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暗がりの中、両者はジリジリと間合いを詰める。 黒ローブの小柄な怪人が、服の裾から取り出したのは巨大なナイフ。下手すれば本人の身長ほどもある。 その刃の煌きに、あやかの額に脂汗が滲む。あれが、亜子を切り刻んだ凶器。悪意の刃。 「……ケケケッ!」 2人の間合いが、ある1線を越えたその瞬間。小さな怪人は奇声と共に飛びかかる。 逆手に握った巨大な刃を振り上げ、驚くような跳躍力で、あやかの頭上から真っ二つにせんと迫る! ――が、あやかの表情は、落ち着いたままで。 「雪広流合気柔術……『雪中花・朧』!」 古流柔術の流れを汲む合気柔術は、武器持つ相手に素手で対処する技に長けている。 そして、相手の攻撃の勢いを利用した返し技、特に投げ技と関節技に長けている。 迫り来る凶悪な刃に怯むことなく、あやかは逆に間合いを縮め、ラリアットのような形で相手の身体を―― 「――!?」 見事に宙を切る刃。宙を舞う怪人。決まったかに見えた技――だがあやかの表情は、逆に驚きに染まる。 「自分から……跳んだ!?」 全く感じられぬ手応え。あまりにも大きく吹き飛んだ敵。これでは押さえ込みに移行できない。 クルリと一回転、受身を取って立ち上がった敵の動きに、ダメージは全く見られず。 間違いない。コイツの体術は、あやかのソレを遥かに凌駕している……! 「……ヤレヤレ。免許皆伝ッテ言ウカラ、結構期待シタンダゼ。全ク、ガッガリサセテクレル。 『雪広流』トカイウ新興流派、大シタコトネーナ。すぽーつ化シタ骨抜キノ柔術。武道トハ呼ベネーナ」 「なッ……!?」 ほんの1回のやりとりで互いの実力を見極めた2人。小さな怪人は嘲り声を上げ、あやかは顔を引き攣らせる。 そして小さな怪人は、手にした巨大なナイフを、なんとポイッと放り捨ててしまって。 「悪イガ……モウ刃物ハ使ッテヤラネー。オ前ノ得意ナ無手デ、相手シテヤル。魂マデ、ヘシ折ッテヤルゼ」 ……それからの数分間は、あやかにとってまさに悪夢だった。 必死に汗を流し時にアザを作り、苦労の果てに身に付けた合気柔術。 それが、幼稚園児ほどの体格の相手に、ポンポンと投げられてしまう。受身さえも間に合わない。 この怪人――とんでもない達人だ。それも、あやかと同系列の武術、合気柔術の使い手。 「そんな……! う、嘘ですわ……!」 投げられる度に、あやかの肌にすり傷が増え、打撲が増え、豪奢なドレスが破けていく。 信じられない。パワーもスピードも、はっきり言って大したことはない。どちらも間違いなく、常人未満。 なのに、歯が立たない。純粋に、身に付けた体術のレベルが違い過ぎる。 完全に遊ばれている。まるで勝ち目が見えない。 「ドウシタ? 最初ノ頃ノ元気ハドウシタヨ? ケケケッ!」 「うッ……うあッ……!!」 地面に倒れ伏していたところを、右中指を掴まれ、強引に引き起こされる。 相手は指1本握っているだけなのに、軽く捻られただけで指から手首、肘、肩までの関節全てが極められて。 「こ、こんな技……聞いてませんわッ……ひぎぃっ!?」 「『指捕り』ッテノハナ、古流ジャ基本中ノ基本ダゼ? ソンナダカラ『すぽーつ柔術』ダッテ言ウノサ。ケケケッ」 嘲り笑う怪人。あやかには反論すらできない。右腕に走る激痛が、彼女の思考力を奪う。 ……『闇の福音』エヴァンジェリンが1世紀ほど前に習得した、実戦的な合気柔術。 そのエヴァの研鑽に付き合ったのは、他ならぬチャチャゼロだった。ゼロを始めとする、人形たちだった。 そして門前の小僧は何とやら。エヴァの修練の過程で、ゼロもまた、合気柔術を身につけていた。 基本的に派手な流血を好むゼロには、あまりこの技を振るう機会は無かったが…… それでも、並大抵の達人より遥かに高い技術を誇る。またそうでなければエヴァの練習相手は務まらない。 エヴァはあの刹那を手玉に取るほどの使い手。それよりは多少劣るとはいえ、ゼロの腕前も、また。 長い平和の中でスポーツ護身術と化した雪広流と、100年前の超実戦合気柔術。 なんとか達人の世界の入り口に立ったばかりのあやかと、人外の世界で豊富な経験を積んできたゼロ。 最初っから、勝負は決していたのだ。 世界が、意識が、闇と激痛に満たされる。 深い闇の中、あやかの意識は、極められた右腕だけに集中する。 ゼロはゆっくり右腕を捩じ上げながら、あやかの耳元に囁きかける。 「……オ前ノ築キ上ゲタ技、オ前ノ流シテキタ汗ハナ。全ク無意味ダッタンダヨ」 「そ……そんな事はありませ……げぎゃぁッ!?」 バキン。ゼロに口答えしたあやかの指の骨が関節が、軽く捻られただけで破壊される。 激痛が意識を塗り潰す。激痛が意志力を削り取る。思わず下品な悲鳴が口から飛び出す。 「イイヤ、無駄サ。柔術ダケジャネェ、勉強ノ努力モ何モカモ、全部無駄ダッタノサ」 「そ、そんなッ……がぎッ!?」 ブチンッ。折れた指に、さらに容赦なく捻りが加えられて。今度は肘のあたりから嫌な音が響く。 伸びきったゴムが切れるような、そんな音。ありえない方向に曲がる肘関節。 優雅さの欠片もない惨めな表情で、あやかは髪を振り乱して悶絶する。 「オ前ノ人生、ミ~ンナ無駄。コノ自己満足ナ自己犠牲モ、全部ムダ。ケケケッ!」 「わたくしは、自己満足のつもりなど、自己犠牲のつもりなど……あげぇッ!?」 ゴキッ。折れた指・折れた肘がさらに捻られ、肩関節までも外される。ブチブチと嫌な音が続く。 涙と鼻水と涎を撒き散らし、無様に地面をのたうち回るあやか。 ゼロは破壊しつくした右腕から手を離し、今度はあやかの左足に手をかける。 「な、何を……ぎひぃッ!?」 「知ラネーノカ? 最近ノ柔術ジャ、腕関節ダケカ? 古流ニハ、足ノ関節技モアルンダゼ!」 倒れ伏したあやかの足を担ぐようにして持ち、足首を、膝を、股関節を極めてしまうゼロ。 休む間も与えず、言葉を続ける。激痛を与え続ける。心を犯し続ける。 「デ、コレガ自己満足ジャナカッタラ何ナンダヨ? ケケケッ。 くらすめーとノ仇討ちノタメニ身ヲ張ル自分ノ姿ニ、酔ッテタンダロ? マ、返リ討チダガナ」 「わ、わたくしは決して、そんなつもりじゃ……あぎゃぎゃぎゃぎゃッ!?」 ブチブチブチッ。断裂していくアキレス腱の痛みに、あやかは踏み潰された蛙のような声を上げた。 身体のどこかが壊されるごとに、あやかの大事な何かが壊されていく。 ゼロが囁くごとに、あやかの心に絶望が刷り込まれていく。 ――わたくしは、雪広家の人間なのです。雪広家の名に傷つけぬためにも、わたくしは。 ……名門ト言ッテモ、所詮ハ極東ノ島国ノ成金一族ダロ。大シタコトネーゼ。屑ダ、ソンナモン。 みしっ。みしみしッ。ぶちぃッ。 ――和泉さんに、わたくしは酷いことを。その罪滅ぼしのためにも。クラス委員長としても。 ……「和泉のため」ジャネーヨ。オ前ハ「和泉のせい」ニシヨウトシテルノサ。コノ怪我、コノ敗北ヲ。 ごりっ。ぐぎっ。めきめきっ。ぐぼっ。 ――わ、わたくしは……わたくしは、雪広あやか。わたくしは、優雅で、高貴な……! ……ケケケッ。オ前ハ屑サ。クダラネェ家ニ寄生スルダケノ、人間ノ屑サ。ケケケッ。 ごきん。ばきん。ぶちん。べちん。ぼきん。……。…………。………………。 闇の中に、風が吹く。風が厚い雲を吹き飛ばし、一部が欠けた月が大地を照らす。 月明かりの下、地面に打ち捨てられたままの人影が1つ。ゼロの姿はもうどこにもない。 両手両足、全ての関節をグシャグシャに破壊され、ありえぬ方向に曲げられた四肢。 こういう壊され方をして、果たして元通りに治るものかどうか。かなり絶望的だ。 あたりにはほのかにアンモニア臭。股間に広がるシミ。激痛の中、彼女は無様にも失禁していたのだった。 しかしそんな自分の姿を気にする余裕もなく、倒れ伏したままあやかは笑う。虚ろに笑い続ける。 「わた……くしは……屑……。人間……の……屑……。あは、あはは、あはははは……」 15年かけて築き上げてきた、彼女の人格。彼女の努力。それを全面否定するような、この敗北。 あやかは、完全に壊された。心身ともに、壊された。 瞳からは光が消え、知性が消え、自信に満ちたオーラが消え。 もう、満開の花の幻影を背負うこともないだろう。二度とあの華やかさは戻らないだろう。 いかに薔薇の棘が鋭かろうとも、花を摘み取らんとする悪意を防ぎきれるものではないのだ―― 『ケケケッ。御主人ノ柔術ノ練習ニ付キ合ッテオイテ、良カッタゼ。 マ、何事モ手ヲ出シテオクモンダナ――!』 NEXT TARGET → -???
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※以下は、今後記入すべき内容のプロット(このページは未完成です) ■皇統無私の伝統 「仰せの通、身に欲なく、天下万民をのみ慈悲仁恵に存じ候こと、人君たるものの第一の教云々」 たまたま、その秋、殿下は京都に御旅行になり、京都御所内にある仙洞御所に一週間御滞在になったことがある。京都御所内には数棟の土蔵があるが、そのうちの一つ、別に目立たぬ普通のお蔵のようではあるが、これが所謂東山御文庫で皇室にとっては非常に大切なお蔵である。扉には勅封が施されてあり、毎年秋季に東京から特に侍従が差し遣わされ、開扉の上、約一ヶ月かかって内贓品を曝涼するのが例となっている。内蔵されているものは御歴代の宸翰、旧記の類である。 殿下の京都御滞在が、ちょうど、この曝涼期間であったため、一日、殿下はお蔵拝見においでになった。私もお供をしていたため内部を拝見する機会を得たのであるが、多くの陳列品のうち、たまたま私の眼にうつったのが光格天皇の御書簡であった。 明治天皇より三代前の光格天皇は幼少僅か九歳で閑院宮家から入って帝位を継がせられ、御先々代、後桜町上皇(女帝)の並々ならぬ御訓育を多年に亙り受けさせられた次第であるが、おん年二十九歳のとき、その上皇に対して、したためられた御書簡がこれであった。別にゆっくり拝読したわけではなかったが、 「仰せの通、身に欲なく、天下万民をのみ慈悲仁恵に存じ候こと、人君たるものの第一の教云々」 のお筆の跡に、私は一瞬電撃を感じた次第であった。大江戸城によって天下を睥睨する徳川幕府全盛の時代にあって、三十六峰に包まれた、ここ京洛の地、清くさやけき御所のうちには、人知れず寂かに天下万民をのみ念とせられる御精神が脈々として皇統のうちに流れていた長い年月のあったことを初めて知り、私はおのずから身の引き締まるのを覚えた次第であった。 右の御書簡の外、いろいろなお歌を拝見しているうちに、私は大いに覚るところがあった。東山御文庫に充満する空気は「無私、ただ、くにたみを念(おも)う」の一言に尽きる、と私は観たのである。 その夜、京都市民の盛大な提灯行列が催され、一群また一群と数万の人々が仙洞御所の御門前を通り、万歳の声は広い御苑内を埋め尽くした。殿下は提灯片手に御門のところに立たせられて歓呼の声にこたえられ、私もお側におったが、そのうちに私の両眼から玉のような涙が次から次へと出てきて、何ともしようがない。いくら暗がりでも、あたりの人に余り恥ずかしいので、私は提灯の列を横切って反対側の人のいない芝生に逃れでて遠慮なく泣いた。殿下は、この万歳の声を、どんなお気持ちでお聞きになっておいでになるだろうかと思うと、涙が止まらない。今日の昼、ごらんになった東山御文庫内の烈々たる芳香は、いま殿下を厳しく且つ暖かく包んでいるに相違ない。いま聞えるこの万歳の歓呼の声は、結局は歴代の聖天子の御余徳に対する京都市民の感謝の声ではないか。積徳の余栄に、いま、このお若い殿下が酔われてはならぬ、と思うと、居ても立ってもいられない気持ちになった。 ~木下道雄(元侍従次官)著『宮中見聞録』京都東山御文庫の章より引用 (第119代 光格天皇より第117代 後桜町上皇に宛てた宸翰・現代語訳)寛政11(1799)年 (後桜町上皇)仰せの通り、仁君は仁を本といたし候事、古今和漢の書物にも数々これある事・・・(中略)・・・仰せの通り、何分自分を後にし天下万民を先とし、仁恵、誠信の心、朝夕昼夜に忘却さぜる時は、神も仏も御加護を垂れ給ふ事、誠に鏡に掛けて影をみるがごとくにて候。・・・(中略)・・・御厚意御念、此の御書付、実に実に有りがたく有りがたく存じまいらせ候。 (昭和天皇、宮内記者の質問への返答)昭和52(1977)年8月 国体というものは、日本の皇室は、昔から国民の信頼によって万世一系を保ってきたのであります。・・・(中略)・・・また(歴代天皇も)国民を我が子と考えられてきたのであり、それが皇室の伝統であります。・・・(中略)・・・日本の皇室は、世界の平和と国民の幸福を祈っていると言うことでは、昔も今も変わっていないと思います。 ■「国民(くにたみ)を治らす(しらす)」~天皇統治の本義とは何か 災害を見舞われる天皇皇后両陛下(写真) 「しらす」(治らす=知らす、「しる」の尊敬語)とは、国民の事情を知ること。(西洋的な「国民を支配する」概念とは完全に別個) 初代天皇(神武天皇)の諡号は「ハツクニシラススメラミコト(初めて国を「知らす(治らす)」天皇)」 皇室のあり方を体現された仁徳天皇 ■天壌無窮の神勅~日本書紀の伝える天皇統治の起源 天照大御神から国を「しらす」ご命令を受けて天下った皇室のご祖先 神武天皇のご即位 天壌無窮の神勅にみる予定説http //d.hatena.ne.jp/jinkenvip/20070105/1167993109 ■祭祀と統治の聖なる統合 古代においては、世界のあらゆる民族/国家において、祭事(まつりごと)は政事(まつりごと、政治)であった。 日本においては、この古代の祭祀と統治の統合の伝統が、現代も脈々と受け継がれている。 権力と権威の分離の伝統 ■皇室の起源と歴史について 神武即位紀元の由来(辛酉革命説) 欠史八代の実在性 戦後のマルクス主義(唯物史観)派の王朝交代説を排す 上記3項目は、歴史問題の基礎知識を参照して下さい。 昭和21(1946)年元旦の「新日本建設に関する詔書」(所謂「人間宣言」)の誤解を解く ■参考リンク 竹の間~竹田恒泰氏(旧皇族竹田宮家)ホームページ 人間宣言と木下道雄
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魔法少女まどか☆マギカの登場人物の一人、「美樹さやか」。 幼馴染の上条恭介の手を治すために魔法少女になった。 剣で戦う接近戦特化の魔法少女で、回復力に優れる。 解説 2段ジャンプに加えて踏みつけが可能。 装備はすべてヴァンプ効果付きで回復できる上に最大HPが高め。 敵が多いところでその強さを発揮するだろう。 公開ページ masao3charにて 技性能など 標準 トリプルスライス X 剣で攻撃。ボタン連打で3回まで斬れる。空中ではジャンプ斬りに。 装備1 ソニックブーム 下+X 前方にまっすぐ飛ぶ衝撃波で攻撃。 装備2 ライジングアタック 上+X ジャンプしながら上方向に斬り上げる。 装備3 疾風(はやて) C 前方に向かってダッシュしながら突き攻撃。壁に当たると周りにもダメージ。 追記 2012/11/6の修正以降、劇場版準拠のffの髪飾りが付いたさやかのドットが おまけとして入っている。 特にさやかとの違いはなく、どちらか好きなほうを使用することが出来る。 ついでに技構成が変わったB typeが公開されている。 相変わらず装備すべてにヴァンプ効果付き。 標準 スクワルタトーレ X 剣で攻撃。ボタン連打で4回まで斬れる。空中では回転斬りに。 装備1 命吸閃・落 下+X ななめ下にダッシュしながら斬りかかる。他の技からキャンセルできる。 装備2 命吸閃・昇 上+X ななめ上にダッシュしながら斬りかかる。他の技からキャンセルできる。 装備3 次元大切断 C 高速で飛び回り画面まるごと切断する。
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あやかしびと 機種:PC,PS2,PSP 作曲者:antistar(あるるかん), Factory Noise AG 開発元:propeller 発売元:propeller(Win)/ディンプル(コンシューマ) 発売年:2005年 概要 しっとりとした純和風恋愛シュミレーション...ではなく、学園青春恋愛伝奇バトルAVG。 WW2後、人妖という人間離れした力を持つ者が現れ始める。 「人妖」という存在や言葉は今でいう気違いや部落と同等であり、作中では激しい差別を受けている。 物語は、人妖である主人公達が平和な生活を邪な人間に侵される所から本番。 バトルAVGというだけあって、作中には激しいBGMも多い。 なおPS2への移植は『あやかしびと -幻妖異聞録-』。PSPは『あやかしびと -幻妖異聞録- PORTABLE』というタイトルで発売。 収録曲 曲名 作曲者 補足 順位 虚空のシズク Antistar オープニング歌:Antistar 迷い家 椎名治美 五位鷺 椎名治美 第5回603位和風369位 舞首 Factory Noise AG 鴉天狗 Factory Noise AG 豆腐小僧 椎名治美 絡新婦 椎名治美 鵺 Factory Noise AG 倩兮女 椎名治美 姑獲鳥 椎名治美 座敷童子 椎名治美 雪女 椎名治美 牛鬼 Factory Noise AG 鎌鼬 Factory Noise AG 船幽霊 Factory Noise AG 野寺坊 椎名治美 九尾狐 Factory Noise AG 木霊 Factory Noise AG 蛟 作:椎名治美編:山西利治 in the break of dawn antistar エンディング歌:Antistar サウンドトラック あやかしびと オリジナルサウンドトラック songs from あやかしびと
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かんなぎ (全13話終了) 01 神籬(ひもろぎ)の娘 02 玉音アタック! 03 スクールの女神 04 シスターーズ 05 発現!しょくたくまじんを愛せよ 06 ナギたんのドキドキクレイジー 07 キューティー大ピンチ!激辛ひつまぶしの逆襲(後編) 08 迷走嵐が丘 HDD 09 恥ずかしい学園コメディ HDD 10 カラオケ戦士マイク貴子 11 でも、あやふや 12 ほんとうにエフェメラル 13 仁、デレる
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部品構造 大部品 みぽりんの剣 RD 6 評価値 4部品 片刃の刀 部品 ぴったりサイズ 部品 実用的でよい品 大部品 柄 RD 1 評価値 0部品 にぎりやすい 大部品 鞘 RD 2 評価値 1部品 美しい模様 部品 丈夫である 部品定義 部品 片刃の刀 この剣はいわゆる刀である。両刃、片刃、二つの剣を見せられた時、みぽりんは片刃を選んだという。たぶん自分の手を切らないためであろう。本人は不殺がしやすいようにだと言っているが・・。 部品 ぴったりサイズ この剣はオーダーメイドではないものの、みぽりんの腕の長さ、握力、腕力などを計算してみぽりんに合わせて直されている。そのためみぽりんにとってとても扱いやすいぴったりサイズのものになった。 部品 実用的でよい品 この刀は銘こそないものの、丁寧に作られている。作った者の実用的であれという思いがこもっている隠れた名刀である。 部品 にぎりやすい もちろん柄もみぽりんにあわせて直されている。柄巻はひねりで正絹を使用していて、手になじむ。丸い形の柄である。 部品 美しい模様 剣が実用性に富むものである反面、鞘は女性が持つことを意識してか、美しいつる草や小花の模様がほどこされている。礼装として帯剣するのにかろうしてセーフなくらいの品ではある。 部品 丈夫である 剣士はときとして剣だけでなくその鞘をも防具や武器として使用することがある。それに耐えうる丈夫さがある。 提出書式 大部品 みぽりんの剣 RD 6 評価値 4 -部品 片刃の刀 -部品 ぴったりサイズ -部品 実用的でよい品 -大部品 柄 RD 1 評価値 0 --部品 にぎりやすい -大部品 鞘 RD 2 評価値 1 --部品 美しい模様 --部品 丈夫である 部品 片刃の刀 この剣はいわゆる刀である。両刃、片刃、二つの剣を見せられた時、みぽりんは片刃を選んだという。たぶん自分の手を切らないためであろう。本人は不殺がしやすいようにだと言っているが・・。 部品 ぴったりサイズ この剣はオーダーメイドではないものの、みぽりんの腕の長さ、握力、腕力などを計算してみぽりんに合わせて直されている。そのためみぽりんにとってとても扱いやすいぴったりサイズのものになった。 部品 実用的でよい品 この刀は銘こそないものの、丁寧に作られている。作った者の実用的であれという思いがこもっている隠れた名刀である。 部品 にぎりやすい もちろん柄もみぽりんにあわせて直されている。柄巻はひねりで正絹を使用していて、手になじむ。丸い形の柄である。 部品 美しい模様 剣が実用性に富むものである反面、鞘は女性が持つことを意識してか、美しいつる草や小花の模様がほどこされている。礼装として帯剣するのにかろうしてセーフなくらいの品ではある。 部品 丈夫である 剣士はときとして剣だけでなくその鞘をも防具や武器として使用することがある。それに耐えうる丈夫さがある。 インポート用定義データ [ { "title" "みぽりんの剣", "part_type" "group", "children" [ { "title" "片刃の刀", "description" "この剣はいわゆる刀である。両刃、片刃、二つの剣を見せられた時、みぽりんは片刃を選んだという。たぶん自分の手を切らないためであろう。本人は不殺がしやすいようにだと言っているが・・。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "ぴったりサイズ", "description" "この剣はオーダーメイドではないものの、みぽりんの腕の長さ、握力、腕力などを計算してみぽりんに合わせて直されている。そのためみぽりんにとってとても扱いやすいぴったりサイズのものになった。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "実用的でよい品", "description" "この刀は銘こそないものの、丁寧に作られている。作った者の実用的であれという思いがこもっている隠れた名刀である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "柄", "part_type" "group", "children" [ { "title" "にぎりやすい", "description" "もちろん柄もみぽりんにあわせて直されている。柄巻はひねりで正絹を使用していて、手になじむ。丸い形の柄である。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "鞘", "part_type" "group", "children" [ { "title" "美しい模様", "description" "剣が実用性に富むものである反面、鞘は女性が持つことを意識してか、美しいつる草や小花の模様がほどこされている。礼装として帯剣するのにかろうしてセーフなくらいの品ではある。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "丈夫である", "description" "剣士はときとして剣だけでなくその鞘をも防具や武器として使用することがある。それに耐えうる丈夫さがある。", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" true } ]
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俺は暗澹たる気分を更に増加させるような冷たいコンクリートの上で溜め息をついた。 ハルヒがなんたらの使い魔とかいうライトノベルを本に穴が空くんじゃないかって程睨みつけていて、やっぱり魔法もいいわねって言ったのが原因か。 流石に慣れ―――るわけないだろ。ふざけるな。 部室を開けたら密室で、そこにはピンクと青なんてふざけた髪色をした少女と剣を背負った少年がいるなんて。 後ろで騒ぐ馬鹿をほっといて俺は長門に尋ねた。 「ここどこ?」 「分らない」 ほう。お前にも分らないことがあるんだな。 「涼宮ハルヒが原因と思われる」 長門はそっと俺の耳に囁くように呟いた。思わずどきっとしたね。 「いや、そりゃいつもの通りだろうが……じゃ、あの不思議髪少女二人は?」 「涼宮ハルヒの読んでいた書籍の登場人物を彼女が想像し、座標軸」 もういい。分かった。とりあえず、ハルヒが読んでた本のキャラクターなんだろ? 「そう」 ハルヒは桃色髪の少女と何事かわめきあっていた。 「アンタこそ名乗りなさい」 「何言ってんの。アタシは貴族よ。平民のアンタこそ先に名乗りなさい」 そうわめき合っている二人をどうにか引き離した。 おお、剣を背負った少年まで手伝ってくれたじゃないか。古泉とは大違いだ。 「サイト離しなさい。あんな生意気女吹っ飛ばしてやるわ」 「やろうっての?かかってきなさい」 はがい締めにされながら、二人はワキワキと両手を動かした。 青色の髪をした少女と長門はどこ吹く風といった様子で読書マシーンとかしていた。 なんだか妙なデジャヴュを感じるのは気のせいだろうか。 桃色髪の少女は黒髪の少年の股間を狙いすましたように、蹴り上げてその呪縛から逃れた。 俺は思わず駆け寄って、土下座みたいな体勢で蹲る少年の腰のあたりを叩いてやった。男ならこの気持ち分るだろ?「……すみません」 いいって。 俺が同情と憐れみをブレンドした複雑な表情で少年を解放していると、頭の上を何かが通り過ぎて 爆発した。 気付けば長門がお得意の瞬間移動を見せて珍しく焦った表情(といってもドット単位だが)を浮かべて身構えていた。 桃色髪の少女は信じられないとでも言いたげな表情で、突き出した棒っきれを構えていた。 いや、それはこっちが作る表情だぜ。 一同の沈黙をハルヒの一声が破った。 「アンタなにそれ?魔法?魔法なの?」 ハルヒだけが満面の笑みを浮かべている。 だれかこいつに空気の読み方を教えてやってくれ。 ハルヒは地下三百メートル辺りに高速で穴を掘って埋めてきたかのようにさっきまでの険悪さを忘れルイズを質問責めにしている。 「なぁ長門」 二人を油断なく見つめていた長門に声をかけた。 あれはなんだ?まさか魔法なんて言わないよな 「平面座標を曲げてエネルギーを圧縮し棒の先端から放射した」 そういうのを魔法って言うんじゃないか? 「そう」 俺はサイトと名乗る少年の腰を叩く手を止めて頭を抱えようか悩んだが、そのまま腰叩きを続行した。 サイトの男子としての名誉に関わるからな。 「ありがとうございます。……あの名前は?」 やっとサイトが起き上がって尋ねてきた。 そう言えば、まだ名前言ってなかったな。 「ああ。アタシはハルヒ。そいつはキョンよ」 ハルヒはどこから聞き付けたか持ち前の地獄耳を発揮し俺のあだ名をまた広めてくれた。 俺はもしかして、俺のあだ名を広めれば金一封とかそんな制度があるんじゃないかと疑ったね。 サイトは意図の分らないまなざしを再び読書マシーンと化した長門に向けた。 なんだ長門に気があるのか? 「そんなんじゃないんだけど……なんでルイズの魔法が弾かれたのかと思って」 「彼女はエルフではない」 耳元でなった涼しげな声に思わずひっくり返るかと思った。いつの間にか、タバサが俺の真後ろで声を上げたのだから。 「しかし、オーラはまったく異質。人間じゃないみたい」 そりゃね。情報思念体が造ったなんたらインターフェースだし。 一色即発か。と思われた二人だが、三度読書に戻った。 多分長門に妹がいればこんな感じじゃないだろうか。 さて。 と俺は改めて辺りを見渡した。 15メートル平方位の四角形は床や天井合わせてコンクリートで塗り固められている。しかし、窓もないのに昼間みたいに明るいのはどういうことだろう。 まあ、どうせハルヒが作り出した空間だ。物理法則を持ち込む方が無粋ってもんだ。 「長門。ここから出れないのか。例えば壁に穴開けたりとか」 「無理」 簡潔な答えをありがとう。じゃねえよ。 「空間の要領が涼宮ハルヒによって埋められている。これ以上の負荷をかければこの時空が崩壊する」 水がパンパンに入ったビニール袋に鉛筆を刺すようなもんか。 「そう」 頼みの綱の長門が駄目と言うからには駄目なのだろう。と、素直にあきらめようとした自分に呆然とした。 あきらめたら駄目だろ。 「ちょっ、ずっとこのままなのかよ」 長門はこくりと僅かに顔を揺らした。 俺は後にも先にもこれほど頭を抱えることはないだろうってほど頭を抱えた。 「あのどうしたんですか?」 あまりに情緒不安定に見えたのかサイトが話かけてきた。 どうもこの少年には親近感が沸いてならない。 「いや、まあ。困ったことになってね」 ハルヒの能力について話そうかとも思ったが、まします情緒不安定に思われるだけだろうし、俺自身もよく理解していないのであきらめた。 「ところでサイトも魔法が使えるのか」 妙な連帯感からか、俺はサイトに話かけていた。 「あ、俺は魔法は使えない。……えぇっと、ロバアルカリイエから来た使い魔だから」 ロバアルカリイエとか使い魔ってのはなんだ? 「ほら、エルフの国の先の」 エルフなんて不思議ワードは辞めてくれ。これ以上ハルヒが変なこと思い付いたらこの時空が裂けちまうらしいから。 「エルフを知らないの?キョンだっけ。君はどこから来たんだ?」 そりゃ日本の***に決まってるだろ。と俺は彼がファンタジーの世界の住人であることも忘れて呟いていた。 「日本?」 サイトがいきなりすっ頓狂な声を上げた。まるでピラミッドを見つけた某考古学者のような顔でサイトが固まった。 「キョンもなのか!」 あまりその名で呼ばないでくれ。ってサイトもか? 「そうだよ!」 サイトは卒倒しかねんばかりに目を見開いた。 再び、簡潔にまとめよう。 サイトはどうやら日本人らしく、平賀才人と書くようだ。何時も通りの平凡な日常を過ごしていたが、ある日突然魔法がバンバン飛び交うような世界へと旅立ってしまった。そして、なんとあの桃色髪の少女(ルイズだっけ?)のペットになってしまったたのだと。 俺自身とサイトの共通項に思わず手を握りあったのは言うまでもない。 「アンタたち何してんの?」 「頭沸いたの?」 二人は俺たちの友情(同情か?)を見て涙を流すどころか、可哀相な人を見る目でこちらを見てきた。 いつの間に打ち解けたんだ? 「それより、この娘すっごい魔法使いなんですってよ」 人の話を聞けよ。ルイズはまるで最高級の称賛を受けたようにない胸を張った。ハルヒもつられて胸を張ったのはどうしてだろう。 こちらはヤケにグラマーで、サイトは思わずハルヒの胸元を見つめた。 ルイズはその視線の先に気付き、凄まじい速度で一足飛びにサイトの方へ飛んで行った。俺がああ、これはいつか見たミサイルキックだと理解するのと、サイトが潰れたカエルのような声を上げるのが同時だった。 普段あれだけ極悪非道な行為をしているハルヒだが、この時ばかりは目を丸くして、 「どうしたのよ!?」 と、猫属のように着地したルイズに聞いた。 当のルイズはハルヒの胸元を見つめて、ぶすーっとそっぽを向く。 ははーん。いくら恋愛経験のない俺と言えども分る位単純だ。 嫉妬である。まあ、それにしても激しすぎるだろう。 「違うもん。使い魔がご主人様以外に色目使ったから、しつけただけだもん」 ルイズは真っ赤な顔でそう言い放った。可哀相なのはサイトだ。 いくら上辺は可愛らしいとはいえ、中身は頭の中に怪電波を受信しているとしか思えないハルヒを見ただけでこれだ。 っと、痙攣しているサイトを見て思う俺であった。 「ルイズ恋してんの?」 凄まじい恋愛観念をもつハルヒでも気付いたらしい。ルイズは食紅ほど顔を赤くして俯いた。 「あのね、恋愛なんて一時の気の迷いなんだからね。いちいち気にしてたらしょうがないわよ」 「……で、でもあいつハルヒの胸見てたし」 「そうなの?でもルイズだって可愛いじゃない。そうだ。もっと可愛くしてあげる」 ハルヒはそう言って朝比奈さん用に通販で買った紙袋を広げてルイズに掴みかかった。まさに悪鬼の如しとはこいつのための言葉だろう。 驚いたことにルイズは素直に従った。 「こっち見るんじゃないわよ」 そう言って、いつの間にか部屋の隅に現れていたカーテンを引っ張り部屋を半分に仕切った。 きゃいきゃい楽しそうな声でこれ可愛いだの嬌声が聞こえるのを無視して、サイトを見やった。 あんなミサイルキックを食らったら俺なら死ぬぞ。 タバサがサイトを看病――といっても、変な呪文を唱えて杖を振っているだけなのだが。 「それはなに?」 驚いたことに長門から話かけていた。 余程暇だったのか? いや違う。長門は魔法に興味をもったのだ。 「ヒーリング。水魔法」 長門に負けず劣らずの口数の少なさでタバサがそう言った。 「ルイズが使ったのも?」 「あれは虚無。まったく似て非なるもの。系統が異なる」 ここからの会話は俺の理解の範囲を超えたので割愛させて頂く。なにせ、ベクトルがどうの指向性がどうの空間がどいのだの全くもって理解出来なかったのだ。 まあそれでも一応の義務感からか、暇だったからなのか分らないが次第に会話の内容は長門が披露した技へと移っていったのが辛うじて分かった。 忘れ去られたサイトは小刻みに痙攣を続けている。 すまん。俺にはどうにも出来んのだ。と、俺は塹壕に傷付いた兵士を置いていく上官の気分を味わった。 しかし、女の着替えってのはどうしてこんなに長いんだろう。 朝比奈さんの時は別だ。 なんたって俺の荒んだ心を癒す光景を目の当たりにできるんだから、二時間でも三時間でも待つに決まっている。 その間、タバサと長門はサッカーユニホームの交換のように互いのもつ分厚い本を交換していた。背表紙にはミミズがのたくったような文字が描かれている。 お前そんな字も読めるのかよ。 「今解析している」 ああそうですか。ついでにヒエログリフでも解析するといい。見ろタバサも日本語だから困って……ねえな。 タバサがもっている分厚い本はたしか長門がもっていた辞典では日本語だったはずなのに、今はミミズがのたくったような文字へと変っていた。 負荷をかけたら時空が裂けるんじゃねえのかよ。 長門は顔も上げずに、 「置換しただけ」 と答えた。 ああそうですか。 隣のカーテンで仕切られた部屋から、違うもっとこうよ!なんて声が響いている。 「うぐぐ」 やっとサイトがわずかに動いた。 おお良かった。生きていたか。 「なんとかね」 本当に同情するよ。 「キョンもなのか?」 ああ。似たようなもんさ。 まさにその時、 「出来た!」 二人はばさーっとカーテンを空けて姿を現した。 ルイズは網タイツにタイトスカート、縁なし眼鏡といったまるでOLといったたたずまいだった。 「みくるちゃんに買ったんだけど案外合っちゃうのよね」 胸の部分に目を瞑ればたしかにぴったりかも知れない。 なんかこう背徳感という物を感じていかんな。 と、真っ赤な顔で足を交差させるポーズとるルイズを見つめた。 「駄目だ。駄目だって」 サイトが目をつぶってワタワタ言っているのを見たルイズは更にポーズを激しくした。 「ハルヒさん、丸見えです」 その言葉に俺とルイズはからからの笑顔で腕を組むハルヒの方へと注目した。 まあね。たしかに丸見えだったね。 腕を組むハルヒのスカートはすっかり乱れて、内容物をぺろーんとむき出しにしていた。 ……水色のシマシマ。 「どこ見てんのよ!」 そんな一昔前の女芸人のセリフを吐きながら、ルイズは杖を振った。 凄まじい光りを放ちながら、部屋全体が爆発した。 しかし、その爆風はすんでのところで止まり、俺たちに届くことはなかった。 なんつうんだろ? シールド的な何かでともかく俺たちは無傷ですんだのは僥倖であろう。 杖を振ったタバサと情報なんたらをした長門がそっと目配せしたのを俺は見逃さなかった。 今度はタバサがハルヒとルイズに向けて杖を振った。 頭上に雲状の靄が発生して二人はばたりと倒れ込んだ。 「なにしてんだよ!!」 サイトと俺が同時に叫んでいた。 「スリーピングクラウド」 「二人は眠っただけ」 ほう、そうか。ってそれで納得すると思ったのか! 「理由を話す」 「理由?」 「今、ルイズから観測したエネルギーと涼宮ハルヒのエネルギーを合わせるとここを崩壊させることが可能」 ぽかーんとするサイトを余所に俺は質問した。 崩壊ってヤバいだろ。 「そうすれば私が再構築することができる」 つまりあれか。ここをぶっ壊した瞬間にお前が情報なんとかして元の世界に戻ると? 「そう」 タバサまで首を振っている。 「どういうこと?」 俺はサイトに噛み砕いて説明してやった。 なんか元の世界に戻れるらしいぜ。 サイトは簡単に納得する。 分かりやすい奴だ。 それから長門とタバサの無口コンビから説明された方法ってのを聞いた俺たちはどうリアクションすればいいのかも分らなかった。 ふぁさりと服の脱げる音が響いて、呆然としていた俺は素っ裸の長門に押し倒された。 何かを言おうとした口は長門によってふさがれた。 思ったより熱く滑った舌が俺の口腔内を執拗に舐め回した。 ちらりと横を見ると、サイトもタバサに押し倒されていて借りて来た猫のように静かだった。 まあ仕方ないよな。帰るためだし。 ―――――――――――― ルイズはぴちゃぴちゃという猫がミルクを舐めるような音で目覚めた。 あれ?なんでアタシ寝てんの? 混乱する頭に追い討ちをかけるように、衝撃的な光景が目に入った。 タバサが真っ裸でサイトと熱いキスを交わしていたのだ。 隣のキョンを見つめていたハルヒも口をパクパクさせていた。 優越感を見せつけるようにタバサが絡めた舌を引き抜いた。透明なアーチがかかり、それが切れる前に再びくちゅくちゅとその行為に没頭を始めた。 長門も凄まじい学習能力を発揮しキョンを刺激する。 どうしたらいいのかも分からず、サイトとキョンはなすがままにされていた。 ―――――――――――― この二人の背景に文字をつけるとしたら新しい言葉を見つけねばならんと思う。 どごごごごなんて生温い。もし、音が出たら鼓膜なんていとも簡単に破られるだろうな。 まあ、ルイズは分るとしてハルヒが怒る理由なんてこれっぽっちも分らないが。 そう思いながら、俺は長門の舌によって歯茎をねぶられていた。 まず最初に行動を起こしたのはルイズだった。ふらりと幽霊のように立ち上がって何か呪詛か呪文かを口走っている。 ハルヒはと言えば何故かやたらと大きな目から涙を流していた。 なんだよ。なんか悪いことしてるみたいじゃねえか。いや、悪いことなんだろうか。 長門の責めは止まらずに危うく窒息しかけた頭で考えても結局分らない。 長門が言ったセリフはこうだった。 ルイズとハルヒの爆発を同時に起こさせる。 その為になんでこんなことになるかって? 「エネルギーを高めるため」 まあ、そう言って二人は打ち合わせたように脱ぎ出したんだがね。 その時間は永遠に続いたように思えた。 こう書けば説得力もあろうが、実を言うと酸欠であんまり覚えてない。 だってキスの時は呼吸をしないなんて谷口の馬鹿が俺に吹き込んだからだ。 戻ったらとりあえず嫌味の一つでも言わねば。 おっ、そろそろか。 ルイズの肩は有史以来最高の震度のようにで揺れているし、ハルヒは涙を流したまま立ち上がった。 「全部、消えろ!!!!」 いくつ感嘆符をいくつつけてもなお足りないような大声でルイズとハルヒはハモり、世界が真っ白になった。 気付くと俺は見慣れた文芸部の部室に倒れていた。 戻ってこれたのか。 横ではハルヒが涙の筋をいくつも残して眠っていた。 この時初めて、ほんとなんでか分らないけどある感情が沸き起こった。 それが何かって?笑うなよ。罪悪感だ。 なんかとてつもなく悪いことをした気分になった。 良心の呵責って奴だろう。 あとでジュースくらいおごってやろう。 長門はこちらをじっと見ていたのに気付いてちょっとばかり気まずくなった。 さっきまで合わせていた唇の感触が生々しく残っている。 そういえば、あいつらあの本のキャラクターなんだよな。 なんとかの使い魔だっけ? あれはハルヒが作り出した虚構なのか。 「…………」 長門は何も答えなかった。 あいつら消えたのか。 やっと分かり合えそうな奴を見つけたってのにな。 長門が大事そうに抱えていた本を見て俺はそれが嘘だってことに気付いた。 そこにはミミズがのたくったような文字がある。 なんとかの使い魔か。 俺がその本を買いにいったのは言うまでもないだろう。 おわり
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【作品名】刃鳴散らす 【名前】伊烏義阿 【性別】男 【年齢】二十代前半 【職業】テロ組織の傭兵(元刈流鹿野道場の師範代) 【外見】濃紺の着流しの黒髪の青年。 端正な顔立ちで見るからに生真面目そうだが、陰りがある。 世話好きな女性が見れば、放っておけないかもしれない。 (参照画像) ttp //www.nitroplus.co.jp/pc/lineup/into_09/img/chara_02.jpg 声:オイリーはな 【基本的な性格】 性格は一言で言えば根暗。 幼少時代から、同じ門下生からも陰でそう囁かれていた。 ただし、本人には自覚はまるでなかった模様。 赤音とは対称的に極めて語彙が少なく、また幼少時のトラウマから沸騰するやかんと、 その沸騰するやかんのようにヒステリーを起こす女も苦手としている。 また、自らに関わると人を不幸にすると思っているのか、 務めて人との関わりを避けようとする。 根は生真面目で誠実な人間だが、自らの婚約者を斬った外道・武田赤音に 復讐する一心で自らもまた外道に堕ちる事を決意する。 だが、その復讐は果たされる事なく、武田赤音に力及ばず敗死した。 骨の髄まで剣鬼である点においては、武田赤音となんら変わらない。 なお、その敗死した無念が怨念となり現世に留まり続けた所を、 ある者の力によって肉体を得て蘇生した本編の後日譚が存在する。 詳細はNitro+の「サバト鍋」内のミニゲーム『戒厳聖都』(十八禁ビデオゲーム)参照の事。 【象徴的な台詞】 「だが、しかし、それは、やかんがッ……!」 「今はちょっと、ぎょぎょっぽい刀は間に合っているのだ。」 「赤音…。俺は不愉快だ……。 俺は間に合わなかった。だがお前は間に合った……。 守りたいものを、守った……。……不愉快だよ……。」 「怒りがあるか!憎しみがあるか! 貴様にその味を知らしめることが俺の欲望だった。 ずっと迷っていた……だが決めた。貴様と同じものに堕そう とも、俺は復讐を貫くと!!」 ――抜かすな。 ――退くならば貴様だ、魔人。 俺の剣を見切ったと云うか。化け物が。人間の殻を脱ぎ捨てて、 人の限界を容易く超え得る力を持った化物風情が。 俺の剣を見切ったと? 不可能だ。人間を越えてしまった貴様には、もう不可能なのだ。 人の剣術(ブレイドアーツ)を理解することは! (この回想のみ『戒厳聖都』からの引用) 【戦術及び能力】 人間六人の頭上をひと飛びで越えられるだけの、脚力と体術を持つ。 抜刀術を好み、剣が鞘に収まり、自然体でいる姿勢こそがその戦闘体勢なのである。 故に、剣を抜いて襲いかかるといったことはない。 ただし、それは嗜好的な問題であって“指の構え”からなる“強”や“飢虎”、 “小波”などの術技が一切使えないという意味では決してない。 四年に渡る憎悪に身を焦がし修行し続けた結果、我流魔剣“昼の月”を完成させるに至る。
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「さっきから、うっせぇぞ!!」 ズガン!という銃声が鳴り響きアンドリューW.K.は派手に死んだ。 殺したのは、モチのロンで巨人小笠原……… 「主催者は悪で、その主催者が贔屓している参加者も悪だ! そして、誰が何と言おうと、私、田井中律が正義だ!」 ドヴァイさんの後釜を派手に狙っている田井中律さんだ!! その後、色々あり、なんやかんやで彼女は巨人小笠原と田井中さんは派手に合体した。 「新婚旅行は勿論……」 「ドバイ!!」 【一日目・5時30分/東京都・東京ビッグサイト】 【アンドリューW.K.@現実? 死亡】 死因:射殺 【田井中律・この世全ての善形態@けいおん!!+テラカオスバトルロワイアル】 【状態】巨人小笠原と合体中 【装備】拳銃@現実 【道具】支給されていない 【思考】 基本:主役になる。 0:新婚旅行先はドバイ! 1:私が正義だ。 2:けいおん!!の真の主役になり、世界を超越し、完全体になり、私の国を手に入れる。 3:騒音を撒き散らす連中は悪だ。 4:ちなみに私が正義だ。 5:故に騒音部も殺す。 6:私が正義だ。悪は許さん。 7:何度でも言う、私が正義だ。 8:だが、正義なんて言葉、チャラチャラ口にする奴も許さん。 【巨人小笠原@なんJ】 【状態】田井中さんと合体中 【装備】バット 【道具】不明 【思考】基本:生き残る! 0:新婚旅行先はドバイ! 1:(女子高生と合体しちゃ)いかんのか?
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【基本情報】 名前:二見 みかん(ふたみ -) 種族:エルフか何か 性別:♀ 年齢:19 血液型:B 誕生日:2月14日 身長:149cm 体重:47kg 体型:スレンダーかつしなやかな筋肉質 髪型・色:オレンジ~薄茶色のショートヘア~ボブカット 目の形・色:茶~焦げ茶色の猫目~つり目 肌の色:少し日焼けした肌色 所属:比良坂総合研究学園/高等部 部活:陸上部 委員会:風紀委員会 能力:時間加速(自分自信+触れているもの)( 1倍速までの減速) 特技:歌が少し上手に歌える、お絵かき 趣味:ランニング、カラオケ、いたずら 性格:ノリがよく、テンションが高めの性格でムードメーカー。かつトラブルメーカーだったりもする。 基本的にはノリで解決しようとするが、真面目な話には冷静に対応したりもする。 何も考えずに行動して、失敗することも少なくない。 備考:一部を除いて超しらたき本人とほぼ同じである。分身とも言えるキャラクター。 ワークス: カヴァー: ブリード: シンドローム: 【能力値】 肉体: Lv 感覚: Lv 精神: Lv 社会: 情報:Lv 【ライフパス】 出自: 経験: 邂逅: 覚醒:(侵蝕値:) 衝動:(侵蝕値:) 基本侵蝕値: HP: 行動値: 戦闘移動: 全力移動: 常備化ポイント: 財産ポイント: 【ロイス】 P: N: P: N: P: N: 【エフェクト】 No:名称 :Lv:タイミング:技能 :難易:対象 :射程:侵蝕:制限 :効果 —:リザレクト :1 :オート :— :— :自身 :至近:効果:— :(LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 —:ワーディング :1 :オート :— :自動:シーン:視界:なし:— :非オーヴァードをエキストラ化 【武器】 名称:種別:技能:命中:攻撃力:ガード値:射程:常備化:解説 : : : : : : : : 【防具】 名称:種別:ドッジ:行動:装甲値:常備化:解説 :防具: : : : : 【一般アイテム】 名称:種別 : 技能 :常備化:解説 : : : : 【コンボ】