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剣法封印◆F0cKheEiqE 伊藤一刀斎景久と東郷藤兵衛重位。 この二人には、双方ともに卓越した剣客だったいう点以外に共通点というものは無い。 伊藤一刀斎が賤しい身分に生まれ生涯仕官せずにただ剣一筋に生き、 最後は霞のように歴史から消えてしまったのに対し、 東郷重位は生まれながらの武士で島津家の剣術師範を務めるだけでなく、 様々な薩摩藩の職務をも全うし82歳で大往生を遂げたという。 むしろ対照的な生涯を送った二人と言える。 そんな二人が、どういう縁か、この残酷無残な剣法勝負の場で、 奇しくも一つの共通点を持つことになる。 それは、おのおの理由は違うと言えど、 共に己の剣法を封印してしまったという事である。 ◆ 東郷藤兵衛重位は言うまでもなく薩摩の人である。 島津家家臣、瀬戸口重為の三男だと言われているが、 重為の子東郷重治の子供、すなわち重為の孫とする資料もある。 天正15年に時の主君、島津義久と共に京都にのぼった際に、 常陸の郷士、十瀬与三左衛門長宗が開いた天真正自顕流を 天寧寺の善吉和尚から学んだらしい。 故郷薩摩に帰ってから修行と実戦により工夫を凝らし、 慶長9年、時の主君家久の御前でタイ捨流の達人、 剣術師範、東新之丞に打ち勝った事を切っ掛けに “自顕”の字を改め“示現”とし、 後の世に名高い示現流を開いたのだという。 その後薩摩藩剣術指南を中心に 上でも述べたように様々な仕事を行った。 ただ剣だけの人ではなく、 諸芸に秀でた教養人でもあったらしく、 薩摩藩密貿易の拠点とも言われた坊泊郷の 地頭を務めたともいうから、 役人としての能力もかなり高かったと思われる。 しかし、彼の職務の中で最も著名なのは「上意打ち」であろう。 彼はひとたび主君の命あれば、たちまちその身を刺客と転じ、 島津に有害な人間を一刀の元に悉く斬り伏せた。 その数は十数人に及ぶと言われている。 普段は克己復礼の人で、門弟、同僚には親切礼儀正しく、 事を荒立てない人だったと言うが、 やはり曲がりなりにも戦国の世を体験した世代であり、 その足跡には血生臭い物がつきまとっている。 その東郷重位が、この剣法勝負の場で最初に目を覚ましたのは、 「へノ漆」の「へろな村」の民家の中での事である。 ガラスも無い格子戸からは月が伺える。 (あの男、柳生であったな) 薩摩の道場から気が付けばあの白州に連れ去られていた 重位は、当初は混乱し夢かとも思ったものの、 白州で死んだ青年の血の臭いを思い出す。 あの血の臭い。 それは確かに戦場や、上意打ちの時に自らの剣で作り出し、 確かに嗅いだ物と同じであった。 あれが夢であろうものか。 (あのような無残な殺し方・・・天下の公儀も無体な事をする) (しかしそれはさておき) 重位は顎をさすりながら天を仰いだ。 この兵法勝負で自分は如何に動くべきか思考しているのだ。 (御前試合・・・・柳生がいたことから考えれば徳川の者どもの誰かか。 薩摩侍の武芸の冴えを天下に振るうのはやぶさかではないが・・・) 島津が関ヶ原で西軍につきながら領土を安堵されたのは、 あの時、島津義弘が苛烈ともいえる凄まじい撤退戦を演じ、 家康が薩摩武士の戦闘力に恐れをなしたからだと言う。 いつとり潰されるとも知れぬ外様の中の外様、島津の家の命運を 安泰にするためにも、また公儀に改めて薩摩武士の恐ろしさを刻みつける為にも、 この兵法勝負で腕を振るう事はむしろ望むところである。 いや、積極的に勝ちにいかねばならないのだ。 もし自分がここで逃げ腰になったり、不様な醜態、敗北を晒せば 公儀が「島津恐るるに足らず」と、 それまでの薩摩に対する恐怖をぬぐい去り、 早速とり潰しにかからないとも限らないのである。 故国薩摩、島津の現在の状況は、それほどまでに不安定な物なのだ。 (お家の為にも、この兵法勝負には勝ちにいかねばならぬ。しかし・・・) ここで重位の頭をよぎる一つの懸念がある。 彼が大成し、薩摩のお家流儀となった「示現流」は「御留流」、 すなわち門外不出、藩外教伝禁止の流派に他ならないのである。 その「御留流」の太刀筋を、いくらこのような兵法勝負の場とは言え、 衆目に晒すことは果たして許されることなのか。 合戦であれば構わない。 むしろ戦場で薩摩の武士たちが“蜻蛉”で“猿叫”をあげながら 大地を駆け、敵を斬り伏せていくのは剣術師範として、 また一流の始祖として、はたまた薩摩隼人として本懐であるといえる。 しかしこの兵法勝負、人別帖を見る限り 示現流の使い手は恐らく自分一人。 たとえ勝ち上がったとしても、 それまでに太刀筋は悉く公儀の目に晒されてしまっていることだろう。 それは現代風に言えば軍事機密の漏洩といっても言い。 「御留流」の太刀は秘密はあくまで守り抜かねばならぬ。 自分はこの兵法勝負では必ず勝ち上がらねばならない。 しかし人生を掛けて研鑽してきた示現流の太刀筋は、 あくまで隠し通さねばならない。 相反する両方を為さねばならないのだ。 東郷重位、生涯において恐らく最も過酷な「任務」になるかもしれぬ。 しかし・・・・ 「勝つ」 そう短く言うと、 重位は立ち上がって民家を出る。 眼には決意の光が宿っている。 その決意とは・・・・ ◆ 東郷重位が一つの決意を胸に抱いたのとほとんど同時刻、 「ちノ漆」に存在する「血七夜洞」の中から一人の男が姿を現した。 背の高い初老の老人ある。 髭も、後ろで束ねた髪も残らず白、あるいは灰色をしている。 衣服は粗末でくすんだ帷子しか着ていない。 手にはひと振りの太刀が握られている。 老人はすぐ近くの崖まで歩いて行く。 崖には、波飛沫がうちよせ、白い水の飛沫がとんでいた。 老人は海面をじっと見ていた。 その視線は、何か重苦しい思いを内包した、 硬く冷たい視線であった。 老人はそれからしばらく、顔が飛沫で濡れる事も、 髭や髪が風で掻き乱されるのも気にならないような様子で、 じっと海を見続けた。 老人が動き出したのは突然である。 何を思ったか、この危険極まりない兵法勝負の中においては、 自分の命綱ともいえる太刀を海に投げ捨てたのである。 老人は清々したといった調子で、 太刀が波の中に消えていくのも見送らず、 すぐさま崖に背を向けた。 「俺は斬らない」 老人は洞穴に戻りながら言う。 「俺は斬らない」 もう一度、自分に言い聞かせるように強くそう言いきった。 老人の名前は伊藤一刀斎と言った。 伊藤一刀斎景久、前名、前原弥五郎は生没年はおろか、生地ですら定かでない。 一般には伊豆の人と言うし、一説には江州堅田の人という。 とにかく卑しい生まれである事は確かだ。 伝説によれば幼名を鬼夜叉といい、 その名の如く鬼のような容姿で、近隣住民は恐れて近づかず、 14の時に富田(中条)流の達人、富田一放を一太刀に斬り、 盗賊7人を斬り殺し、最後の一人は大甕に隠れたのを 甕ごと斬り捨てたというから凄まじい。 名人相手に勝負すること33度、 凶敵を倒すこと57人、 木刀で打ち伏せること62人、と実戦を重ね、 その果てに自得する所あって一刀流を開いた。 師匠は富田流系、外他(鐘巻)流の流祖、鐘巻自斎であり、 彼より、小太刀、中太刀を学び、その上で大太刀の使い方を工夫し、 五十本、刃引、相小太刀、正五点などの刀法を考案した。 逸話も多く、“払捨刀”や“無想剣”の故事が著名だろう。 彼の一刀流は、塚原卜伝の新当(神道)流、上泉伊勢守の新陰流 と並んで今日の剣道、剣術の基礎になり、剣術の三大潮流と呼ばれている。 しかし、卜伝、伊勢守が“剣聖”と謳われ、 時の室町将軍の御前で武芸の上覧、はたまた武芸師範を行い、 名誉と敬愛の中で往生を遂げたのに対し、 仕官もせず、名声も求めず、 ただ阿修羅のごとく戦い続けた果てに 杳として姿を消してしまったのである。 正に「一刀斎」の名前の如く、 剣だけに生きて、剣だけに死んでいった男であった。 その一刀斎が、この兵法勝負に連れて来られたのは、 正に弟子、神子上典膳、後の小野忠明に一刀流の後目を譲り、 深山へ分け入って最後の場所を探そうと、 人知れず富士の樹海へと分け入った正にその時であった。 一刀斎は何処とも知れぬ洞穴の中で目が覚めた。 そして先ほどの二階笠の男の言ったこと、 さらには無残に殺された村山という少年の事を思い出した。 その時の一刀斎の表情は、 苦虫を噛み潰したような陰鬱極まりない物であった。 その背中は、彼がその剣で多くの剣士を血の海に沈めてきた男とは 思われぬほどに小さく、憔悴しきっていた。 「俺にまだ人を斬れというのか・・・・・」 一刀斎はねじれた唇から絞り出すようにして言葉をはいた。 そう言うと、行李の中に入っていた太刀を掴み、 ひらりと鞘から抜いた。 白刃が、蝋燭の明かりが仄かに光る洞穴の闇で閃いた。 一刀斎は、その輝きを食い入るように見つめている。 太刀は研ぎ澄まされ、曇りもない綺麗な業物であった。 しかし、一刀斎には、その白刃が真っ赤な血で染まっているように見えた。 否、白刃だけでなく、その両手が、両腕が、いや体中が血まみれであった。 臭うはずもない、噎せ返る様な血臭が鼻をついていた。 伊藤一刀斎が何故、晩年山野の果てに姿を消したのかは、 史料が少なく、彼自身があまり自分を語らなかったが故に判然としない。 世を儚んだとも、 はたまた、後継たる小野善鬼、神子上典膳、 善鬼は性質邪悪、典膳は精神未熟と、 その出来の悪さに失望したためとも言われている。 事実、神子上典膳、後の小野忠明は、 徳川家の剣術指南となり一刀流を世に広めたとは言え、 当人自体は腕は立っても軽率粗暴、天下の剣術指南とは思えぬ 乱暴狼藉が多く、結局生涯柳生の後塵を排し続け、 ついには発狂して死んだと言うから、あながち有り得ぬとも言い切れない。 しかし、一刀斎が隠遁した最大の理由は、 剣の道に疲れ、仏心を起こしたからだと言われている。 伊藤一刀斎という剣の人が度重なる死闘の果てに得たものはなんであったか。 『一刀斎先生剣法書』に斯くの如くある。 『相対者は或は勝、或は負く。これ理の順也。 然るが己が分限を知らず、我れ堅固にて他を害せんと欲す、是れ道に非る也。 勝負の根元は自然の理にして是非全く計り難し、思わざるに勝ち、量らざるに負く。 勝つべきに却って負け、負くべきに全く勝ち、あるいは倶に死し、あるいは倶に生く。 善は善にして善ならず、悪は悪にして悪にあらず。 何に向かって勝つ事を楽しみ、何に向かって負くる所を悲しまんや。 人間無常の習、その得失はただ天道自為の妙理也』 武蔵の生涯の集大成、『五輪書』が如何にして相手に勝つかの理の極致であったのに対し、 一刀斎の剣の極致は、余りにも冷徹な人勝負自体の理であった。 武蔵が、剣を極めた先にある物を、勝ち続けた先にある物を追及し続けたのに対し、 一刀斎は剣そのもの、勝負そのものを追求し続けたように思われる。 そして恐らく100をも超える剣の戦いの果てに、 たどり着いたものが上の宿命観であったのだろう。 しかし、斯くの様な理に行き着いてしまった男が、 その後も勝負を続けることは可能であろうか。 はたして、一刀斎は、凄まじい虚無感を抱きながら、 山野へと消えて行ったのである。 一刀斎は太刀を鞘の中にしまった。 そして、深い溜息をついた。 (無理だ・・・・・) 剣法勝負を続けることがである。 一刀斎は深くそう考える。 生まれおちて60余年。 只管剣に生きてきて、その果てに得たものは果たしてなんであったか。 ただ、自分の背後に連なる屍の山と、 この胸に巣食う果てしない虚無だけである。 全てが嫌になって、 結局一刀斎は典膳に全ての後始末を押し付けて隠遁する事を選んだ。 剣と関わらない、終の地を求めて。 にも関わらず、天は尚俺に剣で人を殺せというのか。 一刀斎は洞穴の奥を見つめた。 そこには、底知れぬ闇が広がっている。 まるで俺の心だ。 一刀斎はそう自嘲した。 無明。 この人生得たものは唯無明。 されど、 その事に気づいた今こそ 一刀斎の目に光が灯った。 ◆ 東郷重位と伊藤一刀斎。 奇しくも二人は互いに相知らぬ仲であるにもかかわらず、 同じ時に同じ決意をすることになった。 すなわち剣法封印である。 重位はお家の為に剣を封じる。 一刀斎は自分の為に剣を封じる。 決意の理由も対極なれど、至る結論は同じであった。 重位はこの殺し合いに積極的に乗るつもりであった。 是が非でもこの兵法勝負には勝たねばならない。 重位は勝ちに行くつもりである。 しかし、“示現流”は使わない。 彼は、自顕流を知るまで慣れ親しんでいたタイ捨流の太刀筋で戦う積りであったのだ。 重位自身が示現流を興すまで、薩摩で主流の流派はタイ捨流あり、 彼ももちろんこの流派を習得している。いや、こちらでも十分に彼は達人であると言えた。 しかし、示現流を興して早十年以上。 果たして自分のタイ捨流の太刀は、あのお白州の武芸者達に通じるか・・・ (いや、ここが薩摩隼人の見せどころ) 重位は不敵に笑うと、 へろな村の往来に繰り出した。 【へノ漆/へろな村 往来/一日目/深夜】 【東郷重位@史実】 【状態】:健康 【装備】:打刀 【所持品】:支給品一式 【思考】 :この兵法勝負で優勝し、薩摩の武威を示す 1:相手を探す 【備考】 ※示現流の太刀筋は封印しました 一方、一刀斎はこの殺し合いに乗る気は全く無かった。 だからこそ彼は、この場における彼の唯一の武器である 太刀を惜しげもなく海に投げ捨てたのだ。 その瞬間、彼には憑きものがとれたようなすがすがしい気持ちになったのだ。 一刀斎はこれを機に、完全に己の剣を封じてしまう積りでいる。 剣の果てが無明なら、残された生を、その無明を晴らすために使う。 それが一刀斎の結論である。 故に剣はいらない。 下手に剣など持つと、襲われた際にうっかり無想剣などを放っしまうだろう。 そうすれば目も当てられない。 故に丸腰。誰かに挑まれれば逃げればいい。 取り敢えず、伊庭寺を目指そう。 一刀斎はそう決めると、月の下、笑顔でその場を後にした。 【ちノ漆//一日目/深夜】 【伊藤一刀斎@史実】 【状態】:健康 【装備】:なし 【所持品】:支給品一式 【思考】 :もう剣は振るわない。悟りを開くべく修行する 1:伊庭寺に向かう 2:挑まれれば逃げる 【備考】 ※一刀流の太刀筋は封印しました 時系列順で読む 前話 天才剣士二様 次話 夢見る蝦蟇は、大地に伏す 投下順で読む 前話 天才剣士二様 次話 夢見る蝦蟇は、大地に伏す 試合開始 東郷重位 失われた剣を求めて 試合開始 伊藤一刀斎 昔飛衛と言う者あり
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■深都 世界樹の迷宮3、第二層を突破すると辿り着く深海にある街。 百年前、魔と対抗するために深王が沈めた海都の一部。世界樹のもたらしたテクノロジーによって地底(海底?)深くに存在する。 宿屋とか明らかに需要なさそうなんだけど、冒険者が来てから突貫で作ったんだろうか。冒険者に記憶処置する診療所を改装したとか 酒場が存在しないのはやはり住民全員がアンドロだからだろうか 特産物は失望 観光名所は「失われた筈のスク水」を着る「瞬く恒星亭」管理者 ↑↑今年の流行語も「失望」。その流行り具合は、あのオランピアさんが「…深王さまはおっしゃった。『卿らには失望した…』と。」と述べていることから察するに余りある。「瞬く恒星亭」に勤務する宿子さんが表彰される予定。おめでとう。 世界樹シリーズ初の第2拠点。 卿 個人的には1フロアまるまる街として機能する階層だと雰囲気が出るように思う。 深海の戦姫では主人公一行が訪れる前から既に発見済みで、半ば観光地のようになっていた。 設定画集の深都兵の項に父祖代々とあるので、生身の人間も一応住んでいるのだろうか。 二層の次は三層、と思い込んでいたから凄いサプライズだった。 瞬く恒星亭 涼しそうでいいよね。ただ、3階層行った途端に暑さ半端ないよね。 正直サブクラス取得以外にこの町の施設で利用するものは特にない スク水亭を忘れての物言いか!! 失望しました 激しく失望しました ↑×3 チャイナ妹も忘れないでちょ。 BGMとか雰囲気はアーモロードよりいいと思ってる。ギルドがあれば… どうしても海都と深都を間違える……だって海の底にあるじゃないか深都ー! 深都と深王の部屋はBGMが穏やかなのでスキル振り直しなどでゆっくり考えたいときによく利用する 確かに海都と深都は未だに間違うことがあるわw ♪街景 深く青い海の都(昼)/大樹の抱く古都(夜) 瞬く恒星亭 - 休憩・セーブができます ネイピア支店 - 武具の売買ができます 天極殿星御座 - ミッションが受けられます アーモロードへ行く - アーモロードに移動します 失望しました、グートルーネちゃんのファンになります スク水やチャイナに全身鎧とコスプレ広場にしか見えない 成り立ちがハイラル。こっちはまだ奥があるが。 酒場とか、もう少し施設があってほしい感はあるけど、やっぱ世界観に響いたりするのかねえ。 此処に酒場があったとしてオイルしか置いてなさそうだな… 着氷防止や燃焼効率向上の為の工業用アルコールならあるかも。人間が飲んだら失明するやつ 無明の極みが役立つな!…え?それはレムリアに行かないと使えないって? サブクラス取得するのにわざわざここに来ないといけないので若干手間。しかしサブ取得が海都でできちゃうと本当にお役御免になってしまうので仕方ないのだろうか… コメント
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煩悩(ぼんのう、kleza、क्लेश (sanskrit))とは、仏教の教義の一つで、身心を乱し悩ませ、智慧をさまたげる心のはたらきを言う。 原始仏教の時代においては、人の苦の原因を自らの煩悩ととらえ、解脱による涅槃への道が求めれた。 部派仏教の時代になると、煩悩の深い分析が行われるようになった。 大乗仏教の時代でもこの分析は続けられ、特に唯識が示した心と煩悩の精緻な探求は仏教が到達した一つの究極点といえよう。 しかしこの時代には、煩悩を否定しないというそれまでの仏教には無かった発想が生じてきた(#如来蔵)。 如来蔵思想はその後の大乗仏教に深く影響を与えた。 このように煩悩の観念は時代を経るに従い、様々な意味を付加して深化しているといえよう。 108 煩悩は108あり、除夜の鐘を108 回衝くのは108の煩悩を滅するためと俗に言われるが、実際には時代・部派・教派・宗派により数はまちまちである。小は3にはじまり、通俗的には108、大は(約)64,000といわれる。煩悩の根本に三毒(後述)があり、それを細かく分析すればキリもないほど数多いと考えるべきであろう。 三毒 貪欲(とんよく)・瞋恚(しんに・しんい)・愚痴(ぐち)のいわゆる「三毒」が煩悩の根源(人間の諸悪の根源)であり、とくにその中の「愚痴」、すなわち物事の正しい道理を知らないこと、十二因縁の無明(むみよう)が、最も根本的なものである。 貪欲は、「とんよく」と読む。一般の読みと異なることに注意。 煩悩は、我執(自己中心の考え、それにもとづく事物への執着)から生ずる。この意味で、十二因縁中の「愛」は、ときに煩悩のうちでも根本的なものとされる(日常語の愛と意味が異なることを注意)。 有部 説一切有部(せついっさいうぶ)は、煩悩を分析し、知的な迷い(見惑)と情意的な迷い(思惑または修惑)とに分け、また貪・瞋・癡・慢・疑・悪見の6種を根本煩悩とした。さらに、付随する煩悩(随煩悩)を19種数える。 唯識 大乗仏教の瑜伽行派(ゆがぎょうは)は、この根本煩悩から派生するものとして、20種の随煩悩を立てた。 如来蔵 如来蔵思想では、煩悩とは本来清浄な人間の心に偶発的に付着したものであると説く(客塵煩悩(きゃくじんぼんのう))。この煩悩を智慧によって断滅し、衆生(しゅじょう)が本来もっている仏性(ぶっしょう)を明らかにすること、すなわち煩悩の束縛を脱して智慧を得ることが、大乗仏教の求める悟りにほかならない。 菩薩の四弘誓願(しぐぜいがん)に「煩悩無量誓願断」が立てられているのは、煩悩を断ずることが大乗仏教の基本思想であることを示す。 人間はしょせん煩悩から逃れられぬというところに観念し、煩悩をあるがままの姿として捉え、そこにさとりを見出だそうとする煩悩即菩提の考えが、しだいに大乗仏教の中で大きな思想的位置を占めるようになった。
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横荘線 昔は横手から本荘まで。内陸と港を繋ぐ予定の路線でした。羽後交通さんがやっていたそうです。(ちなみに。秋田中央交通も元は八郎潟~五城目の鉄道会社)出資した沿線の大地主の名前をとって「団萬鉄道」と呼ばれたそうですね。 今はすっかり荒れてしまったようです。http //bit.ly/b9dNms http //twitpic.com/1l3g8k http //twitpic.com/1l3fuk 途中にある新宮集落跡はまだ通い農業続けてる方いますよ。すごくきれいな棚田あり!http //twitpic.com/1l3egw ちなみに横手出身の二兎丸さんが素晴らしいレポートまとめてます http //bit.ly/aJwtDA さらにちなみに。西仙北と南外を結ぶ立倉トンネルもすごいとのこと。http //bit.ly/cNwTGT この「山さいがねが!」のヨッキれんさんも秋田に住んでた方。無明社の廃村廃校の本並にハマります 後三年の役 後三年の役金沢資料館 住所*秋田県横手市金沢中野字根小屋102-4 TEL 0182-37-3510 後三年の役金沢資料館、解説員さんの熱弁に圧倒!この地にこんな歴史が・・・φ(..)やはり解説付きは重みが違いますp(^-^)q 館内撮影禁止 http //t.co/DY0vRIV 後三年の役に関するサイトのご紹介。http //ow.ly/1BuiW 平安の風わたる公園 金沢公園 沼の柵跡 清原家衡が柵にこもって、源義家、清原清衡軍を退けた古戦場。雄物川町沼館蔵光院のそばと推定されている。 本田上野介正純墓碑 大鳥井山遺跡 「遺跡」が歴史ファンの関心を呼んでいるとのことです。 平安時代に横手が1万もの兵を奥州に向かわせることができたのは、高い食糧生産能力を持っていたからだと言える。 大鳥井山の鬼門(北東)の方角に熊野神社が置いてある。 大鳥井山の空堀はかなり先駆けた作りになっているらしい。 横手から始まった武士集団が日本の武家政治を始めた、という日本史の書き換えに!ワクワク♪ http //ow.ly/1d3nf 山城の発生が古くなることと、近畿ではなく東北が発祥とのこと。地方発の歴史の解明がまたひとつ 愛宕山 横手市立南小学校裏の山 同小学校の自然観察、写生等の野外活動に利用されていた。 大量の小判発見の地。1976年市立南小学校の生徒によって100枚を超える一分金小判が入った壷が発見された。時価数千万円以上の価値とも。 jundiver 記 縄文土器 現在は横手高校生達の憩いの場となっている裏山では、1970年当時までよく縄文土器が出土していた。他にも南小学校の前に郵便局があった頃、工事のため局前に敷いていた砂利の中に多くの縄文土器が混じっていた。この事も横手周辺に縄文土器が数多く存在していたこと示唆していると思われる。ちなみに砂利の中から見つけた縄文土器は今も筆者が保管している。jundiver 記
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<< TOP >> 創発トーナメント準決勝戦 その1 創発トーナメント準決勝戦 その1第一戦 S・ハルトシュラー VS 加藤キューピー 第一戦 ワーワーワー 実況「ついに準決勝! 4強が勝ち残りました!」 ワーワーワー 実況「いったい誰が優勝の座を勝ち取る事が出来るのか!? まったく予想が出来ません!」 ワーワーワー ―――選手控え室 倉刀「師匠、そろそろ時間です」 ハルト「…………」 倉刀「師匠?」 ハルト「……広くなったな」 倉刀「は?」 ハルト「控え室の間、広くなったな」 倉刀「……はい。まこと、広うなり申した」 ハルト「手水鉢を」 倉刀「はっ」 ………ス 倉刀「―――!」 ハルト「倉刀、いかがした」 倉刀「いえ……、見えました。師匠のお勝ちになる姿が」 カツカツコツ バタン 係員「ハルトシュラー様、出番です」 ハルト「承知した」 ワーワーワー 実況「どの選手も実力派! 各試合で己の力量を我々に見せつけてくれました! しかし! しかしです! 優勝はたった一人!」 ワーワーワー 実況「その狭き門をくぐり抜けるのは誰なのか!? 我々は今、歴史の1ページを 刻む大舞台に今! 今、立ち会っているのです!」 ワーワーワー ―――別の選手控え室 アナウンサーが会場で実況をしている頃 加藤門下の料理人も会場周りの店々を奔走していた 買い求めていたのは、勝栗、打鮑、昆布、 これらは盃と合わせることで四方膳と呼ばれ 合戦に出陣する際に武将が食するものである シャリ… モグモグ… ……コト 加藤「では……参りますか」 ギィッ…… 料理人「若先生!」 料理人「若先生!」 料理人「御武運を!」 料理人「御武運を!」 闘技場へむかう廊下を歩む加藤を門弟達が迎える 加藤はこれに笑顔で答えた 実況「それでは準決勝第一試合! 西の方角!」 ドォン! 実況「創発の魔王! S・ハルトシュラー!」 観客「ウォォォォォンッ!」 実況「つづきまして東の方角!」 ドォン! 実況「Cook of the Pit! 加藤キューピー!」 観客「ウォォォォォンッ!」 実況「それでは試合開始です!」 S・ハルトシュラー VS 加藤キューピー ……ざし ……ざし ハルト(異形の気配……うかつな技では打ち破れぬな) 加藤(キュムム……捌きがいがある獲物ですね) 倉刀「師匠……」 料理人「先生……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ――― 一方、救急医療室 唯人「う…ん……? ここは……?」 つかさ「よかった、気がついたのね唯人」 唯人「姉ちゃん? ……痛っ」 つかさ「まだ動いちゃ駄目よ、手当てはしてあるけど無理は駄目」 唯人「……ここは?」 つかさ「会場に設置され医療室よ。まったくあんな無理しちゃって」 唯人「…ゴメン、優勝できなくって」 つかさ「ま、アンタがこうやって生きてるだけでもOKって事よ」 ニコ つかさ「それに、子猫ちゃん達も喜ぶだろうしね」 唯人「子猫ちゃん?」 唯人が視線をむけるとベッドに寄りかかるようにして楓と初音が眠っていた どうやらあの衝撃の影響で自分の変身も解けているようだった つかさ「自分たちのせいだって、わんわん泣いていたのよ。まったくモテる男は つらいわねー、両手に花ってやつかしら」 唯人「姉ちゃん……」 何か言おうとした唯人だったが、けたたましく開いたドアがそれを打ち消した 海瀬「椎名君!」 唯人「み、みやびさん!? ど、どうして?」 海瀬「怪我をしたって、つかささんから聞いたから……だいじょう―――」 大丈夫? と声をかけようとして海瀬 雅は言葉をつまらせた 唯人が寝ているベッドの傍らには知らない女の子が二人、泣きはらした顔で寝ている しかも可愛らしい。雅はその二人と唯人を交互に見比べ、 つくろった笑顔で無理やり言葉を吐きだした 海瀬「あ、あの、わたしったら、じゃ、邪魔しちゃったみたいかなアハハ、 そ、それじゃあ唯人君……末永くお幸せに!」 唯人「え、ちょっと雅さん、何の事? ちょっと、まっ―――」 バタン! タッタッタッ――― 海瀬が去った部屋を静寂が支配する 唯人は去っていたドアを見つめて、ポツリと呟いた 唯人「姉ちゃん……」 つかさ「モテる男は……辛いわね」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 実況「両者、闘技場で相手を見据えたままの構えから一歩も動かず! 闘技場に緊張が走るーーーーーーーーッッッ!」 よし子「……相手の隙をうかがってるのか?」 スミス「イエス」 よし子「アンタ!?」 スミス「隣、いいかい」 ス…… スミス「共に一流、あたれば致命傷だろうさ。しかし相手も一流、 自分の技を避けられ反撃を受けるかもしれない……迂闊には動けんさ」 メリー「それじゃあ二人ともあのままって訳?」 スミス「いや、これは試合。いずれは動かねばならんさ」 (勝てよ……ダンナ) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 倉刀「師匠……」 美作「緊張するね、この空気」 霧崎「戦わぬお前等が緊張してどうする」 倉刀「あ、あなたはバンディット霧崎さん」 霧崎「わが盟友をくだしたハルト……負けてもらっては困る」 美作「でも相手も強そうだよ」 霧崎「無論、それが準決勝というもの。見ろ、そろそろ動くぞ」 加藤「キュムキュムキュム―――」 ドォンッ! ハルト「!」 実況「加藤、大きく足を踏み鳴らしたぁ! 凄い! 闘技場が揺れる!」 加藤「キュムッ!」 ババッ 実況「体勢を崩したハルトに襲いかかったーーーーーッッ!」 倉刀「師匠!」 ハルト「……フ」 ゆら…ゆら……ゆらぁっ パァンッ! 加藤「むぐっ!?」 ダァンッ! 実況「おお? これはーーーーッッ!? 飛びかかった加藤、次の瞬間には 払われてダウンを奪われたーーーーーーーーーッッッ!」 観客「ワァーーーーーーーーーーーッッ!!」 ハルト「大木は強風に煽られなぎ倒されるが、柳は風を受け流し嵐を耐える…… 春斗魔神拳『空極流舞』、どこから攻めても無意味だ」 倉刀「おお!」 美作「さすが!」 ブシュゥッ! 倉刀「ああっ!?」 実況「おおっと! ハルト選手の右腕から出血ーーーーーーッ!」 スミス「撃壁背水掌……身が触れればそこから攻撃が可能、さすが旦那 俺の技を盗みやがったねぇ」 にやり 加藤「あなたの間合いは、僕の間合いでもある」 ハルト「ほう……なるほど、やはり生半可な技は通用せぬな」 ざし ハルト「……仕方なし。せめて奥義で葬ろうぞ」 実況「ハルト選手、右手を後ろ手に腰を落とし、深く構えたーーーーーッ!」 倉刀「……あれは! 打撃系必滅技『螺旋』!」 霧崎「し、知ってるのか倉刀!」 倉刀「……ええ」 …ゴクリ ―――冬季山中、迷い家 ヒュウゥゥゥゥゥ ヴ~ ヴ~ ヴ~ 巨熊「ヴ~ヴ~」 ハルト「これより春斗式防衛術打撃系必滅技、『螺旋』説明つかまつる」 柏木「はっ!」 倉刀「ははっ!」 ―――右螺旋の構え BY 迷い家主人 ハルト「深く身を沈めるのは大地の反作用を得るためなり」 ……すう ハルト「大地の威力(ちから) これが螺旋の源なり」 大地力は拇指裏より足首 膝 内股 体幹へとひねりを加えつつ伝達! 脱力した身体は水の如く威力を伝え 肩 肘 手首へとさらに幾重にもひねりを加える! 掌にたどり着いた頃には体内のひねりは臨界点に達し 大地力は爆発寸前の状態である! シュバッ 弓を射るが如くひねりを解放! ズン!!! 巨熊「ヴゥッ!!」 ハルト「掌を使用いたすは密着性を高め、威力を余すところ無く目標に浸透させるためなり」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ びよびゅるりら …がくん ハルト「体格の例外なく果てるなり」 柏木・倉刀「……ッ」 ハルト「鋭!」 シュッ ぶるん ぼぶる びちびちびち 倉刀「な、内臓が大蛇の如くのたうちまわっている!」 ハルト「目標は死んでも螺旋は生きているなり」 ぱちん ハルト「各自存分に習得せい」 柏木・倉刀「了解しました!」 倉刀「あの技を魅せるというのか? 師匠は……本気だ」 霧崎「……ほう。して、奴はどうでる?」 ドドドドドドドドドドドド 加藤「キュムキュムキュム……」 ./ ̄ ̄ ̄\ | ..| | (●) (●) .| ……ニヤ ヽ..... ∀.... ノ 実況「加藤、悠然と歩を進めるーーーーーーッッ!」 スミス「意に介さねえか……さすがだぜ」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ./ ̄ ̄ ̄\ カツ… | ..| | (●) (●) .| コツ… ヽ..... ∀.... ノ 実況「加藤、両腕をあげて構える! ボクシングスタイルゥ!」 カツ……コツ……ピタァ 実況「そしてハルトシュラーの目前でとまったぁ!」 ハルト「…………」 加藤「…………」 実況「睨みあってる! 睨みあっているーーーーッッ! すでにお互い、 相手に拳が届く距離ーーーーーーーーッッ!!」 観客「ワァーーーーーーーーッッッ!」 スミス「つくづく……化け物だぜ」 ググ…… 実況「おお!?」 ざわ… ざわ… 実況「こ、これは加藤選手! なんと、拳をかまえたまま敵に背をむけたーーーッッ!」 よし子「な、なんだありゃ?」 スミス「握力×体重×スピード……」 よし子「は?」 スミス「イコール破壊力だ、お嬢ちゃん」 よし子「あんた、何いってるんだ?」 スミス「スピードを出すためには拳を振りかぶらなきゃいけない、 振りかぶったままいくとどうなる? 相手に背をむけてしまうのさ」 メリー「ガードががら空きになるんじゃ?」 スミス「ちっちっち、奴のストレートは……それより速いぜ、きっとな……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 倉刀(寒い……悪寒が走る……) …ゴクリ 倉刀(この戦いは俺の知ってるどんな格闘技とも違う! だが目をそらしては駄目だ! 師の戦いを見届けずとして、何の弟子ぞ!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 乱立「ふん……」 主催「にらみ合いじゃな、お主はどうみる?」 乱立「決まってるぜ……強い奴が勝つ、それだけだ」 主催「そう、じゃな……」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 料理人(若先生の拳打の軌道は曲線……目標までおよそ384cm…… あの体勢から繰り出される一撃は、時速550kmの豪拳! 負けるはずがない!) …ゴクリ 料理人(しかし…しかしだ、もし相手の方が速かったら?) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 倉刀(師匠……) 料理人(若先生……) 倉刀・料理人(勝ってください!) 加藤は、背中越しにハルトの存在を認識していた およそ今までに戦った事のない好敵手! 強者のニオイを感じたとき! 加藤の身体はそれに対抗すべく肉体を変化させていく! 実況「またもや加藤の身体が変化していくーーーーーーッッ!」 これがキュムキュム・アームドフェノメノン(武装現象)! 加藤の身体は全身全て、これ武器也! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ハルト(またしても異形の構え……) ハルトシュラーはこの光景を目にしても落ち着いていた…… 対する加藤は心拍数増加! 体温上昇! 一方のハルトシュラーは日常とおなじ心拍数! まったくの平常心也! ハルト(……ただ、倒すのみ) スゥ…… 加藤「臨!」 ハルト「射!」 シュバ! シュバッ! 闘技場に閃光が二つ奔ったかのように観客は見えた! 次の瞬間! 闘技場に轟音が走った! 実況「加藤! ハルト選手の掌打によって吹っ飛ばされたーーーーーーッッッ!!! 壁に叩きつけられるーーーーーーーーーッッッ!」 倉刀「おお!」 料理人「ああ!」 加藤「……ガフッ!」 ずるり…… 実況「壁にそってゆっくりと崩れ落ちる! 終わったかコレはーーーーーーーッ!」 観客「ワァーーーーーーーーーッッ!」 料理人「せ、先生! 立ってください、先生ーーーーーーーッッ!」 ハルト「手ごたえは十分……ならば後は、爆ぜるのみ」 ピッ 実況「おおっと! ハルト選手、敬礼のポーズを取ったぁ! 余裕の構え!」 ハルト「これも試合、許せ……戦士に敬礼!」 ドドドドドドドドドドドドドド ガ…… ガ……ハ…… ガハッ……ァ…… 加藤(僕は……? ここは……?) 加藤(ああそうか、僕はハルトさんの一撃を受けて……) ごぶっ 加藤(さすがハルトさん、天才だね……) 加藤(暗い……寒い……これが、死か……) ??(敵に一撃も与えずに逝くのか、加藤) 加藤(……誰?) スレ立「無様よな、加藤」 加藤「その声は……スレ立て引き受け者!」 スレ立「我を屠った男がこの様では、我も浮かばれんな」 加藤「…………」 ボシュ スレ立「天才、だと? だからどうした。他者がどうあれお前はお前、 それがいかに強烈であろうともおまえ自身を支配する事はできない」 加藤「…………」 ボシュ ボシュ スレ立「それがなんだ、泣き言を吐きおって」 加藤「…………」 ボシュ ボシュ ボシュ 加藤(この音は……なんだ? 灯り? あれは……厨房?) ボシュッ ボシュッ 加藤「あれは……自分!?」 スレ立「そうだ、幼き頃のお前だ」 ボシュッ ボシュッ ボシュッ スレ立「ヘキ拳の、敵にむかって伸ばした腕はミサイルの発射台だ。それに沿って 手をすべらせれば、手は必ず敵にあたる。その説明を気に入った幼いお前は、 一年間毎日厨房の片隅で、何度も何度も繰り返していたな」 加藤「ぐ……」 ザアァァァァァァァ…… 加藤(―――雨が降っていた日も……) ぱしゃん ぱしゃん 加藤(……夢中になってたっけ……でも、寒かったなぁ……) ぱしゃん ぱしゃん 料理長「加藤、今日は崩拳を受けてみろ」 加藤(誰だっけ、この人は……) 料理長「雑誌の束を腹に、そうだ」 加藤(……そうだ、こんなことあったっけ) ザアァァァァァァァ…… 料理長「お前が何を学んでいるのか、また、お前がこれから敵にどういう痛みを 与えるのか、おまえ自身で知っておくがいい」 ドン! ザザザザ どうだ加藤―――骨も肉もバラバラになるような痛苦だろう ―――これが内側から人間を粉々にする「崩拳」だ スレ立「加藤、自分が肉体で受けた痛みは、自分だけのものだ。努力は確実に お前の身体に刻まれている、その痛みを思い出せ!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ぴくり ハルト「む?」 実況「おおっと!? 加藤選手、起き上がるか!?」 加藤(僕の身体が覚えてる、僕だけの痛み……) ザアァァァァァァァ…… 加藤(いてえなぁ……痛いっすよ、師父……) ……むくり 実況「加藤選手起き上がったーーーーーーーー!!!」 観客「ワァーーーーーーーーーッッ!」 スレ立「起きたか、加藤」 加藤「悪いな、スレ立て」 スレ立「礼は後だ、螺旋の衝撃がくるぞ」 加藤「―――!」 ドクンッ! 立ち上がった加藤に激しい嘔吐感がこみ上げる! ハルトシュラーの放った螺旋の衝撃が体内を駆け巡り、 内臓もろとも飛び出さんとしてるのだった! このままでは耐え切れずに水風船の如く身体が爆ぜよう! 加藤の脳裏に一瞬、アジョ中の姿がよぎった! 加藤「ぬぅん!」 パァンッ! 実況「加藤! 自らに強烈な掌打!」 加藤(胸部で行き場を無くしている螺旋の波動に、ベクトルを与える!) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 加藤(掌打によって胸部から移動したエネルギーは、僕の腕へと行き先を変える!) 実況「加藤の左腕が異様に膨れ上がるーーーーーーーーーッッ!」 加藤「さらば左!」 パァン! ブシュウウウウウウウウウ!!! 実況「加藤の左腕が爆ぜたーーーーーーーーーッッ!」 加藤「成功だ!」 料理人「重症だ!」 ハルト「……我が一撃をこのようにかわすとは……だが腕を失ったのは大きいぞ」 加藤「左腕~~~?」 ニヤリ 加藤「キュムキュム、僕の腕は―――ここにある!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 加藤「うおおおおおおおおおおお!!!」 ズアッ! ハルト「!」 加藤「キュム♪」 実況「な…なんと、何とーーーーーッッ! 左腕を失った加藤選手、 傷口から新しい腕を生やしたーーーーーーーッッ!!」 観客「ワァーーーーーーーーーッッ!」 スミス「ヒュウ♪」 よし子「まじかよ……」 加藤(スレ立ての言葉がなかったら、僕はあのまま負けていた……) クルッ 加藤「ありがとうスレ立―――」 ―――シィー…ン 加藤(いない!?) キョロ、キョロ…… 加藤(今のは、夢? まさか……) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 加藤「ふ、ふふ……そうか、そうですよねぇ……」 キュムキュムキュムッ 実況「加藤、不気味に笑うーーーーーッッ!」 加藤「この身体には、スレ立ての…スミスからの…強敵(とも)から受けたモノがある…… ハルトさんは天才、しかしこちらは3人、3対1……) にやり 加藤「だったらイケるぜ!」 ダッ 実況「加藤、再びハルトにむかって近づくーーーーーッッ!」 ハルト「ほう……むかってくるか」 ニヤリ ハルト「それでこそ一流!」 ―――閑話休題 翠星石「やや?」 蒼星石「どうしたの?」 翠星石「いや、何か……翠星石がカウントされてないのはどういうことですって……」 蒼星石「はぁ?」 ズシャ! 倉刀「おお!?」 ズブズブズブ…… 加藤「キュム…キュムッ!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 実況「加藤、なんと! なんと自分の腹に腕を突き入れ肋骨を引き抜いたぁ!」 観客「ワァーーーーーーーーーッッ!」 加藤(拳の腕はそちらに分がある……ならば!) グシガシゴシャ 実況「そのまま! そのまま握りつぶし何かを作っていくーーーーーッ!」 加藤「次は……剣でお相手所望いたす!」 スラァ――― 加藤「リブス・ブレード(別名・露骨な肋骨)!」 実況「加藤! 前試合と同じく二刀の剣を作ったぁ!」 加藤「違うねゴボゴボ間抜けが~~~~」 キュムン! ガシュ! 実況「おおっと? 二刀の剣を更に合わせて……」 ズン! 加藤「僕の得物はここにある!」 実況「更に巨大な剣を作り上げたーーーーーーーッッ!」 観客「ワァーーーーーーーーーッッ!」 よし子「あれは……アンタを倒した……ッ!」 スミス「ああ、しいていうならドラゴン殺しっていうところだな」 ハルト(異形に異彩の剣……) ハルト「……お相手いたそう」 バババババババババババッッッ! 実況「ハルト選手も先ほどの試合と同じく! 虚空に無数の武器を出現させた!」 美作「ゲートオブマヨイガ……」 倉刀「拳には拳で、剣には剣にてつかまつる……師匠はああいう御方だ」 スラァ――― 実況「そして! 一振りの日本刀を抜き取り構えたぁ!」 ハルト「……全力をもって」 加藤「光栄にござる!」 ブワァッ! 加藤「キュムキュム・アームドフェノメノン…ドラゴン・インストゥール!」 ドドドドドドドドドドドドドド 実況「加藤、剣を取り上げ咆哮! 闘技場が揺れるーーッッ!」 よし子「あ、あれは! アンタの……まさか!」 スミス「俺の技を……身体で覚えたってわけか……」 メリー「……どっちが妖怪か、解らないわね」 ドドドドドドドドドドドドドド 加藤は無明逆流れの体勢に入るべく、剣を両手で構え、大地に突き刺そうとした ズブリ…… 加藤「!」 ―――柔い…… 無明逆流れは大地に剣を突き刺し、ミサイルのように射出して相手に太刀を浴びせる技! 大地の威力(ちから)! 剣を突き立てるは大地の反作用を得る為なり! しかし、修練によって育てし膂力と術方によって極限に高められた身体能力は 豆腐のようにやすやすと大地をつらぬいた! これでは無明逆流れを放てぬ! 加藤「否!」 スラァ――― 加藤「キュムキュム……場所はあるよ……ここにあるよ!」 ズン! ズブリ! ざわ……ざわ…… 実況「な、なんとーーーーーーーーーーーーッッッ!!!! 加藤選手、自らの足に剣をつきたてたーーーーーーーーーッッッ!!!」 もはやスミスと試合をした頃の加藤ではない 突き刺した足で剣を踏ん張り、居合いの要領で太刀を抜き放つ およそ一切の流派に聞いたこともない見たことも無い奇怪な構え これぞ秘剣 無明逆流れ也! 料理人「ああ! あれこそは若先生必勝の構え!」 料理人「無明逆流れのお姿……」 ドドドドドドドドドドドドドド ハルト「怪物め」 ざし…… 実況「ハルト選手も構える! 巫女が刀を捧げるあの構え!」 ハルトも刀を水平に構え左手で刀身を抑えた 爪を立てるが如きの特殊な掴みと流れと呼ばれる特殊な刀法 左手の掴みはそれを極限にまで押さえ一気に解き放つ その一閃、死線を駆ける星の如し! 何人たりともこの魔技から逃れる事は出来ない これぞ春斗魔刃剣 流れ星也! 倉刀「ハルト主義は瞬殺無音……何も語らぬ、通じぬ!」 ゴクリ 倉刀(師匠……勝ってください……) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ハルトと加藤はお互いに、致命傷の一撃を与えられる死の間合いに位置していた 沈黙と緊迫の空気が二人を、闘技場を包んでいた…… 観客は固唾をのんで二人を見守っていた 実況も中継する事を止めていた 声を発すれば、身動きすれば、それが切っ掛けとなり 勝敗が決すると思われたからだ 倉刀も料理人も同じ気持ちである 今、この場を支配しているのはハルトシュラーと加藤、 二人のみである その二人は目の前の敵しか認識していなかった 観客や闘技場は意識してはいない 3立方平方メートルの小さな空間、 今、二人が対峙している事だけが世界である ハルトシュラーと加藤も、観客達と同じく身動きせずに居た 隙をうかがっているのではない 己の秘剣を極限にまで高め、相手にむかって放つ ただそれだけである 他に思慮の入る余地は無く、周りを視界に入れる必要も無い 真剣試合は只ひとつ、太刀を担ぎ、届くところまで近寄りて振り下ろす ただそれだけである 先に当てるか当たるか ただ、それだけである 音を失い、色を失い、二人は相手と対峙していた そこには、達人同士の、無言の会話があった そして、白刃が閃いた ……どぅ 加藤の倒れる音が、沈黙を破った 周りの者は、その音で現実へと戻された 闘技場に立ち尽くすハルトシュラーと、倒れている加藤 一方が立ち、一方が地に伏す、勝利の光景である ハルトシュラーは水平にへと両腕を広げていた 上からの照明のが、朝日のように降り注いでいる 倉刀「おお!」 その光景を見て倉刀は拳を握り締め、喜んだ 師匠の秘剣が加藤を降し、地に伏せたのだ 観客「……前の試合と同じだ」 倉刀(前……同じ?) ざわめく周囲の状況に混乱する倉刀 はっと、倉刀はもう一度師匠のほうへ首をむけた ……ごとり ハルトシュラーの手から、刀が落ちた 放したのではない、力なく落ちたのだ 倉刀の目にはまるで動画のコマ送りのようにそれが見えた 倉刀「し……師匠?」 問いかける弟子にハルトは顔をむけ、にっこりと微笑んだ ハルト「……凛々しうなったのう、倉刀」 ブシャァアアアアッ!!! 観客「おお!」 実況「ああーーーっと! ハルト選手の正中線から噴水のように血が飛び散るーーーーー!」 倉刀「し、師匠!?」 ハルト「……見事」 ……どさ 実況「ダウン! ハルト選手ダーーーーーウン! 血を撒き散らせてダーーーーーウン!」 ドドドドドドドドドドドドド 加藤「……キュムッ」 実況「そして加藤選手起き上がったーーーーーー! ハルト選手動けない、身動きせず! 決まったかこれはーーーーーーーーーーーッッ! ……ざわ……ざわ 加藤(ハルトさん、貴女は強かった。だが惜しむらくは孤独……) ざし 実況「加藤選手、勝利を確信したのか、入り口へと歩いていく! ハルトシュラー動けない! 動けない! ハルトシュラー立てないーーーーーーーーーーーッッッ!!!」 倉刀「……し、師匠? 師匠…? 師匠ーーーーーーーーーッッッ!!!」 加藤「だが僕には強敵(とも)という心強い味方がいたのさ……」 バッ! ババッ!! 審判「勝負アリ!」 審判「勝負有りだ!」 ワーワーワー 実況「決着、決着ーーーーーーーーーッッ! 勝利! 加藤選手勝利ーーーーーーーッッ! 決勝に勝ち進んだのは加藤! 加藤選手! 準決勝一試合! 勝負を制したのは加藤選手! 加藤選手、決勝へと駒を進めましたーーーーーーーーーーッッッ!!!!」 観客「ウォォォォォォォォンンッッ!!! 料理人「若先生!」 料理人「若先生!」 料理人「お見事です!」 加藤「ありがとう、でも僕は勝ってないよ」 料理人「……は?」 加藤(スレ立て…それにスミス、強敵(とも)がいたからこそ戦えた……僕自身の勝利じゃあない) ……ちらり 加藤「ハルトさん、貴女もまさしく、強敵(とも)だった……」 ドドドドドドドドドドドドド 報せを受けて駆けつけた救護班 大沼官兵衛の見たものは 幽女の如き表情で血海の中に座する美作と 気道に詰まった血泡吸いださんとする倉刀 主の手から離れた日本刀は、地の上で照明の光を反射し 空しく虚空を睨んでいた トーナメント準決勝 第一試合 S・ハルトシュラー VS 加藤キューピー 無明逆流れにより 加藤キューピー勝利 上へ to be continued…… << TOP >>
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黄泉〜イザナミ宮 黄泉比良坂 → 根の国 → イザナミ宮 根の国 (ねのくに) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (nenokuni.jpg) 場所・備考 黄泉比良坂の析雷を倒すと行くことができる。 敵NPC 名前 レベル 徒党数 備考 ドロップアイテム 見破り 無法者の怨念 53-55 3-7 魔物の爪【材料】 ● 彷徨う魂 51-55 5-7 ■黄ネーム やつれた遺骸 51-57 3-7 ● 心頽廃 52-56 3-7 ● 腐臭術師 53-58 1-7 ● 主探し 53-58 6-7 我首何処 57 6 透漆【材料】 ● 獄死武者 53 7 鋼板【材料】 肉毟り 56 7 ■黄ネーム 悶死武者 56 7 欲心術者 54 7 陰陽符【材料】 ● 恨死婆 58 6 ● 亡国の残滓 55-60 3-7 落ち行く者 58 6 責め苦の権化 58 6 暴れ獄卒 59 7 冥府御前 59 7 獄吏 60 7 獄吏の刺叉 名前 レベル 徒党数 備考 ドロップアイテム 見破り ボスNPC 名前 レベル 徒党数 備考 ドロップアイテム 名前 レベル 徒党数 備考 ドロップアイテム 黒雷 65 7 ■青ネーム 20分POP 二時間脱兎有り 氷長刀【薙刀】白糸威二枚胴具足【天下一品】 伏雷 60 7 ■青ネーム 20分POP 二時間脱兎有り 倒すと直接根の国に入れる。 亡者折檻棒【棍棒】雌伏の鱗【特殊装備】 鳴雷 60 7 ■青ネーム 選択肢「はい」で戦闘可能。(火雷突破後は戦闘不可) 鳴動大鎧 析雷 60 7 ■青ネーム 選択肢「従わない」で戦闘可能。 風雲直衣【直衣】亡者折檻棒【棍棒】 若雷 60 7 ■青ネーム 話し掛けると強制戦闘。 無明三連銃【三連銃】早熟の珠【クエスト】 土雷 60 7 ■青ネーム 選択肢に関わらず強制戦闘。 枯れた桃の実【クエスト】大地の宝珠錫【錫杖】 火雷 65 7 ■青ネーム 二時間脱兎有り 倒すとイザナミ宮に入れる。 炎浄布【帯】紺地白鷺文繍狩衣【天下一品】 ※ 火雷を倒すと◆◆ イザナミ宮 ◆◆へ行けるようになる. ゾーンドロップ 入魂材 : ざくろ石+6 / 天眼石+6 / 藍銅石+6 / 蛍石+6 / 血石+6 / 天珠+6 目録断片 : 三椏紙目録断片・弐 / 三椏紙目録断片・参 / 三椏断片 その他 : 抹消された格式帳 由来 根の国(ねのくに) 日本の神話に出てくる國創り神話の舞台の一つ。死後の伊弉冉(伊耶那美、イザナミ)が住んでいるとされる場所。古事記では「根の堅州国」、日本書紀では「根国」と表記されている。一般には死者の国というイメージでとらえられているが、日本神話では「先祖のいる場所」という認識となっている。 その他情報 8雷神全部20分ポップに変更? -- みたいです! -- 火雷も2時間脱兎あり! -- 名前 コメント
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装備品(魔術士系) 武器 Lv 職業 アイテム名 数量 所有権 貸出先 保管場所 備考 17 魔 突剣 1 外部 橙 24 混元棍 1 外部 橙 40 道 桃木の小剣 1 外部 橙 47 亡者の小剣 1 外部 橙 58 無明の棍 1 外部 紫 81 天 金霊の棒 1 外部 橙 84 碧玉の戦棍 1 外部 橙 88 サイレンの棒 1 外部 橙 84 仙風の戦棍 1 外部 橙 40 式 蓮花の棍 1 外部 橙 50 式神の宝剣 1 外部 橙 54 卍の棍 1 外部 橙 58 黄泉の棍 1 外部 紫 防具 Lv 職業 部位 アイテム名 数量 所有権 貸出先 保管場所 備考 24 魔 鞄 道士の風呂敷 1 外部 紫 31 鞄 束口の袋 1 外部 紫 36 頭部 玄雀術の頭巾 1 外部 橙 鞄 玄雀術の腕着 1 外部 橙 鞄 剣の袋 1 外部 紫 鞄 黒花の袋 1 外部 紫 40 道 頭部 火蓮の頭巾 1 外部 橙 47 頭部 丹朱の頭巾 1 外部 橙 上半身 丹朱の衣 1 外部 紫 下半身 丹朱の腰衣 1 外部 紫 両手 丹朱の腕着 1 外部 紫 上半身 真道の衣 1 外部 紫 装飾 白金の護身符 1 外部 HP+37 54 上半身 妙清の衣 1 外部 紫 両手 妙清の腕着 1 外部 橙 両脚 妙清の履物 1 外部 橙 脚部 反霊の履物 1 外部 紫 鞄 無極法扇 1 外部 重量増加+450 鞄 火法扇 1 外部 紫 61 上半身 雲集の衣 1 外部 紫 両手 雲集の腕着 1 外部 紫 66 上半身 威霊の衣 1 外部 橙 両脚 威霊の履物 1 外部 紫 頭部 元始転生の頭巾 1 外部 橙 鞄 壁破りのヒョウタン 1 外部 紫 70 天 両手 玄海の腕着 1 外部 紫 80 下半身 青風の腰衣 1 外部 紫 両脚 青風の履物 1 外部 紫 84 頭部 命題の頭巾 1 外部 橙 上半身 命題の衣 1 外部 橙 下半身 命題の腰衣 1 外部 橙 両手 命題の腕着 1 外部 橙 両脚 命題の履物 1 外部 橙 鞄 神火の包み 1 外部 紫 装飾 紺色巾着 1 外部 MP+40 91 上半身 撫妖の衣 1 外部 橙 鞄 吉祥の袋 1 外部 橙 40 式 脚部 霊舞の履物 1 外部 紫 47 頭部 離魅の頭巾 1 外部 橙 上半身 離魅の衣 1 外部 橙 両手 離魅の腕着 1 外部 紫 両脚 離魅の履物 1 外部 橙 頭部 陰陽の頭巾 1 外部 紫 54 頭部 闇梨の頭巾 1 外部 橙 上半身 闇梨の衣 1 外部 橙 下半身 闇梨の腰衣 1 外部 橙 両手 闇梨の腕着 1 外部 橙 両脚 闇梨の履物 1 外部 橙 鞄 赤い袖 1 外部 橙 61 頭部 御諸の頭巾 1 外部 橙 頭部 天略の頭巾 1 外部 紫 70 陰 頭部 魂着の頭巾 1 外部 橙 上半身 魂着の衣 1 外部 紫 74 頭部 鬼束の頭巾 1 外部 橙 77 両手 犀角の腕着 1 外部 橙 80 頭部 魔流の頭巾 1 外部 紫
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T14政策ログ24 32:越前藩国 ニューワールドにおける火山活動の活発化による被害対策について:http //www27.atwiki.jp/echizen/pages/494.html 備考:火山活動被害対策として、NACへ支援のお願いをする政策です。 ---- (セントラル越前@越前藩国) 2009--07--17 00 48 51 10:世界忍者国 盆祭のお知らせ:http //richmam.xtr.jp/neokingdom/?%B8%F8%BC%A8%CA%B8%2F%A3%B2%A3%B0%A3%B0%A3%B9%A3%B0%A3%B7%A3%B1%A3%B7%A1%DD%A3%B0%A3%B1 備考:政策実施とリソース消費については質疑中(記事内にリンク有)ですので、よろしくお取り計らいください。 ---- (結城由羅@世界忍者国) 2009--07--17 01 11 15 33 無名騎士藩国 騎士叙勲のお知らせ:http //www7.atwiki.jp/genz/pages/424.html 備考:特になし よろしくお願いいたします。 ---- (黒野無明@無名騎士藩国) 2009--07--21 01 37 10 15:ナニワアームズ商藩国 日食について:http //www22.atwiki.jp/naniwaarms/pages/421.html#id_ba62eca8 備考:22日の皆既日食にあわせての子供向け科学番組になります。 本来であれば質疑掲示板での確認が必要かと思いましたが、「緊急でお伺いする程の事ではない」が「今日しかない」為 直接提出させて頂きました。 申し訳ありませんが、ニューワールドで日食が発生しない場合は、放送を取りやめでお願い致します。 よろしくお願い致します。 ---- (守上藤丸@ナニワアームズ商藩国) 2009--07--22 00 39 51 06:レンジャー連邦 政策協力への感謝の声明:http //www23.atwiki.jp/ty0k0/pages/223.html#id_5b2e7630 備考:E145の結果を受けての、国民さんへの感謝の声明です。 よろしくお願いします。 ---- (霰矢蝶子@レンジャー連邦) 2009--07--23 02 25 24 23:キノウツン藩国 学校設立に関する告知:http //www39.atwiki.jp/nowinthenorth/pages/100.html 備考:学校の設立に関する藩国民向けのお知らせです。 よろしくお願いいたします。 ---- (アシタスナオ@キノウツン藩国) 2009--07--23 21 09 04 いつもお世話になっております :子育てキャンペーン ニューワールドにおける出産および子育てに関する共同声明:http //www12.atwiki.jp/nativityissupported/pages/16.html よろしくお願いいたします。 ---- (ダムレイ@FROG) 2009--07--24 00 06 40 05:鍋の国 鍋の国天満宮、天神祭開催:http //www24.atwiki.jp/ronnyuuryuu/pages/545.html 備考:お祭り開催に必要なリソースは別途質疑板にて確認+消費確定申請させていただきます。宜しくお願いいたします。 ---- (矢上ミサ@鍋の国) 2009--07--24 01 02 51 36 神聖巫連盟 地蔵盆に向けて : http //www25.atwiki.jp/nanakazari/pages/247.html 備考:必要なリソース等の申請は質疑板で確認と消費確定申請してまいります。 ---- (藻女@神聖巫連盟) 2009--07--24 01 09 48 33 無名騎士藩国 NW出産子育て支援キャンペーン批准のお知らせ:http //www7.atwiki.jp/genz/pages/425.html 備考:子育て支援キャンペーンの拡張となります。また、必要なリソース等の確認等を質疑板で行います。 よろしくお願いいたします。 ---- (黒野無明@無名騎士藩国) 2009--07--24 01 59 19 15:ナニワアームズ商藩国 夏祭り実施のお知らせ:http //www22.atwiki.jp/naniwaarms/pages/421.html#id_f98d560b 備考:必要なリソースは質疑掲示板で3億と確認済みです。(記事内に記載) よろしくお願い致します。 ---- (守上藤丸@ナニワアームズ商藩国) 2009--07--24 02 16 35 42:星鋼京 執政任命:http //www20.atwiki.jp/porepole3/pages/151.html 備考:執政の復帰についてのお知らせです。 新興産業開拓の奨励に関する政策:http //www20.atwiki.jp/porepole3/pages/150.html 備考:生活向上を目的とした、国内産業の活性化とそれに伴う経済の健全化を目指す物です。 ---- (セタ・ロスティフンケ・フシミ@星鋼京) 2009--07--25 01 54 26 44:涼州藩国 子育てキャンペーンへの批准について:http //www.cano--lab.org/ryoshu/index.php?%C0%AF%BA%F6%A1%A720090726 備考:NGO団体FROGのキャンペーンによる共同声明に批准した旨の発表です。 これをSSNでの政見放送に使用し、その費用として国庫より資金1億を消費します。 ---- (よっきー@涼州藩国) 2009--07--26 21 16 44 02:akiharu国 NW出産子育て支援キャンペーン参加:http //hpcgi2.nifty.com/fakeradio/idwiki/wiki.cgi?p=SyussanKosodate 備考:akiharu国向けの、短くまとめた支援キャンペーンの参加お知らせと内容紹介です。 (共同声明は出ていますが、akiharu国向けではなかったので) なお、一部文章が囲み枠から外れているのは、リンクのタグを使うためとなっています。 ---- (444@akiharu国) 2009--07--26 22 44 36 34:リワマヒ国 NW出産・子育て支援キャンペーン共同宣言を批准:http //www24.atwiki.jp/riwamahi/pages/581.html 今年もやりますラジオ体操の集い:http //www24.atwiki.jp/riwamahi/pages/582.html 備考:ラジオ体操の集い政策に関して、国庫より 食糧1万t 生物資源1万t を消費します。 ---- (室賀兼一@リワマヒ国) 2009--07--28 00 30 11 15:ナニワアームズ商藩国 ファームの怪獣達からの申し出に対しての正式許可:http //www22.atwiki.jp/naniwaarms/pages/421.html#id_a7a907bc 備考:http //cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article id=4216 こちらの質疑で7/19付けで保全措置を用いて頂いた政策を改めて提出いたします。 よろしくお願い致します。 ---- (守上藤丸@ナニワアームズ商藩国) 2009--07--29 00 16 47 43:愛鳴之藩国 給食支援実施のお知らせ:http //www9.atwiki.jp/aimehankoku/pages/138.html 備考:私塾に通う子供達へ給食を実施する事のお知らせです。 ---- (花井柾之@愛鳴之藩国) 2009--07--30 02 24 09 15:藩国相談窓口のお知らせ:http //www22.atwiki.jp/naniwaarms/pages/421.html#id_05183026 備考:昨年12月に提出した政策で設置した相談窓口について、新規相談窓口等含めた公報お知らせになります。 よろしくお願い致します。 ---- (守上藤丸@ナニワアームズ商藩国) 2009--07--30 23 22 32 16:フィーブル藩国 政策20090731 農地の拡大と改善政策:http //feebleclan.at.webry.info/200907/article_1.html 備考:MCSより広報官の派遣を行っています(http //www28.atwiki.jp/employment/pages/36.html) よろしくお願いします。 ---- (戯言屋@フィーブル藩国) 2009--07--31 14 12 43
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登録日:2024/05/24 Fri 18 11 50 更新日:2024/07/03 Wed 18 08 48NEW! 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 2024年 PS5 Rise of the Ronin Team NINJA オープンワールド ゲーム コーエーテクモゲームス ライズオブローニン 坂本龍馬 幕末 新撰組 名も無き浪人として 己の運命を切り開け 『Rise of the Ronin(ライズオブローニン)』は、コーエーテクモが開発・SIEが発売したオープンワールドアクションRPG。 発売日は2024年3月22日。対応ハードはPS5。 + 目次 概要 ストーリー 主な登場人物主要人物 長州藩 薩摩藩 江戸幕府 新選組 欧米列強米国(あめりか) 英国(いぎりす) 仏国(ふらんす) その他 基本システム自由なキャラメイク・意匠変更 豊富な選択肢とストーリー分岐 幅広い移動手段 人対人の剣戟アクション 主武器と流派 副武器 名所 治安 お尋ね者 手配度 因縁レベル 比翼の契り(恋愛イベント) 本作は死にゲーか? 概要 『NINJA GAIDEN』『仁王』シリーズや『Wo Long Fallen Dynasty』などの高難度アクションゲームで知られる、コーエーテクモのTeamNINJAが開発したアクションゲーム。 プレイヤーは名も無き浪人の主人公を操作し、黒船の来航で揺れる幕末の日本を舞台に、坂本龍馬や新選組といった歴史上の偉人・組織と関わりながら激動の時代を駆け抜けていく。 本作の企画は初代『仁王』(2017年発売)の発売前からあったらしく、仁王の好評を受けてSIEの協力を得られ、『仁王2』の開発終了後に本作の開発が本格化したとのこと。 コーエーテクモ社長のシブサワ・コウ氏の「幕末の時代で、横浜を舞台にしたい」(*1)という要望を取り入れ、横浜・江戸・京都の三都市を自由に歩き回れる幕末オープンワールドアクションゲームとして誕生した。 シナリオは大河ドラマ「龍馬伝」や「るろうに剣心(実写映画版)」の演出・監督を担当した大友啓史氏が担当。 “オープンワールド”というと、一つの広大なフィールドがシームレスに繋がっている…というのが一般的なイメージだが、本作の場合、舞台となる三都市間はさすがに繋がっておらず、それぞれ独立したフィールドとなっている。 とはいえ、シームレスに繋がった広大なマップが横浜・江戸・京都の3エリア分も存在している…と考えれば、その圧倒的なボリュームは十分感じられるだろう。 オープンワールドとしては徹底したストレスフリーな設計が特徴。 馬をいつでも呼び出せたり、ファストトラベルがいつでもできたり、サブイベントの発生箇所はもちろん宝箱の位置までもがマップに全て表示されたり(*2)、落ちているアイテムを自動で拾ってくれたり(*3)、物語のやり直しさえも自由だったりと、面倒くささをとことん排除したユーザーフレンドリーなシステムが多く見られる。 一方で、他のオープンワールドと比較して真新しい要素はあまりなく、またマップにほとんどの情報が記載されてしまう関係で探索の楽しみが薄く偶発的な発見があまりないとも言われる。(*4) コエテクのオープンワールドといえば、(開発チームは別のω-Forceだが)『真・三國無双8』での厳しい評価も記憶に新しく、本作の発売前は不安視する声も見られた。 さらに、発売日がカプコンのオープンワールド大作RPG『ドラゴンズドグマ2』と完全に被ってしまうという事態が発生。 まさかの国産オープンワールドRPG対決と相成ってしまう。 国内外でドラゴンズドグマ2への関心が高かったこと、そして“コエテクのオープンワールド”への不安やそもそも本作の宣伝にあまり力が入っていなかった(*5)こともあり、当初はあまり注目されていなかったが、いざ発売されると各種レビューサイト等で高い評価を獲得した。 また、キャスティングに力が入っているのも本作の特徴のひとつ。 幕末の偉人たちを網羅したかような登場人物の多さもさることながら、キャスト陣にも多数の有名声優が名を連ねている。 ゲーム中ではそれらのキャラクターとの会話シーンも多く、選択肢によって相手の様々なリアクションを楽しむことができる。 一部のキャラクターとは(主人公・相手の性別を問わず)恋愛関係になることも可能で、コーエーテクモ・ルビーパーティースタッフ監修による攻めた内容の恋愛イベントが話題となった。 その甲斐あってか本作はキャラクター人気も高いようで、イラスト投稿サイトやSNS等でファンアートが投稿される等の積極的なファン活動も見られた。 ストーリー 1853年、日本。 黒船を率いて来航した米国東インド艦隊司令長官マシュー・ペリーは、日本に開国を迫った。 徳川の治世が始まって300年近く鎖国政策を維持してきた江戸幕府だが、米国(あめりか)の圧倒的な武力を前にして鎖国を断念し、日米和親条約を締結。 日本は開国へと歩み始める。 一方、国内では欧米列強を排除しようとする攘夷思想が加熱。 西の長州藩を筆頭に、一部の藩で尊王攘夷(*6)運動が盛んになり、幕府との対立を深めていく。 北陸の黒州藩(くろすはん)(*7)にて、二人一組の特殊兵士“隠し刀”として秘密裏に育てられた主人公とその片割れは、藩命に従いペリー暗殺のため黒船へと潜入する。 しかし任務に失敗し、片割れは行方知れずに。 相棒を失った主人公はひとり、里へと帰還するが、幕府の怒りを買った黒州藩は取り潰しとなる。 1858年、横浜。 日米修好通商条約の締結に向けて揺れるこの地では、様々な国・思想・立場の人々が集っていた。 “倒幕”か、“佐幕”か。 横浜に流れ着いた主人公は、片割れの行方を追いながら、攘夷志士や幕臣など多くの人々と因縁を深め、己が進むべき道を切り開いていく。 主な登場人物 本作は登場人物が非常に多く、ここに書ききれていない人物も多数存在する。 指定した人物と一対一で模擬戦ができる『鍛練』だけ見ても対戦相手となるNPCが50人くらいいる、と聞けば登場人物の多さが伝わるだろうか。 とはいえ、ストーリーに大きく関わる人物はさほど多くなく、岡田以蔵のようにサブイベントでのみ登場し本編に一切関わらないキャラもいる。 主要人物 主人公 CV:花輪英司 / 加瀬康之 / 石川由依 / ファイルーズあい “無明流”という独自の流派を扱う浪人。 黒州藩にて二人一組の特殊兵士“隠し刀”として育てられた過去を持つ。 ペリー暗殺に失敗して自身の半身たる“片割れ”を失い、その後脱藩して浪人になった。 外見・性別は『仁王2』『Wo Long』と同様のキャラメイクシステムにより老若男女問わず自由に設定可能。 ボイスの設定も可能だが、仁王2やWo longの主人公と異なり、今作の主人公は一部のムービーにおいてしばしば台詞を発するので、それも踏まえてボイスを選ぼう。 開国に向けて動き出した日本において、主人公は倒幕派/佐幕派のどちらにつくか、という選択を迫られ、プレイヤーの選択次第で主人公の立場が変わる。 一方、そういった思想や立場の話は置いておいて、本編中の主人公の行動目的は「行方不明の片割れを探すこと」で概ね一貫している。 片割れ 主人公の相棒として育てられた、もう一人の“隠し刀”。 主人公と共にペリー暗殺を実行するも失敗し、一時行方不明となるが、その後意外な形で主人公の前に現れる。 再登場後の左手が完全に忍義手 主人公同様、キャラメイクが可能。CVも主人公と同じ4パターンから選択する。 ゲーム開始時、プレイヤーは隠し刀二人分のキャラメイクを行ったのち、ストーリー序盤のとある場面において、二人の内どちらを正式に主人公とするかを決めることができる。 この時、主人公に選ばれなかった方がこの“片割れ”となり、以降は登場人物の一人として、ストーリーの要所で出現する。 坂本 龍馬(さかもと りょうま) CV:武内駿輔 ご存知、明治維新の立役者。土佐藩を脱藩した浪人。 土佐弁が印象的な飄々とした人物で、その人柄から周囲の人々を惹き付ける。 片割れを失った主人公の新たな相棒的存在。 横浜で主人公と出会って以降、長く行動を共にし、長州藩士や薩摩藩士といった倒幕派、そして勝海舟などの幕臣とも関わる。 さまざまな立場の人々と知り合い、その中で新しい日本のあるべき姿を模索していく。 使用武器は刀と短銃。流派は北辰一刀流。 以下、勢力ごとに折り畳み。 + 長州藩 長州藩 思想家・吉田松陰が開いた松下村塾(しょうかそんじゅく)の教えから、倒幕思想の強い派閥。 土佐藩を抜けた坂本龍馬や中岡慎太郎も身を寄せている。 桂 小五郎(かつら こごろう)(CV:子安武人) ご存知、長州藩のリーダー的存在。 他人を「◯◯君」と呼び、おだやかな口調で話すが倒幕への思いは人一倍強い。 しかし酒に弱いのに飲酒が絶えなかったり、肝心なときにいないという弱点も持つ。 酔っ払っているときに幕府の重鎮中の重鎮とエンカウントするという間の悪さを見せる場面も。 高杉 晋作(たかすぎ しんさく)(CV:小西克幸) 長州藩士。三味線が得意で賭け事を好む。 志を同じくする私兵「奇兵隊」を率いる他、横浜中華街に住む清(中国)の人々とも交流を深めている。 龍馬が使っている短銃は、彼が手渡したもの。 民草や清人に対して圧政を強いる幕府に恨みを持つ倒幕派であるが、異人に対しての恨みはそれほどではなく、その事で玄瑞とは折り合いが悪い。 また何処か刹那主義で生き急いでいる節も見られるが…。 久坂 玄瑞(くさか げんずい)(CV:福山潤) 長州藩士。吉田松陰の一番弟子。 医者の家の出だが、医学の道より攘夷活動に熱心で異人への容赦はない。 端正な顔立ちと真面目すぎる性格が特徴的であるが、その本質は「異人を排除する」思想に支配されている危険人物。 “天誅”と称し、ことあるごとに異人やそれと親しくする幕吏を襲う。 彼が関わるミッションは明らかなテロ活動も多く、その行為を見て長州藩に身を寄せていた龍馬も次第に考えを改めていった。 彼が異人を憎むのは、「異人が持ち込んだコロリ(*8)のせいで家族が苦しんで死んだ」という境遇故である。 しかし仮にも医家の出であるならばコロリを恨みこそすれ、異人を恨むのは筋違いであり、その事を医者であるイネから指摘されるが……。 伊藤 博文(いとう ひろぶみ)(CV:伊藤健太郎) 山縣 有朋(やまがた ありとも)(CV:遠藤大智) 後の初代総理大臣と三代目総理大臣。 だがこの頃は単なるテロリスト的な役割が多く、久坂等の命令で動く三下のようなムーブも多い。 伊藤博文は女好きで軽薄な一面を持ちながらも根は真面目で礼儀正しく、物騒な山縣のストッパーとなっている。 ゲーム内では二人セットで扱われがちで、敵としても二人揃って出てくることが多い。 銃剣で遠距離から攻撃してくる伊藤に、槍を携え軽快に動き回り荒ぶるカメラの動きで翻弄する山縣のコンビネーションは非常に厄介。 山縣は単体で見てもかなり手強く、慣れるまではその素早い動きについていくのも難しい。 中岡 慎太郎(なかおか しんたろう)(CV:小松史法) 龍馬と同じく土佐藩から脱藩してきた男。 明るい人柄で親しみやすい人物だが、「小手調べ」として主人公と戦うときにやたら強い事がネタになっている。 彼の使う銃は高威力な散弾タイプな上に、なぜか長射程で連射も速いというインチキ臭い性能なので、まずはこれを正確に石火できるようにしよう。 ゲームクリア後、何故か中岡だけがどこにも出現しなくなってしまい二度と会えなくなるというバグがあったが、後に京都に出現するよう修正された。 吉田 松陰(よしだ しょういん)(CV:堀内賢雄) 思想家。長州藩の過激な攘夷活動の発端ともいえる人物。 史実では米国に渡るためペリーの黒船に乗り込もうとするも失敗し投獄された過去を持つ。 その後、長州藩にて松下村塾を開き、久坂や高杉を筆頭に多くの人材を輩出した。(*9) 幕府が朝廷の許可なく開国を推し進め欧米諸国と条約を結んだことに激怒するが、大老・井伊直弼が断行した安政の大獄(攘夷派への弾圧)によって捕らえられる。 長州藩の依頼を受けた主人公によって脱獄の機会を得るも、「ここで逃げたら自分が間違っていると認めるようなもの」として、裁きを受けることを決意。 最終的には刑場に自ら歩いていき「諸君、狂いたまえ」という言葉を遺してこの世を去った。 彼と主人公が話した時間は非常に短かったが、大きな影響を与えたと思われる。 ちなみにキャラを写真で撮影しようとすると反応があるが、捕まってボロボロの松陰にも用意されている。 杉 文(すぎ ふみ)(CV:能登麻美子) 大河ドラマ「花燃ゆ」で名を挙げた、松陰の妹であり玄瑞の妻。 おしとやかで臆病ながら、兄同様意思の強い女性であり、兄の為であればかなりの無茶をしでかす。 + 薩摩藩 薩摩藩 藩主の養女・篤姫が第13代徳川将軍の正室(御台所(みだいどころ))となったことで幕府と繋がりを持つ藩。 一方、長州藩と同じく倒幕思想が強く、また英国(いぎりす)と深い関係にある。 西郷 隆盛(さいごう たかもり)(CV:白熊寛嗣) ご存知、薩摩藩の藩士。 幕府に立ち向かうために探りを入れており、やがて長州藩と薩長同盟を結ぶ事となる。 戦う時は専用流派と武器、飼い犬と共に襲いかかってくる強敵。ちゃんとモフモフできる。 イメージに違わぬ豪胆な男で抜け目がないが、一方で史実通り写真嫌いでありカメラを向けるとめっちゃ狼狽する。 ゲーム中盤辺りまで行方を眩ませており、薩摩藩関連のイベントでその存在を示唆される場面はあるものの、本人はなかなか登場しない。 しかし物語も佳境に入る後半、堂々たる姿で参戦すると圧倒的な存在感を見せつけてくれる。 大久保 利通(おおくぼ としみち)(CV:てらそままさき) 西郷の相棒的存在。史実の彼は武術はからっきしだったが、今作では大太刀を振るう腕利きの剣豪として登場する。 良くも悪くも真面目な性格で誰に対しても高圧的だが、気を許した相手には意外と気さくである。 西郷隆盛の事は竹馬の友と思っており、同じように「相棒」を持つ隠し刀とはシンパシーを感じている。 篤姫(あつひめ)(CV:清水理沙) 上述の通り第13代徳川将軍の正室であり大奥の実質的なリーダー。 強い意思を瞳に宿し、人を食ったような態度を取ることもある強かな薩摩の女。 一方、動物好きな一面も持ち、「サト姫」という猫を常に抱いて溺愛している。 既に夫は亡くしているが愛情は本物。徳川への思い入れも強く、もしも時は最後の大奥として江戸城と運命を共にする覚悟も秘めている。 出番は少ないが、物語中盤から終盤にかけてのヒロイン的存在。 黒田 清隆(くろだ きよたか)(CV:中村章吾) 西郷が身を潜めている間、大久保の右腕となっている薩摩藩士。 豪快で気っ風のいい九州男児で、薩摩勢力の中では特に方言がきつく、主人公の勇ましい戦いぶりを見て“ぼっけもん”(*10)と評した。 そして主人公は黒田の発言の意味が分からず、篤姫に通訳を依頼した。 何処か頑固であり、良くも悪くも仲間思いである。 また上下関係をあまり気にするタイプではなく、自分が正しいと思えば篤姫や大久保相手にも臆せず進言する。 このゲームでは『薩摩藩に仕えるヤツA』くらいの印象であるが、史実ではこの後二代目総理大臣となり、やはりその気概で男気を見せたり逆に頑固な性格で災難にあうこととなる。 中村 半次郎(なかむら はんじろう)(CV:田所陽向) 幕末4大人斬りの一人。野太刀自顕流の達人。 西郷を信奉しており彼のためならば鬼神の如き活躍を見せる。が、時折暴走することも。 プライドが高く、薩長同盟成立後も長州藩士たちをしばしば挑発するなど喧嘩腰で応対する。 + 江戸幕府 江戸幕府 江戸を本拠とする武家政権。 大老・井伊直弼が欧米と通じ、開国を推し進めている。 徳川 慶喜(とくがわ よしのぶ)(CV:小林親弘) ご存知、徳川家最後の将軍。 年若いが単なるおかざりではなく、先々を見据えて物事を判断できる聡明さを持つ。 剣術の腕も立つが、それ以上に手裏剣の扱いが得意。 一方で深編笠を被り正体を隠して町を見回ったり、写真を撮ることを趣味とする等、将軍らしからぬ自由奔放な一面も持つ。 篤姫の話によると、「町を見てくる」と言いつつ一日中賭場に入り浸っていたこともあったらしい。 地位に恥じない、人の上に立つ者としての器を持ち合わせている好人物であるものの、最早幕府は彼1人ではどうにもならない程肥大化しており力不足を感じている。 井伊 直弼(いい なおすけ)(CV:菅生隆之) 大老として幕府を動かしている老獪な人物。 朝廷の意向を無視して日本の開国を進め、それに反対する多数の攘夷派を投獄、処刑した。 攘夷派に一切容赦しない苛烈さから“井伊の赤鬼”(*11)と呼ばれる。 ストーリー序盤の主人公は長州藩と行動を共にすることが多いため彼は悪役っぽく語られがちだが、井伊自身は「開国によって日ノ本を豊かにし、民を守る」という強い意思のもとに行動している。 一方で、とある女性に対しては不器用ながらもしおらしい一面を見せることも。 主人公とはある人物を通じて出会うのだが史実ならば年齢は43歳。どう見ても老けすぎではあるが、古い体制を維持するには心労が絶えないのだろうか。 居合の達人であり、ゲーム中で一番最初に気焔を使うのが彼。 プレイヤーからはその強さに驚きの声が挙がったが、彼が居合の達人なのは史実である。(*12) 勝 海舟(かつ かいしゅう)(CV:山路和弘) 井伊大老の亡き後に幕府で地位を築いた男。 高杉晋作曰く「口だけの成り上がり」らしいが、実際には「日ノ本を異国と渡り合える強い国にする」ことを目的に様々な策を講じるやり手の幕臣。 快活な江戸っ子で、その気風と未来を見据えた慧眼から坂本龍馬に強い影響を与えた。 依頼をこなしてくれる主人公に何度も食事を奢ろうとするが、そのたびに事件が起こって結局何も奢ってくれない。 しかし本人としては、幕臣としてあれやこれやと策を巡らせる事は不本意であり、何も考えず刀だけ振っていた頃の方が性に合っていて楽だったんだとか。 普段は本気の斬り合いを避けるため、腰の刀は紐で結ばれ簡単には抜けないようにしている。 剣士としては腕利きであり、苦手な船上で若干船酔い気味であったにもかかわらず、主人公と龍馬の猛攻を刀を抜かずにいなすほど。 福沢 諭吉(ふくざわ ゆきち)(CV:うえだゆうじ) ご存知、一万円札の人。 自らの知識を高めることに余念がなく、黒船に忍び込んで異国の道具を「拝借」したりする等、いい性格をしている。 彼も史実通り剣術の達人であるが、人を殺すことを嫌悪しており、彼の依頼では主人公に不殺を要求してくる事が多い。(*13)。 また本人も同行中は全くと言っていいほど攻撃をしてくれない。 徒党として連れて行くことも出来ず、ゲームサイドから彼に人殺しをさせない事を徹底している。 道場での模擬戦では彼と戦うことができるが、神速の居合斬りを駆使する強敵になっている。 基本的に礼儀正しいものの勝海舟とは史実通り仲が悪く、彼に対しては愚痴ることもある。 渋沢 栄一(しぶさわ えいいち)(CV:興津和幸) ご存知、新一万円札の人。 幕府で勘定の仕事に従事している。 開催が迫るパリ万博のため奔走しており、日ノ本が出展する品として薩摩藩の伝統工芸品である薩摩焼に注目する。 やたら強い仏国式の銃剣で戦うが、それが史実かどうかは不明。 山岡 鉄舟(やまおか てっしゅう)(CV:星野貴紀) 高橋 泥舟(たかはし でいしゅう)(CV:岩崎正寛) 勝海舟と並んで“幕末の三舟”と称される幕臣。 鉄舟は腕利きの剣豪で、清河八郎と共に新選組の前身である浪士組を率いた。 泥舟は神業の域とも謳われる槍の名手。しかしストーリー終盤のモブ槍兵は泥舟のモーションを流用していることが多く、槍の名手だらけである。 青鬼(あおおに)(CV:土師孝也) ペリーの暗殺に来た隠し刀の前に突如現れた男。 その名の通り青い鬼の仮面を被っており、忍者を思わせる剣術で圧倒する。 短銃の扱いにも長けており、雨の中高速で動く人間を的確に狙撃できるほど。 主人公と片割れが分かれる要因になった他、その後も主人公たちの行方を阻み、大事なものを奪っていく。 (初邂逅の際に勝つことも可能だが、結局ペリーの銃撃で隙を作られて形勢逆転となってしまう。…がレアアイテムが手に入る) その正体はとある人間に不器用なまでに忠誠を誓う男であったが、独断専行が過ぎるきらいがありやがて…。 + 新選組 新選組 京都の治安維持や攘夷志士の弾圧を務める浪士隊。 京都守護職・松平容保の配下。町人・農民の出身者が多い。 新選組おなじみの羽織はこのゲームにも登場し、主人公も着ることができる。 色味はよくある派手な浅葱(あさぎ)色ではなく、どちらかというと黒や紺に近い色味で、昨今の研究にあわせたものが採用されている。(*14) 近藤 勇(こんどう いさみ)(CV:三宅健太) 新選組局長。天然理心流剣術の四代目当主。 見た目通り豪胆な人物で、圧倒的なリーダーシップとカリスマで隊を率いる。 一方、「俺もトシや総司のような顔立ちなら…いや、この面(ツラ)に後悔はない!」とイケメンへの憧れを口にするなど親しみやすい一面も。 刀・大太刀・大剣と様々な武器を使いこなす。 主人公の事を目にかけており、たとえ主人公が倒幕派であっても新選組に入らないかと勧誘してくる。 因縁ミッションでは主人公を無二の友と認め、自分に何かあった際は代わりに土方や沖田を見守って欲しいと頼むなど絶大な信頼をよせる。 近藤への銃撃事件は今作では発生せず、鳥羽・伏見の戦いに参戦。敗走の折、古き侍の時代の終わりを実感した近藤は土方に新選組を託し、そして…。 土方 歳三(ひじかた としぞう)(CV:中村悠一) ご存知、鬼の副長。隊を厳しくとりまとめ、近藤の補佐にあたる。 本作では二刀流の使い手だが、彼の刀は鎖で結ばれており、鎖を持って刀を振り回すなどトリッキーな戦いをする。 戦場では近藤や沖田、斎藤等と同時に出現することが多く、複数ボス戦になりがちなので土方が出てくるミッションはわりと難度高め。 新政府軍との戦いの最中、侍の時代の終わりを悟りつつも侍として最期を迎えることを望んだ近藤に、新選組の未来を託される。 沖田 総司(おきた そうじ)(CV:田丸篤志) 一番隊組長。 薄幸の美少年にして新選組随一の剣豪という創作物の彼のイメージ通り、剣のみに生きる男。 近藤や土方に褒められたい、認められたい一心でひたすら剣を振ってきたと語る。 戦いを好んでいるような節も見られ、主人公との斬り合いを純粋に楽しむ。 小柄だが身の丈ほどもある長刀を軽々と振るい、目にも止まらぬ速度で斬擊を放つ凄腕剣士。 多くの専用武技を持ち、天然理心流や北辰一刀流を駆使する。 また隠し刀の独自流派である無明流さえも、戦闘中に一目見ただけで習得し武技まで使いこなすなど、常人離れした才覚を見せる。 史実通り病弱であり、時代が進むと寝込むようになる。 体調が悪化しだした直後もしばらくは戦う姿勢を見せ、その剣技も錆びることはないが、不意に咳き込みその場に伏せるなどかなり無茶をしていることがわかる。 永倉 新八(ながくら しんぱち)(CV:高口公介) 二番隊組長。 剣術の腕に絶対の自信を持ち、最強を目指している。 やや近寄りがたい雰囲気のキャラが多い新選組の中では、比較的明るくフレンドリーな人物。 斎藤 一(さいとう はじめ)(CV:鈴木達央) 三番隊組長。 寡黙な性格で、他の隊士には内密の独自任務も多い人物。 冷たく見えるが確かな人情を持ち合わせている…が、新選組のためならばその情すらも殺すことができる。 独自任務の多さ故か、副長の土方すら知らされていないような情報を持っていることもあり、新選組を裏から支えている。 史実では使用した流派ははっきりしていないが今作では無外流を使用する。 十手のような刀を使い、短銃による不意をついた攻撃と、大技の三連高速突きでプレイヤーを苦しめる難敵。 藤堂 平助(とうどう へいすけ)(CV:米内佑希) 八番隊組長。 純粋な性格で、京の平和のために戦う事に誇りを持っている。 近藤らとは試衛館時代からの同士ではあるが功を求めて戦う彼らに疑問を持ち始める。 伊東 甲子太郎(いとう かしたろう)(CV:江越彬紀) 新選組参謀。 理知的な人物でカリスマがあるものの、どこか自分以外の人間を見下している節がある。 だがその実力は確かであり、近藤らとは異なる独自の思想を持つが故に新選組内に伊東派の派閥を築いている。 思想の違いから新選組内で対立し、後に内部抗争(油小路事件)を引き起こす。 鈴木 三樹三郎(すずき みきさぶろう)(CV:吉野貴宏) 九番隊組長。 兄の伊東甲子太郎を盲信している。 油小路の変で兄と共に新選組を離反する。 そこで果てたと思いきや、後に意外な再会をすることとなる。 芹沢 鴨(せりざわ かも)(CV:-) 初代筆頭局長。 昨今再評価が進んでいる芹沢鴨だが、残念ながらこのゲームでは小物そのもの。 サブイベントでさくっと処理されてしまうほぼモブキャラとなっている。 井上 林太郎(いのうえ りんたろう)(CV:鈴木達央) 一番隊隊士。 妻子を養うため新選組に入隊した。沖田を慕っており、彼からも信頼されている。 沖田を治すため、主人公と薬を探すが…。 史実では天然理心流の剣士で近藤らとは試衛館時代からの同士。総司の姉であるみつと結婚しており、総司の義理の兄にあたる。 松平 容保(まつだいら かたもり)(CV:露崎亘) 佐幕派で知られる会津藩の藩主で、京都守護職。 新選組は彼の配下にあたる。 + 欧米列強 欧米列強 米国(あめりか) マシュー・ペリー(CV:木下浩之) もはや説明不要、日本に開国を迫った男。米国東インド艦隊司令長官。 日ノ本を大鯨(モビーディック)と見なし、それを釣り上げて本国での名声を上げることを目的としている。 ペリー暗殺の藩命を受けた主人公と片割れに命を狙われる。 短銃とサーベルを駆使して戦うが、隠し刀二人を相手にしてはさすがに敵わず危うく殺されかけるも、「青鬼」と名乗る男が乱入してきて命を拾う。 その後は横浜に滞在し、日ノ本と米国の関係を取り持つこととなるが、自分を殺しに来た主人公ですら手駒として使うなど策士な一面も見せる。 そんな彼が求めるのは、英雄と称えられるも早死した兄に追いつくことである。 なお、ペリーは史実では残念ながら横浜編直後の辺りで病死する(主人公たちが江戸に付いた頃には亡くなっている)のだが、ゲーム中では生存しているらしく、長屋にも登場するし徒党として連れて行くことも可能である。(とは言え物語からはフェードアウトしてしまうが) このゲームは作中で死亡したキャラクターははっきりと「死去済み」と表示されるのでわかりやすい。 ちなみ一部キャラクターは「ペルリ」と呼んでいるが、字幕では「ペリー」で統一されている。 タウンゼント・ハリス(CV:楠見尚己) 米国総領事。日米修好通商条約を締結するためにやってきた。ヒゲが特徴的。 条約締結後、日本国内で米国の立場が微妙になっても日本に留まっている。 ペリー同様、主人公に殺されかけた経験があり、それもあって主人公と話す際は常に警戒気味。 アレクサンドリア・モロー(CV:杏寺円花) 謎の女性。史実には存在しないオリジナルキャラクター。 植物や毒に詳しく、主人公やロバート・フォーチュンを操ったりする悪女。 米国兵からも魔女として恐れられているが、その本質は仲間思いである。 不治の病である「労咳」を直す手がかりを握っているようだが…。 錬毒術師とのことだが、衣装もどことなく同社ガストチームのアトリエシリーズを彷彿とさせる、肩を大きく露出した変わったデザイン。 入手できれば主人公にも同じ服を着させることができる。 靴も本作では珍しいハイヒールブーツなので、女性用装備としてわりと人気。 英国(いぎりす) アーネスト・サトウ(CV:三上哲) 英国から横浜にやってきた通訳士。 まだ英国が日本と深く関わっていない時期から福沢諭吉に日本語を学び「もう教えることはない」と言われるまでマスターしてしまうほどの日本好き。 ちなみに「サトウ」という姓は、彼が日系ハーフで「佐藤」姓を名乗っている…わけではなく、偶然同じ読みになっただけの、れっきとした英国人である。(*15) 決して悪人ではないが、その親日家の一面は荒れていく日ノ本ととある人物によって次第に暴走していき…。 真っ直ぐすぎる激情家ながら、後に自らの過ちを恥と受け入れることができる冷静な面を持つ。 作中では語られないが、日本に登山靴を伝えた人物。 ネタバレになるので詳しくは伏せるが、本作における彼の靴は作中屈指のオーパーツ。 スタッフは登山靴というものをなにか勘違いしている。 それと後に彼の屋敷にも訪れるのだが、そこの仕掛けもいろいろおかしい。 本人は至って真面目であるものの、本作随一のネタキャラと化している。 ラザフォード・オールコック(CV:青山穣) 英国の外交官。井伊直弼亡き後、日ノ本で米国に代わり英国が台頭してきたタイミングで登場。 外国人を目の敵にして暴れまわる攘夷志士を「野蛮人」と罵るが、日本人全体を嫌悪しているわけではなく、「英国人にはない洗練された一面がある」と評している。 また、自然を深く愛し浮世絵や陶芸などの繊細な美術品を作り出す日本人の感性は認めており、いずれ日本文化を本国に紹介したいと考えている。 史実では外交官として清(中国)、そして日本に滞在し、後に彼の目から見た日本人論を記述した。 それほど有名でもない要素の話ではあるが、実は開国後はじめて富士山への登山を行った外国人でもある。アーネスト・サトウの靴を履いていたに違いない。 本作の彼も富士山について「登って良し、眺めて良し」と語っており、相当気に入っているようだ。 マーカス・サミュエル(CV:岩中陸樹) ペリーの知り合いである英国の商人。 身ぐるみ剥がされて下着一丁の時に主人公と出会うという衝撃的な登場をする。 どこか情けない印象を与えるが筋は通す人物であり、主人公がペリーと縁を結べたのは彼のおかげでもある。 なお史実では1853年と黒船来航時と同年生まれであり、作中の登場時期だと5歳かそこらになるのは秘密。父親も同じ名前であったが…。 フェリーチェ・ベアト(CV:下川涼) 写真家。本作屈指のイケメン。 オールコック曰く退廃趣味で、欧米の文化を取り入れたことで廃れていく日本文化に興味を示す。 史実では、江戸時代の日本の貴重な写真を残した人。明治維新を扱ったテレビ番組でたまに出る『下関戦争で勝利した連合国兵士達が長州の砲台を占拠した写真』も彼が写したもの。 彼の作品に、愛宕山から江戸の町並みを撮影したパノラマ写真があるが、本作では主人公がその撮影を手伝うイベントがある。 ロバート・フォーチュン(CV:駒谷昌男) 植物学者。 日本人に対して何の偏見を持たず、主人公にも気さくに接して長屋に植物を育てる設備を用意してくれる良人物。 …なのだが、モローの毒でラリッたり、薄雲太夫に一目惚れしたりと女性絡みで変な印象を多く残す。 仏国(ふらんす) ジュール・ブリュネ(CV:大塚芳忠) 声の圧がめっちゃ強い仏国の騎士。 ハリスの護衛として主人公と初邂逅した後、江戸幕府の陸軍精鋭部隊・伝習隊に西洋式の軍事教練を行う講師となる。 当初は功を焦って突出する「サムライ」を嫌悪していた節があるが、自身が理想とする「竜の軍隊」をこの国に作れると徐々に前向きになっていく。 サーベル・ハルバード・銃剣を使いこなし、武器によってモーションやリーチが大きく変わるのが地味に厄介。 史実ではこの後、幕府のために全てを捧げて戦う榎本武揚らに感化されて本国の帰還要請を無視し戊辰戦争に参加。 五稜郭での最終決戦直前まで戦い抜いた上でようやく自らが鍛えた兵士達に後を託してフランスに帰国した。 このエピソードが元となり後年に製作されたのがあのハリウッド映画『ラストサムライ』である。 + その他 その他 研師(とぎし)(CV:榊原良子) 主人公と片割れを隠し刀として育て上げた師匠。 身よりのない主人公にとっては親も同然の存在。 厳しくも優しい老婆であるが、掟に背き脱藩を決意した主人公の前に立ちはだかる。 彼女もまた隠し刀として活動していたが任務のうちで片割れを亡くしていたが…。 村山(むらやま) たか(CV:園崎未恵) 主人公と龍馬が横浜で出会った美女。 芸妓をしながらも主人公に何かと頼みごとをしてくるため、たとえ主人公が女であろうと、彼女に会うためたびたび遊郭を訪れることとなる。 物腰柔らかだが、何かを隠しているらしい謎多き女性。作中一の慈悲深い人。 ストーリー序盤を牽引するヒロイン的存在。複雑な事情を抱えている様子だが、主人公と出会ったことで彼女の中にも変化が起き、そして…。 史実では主人公と会った時点で49歳。 飯塚 伊賀七(いいづか いがしち)(CV:多田野曜平) 発明家。 人当たりが良く明るい性格だが、自分の考えそのままに突っ走ったり、発明のこととなると早口になったりするという困った気質を持つ。 本人も「ああ、またやってしまった」と言うほどであり自覚しているが一向に治る気配はない。 自分の発明品を執拗に求める幕府の役人にはうんざりしている。 が、倒幕しようとするほど恨んでもおらず、諭吉や(知らずとはいえ)慶喜と仲良くなったりもする。 彼に頼むと様々なからくりを作ることが可能。プレイヤーが拾ったアビキルも元は彼が作ったものである。 だが彼の発明品にはこの手のゲームにありがちなオーパーツじみたものもまた多い。 薄雲太夫(うすぐもだゆう)(CV:小島幸子) 遊郭の遊女。「わちき」「~ありんす」等の花魁(おいらん)言葉が印象的な人物。 遊郭の最高位「太夫」の称号を得た女性だが無類の猫好きであり、本作の収集要素である「猫」集めを主人公に依頼する。 猫一筋で他のことには興味なさげな性格に見えるが、前述のフォーチュンの不器用過ぎる告白にも応じたり、主人公と比翼の関係になれば積極的に愛を言葉にしたり等、人間が嫌いというわけではない。 権蔵(ごんぞう)(CV:武田太一) 賊。脱藩した主人公が最初に戦うボス。 主人公の流派に強いが、同行者の流派に弱い…という、流派のチュートリアルも兼ねているが…。 詳しくは項目にて。 プレイしてみるとなんか作中随一の萌えキャラとか言われている理由がわかるはず。 武田 物外(たけだ もつがい)(CV:浦山迅) 「拳骨和尚」の異名で知られる僧侶。 武術家であり、凄まじい怪力を誇る。 千葉 周作(ちば しゅうさく)(CV:金尾哲夫) 千葉道場の主で、北辰一刀流の創始者。 「とにかく厳しい修行をすれば強くなれる」という精神論に基づいた剣術に疑問を抱いており、より論理的で実戦的な剣術を教えることを心がけている。 姪である佐那を可愛がっている。 佐那曰く、「まずは相手の技を見よ」というのが周作の教えらしいが、これは本作のプレイヤーにとっても極めて重要な心構えである。 千葉 佐那(ちば さな)(CV:小松未可子) 千葉周作の姪。史実では「千葉 さな子」という名称が一般的。 道場の娘らしい凛々しい女性で、薙刀の名手であり「鬼小町」と呼ばれるほどの腕前。 坂本龍馬に惚れており、彼の伴侶になる為に邁進する。 会うたびに求婚を迫るレベルで押しが強いため、龍馬からは若干避けられている。 そしてストーリーが進むと、主人公と普通に比翼の関係になれる。 男谷 信友(おだに のぶとも)(CV:塾一久) 島田 虎之助(しまだ とらのすけ)(CV:間宮康弘) 大石 種次(おおいし たねつぐ)(CV:船木まひと) 『天保の三剣豪』と称される三人の剣士。 男谷は男谷道場の師範で、小柄で温厚な性格の爺さんだが千葉周作も認める江戸屈指の剣豪。 島田は男谷の弟子で道場の師範代。 大石は男谷道場にしばしば道場破りに来る剣客。 楢崎 将作(ならさき しょうさく)(CV:ふくまつ進紗) 医者。コロリの治療法を研究していたが、安政の大獄で捕まる。 処刑されそうになるも、主人公と龍馬らそして娘の龍に救われる。 偏屈と言われるがそれほど悪い人物ではなく、コロリ撲滅のために身を粉にして働く気概の持ち主。 娘とは仲が良いが互いに遠慮のない言葉をぶつけ合う関係で、この親にしてあの子ありといった間柄。 楢崎 龍(ならさき りょう)(CV:伊藤静) 楢崎将作の娘。 非常に気が強く、父親を救うために単身処刑場に忍び込み牢の鍵を持ってくるほどの豪胆な娘。 同じく「龍」の字を持つということで龍馬と仲良くなる。 彼女には入浴シーンが存在するが、これは史実のとあるエピソードに由来する。 楠本(くすもと) イネ(CV:行成とあ) ドイツ人医師・シーボルトの娘。コロリを治す薬を研究している。 龍とは別ベクトルで芯の強い女性であり、また医者であるため人を殺す事を激しく嫌う。 …が悪人に対してはわりと容赦がなく、戦う主人公を援護するため敵に毒を投げつけるという無茶をしたりもする。 史実では壮絶な体験をする事となるが、流石にゲームでは語られない。 清河 八郎(きよかわ はちろう)(CV:上田燿司) 庄内藩出身の志士。龍馬の兄弟子である。 一応幕府側の人間であるが、尊王攘夷派の志士ともつながりがある。 その為、幕臣である勝海舟の依頼に対しても最初はのらりくらりかわす食えない男。 侮りがたい人物ながら筋は通す性格のためか、確かなリーダーシップも持っている。 彼なりのやり方で、この乱世を生き延びようという考えがあるようだが…? 沢村 保祐(さわむら やすすけ)(CV:辻井健吾) なんか諭吉に「ご紹介しましょう」とか言われて唐突に出てくる忍者。 「幕末に忍者?」と思う人もいるだろうが、彼も実在人物である。 実力は確かなようで、黒船に忍び込んでそこから生還した…という驚くべき経歴を持つ。(*16) 主人公らがペリー暗殺のため黒船に向かった際に彼もいたらしく、「おかげで藩命を果たせた」との事で隠し刀に一目置いている。 「黒船に潜入したい」と言い出した福沢諭吉に協力してくれるが、待ち合わせの時間に遅れたり、現れるや否や「沢村保祐参上!」と高らかに名乗ったりと何処かズレた人物。 隼流という忍術を会得している。どこで誰に教わったのかは口外できないらしい。 忍術の後継者不足を嘆いており、忍術道場を開くも全く人が集まらなかったんだとか。 中沢 琴(なかざわ こと)(CV:森なな子) 非常に珍しい女剣客。新選組の前身である「浪士組」に参加した。 凛々しくも美しい整った顔立ちで、男女双方からモテるらしい。 しかし本人は「色恋にかまけている時間はない」として恋愛には興味がない様子。 作中で「自分より強い男としか結婚しない」と発言しているが、これは史実通りで、そして彼女は生涯独身を貫いたとか。 その為か彼女と比翼の契りを結ぶことはできない。 嘉納 治五郎(かのう じごろう)(CV:林勇) 柔術家。後の柔道の創始者。 史実では1860年生まれであり、主人公が江戸についた時点では本当は5歳にも満たないが、本作では10代前半くらいの外見の少年として登場する。 幕府の御前試合で主人公と戦うことになるが、小柄で武器も持たない嘉納を木刀でしばくのはフェアじゃない、と思う人はぜひ素手で相手をしてあげよう。 嘉納の名は江戸ではそこそこ知られているようで、強くなりたいと願う伊藤博文・山縣有朋の未来の総理コンビに稽古をつけることとなる。あいつら元から結構強いんで、余計なことしないでください 最後には稽古の仕上げとして伊藤・山縣が主人公と試合をすることになるが、“真剣勝負”と言いつつ伊藤・山縣は相変わらず二人がかりな上、片方を倒すと嘉納まで参戦してくる。 これをアンフェアだと思う人は、あらゆる手段を駆使して全力で叩きのめしてやろう。 相楽 総三(さがら そうぞう)(CV:宮崎遊) 西郷隆盛や岩倉具視の支援を受けて結成されるも、最後は新政府から見放された『赤報隊』のリーダー。 本作では物語の終盤にて対峙することとなる。 「下級武士や農民にまで富が行き渡る真に平等な世の中」という彼らなりに志があっての事である…が、正直ポッと出な上にやってる事は賊とそう変わらない。 彼本人も性格的には特筆すべき点はないが、戦闘中に自分に刀を刺して血の斬撃を飛ばしてくるというインパクト抜群の攻撃方法だけは印象に残る。 岡田 以蔵(おかだ いぞう)(CV:水中雅章) 幕末4大人斬りの1人。“人斬り以蔵”と恐れられる剣客。龍馬と同じく土佐出身。 元々は龍馬の同志で攘夷活動に精を出していたが、次第に佐幕派の幕臣を斬ることそのものが目的となっていく。 史実では龍馬の口利きで勝海舟の護衛をしたことがあり、暗殺者を斬り捨てて勝を守るも、当の勝から「人を殺すことを嗜んではいけない」と諌められる、というエピソードがあるが、本作では…。 河上 彦斎(かわかみ げんさい)(CV:河西健吾) 幕末4大人斬りの1人。緋村剣心のモデルとなった人。 池田屋事件で自害した宮部鼎蔵の敵討ちのため、新選組を虎視眈々と狙う。 潮(うしお)(CV:-) 佐依(さより)(CV:-) 主人公とは別の隠し刀。 黒州藩を脱藩した上、あろうことか幕府に協力している主人公に対し、(主人公の事情を知らぬとはいえ)「半端者」と呼び、襲いかかってくる。 やはり絆は硬く、どちらかが生きているともう片方も動揺しない。また戦闘中にどちらかがやられると、残った方は激昂する。 ちなみに一番最初のチュートリアルステージにて二人で鍛錬している姿が見られる。 隻眼の男()(CV:-) 慶喜公の因縁ミッションで出てくる謎の老人。 主人公と同じく黒州藩の出身で恨みを晴らすため、慶喜公を狙う。 研師と同じく仕込み杖を得物としており、その正体は…。 基本システム 戦闘システム関連の用語は以下のとおり。 用語 説明 気力 いわゆるスタミナ。敵味方双方に存在する。攻撃やガード、回避等を行うと気力を消費し、時間経過や閃刃等によって回復する。気力が尽きると大きな隙をさらす。 閃刃 攻撃動作後に武器についた血を払い、気力を回復する。回復量は閃刃ゲージに比例して大きくなる。閃刃ゲージは敵に攻撃を当てる(=武器が血に染まる)ほど溜まる。 石火 いわゆるパリィ。敵の攻撃を弾く。成功するとダメージを無効化し、気力を回復する。石火された敵は気力を削られる。大技を弾かれた敵は動揺し隙を晒すことがある。ほぼ全ての攻撃をパリィ可能で、投げ技や飛び道具も弾ける。タイミングは非常にシビアで、外すと気力をかなり消費し、後隙も大きい。 武技 各武器種・流派ごとに設定された特殊攻撃。斬擊を飛ばしたり投げ技だったり種類は様々。敵が使う武技は赤いオーラを纏って放つ大技で、ガード不可。石火で弾けば反撃のチャンス。 流派 戦闘スタイル。同じ武器でも流派によって攻撃モーションや武技が変わる。ひとつの武器に流派を3つまでセットでき、戦闘中に切り替え可能。 烈風 流派を切り替えながら繰り出す特殊攻撃。 紫電 武器を切り替えながら繰り出す特殊攻撃。 追い討ち 気力を削り切った敵に大ダメージを与える技。武技の中にはより強力な追い討ちに派生するものもある。 暗殺 こちらに気づいていない敵を一撃で仕留める。敵の背後や頭上から襲いかかるのが基本。強敵の場合、一撃では死なずこちらを振り払って戦闘状態に入る。 徒党 ミッションに同行し共に戦ってくれる味方NPC。操作キャラを主人公から徒党に切り替えることもできる。徒党の体力が尽きても操作キャラで近づけば蘇生可能。 気焔 主人公および徒党を一時的に大幅強化する技。気焔ゲージを消費して発動する。気焔ゲージは攻撃を当てたり石火に成功すると蓄積される。 自由なキャラメイク・意匠変更 『仁王2』『Wo Long』同様のキャラメイクシステムを搭載しており、顔の細かい造形から髪型まで自由に調整可能。 プリセットもあるので、面倒なキャラメイクに興味がない人も安心。 ゲーム開始後も、いつでもキャラメイクしなおすことができる。 なお、本作ではバストサイズの細かい調整(いわゆる“おっぱいスライダー”)が廃止され、三種類のバストサイズから選択する形式になった。 最低サイズでもそこそこ大きいため、お胸が絶壁の貧乳女性にはできない。 ついでに、ちょっとした動作のたびにプルプル揺れていた乳揺れ機能はなくなってしまった。 服装も自由に設定でき、実際の装備とは別に見た目のみを好きな武器・防具に変更することが可能。 この部分は過去作よりかなり強化されており、インナーや羽織もの・帯・ベルト・小物等を細かく組み合わせて設定できる。(*17) 時代的にも幕末ということで、着物や草履といった和服はもちろん、シャツ・ズボン・コート・軍服・帽子・ブーツ等などの洋服も充実している。 着物にブーツ等、和洋折衷で組み合わせることもできるので、幕末ファッションを思う存分楽しもう。 豊富な選択肢とストーリー分岐 本作の会話シーンやイベントでは、たびたび選択肢が表示される。 選択肢は単なる「はい/いいえ」ではなく、臨場感のあるセリフ調になっているため、仁王2やWo Longの主人公と比べて本作の主人公はしっかり会話に参加している印象が強く、より没入感を味わえる。 スキルを覚えていけば、「痛い目を見ないとわからないか?」といった相手を威圧する選択肢や、嘘をつく、説得する選択肢なども選べるようになり、それによって結果が変わることもある。 時には主人公の選択によってキャラクターの生死が変わったりと大きな影響を及ぼす場合も。 ただし、主人公の選択でストーリーの大筋が変わることはなく、“幕末のIF展開”を期待するとやや肩透かしをくらう。 あくまで主人公や周囲の人々の生き方を少し変えられるだけなので、「もし薩長同盟が成立しなかったら…」というような大局を動かす歴史改変はできないと考えておこう。 一度体験したストーリーやサブイベントは、吉田松陰が残した『留魂録』という書物を使うことで、いつでも振り替えることができる。 さらに、主人公の選択を選び直すこともでき、それを今の時代に反映させることもできる…というちょっとした過去改変装置になっている。 幅広い移動手段 他のオープンワールド同様、本作にも様々な移動手段が用意されている。 馬地上の主な移動手段。 いつでもどこでも、呼べばすぐに来てくれるので利便性が高い。 高低差は苦手。一応ジャンプはできるが申し訳程度の段差しか登れない。 馬用の装備があり、見た目にも反映される。 馬に乗ったまま弓を射る流鏑馬(やぶさめ)のミニゲームがある。 ちなみに馬を手に入れる経緯はとある村を救ったら手に入るという味気ないもの。救った村にて元々の主らしき遺体とそれを弔っている僧侶がおり、彼らから譲り受けたと思わしき描写はある。 鉤縄高所に引っかけて、その場所に一気にジャンプできる道具。 類似のシステムがあるSEKIROと比べると、引っかけられるポイントは少なめ。そのため、鉤縄を使えない場所では「どうやって上に登るか?」をしばしば考える必要がある。 戦闘中に敵に引っかけることもできる。地上で使えば敵をこちらに引き寄せ、空中で使えば敵の方へ一気に飛べる。 屋根の上などの高所にいる弓兵に近づくのに便利。 タルなどの一部のオブジェクトを鉤縄で手繰り寄せ、敵に投げつけることもできる。雑魚敵はこれで大きく怯む上、投げるものによっては敵が炎上したり毒になったりするので強力。 なぜかNPC達も全員鉤縄を持っている為、付いてこないということはないので安心して欲しい。 阿鼻機流(アビキル)高所から滑空を行うためのカラクリ。 要するにパラセール的な道具。操作に少しクセがあり、小回りは効かない。 高いところから長距離を飛べると気持ちいい。加速も可能。味方NPCを連れている場合、これで長距離を飛ぶと感想を述べることがある。(*18) 飛行中は気力(スタミナ)を消費する。飛行中に凧などに鉤縄を引っかけることができる。これによって飛翔し、再度滑空状態に移行すると気力が回復するため、また長距離を飛べる。 凧から凧へ、鉤縄とアビキルを繰り返し使うことで、快適な空の旅を楽しめる。 滑空しながら空中の的を割っていく滑空訓練のミニゲームがある。 泳ぎ本作の主人公は泳げる。そして潜れる。 泳ぐ速度はあまり早くない。一応、気力を消費しながら早泳ぎができるが、それでも遅め。 水中に潜っている間は気力を消費する。水中で気力が尽きると息ができなくなり死亡する。 水中から敵の乗った小舟に近づき、足元に近づいて暗殺する…なんて動きも可能。 人対人の剣戟アクション 本作の敵キャラクターは、基本的に全て人間である。(*19) 『仁王』の妖怪、『Wo Long』の妖魔のような異形の存在は登場せず、純粋な人間同士の斬り合いに重きを置いている。 中には山田浅右衛門のように異形に片足突っ込んでそうな体型の奴もいるが この部分は人によって好みが分かれるところで、「敵が人間ばかりでバリエーションに乏しい」と感じる人もいれば、「チャンバラが思う存分楽しめる」と好意的な人もいる。 主武器と流派 『仁王』『Wo Long』同様、本作にも様々な武器が登場する。 主人公は武器を二つまで装備でき、戦闘中に自在に切り替えられる点も同じ。 『仁王』に存在した上段・中段・下段の『構え』システムの発展系として、本作には『流派』システムが存在している。 武器ごとにいくつかの流派があり、流派を切り替えれば攻撃モーションが切り替わる。 また、各流派は天・地・人・忍・無のいずれかに分類され、それによって得意武器・苦手武器が存在する。 相性有利な敵と戦うと、石火を成功させたときに敵が大きな隙を晒す等の恩恵がある。 “忍”は特殊な分類で、あらゆる武器種に対し相性不利になってしまう上、石火を決めるのも難しい。 その代わり石火を成功させると、相性を無視して敵を大きく仰け反らせることが可能。 “無”はあらゆる武器に対し相性の有利・不利を持たない。 + 武器/流派の一覧 天:刀・槍・銃剣に強く、二刀・サーベル・牛尾刀に弱い。 地:大太刀・薙刀・大剣に強く、刀・槍・銃剣に弱い。 人:二刀・サーベル・牛尾刀に強く、大太刀・薙刀・大剣に弱い。 武器 説明 流派 分類 刀 最も基本的な武器。流派も多彩で扱いやすい。『立身流』は石火のしやすさから評価が高い。『隼流』『仁王流』は過去作オマージュの流派。 無明流 人 北辰一刀流 地 立身流 地 神道無念流 天 示現流 天 柳生新陰流 地 天然理心流 天 無外流 人 隼流 忍 義経流 忍 仁王流 人 愛洲陰流 天 槍 リーチに優れる。突きがメインだが流派によっては振り回す。 無明流 人 種田流 天 宝蔵院流 地 自得院流 天 二刀 手数に優れ、優秀な武技が多い。発売初期は武技『彼岸蛍』がかなり強く、この技ばかり雑に使うプレイヤーもいた。 無明流 人 二天一流 天 鏡新明智流 地 天然理心流 天 無明開新流 人 大太刀 リーチと攻撃力に優れる。鈍重そうな見た目だが、流派によっては振りも速い。 無明流 人 野太刀自顕流 地 示現流 天 柳生新陰流 地 天然理心流 天 神道無念流 天 サーベル 手数に優れ、動きも機敏。英国式の武技『ヘルハウンド』が優秀な性能で気力を削りやすく、使いやすい。敵のサーベル使いは盾を構えていることが多くガードを多用するので少し厄介。 無明流 人 米国式 天 英国式 地 無明開新流 人 薙刀 リーチと気力削りに優れる。刀以外で珍しく忍属性の流派がある。 無明流 人 神道無念流 天 北辰一刀流 地 隼流 忍 銃剣 手数が多く、遠距離攻撃もできる。発射する弾は単発タイプと散弾タイプがある。敵の銃剣使いは遠くからチクチク攻撃してくる。乱戦ではかなり鬱陶しいので真っ先に処理すべし。 無明流 人 奇兵隊式 天 仏国式 地 英国式 地 大剣 隙は大きいが、溜め攻撃が強力で一撃が重い。流派・武技によっては出の早い攻撃もできる。 無明流 人 法神流 地 天然理心流 天 無明開新流 人 牛尾刀 刃が湾曲した中国刀。柄の先に紐がついている。振りが速く、足技も駆使するトリッキーな動きが特徴。紐を使って武器を振り回す攻撃はリーチも長い。 無明流 人 清国式 地 奇兵隊式 天 無明開新流 人 素手 相手を殺さない戦いができる。閃刃ができず、リーチも短い。石火はスキル習得で可能になる。攻撃はかなり速く、意外と強いと評判。 無明流 無 副武器 弓・長銃・短銃・手裏剣などの飛び道具。 弓と長銃は射程が長く、遠距離や高所にいる敵を倒すのに便利。 長銃のほうが威力が高いが、弓は音を立てないため敵に見つかりにくい。 短銃や手裏剣は接近戦において主武器と併用して使い、敵を牽制することができる。 短銃はひるんだ敵への強力な追い討ちが狙える。 また、敵の攻撃に合わせて撃てば、石火のように敵を仰け反らせることができる。(いわゆる“銃パリィ”) 手裏剣は状態異常の付与が狙いやすく、その上回避しながら投げられるのが強み。 他にも火炎放射ができる“捕火方(とりびほう)”や、音を立てて敵を誘い出す“陶玉”も副武器扱い。 優秀なサブウェポンが多いが、装備できるのは主武器と同じく2つまで。 名所 寺や神社・城などの建物や、滝や田畑などの有名なスポット。 史実に基づいたもので、幕末の横浜・江戸・京都の観光気分を味わえる。 訪れると経験値がもらえる。 治安 一部の土地は悪質な浪人などが跋扈しており、治安が悪化している。 それらの敵を全て倒すと治安が改善し、土地の因縁レベルが上がったり、商人が町に戻ってきたりする。 お尋ね者 幕府が行方を追っているお尋ね者が、各地に身を潜めている。 お尋ね者を討ち取り、役人に報告すると報酬がもらえる。 手配度 通行人を攻撃したり、スリをしたり、役人の目の前で武器を振り回したりしていると、主人公の『手配度』が上昇する。 手配度が上がりすぎると役人に追いかけ回されるようになり、町中で戦闘するハメになる。 役人は倒しても旨味がない上、延々と沸き続けるのでかなり面倒。 手配度は時間経過でリセットされる。 因縁レベル 各登場人物には『因縁レベル』という主人公との関係性の深さを示す値が設定されている。 その人物に関わるイベントをこなしたりプレゼントを上げたりすると、因縁レベルが出逢→友誼→親愛→宿命と上がっていき、より深い関係になれる。 因縁レベルが上がると、そのキャラの流派や装備を入手できるなどの恩恵がある。 また、人だけでなく土地(*20)や勢力にも因縁レベルがある。 特定の土地でイベントをこなしていくと、土地因縁が上がっていき、その土地の宝箱などの位置情報がマップに表示される等の恩恵を得られる。 特定の勢力(倒幕派/佐幕派)に所属する人とのイベントをこなすと勢力因縁が上がり、アイテムや意匠変更に使える服などが入手できる。 比翼の契り(恋愛イベント) 一部の登場人物には、上記の因縁レベルとは別に『好感度』が設定されている。 好感度を最大まで上げると『比翼の契り』を結び、恋愛関係になることができる。 なんと、あのペリー提督とも恋仲になれるというのだから驚きである。需要不明にもほどがある… 比翼の契りに性別は関係ないため、女主人公が女性とニャンニャンすることも可能。 比翼の契りを結ばないと見られないイベントもあり、中には朝チュンを迎えたりする大胆なイベントも存在。 主人公に覆い被さってくる肉食系女子もわりといる。 比翼の契りを結ぶと、特別な装飾品が手に入るなどのメリットがある。 恋人に黙って別の相手と比翼の契りを結ぶこともできるが、その場合、一定確率で詰問イベントという修羅場が発生する。 + 余談:ルビーパーティーの監修 余談だが、この恋愛イベントにはコーエーテクモで主に女性向けの恋愛ゲームを開発しているチーム・ルビーパーティーのスタッフが関わっている。 “人の因縁”がテーマの一つである本作にロマンス要素は欠かせないとして、当初から恋愛イベントの実装は想定されていたようだが、ここ数年死にゲーばかり作っていたTeam NINJAのおじさんたちに恋愛イベント作成はハードルが高かったようで、経験豊富なルビーパーティーに協力を仰いだとのこと。 結果的に、上記の通り攻めた内容のイベントシーンが作られたのだが、最初に映像を見たチーニンのスタッフは「これ大丈夫なのか…?」と狼狽してしまったらしい。 困惑するTeam NINJAスタッフに対し、ルビーパーティー出身のスタッフらは 「このくらい全然普通」 「そもそも我々はまだ本気を出していない」 と答え、その圧倒的強者オーラにチーニンのスタッフも「マジか…」と言葉を失ってしまい、そのまま実装に至ったようだ。 同じ社内とはいえ、畑違いのゲームを開発しているルビーパーティースタッフの召喚は、Team NINJAにとっての黒船来航だったのかもしれない。 本作は死にゲーか? 本作を死にゲーと見るか否かは、人によって意見が分かれている。 同開発チームによる『仁王』や『Wo Long』は、いわゆるソウルライクの高難度アクションゲームでスタッフからも明確に死にゲーと呼ばれていたため、それらの作品の流れを汲む本作についても死にゲーと見る向きもある。 しかし、本作について開発スタッフは「死にゲーではないが、『簡単です』とも言い切れない」と述べており、実際、ゲーム内では死にゲーではあまり見られない救済措置的な要素が多数散見される。 + 様々な救済措置について 難易度選択本作には、死にゲーを標榜するゲームにはたいてい存在しない難易度選択が実装されている。最低難度の『薄明』はアクションよりストーリーや探索を楽しみたい人向けにかなり手心が入った仕様となる。 しかし『黄昏』『宵闇』と段階を上げるに連れ一気にシビアな戦闘になり、死にゲーライクな緊張感が加わっていく。 難易度はゲーム開始後でも変更可能。一度遊んでみて、手応えに合わせて難易度を適宜調整すると良いだろう。 ちなみに、同社ω-Forceが手掛けた『Fate/Samurai Remnant』も、ω-Forceには珍しく難易度が高めの作品だったが、本作同様に難易度選択が実装されていた。 優秀な味方NPC特定のエリアを探索しボス撃破などの目的を達成する『ミッション』に挑む場面では、“徒党”と呼ばれる味方NPCを2名まで同行させることができるのだが、これがかなり優秀な性能。攻撃力が高く、雑魚敵は適度に処理してくれる上、ボス相手でも背後や側面から良い案配で横槍を入れてプレイヤーをフォローしてくれる。 徒党として連れられるのは、坂本龍馬をはじめとする幕末の偉人たち。一部、オリジナルキャラクターも存在する。ミッションによって連れていける人物が制限される場合もあるが、徒党の選択肢はかなり豊富。 徒党を連れている場合、主人公のHPが0になっても即ゲームオーバーとならず、操作キャラが徒党に切り替わり、戦闘を続行できる。さらに、徒党を操作して倒れている主人公に近づき、HPを回復させて戦闘に復帰させることも可能。もちろん、主人公が復帰すれば操作キャラを主人公に戻せる。 ちなみに徒党のHPが尽きてが倒れた場合も、同様に主人公か他の徒党で近づけば蘇生が可能。 本作は多数の敵に囲まれる場面も多いが、徒党がいれば敵のヘイトをかなり取ってくれる。そのため、乱戦においても自分が戦いたい相手に集中しやすい。 非戦闘時の自動回復『非戦闘時に体力自動回復』のスキルを習得すると、雑魚との戦闘で甚大なダメージを負ったとしても、戦闘から逃げるか敵を全滅させればHPはすぐに全快する。 高所から落下した際に受けるダメージなども自動回復で帳消しにできる。 そのため、このスキルさえあれば回復アイテムを使用する場面は戦闘中に死にかけた時くらいに限定される。 ただし、前述の『ミッション』中は常時戦闘扱いのためこの自動回復機能が機能せず、道中で回復する必要が生じる。 暗殺によるスムーズな雑魚処理本作はステルスゲー的な要素が存在し、敵を『暗殺』することができる。 身を屈めて草むらや物陰に隠れたり、屋根の上など敵の視界の外に陣取った後、敵の頭上や背後から奇襲すれば、雑魚は一撃で仕留められる。スキルを覚えると、こちらに気づいていない敵にダッシュで近づいて、やや離れた位置から飛び付いて暗殺することも可能になる。コソコソとしゃがんで近づくより時短になるので便利。 雑魚敵を暗殺すると、近くの敵は驚き戸惑うため、動揺中の敵を続けざまに仕留めることもできる。そのため、2~3人程度の雑魚なら流れるような動きで一掃可能。暗殺を意識すれば、道中の敵の多さに対して真正面から刃を交える機会はさほど多くないだろう。 オープンワールドということもあり、奇襲できるポイントも多彩。門の前などで見張りをしていて動かない敵も、『陶玉』という投げると割れるアイテムを使えば、パリン!という音に敵を反応させて任意の方向に釣りだし、背後からサクッと暗殺することができる。 なお、暗殺によって一撃で倒せるのは一般の雑魚敵のみ。ボス級の敵や、“手練れ”と呼ばれる強めの雑魚は奇襲してもダメージこそ受けるものの、こちらを振りほどいて戦闘を開始してくる。 気焔による自己強化『気焔』は、戦闘中に主人公を一時的に強化するシステム。攻撃を当てたり、敵の攻撃を弾いたりしていると気焔ゲージが溜まり、ゲージがMAXになれば発動できる。 気焔を発動すると、次のような強化が得られる。主人公や仲間の武器に炎属性が付与される。 攻撃力などのステータスが上昇する。 気力(スタミナ)切れが発生しなくなる。 石火で攻撃をはじきやすくなる。 気焔は時間経過で終了するが、かなり至れり尽くせりな性能。特に気力切れにならないメリットは大きく、気力が続く限り連続攻撃できるタイプの武技が強力になる。 道中の雑魚戦で気焔ゲージを溜めておけば、ボス戦は開幕気焔発動からのゴリ押しでアッサリ終わってしまうことも。 気焔でゴリ押しする際は、こちらの被ダメージを軽減するアイテムを併用すればさらに確実。 一方で、スタッフが「簡単ではない」と説明したとおり、ハードな要素もいくつかある。 + 死にゲー的な難しめの要素 石火(パリィ)の難しさ敵の攻撃をタイミング良く弾いて隙を作り出す技『石火』は、戦闘中にこちらが攻勢に転じるための重要な要素。 しかし失敗すると後隙が大きく、敵から殴られやすいというデメリットがある。 他作品における石火の類似システム(Wo Longの『化勁(かけい)』や、これらのルーツにあたるSEKIROの『弾き』など)と比べて、タイミングが明らかにシビアなのが厄介。ただし、石火タイミングはゲームの難易度設定や武器・流派によって大きく変わる様子。最低難度の『薄明』だと石火しやすくなり、また難易度問わず刀の『立身流』など一部の流派は他の武器種・流派より石火しやすい。 石火で攻撃を弾いてもなかなか隙を見せない敵も多い。ボス級の敵はこちらの攻撃では簡単にはひるまないスーパーアーマーを纏い、ごりごり殴ってくるのが基本スタイル。石火で弾いてもひるまずに攻撃してくるパターンもよく見られる。 敵の連続攻撃の最終段を石火で弾けば、ほとんどの敵は怯む。途中まではガードで凌いで、タイミングを取りやすい攻撃だけ石火するのも手。 無理に石火を狙うより、普通に避けて殴るヒット アウェイの方が戦いやすい場合もある。火花舞い散るチャンバラは楽しいが、あまり石火にこだわりすぎず色んな戦法を試してみよう。 繊細な気力管理『気力』は主人公の行動力を示すゲージ。いわゆる“スタミナ”で、攻撃や回避、ガードによって消費される。気力が尽きると行動不能になってしまいピンチを招くので、適当に武器を振り回したりガードや回避ステップに頼りすぎるのはNG。 石火に成功すれば気力は回復する。敵の攻撃パターンの内、5回以上続くような連続攻撃は非常に厄介で、全部ガードしていると気力がとても持たない。よしんば受けきれたとしても、その後1、2回攻撃したら即気力切れ…となりがち。 敵の連続攻撃で気力切れにならないよう、距離をとってやりすごすか石火しなければならない。 敵を攻撃すると武器が血に染まっていき、『閃刃』というアクションで血を払うことで気力が回復する。要するに仁王における『残心』システムである。 仁王プレイヤーは慣れたものだろうが、仁王シリーズ未プレイの場合、閃刃に慣れるまでは気力切れを起こしやすいかもしれない。 雑魚敵の多さ本作は雑魚敵の数が多く、多数の敵に囲まれる場面も少なくない。雑魚は2~4人程度で群れていることが多く、ボスと同じく『武技』(ガード不可の大技。赤く光ってから放つのが特徴。石火なら防御可能。)も持っている。 そのため、たとえ雑魚でも複数人を相手に一人で正面から挑むのは危険。 ボスについても、複数人の雑魚を連れていたり、二人以上のボスが同時に襲ってくるケースもある。 一応、こちらがロックオンしている敵以外は攻撃頻度がやや下がるようだが、それでも理不尽なタコ殴りに合うときもある。弓や長銃など遠距離武器や背後からの暗殺によって雑魚の数を減らしておいたり、あるいは徒党(味方NPC)と連携して多vs多の状況に持ち込むなど、工夫が求められる。 以上のように、本作は死にゲーライクな難しさと様々な救済措置が同居しており、死にゲーかどうかの判断はプレイヤーの技量や選択した難易度によって異なる。 同社の無双シリーズのような手軽さは断じてないが、救済措置を頼れば死にゲーのように何度も何度もゲームオーバーになるほどでもない、といった案配。 本作の戦闘は『閃刃』『石火』『流派』『武技』『烈風』『紫電』『気焔』など覚えることが多く、これが原因でライトゲーマーにとっては「難しい」と感じてしまう要素にもなっている。 実際には、これらのアクション要素を全て駆使せずとも十分クリアを目指せるゲームになっているので、これらの要素は覚えられる範囲で使えばよいだろう。 アクションを楽しみたい上級者にとっては、上記のとおりアクション面でやれることが幅広いため、より本作を楽しみやすい。 敵の怒濤の攻撃を石火で全て捌いたり、攻撃の最中に武器や流派を流れるように切り替えて戦うなど、スタイリッシュな立ち回りができると非常に楽しい。 追記修正はペリー提督と見つめあって比翼の契りを結んでからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 男主人公のボイスパターンにcv加瀬康之があるので、色んな意味で「夜明け」を持ってくる男になれる(幕末のライダーと戦友的な意味で) -- 名無しさん (2024-05-24 22 27 57) 福沢諭吉がトニオ・トラザルディーみたいな事言い出したぞ -- 名無しさん (2024-05-24 23 07 37) 殺しはNGだが拝借はOKの諭吉先生よ -- 名無しさん (2024-05-25 02 38 41) 福沢諭吉を徒党にできないのがこのゲーム一番の不満 -- 名無しさん (2024-05-25 02 49 19) 龍馬がそのうち片割れに嫉妬し出すし片割れも龍馬に嫉妬するしで笑った -- 名無しさん (2024-05-25 13 41 41) マルチがどうにもおまけだったのが残念 -- 名無しさん (2024-05-26 11 54 49) 白田しか頭にないわ -- 名無しさん (2024-05-28 21 07 58) 追記修正条件、愛の戦士か -- 名無しさん (2024-05-29 20 17 05) 選択肢に主人公ボイスと派閥限定ミッションもっと欲しかった -- 名無しさん (2024-05-30 01 38 45) タグのドグマ2に勝利したゲームはいらなくないか? -- 名無しさん (2024-05-31 22 23 45) ↑タグ消しました。勝った負けたの基準も曖昧ですし、ドグマファンにも失礼ですね。このゲームがドグマ2という強大なライバルがいる環境でしっかり結果を出せたことは称賛に値するとは思いますが。 -- 名無しさん (2024-06-01 16 44 06) あの…福沢先生…真空刃に得物は関係無いように思うんすけど…… -- 名無しさん (2024-06-06 18 58 14) ファイルーズあいによる気合いの入った猿叫は必見 -- 名無しさん (2024-06-16 17 57 38) 新撰組、沖田くんしか比翼できないのバクだろ! DLCで比翼追加来ないかな…… -- 名無しさん (2024-06-24 20 59 02) アサクリシャドウズ、こういうことやぞ……本作みたいに主人公を肌の色設定もできるキャラクリアバターしとけばだいぶマシだったのにどうしてこうしなかったのやら -- 名無しさん (2024-06-24 21 42 03) 名前 コメント
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No.1201 海賊時代の幕開け No.1202 精霊たちの牧歌 No.1203 無明欲怒黒点獅子 No.1204 戦神降臨 No.1205 コズモ・マキアー No.1206 鷹の羽衣 No.1207 ブリテンの治世 No.1208 Prologue Of King Arthur No.1209 レインボルト•ピープル No.1210 スリュムの歌 No.1211 ヒュミルの歌 No.1212 ハールバルズルの歌 No.1213 悲劇の予知能力 No.1214 太陽船航行 No.1215 先割れスプーン No.1216 バターナイフ No.1217 今夜のディナー No.1218 フルコースを召し上がれ No.1219 音楽祭 No.1220 おひさまぽかぽか No.1221 五大天使 No.1222 七大天使 No.1223 七大天使 No.1224 七大天使 No.1225 七大天使 No.1226 七大天使 No.1227 七大天使 No.1228 七大天使 No.1229 七大天使 No.1230 七大天使 No.1231 七大天使 No.1232 七大天使 No.1233 七大天使 No.1234 七大天使 No.1235 七大天使 No.1236 七大天使 No.1237 七大天使 No.1238 七大天使 No.1239 七大天使 No.1240 七大天使 No.1241 七大天使 No.1242 七大天使 No.1243 太陽神 No.1244 不思議な関係 No.1245 ガオー! No.1246 アルゴスの王家 No.1247 ゴルゴーン討伐 No.1248 光陰矢の如し No.1249 バニーガール No.1250 バイエル星座 No.1251 焔龍咆哮 No.1252 スィアチの強奪 No.1253 鷹と胡桃 No.1254 ミラーイリュージョン No.1255 双生児 No.1256 三界神極光 No.1257 冥府の王 No.1258 晴れ時々雨 No.1259 晴れのち曇り No.1260 曇り一時雨 No.1261 お外キラキラ☆ No.1262 みぞれ No.1263 冬将軍 No.1264 今日はお出かけできないね No.1265 お天気予報 No.1266 ここは通さない! No.1267 ラビュリントス No.1268 邪眼発動 No.1269 渓谷の進軍 No.1270 一斉射撃 No.1271 聖夜の襲撃 No.1272 神々の悪戯 No.1273 オリオン座流星群 No.1274 秘宝ガーディアン・序 No.1275 秘宝ガーディアン・破 No.1276 ゴーゴン・トライアングル No.1277 供宴蛇女 No.1278 五色蛇 No.1279 行く巳来る馬 No.1280 ネーデルラントの王 No.1281 渡る世間は鬼ばかり No.1282 コリントスの英雄 No.1283 Birth Of Four Seasons No.1284 Informer No.1285 冥界支配 No.1286 スリープ・アンド・デス No.1287 革命の狼煙 No.1288 聖王伝 No.1289 ヴァン・ツインズ No.1290 武芸三般 No.1291 武芸四般 No.1292 武芸五般 No.1293 パクス・ロマーナ No.1294 黄道二星座 No.1295 王者の進撃 No.1296 二騎双璧 No.1297 漆黒の闇 No.1298 王子の進撃 No.1299 大地讃頌 No.1300 ビューティー・クイーン