猫岸 舞 _ D _ ステファニー・シャリフ _ E _ __ 壁 __ ↓ _ 1 _ _ 2 _ _ 3 _ _ 4 _ _ 5 _ _ 6 _ _ 7 _ _ A _ __ 壁 __ _ B _ ★マスク・ド・隼ヴィクトリア・F・山田 武器女の子★はいりオブ片桐 毒雪姫(死体)猫岸 舞吊井 美晴 ステファニー・シャリフ キュア・テンカウント _ C _ 霊媒魔法少女ツッキー南海 螢 __ 壁 __ _ D _ _ E _ __ 壁 __ 生徒会(DP:0)P 781 スタメン 備考 名前 性 HP MP 攻 防 体 精 反 FS 発 成 状態 ★マスク・ド・隼 女 120 6 10(=5+5) 0 7 3 15 0 79 100 能力休み(2,3T攻撃+5)3ターン目まで ヴィクトリア・F・山田 女 110 8 0 0 6 4 0 20 75 100 能力休み3ターン目まで 毒雪姫 女 0 6 0 0 0 3 0 7 75 100 死亡 霊媒魔法少女ツッキー 女 100 4 20 0 5 2 0 2 103 100 南海 螢 女 230 4 9 0 18 2 0 0 26 100 備考 名前 性 HP MP 攻 防 体 精 反 FS 発 成 状態 武器女の子 女 150 0 20 0 10 0 0 0 85 100 備考 名前 性 HP MP 攻 防 体 精 反 FS 発 成 状態 番長G(DP:4)P 53 スタメン 備考 名前 性 HP MP 攻 防 体 精 反 FS 発 成 状態 秘 ★はいりオブ片桐 女 90 4 1 1 4 2 10 10(=7+3) 秘 秘 キュア・テンカウント 女 90 6 0 0 4 3 20 3 73 100 ステファニー・シャリフ 女 160 0 19 0 11 0 0 0 100 精神 吊井 美晴 女 120 6 20 0 7 3 0 0 26 100 猫岸 舞 女 250 16 1 1 20 8 0 0 15 100 備考 名前 性 HP MP 攻 防 体 精 反 FS 発 成 状態 転校生、D4に出現し、蛍を狙う。 [[生徒会]]、後藤増援
https://w.atwiki.jp/ercr/pages/2507.html
発売日 2024年10月25日 ブランド Orthros タグ 2024年10月ゲーム 2024年ゲーム Orthros 未 https //x.com/Orthrossoft/status/1815597711216820461 キャスト 歩サラ(片桐ユイ),松岡侑里(姫乃アカリ),蒼乃むすび(藤堂リン),小波すず(片桐ヤエカ),逢真井もこ(守屋ミク) スタッフ 企画・シナリオ:NYAON キャラクターデザイン・原画:mignon 背景美術:わいっしゅ 音楽:水城新人 ディレクター:小竹義彦 プロデューサー:ぺらお 主題歌 「華嵐」 作詞:綺良雪 作編曲:水城新人 歌:片桐ユイ(CV:歩サラ)、姫乃アカリ(CV:松岡侑里)、守屋ミク(CV:逢真井もこ) OPムービー 映像プロデュース:赤パンダ 映像:ぷろっぷ キャラアニメーション:Lv.1 あるか
https://w.atwiki.jp/tokimeki_dictionary/pages/465.html
きらめき高校音楽室【きらめきこうこうおんがくしつ】 きらめき高校の中にある音楽室。 『1』では、藤崎詩織が美術部に入部していれば、片桐彩子は吹奏楽部所属になる。 主人公が吹奏楽部所属ならば、片桐とはここで出会える可能性があるが、(詩織が美術部所属でない場合は、片桐が美術部になる事もあり)芸術コマンドを実行して登場させる時は、別の場所で出会う事になる。 『4』で平日に芸術を上げていくと響野里澄と出会う事になるが、1回目のイベントで出現しても正式に登場させた事にならないので注意。朝日奈夕子の登場パターンと似ている。 (芸術の数値次第では同じ週に連続してイベントが発生し、そこで正式登場となる) また、主人公が吹奏楽部に所属していても、響野が吹奏楽部に入部する事は無い。 関連項目 地名・デートスポット