約 216,108 件
https://w.atwiki.jp/dekinai108/pages/76.html
/ ,ィ/ . . ./ | \ /イ7/ ./ /l ,イ .;ハ ヽ .Y^マ 、 // / / _/_|_/ | .| ヒ__ . i | | 〉. 〈_,/;イ l |´/ l/ Vl ´\ ` | | !/ l/ | . . .| |えテミ fテ斤トl、| ハ!__」 | . .イ } ftッノ ftッノ |/Ⅵ | | . . トハ , ,ハノ . | . | | . . | |>-、._ 、 , </ / | | . . ト、|/ ,ィ-ぅ</ / /ヽ . | | . ∧/ /「丁¨7 / / i .|┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:カガミ【霊】┏╋━━━━━━━━━━▽ 能力 ▽ 生命値 : □/4 気力値 : □□□/3 傾向 :[世話焼き]、[仙鬼]┏ ┳ ┳ ┓┃ 恐怖:00 才覚:06 境界:30 ┃┗ ┻ ┻ ┛┏ ┳ ┳ ┓┃ 戦技:03 交渉:04 敏捷:02 ┃┣ ╋ ╋ ┫┃ 霊性:06 技術:02 執筆:02 ┃┗ ┻ ┻ ┛▽ 傾向 ▽[世話焼き]:何かあったら助ける。だめんずが好き。同行者の判定に+8%の修正。[仙鬼]:人を誑かし、策謀と血を望む鬼。全判定+8%の修正。呪詛Lv1同等の呪詛として対象を[傀儡]にする(最大1人まで)。現在封印中...▽ 霊障 ▽[怪異接触]…P…Lv0:設定されているレベル点、対面した相手の恐怖点を上昇する。ただし、初対面の後は段々数値が下がっていく。[豪力]…P…人非ざる膂力。対決判定発生後、相手の生命値に1点のダメージを与える。このダメージで生命値は-1以下にならない。[呪物構築]…P…呪詛や退魔士由来の札や物を作成できる。材料を要し、TP03~30まで時間を賭けられる。[怪異変化]…N…LV4:[怪異接触]の発動回数をリセットしそのレベルに+3。そして全ステータスに+LVの修正。[結界構成]…N…同行者にダメージが発生する場合に宣言可能。そのダメージを-1点。R1回まで。(生-1)[萃癒術]…N…生気を集中して傷を癒す混霊術。自身以外のシーン中に減少した生命値を1点まで回復する。一月に1キャラに付一回のみ適用可。▽ 心傷 ▽『鬼の血』:明確な心傷とは異なる。戦闘目撃によって鬼フラグ+1、自身の戦闘行動で+4。人を助ける事で逸脱フラグ+1
https://w.atwiki.jp/nanadorakari/pages/84.html
Chapter4 [現実 Reality] 結局あれから昼ごろまでダラダラしていた俺たちは、案の定、途中で爆酔し てしまったようで、気がつくと日が暮れていた。腹が減ったので、二人を連れ て近所にあった高そうなレストランに向かう。お医者様御用達か。個室もある ということなので、個室に案内してもらった。帽子を被ったままコース料理を 食うわけにもいくまい。 幸い、金はしばらく不自由しないくらい貰っているので、遠慮なく一番高い コースを注文し、酒も適当に見繕ってもらう。ギャルソンは帽子を脱いだ二人 の頭に乗っかった耳を見ても、微塵として動揺しなかった――プロってやつだ。 俺は面倒な説明は全部省いたが、二人が誕生日だということだけは告げておい たら、デザートにローソク付きのケーキを用意してくれた。連中は大喜び。 料理はさすがに合成食料が大半だったが、料理人の腕は確かだった。同じ合 成たんぱく質を使った肉なのに、焼き加減ひとつでここまで味が変わるとはね。 俺は料理を堪能し、娘どもはケーキを前に記念写真まで撮ってもらっていた。 それから二日経った深夜、カガリが集中治療室から解放された。俺たちは雁 首揃えて病院に出迎えに行く。 夜の病院には、警察軍や政府の偉いさんとおぼしき連中も顔を出していた。 この病院の特別オペ室は、物理的にも電子的にもこの国で最もセキュリティの 高い場所だ。ギリギリの機密が要求される会議には最適という仕掛け。 ロビーでは、カガリが看護士から花束を受け取っていた。彼女は感慨深げに 花束を眺めていたが、裏口経由でロビーにたどり着いた俺たちに気がついたよ うで、軽く手を振った。俺はなんとなくバツの悪い思いを噛みしめつつ、手を 振り返す。 俺は「退院おめでとう」とかなんとか言いながら、握手の手を差し出そうと する。そこに、戦闘速度で猛然と平手打ちが飛んできた。避ける余裕もなく、 思わず1歩よろめく。一発くらいは確実に殴られるだろうと思っていたが、い きなりここでか。 「話は聞いてるわよ。部下に手を出すとか、サイテー」 ぽかんとしていたお偉さんがたの間から、軽く笑いが漏れる。 「すまん。いや、いろいろ、事情が」 「どんな避けられない情事があったのかは知らないけど、それ以上言い訳する ならもう一発よ」 「……すまん」 「わかればよろしい。お見苦しいところをお目にかけまして、失礼いたしまし た。この手の馬鹿は、その場その場でシメておかないと、何かと調子にのりま すので……」 いかにも政治家という雰囲気の女性がニコニコしながら頷き、若手の警察軍 官僚があらぬ方向に目をそらした。緊張をはらんでいた空気が、少しほぐれる。 くっそ、ダシにしやがって。 そうこうするうち、がっちりとした体格のSPたちが数人、会議場の準備がで きたことを告げにきた。俺はため息をついて、彼らのあとについて歩く。ふと、 カガリが俺の手を握っていることに気がついた。俺も彼女の手を握り返す。 『あの子たち、名前はなんていうの』 生体通信の秘話回線でカガリが俺に囁きかける。 『グレイスとヴィオレッタ。シュヴァルツがグレイスだ。双子。おとついが誕 生日で、19になったばかりだとさ。近所のレストランでケーキを食わせといた』 『あなたにしちゃあ気が利いてるわね。乗り換える?』 『勘弁してくれ』 『冗談よ。シュヴァルツ、随分綺麗になったじゃない』 『そんなものかな』 『ヤったらそれで満足するんだから、男ってのは、もう』 『いや、その』 『まあいいけど。後でそのレストランとやらにあたしも連れてきなさいよ』 『へいへい、喜んでエスコートさせていただきますよ』 馬鹿話をしているうちに、会議室に着いた。殺風景で狭苦しいが、やむをえ ない。もっとも、会議の出席者の中にスパイが紛れ込んでいたら、こんなセキ ュリティなんて何の意味もないが。 全員が着席すると、議長席に座った男が発言した。 「ようこそ、防衛戦線の方々。ここに集まったのは、我が国の、いわばタカ派 です。我々の内部では、あなた方を最大限にサポートし、この国から竜の支配 を排除する方向性で方針はまとまっています」 「ご協力、ありがとうございます」 「それで、今日は是非とも防衛戦線側の作戦を伺いたいのです。手助けをする と言っても、すぐにできることもあれば、すぐにはできないこともあります。 また、我々のほうでも準備すべきことが出てくるでしょう。そのあたりの摺り あわせをしたいのです」 「俺たちの作戦は、簡単なものです。少人数での潜入工作による、短期決戦、 これ以外にありません」 「しかし潜入と言っても」 「こちらからお願いしたいのは、ひとつだけです。そちらの空軍がお持ちの大 型輸送機を一機、お譲り頂きたい。俺たちはそれを使って最初の防衛システム を突破します」 「随分と派手な潜入作戦ですね」 「機体を突入させる頃には、俺たちは内部への潜入を終わらせています。増援 を絶ち、かつ防御側の指揮系統を混乱させるには、最も手軽かつ最低のリスク で実行できると考えています。悲しいかな、歴史的にも有効性は実証されてい ますしね」 「なるほど」 「突入が明らかになったところで、ヘイズはこの国の竜に対して攻撃命令を発 するでしょう。その対処はあなた方にお任せするしかありません」 「防衛戦線の支援は期待してよろしいのですか」 「もちろん。のちほど通信コードをお伝えします。ただし、およそ36時間はあ なた方だけで戦っていただくことになる計算にはなりますが」 「その程度の戦いに耐えられないなら、これから先の戦いにも耐えられんでし ょう。了解しました」 「俺がこんなことを言うのは筋違いも甚だしいのは承知で申し上げますが、本 当によいのですね? 戦いが始まれば、数万人が犠牲になるでしょう。どんな に試算しても、これを防ぐ方法はない。ただ、人類の気高さを保つという愚行 の代償として、この犠牲を払う覚悟があると理解してよろしいのですね?」 「覚悟の上です。我が国は、竜の統治による平和を享受だの、竜との共存によ る繁栄だのを謳ってはいますが、国家としては確実に衰えていっています。こ のままでは、彼らの搾取の前に、10年持たずに崩壊を余儀なくされるでしょう。 たとえその先に悲惨な死が待ち構えていたとしても、武装闘争以外に状況を打 破する道はありません」 場に沈黙が落ちた。カガリがぼそりと口を挟む。 「20世紀に起こったとある革命では、革命を夢見た闘士82名のうち、最初の一 日を生き延びたのは12名に過ぎませんでした。損耗率は実に85%です。その覚 悟だということですね?」 「お言葉ですが、その革命は成功したではありませんか。座して緩慢な死を待 つのか、それとも自由を手にするのか。我々が与えられた選択肢も、それほど 豪華ではないのですよ」 「ハト派の動きは? それから、DKグループは大丈夫なのですか? この国に おける最大の政治勢力は『よく分からない』であることを、私はよく知ってい ます――数年前までは、私もその一員でしたから。短期決戦であるとしても、 歴史上の失敗を繰り返すのは御免です。幸い私たちのリーダーは喘息ではあり ませんが」 「アングラなネット世論は、竜を討つべしという論調が支配的です。国営放送 を含めて、マスコミが宥和路線なのはご容赦いただきたい」 「仮想現実世界で偉そうにしてみせるだけの子供たちが、戦力になると?」 「彼らが蜂起を完全に拒むのであれば――我々は無残に死ぬでしょう。だが、 今のお言葉で言うならば、36時間であれば戦力になると信じています」 「そうやってまたしても若者ばかりが死に、老人が権力の座に居座る、そうい う仕掛けですか」 「カガリ、やめろ。どうでもいい部分で熱くなるなよ」 「どうでもいいって!」 「どうでもいいだろ。落ち着けよ。何をどうやっても、人は死ぬ。俺たちがそ の死に方に手を出そうだなんて、おこがましいにもほどがある。この国の若者 が犬死するのがイヤだってなら、俺たちが1分でも早くカタをつければいい、 それだけのことだ。それが役割分担だろ? お前は、お前の望みを現実にでき る力を持ってるんだ。ここで咆えるのは、お前の仕事じゃない」 「――わかった。重大な失言があったこと、深く陳謝して撤回します」 「いいえ。お気になさらず」 「それよりも、可及的速やかに輸送機の運用コードを教えていただきたく思い ます。それから、なんにしても仕掛けるときは奇襲ですので、当面は輸送機の 運用は止められたほうがよろしいかと」 「攻撃が始まるタイミングの通達はあると考えていいのですか?」 「可能であれば。体制の強化は早い段階で開始してください。口実が必要でし ょうから、防衛戦線には何か適当な『強い言葉による勧告』でも出させます。 まあ、いつものことと言えば、いつものことですが」 「予定表を書いて、タイムスケジュールどおりに、という話にはできませんか らな――了解しました」 「少なくともあと数日は、休養と補給が必要です。それ以降は、言い方は悪い ですが、勝手に動かさせてもらいます。最悪、計画の頓挫が明らかになったら、 我々をスケープゴートにされるといい。次につなげるのも、大事な任務です」 「そうならないことを祈ります」 会議は、1時間もしないうちに終わった。彼らは彼らなりに反攻計画を練っ ているようで、彼らの視点から言うと俺たちは都合のよい花火というわけだ。 口には出さなかったが、カガリの指摘はおそらく正しい。今回の件は、この 国にとってみると、要するにタカ派によるクーデターだ。大義もなければ、理 想もない、ただの政争の一環に過ぎない。馬鹿馬鹿しい。もっとも俺にしても、 司令部とは通信が途絶しっぱなしだなんてことはおくびにもださずに交渉して るんだから、同じ穴の狢といったところか。 なんともやりきれない空気のまま、俺たちは新しくあてがわれた宿舎(今度 はまっとうなビジネスホテルだ)に移動する。会議以降、カガリの不機嫌っぷ りはとどまるところを知らない。ヴァイスとシュヴァルツは微妙におどおどし ていた。俺が堂々としすぎなのかもしれないが。 宿舎についたところで、全員で部屋に集まって作戦会議にする。ダブルの部 屋に4人はちょいと狭いが、贅沢は言っていられない。体操するわけじゃない んだしな。 ヴァイスとシュヴァルツに、盗聴器とカメラのチェックをさせる。とりあえ ず設置はされていないらしい。だが用心するには越したことがない。俺は接触 式の生体通信を開始するジェスチャーをして、丸テーブルの上に手を置いた。 順に、3人が手を重ねる。 『ヴァイス、シュヴァルツ、音声レベルで適当な会話を流してくれ。あんまり アホなことを喋るなよ』 『え? 情熱の一夜のことを実況してくれるんじゃないの?』 『カガリ、頼む、そろそろ許してくれ、マジで。俺もう泣きそう』 『まだまだチクチクやらせてもらうから』 『きっついなあ。とりあえず、なんでもいいや。始めてくれ』 ヴァイスとシュヴァルツがバースデーケーキのことを音声会話し始める。 『こんな話題でどうでしょう』 『オーケー。さて、本題だ。輸送機の件だが、運用コードは手に入ったか』 『先ほど車内で受領しました。ですがシンラ、航空機での防衛ライン突破は』 『上出来だ。ヴァイス、その機体のトイレを製造しているメーカーの管理ナン バーを引き抜け。シュヴァルツはサポート』 『アイ・サー……確保しました。東洋衛生、です』 『いいぞ。警察軍経由で東洋衛生のメインコンピューターをハックしろ。気を つけろ、東洋衛生の防壁はたぶんこの国で一番過激だぞ。警察軍相手のチャン ネルが唯一の窓口だ』 『アイ・サー。アクセス……シンラ、この会社! すごい』 『事前情報が正しければ、宇宙開発局にアクセスできるコードを持っているは ずだから、確保しろ。ISSに便器を納品してた会社だからな。最新の人工衛星に も部品を提供してる』 『宇宙開発局へのアクセス権を確保しました』 『よし。そこはまだアクセスするなよ。今日は水曜だから……あと10日はその パスが生きてる。 次、いくぞ。H国海軍へのアクセスコードも東洋衛生にはあったろ』 『はい。正規空母“鶉”の衛生環境を提供しています』 『鶉の火気管制システムは見えるか』 『それはさすがに』 『突破は?』 『防壁の強度はさほどではありません。推定4時間』 『タイム・ボムを仕掛けろ』 『露見の確率が高すぎます』 『便座の温度を管理するプログラムの中に仕込め。そこはチェックされないし、 温度設定が外部から可能になってる』 『アイ・サー。ええっ、何これ……本当です、こんなのが正規空母のセキュリ ティだなんて』 『東洋衛生ってのは、最初に会ったろ、あのジジイの会社だ』 『理解しました。でもそれだったら何も輸送機のトイレから入らなくても』 『ジジイにこれ以上貸しを作りたくはない。俺たちはあくまで、自力で玄関に までたどり着いた。相手は、俺たちを迎え入れてくれた。そういうこと。 仕込んだら、撤退だ。くれぐれも足跡には気をつけろよ』 『アイ・サー。ログオフ完了しました』 『さて、これでどうよ。もう任務成功率0.4%とは言わせねえぞ』 『概算ですが……最低でも10%は越えたと思います。最大で30%弱』 『5割いかなかったか』 『でもさ、孤立状態なのに、帝竜クラスを相手に10%越えって、ちょっと普通 じゃないよ』 『仕込みはこれで一杯一杯だけどな。孤立状態だからこういう仕込みもできる、 って考え方もある。エメルが変な知恵をつけなきゃいいが』 『無支援・孤立状態に置いたほうが任務達成率が上昇する、とか?』 『それは違うぞ。あいつはもうちょっと論理的だ』 『じゃあ何がどう変な知恵なのよ』 『4人が自殺的特攻を試みたら任務達成率が跳ね上がった。じゃあ1千人が特 攻すればもっと成功率は上がるはずだ』 『勘弁。ありえそうなだけに、本気でそれは勘弁』 『だからまあ、俺らは頑張って生還して、エメルに今回のが偶然なんだってこ とを説明しないとな』 『アイ・サー』 「それで、だ。話の途中だが、そろそろメシにしようぜ」 「ルームサービスでも取るの?」 「レストランに行きたいって言ったろ」 「ああ……。そんな、真に受けなくていいのに。こんな夜遅くなのに、お店あ いてるの?」 「食い物の恨みは色恋の恨みより恐ろしいってのが家訓でな。無理いって予約 しといた。お前らも来いよ。帰りは別の車に乗ってもらうが」 俺はカガリの手を握ると、立ち上がった。最後の晩餐なのは、全員が分かっ てることだ。ヴァイスとシュヴァルツも、厳しい表情のまま立ち上がる。けれ ど、それでも二人は明るい笑顔を作ると、「着替えてきます」と言って自分た ちの部屋に戻っていった。健気な奴らだ。 「お前は着替えなくていいのか」 「着替えなんて、野戦服しか持ってないから」 「そうか、そいつはマズった」 「気にしないわ。ちゃんとしたディナーが食べられるってだけで、あり得ない もの」 「合成食料だけどな」 「食べる前に食欲を削ぐようなこと言わないで」 レストランにはタクシーに乗って向かった。1台で4人はちと狭苦しいが、 女性陣はみな痩せ型なのでそれほどでもなさそうだ。助手席の俺は涙目。 レストランには「貸切」の看板が下がっていた。俺はカガリの手を取って入 店する。例のギャルソンが丁寧に俺たちを出迎え――そして驚いたような声を あげた。 「失礼ながら、ヒイラギ様、ですか……?」 カガリがはっとしたような表情になる。 「まさか、カノウさん? ええええええ!?」 「やはりヒイラギお嬢様でしたか。本日は当店をお選びくださいまして、まこ とに光栄です。どうぞ、お席の準備はできております」 「やめてよ、カノウさん。あたしはもう、ほら、さ。でもありがと。じゃあ、 シェフはやっぱりいつもの彼?」 「はい。ジャンが務めております。その、申し上げにくいのですが、ご用意で きるお食事とお酒の幅に些か限りがございますことを、先にご了承いただきた ければと。本来でしたら、本日はお引取りいただかねばならないような有様な のですが……」 「何言ってるのよ、あなたたちのお店にまた来れたなんて! それだけでもう 大満足よ。ささ、なにポカンとしてんの、ちゃんとエスコートしなさいよ、シ ンラ。あなたたちも、店の玄関をくぐったら帽子くらいちゃっちゃと脱ぎなさ い――まったくもう、恥をかかせないでよ」 言いながらカガリは一人でテーブルに向かい、とっとと席についてしまった。 俺はギャルソンにコートを預けるついでに、ぼそりと聞いてみる。 「カガリとは、知り合いってこと、だよな?」 「ええ。ヒイラギ様には、随分とご贔屓いただいております」 「ヒイラギ様か。参ったな」 なんとなく居心地の悪さを感じつつ、俺たちは案内された丸テーブルに座る。 ややあって、フルートグラスに淡い紅色の酒が注がれた。 「こちらは私からのサービスです」 「変わらないわね。あたしの好きなの、とっておいてくれたんだ」 「1本だけですが、なんとか救い出しました」 「乾杯しましょう、あなたもグラスを。私が持つわ」 「では、お言葉に甘えさせていただきます」 ギャルソンも僅かに酒が注がれたグラスを持った。 「さ、シンラ、乾杯の音頭を」 「俺かよ。あー、そうだな、なにやら偶然っぽい再会と、この場に居合わせた 全員の無事を祝って」 「乾杯」 料理は以前にもまして素晴らしいものだった。カガリはメニューも見ずに一 切をシェフに任せ、シェフはその期待に応えている。 「ジャンは、フランス料理の国際コンテストで入賞経験がある腕利き。カノウ はこの国で一番格式が高かったホテルの最上階にあったレストランで、フロア のチーフだった人。二人とも腕はいいんだけど、妥協って言葉を知らなすぎる から、あちこっちで喧嘩して、今に至るって感じかな。 それにしても、あなたたちラッキーよ。あたしだって誕生日を彼らに祝って もらったことなんて、指折り数えるほどしかないわ」 「指折り数えられるお前のほうに驚きだよ」 「あ、あの、カノウさんに記念写真まで撮ってもらっちゃったんですけど、こ れってもしかして物凄く」 「ありえないわね。あたしなら恥ずかしくて首をつっちゃうレベル」 「ひ、ひええ」 「――スープをお持ちしました」 目を白黒させている俺たち(女王様を除く)の前に、小さな硝子の切子グラ スに入った黄色いスープが置かれた。 「これって、まさか」 「とうもろこしの冷製スープでございます。季節外れではございますが、シェ フがどうしても、と駄々をこねまして」 カガリは優雅にスプーンを手に取ると、グラスに盛られたスープをひとくち、 口に含んだ。 「ちょっと、これ、天然のトウモロコシじゃない! どうやって手に入れたの、 こんなもの」 「……あの大災厄がございましてから、政府は燃料用に備蓄していたトウモロ コシを、定期的に無料で放出しております。それを冷凍保存いたしました。風 味に欠けますところは、平にご容赦いただければと」 俺もスプーンを取って、スープを試してみた。口の中に、甘いコーンの味わ いと、真夏の木陰を思わせる爽やかな香りが立ち上り、心が浮き立つような楽 しさを感じる。 そうだ、これは……これは、ガキの頃、夏が来るたびに感じていた、意味も なくワクワクする気持ち。俺は思わず自分の記憶回路に異変が生じたのかと思 ったが、機能はまったく正常そのものだ。 これが、料理の力というものか。 いや――違う。これが、人間の力なのだ。 俺たちは無言でスープを飲んだ。何かを喋れるはずがない。いやはや、たか が食事とか思っていた自分が恥ずかしい。その「たかが」に命を懸けてきた連 中は、この領域にまで到達するのだ。崩壊しかかった世界で、完璧な技術を持 ったシェフとギャルソンが演出してみせた、奇跡。 「このスープはね」。カガリがぽつりと呟く。「あたしが彼らに初めてサーブ してもらったときに、無理を言って頼んだメニューなの。 あたしはまだ6歳くらいで、それでも両親はあたしに大人の味を覚えさせた くって。ちっちゃかったあたしにとってみれば、出てくる料理はどれもこれも 辛いか苦いか臭いかばっかりだったわ。それで、ほとんどのお皿に手がつけら れなくて、でもお父様とお母様があたしのために最高の食事を手配してくれた のはわかったから、食べなくちゃって。 でも、そんなあたしの様子を見て、カノウさんがあたしに聞いてくれたのよ。 『お嬢様、何か別のお料理をお持ちしましょうか』って。あたしは思わず『コ ーンスープが飲みたい』って言ったわ。子供の味覚よね。それで、出てきたの がこれ。 あのときから、彼らのいる店を探しては、大切な日の食事はできるだけそこ で食べるようにしたの。彼ら、失業してることも多かったから、そう簡単じゃ なかったけどね。でも、このスープを頼んだのは、あれっきりだった――あれ っきりだったのに……」 カガリはスプーンを置くと、直接グラスを手にとってスープを飲んだ。マナ ーとしてはなっちゃいないんだろうが、俺もそれが正しいような気がして、グ ラスから直接スープを飲む。なんとなく、悪戯をしている子供のような気分に なる。シェフとギャルソンがあっちこっちで喧嘩をしては店を飛び出てきたと いうのも、これを食うとなんとなく分かる。 その後も、ゆるやかに食事は続いた。天然の魚のソテー、レモンのグラニテ、 合成肉の煮込み。どれも最高だった。俺たちは全身の隅々まで満たされ、すっ かりリラックスしていた。ただ単に高いメシを食ったというだけでは、こうは ならない。 食事は大体終わって、娘たちはシェフお手製のアイスクリームとエスプレッ ソコーヒーに夢中、カガリと俺はシガーを楽しんでいた。基地が全面禁煙にな ってからというもの俺たちは肩身の狭い思いをしてきたが、ここではそんなこ とはなさそうだ。 「ねえ、ひとつお願いしていい?」 テーブルが片付いたところで、カガリが切り出した。 「何でしょう、お嬢様。ってかそれでそろそろ負債は全部返納でいいかな」 「そういうことにしてあげる。この後、行きたい場所があってね」 「どうぞどうぞ、お二人で行ってきてください。わたしたちは先に宿舎に帰っ ていますから」 「馬鹿、そんなんじゃないわよ。本当はね……本当は、一人で行きたいんだけ ど、でも一応、封鎖地区だから、護衛がいたほうがいいかな、って」 「封鎖地区か。まあ、安全ではない、な。構わんよ。つきあう。ヴァイスとシ ュヴァルツは先に帰って寝てろ。金は十分に持ってるよな? まあ、その金を 握ってどこかに遊びに出るぶんには止めないが、朝には帰って来いよ」 「サー・イエス・サー」 「さて……じゃあ、そろそろ出るか。チェックを」 「ヒイラギ様からお金はいただけませんよ」 「またまた。いつもどおり、経営苦しいんでしょ。取っておいて。どうせあた しのお金じゃないんだし。それより、次もまたどこかで会えたら嬉しいわね。 できればここだと楽なんだけど」 「では、失礼ながらお言葉に甘えさせていただきます。皆様、本日はどうもあ りがとうございました」 「ジャンにもよろしく伝えて。今日こそは完璧だったって」 「はい。本来ならばこの場にお連れするのですが」 「対面恐怖症の料理人って面倒よね」 「では、またのお越しをお待ちしております」 「ありがとう、ごちそうさま」 「ごちそうさま。月並みな言葉で申し訳ないが、素晴らしかったよ」 「ありがとうございました、本当に美味しかったです!」 娘たちは歩いて帰ると言い張ったので、好きにさせることにした。夜遊びコ ースというところか。それもいいだろう。俺はタクシーを止めて、湾岸の封鎖 地域近くまで運んでもらうことにする。空を飛んでもいいが、さすがにね。 封鎖地区というのは、この国が最初に竜の襲撃を受けたときに、徹底した破 壊を受けた地域だ。竜との表向きの宥和が進んだ今でも、一種の見せしめとし て廃墟のまま残されている。タクシーの運ちゃんは行き先を聞いて顔をしかめ たが、3倍払うと言うと黙って車を出した。 1時間ほど走ると、封鎖地区が見えるあたりまで来たので、車を止めさせる。 運ちゃんもさすがにこれ以上あそこに近づきたくはないらしく、安心したよう に金を受け取った。 俺とカガリは、手をつないで廃墟のなかを歩いた。そして溶け落ちた鉄製の フェンス以外はすべてが燃え尽きている区画にたどり着いたところで、カガリ が足を止め、くるりと振り返って俺の顔を見る。 「あたしの家に、ようこそ」 俺はでくの坊のように突っ立っていることしかできない。レストランの一件 で、というかそれ以前から、カガリは随分とお嬢様育ちなんじゃないかとは思 っていたが、ここまでとはね。H国首都のベイエリアといえば、世界有数の金 持ちじゃないと一軒屋なんて持てない地域だ。 カガリはふわりと歩を進める。俺はなんとなくコートを脱いで、その後に続 いた。 「ここが玄関。壁にはカンディンスキーのリソグラフがあったわ。お母様の趣 味。お母様は、ゲストに頂いた花を別にすれば、カンディンスキー以外は玄関 に飾ろうとしなかった。小さい頃は、なんだか落書きみたいって思ったけど」 近くに落ちていた焼け焦げた木の棒を手にとって、カガリは地面に線を引き ながら歩く。 「こっちの扉が、客間。北欧のビンテージ家具でまとめてた。最初はお父様が 好きなアール・ヌーヴォー一色だったんだけど、あたしが無理いってデザイン を変えてもらったの。カンディンスキーを見て入ってきたお客に、アール・ヌ ーヴォーはないだろう、って。反抗期だったのね」 「こっちに行くと、リビング兼ダイニング。客間から動かした調度は、結局こ こに定住したわ。ここがお父様のお城だったのかな。イタリア製のオーディオ が置いてあって、あのスピーカーは小さかったけど本当にいい音がしてた。100 年もののワインの樽で作ったスピーカーなんだって、お父様は子供みたいに説 明してくれたわ」 「――お嬢様だったんだな、やっぱり」 「まあね。あたし自身は、そんなに贅沢な家だとは思ってなかったし、実際も っとすごい贅沢をしてる家はいくらでもあったけど……世間の標準から見れば、 やっぱりお嬢様よね。でも、あたしのお父様の口癖は、『カガリ、うちはブル ジョワじゃないんだから、大学は国立にしてくれ』だったわ」 「大学、行ってたのか」 「うん。この国では、一応、一番良い大学ってことになってるところ」 その大学の名前は、無学な俺でも知っていた。エリート中のエリートだ。 「頭いいんだな」 「あなたよりはね。でも、天才ってわけじゃあ、ない。あの大学に行ってみて 思い知ったけど、天才ってのは、あたしなんかとは全然違う。それを知っただ けでもいい経験だったかな。あの人たちが、まだ生きてるといいんだけど。そ れで、これから先も、うまく乗り切ってくれるといいんだけど」 「さっきのギャルソンに、教えなくてよかったのか。せめて、逃げろとか、危 ないとか」 「それは第一級の機密漏洩よ。あたしは軍人だもん。それに、あの人たちは、 戦争なんかじゃ自分たちの仕事をやめたりはしないし、諦めもしないわ。あた したちがどんな場所でも殺し合いをやめないように、あの人たちはどんな場所 だって最高の料理とサービスを追及するわよ」 「だな……まったくだ。久しぶりに、本物のプロを見たよ」 「不器用な生き方しかできない人たちだけどね」 「類友ってやつだ。大学で、何を勉強してたんだ」 「法社会学。あと趣味で、ビザンティンにおける恩貸地制のゼミとか」 「なんだそれ」 「いまから120分ほど講義していい?」 「勘弁」 「医学も興味はあったけど……数学がね。才能の壁で撃沈。18歳がピークの学 問って、ひどいよね。高校生のうちに見切りつけざるを得なかった」 「よくわからん」 「はいはい、失礼しました。それで、こっちがメイン・ダイニングで、その奥 がキッチン。料理はお父様の分担だった。お父様は、学生時代にイタリア料理 屋でアルバイトしてたんだって。お父様が作る料理は、本当に美味しかった。 もちろんプロにはかなわないけどね。どっちにしてもお父様もお母様も、お手 伝いさんを雇うことを潔しとする人じゃなかった」 「それから、こっちの階段を登ると、客用の寝室。滅多に使わなかったなあ… …。子供の頃は、よく遊び場所にしたものよ。お人形の家とか並べてさ。その たびに、お母様に片付けなさいって怒られた」 「片付けられないのは、その頃からの癖か」 「悪うござんしたね。突っ立ってないで、こっちに来なさいよ」 俺は首を振りつつ、カガリの後を追う。カガリは瓦礫のなかに木炭の線を引 き続けている。 「学生時代もこんなだったのか」 「客観的に言えば――女王様だったかな。いつでも彼氏は2、3人いたし、彼 氏未満はもっとたくさんいた。まったく、あなたのことを悪く言えないこと夥 しいわね」 「青春を謳歌してたんだな」 「そうかもしれない。馬鹿丸出しでね。無茶もたくさんしたわ――さすがに、 3人以上といっぺんに寝たのは4回くらいしかないけど」 「無茶しすぎだ」 「学園祭のときは、誰もいない教室でセックスしたこともあるわよ。とてもス リリングだった。へべれけになってトイレに吐きに行った男を介抱してたら、 なりゆきでそのままエッチしたこともある。『君が好きで好きでたまらないん だ』とか、若さよね」 カガリがくるっと振り返る。 「ここがあたしの部屋。鍵を開けるわ」 彼女は扉を開けるしぐさをする。 「どうぞお入りください、シンラ」 「ありがたく」 俺は肩をすくめて彼女の後ろに続く。 「この壁面が全部本棚で、こっちが机。ここに窓があったんだけど、本棚で潰 しちゃった。ここに、お父様にもらったオーディオ機材。安物だって言ってた けど、あたしには十分だったなあ」 そういいながら、カガリは瓦礫の山の上に立つ。 「ここが、ベッド。誤解しないで、ここに男を上げたことはないから」 「そうか」 俺は廃墟を見回して、つとカガリに一歩近づく。 「安心した?」 「俺が最初の一人になるのでいいのかな、と思ってさ」 カガリがまじまじと俺の目を見る。 「……いいわよ」 もう一歩、カガリに近寄った。距離がゼロになる。俺は彼女の細い身体を抱 きしめ、深々とキスをした。左手に引っ掛けていたコートが、ばさりと地面に 落ちる。 キスをしたまま、若干身体をずらして、ワンピースの上からカガリの乳房を 愛撫する。女性の魅力を目一杯詰め込んだかのようなその身体は、幾多の男の 興味を集めてきた。学生時代に奔放な性生活を送っていたというのも、あなが ち嘘ではあるまい。彼女のルックスと身体、そして何よりもこの閃くようなウ ィットと毒舌があれば、男に不自由することはなかっただろう。俺自身、何の かんので彼女にベタ惚れしている自分を認めざるを得ない。 彼女は目を閉じて、愛撫に身を任せていた。俺はカガリを強く抱きしめたま ま、彼女の耳朶を、首筋を、頬を、喉を、唇で撫で回す。ワンピース越しに感 じる彼女の暖かさが心地よい。 俺はじわりと背後に身体を動かすと、彼女の豊かな胸を楽しんでいる右手は そのままに、もう片手をそっと腹部へと滑らせる。綺麗に引き締まった、無駄 のない筋肉の感触。カガリもまた俺の脇腹のあたりに手をまわして、俺の身体 を柔らかくまさぐる。 左手を、すらりとした足へと伸ばす。太ももの感触をしばらく味わってから、 また腰へと手を這わせていく。彼女の手もまた、俺の足に降り、また脇腹へと 戻ってを繰り返す。 俺は自分が高まってきたのを感じ、彼女の臀部に腰を押しつける。カガリは 軽く腰を動かし、尻の狭間でズボンの中に収まったままの俺自身を撫でた。俺 は自身の興奮を感じつつ、それでも冷静を保つふりをしながら、彼女の首筋に 舌を這わせる。 カガリはしばらく俺にリードされていたが、やがて俺の抱擁を解いて正面か ら抱き合うと、もう一度情熱的なキスを交わした。互いの手が、互いの背中の 靭さを確かめ合う。服越しに、お互いの心臓が高鳴っているのを感じる。カガ リは足を俺の足に絡めると、ズボンの上から俺自身をさすった。不肖の息子は、 もう痛いくらいに膨張している。 「あたしと、セックスしたい?」 悪戯っぽくカガリが囁く。 「ああ」 「どれくらい、したい?」 「こんなに」 俺は自分の下腹部を指差してみる。 「どれどれ、容態を見てみましょうか」 彼女は地面に膝をつくと、ズボンのジッパーを下ろし、トランクスの中から いきりたってイチモツを取り出した。 「ずいぶん腫れてるわね、シンラ」 「ここにきてお医者さんごっこか」 「悪い? 外科医と付き合ったこともあるけど、本当に器用だったわよ」 そう言いながら、彼女は俺の息子を口に含む。ねっとりとした口技に、十分 に膨張していると思っていたソレが、一段と硬さを増す。彼女はうっとりとし た表情のまま亀頭を舐め、浮き上がった血管や筋に舌を這わせ、根元近くまで 頬張ると、強く吸った。思わず彼女の口の中で爆発しそうになる自分を、懸命 に抑える。 彼女は責め手を止めなかった。始めはゆったりと、やがて勢いよく、唇と舌 を総動員して俺自身をしゃぶっていく。俺は何度も深呼吸して自制を取り戻そ うとしたが、そのたびにちろちろと亀頭を舌で突かれて、ひたすら決壊を堪え 続けねばならなかった。 だが、我慢にも限界はある。もうこれ以上は無理だと悟った俺は、カガリの 頭を掴み、彼女の口の中を激しく犯す。負け惜しみに近い。彼女は嬉々として ピストンを受け入れ、前後動にあわせて息子を締め上げ、根元に近いあたりの 筋をやわやわと指でマッサージする。 この最後の攻撃を前に俺の我慢は崩れ去り、彼女の口の中で大量の精液をぶ ちまけた。カガリは嬉しそうに喉を鳴らして体液を飲み干していく。俺は目を 閉じて、荒い息をついていた。まったく、どっちがどっちを犯してるんだかわ かりゃしない。 やがて、彼女は俺の体液をすべて飲み干した。若干しなびた感じの俺の息子 を口から出すと、ハンカチを取り出して口元を拭く。俺はちょっと息があがる のを感じて、倒れていた柱の上に座りなおした。カガリも隣に座る。 「ずいぶん溜まってたじゃない。あの子たち、ちゃんと満足させてあげたの?」 「多分」 「あたしが入院してるあいだ、ずっとハーレムだったんじゃないの?」 「んなわけあるか。一晩だけさ」 「意外ね」 「信用ないな」 「でもさ、文句なしに可愛い子たちじゃない。据え膳食わぬは男の恥って言う んでしょ?」 「俺は、お前のほうがいい」 「嬉しいこと言ってくれるわね」 俺は小悪魔のような笑みを浮かべているカガリの唇を奪うと、もう一度全身 のあちこちを愛撫する。 が、今度は途中で止めたりはしない。 太ももを撫で回しながら、じわり、じわりとワンピースのスカートをずりあ げる。やがて、すらりと伸びたカガリの足があらわになった。俺はストッキン グの上から、直接彼女の足を触る。彼女は、自覚はないかもしれないが、太も もの愛撫に弱い。 さほど時間をかけるまでもなく、カガリが甘い声を漏らし始めた。 「シンラ……ねえ、シンラ……」 「なんだよ」 俺は執拗に足を責め続ける。 「少しは……嫉妬してくれた? あたしの学生時代の話」 思わず、苦笑が漏れる。 「何よ。笑うところじゃないでしょ」 「悪い。そうだな、まあ、嫉妬したかな」 「どれくらい?」 俺は彼女の手を取って、自分のイチモツに触らせる。息子はもう十二分に回 復していた。 「これくらい」 カガリがクスリと笑う。 「そればっかり。いいわ、もっと……もっと、嫉妬して……」 俺は黙って愛撫を続けながら、徐々に彼女の秘所に手を寄せていく。そして さんざん焦らしてから、彼女自身の上に指を乗せた。指先に熱い火照りを感じ る。 「ストッキング、破いちゃっていいわよ」 カガリを焦らしながら、いい加減自分自身も焦れてきていた俺は、彼女のス トッキングに両手をかけると力任せに引き裂いた。黒いレースのショーツがあ らわになる。 ショーツの上から、裂け目のあたりをつつっと指で追ってみる。指先に、湿 り気を感じる。 「昔から、こんなに濡れやすかったのか」 「そうね……最初の一回はとても痛かったけど、すぐに馴染んだわ。敏感な、 いい身体をしてるって褒められた」 「敏感なのは知ってるよ」 俺はショーツの中に手を滑り込ませ、たっぷりと潤っている割れ目の中に指 を差し込んでいった。カガリは鼻をならしながら、うっとりとした表情になる。 時間をかけて、彼女の中を指でかき回していく。柔らかな襞を愛撫し、陰核 を刺激し、花びらを揉みしだく。彼女の唇がわななき、呼吸がやや速くなって きた。 「すまん、カガリ」 俺はカガリの耳元で呟く。 「ん?」 「もうちょいじっくりと行きたいんだが……限界だ」 俺はショーツを乱暴にひき下ろすと、カガリの両膝の後ろに手を回し、一息 に彼女を抱え上げた。口でスカートの裾を咥え、完全に勃起したイチモツの上 に彼女を降ろしていく。カガリは俺の息子を指先で捕らえ、自分の内部に導い た。 暖かな柔肉が俺の分身を包み込む。身体の深いところを突き上げられたカガ リが、少し呻いた。 「もう、せっかち、さん、なんだか、ら……」 俺はゆるやかに腰をグラインドさせる。十分に熟れたカガリの秘所は、ずぷ り、ずぷりと淫らな音を立てながら、俺の男性自身を絡めとるように咀嚼する。 あまりの快楽に、思わず俺も低くうめき声を出してしまう。やはりなんのかん の言って、小娘どもではこうはいかない。 「お前が欲しくて欲しくて、たまらないんだよ」 「馬鹿」 両手をカガリの胸に回し、上下動にあわせて強く揉む。カガリは口を半開き にして、下腹部からこみ上げてくる快楽に酔った。俺もカガリの動きにあわせ て、ゆるゆると腰を動かす。 カガリの白い肌が紅潮する。俺は真っ赤に染まった彼女のうなじに舌を這わ せ、乳首と太ももを服の上から責めながら、腰を揺らし続けた。カガリは自分 の秘所に手を伸ばすと、クリトリスを刺激し始める。膣がぎゅっと締まって、 俺はまたしてもうめき声を出してしまう。 「シンラ……ああ、シンラ……」 「カガリ、好きだ。お前が、好きだ」 「シンラ……」 まるですべての人間が死に絶えてしまったかのような廃墟の中で、俺たちは 愛し合い続けた。遠くの対岸では不夜城たる街の明かりが煌いているが、その 虚ろな輝きは、まるで巨大な墓石のように海の中に立ち並ぶ橋脚の群れを、微 かな灰色に染めることしかできなかった。 カガリは、俺に貫かれながら、静かに言葉を紡ぐ。 「シンラ、忘れないで――この風景を、忘れないで。あなたの、そしてあたし たちの誇りが生むのは、この風景でしかない――あなたと、あたしたちの気高 さがもたらすのは、死人の山だけ。お願い、それだけは、忘れないで」 俺はただ、頷くことしかできない。それ以外、俺に何ができるというのだろ う。彼女の幸福と希望が灰になって眠る、この場所で。 やがてカガリが高まり始めた。太ももを愛撫する俺の手に、彼女の体の細か な痙攣が伝わり始める。 「ああ、シンラ……、あたし、ああ、もう、ダメ、シンラ」 「いいのか、カガリ、もう」 俺は歯を食いしばりながら、ゆっくりとした腰の動きを保つ。今にも息子が 破裂しそうで、額には汗が滴り始めた。 「うん、きて、シンラ、きて、お願い」 その声につられるように、俺はぐいと強く腰を突き上げる。カガリが「ああ っ」と一声叫んだ。カガリもまた、激しく腰を上下させる。ワンピースに包ま れた引き締まった体が、じっとりと汗ばんでいるのがわかる。 カガリの秘所がぎゅっと強く締まった。カガリは下唇を噛み、天を仰いでい る。腹筋が激しく収縮し、震える足からハイヒールが落ちた。俺は奥歯に力を 入れつつ、ぐいぐいと彼女を突き上げる。 「ああ、シンラ、すごい……あ、また、またイク、ああ、まだ」 一度緩んだ彼女の秘所が、ふたたび緊張をはらんだ。 「あ、ちょ、ちょっと、足、足つっちゃいそう、あ、ああっ」 俺はよくわからない訴えを無視して、激しくカガリを下から突き上げる。ボ スッボスッという破裂音が混じった。一撃ごとに彼女は「イク」を繰り返し、 次第にその声は脈絡のないうめき声に溶けていく。締め付けは物凄いものがあ るが、それでも俺は必死で射精感をやり過ごし続けた。まだまだ、まだまだだ。 「ひいっ、あ、あああ、あぅ、あ、ああっ、あああっ」 カガリはもう自分で腰を動かすこともできないようで、半ばぐったりと俺に 身体を預けながら、押し寄せる快楽に浸っている。俺は彼女の顔をつかむと、 ぐいと背後を向かせて、わななく小さな唇に唇を押し当てた。ほとんど本能的 に彼女は俺の口の中に舌を割り入れてくる。俺はカガリの舌に舌をからめつつ、 最後の抽送を始めた。 「ん、んぅー、んんんっ、んんっ、ん、んんんんんぅっ!」 カガリの全身が硬直し、俺の男性自身を強烈に締め上げる。俺は全力を振り 絞って彼女の体のなかに怒張をガツンと沈めると、そこで溜まりに溜まった劣 情をどっと吐き出した。怒張がぴくぴくと震え、その痙攣に彼女はまたしても 高みへと到達する。 ……が、コトが終わって放心したような表情のカガリを見ているうちに、す べてを吐き出したはずの俺の息子が勢いを取り戻した。カガリが驚いたような、 それでいてうっとりとした目で俺を見るが、むしろ俺のほうがびっくり。美味 いものたらふくを食ったせいかな。 「カガリ――好きだ。愛してる」 俺はそう囁くと、彼女を貫いたまま、ぐるりとその身体の前後を回転させた。 胎内に走った異様な感覚に、朦朧としていたカガリが「はぅ」とか間の抜けた 声を出す。 「さ、ヒイラギお嬢様、もうひといきお家をご案内いただけませんか」 そう言いながら、俺はカガリを抱えて立ち上がる。いわゆる駅弁スタイルと いうやつだ。 いまや全身が性感帯のようになっている彼女は、俺にしがみつく力もほとん ど残っていない。けれど、重力に身を任せると、自然と俺のイチモツが彼女の 身体の奥深くを突き上げる。その深すぎる快感から逃れようとして俺の身体を 少し這い上がって、でも力尽きてまた重力に負ける。彼女は俺に抱きかかえら れたまま、無尽蔵な快楽の淵をさ迷い続けた。 そうするうち、カガリの全身から力が抜ける。ほとんど失神しかかっている のだろう。俺は軽く笑うと、一歩を踏み出した。とたんにカガリの身体の中に 猛然とした刺激が走り回って、彼女はびくりと俺にしがみつき――また快楽の 無限ループに戻る。 「好きだ。愛してる、カガリ」 俺は呪文のようにそう繰り返しながら、廃墟の中をゆるゆると歩き回った。 カガリは半分眠るように、半分快楽の海に溺れるように、俺の肩に頭を乗せた まま呻いている。 「お前以外にいない。好きなんだ、愛してるんだ、カガリ」 小さく、彼女の口から、「あたしもよ、愛してる、シンラ」という声が聞こ えた。 ……畜生。 やっと。 ……やっと、言いやがった。 俺は彼女の部屋だった場所に戻ると、床に落としたままになっていたコート の上に彼女を横たえた。間髪いれず、一気にその身体を刺し貫く。 「あ、ああっ、イイっ、あ、あああっ」 「愛してる、カガリ」 「あ、ああ、あい、して、る、シンラッ! あいして、るっ!」 「カガリ、愛してる、カガリ」 「シンラ、シンラ、ああ、ああああっ」 彼女の身体を揺するたびに、その口からは堰を切ったかのように愛らしい言 葉が漏れた。俺は時に荒々しく、時にゆるやかに彼女を揺さぶる。微かに聞こ える波の音に、すすり泣くような悦楽の声が混じり続けた。 ――俺は、自分が目を覚ましたのに気がつく。少し、眠っていたようだ。カ ガリは俺の肩に頭を乗せて、すやすやと寝息を立てている。このままもう一眠 りしてもいいが、さすがに身体に良いとはいえない。風邪をひくような身体構 造はしていないとはいえ、少しは考えたほうがいい。 俺はカガリをそっと揺り起こす。彼女はいつもどおり、不機嫌そうな顔で目 を覚ましたが、俺の顔を見て表情を緩めた。 「……あーあ。愛してるって言葉だけは、お父様とお母様以外の誰にも言わな いまま死ぬつもりだったのに……。負けたわ」 「光栄の至りだ」 「後悔はしてないけどね。でも、こうなるんだったら、もっと早めに言ってお けばよかった」 「まったく同感だね。てこずらせやがって」 「言葉って凄いわよね。あたし的は、今までで最高のセックスだった」 「俺もだ」 カガリがゆっくりと上体を起こした。 「ねえ、シンラ。あたし、病院であなたに平手打ちしたでしょ」 「ん、あ、ああ」 「なぜだか分かってる?」 「なぜって、お前、それを俺に説明させるとか」 「分かってないのね。 シンラ、よく聞いて。あなたはあのとき、あたしに握手の手を差し出そうと したのよね」 「当たり前だろ」 「あなたの手は、あのまま出されてたら、あたしの足のあたりに伸びる予定だ った」 「……そうか」 「あなたが思っているより、あなたの精神汚染はずっと進んでる。手の位置が 低く出たっていうことは、あなたが無意識のうちに自分の身長を読み間違えて いるのよ。あなたは、あなたのなかに棲んでいる竜の身長を、自分の身長のよ うに意識してるってこと」 「巨大化妄想だな」 「ええ。最初期に現れる症状だけど、こんなに早く出てくるとは思わなかった。 CMIの支援がないっていうのは、想像よりもずっと危険なのよ」 「それで、平手打ち、か。確かに、あの場で俺が精神的に不安定な証拠を見せ ていたら、まとまる話もまとまらなかっただろうからな。ナイス・フォローに 感謝するよ」 「それでも、やる?」 「ああ。だが、そうだな、銃は諦めるさ。正直言って、現状でも照準に自信が 持てなくなってきてる」 「わかった。気になったことがあったら、どんな小さな違和感であっても、必 ずあたしに教えて」 「イエス・メム」 「冗談じゃないのよ」 「わかってる」 「ならいいけど」 1時間ちょっと歩くと、ようやく車がまともに走っている界隈に出た。何台 かのタクシーに乗車拒否をされつつ、なんとか一台捕まえる。俺はホテルの名 前を告げて、あとは運転手に任せることにした。多少はぼったくられるだろう が、金なんてもうどうでもいい問題だ。ただ今は、一刻も早く風呂に入って、 ベッドで眠りたかった。 タクシーに乗るや否や、カガリは俺にもたれて眠ってしまった。俺も必死で 起きていようと努力したが、適度に効いた空調とゆるやかな振動、そしてカガ リの暖かな身体がそこに追いうちをかけてくるとあっては堪えきれず、眠りに 落ちた。 目が覚めると、タクシーはホテルの前に止まっていた。さぞかし素敵な料金 を要求されるだろうと思ったが、妥当な額しか請求されない――というか、タ クシーに書いてあるキロ単価から言うと、ほぼ最適ルートでここまで来たとい うことになる。俺はちょっと気まずくなって、チップ込みで運転手に支払いを したが、運転手は律儀につり銭を俺につき返した。 戸惑う俺に、目を覚ましたカガリが「この国では、これが普通なの」と囁く。 俺はなんだかとても恥ずかしくなって、頭をかきつつ釣り銭を受け取った。 ホテルの部屋に戻って、二人でシャワーを浴びる。不思議なことに、さて二 回戦という気分にはならなかった。ガウンを羽織って、転げるようにベッドに 倒れ、抱き合ったとたんに熟睡。朝になってヴァイスとシュヴァルツに覚醒パ ルスで叩き起こされるまで、夢も見ずに眠った。 明け方の街は、何かに怯えるような静けさを保っていた。俺たちは装備を確 認し、簡単なブリーフィングをしてから、ホテルを出る。ここから先は、この 街は戦場だ。俺たちにとっての本当の現実が、ようやく姿を現そうとしている。 よし。 心の中で、気合を入れなおす。 俺たちが、何を求め 何を見て、 何を聞き、 何を思い、 何をするのか。 ――さあ、征こう。 (Chapter5に続く) → イカルガ chapter5 ← イカルガ chapter3
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11965.html
12章 マグマ団基地資料室 ダイゴ「………」 ダイゴ(ふむ、やはり奴らは伝説のポケモンを… しかし、なぜミナモにマグマ団の基地が…? 澪くん達はアクア団の総帥を見たと言っていた…まさか! ………僕の考えすぎか?) がさがさ ダイゴ「! この本は…… 『藍色の珠・紅色の珠』…… そうか…!奴らはこれで…」 どがん! ダイゴ「!!」 カガリ「下っ端どもが騒いでると思ったら… こんなところで何してるんだい?」 ダイゴ「君は…?」 カガリ「カガリさ マグマ団三幹部の一人」 ダイゴ「…マグカルゴを使っていたマグマ団員も幹部なのかい?」 カガリ「ホカゲのことか… アイツはスパイというか、私達を邪魔する奴がいないか調べる係りだけど、一応幹部だね」 ダイゴ「第五列ということか、ダイゴだけに まぁ、ダイゴは僕だけど」くす カガリ「つーかあんた、ホカゲと戦ったのかい?」 ダイゴ「ああ、僕が勝ったけどね 余裕のよっちゃんイカだったよ」 カガリ「んで、ホカゲがどこに行ったかわからないかい?」 ダイゴ「知らないな 彼なら逃げていったけど」 カガリ「そうかい、まぁ私には関係ないことだけど」 ダイゴ「なら、見逃してくれないか? 僕は急いでいるんだ」 カガリ「そうはいかないねえ 私もマグマ団の端くれだからね」 ダイゴ「そうか なら、しょうがないね ボスゴドラ!」ぽん! ボスゴドラ「ガオー!」 カガリ「ふん、キュウコン!」ぽん! キュウコン「コーン!」 ダイゴ「…いいのかい?僕はホウエンチャンピオン、敵わないと思うけど?」 カガリ「ナメた口きいてくれるね、面白いじゃないか!上等だ! キュウコン、かえんほうしゃ!」ぼわああああああ! ダイゴ「ボスゴドラ、大文字!!」ごあああああ!! ???「サメハダー、無に帰しなさい」 サメハダー「サメハッ!」かっ! しゅん! カガリ・ダイゴ「!?」 ???「よくやりましたよ、サメハダー」 カガリ「! アオギリお前なんで…」 アオギリ「ふふ、そんな風に資料室で暴れられると困るんですよ」 ダイゴ「なんでアクア団の総帥がここに…」 アオギリ「それは、あなたの推理が正しいですよ 私達アクア団と、マグマ団は手を組んでいるという推理がね」 ダイゴ「な…!なんで僕の推理を知って…」 アオギリ「ヨルノズク!」 ヨルノズク「クルー」 ダイゴ「!」 アオギリ「私のヨルノズクは人の心を読むことができるんです」 ダイゴ「心を…!?」 カガリ「それよりアオギリ、なんの用だよ 資料室で暴れるなとかは口j」 アオギリ「だから私のヨルノズクは人の心を読むことができると言ったじゃないですか」 カガリ「!!」 アオギリ「ふ…」 アオギリ「あなたたちは厄介ですから、とりあえず消えてもらいましょうか」 アオギリ「ケーシィ、テレポート」 ダイゴ「!! しまっ…」 カガリ「!?」 しゅわん! アオギリ「ふ… カガリめ、私達を手駒にしようと… ふふ、すでに遅いですよ……すでにね」かつかつ ――――――――――――――――――――― ホカゲ「ふう、まったくダイゴ?っつうのはなんて奴だよ強ぇのなんのって 基地に戻ろうとしたが、まぁやめといたぜ ちょっと俺は俺ですることがあるんでね …マグマ団の仕事がよ」 たっ ホカゲ「とりあえず、火山活動の活発化…だな」 ――――――――――――――――――――― 澪「よし、ニャース!張り切って行くぞ!」 ニャース「元気だニャー」 澪「あったりまえだろ! 私は本当に強くならなきゃって実感したから!」 ニャース「そうかニャ」 澪「ニャース、次はどこに行けばいいんだ?」 ニャース「キンセツシティまで戻って、北に進んでフエンタウンというところに向かうニャ」 澪「ジムもあるのか?」 ニャース「あるニャ」 澪「よし、4個目のバッジだ!頑張るぞお!」 ――――――――――――――――――――― キンセツシティ 澪「やっと着いたな! よし、早速フエンタウンに……」 ???「待ってくれえい!」 澪ニャース「!」 澪「テッセンさん! どうしたんですか?」 テッセン「ああ、実は君達に頼みがあっての…」 ――――――――――――――――――――― 澪「騒音?」 テッセン「ああ、なにかサイクリングロードに暴走族がいてな 夜になっても自転車の音がうるさくての… その騒音をやめさせるように言ってほしいんじゃ」 澪「それって…」 ニャース「ニャー」こく ――――――――――――――――――――― ちりんちりん!ちりんちりん!ちりんちりん! 澪「あ、いた…」 ニャース「オミャー達!」 暴走族員達「あぁ?」 ニャース「ちりんちりんちりんちりんうるさいのニャ! 他への迷惑を考えるのニャ!」 暴走族員2「あぁ?なんだてめえ、そんなん俺らの勝手だろぉが」 暴走族員1「まてまて こいつらって前の…」 暴走族員2「げ!ホントじゃん!」 暴走族員1「じゃあ俺、ムサシさんとコジロウさんを…」 ???「その必要はない」 暴走族員達「!!」 暴走族員1「コジロウさん!」 ???「話は聞いてたわよ」 暴走族員2「ムサシさん!」 コジロウ「つまり、自転車で暴走するのをやめろってことだろ?」 ニャース「そうニャ」 ムサシ「でもそれは無理ね」 コジロウ「ああ、お前になにか思うことがあってもそれは聞けない」 ニャース「!」 コジロウ「」かちゃ 澪「や、やる気か…?」 コジロウ「ウツボット!!」ぽん! ウツボット「ギヤー!!」ざっ コジロウ「げ!」 がぷり コジロウ「や、やめろ~!ウツボット!敵はあっちだ~!」ばたばた ムサシ「ってなんで私まで噛まれてんのよ!」ばたばた ムサシ「…って」ばたばた コジロウ「え?足元になにもな…」 ひゅううう!! ムサシ「ええ!?これ落ちてる!?」 コジロウ「なにも見えない~!!」 ばしゃああああん!! ムサシコジロウ「やな感じ~!!!!」 ニャース「……海に落ちたニャ」 澪「なんだったんだ?というか大丈夫なのか…?」 ニャース「にゃー、それはいいとして」しゃきん 暴走族員達「ひえっ!?」 ニャース「とりあえず、こいつらを…」 暴走族員達「に、逃げろ~!!」だだだだだだ ニャース「……」 澪「ま、まあ一件落着…かな?」 ニャース「ニャー」 ―――――――――――――――――――― テッセン「おお!よくやってくれた! お礼をしないとな…」 澪「あ、いいですよ 大したことはしてないですし」 テッセン「いやいや、それではわしの気がすまん! ええと、これじゃ 受け取ってくれ」さっ 澪「……なんですかこれ?」 テッセン「ケムッソじゃ!きっと君の役に立つと思うぞ!」 ニャース(いらねえ!!) 澪「……」 リラ『きっと役に立つと思う』 澪「!! ありがとうございます! 絶対役に立つと思います!サボみんみたいに!」 ニャース「にゃぜ、サボネア!?」 ―――――――――――――――――――― 澪「よし、行こうかニャース」 ニャース「にゃあ、澪 さっきのケムッソの話にゃが…」 澪「ああ、ニックネームのことか?」 ニャース(ちげえ!) 澪「どうしようかな…」 ケムッソ「……」 澪「……」 ケムッソ「ドックン!!」 澪「!」びくっ 澪「な、なんか顔に似合わず凄い鳴き声だな…… !! よし、お前はドっくんだ!」 ドっくん「ドックン!」 澪「ふふ、可愛いな♪ って糸を吐くなよ~、髪につくだろ~?」 いちゃいちゃ ニャース「……」 ニャース(どうにゃることやら…) ―12章完― 11
https://w.atwiki.jp/mhwgunlancer/pages/65.html
肉質 部位 切断 火 水 雷 氷 龍 怯み値 頭 60 10 20 0 10 5 200 首 60 10 20 0 10 5 胴 45 5 15 0 5 0 350 背中 45 5 15 0 5 0 100 前脚 35 5 15 0 5 0 200 後脚 30 5 15 0 5 0 200 尻尾 80 20 30 0 20 15 160 攻略 ジンオウガとナルガクルガを足して4で割ったようなモンスター。 その素早い動きと緩急のついた攻撃により今作第一の壁とも評される。 むやみに攻め込んでは大技の餌食になるため堅実に立ち回れば勝機が見えてくる。 ある程度観察すれば大技の予兆が見えてくるはずなので慣れていなければガードで構えよう。 前方から攻撃すると技を貰いやすく、基本的に側面からの攻撃を意識する。尻尾が弱点で攻撃したくなるが割と軸合わせにより攻撃のチャンスは少ない。 なにより尻尾がメインウェポンのモンスターであるため攻撃を見切れなければ返り討ちに合うだろう。逆に見切ることができれば討伐がぐっと近くなる。 なお毒が非常に有効で、序盤のクエストでは毒投げナイフも支給される。 注意すべき攻撃パターンと対処法 闊歩 攻撃ではないが、ハンターを見定めるように周りを歩く。 軸をずらされ、死角から痛打をもらいやすくなるため常にトビカガチの位置は把握しておきたい。 連続噛みつき 左右に動きながら二回ハンターに向かって噛みついてくる。 それぞれの誘導性能がやたら高く、一発目を避けたとしても二発目をもらい起き攻めというパターンに陥りがち。 慣れてくれば回避できるが、左右に噛みつく都合上範囲が広い。ガードでやり過ごせば安定するだろう。 尻尾叩きつけ 怒り状態の時に使用してくる。 尻尾を帯電させ、ハンターを見据えたながら尻尾を震わせたあと思いっきり尻尾を叩きつける。 見た目に違わず高威力で、かつ雷属性やられを付与してくるため気絶しやすくなり非常に危険。 微妙な誘導と範囲も相まって被弾しやすい。ガード推奨。 滑空攻撃 樹に登った後こちらへ手足の膜を広げつつ滑空、尻尾を振りぬきつつ着地する。 トビカガチの技の中で最も威力が高く、かつ長い尻尾を振りぬくため範囲も広い。 なにより上空からの攻撃という慣れない動きのせいでこれに沈められることも少なくない。 対処法はやはりと言うかガード。樹に登ったらこれを撃ってくると思えば安全だろう。 ちなみにトビカガチは樹にしがみついている時に一定以上のダメージを与えると樹から落ち、地面でしばらくもがくため攻撃チャンスになる。 反撃を恐れないならば狙うのも良いだろう。
https://w.atwiki.jp/seedkyua/pages/21.html
基本設定 第1期 私立ヘリオス学園に通う普通の中学2年生。優しく柔和な雰囲気の男の子。パソコン部に所属している。 キュアストライクに変身する。 第2期 私立ヘリオス学園に通う中学3年生。優しく柔和な雰囲気の男の子。パソコン部に所属している。 プラント王国の王女ラクス・クラインとは恋人同士。 1年前の戦いを経て、再びキュアフリーダムに変身することになる。 変身の経緯 町で買い物をしていたキラは不意に女の子とぶつかってしまう。カガリと名乗ったその女の子曰く、ここに来る道中でクリスタルを落としてしまったのだという。一緒に探してくれとカガリから頼まれたキラはそれに協力することに。落としものは案外普通に見つかり、カガリに落としたものを渡してその場は解散した。 しかし、そのあとすぐにカガリが謎の怪物(MS/モビルスーツ)に襲われかけている場面に遭遇する。それを見たキラは咄嗟にMSの前に立ちはだかった。それに呼応するかのように光り始めたクリスタルに気付いたカガリは一か八かキラに変身の仕方を教える。 キラが言われるがままにクリスタルを握ると、キラの体は女の子のそれへと変化した。 「プリキュア・ジャーミネーション!」 その掛け声と共にキラの体は光に包まれ、キラはキュアストライクに変身した。 詳細 第1期 第2期 出自 現代メンデル教で行われていた研究によって後天的にプリキュアとしての素質を与えられた存在。 実父であり魔術学者ユーレン・ヒビキによってプリキュアとなる為に必要な二つの素質《キュアシード》と《天地の力との親和性》を植え付けられる。 しかし、邪教とされた現代メンデル教に属していたことでその弾圧に巻き込まれて両親は死亡。 母親であるヴィア・ヒビキの妹カリダ・ヤマトとその夫ハルマ・ヤマトに託された。 カガリ・ユラ・アスハとは双子の兄妹・姉弟である。 キュアシード 本来キラにキュアシードはなかった。 ユーレンによってヴィアが持っていたキュアシードを移植された。 ヴィアはそのことについては誰にも話していない。当然ながら妹にも。 ▲
https://w.atwiki.jp/shikino2/pages/23.html
コイワカガミ コイワカガミ イワウメ科イワカガミ属 本州の高山帯に生え、葉は円形に近く、つやがあり、若干赤みを帯び根生する 08/07/19乗鞍山 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/489.html
~次回予告~『再びぶつかるオーブとミネルバ』『言葉も思いも砲火の前ではただの幻か』『譲れぬ思いは色を分け、時は結末へと針を進める』『全てを懸けてもと、託す願いにカガリは』『次回 ガンダムSEED DESTINY 残る命、散る命』『混迷の空を裂け!ムラサメ!』 残る命、散る命 タリア「トリスタン!イゾルデ!てーっ!」 メイリン「9時方向よりオーブ艦群さらに接近!」 タリア「アーサー、対艦ミサイル! レイとルナにも牽制させて!」 アーサー「はい!」 タリア「クレタを起点に挟むつもりね。・・・まずいわ・・・転身してももう一方に追い込まれる」(下がれない・・・突破するしか!) シンのブラストインパルスガンダムがムラサメを撃ち落とした。 アウル「ハン!今日は緑かぁ!」 シン「!!」 アウルのアビスガンダムがインパルスに仕掛けてきた。 インパルスの反撃をかわし、アビスは水中に潜る。 アウル「そんなモンに!」 シン「アイツ・・・アイツらもやっぱり・・・」 シンはステラと初めて会った時に来たアウルとスティングが、 アビスとカオスのパイロットだと勘づいていた。 アウル「いい加減見飽きてんだよ!その顔!」 アビスがビーム兵器を一斉に撃ってきた。 シン「うっ!」 インパルスはバランスを崩すことで、ビームをよける。 アウル「今日こそ堕とぉーすっ!!」 アビスがビームランスで切りかかる。インパルスもビームジャベリンを抜き、つば競り合いをする。 アスランのセイバーガンダムは、ムラサメの戦闘力を奪っていた。 キラ(それでも僕たちはオーブを討たせたくないんだ) アスラン「ちいいっ!」 そこにスティングのカオスガンダムが飛来し、セイバーと空中戦を展開する。 スティング「おいおいおい、寝ぼけてんのかぁ?逃げてんじゃねぇよ!」 しかし、アスランは以前キラから言われた言葉を抱え、防戦一方となっていた。 また、戦死したハイネの遺した言葉も思い返していた。 ハイネ(じゃあお前・・・何処となら戦いたい?割り切れよ。でないと・・・死ぬぞ) キラ(撃ちたくない・・・撃たせないで) アスラン「くそっ!」 セイバーがビームライフルを撃ち返す。 オーブ艦隊旗艦・空母タケミカズチ オペレーターたち「ソコワタツミ、ミサイル発射口被弾!」 「クラミツハ前へ出ます!」 「目標進路を240に転進!」 ユウナ「ほら第2戦闘群をもっと前へ出して!どんどん追い込むんだよ!」 トダカ「ミネルバの火器はまだ健在です。迂闊には出せません!」 ユウナ「ムラサメ隊は何をしてるの!?なんでさっさと落とせないんだ・・・」 トダカ「実戦はお得意のゲームとはわけが違います!そう簡単にはいきませんよ」 ユウナ「・・・!」 馬場「ヤツらのモビルスーツはいい!地球軍の連中にまかせて我らはミネルバを!」 パイロット「馬場一尉!?」 馬場「あれさえ堕とせば全て終わる!」 パイロット「ハッ!」 メイリン「右舷後方上空よりムラサメ12!」 タリア「取り付かせるな!撃ち落とせ!」 メイリン「はい!」 ミネルバのCIWSをかいくぐり、馬場達ムラサメ隊は接近してくる。 ルナマリア・レイ「「「えええぃ!!」」 ルナマリアのガナーザクォーリアとレイのブレイズザクファントムの射撃も回避され、ムラサメは対空ミサイル・「ハヤテ」を発射した。 ミネルバは「ハヤテ」の直撃を受ける。 アーサー「うわああ-!」 メイリン「きゃあああ!!」 アスラン「ミネルバ!?」 ザクファントムは「ハヤテ」の爆発に巻き込まれ、左肩を失っていた。 レイ「くっ・・・」 ルナマリア「これ以上やらせないわよ!」 セイバーがムラサメの翼をライフルで撃ち抜くも、追ってきたカオスと再び交戦する。 スティング「だから逃げんなつってんだろ!」 タリア「セイバー、インパルスは?」 メイリン「カオス、アビスと交戦中です!」 スティング「お前は・・・俺がぁ-!」 アウル「ハッ、そんなもんにぃ!」 馬場「行くぞ!今度こそ!!」 パイロット「は!」 馬場達のムラサメ隊が再度ミネルバに接近する。 アスラン「!?」 シン「ああ!」 アーサー「艦長!」 タリア「取り舵一杯!機関最大!!」 馬場「はぁあああーっ!!」 馬場のムラサメはミネルバのブリッジまで接近し、ビームライフルを向ける。 しかし、上空からのビームにライフルが貫かれ、爆発した。 馬場「!?」 キラのフリーダムガンダムが駆けつけたのだ。 レイ「!?」 ルナマリア「ええっ!」 アウル「!?」 スティング「あん?」 アスラン「フリーダム!?キラ!?」 カガリのストライクルージュも来た。 カガリ「オーブ軍!ただちに戦闘を停止して軍を引け!」 トダカ「!?」 カガリ「オーブは・・・こんな戦いをしてはいけない!」 シン「アイツら、またぁ!」 カガリ「これでは何も守れはしない!地球軍のいいなりになるな!!オーブの理念を思い出せ!それなくして何のための軍かっ!!」 シンは、家族を失った2年前のオーブ戦と、 ハイネが戦死した前回のオーブ戦を思い返す。 シン「・・・・なんで・・・あんたはそんなキレイごとを・・・いつまでもーっ!!」 インパルスがストライクルージュ目掛けてミサイルを発射した。 トダカ・マリュー・タリア「「「!?」」」 アスラン「シン!!」 フリーダムがストライクルージュの前に出て、頭部機関砲でミサイルを撃ち落とした。そこからビームサーベルを抜いて、インパルスに向かう。 アスラン「キラ!」 フリーダムはインパルスのビームをかいくぐり、接近してくる。 シン「お前も・・・ふざけるなぁぁっ!!」 シンがSEEDを発動させた。 フリーダムのビームサーベルをインパルスは上体をそらして、紙一重でかわした。 キラ「!?」 シン「はぁあああ!」 インパルスがビームジャベリンで切り返し、フリーダムも紙一重でかわし、上昇する。 アスラン「やめろ!キラ!!」 キラ「アスラン!?」 セイバーとフリーダムが切り結ぶ。 アスラン「こんなことはやめろと!オーブへ戻れといったはずだ!」 スティング「ちいぃ!」 アウル「何か知らないけど、毎度毎度ごちゃごちゃと!」 ネオ「何をぼんやりしている?ユウナ・ロマ!先の言葉を忘れたのか?2艦とも叩き落とすんだ!」 アマギ「!トダカ一佐・・・」 トダカ「・・・我らに指揮権はない・・・」 ユウナ「わ、わかっている!ミネルバを!・・・だから早くミネルバをっ!!あれさえ堕とせばいいんだから俺たちはぁ!」 トダカ「・・・」 アスラン「下がれキラ!お前の力はただ戦場を混乱させるだけだ!」 キラ「アスラン!」 スティング「アッハハハ!もらったぜ!てめえら!!」 カオスがセイバーとフリーダムの戦いに割り込もうとしたが、 フリーダムにビームサーベルで両腕と機動ポットを切り落とされ、墜落していった。 スティング「!?うわぁぁ――」 アスラン「キラ・・・」 アーサー「か・・・・艦長・・・?」 タリア「・・・こちらに敵対する確たる意思はなくとも本艦は前回あの艦の介入によって甚大なる被害を被った。・・・敵艦と認識して対応!」 アーサー「はい!」 アスラン「やめろ!キラ!」 アウル「どこ見てんだよ、こらァ!!」 アビスの三連ビーム砲がインパルスのブラストシルエットを貫いた。 シン「!」 ブラストシルエットは、インパルスが切り離した直後に爆発した。 シン「はあああ-っ!!」 インパルスがビームジャベリンをアビス目掛けて投げつけた。 アウル「なにィ!?」 ビームジャベリンはアビスの腹部のコクピットに突き刺さった。 アビスは海中へ沈んでいく。 コクピットに海水が入っていき、アウルのヘルメットの中も海水で満ちて、 やがてアウルの血で赤く染まった。 そして、大爆発。 ZGMF X31S RGX-02 ABYSS SIGNAL LOST ネオ「アウルっ・・・!」 カオスとスティングはJ・Pジョーンズに回収された。 オペレーター「カオス帰還。医療班は第8デッキ前に待機!」 「救助ヘリ発進準備!アビスの遭難ポイントは座標1018ベータ」 スティング「!」 シン「ミネルバ!フォースシルエットをっ!」 メイリン「はい!フォースシルエット射出!」 インパルスがフォースシルエットを装着し、上空へ向かった。 メイリン「デュートリオンビーム照射!」 インパルスはミネルバからのデュートリオンビームでエネルギーを回復させ、 ウィンダムを撃ち落としていく。 トダカ「オーブ全軍はミネルバを攻撃せよ!繰り返す、オーブ全軍はミネルバを攻撃しろ!」 馬場「・・・小隊各機俺に続け!」 パイロット「はっ!」 馬場達が三度ミネルバに接近しようとするが、 その前にストライクルージュが割り込んできた。 ムラサメはMSに変形し、停止した。 カガリ「やめろぉぉっ!」 馬場「カガリ様!!」 カガリ「あの艦を撃つ理由がオーブのどこにある!?撃ってはならない! 自身の敵ではないものをオーブは撃ってはならない!!」 パイロット「カガリ様!やはり・・・」 「いや、しかしあれは・・・」 馬場「くっ・・・そこをどけ・・・!」 カガリ「!?」 馬場「これは命令なのだ!今の我が国の指導者ユウナ・ロマ・セイランの!ならばそれが国の意思!ならば我らオーブの軍人はそれに従うのが務め!」 カガリ「お前っ!?」 馬場「その道いかに違おうとも難くとも我らそれだけは守らねばならぬ!」 「おわかりかぁ!!」 カガリ「・・・だがっ・・・!」 馬場「お下がり下さいっ!!国を出た折より我らここが死に場所ととうに覚悟はできております!」 カガリ「それはっ・・・・!」 馬場「下がらぬというなら力をもって排除させていただく!」 カガリ「!?」 馬場のムラサメがストライクルージュの腕を掴み、投げ飛ばした。 カガリ「あぁああ-!」 マリュー「カガリさん!」 キラ「カガリ!」 アスラン「!?」 馬場「我らの涙と意地!とくとご覧あれ!!」 パイロット「おお-!!」 馬場達のムラサメはMAに変形し、ミネルバへの接近を再開した。 ルナマリア「このォォ――ッ!」 ザクウォーリアはムラサメを撃ち落とそうとしたが、 ハヤテの直撃を受けてしまう。 ルナマリア「きゃあああ!」 レイ「ルナマリア!?」 メイリン「お姉ちゃん!」 レイ「えええ-い!!」 ザクファントムとインパルスにミネルバのCIWSで馬場以外のムラサメは撃ち落とされ、 馬場機もダメージを受けたが、接近を止めない。 アーサー「!!」 タリア「機関最大!取り舵!!」 馬場「うおおお-!!」 馬場のムラサメがミネルバの主砲「トリスタン」に激突し、共に爆発。 タリア「うわあ-!!」 カガリ「ああ・・・」 ミネルバクルー「主砲および右舷カタパルト被弾!火災発生!」 「消火作業急げぇ!」 「CIWS稼働率40%」 メイリン「ルナマリア機大破!収容します!」 ザクウォーリアは大破し、ルナマリアも負傷していた。 ルナマリア「うう・・・」 ネオ「後一息だ!落とすぞ!」 ユウナ「そ・・・そうだよ!それでいいんだよ!僕らは!あれさえ落とせば・・・」 シン「ミネルバ!ソードシルエットを!全艦叩き切ってやる!」 メイリン「はい!」 キラ「アスランっ!!」 アスラン「仕掛けてきているのは地球軍だ!!じゃあお前たちはミネルバに沈めというのか!?」 インパルスがソードシルエットを装着する。 キラ「どうして君は・・・!」 アスラン「だから戻れと言った!撃ちたくないと言いながら何だお前は!」 トダカ「よし!本艦も前に出る!」 アマギ「!?」 ユウナ「え?」 トダカ「機関最大!」 アマギ「・・・はい機関最大!」 クルー「機関最大っ!」 ユウナ「いや、だけど・・・」 トダカ「ミネルバを堕とすのでしょう?ならば行かねば!」 ユウナ「あ・・・」 ソードインパルスはオーブ艦を対艦刀で斬り刻んでいる。 カガリ「やめろぉぉぉー!」 ストライクルージュがインパルスの方に向かう。 マリュー「カガリさん!」 キラ「カガリ!」 アスラン「キラ!」 キラ「わかるけど・・・君の言うこともわかるけど・・・」 インパルスがまた2機のムラサメを撃墜した。 キラ「でもカガリは今泣いているんだ!!」 アスラン「!?」 キラ「こんなことになるのが嫌で!今泣いているんだぞ!!」 「何故君はそれがわからない!」 「なのにこの戦闘もこの犠牲も仕方がないことだって・・・」 「全てオーブとカガリのせいだって・・・そういって君は撃つのか!? 「今カガリが守ろうとしているものを!」 アスラン「・・・キラ・・・」 キラ「なら僕は君を撃つ!!」 キラがSEEDを発動させた。 アスラン「!?」 フリーダムとセイバーがシールドを激突させる。 そこから、フリーダムは左手でサーベルを抜き、 セイバーの右腕を切り飛ばした。 アスラン「くぅ・・・」 キラ「・・・!」 フリーダムは2本のサーベルで、セイバーの頭、両肩、両足を切り落とした。 バラバラにされたセイバーは落下していった。 アスラン「ああ・・・」 メイリン「アスランさん!」 タリア「ん!?」 メイリン「セイバーが・・・」 タリア「ええ?」 メイリン「オーブ軍空母接近してきます!12時の方向・・・距離2000!ミサイル、来ます」 タリア「回避!迎撃!ええい!空母が前に出て何を・・・」 カガリ「やめろ!やめるんだ、タケミカズチ!」 ミネルバの副砲がタケミカズチに被弾する。 ユウナ「おま・・・お前ぇ!何をやっているんだ!トダカ!これでは・・・」 トダカ「ユウナ様はどうぞ脱出を!総員退艦!」 ユウナ「!?」 アマギ「・・・ハッ!」 タケミカズチクルー「総員退艦!繰り返す、総員退艦」 カガリ「タケミカズチ!やめろぉ!」 シン「でぇい!」 インパルスが上空のストライクルージュを狙ってビームライフルを撃つ。 一機のムラサメがストライクルージュを庇った。 パイロット「カガリ様、どうかおさがり・・・!」 カガリ「!?」 ムラサメはビームで貫かれ、爆散した。 カガリ「・・・!!」 トダカ「ミネルバを堕とせとのご命令は最後まで私が守ります」 ユウナ「!?」 トダカ「艦および将兵を失った責任も全て私が!」 ユウナ「え?ええ!?」 トダカ「これでオーブの勇猛も・・・世界中に轟くことでありましょう!」 トダカはユウナの襟首を掴み、持ち上げる。 ユウナ「ひぃっ」 トダカ「ぬぅううん!」 ユウナ「うあぁぁ!」 トダカはそのままユウナを投げ飛ばし、扉に叩きつける。 ユウナ「がっ・・・あっ・・・」 トダカ「総司令官殿をお送りしろ!貴様らも総員退艦!これは命令だ!ユウナ・ロマではない!国を守る為に!」 タケミカズチクルー「は、はい!」 アマギ「私は残らせていただきます!」 トダカ「駄目だ」 アマギ「聞きません!」 トダカ「駄目だ!」 タケミカズチが更に被弾し、その衝撃でアマギが転倒する。 ミネルバも「イゾルデ」が被弾し、ザクファントムの右腕がフリーダムに撃ち抜かれ、爆発した。 トダカ「これまでの責めは私が負う!貴様はこのあとだ!!」 アマギ「・・・いえ!」 トダカ「既にない命と思うのなら思いを同じくする者を集めてアークエンジェルに行け!」 トダカがアマギの襟首をつかみ、体勢を戻す。 トダカ「・・・ええい!」 アマギ「!?」 トダカ「それがいつかきっと道を拓く!」 アマギ「・・・トダカ一佐・・・」 トダカ「頼む!私と・・・今日無念に散った者たちのためにも!」 アマギ「!」 トダカ「・・・行け!!」 カガリ「あ、ああ・・・」 インパルスがタケミカズチのブリッジに近づく。 そこには、トダカだけが残っていた。 シン「うぁああああああっ!」 インパルスがブリッジに対艦刀「エクスカリバー」を振り下ろした。 かって、シンは家族を失った際にトダカに助けられていたが・・・ ブリッジを潰されたタケミカズチは大爆発。 カガリ「あぁあ・・・ああ!」 アマギ「・・・」 アマギ達脱出したオーブ軍、 そしてネオ達地球軍はトダカに向けて敬礼していた。 シン「くぅう・・・はぁ・・・」 (続く)
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/12675.html
《邪心龍・禍禍》 融合・効果モンスター 星13/闇属性/ドラゴン族/攻 ?/守 0 このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。 闇属性モンスター13体を融合素材として融合召喚する。 このモンスターの攻撃力は、融合素材にしたモンスターのレベルの合計×50となる。 このモンスターが相手のカードの効果によってフィールドを離れる場合、 墓地に存在する闇属性モンスター1体をゲームから除外する事でその効果を無効にする。 この効果を使用した場合、このモンスターの攻撃力は800ポイントダウンする。 part21-469 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/74.html
ああ、落ちていく。 姿勢制御もままならない。ひっきりなしに鳴り響くアラートもどこか遠くに感じて、死んだモニタをずっと見つめていた。身体にかかるGにどうにもする事ができない。キラのことだから、このまま落ちて海面に激突して爆散することはないにしても、海中深くに沈んでしまってはひとたまりもないだろう。 これが俺が選んだ道の結末だったのだろうか。 ミネルバもプラントもオーブもカガリも何一つ守れず。 絶対の窮地には変わらないこの情況を、俺は不思議と懐かしいと思い出していた。 カガリは今泣いているんだ こんなことになるのがイヤで、今泣いているんだぞ なぜ君はそれが分からない この戦闘も、この犠牲も、仕方が無いことだって 全てオーブの、カガリのせいだって そう言って君は撃つのか カガリが守ろうとしているものを なら僕は、君を討つ 返す言葉も見つからない俺は手も足も出ずにあいつに撃たれてしまって。カガリが泣いているから、それを分かってやらない俺に非があったのか? 俺にどうしろと言うんだ。 リフレインする言葉にも、やっぱり、答えは見つからない。 ミネルバを、プラントの同胞達を捨ててカガリの傍にいればお前は満足なのか? オーブの住人となった俺がザフトに復隊して、プラントの同胞達の為に戦うことになった事がそんなに気に入らないのか? どっちも大切じゃ、駄目なのか。 お前は俺にどうして欲しい。 俺を撃っても、彼女が泣き止む事はないのに。 そうだ。どうしようもなくて殺しあった結果が最悪だったあの時と同じ。それなのに俺はお前に情けをかけられて、本当にバカみたいじゃないか。もう俺には、お前が親友かどうかなんて分からないよ。 違うな、初めからそう思っていたのは俺だけで、おまえにとって俺は姉の大切な人って位置付けなのか。だから、カガリを泣かせる俺が許せない。そうなのか? お前が遠い。 置いていかれたのは――――――俺、か。 世界は遠くて、もう俺には届かない。いつまでたっても俺は同じ場所に立っていて、風のように左右を人が通りすぎていく。 ああ、俺はどうしようもなく独りだ。 セイバーが落ちる。 自分自身すら助けられずに。 アスランが落ちていく。 でも僕は助けない、君は自分で上がってこなきゃ駄目なんだ。何と戦えばいいのかなんて僕だって分からない、でも目の前の情況が分からない君じゃないだろ。 迷ってるって、僕を撃てないってことも知ってる。 僕がどうして君に本気になったかきっと君は直ぐには気づかないだろうけど、アスランなら絶対分かるはずだから。だって・・・。 カガリを守るって、言った君だから。 世界中の誰もがオーブが悪いって彼女を非難しても、君だけは・・・アスランだけはカガリの味方じゃなきゃ駄目なんだ。 じゃあ、ミネルバに沈めっていうのか 撃ちたくないって言って、お前はなんなんだ プラントとオーブと。コーディネータの同胞とオーブの国民と、量りにかけてどっちかを選べないなんてことは、承知してる。君はまたきっと、責任とか使命とか、そんな贖罪の鎖で自分自身を縛って動けなくなっているだけ。 思い出してよ、君の一番大切なものを。 失ってからじゃ、もう遅いんだから、選んで欲しいんだ。 迷っている君を見るのがつらい。自分の顔を見てよ、ひどい顔をしている、今の君は。血まみれの赤い翼で飛ぶ君を僕はもう見ていられないんだ。 だから、君を討つよ。 その鎖を断ち切ってあげる。 僕と対峙する赤い羽根なんて見たくない。 たとえ二度と一緒に飛べなくても、君が違う空を飛ぶよりはいい。 誰が予想しただろう、この物語の結末を。
https://w.atwiki.jp/cryunidb/pages/130.html
究極龍・ビシャモン ※魔戦士公アラケスはインペリアルサガ コラボ限定出現 究極龍・ビシャモン(レベル4) 究極龍・ビシャモン(レベル5) 究極龍・ビシャモン(レベル6) 究極龍・ビシャモン(レベル7) 種族 究極龍 種族 究極龍 種族 究極龍 種族 究極龍 攻撃報酬 アイテム スピードアップ(10分間)×2スピードアップ(15分間)×2テレポート~叡智の塔~魔石(10,000)×2魔石(20,000)×2シルバーメダル×40ゴールドメダル×2 攻撃報酬 アイテム スピードアップ(10分間)×3スピードアップ(15分間)×3テレポート~叡智の塔~魔石(10,000)×3魔石(20,000)×3シルバーメダル×60ゴールドメダル×3 攻撃報酬 アイテム スピードアップ(10分間)×4スピードアップ(15分間)×4テレポート~叡智の塔~魔石(10,000)×4魔石(20,000)×4シルバーメダル×80ゴールドメダル×4 攻撃報酬 アイテム スピードアップ(10分間)×5スピードアップ(15分間)×5テレポート~叡智の塔~魔石(10,000)×5魔石(20,000)×5シルバーメダル×100ゴールドメダル×5 素材 破邪の鉤爪北方四神の宝玉鮮血の鋭角深淵の翼 素材 破邪の鉤爪北方四神の宝玉鮮血の鋭角深淵の翼 素材 破邪の鉤爪北方四神の宝玉鮮血の鋭角深淵の翼 素材 破邪の鉤爪北方四神の宝玉鮮血の鋭角深淵の翼真理ノ天核 強化石 武の紫微石×2兜の紅微石×2鎧の蒼微石×2靴の翠微石×2飾の黄微石×2 強化石 武の紫石×2兜の紅石×2鎧の蒼石×2靴の翠石×2飾の黄石×2 強化石 武の紫晶石×2兜の紅晶石×2鎧の蒼晶石×2靴の翠晶石×2飾の黄晶石×2 強化石 武の紫星石兜の紅星石鎧の蒼星石靴の翠星石飾の黄星石四竜の虹輝石 カード 究極龍・ビシャモンカード カード 究極龍・ビシャモンカード カード 究極龍・ビシャモンカード魔戦士公アラケスカード カード 究極龍・ビシャモンカード魔戦士公アラケスカード 究極龍・ビシャモン(レベル8) 究極龍・ビシャモン(レベル9) 究極龍・ビシャモン(レベル10) 種族 究極龍 種族 究極龍 種族 究極龍 攻撃報酬 アイテム スピードアップ(10分間)×6スピードアップ(15分間)×6テレポート~叡智の塔~魔石(10,000)×6魔石(20,000)×6シルバーメダル×120ゴールドメダル×6 攻撃報酬 アイテム スピードアップ(10分間)×7スピードアップ(15分間)×7テレポート~叡智の塔~魔石(10,000)×7魔石(20,000)×7シルバーメダル×140ゴールドメダル×7 攻撃報酬 アイテム スピードアップ(10分間)×8スピードアップ(15分間)×8栄華のノコギリ栄華の水晶テレポート~叡智の塔~魔石(10,000)×8魔石(20,000)×8シルバーメダル×160ゴールドメダル×8 素材 破邪の鉤爪北方四神の宝玉鮮血の鋭角深淵の翼真理ノ天核 素材 金剛石破邪の鉤爪北方四神の宝玉鮮血の鋭角深淵の翼真理ノ天核 素材 金剛石破邪の鉤爪北方四神の宝玉鮮血の鋭角深淵の翼真理ノ天核 強化石 武の紫星石兜の紅星石鎧の蒼星石靴の翠星石飾の黄星石四竜の虹輝石 強化石 武の紫星石兜の紅星石鎧の蒼星石靴の翠星石飾の黄星石四竜の虹輝石 強化石 武の紫星石兜の紅星石鎧の蒼星石靴の翠星石飾の黄星石四竜の虹輝石 カード 究極龍・ビシャモンカード魔戦士公アラケスカード カード 究極龍・ビシャモンカード魔戦士公アラケスカード カード 究極龍・ビシャモンカード