約 6,451 件
https://w.atwiki.jp/fu-e30w/pages/2.html
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/423.html
「清浄さん。急な話ですが、ゼプトさんと及びしてよろしいですか?」 カーターが真っ白な表情で提案する。 「……急過ぎてびっくりするより、俺のDQNネームが厨二ネームに進化したことにびっくりしたぜ」 書斎で書類を眺めていた清浄は、棒付き飴を加えかけた姿で深い嘆息をついた。 「いえ。個人的に『清浄』という字がどうしても馴染めないものでして……。失礼かとは思いましたが、清浄は数の単位でゼプトとも表します。申し訳ありませんが、手前勝手な呼び名を考えさせていただきました」 「言われてみれば『浄化して清める』なんてスラヴィアに取っちゃぁ命日になりそうで微妙だな。ところでほんと、カーターは地球とか日本に詳しいね」 ティータの領地入りをして一週間。既に清浄とカーターは仕事も私事も気安くやり取りできる関係になっていた。 ティータが領地として拝領したゴウガシャ地方は、三方を山に囲まれた小さな村を集めた郷である。主な産業は林業と狩猟に僅かな農産物の生産と、細々と奥まった村である。 交通の要所ではないが、すぐ近くにミズハミシマへ出る船も多い大きな港がある。立地はさほど悪くないが田舎である。よくいえば避暑地のようだが、悪くいえば何もない。 領地にたどり着いて、ティータと清浄はカーターの協力を得て精力的に運営を整えた。 経済的な改善は元より、領民との交流やら生活の視察。果ては歓迎を受けてお返しに、みんなでお菓子作りと振る舞いをしたりと忙しい。 カーターの助力も大きいが、昼夜問わずティータに付き合ってなお元気な清浄の活躍も目覚しい。 「ゼプトさんは人間ですから昼に領民と仕事をなさいますが、夜も我々やティータ様にお付き合いされますよね? いつ寝られているのですか?」 「……え?」 清浄は質問の意図を図りかねるという顔で、カーターに聴き直す。 「いえ、いつ寝ているのかと。寝てますよね?」 「……は?」 ポカンとする清浄と、答えを待つカーター。 そんな書斎に、華やかな領主様が飛び込んできた。 「セイジョー! ババス伯の投資金を預かってきたわよ!」 ティータはスラヴィアで一般的なナイトドレスに身を包み、病的に白い肌を惜しげもなく晒している。隣の領地を納めるババス伯は、ティータが≪こどものきょうえん≫に参加していた頃から知り合いだ。ティータは不躾ながら挨拶をかねて領地運営に投資をしてもらう相談に行き、清浄提案の契約で取り付ける事に成功した。 「……ま、現状は投資っていうか借金だけどな」 ガリガリと棒付き飴を噛む清浄の姿は苛立たしげに見えるが、実は照れ隠しでもある。これを知っているティータは、ドレスの裾を摘みながら清浄の椅子へと枝垂れかかる。 「あら? 結構心地よく出してもらえたわよ。お菓子にも興味深々だったけど……わたしの魅力にもメロメロだったから」 「スラヴィアンにもロリコンがいるんだな」 「それはババス伯にも、わたしにも失礼ね」 手触りの良いイブニンググラブを付けた腕で、清浄の首にまとわりつく。体温を奪われ少し不愉快だが、清浄は特に逆らったりはしない。 「ババス伯はね、アンタの知らないわたしの事も知ってるのよ。≪こどものきょうえん≫じゃ結構、贔屓にしてもらったんだから」 「はいはい。ロイコンロリコ……」 清浄の嫉妬を誘うつもりだったが、あしらうつもり満々な態度に腹を立てたティータは両手に力を込める。清浄の声と息が止まり、タップする手に噛み付きながらティータの顔には徐々ながら邪悪な笑みが浮かび始める。 「そこまでです。ゼプトさんが屍人の仲間入りになりますよ。……それでティータ様。土地屍の方々はどうなさいましたか?」 イチャイチャラブラブなのか殺人なのか分からないが、カーターは割って入った。 「ん? ああ、土地屍ね。一応、カーターの御陰で協力は得られたわ」 土地屍は土着のスラヴィアンであり、領地民ではあるが厳密には配下ではない。ティータが力を分け与えた部下はまだおらず、この土地の僅かな神力で自然発生した屍人は重要な働き手であり同時にしっかり管理をしなくてはならない。 戦力にもなるが、絶対服従ではない。微妙な立ち位置である。 早く力を分け与える屍体を用意し、ティータ独自の配下を得なくては行けない。しかし、元々地球人であるティータは、いまいち乗り気ではなく避けている様子まである。 仕方なくカーターは土地屍人に協力を得る話合いをし、ババス伯との挨拶と並行して土地屍人たちとの交渉も薦めていた。 「となると次の問題は、≪饗宴≫ですね」 カーターの一言で重苦しい空気が書斎に伸し掛る。 現在、ティータは不意打ちのような饗宴を仕掛けられていた。 ゴウガシャ領に隣接した領地を納める領主に、アト卿というケンタウロススケルトンがいる。彼は貪欲かつ博奕打ち気質で、弱い相手とみるとオール・オア・ナッシングで饗宴を仕掛けるのだ。 特別な事情があれば饗宴を断れるが、領地整備に全力を注いでいたティータたちは隙をつかれ断れない状況になっていた。 「まあ相手の情報は揃ってるから、なんとかなるかもしれんがな」 朝というスラヴィアンに取っては活動外時間に、いきなり饗宴を申し込んできたアト卿の資料を、既に清浄は掴んでいた。 清浄は準備を怠らないからこそ気楽なのだ。彼は領地につくなり近郊の危険な領主をカーターの協力の元、調べ上げていた。もっともこれほど早く、しかも朝に使者を寄越すとは読めなかったようだが。 「日程は七日後。ルールはオール・オア・ナッシングで、攻・守・個人の三戦形式。全力での野戦を避けられたのは幸いでした。今のティータ様に数の利がありませんからね 負けたら領地から力、全て失う。 先ずは領地を攻めつ攻められ、最後に個人戦で先に二勝した方が勝ち。そういうルールをチョイスさせる事が出来た。 「でもよろしいのですか? 攻・守両方に勝たなければティータ様が個人戦に出ることになります」 領地で戦い合う攻・守ならば、ティータ消滅の危険性は低い。だが、個人戦となると危ない。 「ん? ああ数の利はもうこっちに有利なんだぜ」 清浄はこともなさげに言う。 「どういうこと? セイジョー? 協力してくれるからって、土地屍人の数なんて数十人よ」 「借金を前もって取り付けてあったからな。金を後から貰う条件で早く片付けたのが幸いした」 「……? それがどうして数の利になるの?」 「俺たちが負けたら、借金の取立てが出来ない契約になってるからな。それを理解できる投資家なら戦力の融通くらい頼めば聴くだろ?」 カーターとティータは同時に息を飲んだ。 「そ、それでババス伯を中心とした周辺諸侯に、必要のない投資を申し出たのですか……」 カーターは絞りだすような声を紙の身体から出す。 「こっちの立場が不利になるように思えて、その実、金で縛る作戦だ。もっとも戦費は出さないといけないし、利子とか配当を多めにしたから諸刃の剣だけどな」 清浄はさも当然とした様子で、書類の数字を調整していく。 「でかしたセイジョー!」 喜び勇んだティータは、セイジョーの頭に胸を押し付けるような形で飛び込んで抱きついた。 「首痛い、痛いって」 清浄は無邪気に喜ぶティータを引きはがし、正面に見据えた彼女の表情を見て思わず棒付き飴を飲み込みそうになった。 ティータの瞳は潤み、華奢で小さな身体は僅かに震えている。 「ありがとう、セイジョー。どうなるか……心配だったの。わたし」 饗宴が怖くないはずがない。ティータは領地と力を失うだけでなく、消滅の危機が遠のいた事に安堵しているのだ。 所詮、こどものきょうえんは遊びのようなものである。 初めての饗宴を前に不安だったのだろう。 清浄はそんな可愛らしいティータの姿を見て、 「べ、別にお前の為にやるんじゃねーよ。そ、そう、兵法家の家系としてその知識を試してみたい。俺のためなんだよ」 思わず強がった。 「な、なによ! ……そう。分かったわ。せいぜいその現代地球には役に立たないかび臭い兵法とかをこのわたしに役立てなさい! そうね、ごほーびくらいは用意してあげるから!」 ああ、なんだろうこのツンデレカップルは……。と、カーターはうなだれ、困ったように真っ白な顔に手を当てた。 「ところでこっちの戦力が分からん。こどものきょうえん優勝とかいうが、ティータはどれくらい強いんだ?」 「少々、お待ちください」 清浄の疑問に、カーターは何故かペンで自分の顔に図形を書き込む。それは左目にメガネをかけたような形だ。 そうしてティータの顔を見ながら、カーターは神妙に頷く。 「ふむ、ティータ様はおよそ45ポイントですね」 「なに? その45ポイントって?」 ティータは首を傾げた。 「戦闘力です」 「ドラゴ○ボールかよ!」 清浄が突っ込む。 「ていうか、それってスラヴィアンとして強いのか?」 「残念ながら平均以下です。アト卿が70ほどですし、個人戦での勝利は無理でしょうね」 どういう仕掛けなのか分からないが、神力だか戦技を調べる力をカーターは持つらしい。清浄は突っ込みをいれたが、内心ではすげー役に立つじゃんこれ! と絶賛していた。 「おや? ゼプトさんは10ポイントですね。なかなかのものです」 「そうなのか?」 「ええ、一般の兵士長くらいですね」 「あんまり高くないよーな、気がすんだが……」 微妙な評価に珍しく清浄が落ち込む。 「しかし、10というのは区切りがよいですね。ちょうどよいのでティータ様は4.5ゼプト。アト卿は7ゼプトと評価を変えましょう」 「「単位かよ!」」 ティータと清浄が同時に突っ込んだ。 カーターは真っ白な表情だが、どこかドヤ顔風な態度だ。 「私、思うのですが。ライダ○マンってチョップ以外は他のライダーと比べて、すべての評価が相対的に1なんですよね。スト○ンガーのパンチが9。一号のパワーが5とかに対して。これってちょうどいいから『二号のパワーはおよそ7ライダ○マン』とか『アマ○ンのスピードは10ライダ○マンだ』って単位化して良いかと常々……」 「なにを言ってるんだお前は?」 どうやらカーターは地球通というより、オタ通だったのかもしれない。 「ま、まあ趣味は人それぞれじゃない? セイジョー」 「そ、そうだな」 清浄とティータの意見が合うのは珍しい事なのだが、喜ばしいとはお互い感じなかった。 このシリーズは国関係なしに楽しめる。 タイトルの語感の良さから惹かれたけども、スラヴィアンというスパイスとその混ぜ方、スラヴィアという舞台の活用なども面白い。 今話で清浄→ゼプトと理由が明らかになったりと毎度見所や盛り上がる場面があるのが良いな -- (名無しさん) 2013-11-01 00 57 21 スラヴィアンの領地運営や饗宴など具体的に会話の中で見えてきて想像が膨らみます。地理部分がしっかり作者さんの中にありそうなのがすごいと思います。それにしてもぺらぺらなのに何かと頼もしいカーターさんでした -- (名無しさん) 2013-11-16 17 30 21 楽しい。戦闘じゃない経営での広げ方ってのが面白かった。カーターがすごくいいキャラ -- (名無しさん) 2014-07-08 23 30 05 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/469.html
ティータは不満であった。 「よ、欲求不満じゃないわよ! さかりのついた犬じゃないんだから私! なな、何言ってるのよ!」 誰に言ってるのか分からないが、ティータは水着を振り回しながら何かに向けて怒鳴る。 「……疲れてんのかしら、私」 ツインテールを解いた長い髪がティータの肢体を隠す。 ティータは衣装部屋で散らばる水着の中央に立ち、裸体を余すところなく晒している。どこか憮然とした彼女は、饗宴を無事に終えた領主の姿に見えない。 先日の対アト卿戦は大勝利に終わった。 彼の領地と財産を手に入れ、大幅な力を受け取る事が出来た。とは言っても一度には自分の十分の一しか力を吸収出来ないため、今のティータは前の時より一割増ししか強くなっていない。残りは全て臣下の屍人を作るために放出してしまった。 これによってアト卿が引き連れていた軍勢の一部と独自の軍勢を擁することでき、ティータの領地は一夜にして盤石な物となった。 清浄はいい仕事をした。文句のつけようもない。 援軍を取り付けた上に、損害ゼロでアト卿の軍勢を退けた。しかも後日には援軍を出した投資者と一同に会し、一人言いがかりを付けてきた貴族を上手く丸め込んだ。 その貴族は清浄を金の無心と援軍の要請を卑しいと詰りながら誠意を見せろと迫ってきた。清浄は冷静に「では契約書にある通り違約金として一年分の利子を付けて即座に金子をお返ししましょう」と申し出た。これを快く受け取った貴族は、周囲の貴族が素知らぬ振りをしていることにも気づかず、金だけ受け取って手勢と共に帰っていった。 後で彼が気がついたかどうか知らないが、これでは「僅か一年分の利子という破格の金額で軍勢を貸し付けた」だけである。 しかも投資から脱退したことにより、他の貴族たちは彼が受け取るべきだった五年後の利益を配分できる。他の貴族たちが口を挟まなかったのは、こういった理由だ。 何しろ最低限の五年分の利子は、アト卿の財産を見れば約束されたも同然だ。後はティータが破産せずに清浄の領地運営が多くの利益を出せば、それに応じてより大きな配当を得られる。 出資した貴族たちの清浄を見る目も段階的に変わった。 金を借りに行ったときは地球から来た呆気者と軽んじ、軍勢の要望を出したときは厚かましく抜け目ない男と扱われ、アト卿を撃退した後はティータにいい婿さんが来たと称揚し始めた。 清浄はどこまで見越していたのか、ティータには図りかねるがそれらの事は満足していた。 だが許せない不満がティータにはある。 清浄が領地運営にかかりっきりで、ティータを構わないと言う事だ。 領地に無理矢理連れてきたのはいいが、余りにも清浄が水を得た魚状態でティータの事を余り顧みない。普段からお互いツンツンとして距離を置いていたが、今はより酷くなっていた。 「……ミズハの宿じゃ、私の事を一生……ごにょごにょ……って言った癖に」 やっぱり欲求不満のようである。 「悔しい……。絶対、見返すんだから」 ティータは清浄を虜にするべく、水着を選定に熱を入れた。 本人は見返すというつもりだが、実際のところは見つめて欲しいだけだろう。素直じゃない彼女は独り言も強気だ。 困ったもんである。 「テッカテカだな」 清浄はやたらテッカテカなカーターを見て呟いた。 「シースルーですよ、シースルー。これなら海に入っても濡れません。まあ浮きますけどね。私、紙ですから」 「等身大の紙をラミネート出来るラミネータがあることにびっくりしたぜ」 カーターは人の形をした紙である。彼は透明なフィルムで挟まれ、完璧に防水処理されていた。 「しかしそれがシースルーなら普段は全裸か?」 「……ああ、そうなりますね。これからはパンツを描きます」 カーターは油性マジックを片手に軽口を叩いた。 「パンツだけかよ」 清浄はげんなりして、砂浜にしゃがみこんだ。 ティータが無理矢理海水浴に誘ったのだが、今の日本が夏でも海水浴に向くほどスラヴィアの気温は高くない。屍人ならば少し肌寒いくらいでも問題ないが、夜という事もあって清浄が泳ぐには体調不良を起こしかねず些かの覚悟がいる。 ここはアト卿が持っていた領地にして景勝地。ガラスの海岸である。 現在はティータの領地となり、地球にないこの景色は全て彼女のものだ。 ガラスの海岸の名が指すように、ここはガラス玉とガラスの島で入江が出来上がっている。かつての戦役で大熱量戦が行われ、大地を溶かして出来上がったという。 入江の抉られた崖は鏡面となっており、海から乱反射される月明かりと星明かりを映し出して全天球を泳いでいるかのような錯覚を起こさせる。打ち寄せられた色とりどりのガラスは長年の漣で磨きあげられ、鈍い光を放つガラス玉となって砂浜を星空のように飾り上げていた。 夜に抱かれる海という別名もあり、ティータはアト卿に勝った事よりこの海岸を手に入れたことを特に喜んだ。やはり情感的なところは女の子である。 だが清浄はそんな海岸でもくもくとガラス玉を拾い集めていた。 「そんなもの集めてどうするんですか? ゼプトさん」 テッカテカなカーターが問いかける。 「うーん、ちょっとなぁ」 清浄は言葉を濁した。 「拾ってるそれはガラス玉ですよ。……ゼプト、それ飴玉やない。ガラス玉や」 「舐めねーよ! てかお前はなんで日本やらアニメやら特撮に詳しいんだよ!」 「……にやり」 清浄の反応に満足したのか、カーターは油性マジックで自分の顔の部分にニヒルな笑みを浮かべる口を描いた。 「ていうかですね、ゼプトさん。海から人を殺せそうなすっごい熱い視線をこちらに向けてる方がいらっしゃるのですが……」 カーターはゼプトの後方……波打ち際に立ち尽くす女の子を指さした。 熱視線で人を殺せればいいのに……。 そんな事でも思っていそうなティータがイルカさん(ド○キホーテにて購入)を抱えて、清浄の背中を睨んでいた。 際どいほど布地が少ないセパレート水着で悩ましいほど白い肌を晒すティータは、気温のせいもあるが、一人で波打ち際に立つ姿は可哀想なほど酷く寒々しく思える。 これが激しい陽光の下ならば少しは映えるのだろうが、残念ながら柔らかい月明かりとガラスで全天球とかした入江の中では宇宙にたった一人ぼっちで取り残された迷子のようだ。 ティータは先程まで清浄の気を引くためにイルカさんに飛び乗ったり、波に逆らって転んだりとはしゃいでいたのだが…… 最後の方は「水着がズレた」とか「水着が流された」とか嘘を言って注意を向けさせようと、涙ぐましい努力までしていた。真っ赤になって本当に水着をずらしていたりしたのだが、清浄は最初から最後までガンスルーである。 作戦失敗を重ねたティータは不機嫌そうに、カーターにも視線を向け……、 「あんたはどっか行け」 という威圧感を放っている。 サミュラ直属とは言え、文官であるカーターはとかくヤワである。紙だからとかそんな単純な理由ではない。怖い物は怖いのだ。 「で、では私はここで。ごゆっくり」 「帰るならついでにゴウガシャで……ほら、お菓子作りで独創的なデザインを作った女の子たちがいたろ? あいつらをここに呼んでくれないか?」 立ち去ろうとするカーターを呼び止め、清浄は女の子をここに連れてこいと地雷埋設即ダイヴみたいな要望を発した。 「そ、それはティータ様がどう思われるか……」 「勘違いすんじゃねーよ! 工芸品のアイデアが纏まりそうなんだよ」 清浄は拾い集めたガラス玉を並べ重ねて弁明する。 その彼の後頭部にイルカさんが吶喊した。 「清浄のばかー!」 スラヴィアンの馬力で放たれたイルカさんは、清浄を突き転がしただけでは飽き足らず、カーターのテッカテカボディまで吹き飛ばした。 ティータは本当に泣きながら、ガラスの砂浜を駆けて去っていく。 「いいんですか? ゼプトさん」 防砂林に引っかかったカーターが、突っ伏す清浄に問いかける。 「……まだ流石にあいつの身体を……。胸を直視できるほど覚悟完了してないんだよ」 珍しく清浄は本音をカーターに語る。 ティータの死の原因。それは彼女の右胸に深く刻み込まれていた。走り去る背中まで貫通する傷は、テロによる爆弾事件によるものだ。 直接の死の原因になった傷を維持したまま、屍人は黄泉返る。これを消すには身体を丸ごと変える必要があり、それは生前の肉体を捨てる事に等しい。 ティータは敢えてそれを晒していた。 清浄はまだ彼女が死んでいる事に向き合えない。これは屍人を恐れたり気味悪がったりしているからなどではない。 「あの爆弾事件を防げなかったのは貴方のせいではありませんよ」 「……なんだよ。知ってんのかよ」 カーターの慰めの言葉に、清浄は苛立たしげに反応した。 「まあ……調べないわけにはいきませんからね。地球出身の領主とその恋人となれば……」 「なんでだろうな……」 清浄は懐から瞬間接着剤を取り出して、拾い集めたガラスの玉を積み上げる。それらを無言で組み上げ、接着剤で止めながら何度も何度も溜息を付く。 カーターは「ひとつつんでは親の為~……低空ドロップキック!」と叫びながら突き壊したかったが、流石に接着剤が付いてしまうことと空気を読んで衝動を押し堪えた。 やがて月が傾き始めた頃、そのガラス玉は膝丈ほどの歪んだ筒のように積み上げられて完成した。この中にマセバ産蜜蝋燭を収める。 なんとも幻想的なランプシェードだ。 鈍い光を通すガラス玉はそれぞれが自然に歪んだ球形であり、気まぐれな明かりで周囲を照らす。揺れる蜜蝋燭が生きてるかのようで、ランプシェードの中で艶かしく踊っているかのようだ。 「すげー器用だろ? 俺?」 清浄の声は暗い。 「その癖、爆弾解体には失敗してんだぜ。笑うだろ? 下手な正義感出して爆弾に手を出して失敗して、あまつさえ一人でさっさと逃げ出してるんだ。どんだけハッピーな生き方してんだよ……俺様はよ」 「……報告は聞いてます。しかし、貴方が避難誘導したことにより多くの人が助かってます。手を出さなければ被害者は多く……」 「正直、どこの誰が死のうと関係ねーよ」 カーターの慰めを遮り、怒りに任せて砂浜を殴り付けた。 「どうしてアイツだけを死なせたのか……。アイツが死ななければどこの誰が死のうと関係無い。どうしてアイツだけを助けられなかったのか……」 ああ、病んでるな。 多くの病んでる屍人を見てきたカーターにとって、清浄の病み方は比較的分かりやすくて気持ちいい。 むしろ好意に値するほどだ。 「よし、お姉さんが一肌脱いでやりましょう」 「っ! お前! 女だったのかよ! あとラミネートを剥くな!」 しんみりと空気が塗り変わる。 そんなぶち壊しの雰囲気のところへ、ティータが申し訳なさそうな顔……視線も向けず口を曲げて……帰ってきた。 「セイジョー! あ、あんたなんで追って来ないのよ! この砂浜、すごい広いのよ! さ、寂しかった……り、しないんだから! 逃げる女の子を追いかけるのは男のマナーよ!」 何を言ってるのか分からない。 「ああ、悪い」 清浄は至極簡単に謝った。 「くっ!」 いよいよ堪えきれなくなりそうになったティータの眼前に、清浄は完成したばかりのランプシェードを差し出した。 「特産になるかどうかわからんが、工芸品の試作品だ。べ、別にお前のために作ったわけじゃないが、試しに作っただけだからな。初めて作ったもんだからデキが悪いけど、欲しいってなら……」 「貰う!」「やる……」 くれてやると言われる前に、ティータは真摯な顔で受け取った。 「べ、別にほ、欲しいわけじゃないわよ。そ、そう。ちょっと今の明かりだとお部屋が明るいかなーっと思ってたとこなの。あ、アンタのなんか欲しいわけじゃないけど、せっかくだから貰って上げる!」 ティータは妙にソワソワとしながらランプシェードを抱きしめて、ツンデレセリフを散りばめた。 「……なんだこのツンデレカップル」 途中まで剥いたラミネートを戻しながらカーターは呆れたように呟いた。 毎回の領地運営と饗宴や神力のシステムが分かりやすくて面白いです。カーターは性格も見た目も本当に味のあるキャラで楽しい。ティータの水着では勝つのは無理だろうと思っていましたが最後に大逆転勝利でした -- (名無しさん) 2014-01-26 20 57 43 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/fu-e30w/pages/3.html
カウンター 今日 - 人 昨日 - 人 合計 - 人 現在-人が閲覧中。 更新履歴 取得中です。
https://w.atwiki.jp/kcb40w/pages/3.html
カウンター 今日 - 人 昨日 - 人 合計 - 人 現在-人が閲覧中。 更新履歴 取得中です。
https://w.atwiki.jp/seireimemo/pages/35.html
治癒+増幅 種別 習得条件 MPコスト 対象拡大 対抗発動 効果 追加コスト 持続効果 威力増減 仮初 ・治癒6・増幅3 土40 ○ ○ 1ターンの間、【対象:味方】のHP減少を合計150まで無効にする。 仮初 効果量 仮初Ⅱ ・治癒12・増幅6 土80 ○ ○ 1ターンの間、【対象:味方】のHP減少を合計330まで無効にする。 仮初 効果量 仮初Ⅲ ・治癒18・増幅9 土120 ○ ○ 1ターンの間、【対象:味方】のHP減少を合計540まで無効にする。 仮初 効果量 仮初Ⅳ ・治癒24・増幅12 土160 ○ ○ 1ターンの間、【対象:味方】のHP減少を合計780まで無効にする。 仮初 効果量 仮初Ⅴ ・治癒30・増幅15 土200 ○ ○ 1ターンの間、【対象:味方】のHP減少を合計1050まで無効にする。 仮初 効果量 治癒+放出 種別 習得条件 MPコスト 対象拡大 対抗発動 効果 追加コスト 持続効果 威力増減 属性攻撃吸収 ・治癒6・放出3 全10 ○ ○ 10ターンの間、【対象:味方】が属性攻撃(火炎・水冷・風雷・土重)を受けたとき、HPを+(属性攻撃力の10%)し、さらに+10する。 属性攻撃吸収 持続時間 属性攻撃吸収Ⅱ ・治癒12・放出6 全20 ○ ○ 10ターンの間、【対象:味方】が属性攻撃(火炎・水冷・風雷・土重)を受けたとき、HPを+(属性攻撃力の22%)し、さらに+22する。 属性攻撃吸収 持続時間 属性攻撃吸収Ⅲ ・治癒18・放出9 全30 ○ ○ 10ターンの間、【対象:味方】が属性攻撃(火炎・水冷・風雷・土重)を受けたとき、HPを+(属性攻撃力の36%)し、さらに+36する。 属性攻撃吸収 持続時間 属性攻撃吸収Ⅳ ・治癒24・放出12 全40 ○ ○ 10ターンの間、【対象:味方】が属性攻撃(火炎・水冷・風雷・土重)を受けたとき、HPを+(属性攻撃力の52%)し、さらに+52する。 属性攻撃吸収 持続時間 属性攻撃吸収Ⅴ ・治癒30・放出15 全50 ○ ○ 10ターンの間、【対象:味方】が属性攻撃(火炎・水冷・風雷・土重)を受けたとき、HPを+(属性攻撃力の70%)し、さらに+70する。 属性攻撃吸収 持続時間 治癒+結界 種別 習得条件 MPコスト 対象拡大 対抗発動 効果 追加コスト 持続効果 威力増減 治癒結界 ・治癒6・結界3 水40 ○ ○ 1ターンの間、【対象:味方】は行動不能になる。その後、対象のHPを+135する。 治癒結界 回復量 治癒結界Ⅱ ・治癒12・結界6 水80 ○ ○ 1ターンの間、【対象:味方】は行動不能になる。その後、対象のHPを+235する。 治癒結界 回復量 治癒結界Ⅲ ・治癒18・結界9 水120 ○ ○ 1ターンの間、【対象:味方】は行動不能になる。その後、対象のHPを+350する。 治癒結界 回復量 治癒結界Ⅳ ・治癒24・結界12 水160 ○ ○ 1ターンの間、【対象:味方】は行動不能になる。その後、対象のHPを+480する。 治癒結界 回復量 治癒結界Ⅴ ・治癒30・結界15 水200 ○ ○ 1ターンの間、【対象:味方】は行動不能になる。その後、対象のHPを+625する。 治癒結界 回復量 治癒+強化 種別 習得条件 MPコスト 対象拡大 対抗発動 効果 追加コスト 持続効果 威力増減 苦難の心 ・治癒6・強化3 全10 ○ ○ 20ターンの間、【対象:味方】の「不利な持続効果」が1つ以上のとき、対象の与回復力を+10%し、さらに「対象の不利な持続効果」1つにつき+2%する。 苦難の心 持続時間 苦難の心Ⅱ ・治癒12・強化6 全20 ○ ○ 20ターンの間、【対象:味方】の「不利な持続効果」が1つ以上のとき、対象の与回復力を+22%し、さらに「対象の不利な持続効果」1つにつき+4%する。 苦難の心 持続時間 苦難の心Ⅲ ・治癒18・強化9 全30 ○ ○ 20ターンの間、【対象:味方】の「不利な持続効果」が1つ以上のとき、対象の与回復力を+36%し、さらに「対象の不利な持続効果」1つにつき+6%する。 苦難の心 持続時間 苦難の心Ⅳ ・治癒24・強化12 全40 ○ ○ 20ターンの間、【対象:味方】の「不利な持続効果」が1つ以上のとき、対象の与回復力を+52%し、さらに「対象の不利な持続効果」1つにつき+8%する。 苦難の心 持続時間 苦難の心Ⅴ ・治癒30・強化15 全50 ○ ○ 20ターンの間、【対象:味方】の「不利な持続効果」が1つ以上のとき、対象の与回復力を+70%し、さらに「対象の不利な持続効果」1つにつき+10%する。 苦難の心 持続時間 浄化 ・治癒6・強化3・治癒:清浄・強化:異常耐性 全15 ○ ○ 【対象:味方】の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)の深度を-1する。その後、10ターンの間、対象の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)耐性を+50する。 浄化 深度 浄化Ⅱ ・治癒12・強化6 全30 ○ ○ 【対象:味方】の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)の深度を-2する。その後、10ターンの間、対象の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)耐性を+100する。 浄化 深度 浄化Ⅲ ・治癒18・強化9・治癒:清浄Ⅱ・強化:異常耐性Ⅱ 全45 ○ ○ 【対象:味方】の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)の深度を-3する。その後、10ターンの間、対象の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)耐性を+200する。 浄化 深度 浄化Ⅳ ・治癒24・強化12 全60 ○ ○ 【対象:味方】の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)の深度を-4する。その後、10ターンの間、対象の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)耐性を+400する。 浄化 深度 浄化Ⅴ ・治癒30・強化15・治癒:清浄Ⅲ・強化:異常耐性Ⅲ 全75 ○ ○ 【対象:味方】の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)の深度を-5する。その後、10ターンの間、対象の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)耐性を+800する。 浄化 深度 治癒+操作 種別 習得条件 MPコスト 対象拡大 対抗発動 効果 追加コスト 持続効果 威力増減 過剰回復 ・治癒6・操作3 水40 ○ ○ 10ターンの間、【対象:敵】の治癒力を-10する。 過剰回復 持続時間 過剰回復Ⅱ ・治癒12・操作6 水80 ○ ○ 10ターンの間、【対象:敵】の治癒力を-22する。 過剰回復 持続時間 過剰回復Ⅲ ・治癒18・操作9 水120 ○ ○ 10ターンの間、【対象:敵】の治癒力を-36する。 過剰回復 持続時間 過剰回復Ⅳ ・治癒24・操作12 水160 ○ ○ 10ターンの間、【対象:敵】の治癒力を-52する。 過剰回復 持続時間 過剰回復Ⅴ ・治癒30・操作15 水200 ○ ○ 10ターンの間、【対象:敵】の治癒力を-70する。 過剰回復 持続時間 治癒+具現 種別 習得条件 MPコスト 対象拡大 対抗発動 効果 追加コスト 持続効果 威力増減 清浄の雨 ・治癒6・具現3・治癒:清浄 水60 × × 15ターンの間、地形を「清浄の雨」にする。清浄の雨「ターン開始時に、敵味方全体の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)の持続時間を一定の確率で1ターンずつ短くする」術Lv1:100% 術Lv2:50% 術Lv3:25% 術Lv4:12% 術Lv5:6% 清浄の雨 持続時間 清浄の雨Ⅱ ・治癒12・具現6 水120 × × 15ターンの間、地形を「清浄の雨」にする。清浄の雨「ターン開始時に、敵味方全体の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)の持続時間を一定の確率で1ターンずつ短くする」術Lv1:100% 術Lv2:100% 術Lv3:50% 術Lv4:25% 術Lv5:12% 清浄の雨 持続時間 清浄の雨Ⅲ ・治癒18・具現9・治癒:清浄Ⅱ 水180 × × 15ターンの間、地形を「清浄の雨」にする。清浄の雨「ターン開始時に、敵味方全体の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)の持続時間を一定の確率で1ターンずつ短くする」術Lv1:100% 術Lv2:100% 術Lv3:100% 術Lv4:50% 術Lv5:25% 清浄の雨 持続時間 清浄の雨Ⅳ ・治癒24・具現12 水240 × × 15ターンの間、地形を「清浄の雨」にする。清浄の雨「ターン開始時に、敵味方全体の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)の持続時間を一定の確率で1ターンずつ短くする」術Lv1:100% 術Lv2:100% 術Lv3:100% 術Lv4:100% 術Lv5:50% 清浄の雨 持続時間 清浄の雨Ⅴ ・治癒30・具現15・治癒:清浄Ⅲ 水300 × × 15ターンの間、地形を「清浄の雨」にする。清浄の雨「ターン開始時に、敵味方全体の状態異常(混乱・猛毒・睡眠・麻痺)の持続時間を一定の確率で1ターンずつ短くする」術Lv1:100% 術Lv2:100% 術Lv3:100% 術Lv4:100% 術Lv5:100% 清浄の雨 持続時間 治癒+精製 種別 習得条件 MPコスト 対象拡大 対抗発動 効果 追加コスト 持続効果 威力増減 治癒の印 ・治癒6・精製3 水40 ○ ○ 【対象:味方】がHP回復の精霊術を発動したとき、回復量を+20%する。この効果は効果を2回発揮すると消失する。 治癒の印 回数 治癒の印Ⅱ ・治癒12・精製6 水80 ○ ○ 【対象:味方】がHP回復の精霊術を発動したとき、回復量を+20%する。この効果は効果を4回発揮すると消失する。 治癒の印 回数 治癒の印Ⅲ ・治癒18・精製9 水120 ○ ○ 【対象:味方】がHP回復の精霊術を発動したとき、回復量を+20%する。この効果は効果を6回発揮すると消失する。 治癒の印 回数 治癒の印Ⅳ ・治癒24・精製12 水160 ○ ○ 【対象:味方】がHP回復の精霊術を発動したとき、回復量を+20%する。この効果は効果を8回発揮すると消失する。 治癒の印 回数 治癒の印Ⅴ ・治癒30・精製15 水200 ○ ○ 【対象:味方】がHP回復の精霊術を発動したとき、回復量を+20%する。この効果は効果を10回発揮すると消失する。 治癒の印 回数 混乱予防薬 ・治癒6・精製3・治癒:清浄 火40 ○ ○ 10ターンの間、【対象:味方】が状態異常攻撃(混乱)を受けたとき、深度を-1する。 異常予防薬 持続時間 混乱予防薬Ⅱ ・治癒12・精製6 火80 ○ ○ 10ターンの間、【対象:味方】が状態異常攻撃(混乱)を受けたとき、深度を-2する。 異常予防薬 持続時間 混乱予防薬Ⅲ ・治癒18・精製9・治癒:清浄Ⅱ 火120 ○ ○ 10ターンの間、【対象:味方】が状態異常攻撃(混乱)を受けたとき、深度を-3する。 異常予防薬 持続時間 混乱予防薬Ⅳ ・治癒24・精製12 火160 ○ ○ 10ターンの間、【対象:味方】が状態異常攻撃(混乱)を受けたとき、深度を-4する。 異常予防薬 持続時間 混乱予防薬Ⅴ ・治癒30・精製15・治癒:清浄Ⅲ 火200 ○ ○ 10ターンの間、【対象:味方】が状態異常攻撃(混乱)を受けたとき、深度を-5する。 異常予防薬 持続時間
https://w.atwiki.jp/aa222/pages/92.html
https://w.atwiki.jp/gods/pages/1525.html
ショウジョウビクドウジ(清浄比丘童子) ハチダイドウジ(八大童子)の一人。 関連: フドウミョウオウ (不動明王) 別名: ショウジョウビク (清浄比丘) セイジョウビクドウジ (清浄比丘童子)
https://w.atwiki.jp/ryouhouji/pages/1905.html
壱 弐 参 極 名前 [恵神]普賢菩薩 (けいしん ふげんぼさつ) セリフ 壱 「白き蓮の花のように、清浄に在るべきだ」 弐 「白き蓮の花のように、清浄に在るべきだ」 参 「白き蓮の花のように、清浄に在るべきだ」 極 「白き蓮の花のように、清浄に在るべきだ」 解説 文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍として祀られることが多い、梵名のサマンタ・バドラとは「普く賢い者」の意味であり仏の慈悲と理知を顕して人々を救う賢者とされる。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 壱 SSR 32 6730 6050 5750 弐 7400 6660 6330 参 8140 7330 6960 極 9770 8790 8360 術式名 属性 MAX Lv 効果 専:穢れない真白き蓮 光 10 敵単体の攻防ダウン お邪魔戦術式 発動率 攻撃力アップ 高 備考:
https://w.atwiki.jp/ryouhouji/pages/1311.html
壱 弐 参 極 名前 [東南天]アグニ (とうなんてん あぐに) セリフ 壱 「火はすべてにおいて清浄なる存在で在るべきだと思いませんこと?」 弐 「火はすべてにおいて清浄なる存在で在るべきだと思いませんこと?」 参 「火はすべてにおいて清浄なる存在で在るべきだと思いませんこと?」 極 「火はすべてにおいて清浄なる存在で在るべきだと思いませんこと?」 解説 仏教における天部に属する十二天の一人。その名の通り「火」が神格化された存在で、古くから信仰の対象とされている。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 壱 SSR 37 6590 6190 5320 弐 7450 7000 6010 参 8420 7910 6800 極 9520 8940 7680 術式名 属性 MAX Lv 効果 専:火天の焔 火 10 敵単体の攻防ダウン お邪魔戦術式 発動率 攻撃力アップ 高 備考: