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流星(ミーティア)ユニット 本機はザーフトラ軍が開発した核駆動ヴァンツァー(WAP)専用 の巨大補助兵装である。 現在自由に運用されている。 本兵装を装備した機体は、多数のミサイルポッドや大口径粒子砲によりWAPで ありながら大型機動兵器を越える火力を手に入れ 単機で戦況を一変させる戦略兵器と化す。 武装 120cm高エネルギー粒子収束火線砲 流星のアーム部分に装備された、大口径のビーム砲。流星の主武装の1つと言える。 93.7cm高エネルギー粒子収束火線砲 粒子の両側部に装備されているビーム砲 60cmエリナケウス艦対艦ミサイル発射管 流星全体に合計で77門(側面にはそれぞれ22連装と12連装が2基ずつ、後部には3連装が3基ずつ)装備されている。 元ネタはもちろんアレ
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★火炎石 重量1 部位:他 攻撃+1 魔導+1 火属性の魔法の発動値-1 価格1,800,000v 解説 炎の形をした赤い宝石。ほのかに熱を持っており、火炎石を身につけるだけで攻撃に特化できる。
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流星 3 俺「ス、ストライクウィッチーズだってー!?」 11- 作者 ID r2gaA8obO 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 11 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 10 09.92 ID dlHawfKD0 ……… …… … 俺は夕飯を食べ終わり、食器を片付けた。 食後の紅茶を持って席に戻る。 隣に座っていたのはウルスラだった。 俺「‥‥」 ウルスラ「‥‥」 俺「‥‥何読んでるんだ? 」 ウルスラ「解説書」 俺「‥‥なんの?」 ウルスラ「銃」 俺「おもしろいのか? それ」 ウルスラ「あなたに言われたくない」 俺「‥‥」 ウルスラ「‥‥」 12 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 15 47.14 ID dlHawfKD0 俺会話下手だな。こういう奴とどうやって会話すればいいんだろう。 キャサリン「リュウセイも面白くなさそうな本読んでるから似たもの同士ねー」 もっともだ。 俺は着火の魔法の簡略化の作業を続けることにした。 もうすこし、もう少しで掴めそうなんだが‥‥ キャサリン「さっきからパッチンパッチンなにしてるね? 癖?」 俺「魔法の練習だよ」 キャサリン「練習熱心ねー!」 俺「お前も訓練頑張れよ」 キャサリン「がんばってるねー」 俺「じゃあもっと頑張れ」 15 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 20 30.64 ID dlHawfKD0 キャサリン「耳が痛いねーハルカ」 ハルカ「こっちにふるんですか!?」 俺「まあ、二人共まだまだだしな」 キャサリン「ハルカはメガネかければしっかりしてるのにねー」 智子「まだ掛けたくないの?」 ハルカ「は、はい‥‥」 智子「もう‥‥いじっぱりね」 ため息を吐き、代わりに紅茶を流し込む智子。 17 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 27 43.87 ID dlHawfKD0 ハルカ「だって‥‥あんな姿見せられないです」 あんな姿‥‥一体どんな姿なんだろうか‥‥よっぽどすごいメガネなんだろうな。 例えば、ごってごてに装飾がついてたり、なんかすごい金ピカだったり‥‥それともゴーグルみたいな奴だったり? 俺「そんなにひどいの?」 ハルカ「はい、とっても」 知識欲が駆り立てられる。 智子「せっかくの才能がもったいないわ‥‥」 キャサリン「ハルカは別の才能があるからいいねー」 ビューリング「うちのエースも型無しだからな」 何のことかと思ったら夜間飛行の方か。夜間飛行とは言っても実際に空をとぶわけではない。 まあ飛ぶことには変わりないのだが。 智子「あんたたちねぇ‥‥! 」 ハルカ「今日も撃墜させていただきます」 ハルカは自分のコップの中に舌をいれ、先端部分でチロチロと水面をなめた。 なんというか、官能的だ。 智子「‥‥!」 エルマ「わー! 刀を抜かないでください!! 」 19 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 30 28.90 ID dlHawfKD0 しかしあのBGMで寝るのは苦痛だ。しかもほぼ毎日。他の皆はしっかり眠れているのだろうか。 ‥‥そういえばウルスラは耳栓をしてたな。 俺「ウルスラ。今日耳栓かしてくれないか」 ダメもとで聞いてみる。 ウルスラ「無理。わたしが使うから」 撃沈。 俺「そうか‥‥あの音楽は俺には毒だ」 キャサリン「毒も過ぎれば薬になるねー。ネタにすればいいね」 ネタって‥‥こいつは‥‥ 俺「おまえ‥‥恥ずかしいとかいう感情はないのか」 キャサリン「何の事ね?」 首を45度傾け満面の笑みを浮かべるキャサリン。 その表情の裏からにじみ出る黒さが透けて見えるようだ。 20 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 35 18.47 ID dlHawfKD0 そんなキャサリンの顔を見てビューリングはクスッと笑うと、俺の方を向いた。 ビューリング「あきらめろリュウセイ。ここは、こういう隊だ」 俺「そうらしいな。どうもまともなのはお前だけ‥‥いや、お前もぜんぜんまともじゃなかったな」 ビューリング「おまえもな」 俺「そうかもな」 エルマ「あ、あは、あははは‥‥はぁ」 エルマの乾いた笑い声がだんだんため息に変わっていった。 まあ、この中なら超まともだろうな、エルマは。 そして夜、宣言通りハルカは出撃し、智子は墜落した。4回目辺りで俺も意識がなくなった。慣れたものだ。 21 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 40 08.59 ID dlHawfKD0 ……… …… … ネウロイが出現した。 そんな目覚ましで起こされた。最悪の目覚めだ。陽はまだ出ていない。 俺「おい、この隊ってのは早朝専用部隊なのか」 智子「そんなわけないでしょ!」 キャサリン「まだねむいねー‥‥」 ウルスラ「眠い」 ハルカ「寝たりないですー」 ビューリング「さっさと撃退して寝させてもらうぞ」 エルマ「そうですね‥‥ふわぁ」 22 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 45 30.54 ID dlHawfKD0 廊下を走りながら目覚ましがわりに言葉を交わす。 まったく‥‥ネウロイってのはつくづく空気の読めない奴ららしい。 いや、一番手薄なときにやってくるというのは頭のイイ行動でもあるな。 やつらも学習するのか? そんなことを思いつつ格納庫に付く。 智子「雪女! 出撃するわ!」 ハッキネン「許可する」 こんな略式でいいのか? 口には出さずそんなことを思いつつ箒を呼び出す。 23 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 50 19.17 ID dlHawfKD0 いらん子中隊は暁の空へと飛び立った。 観測班の報告によると敵はラロス級20。さっさと終わらせて寝させてもらいたい。 智子「いくわよ! リュウセイよろしく! 」 智子の号令と共に全員に緊張が走る。 その緊張を忘れないうちに俺は詠唱の準備に入った。 智子から聞いた俺の編隊の中での役目。それは超遠距離から開幕の一発をぶち込むこと。 混戦になると俺は圧倒的に不利になる。その前に安全な位置で詠唱を完了し、攻撃を叩き込む。 俺「神よ‥‥。この声が聞こえるならば、その力を今一度我に分け与えよ。」 右手を掲げ詠唱を始める。まだ敵は遠い。たぶん‥‥間に合う。 俺「その光は裁き。裁く罪は力。その大いなる慈悲の光で、彼者を罪から救い給え。」 キャサリン「リュウセイまだねー! もう近くなってきたよ!」 智子「だめよキャサリン。集中させないと。」 前にも言ったとおり呪文とは聴覚を利用した一種の催眠なので、他の声が交じると効果が薄くなる。 発動そのものは出来るのだが、練度が下がるので威力も下がる。 俺「我々の叡智の結晶を汚す罪人に、裁きの光を与えよ!」 天にかざした右手を振り下ろす。 俺「『ホワイトハンマー』!」 24 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 55 31.62 ID dlHawfKD0 瞬間、ずいぶんと近くなったネウロイの上空から極太の光の柱が降り注ぐ。 その光はネウロイの編隊の前方に降り注ぎ、その編隊の出鼻をくじいた。 ハルカ「ひゃあ!」 キャサリン「わお! まぶしーねー!」 急に降り注いできた光に動揺したのか、編隊はまさに蜘蛛の子を散らすようにバラバラになった。 智子「いくわよ!」 少しの間その光に見とれていた智子が怒号を発する。 その声に意識を戻された隊員たちは、作戦通り二手に分かれ各個撃破へ向かった。 俺「‥‥ふぅ。だいたい6機ぐらいか。」 いつの間にか光は降り注ぐのをやめ、先程まで確かにそこにあったネウロイ達は、文字通り消えてなくなった。 3人ずつの戦乙女がネウロイを撃破していく。相変わらず智子とビューリングはすごい。 エルマとウルスラもその二人には劣るが、あの二人と比べるのが酷だろう。 問題は残り二人。キャサリンとハルカ。 まだキャサリンは戦っている、といえるレベルなのだが、ハルカは‥‥ 26 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 22 59 16.93 ID dlHawfKD0 智子が一体のラロスに目標を定め上空から突進をかける。 僚機であるハルカはネウロイの下の方で逃げ回っていた。 銃をぶっぱなす智子。弾が何発か当たるが装甲を傷つけるだけで致命傷にはなっていない。 そのまま智子はネウロイのそばを通りすぎてしまった。 てっきり近づいて斬りかかるものだと思っていたのだが、俺の予想は外れた。 と、智子はあいている左手を伸ばし、下にいたハルカに何か叫んだ。 ハルカは一瞬戸惑ったものの、左手を伸ばし急降下する智子へ向かって急上昇する。 そうして彼女達が交わるとき、双方の左手が相手の手首をがっちりとつかみ、彼女たちのベクトルが180度回転する。 つないでいた手を離すと、智子が急上昇、ハルカが急降下の形になった。 すぐさま智子はトリガーを引き、ありったけの弾をぶち込む。程なくしてネウロイは爆散。 智子はハルカにグッと親指を見せると、次の目標へ飛翔していった。 俺「さすが、というべきか」 とりあえずハルカは絶対に智子のいる方へ行き、 ハルカの分は智子がカバーするのでプラマイ0‥‥いや、プラスになっているだろう。 智子はそれほどまでに強い。 27 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 23 05 13.28 ID dlHawfKD0 そんなことを思いつつ上空へ行き、次の魔法の準備をする。 先程のような大きな魔法ではなく、小さな魔法で援護する。と思っていたのだが。 俺「ま、たまにはね」 混乱によって迷子にでもなっているようなネウロイを二体見つける。 気づかれていない相手なら‥‥そうだな、電撃のごとく攻撃するか。 左手を魔術書にかざす。 俺「天が知る裁きの力。その一端を我が足に宿せ。その速さは光、その音は轟。すべてを貫く槍となれ! 『ブルーランス』!」 乗っている箒が青く輝きだし、何かが弾けるような音が始まる。 俺「地が知る豪炎の力。その一端を我が手に宿せ。その鋭さは刃、その力は獄。すべてを消し去る剣となれ! 『レッドブレイド』!」 天にかざした右手にどこからともなく炎が集まり、見る見るうちに剣の形を取る。 29 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 23 10 12.91 ID dlHawfKD0 俺「力を振るうことを、許せ!」 下に見える二体のネウロイをもう一度確認した後、先に出した足を踏み込み、進行方向を下に取る。 途端、俺はものすごいスピードで急降下しはじめた。その箒は雷鎚のごとくネウロイへ特攻する。 ものすごい音を発しながら急降下する物体に気づいたらしいネウロイが、 回避行動をとろうとした瞬間、その胴体を青い槍が貫いた。 空気を切り裂く爆音と共に爆散する一体のネウロイ。がその槍に先程まで乗っていた炎の姿はない。 俺「逃がすかァ!!」 もう一体のネウロイが逃げようとしたところに炎の剣を持った俺が降ってくる。 まるでバターにナイフを入れるように切り裂かれるネウロイ。 文字通り見事に一刀両断されたネウロイは数瞬後爆発した。 そのまま炎の剣の持ち主は地面へと落ちていく。仕事を終えた剣は空気に溶けていった。 落ちるというのも案外気持ちいいものだ。将来こういうスポーツでも流行るかもしれない。 先程まで青い槍だったものが落ちる俺の足に張り付く。 俺は魔法力を込めると、箒から七色の塵が噴射され、俺は重力の鎖から開放された。 30 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 23 11 05.10 ID dlHawfKD0 ちょうど他のネウロイたちも全滅したようだ。 皆が集まっている。 智子「またあんたはスゴいことするのね」 ハルカ「びっくりしましたよー。なんかすごい音が聞こえたと思ったらリュウセイ少尉が箒から飛び降りてるんですもん」 キャサリン「こんな時に雷が落ちたかと思ったねー!」 俺「まあ、雷みたいなもんだしな」 ウルスラ「すごかった」 エルマ「そのまま落ちたらどうしようかと思ってましたよ」 31 流星[sage] 投稿日:2010/11/14(日) 23 12 06.97 ID dlHawfKD0 ビューリング「ほんと、めちゃくちゃだな」 俺「あんまりほめんなよ」 ビューリング「‥‥あまり無茶をするな」 いつもより感情の入った顔だ。 たしかにビューリングの言うことも、もっともだった。もし、飛び降りた時点で箒が墜落して壊れていたら‥‥ 俺「‥‥すまなかった。もうすこし考慮してからやるべきだったな」 ビューリング「ライターがなくなったら困るからな」 俺は苦笑いを浮かべ、ああ、これでこそビューリングだな、と思った。 智子「さ、帰って寝ましょう、つかれたわ」 ハルカ「はい、一緒に寝ましょう、ね? 」 朝日が昇り始めたスオムスの空に甘美な悲鳴が響いた。 流星 4へつづく
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【名前】 銀火炎 【読み方】 ぎんかえん 【登場作品】 星獣戦隊ギンガマン 【初登場話】 第八章「愛情の料理」 【分類】 必殺技 【使用機体】 銀星獣ギンガレオン 【詳細】 銀星獣となった星獣ギンガレオンの必殺技。 ギンガレオンの両肩の4ヶ所の部位から「熱線」を標的へと放つ。 剛火炎の強化技という側面もある。
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火炎獣 古代機関奇術で作られた火炎獣。 必殺技『爆裂弾』が発動すると、単体に対して大きなダメージを期待できる。 また必殺技『炎獣吼』が発動すると、広範囲に噴火攻撃を繰り返す。 体力 攻撃 防衛 等級 要統率 9600 216 200 85 150 攻撃属性:砕傷60%、火傷200% 防御耐性:斬防50%、射50%、火防50%、妖防50% 高い統率を必要とするため、戦場での活躍は皆無に等しい。 この兵器を所持している人すら珍しい。 見かけることがあったら、スクリーンショットで記念撮影する価値があるくらい稀である。 ただ、それに見合うだけのダメージが期待できるのは確かだ。 それでも衛車のほうが人気があるので、日の目が当たらない不遇の兵器。
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流星Ⅲ 1 俺「ストライクウィッチーズどすえ」 747- 作者 ID L5Qu8kyt0 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 747 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 23 08.28 ID L5Qu8kyt0 あらすじ もう変身なんてしない。 「流星」 第三章 『七色の流れ星?』 748 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 25 24.29 ID L5Qu8kyt0 俺「拍子抜けだな」 1940年2月25日。 先日から続く橋爆撃作戦の三日目が終わった。 本来なら昨日行われる予定だったが、ネウロイの強襲のせいで一日遅れた。 今はその帰投途中だ。 ハルカ「前回があんなでしたしねー」 普通に橋の上に行き、第一中隊の援護を受けつつ、爆弾を投下し、破壊を確認した。 まさに楽勝の任務だった。 エルマ「一昨日で戦力を出し切ったんじゃないでしょうか」 キャサリン「一昨日は、プッ、ブロッサムちゃんのおかげで何とかなったしねー」 俺「やめろ! その話をするな!!」 出来ることなら一昨日にもどり、俺を殺してでもアレをさせないようにしたい。 智子「でも、強さは本物なんだからいいんじゃないの」 ビューリング「あの状態なら智子をも凌ぐんじゃないか。いろんな意味で」 俺「二度と、二度としないからな!」 ハルカ「えー!? せっかくかわいいのに‥‥」 その視線は熱い。 749 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 30 30.85 ID L5Qu8kyt0 智子「そうよもったいないわ。あんなにかわいいのに」 俺「‥‥智子、お前ハルカの魔の手から逃れられると思ってるな?」 口笛を吹きながら遠くをみている。図星だな。 ハルカ「安心してください智子さん!」 グッと智子に近づくハルカ。 ハルカ「これからもしっかりヤらせていただきますよ?」 その手はいつものごとく形の良い尻を撫でた。 智子「ひゃあ! や、やめなさい!!」 キャサリン「まーたはじまったねー」 ウルスラ「お盛ん」 俺「すきだよなーほんと」 750 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 30 38.22 ID VH0aazmLO ブロッサム逃げてーw 751 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 35 12.89 ID L5Qu8kyt0 ……… …… … 昨日今日の作戦が一日ずれたので、明日も爆撃作戦がある。 というわけで今日は休息することとなった。 俺も魔力の回復がしたいので、特にすることもなくベッドで横になることにしていた。 時刻は正午過ぎ。昼寝をするなら絶好の天気だった。 エルマ「いい天気ですねー」 俺「そうだなー」 今この部屋にいるのは俺とエルマのみ。 エルマはなにか書き物をしているらしい。 真面目なエルマのことだろう、戦術などを勉強しているに違いない。 752 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 40 13.53 ID L5Qu8kyt0 ‥‥俺もたまには戦術の勉強でもしようかな。 でもそういうのは隊長になりそうな奴のすることだしなあ‥‥俺の柄に合わない。 つっても中尉とか大尉とかになったら部隊を率いないといけないのかなー。嫌だなー。 ‥‥いや、そもそもこんな変わり者を抜擢しないか。なんのお手本にもならないしな。 自分で言っててちょっと悲しくなり、乾いた笑いが出た。 エルマ「? どうしたんですか?」 わすれてた。今はエルマが一緒にいるんだった。 俺「いや、なんでもないよ」 エルマ「‥‥そうですか」 特に気にする素振りも無しに自分の作業へと戻るエルマ。 エルマか‥‥はじめの印象では隊長職なんて無理だろうと思っていたが、 それはこの隊だからこそであって、普通の部隊なら至極まっとうな隊長になりそうな気がする。 まあ、スオムスの"普通"が"アレ"だったら目も当てられないけど。 ‥‥どうなんだろう。第一中隊は全員アレな気がするが、それが国中全てのウィッチに適応されているんだろうか。 ‥‥まさか、ね。 753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 41 18.43 ID VH0aazmLO しかしいらん子も増えてきたねえ支援 754 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 45 05.46 ID L5Qu8kyt0 エルマ「リュウセイさん、ちょっといいですか」 俺「ん、なに?」 考え事もなくなった時、エルマが声をかけてきた。 エルマ「これなんですけど、どう思いますかね」 エルマが手渡してきたのは一枚の紙。そこに書かれているのは、この隊のフォーメーション案だった。 それはもうびっしり書いてある。 俺「おまえ、こんなことしてたのか」 エルマ「ええ、思うところがあったんで」 真面目すぎる。どこかの誰かさんたちに爪の垢どころか、爪そのものを食って欲しいところだ。 一つ一つをしっかり見る。 俺「‥‥いいねこれ」 エルマ「ほんとですか?」 それまで不安そうにこちらの顔を覗き込んでいたエルマの顔がパーッと明るくなった。 755 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 52 28.11 ID L5Qu8kyt0 俺「うん。新参の俺が言うのもあれだけど、全員の力量がしっかり考慮されてると思うよ」 エルマ「ありがとうございます!」 ガバっと直角になるほどおじぎをするエルマ。 俺「で、これを智子に見せるの?」 紙をエルマに差し出しながら、当然の疑問を口にする。 エルマ「いえ、自己満足ですから」 紙を受け取りながらエルマは答えた。 それは俺にとって意外な答えだった。 俺「え、そうなの?」 エルマ「はい。私の考えと智子さんの考えは違うと思いますから‥‥」 たしかに智子は型にはまらなそうだ。 俺「‥‥まあ本人が言うなら仕方ないけど。もったいないなあ」 俺はまた寝っ転がりながら言った。 756 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 53 39.12 ID L5Qu8kyt0 俺「‥‥そういえば」 またグッと力を込めて体を起こしてエルマの方を向いた。 俺「なんでエルマって俺に対して敬語なんだ?」 エルマ「え?‥‥あぁ、ほんとですね」 軽く笑う。 自分でも気づいてなかったのか。 エルマ「もう癖みたいになっちゃってましたね」 俺「俺のほうが年下だし、タメ口でいいぞ? むしろ俺のほうが敬語使わなきゃいけない立場だしな」 エルマ「‥‥じゃあ敬語なくしてみようかな」 俺「そのほうが気が楽だ」 微笑みながら再び横になる。 個人的な意見だが、敬語というのは距離を感じる。 出来ることなら同じ隊の面子間ぐらい気楽に話したい。 だからといって全員が全員キャサリンのようになるのも嫌だが。 あの訛りもすこし癖になってる自分が怖い。 758 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13 54 29.81 ID L5Qu8kyt0 俺「あとは‥‥そうだな。エルマはもっと隊長らしくなったほうがいいんじゃないか」 エルマ「? どういう意味でしょう」 俺「たしか、最初はこの隊の隊長ってエルマだったんだろ?」 エルマ「え、ええ。そうですけど‥‥あ」 自分でしゃべっていてまた敬語を使っていることに気づいたんだろう。 手で口を抑えた。 俺「上も、お前は隊長成り得る人材として抜擢したんだろ? さっきのフォーメーション案もなかなか鋭い考察だったぞ」 エルマ「それはどうかなー‥‥ただ暇そうだからってのもあるかも」 俺「エルマは真面目だし、そういうところは隊長向きだと思うぞ」 エルマ「そ、そうかな‥‥」 俺「まあ、実際の戦闘の方はまだまだって感じだけど」 エルマ「あはは‥‥精進するね」 舌をぺろっと出し自分の頭を小突く。 ‥‥エルマってこんなキャラだっけ? 759 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/04(土) 13 56 24.04 ID b0sUw0jvO ロリ巨乳ブロッサムちゃん支援 761 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 00 56.84 ID L5Qu8kyt0 俺「この隊にはエース級が二人もいるからなー。あの二人に勝てる‥‥いや、並ぶだけでも十分だな」 穴拭智子、エリザベス・F・ビューリング。この部隊の撃墜数の半分以上はこの二人によるものだ。 まさにケタが違う。まあ世の中にはさらに上がいるのだが。 エルマ「リュウセイさんだってすごいよ」 俺「んー‥‥遠くからの一撃なら誰にも負けない自信はあるけどなー‥‥」 エルマ「わたしにもそういうものが一つでもあればなー‥‥」 言われてみるとエルマだからこそというものも‥‥ 俺「そうだなー‥‥この隊では真面目ってだけで個性になるからな」 エルマ「そんな‥‥わたしなんかまだまだ‥‥」 俺「‥‥本気でそう思ってる?」 エルマ「え、智子さんのほうがよっぽど真面目だと‥‥」 ‥‥うーん、アレも確かに真面目といえば真面目なのかもしれんが。 俺「あれはどっちかというと生真面目っていうか、堅物っていうか‥‥」 エルマ「あー‥‥」 思い当たるフシがあるということは俺の感覚は間違っていないということだ。 762 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 05 12.64 ID L5Qu8kyt0 俺「ま、エルマにはエルマにしかない部分なんていっぱいあるだろ。 戦闘で使える奴だけが優秀ってわけじゃないんだし」 エルマ「‥‥」 俺「あ、お世辞じゃないぞ? あのネックレスに誓うよ」 笑い声が聞こえる。瞼を通す陽の光が温かい。 エルマ「‥‥ありが――」 ドーン!という音が基地に響いた。 俺「‥‥ウルスラか」 エルマ「‥‥だね」 二人揃ってため息を吐いた。 766 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 10 15.59 ID L5Qu8kyt0 ……… …… … 研究室がわりに使っていたと見られる部屋へエルマと共に行くと、 ウルスラとキャサリンが瓦礫を片付けていた。 俺「よう、相変わらずだな」 ウルスラはこちらを向いて軽く微笑んだ。 珍しい。が、今の状況にあう表情ではない。 その笑顔はすすで汚れ、髪もぼさぼさだった。 キャサリン「いつものことねー」 エルマ「そ、そうだね‥‥」 キャサリンもエルマも揃って苦笑いを浮かべている。 俺「今度はなんだ? くしゃみでもしたか?」 ウルスラの方を見ると顔を赤くし、目線をそらされた。 ‥‥冗談のつもりだったんだが。 俺「ま、まぁ、さっさと片付けて怒られに行きますか」 そういうと俺は魔術書を開いた。 768 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 15 25.73 ID L5Qu8kyt0 ……… …… … キャサリン「いやー長かったねー」 智子「ほんと、よくあんなつらつらと嫌味が出てくるわね」 俺「慣れたもんだけどな」 宿舎へ戻りながらいらん子7人で談笑していた。 結局片付けと叱られのコンボは夜まで続き、休みは潰れてしまった。 ウルスラ「ごめんなさい」 キャサリン「別に気にしてないねー」 智子「そうよ、暇つぶしにもなったし」 ビューリング「ただ訓練するよりはよっぽど有意義だったかもな」 俺「そういって、いざ叱られに行くときはどこかへ消えた人もいましたけど」 ビューリング「仕方ないだろ? タバコがわたしを呼んでいたんだ」 俺「へいへい」 769 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 20 17.62 ID L5Qu8kyt0 ハルカ「まあ休みは潰れちゃいましたけどね」 ウルスラ「明日の作戦に響いたら‥‥」 珍しく表情を顔に出すウルスラ。 そんな様子を見てエルマが皆の前へタタタと出る。 エルマ「大丈夫だよ」 くるっと振り向いたエルマは、 エルマ「皆がいるもの! 絶対成功する!」 飛び切りの笑顔を見せてくれた。 エルマにしか無い長所はこれなのかもしれない。 772 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 25 39.58 ID L5Qu8kyt0 ……… …… … 2月26日。 本日の作戦も無事に成功し、昨日と同じように午後は休みになっている。 開いた時間に箒のメンテナンスをしていると、ハルカとキャサリンとウルスラが来た。 キャサリン「やっほー」 俺「おう。どうした?」 キャサリン「ちょっと暇だったね―」 ハルカ「同じく!」 ウルスラ「同じく」 俺「‥‥ったく、暇なら訓練のひとつでもしたらどうだ」 774 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 30 29.53 ID L5Qu8kyt0 キャサリン「それはそれ、これはこれね!」 ハルカ「同じく!」 ウルスラ「研究禁止されてる」 俺「ウルスラはまあ仕方ないけどさ‥‥」 相変わらずの訓練嫌いのいらん子である。 キャサリン「そもそも休息時間なんだから、しっかり休息するのが仕事ね!」 俺「まあ、そうだな‥‥」 776 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 35 27.62 ID L5Qu8kyt0 ‥‥そうだ。こいつらこの前から散々バカにしてくれてたな。たまには遊んでやろう。 俺「なあおまえら、箒で飛んだことあるか?」 キャサリン「そんなどこぞの変態ウィッチじゃないんだからあるわけ無いね」 こいつ‥‥ ハルカ「さすがに‥‥」 ウルスラ「ない」 俺「いいか? 魔女たる物、箒で飛べなくちゃ一人前とはいえないぞ?」 ハルカ「またまたご冗談を」 笑いながらお手でもするように空中を叩くハルカ。 俺「冗談じゃないぞ? たぶん智子やビューリングあたりは箒でも飛べるはずだ」 勘ではあるが、箒で飛べるだろう。 そもそもストライカーがミヤフジ博士によって開発される前は、 箒を使用して飛んでいた。 いまでも魔力の衰えていない往年のウィッチ達は、箒で飛ぶことのほうがやりやすいはずだ。 779 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 40 14.11 ID L5Qu8kyt0 俺「箒で自由に飛べるようになるころには、ストライカーの操縦もかなりうまくなってるはずだ」 キャサリン「ふーん‥‥そんなことあるのかね」 俺「ああ、箒で飛ぶにはコツがいるからな。 そのコツの部分をストライカーは自動でやってくれてるんだ」 ウルスラ「なるほど」 俺「どうだ? 暇なんだったらやってみないか?」 キャサリン「なんか面白そうだからやってみるね!」 かかった。 俺はひきつりそうになった頬を我慢させ、キャサリンに箒を差し出した。 俺「じゃあこれに跨がれ」 キャサリン「え? リュウセイみたいに乗るんじゃないの?」 俺「俺は特殊だからな。普通はまたがって乗るものなんだよ」 ふーんと言いながら俺の手から箒を受け取ると、それを股の間に挟む。 780 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/04(土) 14 42 57.97 ID kSujHLl90 さあ脱いだぞ!これでエロを書いてくれるんだな!? 781 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 43 06.10 ID F5Qiok9/0 脱いだぞ早く 782 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 45 39.43 ID L5Qu8kyt0 キャサリン「で、どうするね」 俺「どうするもなにも普段やってるように魔力を込めるんだよ」 その言葉を聞き魔力を込め始めるキャサリン。ケモノの耳と尻尾を生やし、集中している。 するとだんだんと箒が浮き始め体が持ち上がって行く。 が、それと共に彼女の頬も赤くなっていった。 キャサリン「ちょ、ちょっといたいねこれ‥‥」 そう。箒を浮かせ、それに乗るということは乗り方が下手な場合、股の間に挟んだ箒がアレに食い込むということだ。 女性用のズボンは密着度が高いため尚更痛いはず。 俺がこの乗り方をしない理由の半分はこれだ。残り半分は機動性と両手の自由によるもの。 俺「どうした? こんなモンしか浮かせられないか?」 我慢できなくなった頬を引きつらせながら、俺は先端の下がってきた箒を持ち上げた。 キャサリン「ひい! ちょ、ちょっとストップ!!」 俺「何だやめるのか? 」 箒にかかった手を離す。 キャサリン「こ、これどうやって降りるね?」 俺「どうって、普通に?」 キャサリン「普通ってどうやるねー!」 783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 45 42.40 ID wG2lLu03O ふぅ 787 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 50 19.76 ID L5Qu8kyt0 結局箒から飛び降りる形で、なんとか痛みから逃れたキャサリン。 荒い息遣いをしている。その様子を目に焼き付けさせてもらった。 俺「じゃあ次は‥‥」 振り返るとふたりとも微妙な表情をしていた。 俺「ハルカ、やってみろ」 ハルカ「え、わたしですか‥‥」 俺「訓練だ」 今、俺は他人から見ればいやらしい顔をしているであろう。 決してだらしないわけではない。決して。 788 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 51 52.98 ID VH0aazmLO よし、カメラは任せてもらおうか支援 789 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 53 44.30 ID ZMjD0itQP やはりスオムスは変態量産国家だな支援 790 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 55 23.45 ID L5Qu8kyt0 ハルカはしぶしぶといった表情で箒にまたがる。 そして使い魔の耳と尻尾をだし、魔力を込め始めた。 キャサリンと同じように顔を赤くしながら、上昇し始めるハルカ。 ハルカ「く、くいこむ‥‥」 俺「どうした? キャサリンより高度が低いぞ?」 と言ってもほんとに数センチしか浮いていないのだが。 ハルカ「だ、だってこれ‥‥」 俺「泣き言いうな、よ」 そう言いながらグッと箒を持ち上げる。 すると小動物の鳴き声のような声を上げて箒から転げ落ちてしまった。 ハルカ「はぁ、はぁ‥‥案外‥‥」 キャサリン「ハルカだいじょぶねー?」 ハルカ「うん、なにか新しいものに目覚めそうだったけど大丈夫」 キャサリン「‥‥これ以上目覚めるのも困りもんね」 眼福眼福。 791 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 57 40.57 ID L5Qu8kyt0 俺「さぁて?」 荒い息遣いを聞きながらウルスラの方に振り返る。 俺「‥‥ま、ウルスラはいいか」 あの二人にいろいろできただけで十分だ。ウルスラまで巻き込むことはない。 と、ウルスラは自分から箒を拾いまたがった。 俺「お、おい無理しなくても」 ウルスラは聞く耳を持たないようで、魔力を込め始めた。 徐々に浮き始める。頬を染め、顔は苦痛の表情だが、前二人とは違いしっかりと、確実に上昇している。 キャサリン「おー! さすがウルスラねー」 ウルスラは満足そうな――なんだかエロイ――顔をするとゆっくり降下する。 ハルカ「意外でした‥‥ウルスラさんがこの痛みに耐えるなんて」 俺「だな」 キャサリン「だなって‥‥まさかリュウセイわかっててやってたね!?」 俺「え? あ、やべ‥‥」 キャサリン「この‥‥ドスケベ変態野郎!!」 最後に見えたのは向かってくる握りこぶしだった。 おれは めのまえが まっしろになった ! 792 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/04(土) 14 57 43.89 ID 0qEeqUpo0 流星も女性に痴態を強いて楽しむ変態さんでござったか・・・ いいぞもっとやれ 794 名前:流星[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 58 34.64 ID L5Qu8kyt0 一旦ここで区切り もし居なかったらもうちょっとだけ続ける 795 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 14 58 50.44 ID VH0aazmLO ふむ、流星はSか…支援 流星Ⅲ 2へ続く
https://w.atwiki.jp/nolnol/pages/1815.html
火炎丹 価格 材料 硫黄:5 れい羊角:1 ジャコウ:4 性能 火炎・参
https://w.atwiki.jp/aoari/pages/10728.html
火炎丸 買値/売値:文/700文 分類 価値 重量 特殊効果 毒 2 0.2 火炎・弐
https://w.atwiki.jp/peace_witch/pages/19.html
火炎瓶(モロトフ) イベントラッシュのときはゾンビの沸く場所(落ちてくる場所も)決まっているのでそこに投げれば安定した処理ができる マイナス面はハンターに燃えるチャンスを与えてしまう タンクは火炎瓶で燃やすと40秒(?)ウィッチは10秒から15秒で燃え尽きるので投げてからガン逃げも可能
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/740.html
流星Ⅱ 1 俺「ストライクウィッチーズね!」 531- 作者 ID zhe7qJGw0 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 531 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 22 15 31.38 ID zhe7qJGw0 あらすじ 第501統合戦闘航空団"ストライクウィッチーズ"ができる前――北欧の地、森と湖の国スオムス。 ここには各国から"優秀な"ウィッチが集められた、"スオムス義勇独立飛行中隊"があった。 扶桑のエースとおちこぼれレズコンビ。ブリタニアの不良スモーカー。 リベリオンのお気楽巨乳。カールスラントのメガネ無口。 スオムスの苦労人。 この6人こそスオムス義勇独立飛行中隊。通称"いらん子中隊"であった。 そんな個性的すぎるメンツに俺は7人目のいらん子として飛び込んだ。 少しずつ、少しずつこの隊に馴染んでいく――いや、馴染んでしまう俺。 今日も俺はため息を吐きながら姉の形見の箒に乗り、ほうき星になるのだった。 「流星」 第二章 『虹色の乙女?』 532 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 22 20 28.44 ID zhe7qJGw0 俺「赤いリボンー?」 1940年2月21日。 昨日行われたヴォスク鉄橋への爆撃は無事に成功し、 次の作戦――明後日まで、今日という日を休日にする運びとなった。 ハルカ「そうなんですよ。今日の朝ちょっと早く起きたんですけど、そんな女の子を見まして」 今は朝食の時。並ぶ食事はいつものメニュー。 そこで迫水ハルカは話題を振ったのだった。 智子「ふーん‥‥朝ねぇ」 キャサリン「皆おつかれだったんじゃないかねー」 エルマ「寝てましたね」 ビューリング「赤いリボン‥‥か」 智子「寝ぼけてたんじゃないのー?」 一口サイズにちぎったパンを口に放り込みながら智子は言う。 533 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 22 25 10.36 ID zhe7qJGw0 ハルカ「うーん、そうだったんですかねえ」 俺「お化けでも見たんじゃないかー」 どうでもいいとばかりに適当な受け答えをすると俺はスープを口へ運んだ。 ハルカ「お、おばけ!?」 ガタッと机を揺らすハルカ。スープが溢れ、不機嫌な目になるウルスラ。 ハルカが予想以上に萎縮したのをみて、キャサリンの中の悪魔が目を覚ます。 キャサリン「この基地で昔落とされたウィッチね~‥‥ 飛べなくなった無念で、落ちこぼれのウィッチにとって代わろうとしてるね~‥‥」 両手をその豊満な胸の前で垂らし、いつもより低い声で演技している。 テンプレって感じ。 ハルカ「ひぃー!」 悲鳴と共に隣に座っている、今しがた朝食を食べ終わった智子に抱きつく。 智子「ちょっ‥‥そんなに怖がらなくても――ひゃぁ!」 もはや聴き慣れた声を耳にする。 ハルカの手はスカートの中に滑りこんでいた。 その手さばきは目で追うのがやっとだ。 534 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 22 27 47.61 ID 1z6imQtl0 流星ktkr 週末はスタゲさんも来るかもだしハイレベルな面子が揃いそうだなw 535 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 22 30 18.59 ID zhe7qJGw0 すぐさま智子の拳がハルカの脳天に落下する。 ハルカの瞳が星型に変わった。 智子「あんたはほんとにもー!」 首をブンブンと振り普段の可愛らしい顔に戻るハルカ。 ハルカ「えへへ‥‥でも本当にあれはなんだったんでしょうか。ま、まさかほんとに」 キャサリン「ハルカは気を付けないといけないねー!」 俺「落ちこぼれって意味だったら、おまえもあまり他人ごとじゃないんじゃないか」 ウルスラ「非科学的」 智子「ま、第一中隊の子が今日から付けだしたとか、そんなんでしょ」 ハルカ「うーん‥‥」 どうにもハルカは納得がいかない様子。そんなに気になるもんなのか? ‥‥赤いリボン、ねぇ‥‥ 536 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 22 36 07.22 ID zhe7qJGw0 ……… …… … 俺達は朝食を食べ終わると、さっそく訓練をするため格納庫へ向かった。 前回の爆撃時のように、重たいものを持ったときの回避を学ぶらしい。 俺「それで? これなんだよ」 目の前には背丈の半分ほどのドラム缶が3本並んでいる。だいたい先日の爆弾と同じようなサイズだ。 智子「訓練で本物の爆弾使うわけにはいかないでしょ」 俺「まあ‥‥それで?」 智子「だからコイツに雪を詰めた奴を変わりに使うのよ」 俺「それでも重さがぜんぜん違うだろう」 前回作戦で使用した爆弾は60キロ爆弾。このドラム缶の重さは知らないが‥‥ ビューリング「何だ知らないのか」 俺「は?」 ビューリング「この隊にはなんでも出来てしまう魔法使いがいてな」 俺「‥‥」 12個の様々な色の瞳がこちらを見つめる。ため息。 537 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 22 40 22.44 ID zhe7qJGw0 エルマ「お、おねがいします! 訓練のためなんです!」 俺の表情を読んだエルマが頭をさげる。 ほんと、エルマはいい子だなあ。年上だけど。 キャサリン「減るもんじゃないねー」 俺「バッチリ魔法力が減るんだが」 ハルカ「お願いします!」 俺「‥‥はぁ」 この溜息は肯定のため息だ。仕方ない、という意味が込められている。 俺「‥‥‥‥雪を圧縮すればいいのか?」 ビューリング「たのんだぞ」 そんなセリフを吐く彼女の顔は憎たらしい笑顔だった。 ‥‥今度火がほしいって言ってきたら意地悪でもしてやろうか。 538 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 22 45 16.80 ID zhe7qJGw0 ……… …… … リュウセイが魔法を使いドラム缶に雪を詰めている。 人の手でやってもいいがこっちのほうが早いと言ってると、 いつものため息と共にやってくれた。 なんだかんだで頼めばやってくれるあたり便利‥‥いや、さすがに失礼か。 こんど酒でもおごってやろう。好きらしいからな。 ‥‥わたしも変わったな。こうやってマジメに訓練にも参加しているし、人に酒をおごろうとまで考えている。 あの頃のわたしが知ったらどう思うだろう。 そんなことを思いつつタバコを咥え―― またやってしまった。今わたしのライターは雪を詰める作業をしている。 交流にもなるだろうと今まで頼んでいたが、やはり一人で好きに吸えないのは拷問に等しい。 いや、あいつがそばにいるのが嫌というわけでもないのだが‥‥ ‥‥わたしは何を言っているのだろう。 今日の午後は久々に訓練をサボって買いにでも行くか。 と、彼がこちらを見ていた。‥‥こちら一人の都合で彼の作業をいちいち止めるのも悪い。買いに行こう。 そう決意するとわたしは息を吸いながら目配せし、彼の指の音を待った。 ‥‥仕返しでもしてくるかと思ったが、そんなこともなかったな。 539 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 22 50 14.01 ID zhe7qJGw0 ……… …… … 俺達は基地上空へ来ていた。 智子「じゃあとりあえずわたしからやるわ」 ハルカ「じゃあわたしもやります!」 三人がまずドラム缶を持って爆撃役をやる。 他の四人がネウロイ役をやるという寸法だ。 智子「じゃあ最後の一人は‥‥ウルスラ、お願い」 ウルスラはコクンと頷く。 俺「じゃあ三人とも、ドラム缶持って」 ドラム缶3本は全て俺が魔法で持ち上げている。 正直今日は魔法力を使い過ぎている。午後は休ませてもらうつもりだ。 540 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 22 51 00.44 ID 0T8ZbbBu0 クソッ ビューリングとくっつける気満々じゃねーかクソッ 542 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 23 00 19.63 ID zhe7qJGw0 三人がしっかり持つのを確認すると浮かせる魔法を解除する。 ハルカ「おわっ! きゅ、急に重くなりましたね‥‥」 智子「これぐらい造作も無いでしょ、ウィッチなんだから。 それじゃあ始めましょう」 キャサリン「10数えるねー!」 キャサリンは大きな声で数字を数えだした。 まるで子供みたいだ。 その間にドラム缶を持った三人はそれぞればらばらの方向へ逃げる。 544 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/26(金) 23 05 31.51 ID zhe7qJGw0 キャサリンが10を数え終わる。 俺「さて、どうす――」 キャサリン「待つねー!」 俺「お、おい!」 相談しようとした矢先、キャサリンはハルカの逃げた方向へ飛び出していってしまった。自分の実力をよく分かっているらしい。 ビューリング「‥‥まあいいだろう。あのイノシシ、いや牛か? ――にはハルカを追い回してもらおう」 エルマ「そ、そうですね‥‥」 俺「じゃあ残りはウルスラ、そして智子か‥‥」 エルマ「わたし、智子中尉に追いつける気がしません‥‥」 シュンとするエルマ。かわいい。 俺「だろうな、俺も自信ない。じゃあエルマはウルスラを、俺とビューリングで智子でいいか」 ビューリング「まあ、アイツ一人を退屈させるのもあれだしな」 そういうとビューリングは顔つきが変わる。 スイッチが入ったようだ。隊のエース相手ともなれば本気を出してもいいと踏んだのだろうか。 エルマ「じゃあ決まりですね。行きましょう」 各々がそれぞれの顔を一瞥すると、それぞれのターゲットへ向かって飛翔して行った。 732 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 06 20 08.54 ID izl/qcEN0 544から ……… …… … キャサリン「まつねー! ハルカー!!」 ハルカ「待てっていって待つ人は居ませんよー!!」 ハルカとキャサリンという、いらん子の逆2トップの世紀の対決がここに実現した。 爆弾という重りを持っているので、ハルカのほうが速度が遅い。 グングンとその距離は縮まり、キャサリンはハルカを射程圏に入れた。 今回は背中にタッチされると撃墜とするルールとなっている。 キャサリン「いくねハルカー! とりゃー!」 まっすぐハルカに突っ込む。敵に突撃する合図を送るとは、ずいぶんと律儀なネウロイである。 もちろんというか、横に避けるハルカ。 733 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 06 25 07.73 ID izl/qcEN0 キャサリンは勢い余って、急降下してしまった。 避けたハルカも持っている爆弾の重さに引っ張られバランスを崩し、よろよろと空中をさまよう。 キャサリン「おーっと! 勢いつけすぎたねー!」 大きく旋回しふたたび上空へ移動するキャサリン。 一方ハルカはなんとかバランスを修正し、安定した。 遠目で見るとあんなんでウィッチをやっているのが甚だ疑問であるかのようにフラフラと飛行する二人のウィッチ。 もはやいらん子のマスコットなのではないか。 遠くから見ていた智子はそう思いつつ頭をかかえるのだった。 734 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 06 30 13.79 ID izl/qcEN0 と、後ろから音が聞こえてくる。 振り返ると、リュウセイとビューリングが近づいてきていた。 智子「ちょっと、私には二人がかりなの?」 ビューリング「そうでもしないとエース様には手が届きそうにないんでね」 俺「余裕だろ? 巴備前さんなら」 ふたりとも微妙な笑顔を浮かべている。 口元だけなら笑っているようだが、その目は獲物を狙う目だった。 こいつら‥‥ 智子「こっちは爆弾なんて持ってんだから手加減しなさいよね!」 そう吐き捨てると、出力を上げた。 735 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 06 35 20.18 ID izl/qcEN0 速度を上げると二人も付いてくる。 重りがあるため普段より遅いらしく、簡単に追いつかれてしまった。 ‥‥振り切ることは不可能。ならば技術でかわし続けるしか無い。 水中の獲物に狙いを定めるように、上空から見下ろす二人。 と、リュウセイがまっすぐ突撃してきた。 智子「直線的すぎるんじゃないの!」 ギリギリまで引きつけ、体を振る。 手で持つ重りによる余剰な力を考慮して、適切な力で避けた――はずだった。 突撃すると思われていたリュウセイは直前で宙返り。 その影からビューリングが迫っていた。 736 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 06 40 10.85 ID izl/qcEN0 智子「くっ‥‥」 智子の動きを見てからビューリングは加速をかける。 智子「なら!」 急減速。すると普段よりも速い速度で落下していく体。 だがこれだけでは振り切れ―― と、ビューリングはまっすぐ過ぎ去ってしまった。 智子「ふふん、なによ。おじけ――」 俺「どこを見ている!」 ほぼ垂直に落下してきたリュウセイの手が私の背中に触れた。 737 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 06 45 09.89 ID izl/qcEN0 ……… …… … エルマ「てぇーい!」 上から降りてくるエルマをウルスラは軽く右へかわす。 エルマ「うわっとと」 勢いが少しつきすぎていたエルマは高度を維持しようとする。 その上の空間へウルスラが陣取った。 エルマ「うっ‥‥その重し、落とさないでくださいよ?」 肯定も否定もしないウルスラにエルマは少しだけ、ほんの少しだけ恐怖した。 追う立場だったはずなのに、いつの間にか振りきらなくてはならない状況になってしまっている。 なんとかしないと。 エルマは体を左右に揺らし、隙をついて上昇した。 今度はこっちが上を取る! と、ウルスラの居た方を見るともうだいぶ距離を離されていた。 あわてて、ウルスラを追い始めるエルマ。 この間、ウルスラは涼しい顔をしていた。 738 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 06 50 22.58 ID izl/qcEN0 ……… …… … キャサリン「もらったねー!」 ハルカ「ひゃー!」 さっきから変わらない調子でフラフラと、まるで虫が飛ぶように規則性のない動きで飛び回る二人。 もう何度目かわからないキャサリンの降下をハルカはすんでのところでかわそうとした。 が、伸ばしたキャサリンの手が爆弾という名のドラム缶に当たってしまった。 ハルカ「うわあ!」 キャサリン「あうち!」 急に別の力が加わったドラム缶は、ハルカの手を離れ空中に放り出されてしまった。 慌ててドラム缶を追うため降下するハルカ。 キャサリンはどうやら不意にあたったドラム缶が痛かったらしく、手に息をふきかけている。 ドラム缶は予想以上のスピードで落ちていく。 ハルカも追いつこうとスピードをあげる。 739 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 06 55 13.02 ID izl/qcEN0 ハルカ「――っとどいた!」 ドラム缶を両手でしっかりと挟む。 白色の地面はもうすぐそこまで迫っていた。 ハルカ「やばいやばいやばい!」 すぐさま急ブレーキ。が、ウィッチは急に止まれない。 白い地面がぐんぐんと迫る。 下に向けたユニットから生まれる風が雪をケチらしていき、その吹き飛ばされる雪がどんどん多くなる。 ハルカは思わず目をつぶった。 ハルカ「止まってえええ!」 ユニットの先端が雪に届き――そこでベクトルの向きが変わった。 ぐんぐんと上昇するハルカ。 ハルカ「はぁ~‥‥」 今まで肺に止めていた息を全部吐き出す。全身の力を抜き、ただただユニットに身をまかせる。 と、肩を叩かれた。 振り返ると満面の笑みを浮かべた少女の顔があった。 キャサリン「ハルカの負けね!」 740 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 06 57 18.76 ID izl/qcEN0 ……… …… … エルマ「なんとか捕まえられましたー‥‥」 他の組から遅れること数分。エルマもウルスラの背中を触ることができたらしく、 俺たちが集まっている地点まで来た。 キャサリン「おそかったねー」 エルマ「ウルスラさん意外とすばしっこくて‥‥」 俺「へぇ、やるもんだな」 ウルスラは少しだけ口をすぼめ、俺から視線をそらす。 ‥‥もしかして照れているのだろうか。 エルマ「あれ? 智子中尉とビューリング少尉は?」 ハルカ「あっちです」 ハルカの指差す先には、ドラム缶を持ったビューリングを智子が追い回す画があった。 俺「智子に火がついちゃってさ」 俺は呆れたように肩をすくめ、お得意のため息を吐いた。 741 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 07 01 50.92 ID izl/qcEN0 エルマ「智子中尉も結構熱くなりやすいタイプですよね」 俺「この隊で一番なんじゃないか?」 キャサリン「ウルスラも負けてないねー!」 ウルスラの方を見る。 ウルスラ「かもしれない」 彼女にしては珍しいセリフが聞けた。 確かに何度失敗しても、爆発しても、 諦めずに兵器開発する姿勢は、熱くなりやすいからこそ、なのかもしれない。 ハルカ「たしかに熱くなりやすいですよねー‥‥」 その顔は赤く、半目でどこか遠くを見つめている。 一瞬なんのことかと思ったが、俺の脳内でもすぐになんのことか分かった。 俺「ああ、たしかにそうだな‥‥」 あの夜のことを思い出して不覚にも赤面する。 キャサリン「毎晩お盛んねー」 これにはキャサリンも苦笑い。 742 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 07 05 37.62 ID izl/qcEN0 エルマ「それに比べてビューリングさんはクールですよね」 ハルカ「そうですねー」 クールというか無口というか。ビューリングはこれでも交流するようになったほうらしい。 今以上って‥‥それこそウルスラレベルなんじゃ。 いや、ウルスラは自分からしゃべらないだけで、誰かと一緒にいることは多い。 ビューリングはそれこそ猫のように気まぐれに一人でどこかへ行ってしまう。 それが今以上‥‥それで部隊として成り立っていたのか甚だ疑問である。 キャサリン「最近はよくリュウセイと一緒にいることが多いねー」 ハルカ「だめですよリュウセイさん」 急に俺の顔を見て頬を膨らませるハルカ。 俺「は? なにが?」 ハルカ「二股ですよ二股」 今日はやけにため息を吐く機会が多い。 エルマ「わ、わたしはそんなんじゃないですよ!」 エルマもエルマで赤面し動揺している。そんなんじゃ否定に見えないんだよエルマ。そんな態度だと、悪魔が目をさますぞ? キャサリン「またまたー」 ほらな。 743 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 07 10 32.94 ID izl/qcEN0 キャサリン「で、ビューリングとはどんな関係ね」 俺「どうって‥‥火付け役だよ。そのまんまの意味のな」 そのまんまタバコに火をつける役。そのためだけに俺はビューリングと一緒にいる。 ハルカ「わたしはてっきり‥‥」 ――はずだったのだが‥‥最近は一緒にいないと寂しいと思ってしまう節もある。 どうなんだ? 俺はアイツが‥‥あんなへんちくりんなやつが‥‥ 俺「ないない」 頭を振りながら自分に言い聞かせるようにつぶやいた。 智子「何がないのよ」 いつの間にか決着がついたらしい二人が戻ってきていた。 俺「なんでもねーよ。さ、帰ろうぜ。もう俺の魔法力も持たない」 実際かなり消費しており、もし午後からネウロイの来襲があるんだとしたらそれなりにまずい。 キャサリン「じゃあさっさとかえってご飯でも食べるねー」 智子「一勝一敗ね」 ビューリング「そうだな」 銀髪の彼女は興味なさそうに答え、基地へと向かった。 745 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 07 15 14.89 ID izl/qcEN0 ……… …… … 着陸後のメンテがない俺はさっさと食堂に来ていた。 魔法力は一気にぶっぱなすよりも常に使い続けている方が辛い事を改めて実感する。 すっかり馴染んだいつもの席に腰掛け、腕を伸ばしテーブルへと倒れこむ。 俺「やっぱり魔法力鍛えないとだめだなー」 鍛えると言って、そう簡単に上がらないのも魔法力ではあるのだが。 ストライカーという補助装置が全くない俺は、他のウィッチよりも消費する魔法力が激しい。 これでも小さい頃から欠かさず訓練はしているので、多少は自信があるのだが‥‥ ため息をひとつ吐くと俺はいつの間にかまぶたを閉じていた。 746 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 07 20 10.64 ID izl/qcEN0 ―――――――― ――――― ――― 薄暗い。 ビューリング「やめろ‥‥やめてくれ‥‥」 俺は空を飛んでいた。目の前にはビューリングがいる。 その表情はいままでに見たことのない恐怖の表情だった。 彼女の手にはいつも常備しているナイフがある。 見ると、俺の右手にもナイフがあった。 ビューリング「来るな! く、来るなぁ!」 俺は無意識のうちに前進しているようだった。 彼女の目の前まで来る。 すると、彼女は持っていたナイフを捨て、両手で耳を抑え丸くなってしまった。 ビューリング「許してくれ‥‥赦し――」 俺はナイフを持つ右手を高く掲げる。 そしてそのまま彼女の後頭部へ―― 747 名前:流星[sage] 投稿日:2010/11/27(土) 07 25 07.42 ID izl/qcEN0 ガタンッ! という音と共に体を跳ねさせていた。 キャサリン「あっはっは! あるある!」 俺「‥‥」 どうやら眠ってしまっていたようだ。 見ると皆戻ってきている。 右手にも感触はない。 ハルカ「あーありますよねー、わたしも授業で居眠りしたときはよくなってましたよ」 エルマ「どうしてああなるんでしょうね」 ウルスラ「浅い眠りから深い眠りに移行するときの筋肉の緩み」 智子「へぇ、詳しいのね」 ウルスラ「勘」 智子「あ、そうなの‥‥」 俺はビューリングの顔を見る。 なんてことはない、いつもの凛々しく美しい顔がそこにはあった。 ビューリング「ん?どうした」 俺「あ、いや、なんでもないんだ」 ‥‥人を殺すなんて、夢だけであってほしいね。少なくとも、俺はそう思った。 749 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/11/27(土) 07 27 37.34 ID tiRq01rm0 乙 例のごとくクヲリティ高ぇわ投下早いわ恐れ入る 流星Ⅱ 2へ続く