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煉獄魔神 煉獄魔神 HP MP 命中 迴避 攻速 等級 150 12459500 65023 125 55 45 經驗值 武點 攻擊 絕對傷害 回血數值 65000 11500 2103 296 65000 隨機掉落物品 沉重的寶箱、華麗的寶箱、神秘的寶箱、中級武器卷軸、高級武器卷軸、首飾盒、血玉、樟木、千年柚木、秘笈書、高級防具卷軸、珍貴的寶石袋
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オンリー トップへ しゃくねつに もえさかるれんごくの炎を はきだし敵を メダパニーマでこんらんさせてくるぞ。 +... チカラじまんコンテスト1位の 怪力マチョーが 旅のとちゅう はっけんし 名前をつけたと いわれている。 ランク別(れんごくまちょう) オンリーフロア判定見えざる獣の巣Lv59 (B10 発見者:きこう(煉獄マルコ) 他) 呪われし大地の巣Lv77 (B14 発見者:ジョーンズ(まちょうの伝説) 他) 敵無しフロア判定大いなる獣の世界Lv58 (B12 発見者:まさひろ(イケないましゃまちょう) 他) オンリーフロア判定 見えざる獣の巣Lv59 (B10 発見者:きこう(煉獄マルコ) 他) Ruby Nest of Woe Lv59 RANK,SEED=C9 25A5(201 9637) 見えざる獣の巣LV59 BOSS=黒竜丸 階層=16 敵RANK=8 maptype=5 火山 オンリーフロア=B10(れんごくまちょう) 宝箱=S3 A2 B4 C7 D2 E6 F3 H2 I1 即開=ぶしんのリスト(B6F),まてきの杖(B12F),こがらしのダガー(B16F) ジャーホジ地方(63)きこう(煉獄マルコ),ナ○○カ,シド(サガン鳥巣),ドルオ,カズトシ,ナナエル,ナウシカ(鳥の人),ヒロ(皇子れんまちょ),ターツ!(コッコファーム),ちゃづけ ヤハーン湿地(4C)ヒロアキ(モンまちょ),レイ(萌え萌えさつま地鶏),ちゃるる(煉獄ちゃるる),りゅうじ(福山煉獄),やっこ 場所不明:セツナ 呪われし大地の巣Lv77 (B14 発見者:ジョーンズ(まちょうの伝説) 他) Bronze Nest of Bane Lv77 RANK,SEED=8D 6DD9(141 28121) RANK,SEED=A1 6DD9(161 28121) RANK,SEED=B5 6DD9(181 28121) 呪われし大地の巣LV77 BOSS=怪力軍曹イボイノス 階層=16 敵RANK=7 maptype=5 火山 オンリーフロア=B14(れんごくまちょう) 宝箱=A5 B2 C4 D5 E4 F5 G3 即開=げんませき(B12F) 東セントシュタイン(0B)ジョーンズ(まちょうの伝説),かずくん,ドルオ,カズトシ,アヤノ(焼き鳥屋2号店)[B5],アチャこ(焼鳥亜茶子)[8D],リンダ,ユイエル,シルエット(皆さまの縁を鳥もつ隊),ヒロ(皇子れんまちょ2)[B5],アスカ,のどか[A1],コハル,てっくる,まさひろ(ましゃまちょう)[B5],カズ(KZ煉獄魔鳥)[8D],カズミ[B5],ユイ 船着場横(22)ポット(船着場れんごくまちょう),こ〇じ,ゆうや(船着場れんごくまちょう次男),キーファ(船着場れんごくまちょう父親),アヤノ(船着場焼き鳥屋),のどか(杜の都煉魔)[8D],エンシイ(れんごく課長)[8D],リリス[A1],ネネ,こきゅうこ[8D] 場所不明:ニッグ,あむろ(ヘルバードA) 敵無しフロア判定 大いなる獣の世界Lv58 (B12 発見者:まさひろ(イケないましゃまちょう) 他) Diamond World of Woe Lv58 RANK,SEED=C9 447B(201 17531) 大いなる獣の世界LV58 BOSS=黒竜丸 階層=14 敵RANK=8 maptype=5 火山 敵無フロア=B12(2BDC) 宝箱=S2 A2 B5 C5 D5 E4 F1 G1 H1 即開=せいじゃのはい×2(B4F,B5F),げんませき(B6F),シルバートレイ(B13F),せかいじゅのは(B14F) ※B8Fにイケない通路有り(目視不可) B12 16x16 ElistOfs=2BDC(2B30以上で敵消失開始,2B80近辺-オンリー化,2BD0-敵無) れんごくまちょう(X) ⇒(〇) ちていのばんにん(X) じごくぐるま(X) ダークトロル(X) エビルフレイム(X) 東ナザム地方(6A)まさひろ(ましゃまちょう),ヒロキ(北摂まちょう)
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曲Data Lv BPM TOTAL NOTES TOTAL値 判定 平均密度 最大瞬間密度 ★23/★★3 93-193 3195 666 easy 22.34Notes/s 38Notes/s 傾向 譜面URL http //www.ribbit.xyz/bms/score/view?md5=3c4e5a90478a6a60b430e9816c942ffd&p=1 譜面URL(Mirror) https //bms-score-viewer.pages.dev/view?md5=3c4e5a90478a6a60b430e9816c942ffd コメント 最後のトリル次第。そこまでで100%じゃないときついです。 -- 名無しさん (2017-03-31 00 11 15) ラスゲー。細かい縦連でコンボを切りやすいが物量自体は★23では控えめ。 -- 名無しさん (2019-05-29 17 48 14) 名前 コメント
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「お?シロのお名前があるゾ?」 ボンドルドを倒す決意を胸に、手を取り合ったしんのすけと煉獄。 二人がまず最初に行おうとしたのは、協力できる仲間を探すことだった。 鬼殺隊の炎柱としての実力を持つ煉獄、地球の危機を何度も救った孫悟空の体を持つしんのすけ。 そんな二人の力を以てしても、苦戦は免れないであろうボンドルドら主催者。 更には別人の体になっているとはいえ、鬼の首魁である鬼舞辻無惨も参加している。 そういった者達と戦い勝利するには、仲間の存在が必要不可欠。 なので手始めにお互いの知り合いで信頼できる人物を探そうという話になった。 が、話を聞くにしんのすけはまだ名簿の確認をしていないとのこと。 煉獄に促されるまま名簿を見て、そこに飼い犬の名があるのを見つけたのだった。 「白?いや、シロか。しんのすけ少年の知り合いか?」 「オラんちで飼ってるペットだゾ。お尻合いよりももーっと深い関係ですな〜」 「ぺっと?…飼っていると言う事は犬か何かか?」 「そうだゾ〜」 ふむ、と顎に手を当て煉獄は考える。 しんのすけの知り合いも巻き込まれている可能性は考慮していた。 だがまさか、両親や友人ではなく飼い犬とは。 「しんのすけ少年。念の為、そのシロという犬の事を教えてくれないか?」 特に断る理由も無いので、快く答える。 元は捨てられていた所をしんのすけが拾い、一度は母であるみさえに反対されたものの紆余曲折を経て野原家の一員になったこと。 その名の通り白くふわふわとした毛皮が特徴で、メスの可愛い犬が好きな困った奴だと肩を竦めながら説明した。 この場にしんのすけを知る者がいたら、「お前にそっくりだろ」と呆れ交じりにツッコんだだろう。 (ボンドルド…一体何を考えている?) しんのすけの説明を受けた煉獄は一つの疑問を抱く。 ボンドルドはどういう基準で参加者を選出したのか? 殺し合いには自身を含めた鬼殺隊の人間が数名、それに無惨が参加している。 この内無惨の参加は理解できる。 殺し合いをさせるのならば、鬼殺隊の宿敵であるあの存在ほど条件に合う者もいまい。 体が変わろうと関係なく、暴虐を振り撒いているのだろう。 次に自分たち鬼殺隊。これも納得はできないがある程度理解はできる。 この地に無惨や人を襲う鬼が参加者しているのなら、当然自分達はそれらの参加者を容赦なく斬る。 鬼殺隊にとっては己の責務を全うしているに過ぎないが、ボンドルドからすればそれもまた参加者同士の殺し合いだ。 ボンドルドの言い成りになる気など毛先程も無いとはいえ、結果的には主催者の望む殺し合いという形になる。 だから自分達を参加させる理由も分からなくはない。 しかし、それらに当て嵌まらない者達もいる。 (しんのすけ少年と、その飼い犬。何故彼らを参加させた?) 野原しんのすけとシロ。 この5歳児と犬まで参加しているのは、余りにも不可解でならない。 (不謹慎ではあるが、しんのすけ少年の体である孫悟空という人物が参加するのならばまだ分かる。しかし……) しんのすけは別人の体にされる異常事態でも自分を見失わず、力強い言葉で協力を約束してくれた。 幼いながらも、大人顔負けの勇気の持ち主である。 それでも彼はまだ5歳。 殺し合いの正確なルールを理解していない。 というかこれが殺し合いである事自体を分かっていない。 これでは如何に孫悟空という強力な肉体があっても、ボンドルド達の望む殺し合いには発展しないのではないか。 おまけに人間でも鬼でもない、犬まで参加させる事に何の意味があるのかも分からない。 (それとも…ただ殺し合わせるだけが目的では無い…?) そもそもの話。 ただ単に参加者同士を殺し合わせるだけが目的なら、鬼殺隊やしんのすけ達を参加させる理由は皆無である。 それより人殺しに躊躇の無い危険人物で固めた方が手っ取り早いはず。 だが現実に自分達はこうして殺し合いに参加させられている。 殺し合いに反対する者や、殺し合い事態を理解していない者もボンドルド達にとっては必要な人材として集められたということか。 参加者全員に共通している、別人の体に精神を移された。 この工程こそが殺し合いのキモであり、他人の肉体で殺し合いという極限状態の中を生き抜く。 その果てにボンドルド達が欲するなにかが手に入るとでも言うのだろうか。 どれだけ考えても明確な答えは出ず、疑問ばかりが浮かんでくる。 (…どの道、俺がやる事に変わりは無いな) あれこれ考えても正解が何かは分からない。 だがそれは、殺し合いを止めるという決意には何ら影響しなかった。 結局のところ、ボンドルドが何を考えていようと関係無いのだ。 人の命と尊厳を踏みにじった時点で、煉獄にとっては敵でしかないのだから。 (となると、シロの事も見つけてやらねばな) しんのすけから聞く限りでは、凶暴性など無い普通の犬。 飼い主同様に元気いっぱいな性格で会場を駆けているのか、或いは殺し合いに乗った者に追い回されているのかもしれない。 どちらにせよ放って置くつもりはなく、保護してしんのすけと会わせてやりたい。 犬とはいえしんのすけにとっては大切な家族。 こんな場所で死に別れて良い理由などあるものか。 「煉獄のお兄さん?どうかしたの〜?」 「いや気にするな!シロ以外に知っている名は見つかったか?」 「無かったゾ…お?他にもカバンに何か入ってるゾ」 「む?しんのすけ少年はまだ支給品を見ていなかったのだな!ならば今の内に確認するといい!」 悟空の体にすっかり気を取られてしまい、デイパックの確認を忘れていた。 『しきゅうひん』と言うのに一瞬ハテナマークが浮かんだが、カバンの中身の事だと理解、 中身をゴソゴソと漁ってみる。 「お?なんだこれ?」 「箱…だな」 しんのすけが取り出したのは箱、というよりタッパーだろう。 かなり大きめのサイズでズッシリと重みがある。 何が入っているのやらと不思議そうに開けてみた。 「お〜!お肉がいっぱいだゾ〜」 「成程、食料だったか」 タッパーの中には肉がギッシリと詰まっていた。 紐で上部を縛り袋のような形になっている。 しんのすけが一つ摘まみ上げてみると、弾力がぶるんと揺れた。 肉は肉でも見た事の無い、何の肉か分からない。 だが見ていると妙に食欲を刺激される。 試しに一口齧ってみた。 「いや〜ん、とってもプルプル〜」 柔らかさに思わず、しんのすけは頬を赤らめ腰をくねらせた。 傍から見れば大の大人が奇行に走ったかのようだが、中身が子どもであると知っている煉獄からすれば微笑ましいものである。 「煉獄のお兄さんも食べてみれば〜?」 「良いのか?これはしんのすけ少年のものだろう?」 「だいじょぶだいじょぶ〜。美味しい物は皆で食べた方がもっと美味しいってとーちゃんも言ってたゾ?」 「はは!しんのすけ少年の父上は良い事を仰る御仁だな!ではその言葉に甘えるとしよう!」 煉獄から見ても謎の肉は美味そうに見えた。 それに、これから戦いに臨むのならば腹ごしらえをしておいて損は無い。 戦いに勝つにはしっかりとした食事を取っておくのも、重要な要素である。 肉を支給されたしんのすけ本人も進めてくれたのもあり、一つ手に取った。 実際に持ってみると外見よりも重さがあるのが分かる。 さて一体どんな味かと期待しつつ、豪快に齧りついた。 「美味い!!」 元気の塊のような声が出る。 率直で、実に分かりやすい感想だった。 しかしだ、煉獄としては肉の味は「美味い」の一言に尽きるのだから仕方ない。 たった三文字に、溢れんばかりの驚きと喜びが詰まっている。 「美味い!実に美味い!よもやこれ程美味な肉があったとは!」 「ほーほー、それは何よりですな。良かったらもう一つどうぞ〜」 「おお!それは有難い!できる事なら甘露寺にも食べさせてやりたいくらいだ!」 「オラももう一個食べちゃお〜っと」 二人ともすっかり肉の魅力に憑りつかれたのか、夢中で食べる。 肉は驚くほどに柔らかい。 陳腐な喩えだが、口に入れた途端にとろけだす程だった。 何をどうすればここまでの柔らかさになるのか。 それに味も文句なしに美味い。 以前、列車で食べた弁当とはまた違った美味さの肉に少しだけ感動する。 無限に等しい胃袋を持つ悟空の体だからか、しんのすけはまだまだ余裕で食べれそうだった。 が、不意に食べる手を止めると、残った肉を見て何かを考える。 「うーん……」 「どうしたしんのすけ少年?」 「…このお肉、残りはシロに取っておきたいゾ…。だから……」 「む!ならば心配するな!俺はもう十分食べた!」 少しだけ言いにくそうにするしんのすけの様子に察し、皆まで言うなばかりにと返す。 家族にもこの美味しさを分けてやりたい少年の気持ちを無視するような、大人げない真似をする気は無い。 「おー!ありがとごぜます〜」 礼を言いタッパーに蓋をする。 二人で結構な量を食べたが、シロの分としては十分な数が残っている。 後はシロ本人を無事見つければ良いだけだ。 「食事も済んだ事だし、改めて出発するぞしんのすけ少年!まずは君の愛犬のシロを探しに行こう!」 「ほっほーい!…あれ?でも煉獄のお兄さんにも探したい人がいるんじゃないの?」 首を傾げるしんのすけ。 その言葉通り、煉獄は鬼殺隊の仲間との合流を急ぎたいと考えている。 しのぶと悲鳴嶼の実力の程は理解しているし、善逸もまた己に出来る事を全力でやっているはず。 だが彼らがどんな体に入っているのか分からない以上、絶対に大丈夫だとはさしもの煉獄も言えない。 それにお館様こと耀哉、彼は元々病人だ。 仮に健康な体を与えられているとしても戦闘に関しては全くの素人、不意を取られる危険は十分ある。 「確かに皆を全く心配していないと言えば嘘になる!しかしだ! 俺は君の仲間として、しんのすけ少年の家族を見つけてやりたいと思っている!」 それは嘘偽りない本心だった。 家族を理不尽に奪われる、そんな者は鬼殺隊で数え切れない程に見て来た。 かくゆう煉獄自身も、最愛の母を病で亡くしている。 だからこそ、こんな理不尽な催しで少年に同じ悲しみを味あわせたくは無いと、そんな思いが込められた故の決断だった。 「ほうほう。煉獄のお兄さんがシロを探してくれるなら〜、オラもお兄さんがお友だちを探すのをお手伝いするゾ〜!」 「それは嬉しいなしんのすけ少年!ならば俺は、君を無事に家族と再会させると約束しよう!」 「お約束ですか〜。それなら……」 何かを思い付いたしんのすけは、煉獄に手招きするようなジェスチャーをする。 煉獄は不思議に思いながらも、そっと顔を近づけた。 するとしんのすけは内緒話をするように、煉獄の耳に口を近づけ… 「フゥ〜♥」 「ぬおっ!?」 吐息を吹きかけた。 ゾワリとした感触に煉獄は思わずのけ反る。 「いきなり驚いたぞ!しんのすけ少年!」 「あは〜ん、オラのかわいいお茶目だから許して〜ん♥」 悪びれず、何故かしんのすけは顔を赤らめる。 これが友人である風間トオルであれば息を吹きかけられた途端に恍惚の表情で崩れ落ち、 羞恥からしんのすけに激怒しただろう。 煉獄はあくまで子どものちょっとした悪戯と受け止め、怒りの感情は無かった。 「…ん?今のをやりたかっただけか?」 しんのすけが耳打ちをしようとしたので、てっきり大事な話があるのかと思った。 が、実際は悪戯されただけであり、何がしたかったのかと困惑する。 別に話が無いならそれでも問題ないのだが、少しだけ引っかかった。 「ハッ、オラとした事がついやっちゃったゾ…。ねーねー煉獄のお兄さん、お約束するんだったらやらなきゃいけないのがあるゾ」 再び煉獄に顔を近づけ耳打ちをする。 今度は吐息を吹きかけず、しんのすけなりに真面目に話した。 「何と…そのような動作が必要だとは初耳だ!」 「んも〜、お兄さんったら遅れてる〜。オラと父ちゃんはいっつもやってるんだから〜」 「父上と、か……」 煉獄はしんのすけの父がどんな人物なのかは知らない。 だがしんのすけの口振りからして、家族仲が非常に良いと言う事は十分窺える。 仲睦まじい父子。 しんのすけが持っているのは、自分と父の間からは失われたもの。 今でも父を尊敬し、家族として愛しているのは変わらない。 だけど、家族として理想の形にあるとはお世辞にも言えない。 自分の死後に我が家に何か変化が起きたかは分からないし、ひょっとしたら父が炭治郎に迷惑を掛けてしまったかもしれない。 それを考え、ほんの一瞬だけ煉獄の表情に影が差した。 しかししんのすけが気付く間もなく、すぐに元通りになる。 自分のせいで不安にさせる訳にはいかないのだから。 それよりもとしんのすけが話した事を考える。 何でも男同士で約束をする時は、特別な動きをしなければならないらしい。 それが少なくとも野原家ではお馴染みなのだと、どこか得意気に説明された。 「承知した!俺も男として一度決めた約束を果たす為に、君の言う通りにやってみよう!」 「煉獄のお兄さんはノリがいいですな〜」 快く承諾してくれたからか、しんのすけも上機嫌になった。 しんのすけの説明通りにすべく、お互い向かい合う。 そして一瞬の沈黙の後、 「「男同士の!」」 「「お約束ぅうううううううううううううう!!!」 互いに大股開きで膝を曲げ、腕と腕を強くぶつけ合う。 反対の腕は斜め上へピンと伸ばしている。 まるでアクション仮面がお馴染みのポーズをした時のような、綺麗な角度だった。 これこそしんのすけがひろしと度々行っている、男同士のお約束のポーズ。 これ以外にも様々なポーズのバリエーションが存在するが、その全てがみさえからは「他所ではやらないで」と釘を刺されている。 ポーズをし終えて、さていい加減移動するかとなった時、 煉獄の雰囲気が変わった。 先程までの朗らかさは鳴りを潜め、警戒するように一点を見つめる。 「お兄さん?」 突然の態度に困惑するしんのすけも、何があるのかと煉獄が見ている方へ顔を向ける。 そこにはこちらへ走って来る、巨大な虫の姿があった。 ◆◆◆ 目を覚ます。 真っ先に飛び込んで来たのは、見覚えのある天井。 部屋の中は暗く、窓から差し込む月の光で僅かに照らされているのみ。 居候先である喫茶店の屋根裏。 保護観察中の自分にあてがわれた自室。 この部屋にも何だかんだ慣れて来た気がする。 初めてここに来た時は酷い有様だった。 埃まみれでガラクタが散乱状態。 何年も使っていない事は一目で分かった。 とはいえ暴行の前科が付いた自分をわざわざ引き取ってくれる人間がいただけでも有難いことだ。 面と向かって家主に文句など言えるはずも無い。 あれから数ヶ月経ったが、屋根裏部屋は最初に比べるとかなりマシになった。 こまめに掃除しているおかげで綺麗になり、私物も増えた。 仲間からのプレゼントや、自身が購入した物が飾られていて、味気無さも幾らか薄れている。 今では怪盗団の作戦室としても機能し、新しい仲間が出来た際には歓迎会を開いたりもした。 後はエアコン…は無理だとしても、扇風機くらいは買っておきたい。 バイトを増やすか、メメントスで資金集めに奔走する必要がありそうだ。 …そういえば、あれは夢だったのだろうか。 よくよく考えればおかしな出来事の連続だった。 自分がどこの誰かも分からぬ他人の姿になり、殺し合いを強要される。 竜司が見たら鼻の下を伸ばしそうな美人が特撮のキャラクターのような姿になり、性犯罪者のような言動の怪物と戦う。 おまけにパレスではない現実世界で、自分はペルソナが使えた。 幾らなんでも詰め込み過ぎだ。 モルガナに知られたら、「疲れてるんだろ、今日はもう寝ようぜ」と返されるに違いない。 学校に行くまではまだ時間がある。 寝直せばあの奇妙な夢の続きが見れるかもしれない。 だからこのまま… 【目を閉じる】 →【あれは夢じゃない】 上体を起こし頭を振る。 馬鹿な事を考えてしまった。 あれが夢?そんな訳があるか。 さっきの戦いで受けた傷の痛みは未だ体に残っている。 女の人の死体も、人を人とも思わぬ宇宙人のような男もハッキリと記憶に焼き付いている。 自分がいる屋根裏部屋は本物なんかじゃない。 ボンドルドが用意した殺し合いの会場の一施設。 その証拠に、ここにはモルガナがいない。 現実世界では黒猫の姿をしている彼は、常に自分と行動を共にしている。 モルガナの存在までは主催者といえど再現する気は無かったのだろう。 ベッドから起き上がり、軽く体をほぐす。 全身に鈍い痛みと倦怠感が圧し掛かる。 顔を顰めながら部屋を見回すと、自身の机に目が留まった。 学生の本分である勉強以外に、パレスで使う潜入道具の作成もここで行っている。 ここが自分の部屋を忠実に再現しているのならば、使える道具も入っているんじゃないか。 そんな期待と共に、机の引き出しを開けてみる。 期待に反して出て来たのはひとつだけ。 シャドウとの戦闘で不利になった際に使う、逃走用の道具のみ。 確かもっと沢山作り置きしていたはずだが、そこまでこちらが有利になるようにはしてくれなかったらしい。 落胆するも、何もないよりはマシと思い直して懐に仕舞う。 そこでようやく気付く。 ここには自分以外にもう一人、あの飄々とした態度の女性がいたはずだ。 屋根裏部屋に彼女の姿はない。 まさか自分が寝ている間に、何かあったのだろうか。 信用するには怪しい要素が多すぎる人物だが、アーマージャックとの戦いでは共闘した相手。 何よりここまで運んでくれたのは彼女である。 死んで欲しいとは1mmも思っちゃいない。 不安に急かされるまま、一階へ続く階段を早足で降りた。 「よう、もう起きたのか」 カウンター席に彼女はいた。 少し焦って降りて来た自分へ、軽く手を上げて反応したのは、紛れも無くさっき共闘した女性。 喫茶店の内装も、鼻孔をくすぐるコーヒーの香りも、全て自分の記憶にあるルブランそのままだった。 そんな店内で女性が何をしているかと言うと、食事をしている。 スプーンで掬ったソレを口に運び、味わうようにゆっくりと咀嚼する。 何を食べているのかと視線を移せば、皿に盛られたカレーだった。 「いやはや恐れ入ったよ。俺も料理にゃそこそこ自身があったんだが、このカレーには負けるね」 こちらの気を知ってか知らずか、呑気にカレーを絶賛する女性。 マイペースさに呆れを通り越して感心してしまう。 ともかく無事であったのは何よりだ。 安心すると思い出したように体の節々が痛む。 「どれくらい寝てた?」と聞いてみた。 「数十分ってとこだな。まだ一時間も経っちゃいねぇ」 女性の返答に納得する。 成程たったそれだけしか寝てないのなら、傷も疲れも健在だろう。 ではもう少し寝て体力の回復に努めようかと考え、腹の虫が鳴いた。 女性がカレーを食べる姿に自分も食欲を刺激されたのかもしれない。 その彼女はカレーを全て食べ終え、デイパックから出した水で喉を潤している。 細い指先で唇の水滴を拭う様に、一瞬ドキリとする。 祐介風に言えば絵になる、というやつだろうか。 「腹が減ってんならお前も食ったらどうだ?まだ残ってるぜ」 クイ、と顎で示された先にあるのは、カウンターの奥にある鍋。 そこからカレーをよそったという事か。 意地を張っていらない、と言う理由も見当たらないので、言葉に甘えて自分も食事を取る事にする。 皿にご飯を盛りつけ、上からカレーをかける。どちらも大盛だ。 どちらも湯気が出ており空腹を刺激する匂いが鼻の中を駆け抜けた。 相変わらず明かりはガラス越しに照らされる月の光しか無いので少々見辛いが、電気を付けるのが如何に危険かは理解しているので我慢する。 他の参加者に、自分達はここにいますよと堂々と知らせるようなものだ。 友好的な者ならともかく、アーマージャックのような危険人物まで呼び寄せてしまうのはマズい。 引き出しからスプーンを取り出すと、カウンターに腰掛ける。 「いただきます」 一口頬張ると、その美味さにたちまち頬が緩んだ。 肉の旨味と野菜の甘味、辛さの中にある確かなコク。 食べ慣れた、されど毎日食べても飽きない味。 紛れも無い、ルブランのマスター佐倉惣治郎の手作りカレーだった。 もしここに双葉がいても、これは正真正銘惣治郎のカレーだと言うに違いない。 わざわざ鍋を設置していたので予想はしていたが、まさかカレーの味まで忠実に再現するとは、 ボンドルド達は妙な所で拘るらしい。 ふと店内を見渡せば、入口近くに一枚の絵が飾られている。 その絵も自分が良く知るもの。 斑目を改心させた後、祐介から譲り受けた「サユリ」だ。 余りの再現度の高さに、何とも複雑な気持ちになる。 カレーが美味いのは良い。 さっきからスプーンで口に運ぶ手が止まらない程だ。 だけど、このカレーは惣治郎本人が作るからこそ意味がある。 ぶっきらぼうで、初対面の印象はお世辞にも良いとは言えない人だが、何だかんだ自分の為に世話を焼いてくれる。 コーヒーの淹れ方やカレーのレシピも教えてくれた。 そんな双葉も大好きな惣治郎の味を、殺し合いの主催者なんかが再現したのは正直気分の良いものではない。 それにサユリだってそうだ。 あの絵がどんな思いを込めて書かれたものなのか、祐介がどんな思いであの絵を取り戻そうとしたのか。 きっと主催者にとってそれらの事情はどうでも良く、ただの飾りとしか見ていないのだろう。 そう考えると酷くやるせない気持ちになる。 「そんな辛気臭い顔するなよ。これでも飲んで元気だしな」 声と同時に何かが自分の前に置かれた。 湯気が漂うカップの中には真っ黒い液体。 何時の間にやらカウンターの向こうに女性が立っている。 どうやら彼女がコーヒーを淹れてくれたらしい。 「味は保証するぜ。これでもちょっと前までは喫茶店のマスターだったしなぁ」 喫茶店に居候している自分と、喫茶店のマスターだった女性。 何とも不思議な縁があったものだ。 であれば、言葉通り味に問題は無いのだろう。 仮にも喫茶店の店主でありながらコーヒーの味が最悪、なんて事あるわけない。 「ウチは狭い店だが、それでもコーヒーには拘りがある」と惣治郎にも言われた記憶がある。 ルブランは女性の店では無いが、それでも彼女の拘る淹れ方の味を堪能させてもらう。 いただきますと告げ、カップに口を付けた。 「ぶほぉっ!?」 一口。 たったの一口で噴き出した。 胸を叩いてむせるのをどうにか抑える。 口の中で苦みと痺れが絡まり合い、絶妙なまでのマズさが作られた。 デイパックから出した水で、口内のマズさを洗い流すように飲む。 何だこれは。 マズい。マズ過ぎる。 自分も初めてコーヒーを淹れた時は酷い味になったが、それを上回る酷さだ。 こんな腕で良く喫茶店のマスターを名乗れたものだと逆に感心する。 「おいおい!んなリアクション取る事ねぇだろ!折角ここにあった良い豆を使ったんだぜ? そこに俺の腕が合わされば、きっと最高の味が……ぶほぉっ!?」 女性もまた一口飲んだだけで噴き出した。 自分と同じように水を流し込むように飲んでいる。 「ああクソ、上手くいかねぇもんだな。千雪の体で淹れたからか?」 ブツブツと愚痴る女性。 別人の体で淹れたのが原因だと思っているらしいが、濡れ衣も良い所ではないかと思った。 マズいコーヒーのせいで何とも言えない空気が流れるが、それを気にしていないかのように女性はこちらと目を合わせる。 ゾクリとした感覚が背中に走った。 「さぁて、ちょいとゴタゴタしちまったが…。そろそろお互いを知る為に“お話”しようじゃないか」 何故だろう。 まるで自分を捕食しようと、巨大な蛇が口を広げているような錯覚を覚えるのは。 ◆◆◆ 「そこの者!そのまま聞いてくれ!」 夜の街に響くように煉獄は声を張り上げる。 彼が見つめる先に存在するのは一体の異形。 街灯の光に照らされる緑色の手足と、青い頭部。 このような生物は煉獄の知識に無い。 まさしく化け物と形容すべき姿だ。 されど化け物を前にし、煉獄に怯えは微塵もあらず。 何故なら彼は鬼殺隊の柱。 その剣を以て化け物を狩り、人々を守る男。 化け物を怯えさせる事はあれど、怯える事は断じて無い。 「俺の名は煉獄杏寿郎!ボンドルド達を倒し、殺し合いを止めるべく戦うつもりでいる! ここにいるしんのすけ少年も同じ思いだ!」 化け物を前にした煉獄が取った行動。 それは相手との対話を試みる事だった。 もし相手が鬼であれば、問答無用と刀を抜いただろう。 この巨大な虫らしき異形が人を襲っていたら、その時も同様に斬りかかった。 が、煉獄は虫の体に赤い輪のようなものが巻かれているのに気付いた。 自分達のとは大きさが違うが、殺し合いの参加者の証である首輪であると判断。 そこから導き出される答えは一つ、目の前にいる存在は体は化け物でも、その精神は巻き込まれただけの人間の可能性が高い。 ひょっとすると、鬼殺隊の仲間達やシロが入っているやもしれない。 「君も殺し合いに反対の思いならば、俺達と共に来ないか!?」 だからまず対話から始める。 自分達の知っている者ならば名前に反応するだろうし、 知らない者でも殺し合いをする気が無いのなら正面から堂々と向き合い、相手の警戒心を解く。 虫の体に入っている者が戦いとは無縁の参加者で、己に降りかかった災難に我を忘れているのならば落ち着かせ、 間違いを犯すのを阻止する。 「もしも君自身が戦いとは無縁の者だとしても安心してくれ!俺が必ず君の事も守ってみせる!」 力強く言い切り、相手の出方を待つ。 向こうが友好的だったり、自分達の知っている者ならば問題は無い。 錯乱しているのならば全力で落ち着かせ、安心させてやらねばなるまい。 もしも自分から進んで殺し合いを肯定する輩、或いは無惨だったならば、容赦せず斬りに行く。 相手がどう反応しようとすぐ動けるように、煉獄は冷静に巨大な虫を見据える。 「ほっほーい虫さーん!オラ達と一緒に行こうよ〜。タイのまたずれヨガおけけって言うし〜」 「…ん?それを言うなら旅は道連れ世は情けではないのか?」 「そうとも言う〜」 「そうとしか言わんぞ!」 煉獄に便乗するようにしんのすけも虫へ声を投げかける。 元々大抵の事には物怖じしない性格もあって、巨大な虫に驚きこそすれど恐がりはしていない。 だからこの虫と共に行動する事になっても、しんのすけ的には一切問題無かった。 一方で煉獄達の言葉を受けたグレーテは困惑していた。 自分が引き起こした爆発で、一人の男に重傷を負わせた罪。 現れた少女が向ける、警戒・恐れ・嫌悪が詰まった視線。 爆発する腹部という、生物ならば有り得ない器官の虫の体にされたという現実。 それら全てから目を逸らし、目的地も決めず必死に逃げて来た。 自分の知る都会の街並みよりも、発展した雰囲気のエリアをただひたすらに駆けて、 その先で二人の男を見つけた。 どちらもガタイが良く、片方は腰に剣のような物を差している。 新たな参加者との遭遇にグレーテから、虫の鳴き声で小さく悲鳴が漏れる。 しかし、グレーテの怯えとは裏腹に、男たちが巨大な虫を嫌悪する様子は見られない。 そればかりかこちらを安心させるような言葉を掛け、同行を提案してきたではないか。 予期せぬ相手の反応に、グレーテの心には困惑とほんの少しの期待が浮かび上がる。 何故彼らはこんな醜い姿の自分を見ても恐れないのだろうか。 それだけでなく、どうしてそんな気遣う言葉を向けてくれるのか。 もしや何か裏があるのでは? 甘い言葉で誘い、油断した所を仕留める気なんじゃないのか? それか何かのよからぬ事情に自分を巻き込む魂胆でもあるのか? だけど、仮にそうだとしてもあそこまで堂々と馬鹿正直に言う必要があるか? …もしも、彼らの言葉に偽りが無いのなら。 本当に自分へ危害を向ける人達で無いのなら。 差し伸べられた手を取ってみて良いのかもしれない。 これ以上、一人で怯え、絶望しなくて済むのかもしれない。 僅かな希望に縋るように、グレーテは煉獄達にゆっくりと歩み寄る。 眩しい笑みを見せる二人の男へキィと鳴き、 ――『あいつがグレゴールだなんてことがどうしてありうるでしょう!』 凍り付いたように動きを止めた。 ――『もしあいつがグレゴールだったら、人間たちがこんな生物といっしょに暮らすことは不可能だって、とっくに見抜いていたでしょうし、自分から進んで出ていってしまったことでしょう!』 思い起こされるのは他でもない、グレーテ自身の言葉。 どうして忘れてしまったのか。 醜い虫と化した、兄だったものに自分が何をしてきたか、どんな感情を抱いたのかを。 普通の人間がこんな化け物と共にいるなど、土台無理な話だ。 それは他ならぬグレゴールと、彼の家族であるグレーテ達が証明している。 毒虫と化したグレゴールに自分達は何をした? 優しい言葉を掛けてやったか? いつか必ず戻ると励ましてやったか? 例え人間に戻れなくとも、家族の愛は変わらなとでも言ってやったか? そんな訳あるか。 そもそもグレゴールを見捨てるべきだと真っ先に言ったのはグレーテだと言うのに。 きっとこの男たちも同じだ。 最初は暖かく迎えたとしても、すぐに疎ましく感じ排除しようとするに決まっている。 邪魔に感じたグレーテを、腰に差した剣で斬り殺すのだ。 (いや…そんなのは絶対にいや…!死にたくない…!!) 体が巨大な毒虫となった事に絶望しても、死ぬ事だけは避けたかった。 どれだけ醜い姿に成り果てようと、命を落とすという事だけは受け入れられない。 自身に集まる好機と嫌悪の視線に対してとは別の、己の死という恐怖にグレーテは囚われる。 死にたくない。 その想いを爆発させるかのように叫んだ。 「キィ゛エ゛アァ゛ァ゛ァ゛ッ!!」 「なにっ!?」 「お!?」 驚愕の声が煉獄としんのすけから出たのは、グレーテが突如叫んだから、ではない。 彼らの頭上、月が浮かぶ夜空より二人目掛けて無数の何かが落下してきたからだ。 それは雨でも雪でも無く、岩石だった。 近くの建造物が瓦礫が降り注ぐならまだしも、何故何もない空間から岩石が落ちて来るのか。 スカラベキングの技によるものだとは知らぬ煉獄は、ただ驚愕するばかりだった。 だが驚いてばかりもいられない。 このまま直撃すれば全身を叩き潰され、二人とも命は無い。 即座に剣を抜き放つ。 ───炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねり 刃が放たれる。 自身を中心とし、炎が渦巻くかのような剣技。 たった一つでも直撃すれば重症を免れない岩石の嵐が、たった一本の剣により吹き飛ばされる。 馬鹿げているとしか思えぬそれを可能にするのが煉獄の力。 が、此度は少しばかり結果が違った。 (っ!踏み込みが浅い…!) ただ一つ、しんのすけに襲い来る岩石を斬り損ねた。 煉獄自身が未熟という訳では無い。 むしろ他人の体でありながら、一つを除いて防ぎ切った技量は見事と言う他ないだろう。 問題があるとすれば煉獄ではなく、煉獄に与えられた体のほう。 喧嘩屋、相楽左之助にある。 左之助の身体能力は非常に高く、特に膂力は煉獄も称賛する程である。 だが左之助は己の拳を武器にした肉弾戦を最も得意とする男。 武器を使った機会と言えば精々がろくに手入れのされていない斬馬刀を振るったくらいであり、刀とは無縁の戦い方をしてきた。 そういうのは友である緋村剣心や、犬猿の仲である斎藤一の担当だ。 戦い方が根本的に違うが故に、煉獄の動きへ左之助の体が付いて行けない。 尤もそれを理解した所で、煉獄に言い訳をする気は無い。 斬り損ねたのは己の未熟と受け止め、今はしんのすけを助ける為に動く。 その想いとは裏腹に、しんのすけへの直撃は避けられそうになかった。 煉獄の目の前で岩石はしんのすけの頭を―― 「うわぁああああああっ!」 潰す事無く、しんのすけの拳により粉砕された。 「ぬおおお……やっぱり痛いゾ……」 拳を押さえて蹲るしんのすけの周りには、岩石の破片が転がっていた。 何が起きたのかは明白。 しんのすけの、というよりは孫悟空の力により迫る死を回避した。 煉獄と遭遇した時、しんのすけは自身の体に力を込めて突風を巻き起こした。 本人が理解して行ったのでは無いが、それは悟空の体に宿る『気』を開放した事による現象。 その際に煉獄が推測したように、しんのすけが悟空の体へ徐々に慣れてきている。 元々悟空は幼少時からコンクリートを素手で破壊する程のパワーを持つ。 岩を粉砕する程度、悟空本人にとっては呼吸をするのと同じくらい簡単な事だろう。 とはいえ、悟空の力を完全に引き出せるかと言えば否である。 その証拠に、岩を破壊した拳には鈍い痛みが走っている。 「無事かしんのすけ少年!」 駆け寄り無事を確かめる。 拳を痛めた以外に傷は無く、命に別状は無い。 ホッとしたのも束の間、再度グレーテに対処すべく向き直る。 今の落石は相手が鳴いた直後に起こった。 故意か事故かまでは分からないが、グレーテの攻撃を受けたのは確かだ。 グレーテもまた困惑し、恐怖を抱いていた。 落石を引き起こす能力があるなど彼女は知らなかった。 一体この虫はなんなのか。 兄が変貌した毒虫よりも、もっとおぞましい化け物だとでも? 恐ろしいのは今の落石を防いだ男二人も同様であった。 普通の人間は素手で岩を砕いたりはできない。 普通の人間はあんな細い剣で岩を斬り払ったりは不可能だ。 なのに彼らはやってのけた。 この男たちも、人の皮を被った化け物なんじゃないか。 自分の考えにグレーテの体が再び震えだす。 こんな恐ろしい連中の近くにはいられない。 手を差し伸べてくれたという事実にすら目を背けて、グレーテは逃げ出そうとした。 「虫さん待ってー!」 当然黙って逃走を見送る気は無い。 一足先にしんのすけが走り出し、捕まえようとする。 「しんのすけ少年!」 不用意に近づいてはと言いかけ、しかしその先が続く事は無かった。 「よおおおおおおやく見つけたぜぇぇぇぇぇっ!!」 何かが、煉獄としんのすけを遮るかのように現れた。 ◆◆◆ 「成程、ペルソナねぇ…」 蓮から得られた情報にエボルトはそう独り言ちる。 食事を済ませた後、情報交換を持ち掛けた所、向こうも聞きたい事があったらしくこれを承諾。 アーマージャックとの戦いで見せた力に関してある程度は聞き出せた。 ペルソナ。 それは人間の心の奥底に眠るもう一人の自分。 自らの仮面を引き剥がし、反逆の意思に目覚めた証。 アルセーヌと呼んでいたシルクハットの怪人こそ、蓮のペルソナだという。 本来ならばペルソナは認知の世界、パレスやメメントスと言う特殊な空間でなければ使えないはず。 しかしここでは問題なく使えるらしく、恐らくはボンドルド達に何か細工をされたと蓮は説明した。 ペルソナに認知の世界。 どちらも興味深いが、エボルトには更に重要な情報があった。 話しをしていて明らかになったが、蓮はスカイウォールを全く知らない。 常識的に考えて有り得ないことだ。 十年前、石動惣一に憑依したエボルトがパンドラボックスを操作して引き起こした大事件。 多数の犠牲者を出し、後に『スカイウォールの惨劇』と名付けられた出来事により日本は東都・西都・北都の三つに分かれ、今日まで混沌を極めていた。 日本国民にとっては、生物は呼吸をしないと死ぬとの同じくらい、スカイウォールの存在は当然の事実として根付いている。 にも関わらずスカイウォールを見た事も無ければ、聞いたことも無い。 こんな状況でつまらない冗談を言っているとも思えず、さてこれはどういう事なのかと頭を回す。 答えは直ぐに出た。 (つまりこいつは別の世界の人間。主催者どもはエニグマみてぇな装置、若しくは能力を持ってるって事か) エニグマ。 それは最上魁星という男が開発した並行世界移動装置。 以前エニグマの起動に巻き込まれた万丈が別の世界、スカイウォールの存在しない日本へ転移されてしまった事があり、 反対に自分達の世界へ、パラドという別世界の住人が現れるという事件が起きた。 最終的にエニグマは破壊され、最上の野望も戦兎と異世界の仮面ライダー達により阻止され事件は収束を迎えた。 あの時は計画の要になる予定の万丈が失われるかもしれないと焦ったものだ。 戦兎やパラドの前では余裕ぶっていたが、内心はヒヤリとしていたのを思い出し苦笑いを浮かべる。 とにかく確かなのは、蓮はエボルトがいた地球とは違う、並行世界の住人だということである。 それならばスカイウォールを全く知らないのにも納得がいく。 最初から存在しないのだから、知らなくて当然だ。 (それぞれ別の世界から参加者を集めた…。随分とまぁ手間を掛けたもんだねぇ) 仮にエボルトと戦兎以外の参加者がそれぞれスカイウォールの無い世界の出身者だとして、 自分、蓮、アーマージャック、ついでに死体となっていた女。 この時点で4つの並行世界をボンドルド達は把握している事になる。 そこへそれぞれの体の持ち主も別の世界の住人だとすれば8つに増え、まだ見ぬ他の参加者も合わせれば一体幾つの世界から参加しているのか見当もつかない。 そんな手間暇を掛けてまで殺し合いを開き、ボンドルド達は何を手に入れようとしているのか。 まぁどうせロクなもんじゃ無いだろうなと呆れたように笑った。 ちなみに蓮に対してはスカイウォールの存在も含めて、エボルト自身の事もある程度は話してある。 一時期は喫茶店のマスターをやりつつ、三都を渡り歩いて自分を売り込み、傭兵の真似事をしている。 今はどこぞのアイドルの体にされているが、元の性別は立派な男。 殺し合いに乗る気は無く、ボンドルド達を倒した上での帰還を目的にしているなど。 嘘は言っていない。 ただ幾つか伏せている情報があるだけだ。 どうせここで猫を被っても、戦兎がエボルトへの警戒を呼び掛けているのなら余り意味は無い。 恐らくだが、美空に憑依したベルナージュから自身の正体についても聞かされている可能性が高い。 いざ戦兎と再会とした時には蓮もこちらを今以上に警戒するかもしれないが、すぐに殺しに掛かる可能性は低いと見ている。 戦兎も蓮も、目の前で困っている人間を見捨てられないお人好し。 そんな連中が、エボルトの精神が入っているとはいえ、本来なら戦いとは無縁の女性の体を傷つけようとするか? 断じて有り得ないと言い切れる。 事を有利に運ぶ為に、千雪の体は目一杯活用させてもらう。 ついでに並行世界に関する情報くらいは共有しておいても問題は無いと判断し、蓮に説明した。 案の定と言うべきか、蓮は目を見開いて驚いている。 認知の世界も所謂異世界というものだが、並行世界ともなるとスケールの大きさに混乱した。 ペルソナや認知世界など十分非日常を味わって来たとはいえ、複数の並行世界の住人を集めての殺し合いという大きな事態にまで発展するとは思わなかった。 これ程の大掛かりな舞台を用意するボンドルドと、まだ顔も名前も知らない協力者達。 そんな連中を相手に、果たして自分は勝てるのだろうかと、不安が胸をよぎる。 異世界の知識が豊富なモルガナや、怪盗団の頭脳担当である真がいれば、強大な敵が相手だろうと何か良い考えを思い付けるかもしれない。 だがその一匹と一人所か、怪盗団のメンバーは自分を除いてここにはいない。 アルセーヌ以外のペルソナを封じられ、恐らくはベルベットルームへの干渉も不可能にされている。 ボンドルド達がどれだけ厄介な存在かを改めて思い知らされ、蓮は戦慄した。 それぞれ殺し合いに考えを巡らせている中、不意にエボルトが険しい顔で入口のドアを見やった。 「…ちょいと外が騒がしくなって来たな」 →
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更新トピックス: ミューゼア語ルビ一覧(6/9) 「煉獄の少女」第一章前半:ジゼとローテの出会い メニュー 本編文章 ★「煉獄の少女」第一章前半:ジゼとローテの出会い イメージ画像 乙女シリーズイメージラフ(本番投稿) 画像テスト投稿 物語世界「ミューゼア」について 初期の設定ラフ 設定:物語世界 設定:幻想夢市 設定:教国 設定:帝国 物語世界の盤上遊戯 法術について ミューゼア語ルビ一覧 ガジェット&アーティファクト 祝福されたライの鉾槍 メイ型教会聖式守護甲冑 ファイファールの月なき夜のドレス ノワ型帝式短弓姫殿下仕様 ネカの虹の杯 無銘の狼避けの短剣 迷子封じの琥珀の髪飾り ストーリープロット vol.1 煉獄の少女 プロット案 シリーズ:神威乙女の黙示録 シリーズ:幻想逓信社奇譚 プロットラフ-ジゼを軸に ラルニース過去エピソード案 キャラ設定 ジゼ設定 エルスピネス設定 ギィ設定 ラルニース設定 ダッカ設定 描写:ローテシュネ外見 描写:エルスピネス外見 描写:ラルニース外見 恩寵の言葉:三人の乙女 掌編 掌編:ローテとジゼ、宿の会話 掌編:エルスピネスとギィの会話、過去 掌編:ラルニースとダッカの会話、過去 掌編:ラルニースとダッカの会話、第三章冒頭 掌編:ローテとラルニースの会話、第四章冒頭 リンク @wiki @wikiご利用ガイド wikiの編集方法についてはこちら 左メニューの編集方法についてはこちら ここを編集
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キングスペーディオ キングレオ クインガルハート クラブゾンジャック ディアノーグエース にじくじゃく レオパルド 妖魔ゲモン 煉獄魔鳥 黒竜丸 ハヌマーン レティス ポセイドン ヘルゴラゴ キングアズライル ラーミア 神獣の祠 キングスペーディオ Lv.121 HP1560000 MP5040 - 特技 会心封じ メダパニーマ アタックカンタ まねまね メガンテ バイシオン ダウンオール メガザルダンス ハッスルダンス グランドクロス メラガイアー 秘奥義 ディバインソル アイテム 神獣のたてがみ 神斧キングブローヴァー 魔獣ヶ原 キングレオ Lv.71 HP830000 MP999 - 特技 ベギラゴン 凍える吹雪 連続攻撃 爆裂拳 輝く息 ベホイミ ブレイブ プロテス ルカニ 黄泉拳 灼光拳 爆龍拳 幻翔陣 アイテム キングレオの牙 百獣王のペンダント 賢獣の爪 神獣の祠 クインガルハート Lv.107 HP1309000 MP6800 - 特技 ベホマ ザオリク ベホマズン 光の波動 リホイミ 煉獄火炎 マベギゴン 輝く息 バーンストライク 秘奥義 バーニングスマッシャ アイテム 神獣の羽根 聖杖フェッターズハート 神獣の祠 クラブゾンジャック Lv.136 HP1620000 MP3021 - 特技 ひきさく のしかかる 兜割り マヌーサ斬り 魔神斬り 五月雨剣 アサシンアタック ギガスラッシュ ギガブレイク 大防御 仁王立ち たいあたり 秘奥義 エスプローディングチャージ アイテム 神獣の爪 神剣ジャックスクラウド 神獣の祠 ディアノーグエース Lv.122 HP1440000 MP7000 - 特技 マヒャデドス イオグランデ まぶしい光 凍てつく波動 ギガスラッシュ クラスマダンテ マジャスティス マホトラダンス レイジングフレア アースビット デモンズランス マダンテ 秘奥義 グルーヴィヘイトネス アイテム 神獣の角 神兜グランディヘルム 魔鳥の洞窟 にじくじゃく Lv.42 HP417000 MP540 虹 特技 マダンテ 光の波動 大防御 灼熱 ベギラゴン 甘い息 秘奥義 レインボウフレア アイテム 虹色の羽根 虹刀ハバキリ 魔と闇の塔 レオパルド Lv.98 HP1029000 MP1860 闇 特技 おたけび 凍える吹雪 痛恨の一撃 ザラキーマ 会心封じ マジックハック キルジョーカー 輝く息 ベギラゴン 秘奥義 デビガリシャスアーク アイテム 魔牙クリムゾンブラッド 魔獣の心臓 暗黒鳥の巣 妖魔ゲモン Lv.67 HP810000 MP758 - 特技 仲間を呼ぶ 鷲掴み 激しい炎 痛恨の一撃 マホカンタ ベギラゴン 灼熱 ベホイミ 破壊の息 アイテム 妖魔の爪 妖魔の牙 魔装グロードオーメン ヘルパレス 煉獄魔鳥 Lv.61 HP690000 MP1420 火 特技 煉獄火炎 マベギゴン メラガイアー ジゴスパーク ジゴデイン 光の波動 マダンテ ビッグバン 煉獄斬り 猛毒の霧 デスブレス 秘奥義 ディレクションフレア アイテム 魔剣ヒーロースレイヤ 煉獄の羽根 魔界鳥の心臓 黒の洞窟 黒竜丸 Lv.74 HP1300000 MP2400 闇・雷 特技 ドルマドン 突進 稲妻 激しい稲妻 ジゴスパーク ライトフォース サンダークラウド トライスパーク 月の波動 闇の炎 闇の波動 秘奥義 ブルーブリッツェン アイテム 黒雷槍ブルーティッシュポール カグツチの篭手 黒竜鞭 光の洞窟 ハヌマーン Lv.69 HP1690000 MP999 - 特技 マヌーサ マヒャデドス 切り裂く いてつく波動 輝く息 凍える炎 マジックバリア アサルトネイル 光の軌跡 アイテム ハヌマーンかぶと 天雷の爪 ヘヴンズタイツ 無敵のズボン 大いなる高台 レティス Lv.204 HP3000000 MP24000 - 特技 鷲掴み ギガデイン 凍てつく波動 ベホイミ まぶしい光 ホーリーエッジ ベホマラー 光の波動 リホイミ ジゴデイン ジゴスパーク ホーリーレイン 秘奥義 セラフィックスプリング アイテム 神珠ゴッドスピリット 聖杖サウザンドアーク 夢鎧キングオリオン 海底城 ポセイドン Lv.208 HP3400000 MP5000 水 特技 ジゴデイン 受け流し 精神統一 大津波 タイダルウェーブ メイルシュトローム コーラルレイン マヒャデドス ベホマラー のしかかる スプレッドブルー 秘奥義 コールトライデント アイテム 海王の腕輪 宝槍ドラゴントライデント 絶望の尾鰭 魔獣ヶ原 ヘルゴラゴ Lv.159 HP3190000 MP4060 - 特技 イオグランデ 皆殺し 不気味な光 噛み砕く 鷲掴み たいあたり 遠吠え 切り裂く バーサク バイキルト ブラッディクロス フィアフルストーム 秘奥義 豪王襲雷破 アイテム 魔拳ヘルゴラゴファング 冥界の魔爪 黄金の狂角 神の園 キングアズライル Lv.106 HP2700000 MP7700 煌 特技 ジゴスパーク 瞑想 精霊の歌 死の踊り メダパニーマ マヒャデドス メラガイアー グランドクロス シャインスコール ライトニングデス ジゴデイン 幻魔召喚 ベホマズン リホイミ ザオリク 光の波動 秘奥義 インペリアルドルマ アイテム アズライルフェザー 魔鳥の心臓 魔兜ストレインズヘッド 神鳥の処 ラーミア Lv.194 HP4600000 MP70000 煌 特技 ベホマズン マホイズン ザオリーマ 光の波動 激しい稲妻 レイデストラクト メラガイアー マヒャデドス ジゴデイン ビッグバン スパークウェーブ ディバインセイバー フレアスター アブソリュートゼロ ハッスルダンス 蒼天凍結 灼熱 リレイズ 秘奥義 ヘヴンリィキュア ゴッネストアサルト アイテム 宝珠ワンダフルモア 宝剣ブリリアントセイバー ラーミアの羽根
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エタドリTOP カードリスト ステータス エボ 攻略 敵データ ストーリー ミッション マーシュとソリア > マーシュとクリスマス A0013 マーシュとソリア ミッション№ 名前 特殊条件 人数 戦利品 上級№A0013 06 / 10 / 13 ~ 06 / 12 / 09マーシュとソリア なし 2人 サポカ全種LV1 プロローグ 薄暗いその部屋には、一人の男が玉座のように豪華な椅子に座っていた。その男は見た目は20歳くらいの好青年。薄暗い部屋にひときわ際立つ美しい姿が、妙な幻覚を見せているかのようだった。謎の男「おーい、マ~シュ。マ~~シュ。」マーシュ「ハーイ、そんなに何度も呼ばなくても聞こえますよー!」謎の男「ハハハ、悪いな。クセみたいなもんだ。」マーシュ「ほんと、ソリア様くらいですよ!私をポンポン呼びつけるのは。で、今度は何ですか?肉まんは買ってあげたじゃないですか!」ソリア「ん、いやまぁ、なんか暇だな~って思ってな。で、またマーシュに珍しいものでも取ってきてもらおうと思ってな。例えばこの前話していたアレ…えっと、そうそう、絶対に消えない煉獄の石ってやつ。見たいなーって思ってね。」マーシュ「はいはい…ソリア様の頼みなら断りませんけどね。唐突なんだから、もぅ!…でも煉獄の石か…あれは死神ちゃんたちじゃ無理だし…私は今手が離せないし…あ、そこの君、そうあなたよ♪私の頼み聞いてくれるわよね?私の元に煉獄の石という特殊な炎を持ってきてもらえないかしら?報酬はすこしだけどあげるからね。というか、私から直々のお願いなんて光栄でしょ?」 危険度- - - -EC0210灼熱のロウベリアル1200 / 230 / 18020/7/7/7/7敵サポカ火Lv2×3 煉獄の石があると言われる、魔界の火山、グロウ火山。そしてマーシュが旅だち間際に言っていた言葉を思い出す。番人に気をつけなさい、と。ロウベリアル「ほう、貴様が煉獄の石を取りにきたと?ハッハッハッハ!せっかく取りに来たところ悪いが、やすやすと渡す事はできぬぞ。何?マーシュの命令だと?ふむ…さてはあのお方の気まぐれにつきあっておるのだな。残念だがだめだ。煉獄の石は我が力の元でもあるのでな…たとえどんな命令であろうと、力無きものに渡すわけにはいかぬわ!!」 危険度- - - -EC0123死神 マーシュ800 / 220 / 1504/15/10/10/3敵サポカ??? マーシュ「あら、もう取ってきたのね?あなた仕事が早いわね~。フフフがんばってくれたわ、じゃ、その紅蓮の炎が本物かどうか確かめさせてもらうわよ。どうやって確かめるかって?簡単ね。見極めてあげる。さ、おいで♪」 エピローグ マーシュ「ソリア様ー。煉獄の石、取ってきましたよ。いかがですか?」ニコッと笑いながら炎を差し出すマーシュ。こちらも穏やかな表情で受け取るソリア。ソリア「へぇ、確かに珍しい。絶対に消えない炎か…」マーシュ「そうですよ、魔王様が消そうとしても無理なんじゃないかなぁ?」そしてソリアは椅子から音も無く立ち上がり、腰に帯刀している剣に手をかけた。あまりに静か。ソリアもマーシュも動かない。いや、ソリアの手元に光が通ったような感覚に襲われただけ。それがソリアの剣が描いた軌跡だと、ソリアとマーシュ以外の誰が判断できただろうか?そしてあろうことか決して消えぬと言われている煉獄の石が、ソリアの手の上でこれもまた音も無く消し飛んだのだった。マーシュ「あー、せっかく取ってきてもらったのに…」ソリア「一閃で消えちまったな。」マーシュ「当たり前ですよ。魔王様には消せないって、言ったばかりじゃないですか?ソリア様ならそういう結果になりますよ」二人のやり取りはどこか楽しげでもあったソリア「ん~、マーシュ。そろそろ外の世界に出たくなったよ。」マーシュ「あら、それじゃ、私が前からお話してる、英雄の息子や3剣士たちに会いに行きます?」ソリア「そうだな、たまには赤の魔人として出てみるか。」赤の魔人…その力は計り知れない…そして彼の歩む先には何が待っているのだろうか…? ■攻略法募集中■ №A0013 難易度★★★★★(上級編) 特殊条件:なし ☆灼熱ロウベリアル HP1500 AT240 DF240 20・5・20・20・5 ☆死神マーシュ HP2300 AT300 DF300 ALL 25 【報酬】エピ1 サポカ全種Lv1×1 -- 名無しさん (2006-10-27 22 35 47) ●No.A0013 マーシュとソリア● 縛り:特になし 報酬: バーニングLV1 ブリザードLV1 ストームLV1 ロックLV1 レーザーLV1 【デッキ】 リーダー: コウ 魔神の波動 バトカ: 銀麗のセタス ×4 魔界王族アルティア ×3 聖巫女シース(火+10) ロードドラゴン(火+5) 魔炎のメトロノル(火+5) 【1戦目 灼熱のロウベリアル】 PCフリーズで書きかけだった日記が消えて…敵のカードの詳細がわからなく(´;ω;`) 敵の防御力が400以下がほとんどで先攻で150前後・後攻でも100↑のダメージを与えることができる。火の属性値55だとLv3で90前後しか食らわずに楽に勝てる相手。たしか15ターン以内に撃破 【2戦目 死神 マーシュ】 敵サポカ:火Lv3(1枚) バトルカード:全て(550・550) ロウベリアル 灼熱のロウベリアル 暗黒法魔 ロウベリアル マーシュによるロウベリアルデッキ…HP2300、攻防値550・550と高い能力を誇り更に全属性値が25と弱点のない敵。34ターン目残りHP92:37、敵はサポカ付き…被弾すると負けというピンチだったが…先制攻撃が決まりギリギリで勝利 -- 名無しさん (2006-11-12 14 57 20) マーシュ戦敵サポカ:火Lv3(4枚)です。 -- 名無しさん (2006-11-25 12 40 49) ■最終更新■(2011-03-05) 本日 - 昨日 - 総計 -
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LINK集 ひぐらし関連のリンク集です。ご自分で貼り付けよろ(メールでもok) 相互リンク募集中☆ No1.ひぐらしのなく頃に / 竜騎士07 ~ひぐらしのなく頃に 公式サイトです~ No2.煉獄庭園/煉獄小僧 ~ひぐらしのなく頃にのBGMの一部を提出した音楽素材サイト~ No3.Narve雑音空間/Koji Kusanagi ~ひぐらしのなく頃にのBGMの一部を提出した音楽素材サイト~
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【名前/原作/信仰】 藤堂晴香/寄生ジョーカー/煉獄道教・生存 【一人称/喋り方】 私/普通 【ステータス/総経験値】 364 筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 魔防:B 【アビリティ】 煉獄道教の家系:E このキャラクターは煉獄道教出身である 神性魔法(煉獄道教)、召喚術の判定に+5%、それらに必要な経験値を1割引きする 間者適性:適性範囲の広さや珍しさ このキャラクターは諜報に適性がある 間者関係の判定に+10%、間者系の必要経験値が2割引きとなる 護衛適性:適性範囲の広さや珍しさ このキャラクターは護衛に適性がある 護衛関係の判定に+10%、護衛系の必要経験値が2割引きとなる 実験体殺し:A 実験体に対しての修練を積んだ存在であるということ 実験体への攻撃に対する達成値+25% 生存者:B このキャラクターは生存することに長けている そのしぶとさはゴキブリに勝るとも劣らない 生存のかかった行動に+20% ポンコツ:C このキャラクターはポンコツだ ――――――それ以上語るべきことがあるだろうか? ファンブル率+3% 適応力: 高い適応能力を保有しているということ このキャラクターには理論上可能であれば生きていけない場所など存在しない 環境や地形に関するペナルティを半減する 発狂適応:C 狂気の中で狂気に身を任せながら理性的に行動できる異質な精神力 自身の精神が正常でない場合全ての行動に+15% 【スキル】 雷属性魔法lv3(60) ナイフ術lv1(10) 射撃lv3(60) 回避lv3(60) 逃走術lv2(30) 防衛術lv2(30×0.8) 隠密lv1(10×0.8) 感知lv2(30×0.8) 社交lv1(10×0.8) 隠蔽lv3(60×0.8) 調査術lv2(30×0.8) 細工lv1(10×0.8) ※間者適性と護衛適性がどこにかかるか分からなかったので()内の数値で経験値計上 【奥義】/ 邪神の欠片(触手)/アイテム・マイナス 抗体によって沈静化している。宿主に命の危機が訪れないかぎりは 神聖魔法(煉獄道教)、神聖魔法(多神)取得不可。 寄生ジョーカーモード/A&P/邪神の欠片・マイナス 死亡時には自動発動。気絶や重傷くらいでは発動しない。 能動的にも発動できるが信仰故に仲間や自分の命の危機でもなければ使用したがらない。 戦闘終了後、翌月まで体力に関わらず重傷ペナルティ・信仰補正上限0の代償を負い激痛に苛まれる。 全判定+15%、主行動+1回、補助行動+1回、デバフ無効、筋力・敏捷一段階上昇 発動時体力全快、1T毎に体力を1段階自己再生 自身に対する雷属性によるダメージを1段階上昇させる (代償と制約ありの怪獣特権改変のようなもの) テーザーショット/主/雷属性・射撃 雷属性弾を上手く当て遠隔から1T敵をスタン。一戦闘一回まで。 非戦闘時にも非殺傷目的で使用可能。 【設定】 触手神に傾倒し触手兵器を作成していた母を 自ら始末して煉獄道教に生存を許されるシナリオを終えている。 始めは上手く母から情報を抜いてタレこむつもりだったが ドジっ子なので普通にバレて実験施設に呼び出され罠にハメられてアイテムを埋め込まれた。 そのままでは触手の怪物化待った無しだったが 母がサンプルデータ欲しさに抗体を餌に実験体を嗾けた結果 予想以上のしぶとさで生き残り親殺しを達成した。 身内の恥で家格は落ちたが 主神への信仰心は本物であると認められ継続して暗部として用いられている。 邪教仲間だと思って邪教徒カミングアウトすると多分普通に敵視されるか改宗を勧められる。