約 130,555 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1174.html
「それで、子どもって結構好き嫌い多くて 豚が脂っぽいとか牛肉の硬いところとか嫌いじゃない?」 「ああ、そういう子も多いな」 里で寺小屋の先生をやっている半妖半人の女教師である上白沢慧音は ちびちびと鰻の蒲焼を齧りながら相槌を打った。 目の前で起こる熱気は彼女の憤りかそれとも鰻を焼く炭火の熱か 屋台に吹き抜ける冷たい夜風がその熱と混ざり合って心地よい。 「そういう子が鶏肉を食べるのよ! あんたなんとかしなさいよ寺小屋の先生でしょ!?」 「そうだな、好き嫌いはがんばって治していかないとな」 ちなみに鳥皮が苦手なんて子も多いがそれは言わないでおく。 慧音は親友の妹紅と喧嘩したことや寺小屋での苦労を愚痴りに来たはずなのに、何故自分が愚痴を聞いているのかわからずに 月も星もろくに見えない曇り夜空を見上げながらコップの酒を飲み干した。 屋台の提灯の明かりだけがあたりと二人を照らしている。 「しかもよ、あいつらには私の『鳥を食べずに鰻を食べよう運動』が通じないのよ!」 「そうなのか」 熱弁する妖怪夜雀ミスティア・ローレライに対して慧音はまた適当に聞き流しながら相槌を打った。 聞き流しながらもそういえば新聞でそんなこと言っていたかと思い出しかけたがやはりそのまま流した。 そもそも牛や豚は飼育が大変なので子ども大人に関わらず 里の人間が食う肉というと大抵鳥かウサギだ等とは断じて口に出さない。 「だってあいつら鰻あんま食べないのよ!?」 「そういえばそうだな」 鰻という奴は小骨が多い。 別に問題なく食べられるくらい細くて小さい小骨なのだが 子どもというのはそういった小骨を非常に気にすることが結構ある。 そして気にしだすと全く手を出そうとしなくなる。 嫌いになるということだ。 例えばだがピーマン嫌いの子どもは恐るべき情熱を持ってチンジャオロースのピーマンを取り除く。 しかし鰻の骨を取り除くのは不可能に近い。 どうしても無力化したいなら鱧のように骨切りでもする必要があるだろう。 そんな高等技術は子どもは愚かお家のお母さん方にも無理だ。 それに鰻は味が濃いので嫌いな人は嫌いだろう。 しかし慧音も鰻丼のタレが嫌いな奴は見たことが無い。 鰻が嫌いな子どもが隣の子どもにに鰻をあげておいしそうに鰻丼のタレかけご飯をかっ食らっているのはみたことがあったが。 しかしあれだけ好かれているのに鰻丼のタレだけで売っているのは少なくとも里の中では見たことが無い。 思えば不思議なものである。 ひょっとしたら鰻屋の陰謀かもしれない。 恐ろしいことだ。 「聞いてる?」 「ああ」 さっき注ぎなおした日本酒をちびちびやりながら どうでもいい思索の中に旅立とうとした慧音を ミスティアが不機嫌さを露にしているにも関わらず凛とした美しい声で呼び止めた。 慧音は心中面倒くさがりながらもまた彼女の愚痴を聞く作業に戻った。 「でもそうやって子ども達が鳥を食べることに諦めて泣き寝入りする時代は終わったわ」 「それはめでたいな」 大仰に手を振り上げてまた熱弁し始めたミスティアを視界の隅に収めながら 慧音は皿を出して鰻の追加を頼んだ。 話の腰を折られてミスティアは不快そうに眉をひそめたが客商売に携わる以上 その程度で文句は言わない分別は身につけているのかせっせと鰻を焼く作業に戻る。 静かになったな、と慧音は夜空を見上げたがやはり星は見えなかった。 「はい八目鰻の蒲焼一丁!」 「ついでに酒ももう一杯頼む さっきのと同じ奴で」 慧音は空になった一升瓶を指しながら注文した。 「で、もう泣き寝入りする時代は終わったのよ」 ミスティアは慧音のついでに自分のコップにも酒を注ぎながら いやひょっとしたら慧音の方がついでかもしれないが、言った。 「それはめでたいな」 慧音は特に言葉を変えることも無くまた同じように相槌を打った。 「まず最初に鰻以外のメニューを取り入れることを考えたわ…」 ミスティアは大仰に、悲劇性を表現するように両手を胸の前で組んで どこか遠い空の彼方を見つめながら語りだした。 「色々子ども受けしそうな食べ物を考えたんだけどね でもうちって鰻メインでしかも店員私一人でしょ? 他のものに手をかけてる暇が無いからあんまり大した物は作れないのよ かといって屋台だからこそってモノじゃないとうちでやる意味も無いし」 鰻にこんな言葉がある。 『串打ち三年、裂き八年、焼きは一生』 そんな言葉があるほど、鰻を焼くというのは難しいものだった。 屋台を始めてそれほど長くないミスティアが鰻を焼くので手一杯というのも理解できる話だった。 今日はそうでもないが鰻屋台なんてのは珍しいので結構繁盛しているらしいし本当に余力は余り無いのだろう。 「そこで考えたのがこいつよ!」 「すーや…♪すーや…♪」 そう言って元気に屋台の奥から取り出したのは一匹のゆっくりれいむ。 その目はそっと閉じられてゆっくりとした眠りの中に居る様だった。 「これをこうやって串で刺して!」 「すーゆぎゃああああああああああああ!?」 ブスリ、と蒲焼用の串がゆっくりれいむを刺した。 れいむが抵抗する間もなく串が皮に潜り込み、餡子を抜けて入ったときとは逆に皮を貫いた。 串はちょうどれいむの底辺の中心から頭のてっぺんを通っている。 割かし小柄なゆっくりだったがそれでも串は8割がた中に埋まっていて先の部分が少しだけ出ていた。 「い゛だい゛よおおおおおおおお!!! れ゛いむ゛のぢょうぢょざんどごおおおおおお!? お゛はな゛ばだげにいだどにいいいいいいいい!! だじゅげでま゛り゛ざあああああああああああああああ!!!」 寝起きで、まだ心は夢の中に居たれいむは突然の比喩などではなく体を貫く痛みに混乱を露にしながらも絶叫した。 どうやら花畑で仲間と蝶を追い掛け回す夢を見ていたようだ。 慧音はそんな幸せな夢を見られて少し羨ましいと思った。 まあ今のありさまは羨ましいどころか同情に値するのだがそこまで気にする義理は無い。 れいむのこぼした涙が炭火の中に零れ落ちて真っ赤になった炭の上でじゅうじゅうと蒸発して甘ったるい香りを漂わせた。 「それでここに仕切り作るでしょ」 そう言ってミスティアはれいむの悲鳴には全く耳を貸さずに焼いている鰻を端に寄せて鉄制の板を二枚置いて 焼き場を四分の一ほどで区切った。 歌姫ミスティア・ローレライにとっては美しい声しか耳を傾けるに値しないのかもしれない。 「そんでこれをつけて焼くわけ」 ミスティアはなにやら円柱状の先に小さな穴の開いた木製の細工を取り出すと串の両端にはめた。 一体何なのかと慧音が眺めているとそのまま焼き場に蒲焼と同じようにゆっくりを置いた。 「!?あ゛ぢゅい゛!あぢゅい゛よ゛おおおおおおおおおおお!!」 れいむは炭火の熱に晒されて悲鳴を上げながら転がり始めた。 さっきの細工は串がずれて転落するのを防止するためかと慧音は感心してそのまま見ていた。 「も゛う゛お゛う゛ぢがえるううううううう!!」 そう言ってれいむは外へ逃げ出そうとごろごろと右に向かって転がっていった。 「!?ゆ゛ぐがああああああああああああああああ!?」 転がり続けたれいむはジュウ、という食欲をそそる音と甘い匂いを漂わせる煙を立てて 熱せられた仕切りの鉄板にぶつかって慌てて方向転換して今度は左へと転がっていく。 「!?!?!?あ゛ぢゅぐえええええええ!!どおぢででら゛れ゛ないのおおおおおおお!?」 当然のごとくもう一つの仕切りにぶつかってれいむはさらに焦げ目を増やした。 「い゛や゛あああああ!だぢで!だぢでよおおおおおおおお!!」 仕切りを避けてうまいこと真ん中当たりをいったりきたりしながら れいむはだんだんと狐色に焦げていった。 「こうすれば勝手に焼きあがってくれるから私は鰻に集中できるってわけ!」 「なるほど、考えたな」 ミスティアが胸を張って自慢げに言い放ち、慧音はそれまでと違ってきちんと感心しながら相槌を打った。 数分後には全身満遍なくきれいに焼き目をつけた焼き饅頭が甘く香ばしい匂いをさせていた。 「はい焼き饅頭一丁あがり!串は熱いから気をつけてね!」 そう言って木の細工の部分をもってそのまま渡してきた。 「頼んでないぞ」 「サービスしとくわ」 それならばと慧音は木製の細工の部分を手に取り受け取った。 なるほど、太目の取っ手があるおかげででかいサイズのゆっくりの割には持ちやすいと感心する。 「お…おねえざ…だ…ずげ…」 焼け焦げたがまだまだ原型をとどめたままのれいむは縋るように慧音を見つめてきた。 「まあ悪く思うな」 「ぞんな゛ぁあががあ゛ああ…!!」 流石に食卓に上がったものの命乞いをいちいち聞いてたらきりが無いので一口齧ってみると ぱりぱりの皮の表面をサクりと歯が貫通し熱々で柔らかな中身の食感で包み込む。 その先から中からはしっとりとして甘い餡子があふれ出てきた。 「中々いけるな、餡子がぱさぱさになってまずいんじゃないかと思っていたが全くそんなことはない あったかくてしっとりしたいい餡子だ」 慧音はゆっくりから口を離して驚きを込めつつ感想を述べた。 「でしょ?焼く前に水をたっぷり飲ませておくとちょうどいい感じになるのよ」 ミスティアは褒められて嬉しそうにその工夫を明かした。 「なるほどな」 「も゛う゛い゛いでぢょれ゛い゛むをは゛な゛ぢでよおおお…!」 慧音は涙ながらに訴え震えるれいむの串をなんとか落とさないように持ちながら言った。 「しかし酒には合わ無いな、甘い」 慧音はコップの酒を少し口に含みながられいむを齧った。 「ゆ゛ぎゅううううう…!!だずげでぐだぢゃい…だずげでぐだぢゃいぃ…!!」 れいむは齧られるたびに身をよじって痛みから逃げようとして串が少ししなる。 毎日やれば腕が鍛えられそうだと慧音は両手で串を押さえながら思った。 「いいのよ、子どもが食べるように考えたんだからお酒と合わなくても」 「それもそうだな」 慧音は納得してれいむのりぼんを齧った。 「れ゛い゛む゛のがわ゛い゛い゛り゛ぼんがあああああああ!? お゛ね゛え゛じゃんなんがぢんぢゃえ!ゆっぐぢぢねええええええ!!!!」 りぼんを齧られてれいむは一際大きな声を上げて慧音をなじった。 この期に及んでこういう態度を取るとはよほど大事にしていたのだろう。 「これ、食べるには少しうるさくないか?子どもが泣くぞ」 慧音は眉をひそめて尋ねた。 「生きたままじゃないと味が落ちるのよ それにこの前ためしにお客さんに出してみたら悲鳴だけで酒がすすむって言って がぶがぶ呑んでくれたから売り上げ大幅に上がったのよ これは絶対にイケるわ」 ミスティアは自信ありげに腰に手を当てて言った。 「とりあえず子ども相手にするに当たってそういう奴の意見はあまり当てにしない方がいいんじゃないか」 慧音は頭を抑えて目を閉じかぶりを振った。 「も゛っどゆ゛っぐり゛ぢだがっだのに゛ぃぃぃ…!おねえざんなんがぢねえ…ゆ゛っぐり゛ぢねぇ…!」 れいむの呪詛を聞きながら慧音は溜息をついた。 「まあ多少残酷趣味なのは地獄鍋とかと同じようなものと思えばいいのか 味は悪くないしな」 「地獄鍋?」 ミスティアが聞きなれない単語を、不思議そうに慧音に尋ねた。 「ああ、地獄鍋というのはな 別名泥鰌豆腐とも言って生きた泥鰌と豆腐を一緒に煮ると 熱さに耐えかねた泥鰌が豆腐の中に逃げ込んで そのまま煮込みつづけて食べるという料理でな まあ食べたことは無いが」 慧音は軽く手振りを交えつつ適当に伝聞の知識を話した。 「ふぅん、おもしろそうね 私も地獄八目鰻豆腐とかやってみようかしら」 ミスティアは興味深そうに慧音の話を聞くと思いついたかのようにそういった。 慧音はいやいやと手を横に振る。 「それは流石に無理だろ、どれだけでかい豆腐を用意するつもりだ」 「別にほんとに八目鰻使うわけじゃないわよ 普通にドジョウを使って名前だけ八目鰻にするの」 慧音ははあ、と溜息をついてやれやれといった風にかぶりを振った。 「それは詐欺と言うんだ」 「大丈夫だって結構騙されるから」 「そういう問題じゃあない それに泥鰌と八目鰻を間違える奴がどこにいる」 「あんたの食べてるのだって八目鰻じゃなくて普通の鰻だし 意外と騙されるかもしれないじゃない」 自分の案を否定されてぷんぷんと怒りながらミスティアは言った。 「金返せ」 ドン、と卓を叩いてこめかみに青筋を浮かべながら慧音が静かに言い放った。 「あー、まあまあ、お酒だけは全部本物選りすぐりのいいお酒ばっかりだしそう怒らないでよ」 ミスティアが要らぬことを言って怒らせてしまった慧音を 慌ててなだめようと両手を前に突き出しながら言った。 「ふん、どうせ自分も飲むから酒だけはちゃんと仕入れてるんだろ」 しかし慧音は機嫌を損ねてそっぽを向いてむくれている。 「うー、まあそうだけどさー」 もじもじと人差し指同士をつつきあいながらミスティアは次の言い訳か はたまた別の話題を探した。 「あ、そういえば」 言い訳より別の話題を先に思いついたミスティアはなんとか表情を取り繕って慧音に言った。 「なんだ?」 「それ、うるさいんだったら先に口の辺り食べちゃえば?」 「…なるほど」 「…ゆ゛…!?」 そう言って慧音は転がって逃げ出そうとしていたれいむを掴んで 少しはしたないかなと思いながらも大きく口を開けた。 「だずげでま゛り゛」 絶望の表情を浮かべ友に助けを求めるれいむの口に慧音はかじりついた。 その後、喋りはしないものの縋るような、憎むようななんともいえない視線を送ってくるのが気になり 結局顔を先に食べることにした。 顔の部分を全て食べるともうゆっくりと饅頭の境界なんて何も無いな、と慧音は思った。 「待ってなさい子ども達!これからは鳥肉の代わりにゆっくりを食べるようになるがいいわ!」 ミスティアはゆっくり焼き饅頭が子ども達に広まることに関する懸念が全て解決したのに気をよくして 勢いよく拳を振り上げて一人で盛り上がっているようだった。 「まあ頑張ってくれ」 慧音は騙されたのはやはり癪だったので 結局「こんな里から離れた夜の屋台に子どもがやってくるわけないだろう」 という核心は言わずにそのまま適当に呑んで帰っていった。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/senka/pages/30.html
戦火の花々 作者:1スレ491氏 199X年。 近隣諸国との停戦条約を破り、 我々カリバニア帝国は国境を越え隣国の小さな町を包囲した。 新兵の俺もこの前線に歩兵として参加していた。 圧倒的火力を持つ我々の前には町の自衛団などまるで役に立たなかった。 町を守る民兵の男たちは殆どが戦死し、僅かに投降してきた民兵も全て銃殺刑に処した。 もともと我々は捕虜など捕るつもりはない。 何故なら、この戦いに掲げるのは「民族浄化」だからだ。 我々カリバニア人以外の民族は根絶やしにし、この大陸の宗教と民族を統一するのが目的だ。 そうすれば戦争が繰り返された歴史も終わり、これから未来永劫、戦争は起こらないだろう。 これはそのための聖戦だった。 町に入った我々は次々に民間人を見つけ出して処刑を始めることとなる。 大人の男のいなくなった町には老人、女、子供、しか残っていない。 老人は見つけ次第殺し、女と子供は一度町の中心部に設置された本営まで連行した後、 士官クラスが所見したのち、許可を得て横の広場で処刑される。 俺も他の兵士と一緒に住民を狩り出すため民家を次々と捜索した。 見つけ出した住民は皆怯えきって抵抗する気力はない。 俺は事務的に住民を後手に皮ベルトで拘束し、鉄製の首輪を着ける。 そして一本のチェーンに数珠繋ぎにして本営まで連行した。 やはり相手はすすり泣く女子供だけあって胸が痛む。 しかし聖戦には仕方の無い犠牲だ、 そう自分に言い聞かせて淡々と任務をこなした。 なれたベテランの兵士たちはそんな情は欠片も見せない。 連行する住民の中に好みの女を見つけては銃で突付いたり スカートをめくったりとちょっかいを出してふざけている。 しかし俺はとてもこれから処刑される者達に対してそんな気にはなれなかった。 それにしてもこの国の女は皆美しかった。 滑らかな金色の髪に真っ白な肌、整った顔立ちはまるで人形のようだ。 たしかにそんな者たちがこれから浄化されるのは勿体無い気もする。 本営前は集められた女子供で溢れ返っている。 小さな町とはいえ一箇所に集めれば結構な数になる。 女子供は士官用に設置された大型テントのまえに列になって並ばされている。 「おい!新入、お前は所見の手伝いにまわれ!」 「ハッ!」 軍曹から命令されて 俺はテントの中に入った。 目の前の光景を見て俺はビックリした。 テントの中に入った女子供は服を脱ぐことを命じられ皆裸になっている。 「おい!なにボサッとしてるんだ、こっちにきてこれを外へ運べ」 「ハッ、すみません」 俺は住民たちの服が入った大きな籠を持って外へ出た。 テントの裏では焼却炉で服を燃やしている。 係りの兵の横に籠をひっくり返して服を山にすると 俺はまたテントのなかへ戻っていった。 バシッ!テントに戻ったとたん目の前でまだ幼い少女が軍曹に鞭で叩かれていた。 軍曹の鞭は乗馬鞭のような形状の短い物だが丈夫な作りでかなり激痛を与える。 「どうされたのですか・・・?」 俺は軍曹に尋ねた。 「なあに、服を脱ぐのを嫌がるもんだからな」 「どってことはない、いつものことだ」 軍曹は平然と答える。 「ほら、さっさと脱がないともう一発お見舞いするぞ!」 軍曹が恫喝すると、近くにいた20歳くらいの女が縮こまっている少女を なだめながら服を脱ぐのを手伝った。 女子供は皆怯えた表情で服を脱いでは籠に入れていく。 裸になった者から大人の女、少女、少年と3つに別けられて それぞれ違う奥の入り口に連れて行かれる。 どうやら別々に所見が行なわれているようだ。 「おい、お前」 「ここはもういいから、どこかの所見の手伝いをしろ」 「ハッ」 とっさに軍曹に言われて返事はしたが、俺はどの部屋に入ろうか迷った・・・。 「失礼します!」 「レナン二等兵、こちらのお手伝いを命ぜられました!」 俺は敬礼して大人の女が所見されている部屋へ入った。 中には大尉と護衛の一等兵が2名。 それに中年の白衣を着た軍医と従軍女看護士が2名いた。 捕らえた住民の女性は鉄製のテーブルの上で四つん這いにさせられ 頭は看護士に押さえつけられて尻を軍医に向かって突き上げるような体勢をとらされてる。 軍医は女性の股間を覗き込み何やら医療器具で検査している。 検査による痛みのためかそれとも悲観してか若い女性は皆泣いていた。 それを大尉は椅子に座って葉巻をふかしながら眺めていた。 軍医は女性を次々と診断し、さらに2種類に別けている。 心なしか片方の組は比較的若い娘が多く、 もう片方は若干年長が多いようである。 40代以上と見られる女性は検査はされず、そのまま年長組みにまわされる。 俺は看護士と一緒に終わった女性を検査台から降ろし 次の女性を乗せる手伝いをした。 「これは何の検査をしているんですか・・・?」 俺は横にいた中年の看護士に小声で訊いた。 「処女かどうかを検査してるのよ、当たり前でしょ」 「え・・何のために?」 「は?・・あなたそんなことも知らないの?」 看護士は呆れ顔をした。 「すみません、僕は新兵なもので今回が戦場は初めてなんです・・・」 「そう、じゃあ仕方ないわね・・」 「我々の国の一般民衆は知らないでしょうけど、聖戦の為の軍規ってものがあるのよ」 「他民族を浄化する際には処女のまま殺してはいけないの」 「冥界で同胞の男と契りを交わしてその子が復讐のために復活するって理由でね」 「そんな馬鹿な・・・」 俺は驚いた。 「もう何世紀も前から行なわれてる事よ」 「たとえ現代といえども変えるわけにはいかないんでしょうね」 「まあ・・男たちにとっては別の意味でやめられないのかもしれないわね・・・」 看護士はそう言って意味ありげな微笑を浮かべた。 「さあ、次はあなたよ!」 看護士はそう言って並んでいる女達から一際美しい女性を掴んで立たせた。 女性を検査台に乗せ軍医が診断する。 結果は処女だ。 俺が女性を処女組の方へ連れて行こうとすると大尉が呼び止めた。 「おい、待て」 「ハッ!」 「その者は民兵の疑いがある」 「よって、特別に取調べを行なうから向こうへ連れて行け」 そう言って大尉は後ろの部屋の入り口を指差す。 俺は言われたとおり女性をその部屋に連れて行くと 中には既に数人の女性が集められていた。 皆それぞれに美しい者ばかりだ。 俺はその部屋に女性を鎖で繋ぐとまた所見の部屋に戻った。 頭に邪推が浮かんだがそれ以上考えないようにした。 やっと一通りの所見が終わった。 「ふう、この国は貞操観念が根付いておるな・・・」 「未婚の者はほぼ処女だ」 軍医が手にはめいていたゴム手袋をはずしながら言う。 「そうですね、いままで占領したどの国より処女の比率が高いですね」 看護士は医療器具を片付けながら相槌を打った。 「まったく、うちの娘にも見習って欲しいもんだ」 「最近じゃワシがおらんのをいいことに、毎晩男友達と遊び歩いておる・・・」 軍医は溜息をついた。 「ふふ、いいじゃありませんか」 「それだけ我が国が平和だってことですよ」 軍医たちはこの異常な状況で平然と世間話をしながら出て行った。 仕事のなくなった俺も外へ出ようとすると大尉から呼び止められた。 「おい、新兵」 「貴様、名は何と言ったかな?」 「ハッ・・!」 「レナン二等兵であります!」 俺は向き直って大尉に敬礼する。 「よし、レナン二等兵」 「今夜9時から先ほどの民兵と思われる者達を尋問する」 「貴様も手伝いに尋問所の設置された銀行跡へ来い」 「ハッ!了解しました!」 俺は大尉に再び敬礼してその部屋を後にした。 外に出るため隣の部屋の前を通りかかると、まだ少女達の所見は続いているようだった。 中からは幼い子の泣き声と叱りつける看護士の声が聞こえる。 さすがに俺も胸が痛んでとても覗き込む気にはなれない。 足早に前を通り過ぎるとテントの外へ出た。 ふと、目の前の広場を見ると従軍大工たちが処刑台を作っていた。 階段を上ったところに広いステージがある。 先ほど所見で処女と診断された女たちは その横で一箇所に集められ身を寄せ合って座っていた。 周りを数人の兵士が銃を持って囲んでいる。 女たちはやはり服は一切身に着けていない。 比較的暖かい時期ではあるが、それでも日が陰りだいぶ冷えてきた。 どのみち処刑する者達だからそんなことはお構いなしということだろうか。 ちかくにいたベテラン兵士に聞くと 明日、我が国の将軍と聖職者の一団がやってきて その処刑台で処女の刑が執行されるらしい。 ほかの処女でないものはすでに違う場所で刑が始められている。 処女に限っては何やら宗教儀式を行なってから刑が執行されるそうだ。 それも聖戦の軍規なのだろうか・・・。 徴兵で軍に入るまではそんなことも全く知らなかった。 いままでは新聞で我が国の軍隊が他国で戦争していると読んでも まさかこんなことが行なわれているとは知らなかった。 外国にだってもちろん報道はされてないだろう。 国に帰ってきた兵士たちも武勇伝は語ることがあっても このようなことは一切口にしたのを見たことがない。 けどそれも仕方の無いことかもしれない・・・。 自分だって国の家族や恋人にこんな光景を話して聞かせるわけにはいかない。 いまは殺伐とした空気に包まれるこの広場もほんの数日前までは 我が国と同じように町の人々が笑顔で集っていただろう。 これが戦争というものか・・・俺は思い知らされた。 居た堪れなくなった俺は広場に背を向けて歩き出した。 担いでいる銃が心なしか重く感じた。 しばらく歩いていくと我が軍の重機が大きな穴を掘っていた。 近づいてみると穴の中には先ほどの所見で非処女と診断された女たちが 死体となって重なり合っていた。 銃殺刑だったのだろう、皆頭を撃ち抜かれている。 ついさっき自分の目の前で生きていた女たちが今はもう変わり果てた姿になっている。 気分が悪くなった俺は建物の影で吐いた。 そこで少し座って休む。 俺の横をトラックが通り抜け、荷台からまた穴の中へ女の死体を落とす。 運搬係の兵士達も慣れたもので足と手をそれぞれ持って掛け声とともに穴へ投げ込んでいく。 まるで運送屋が荷物を降ろすように流れ作業だ。 ぼんやりと眺めているといつの間にか辺りは暗くなり 作業の済んだ重機や兵士が戻っていった。 気分が落ち着いた俺もふらっと立ち上がってキャンプに戻ることにした。 キャンプは町の建物をそのまま兵士用の宿舎に使っている。 俺は自分の所属する部隊の建物に入った。 すると中では信じられない光景が繰り広げられていた。 裸の女たちを囲み仲間の兵士たちが輪姦していた。 部屋の中は女の悲鳴と兵士の談笑が響いている。 女たちの顔を見るとたしか所見で処女と診断された者達だ。 呆然と立ち尽くしていると上官兵士に声を掛けられた。 「おい、レナン」 「こいつを広場に戻してきて、違うのをまた連れて来い」 そう言って汗と体液でドロドロになった女を突き出された。 股間からは血が滴っている。 疲れ果てているのか、それとも絶望のあまりか表情は廃人のようだ。 「こ・・これは一体・・・」 「心配するな、ちゃんと後でお前にもやらせてやるさ」 上官は笑って答える。 俺は仕方なく女を連れて広場の女が集められているところへ行く。 女の数は半分くらいになっていた。 ふと周りを見ると様々なキャンプの中で同じことが行なわれてるらしい。 そこら中から女の悲鳴が聞こえてくる。 俺は連れて来た女をその場の鎖に繋ぐと、 まだ使われてなさそうな10代後半くらいの女を立たせた。 女はまわりの声を聞いて自分が何をされるのか察しがついているのだろう 青くなってガタガタと震えている。 「おいおい、俺たちの分も残しといてくれよ」 「交代の時間になったら新品が無くなってるなんて嫌だぜ」 見張りの兵士が話しかけてきた。 「は・・はぁ・・」 そんなこと俺に言われても困る。 女を連れてキャンプに帰った。 「お、新しいのが来たぞ」 「今度は俺が先だ」 次々と兵士がよってきて女を担いで奥へ連れて行く。 「た・・たすけて」 女は俺のほうを見て呟いた。 しかし俺にはどうすることもできない・・・。 女はテーブルの上に仰向けに乗せられ数人の兵士に押さえつけられる。 足を開かれて丸見えになった性器に兵士の一人が その建物の台所にあったとみられるオリーブオイルを滴らせる。 そして指でヌルヌルと乱暴に性器に馴染ませた。 「さてと、それじゃ頂くか」 兵士がいきり立ったペニスを出して女の股へ割り入っていく。 「うぎゃああ・・」 女の悲鳴があがる。 バシッ! 「うるせえなぁ」 押さえていた兵士が女を殴りつける。 そして女の頭をテーブルの端で下に押さえつけて 顔を仰け反らすようにする。 自然と開けざるをえなくなった女の口の中へ その兵士はペニスを突っ込んだ。 「うご・・・」 女の喉から苦しそうな呻き声が聞こえる。 「はは、これで静かになったな」 そう言って2人の兵士は向き合った形で腰を振り出す。 まるで女は体を串刺しにされてるようだ。 グチャグチャと音を立てて突き動かされる女の体。 喉は突き刺されるペニスの形に膨らんだり縮んだりしている。 呼吸がまともにできないのだろうか、女の顔は真っ赤になってギュッと瞑った眼から涙を流している。 股間からは処女を失った証の血が滴り落ちる。 それでも構わず叩きつけるように兵士の腰が女の体でパンパンと音を立てている。 他の押さえつけてる兵士は乳首に噛み付いたり まだ小振りな胸を力一杯絞り上げて楽しんでいる。 女もまさかこんな形で自分が処女を失うとは想像すらしてなかっただろう。 その光景はまるでハイエナが集団で獲物を貪っているようだった。 しかし、そのテーブルだけじゃない広い部屋のあちこちで 同じようなことが行なわれている。 実は俺はまだセックスの経験はない。 国には恋人がいる。 しかし真面目な二人はいまだプラトニックな関係だ。 俺が想像していたセックスはもっとロマンチックなものだった。 いま目の前で繰り広げられている凄惨な宴とのギャップがあまりにもあり過ぎる。 頭がおかしくなりそうだ。 「おい、新入り」 「こっち来てお前も楽しめ!」 となりのテーブルの一団が女の足を2人で引っ張って拡げて見せた。 女の性器は輪姦され続けたためポッカリと口を開けている。 中からは数人の精液と血が交じり合って滴っていた。 女の眼に光はない。 意識があるのかないのか分からないほど憔悴しきっていた。 「い・・いえ、私は結構です・・」 「なんだと?上官の誘いを断るのか?」 兵士の顔が曇る。 「いえ、そういうわけではないのですが・・・」 俺はしどろもどろになった。 「じゃあ、なんだこの野郎?」 「まさか憎むべき異教徒に同情してんじゃねえだろうな、軍法裁判にかけるぞ!」 兵士はかなり酒が入っているせいかしつこく絡んできた。 困り果てた俺の眼に壁掛けの時計が見えた。 時間は8時45分。 大尉の命令が頭に蘇る。 「す、すみません・・」 「実はこれから大尉の民兵尋問を手伝うように命ぜられてるので時間がないのです・・・」 俺はとっさに言った。 大尉と聞いて兵士たちの顔色が急に変わる。 「そ、そうか・・・」 「なら仕方ねえな・・」 「遅れるな、早く行け!」 あっさりとその場から開放された俺は逃げ出すようにキャンプを出た。 しかしまだ動悸は治まらない。 そのまま大尉に言われた銀行跡へ向かった。 銀行の建物は古い石造りの5階建ての建物だった。 頑丈そうなその外観は夜のとばりのなか不気味に見える。 入り口には護衛の兵士が2人銃を持って立っている 俺は事情を説明して中へ通してもらった。 中には少尉クラスから中佐クラスまでの士官が数人いた。 応接ソファーに座って何やら笑談してたり酒を飲んでいたりと様々だ。 この銀行跡は捕虜の尋問目的に設置されているのに 何故こんなに様々な階級の士官がいるのか不思議だった。 俺は近くにいた兵士に大尉のいる部屋を訪ねた。 すると部屋まで案内してくれることになった。 何故だか間違えて違う部屋に入ると問題になるかららしい・・・。 その兵士について階段を上がっていく。 二階へ行くと広い廊下に女たちが鎖で繋がれていた。 中にはまだ幼い少女も目立つ。 「この者達は・・・?」 俺は兵士に尋ねた。 「尋問する民兵に決まってるじゃないか」 「え・・・でもまだ少女だっているじゃないですか・・・?」 「・・・そうだよ、だからどうした?」 兵士は平然と答える。 「だって、どう見たって民兵には見えませんよ・・?」 「ふっ・・・」 兵士はクスリと笑った。 「そりゃ、士官殿によって好みは色々だからな・・・」 「それよりお前、ジョークにしてもあんまりそんなこと言わないほうがいいぜ」 「祖国じゃ社会的に立派な上級軍人の方々は、 こんな前線じゃなきゃ自分の性癖を出せないんだからな」 やっと俺にも理解できた・・・。 それ以上は何も言えず黙って兵士について歩いた。 3階に上がり、ある部屋の前で止まった。 「ここだ」 「じゃあ、しっかり大尉のお手伝いしろよ・・・」 そう言って兵士はまた階段を下りていった。 俺は恐る恐る扉をノックした。 「入れ!」 中から大尉の声がする。 「失礼します!」 俺は扉を開けて中へ入った。 部屋には大尉と昼間の軍医と中年の女看護士がいる。 大尉は軍服の上着は脱いで白いシャツの襟のボタンを外した格好だ。 手にはブランデーのグラスを持っている。 「遅くなって申し訳ありません!」 俺は敬礼をした。 「いや、時間通りだ・・・これから始めるところだよ」 大尉はグラスに口をつけながら答える。 よく見ると軍医と看護士もブランデーを飲んでいる。 尋問というわりには皆表情は楽しげだ。 「よし、じゃあそろそろ始めるか・・・」 「おいレナン君、2階から一人連れてきてくれ」 「ハッ!」 「あの・・・どの女を連れてくればよろしいでしょうか・・?」 「そうだなあ・・・あまり若すぎても体力がなくてすぐに壊れてしまうからな・・」 大尉は舌なめずりしながら考える。 「大尉、できればちょうど18歳の娘がいいですね・・・」 酒が入ってやや顔が赤くなった軍医が口をはさむ。 「ほう・・・何故かね?」 大尉が興味深そうに聞き返す。 「ふふ・・先生の娘さんと同じ歳なんですよ」 「先生ったら、娘さんにはてんで歯が立たないもんだから かわりに同い年の違う娘に八つ当たりしたいんです」 軍医のかわりに看護士が笑いながら答えた。 「き・・きみ!」 軍医はバツが悪そうだ。 「ハハハ、いいだろう」 「おい、レナン君。いいか18の女だ、いいな!」 大尉も愉快そうに俺に命令した。 「ハッ!了解しました」 俺は部屋を出て2階に向かった。 心境は複雑だった・・・。 何故なら俺の国で待つ恋人も18歳だからだ。 重い足取りで二階に下りた俺は鎖で繋がれている女たちの前に立った。 女たちは皆、次は自分が連れて行かれるのかと思って怯えた顔をしてる。 「この中で18歳の者はいるか?」 俺は女たちに問いかけた。 不安げに顔を見合わせた女たちの中から数人が手を恐る恐る挙げた。 それを見わたした俺は一人の女の顔を見て驚いた。 「エリー・・・!?」 思わず声が出る。 あまりにも自分の恋人に似ていた為だ。 しかし、よく見ればたしかに違う・・・。 それにしてもよく似ていた。 美しく整った顔立ちながらも、やや童顔のため年齢よりかなり若く見える。 ストレートで金色の髪は肩より少し下までの長さ。 白く透き通るような細い体に小振りな乳房。 エリーの裸体はまだ見たことはないが、おそらくはこんな感じだろうと想像してた通りだ。 「こいつでいいか?」 その女をじっと見つめる俺に見張りの兵士が尋ねた。 「あ・・はい」 俺は思わず返事してしまった。 しかし、ハッ・・・!と気付く。 そうだ、これから連れて行くのは大尉のところだ。 どんな酷い目に遭わされるかわからない。 しまったと思ったが既に遅かった。 見張りの兵士はその女の首輪の鎖を引っ張って連れ出してきた。 どうしよう・・・動揺した俺は思わず言った。 「あ・・・もう一人連れて行かなきゃいけないんです・・」 「なんだって?」 「すみません・・・私も上官の命令なので・・」 「へっ・・欲張りな上官だな」 「仕方ねえな、ほら、さっさと選んでいきな」 兵士は呆れた表情で顎をしゃくった。 僕はもう一人18歳の女の中からややグラマーなタイプを選んだ。 この女も一際美しかった。 栗色の髪は緩やかなカーブがかかっている。 涼しげ眼元に長いまつ毛。 やわらかそうな胸は大きいものの張りがあり形は綺麗だ。 細く引き締まったウエストと相まって滑らかなラインを画いている。 2人を連れて階段を上がっていく。 時折、まわりの部屋から聞こえる女の悲鳴や鞭を叩くような音に 怯えて2人の女は不安そうだ。 「君達、名前は・・・?」 俺は階段を上りながら訊いた。 「ジェ・・ジェーンです・・」 グラマーな女が答える。 「君は?」 エリーに似た女のほうを見る。 「リ・・・リーナです」 リーナか・・・。 当たり前のことだが、やはりエリーとは違う人間なんだと改めて感じた。 それほど自分の恋人に似ていたのだ。 俺が口から出任せでもう一人連れてきたのは この恋人に似た女が酷い目に遭うのを少しでも遅れさせるためだった。 いや、もしかすれば大尉がジェーン一人で満足してくれるかもしれない・・・。 そんな淡い期待を持ってしまったのだ。 同じ処刑される運命でも、それまでになくるべ苦痛は味わわないほうがいいだろう・・・。 敵国の女とはいえ他人とは思えないこのリーナに俺は情を感じてしまっていた。 大尉の待つ部屋に帰ってきた。 「只今、戻りました!」 俺は敬礼をする。 「ご苦労、・・・ん?」 「なんで2人もいるんだ・・?」 大尉は怪訝そうに訊いた。 「ハッ!申し訳ありません・・・」 「なにぶん、大尉の好みが分からなかったもので、それぞれ違うタイプを連れてきました!」 俺は苦しい言い訳で答えた。 「フッ・・・そうか気が利くじゃないか」 しかし大尉は怒るでもなく、笑って言った。 そしてブランデーグラスを持ったまま女たちの前に歩み寄る。 「どっちにするかな・・・」 そう言いながら女の顔を覗き込む。 怯えた2人は互いに抱き合うように体を寄せる。 するといつの間にか近くに来ていた看護士がリーナのお尻をパシン!と叩いた。 「ホラ!きちんと真っ直ぐ立ちなさい!」 「手で前を隠さないで!」 看護士の厳しい声に仕方なく従う2人。 「ん~、どっちも上物だな・・・これは迷う」 「こっちのウブな感じの子もいいし、こっちの色気があるほうもいい・・」 大尉はそう言いながらリーナとジェーンの尻や胸を撫でたりする。 頼む・・・ジェーンを選んでくれ・・ 俺は心の中でそう願った。 「そうだ、先生の娘はどっちのタイプかね?」 大尉は振り返って軍医に尋ねた。 「そうですなぁ・・タイプで言えばその背が高いほうです」 そう言ってジェーンを指差す。 「よし、それじゃあこっちからだ!」 ジェーンに決まって、俺は内心ホッとした。 「もう一人はどうしましょうか・・・?」 「そこらへんに繋いどけ、仲間が何をされるか見物させろ」 俺はリーナの首輪の鎖を壁の配管に繋いだ。 そしてジェーンを俺と看護士で大きなテーブルに仰向けに寝かせる。 手足は上下に伸ばした状態で拘束する。 体は引っ張られたようになって身動き出来ない。 ジェーンは真っ青になって震えている。 「さて・・・それじゃあ簡単に説明しよう」 急に真面目ぶって大尉がジェーンに話しかけた。 「民兵の疑いがあるお前をいまから尋問する」 「隠れている残りの兵の場所を素直に言えばそれでよし・・・」 「しかしもし隠し立てするようであれば、拷問にかけねばならん」 「さあ、どうするかね?」 「そ・・そんな・・・」 「わたしはただのパン屋の娘です・・・」 「な、なにも分かりません・・・」 ジェーンが涙声で答える。 とても嘘をついてるようには見えない・・・。 いや、嘘なんてついてないだろう。 そんなことは俺でも見れば分かる。 しかし、それを口に出すことはできなかった。 「そうか・・残念だな」 「皆、最初はそう言うんだよ・・・」 「まあ、いいさ・・・ゆっくりと考えたまえ」 大尉はそう言って軍医に眼で合図をする。 軍医は黙ってうなずくとアタッシュケースの中から注射器を取り出す。 「あれは・・?」 俺は看護士に訊いた。 「強心剤よ」 「苦痛のショックで簡単に死んじゃったら困るでしょ」 平然と答える。 軍医は伸ばされたジェーンの腕をアルコールで拭いて消毒すると 注射針をゆっくりと刺した。 「悪い子だ・・・親の言うことも聞かないで・・」 軍医は薬剤を注入しながらジェーンに話しかける。 「え・・え・・?」 「な、な、なんのことですか・・・?」 ジェーンが訳が分からず訊き返す。 「黙れ!反省しろ、この不良娘が!」 軍医は唾を飛ばしてジェーンを叱責する。 酔っているのだろう、悪乗りしている様子だ。 それを看護士と大尉は笑いをこらえて見ていた。 「さて、それじゃあ始めよう」 大尉の一言で罪の無いジェーンへの拷問が始まった。 続きを読む※拷問・グロ注意
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1470.html
「それで、子どもって結構好き嫌い多くて 豚が脂っぽいとか牛肉の硬いところとか嫌いじゃない?」 「ああ、そういう子も多いな」 里で寺小屋の先生をやっている半妖半人の女教師である上白沢慧音は ちびちびと鰻の蒲焼を齧りながら相槌を打った。 目の前で起こる熱気は彼女の憤りかそれとも鰻を焼く炭火の熱か 屋台に吹き抜ける冷たい夜風がその熱と混ざり合って心地よい。 「そういう子が鶏肉を食べるのよ! あんたなんとかしなさいよ寺小屋の先生でしょ!?」 「そうだな、好き嫌いはがんばって治していかないとな」 ちなみに鳥皮が苦手なんて子も多いがそれは言わないでおく。 慧音は親友の妹紅と喧嘩したことや寺小屋での苦労を愚痴りに来たはずなのに、何故自分が愚痴を聞いているのかわからずに 月も星もろくに見えない曇り夜空を見上げながらコップの酒を飲み干した。 屋台の提灯の明かりだけがあたりと二人を照らしている。 「しかもよ、あいつらには私の『鳥を食べずに鰻を食べよう運動』が通じないのよ!」 「そうなのか」 熱弁する妖怪夜雀ミスティア・ローレライに対して慧音はまた適当に聞き流しながら相槌を打った。 聞き流しながらもそういえば新聞でそんなこと言っていたかと思い出しかけたがやはりそのまま流した。 そもそも牛や豚は飼育が大変なので子ども大人に関わらず 里の人間が食う肉というと大抵鳥かウサギだ等とは断じて口に出さない。 「だってあいつら鰻あんま食べないのよ!?」 「そういえばそうだな」 鰻という奴は小骨が多い。 別に問題なく食べられるくらい細くて小さい小骨なのだが 子どもというのはそういった小骨を非常に気にすることが結構ある。 そして気にしだすと全く手を出そうとしなくなる。 嫌いになるということだ。 例えばだがピーマン嫌いの子どもは恐るべき情熱を持ってチンジャオロースのピーマンを取り除く。 しかし鰻の骨を取り除くのは不可能に近い。 どうしても無力化したいなら鱧のように骨切りでもする必要があるだろう。 そんな高等技術は子どもは愚かお家のお母さん方にも無理だ。 それに鰻は味が濃いので嫌いな人は嫌いだろう。 しかし慧音も鰻丼のタレが嫌いな奴は見たことが無い。 鰻が嫌いな子どもが隣の子どもにに鰻をあげておいしそうに鰻丼のタレかけご飯をかっ食らっているのはみたことがあったが。 しかしあれだけ好かれているのに鰻丼のタレだけで売っているのは少なくとも里の中では見たことが無い。 思えば不思議なものである。 ひょっとしたら鰻屋の陰謀かもしれない。 恐ろしいことだ。 「聞いてる?」 「ああ」 さっき注ぎなおした日本酒をちびちびやりながら どうでもいい思索の中に旅立とうとした慧音を ミスティアが不機嫌さを露にしているにも関わらず凛とした美しい声で呼び止めた。 慧音は心中面倒くさがりながらもまた彼女の愚痴を聞く作業に戻った。 「でもそうやって子ども達が鳥を食べることに諦めて泣き寝入りする時代は終わったわ」 「それはめでたいな」 大仰に手を振り上げてまた熱弁し始めたミスティアを視界の隅に収めながら 慧音は皿を出して鰻の追加を頼んだ。 話の腰を折られてミスティアは不快そうに眉をひそめたが客商売に携わる以上 その程度で文句は言わない分別は身につけているのかせっせと鰻を焼く作業に戻る。 静かになったな、と慧音は夜空を見上げたがやはり星は見えなかった。 「はい八目鰻の蒲焼一丁!」 「ついでに酒ももう一杯頼む さっきのと同じ奴で」 慧音は空になった一升瓶を指しながら注文した。 「で、もう泣き寝入りする時代は終わったのよ」 ミスティアは慧音のついでに自分のコップにも酒を注ぎながら いやひょっとしたら慧音の方がついでかもしれないが、言った。 「それはめでたいな」 慧音は特に言葉を変えることも無くまた同じように相槌を打った。 「まず最初に鰻以外のメニューを取り入れることを考えたわ…」 ミスティアは大仰に、悲劇性を表現するように両手を胸の前で組んで どこか遠い空の彼方を見つめながら語りだした。 「色々子ども受けしそうな食べ物を考えたんだけどね でもうちって鰻メインでしかも店員私一人でしょ? 他のものに手をかけてる暇が無いからあんまり大した物は作れないのよ かといって屋台だからこそってモノじゃないとうちでやる意味も無いし」 鰻にこんな言葉がある。 『串打ち三年、裂き八年、焼きは一生』 そんな言葉があるほど、鰻を焼くというのは難しいものだった。 屋台を始めてそれほど長くないミスティアが鰻を焼くので手一杯というのも理解できる話だった。 今日はそうでもないが鰻屋台なんてのは珍しいので結構繁盛しているらしいし本当に余力は余り無いのだろう。 「そこで考えたのがこいつよ!」 「すーや…♪すーや…♪」 そう言って元気に屋台の奥から取り出したのは一匹のゆっくりれいむ。 その目はそっと閉じられてゆっくりとした眠りの中に居る様だった。 「これをこうやって串で刺して!」 「すーゆぎゃああああああああああああ!?」 ブスリ、と蒲焼用の串がゆっくりれいむを刺した。 れいむが抵抗する間もなく串が皮に潜り込み、餡子を抜けて入ったときとは逆に皮を貫いた。 串はちょうどれいむの底辺の中心から頭のてっぺんを通っている。 割かし小柄なゆっくりだったがそれでも串は8割がた中に埋まっていて先の部分が少しだけ出ていた。 「い゛だい゛よおおおおおおおお!!! れ゛いむ゛のぢょうぢょざんどごおおおおおお!? お゛はな゛ばだげにいだどにいいいいいいいい!! だじゅげでま゛り゛ざあああああああああああああああ!!!」 寝起きで、まだ心は夢の中に居たれいむは突然の比喩などではなく体を貫く痛みに混乱を露にしながらも絶叫した。 どうやら花畑で仲間と蝶を追い掛け回す夢を見ていたようだ。 慧音はそんな幸せな夢を見られて少し羨ましいと思った。 まあ今のありさまは羨ましいどころか同情に値するのだがそこまで気にする義理は無い。 れいむのこぼした涙が炭火の中に零れ落ちて真っ赤になった炭の上でじゅうじゅうと蒸発して甘ったるい香りを漂わせた。 「それでここに仕切り作るでしょ」 そう言ってミスティアはれいむの悲鳴には全く耳を貸さずに焼いている鰻を端に寄せて鉄制の板を二枚置いて 焼き場を四分の一ほどで区切った。 歌姫ミスティア・ローレライにとっては美しい声しか耳を傾けるに値しないのかもしれない。 「そんでこれをつけて焼くわけ」 ミスティアはなにやら円柱状の先に小さな穴の開いた木製の細工を取り出すと串の両端にはめた。 一体何なのかと慧音が眺めているとそのまま焼き場に蒲焼と同じようにゆっくりを置いた。 「!?あ゛ぢゅい゛!あぢゅい゛よ゛おおおおおおおおおおお!!」 れいむは炭火の熱に晒されて悲鳴を上げながら転がり始めた。 さっきの細工は串がずれて転落するのを防止するためかと慧音は感心してそのまま見ていた。 「も゛う゛お゛う゛ぢがえるううううううう!!」 そう言ってれいむは外へ逃げ出そうとごろごろと右に向かって転がっていった。 「!?ゆ゛ぐがああああああああああああああああ!?」 転がり続けたれいむはジュウ、という食欲をそそる音と甘い匂いを漂わせる煙を立てて 熱せられた仕切りの鉄板にぶつかって慌てて方向転換して今度は左へと転がっていく。 「!?!?!?あ゛ぢゅぐえええええええ!!どおぢででら゛れ゛ないのおおおおおおお!?」 当然のごとくもう一つの仕切りにぶつかってれいむはさらに焦げ目を増やした。 「い゛や゛あああああ!だぢで!だぢでよおおおおおおおお!!」 仕切りを避けてうまいこと真ん中当たりをいったりきたりしながら れいむはだんだんと狐色に焦げていった。 「こうすれば勝手に焼きあがってくれるから私は鰻に集中できるってわけ!」 「なるほど、考えたな」 ミスティアが胸を張って自慢げに言い放ち、慧音はそれまでと違ってきちんと感心しながら相槌を打った。 数分後には全身満遍なくきれいに焼き目をつけた焼き饅頭が甘く香ばしい匂いをさせていた。 「はい焼き饅頭一丁あがり!串は熱いから気をつけてね!」 そう言って木の細工の部分をもってそのまま渡してきた。 「頼んでないぞ」 「サービスしとくわ」 それならばと慧音は木製の細工の部分を手に取り受け取った。 なるほど、太目の取っ手があるおかげででかいサイズのゆっくりの割には持ちやすいと感心する。 「お…おねえざ…だ…ずげ…」 焼け焦げたがまだまだ原型をとどめたままのれいむは縋るように慧音を見つめてきた。 「まあ悪く思うな」 「ぞんな゛ぁあががあ゛ああ…!!」 流石に食卓に上がったものの命乞いをいちいち聞いてたらきりが無いので一口齧ってみると ぱりぱりの皮の表面をサクりと歯が貫通し熱々で柔らかな中身の食感で包み込む。 その先から中からはしっとりとして甘い餡子があふれ出てきた。 「中々いけるな、餡子がぱさぱさになってまずいんじゃないかと思っていたが全くそんなことはない あったかくてしっとりしたいい餡子だ」 慧音はゆっくりから口を離して驚きを込めつつ感想を述べた。 「でしょ?焼く前に水をたっぷり飲ませておくとちょうどいい感じになるのよ」 ミスティアは褒められて嬉しそうにその工夫を明かした。 「なるほどな」 「も゛う゛い゛いでぢょれ゛い゛むをは゛な゛ぢでよおおお…!」 慧音は涙ながらに訴え震えるれいむの串をなんとか落とさないように持ちながら言った。 「しかし酒には合わ無いな、甘い」 慧音はコップの酒を少し口に含みながられいむを齧った。 「ゆ゛ぎゅううううう…!!だずげでぐだぢゃい…だずげでぐだぢゃいぃ…!!」 れいむは齧られるたびに身をよじって痛みから逃げようとして串が少ししなる。 毎日やれば腕が鍛えられそうだと慧音は両手で串を押さえながら思った。 「いいのよ、子どもが食べるように考えたんだからお酒と合わなくても」 「それもそうだな」 慧音は納得してれいむのりぼんを齧った。 「れ゛い゛む゛のがわ゛い゛い゛り゛ぼんがあああああああ!? お゛ね゛え゛じゃんなんがぢんぢゃえ!ゆっぐぢぢねええええええ!!!!」 りぼんを齧られてれいむは一際大きな声を上げて慧音をなじった。 この期に及んでこういう態度を取るとはよほど大事にしていたのだろう。 「これ、食べるには少しうるさくないか?子どもが泣くぞ」 慧音は眉をひそめて尋ねた。 「生きたままじゃないと味が落ちるのよ それにこの前ためしにお客さんに出してみたら悲鳴だけで酒がすすむって言って がぶがぶ呑んでくれたから売り上げ大幅に上がったのよ これは絶対にイケるわ」 ミスティアは自信ありげに腰に手を当てて言った。 「とりあえず子ども相手にするに当たってそういう奴の意見はあまり当てにしない方がいいんじゃないか」 慧音は頭を抑えて目を閉じかぶりを振った。 「も゛っどゆ゛っぐり゛ぢだがっだのに゛ぃぃぃ…!おねえざんなんがぢねえ…ゆ゛っぐり゛ぢねぇ…!」 れいむの呪詛を聞きながら慧音は溜息をついた。 「まあ多少残酷趣味なのは地獄鍋とかと同じようなものと思えばいいのか 味は悪くないしな」 「地獄鍋?」 ミスティアが聞きなれない単語を、不思議そうに慧音に尋ねた。 「ああ、地獄鍋というのはな 別名泥鰌豆腐とも言って生きた泥鰌と豆腐を一緒に煮ると 熱さに耐えかねた泥鰌が豆腐の中に逃げ込んで そのまま煮込みつづけて食べるという料理でな まあ食べたことは無いが」 慧音は軽く手振りを交えつつ適当に伝聞の知識を話した。 「ふぅん、おもしろそうね 私も地獄八目鰻豆腐とかやってみようかしら」 ミスティアは興味深そうに慧音の話を聞くと思いついたかのようにそういった。 慧音はいやいやと手を横に振る。 「それは流石に無理だろ、どれだけでかい豆腐を用意するつもりだ」 「別にほんとに八目鰻使うわけじゃないわよ 普通にドジョウを使って名前だけ八目鰻にするの」 慧音ははあ、と溜息をついてやれやれといった風にかぶりを振った。 「それは詐欺と言うんだ」 「大丈夫だって結構騙されるから」 「そういう問題じゃあない それに泥鰌と八目鰻を間違える奴がどこにいる」 「あんたの食べてるのだって八目鰻じゃなくて普通の鰻だし 意外と騙されるかもしれないじゃない」 自分の案を否定されてぷんぷんと怒りながらミスティアは言った。 「金返せ」 ドン、と卓を叩いてこめかみに青筋を浮かべながら慧音が静かに言い放った。 「あー、まあまあ、お酒だけは全部本物選りすぐりのいいお酒ばっかりだしそう怒らないでよ」 ミスティアが要らぬことを言って怒らせてしまった慧音を 慌ててなだめようと両手を前に突き出しながら言った。 「ふん、どうせ自分も飲むから酒だけはちゃんと仕入れてるんだろ」 しかし慧音は機嫌を損ねてそっぽを向いてむくれている。 「うー、まあそうだけどさー」 もじもじと人差し指同士をつつきあいながらミスティアは次の言い訳か はたまた別の話題を探した。 「あ、そういえば」 言い訳より別の話題を先に思いついたミスティアはなんとか表情を取り繕って慧音に言った。 「なんだ?」 「それ、うるさいんだったら先に口の辺り食べちゃえば?」 「…なるほど」 「…ゆ゛…!?」 そう言って慧音は転がって逃げ出そうとしていたれいむを掴んで 少しはしたないかなと思いながらも大きく口を開けた。 「だずげでま゛り゛」 絶望の表情を浮かべ友に助けを求めるれいむの口に慧音はかじりついた。 その後、喋りはしないものの縋るような、憎むようななんともいえない視線を送ってくるのが気になり 結局顔を先に食べることにした。 顔の部分を全て食べるともうゆっくりと饅頭の境界なんて何も無いな、と慧音は思った。 「待ってなさい子ども達!これからは鳥肉の代わりにゆっくりを食べるようになるがいいわ!」 ミスティアはゆっくり焼き饅頭が子ども達に広まることに関する懸念が全て解決したのに気をよくして 勢いよく拳を振り上げて一人で盛り上がっているようだった。 「まあ頑張ってくれ」 慧音は騙されたのはやはり癪だったので 結局「こんな里から離れた夜の屋台に子どもがやってくるわけないだろう」 という核心は言わずにそのまま適当に呑んで帰っていった。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yakitoriadachi/
東大阪*近鉄八戸ノ里駅から徒歩5分 炭火焼き鳥のお店です。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/806.html
「それで、子どもって結構好き嫌い多くて 豚が脂っぽいとか牛肉の硬いところとか嫌いじゃない?」 「ああ、そういう子も多いな」 里で寺小屋の先生をやっている半妖半人の女教師である上白沢慧音は ちびちびと鰻の蒲焼を齧りながら相槌を打った。 目の前で起こる熱気は彼女の憤りかそれとも鰻を焼く炭火の熱か 屋台に吹き抜ける冷たい夜風がその熱と混ざり合って心地よい。 「そういう子が鶏肉を食べるのよ! あんたなんとかしなさいよ寺小屋の先生でしょ!?」 「そうだな、好き嫌いはがんばって治していかないとな」 ちなみに鳥皮が苦手なんて子も多いがそれは言わないでおく。 慧音は親友の妹紅と喧嘩したことや寺小屋での苦労を愚痴りに来たはずなのに、何故自分が愚痴を聞いているのかわからずに 月も星もろくに見えない曇り夜空を見上げながらコップの酒を飲み干した。 屋台の提灯の明かりだけがあたりと二人を照らしている。 「しかもよ、あいつらには私の『鳥を食べずに鰻を食べよう運動』が通じないのよ!」 「そうなのか」 熱弁する妖怪夜雀ミスティア・ローレライに対して慧音はまた適当に聞き流しながら相槌を打った。 聞き流しながらもそういえば新聞でそんなこと言っていたかと思い出しかけたがやはりそのまま流した。 そもそも牛や豚は飼育が大変なので子ども大人に関わらず 里の人間が食う肉というと大抵鳥かウサギだ等とは断じて口に出さない。 「だってあいつら鰻あんま食べないのよ!?」 「そういえばそうだな」 鰻という奴は小骨が多い。 別に問題なく食べられるくらい細くて小さい小骨なのだが 子どもというのはそういった小骨を非常に気にすることが結構ある。 そして気にしだすと全く手を出そうとしなくなる。 嫌いになるということだ。 例えばだがピーマン嫌いの子どもは恐るべき情熱を持ってチンジャオロースのピーマンを取り除く。 しかし鰻の骨を取り除くのは不可能に近い。 どうしても無力化したいなら鱧のように骨切りでもする必要があるだろう。 そんな高等技術は子どもは愚かお家のお母さん方にも無理だ。 それに鰻は味が濃いので嫌いな人は嫌いだろう。 しかし慧音も鰻丼のタレが嫌いな奴は見たことが無い。 鰻が嫌いな子どもが隣の子どもにに鰻をあげておいしそうに鰻丼のタレかけご飯をかっ食らっているのはみたことがあったが。 しかしあれだけ好かれているのに鰻丼のタレだけで売っているのは少なくとも里の中では見たことが無い。 思えば不思議なものである。 ひょっとしたら鰻屋の陰謀かもしれない。 恐ろしいことだ。 「聞いてる?」 「ああ」 さっき注ぎなおした日本酒をちびちびやりながら どうでもいい思索の中に旅立とうとした慧音を ミスティアが不機嫌さを露にしているにも関わらず凛とした美しい声で呼び止めた。 慧音は心中面倒くさがりながらもまた彼女の愚痴を聞く作業に戻った。 「でもそうやって子ども達が鳥を食べることに諦めて泣き寝入りする時代は終わったわ」 「それはめでたいな」 大仰に手を振り上げてまた熱弁し始めたミスティアを視界の隅に収めながら 慧音は皿を出して鰻の追加を頼んだ。 話の腰を折られてミスティアは不快そうに眉をひそめたが客商売に携わる以上 その程度で文句は言わない分別は身につけているのかせっせと鰻を焼く作業に戻る。 静かになったな、と慧音は夜空を見上げたがやはり星は見えなかった。 「はい八目鰻の蒲焼一丁!」 「ついでに酒ももう一杯頼む さっきのと同じ奴で」 慧音は空になった一升瓶を指しながら注文した。 「で、もう泣き寝入りする時代は終わったのよ」 ミスティアは慧音のついでに自分のコップにも酒を注ぎながら いやひょっとしたら慧音の方がついでかもしれないが、言った。 「それはめでたいな」 慧音は特に言葉を変えることも無くまた同じように相槌を打った。 「まず最初に鰻以外のメニューを取り入れることを考えたわ…」 ミスティアは大仰に、悲劇性を表現するように両手を胸の前で組んで どこか遠い空の彼方を見つめながら語りだした。 「色々子ども受けしそうな食べ物を考えたんだけどね でもうちって鰻メインでしかも店員私一人でしょ? 他のものに手をかけてる暇が無いからあんまり大した物は作れないのよ かといって屋台だからこそってモノじゃないとうちでやる意味も無いし」 鰻にこんな言葉がある。 『串打ち三年、裂き八年、焼きは一生』 そんな言葉があるほど、鰻を焼くというのは難しいものだった。 屋台を始めてそれほど長くないミスティアが鰻を焼くので手一杯というのも理解できる話だった。 今日はそうでもないが鰻屋台なんてのは珍しいので結構繁盛しているらしいし本当に余力は余り無いのだろう。 「そこで考えたのがこいつよ!」 「すーや…♪すーや…♪」 そう言って元気に屋台の奥から取り出したのは一匹のゆっくりれいむ。 その目はそっと閉じられてゆっくりとした眠りの中に居る様だった。 「これをこうやって串で刺して!」 「すーゆぎゃああああああああああああ!?」 ブスリ、と蒲焼用の串がゆっくりれいむを刺した。 れいむが抵抗する間もなく串が皮に潜り込み、餡子を抜けて入ったときとは逆に皮を貫いた。 串はちょうどれいむの底辺の中心から頭のてっぺんを通っている。 割かし小柄なゆっくりだったがそれでも串は8割がた中に埋まっていて先の部分が少しだけ出ていた。 「い゛だい゛よおおおおおおおお!!! れ゛いむ゛のぢょうぢょざんどごおおおおおお!? お゛はな゛ばだげにいだどにいいいいいいいい!! だじゅげでま゛り゛ざあああああああああああああああ!!!」 寝起きで、まだ心は夢の中に居たれいむは突然の比喩などではなく体を貫く痛みに混乱を露にしながらも絶叫した。 どうやら花畑で仲間と蝶を追い掛け回す夢を見ていたようだ。 慧音はそんな幸せな夢を見られて少し羨ましいと思った。 まあ今のありさまは羨ましいどころか同情に値するのだがそこまで気にする義理は無い。 れいむのこぼした涙が炭火の中に零れ落ちて真っ赤になった炭の上でじゅうじゅうと蒸発して甘ったるい香りを漂わせた。 「それでここに仕切り作るでしょ」 そう言ってミスティアはれいむの悲鳴には全く耳を貸さずに焼いている鰻を端に寄せて鉄制の板を二枚置いて 焼き場を四分の一ほどで区切った。 歌姫ミスティア・ローレライにとっては美しい声しか耳を傾けるに値しないのかもしれない。 「そんでこれをつけて焼くわけ」 ミスティアはなにやら円柱状の先に小さな穴の開いた木製の細工を取り出すと串の両端にはめた。 一体何なのかと慧音が眺めているとそのまま焼き場に蒲焼と同じようにゆっくりを置いた。 「!?あ゛ぢゅい゛!あぢゅい゛よ゛おおおおおおおおおおお!!」 れいむは炭火の熱に晒されて悲鳴を上げながら転がり始めた。 さっきの細工は串がずれて転落するのを防止するためかと慧音は感心してそのまま見ていた。 「も゛う゛お゛う゛ぢがえるううううううう!!」 そう言ってれいむは外へ逃げ出そうとごろごろと右に向かって転がっていった。 「!?ゆ゛ぐがああああああああああああああああ!?」 転がり続けたれいむはジュウ、という食欲をそそる音と甘い匂いを漂わせる煙を立てて 熱せられた仕切りの鉄板にぶつかって慌てて方向転換して今度は左へと転がっていく。 「!?!?!?あ゛ぢゅぐえええええええ!!どおぢででら゛れ゛ないのおおおおおおお!?」 当然のごとくもう一つの仕切りにぶつかってれいむはさらに焦げ目を増やした。 「い゛や゛あああああ!だぢで!だぢでよおおおおおおおお!!」 仕切りを避けてうまいこと真ん中当たりをいったりきたりしながら れいむはだんだんと狐色に焦げていった。 「こうすれば勝手に焼きあがってくれるから私は鰻に集中できるってわけ!」 「なるほど、考えたな」 ミスティアが胸を張って自慢げに言い放ち、慧音はそれまでと違ってきちんと感心しながら相槌を打った。 数分後には全身満遍なくきれいに焼き目をつけた焼き饅頭が甘く香ばしい匂いをさせていた。 「はい焼き饅頭一丁あがり!串は熱いから気をつけてね!」 そう言って木の細工の部分をもってそのまま渡してきた。 「頼んでないぞ」 「サービスしとくわ」 それならばと慧音は木製の細工の部分を手に取り受け取った。 なるほど、太目の取っ手があるおかげででかいサイズのゆっくりの割には持ちやすいと感心する。 「お…おねえざ…だ…ずげ…」 焼け焦げたがまだまだ原型をとどめたままのれいむは縋るように慧音を見つめてきた。 「まあ悪く思うな」 「ぞんな゛ぁあががあ゛ああ…!!」 流石に食卓に上がったものの命乞いをいちいち聞いてたらきりが無いので一口齧ってみると ぱりぱりの皮の表面をサクりと歯が貫通し熱々で柔らかな中身の食感で包み込む。 その先から中からはしっとりとして甘い餡子があふれ出てきた。 「中々いけるな、餡子がぱさぱさになってまずいんじゃないかと思っていたが全くそんなことはない あったかくてしっとりしたいい餡子だ」 慧音はゆっくりから口を離して驚きを込めつつ感想を述べた。 「でしょ?焼く前に水をたっぷり飲ませておくとちょうどいい感じになるのよ」 ミスティアは褒められて嬉しそうにその工夫を明かした。 「なるほどな」 「も゛う゛い゛いでぢょれ゛い゛むをは゛な゛ぢでよおおお…!」 慧音は涙ながらに訴え震えるれいむの串をなんとか落とさないように持ちながら言った。 「しかし酒には合わ無いな、甘い」 慧音はコップの酒を少し口に含みながられいむを齧った。 「ゆ゛ぎゅううううう…!!だずげでぐだぢゃい…だずげでぐだぢゃいぃ…!!」 れいむは齧られるたびに身をよじって痛みから逃げようとして串が少ししなる。 毎日やれば腕が鍛えられそうだと慧音は両手で串を押さえながら思った。 「いいのよ、子どもが食べるように考えたんだからお酒と合わなくても」 「それもそうだな」 慧音は納得してれいむのりぼんを齧った。 「れ゛い゛む゛のがわ゛い゛い゛り゛ぼんがあああああああ!? お゛ね゛え゛じゃんなんがぢんぢゃえ!ゆっぐぢぢねええええええ!!!!」 りぼんを齧られてれいむは一際大きな声を上げて慧音をなじった。 この期に及んでこういう態度を取るとはよほど大事にしていたのだろう。 「これ、食べるには少しうるさくないか?子どもが泣くぞ」 慧音は眉をひそめて尋ねた。 「生きたままじゃないと味が落ちるのよ それにこの前ためしにお客さんに出してみたら悲鳴だけで酒がすすむって言って がぶがぶ呑んでくれたから売り上げ大幅に上がったのよ これは絶対にイケるわ」 ミスティアは自信ありげに腰に手を当てて言った。 「とりあえず子ども相手にするに当たってそういう奴の意見はあまり当てにしない方がいいんじゃないか」 慧音は頭を抑えて目を閉じかぶりを振った。 「も゛っどゆ゛っぐり゛ぢだがっだのに゛ぃぃぃ…!おねえざんなんがぢねえ…ゆ゛っぐり゛ぢねぇ…!」 れいむの呪詛を聞きながら慧音は溜息をついた。 「まあ多少残酷趣味なのは地獄鍋とかと同じようなものと思えばいいのか 味は悪くないしな」 「地獄鍋?」 ミスティアが聞きなれない単語を、不思議そうに慧音に尋ねた。 「ああ、地獄鍋というのはな 別名泥鰌豆腐とも言って生きた泥鰌と豆腐を一緒に煮ると 熱さに耐えかねた泥鰌が豆腐の中に逃げ込んで そのまま煮込みつづけて食べるという料理でな まあ食べたことは無いが」 慧音は軽く手振りを交えつつ適当に伝聞の知識を話した。 「ふぅん、おもしろそうね 私も地獄八目鰻豆腐とかやってみようかしら」 ミスティアは興味深そうに慧音の話を聞くと思いついたかのようにそういった。 慧音はいやいやと手を横に振る。 「それは流石に無理だろ、どれだけでかい豆腐を用意するつもりだ」 「別にほんとに八目鰻使うわけじゃないわよ 普通にドジョウを使って名前だけ八目鰻にするの」 慧音ははあ、と溜息をついてやれやれといった風にかぶりを振った。 「それは詐欺と言うんだ」 「大丈夫だって結構騙されるから」 「そういう問題じゃあない それに泥鰌と八目鰻を間違える奴がどこにいる」 「あんたの食べてるのだって八目鰻じゃなくて普通の鰻だし 意外と騙されるかもしれないじゃない」 自分の案を否定されてぷんぷんと怒りながらミスティアは言った。 「金返せ」 ドン、と卓を叩いてこめかみに青筋を浮かべながら慧音が静かに言い放った。 「あー、まあまあ、お酒だけは全部本物選りすぐりのいいお酒ばっかりだしそう怒らないでよ」 ミスティアが要らぬことを言って怒らせてしまった慧音を 慌ててなだめようと両手を前に突き出しながら言った。 「ふん、どうせ自分も飲むから酒だけはちゃんと仕入れてるんだろ」 しかし慧音は機嫌を損ねてそっぽを向いてむくれている。 「うー、まあそうだけどさー」 もじもじと人差し指同士をつつきあいながらミスティアは次の言い訳か はたまた別の話題を探した。 「あ、そういえば」 言い訳より別の話題を先に思いついたミスティアはなんとか表情を取り繕って慧音に言った。 「なんだ?」 「それ、うるさいんだったら先に口の辺り食べちゃえば?」 「…なるほど」 「…ゆ゛…!?」 そう言って慧音は転がって逃げ出そうとしていたれいむを掴んで 少しはしたないかなと思いながらも大きく口を開けた。 「だずげでま゛り゛」 絶望の表情を浮かべ友に助けを求めるれいむの口に慧音はかじりついた。 その後、喋りはしないものの縋るような、憎むようななんともいえない視線を送ってくるのが気になり 結局顔を先に食べることにした。 顔の部分を全て食べるともうゆっくりと饅頭の境界なんて何も無いな、と慧音は思った。 「待ってなさい子ども達!これからは鳥肉の代わりにゆっくりを食べるようになるがいいわ!」 ミスティアはゆっくり焼き饅頭が子ども達に広まることに関する懸念が全て解決したのに気をよくして 勢いよく拳を振り上げて一人で盛り上がっているようだった。 「まあ頑張ってくれ」 慧音は騙されたのはやはり癪だったので 結局「こんな里から離れた夜の屋台に子どもがやってくるわけないだろう」 という核心は言わずにそのまま適当に呑んで帰っていった。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/eri20088/pages/15.html
花火とは、火薬と金属の粉末を混ぜ、包んだ物に火をつけ、破裂時の音や火花の色、燃焼などを鑑賞するためのものです。 花火は多くの場合、火薬が爆発、燃焼した時に飛び散る火の粉の色や形を楽しみますが、ロケット花火、パラシュート花火、ヘビ花火のように火薬燃焼以外を楽しむ物もあります。 日本では、夏の風物詩とされている花火ですが、一部の自治体では大規模な花火の打ち上げを花火大会と称していて、その大会の時期は7、8月に集中します。 昔の旧暦で言うと秋なため、花火は秋の季語でもあるそうです。 花火大会の他、イベントなどの開催を告げる為や、祝砲のかわりにもは花火は使用され、演出などのスモークや、パーティーなどのクラッカーも法令上は花火だそうです。 日本では火薬類取締法により、製造から消費までが規制されています。 打ち上げ花火を上げるには、花火師と言われる「煙火打揚従事者」の資格が必要です。 日本では花火は大きく分けて、取り扱いや打ち上げに免許が必要な、大型打ち上げ花火、玩具店などで販売されて家庭で消費される小型のおもちゃ花火に分けられます。 打ち上げ花火とは、「玉」とよばれる紙製の球体に、「星」とよばれる火薬の玉を詰めて打ち上げる物の事です。 打ち上げの時と同時に導火線に点火されて、所定の高さに到達すると、導火線が燃え尽きて「玉」が破裂し、「星」が飛散します。 「星」の飛散には様々なタイプがあるため、見え方も様々なようです。 一般的に、日本や中国などの打ち上げ花火は、打ち上げ時に光が同心円状に広がるものが多く、花火そのものも球形をしているそうです。 これに対して、特に欧米諸国の花火は、打ち上げても円状にはならず、花火そのものも円筒形だそうです。 そして複数の花火を利用するなど、作為的に仕掛けをした花火の事を、仕掛花火と呼ばれていて、スターマインなどが有名です。 大規模な花火以外には家庭でお馴染みのおもちゃ花火がありますが、これも様々な種類がある事はみなさんよく知っているのではと思います。 大規模な物も、小規模な物も、とても夏らしいのが花火だと思いますので、今年の夏も是非花火を見ると良いのではと思います。 どのFX業者で口座開設
https://w.atwiki.jp/wakures/pages/158.html
炭火焼き鶏のもろみソース東京「大戸屋ごはん処」 鶏モモ肉の一枚焼きを、特製のもろみソースでお召し上がりいただきます。炭火で香ばしく焼いた鶏モモ肉に、もろみの香りがふわっと広がり、ご飯と良く合います。付け(途中切れ) 高級 ジャンル おかず 価格(一押し) 52(?) コスト(一押し) 45(?) 風味(一押し) 115(?) 品質 属性条件 色 294 包丁技 225 香 302 調味技 223 味 279 火加減 227 調理情報 習得条件 調理時間 2時間 習得Lv制限 Lv45 調理費用 390ドル 中級料理習得数 12 習得数 24~36個 食材 肉Lv2 3 卵Lv2 6 キノコLv2 4 果物Lv2 7 × × × × 一押し食材 肉Lv2 10 ソースLv2 1 果物Lv2 20 × × クイズ 問題 野菜の甘酢漬けに使用する食材の中で、正しくないものを一つ選びましょう。A.青ピーマン B.大根 C.にんじん D.きゅうり 答え(反転) A. 青 ピ ー マ ン 炭火焼き鶏のもろみソースを編集
https://w.atwiki.jp/senka/pages/81.html
作者:戦火人氏 陽い森に獣の臭いが漂っていた。 苔色の肌に赤い目を光らせる集団、彼らは鬼(オーガ)と呼ばれる亜人種である。 岩の様に固い筋肉と鋭い爪と牙を持ち、巨熊をも一撃で屠る狩猟者として、人々に恐れられ忌み嫌われる存在。 通常彼らは森の奥深くを住処にしており、人間がその巨躯を目にするのは稀有な事であった。 もっとも、稀に森の奥深くに迷い込んだ人間が、その食料として狩りの餌食となる事もあるのだが。 その鬼が、今は人里に近い森を進んでいる、もともと知能が高いとは言えない種族であるが、赤い目を爛々と光らせて、荒い息を吐き唸る姿は、まさしく獣そのものである。 彼らは発情していた、強靭な生命力を持つ彼らの繁殖期は数年に一度しか巡って来ない。 しかし、繁殖期に入った鬼は、ひどく危険な存在である。 人をも喰らう狩猟者が、最も凶暴になる時期。 そして、彼らが忌み嫌われる理由、彼らは人間の女性の胎を借りて繁殖するのである。 最初の犠牲となったのは、山菜を摘みに森に入った、まだあどけない少女だった。 少女は、山菜のついでに花を摘むのに夢中なるあまり、周囲の異状に気付いていなかった。 周りの小動物が姿を消し、野鳥の鳴き声も消え、獣の臭いに振り返った少女の目に入ったのは、赤い目の狩猟者達。 実際に鬼を目にした事はなかったが、それが恐ろしいモノである事はすぐに分かった。 少女が悲鳴をあげ、手荷物も棄てて走り出す、しかし鬼はその巨躯からは思いもよらない程素早く、跳ねる様に少女を捕えた。 少女からすれば小山の様にも思える鬼に吊り上げられ、その鋭い爪で衣服を切り裂かれ、肉付きの薄い身体が晒される。 ここにきて、ようやく少女は彼らがあの忌まわしい鬼なのだと悟った。 「いや、やだあ!、はなしてえ!」 食べられたくないと泣き叫び暴れる少女、しかし少女にとっては瞬時に殺され餌となった方が幸せであったかもしれない。 鬼は、その巨大な手で少女の細い脚を掴むと、逆さに吊り上げ目の前で大きく開くと、露になったまだ子供の様な双丘に長い舌を差し入れる。 まだ子供であれば、餌となっていたであろう、しかし鬼はその舌で知る、少女が既に子供ではない事を。 逆さに吊り下げられた少女の間に前に、醜い肉の塊が起立していた、ひくひくと震え先端から雫を垂らす肉棒を目の前に、少女は息を飲んだ。 まだ幼いとはいえ少女の男女の事に多少の知識はあるし、父親の物に見覚えもあった、しかし、今、目の前にあるものは、少女の知識に無いおぞましい代物であった。 鬼は、赤い目を一層輝かせ生臭い息を吐くと、少女の幼げな秘裂におぞましい肉棒をあてがうと、一気に貫いた。 「あぎぃぃぃ!!」 閉じた秘裂を巨大な凶器で割り開かれ、少女が悲鳴を上げるが、鬼はそんな事に構わずごりごりと狭い秘洞を突き上げる。 少女が凶悪な肉棒から逃れようと身を捩ろうと、鬼からすればそのような行為は抵抗にすらならない、肉棒は力任せに幼い子宮を突き上げ、つるりとした下腹を持ち上げる。 生殖という陵辱行為になか、ふと少女に異状が現れる、身体が火の様に熱くなり、身体を裂かれる様な痛みは鈍くなる、替わりに下胎がひくつき、ぞわぞわとした感覚が上がってくる。 鬼の性器から漏れる液体のためである、この液体は強力な麻薬の様に女の性を煽り排卵を促して、やがては精神を破壊する。 異種族との生殖のために鬼が手にした能力であり、この液体は稀に人の手に渡り、希少な薬物として扱われる事もあった。 「やだやだ!何かくるの、こわいの!いやあ!!」 未だ知らない性の衝動にあてられて、少女が悲鳴を上げる、心を喰らうような波に抵抗しても、その秘洞は精を吸い上げる様にひくつき、幼い子宮が精を求めて口を開く。 少女の身体が精を求め始めたのを知り、鬼は一層激しく小さな身体を突き上げる。 「や…やらあ……あたま…こわれりゅう…」 目もうつろに為すがままの少女の身体の奥まで突き上げて、鬼が腰を震わせる。 「うあぁぁっ!ひいぃぃぃっ!」 少女の胎内にどろりとした熱いものが、叩きつけられた、少女は目を剥いて、初めての絶頂に悲鳴を上げながら全身を痙攣させる。 少女の胎から溢れるほどの精を吐き出し、ようやく鬼が少女を解放する。 しかし、うつろに開かれた少女の目にひかりはない、わずかに上下する薄い胸から生きている事は分かるが、その心は既に死んでいた。 それでも、少女の身体はぽっかりと開ききった秘裂をひくつかせて、無意識に甘い息を漏らす。 既に、あどけない少女は壊れている、ここにいるのは鬼の性衝動を受け入れる為の、ただの人形だった。 繁殖期の鬼が、少女の一人で収まる筈もない。 彼らは獲物の巣が近い事に気付いていた。 少女の臭いから来た道を辿ると小さな村が見えてくる、彼らが待っていたもの、多くの獲物、それに雌の臭い。 鬼の本能が弾ける、いずれの鬼も目を赤く光らせ肉棒を滾らせている、一匹の鬼が発した咆哮を合図に、全ての鬼が村になだれ込んだ。 村はたちまちに、混乱し阿鼻叫喚に包まれる。 男達は、抵抗する間も無く、その鋭い爪の餌食となった。 妻が犯される前で、夫の腹が引き裂かれる。 愛する夫の凄惨な姿を目の前にしながら、妻が後ろから犯され、その豊満な乳房を揺らす。 鬼はその本能のままに、女の柔らかいに肉に肉棒を埋め、激しく突き上げる。 涙を流しながら夫の名を呼ぶ妻の声、しかしその声をかき消すように、娘の悲鳴が重なった。 自らが今まさに受けている陵辱に、娘の姿を重ねて女の顔が青ざめる。 慌てて顔を上げ娘の姿を探そうとするも、鬼はその頭ごと床に押し付け、なお乱暴に腰を打ちつける。 胎内にこぼれる鬼の毒は、女の中にある妻も母親をも食潰し、貞淑な妻を淫猥な雌へと変えていく。 夫と娘の名を呼ぶ悲痛な声も、いつしか甘い女の声となり目の前の惨劇ごと、理性と記憶を鬼の毒に食われていった。 生きながらに臓腑を食われる父親の目の前で犯された娘は、既に心が壊れかけていた。 ぐちゃりという音を立てながら、柔らかい臓腑に鬼の牙が突きたてられる、父親は娘の名を呼ぼうとするも、その口から出るのは血の泡が混ざった苦悶の叫びばかり。 しかし、娘の虚ろな目は既に父親を見てはいない、未だ男を知らぬ細い腰を下から突き上げられる度に、小振りな先尖が跳ね小さな唇から呟くように声がこぼれている。 「…パパ…・・パ…パ…」 父親の目からこぼれる涙は、娘の為のものか、食われながらに父親が事切れる頃、奥まで突き上げられた娘の子宮に熱い塊が叩きつけられた。 兄の肉を喰らいながら、妹が犯される。 鬼の巨躯が、少女を潰されんばかりに圧し掛かっていた。 小柄な少女の身体は、鬼の巨躯に覆い隠され、鬼の身体の下から覗く細い手足が、身体を貫く激痛に喘いでいる。 「ひぃぎいぃ!、助けて!にいさん、にいさぁん!」 身体ごと潰される様な衝撃を受けながら、縋るように兄を呼ぶ妹。 兄を探す様に頭上み目を向け、少女は言葉を失った。 先程から頭上で鳴っていたごりごりという音、自分を犯している鬼が何かを食らっていた、いや何かではない、あれは人の腕である。 そして少女は気付いた、その腕に見慣れた火傷の跡があることに。 「いやあぁ!!、にいさん、にいさぁん!」 少女は半狂乱になって泣き叫ぶ、しかし鬼は更に少女の奥まで突き入れながら、食べかけの食事をばりばりと噛み砕く。 耳を塞ぎたくなる音の中、遂に少女は兄を見つけてしまった。 壁に寄りかかる様に座っている兄、名を呼ぼうと見たその兄の顔は、半分しかなかった。 「ーーーーー!ーーーーーーー!!」 何を叫んでいるのか分からない、誰に叫んでいるのか分からない。 自分が、何をされているのかも分からなくなった。 まるで、世界から隔離される様な感覚のまま、頭の中から大切な物が食われ、やがて何もなくなった。 姉は妹の手を引いて、ひたすらに走っていた。 突然の惨劇に震えて怯える妹の手を取り、姉は恐怖に止まってしまいそうな脚を懸命に動かす。 気弱で内気な妹を、この姉はいつも一番に考え守ってきた。 しかし、相手は巨獣をも狩りの獲物とする鬼、悪戯好きの少年とは訳が違う。 姉妹に目をつけた鬼は、驚異的な跳躍で一足飛びに姉妹に追い着いた、繋いだ手を強く引かれ、振り返った姉の目に入ったのは、妹をその手に抱えた赤目の巨躯。 思わず息を飲むが、鬼の手の中で泣く少女の姿に、妹を放せとその巨躯を蹴り上げる。 しかし悲しいかな、年若い少女と鬼では勝負になる筈もない、鋭く蹴り上げられた脚は鬼の手の中に納まり、次の瞬間その巨大な拳からばきりと嫌な音が響いた。 「うああぁっ!!」 砕かれた脚の激痛に姉が悲鳴を上げる、鬼にとって少女は繁殖の為の苗床、生きてさえいれば脚など必要ない。 「おねえちゃん!」 囚われた妹の姉を呼ぶ声に、私は大丈夫だと返そうとする姉の服を鋭い爪が引き裂いた。 少年を思わせる中性的な印象の少女の肌が露になる、その活発そうな印象のとおり無駄な肉のない身体、ただ少女としてはまだ発育に乏しい感じでもある。 鬼は少女の細い脚を割り、その秘裂に舌を伸ばす。 「この化物!!離せ!はなせぇ!!」 同じ年の少女より幾分遅れてはいたが、女としてのモノは迎えていた、この獲物を前に鬼はその猛りを奮わせる。 そして、片手に捕えていた妹を放り出すと、姉の両腕を掴み、恥毛も薄い秘裂をその肉棒で貫いた。 「あぐぁぁぁっ!」 未だ女としての丸みを帯びていない腰を、不釣合いな剛肉で壊れそうな程に責めたてる。 妹は、細い身体を軋ませながら陵辱される姉の姿に、呆然と見ている事しか出来なかった。 そして、その無防備な姿は、即座に他の鬼の餌食となった。 悲痛な悲鳴に姉が目を向けると、まさに妹がその小さな身体を貫かれた瞬間だった。 小柄とはいえ早熟だった妹は、その身体にも娘らしい丸みを帯びてきており、その乳房も小さいながら膨らみが見て取れる。 しかしながら、まだ幼い少女であることに変わりはない、そのつるりとした幼裂は鬼によって限界以上に広げられている。 「あぎいいぃぃ!!いやあ!おねえちゃん!おねえちゃぁん!!」 「あぐっ…やめ…ろお……あがっ…妹を……妹を…はな…せぇ…」 未成熟な身体を鬼の本能のままに犯されながら、姉と妹は互いの名を呼び続ける。 やがて毒が回り、その意思と関係なく幼い子宮が鬼の精を求め始める、毒に意識の大半を食われながらも、縋りつく様に互いを呼び続ける二人。 だが鬼の咆哮と共に、幼裂から溢れる程の熱い白濁を受けた瞬間、僅かに残った意識も焼き尽くされ二人の声も途切れたのだった。 数刻のうちに全てが終わっていた。 一箇所に集められた女達、しかしいずれの女のただ生きているだけ。 うつろな目でだらしなく横たわり、時折下半身を震わせて壊された女の本能が、鬼の精を求めている。 まだ幼げな少女も、妙齢の婦人も、鬼の本能のままに孕むまで何度も犯された。 やがて、数ヶ月がたち腐臭の漂う村では、異様な光景が拡がっていた。 生きているのが不思議なほど青白い肌の女達、いずれの女の腹もはちきれんばかりの大きさになっている。 「う…うう……うあああああああ」 今まで死人同様だった少女が、突然仰け反り声を上げる。 その悲鳴ともつかない声が益々大きくなり、大きく身体を震わせると、少女は息絶えた。 そして、その命を喰らい様にして産まれたのは、赤い目をしたおぞましい苔色の赤子。 獣の唸る様な産声を合図に、次々と女が声を上げその命を贄に鬼が生を受ける。 そして、全て女が息絶えると、鬼達は赤子を連れ森の奥へと帰って行くのだった。 彼らが去り屍だけが残されたかに思えた村に、ただ一つ残された命があった。 苔色ではない肌色の赤子、しかしその異形は間違いなく鬼の子である、人の血を強く継いだ異形故、鬼にも棄てられたのだろう。 ただこの赤子、人に似ていたとはいえ、やはり鬼の子であった、母親の肉を喰らい、本能で獲物を捕えながら生き抜いた。 そして、文字どおり鬼子として捕えられ、見世物小屋へと売られる事となった。 そのおぞましい異形に、人間離れした膂力、知能が低い事もあり見世物小屋の座長にとっては、都合の良い鬼子ではあったが、急速に成長する巨躯や理性の低さに、次第に手を持て余す様になっていた。 しかし、いっその事この鬼子を始末してしまおうかと考えていた折、この鬼子を買い取りたいという男が現れる。 決して大柄ではないが、鍛え込まれた体を持った髭面の男。 料金をふっかけようかと思ったが、粗野と見せかけて全てを見透かす様なこの男に、結局言い値で譲る事となった。 鬼子の鎖を解き連れ出す男に、何れ手に負えなくなるのではと、問い掛ける座長に男は面白そうに笑うと。 「ハ、これぐらい危険なヤツの方が、面白えじゃねぇか。」 そう言って、鬼子と共に去っていった。 座長は、楽しそうに笑う男の危険な目に、鬼子以上の恐ろしさを感じて立ち尽くしていたのだった。
https://w.atwiki.jp/kanjihome/pages/167.html
【熨】 総画:15画 音訓:イ、ウチ、ウツ、の(し)、の(す)、ひのし 字義:のし。祝儀などの進物、贈答品に添える、色紙を細長い六角形に折った飾り物。 【熬】 総画:15画 音訓:ゴウ、いる 字義:いる。火にかけて、水気がなくなるまで煮つめる。 【燗】 総画:16画 音訓:ラン、カン、かん(する) 字義:かん。酒を器に入れて適度に温めること。また、その加減。「―をつける」「―をみる」「熱(あつ)―」 【熹】 総画:16画 音訓:キ、あぶる 字義:①あぶる。 ②日の弱いさま。 【熾】 総画:16画 音訓:シ、おこ(る)、おこ(す)、さかん 字義:火が盛んに燃える。 しれつ【熾烈】 勢いが盛んで激しいこと。また、そのさま。「―をきわめる商戦」「―な戦い」 【燒】 総画:16画 音訓:ショウ、やく、やける、やき 字義:やく。やける。 ※「焼」の旧字体。 【燉】 総画:16画 音訓:ドン、トン 字義:①火でぐつぐつ煮る。 ②燉煌(とんこう)(地名)。 【燔】 総画:16画 音訓:ボン、ハン、やく 字義:焼く。 【燎】 総画:16画 音訓:リョウ、かがりび 字義:①かがり火。 ②山野を焼く。 りょうか【燎火】 かがり火。庭火。 りょうげん【燎原】 野原を焼くこと。また、火の燃えひろがった野原。 【燠】 総画:17画 音訓:イク、ウ、オウ、おき、あたたかい 字義:①赤くおこった炭火。おきび。 ②まきなどが燃えて炭火のようになったもの。おきび。 ③消し炭。
https://w.atwiki.jp/majicaa/pages/527.html
___/) //_ノイ . //二\ヽ モhf⌒V∧ \ //リ V∧⌒\ // rー} ー}_}ノ ̄}___ // {=ノ___ト、 _{___)}{fJ) . // __ノ王王}z'人_)}_八_/⌒)___) (\\ . {/ }__{王王}ノ\__/⌒(_ノ く\\\ /⌒\//__{ 囚 \ _人_ __)( ̄ノV/二二二ノ_} _⊂=ィ{///\__ (__,ノ {_{\__//. ┌{ {/7 ∨三三三≧x f⌒\{国}_} r{ { { {. {〉三三二ニニ} x≦/∧_}/⌒{_____ /⌒'{ {____ {{三三三三=}⌒\ =ミnfニニfテニニ==イ⌒\ x≦三} く_r={{_{__r─┘ (\___三二ニ}\ヽ \ {三三三三ノ / /∧ / \三ノ /_{|人_{三ミ}\//'⌒\__\三ノ ノ_} } } } └──‐<__,/ /}.∧_/\ {\ {ニ{| /⌒}∧〈/ニ\ヽ\____,/_} } } } __{ニニ}/ _/ニニ(_)ニ=\__}ニ∧∨\/ {/ ̄ ̄\\\_rく})ノ}/ //___ _〔二二ニ} (/三二ニ=イ \ニ∧}=./ / ̄ ̄ ̄\ \\\___ // r{ニニニニ厂 ∨ニ/ニ{ .{ ノ\ \__/ }/三三 〔ニニ/ . -‐=ニ二人{ /三ニ\___{__,ノ三三 〔ニ==/ . -‐==ニニニ二三三三三三三\_/三三三三三三三三三三三 ==ニ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 Heat of Battle / 戦いの熱気 (1)(赤) エンチャント クリーチャーがブロックするたび、戦いの熱気はそのクリーチャーのコントローラーに1点のダメージを与える。 名前 コメント