約 99,353 件
https://w.atwiki.jp/nicorpg/pages/7141.html
カンチョーのこと。 元ネタは『NARUTO -ナルト-』。 はたけカカシが「木ノ葉隠れ秘伝体術奥義・千年殺し」という名で うずまきナルトにふざけて食らわせた技である。 のちにナルトがカカシにやり返そうとしたが失敗した。 名前の元ネタは漫画『トイレット博士』の「七年殺し」であり、またその元ネタは漫画『空手バカ一代』の「三年殺し」である。 「~年殺し」とは、「この技を食らったら~年後に必ず死ぬ」という意味である。 『トイレット博士』以降、漫画に限らず多くの作品で、カンチョー技に「~年殺し」と名付けるのが一種のお約束となった。 ニコニコRPGでは若き日の過ちが「秘技・千年殺し」を使用してくる。単体に3倍撃。 動画『続・若き日の過ち』でデフォルトキャラクターへのトドメに使用した技が元になっている。 H前病魔の「アナル零式」もこの類だろう。ただしこちらは大量出血のおまけ付きである。 関連動画
https://w.atwiki.jp/anchorlegendscenario/pages/149.html
人は過ちを犯すものである。 それを正しい方向に導くのは 過ちを犯すのと同様に人であるはずである。 しかし、その過ちを正す異物(遺物)が存在する。 その異物自体が間違っていることに気づかず 彼、あるいは彼女は過ちを犯し続ける ダブルクロス The 3rd Edition 「聖者(聖邪)の大枝」 ダブルクロス・・・・ それは裏切りを意味する言葉。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5103.html
照明を消した暗い部屋の中、テーブルの上に並ぶ蝋燭の明かりに照らされた大人達が、息を殺 して何かを待ちわびている。 私は1人テーブルの前に座らされ、そんな光景をじっと見ていた。 この人達は何を待っているのだろう。 何故、私を見ているのだろう。 浮かんだ疑問の答えを考えていると 「さ、園生。お願い」 誰よりも楽しそうな顔で、ママは私に何かを促すのだった。 ママの言葉には、主語に該当する言葉が無い事が多い。 それはつまり、私がどれだけ成長しているかを常に試しているのだろう。 暗い部屋、見守る大人達、テーブルの上の蝋燭――その下にあるケーキ。 この状況において連想される、私が取るべきであろう行動――ご飯の時は電気をつけて、明る い場所で食べなさい――私は立ち上がり、頭上にあった照明のコードを引いた。 未来の過去の話 3話 「違ーう! 園! そうじゃないでしょっ!」 明るくなった部屋で、第一声を上げたのはいつもの様にママだった。 どうやら私は間違えてしまったらしい。 叱られてなお正解がわからない私は、ただ静かに目を伏せると 「お、おい園? 落ち込まなくていいぞ? 3歳児としてはそれが普通なんだ」 追い討ちを掛けるようなパパのフォローに苛立ちつつ、私は明るくなった部屋の中でママの望 む答えを探してみた。 最初に目に入るのは期待した目で私を見ているママ、そしてその隣に居るパパ。今日は他にお 客様が2人来ている。一人は古泉で、もう一人は長門さん。 4人は私を見ているけれど、残念ながらそこから何かを読み取る事はできない。 その他にいつもと違う場所といえば、テーブルの上に置かれているママの大好きな――私は少 し苦手な――生クリームのケーキ。 ちなみに作ったのはパパ、リクエストしたのは私。 白いクリームで覆われたその洋菓子には、火がついた3本の蝋燭が立っている。 ……このケーキをどうにかすればいいのだろうか? 私はテーブルの前に座りなおし、そっとケーキの傍に体を近づけて――横に置いてあったケー キ用のプラスチック製ナイフで、ケーキを人数分に切り分け始めた。 5等分か……難しい。パパの分を抜いて4人分にしては駄目なのだろうか? 「違ーうっ! ……でもこれはあたしの予想以上の結果だわ! 園、それでいいの。人に期待さ れた事をやってるだけじゃ、大物にはなれないんだからね」 ママに揺さぶられながら、ナイフがママに当たらない様に気をつけつつ私は頷いた。 よく覚えておく。 「言ってる事は間違ってないと思うんだが、お前が言うと素直に納得できないのは何故なんだろ うな……」 ――今日は、私の3歳の誕生日らしい。 数日前からママは落ち着かない様子で、今日という日をとても楽しみにしている様だった。 しかし、私には誕生日という日を祝う理由がよくわからない。 ただの一般人でしかない私の誕生日を、わざわざ準備してまで祝う理由とはいったい何なのだ ろうか? ママによれば、それは記念日らしい。 ――女性は記念日を重視する生き物という見解は、正しいのかもしれない。 パパによれば、それは子供が何をやっても許される日らしい。 ――では、その日はママと2人で過ごしたいと言ったら泣かれてしまった。 長門さんによれば、それは自分が生きてきた年数を確認する日らしい。 ――彼女の見解はここまでで一番私の意見に近い内容だった。けれど、それは身分を証明する 書類にはだいたい書いてあるので、別に忘れてしまっても特に問題はないと思う。 「なるほど、それで僕の意見も聞きたいというわけですね」 そう。古泉の意見も教えて欲しい。 ソファーに座ってのんびりと紅茶を飲んでいた古泉は、私の質問にゆっくりと頷いた。 「わかりました。僕にとって誕生日とは感謝の日です」 感謝? 「はい、そうです。ここに居る人は皆、貴女を祝福する為にやってきました。僕達は園生さんが 3歳まで生きられた事に感謝し、これから先も幸せであって欲しいと願っているんです」 なるほど……よくわかった。 感謝し、感謝される。そうやってお互いを思いやる事で、互いの精神を補完しあう事は有意義。 納得のいく答えに何度も頷く私を、古泉は優しい目で見ていた。 「……古泉、頼むから園にこれ以上難しい話を教えないでくれ」 疲れた顔で愚痴るパパの意見には同意できない。私は古泉と話をする事を、ママと話す事の次 に楽しいと思っているのだから。 「お誕生日おめでとう」 小さな箱を手に私の元へやってきたのは、パパとママの同僚、長門有希さんだった。彼女はと ても綺麗な女性で、普段は人形の様に表情が変化しない人。 でも今日は、優しく微笑んでいるように見える。 ありがとうございます。 差し出されたプレゼントを両手で受け取ると、彼女の手がゆっくりと私の頭に伸びてきた。陶 器の様に白い彼女の手が、私の髪を撫でていく。 理由はわからない、けれど、彼女が私を見る――この優しくて悲しい目には何か深い感情が込 められている気がした。 「ねえ園。何で有希の事は長門さんって呼んで、古泉君は古泉って呼び捨てで呼ぶの? いっち ゃんって呼んでもいいのよ?」 「そういえば、園が呼び捨てで呼ぶのって古泉だけだな」 それには理由がある。 「どんな?」 私はパパを指差しつつ、 「パパが古泉と呼んでいたから」 「キョーン。あんたのせいよ」 「俺の……せいだな。すまん」 変えた方がいい? 当事者である古泉にそう聞いてみると、 「今のままで構いませんよ? その呼ばれ方は僕にとって悪い物ではありませんから」 彼はそう言って何故かパパの方を見るのだった。 「おい、何でここで俺を見るんだ」 「何となくです」 パパと古泉の関係は私にはよくわからない。 古泉は不思議な事に何故かパパの事が好きみたい、でもパパは古泉に冷たい。 『おたんじょうびおめでとう』と平仮名で書かれた――漢字にすれば文字数が少なくて書きやす いのに――チョコのプレートを噛み砕きながら2人の関係を考えていると、誰よりも早く自分の 分のケーキを食べ終えたママが私の前にやってきた。 「あのね? 園。お誕生日にはプレゼントが貰えるものなの。それで、ママは園が欲しがってる 物がなんなのかずーっと考えてたんだけど……ごめんね、結局今でもわからないのよ」 欲しいもの? 「そう! 園は何か欲しい物ってないの? おもちゃとか……服とか! な~んにも遠慮しなく ていいのよ」 ママの買ってくれた服で私は満足している、おもちゃもあれだけあれば困らない。 これ以上欲しい物と言われても、特に思い当たらない。 「そ、そう」 それは私の正直な感想だったのだけれど、ママは何故か困った顔をしてしまった。 どうやら、誕生日とは何かを欲しがらなければならないという日でもあるらしい。 困り果てた私が部屋の中に何かヒントが無いか探していると、一人静かにケーキを食べている 長門さんの姿が目に入った。 どうしたんだろう? 彼女はフォークを動かしながら、視線の端で誰にも気づかれない様に気を使いながらパパを見 ていた。 その視線は、ママがパパを見ている目にとてもよく似ている気がする。 ……ママ、欲しい物って何でもいいの? 「もちろんよ! おもちゃでも妹でも宇宙人でもお兄ちゃんでも園が好きな物を頼んでいいんだ からね!」 「お兄ちゃんは無理だろ」 何故か長門さんを見ながらパパは溜息をついた。 でも、これは欲しがっていい物なのだろうか? 長門さんも我慢しているみたいなのに。 疑問を残しながらも、私は自分の欲求を告げてみる事にした。 私が欲しいと思ったのは、物でも服でも妹でも宇宙人でもお兄ちゃんでもなく―― ママ、私は古泉が欲しい。 私に指差された古泉とパパが、突然動きを止めた。 「えっと……あはははは……は」 場を取り繕う様な古泉の乾いた笑いが虚しく響く。 やはり、誰かを欲しいという気持ちはそう簡単に口にしてはいけなかったようだ。 何故か溜息をつきながらパパは私の前に来て、膝をついて視線を合わせてから諭すように口を 開く。 「園生……冗談を言う時は形だけでもいいから笑いなさい。じゃないと相手は、お前が本気で言 ってると思ってしまうんだよ?」 わかった、今度からはそうする。 大人しく私が頷く事で、ようやく部屋の空気は元に戻ったのを感じた。 「変なパパ。3歳の女の子相手に本気になっちゃって面白いね。パパはね~園を古泉君に取られ るかもってやきもちやいてるのよ」 そうなの? 「んなわけあるかよ」 そう言いながらも、パパは照れるように視線を逸らしていた。 もう手遅れ、とは言いにくい……。 誕生日が過ぎてからの数週間、ママはとても活き活きとしていた。 普段から活き活きしているママが、さらに活気付いていた理由。それは―― 「お久しぶりなのね!」 「おお、元気そうだな阪中」 「ぶっぶ~ざ~んねん。あたしはもう阪中じゃないのね」 「おいマジかよ! いつの間に?」 「うぃ~す」 「あ、なんで谷口がここに居るのよ」 「なんでって……招待されたからに決まってんだろ」 「あんたまで招待するなんて新郎新婦は本当に心が広いわね~。い~い、今日は大人しくしてい なさいよ」 「なあキョン……こんな場所でなんだがお前に心底同情するぜ」 「何がだ」 「こんなのと一緒に暮らしてたら、気苦労であっという間にハゲちま――ぬわっ!」 「ち、避けたわね」 「避けるに決まってるだろうが! 結婚式開始前に花瓶の花を投げる奴があるか?」 「大丈夫よ。投げた花はリサイクルでちゃんとあんたの仏前に供えてあげるから」 真っ赤な絨毯が敷き詰められたロビーでは、大勢の人が楽しそうに談笑して待ち時間を過ごし ていた。 久しぶりに友達とあったママがお喋りに忙しいのは仕方の無い事――パパはどうでもいい。 私は退屈な時間を消化する為、初めて訪れた結婚式場を探検すべく静かにロビーから抜け出す 事にした。 幸い、式場の中には私以外の子供も大勢歩いていたので――子供は大人の都合を関知しない事 を、親はもっと自覚するべき――従業員に呼び止められる事も無い。 しばらく廊下を歩いていくと、新郎や新婦の控え室と書かれた部屋が並ぶ場所に辿り着いた。 この部屋の中に、今日の主役が居るらしい。 ドアに貼られた名前を順番に読んでいくと、招待状に書かれていたのと同じ名前が見つかった。 『――ご案内を申し上げます。国木田家、佐々木家の挙式の準備が整いました。お待ちの皆様は、 1階のホールまでお集まり下さい――繰り返します』 廊下に響く案内放送を聞いていると、控え室の扉が1つ開き、黒いスーツの女性が付き添われ て、純白のドレスに包まれた綺麗な女性が部屋から出てきた。 彼女はたまたま部屋の前に居た私の顔を見て、 「……おや、もしかして君は園生さんかな?」 すぐにそう聞いてきた。 おかしい、今日の私はママの選んでくれたドレス――動きにくい――を着ていて、名札なんて つけていないのに。 どうして私の名前を? 「警戒しなくてもいいよ。僕が君の名前を知っているのは、君のお父さんと僕が友達だからだよ。 ……うん、それにしても君はご両親によく似ていているね」 彼女の笑顔を見て、私は警戒を解いた。 私の前にしゃがんで、花嫁はじっと私の顔を見つめている。 「本当、よく似ている……」 優しくて悲しい花嫁の視線――この視線を、私はすでに知っていた。 前に、長門さんも同じ目で私を見ていたから。 「あ、園おかえり」 ただいま。 私がロビーに戻った時、ちょうどパパとママはホールへと移動する所だった。 他の人はもう移動をしてしまったようで、この場にはパパとママしか居ない。 「どこに行ってたんだ? 迷子にならなかったか?」 「馬鹿ね~あんたじゃあるまいし、園が迷子になるわけないでしょ」 「なあハルヒ、しっかりしてるって言っても園はまだ3歳なんだぞ?」 パパは心配性で困る。 大丈夫、新婦に挨拶をしてきただけだから。 私がそう答えると、何故かパパだけ固まってしまった。 「……そ、そうか」 「ほ~らね。やっぱりあたしの子よ!」 「いや、今のはそれだけじゃ納得できないだろ……」 ――施設の案内板に誘導されるまま歩いていくと、やがて教会の様な造りの挙式場に辿り着い た。中央に設置された円形の祭壇を囲むように人が並んで座り、主役の登場を今かと息を飲んで 待ちわびている。 「いいか園、挙式の間は静かにしてるんだぞ?」 わかった。パパ、携帯電話の電源は切った? 言って良かったかもしれない。 その言葉の直後、パパを含めた私の周りの人達は一斉に自分の携帯電話を確認しはじめた。 やがてその動きも収まり、 「――それでは新郎新婦のご入場です。皆様、盛大な拍手でお迎え下さい」 進行の人の声に合わせて演奏が始まり、ホールの扉は開かれた。 パイプオルガンの音色が反響する中、一歩一歩踏みしめるようにゆっくりと新郎新婦はホール の中へと進んでくる。 黒いタキシードに身を包んだ優しい顔の男性と、その隣を歩くウェディングドレスを着た美し い女性。 2人は割れるような拍手の雨を受けながら、ゆっくりと祭壇へと進んでいった。 「あ~……やっぱりいいなぁ……ねえ、もう一回着たら駄目かしら?」 「自宅でならいいぞ」 小声でそんなやりとりをしていたパパとママに見守れる中、2人はやがて祭壇へと辿り着いて 台の上に登った。 雨が引くように拍手が収まり、演奏の音もそれに合わせて小さくなる。 周りが静かになった所で、祭壇で二人の前に立つ神父らしき老人が口を開いた。 「……今日この日、一組の男女が夫婦の誓いを交わします」 その場を支配する様な、神父の言葉が始まる―― こちらは古泉。A班からD班まで、配置よいか? 送れ。 ――その瞬間、結婚式場に居た黒服の従業員達は一斉に無線の小型マイクに手を触れた。 僕が無線に向かって指示を飛ばして6秒後、 「――全班、配置完了」 ミッションリーダーであるA班の班長から返答が返ってきました。 悪くない反応速度です。しかし、それだけで万全とも言えません。 作戦開始を前にいつも訪れる胸の不快感を無視しながら、僕は再び無線を開いた。 それでは作戦の概要をもう一度説明する。これから話す内容はブリーフィングで説明した内容 と重複しているが、各人心して聞いてくれ。 それは、僕が自分自身に言い聞かせる為の説明でもありました。 ……現在時11:47。今から約12分後の11:59に過去最大規模の閉鎖空間が発生する。 場所は現在地を中心に半径37キロ、神人の発生数は未知数。この情報は協力者によってもたら された物で、これまでに協力者の情報が外れた事は無い。協力者によってもたらされた情報はも う1つ、それはこれから先の未来に、閉鎖空間が発生したという歴史は存在しないという事。し かしそれは、この閉鎖空間を我々が処理できなかった為に世界が破滅を迎えてしまったという可 能性でもある。各人は閉鎖空間発生後、速やかに内部に侵入。各個に神人を撃破する事。以上、 何か質問は――。 何一つ返答がない無線から、僕は『この作戦は本当に成功する可能性はあるのか?』と聞かれ ている様な気がしました。 そして僕は、その問いに対する答えを持っていない。 では、作戦の成功を祈る。 無線の先と、自分へ向けた言葉で僕は通信を終了した。 ――これまでに観測された最大の閉鎖空間は、彼と涼宮さんがこの世界から消えていた時の物 でしたが、それでも最大時の広さで半径13キロでした。協力者の情報が最大時の広さなのか、 それとも初期状態での広さなのかわかりませんが……どちらにしろ、絶望的な数字です。 それでも……やらなくてはなりません。 概観を花屋のワンボックスに仕立てた指揮車から降りた僕の目に、結婚式場の屋根に取り付け られた子供の天使が微笑んでいる。 願わくば、世界に祝福を。 祈るべき神が居ない事を知りながらも、胸で十字を切ってから僕も戦場となる場所へと向かっ て歩き始めた。 挙式は淡々と進められ時間が正午に近づいた頃、天井付近に取り付けられたステンドグラスか ら鮮やかな光が差し込んできた。 「綺麗……」 溜息の様な呟きが誰からともなく漏れだす。 深い緑や、淡い赤色の光に照らされた新郎新婦は、幻想的な雰囲気に包まれている。 「それでは……誓いの指輪の交換を行います。まず、新郎から」 神父が指輪が二つ置かれた銀色の台を取り出し、2人の前へと差し出した。 新郎は静かにその指輪をしばらく見ていたが、やがて視線を花嫁へと移しそのまま動かないで いる。 彼の意外な行動に神父も何も言えないでいると、新郎は周りにも聞こえるはっきりとした声で 話し始めた。 「神父様。予定を無視して急にこんな事を言い出してごめんなさい。1つ、お願いがあるんです」 「お願いですか?」 「はい」 神父に向かって、新郎――国木田はゆっくりと頷く。 「僕達の指に、指輪を嵌めて欲しい人が居るんです」 「……お互いに、ではなく。その人にお願いしたいという事ですか?」 「はい」 突然の出来事に、これもイベントの1つなのだろうと見守る参列者の中で、私は不思議な感覚 に戸惑っていた。 ……なんだろう、何かがおかしい気がする。 温度? いや、会場内は平均的な温度。熱いのはライトに照らされた新郎新婦だけのはず。 湿度? それも問題のあるレベルではない。一生に一度の晴れ舞台で化粧が崩れてしまっては 訴訟問題にもなりえるだけあって、完璧に調整されている。 気圧? 違う、こんな広い部屋の中で気圧を変化させようとすれば大掛かりな器材が必要。 では、何が? 理解できないこの感覚に、私は言いようの無い不安を覚えていた。 「園。どうかした?」 ……大丈夫、なんでもない。 心配そうな顔のママに、私は生まれて始めて嘘をついてしまった。 何故、嘘をついたのかは自分でもよくわからない。 ただ……理解できないはずのその感覚に、私はママの存在を確かに感じていた。 「わかりました。では、貴方が依頼したい方をここへお呼びください」 長年の職務の中で同じ様な事が過去にもあったのか、神父には動揺した様子もない。 「ありがとうございます。――……その顔は、自分が呼ばれるってわかってる顔だよね?」 新郎が振り向いた先で目を閉じ、額に手をあてて溜息をついていたのは―― 「……何かやるにしても、披露宴だろうと思って油断してたぜ」 困った顔で微笑む、パパだった。 神父の隣にパパが立ち、気まずそうな顔で新郎の指輪を受け取った時、隣の椅子に座っていた ママが私の手を掴んできた。 無意識にそうしているらしく、ママの視線は私ではなく祭壇の上に立つ4人……違う、花嫁だ けに注がれている。 「ではまず、新郎の指に誓いの指輪をお願いします」 「はい」 何で俺が? と言いたげな顔でパパは指輪を台から取ると、差し出された新郎の手を取ってそ の薬指に指輪を嵌めた。 「……国木田、後で理由を聞かせてもらうからな」 「ごめんごめん、キョンにしか頼めない事だったからさ」 「俺が神父様より適任だってのか? 見る目が無いにも程があるぞ」 パパの素の返答に、周囲から小さく笑いが零れる。 そんな中、パパは残された花嫁の指輪を台から取りあげた。 ――急に、私の手を握っているママの手に力が入る。 ママ、痛い……。 私の言葉が聞こえていないのか、ママは力を緩めてはくれなかった。 それだけではなく、痛みと一緒にママの手から不安や怒りといった黒い感情が流れ込んでくる。 長門さんが私を見ていた時の視線。 花嫁が私を見ていた時の視線。 そして今、ママがパパを見ている視線。 その三つが重なる中、パパは垂れ下がったままだった花嫁の手を取った。 「佐々木……っと、もう佐々木じゃないんだよな」 照れながら言うパパに、花嫁は微笑む。 「いや、君は僕を佐々木と呼んでくれて構わないよ。これは新郎の意見でもある。彼曰く、僕の 事を旧姓である佐々木と呼ぶ権利を君に差し出す代わりに、僕の事を名前では呼ばないで欲しい んだそうだ」 「キョン、この取引きは不服かな?」 新郎に――その目が真剣だという事に気づいた様子もなく――尋ねられたパパは、 「別に、お前達がそうしたいならそれでいいさ。結婚式くらいは新郎新婦の我侭を聞くべきだろ うからな」 苦笑いを浮かべて、花嫁の薬指に指輪を―― ドクン 花嫁の頬を流れる涙――ママの手から感じられていた痛みが急に消える。 ドクン パパは照れながら指輪を花嫁の指へ嵌めていく――次の瞬間、座っていたはずの椅子の感触が 消えた。 ドクン パパの目が……優しくて悲しい目に変わった――目の前にあった鮮やかな景色が急に色褪せた かと思うと――誰も居ない、全ての色が灰色に染められた挙式会場に私は居た。 未来の過去の話 3話 ~終わり~ その他の作品
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/1653.html
世界樹の灰(せかいじゅのはい) 世界樹の灰を見ることで人は己の過ちを思い出し、次をどうするか考える。この効果はシーズンオフとターン13の時に存在していたプレイヤーに効果がある。 L:世界樹の灰 = { t:名称 = 世界樹の灰(マジックアイテム) t:要点 = 世界樹の灰,砂漠,死 t:周辺環境 = 荒地 t:評価 = なし t:特殊 = { *世界樹の灰のアイテムカテゴリ = ,,,携帯型アイテム。 *世界樹の灰の位置づけ = ,,,マジックアイテム。 *世界樹の灰の特殊能力 = ,,,見ることで人は己の過ちを思い出し、次をどうするか考える。この効果はシーズンオフとターン13の時に存在していたプレイヤーに効果がある。 } t:→次のアイドレス = 灰をばらまく(イベント),小さな畑(施設),小さな水場(施設),村より始める(イベント) } 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 海法よけ藩国 08/9/26:入手 黒崎克耶 1 参考資料 イベント掲示板 No.24832 尚書省連絡掲示板 No.1651 アイドレスWiki:世界樹の灰 上へ 戻る 編集履歴 矢上麗華@土場藩国 (2009/03/15) 図画 黒崎克耶@海法よけ藩国
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/10535.html
《無限の過酷》 永続魔法 お互いのプレイヤーが受けるダメージは0になる。 ドローフェイズ開始時にターンプレイヤーのデッキが0枚だった場合、 そのプレイヤーの墓地と除外されているカードを 全て裏側でシャッフルし新たなデッキとする。 part20-279 作者(2007/09/19 ID S98QXGrcO)の他の投稿 part20-250 / part20-251 / part20-280 / part20-294 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kitamina/pages/6.html
過ち、はじめまして_2で検索してねで検索してね ↓↓↓↓過ち、はじめまして。 過ち、はじめまして。あらすじ 好意を寄せていた大学の同級生・朝雛と研究室の教授との浮気現場を目撃してしまった吉田。次の日、浮気を止めるよう訴えると、朝雛は「私が何を考えてるか知りたい?」と言い放ち吉田をホテルに連れ込む。憧れの女性とのエッチで童貞を捨て去った吉田だが、哀しい感情が込み上げてきて、一人涙してしまう。しばらく何事もなく振舞う朝雛にヤキモキしながらも、メールで呼び出されると、急いで駆けつけた吉田は、そこで……。若者のリアルな生態を綴ったダークでビターな恋愛狂想曲!! 「過ち、はじめまして。」で検索してね ↓↓↓↓過ち、はじめまして。 過ち、はじめまして。の他の面白い漫画 誰でもマン開!えろフェロモン ~生徒会は僕の穴~ モテないオタク男の日常が一変する!転校初日不良に絡まれた主人公、内田卓巳はギャルゲーを買うお金を守るため、イザというときのためにと幼馴染からもらった超人薬を飲みこんだ。 ところが不良達は卓巳に熱視線を送ってきて貞操のピンチに!そんな卓巳の危機を救ったのは、生徒会副会長・相沢萌。 しかし今度は萌が卓巳に迫ってき、童貞を奪われることに。 萌曰く、「キミから甘い匂いがしてきて…」そう…、卓巳は薬によって相手をエロい気分にさせる、超強力なフェロモンを分泌する体質になったのだ!事態を重く見た生徒会の美少女たちは、自らの体を差し出すことを決意する…常識では考えられない夢の学園生活が幕を開ける…! 「誰でもマン開!えろフェロモン ~生徒会は僕の穴~」で検索してね ↓↓↓↓誰でもマン開!えろフェロモン ~生徒会は僕の穴~ 母に売られたアタシー義父とのセイカツの始まりー 財産目当てで母が成金オヤジと再婚した。 アタシも兄も不自由なく生活できるようになったが、夜這いされることに・・・。 義父のお金で豪遊する母はアタシを売ったのだった。 乳首を吸われ、胸を揉みし抱かれる。 義父は堪えきれず私にまたがった・・ 「母に売られたアタシー義父とのセイカツの始まりー」で検索してね ↓↓↓↓母に売られたアタシー義父とのセイカツの始まりー comicクリベロン Vol.06 オール描き下ろしコミック誌『comicクリベロン』Vol.06 百発百中の孕ませボーイ見参戯号!!!累計240万ダウンロードを突破した伝説のCG集「セックス許可証」シリーズをコミカライズ!!!!!!高瀬むぅ/un_consciousの「どこでも誰とでもヤリたい放題」超巨弾新連載!!小桜クマネコ・つん・おにちくねる・四葉チェルシー・狩野蒼穹・まつりみこの作品と合わせ、花びら舞い散る春爛漫7連発!!!!! 「comicクリベロン Vol.06」で検索してね ↓↓↓↓comicクリベロン Vol.06 愛しのロリータ 成熟した成人の女性は愛せず、まだ幼い少女のみを愛す性癖を持つ……ロリータ・コンプレックス……無邪気な笑い声、無垢な心を持つ少女たちを愛する高校教師。 「ああ……こんなことはよくない……よくないとわかっている……だけど……ああ……」抑えきれない欲望がついに一線を超えてしまう!? 「愛しのロリータ」で検索してね ↓↓↓↓愛しのロリータ ドミナンス 紅い唇・囚われの絶島 これから始まるこの“ものがたり”は、とても危険な匂いがするので、油断をしているあなたの心を性の欲望で占領してしまうかもしれません。 獣や鬼畜と言われてもおかしくない、例のご主人様と呼ばれる人種の存在は、圧倒的な屈辱をあなたにプレゼントするでしょう。 あなたはいつしか快楽による麻酔が効き始め、変態という名の愛に溺れていくのです・・・。 みうらたけひろが描く究極のエロサスペンス!あなたはこのM調教にどこまで耐えられるかっ!ご期待下さい!! 「ドミナンス 紅い唇・囚われの絶島」で検索してね ↓↓↓↓ドミナンス 紅い唇・囚われの絶島
https://w.atwiki.jp/brainwash/pages/20.html
洗脳の過程の概略 解凍 ・ 変革 ・ 再凍結 「分析・恐怖の洗脳テクニック」酒井和夫より引用 ( )内は当サイトによる追記 1.人格を崩壊させる「解凍」 以降の急激な変革のためにその人の現実を揺さぶるテクニック ただ単に相手をほめちぎり,心を開かせる 生理的に混乱させる ―睡眠を奪う・食事の質・量に制限を加えるなど― (騒音・光などによる嫌がらせ,また,異様な状況の作出も含まれると考えられます,異様な状況には,何処でも,何時でも―自宅内でも,路上でも,外出先でも,監視者が監視・干渉する状況―監視するような状況も含まれると考えます) 罪,恥などを告白させ,これまでの自分を否定させる (摂取したプライバシー,個人的特徴,ネガティブな出来事,性に関する事柄などのほのめかしも含まれると考えます,ネガティブ・男女問わず美人局的な事件自体を起こすことも含まれると考えます,公衆のメディアを使うことで効果が増大されると考えます) 長時間にわたって混乱する言葉を聞かせ,批判的な判断を行おうとする努力を奪う (恫喝的・萎縮的・見当違いの・望んでいないアドバイス・野次・罵倒などのほのめかし,ネット上などでのでたらめな書き込みなどもふくまれると考えます) 2.教え込みの過程である「変革」 「解凍」によって古い人格が崩壊した空白に新しい人格を植えつけるテクニック セミナー 儀式 メンバーと一緒の時間を過ごす 読書,音声・映像の視聴,教義の復唱 3.新しい人格を作り上げ強化する過程である「再凍結」 植えつけた人格を固めるために,人生の新しい目的と新しい活動を与える過程 ホーリーネームのような特別な呼び名を与えることで,集団への帰属意識と使命感を高める 街頭などで他人を勧誘することにより,自己の信念を強固なものにする。 徹底した教え込みにより,自分というものをグループに明け渡させる 経済的にも情緒的にも,自分の支えを完全にグループにまかせるようになってしまい,グループから独立して行動する能力をまったく失ってしまう アクセス者数 合計: - 今日: - 昨日: - トップページの合計: - 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tabris0913/pages/356.html
【R18】桜ひろし・不破光秀★ 彼氏以外Type-D Y ~彼の兄との過ち~ 彼氏以外Type-D ~過ちの果て~ かれピロ 第6弾「同棲彼氏と2人のおうちで」 after love~やっぱり、もう少し~(ステラワース限定特典)
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/13087.html
KI/S44-048 カード名:禁忌の過去 カテゴリ:クライマックス 色:緑 トリガー:宝 【永】あなたのキャラすべてに、パワーを+1000し、ソウルを+1。 (宝:このカードがトリガーした時、あなたはこのカードを手札に戻す。あなたは自分の山札の上から1枚を、ストック置場に置いてよい) 仁子「うふふ。この太った子も幸せそうな顔してるぅ……♪」 レアリティ:CR ・対応キャラ カード名 レベル/コスト スペック 色 容姿のコンプレックス 由多 3/2 10000/2/1 緑 焦るイケメン 由多 2/1 4500/1/1 緑
https://w.atwiki.jp/romeomail/pages/533.html
599 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2010/03/18(木) 01 38 51 0 結婚して3年が経った現在、こんな手紙が回ってきた 友達の友達の~というループを繰り返して回ってきたからか、情報が遅い… ロミオは10代の頃に付き合って、学校の卒業と同時に別れた関係 別れた理由は、君がぼくより上の学校にいくなんて、おかしい。というもの 暇つぶし程度にしかならないけど 何で君は結婚してしまったんだ!? 君が自らの過ちを捨てて大人になるのを待っていてあげたのに! 今ならまだ間に合う、そんな男は捨てて戻っておいで (住所)に、君のために部屋を用意したよ だから、(食材)を買って来て(料理)を作りに来て 早くしないと、君のぼくは死んでしまうかもしれない! 君が戻ってきてくれるのなら、君の過ちは全て許すし、勝手に結婚してしまったことも許すよ そんな男はただ君の体を求めているだけ、真実の愛は君とぼくの間にしかないんだ・・・ 600 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2010/03/18(木) 01 41 46 0 そいつの真実の愛って、食い物との間にしかないんじゃw 599 次のお話→650