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東大阪*近鉄八戸ノ里駅から徒歩5分 炭火焼き鳥のお店です。
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「それで、子どもって結構好き嫌い多くて 豚が脂っぽいとか牛肉の硬いところとか嫌いじゃない?」 「ああ、そういう子も多いな」 里で寺小屋の先生をやっている半妖半人の女教師である上白沢慧音は ちびちびと鰻の蒲焼を齧りながら相槌を打った。 目の前で起こる熱気は彼女の憤りかそれとも鰻を焼く炭火の熱か 屋台に吹き抜ける冷たい夜風がその熱と混ざり合って心地よい。 「そういう子が鶏肉を食べるのよ! あんたなんとかしなさいよ寺小屋の先生でしょ!?」 「そうだな、好き嫌いはがんばって治していかないとな」 ちなみに鳥皮が苦手なんて子も多いがそれは言わないでおく。 慧音は親友の妹紅と喧嘩したことや寺小屋での苦労を愚痴りに来たはずなのに、何故自分が愚痴を聞いているのかわからずに 月も星もろくに見えない曇り夜空を見上げながらコップの酒を飲み干した。 屋台の提灯の明かりだけがあたりと二人を照らしている。 「しかもよ、あいつらには私の『鳥を食べずに鰻を食べよう運動』が通じないのよ!」 「そうなのか」 熱弁する妖怪夜雀ミスティア・ローレライに対して慧音はまた適当に聞き流しながら相槌を打った。 聞き流しながらもそういえば新聞でそんなこと言っていたかと思い出しかけたがやはりそのまま流した。 そもそも牛や豚は飼育が大変なので子ども大人に関わらず 里の人間が食う肉というと大抵鳥かウサギだ等とは断じて口に出さない。 「だってあいつら鰻あんま食べないのよ!?」 「そういえばそうだな」 鰻という奴は小骨が多い。 別に問題なく食べられるくらい細くて小さい小骨なのだが 子どもというのはそういった小骨を非常に気にすることが結構ある。 そして気にしだすと全く手を出そうとしなくなる。 嫌いになるということだ。 例えばだがピーマン嫌いの子どもは恐るべき情熱を持ってチンジャオロースのピーマンを取り除く。 しかし鰻の骨を取り除くのは不可能に近い。 どうしても無力化したいなら鱧のように骨切りでもする必要があるだろう。 そんな高等技術は子どもは愚かお家のお母さん方にも無理だ。 それに鰻は味が濃いので嫌いな人は嫌いだろう。 しかし慧音も鰻丼のタレが嫌いな奴は見たことが無い。 鰻が嫌いな子どもが隣の子どもにに鰻をあげておいしそうに鰻丼のタレかけご飯をかっ食らっているのはみたことがあったが。 しかしあれだけ好かれているのに鰻丼のタレだけで売っているのは少なくとも里の中では見たことが無い。 思えば不思議なものである。 ひょっとしたら鰻屋の陰謀かもしれない。 恐ろしいことだ。 「聞いてる?」 「ああ」 さっき注ぎなおした日本酒をちびちびやりながら どうでもいい思索の中に旅立とうとした慧音を ミスティアが不機嫌さを露にしているにも関わらず凛とした美しい声で呼び止めた。 慧音は心中面倒くさがりながらもまた彼女の愚痴を聞く作業に戻った。 「でもそうやって子ども達が鳥を食べることに諦めて泣き寝入りする時代は終わったわ」 「それはめでたいな」 大仰に手を振り上げてまた熱弁し始めたミスティアを視界の隅に収めながら 慧音は皿を出して鰻の追加を頼んだ。 話の腰を折られてミスティアは不快そうに眉をひそめたが客商売に携わる以上 その程度で文句は言わない分別は身につけているのかせっせと鰻を焼く作業に戻る。 静かになったな、と慧音は夜空を見上げたがやはり星は見えなかった。 「はい八目鰻の蒲焼一丁!」 「ついでに酒ももう一杯頼む さっきのと同じ奴で」 慧音は空になった一升瓶を指しながら注文した。 「で、もう泣き寝入りする時代は終わったのよ」 ミスティアは慧音のついでに自分のコップにも酒を注ぎながら いやひょっとしたら慧音の方がついでかもしれないが、言った。 「それはめでたいな」 慧音は特に言葉を変えることも無くまた同じように相槌を打った。 「まず最初に鰻以外のメニューを取り入れることを考えたわ…」 ミスティアは大仰に、悲劇性を表現するように両手を胸の前で組んで どこか遠い空の彼方を見つめながら語りだした。 「色々子ども受けしそうな食べ物を考えたんだけどね でもうちって鰻メインでしかも店員私一人でしょ? 他のものに手をかけてる暇が無いからあんまり大した物は作れないのよ かといって屋台だからこそってモノじゃないとうちでやる意味も無いし」 鰻にこんな言葉がある。 『串打ち三年、裂き八年、焼きは一生』 そんな言葉があるほど、鰻を焼くというのは難しいものだった。 屋台を始めてそれほど長くないミスティアが鰻を焼くので手一杯というのも理解できる話だった。 今日はそうでもないが鰻屋台なんてのは珍しいので結構繁盛しているらしいし本当に余力は余り無いのだろう。 「そこで考えたのがこいつよ!」 「すーや…♪すーや…♪」 そう言って元気に屋台の奥から取り出したのは一匹のゆっくりれいむ。 その目はそっと閉じられてゆっくりとした眠りの中に居る様だった。 「これをこうやって串で刺して!」 「すーゆぎゃああああああああああああ!?」 ブスリ、と蒲焼用の串がゆっくりれいむを刺した。 れいむが抵抗する間もなく串が皮に潜り込み、餡子を抜けて入ったときとは逆に皮を貫いた。 串はちょうどれいむの底辺の中心から頭のてっぺんを通っている。 割かし小柄なゆっくりだったがそれでも串は8割がた中に埋まっていて先の部分が少しだけ出ていた。 「い゛だい゛よおおおおおおおお!!! れ゛いむ゛のぢょうぢょざんどごおおおおおお!? お゛はな゛ばだげにいだどにいいいいいいいい!! だじゅげでま゛り゛ざあああああああああああああああ!!!」 寝起きで、まだ心は夢の中に居たれいむは突然の比喩などではなく体を貫く痛みに混乱を露にしながらも絶叫した。 どうやら花畑で仲間と蝶を追い掛け回す夢を見ていたようだ。 慧音はそんな幸せな夢を見られて少し羨ましいと思った。 まあ今のありさまは羨ましいどころか同情に値するのだがそこまで気にする義理は無い。 れいむのこぼした涙が炭火の中に零れ落ちて真っ赤になった炭の上でじゅうじゅうと蒸発して甘ったるい香りを漂わせた。 「それでここに仕切り作るでしょ」 そう言ってミスティアはれいむの悲鳴には全く耳を貸さずに焼いている鰻を端に寄せて鉄制の板を二枚置いて 焼き場を四分の一ほどで区切った。 歌姫ミスティア・ローレライにとっては美しい声しか耳を傾けるに値しないのかもしれない。 「そんでこれをつけて焼くわけ」 ミスティアはなにやら円柱状の先に小さな穴の開いた木製の細工を取り出すと串の両端にはめた。 一体何なのかと慧音が眺めているとそのまま焼き場に蒲焼と同じようにゆっくりを置いた。 「!?あ゛ぢゅい゛!あぢゅい゛よ゛おおおおおおおおおおお!!」 れいむは炭火の熱に晒されて悲鳴を上げながら転がり始めた。 さっきの細工は串がずれて転落するのを防止するためかと慧音は感心してそのまま見ていた。 「も゛う゛お゛う゛ぢがえるううううううう!!」 そう言ってれいむは外へ逃げ出そうとごろごろと右に向かって転がっていった。 「!?ゆ゛ぐがああああああああああああああああ!?」 転がり続けたれいむはジュウ、という食欲をそそる音と甘い匂いを漂わせる煙を立てて 熱せられた仕切りの鉄板にぶつかって慌てて方向転換して今度は左へと転がっていく。 「!?!?!?あ゛ぢゅぐえええええええ!!どおぢででら゛れ゛ないのおおおおおおお!?」 当然のごとくもう一つの仕切りにぶつかってれいむはさらに焦げ目を増やした。 「い゛や゛あああああ!だぢで!だぢでよおおおおおおおお!!」 仕切りを避けてうまいこと真ん中当たりをいったりきたりしながら れいむはだんだんと狐色に焦げていった。 「こうすれば勝手に焼きあがってくれるから私は鰻に集中できるってわけ!」 「なるほど、考えたな」 ミスティアが胸を張って自慢げに言い放ち、慧音はそれまでと違ってきちんと感心しながら相槌を打った。 数分後には全身満遍なくきれいに焼き目をつけた焼き饅頭が甘く香ばしい匂いをさせていた。 「はい焼き饅頭一丁あがり!串は熱いから気をつけてね!」 そう言って木の細工の部分をもってそのまま渡してきた。 「頼んでないぞ」 「サービスしとくわ」 それならばと慧音は木製の細工の部分を手に取り受け取った。 なるほど、太目の取っ手があるおかげででかいサイズのゆっくりの割には持ちやすいと感心する。 「お…おねえざ…だ…ずげ…」 焼け焦げたがまだまだ原型をとどめたままのれいむは縋るように慧音を見つめてきた。 「まあ悪く思うな」 「ぞんな゛ぁあががあ゛ああ…!!」 流石に食卓に上がったものの命乞いをいちいち聞いてたらきりが無いので一口齧ってみると ぱりぱりの皮の表面をサクりと歯が貫通し熱々で柔らかな中身の食感で包み込む。 その先から中からはしっとりとして甘い餡子があふれ出てきた。 「中々いけるな、餡子がぱさぱさになってまずいんじゃないかと思っていたが全くそんなことはない あったかくてしっとりしたいい餡子だ」 慧音はゆっくりから口を離して驚きを込めつつ感想を述べた。 「でしょ?焼く前に水をたっぷり飲ませておくとちょうどいい感じになるのよ」 ミスティアは褒められて嬉しそうにその工夫を明かした。 「なるほどな」 「も゛う゛い゛いでぢょれ゛い゛むをは゛な゛ぢでよおおお…!」 慧音は涙ながらに訴え震えるれいむの串をなんとか落とさないように持ちながら言った。 「しかし酒には合わ無いな、甘い」 慧音はコップの酒を少し口に含みながられいむを齧った。 「ゆ゛ぎゅううううう…!!だずげでぐだぢゃい…だずげでぐだぢゃいぃ…!!」 れいむは齧られるたびに身をよじって痛みから逃げようとして串が少ししなる。 毎日やれば腕が鍛えられそうだと慧音は両手で串を押さえながら思った。 「いいのよ、子どもが食べるように考えたんだからお酒と合わなくても」 「それもそうだな」 慧音は納得してれいむのりぼんを齧った。 「れ゛い゛む゛のがわ゛い゛い゛り゛ぼんがあああああああ!? お゛ね゛え゛じゃんなんがぢんぢゃえ!ゆっぐぢぢねええええええ!!!!」 りぼんを齧られてれいむは一際大きな声を上げて慧音をなじった。 この期に及んでこういう態度を取るとはよほど大事にしていたのだろう。 「これ、食べるには少しうるさくないか?子どもが泣くぞ」 慧音は眉をひそめて尋ねた。 「生きたままじゃないと味が落ちるのよ それにこの前ためしにお客さんに出してみたら悲鳴だけで酒がすすむって言って がぶがぶ呑んでくれたから売り上げ大幅に上がったのよ これは絶対にイケるわ」 ミスティアは自信ありげに腰に手を当てて言った。 「とりあえず子ども相手にするに当たってそういう奴の意見はあまり当てにしない方がいいんじゃないか」 慧音は頭を抑えて目を閉じかぶりを振った。 「も゛っどゆ゛っぐり゛ぢだがっだのに゛ぃぃぃ…!おねえざんなんがぢねえ…ゆ゛っぐり゛ぢねぇ…!」 れいむの呪詛を聞きながら慧音は溜息をついた。 「まあ多少残酷趣味なのは地獄鍋とかと同じようなものと思えばいいのか 味は悪くないしな」 「地獄鍋?」 ミスティアが聞きなれない単語を、不思議そうに慧音に尋ねた。 「ああ、地獄鍋というのはな 別名泥鰌豆腐とも言って生きた泥鰌と豆腐を一緒に煮ると 熱さに耐えかねた泥鰌が豆腐の中に逃げ込んで そのまま煮込みつづけて食べるという料理でな まあ食べたことは無いが」 慧音は軽く手振りを交えつつ適当に伝聞の知識を話した。 「ふぅん、おもしろそうね 私も地獄八目鰻豆腐とかやってみようかしら」 ミスティアは興味深そうに慧音の話を聞くと思いついたかのようにそういった。 慧音はいやいやと手を横に振る。 「それは流石に無理だろ、どれだけでかい豆腐を用意するつもりだ」 「別にほんとに八目鰻使うわけじゃないわよ 普通にドジョウを使って名前だけ八目鰻にするの」 慧音ははあ、と溜息をついてやれやれといった風にかぶりを振った。 「それは詐欺と言うんだ」 「大丈夫だって結構騙されるから」 「そういう問題じゃあない それに泥鰌と八目鰻を間違える奴がどこにいる」 「あんたの食べてるのだって八目鰻じゃなくて普通の鰻だし 意外と騙されるかもしれないじゃない」 自分の案を否定されてぷんぷんと怒りながらミスティアは言った。 「金返せ」 ドン、と卓を叩いてこめかみに青筋を浮かべながら慧音が静かに言い放った。 「あー、まあまあ、お酒だけは全部本物選りすぐりのいいお酒ばっかりだしそう怒らないでよ」 ミスティアが要らぬことを言って怒らせてしまった慧音を 慌ててなだめようと両手を前に突き出しながら言った。 「ふん、どうせ自分も飲むから酒だけはちゃんと仕入れてるんだろ」 しかし慧音は機嫌を損ねてそっぽを向いてむくれている。 「うー、まあそうだけどさー」 もじもじと人差し指同士をつつきあいながらミスティアは次の言い訳か はたまた別の話題を探した。 「あ、そういえば」 言い訳より別の話題を先に思いついたミスティアはなんとか表情を取り繕って慧音に言った。 「なんだ?」 「それ、うるさいんだったら先に口の辺り食べちゃえば?」 「…なるほど」 「…ゆ゛…!?」 そう言って慧音は転がって逃げ出そうとしていたれいむを掴んで 少しはしたないかなと思いながらも大きく口を開けた。 「だずげでま゛り゛」 絶望の表情を浮かべ友に助けを求めるれいむの口に慧音はかじりついた。 その後、喋りはしないものの縋るような、憎むようななんともいえない視線を送ってくるのが気になり 結局顔を先に食べることにした。 顔の部分を全て食べるともうゆっくりと饅頭の境界なんて何も無いな、と慧音は思った。 「待ってなさい子ども達!これからは鳥肉の代わりにゆっくりを食べるようになるがいいわ!」 ミスティアはゆっくり焼き饅頭が子ども達に広まることに関する懸念が全て解決したのに気をよくして 勢いよく拳を振り上げて一人で盛り上がっているようだった。 「まあ頑張ってくれ」 慧音は騙されたのはやはり癪だったので 結局「こんな里から離れた夜の屋台に子どもがやってくるわけないだろう」 という核心は言わずにそのまま適当に呑んで帰っていった。 このSSに感想を付ける
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花火とは、火薬と金属の粉末を混ぜ、包んだ物に火をつけ、破裂時の音や火花の色、燃焼などを鑑賞するためのものです。 花火は多くの場合、火薬が爆発、燃焼した時に飛び散る火の粉の色や形を楽しみますが、ロケット花火、パラシュート花火、ヘビ花火のように火薬燃焼以外を楽しむ物もあります。 日本では、夏の風物詩とされている花火ですが、一部の自治体では大規模な花火の打ち上げを花火大会と称していて、その大会の時期は7、8月に集中します。 昔の旧暦で言うと秋なため、花火は秋の季語でもあるそうです。 花火大会の他、イベントなどの開催を告げる為や、祝砲のかわりにもは花火は使用され、演出などのスモークや、パーティーなどのクラッカーも法令上は花火だそうです。 日本では火薬類取締法により、製造から消費までが規制されています。 打ち上げ花火を上げるには、花火師と言われる「煙火打揚従事者」の資格が必要です。 日本では花火は大きく分けて、取り扱いや打ち上げに免許が必要な、大型打ち上げ花火、玩具店などで販売されて家庭で消費される小型のおもちゃ花火に分けられます。 打ち上げ花火とは、「玉」とよばれる紙製の球体に、「星」とよばれる火薬の玉を詰めて打ち上げる物の事です。 打ち上げの時と同時に導火線に点火されて、所定の高さに到達すると、導火線が燃え尽きて「玉」が破裂し、「星」が飛散します。 「星」の飛散には様々なタイプがあるため、見え方も様々なようです。 一般的に、日本や中国などの打ち上げ花火は、打ち上げ時に光が同心円状に広がるものが多く、花火そのものも球形をしているそうです。 これに対して、特に欧米諸国の花火は、打ち上げても円状にはならず、花火そのものも円筒形だそうです。 そして複数の花火を利用するなど、作為的に仕掛けをした花火の事を、仕掛花火と呼ばれていて、スターマインなどが有名です。 大規模な花火以外には家庭でお馴染みのおもちゃ花火がありますが、これも様々な種類がある事はみなさんよく知っているのではと思います。 大規模な物も、小規模な物も、とても夏らしいのが花火だと思いますので、今年の夏も是非花火を見ると良いのではと思います。 どのFX業者で口座開設
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「それで、子どもって結構好き嫌い多くて 豚が脂っぽいとか牛肉の硬いところとか嫌いじゃない?」 「ああ、そういう子も多いな」 里で寺小屋の先生をやっている半妖半人の女教師である上白沢慧音は ちびちびと鰻の蒲焼を齧りながら相槌を打った。 目の前で起こる熱気は彼女の憤りかそれとも鰻を焼く炭火の熱か 屋台に吹き抜ける冷たい夜風がその熱と混ざり合って心地よい。 「そういう子が鶏肉を食べるのよ! あんたなんとかしなさいよ寺小屋の先生でしょ!?」 「そうだな、好き嫌いはがんばって治していかないとな」 ちなみに鳥皮が苦手なんて子も多いがそれは言わないでおく。 慧音は親友の妹紅と喧嘩したことや寺小屋での苦労を愚痴りに来たはずなのに、何故自分が愚痴を聞いているのかわからずに 月も星もろくに見えない曇り夜空を見上げながらコップの酒を飲み干した。 屋台の提灯の明かりだけがあたりと二人を照らしている。 「しかもよ、あいつらには私の『鳥を食べずに鰻を食べよう運動』が通じないのよ!」 「そうなのか」 熱弁する妖怪夜雀ミスティア・ローレライに対して慧音はまた適当に聞き流しながら相槌を打った。 聞き流しながらもそういえば新聞でそんなこと言っていたかと思い出しかけたがやはりそのまま流した。 そもそも牛や豚は飼育が大変なので子ども大人に関わらず 里の人間が食う肉というと大抵鳥かウサギだ等とは断じて口に出さない。 「だってあいつら鰻あんま食べないのよ!?」 「そういえばそうだな」 鰻という奴は小骨が多い。 別に問題なく食べられるくらい細くて小さい小骨なのだが 子どもというのはそういった小骨を非常に気にすることが結構ある。 そして気にしだすと全く手を出そうとしなくなる。 嫌いになるということだ。 例えばだがピーマン嫌いの子どもは恐るべき情熱を持ってチンジャオロースのピーマンを取り除く。 しかし鰻の骨を取り除くのは不可能に近い。 どうしても無力化したいなら鱧のように骨切りでもする必要があるだろう。 そんな高等技術は子どもは愚かお家のお母さん方にも無理だ。 それに鰻は味が濃いので嫌いな人は嫌いだろう。 しかし慧音も鰻丼のタレが嫌いな奴は見たことが無い。 鰻が嫌いな子どもが隣の子どもにに鰻をあげておいしそうに鰻丼のタレかけご飯をかっ食らっているのはみたことがあったが。 しかしあれだけ好かれているのに鰻丼のタレだけで売っているのは少なくとも里の中では見たことが無い。 思えば不思議なものである。 ひょっとしたら鰻屋の陰謀かもしれない。 恐ろしいことだ。 「聞いてる?」 「ああ」 さっき注ぎなおした日本酒をちびちびやりながら どうでもいい思索の中に旅立とうとした慧音を ミスティアが不機嫌さを露にしているにも関わらず凛とした美しい声で呼び止めた。 慧音は心中面倒くさがりながらもまた彼女の愚痴を聞く作業に戻った。 「でもそうやって子ども達が鳥を食べることに諦めて泣き寝入りする時代は終わったわ」 「それはめでたいな」 大仰に手を振り上げてまた熱弁し始めたミスティアを視界の隅に収めながら 慧音は皿を出して鰻の追加を頼んだ。 話の腰を折られてミスティアは不快そうに眉をひそめたが客商売に携わる以上 その程度で文句は言わない分別は身につけているのかせっせと鰻を焼く作業に戻る。 静かになったな、と慧音は夜空を見上げたがやはり星は見えなかった。 「はい八目鰻の蒲焼一丁!」 「ついでに酒ももう一杯頼む さっきのと同じ奴で」 慧音は空になった一升瓶を指しながら注文した。 「で、もう泣き寝入りする時代は終わったのよ」 ミスティアは慧音のついでに自分のコップにも酒を注ぎながら いやひょっとしたら慧音の方がついでかもしれないが、言った。 「それはめでたいな」 慧音は特に言葉を変えることも無くまた同じように相槌を打った。 「まず最初に鰻以外のメニューを取り入れることを考えたわ…」 ミスティアは大仰に、悲劇性を表現するように両手を胸の前で組んで どこか遠い空の彼方を見つめながら語りだした。 「色々子ども受けしそうな食べ物を考えたんだけどね でもうちって鰻メインでしかも店員私一人でしょ? 他のものに手をかけてる暇が無いからあんまり大した物は作れないのよ かといって屋台だからこそってモノじゃないとうちでやる意味も無いし」 鰻にこんな言葉がある。 『串打ち三年、裂き八年、焼きは一生』 そんな言葉があるほど、鰻を焼くというのは難しいものだった。 屋台を始めてそれほど長くないミスティアが鰻を焼くので手一杯というのも理解できる話だった。 今日はそうでもないが鰻屋台なんてのは珍しいので結構繁盛しているらしいし本当に余力は余り無いのだろう。 「そこで考えたのがこいつよ!」 「すーや…♪すーや…♪」 そう言って元気に屋台の奥から取り出したのは一匹のゆっくりれいむ。 その目はそっと閉じられてゆっくりとした眠りの中に居る様だった。 「これをこうやって串で刺して!」 「すーゆぎゃああああああああああああ!?」 ブスリ、と蒲焼用の串がゆっくりれいむを刺した。 れいむが抵抗する間もなく串が皮に潜り込み、餡子を抜けて入ったときとは逆に皮を貫いた。 串はちょうどれいむの底辺の中心から頭のてっぺんを通っている。 割かし小柄なゆっくりだったがそれでも串は8割がた中に埋まっていて先の部分が少しだけ出ていた。 「い゛だい゛よおおおおおおおお!!! れ゛いむ゛のぢょうぢょざんどごおおおおおお!? お゛はな゛ばだげにいだどにいいいいいいいい!! だじゅげでま゛り゛ざあああああああああああああああ!!!」 寝起きで、まだ心は夢の中に居たれいむは突然の比喩などではなく体を貫く痛みに混乱を露にしながらも絶叫した。 どうやら花畑で仲間と蝶を追い掛け回す夢を見ていたようだ。 慧音はそんな幸せな夢を見られて少し羨ましいと思った。 まあ今のありさまは羨ましいどころか同情に値するのだがそこまで気にする義理は無い。 れいむのこぼした涙が炭火の中に零れ落ちて真っ赤になった炭の上でじゅうじゅうと蒸発して甘ったるい香りを漂わせた。 「それでここに仕切り作るでしょ」 そう言ってミスティアはれいむの悲鳴には全く耳を貸さずに焼いている鰻を端に寄せて鉄制の板を二枚置いて 焼き場を四分の一ほどで区切った。 歌姫ミスティア・ローレライにとっては美しい声しか耳を傾けるに値しないのかもしれない。 「そんでこれをつけて焼くわけ」 ミスティアはなにやら円柱状の先に小さな穴の開いた木製の細工を取り出すと串の両端にはめた。 一体何なのかと慧音が眺めているとそのまま焼き場に蒲焼と同じようにゆっくりを置いた。 「!?あ゛ぢゅい゛!あぢゅい゛よ゛おおおおおおおおおおお!!」 れいむは炭火の熱に晒されて悲鳴を上げながら転がり始めた。 さっきの細工は串がずれて転落するのを防止するためかと慧音は感心してそのまま見ていた。 「も゛う゛お゛う゛ぢがえるううううううう!!」 そう言ってれいむは外へ逃げ出そうとごろごろと右に向かって転がっていった。 「!?ゆ゛ぐがああああああああああああああああ!?」 転がり続けたれいむはジュウ、という食欲をそそる音と甘い匂いを漂わせる煙を立てて 熱せられた仕切りの鉄板にぶつかって慌てて方向転換して今度は左へと転がっていく。 「!?!?!?あ゛ぢゅぐえええええええ!!どおぢででら゛れ゛ないのおおおおおおお!?」 当然のごとくもう一つの仕切りにぶつかってれいむはさらに焦げ目を増やした。 「い゛や゛あああああ!だぢで!だぢでよおおおおおおおお!!」 仕切りを避けてうまいこと真ん中当たりをいったりきたりしながら れいむはだんだんと狐色に焦げていった。 「こうすれば勝手に焼きあがってくれるから私は鰻に集中できるってわけ!」 「なるほど、考えたな」 ミスティアが胸を張って自慢げに言い放ち、慧音はそれまでと違ってきちんと感心しながら相槌を打った。 数分後には全身満遍なくきれいに焼き目をつけた焼き饅頭が甘く香ばしい匂いをさせていた。 「はい焼き饅頭一丁あがり!串は熱いから気をつけてね!」 そう言って木の細工の部分をもってそのまま渡してきた。 「頼んでないぞ」 「サービスしとくわ」 それならばと慧音は木製の細工の部分を手に取り受け取った。 なるほど、太目の取っ手があるおかげででかいサイズのゆっくりの割には持ちやすいと感心する。 「お…おねえざ…だ…ずげ…」 焼け焦げたがまだまだ原型をとどめたままのれいむは縋るように慧音を見つめてきた。 「まあ悪く思うな」 「ぞんな゛ぁあががあ゛ああ…!!」 流石に食卓に上がったものの命乞いをいちいち聞いてたらきりが無いので一口齧ってみると ぱりぱりの皮の表面をサクりと歯が貫通し熱々で柔らかな中身の食感で包み込む。 その先から中からはしっとりとして甘い餡子があふれ出てきた。 「中々いけるな、餡子がぱさぱさになってまずいんじゃないかと思っていたが全くそんなことはない あったかくてしっとりしたいい餡子だ」 慧音はゆっくりから口を離して驚きを込めつつ感想を述べた。 「でしょ?焼く前に水をたっぷり飲ませておくとちょうどいい感じになるのよ」 ミスティアは褒められて嬉しそうにその工夫を明かした。 「なるほどな」 「も゛う゛い゛いでぢょれ゛い゛むをは゛な゛ぢでよおおお…!」 慧音は涙ながらに訴え震えるれいむの串をなんとか落とさないように持ちながら言った。 「しかし酒には合わ無いな、甘い」 慧音はコップの酒を少し口に含みながられいむを齧った。 「ゆ゛ぎゅううううう…!!だずげでぐだぢゃい…だずげでぐだぢゃいぃ…!!」 れいむは齧られるたびに身をよじって痛みから逃げようとして串が少ししなる。 毎日やれば腕が鍛えられそうだと慧音は両手で串を押さえながら思った。 「いいのよ、子どもが食べるように考えたんだからお酒と合わなくても」 「それもそうだな」 慧音は納得してれいむのりぼんを齧った。 「れ゛い゛む゛のがわ゛い゛い゛り゛ぼんがあああああああ!? お゛ね゛え゛じゃんなんがぢんぢゃえ!ゆっぐぢぢねええええええ!!!!」 りぼんを齧られてれいむは一際大きな声を上げて慧音をなじった。 この期に及んでこういう態度を取るとはよほど大事にしていたのだろう。 「これ、食べるには少しうるさくないか?子どもが泣くぞ」 慧音は眉をひそめて尋ねた。 「生きたままじゃないと味が落ちるのよ それにこの前ためしにお客さんに出してみたら悲鳴だけで酒がすすむって言って がぶがぶ呑んでくれたから売り上げ大幅に上がったのよ これは絶対にイケるわ」 ミスティアは自信ありげに腰に手を当てて言った。 「とりあえず子ども相手にするに当たってそういう奴の意見はあまり当てにしない方がいいんじゃないか」 慧音は頭を抑えて目を閉じかぶりを振った。 「も゛っどゆ゛っぐり゛ぢだがっだのに゛ぃぃぃ…!おねえざんなんがぢねえ…ゆ゛っぐり゛ぢねぇ…!」 れいむの呪詛を聞きながら慧音は溜息をついた。 「まあ多少残酷趣味なのは地獄鍋とかと同じようなものと思えばいいのか 味は悪くないしな」 「地獄鍋?」 ミスティアが聞きなれない単語を、不思議そうに慧音に尋ねた。 「ああ、地獄鍋というのはな 別名泥鰌豆腐とも言って生きた泥鰌と豆腐を一緒に煮ると 熱さに耐えかねた泥鰌が豆腐の中に逃げ込んで そのまま煮込みつづけて食べるという料理でな まあ食べたことは無いが」 慧音は軽く手振りを交えつつ適当に伝聞の知識を話した。 「ふぅん、おもしろそうね 私も地獄八目鰻豆腐とかやってみようかしら」 ミスティアは興味深そうに慧音の話を聞くと思いついたかのようにそういった。 慧音はいやいやと手を横に振る。 「それは流石に無理だろ、どれだけでかい豆腐を用意するつもりだ」 「別にほんとに八目鰻使うわけじゃないわよ 普通にドジョウを使って名前だけ八目鰻にするの」 慧音ははあ、と溜息をついてやれやれといった風にかぶりを振った。 「それは詐欺と言うんだ」 「大丈夫だって結構騙されるから」 「そういう問題じゃあない それに泥鰌と八目鰻を間違える奴がどこにいる」 「あんたの食べてるのだって八目鰻じゃなくて普通の鰻だし 意外と騙されるかもしれないじゃない」 自分の案を否定されてぷんぷんと怒りながらミスティアは言った。 「金返せ」 ドン、と卓を叩いてこめかみに青筋を浮かべながら慧音が静かに言い放った。 「あー、まあまあ、お酒だけは全部本物選りすぐりのいいお酒ばっかりだしそう怒らないでよ」 ミスティアが要らぬことを言って怒らせてしまった慧音を 慌ててなだめようと両手を前に突き出しながら言った。 「ふん、どうせ自分も飲むから酒だけはちゃんと仕入れてるんだろ」 しかし慧音は機嫌を損ねてそっぽを向いてむくれている。 「うー、まあそうだけどさー」 もじもじと人差し指同士をつつきあいながらミスティアは次の言い訳か はたまた別の話題を探した。 「あ、そういえば」 言い訳より別の話題を先に思いついたミスティアはなんとか表情を取り繕って慧音に言った。 「なんだ?」 「それ、うるさいんだったら先に口の辺り食べちゃえば?」 「…なるほど」 「…ゆ゛…!?」 そう言って慧音は転がって逃げ出そうとしていたれいむを掴んで 少しはしたないかなと思いながらも大きく口を開けた。 「だずげでま゛り゛」 絶望の表情を浮かべ友に助けを求めるれいむの口に慧音はかじりついた。 その後、喋りはしないものの縋るような、憎むようななんともいえない視線を送ってくるのが気になり 結局顔を先に食べることにした。 顔の部分を全て食べるともうゆっくりと饅頭の境界なんて何も無いな、と慧音は思った。 「待ってなさい子ども達!これからは鳥肉の代わりにゆっくりを食べるようになるがいいわ!」 ミスティアはゆっくり焼き饅頭が子ども達に広まることに関する懸念が全て解決したのに気をよくして 勢いよく拳を振り上げて一人で盛り上がっているようだった。 「まあ頑張ってくれ」 慧音は騙されたのはやはり癪だったので 結局「こんな里から離れた夜の屋台に子どもがやってくるわけないだろう」 という核心は言わずにそのまま適当に呑んで帰っていった。 このSSに感想を付ける
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作者:戦火人氏 陽い森に獣の臭いが漂っていた。 苔色の肌に赤い目を光らせる集団、彼らは鬼(オーガ)と呼ばれる亜人種である。 岩の様に固い筋肉と鋭い爪と牙を持ち、巨熊をも一撃で屠る狩猟者として、人々に恐れられ忌み嫌われる存在。 通常彼らは森の奥深くを住処にしており、人間がその巨躯を目にするのは稀有な事であった。 もっとも、稀に森の奥深くに迷い込んだ人間が、その食料として狩りの餌食となる事もあるのだが。 その鬼が、今は人里に近い森を進んでいる、もともと知能が高いとは言えない種族であるが、赤い目を爛々と光らせて、荒い息を吐き唸る姿は、まさしく獣そのものである。 彼らは発情していた、強靭な生命力を持つ彼らの繁殖期は数年に一度しか巡って来ない。 しかし、繁殖期に入った鬼は、ひどく危険な存在である。 人をも喰らう狩猟者が、最も凶暴になる時期。 そして、彼らが忌み嫌われる理由、彼らは人間の女性の胎を借りて繁殖するのである。 最初の犠牲となったのは、山菜を摘みに森に入った、まだあどけない少女だった。 少女は、山菜のついでに花を摘むのに夢中なるあまり、周囲の異状に気付いていなかった。 周りの小動物が姿を消し、野鳥の鳴き声も消え、獣の臭いに振り返った少女の目に入ったのは、赤い目の狩猟者達。 実際に鬼を目にした事はなかったが、それが恐ろしいモノである事はすぐに分かった。 少女が悲鳴をあげ、手荷物も棄てて走り出す、しかし鬼はその巨躯からは思いもよらない程素早く、跳ねる様に少女を捕えた。 少女からすれば小山の様にも思える鬼に吊り上げられ、その鋭い爪で衣服を切り裂かれ、肉付きの薄い身体が晒される。 ここにきて、ようやく少女は彼らがあの忌まわしい鬼なのだと悟った。 「いや、やだあ!、はなしてえ!」 食べられたくないと泣き叫び暴れる少女、しかし少女にとっては瞬時に殺され餌となった方が幸せであったかもしれない。 鬼は、その巨大な手で少女の細い脚を掴むと、逆さに吊り上げ目の前で大きく開くと、露になったまだ子供の様な双丘に長い舌を差し入れる。 まだ子供であれば、餌となっていたであろう、しかし鬼はその舌で知る、少女が既に子供ではない事を。 逆さに吊り下げられた少女の間に前に、醜い肉の塊が起立していた、ひくひくと震え先端から雫を垂らす肉棒を目の前に、少女は息を飲んだ。 まだ幼いとはいえ少女の男女の事に多少の知識はあるし、父親の物に見覚えもあった、しかし、今、目の前にあるものは、少女の知識に無いおぞましい代物であった。 鬼は、赤い目を一層輝かせ生臭い息を吐くと、少女の幼げな秘裂におぞましい肉棒をあてがうと、一気に貫いた。 「あぎぃぃぃ!!」 閉じた秘裂を巨大な凶器で割り開かれ、少女が悲鳴を上げるが、鬼はそんな事に構わずごりごりと狭い秘洞を突き上げる。 少女が凶悪な肉棒から逃れようと身を捩ろうと、鬼からすればそのような行為は抵抗にすらならない、肉棒は力任せに幼い子宮を突き上げ、つるりとした下腹を持ち上げる。 生殖という陵辱行為になか、ふと少女に異状が現れる、身体が火の様に熱くなり、身体を裂かれる様な痛みは鈍くなる、替わりに下胎がひくつき、ぞわぞわとした感覚が上がってくる。 鬼の性器から漏れる液体のためである、この液体は強力な麻薬の様に女の性を煽り排卵を促して、やがては精神を破壊する。 異種族との生殖のために鬼が手にした能力であり、この液体は稀に人の手に渡り、希少な薬物として扱われる事もあった。 「やだやだ!何かくるの、こわいの!いやあ!!」 未だ知らない性の衝動にあてられて、少女が悲鳴を上げる、心を喰らうような波に抵抗しても、その秘洞は精を吸い上げる様にひくつき、幼い子宮が精を求めて口を開く。 少女の身体が精を求め始めたのを知り、鬼は一層激しく小さな身体を突き上げる。 「や…やらあ……あたま…こわれりゅう…」 目もうつろに為すがままの少女の身体の奥まで突き上げて、鬼が腰を震わせる。 「うあぁぁっ!ひいぃぃぃっ!」 少女の胎内にどろりとした熱いものが、叩きつけられた、少女は目を剥いて、初めての絶頂に悲鳴を上げながら全身を痙攣させる。 少女の胎から溢れるほどの精を吐き出し、ようやく鬼が少女を解放する。 しかし、うつろに開かれた少女の目にひかりはない、わずかに上下する薄い胸から生きている事は分かるが、その心は既に死んでいた。 それでも、少女の身体はぽっかりと開ききった秘裂をひくつかせて、無意識に甘い息を漏らす。 既に、あどけない少女は壊れている、ここにいるのは鬼の性衝動を受け入れる為の、ただの人形だった。 繁殖期の鬼が、少女の一人で収まる筈もない。 彼らは獲物の巣が近い事に気付いていた。 少女の臭いから来た道を辿ると小さな村が見えてくる、彼らが待っていたもの、多くの獲物、それに雌の臭い。 鬼の本能が弾ける、いずれの鬼も目を赤く光らせ肉棒を滾らせている、一匹の鬼が発した咆哮を合図に、全ての鬼が村になだれ込んだ。 村はたちまちに、混乱し阿鼻叫喚に包まれる。 男達は、抵抗する間も無く、その鋭い爪の餌食となった。 妻が犯される前で、夫の腹が引き裂かれる。 愛する夫の凄惨な姿を目の前にしながら、妻が後ろから犯され、その豊満な乳房を揺らす。 鬼はその本能のままに、女の柔らかいに肉に肉棒を埋め、激しく突き上げる。 涙を流しながら夫の名を呼ぶ妻の声、しかしその声をかき消すように、娘の悲鳴が重なった。 自らが今まさに受けている陵辱に、娘の姿を重ねて女の顔が青ざめる。 慌てて顔を上げ娘の姿を探そうとするも、鬼はその頭ごと床に押し付け、なお乱暴に腰を打ちつける。 胎内にこぼれる鬼の毒は、女の中にある妻も母親をも食潰し、貞淑な妻を淫猥な雌へと変えていく。 夫と娘の名を呼ぶ悲痛な声も、いつしか甘い女の声となり目の前の惨劇ごと、理性と記憶を鬼の毒に食われていった。 生きながらに臓腑を食われる父親の目の前で犯された娘は、既に心が壊れかけていた。 ぐちゃりという音を立てながら、柔らかい臓腑に鬼の牙が突きたてられる、父親は娘の名を呼ぼうとするも、その口から出るのは血の泡が混ざった苦悶の叫びばかり。 しかし、娘の虚ろな目は既に父親を見てはいない、未だ男を知らぬ細い腰を下から突き上げられる度に、小振りな先尖が跳ね小さな唇から呟くように声がこぼれている。 「…パパ…・・パ…パ…」 父親の目からこぼれる涙は、娘の為のものか、食われながらに父親が事切れる頃、奥まで突き上げられた娘の子宮に熱い塊が叩きつけられた。 兄の肉を喰らいながら、妹が犯される。 鬼の巨躯が、少女を潰されんばかりに圧し掛かっていた。 小柄な少女の身体は、鬼の巨躯に覆い隠され、鬼の身体の下から覗く細い手足が、身体を貫く激痛に喘いでいる。 「ひぃぎいぃ!、助けて!にいさん、にいさぁん!」 身体ごと潰される様な衝撃を受けながら、縋るように兄を呼ぶ妹。 兄を探す様に頭上み目を向け、少女は言葉を失った。 先程から頭上で鳴っていたごりごりという音、自分を犯している鬼が何かを食らっていた、いや何かではない、あれは人の腕である。 そして少女は気付いた、その腕に見慣れた火傷の跡があることに。 「いやあぁ!!、にいさん、にいさぁん!」 少女は半狂乱になって泣き叫ぶ、しかし鬼は更に少女の奥まで突き入れながら、食べかけの食事をばりばりと噛み砕く。 耳を塞ぎたくなる音の中、遂に少女は兄を見つけてしまった。 壁に寄りかかる様に座っている兄、名を呼ぼうと見たその兄の顔は、半分しかなかった。 「ーーーーー!ーーーーーーー!!」 何を叫んでいるのか分からない、誰に叫んでいるのか分からない。 自分が、何をされているのかも分からなくなった。 まるで、世界から隔離される様な感覚のまま、頭の中から大切な物が食われ、やがて何もなくなった。 姉は妹の手を引いて、ひたすらに走っていた。 突然の惨劇に震えて怯える妹の手を取り、姉は恐怖に止まってしまいそうな脚を懸命に動かす。 気弱で内気な妹を、この姉はいつも一番に考え守ってきた。 しかし、相手は巨獣をも狩りの獲物とする鬼、悪戯好きの少年とは訳が違う。 姉妹に目をつけた鬼は、驚異的な跳躍で一足飛びに姉妹に追い着いた、繋いだ手を強く引かれ、振り返った姉の目に入ったのは、妹をその手に抱えた赤目の巨躯。 思わず息を飲むが、鬼の手の中で泣く少女の姿に、妹を放せとその巨躯を蹴り上げる。 しかし悲しいかな、年若い少女と鬼では勝負になる筈もない、鋭く蹴り上げられた脚は鬼の手の中に納まり、次の瞬間その巨大な拳からばきりと嫌な音が響いた。 「うああぁっ!!」 砕かれた脚の激痛に姉が悲鳴を上げる、鬼にとって少女は繁殖の為の苗床、生きてさえいれば脚など必要ない。 「おねえちゃん!」 囚われた妹の姉を呼ぶ声に、私は大丈夫だと返そうとする姉の服を鋭い爪が引き裂いた。 少年を思わせる中性的な印象の少女の肌が露になる、その活発そうな印象のとおり無駄な肉のない身体、ただ少女としてはまだ発育に乏しい感じでもある。 鬼は少女の細い脚を割り、その秘裂に舌を伸ばす。 「この化物!!離せ!はなせぇ!!」 同じ年の少女より幾分遅れてはいたが、女としてのモノは迎えていた、この獲物を前に鬼はその猛りを奮わせる。 そして、片手に捕えていた妹を放り出すと、姉の両腕を掴み、恥毛も薄い秘裂をその肉棒で貫いた。 「あぐぁぁぁっ!」 未だ女としての丸みを帯びていない腰を、不釣合いな剛肉で壊れそうな程に責めたてる。 妹は、細い身体を軋ませながら陵辱される姉の姿に、呆然と見ている事しか出来なかった。 そして、その無防備な姿は、即座に他の鬼の餌食となった。 悲痛な悲鳴に姉が目を向けると、まさに妹がその小さな身体を貫かれた瞬間だった。 小柄とはいえ早熟だった妹は、その身体にも娘らしい丸みを帯びてきており、その乳房も小さいながら膨らみが見て取れる。 しかしながら、まだ幼い少女であることに変わりはない、そのつるりとした幼裂は鬼によって限界以上に広げられている。 「あぎいいぃぃ!!いやあ!おねえちゃん!おねえちゃぁん!!」 「あぐっ…やめ…ろお……あがっ…妹を……妹を…はな…せぇ…」 未成熟な身体を鬼の本能のままに犯されながら、姉と妹は互いの名を呼び続ける。 やがて毒が回り、その意思と関係なく幼い子宮が鬼の精を求め始める、毒に意識の大半を食われながらも、縋りつく様に互いを呼び続ける二人。 だが鬼の咆哮と共に、幼裂から溢れる程の熱い白濁を受けた瞬間、僅かに残った意識も焼き尽くされ二人の声も途切れたのだった。 数刻のうちに全てが終わっていた。 一箇所に集められた女達、しかしいずれの女のただ生きているだけ。 うつろな目でだらしなく横たわり、時折下半身を震わせて壊された女の本能が、鬼の精を求めている。 まだ幼げな少女も、妙齢の婦人も、鬼の本能のままに孕むまで何度も犯された。 やがて、数ヶ月がたち腐臭の漂う村では、異様な光景が拡がっていた。 生きているのが不思議なほど青白い肌の女達、いずれの女の腹もはちきれんばかりの大きさになっている。 「う…うう……うあああああああ」 今まで死人同様だった少女が、突然仰け反り声を上げる。 その悲鳴ともつかない声が益々大きくなり、大きく身体を震わせると、少女は息絶えた。 そして、その命を喰らい様にして産まれたのは、赤い目をしたおぞましい苔色の赤子。 獣の唸る様な産声を合図に、次々と女が声を上げその命を贄に鬼が生を受ける。 そして、全て女が息絶えると、鬼達は赤子を連れ森の奥へと帰って行くのだった。 彼らが去り屍だけが残されたかに思えた村に、ただ一つ残された命があった。 苔色ではない肌色の赤子、しかしその異形は間違いなく鬼の子である、人の血を強く継いだ異形故、鬼にも棄てられたのだろう。 ただこの赤子、人に似ていたとはいえ、やはり鬼の子であった、母親の肉を喰らい、本能で獲物を捕えながら生き抜いた。 そして、文字どおり鬼子として捕えられ、見世物小屋へと売られる事となった。 そのおぞましい異形に、人間離れした膂力、知能が低い事もあり見世物小屋の座長にとっては、都合の良い鬼子ではあったが、急速に成長する巨躯や理性の低さに、次第に手を持て余す様になっていた。 しかし、いっその事この鬼子を始末してしまおうかと考えていた折、この鬼子を買い取りたいという男が現れる。 決して大柄ではないが、鍛え込まれた体を持った髭面の男。 料金をふっかけようかと思ったが、粗野と見せかけて全てを見透かす様なこの男に、結局言い値で譲る事となった。 鬼子の鎖を解き連れ出す男に、何れ手に負えなくなるのではと、問い掛ける座長に男は面白そうに笑うと。 「ハ、これぐらい危険なヤツの方が、面白えじゃねぇか。」 そう言って、鬼子と共に去っていった。 座長は、楽しそうに笑う男の危険な目に、鬼子以上の恐ろしさを感じて立ち尽くしていたのだった。
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炭火焼き鶏のもろみソース東京「大戸屋ごはん処」 鶏モモ肉の一枚焼きを、特製のもろみソースでお召し上がりいただきます。炭火で香ばしく焼いた鶏モモ肉に、もろみの香りがふわっと広がり、ご飯と良く合います。付け(途中切れ) 高級 ジャンル おかず 価格(一押し) 52(?) コスト(一押し) 45(?) 風味(一押し) 115(?) 品質 属性条件 色 294 包丁技 225 香 302 調味技 223 味 279 火加減 227 調理情報 習得条件 調理時間 2時間 習得Lv制限 Lv45 調理費用 390ドル 中級料理習得数 12 習得数 24~36個 食材 肉Lv2 3 卵Lv2 6 キノコLv2 4 果物Lv2 7 × × × × 一押し食材 肉Lv2 10 ソースLv2 1 果物Lv2 20 × × クイズ 問題 野菜の甘酢漬けに使用する食材の中で、正しくないものを一つ選びましょう。A.青ピーマン B.大根 C.にんじん D.きゅうり 答え(反転) A. 青 ピ ー マ ン 炭火焼き鶏のもろみソースを編集
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死の熱砂 【フィールドマップダンジョン】 New!版+でハッピーエンド?後に貼ってあるクエスト「ボックスPの回収」を受けると入ることのできる最上級ダンジョン。 イムドリア学園正門から移動する。 東西南北すべて繋がった砂漠のループマップとアトリエで出たパズル攻略形式の地下ダンジョンです 移動後はテレポート、キメラの翼がないと学園に戻ってこれません しかし雑魚敵からキメラの翼が時々入手できるので、雑魚敵を倒せるなら問題ないです ここにあるサボテンはアイテムが埋まっていてすべて利用価値が高い装飾品です、見つけて拾っておきましょう また砂漠上でロセルを連れている状態でパーティ会話をするとロセルが勝手に抜けてしまいます ボスはとても強いですがその手前に必ずセーブクリスタルがある為してくる行動、その対処を考える事がじっくりと出来ます ボスの半分から盗むで銀のメダルが入手できます そして高額のGも落とします 盾役のにおうだち系が無効にされる攻撃や無属性超火力での連続攻撃などがある為個別に対応していきましょう BOSS 名前 HP 経験値 アイテム 属性 状態異常 盗む 行動 備考 ? ? 毒 × 暗闇 × 沈黙 × 混乱 × 睡眠 × 麻痺 × スタン × 敵 名前 HP 経験値 アイテム 属性 状態異常 盗む 行動 備考
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【熨】 総画:15画 音訓:イ、ウチ、ウツ、の(し)、の(す)、ひのし 字義:のし。祝儀などの進物、贈答品に添える、色紙を細長い六角形に折った飾り物。 【熬】 総画:15画 音訓:ゴウ、いる 字義:いる。火にかけて、水気がなくなるまで煮つめる。 【燗】 総画:16画 音訓:ラン、カン、かん(する) 字義:かん。酒を器に入れて適度に温めること。また、その加減。「―をつける」「―をみる」「熱(あつ)―」 【熹】 総画:16画 音訓:キ、あぶる 字義:①あぶる。 ②日の弱いさま。 【熾】 総画:16画 音訓:シ、おこ(る)、おこ(す)、さかん 字義:火が盛んに燃える。 しれつ【熾烈】 勢いが盛んで激しいこと。また、そのさま。「―をきわめる商戦」「―な戦い」 【燒】 総画:16画 音訓:ショウ、やく、やける、やき 字義:やく。やける。 ※「焼」の旧字体。 【燉】 総画:16画 音訓:ドン、トン 字義:①火でぐつぐつ煮る。 ②燉煌(とんこう)(地名)。 【燔】 総画:16画 音訓:ボン、ハン、やく 字義:焼く。 【燎】 総画:16画 音訓:リョウ、かがりび 字義:①かがり火。 ②山野を焼く。 りょうか【燎火】 かがり火。庭火。 りょうげん【燎原】 野原を焼くこと。また、火の燃えひろがった野原。 【燠】 総画:17画 音訓:イク、ウ、オウ、おき、あたたかい 字義:①赤くおこった炭火。おきび。 ②まきなどが燃えて炭火のようになったもの。おきび。 ③消し炭。
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___/) //_ノイ . //二\ヽ モhf⌒V∧ \ //リ V∧⌒\ // rー} ー}_}ノ ̄}___ // {=ノ___ト、 _{___)}{fJ) . // __ノ王王}z'人_)}_八_/⌒)___) (\\ . {/ }__{王王}ノ\__/⌒(_ノ く\\\ /⌒\//__{ 囚 \ _人_ __)( ̄ノV/二二二ノ_} _⊂=ィ{///\__ (__,ノ {_{\__//. ┌{ {/7 ∨三三三≧x f⌒\{国}_} r{ { { {. {〉三三二ニニ} x≦/∧_}/⌒{_____ /⌒'{ {____ {{三三三三=}⌒\ =ミnfニニfテニニ==イ⌒\ x≦三} く_r={{_{__r─┘ (\___三二ニ}\ヽ \ {三三三三ノ / /∧ / \三ノ /_{|人_{三ミ}\//'⌒\__\三ノ ノ_} } } } └──‐<__,/ /}.∧_/\ {\ {ニ{| /⌒}∧〈/ニ\ヽ\____,/_} } } } __{ニニ}/ _/ニニ(_)ニ=\__}ニ∧∨\/ {/ ̄ ̄\\\_rく})ノ}/ //___ _〔二二ニ} (/三二ニ=イ \ニ∧}=./ / ̄ ̄ ̄\ \\\___ // r{ニニニニ厂 ∨ニ/ニ{ .{ ノ\ \__/ }/三三 〔ニニ/ . -‐=ニ二人{ /三ニ\___{__,ノ三三 〔ニ==/ . -‐==ニニニ二三三三三三三\_/三三三三三三三三三三三 ==ニ二三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 Heat of Battle / 戦いの熱気 (1)(赤) エンチャント クリーチャーがブロックするたび、戦いの熱気はそのクリーチャーのコントローラーに1点のダメージを与える。 名前 コメント
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火の玉番長【ひのたまばんちょう】 プロフィール 概要 戦力 関連項目 プロフィール 本名 四ッ谷甲二(よつや こうじ) 誕生日 8月19日 星座 獅子座 血液型 A型 身長 154cm 体重 53kg 趣味 特訓 特技 人体発火(いつでもどこでも燃えられる) 野球部奥義「重いコンダラ」 好きな物 スポ根マンガ 嫌いな物 ちゃぶ台 所属部 野球部OB 声優 山田美穂 概要 『2』に四天王の2人目として登場する番長。 四天王随一の熱血男児で最年少でもある。 ひびきの高校野球部OBということもあり、必殺技として重いコンダラを使用してくる。 先に登場する筋肉番長と比べれば手強く、特に奥義の威力は差が大きい。 また、動きがかなり速いので、主人公の体調やストレスの数値によっては連続して攻撃を仕掛けられてしまい、非常に鬱陶しい。 戦闘前には準備をしっかりしておこう。 炎系魔法は吸収するが氷系魔法が弱点なので、最上級魔法の「ブリザゴ」を使えればかなり優位に戦える。 2回仕掛ければまず倒せるだろう。(氷系魔法の修得・威力は文系パラメータの数値で決まる) 戦う時期にもよるが、ブリザゴ未習得か体調が低い場合は、それなりに長期戦になるだろう。 戦力 HP11000+プレイ日数×10 落とすお宝:メジャーリーガー養成ギプス・フェニックスの短ラン・灼熱の学帽等 関連項目 総番長 四天王 筋肉番長 木枯らし番長 バイト番長