約 649 件
https://w.atwiki.jp/sq_3/pages/25.html
戦闘システム 分類 項目 基本システム コマンド , 隊列・射程 , 効果範囲 , 先制攻撃 攻撃属性 属性一覧 , 複合属性・武器属性 , 属性耐性 行動速度 速度計算式 , 装備補正 , 優先度 強化・弱体 強化・弱体枠 , 強化分類 , 弱体分類 バステ・封じ システム , 抑制一覧 , 抑制耐性 特殊な行動系統 準備・指示 , 複数回行動 , 追撃・反撃 , チャージ 各種計算式 ダメージ , 回復 , TEC依存ダメージ , 命中率 ビースト ビースト , ステータス計算 [部分編集] ■ 基本システム ▼ コマンド 項目 説明 備考 ATTACK 敵1体に所持武器で通常攻撃を行う DEFENCE そのターン、自身への全属性ダメージを70%に軽減する 速度補正およそ+9 SKILL 戦闘用アクティブスキル+リミットスキルを使用する ITEM 消費アイテムを使用する 所持数上限60 MOVE 自身と味方1人の位置を交替する 行動を消費する ESCAPE 戦闘から逃走を試みる。1人でも成功すれば逃走成立 脚技 INFO 自身の強化・弱体を確認する AUTO 味方全員がランダムな敵に通常攻撃を繰り返す 再度Lで解除 〈 ATTACK 〉 通常攻撃はSTR依存の武器属性攻撃で、この威力が与ダメ基準値(100%)となる。 通常攻撃のみクリティカル(倍率150%)が発生する。 武器属性なためアームズ・オイルによる属性付与、鍛冶による属性スロットの追加ダメージが有効。 バステ・封じ・スタン・CRIスロットは通常攻撃のみ対象。 〈 DEFENCE 〉 発動前のダメージには効果がなく、抑制等で発動ができなければ効果はない。 毒ダメージなど属性なしのダメージも軽減できない。 バステ・封じの付着率も70%に軽減できる。 被ダメージ・抑制付着率ともに、その他の軽減手段と乗算で累積する。 〈 ESCAPE 〉 使用者のAGI+LUCが敵全体の同平均値より高いほど成功率が上昇する(上限は90%)。 ターンが経過するごとに成功率が上昇する。 ボス戦、および壁を背にしたFOE戦では逃走できない。 逃走に成功すると生存している味方全員のリミットゲージが半減する。 ▼ 隊列・射程 隊列 説明 前列 後列よりも敵のターゲットになりやすい(=狙われ率が高い) 後列 近接攻撃による与/被ダメージが半減する。遠隔攻撃は影響なし 射程 種類 近接攻撃 STR依存攻撃(近接武器)・ビーストの攻撃 遠隔攻撃 STR依存攻撃(遠隔武器)・TEC依存攻撃・リミットスキル 〈 隊列 〉 前後列3枠あり、最低1人は前列に設定する必要がある(前列0人なら戦闘開始時に後列が前に出る)。 前列が全員戦闘不能・石化状態になると前後が交替する。 分身・ビーストなど空き枠を埋めるスキルは、並び順で前の空きから順番に埋めていく。 前列補正以外にも現在HPの高いキャラほど敵から狙われやすい。 〈 射程 〉 含み針など武器スキルでないものも含め、STR依存スキルは全てメインウェポンの射程。 煙りの末習得時はビーストの攻撃以外が全て遠隔扱いとなる。 敵のSTR依存攻撃は全て近接武器扱い。物理=STR=近接、三色=TEC=遠隔、と考えれば良い。 無属性は敵味方とも個別にSTR・TECで分かれているが扱いは同じ。 ▼ 効果範囲 範囲 対象 狙われ率の上昇 単体 敵味方1体 攻撃を惹きつける 拡散 敵味方1体とその左右 中心ターゲットになる 列 味方1列 効果なし 全体ランダム 敵味方全体からランダム(A) 効果なし 敵味方全体からランダム(B) 標的に全ての攻撃が集中する 全体 敵味方全体 効果なし A 同じ対象に複数回ヒットしない/B 同じ対象に複数回ヒットする ダメージのない行動にも狙われ率は影響する。 ▼ 先制攻撃 分類 対象 通常戦闘 敵味方のTEC+AGI平均値の差に応じて一定確率で発生する FOE戦 背後から襲った場合は味方、襲われた場合は敵の確定先制となる ボス戦 敵味方とも発生しない。なお再戦時にも背後を取ることはできない 採集時 今作は強制不意打ちは発生せず、通常戦闘と同じ処理 敵味方ともに先制率は40%が上限で、アンブッシュ使用時のみ味方側は最大90%となる。 味方の先制攻撃→敵の先制攻撃の順で判定される。 ちなみにIV以降にある先制時に逃走率が100%になる仕様はまだない。 ▲ [部分編集] 攻撃属性 ▼ 属性一覧 属性 説明 主に弱点とする敵 物理 斬 最も一般的な近接属性だが、弱点を突きにくく耐性持ちも多い ごく少数 突 遠隔武器は全てこの属性。弱点数は少ないが耐性数も少なめ ウサギなど 壊 攻撃スキルは少ないが、弱点数が多く耐性数は6属性で最少 かみつき魚系・ヒトデ・卵 属性 炎 弱点数が全属性で最も多く、耐性数も三色で最少と優秀な属性 植物系・蟻・ウミウシ・セイウチ 氷 弱点の数、耐性の数ともに平均的 炎系・爬虫類・サンゴ・石像 雷 耐性数は平均的だが、三色の中では弱点数が最も少ない 特に傾向はなし その他 無 攻撃・防御手段ともに限られ、弱点は突けないが軽減もされない - なし 属性を持たない固定ダメージで、軽減手段は一切なし - 〈 付記説明 〉 物理○○は斬突壊、属性○○は炎氷雷、全属性/全○○は6属性+無属性を表している。 無属性はケセランパサランなど一部の敵のみが耐性を持つ。 HP砲は固定ダメージだが、睡眠,腕封じ,先陣,殿軍で威力が増減するため、内部的には無属性のSTRスキル扱い。 各属性スキルの内訳は →スキル分類別 を参照。 ▼ 複合属性・武器属性 属性 説明 複合属性 斬+炎など2つ以上の属性が組み合わさった攻撃属性 武器属性 所持した武器の属性で攻撃属性が決定される 〈 複合属性 〉 複合属性スキルのほか、属性を付与した通常攻撃も該当する。 より大きい方の属性相性で計算される(斬50%・炎150%の場合は炎相性が優先され、与ダメ150%となる)。 ちなみに敵側には複合属性のスキルは存在しない。 〈 武器属性 〉 一部の攻撃スキルにのみ設定されている。 アームズ・オイルによる属性付与と、鍛冶属性の追加ダメージが有効。 通常攻撃と違い、バステ・封じ・スタンのスロットは効果なし。 ▼ 属性耐性 耐性 説明 スロット耐性 防具・アクセの属性スロット。1つにつき耐性+10% 強化枠耐性 アームズ・ミストによる強化効果。いずれも最大で耐性+50% 〈 基本説明 〉 通常時の属性相性100% - スロットと強化の合計耐性 = 最終的な属性相性となる。例:耐性スロット*1+ミストの場合、被ダメージは40%。 属性相性は0%が下限で、その場合ダメージは無効化ではなく1+乱数0~5。 敵は種類ごとに最初から固有の属性相性を持ち、敵スキル+ミストによってのみ相性が変動する。 一部の敵スキルには属性耐性を下げる=属性相性を増加させる弱体がある。 ▲ [部分編集] 行動速度 AGI + 装備補正 + スキル補正 + SPDスロット*2 + 乱数0~5 = 行動速度 優先度比較>同じ優先度なら行動速度の高い方から行動する。 行動速度は99以上も計算される(例:AGI70同士でチェイスとガードを使えばチェイスが先行する)。 ▼ 装備補正 分類 -4 -3 -2 -1 0 +1 +2 +3 +4 武器 鎚 槍 弩 銃本 剣農具 刀 突剣 短剣 - 防具 - - 重鎧 軽鎧盾 兜アクセ 小手 服 - 靴 その他 素手 0ビキニアーマー +10、サマーツイード 0 ▼ 優先度 優先度 行動 備考 速 +5 開始時リミットスキル 並び順が後ろの発動者から行動 +4 クイックオーダー +3 クイックオーダー対象者 +2 先陣の名誉対象者、クイックドロー +1 スナイプI/II(準備)、不思議な種(準備) - 0 通常の行動 ▽ +60 チェイス、一騎当千、猿飛+30 ガード系、先見術、リフレクター、ダークエーテル など+9 DEFENCE、ブレイドレイヴ、鷹乃羽、多元抜刀-9 単体星術-12 メテオ、連星術(氷雷は-15)-30 殿軍の誉れ 遅 -1 チャージ、エーテル圧縮、レインフォール(準備) -2 殿軍の誉れ対象者、レインフォール(着弾) 行動順不明 *1 -3 終了時リミットスキル 並び順が前の発動者から行動 -4a 強化・弱体ターン減少 -4b HP・TP自動回復処理 *2 -4c 毒ダメージ処理 *2 -5 スナイプI/II(攻撃)、不思議な種(発芽) 並び順が後ろの者から発動 *2 -6 バステ・封じ自然回復判定 *1:殿軍対象者×1・レインフォール着弾×1の場合は枠に関係なく、並び順で前から「3・2・4・1・5」の優先度で行動する。殿軍対象者×nやレインフォール着弾×n、もしくは複数が組み合わさった場合の法則性は不明。少なくとも速度順ではない。 *2:HP・TP自動回復が発動しなかった場合、-5のうち並び順で最も前にいるキャラが-4bに入る。 ▲ [部分編集] 強化・弱体 ▼ 強化・弱体枠 例:強化使用時の流れ 同じ分類の弱体がある 同じ分類のうち最も上にある効果を打ち消す 同じ分類の強化がある 併用不可の分類なら上書きする。それ以外は併用可能 強化枠を3つ使用済み 残りターン数の最も少ない枠に上書きする 同じ強化スキルを再使用 効果ターン数が最大9ターンまで延長される ↑スキルLvが異なる場合 後にかけたスキルLvの効果で延長される 強化・弱体は敵味方共通で各3枠。効果が切れると上の枠に繰り上がる。 ターン数は使用した次のターンから数えたものとする。 大半は使用時点から効果が発揮されるが、次ターンまで効果がないスキルも存在する。 弱体の場合も上の表と同じ流れ。 ▼ 強化分類 分類 効果 併用 攻撃 攻撃力・クリティカル率の上昇 防御 防御力の上昇 命中 命中率の上昇 回避 回避率の上昇 HPMAX 最大HPの上昇 標的 狙われ率の上昇・低下 不可 回復 ターン終了時回復 状態 バステ・封じの無効化 属性 武器への属性付与、属性耐性の上昇 不可 任命 攻撃・防御・行動速度の増減 不可 攻撃力・防御力の上昇は全て最終ダメージに対して乗算で計算される。 なお敵側の強化・弱体を確認することはできない。 スキルの内訳は →スキル分類別 を参照。 ▼ 弱体分類 分類 効果 攻撃 攻撃力の低下 防御 防御力の低下 攻撃力・防御力の低下は全て最終ダメージに対して乗算で計算される。 ▲ [部分編集] バステ・封じ ▼ システム 名称 説明 状態異常 通称バステ。盲目や石化などの状態変化で、同時に1種しか付着しない 封じ 部位依存行動が封じられる。頭・腕・脚封じの3種あり、全て同時に付着しうる スタン 行動キャンセル。付着したターンのみ有効で、ターン終了時に必ず回復する 即死 戦闘不能状態にする。上の3種よりも先に判定が発生する 優先度 バステにのみ存在。上位の状態では下位を無効化し、上位は下位を上書きする 免疫率 バステ・封じが付着する度に、付着した抑制の耐性が上昇する 自然回復 ターン経過による回復。付着したターンおよび石化は回復しない 〈 基本説明 〉 状態異常・封じ・スタン・即死の総称として「抑制」が使われる。 バステ・封じ・スタンは全て並存でき、最大でバステ1種+3部位封じ+スタンまで重複する。 スキルによる無効化>付着率計算の順番で判定される。このため予防の号令は耐性100%の状態異常に対しても必ず消費される。 〈 免疫率 〉 敵味方共通で1度付着する度に耐性+30%。スタン・即死には存在しない。 ターン経過によって減衰せず、戦闘不能・戦闘終了・一部モンスターの形態変化でのみ初期化する。 ごく一部、特定の抑制にのみ免疫率を持たない敵もいる。 ▼ 抑制一覧 状態異常 効果 石化 行動・回避ができなくなり、無属性以外の6属性相性が50%に上書きされる 呪い 敵に与えたダメージの半分が自身に跳ね返る。その攻撃で倒した場合は返ってこない 腐敗 ターン終了時に固定ダメージを受ける。同じ陣営に確率で伝染する 毒 ターン終了時に固定ダメージを受ける 睡眠 行動・回避ができず、STR依存の被ダメージが1.5倍になる。被ダメージで回復する 混乱 コマンド入力・回避ができなくなり、敵味方ランダムに通常攻撃を行う 麻痺 回避ができなくなり、一定確率でそのターンの行動がキャンセルされる 盲目 回避ができなくなり、HITスロット補正前の攻撃命中率が0.33倍になる 封じ 効果 頭封じ 頭に依存する行動ができず、TEC依存の計算時にTECが0.5倍される 腕封じ 腕に依存する行動ができず、STR依存の与ダメージが一律で0.5倍になる 脚封じ 脚に依存する行動ができず、全ての攻撃が回避できなくなる その他 効果 スタン 対象が行動前の場合、そのターンの行動がキャンセルされる 即死 強制的に戦闘不能状態となる 〈 付記説明 〉 石化は敵のみ即座に戦闘不能となり、味方全員が石化するとゲームオーバーになる。 スタン・即死は耐性値によってのみ軽減でき、スキルでは対抗できない。○属性の攻撃+スタン・即死の場合のみ、○属性を無効化するスキルで追加効果ごと無効化できる。 敵の死に際の行動は、即死・石化で倒すか、睡眠・混乱・スタン状態のまま倒すと不発になる。 付与・回復手段は →スキル目的別 を参照。 ▼ 抑制耐性 耐性 説明 スロット耐性 防具・アクセの抑制スロット。1つにつき耐性+10% 免疫耐性 免疫率によって獲得される数値。1回の付着につき耐性+30% 〈 基本説明 〉 通常時の抑制相性100% - スロットと免疫の合計耐性 = 最終的な抑制相性となる。 例:耐性スロット*3+1回付着の場合、付着率に40%の補正がかかる。 敵は種類ごとに最初から固有の抑制相性を持ち、免疫耐性によってのみ相性が変動する。 一部の敵スキルには味方の耐性を無視する効果がある。 ▲ [部分編集] 特殊な行動系統 ▼ 準備・指示 準備 チェイス , ガードスキル、レインフォール、不思議な種 など 指示 野伏せの陣立 , 一斉射撃 , 乱れ竜の陣 スキル使用時は準備・指示のみを行い、その後に何らかの効果を発動させる。 リミットゲージは準備・指示の時点で1度だけ上昇し、その後の効果では上昇しない。 強化・抑制など、敵味方の状態は効果発動時のものを参照する。レインフォールのみ効果発動時に使用者が戦闘不能でも発動する。 トリックスターは準備が必要な攻撃スキルには発動しない。 ▼ 複数回行動 弐の太刀、我流の剣術 複数HITする攻撃などではなく、文字通り複数回の行動判定がある行動。 行動の度にリミットゲージが上昇する。 攻撃に反応する追撃スキルを行動回数の分だけ発動させられる。 チャージスキルの効果は初撃にしか乗らない。 ▼ 追撃スキル 1 物理/属性チェイス、一騎当千 2 一斉射撃、乱れ竜の陣 味方の攻撃(1)・指示(2)に対して追撃を行う。追撃はスキル効果であり通常攻撃ではない。 味方の追撃スキルを発動させることができない。 敵の反撃を誘発しない。 複数人で使用した場合も、全ての追撃が並存可能。 〈 チェイス、一騎当千 〉 1度の攻撃に対し同じ敵には1回まで追撃。複数回行動に対してのみ、つど追撃する。 追撃・反撃・ワイドエフェクト以外は属性が合えば全て追撃可能。例外的な追撃対象外:睡眠+スナイプI、エミットウェポン(物理チェイスのみ) ▼ 反撃スキル パッシブ 電磁バリア、肉弾 アクティブ 撒菱、カウンターI/II、野伏せの陣立 特定の条件を満たした時、攻撃してきた敵に反撃を行う。追撃と同じく通常攻撃とは異なる。 敵の追撃・反撃に対しては反撃できない (=反撃を誘発しない)。 反撃者自身が他の反撃スキルを使用する場合、同時に発動条件を満たした時は両立できない。電磁バリアは他の全てよりも優先度が低い。 ! カウンターと野伏せは後から使用した方が優先される。 ! 撒菱と野伏せは、バグで先後関係なく撒菱の反撃×2が発動する(他者の野伏せの反撃には影響しない)。 撒菱とカウンターはいずれも使用者が反撃者なため最初から競合しえない。 肉弾は戦闘不能時に発動するためどのスキルとも競合しない。 ▼ チャージスキル チャージ、エーテル圧縮 次の行動まで、自身の各種攻撃力を上昇させる。 行動消費判定のある行動を取るか、チャージ効果が1度発動すると効果は切れる。 〈 消費判定あり 〉 アクティブ行動、野伏せの陣立(反撃) 準備・指示を行うスキルはそれらの時点で効果が消費される。 〈 消費判定なし 〉 パッシブ行動、一斉射撃(追撃)、乱れ竜の陣(追撃)、レインフォール(着弾) 対応する属性なら強制的に効果が発動→解除される。パッシブ物理:介錯 パッシブ属性:電磁バリア、介錯+属性付与・鍛冶 ▲ TEC依存攻撃 (自身TEC*4 - 対象VIT) * √(自身TEC / 対象TEC) * スキル倍率 * 相性倍率 * 各種補正 = ダメージ TEC攻撃は必中か基本命中率が設定されているため、スタンナイフや慈悲の短剣を装備しても命中に影響がない [部分編集] 回復計算式 TEC依存回復 (TEC*1~3) * スキル倍率 * 錬気補正 + 乱数0~5 = 回復量 Lv:TECに応じてTECに1~3の補正が掛かるようになっている。 庇護の号令のみLv:TECの比率が関係なく、常にTEC×スキル倍率で回復量が計算される。 LvごとのTEC補正 Lv\TEC 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 Lv10 1.80 2.34 2.70 2.96 - - - - - - Lv20 1.20 1.67 2.20 2.64 2.95 - - - - - Lv30 - 1.20 1.55 2.08 2.55 2.86 3.00 - - - Lv40 - - 1.10 1.44 1.95 2.43 2.80 2.98 - - Lv50 - - - 1.04 1.37 1.80 2.30 2.72 2.96 - Lv60 - - - - 1.05 1.26 1.68 2.18 2.62 2.93 Lv\TEC 35 40 45 50 55 60 65 70 75 80 Lv70 1.00 1.18 1.56 2.06 2.53 2.87 3.00 - - - Lv80 - 1.00 1.12 1.46 1.93 2.42 2.80 2.99 - - Lv90 - - - 1.06 1.35 1.80 2.30 2.72 2.96 - Lv99 - - - - 1.04 1.30 1.73 2.23 2.67 2.94 命中率 命中率が設定されているスキルはそれが基本命中率となり、そこに各種補正が入る。 通常攻撃・命中率設定なしのスキルは、武器命中率(+スキルの命中補正)が基本命中率となり、そこに各種補正が入る。 各種補正 ステータス補正 正射必中・暗視 HITスロット 武器命中率 98%:下記以外の全ての武器 95%:素手 50%:パニックフルーレ、スタンナイフ、慈悲の短剣、石化の書 複合属性 より通る方が優先される。 各種複合属性スキルのほか、アームズ・オイルを付与した通常攻撃・武器属性攻撃が該当。 鍛冶属性 通常攻撃・武器属性攻撃に有効。 アームズ、ミストによって上書きされる。 基本ダメージ=属性相性、スキル倍率など全ての補正が掛かる前の値 追加ダメージ=スロット数1つにつき10% 合計ダメージ=基本ダメージ+追加ダメージ 最終ダメージ=合計ダメージ×各種補正(スキル倍率・強化・弱体・パッシブなど) 敵の属性相性は基本ダメージと追加ダメージで別々に計算される。 特異点定理は武器orスロットいずれかで弱点を突けば合計ダメージに掛かる。 他、バフデバフなども合計ダメージに掛かる。 物理チェイス10 + 炎スロット×4 + 特異点定理5 で突100%,炎150%弱点の敵に攻撃 追加ダメージ=40%×1.5=60% 合計ダメージ=160% 最終ダメージ=160%×チェイス170%×特異点150%=408% 属性耐性 防具の耐性スロット(1つにつき10%)・ミスト(50%)・アームズ(最大50%)が該当。 それぞれが通常時の相性倍率100%から減算された後、強化弱体などの補正を乗算する。 (例:耐性スロット*1・アームズ5で被ダメ40%) 敵のスキルの中には属性耐性を下げる(=相性倍率100%に一定値加算する)弱体も存在する。 ビースト 召喚後のビーストの行動 各行動に速度補正はなく、基本命中率・バステ封じ成功率は召喚時と変わらない。 敵1体を対象とする攻撃は、バステ封じを受けていない対象を優先的に狙う。 ビーストの戦闘不能でもアベンジャー・血返しの法は発動する HPTP ビーストのHP基本値 * 獣の心補正^2 + ( 召喚者のLv + 召喚者の現在HP/10 ) * 獣の心補正 STR~LUC 召喚者のステータス * ビーストごとの能力値補正 与ダメージ ( ビSTR*2 - 敵VIT ) * √ ( ビSTR / 敵VIT ) * スキル倍率 * 獣の心補正 HPは召喚者のHPはほぼ関係なく、ビーストの基本値と獣の心のLvで決まる。サブビーキンでは基本値の高いビーストでないと強敵戦での6枠目としては安定しない。最終的には上記に「招来スキルLv ~ 招来スキルLv*3」の乱数も加算される。 HP以外のステータスは完全に召喚者依存。バステ・封じ付与率はメインサブで変わらない。 与ダメは実質的には普通のキャラの武器攻撃力がSTR×2に変わっただけ。獣の心補正(175%)なしでは火力としては勘定しづらい。属性・バフ・デバフによるダメージ変動は通常のキャラと同じ , 攻撃はすべて近接攻撃として扱われる ※ 乱れ竜の陣で通常攻撃させた場合、ダメージ計算が特殊になる 攻撃属性は壊属性で固定。アームズ・オイルは無効。 乱れ竜のスキルLvではダメージが変動せず、招来スキルのLvに応じてダメージが増える 招来スキルLv1で100%、Lv5で112%、Lv10で140%という具合。これは乱れ竜のダメージ倍率と全く同じため、乱れ竜のスキルLvを参照するところを、誤って招来のスキルLvを参照してしまったプログラムミスの可能性が高い。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20647.html
登録日:2012/02/26 (日) 14 30 40 更新日:2023/06/13 Tue 02 32 49NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 センゴク 修羅の刻 合戦 戦争 戦国時代 戦国無双 戦国無双←朝倉ワッショイ 撤退戦 敦賀 日本史 明智光秀 朝倉義景 殺し間へようこそ… 池田勝正 福井県 織田信長 羽柴秀吉 金ヶ崎 金ヶ崎の戦い 金ケ崎の戦いとは元亀元年(1570年)4月25日に越前国敦賀郡金ヶ崎(現在の福井県敦賀市)にて、第一次信長包囲網として発生した戦国時代の合戦の一つ。 本項目では戦国史上でも有名な撤退戦である、金ヶ崎の退き口についても記述する。 ■背景 永禄11年(1568年)9月、織田信長は足利義昭を擁して京に上洛、義昭を征夷大将軍に任命させ、後見人として権勢を振るう。 信長は征夷大将軍・足利義昭の名前を借りて各地の大名に上洛を促す。これを拒否したのが朝倉義景である。 この上洛要求は簡単に言えば信長に従う者とそうでない者を見極めるためのもので、拒否した義景と信長の関係は急速に悪化していった。 朝倉家は元を辿れば斯波氏直臣の被官で守護代でもあり、斯波氏に代わり三代に渡り越前の領主を務める名家。 対する信長は斯波氏の被官の陪臣止まりで、血筋の面では信長は遥かに下である。 更に、当初京を追われ亡命中の義昭を匿ったのは義景であった。 しかし京への帰還と将軍職奪還を望む義昭に対して義景は望みを叶えることが出来なかった為、義昭は義景を見限り信長の助力を得て上洛を果たす。 自らの力の無さはあるものの、田舎者に義昭を奪われ、更に上洛・将軍就任をも許してしまった義景が首を縦に振る事はありえなかったのである。 しかし義景の上洛要求無視は「将軍の命令」に背く行為であるため、信長は大義名分を持って越前に侵攻した。 金ヶ崎の戦いの始まりである。 ■浅井の裏切り いざ戦いが始まると織田優勢に進んでいった。4月25日に侵攻開始、同日に手筒山城が陥落、翌日には金ヶ崎城の朝倉景恒を下す。正に破竹の勢いである。 しかし、本拠地である一乗谷を目前にした所で一報が入る。 信長の義弟であり同盟関係にあった浅井長政の裏切りである。 信長はこれを虚偽の情報として信じようとしなかった。戦国一の美女・お市の方を嫁がせ、良好な関係を続けていた。 そんな長政が裏切る訳がないと思いたかったのか。 しかし続々と入る知らせを聞き、事実と認めざるを得ない状況になる。北近江を領する浅井が攻めて来ると、眼前の朝倉とで挟撃されてしまう。 勝利を目前としていた状況から一気に絶体絶命の危機に陥ったのである。 信長は目前の勝利を捨て、直ぐに京への撤退を決意。この時の信長の撤退は驚異的な早さで、信長について来られた部下は数人だったとか。 桶狭間の時と言いホントに足が速いものである。 信長は浅井の裏切りを信じなかったと書いたが、この裏切りは十分に考えられる話であった。 元々浅井長政の父と義景は盟友で知られ、更に浅井家と浅倉家は三代に渡る同盟関係である。 そのため織田家と同盟を結ぶ際には「朝倉には手を出さない」と言う条件が盛り込まれていた。 これを破ったのだから、裏切りがあっても不思議ではない。 ■金ヶ崎の退き口 こうして越前攻略に失敗した織田軍であったが、この戦の撤退戦は後に金ヶ崎の退き口と言われ戦国史上でも有名な撤退戦になった。 見事な撤退戦で織田軍の危機を救い一躍名を上げたのが、後の天下人・羽柴秀吉である。 秀吉は状況からみて必死である殿役を自ら立候補し、見事完遂したのである。 秀吉の話をする上で欠かせないエピソードであるが、近年の研究では疑問視されている模様。 というのも、殿には秀吉の他にも明智光秀、池田勝正も参加しているため、未々地位が低かった秀吉が殿軍の大将を務めたとする疑問が残る。 更にこの撤退戦をどのルートで、どうやって逃げたのか、両軍の兵力差など、不明な点が多い。 現在の所、池田勝正が高い統率力を発揮して秀吉、光秀が命懸けで戦って撤退戦を成功させたのは事実のようである。 また、それ以外にも成功した要因として、追撃を行った朝倉軍の進軍が遅かった、朝倉家が一枚岩ではなかったなど様々な説が挙げられている。 これ以降の戦いでもわかるが、この時の朝倉家はほぼ常に分裂状態であった。 不明な点は多いものの、関ヶ原の戦いでの島津の退き口と並び、戦国史上でも見事な撤退戦と言えるだろう。 また、不明な点が多い事から、様々な作家やメディアがこの撤退戦を取り上げ、アニヲタ達を魅了してきた。 代表的な物を挙げるとすれば漫画「修羅の門」の外伝である「修羅の刻」であろうか。 信長の甥である陸奥の双子が、たった2人で追撃してきた朝倉軍を翻弄し、秀吉が率いる殿軍の逃げる猶予を稼いだエピソードは中々に熱くさせる。 追記・修正は殿を務めてからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 実は情報漏洩元って わからずじまいか -- 松永さん (2013-09-16 08 48 55) 信長のシェフにも出てたね。 -- 名無しさん (2013-09-16 12 05 17) 信長の損得勘定の速さと正確さは異常 -- 名無しさん (2013-11-01 10 12 32) そもそも浅井は朝倉の属国的な立場じゃないか、って研究もあるとか とはいえ信長の逃げ足は異常、ヤバイと思った時に変に言い訳せずに全力で逃げるって大事な資質だと思うわ -- 名無しさん (2014-03-26 13 43 34) 息子にはその資質は受け継がれなかったがな。 -- 名無しさん (2014-07-10 00 25 01) お気の毒です。この私が病んだ魂を送って差し上げましょう。どうか、安らかに… -- 天海 (2014-08-07 08 15 06) 金ヶ崎の退き口といえば、花の慶二の、家康のはにかんだ笑みもいいエピソードだったよね -- 名無しさん (2014-08-07 08 31 14) 無双だと裏切られたあとからはじまる金ヶ崎撤退戦って名前になってたりするな。 -- 名無しさん (2017-06-08 12 59 41) 先に義理を欠いたのは信長だから裏切りってのも変な話だけどな -- 名無しさん (2017-06-08 14 33 02) 味方するはずが敵に回ったんだから裏切りと言っていいんじゃないかな。不義理からの即敵対なら別だけど -- 名無しさん (2017-06-08 14 38 49) 浅井からしたら先に約束を破って裏切ったのは信長のほうだからなあ -- 名無しさん (2017-09-28 17 08 42) ↑7 信忠のことならおじである有楽斎がたきつけたのも大きかったんじゃないかと -- 名無しさん (2017-10-02 13 24 45) でも浅井を裏切ってでも朝倉を倒さないと面子が立たないからどうしようもないところよな -- 名無しさん (2020-05-06 21 41 02) 朝倉と浅井の関係性がよくわからないからこの時の信長の気持ちもよくわからんのよな。浅井の仇敵である六角を朝倉が支援してた過去もあるし。 -- 名無しさん (2020-09-10 14 34 20) 近年秀吉の活躍に疑問付ける人いるけど、第一級史料「信長公記」で信長の称賛と黄金数十枚の褒美が秀吉にだけ書かれてる辺り飛び抜けた活躍したのは疑いないと思う -- 名無しさん (2022-05-30 00 43 19) 疑問視は殿としての活躍ではなくて殿を率いたとされていたことについて -- 名無しさん (2022-05-30 01 34 47) 秀吉が殿して時間を稼いでいる間に防衛ライン整えたと考えれば -- 名無しさん (2023-06-13 02 32 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yamikitan/pages/162.html
「我の名は“フレイムロード”。さぁ、焼かれたいのは誰だ。穢されたいのは誰だ。その望み全て叶えてやるぞ!」 「ここが貴様の火葬場だッ!!」 「チッ……バーストに身体がついてこないな。身体は軟なままだが……バーストを耐えきる魔術師がいるとはな。実に驚いた」 基本情報 氏名 エリクシル・"フレイムロード"・スルトル(Elixir "Flameload" Surtr) カテゴリー 固有識別名個体 種別 英雄再現型・ヒューマン 性別 女性 年齢 概念なし 体格 174cm前後/不明 ●略歴 ヘヴンズ・フォールよりある程度時代が下った後に誕生した「英雄」の女性。 元孤児で出身地は不明。姓のスルトルは「黒」を意味する言葉でもある。実は「赤」という意味ではない。 本名は自称であろうと伝わっているが、後世には紙でもデータでも史書にほとんど彼女の本名についての記載がないため、探すのにかなりの労力を必要とする。 初期「C.A.A.C.E.」ではなくエヴァンジェリン・ストラトスよりは時代が下る「英雄」の一人。 性格は生前から好戦的ではあったが、分別はしっかりしている方だった。 だが、顕現に当たってしっかりと「狂化」されている。 当然であるが「フレイムロード」という名は異名、その苛烈さと強さゆえにロードどころか「フレイムタイラント」とまで呼ばれたことがある。 しかし、最期は殿軍を務めを完遂する寸前に味方の何者かによって裏切られ、疲弊しきっていたフレイムロードは魔物たちの集団の中に取り残され――消息不明となった。 闘いにおいては狂化されているが、エクソシストたちと戦うときは「正々堂々」を前提に行う。 ただし、闘いが終わり倒した相手で生存している女性のエクソシストたちを魔物の生贄として連れ去っていく。 かつて、自分がそうされたように。 扱う武器は黒い刀身の大剣であり、さらに爆炎魔術を得意とする。 ●戦闘スタイル 生前の頃に扱っていた黒い剣に赤い刃を纏った大剣と“フレイムロード”の異名にふさわしい極大の火炎魔術を操ることが可能。 剣に炎を載せて攻撃することも、火焔大魔術などもお手の物。当然合わせ技も名こそないがバリエーションは豊富である。 強大な戦闘力を持ち、現在のC.A.A.C.E.の部隊戦力では大苦戦を強いられる相手、というよりも後述の魔術で壊滅が何度か発生している。 爆炎魔術を多々使うが、中でも強力すぎるのが「フレアバースト」である。 あまりにも破壊力と熱量が高いため、相手をあざけるように放つ前には「5」からカウントダウンを始め、「0」になったところで放たれる学ばない竜王。 しかも、カウントダウン中に激しい近距離戦闘を行っても止めることができない(逆に言えばこれはフレイムロード自身の詠唱時間とも言える)。 そのため、耐えるには何重もの魔力障壁が必要のための準備の時間とも言える。 聖騎士団の面々が協力すればメガフレアバーストまでは対応できるが、ギガフレアバースト以上となると困難が生じる。 フレアバースト(赤炎)⇒メガフレアバースト(黄炎)⇒ギガフレアバースト(青炎)と段階があり、ギガでも最大出力だと周囲が一気に蒸発や燃え尽きたりしてしまう。 生前はメガフレアバーストまでしか使えなかったが、「黄泉帰り」と「狂化」によって放つことが可能となった魔術である。 同時にバックファイアも酷く、放った後は左腕に支障が出るほどである(もっとも、時間が経てば自己再生してしまうが)。 世界最高の魔術師であるアンジェラ・ディアヴォレッサのリフレクト魔術でもそのまま反射することはかなわず、空の方へ反射するのが精いっぱいである。
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/1038.html
event op_t_liz6 { select(seldat, これまでの経緯を回想しますか?) if (seldat == 0) { return() } scroll(t_liz6) wait() hideSpotMark() stopBGM() event(op_t_liz6_2) } event op_t_liz6_2 { bcg = ed0.jpg playBGM(w2) msg(ゲルニード率いる穹廬奴が、リューネ騎士団に敗れてからの事) msg(スーフェンは沼地に密偵を出し、しきりに情報を集めていた。) msg(ルートガルト2区・リジャースド率いる不正規隊の屯所~) erase() talk(t_rogue6, ネルザーン周辺からニーア沼で聞き込みを進めていますが、#情報はありません。) talk(t_liz1, ぬう、#見つからぬか。) talk(t_dk5, 軍師、何を気にしている。) talk(t_liz1, 沼地で人を探しておるのだ。) talk(t_liz1, 見つけ出して、召し抱えたい。@お前の役に立つ男だ。) talk(t_dk5, ほう?) talk(t_liz1, 話せば長くなるが…。) talk(t_liz1, 昔、#穹廬奴で将来を嘱望された若者がおってな。) talk(t_liz1, 剣を使えば並ぶ者は無く、#それでいて驕慢な振る舞いも無く、人望も集めていた。) talk(t_liz1, 誰もが、#穹廬奴の将来を背負って立つ将になると見ていた。) talk(t_liz1, だが、#成人後戦場に立つと、功績を挙げる事は無かった。) talk(t_liz1, 期待は苛立ちへ、#そして失望に変わった。@怯懦の輩とさえ、言われるようになった。) talk(t_liz1, だが、わしは知っておる。@奴は断じて、その様な男ではない。) talk(t_liz1, 虫も殺せぬ、#気の優しい男であったのが災いした。) talk(t_liz1, 戦場で功績は挙げなかったが、#常に殿軍にあって味方の退路を守り、負傷した者を背負って沼地まで帰してやっていた。) talk(t_liz1, 残された味方を救う為、#敵陣に単身斬り込んだ事も、一度や二度ではない。@勇気において、奴に勝る者は滅多におらぬ。) talk(t_liz1, そのような事が続いた後、#向けられた冷たい視線に居た堪れなくなり、#奴は沼地から姿を消した。) talk(t_liz1, 天下を歩くうち、#何があったのか、#何を学んだのかは知らぬが、#奴は苦しませずに命を奪う事に慈悲を見出したようだ。) talk(t_liz1, 暗殺術を学び、沼地に帰って来た。@残念な事に、#この様な者がゲルニードに理解される筈も無く、ジェイクのところに出入りしていたが…) talk(t_liz1, ジェイク亡き今、#召し抱える機会と踏んで探しておる。) talk(zoma, ふむ。@穹廬奴の残党に紛れているのか、#或いはどこかで命を落としたか…) talk(t_liz1, ゲルニードと運命を共にする程阿呆ではないし、#その辺で野垂れ死ぬタマとは思えなくてな。) talk(t_dk5, なるほど、面白そうな男だ。@会ってみたいな。) talk(t_liz1, もちろんそのつもりだが…。@ガウエンの奴め、今頃どこで何をしておるのやら。) wait(30) erase() } 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/slimemaoyaruo/pages/475.html
∧ < > 人 -‐‐- ∨ ∧__∧ `Y´ / \人 ∧≪、__}三、__} ≫∧ / ^ヽ Y´ 〃、_}≫''"´ ̄ ̄`` 、_ノ i } r} } | 〈i゙Y´ '. ,-┤ ヽ`7 ト、 { ,Ii i ! 〈| ト。 _j__j,.。彳 }〉} Ⅵi | ヽ |ヽ  ̄ 〕 { ̄ /r' Ⅵi _| | } ,.‐〔_! j〕 、 { |\ Ⅵi_ -‐…  ̄| /| 〈 《ー'_ .二. _ー'》 ト、 `丶、 i「 | / ,l\ヽ ノ ̄ヽ /| 丶、 i| | . -‐/ 八 丶、__ . イ八 ヽ 八_____ 彳 , ´ -‐く ヽ { / / ヽ }/ | ̄「 ̄ | |ヽ / -―‐-=ミ ヽ / / -‐= / `ヽ| j | | ト、 / { `ヽ ,. -‐ ´ i | ; | ヽ ヽ ; ∨ `ヽ / -‐… ‐-ミ八 | } i i / ヽ ∧ i } ヽ | | / / '. / | ハ | | ; i ヽ { '. , | '. ′ | 八 '. ; ' \ { ∧ /\ ' / |ヽヘ / 丶 / / ヽ ' i / | ヽ. __ / 丶、 / イ イヽ | | / '. | _____ _ . イ ノ ノ 八 j/ \ 人 / Y ``丶、 丿 / ー‐'′ ─────────────────────────────────────── 名前 アレックス・風見・アームストロング 役職 植物族の族長代理 種族 性格 気は優しくて力持ち HP 3000 戦闘能力 魔族上位レベル(上の下) 戦闘方法 物理・拳 やる夫評価 《能力》 【自動】 折れぬ大樹 防衛戦に限り防衛力に+10 【選択】 豪腕の錬金術師 土や木がある場所だと錬金術を使える 《装備》 《関連項目》 『ここで約定を破れば裏切り者の風見鶏と言われよう それはできぬししてはならぬ事だ 我輩は責任がある以上は答えられぬ!』 概要 同盟の一員、幽香の叔父。 族長の幽香が植物領を出奔してからも、族長代理として侵攻してきた虫族と約定を交わし植物領を守ってきた良い漢。 鍛え上げられた筋肉を見ると血が沸き肉が滾る性質を持っているようだ。 人柄/経歴 「虫・植物連合戦」での事前偵察で連合側の将兵として登場、森を切り開いた砦で同盟軍を待ち構えており、 ロランの能力によって砦内部に転送された将たちは砦の守備に就いていた彼と対峙する。 姪の幽香が説得を行うが「それに応じる事は出来ない」と拒否、植物族の族長代理として一族の名誉を守るために「魔族が従うは力ある者のみ」と殿軍の筆頭を務め、砦の守備兵を逃がし同盟との対決姿勢を明確にした。 こっそりと菊地真に応援された幽香と1対1での勝負を披露するが、戦闘で狂気に呑まれそうになった彼女が落ち着くために攻撃を緩めた隙をついて勝負を放棄、 メルエムの策を優先して一騎討ちを放棄し錬金術によって砦を虫籠へと変貌させ、砦内部に転送された将たちを閉じ込めてメルエムへの義理を果した。 幽香に打ち倒されメルエムの策を披露するが、縄に嫌な思い出でもあるのかトウカが捕縛を試みた際に「捕縛されるなら抵抗する、邪魔位なら出来る」と見苦しい抵抗を見せた。 前口上が立派であった分この件で読者からの評価は暴落している、今後の活躍で挽回の機会はあるのだろうか? 能力 やる夫に対する評価 やる夫評価は「なし」 やる夫とのコミュが取られていないので評価は「なし」 今後も単独でコミュが取られる可能性は低いだろう、姪の幽香や筋肉キャラたちと絡ませてコミュを取ってみよう。 コミュ考察 《関連項目》 編集
https://w.atwiki.jp/sq_3/pages/55.html
クラス 分類 スキル プリン(セ)ス パッシブ 王家の血統 , ロイヤルベール , 王者の凱歌 , キングスマーチ , リインフォース , 王たる証 攻撃 エミットウェポン 補助 攻撃の号令 , 防御の号令 , 予防の号令 , 覇気の号令 , 庇護の号令 ファイア/フリーズ/ショックアームズ リセットウェポン , エクスチェンジ , リニューライフ , クイックオーダー その他 - ウォリアー パッシブ 常在戦場 , 剣/槌マスタリー , スタンアタック , ワイドエフェクト , アベンジャー 攻撃 ブレイク , ラッシュ , バインドカット , ランページ , ブレイドレイヴ クラッシュブロー , アームブレイカー , フリーズンブロー , ナインスマッシュ 補助 狂戦士の誓い , 無我の境地 , ウルフハウル その他 チャージ ファランクス パッシブ ガーディアン , 盾マスタリー , 槍マスタリー , ガードヒール , パリィ/マテリアルパリィ 攻撃 チェンジステップ , ブリッツリッター , ロングストライド 補助 ラインガード , ファイア/フリーズ/ショックガード , ディバイドガード オーバーガード , 挑発 , 決死の防壁 , リバイブ その他 警戒行進 パイレーツ パッシブ トリックスター , 突剣/銃マスタリー , 我流の剣術 , 幸運の女神 , リミットブースト 攻撃 インザダーク , ハンギング , チェイスセーバー/ブロー/スラスト クイックドロー , ラピッドファイア , チェイスフレイム/アイス/サンダー ミリオンスラスト 補助 イーグルアイ その他 トラブルメイク シノビ パッシブ 煙りの末 , 短剣マスタリー , 潜伏 , 軽業 , 首切 , 肉弾 攻撃 影縫 , 飯綱 , 鷹乃羽 , 多元抜刀 忍法 含針 , 忍法 撒菱 補助 忍法 水鏡 , 忍法 陽炎 , 忍法 招鳥 , 忍法 猿飛 , 忍法 雲隠 , 遁走の術 その他 忍法 分身 モンク パッシブ 錬気の法 , 拳マスタリー , 血返しの法 , 行者の利益 , 行者の功徳 , チャクラの覚醒 攻撃 気功拳 , 壊炎拳 , 暗黒拳 , カウンターI/II 補助 ヒーリング , フルヒーリング , ラインヒール , パーティヒール リフレッシュ , バインドリカバリ , リザレクト その他 火渡りの行 ゾディアック パッシブ エーテルマスター , 炎/氷/雷マスタリー , 特異点定理 , リターンエーテル 攻撃 炎/氷/雷の星術 , 炎/氷/雷の連星術 , メテオ 補助 炎/氷/雷の先見術 , ダークエーテル その他 エーテル圧縮 , 星体観測 ビーストキング パッシブ 獣の心 , 獣王マスタリー , 獣たちの友情 , 捨身の心得I/II , 獣の警戒 攻撃 大鳥/大蛇/土竜招来 , 毒アゲハ招来 , 催眠梟招来 , 不定型生物招来 暴れ野牛招来 , 巨象招来 , 剣虎招来 , 獅子王招来 補助 ビーストロア , ドラミング その他 ビースト帰還 バリスタ パッシブ ジャイアントキル , 弩マスタリー 正射必中 , ナイトビジョン , エクステンド , ダブルアクション 攻撃 ヘビーショット , 前陣迫撃砲術 , 高速徹甲弾 , ランダムショット スナイプI/II , ファイア/アイス/サンダーバラージ , レインフォール 補助 照明弾 , 発煙弾 その他 アンブッシュ ファーマー パッシブ 大自然の恵み , ブレイブハート , 五分の魂 , 解体マスター , キャンプマスター 攻撃 - 補助 子守唄 , 不思議な種 , 鳴かずば討たれず , 弱り目に祟り目 , 怪我の功名 その他 応急蘇生 , アメニモマケズ , 安全歩行 , 探知マスター , 帰宅マスター , みちくさ 収穫マスター , 野生の嗅覚 , 二毛作 ショーグン パッシブ 弐の太刀 , 刀マスタリー , 食いしばり , 血染めの朱槍 , 士気回復 , 介錯 攻撃 柄落し , 明星/禍時 , 五輪の剣 , 一騎当千 野伏せの陣立 , 一斉射撃 , 乱れ竜の陣 補助 精神統一 , 大武辺者 , 先陣の名誉 , 殿軍の誉れ , 逃げるが勝ち その他 - アンドロ パッシブ 省エネ , データ解析 , 暗視 , 抗体培養 , オーバーヒート , 電磁バリア 攻撃 ロケットパンチ , ロケット頭突き , 一斉攻撃 , シュート , HP砲 補助 レッド/ブルー/イエロボット, 補給 , リフレクター , ロケットジャンプ その他 パーツ回収 , パージ
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/731.html
天使のように 北の果て、そこは全てが凍りつくような白い大地である。まだ幼かったロザイナは単身、雪原を進んでいた。幼い娘がたったひとりでこの雪原を抜けるのは不可能だろう。ついには力尽き、涙は枯れ、最後にひねり出すように言葉を紡ぐ。 「もう歩けないよ…。神さま……」 彼女は信心深い両親に育てられた。このとき、なぜ幼い彼女がたったひとりで雪原を歩いていたのはかは想像に難くない。 かねてから、彼女は人の前では笑い、神の前で泣くようにと教えられてきた。だが、この状況で神を仰ぎ見ることは死を覚悟するのと同じではなかろうか? 実際、彼女は神の名を呼びはしたものの既に絶望しようとしていた。 そこに、一陣の風が吹き渡った。風は暖かく、吹雪と雪雲を晴らし、天への道を作る。久方ぶりに見る太陽は神々しく、彼女を優しく照らす。ロザイナは天を仰ぐ。そこに天使がいた。天使は軽やかに空を舞い、彼女にほほえんだ。 からだに力が湧いてくる。ロザイナは再び歩きはじめた。 あの日見た天使のようになりたい。その一念から彼女は空を求めた。独学で飛行魔法を学び、各地を遍歴しながら戦災にあえぐ人々を救って廻る。海には医療施設が不足していると聞き、ローイス海を目指す。ローイスの島から島へと船も なしに空を飛んで廻り、多くの人がロザイナに救われた。その途中でナース水軍の残党に彼女は襲われた。人を傷つけることはできない、空を飛んで逃げる。その後の成り行きでレオーム軍へ参加することとなる。しばらくは神官として将兵や領民たちの助けとなって過ごした。 そして、王都攻略戦。彼女に大きな転機が訪れる。王都から溢れ出た死霊の群れによって軍は壊滅。彼女の部隊も彼女を除いて全員が死亡した。 兵や聖職者は死ぬのを覚悟している。だが、死霊たちはルートガルトの無辜の民をも無差別に虐殺しはじめた。 ロザイナは恐怖した。それは海賊たちに襲われたときのものとはまるで違う。幼い頃にみた天使はこの世に射す光であったが、その時彼女はこの世を飲み込む闇を目の当たりにしたのだ。気がつけば彼女は王都から脱出した他のレオーム軍残党に保護されていた。恐らく、死霊の群れをどうにかして抜け、海を越えたのだろう。ひとり、戦友と民を見捨てて。 フェリル国に身を寄せた彼女であったが、自分がなにをすべきなのか、見失いつつあった。彼女の力を求める声に応じはしたが、かつての彼女の慈愛に満ちた表情はない。空を力なく漂う姿は煌びやかさや神々しさとは無縁であり、風が吹けばいずこへ消えてしまうのではないかとさえ思えた。 「私は……天使になれない……」 フェリル国は急速に勢力を増すゴブリンたちに押されていった。軍を支える神官である自分がしっかりしないからと、彼女は責任を一人で背負い込み、さらに追い詰められていく。 フェリル国がホアタ平原での会戦で負け続け、ついにはホアタの町をゴブリンたちに奪われる。ロザイナは撤退していく味方をよそに、ひとり町に残った。最後まで救助を続けるという名目であったが、本当はここで死ぬつもりだった。それまで自分たちを慕い、支えてくれていたホアタの民が殺されていく。町が燃え、悲鳴がこだます。あの時と同じ。自分はこんなにも無力だ。 ロザイナは街中に立ち尽くし、空を仰ぎ見る。炎と煙に覆われたその空は重くのしかかるようであった。 「おい、あの白いニンゲン、チルクが殺すように言ってた奴だ」 「ひとりだ、今なら殺れる」「ヒャッハー!」 血に飢えた群狼がロザイナを見つけ、襲い掛かる。ロザイナは目を閉じた。これで、終わる……。 ――。ピシャッ……。顔に生温かいものを感じた。目を開けると視界が赤い。名もなき兵がロザイナの盾となったのだ。ロザイナは今際の際に何一つ言い残せず、名も知られずに死んだその兵を抱き起こす。よくよく顔を見れば、その兵はつい今朝方、彼女が治療した兵であった。彼はルートガルトに母親を残してきており、自分よりも母親の心配をしていた。 傷を看てくれるロザイナを見て「母さんを思い出す」などと彼は言い、ロザイナの部下がそれに抗議したりしていた。ロザイナ本人は無心に治療を続けていたのだが……。 「あ……」 透明なものが視界を濡らす。彼女は既に息絶えたその兵士を残し、空へと飛び立った。 それからしばらくして、フェリル国は体勢を立て直し、三国同盟の実現のために動き出した。歴史の中心人物ではないものの、その動きの中で天を舞う神官・ロザイナは確かに存在したのである。そして、彼女は目撃する。フェリル連合の成立を。 人々は手を取り合い、巨大な敵に立ち向かう決意を新たにした。ロザイナもその中で再び空を目指す。今度こそ、天使になろう。そう誓って……。 西の海を見つめる彼女の顔を小柄な少女が覗き込んでくる、潮風になびくしっとりとした青髪を軽く押さえ、少しだけ人を食ったような態度をした娘であった。ニーナナス。ローイス水軍の首領である。 「あなた、遍歴の僧なんでしょ。俗世の争いに死ぬまで付き合う必要ってあるのかしら」 今やロザイナ以外に戦場に立てる僧はいなくなっていた。次に戦えばロザイナも生きて帰れる保証はない。死ぬまで、という言葉は冗談ではなくなっていた。 「私の無力さゆえ、これまでたくさんの人々が亡くなりました。私のような者が人を救おうなどというのがそもそもおこがましいのかもしれません。ですが、私たちの後ろにあるシャンタル島にはルートガルト、ホアタ、ローイスの島々から集まった人々が闇に怯え、光を求めています。もしかしたら、私が光となれるかもしれない。そのためになら、この命、惜しくはありません」 「かなり重症ね。天使になるだとか公言してはばからないって噂は本当だったの。ま、いいわ。あなたが死ぬのは構わないけど、その考えを布教して廻るのはやめなさいよ」 棘のある言葉を残し、ニーナナスは去った。 それから程なくして、大フェリルの襲撃があった。ゴブリンたちは人間から奪った船だけでなく、即席で筏(いかだ)や小船、果てはただの丸太や泳ぎでもって海路を埋め尽そうとする。先駆けて襲い掛かるのは水の召喚獣たちであった。 海竜・リヴァイアサンたちが水のブレスを吐き、巨体をぶつけて、フェリル連合の艦船を攻撃する。海にまではゴブリンは追って来れない、そう思っていた部分もあったのか、連合の将兵は油断していた。 慌てふためき、統制を欠いた艦隊は矢と魔法を乱射して応戦しようとするも、魔法はウンディーネの作った泡で完封され、弱弱しい矢はリヴァイアサンの群れには意味がない。見る見るうちに、状況は悪くなる。 「ルーネン、右!」 「はい、お姉さま!」 連合側の海竜が引く小型艇に乗り、ニーナナスは別働隊を率いていた。 正面の空の敵を正確な射撃で撃ち落し、群がるものは斬り捨てる。ルーネンもまた、ウンディーネたちを指揮して小型艇が一度に捌く敵と魔法の数を減らす。海竜を御し、船を動かしているのもルーネンである。一方、連合本陣の敷かれた旗艦では二刀の剣士、イーサリーが孤軍奮闘。既に本陣にすらゴブリンたちが溢れており、乱戦になっている。ホーニングをはじめとする騎士たちも槍を振るって戦う。騎馬はもちろんのこと、陸の戦士たちは船上では力を発揮できない。それはゴブリンたちも同じであろうが、海賊たちが戦闘前に言っていた「海の上でなら負けない」という持論はすでに崩壊していた。総司令、マクセンのもとにも無数の敵が集まってきている。引っ切り無しに矢を放ち続けたせいで、マクセンの弓の弦が切れた。 「もう弦が切れたか。後退する」 船上で乱戦になっているとはいえ、まだ安全なエリアはわずかにある。マクセンは一度後退しようとした。だが、そこにピンポイントで煙玉が投げ込まれる。視界が奪われ、マクセンは方向感覚を失う。その隙に容赦なくゴブリンたちが襲い掛った。 「総司令が危ない」「誰か、手の空いている者は」「こっちも手一杯だ!」「マクセン殿!」 ――その時、天から一筋の光が射した。 ゴブリンたちが弾き飛ばされる。霞がかった空からゆっくりとそれは降りてきた。剣戟の音や怒号は止み、一瞬の静寂が訪れる。 ロザイナだ。ロザイナが来たのだ。煙によって傷めたマクセンの目にロザイナはそのたおやかな手をかざす。マクセンの視界が次第に回復していく。 「上空からホーリーレイか。助かった……んだが、船に穴が開いたぞ」 「すいません、他に手が思いつかなくて…」 「まぁいいさ。煙で目をやられたのか、あんたがマジで天使に見えたぜ」 「マクセン殿はいつも冗談ばっかり。天使にはなれませんが、せめて天使のように……」 と言い、スカートの端をつまみ、恭しく頭を下げると、ロザイナは再び空へと飛び立っていく。ゴブリンも人間も思わずその姿に見とれていた。 いや、見とれていたわけではない。ゴブリンたちは空にあるあの余りにも目立つ目標を第一のターゲットに定め、人間たちは第一の重要な支柱だと再確認した。両軍の動きが変わる。大フェリル側は、連合旗艦への波状攻撃の準備をしていた後続の部隊を、すぐさま対空射撃主体の編成に変更した。狙いは勿論ロザイナ。連合側は、矢文を船から船へと渡し、急いでニーナナスら別働隊に伝達。ロザイナを援護するように伝える。この動きを空から俯瞰したロザイナはあえて囮を買って出る。空に浮かぶたった一つの的に向かって何百、何千という投石と魔法が放たれる。ロザイナは風の召喚獣らよりも高く、もっと高く舞い上がる。飛行魔法は悪魔や竜のように速い動きや急な軌道変更はできない。上空まで届いた何発かの投石は体をよじるようにしてなんとか回避し、弾速の速い魔法はシャイニングで相殺する。 ロザイナの陽動が功を奏して、連合の他の部隊は体勢を立て直していった。目を上空に向けたせいで、ゴブリンたちの後方の注意がおろそかになる。裏へ回りこんだナオーンの部隊が奇襲をかける。しばしの混乱の後、ナオーン隊に対応しようとゴブリンたちがそちらに兵を割こうとした頃、息を吹き返した連合本隊が船を突き合わせ、矢の雨を浴びせる。矢と共に騎士たちが飛んできた。「飛んできた」としか言いようがないほどの速さだった。ゴブリンたちの陣は一瞬にして突き破られ、分断され、各個撃破される。久方ぶりの勝利の兆し。連合の将兵の気勢が上がる。彼らは夥しい数のゴブリンを屠り、海へ突き落とした。しばしの戦闘の後、見止められるエリアからゴブリンたちの姿は消えていた。連合の将兵は勝鬨を上げ、勝利を叫んだ。 ロザイナもまた、手近な船に降り立ち、荒い息をはく。彼女の表情が本来の柔和なものへと変わっていった。 見張り台の兵が上ずった声をあげる。西の方よりさらなる敵影。その数は先ほどのゴブリンたちの数倍。そう言えば、先ほどのゴブリンたちの中に名のある個体は見当たらなかった。これまではほんの小手調べだったのだ。人間たちは途方にくれる。 「また、負けか」 「その台詞も聞き飽きましたよ。で、また私が殿軍ですか?」 マクセンとイーサリーがいつものやりとりをしている。さすがのイーサリーもこの状況で殿軍をやれば生きては帰れない。 ナシュカの進言もあり、殿軍はニーナナス隊とロザイナが務めることとなる。 この命令を聞いたニーナナスは仕方がない、と肩を落とし、ロザイナは意を決した。 もう何体の敵を撃退しただろうか。刀折れ、矢尽きるというほかない状況であった。いくら技や魔力に優れるとはいえ、少女たちの体は脆い。先に限界が来たのはロザイナであった。それもその筈。彼女は飛行魔法と光魔法を同時に行使し続けているのだ。途中で船に戻って、小休止してはまた飛び立って、といった具合に無理に無理を重ねてきた。今日、何十発目かのシャイニングを放とうとした時、光球は形を成す前に掻き消え、自分の意識と高度が落ちていくのを感じた。そして激痛。 体勢を崩したロザイナに熟練兵のエアカッターが直撃したのだ。 「天使…の翼が……折れました……」 ロザイナの姿はひらひらと一枚の羽毛が舞い落ちるようであった。しばらくした後、容赦ない「落下」の軌道へと吸い込まれる。 その下に待ち受けるのは血を欲したゴブリンの群れ。このまま落ちればロザイナは――。 「ルーネン、バブルを。あれをやるわよ!」 「ええっ!? あれやるんですか?」 「決まってるでしょ!」 ルーネンは生き残ったウンディーネたちと共に残る魔力を振り絞って大量の魔法の泡を形成する。泡の集まりは不安定ではあったが天への階段を作り上げる。その泡の階段をニーナナスが駆け上がる。蒼い風となったニーナナスは天から降ってきたロザイナを空中で抱きとめる。 傷付き疲れ果てた天使を抱えたまま、泡でできた舞台に上がった舞い手はゆっくりと泡とともに水面に下りてきた。周囲の観客たちにいたずらっぽく微笑みかけると、水の舞姫・ニーナナスは大きく飛び上がる。瞬間、ルーネンがバッと手を水平に薙ぐと泡の舞台が一斉に破裂する。水飛沫は弾丸となり、ゴブリンたちは悉く吹き飛ばされた。 ロザイナ、ニーナナス、ルーネンらは生還を果たした。だが、次にロザイナが目覚めるときにフェリル連合という勢力はこの世にはなかった。人間はゴブリンに負けたのである。だが、地上に人の命がある限り、光を求める声がある限り、天使が再び空を舞う日も訪れよう。 どうか神よ、今はただ、彼女たちにしばしの休息を与えたまえ。 力作だなあ ロザイナ可愛いよロザイナ -- 名無しさん (2012-09-17 00 03 45) ううむ、素晴らしい出来 最近いい流れが続くね -- 名無しさん (2012-09-17 01 37 38) かっこいいエンドだ -- 名無しさん (2023-04-30 11 19 45) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sengokuita/pages/160.html
著:4スレ目 257殿 1天文五年(1536年)師走……信州南佐久、海ノ口城下。数千の武田信虎軍は、敵対する大井家の一門、平賀源心入道の籠もるこの城を囲んでいた。近隣の相木氏なども城方に加勢し、攻囲開始から既に一ヶ月が経とうとしているにも関わらず、戦況に進展はない。佐久往還は、雪に包まれていた。武田軍首脳の間では撤退の声が日に日に高まってきている。国人層出身の重臣工藤下総守虎豊、虎豊と親しく譜代家臣である内藤相模守虎資の二人は特に強く撤退を主張していた。/ ^ω^ \虎豊「兵が疲れてまともに戦えておりませぬ。あちらへこちらへと、忙しく動き回るからですぞ」ξ゚±゚)虎資「御屋形様、もう少し国人達に気を配られませ」 ___/゚ω ゚; 信虎「…………」重臣たちの進言にも中々重い腰を上げようとしない信虎を見かねて、武田一族の長老、信虎の叔父諸角豊後守虎定が促す。"゚〆゚ミ虎定「左京殿、此度はこれでよし、となされませぬか」| `Д′|「……」( ~゚ー゚~)「……」両職の甘利虎泰、板垣信方の二人も、真っ直ぐに信虎を見ている。武力で甲斐を統一した左京大夫信虎ではあるが、流石にこれ以上の継戦を言うことはできなかった。 ___/゚ω ゚; 信虎「……引き揚げだ」諸将はほっと胸を撫で下ろした。どの将にしろ、このまま越年するような事態は避けたかったからだ。そんな中、声を張り上げる若武者がいた。「御屋形様!」信虎嫡男、大膳大夫晴信。この時十六歳で、初陣である。(´∀`)晴信「殿軍は、何とぞこの大夫に!」――信虎は、この願いを聞き入れた。2(ヾ`ハ')「むう……これは怪しからぬ事」(´∀`)晴信「そちらを巻き込んで相すまぬ。許せよ、伊賀」(ヾ`ハ')「と、とんでもない! 某などのことよりも、若の身の心配をですな……」神経質そうに晴信の脇に座るのは、傅役の跡部伊賀守信秋である。晴信の傅役としては板垣信方が有名だが、両職――筆頭家老――の一人である彼は多忙であり、他に幾人かの中堅家臣が付されている。後に奉行として活躍する跡部がその筆頭であるし、戦に関してはかつては亡き荻原昌勝、今は戦巧者と隣国にも名高い加藤駿河守虎景が就いていた。(´∀`)晴信「のう、駿河。海ノ口は三百で落ちる城かな」{´┴`}虎景「はてさて、駆け引き次第に御座るな」彼ら傅役(兼寄騎)の配下と晴信直臣の旗本を中核に、晴信の手勢である御曹司衆が形成される。この御曹司衆にはその他にも、小身の武士が加わっていた。その中には後に家中で頭角を現してくる者達もいる。例えば、 丶´`A´` 晴信の乳母子で兄とも慕う長坂左衛門尉虎房や、(虎・_・虎)文武両道で、使番の務めを心得た者と名高い金丸筑前守虎義、彡`Д´ミ信虎に引き立てられた土豪出の教来石民部丞景政などと言った面々である。この三人はいずれも甲斐源氏に傍流に連なる家格ではある。尤も、甲斐の国人の大半がそうなのではあるが。信虎が晴信の殿軍を認めたのは、初陣にせめてもの働きを、という配慮だったろう。しかし、晴信は虎景に、本心から海ノ口を陥落せしめることが可能かと訊いていた。(´∀`)晴信「駆け引きか。さて……」{´┴`}虎景「手勢のみで残ると決めてより、若殿の駆け引きは既に始まっておりましょう」(´∀`)晴信「そうなのだが、な」武術を嗜み文芸に秀で、武田家の惣領として申し分ないと言われる晴信も、今回が初陣である。 丶´`A´` 虎房「自信を持たれませ。機を逃さなければ、赤子の手を捻るようなものですぞ」(´∀`)晴信「うむ……」さて具体的な策の話し合いに入ろうという時に、年若い旗本が声を上げた。「恐れながら申し上げますお!」 丶´`A´` 虎房「何じゃ、小童」( ^ω^)「小童ではないお!」この者、工藤虎豊の次男で、晴信同様此度が初陣になる源左衛門尉祐長である。3(´∀`)晴信「申してみよ、源左」( ^ω^)祐長「兵が震えておりますお! 酒を飲ませて身体を温めさせるべきですお!」 丶´`A´` 虎房「何を申すかと思えば。若君は今、それどころでは――」(´∀`)晴信「よい、金吾。源左衛門、よう申した。さっそく酒と、兵糧もたっぷり配るように致せ」(ヾ`ハ')信秋「兵糧も、で御座いますか?」眉をひそめつつ、跡部信秋が横から口を挟んだ。(´∀`)晴信「どうせ包囲は仕舞じゃ。よかろう、伊賀?」( ^ω^)祐長(適度に腹が膨らんだ方が働けるお。それに、この状況で殿軍が飯を食っても、力をつけていると敵は思わないお。若様はわかっていらっしゃるお)(ヾ`ハ')信秋「はあ……そのような余裕が荷駄にありますかのう」{´┴`}虎景「跡部殿の倹約もよい心がけじゃが、ここは戦場で御座るぞ」(ヾ`ハ')信秋「戦上手の加藤殿までそう申されるならば、某に異論はござらぬ」信虎の治水事業が軌道に乗りつつあるとはいえ、甲斐は貧困国である。吏僚肌の跡部の神経質さも無理からぬことではあった。(´∀`)晴信「そういう訳じゃ。頼んだぞ源左衛門。それから民部、手伝ってやるがよい」( ^ω^)祐長「はいですお!」彡`Д´ミ景政「畏まってござる」こうして三百の士卒達に酒と糧食が行き渡ることとなる。長坂虎房の中には、この時既に、工藤祐長に対してこの後三十年近く続く対抗心めいたものが芽生え始めていた。 丶´`A´` 虎房(工藤の次男坊なぞ、農民のようなものではないか。太郎様は甘やかし過ぎておる)虎房には嫡男晴信の乳母子としての矜持と、甲斐源氏に連なる長坂家の当主という誇負があった。 丶´`A´` 虎房(元服したばかりでお若いのは仕方あるまいが、な……) 丶´`A´` 虎房(まあよい。それよりも、海ノ口をどう攻めるかじゃ。跡部殿は乗り気ではないようじゃが、役人気質の御仁じゃし、仕方あるまい)(´∀`)晴信「さて、どう攻めたものか」{´┴`}虎景「機と、最初の一手をお間違えにならぬように(´∀`)晴信「うむ……大井の者を装って開門させる者が要るの」 丶´`A´` 虎房「是非とも、この左衛門尉めにお任せ下され」(´∀`)晴信「おお、金吾にならば任せられるわ!」晴信の策戦はこうである。近隣諸族の援兵が城を出た後、雪に隠れて城に接近する。虎房が大井家の使者を騙って開門させると一気に攻め入り、城方が混乱している内に一気に平賀源心を討ち取る。成否は博打であった。しかし、加藤虎景は晴信を止めることはしなかった。{´┴`}虎景(大勝利にはなるが、大失敗は起こしようがあるまい)という判断があったからである。4武田本隊が帰路についてから、すぐに城方に動きがあった。援軍に入っていた相木一族が、一先ず大井宗家の庇護を受けるべく北へ向かったのだ。彼らの城は、海ノ口に援軍として入っている間に武田軍によって失陥している。新春の奪還を志しての移動であったが、その直後武田の勢力が更に広がるなどとは相木一族の誰一人とて予見していなかった。相木一族の撤退後、海ノ口辺りは豪雪に見舞われた。しかし、酒と食糧をたっぷりと与えられた武田兵達は元気だった。 丶´`A´` 虎房「岩村田の刑部大輔様より伝令に御座る! 開門ッ!」気が緩んでいたこと、外が豪雪であったこともあってだろう。長窪の大井貞隆の伝令を騙った虎房の声に、城兵は一も二もなく大手門を開扉した。(´∀`)晴信「すわ、かかれい!」晴信の号令一下、身を隠していた三百の御曹司衆が大手から城内へと駆けていく。( ^ω^)祐長「うぉぉおおおお!」「な、何じゃ!? た……武田か!?」( ^ω^)祐長「たっ、た、武田だお!」「ぐあッ!?」祐長の槍は敵兵の喉を突き抜いた。絶命した敵の血を浴びて、祐長は立ち尽くす。( ^ω^)祐長(こ、怖いお……)( ^ω^)祐長「あ……首を……」( ^ω^)祐長(ち、違うお。首なんか取ってる場合じゃないお。勝つ為に、為すべきことを為さないといけないお!)( ^ω^)祐長「う、うおおお!」再び走り出した祐長は、城の奥へ奥へと進んで行った。( ^ω^)祐長「げ、源心だお! 源心入道がここにいるお!」敵将の姿を認めた祐長は、声の限り叫んで味方に位置を報せた。平賀源心は太刀を振りかざして祐長に迫ってくる。祐長は槍を繰り出すが、剛力の源心の太刀に大きく振りはらわれてしまった。彡`Д´ミ景政「源左衛門!」間もなく教来石景政が駆け込んで来た。源心が一瞬そちらに気を取られた間隙に、祐長の槍が源心の右肩を貫いた。( ^ω^)祐長「み、民部殿!」彡`Д´ミ景政「応!」景政は槍を捨てて源心に組みつき、太刀を抜いて抵抗する彼の首を押し斬った。彡`Д´ミ景政「教来石民部、平賀入道が首、取ったァ!」そうして海ノ口城は陥落した。御曹司衆の働きによって、武田氏は信州への足がかりを築くことに成功したのである。この勝利はこの後の南佐久獲得、ひいては北の敵対勢力との戦いに繋がってゆく。5――新春。甲斐府中、工藤屋敷。( ^ω^)祐長「源左衛門尉、只今戻りましたお」( ^Ω^)「御曹司様衆はよい働きだったな」甲府に帰陣すると、祐長は兄の籘七郎昌祐に労われた。(^ーヽ`ξ母「無事で何よりでした、源左衛門殿。この母より先に極楽へ行ってはなりませぬよ」( ^ω^)祐長「わかってますお、母上」( ^ω^)祐長(近頃、母上は真宗にどんどんのめりこんでるお)祐長は寺社仏閣の歴史や伝統を尊重はしたが、神仏を信奉したり縋ったりということはなかった。( ^Ω^)昌祐「勝因は御曹司君の機転であったとか。源心が首を討ったのは武川の教来石民部殿だそうな?」( ^ω^)祐長「そうですお。若様が惣領であらせられる限り、そして民部殿のような兵がいる限り、武田の次代は安泰だお!」( ^Ω^)昌祐「次代、か……」( ^ω^)祐長「兄上?」( ^Ω^)昌祐「いや、何でもない。まこと、大膳大夫様の御働きぶりは天晴れであらせられたわ」昌祐は、信虎本隊が帰陣した頃より甲府で囁かれるようになった噂が気がかりだった。6 捨 殿 // ̄> ´  ̄  ̄ `ヽ Y ,) 殿 え て 軍 L_ / / ヽ 軍 | 駒 が / ' ' i !? マ だ 許 / / く ジ け さ i ,.lrH‐|'| /‐!-Lハ_ l /-!'|/l /`'メ、 だ れ l | |_|_|_|/| / /__!__ |/!トi i/-- 、 レ!/ / ,-- レ よ る _ゝ|/'/⌒ヽ ヽ/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ ,イ ̄`ヾ ね の 「 l ′ 「1 /てヽ′| | | 「L! ' i'ひ} l は ヽ | ヽ__U, ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ, ヾシ _ノ⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ | u 〈 _人__人ノ_ i く人_,、ノL_,iノ! /!ヽ r─‐- 「 ヤ L_ヽ r─‐- 、 uわ は / / lト、 \ ヽ, -‐ ノ バ 了\ ヽ, -‐┤わ わ { / ヽ,ト、ヽ/!`h) | |/! 「ヽ, `ー /)わ わ ヽ/ r-、‐' // / |く イ > / / `'//「聞いたか? 御屋形は太郎晴信様を殿軍にしたらしいぞ」「そんな危険なお役目を、ご嫡男に……?」「このところ、以前に増して次郎様をご寵愛なさっているとか……」これらの噂に尾ひれがついて、挙句には信虎の追放劇の遠因にもなる。本筋から離れるので詳しいことは割愛するが、こうした噂が立つ中、翌年、家中の当主不信を加速させるある事件が発生するのだ。天文五年、駿河今川氏でお家騒動が勃発した。その結果家督を継いだ治部大輔義元に、天文六年二月、信虎は娘を嫁がせて同盟を締結。これに武田家と対立する関東の後北条氏が反発し、駿河河東地域において今川、北条両軍が衝突することとなった。信虎は、これに対する援軍の派遣を決めた。この年、暮春のある日。二人の重臣がこれを止めるべく、諌止の為に信虎の前に参上した。/ ^ω^ \虎豊「御屋形様、何卒お考え直し下さいませ。民をこれ以上苦しめるのでございますか」ξ゚±゚)虎資「大殿、下総殿の申す通りでございます。若造の治部大輔に、何故そこまで義理立てなさいます?」工藤虎豊としては、昨年末の出兵もあり出費がかさむこと、直接的に工藤家という国衆が得るものがないことから、駿河出兵などもっての外と考えていた。それを、民の為という便利な言葉に言い換えるのだ。内藤虎資はというと、虎豊のような国人の信頼を得なければ自らの利権を守れない。譜代家臣として虎豊と共に信虎の前に出ることで、虎豊の言葉に重みが増すし、国人達の信頼が得られる。これを、悪しというのは早計である。武田家とは――甲斐国とは、こういう集合体なのだ。信虎は、幼少期からの甲斐統一事業の中で、この体質を知り尽くし、憎み尽くした。その結果、あらゆることを急いでしまったが、これも悪しというのは早計だろう。ξ゚±゚)虎資「このままでは、宗家は信を失い、家中は乱れ申しまする!」虎資が身を乗り出して熱っぽく訴えた所へ、信虎は腰の左門次を引き抜いて斬り付けた。 ___/゚ω ゚; 信虎「黙れい、獅子心中の虫が!」ξ゚±゚)虎資「がッ」首筋を斬られた虎資はそのまま前に倒れ込み、すぐに動かなくなる。/ ^ω^ \虎豊「相州! おのれ、左京大夫! この気違い守護め!」 ___/゚ω ゚; 信虎「無責任な国人ふぜいが何をほざくか!」かっとなった虎豊が腰の物に手をかけるが、剣術に造詣の深い信虎の前に、抜くことも叶わず袈裟に斬られる。/ ^ω^ \虎豊「ぐ、ぬ……」虎豊も、すぐに息絶えた。青ざめる小姓に始末を命じると、信虎はその場を後にした。7同刻、内藤屋敷。つ旦~ξ(゚、 ゚*ξおツン「ゲン、おかわりよ」( ^ω^)祐長「ありがとうだお」職務に関する所用で内藤邸を訪れていた祐長は、帰り際、当主虎資の妹おツンと出くわし、談笑に興じていた。親同士の付き合いが長く、また次男として人質扱いでもあった祐長は常に在府の身である為、おツンとは幼馴染の間柄であった。おツンは内藤虎資のたった一人の身内であり、虎資と工藤虎豊の間では、ゆくゆくは祐長を内藤家の婿養子にでも、という話も冗談半分に出ることがあった。どっ…………どっ…………( ^ω^)祐長「ん? 百足かお?」ξ(゚、 ゚*ξおツン「埃が舞うから、御使番の為の専用道を用意すべきだわ」( ^ω^)祐長「無茶言うなおwww」どっ……どどっ……ξ(゚、 ゚*ξおツン「? 御屋形に向かってるんじゃないみたいね?」( ^ω^)祐長「ううむ、変だお。むしろ屋形からこっちに向かってる感じだお」どどどっ……どどどっ……馬蹄がどんどん近づて来て、遂には内藤屋敷の敷地に駆け込んできた。「急の無礼をお詫び申し上げる! 工藤源左衛門殿はまだおられるか!」転げるように下馬して庭に現れたのは、同僚の教来石景政である。彡`Д´ミ景政「いたな、源左衛門!」ξ(゚、 ゚*ξおツン「これは……何事で御座いまする、民部丞様?」彡`Д´ミ景政「おお、おツン殿も、大変で御座る!」( ^ω^)祐長「なんだお、民部殿? 勿体ぶらずにとっとと言うお?」彡`Д´ミ景政「先刻、殿中にて工藤下総様、内藤相州様御両名が御手討ちとなった」( ^ω^)ξ(゚、 ゚*ξ「おっ? おっ?」「――え?」8彡`Д´ミ景政「――という次第だ。詳細は追って公事奉行からあるだろうが……」呆然とする二人をよそに、景政は事の顛末を一通り語ると、すぐまた馬に跨った。彡`Д´ミ景政「よいか、事態の推移を神妙に待つのだ。早まったことはするでないぞ!?」駆け去っていく景政を送る余裕もなかった。祐長の頭に、少しずつ思考力が回復してくる。( ^ω^)祐長(どっちも、どっちだお……)御曹司旗本として、祐長は父のような国人達が自我を抑え、武田家臣団としてもっと団結すべきだと常々思っていた。( ^ω^)祐長(けれど……国人出身で独立心の強い父上でも、僕の父上なんだお。何より――)ξ(;、 ;*ξおツン「あに、ぅ……あに、うえ……?」( ^ω^)祐長(何より、おツンを泣かしたのは許せないお……!)( ^ω^)祐長「おツン」ξ(;、 ;*ξおツン「…………?」( ^ω^)祐長「僕と一緒に来るお」ξ(゚、 ゚*ξおツン「…………」ξ(゚、 ゚*ξおツン「……し、仕方ないわね。ついてってあげるわよ、どこまでも!」工藤祐長はこの日、母も兄も忘れ、幼馴染のおツンただ一人を連れて甲府を逃れた。二人は、大菩薩越えに広大な関東へと逃れて行った。9 内 修 藤 理 亮 ━━━O/⌒ヽ━ロニ> ∧∧(^ω^ ) /ο・Oニ) `/ ノ∥川(ヾゝ (o_oイ_丶 |(_)ノ⌒i彡 ノリリリリ丶|| ̄ノlノ / /~丶 ノ""丶ヘ\ヽ_ ヽニフ|」 (_/ 丶ノ (_ ( ^ω^)祐長「……駆け落ち、だお」ξ(////*ξおツン「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ!」( ^ω^)祐長「少しは、元気出たかお?」ξ(゚、 ゚*ξおツン「…………馬鹿」 つづく 内藤修理亮 その2へ
https://w.atwiki.jp/h_session/pages/6576.html
能力基本値 体力:12 理知:12 反射:15 意思: 9 知覚:12 幸運:12 クラス修正 LV | 1 2 3 | 4 5 6 | 7 8 9 | 10 11 12 | 13 14 15 命中 | 2 2 3 | 4 5 5 | 6 6 7 | 8 9 9 | 10 10 11 回避 | 1 1 2 | 2 3 4 | 4 5 5 | 6 6 7 | 8 8 9 魔導 | 0 0 1 | 1 1 2 | 2 2 3 | 3 3 4 | 4 4 5 抗魔 | 0 1 2 | 2 3 3 | 3 4 5 | 5 6 6 | 7 7 8 行動 | 1 2 4 | 5 6 8 | 9 10 11 | 12 14 15 | 16 17 18 耐久 | 2 4 7 | 9 11 14 | 16 18 21 | 24 27 29 | 32 34 37 精神 | 1 2 4 | 5 7 8 | 10 11 13 | 14 16 17 | 19 20 22 攻撃 | 1 2 3 | 4 5 6 | 7 8 9 | 11 11 12 | 14 15 16 LV | 16 17 18 | 19 20 21 | 22 23 24 | 25 26 27 | 28 29 30 命中 | 12 13 14 | 15 16 17 | 17 18 19 | 20 21 22 | 23 24 25 回避 | 9 10 10 | 11 12 13 | 13 14 14 | 15 16 16 | 17 18 19 魔導 | 5 5 6 | 6 7 8 | 9 9 9 | 10 10 10 | 11 11 12 抗魔 | 8 9 9 | 10 10 11 | 11 12 12 | 13 13 14 | 14 15 16 行動 | 20 21 22 | 23 25 26 | 27 29 30 | 33 35 36 | 39 43 45 耐久 | 39 42 45 | 48 52 54 | 57 60 62 | 65 68 70 | 72 75 78 精神 | 23 25 26 | 28 29 31 | 34 37 38 | 41 44 45 | 48 51 54 攻撃 | 17 18 19 | 20 21 22 | 24 27 28 | 30 33 34 | 36 39 42 フォーススキル 五輪の剣 タイミング:メジャー 判定:命中 難易度:対決 対象:単体 射程:武器 効果:対象に「種別:白兵(剣)」の武器による物理攻撃を行う この時、ダメージに+[CL×5]する。 あなたが片手武器を二つ装備している場合には、この修正が+[CL×10]と変更される スキル 弐の太刀 レベル上限:10 種別:- 前提:なし タイミング:ダメージロール 判定:自動成功 難易度:なし 対象:自身 射程:なし 代償:5TP 物理攻撃のよるダメージロールの直後に使用する。 そのダメージに+[SL÷2]D6する。あなたのCLが15以上であれば、この数値は+(SL)D6に変更される。 剣マスタリー レベル上限:10 種別:- 前提:なし タイミング:常時 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:自身 射程:なし 代償:なし あなたの装備している「種別:白兵(剣)」の武器の攻撃力に、+[SL×2]する。 また、「種別:白兵(剣)」による物理攻撃のクリティカル値を-1する。 このスキルによるクリティカル値の下限値は10となる 食いしばり レベル上限:5 種別:- 前提:なし タイミング:オート 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:自身 射程:なし 代償:15-SLTP あなたが戦闘不能になった時に使用する。戦闘不能を回復する。【HP】は1となる。 このスキルは1シーンに1回使用できる。 血染めの朱槍 レベル上限:10 種別:- 前提:食いしばり3 タイミング:オート 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:自身 射程:なし 代償:2TP あなたが誰かを戦闘不能した時に使用する。 1シーンの間あなたが与えるダメージに+[SL÷2]する。 このスキルは複数回発動でき、最大で+60まで効果が累積する。 士気回復 レベル上限:10 種別:- 前提:なし タイミング:オート 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:範囲(選択) 射程:15m 代償:なし あなたが戦闘不能から回復した時に使用する。 対象の【HP】を[SL×2]点、回復する。 介錯 レベル上限:5 種別:腕 前提:士気回復1・食いしばり1 タイミング:オート 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:単体 射程:武器 代償:5TP 実ダメージの適用後、対象の【HP】が[SL×2]以下のときに使用する。 対象を戦闘不能にする。 柄落し レベル上限:10 種別:腕 前提:剣マスタリー1 タイミング:メジャー 判定:命中 難易度:対決 対象:単体 射程:武器 代償:12TP 「種別:白兵(剣)」の武器による物理攻撃を行う。 この時、ダメージ属性は 殴 となり、ダメージに+[1D6+SL]する。あなたのCLが15以上であれば、ダメージは+SLされる。 この攻撃へのリアクションに失敗したキャラクターは、行動済みになる 明星 レベル上限:10 種別:腕 前提:剣マスタリー5 タイミング:メジャー 判定:命中 難易度:対決 対象:範囲(選択) 射程:武器 代償:15TP 範囲(選択)の対象に、「種別:白兵(剣)」の武器による物理攻撃を行う。 この時、ダメージに+[1D6+SL]する。ゲーム内での時間がAM10~PM3ならこの数値を+[3D6+SL]に変更する あなたのCLが15以上であれば、ダメージはさらに+SLされる。 禍時 レベル上限:10 種別:腕 前提:剣マスタリー5 タイミング:メジャー 判定:命中 難易度:対決 対象:範囲(選択) 射程:武器 代償:15TP 範囲(選択)の対象に、「種別:白兵(剣)」の武器による物理攻撃を行う。 この時、ダメージに+[1D6+SL]する。ゲーム内での時間がPM7~AM6ならこの数値を+[3D6+SL]に変更する あなたのCLが15以上であれば、ダメージはさらに+SLされる。 精神統一 レベル上限:5 種別:頭 前提:食いしばり3 タイミング:オート 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:自身 射程:なし 代償:10-SLTP いずれかの封じを受けた時に使用する。 その封じひとつを回復する 大武辺者 レベル上限:10 種別:頭 前提:食いしばり5 タイミング:メジャー 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:本文 射程:本文 代償:20TP 至近距離の単体を対象、対象がそのシーン中に行う、あなたを対象に含まない物理攻撃の命中判定の達成値を-SLする。 また、このシーンの間、あなたの物理攻撃のダメージを+[SL÷2]、 斬 挿 殴 の防御修正に+[SL÷2]する。 先陣の名誉 レベル上限:10 種別:頭 前提:士気回復3 タイミング:メジャー 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:単体 射程:15m 代償:15TP 対象のイニシアチブを+SL、対象の与えるダメージに+[SL÷2]、対象の 斬 挿 殴 の防御修正に-[SL÷2](最低0)する。 殿軍の誉れ レベル上限:10 種別:頭 前提:士気回復3 タイミング:メジャー 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:単体 射程:15m 代償:15TP 対象のイニシアチブを-SL(最低0)、対象の与えるダメージに-[SL÷2](最低0)、対象の 斬 挿 殴 の防御修正に+[SL÷2]する。 野伏の陣立 レベル上限:10 種別:頭 前提:先陣の名誉3・殿軍の誉れ3 タイミング:ダメージロール 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:単体 射程:15m 代償:18TP 物理攻撃による実ダメージ算出直後に使用する。 対象の受けた実ダメージの半分+SLを、それを与えた相手にも与える。 一騎当千 レベル上限:10 種別:脚 前提:精神統一3・血染めの朱槍3 タイミング:ダメージロール 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:単体 射程:至近 代償:15TP このスキルは自身には使用できない。ダメージロール直後に使用する。 そのダメージに+[SL÷2]D6する。あなたのCLが15以上であれば、この数値は+(SL)D6に変更される。 一斉射撃 レベル上限:10 種別:頭 前提:士気回復5 タイミング:メジャー 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:範囲(選択) 射程:至近 代償:25-SLTP 対象に即座に「種別:射撃」の武器で物理攻撃を行わせる。 このスキルは対象が行動済みでも使用でき、このスキルの効果によって対象が行動済みになることはない。 乱れ竜の陣 レベル上限:10 種別:頭 前提:一斉射撃3 タイミング:メジャー 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:範囲(選択) 射程:至近 代償:35-SLTP 対象に即座に武器で物理攻撃を行わせる。 このスキルは対象が行動済みでも使用でき、このスキルの効果によって対象が行動済みになることはない。 逃げるが勝ち レベル上限:5 種別:脚 前提:なし タイミング:メジャー 判定値:自動成功 難易度:なし 対象:本文 射程:本文 代償:6-SLTP 味方全員をつれてバトルから逃げ出し、直前ノsクウェアに戻る。 誰が味方かはGMが決定すること。 また、GMはこのスキルの使用を拒否してもよいが、その場合は代償の消費は発生せす、行動済みにもならない。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11123.html
第六話 クリスマス! 唯「そろそろクリスマスだねえ。」 ミーティング中に唯が何気なくそういった。 他のメンバーはそれを聞いて、ハッとした。 律「私、忘れてた。」 澪「わ…私も。」 紬「唯ちゃんよく覚えてたわね。」 梓「緊張感が足りません。」 連邦軍が本格的にソロモンを攻めるという噂が現実味を帯び始め、哨戒任務も多くなり、その合間に訓練をし、まともに寝る時間がないこともしばしばだった。 唯「なんかたまにビスケットとかカ○リーメイトとか配給されるよね。」 律「最近は少なくなってきたけどなー」 唯「私ね、食べないでとってあるんだ。それでクリスマスパーティしよ!」 梓「そんな時間あるんですか?もう臨戦態勢ですよ。」 律「一時間半くらいなら無理やり時間作れるだろ。」 澪「見つからないようにやらないとな。」 紬「なんだかワクワクしてきたわ~」 唯「じゃあ24日、訓練早めに切り上げて、ムギちゃんの部屋ね。」 しかし、22日、状況は一変する。 和「連邦軍に動きがあったわ。24日に敵主力がソロモンに攻撃してくると見積もられるそうよ。」 和「ブオンケは、警戒監視部隊となってムサイ級巡洋艦トヨサトとともにA-3区域に展開。敵主力の接近を本隊に知らせるとともにこれを遅滞させるという任務が来ているわ。」 和「明日出航するから、急いで準備して。」 艦内は、一気に慌しくなった。 唯「お菓子、食べる時間なさそうだね。」 律「しっかし、クリスマスイブに攻めて来なくてもいいのになあ。」 澪「今までで最低のクリスマスイブだな。」 紬「唯ちゃんがとっておいてくれたお菓子を食べるために、みんな生き残りましょう!」 梓「そうですね。お菓子を食べるまで、死んでも死にきれません。」 ブオンケが出航するとき、要塞の周りではほかの艦艇やMSがせわしなく動き、メンバーには否応なく緊張を植えつける。 それと同時に、目に見えるたくさんの味方部隊は彼女たちに勝利への自信を付加させた。 出航してすぐに、また動きがあった。 和「敵主力の第二艦隊をロストしたそうよ。予想ルートから外れた第二艦隊がA区域から進行してくる可能性は減ったと見ていいわ。」 和「われわれの任務はおそらくロストした敵主力の捜索になるわね。後で命令が来ると思うけど、そのつもりでいて。」 律「またデブリ群の捜索か?」 和「今はまだ命令がきていないからなんともいえないわ。でもすぐに動けるように準備だけはしておいて。」 律「分かった。各チームシフトを組んで待機しようぜ。」 唯紬澪梓斉藤「了解!」 唯と梓は、当初仮眠室待機だった。 それぞれのベッドに寝転がりながら、話をする。 唯「小さな哨戒任務ばかりだったから、大きい作戦は初めてだね。」 梓「他の艦と一緒って言うのも初めてですもんね。和さん、調整で大変そうでした。」 唯「ミネバちゃん、大丈夫かな…」 梓「ソロモンは堕ちませんよ。」 梓「そういえば唯先輩・・・変わりましたね。」 唯「そう…?どこらへんが…?」 梓「わかりませんか?」 唯「…」 梓「唯先輩?」 唯は、眠っていた。悲しそうに梓がつぶやく。 梓「最近、抱きしめてくれなくなったじゃないですか…。」 …… 敵主力の捜索命令がきてすぐに、戦端が開かれた。 純「要塞周りにビーム撹乱膜を展開されたそうです。要塞攻撃は主力ではなく第三艦隊が行っている模様!」 和「ビーム撹乱膜とは縁があるわね。要塞守備に回らなきゃいけないかしら?こちらの命令に変更は?」 純「ありません!引き続き、第二艦隊を捜索せよとの事です!」 和は考えを整理するためにソロモン周辺の宙域図を手元のホログラフィーで映しだした。 和「大きな艦隊が隠蔽できるほどのデブリ群はソロモン外周に5つ、うち、我々が捜索できる範囲にあるのは二つ…サイド1の残骸からなるデブリ群と、今捜索している隕石群。」 和「ここの捜索はトヨサトに任せて、まだ索敵されていないデブリ群であるサイド1の残骸に、単艦で急行すべきね。」 和「進路変更、目標、旧サイド1、暗礁宙域。」 律「単艦で敵主力と遭遇したらまずくないか?」 和「発見したらHQに連絡して、全力で逃げるのよ。任務は捜索であって、交戦ではないから。」 紬「その時は私たちが殿軍を務めるわ。」 律「ムギ、死に急ぐなよ!」 紬「唯ちゃんのお菓子を食べるまで、死ねないわ。」 MSを一旦格納し、ブオンケはサイド1の残骸からなるデブリ群を目指して前進した。 デブリ群に到着すると、全MSを射出して、捜索する。 唯「あそこ、何かへんだよ。」 梓「どこですか?」 唯「二時方向のコロニー残骸の左上、星の並び方が変。」 梓「あ…艦が見えました。ブオンケ!敵主力と思われる艦影を発見!!」 唯「和ちゃん、星が歪んでる!画像を送るからね!」 律「敵MS、接近!」 和「応戦しながら、後退するわ。鈴木伍長、平沢軍曹から送られてきた画像の解析結果は?」 純「えっと…確かに変です。え…こ…これって…」 和「何か分かった!?」 純「か…鏡です。巨大な鏡が何枚も…一体何に使うんだろ…?」 和「敵主力発見の知らせと、その鏡の画像をHQに送信して!」 純「了解!送信完了!!」 和は考えていた。鏡が兵器だとしたら…太陽の方向は…まさか! 湾曲した鏡で太陽光を収束し、巨大なエネルギーで要塞を焼く。 馬鹿げた、古典的な方法だと思った。 しかし背筋が凍りついた。 和「まずい…!!」 ソロモンの一部が太陽のように強烈な輝きを放っていた。 爆発も起こっているようだ。 紬「敵の数が多いわ!」 斉藤「お嬢様、下がってください!ここは私めが!」 敵の主力艦隊はソロモンに向けて前進を開始した。 ブオンケに割いている戦力はたかが知れている。 それでも数の圧力で殿軍のキーボードチームは必死だった。 なんとか、宙域を離脱する。 紬「斉藤、大丈夫?」 斉藤「はい、何発か食らいましたが、致命傷はありません。」 紬「その状態ではもう出られないわね。私はドラムスチームに加わるわ。」 斉藤「お嬢様!私は撃墜されるまでお嬢様の盾となって戦います!」 紬「認めません!その機体では、応急修理も間に合わないわ。帰艦して医務室!命令よ!!」 斉藤「はい…」 2機はかばい合うように着艦した。 和「琴吹軍曹、着艦したわね。」 紬「はい、キーボード02が中破、使用不可なので次から私はドラムスチームへ移動します。」 和「許可するわ。本艦はこれより主力と合流。敵第二艦隊とあの鏡を叩くわ。ドズル閣下も出陣されたそうよ。」 紬「ドズル閣下が…」 紬の胸に一抹の不安がよぎった。 ミネバは大丈夫だろうか、と思ったが、声には出さなかった。 和「とにかく合流前にギターチームと現ドラムスチームを射出するから、あなたはギリギリまで応急修理をしておいてね。」 紬「了解!」 合流すべき主力が近づいてきたので、ブオンケは4機を射出した。 そしてすぐに、唯がか細い声で呟いた。 唯「あ…だめだよ…そんな…」 律「唯、何か言ったか?」 澪「り…律…前見てみろ…」 梓「主力が…」 味方の主力艦隊が爆散していく。 あの鏡だろう。 もうソロモンに戦力らしきものは残っていないはずだ。 和に通信が入る。 和「て…撤退命令…ですか…?」 和はショックだった。 何もしていない。 何もできないうちに、あっという間に要塞が陥落したのだ。 和「たかが…鏡に…こんなに簡単にソロモンが堕とされるなんて…」 しかし落ち込んでいる暇はない。 和「ア・バオア・クーへの撤退命令が出たわ。ソロモンから脱出する艦隊に合流、これを支援する。」 唯梓律澪「了解!」 ブオンケは鏡の攻撃を生き残った艦隊と合流する。 満身創痍の艦隊に、連邦軍のMS隊が突っ込んできた。 律「きやがったな!行くぞ、澪!」 澪「ああ、艦隊をこれ以上をやらせるわけに行かない!」 唯「あずにゃんも行くよ!」 梓「やってやるです!」 チームでの訓練は、哨戒任務の合間になんどもやった。 連携が取れているので連邦のMSとは互角以上に戦える。 しかし数が違う。 しかも、MSとドッグファイトに持ち込もうとすると、弾が飛んでくる。 律「クソ、あの丸っこいのが邪魔だぜ。」 弾を撃っているのはボールと呼ばれるモビルポッドだ。 動きも鈍く、格闘戦も出来ないため単機ではリックドムの相手にならないが、こう敵が多いと相手にしきれない。向こうもそれが分かっているようで、ジムに接近戦をやらせ、自分たちは距離を置いて攻撃してくる。 律「澪、あの丸いのを何とかしてくれ!あんな情けないのに落とされたくない!」 澪「そんな事言ってもこっちにもジムが…」 梓「なんとかしないと…」 唯「う~…手が出せない…」 その時、バズーカの弾が何発かボールに命中する。 紬「お待たせ!」 律「ムギか!助かった!」 紬の参戦で形勢が逆転した。 5人は次々と連邦のMSを蹴散らしていく。 一つのきっかけで、戦いの趨勢はころりと変わるのだと、5人は思った。 気がつくと、殿軍で青いリックドムが戦っており。これに押された連邦の追撃が弱まっていた。 撃破したのか追い返したのか分からなかったが、ブオンケの周りの連邦軍はいなくなっている。 澪「なんとか…耐え切ったみたいだな。」 律「ああ…」 唯「もうクタクタだよ~」 梓「一度艦に戻って、機体のチェックと補給して、再出撃を…」 和「その必要はないみたいね。友軍よ。」 グラナダからの艦隊だった。 和「今頃増援ってのもよく分からないけど…もう敵はいないわ。みんな、戻って。」 着艦して、MSを降りる。 五人がデッキの真ん中に集まった。 唯梓律澪紬「メリー・クリスマス!」 みんな疲れているということで、少し休んでからお菓子を食べることになった。 紬は、医務室に向かった。 紬「失礼します。」 憂「あ、紬さん。無事だったんですね。」 紬「唯ちゃんも無事よ。疲れて寝てるみたい。」 憂「ありがとうございます。」 紬「それで…」 憂「斉藤さんなら、大丈夫ですよ。一応そこで寝ていますが、疲労が溜まっている以外、どこも問題ありません。」 紬が斉藤のベッドに近づく。 紬「斉藤…よかった。」 斉藤「お嬢様も・・・ご無事で何よりでございます。」 紬「みんなが頑張ってくれたから…」 紬の頭ががくん、と下がる。 疲れが限界に達しているようだ。 斉藤「お嬢様、帰ってお休みになられたほうが…」 紬「ううん…もう少し…こうして…る」 紬が斉藤のベッドに倒れ込む。 眠ってしまったようだった。 憂「大変!ベッドに寝かせなきゃ。よいしょ。」 斉藤の目には涙が溢れんばかりに溜まっていた。 憂は見えないふりをして、紬を隣のベッドまで運んでいった。 久しぶりの、ティータイムだった。 唯「これしかないんだけど…」 澪「私も残ってた分、持ってきたぞ。」 律「配給品のビスケットに、チューブ飲料か…以前のティータイムが恋しいぜ…美味しいケーキに、ムギの紅茶…。」 紬「戦争が終わったら、またちゃんとしたティータイムもできるわよ。」 梓「ですね。」 唯「みんなで、演奏もしたいよね!」 律「そうだな、ブランクを解消したらすごくいい演奏になるとおもうぜ。生死を共にしたバンドなんて、結束力とか見るからにスゴそうじゃん!」 澪「さわ子先生もいたらな…」 部屋の中に、沈黙が訪れる。 澪「あ、ごめんごめん…つい…」 紬「ドズルさんも、亡くなったみたいね…和ちゃんから聞いたわ。」 紬「前向きに行きましょ…これからは、ひとりも欠けることが無いように、みんなで頑張るの…ね、そう考えましょ。」 唯「ムギちゃんすごくいいこと言った!」 紬「りっちゃんにおしえられたのよ~」 律「そ、そんな事言ったか…?///」 律が頭をかく。照れているようだ。 ひとりを除いた笑い声が、響き渡った。 梓「…」 ティータイムが終わった後、梓はひとりでベッドに寝転がっていた。 心から笑えなかった。 理由は考えたくなかった。 誰かが入ってくる。澪だった。 澪「梓、寝てるのか…?」 梓「どうしたんですか?」 梓はけだるそうに澪に顔を向けた。 澪「いや、なんか元気なかったな、と思って。」 梓「…」 澪「唯のことだろ。」 梓「違います!」 澪「唯、最近梓とスキンシップしてないもんな。今も憂ちゃんとこに行ってんだろ?」 梓「だから違うって言ってるじゃないですか!!」 澪「梓、もうちょっと素直になれよ。唯だって、こんな生活してるんだからいつものように振る舞えないだろ。次出撃したら帰ってこれないかも知れないし、たまには梓から唯のこと抱きしめてやったり…」 梓「私はいつも素直です!それに唯先輩は私が守ってるから死にません!死ぬとしたら、私が先です!!」 澪「梓…」 梓「澪先輩、唯先輩の未熟な戦い方見てないんですか?フラフラして、危なっかしくて、いつも私が見てあげてるから、やっと生き残っているんですよ!」 梓「私、未熟な唯先輩のフォローで疲れてますから、もう寝ます。出ていってください!」 澪「そ…そうか、疲れてるとこ、ごめんな。」 澪が、逃げるように部屋から出て行く。 しばらくして、唯が帰ってきた。 唯「あずにゃん寝てるの?おやすみ~。」 唯がベッドに潜り込む気配がする。 梓は小声で呟いた。 梓「せっかく生き残ったのに、また抱きしめてくれない…」 第六話 クリスマス! おわり 7