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数十キロはあった糞便を片付けるのに、丸一日かかった。 たった一日というと思ったより短いようだが、 まりさ共が口内の糞便を飲み込むたびに、 俺や使用人がひっきりなしに詰め替え、それがおよそ二十時間以上だ。 「かひゅうーーーーーーー………あひゅううーーーーーー……」 輪を取り外され、まりさ共は憔悴しきって、 吊り下げられた全身を波打たせている。 「うまかったか?」 俺が聞くと、しばらく開ききった口をもごもごさせてから、 上顎支点で吊り下げられたままで返答が帰ってきた。 「ゆっぐ……ゆっぐり……でぎだいぃぃぃ……」 「……ゆっぐじ……じだい……じだいぃぃぃ」 「おろじで……おろじでぇぇ……」 「口に合わなかったか?それは悪かった。 もっとゆっくりできるごはんを持ってきたよ」 そう言うと、俺はカートを新しく運んできた。 カートの上には、再び青いビニールで覆われた皿。 大きな皿をいくつか台の上に、まりさ共によく見える位置に置いてやる。 まりさ共の目は怯えていたが、いくぶんかの期待の色が見え隠れしていた。 もしかしたらこの人間は勘違いをしてあんなものを持ってきただけで、 今度はちゃんとゆっくりできるごはんを持ってきたのかもしれない。 そんなところだろうか。 「ゆっくり……ゆっくり……」 震える声で呟くまりさ共の前で、次の食事を公開してやる。 「ゆあああぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!」 悲鳴が上がった。 ひどい腐臭の中で、俺は解説してやった。 「かき集めるのが大変だったよ。いまは夏場だからごらんのとおりだが、 まあお前たちゆっくりなら大丈夫だろう」 犬や猫、鳥や狼、町や森の中で拾ってきたあらゆる獣の死体が皿の上に乗っている。 どれもこれもひどい腐臭を放ち、体中に蛆が蠢いていた。 猫の眼窩や犬の裂けた腹部、穴という穴は蛆だらけだ。 蛆のほかにムカデやミミズ、なんだかよくわからない虫たかっており、 その上では大量の蠅がぶんぶんと飛び回っている。。 手近な猫の死体を長い菜箸でつまみ上げてやると、 腐りきって緑色に変色した肉はぐずぐずになってたやすく崩れ、黄色い膿が長い糸を引いた。 緑に紫に黄色に赤、一度死んだ肉は本当にカラフルになるものだ。 「ぐざい!!ぐじゃいいいいいい!!!やべでえええええ!!」 「おでがいいいいいいいぢがづげだいでえええええええええ!!!」 「急いで噛みつぶさないと、ウジやムカデがお前らを食うかもな」 「いいいいいいいやああああだああああああああああーーーーーっ!!!」 脅してやったおかげで、白目を向いて痙攣しながらも、 口腔内に放り込まれたまりさ共は今度は必至に咀嚼していた。 柄杓の表面にこびりついた蛆がまりさ共の表皮を這いまわり、目の中に一匹二匹侵入する。 嫌悪に身をよじらせながら、それでもまりさ共は泣きながら食事を続けた。 虫に関しては、もともと毛虫やら蝶々を食うゆっくりだから問題ないだろう。 顎の動きから嚥下を確認する度に、輪の蓋を開けて次の腐肉を注ぎ込む。 そのたびごとに、まりさ共は泣きながらあらん限りの声をあげて慈悲を求めた。 「ゆおおおおおおごおおおおごごごごごおおおおおああああああーーーーーーーーー」 まりさ共の努力で、腐肉は一日かからずに片付いた。 次はまともな食品を食べさせてやることにする。 その日俺が運んできたカートの上には、大きなボールがいくつも載せられていた。 そのいずれも、粉やらどろりとした液体やら練りものでなみなみと満たされ、 緑や黄色もあったが、それら内容物はおおむね赤かった。 まりさ共はきょとんとそれを見ている。 どうも味が想像できないようだ。 俺は親まりさの口に再び輪をはめた。 「ゆごっ!!おごっ、わっかさんはゆっぐじでぎだいぃいいごっ!!」 ばたばたと抵抗しながら、なすすべなく輪をはめられて大口をあける親まりさ。 「味見してみるか?」 俺は手近なボールから赤い粉を指ですくうと、 親まりさの口内に刷り込んでやった。 「!!??」 びぐん、と親まりさが空中で跳ねた。 「ゆぼびょがぎょぼばごぎゃがばああぁぁあーーーーーーーー!!!」 すさまじい絶叫をあげ、すぐにも吐き戻そうとするが、 俺がすぐに蓋を閉めたので、あわやというところで餡子は口内で止まった。 それでも親まりさの痙攣は止まらない。 いつまでたっても止まない親の悶絶を見て、子まりさ共が恐怖に震えている。 「トウガラシだよ」 俺は教えてやった。 甘味そのものたる饅頭でできているゆっくりにとって、辛味は毒である。 正確には辛味そのものが毒性を持つわけではなく、 あまりの苦痛に餡子を吐き出してしまい、 それが致死量を超えることが少なくない、ということだ。 50cm級のボリュームを持つ親まりさが、 ただひとすくいのトウガラシでなお暴れ続けている。 白目を向いた眼窩から涙が吹き出し続け、 すでに枯れ果てていると思われたしーしーとうんうんが、 すごい勢いであにゃるとまむまむから放出されていた。 本来ならとっくに絶命しているだろう。 しかし、死なせることは俺がしない。 食わせたはしからすぐに蓋をしてやるので、 たっぷりと味わってもらうことができる。 念のため、あにゃるとまむまむもガムテープで塞いでやることにしよう。 こうして、ゆっくりがいまだかつて味わったことのない世界に、 このまりさ共が、ゆっくり史上初の一歩を踏み出すことになるわけだ。 さぞ誇らしいことだろう。 親まりさがトウガラシを消化して動きが収まるまでに、 たっぷり十分はかかった。 「かひゅうーーー……ほひゅうーーーー……」 白目を向いたまま、親まりさは放心した体で呻いている。 「ちょっと味見しただけでこんなにゆっくりしてくれるんだな。 たっぷりあるから、ゆっくり味わっていってくれ」 そう言ってやり、トウガラシの粉を柄杓でたっぷり掬った。 親まりさの口に近づけるが、親まりさはまだ白目を向いたまま揺れている。 俺の声も耳に入っていないようだ。 構わず、口いっぱいにトウガラシを頬張らせて蓋をした。 親まりさが爆発した。 もちろん比喩的表現だが、まさにそれは爆発だった。 吊り下げられた状態で、よくもこれほど動けるものだ。 そう感心してしまうほど、電流に打たれたように跳ね回っていた。 ビビビビビビビビビビビビビビビビビ。 下膨れの顎が、上下左右にぶんぶんとシェイクしている。 まるで釣りあげられた直後の魚、いやそれ以上だ。 「ゆぁああああああ……ゆわぁああああああ………」 子まりさ共が絶望のシンフォニーを奏でている。 次は自分たちだ、それは痛いほど理解できているようだ。 命乞いをする気力もなく、ただ泣くことしかできない。 それでも、輪をはめられる段になると本能的に騒ぎはじめた。 「やべで!!ゆっぐりやべで!!やべでぇええええ!!まりざだげはぁああ!!」 「ゆっぐりじだいいいいいいい!!ゆっぐりざぜでぇええええええええ!!!」 「いやぁあああああいやぁあああああごろじでええええーーーーーっ」 三匹の子まりさ共には、また違うものを味わってもらった。 カラシを詰め込まれた子まりさは、やはりおこりのように痙攣している。 トウガラシとあまり変わらない。 わさびを詰め込まれた子まりさは、これも痙攣しているのだが、 カラシとはやや違うようだ。 半分白目を剥いて、下顎というか腹を前方に限界まで折り曲げて、 ぐにゅりと折りたたまれた状態で硬直しながら痙攣している。 わさびの辛さは鼻にくる。 想像するに、この量では「ツーン」というような生易しいものではなく、 脳天を錐で突きとおされているような感覚ではなかろうか。 最後の子まりさは、コショウを詰め込んだ。 すさまじい勢いでせき込んでいるが、 鼻がないので、口をふさげば何も出てこない。 膨れてはしぼむのをすごい速さで繰り返し、まるで早鐘を打つ心臓のようだ。 四匹ならんだゆっくりが痙攣しつづける様は壮観だった。 どれもが人間でもできないようなすさまじい速さで痙攣し、 微塵もゆっくりしていない。 見やると、隣のゆっくり共が反対側の壁にぴったり身を寄せて震えていた。 ゆっくりできないものを極端に恐れるゆっくりにとって、 高速で動くものは恐怖の対象である。 まして、同族であるまりさがすさまじい速さで痙攣するこの光景は、 こいつらにとってあまりに恐ろしいのだろう。 こちらに背を向けて壁にしがみつき、恐怖に泣き叫んでいる。 俺はスイッチを操作し、向こう側のマジックミラーを鏡に戻して、 向こうからは見えないようにした。 さて、この辛味を片付けるにはどれだけかかるか。 結論から言うと、まりさ共の反応は、やること自体はそう変わらなかった。 どれもすさまじい勢いで痙攣してばたばた暴れるというものだが、 その痙攣の度合が、きれいに辛味に比例するようだ。 より辛いものを食わせるたびに、痙攣の間隔が速くなり、ぶれる大きさは増大していった。 辛味は、スコヴィル値と呼ばれる数値で計測することが可能である。 トウガラシの辛味は、およそ三万~四万といったところだ。 スコヴィル値三十五万のハバネロを食わせたときは、 バイブレーターのように震えていた。 ビビビビビビから、ビィィィィィィーーーーーー………という感じだ。 下腹部はもはやぶれてよく見えない。 最終的には、世界一辛いトウガラシと言われる、 スコヴィル値百万のジョロキアを食わせた。 この時は驚いた、その痙攣はもはや擬音に変換できるレベルを超えている。 体のぶれは早すぎて、ぱっと見ではまったく動いていないように見えるほどになり、 ぶれる下腹部の軌道がそのまま輪郭となって、 頭部分だけがにょきりと突きでた扁平な饅頭のように見えた。 はたから見ていても異常な光景だが、 こいつら自身の感じている苦痛たるやどれほどのものだろうか。 つくづく、ゆっくりの不可解さと頑丈さを思い知った。 他の生き物の筋肉では、どれだけの刺激を与えてもここまで動けるものではないだろう。 ゆっくりという名前に反して、この生き物はすさまじい潜在能力を秘めているようだ。 辛味を食わせはじめてから最後のジョロキアを片付けるまでにかかった時間は、二週間だった。 そもそも、この激痛では「食う」という思考さえ発する余裕がないだろう。 意思とは無関係に喉から勝手に吸収されるのを待つ、という緩慢な食事だった。 ともあれ少々不安はあったが、餡子さえ吐かなければ、 どれだけ辛いものを食べても死なないことは証明された。 人間だって死にそうなものだが、これも意外なゆっくりの耐久性といったところか。 辛味を食わせるのにだいぶ時間がかかったが、次はすぐに終わるだろう。 発狂のできない悲しさでいまだ意識を保っているまりさ共に、俺は聞いてやった。 「かき氷って好きだったよな、お前ら」 コンビニで買ってくるかき氷が、このまりさ共は好物だった。 夏場などは他のれいむやありすから奪い取って貪っていたものだ。 かき氷と聞いて、まりさ共の目が輝いた。 「すきぃ!!かきごおりだいすきなんだぜぇええ!!ゆっくりできるうううううううう!!!」 「さんざん辛いものを食わせたからな、次は冷たいものをと思って今日はそれを持ってきた。たっぷりな」 「やったのぜええええええええ!!!やっとゆっくりできるんだぜええええええええ!!!」 「おにいさんはやっとわかったのぜええええええ!!?えらいんだぜえええええええ!!!」 「ゆっくり!!ゆっくりできるううううううう!!!ゆっくりいいいいいーーーーー!!!」 言葉遣いが少しばかり戻ってきたようだ。元気でいいことだ。 狂喜する親まりさの口に、再び輪を嵌める。 「ゆっ!!?やめるんだぜ!!わっかさんなくてもまりさはたべるんだぜぇおごっ!!」 あれだけ辛味を食べていても、中の様子は一見変わっている様子はなかった。 あれでもすべて餡子に変換しているらしい。ゆっくりコンポストが人気なのもうなずける。 四匹並んで大口をあけるまりさ共の前で、俺は道具を取り出した。 まず、ペンチを持ち出して親まりさの歯を挟む。 強度はともかくとして、 直径50cmにもなるまりさの歯は相当でかく、直径2~3cmはあるようだった。 「ゆゆぅぅううぐぅぅぅう!!?」 自分がされることを察知したらしい親まりさがじたばたともがき始めた。 俺はペンチをゆっくりと傾け、歯をねじっていった。 「ゆごっ、ぼっごっごごごごごっごおおおおおおおおお!!!」 一回転したところで、歯はたやすく根本から抜けた。 親まりさは大粒の涙をぼろぼろ流して呻いている。 「ゆあああああいいいいいいいいいい………えううううううううぐううううううう」 手早く次の歯にペンチを伸ばした。 ここでの初日にさんざん蹴りつけたせいで、すでに多くの歯が折れていたが、 半分折れているようなのも含めるとまだ十本はあった。 それらを綺麗に、全部こじり取る。 健康な歯を、引っこ抜かれるならまだしもねじられて抜かれる痛みは相当なようだ。 ねじられていく歯が歯茎を押し潰し、破壊していく。 「ごごぉおおおおお!!どおおおおおおお!!!あうぐううううううううーーーーーーっ!!!」 すべてを抜いた後は、まりさの大口の中に白いものはなくなった。 餡子とはいっても、歯茎を構成する部分は比較的固く、骨格に近い働きをしているようだ。 歯があった跡は、すべてぐずぐずの穴の列になり、 ピンク色の歯茎に、露出した黒い餡子がU字型に並んでいる。 子まりさ共を見やると、全員がすでに大粒の涙を流していた。 「やべでえええええええゆるじでええええええーーーーーーーーーっ」 「いりまぜん!!がぎごおりいりばぜええええええん!!!ぢょうじのっでばじだああああああああ!!!」 「ばざんぬがないでええええええええごばんだべられだいいいいいいいいい」 「歯がなければまともに喋ることもできないからな。必要になったらまた挿してやるよ」 子まりさ共にも輪っかをはめて口を開けさせ、歯をすべてこじり抜く。 ひとまずこれで目的は達成できるが、さらに念を入れる。 工業用の電気ドリルを持ち出すと、再び親まりさから処置を施す。 直径1センチ程度の細いドリルを、歯の抜けたぐずぐずの跡に突き入れた。 「がびゃあっ!!!?」 びぐんと跳ねるまりさを押さえつけながらスイッチを入れ、 回転するドリルをゆっくりと歯茎の奥まで突き込む。 「ががががががががががががががががががががあああぁ!!!!!!」 どれぐらい入れるか少し悩んだが、5センチぐらい突っ込み、 突っ込んでは内部でねじり回して神経を引っ掻いた。 本気で引っ掻くとたやすく歯茎ごと崩れてしまうので慎重に行う。 「ばいいいいいいいぐうううううういいいいいいいおおおおおごごごごごばばばばばだあああだああああああああががががががあああああああーーーーーーーーーっ」 すさまじい声量の悲鳴が部屋に充満する。 「ゆううううううううう!!!あゆううううううううううう!!うううううううううーーーーーーーっ!!!!」 子まりさ共も自分がされる前からひっきりなしに悲鳴をあげている。 研究者によれば、外見と同じくゆっくりの体のはたらきは人間と酷似しており、 歯茎の中にも、神経と同じ作用をする餡子が詰まっているらしい。 一見崩れた餡子の塊にしか見えないが、 ぐしゃぐしゃの歯茎の中で、神経となる餡子がむき出しになって外気に晒されるわけだ。 俺も昔歯医者の世話になったことがあるが、その苦痛は俺の体験の万倍にもなるだろう。 「あがああああああああごおおおおおおおおおおーーーーーーー」 すべての歯の神経をかき回されむき出しにされたまりさ共は、 俺がドリルを抜いたあとも叫び続けていた。 神経が外気に触れるだけでもすさまじい苦痛を呼び込むようだ。 「じゃあ、食事にしようか」 俺の言葉にもまりさ共は反応せず、忙しく叫び続けている。 仕方がないので勝手にやらせてもらうことにした。 連絡して、スチロールの箱を大量に運び込んでもらう。 スチロールの箱の中に、ドライアイスで冷凍保存された袋詰めのかき氷が大量に詰められていた。 それらをかたっぱしから大きなボールに開けると、 ボールをそのまま親まりさの前に持っていく。 親まりさは歯茎の痛みに暴れまわっていたが、 視界の端で俺のやっていることを捉え、さらに涙の量を増やした。 もはやスプリンクラーのように涙が飛び散っている。 溢れるほど口いっぱいに氷をつめこみ、急いで蓋をする。 白目を向いていた親まりさの目がいっぱいに見開かれた。 氷の冷気が、歯茎の神経を通って餡子の髄まで貫いたようだ。 ぐるぐると瞳を回転させ、親まりさはすさまじい勢いで暴れまわった。 振り子のように前後に顎をぶんぶん振っている。 全員にかき氷を食わせて観察する。 しばらくの間まりさ共は暴れていたが、やがて意外な反応を見せはじめた。 目をぎゅっと閉じて体を縦にめいっぱい伸ばしている。 どうやら、せめて上顎の歯茎に氷を当てないようにしたいらしい。 限界まで大口を開けさせたうえで満杯に氷を詰め込んだのだから、 そんな事をしても顎はそれ以上開きも閉じもしないのだが、 縦長に体を伸ばしているまりさはそれなりに珍しい見ものだった。 もっとも、今後はもっともっと珍しい状態を見せてもらうのだが。 氷は数時間で片付いた。 食べるというより飲み込むだけなのでさすがに早い。 その日のうちに、俺は次の食事を出した。 「それじゃ、後は野菜をやろう」 まりさ共の目が開き、恐怖8、媚びが2程度の感情を湛えた。 「安心しろ。腐ってない、新鮮な野菜だ」 ここまでされても期待を捨てられないのが餡子脳たるゆえんだ。 それゆえにタフなゆっくりを、完全な絶望と後悔に染めるには骨が折れそうだ。 もっとも、絶望を味わわせる試みはまだ始まってもいない。 じっくり腰を据えてかかろう。 最後に俺が持ってきたのはサボテンだった。 口いっぱいにサボテンを詰め込まれ、 ぐじゅぐじゅに潰された歯茎を含めた口中を針で刺し貫かれながらまりさ共は苦痛に身をよじる。 これを食わせるにあたって、まりさ共をフックから取り外し床に置いてやった。 苦痛にのたうちまわるほどに、まりさ共の口内のサボテンは床に押されてますます針を深く突き立てる。 一応は有機物なのだからいつかは消化されるだろうが、 サボテンの固い表皮が餡子に変換されるにはまた相当かかるだろう。 しばらくは、これらのものをローテーションさせながら不眠不休で食べてもらうことになる。 回復力の強いゆっくりだから、歯茎はすぐに回復する。 そのたびに電気ドリルで神経をむき出しにすることで、 食事による苦痛は数倍になるだろう。 歯がなく咀嚼できないため、頼りは体液による消化のみだ。時間もかかる。 まりさ共については、ひとまず今のところはこんなものか。 まりさ共と並行して、れいむ共とありす共にも処置を行っていた。 初日、れいむ種の四匹は、 目覚める前にそれぞれ個室に入れた。 およそ1~2m程度の、ピンク色の不透明な箱だ。 親れいむが目覚めると、周囲は狭いピンク色の空間だった。 「ゆゆっ!?」 状況がつかめず、うろたえて周囲を見渡す親れいむ。 見慣れない場所。家族の姿も見えない。 「ゆっ!くそどれいはかわいいれいむをさっさとここからだしてね!!」 れいむは叫んだが、それに対する返答はなく、 代わりに挨拶が返ってきた。 「ゆっくりしていってね!!」 背中から聞こえてきた声に振り向くと、そこには知らないまりさがいた。 自分とほぼ同サイズのそのまりさの姿に、れいむは息をのんだ。 絹のようにさらさらで輝くばかりの光沢をもつ金髪、 ビロードのようなてかりを放つ黒い帽子、 ふっくらもちもちの、極上の血色もとい餡色を帯びた肌。 今まで見てきたゆっくりなど問題にならないほどの極上の美まりさだった。 「ゆっ!ゆっくりしていってねぇぇ!!」 息も荒く、れいむは言い放った。 「まりさのいえにいらっしゃい!ゆっくりおともだちになろうね!!」 美まりさが返してくる。 そのころころした美しい声に、親れいむはまためろめろになるのだった。 家族たちが不安ではあったが、 甘やかされきった彼女には、心配ごとはすべて奴隷が片付けるものであったから、 外に向かって命令すればすぐに会えると思い、 今は目の前のまりさとゆっくりすることに集中することにした。 やや緊張しながらも、他愛のない話を交わす。 美まりさは性格もよく、いろんなことを知っていて、話していて楽しかった。 すっきりしたい、という欲望が頭をもたげるのにそう時間はかからなかった。 夫のまりさに対する操が一瞬頭をよぎったが、 妾を堂々と連れてくるあのまりさに対し、あてつけでこちらも存分にすっきりしてやろうと思った。 どういうきっかけを作ってすっきりしようか逡巡しているうちに、 ピンク色の室内に、なにやら香が漂ってきた。 無味無臭のその香りに気づかぬまま、れいむとまりさはそれを嗅ぎ、 嗅いでいるうちに表皮がほんのりと湿り気を帯びてきた。 「ゆふぅ……ゆふぅ……まっ、まりさぁぁ……」 催淫剤の香だった。 発情に頬を紅潮させ、れいむは辛抱たまらずまりさにすり寄った。 まりさも抵抗せず、れいむのすりすりにリズムを合わせてうごめきだした。 しばらく摩擦で気分を盛り上げたあと、 美まりさはれいむに向かって、いきり立ったぺにぺにを見せつけた。 「ゆふぅぅ~……すっきりしたいよ……!」 「ま、まりさにならいいよ……!」 れいむはまむまむを突き出し、迎え入れる姿勢を取った。 美まりさ共には躾を施してあった。 すっきりは、ぺにぺにを相手のまむまむに刺すやり方でなければいけない。 全身を擦り合わせる方法ではすっきりできない。 そのように刷り込んであった。 擦り合わせる交尾では、植物型にんっしんっとなり、 ぺにまむ型では、胎生型にんっしんっとなる。 胎生型の出産をしたゆっくりは、 植物型による出産よりも、子供への愛情が強い傾向にある。 個体数が少ないことと、出産時の苦労からくるものとされている。 この特性を、今回は活用することにする。 たちまちのうちにすっきりを終え、れいむは胎生型にんっしんっを果たした。 早くもぷっくり膨らんだ顎を見下ろし、ゆふゆふ満足げな声を漏らしている。 そうしていると、今度は白いガスが吹き込まれてきた。 これには強力な睡眠剤、そして成長促進剤が含まれている。 親れいむの意識はすぐに落ちていった。 以上の手順は、三匹の子れいむ共にもそれぞれ全く同じように施されていた。 翌日、四匹のれいむ共はひとつの部屋に集められていた。 四匹とも、部屋の中心に供えられたおよそ2m四方の大きなガラス箱の中だ。 子を体内に宿したゆっくりれいむ共は 親子四匹とも、もとから下膨れの輪郭が下方向にたっぷりと膨らみ、 目と口が上方にめいっぱい偏った洋梨のような無様な姿になっている。 成長促進剤によって出産を早められたれいむ共は、 四匹とも今日が出産予定日だ。 ゆっくり達が出産に集中できるよう、この部屋に人間はいないが、 備え付けのカメラで出産の様子は別室から逐一確認できるようになっている。 俺は今、監視室でそれを見届けていた。 「ゆっ!!」 「ゆゆ!れいむどうしたの?」 「う……う……うばれるうう!!」 一匹が産気づいたようだ。 一匹の子れいむの顎の下に小さな穴が空き、外側に盛り上がりながらひくついている。 顔を真っ赤にしていきむ子れいむを、他のれいむ共が応援する。 「ゆううぅぅ!!ゆううぅぅ!!」 「ゆっくりうまれていってね!!ゆっくりがんばってね!!」 ゆっくりの出産は激痛を伴う。 生涯最大級の痛みは、痛みに弱いゆっくりにとってこの上ない苦しみだが、 ひとえに赤ゆっくりへの愛情のため、この時ばかりは文句ひとつ言わずに堪える。 「うばれるうう!!ゆっぐり!ゆっぐうううううう!!」 「がんばってね!!がんばってね!!おおきくいきをすってはいてね!!」 「おねえちゃんがんばって!!ゆっくりしたあかちゃんをみせてね!!」 「がんばづうう!!でいぶがんばづううう!!ゆっぐりいいいい!!」 「ゆっゆっゆー!!ゆっゆっゆー!!」 歯茎をむき出して全力でいきむれいむ。 腹の火山のような盛り上がりはますます大きくなり、 中心部の穴、産道が少しずつ広がっていった。 「ゆゆっ!!あかちゃんのおかおがみえてきたよ!!」 「いだいいいい!!あがぢゃん!あがぢゃあああああん!!」 「おちついていきんでね!!だいじょうぶだからね!!」 産み方を指示しているのは親れいむだ。 「かわいいあかちゃんだよ!!がんばってね!!」 「ゆぐっ、ゆぐっ、ゆぐぐぐぐぐぐぐぐうううう」 涙を流し、歯を食いしばりながらいきんだ末に、 れいむはついに赤ゆっくりを生みだした。 ぽん、と勢いよく飛び出して床に着地したれいむ種の赤ゆっくりは、 ぎこちない動きで母親に向きなおると、笑顔で叫んだ。 「ゆっきゅちちていっちぇね!!」 それを見届け、れいむ達の視線が産んだれいむに向けられる。 赤ゆっくりの生まれてはじめての挨拶。 出産の苦痛があとを引く中で、産んだれいむはそれでも満面の笑みを浮かべて叫んだ。 「ゆっくりしていってねええ!!」 「おきゃあしゃん!!ゆっきゅりしちぇいっちぇね!! ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!」 飛び跳ねながら母親のもとに駆け寄る赤ゆっくり。 「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!!」 「とってもゆっくりしたあかちゃんだよお!!」 「れいむがんばったね!!えらかったねええ!!」 周りのれいむ達も口々に祝福の言葉を贈る。 幸福感に満ちた表情ですりすりをするできたての親子を眺めながら、 一様にたるんだ笑みを浮かべていた。 「ゆぐっ!!」 程なくして、別の子れいむがうめき声をあげた。 こちらも産気づいたようだ。 「ゆゆっ!!こっちのれいむもうまれるよ!!」 「がんばってね!!がんばってね!!」 数時間後、四匹の子れいむは全員が出産を終え、 箱の中では合計九匹の赤ゆっくりが動きまわっていた。 一度に数匹生んだれいむもいたため、この数になった。 赤ゆっくりの内訳は、れいむ種が六匹、まりさ種が三匹だ。 胎生型にんっしんっのため、どれも赤ゆっくりとしては大きめのみかんサイズだ。 「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!!」 「ゆっきゅちちちぇいっちぇね!!」 「ゆっきゅちちちぇいっちぇね!!」 「とってもゆっくりしたおちびちゃんたちだね!!」 「れいむのあかちゃんたちとってもかわいいよおお!!」 れいむ共は飽きることなく「ゆっくりしていってね!!」を繰り返し、 それぞれ自分の産んだ赤ゆっくりを側に置いて頬ずりをしている。 「さあ、おちびちゃんたち!おかあさんとすーりすーりしようね!」 「ゆっ!おきゃあしゃんとしゅーりしゅーりしゅるよ!」 「しゅーり♪しゅーり♪」 「すーり♪すーり♪」 「あかちゃんたちかわいいねええ!」 「ゆっくりしてるよおお、ほっぺたもちもちねええ!」 「ゆっくりできるおうたをうたおうね! ゆ~、ゆ~ゆ~、ゆゆゆ~~♪」 幸福に満ちたゆっくりの群れ。 俺は立ち上がり、部屋に向かった。 「おにーしゃんはゆっきゅりできりゅひちょ?」 部屋の中に入ってきた俺に向かって、赤れいむの一匹が話しかけてきた。 俺は答えない。 「ゆゆっ!!ごみくずがやってきたよ!!」 「なにかってにみてるのおお!?」 「ごみくずにはれいむたちのゆっくりしたあかちゃんをみるけんりなんてないんだよお!! なにかんちがいしてるの?ばかなの!?あまあまをおいてさっさとでていってね!!」 不思議がる赤ゆっくり達に向かって、親れいむ共は教えた。 「あれはごみくずだよ!おにいさんなんてよばなくていいからね!!」 「やくにたたないくせにからだだけおおきいばかなんだよ!」 「みんな、あんなふうになっちゃだめだよ!!」 「わきゃっちゃよ、りぇいみゅはあんにゃふうににゃらにゃいよ!」 「ごみくじゅ!ごみくじゅ!」 「きゃわいいりぇいむをみにゃいでね!ごみくじゅ!!」 親に気に入られたいがために、赤ゆっくり共は俺に罵声を浴びせてきた。 「ゆゆっ、おちびちゃんたちはとってもものわかりがいいね!!」 「もっといってあげてね!!」 「くそどれいはなにしてるの?ばかなの? こんなかわいいあかちゃん、ごみくずにはもったいないよ!ゆっくりりかいしてね!!」 「こえだけならきかせてあげてもいいよ!うしろをむいててね!!」 しばらくの間好きに言わせたあと、俺は始めることにした。 箱の中に手を突っ込み、赤ゆっくりを一匹手に取る。 「ゆゆっ?おしょりゃをちょんでりゅみちゃい~♪」 赤ゆっくりを箱の外に運び出し、床に置いたところで、 呆然として見ていた親れいむ共が弾かれたように喚き始めた。 「なにやってるのおおおおおお!?」 「ごみくずうううう!!おちびちゃんにさわるなああああああ!!」 「かえせえええええええ!!れいむのおちびちゃんかえせえええええ!!」 構わず、二匹目を運び出しにかかる。 箱の中に突っ込まれた俺の手に向かって、 殺意に満ちたれいむ共の体当たりや噛みつきが襲ってきた。 まるで痛くもない。 俺はわざとゆっくり、一匹ずつ大仰に運び出していった。 「ゆがああああああ!!かえせええええええ!!」 「きたないてでおちびちゃんにさわるなあああ!!」 「ばか!?ばか!?ばかなのおおおお!?ほんもののばかなのねええ!? ばかはばかなりにみのほどをわきまえてねええええ!!」 何匹か運び出したところで、箱の隅に固まっている二匹のれいむが見えた。 角のほうにぴったりと身を寄せ、顔をぱんぱんに膨らませて俺を睨んでいる。 ほとんど運び出し、赤ゆっくりが目につかなくなったところで、 俺はわざととぼけてみせた。 「赤ゆっくりはこれで全部かな?」 「かえせえええええ!!!」 「まだ残っていたような気がするがな?」 箱の中を見回してみせると、隅のれいむ共がますます膨らんだ。 そちらに視線を止める。 他のれいむ共が口々に叫んだ。 「あかちゃんたちはごみくずがぜんぶはこびだしたよ!!」 「そんなところみてももういないよ!!ごみくずはばかだね!!」 「ゆっくりあきらめておちびちゃんをかえしてね!!」 「いないのか?」 「いないよ!!ゆっくりあきらめてしんでね!!」 「ここをまだ見てないぞ?」 「そんなところみなくていいよおおお!!いないよおお!!」 「そうか、いないのか。残念だな」 「ゆ!わかったらさっさとかえしてね!!ばーか!!」 「でも念のためだしな。一応見てみようか」 隅のほうに手を伸ばす。 ゆっくり共が絶叫しはじめた。 「いないよ!いないよおおお!!みなくていいいい!!」 「ばかなのおおお?しぬのおおお!?」 「ぷっくうううううううう!!!!」 膨らむれいむを転がすと、ぶるぶる震えている赤ゆっくりが三匹見えた。 面倒なので全部一度に持ち出す。 「ゆああああああああ!!やめろごみくずううう!!!」 九匹の赤ゆっくりは、 今や全てが箱の外で、透明な壁ごしに親ゆっくり共を見つめている。 「おきゃあしゃん、きょきょあけちぇね?」 「しゅーりしゅーりしちゃいよ?」 「かべさんゆっくりどいてね!」 親の元に駆け寄ろうとするが、ガラスの壁に遮られて進めない。 体当たりをしても跳ね返され、ついには泣きだした。 「ゆわああぁぁん!!かべさんどうしていじわるするのおぉぉ!!」 「しゅーりしゅーりしちゃいいいぃぃぃ!!」 「おきゃあしゃあああん!!あけちぇよおぉぉ!!」 親れいむ達も同じように泣き喚いている。 「おちびちゃんん!おちびちゃあああんんん!!」 「かえせごみくずうううう!!なにしてるうううう!!」 「なにだまってるのおおおお!?ふざけるなああ!!」 しばらく観察したあとで、俺は爪楊枝を取りだした。 赤ゆっくり相手に、たいした道具もいらない。 壁にへばりついている赤ゆっくり達に、爪楊枝の先端をつきつける。 「ゆぎゃっ!?」 「いぢゃいぃ!?」 ちくちくと肌を突かれ、生まれて初めての痛みに声をあげる赤ゆっくり。 「やめちぇ!やめちぇぇ!!」 「いぢゃいい!!おきゃあしゃああんん!!」 「なにしてるのおおおおお!!?やめろおおおお!!」 親れいむ共が喚き、箱の外壁に体当たりをするが、 部屋の床にしっかりと固定された箱は揺らぎもしない。 「おきゃあしゃああああん!!」 「ゆえええぇぇん!!」 爪楊枝から逃れようとちりぢりに逃げようとする赤ゆっくり共。 しかし、その鼻先に爪楊枝を突きつけ、追い返す。 元から移動速度の遅いゆっくりの幼児のこと、悲しいほどに遅く、 九匹もいるとはいえ、座ったままで充分に全員を操作できた。 今や赤ゆっくりは互いに身をよせあって一か所に固まり、 四方から迫りくる爪楊枝に、ただ泣き喚き、母に助けを求めている。 「たしゅけちぇええ!!たしゅけちぇえええ!!!」 「ゆびゃっ!!」「いぢゃあっ!!」 「もういやぁぁぁぁ!!」 「おきゃあしゃああああんなんでえええええ!?」 「おちびちゃん!!おちびちゃああああん!!!」 固まってぶるぶる震える赤ゆっくり共。 俺はそこで道具を持ち変え、バーナーを手にした。 一匹の赤まりさを手にとり、底面を上に持つ。 「ゆっ?はなちてにぇ!はなちてにぇ!!」 もぞもぞと抗う赤まりさの底面を炎が焼き焦がす。 「ゆぴいいいいいいいいいいいいいい!!!??」 笛吹きヤカンのような悲鳴が響き渡る。 「おちびちゃんんん!!」 「やめなさいいいい!!いたがってるでしょおおおおおお!?」 「くそじじいいいいいいますぐはなせええええええええ!!!」 低出力のバーナーで、ゆっくりと丹念に赤まりさの足は焼かれてゆく。 「びびびびびいいいいああああああぢゅいいいいいいいいいいぎぎぎぎぎぎぃいあぢゅああああおぢゃあしゃあああああああーーーーっああーーーーーーーっづづづづづづづうううううぐうううういやぢゃああああああぐぎいいいいいいいーーーーーー」 泡を吹き、悶え、痙攣する赤ゆっくりの底面は、 やがて真っ黒に焼け焦げた。 恐らくは中の餡子まで焦げ付いているだろうが、ともかく生きている。 それを床に置くと、泣く元気もなくぐったりとうなだれた。 「ゆわああぁぁ……あんよがあぁぁ……」 「おぢびぢゃんのがわいいあんよがあああ……」 俺に悪態をつくことさえ忘れ、 赤ゆっくり以上に涙を流し、壁面にへばりついて親れいむ共は嘆いている。 赤まりさの足がもはや用をなさないことは誰の目にも明らかだった。 固まっている残りの赤ゆっくり共は、あまりのことに硬直して、 ただ事のなりゆきを凝視していた。 次は赤れいむを手にとる。 「いやぢゃあああああああ!!!」 何をされるかを理解した赤れいむは、ここを先途と絶叫する。 「だじゅげぢぇええええおぎゃあじゃああああん!! でいぶあんよやぎゃれぢゃぎゅにゃいいいいいいいいいいい!!!」 「ごみぐずううううううううううう!!!」 「いばずぐばなぜええええええぐぞじじいいい!!」 「頭に来るな」 俺は答えてやった。 「ゴミクズだの糞奴隷だの、さんざんに言ってくれるな。 俺はすごく気分が悪い。頭に来てる」 「じるがああああ!!ごみぐずごみぐずごみぐずううう!!」 「だまれだまれだまれえええ!!じじいはざっざどがえじでじねえええ!!」 「頭に来るから、こいつも焼く」 そこで親れいむ共の様子が変わった。 罵倒を中止して黙り込み、赤れいむに近づけられるバーナーを見つめている 懇切丁寧に解説してやった甲斐があり、今の状況がようやく把握できたようだ。 「おにいさん!!やめてね!ゆっくりやめてね!!」 「ごめんなさい!!ごみくずっていってごめんなさい!!ね!!」 「もうやめてあげるからね!!おにいさんもやめてね!!」 「ゆばがぎゃああああああああああああ!!!」 「なんでえええええええええええ!!?」 赤れいむの底面が丹念に焼かれる間、親れいむ共は懇願し続けた。 「やめてくだざい!!やめでえええええええ」 「おでがいじばず!!おでがいじばず!!」 「おにいざあああああんもうばがにじまぜえええええええん!!」 「ゆっくりざぜであげてええええええええええ!!!」 「でいぶをやいでぐだざいいい!!おぢびぢゃんはだずげでえええ!!」 一人が身代わりを申し出たのを皮切りに、 親れいむ共全員が競うようにして自らを差し出した。 「でいぶをやいでえええ!!おでがいでずううううう!!」 「でいぶはどうなっでもいいでずううううううう!! おぢびぢゃんは!!おぢびぢゃんだげはああああああああ」 「どっでもゆっぐりじだあがぢゃんなんでずうううううう!! でいぶになら!!でいぶにならなにをじでもいいでずがら!!あがぢゃんだずげでええええ!!!」 ゆっくりの中でも、れいむ種は特別母性が強い。 自分の子供を溺愛することにかけては他の種とは比べものにならず、 今やっているように、拷問の身代りになることさえ厭わない。 やはり思ったとおりだ。 れいむ種にとって最大の苦痛は、子供を傷めつけられることなのだ。 方針は決まった。 続く
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数十キロはあった糞便を片付けるのに、丸一日かかった。 たった一日というと思ったより短いようだが、 まりさ共が口内の糞便を飲み込むたびに、 俺や使用人がひっきりなしに詰め替え、それがおよそ二十時間以上だ。 「かひゅうーーーーーーー………あひゅううーーーーーー……」 輪を取り外され、まりさ共は憔悴しきって、 吊り下げられた全身を波打たせている。 「うまかったか?」 俺が聞くと、しばらく開ききった口をもごもごさせてから、 上顎支点で吊り下げられたままで返答が帰ってきた。 「ゆっぐ……ゆっぐり……でぎだいぃぃぃ……」 「……ゆっぐじ……じだい……じだいぃぃぃ」 「おろじで……おろじでぇぇ……」 「口に合わなかったか?それは悪かった。 もっとゆっくりできるごはんを持ってきたよ」 そう言うと、俺はカートを新しく運んできた。 カートの上には、再び青いビニールで覆われた皿。 大きな皿をいくつか台の上に、まりさ共によく見える位置に置いてやる。 まりさ共の目は怯えていたが、いくぶんかの期待の色が見え隠れしていた。 もしかしたらこの人間は勘違いをしてあんなものを持ってきただけで、 今度はちゃんとゆっくりできるごはんを持ってきたのかもしれない。 そんなところだろうか。 「ゆっくり……ゆっくり……」 震える声で呟くまりさ共の前で、次の食事を公開してやる。 「ゆあああぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!」 悲鳴が上がった。 ひどい腐臭の中で、俺は解説してやった。 「かき集めるのが大変だったよ。いまは夏場だからごらんのとおりだが、 まあお前たちゆっくりなら大丈夫だろう」 犬や猫、鳥や狼、町や森の中で拾ってきたあらゆる獣の死体が皿の上に乗っている。 どれもこれもひどい腐臭を放ち、体中に蛆が蠢いていた。 猫の眼窩や犬の裂けた腹部、穴という穴は蛆だらけだ。 蛆のほかにムカデやミミズ、なんだかよくわからない虫たかっており、 その上では大量の蠅がぶんぶんと飛び回っている。。 手近な猫の死体を長い菜箸でつまみ上げてやると、 腐りきって緑色に変色した肉はぐずぐずになってたやすく崩れ、黄色い膿が長い糸を引いた。 緑に紫に黄色に赤、一度死んだ肉は本当にカラフルになるものだ。 「ぐざい!!ぐじゃいいいいいい!!!やべでえええええ!!」 「おでがいいいいいいいぢがづげだいでえええええええええ!!!」 「急いで噛みつぶさないと、ウジやムカデがお前らを食うかもな」 「いいいいいいいやああああだああああああああああーーーーーっ!!!」 脅してやったおかげで、白目を向いて痙攣しながらも、 口腔内に放り込まれたまりさ共は今度は必至に咀嚼していた。 柄杓の表面にこびりついた蛆がまりさ共の表皮を這いまわり、目の中に一匹二匹侵入する。 嫌悪に身をよじらせながら、それでもまりさ共は泣きながら食事を続けた。 虫に関しては、もともと毛虫やら蝶々を食うゆっくりだから問題ないだろう。 顎の動きから嚥下を確認する度に、輪の蓋を開けて次の腐肉を注ぎ込む。 そのたびごとに、まりさ共は泣きながらあらん限りの声をあげて慈悲を求めた。 「ゆおおおおおおごおおおおごごごごごおおおおおああああああーーーーーーーーー」 まりさ共の努力で、腐肉は一日かからずに片付いた。 次はまともな食品を食べさせてやることにする。 その日俺が運んできたカートの上には、大きなボールがいくつも載せられていた。 そのいずれも、粉やらどろりとした液体やら練りものでなみなみと満たされ、 緑や黄色もあったが、それら内容物はおおむね赤かった。 まりさ共はきょとんとそれを見ている。 どうも味が想像できないようだ。 俺は親まりさの口に再び輪をはめた。 「ゆごっ!!おごっ、わっかさんはゆっぐじでぎだいぃいいごっ!!」 ばたばたと抵抗しながら、なすすべなく輪をはめられて大口をあける親まりさ。 「味見してみるか?」 俺は手近なボールから赤い粉を指ですくうと、 親まりさの口内に刷り込んでやった。 「!!??」 びぐん、と親まりさが空中で跳ねた。 「ゆぼびょがぎょぼばごぎゃがばああぁぁあーーーーーーーー!!!」 すさまじい絶叫をあげ、すぐにも吐き戻そうとするが、 俺がすぐに蓋を閉めたので、あわやというところで餡子は口内で止まった。 それでも親まりさの痙攣は止まらない。 いつまでたっても止まない親の悶絶を見て、子まりさ共が恐怖に震えている。 「トウガラシだよ」 俺は教えてやった。 甘味そのものたる饅頭でできているゆっくりにとって、辛味は毒である。 正確には辛味そのものが毒性を持つわけではなく、 あまりの苦痛に餡子を吐き出してしまい、 それが致死量を超えることが少なくない、ということだ。 50cm級のボリュームを持つ親まりさが、 ただひとすくいのトウガラシでなお暴れ続けている。 白目を向いた眼窩から涙が吹き出し続け、 すでに枯れ果てていると思われたしーしーとうんうんが、 すごい勢いであにゃるとまむまむから放出されていた。 本来ならとっくに絶命しているだろう。 しかし、死なせることは俺がしない。 食わせたはしからすぐに蓋をしてやるので、 たっぷりと味わってもらうことができる。 念のため、あにゃるとまむまむもガムテープで塞いでやることにしよう。 こうして、ゆっくりがいまだかつて味わったことのない世界に、 このまりさ共が、ゆっくり史上初の一歩を踏み出すことになるわけだ。 さぞ誇らしいことだろう。 親まりさがトウガラシを消化して動きが収まるまでに、 たっぷり十分はかかった。 「かひゅうーーー……ほひゅうーーーー……」 白目を向いたまま、親まりさは放心した体で呻いている。 「ちょっと味見しただけでこんなにゆっくりしてくれるんだな。 たっぷりあるから、ゆっくり味わっていってくれ」 そう言ってやり、トウガラシの粉を柄杓でたっぷり掬った。 親まりさの口に近づけるが、親まりさはまだ白目を向いたまま揺れている。 俺の声も耳に入っていないようだ。 構わず、口いっぱいにトウガラシを頬張らせて蓋をした。 親まりさが爆発した。 もちろん比喩的表現だが、まさにそれは爆発だった。 吊り下げられた状態で、よくもこれほど動けるものだ。 そう感心してしまうほど、電流に打たれたように跳ね回っていた。 ビビビビビビビビビビビビビビビビビ。 下膨れの顎が、上下左右にぶんぶんとシェイクしている。 まるで釣りあげられた直後の魚、いやそれ以上だ。 「ゆぁああああああ……ゆわぁああああああ………」 子まりさ共が絶望のシンフォニーを奏でている。 次は自分たちだ、それは痛いほど理解できているようだ。 命乞いをする気力もなく、ただ泣くことしかできない。 それでも、輪をはめられる段になると本能的に騒ぎはじめた。 「やべで!!ゆっぐりやべで!!やべでぇええええ!!まりざだげはぁああ!!」 「ゆっぐりじだいいいいいいい!!ゆっぐりざぜでぇええええええええ!!!」 「いやぁあああああいやぁあああああごろじでええええーーーーーっ」 三匹の子まりさ共には、また違うものを味わってもらった。 カラシを詰め込まれた子まりさは、やはりおこりのように痙攣している。 トウガラシとあまり変わらない。 わさびを詰め込まれた子まりさは、これも痙攣しているのだが、 カラシとはやや違うようだ。 半分白目を剥いて、下顎というか腹を前方に限界まで折り曲げて、 ぐにゅりと折りたたまれた状態で硬直しながら痙攣している。 わさびの辛さは鼻にくる。 想像するに、この量では「ツーン」というような生易しいものではなく、 脳天を錐で突きとおされているような感覚ではなかろうか。 最後の子まりさは、コショウを詰め込んだ。 すさまじい勢いでせき込んでいるが、 鼻がないので、口をふさげば何も出てこない。 膨れてはしぼむのをすごい速さで繰り返し、まるで早鐘を打つ心臓のようだ。 四匹ならんだゆっくりが痙攣しつづける様は壮観だった。 どれもが人間でもできないようなすさまじい速さで痙攣し、 微塵もゆっくりしていない。 見やると、隣のゆっくり共が反対側の壁にぴったり身を寄せて震えていた。 ゆっくりできないものを極端に恐れるゆっくりにとって、 高速で動くものは恐怖の対象である。 まして、同族であるまりさがすさまじい速さで痙攣するこの光景は、 こいつらにとってあまりに恐ろしいのだろう。 こちらに背を向けて壁にしがみつき、恐怖に泣き叫んでいる。 俺はスイッチを操作し、向こう側のマジックミラーを鏡に戻して、 向こうからは見えないようにした。 さて、この辛味を片付けるにはどれだけかかるか。 結論から言うと、まりさ共の反応は、やること自体はそう変わらなかった。 どれもすさまじい勢いで痙攣してばたばた暴れるというものだが、 その痙攣の度合が、きれいに辛味に比例するようだ。 より辛いものを食わせるたびに、痙攣の間隔が速くなり、ぶれる大きさは増大していった。 辛味は、スコヴィル値と呼ばれる数値で計測することが可能である。 トウガラシの辛味は、およそ三万~四万といったところだ。 スコヴィル値三十五万のハバネロを食わせたときは、 バイブレーターのように震えていた。 ビビビビビビから、ビィィィィィィーーーーーー………という感じだ。 下腹部はもはやぶれてよく見えない。 最終的には、世界一辛いトウガラシと言われる、 スコヴィル値百万のジョロキアを食わせた。 この時は驚いた、その痙攣はもはや擬音に変換できるレベルを超えている。 体のぶれは早すぎて、ぱっと見ではまったく動いていないように見えるほどになり、 ぶれる下腹部の軌道がそのまま輪郭となって、 頭部分だけがにょきりと突きでた扁平な饅頭のように見えた。 はたから見ていても異常な光景だが、 こいつら自身の感じている苦痛たるやどれほどのものだろうか。 つくづく、ゆっくりの不可解さと頑丈さを思い知った。 他の生き物の筋肉では、どれだけの刺激を与えてもここまで動けるものではないだろう。 ゆっくりという名前に反して、この生き物はすさまじい潜在能力を秘めているようだ。 辛味を食わせはじめてから最後のジョロキアを片付けるまでにかかった時間は、二週間だった。 そもそも、この激痛では「食う」という思考さえ発する余裕がないだろう。 意思とは無関係に喉から勝手に吸収されるのを待つ、という緩慢な食事だった。 ともあれ少々不安はあったが、餡子さえ吐かなければ、 どれだけ辛いものを食べても死なないことは証明された。 人間だって死にそうなものだが、これも意外なゆっくりの耐久性といったところか。 辛味を食わせるのにだいぶ時間がかかったが、次はすぐに終わるだろう。 発狂のできない悲しさでいまだ意識を保っているまりさ共に、俺は聞いてやった。 「かき氷って好きだったよな、お前ら」 コンビニで買ってくるかき氷が、このまりさ共は好物だった。 夏場などは他のれいむやありすから奪い取って貪っていたものだ。 かき氷と聞いて、まりさ共の目が輝いた。 「すきぃ!!かきごおりだいすきなんだぜぇええ!!ゆっくりできるうううううううう!!!」 「さんざん辛いものを食わせたからな、次は冷たいものをと思って今日はそれを持ってきた。たっぷりな」 「やったのぜええええええええ!!!やっとゆっくりできるんだぜええええええええ!!!」 「おにいさんはやっとわかったのぜええええええ!!?えらいんだぜえええええええ!!!」 「ゆっくり!!ゆっくりできるううううううう!!!ゆっくりいいいいいーーーーー!!!」 言葉遣いが少しばかり戻ってきたようだ。元気でいいことだ。 狂喜する親まりさの口に、再び輪を嵌める。 「ゆっ!!?やめるんだぜ!!わっかさんなくてもまりさはたべるんだぜぇおごっ!!」 あれだけ辛味を食べていても、中の様子は一見変わっている様子はなかった。 あれでもすべて餡子に変換しているらしい。ゆっくりコンポストが人気なのもうなずける。 四匹並んで大口をあけるまりさ共の前で、俺は道具を取り出した。 まず、ペンチを持ち出して親まりさの歯を挟む。 強度はともかくとして、 直径50cmにもなるまりさの歯は相当でかく、直径2~3cmはあるようだった。 「ゆゆぅぅううぐぅぅぅう!!?」 自分がされることを察知したらしい親まりさがじたばたともがき始めた。 俺はペンチをゆっくりと傾け、歯をねじっていった。 「ゆごっ、ぼっごっごごごごごっごおおおおおおおおお!!!」 一回転したところで、歯はたやすく根本から抜けた。 親まりさは大粒の涙をぼろぼろ流して呻いている。 「ゆあああああいいいいいいいいいい………えううううううううぐううううううう」 手早く次の歯にペンチを伸ばした。 ここでの初日にさんざん蹴りつけたせいで、すでに多くの歯が折れていたが、 半分折れているようなのも含めるとまだ十本はあった。 それらを綺麗に、全部こじり取る。 健康な歯を、引っこ抜かれるならまだしもねじられて抜かれる痛みは相当なようだ。 ねじられていく歯が歯茎を押し潰し、破壊していく。 「ごごぉおおおおお!!どおおおおおおお!!!あうぐううううううううーーーーーーっ!!!」 すべてを抜いた後は、まりさの大口の中に白いものはなくなった。 餡子とはいっても、歯茎を構成する部分は比較的固く、骨格に近い働きをしているようだ。 歯があった跡は、すべてぐずぐずの穴の列になり、 ピンク色の歯茎に、露出した黒い餡子がU字型に並んでいる。 子まりさ共を見やると、全員がすでに大粒の涙を流していた。 「やべでえええええええゆるじでええええええーーーーーーーーーっ」 「いりまぜん!!がぎごおりいりばぜええええええん!!!ぢょうじのっでばじだああああああああ!!!」 「ばざんぬがないでええええええええごばんだべられだいいいいいいいいい」 「歯がなければまともに喋ることもできないからな。必要になったらまた挿してやるよ」 子まりさ共にも輪っかをはめて口を開けさせ、歯をすべてこじり抜く。 ひとまずこれで目的は達成できるが、さらに念を入れる。 工業用の電気ドリルを持ち出すと、再び親まりさから処置を施す。 直径1センチ程度の細いドリルを、歯の抜けたぐずぐずの跡に突き入れた。 「がびゃあっ!!!?」 びぐんと跳ねるまりさを押さえつけながらスイッチを入れ、 回転するドリルをゆっくりと歯茎の奥まで突き込む。 「ががががががががががががががががががががあああぁ!!!!!!」 どれぐらい入れるか少し悩んだが、5センチぐらい突っ込み、 突っ込んでは内部でねじり回して神経を引っ掻いた。 本気で引っ掻くとたやすく歯茎ごと崩れてしまうので慎重に行う。 「ばいいいいいいいぐうううううういいいいいいいおおおおおごごごごごばばばばばだあああだああああああああががががががあああああああーーーーーーーーーっ」 すさまじい声量の悲鳴が部屋に充満する。 「ゆううううううううう!!!あゆううううううううううう!!うううううううううーーーーーーーっ!!!!」 子まりさ共も自分がされる前からひっきりなしに悲鳴をあげている。 研究者によれば、外見と同じくゆっくりの体のはたらきは人間と酷似しており、 歯茎の中にも、神経と同じ作用をする餡子が詰まっているらしい。 一見崩れた餡子の塊にしか見えないが、 ぐしゃぐしゃの歯茎の中で、神経となる餡子がむき出しになって外気に晒されるわけだ。 俺も昔歯医者の世話になったことがあるが、その苦痛は俺の体験の万倍にもなるだろう。 「あがああああああああごおおおおおおおおおおーーーーーーー」 すべての歯の神経をかき回されむき出しにされたまりさ共は、 俺がドリルを抜いたあとも叫び続けていた。 神経が外気に触れるだけでもすさまじい苦痛を呼び込むようだ。 「じゃあ、食事にしようか」 俺の言葉にもまりさ共は反応せず、忙しく叫び続けている。 仕方がないので勝手にやらせてもらうことにした。 連絡して、スチロールの箱を大量に運び込んでもらう。 スチロールの箱の中に、ドライアイスで冷凍保存された袋詰めのかき氷が大量に詰められていた。 それらをかたっぱしから大きなボールに開けると、 ボールをそのまま親まりさの前に持っていく。 親まりさは歯茎の痛みに暴れまわっていたが、 視界の端で俺のやっていることを捉え、さらに涙の量を増やした。 もはやスプリンクラーのように涙が飛び散っている。 溢れるほど口いっぱいに氷をつめこみ、急いで蓋をする。 白目を向いていた親まりさの目がいっぱいに見開かれた。 氷の冷気が、歯茎の神経を通って餡子の髄まで貫いたようだ。 ぐるぐると瞳を回転させ、親まりさはすさまじい勢いで暴れまわった。 振り子のように前後に顎をぶんぶん振っている。 全員にかき氷を食わせて観察する。 しばらくの間まりさ共は暴れていたが、やがて意外な反応を見せはじめた。 目をぎゅっと閉じて体を縦にめいっぱい伸ばしている。 どうやら、せめて上顎の歯茎に氷を当てないようにしたいらしい。 限界まで大口を開けさせたうえで満杯に氷を詰め込んだのだから、 そんな事をしても顎はそれ以上開きも閉じもしないのだが、 縦長に体を伸ばしているまりさはそれなりに珍しい見ものだった。 もっとも、今後はもっともっと珍しい状態を見せてもらうのだが。 氷は数時間で片付いた。 食べるというより飲み込むだけなのでさすがに早い。 その日のうちに、俺は次の食事を出した。 「それじゃ、後は野菜をやろう」 まりさ共の目が開き、恐怖8、媚びが2程度の感情を湛えた。 「安心しろ。腐ってない、新鮮な野菜だ」 ここまでされても期待を捨てられないのが餡子脳たるゆえんだ。 それゆえにタフなゆっくりを、完全な絶望と後悔に染めるには骨が折れそうだ。 もっとも、絶望を味わわせる試みはまだ始まってもいない。 じっくり腰を据えてかかろう。 最後に俺が持ってきたのはサボテンだった。 口いっぱいにサボテンを詰め込まれ、 ぐじゅぐじゅに潰された歯茎を含めた口中を針で刺し貫かれながらまりさ共は苦痛に身をよじる。 これを食わせるにあたって、まりさ共をフックから取り外し床に置いてやった。 苦痛にのたうちまわるほどに、まりさ共の口内のサボテンは床に押されてますます針を深く突き立てる。 一応は有機物なのだからいつかは消化されるだろうが、 サボテンの固い表皮が餡子に変換されるにはまた相当かかるだろう。 しばらくは、これらのものをローテーションさせながら不眠不休で食べてもらうことになる。 回復力の強いゆっくりだから、歯茎はすぐに回復する。 そのたびに電気ドリルで神経をむき出しにすることで、 食事による苦痛は数倍になるだろう。 歯がなく咀嚼できないため、頼りは体液による消化のみだ。時間もかかる。 まりさ共については、ひとまず今のところはこんなものか。 まりさ共と並行して、れいむ共とありす共にも処置を行っていた。 初日、れいむ種の四匹は、 目覚める前にそれぞれ個室に入れた。 およそ1~2m程度の、ピンク色の不透明な箱だ。 親れいむが目覚めると、周囲は狭いピンク色の空間だった。 「ゆゆっ!?」 状況がつかめず、うろたえて周囲を見渡す親れいむ。 見慣れない場所。家族の姿も見えない。 「ゆっ!くそどれいはかわいいれいむをさっさとここからだしてね!!」 れいむは叫んだが、それに対する返答はなく、 代わりに挨拶が返ってきた。 「ゆっくりしていってね!!」 背中から聞こえてきた声に振り向くと、そこには知らないまりさがいた。 自分とほぼ同サイズのそのまりさの姿に、れいむは息をのんだ。 絹のようにさらさらで輝くばかりの光沢をもつ金髪、 ビロードのようなてかりを放つ黒い帽子、 ふっくらもちもちの、極上の血色もとい餡色を帯びた肌。 今まで見てきたゆっくりなど問題にならないほどの極上の美まりさだった。 「ゆっ!ゆっくりしていってねぇぇ!!」 息も荒く、れいむは言い放った。 「まりさのいえにいらっしゃい!ゆっくりおともだちになろうね!!」 美まりさが返してくる。 そのころころした美しい声に、親れいむはまためろめろになるのだった。 家族たちが不安ではあったが、 甘やかされきった彼女には、心配ごとはすべて奴隷が片付けるものであったから、 外に向かって命令すればすぐに会えると思い、 今は目の前のまりさとゆっくりすることに集中することにした。 やや緊張しながらも、他愛のない話を交わす。 美まりさは性格もよく、いろんなことを知っていて、話していて楽しかった。 すっきりしたい、という欲望が頭をもたげるのにそう時間はかからなかった。 夫のまりさに対する操が一瞬頭をよぎったが、 妾を堂々と連れてくるあのまりさに対し、あてつけでこちらも存分にすっきりしてやろうと思った。 どういうきっかけを作ってすっきりしようか逡巡しているうちに、 ピンク色の室内に、なにやら香が漂ってきた。 無味無臭のその香りに気づかぬまま、れいむとまりさはそれを嗅ぎ、 嗅いでいるうちに表皮がほんのりと湿り気を帯びてきた。 「ゆふぅ……ゆふぅ……まっ、まりさぁぁ……」 催淫剤の香だった。 発情に頬を紅潮させ、れいむは辛抱たまらずまりさにすり寄った。 まりさも抵抗せず、れいむのすりすりにリズムを合わせてうごめきだした。 しばらく摩擦で気分を盛り上げたあと、 美まりさはれいむに向かって、いきり立ったぺにぺにを見せつけた。 「ゆふぅぅ~……すっきりしたいよ……!」 「ま、まりさにならいいよ……!」 れいむはまむまむを突き出し、迎え入れる姿勢を取った。 美まりさ共には躾を施してあった。 すっきりは、ぺにぺにを相手のまむまむに刺すやり方でなければいけない。 全身を擦り合わせる方法ではすっきりできない。 そのように刷り込んであった。 擦り合わせる交尾では、植物型にんっしんっとなり、 ぺにまむ型では、胎生型にんっしんっとなる。 胎生型の出産をしたゆっくりは、 植物型による出産よりも、子供への愛情が強い傾向にある。 個体数が少ないことと、出産時の苦労からくるものとされている。 この特性を、今回は活用することにする。 たちまちのうちにすっきりを終え、れいむは胎生型にんっしんっを果たした。 早くもぷっくり膨らんだ顎を見下ろし、ゆふゆふ満足げな声を漏らしている。 そうしていると、今度は白いガスが吹き込まれてきた。 これには強力な睡眠剤、そして成長促進剤が含まれている。 親れいむの意識はすぐに落ちていった。 以上の手順は、三匹の子れいむ共にもそれぞれ全く同じように施されていた。 翌日、四匹のれいむ共はひとつの部屋に集められていた。 四匹とも、部屋の中心に供えられたおよそ2m四方の大きなガラス箱の中だ。 子を体内に宿したゆっくりれいむ共は 親子四匹とも、もとから下膨れの輪郭が下方向にたっぷりと膨らみ、 目と口が上方にめいっぱい偏った洋梨のような無様な姿になっている。 成長促進剤によって出産を早められたれいむ共は、 四匹とも今日が出産予定日だ。 ゆっくり達が出産に集中できるよう、この部屋に人間はいないが、 備え付けのカメラで出産の様子は別室から逐一確認できるようになっている。 俺は今、監視室でそれを見届けていた。 「ゆっ!!」 「ゆゆ!れいむどうしたの?」 「う……う……うばれるうう!!」 一匹が産気づいたようだ。 一匹の子れいむの顎の下に小さな穴が空き、外側に盛り上がりながらひくついている。 顔を真っ赤にしていきむ子れいむを、他のれいむ共が応援する。 「ゆううぅぅ!!ゆううぅぅ!!」 「ゆっくりうまれていってね!!ゆっくりがんばってね!!」 ゆっくりの出産は激痛を伴う。 生涯最大級の痛みは、痛みに弱いゆっくりにとってこの上ない苦しみだが、 ひとえに赤ゆっくりへの愛情のため、この時ばかりは文句ひとつ言わずに堪える。 「うばれるうう!!ゆっぐり!ゆっぐうううううう!!」 「がんばってね!!がんばってね!!おおきくいきをすってはいてね!!」 「おねえちゃんがんばって!!ゆっくりしたあかちゃんをみせてね!!」 「がんばづうう!!でいぶがんばづううう!!ゆっぐりいいいい!!」 「ゆっゆっゆー!!ゆっゆっゆー!!」 歯茎をむき出して全力でいきむれいむ。 腹の火山のような盛り上がりはますます大きくなり、 中心部の穴、産道が少しずつ広がっていった。 「ゆゆっ!!あかちゃんのおかおがみえてきたよ!!」 「いだいいいい!!あがぢゃん!あがぢゃあああああん!!」 「おちついていきんでね!!だいじょうぶだからね!!」 産み方を指示しているのは親れいむだ。 「かわいいあかちゃんだよ!!がんばってね!!」 「ゆぐっ、ゆぐっ、ゆぐぐぐぐぐぐぐぐうううう」 涙を流し、歯を食いしばりながらいきんだ末に、 れいむはついに赤ゆっくりを生みだした。 ぽん、と勢いよく飛び出して床に着地したれいむ種の赤ゆっくりは、 ぎこちない動きで母親に向きなおると、笑顔で叫んだ。 「ゆっきゅちちていっちぇね!!」 それを見届け、れいむ達の視線が産んだれいむに向けられる。 赤ゆっくりの生まれてはじめての挨拶。 出産の苦痛があとを引く中で、産んだれいむはそれでも満面の笑みを浮かべて叫んだ。 「ゆっくりしていってねええ!!」 「おきゃあしゃん!!ゆっきゅりしちぇいっちぇね!! ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!」 飛び跳ねながら母親のもとに駆け寄る赤ゆっくり。 「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!!」 「とってもゆっくりしたあかちゃんだよお!!」 「れいむがんばったね!!えらかったねええ!!」 周りのれいむ達も口々に祝福の言葉を贈る。 幸福感に満ちた表情ですりすりをするできたての親子を眺めながら、 一様にたるんだ笑みを浮かべていた。 「ゆぐっ!!」 程なくして、別の子れいむがうめき声をあげた。 こちらも産気づいたようだ。 「ゆゆっ!!こっちのれいむもうまれるよ!!」 「がんばってね!!がんばってね!!」 数時間後、四匹の子れいむは全員が出産を終え、 箱の中では合計九匹の赤ゆっくりが動きまわっていた。 一度に数匹生んだれいむもいたため、この数になった。 赤ゆっくりの内訳は、れいむ種が六匹、まりさ種が三匹だ。 胎生型にんっしんっのため、どれも赤ゆっくりとしては大きめのみかんサイズだ。 「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!!」 「ゆっきゅちちちぇいっちぇね!!」 「ゆっきゅちちちぇいっちぇね!!」 「とってもゆっくりしたおちびちゃんたちだね!!」 「れいむのあかちゃんたちとってもかわいいよおお!!」 れいむ共は飽きることなく「ゆっくりしていってね!!」を繰り返し、 それぞれ自分の産んだ赤ゆっくりを側に置いて頬ずりをしている。 「さあ、おちびちゃんたち!おかあさんとすーりすーりしようね!」 「ゆっ!おきゃあしゃんとしゅーりしゅーりしゅるよ!」 「しゅーり♪しゅーり♪」 「すーり♪すーり♪」 「あかちゃんたちかわいいねええ!」 「ゆっくりしてるよおお、ほっぺたもちもちねええ!」 「ゆっくりできるおうたをうたおうね! ゆ~、ゆ~ゆ~、ゆゆゆ~~♪」 幸福に満ちたゆっくりの群れ。 俺は立ち上がり、部屋に向かった。 「おにーしゃんはゆっきゅりできりゅひちょ?」 部屋の中に入ってきた俺に向かって、赤れいむの一匹が話しかけてきた。 俺は答えない。 「ゆゆっ!!ごみくずがやってきたよ!!」 「なにかってにみてるのおお!?」 「ごみくずにはれいむたちのゆっくりしたあかちゃんをみるけんりなんてないんだよお!! なにかんちがいしてるの?ばかなの!?あまあまをおいてさっさとでていってね!!」 不思議がる赤ゆっくり達に向かって、親れいむ共は教えた。 「あれはごみくずだよ!おにいさんなんてよばなくていいからね!!」 「やくにたたないくせにからだだけおおきいばかなんだよ!」 「みんな、あんなふうになっちゃだめだよ!!」 「わきゃっちゃよ、りぇいみゅはあんにゃふうににゃらにゃいよ!」 「ごみくじゅ!ごみくじゅ!」 「きゃわいいりぇいむをみにゃいでね!ごみくじゅ!!」 親に気に入られたいがために、赤ゆっくり共は俺に罵声を浴びせてきた。 「ゆゆっ、おちびちゃんたちはとってもものわかりがいいね!!」 「もっといってあげてね!!」 「くそどれいはなにしてるの?ばかなの? こんなかわいいあかちゃん、ごみくずにはもったいないよ!ゆっくりりかいしてね!!」 「こえだけならきかせてあげてもいいよ!うしろをむいててね!!」 しばらくの間好きに言わせたあと、俺は始めることにした。 箱の中に手を突っ込み、赤ゆっくりを一匹手に取る。 「ゆゆっ?おしょりゃをちょんでりゅみちゃい~♪」 赤ゆっくりを箱の外に運び出し、床に置いたところで、 呆然として見ていた親れいむ共が弾かれたように喚き始めた。 「なにやってるのおおおおおお!?」 「ごみくずうううう!!おちびちゃんにさわるなああああああ!!」 「かえせえええええええ!!れいむのおちびちゃんかえせえええええ!!」 構わず、二匹目を運び出しにかかる。 箱の中に突っ込まれた俺の手に向かって、 殺意に満ちたれいむ共の体当たりや噛みつきが襲ってきた。 まるで痛くもない。 俺はわざとゆっくり、一匹ずつ大仰に運び出していった。 「ゆがああああああ!!かえせええええええ!!」 「きたないてでおちびちゃんにさわるなあああ!!」 「ばか!?ばか!?ばかなのおおおお!?ほんもののばかなのねええ!? ばかはばかなりにみのほどをわきまえてねええええ!!」 何匹か運び出したところで、箱の隅に固まっている二匹のれいむが見えた。 角のほうにぴったりと身を寄せ、顔をぱんぱんに膨らませて俺を睨んでいる。 ほとんど運び出し、赤ゆっくりが目につかなくなったところで、 俺はわざととぼけてみせた。 「赤ゆっくりはこれで全部かな?」 「かえせえええええ!!!」 「まだ残っていたような気がするがな?」 箱の中を見回してみせると、隅のれいむ共がますます膨らんだ。 そちらに視線を止める。 他のれいむ共が口々に叫んだ。 「あかちゃんたちはごみくずがぜんぶはこびだしたよ!!」 「そんなところみてももういないよ!!ごみくずはばかだね!!」 「ゆっくりあきらめておちびちゃんをかえしてね!!」 「いないのか?」 「いないよ!!ゆっくりあきらめてしんでね!!」 「ここをまだ見てないぞ?」 「そんなところみなくていいよおおお!!いないよおお!!」 「そうか、いないのか。残念だな」 「ゆ!わかったらさっさとかえしてね!!ばーか!!」 「でも念のためだしな。一応見てみようか」 隅のほうに手を伸ばす。 ゆっくり共が絶叫しはじめた。 「いないよ!いないよおおお!!みなくていいいい!!」 「ばかなのおおお?しぬのおおお!?」 「ぷっくうううううううう!!!!」 膨らむれいむを転がすと、ぶるぶる震えている赤ゆっくりが三匹見えた。 面倒なので全部一度に持ち出す。 「ゆああああああああ!!やめろごみくずううう!!!」 九匹の赤ゆっくりは、 今や全てが箱の外で、透明な壁ごしに親ゆっくり共を見つめている。 「おきゃあしゃん、きょきょあけちぇね?」 「しゅーりしゅーりしちゃいよ?」 「かべさんゆっくりどいてね!」 親の元に駆け寄ろうとするが、ガラスの壁に遮られて進めない。 体当たりをしても跳ね返され、ついには泣きだした。 「ゆわああぁぁん!!かべさんどうしていじわるするのおぉぉ!!」 「しゅーりしゅーりしちゃいいいぃぃぃ!!」 「おきゃあしゃあああん!!あけちぇよおぉぉ!!」 親れいむ達も同じように泣き喚いている。 「おちびちゃんん!おちびちゃあああんんん!!」 「かえせごみくずうううう!!なにしてるうううう!!」 「なにだまってるのおおおお!?ふざけるなああ!!」 しばらく観察したあとで、俺は爪楊枝を取りだした。 赤ゆっくり相手に、たいした道具もいらない。 壁にへばりついている赤ゆっくり達に、爪楊枝の先端をつきつける。 「ゆぎゃっ!?」 「いぢゃいぃ!?」 ちくちくと肌を突かれ、生まれて初めての痛みに声をあげる赤ゆっくり。 「やめちぇ!やめちぇぇ!!」 「いぢゃいい!!おきゃあしゃああんん!!」 「なにしてるのおおおおお!!?やめろおおおお!!」 親れいむ共が喚き、箱の外壁に体当たりをするが、 部屋の床にしっかりと固定された箱は揺らぎもしない。 「おきゃあしゃああああん!!」 「ゆえええぇぇん!!」 爪楊枝から逃れようとちりぢりに逃げようとする赤ゆっくり共。 しかし、その鼻先に爪楊枝を突きつけ、追い返す。 元から移動速度の遅いゆっくりの幼児のこと、悲しいほどに遅く、 九匹もいるとはいえ、座ったままで充分に全員を操作できた。 今や赤ゆっくりは互いに身をよせあって一か所に固まり、 四方から迫りくる爪楊枝に、ただ泣き喚き、母に助けを求めている。 「たしゅけちぇええ!!たしゅけちぇえええ!!!」 「ゆびゃっ!!」「いぢゃあっ!!」 「もういやぁぁぁぁ!!」 「おきゃあしゃああああんなんでえええええ!?」 「おちびちゃん!!おちびちゃああああん!!!」 固まってぶるぶる震える赤ゆっくり共。 俺はそこで道具を持ち変え、バーナーを手にした。 一匹の赤まりさを手にとり、底面を上に持つ。 「ゆっ?はなちてにぇ!はなちてにぇ!!」 もぞもぞと抗う赤まりさの底面を炎が焼き焦がす。 「ゆぴいいいいいいいいいいいいいい!!!??」 笛吹きヤカンのような悲鳴が響き渡る。 「おちびちゃんんん!!」 「やめなさいいいい!!いたがってるでしょおおおおおお!?」 「くそじじいいいいいいますぐはなせええええええええ!!!」 低出力のバーナーで、ゆっくりと丹念に赤まりさの足は焼かれてゆく。 「びびびびびいいいいああああああぢゅいいいいいいいいいいぎぎぎぎぎぎぃいあぢゅああああおぢゃあしゃあああああああーーーーっああーーーーーーーっづづづづづづづうううううぐうううういやぢゃああああああぐぎいいいいいいいーーーーーー」 泡を吹き、悶え、痙攣する赤ゆっくりの底面は、 やがて真っ黒に焼け焦げた。 恐らくは中の餡子まで焦げ付いているだろうが、ともかく生きている。 それを床に置くと、泣く元気もなくぐったりとうなだれた。 「ゆわああぁぁ……あんよがあぁぁ……」 「おぢびぢゃんのがわいいあんよがあああ……」 俺に悪態をつくことさえ忘れ、 赤ゆっくり以上に涙を流し、壁面にへばりついて親れいむ共は嘆いている。 赤まりさの足がもはや用をなさないことは誰の目にも明らかだった。 固まっている残りの赤ゆっくり共は、あまりのことに硬直して、 ただ事のなりゆきを凝視していた。 次は赤れいむを手にとる。 「いやぢゃあああああああ!!!」 何をされるかを理解した赤れいむは、ここを先途と絶叫する。 「だじゅげぢぇええええおぎゃあじゃああああん!! でいぶあんよやぎゃれぢゃぎゅにゃいいいいいいいいいいい!!!」 「ごみぐずううううううううううう!!!」 「いばずぐばなぜええええええぐぞじじいいい!!」 「頭に来るな」 俺は答えてやった。 「ゴミクズだの糞奴隷だの、さんざんに言ってくれるな。 俺はすごく気分が悪い。頭に来てる」 「じるがああああ!!ごみぐずごみぐずごみぐずううう!!」 「だまれだまれだまれえええ!!じじいはざっざどがえじでじねえええ!!」 「頭に来るから、こいつも焼く」 そこで親れいむ共の様子が変わった。 罵倒を中止して黙り込み、赤れいむに近づけられるバーナーを見つめている 懇切丁寧に解説してやった甲斐があり、今の状況がようやく把握できたようだ。 「おにいさん!!やめてね!ゆっくりやめてね!!」 「ごめんなさい!!ごみくずっていってごめんなさい!!ね!!」 「もうやめてあげるからね!!おにいさんもやめてね!!」 「ゆばがぎゃああああああああああああ!!!」 「なんでえええええええええええ!!?」 赤れいむの底面が丹念に焼かれる間、親れいむ共は懇願し続けた。 「やめてくだざい!!やめでえええええええ」 「おでがいじばず!!おでがいじばず!!」 「おにいざあああああんもうばがにじまぜえええええええん!!」 「ゆっくりざぜであげてええええええええええ!!!」 「でいぶをやいでぐだざいいい!!おぢびぢゃんはだずげでえええ!!」 一人が身代わりを申し出たのを皮切りに、 親れいむ共全員が競うようにして自らを差し出した。 「でいぶをやいでえええ!!おでがいでずううううう!!」 「でいぶはどうなっでもいいでずううううううう!! おぢびぢゃんは!!おぢびぢゃんだげはああああああああ」 「どっでもゆっぐりじだあがぢゃんなんでずうううううう!! でいぶになら!!でいぶにならなにをじでもいいでずがら!!あがぢゃんだずげでええええ!!!」 ゆっくりの中でも、れいむ種は特別母性が強い。 自分の子供を溺愛することにかけては他の種とは比べものにならず、 今やっているように、拷問の身代りになることさえ厭わない。 やはり思ったとおりだ。 れいむ種にとって最大の苦痛は、子供を傷めつけられることなのだ。 方針は決まった。 続く 選択肢 投票 しあわせー! 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※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。二十回はいかないと思う。 ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』10 一方、ありす種への処置はこうだった。 初日、俺はとある一室にありす共を運び込んだ。 直径50センチ程度の親ありす、 およびバレーボール大の子ありす四匹を、 まだ薬で眠っているうちに、一匹ずつそれぞれのサイズに応じた透明な箱に収める。 体にほぼぴったりの四角い箱に収めたあと、 四隅の隙間に綿をぎゅうぎゅうと詰め込んだ。 これで向きを変えることすらできない。 やがて、ありす共が起きだしてわめきはじめた。 「ゆゆ、ここからだしなさい!いまならゆるしてあげてもいいのよ?」 「いなかものはもらるがなってないわね!」 「さっさとだしなさい、ごみくず!」 「えすこーとのやりかたもしらないの?いもね!ぶさめん!」 「とかいはのありすはかんだいだからみのがしてあげるわ!」 俺は箱が据え付けられている土台に近づき、スイッチを入れた。 「ゆゆ?ゆっゆっゆっゆっ!」 「ゆゆゆゆゆゆゆゆ!!」 「ゆゆ?ゆゆっ?ゆっゆっゆっゆっ」 箱の下の土台が、ゆっくりと振動しはじめる。 この土台は自動で上下左右に揺れ動く仕掛けになっていた。 乗馬マシーンを想像してもらえれば近い。 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆ」 たちまちのうちにありす共のまなじりがとろんと垂れ、 頬が紅潮しはじめた。 口元はあひる口になってだらしなくゆるみ、 皮の表面が全体的にてらてらと湿りを帯びはじめる。 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ」 親ありすは羞恥があるのか、眉をひそめて瞳に抵抗の意思を浮かべているが、 子ありす共はすっかり涎を垂らし、完全に色魔の目になっていた。 「んほ!んほ!んほほほほほおおおおお!!」 「おほおおお!!いいわあああああ!!」 「ゆっゆっゆっゆっ、んふんっ、ほんっほんっおっおっおっおっ」 土台の振動は小刻みのまま少しずつ速くなり、ありすの発情をさらに促す。 やがて振動の速度は一定のところでキープされた。 発情させ快感を与えるには十分だが、ぎりぎり絶頂には至らない。 俺は数歩引くと、部屋の壁際に椅子を置いて座り、ありす共を観察した。 「ゆふ、ゆふ、おっほおおおおお」 「んほおおおおお、んほおおおおおお~~」 箱の中に詰められた体を蠕動させながら、よがり続けるありす。 やがて一匹の子ありすがうつろな目を俺に向けて命令してきた。 「ゆふう、ゆふっふ、そこのいも!! すぐにありすをだしなさい!そしてまりさをつれてくるのよ! さっさとしなさい!!」 俺は答えず、黙ってその様子を見ている。 その声を皮切りに、子ありす共が一斉にわめき始めた。 「おほおおお、はやく、はやくするのよほほほほお!!」 「たぎりにたぎったありすのあいがいきばをもとめてるわあああ!!」 「ぼるてーじはさいこうちょうよ!いなかものはじらさないでまりさをほほほお」 「なにしてるの!きこえないの?ぐずなうえにばかなの? とかいはのありすがごみくずにしごとをめぐんでやってるのよ!!」 ついには親ありすまでがわめき始めた。 しかし俺は答えない。 二十分が経過した。 「ゆほおおおおおおお……ゆほおおおおおおお……」 「んほおおおーーっ!!んほおおおおーーーーーっ!!!」 「すっきりさせなさいいいいい!!ばかなの!?しぬの!?」 「たかまりきったありすがみえないのおおおおおお!!?」 休みなく与えつづけられる振動。 しかし達することもできずに、 ありす共は絶頂寸前の寸止め状態をキープさせられ続けて悶絶している。 全員口元から涎をだらだらとたらし、 全身からはぼたぼたと粘度の高い汁が滴る。 顎の下部を見ると、ぺにぺには勃起しながらびくびくと痙攣して汁を垂らし、 あにゃるはだらしなく開閉している。 「すっきりいいいいいーーっ!!すっきりいいいいいーーーっ!!!」 目を真っ赤に充血させながら、 すっきりを要求して甲高い声をきんきんと響かせるありす共。 俺は立ち上がった。 「ゆっ!!ようやくはたらくきになったのね!!」 「さっさとやることをやりなさい!!このくず!!」 「はやくはやくはやくはやくはやくはやく」 壁のスイッチを押すと、部屋の照明が落とされた。 白熱灯が消え、それと入れ替わりにほのかなピンク色の照明が部屋を照らす。 「ゆ!?むーでぃーなふんいきだわ!!」 「いなかものにしてはきがきくじゃない!ほめてあげてもいいわよ!!」 「そんなことはいいからまりさをだせえええええ!!!」 部屋の隅にある監視カメラに合図を送る。 すると、ありす共の前の壁いっぱいに映像が映し出された。 この部屋のこちら側の壁一面は、巨大なテレビジョンになっていた。 「ゆっ?」 画面に登場したのは、絶世の美まりさ。 それも一匹だけではない、何匹も寄り添っている。 まりさ同士のつがいのようで、 大きな親二匹の周りに、何匹もの子まりさ、孫まりさが寄り添い、 どれもが行き届いた手入れを受け、 さらさらの髪ともちもちすべすべした肌の美まりさだった。 「んほおおおおおおおおおお!!!!」 早くもありす共が暴れはじめた。 体を激しく揺すぶって箱から脱出しようとするが、 ぴったり固定された体は位置がずれる気配すらない。 それでもありす共は暴れ続け、その眼の前で映像は流れ続ける。 美まりさに人間の手が入っているのは明らかだったが、 画面に映る光景はスタンダードなゆっくりの巣だった。 大きな木の根元の巣の前で、まりさの家族は昼寝をしているようだった。 「ゆぅ……ゆぅ……」 安らいだ表情で寝息を立てる子供たちを、 二匹の親まりさが目を細めて眺める。 「とってもゆっくりしたおちびちゃんたちだね……」 「ゆ、そうだね……」 「まりさああああああ!!まりさかわいいよまりさああああ!!」 「んほおおおおお!!まりさがありすのあいをまっているわあああ!!」 「まっててねまりさあああ!!ありすがいますぐいくわあああ!!」 「だしなさいいい!!ここからだしなさいいいい!!」 揺れ続ける箱の中で叫び散らすありす共。 映像は続く。 子まりさ達が眠るのを見届けると、親まりさのつがいはそこから少し離れた。 そして、頬を紅潮させながら互いの頬をこすり合わせはじめる。 「ゆっ…ゆっ……ゆっ…」 「きょうのまりさはせっきょくてきね……ゆっ」 やがて粘液が分泌され、まりさ同士の摩擦はねっとりとしたものになる。 交尾をしているのだった。 獣じみたありす共の絶叫が部屋中に響く。 「まりさあああかわいいよおおおおまりさあああああ!!!」 しばらくまりさ同士の交尾が続き、やがて二匹はすっきりする。 脱力しながらその場にへたり込む二匹の周囲に、 十数匹のありすの姿が現れた。 どれもが目を血走らせ、涎を垂れ流している。 誰が見てもレイパーの目だった。 「んほおおおおおお!!まりさかわいいよまりさあああ!!」 あっという間にまりさ達はありすに跳びかかられ、犯されはじめる。 「いやああああああ!!ありすはこないでえええ!!!」 「ゆっくりできないいいい!!!」 「んほほおおおお!!まりさったらつんでれねえええええ!!」 「なきさけぶふりをしてきぶんをもりあげているのねえええ!!」 「つんでれなまりさかわいいわああああ!!!すっきりしましょうねええええ!!」 抵抗も空しく、まむまむにぺにぺにを突き刺され、 同時に体中を大勢のありすに擦られ、なすすべなくすっきりさせられるまりさ。 「いやあああああ!!すっきりーーーーーー!!」 レイパーありすの劣情は、昼寝をしている子供たちにも向けられる。 「ねているふりをしてさそっているのねえええ!!」 「おちびちゃんのくせにとんだいんらんねえええ!! ありすのぺにぺにでおしおきしてあげるからねえええええ!!」 「いやあああああ!!やめてええええ!!」 「ゆっくりできないよおお!!!おかあさあああん!!」 「いいわああああこうふんするわああああ!!」 やがて、まりさ達は黒ずんで物言わぬ饅頭と化した。 頭には何十本もの茎が生え、茎の先の実もまた黒ずんでいる。 「いなかものにしてはなかなかのゆっくりだったわ!!」 「ちょっとものたりなかったけど、とかいはのありすはゆるしてあげるわ!!」 めいめいに捨て台詞を吐き、レイパーの集団がその場を去っていく。 映像が流されている間、 箱の中のありすの狂いようはすさまじかった。 「まむまむううううう!!まりさのまむまむううううう!!」 「まりさまりさまりさまりさまりさまりさああああああ!!」 「ありすもいくわああああ!!まっててねええええええええ!!」 強姦されるまりさの姿を目の当たりにして、 ありす共の性欲は激しく刺激されているようだった。 このあたりはアダルトビデオを見る人間と変わらない。 自発的に体を揺さぶり、自慰をしようとしているが、 押さえつけられた体は一切動けず、ただ箱に揺さぶられるだけだ。 「うがああああああ!!まりさあああああ!!」 「だせえええええ!ごごがらだぜええええ!!」 「とかいはじゃないわあああああ!!」 「ありすのあいをじゃまするんじゃないわよおおおお!!」 映像の場面が切り替わった。 今度映ったのは飼いまりさだった。 人家で飼われているまりさで、 玩具やクッションが備えられた部屋の中で、一匹だけで無邪気に遊んでいる。 熊のぬいぐるみを相手にままごとをしているようだ。 言うまでもなく、絶世の美まりさだ。 箱の中のありす共の絶叫が高まる。 やがて、部屋のガラスが割られてありすが侵入してきた。 そして先ほどと同じく、抗うまりさはありすに犯される。 何度も何度もすっきりさせられ、黒ずんだ饅頭となり、 ありすの捨て台詞とともに場面は終了した。 その後も、ありとあらゆる美まりさが、 ありとあらゆるシチュエーションでありすに犯され続けた。 病床についているまりさを容赦なく犯すありす。 縄で岩にくくりつけられ、数匹のありすにかわるがわる犯されるまりさ。 巨大なドスまりさに雲霞のごとく群がり、犯すありすの群れ。 胎生型出産で生まれた直後、初めての挨拶をする間もなく犯されるまりさ。 自分からありすを迎え入れ、磨き抜かれたテクニックですっきりさせる淫売のまりさ。 食事をしながら、球遊びをしながら、狩りをしながら、 あらゆる状況で行われるありすとまりさのすっきり。 箱の中のありすは叫び続ける。 「んほおおおおおおお!!!んっほおおおおおおおおお!!!」 「ありすもしたいわ!!あのぷれいとかいはだわああああ!!!」 「まむまむうううまりさのまむまむううううううぺにぺにいいいいい」 たっぷり六時間の間、 そのゆっくりアダルトビデオは上映され、無数のすっきりを映し出した。 ときにはありす種とまりさ種以外が登場することもあったが、 メインはあくまでありすとまりさだった。 このビデオは、今回のためにわざわざ作られたものである。 手入れされた飼いゆっくりばかりが出演する、いわば素人ビデオだ。 ビデオの目的は、当然ありすの拷問のためだ。 限界まで欲情させ、すっきりさせない。 すっきりが本能であり、存在意義でさえあるありす種にとって、 最適な責め苦といえるだろう。 上映時間の六時間の間、 俺は席をはずしては食事を摂ったり、 他のゆっくりの処置に移ったりして気分転換していたが、 ありす共は目を背けることもできず映像を凝視していた。 目をつぶることはできても、耳には大音量の交尾音が流れ込む。 そもそも、性欲の塊であるありすにとって「見ない」という選択肢はない。 あらゆる情報をむさぼり、すべてを欲情に変換している。 したたる体液は箱の底にたまっていき、 自らの体液で水没するのではないかと懸念してしまうほどだが、 それも見越されており、箱の隅に空いた小さな穴から液は排出される。 上映を終えたスクリーンは、再び最初から先ほどの映像を流しはじめた。 自動で繰り返し再生されるようになっている。 「ばでぃざああああああああ」 「ずっぎりじだいいいいいずっぎりじだいいいいい」 「あでぃずのべにべにがぎんぎんなのおおおおいたいのおおおおお」 血走り切って真赤になった眼から涙を流し、 固くなったぺにぺにを必死にひくつかせてありすは呻いている。 「だじなざいいいいい!!だじなざいいいいい!!」 「だんでだざだいどおおおおおばがなのおおおおおお!?」 「ずっぎりいいいいずっぎりざぜろおおおおお!!!」 「じねえ!!あでぃずをずっぎりざぜでじねええ!!」 すでに理性のかけらもなく本性を剥き出し、 ありす共は親子ともにこちらに向かって呪詛を吐き続けている。 俺はありす側の壁に回り込み、壁のボタンを押した。 すると、ありす共の頭上に差し渡されているパイプの穴から、 スプリンクラーのように液体が撒き散らされた。 シャワーというよりは霧吹きに近い形で、ありす共は液体を全身に浴びる。 「ゆほっ!?」 とたんに、ありす共がびくりと身を震わせた。 「ゆっゆっゆっゆっゆほほほほほほほおおおお」 目を白黒させ、歯をがちがち噛み合わせる。 「ゆぎゃあああああああーーーーっ!!」 一様に白目を向き、こちらが驚くほどの悲鳴を上げた。 といっても、これは苦痛を与えるような液体ではない。 ゆっくり用の催淫剤と精力剤である。 死んだりしないよう、栄養剤も混ざっている。 強力な催淫剤と精力剤の効能はまたたくまに現れたようだ。 全身からあふれ出る粘液は絶え間なく箱の壁を濡らし、 屹立するぺにぺにはせわしなく跳ね回る。 すでに限界まで高められきり自らを苛む性欲を、 薬によって劇的に促進された衝撃が、悲鳴となって現れたようだ。 悲鳴を上げるほどの欲情とは、もはや人の身には想像もできない。 「ずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりざぜろおおおおおおお!!!」 「ゆぎゃああーっ!!まむまむじだい!!まむまむじだいいいいいい」 「べにべにいーっ!!べにべにやげるうううういいいーーっっ!!」 「んっっっっほおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーー」 もはや狂気じみた、悲鳴まじりのあえぎ声を聞き届け、 すっきりさせろと要求を重ねるありす達をしばらく見届けた後、 俺はその部屋を後にした。 一週間後、俺はありす共の前に立っていた。 ありす共の状態は、先ほど記したとおりだ。 その状態を一週間保ち、一切変えていない。 催淫剤と精力剤と栄養剤を噴霧されながら、 ありす共は不眠不休で揺さぶられ続け、 繰り返し再生されるゆっくりAVを見続けている。 「いいいいいいーーーーーーーっがあああーーーーーーー」 「べにべにべにべにべにべにべにべにべにべにべに」 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ」 ありす共は涙を流し続け、がちがちと歯を噛み合わせ、 口の端から絶えず泡を吹き涎を垂れ流している。 俺が目の前に立ってももはや話しかけることはなく、 言葉にならぬ悲鳴や呻きを上げ続けるだけだ。 しかし視線は殺意をはらんでこちらに向け続けている。 一週間の間、俺は何回かこの部屋に足を運んだ。 その度にありす共は俺に向かって面罵し、要求し、命令した。 三日を超えたあたりで、命令は懇願に変わった。 「ずっぎりざぜでぐだざいいいいいいい」 「おでがいじばずううううううぐるじいんでずううううう!!」 「じぬうううううじぬうううううずっぎりじだいでずううう」 その頃になってようやく、自分の立場がおぼろげに理解できてきたらしい。 それでも無視を続けていると、六日目には話しかけることをあきらめ、 このように憎々しげな視線を向けながら悶えつづけるようになった。 一週間は少々短い気もするが、まあいいだろう。 俺はそこで、この部屋に来てから初めてありす共に声をかけた。 「すっきりしたいか?」 「ゆっ!!!」 ありす共のうめき声が止まった。 「すっきりしたいかと聞いてる。したくないのか?」 「………じだいいいいいいいい!!!!!」 「ざぜでぐだざいいいいいいい!!!ずっぎりざぜでぐだざいいいいいい」 「ずっぎりざぜでぐれるの!!?ぼんどに!?ぼんどにいいいい!?」 今のこいつらにとって、頼れるのは俺だけだ。 それをようやく理解した饅頭共は、俺に向かって懇願した。 すでに断ち切られたと思っていて、今再び現れた蜘蛛の糸に、 ありす共は必死になってすがりつく。 「ありす」 「ざぜでええええええずっぎりいいいい!!!」 「黙れ」 「ずっ!!」 すぐに黙った。 全身をしきりに揺らしながら、必死に口を閉じている。 俺の気分次第で、蜘蛛の糸はすぐに断ち切れるのだ。 「すっきりしたければさせてやる」 こくこくと頷くありす共。頷くペースが速すぎて、もはやばね仕掛けのおもちゃだ。 「来い。たっぷりすっきりできるぞ」 そう言い、俺は子ありすの箱を順番にカートに積みこんだ。 カートを運んで部屋を出ようとすると、残された親ありすが喚きだしたが、 お前もあとですっきりさせてやると言ってやると少しおとなしくなった。 そろそろ、こいつらを苦しめるとしよう。 四匹の子ありすを連れて、俺はとある一室に入った。 一室はタイル張りの部屋で、おおよそ7m四方。 奥の一方ではガラスの仕切りがあり、 部屋の壁とガラス板の間にごくごく狭い空間を区切っている。 ガラス板の下部、床に面したところでは、 四つの小さな穴がおよそ1メートルの間隔で開いていた。 穴の周囲には、ゆっくりを設置するための金具がある。 「この部屋でたっぷりすっきりするんだ」 俺の声を聞いたとたん、ありすが箱の中で蠢き呻き始めた。 「ずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎり」 「ばやぐばやぐばやぐばやぐばやぐばやぐ」 「まむまむまむまむまむまむまむうううううううう」 ガラス壁の穴の前にかがみ込み、一匹ずつ箱から取り出して作業にかかる。 壁の穴にちょうど頭がはまる位置で、子ありすを仰向けに固定し、 隙間なく頭がはまっていることを確認してから金具のスイッチを入れた。 仕掛けは音を立てて起動し、数本の鉤爪がありすの背中に食い込む。 「ゆっぎいいいい!!?」 叫び声をあげるありすだったが、俺が声をかけてやると堪える姿勢を見せた。 「我慢すればすっきりできるぞ」 「ゆばああああ、どがいばなありずはがばんずるわああああ!! ざっざどずっぎりいいいいい」 ありす種にとって性欲は何にも優先するようで、 体内に鉤爪が食い込む苦痛さえ性欲の前には物の数ではないようだ。 ガラス壁の穴の一つ一つに同じように設置し、 四匹全員が仰向けのまま身動きが取れないようにした。 次に、ガラス壁に設置されている機械の管を引っ張り出す。 尖った管の先端を、子ありすの側頭部に突き立てた。 再び悲鳴が上がったが、すっきりをちらつかせるとおとなしくなる。 これも五匹全員に同じように施す。 準備は完了だ。 「待たせたな。ようやくすっきりできるぞ」 「ゆばあああああああああ!!!」 声をかけてやると、ありす共が咆哮した。 俺はありす共とは反対側の壁に向かった。 そちらの方にもいくつか仕掛けがあるが後述するとして、 とりあえず隅に置いてある黒い箱を開ける。 箱の中には、一匹のゆっくりありすが入っていた。 「ゆほおおおおおおおん!!!」 こちらも、薬物投与ですでに発情しきっていた。 焦点の定まらない目で喚き、ぬめる全身を蠢かせている。 「好きにしろ」 箱を横倒しにして出られるようにしてやると、 ありすは一瞬目玉をぐるぐるさせて周囲を見渡し、 やがて状況を理解すると絶叫した。 「ずっっっっっっぎりいいいいいいじまじょうねえええええええ!!!!!」 驚くほどの勢いで、固定されている子ありすの体に激突する。 たちまちのうちに摩擦が始まった。 「ゆほおおおおゆほほおおおおお!! あでぃずのおばだずべずべねええええ!! いっじょにあがぢゃんづぐりまじょうねえええええ!!!」 「だめええええええ!! あでぃずがずっぎりずるのおおおおお!!!」 通常、自分がすっきりさせる側に回りたがるありす種だが、 この子ありすは言葉では抗いながらも、表情は快楽にたるんでいた。 受けとはいえ、さんざんおあずけされたすっきりが嬉しいようだ。 「あでぃずううううごっぢぎでええええ!!」 「あでぃずのぼうがどがいばよおおおおお!!」 ついに他の固定ありす共が誘い始める。 動けないために、言葉で誘惑するしかない。 「ゆっほおおおおお、みんなどんだいんらんねええええええ!!! あぜらなぐでもあどでおじおぎじであげるわあああああ!!」 今行われているこの交尾は、摩擦のみで行われる形式のようだ。 これなら植物型妊娠になる。丁度よかった。 「いぐいぐいぐいぐいぐううう!! あでぃずうううう、いっじょにのぼりづめまじょおおおお!!!」 「いぐいぐいぐいぐいぐいぐううううぎでえええええ!!!!」 「「すっっっきりいいいいーーーーーーっ!!!!」」 絶頂に達し、体をぴんと硬直させてびくんびくんと震えるありす二匹。 無様で見苦しい姿だが、他のありすにとっては情欲を刺激する光景らしい。 「ごっぢにもぎでえええええ!!」 「あでぃずのまむまむうううう!!」 「ゆほおおおおおお!!!ぜっがぢざんねえええええ!!! よりどりみどりよほおおおおおお!!!」 自由なありすが、すぐに飛び跳ねて他のありすのところへ赴いていった。 この調子なら充分に働いてくれるだろう。 快楽に満ちた嬌声がきんきん響く中で、 部屋の中ではすっきりが続けられた。 摩擦型とぺにまむ型問わず、何度も何度も行われたすっきりの結果、 すでに子ありす共の頭部からは茎が二、三本ずつ生えているが、 茎はガラス壁の向こう側に突き出ていて、 こちらにいる限り触れないように遮られている。 「ゆふぅぅぅぅ……ありすはまんぞくしたわぁ……」 すっかり消耗しきった種付けありすは、 頬をやつれさせながらも満足げにその場にへたり込んだ。 「もっとおおおお!!もっとすっきりいいいい!!」 「ありすにもっとちょうだいいいいい!!」 子ありす共はまだ叫んでいる。 濁音混じりではなくなってきているあたり余裕ができたようだが、まだまだ足りないようだ。 体力的にかなり消耗していてもおかしくないのだが、 先ほど刺された管の先から、体内に直接オレンジジュースが注ぎ込まれている。 馬鹿馬鹿しいほど単純なシステムだが、 これだけで半永久的に生き続けるゆっくりが完成する。 「ゆふっ、がっつくのはとかいはのすることじゃないわ!」 先ほどの自分をすっかり忘れたようで、 種付けありすはその場に背を向けて離れていった。 「ゆっゆっ、おなかがすいちゃったわぁ」 周囲を見渡すと、俺を見つけて要求してきた。 「ゆ、そこのにんげんさん! とかいはなありすにゆっくりぶらんちをよういしなさい!!」 「そっちにある」 俺が指示したのは、反対側の壁。 壁の隅には、天井から伸びたパイプが垂れ下がっており、 パイプの先から、粘土状の餡子が漏れ出している。 「ゆ、きがきくじゃない!!ほめてあげてもいいのよ?」 種付けありすは餌場に飛び跳ねてゆき、餡子に口をつけはじめた。 がつがつと貪るうちに、こけていたありすの頬が再びふっくらしてくる。 「ゆほ?!ゆほ、ゆほ、ゆほほほほほほほ」 再びありすの顔が紅潮してきた。 この餡子には、やはりゆっくり用の催淫剤と精力剤がたっぷり混ざっている。 食べて体力が回復するころには発情しきったレイパーありすが完成する。 「ゆっほおおおおおおお!!! まだあがぢゃんづぐりまじょおおおおおおお!!!」 種付けありすは再び子れいむの元に突っ込んでいった。 四時間後、子れいむ共は憔悴していた。 「ゆふう……ゆふう……」 「もういいわあ……はずしてねえ……」 ぎりぎりまで精子餡を出し切っては、 再び媚薬入りの餌で体力と精力を補給し、すっきりし続けるありす。 「ゆっほおおおおおおーーーーっ!!いいわいいわいいわいいわああああ!! なんどでもあいしてあげるわねええええ!!」 「やめてええええええ!!!ゆっくりできないわあああああ!!!」 子ありす共の頭部の茎はすでに何十本にもなり、 赤ありす共が鈴なりになっている。 強姦によって孕まされたゆっくりの出産は早く、 すでにぽつぽつと生まれはじめていた。 「ゆっきゅりちちぇいっちぇね!!」 「ゆっきゅりちちぇいっちぇね!!」 茎から地面に生まれ落ち、その度に赤ありすは母を求めて挨拶するが、 赤ありすに見えるのは母親の頭部と、こんもり生い茂る茎だけである。 ガラス壁の向こうでは絶叫が絶え間なく響いているばかりで、 挨拶を返してくれる母親の顔は見えない。 「ゆっきゅりいい!!ゆっきゅりしたいいい!!」 「おへんじしちぇよおお!!おきゃあしゃああん!!」 泣き喚く赤ありすに手を差し伸べる者はいない。 「ゆぅ……おなきゃしゅいちゃ……」 食べる物を求めて蠢く赤ありす。 ガラス壁で区切られた部屋のこちら側はひどく狭く、幅1m程度だが、 赤ありすにとっては十分なスペースがある。 やがて赤ありすが餌を見つけた。 「むーちゃむーちゃ……ちあわちぇー!!」 こちら側の床にも、反対側と同じように餌場が用意してあった。 天井から垂れさがるパイプから漏れ出す餡子が床に積み上がっている。 赤ありす共が餡子に顔をうずめて咀嚼するのを見届け、 その日はそこを後にした。 丸一日立った翌日の夕刻、 中継カメラで部屋の様子を確認してから、俺は再びその部屋を訪れた。 「やめてえええ!!やめてええええ!!!」 子ありすが今また犯されようとしている。 四匹の子ありすは消耗しきって、 犯されかけて抗っている子ありす以外はぐったりして声も出さない。 「あっちのありすのほうがきもちいいわよおおお!! ありすはもうつかれたのおおお!!!」 「ゆふううう!!ごうかんぷれいにめざめたのねええええ!? こうふんしちゃうわあああああ!!ありすのあいをうけとめてええええ!!」 一切構わずに強姦する種付けありす。 俺はそれに構わず、ガラス壁のほうに近づいた。 「たすけなさいいいい!!おにいさああああん!!」 子ありす共が弾かれたように懇願するが無視する。 ガラス壁の向こうでは、すでにほとんど成体サイズにまで成長した 赤ありす共が蠢いていた。 「ゆんしょ!ゆんしょ!」 隅のほうで、一匹の赤ありすが階段に足をかけている。 この部屋のこちら側とあちら側は、鉄筋の階段でつながっていた。 壁際にゆっくりが通るための板が差し渡されており、 その板に上るためには、赤ありすの側から階段を上っていかなければならない。 「ゆーんしょ!!」 「やったわあああ!!」 ついに、赤ありすが階段の一段目を上りきった。 この階段の勾配は計算されており、 丁度成体ゆっくりサイズにならないと上れないようになっていた。 この階段を上ることが、成人式のようなものだ。 赤ありす共の餌には、強力な成長促進剤が混ぜられていた。 効果は覿面で、たった一日でほぼ成体にまで成長している。 こうなった以上赤ありすと呼称するのも妙だから、 今後は孫ありすとでも表記しよう。 鉄筋の板は、ガラス壁を貫通して向こう側に繋がっており、 地上1m程度のその部分だけ、ゆっくりが通るための穴が開いている。 そこを通っていくと、板は途中で途切れている。 こちら側に階段はなく、こちらからガラス壁の向こうに侵入することは不可能だ。 途切れた板のちょうど下にはクッションが敷かれており、 安全に飛び降りることができるようになっていた。 一匹の孫ありすが、ついに板を通ってこちら側にやってきた。 続いて二匹、三匹と続く。 狭い空間からやっと開けた場所に出られた孫ありす共は、 目をきらきらさせて親のありすの方を見た。 「ゆっ?」 休んでいた子ありす共が気づく。 仰向けの状態でけんめいに視線を向けながら、 子ありす共は自分の子供たちに笑顔を向けた。 「ゆっくりしていってね!!ありすがままよ!!」 「とってもゆっくりしたこどもたちね!!」 憔悴して無反応だった子ありす共だが、 あの状態でも、背後の声は聞こえていたようだ。 状況をおぼろげに理解した子ありすは、子供たちに助けを求めた。 「いいこだからままをたすけなさい!!」 「せれぶなありすのこどもはききわけがいいわよね?」 「はやくしなさいね!!」 「んほおおおおおおおお!!」 孫ありす共が叫んだ。 子ありすがぎょっとして見やると、全員が頬を紅潮させ、 目を血走らせて自分のほうを見ている。 あきらかに発情していた。 「ゆゆっ!?そのめはなに!?」 「やめなさい!!とかいははそんなめでままをみないのよ!!」 挨拶を返されることもなく、餌も自力で取った孫ありす達。 親に対する情愛はかけらほどもなく、 それどころか毎日ガラス壁の向こうで行われる痴態を前にして、 ありす種としての本能を生まれてからずっと滾らせていた。 「みゃみゃああああああ!!ありすのあいをうけとめてえええええ!!」 「きんしんそうかんぷれいよおおおおおお!! みゃみゃならありすのすべてをうけいれてくれるわねええええ!!!」 「んっほおおおおおおおおおおおお!!!」 数匹の孫ありす共は、たちまちのうちに自分の親に群がった。 「やめてええええええ!!やめなさいいいいいい!!!」 「ままはつかれてるのよおおおおおおおおお!!!」 「すっきりしたくないのおおおおおおおお!!」 たとえ生みの親だろうと、発情したありすは一切耳を貸さない。 子ありす共の頬にねばつく頬を押し当て、 まむまむにはぺにぺにを突き立て、へこへこと動き始める。 「やめてええええええええええ!!!」 「おにいいいいさあああああんたすけてええええええ!!」 俺は椅子に座り込み、様子を見守ることにした。 数時間後。 想定していた地獄が完成するのは、思っていたよりずっと早かった。 百匹近く鈴なりになっていた孫ありす共は全員が成体となり、 次々とこちら側に移ってきて、床面にびっしりと群れをなしている。 これだけの数でも、パイプからとめどなく吹き出る餌は尽きることがない。 一匹のありすが子ありす共をとっかえひっかえ犯しているうちは、 まだ休む時間があった。 他のありすが犯されている間、体を休めて息をつくことができた。 「おねがいでずうううう!!ゆっぐりざぜでえええええええ!!! ずごじだげでいいでずがらあああああ!!! ぼんのずごじだげでいいがらやずまぜでぐだざいいいいいいい!!! んほおおおおぉすっきりいいいいいいーーーーーーーっ」 今の子ありす共の体には、 一匹につき五匹から六匹の孫ありすが群がっている。 正面からはまむまむを貫かれ、側面からは頬をすりつけられ、 何時間も休むことなく交尾を続けている状態だった。 犯しているほうは、体力が尽きればそこを離れ、 餌場に向かったり隅のほうで眠ったりしている。 どれかの孫ありすが休めば、順番待ちの孫ありすがすぐに飛び込む。 子ありすが休む時間は、今や一秒たりとなかった。 「んほぉおおおおおおお!!すっきりいいいいーーー!!!」 「みゃみゃのおばだどがいばよほぉおおおおお!!」 「まむまむぎもじいいいいいい!!すっきりいいいいいーーーー!!」 絶えることなく痙攣し、すっきりを重ねる孫ありす共。 性感を刺激され、抗えずにすっきりを続ける子ありす共だったが、 疲れきったその体に、オーガズムは苦痛をもたらすだけだろう。 それでも、順番待ちで性欲をたぎらせた孫ありす共に、 親を休ませてやるような精神的余裕は皆無だった。 「もういやあああああああ!!!」 「みんなべだぐぞねええええ!! あでぃずのでぐでみゃみゃをずなおにざぜであげるううううう!!」 「いやだああああああああ!!!いやだああああああああ!!!」 「もうずっぎりじだぐないいいいいいいいい!!!」 「ごのぐらいでねをあげるなんでみゃみゃっだらどがいばじゃないわねええ!!!」 「ぼんもののでぐにっぐをおじえであげるわああああああ!!!」 「じねえええええええ!!!おばえらじねええええええええずっぎりいいーっ」 子ありす共の頭から生えている茎は、すでに本体よりも体積が大きく、 床にびっしりと蔦のように張り巡らされているような状態だ。 茎が多すぎるために、実っている赤ありす共は多くが他の茎に押しつぶされる。 それでも赤ありすの出生頻度は確かに上がっているようだった。 茎の上を踏みしだき、生まれおちた赤ありすは次々と成長し、階段へ向かっていく。 たった一日で、地獄はピークに達したようだ。 数百匹のありすで埋まり、すでに床は見えない。 部屋中に蠢く孫ありす共の絨毯は二重三重に積み重なり、 互いに踏み越え踏み潰され、子ありす共と餌場との間を往復している。 順番を待ち切れず、あちこちでひっきりなしに孫ありす同士のすっきりが行われており、 圧死、腹上死、餓死、死因は様々だが、ありす共の死体は累々たるものだ。 その死体も踏み潰され喰われて、すぐにありす共の海の中に消えていく。 すぐに部屋がありすで満たされるのではないかと思ったが、 植物性にんっしんっの赤ありす共の出産率の低下と、 片端からすぐに押しつぶされて喰われていくため、 このあたりでひとまずは安定したようだ。 四匹子ありすは、どれも胎生にんっしんっのために数倍に膨れ上がっている。 中には何匹もの、あるいは十匹以上の子ありすがいるのだろう。 強力な栄養剤入りのオレンジジュースのために、 異常な数の胎生にも死なず、肉体と意識を保っている。 「んほほほほおおおお!!ぼでばらのみゃみゃもがわいいわあああああ!!!」 「あでぃずどみゃみゃのあいのげっじょうなのねええええ!! もっどずっぎりじでゆっぐりじだあがぢゃんにじまじょうねええええ!!」 「ぐああああああがあああああああーーーーーっ!!」 表面積の増大に伴い、今や子ありすに群がる孫ありすは、 一匹あたり十五から二十匹ほどだ。 四方八方からねばつく肉体をこすりつけられ、 子ありすは十数秒に一度のペースですっきりさせられている。 「ずっぎりいいいいいーーーーーっ!! ごぶっ、ゆぐ、ゆぐじでぇえええええいだいいいいぐるじいいいいずっぎりいいい!!」 「いやだああああずっぎりいやだああああああずっぎりいいーーっ」 「ゆごっごっごっごっずっぎりいいいーーっごっごっごっごっ」 白目をむいて泡を吹き、がくがくと痙攣している。 その痙攣がまた孫ありすどもの興奮を高めるようだった。 「ゆがあああああ!!ぐばがあああああ!!」 子ありすを襲う苦痛はすっきりだけではない。 強姦による出産の速さは、胎生にんっしんっでも同じことで、 一日ですでに出産を迎えていた。 今また、一匹の子ありすの産道が開き始めた。 「ごがあああああ!!いだいいいいいずっぎりいいいいい!!」 産道が普段の数十倍も押し広げられ、すさまじい苦痛を伴う出産。 その出産を、十数匹のレイパーありすに、 ひっきりなしにすっきりさせられながら行う。 あまりに壮絶な状況下で行われる出産は、当然ながらひどく長引く。 必死にいきもうとしても、十数秒ごとにすっきりさせられ、 体がびくびくと痙攣している状態では、胎児の進みも遅々たるものだ。 「うばぜでえええ!!おでがいいいいいいい!! ゆっぐりあがぢゃんうばぜでえええずっぎりいいーーーーっ」 「ゆほほほおおおおお!!じゅっざんずっぎりざいごおおおーーーっっ」 「あがぢゃんうんでるみゃみゃだまらないわあああああ!! がまんでぎないわあああああずっぎりいいいーーーっ!!」 たっぷり一時間かけて、ようやく一匹の赤ありすが、 順番待ちの孫ありす共の群の只中に産み落とされた。 無垢な笑顔を周囲のありす共に振り撒きながら、 赤ありすは生涯最初の挨拶を試みる。 「ゆっくちちちぇいっびいぃぃ!!?」 「ずっぎりじでいっでねえええええ!!!」 「あがぢゃんがわいいよあがぢゃんんん!! おねえざんがでどりあじどりごじどりおじえであげるわああああ!!」 「ゆぐびぃいいいい!?」 最初の挨拶を完遂することも叶わず、 赤ありすは孫ありすの群れに押しつぶされ犯される。 夏みかん程度の体が何匹もの孫ありすに蹂躙され、 たちまちのうちに黒ずんだ死体となった。 「あでぃずのあがぢゃあああああああずっぎりいいいいーーーっ!!」 れいむ種ほどではなくとも、少しは母性はあるようだ。 想像を絶する苦痛の末に産んだ子を殺され、子ありすが絶叫する。 その産道が、今また開いた。 「ゆばぁああああああもういやだああああああああああ!!」 子ありすの腹で生まれる時を待つ赤ありすは、まだまだいる。 そして無限に供給され続けるのだ。 たとえレイパーではあっても、自分がレイプされるのは耐えられないようだった。 この体験で、自分が犯してきたゆっくり共に対し、 このありす共は、多少なりとも罪悪感を抱くのだろうか。 なんにせよ今のありす共に許されるのは、苦痛のみだ。 俺はその部屋をあとにした。 次に来るのは何週間先かわからないが、子ありす共は元気でいてくれるだろう。 続く? 選択肢 投票 しあわせー! 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※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。二十回はいかないと思う。 ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』11 子ありす共をあの部屋に設置した直後、 親ありすのほうは、また別の部屋に移した。 ここは、部屋の一角に機材が集中しており、広い空間がとられていた。 親ありすを箱から取り出すと、部屋の隅につけられたテーブルの上に置く。 「ばやぐずっぎりざぜなざいいいいいいい!!」 ぺにぺにを振り回して暴れはじめるありすを押さえつける。 これだけの大きさだと、両腕でかなり力を入れなければいけない。 急いで、テーブルに備え付けられた革のベルトでありすを縛る。 テーブル備え付けのベルトをありすの頭上に差しわたし、それを二本交差させる。 クロス型のベルトに縛られたありすは、正面を向いたまま固定されることになった。 身動きがとれないありすだったが、屹立するぺにぺにだけはなお暴れまわっていた。 50cm大のありすともなると、ぺにぺにもなかなか迫力がある。 長さは13センチ、太さは4センチ程度か。 人間とそう変わらない。 「ごんなのどがいばじゃないわあああああああ!! ばやぐばりざをづれでごいいいいいいいいずっぎりざぜろおおおおおおおお!!!」 喚き立てるありすのぺにぺにを握る。 「ゆほっ」 あひる口をすぼめ、だらしなく息を吐くありす。 俺は大きく鋭いナイフを持ち出し、ありすの前で振ってみせた。 「ゆっ?」 「これからお前のぺにぺにを切除する」 「せつ?」 「切り離すってことだ」 そう言い、俺はナイフをぺにぺにに向けた。 「ゆぁああああああああーーーーーーーーーーっ!!!? きらないで!!きらないで!!ぺにぺにきらないでえええ!!!」 とたんに喚き始めた。 ぺにぺにの先をつまみ、ナイフをゆっくりと近づけてみせると、 ありすはいよいよ恐慌をきたして声を張り上げる。 「いやっ、やめて、やめて、やめやめやごんなのどがいばじゃないいいい!!!」 「やめてほしいか」 俺の質問に、ありすが顔を上げる。 「そ、そうよ、やめなさい!いまならとかいはなありすはゆるしてあげるわ!」 「別に許してくれなくていいよ」 ナイフをぺにぺにの根元にあてがうと、ありすが唾を飛ばし始めた。 「だめ、やめて、だめだめだめだめゆるし、ゆる、ゆるしてください!!」 「どうしようかな」 ぺにぺにの根元をナイフでリズミカルに軽く叩く。 恐怖でぺにぺにが萎えてしまわぬよう、 つまんだ指先で適度にぺにぺにの先をこすって刺激し続ける。 「ゆゆ、ゆ、あふ、ゆっゆっゆっん」 よがりだした。 「よし、切ろう」 「だべえええええええええ!!」 「いや、決めた。切る。今切る」 ありすが歌いはじめた。 「やめでやめでやめでやめやめぺにぺにありすのぺにぺにどがいばなありすのぺにぺにきらないでおねがいじますおでがいじばすず っぎりずっぎりじだいずっぎりざぜでにどどずっぎりでぎなぐなるいやいやいやぺにぺにぺにぺにおにいざんゆるじでずっぎりずっ ぎりまむまむじだいまむまむまむあがぢゃんづぐれなあがぢゃあがぢゃいやいやいやいやどがいばどがいばおにいざぺにぺに」 体中からどろどろした液をにじませながら口角泡を飛ばしてさえずり続けるありすに、 俺は提案をした。 「代わりになにか差し出すか?」 「ゆっ!?」 「ぺにぺにの代わりになるものをなにか差し出すなら、 ぺにぺには切らないでおいてやる」 「ゆゆ!!」 俄然目の輝きを取り戻し、ありすは笑みをこぼした。 「そうよね!ありすのとかいはなぺにぺには、きるにはおしいですものね! いなかものでもそれぐらいはわかるのね、ほめてあげてもいいわよ!!」 「切ろう」 「やべでえええええええわがりまじだああああああ!!」 ぺにぺにに当たる寸前で止まるように、 勢いよくナイフを振り下ろしてみせると、ぺにぺにの先からしーしーが噴き出した。 失禁である。 「都会派か」 あまりに無様な姿を見られ、ありすは赤面して唸る。 「ゆぐぐぐぐぐぐぐぐぐ」 「なにを差し出す?」 俯いたまま少し考えていたが、すぐにありすは顔をあげた。 勝ち誇ったように顎をそらしている。 「ゆ、ありすのとってもとかいはなたからものをあげるわ! きれいなきれいながらすのおさらよ!! いなかものにはもったいないしなよ!」 「いらない」 再びぺにぺにに刃を当てると、ありすが早口になった。 「まってまって!!まだあるの!まだあるわああ!! はんけち、とかいであつめたぶらんどもののはんけち!! ありすのこれくしょんをみせてあげるわ!!」 寝床にためこんでいた汚い布きれや紙クズの山のことだろうか。 「見たくない」 「あげるあげるあげるわああ!!みんなあなたのものよ!? ゆめのようなはなしじゃないかじらああああきらないでえええ!!」 ナイフの刃が、わずかにぺにぺにに傷をつけた。 1ミリにも満たない切れ込みだが、ありすの顔色がみるみる青ざめていく。 「いらない」 「すいーつ!!ひぞうのすいーつがあるの!! いちりゅうぱてぃしえのげいじゅつひんんんんやめでええええ」 押しつけるというより乗せている状態で、 ぺにぺにの上でナイフを前後させる。 まだ痛みというほどのものではないだろうが、 ありすの恐慌たるやただごとではなかった。 数分の間、ありすはガラクタを並べ立て続けた。 ガラクタの名前がひとつあがるたびに、切れ込みは薄紙一枚分ずつ深くなっていく。 ナイフの刃が、わずかなカスタードの滲みで黄色い色を帯び始めた。 今では確かな痛みがありすのぺにぺにを襲っているだろう。 「もうありまぜえええええん!!がんべんじでぐだざあああいい!!」 「よし、切るぞ」 「まって!!まって!!ありまじだ!!まだありまじだ!!」 ありすが言い、俺は続きを待ったが、 涙でぐしょぐしょになった瞳をこちらに向けて震えているばかりだった。 ただの時間稼ぎだろう。 俺がナイフに力を込めると、ありすが吼えた。 「おぢびちゃあああんおぢびちゃんあげまずうううう!!!」 「お前の子供を?」 初めて「いらない」以外の反応を受け、ありすがひきつった笑みを浮かべた。 「あ、あげるわ!ありすのおちびちゃん!! とってもとかいはな、ゆっくりしたこどもたちよ!! よくしってるでしょう? おちびちゃんあげるから!! おちびちゃんのならぺにぺにでもなんでもいくらでもきっていいわ!!」 子供よりも自分のぺにぺにを取るのか。 どこまで言うのか興味がわき、俺は水をむけてみた。 「いらないね。お前が苦しまなきゃ意味がない」 「ありずはなにもじでないいいいいいい!!!」 「切れば思い出すさ」 ナイフを垂直にして、ぺにぺに目がけて振り下ろす。 ナイフはぺにぺにのすぐ脇のテーブル板に突き立った。 見え見えの脅しだが、ゆっくり相手には十分な効果があるらしく、 再びしーしーが床を濡らす。 「がぢゅーじゃああああああーーーーーっっっ!!!!!」 どうやら子供より大事らしい品物の名を、ありすは悲鳴にして吐き出した。 「もういいわよおおお!! わがっでだわよぞんだごどぐらいいいいいい!! ざいじょがらがぢゅーじゃがぼじがっだんでじょおおおお!!? ぼじがっだんでじょ!!うらやまじがっだんでじょ!! あんだがずっどずっどありずのがぢゅーじゃをものぼじげにみでだごどぐらい、 ありずにはぢゃんどわがっでだわよおおおお!! ざっざどもっでいぎなざいよぐぞいながものおおおおおおお!!!!」 「いらない」 最後の最後、血を吐くような思いで差し出した品を ガラクタと同じように切って捨てられたありすは、 何を言われたのかもわからないという風できょとんと俺を見つめた。 しかし待ってはやらない。 俺はペースを落とさずに続けた。 「別にお前のものが欲しいわけじゃない。 お前が苦しめば終わるんだ。さあ、ぺにぺにだ」 「まっでまっでまっでえええええ!! ぐるじめばいいんでしょ!!ありずがぐるじめばああ!! べにべにじゃなぐでもいいでじょおおおおおお!!?」 「どういう意味だ?」 「なぐりなざいよ!!げりなざいよ!! おもうぞんぶんいだめづげればいいでじょおお!!」 ようやく本題に入ることができた。 どんな苦痛を選ぶか、最初からそれを聞きたかったのだ。 「そんな程度じゃ罰にならないな。やっぱりぺにぺにだ」 「き、ぎぎぎぎぎりなざい!づぎなざいいい!!」 「切るのも突くのもだめだ。すぐに治ってしまう。ぺにぺにだ」 「やめでえええええ!!がみ!がみ!!ありずのがみ!! ずごじだげならぎっでもいいわああ!!」 「ぺにぺにだ」 「ぜんぶぎっでええええええ!!!」 「ぺにぺにだ」 ゆひゅう、ゆひゅう、と荒い息を吐きながら、 ありすはまん丸に見開いた目をこちらに向けて泣きむせぶ。 ここからが見ものだ。 「ありずのめをつぶじでええええ!!」 「ありずのみみをつぶじでええええ!!」 「ありずのあじをやいでえええええ!!」 「ありずのじだをびっごぬいでえええええ!!」 「ありずのばをぬいでえええええ!!」 「うんうんでもなんでもたべばずうううう!!べにべにだげはああああ!!」 その他、ありすはさまざまな責め苦を並べ立てた。 ゆっくりがやられて嫌な事を自ら懇切丁寧に教えてくれるのは楽だが、 所詮ゆっくりの想像力では特別目新しい責め方も出てこなかったようだ。 「お前が言ったのを全部やってもいいのか?」 「ゆ、ひ、ひとつだけ………」 「ぺにぺにだ」 「いいでずうう!!ぜんぶやっでいいでずうううう!!」 ありす種の性欲の強さというのは調べてあったが、 まさかここまでとは思わなかった。 あれだけ大切に躾けていた子供をすべて差し出し、 二度と群れに戻れなくなってもカチューシャを差し出し、 なにも見えず聞こえず、喋れも動けもしない状態になってでも、 ぺにぺにだけは守りたいらしい。 ぺにぺにだけがついた禿げ饅頭というのもなかなか面白いが、 そうなれば痛めつける方策も狭まるので今は見送ることにする。 「よし、わかった」 俺はぺにぺにを離した。 「ゆ、ほ、ほんとう……?」 「ああ。ぺにぺにを切り落とすのは許してやる」 「ゆぅ………」 ありすは吐息をついて安堵したようだが、 自分がこれからされる事を思うと喜ぶ気にもなれないようだ。 よく見ると小刻みに震えている。 「そう震えるな。お前が言ったこともやらない」 「ゆっ!?ほんと!?」 「本当だ。お前の覚悟はよくわかった」 ありすの表情がぱあっと明るくなる。 明るさを通り越して白痴じみた笑みを漏らしながら、 顎を突き出してふんぞり返った。 顎の真ん中ではぺにぺにが再び猛々しく怒張している。 「とんだえすえむぷれいだったわ!! ことばぜめとしてはらくだいね! とかいはなありすはこのていどじゃかんじないわよ!! いなかもののおにっ」 そこまで言ったところで、 ありすは俺の手に握られているものを見て口をつぐんだ。 俺が握っているのは糸鋸の刃。 細かいぎざぎざの刃がついた、横幅5ミリ程度の細長い鋸だ。 「お、おにいさん……?」 「何だ?」 「ぺ、ぺにぺにはきりおとさないのよね……?」 「ああ。大丈夫だ、切り落とさない」 直径4cm程度のぺにぺにを再び乱暴に掴む。 「ゆふんっ!」 先端のしーしー道を親指でさぐり当てると、 糸鋸をそこに突き入れた。 「ぴっ」 一瞬息を吸い込み、ありすは絶叫した。 「ゆぎゃあああああああーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」 目を見開いて鉄の刃を付き立てられたぺにぺにを凝視しながら、 ありすは叫び、体を激しく揺さぶるが、体は固定されていて逃げようもない。 「おに、おに、おにざああああああなにじでるのおおおおおお!!!」 「見てのとおりだ」 奥のほうまで突き入れた糸鋸を軽く引く。 「がぎあああああああああだいいいいいいい!!!」 軽い手応えがあり、 しーしー道の先から数滴のカスタードが漏れ出した。 びくびくと跳ね上がるぺにぺにを押さえつけ、 小刻みに入れたり出したりを繰り返す。 「ゆぎいいいいいいいいい!!! おに、おにいいいいいいざああああああべにべにいいいはああああ!? べにべにはなにもじないっでいっだじゃないいいいいいい!!!!」 「何もしないとは言ってない。切り落とさないと約束しただけだ」 最初から切り落とす気などない。 俺にとってもこれは大事なぺにぺにだ。 ありす種にとって何よりも大事なこれを、徹底的に痛めつける。 それがこのありすに対して、俺の決めた方針だった。 どれだけ泣き喚こうと、懇願されようと、 絶対に切り落としてなどやるものか。 「ぎいいいいいいいーーーーーーっいいいいいいいーーーーーー」 しーしー道を糸鋸で抉られながら、ありすは口から泡を吹いて痙攣しつづけている。 「ゆぎゅうううううううああああああああああだいだいだいだいだいだいぐゆうううううぐぐぐぐぐぐううううううーーーーっ」 内部でこじり、ぺにぺにの内壁を満遍なく削っていく。 「やべでえええええええあああああゆがああああああああーっおでがいいいいいおでがいいいいいいいいいいい」 しーしー道から糸鋸を出し入れするたびにぼたぼたとカスタードが漏れ出す。 勃起したぺにぺにの内部がけずれて出てきたカスタードは凝固しており、床に落ちてはぼろぼろと崩れる。 「ゆうごごごごごごごんなのどがいばじゃなびいいいいいいいいいい」 上下左右の内壁を全体的に削り、傷だらけにしたところで糸鋸を慎重に引き抜く。 ぺにぺにが崩れないように力加減を考えなければならない。 「ゆあっあっあっあっ、あでぃ、あでぃずの……ど、どがいばなべにべにがぁぁ………」 ぼろぼろと涙を流しながら、先端からカスタードを漏らすぺにぺにを見下ろすありす。 俺は太めの縫い針を取り出し、炙りながらゆっくり曲げていった。 縫い針は熱を受けてやわらかくなり、力を加えられて山なりに曲がっていく。 曲りきった縫い針を水につけ、冷やして元通りに固めると、 再びありすのぺにぺにを掴んだ。 「ゆんやぁあああああ!!!ぼう、ぼうやべでえええええーーーーーっ」 「大丈夫だ。切り落とさない」 しーしー道を避け、そのすぐ下から、 縫い針をぺにぺににつき通す。 「あぎゅぶうううううううううう」 先端から通された縫い針が骨組の働きをして、ぺにぺには常時勃起した状態になる。 人間でも、ペニスにプラスチックの棒を通して常に勃起させている酔狂な者がいるらしい。 そして、本来なら怒張して天をつくぺにぺには、 山なりに曲がった縫い針のせいで、真ん中からへし曲げられて先端が床を向いていた。 傷ついたぺにぺにを不自然な角度で固定されたありすが涙を流して呻く。 「いだいいだいいだいいだいいいいいべにべにいだいいいいいもどじでえええーーっもどじでええええええ」 早くも音をあげているが、まだまだこれからだ。 「痛いよな。元通りまっすぐにしてやろう」 「ばやぐううーーっばやぐじだざいよおおおぉぉぉいながもどおおおおおおーーー!!」 俺はガーゼでぺにぺにを包み込み、細いテープで厳重にガーゼを留めた。 そして、ぺにぺにを再びまっすぐに戻してやる作業を始める。 ガァン 「ゆっづぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」 あまりの激痛に、ありすの身体が縦にぴんと硬直した。 「ゆほっ、ほっ、ゆぐぅっほっううううううぇほっ」 激しくせきこんでいるのは苦痛のためだろう。 睾丸を打った人間もよくせき込む。 ガァン 「ゅあぢゅっおおおおおおおおーーーーーーーーーっ」 絶叫するありすのぺにぺにを、俺はハンマーで叩き続けた。 下に曲がっていたぺにぺには、すぐに右側に曲がって向きを変える。 簡単にはまっすぐにならず、 ハンマーを打ち下ろすたびに、右側、上側、左側、せわしなく向きを変えるぺにぺに。 「おぢゅっ!!ゆびゃっ!!がぁっ!!ぎぃっ!!やびぇっ!!どおぉぉ!!いぎぃいいーっ」 さんざんに打ちすえたあと、 ぺにぺにはようやくどうにかこうにか真っ直ぐになった。 ありすは白目をむき、涎をたらして痙攣している。 「ゆ゛ぐっ、ゆ゛っゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ」 「治ったところで、続けようか」 俺の言葉に、ありすはびくんと跳ねた。 「やっ!やっ、ゆっ、やびぇ、あでぃ、あでぃずばっもっ」 激痛のために呂律が回っていないようだ。 ゆっくりに金的はないが、やはり性器は急所らしく、 ぺにぺにへの苦痛は金的と同じレベルらしい。 さて、そこでガーゼをさらに二重に巻き、テープで厳重にきつく止める。 三重に巻かれたガーゼの一部を切り開き、ぺにぺにの先端を露出させた。 次に使うものは、色とりどりの小さな丸い物体。 豆粒よりも小さな、麦チョコ大のそれをありすの前に並べる。 十個もあればいいだろう。 その粒を、一個ずつしーしー道に詰め込む。 一個詰め込むたびに、細い棒で奥のほうへと適度に押し込み、 ぺにぺに内部にまんべんなく粒を配置した。 「ゆぎぎぎぎぎゆぎいいいゆぎいいいいーーーーっ」 このぐらいだろうか。 俺は念のためにガーゼの先端をテープで再びふさぐと、 ガーゼに包まれたぺにぺにをまたハンマーで殴りつけた。 ボボボボボボン、とぺにぺにが跳ねた。 「ゆぉごっ!!!?」 ありすが飛び上がった。 縄で固定していながら飛びあがれるとは驚きだ。 「あぢゅっあぢゅうううーーーーーーーーーおおおおおおおおおおーーーーーーーーーっ」 大口を開けて涎をまき散らしながら、ばたんばたん暴れはじめた。 ぺにぺにの中に押し込んだカンシャク玉は、 ハンマーの一撃で見事にはじけ、すべて誘爆してくれたようだ。 ぶるぶると痙攣するありすの表情と絶叫がそのダメージを雄弁に物語ってくれている。 ガーゼで包んであったため四散することはなかったが、 ぺにぺにはぐずぐずに破壊されているだろう。 今すぐにガーゼを取りのければ、すぐに崩れてしまう。 そこで俺は、用意してあった溶液を取り出した。 たっぷりの小麦粉を濃縮オレンジジュースに溶かしこんだものだ。 これならカスタードも皮もすぐに再生する。 ガーゼに包んだまま、ぺにぺにを溶液に浸しておくと、 俺は一旦部屋を後にした。 すでに他のありすで実験済みのこの溶液、効果は覿面だった。 三時間後に戻ってきてありすのガーゼを取り除いてやると、 ぺにぺにはきちんと固まっており、崩れ出すようなことはなかった。 それどころか一回りも大きく、固くなっているようだ。 しかし、その姿はひどいものだった。 ぺにぺにの表面はかさかさにひび割れ、大きな傷跡がいくつも残っている。 おおむねまっすぐだったが、それでも不自然にぐねぐねと曲がっていた。 折れ曲った縫い針が固定しているのだろう。 「あゆっ、ゆっ、ゆっぐ……おにい、おにいざん……あでぃずのべにべにいだいのよおおぉ…… なんどが、じなざいよおぉぉ……ひっぐ、うぐっ……」 泣きはらした目を震わせ、ありすが要求してくる。 「わかった」 ありすのぺにぺにの下に、丁寧にガーゼを敷く。 でこぼこにひび割れたぺにぺにがごとりとガーゼの上に横たわる。 粘土細工のようだが、たしかに機能しているはずだ。 ぺにぺににそっと触れただけで、ありすの体がびくんと震えた。 「とりあえず、針を取り除いてやろう」 「ばやぐじなざいいぃ!!」 暴れるありす。よほど痛いらしい。 カッターを取り出し、ぺにぺにに沿って刃を縦に当てる。 「ゆぅぎゃああああああーーーーーっ!?」 ぺにぺにはたやすく両断され、二つに分かれた。 中のカスタードが露出するが、勃起を維持しているために固まっていて漏れ出すようなことはない。 しーしー道を綺麗に両断できたようで、 カスタードの塊の断面を細い溝が一本通っていた。 「あぎゅごおおおおおおーーーーーーーっ、べにっ、べにべにっ、べにべにべにべにべにべにいいいいーーーーーーっ!!!!」 ありすは泡を吹きながらがたがた痙攣していた。 分かれたぺにぺにの二つの先端をそれぞれ指でつまみ、目一杯広げてやる。 ぐにゃぐにゃに折れ曲った縫い針がぽろりと落ちたので、脇にのける。 「ゅびぃいいいいいーーーーーーっ」 がたがたばたばた暴れまわるありすをいったん放っておき、道具を持ち出す。 次の道具は、このために作っておいたピアスだ。 ぺにぺにの外側から、ピアスの金具の先端を付き通す。 先端はちょうど断面の溝、しーしー道にあたる部分から出るようにする。 「あびゅっ、だいぃぃーーーーーっべにべにいいいいぼうべにべにいじべだいでえええええーーーーーーーーっ」 金具の先端はボルト式になっており、そこに片割れとなる金具をねじ合わせることでピアスは固定される。 こちらの金具は、しーしー道に合わせてごく小さい球体だった。 ただし、球体の表面には細かく鋭い針がびっしりと並んで飛び出している。 針鼠のような球体をねじ合わせると、しーしー道の中に固定された。 十数個揃えてあったこのピアスを、すべてしーしー道に満遍なく固定する。 「あぉおおおーーーっ、ゆうぐうううああああああゆがぁぁぁおおおおおおおぎゅうあああああーーーーーーーっ」 そうした上で、両断されたぺにぺにを再びくっつけ合わせてやる。 ぺにぺにをまとめて手のひらに収めると、俺は力を込めて握り込んだ。 「あゅおおおおおおおおごおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーー!!!」 全身を弓なりにびんと反らせ、ありすは激痛に痙攣している。 しーしー道にぎっしり詰め込まれた針玉がぺにぺに内部を蹂躙していた。 握りこんだ手のひらをぐりぐり揉んでやるたびに、ありすの絶叫が爆発する。 握り合わせてから再びガーゼで包み、例の溶液に浸した。 「ゆぁっ!ひっ!づっ!ゆぎゅっあっあっゆっゆっゆっ」 三時間後、ぺにぺには再び回復していた。 ぺにぺにはますます大きく太くいびつになり、周囲にはピアスの金具がいくつも飛び出している。 今、ぺにぺには直径6cm、長さ20cm以上にまでなっていた。 少々大き過ぎるので、少し戻そう。 俺は次の道具を持ち出し、痙攣するありすの前にどんと置いた。 それは大型の、手回し式の鉛筆削りだった。 かなり太い棒を入れられるようになっており、もはや鉛筆を削るためのものではない。 「ぺにぺにを手入れしてやろう」 「やびぇ……もう……ゆぐじ………で」 ぶつぶつ何か言っているありす。 俺は構わずにぺにぺにを手にとると、鉛筆削りの中に突っ込んだ。 ゆっくりとハンドルを回す。 「ゅあっぎょおおおおおお!!!!?」 器具内部の金具に挟まれ、ぺにぺにが少しずつ少しずつ削られていく。 ローラー式の金具がぺにぺにを四方から挟み込み、ローラー表面の刃がぺにぺに表面を圧迫しながらねじ切っていった。 かちかちという手ごたえがある。 ピアスの金具にひっかかっているようだが、おおむね問題なくローラーは回り、 ローラーを押し付けられたぺにぺに内部の針玉は暴れまわってしーしー道を傷つけた。 まき散らされるあらんかぎりの悲鳴と涎とあらゆる体液。 ひび割れたぺにぺにのあちこちの傷口からしーしーが漏れ出している。 「おぎょぎょぎょぎょぎょぎょぎょおごごごごおおおおおおおいだいいいだいいいいいいだだだだだだあががああああああがあああ ああああがああああああゆづううううぢいいいいいいーーーっおがあさーーーーーっおがあさーーーーーーーーーーっいぢゃあああ もごっもおおおおおおおいやぢゃあああああああいだいいいいいいおおおおおおおやべでええええやべえええでえええええーーーー おおおいおおおおおーーーっべにいいいべにべにべにいいいいいいどがいいいいいばじゃだいいいいいいいどがあああーーーーーっ」 ありすの表情は見ものだった。 限界を超えて開かれた大口の中で赤い舌がへろへろとせわしなく踊っていて、まるで火をともしたキャンドルのようだった。 十分ほどで、ぺにぺにはもともとの大きさよりも少し小ぶりになった。 削られた先端は皮を失い、内部のカスタードをむき出しにして鉛筆と同じようにとがっている。 ぺにぺにの半ばほどまでが皮を削り取られて黄色いカスタードの塊になっていた。 削られて支えを失ったたことで先端近くのピアスがいくつか外れてしまったようだ。 勃起していて硬化しているおかげで、半固形化したカスタードはむき出しになってもすぐに漏れ出るようなことはない。 とはいえこのままではもろすぎるので、再び皮につつむ必要がある。 俺は再びぺにぺにをガーゼに包み、小麦粉を多めに溶かした例の溶液で処置を施した。 「じゃあ、約束通りそろそろすっきりさせてやろう」 「ぁゆっ」 ぐったり弛緩していたありすは、すっかり忘れていたらしいその単語を聞いて薄目を開けた。 すっきり。 「ゆっ、すっきりぃ……」 そして視線を下に落とす。 そこには変わり果てた自らのぺにぺにがあった。 ぐずぐずになったぺにぺには、半ばから先端部分にかけて不自然に尖り、 皺だらけの薄い皮が先端を覆っている。 先端には漏れ出したカスタードがこびりついてダマになり、 微妙に折れ曲がってひび割れたぺにぺにの周囲には金具が飛び出し、 しーしー道は耐えることのない激痛に苛まれている。 「……でぎだい……」 「なんだって?」 「ずっぎりでぎだいいいいいいいい!!!!」 声をはりあげてありすは俺を罵倒した。 「ごんだべにべにでずっぎりでぎるわげだいでじょおおおおお……… ゆぐっ……ゆぐぅ………ごんだ……あでぃずのどがいばなべにべにがああああぁぁ………」 「そんなことはないぞ。試してみればいい」 俺はありすの革ベルトを締め直し、角度を調整してぺにぺにをさらに上向きにさせた。 ありすの前にはテーブルもなにも置いておらず、空間を広くとってある。 使用人がそこに、さしわたし2メートルほどのブルーシートを敷いた。 「まず、軽く確認しよう」 二本のコードを取り出す。 一方のコードの先端は金属製の鉤爪になっており、 それをありすのあにゃるの中に突っ込んだ。 返しのついた鍵爪を、ぺにぺにのある側の内壁に食い込ませて固定する。 「あぎゅうううっ!!」 もう一方のコードの先端は金属製のはさみ型になっている。 ありすのぺにぺにの先端の下部に、はさみを食いこませてテープで固定。 「ゆぐぅうっ、な、なんなのこれぇぇ!? なんだかとかいはじゃないわああぁぁ!!」 「すっきりできるものだよ」 俺は機械のスイッチを押した。 「ゆぐっ」 ありすが震え、そしてすぐに叫んだ。 「んおおおおすっきりいいぎゃあああああああああーーーーーーーーっ!!!」 たちまちのうちに、ぺにぺにはぶんぶん震えながら精子カスタードを吐き出した。 半透明の精子カスタードには、固形化したカスタードのダマがかなり混じっている。 血が混じっているというわけだろう。 「ゆぎゃあああああずっぎり!あぎゅっいっずっぎりいいぃぃぃ!!!!」 ぺにぺには連続で二、三回ほどカスタードを吐き出した。 本来、ゆっくりのすっきりはそこまで連射することはできないのが普通だ。 俺はスイッチを切り、ありすに聞いた。 「念願のすっきりはどうだ?」 「いぢゃいいぃぃぃ!!べにべにのながいだああああいいいいい」 歯を食いしばり、ありすは苦痛に耐えている。 糸鋸で削り、針玉でこじられたしーしー道には、 もはや射精の感触さえ激痛のようだ。 「じゃあ、存分にすっきりしていってくれ」 「あゅっ!?やびぇすっきりいぃぃぃぃーーーーーーーーっ」 俺がスイッチを入れると、再び装置が動きはじめた。 装置から流される微弱の電流が、ありすのあにゃるとぺにぺにに固定された電極からありすの対内に流される。 射精を司る器官すべてに刺激を加えられ、本人の意思や快感とは無関係にありすのぺにぺには射精し続ける。 「やびぇすっきりいいーーーーっ、ゆぎゅっ、ゆっくすっきりいいーーーーーーっゆっくりできなっすっきりいいいーーーーっ」 必死に俺に向かって何かを訴えようとしているが、強制的にすっきりさせられるたびに全身が痙攣して台詞が中断する。 「おねがすっきりいいーーーーーっ、どがいっずっぎりいいいいーーーーーどがいばじゃなあああすっきりいいいいーーー!!!」 壁のタンクから延びる管を取り、尖った先端をありすの側面から突き立てる。 ありすの体内深くまで管を突き入れるが、当のありすはすっきりの苦痛に身をよじっていてこちらには反応がない。 タンクの中身は例によってオレンジジュースだった。 特別強力な栄養剤、というか活力剤を配合しており、相当な勢いでカスタードは回復するはずだ。 「すっきりいいーーーーーーっいだあああいいいいすっきりいいいーーーーーーっおねがっとめでえええすっきりいいぃーーー」 すっきりするたびに相当な量の精子カスタードがブルーシートに飛び散った。 飛距離はゆうに1メートルを超している。 三秒に一回のペースですっきりさせられながら、ありすは言葉を紡ぐ。 「ゆるじでえええええすっきりいいいーーーっどめでどめでどめすっきりいいいーーーーもおいやだああああああすっきりいい」 俺は電流を強めた。 「ごぼずっぎりいいいい!!!」 ありすがカスタードを吐き出した。 ぺにぺにの方はさらにすさまじく痙攣し、二秒に一回のペースですっきりを始める。 「ずっぎりいいいいいい!!ずっぎりいいいいいい!!ずっぎりいいいいいい!!ずっぎりいいいいいい!!」 この処置を施してからもう十分が経つ。 何百回すっきりしただろうか。 二秒に一回射精しつづける苦痛、男としては想像したくもない。 ブルーシートの上にはすでに大量のカスタードが水たまりを作っていた。 何リットルになるのか、明らかにありすの体積を超えているだろう。 体内のすべてを精子カスタードにして吐き出し、それでもなおオレンジジュースがカスタードを供給しつづける。 ありすはすっきりする機械となっていた。 カスタードを断続的に吐き出し、ぺにぺにを苛む苦痛に涙をぼろぼろと垂れ流すありす。 もはや言葉を発することもままならず、ありすは歯を食いしばりながら俺に血走った視線を向ける。 その視線が表しているのは懇願だ。 俺はその懇願に応え、電流をさらに強めた。 「ずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎり」 白目をむき大口を開け舌を垂らし、だらしなく涎を垂れ流しながらありすは一秒間に二回のすっきりを繰り返す。 ゆっくりという生物は、すっきり=射精に伴い、「すっきりー」と発声する習性がある。 意に沿わぬ強姦によるすっきりだろうと、その本能には抗えない。 ありすの口はもはやすっきり以外の単語を発する暇はまったくなく、完全に言語を発することはできなくなった。 絶え間なく襲い来るオーガズムによる刺激、いや激痛が餡子脳の髄をひっきりなしに貫き、 まともな思考はもはやできないようで、虚空に目をぐるぐると泳がせながらすっきりと言い続けるばかりだ。 ブルーシートの上にはたちまちのうちにカスタードの湖ができていく。 すでに成体ありす何十匹分のカスタードが吐き出されていた。 ブルーシートを取り換えるのもこれからは一苦労だ。 一秒間に二回、一分間に百二十回、一時間に七千二百回、そして一日におよそ十七万二千八百回。 それがありすに与えられたすっきりのノルマだった。 異形のぺにぺにを跳ね回らせ、ありすはこれからの日々、そのノルマを消化していくことになる。 俺はそこで部屋をあとにした。 以上が、ありす種に対する現在の処置だ。 「ずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎり ずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりず っぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっ ぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎりずっぎり」 歯の神経を剥き出しにさせられ、汚物や劇物を食わせ続けられるまりさ種。 子を産んでは自らの手で殺し続け、夜ごとに我が子の呪いに震えるれいむ種。 そして毎日一秒の休みもなくすっきりさせられ続けるありす種。 計画の下地はとりあえずは整った。 ひとまずこの状態を保ち、日々不眠不休で苦痛を与え続ける。 あとは、待つだけだ。 目下のところ、俺は人を待っていた。 ゆっくり共に苦痛を与え続ける日々が二か月を数えたころ、 俺はようやく、その人物をこの建物に迎え入れることができた。 続く
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※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。(十回超の予定) ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※最初の数回は読者様のストレスをマッハにすることに腐心しています。虐待パートは5からの予定。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』3 「ゆっ!まりさ、ゆっくりおかえりなさぞいづはいっだいなんなのおおおおおおお!!!?」 この世の終わりのような絶叫が室内に轟く。実にやかましい。 まりさと連れだって家の中に入ってきたありすを見て、れいむは激怒した。 ありすの頭には茎が生えており、生っている赤ゆっくりはまりさとありすのものだ。 状況は一目瞭然だった。 「ばりざあああああ!!!なにがんがえでるのおおおおおお!!? ばりざにはでいぶがいるでじょおおおおおおおおお!!! ぞんなぐぞあでぃずはゆっぐりでぎないがらででいげえええええ!!!」 目をまん丸に見開いて唾をあちこちに飛ばし、ヒステリックにきんきん喚く。 「ゆっ!」 まりさは伴侶の顔を見ようともせず、俺たちに向かって顎でしゃくっただけだった。 「なんとかしろ」とのお達しらしい。 「あの、まりさちゃん、その子はなあに?」 留守番をしていた由美が戸惑いながらまりさに聞く。 「まりささまのすっきりようゆっくりなんだぜ!!」 妻の前で堂々と、妾を自宅に囲う宣言をするまりさ。 ちょっとは悪びれてほしい。 「ばりざあああーーーーっ!!」 「ええと、あの、おちついて話し合いましょ?」 無駄とは知りつつ、なんとかたしなめようと試みるも、 れいむは壊れたラジオのようにわめき続ける。 「ばりざばりざばりざばりざああああーーーーーーっ!! でいぶとのあいはどうじだのおおおおおーーーーっ!?あれはうぞだっだのおおおおおおお!!?」 当のありすはわめくれいむを薄笑いを浮かべながら眺めていたが、 やがてまりさの側に近付いて色目を使いはじめた。 「ゆふんっ、とってもとかいはなゆっくりぷれいすねぇ? ありすがすんであげてもいいのよ?」 「ゆっ!あたりまえなんだぜ!!おまえはここでまりささまをすっきりさせるんだぜ!!」 「うふふ、まりさったらつんでれさんねえ……」 そう言うと、ありすはまたもまりさのぺにぺにに舌を這わせ、 あろうことか相手の妻の前で堂々と寝取る様を見せつけはじめた。 「ゆほっ」とか言いながらぺにぺにを屹立させよがり始めるまりさ。 「ぐぞありずううううううなにじでるうううううーーーーーーーーーっ!!! でいぶのまりざがらばなれろおおおおおおおおおーーーーーーーーっ」 ここを先途と喉を震わせ、青筋立てて絶叫するれいむ。 血管はないはずなのになんで青筋が浮き上がるんだろうか? 「うるさいんだぜ!!」 まりさは一喝をくれただけで、あとはありすの舌技に身を委ねていた。 「ゆがあああああああ!!あがあああああああああーーーっ!!!」 ありすの意図は明確だった。 飼い主に捨てられ、野良になる覚悟もなく途方にくれていたところに、 人間を奴隷として従えている強いまりさが現れた。 このまりさを自分の体で籠絡し取り入れば、ゆっくりぷれいすが手に入る。 それも人間に飼われるのではなく、自らが人間を従えるゆっくりぷれいすだ。 茎を生やして子を宿し、今れいむを挑発して醜く激昂させているのも、自分が正妻におさまる為の術策だろう。 俺たちはうろたえていた。うかつだった、まさかこんな事になるとは。 俺たちが試みていたのはこの二匹をゆっくりさせることだ。 この状態では、まりさはいいがれいむは全くゆっくりできていない。 二匹が仲睦まじい関係を保っていることが前提条件の計画だったということに今更ながら気づいた。 気づいてみれば、ゲスの夫婦はそれだけでトラブルの種を大量に抱えた爆弾のようなものだったのだ。 「あの、ねえ、まりさちゃん……」 「ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!」 「その、とってもゆっくりしたゆっくりは、奥さんもゆっくりさせるものよ?」 「くそどれいは、だまっ、ゆほ、てるん、んっほ、だぜすっきりいいいいーーーーっ!!」 まりさは悪態をつきながら、すっきりする瞬間に由美の方を向いて精子餡を飛び散らせた。 べとつく精子餡を膝にひっかけられた由美は、怒りもせずに説得を続けた。 「でも、本当のゆっくりは家族みんなで仲良く……」 「おい……ごみくずがいちゆっくりまえのくちをきくんじゃないんだぜ」 射精直後の虚脱状態で息をつきながら、まりさが気だるげに罵ってきた。 「しらないようだからおしえておくんだぜ? すべてのゆっくりは、まりささまにつかえるのがいちばんゆっくりできるんだぜ。 よくおぼえとくのぜ!!」 「ゆっふん、だーりん、わいるどですてきよぉ」 まりさはそう言い捨ててからありすと舌をからませ始めた。 まりさの餡子脳内では恐ろしいヒエラルキーができあがりつつあるようだ。 ゆっくりのつけ上がりかたというのは、どうやら人間の想像力の斜め上をいっているのではないか。 「ゆがあああああああ!!ごっぢをむげえええばりざあああああああ!!!」 「でもその、れいむちゃんはゆっくりできてないみたいだけど……」 「れいむはばかだからじぶんのほんとうのしあわせがわかってないのぜ。 ほっとけばいずれはしんじつにきづくのぜ!」 「づれでごい!!ぐぞどれいはゆっぐりじないでばりざをづれでごいいいいーーーーっ」 呼びつけられて振り向いた由美が、声をあげた。 「れいむちゃん、待って!」 そう言い、タオルケットの上でばんばん跳ねているれいむを手で押さえる。 「ゆがっ、ざわるなあああああ!!ばなぜええええ!!! でいぶのいうごどがぎげないのおおおおおおおお!!?」 「赤ちゃんが生まれるわよ!!」 「ゆっ?」 魔法のように、れいむの動きがぴたりと止んだ。 よく見てみると、確かに茎に生っている小さい赤ゆっくりがぷるぷると震えはじめている。 茎が生えてから九日を経て、少しばかり早めの出産が行われつつあるようだ。 れいむが激昂して暴れたのも無関係ではあるまい。 「ゆぅぅ!!れいむのかわいいかわいいあかちゃんがうまれるよおぉぉ!!」 打って変っておとなしくなり、満面の笑みを浮かべて赤ゆっくりを見つめるれいむ。 「恵一、新しいタオルケットお願い!受け止めて!」 由美の指示で、俺は赤ゆっくりを受け止めるためのタオルケットを茎の下の床に敷いた。 このフローリングの床では、直接落してしまうとつぶれかねなかった。 「ゆゆゆぅ~♪ゆっくりしないでうまれてねぇ~♪」 慈母の表情で目を細め、いまかいまかと待ち構えるれいむの前で、 茎の一番先の赤れいむがその震えをさらに早めていた。 「ゆっ…ゆっ…」というか細い声も聞こえてくる。いよいよだ。 一同の注視の中、ついに一匹目のれいむがこの世に生を受けた。 タオルケットの上に着地し、ぷるぷると頭を振ってから周囲を見回し、 れいむの姿を認めると、母親に向かっておさげを振り上げて叫んだ。 「ゆっきゅちちていっちぇにぇ!!!」 この世のあらゆる光を前にしたような眩しげな笑みをたたえ、感極まったれいむが叫び返した。 「ゆっくりしていってねぇぇ!!!」 すぐに二匹目が誕生する。 「ゆっきゅちちていっちぇにぇ!!!」 「ゆっくりしていってね!!」 母親と姉が、新しい家族に挨拶を返す。 そして三匹目、四匹目、最後に五匹目が生まれるまで、この挨拶は五度繰り返された。 五匹のうち三匹がれいむ種で、二匹がまりさ種だった。 「ゆゆぅぅ!!とってもゆっくりしたあかちゃんだよぉぉ!!」 「みゃみゃ、ゆっくりしゅーりしゅーりちてにぇ!!」 「ゆっ!!おねーちゃんじゅるいよ!!まりしゃもしゅーりしゅーりちてにぇ!!」 「ゆゆっ、おちびちゃんたちなかよくしてね!!みんなでおかあさんとしゅーりしゅーりしようね!!」 「しゅーり、しゅーり!」 「しゅーり、しゅーり!」 「ゆゆゆゆぅ~!!おちびちゃんたち、ほんとに、ほんとにゆっくりしてるよおぉぉ~!!」 正直、悪くないかな、と一瞬思ってしまった。 交尾はひどいものだが出産の様子は、なんというか、心温まるものがなくもないかもしれない。 あのれいむがこんな表情を見せるとは思わなかった。 それでも可愛さ2、ウザさ8といったところではあるが。あひる口がウザい。 「ゆっ!まりさ!!」 さすがに好奇心にかられて近づいていたまりさに向かってれいむが叫ぶ。 「れいむとまりさのゆっくりしたあかちゃんだよ!! おちびちゃんたち、おとうさんだよ!!ゆっくりあいさつしてね!!」 「ゆゆっ、おちょーしゃん?ゆっきゅちちちぇいっちぇにぇ!」 「おちょーしゃんはゆっきゅりできりゅ?」 「まりしゃとしゅーりしゅーりちてね!!」 「ゆふん、かわいいでしょ!まりさ、ゆっくりかわいがってね!!」 下顎を突き出し、勝ち誇ったように見下ろして言い放った。 ところが、対するまりさの反応は冷めたものだった。 「めんどくさいんだぜ」 「ゆっ?」 一瞬、事態を把握できない様子で固まるれいむ。 そんなれいむにまりさは続けた。 「こどものめんどうはそっちでちゃんとみるんだぜ。 こもりなんてせせこましいしごと、まりささまにはふさわしくないんだぜ!」 「どどどどどどぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおお!!!?」 どうやら、可愛い赤ちゃんを見せればまりさが子供べったりになり、 家庭に根付いてくれると確信していたらしい。 母性愛の強いれいむ種ならではの発想だったが、 まりさ種、それもゲス相手ではそれも効力がなかったようだ。 「こそだてはおんなのしごとよ。 おっとにこどものめんどうをみさせるなんてとかいはじゃないわね!!」 「あでぃずはだまれええええええええ!!!」 横から口を出してきたありすにれいむは激昂する。 「ゆっ、おきゃーしゃんきょわいよ!」 「ゆっきゅりできにゃいよおお!ゆえーん!」 「ゆゆっ!?」 母親の剣幕に怯えて泣き出した子供たちを見て、れいむはなんとか怒りを収めた。 「ゆゆっ、ごめんね!おかあさんこわかったね! ゆっくりぺーろぺーろしてあげるね!!」 「おきゃーしゃん、ぺーろぺーろ!!」 「ゆっ、ぺーろぺーろきみょちいいにぇ!!」 子供の頬を舌で舐めはじめた。 まりさとありすはそれに背を向け、離れたところでいちゃつきはじめた。 れいむはそちらの方を時々恨めしげに、かつ憎々しげに見やっていたが、 ついにそれきりがなり立てることはせず、子供にかかりっきりになった。 この母性愛は、人間ですらなかなか真似できないのではないか。 母親の望む形とは違ったが、結局赤ゆっくりの存在が状況を丸く収めた形になったようだ。 まりさはありすにすっきりさせてもらい、れいむは可愛い赤ゆっくり達を独占し、 それぞれが一応はゆっくりした状態になった。 俺はというと、頭を痛めていた。 ついに子供が生まれてしまった。ありすの茎の赤ゆっくりもいずれは生まれるだろう。 二匹でも持て余していたのに、合計十匹以上となると、果たしてどういうことになるのか。 俺の不安をよそに、由美は楽しげにれいむの赤ゆっくりを眺めていた。 「ぼさっとみてないであまあまをもってきてね!! ごみくずはかわいいかわいいあかちゃんをみるけんりなんてないんだよぉ!!」 部屋のゆっくりは、結果としては十三匹になった。 れいむが三匹の赤れいむと二匹の赤まりさ、 ありすが四匹の赤ありすと一匹の赤まりさを生んだ。 れいむとありすは、それぞれが自分の子供の面倒を見ていた。 といっても、自分はその場からほとんど動かず、 食事は俺たちに持ってこさせ、うんうんやしーしーなどの処理も俺たちにさせる。 こいつらが親としてすることといったら、歌を歌うかおしゃべりすることぐらいだ。 要するに遊んでいるだけだが、自分では立派に子育てしているつもりでいるらしい。 子ゆっくり共は、いまでは直径10cmに足りるかどうかのサイズになっている。 れいむやありすの教育の結果、 案の定、子ゆっくり共も俺たちを奴隷と認識していた。 「ゆゆっ!ばきゃなごみくじゅがこっちをみちぇるよ!!」 「かわいいれいみゅのかおをみにゃいでにぇ!!どりぇいにはもっちゃいにゃいよ!!」 「あみゃあみゃをもっちぇきちぇにぇ!!そちちゃらまりしゃのうんうんをたべちゃちぇてあげりゅよ!!」 「ゆふふ、どれいをきょういくしてあげるなんておちびちゃんたちはゆっくりしてるね!!」 「ゆっ!!おきゃーしゃん、ごみくじゅのきょういきゅはれいみゅにまかちぇてにぇ!!」 れいむの子は、面と向かって悪態をついてくる。 いちいちちょっかいをかけられるたびに相手をするのは非常に疲れた。 「ごみくじゅ!!はやきゅあみゃあみゃをもっちぇきちぇにぇ!!」 「ゆっきゅりしにゃいでもっちぇきちぇにぇ!!かけあち!!かけあち!!」 以前にも増してひっきりなしに食事を要求される。 「あちょこのおもちゃをもっちぇきちぇにぇ!!いちびょういにゃいだよ!!」 「いち!まにあわにゃかっちゃにぇ!!ばちゅとしちぇどげじゃしちぇにぇ!!」 部屋の反対側にあるおもちゃを一秒とか二秒で取りに行かされ、間に合わないといっては土下座させられた。 「にゃにしちぇるにょ!?」 「くちょどりぇいにこんにゃにょはひちゅようにゃいよにぇ!!」 「りぇいみゅうんうんしちゃくにゃっちぇきちゃよ!!」 「ゆっ!まりしゃもうんうんしゅるよ!!」 勉強していれば、ノートの上によじ上ってきてその上でわざわざうんうんをしてきた。 こびりついた餡子はティッシュで拭きとってもくっきり跡が残った。 「痛っ!」 「ゆっ!ごみくじゅがいちゃがっちぇるよ!!」 「げらげらげら、おもちろいにぇ!!もっちょやっちぇあげりゅ!!」 「にゃんぼんみぇでちぬかにゃ~♪」 鉛筆やペンを口にくわえて俺を刺してくる。 たとえ子ゆっくりでも、鋭いもので突かれたら痛い。特にコンパスは冗談ではすまなかった。 俺が痛がるのでこの遊びは特にお気に入りになったらしく、いよいよここでノートは開けなくなった。 「ゆっ、これにゃに!?」 「パソコンだ。触らないでくれ」 「ゆっ!だいじにゃもにょなにょ!?」 「そうだよ」 「みんにゃー!!あちゅまりぇ~!!」 ノートパソコンで論文を書いているところにやってきて、 わざわざ大切なものであることを確認してから、姉妹を集めてその上で跳ねたりちーちーをしはじめた。 慌てふためいて砂糖水を拭き取ろうとする俺を眺めて、子ゆっくり共はげらげら笑い転げた。 ノートもパソコンも開けず、結局作業は大学でするしかなくなった。 「くちょじじいはゆっきゅりしにゃいでにぇ!!」 「れいみゅたちはゆっきゅりしゅるけどおみゃえはゆっきゅりしちゃだみぇだよ!!」 なにも用がないときでも、並んで悪態を飛ばしてくる。 押入れに隠れていればこうだ。 「ごみくじゅ!でちぇこい!!」 「ごみくじゅ!でちぇこい!!」 呼ぶから出ていってやれば、返ってくるのは嘲笑だけ。 「ほんちょうにきちゃないかおだにぇ!!」 「ゆっきゅりできにゃいにぇ!!おお、あわりぇあわりぇ!!」 「ば~きゃ!!ば~きゃ!!」 ほとんどの時間を、れいむの子ゆっくり共は俺をいじめる事に費やしていた。 ゆっくり用のおもちゃが敷き詰められたこの部屋の中で、 子ゆっくり共がどれを一番気に入っているかは明らかだった。 正直、俺はゆっくりをなめていた。 あんなまりさとれいむでも、成体ゆっくりはまだ理由をつけて罵ってくるだけましだったのだ。 子ゆっくりは、なんの理由もなしに、ただただストレートに悪罵をぶつけてくる。 自分たちはお前を蔑んでいるのだぞ、さあ悲しめ、いますぐ苦しめと言わんばかりに。 露骨に俺たちをいじめにかかっていた。 「さあ苦しめ」と言って向ってくる相手に、対話など成り立たない。 反論のしようも対処法もなく、ただ黙ってやられているしかないのはひどく辛かった。 「ゆっ、おちびちゃんたち、あれをみてごらんなさい。ゆっくりできるかしら?」 「ゆっきゅりできにゃいわ!!」 「うしゅぎたにゃいいなきゃもにょにぇ!!」 「ゆふふ、そのとおりね。とかいはなおちびちゃんたちは、あんなふうにはならないわね?」 「ならにゃいわ、まま!!なりゅほうがむじゅかちいわにぇ!!」 「あなたたちはとかいはなありすのあんこをうけついだこうきなゆっくりよ。 あんなげせんなどれいとはちょくせつくちをきいちゃだめよ?」 「ゆっきゅりりきゃいしちゃわ!!」 ありすの子は、俺を直接相手にしようとはしない。 しかしその侮蔑と悪意は深かった。 「ゆっ、とかいはなでぃなーをもってきなさい!!」 「いちょぐにょよ!ときゃいはなれでぃをまたちぇるもにょじゃにゃいわよ!」 「ありしゅちゃちはぐりゅめよ!いちりゅうしぇふをよんできにゃちゃい!」 由美に対しては、全力で見下しながらもまだ口をきくが、 俺に対しては一切口をきかず、家畜同然かそれ以下に見ているようだった。 それでいながらその実、ありす共は俺を意識しており、 毎日執拗に俺に対する嫌がらせを繰り返した。 ありす共は、表面的には俺と目を合わせずつんと無視しているが、 常に目の端で俺の行動を監視し、嫌がらせの種を探している。 洗濯をしていれば、洗濯機によじ上ってめちゃくちゃにボタンを押す。 勝手に冷蔵庫を開け放つ。 中の氷やアイスが解け、食事が腐り、その度にまりさに新しい食料を買い出しに行かされた。 原因はゆっくりにとっても明らかだったが、やつらの非難はいつでも俺たちに向けられた。 料理をしていれば、ありす共が台所によじ上り、 あちこちにぶつかって皿や包丁をがしゃがしゃ落としたり食材をひっくり返す。 当のありす共は、たまたま通りがかっただけという涼しい顔で、慌てるこちらを見ようともしない。 俺が慌てるのは、第一にありす共が怪我をしないようになのだが。 俺は押入れの中に布団を敷いて寝ているのだが、 毎日朝起きると、顔中にカスタードのうんうんが積み上がっていた。 ありす共が部屋の隅でにやにやとこちらを盗み見てせせら笑っている。 押入れの中に押し込んでおいた参考書が、大学に行っているあいだにすべて引っ張り出され、 あちこちに破り捨てられている。 ページの表面にこびりつくのはカスタードだ。 出かけようと思えば、俺の靴の中にカスタードがぎっしり詰められている。 歯磨きやら洗剤やらがすべて絞り出されてぶちまけられている。 犯人は大体いつも決まっていた。 やられた品々の周りに落ちているものがたいがいカスタードだったこともあるが、 行動パターンとして、れいむ共は俺達がそばにいる間は俺たちにつきっきりで悪罵を飛ばし、 俺たちがいない時は家族でゆっくりしている。 ありす共はその逆で、俺達がいる間は家族で固まっており、 俺達がいない間や寝ている間に精力的に動く。 壊された品々を見て慌てる俺を横目で見て、そらとぼけてせせら笑い、 高貴な自分たちがお前など相手にするわけがない、という姿勢を崩さない。 俺達が生活の中で使うもの、ゆっくり飼育のために使うものの区別なく、 とにかく俺達が使っているものをすべて壊しにかかる。 それで不都合が出れば、まりさが修復を命令してきた。 また部屋の構成を考えなければならなかった。 足元にまとわりつく子れいむ共に神経をすり減らしながら、家具の位置を大幅に変えた。 足場にされないように、ありす共の手が届かないようにする。 ほとんどの家具や日用品は撤去された。 もはや100%ゆっくりの為の家であり、人間が住む家ではなかった。 由美もまた、ゆっくり共に見下され侮蔑されていることに変わりはないが、 俺とは対応が明らかに違った。 家畜同然に扱われ、ごみのように苛められている俺に比べて、 由美の扱いはどうやらペットに近かった。 「おねえちゃんはほんちょにぐじゅだにぇ!もっちょはやきゅはしっちぇにぇ!」 「がんばりぇ!がんばりぇ!」 部屋の隅に置かれた一枚のクッキーを、 由美はわざとゆっくりのろのろと取りにいく。 ゆっくりのプライドを傷つけぬよう、魯鈍を演じている。 「やったぁ、取れたぁ!」 「ゆっ!おちょいよ!でみょよきゅがんばっちゃにぇ!!」 「ごほうびにたべちぇもいいよ!!ゆっきゅりかんしゃしちぇにぇ!!」 「わあい、みんなありがとう!」 にこにこしてクッキーを頬張る由美。 これほど言われても、つけ上がるゆっくりが可愛いという感性に揺らぎはないらしく、 とくに忍耐しているようには見えない。尊敬の念すら覚える。 そしてその無邪気な笑顔こそが、俺にとってもこの生活の中で唯一の救いなのだ。 とにかく、彼女と俺とではどうしてもゆっくりに対する態度が違う。 彼女はゆっくりのわがまま放題を心から楽しんでいるようだが、 俺のほうは常に潰したい衝動を抑えながらゆっくり共に接している。 その心情はやはり表面に現れ、ゆっくりもそれを敏感に察知し、 ゆっくりできるペットとゆっくりできない家畜、とでも分類したようだ。 俺に対しては「ごみくず」「くそじじい」としか呼ばないが、 由美は多くの場合「おねえさん」と呼ばれていた。 いつもにこやかな由美は多少なりとも可愛がられているようだったが、 俺は由美との対比でなおさら憎まれ、苛められ続けた。 それでも、俺は由美のために耐え続けた。 (後編へ)
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※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。(十回超の予定) ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』9 箱から出したものを並べていく俺に向かって、 赤れいむと赤まりさが不思議そうに聞く。 「ゆゆっ、ちょれはゆっきゅりできりゅもの?」 「ゆっくりはやきゅあちょびたい~!」 「ゆっくりできないものだよ」 鉄製の針、串、針金、バーナー、注射器、糸鋸、接着剤、 ナイフ、金槌、ドリル、ペンチ、漏斗、半田ごて、他もろもろ。 どれも親れいむ共にはここ数日で見慣れた品々だ。 「ゆぁあああああああ!!いやだぁあああああ!!!」 「おにぃざああああん!!おにいいいいいいざああああああああああん!!!」 ガラス箱の中で恐慌をきたしがなり立てはじめる親れいむ共を無視し、 俺はさっそく、赤れいむを取り上げて下顎を探る。 しーしー道を探り当てると、そこに長めの針金を突き入れた。 「ゆぴぎゃぁあああああーーーーーーーー」 聞き慣れた悲鳴。 少々大袈裟だとは思うが、赤ゆっくりの事、 それも甘やかされきって痛みなど感じたことのない個体なら妥当だろう。 「ゆっ!?にゃにちちぇるのおおおおお!!?」 うろたえる赤まりさもつまみ上げ、 赤れいむに突き立てた針金の反対側の先を、やはりしーしー道に突き立てる。 これで、二匹は向い合せに針金で繋げられた。 「びぎゃあああああああ!!いぢゃいいいいいいいい!!」 「ゆっぎゅりでぎにゃいいいいいいいいいーーーーっ!!」 「やべで!!やべで!!やべでぐだざいいいいい!!!」 「ぞのごだげはどぐべづなんでずうううううう!!! どうがどうがぞのごだげはぞのごだげはああああああ!!」 「でいぶをがわりにじでええええ!!おでがいいいーーーーーーっ」 子を殺すたびの親れいむの反応も最近マンネリ化していたが、 今回はまた活き活きした新鮮な反応を見せてくれている。 泣きじゃくり喚きながら、しきりにガラス壁に顔面から体当たりをしている。 バーナーを取り出し、二匹を繋げている針金を炙り始める。 「ゆぎゅっ!?」 だんだんと熱され、針金はやがて二匹のしーしー道内部、 そしてその奥の餡子を焼きはじめた。 「ゆぎょぎょぎょぎょぎょぎょぎょぎょおおおおお!!!」 「あぢゅっ、あぢゅっ、あああああぢゅううううういだいいだいいだいーーーっ」 特別敏感な器官を内部から焼かれる激痛に、 がくがくと痙攣しはじめる二匹の赤ゆっくり。 「いがあああああやべぢぇえええええーーーっ!!」 「ゆゆゆゆゆゆっぎゅりでぎだいいいいぃぃ!! ゆっぎゅりざぜでえええええででででべべべぢゅうううううう!!」 「だめなんだ。俺は君たちをゆっくりさせてあげられないんだよ」 俺は赤ゆっくり共に説明を始めた。 「にゃんでええええええ!!? ばやぎゅゆっぎゅりざじぇでえええええーーー!!」 「俺は君たちをゆっくりさせないのが仕事なんだ。 そして、君たちはこれから俺にさんざん苦しめられながら殺されることになる」 「ゆぎゅぐうううううう!!?いやぢゃああああああ!!! じにだぎゅにゃいいいい!!じにだぎゅないいいいいいいいいい!!!」 「お母さんたちが、こっちに来ていいって言ったんだ。 俺にお前たちを預けてくれると。 そして、俺はお前たちをゆっくりさせない。 取り消してもいいって俺は言ったんだけど、お母さんたちは取り消さなかったな。 よっぽど俺に預けたかったらしいね」 痛みにがくがくと震えながらも、話の内容は理解できたようだ。 すぐに赤ゆっくり共は、箱の中の親れいむ共を罵り始めた。 「ぐじょれいびゅううううううう!!れいびゅううううううう!! なんであじゅげだあああああああああああああああああああああ!!!」 「ゆぎゅごおおおおおおおばえらあああああああああ!! じね!!じね!!じね!!じね!!ゆっぐりぐるじんでじねえええええええ!!!」 自分がさっきまでさんざん出せと要求していたのも忘れ、 すさまじい憎悪に顔を歪める赤ゆっくり。 その表情はすでに赤ゆっくりの範疇を超えている。 「ぢがう!!ぢがうの!!ぢがうのおおおおお!! おがあざんはおにいざんがゆっぐりざぜでぐれるどおもっだのおおおお!!」 「あれは嘘だ」 親れいむの言い訳を切り捨てる。 「あのお母さんたちは、俺が毎日子ゆっくりを殺すのを見てきた。 俺が子ゆっくりをゆっくりさせないで殺す人間だと、 あのお母さんたちはようく、ようく知っていたんだ。 知っていながら、お母さんたちは俺に預けたんだ」 それは事実だった。 嘘のつけないゆっくり共は、痛いところを突かれて口をつぐむ。 正確にはゆっくりは嘘はつくのだが、後ろめたさが簡単に態度に現れ、 あきらかに挙動不審になるのでどう見ても丸わかりなのだ。 そんな親たちの様子を見てとり、赤ゆっくりはすっかり俺を信じたようだ。 「ゆぎゃがあああああああ!!ぐがああああああああ!!」 「ごろじゅ!!ごろじゅ!!ごろぢでやりゅ!! ごい!!ごろぢでやりゅがらごっぢへごいいいいいいぃ!!!」 針金をバーナーで炙るのをやめ、乱暴に針金を引き抜く。 「ぐぎゅっ!!」 「さあ、本番だ。ここからが苦しいぞ。 俺はやりたくないんだがやらなきゃいけない。 お母さんがお前たちを手放さなければ、俺は手が出せなかったんだがな」 動けないように、二匹の底面をバーナーで丹念に焼く。 「なんで俺なんかに預けたんだろうな」 「ゆぎゃびぎゃぎゃびびびびびぎゃぎょぎょばばばばばぎょあぐがああ!!」 「づいいいいいいいいいい!!!あぢゅうううううういいいいいいいい!!!」 赤れいむの方は底面だけでなく、体全体を丹念に焼く。 全身の皮が黒く焦げてひび割れ、ところ構わず火ぶくれができる。 口以外の顔面を念入りに焼くと、 瞼が閉じて癒着し、目が開かなくなった。 「お母さんが守ってくれれば今頃ゆっくりできたのにな」 「ぢいいいいいいいがあああああぐじょぐじょぐじょれいびゅううびいいいい」 リボンと髪も焼くと、すっかり黒い焼きまんじゅうのできあがりだ。 無事なのは悲鳴と呪詛を吐くための口だけだった。 赤まりさのほうは、全身にナイフで切れ目を入れていく。 「痛いか?まだまだこんなものじゃないんだよ」 「ゆびゅぅ!!がぃいい!!だいぃいいい!!びゅうあああ!!」 切れ目を入れるたびにこじって傷口を餡子が漏れない程度に開き、 その傷口にたっぷりと塩を塗りつける。 その度に赤まりさの体がびくんびくんと跳ねた。 「お母さんさえ俺に預けなければ、こんな目に逢わなかったのに」 「あぎゅううううううーーーーーっゆぅぐうううーーーーーっ」 その後、俺はたっぷりと赤ゆっくり共を痛めつけた。 まむまむを切除し、歯をペンチでねじり抜き、 スタンガンで電流を流し、爪楊枝で眼をえぐり出し、 紙やすりで中の餡子まで削り、内部に唐辛子を刷り込んだ。 その度に、俺は何度も何度も「お母さんが渡さなければ」と念を押した。 今、全身をずたずたにされた赤ゆっくり二匹の心は、 すべてが苦痛と母親への恨みのみに染め上げられていた。 「ぐじょでいびゅぐじょでいびゅぐじょでいびゅぐじょでいびゅ」 「ごろじでやりゅごろじでやりゅごろじでやりゅごろじでやりゅ」 黒く焼けただれて瞼のふさがった赤れいむは、 残った口で虚空に呪詛を吐き続け、 右眼をドリルでえぐり出された赤まりさは、 残った左眼でガラス箱の中の母親共を睨みつけている。 視線だけで殺してやると言わんばかりの形相だ。 「おぢびぢゃあああん……ごべんでぇぇ……ごべんでぇぇ……」 「おがあざんじらながっだのぉ……ゆっぐりざぜでぐれるどおぼっだどぉ」 「ごべんなじゃいいぃ……ゆぐじで……おがあじゃんをゆぐじでねぇ……」 「じにぇぇえええええ!! わりゅいどおぼうにゃらいばずぐじにぇぇえええええええ!!! れいびゅがぐりゅじんでりゅのににゃんでおばえらがいぎでりゅんだあああああ!!」 赤れいむの糾弾に、親れいむ共が口をつぐんで涙を流す。 「殺したいか?」 「ゆぐっ!!?」 俺は赤ゆっくりに聞いてやった。 「お母さんたちを殺したいのか?」 「ごりょじゅうううう!!ごりょじでやりゅうううう!!! までぃじゃをあっぢにうづじぇええええええ!!」 「あっちに移してやることはできない。もう戻してやれないんだ。 だが、殺すことはできるぞ」 「どうやっでええええ!?」 「呪い殺すんだ。呪う、ってわかるか? 殺してやる、絶対に殺してやる、と心の底から強く思い続けるんだ。 そうすれば、その憎しみの念は呪いという力になって相手を襲う。 たとえお前たちが死んでも、残された呪いが相手を苦しめて殺すんだ。 呪われた相手は、苦しんで苦しんで苦しみぬいて死ぬことになる。 憎しみが強ければ強いほど、相手の苦しみも大きくなるぞ。 さっきから、お母さんたちは必死に弁解してるだろう? あれは呪われるのが怖いからなんだ。 呪われないように、必死に自分たちは悪くないと思わせようとしているんだよ。 いいか、殺したければ、呪うんだ」 俺の話を聞き終えると、赤ゆっくり二匹が喉も避けよと声を張り上げ始めた。 「のりょう!!のりょう!!のりょっでやりゅうううううう!! じんでものりょいづづげぢぇやりゅううううううううううーーーーーーーー!!!」 「のりょっでやりゅがらにゃあああああ!!のりょいごろじでやりゅううううう!! ぐるじんでぐるじんでぐるじんで、のりょわれじぇぐりゅじんでじにぇえええええええええっ」 「あ……あ……あ……あ……」 互いに身を寄せ合いながら、がたがたがたと震えはじめる親れいむ共。 最愛の子供たちからこれほどの憎悪を受けることになり、その心中はいかばかりだろうか。 俺は仕上げにかかった。 二匹の赤ゆっくりを仰向けにし、口が一番上を向くようにすると、 ビーカーの底部に入れ、針金で固定する。 そして、ビーカー底部を覆う程度に、薄い黄色の液体を流し入れた。 硫酸である。 ある程度薄めてあるので、溶けていく速度は遅遅としたものだ。 つまりその分、苦痛は長引く。 処置を施してから、俺はいったん部屋を出た。 「ごりょじでやぐうううううう!!ごりょじでやぐうううううう!!のりょいごろじゅううううう!!」 「ぐぎゃあああああがああああああのりょうのりょうがあああのりょおおおおおびぃいいいーーーー」 赤れいむと赤まりさは何時間もかけて背面からゆっくりと溶け、それに伴う激痛に絶叫しつづけた。 悲鳴を呪詛に変え、中枢餡が溶けきるまで、上を向いた口で母親への殺意を吐きつづけた。 「ゆひぃいいいーーーーーっ!ゆぅひぃいいいいいーーーーーーーーー!!」 眼をぎゅっとつぶり、ガラス箱の隅で身を寄せ合って背を向けながら、 親れいむ共は悲しみとそれを超える恐怖に泣き続け震えていた。 二匹の赤ゆっくりの叫びが止み、その死を確認すると、 俺は監視室から出て再びれいむ共の部屋に入った。 「ひぃいいいいいぃぃ……ひぃいいいいいいぃぃ……」 赤ゆっくりの呪詛は止んでいたが、親れいむ共は隅に固まって震え続けていた。 俺が入ってきても反応はない。 「死んだか」 薄い硫酸のプールから二匹の赤ゆっくりの死骸を取り出す。 仰向けに固定されていた赤ゆっくり共は背面から溶け、 体の半分以上がなくなっていたが、苦悶と憎悪に満ちたデスマスクはきれいに残っていた。 さて、ここからが肝だ。 死骸から残りの餡子をかき出し、顔面の皮膚をきれいに取りだす。 細い革紐を取り出すと、デスマスクの上部をテープで紐につないだ。 そして、れいむ共が触れないように、ガラス箱の外側に革紐を張り付ける。 二匹のデスマスクが母親共を見守る形になった。 「ゆびぃいいいいいい!!」 親れいむ共が振り返り、俺がしたことに気づくと悲鳴をあげた。 「やべで!!やべでやべでやべでええええええ!!! ぞんなどごろにあがぢゃんばらだいでえええええええええええ!!!!」 「びいいいいーーーーーっ!!ゆびぃいいいいーーーーーーーっ!!!」 「これからは可愛い子供とずっと一緒だ。よかったな」 俺はそう言ってやり、部屋を後にした。 監視室かられいむ共の様子を観察する。 俺がいなくなってからも、れいむ共は我が子のデスマスクから離れるように、 反対側の壁に顔を押しつけて震え続けている。 あまりに恐ろしいものは、つい見てしまう。 それは人間もゆっくりも同じらしく、たまにデスマスクの方を見ては、 鋭い悲鳴をあげて背中を向けて泣きじゃくった。 見ると、親れいむ共の足元に液体が水たまりを作っている。 しーしーを漏らしているらしい。 夜になり、部屋の照明が落とされた。 赤ゆっくりのデスマスクがよく見えなくなったことで、いくぶんか安心できたのだろう、 深夜に入ってから寝息が聞こえてきた。 「ゆぴぃ………ゆぅ…ゆぴぃ……ぴぃ……」 「あかちゃん………ゆぴぃ……ごめんね……ごめんね……」 いい夢を見ているようだ。 二匹は眠りながら泣いている。 「のりょいごろじでやりゅがらにゃあああああああああああああああああ!!!!」 部屋中に轟いたその絶叫に、れいむ共は飛び上がった。 たちまち眠りから覚め、おどおどと周囲を見回す。 「ぐぞれいびゅぐぞれいびゅぐぞれいびゅぐぞれいびゅうううう!! なんじぇあじゅげだ!!なんじぇあじゅげだあああああああああああーーーーーーーーーーっ」 「じぇっだいにじぇっだいにのりょいごろじでやりゅううううーーーーーーっ!!! じにぇ!!じにぇ!!じにぇ!!ぐりゅじんでじにぇええええええええええええ!!!」 それは確かに、あの赤まりさと赤れいむの声だった。 「ゆぁ………ゆぁ………あ………あ………」 がたがたがたがたと震え出すれいむ共。 「おぢ……おぢびぢゃん………おねがい……おねがい………」 やがて、真っ暗な部屋の中で、小さな明かりが点った。 「ゆぐっ」 親れいむが見たそこには、光に照らされてあのデスマスクが闇に浮かび上がっていた。 「ゆひぃいいいいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」 長い長い悲鳴。 あのデスマスクが、二匹並んで自分たちを見つめている。 そしてあの絶叫が部屋中に響いている。 「のりょうのりょうのりょうのりょうのりょうのりょうのりょうのりょう」 「ゆがぎゃああああああだいいいいいだいいいいいいあああああがあああああああぐぞれいびゅぐぞれいびゅうううううぐううううううああああああいいいーーーっあんよがああああんよがああああれいびゅれいびゅじねええじねえええーーーーーーっ」 再びしーしーの音が響き始めていた。 「ゆるじでええええええ!!!ゆるじでええええええ!!! おがあざんをゆるじでえええええおでがいでずうううううううう!!!」 「ゆびぃいいいいいい!!ゆびぃいいいいいいいいい!! のろわだいでえええええーーーーっのろわだいでええええええええいやああああああーーーーーーーっ」 「おぢびぢゃああああああああああんんん!!!!おぢびぢゃああああああああああああああああんんんんん!!!!!」 親れいむは床に突っ伏して詫び続けた。 子れいむの一匹は、必死に逃げようとガラス壁に体当たりしていた。 一匹は、しーしーの水たまりの中で恐怖にのたうち回っていた。 人間にとっては単純すぎる仕掛けである。 あの赤ゆっくり共の死に際の絶叫をすべて録音しておき、 今こうして部屋に流しているわけだ。 あとは照明でデスマスクを照らし出してやるだけだ。 「ゆげぇええええええ!!!ゆぅげぇえええええええええ!!!」 一匹の子れいむが餡子を吐き出しはじめた。 凄まじい恐怖によるストレスが生命の根幹までを脅かし始めたようだ。 この処置の効果は予想以上だったらしい。 俺は慌てて注射器の準備をすると、手近の使用人と部屋に向かった。 吐いた餡子を口内に戻し、ガムテープで蓋をしてからオレンジジュースを注入する。 来てみればれいむ共全員が吐いていたので四匹とも同じように処置した。 このまま一晩中放置してもよかったが、俺は次の段階に移ることにした。 れいむ共の嘔吐が収まるまで待ち、美まりさ共の部屋に向かう。 デスマスクも取り除いておいた。 俺が赤ゆっくりを殺すのも、ひとまずはこれで終わりだ。 翌々日、れいむ共は再び出産していた。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!」 「ゆっくりしていってね……」 また新たに生まれた十匹近くの赤ゆっくり共に返す挨拶は生彩がない。 このれいむ共は、いまでは出産に恐怖を感じているようだ。 産み落とした自分の子供にあれほど憎まれ、呪われた今、 この子たちからも憎まれるかもしれない、という恐怖が染みついている。 「ゆっきゅりおうちゃをうたっちぇにぇ!!」 「わかったよ……ゆゆ~ゆ~ゆっゆっゆ~♪」 「おきゃーしゃん!たきゃいたきゃいしちぇにぇ!!」 「おかあさんのあたまにのってね…」 いまや、れいむ共は子供の奴隷と化していた。 子の教育にトラウマを植え付けられたれいむ共は、 子供に憎まれることを病的に恐れ、子供たちのいいなりになっていた。 求められれば自分の餌を与え、どれだけ疲れても歌い続けた。 後編へ
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※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。(十回超の予定) ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※最初の数回は読者様のストレスをマッハにすることに腐心しています。虐待パートは5からの予定。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』3 「ゆっ!まりさ、ゆっくりおかえりなさぞいづはいっだいなんなのおおおおおおお!!!?」 この世の終わりのような絶叫が室内に轟く。実にやかましい。 まりさと連れだって家の中に入ってきたありすを見て、れいむは激怒した。 ありすの頭には茎が生えており、生っている赤ゆっくりはまりさとありすのものだ。 状況は一目瞭然だった。 「ばりざあああああ!!!なにがんがえでるのおおおおおお!!? ばりざにはでいぶがいるでじょおおおおおおおおお!!! ぞんなぐぞあでぃずはゆっぐりでぎないがらででいげえええええ!!!」 目をまん丸に見開いて唾をあちこちに飛ばし、ヒステリックにきんきん喚く。 「ゆっ!」 まりさは伴侶の顔を見ようともせず、俺たちに向かって顎でしゃくっただけだった。 「なんとかしろ」とのお達しらしい。 「あの、まりさちゃん、その子はなあに?」 留守番をしていた由美が戸惑いながらまりさに聞く。 「まりささまのすっきりようゆっくりなんだぜ!!」 妻の前で堂々と、妾を自宅に囲う宣言をするまりさ。 ちょっとは悪びれてほしい。 「ばりざあああーーーーっ!!」 「ええと、あの、おちついて話し合いましょ?」 無駄とは知りつつ、なんとかたしなめようと試みるも、 れいむは壊れたラジオのようにわめき続ける。 「ばりざばりざばりざばりざああああーーーーーーっ!! でいぶとのあいはどうじだのおおおおおーーーーっ!?あれはうぞだっだのおおおおおおお!!?」 当のありすはわめくれいむを薄笑いを浮かべながら眺めていたが、 やがてまりさの側に近付いて色目を使いはじめた。 「ゆふんっ、とってもとかいはなゆっくりぷれいすねぇ? ありすがすんであげてもいいのよ?」 「ゆっ!あたりまえなんだぜ!!おまえはここでまりささまをすっきりさせるんだぜ!!」 「うふふ、まりさったらつんでれさんねえ……」 そう言うと、ありすはまたもまりさのぺにぺにに舌を這わせ、 あろうことか相手の妻の前で堂々と寝取る様を見せつけはじめた。 「ゆほっ」とか言いながらぺにぺにを屹立させよがり始めるまりさ。 「ぐぞありずううううううなにじでるうううううーーーーーーーーーっ!!! でいぶのまりざがらばなれろおおおおおおおおおーーーーーーーーっ」 ここを先途と喉を震わせ、青筋立てて絶叫するれいむ。 血管はないはずなのになんで青筋が浮き上がるんだろうか? 「うるさいんだぜ!!」 まりさは一喝をくれただけで、あとはありすの舌技に身を委ねていた。 「ゆがあああああああ!!あがあああああああああーーーっ!!!」 ありすの意図は明確だった。 飼い主に捨てられ、野良になる覚悟もなく途方にくれていたところに、 人間を奴隷として従えている強いまりさが現れた。 このまりさを自分の体で籠絡し取り入れば、ゆっくりぷれいすが手に入る。 それも人間に飼われるのではなく、自らが人間を従えるゆっくりぷれいすだ。 茎を生やして子を宿し、今れいむを挑発して醜く激昂させているのも、自分が正妻におさまる為の術策だろう。 俺たちはうろたえていた。うかつだった、まさかこんな事になるとは。 俺たちが試みていたのはこの二匹をゆっくりさせることだ。 この状態では、まりさはいいがれいむは全くゆっくりできていない。 二匹が仲睦まじい関係を保っていることが前提条件の計画だったということに今更ながら気づいた。 気づいてみれば、ゲスの夫婦はそれだけでトラブルの種を大量に抱えた爆弾のようなものだったのだ。 「あの、ねえ、まりさちゃん……」 「ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!」 「その、とってもゆっくりしたゆっくりは、奥さんもゆっくりさせるものよ?」 「くそどれいは、だまっ、ゆほ、てるん、んっほ、だぜすっきりいいいいーーーーっ!!」 まりさは悪態をつきながら、すっきりする瞬間に由美の方を向いて精子餡を飛び散らせた。 べとつく精子餡を膝にひっかけられた由美は、怒りもせずに説得を続けた。 「でも、本当のゆっくりは家族みんなで仲良く……」 「おい……ごみくずがいちゆっくりまえのくちをきくんじゃないんだぜ」 射精直後の虚脱状態で息をつきながら、まりさが気だるげに罵ってきた。 「しらないようだからおしえておくんだぜ? すべてのゆっくりは、まりささまにつかえるのがいちばんゆっくりできるんだぜ。 よくおぼえとくのぜ!!」 「ゆっふん、だーりん、わいるどですてきよぉ」 まりさはそう言い捨ててからありすと舌をからませ始めた。 まりさの餡子脳内では恐ろしいヒエラルキーができあがりつつあるようだ。 ゆっくりのつけ上がりかたというのは、どうやら人間の想像力の斜め上をいっているのではないか。 「ゆがあああああああ!!ごっぢをむげえええばりざあああああああ!!!」 「でもその、れいむちゃんはゆっくりできてないみたいだけど……」 「れいむはばかだからじぶんのほんとうのしあわせがわかってないのぜ。 ほっとけばいずれはしんじつにきづくのぜ!」 「づれでごい!!ぐぞどれいはゆっぐりじないでばりざをづれでごいいいいーーーーっ」 呼びつけられて振り向いた由美が、声をあげた。 「れいむちゃん、待って!」 そう言い、タオルケットの上でばんばん跳ねているれいむを手で押さえる。 「ゆがっ、ざわるなあああああ!!ばなぜええええ!!! でいぶのいうごどがぎげないのおおおおおおおお!!?」 「赤ちゃんが生まれるわよ!!」 「ゆっ?」 魔法のように、れいむの動きがぴたりと止んだ。 よく見てみると、確かに茎に生っている小さい赤ゆっくりがぷるぷると震えはじめている。 茎が生えてから九日を経て、少しばかり早めの出産が行われつつあるようだ。 れいむが激昂して暴れたのも無関係ではあるまい。 「ゆぅぅ!!れいむのかわいいかわいいあかちゃんがうまれるよおぉぉ!!」 打って変っておとなしくなり、満面の笑みを浮かべて赤ゆっくりを見つめるれいむ。 「恵一、新しいタオルケットお願い!受け止めて!」 由美の指示で、俺は赤ゆっくりを受け止めるためのタオルケットを茎の下の床に敷いた。 このフローリングの床では、直接落してしまうとつぶれかねなかった。 「ゆゆゆぅ~♪ゆっくりしないでうまれてねぇ~♪」 慈母の表情で目を細め、いまかいまかと待ち構えるれいむの前で、 茎の一番先の赤れいむがその震えをさらに早めていた。 「ゆっ…ゆっ…」というか細い声も聞こえてくる。いよいよだ。 一同の注視の中、ついに一匹目のれいむがこの世に生を受けた。 タオルケットの上に着地し、ぷるぷると頭を振ってから周囲を見回し、 れいむの姿を認めると、母親に向かっておさげを振り上げて叫んだ。 「ゆっきゅちちていっちぇにぇ!!!」 この世のあらゆる光を前にしたような眩しげな笑みをたたえ、感極まったれいむが叫び返した。 「ゆっくりしていってねぇぇ!!!」 すぐに二匹目が誕生する。 「ゆっきゅちちていっちぇにぇ!!!」 「ゆっくりしていってね!!」 母親と姉が、新しい家族に挨拶を返す。 そして三匹目、四匹目、最後に五匹目が生まれるまで、この挨拶は五度繰り返された。 五匹のうち三匹がれいむ種で、二匹がまりさ種だった。 「ゆゆぅぅ!!とってもゆっくりしたあかちゃんだよぉぉ!!」 「みゃみゃ、ゆっくりしゅーりしゅーりちてにぇ!!」 「ゆっ!!おねーちゃんじゅるいよ!!まりしゃもしゅーりしゅーりちてにぇ!!」 「ゆゆっ、おちびちゃんたちなかよくしてね!!みんなでおかあさんとしゅーりしゅーりしようね!!」 「しゅーり、しゅーり!」 「しゅーり、しゅーり!」 「ゆゆゆゆぅ~!!おちびちゃんたち、ほんとに、ほんとにゆっくりしてるよおぉぉ~!!」 正直、悪くないかな、と一瞬思ってしまった。 交尾はひどいものだが出産の様子は、なんというか、心温まるものがなくもないかもしれない。 あのれいむがこんな表情を見せるとは思わなかった。 それでも可愛さ2、ウザさ8といったところではあるが。あひる口がウザい。 「ゆっ!まりさ!!」 さすがに好奇心にかられて近づいていたまりさに向かってれいむが叫ぶ。 「れいむとまりさのゆっくりしたあかちゃんだよ!! おちびちゃんたち、おとうさんだよ!!ゆっくりあいさつしてね!!」 「ゆゆっ、おちょーしゃん?ゆっきゅちちちぇいっちぇにぇ!」 「おちょーしゃんはゆっきゅりできりゅ?」 「まりしゃとしゅーりしゅーりちてね!!」 「ゆふん、かわいいでしょ!まりさ、ゆっくりかわいがってね!!」 下顎を突き出し、勝ち誇ったように見下ろして言い放った。 ところが、対するまりさの反応は冷めたものだった。 「めんどくさいんだぜ」 「ゆっ?」 一瞬、事態を把握できない様子で固まるれいむ。 そんなれいむにまりさは続けた。 「こどものめんどうはそっちでちゃんとみるんだぜ。 こもりなんてせせこましいしごと、まりささまにはふさわしくないんだぜ!」 「どどどどどどぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおお!!!?」 どうやら、可愛い赤ちゃんを見せればまりさが子供べったりになり、 家庭に根付いてくれると確信していたらしい。 母性愛の強いれいむ種ならではの発想だったが、 まりさ種、それもゲス相手ではそれも効力がなかったようだ。 「こそだてはおんなのしごとよ。 おっとにこどものめんどうをみさせるなんてとかいはじゃないわね!!」 「あでぃずはだまれええええええええ!!!」 横から口を出してきたありすにれいむは激昂する。 「ゆっ、おきゃーしゃんきょわいよ!」 「ゆっきゅりできにゃいよおお!ゆえーん!」 「ゆゆっ!?」 母親の剣幕に怯えて泣き出した子供たちを見て、れいむはなんとか怒りを収めた。 「ゆゆっ、ごめんね!おかあさんこわかったね! ゆっくりぺーろぺーろしてあげるね!!」 「おきゃーしゃん、ぺーろぺーろ!!」 「ゆっ、ぺーろぺーろきみょちいいにぇ!!」 子供の頬を舌で舐めはじめた。 まりさとありすはそれに背を向け、離れたところでいちゃつきはじめた。 れいむはそちらの方を時々恨めしげに、かつ憎々しげに見やっていたが、 ついにそれきりがなり立てることはせず、子供にかかりっきりになった。 この母性愛は、人間ですらなかなか真似できないのではないか。 母親の望む形とは違ったが、結局赤ゆっくりの存在が状況を丸く収めた形になったようだ。 まりさはありすにすっきりさせてもらい、れいむは可愛い赤ゆっくり達を独占し、 それぞれが一応はゆっくりした状態になった。 俺はというと、頭を痛めていた。 ついに子供が生まれてしまった。ありすの茎の赤ゆっくりもいずれは生まれるだろう。 二匹でも持て余していたのに、合計十匹以上となると、果たしてどういうことになるのか。 俺の不安をよそに、由美は楽しげにれいむの赤ゆっくりを眺めていた。 「ぼさっとみてないであまあまをもってきてね!! ごみくずはかわいいかわいいあかちゃんをみるけんりなんてないんだよぉ!!」 部屋のゆっくりは、結果としては十三匹になった。 れいむが三匹の赤れいむと二匹の赤まりさ、 ありすが四匹の赤ありすと一匹の赤まりさを生んだ。 れいむとありすは、それぞれが自分の子供の面倒を見ていた。 といっても、自分はその場からほとんど動かず、 食事は俺たちに持ってこさせ、うんうんやしーしーなどの処理も俺たちにさせる。 こいつらが親としてすることといったら、歌を歌うかおしゃべりすることぐらいだ。 要するに遊んでいるだけだが、自分では立派に子育てしているつもりでいるらしい。 子ゆっくり共は、いまでは直径10cmに足りるかどうかのサイズになっている。 れいむやありすの教育の結果、 案の定、子ゆっくり共も俺たちを奴隷と認識していた。 「ゆゆっ!ばきゃなごみくじゅがこっちをみちぇるよ!!」 「かわいいれいみゅのかおをみにゃいでにぇ!!どりぇいにはもっちゃいにゃいよ!!」 「あみゃあみゃをもっちぇきちぇにぇ!!そちちゃらまりしゃのうんうんをたべちゃちぇてあげりゅよ!!」 「ゆふふ、どれいをきょういくしてあげるなんておちびちゃんたちはゆっくりしてるね!!」 「ゆっ!!おきゃーしゃん、ごみくじゅのきょういきゅはれいみゅにまかちぇてにぇ!!」 れいむの子は、面と向かって悪態をついてくる。 いちいちちょっかいをかけられるたびに相手をするのは非常に疲れた。 「ごみくじゅ!!はやきゅあみゃあみゃをもっちぇきちぇにぇ!!」 「ゆっきゅりしにゃいでもっちぇきちぇにぇ!!かけあち!!かけあち!!」 以前にも増してひっきりなしに食事を要求される。 「あちょこのおもちゃをもっちぇきちぇにぇ!!いちびょういにゃいだよ!!」 「いち!まにあわにゃかっちゃにぇ!!ばちゅとしちぇどげじゃしちぇにぇ!!」 部屋の反対側にあるおもちゃを一秒とか二秒で取りに行かされ、間に合わないといっては土下座させられた。 「にゃにしちぇるにょ!?」 「くちょどりぇいにこんにゃにょはひちゅようにゃいよにぇ!!」 「りぇいみゅうんうんしちゃくにゃっちぇきちゃよ!!」 「ゆっ!まりしゃもうんうんしゅるよ!!」 勉強していれば、ノートの上によじ上ってきてその上でわざわざうんうんをしてきた。 こびりついた餡子はティッシュで拭きとってもくっきり跡が残った。 「痛っ!」 「ゆっ!ごみくじゅがいちゃがっちぇるよ!!」 「げらげらげら、おもちろいにぇ!!もっちょやっちぇあげりゅ!!」 「にゃんぼんみぇでちぬかにゃ~♪」 鉛筆やペンを口にくわえて俺を刺してくる。 たとえ子ゆっくりでも、鋭いもので突かれたら痛い。特にコンパスは冗談ではすまなかった。 俺が痛がるのでこの遊びは特にお気に入りになったらしく、いよいよここでノートは開けなくなった。 「ゆっ、これにゃに!?」 「パソコンだ。触らないでくれ」 「ゆっ!だいじにゃもにょなにょ!?」 「そうだよ」 「みんにゃー!!あちゅまりぇ~!!」 ノートパソコンで論文を書いているところにやってきて、 わざわざ大切なものであることを確認してから、姉妹を集めてその上で跳ねたりちーちーをしはじめた。 慌てふためいて砂糖水を拭き取ろうとする俺を眺めて、子ゆっくり共はげらげら笑い転げた。 ノートもパソコンも開けず、結局作業は大学でするしかなくなった。 「くちょじじいはゆっきゅりしにゃいでにぇ!!」 「れいみゅたちはゆっきゅりしゅるけどおみゃえはゆっきゅりしちゃだみぇだよ!!」 なにも用がないときでも、並んで悪態を飛ばしてくる。 押入れに隠れていればこうだ。 「ごみくじゅ!でちぇこい!!」 「ごみくじゅ!でちぇこい!!」 呼ぶから出ていってやれば、返ってくるのは嘲笑だけ。 「ほんちょうにきちゃないかおだにぇ!!」 「ゆっきゅりできにゃいにぇ!!おお、あわりぇあわりぇ!!」 「ば~きゃ!!ば~きゃ!!」 ほとんどの時間を、れいむの子ゆっくり共は俺をいじめる事に費やしていた。 ゆっくり用のおもちゃが敷き詰められたこの部屋の中で、 子ゆっくり共がどれを一番気に入っているかは明らかだった。 正直、俺はゆっくりをなめていた。 あんなまりさとれいむでも、成体ゆっくりはまだ理由をつけて罵ってくるだけましだったのだ。 子ゆっくりは、なんの理由もなしに、ただただストレートに悪罵をぶつけてくる。 自分たちはお前を蔑んでいるのだぞ、さあ悲しめ、いますぐ苦しめと言わんばかりに。 露骨に俺たちをいじめにかかっていた。 「さあ苦しめ」と言って向ってくる相手に、対話など成り立たない。 反論のしようも対処法もなく、ただ黙ってやられているしかないのはひどく辛かった。 「ゆっ、おちびちゃんたち、あれをみてごらんなさい。ゆっくりできるかしら?」 「ゆっきゅりできにゃいわ!!」 「うしゅぎたにゃいいなきゃもにょにぇ!!」 「ゆふふ、そのとおりね。とかいはなおちびちゃんたちは、あんなふうにはならないわね?」 「ならにゃいわ、まま!!なりゅほうがむじゅかちいわにぇ!!」 「あなたたちはとかいはなありすのあんこをうけついだこうきなゆっくりよ。 あんなげせんなどれいとはちょくせつくちをきいちゃだめよ?」 「ゆっきゅりりきゃいしちゃわ!!」 ありすの子は、俺を直接相手にしようとはしない。 しかしその侮蔑と悪意は深かった。 「ゆっ、とかいはなでぃなーをもってきなさい!!」 「いちょぐにょよ!ときゃいはなれでぃをまたちぇるもにょじゃにゃいわよ!」 「ありしゅちゃちはぐりゅめよ!いちりゅうしぇふをよんできにゃちゃい!」 由美に対しては、全力で見下しながらもまだ口をきくが、 俺に対しては一切口をきかず、家畜同然かそれ以下に見ているようだった。 それでいながらその実、ありす共は俺を意識しており、 毎日執拗に俺に対する嫌がらせを繰り返した。 ありす共は、表面的には俺と目を合わせずつんと無視しているが、 常に目の端で俺の行動を監視し、嫌がらせの種を探している。 洗濯をしていれば、洗濯機によじ上ってめちゃくちゃにボタンを押す。 勝手に冷蔵庫を開け放つ。 中の氷やアイスが解け、食事が腐り、その度にまりさに新しい食料を買い出しに行かされた。 原因はゆっくりにとっても明らかだったが、やつらの非難はいつでも俺たちに向けられた。 料理をしていれば、ありす共が台所によじ上り、 あちこちにぶつかって皿や包丁をがしゃがしゃ落としたり食材をひっくり返す。 当のありす共は、たまたま通りがかっただけという涼しい顔で、慌てるこちらを見ようともしない。 俺が慌てるのは、第一にありす共が怪我をしないようになのだが。 俺は押入れの中に布団を敷いて寝ているのだが、 毎日朝起きると、顔中にカスタードのうんうんが積み上がっていた。 ありす共が部屋の隅でにやにやとこちらを盗み見てせせら笑っている。 押入れの中に押し込んでおいた参考書が、大学に行っているあいだにすべて引っ張り出され、 あちこちに破り捨てられている。 ページの表面にこびりつくのはカスタードだ。 出かけようと思えば、俺の靴の中にカスタードがぎっしり詰められている。 歯磨きやら洗剤やらがすべて絞り出されてぶちまけられている。 犯人は大体いつも決まっていた。 やられた品々の周りに落ちているものがたいがいカスタードだったこともあるが、 行動パターンとして、れいむ共は俺達がそばにいる間は俺たちにつきっきりで悪罵を飛ばし、 俺たちがいない時は家族でゆっくりしている。 ありす共はその逆で、俺達がいる間は家族で固まっており、 俺達がいない間や寝ている間に精力的に動く。 壊された品々を見て慌てる俺を横目で見て、そらとぼけてせせら笑い、 高貴な自分たちがお前など相手にするわけがない、という姿勢を崩さない。 俺達が生活の中で使うもの、ゆっくり飼育のために使うものの区別なく、 とにかく俺達が使っているものをすべて壊しにかかる。 それで不都合が出れば、まりさが修復を命令してきた。 また部屋の構成を考えなければならなかった。 足元にまとわりつく子れいむ共に神経をすり減らしながら、家具の位置を大幅に変えた。 足場にされないように、ありす共の手が届かないようにする。 ほとんどの家具や日用品は撤去された。 もはや100%ゆっくりの為の家であり、人間が住む家ではなかった。 由美もまた、ゆっくり共に見下され侮蔑されていることに変わりはないが、 俺とは対応が明らかに違った。 家畜同然に扱われ、ごみのように苛められている俺に比べて、 由美の扱いはどうやらペットに近かった。 「おねえちゃんはほんちょにぐじゅだにぇ!もっちょはやきゅはしっちぇにぇ!」 「がんばりぇ!がんばりぇ!」 部屋の隅に置かれた一枚のクッキーを、 由美はわざとゆっくりのろのろと取りにいく。 ゆっくりのプライドを傷つけぬよう、魯鈍を演じている。 「やったぁ、取れたぁ!」 「ゆっ!おちょいよ!でみょよきゅがんばっちゃにぇ!!」 「ごほうびにたべちぇもいいよ!!ゆっきゅりかんしゃしちぇにぇ!!」 「わあい、みんなありがとう!」 にこにこしてクッキーを頬張る由美。 これほど言われても、つけ上がるゆっくりが可愛いという感性に揺らぎはないらしく、 とくに忍耐しているようには見えない。尊敬の念すら覚える。 そしてその無邪気な笑顔こそが、俺にとってもこの生活の中で唯一の救いなのだ。 とにかく、彼女と俺とではどうしてもゆっくりに対する態度が違う。 彼女はゆっくりのわがまま放題を心から楽しんでいるようだが、 俺のほうは常に潰したい衝動を抑えながらゆっくり共に接している。 その心情はやはり表面に現れ、ゆっくりもそれを敏感に察知し、 ゆっくりできるペットとゆっくりできない家畜、とでも分類したようだ。 俺に対しては「ごみくず」「くそじじい」としか呼ばないが、 由美は多くの場合「おねえさん」と呼ばれていた。 いつもにこやかな由美は多少なりとも可愛がられているようだったが、 俺は由美との対比でなおさら憎まれ、苛められ続けた。 それでも、俺は由美のために耐え続けた。 (後編へ) 選択肢 投票 しあわせー! 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※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。あと五話以内で完結の予定。ここまで長くなるとは…… ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』21 その夜、十三匹のゆっくり達は円になって向き合っていた。 いずれも惨憺たる有様だった。 髪のほとんどを失って禿げあがり、あんよを焼いて動けなくなったれいむ四匹。 歯と舌を失い、噛むことも喋ることもかなわず、ゆーゆーと呻くことしかできないまりさ四匹。 目とぺにぺにを失い、生き甲斐のすっきりを捨てて暗闇の中で蠢くありす五匹。 どれもひどい状態だったが、 今、十三匹は助けあうことでなんとか暮らしていた。 動けないれいむ達を、まりさ達が押して移動させてくれる。 目の見えないありす達に、れいむ達が視界を指示してくれる。 まりさ達は言葉を喋れなかったが、 ありす達は「ゆーゆー」のうめき声に込められたニュアンスを鋭敏に読み取ってくれた。 苦労しながら、手を貸し合うことで、十三匹はこうして綺麗な円を描いて座っている。 昔、お兄さんに飼われていた頃、五体満足だった頃の自分たちにはできなかった芸当だ。 かつてはいがみ合っていた十三匹が、 共通の罪を背負い、片輪になった今、その結束が強固なものになっている。 親れいむは一同を見回し、ささやかな満足を覚えていた。 すでに話し合いは済んでいた。 あとは決められたことを実行するだけだ。 かすかに震えながら、十三匹はずっと動かなかった。 誰かが最初に差し出せば、全員がそれにならって差し出すだろう。 しかし、一番手を名乗り出る勇気がなかなか出ずにいた。 それしかない、ということはわかっていた。 髪も、目も、歯も、舌も、あんよも、ぺにぺにも、 お兄さんの赤ちゃんには釣り合わず、贖罪にはならなかった。 となれば、残されたものはそれだけだ。 誰からともなく、傍らのゆっくりにすーりすーりを始めていた。 互いの姿を確かめるように、じっと見つめ合い、頬を擦り合わせる。 かつて暴君だった親まりさでさえ、我が子の頬を愛しみ、子との抱擁を味わっていた。 まるでそれが今生の別れででもあるかのように。 「ゆー………ゆううー……………」 名残りを惜しむ時が長い間流れた後、 ついに、一匹の子ありすが舌を伸ばすと、 自分の頭からそれを外し、円陣の中心に置いた。 それを皮切りに、一同から次々とそれが差し出されていった。 最後に親れいむが自分のものを差し出し、 一同の中心に、それは山と積み重なった。 償いたかった。 あれほど愛しい人間の、あれほど愛らしい赤ちゃんを嬲り殺した罪。 それを償い、詫びたい。 詫びて、あの赤ちゃんに許してほしい。 そして人間に褒めてほしい、自分たちはゆっくりできると。 それだけがゆっくり達を突き動かしていた。 もはや、見慣れた家族の姿はどこにもなかった。 外見上は、どこの誰とも知れず、得体も知れず、ゆっくりできないゆっくり。 禿げ上がるよりも、目をえぐられるよりも、足を焦がすよりも、舌を失うよりも、 ゆっくりにとってゆっくりできないおぞましい姿が、 宵闇の中で円になって並び、黒いシルエットを浮かびあがらせている。 しかし、その場にいるゆっくり達は、 それらが自分の家族であり、そして自分自身であることを知っていた。 いずれともなくすすり泣きはじめ、 隣のゆっくりがその頬をぺーろぺーろしながら、自分も涙を流している。 これを以てしても詫びることができなかったその時はどうするか。 それもすでに話し合い、決めてあった。 これを差し出した今、自分たちが差し出せるものはもう一つしか残っていないのだから。 そして、これを差し出す以上、最後に残ったそれに対する未練ももうないのだ。 せめて、それを人間がゆっくりする役に立てることだけが皆の望みだった。 皆が身を寄せ合い、一言も発することなく静かに泣いていた。 二十七日目 恐ろしく、冷たく、しかし何よりも愛しいお兄さんが、 椅子に座り、自分たちを見下ろしている。 動けないれいむ達をまりさ達が押し、 押されながら、れいむ達がありす達に方向を指示する。 息の合った連係で、十三匹はお兄さんの前に並んだ。 今日のお兄さんは、部屋に入ったときから、 新聞も読まずに自分たちに注目している。 一言も口を挟まずに、自分たちの動向を見守ってくれていた。 「おにいさん。 これが……れいむたちのおわびです」 親れいむがそう言うと、盲目のありす達が、 それぞれ口にくわえていたものを床に置き、お兄さんのほうに押しやった。 四揃いのリボン、四つの帽子、五つのカチューシャ。 ゆっくりにとっては命と同等の価値がある髪飾りが、 ひとつも欠けることなく、十三匹分揃って並べられていた。 「れいむたちの………いちばんたいせつな、おりぼんさんです」 「ゆうううぅ……ゆー……ゆーゆゆううーゆー………」 「ありすたちのかちゅーしゃです………」 お兄さんは黙ったまま、それらを見つめていた。 その様子を窺ってから、親れいむが続けた。 「れいむたちは、それがないと、にどとゆっくりできません。 あまあまをむーしゃむーしゃしても、すっきりしても、おひるねしても、 それがないと、れいむたちはゆっくりできません。 れいむたちは……もうにどとゆっくりをしません」 「………本当にいいのか?」 弾かれたように、全員が顔をあげた。 お兄さんが、眉を寄せてこちらに身を屈めていた。 いつものように「捨てろ」と切り捨てられるのではないかと気が気ではなかった。 しかし今、お兄さんが身を乗り出していた。 その喜びに、親れいむが声をはりあげる。 「いいんです!! ゆっくりできなくなってもいいんです!! それが、それが、れいむたちの、おわびなんです!!」 「……一生ゆっくりできなくなるんだぞ。 仮に人間に飼われても、それがないとゆっくりできないぞ」 「ありっ、ありすたちが!!」 親ありすが声を絞り出す。 「あでぃずだぢが、ゆっぐ、ごろじだあがぢゃんも!! にどどゆっぐりでぎばぜん!! だがら、だがら、あでぃずだぢも!!もうにどどゆっぐりじばぜん!!」 「ゆぐううううーーーー!!ゆうううぐうううううううーーゆーーーー!!!」 まりさ達もしきりにうなずきながら叫んでいた。 「うげどっでぐだざい!! どうが、どうが、おりぼんざんをうげどっでぐだざい!! でいぶのおわびを!!うげどっでぐだざあいいいいい!!!」 お兄さんが屈みこみ、それらを手に取っていた。 ゆっくり達の表情がぱあっと華やいだ。 こんなゴミクズの汚らしい飾りを、お兄さんが手ずから触れてくれた。 それだけで報われる思いがした。 「………お前たちの気持はわかった」 「ゆううぅぅぅぅうううう!!!」 嬉しさのあまり、ゆっくり達は泣き、呻いた。 「お前たちはそこまでして………俺の子供のために詫びてくれるんだな」 「ばい!!ばいいいぃぃ!! ぼんどうに、ぼんどうに!!ぼうじわげありばぜんでじだあああぁぁ!!」 「ゆるじで!!ゆるじでぐだざいいいいぃぃ!!」 「許す」と、ただ一言言ってほしかった。 深刻な障害を抱え、髪飾りを失った今、 許されたところで、もはやゆっくりできるゆん生はないだろう。 それでも、ただ一言、一言だけ「許す」を言ってくれれば、 自分達は報われるのだ。 「………………」 返答は返ってこない。 ゆっくり達がちらりと表情を窺うと、 髪飾りの山を前にして、お兄さんは口に手を当てて悩む風だった。 小声でぶつぶつ言っている。 「これだけのものを………これでもう……どうだろう……… まさかここまで………こいつら…………… 俺の娘は………これでやっと………………いや、しかし…………」 悩んでくれている。 それまで歯牙にもかけられなかったゴミクズの自分たちのために、 お兄さんが気にかけ、許すかどうか悩んでくれている。 それだけでたまらなく嬉しかった。 お兄さんの逡巡は長く続いた。 ついに親れいむが待ち兼ねて、多幸感を表情に浮かべて叫んだ。 「れいむをころしてください!!!」 「なんだと!?」 お兄さんが叫び、驚愕の表情でこちらを見つめる。 他のゆっくり達も、一瞬親れいむを見やり、続いて口々に叫んだ。 「れいむもころしてください!!」 「ありすもころしてください!!」 「ありすもおねがいします!!」 「れいむも!!」 「ゆー!!ゆううーゆーー!!」 殺してくれ、の合唱。 お兄さんに許してほしい、その一心でゆっくり達は叫び続けた。 「………死ぬっていうのか。俺の、子供のために」 「ぞうですううぅ!! ごろじでっ!!ごろじでぐだざい!! でいぶだぢはっ!!じんで!!おぞらの、あがぢゃんにっ!!あいにいぎばず!! おぞらで!!あがぢゃんに!!ごべんなざいっでいっでぎばずううぅぅ!!」 お兄さんが呻いた。 「……どんな死に方がいいんだ?」 「いぢっ!いぢ、いぢばん!!ぐるじいぼうぼうで!! いぢばん、いだぐで、ぐるじぐで、ゆっぐりでぎないぼうぼうでごろじでぐだざい!! あでぃずだぢは!!おわびじだいんですうううううぅぅぅ!!!」 「そんな……本当に、それでいいのか?」 「いいでず!!」 「いいんでず!!」 「ゆううううぅ!!ゆううううぅーーーーーーっ!!」 「ぼんどうにずびばぜんでじだ!!」 「おにいざんのぎがずむばで!!あでぃずだぢをぐるじめでぐだざいいぃ!!!」 お兄さんが椅子から立ち上がり、懇願するゆっくり達を見下ろした。 しばらく考えていたが、やがて言い渡した。 「よし。殺してやる。一番ゆっくりできない方法で……それでいいんだな」 「ばいいぃ!!あじがどうございばずぅ!!」 「ぼんどうに、ぼんどうに、あじがどうございばじだ!! ぼうじわげありばぜんでじだあああぁ!!」 「ああ………そして」 お兄さんがゆっくり達の前に屈みこみ、 親れいむの頭に手を置いて、優しく笑った。 「それで許してあげよう」 「ゆっ………!?」 「お前たちは、俺の子供のために死ぬとまで言ってくれた。 お前たちは本当に反省したんだな。 認めるよ。お前たちは、本当に、ゆっくりできるゆっくりだ」 ゆっくり達の表情が、ゆっくりと、泣き顔から笑顔に変わっていく。 涙に濡れた頬に、開放の笑いが大輪の花を咲かせた。 「お!!おにいざん!!おにいいざあああああんん!!」 「あじがっ!あじがどうございばず!! ごんなごみぐずをゆるじでぐれであじがどうございばずううううぅぅ!!」 「いいや。お前たちはもうゴミクズなんかじゃない。 人間のためになる立派なゆっくりだよ」 「ゆうううぁあああああああ!!!あじがどう!!あじがどううううぅぅぅ!!!」 「子供を殺したお前たちを、俺は心底憎んでいた。 でも、もう、憎み続けるのにも疲れたよ。 何かを憎み続けるというのは辛いもんだな……自分までみじめになってくるんだ。 お前たちのことも、ずっと許さずにいじめ抜いてやろうと思っていた」 「ゆぐっ………!!うぐぅ………!!」 「でも、もういいよ。 お前たちは本物だった。最高のゆっくり……いや、人間以上だ。 罪を償うために自分をそこまで傷つけ、命まで差し出すなんて、 人間にだってなかなかできることじゃない。 尊敬するよ………目が覚めた気分だ。ゆっくりって、すごいんだな」 泣きじゃくりながら、ゆっくり達はお兄さんの言葉を聞いていた。 その一言一言が、傷ついた身体に、心に、温かく沁みとおった。 「お前たちは罪を償わなければならない。 お前たちの死が、すべての人間、すべてのゆっくりのためになるんだ。 苦しんで死ぬことになるが、死んだあとは、お空でゆっくりしていってくれ。 お空から、俺達人間を見守っていてくれ」 「ばいいぃ!!ばいいいいいぃぃぃぃ!!!」 「ゆうぐううううう!!ゆううううぅぅぅーーーーーーーっ!!!」 ゆっくり達は、嬉し泣きに大粒の涙を流した。 感極まった親れいむが、泣きむせびながらお兄さんにすがりついて叫んだ。 「お、おにいざん!!おにいざんっ!! びどづだげ!!ざいごに、びどづだげ!でいぶのおでがいをぎいでぐればずが!?」 「なんだい」 「ず、ず、ずーりずーり!!ずーりずーりじでぐだざい!! ずっどっ!!おにいざんどっ!!ずーりずーりじだぐでっ!!でい、でいぶはっ」 「いいよ。ほら」 お兄さんの手が、親れいむの頬をやさしく撫でた。 「あぐっ、ゆぐっ………ゆっ…………ゆっっっっぐいいいぃぃぃぃ~~~~~~~~……!!」 夢にまで見たすーりすーり。 罪を許され、開放され、ついに親れいむは人間さんにすーりすーりをすることができた。 あまりの嬉しさと多幸感に、涙と涎とうれちーちーが止まらなかった。 「お、おにいざん!!でいぶも!!でいぶもおねがいじばず!!」 「あでぃ、あでぃずもずーりずーりじでぐればずが!?」 「ゆぐううううーーーーっ!!ゆうううううゆうううううーーーーーー!!!」 「慌てなくてもいい。みんなすーりすーりしてやろう。 みんな、とてもゆっくりできる、いいゆっくりだもんな」 「ゆんやあああああああああああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーっ!!!!」 嬉しさのあまりに悲鳴をあげ、十三匹のゆっくりはお兄さんの膝元に殺到した。 動けないれいむも、目の見えないありすも、 お兄さんはわけ隔てなく取り上げ、膝の上ですーりすーりをしてくれた。 髪飾りを捨ててなお訪れた、生涯最高のゆっくり。 後に待つのは苦痛に満ちた死だったが、それは全く苦にならなかった。 ただただ、このお兄さんを喜ばせたいと願い、 十三匹は、最後の苦行を心待ちにさえしていた。 長い階段だったが、ゆっくり達は文句も言わずに飛び跳ねていた。 親れいむが花束を手に持ち、親まりさが手桶と柄杓を持っている。 他のゆっくりも、それぞれに線香や蝋燭などこまごました荷物を持っている。 「ゆっ!ゆっ!ゆっくりのぼるよ!!」 「がんばってのぼろうね!!おにいさんといっしょだからゆっくりできるね!!」 「おにいさん!おにもつもちますわ!!」 「いやいや、大丈夫だよ」 お兄さんは笑いながら、声をかけてきた足もとの子ありすの頭を撫でた。 「ゆふぅっ………!!」 ひと撫でで子ありすの表情が幸福にゆるむ。 霊園は広く、道のりはそれなりに辛かったが、 十三匹のゆっくり達はこのうえなく幸福だった。 れいむ達は元気に飛び跳ねているし、 まりさ達はころころした声で喋り、ありす達はきょろきょろと瞳を動かしている。 人間の技術は、ゆっくり如きには思いも及ばない素晴らしいものだった。 あれほど傷ついたれいむ達の体を、 眠っている間に、お兄さんはいともたやすく完璧に治療してくれた。 髪飾りも返してもらい、十三匹は元通りの完全な健康体である。 長い階段を上りきったところに、赤ちゃんの墓はあった。 長浜家の墓は、綺麗に手入れされていた。 黒い長方形の墓の側面には、先祖代々の法名が彫られている。 お兄さんが指し示してくれた名前が、 自分たちが殺した赤ちゃんのものだった。 ゆっくり達は涙を流し、赤ちゃんのために頭を下げて詫び、祈った。 「ごめんなさい……ごめんなさい……ほんとにごめんなさい……」 「おそらでゆっくりしてください………」 「すぐにおわびにいきます……」 墓に水をかけ、周りを掃除し、墓前に花を添える。 泣きじゃくっているゆっくり達の頭を、お兄さんは撫でてくれた。 「きっと許してくれるよ。お空に会いにいったときに」 「ばい………ばいいぃ………!」 墓前に添えられた菊がかすかに揺れた。 白い清潔な廊下を跳ねていく。 ゆっくり達の口には、それぞれ一本ずつのカーネーションが咥えられている。 お兄さんの後について人気のない廊下を進み、何度も角を曲がった。 ある一室の扉が開かれた。 その部屋は白い壁に囲まれた簡素なつくりだったが、 部屋の中心にベッドが置かれ、 その周囲に配置された器具から何本もの管がベッドの中心に伸びている。 お兄さんがゆっくり達を持ち上げ、ベッド脇のテーブルに並べてくれた。 そこには忘れもしない、 かつて自分たちを世話してくれたあのお姉さんが横たわっていた。 やつれて青白い顔には太い管に繋がった透明なマスクが被せられており、 蒲団から突き出た腕にはコードが何本も繋がっている。 親まりさは顔に近付き、その瞼を見た。 その目は閉じられ、開く気配は全く感じられなかった。 まるで死人のように、お姉さんは動かなかった。 「おねえさん……えいえんにゆっくりしてるの?」 「いや。生きている。 生きてるが、目を覚まさないだけだ」 「どうしたら…おねえさんはめをさましてくれますか?」 「わからない。どうしようもない。 いつかは目覚めるかもしれないが、 俺たちはただ待つしかできないんだ」 親まりさが泣いていた。 「まりさが……まりさが、おねえさんに……あたっくをしたから……」 「もういい。まりさ」 「なんでぼじばず!!」 親まりさが叫び、お兄さんに懇願した。 「ばりざ、なんでもじばず!! なんでぼじばずがら!!おねえざんを、おねえざんをなおじでぐだざい!! ばりざのがらだをづがっでいいでず!!」 「無理だ!」 お兄さんが叫んだ。 「どうしようもないことも世の中にはあるんだ。 お前たちにだって、俺達人間にだってどうしようもない。 あとは運を天に任すしかないんだ。 お前たちは……ただ、見守っていてくれ」 「ばい………」 親まりさはしゃくりあげ、頷くと、 お姉さんに向きなおって言った。 「おねえさん……。 まりさたちは、おそらにいきます……。 おそらでずっと、おねえさんがおきるのをまってます」 「れいむたちも………まってます」 「きっと…………きっと…………」 ゆっくり達は目を閉じて祈り、 口に咥えたカーネーションを、お姉さんの手元にそっと置いた。 お姉さんのベッドが、赤い花で彩られた。 「ありがとう」 お兄さんが言い、親まりさの頬を撫でた。 「お姉さんは喜んでくれてるはずだ。 お姉さんがお空に行ったときは、温かく迎えてやってくれよ」 「はい………」 (後編へ)
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※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。(十回超の予定) ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』8 泣き喚き懇願する母親たちの目の前で、 子供たちの足はすべて焼かれた。 「ゆびぃぃぃぃ……ゆびぃぃぃぃ……」 「いぢゃいよぉぉ………ありゅきぇにゃいい………」 「おきゃあしゃぁぁん………しゅーりしゅーりしてぇぇ……」 「おちびちゃん……おちびちゃあああん……」 頬を涙でびしょびしょに濡らしながら、 親れいむ共は透明な壁に頬を押し当てている。 すーりすーりをしようにも壁に遮られ、歯噛みするしかない。 「おにいさん……すーりすーりさせて……」 「もういいでしょう……?」 「れいむたちがわるかったです…… あやまります……なんでもします……おちびちゃんを……」 見違えるほどしおらしくなり、懇願してくる親れいむ共。 その様子を見届け、俺は次の道具を手に取った。 ガラス箱のすぐ前に、蝋燭立てを一本ずつ並べていく。 本数は九本。それらは鉄製の太い針状をしており、 火皿から上の針はかなり長く、10cmほど突き出ている。 よくわからない。 よくわからないが、ゆっくりできない気がする。 それだけは見てとった親れいむ達が目を見開き、 震えながらおどおどと俺を見上げる。 「おにいさん……?」 「ゆぎいいいいいいいあああああぁぁぁ!!!」 一匹の赤まりさを持ち上げ、焼かれた底部を針に突き刺した。 中心部の中枢餡を慎重に避け、背中側を刺し貫く。 「いぢゃいぢゃいぢゃいいいいいいいいい!!!!」 「おぢびじゃああああああああ!!!」 「いいいいいいああああああゆっぎゅりでぎだああああああい!!」 餡子が漏れ出してしまわぬよう、ゆっくりゆっくりと深く貫いていく。 体の中を鉄製の針が貫き擦っていく激痛に、赤まりさの体が激しく痙攣する。 親れいむと赤ゆっくり共の絶叫が響く中、 赤まりさは貫通した針の根元、火皿にまで押し当てられた。 次の赤ゆっくりを手に取る。 火皿は九本。 泣き喚き逃げまどい、透明な箱に顔を押しつけて母親に助けを求める赤ゆっくり共を、 次々と蝋燭立てに突き立てる。 我が子を蹂躙される親れいむ共の悲鳴は留まることを知らない。 足りないな、と俺は思った。まだまだだ。 「いぢゃいいいいい!!!いぢゃいいいいい!!!」 「ゆああああぁーっゆわああああああーーーーっ」 蝋燭立てに貫かれて泣き叫ぶ赤ゆっくり共の前に、道具箱を置く。 まずは釘。 手早く、手近な赤れいむの左目に俺は釘を突き刺した。 中枢餡に届かないように力を抑えているので、釘は半分ほどまでしか刺さらない。 「ぱぴゅうううううううううう」 面白い悲鳴を上げて痙攣する赤れいむ。 「おぢびぢゃんのおべべがああああああああ!!?」 もう一本を取り出し、残った右目にも突き立てようと近づける。 すると、赤れいむが親れいむの方を見て呟き始めた。 「おきゃあしゃん……たしゅけちぇ……… りぇいみゅいいきょになりゅかりゃ…………」 親れいむ共が絶叫で答えた。 「おぢびぢゃああああああん!!!」 「りぇいみゅは……わりゅいきょなんだにぇ…… きょんにゃ……きょんにゃこちょ……しゃれるにょは…… わりゅいこちょしちゃんだにぇ…… ごめんなしゃい……ごめんなしゃい……」 「でいぶのあがぢゃああああんんん!!! おにいざあああああんおでがいじばずううううう!!」 「りぇいみゅ……きょわいよ…… おみぇみぇみえなきゅにゃるのいやだよ…… いいきょになりゅかりゃ……しゅききりゃいしにゃいよ…… わがみゃみゃいわにゃいよ……おてちゅだいもしゅりゅよ…… だから……たしゅけちぇ…… おきゃあしゃんたしゅけちぇ………」 泣き咽び、箱の壁にへばりつきながら、 親れいむ共は涙と涎をまき散らし、口々に赤れいむに呼びかける。 「おちびちゃああん!!わるくないのおおおお!! おちびちゃんはわるぐないんだよおおおおお!!! おちびちゃんはどっでもいいごだよおおおおお!! どっでもがわいい、ゆっぐりじだいいご!!! ぜがいでいぢばんゆっぐりじだいいごなのおおおおおおお!!!」 「びゃぎぃいいいいーーーーーーーーーーーっ」 残った右目にも釘を突き立てると、親れいむ達の悲鳴が爆発した。 「おぢびじゃああああああああああああーーーーーーっ!!!!!」 かはっ、かはっ、と荒い息をつく赤れいむ。 必死に呼びかける親の声にやがて答えた。 「おきゃあしゃん……みえにゃい……みえにゃいよ…… りぇいみゅのおみぇみぇ……みえにゃい…… まっきゅら……きょわいよ……きょわいよううう…… おきゃあしゃあああん……どこおおお……」 「ここ!!ここ!!ここにいるよおおおおおお!!! でいぶのがわいいがわいいおぢびじゃああああんん!!」 「びゅうううぐううう!!」 それからは手早く済ませる。 赤れいむの体中に、たちまち二十本の五寸釘が突き立てられた。 あまり刺しすぎると皮が裂けて餡子が漏れ出してしまうからこのあたりが限界だ。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「あがっあっ、ゆぐううっおぢびぢゃっゆあああ」 母子ともにひくつき始めた。 次に赤れいむの舌を引っ張り出す。 目一杯引っ張ると、およそ5cmほどに伸びた。 その舌に、また五寸釘を五本ほど突き立てる。 「あぅがああああああ!!!」 赤れいむの何十度目かの絶叫が響く。 五寸釘の重みで、舌はだらりと垂れ下がった。 最後に、蝋燭立てを本来の用途に使う。 赤ゆっくりを貫く鉄の針に、蝋燭を縦に突き立てた。 かなり太い蝋燭で、たっぷり半日は持つだろう。 赤ゆっくりの頭上に立つ蝋燭に火をつける。 蝋が垂れるのを待つ間に、他の八匹の赤ゆっくり共にも同じ処置を行う。 両目を潰し体中を刺し舌を垂れ下がらせる。 親れいむ共のすぐ目の前に、九本のキャンドルが並べられた。 苦痛に染まった赤れいむ共の潰された目が、 恨めしげに親れいむを凝視している。 「ゆわぁぁぁぁ………ゆわぁぁぁぁ……… おぢびぢゃ……おぢびぢゃ………」 「がわいいあがぢゃん………ゆがああぁぁ……」 「いだいいい……いだいよおおおお………」 つい今しがた、腹を痛めて出産した子供たちの有り様を見て、 涙の水たまりに浸かりながら、なおも涙を流し嗚咽する親れいむ共。 感情移入して、刺されてもいないのに痛がる親もいる。 「ゆぎゃあああああ!!」 赤ゆっくりが叫びだした。蝋が垂れはじめたのだ。 釘に刺し貫かれた体中を、熱い蝋が次々に落ちてきては撫でていく。 その度にびくんと身を震わせて絶叫する赤ゆっくり共。 舌を引き出された状態での悲鳴は言語にならない。 「びぃ!!ひぃい!!あいぃいい!!」 「おぢびぢゃあああああああーーーーーっ」 「おにいざああああん!!おにいいざあああああああん!!」 餡子がなくならないかぎり、ゆっくりは死なない。 たとえ赤ゆっくりがここまでされてもだ。 ひとまず蝋がなくなるまで、苦痛に歌い続ける子供を楽しんでもらおう。 俺は部屋を後にした。 「おにいいざあああんまっでえええええええ!!」 「おでがいいいい!!おでがいだがらおぢびぢゃんだぢをおおおおお!!」 「だずげでぐだざあああああい!!だずげでええええええ!!」 「でいぶがみがわりになりばずうううううううう!!!でいぶうううううう」 翌日、俺が部屋に入ると、憎悪と懇願の入り混じった視線が集まってきた。 箱の中のれいむ四匹は一晩中子供たちの前で泣き明かしており、 目は充血ならぬ充餡で黒っぽくなっている。 「おちびちゃん……たすけてください……」 「おねがいします!!おねがいします!!まだいきてるんです!!」 九本のキャンドルを見ていくと、確かにどれも生きていた。 溶けきった蝋にほぼ全身を包まれているが、 慎重に口の部分をこそげ取ってから、 刺さっている釘をこじってやると苦痛に叫びが上がった。 「ぴびぃいい!!」 「おちびちゃああああん!!」 「ここにいるからね!!おかあさんここにいるからねえええ!!」 蝋まみれで火皿に固定されている赤ゆっくり共。 皮が破れて中の餡子が漏れないように助けるには、 全身の蝋をこそぎ取り、慎重に引き抜かなければならない。 面倒なのでもう殺してしまうことにする。 代わりはいくらでもいるのだ。 一匹の赤れいむを掴み、ぶちりと力まかせに引き抜く。 「びぎゃあっ!!」 鋭い悲鳴を上げてびくびくびくと暴れる赤れいむ。 背中側に頭頂から底面にかけて大きな裂け目ができた。 ぼたぼたと餡子を漏らす蝋と釘まみれのそれを、箱の中に投げてよこす。 「ゆあああああああ!!おぢびぢゃああああああ!!」 生みの親らしき子れいむがそれに駆け寄る。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 箱の床に叩きつけられた拍子に、刺さっていた釘が奥深く突き刺さったようだ。 まず中枢餡はぐしゃぐしゃだろう。 「あがぢゃああああん!!ゆっぐりじでいっでね!!ゆっぐりじでいっでね!! おがあざんがべーろべーろじであげるがらねええええ!!」 必死に舌を伸ばして舐めようとするが、 針刺しのように突き刺さった釘と体中を覆う蝋の隙間から覗くわずかな皮膚を、 ぺとぺととつつく程度のことしかできなかった。 「もっちょ……ゆっきゅ…り…しちゃかっ……ちゃ」 ほどなく、赤れいむはこと切れた。 「ゆぎぃいいいいいいいい!!!!」 歯を食いしばり、その子れいむはこちらを睨みつけてきた。 「じね!!じね!!ごみぐずぅうううう!! ごみぐずのぐぜにでいぶのあがぢゃんごろじだなぁあああああ!! あがぢゃんをごろじだぐぞじじいはいまずぐじねええええええ!!」 他の親れいむ共はおろおろしながらその様子を見守っていたが、 やがてキャンドルに突き刺さったわが子を見やりながら懇願してきた。 「ゆゆ、たすけてください!!たすけてください!! さけないようにゆっくりぬいてください!!おねがいします!!」 なるほど、と思い、俺は手早く残りも済ませた。 次々に引きちぎられ叩きつけられ、九匹の赤ゆっくりが息絶える。 赤ゆっくりの断末魔と親れいむの絶叫がセットで響き、 子供をなくした親は、例外なく豹変してこちらに殺意を向けてきた。 「じねぇええええ!!じねぇええええええ!!!」 「ごみぐずぅぅうううう!!ごみぐずぅううううう!!!」 実に明解だ。 母性の強いこのれいむ共は、子供をゆっくり質にとられれば下手に出る。 子供を救うためなら、プライドも捨てるし苦痛も耐えるのだろう。 俺を挑発すれば苦痛を与えられるだろうことは予想できるはずだが、 子供がいなくなった今、自分の危険などなにほどのこともないとばかりに、 ただただ子を殺された怒りをぶつけてきている。 やはり、俺の方針に間違いはないようだ。 改めて確信を得て、小さく満足する。 このれいむ共にはまだまだ苦しんでもらわねば。 俺の子供を殺した代償は、こいつらを何万回殺そうが埋め合わせられるものではない。 だが、精一杯頑張ってはもらおう。 「ざわるな!!ぐぞじじいいい!!」 「よぐもよぐもよぐもあがぢゃんをおおお!!」 暴れまわるれいむ共を掴み出し、再びカートに乗せる。 それからの手順は前回と同じだ。 それぞれ個室の箱に放り込み、美まりさと合わせる。 個室内の様子はカメラで確認できる。 発情させる前に、三十分ほど自由に話させる。 案の定、れいむ共はそれぞれ相手のまりさに、 自分がされた事をあらいざらい話し、慰めを求めた。 同情したまりさは、れいむに寄り添って共に泣いた。 こうした手間をかけるのは、子供への愛情を深めるためだ。 望まぬ交尾によって孕まされた子供に対して、 れいむ種であっても、ゆっくりは愛情を示さないことがままある。 それでは効果がないため、父親とはしっかり情愛を交わしてもらい、 子供への執着を持たせなくてはならない。 頃合いを見て、例によって催淫ガスを流し込み、発情させる。 愛するまりさにすがるように、れいむ共はすぐに交尾を求めた。 情欲に流されるまま、たちまちまりさのぺにぺにが突き立てられる。 終わった頃に、催眠ガス、そして成長促進剤の注入。 すべて前回と同じように行い、れいむ共は再び元の箱に戻された。 観察室かられいむ共の様子を窺う。 やがて起きだしてきたれいむ共は、 自分たちが再びにんっしんっしている事実を思い出し、狼狽した。 「ゆゆっ!?」 「あかちゃんできてるよ!?」 一時は喜びに顔をほころばせるれいむ共だったが、 前回出産した子供にされた仕打ちを思い起こすと、表情が曇った。 「おちびちゃんたちまたころされたくないよ!!」 「ゆっ!!こんどはぜったいにまもろうね!! あのごみくずがおちびちゃんをとろうとしたら、みんなでかみつこうね!!」 「みんなでいちどにきょうりょくすれば、ゆっくりころせるよ!!」 れいむ共は、今度は断固として俺に抗う決意を固めたようだった。 成長促進剤によって早められた結果、 受胎から出産までの時間は、通常の十日から二日にまで短縮されている。 この日はまだ出産予定日ではなく、 れいむ共は膨れた下顎を抱えて、ただじっと過ごしていた。 「ゆっゆっゆ~♪ゆっゆっゆ~♪ あかちゃんたちゆっくりそだっていってね~♪」 「こんどはしっかりまもって、いいこにそだてようね!」 「いろんなあそびをおしえてあげようね! おにごっこ、かくれんぼ、はやくあかちゃんとあそびたいね!!」 かつてのゆっくりプレイスから、殺風景な部屋に連れ込まれたれいむ共。 なにも楽しみがないこいつらにとって、 ひたすらに子供だけが楽しみらしかった。 その部屋に踏み込む。 とたんにれいむ共が敵意を向けてきた。 「ゆゆっ!!ごみくずはゆっくりしんでいってね!!」 「まだうまれないよ!!うまれてないからとれないよ!! ゆっくりりかいしてね!!ばぁ~か!!」 「ゆっくりしね!!ゆっくりしね!!」 蔑んだ笑みを向けて罵ってくるれいむ共。 俺は箱の壁をまたぎ、箱の中に座り込んだ。 「ゆっくりできないごみくずはゆっくりしないででていってね!!」 「あかちゃんのためにあまあまをもってきてね!!」 「こんどのあかちゃんはわたさないよ!! またどれいにしてあげるから、あかちゃんのうんうんたべていってね!!」 親れいむの頭部を掴んで引き寄せる。 「ゆゆっ!!ゆっくりさわらないでね!!」 顎の表面を撫で、産道を探し当てる。 俺はその産道に指を突き入れた。 「ゆっぎぃいいいいいいい!!!?」 激痛に全身を硬直させる親れいむ。 ひどくきつく締め付けてくるその産道は、 なるほど子ゆっくりサイズのものを通らせるには痛いだろうと想像できた。 お構いなしに二本、三本と指を突き入れていき、 手首全部を突っ込んでこじ開ける。 「ゆぎがあああああ!!ゆぎゃああああがあああああ!!!」 びたんびたんと足を床に打ちつけて悶絶する親れいむ。 「おかああさあああああん!!」 「なにするううううごみくずうううう!!はなせえええええ!!」 「おかあさんをゆっくりさせろおおおおお!!」 周りの子れいむ共が怒りをあらわに叫ぶが、 胎生型にんっしんっをしているゆっくりはほとんど動けない。 何もできずに見ているしかないようだ。 左手首を突っ込んでこじ開けた産道の奥を覗き込む。 奥のほうに、ねばねばした粘液に満たされた一室が見えた。 至極単純な構造だが、これが人間でいう子宮にあたるようだ。 中には未成熟の、しかしおおむね姿は完成された赤ゆっくりが三匹ほど見えた。 赤れいむが二匹、赤まりさが一匹。 「びぎぃいいがああああああがぢゃんみるなあああああがああああ!! ぐぞごみぐずううううううじねええええええゆがあああああああーーーっ」 親れいむが歯茎を剥きだして絶叫する。 俺は腰に下げた道具を右手に持った。 トングだった。 食品を挟み込む道具で、パン屋でパンをはさむ道具としてポピュラーだ。 左手でこじ開けた参道の奥に、トングをねじ込む。 子宮の中に異物を突っ込まれる感触に、親れいむががたがたと震えだす。 「よし」 「ぐがあああああああだにじでるうううううう!!!」 胎児れいむを慎重につまみ、形が崩れないように引きずり出した。 トングの先に挟んだそれを、親れいむの前に突きつけてやる。 「ご出産おめでとう」 「ゆああああああああーーーーーーーーーっ」 ひときわ甲高い絶叫が響いた。 ばたばたと暴れながら喚き散らす親れいむ。 「もどぜもどぜもどぜもどぜいまずぐもどぜええええええーーーーっ!! あがぢゃんがじぬだろおおおおおおお!!!ばがなの!!?じねええええーーーっ」 「どうしようかね」 粘液にまみれた胎児をトングでつまんだままふらふらと揺らしてみせる。 「今すぐ戻せば助かるかもな」 「ごみぐずうううばやぐじろおおおおおおおおーーーーーーーーーーーー!!!」 喉をびりびりと震わせながら叫んでいる。 ゆっくりにこれほどの声量が出せたとは驚いた。 子れいむ共も喚いているが、やはりやられている当ゆっくりの叫びは段違いだ。 「俺はやっぱりゴミクズなのか。気分悪いな」 「おでがいじばずーーーーーーーーーーっ!! だずげでぐだざいだずげでぐだざいだずげでぐだざいだずげでぐだざいーっ!!!」 態度豹変も恐ろしく速い。 子供を助けるため、火事場の馬鹿力的に頭の回転が速くなっているようだ。 「れいむ必死すぎwww」とでも言ってやればいいのだろうか。 「ゆがぁあああああああぎがああああああーーーーーーっ」 トングに掴まれて高く差し上げられた胎児を見上げ、暴れ回る親まりさ。 俺はトングの先を開き、胎児れいむを親の元に返してやった。 親れいむの鼻先で、胎児はべちゃりと潰れた。 「ゆっ」 寄り目になり、自分の口の上、 ちょうど鼻にあたる部分であえなく餡子屑になったわが子を見つめ、 親れいむは本日最大の絶叫を轟かせた。 「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」 すでに文字に変換できるものではない。 涙を滂沱と流して切れ目なく叫び続ける親れいむの産道に、 俺は再び手を突っ込んだ。 「やべでえええええーーーーーーっ!! ぼうでいぶのあがぢゃんどらだいでええええええいいいいーーーっっ」 次は胎児まりさを取り出し、親れいむの目の前で潰す。 全力で床に叩きつけるとほとんど原形を留めずに液状に飛び散った。 「びぃいいいいーーばぁああああーーーーーーーっ」 なんなんだかわからない悲鳴を聞きながら、最後の胎児れいむを取り出す。 再びトングで鼻先に突きつけながら、俺は聞いた。 「戻してやろうか」 「もどじでぐだざいいいいいいい!!」 「戻してやる」 「ああああああじがどうううううううう!! ばやぐ!!ばやぐもどじでえええええええ!!!」 歪んだ笑いを浮かべ、ぐにょぐにょと暴れながら催促する親れいむ。 俺は親れいむの頭部を押さえつけると、 トングを再び親れいむの産道、奥深くまで差し入れた。 「ゆがぎぎぎぎぎぎぎぎいいいいいいいぐうううううう!!!」 凄まじい痛みのようだ。 人間で例えるには、男の俺にはどう言えばいいのかわからないが、 肛門にビール瓶を根元まで突っ込まれるようなものなのだろうか。 その苦痛を乗り越えてでも戻してほしがるとは、 期待した以上の母性愛だ。 その愛に応え、子宮内部をトングで引っかき回してやる。 「ゆっがばああああああーーーーーーーーだいいいーーーーーーーーっ!!!」 ぐじゅぐじゅとかき回し出し入れし、内部で開閉する。 当然、中の胎児れいむはぐじゃぐじゃに潰れた。 トングを引き抜くと、親れいむは子供のようにひくついて泣きじゃくった。 「あがあああ……あああああああ……ばがああああああ……うっぐ…… あだぢゃん………ゆっぐりじでだどにいいいい…… びぐっ……えぐっ……ひぃいいいいい………あうっううううぐ……ゆっぐ……」 俺を罵る気力も残っていないようだ。 床にうつ伏せに突っ伏して泣く親れいむの下から、涙の川が流れ出す。 「おがああざあああああん……」 「じねぇええええ!!じねぇええええええ!!」 めいめいに呻き、叫ぶ子れいむ。 さて、子れいむ相手にはトングは少々大きすぎる。 こいつらにはスプーンを使う。 「ゆびぃいいいいい……ゆびぃいいいいい……」 「あがぢゃん……あがぢゃん……あがぢゃああああ……」 「でいぶど……でいぶどばでぃざの……あいのげっじょうがああああ……」 「じねえええ……でいぶのあがぢゃんごろじだなああああ……」 れいむ共全員が胎児を掻きだされて殺され、 箱の底にはびちゃびちゃに潰れた餡子が四散している。 今回は多めで、計十一匹だった。 床に伏して泣きじゃくっているれいむ共を、 また一匹ずつ引きずり出してカートに乗せる。 「いやだぁああああ……いやぁああああ……」 「もうにんっしんっしたくないぃぃぃ……」 さすがに自分たちがされている事が掴めてきたようで、力なく抗うれいむ共だったが、 再びまりさに引き合わせられ催淫ガスを嗅がされるとあえなく交尾をはじめた。 後編へ
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※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。(十回超の予定) ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』9 箱から出したものを並べていく俺に向かって、 赤れいむと赤まりさが不思議そうに聞く。 「ゆゆっ、ちょれはゆっきゅりできりゅもの?」 「ゆっくりはやきゅあちょびたい~!」 「ゆっくりできないものだよ」 鉄製の針、串、針金、バーナー、注射器、糸鋸、接着剤、 ナイフ、金槌、ドリル、ペンチ、漏斗、半田ごて、他もろもろ。 どれも親れいむ共にはここ数日で見慣れた品々だ。 「ゆぁあああああああ!!いやだぁあああああ!!!」 「おにぃざああああん!!おにいいいいいいざああああああああああん!!!」 ガラス箱の中で恐慌をきたしがなり立てはじめる親れいむ共を無視し、 俺はさっそく、赤れいむを取り上げて下顎を探る。 しーしー道を探り当てると、そこに長めの針金を突き入れた。 「ゆぴぎゃぁあああああーーーーーーーー」 聞き慣れた悲鳴。 少々大袈裟だとは思うが、赤ゆっくりの事、 それも甘やかされきって痛みなど感じたことのない個体なら妥当だろう。 「ゆっ!?にゃにちちぇるのおおおおお!!?」 うろたえる赤まりさもつまみ上げ、 赤れいむに突き立てた針金の反対側の先を、やはりしーしー道に突き立てる。 これで、二匹は向い合せに針金で繋げられた。 「びぎゃあああああああ!!いぢゃいいいいいいいい!!」 「ゆっぎゅりでぎにゃいいいいいいいいいーーーーっ!!」 「やべで!!やべで!!やべでぐだざいいいいい!!!」 「ぞのごだげはどぐべづなんでずうううううう!!! どうがどうがぞのごだげはぞのごだげはああああああ!!」 「でいぶをがわりにじでええええ!!おでがいいいーーーーーーっ」 子を殺すたびの親れいむの反応も最近マンネリ化していたが、 今回はまた活き活きした新鮮な反応を見せてくれている。 泣きじゃくり喚きながら、しきりにガラス壁に顔面から体当たりをしている。 バーナーを取り出し、二匹を繋げている針金を炙り始める。 「ゆぎゅっ!?」 だんだんと熱され、針金はやがて二匹のしーしー道内部、 そしてその奥の餡子を焼きはじめた。 「ゆぎょぎょぎょぎょぎょぎょぎょぎょおおおおお!!!」 「あぢゅっ、あぢゅっ、あああああぢゅううううういだいいだいいだいーーーっ」 特別敏感な器官を内部から焼かれる激痛に、 がくがくと痙攣しはじめる二匹の赤ゆっくり。 「いがあああああやべぢぇえええええーーーっ!!」 「ゆゆゆゆゆゆっぎゅりでぎだいいいいぃぃ!! ゆっぎゅりざぜでえええええででででべべべぢゅうううううう!!」 「だめなんだ。俺は君たちをゆっくりさせてあげられないんだよ」 俺は赤ゆっくり共に説明を始めた。 「にゃんでええええええ!!? ばやぎゅゆっぎゅりざじぇでえええええーーー!!」 「俺は君たちをゆっくりさせないのが仕事なんだ。 そして、君たちはこれから俺にさんざん苦しめられながら殺されることになる」 「ゆぎゅぐうううううう!!?いやぢゃああああああ!!! じにだぎゅにゃいいいい!!じにだぎゅないいいいいいいいいい!!!」 「お母さんたちが、こっちに来ていいって言ったんだ。 俺にお前たちを預けてくれると。 そして、俺はお前たちをゆっくりさせない。 取り消してもいいって俺は言ったんだけど、お母さんたちは取り消さなかったな。 よっぽど俺に預けたかったらしいね」 痛みにがくがくと震えながらも、話の内容は理解できたようだ。 すぐに赤ゆっくり共は、箱の中の親れいむ共を罵り始めた。 「ぐじょれいびゅううううううう!!れいびゅううううううう!! なんであじゅげだあああああああああああああああああああああ!!!」 「ゆぎゅごおおおおおおおばえらあああああああああ!! じね!!じね!!じね!!じね!!ゆっぐりぐるじんでじねえええええええ!!!」 自分がさっきまでさんざん出せと要求していたのも忘れ、 すさまじい憎悪に顔を歪める赤ゆっくり。 その表情はすでに赤ゆっくりの範疇を超えている。 「ぢがう!!ぢがうの!!ぢがうのおおおおお!! おがあざんはおにいざんがゆっぐりざぜでぐれるどおもっだのおおおお!!」 「あれは嘘だ」 親れいむの言い訳を切り捨てる。 「あのお母さんたちは、俺が毎日子ゆっくりを殺すのを見てきた。 俺が子ゆっくりをゆっくりさせないで殺す人間だと、 あのお母さんたちはようく、ようく知っていたんだ。 知っていながら、お母さんたちは俺に預けたんだ」 それは事実だった。 嘘のつけないゆっくり共は、痛いところを突かれて口をつぐむ。 正確にはゆっくりは嘘はつくのだが、後ろめたさが簡単に態度に現れ、 あきらかに挙動不審になるのでどう見ても丸わかりなのだ。 そんな親たちの様子を見てとり、赤ゆっくりはすっかり俺を信じたようだ。 「ゆぎゃがあああああああ!!ぐがああああああああ!!」 「ごろじゅ!!ごろじゅ!!ごろぢでやりゅ!! ごい!!ごろぢでやりゅがらごっぢへごいいいいいいぃ!!!」 針金をバーナーで炙るのをやめ、乱暴に針金を引き抜く。 「ぐぎゅっ!!」 「さあ、本番だ。ここからが苦しいぞ。 俺はやりたくないんだがやらなきゃいけない。 お母さんがお前たちを手放さなければ、俺は手が出せなかったんだがな」 動けないように、二匹の底面をバーナーで丹念に焼く。 「なんで俺なんかに預けたんだろうな」 「ゆぎゃびぎゃぎゃびびびびびぎゃぎょぎょばばばばばぎょあぐがああ!!」 「づいいいいいいいいいい!!!あぢゅうううううういいいいいいいい!!!」 赤れいむの方は底面だけでなく、体全体を丹念に焼く。 全身の皮が黒く焦げてひび割れ、ところ構わず火ぶくれができる。 口以外の顔面を念入りに焼くと、 瞼が閉じて癒着し、目が開かなくなった。 「お母さんが守ってくれれば今頃ゆっくりできたのにな」 「ぢいいいいいいいがあああああぐじょぐじょぐじょれいびゅううびいいいい」 リボンと髪も焼くと、すっかり黒い焼きまんじゅうのできあがりだ。 無事なのは悲鳴と呪詛を吐くための口だけだった。 赤まりさのほうは、全身にナイフで切れ目を入れていく。 「痛いか?まだまだこんなものじゃないんだよ」 「ゆびゅぅ!!がぃいい!!だいぃいいい!!びゅうあああ!!」 切れ目を入れるたびにこじって傷口を餡子が漏れない程度に開き、 その傷口にたっぷりと塩を塗りつける。 その度に赤まりさの体がびくんびくんと跳ねた。 「お母さんさえ俺に預けなければ、こんな目に逢わなかったのに」 「あぎゅううううううーーーーーっゆぅぐうううーーーーーっ」 その後、俺はたっぷりと赤ゆっくり共を痛めつけた。 まむまむを切除し、歯をペンチでねじり抜き、 スタンガンで電流を流し、爪楊枝で眼をえぐり出し、 紙やすりで中の餡子まで削り、内部に唐辛子を刷り込んだ。 その度に、俺は何度も何度も「お母さんが渡さなければ」と念を押した。 今、全身をずたずたにされた赤ゆっくり二匹の心は、 すべてが苦痛と母親への恨みのみに染め上げられていた。 「ぐじょでいびゅぐじょでいびゅぐじょでいびゅぐじょでいびゅ」 「ごろじでやりゅごろじでやりゅごろじでやりゅごろじでやりゅ」 黒く焼けただれて瞼のふさがった赤れいむは、 残った口で虚空に呪詛を吐き続け、 右眼をドリルでえぐり出された赤まりさは、 残った左眼でガラス箱の中の母親共を睨みつけている。 視線だけで殺してやると言わんばかりの形相だ。 「おぢびぢゃあああん……ごべんでぇぇ……ごべんでぇぇ……」 「おがあざんじらながっだのぉ……ゆっぐりざぜでぐれるどおぼっだどぉ」 「ごべんなじゃいいぃ……ゆぐじで……おがあじゃんをゆぐじでねぇ……」 「じにぇぇえええええ!! わりゅいどおぼうにゃらいばずぐじにぇぇえええええええ!!! れいびゅがぐりゅじんでりゅのににゃんでおばえらがいぎでりゅんだあああああ!!」 赤れいむの糾弾に、親れいむ共が口をつぐんで涙を流す。 「殺したいか?」 「ゆぐっ!!?」 俺は赤ゆっくりに聞いてやった。 「お母さんたちを殺したいのか?」 「ごりょじゅうううう!!ごりょじでやりゅうううう!!! までぃじゃをあっぢにうづじぇええええええ!!」 「あっちに移してやることはできない。もう戻してやれないんだ。 だが、殺すことはできるぞ」 「どうやっでええええ!?」 「呪い殺すんだ。呪う、ってわかるか? 殺してやる、絶対に殺してやる、と心の底から強く思い続けるんだ。 そうすれば、その憎しみの念は呪いという力になって相手を襲う。 たとえお前たちが死んでも、残された呪いが相手を苦しめて殺すんだ。 呪われた相手は、苦しんで苦しんで苦しみぬいて死ぬことになる。 憎しみが強ければ強いほど、相手の苦しみも大きくなるぞ。 さっきから、お母さんたちは必死に弁解してるだろう? あれは呪われるのが怖いからなんだ。 呪われないように、必死に自分たちは悪くないと思わせようとしているんだよ。 いいか、殺したければ、呪うんだ」 俺の話を聞き終えると、赤ゆっくり二匹が喉も避けよと声を張り上げ始めた。 「のりょう!!のりょう!!のりょっでやりゅうううううう!! じんでものりょいづづげぢぇやりゅううううううううううーーーーーーーー!!!」 「のりょっでやりゅがらにゃあああああ!!のりょいごろじでやりゅううううう!! ぐるじんでぐるじんでぐるじんで、のりょわれじぇぐりゅじんでじにぇえええええええええっ」 「あ……あ……あ……あ……」 互いに身を寄せ合いながら、がたがたがたと震えはじめる親れいむ共。 最愛の子供たちからこれほどの憎悪を受けることになり、その心中はいかばかりだろうか。 俺は仕上げにかかった。 二匹の赤ゆっくりを仰向けにし、口が一番上を向くようにすると、 ビーカーの底部に入れ、針金で固定する。 そして、ビーカー底部を覆う程度に、薄い黄色の液体を流し入れた。 硫酸である。 ある程度薄めてあるので、溶けていく速度は遅遅としたものだ。 つまりその分、苦痛は長引く。 処置を施してから、俺はいったん部屋を出た。 「ごりょじでやぐうううううう!!ごりょじでやぐうううううう!!のりょいごろじゅううううう!!」 「ぐぎゃあああああがああああああのりょうのりょうがあああのりょおおおおおびぃいいいーーーー」 赤れいむと赤まりさは何時間もかけて背面からゆっくりと溶け、それに伴う激痛に絶叫しつづけた。 悲鳴を呪詛に変え、中枢餡が溶けきるまで、上を向いた口で母親への殺意を吐きつづけた。 「ゆひぃいいいーーーーーっ!ゆぅひぃいいいいいーーーーーーーーー!!」 眼をぎゅっとつぶり、ガラス箱の隅で身を寄せ合って背を向けながら、 親れいむ共は悲しみとそれを超える恐怖に泣き続け震えていた。 二匹の赤ゆっくりの叫びが止み、その死を確認すると、 俺は監視室から出て再びれいむ共の部屋に入った。 「ひぃいいいいいぃぃ……ひぃいいいいいいぃぃ……」 赤ゆっくりの呪詛は止んでいたが、親れいむ共は隅に固まって震え続けていた。 俺が入ってきても反応はない。 「死んだか」 薄い硫酸のプールから二匹の赤ゆっくりの死骸を取り出す。 仰向けに固定されていた赤ゆっくり共は背面から溶け、 体の半分以上がなくなっていたが、苦悶と憎悪に満ちたデスマスクはきれいに残っていた。 さて、ここからが肝だ。 死骸から残りの餡子をかき出し、顔面の皮膚をきれいに取りだす。 細い革紐を取り出すと、デスマスクの上部をテープで紐につないだ。 そして、れいむ共が触れないように、ガラス箱の外側に革紐を張り付ける。 二匹のデスマスクが母親共を見守る形になった。 「ゆびぃいいいいいい!!」 親れいむ共が振り返り、俺がしたことに気づくと悲鳴をあげた。 「やべで!!やべでやべでやべでええええええ!!! ぞんなどごろにあがぢゃんばらだいでえええええええええええ!!!!」 「びいいいいーーーーーっ!!ゆびぃいいいいーーーーーーーっ!!!」 「これからは可愛い子供とずっと一緒だ。よかったな」 俺はそう言ってやり、部屋を後にした。 監視室かられいむ共の様子を観察する。 俺がいなくなってからも、れいむ共は我が子のデスマスクから離れるように、 反対側の壁に顔を押しつけて震え続けている。 あまりに恐ろしいものは、つい見てしまう。 それは人間もゆっくりも同じらしく、たまにデスマスクの方を見ては、 鋭い悲鳴をあげて背中を向けて泣きじゃくった。 見ると、親れいむ共の足元に液体が水たまりを作っている。 しーしーを漏らしているらしい。 夜になり、部屋の照明が落とされた。 赤ゆっくりのデスマスクがよく見えなくなったことで、いくぶんか安心できたのだろう、 深夜に入ってから寝息が聞こえてきた。 「ゆぴぃ………ゆぅ…ゆぴぃ……ぴぃ……」 「あかちゃん………ゆぴぃ……ごめんね……ごめんね……」 いい夢を見ているようだ。 二匹は眠りながら泣いている。 「のりょいごろじでやりゅがらにゃあああああああああああああああああ!!!!」 部屋中に轟いたその絶叫に、れいむ共は飛び上がった。 たちまち眠りから覚め、おどおどと周囲を見回す。 「ぐぞれいびゅぐぞれいびゅぐぞれいびゅぐぞれいびゅうううう!! なんじぇあじゅげだ!!なんじぇあじゅげだあああああああああああーーーーーーーーーーっ」 「じぇっだいにじぇっだいにのりょいごろじでやりゅううううーーーーーーっ!!! じにぇ!!じにぇ!!じにぇ!!ぐりゅじんでじにぇええええええええええええ!!!」 それは確かに、あの赤まりさと赤れいむの声だった。 「ゆぁ………ゆぁ………あ………あ………」 がたがたがたがたと震え出すれいむ共。 「おぢ……おぢびぢゃん………おねがい……おねがい………」 やがて、真っ暗な部屋の中で、小さな明かりが点った。 「ゆぐっ」 親れいむが見たそこには、光に照らされてあのデスマスクが闇に浮かび上がっていた。 「ゆひぃいいいいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」 長い長い悲鳴。 あのデスマスクが、二匹並んで自分たちを見つめている。 そしてあの絶叫が部屋中に響いている。 「のりょうのりょうのりょうのりょうのりょうのりょうのりょうのりょう」 「ゆがぎゃああああああだいいいいいだいいいいいいあああああがあああああああぐぞれいびゅぐぞれいびゅうううううぐううううううああああああいいいーーーっあんよがああああんよがああああれいびゅれいびゅじねええじねえええーーーーーーっ」 再びしーしーの音が響き始めていた。 「ゆるじでええええええ!!!ゆるじでええええええ!!! おがあざんをゆるじでえええええおでがいでずうううううううう!!!」 「ゆびぃいいいいいい!!ゆびぃいいいいいいいいい!! のろわだいでえええええーーーーっのろわだいでええええええええいやああああああーーーーーーーっ」 「おぢびぢゃああああああああああんんん!!!!おぢびぢゃああああああああああああああああんんんんん!!!!!」 親れいむは床に突っ伏して詫び続けた。 子れいむの一匹は、必死に逃げようとガラス壁に体当たりしていた。 一匹は、しーしーの水たまりの中で恐怖にのたうち回っていた。 人間にとっては単純すぎる仕掛けである。 あの赤ゆっくり共の死に際の絶叫をすべて録音しておき、 今こうして部屋に流しているわけだ。 あとは照明でデスマスクを照らし出してやるだけだ。 「ゆげぇええええええ!!!ゆぅげぇえええええええええ!!!」 一匹の子れいむが餡子を吐き出しはじめた。 凄まじい恐怖によるストレスが生命の根幹までを脅かし始めたようだ。 この処置の効果は予想以上だったらしい。 俺は慌てて注射器の準備をすると、手近の使用人と部屋に向かった。 吐いた餡子を口内に戻し、ガムテープで蓋をしてからオレンジジュースを注入する。 来てみればれいむ共全員が吐いていたので四匹とも同じように処置した。 このまま一晩中放置してもよかったが、俺は次の段階に移ることにした。 れいむ共の嘔吐が収まるまで待ち、美まりさ共の部屋に向かう。 デスマスクも取り除いておいた。 俺が赤ゆっくりを殺すのも、ひとまずはこれで終わりだ。 翌々日、れいむ共は再び出産していた。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!」 「ゆっくりしていってね……」 また新たに生まれた十匹近くの赤ゆっくり共に返す挨拶は生彩がない。 このれいむ共は、いまでは出産に恐怖を感じているようだ。 産み落とした自分の子供にあれほど憎まれ、呪われた今、 この子たちからも憎まれるかもしれない、という恐怖が染みついている。 「ゆっきゅりおうちゃをうたっちぇにぇ!!」 「わかったよ……ゆゆ~ゆ~ゆっゆっゆ~♪」 「おきゃーしゃん!たきゃいたきゃいしちぇにぇ!!」 「おかあさんのあたまにのってね…」 いまや、れいむ共は子供の奴隷と化していた。 子の教育にトラウマを植え付けられたれいむ共は、 子供に憎まれることを病的に恐れ、子供たちのいいなりになっていた。 求められれば自分の餌を与え、どれだけ疲れても歌い続けた。 後編へ 選択肢 投票 しあわせー! 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