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プ ロ ロ ー グ 俺たちの高校生活最後の冬。 俺とハルヒの意地の張り合いがもたらした、二度目の世界崩壊の危機。 そうだ。俺が弾を装填し、ハルヒが引き金を引いた、全宇宙を一方的に巻き込んだあの大事件。 あれから既に長い歳月が過ぎているというのに、今思い起こしても平常心ではいられなくなる。関係各位には、誠に申し訳ないことをしたという気持ちでいっぱいだ。 未来の機密組織がハルヒを抹消しようと潜入してきた、その中に自称涼宮ハルヒの子孫がいたが結局、改心したらしく計画は見事中止になった、まぁその後SOS団の準団員って形で学校に留まってたがな。 しかしこれはハルヒにとってただの演習ぐらいにしかすぎなかったと思う。その後 全宇宙規模で発生した閉鎖空間。その内部では、ハルヒを知る存在たちが一堂に会し、好意的に見ればそれは、ハルヒ杯争奪全宇宙オールスター対抗大運動会(強制参加型)とも言うべき様相を呈していた。 閉鎖空間内では、現状維持派と急進革新派とのあいだで様々な思惑が入り乱れ、熾烈な戦いが繰り広げられた。 情報制御すらままならず物理的攻撃が不可能な敵対的広域帯宇宙存在たちは、以前の雪山のような方法でSOS団への精神的攻撃を試み、未来を予測可能である敵対未来人組織たちは、俺たちを内部分裂させるべくハルヒと俺に対してあらゆる工作活動をおこない、閉鎖空間内でその力を存分に振るえる敵対的超能力者たちは、赤い光となって俺たちに攻撃を仕掛けてきた。 長門は制限を余儀なくされた能力をなんとか駆使して抗戦し、朝比奈さん(大)が未来人の知識をもって俺たちに助言を与え、朝比奈さん(小)はおろおろしつつも時間移動を応用した空間移動と長門によって解禁されたフォトンレーザーやら超振動性分子カッターやらの超科学的兵器で俺たちを何度も危機から救い、そして古泉はその能力を遺憾なく発揮して敵対勢力の物理的攻撃に対抗した。 当然の反応として、この超常的展開に一人狂喜するハルヒは、以前俺が見たものよりも質、量ともはるかにパワーアップされた神人軍団を無意識的に生み出し、敵対勢力を次々となぎ倒しはじめた。 だが神人の活躍もむなしく、一人また一人と倒れてゆくSOS団員。 そうしてハルヒはついに、これが自分の望む世界の在り様ではないことを受け入れた。 閉鎖空間の終焉は、やはりというべきか、俺とハルヒのキスによるものだった。 以前のような、成り行きまかせのものでも一方的なものでもない。 俺たちはこの騒動のおかげで、お互いに対する気持ちを確かめ合うことが出来た。 俺の場合は、なによりも俺自身の想いをはっきりと認識し、覚悟することになったわけだが。一度目と同じ、あのグラウンドで、俺たちは永遠とも思えるほどの長い時間を共有していた。 唇を重ね合わせ、お互いをしっかりと抱き寄せて。 絶対にこの手を離したくないと思った。 ハルヒだってそう思っていたはずだ。 俺は、本当に心から時間が止まって欲しいと感じていた。 世界が変わったとさえ思える瞬間だった。 いつしか閉鎖空間は消滅し、俺はまた自室で目覚めた。 今回はベッドから転げ落ちることもなかった。 フロイト先生もきっと祝福してくれていたに違いない。 その後、立て続けに携帯が鳴った。 最初の電話は長門からだった。 「六年前の涼宮ハルヒによる情報爆発、それを超える二度目の情報爆発が観測された。それと同時に、情報統合思念体は自律進化の糸口を得た。情報統合思念体主流派は、あなたと涼宮ハルヒに感謝している」 と、いつもの淡々とした口調でそれだけを述べ、ぷつりと電話は切れた。 なんてことだ。それはあのキスが原因なのか? まさかそんな大それたことが起こっていたとは。 ところで長門、お前自身は感謝してくれないのか? 長門の電話が切れるなり、続けざまに古泉から連絡があった。 「機関の方がかなり混乱していまして、手短にお話しします。僕の能力が消滅しました。ですが、これはむしろ喜ばしい状況と言えます。我々の能力の消滅と同時に、涼宮さんが二度と閉鎖空間を生み出さず、世界も改変しないという確証を得ました。なぜ解るのかと言うと、残念ながら説明出来ません。解ってしまうのだからしょうがない、としか。僕のアルバイトがなくなってしまうのは少々寂しいですが、これで世界が永遠に救われたと思えば、それもまたよしです」 その口調の端々に本心からの喜びがうかがえた。 どうやら、キスの瞬間に感じたことは事実だったようだ。 本当に世界は大きくその様相を変化させてしまったのだ。本来あるべき姿に。 それから数分後、最後は予想どおり朝比奈さんからの電話が鳴った。 「キョ、キョ、キョン君っ!」 明らかに混乱していた。当然ながら、俺には朝比奈さんが次に何を言うのか想像出来る。 「すすす涼宮さんからの、じじ時空振動が、けけ検出されなくなりましたっ!」 「朝比奈さん、解りましたからとにかく落ち着いてください」 電話口からゆっくりとした深呼吸が数回聞こえた。落ち着きを取り戻した朝比奈さんは、 「涼宮さんに関係する時空の不確定要素が消滅しました。つまり未来が確定されました」 そして、少なからず寂しそうな声で、 「私の役目もこれで終わっちゃいました。名残惜しいですが、もうすぐお別れのときがくると思います」 そうか。ついに朝比奈さんともお別れなのか。 あなたのお茶が飲めなくなるかと思うと、俺も本当に寂しいですよ。 このようにして、唐突に始まった涼宮ハルヒを取り巻くありとあらゆる不思議な現象は、唐突に終わりを告げたのだった。 そう思っていた。これが実は終わりなどではなく、本当の意味で全ての始まりになることなど、当時の俺には全く想像出来ないことだった。 第一章
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人気ssの作者であることを詐称し、売名を行っていたゴンベッサ ゴンベッサはニュー速vipで話題になった人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者を詐称し、作品の乗っ取りを謀ろうとした。「微笑」の作者が不詳であることをいいことに自分がその作者であると嘘をつき、あちこちで宣伝活動を行っていたのである。 SS詰所 SSメモ 涼宮ハルヒの微笑 http //archive.today/icxXQ ↑ 自分が作者であるという嘘の宣伝を行っているゴンベッサ。このサイトのほかにも、涼宮ハルヒの微笑を取り上げているサイトに現れては同様の嘘をつき、微笑が自分の作品であるという既成事実を作ろうとした。 涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki 「涼宮ハルヒの微笑」 https //archive.today/DjjRJ ↑ 涼宮ハルヒのSS in VIP@Wikiにおいても作者を詐称し、作者の方針と称して自身のサイト「創作処しーらかんす」への誘導を行っていた。 涼宮ハルヒの微笑とは 2006年10月にニュー速vipに投稿された涼宮ハルヒシリーズの二次創作作品である。二次創作でありながらその完成度の高さから一定のファンが存在し、ファンが作成したボイスドラマなどが存在する。また中国語に翻訳までされているようだ。ゴンベッサがこの作品の作者を詐称した2013年でもその人気は健在で、複数のサイトやブログで話題として取り上げられていた。 都道府県ssで感想がもらえないことに腹を立て、「で、無視……と。」を書いてしまったゴンベッサとは次元が違う作品といえる。 涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki 涼宮ハルヒの微笑 youtube 涼宮ハルヒの微笑【予告MAD】セリフ入りver 涼宮ハルヒの微笑 プロローグ ─ 涼宮春日的微笑 序章 ゴンベッサはこうした微笑の人気に目をつけ、作品を乗っ取ることでその人気を利用し、自分のサイトを宣伝しようとしていたと考えられている。 真の作者が現れ、ゴンベッサが偽作者であることが暴かれる ところが「微笑」の真の作者と思われる人物がトリップと共に登場、ゴンベッサが作者であることは極めて疑わしい状況となる。 トリップ◆1667Z5noT6は微笑を投下した作者と同一のものである。ここの505以降を参照 今後のまとめ運営方針を検討するスレ その3http //archive.today/fdFbS 470 :◆1667Z5noT6:13/05/03 14 03 39 ID 6+qakT3L いつもお世話になっております。 管理人さんにご相談したいことがあるのですが、連絡取れますでしょうか? 471 :◆Pd9lNHVi9w:13/05/03 14 05 07 ID 6+qakT3L 念のため、もう1つトリップを生成しておきます。 472 :ウィキ管理人 ★:13/05/04 00 22 58 ID ??? 遅れてしまい申し訳ありません。 ご相談の内容はなんでしょうか? 473 :◆Pd9lNHVi9w:13/05/04 00 34 56 ID rVrahF0L ごぶさたしております、「涼宮ハルヒの微笑」の作者でございます。 4月21日より「ゴンベッサ」と名乗る人物が微笑の作者を詐称・目次ページを改ざんし、自身のウェブサイトへの誘導を行っています。 つきましては、それより以前の内容に戻していただき、かつ第三者の編集権限の凍結をお願いできないでしょうか。 お手数をおかけして恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願いします。 474 :ウィキ管理人 ★:13/05/04 00 42 05 ID ??? 確かにリンクページ*やらなにやらいじられていますね。 わかりました。こちらで対処しておきます。 ご連絡わざわざありがとうございました。 トリップは2ちゃんねる等で個人を識別するために使われており、通常のシチュエーションではトリップが解析されてしまうことはないとされている。 (参考 トリップとは) よって、よほど特殊な事情がない限り、このトリップを提示している人物は「微笑」の真の作者であるとほぼ断定できる。ところがゴンベッサ(ID JroCP/fS)はトリップを提示している人物は自分のアンチであり偽作者であるという主張を展開する。トリップはどういう訳か解析されてしまったのだという。 477 :名無しさん:13/05/04 08 54 33ID JroCP/fS 2010年から書き込みが無かったので管理人様に連絡が付かないものと思い諦めていましたが、いらっしゃるようで良かったです。「微笑」作者のゴンベッサでございます。上で「微笑」の真の作者を名乗って書き込んでいる人物ですが、長年私をネット上で監視し様々な嫌がらせを繰り返している、非常に悪質なアンチです。 今回は私が「微笑」作者であるという過去を否定するため、SS紹介ブログやmixiの関連コミュニティなどに書込みを行い、虚偽の内容を交えた情報操作に必死になっているようです。私が当時使用していたトリップまで(運よく?)解析し用いているようで、その執念にはほとほと感心させられます。しかしながら、「微笑」の本当の作者は私であり、そのことは私のサイトや各SS紹介ブログなどでも今や公言している公然の事実です。 上の人物は、私の評判を落とそうと画策している荒らし・アンチに過ぎません。 この人物が、私が作者であると公言することを始めた今、狙い澄ましたようなタイミングで出てきたのが何よりの証拠です。 この人物は自分が次にどういう行動をするか・何をしたかを逐一mixiで報告しており、今回「微笑」を巡ってこの人物が色々と画策していることも私には筒抜けです。 こうした悪質な荒らしの言う事を真に受けないようにお願い致します。 しかしゴンベッサはトリップを提示することはなかった。トリップを提示してきている人物と比較した当然の結果として、ゴンベッサの主張は信用されない。 479 :名無しさん:13/05/04 14 24 40 ID nHwpFKjI 477あなたの言う文体などでは無く、実際のトリップなどで証明出来ないのですか?真の作者様がトリップの証明付きで名乗りを上げてる以上あなたがデモデモダッテしても誰もあなたを信じません 更にあなたは過去にはVIPでもmixiでも自作自演をしているのがバレてます そんな人が物理的な証明も出来ないまま妄言を吐いても誰が信じてくれましょう? トリップを提示しろという周囲の要請に対してゴンベッサは…… 484 :名無しさん:13/05/04 15 47 25ID JroCP/fS 本人証明であるトリップをきちんと提示できる人とその程度の物は本人証明にも何もなりません。覚えていない私も大概甘いですが、何にせよ現に荒らしに抜かれているのですから。 「私こそが真の作者です!」と言うだけの人物書きは作品によってのみ自分を語ります。 他作品との文体・作風の一致という証拠を淀みなく提示できる私こそが本当の作者です。 少しばかり文章を読んだり書いたりしたことのある人間なら誰が見ても分かるはずです。 そもそも、この場に「微笑の真の作者」なる人物は実在しません。荒らしが作り上げた虚像です。物書きとしての活動実績を見せる訳でもなく、他の作品を提示してみせるでもなく、ただトリップを抜いてきただけの者に作者としての信用など有り得ません。 しかし、この主張は常識からかけ離れた受け入れがたいものと言わざるをえないだろう。事実、ゴンベッサはますます疑いの目で見られるようになる。 487 :名無しさん:13/05/04 16 01 40 ID ipGMnzp5 物書きは作品によってのみ自分を語ります。ブーメラン乙 488 :名無しさん:13/05/04 16 08 53 ID RQ8X7X6i 484作者本人だから、トリップに心当たりくらいあるでしょう? そもそもあなたは自分の作品を投稿する時にトリップなんて付けてないんですもの。 ならなおのこと(混同するような事例が無いのだし)トリップはすぐに判明するじゃないですか。トリップを出せないことに対して「解析された」だの「抜かれた」だのと非現実的なことをおっしゃっている暇があったら、 荒らしとやらよりも早くトリップを見つけてごらんなさいな。 偽 作者さん。 489 :名無しさん:13/05/04 16 17 27 ID L/dhSB7i 読み比べて作者別人だと思いました ゴンベッサへの批判が高まる中、ウィキ管理人が登場。問題のリンクページを修正した理由を説明する。 492 :ウィキ管理人 ★:13/05/04 18 40 04 ID ??? 家族サービスから帰ってきたぜぃ。 さて、件の微笑についてなのですが私の方でも過去を遡って履歴やらトリップなどで事実関係を 確認しておこうとしましたがいかんせん6年近く前の作品だけあってその出所を特定するのは不可能と断定いたしました。今回の措置*については、まとめページの作品項目から経由し個人サイトのジャンプという形を取られていましたので 読者様が最初に行き着いた公開元が当まとめサイトであったので公開分に差異がないのなら 変更する必要性が薄いと考え、リンクページも過去のものに戻させて頂きました。もちろん、今回の処置で納得できない方もいらっしゃると思いますが、証明すること自体が水掛け論に 発展している現状の中ではどうか互いに矛を降ろしていただけると助かります。 ところがゴンベッサは…… 497 :ゴンベッサ:13/05/04 20 35 52ID JroCP/fS 管理人様 公開分に差異がないのなら 公開分に差異(修正)は有ります。 今回、私のサイトに「微笑」を掲載するにあたり、細かい誤字脱字や改行個所の修正などをしております。読者さんにはなるべく私の想定する通りの形で作品を読んでもらいたいと思いますので、私のサイトにリンクで飛べる形が最良と判断します。 管理人様が差し戻しを行う前のバージョンでは、wiki内の本文ページすら飛ばして直接私のサイトの本文ページに飛ぶようになっており、 それは流石にやりすぎだったかとも思いますが、荒らしが何度も何度もリンクを消そうとするので、表向きはリンク削除が通ったと荒らしに思わせるための防衛策だったのです。本文自体は今まで通りwiki内での参照でも構いませんが、私のサイトへのリンクは残して頂かねば困ります。 少なくとも「誤字脱字を修正したものが作者自身のサイトで読める」という情報は読者さんに伝える必要があります。 477で述べた通り、私の作品の他所への転載は「サイトのURLを出典として明記する場合に限る」とルールを定めているためです。この点を満たして頂けないのでしたら、今まで六年以上もお世話になっておいて恐縮ですが、wikiへの「微笑」の掲載は差し止めさせて頂かざるを得ません。 499 :ゴンベッサ:13/05/04 20 45 09ID JroCP/fS 当初、今となっては管理人様への連絡は不可能と諦めていましたので、 サイトへのリンクを載せたい旨のお願いを事前にすることなく、独断で編集したことは申し訳ありません。しかし、私の現在の方針が、長年敢えて作者不詳のままにしておいた「微笑」をはっきり自作と明記すること、そして自作を転載している場所からは必ず私の本サイトへのリンクを貼ることだというのは、ご理解頂きたいです。 胡散臭い偽者が後出しジャンケンのように現れたことで、余計な面倒をお掛けして恐縮ですが、リンクの件はこちらの意に沿うように取り計らって頂けますよう、「微笑」作者として改めてお願い致します。 505 :ゴンベッサ:13/05/04 21 52 24ID JroCP/fS 荒らしの発言を真に受け、私の方針に反する形をあくまで取るというのでしたら、 残念ですがこちらのwikiで「微笑」の掲載を続けて頂くわけにはまいりません。 「微笑」は二次創作であり、私に著作権はありませんが、 それでもSSの作者としてある程度は、自分の作品をどこに・どのような形で掲載するか決める権利はあると思います。お手数ですがwikiの「微笑」のページを削除して下さいますようお願い致します。 私のサイトに修正版が載せてありますので、作品が読めなくなって読者さんが困るということも無い筈です。 先にも述べた通り、ゴンベッサはトリップ等の一般的な本人確認のための材料を何も示していない。そして、真の作者と思われる人物はすでに堂々とトリップを 提示しているのである。にもかかわらずゴンベッサは、自分は微笑の作者であり、作者である自分の指針に従えと命令する。このような主張が通るはずもない。 506 :名無しさん:13/05/04 21 57 50 ID 5AourG6C そんなに自分が正しいとでも言うのなら、 さっさと出るとこ出ればいいのに…w 509 :名無しさん:13/05/04 22 03 49 ID 85/yksBT 505 微笑は大好きな作品なのでここで何度も読み返してます大嫌いな「私のサイト」には行きたくないのでここで読めなくなると困ります これ以上SS界隈を荒らさないで下さい 都道府県SSの頃から非常識過ぎて本当に嫌いです 513 :◆manko/yek.:13/05/05 08 50 51 ID jbtCalSG もう諦めろS原。 お前が大嘘つきの屑野郎って事は10年も前から言われてただろうが。 新参騙くらかした程度でいい気になるなよ、お前の本性知ってる奴ぁごまんといるぜ。 529 :名無しさん:13/05/08 19 34 23 ID aSX3RnMr 真性すぎるなあ。 証明できないとわかってるなら黙ってろよ。何が作品掲載方針に従えだよアホか。 535 :名無しさん:13/05/08 20 04 57 ID W7B5ff9Q 誰にも真似出来ないトリップの方が信用あるわ 555 :名無しさん:13/05/08 22 02 14 ID mZkCeQgN ゴンベッサ涙の敗走www 「これからはラカンとして生きていきます!」 「wikiの微笑のページから私のサイトにリンクを貼るか、さもなくば微笑のページを削除して欲しい」 消えろ偽作者 この後再びウィキ管理人が登場し、◆1667Z5noT6のリモートホストが微笑作者のものと一致していることが報告される。 (参考 IPアドレスとリモートホストについて) 568 :ウィキ管理人 ★:13/05/08 22 54 59 ID ??? 暫く出てくる気もなかったのですが1つだけ、ここの掲示板に限っては開設当時からのリモートホストからも遡れるので 一番最初にページ修正を頼まれた方(トリ有)のそれが複数一致しましたので依頼を遂行しました。 ゴンベッサさんに付いては私が情報に踊らされている愚か者と思われているでしょうが あなたのご想像通りと捉えていただいても結構です。 ただし、この先何があろうと何ら変更を加えるつもりはありませんので、そこはご留意を。 最後に◆1667Z5noT6さんにおきましては個人情報に繋がりかねないことを一部分とはいえ晒してしまし申し訳ないです。 この場にて侘びさせて頂きます。 571 :名無しさん:13/05/08 23 06 21 ID D7aWA1QX 管理人さん本当におつかれさまー、これこそぐうの音も出ないw みんなもこれを教訓として、なりすましとかやっちゃダメだYO! 572 :名無しさん:13/05/08 23 08 49 ID DUQH+RBx 鶴の一声だなマジで 580 :◆BCCV6RE2bE:13/05/08 23 25 46 ID b9MGoNtQ 自分にとって都合の悪い事は全て「捏造」「知らない」「記憶にない」 文体一つをとっても全く似ても似つかないのに「こんなに似てるのに!」と鼻息荒くしてまぁ… ゴンベッサの実力は都道府県SS止まりって事だよ。 見苦しい言い訳してないで自分の限界にいい加減気付けば? トリップ忘れた云々言ってる暇があるなら何か思い出してトリップテストすればいい。 あ、記憶にない(なりすまし)だからテストして化けの皮が剥がれるのが怖いのか? トリップに加えてリモートホストの一致は決定的である。しかしゴンベッサは引き下がることなく、微笑の作者は自分であるとの主張を続けたようである。これ以降のゴンベッサの発言は削除された5月8日の書き込みを参照。 594 :ゴンベッサ:13/05/09 00 01 53 ID nGJ8Lebf 仮面ライダークレイズは「SS」ではありません。「小説」として発表したものです。 私はそれ以前にも「小説」は複数書いています。VIPに投下するような形式の「SS」を書いたのは「微笑」が初めてなので、そう書いたまでです。 596 :名無しさん:13/05/09 00 04 02 ID sL1gW1ah 594もうこことは関わり合いになりたくないんじゃなかったの? いつまで恥を晒し続けるの?偽物さん。 600 :◆BCCV6RE2bE:13/05/09 00 10 48 ID iLCMyZGa 594能書きはいいからトリップ思い出せ。 そしてきちんと提示しろ。 話はそれからだ。 それが出来ない限りはどれだけ作者を名乗ろうがゴンベッサは偽物でしかない。 ゴンベッサはトリップやリモートホストの一致といった証拠にもかかわらず、自身の主張を変えることはなかった。とうとうゴンベッサはこの掲示板をアクセス禁止になる。 684 :ウィキ管理人 ★:13/05/10 16 03 36 ID ??? _((()_ /∴ `ー | ゝ.∵ .ミ(゚)_ ___ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (∵ <__入 ___) < さァ、聞き分けの無い子はしまっちゃうからね 〉∴ ヽ―― ) | | \____________ (∵∴ く/⌒) / | | //、__, /_ノ |_| ⊂ノ L| [ ̄ 685 :名無しさん:13/05/10 16 15 05 ID Vaso+EPp しまっちゃったんですか… まあ、そのうち串でも刺してふらふら出てくるかなw 690 :名無しさん:13/05/10 22 24 06 ID ZoE9lsV+ 臭いものには蓋、これに尽きるわ 結局、最初にトリップを提示し、そのリモートホストも一致したとされる◆1667Z5noT6が真の作者ということだろう。それに対して「文体が同じだから自分の作品だ」などと主観でしか語れず、非合理的な理由をつけてトリップの提示を拒み続けるゴンベッサは偽作者ということになるだろう。 しかし、ゴンベッサは引き下がらなかった。この後も様々な形で自分こそ微笑の作者であるとういう主張を展開していくことになる。 涼宮ハルヒの微笑偽作者騒動 2 へ続く
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エ ピ ロ ー グ あれから何年経っただろう。それは数えてしまえば解ることなのだが、その行為はもはや俺にとってあまり意味のあることではなかった。 長かった。だがそれも今日で終わりだ。 長門は情報統合思念体と決別したことにより、普通の人間として生きることになった。 もちろん人間と異なる点は残っていたが。長門は歳を取らない。長門にはもともと老化という機能は存在していないからな。 そして、それは俺も同じだった。俺は不老不死という、普通の人間とは遠くかけ離れた存在となっていた。 それはなぜか? 朝比奈さんは言った。オーパーツの起動には大きな代償を伴うと。俺はその代償がハルヒと自分の居場所を失うことだと思っていた。だが代償はそれ以上に大きかった。 俺は長門や朝倉が言ったように、ハルヒを蘇らせることにより情報統合思念体から常に狙われる立場となった。 そしてそれは俺だけじゃなく、地球そのものが情報統合思念体と敵対関係になることを意味していた。 俺は、あらゆる未来・過去から、地球を情報統合思念体から守るためにオーパーツを起動させ続ける、いわば依り代とならなくてはならず、その引き換えに俺はオーパーツにより不老不死を手に入れたのだ。長門が言うには、俺とオーパーツは起動の瞬間からお互いを補完しあい、言わば同化している状態らしい。 オーパーツが起動し続けている限り、情報統合思念体は地球に対して迂闊に手出し出来ない。 長門によれば、あの時情報統合思念体の老人に対して放出したオーパーツの力は、あれでもまだ一部に過ぎないのだという。 俺たちは元の時代から四十年後の未来に飛び、STC理論を与えた少年に会った。 既に後の未来人組織の前身となる時間平面理論研究チームの長となっていた彼は、俺との再会を心から喜んでくれた。そして俺たちは研究のサポート要員としてチームに迎えられることになった。 少年以外には秘密だったとはいえ実際に時間移動が出来るという希少なサンプルである俺に加えて、長年の読書により得られた幅広い知識を持つ長門は、研究には欠かせない貴重な存在だった。 俺たち二人は歳をとることもなく研究に従事し、必要に応じて組織を外敵から守るためのさまざまな活動を続けた。 俺は昔、朝比奈さんと長門の姿を見て、未来人と宇宙人がタッグを組めば怖ものなしだなと思ったことがあったが、今ではそれに加えて不老不死というおまけまでついている。俺と長門のコンビはまさに地球上で最強の存在であり、組織にとって障壁となるあらゆる難題を解決し続けた。 そんな俺たちが組織の中で重要な地位につくのには、それほど時間は必要なかった。 俺が今いるのは未来人組織の本部であり、この部屋はその中でも出入りが極めて厳密に制限されるエリアにある。 「連れてきた」 部屋のドアが開き、長門が言った。長門の横には、この部屋に来る時にはいつも極度の緊張が隠せない様子の、未来人組織メンバーの一人がいた。 そそっかしくて、うっかり者で、でも誰よりも努力家で、今やその地位は組織の中でも上から数えた方が早いという女性。 それでいて、未だに長門によく小言を言われている妙齢の美女。 そう、それは朝比奈みくるだった。 俺の時代にいた朝比奈さんが長門に対していつまでも苦手意識を持っていたのは、つまりはこういう理由だ。何しろ俺の知る限りでは、歴代のTPDD保有者の中でも、最も頻繁に長門にお叱りを受けているからな。 「預言者から話すことがある」 長門の言葉を聞いてビクッとする朝比奈さん。そして、既にお解かりだとは思うが、預言者とは俺のことだ。 「ご苦労だったな、朝比奈みくる。今日は私から礼を言うために君をここに呼んだ。そして君に最後の指令を与えるために」 おずおずとこちらを見上げる朝比奈さん。 「今まで君は本当によくやってくれた。ありがとう」 「とんでもありません。お褒めに預かり光栄です」 「今のは預言者としての礼だ」 キョトンとしている朝比奈さんに、俺はあらためて言った。 「そして、これは俺からの礼」 外套衣を取り、素顔を見せて俺は言った。 「本当に今までありがとうございました。やっとこの言葉が言えましたよ朝比奈さん」 朝比奈さんの表情は、はじめ凝然とし、次に呆然とし、最後に愕然となった。 「キョン君?!」 ゴージャスバージョンの朝比奈さんの驚いた顔というのもなかなかお目にはかかれない。そしてそれは幼い頃の朝比奈さんを思い起こさせた。 「私からも礼を言う。ありがとう」 そう言った長門の方を振り向き、朝比奈さんは別の意味で驚愕していた。 長門が朝比奈さんに微笑みかけていたからだ。 無理もない。こいつは未だに俺以外の人間に無表情以外の表情を見せるなんてことはほとんどしないからな。 「でも、キョン君は無事に歴史を修正して、それから涼宮さんと平穏に生涯を過ごしたはず……」 「表向きはそうなってますが……結局、歴史を改変した方の俺、つまりこの俺は元の時間の流れに戻れなくなりまして。こうやって組織にお世話になってる身です。いや今は色々と世話も してるから、お互い様といったところですか」 「そんな……」 「俺が組織で立ち回るのには、俺は元の時間軸に戻りハルヒとの生涯を終えた、としておくほうが好都合でして。とはいえあの閉ざされた過去のことは今となっては俺と長門と朝比奈さんの三人しか知らないことですがね」 「でも、キョン君と長門さんが結ばれることになったのなら、それはそれでよかったのかも……」 俺も今ではそう思ってますよ。 「正直に言うと、俺がまだ高校生だった頃、朝比奈さんが俺や幼い朝比奈さんを都合よく使って歴史に介入することに不満を持っていました。だからそのことも含めて朝比奈さんには謝りたいと思ってました。結局のところ、それをさせていたのは全て俺自身だったんです。俺が預言者として朝比奈さんに指示し、色々と過去に介入してもらったのは、全て俺が歴史改変の際に起こした歴史のズレの補正だったんです。俺の取った行動でなんとか歴史の流れの大筋を戻すことには成功しましたが、それはあくまでも暫定措置でしかなくて、最終的に朝比奈さんの力を借りてそれを補正するしかなかったんです」 「……じゃあ、あの七夕はどうやって?」 「あれは俺が妹を担いでハルヒに会いに行きました。ちなみに俺の妹の九代目の子孫が朝比奈さんですよ」 「えええ?」 「つまり俺と朝比奈さんは遠縁の親戚です。それを知るためにはずいぶん苦労しましたがね」 朝比奈さんは驚きつつも、思い出したように、 「じゃあ、あの時……私が自殺するのを止めてくれた人ってもしかして……」 「俺です」 「ええっ、そんな……私何も知らなかった……。あの時は本当にありがとうございました……」 「あれは俺にとっては既定事項です。だから気にしないでください」 半ベソ状態の朝比奈さんをなだめる。 「じゃあ……七夕のときに幼い頃の私からTPDDを奪わなければいけなかったのはなぜ?」 その問いには長門が答えた。 「それは私の希望。時間凍結した二人を見守ることは私の中に感情が芽生える最初のきっかけになった。あれは必要なこと」 「では始祖の救出はどうやって?」 始祖というのはSTC理論の研究を最初に始めた人物。つまりあの少年のことだ。 「機関を使って自作自演しました。今思い出しても泣けてきますよ。ああ、俺が古泉の機関の創設者だってことは知ってましたっけ?」 「えええっ?」 言ってなかったかな? 「じゃあ始祖に亀を与えたのは?」 「それも俺がやりました。亀は鶴屋さんの池にいたのを拝借しましたがね」 「リーダーの先祖を病院に送ったのは?」 ちなみにリーダーと言うのは、俺が色々とお世話になった男性のことだ。今では表向きの組織のナンバーワンの位置にいる。 「それも俺がやりましたよ。そのおかげで、俺はリーダーに辿りつくことができました」 「はあぁ」 「朝比奈さん、あなたは少し、いや、かなり粗忽なところはありましたけど、時間駐在員、時空補正員としての優秀さは俺が保証します。本当によくやってくれました」 「ありがとう、キョン君。あなたにそう言われると少し複雑な気分だけど……」 そう言って朝比奈さんはわずかに微笑みを見せた。 「あっ、そう言えば。鶴屋さんの山で岩を動かしたのも何か理由があったんですか?」 あの指令に関しては詳細を伝えていなかったからな。高校生の頃の俺と同じく、朝比奈さんにとってもずっと謎だったに違いない。 「それはこれから話します。そしてそれが俺からの最後のお願いと関係しています」 俺は例のオーパーツを朝比奈さんに取り出して見せた。 そして、同時に長門もオーパーツを懐から取り出した。 「これは……一体何なのですか?」 「これがあの岩の下に埋まっていたものです。あの指令は過去の俺にこの装置の存在を知らせるためにお願いしたんです」 「これは歴史の流れを正常化させるために必要なもの。情報統合思念体への対抗措置であり思念体にとっての自律進化への鍵」 と長門が注釈を入れた。 「でも、どうして二つあるんですか」 「俺が持っているものは過去の俺と長門が未来から引き継いだもの、そして長門が持っているものは今の俺と長門が過去に引き継ぐもの。それが今日完成したんですよ」 長門は朝比奈さんにオーパーツを手渡した。 「それに朝比奈さんのメッセージを入れてくれませんか。文言はこうです。手を出してもらえますか?」 朝比奈さんはが右手を差し出し、俺はその甲に指を触れた。 俺の頭の中に今も残るあの時のメッセージに、今の俺の想いを込めて。 『お前はこの装置によってハルヒ復活の可能性を得ることが出来る。だが、それはお前にとって大きな代償を伴うことになる。お前はこの装置を起動するか、そうしないかを選択することが出来る。それによって未来は大きく変わる。この選択にはお前とハルヒの運命だけでなく、地球の運命が懸かっていると言っても過言ではない。これからの未来は誰にも解らない。だが、お前にはそれを選ぶ権利がある。お前にとって望ましくない未来になるかもしれない。あるいは未来人にとって望ましくない未来になるかもしれない。俺たちは未来をお前の手に委ねることに決めた。お前がお前自身で選ぶ未来だ』 朝比奈さんは言葉の意味を理解したようだった。朝比奈さんの瞳に涙が浮かんでいた。 このメッセージは、朝比奈さんの言葉で語られることになるが、実は今の俺が過去の俺に向けたメッセージだったのだ。 俺は、今の自分の立場に満足している。だってそうだろ。普通の人間では決して得ることのない面白い体験を俺はずっと続けてきた。これに不満を抱くなんてとんでもないことだ。 だが、それにはハルヒと離れ離れになり、人間であることを捨て地球を守り続けるという大きな代償があった。 当然ながら、当時の俺はこんなことを知る由もなかった。だが、それを選んだのは誰あろう、俺自身なんだ。 もしもう一度歴史が繰り返されて、過去の俺がオーパーツ起動の選択を託されたとき、そいつがそれを望まないのであればそれは仕方のないことなのさ。それは過去の俺が選ぶことであって、今の俺が強制することでは決してない。 手元のオーパーツを握りながら、不意に鶴屋さんの言葉を思い出した。 「キョン君はどっちだと思う? 未来人か宇宙人だったら、どっちがいい?」 長門の姿を眺めながら俺は苦笑した。俺が選んだ結論はどうやら両方だったみたいですよ、鶴屋さん。 「それでは、本当に最後のお願いです。これを着て、俺と一緒に時間移動してくれませんか?」 俺は脇に置いてあったケースから朝比奈さんに衣装を差し出した。朝比奈さんのコスプレもこれで本当に見納めだな。 「これは一体……?」 「俺は隣の部屋に行ってます。衣装だけじゃなくて髪も結わないといけないので時間がかかりますが、まあのんびりとやってください。あ、着付けとかは全部長門がやってくれますからご心配なく」 ドアにもたれかかりながら俺は文芸部部室の扉越しに朝比奈さんの着替えを待っていた頃を思い出した。遠い記憶。ああ、思い出に耽ってる場合じゃない。俺も着替えなくちゃいけないんだった。 着替えは一時間ほどで終了した。 「似合ってますよ、朝比奈さん」 「これは……初詣のときの衣装に似てますが?」 「これから飛ぶ時代の一般的な服装ですよ。では行きましょうか。かなり長距離の移動になります。肩の力を抜いてリラックスして、目を閉じて」 このセリフを朝比奈さん相手に言うことになるとは思わなかった。 右手に長門、左手に朝比奈さんのまさに両手に花状態で、少し照れながら俺は時空間座標を念じた。 「行きます」 これがおそらく朝比奈さんにとって最長の時間移動になるだろう。 体全体が揺れた。 俺たちが着いたのは海路の拠点であり、また陸路としても主要街道が交わっているため、商店や宿場が所狭しと並んでいる町。特にこの時代では酒造りが盛んだ。 「ここは……どこですか?」 「俺たちが住んでた町ですよ。それよりもずっと過去ですが。正確には元禄十五年十一月三日の午後四時です」 「えっ? でも元禄って確か……江戸時代じゃ?」 「その通りです。さっきの時空からおよそ五百年前ですね」 「ええええっ?」 朝比奈さんは目をまん丸にして、 「一体どうやって涼宮さんの次元断層を……」 「詳しくは解りませんが、どうも俺だけがそれを突破出来るみたいです。ハルヒが作ってくれた抜け穴ですかね」 「ふええっ」 情報統合思念体の親玉でさえ出来なかったことだ。朝比奈さんが驚くのも無理はない。 朝比奈さんの姿は華やいだ町の中にあっても美しさが際立っていた。通りがかる誰もが朝比奈さんに視線を奪われていた。 丸髷に櫛、かんざし。振袖。さすがは朝比奈さん、完璧なまでに着こなしている。俺はこの日の朝比奈さんのために、この時代に何度か足を運び特別にあつらえたのだ。 お城の姫君がこっそり抜け出して町に下りてきたかのような、まさにそういった風情だった。 そして、朝比奈さんと比べて何の遜色もないくらい、長門の小袖姿も実に可憐だった。 「でも、ここで一体何を?」 「さっきのオーパーツを過去に引き継ぐために来ました」 鶴屋家を見つけるのは極めて容易だった。それはこの町の中でも最大の酒蔵だった。 鶴屋さんのはるか先代にあたる、この時代の当主である鶴屋房右衛門は、機関設立に多大な協力をしてくれた俺の恩人である当主にとてもよく似ていた。 俺は、自分は鶴屋家に大変世話になった者でこれはそのせめてものお礼です、と言いオーパーツを鶴屋房右衛門に手渡した。 彼が地図とともにこれをあの岩の下に埋めてくれることを祈って。 「結局、あれは何だったんですか?」 その問いには長門が回答した。 あのオーパーツには、俺とハルヒ、長門、古泉、そして朝比奈さんの、つまりSOS団にまつわる物語が情報統合思念体に理解出来る概念で記されている。 ハルヒの情報爆発に始まり、今日ここでオーパーツを鶴屋房右衛門に託すまでの。 そこには人間の持つさまざまな感情が凝縮されている。 俺のハルヒと長門への愛が詰まっている。朝比奈さんや古泉や鶴屋さんとの思い出が詰まっている。そして長門の俺への愛も。 過去や未来に縛られた日々はこれで完全に終わった。 そして、俺のモノローグもようやく終了することになる。 夕暮れ刻。宿場に囲まれた通りの真ん中に太陽が落ちている。空は地平付近の朱から上空にかけて紫、そして俺が生きたいかなる時代でも決して見られなかった、無数の星が散りばめられた漆黒へと変化している。 これから先の未来のことは誰にも解らない。長門にだって、朝比奈さんにだって。 だが、それでいいんだ。誰かに一方的に決められて、それをなぞるだけの未来なぞ存在してたまるものか。 『未来における自分の責任は現在の自分が負うべき』 天空に広がる秋空の見事なグラデーションに魅入られながら、俺はいつかの長門の言葉を思い出していた。 『あなたもそう。それが』 振り向いた先に、夕日に赤く染まる長門の姿があった。 長門は、俺の想いを見透かしたように、ゆっくりと、柔らかに微笑んだ。 「わたしたちの未来」 ―― 了 ――
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