約 2,321 件
https://w.atwiki.jp/orisutatournament/pages/298.html
No.7156 【スタンド名】 ディメンション・トリッパー 【本体】 三船 重兵衛(ミフネ ジュウベエ) 【能力】 触れたものを急加速させる オリスタ図鑑 No.7156
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/1180.html
元スレURL 歩夢「皆おはよう!」 概要 日々の活動に意欲的な姿勢を見せる彼女に困惑気味の周囲 一体何が…? タグ ^虹ヶ咲 ^三船栞子 ^ミステリ ^サスペンス 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/1811.html
元スレURL 「「「栞子ちゃんおめでとう♡」」」栞子「ゎ…ぁ…」 概要 しお誕2022 パーティの後に… タグ ^三船栞子 ^桜坂しずく ^上原歩夢 ^近江彼方 ^短編 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/2041.html
元スレURL しずく「誰にでもなれますよ♪」 すみれ「それじゃあ……」 概要 座長による健全(?)イメプレ店 タグ ^桜坂しずく ^平安名すみれ ^唐可可 ^三船栞子 ^短編 ^ほのぼの ^コメディ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/1325.html
元スレURL かすみ「今日はいよいよ契約更新の日です!」 概要 今年も色々あったけど果たして苦労の見返りは…? タグ ^虹ヶ咲 ^三船栞子 ^鐘嵐珠 ^ミア・テイラー ^短編 ^コメディ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/820.html
元スレURL 栞子「お二人には同好会監視委員をやっていただきたいんです」 概要 なぜ監視委員は生まれたのか 衝撃の内情とは タグ ^右月 ^左月 ^三船栞子 ^短編 ^シリアス 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/1370.html
元スレURL 歩夢「栞子ちゃんとお誕生日会」 概要 しお誕2021 歩夢宅で誕生会? すっかり彼女のペースに乗せられる栞子 タグ ^三船栞子 ^上原歩夢 ^あなた ^ほのぼの ^あゆしお 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/llnj_ss/pages/1748.html
元スレURL ランジュ「彼方ってシスコンよね!」 栞子「こら、ランジュ!」 概要 私の幼馴染は物言いが直截すぎて困ります タグ ^三船栞子 ^鐘嵐珠 ^虹ヶ咲 ^短編 ^コメディ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mbmr/pages/203.html
だって、私はお姉ちゃんだから ◆44Kea75srM 長めのネイルが掌の皮膚を突き破るほど強く、アタシは拳を握り込んだ。左右の手でグッと。痛みを堪えるように。 違う。堪えていたのは痛みは痛みでも心の痛み。身体はそりゃ、多少の傷や疲れはあるけれども、健康そのものだ。 だけど心は摩耗して、疲弊して、嗚咽を漏らしたいほどに苦しんでいた。アタシはただ、その痛みに耐えた。 限界はすぐに訪れた。心が悲鳴をあげる。我慢は辛い。吐き出したい。吐き出したいよ。耐えてもいいことなんてない。 それでもアタシは必死に耐えようと、拳を地面に打ちつけた。ガッ、ガッ、ガッと。何度も何度も打ちつけた。 皮が剥け、傷が走り、血が滲む。すぐに両手がボロボロになった。日頃の手入れが馬鹿らしくなるくらいの有様だった。 たぶん、美優さんが止めてくれなかったら、アタシはもっと続けていたと思う。それこそ、両手が粉々になるまで。 「そんな……嘘だよ。いつもの冗談でしょ? お姉ちゃんをからかおうって……そういうのじゃ、ないの?」 美優さんに後ろから羽交い絞めにされながら、じたばたと暴れる。周囲は住宅地、住人がいたら奇異の眼差しを向けられただろう。 よかった。ここがアタシの知ってる街じゃなくて。ううん。別にいいよ。誰が見てたって構わない。 アタシはただ叫びたかった。悔しさと悲しさをなにかにぶつけたくて、暴力の権化になろうとしていた。 「どうして……どうして莉嘉が死ななきゃならないのっ!?」 アタシはちひろさんの放送を聞いた。殺し合いが始まってから六時間、その間に死んだアイドルの名前を読み上げる放送を。 その中にアタシ、城ヶ崎美嘉の妹である城ヶ崎莉嘉の名前があったのだ。ちひろさんはいつもの調子で、莉嘉の名を呼んだ。 なにそれ。なんでそこで『城ヶ崎莉嘉』って言うの? だって、それじゃまるで、城ヶ崎莉嘉って名前の子が死んだみたいじゃん。 違う。『みたい』じゃなくて、本当に死んだんだ。城ヶ崎莉嘉って名前のアイドルは死んだ。アタシの妹は、死んじゃった……。 「うぅ……ぁあああああああああああああああああああああああああ…………」 放送が終わって数分、アタシと美優さんは放心状態に陥り――そしてまた数分、アタシはその場に崩れ落ちた。 ピンキーハート全開のカリスマギャルで通しているアタシが、往来の真ん中で外聞もなくわんわん泣き喚いた。 美優さんはそんなアタシを見てどうしていいかわからないようだった。泣き崩れるアタシから距離を取り、おろおろする。 「美嘉ちゃん…………」 わかるよ美優さん。アタシが美優さんの立場だったら、同じようにおろおろしてたと思う。でもごめん。止められないんだ。 叫び声が止められない。悲しみの涙が止められない。失意が止められない。どこまでもどこまでも、どん底まで落ちていく。 いまのアタシはアイドルじゃない。おもちゃを買ってもらえなくておもちゃ屋さんで駄々をこねる子供だ。 泣いたり、床を転げまわったりしても、なにも変わらないってわかってるのに……っ! どうしよう、アタシ、子供だ! 「嘘だって、嘘だって言ってよぉ…………莉嘉ぁ――――っ!」 近くに誰か、凶暴な人がいるかもしれない。ただでさえ、数時間前には愛梨ちゃんに襲われたばかりだっていうのに。 でも、いいよ。いまなら誰に襲われたっていい。そんなことより、いまは泣きたいんだ。泣けるなら、襲われるくらいっ。 「えぁぁああうああああああああああ……っぐぁああっ……ぅああわあああああああああっ、ああ~……」 アタシは……アタシは! この六時間、いままでなにをやってたの!? なんでもっと必死にならなかったんだ、城ヶ崎美嘉! 殺し合いが始まってすぐに、もっと積極的に走り回って妹を捜せば……っ、そうすれば、莉嘉は死ななくて済んだかもしれないのに! 誰なの。いったい誰が莉嘉を殺したの!? 今度はアタシが殺してやるから、いますぐ出てきなさいよ! 許さない。絶対に許さない! 違うよぉ……それ以上に許せないのは、アタシだ。アタシ、お姉ちゃんなのに。妹は、お姉ちゃんのアタシが守らなきゃいけないのに。 それなのに、アタシは莉嘉を亡くして……それなのに、お姉ちゃんのアタシはのうのうと生きて! なんでよっ! 「アタシなんて……アタシなんてっ! 莉嘉じゃなくて、アタシが死ねばよかったんだッ!」 また拳を握りこんで、地面に叩きつけた。皮が破けて、赤黒い肉が露出する。骨が見えるまで殴ってやろうと思った。 痛い。痛いよ。だけどこんな痛みっ。妹は、莉嘉は文字通り死ぬほど痛い思いをしたんだ。これくらいっ、莉嘉に比べればっ! 「――美嘉ちゃん!」 振り上げた拳が、不意に動かなくなった。 後ろを見ると、美優さんがアタシを羽交い絞めにしていた。 背後から抱きつくような姿勢で、アタシの凶行を止めようとしている。 「大丈夫、大丈夫だから……!」 美優さんは耳元でそんなことを言ってきた。大丈夫? 大丈夫って? なにが大丈夫なのかわからないよ、美優さん。 少なくとも、莉嘉のことじゃないでしょ? だって莉嘉は死んじゃったんだから。死んじゃったのに、大丈夫なわけないじゃん。 じゃあなにが大丈夫なのよ。この人はどんな根拠があって『大丈夫』なんて言葉を口にしているの? 莉嘉が死んだのに! 「お願いだから、自棄にならないで。美嘉ちゃんが傷ついたら、きっと莉嘉ちゃんも悲しむから……っ」 どこかの人が死ぬ小説から引用したような、綺麗な言葉――だけど、その一言で、アタシの頭は爆発しそうになった。 羽交い絞めにされながらなおも暴れ、結果として美優さんの顔面に裏拳が当たった。そしてそのまま払いのける。 「大丈夫……? 大丈夫なわけないでしょ。そんな綺麗事、軽々しく口にしないでよっ!」 アタシの怒声に、美優さんは怯えたような表情を見せた。鏡はないけど、たぶんそれくらい、アタシは怖い顔をしていたんだと思う。 違うの。美優さんを怖がらせるつもりなんてないの。美優さんに怒ってるわけじゃない。怒ってる場合じゃないのもわかる。 だけどね。やっぱり止められないんだ。自分の感情が抑えられない。暴走っていうのかな。どうにもならないの。 「慰めたりなんてしないで! アタシが泣きやめば、莉嘉は戻ってくるの!? そんなわけ……そんなわけぇ……」 ああもう、駄目だ。声にまで涙が滲んできた。くそっ、くそっ、格好悪いなぁ……こんなんじゃ莉嘉に笑われちゃう。 むしろ笑ってほしいよ。お姉ちゃんカッコワルーって、いっそ懲らしめたいほどバカにされたい。 わかってる。死んじゃったら、もう笑うこともできないんだよね。もう、莉嘉の笑った顔を見ることも、笑い声を聞くことも、できないんだ。 「なんでっ! なんで莉嘉がっ! あの子はこんなところで死んでいい子じゃない。だって、あの子はあんなにいい子で……っ!」 髪を止めていたリボンをほどき、乱暴に頭を掻き毟った。愛梨ちゃんとの銃撃戦で乱れていた髪はさらにぐしゃぐしゃ。みっともないよね。 物に当たるってこういうことを言うのだろう。アタシは肩に下げていたデイパックを掴み、ガンガンと地面に叩きつけた。 中に拳銃とか銃弾入りのケースとか入ってるからそんな音がするのかな。危ないかも。いいよもう。どうなったっていい。 でも美優さんは心配なんだろうね。懲りずにまたアタシを止めようとした。アタシはそんな美優さんに酷いことをした。 デイパックを投げつけたのだ。それも顔面に向かって。美優さんはそれをまともに食らった。顔は赤くなり、鼻から血が垂れる。 「あっ……」 それを見て、アタシはようやく落ち着きを取り戻した。熱く滾っていた感情が、さーっと冷めていく。美優さんの痛そうな姿を見たからだ。 ……なにやってんのよ、アタシ。もう、泣きたいよ。とっくに泣いてるけどさ。そういう意味じゃなくて、とにかく泣きたい。 頭の中こんがらがっちゃって、ぐちゃぐちゃで、上手く言葉にできない。どうすればいいの。どうすればいいのか、誰か教えてよ……っ! 「美嘉ちゃん」 美優さんは。 美優さんは、優しくアタシを抱きしめてくれた。 「ごめん。ごめんなさい。私、年上なのに。私、美嘉ちゃんよりもお姉ちゃんなのに。それなのに、なにもできなくて……」 羽交い絞めじゃない。抱擁、という言葉がぴったりな優しい抱き方。美優さん、母性強いな。こんなの、余計に子供みたいじゃん。 みたいじゃなくて、子供か。アタシ。お姉ちゃんなんて粋がったって、アタシはまだ17歳。どうしようもなく、子供なんだ。 「私、本当に……っ。ひぐっ……」 それに、さ。 なんで美優さんまで泣いてるのよ。 「うぇぐ、えぐっ、りが、莉嘉ちゃん……っ。莉嘉ぢゃん…………っ」 美優さん関係ないじゃん。莉嘉はアタシの妹で、アタシは莉嘉のお姉ちゃんで、莉嘉はそりゃ、美優さんに懐いてたかもしれないけど。 そんなの全部、関係ないよ。人間関係とかそういうのじゃない。もっと根本的に大切なこと。決して無視できない、嬉しいこと。 美優さんはいま、莉嘉のために泣いてくれてるんだ。アタシの妹が死んじゃったことに悲しんでくれてるんだ。 アタシと一緒だ。美優さん、アタシと一緒なんだよ。わかりなよ美嘉。アンタがわからなくてどうすんのよ。 アンタ、莉嘉のお姉ちゃんなんでしょ。だったら……だったらさ。子供みたいな泣きわめくより先に、やることがあるでしょ。 「美優さん……アタシ、アタシは――――あっ、うあっ、ああ…………あぁ~…………」 でもやっぱり、駄目だった。物に当たりたい衝動は収まったけど、泣きたい衝動はまだまだ元気で、アタシは抗うことができなかった。 そのまま、アタシと美優さんは泣いた。道の真ん中でわんわん泣いた。どっちの声が大きいか、張り合うくらいお互い自重しなかった。 映画なんかだと、家族が死んで悲しんでるシーンってさらりと飛ばされたりするけどさ。アタシ当事者だし、現実はそうもいかないよね。 ごめん。 ごめんね、莉嘉。 守ってあげられなくてごめん。 だめなお姉ちゃんでごめん。 もう、なにもしてあげられないけど。 許してなんて言うつもりもないけど。 聞いてくれなくてもいいけど。 だけど言わせて。 ごめんね。 本当に、ごめんなさい―― ◇ ◇ ◇ 悲しさは癒えないけれど、このまま外で泣いているのは危ないから。近くの家を拝借して、私と美嘉ちゃんはそこで休むことにした。 美嘉ちゃんは誰もいないリビングのソファに寝転がり、しばらくしてから眠りについた。その目元は涙でぐしょぐしょだった。 私も泣き疲れちゃったけど、いまは眠ることはできない。だって、私はお姉ちゃんだから。美嘉ちゃんよりも、年上だから。 「美嘉ちゃん……ありがとう」 感謝の気持ちは、愛梨ちゃんに襲われたとき、自棄になっていた私を立たせてくれた美嘉ちゃんに向けて。 美嘉ちゃんがいてくれなかったら、いまの私はない。だからせめて、美嘉ちゃんに恩返しがしたいと思った。 彼女の妹の莉嘉ちゃんは死んでしまった。それは私にはどうにもできない。でも、悲しんでばかりはいられないもの。 「莉嘉ちゃん……雪美ちゃん……」 放送で呼ばれた十五人の死亡者。その中で私が交友を持っていたのは、城ヶ崎莉嘉ちゃんと佐城雪美ちゃんの二人だった。 雪美ちゃんは小さな女の子だ。年長者の私は若い彼女と事務所で一緒に留守番を任されることもあって、そこから仲良くなった。 あとから、同じプロデューサーさんが私たちのプロデュースを担当することが決まって。そしたらさらに仲良くなった。 仕事やレッスンがない日は、莉嘉ちゃんも交えて一緒に遊んだりしてたのに……それなのに、幼い二人が死んでしまうだなんて。 思い出を噛み締めると、また涙が零れ落ちそうになる。駄目。駄目よ私。私はお姉ちゃんなんだから。泣いてちゃ駄目。 そう、お姉ちゃん。年上の私は、美嘉ちゃんのお姉ちゃんになろうと思う。それがここでの私の役目だと、私がいま、そう決めた。 「『生きて』――生きるわ。絶対に生き抜いてみせる。だから美嘉ちゃんも一緒に生きましょう」 眠りにつく美嘉ちゃんの頭を、優しく撫でる。髪を下ろしメイクの剥がれた彼女は、カリスマギャルなんかじゃない。 ただの女の子。私よりも歳の低い、私が守らなくちゃいけない――本当に、ただの女の子なんだ。 私は、美嘉ちゃんに『生きて』って言われてすごく嬉しかったから。もう死のうだなんて思わない。 生きるなら、美嘉ちゃんの隣で。美嘉ちゃんが私と同じ道を歩みそうになったら、今度は私が『生きて』って。 「プロデューサーさん。私、この子と一緒に生きたいです。あなたにはご迷惑をかけてしまうかもしれません。でも……どうか、許してください」 囚われ、命の危機に貧しているプロデューサーさん。私に彼を救い出す力はない。 運営に逆らい、殺し合いを拒む私への制裁として、それでプロデューサーさんが殺されてしまうかもしれない。 けれどやっぱり、私にはできない。私には愛梨ちゃんのような道を選択することはできない。でも。 身勝手な女の身勝手な妄想かもしれないけれど、プロデューサーさんなら『それでいいんだよ』と言ってくれるだろうから。 「私たちは、少し疲れすぎたのよ。いまはせめて、ゆっくり休もう……美嘉ちゃん」 奥の寝室へ行き、押入れから毛布を持ってきて、美嘉ちゃんの身体にかけてあげる。 私は、まだ眠ることはできない。彼女のためにも、やらなきゃいけないことがあるから。 リビングの窓に鍵がかかっていること、閉め切ったカーテンに外から見えるような隙間がないことを、よく確認する。 音を立てないようゆっくりと玄関のドアを開き、私は身一つで外に出た。 朝の陽光が涙で腫れた目に突き刺さる。眩しい。朝が来たんだ。アイドルとしてのお仕事が始まる朝じゃない。殺し合いの朝が。 「……よしっ。今日もがんばろう」 私は、生きると決めた。美嘉ちゃんのために……なんて言ったら叱られちゃうから、誰よりもまずは、自分のために。 生きると決めたからには、しっかりしなくちゃいけない。なにをしっかりするのかといえば、ライフラインとなる荷物の管理だ。 さっき、美嘉ちゃんが泣き崩れたとき彼女が投げつけてきた荷物。実はあれを道端に放置したままだったのだ。 あのときはとりあえず落ち着ける場所に行こうと必死だったから、荷物を拾っている余裕なんてなかった。 美嘉ちゃんのバッグには銃と発煙手榴弾が入っている。あれはこれからを生き抜くためには絶対に必要なものだ。 それに……美嘉ちゃんのつけていたリボンも。アイドルがトレードマークを失ってしまうのはNGよね。 「うふふっ」 自然と笑みが零れてしまう。だって莉嘉ちゃんにいつも自慢されていたもの。お姉ちゃんがどれだけ可愛いかってこと。 実際に話してみた美嘉ちゃんは可愛いだけじゃなくて、格好良くて……本当に、アイドルとして劣等感を覚えてしまうくらい輝いていた。 そんな美嘉ちゃんが手を差し伸べてくれたからこそ、私は立ち上がることができたのよね。うん。 さあ。見慣れない街で物を探すのは大変だけれど、移動はそんなにしていないし、バッグが落ちている場所も近くだったと思う。 風に飛ばされたりしてなければいいけれど。それにしても気持ちのいい朝だ。状況が状況じゃなければ、まったりお散歩したいな。 ぬっ。 私は、ビクッとした。ぽかぽかした気分で道を歩いていたら、道の曲がり角から急に人が飛び出してきたのだ。 ちらりと目に映ったその顔には、見覚えがある。三村かな子ちゃんだ。莉嘉ちゃんや雪美ちゃんと一緒に、スイーツの話で盛り上がったことがある。 でもなんだろう。目の前のかな子ちゃんは、私の知っているかな子ちゃんとは違う気がした。 普段は可愛いのに、いまは顔が怖い。それに、その手には海賊の持つ刀のようなものが握られていて、刀身には染みのようなものが―― えっ。 ずぶりという音が聞こえた。曲がり角から飛び出してきたかな子ちゃんはそのまま私に肉薄して、私を刺してきた。 ナイフなんてちっぽけなものじゃない。大きく無骨な、本物の刀で。お腹の少し上、胸の、心臓のあたりを、ずぶりと。 あっ……喉の奥から血が昇ってくる。じんわりとした暖かさがおなかを、そして脳の中を駆け巡っていく。 そっかぁ。 私……死んじゃうんだ。 悟った次の瞬間、身体はばたりと倒れた。 本当の即死っていうものは、走馬灯を見る暇もないのね。 「ごめんなさい。あなたのアイドル、いただきます」 死に逝く私には、かな子ちゃんの言葉の意味はわからなかった。 ◇ ◇ ◇ 「ごめんなさい。あなたのアイドル、いただきました」 三船さん――三船美優さんから奪った“アイドル”は、どこか安らかな表情をしているように思えました。 おかしいです。私が目の前に現れたときは、驚いた顔を浮かべたのに。それに、刺したときは痛そうな顔も。 なんで、どこで表情が変わったんだろう……ひょっとして、死にたかったの? 死ねたから、最期にこんな表情をしたの? 私は少し不気味に思い、三船さんから奪った“アイドル”をくちゃくちゃに丸めて排水口の溝に捨てました。 「これで二人……ううん。十六人」 六時の放送を思い出します。夜の間に私が殺せたアイドルは一人。それでも、全体では十五人ものアイドルが死んでいました。 私の他にも意欲的に殺して回っている人がいる。それはひょっとしたら、私や大槻さんみたいに目をかけられた人かもしれない。 案外、その人数は多いのかもしれません。でもだからって、私がアイドルを殺さない理由にはならない。 三船さんを見つけたのは偶然でした。本当に偶然、街を散策していたら暢気に歩いている三船をさんを発見したんです。 第一印象で、この人は殺し合いをしていないアイドルだって直感しました。そしてそれは正解だったようです。 だって三船さんはなにも武器を持っていません。殺し合いをする意思を持っている人が武器も持たずに街を徘徊するだなんて幻想です。 たぶん……三船さんは気が狂っていたんだと思います。気が狂っていたからこそ、怯えもせずにあんな顔で最期を迎えたんです。 こんな状況下ですから、一人くらいそういう人がいたっておかしくありません。いえ、きっともう何人かいるはずです。 私だって、トレーニングを受けていなかったらどうなっていたことか……仮定の話をするのはやめよう。現実を生きなきゃ。 「あれ。でも三船さん……武器どころか、なにも持っていない……?」 三船さんは手ぶらでした。本来なら肩に下げているべきデイパックも見当たりません。紛失したのでしょうか? もしくは……この近くに拠点としている場所があり、荷物は一旦そこに置いてあるのかもしれません。 住宅地ですし、さっきまで夜でしたから。この島に放り込まれてからの六時間、ずっとそうして隠れていたのかもしれません。 そして夜が明けて、朝の日差しがあまりにも気持ちよかったから、状況を忘れたお散歩……ありえなくはないです。 だとしたら、彼女の支給品も手付かずかも。おそらくはあたりの民家に――時間を割く価値は、あるかもしれません。 「探してみよう」 放送前に病院で医療品を調達することはできましたが、武器は大いに越したことはありません。 手持ちの銃器には弾薬という制限がありますし、ストロベリー・ボムも使いづらいところがあります。 三船さんみたいに、無抵抗な人の隙をつけるのであれば、カットラスの一本でも充分なのですが。 背中のデイパックから感じるずしりとした重み。三船さんじゃありませんが、私もそろそろ拠点を用意したいです。 訓練を積んだとはいえ、荷物が重たいと動きが鈍くなりますから。あとで、どこか倉庫代わりになりそうな場所を探さないと。 できればふかふかのベッドがあるといいな……なんて。ううん。休むのはもっと先。体力が尽きてから。 「おなかも空いたなあ……」 ぽつりと、本音が零れてしまいました。 あと一人くらい殺したら、朝ごはんにしましょう。 できればおいしいお菓子がいいなっ、なんて。 【G-3 住宅地/一日目 朝】 【三村かな子】 【装備:US M16A2(27/30)、カーアームズK9(7/7)】 【所持品:基本支給品一式(+情報端末に主催からの送信あり、ストロベリー・ソナー入り)、医療品セット M16A2の予備マガジンx4、カーアームズK7の予備マガジンx2、カットラス、ストロベリー・ボムx11】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本方針:アイドルを全員殺してプロデューサーを助ける。アイドルは出来る限り“顔”まで殺す。 1:三船美優が拠点にしていた可能性があるため、周辺の民家を漁り彼女の荷物と支給品を探し出す。 2:後々のため、武器などを保管でき自身も身を休めることのできる拠点を用意したい。 【医療品セット@現地調達】 三村かな子が病院内で調達した医療用品のセット。詳細は不明。 【G-3 民家/一日目 朝】 【城ヶ崎美嘉】 【装備:なし】 【所持品:なし】 【状態:肩と両手に軽傷】 【思考・行動】 基本方針:殺されたくはないが、殺したくない。 1:莉嘉……。 ※リボンがなく髪を下ろしている状態です。 ※三船美優の所持品(基本支給品一式、不明支給品(0~1)は城ヶ崎美嘉がいる民家のリビングに放置されています。 ※城ヶ崎美嘉の所持品(基本支給品一式、コルトSAA"ピースメーカー"(0/6)、M18発煙手榴弾(赤×1、黄×1、緑×1)、.45LC弾×30)と 彼女のリボンはG-3住宅地の往来に放置されています。 【三船美優 死亡】 前:いねむりブランシュネージュ! 投下順に読む 次:wholeheartedly 前:Joker to love/The mad murderer 時系列順に読む 次:wholeheartedly 前:一人じゃない、星にウィンク 三村かな子 次:彼女たちは悪夢の中のトゥエルブモンキーズ 前:今を生きること 城ヶ崎美嘉 三船美優 死亡 三船美優補完エピソード:粉雪 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/vipdetrpg/pages/531.html
使用システム 異界戦記カオスフレアSC キャンペーン・ワールドブレイク・第一話『断たれる世界』 参加メンバー 夜霧 迅(Dフラグメント製の刀“界断”を持つフォーリナー剣士) 響(不死鳥の異名を持つ特Ⅲ型2番艦) Gemini007(迅に仕える戦略用機械天使) 橘 八白(死ねない身体を持つ不老不死の少女) 【セッショントレーラー】 クシャスラ始源主義龍皇国に災厄が迫る。 絶え間なく続く地響きはアウステル山脈崩壊の兆し。 弧界を失った彼女らの国はまたしても消えてしまうのか。 アラドゥス=タルトゥースの地上掃滅計画が始まる中、 三千世界を救う為、救世主たちがオリジンへと舞い降りる。 異界戦記カオスフレアSCキャンペーン・ワールドブレイク 第一話『断たれる世界』 だが、これは始まりに過ぎない事を、今は誰も知らない……。 【ハンドアウト】 ――――――――――――――――――――――――――――― PC① 夜霧 迅 ●シナリオパス:クシャスラの人々への尽力 キミは蔵の中で一振りの刀、“界断”を手にした。 その直後、キミはルイムニー大森林の奥地へと飛ばされる。 そこでクシャスラ龍皇国の人々と出会い、心を通わせる。 滅亡を迎えようとする国と民のため、 そして自身の正義の為にキミは立ち上がった。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC② 響 ●シナリオパス:地上掃滅計画への阻止 キミはアラドゥス=タルトゥースの地上掃滅計画を知った。 この計画が実行に移されればアウステル山脈は崩壊する。 しかし、キミの言葉に耳を貸すものはなく、 そうして流れ続けてクシャスラ龍皇国へと辿り着いた。 ここならばキミと共に立ち向かう仲間が見つかるかもしれない。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC③ Gemini007 ●シナリオパス:夜霧 迅への興味 キミは大戦前に封印された機械天使だ。 ある時、キミはメタトロンによって封印を解かれた。 何も答えない彼は、全てを知りたければ、 オリジンに降りたフォーリナーに協力するようキミに求める。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC④ 橘 八白 ●シナリオパス:クシャスラ龍皇国への悔恨 キミは様々な弧界を彷徨ってクシャスラ龍皇国へと辿り着いた。 失われた故郷を思い起こすキミの耳にイヤな噂が飛び込む。 この国が山脈の崩落に呑まれて沈むかもしれないという。 クシャスラをもう一度失うかもしれない恐怖と悲しみ。 それがキミを駆け出させた。 ――――――――――――――――――――――――――――― ログファイル HTMLログ版 キャンペーン・ワールドブレイク・第二話『死都崩壊』 【セッショントレーラー】 遂に始まったアラドゥス=タルトゥース深国との決戦。 そして戦いによって引き裂かれる戦友との絆。 大陸を沈めんとする“悲劇の歌長”淡海往久の思惑とは。 今、オリジンを巡る1つの戦いに終止符が打たれる。 異界戦記カオスフレアSCキャンペーン・ワールドブレイク 第二話『死都崩壊』 ……これは1つの戦いの終わりに過ぎない。 【ハンドアウト】 ――――――――――――――――――――――――――――― PC① 響 ●シナリオパス:電への家族 キミは旧帝国海軍の暗号電文を受信する。 それは知るのはキミと、かつてのキミの仲間だけ。 暗号に示された地点へ一人で向かうと、 そこには姉妹艦である電がキミの到着を待っていた。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC② 真城 海斗 ●シナリオパス:淡海往久への疑念 アラドゥスに居たキミは淡海往久という人物を知っている。 何故彼がここまで性急に大陸を沈めようとするのか、 オリジン全土に対して無謀な宣戦布告を行なったのか。 その疑念を払拭すべく淡海と対峙する決意を固める。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC③ 夜霧 迅 ●シナリオパス:夜霧 漸への家族 キミはダスクフレアとなった祖父、夜霧 漸を倒した。 何故、祖父は淡海往久に従ってキミたちと戦ったのか、 その理由を知る為には淡海往久に会わねばならない。 キミは真相を確かめるべく淡海と対峙する決意を固める。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC④ Gemini007 ●シナリオパス:造物主からの利用 キミは造物主に造られ、そして使われることなく封印された。 何の為に? 使う必要もなく生み出されたというのか? キミの中の疑念は少しずつ確信へと変わっていく。 今こうしてここにいる事こそが造物主の意志であると。 ――――――――――――――――――――――――――――― ログファイル HTMLログ版 キャンペーン・ワールドブレイク&デッドライン 第三話 【セッショントレーラー】 アラドゥス=タルトゥース深国との戦争も終結し、 ようやく戦乱に荒れたオリジンの海に一時の平穏が訪れた。 この戦いで失ったものへの悲しみを癒すべく、 カオスフレアたちは海水浴場で束の間の休息を得る。 そして開催されるビーチコンテスト。 だが、そこには邪悪な陰謀が潜んでいた。 異界戦記カオスフレアSCキャンペーン・ワールドブレイク&デッドライン第三話『海だ! ビーチだ! バカンスだ!』 双頭深海怪獣オクトドン登場。 【ハンドアウト】 ――――――――――――――――――――――――――――― ●シナリオパス:コナーズからの執着 キミが浜辺を散歩しているとコナーズという富豪に ビーチコンテストに参加しないかと誘いを受ける。 浜辺に集まった美人を集めての一大コンテストで、 なんでも優勝者やベスト8に残った参加者には賞金も出すと言う。 ――――――――――――――――――――――――――――― ●シナリオパス:老人からの警告 キミはビーチを散歩中に杖を振り回して暴れる老人と遭遇する。 彼によるとビーチのオーナーであるコナーズが コンテストの為、ビーチの祭壇を撤去してしまったという。 なんでも昔、とても危険な怪物を封印していたらしく、 このままでは祟りで大変な事になると説明する。 ――――――――――――――――――――――――――――― ログファイル HTMLログ版 キャンペーン・ワールドブレイク・第四話『審判の日』 【セッショントレーラー】 突如として失踪したGemini007。 それに呼応するかのように各勢力が遺跡争奪戦を開始する。 消える事のない戦火の中で響き渡る天使の嘲弄。 そして明かされるカオスフレアたちの罪。 与えられるのは罰か、それとも赦しか。 異界戦記カオスフレアSCキャンペーン・ワールドブレイク 第四話『審判の日』 ……この戦いに終わりはあるのか。 【ハンドアウト】 ――――――――――――――――――――――――――――― PC① Gemini007 ●シナリオパス:“空の天使王”サマクスからの失望 キミは気付けばサマクスの居城である“灰天宮”にいた。 話によると彼は造物主の命を受けてキミを監視していたらしい。 彼はキミを失敗作だと罵ると傍らの機械天使に拘束を命じた。 そのGemini100(ゲミニ・ケントゥム)と呼ばれた機械天使は キミを牢へと運んで行くと容赦なく解体を始める。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC② 夜霧 迅 ●シナリオパス:“天の書記”メタトロンからの期待 Gemini007の行方を追うキミの前にメタトロンが現れる。 彼の話ではGemini007を連れて行ったのはサマクスであり、 その居城である“灰天宮”へと案内してくれるという。 さらに彼はキミにこう告げる。 「この先には三千世界にとって最悪の未来が待っている。 それを変えられるのは可能性の力を持つカオスフレアだけだ」 ――――――――――――――――――――――――――――― PC③ 真城 海斗 ●シナリオパス:“5の風”マキリ・エエカトルへの怒り 眼下で繰り広げられる遺跡を巡る戦い。 その中でキミはプロミネンスの気配を感じ取った。 そして、同時にキミに烙印を刻み込んだ邪悪の存在を。 この戦いを煽動する悪意に、存在しないはずの心臓が高鳴る。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC④ 響 ●シナリオパス:戦争への悲嘆 アラドゥス=タルトゥース深国との戦いは終わった。 だが各勢力は遺跡を巡って互いに争いを始めた。 燃える大地、打ち砕かれた兵器、倒れ逝く兵士たち……。 自分たちは何の為に戦ったのか、今はその答えさえ見えない。 ――――――――――――――――――――――――――――― ログファイル HTMLログ版 キャンペーン・ワールドブレイク&デッドライン最終話『その宿命に終止符を』 【セッショントレーラー】 再び目覚める蒼い機神パイラーヴァ。 そして遂に出現した元凶マキリ・エエカトル。 三千世界消滅までのカウントダウンが始まる中、 カオスフレアたちは最後の戦いへと望む 異界戦記カオスフレアSCキャンペーン・ワールドブレイク&デッドライン 最終話『その宿命に終止符を』 人よ、交わる宿命を断て! 【ハンドアウト】 ――――――――――――――――――――――――――――― ●シナリオパス:マキリ・エエカトルへの決着 キミは大天使メタトロンから全ての事の顛末を聞く。 その直後、マキリ・エエカトルが三千世界消滅を予告する。 そして、その魔の手はクシャスラ龍皇国へと向けられた。 ――――――――――――――――――――――――――――― ログファイル HTMLログ版 雑談含む未修正HTMLログ版 キャンペーン・デッドライン・第一話『引かれた死線』 参加メンバー 片月 滝(死を視る目を持つ少女) 孤龍皇レヴィ(死に瀕する龍皇国王女) 真城 海斗(造物主の呪いを受けた不死人) エリック=フォルシアン(トラウマ持ちの元エース) 【セッショントレーラー】 クシャスラ始源主義龍皇国に災厄が迫る。 絶え間なく続く地響きはアウステル山脈崩壊の兆し。 弧界を失った彼女らの国はまたしても消えてしまうのか。 アラドゥス=タルトゥースの地上掃滅計画が始まる中、 三千世界を救う為、救世主たちがオリジンへと舞い降りる。 異界戦記カオスフレアSCキャンペーン・デッドライン 第一話『引かれた死線』 だが、これは始まりに過ぎない事を、今は誰も知らない……。 【ハンドアウト】 ――――――――――――――――――――――――――――― PC① 片月 滝 ●シナリオパス:片月十三からの依頼 キミは父親である片月十三に呼び出された。 理由も知らされぬまま言われるがまま空間を裂くと、 そこにはキミの知らない世界が広がっていた。 今からキミはオリジンに行き、ある国を救うのだという。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC② 孤龍皇レヴィ ●シナリオパス:クシャスラ龍皇国への愛情 キミはクシャスラ龍皇国の王である。 平穏だったこの国に今、不穏な空気が立ち込めている。 頻発する地震と、それに伴う土砂災害。 この国に迫る危難にキミは立ち向かう決意を固める。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC③ 真城 海斗 ●シナリオパス:アラドゥス=タルトゥースからの脅威 キミは地上掃滅計画を実行する直前の混乱に紛れ、 アラドゥス=タルトゥースから脱走した。 しかし、アラドゥスの尖兵に執拗に追いかけられ、 ようやくクシャスラ龍皇国近辺で追っ手を撒くことに成功する。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC④ エリック=フォルシアン ●シナリオパス:チェーザレ・プロヴィノ大佐からの信頼 キミはチェーザレ・プロヴィノ大佐から呼び出された。 以前発掘した造物主の神殿近辺で地震が頻発しているらしい。 これが遺跡の力によるものかは分からないが、 下手に刺激を与えるべきではないと原因の調査を依頼される。 ――――――――――――――――――――――――――――― ログファイル HTMLログ版 キャンペーン・デッドライン・第二話『龍皇崩御』 【セッショントレーラー】 遂に始まったアラドゥス=タルトゥース深国との決戦。 そして戦いの中で消えようとする命の灯火。 大陸を沈めんとする“悲劇の歌長”淡海往久の思惑とは。 今、オリジンを巡る1つの戦いに終止符が打たれる。 異界戦記カオスフレアSCキャンペーン・デッドライン 第二話『龍皇崩御』 ……これは1つの戦いの終わりに過ぎない。 【ハンドアウト】 ――――――――――――――――――――――――――――― PC① 孤龍皇レヴィ ●シナリオパス:クシャスラ龍皇国への愛情 キミはこの国の王女であり、この国を愛している。 だがキミの命の灯火はまもなく消え去る。 その時までに何が出来るのか、何を残せるのか、 それを悩む時さえももう無いのかもしれない。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC② 橘 八白 ●シナリオパス:孤龍皇レヴィへの決意 キミはレヴィの命がもう永くない事を知っている。 しかし、それでも彼女を止める事はできないだろう。 永劫に生き永らえる苦しみの中で、 キミは彼女の生を見届ける決意を固める。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC③ エリック=フォルシアン ●シナリオパス:チェーザレ・プロヴィノ大佐からの信頼 キミはチェーザレ・プロヴィノ大佐から連絡を受けた。 敵の動きは散発的で、対処に難儀しているらしい。 しかし、地上掃滅を目的にしている割りに攻撃は消極的だ。 これを大規模な作戦の前兆と見た彼は、キミに待機を命じる。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC④ 片月 滝 ●シナリオパス:鹿鳴館蜘命からの利用 キミは十三人委員会の鹿鳴館蜘命から 母親の伊織が昏睡状態にあると知らされる。 これを助けるにはダスクフレアを倒し、 世界に還元されるフレアを以ってして救うしかないという。 キミは利用されるのを承知して、その提案を聞き入れた。 ――――――――――――――――――――――――――――― ログファイル HTMLログ版 キャンペーン・デッドライン・第四話『戦慄の蒼い機神』 【セッショントレーラー】 突如、大断崖に出現する謎の蒼い機神。 それに呼応するかのように各勢力が遺跡争奪戦を開始する。 パイラーヴァ、封印の神官、クシャスラ消滅、不死の身体……、 全ての謎が遺跡へと集い、そして明かされる。 異界戦記カオスフレアSCキャンペーン・デッドライン 第四話『戦慄の蒼い機神』 ……この戦いに終わりはあるのか。 【ハンドアウト】 ――――――――――――――――――――――――――――― PC① エリック=フォルシアン ●シナリオパス:蒼い機神への執着 キミは片月滝と共に遺跡へと向かう途中、例の機体を目撃する。 激情に駆られたキミは一人で追跡するも目標を見失ってしまう。 そこでキミはテオスとNSSが交戦してるのを目にする その直後、チェーザレ大佐から連絡が入る。 遺跡の情報が各勢力に拡散されて争奪戦が始まったと。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC② 片月 滝 ●シナリオパス:VF団からの利用 エリックと別れたキミの前にVF団のエージェントが現れる。 その時、君の携帯が鳴り、病院から母親が消えたと伝えられる。 さらに男は滝の父親も人質に取っている事を伝え、 遺跡までの同行を求める。拒否は許されないと嘲笑った。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC③ 風花・アインハルト・慧礼奈 ●シナリオパス:アラビストン上級大将からの脅迫 キミの元にテオスのアラビストン上級大将がやってきた。 彼によると遺跡確保の拠点として、この国を接収したいとの事。 代替わりしたばかりで国民も不安であり、軍の規模も知れている。 無血でテオスに降って庇護を求めるか、あるいは実力行使か。 脅迫めいた言葉を残して上級大将は立ち去っていく。 ――――――――――――――――――――――――――――― PC④ 橘 八白 ●シナリオパス:“サンジェルマン伯爵”ジル・ド・レエからの興味 キミは片月滝がVF団と共に行動しているのを目撃する。 彼女を問い質そうとした瞬間、キミは長髪の男に切り刻まれた。 再生していくキミの身体を興味深そうに眺めながら その男、VF団八部衆の一人、ジル・ド・レエは名乗りを上げた。 ――――――――――――――――――――――――――――― ログファイル HTMLログ版