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371 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 13 03 14 ID ??? スメラギ「刹那、あらかじめ言っておくけどエロゲーは駄目よ」 刹那「やりたい気分なんだ」 スメラギ「18歳未満は駄目よ、犯罪者になっちゃうもの」 刹那「俺はガンダム、稀代のテロリストだ」 スメラギ「それでも駄目なものは駄目」 375 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 14 58 08 ID ??? コーラ「コーラサワーの!オールナイトコーラ!!」 今夜もスクランブル2000回模擬戦全勝のスペシャルなエースパイロット、 DJコーラサワーがみんなのハガキに答えるぜ! この番組はコカコーラ、サントリー、キリン、アサヒ飲料、の提供だ! んじゃ早速ハガキに答えるとすっか。えーP.N「後ろに立つ少年」さんからー 「仲間の一人に独り言が癖の奴がいるんだが、だんだんひどくなってきた。 最近ではぶつぶつ言ってるだけじゃなくて、大声で一人叫んだりしている。 どうしたと聞いてもはぐらかされるんだが、ストレスがたまっているのかもしれない。 合コンでもやって元気付けようと思うんだが、どうだろうか。」 「あー合コンね、いいんじゃねーか?パーッと騒いで気が晴れることもあるだろうし、 悩みを聞いてくれる癒し系の娘とか見つかるかもしんねーしな。 ただしそんときは、そいつが主役ってことで、おめーがお持ち帰りとかできなくても 恨みっこなしにしてやれよ。あと女の子メンバーのセッティングは慎重にな! そんじゃ曲のリクエスト~「さくらんぼ」ってオイいい加減に…じゃねぇ、大○愛の方か!」 刹那「……主役…譲渡」 録音「とっくの昔って気もするがな」 376 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 15 07 56 ID ??? マリリン「ご職業は?」 アレルヤ「僕は稀代のテロリストですよ」 ロックオン「狙い打つ、狙い打つぜ!」 アレルヤ「ぐは!何を!」 ロックオン「テロが憎くて悪いか!」 刹那「(この隙にアタックだ!)俺はガ」 アレハンドロ「私は国連大使です」 マリリン「あなたに決めた!」 刹那「こうして、アザディスタンは豊かになった」 眼鏡「ふーん」 378 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/16(日) 16 45 44 ID ??? 刹那「この前合コンで眼鏡の女の人に狙い撃ちにされた。メアドも交換した。」 録音「で?」 刹那「なんか話が盛り上がってそのままお持ち帰りされた」 録音「よかったじゃないか(ん?お持ち帰りさ れ た?)」 ティエリア「どうした、そんなところに突っ立って」 刹那「眼鏡怖いよオオオオオ」 アレルヤ「シーリンさんはSとみた」 ハレルヤ「俺よりSなやつなんかいるのか?」 アレルヤ「おまえは俺限定だろうわああああああん」 381 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 00 05 04 ID ??? 一万回と二千年回やっても余ってる 八千回過ぎた頃からもっとモテなくなった 一億と二千年回やっても余ってる 合コンに行ったその日から刹那は地獄のトラウマが絶えない ハレルヤ「なぁ~んてな、ヒャハハハハハハハ!!」 382 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 00 12 41 ID ??? 刹那ってクルジス時代に親も亡くして、それからずっと一人なんだよな… 傍らにはガンダムがいるし、自分も立派なガンダムだけど、 やっぱり人肌が恋しいときもあるんじゃないだろうか。 まだ若いしさ。母性を求めるときもあるだろうし。 かわいそうだよね刹那って。 スメラギとかフェルトとかクリスとかルイスとか留美とか誰でもいいからおっぱい出せ。 触らせろ 388 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 13 45 35 ID ??? 録音『よ~し!次は何の曲だ?』 創聖のアクエリオン………? 刹那『あ、俺だ』 刹那『あなたと…合体したい♪一万回と二千回やってもモテ過ぎる~ 八千回過ぎた~頃か~らもうモテたくなくな~った~ 一億と二千回やったらモテ過ぎる~ 合コンやったその日から俺は罪深いモテイ~ケ~メ~ン』 389 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 13 52 23 ID ??? …………………………………… ティエリア『勝手に歌詞を歪曲するとは万死に値する!!』 録音『刹那…そこまでだ…そこまでだよ』 アレルヤ『笑っちゃいけない…笑っちゃいけないんだ!笑ったら僕は稀代の人で無しだぁっ』 390 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 14 01 45 ID ??? 刹那『アレルヤ・ハプティズム…一体何がそんなに可笑しい』 アレルヤ『すごく…いい歌でした…』 刹那『そ…そうか♪そうだよな♪』 391 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 19 03 44 ID ??? 刹那「ティエリアの部屋はどこだ。」 録音「は?」 刹那「ティエリアの部屋だ。」 録音「…行ってどうするんだ…?」 刹那「着替えを偶然目撃する。」 録音「………。 392 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/17(月) 19 09 37 ID ??? 刹那「そうしたら『お、お前女だったのか…!』これでフラグは完璧だ。」 録音(フラグはフラグでも死亡フラグ… というか女に決まったのか…刹那の中では…) 途中切れた… 400 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 09 40 10 ID ??? 刹那まじめ:ちゃんと起きてる? アレルヤまじめ:任務に集中! 刹那マッチョ:腹筋ばっかしてんなキモ アレルヤマッチョ:抱いて! 刹那暗い:何考えてんの? アレルヤ暗い:過去に何かあったのね・・・ 刹那面白い:自らバラしてんじゃねえよw ハレルヤ面白い:ワイルドな中二病最高 刹那高能力:機体のおかげだろ アレルヤ高能力:さすが超人機関出身! 刹那主人公:え?いたの? アレルヤ主人公:最初から主人公でしょ? 刹那おしゃれ:うんこターバン頭に載せんな アレルヤおしゃれ:ピチピチシャツなでなでしたい! 刹那低身長:栄養不足ざまあ アレルヤ高身長:ちっちゃくてもかわいいけどね! 刹那マイスター:さっさと就職しろテロリスト アレルヤマイスター:平和に向かってがんばってね 刹那ガンダムマニア:ガノタキモイ ハレルヤアレルヤマニア:二重人格はミッションの発信源、関心持たれる 刹那子供っぽい:ミルクでも飲んでろ アレルヤ子供っぽい:母性本能くすぐりまくり 刹那童貞:エクシアとでもやってろ アレルヤ童貞:照れ顔超かわいい! 刹那告白:何言ってんだ? アレルヤ告白:嬉しいよなああああああ 刹那レイプ:計画時点で失敗 ハレルヤレイプ:感じる、事後のギャップに陥落 刹那自己中:後ろから撃つ アレルヤ自己中:人命救助素敵! 刹那バレンタインデ-:こっち見んな アレルヤバレンタインデー:私も食べて♪ 刹那優しい:どうした アレルヤ優しい:でもキレても素敵! 411 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 19 20 25 ID ??? コーラサワー(的には)まじめ:相変わらずだな コーラサワーマッチョ:相変わらずだな コーラサワー暗い:!?!?!?”>? コーラサワー面白い:相変わらずだな コーラサワー(活かされない)高能力:相変わらずだな コーラサワー(が)主人公(と言い張る):相変わらずだな コーラサワーおしゃれ:相変わらずだな コーラサワー低身長:そうか コーラサワーマイスター:相変わらずだな コーラサワー(自身の)マニア:相変わらずだな コーラサワー子供っぽい:相変わらずだな コーラサワー童貞:なるほど コーラサワー告白:はいはい コーラサワーレイプ(の直前に):たんすの角で小指ぶつけたな コーラサワー自己中:相変わらずだな コーラサワーバレンタインデ-:相変わらずだな コーラサワー優しい:い、いきなり、ななな、なんだよ! ・・・バ、バカ! 414 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/18(火) 20 50 26 ID ??? 刹那任務 クールで素敵! 他任務 またビームですかw 刹那私服 民族衣装素敵! 眼鏡私服 ピンクカーディガンm9(^o^) 刹那任務ばらす 信念持ってるのね… アレルヤ任務ばらす 空港?でばらすなゴルァ 刹那+マリナ 悔しいけどお似合い… 録音+ロリ 逮捕 刹那ライバル センチメンタル模擬戦2千回 アレルヤライバル 乙女 刹那ガンダム エクシアタソハァハァ 眼鏡ガンダム これはこれでハァハァ 421 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 00 10 01 ID ??? クリスマス一緒にいたいマイスターランキング 1位 刹那・F・セイエイ 2位 以下0票 433 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 02 25 57 ID ??? 録音「これから対喪男刹那用ミッションを開始する」 眼鏡&電波「了解」 録音「おっ刹那任務お疲れ!ほらミルクやるよ」 電波「つらい事があったならなんでも相談に乗るよ?」 眼鏡「その・・・今回だけ報告書は特別に俺が書いておいてやる」 刹那(アザディスターンから戻ってから何故俺に妙に優しいんだ・・・・?ケバブ食い過ぎて腹壊したのばれた?) 439 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 18 31 56 ID ??? 刹那「早くVSシリーズ出ないかな…」 録音「なんでだ?」 刹那「PLUSモードなら俺もモテる」 録音「…そうか」 440 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 20 17 14 ID ??? 子供A「俺、ヴァーチェ使うぜ~」 子供B「あー、A君ずるいー!じゃあ僕キュリオス使うもん!」 子供C「じゃあ俺ヂュナメスで狙い撃つーw」 子供D「じゃ、じゃあ僕はティエレンタオツーで・・・」 子供C「なんでタオツーなんだよー、エクシア使えよD君ー」 子供A「そうだそうだ、ノリが悪いぞーエクシア使えよー」 子供D「エーヤダよー!だってエクシア、弱 く て か っ こ 悪 い も ん - 」 子供B「だよねー、僕もエクシア選ぶくらいならフラッグ(量産型)選ぶかなw」 子供C「いいからDはエクシアにしろよー」 子供D「やだよー、エクシア嫌だよー><」 刹那「この子供達の紛争に武力介入する・・・」 録音「そこまでだ・・・そこまでだよ刹那・・・」 441 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 20 28 53 ID ??? どう考えてもエクシアが一番使われるに決まってんだろ!w それ以前に他の機体でもパイロット刹那とか多そうだなーやっぱ。 みんな刹那とかみんなエクシアとかばっかりだったりしてな。 だって眼鏡とか眼鏡キャラのくせにパイロットスーツ着たら眼鏡外してんだぜw まあプラスモードで好感度上がると刹那と女キャラのラブラブイベントがあるのはガチ 449 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 21 21 49 ID ??? 子供A「あー、でもエクシアってそんなにキライじゃないかも・・・」 →機体・エクシアを選択 ???「そ、そうだ。うん!エクシアは最強だ!!」 子供B「でも、『F』がなーw」 →パイロット・グラハムを選択 ???「なっっっ!!!???」 子供C「『モビルスーツの性能差が戦力の決定的差でない』w」 子供D「それってパイロットFが弱いってことだよなwww」 ABCD「 ド ッ ( 爆 笑 ) 」 ???「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」 録音「刹那!落ち着け、刹那!!!!!」 454 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/19(水) 22 54 28 ID ??? 王「役に立たないFの代わりに新しいガンダムマイスターをスカウトしてきたわ」 マリナ「はじめまして。マリナ・イスマイールです! あの、ガンダムマイスターって衣食住に困らないってホントですか?」 469 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 01 29 23 ID ??? 録音:ロックオフ(双子 性別同じ) 電波:毒電波(脳内 性別同じ) 俺眼鏡:私眼鏡(脳内 性別が逆) ということは… 刹那:OPのエクシアたん(仮名)(双子 性別が逆) ということで… もはやティエリアが女だったにかけるしかないな…。 470 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 02 40 27 ID ??? 眼鏡「実は私は女なんだ・・・」 刹那「そうだったのか・・・・」 (キタ―――(゜∀゜)――――最終回目前にしてフラグKtkr) 刹那「ティエリア・・・俺の為に毎日ケバブを作ってくれないか?」 眼鏡「ハッ喪男の分際でこの俺に告白とは・・・万死に値する!!!」 最終回 エクシアは俺の嫁 きっとこうなる 472 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 06 10 08 ID 8SRoD5pn プトレマイオス攻防戦にて 刹那「誘っているのか!人気者は辛いぜ」 スメラギ「敵の狙いは船じゃなくて刹那!?でも私達の刹那は渡さない!」 録音「人革でも刹那は大人気か!」 刹那「俺は…みんなの刹那・F・セイエイだ!」 わぁぁああ(歓声が上がる) 刹那「っていうのはどう?」 480 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 17 31 54 ID ??? 刹那「俺達はすべての恋愛行動に介入する」 録音「…達?」 電波「…達?」 483 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 18 56 21 ID vQ5hfj9L 眼鏡「刹那・F・セイエイ・・・、やはり君を今この場で君を撃t・・・」 録音「デュナメス、目標を狙い撃つ!」 電波「キュリオス、バックアップ行動に移る!」 眼鏡「やめろロックオン!アレルヤもよせって!(クソッ、立場が逆転してる!)」 488 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 20 20 04 ID ??? 眼鏡「マズい…。このままではソレスタル・ビーイングが機動兵器ガンダムを 所有する変態集団しっと団になってしまう…。テロリストと呼ばれるのは 甘受するが、変態集団と呼ばれるのは我慢出来ん!! だが、頼みの 綱の録音は刹那を止める気がないように見える。まさか、イブに子守を 押しつけたのを根に持っているのか? 何という失態だ…、刹那の行動 を予測できなかったとは…」 489 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/20(木) 20 29 03 ID ??? 刹那「このスレタイは間違っている… 『またまた』余ったんじゃなくて『たまたま』余ったんだ…」 512 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 08 55 46 ID ??? 藻刹那「第1回、刹那会議ー」 池刹那「めんどくせぇ呼ぶな藻男」 女刹那「帰りたい」 藻刹那「はい、今日は新しい刹那が来ています 拍手」 喫茶刹那「何事だ?」 藻刹那「本日の議題はこれ、クリスマスの過ごし方、もてすぎの俺はどうしたらいいか・・・・だ」 池刹那「黙れ、ど○貞 あかしやサンタに電話してろ」 藻刹那「まぁ、もてすぎの俺としては」 喫茶刹那「あ、どうも始めまして、喫茶刹那です。これバイト先のカレー割引券 よかったらどうぞ」 池刹那「ご丁寧にどうも」 女刹那「ありがとう」 藻刹那「お前ら、俺の話聞いてる?」 一同「「「いえ、まったく」」」 藻刹那「ちくしょう!!お前らも刹那だろ!?俺だろ!?だったら俺がもてるように考えてくれよ!!」 池刹那「必死にもてようと考えてる時点で持てないだろ(笑)」 女刹那「必死にもてようとしてるあなたがわからない」 喫茶刹那「クリスマスはバイトのかきいれ時だ、必死にカレーを作る方が大事だ」 藻刹那「俺が・・・ガンダムだ(泣) 池刹那「俺がガンダムだ!!(笑)」 女刹那「私がガンダム」 喫茶刹那「俺はカレーマイスターだ」 愚痴刹那「俺、先輩がいい人でよかった」 518 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 12 14 34 ID ??? 刹那「MS擬人化少女っていいよなあ。俺のエクシアたんも擬人化してうpしてくれる 神が出て来ねーかなあ・・・」 眼鏡「クレクレ厨か!万死に値する!!」 録音「いや、突っ込むとこそこだけか・・・?」 520 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 12 52 08 ID ??? 刹那「どうして電話に出ないんだ…この日の為に何か月も妄想したよクリスマス…髪も染めたんだよぉぉ!!」 マリナ「あら…こんなにメッセージが、聞いてみようかしら」 刹那「もしもし…刹那・F・セイエイだ…パーティの準備はできたメッセージを聞いたら連絡を頼む…」 刹那「もしもし、こっちはかなり盛り上がってきた…といっても俺とマリナだけなんだが…メッセージを聞いたら連絡を頼む」 刹那「もしもし…俺一人で飲み物を飲んでしまった。何か飲みたいものがあれば買って来てくれ」 刹那「もしもし…何回か電話したんだが……今日は何時でも大丈夫だ。俺のメッセージを聞いたら連絡を頼む…」 刹那「もしもし!俺が考えたガンダム、マジうける!超面白い!!早く来た方いいよ!じゃあね」 マリナ「……」 526 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 15 58 32 ID i3rSmLNQ 子「パパー、クリスマスプレゼント買って~」 父「はっはっはっ、よ~し、何がほしいんだい?」 子「え~っと……あれ?キュリオスのガンプラがない。ヴァーチェとデュナメスも売り切れかぁ…」 父「これは違うのかい?えーっとエクシア?って書いてあるけど。」 子「やだなーパパー、それはただのビーダマンだよ。」 父「そっかー、HAHAHAHA」 刹那「…………………」 532 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 19 46 01 ID ??? こんにちわ~、刹那(^O^)/ 突然のメールで驚いた? 私、ガンダムマイスターのせっちゃんの大々ファンなのだ~!! 私の祖国アザディスタンでもせっちゃんは超~人気アイドル(*^-^)b 是非とも一目会いたいんだけど~、・・・実は私 とても重たい病気にかかってて 手術代の百万ドルさえあれば今すぐにでも病気治して せっちゃんに会いにいけるんだけどな~ あ、ちなみに私の銀行口座はこのメールに添付してるから 振り込みいつでも待ってま~す♪(* -^)-☆ あなたのファン、マリマリより シーリン「……送信。と」 マリナ「シーリン、私の携帯で何をしてるの?」 シーリン「いえ、駄目もとで資金援助の申し込みを」 534 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 20 08 19 ID ??? 刹那「百万ドルか…手持ちの貯金だけでは足りなかったが、 世の中には闇金というお金をすぐに借りられる便利な物があって本当に良かった。 十日で1割の利息も軽い物だ」 537 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/21(金) 20 26 18 ID ??? そしてデタラメでっちあげて武力介入して闇金潰すも そいつらマジで軍需産業と癒着してて大手柄 そして刹那はモテモテ街道まっしぐら 刹那「という夢を見た」 録音「……そうか」 558 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 08 03 33 ID ??? 刹那「俺のコードネームをウッソ・エヴィンにしようと思うんだが…」 録音「………やめておけ。」 刹那「………そうか。」 録音「あぁ…………」 560 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 11 08 32 ID ??? 電波「録音はあいかわらず優しいね」 眼鏡「俺はいいと思うぞ、コードネームの変更」 電波「マリナさんがカテ公化したり、スメラギさん達がシュラク隊の人達と 同じ運命をたどりそうだよ」 眼鏡「刹那に優しくするような物好きはトレミーにはいない。マリナさんに追 いかけられれば、奴も本望だろう」 電波「刹那…不憫な奴…」 562 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 13 37 25 ID ??? 刹那「スパロボシリーズに出演出来ればもしかして作品の壁を越えて好意を持ってくれる 女の子が出てきてくれるかも!!(ポンポン←肩を叩く音)」 師匠「俺を差し置いて先にスパロボに出演することは許さん!」 刹那「し、師匠!!なぜここに!?」 577 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 18 38 53 ID ??? アレルヤ「命令違反(中略)刹那がガンダムマイスターの理由はある」 ティエリア「ならば見せて貰いたいな その理由を」 刹那「俺はピザ屋に転職する」 ティエリア「何?」 刹那「俺は恋人が欲しい 恋人が欲しいんだ…」 582 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 18 44 32 ID ??? 刹那「今日、マリたんの宮殿に襲いかかろうとしてるクソ野郎どもを ひとり残らず駆逐した。もちろんコクピットはひねりつぶした」 録音「やりすぎだ……やりすぎだよ、刹那」 586 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 18 48 36 ID ??? 刹那「俺は次回から、(女とフラグがたくさん立つ)ガンダム(の主人公)になるんだ! アムロがそう言ってた!!」 録音「・・・・・・そうか」 587 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 18 49 15 ID ??? 刹那「俺の部屋の隣に一番嫌な奴が住んでいる」 録音「……そうか。」 刹那「……ああ。」 595 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 19 03 50 ID ??? こんにちわ~、マリナおねえさん(^O^)/ 突然のメールで驚いた? 僕は今アザディスタンにきてるんだよ~!! マリナおねえさんを狙う悪の組織を壊滅しにきたよ(*^-^)b もし時間があったら二人きりで会いたいな^_^/ 刹那「……送信。と」 シーリン「削除……と。」 633 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 22 02 54 ID ??? ロックオン「刹那はターバン上手く巻けるんだ」 留美「あらそう」 ロックオン「どんなメシでも残さず食べられるんだよな!」 留美「まずかったら残しなさいよ」 ロックオン「あと、えーとガンダムじゃないけどガンダム乗れるし・・・」 ホンロン「そこまでです、ロックオン・ストラトス・・・」 634 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 22 08 31 ID ??? 女A「キャー!見てみてぇっ!ティエリアさんとロックオン様のツーショットよ~!」 女B「素敵よねえー!」 女C「あっ!アレルヤさんもいるわよっ」 女D「もう悶え死ぬぅ~~!!」女B「げっ!!!刹那」 女C「何でアイツまでここにいんのよ!!」 女A「聞いた?アイツ『俺は…ガンダムになれない…!!』ってほざいたらしいわよ」 ABCD「 ドッ (爆 笑)」 635 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 22 12 21 ID ??? せっちゃんに対する言い方をちょっと変えてみよう録音兄貴 無口→寡黙、ストイック等。 孤独→静かな場所が好き 腹筋→華奢な体を隠すため始めた 636 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 22 29 32 ID ??? 喪男→刹那さんに釣り合う女がいない 私でも無理だと思うし 640 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/22(土) 23 10 44 ID ??? 刹那「録音、最近合コンの話とかはないのか?」 録音「あ、ああ・・・その年末だし、俺もそんなにツテないしな・・・」 刹那「そうか・・・あ、アレルヤとティエリアだ」 スタスタスタ・・・ 電波「ティエリア、昨日の合コン途中から姿が見えなくなってたけど・・・」 眼鏡「女の子が一人気分が悪くなったそうだから、外まで送っていっただけだ」 電波「とかいってよぉぉお持ち帰りしたんだろぉ?この色男!!!」 眼鏡「・・・それについては黙秘する」 電波「正直に言えよ、ひゃーはっはっは」 電波「やめてくれハレルヤ!そんな仲間を疑うようなこと・・・!」 電波「なんだよ?お前が聞けないから俺が変わりに聞いてやってるんだろーが」 スタスタスタ・・・ 刹那「・・・本当は合コンあったんだな・・・」 録音「いや、その、すまん・・・」 刹那「ああ・・・」 648 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 00 22 15 ID ??? 藻刹那「第2回刹那会議ーわーはーくーしゅー」 池刹那「ざけんな、土曜の夜に呼び出すな ぬっころすぞ」 女刹那「帰りたい」 愚痴刹那「まぁ、彼なりの悩みがあるんだろ」 藻刹那「はい、本日も新しい刹那が来てくれました」 熱血刹那「おお、なんのようだー」 池刹那「暑苦しい奴が増えたな」 女刹那「帰りたい」 藻刹那「本日の議題はこれだ、『もてる要素を考える』だ」 池刹那「まじ、くだらねー、考えなくてももてるもんはもてるんだよ」 愚痴刹那「だが、足りないものを考える その行動は正しい」 女刹那彼は「足りないものだらけだと思うけど」 喫茶刹那「まぁ、たまにはいいだろう こんな余興も」 熱血刹那「よし、お前に足りないものを探すんだな」 藻刹那「むしろ、隣の親子丼フラグみたいにもてるために必要な要素を考えてくれ」 池刹那「どうて○ 必死だな(笑)」 藻刹那「では意見を聞きたいと思う」 池刹那「まぁ、あれだ、体鍛えてるんだからそれをさりげなくアピール出来る服に変えてみたらどうだ?」 女刹那「人と違った事を信念を持ってやりとおせばいいと思う」 藻刹那「ふむふむ」 愚痴刹那「人を傷つける人間はもてないよな」 喫茶刹那「店にくる人で音楽やってる人ってもてるよな」 藻刹那「なるほど」 熱血刹那「熱く燃える心さえあればもてる!!」 藻刹那「成程、参考になった、早速実践してみよう」 池刹那「あー、藻男はどこいったんだよ?一時間もたったぞ?」 喫茶刹那「もう会計すませて帰るか?」 熱血刹那「そろそろラストの時間だしな」 愚痴刹那「そうだなーかえ・・・・ってきたよ・・・・藻男」 藻刹那「ただいま、全員の意見を総合した結果この姿になった」 一同(熱気バ○ラ・・・・・・) 藻刹那「どうした?あまりのかっこよさに何も言えないのか?」 池刹那「・・・・がんばれ・・・」 熱血刹那「熱い心でも超えられない壁か」 女刹那「あなたがわからない」 愚痴刹那「なんてゆうか、うん、がんばれ」 喫茶刹那「駄目だな」 藻刹那「な、なんだこれでもてもてなはずだろ」 一同「「「「お前はもてもてにはなれない!!」」」」 657 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 01 04 57 ID ??? スメラギ「今日もアレルヤと飲んじゃおっかな~」 クリス「スメラギさん!アレルヤには手出さないでくださいよ~」 スメラギ「そう?じゃあ、ティエリアにしよっかな」 フェルト「……ロックオン」 録音「なんだフェルト、眠れないのか?よし、俺が子守唄でも歌ってやるよ」 フェルト「うん……」 刹那「……………。」 658 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 01 16 43 ID ??? 刹那「くっ、どうしてこんな!」 師匠「フラグを立てての回収がとても速いな。プレゼント攻勢も見事だ」 刹那「ルイス母は少なく見積もっても16以上は離れているというのに…」 録音「お前たち、何をやっている」 刹那「何をだと、沙慈を監視した映像データの検証だ」 録音「そんな事はやめろ」 刹那「何故だ、今までの本編で一番もてているのは、こいつだ。恋人の母親まで落としたんだ」 師匠「録音、刹那の行動は間違っていないと思うぞ。主役の座を守るためだ」 662 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 01 33 54 ID ??? ピンポーン 沙慈「はーい、どちら様ですか?」(ガチャ) 刹那「俺がガンダムだ!全ての争いを止める為に貴様を…!」 ルイスママ「あら、どちら様?」 絹江「沙慈のお友達なの?お茶用意するわね」 ルイス「確か沙慈の部屋のお隣さんだっけ?」 刹那「貴様…いや貴方様と仲良くなりに来ました。お願いします。 どうかこの俺にも女を分け与えて下さいませ」 沙慈「はあ…?(ガンダム?)」 664 :通常の名無しさんの3倍:2007/12/23(日) 03 13 17 ID ??? 録音「落ち着け、刹那」 刹那「これが落ち着いていられるか!!」 録音「アムロさんやカミーユ君だって、11話あたりじゃ幼なじみがいるぐらいだ」 刹那「師匠やキラさんは?」 録音「ガンダムは少年の成長の物語りだが、種と種死は『男と女の愛憎劇』がメインだから別だ…」 刹那「そんなこといってる間に、俺は振られてしまう…」 録音「ソーマちゃんの事は残念だが、アレルヤがちゃんとフォローしてくれたじゃないか」 刹那「どこが!!」 録音「ガンダムシリーズの伝統として、主人公とつき合う強化人間は頭の螺が3本は抜けてる必要がある。ソーマちゃんはまとも過ぎたんだ」 刹那「録音…」 録音「そのうちに廃棄予定だった超兵零号とか、頭の螺が…、エキセントリックな女の子が出てくるさ。ちゃんと守ってやれよ」 刹那「絶対無理だ…」
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※現代にゆっくりがいる設定です。 【兄弟の暇つぶし】 「暇だね兄さん」 「そうだな弟」 大型連休を利用して田舎へと帰郷した大学生の兄弟は、実家の居間に並ぶ畳の上で時間を持て余していた。 「考えてみれば実家には何も無かったんだよな。娯楽施設も遊び道具も」 「都会で暮らしてると、そう言う事を忘れるものだね。兄さん」 兄弟の故郷はたいそう田舎ゆえに遊びと言えば 学校のグラウンドでのスポーツ、山と川での冒険である。 いずれも20代にもなると今ひとつ魅力が無い。 朝から何もやる事が無い兄弟は見もしないテレビをつけ 畳みに転がり、窓の外に広がる森と一体化したような緑の庭を眺めていた。 すると突然、茂みから何個かのボールが飛び出してきた ───しかしそれは、よく見ればゆっくりの一家であった。 「へー外見て兄さん。ゆっくりだよ。懐かしいね。まだいたんだ」 「ここらへんは田舎だし、あいつらすぐ繁殖するからなー」 兄弟は庭に乱入しモゾモゾと動き回るゆっくり一家をしばし眺めていると どちらとも言わずに無言で起き上がった。 「なあ弟。子供の頃やった遊びをやらないか?」 「奇遇だね兄さん。僕も丁度そう思ってたところだよ」 ◆ ◆ ◆ 庭の芝生の上に転がる饅頭生命に兄弟は対峙する 「ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ。にんげんさんはさっさとでていってね!」 「まりさはもりでいちばんつよいゆっくりなんだよ!! ばかなにんげんは、まりさにいたいめあわされないうちにしっぽまいてにげてね!」 「ばーきゃばーきゃ!!むのうなじじいはとっとときえちゃえ!」 「おお、ぶじゃじゃま!!うじゃいうじゃい!!」 成体のまりさとれいむ(両親)と子ゆっくり2匹(まりさ、れいむ)の特筆事項が何も無い一家。 親はバレーボール、子はテニスボールぐらいの大きさだろうか。 家族揃って不愉快な垂れ目、ニヘラと笑った口、突き出した下膨れの顎 そしてお決まりのお家宣言をする。(特に子供たちの不愉快度が高い) それに対し腹を立てるでもなく無言で近づく兄弟。 「ゆ?れいみゅのこえがききょえないの?ばきゃなの?くしょじじいはさっさと───」 一歩前に出て丸く膨らみプンプンと怒り顔の子れいむの眼前で、 右手にキンチョール、左手にライターを構える兄。 「ヒャッハー汚物は消毒だぁぁぁ~」 ブヴァッァァァーー!! 結構派手な音と共に真正面から。即席火炎放射器の炎が子れいむの顔を舐める (※良い子は決して真似しないでください) 「ゆっぴゃぁぁぁあっっあぢゅいぃぃぃぃ!!!」 予想もしていなかった炎によって髪とリボンが燃え上がった子れいむは もみあげをブンブン振り回しながら、悲鳴を上げ地面の上を転げ回る。 突然の惨事に事態が飲み込めず呆然とする家族。 すかさず、弟は親まりさの帽子を剥ぎ取り── 「ゆっ!!まりさのおぼうし!かえしてね!」 「こんなボロ布、ケツ拭く紙にもならねーぜ!!」 ビリビリに破いて投げ捨てた。 目の前で転げまわる子れいむ、散乱する布キレ。途端に叫びだす一家 「な、なにずるのぉぉぉ!!!ばでぃさのおぼうじやぶっぢゃだめでしょぉぉぉ!!!」 「おちびぢゃぁん!!でいぶのおぢびじゃぁぁんん!!ゆっぐりじでぇぇ!!」 「れいみゅ!!まりさがぺーりょぺーりょするきゃらゆっきゅりめをしゃましてぇぇ!!」 「ゆっ・・ぴゅう・・」 顔を真っ青にしてビリビリに裂かれた帽子の破片を集めるまりさ。 饅頭の表面が焼け爛れた子れいむを気遣うれいむと、子まりさ。 地面を転がりまわったおかげで炎は消えたが、皮膚は爛れ、髪はチリチリ、リボンは焦げていた。 30秒前までの傲岸不遜な威勢はどこへやら、あっという間に阿鼻叫喚の図に早変わりだ。 ゆーゆー泣き喚く一家を見下ろしながら兄はキンチョールを地面に置き、 必死にバラバラの布切れとなった帽子を集めるまりさ(そんな事しても全く意味はないが)に冷淡に声をかける。 「おいまりさ、『まりさはあまあまなんて大嫌いです。辛いのが大好きです』と言ってみろ。」 「なにいっっでんのくぞじじい!!そんなこどいうわけないでじょぉぉ!! ばかなにんげんはざっざとばでぃさのおぼうじとおちびちゃんにあやまるんだよっ!!」 破られた帽子、焼かれた愛娘の仇、理不尽な要求 それらに対し、目に大粒の涙を溜め大きくぷくーっと膨らみ叫ぶまりさ 「ほう・・・それほど言いたくないのか・・・」 対照的に兄は冷めた顔でニヤリと口の端を歪め 家族に囲まれて看護されている焼けた子れいむを左手に掴み取あげた 「ゆぴぃ・・だしゅけてぇ・・おきゃぁさん・・」 「おちびちゃん!!おちびちゃぁぁん!!!」 「れいみゅをはなしぇくしょじじい」 「黙れ!!汚らわしい饅頭どもが!!よく見ていろ・・・」」 反抗するれいむと子まりさを蹴り飛ばし 左手に持つ焼けた子まりさの底部に人指し指を刺し込む プスンッ!! 「ゆぴゅぅぅぅぅっっっ!!!!!????」 「「「おぢびぢゃぁぁぁんんん!!!!」」」 「フッフッフ、さ~て、なん本目に死ぬかな~俺を止められるのはまりさ、お前だけだ。 お前のたったひとつの言葉だけでいいんだ。強制はせん!自分の意思で言うんだ。」 火傷に加え底部を貫通する激痛に、子れいむは悲痛な叫びをあげる。 それに対し、口が裂けんばかりに絶叫し解放を求める家族。 まさに地獄絵図、兄弟達には心地よい光景だ。 「にんげんざん!!ゆっぐりまっでね!!」 兄の足元で顔色を失ったまりさが必死に声を上げる。 「ん~~~!?」 「ま、まりさはあまあまなんて・・きらいです・・・からいのがすきです・・・」 まりさは目を伏せながら小さくか細い声を出す。 「なぁに~~、きこえんな~~~。その程度でおれの心が動くと思っているのか~。」 ブス!! 「ゆぴぃぃぃおどぉぉしゃぁぁんん!!!いぢゃいよぉぉぉ!!れいみゅじんじゃうぅぅぅ!!」 だが兄はそんなまりさの姿勢を許さない。子れいむの底部に二つ目の穴を作る 甲高い絶叫が再び庭に響く。 「まりざぁぁ!!!はやぐなんどがじでねぇぇ!!!れいむがゆっぐりでぎないでしょおおおっっ!!」 「おどぉぉじゃぁん!!ゆっぐりしないでたしゅげであげちぇにぇぇ!!」 「ゆっ!!まりさはあまあまなんてだいっきらいだよ!!からいのがだいすきなんだよぉぉ!!! だがらおちびちゃんをはなじでぇぇ!!!」 新たな子供の悲鳴に親れいむと子まりさが絶叫し まりさは目から涙を滝のように流しながら、口をブルブル震わせ逆ギレ気味に叫んだ。 「フッ、フフフ。フハハハハ。いいぞまりさお前はとても正直なゆっくりだ。 辛い物が死ぬほど嫌いなゆっくりが!!親の愛とはすばらしいなぁ!!ハッハハハ。 では辛いものが好きなまりさ、このカラシとワサビとタバスコをブレンドした物を食べろ」 兄は黄・緑・赤がブレンドされた奇怪な練り物が盛り付けられた小皿をまりさの前に差し出す。 「ゆ・・っぐぅ・・ごんなのむーしゃむーしゃしたらゆっくりできないよ・・・」 顔をしかめ横を向くまりさ。刺激臭で分かる。 ゆっくりに取っては毒物とさえなりえる香辛料の塊だ。 「では、この子れいむを殺そう」 最早、意識の無い子れいむに再び拷問を始める素振りを見せる兄 「まりざ!!なにやっでの!!こどもがじんじゃうでしょ!!はやぐだべなざいよ!!」 「ゆっ!?まっで!!まっでぐださい!!たべまず!!たべまずがら!!おちびちゃんをはなじでくだざいっ!!」 それを見て再び嬌声を上げるれいむ、まりさは必死に兄に対し懇願の声を上げる。 もはやそれまでの唯我独尊の表情は粉々に砕け散っていた。 「よかろう、さあ食え。まりさ『むーしゃむーしゃしあわせ~』と言ってみろ」 と、香辛料ミックスの皿を再びまりさの前に差し出す兄。 「まりさ!がんばって!おちびちゃんのためだよ!」 「おとーしゃんがんばっちぇ!!」 まりさの目は既に刺激で赤く充血し涙が一杯だ。 しかし、家族の声援を背に意を決して口に含む。 「ゆっぐぐぐぐ・・むぅ~じゃ・・」 まりさは一生懸命に耐え口を閉じた。が、体は正直だ。 「ゆげっはぁ!!ゆぶぅぅぅっぅ・・・だべだでないよぉぉ・・」 激物の香辛料を一口咀嚼して殆ど口からゲロゲロと吐いてしまった。 顔をクシャクシャに歪め、涙をボロボロと流し、タラコ状に腫れあがった唇からは口内洗浄の為の涎がダラダラと垂れた。 「ほーう。まりさ・・・貴様は子れいむがどうなっても良いようだな」 軟弱なまりさにすかさず追い討ちをかける兄。 「ゆっ!?まりさのばきゃぁ!!なんでむーしゃむーしゃしないの!!ばがなの!じぬの!」 「おとーしゃん!しあわせーっていわなきゃだめでしょ!やきゅたたじゅ!」 家族の罵声に兄弟の笑い声が重なる。 「!?ばっで!!いばのはれんしゅうだよ・・!!ごでがだちゃんどだべるんだよ!!」 「くっくっく、ならばもう一度チャンスをやろう。『むーしゃむーしゃしあわせ~』と言ってみろ」 不細工に輪がかかった饅頭は、小さな餡子脳をフル回転させ膨らんだタラコ唇で懸命に弁解する。 兄は低脳生物の必死さに笑いを我慢できないような表情でそれを受け入れた。 「ゆ~ふ~、ゆ~ふ~・・・おちびちゃんをたすけるためだよ!まりさはできるゆっくりだよ!!」 家族の不安な視線を一身に受けながら、まりさは涙を流す大きな瞳を吊り上げ 腫れた唇を引き締め、ゆっくりらしからぬ覚悟を決める。 そして、一気に大口で香辛料を口に含んだ。 バクン!! 「ゆんんんんん!!!!!ゆぅぅぅっっっ!!!!!!」 まりさの口内で爆薬が破裂し、目に稲妻が落ちたかのよに視界を失う。 思わず身を捻り転がり回ってしまう。しかし、口は開かない。開いたら全てが台無しだ。 (ゆぶぅぅぅっっ!!ばりざはでおどぉーさんだよ!!かぞくをまもるんだよ!! あとでみんだであまあまをいっぱいむーしゃむーしゃずるんだよ!!) 歯が舌が頬が、硫酸を流し込まれたようにジワジワと焼け爛れていく。 一噛みする毎に中枢餡にキリを刺し込まれるような、あるいはカミソリで薄くスライスされるような激痛が襲う。 しかし、抵抗するように根拠の無い自己暗示をかける。 (あとであまあまをたべるんだ!!みんだであまあまをだべるんだ!!あまあま!!あまあま!!あまあま!!) 飲み込む度にドロドロに溶けた鉛を喉に流し込んだかのような感覚。 最早、口内が爛れ何も感じなくなったが必死に最後の一言を発する為に真っ赤になった瞳を見開く 「む゛む゛む゛ぅじゃ・・・」 その刹那 ──── ポスン・・・と横で眺めていた弟がワザとらしく悶絶するまりさの目の前に板チョコのカケラを落とす。 「お~っと、まりさの前にチョコレートを落としちゃったよ。うっかりだぁ 落としちゃったし拾ったゆっくりの物だね。ものすごくゆっくりできるスイートな甘々何だけどなぁ これ食べたらヘブン状態になれる、至高のゆっくりおかしなんだけどなぁ」 餡子脳には思いもよらない突然の出来事、弟の言葉はまりさの耳に入らない。 森では得る事のできない最上級のあまあまが目の前にある。ちょっと舌を伸ばせば口に入る距離。 饅頭の全てを眼球にしたように視線は釘付けとなり、体液が全て涎と化して穴と言う穴から流れ出しそうだ。 「ゆ゛っゆ゛ゆ゛・・・・」 「で・も!"甘い物が大嫌いなまりさ"には要らない物だよねぇぇ!!!」 グシャッ!! 間髪入れず、弟はまりさの目の前に落ちたチョコレートの破片を思いっきり踏みつけ 地面の土にグリグリと混ぜ込む。 「!!!!?????・・・・・」 まりさの真っ赤な目に絶望の色が広がり、涙がさらにあふれ出てくる。後から後から溢れて来る ゆっくりできない困難を乗り越え激物を飲み込み。それを忘れられる、あるいは癒してくれるお菓子が・・・ 身が捻じ切れる程に望んだあまあまが・・・目の前で踏みにじられた 「ゆっぐ・・!?ゆっげぇげぇっ・・むーぢゃむうぅぢゃ・・じあ、じあわぜぇぇぇ・・ゆげぇっっ!!」 かろうじて、まりさは最後の一言を言った。言い切った。そして口から餡子を吐き倒れた。 死んではいない。中枢餡が出ていないから。 「あまあま・・・あまあまあま・・・・えろえろえろ」 「まりさ!!だいじょうぶ!!しっかりして!!」 「ゆっ~おきゃぁさ~ん。まりしゃさっきのあみゃあみゃたべちゃいよぉ~」 まりさは妙な言葉をつぶやき続け白目を剥いて気絶した 心配して駆け寄るれいむと餡子脳全開の子まりさ。 「ハッハッハ!!見事だまりさ!!約束どおり子供を返してやろう!!」 「おおぶざまぶざま!!愚鈍な饅頭による最高の見世物だったよ!!」 兄弟はその姿に満足し、左手の焼き&穴あき子れいむを 気絶したまりさの横に転がした。ちなみにこの子れいむは既に意識無く半死状態だ。 「れいぶおぢびぢゃぁぁ!!!!」 「おきゃぁさん!!まりしゃあみゃあみゃがたべちゃいっていっでるでしょぉぉ!!」 倒れたまりさと子れいむに騒々しく声をかけるれいむ。。 ゆ~んゆ~んと鳴き声をあげ必死に2匹の体を舌で舐めてるがそんな事でどうにかなるわけない。 ちなみに子まりさはゲス脳全開で「あみゃあみゃきゅれにゃいおやはくじゅだよ」と叫んでる。 兄弟は一部始終に笑いすぎて腹筋が痛くなった。 次は弟のターンだ 瀕死の家族を前にして、先程のチョコに未練たらたらで土を舐め続ける子まりさを持ち上げると 用意していた『ゆで卵スライサー』(ゆで卵をピアノ線が張られた網で輪切りにする道具)に挟み込む。 「ゆっ!?にゃに!!じじいやみぇろ!!ゆっぎゅりできにゃいよ!!ころしゅれちゃいにょ!!」 「ゆっ!?くそじじいなにするの!?まりさおちびちゃんをゆっくりしないではなしてね!!」 得体の知れない物に挟み込まれる残った唯一の子供を見て、今度はれいむがぷくーっと膨らみ叫ぶ。 ゆっくりの行動はワンパターンだ。 「れいむ~もしお前がこの子まりさを見捨てると言うのならばお前だけは助けてやろう」 弟はジタバタと暴れる子まりさを動けない程度の力で挟み、足元の母れいむに向かって声をかける 「な、なにいっでるの!?ばがじじい!!ざっざどまりさおぢびぢゃんをはなじでねぇ!!」 「ほほ~う、随分と生意気な口の利き方をする物だな・・・状況が分からないと見える」 スライサーの網に力を込め子まりさにピアノ線を食い込ませる。 プツン!プツツッッッ・・・ 布が徐々に裂かれる小さな音、命の次に大切なお帽子が破れていく音。 「ゆぴゃぁぁぁっっ!!やめじぇぇぇ!!ぎれぢゃうぅぅぅまりしゃのおびょうしがぎれぢゃぅぅぅ だじゅげてぇぇぇ!!!おきゃぁぁぁさぁぁんん!!!」 「ゆっ!!おぢびぢゃん!!やべで!!やべでぐださい!!にんげんさん!! れいぶがわるかっだですあやばりまずからやべでぐださい!!!」 調子こいていた子まりさの泣き声が聞こえた途端に額を地面にこすりつけるように足元で懇願するれいむ。 母性本能が強いと言うか、プライドが無いと言うか。 「ふん!下賎な饅頭が生意気な口をきくからだ。もう一度聞こう。 もしお前がこの子まりさを見捨てると言うのならばお前だけは助けてやろう」 「ゆっ!?だじゅげでおがぁじゃぁぁん!!まりざじにちゃぐにゃいよぉぉぉ!!」 「ゆっ!!ぞんなごどでぎないよ!!れいむとおぢびぢゃんをこうかんしてね!! れいむはどうなっでもいいがらおちびちゃんをだずけでください!!」 涙を流し訴えるれいむ。中々見上げた親心だ。 「だめだ!お前が子供を見捨てないと言うならば、れいむお前も潰す!そして家族全員死ぬのだ!」 「ゆゆっっ!!!どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ!?でいぶのがわいいおぢびぢゃんをだずげでよぉぉ!!」 だが弟は妥協しない。れいむは元から崩れている顔をさらに崩し泣き叫ぶ。 そんな泣き饅頭に弟は心底意地の悪そうな顔で語りかけた。 「可愛い子供ぉ?れいむ~なにを躊躇う必要がある? お前はあのまりさの姿でこれからゆっくり出来ると思うのか?あの子れいむがゆっくりできると思うのか? 「ゆ・・・・そ、それは」 突然の発言に言葉を詰まらせるれいむ。 弟の言うとおり、子れいむは最早生き残る事は難しく、まりさは未だ気を失っている。 「今の時代、障害を持った家族は最早自力でゆっくりする事はできん!! となればれいむ、お前は動けない家族を一人で養わなければならん。 それでもいいのか!!お前ほどの賢いゆっくりがなにを迷うことがある!!家族を見捨てろ!! 今はゲスがほほえむ時代なんだ!!」 「ゆ~・・・・」 元々食料調達はまりさにまかせっきりで、狩が得意ではないれいむは黙り込んでしまう。 が、数秒してパッと花が咲くように明るい顔で宣言した。 「にんげんさんゆっくりりかいしたよ!!まりさおちびちゃんをみすてるよ!! ゆっくりできないかぞくなんてごみいかだよ!!ゆっくりしょぶんしてね!!」 「おぎゃぁさぁぁんん!!!にゃにいっでるのぉぉぉぉ!!! ぎゃわいいまじざがゆっぐりでぎなぐなっちゃうでしょぉぉぉぉぉ!!!!」 先程までの涙はどこへやら酷い台詞を発するれいむ。 今度は処刑台の子まりさが絶叫する番だ。 「しょうがいをもったおちびちゃんも、ははおやにめいわくかけるおちびちゃんもだめなこだよ! まりさもゆっくりできないし、あたらしいだーりんをさがしてゆっくりするよ!!」 一片の曇りも無い爽快な笑顔、自身の安全を確信しきった いっそ清清しいまでの『でいぶ』の表情だった。 「おがぁぁじゃぁぁんん!!!なんじぇ!?なんじぇ!?いいごにじまず!! れいみゅをいじめちゃりしましぇん!!わがばばいいばぜんがらだずげでくだざいぃっっ!!」 「うるさいよ!!まりさおちびちゃんがいとるれいむがゆっくりできないんだよ! だまってゆっくりりかいしてね!そしてゆっくりしないでしょけいされてね!」 「お・・お・・おぎゃぁぁざぁぁんんん!!!!!!!」 今生の別れとは思えない母子の会話。 絶望の子まりさ。ゴミでも見るようなれいむ。笑いを堪える弟。大笑いしてる兄。 「ヒャーッハッハッハ、まりさぁぁ~どうだぁ~悔しいか~お前は母親に見捨てられたんだ~ 不要なゴミのようになぁぁ!!そしてこれから苦しんで死ぬのだぁぁ!!おお、ぶざまぶざま!!」 「ゆぴゃ!!やめちぇ!!みゃりしゃはゆっきゅりできるよ!!だからおにぃしゃんたしゅけ『南斗水鳥拳!!』 弟は勢い良く『ゆで卵スライサー』のピアノ線を挟み降ろす 「シャオウォ!!!」 「ゆぴゃい!!??」 短い絶叫。驚愕の表情が"縦に裁断される"。さながら線切りだ 切断された直後は、かろうじて顔のパーツが正位置を保つが── 「ゆぷぷぷっっ・・・なん・・じぇ?・・おきゃぁ・!?・ゆびゅぴゅあぁ!!」 断末魔を合図に子まりさはバラバラに崩れ落ちた。 ボタボタと"子まりさの破片"が倒れた家族の横に散らばる。 「ゆふんっ!やくそくだよにんげんさん!れいむだけはみのがしてね!」 不細工なナスビの様な体に不愉快な破顔で宣言するれいむ。 「イヤ駄目だ」 しかし、兄はさらりと否定。そして兄弟揃って笑い始める。 予想と違う展開に狼狽を隠せないれいむ。まさか自分が助からないなんて!?と言った表情だ。 「ゆっ!?なにいってのばきゃなの───ゆっなにずるのはなじで!!」 兄は左手でれいむを掴みあげると、顎の下の*印の穴に細い棒のような物を何本も挿し込む。 挿し込むたびに「ゆっ♪ゆっ♪」と気色悪く顔を赤らめるれいむ。本当に気持ち悪い。 「ゆっ!!なにするの!?いくられいむがかわいいからってごういんすぎるよぉ~」 「・・・・餡子爆死惨。これは七百八ある経絡秘孔のうち『中枢餡下部』といってな。 この指をぬいてから3秒後にてめえは死ぬ。その3秒間に自分のゆっくりできなさを思い知れ」 何を勘違いしたのか体をグネグネさせて恥らうれいむに冷水を浴びせる兄。 弟はあにゃるから延びる長い導火線にライターで着火し。カウントダウンの指を立てる。3本。 「─3」 バチバチバチバチバチバチ── 「ゆっ!!!???なに゛なに゛なに゛なんでぇ!!!」 突然のゆっくりできない処刑宣告に困惑するれいむ。あにゃるに感じる違和感も無視して兄に叫ぶ。 「ゆ!?なんでぇぇ!!やぐぞくがちがうよぉぉぉ!!ゆっぐりでぎないぃぃ!!ばぎゃぁぁぁ!!」 「おまえが一度でも約束を守ったことがあるのか?一度でも命ごいをしている家族を助けたことがあるのか?」 目を白黒させて絶叫するれいむに無表情で答える兄。 「─2」 バチバチバチバチバチバチ── 「やべでぇぇ!!!でいぶじにだぐないよぉぉぉ!!だずげでぇぇ!! うんうんでてねぇ!!ゆっぐりでぎないものどいっじょにうんうんででぇぇ!!!」 「きさまにはその醜い死にざまがふさわしい!!あと数秒できさまの餡子は地上から消えうせる…おわりだ!!」 必死にあにゃるに差し込まれた爆竹をひり出そうと、顔を真っ赤にして歯食いしばり 排泄肛に力を込めるれいむ。だが一向に出てくる気配は無い。 まさに醜悪を絵に描いたような下品さだ。 「─1」 バチバチバチバチバチバチ── うんうんが出ない事を察すると今度は真っ青になりながら兄弟に背を向け 近づいて来る導火線の火花から必死に逃げようとあさっての方向に駆け出す。 「でいぶはかしこいゆっぐりなんだよ!!ゆうじゅうなゆっぐりなんだよ!! あだらじいがぞくをづぐってゆっぐり『バンッ!!』」 「─ゼロ」 下半身の爆発は駆け出したれいむを持ち上げるように身体を空中に押し上げ れいむは爆ぜた。 「"ゆっくりしたい"ゆえに饅頭は苦しまねばならぬ!"ゆっくりしたい"ゆえに饅頭は悲しまねばならぬ! "ゆっくり"を捨てろ!!饅頭に"ゆっくり"などいらぬ!!はむかう者には死あるのみ!!」 累々たる死饅頭の中心で腕を組み高らかに宣言する兄。 こうして兄弟の遊戯は幕を閉じたのだ。 ◆ ◆ ◆ 「兄さん、ちょっと待って。れいむの様子が変だよ」 ノリノリの兄を急に制する弟 「何だよお前、最後のキメ台詞を邪魔するなよ」 「いや、ごめん。このれいむまだ生きてるみたいなんだけど。」 弟の指先には確かに小刻みに震え、か細い声を上げるれいむが見て取れた。 「ゆぶぶぶっっ・・・いだいよぉぉ・・あじざんが・・・なんにもがんじないよぉぉ・・・」 前のめりに倒れ、涙を流しながら悲鳴を上げている。 「ありゃ?・・・・おかしいな?爆竹の量が少なかったかな?」 「ん~なんせ10年ぶりにやる事だしね。勘が鈍ってるんじゃない?それか爆竹が湿気てたとか・・・」 兄弟の予定ではれいむの下半身を全て吹き飛ばしジ・エンドだったはずだが 期待より爆発が小さく、底部に饅頭を割ったような裂け目を入れるのみにとどまった。 予想外の展開に兄弟はどうした物かと考え込む表情を見せる。と、そこに。 「でいぶぅぅぅ・・・よぐも・・がぞくをうだぎっだねぇ・・・」 香辛料ミックスを食べ生死をさ迷っていた親まりさが、酷いガラガラ声で復活してきた。 「ゆっぐりざぜなぐじでやるよお!!!!」 地獄の底から響くような台詞を言うが早いか、香辛料の小皿をれいむの底部に擦り付けた。 『傷口に塩を塗る』と言う表現があるが、れいむのバックリと割れた底部に 塗り込められたのはワサビ+カラシ+タバスコだ。想像するだに恐ろしい激痛だろう。 「ゆんやぁあぁぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ いだいぃぃぃやげるうぅぅぅでいぶのあじざんがぁぁぁ!!!!ゆびゅぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 今日聞いた悲鳴の中で最高のソプラノ音が庭に響いた。 「ゆ・・っぐっり・・じね・・・」 まりさの言葉通りれいむは口から泡を吹き動かなくなった。激痛によるショック死だろう。 「もう・・おうぢがえるよ・・みんだでゆっぐりずるんだよ・・」 『でいぶ』に一矢報いたまりさであるが、自身も決して大丈夫とは言えない。 動きづらい体をゆっくり、ゆっくりと兄弟たちの側へ振り向かせる。その大きな目には涙が浮かんでいた。 誰の為の涙なのかは、何の為の涙かは分からない。 「おちびぢゃん・・おうぢにがえろ・・ゆっぐり・・しよう・・よ」 「残念だな。お前の家族はもう死んでいる」 絶妙の間で冷酷な言葉を投げつける兄。 まりさの目に映るのは、焼かれた上に拷問死された子れいむ。細切れにされた子まりさ・・・・ 「ゆっ!!ゆっ!ゆぴょぉぁあ゛っーーーーーーー!!」 驚愕、絶望、奇声、眼球がグルグルと回り、デスマスクを貼り付けまりさは憤死した。 こうして愚かにも人間のテリトリーに踏み入れたゆっくりは全滅した。 ここは田舎。強い人間が弱いゆっくりを踏み潰す力が支配する民家の庭。 「ん~久しぶりにやると楽しいもんだね兄さん」 「そうだな童心に帰った気がするな。笑いすぎて腹筋がおかしくなりそうだった」 大きく伸びをする弟に同意する兄 「まだ日も高いし、山に大物でも探しに行かない?」 「そうだな・・・飯食ったら行ってみるか。ドスとか居ると楽しいよな」 兄弟は爽やかな笑顔で家に入っていった。 後ろにゆっくり一家の死体を残して。 ──────あとがき───── 書くのにえらい時間がかかってしまいました。 作:六人 このSSに感想をつける
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名前 種別 性質 体力 解説 グリーンスライム ザコ 粘着 普通 ジワジワと獲物に接近、毒ガスで相手をマヒさせて捕食する、見た目より遥かに残酷な魔物。たまに、飛びあがり踏みつけようとすることもある。 オーカージェリー ザコ 仕事熱心 普通 グリーンスライムの亜種で、ジャンプが得意。基本的に左右への移動は行わずひたすらにその場でジャンプを繰り返す。何を考えているのかは謎。 レッドブロブ ザコ 遊びたい 普通 グリーンスライムの亜種で、体内で生成した炎をタンと絡めて吐き出す。熱いだけでなく、大変汚い攻撃である。また、その場から動くことはない。 ゴーストフルーツ ザコ むじゃき 低い 見た目がリンゴの為、ついつい触ってしまう悪魔が続出の危険な悪魔。イモ虫形態になると移動は可能。たまに加速するので注意。 パンチャーモーブ ザコ 臆病 低い 特に武器は持たず、拳で攻撃してくるが非常にリーチが短い。また、非常に臆病で近づくと急激にバックステップをおこなって間合いを取ろうとする。 レッドアイドル ザコ むじゃき 非常に低い 絵の具の入った壷が本体であり、本体が生きている限りいくらでも出現する魔法生物。複数の飛行バリエーションを習得しているので注意が必要。 モーブ兵 ザコ 好戦的 低い モーブ族のザコ兵士。耐久力は低いが、近づくと突進をしてくる者もいるので、注意が必要。大変臆病で、驚くと逃げ出す習性がある。 モーブ銃士兵 ザコ 好戦的 低い 遠距離からの銃撃を主たる攻撃とするモーブ銃士兵。銃弾は平地であればしゃがんでかわすことが可能である。かならず2連射してくる。 モーブ空挺兵 ザコ 落下傘 低い 空中からユラユラと落下してくる空挺兵。落下傘の部分に当たるとダメージを受けるので注意が必要。着地するとパラシュートを収納して銃士兵となる。 クーシー ザコ 好戦的 普通 獲物を見つけると猛烈な勢いで飛びかかっているように見えるが、実は頭上を跳び越し様子を見ようとしている。オーラに包まれた攻撃が本命。 フェンリル 上位ザコ 好戦的 高い 遠吠えの後にとびあがって空中で回転。その後、獲物目掛けて一直線に突撃を行ってくる。クーシーと比べるとテンポの遅い攻撃だが獲物の捕獲率は高い。 クーチー ザコ マネしたい 低い クーシーの子供。クーシーやフェンリルの動きを真似ているらしいが、はた目には判別不能。ただし、体は小さくても突撃は本物なので油断は禁物。 コカトリス ザコ 好戦的 普通 ニワトリの睡眠中も、しっぽのヘビが警戒を行っており、敵を見つけると本体に知らせる役目をおっている。炎を出すタイプと暴れるタイプがいる。 タルモンスター ザコ むじゃき 低い タルの下に隠れ、何も知らない悪魔が近づくと飛び上がって驚かせる。タルに触れてもダメージを受けるので近づく際には注意が必要。 コーンウォーク ザコ 待ち伏せ 普通 赤いヘタを地上に出して、獲物が近づくのをじっと待っている。また、三回に一度飛び出すリズムを変える事で、動きを見切られないようにしている。 モーブ軍曹 上位ザコ 好戦的 普通 量産型ローゼンガルテンに搭乗し侵入者の行く手を阻むモーブ兵の軍曹。砲撃は単発発射しかできないが、着弾後に火柱を上げることで対象を追い詰める。 デュラハン 上位ザコ 好戦的 普通 頭部の炎は、上方向からのあらゆる攻撃を跳ね返し、それはプリニーのヒップアタックも例外ではない。体力も高く、強力な上位ザコである。 ボンバーインプ ザコ 几帳面 普通 両手で爆弾を抱えたインプ。獲物に向かって爆弾を投下するが既に着火してしまっているので、投下のタイミングを失うと自滅してしまう。 メカ・ダーク太陽 上位ザコ 仕事熱心 高い サンドウィッチパレスに存在する防衛衛星で遠慮利から砲撃を行ってくる。反撃するには、こちらも審判の杭を使った砲撃を行うしかないだろう。 ゴーストボンバー ザコ 無関心 高い ボンバーと名づけられてはいるが爆発はしない。外部からの刺激を受けると丸まって身を守るため、決して気絶することはない。坂道では大変よく転がる。 レイス ザコ お役所仕事 普通 獲物がいるポイントに、直接電撃を発生させることができるゴーストの上位種。また、敵がいなくても一定時間ごとに放電を行っているようだ。 シーフ ザコ むじゃき 普通 ワイヤーで天井に張り付いて素敵。その後爆弾を投下してくるやっかいな敵。天井を移動するタイプもいる。投下した爆弾は他の敵も巻き込むようだ。 ゴーレム 拠点防衛 好戦的 高い 口から出す分身は、衝撃を受けると周囲を巻き込んだ大爆発をおこす。ゴーレム自体は魔法生物で無敵のためランプ?を破壊する必要があるだろう。 アーチャー 拠点防衛 ラブリー♥ 高い 拠点防衛を任されることの多い、魔界の射手。相手との距離によって攻撃を使い分けて、確実にしとめる。決して逃げ出さずに最後まで戦う万能小型砦である。 魔法使い 拠点防衛 仕事熱心 低い 空中を旋廻しつつ、爆弾を投下してくる見習い魔法使い。一定区間を防衛するタイプと、目標に爆弾投下後、飛び去るタイプが存在する。 モーブ海兵隊 ザコ 好戦的 低い 銛を手に、水中を泳ぐモーブ兵の海兵隊員。威力が弱く、すぐに落下する銛が逆に曲者である。泳ぎは非常に遅く頭部のカプセルが割れると溺れてしまう。 マリンコーン ザコ 突撃したい 普通 海中環境に適応したコーンウォークで魚雷のように飛び出して突撃をおこなう。仲間同士の連帯感が非常に強く、一匹でも飛び出すと一斉に動き出す。 ブルーアイドル ザコ 脱力 非常に低い ローテンションなレッドアイドルの亜種。不規則なリズムで動くのは本人達のやる気が上がったり下がったりしているのが原因のようだ。 水中機雷 拠点防衛 シブイ 無敵 水中に配置された浮遊機雷で、接近者を感知すると、自身の周りに高圧電流のフィールドを一定時間発生させる。壊すことはできない。 サメドラゴン 上位ザコ 好戦的 高い 動きこそ速くないものの、海中では圧倒的な力を見せ付ける魔界の捕食者。その場でカッターの様に回転するものと氷の塊を吐き出すタイプがいる。 ゴースト ザコ お役所仕事 普通 空中を彷徨いつつ、敵が近づくと雷撃弾を放り投げる。一定時間ごとに放電の必要性があるらしく、獲物がいなくても電撃弾を投げているようだ。 ゾンビ ザコ 好戦的 低い ジャンプを繰り返して、獲物に向かってひたすら飛びかかろうとする。単体では弱いものの複数でいることが多く、数で圧倒するタイプである。 ワースラッグ ザコ 遊びたい 高い 水辺に生息する水棲魔物。複数の行動タイプが存在し、電撃以外にも回転攻撃や、地面を削って岩を飛ばす者等がいる。見極めが肝心だ。 マリオネット ザコ ビビリ 普通 ジャグリングのように、両手からナイフを投げることで、侵入者の行く手を阻む。中距離には強いが接近されるとなすすべが無いのか、テンパってしまうようだ。 キラーパペット ザコ 遊びたい 普通 ナイフを持った手を広げて、高速回転をおこなうことで獲物を八つ裂きにする恐怖の殺戮人形。だが本人は遊びたいだけのようだ。回転の中心が弱点。 メタルマリオネット 上位ザコ ビビリ 無敵 マリオネットがメタル化した魔物であらゆる攻撃を跳ね返す。魔界の嫌われ者である彼女だが、マリオネット同様に段差の衝撃には非常に弱い。 スペクター 上位ザコ 好戦的 わりと高い 空中から獲物を観察。後に電撃魔法を使用して捕捉する。獲物を見つけた喜びの笑い声は、下級悪魔のトラウマとも言われる。 スペクターマミィ 上位ザコ 母性本能 高い 常にスペクタを後ろに引き連れて徘徊している。積極的な攻撃はしてこないが、スペクタに手をかけることだけは、止めておいたほうが良いだろう。 スペク太 ザコ ママが好き 非常に低い 戦闘能力は無いが、スペクターマミィの庇護下に入ることで、危険極まりない魔界での生き残りを図る。マミィがいなくなると恐怖とショックで霧散してしまう。 丁稚モーブ ザコ 仕事熱心 低い 一定の区間をウロウロとしているだけだが正面からの攻撃は基本的に積み上げたお膳でガードしてしまう。お膳の低いタイプと高いタイプが存在する。 モスマン ザコ 好戦的 普通 地味な行動で空中を彷徨いつつ獲物をジワリジワリと追い詰める。下方の敵に対しては、ドリル状になって串刺しにするという技も使用する。 アンノウン 上位ザコ 好戦的 普通 モスマンの上位種でメス。中距離からでも超音波による攻撃で一気に間合いを詰めてくるので注意が必要だ。上方からの攻撃には以外と弱い。 ボンバー爺屋 上位ザコ エコロジー 高い 3体のゴーストボンバーをばら撒くはた迷惑な魔界のボマー。自身が積極的に動くことは無いが一体でもやられると補充をおこなう。 猫玉ネコサーベル ザコ 転がしたい 低い 自ら吐き出した猫玉で遊ぶネコサーベルで猫玉はヒップアタックでも破壊可能。上級者になると、猫玉の変わりに鉄球を吐き出して使うらしい。 ネコサーベル 上位ザコ 遊びたい 高い 無敵のボディと恐るべき追尾能力を備えたラジコン戦車を遠隔操作する。狙われたら最後、本体を見つけ出して倒すしか、生き残る道はないだろう。 サキュバス 上位ザコ 積極的 高い フラフラと近づいてきてはハート爆弾をばら撒く愛のストーカー。害意は無いらしいが、逃げる相手には容赦なくハート型の遠距離追尾ビームを発射する。 リリス 上位ザコ ふぇろもん♥ 高い 瞬間移動による幻惑で獲物を惑わし捕捉するラブハンター。ひとたび衣服がコウモリ化すれば逃げるのは困難だろう。幻惑のリズムを見切ることが重要である。 リリム 上位ザコ 積極的 普通 サキュバスと同種だが、投げる爆弾の個数やビームの追尾性能など細かく異なる。基本的に素早く追跡範囲も広い、ダークストーカー。 グルメオーガ(酔) 上位ザコ 酔いどれ かなり高い 間違いなく最上級のザコキャラ。圧倒的な体力と口から吐き出すガイコツの形状をしたデスタ~ンは、出会った者を確実に死へと導くだろう。 コーンキング 上位ザコ 待ち伏せ 無敵 数千年生きたコーンウォークがカチンコチンになった上位種。全ての攻撃を跳ね返すため、倒すことは不可能。コーンの中のコーン。 アイドル3 ザコ 遊びたい 非常に低い レッドアイドルの亜種。3匹はそれぞれが単独で思考し、獲物をどこまでも粘着質に追撃する。まさにプロの意地。 インプ ザコ 待ち伏せ 普通 空中から勢いよく飛来、獲物の混乱を誘ってからじっくりと仕留めようとする。ただ、攻撃を受けると怯んでしまうため実は、彼らにとっても命がけの突撃。 メタルインプ 上位ザコ 粘着 無敵 体をメタルコーティングしたインプ。そのメタルボディはあらゆる攻撃を跳ね返す不死身のハンター。弱点は……ない! スペクターキング 上位ザコ 帝王 高い 無礼者には容赦の無い制裁を加えるスペクターの王。だが無礼さえなければ庶民などまったく相手にしないだろう。お付のインペリアルガードも強力。 時空暗黒剣 拠点防衛 遊撃 低い ガーディアンの生物で魔法生物。侵入者を排除しようと時空の狭間からこっそり様子を伺いチャンスを待つ。テリトリーの外まで追跡することはない。 エリンギャー 補助ザコ ピストン 高い 得意のピストン運動で鍛えた弾力によって、上に乗るものをビヨーンと高くまで放り上げることができる。自分で動くことは無いが、体力は高い。 ガーゴイル 拠点防衛 仕事熱心 無敵 魔界の各地を守護するガーディアン。防衛する場所によって形状が違うが基本的な性質は同じである。触るとダメージを受けるので注意が必要。 ガーゴイルスリー 拠点防衛 仕事熱心 無敵 一定周期で回転しつつ3方向に炎を吐き出すガーディアン。乗ることは出来ないが、ヒップアタックで跳ねることは可能。 ジャグラーヘッド 拠点防衛 転がりたい 無敵 動きのタイプは様々で、地面を跳ねる者や、飛び跳ねる者、ブラブラと孤を描くものが存在する。ガーディアンに分類される種で倒すことはできないので注意が必要。 ゾンビドール ザコ 粘着 非常に高い 非常に耐久力が高いわりに得点は低いというやっかいな敵。倒すメリットは何もないが、ごく稀に変質を遂げている固体もあるらしい。 ラッキードール 秘宝魔物 臆病 わりと高い 普段は地上に隠れているが、衝撃を感じると、驚いて地上に飛び出してくる。動きは非常に早い。動いている物しか見えない体質らしいのでそこを突くと良いだろう。 ゴールドドール 秘宝魔物 非常に臆病 わりと高い 伝説の黄金に輝くラッキードール。逃げ足の速さは、ラッキードールを遥かに凌駕するが基本的な性質は同じ。何としてもハンティングしたい逸品。 プレゼンター お宝魔物 衝撃に弱い 低い ごく少数しか存在しない希少な魔物。そのボディの中には何か特別なお宝を隠しているという噂が、まことしやかに囁かれるが真偽を確認したものはいない。 プリニー 主人公 弱い 非常に低い 数がいることが最大の特徴というそれは悲しき万能型ザコキャラ……もとい、本作の主人公である。簡単に爆発するので取り扱いには注意。 デモンメイル ボス 好戦的 普通 見た目はデュラハン、中身もデュラハン。チュートリアル屋からチュートリアルステージ2に挑戦すると出現する。ただ、体力はボスクラスなので注意。 ブーケガルニ ボス 気まぐれ 普通 胞子による浮遊機雷をばら撒きつつ自身もツタを変形させて遠距離攻撃や空中からのドリル攻撃を行う。気絶復帰時にも機雷を撒くので注意。 モーガン ボス シブイ 高い 二刀流による、ダイナミックなカチ上げ攻撃と、岩飛ばしで獲物を翻弄する。その他にも踏みつけ攻撃や、二刀斬撃等多彩な攻撃を持つ戦闘のプロ。 バクチー ボス ドM 非常に低い 基本的に体力が高いだけのゾンビ。行動もただのゾンビとなんら変わらない。特に必殺技とかもないので書くことも特に無い。 マジョラム ボス ドS 普通 戦車に搭乗し、三種類の砲撃を駆使して敵を追い詰める。稀に、戦車ごとジャンプすることもあるので注意が必要。戦車部分は無敵である。 ガラム ボス 根暗 普通 氷と炎の魔法を操る兄弟悪魔。弟のマサラとのシンメトリーな連続攻撃を得意としているので、二人同時に戦うのは避けたいところだ。 マサラ ボス 根暗 普通 氷と炎の魔法を操る兄弟悪魔。兄のガラムとのシンメトリーな連続攻撃を得意としているので、二人同時に戦うのは避けたいところだ。 ウコン ボス 根性 普通 巨大なオノを振り回し、戦う女戦士。スキが大きく、動作も早くはないが斧による大振りは強烈無比。またグラビトンフレアという必殺技も持っている。 五香 ボス ライダー 普通 サメドラゴンと五香は一身同体。サメドラゴンから吐き出される氷塊攻撃と五香の連続攻撃で獲物を追い詰める。斬撃には遠距離と突進攻撃が存在する。 ジーグアンロン 超ド級悪魔 好戦的 かなり高い 地面をえぐるような噛み付き攻撃と口から吐き出す電撃弾は非常に強力。硬い皮膚に覆われており、一見弱点は無さそうだが……。 チリ ボス 好戦的 低い 一人のときと、姉妹と一緒のときでは戦いが異なり、姉妹と一緒のときは祈祷による電撃攻撃や体力回復といったサポート行動がメインとなる。 パウ ボス バカ 低い 祈祷によって、下級霊を呼び出しつつ槍で生贄を仕留めようとする。常に全力なので、地面に刺さった槍が抜けなくなることもしばしば。 ダー ボス 好戦的 低い 基本的な行動はパウと同じ。三姉妹の中では精神的に一番幼く仲間との連携よりも、生贄に攻撃することで頭の中でいっぱいである。 邪神 超ド級悪魔 神経質 かなり高い 4本の腕に持った邪険憎悪と邪険怨恨を使い多彩な攻撃を繰り出してくる。直接的な攻撃は不可能なので、審判の杭による砲撃でスキを作るしかないだろう。 セージ ボス 面倒くさい 普通 剣による攻撃と炎の魔法が得意な侍。特に、空中戦をさせると無類の力を発揮するので、できるだけ地上にいるときを狙って戦うといいだろう。 カラシナ ボス おっとり 普通 本体が直接攻撃を行うことはなく、召喚によって呼び出したザコキャラを応援してその気にさせる。人材活用のプロフェッショナルである。 ジョシュア 超ド級悪魔 うるさい - 間接的に戦闘に参加する魔法の管理人。怪盗魔人を氷のバリヤーで補助したり審判の杭を破壊したりするが、どこかいい加減。電話の声が大変煩い。 ダースモーブ ボス シブイ 高い 巨大な暗黒のパワーを身につけた暗殺者。指先から自在に発する暗黒の電撃と、念動力によって岩石を投げつける攻撃で確実にターゲットを仕留める。 ブラックプリニー ボス 一山幾ら かなり低い 全100匹を全て撃破することで、はじめて倒したことになる100匹組み手。数がいることが最大の特徴というとても他人事とは思えないボスキャラ。 ツヴァイハンダー サポート 飛行船 高い 強襲飛行船ツヴァイハンダー。主砲からの砲撃がメインだが、いざとなればエンジンを破棄。二本の手によるエネルギー投石が可能である。 怪盗魔人 ラスボス? 粘着紳士 高い 魔界の夜に羽ばたく噂の怪盗。ステッキによる魔法攻撃と、魔力の宿ったカードで牽制しつつ、奇術瞬間移動によって相手を翻弄する。 ガラクター・エトナ ラスボス ご主人様? 非常に高い 魔神の力を模した究極のキグルミ。キグルミとは別に、ガラクターが変化している浮遊コアを攻撃してもダメージを与えることが可能。非常に手ごわい!! フロン ボス 堕天使 高い ホッピングによる三段ジャンプ攻撃とコテポーズからのハート爆弾で相手を追い詰める堕天使。ハートの残像攻撃もやっかい。 スイーツ男爵 魔神 甘党 かなり高い クッキー、プリン、コンペイ糖など各種スイーツを模した攻撃は健在。そのアホな見た目とは裏腹に、非常に堅実な攻撃である。プッリ~ン♥ プリニーラハール 魔王 オレ様 かなり高い 獄炎ナックル、魔王玉、オレ様インパクトなど、同じプリニーとは思えない身軽な動きと多彩な攻撃を持つプリニー魔王。その力は本作でも健在である。 魔王プリエ 魔王 むっちり かなり高い 空中からのエネルギー弾に、地上では地獄の三本ノック、地突きにコンフェシオンと、まさに必殺技のオンパレード。むっちりボディに見とれている暇は無い! エリンダム 超魔王 無関心 非常に高い 暴走による、体当たりとレーザー攻撃で相手を圧倒する超魔王。しかもヒップアタックによる攻撃は無効。エリンダムにスキは無い! バールリボーン 超魔王 無関心 非常に高い 両手から竜巻やエネルギー弾、ソードレインを発生させ、歯向かうものを圧倒的な力で容赦なく殲滅する。バールリボーンに死角は無いのか!? プリニーバール 超魔王 無関心 非常に高い 自由自在に飛びまわり、強大な魔力を駆使して繰り出すソードレインとグランソードの威力は絶大。体力も非常に高く撃破するのは極めて困難だろう。 魔人エトナ ご主人様 気まぐれ かなり高い 盆踊りプリニーを排出しながらじわりじわりと相手を追い詰めていく。気絶させるには、エトナの本体へのヒップアタックが不可欠だが……。 プリニーアサギ アイドル? 薄幸 視聴率 朝霧アサギというれっきとした人間タイプのアサギだったが、前作にて自爆死してしまう。今作ではプリニーの姿として登場。アサギウォーズへの参加を決意する。 アサギザビートル ボス 怠惰 普通 あまりの小ささに視認が難しく、そういう意味でも厄介な敵。素早い動きと必殺のフェイタルエターナルペコンヒーロー……いわゆる突進攻撃で相手を翻弄する。 アサギ人形 ボス 嫉妬 かなり高い アサギロボを操って、パンチに砲撃、踏みつけにマジカルバレット弾と、多彩な攻撃を繰り出してくる。プリニーを投げることもあるが、何故もっているかは不明。 シュバルツ ボス 傲慢 普通 時空を移動する能力と、人間爆弾庫と呼ばれる程の武装で相手を圧倒する危険なアサギでまさに一騎当千。しかもオッサンである。 アサギ8ビット ボス 暴食 普通 最初こそ、チビサイズで戦うものの「戦艦良綱Ver8ビット」への搭乗やナスを食べての巨大化など、やりたい放題である。古き時代!?なの? ゾンビアサギ ザコ 腐敗 かなり低い 基本敵には、魔界に彷徨う他のゾンビと何も変わらない普通のゾンビ。だが、その正体は数多の世界に存在するアサギと呼ばれる者たちの成れの果てである。 アサリンド ボス 色欲 かなり高い ゲシュペストと呼ばれる浮遊戦車に搭乗し、阿鼻叫喚の地獄絵図を眺めるのが趣味。痺れを切らすと、戦車による攻撃を行うがそれでも自ら動くことは無い。 黒杉あさぎ ボス 強欲 高い 人型のオーソドックスなアサギ。大きな特徴は無いが、二丁拳銃を振り回しつつ、本職である歌唱による攻撃を行う。戦闘中はテーマ曲が流れる。 アサギEクロス 裏ラスボス 豪華絢爛 非常に高い 左右のスピーカーから出すリングレーザーと、浮遊音符群で相手を追い詰める強襲決戦兵器。ちなみに右のスピーカーがおとっつぁん。左がおかっつぁんである。 タル 補助 誘爆 低い 爆弾の爆風によって誘爆する火薬樽で爆弾同様に気絶し赤くなった敵を投げても誘爆する。ただし、樽そのものを投げたり斬ったりしても爆発はしないので注意。 爆弾 補助 爆発 低い △ボタンで持ち上げてから投げると爆発し周りにダメージを与える。爆風に当たると自分自身もダメージを受けるので注意が必要だ。 魔法の絨毯 空中足場 仕事熱心 - 魔界を漂う魔法の絨毯で、その動きは様々。だが玄人になると絨毯の色で大体の動きは分かるらしい。乗ることはできるが、つかまることはできないようだ。 魔界カカシ 案内屋 お節介 - 旅人が迷わぬよう、進路順路を首にかけた看板で示してくれるニクイ奴。ボススイッチが近いと鼻を光らせて教えてくれるものもいる。シブイ。 風見鶏 障害 仕事熱心 - 魔風の発生を知らせてくれる風見鶏。風見鶏がぶら下げている看板の矢印の数で全三段階の風力がわかる。また、バツマークだと風が止むようだ。 エトナ様カカシ 補助 ブレイク かなり高い エトナを模したカカシで、魔界各地にて最近よく見かけるようになった。斬るとコンボゲージが普段より早く上昇する。急いでブレイクしたいときに便利。 審判の杭 トラップ 不可思議 - 「審判の杭」またの名を「アクションスイッチ」。ヒップアタックで地面に打ち込むことで、何かしらのアクションが発生する変り種。ヤカンとか! 贖罪の杭 ボス地点 強制移動 - 「贖罪の杭」またの名を「ボススイッチ」。ヒップアタックで地面に打ち込むことで、次元門が開きステージボスがいる部屋に行くことができる。 復活の杭 復活地点 復活 - 「復活の杭」またの名を「リスタートスイッチ」。ヒップアタックで地面に打ち込むとそこに魔方陣が広がり、死亡時はそこから復活できるようになる。 ローゼンガルデン 戦車 パワー 高い 搭乗可能な重戦車。○ボタンで方向転換。移動速度は遅いが、□ボタンの長押しによる主砲攻撃の破壊力は、他の戦車の追随を許さない。カッコイイものだ。 フロッシュ 戦車 ジャンプ 低い 搭乗可能な軽戦車で常に飛び跳ねている。バルカン砲の威力は低い。また、ジャンプのタイミングにあわせて×ボタンを押すことでハイジャンプをすることができる。 トロッケン 戦車 移動砲台 普通 搭乗可能な戦車。オートパイロットで移動する一風変わった戦車で、自動移動中には□ボタンで任意の方向にレーザー砲撃することが可能。オート連射も完備。 アクアトロッケン 戦車 移動砲台 普通 搭乗可能な戦車で水中用のトロッケン。オートパイロットで移動する一風変わった戦車で、□ボタンを連打することで電撃フィールドを発生させることが可能。 ヒンメルブルーメ 戦車 滑走 かなり低い 搭乗可能な非武装戦車。搭乗すると進行方向に向かって勢いよく走り出す。LボタンとRボタンで加速と減速が可能。×ボタンでジャンプ プリン スイーツ 甘いぞ - 取得時の点数は100点。魔界各地に落ちているスイーツで旅人の通り道にあることが多い。道しるべにもなる。 ショートケーキ スイーツ 甘いな - 取得時の点数は300点。プリンと比べると落ちている頻度は低めだが見つけると少し幸せな気分になれる。ちょっぴり、危険な場所にあったりする。 パフェ スイーツ 凄く甘い - 取得時の点数は500点。かなりレアは逸品だが、危険を伴う場所にあることが多い。そのため、無理に取ろうとして死亡する事故が後を絶たない。 スイーツパック スイーツ お得パック - プリン10個、ショートケーキ5個、パフェ3個がセットになった、とってもお得なスイーツパック。どこで手に入るかはナイショ♥ 魔香芋 補助 飛行 - 取得すると、ガスが発射されだす為、その間は他の行動は出来なくなる。×ボタンを押すことで任意に噴射して空中遊覧が楽しめるオススメの逸品。 オムツ 補助 回復 - 難易度がベビーイージーの場合のみステージに出現する代えの新品オムツ。取ると左上に表示されているライフが一つ回復する頼もしいヤツ。 ブレイクドーナツ 補助 ブレイク - 食べると一瞬にしてブレイクする最強のスイーツにして、激旨の逸品!ただ、他のスイーツと異なり拠点での通貨的価値はないので注意。 DC(仮) 補助 世界平和 - □ボタンでギターを弾くとテンションが上がって、ブレイクゲージが上昇する。マジカルバレットを使用するまで別の武器への切り替えは出来ない。 ニャーン(仮) 補助 バカうけ - □ボタンでニャーンをなでなですると視聴率を100%にすることが可能。なでなでするまで別の武器への切り替えは出来ない。にゃぁ~ん♥ セーブ屋 住人 積極的 - ゲーム内のあらゆる状態を記録してくれる貴重な住人。重要ゆえに大きな看板を持っている。手に持つジュースが気持ち悪いと評判。 リプレイ屋 住人 芸術家肌 - リプレイの録画だけでなく、リプレイ映像の再生もおこなってくれる大変便利な住人。リプレイの録画は死亡した後に、△ボタンで可能。 記録屋 住人 几帳面 - 様々な情報を克明に記録するのが大好きな記録魔、いや記録悪魔。勲章や珍品等の入手状態も記録してくれているのでやり込み時には重宝するだろう。 ラッキー助教授 住人 収集家 - ラッキードールを持っていくとその数に応じて貴重なコレクションを譲ってくれる助教授。積極的に探して持っていってみよう! コンシェルジュ 住人 お姉さん - 各種施設をインバイト(招待)してくれるあなたの拠点のコンシェルジュ。ただし、インバイトには招待状とスイーツが不可欠。施設の利用もこちらから。 夜逃げ屋 住人 残酷 - 夜逃げを手伝ってくれる住人。各種記録を維持した状態ではじめからプレイしたい時には便利。ちなみにスタッフロールも見れる。 音楽屋 住人 反抗期 - 魔界レコードを収集している音楽家のせがれ。一度ゲームをクリアしていれば好きなステージで好きな曲を再生できるようになる。遊びたい盛り。 時空の渡し人 住人 完璧主義 - 時間と空間を越えた世界へ誘ってくれる住人で、一度クリアしたステージを再度遊びたいときにはお世話になるだろう。ダウンロードしたステージもこちらから。 チュートリアル屋 住人 忠実 - プリニー達がミッションをこなす為に最低限必要な情報を教示する少年悪魔。チュートリアルステージを遊んだり、各種説明を再確認することもできる。 配達侍 住人 生真面目 - Pウェポンと呼ばれる武器を手に入れたら拠点にやってくる特殊な住人。彼女に頼むことで、Pウェポンをステージに配置してもらうことが可能。
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1. カスガサンタ 2010/11/19(金) 00 43 13 ・このスレッドでの放送時間中の書き込みはご遠慮下さい。 ・次スレは 900を踏んだ人が宣言の上、立てて下さい。 ・立てられない場合はその旨を伝え誰かが立てること。 ・連投・自演・コピペ・荒らし等はスルー。 ・片オタ名乗りや認定、他人sageおよびmixi話は荒れる元になるので禁止。 ・腐女子によるオードリーをネタに妄想した果ての曲がった情報は厳禁。 ・アンチ考察やオタ考察などは荒れる元なので禁止。 前スレ 【若林】オードリーPart1851【春日】 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/geinin/1290077747/l50 オードリー情報スレ14 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1288336079/ オードリー情報スレ1 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/25956/1288344832/ オードリー専用実況 VOL152 http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/livevenus/1289668562/ オードリー専用実況VOL.16(規制民用) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/9733/1289571336/ 実況状態になったら以下のスレで報告を 【お止め組。】★実況報告スレ 23★ http //qb5.2ch.net/test/read.cgi/operate/1280663594/ 4. メリだった… 2010/11/19(金) 00 47 13 <非公式情報> 11/21 テレビ朝日「いきなり!黄金伝説。番外編」15 30~17 25 11/21 フジテレビONE「ファミレストーク王決定戦54[再]」(コメント)24 00~26 00 11/24 フジテレビONE「ファミレストーク王決定戦54[再]」(コメント)14 00~16 00 11/25 文化放送「オードリーのシャンプーおじさん」#83※11/3ザキヤマ回 11/25~ CS日テレプラス「ぜんぶウソ・2話連続放送[再]」月~金27 00~27 50 11/27 フジテレビ「みんなの教科SHOW[再]」(春日)12 15~14 20 11/28 フジテレビONE「ファミレストーク王決定戦54[再]」(コメント)24 00~26 00 12/3 日本テレビ「太田光のもう一度総理になりたい…秘書田中。」19 00~20 54 12/4(予) NHK BS2「ちょいハマッ! ~登山の魅力にはまる~[再放送(2)]」(ビデオレター出演)13 30~14 59 12/9 TBS「地球のしゃべり方」(若林) 12/24~25 ニッポン放送「第36回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」12 00~翌日12 00 12/24 CSテレ朝チャンネル「オードリー春日のカスカスTV第2シーズン」23:00~ 12/27 TBS「キングオブチェアーファイナルステージ(仮称)」(春日)19 00~23 14 15. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 04 27 1 おパンツが食い込んで痛い乙 おまたじゃないよ腰のほう 22. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 07 23 16 かりゆしかりゆし! かわゆしビーチリゾートなんてホテル嫌でしょうが! 32. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 09 45 25 へこたれないお前がかわいい ベーシック10が素材なのがGJ 47. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 24 10 ,,ハ (’= ) / ,,ハ ,,ハ ,,ハ | (゚= ) (´ = ) (゚= ) | / ⌒ヽ / =ヽ / =ヽ / y / =ヽ | | Y | | = | (ξ二ノ =/ .| | | ノ | | | | | `iー- m/ / // | / ノ ハ,,ハ (‘ω’) / ハ,,ハ ハ,,ハ ハ,,ハ | ( ゚ω゚ ) ( `L´ ) ( ゚ω゚ ) | / ⌒ヽ / =ヽ / =ヽ / y / =ヽ | | Y | | = | (ξ二ノ =/ .| | | ノ | | | | | `iー- m/ / // | / ノ 56. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 28 55 >.二人揃って最強になるのよ! なんかの戦隊もののセリフみたいwwww 65. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 33 22 黄金の公式で動画見てきた 3年前の生活に戻すだけってちょっとかっこいいなちょっとだけど 78. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 40 46 しかし若林はかわいいかわいい言われすぎだな もう32歳のオッサンなのに うう…きゃわああああああああああああ 84. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 42 49 79 ファン以外から見るとおじちゃん顔です 96. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 46 35 95 2005年頃だとピン芸人ブーム しかもキワモノ系が多かったから難しいな 107. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 49 27 100 パジャマを結局愛用しているのかわからない31歳かすがとしあきくん 113. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 50 16 108 ケイダッシュステージの長瀬智也って言ってるじゃないっすか 121. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 53 01 何度見ても節子の可愛さに悶えるw でもしゃべり方は若林と似てないな 黒豹似なんかねー 138. 名無しさん 2010/11/19(金) 01 59 37 136 つっちーの相方もそうじゃないっけ? びびるの相方も業界人だよね 148. 名無しさん 2010/11/19(金) 02 03 58 なんかオードリーは将来ゴールデンで冠何個も持ってって風より 春日はスナック経営、若林は作家業の傍ら 小さい箱で定期的にライブをしてそうなイメージ 153. 名無しさん 2010/11/19(金) 02 07 02 関西では深夜番組でフォークダンスの歌の解釈の番組があって サブタイトルが フォクダンスdeなるほどな だった 163. 名無しさん 2010/11/19(金) 02 11 51 あれだな自分達の思うように行ってくれないオードリーに不満持ち出した層が出たんだな そして春日の成長を望まないファンと若林のキャラ脱出を望まないファン 170. 名無しさん 2010/11/19(金) 02 18 53 167 よく考えると春日にやって欲しかったことだな 189. 名無しさん 2010/11/19(金) 02 27 53 オードリー=イチゴ、どきキャン=クリーム、ハマカーン=スポンジの番組まだぁー? 195. 名無しさん 2010/11/19(金) 02 37 32 193 最近は永井大も抱き合わせ 209. 名無しさん 2010/11/19(金) 02 47 35 単純にはなわから矛先が変わっただけの気が 一時期どきキャンも出てたしどこの事務所でもやってることでしょ 217. 名無しさん 2010/11/19(金) 02 53 50 212 今回のフットンダは西田も川島もピンだから合わせただけだろうに 225. 名無しさん 2010/11/19(金) 03 00 39 223 学生Hとフットンダ以外そんなにあったか? シャシンカンですら両方呼ぶのにw 230. 名無しさん 2010/11/19(金) 03 11 57 ハマカンとドキキャンで 神田と佐藤が入れ替わっても視聴者の大部分は気がつかなそう 243. 名無しさん 2010/11/19(金) 03 29 57 カレンダーに春日のヌードはないんですか? 春日のすべてをみせないんですか? 254. 名無しさん 2010/11/19(金) 03 52 34 小声トークが売れた途端ANN本! ケイダモバイル加入してカレンダー発売! DVDはAKB方式握手券つき! 素晴らしい商魂だお 267. 名無しさん 2010/11/19(金) 03 59 14 256 さんざんアイドル芸人みたいな売り方されてそれも今さらだなw つーか昔から芸人がCD出したりすんのはままあったことじゃねーか どういう層が商魂うんぬん言ってんのかね 276. 名無しさん 2010/11/19(金) 04 05 00 カレンダーは下らねえなあ(ニヤニヤ くらいしか思わない それで怒る意味がわらない 火病? 284. 名無しさん 2010/11/19(金) 04 15 27 でも自分の意見突き通して自分以外の意見認めないってのよりいいと思う 匿名掲示板の場合はね 現実の世界では日和主義みたいでアレだが 298. 名無しさん 2010/11/19(金) 05 05 16 293 クロマティという名前に残念なイメージがついてたんだが払拭できたわw 302. 名無しさん 2010/11/19(金) 06 19 58 おまいらおはよう カリカリした人もカリカリした人に絡まれた人も日和w主義の人も みんな眠りについたんだな… いいとも楽しみだな 317. 名無しさん 2010/11/19(金) 07 25 15 今北おはよう 携帯だから拾い読みなんだけど今日はカスミンも来なかった感じかいな なんか規制の波が来てるらしいね 321. 名無しさん 2010/11/19(金) 07 36 16 320 おはよいしょさんおはよう 331. 名無しさん 2010/11/19(金) 08 07 10 今来た 虎の被り物があれほど嫌だった若林がカレンダー撮影とはね。。 341. 名無しさん 2010/11/19(金) 08 13 51 337 一瞬きょうの料理が再生された メニューはカボチャコロッケ 354. 名無しさん 2010/11/19(金) 08 27 09 353 事実を見ないでアンチ認定で逃げるんでつか? って言っても、俺らに出来ることは何もないんだがな 366. 名無しさん 2010/11/19(金) 08 39 17 今日のいいとも、しょっぱなから藤森セレクトなのかね? 改造コーナーからとか? 374. 名無しさん 2010/11/19(金) 08 47 05 うああああああああ NFL倶楽部9回目録画しっぱいしてたおおおおおおおん 今気がついたあああああああもうリピート無いのにいいいいいい・゚・(ノД`)・゚・。・゚・(ノД`)・゚・。 389. 名無しさん 2010/11/19(金) 09 05 07 388 口座からにするよw でもカスT特典は用紙なんだよね まあせっかくだし応募するわw 395. 名無しさん 2010/11/19(金) 09 15 01 393 カレンダーは振り込む時 自分の名前の前に注文番号入れればATMからでも良いみたい 400. 名無しさん 2010/11/19(金) 09 30 40 398 コレアリで着てたようなカーディガンは似合うと思うんだけどな 415. 名無しさん 2010/11/19(金) 09 54 25 414 キングカズみたいだなー サッカーやってた人はそういうのを一度はしてみたい感じかもな 427. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 03 14 というか相方なんだから知ってること多いんだし 話していかなきゃもったいないだろ それによって春日だって面白いって風になるんだから この間のコレありは良かったよ 435. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 08 02 そーいやコレありで高校生服みたいなの着なくなったw スタイリスト、ANN聞いてたんだなww いいともといいえらい業界人が聞いてるんだなぁ 444. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 18 51 いいともで若林服コーデするのは若林メインと思われがちだが本当は藤森メイン 藤森はスタッフとの連携がとれていて常に提案等をしてるんじゃね? 前に出ないオードリーと違ってオリラジは生き残れるよね 458. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 25 15 450 入った当初は8,9%台だったけど 最近はずっと6%台だから 増刊号は幹事話の時はかなり悪かたしな 460. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 25 47 456 そうなん? ジャニさんだからいいのかなと思って 472. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 30 56 金曜メンバーで藤森君がいじれるのは格下の若林だけだな 春日は打っても響かないからイジルだけ損 488. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 37 21 こういう流れになると必ず世界にひとつだけの花を歌いたくなる あの歌詞を書いた槇原敬之は凄い 495. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 40 05 あれか最近関根さんやベッキーがやったメンバー持ち込み企画みたいな時間にやるの? でも登場の時点で言われるか 502. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 41 41 495 コーナー前にお色直しだよきっと ちがったらめんごめんご 516. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 47 07 金運あがれ~ (∀) ボンッ ≡● ノヽノ) ≡● くく ボンッ ≡● 523. 名無しさん 2010/11/19(金) 10 55 43 518 普通のパンツをロールアップしてもできる 533. 名無しさん 2010/11/19(金) 11 05 56 チャラ森は若林の肩をブスっていってたけど あの肩はすごく早い球投げそうな肩だ 芸人の野球大会とかがあったら投げるの見てみたい 541. 名無しさん 2010/11/19(金) 11 11 37 笑顔を真顔に戻す時のもにょっとしたなんともいえないイケてない表情が 堂本と似てると思った 551. 名無しさん 2010/11/19(金) 11 21 56 549 ふとんがふっとばないw 564. 名無しさん 2010/11/19(金) 11 37 10 明日届く予定だったカスTが今日届いたよー やったー実況参加できるううううひゃっほい! 575. 名無しさん 2010/11/19(金) 12 01 03 荒らしすぎて いよいよ頭おかしくなっちゃったんだろうな 見えない敵と戦いすぎだろ 581. 名無しさん 2010/11/19(金) 12 30 32 前スレの黄金キャプ下げられちゃったのか? 見れなかったヨヨヨ… もっかい上げて下さい勇者 595. 名無しさん 2010/11/19(金) 12 59 39 藤森本気でコーディネートしてくれたってのは伝わったw あれ下は普通のパンツの方がよかったようなw 609. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 02 48 600 あれは良いよね でも個人的には今日の感じも嫌いじゃない けどなんかむず痒くなるんだよなあ…w 615. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 03 22 若林の服 夏の海デート服は中々良かったな 半端丈のパンツは確かに似合うけど、上のカーディガンが違和感w 627. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 05 01 若林の服のだささはヲタだけが知るものだったのに こんなに大々的に弄りの要素になるとはw 634. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 06 03 620 いっそ金曜メンバー持ちまわりで 着せ替え人形にしてもらってもいいんじゃないかw 642. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 06 43 634 いらない 結局色んな服きてる若林が見たいだけだろお前 653. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 09 11 若林は朝洗顔も整髪もハミガキもせずに出かけてるのかどうかが気になって気になって でも意外にそういうところ不精なイメージあるな 661. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 10 34 正直若林改造どうでもいいんですけど いいともでの弄りは明らかにポンコツ扱い 笑われてるぞー 笑わせろー 670. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 12 24 確かに金曜は若林のポンコツ扱いに頼りすぎ MCもあんなにされるほどひどくないしな まあタモさんが言い出したら他のメンバーも同調するしかないだろうが 683. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 14 52 芸人がお洒落な格好して変身するみたいな企画自体があんま好きじゃない それだったら滅茶苦茶変な格好する方が面白い 697. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 17 00 ぐるナイでの岡村さんの若林へのダメ出し DEROでの設楽さんの若林へのダメ出し 貴重だよね みんな覚えてる? 709. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 19 20 676 こっち書き込めてあっち書き込めないなんてことあるの? 717. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 20 50 668 服自体は良かったけど若林には似合ってなかった 若林ファンはそういうの求めてないと思われ むしろちょっと隙があった方が母性本能くすぐる 726. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 22 15 なんか若林の服のことばっか言ってるのって 717みたいなキモイのばっかり チュプタイムだから仕方ないか 734. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 24 41 717 自分はねーよwって思ってたけど若林スレでは好評だったぞ 744. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 26 25 735 深夜版ではツナサンドをぶちこむという無茶をしていたぜw 753. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 27 58 744 それはおでんにツナサンドちょい足しなのか、ツナサンドにおでんをちょい足しなのか迷ってしまうな 763. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 29 14 745 むしろそんなことで何様?とか思うことにびっくりする 昼番組のたかがワンコーナーで 776. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 31 31 771 今日見て思ったのは肩がブスって言うより肩から顔にかけてが服を殺してるんだよ 顔とクビの太さ一緒じゃん 783. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 33 15 この流れで思ったんだけど 173見ると stmtが細くて若林はガチムチだということがよくわかる そしてstmtと並んだ春日分厚すぎるだろwww 793. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 35 21 782 春日のサラサラヘアーも結構注意入ってたから同じようなもんじゃね? 個人的にはどっちの見た目の話でも別に気にならないけど 805. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 38 11 802 負け惜しみ乙 795 どちらと? 818. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 42 00 813 芸人を自由業といったな なんかいいじゃないか 自分も自由業なのでこれで間違ってないんだなと思った ありがとう 825. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 44 06 821 田(中)だと「あれ…丈が足りなかった?」 田中(ウーチャカ)だと「ピッタリ!」 832. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 46 49 827 個人の意見をスレの総意にしないでね 気持ち悪いよ 846. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 50 30 若林が絡んでるからコーナーになったんであって 春日だったら勝手にやっとけという感じでしょ 859. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 55 40 854 チャラ森と好みが合わないってだけさ 自分もあれよりジャケットとか緑カーディガンとかの方がいい 867. 名無しさん 2010/11/19(金) 13 57 39 素人のチャラメガネは限度があるから べき山司会のミラクルジーンの山ちゃんやトータルテンボスの改造コーナーで プロに改造してもらえばおK 878. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 01 19 871 874 自演かっこわるい 883. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 02 56 869 売れる前はそこそこ痩せてたってことも理由の一つにあるんじゃないかと 890. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 04 36 藤森との買い物は企画ありきだということを主張して相対的に春日は友人が多く周りから慕われている方向性に持っていきたいです( _ ) 909. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 07 41 シルクハットみたいな帽子かぶって 真っ黒いロングコートででかいベルト巻いて派手なシャツきて ブーツインのぴったりパンツ そんなものを想像してwktkしてたらただチェックがでかくなっただけの服でがっかり感 919. 900 2010/11/19(金) 14 11 19 最近いなかったからわからんが 次スレは【若林】オードリーPart1854【春日】になるの? 927. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 15 25 922 1851だよ 実況の数字と勘違いしてない? 938. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 32 50 935 そういう言い方する奴の為に スレ立てたくないからやめるわ 945. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 36 27 943 春日の改造してほしいって人も多いけどな 956. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 45 52 952 ソース貼って 968. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 50 36 959 乙! 難民行ってる馬鹿も帰ってこい! 975. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 52 53 971 もちろん180分テープだよな 985. 名無しさん 2010/11/19(金) 14 57 39 979 YahooBBとwakwakとucomとdionが規制中 995. 名無しさん 2010/11/19(金) 15 00 26 983 はぁ? 規制されてないのに難民スレ行っていいわけ?はぁ? ナニソレはぁ? 1000. 名無しさん 2010/11/19(金) 15 00 48 。+・。 。 。*゚+。・゚。 。゚+゚。サトミッちゃんが .。・。*゚+゚ヽ( )ノ・*゚。 1000ゲットン! 。+*・。゚。≡(┐ノ ゚。・゚。 *。゚・* / *・゚。+ 元スレ: http //toki.2ch.net/test/read.cgi/geinin/1290094993/
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「本能的 Survivor」は、『オンゲキ』の関連楽曲。歌唱は⊿TRiEDGEメンバー1。 基本情報 配信初出日 2018年12月19日 CD初出日 2018年12月19日 アーティスト ⊿TRiEDGEメンバー1 発売元 KADOKAWA 作詞 稲葉エミ 作曲 eba 編曲 chorus maimie drums 山内"masshoi"優 guitar eba (F.M.F) all other instruments programming produced by 水鳥智栄子 (KADOKAWA) recorded by 上條直之 (F.M.F) mixed by recorded at Sound Inn Studios mixed at mastered by 阿部充泰 mastered at Sony Music Studios Tokyo ※初出CD準拠 収録CD 発売日 商品名 DiscNo. TrackNo. 楽曲名 歌唱 2018年12月19日 『ONGEKI Vocal Collection 02』通常盤:ZMCZ-12612 - 1 「本能的 Survivor」 ⊿TRiEDGEメンバー1 5 「本能的 Survivor (Game Size)」 ⊿TRiEDGEメンバー1 9 「本能的 Survivor -高瀬梨緒ソロver.-」 高瀬梨緒演1 10 「本能的 Survivor -結城莉玖ソロver.-」 結城莉玖演2 11 「本能的 Survivor -藍原椿ソロver.-」 藍原椿演3 12 「本能的 Survivor (instrumental)」 - 動画 脚注 キャスト 演1:久保ユリカ 演2:朝日奈丸佳 演3:橋本ちなみ メンバー メンバー1:高瀬梨緒(久保ユリカ)、結城莉玖(朝日奈丸佳)、藍原椿(橋本ちなみ)
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62. 名称:螺旋の本能こそが人類を滅ぼすのだ。 タイミング:バトルフェイズ開始時 能力:バトルフェイズ終了時まで、元々の螺旋力が0の自分のキャラクター全ての螺旋力を+2000する。
https://w.atwiki.jp/bankett/pages/215.html
カード記載テキスト Ver.1.00 ●2/2:あなたは自分のデッキからアイテムカードを一枚選び、公開した後手札に加える。 その後、デッキをシャッフルする。 修正内容 Ver.1.01 ●2/2:あなたは自分のデッキからアイテムカードを1枚選び、公開した後手札に加える。 その後、デッキをシャッフルする。 1枚の表記が漢字から数字へ。
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※現代にゆっくりがいる設定です。 【兄弟の暇つぶし】 「暇だね兄さん」 「そうだな弟」 大型連休を利用して田舎へと帰郷した大学生の兄弟は、実家の居間に並ぶ畳の上で時間を持て余していた。 「考えてみれば実家には何も無かったんだよな。娯楽施設も遊び道具も」 「都会で暮らしてると、そう言う事を忘れるものだね。兄さん」 兄弟の故郷はたいそう田舎ゆえに遊びと言えば 学校のグラウンドでのスポーツ、山と川での冒険である。 いずれも20代にもなると今ひとつ魅力が無い。 朝から何もやる事が無い兄弟は見もしないテレビをつけ 畳みに転がり、窓の外に広がる森と一体化したような緑の庭を眺めていた。 すると突然、茂みから何個かのボールが飛び出してきた ───しかしそれは、よく見ればゆっくりの一家であった。 「へー外見て兄さん。ゆっくりだよ。懐かしいね。まだいたんだ」 「ここらへんは田舎だし、あいつらすぐ繁殖するからなー」 兄弟は庭に乱入しモゾモゾと動き回るゆっくり一家をしばし眺めていると どちらとも言わずに無言で起き上がった。 「なあ弟。子供の頃やった遊びをやらないか?」 「奇遇だね兄さん。僕も丁度そう思ってたところだよ」 ◆ ◆ ◆ 庭の芝生の上に転がる饅頭生命に兄弟は対峙する 「ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ。にんげんさんはさっさとでていってね!」 「まりさはもりでいちばんつよいゆっくりなんだよ!! ばかなにんげんは、まりさにいたいめあわされないうちにしっぽまいてにげてね!」 「ばーきゃばーきゃ!!むのうなじじいはとっとときえちゃえ!」 「おお、ぶじゃじゃま!!うじゃいうじゃい!!」 成体のまりさとれいむ(両親)と子ゆっくり2匹(まりさ、れいむ)の特筆事項が何も無い一家。 親はバレーボール、子はテニスボールぐらいの大きさだろうか。 家族揃って不愉快な垂れ目、ニヘラと笑った口、突き出した下膨れの顎 そしてお決まりのお家宣言をする。(特に子供たちの不愉快度が高い) それに対し腹を立てるでもなく無言で近づく兄弟。 「ゆ?れいみゅのこえがききょえないの?ばきゃなの?くしょじじいはさっさと───」 一歩前に出て丸く膨らみプンプンと怒り顔の子れいむの眼前で、 右手にキンチョール、左手にライターを構える兄。 「ヒャッハー汚物は消毒だぁぁぁ~」 ブヴァッァァァーー!! 結構派手な音と共に真正面から。即席火炎放射器の炎が子れいむの顔を舐める (※良い子は決して真似しないでください) 「ゆっぴゃぁぁぁあっっあぢゅいぃぃぃぃ!!!」 予想もしていなかった炎によって髪とリボンが燃え上がった子れいむは もみあげをブンブン振り回しながら、悲鳴を上げ地面の上を転げ回る。 突然の惨事に事態が飲み込めず呆然とする家族。 すかさず、弟は親まりさの帽子を剥ぎ取り── 「ゆっ!!まりさのおぼうし!かえしてね!」 「こんなボロ布、ケツ拭く紙にもならねーぜ!!」 ビリビリに破いて投げ捨てた。 目の前で転げまわる子れいむ、散乱する布キレ。途端に叫びだす一家 「な、なにずるのぉぉぉ!!!ばでぃさのおぼうじやぶっぢゃだめでしょぉぉぉ!!!」 「おちびぢゃぁん!!でいぶのおぢびじゃぁぁんん!!ゆっぐりじでぇぇ!!」 「れいみゅ!!まりさがぺーりょぺーりょするきゃらゆっきゅりめをしゃましてぇぇ!!」 「ゆっ・・ぴゅう・・」 顔を真っ青にしてビリビリに裂かれた帽子の破片を集めるまりさ。 饅頭の表面が焼け爛れた子れいむを気遣うれいむと、子まりさ。 地面を転がりまわったおかげで炎は消えたが、皮膚は爛れ、髪はチリチリ、リボンは焦げていた。 30秒前までの傲岸不遜な威勢はどこへやら、あっという間に阿鼻叫喚の図に早変わりだ。 ゆーゆー泣き喚く一家を見下ろしながら兄はキンチョールを地面に置き、 必死にバラバラの布切れとなった帽子を集めるまりさ(そんな事しても全く意味はないが)に冷淡に声をかける。 「おいまりさ、『まりさはあまあまなんて大嫌いです。辛いのが大好きです』と言ってみろ。」 「なにいっっでんのくぞじじい!!そんなこどいうわけないでじょぉぉ!! ばかなにんげんはざっざとばでぃさのおぼうじとおちびちゃんにあやまるんだよっ!!」 破られた帽子、焼かれた愛娘の仇、理不尽な要求 それらに対し、目に大粒の涙を溜め大きくぷくーっと膨らみ叫ぶまりさ 「ほう・・・それほど言いたくないのか・・・」 対照的に兄は冷めた顔でニヤリと口の端を歪め 家族に囲まれて看護されている焼けた子れいむを左手に掴み取あげた 「ゆぴぃ・・だしゅけてぇ・・おきゃぁさん・・」 「おちびちゃん!!おちびちゃぁぁん!!!」 「れいみゅをはなしぇくしょじじい」 「黙れ!!汚らわしい饅頭どもが!!よく見ていろ・・・」」 反抗するれいむと子まりさを蹴り飛ばし 左手に持つ焼けた子まりさの底部に人指し指を刺し込む プスンッ!! 「ゆぴゅぅぅぅぅっっっ!!!!!????」 「「「おぢびぢゃぁぁぁんんん!!!!」」」 「フッフッフ、さ~て、なん本目に死ぬかな~俺を止められるのはまりさ、お前だけだ。 お前のたったひとつの言葉だけでいいんだ。強制はせん!自分の意思で言うんだ。」 火傷に加え底部を貫通する激痛に、子れいむは悲痛な叫びをあげる。 それに対し、口が裂けんばかりに絶叫し解放を求める家族。 まさに地獄絵図、兄弟達には心地よい光景だ。 「にんげんざん!!ゆっぐりまっでね!!」 兄の足元で顔色を失ったまりさが必死に声を上げる。 「ん~~~!?」 「ま、まりさはあまあまなんて・・きらいです・・・からいのがすきです・・・」 まりさは目を伏せながら小さくか細い声を出す。 「なぁに~~、きこえんな~~~。その程度でおれの心が動くと思っているのか~。」 ブス!! 「ゆぴぃぃぃおどぉぉしゃぁぁんん!!!いぢゃいよぉぉぉ!!れいみゅじんじゃうぅぅぅ!!」 だが兄はそんなまりさの姿勢を許さない。子れいむの底部に二つ目の穴を作る 甲高い絶叫が再び庭に響く。 「まりざぁぁ!!!はやぐなんどがじでねぇぇ!!!れいむがゆっぐりでぎないでしょおおおっっ!!」 「おどぉぉじゃぁん!!ゆっぐりしないでたしゅげであげちぇにぇぇ!!」 「ゆっ!!まりさはあまあまなんてだいっきらいだよ!!からいのがだいすきなんだよぉぉ!!! だがらおちびちゃんをはなじでぇぇ!!!」 新たな子供の悲鳴に親れいむと子まりさが絶叫し まりさは目から涙を滝のように流しながら、口をブルブル震わせ逆ギレ気味に叫んだ。 「フッ、フフフ。フハハハハ。いいぞまりさお前はとても正直なゆっくりだ。 辛い物が死ぬほど嫌いなゆっくりが!!親の愛とはすばらしいなぁ!!ハッハハハ。 では辛いものが好きなまりさ、このカラシとワサビとタバスコをブレンドした物を食べろ」 兄は黄・緑・赤がブレンドされた奇怪な練り物が盛り付けられた小皿をまりさの前に差し出す。 「ゆ・・っぐぅ・・ごんなのむーしゃむーしゃしたらゆっくりできないよ・・・」 顔をしかめ横を向くまりさ。刺激臭で分かる。 ゆっくりに取っては毒物とさえなりえる香辛料の塊だ。 「では、この子れいむを殺そう」 最早、意識の無い子れいむに再び拷問を始める素振りを見せる兄 「まりざ!!なにやっでの!!こどもがじんじゃうでしょ!!はやぐだべなざいよ!!」 「ゆっ!?まっで!!まっでぐださい!!たべまず!!たべまずがら!!おちびちゃんをはなじでくだざいっ!!」 それを見て再び嬌声を上げるれいむ、まりさは必死に兄に対し懇願の声を上げる。 もはやそれまでの唯我独尊の表情は粉々に砕け散っていた。 「よかろう、さあ食え。まりさ『むーしゃむーしゃしあわせ~』と言ってみろ」 と、香辛料ミックスの皿を再びまりさの前に差し出す兄。 「まりさ!がんばって!おちびちゃんのためだよ!」 「おとーしゃんがんばっちぇ!!」 まりさの目は既に刺激で赤く充血し涙が一杯だ。 しかし、家族の声援を背に意を決して口に含む。 「ゆっぐぐぐぐ・・むぅ~じゃ・・」 まりさは一生懸命に耐え口を閉じた。が、体は正直だ。 「ゆげっはぁ!!ゆぶぅぅぅっぅ・・・だべだでないよぉぉ・・」 激物の香辛料を一口咀嚼して殆ど口からゲロゲロと吐いてしまった。 顔をクシャクシャに歪め、涙をボロボロと流し、タラコ状に腫れあがった唇からは口内洗浄の為の涎がダラダラと垂れた。 「ほーう。まりさ・・・貴様は子れいむがどうなっても良いようだな」 軟弱なまりさにすかさず追い討ちをかける兄。 「ゆっ!?まりさのばきゃぁ!!なんでむーしゃむーしゃしないの!!ばがなの!じぬの!」 「おとーしゃん!しあわせーっていわなきゃだめでしょ!やきゅたたじゅ!」 家族の罵声に兄弟の笑い声が重なる。 「!?ばっで!!いばのはれんしゅうだよ・・!!ごでがだちゃんどだべるんだよ!!」 「くっくっく、ならばもう一度チャンスをやろう。『むーしゃむーしゃしあわせ~』と言ってみろ」 不細工に輪がかかった饅頭は、小さな餡子脳をフル回転させ膨らんだタラコ唇で懸命に弁解する。 兄は低脳生物の必死さに笑いを我慢できないような表情でそれを受け入れた。 「ゆ~ふ~、ゆ~ふ~・・・おちびちゃんをたすけるためだよ!まりさはできるゆっくりだよ!!」 家族の不安な視線を一身に受けながら、まりさは涙を流す大きな瞳を吊り上げ 腫れた唇を引き締め、ゆっくりらしからぬ覚悟を決める。 そして、一気に大口で香辛料を口に含んだ。 バクン!! 「ゆんんんんん!!!!!ゆぅぅぅっっっ!!!!!!」 まりさの口内で爆薬が破裂し、目に稲妻が落ちたかのよに視界を失う。 思わず身を捻り転がり回ってしまう。しかし、口は開かない。開いたら全てが台無しだ。 (ゆぶぅぅぅっっ!!ばりざはでおどぉーさんだよ!!かぞくをまもるんだよ!! あとでみんだであまあまをいっぱいむーしゃむーしゃずるんだよ!!) 歯が舌が頬が、硫酸を流し込まれたようにジワジワと焼け爛れていく。 一噛みする毎に中枢餡にキリを刺し込まれるような、あるいはカミソリで薄くスライスされるような激痛が襲う。 しかし、抵抗するように根拠の無い自己暗示をかける。 (あとであまあまをたべるんだ!!みんだであまあまをだべるんだ!!あまあま!!あまあま!!あまあま!!) 飲み込む度にドロドロに溶けた鉛を喉に流し込んだかのような感覚。 最早、口内が爛れ何も感じなくなったが必死に最後の一言を発する為に真っ赤になった瞳を見開く 「む゛む゛む゛ぅじゃ・・・」 その刹那 ──── ポスン・・・と横で眺めていた弟がワザとらしく悶絶するまりさの目の前に板チョコのカケラを落とす。 「お~っと、まりさの前にチョコレートを落としちゃったよ。うっかりだぁ 落としちゃったし拾ったゆっくりの物だね。ものすごくゆっくりできるスイートな甘々何だけどなぁ これ食べたらヘブン状態になれる、至高のゆっくりおかしなんだけどなぁ」 餡子脳には思いもよらない突然の出来事、弟の言葉はまりさの耳に入らない。 森では得る事のできない最上級のあまあまが目の前にある。ちょっと舌を伸ばせば口に入る距離。 饅頭の全てを眼球にしたように視線は釘付けとなり、体液が全て涎と化して穴と言う穴から流れ出しそうだ。 「ゆ゛っゆ゛ゆ゛・・・・」 「で・も!"甘い物が大嫌いなまりさ"には要らない物だよねぇぇ!!!」 グシャッ!! 間髪入れず、弟はまりさの目の前に落ちたチョコレートの破片を思いっきり踏みつけ 地面の土にグリグリと混ぜ込む。 「!!!!?????・・・・・」 まりさの真っ赤な目に絶望の色が広がり、涙がさらにあふれ出てくる。後から後から溢れて来る ゆっくりできない困難を乗り越え激物を飲み込み。それを忘れられる、あるいは癒してくれるお菓子が・・・ 身が捻じ切れる程に望んだあまあまが・・・目の前で踏みにじられた 「ゆっぐ・・!?ゆっげぇげぇっ・・むーぢゃむうぅぢゃ・・じあ、じあわぜぇぇぇ・・ゆげぇっっ!!」 かろうじて、まりさは最後の一言を言った。言い切った。そして口から餡子を吐き倒れた。 死んではいない。中枢餡が出ていないから。 「あまあま・・・あまあまあま・・・・えろえろえろ」 「まりさ!!だいじょうぶ!!しっかりして!!」 「ゆっ~おきゃぁさ~ん。まりしゃさっきのあみゃあみゃたべちゃいよぉ~」 まりさは妙な言葉をつぶやき続け白目を剥いて気絶した 心配して駆け寄るれいむと餡子脳全開の子まりさ。 「ハッハッハ!!見事だまりさ!!約束どおり子供を返してやろう!!」 「おおぶざまぶざま!!愚鈍な饅頭による最高の見世物だったよ!!」 兄弟はその姿に満足し、左手の焼き&穴あき子れいむを 気絶したまりさの横に転がした。ちなみにこの子れいむは既に意識無く半死状態だ。 「れいぶおぢびぢゃぁぁ!!!!」 「おきゃぁさん!!まりしゃあみゃあみゃがたべちゃいっていっでるでしょぉぉ!!」 倒れたまりさと子れいむに騒々しく声をかけるれいむ。。 ゆ~んゆ~んと鳴き声をあげ必死に2匹の体を舌で舐めてるがそんな事でどうにかなるわけない。 ちなみに子まりさはゲス脳全開で「あみゃあみゃきゅれにゃいおやはくじゅだよ」と叫んでる。 兄弟は一部始終に笑いすぎて腹筋が痛くなった。 次は弟のターンだ 瀕死の家族を前にして、先程のチョコに未練たらたらで土を舐め続ける子まりさを持ち上げると 用意していた『ゆで卵スライサー』(ゆで卵をピアノ線が張られた網で輪切りにする道具)に挟み込む。 「ゆっ!?にゃに!!じじいやみぇろ!!ゆっぎゅりできにゃいよ!!ころしゅれちゃいにょ!!」 「ゆっ!?くそじじいなにするの!?まりさおちびちゃんをゆっくりしないではなしてね!!」 得体の知れない物に挟み込まれる残った唯一の子供を見て、今度はれいむがぷくーっと膨らみ叫ぶ。 ゆっくりの行動はワンパターンだ。 「れいむ~もしお前がこの子まりさを見捨てると言うのならばお前だけは助けてやろう」 弟はジタバタと暴れる子まりさを動けない程度の力で挟み、足元の母れいむに向かって声をかける 「な、なにいっでるの!?ばがじじい!!ざっざどまりさおぢびぢゃんをはなじでねぇ!!」 「ほほ~う、随分と生意気な口の利き方をする物だな・・・状況が分からないと見える」 スライサーの網に力を込め子まりさにピアノ線を食い込ませる。 プツン!プツツッッッ・・・ 布が徐々に裂かれる小さな音、命の次に大切なお帽子が破れていく音。 「ゆぴゃぁぁぁっっ!!やめじぇぇぇ!!ぎれぢゃうぅぅぅまりしゃのおびょうしがぎれぢゃぅぅぅ だじゅげてぇぇぇ!!!おきゃぁぁぁさぁぁんん!!!」 「ゆっ!!おぢびぢゃん!!やべで!!やべでぐださい!!にんげんさん!! れいぶがわるかっだですあやばりまずからやべでぐださい!!!」 調子こいていた子まりさの泣き声が聞こえた途端に額を地面にこすりつけるように足元で懇願するれいむ。 母性本能が強いと言うか、プライドが無いと言うか。 「ふん!下賎な饅頭が生意気な口をきくからだ。もう一度聞こう。 もしお前がこの子まりさを見捨てると言うのならばお前だけは助けてやろう」 「ゆっ!?だじゅげでおがぁじゃぁぁん!!まりざじにちゃぐにゃいよぉぉぉ!!」 「ゆっ!!ぞんなごどでぎないよ!!れいむとおぢびぢゃんをこうかんしてね!! れいむはどうなっでもいいがらおちびちゃんをだずけでください!!」 涙を流し訴えるれいむ。中々見上げた親心だ。 「だめだ!お前が子供を見捨てないと言うならば、れいむお前も潰す!そして家族全員死ぬのだ!」 「ゆゆっっ!!!どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉ!?でいぶのがわいいおぢびぢゃんをだずげでよぉぉ!!」 だが弟は妥協しない。れいむは元から崩れている顔をさらに崩し泣き叫ぶ。 そんな泣き饅頭に弟は心底意地の悪そうな顔で語りかけた。 「可愛い子供ぉ?れいむ~なにを躊躇う必要がある? お前はあのまりさの姿でこれからゆっくり出来ると思うのか?あの子れいむがゆっくりできると思うのか? 「ゆ・・・・そ、それは」 突然の発言に言葉を詰まらせるれいむ。 弟の言うとおり、子れいむは最早生き残る事は難しく、まりさは未だ気を失っている。 「今の時代、障害を持った家族は最早自力でゆっくりする事はできん!! となればれいむ、お前は動けない家族を一人で養わなければならん。 それでもいいのか!!お前ほどの賢いゆっくりがなにを迷うことがある!!家族を見捨てろ!! 今はゲスがほほえむ時代なんだ!!」 「ゆ~・・・・」 元々食料調達はまりさにまかせっきりで、狩が得意ではないれいむは黙り込んでしまう。 が、数秒してパッと花が咲くように明るい顔で宣言した。 「にんげんさんゆっくりりかいしたよ!!まりさおちびちゃんをみすてるよ!! ゆっくりできないかぞくなんてごみいかだよ!!ゆっくりしょぶんしてね!!」 「おぎゃぁさぁぁんん!!!にゃにいっでるのぉぉぉぉ!!! ぎゃわいいまじざがゆっぐりでぎなぐなっちゃうでしょぉぉぉぉぉ!!!!」 先程までの涙はどこへやら酷い台詞を発するれいむ。 今度は処刑台の子まりさが絶叫する番だ。 「しょうがいをもったおちびちゃんも、ははおやにめいわくかけるおちびちゃんもだめなこだよ! まりさもゆっくりできないし、あたらしいだーりんをさがしてゆっくりするよ!!」 一片の曇りも無い爽快な笑顔、自身の安全を確信しきった いっそ清清しいまでの『でいぶ』の表情だった。 「おがぁぁじゃぁぁんん!!!なんじぇ!?なんじぇ!?いいごにじまず!! れいみゅをいじめちゃりしましぇん!!わがばばいいばぜんがらだずげでくだざいぃっっ!!」 「うるさいよ!!まりさおちびちゃんがいとるれいむがゆっくりできないんだよ! だまってゆっくりりかいしてね!そしてゆっくりしないでしょけいされてね!」 「お・・お・・おぎゃぁぁざぁぁんんん!!!!!!!」 今生の別れとは思えない母子の会話。 絶望の子まりさ。ゴミでも見るようなれいむ。笑いを堪える弟。大笑いしてる兄。 「ヒャーッハッハッハ、まりさぁぁ~どうだぁ~悔しいか~お前は母親に見捨てられたんだ~ 不要なゴミのようになぁぁ!!そしてこれから苦しんで死ぬのだぁぁ!!おお、ぶざまぶざま!!」 「ゆぴゃ!!やめちぇ!!みゃりしゃはゆっきゅりできるよ!!だからおにぃしゃんたしゅけ『南斗水鳥拳!!』 弟は勢い良く『ゆで卵スライサー』のピアノ線を挟み降ろす 「シャオウォ!!!」 「ゆぴゃい!!??」 短い絶叫。驚愕の表情が"縦に裁断される"。さながら線切りだ 切断された直後は、かろうじて顔のパーツが正位置を保つが── 「ゆぷぷぷっっ・・・なん・・じぇ?・・おきゃぁ・!?・ゆびゅぴゅあぁ!!」 断末魔を合図に子まりさはバラバラに崩れ落ちた。 ボタボタと"子まりさの破片"が倒れた家族の横に散らばる。 「ゆふんっ!やくそくだよにんげんさん!れいむだけはみのがしてね!」 不細工なナスビの様な体に不愉快な破顔で宣言するれいむ。 「イヤ駄目だ」 しかし、兄はさらりと否定。そして兄弟揃って笑い始める。 予想と違う展開に狼狽を隠せないれいむ。まさか自分が助からないなんて!?と言った表情だ。 「ゆっ!?なにいってのばきゃなの───ゆっなにずるのはなじで!!」 兄は左手でれいむを掴みあげると、顎の下の*印の穴に細い棒のような物を何本も挿し込む。 挿し込むたびに「ゆっ♪ゆっ♪」と気色悪く顔を赤らめるれいむ。本当に気持ち悪い。 「ゆっ!!なにするの!?いくられいむがかわいいからってごういんすぎるよぉ~」 「・・・・餡子爆死惨。これは七百八ある経絡秘孔のうち『中枢餡下部』といってな。 この指をぬいてから3秒後にてめえは死ぬ。その3秒間に自分のゆっくりできなさを思い知れ」 何を勘違いしたのか体をグネグネさせて恥らうれいむに冷水を浴びせる兄。 弟はあにゃるから延びる長い導火線にライターで着火し。カウントダウンの指を立てる。3本。 「─3」 バチバチバチバチバチバチ── 「ゆっ!!!???なに゛なに゛なに゛なんでぇ!!!」 突然のゆっくりできない処刑宣告に困惑するれいむ。あにゃるに感じる違和感も無視して兄に叫ぶ。 「ゆ!?なんでぇぇ!!やぐぞくがちがうよぉぉぉ!!ゆっぐりでぎないぃぃ!!ばぎゃぁぁぁ!!」 「おまえが一度でも約束を守ったことがあるのか?一度でも命ごいをしている家族を助けたことがあるのか?」 目を白黒させて絶叫するれいむに無表情で答える兄。 「─2」 バチバチバチバチバチバチ── 「やべでぇぇ!!!でいぶじにだぐないよぉぉぉ!!だずげでぇぇ!! うんうんでてねぇ!!ゆっぐりでぎないものどいっじょにうんうんででぇぇ!!!」 「きさまにはその醜い死にざまがふさわしい!!あと数秒できさまの餡子は地上から消えうせる…おわりだ!!」 必死にあにゃるに差し込まれた爆竹をひり出そうと、顔を真っ赤にして歯食いしばり 排泄肛に力を込めるれいむ。だが一向に出てくる気配は無い。 まさに醜悪を絵に描いたような下品さだ。 「─1」 バチバチバチバチバチバチ── うんうんが出ない事を察すると今度は真っ青になりながら兄弟に背を向け 近づいて来る導火線の火花から必死に逃げようとあさっての方向に駆け出す。 「でいぶはかしこいゆっぐりなんだよ!!ゆうじゅうなゆっぐりなんだよ!! あだらじいがぞくをづぐってゆっぐり『バンッ!!』」 「─ゼロ」 下半身の爆発は駆け出したれいむを持ち上げるように身体を空中に押し上げ れいむは爆ぜた。 「"ゆっくりしたい"ゆえに饅頭は苦しまねばならぬ!"ゆっくりしたい"ゆえに饅頭は悲しまねばならぬ! "ゆっくり"を捨てろ!!饅頭に"ゆっくり"などいらぬ!!はむかう者には死あるのみ!!」 累々たる死饅頭の中心で腕を組み高らかに宣言する兄。 こうして兄弟の遊戯は幕を閉じたのだ。 ◆ ◆ ◆ 「兄さん、ちょっと待って。れいむの様子が変だよ」 ノリノリの兄を急に制する弟 「何だよお前、最後のキメ台詞を邪魔するなよ」 「いや、ごめん。このれいむまだ生きてるみたいなんだけど。」 弟の指先には確かに小刻みに震え、か細い声を上げるれいむが見て取れた。 「ゆぶぶぶっっ・・・いだいよぉぉ・・あじざんが・・・なんにもがんじないよぉぉ・・・」 前のめりに倒れ、涙を流しながら悲鳴を上げている。 「ありゃ?・・・・おかしいな?爆竹の量が少なかったかな?」 「ん~なんせ10年ぶりにやる事だしね。勘が鈍ってるんじゃない?それか爆竹が湿気てたとか・・・」 兄弟の予定ではれいむの下半身を全て吹き飛ばしジ・エンドだったはずだが 期待より爆発が小さく、底部に饅頭を割ったような裂け目を入れるのみにとどまった。 予想外の展開に兄弟はどうした物かと考え込む表情を見せる。と、そこに。 「でいぶぅぅぅ・・・よぐも・・がぞくをうだぎっだねぇ・・・」 香辛料ミックスを食べ生死をさ迷っていた親まりさが、酷いガラガラ声で復活してきた。 「ゆっぐりざぜなぐじでやるよお!!!!」 地獄の底から響くような台詞を言うが早いか、香辛料の小皿をれいむの底部に擦り付けた。 『傷口に塩を塗る』と言う表現があるが、れいむのバックリと割れた底部に 塗り込められたのはワサビ+カラシ+タバスコだ。想像するだに恐ろしい激痛だろう。 「ゆんやぁあぁぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ いだいぃぃぃやげるうぅぅぅでいぶのあじざんがぁぁぁ!!!!ゆびゅぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 今日聞いた悲鳴の中で最高のソプラノ音が庭に響いた。 「ゆ・・っぐっり・・じね・・・」 まりさの言葉通りれいむは口から泡を吹き動かなくなった。激痛によるショック死だろう。 「もう・・おうぢがえるよ・・みんだでゆっぐりずるんだよ・・」 『でいぶ』に一矢報いたまりさであるが、自身も決して大丈夫とは言えない。 動きづらい体をゆっくり、ゆっくりと兄弟たちの側へ振り向かせる。その大きな目には涙が浮かんでいた。 誰の為の涙なのかは、何の為の涙かは分からない。 「おちびぢゃん・・おうぢにがえろ・・ゆっぐり・・しよう・・よ」 「残念だな。お前の家族はもう死んでいる」 絶妙の間で冷酷な言葉を投げつける兄。 まりさの目に映るのは、焼かれた上に拷問死された子れいむ。細切れにされた子まりさ・・・・ 「ゆっ!!ゆっ!ゆぴょぉぁあ゛っーーーーーーー!!」 驚愕、絶望、奇声、眼球がグルグルと回り、デスマスクを貼り付けまりさは憤死した。 こうして愚かにも人間のテリトリーに踏み入れたゆっくりは全滅した。 ここは田舎。強い人間が弱いゆっくりを踏み潰す力が支配する民家の庭。 「ん~久しぶりにやると楽しいもんだね兄さん」 「そうだな童心に帰った気がするな。笑いすぎて腹筋がおかしくなりそうだった」 大きく伸びをする弟に同意する兄 「まだ日も高いし、山に大物でも探しに行かない?」 「そうだな・・・飯食ったら行ってみるか。ドスとか居ると楽しいよな」 兄弟は爽やかな笑顔で家に入っていった。 後ろにゆっくり一家の死体を残して。 ──────あとがき───── 書くのにえらい時間がかかってしまいました。 作:六人 このSSに感想をつける
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vol.4③Catastrophe 別れ話をきりだす。この、絶対にしなければならない命題を前に、ぼくは無力だった。いや、根性なしの、意気地なしの、ことなかれ主義者の、弱虫だった。 (ザ・ワールドの勇者が聞いてあきれる…) 自嘲気味な言葉が頭に浮かんで、そのままいついてしまう。 パソコンを立ち上げメーラーを開いたまではよかったが、送信先に「大黒なつめ」を選べないまま30分が過ぎていた。 「はぁ~ぁ」 あまりの情けなさに大きなため息がもれる。ケータイでメールなら、と考えたがやっぱりだめ。さらに15分を無駄にしただけだった。 あきらめてベッドに体を投げだす。 (このままで、いいわけ…、ないよね) それは、わかっている。でも、 (なつめ…、素直に「はい、わかりました」なんて言ってくれるわけ、ないよね) ため息ももう品切れだ。 (泣かれちゃう、だろうな。なつめの悲しむ顔、できれば見たくない…。それでも、言わなきゃ) 言わなければ前には進めない。でも、一歩が踏み出せない。 「あぁ、もぉ!」 天井に向かって悪態をついた。 そのとき。 ほっぽらかしていたパソコンから「ぽ~ん」と気の抜けたようなメール着信音が鳴った。 (だれだろう?) ドアの上にある時計を見ると、日付けが変わろうとしている時間だった。 まだ高校1年生。夜更かしなど、めったにできない。しない、のではなく、できないのだ。睡魔の誘惑は晶良のそれよりも強烈だ。もっとも、晶良のほうから誘惑されたことはなかったが…。 おまけにきょうは日曜日。起きたら新しい週が始まっている。いつもだったら、いつにもまして早寝している日ではあった。 睡魔が寄ってこないほど悩んでいたのかと、時計を見て思う。 (いまきたメール見て、早く寝なきゃ) 足を上げ反動をつけて起き上がる。マウスを操作し、メーラーをクリックして…、ぼくは固まった。 送信者は──、 なつめ、だった。 心臓が凍りついて鼓動を止めるんじゃないかと思うほどドキっとした。 件名:ごめんなさい! ──あの…、わたしから、連絡はしないって、言ったけど。 ──ごめんなさい。 ──最初で最後。だから、許してください。 ──大事なお話があります。会えないでしょうか? ──次の土曜日。お願いです。 (…) 頭に言葉が浮かんでこない。3度、読み返したが、なにも考えられない。 (と、とりあえず…、返信…、しとかなきゃ、だよね) あれほど思い悩んでいたのがバカみたいな展開だ。なつめの用件がどんなものかは知る由もないが、自分からメールするのと返信するのとでは天と地ほども差があった。 件名:Reごめんなさい ──おっけぇ。いいよ。土曜日だね。 ──どこで待ち合わせしようか? ──なつめにまかせるよ。 別れ話をしようとしている男が送る文面ではないな。送信してから読み返して、そう思った。 なつめからのメールはすぐにきた。 件名:午後2時に ──東京プリンセスホテルのロビーで待っています。 簡潔な、必要事項だけを記したメールだった。いつものように、文面から会えることを喜ぶ感じが微塵もない。得体の知れない不安がのしかかり、ますます眠れそうにない。 了解を伝えるメールを返して、ぼくはパソコンと部屋の明かりの電源を落としベッドにもぐりこんだ。 土曜日。 (2時に待ち合わせ、ってことは…、昼ご飯は食べてこいってことだよね。あのなつめが食事を用意してこない状況…。大事な話…。う~ん、胸騒ぎがするぅ) ネガティブな考えばかりしていたのでは気が滅入ってしようがない。頭を2度3度振って、楽しかったころの思い出に浸ることにした。 (東京プリンセスホテルかぁ。あれは夏休みに入ったばっかり、だったよね。三十郎さんがサウスダコタから来日して…。ミストラル…黒川さん母子と、晶良さんと、屋形船で花火を見たんだ) 自然と顔がほこんでくる。いい精神状態になったところで、母親に昼ご飯ができたと告げられた。 夕べの残りのおでんと茶飯をお腹いっぱい食べ、部屋でひと休みしてから家を出た。 JRに乗り浜松町で下りて東京タワーを目標に歩く。目的の東京プリンセスホテルまでの道、風は耳が引きちぎれそうなほど寒い。 ずっと前にあった他所の事故のせいで回転ドアは使えないから(それなのに遺跡のように残ってはいたが)、自動ドアを通って暖房のよく効いたホテルに入った。 ロビーには小さななつめがぽつんと座っていた。思い詰めたように一点を見つめ、色白な顔が蒼白になっているように思えた。 「な…」 呼びかけようとしたとき、なつめが自分のほうにゆっくりと顔を向けた。ぞくりとした。 「やあ」 つとめて明るく言おうとしたが、声は引きつって上ずってもいた。 なつめの笑顔も無理してるっぽかった。それを隠すようにペコリとお辞儀をして、妙に早口で言ってきた。 「きょ、きょうは、ご、ごめんなさいっ」 少し不安になる。 (どんな話をされるんだろう…) 汗が額に浮かんできているのは暖房のせいではない。 「い、いや。いいよ。ぼくもさ、そろそろなつめに会いたいと思ってたんだ」 いろいろな意味を含んだ都合のいい言い方だ、と思った。 (この期に及んで、なつめを抱くことさえ考えているぼくって…) ごまかすように言葉を絞り出す。 「あ、なんか飲む? そこのラウンジに行こっか?」 「はい」 なつめはいつものように素直に従う。でも、普段とはまったく違う固さが感じられ、それがぼくに伝染してくる。ぎくしゃくと歩いてラウンジの椅子に座るまで、とてつもなく長い時間に感じられた。 オーダーしたコーヒーと紅茶が運ばれても、沈黙はしばらく続いた。 「あの…、きょうは…」 おずおずと話しだすなつめ。それをさえぎるようにして口をはさんだ。 「いいよ。いいんだ。だから、ごめんって言わないで」 謝らなければならないのは自分だ。そう思いながら、なつめの話を聞こうとしてじっと目を見つめた。 「…わたし、もう自信がなくなって…しまいました」 なつめは目をそらし、ティーカップをスプーンでかき回し続ける。ぼくはなにも言えず、なつめの言葉を待った。 「つらいんです」 顔を上げるなつめ。涙で目がいっぱいになっている。 「う…ん」 あいまいに返事をする。なつめの頬にひと筋、涙がつたった。 「あなたのこと、好きです。たまにしか会えないけど、あなたにやさしくされると、わたし…、死んでもいいって思えるほど、幸せ…でした」 過去形で言われたことに、ぼくは気づけなかった。 「あなたの1番じゃなくてもいい、ずっとそう考えてました。…でも、つらいのっ」 感情を無理に抑えて話しているのだろう、そのせいで涙があふれている。 なつめはハンカチを出して涙を拭い、たかぶった気持ちが落ち着くのを待っているようだ。ぼくには沈黙を破る勇気はなかった。目をそらさずにいることだけが、ぼくにできることだった。 「…きょう、わたしは、自分の気持ちを確かめたかった」 「うん」 ようやく声が出せた。 「あなたに会って、あなたの笑顔を見れば…、つらい気持ちに負けない…かも…しれない…って」 またなつめの目から涙がこぼれた。 (なつめから別れようって…言われるの!?) 願ってもない展開なのだが、ぼくは複雑な思いに駆られていた。 (なんか…、ヤだな。ぼくが嫌われるなんて、ヤだな) なんでも欲しがり、自分のものは手放したくない。子供だ。少なくとも大人ではない。いや、ガキだ。 「カイトさん…?」 ぼくから発せられたであろう負のオーラを感じとったなつめが不安そうにつぶやいた。 何か言わなきゃ。焦ったぼくは感情に支配されたまま話し始めてしまった。 「なつめさぁ。こないだ話してた大学院生のほうがよくなったんじゃないの?」 しまったっ! と思ったときは遅かった。言葉を出したことで興奮し、怒りの感情を増幅してしまった。心に魔が棲みついていた。 言葉の刃は止まらない。相手を切り刻み、深く傷つける。 「もお、さ。やっちゃったの? その彼と」 「そ、そんな…」 「どーせ、ぼくはガキだよ。いまも…こんな…、情け…ない」 ガキだと自覚して、それを口に出した瞬間、はっとして我に返ることができた。しかし、出ていった言葉を戻すことはできない。 「ごめんっ! なんてこと言っちゃったんだろ!? ごめん…」 なつめはふるふると頭を振り、 「いいんです。カイトさんも…つらいんだなって思えたから、わたし、少し楽になりました」 小さく寂しく笑った。心に突き刺さるような悲しい笑いだった。 「…それに…、大学院生のあのひとのこと…、嫌いになれないのも事実」 「会ったの? …あ、い、いや、べつに、こんなこと…、ぼくに聞く権利、ないよね。ごめん」 ぼくのみっともない言い訳など気にもとめず、なつめから答えが返ってくる。 「はい。会いました。2度、会いました。でも、あのひと…、手も握ってこないんです」 (そんな童貞野郎に、ぼくはなつめをとられちゃうの? 負けちゃうの?) もちろん、こんなこと言う権利もなければ思う資格もない。バカを通り越して情けなかったが、理屈じゃなかった。 「…」 言葉が出なかった。怒鳴りそうになったが、何かわからない気持ちがそれを押しとどめた。 目の前になつめのふっきれたような笑顔があった。 「わたし、だめですね。弱虫のまま。全然、変われなかった」 「そんなこと、ないと思うよ」 弱々しく否定したぼくに、なつめはうれしそうな笑みを返した。 「出ましょう」 なつめが立ち上がる。 結論は? 関係継続にしろ、別れるにしろ、答えは先送りなのだろうか。ぼくは席を立てずにいた。 「ここは、わたしが払いますね。さ、いきましょう」 「あ、うん。ありがとう。ごちそうさま」 支払いをするなつめの後ろで、ぼくはただつっ立ったままだった。 ラウンジの前。ぼくは立ちつくすなつめの背中を見ていた。なつめが何かを話す気配はない。歩きだす気配もない。 ぼくは目を閉じて思う、考える。 (終わりにしなくちゃ。きょう、終わりにしなければ、きっとだめだ) 自分が優柔不断だったゆえに招いた事態だ。 (男だろ! しっかりしろっ) おのれを叱咤し、目を開けてなつめの背中に呼びかける。 「なつめ。ぼくの話を聞いてほしい」 「はい」 いやと言って泣かれるかもしれないと思っていたが、そうはならなかった。意外にもなつめは素直に返事をしてくれた。 ほっとして目を閉じたぼくに、なつめの決意が降り注ぐ。 「…その前に」 「な、なに?」 ゆっくりとぼくのほうに向き直ったなつめは、感情をすべて消し去った顔で言った。 「わたしを抱いてください」 「!」 絶句した。硬直した。絶体絶命のぼくになつめが追い討ちをかける。 「部屋をとってあるの」 「…だ、だめ、だよ」 途切れ途切れではあったが、やっと言葉が口から出せた。でも、なつめは聞いてくれない。ぼくにとどめの一撃をくらわす。 「最後。もう、おしまいにします。だから、抱いて」 ほんとうにおしまいになるのだろうか。疑問が渦巻く。 なつめを抱きたくない、とはいえない。性欲が昂ぶる。 ほんの数秒で覚悟を決めた。いや、欲望に負けた。 「わかったよ。いこう」 なつめの肩に手をかけ歩きだした。なつめは体をぼくにあずけ、ぴったりと寄り添う。ぼくのなかで疑念が大きくなっていく。 (ほんとうに、ほんとうに終わりにできるのかな!? この関係…) でも、もう後戻りはできない。 チェックインするためフロントの前まできたところで、緊張からか急に便意が襲ってきてトイレに行きたくなる。 「な、なつめ。ちょっと、ごめん。トイレ」 「あ、はい。こっちにありました」 なつめはぼくの手を引いてトイレに連れて行ってくれた。 「ここで待っています」 限界に近かったぼくは、ありがとうも言えず、笑顔を向けることもできないまま、トイレの個室に駆け込んだ。 「ふぅ~っ」 用をすませ、ハンカチをくわえながら入念に手を洗う。 「おまた…せ」 トイレから出たぼくの目に入ったのは、身じろぎもせずに壁を見上げているなつめの背中だった。 「なつめ?」 ぼくの呼びかけも聞こえていないようだ。 「なつめ」 もう一度、呼びかける。ようやくなつめが振り向く。 「これ…、カイトさん、ですよね」 「えっ?」 なつめの後ろにある壁に慌てて目をやる。若いカップルが幸せそうな笑顔を浮かべて見つめあっている結婚式のポスター、だった。 「?」 わからなかった。目を凝らして見ているうちに、やっと気がついた。 「あっ、あ、あ…」 砂嵐三十郎が来日して、彼に会うため夏休みにここにきたときのことだ。晶良と2人で急きょモデルを頼まれ、撮影されたことを思いだした。 (…でも、自分が見ても、これがぼくだってなかなかわからなかったのに) 撮影用に化粧していたのと、ポスターにする際に画像データを加工したのだろう、どう見たって別人にしか思えなかった。 (それなのに、なつめ、これがぼくだってわかったんだ) その事実がぼくを黙らせる。 「カイトさんと…、相手の女性が、ブラックローズさん」 「…」 肯定も否定もできなかった。なにも言えなかった。 「かなわない。わたしなんか、じゃ、かないっこ…ない」 悲しい笑みを浮かべて言うなつめ。その頬を涙がこぼれ落ちていく。ぼくは言葉を失ったままだ。 泣いてはいるが、なつめの表情はふっきれたように晴れやかで、瞳には力が感じられた。 なつめは目を閉じて大きく息を吸い込み、ゆっくりとした穏やかな口調で告げた。 「…やめました。あなたとは、もう会うこともやめました」 ぼくの脳は考えるということを放棄してしまったようだ。なつめの言葉を受け止める。 「なつめ。これまで、ごめん」 「そんな。わたし、あなたのこと、ほんとうに好きでした。だから、後悔なんてしていません」 「…ごめん」 それ以外に言葉が出てこない。 「わたし、幸せでした。あなたのことは絶対に忘れない」 「ありがとう、って言っていいのかな」 「はい。カイトさん、幸せになってくださいね、絶対」 そう言って、なつめは後ろに顔を向け、もう一度ポスターを見た。それから、ぼくのほうに顔を戻し、 「だいじょうぶ、ですよね。こんなに素敵なカップルですもの」 にっこりと笑んで、自分に言い聞かせるように言った。そして、 「わたしも幸せになるぞぉ、なんて。えへへ、これではゲームのなつめと同じですね」 涙のあとの残る頬がほんのり朱に染まる。それを見て心底ほっとした。 (ハッピーエンド、とはいえないけど、よかったんだよね、これで) 「それじゃあ、帰ろうか」 最後のエスコート。ところが、なつめはその場を動こうとしない。 「どうしたの?」 「わたしは残ります。あと2時間したら、彼がくるんです。わたし…、きょう、あのひとに抱かれるつもりです」 「そっか。いい結果になるといいね」 「はいっ! 絶対に幸せになりますっ。その…、カイトさんたちに負けないように」 「じゃあ、ぼくは帰るね。いままで、その、あの、ありがとう!」 頭が床のカーペットにつくんじゃないかというくらい深々とお辞儀をした。 「わたしのほうこそ、ありがとうございました」 なつめも負けずに深いお辞儀を返した。 笑顔をつくって右手を上げながら出口に向かおうと体を反転させる。もう一度、ポスターを見た。そこに写っているのは間違いなく自分なのだが、別人に思えてしかたなかった。 歩きだして、ぼくは思う。 (なつめにとっては、あの写真のほうが実像だったのかもしれない。あるいはゲームのカイトが実像。いま、ここにいるぼくは虚像。だから、ポスターを見て、すぐにぼくだとわかったんじゃないのか) 自動ドアをくぐると、寒風がぼくを迎えてくれた。思わず首をすくめる。マフラーを忘れたことを激しく後悔した。 空はどんよりと暗い雲に覆われ、まるで自分のいまの気持ちを表しているかのようだ。 「う~、寒いぃ。雪でも降るんじゃないか」 口をついて出る言葉もどこか愚痴っぽい。背中を丸めて歩く惨めな姿は、これがザ・ワールドの伝説の勇者のリアルだとは、だれにも信じられないだろう。 逃げ込むようにJRの浜松町駅に入る。ホームに上がると寒風が顔に突き刺さる。駅の入り口をくぐったことで、いったん気を抜いたのが風の冷たさをさらに強く感じさせた。 ホームに滑り込んできた電車が身を切るような風を運んできた。たまらず乗ってしまう。反対側のドアにもたれていると、電車の暖房が体にしみてきて身も心も弛緩していくのがわかった。 涙が床に落ちた。 いくつの駅を通り越しただろう。そのなかに自分の降りる駅があったかもしれないが、どうでもよかった。 別れがこんなに悲しいものだとは想像できなかった。 (自分が望んだ結果なのに…。どおして…、こんなに…、つらいんだろう) さらに駅が過ぎていった。涙はもう枯れ果ててしまったようで、床にできた涙のたまりもすっかり乾いていた。 30分以上はたっただろう。ある駅で人がいっせいに降り、また多くの人が乗り込んできた。また数駅が過ぎていく。そこでは大勢が降りたが、乗ってきたのは少数だった。 他の人と体が触れなくなってホっとする。うつむいてため息をついたぼくの横で、聞き覚えのある声がした。 「おにいちゃん? おにいちゃんじゃない?」 千春だった。 「やあ。カズくんとデートの帰りかな」 無理に笑顔をつくって話しかけた。 「うん! わたしはそうだけど…、おにいちゃん、なんか元気ないね」 アイデンティティだった腕輪を封印され、なつめに別れを告げられた事実が頭に浮かび上がってくる。 「まぁね。いろいろあるんだよ、ぼくにだってさ」 力のない声で言ったら、またため息がもれた。 「そっかぁ」 ぼくのことなど、あまり気にしていない様子の千春。 (きっと文和くんとラブラブデートを楽しんだろうな) などと考え、またまたため息。千春は大きな目でじっとぼくを見つめている。何か話さなきゃ、と焦って、 「と、ところでさ、いま、どのへん、なのかな」 乗っている電車の現在位置を把握していないなんてかなり変だ。しかし、千春は 「新宿を出たとこ、だよ」 と普通に答えてくれた。 (新宿か…。やっぱり乗り過ごしちゃった) 続けてため息をついた。さすがに千春もおかしいと思ったのか、 「どーしたの? きょうのおにいちゃん、なんか変」 心配そうな目をして聞いてくる。 「あ、あぁ、ちょっと、その、元気ない、かな」 「まぁ…」 「千春さぁ。ぼくのこと、なぐさめてくれる?」 自暴自棄、やけくそ。 ところが。 「うん! いいよ。次の駅で降りよ? ね、おにいちゃん」 ニッコリと愛らしい笑みを満面に浮かべ、千春はぼくの誘いを受け入れた。 ほどなく電車は駅に滑り込んだ。停止するとき、かなり乱暴なブレーキ操作をされて乗客がよろけたが、千春は両足を踏ん張ってこらえ、ぼくにすがってくるようなことはなかった。 電車から降りる。千春はぼくと手をつなごうともせず、距離をとって歩いていく。 (友達と会うかもしれないとか…、きっと、そうだよね。なぐさめてくれるって、言ってくれたし…) 階段を下りたところで、千春は立ち止まり言った。 「ここ」 「? えっ?」 ファストフードのお店だった。千春はぼくの手をとって入り口に向かっていく。振り返って、 「きょうはね、ちはるがおごってあげる! おにいちゃん、なに食べてもいーよ」 「え…、あ、うん」 屈託のない千春に従うしかできない。 「ストロベリーシェイクとぉ…、ん~、おにいちゃんはぁ?」 カウンターで注文する千春がぼくに聞いてくる。 (千春の体…とは言えないし…) バカなことが頭をよぎる。 「ダブルチーズバーガーのセット、コーヒーで。それと、エビカツバーガーも」 食べものの名前を口にしたら、急にお腹がすいてきた。 (人間って、悲しくてつらくても、腹の減る生きものなんだなぁ) 妙なことに感心している。 「お待たせしましたぁ~」 舌っ足らずの声の女のコがトレイに注文したものを乗せて告げる。千春がポーチからサイフを出し支払いをすませた。 向かい合わせの席に座って、ぼくは小声で千春に話しかける。 「ほんとにいいの? お金。ぼく、出そっか?」 「いーの。おにいちゃんにはいろいろお世話になったから。お礼」 「うん。じゃあ、遠慮なくごちそうになるよ」 「それに、デートすると文和がぜ~んぶ出してくれるから」 食べる前からごちそうさまだ。邪気のない千春の笑顔を見ていたら、ぼくの煩悩も消えていた。 「きょうのデートは楽しかったみたいだね」 おにいちゃんの口ぶりがやっとできた。 「うん! 文和、2回目なのに、すっごくじょうずになったんだよ」 「ぶっ」 飲みかけたコーヒーを吹いてしまう。 「もぉ~、なにやってんの、おにいちゃん」 ナプキンで口元を拭いてくれる千春はまるで母親のようだ。 (女のコって、母性本能があるんだなぁ) などと感心したが、すぐに記憶が巻き戻される。 「に、2度目、って?」 「あっ、言っちゃったぁ」 ぺろっと舌を出し、頬を赤くする千春。それでも話したくてしようがないといった感じで、 「高校受験が終わるまで待てなかったんだぁ。えへ」 「って、ゆーことは…」 待ってましたとばかりに千春が話しだす。 「しちゃったっ。晶良お姉さんに文和がどっか行ってなさいって家から追いだされた日」 (その日って…、ぼくが晶良さんちに行った日!? だよね) きょうはつくづく絶句してしまうことの多い日だ。間抜けそうに口を開けたままのぼくを無視して、千春は自分の体験談を話し続ける。 「文和とね、新宿のホテルに入ったの。あ、もちろん、おにいちゃんと入った部屋とは別よ」 (ぼくは…なぐさめてもらえるんじゃ…なかったの?) 喜々として話す千春の笑顔を眺めながらエビカツバーガーにかぶりつく。 「エレベーターの中、文和、しっかりと抱きしめてくれた。すっごく男らしかった」 うっとりと目を潤ませて甘い思い出に浸る千春。 「ベッドではねぇ…、あぁ~思いだしちゃうっ。すっごくやさしくって、時間もたっぷりかけてねぇ、いっぱい愛してくれたんだぁ」 「…そぉ…」 それだけ口にするのが精いっぱい。 「あんなに感じたの、初めて!」 声が大きくなっていく千春に目くばせをする。気づいた千春は首をすくめ、小さく舌を出した。 (あの、ピンク色のかわいい舌は、もう文和くんだけのもの…) 捨て鉢になって千春の幼い肉体に欲望をぶつけようとしたぼくの浅はかな考えは、もののみごとに打ち砕かれたみたいだ。 なぐさめてもらうどころではない。早く千春と別れて、この場から逃げだしたかった。 しかし、千春の話は終わらない。席を立つきっかけを見出せないまま、ぼくは甘い話を延々聞き続けるしかなかった。 「…でねぇ、その日は、よんかい、しちゃったんだ」 顔を近づけて小声で言う千春。 (す、すごい。ぼくだって1日4回なんてしたことない…) 急にものすごく年をとった気がしてきた。 「じょうずとかぁ、へたとかぁ、関係ないんだなぁって思った。やっぱり、大好きな人と結ばれるってことが大切だったんだなって、よぉくわかったんだ」 まじまじと千春の顔を見る。ずいぶんと大人びた表情になっていた。 「よかったね。千春を見ていたら、ぼくもなんだか元気になってきたよ」 「よかったぁ。元気のないおにいちゃん…、ん~ん、ちはる、もうおにいちゃんって呼ばない。カイトさんが元気になってくれて、ほんとによかった」 「ありがとう。きょうはごちそうさま」 「ん~ん、いいの。カイトさん、これまでいろいろありがとうございました」 礼儀正しい千春。これまでの小悪魔の表情や態度など、これっぽっちも感じさせない。ぼくはホっとするとともに、一抹の寂しさを感じていた。 (ラブホテルでの奔放な千春は、もう文和くんだけのものか…) 千春とはそこで別れ、逆方向の電車に乗り直して帰路についた。 お腹はいっぱいになったが、胸にぽっかり穴が開いたみたいな気分だった。 家に着くと疲れがどっと襲ってきた。少し熱っぽい。自分の部屋に入りベッドにもぐりこむ。 (これでよかったんだ…よね?) 肉体関係のあった2人の女性との別れを、まさか1日で味わうなんて想像だにしなかった。 (一番いい結果になったはずなのに…。なんだろう、この気持ち) 涙がこぼれた。 (悲しい、よ。つらい、よ) 再び思う。別れとはこれほど自分にダメージを与えるものなのかと。 (もしも晶良さんと別れることになったら…。いやだっ! そんなこと、絶対にいやだっ) 考えたくもないことが頭をよぎる。頭を左右にブンブンと振ったが、頭痛が増しただけだった。 ぼくは自分に誓いを立てる。 (もう、絶対に、浮気なんてしない。するもんか) バレなければいい、などと考えていたこともあった。つくづくバカだと思う。 (晶良さん、会いたい。会いたいよ) メールしようと思ったが体が動かない。どうやら風邪をひいたようだ。 その夜は一晩中、悪夢にうなされた。 翌日から3日間も寝込んでしまい、その週は高校に通うことができなかった。
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「研究で使う素材が足りない?」 日中であっても一切陽の光が届かないその部屋には、魔術で焚かれた灯りに照らされ、様々な本や見慣れない機材が所狭しと乱雑に並べられている。 その一角、多数の魔術書が収納されたアルマリウムに軽く体重を預けながら腕を組んで部屋の主に聞き返したのは、帝国軍軽装歩兵部隊に所属する腕利き女戦士、ライーザだった。 「そうなのよ、今ちょっと備蓄が足りなくて」 そんな彼女に向かってリラックスした様子で話かけているのは、コーヒーカップを置くのが精々か、というほど隙間なく物が積み上げられた机を前に腰掛けた、年若い女。 帝国の長い歴史でも殆ど類を見ない程の若年で試験を突破し、栄えある宮廷魔術士としてアバロン宮殿に務める才女、エメラルドである。 「まぁ確かに、ちょっと前まではヘビーな大遠征ばかりだったしねぇ。おかげで常備資材はどこも厳しいらしいとは聞いてたけど、ここも例に漏れず、ってわけか」 「そういうことなのよ。かといってジェラール様の遠征時にお使い頼むわけにもいかないし、守備隊の方でどうにかならないかなと思って。個別に礼は弾むから、お願いできないかしら」 エメラルドがその場で淹れてくれたコーヒーを受け取りながら、ライーザは軽く思案する。 バレンヌ帝国第31代皇帝ジェラールが先帝レオンの崩御によって即位し、それから僅か1年少々。 その間に皇帝ジェラールはゴブリン一党の掃討、七英雄クジンシー討伐、七英雄ボクオーン配下の占拠するヴィクトール運河解放と、立て続けに大偉業を成した。しかしその一方で、連続した大きな戦により国が疲弊していたのも事実であった。 当然この状況は聡明なる皇帝ジェラールも理解しており、今暫くは内部備蓄の増強を優先する時であるという国政方針を掲げている。 自身と同部隊出身のジェイムズと違いジェラール身辺警護の任についていないライーザは、ジェラールがアバロンを離れている際は守備隊として帝都護衛が最優先任務だ。 しかし逆にジェラールが帝都アバロンにて内政に集中している現在は、比較的自由に動けるといえば動ける。 「まぁ、態々言うからには急ぎなんでしょうし・・・いいわよ、引き受けても」 「良かった、助かるわ」 いかにも人懐っこそうな表情でにっこりと微笑んだエメラルドは、予め用意していたらしいメモ紙を机の上に会った本の間から引き抜くと、ライーザに差し出す。 「早速で悪いんだけど、明日の朝には出発出来るかしら。集合場所と時間、持ち物はそのメモに書いてあるわ」 「集合って、私以外にも誰かいるの?」 そう言いながらエメラルドのメモを受け取ったライーザは、そこに記された走り書きにさっと目を通す。 確かにそこには集合場所と時間、そして依頼内容が書いてある。そして他にも、幾つか記載事項があった。だが、どうにもその内容がおかしい。 「・・・ねぇ、なんでこれ服装が兵装以外の指定なの」 「そりゃ勿論、非正規依頼だからよ。ジェラール様が最近帝国法を改善してるのは、貴女も知っているでしょう。兵士の休息に関する項目も、改正入ったのよ。司令部経由の正規任務着任時以外は休息・鍛錬期間とする、ってね。なのに兵装してたら可笑しいでしょ」 何なら確認する?と言いながら真新しい写本を一冊、エメラルドが差し出してくる。 普段から書と接する機会の多い宮廷魔術士は平時、貴重な帝国蔵書の写本業務も一部引き受けている。なので法律改定の際の原本写本も此方に回ってきているようで、その辺りには人一倍詳しいのだ。 「あー、流行りの働き方改革ってやつね・・・なんだか変なところで面倒になるのね。まぁ、わかったわ」 そう言いながらライーザは丁重に帝国新法写本の受け取りを断りつつ、引き続きメモへと視線を落とす。 「じゃあ非兵装は百歩譲っていいとして・・・この『外行きの正装』っていう服装指定は一体なんなの。目的地がソーモンなら、馬でしょ。なら旅慣れた服のほうが・・・」 「ノンノン、それは駄目。仕入れてきてほしい素材を扱ってるソーモンの貿易商、気難しい人なの。礼儀がなっていない相手と取引してくれないのよ。だから馬車を用意するから、それに乗っていって頂戴」 ライーザが言い終わる前に、エメラルドから訂正をされる。それを訝しながらライーザがメモを見ると、確かに貿易商らしき店と、購入指定物の記載があった。 「一兵卒に礼儀作法まで求めるとか・・・そもそも私に依頼するのが間違っている気がするけど」 「あら、貴女自分で気がついていないかも知れないけれど、一番その辺も上手いわよ。流石は何でも器用に熟す軽装歩兵部隊さんよね?」 「もはや馬鹿にしてんでしょそれ・・・はぁ、まぁいいわ。謝礼、期待しとくからね」 そう言いながらメモ紙を腰のポシェットにしまい込んだライーザはコーヒーを飲み干すとマグカップを返し、なに故かやたらニコニコとしながら手をふるエメラルドに見送られ、その場を後にした。 明くる日。 雲も少なく快晴の気持ちいい青空を時折見上げながら、ライーザは帝都アバロンの大通りを真っ直ぐ南に抜け、城門近くの駅馬車乗り場へ向かった。 その様相はいつもの兵装ではなく、上品な布地に一部刺繍のあしらわれたワインレッドのロングスカート、体のラインを美しく際立たせる白いドレスシャツ、そして短めの腰丈に裾が調整されたブラウンの女性用ジャケットという出で立ちだ。 ライーザは比較的裕福な家柄の生まれながら軍に志願したという風変わりな経緯の持ち主であり、そのためか他の帝国兵よりも外部の情報や作法などにも明るい。 なので近年領地となったミラマーを経由して帝都に流入するようになった南バレンヌやロンギット地方の流行も把握しており、併合を機に数着購入していたのだった。 (今度またテレーズにでも着させてジェラール様に突撃させようかなと思ってたけど、まさか先に自分で着ることになるとはね・・・) そんな事を考えながら駅馬車乗り場まで辿り着くと、そこで待っていると言われた同行人と思しき人影を、直ぐに見つける。 その背丈はライーザよりも少し低く、風に揺れる明るい栗色の髪の下に見える表情は、まだまだ幼さが残る少年の特徴を備えている。 周囲を随分とソワソワした様子で見渡しているその少年を、ライーザは見知っていた。 「・・・ライブラ君?」 「え・・・あ、ラ、ライーザさん・・・!」 ライーザが声をかけると、びくりとしながら反応した少年が彼女に反応して振り向き、駆け寄ってくる。 少年の名は、ライブラ。 あの才女エメラルドをして「自分を超える才覚の持ち主」と暗に認める、史上最年少で宮廷魔術士試験を突破した天才少年だ。 以前は先輩魔術士であるアリエスの補佐だったのだが、先帝レオン崩御を機にアリエスがジェラール身辺護衛の任に着いたことで現在はエメラルドに何かとこき使われている、なにかと不憫な少年でもある。 「エメラルドが言っていた同行人って、ライブラ君だったのね」 「はい。先輩が、その・・・手伝ってこいって。すみません、僕たちの用事なのに他部署のライーザさんに頼ってしまって・・・」 そう言いながらぺこぺこと頭を下げるライブラ少年に対し、ライーザは肩を竦めて苦笑する。全く、遠慮のないエメラルドに比べてこの対応。余程先輩よりしっかりと気の回る少年である。 「別に構わないわよ、丁度今は任務なかったし。っていうかライブラ君こそ、仕事忙しいでしょうに手伝いなんて押し付けられて、災難だったわね」 ライーザがそういうと、しかしライブラは慌てふためいて首を横に振った。 「あ、い、いえ!全然そんなことないです!む、むしろ僕は・・・あの・・・一緒に行きたい、といいますか・・・」 「え?」 「い、いえ・・・!と、兎に角そろそろ馬車が出ると思いますから、行きましょう・・・!」 途中の声が小さくて上手く聞こえなかったライーザが聞き返すが、しかしライブラは何故だか強引に会話を切ると、我先にと駅馬車乗り場へ向かい歩き出す。 その背中を見ながら2,3度まばたきをしたライーザは、自分も気を取り直して彼の後を追いかけることにしたのであった。 ライブラと出会ったのは、彼が初めて宮殿に来た時だったとライーザは記憶している。 宮殿内ですっかり迷った様子のライブラ少年が泣きそうな顔をしながら壁際に佇んでいたので、見るに見かねて声をかけたのであった。 宮廷魔術士選抜試験で史上最年少の合格者が出たという話は、手前にエメラルドから聞いていた。なので背格好からも恐らく噂の子では、とはなんとなく察しもついていたのだ。 その時に魔術棟までの道案内をしたのが縁の始まりで、以後ライブラ少年とは不思議と宮殿内で会うことがちょくちょくあり、その度に軽く話をする程度の間柄になったというわけである。 彼の栗色の髪の毛が実家で飼っていた犬とそっくりで愛らしく、会うといつも懐いてくる子犬のようなライブラ少年を、内心とても微笑ましく彼女は感じている。 「実は僕、アバロンを出るの初めてなんです。ソーモンは港町なんですよね。海、見てみたいと思っていたんです」 「ふふ、お使い中に楽しみがあるのは良いことじゃない。私も初めて海を見た時は驚いたわ」 二人は他愛もない話をしながら、馬車に揺られて街道に沿ってソーモンへと向かう。 周辺の魔物や七英雄クジンシーがジェラール皇帝により討伐されたことで、アバロン、ソーモンを含む北バレンヌエリアの通行難易度は非常に下がり、以前に比べてかなり快適なペースで行き来が出来るようになっている。 それ以前の街道を知るライーザはそれとなく警戒の視線を外に向けてはいるが、それも結局役に立つことはなかった。 「でも普通に馬を走らせるよりは流石に時間掛かるから、これは向こうで一泊して戻る感じかしらね。ライブラ君は予定大丈夫だった?」 「・・・・・・」 どこまでも長閑な外の風景を眺めながらライーザが何気なく予定を伺うが、それに対する返事がない。 それを疑問に思ったライーザが正面のライブラに視線を向けると、ライブラはどうにも心ここにあらずといった様子でぼうっとした表情をして、ぼんやりと此方を見つめている。 「・・・どうかしたの?」 「・・・・・・え、あ、いえ、なんでも!・・・ないです・・・」 我に返ったのか、慌てた様子で顔を赤らめながらわたわたと手を振るライブラ少年。こういう仕草が一々小動物っぽくて、可愛いものだ。 しかし、何やら先程の表情は思い悩むというか、そんなふうに見えたのが多少気にかかる。 互いに知らない仲でもないし、ソーモンまでの道のりはまだ暫くあるしで、折角だからライーザは少し探りを入れてみることにした。 「なにか考え事?大した相談相手にはなれないけど、話くらいなら聞こうか?」 「いや・・・あの・・・・・・。えっと、じ、じゃあ・・・一つだけ聞いていいですか・・・!」 言うか言うまいか随分と思い悩んだ様子のライブラが、なにか意を決したように声を上げる。 あれ、これはひょっとして結構重ための相談か?などと思いながら、とはいえ聞いた以上は年長者として対応せねばなるまいと思い、ライーザは笑顔で頷いた。 流石に魔術的な質問だと自分には回答が難しいが、宮殿内の人間関係とかは得意分野なので力にはなれそうだし、仮に少年特有の悩みが出てきたなら、それはそれで見知った帝国兵の中からアドバイザーとして適任な人員を見繕うことも可能だろう。 ライーザはそのように、大凡の予測と方針を脳内で立てる。 「あの・・・ライーザさん、その・・・」 非常に言いにくいことなのか、膝の上に置いた両手をギュッと握りしめ、うつむき加減になりながらも懸命に話そうと上目遣いで此方を見てくるライブラ少年。 その視線のやり方は母性本能への攻撃力が大きいぞ、なんて思いながら、しかしライーザはドンと構えて言葉を待つ。 するとようやく気持ちが整ったのか、ライブラは顔を上げ、頬を真っ赤に染めながら真っ直ぐにライーザを見て、こう言った。 「ライーザさんは今、お付き合いしている人とか居るんですか!?」 「・・・・・・はい?」 果たして、ライブラ少年から放たれた質問は、年長者の余裕を醸し出そうとしていたライーザの予測の、はるか斜め上をいくものであった。 要約すると、だ。 初めて宮殿に足を踏み入れた時、そこで自分に声をかけてくれたライーザに、一目惚れをした、と。 初めてライーザを見たときのことを彼は今も鮮明に覚えているそうで、世の中にこんなにきれいな人がいたのか、という衝撃で頭が真っ白になったそうだ。 ライブラは自分がライーザに一目惚れをしたのだということを、その後まもなく自覚した。 そしてその想いを抱えたままライーザを見かけてはとにかく走り寄る、を繰り返しながら1年少々が経ち、今に至っている。 ということらしい。 「いやー・・・その、なんていうのかな。あ、ありがとう・・・?」 唐突な告白に、流石のライーザも上手い返しが思いつかない。 なのでとりあえずこんな年上相手によくそんな感情を抱いてくださった、という意味を込めて、礼など述べてみる。 因みにライーザには今、特定の相手は居ない。 軍属になる前は居たこともあったが、それは随分昔の話だ。今や未練も記憶もない。 ただそういう話を持ちかけられることは軍属以降で何度もあったが、とはいえお互いいつ死ぬかもわからない中で依存し合うのは彼女の趣味ではなかったし、なにより大抵の男よりも前線での立ち回りに自信がある彼女は、周囲の兵に異性として魅力を感じることがなかった。 なので正直、このままフリーでも悪くないなんて思っている自分もいたくらいだ。 まぁ取り敢えずその辺の内心をよそに「いま相手は居ない」という事実だけは、先程ライブラ少年にも回答として伝えた。 まぁそうしたら、洪水のように想いの丈をドドっと曝け出されたわけなのだが。 (いやでも待って、ライブラ君って確かまだ15とかだったわよね・・・え、私25だよ、流石にこれは犯罪・・・っていうか待て待て私、それこそライブラ君とか対象外でしょ・・・確かに可愛いって思うけど、あくまでそれは弟みたいっていうか、小動物みたいっていうか・・・) 口元に手を当てつつ脳内で高速回転思考しながら、ライーザは自分のことを真剣な眼差しで見つめるライブラへちらりと視線を投げかける。 (・・・いや確かにやっぱり可愛い顔してるけど、もう数年しないうちに背も伸びて顔立ちも凛々しくなって多分美形になるんだろうなーとは思うけど、でもそんな将来有望な少年とアラサー女がそういう関係になるのは流石にアウトでしょ・・・) 「あの、ライーザさん」 「え、な、なに!?」 先程とは打って変わって慌てた様子のライーザに対し、想いの丈を述べたことである程度冷静さを取り戻した様子のライブラは、赤面したままだが随分と落ち着いた様子で言葉を続けた。 「僕は、今の自分がライーザさんに釣り合っているなんて思ってません。でも僕がライーザさんを好きだってことだけは・・・とにかく伝えたかったんです」 「え・・・う、うん」 何故だか立場が逆転したような態度でしおらしくライブラの話を聞くライーザに対し、ライブラはどこまでも真剣な眼差しを崩さない。 「でも、僕はいつかライーザさんに釣り合う人間になりたいと・・・そう思っています」 「・・・そっか」 なんとも気まずい沈黙が、その場を支配する。 すっかり年長者の余裕でお悩み相談、なんて状況ではなくなってしまったことに内心で頭を抱えつつ、ライーザは脳内で今後の展開について考えていた。 (・・・まぁ恐らく一時の気の迷いってやつだろうし、なんとかして思い直してもらう方がいいよねぇ・・・こういう場合はどうするかなー、兵士連中みたいにはっきり振って変に気落ちされても可哀想だし・・・) 『お客さーん、そろそろソーモン着くよー』 重苦しい沈黙を破るように馬車の外から御者の声が届き、二人はぎょっとしながら窓の外に目を向ける。 するとそこは確かに、広大なオレオン海を臨む港町ソーモンが見えていた。 あまりの話の展開に、完全に時間の経過を忘れていたようだ。 「と、とりあえずはお使い、済ませましょうか」 「あ、はい・・・」 初めての海を見て感動しているライブラ君。 港町にあつまる珍しいものを見ながら感心しているライブラ君。 アバロンとは少し異なる様式で建てられた建造物に興味を示すライブラ君。 コロコロと表情が変わる彼を見ていると、可愛らしいという感情は確かに湧く。 一方、そんな年相応の可愛らしさとは別で、しっかり者の一面も垣間見えた。 例えば件の気難しい貿易商とやらを相手した時などは、とても礼儀正しく相対していて問題なく取引を主導していたので、なんなら自分は必要なかったんじゃないかとすら思ったほどだ。 時折、彼がこちらを見ては、はにかむように笑う。 これも以前から見知っていた彼の顔だが、彼の想いを知った後では少し別の見え方がする。そりゃまあ、悪い気はしない。 (でも、やっぱそういう仲になるってのは想像付かないかなぁ・・・。弟なら大歓迎なんだけど・・・) そんな事を思いながらも順調にエメラルド指定のお使いを終え、二人は宿へ向かった。 そして宿に併設の食堂で夕飯を食べながら今日の様々な出来事についてライブラが楽しそうに話しているのを微笑ましく聞きつつ、ライーザは頭の何処かでやっぱり今後の事を考えていた。 それが相手に伝わったのか、ライブラはふと口を閉じ、さみしげな表情をする。 「ライーザさん・・・やっぱり僕にあんな事言われて迷惑でしたよね・・・」 「え、あ、いや・・・迷惑とかじゃないの。っていうか嬉しいなって思う気持ちはあるわ。でも・・・」 言わなければ。 ライブラ少年の気持ちを蔑ろにしないためには、やはりちゃんと正面から言うべきだ。そう思い直したライーザは、意を決して話し始めた。 「でもね、君と私じゃ年も離れているし、やっぱり釣り合わないわよ。君はこれからもっと魔術士として成長して、帝国の将来を担う人になる。それに魔術って血筋と素養だから、それを後世に継承するために良いお相手もこれから見つかるはずよ。私に気持ちを向けてくれるのは嬉しいけど、でも私は君を、そういう風に見ることは出来ない。ごめんね」 はっきりと、自分の気持ちを伝える。少し残酷かもしれないけれど、仕方がないことだ。変に気を使ってしまい逆に気を持たせ続けたら、その方が後々よろしくないのである。 予想通り、ライブラは少し俯き加減で押し黙ってしまった。 きっと、彼を傷つけただろう。 それは心苦しく思うが、でも、これは必要なことだ。これで彼が次のもっと素敵な、彼にふさわしい出会いに向き合えるなら、それに越したことはない。 そう確信しながらライーザがエールビールの入ったカップを傾けていると、ライブラがふっと顔をあげ、ライーザに向き合った。 「・・・やっぱりライーザさんは、素敵な人です」 「・・・・・・ん?」 少し、予想していた反応と違う。 それにライーザが疑問符を浮かべていると、ライブラは少し身を乗り出すようにしながら喋り始めた。 「多分そういう風に仰ることも、それは僕のことを考えてくれるからだってことも、分かってました」 そう言いながら、ライブラ少年は更に勢いに乗って続ける。 「ごめんなさい・・・今日のお使い、実は僕からエメラルド先輩に頼み込んだんです。ほんとはもっとライーザさんに釣り合う男になってから色々言いたかったんですけど、ライーザさんがフリーっていのも先輩から聞いてはいたけど・・・今後もそうとは限らないって思うと、やっぱり不安になっちゃって・・・」 そう言いながらライブラは、懐から小さな包みを取り出した。 「僕は、ライーザさんが好きです。確かに最初は一目惚れですけど、この1年ずっと気がついたら目で追っていて、いつもライーザさんは周囲の方への気配りとかしてて、とても優しい方だなっていうのも知って、もっと好きになりました。あ、今日の服もすごく素敵です!」 「え、あ、その・・・えぇと・・・ありがとう・・・」 ライブラの熱量に、思わず気圧されるライーザ。 ライブラは手を緩めない。 「実は今後、宮廷魔術士の中で選抜が行われるんです。それに選ばれれば、今建設中の術法研究所の創設メンバーに加わることが出来ます。これはかなりの狭き門になりますから、一流の魔術士でなければ選ばれません」 「そう、そんな話が進んでいたのね・・・」 流石に宮廷魔術士の元には、政策に関する宮殿内事情がいち早く伝わるようだ。 しかし、突然それがどうしたというのだろう。そうライーザが疑問に思うと同時、ライブラは熱のこもった視線で言葉を続けた。 「だから僕は必ず、創設メンバーになります。開設予定の2年後にそれが成し遂げられたら・・・僕にもう一度、チャンスをくれませんか」 「・・・・・・」 ライーザは、このライブラという少年に対して少々思い違いをしていたようだ。 この少年、どうやら彼女の想像以上にずっと逞しい。 しっかりと事前に状況判断をし、その上で自分の勝ち筋を探しながら手段を選び、行動している。決して一時の感情で走るような短絡さではなく、しっかりと計画した上で、勝負に出ているのだ。 「・・・それは2年後にもう一度、私に告白するっていうこと?」 「・・・はい。そのとき僕がライーザさんに相応しいかどうか、もう一度判断して欲しいんです。それで、あの、これ・・・」 そう言いながらライブラは、先ほど取り出した小さな包みをライーザに差し出す。 ライーザは取り敢えずそれを受け取ると、ライブラに促されるままに包みを開く。すると中には、花柄があしらわれた銀製の小さな髪飾りが入っていた。 「・・・これ、私の好きな露天のやつ。エメラルドの入れ知恵ね?」 「はい・・・あ、でも、ちゃんと選んだのは僕です!ライーザさんに、似合うかなって思って・・・」 そう言いながら赤面して俯くライブラを見ていると、なんだかこちらの方が気恥ずかしくなってくる。 「僕がライーザさんに釣り合うまでには、まだ少し時間が掛かります・・・。その間にライーザさんがもし素敵な人と出会ってしまったら身を引くしかないですが・・・僕にまだチャンスがあるうちはその髪飾りを付けて、時々会って欲しい、です・・・」 どこまで狙っているのか狙っていないのかももう分からないが、彼の作戦は、確実に効いている。それは間違いないな、とライーザは場違いに自己分析した。 (これもエメラルドの入れ知恵だろうけど・・・確かにここまで準備されて譲歩案まで出されたら、こっちだけの考えで無碍に出来ないじゃん・・・くっそ、いじらしい手を・・・) 今頃アバロンで下世話に笑っているであろうエメラルドに脳内で呪詛を送りながら、ライーザはライブラの視線に向き合った。 きっと、彼の気持ちは一時の気の迷い。もっと彼に相応しい子は、いつかちゃんと現れる。そう思うのは、今も変わらない。 だけど。 だけど今はこんな風に時間をかけてでも自分に向き合いたいという、そんな彼の気持ちまで一方的に振り切れるほど、もうライーザは彼のことを無碍には出来ない。 (そもそもこんな純度100%の好意自体、ズルいわよ・・・。あー、私、そんな年下趣味とかなかったはずなんだけど・・・これはもうテレーズのことをからかえないわね・・・) 年下にして護衛対象であるジェラール皇帝に熱を上げている同僚の事を、ふと思い出す。 そして自嘲気味に口の端を吊り上げて笑いながら、兎に角ライーザはまっすぐに自分を見つめ続けている少年の提案に応えるべく、口を開いた。 ソーモンから帰ってきた後輩ライブラ君のご機嫌っぷりといったら、協力したことを少し後悔するほどにウザったい。 エメラルドはそんな事を思いながら、幸せオーラを撒き散らす後輩の横で、あからさまに嫌そうな顔をしながら日々の写本や魔術研究に勤しんでいた。 とはいえ彼が研究に入れ込む情熱は以前を更に上回るほどなので、それはそれで良しとする。 やはり彼は魔術理論の扱いにかけては天才的で、その研究成果も既に上がり始めていた。正直、術法研究所に彼を入れない理由はないだろうな、とエメラルドは踏んでいる。 一方ライーザは、態度にいつもと変わった様子はない。 お使いの礼として後日ガッツリ酒席を奢らされたが、個人的には胸キュンセッティングが礼のつもりだったから予想外の出費だった。 ただ一つ変わったことがるとすれば、ライーザは最近、可愛らしい小さな銀の髪飾りを身につける様になった。 密かにライーザを狙っている男連中の間では、ついに相手ができちまったのか、なんて噂が飛び交っているらしい。 時折、後輩ライブラは前日に分かりやすくソワソワして、非番であるその翌日には意気揚々と城下町へ出かけるようになった。 エメラルドが直接見た訳では無いが、偶に魔術棟にも顔を出す諜報部隊キャットのタレコミによれば、私服姿のライーザと仲良く街を歩いているのだそうだ。 エメラルドはそんな話を聞きながら半眼でコーヒーを啜り、自分にもそろそろいい相手が見つからないものか、なんて思ったりするのであった。 一覧に戻る TOPに戻る