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火炎草 未収録カード・パック/未収録 通常モンスター 星2/地属性/植物族/攻 700/守 600 火山の近くに生息する草。花から火炎を吹き攻撃する。 暗黒火炎龍の融合素材ですが、未収録。 未収録作:NT・SS・2007(※確認待ち項目) 融合素材が足りないDS遊戯王では、こちら等→融合素材代用法/融合応対不可モンスターズ
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火炎草:未収録カード・パック/未収録 通常モンスター 星2/地属性/植物族/攻 700/守 600 火山の近くに生息する草。花から火炎を吹き攻撃する。。 暗黒火炎龍の融合素材ですが、未収録。 未収録作:NT・SS・2007(※確認待ち項目) 融合素材が足りないDS遊戯王では、こちら等→融合素材代用法/融合応対不可モンスターズ
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アスキーアート 2chでの歴史 Goluahでの歴史 ダウンロード 基本データ オプション 性能・戦術 技解説 コンボ 元ネタ アスキーアート , ´⌒⌒ヽ (i ノ=火=ヾ) i∩ ゚∀゚ノリ ヽ 炎 つ (_,、_ヽ (/ ヽ) 2chでの歴史 2003年9月25日に【乙女の】 エ リ ア 8 7 【花園】スレより誕生。 制作者はヽ|〃氏。 本体は花瓶たん同様に瓶モノの一種?である火炎瓶である。 名前のとおり、熱いところが大好きな熱く燃える乙女。 手からものすごい炎を放てる。 必殺技は、爆熱火炎瓶フィンガー 胸が小さめで、+激しく忍者+に男女と言われたことがある。 花瓶たん保管小屋 http //izumo.cool.ne.jp/kasetsugoya/ Goluahでの歴史 2005年1月下旬にエリアスレ358 ◆ENDRV9v氏により公開。 ダウンロード キャラクター保管庫 基本データ HP ゲージ本数 ジャンプ回数 ダッシュ チェーン GC 備考 前 後 空 地 空 960★ 3 1 ラン ラン - 不可★ - - - オプション 項目 PT 依存 排他 解説 CHAIN COMBO 5 - - チェーンコンボが可能になります EXTRA ATTACK 5 - - BB、ライオットスタンプが使用可能になり、ダッシュに攻撃判定が付きます AUTO GUARD 5 - - オートガードになります HP+ 5 - - HPが1150に増加します SUPER ARMOR 10 - - スーパーアーマーが付きます POWERPLUS 10 - - 攻撃力が増加します EXCEED 10 - - クリムゾンウェーブ、アトミックボムが使用可能になります EX MODE 0 - - 一部の必殺技が変化します 合計 25 - - - 性能・戦術 技解説 コンボ 元ネタ 技名 元技 元キャラ ライオットスタンプ ライオットスタンプ GG ソル・バッドガイ 火炎瓶ファイアー ガンフレイム GG ソル・バッドガイ バーンジェノサイド ジェノサイドカッター KOF ルガール・バーンシュタイン 煉獄 バンディッドリヴォルヴァー GG ソル・バッドガイ タイランレイブっぽいver.α タイランレイブvar.α GG ソル・バッドガイ 爆熱火炎瓶フィンガー シャイニングフィンガー Gガンダム ドモン・カッシュ ナパームボム サーベイジファング GG ソル・バッドガイ 爆熱火炎瓶フィンガー・改 シャイニングフィンガー Gガンダム ドモン・カッシュ ヒートバイオレンス ド畜生がッ! JoJo ヴァニラ・アイス ヒートバイオレンス チェーンドライブ KOF K クリムゾンウェーブ オオアカツナミ ロックマンEXE
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踏まれた際に炎のダメージを与える トロルに対して特に有効 作動するまで見えない ターゲット 地上 編集 ダメージタイプ 炎 編集 ターゲットの数 無制限 編集 攻撃速度 2秒 編集 攻撃範囲 タイルの上 編集 効果 炎 編集 炎ダメージ 6/1秒 編集 炎効果持続時間 4秒 編集 解放条件 工房レベル3 編集 設置最大数 6 編集 抽出テーブル:テーブル/火炎罠1 レベル コスト(石) 設置時間 ダメージ 編集 1 9K 4時間 6(4秒以上24) 編集 2 36K 8時間 12(4秒以上24) 編集 3 310K 12時間 24 編集 4 710K 1日 36 編集 5 1.5M 2日 48 編集 6 3M 4日 60 編集 抽出テーブル:テーブル/火炎罠2 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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火炎丹 価格 材料 硫黄:5 れい羊角:1 ジャコウ:4 性能 火炎・参
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火炎粉 買値/売値:文/120文 分類 価値 重量 特殊効果 毒 1 0.2 火炎・壱
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23.寿 流星 1623村 名前:寿 流星(シォウ・リウシン/Shòu Liúxīng) 出身:中国 性別:男 年齢:23歳 身長:176cm 職業:使用人 ちわッス!寿流星っていいます、気軽にリュウって呼んでください! 半年くらい前に旦那様…億万様に拾っていただいて、使用人として働かせてもらってます!あ!でも心配しないでくださいね、ココに来たのは半年前っすけど使用人歴自体はケッコー長いんで!掃除洗濯その他雑用お任せください!料理だけはーぶっちゃけそんな得意じゃないんスけど…出来なくはないッス! 基本的に島に住み込みッスけど、たまーに休暇もらって外に出るコトもあります!ただぶらついてるワケじゃねっスよ、ちょっと人を探しててー!もしどなたか知ってる情報があれば教えてくれると嬉しいっス! えーとあとはー…好きな食べ物は桃です!以上です!よろしくオナッシャスッ!! 城賀樹の元付き人。 樹とは8歳の時に出会い、幼くして単身中国に追いやられた彼の傍に仕え、彼にとっては見知らぬ異国であった中国の文化風習を教えたり言葉を教えるなどして彼の心の支えとなった。 主従という関係ではあるが年も近く、お互いに信頼しあった良き友人であったが、ある日樹は忽然と姿を消す。 そんな彼を流星は探し続けている。 樹の育ての親だった「じいや」の実孫であり、厳密に言えば樹(と美月)とは従兄弟の関係。 双子達の母親がもともと寿家の人間であり、彼女の兄が流星の父親で、じいやの娘と結婚した。 (寿家も元々それなりの名士の家だったが、次第に没落し、経済的に困窮していた。 そんな時に日本からの留学生(双子父)が寿家の娘(双子母)を見初めたため、娘を嫁がせることで幸賀から金銭的な支援を受けようとした。 しかし昔ながらの家風な幸賀はいくら恋愛感情があったとしても国が違う人間との結婚を渋り、妥協した結果、結婚を認め資金援助もする代わりに寿家の後継を城賀家(幸賀の分家だが実態としてじいやなど幸賀に仕える者を育てる家系になっていた)の人間と結婚させることを条件とした。つまり寿家も城賀と同様に属国ならぬ属家(?)にさせるということ。長。) そのため本来であれば流星は樹がいなくなったのなら幸賀に仕えるべきだったが、流星自身が樹が深い悲しみを負う原因となった幸賀家にあまり良い印象を抱いておらず(でも姉弟には仲良くなってほしい)、何かと言い訳をしてその責務から逃れ樹を探す旅をしていた。 しかし途中でその資金が尽きかけ、一攫千金を狙ってベガスで賭けをするものの見事にボロ負けし、野垂れ死にそうになっていたところを億万に拾われ現在に至る。 * 護身術とか護衛術とかは会得している。そこそこの強さ。 船の運転もできる。趣味はギターや弦楽器を弾くこと。 泣き虫龍花ちゃんにはよく泣きつかれて慰めてる。そんなポジション。 * 流星は前述のとおりリウシンがほんとの呼び方なんだけど、日本にいる間はそのまま「ことぶき りゅうせい」って名乗ってるんじゃないかな~とおもう。そのほうが警戒されずに済む(?)だろうし リュウって呼んでください~って言うのは、元主にそう呼ばれてたからってのとリュウセイよりリュウだけのほうが元の名前に近くて反応しやすいから……とか?(?) * 一人称は使用人モードの時は「自分」、オフの時は「おれ」。 他者(仕えている人々)への呼び方は名前+様orお嬢様orお坊ちゃまや旦那様。
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流星 3 俺「ス、ストライクウィッチーズだってー!?」 11- 作者 ID r2gaA8obO 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 11 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 10 09.92 ID dlHawfKD0 ……… …… … 俺は夕飯を食べ終わり、食器を片付けた。 食後の紅茶を持って席に戻る。 隣に座っていたのはウルスラだった。 俺「‥‥」 ウルスラ「‥‥」 俺「‥‥何読んでるんだ? 」 ウルスラ「解説書」 俺「‥‥なんの?」 ウルスラ「銃」 俺「おもしろいのか? それ」 ウルスラ「あなたに言われたくない」 俺「‥‥」 ウルスラ「‥‥」 12 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 15 47.14 ID dlHawfKD0 俺会話下手だな。こういう奴とどうやって会話すればいいんだろう。 キャサリン「リュウセイも面白くなさそうな本読んでるから似たもの同士ねー」 もっともだ。 俺は着火の魔法の簡略化の作業を続けることにした。 もうすこし、もう少しで掴めそうなんだが‥‥ キャサリン「さっきからパッチンパッチンなにしてるね? 癖?」 俺「魔法の練習だよ」 キャサリン「練習熱心ねー!」 俺「お前も訓練頑張れよ」 キャサリン「がんばってるねー」 俺「じゃあもっと頑張れ」 15 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 20 30.64 ID dlHawfKD0 キャサリン「耳が痛いねーハルカ」 ハルカ「こっちにふるんですか!?」 俺「まあ、二人共まだまだだしな」 キャサリン「ハルカはメガネかければしっかりしてるのにねー」 智子「まだ掛けたくないの?」 ハルカ「は、はい‥‥」 智子「もう‥‥いじっぱりね」 ため息を吐き、代わりに紅茶を流し込む智子。 17 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 27 43.87 ID dlHawfKD0 ハルカ「だって‥‥あんな姿見せられないです」 あんな姿‥‥一体どんな姿なんだろうか‥‥よっぽどすごいメガネなんだろうな。 例えば、ごってごてに装飾がついてたり、なんかすごい金ピカだったり‥‥それともゴーグルみたいな奴だったり? 俺「そんなにひどいの?」 ハルカ「はい、とっても」 知識欲が駆り立てられる。 智子「せっかくの才能がもったいないわ‥‥」 キャサリン「ハルカは別の才能があるからいいねー」 ビューリング「うちのエースも型無しだからな」 何のことかと思ったら夜間飛行の方か。夜間飛行とは言っても実際に空をとぶわけではない。 まあ飛ぶことには変わりないのだが。 智子「あんたたちねぇ‥‥! 」 ハルカ「今日も撃墜させていただきます」 ハルカは自分のコップの中に舌をいれ、先端部分でチロチロと水面をなめた。 なんというか、官能的だ。 智子「‥‥!」 エルマ「わー! 刀を抜かないでください!! 」 19 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 30 28.90 ID dlHawfKD0 しかしあのBGMで寝るのは苦痛だ。しかもほぼ毎日。他の皆はしっかり眠れているのだろうか。 ‥‥そういえばウルスラは耳栓をしてたな。 俺「ウルスラ。今日耳栓かしてくれないか」 ダメもとで聞いてみる。 ウルスラ「無理。わたしが使うから」 撃沈。 俺「そうか‥‥あの音楽は俺には毒だ」 キャサリン「毒も過ぎれば薬になるねー。ネタにすればいいね」 ネタって‥‥こいつは‥‥ 俺「おまえ‥‥恥ずかしいとかいう感情はないのか」 キャサリン「何の事ね?」 首を45度傾け満面の笑みを浮かべるキャサリン。 その表情の裏からにじみ出る黒さが透けて見えるようだ。 20 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 35 18.47 ID dlHawfKD0 そんなキャサリンの顔を見てビューリングはクスッと笑うと、俺の方を向いた。 ビューリング「あきらめろリュウセイ。ここは、こういう隊だ」 俺「そうらしいな。どうもまともなのはお前だけ‥‥いや、お前もぜんぜんまともじゃなかったな」 ビューリング「おまえもな」 俺「そうかもな」 エルマ「あ、あは、あははは‥‥はぁ」 エルマの乾いた笑い声がだんだんため息に変わっていった。 まあ、この中なら超まともだろうな、エルマは。 そして夜、宣言通りハルカは出撃し、智子は墜落した。4回目辺りで俺も意識がなくなった。慣れたものだ。 21 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 40 08.59 ID dlHawfKD0 ……… …… … ネウロイが出現した。 そんな目覚ましで起こされた。最悪の目覚めだ。陽はまだ出ていない。 俺「おい、この隊ってのは早朝専用部隊なのか」 智子「そんなわけないでしょ!」 キャサリン「まだねむいねー‥‥」 ウルスラ「眠い」 ハルカ「寝たりないですー」 ビューリング「さっさと撃退して寝させてもらうぞ」 エルマ「そうですね‥‥ふわぁ」 22 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 45 30.54 ID dlHawfKD0 廊下を走りながら目覚ましがわりに言葉を交わす。 まったく‥‥ネウロイってのはつくづく空気の読めない奴ららしい。 いや、一番手薄なときにやってくるというのは頭のイイ行動でもあるな。 やつらも学習するのか? そんなことを思いつつ格納庫に付く。 智子「雪女! 出撃するわ!」 ハッキネン「許可する」 こんな略式でいいのか? 口には出さずそんなことを思いつつ箒を呼び出す。 23 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 50 19.17 ID dlHawfKD0 いらん子中隊は暁の空へと飛び立った。 観測班の報告によると敵はラロス級20。さっさと終わらせて寝させてもらいたい。 智子「いくわよ! リュウセイよろしく! 」 智子の号令と共に全員に緊張が走る。 その緊張を忘れないうちに俺は詠唱の準備に入った。 智子から聞いた俺の編隊の中での役目。それは超遠距離から開幕の一発をぶち込むこと。 混戦になると俺は圧倒的に不利になる。その前に安全な位置で詠唱を完了し、攻撃を叩き込む。 俺「神よ‥‥。この声が聞こえるならば、その力を今一度我に分け与えよ。」 右手を掲げ詠唱を始める。まだ敵は遠い。たぶん‥‥間に合う。 俺「その光は裁き。裁く罪は力。その大いなる慈悲の光で、彼者を罪から救い給え。」 キャサリン「リュウセイまだねー! もう近くなってきたよ!」 智子「だめよキャサリン。集中させないと。」 前にも言ったとおり呪文とは聴覚を利用した一種の催眠なので、他の声が交じると効果が薄くなる。 発動そのものは出来るのだが、練度が下がるので威力も下がる。 俺「我々の叡智の結晶を汚す罪人に、裁きの光を与えよ!」 天にかざした右手を振り下ろす。 俺「『ホワイトハンマー』!」 24 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 55 31.62 ID dlHawfKD0 瞬間、ずいぶんと近くなったネウロイの上空から極太の光の柱が降り注ぐ。 その光はネウロイの編隊の前方に降り注ぎ、その編隊の出鼻をくじいた。 ハルカ「ひゃあ!」 キャサリン「わお! まぶしーねー!」 急に降り注いできた光に動揺したのか、編隊はまさに蜘蛛の子を散らすようにバラバラになった。 智子「いくわよ!」 少しの間その光に見とれていた智子が怒号を発する。 その声に意識を戻された隊員たちは、作戦通り二手に分かれ各個撃破へ向かった。 俺「‥‥ふぅ。だいたい6機ぐらいか。」 いつの間にか光は降り注ぐのをやめ、先程まで確かにそこにあったネウロイ達は、文字通り消えてなくなった。 3人ずつの戦乙女がネウロイを撃破していく。相変わらず智子とビューリングはすごい。 エルマとウルスラもその二人には劣るが、あの二人と比べるのが酷だろう。 問題は残り二人。キャサリンとハルカ。 まだキャサリンは戦っている、といえるレベルなのだが、ハルカは‥‥ 26 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 59 16.93 ID dlHawfKD0 智子が一体のラロスに目標を定め上空から突進をかける。 僚機であるハルカはネウロイの下の方で逃げ回っていた。 銃をぶっぱなす智子。弾が何発か当たるが装甲を傷つけるだけで致命傷にはなっていない。 そのまま智子はネウロイのそばを通りすぎてしまった。 てっきり近づいて斬りかかるものだと思っていたのだが、俺の予想は外れた。 と、智子はあいている左手を伸ばし、下にいたハルカに何か叫んだ。 ハルカは一瞬戸惑ったものの、左手を伸ばし急降下する智子へ向かって急上昇する。 そうして彼女達が交わるとき、双方の左手が相手の手首をがっちりとつかみ、彼女たちのベクトルが180度回転する。 つないでいた手を離すと、智子が急上昇、ハルカが急降下の形になった。 すぐさま智子はトリガーを引き、ありったけの弾をぶち込む。程なくしてネウロイは爆散。 智子はハルカにグッと親指を見せると、次の目標へ飛翔していった。 俺「さすが、というべきか」 とりあえずハルカは絶対に智子のいる方へ行き、 ハルカの分は智子がカバーするのでプラマイ0‥‥いや、プラスになっているだろう。 智子はそれほどまでに強い。 27 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 23 05 13.28 ID dlHawfKD0 そんなことを思いつつ上空へ行き、次の魔法の準備をする。 先程のような大きな魔法ではなく、小さな魔法で援護する。と思っていたのだが。 俺「ま、たまにはね」 混乱によって迷子にでもなっているようなネウロイを二体見つける。 気づかれていない相手なら‥‥そうだな、電撃のごとく攻撃するか。 左手を魔術書にかざす。 俺「天が知る裁きの力。その一端を我が足に宿せ。その速さは光、その音は轟。すべてを貫く槍となれ! 『ブルーランス』!」 乗っている箒が青く輝きだし、何かが弾けるような音が始まる。 俺「地が知る豪炎の力。その一端を我が手に宿せ。その鋭さは刃、その力は獄。すべてを消し去る剣となれ! 『レッドブレイド』!」 天にかざした右手にどこからともなく炎が集まり、見る見るうちに剣の形を取る。 29 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 23 10 12.91 ID dlHawfKD0 俺「力を振るうことを、許せ!」 下に見える二体のネウロイをもう一度確認した後、先に出した足を踏み込み、進行方向を下に取る。 途端、俺はものすごいスピードで急降下しはじめた。その箒は雷鎚のごとくネウロイへ特攻する。 ものすごい音を発しながら急降下する物体に気づいたらしいネウロイが、 回避行動をとろうとした瞬間、その胴体を青い槍が貫いた。 空気を切り裂く爆音と共に爆散する一体のネウロイ。がその槍に先程まで乗っていた炎の姿はない。 俺「逃がすかァ!!」 もう一体のネウロイが逃げようとしたところに炎の剣を持った俺が降ってくる。 まるでバターにナイフを入れるように切り裂かれるネウロイ。 文字通り見事に一刀両断されたネウロイは数瞬後爆発した。 そのまま炎の剣の持ち主は地面へと落ちていく。仕事を終えた剣は空気に溶けていった。 落ちるというのも案外気持ちいいものだ。将来こういうスポーツでも流行るかもしれない。 先程まで青い槍だったものが落ちる俺の足に張り付く。 俺は魔法力を込めると、箒から七色の塵が噴射され、俺は重力の鎖から開放された。 30 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 23 11 05.10 ID dlHawfKD0 ちょうど他のネウロイたちも全滅したようだ。 皆が集まっている。 智子「またあんたはスゴいことするのね」 ハルカ「びっくりしましたよー。なんかすごい音が聞こえたと思ったらリュウセイ少尉が箒から飛び降りてるんですもん」 キャサリン「こんな時に雷が落ちたかと思ったねー!」 俺「まあ、雷みたいなもんだしな」 ウルスラ「すごかった」 エルマ「そのまま落ちたらどうしようかと思ってましたよ」 31 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 23 12 06.97 ID dlHawfKD0 ビューリング「ほんと、めちゃくちゃだな」 俺「あんまりほめんなよ」 ビューリング「‥‥あまり無茶をするな」 いつもより感情の入った顔だ。 たしかにビューリングの言うことも、もっともだった。もし、飛び降りた時点で箒が墜落して壊れていたら‥‥ 俺「‥‥すまなかった。もうすこし考慮してからやるべきだったな」 ビューリング「ライターがなくなったら困るからな」 俺は苦笑いを浮かべ、ああ、これでこそビューリングだな、と思った。 智子「さ、帰って寝ましょう、つかれたわ」 ハルカ「はい、一緒に寝ましょう、ね? 」 朝日が昇り始めたスオムスの空に甘美な悲鳴が響いた。 流星 4へつづく
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流星 4 俺「ス、ストライクウィッチーズだってー!?」 301- 作者 ID r2gaA8obO 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 301 名前:流星[] 投稿日:2010/11/15(月) 10 40 06.31 ID DNGmJ7ah0 31から ……… …… … エルマ「あれ? リュウセイ少尉、バケツなんて持ってどうしたんですか? 」 バカみたいに寒い中、水をバケツに汲みハンガーへ戻る際エルマが声をかけてきた。 俺「メンテ」 エルマ「メンテ? なんのです? 」 俺「箒」 エルマ「ああ! なるほど! 」 なるほど、ウルスラのまねをすると会話がさっさと終わるんだな。 めんどくさい時は真似させてもらおう。 303 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 10 45 11.52 ID DNGmJ7ah0 エルマ「あのー‥‥」 俺「ん?」 エルマ「見学させてもらっていいですか?」 俺「‥‥別にいいけど」 エルマ「ありがとうございます!」 エルマはそういうと俺の持っているバケツを持った。 俺「別にいいって」 エルマ「いえ、なにかお手伝いしたいと思って」 そういうと笑顔を向けてくるエルマ。 屈託の無い笑顔というのはこういうのを言うのだろうか。 304 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 10 50 08.83 ID DNGmJ7ah0 俺「まあ、いいけども‥‥」 とりとめもない会話をしながら格納庫まで来た。 今は特に誰もいない様だ。 魔術書を開き箒を呼び出す。 俺「おいで、アポロ」 箒"アポロブルーム"を取り出すと俺はまず柄を拭く。 そのためにまず、水の中に雑巾を突っ込む。 しびれるような痛みが手先を襲う。だがこれも相棒のためだ。 雑巾にたっぷりしみこんだ水を搾り出す。 十分に絞ったところで柄を掃除する。 傷付けない程度に力を込め、汚れた部分を重点的にこする。 とは言っても、ほぼ毎週のように掃除しているので、見てわかるような汚れはない。 もうずっと使ってるのでどこが汚れやすいかなどは目をつぶっててもわかる。 ‥‥もう何年になるんだろうか。 306 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 10 55 39.96 ID DNGmJ7ah0 エルマ「ずいぶん年季の入ったほうきなんですね」 俺「‥‥ああ、俺もいつから使ってるのかわからない」 エルマ「そんな小さい頃からウィッチなんですか?」 俺「まあな」 嘘ではない。小さい頃からこの魔術書とは一緒なんだから。 話をしながら、なんども冷水の中に手を突っ込んでいたら両手が真っ赤になってしまった。 この色の度合い分、箒も綺麗になっているんだから安いものだ。 エルマ「あ、暖房いれておきましたよ」 みると、すぐそばにストーブが設置されている。 俺「気が利く奴は好きだ」 エルマ「えぇ!? い、いや、そんな、部隊内で恋愛なんて、あ、でも、あの二人だって‥‥」 途端に俺の手ほど真っ赤になるエルマ。こいつはどうも素直すぎる。 307 名前:流星 エルマさんのキャラが掴みきれてないです すみません[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 10 59 09.19 ID DNGmJ7ah0 俺「‥‥そういう意味じゃないぞ」 エルマ「あ! あははは、そうですよね‥‥す、すみません」 もし今、耳と尻尾が生えていればしゅんとしただろう。不覚にもかわいいと思った。 そもそもウィッチは魔法力の影響でかわいい、綺麗な子が多いと聞く。 事実今まで会ってきたウィッチは例外なくかわいい、もしくは綺麗な子ばかりだった。 無論この隊もそうであることに変わりない。 閑話休題。こういうイメージを欠かさないことが魔法をうまく使うコツなのだが。 妄想癖って事だよな‥‥。そんなことを思うと俺の耳と尻尾もしゅんとしそうだ。 設置されたストーブに手をかざし、温める。水に入れた時とは違う痛みが手を襲う。 だがこちらの痛みは先ほどとは違い、心地いい。ジリジリと暖まっていくにつれ手の色も変わっていく。 エルマ「そのペンダント、綺麗ですね」 エルマは俺の首から下がるペンダントを見てそういった。 俺「うん? ああ、そうか?」 エルマ「ええ、デザインが好みです」 俺「そうか」 エルマ「それは誰かからもらったんですか?」 ‥‥まあ、話してもいいか。隠すことでもないし。 308 名前:流星 というか全員のキャラが掴みきれてないです すみません[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 05 42.91 ID DNGmJ7ah0 俺「これは、姉さんからもらったんだ」 エルマ「へー、お姉さんがいるんですね」 俺「いや、"いた"んだ」 首をかしげるエルマ。数秒考えやっとその言葉の意味に気づいたらしい。 エルマ「あ、あの、ごめんなさい」 俺「別に謝ることじゃない」 落ち込んだ顔をしたので、代わりに俺が作り笑いをしてやる。 俺「姉さんもウィッチだった。エースとは言わないけど、それなりに出来る人だって聞いたよ」 エルマ「もしかして、ネウロイに‥‥」 恐る恐るという感じにエルマは問う。 俺は無言でうなづいた。 311 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 12 42.30 ID DNGmJ7ah0 俺「オストマルクでな‥‥」 エルマは助けを乞うような、同情するような目でこちらをみている。 ‥‥こうして不安にさせるのはよくないな。 俺「こいつは小さい頃に買ってもらったんだ。あなたを守ってくれますようにってな」 俺はネックレスを外し、エルマに差し出した。 エルマ「え?」 エルマはまさに鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。 俺「お前が持ってろ」 エルマ「な、何を言ってるんですか! お姉さんの形見なんじゃ!」 俺「俺にはコイツがいるから」 そう言うと俺は箒を指さした。 312 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 15 28.74 ID DNGmJ7ah0 エルマ「もしかしてこの箒も?」 俺「元は姉さんのものだ」 エルマ「そうなんですか‥‥で、でもでも! それとこれとは話は別です! 」 首が取れそうなほどブンブンと首を振るエルマ。 俺「おまえ見てて不安だからな。貸してやるよ」 エルマ「う‥‥痛いところを‥‥」 俺「おまえがもっと安心出来るぐらい強くなったら、返してくれれば良い」 エルマ「わ、わかりました‥‥」 まだ納得はしていないようだが、一応俺の願いを了承したらしい。 俺「せっかくだ、かけてやるよ」 そういうと立ち上がってエルマの近くへ行く。 313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/15(月) 11 16 56.64 ID RCnfn2nG0 ほう・・・ エルマさん√かい? 314 名前:流星 誰√かはお楽しみです[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 20 08.89 ID DNGmJ7ah0 エルマ「え、いやいや! 自分でつけられますって! 」 俺「人にやってもらったほうが楽だろ」 エルマ「ま、まあそうですけど‥‥」 俺「遠慮すんな」 すこし考えていたようだが、決心を固めたのか、エルマは目と口を一文字にして胸を張った。 こうして近くでみるとやはり可愛さが際立つ。雪のような白い肌が綺麗だ。 エルマ「ど、どうぞ! 」 何もそんなに硬くならなくても‥‥俺は苦笑しながら首に手を回す。 キャサリン「わお! お二人さんそういう関係ねー!!」 唐突に素っ頓狂な声が格納庫に響く。見ると入り口にキャサリンがいた。 目の前でカチコチになっていたエルマは、その声にびっくりして3cmほど飛び上がった。 315 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 26 15.33 ID DNGmJ7ah0 俺はため息を吐いた。ここに来てからというものため息が出ない日はない。 俺「エルマ、動くなよ」 エルマ「ででででも!」 俺「落ち着け」 ふたたびエルマの首に手を回しペンダントを付ける。 俺「俺を守れるぐらい、強くなれよ」 顔を離すとエルマは顔を真っ赤にしていた。 キャサリン「いったいいつからそういう関係ねー! 私でも全然わからなかったよー」 キャサリンはいつのまにか俺達の近くまで来てストーブに当たっている。 新しいおもちゃでも買ってもらった子供のように、その大きな瞳を輝かせながら嬉々としている。 俺「そりゃあわからないだろうな。最初からそういう関係じゃないんだから」 キャサリン「照れなくてもいいねー!だれにもいわないね!」 こいつは話を聞かない人種なのか? 一応俺と同じリベリオン出身のはずなのだが。 俺「おいエルマからも何か言ってやれよ。このままだと俺とお前恋人同士になるぞ」 エルマ「こ、こ、こいび‥‥///」 さっきの俺の手よりも真っ赤になっているエルマと、素晴らしい笑顔を浮かべるキャサリンを見て、今日何回目かのため息をついた。 316 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 31 42.47 ID DNGmJ7ah0 ……… …… … キャサリンのちょっかいをかわしながら、箒の手入れを終える。 エルマはいつの間にかどこかへ行ってしまっていた。 キャサリン「そうだリュウセイ。その魔法ってのはなんでもできるって聞いたね」 俺「誰に」 キャサリン「トモコとはなしてたねー!」 ああ‥‥あのときか。 俺「なんでもできるって言ったって、将来的にはだぞ」 キャサリン「ワープとかできる?」 俺「ワープ‥‥なににつかうんだ」 キャサリン「単純に便利と思ったねー!」 なるほど、武装を転移させたりすれば空中の補給とかもできるようになるかもしれない。 それどころかネウロイの体内に直接爆弾でもワープさせれば一撃で倒せたりするんじゃないか? 317 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 35 12.46 ID DNGmJ7ah0 俺「ふむ‥‥いままで考えたこともなかったから今すぐは使えないが、研究してみる価値はあるな」 キャサリン「もしできたら、わざわざ食堂に行かなくてもご飯食べれるねー!!」 俺「‥‥」 さすがというべきか。それとも俺がリベリオン人としては変な性格なんだろうか。 俺「まあちょっと研究してみる」 キャサリン「手伝うねー!」 俺「おまえに手伝えることなんか何も無いと思うぞ」 キャサリン「肩もみぐらいならできるね」 俺「いらん」 キャサリン「じゃああっちの世話でもするね」 あっちとはもちろん下のことだろう。 318 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/15(月) 11 37 18.29 ID RCnfn2nG0 オヘアさんマジビッチwww 319 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 41 18.73 ID DNGmJ7ah0 俺「自分を売るようなこと言うなよ。お前は娼婦か」 キャサリン「リュウセイはやさしいねー。いや、キザったらしいね!」 俺「悪かったな」 捨て台詞を残すと箒をしまい、魔術書を抱え、俺は部屋に向かって歩き出した。 キャサリン「どこいくねー」 俺「集中したいから部屋に戻るんだよ。今ならだれもいないだろ」 がんばってねー、きたいしてるねーという声を背にうけながら俺はその場を後にした。 320 名前:流星 スーパー厨二タイム 矛盾点もいっぱい孕んでます[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 45 36.24 ID DNGmJ7ah0 ……… …… … 案の定部屋には誰も居なかった。 自分のベッドに腰掛け、併設された机の引き出しからメモ帳を取り出し机の上に置く。 魔術書を適当にめくり、空間転移魔法に必要そうな魔法をメモする。 俺「分解、そして生成がいいのかな‥‥それとも移動させる魔法の応用か?」 独り言をつぶやきながらメモを増やしていく。 プランとしては3種類。 1.物質を限界まで分解し、それを少しずつ移動させ転移させる。 2.空間そのものを別次元とつなげ、そこを通すことにより転移を起こす。 3.直接3次元座標を書き換える。 このうち2番はあまり現実的ではない。別次元に送る魔法なんて思いつかないから。 3番も座標移動魔法という物があることは知っているし、試したこともあるが、 尋常でない魔法力を使用するうえに、『取り寄せる』事は不可能、さらに正確性も皆無なため却下。 俺「と、すると‥‥」 1.物質を限界まで分解し、それを少しずつ移動させ転移させる。 正直これも現実的ではない。移動させる魔法だけなら簡単な部類だが、問題は分解結合魔法。 分解させるためには、その物質の分子から理解しなければいけないし、 移動させて結合させるとなると、移動先で分子から組み立てるために、 どこにどんな分子を置くかまで考えなくてはならない。 322 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 50 15.55 ID DNGmJ7ah0 俺「うーん、これはちょっと無理かなあ‥‥」 魔法数だけなら少なそうだが、いかんせん分子を全て記憶となると、 爆弾や銃なんてもってのほかであり、せいぜいひとつの部品、弾あたりが限界だろう。 箒に関しては隠蔽魔法と物質透過魔法で持ち運んでいるに過ぎない。 物質透過魔法なんてこの箒や本ぐらい使い込んでないと出来やしない。 というか箒なら小さい頃からずっと研究してきているため転移もできなくないかも。 実際に戦闘中に使う魔法は火や氷、電気など自然現象で代用できるものばかり。 これらなら分子構造を理解する必要もないのだが‥‥ というのも、自然現象はいわゆる"火種"と"材料"さえ揃えば勝手に大きくなる。 燃えやすい空気の中に小さな火を送り込めば爆発する。そういう事だ。 俺「まあ、食べ物のひとつでもワープできるようにすれば何かの足しにはなるか‥‥」 俺はパンでももらいに行こうと食堂へ向かった。 323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 11 50 36.97 ID 84+G0Qzc0 オヘアがこんなにも日を浴びてるだと…? 平成2010年春は近いな! 324 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 12 00 11.76 ID DNGmJ7ah0 ……… …… … 食堂へ行くと智子とハルカが紅茶を飲んでいた。 ハルカはこちらに気づくと笑顔で手を降っている。 俺はそれに手を上げて答えるとカウンターへ向かった。 パンが欲しい旨を伝えると、ロールパンを2個もらう。 持参した紙袋に詰めると、カップをひとつ手に取りハルカ達の席へと向かった。 ハルカ「おなかすいたんですか?」 智子「まあこの時間は小腹が空くわよね」 夕日も落ちてきて、光が銀化粧をオレンジ色に染め上げている時間だ。 俺「これは魔法の実験用だ」 ハルカ「合成でもするんですか? 多分大きなパンにしかなりませんよ?」 こいつは何を言っているんだろう。 325 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/15(月) 12 05 11.90 ID DNGmJ7ah0 智子「どんな実験なの?」 俺「ワープ魔法ってやつ。空中で補給ができたら楽だと思わないか?」 智子はすこし考えた後納得したように笑顔を浮かべた。一方ハルカは眉間にシワを寄せなんともいえない顔をしている。 そんなハルカを無視して話を続ける。 俺「将来的には銃弾とかワープさせられれば弾切れのない銃とかもできるなー、 とか思ってるんだが。まあこの例は現実的じゃないけど」 智子「でもネウロイの上に爆弾でもワープさせたら強そうね」 俺「ま、そういうこと。で、とりあえずは食料あたりで試してみようかなってワケ。 あ、ハルカありがとう」 話してる間にハルカは理解することを諦め、俺の持ってきたカップに紅茶を淹れてくれた。 智子「なんだか難しそうね」 俺「実際難しいよ。というか実用レベルまで持ってくのに年単位の研究が必要かもしれない」 智子「年!? ちょっとちょっと冗談じゃないわよそれ」 俺「まあなぁ。他の魔法も並行して研究するだろうから、その副産物として何かヒントが得られることを祈るよ」 ハルカ「とりあえずなんかすごい魔法があって、それを覚えるのにスンゴイ時間がかかるってことですね?」 苦笑いを浮かべ、カップに新しい紅茶を注ぐ二人だった。 329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/15(月) 12 17 02.82 ID nOpOwI6DO ビューリングさんが無事ならそれでいい 流星 5へつづく
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/437.html
流星Ⅱ 3 俺「ストライクウィッチーズね!」 76- 作者 ID zhe7qJGw0 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 76 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 05 16.30 ID uRxaYRG70 ……… …… … 明朝、何もせず寝てしまった俺は朝っぱらからサウナに入っていた。 スオムスでは、シャワーや浴槽よりもサウナが一般的らしい。 こちらに来てから初めて知ったが、なかなかいいものである。 俺「‥‥汗かいた後にまた汗かくというのも変な話だがな」 エルマから聞いた話によるとサウナには妖精が住んでいるらしい。 俺が言うのもなんだが、お伽話じゃあるまいし‥‥ なんて考えると妖精さんに怒られちゃうのかな。 ハルカやビューリングが見た赤いリボンの子とかも、実は妖精の一種だったりして。 そうだとしたらロマンチック‥‥そうでもないか。 サウナに入るときは考え事もしないほうがいいそうだ。 こういう一人になれる場では考え事ばかりしてしまう俺には合わない場所なのかもしれない。 適当にボーッと汗を流し、サウナを出た。 77 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 11 12.87 ID uRxaYRG70 服を着て部屋に戻ろうとすると、曲がり角に見慣れたおかっぱ頭があった。 俺「おい」 ハルカ「ひゃああああ!?」 体を5cmほど浮き上がらせ、大声を上げるハルカ。 ズザザザっと壁まで後ずさり、そこでようやく声をかけたのが俺だということに気づいたらしい。 ハルカ「び、びっくりさせないでくださいよー!」 俺「それはこっちのセリフだろ‥‥声かけたぐらいであそこまでビビられちゃおちおち話しかけられねえよ」 ハルカは安堵の溜息を吐くとこちらに戻ってくる。 俺「何やってたんだよ」 ハルカ「いえね? 昨日の赤リボンがどうしても気になりまして‥‥」 俺「それで柄にもなく早起きか」 ハルカ「そゆことです」 俺「いまさら俺が言うのもなんだが、お前変わってるよな」 ハルカ「そうですかね? わたしなんかよりリュウセイさんやビューリングさんのほうがよっぽど変だと思いますけど」 俺「‥‥否定はしませんけど」 呆れたように肩を持ち上げた。 79 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 15 59.03 ID uRxaYRG70 俺「で? どうなんだ」 ハルカ「何がです?」 俺「張り込みの成果だよ」 相変わらず曲がり角から廊下を覗き込むハルカに、その横の壁に寄りかかりながら俺は問う。 ハルカ「いやー、まだ現れませんねえ」 俺「‥‥だいたい、ほんとにいたのかよ」 ハルカ「いますよー! この目でしっかり見たんですから」 俺「おまえ、眼が悪いとかいってなかったか?」 ハルカ「そ、それはほら、言葉の綾ですよ」 こちらを振り返り、赤面し言い訳を放っているおかっぱ。 こんなやつがベッドでは、ねぇ‥‥扶桑とは恐ろしい国だ。 まあここスオムスでも、もうひとつの部隊が酷い有様なのだが‥‥ 俺「手がかりは赤いリボンだけなのか?」 ハルカ「えーっと‥‥なんかピンク色のふわふわのドレスで、スカートがブワーって!」 身振り手振りで説明しているがよくわからない。 ブワーあたりで大きく手を振り回したため、壁に手をぶつけている。痛そう。 俺「‥‥まあ派手な服装ってことはよくわかったよ」 81 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 20 22.25 ID uRxaYRG70 それから数十分張り込みを続けたが、一向に現れる様子もなく、俺達は部屋へと向かった。 昨晩はハルカによる襲撃もなかったためか、智子が元気そうな笑顔を向けてきた。 智子「おはよう!」 俺「はいおはよう」 ハルカ「おはようございます!」 負けず劣らずハルカも元気なあいさつを交わす。 その元気な声で起こされてしまったような、エルマとウルスラも眠い目をこすりながら体を起こした。 エルマ「おはようございます~」 ウルスラ「おはよう」 キャサリン「‥‥もう食べられないねー‥‥えへへー‥‥」 こいつはいつから大食いキャラになったんだ。 続々と起床する中、ビューリングの姿はなかった。 さっそく一人で何処かへタバコを吸いに行っているのだろう。 慣れたとは言え、着替え現場に一緒にいるのは悪いと思ったので、一足先に食堂へ向かうことにした。 82 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 25 19.70 ID uRxaYRG70 ……… ……ここらへんの向こうとの時間軸が曖昧なので各自脳内補完を。 … 食堂のいつもの席で新聞を広げながらみんなが来るのを待つ。 相変わらずカールスラント方面の記事がトップだ。 適当に流し読みしていると見慣れた名前を見つけ、目が止まった。 俺「ハルトマン?」 どうやら同じ性のウィッチがいるらしい。 その記事によると、JG52第7部隊の新人ウィッチ、 エーリカ・ハルトマン少尉とハンナ・ユスティーナ・マルセイユ少尉が、最近メキメキと撃墜数を増やしているらしい。 ふーむ、やはり最前線だけ合って優秀な新人ウィッチも多いんだなあ。 俺もこの部隊では新人中の新人だが‥‥腕では新人ではないと自負したい。 と、一番最初に現れたのはスオムスのハルトマンだった。 俺「はやかったな」 ウルスラ「まあ」 いつものように適当に座る。 そうだ、さっきのヤツのことも知っているのかもしれない、聞いてみよう。 83 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 30 36.07 ID uRxaYRG70 俺「なあ」 ウルスラ「なに」 俺「エーリカ・ハルトマンって知ってるか?」 その名前を聞いた瞬間、彼女の体が反応する。 そして、こちらの目を覗き込んできた。 ウルスラ「‥‥どこで?」 俺「あ、ああ、新聞に載ってたんだよ。優秀なウィッチだってな」 ウルスラ「‥‥」 彼女はうつむき、唇をキュッと噛み締める。 俺「‥‥姉妹なのか?」 その表情から自分の中である程度の予測を立てて質問する。 彼女は表情を崩さず、コクン、と頷いた。 84 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 35 10.12 ID uRxaYRG70 ウルスラ「エーリカ・ハルトマン。わたしの双子の姉」 彼女は下を向いたまましゃべりだした。 ウルスラ「明るくて、楽しそうで、腕も確か」 俺「‥‥」 ウルスラ「わたしに無い物をいっぱい持ってる人」 俺「無いものって‥‥」 ウルスラ「‥‥事実」 俺「‥‥悔しいのか」 彼女は表情を変えない。 87 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 40 31.49 ID uRxaYRG70 俺「双子ってよく比べられるって聞くからな」 ウルスラ「‥‥」 容姿が瓜二つということもあるのか、双子は同じ能力を持っていると思われることが多いらしい。 俺「‥‥姉さんも同じこと思ってるかもな」 その言葉を聴き、こちらに顔を向けるウルスラ。 ウルスラ「どういう」 俺「お前の言葉を聞く限り、ウルスラとは正反対の人物みたいじゃないか」 ウルスラ「‥‥」 俺「ってことは、お前しか持っていないことがいっぱいあるんじゃないのか」 ウルスラ「‥‥」 俺「おまえだっておまえにしかない長所があると思うんだが」 ウルスラ「‥‥」 俺「ま、推測でしか無いけど」 ウルスラは何も言わなかった。 ただ、その表情は先ほどとは少しだけ、ほんの少しだけ変わっていた――ような気がした。 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 42 05.97 ID wziB/0Px0 まさかウルスラまで毒牙に… いらん子中隊を食い尽くすつもりか! 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 45 17.95 ID 1R5W4V3aO 壁殴ってくる支援 91 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 45 23.45 ID uRxaYRG70 新聞を読み進める。スオムスの欄は‥‥小さい。 その小さい欄も大半を占めるのはハンナ・ウインド中尉とエイラ・イルマタル・ユーティライネン少尉の事。 俺達の活躍も載ってはいるが‥‥些細なものだ。 智子「あ、新聞はあんたが読んでたのね」 気づくと、皆集まってきていたようだ。ビューリングを除いて。 相変わらず気まぐれな奴だ。 俺「ああ、読むか?」 智子「いいわ。終わったら貸してくれればいいから」 俺「いや、俺も暇つぶしに読んでただけだ」 そう言うと、新聞をたたみ智子へ渡す。 智子「ありがと」 ハルカ「新聞ですかー、久しく読んでないなあ」 キャサリン「みーとぅーねー」 智子「あんたたちねぇ‥‥もうちょっと世界のことも知りたいと思わないのかしら?」 ハルカ「自分のことで精一杯で‥‥」 キャサリン「みーとぅーねー」 照れながら言うハルカと、あくびを挟みながら答えるキャサリン。らしいといえばらしい。 92 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 50 12.05 ID uRxaYRG70 智子は新聞の一面を読み笑顔を見せる。 それを見る俺の視線に気づいたのか、こちらに顔を向けた。 智子「なに?」 俺「いや、知り合いでも載ってたのかなぁ、と」 智子「ええ、隼とサムライがね」 そう言いながら彼女は優しい目をし、新聞に視線を戻した。 俺も姉さんの記事でもあったらあんな顔になるのかな‥‥ ‥‥無いものをねだっていてもしょうがない。俺は頭を切り替え、朝食を受け取りに向かった。 93 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 52 07.71 ID uRxaYRG70 本日はこれで終わり また明日の朝にでも あと貫通とかありえないんで安心してね! 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 53 12.22 ID wziB/0Px0 アナルワイプさんと直前まで行ったんだから可能性はありうる…! クソックソッ 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 23 55 38.26 ID bEz0wCIn0 乙 ぜろはマイナスではないから可能性は存在するんだぜ と、いうことは… ちょっと壁殴ってくる 199 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 08 45 28.70 ID hlfB8BHB0 92から ……… …… … 俺「さて、どうしたもんかね」 俺の目の前には金髪ブロンドの田舎巨乳娘が浮遊している。 キャサリン「適当にやりゃいいねー」 午前の訓練は個別特訓だった。 なぜかキャサリンの訓練役に選ばれた俺は、こうして頭を抱えているのである。 俺「とりあえずしっかり飛ぶ訓練って言われてもねぇ」 キャサリン「それぐらいできるねー!」 200 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 08 50 14.31 ID hlfB8BHB0 そう言うと彼女は俺を中心にして宙返りをし始めた。 が、どうみてもこの機動だと俺が巻き込まれる。 すこしだけ横へズレる。 俺「それぐらいできる、ねぇ」 キャサリン「あははは‥‥」 俺「じゃあ‥‥とりあえず俺を追ってこい」 キャサリン「おいかけっこねー!」 そういうといつものごとく満面の笑みを向けるキャサリン。 俺はそれとは対照的な表情を浮かべるのだった。 201 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 08 53 07.45 ID hlfB8BHB0 まずは簡単に上下左右に動いてみる。 さすがにこれは簡単についてこれるようだ。 次は横旋回。 右へ一回転、左へ一回転。 すこし大回りになったものの、まあ共用範囲、ということにしておこう。 キャサリン「これぐらい簡単ねー!」 そりゃあ簡単じゃないと困る。 続いてループ。 先ほど一度やったからか、今度は完璧な機動を見せてくれた。 ならばと俺は二回、三回と宙返りをする。 数を重ねることにキャサリンの輪はブレていく。 俺「キャサリーン、輪が汚くなってるぞー」 キャサリン「わ、わかってるねー」 何度も何度も繰り返すうちに、次第に綺麗な丸になってくる。 俺「ま、こんなもんか」 そういうと次はロールをする。 これはよくやってるからだろうか、完璧にこなす。 202 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 08 55 16.39 ID hlfB8BHB0 キャサリン「ロールは簡単ねー」 俺「そりゃあよかった」 そういうと俺は右上へと曲がる。 シャンデルだ。 コレも基本であるはずなので出来てほしい。 キャサリン「よいしょー!」 変な掛け声と共にグイっと曲がってくる。 まあ、うまいほうだろう。 お次はその逆、スライスバック。 しっかりロールさせないとうまくいかない。 コレは速度が落ちないので俺が個人的に好きな機動だった。風を感じることができる。 ゴォっと風を受け、水平な飛行に戻る。 後ろを見ると、すこしひねりすぎたキャサリンが下の方を通りすぎていった。 ああ、やっぱりと思いながら俺はキャサリンの前へ出た。 203 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 08 57 14.61 ID hlfB8BHB0 それから何度か練習し、形にする。 俺「ま、こんなもんだろう」 キャサリン「私にかかればこんなもんねー」 俺「はいはい、じゃあ次はプッシュオーバーな」 キャサリン「あれちょっと怖いねー」 俺「怖くてもやんの!ほらいくぞ!」 そういうと速度をあげる。 キャサリンが付いてくるのを確認した後、一気に機首――俺の場合は箒の先端――を下げる。 重力を一気に感じ、降下し始める。 適当に高度が下がったので、徐々に水平に戻す。 見ると、案の定キャサリンは遥か下の方まで高度を下げていた。 多めに高度を上げていてよかった。そう思いながら俺はゆっくりと高度を上げていった。 204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 08 59 02.82 ID C1TVhum/0 F4Fはプッシュオーバー得意だもんな 205 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 08 59 16.41 ID hlfB8BHB0 俺「つぎはテイルスライド」 キャサリン「エンジン止めればいいねー!」 俺「スロットルを絞るぐらいにしておけ、死ぬぞ」 キャサリン「どうでもいいけど、リュウセイ詳しいねーストライカー使ってないのに」 俺「おまえも少尉なら勉強したはずだが?」 キャサリン「わたしは過去は振り返らないねー!!」 呆れたように俺は穂先の方から落ちていった。 キャサリンも同じように落ちてくる。 俺「これはうまいんだな」 キャサリン「墜落の数なら負けないねー!」 俺「はいはい負けました負けました」 206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 09 04 34.08 ID eHkeMxDuO 流星さん執筆速度がまさに流星の如くねー支援 207 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 09 05 11.24 ID hlfB8BHB0 ある程度空中機動を練習し、それなりに形になってくる。 こんなのを送らなきゃならないなんて。リベリオン海軍も切羽詰ってたのかな‥‥ キャサリン「やっほー! 」 俺「たのしそうだなおい‥‥さて、じゃあ締めの特訓と行きますか」 キャサリン「締め? 」 俺「ああ、ついてこい」 俺はそう言うと下に見える、針葉樹の集まりへと向かった。 208 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 09 10 27.84 ID hlfB8BHB0 キャサリン「なにするねー」 俺は手前の木の幹に手をかけると言った。 俺「今から、この森の中を飛ぶ」 その言葉を聞いてキャサリンは大声を上げた。 キャサリン「そんなん無理ねー! 木にぶつかって、雪かぶって、だるまになって、観光名物になるのがオチねー!」 俺「なんだよその変な想像は‥‥」 笑ってしまった自分が不甲斐ない。 俺「必死で付いて来いよ。いくぞ」} そういうと俺はその森の中へ飛んでいった。もちろん超低速で。 もう知らないねー!という声と共に後ろからエンジン音が付いてきた。 209 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 09 15 27.75 ID hlfB8BHB0 右へ左へ雪化粧した針葉樹を避ける。 先程までの明るかった空が一変、薄暗くなった。 後ろからはきゃー!とかわー!とか聞こえる。 そんな悲鳴をあげつつもしっかり避けて、付いてこれるんだから、素質はあるのかもしれない。 数分後にはその悲鳴も止んでいた。 キャサリン「案外余裕ねー!」 俺「そんな大口叩いてて大丈夫か?」 キャサリン「もーんだーいなーいねー!」 さっきまでの悲鳴など知らないとばかりに騒ぎ立てるキャサリン。 ふーん‥‥なら、ちょっと意地悪してやろうか。 俺は少しだけ速度を上げた。 エンジン音はしっかりと付いてくる。 と、安心した瞬間、悲鳴が聞こえる。 キャサリン「ぎゃー!ば、バランスがー!」 どうやら軽い接触を起こしバランスを失ったらしい。 俺は急いで減速し、キャサリンの手をつかんだ。 210 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 09 20 26.70 ID hlfB8BHB0 そして急上昇。薄暗い森を抜け、また青空の元へと躍り出た。 つないでいた手からは生気を感じない。 俺「大丈夫か?」 キャサリン「‥‥大丈夫じゃないねー、死ぬかと思ったねー‥‥」 いつもの健康そうな顔は何処かへ旅立ってしまったようだ。 今そこにあるのは、ゲッソリという言葉がぴったりの少女の顔だ。 俺「ま、十分だろ。もし実戦でああなったらどうしようもないけどな」 キャサリン「そしたらさっさと死んで、グランパに会いにいくねー」 俺「ハハハ‥‥すまん」 縁起でもない。 211 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 09 25 15.52 ID hlfB8BHB0 ……… …… … 基地へ戻り、キャサリンの着陸後のメンテナンスを手伝うと食堂へ直行する。 メンテナンス中、俺のお腹が1回鳴る間にキャサリンは3回鳴らしていた。 智子「遅かったわね」 俺「まあ‥‥ちょっとやり過ぎちゃってね」 キャサリン「死ぬかと思ったね」 エルマ「ど、どんなことしたんでしょう‥‥ゴクリ」 あのエルマの顔は本気だ。本気で俺が鬼畜なことをしたと思い込んでる顔だ。 俺「まるで俺が地獄から来た鬼教官みたいな言い方だな。べつにちょっとばっかし森の中を飛ばせただけだよ」 エルマ「それ一個間違えたら死ぬんじゃ‥‥」 俺「そうでもないだろ?」 キャサリン「おにー! あくまー!」 俺「わかったよ! 今日のおかず1品やりゃいいんだろ?」 キャサリン「わーい!!」 智子「はいはい。全員揃ったんだからさっさとご飯もらいに行きましょ」 212 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 09 30 12.92 ID hlfB8BHB0 本日の昼食は、じゃがいもにミートボールとソースをかけた物と、 サーモンのスープだった。 俺「なんか今日は豪勢だな」 普段ならこれクラスは一品だけしか出ない。 智子「何かいいことあったのかしらね」 ハルカ「食べられるだけありがたいですー」 ビューリング「そうだな」 俺「キャサリン、どっち食いたい?」 キャサリン「肉!」 俺「ですよねー‥‥」 全員が席につく。 智子「いただきます」 全員「いただきます」ーす!」 213 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 09 35 06.27 ID hlfB8BHB0 キャサリン「それで、午後からはどうするね?」 ぺろっと食べ終わり、食後の雑談に入る俺たち。 智子「午後からは‥‥お休みにしましょう。明日は作戦だしね」 ハルカ「やっ‥‥残念です」 智子の半目に気づいたハルカが振り上げかけた両手を下ろす。 こいつはもうちょっとポーカーフェイスというものを学んだほうがいいと思う。 智子「ま、いいわ。ストライカーのメンテナンスとかしっかりしなさいね」 急に休みになっても俺は特にやることもない。 どうせいつもどおり魔術の研究をすることとなるだろう。 明日のこともあるし、軽めにやるか。 そう心に決めながら紅茶を取りに行くのだった。 214 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 09 40 14.76 ID hlfB8BHB0 それから1時間ほどたったが、結局みんな食堂で好きなことをしているだけだった。 俺も紅茶を飲みながら魔術書を読んでいる。 と、ラジオを聞いていたキャサリンが覗き込んできた。 俺「なんだよ」 キャサリン「いや、どんなこと書いてあるのかなーって」 俺「‥‥読んでみる?」 そういうと俺は本をキャサリンに渡す。 視線を渡された本に落とすと、一瞬で眉間にシワが集まった。 キャサリン「こんな本どこの誰が書いてるね」 俺「知らん。小さい頃にもらったんだ」 エルマ「誰にですか?」 俺「知らん。小さすぎて覚えてない」 215 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/28(日) 09 45 10.01 ID hlfB8BHB0 智子「なによそれ‥‥本当に何から何までお伽話ね、あなたは」 俺「まったくだよ。この会話も誰かの書いた台本なんじゃないかと思うね」 もちろん冗談だが。 もし本当に俺が小説の登場人物だとしたら、これを書いてる奴はそうとう頭がオカシイ奴だね。間違いない。 智子「そうだったら面白いわねー。それだったらわたしの回りの性癖も直してくれないかしら」 ハルカ「誰の、事ですか?」 智子「‥‥夢ぐらい見させて頂戴」 ため息を吐きながら、叶わない夢を見る智子であった。 217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/28(日) 09 48 01.48 ID C1TVhum/0 乙乙 執筆早すぎ恐れ入る 週一でせいぜい25レス位が関の山の俺に爪の垢を分けてくれ 流星Ⅱ 4へ続く