約 334,269 件
https://w.atwiki.jp/mangaaa/pages/1486.html
323 名前:(*゚Д゚)さん[sage] 投稿日:03/11/23(日) 16 38 ID ??? ノ __ ,,、-‐‐  ̄‐‐-- 、,, / `ヽ、 / \ / `、 / ヽ ヽ l l l ヽ , ヽ `、 . l ; ; l ヽ ヽ ヽ l ヽ l . l l l ノl ヽ ヽヽ、 \ \ l `l、 l! l /ャ‐-t;;_ヽ \_,,-‐- ヽ l ヽ\ ヾヽv てか , ,ィfモッ、 乂 ノ ヽ \ ヽヾト / 乂 ヽ ヽ ヽヾミ、, _ _ ノノ l l l ヽ lヽ` 、___,,, / ,ヽ l ノ l .lヽ、 ‐ , / l ヽ l ̄ _,, - ノ ノ`- ,_ -‐ {_,`、 〉 ヽ / _,, -‐ ´/´ l ヽ ,,-‐ / ヽ ̄ \ /ヽ / ,r ´ l  ̄ / l`、 `、 l \ l ,/ ̄l! / ヽヽ l _,,-‐ 〈 ーr y ´ l \ l! \ ヽ l/ r-‐  ̄ \ l \ V ヽ ヽ l \ l 〉
https://w.atwiki.jp/sakuga/pages/279.html
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/639.html
ラノで読む 盆を過ぎたら海に入るな、と父に言われたことがある。 もっとも記憶が確かなら、それは家族4人で来た海水浴場での言葉。私はまだ小学生に上がる前だったけれど、いざ海にまで来てそれはない、と母に漏らしたものだ。 そのとき、どうして入っては駄目なのかという問いに、父は真面目な顔でこう答えた。 魔境に引きずり込まれるからだ、と。 「菅、手が止まっているぞ」 隣からかけられた男の声に、私――菅 誠司は現実へと帰還した。 周りはものを炒める音と熱がこもっている。少し風通しの悪い、プレハブに備えられた簡素なキッチン。 声の方へ目を向けると、安物のアロハシャツを羽織った、長身痩躯の青年。その眼光の鋭さと、妙に板についたフライパンを返す姿がミスマッチ過ぎる。 彼の名は蛇蝎兇次郎。醒徒会選挙に立候補したこともあり、学園ではそこそこ名が知られている人だと思う。変人としてかもしれないが。 そんな彼の今の肩書きは店長で、私はバイト店員である。廃業した地元の経営者を丸め込んで始めた海の家『だかつ』出張店は、まあそれなりに繁盛していた。彼曰く、生活費と活動資金を稼ぐ一環であるらしい。 それでも滞在費を考えてしまったら赤字なのだけれど。そこはちょっとした事情で、私を含めロハとなっている。 「昼の間はこちらを手伝って貰う約束だ。手を抜くのは許されんぞ」 どちらかというと料理に対しての言葉に聞こえる。実際のところ、コストを最大限に下げた弊害……平たく言うと材料が非常に安物であるために、嫌でも手抜きは出来なかった。 海の家なのだから不味くても別にいいのでは、と思わなくもなかったが、実際の海には十年ほど来ていないし、海の家も熾烈な市場競争の時代なのかもしれない。 「センパーイ、カレー2つッスー」 背後から市原くんの声。気を取り直しポシェットに皮むきナイフをしまうと、白い平皿を二枚取った。 支部局からの報告で、この海水浴場で怪奇現象が増えているという話を学園が認識したのは先々週のことだ。 犯人の見通しがつかない窃盗、幽霊騒ぎ、果ては失踪者が一人出るに至り、ついに報告内容に上ってきたという。 本来ならばどれも警察の領分では、と思う私を余所に、どういう理由か先行調査の話が回ってきたのが先週である。 盆過ぎの海水浴場に来るのは物好きだとか、皆帰省していて人手不足とかそういうことだと納得しておく。一番の理由は『最低限の旅費だけで使える』というところだろうけど。支部局員も暇ではないらしい。 「おねーさん、僕にもカレーちょうだい」 二杯分のカレーをよそい終わったところで、日焼け防止を兼ねて羽織ったシャツの袖が引っ張られる。耳に優しい、庇護欲をくすぐる甘い声。 「相島。貴様は客ではないのだから、自分の分は自分でやれ」 連れとして来ている相島くんに、蛇蝎さんは保護者が躾をするように言い聞かせる。私が、ついでですから構いませんと助け舟を出すと、彼は少し眉を跳ね上げてこう言った。 「いや、駄目だ。 対価を払いもしない者に対してサービスを行うことは、金を出している客に対する裏切りになる。菅、放っておけ」 なるほど、一理あるかもしれない。 相島くんは愛らしいふくれっ面で蛇蝎さんに抗議した後、上目遣いで私を見る。無言。 「……そういう目をしても駄目です。 今は単なるアルバイト店員ですし、店長の命令は絶対なので」 ようやく人の多い時間帯が過ぎ、私は休憩を取ることを許された。 お盆を過ぎるとクラゲが出ると言う。最近では異常発生も全く珍しいことではなくなり、盆の時期を過ぎた海水浴場は、来た頃ほどの賑わいを見せることはなくなっていた。 ゴムのサンダルで焼けた砂浜を踏み、私は別の海の家の方へと向かっていた。本業の情報収集のためだけれど、多分今まで通り、大した進展は望めないと考えていた。 ちなみに蛇蝎さん達には、私がお願いしてこの出張に同行して貰っている。 部員数に合わせて4人分の旅費が支給されたので、いい機会だからと駄目もとでお誘いしてみたら「それならば昼は働け」と斜め上に良い返事を頂いた形だ。 多分こちらの意図はバレている……というより、分かって貰わないと、誘った意味がない。 そう。蛇蝎兇次郎とのつながりを持つことが、今年の夏のひとつの目的。 まあ特別、暗黒醒徒会の一員になろうというわけではないのだけれど、敵になるつもりも全く無かった。ただ恐るべき荒唐無稽な目的を語るように見える彼に、親近感がわいただけなのかもしれない。 「センパーイ、泳がないんスかー?」 市原くんが追いつき、横に並ぶ。最近また背が伸びたのか、少し上を向かないと顔を合わせられなくなった。 「せっかく水着を買ったのに、勿体ないじゃないですか」 「……君のセンスに不満はないけれど、あまり水に入るのは好きじゃないよ」 そう。今付けているスイムシャツとチューブトップのビキニは、彼が部費で(!)購入したものだ。蛇蝎さんからのバイト代がなかったら、燃費の悪い彼は夏のうちに餓死していただろう。 「そもそも市原くん。きみだって泳げないのに、何を期待しているの?」 その言葉に、う、と彼は言葉に詰まる。少し意地悪な言い方だったかもしれない。 ……この調子だとライフセーバーの真似事でもしない限り、水着を活用することはなさそうだ。 なんか無念そうに涙を流している市原くんを尻目に、まあ、それでもいいかな、と思うことにした。水遊びをする柄でもないのだし。 そして結局今日の聞き込みも、大した成果を上げることはなかった。 日が落ちる。 ここ一週間ほどお世話になっているバンガローに皆で戻り、私はベランダからその様子をぼーっと見ていた。海が近く、さざなみの音が聞こえる。 ――海には魔境、まやかしを見ると父は言った。今思えば、幽霊が出る、と言う程度の意味だったのだろう。ただ住職という立場上、そう言えなかっただけだ。魂が有り、幽霊がいる、と断言するのは、霊能者がやることだ。 父からすれば、今の私は『有見』に囚われて思考停止している、とでも言われるのだろうか。尋ねたことも、禅の教えを乞うたこともない私には分からない。 ただ父の言葉はいつも正しいと思う。少なくとも十年前から、私にとって海は嫌な場所のひとつだった。 そして今でもこうして意識をかき乱し、私の気分をそこはかとなく沈ませる。 「――センパイ。なに黄昏てるんですか?」 いつの間にか、辺りは暗くなっていた。私は声の方へと振り返る。 ベランダの小さなランプに照らされて、市原くんの姿が浮かび上がる。まだ昼間のまま、トランクス型の水着に、スイムシャツの前を開けた格好。 ……なんだろう。もう見慣れたものだろうに。 「なんでも、ないよ。……お疲れ様」 自分でもこういうキャラじゃないと思うけれど、何故か目を逸らしてしまうのはどうしてだろう。直視ができない。 暫くの無言。 ……これでは、ダメだ。 「だ、蛇蝎さん達はどうしてる?」 言いながら、これはないなぁ、と自分でもしみじみと思う。 このタイミングで他の男の話をするのは我ながら――つまり、それは。 意識をしているということなのだろうか。 * 結論に固まった誠司の思考がようやく融け始めたときには、密着してしまいそうになるほど近くに、彼の姿があった。 離れようとしても後がなく、手すりに後ろ向きで手を掛ける。 手が、彼女の背を撫ぜた。一度目は優しく。怯えるように震えた腰を引き寄せ、薄く付いた脂肪と、その奥にあるしなやかな筋肉を確かめるように、二度目は強く、掴むように押し付ける。 誠司は身を僅かに縮める。市原は、その肢体を愛でる様に軽く抱き寄せた。 その控えめなボリュームの胸元や、むき出しのへそや、内腿の切れ上がりを手が慈しむ。 そして、自然と男の唇が、女の唇を求め始めていた。 誠司は、言葉が苦手だからこそ、言葉を求めようとした。けれども声は出ず、何も言えず。 ただ、されるがまま。 そうして、顔が近づけられていき―― その動きが終着点に到達……することはなかった。 ひたり、と市原和美の首に当てられたのは、短めのペティナイフ。 誠司は思い詰めたように、彼を見つめている。 我を取り戻したわけではない。 ただ衝動的に、思いつくものを手に取り、思いつくままにそうしただけでしかない。 「……センパイ、そんな物騒なものはしまいましょう、ね」 だがそれが。致命的な違和感となって、誠司の目を覚まさせた。 「――君は、偽者だ」 男一人と心臓の音しかなかった彼女に、広い視界と、波の音が戻ってくる。 未だほぼ密着状態にあることは変わらなかったが、誠司は最早、毛ほども気にすることはない。 市原の姿をしたものが後ずさる。誠司はナイフをしまい、手を空にした。 「なにを――」 「言うんですか、とでも言いたい? ……言葉真似はそれなりみたいだけど、生き方までは真似られないってこと」 何を言っているのか分からない、と疑問符を浮かべる男に、誠司は告げる。 「……市原和美という青年はね、命を惜しむ気のない馬鹿なんだ。だから、こんな刃物くらいで怖気づいたりしない」 言葉と共に一歩踏み込み、誠司は襟を掴む。 偽者もまた掴みかかろうとするが、完全に反応が遅れていた。男の視界が回転し、身体は易々と宙を飛ぶ。 ベランダから砂浜に投げ落とされた男は、ぐえ、とベタなうめきを上げる。しかし。 「――あ」 しまった、と彼女が気付いた時には遅い。 変身も解けた男が死に物狂いで立ち上がり、走り出す。女相手に随分と逃げ腰ではあるが、この場合は非常に良い判断だった。 そう、彼女一人だけならば。 「む? 何事だ」 丁度そこに、夕食の食材を買い込んだ蛇蝎と、蛇蝎に引きずられた相島と、荷物持ちをさせられた市原が通りかかる。 「市原くん! そいつを――」 「くそっ、どけ!」 誠司の声に、市原が逃走を防ごうと身構え――蛇蝎の手が、それを遮る。 「わざわざ組み合って服を汚すこともないだろう。――相島」 「はいはい」 はいは一つだ、とまでは蛇蝎は言わなかった。相島は蛇蝎の前に進み出て。 次の瞬間、男と蛇蝎達の間の地面が、半球状に消失する。 「うおっ!?」 急停止した男はギリギリ転落を踏みとどまり、安堵の息を吐く。 「てめぇ、異能力者……」 「はあい、さよーなら」 しかし続く男の言葉は、頭上から大量に降ってきた土砂に、有無を言わさず押しつぶされた。 「ご苦労だったな、相島」 「後でアイスちょーだいね。ハーゲンダッツでいいからさ」 蛇蝎のねぎらいに、現金な返事を返す相島。 視認できるポイントを中心にした球状空間を、文字通り『切り貼り(カット&ペースト)』する。その力で転移した砂によって生き埋めになった男は、掘り出され、簀巻きにされて転がっていた。 恐らく支部局なりに連絡して、学園へと移送されることになるだろう。 「しかし、相手の理想を叶えるとはな。催眠的な働きかけだけでなく、相手の意識も読むとは大した能力だ」 先刻の誠司の説明を反芻するように、蛇蝎が呟く。もちろん、誠司は説明の具体的な部分を、殆ど端折っていたが。 そして蛇蝎は彼女の説明を十分としてそれ以上何も聞かず、相島はその嗅覚で何が起きたかを感じ取ったが空気を読み、市原は誠司を信頼する故に、そもそも気にしなかった。 「ふん。それだけの異能を持ちながら、やることは痴漢と窃盗とはなんという小悪党ぶりだ。いや、それ以下だな。せめて誇りを持たねば、貴様は悪党にすらなれん」 傲岸不遜に見えながら、必ず相手を発奮させようとする言葉を忘れない。……相手が聞き入れるかはまた別だろうけれど。 誠司には蛇蝎が、そんな人間に見えた。 そうして、一件落着と思った市原がやっと異変に気付いた。相島は先刻から気づいていたが何も言わなかった。蛇蝎の観察眼はここぞと言う時に反応しなかった。 そして誠司は自分自身が冷静だと思い込んでいたが、そんなことはなかった。 そのとき、不運にもトラックのハイビームが彼女達を照らし。 取っ組み合いのせいで布地がどこかにいってしまった、一糸纏わぬ胸元が白日の下に晒されたのだった。 少女はわなわなと震え、叫び声の一つでも上げたかったが声は出ず。 いたたまれない気持ちに耐え切れなくなり、胸を隠しながら走り去っていった。 市原和美はその一部始終に、ああセンパイも乙女だったんだなぁ……としみじみと感じ。 「なあんだ残念。ニプレス装備だったかぁ」 「相島。貴様は少し自重しろ」 蛇蝎兇二郎はどう状況を収拾するべきか、まず何から片付けるかについて二秒ほど考え、深いため息をついた。 終わり トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/asaho0401/
https://w.atwiki.jp/asaho0401/pages/2.html
https://w.atwiki.jp/churuyakofu/pages/188.html
次の話へ 【趣味が高じて……】 魔法の森に店舗を構える香霖堂。 大抵の客は商品の代価を払わないこの店にも、まともな客がこないわけではない。 この日香霖堂に訪れたのは、そんなまともな客の一人、アリス=マーガトロイドだった。 「いらっしゃい」 相も変わらず来客に一言だけ発して手元に目を落とす霖之助。 「毎回思うんだけど、もう少し丁寧に応対したら? お客さんとして言わせてもらえば、品揃えが同じでも店員の態度がいい店を選びたいものよ」 「僕はそうした応対が苦手でね。この店は半ば僕の趣味であり、趣味とは楽しむものだ。 ここに苦手なことを無理やり組み込めば、店を続けること自体が苦痛になっていくかもしれない。 その結果店を閉めることになれば、それこそお客さんに迷惑だろう。 よって僕は僕の思うがままに応対させてもらう」 何を言っても無駄か……。そう思ったアリスがふと霖之助の手元に目をやると 「霖之助さん……裁縫できたの?」 普段本を読んでばかりいる店主の手元には、珍しく針と糸が握られていた。 霖之助といえば家事か商品の仕入れか読書しかしないものだと思っていたアリスにとって、これはかなり意外だった。 実際のところ霖之助は裁縫もするしマジックアイテムも作れるなかなか多芸な男であり、 まれにしか店に訪れないアリスが今日までそれを目にすることがなかっただけなのだが。 「魔理沙や霊夢が弾幕ごっこで破れた服の修繕を押し付けてくるからね……。 霊夢の服を一から仕上げることも度々あるし、今ではそれなりの腕だと自負しているよ」 対価をもらったことは一度としてないけどね……と愚痴る霖之助に苦笑いで応えるアリス。 ここでふと思い当たる。洋服の仕立てに必要な事を。 「霖之助さん……霊夢の採寸したの?」 「……」 アリスの頭では早くも霊夢の服を脱がせてサイズを測る霖之助の図が展開されている。 視線から軽く軽蔑の念を感じた霖之助は、いらぬ誤解を避けるために口を開くことにした。 「君は洋裁を基準として考えているようだが、霊夢の服は和服を基本とした物だ。 そして、和服は基本的に着る者に合わせてサイズを変えることはほとんどないんだよ。 和服には基本的に子供用、女性用、男性用があるだけ。細かい調節は着付けの段階でやることなんだ。 だから霊夢の身長さえわかっていればあとは何とでもなる」 「随分いい加減ね……。服を作るなら着る人に最適なものを作るのが誠意というものだと思うけど」 「確かにそうかもしれないが、そうすると本人しか着れなくなるだろう? 特に女性は出産で体型が変わることもあるし、この方法なら親から子に高価な服を受け継いでいくこともできる。 君に言わせれば、大切な人間に送る服は相手に合わせて仕立てるべきなんだろうが、日本人は金に任せて新しく作った ものよりも、自分が長い間大事にしていたものを与えることにより大きな意義を見出している。 自分がそれほど大事にしてきたものを授けるくらいに、相手を愛しているということだからね」 そう言われると、アリスも否定する気にはならない。 むしろ和裁というものに俄然興味が湧いてきた。 今までの自分とは異なる発想。その発想に基づいて積み重ねられた技術なら、何か人形作りに活かせるかもしれない。 それに、この店主は他にもいろいろ知っていそうだ。 「霖之助さん、和服と洋服の違いについてもう少し聞かせてくれる?」 霖之助としては正直めんどうくさいのだが、この少女は上客だし、機嫌を損ねるのは得策ではない。 それに和服に興味を持ってくれれば、さらに売り上げが期待できるかもしれない。リスクがタダ話なら安いものだ。 「いいだろう。まず……」 これが全ての始まりだった。 次の話へ
https://w.atwiki.jp/tukinokaze/pages/40.html
森の奥に流れる川 ジ:… その辺の岩に腰をかけ、静かに流れる川を見つめるジャング。 ウ:おゥ。やっと見つけたぜェ。 ウミナギはジャングを追ってきていた。 ジ:…何だ?一人にしてくれって言ったはずだ。 ウ:お前らの関係ってさ、なんつか…不思議なんだよなァ。 ジ:お前ら?誰とのことだ? ウ:ネクリアだ。仲間っていうには…ちょっと奇妙だ。 ジ:どう奇妙なんだ? ウ:細かくはわかんねェよ。でも、仲間じゃないみたいだ。どちらかと言うと…敵対してる。 ジ:…敵対…か。 ウ:ま、俺の勘違いかもしれねェけどな。 ジ:…いや、あながち間違いではない。 ウ:あァ?そうなのかァ? ジ:俺は…ネクリアを信頼していないのかもしれない。 回想~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ネクリアは城を離れ、カフェで優雅にコーヒーを飲んでいた。 ネ:(特に何もないし、そろそろこの国から出ようかしらね~。) ドガーーーン ネ:え? 突然爆発音と地響きが襲った。 ネ:(今の音…城!?) ネクリアが城を見ると、城の上部から黒煙が上がっていた。 住人:おいおい…王女は大丈夫なのか!? ネ:(たしかに…あれは危なそうね。ちょっと行ってみようかしら。) ネクリアは城の中へと入り、再び王女の部屋へ向かった。 ネ:(え!?) 爆発は王女の部屋で起こっており、扉も粉々になっていた。 ネ:これは…どうなってるの!? ジ:リッパー様!リッパー様ぁぁぁ!! 部屋の中で、傷だらけのジャングが血塗れの王女を抱きかかえていた。。 ネ:あんた…何があったの!? ジ:お前…さっきの… ネ:早く手当てしないと! ネクリアが王女に触ろうとすると ジ:触るなぁぁぁぁ!!! バシッ ジャングはネクリアの手を払った。 ネ:何するのよ! ジ:リッパー様に触れていいのは俺だけだ…誰も触れさせない…リッパー様は俺だけのものだ… ネ:そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?早く手当てしないと…手遅れになるのよ!? ジ:触れさせない…俺だけのものだ…誰にも… ネ:あーもう!どきな! ドンッ ネクリアはジャングを突き飛ばした。 ネ:(これはひどい出血…早く医者に見せないと本当にやばいわね…)あんた、医者連れてきなさい! ネクリアが呼びかけても、ジャングは反応しなかった。 ネ:ちょっとあんた!聞いてんの!? ジ:俺のリッパー様に…手を出すなぁぁぁぁ!! ジャングはネクリアに斬りかかった。 ネ:ぃたっ!あんたねぇ!だからそんなことを言ってる場合じゃ… ジ:俺の…リッパー様…俺の… ネ:(まともに話せる状態じゃなさそうね…)悪いけど…『月の光線!』 ビィィィーン ネクリアの放った光線は一直線にジャングに伸びていった。 ネ:(これで眠ってて…) スッ ジャングは前かがみになって光線を回避し、そのまま突っ込んできた。 ネ:ちょっ!? ジ:リッパー様に…手を触れるなぁぁ!!『ナイフ微塵斬り!』 ジャングは連続で斬りかかってきた。 ネ:『土の城壁!』 ネクリアは土の壁を作り、ジャングのナイフを防いだ。 ジ:この壁…邪魔なんだよぉぉぉぉ!! ジャングは力を増し、壁を砕いた。 ネ:(まずい!…斬られる!) ジャングは裏手にナイフを持ち、手を大きく上にあげた。 ジ:その手を離せぇぇぇ!! ネ:(くっ!) ネクリアは目を瞑った。 ザクッ ネ:痛……くない? ネクリアがゆっくり目を開くと、王女がネクリアを覆うように盾になっていた。 ジ:リッパー…さま…? ジャングのナイフは王女の背に刺さっていた。 王女:おやめなさ…い… ジ:あ…あぁ… かしゃん 王女に刺さったナイフは地面に落ちた。 王女:怪我は…ない? ネ:え?ええ…それより、早く医者に… 王女:いいわ… ネ:でも! 王女:ジャン…グ… ジ:リッパー様!! ジャングは王女を支えた。 ジ:申し訳ありません…リッパー様… 王女:あなたが…責を負う必要はありません…これは…運命… ネ:ねぇ、何があったの?一体誰が… 王女:わかりません…でも、私の行いをよく思わない者も…いたのでしょう… ジ:そんなことありません!リッパー様のすることに間違いなど… 王女:私もそう信じてここまで来ました。でも… ネ:…犯人を探すわ。探して見せる。 王女:その必要はありません… ネ:でも、このままじゃ… 王女:言ったでしょう…これは運命…定められた道。変えることはできない… ネ:運命なんて自分で切り開くものよ!定められてる道なんかじゃない! 王女:ふふ…最後に…あなたのような人に出会えて…よかった… ジ:リッパー様…リッパー様ぁぁぁ… 王女:ジャング…今まで、ありがとう…あなたもまた新しい人に仕えて…そう、たとえば…この人のような、素敵な…人に… 王女は、そこで息絶えた。 ジ:リッパー様ぁぁぁぁぁぁ!!! それから数日後 町はずれの倉庫 人:ま、待ってくれ!殺さないで… ネ:殺さないで?よくそんなことが言えたわね。 ジ:リッパー様を死に陥れたお前は…ここで果てろ。 人:ひ… ネクリアとジャングは爆発を起こした犯人を探し出し、跡形もなく消し去った。 倉庫の外 ネ:あんた、この先どうするの? ジ:…わからない。リッパー様を失った俺には、何も残っていない。 ネ:そう…。だったら、あんたさ…私と一緒に来ない? ジ:…何? ネ:何も残ってないなら、私と何か残るものを創りましょう? ジ:お前とだと…?断る。俺はリッパー様にしか仕えない。 ネ:別に仕える必要はないわ。仲間になりましょう?私ね、あんたのこと、気に入ったのよ。 ジ:仲間…? ネ:ええ、あなたも一緒に来てくれると思うんだけど?世界征服の旅。 ジ:世界征服?くだらないな。そんなもの出来るはずがない。 ネ:出来るはずがない。でも、誰かがやらなきゃいけないのよ。この世から…犯罪者を消すの。 ジ:犯罪者を…消す… ネ:あんたも悔しいでしょ?あんな奴らの所為で…王女のような素敵な命が失われていくの。私は、それを黙って見ていられない。あんたは? ジ:……俺もだ。犯罪者どもが蔓延るこの世界を…変えたい。 ネ:それなら決まりよ。…一緒に来なさい、ジャング! ジ:…一つだけ覚えておけ。 ネ:何よ? ジ:俺は、決してリッパー様以外の奴に忠誠は誓わない。 ネ:構わないわ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ハ:なるほどな~。せやからジャングはんは手下になるんを嫌がったんやな。 ネ:すっかり忘れてたわ。悪い事言ったわね… ガサッ ジャングとウミナギが帰ってきた。 ネ:あら、おかえり。 ジ:ああ。 その場はしばらく沈黙だった。 ジ:ネクリア。 その沈黙を破ったのは、ジャングだった。 ネ:ん、ん? ジ:いつか…お前をもっと信頼して、この身を完全に任せられるようになったら……側近にくらいはなってやるよ。 ネ:ジャング……。わかったわ。待ってるわよ。 ジ:…そろそろ出発するか。 ネ:そうね。 ネクリアたちは、静かに歩きだした。 続く 前の話 次の話 2011年2月28日作成
https://w.atwiki.jp/suteteco/pages/71.html
戦えシン!主にオーブ近海がリングだ! 890 名前:戦えシン!主にオーブ近海がリングだ! 投稿日:2005/11/16(水) 13 23 40 ??? レイ「だから、この武装は…」 シン「うん、厄介だよなこれ…」 ドモン「お、二人ともどうした?」 レイ「相手の新MSの攻略法を相談していたんです」 シン「ストライクフリーダムにインフィニティジャスティス、ドムトルーパーですね」 レイ「そうだ、いろんなバリエーションのガンダムファイターに打ち勝ってきた貴方なら、 似た武装のガンダムとも戦っているかもしれません、アドバイス頂けないでしょうか?」 ドモン「いいだろう、それぞれのMSについて解説してくれ」 シン「ありがとうございます!では、まずフリーダムですが、ドラグーンって新兵器が厄介ですね、 元から前方の火力は凶悪なのに、これでさらに全方位をカバーしているんですよ」 ドモン「ふむドラグーンか…ビットのことだな、これ以上の数のビットを使う相手に勝った事があるぞ」 レイ「どのような戦法を使ったのです?」 ドモン「ゴッドスラッシュタイフーンで全部切り落とした」 シン「なるほど!」 レイ「これは盲点だったな、シン覚えておけ」 シン「次はジャスティスですね、こいつは本体とリフターの同時攻撃が強力です。」 ドモン「強力な同時攻撃か…複数の敵ではないが、同時に着弾する複数のパンチを使う敵を破った事がある」 レイ「どのような戦法を使ったのです?」 ドモン「ゴッドシャドーで分身して同時に受け止めた」 シン「なるほど!」 レイ「これは盲点だったな、シン覚えておけ」 シン「最後はドムですね、こいつらは3機チームでジェットストリームアタックという並んでの連続攻撃をしてきます」 ドモン「お!この技ならほとんど同じものを使う敵を倒した事があるぞ」 レイ「どのような戦法を使ったのです?」 ドモン「先頭の奴の足を引っ掛けたら、連鎖的に全員転んだ」 シン「なるほど!」 レイ「これは盲点だったな、シン覚えておけ」 シン「よし、これなら勝てる!早速行って来ます!」 ドモン「頑張れよ、シン!」 シン「ご指導ありがとうございました!!デスティニーガンダム!シン・アスカ、行きます!」 アビー「艦長、大破したデスティニーからの救難信号です」 タリア「ふう…回収して頂戴」 http //anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1127639075/890
https://w.atwiki.jp/haruhi_aska_sui/pages/423.html
https://w.atwiki.jp/qkwiki/pages/398.html
【検索用 えーあいどがたかい|登録タグ:2022年 え こうちゃん】 概要 関連動画 関連項目 コメント 名前 コメント