約 173,331 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2196.html
闇の中。 静寂に包まれた心地好い暗闇の中。 深く深く、意識がその闇の中へと溶けてゆく。 何物にも代えがたい至福の時。 そんなささやかな幸せを、突然鳴り響いた甲高いメロディーが容赦なく奪い去った。 「うあー……」 再び闇の中に戻ろうとする抵抗も虚しく、俺の意識は一気に呼び起こされる。誰だ、俺の安眠を妨げる奴は。 やかましく鳴り響く携帯を手探りでたぐり寄せ、この諸悪の根源との通話を繋げる。 「もしも……」 『はーやーとー! いつまで寝てんのー!?』 寝惚けた頭に飛び込んでくる怒鳴り声に、思わず俺は電話を遠ざける。こちらの返事も待たずに、あいつはあからさまな不機嫌さをぶつけてきた。 「なんだよ、朝っぱらからうるっせえな」 横目に時計を見るとまだ午前10時。とてもじゃないが健全な高校生が休日に起きる時間ではない。 『なっ、あんたが神姫見たいから付き合えって言ったんでしょー!? それなのにうるさい? そーゆーこと言うの?』 まだ頭がハッキリしないと言うのに、一息にまくしたてられる。えーと、神姫……? あ、そうか。 西暦2036年。 第三次世界大戦も、宇宙人の侵略もなかったこの平和な時代において開発された、全長15センチの自律型AI搭載ロボット、MMS(Multi Movable System)。 その中でも、最も一般的なのが『彼女』達。 オーナーに従い、様々な装備に身を包み戦場へと赴く彼女達。 そんな彼女達を、人はこう呼んでいる。 『武装神姫』と。 『武装神姫ーPRINCESS BRAVEー』 「うわぁー……」 想像以上の光景に、俺は思わず声をあげた。 都内某所にそびえるこの巨大なビル、通称神姫センター。このビルは部品や関連書籍の販売、更にはサポートセンターにバトルスペースまで、全てが武装神姫を取り扱う施設となっている。 そして俺はその中の販売コーナー、神姫本体の売り場に来ているのだが。 「これ全部そうなの?」 フロア全体に渡って所せましと陳列された神姫。カブトムシ型やコウモリ型、騎士型にセイレーン型、更には戦車型にシスター型とかなりの種類が並んでいて、あまり知識のない俺にはなにがなにやらまったくわからなかった。 「うん、すごいでしょー? もう随分シリーズも続いてるし、タイプ別に色々出てるからね」 舞はどこか嬉しそうに――おっと、そういえば自己紹介がまだだったな。 俺は新藤隼人。健全な男子高校生だ。以前からバトルに興味があり、ちょうど身近に神姫オーナーがいた為、俺も同じ武装神姫のオーナーになる事にした。 そして、その身近なオーナーというのが彼女、比々野舞(ヒビノ マイ)。家が近所だった事もあり、小さい頃からの腐れ縁を現在進行形で続けている。 後ろに結い上げたセミロングの黒髪と、丸い大きな瞳。 起伏の乏しい体を黒いボーダーラインのロングTシャツと袖のないパステルブルーのパーカーで覆い、青いキュロットから伸びる細身の足元には水色のスニーカー。 好きな青い色を基調としたその服装は若干の幼さを感じるが、露出した肢体は健康的に締まっていて、活発そうな印象を受けるだろう。 悪くない。うん、決して悪くない。 「……イヤラシイ目で見ないでよ、えっち」 「イヤラシクないですー。ちょっと客観的に観察してやっただけだよー」 舞はわざとらしく体を隠すと、冷ややかな目で俺を睨む。長い付き合いだが、そんな恥じらいがあったとは知らなかった。 「ふーん、変なの。ま、別にいいけどさ。隼人なんかに見られたって」 その発言は誤解を招くぞ。見てもいいのか?いいんですか?それとも異性としての意識が無いという事だろうか。うん、まったく興味が沸かない。 とにかく、舞はずいぶん前から神姫を所有しているので、初心者の俺としては色々意見を聞けるのは助かる。 ついでにこいつの神姫、天使型アーンヴァルのヒカリも紹介しておこう。片側だけ編みこんだ髪を耳の後ろに垂らしているのがトレードマーク。生真面目で大人びたアーンヴァルタイプには珍しくちょっと子供っぽいが、元気で可愛らしい娘だ。 このヒカリが俺も神姫を買おうってきっかけを作ったんだが、その辺りはいずれまた。二人は姉妹のように仲がよく、今日もヒカリは舞の肩に座って足をブラブラさせている。 「んで、どれ買ったらいいんだ?」 「自分で選ばなきゃしょーがないでしょー?どんな性格がいいかーとか、どんな戦い方したいーとかないの?」 舞は立てた指を左右に振りながらいくつかの選択肢を示していく。しかし、その動きに釣られてふらふらと頭を揺らすヒカリが気になって、話の内容はほとんど聞こえてこなかった。 「だいたいこんな感じかな?どう?」 「え?ああ、格闘戦がいい」 話は聞いていなかったが、戦い方ならそれしかないだろう。男だったら拳で語ってこそ。戦うの俺じゃないし、神姫は女の子だけど。 「アーンヴァル!天使型アーンヴァルがいいと思うの!」 舞の肩で話を聞いていたヒカリが、未だにふらふらしながら棚の白い箱を指差した。酔うぞ、お前。 さて、アーンヴァルか…… 確か高機動射撃タイプ、だったハズだ。初心者でも安定した勝率を狙えるとネットでの評判もなかなかだが、どうも俺の性には合わない。 「あすみん先生自重。そもそもアーンヴァルは格闘向きじゃないだろ?舞ともかぶるし、ややこしくなるって」 「むー、妹が欲しかったのに……」 「なんだ、そーゆー事か。ま、そうガッカリすんなって。後輩には違いないし、それなら妹みたいなもんだよ」 「んー、そっか。ならいいや!へへー、楽しみだなー♪」 頬をふくらませてすねていたかと思えば、もう屈託のない笑顔を見せている。幼さすら感じさせる彼女だが、俺も舞もそんなヒカリの笑顔が大好きだ。俺の神姫になる娘も、こんな笑顔を見せてくれるだろうか。 「あっ、ねぇこの子なんかどうかな?あんたにぴったりだと思うんだけど」 辺りを物色していた舞は一体の神姫を手に取ると、俺に差し出した。パッケージには獣の耳を模したヘッドギアと大きな手甲、そして焼ける様な橙色の瞳が印象的な少女が描かれている。 「犬型、ハウリン?」 「そ。いわゆる万能型なんだけどメインは近接格闘戦だし、防御力も高めだからあんたの要望にもぴったりでしょ?そーれーに……」 舞はぴっと指を立て俺に向き直ると、からかうように微笑みながら言葉を続けた。 「この子の性格。誰かさんみたいな、熱っ苦しい熱血感」 「誰が熱苦しいんだよ?失礼なヤツだな。でもまあ、たしかに悪くはないかもな」 僅かに胸が高鳴る。舞の手からハウリンの箱を受取ると、自然と俺も微笑んでいた。 「決まりだな。俺の相棒」 「なぁ、こーゆーパーツも買った方がいいのか?」 武装神姫、犬型ハウリンの会計を済ませた俺達は、別フロアのパーツ売り場に来ていた。 ここは剣やライフルなどの武器や、アーマー類他神姫用の服、装飾品などのパーツを扱っているフロアだ。基本セットにも武装は同梱されているのだが、戦略の幅を広める為にもこういった物が必要になってくるらしい。 「んー、まだいいんじゃない?実際に戦わせてみないといろいろわかんないでしょー?」 なるほど、もっともなご意見。確かに数さえ揃えればいいというワケでもないだろうしな。値段もバカにならないし、必要最小限に抑えたいトコロだ。 「ね、隼人。それよりちょっと上、覗いてみない?」 「上?」 なにやらそわそわした様子の舞からの提案。この神姫センターは七階建てで、一階から五階の各フロアが販売スペースになっている。そして、その上にあるのは―― 「うわぁー……」 俺は今日何度目かの驚嘆をあげた。 舞に連れられて見学に来たのは、武装神姫を所有する上では特に重要な場所。俺にとっては一番の目的であり、これから幾度となく訪れるであろう場所。 『神姫センターバトルスペース』 そこにいたのは思い思いにセッティングされた神姫と、そしてそのオーナー達。普段に比べれば空いているらしいのだが、それでもかなりの賑わいを見せている。 各対戦ポットには観戦用のモニターが設置され、中央の巨大なスクリーンにも今まさに行われている対戦の模様が映し出されていた。 「すげぇなぁ……」 「ふふん、びっくりしたー?大会の時とかはもっとすごいんだよー?」 後輩が出来て嬉しいのか、ただただ感心する俺に、ヒカリはなだらかな胸を張りながらあーでもない、こーでもないとの解説を始めた。曖昧でおおざっぱな説明なのでほとんど理解出来ないが、微笑ましいのでよし。 「へーぇ。ヒカリもここでがんばってるのか?」 「うん!あたし、すっごい強いんだから!隼人にも見せてあげるね!」 「そっか、よしよし。楽しみにしてるからな」 指先でぐりぐりと頭を撫でてやると、ヒカリはくすぐったそうに顔を綻ばせた。 「えへへー。ね、舞。せっかく来たんだからバトルしてこうよ!」 「今日はダーメ。武装持ってきてないもん。それだけじゃバトルは無理でしょー?」 すっかりご機嫌になったヒカリ。余程いいトコロを見せたいのか、戦いたくて仕方ないらしい。が、今日の彼女は飛行用のフライトユニットをしょっているだけ。神姫のパーツにはバトル以外、日常生活に使えるものも多く、ヒカリも普段はこれで飛び回っている。サイズの小さな神姫には人間の生活スペースでも広すぎる為、普段からこういったパーツを付けた神姫は多く見られる。 「えー、ヤだー!隼人にかっこいいとこ見せるのー!ねー、舞、武装取りに行こ!」 「ダメったらダメ。ヒカリー?今日はいい子にしてるって約束したでしょ?わがまま言わないの」 「でも……」 「今度また準備してから来ようぜ?そしたら俺も神姫連れて来れるし、ヒカリはその時カッコいいトコ見せてくれよ。今日はここの事を教えてくれればいいからさ」 俺も見かねて口を挟む。俺のせいで怒られたのでは可哀想だ。なんとか興味を他に移そうとするが、ヒカリはなかなか納得してくれなかった。 「むー……ヤだ!あたしは今がいいのー!」 「あっ、こら!」 ヒカリは舞の肩から飛び降りると、そのまま人混みの中へと飛んでいってしまった。 「ヒカリ!あぶないから……」 「きゃあっ!」 舞が言い終わるより先にヒカリが悲鳴をあげた。 「ってーな!なにすんだよ!」 続けて聞こえたのは男の怒声。どうやら急に飛び出した為に、誰かにぶつかったらしい。舞と一緒に慌てて声が聞こえた方に駆け付ける。人とぶつかっただけだとしても、僅か15センチ程しかない神姫にすれば破損の原因には充分すぎる。 「ご、ごめんなさい……」 「すみません!大丈夫でしたか?」 ヒカリは……うん、無事みたいだ。心配したような事故には到らなかったようで、怯えながらもぶつかった相手に頭を下げていた。 「なんだよ、お前の神姫か?どうしてくれんだよ、これ!」 ぶつかった時にぶちまけたのか、男は染みのついた上着と潰れた紙コップをいかにも不機嫌そうに舞に突きだした。 「あの、えっと、あたし……」 「ほら、ヒカリもちゃんと謝って」 涙目でうろたえるヒカリをなだめながら、舞が深々と頭をさげる。 「本当にすみませんでした。あの、クリーニング代はお出ししますので」 「ご、ごめんなさい!」 「謝って済んだら警察はいらねぇよ!それより……」 男はそこで言葉を切ると、舞をじろじろと舐めるように見始めた。とても人格的に優れた人物には見えないが、まだ言い掛かりをつけるつもりだろうか。 「そうだな。ちょっとオレに付き合うなら許してやってもいいぜ」 あまりにもセオリー通りの絡み方。オヤクソク、というヤツだろうか。今時こんなヤツがいるとは思いもしなかった。国に天然記念物として保護してもらえよお前。 「え?そ、そんなこと言われても……」 舞もヒカリも、ちゃんと頭を下げて謝っている。既に出来うる限りの礼を尽しているのだから、今更そんな筋合いは無い。 「お前、いつの時代のチンピラだよ?」 異性に対しては人見知りの激しい舞。そんな舞を、これ以上黙って見ている事は出来なかった。こういうタチの悪そうなのは早めにお帰り願うのが一番だろう。 「なんだ、お前?」 「その娘らのツレだよ。お前こそなんだ?こっちは充分謝ってんだろ?」 俺はとにかく威圧的に言葉を放つ。このテのヤツは強気に出られるのには弱いハズだ。 「ぶ、ぶつかって来たのはそっちだろ!?」 やっぱりオヤクソクだ。もうどもりだした。こうなったらもう一押し。この調子で続けてやれば適当な捨てセリフでもはいて退散するハズ。 「だからさっきから謝ってんだろ?しつこいんだよ、大の男が」 「だ、だったら……だったら神姫バトルでケリつけようぜ!」 そう、セオリー通りにこれで退散……しないのか。いや、そんな事より。 「ち、ちょっと待て!なんでそうなるんだよ!?」 「お前らだって神姫オーナーだろ?だったら決着はバトルでつける!公平な条件だ!」 どんな理屈だ。この野郎、開き直ったな。 「おれが負けたら全部チャラにしてやるよ!ただし、そっちが負けたらおれの言う通りにしてもらうからな!」 言いながら舞を見るといやらしい笑いを浮かべる。ちくしょう、時代劇の悪代官みたいなヤツだ。 「舞、隼人。ごめんなさい、あたしがわがまま言ったから……」 「いいんだよ。ヒカリはちゃんと謝ったんだから」 「隼人、でもどうしよう……」 舞はもう泣きだしそうな顔だった。こんな顔を見るのはいつ以来だろうか。子供の頃から泣き虫で、しょっちゅう慰めてやったっけ。そしてその頃の気持ちは、まだ俺の中に残っているらしい。 「大丈夫。心配すんな」 俺は出来るだけやさしく微笑んで、そっと舞の頭をなでてやる。舞の泣き顔も、ヒカリの泣き顔も見たくない。沸き上がる感情はもう抑えられなかった。 「こいつを泣かせたヤツは、昔から俺か姉ちゃんに凹まされる決まりになってるんだ。俺が相手してやるよ。文句はないだろ?」 「別にどっちでもいいぜ。なんなら二人まとめてかかってくるか?」 かなりの自信があるようで、男はニヤけ顔で余裕を見せている。今のうちに笑っておけばいい。すぐに笑えなくしてやる。 「隼人!?相手してやるって言ったって……」 「ああ、俺と……コイツでな」 目を白黒させる舞に、俺は持っていた荷物を軽く掲げる。余程驚いたのか、その表情のまま一瞬凍りついてしまった。女の子がそんなおもしろい顔するもんじゃないぞ。 「コ、コイツってさっき買ったハウリン?無理だよ!まだセットアップもしてないでしょ!?」 「今からやる」 「でも!」 「大丈夫だって、いい子で待ってろ。さて、それじゃセットアップしないとな。手伝ってくれ」 「……いつもそうだよね、隼人は。ごめんね、頼ってばっかりで」 未だに納得いかないようだったが、説得は無理だと悟ったらしく、舞は少し困り顔で微笑んだ。 「いいからまかせとけって。ほら、それよりセットアップ教えてくれよ」 「うん。セットアップって言っても、必要なのはCSC(Coar Setup Chip)のセットとオーナーの認証の二つだけなの。コアユニットの胸を開いてみて」 パッケージを開くと、文字通り『小さな』女の子が眠るように横たわっていた。その寝顔はまるで本物の少女のようだったが、肩や膝等、間接の可動部分が彼女がロボットだという事を思い出させる。 舞の指示に従い、小さな少女の胸部をそっと取り外す。するとちょうど心臓にあたるその部分に、三つの穴の空いた円環状の回路が走っていた。 「そこにCSCを三つセットするの。その組み合わせで神姫の特性が決まるものだから、慎重にね」 「このちっちゃい宝石みたいのがCSCだよな?」 BB弾より更に小さな色とりどりの球体。これが神姫に『命』と『心』を宿らせる為の物らしい。 「そう。赤いルビーが攻撃特性、黄色のトパーズが命中特性で……」 「全部赤」 「ちょっ、慎重にって言ったでしょ!?ちゃんと考えなさいよ!」 「おばあちゃんが言っていた。やられる前に殺ればいい!それにほら、主人公的にも色はやっぱ赤だろ?」 あくまで舞の意見は参考にして、赤く透き通った珠を神姫の胸に填めこんだ。三つ全て取りつけると仄かな光が回路を走り、CSCがうっすらと点滅し始めた。 「もう、おばあちゃんそんな人じゃないでしょー?知らないからね?……じゃあ胸の回路を閉じて……そう。さ、起動するよ」 「え、もう?」 キューンという小さな電子音をあげると彼女は静かに眼を開き、深い眠りから目覚めようとしていた。少し間をおいてゆっくりと起き上がると、正面にいた俺を見上げ、始めての言葉を発した。俺の神姫が、起動した瞬間だった。 「あなたが、私のオーナーですか?」 「ほら隼人。オーナー認証して」 「え?あ、ああ。そう、俺がオーナーだよ」 「……認証しました。これからよろしくお願いします、マスター」 そう言うと彼女は深々と頭を下げた。礼儀正しい性格のようだ。うん、こういうことは最初が肝心だ。 「こちらこそ、よろしく」 俺は掌ほどしかない小さな彼女に手をさしだす。一瞬戸惑いを浮かべた彼女だったが、すぐに指先を両手で握り返し、嬉しそうな笑顔を見せてくれた。 「はいっ!」 「オイ、いつまで待たせるんだ?それとも逃げ出すための相談でもしてるのか?」 「誰が逃げるか。すぐ相手してやるから待ってろ」 「こっちはいつでもいけるぜ。なあ、アル?」 男が腰のポーチに声をかけると、そこから小さな影が飛び出してきた。赤を基調とした体のペイントに、緑色の髪を頭の両側で結い上げた神姫。なんだかリンゴっぽい。 「もちろん!実力の差を思い知らせてやるんだから!」 「サンタ型ツガル……高機動狙撃型よ」 舞が小さな声でつぶやいた。先程の説明を聞いた限りでは、とても相性がいいとは言えない。どうやら楽に戦える相手じゃあないようだ。それにしても、サンタ型ってなんだろう。色? 「あの……マスター?」 考え込んでいると、ハウリンが不安そうに声をかけてきた。今の状況が把握しきれていない様子だ。 「ああ、そっか。実はいきなりで悪いんだけど、お前に戦ってもらいたいんだ。起動したばっかりだから無茶だとは思うけど……大丈夫か?」 「確かに、通常ですと起動直後の各モーメント制御、及び演算機能の最適化などは日常生活のような負荷の少ない状態で行っていくのが最善です。起動直後の、しかもバトル中に行うというのは少なからずリスクも伴います。ですが――」 彼女はあくまで簡潔に、そして淡々と俺の問いに答える。それはそうだ。どんなに精巧に出来ていても彼女は人工物、『ロボット』なんだ。でも彼女は―― 「私は『武装神姫』です。いつ、いかなる時であっても、マスターの為に戦ってみせますよ」 彼女の眼は、その燈色の瞳は、たしかに力強い光を放っていた。凛とした闘志をみなぎらせて。 「よし、凛だ」 「え?」 きょとんとした顔の彼女を掌に乗せ、もう一度呼び掛ける。名前、俺の武装神姫の、その名前。凛々しく、力強くあって欲しいと願いを込めて。 「お前の名前。『凛』。お前は今から凛だ」 「『凛』……」 「さあ、そんじゃあ頼むぞ凛!」 「はいっ!任せてください!」 俺と凛。俺達二人の物語が、今始まろうとしていた。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1032.html
戦うことを忘れた武装神姫 その34 <<その33から。。。<< 「うにぁ~~~! くやしいのだー!!!」 わんわんと泣きじゃくるエルガと、困惑した表情を浮かべ猫じゃらしで必死にあやそうとするコリン。 「まぁ、装備の差もあるかr・・・い、いででっ!! 腕毛をむしるなって!」 「うにゃぁ~! やだやだ、にゃーも負けたくないのだー!!! にゃああぁぁ~~~!!!」 いつになくじたばたと暴れるエルガに、さすがの久遠も困り果てた。 右の腕毛をむしらせつつ、久遠は財布をとりだしてまだ装備状態のままのイオにお札を渡し一言二言。 イオはいつもの笑顔で頷くと、ふよふよと店の外へと出ていった。 「もう泣くなって。 今、イオが下にたい焼き買いに行ってくれたから。」 頭をなでながら久遠が言う。 「にゃうぅ・・・? たいやき・・・?」 「今日は特別に一匹食べていいぞ。」 その言葉に、ぱっと明るい顔に切り替わり、まだ涙の残る目で久遠を見つめた。 「いっぴき、たべてもいいの?」 「一匹ぜ~んぶ食べて、いっしょに厄も食べちゃおう。な。」 「ふぇ・・・うにゃぁん。 ありがとなの、にゃーさん!!」 「泣いた子猫が、もう笑った。 ったく、もう。」 笑顔でエルガを突付く久遠の指に、エルガもじゃれ付く。 まもなく、入り口からイオが戻ってきた。手にはコンビニの袋、中には・・・特大のたいやき。 「ふぅ、もどりました~。 はい、エルガ。」 がさがさと袋からたいやきを取り出し、渡そうとしたが・・・エルガに届かなかった。 「なんだ、やっぱり久遠たちだったんか。 どこかで見た事あるアーンヴァルだと思ったよ。」 上階の東杜田アンテナショップのエプロンをつけたCTaが間に割って入り、たいやきを取り上げていた。 今にも泣き出しそうなエルガに気づいた久遠は、ひったくるようにCTaから取り返した。 「これはエルガの。 ・・・なんだお前、こっちの勤務になったのか?」 「違うわ! 新製品の取り扱い説明に来ただけだ。 ・・・昼飯抜きで仕事してたから腹減って。 悪いけど、それ半分もらうわ。エルガなら半分で十分だろ?」 CTaはそう言うが否や、久遠が手にしたたい焼きの頭側ほぼ2/3をちぎって、あっという間に食べてしまった。 「もっふもっふ・・・ コンビニたい焼きだけど、やっぱうめー! 」 呆然とする久遠の手に、涙目のエルガがよじ登った。 残されたたい焼きはしっぽ側1/3、しかも餡少なめ。 「にゃーの・・・ にゃーのたいやき・・・ にゃーさんが買ってくれた、イオが持ってきてくれた・・・ にゃーのたいやきが・・・」 我に返った久遠、腕に乗るエルガにようやく気づいた。 「お・・・おい、エルガ・・・」 声をかけるも、うなだれたまま返事をすることもなく、小さく震えるエルガ。 「・・・ゆるさにゃい。」 ぴくり。 エルガの尻尾が小さく動いた。 「ぜったいに、ゆるさにゃい!!」 顔を上げると同時に、久遠の腕から飛び降りて傍の卓上にちらばる自らの装備を瞬時に装着し、 「ゆるさにゃいんだからぁあぁっ!!!」 普段の姿からは想像もできない大きな叫びを上げると、ありったけの跳躍力で筐体よりも高く飛び上がり、びくりと驚いたCTaに向かってヤンチャオを振りかざした。 「きゃっ!!!」 なんとか身を引いてかわすCTaだったが、髪の毛が数本、鮮やかに斬られ宙を舞う。 「もう、いくらCTaのねーさまとはいえ、やっていいことと悪いことがあるの! 今日は、絶対に許してあげにゃいんだからぁっ!」 着地したエルガは止めようとする久遠を巧みにかわし、再び大きく跳躍して逃げるCTaに斬りかかる。 「ちょっと! エルガ、やめてっ・・・痛っ!!!!」 CTaが思わず顔の前に出した腕に3本の爪痕が走り、血がにじみ出た。 慌てたコリンが、緊急用神姫捕獲ネット射出機を持ち出してイオと共にエルガを狙い数発打ち出すも、エルガはCTaを追いかけつつ鮮やかにかわし、切り刻んで回避してしまった。 むしろエルガを追う久遠が、電撃ネットを被ってしまい頭がチリチリに。 そして、CTaがフロアの出入口まで来たとき。 「ふーっ!ふーっ!!!」 しっぽの毛を逆立てて怒るエルガは、受付カウンターを足場にCTaを大きく飛び越すとCTaの前に立ちはだかった。 「わ、悪かった! あたしが悪かったよぉ!!!」 久遠にも滅多に見せる事のない、今にも泣き出しそうな顔のCTa。しかしエルガは、 「謝ってももう遅いのだ! にゃーの怒りの一撃を受けるのっ!」 CTaの顔に狙いを定めて飛びかかった。 エルガのあまりの様子に硬直したCTa・・・ ざく。 ・・・ヤンチャオは、腕に・・・ 間に入った久遠の左腕に、深々と刺さっていた。 「いい加減にしろ、エルガ!!!」 すぐさまがっちりと右手でエルガを捕獲。 「はーなーせー!! はなすのだーー!! はなせーーー!!」 久遠の手の中で暴れに暴れる。 なんとか抑える久遠だったが。 「うにぁ~!!!」 がぶっ!! そんな久遠の手に、エルガは容赦なく噛みついた。 「ふーっ! ぐるるる・・・!!」 久遠の右手に噛み付くエルガの眼は、普段とはまったく異なる鋭く深い翠色に。 「うるるぅぅぅ・・・ ぐるるる・・・」 噛みついている部分からたらりと血が流れるも、久遠は払いのけもせずにそのまま噛み付かせている。 CTaは手を出すことができず、彼らを冷や汗混じりで見つめるだけ。 騒ぎを聞きつけ他のフロアから集まった野次馬たちの視線も彼らに集まる。 数分の後。 「・・・エルガ・・・。」 久遠が噛み付いたままのエルガの頭をそっとなでた。 「・・・うみぃ?」 はっと我に返ったエルガ。 目の前には血だらけの久遠の手。 「落ち着いたか? ・・・今日は本当に厄日だな、おまえ。。。」 叱ることもなく、そっと血の付いたエルガの頬をぬぐう久遠。 ようやく我に返り、目の前の惨状に自分が何をしたのか理解したエルガは、瞬時に泣き顔になった。 「ふぇ・・・」 「泣くんじゃない。ちょっと野生が顔を出しただけだろ?」 ・・・「野生の力」。 猫爪型の持ち味でもあり欠点でもある「野生」。 普段バトルをする猫爪であれば、バトルにて「野性」を発散させることもできようが、久遠のところでは発散させる機会も少ない。加えて、今日のように色々と積み重なってしまうと・・・マイナス方向に爆発してしまうことも。 しかし付き合いも長く、猫爪・・・いや、エルガをよく理解している久遠はむやみに叱る事をしない。 -なぜなら、猫爪としての「エルガ」を否定してしまうから- 。 「イオに聞いたよ、朝から大変だったみたいだね。」 エルガが今、何を求めているのか- 。理解している久遠だからこそ、痛いほどによくわかっていた。 血が付かないように気遣いつつ、久遠はエルガを手で包み込むように抱き上げた。 「野生」に流され、孤独を覗き込んでしまったエルガを、大きなココロで包み込んであげたい- 。 「ごめんな、気がついてあげられなくて。」 「ううん、にゃーさん。 ・・・にゃーさん、ありがとなの。」 エルガは久遠の指にぎゅっと抱きついた。 「でもね。女の子の肌に、まして顔に傷つけようとするのはいけないよ。」 穏やかに語りかける久遠の手の中で、涙目で頷くエルガ。 「うみぃ、ごめんにゃさい・・・。」 「はは、俺は大丈夫だから。 それよりも、CTaに謝ろうか。」 「うにゃん。。。」 エルガを左手に乗せて振り返ると、先にCTaが口を開いた。 「ごめんな・・・。 エルガ、イオ・・・久遠。。。」 素直に頭を下げるCTa。 エルガもまた、久遠の手の上で頭を下げる。 「にゃーこそ、ごめんなさいなの。 飛びかかって、怪我させて、ホントごめんにゃさいなのっ!」 その光景に、周囲の人だかりから何故か拍手が沸き起こる。CTaの肩に座ったドゥルシラがぼそりと呟いた。 「ここの週末アトラクションと勘違いされてしまったみたいっすよ・・・?」 一瞬どうしていいか迷う久遠の足元でイオが目で合図を送っている。 「とりあえず・・・場に合わせればいいのかな?」 久遠はエルガを手にしたまま、血だらけの手を振って野次馬改めギャラリーにこたえる。 CTaもとりあえず手を振ってみる。 より大きな拍手が沸き起こった。 ・・・この出来事は、後に神姫とマスターの深い絆を示した、東杜田技研のアトラクションとして随所で取り上げられたと言う。 >>久遠の怪我は・・・?(その34.5へ)>> <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/278.html
BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(後編) ◆U1w5FvVRgk. 時間は少し遡る。 三人が走り去ってから、桐山和雄は木陰から姿を現した。 結局、蒼星石たちとはここに来るまでの間に大した話はできなかった。 話せたのは出会うまでの出来事と、お互いの知り合いに関しての情報だけ。 といっても、知り合いについては外見情報と殺し合いでどのように動くかという予想だけだ。 アルターとかいう能力についてなどは聞けていない。 なので、まだ二人を切り捨てる時ではないと桐山は判断し、彼女たちを追いかけることにした。 ちなみに、桐山は自分のクラスメートに関しては『誰とも親しくないのでよく分からない』とだけ答えた。 まず千草とは話したことも無いので本当にどう動くか分からない。 三村、織田、稲田は桐山が一度殺した相手だ。 三村と稲田は利用できる可能性は低いが、情報を持っている可能性はある。 だから無闇に危険人物と言わず、分からないとだけ答えた。 残りの織田だが、桐山からすればどうでもいい相手でしかない。 どうやら既に蒼星石と遭遇したらしい。 それから時間もあまり経過してないので、何かしらの情報を持っている可能性は低い。 利用もできそうにないので、次に見かけたら殺すだけの存在とだけ認識した。 「あの」 桐山が行動を起こそうとした矢先、唐突に背後から声を掛けられた。 振り向くと金色の髪のおとなしそうな少年――北条悟史が立ちすくんでいた。 両手には刀を握り、刃先を桐山に向けている。 警戒されていると判断し、桐山はまず自分の立場を明かすことにした。 まだ情報を聞き出していないので、彼を殺すかどうかの判別が付いていないというのもある。 「……俺は桐山和雄。あの二人の同行者だ」 「そ、そうなんですか? よかったぁ」 桐山がそう言うと、悟史はあからさまにホッとした表情になり刀を下げた。 その顔はまだ青い。 あの大蛇のような化け物を目にすれば無理も無いだろう。 敬語を使っているのは、桐山を年上だと思っているのか。 確かに中学三年生に見えないほど、桐山は大人びて見える。 来ている学生服から高校生と思われても仕方ないだろう。 可能ならば今すぐ悟史と情報交換をしたいが、今は蒼星石たちを追う方を優先すべきだ。 悟史に気遣いの言葉も言わず、桐山は歩き出す。 「あの、桐山さん。どこに行くんですか?」 「……二人を追いかけて、浅倉を殺す」 「え、そんな、どうやって」 戸惑いがちな悟史の問いはもっともだ。 あんな超常の戦いを目にすれば、とても介入する気は起きない。 流石の桐山でも、生身では勝てないだろう。そう、生身では。 桐山は答えずにデイパックからランタンと、黒地に金色の円が描かれたカードケースを取り出す。 付属の説明書を読み終えるとそれを投げ捨て、ランタンのガラス部にカードデッキを反射させた。 「変身」 抑揚の無い声で呟き、カードケースを腰に出現したベルト――Vバックルのくぼみにセットした。 左右から鏡像が重なり粒子が弾けると、そこには銀色の篭手を右手に装備した漆黒のライダーが立っていた。 オルタナティブ・ゼロ。 香川英行が神崎士郎に対抗する為に生み出した擬似ライダーである。 後ろで悟史が驚いている気配がするが構わず、桐山はベルトから取り出したカードを右腕の篭手に通す。 『WHEEL VENT』 女性型の機械音声が鳴ると、ランタンからメタリックな人型の怪物が飛び出し、その身を変形させる。 両腕が前輪に、一つに揃えた両足からは後輪が現れ、体は車体になっていく。 完成したのは一台のバイク――サイコローダー。 桐山はシートに座ると、一連の出来事に唖然としていた悟史の方を向いた。 「後ろに乗れ」 「え? 僕も?」 「あの二人もお前も、置いていって死なれたら面倒だ」 情報交換まではという意味だったのだが、悟史は仲間と自分の身を案じてくれたと思ったらしい。 感じ入った様子で躊躇なくサイコローダーに乗ると、桐山にしがみついた。 心なしか顔色も良くなってるように見えた。 「行きましょう」 「ああ」 アクセルを吹かし、豪快なエンジン音を轟かせながらサイコローダーが発進した。 桐山たちが蒼星石たちに追いつくのに差して時間は掛からなかった。 タイミングが良かったのか、蒼星石に危機が迫っていたのでそのままの速度で体当たり攻撃を慣行。 赤紫色のエイを吹き飛ばし、こうして浅倉威との戦いに赴くことになった。 ■ ■ ■ 「フハハハハハハハハッ! もう一人ライダーが居たとはな! 嬉しいぜェ!」 『SWING VENT』 エビルダイバーの尾の形をした鞭を手にすると、浅倉は新たなライダーに突貫していく。 対する桐山は動じることなく、カードを右手のバイザーに通す。 『SOWRD VENT』 カードが青白い炎を上げながら燃えると、桐山の右手に刃がノコギリ状の剣が現れる。 風を切りながら迫る鞭を剣で絡め取ってから引き寄せる。 浅倉がつんのめりながら近づいてくると、その顔面に左の拳をお見舞いした。 くぐもった声を上げて浅倉が数歩下がると、剣に絡まった鞭を解いて左手で振るう。 今度は火花を散らしながら蹈鞴を踏んだところに、追撃とばかりに剣による突き。 再び火花が起きるなか浅倉は突き飛ばされ、地面に仰向けに倒れた。 止めを刺そうと桐山が走り寄ろうとすると、側面から放たれた黄色の液体に阻まれた。 桐山の前方の地面がジュウと音を上げて溶けていく。 主人の危機を救おうと駆けつけたベノスネーカーの一撃である。 その隙に浅倉はゆっくりと立ち上がっていた。 「強いなぁ。もっと楽しもうぜ……あ?」 浅倉が立ち上がったところで異変が起こる。 その体から粒子状の物質が湧き上がり始めたのだ。 時間切れが近いことを知らせる合図である。 「チッ……もう終わりか」 不満を露にして浅倉が毒づいた。 浅倉からすれば、漸くメインディッシュが来たと思ったら少ししか食べられない気分だろう。 それでも退く素振りを見せず、カードを引き抜く。 桐山も鞭を捨てると、合わせるようにカードを抜く。 互いに手にしたのは【FINAL VENT】のカード。 次で決着を付けるという意思表示だった。 「すごい……」 あすかは感嘆の声を上げた。桐山の近くで戦いを眺めている悟史も似たような様子だ。 浅倉が桐山に向かっていったときは援護しようかとも思ったが、その必要は無かった。 あれだけ苦戦していた浅倉を、桐山はあっさりと地に倒したのだ。 やはり人間が纏った方がライダーの性能が発揮されるのか、それとも桐山の実力か。 あすかにはどちらかは分からなかったが、とにかく感心するしかなかった。 (いや、感心してる場合じゃない。敵は浅倉だけじゃないんですから) あすかの気を引き締めなおすかのように、その耳に銃声が飛び込み、銃弾が宝玉の障壁に阻まれた。 あすかは周囲に目を配る。 大蛇が浅倉の加勢に向かったので、水銀燈たちの狙いはあすかに移っていた。 エタニティ・エイトの障壁はそう簡単に破れはしないという自信はあるが、二対一ではどうなるか。 上空には水銀燈、前からは銃を携えた少年。 どうにか桐山が加勢に来るまで持ち堪えねばと、あすかは決意した。 水銀燈は玉使いと悟史のどちらを攻撃すべきか迷っていた。 手っ取り早いのは悟史だ。 気絶してる蒼星石もろとも殺すのは容易いだろう。 かといって何か強力な支給品を持っている可能性もあるので油断できない。 桐山が近くに居るのもよくない。 (時の石版みたいなのがあったら厄介よねぇ。やっぱりスザクと協力して玉使いから確実に仕留めた方がいいわね) 狙いを玉使いの少年に定め、水銀燈は黒羽を向けた。 その時、ベノスネーカーが出現したときに匹敵する地響きと、猛獣を思わせる咆哮が轟き、 辺りの木々をざわめかせた。 気絶している蒼星石を除く六人がそちらに目を向けた。いや、向けざるを得なかった。 目にしたのは50メートルほど先に3メートルはある鋼の巨人が堂々と屹立している光景。 咄嗟にスザクはナイトメアフレームを、あすかは劉鳳の絶影のような操作型アルターを思い浮かべた。 水銀燈、桐山、悟史は黙って注視していた。 浅倉は、 「北岡ああああああああ!!」 吠えていた。 北岡。その名が他の五人の耳に届いた瞬間、彼らは巨人の背後に誰かが立っていると気がついた。 しかし、確かめている暇は無い。 経験の賜物か、六人の直感はいずれも訴えていた。 ――――あれはヤバい、逃げろという最上級の危険信号を。 直感に従い、各々はそれぞれに動き出す。 あすかが宝玉を飛ばす。 悟史が蒼星石を抱えたまま走り出す。 水銀燈がこの場を離れようと飛ぶ。 スザクの瞳が輝く。 桐山と浅倉がカードをセットする。 ミラーモンスターたちは水溜りに向かう。 五秒ほどの間を置き、巨人からは破壊の渦が発射された。 ■ ■ ■ 運が良かったのだろう。 無用心にも放送を行った少年のもとにレイが辿り着いたとき、そこには戦闘の跡だけが残されていた。 抉れた地面や木に、所々南に向けて薙ぎ倒されている木々。 近づく間にも響いていた音からしても、ここで激しい戦闘があったのは間違いない。 この有り様を見れば銃が無いレイでは傍観に徹して、隙を見て漁夫の利を狙うしかなかっただろう。 この先に行けばまだ参加者が居るかもしれないが、乱戦に巻き込まれるのは好ましくない。 戦力不足は分かっていた事だが、どうにも不愉快な気分になりながらレイが引き返そうとしたときだ。 足元に捨てられていた【オルタナティブゼロのデッキの説明書】に気付いたのは。 桐山和雄は一つだけミスを犯していた。 説明書が付属していない支給品の可能性を考えていなかったのだ。 説明書を読み終えると、レイにデッキの使用を躊躇する気持ちは無くなっていた。 自分の持つカードデッキを鉈に反射させて変身。 正式な名称こそ分からないが、レイの肉体は仮面ライダーというスーツに無事包まれた。 緑色の下地に上半身の殆どを覆う銀色の装甲。 スーツよりも鎧と言った方が相応しい外見だった。 ベルトから何枚かのカードを引き出してみると、どれも大砲などの絵が描かれていた。 どうやら、この仮面ライダーは遠距離からの攻撃を得意にしているらしい。 好都合だ。ならば、レイの取る戦法は決まっている。 最大火力【FINAL VENT】に拠る一撃でこの先に居る参加者を一網打尽にする。 それがレイの選んだ合理的な方法だった。 「北岡ああああああああ!!」 誰かがこちらに向けて叫んでいる。 声からして山小屋に居た男のものだろう。 どうやらレイを北岡という人物と勘違いしているようだ。 その名前に心当たりは無いが、もしかしたらこのデッキを持っていた男のことかもしれない。 どちらにしろ、レイにはどうでもいいことだ。 この先に居る連中の殆どとは二度と会うことは無いのだから。 目の前に出現した鋼の巨人。 色こそ赤銅色と緑色で違うものの、その重厚さはレイに愛器であるヴォルケインを思い起こさせた。 渇いた心に僅かな感傷が湧くが、次の瞬間には蒸発させて巨人の背中に銃をセットする。 巨人の両腕が上がり、右手のバズーカと左手のバルカン砲が標的に向けられた。 次いで脚部の大砲、胸部の装甲が開いて無数のミサイルが露になっていく。 最後に頭部、両腕、両脚の砲に光が収束していき、準備は完了した。 エンド・オブ・ワールド そうして、レイは躊躇なく世界の終わりの引き金を引いた。 轟音と共にビーム砲、バズーカ、バルカン砲、レーザーが連射され始め、全てのミサイルが迸る。 一瞬の間を置いて着弾を知らせる爆音が轟き、爆風と爆炎が巻き起こった。 レイのもとにも炎と風が向かってくるが、それらは眼前に立つ巨人が盾となり防ぐ。 それでも、この業火が人を焼き尽くすには余りあるものだとは解った。 やがて砲撃と衝撃が治まると、レイは巨人から銃を抜き、後方に駆け出した。 戦果は確認しなくとも予想が付く。 爆心地には何も残っておらず、生存者も絶望的だ。 レイと同じく変身している者たちは分からないが、それでも制限時間的に追っては来れまい。 予想以上の性能と威力。 レイの仮面ライダーへの評価はそれに尽きた。 今も体は生身の時より数段上の速度で走っている。 まだ薄暗い森もバイザー越しに見ればはっきりと視認できる。 身体能力の向上と、レイに適した圧倒的な破壊力を持つ砲撃武器の数々。 説明書に拠ると一度使えばしばらく間を置かねばならないようだが、あの威力を考えれば納得の制限だ。 条件付きとはいえ圧倒的な力を得たわけだが、レイの心には慢心も昂りも無い。 そんな感情などカギ爪の男への憎悪以外は捨て去っている。 走りながらも、レイの心中は相変わらず合理的に物事を考えていた。 (確かにこれは強力だが、制限がある以上は使い時を見極めねばいけないな。 使用できない間に使える銃も必要だ。 それまでは今まで通り仕留められる相手だけ殺すのが手堅いか……) 先ほど始末した連中の持ち物に銃ぐらいあっただろうが、纏めて葬るチャンスだったから仕方ないと諦めた。 復讐鬼が常時使える武器を手にするのは、まだまだ先になりそうだ。 【一日目/早朝/C-7 中央部】 【レイ・ラングレン@ガン×ソード】 [装備]ゾルダのカードデッキ@仮面ライダー龍騎 [所持品]支給品一式×2、鉈@バトルロワイアル、不明支給品0~2(確認済み) [状態]健康、ゾルダに変身中(FINAL VENTを使用済み) [思考・行動] 0:この場を離れる。 1:優勝を目指す。 2:デッキの力はいざという時に使う。銃が手に入るまで無理はしない。 3:願いを叶える権利が本当なら、カギ爪の男を連れて来させる。 [備考] ※参戦時期は5話終了時。 ※デルフリンガーが喋ることに気付いていません。 ※カードデッキの使い方を理解しました。 ※レイがどこに向かうかは次の書き手にお任せします。 ■ ■ ■ 「ハァ……ハァ……北岡ぁ!」 狂気だけで構成された咆哮が荒い息と共に吐き出される。 時間切れにより変身は解けているが、浅倉威は生きていた。 エンド・オブ・ワールドが発射される間際、彼はメタルゲラスの【FINAL VENT】を使用。 現れたメタルゲラスと共に森に向かって突撃し、間一髪爆心地から逃れ、生を掴み取ったのだ。 だが、彼にしてみればそんなことはどうでもよかった。 北岡だ。一時間程前に遭遇した北岡が、今度はゾルダに変身して現れたのだ。 浅倉の体内に湧き起こる感情は歓喜と激怒。 今度こそ宿敵を仕留められるという喜びと、戦いの邪魔をされた怒り。 それらをない交ぜとしたものが浅倉を滾らせる。 一刻も早く、北岡を追わねば。 デイパックからペットボトルを取り出し、月明かりを反射させる それにカードデッキをかざすと浅倉の腰にVバックルが――現れない。 「あぁ?」 訝しげに唸りながら、浅倉は二度三度と同じ動作を繰り返すがやはり何も起こらない。 「そうか。しばらく使えないんだったな」 一時間前に北岡と遭遇した後、変身が解けたので浅倉は再変身しようとした。 が、カードデッキは何の反応も示さなかったのである。 さっきは使えたことから、一度使った後は時間を置けばまた使えると浅倉は理解した。 しかし、分かっていても腹が立つのは人の性だ。 苛立ち混じりに東へと目を向ければ、白み始めた空を夜に戻すかのように黒い猛煙が昇っていた。 浅倉の背中にある古傷が疼いた。 醜く焼け爛れた火傷の跡。 今の浅倉を形作る原点の光景が思い出された。 「ハハハッ……最高だったな、あれは」 浅倉にとって火事とは特別なものだ。 何しろ自分の家に放火して、両親を焼き殺したのが彼の最初の殺人なのだから。 燃え盛る我が家を眺めたとき、浅倉のイライラは人生で最も解消された。 次点は実の弟である暁をベノスネーカーの餌としたときだろうか。 北岡を殺せば、それらに匹敵するほどイライラを解消させてくれるだろう。 自分のデッキが使えないなら、北岡のデッキも一度使えばしばらくは使えないはずだ。 生身の北岡なら殺すのは容易い。 問題はライダー状態で逃げた北岡に追いつけるかどうかだが。 「いいぜ、次はお前と鬼ごっこだ。待ってろよ北岡」 狂気に彩られた笑みを浮かべながら、浅倉は駆け出した。 追っているのが別人だと分かったとき、彼のイライラがどうなるのかは定かではない。 【一日目/早朝/D-7 西部】 【浅倉威@仮面ライダー龍騎】 [装備]なし [所持品]支給品一式×2(浅倉とルルーシュ)、王蛇のデッキ@仮面ライダー龍騎(二時間変身不可)、 FNブローニング・ハイパワーのマガジン×1(13発)、不明支給品(未確認)2~3 [状態]疲労(大)、全身打撲、イライラ(中) [思考・行動] 0:ゾルダを追う。 1:北岡秀一を殺す。 2:大剣の男(五ェ門)を殺す。 3:全員を殺す。 [備考] ※ゾルダの正体を北岡だと思っています。 ※ライダーデッキに何らかの制限が掛けられているのに気付きました。 ■ ■ ■ (僕は……壊れたのかな?) 蒼星石が意識を取り戻して最初に思ったのがそれだった。 彼女が最後に憶えているのは、自分が赤紫色のエイに体当たりを喰らった場面だ。 それから先は何が起こったのかは分からない。 もしかしたら、既に自分の体は砕けてしまったのでは? とまで考えていた。 そんな状態の彼女が最初に知覚したのは、鼻腔に届いた焦げ臭い臭い。 次は肌に感じた僅かな熱気。 うっすらと開けた目が最初に捉えたのは―― 「悟史君?」 顔を苦しげに歪め、虫の息で呻き声を上げる北条悟史の姿だった。 いきなりの事態に蒼星石は混乱を禁じ得ないが、何とかざわめく心を落ち着かせて状況把握を行う。 今の蒼星石は横になってる悟史に抱き締められているようだ。 どうにか悟史の腕から抜け出し、悟史の状態を確認しようと浮遊した。 「……酷い」 そんな陳腐な言葉しか出なかった。 悟史の背中は全面が焼け爛れ、顔面にもいくつか火傷が出来ていた。 背中の一部は炭化しており、焼け溶けたデイパックとシャツが肌に張り付いている。 いくつも水脹れが出来ており、血液の蒸発する鉄臭い臭いまでして、蒼星石は思わず吐き気を催した。 どうしてこんなことに、と思案したところで遠目に上がる煙と炎に気付く。 (多分、あそこは僕たちが浅倉と戦っていた場所だ。でも、何でC-7に残してきた悟史君があそこに? まさか、和雄君と一緒に追いかけてきたのか!?) それなら桐山も巻き込まれている可能性がある。 いや、桐山だけでなくあすかもこのようになっているかもしれない。 慌てて周囲を見渡すが、倒れた桐山やあすかの姿は発見できなかった。 探しに行きたいが、悟史をこのままにしてもおけない。 恐らく彼は蒼星石を守ってこうなったのだ。 (なら、彼がこうなっている原因は僕にもある) 罪悪感に悩まされ始めた蒼星石の耳に、再び悟史の呻き声が届いた。 「うぅ……沙都、子……」 こんな状態でも妹の身を案じていた。 蒼星石に悟史を助ける手段は……無い。 つまり、悟史は妹と再開できないままここで死ぬ。 それが蒼星石にはとても悲しかった。 悟史の妹は兄の死を悲しむだろう。 蒼星石ももし姉である翠星石が死んだらと思うと、胸が締め付けられるのだから。 地に下りた蒼星石は、そっと悟史の右手を握り締める。 「しっかりするんだ! 君は妹を守るって言ってたじゃないか。なら、こんな所で死んだら駄目だ!」 無力だった。 こうして手を握りながら呼びかけるしかない蒼星石は、ただただ己の無力を痛感するしかなかった。 悟史からの返答はない。それでも、蒼星石は声を掛けるのを止めなかった。 そして、数分が経過して。 「むぅ……」 「……あっ」 苦悶に歪んでいた悟史の顔が、急に緩んだ。 同時に蒼星石が握る手から、スッと力が抜けた。 眼前の少年の命が失われたと分かり、蒼星石は思わずギュッと悟史の手に力を込めた。 (お礼すら言えなかった……) 悲しみに打ちひしがれる蒼星石は気付かない。 彼女の背後の木陰に、デイパックが焼かれる際にこぼれた贄殿遮那が突き立っている事に気付かない。 宝具とまで呼ばれる大太刀の存在に、蒼星石が気付くかどうか。それはまだ分からない。 【北条悟史@ひぐらしのなく頃に 死亡】 【一日目早朝/D-7 南西部】 【蒼星石@ローゼンメイデン(アニメ)】 [装備]防弾チョッキ@バトルロワイアル、 [所持品]支給品一式、ランダム支給品(確認済み)0~2 [状態]疲労(中)、胸部に打撲 [思考・行動] 1:ここから離れる。 2:自分とあすかの仲間(カズマ、劉鳳、クーガー、かなみ、真紅、翠星石)を集めて脱出する。 千草、三村、稲田は保留。織田、騎士服の男(スザク)、水銀燈は警戒。 3:あすかと桐山が心配。生きてるなら合流したい。 4:襲ってくる相手は容赦しない。 [備考] ※nのフィールドにいけない事に気づいていません。 ※あすかと情報交換をしました。 ※桐山とはお互いの知り合いの情報しか交換していません。 ただし能力(アルター、ローゼンメイデンの能力)に関しては話していません。 ※蒼星石の背後に贄殿遮那@灼眼のシャナが突き立っています。 悟史のデイパックと拡声器@現実、ハリセン@現実は燃え尽きました。 ■ ■ ■ 「まったく。とんでもない威力ね」 衣服や体に付いた汚れを掃いながら、水銀燈は呟いた。 空に退避こそ出来たものの、爆風の余波を受けてここまで吹き飛ばされたのだ。 荒れ狂う爆風の中を墜落しないように飛ぶのは一苦労だった。 スザクは無事だろうかと思考し、死んでいたらそれはそれで仕方ないと一瞬で切り替えた。 彼女にとって、スザクは道具に過ぎない。 壊れたら惜しいとは思うが、悲しくはなる理由などありはしない。 それよりも水銀燈には気になる事があった。 蒼星石の安否だ。 別に心配している訳ではない。 ローゼンメイデンが壊れれば核となるローザミスティカが現れる。 水銀燈が心配しているのはこっちだ。 だが、あの火の勢いを見る限り回収は絶望的だ。 「あれじゃあ蒼星石も粉々のジャンクになってるわ……ねぇ、貴方もそう思うでしょ?」 そう言いながら、水銀燈は傍らに横たわる存在へと目を向けた。 うつ伏せに倒れている橘あすかに。 全身に土や泥が纏わり付いており、出血も足を始め至るところから出ている。 火傷も数え切れないほどに見受けられた。 どう見ても致命傷。いや、もう息絶えているのだろう。 水銀燈も死体に用は無い。 とりあえず、彼が背負っているデイパックだけでも頂こうと近づく。 その時、突然あすかの傍の土が緑色の宝玉となり、水銀燈の額に取り付いた。 「なっ……!?」 「……かかりましたね」 顔がぎこちなく上がる。擦れた声だった。 擦り傷や火傷を作り、顔の半分を血で染めているのに、その顔は薄っすらと笑っていた。 橘あすかは生きていた。 (蒼星石は……桐山や北条さんは無事でしょうか……) ぼんやりとした意識であすかは考える。 あの時、あすかは六つの宝玉を蒼星石を抱えた悟史に放ち、遠くに運ばせたのだ。 上手く逃がせたかは分からない。とにかく時間が無かった。 結果的に彼は逃げ遅れ、爆発の直撃を受けた。 宝玉の残り二つを障壁代わりにしたが、そんなものは紙の盾も同然だった。 体が爆発と爆風に翻弄され焼かれながらも、アルターの操作を止めなかったのは執念か。 結果は見ての通りで、全身余す所なく負傷した彼は死人も同然の状態になった。 もし傍に水銀燈が現れなければ、このまま力尽きていただろう。 だが、彼は今一度奮起した。 目の前に立つ敵を倒すために。 手が震える。目がよく見えない。足の感覚が無い。とても寒い。息がうまくできない。 先ほどからあすかの脳裏に恋人であるキャミィと今までの人生の端々が浮かぶ。 走馬灯というものだとあすかは思った。 自分でも判っていた。橘あすかはもう助からないと。 なら、どうしてまだ足掻こうとするのか。 このまま死出の眠りに就くことも出来たのに、なぜ水銀燈にエタニティエイトを向けているのか。 あすかにもよく分からない。 だが、カズマなら、劉鳳なら、クーガーなら、最期の瞬間まで足掻くと思ったのだ。 あすかの知る三人は例え死ぬとしても最後まで抗うような者たちであり、それだけの力を持っていた。 あすかにはカズマの拳は無い、劉鳳のような絶対の信念も無い、クーガーの速さも持っていない。 だから、これは橘あすかという一人の男が持つ意地だ。 それだけでも彼らに負けたくはないと、意地を張っているだけだ。 敵とはいえ、死の旅路に女の子を道連れにするなど褒められる所業ではないだろう。 それでも、これで仲間たちに危険が及ぶ可能性が減らせるのなら構わなかった。 「離、しなさい!」 「お断り……します」 抵抗する水銀燈に負けないよう、あすかも集中する。 全身とは言わない、相手の右手だけ操れればよかった。 徐々に、徐々にだが水銀燈の右手が本人の意思に逆らい持ち上がっていく。 その細い指先を自らの右目に向けて。 水銀燈の頬が引きつった。 「あんた、まさか……死に損ないがふざけないでよ!」 あすかの思惑に気付いたのか、水銀燈も抵抗を一層強める。 しかし、右手は止まらない。 自分の手が命令を利かず、自分の目から体を貫こうと迫ってくる。 それはどんな気分だろうか。確実なのは間違いなく恐怖を感じるという事だ。 外道な行いだなと、あすかは殆ど働かなくなった頭で思った。 「本当に、馬鹿じゃないの! どうせ、蒼星石たちはもう死んでるわよ! なのに……どうして頑張るのよ!」 「ええ……僕は、ただの馬鹿です。だから……皆が生きてると信じます」 止めとばかりにもう一つ宝玉を作って飛ばし、残された全ての力を込める。 それで限界だった。 視界が暗くなり、全身が弛緩していく感覚を味わう。 そんな状態のあすかが最後に耳にしたのは陶器が割れるような音と、 「うああああああああああああああああッ!!」 死に行く身にもはっきりと聞こえる少女の絶叫だった。 決して誇れるものではないが意地は貫いた。 安堵こそ感じるが、やはり女の子の叫び声など気分の良いものではない。 最後にそんな事を思いながら、橘あすかの意識は永遠に途絶えた。 【橘あすか@スクライド 死亡】 ※あすかの遺体の背中にデイパック(支給品一式、不明支給品0~2)があります。 「あぁぁぁあぁあああ!!」 服が汚れる事もいとわず、右目を左手で押さえながらその場に膝を付く。 耐え難い痛みと喪失感が全身を駆け巡る。 認めたくない。認められるはずがない。 左目で右手を見てみれば、そこには半分に割れた球体だったもの。 水銀燈の右目だったものが乗っていた。 パーツの欠けた人形に存在価値など無い。 最早それはただのジャンクでしかないのだ。 怖かった。ジャンクになるのが水銀燈には耐えられなかった。 「嫌よ……そんなの嫌よぉぉぉぉぉぉ!!」 己の体を掻き抱く。 残った左眼から止め処ない涙が溢れ、次々と地面に落ちていく。 傷物にされた人形の未来は、彼女の右目に出来た空洞と同じくひたすらに真っ暗だった。 【一日目早朝/D-7 東部】 【水銀燈@ローゼンメイデン(アニメ)】 [装備]無し [所持品]支給品一式×3、メロンパン×5@灼眼のシャナ、 農作業用の鎌@バトルロワイアル、不明支給品0~3(確認済み、武器では無い) [状態]疲労(中)、両腕に軽症、右目喪失、深い悲しみ [思考・行動] 1:??? [備考] ※参戦時期は蒼星石のローザミスティカを取り込む前です。 ※スザクと情報交換をしました。 ※ゾルダの正体を北岡という人物だと思っています。 ■ ■ ■ 「……う…………うぅ……」 呻き声を上げて、織田敏憲は目覚めた。 体の感覚からして、自分がうつ伏せに地面に倒れているのだと分かる。 何が起こったのかと身を起こそうとして、脇腹に走った激痛が全てを強制的に思い出させた。 (そうだ、俺はあの下品な暴力奴僕の奴に……) 銃弾を回避された後の事は分からないが、とにかく自分は気絶させられたらしい。 背中に手を回してみるがデイパックは無かった。どうやら奪われたようだ。 高貴な自分の荷物に手を出した奴に織田は怒りを覚えるが、一つの疑問が怒りをひとまず抑えた。 (どうして、オレは生きているんだ?) あの状況で生き延びれる可能性は低いはずだ。 少なくとも自分ならさっさと殺しておくと考えて――織田の脳裏に一つの閃きが迸った。 「イヒッ、イヒヒッ、イヒヒヒヒヒッ」 耳に障る笑い声だった。 ニキビ面を醜悪に歪め、織田は哄笑を上げ続ける。 今回生き延びた事で織田は確信した。 これは天の意思だと。天が自分を生かそうとしているのだと。 「やはり、高貴なる神は高貴なオレの生存を望んでいる! あの状況から助かるだなんて正に運命、神の思し召し! そう、生き延びるべきなのは高貴なオレだァ!!」 膝をついた体勢ながら、織田は天に両腕を突き上げ勝ち鬨を挙げた。 腹の底から湧き起こるありったけの叫びに――――天は答えてくれた。 唐突に織田の背後から足音が聞こえてくる。 ピタリと、織田の動きが停止した。 喜悦に溢れていた顔に今度は不安を湛えながら、ゆっくりと首だけを背後に向ける。 十メートルほど先に居たのは黒い鎧のようなものを纏った誰か。 体から細かい粒子を上げながら、織田に向けて歩みを進めている。 どう見ても友好的には思えない上に、織田の全身に何故か怖気が走り、冷や汗まで掻き始めていた。 自分はあれを知らないはずなのにどうしようもなく怖かった。 本能か直感かは解らないが、体のいたるところが危険信号を発していた。 織田は反射的に逃げ出そうと慌てて片膝を立てて――それを認識した黒い戦士は一足飛びに近づく。 続いて立ち上がろうと体を起こして――黒い戦士は瞬時に織田の背後に立つと、彼の首に手を伸ばし。 首に圧迫感を感じた次の瞬間、織田は首からブチッという音を聞いた――動脈ごと首の肉を引き千切った。 首元から液体が噴出する感覚がした途端、織田の体が弛緩した――噴き出す血液が鎧に黒と赤の斑を作る。 織田は三度地面に倒れ伏した――その時、鎧がガラスの割れるような音と共に砕け散る。 急速に湧き上がる眠気に呑みこまれながら、織田は目だけを横に向けて――悠然と桐山和雄が佇んでいた。 恐怖の象徴を認識した瞬間、織田は口と目を限界まで見開いて意識を手放した――桐山は黙って見ていた。 織田には知りようがないことだが、桐山は幼少時に卓越した才能から“神の子”と呼ばれていた。 その桐山が止めを刺しに来たのが、思い上がった織田に対する天の思し召しだったのかもしれない。 【織田敏憲@バトルロワイアル 死亡】 同じ人間を二度殺すという希有な経験をしても、桐山には何の感慨も湧かなかった。 ただ織田からは何の情報も得られない可能性が高く、利用もできそうにない。 だから即座に殺したに過ぎない。 南西の方角を向けば、今も炎と煙が濛々と立ち込めている。 肉体を超加速させる【ACCELE VENT】で離脱していなければ、彼でも重症を負うのは免れなかっただろう。 あの爆発を受けて蒼星石たちが生きている可能性は低い。 だが、死んでいたとしても桐山は何も思わない。 唯一、もし生きていれば再度利用できる存在と認識しただけだ。 氷のような無表情を崩さないまま、桐山はコルトパイソンのシリンダーに弾薬を込め始める。 コイントスがもたらした行動方針にのみ従う殺戮マシーンの次なる行動は―――― 【一日目早朝/Cー7 南東部】 【桐山和雄@バトルロワイアル】 [装備]コルトパイソン(6/6)@バトルロワイアル [所持品]支給品一式、コルトパイソンの弾薬(22/24)、不明支給品0~1(確認済み) オルタナティブゼロのデッキ@仮面ライダー龍騎(一時間変身不可) [状態]疲労(中)、右上腕に刺し傷 [思考・行動] 1:遭遇した参加者から情報を聞き出した後、利用出来るなら利用、出来ないなら殺害する。 2:これからどう動くか思考中。 3:蒼星石、橘あすか、北条悟史が生きていれば利用する。 4:水銀燈、紫の戦士(浅倉)、騎士服の男(スザク)は次に出会えば殺す。 [備考] ※蒼星石、あすかとはお互いの知り合いの情報しか交換していません。 ただし能力(アルター、ローゼンメイデンの能力)に関しては話していません。 ※ゾルダの正体を北岡という人物だと思っています。 ■ ■ ■ 「くそっ! 俺は、俺はまた……」 スザクは手近な木の幹に拳を打ち付けた。 爆撃が始まろうとした瞬間、彼に掛けられたギアスが発動。 その場から全速力で走り出し、気が付けばこの場所に辿り着いていた。 そう、彼は【最愛の存在】を置いて一人で逃げてきてしまったのだ。 ギアスに命を救われた訳だが、同時に耐え難い苦しみまで与えられてしまった。 やはり、この力は自分にとって呪いでしかないのだとスザクはうなだれる。 「水銀燈……すまない、すまない……」 苦悶の表情を浮かべ、何度も謝罪を述べる彼の姿は、傍から見れば哀れみを誘うには十分だ。 その格好が和風の鎧を纏い、髪型が金髪横ロールでなかったらの話だが。 何故、彼はこのような滑稽極まりない姿になっているのか。 理由を語るには、スザクの装備品について説明しなければならない。 まず、彼が纏っている鎧は日輪の鎧と呼ばれる物だ。 和風の鎧だが一式揃っているのではなく、中央に日輪を描いた胴部分しかない。 これは元々織田敏憲に支給された内の一つだ。 ギアスが発動したスザクは、ミサイルやレーザーが発射される間際にこれを装着した。 さっさと逃げずに鎧を着けた理由は、日輪の鎧には火を吸収して装着者を回復させる効果があるからだ。 要するに自らの生存を最優先としたギアスが選んだ防護服である。 この鎧のおかげでスザクは爆発に何度も吹き飛ばされるが、同時に爆炎を吸収しながら突き進めた。 結果、服こそこげたりしたものの、彼はほぼ無傷で爆心地からの離脱に成功したのだ。 次にスザクの髪型が金髪横ロールになっている理由だが、一言で表せばカツラを被っているだけだ。 もちろん、ただのカツラではない。 このカツラはKフロストヅーラ。 ジャックフロストの頂点に立つキングフロストが被っている一品だ。 高い防御力に加え、衝撃を和らげる効果と頭が良くなる効果まで付いている優れものである。 これも織田に支給されていたのだが、彼がこれらを装備しなかった理由は言うまでもない。 このカツラと鎧があまりにも目立ち過ぎるからだ。 髪型が金髪横ロールで和風の鎧を着た人物が歩いている様を想像してほしい。 いくら防御力に優れていようと、それではただの怪しい人だ。 もっとも、生存を最優先とするギアスにすれば外見など関係ないのだろうが。 一通り悔やんだ後、スザクはおもむろに前を見据える。 いつまでも悩んでいても事態は好転しない。 ならば行動するまでと思い直したようだ。 まだ水銀燈が死んだとは限らない。 もしかしたら、自分の助けを待っているかもしれない。 その目には強い意志を表す強い光が備わっていた。 (待っていてくれ。俺が……僕が必ず助けてみせるから。そうだ、ユフィのように失う訳には……ユフィ?) 自分の元主君であるユーフェミアを思ったとき、スザクの心は得体の知れない引っ掛かりを覚えた。 スザクはユーフェミアを主君としてはもちろん、一人の女性としても愛していた。 だが、それはもはや過去の話だ。 今ではスザクの忠誠も愛も【最愛の存在】である水銀燈に捧げられている。 ユーフェミアの事は吹っ切れたはずなのだ。 事実、彼女を殺したルルーシュに対する憎悪も薄れていた。 それなら、どうして今さら気にかかるのか。 スザクはしばらく考えてみるものの答えは出ない。 (……考えるだけ無駄だな。それに今はそんなことで悩んでいる場合じゃない。 一刻も早く、彼女の所に向かわないと) 軽く頭を振ると、スザクは疑問を打ち消すかのように走り出した。 鎧とカツラを装着したままで。 当然だが彼は至って真面目である。 装備の有能性に加え、周囲にまだ敵が居る可能性を考慮すれば付けたままでもおかしくはない。 だが、真面目だからこそたちが悪いのかもしれない。 薔薇乙女のマリオネットとなった騎士は、とうとう外見まで道化のようになってしまった。 【一日目早朝/D-7 中央部】 【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュ(アニメ)】 [装備]ワルサーP-38(3/9)@ルパン三世、日輪の鎧@真・女神転生if...、 Kフロストヅーラ@真・女神転生if... [所持品]支給品一式、ゼロの銃(弾丸を一発消費)@コードギアス 反逆のルルーシュ、 ワルサーP-38の弾薬(11/20)@ルパン三世 [状態]健康、知力上昇中、服が所々こげている、『生きろ』ギアスの効果継続中、惚れ薬の効果継続中 [思考・行動] 0:水銀燈を探す。 1:水銀燈に従う。 ※水銀燈と情報交換をしました。 ※ゾルダの正体を北岡という人物だと思っています。 ■ ■ ■ きっかけとなった少年は人形を守り死んだ。 守られた人形は少年に自責と感謝を感じた。 復讐鬼は新たな力に満たされながら走る。 狂人は偽りの宿敵を追う。 アルター使いはもう一体の人形相手に意地を貫いて力尽きた。 傷物となった人形は自らの存在意義の危機に苦しむ。 人形に操られる騎士は薬の効果に翻弄され続ける。 プライドの高い中学生は同じ相手に二度目の死を与えられた。 感情を失った男はただ一つの目的に向けて進む。 集まった者たちは散り散りに去り、祭りの終わりを告げる猛煙が上がる。 殺し合いの会場では遊園地に続き二度目の事態。 それを見て、他の参加者が何を感じるのかは分からない。 恐怖か、絶望か、あるいは興味か。 もうすぐ島を照らす太陽が昇り、放送が始まる。 ※Dー7 北部にて火災が発生しました。このままだと燃え広がる可能性があります 時系列順で読む Back BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) Next Blood bath(前編) 投下順で読む Back BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) Next Blood bath(前編) 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) 浅倉威 081 光を求めて影は 桐山和雄 蒼星石 織田敏憲 GAME OVER 橘あすか 北条悟史 水銀燈 081 今後ともよろしく 枢木スザク 043 Be Cool! レイ・ラングレン 088 Avenger
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1031.html
戦うことを忘れた武装神姫 その33 その日、エルガは朝からご機嫌ナナメだった。 久遠の目覚まし当番だったが、目覚まし時計と間違えられて思いっきりぶっ叩かれた。 ・・・けれど、いつもと違う起こし方をしようとした自分が悪いと思って諦めた。 朝のデザートにと、昨夜残しておいたプリンが無くなっていた。向こうでリゼが食べている。。。 ・・・けれど、自分のものである目印を付け忘れた自分が悪いと思って諦めた。 久遠は休日だったけれど、持ち帰った仕事で手一杯。 シンメイとリゼはかえでのところへ遊びに行ってしまい、イオは日溜まりでウトウトするだけ。 だれも遊んでくれない。 ・・・けれど、あらかじめ皆に遊びたいことを伝えていなかった自分が悪いと思って・・・。 えぐっ。。。 えぐっ。。。 台所の片隅、インスタントコーヒーの瓶の陰で、こみ上げる寂しさを抑えきれず独り涙をこぼすエルガ。 なんで、なんでにゃーだけが・・・。 涙が膝頭を湿らせ始めたその時だった。 「エルガ、こんな所で何やってるんだ。」 突然の声に振り返ると、そこにはコーヒーの瓶を手にした久遠。 「お前も一緒に飲むか? ・・・っと、お前はココアの方が好きだったよね。」 ココアの瓶を取ろうと伸ばした久遠の腕に、エルガは思いっきり飛びついた。 「えぐっ・・・にゃーさん・・・にゃーさーーーん!!」 「お、おいおい・・・どうしたんだ。」 「うにぁ~~~!!!」 久遠は、わんわんと泣じゃくるエルガを左腕に付けたまま、右手のみで器用にコーヒーとエルガサイズのココアを用意しテーブルに並べた。 「ほら。もう泣くなって。」 テーブルに座ったエルガは肉球の描かれたエルガ専用のカップを受け取り、冷めているのにまだふぅふぅと冷ましながらココアをすする。 ・・・テーブルに乗せた久遠の左腕にもたれながら。 時折、しゃくるのが腕に伝わる。 そういえばこの数日、全然かまってやれなかったっけ。 「なぁ、ちょいとムサコに行かないか?」 「にゃ?」 「・・・退屈だろ。 ウチも仕事ひと段落付いたから、散歩がてら行ってみよう。 イオも暇そうだから、いっそバトルごっこなんてどうだ?」 エルガの瞳が大きく輝いた。 「にゃーん! いく、行くの!! ね、今すぐいこう! にゃーん!!」 「ちょっと待てっ! さすがにこのスタイルでは外に出られないって。 こら腕毛をむしるな!!」 「にゃーさんとおでかけ! にゃーさんとおでかけー! 久っしぶりのバトルごっこ~!」 先までの落ち込みはどこへやら。 元気を取り戻したエルガは、ヨレヨレのシャツにトランクスだけというスタイルの久遠の腕毛をぐいぐいと引っ張っていた。 それから1時間後。 ムサコ神姫センターに、エルガとイオを連れた久遠の姿があった。 4階のレンタルスペースに陣取り、イオの装備やらエルガの装備やらを展開。 「たまには・・・バトルごっこもいいですねぇ。」 自慢の装備を背負いつつ、イオが楽しそうに呟いた。 「にゃっはー! 今日はまけないよー!!」 今日のエルガの装備は、白を基調として所々に萌黄色が配されたのっぺりとした感じ。ファンビーの代わりに小窓の付いた大柄な盾が付き、脚にはなにやら走行装置のようなものも。CTaから渡された試作ユニット、コード「HTK110-200」だとか。ヘッドユニットも角ばり、どことなく「強さ」の強調されたデザインになっていた。 「張り切るのもいいけれど、ふたりとも程々にね。」 久遠はオペレーターの兎子・コリンに声をかけて筐体内を台所に変更、ふたりが「遊び」やすい環境とした。 構築されたところで、装備を終えた二人を中型筐体のCMU-301へと運び入れる。 土曜ではあるが、まだ午前中とあって客は数えるほどしかいない。これなら順番待ちを気にすることなく、好きなだけ存分に遊ばせる事が出来る。。。 フィールド内を所狭しとかけまわるエルガとイオを眺めて、時折手を振るエルガに身振り手振りで応えつつ。 缶コーヒー片手にまったりと時を過ごしていたとき。 「ういっす! 久遠さん!!」 珍しい声が傍らから響いてきた。 「あれぇ・・・ドゥルシラ?」 「どもっす! 今日はドクターが研修なんで、その間ここで暇つぶししてるっす!」 ドゥルシラはいつもの装備とは違う、きれいに洗濯されたツナギを着用していた。 訊けば、浅川さんが出かける途中にここへ預け、夕刻の帰り際に迎えに来るとのこと。 「でも・・・。」 「?」 「あたしもバトルしたいんすけど、規約で『おうなぁ』がここに居ないからできないっす。」 どうやら浅川は、細かな規約までは知らなかったらしい。 ドゥルシラはため息混じりに、自らの装備の入った袋 -バイクメーカーのロゴ入り- を傍らから持ち上げた。 「うーん。 ・・・そうだ。 なぁ、ウチのエルガと模擬戦してみる?」 「えっ!! エルガさんとバトルっすか? ドクターが居なくてもできるんすか?」 「何とでもなるから。」 そう言うと、久遠はイオとのごっこが一段落して休憩しているエルガを呼び、一言二言。 オペレーターのコリンにも何かを伝え・・・エルガ・イオと共に戻ってきた。 「いいってさ。 さっそくやろう。」 事も無げに、手を差し出す久遠に驚きを隠せないドゥルシラ。 「にゃーさんはね、ここでは『カオがでかいひと』なんだよー。」 「こらエルガ。 それを言うなら『顔が利く』ですよ。」 「うにゃー、ちょっと間違えただけなのー。」 「でかくても別にいいから。ささ、2人とも装備を整えて。」 久遠に促されて、エルガは再びフル装備に。 ドゥルシラは、自慢の複砲・・・すなわちダブルキャノンスタイルとなった。 砲にバックパックと、併せると相当の重量があるはずだが、 「時々、ドクターとここには遊びに来るんすよ。 ・・・閉店間際ばっかっすけどね。」 事も無げにひょいと立ち上がる脚力。日々の仕事で鍛えられた成果なのだろうか。 「へへーん、相手が誰でも、にゃーは負けないよー!」 キャッキャと楽しそうなふたりを手に乗せて、筐体の中へと運び込む。 フィールドは、倉庫街に変更されていた。 ・・・どうやらコリンが気を利かせて、ふたりがまだ試したことのないフィールドを設定してくれた模様。 シールドが閉じられ、 セットポイントに着く。 ・・・バトルスタート。 倉庫の陰から、脚に取り付けられた駆動装置で勢いよく飛び出したエルガに対し、スコープを下ろしたドゥルシラはさっと弾種を変更し、落ち着き払った様子でコンソールを操作。バックパックから二脚だけだして踏ん張るスタイルにすると、右は大きく俯角をとり、左は地面スレスレを狙い、同時に・・・ 「・・・ファイアッ!!!」 猛烈な衝撃なれど、微動だにすることなく弾が発射された。 高く打ち上げられた砲弾に不敵な笑みを浮かべいざ飛びかからんと豪快なジャンプを見せたエルガだったが、 「にゃっはー! どこを狙っているの・・・うにゃあぁぁ?!」 直後に後方で弾が炸裂。爆風により受け身を取る間もなく、エルガは地面に叩きつけられ豪快に滑走。 ・・・低く撃ち出された左の砲弾は地に接して跳弾となり、エルガのちょうど背後にて信管が作動するというドゥルシラのちょっぴり高度な技が見事成功。。。 なんとか痛みをこらえて立ち上がったエルガに、こんどは上方に撃ち上げられていた砲弾から子爆弾が雨あられの如く降り注いだ。 「ぎにゃぁ~~~!!!!」 模擬戦用弾とはいえ、ダメージは相当のもの。 幸いにも手に装備していた盾でなんとかガードするも、それが精一杯。 子爆弾の雨が落ち着いたところで顔を上げれば、真っ正面にドゥルシラ・・・両の砲から、炸弾が発射された。 どどーん。 やはり模擬戦用弱装弾であり、ひらがな表記が似合うマヌケな爆音が響く。 埃がおさまると・・・そこには目を回したエルガ。 「にゃは、にゃひゃひゃ・・・。」 フィールドの様子に、久遠も、イオも、頭を抱えていた。 「ばか・・・相手の装備をハナっから見ているんだから・・・」 「それでも真っ正面から突撃するのは・・・流石はエルガですね。」 「いやイオ、それちょっと違うから。 ・・・どうする? 行く?」 ちょっと申し訳なさそうに眉間にしわを寄せるドゥルシラからエルガを受け取りながら、久遠はイオに尋ねた。 「もちろんです。 いいですよね? ドゥルシラさん。」 「で、でも・・・エルガさんが・・・」 「大丈夫大丈夫。 見た目以上に頑丈だから。 エルガはウチが看ておくから、好きにやっておいで。」 久遠に促されて、ドゥルシラとイオは筐体の中へ。 セットポイントに着くや否や、ドゥルシラは先までの遠慮はどこへやら、飛び上がったイオめがけて、誘導弾をバンバン打ち出していた。 まだ目を覚まさないエルガを手に乗せて、久遠はドゥルシラとイオの模擬戦を眺めていた。 ・・・イオは、久遠家ではリゼと並んで「実戦」に長けている神姫、ドゥルシラはいきなり劣勢になった。襲い掛かる誘導弾を次々に撃破、軽々と片手でLC3をかまえ、カーブミラーを用いた反射攻撃を仕掛ける。 球面鏡なので拡散してしまうが、目潰しには十分。 高性能スコープが仇となり一瞬視界を奪われたドゥルシラだったが、補助レーダーが自動反応、接近するイオに向けて地対空豆砲を放出。 イオは慌てて空中急制動をかけるも間に合わず、少なからずダメージを負った。 久遠もドゥルシラの動きに感心。。。 「ほうほう・・・ドゥルシラもずいぶんとやるもんだ。 イオとタメ張ってバトルできるとは。」 ・・・とはいえ、経験に関してはイオがずっと先輩格。 先のような反射攻撃のみならず、構造物を用いた視覚トラップを駆使し・・・やがてドゥルシラは倉庫の脇に積まれたコンテナによって自由な射角を取ることができない場所へと追いつめられた。 がん、がらがらら。 上方から、ドラム缶が数個落ちてきてドゥルシラの目前へ。 積み上がったドラム缶を撃ち抜けば突破口は開けるが、間違いなく自らも大きくダメージを受ける・・・と。 気配を感じ見上げた、コンテナに切り取られた空には・・・ 「チェック・メイト。」 イオが、ニコニコとした笑みを浮かべながらLC3改を構えていた。 驚き半分、感動半分。ドゥルシラは蒼い空を背に浮かぶイオの姿に憧れに似た感情を抱きつつ、白旗を揚げた。 「いやぁ、いい経験になったっす! どうもありがとうございまっす!」 「いえいえ。 こちらも楽しめましたから・・・あ、あら?」 シールドが解除されて、和気藹々と筐体からでてきたイオとドゥルシラが見たものは。 >>驚きの光景は、その34にて!>> <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/307.html
注意 この話は相当過激な内容が含まれています。 たぶんのwikiに掲載されるSSのの中でも1番非道であろう人間が登場します。 なので下記の注意を熟読し、覚悟を置いてからご覧ください。 その1、神姫に対する第12話以上の暴力描写が出ます。 その2、ある地域の集団の姿が描かれますがこれは実在の団体、組織は関係なく全くのフィクションです。 その3、ある意味究極に近い残虐、犯罪表現があるので自分的に18禁レーティングでも掲載してよいものか?と考えさせられました。でもあえてのせます。 倫理的問題があれば即刻削除しますので厳しい目でコメント等での連絡お願いします。 その4、今回の話は読まなくても本編の話の筋に支障はありません。 なのでこういった表現のお嫌いな方、呼んでいる途中で気分を悪くされた方は即刻ブラウザの戻るボタンを押してください。 その5(これは見なくても全く問題ありません)、この話のセリフは全て外国語だと思ってください。まあ吹き替えなイメージで。 武装神姫のリン インタールード1「煉獄」 中央アジアの某国の中心都市。 そこは第2次世界大戦後の日本を再現するかの様な高度経済成長を遂げ、今では高さが数百メートルを超えるビルが立ち並ぶ。 しかしその一方で犯罪の種類も多様になった。 貧富の差もいっそう激しくなりダウンタウンでは暴動や強盗、略奪が繰り返される。 そんなダウンタウンでも通常はこういった街で力をもつであろうチンピラやギャングといった集団でさえ深夜は人が寄り付かない場所がある。 それは寂れた5階建てのビル。 20世紀の末に建設されてであろうソレの外装は酸性雨やその他もろもろの影響ではがれ、所により鉄筋のフレームが買垣間見える。 そんなビルの1階だけが外装を交換され、バーらしき看板を構えている。 もちろん昼間は普通にバーとして利用されるし客のタイプも多様だ。 しかし深夜は昼の様子がうそのようにドア部分には大きな鉄の格子、いやそれは正に網。隙間は数センチしかなくドアの元の色がかくれるぐらいだった…それがが出現し、黒服の男が門前を固めた。 午後10時を回った頃。 大き目のハイヤーが乗り付け、ドアが開く。 そこからはかなり美形といえるであろう男が現れた。 彼はその国で人気のファッション誌のトップモデルであり、正にスターというのにふさわしい。 そんな男がなぜこんな所にくるのか? 男は黒服にメダルを見せる。それは"契約者"である証。 それを見ると黒服は懐から無線機らしき端末を取り出して報告。 そうしてやっと鉄の格子が地面へ吸い込まれるように身を潜めた。 男はドアをくぐり、昼は隠されている地下へ続く階段を下り、地下室にたどり着く。 ソコには数人の同じくアジア系の男が数人いた。そのなかのリーダー格であろう男が"客"に声をかけた。 「いらっしゃいませ」 「やあ、今日も来ちゃったよ」 「いえいえ、貴方様はお得意様ですから。大歓迎ですよ」 会話は数秒。 そして"客"から男に大量の紙幣が渡される。 「確かに、3回分ですね」 「ああ、今日も3時間たっぷりと楽しませてもらうよ」 そうして男はその先にある個室へ入る。 ソコには3つのベッドと女性の体が、しかしそれは本物ではない。 『ドール』とよばれ、AIを搭載した擬似的にSEXを行うための機械。今で言えばゲームに出てくるようなアンドロイドに近い。 が、法律の網をくぐるギリギリの物品のために日本製ロボのような本物に近い感情表現は出来ない。 ただ男性の興奮を促す動きをするだけだった。 それがベッドに横たわっている。 しかし先ほど男が払った金額はそのアンドロイドが普通に1体、それ以上は買える金額だ、ならなぜ? 「あ……!!!」 突然ソレが声を上げる。確かに音声を発することも可能だが、この声の震えは明らかに恐怖を感じているときにしか出ない声だった。 「今日も君が1番かいいねえ、ここは客の趣向を良くわかってる」 男が擬体に触れる。 「やめ……やぁ…!!」 「うーん、反応が実にいい。こんな身体だというのに、クックック」 男が触れた擬体は明らかに成人女性のモノとは違う。 どう見てもそれは少女そのものと言えるサイズである。 そしてその擬体の頭部は無く、そこには人間の頭部と同じほどのサイズの基盤、そして基盤の上のマットには本来この国では販売されていないはずの神姫-ハウリンタイプが体中に基盤から出たコードをつながれ拘束されている。 即ち…極限に生に近い感覚を男性に感じさせるようにアンドロイドの擬体につなげたのだ、神姫の頭脳、そして体の全ての感覚を。 「やだ、やめてよ、やめてえ!!!」 ハウリンがマット上で手足を動かす、だが擬体は動かない。 神姫側からの命令は受け付けないからだった。 「うるさいよ、今夜も俺に犯され、尽くすんだ。」 「ヒィ!!!!!!」 おもむろに擬体の局部、まだ二次性徴さえ起こしていない形状、サイズ。 スリットにしか見えないそれを無理やり両手で広げ、指を突っ込む。 「ヒグギュィ!!」 もちろん男はローション等は使用していない。 そのためハウリンを通常のバトルでは経験しえない激しい痛みが襲う。 「まだまだ、泣くには早いよ」 モデルの仕事の際には決して見せないであろう歪んだ笑顔で言葉を返す男。 「ほら、もう濡れてきた。反応がはやくて助かるよ」 そして男が指を引き抜く。そこには微量ではあるが愛液に似た液体が糸を引いていた。 「あ…ぅぅう」 「もう十分だろう?さあ、挿れるよ」 「そ…んな、まだ」 無言で男は先ほどと同じように全くの加減もなしにそそりたった一物をドールのそれに無理やりに挿入した。 「あ!!ああぐぅいうううううう!!」 悲鳴というにもあまりに悲壮な声を上げるハウリン。 男のモノはその穴には大きすぎる。 もちろんドールはそういった問題もクリア出来る。 「ピッ」 処女膜を貫くのとは違う、明らかに肉を裂く音が聞こえた。 「あぁaaaaaa………!!!!!!!!!!」 その音を聞いても動じず、そのまま男は無言でピストン運動を始めた。 個室に神姫の小さな口からは想像も出来ないボリュームの悲鳴が木霊す。 そう、この擬体の局部上面には小さな切れ目が入っており、限界を超えるとそれにあわせて身が裂けるように調整されていた。 その痛みは戦闘でも決して感じることがありえない、人間の少女ならその痛みに耐え切れずほとんどの場合ショック死、もしくは失血死するからだ。 そんな痛みを安全装置の解除で強制的に覚醒させられ続け、意識を途切れさせることを許されず感じさせられ続けるハウリン。 彼女の"痛み"を彼女以外の誰がわかってあげられるだろうか? 確かに幼女愛好の趣味を持ち、それがエスカレートして犯罪に手を染める者もいるだろう。だがそれは相当なリスクを伴うことであり、捕まればほぼ刑務所からは一生出られない。 しかしこのケースどうだろうか? 神姫はあくまで玩具。おもちゃの部類で感情がどれだけ豊かだろうが「人権」といった物は彼女たちには認められない。 なら、神姫と無理やりに性交を行うことは犯罪でありえるか? 答えはNo。 もちろんこの小説の主人公である藤堂 亮輔とリンが直接繋がると言う事象はありえない。確立はゼロである。 身体のサイズをこのような15cmサイズに決定したのは、かわいらしさもあるがマスターと神姫が直接交わることが出来ないようにという意味もある。 それは神姫を開発した科学者たちが課した"けじめ"である。 それをこのような方法で回避すると言うのは思いつかないことは無いだろう。 だがこのドール自体日本には流通しない。 大きさの問題でなんとかアジアの闇ルートで流通するのみだ。だから間違ってもこのような事態が日本国内で起こることは無い。 このハウリンも少なくとも日本で流通するものとは言語系統が違う。 多分欧米諸国で販売されているモデルであろうと推測される。 「んkdんすぁhgりわんrgん・kにいkぃぃ!!!!」 ハウリンの人工脳にあふれる情報の種類。それは痛覚。 普通のマスターの元に行けば、もしくは多少は人格の歪んだオーナーでもここまでひどい行いはなかっただろう。 腕や足が千切れたなら反対の手足で動けばいい。 たとえ腹に風穴を開けられてでもこのハウリンは素体が動く限り平然と戦闘を続けられるのではないか? そう予想してしまうほど、ハウリンの感じるソレは強く、激しい。 絶えず与えられる痛覚情報の連続処理によって、人工脳の限界を超えてオーバーヒート寸前のハウリンの頭部から煙が漏れてきた。 「ふぅ!!! そろそろか!!」 それを確認して男はそれまででも常人であれば十分に快感を得、絶頂を迎えるであろう頻度のピストンの速度をさらに上げた。 「荷shフェウw場ウgrジェ苗wkgんrかん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ggkくぁ」 彼女の痛みを表す言葉がもしあるとしたら、それは地獄の業火、"煉獄"。これしか思い当たる節は無い。 そうして完全な機能停止、もしくは完全に人工脳が焼きつき、壊れる寸前なのを知ってか知らずか、それでも男のピストン運動は止まらない。 「くっ、ハッッ!!」 そうしてやっとのことで男は1回目の射精を迎えた。 少女の身体を模した擬体の内部で水風船を破裂させたかのような勢いで濁液が放出され、すぐに許容量を超えて隙間からあふれ出す。 そうして開放されたハウリン。 だが男は部屋の奥、カーテンを開ける。 ソコには成人女性のサイズのドールが同じ体勢で待機しており、その頭部には同じようにアーンヴァルタイプの神姫が接続されていた。 「k、きゃぁああああああ!!」 アーンヴァルは男を確認したとたんに発狂したかのような悲鳴に近い絶叫をあげてオーバーヒート。頭部からはすでに先のハウリンと同じような焦げた臭いがした。 中枢ではないが、内部回路がいかれたらしい。 男は"店主"を呼ぶ 「おい、"教育"がなってないな。俺を見ただけでコレだ…」 「もうしわけございません、なにぶん前回の記憶がトラウマになっているらしく…」 「いいから代わりをよこせ、まだ1発目なんだ」 「はい、ただいま…」 そうして部屋を後にする"店主" 「ふん、幼女愛好趣味で極上のサディスティック。最低の性癖を持つ野郎だ、だが最高級の金づるだ。しっかりサービスはしておくことにしよう」 そう階段を上りつつ呟いた。 そうして"客"は神姫との擬似性交を楽しむ。 そうして予定の3時間が過ぎようとしたころ。 "店主"は予想もしない連絡を受ける。 それは 「本部サーバー中枢に大部隊での神姫による襲撃アリ、至急帰還求む、繰り返す……」 そう、SSFとリン・ティアをはじめとした神姫犯罪を憎む者、職として、または信念を持って正義を振りかざす者。 それら全てが彼ら、「べーオウルフ」を裁きにやってきた。 そしてその部隊の一部はその"バー"をもすでに包囲していることを"客"はおろか、"店主"をはじめとした「べーオウルフ」メンバーさえも気付いていなかったのだ… 第13話へ続く TOPへ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1727.html
過去ログ 武装神姫SSwiki 読者参加企画 『武装神姫うきうきバトル』第一回 サラ(仮)「みなさまこんにちは。毎度おなじみの3S、リーダーのサラ(仮)です」 犬〇「同じく、犬〇です(座礼)」 テッコ「……ん、アイz―――」 サラ(仮)「こらそこ。さり気なく本名を名乗ろうとしない!!」 テッコ「……最早暗黙の了解……」 犬〇「だったら、余計名乗っちゃダメなような気が……」 テッコ「…じゃあ、テッコで」 サラ(仮)「よろしい」 犬〇「さて、唐突に始まりましたこの企画、一体何かといいますと、日頃SSをお読み下さっている読者の皆様に楽しんで貰おうと、ALCが無い知恵ひねって考えた読者参加企画です」 テッコ「……頑張った」 サラ(仮)「まあ、面白いかどうかは別問題ですが……」 犬〇「ええ、と。具体的な内容はと言いますと……、クラブハンド・フォートブラッグのサラさん。犬子さんの土下座ライフ。の犬子さん。鋼の心 ~Eisen Herz~のアイゼンさんの三名に、『読者の皆様が作った神姫』で挑戦していただこうという企画です」 テッコ「……メンバーがワザとらしい」 サラ(仮)「仕様です」 犬〇「数回行う予定でして、参加してくださった方、および、見事な成績を収めた方には次回のゲームが有利になる特典を差し上げたいと思います」 サラ(仮)「まあ、なるべく簡単に作れるように調整したと言ってますので、なにとぞ参加してやってください」 犬〇「神姫は幾つかの項目を選ぶだけで簡単に作れます」 テッコ「……作成時間。早ければ1分」 サラ(仮)「それでは、具体的な作成手順の説明に入りましょう」 犬〇「一応、私たちがお手本としてサンプルの神姫を作りながら説明しますね」 テッコ「……では、始まり始まり……」 1.オーナーと神姫の名前を決めよう。 サラ(仮)「読んで字の如し、オーナーの名前と神姫の名前を決定するだけですね」 犬〇「オーナー名は本名で無くても良いのですよね?」 テッコ「……ん、もちろんOK」 サラ(仮)「ゲームの成績を発表し、特典を進呈する都合上、オーナー名はきちんと付けてください」 テッコ「……通りすがり、とか、名無し、ではALCが混乱する」 犬〇「折角良い成績を収めても、自分かどうかが分からなければ意味ないですよね?」 サラ(仮)「どうしても困る場合は、『~のオーナー』とか『~のマスター』のように神姫の名前を絡めるのもOKです」 犬〇「後は何か注意点はありますか?」 サラ(仮)「良識の範疇ですが、私たちも純真な乙女なので、放送禁止用語は神姫名、オーナー名共に不可とします」 テッコ「……ん、注意してね」 犬〇「さて、サンプル神姫のオーナー名と神姫名は如何しましょうか?」 テッコ「……オーナー名は『3S』で」 サラ(仮)「それじゃあ、神姫名は『サンプルちゃん』で行きましょう」 犬〇「ああ、もちろん神姫名は最後に付けても構いませんよ?」 テッコ「……項目の1.2.3.4.は自由な順番で決めていい」 サラ(仮)「では早速次に行きましょう」 2.神姫の機種(種類)を選ぼう。 サラ(仮)「これもそのまま。用意されている6機種から一つの機種を選ぶだけです」 犬〇「ハウリンとか、フォートブラッグなどの機種を選ぶんですね?」 サラ(仮)「そうです」 テッコ「……用意されている機種は?」 犬〇「今回は、『フブキ』『アーンヴァル』『ストラーフ』『マオチャオ』『ハウリン』『フォートブラッグ』の6機種です」 サラ(仮)「ご要望があれば、他の神姫も参加するかもしれませんね」 テッコ「では、神姫のデータ」 ①フブキ HP18 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 ②アーンヴァル HP16 回避力に優れた飛行型の神姫。 HPは低いが、回避で補えればかなりの強さを誇る。 一撃必殺のレーザーも魅力の一つ。 ③ストラーフ HP20 防御力、攻撃力の双方に優れた重装型の神姫。 HPも高いが、欠点もあるらしい。 必殺技は威力、命中、防御を兼ね揃えたチーグル。 ④マオチャオ HP18 攻撃力と回避力に優れた近接戦型の神姫。 気まぐれなのかスロットごとの差異が大きいらしい。 スーパーネコキックは威力では劣るが隙の無い攻撃。 ⑤ハウリン HP20 高めのHPを持った万能型の神姫。 癖の無い性能を持ち、非常に扱いやすい。 必殺技は隙が大きいが威力、命中共に高いハウリングサンダー。 ⑥フォートブラッグ HP18 平均的な能力を持つ砲撃型の神姫。 目立った特徴は無いが、ある種の武器との相性が良いらしい。 必殺技は以後の命中率を向上させる非攻撃型。 サラ(仮)「おや? データといっても具体的な数値はHPしか無いのですね?」 犬〇「はい、他のパラメータは隠し要素となっています」 テッコ「でも補正値の様なものなんだって」 犬〇「一応、具体例として『フブキ』の隠しパラメータを公開します」 ①フブキ HP18 スロット1のアクションの命中率を+2 スロット5のリアクションの回避率を+2 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 サラ(仮)「『スロット』とか、『アクション』『リアクション』とはなんでしょうか?」 犬〇「それらは後で説明します」 テッコ「……とにかく、回避と命中が強いって事だけ分かればいい」 犬〇「もちろん、他の神姫にもこのような隠し能力がありますよ」 テッコ「……公開されていないだけ。……得意な能力を推測するのも手」 サラ(仮)「では折角ですのでこの『フブキ』を選んで次に進みましょう」 3.CSCを選ぼう。 サラ(仮)「ここではCSCのセットを選びます」 犬〇「本来は3つ個別に選んでいただきたいのですが、オーナーさま方の負担を減らす為、幾つかのセットを用意させていただきました」 テッコ「……ここも一つ選ぶだけ。らくちんらくちん」 犬〇「では、データの方をどうぞ」 ①耐久型CSC 特殊能力:『頑丈』 HPに+5 ②ぷちマスィ~ンズCSC 特殊能力:『追撃』 全スロットのアクションに攻撃力+1(非攻撃以外) ③重装型CSC 特殊能力:『重武装』 カテゴリーBの行動を3つまで装備できる。ただし、回避力-1のスロットがどこかに2つできる。 ④隠密型CSC 特殊能力:『隠密』 1ターン目のアクションのみ全てのスロットが命中+1、攻撃力+3。2ターンめ以降は何の効果もなし。 ⑤汎用型CSC 特殊能力:『万能型』 自らのタイプ以外のカテゴリーA行動を選択可能。最大装備数が1なのは変わらず。 ⑥逆境型CSC 特殊能力:『最後の一撃』 HPが5以下になっている場合、全てのスロットの攻撃力が+3(非攻撃以外) サラ(仮)「やはり、『スロット』と言う単語がありますね」 犬〇「その説明は次で行いますのでちょっと待っててください」 テッコ「……それじゃあ『サンプルちゃん』には⑤の『万能型』を選ぶ」 サラ(仮)「ふむ。これも選ぶだけで終わりですか。さっさと次に行きましょう」 4.行動を選ぼう。 犬〇「はい。ここで6つの行動を選ぶと神姫の完成ですよ」 サラ(仮)「早いですね」 犬〇「それがウリですから」 テッコ「……神姫は、6つの行動をきめるスロットがある」 犬〇「はい。それぞれの行動には、攻撃に使用する『攻撃力』『命中率』と、防御に使用する『回避力』『防御力』が存在します」 テッコ「……一部例外あり」 犬〇「お互いの神姫が選んだ行動を比べあいターン毎にダメージを決定します」 サラ(仮)「先にHPを0にした方が勝ちですか?」 犬〇「そうです。ターン制バトルですね」 テッコ「……注意点」 犬〇「攻撃は全て同時に行われます。つまり、“相打ち”もあり得ますのでご注意下さい」 サラ(仮)「詳細な戦闘手順は後の項目に譲るとしましょうか」 テッコ「……ではデータを」 カテゴリーC(最大装備数4) C0 レーザーソード/格闘 アクション :攻撃力3 命中率5 リアクション:回避力1 防御力0 C1 アルヴォ/射撃 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力1 防御力0 C2 アングルブレード/格闘 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 C3 ウズルイフ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 C7 棘輪/射撃 アクション :攻撃力4 命中率3 リアクション:回避力1 防御力1 C8 アルファ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 C9 アサルトライフル/射撃 アクション :攻撃力6 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーB(最大装備数2) B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B2 グレネード/射撃 アクション :攻撃力7 命中率3 リアクション:回避力0 防御力2 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B4 吠莱壱式/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力2 B5 滑空砲/射撃 アクション :攻撃力7 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーA(最大装備数1) A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 A2 チーグル(ストラーフのみ) アクション :攻撃力8 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 A3 スーパーネコキック(マオチャオのみ) アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力1 防御力2 A4 ハウリングサンダー(ハウリンのみ) アクション :攻撃力9 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 A5 ロックオン(フォートブラッグのみ) アクション :非攻撃 リアクション:回避0 防御2 特殊効果 :以後、全ての攻撃の命中+1。重複する。 サラ(仮)「結構量がありますね」 犬〇「基本的にABCの3つのカテゴリーの行動があります」 テッコ「……Aが強い、Bが普通、Cが少し弱い」 犬〇「そうですね。でも、強い行動ほど装備できる数が少ないのに注意してください」 サラ(仮)「具体的にはAは1つだけ、Bが2つだけ、Cは4つまで装備できますね」 テッコ「……Aは自分の機種と合ったものしか選べない」 犬〇「そうです。でも、先程選んでくださったCSCによってはこのルールが変わることもあります」 サラ(仮)「そういえば、『サンプルちゃん』は⑤の『万能型』を選んでましたね」 犬〇「そうです、だからカテゴリーAの行動を自由に1個選べるんです」 テッコ「……CSCで⑤の『万能型』を選んでないと、『フブキ』はA行動を選択できない?」 犬〇「そうです。同様に、他の神姫でもCSCで⑤の『万能型』を選んだからといって2つのA行動を選択できる訳ではない事に注意してください。A行動は最大で一個までしか装備できません」 テッコ「……『サンプルちゃん』の装備を選んでみた」 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 犬〇「はい。Cが4個以下(『サンプルちゃん』では3個)、Bが2個以下、Aが1個。規定値以内ですね」 サラ(仮)「CSCで⑤の『万能型』を選んだので、本来はアーンヴァルのみの装備である『レーザー』を装備していますね。 犬〇「では、次はこれを1から6のスロットに自由に並べ替えて下さい」 テッコ「……こんな感じ?」 スロット1 A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 スロット2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 スロット3 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 スロット4 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 スロット5 B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 スロット6 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 犬〇「はい。並べ方には特に制限はありません。自由に並べてください」 テッコ「……これで完成?」 犬〇「はい」 5.完成!! 犬〇「では完成した神姫をまとめておきますね?」 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 犬〇「最後に、完成した神姫を投稿する際の注意点として数字は必ず書いてください」 サラ(仮)「逆に言えば、数字だけでもOKです」 テッコ「……サンプルならこんな感じ」 3S サンプルちゃん 1 5 A1 C6 B3 C4 B1 C5 サラ(仮)「最低、オーナー名と神姫名、機種とCSCの数字、そして6つの武器の記号と数字が書かれていれば充分です」 テッコ「……慣れればすぐできるね」 サラ(仮)「その上で、戦闘に際する意気込みや、追加神姫の要望、感想なども書いてくださると非常にありがたいです」 犬〇「そして、最後に以上の神姫データを投稿してくださればALCが処理し、結果を発表しますよ」 サラ(仮)「これで基本的な説明は以上ですね」 テッコ「……次は上級編」 6.勝つためのあれこれ。 サラ(仮)「最後に戦闘のルールと勝つためのヒントを説明しましょう」 テッコ「……まずはルール」 犬〇「これらの処理はALCがランダムにサイコロを振って決めますので、オーナーの皆様は特に読む必要はありません」 サラ(仮)「興味のある方は参考までにどうぞ」 犬〇「では、ターンの流れを書き出します」 攻撃側の『命中率』から回避側の『回避力』を引いた『最終命中率』の数字を出す。 ALCがサイコロを振って、出た数字が『最終命中率』以下ならば命中。 例外措置として、出た数字が1ならば必ず命中。6ならば必ず外れ。 命中したら、攻撃側の『攻撃力』から防御側の『防御力』を引いて、『最終ダメージ』を出す。 『最終ダメージ』をHPから引いて残りHPを出す。 両方が攻撃をし終わったらターン終了。 HPが0以下になっている神姫が居たら決着。 そうでなかったら次のターンへ。 10ターン目終了時に決着が付かなければ、のこりHPの多いほうが勝ち。 そのとき残りHPが同じならばオーナーさんの勝ち。 互いのHPが0になってもオーナーさんの勝ち。 犬〇「引き分けは勝ちですか、意外と楽ですね」 サラ(仮)「勝負の世界は非情ですが、これはあくまでゲームですので」 テッコ「……注意する点は?」 サラ(仮)「そうですね。攻撃は同時に処理されるということでしょうか?」 犬〇「つまり、HPが0になっても、“そのターンまでは攻撃できる”と言う事ですね?」 サラ(仮)「はい。もちろんそのターンで倒してしまえば引き分け、つまりはオーナーさんの勝ちです」 テッコ「……最後に、武装選択のコツ」 サラ(仮)「基本的に同じカテゴリーの武装に優越はありません」 犬〇「最終的にモノを言うのは『運』ですが、その中でも最大のものでかつ、オーナーさんが選択できるのが装備スロットです」 テッコ「……どの装備スロットにどの行動を置くかが結構重要」 サラ(仮)「とは言え、『フブキ』以外は非公開ですので、結局は『運』ですかね?」 犬〇「そうです。そして、自分の神姫を信じてください。それが勝利へ至る道です」 テッコ「……で、私たち……じゃなくて、『サラ』『犬子さん』『アイゼン』と戦う、と?」 サラ(仮)「いえ、今回は模擬戦として、先程作った『サンプルちゃん』と戦っていただきます」 犬〇「データをもう一度載せておきますね」 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 テッコ「……これに勝てば良いんだ?」 サラ(仮)「そうです今回は参加者全員に何らかの特典が与えられますし、戦績に応じても個別に特典が送られます」 犬〇「さあ。オーナーの皆さん、頑張ってください!!」 サラ(仮)「なお、第一回参加書き込みの締め切りは2008年2月22日(金)までといたします」 犬〇「お申し込みはお早めに」 テッコ「……そして武運を祈る。念力で」 犬〇「念力って……」 サラ(仮)「では。長くなりましたが、本日はこの辺で~」 犬〇「皆様のご参加をお待ちしております(座礼)」 テッコ「……ちゃお」 7.まとめ。 ステップ1、オーナーの名前を決める。 ステップ2、神姫の名前を決める。 ステップ3、神姫の機種を選ぶ。 ①フブキ HP18 回避力と命中率に優れた隠密型の神姫。 バランスは良好で比較的扱いやすいが、デフォルトでは決め技にかける。 隠しパラメーターが判明しているのが最大の強み。 ②アーンヴァル HP15 回避力に優れた飛行型の神姫。 HPは低いが、回避で補えればかなりの強さを誇る。 一撃必殺のレーザーも魅力の一つ。 ③ストラーフ HP20 防御力、攻撃力の双方に優れた重装型の神姫。 HPも高いが、欠点もあるらしい。 必殺技は威力、命中、防御を兼ね揃えたチーグル。 ④マオチャオ HP18 攻撃力と回避力に優れた近接戦型の神姫。 気まぐれなのかスロットごとの差異が大きいらしい。 スーパーネコキックは威力では劣るが隙の無い攻撃。 ⑤ハウリン HP20 高めのHPを持った万能型の神姫。 癖の無い性能を持ち、非常に扱いやすい。 必殺技は隙が大きいが威力、命中共に高いハウリングサンダー。 ⑥フォートブラッグ HP18 平均的な能力を持つ砲撃型の神姫。 目立った特徴は無いが、ある種の武器との相性が良いらしい。 必殺技は以後の命中率を向上させる非攻撃型。 ステップ4、CSCを選ぶ。 ①耐久型CSC 特殊能力:『頑丈』 HPに+5 ②ぷちマスィ~ンズCSC 特殊能力:『追撃』 全てスロットのアクションに攻撃力+1(リアウイング以外) ③重装型CSC 特殊能力:『重武装』 カテゴリーBのアクションを3つまで装備できる。ただし、回避力-1のスロットがどこかに2つできる。 ④隠密型CSC 特殊能力:『隠密』 1ターン目のアクションのみ全てのスロットが命中+1、攻撃力+3。2ターンめ以降は何の効果もなし。 ⑤汎用型CSC 特殊能力:『万能型』 自らのタイプ以外のカテゴリーAアクションを選択可能。最大装備数が1なのは変わらず。 ⑥逆境型CSC 特殊能力:『最後の一撃』 HPが5以下になっている場合、全てのスロットの攻撃力が+3(リアウイング以外) ステップ5、行動を6つ選ぶ(最大装備可能数に注意)。 カテゴリーC(最大装備数4) C0 レーザーソード/格闘 アクション :攻撃力3 命中率5 リアクション:回避力1 防御力0 C1 アルヴォ/射撃 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力1 防御力0 C2 アングルブレード/格闘 アクション :攻撃力4 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 C3 ウズルイフ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 C4 研爪/格闘 アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力0 防御力0 C5 防盾/格闘 アクション :攻撃力3 命中率3 リアクション:回避力1 防御力2 C6 十手/格闘 アクション :攻撃力3 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 C7 棘輪/射撃 アクション :攻撃力4 命中率3 リアクション:回避力1 防御力1 C8 アルファ/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 C9 アサルトライフル/射撃 アクション :攻撃力6 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーB(最大装備数2) B1 リアウイング アクション :非攻撃 リアクション:回避力1 防御力1 特殊効果 :次のターン、回避力+1 B2 グレネード/射撃 アクション :攻撃力7 命中率3 リアクション:回避力0 防御力2 B3 旋牙/格闘 アクション :攻撃力5 命中率4 リアクション:回避力1 防御力1 B4 吠莱壱式/射撃 アクション :攻撃力5 命中率5 リアクション:回避力0 防御力2 B5 滑空砲/射撃 アクション :攻撃力7 命中率4 リアクション:回避力0 防御力1 カテゴリーA(最大装備数1) A1 レーザー(アーンヴァルのみ) アクション :攻撃力10 命中率3 リアクション:回避力0 防御力1 A2 チーグル(ストラーフのみ) アクション :攻撃力8 命中率4 リアクション:回避力0 防御力2 A3 スーパーネコキック(マオチャオのみ) アクション :攻撃力6 命中率4 リアクション:回避力1 防御力2 A4 ハウリングサンダー(ハウリンのみ) アクション :攻撃力9 命中率5 リアクション:回避力0 防御力0 A5 ロックオン(フォートブラッグのみ) アクション :非攻撃 リアクション:回避0 防御2 特殊効果 :以後、全ての攻撃の命中+1。重複する。 ステップ6、書き込む。 以上です。 今回の敵は、以下の通り。 オーナー名 『3S』 神姫名 『サンプルちゃん』 機種 1『フブキ』 CSC 5『万能型』 行動 スロット1 A1 レーザー/射撃 スロット2 C6 十手/格闘 スロット3 B3 旋牙/格闘 スロット4 C4 研爪/格闘 スロット5 B1 リアウイング スロット6 C5 防盾/格闘 おまけのQ&Aコーナー。 Q これってなんですか? A 読者の皆様に楽しんでいただく為の企画です。 Q 参加費用とか要りますか? A 無料です。(でもパソコンの電気代などは自分で払ってください) Q SS書いたことが無いのですけど参加しても良いんでしょうか? A むしろ読者さまの為の企画ですので、ぜひご参加を。 Q バトルロンド等のオフィシャルとの関係は? A この企画はALCの独断潜航(誤字にあらず)です。バトルロンドやコナミとは無関係です。 Q 特典って何ですか? A 参加した方全員に次回のゲームが少し有利になる特典が与えられます。 Q その内容は? A 次回参加募集まで秘密と言うことで。 Q 結果発表はいつになりますか? A 募集締め切りの2日後を予定しております。 第一回ですと、2008年2月24日(日)までに発表予定です。 Q 所で、メールアドレスとか必要ですか? A 不要です。 Q 書き込みするのって、なんか怖いんですけど? A ちょっとだけ勇気を出してみましょう。きっと楽しいですよ? Q 実は、武装神姫を持ってないんですけど? A 実物の神姫は必要ありませんが、これを期に買って下さると仲間が増えたALCが喜びます。 Q 所で武装神姫って何ですか? A ……こちらのwikiSSや、オフィシャルサイトをご覧下さい。 Q 今夜の晩御飯、何にしたら良いでしょうか? A ……ハンバーグが良いと思います。 Q 同じカテゴリーの武器を複数装備することは出来ますか? A できます。『防盾』四つとかも可能なので、色々考えてみて下さい。 Q なんだかTRPGの戦闘システムみたいですね? A まったくですね。なにせ現役でGMやっているもので(照)。 《エントリー済み神姫一覧》 (オーナー名、神姫名共に敬称略) ◆蝕神&ラプラス(ストラーフ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.アングルブレード 2.チーグル 3.吠莱壱式 4.吠莱壱式 5.研爪 6.研爪 ◆和葉&ティエラ(フォートブラッグ/重装型CSC) 1.防盾 2.ロックオン 3.滑空砲 4.防盾 5.滑空砲 6.滑空砲 ◆土下座&朝霧(ハウリン/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.ハウリングサンダー 2.ウズルイフ 3.ウズルイフ 4.ウズルイフ 5.アングルブレード 6.吠莱壱式 ◆木香&ルウ(アーンヴァル/逆境型CSC) 1.レーザーソード 2.リアウイング 3.レーザーソード 4.レーザーソード 5.レーザー 6.レーザーソード ◆繭玉&アンリ・マユ(ストラーフ/重装型CSC) 1.滑空砲 2.アングルブレード 3.滑空砲 4.チーグル 5.アングルブレード 6.滑空砲 ◆東南風&風雨(フォートブラッグ/重装型CSC) 1.グレネード 2.ウズルイフ 3.吠莱壱式 4.アルファ 5.滑空砲 6.アサルトライフル ◆絢人&ユノー(アーンヴァル/逆境型CSC) 1.アルヴォ 2.リアウイング 3.レーザーソード 4.アサルトライフル 5.リアウイング 6.レーザー ◆ROTVALT&TITANIA(ストラーフ/耐久型CSC) 1.チーグル 2.レーザーソード 3.アルファ 4.旋牙 5.アルファ 6.旋牙 ◆月夜&上弦(ハウリン/耐久型CSC) 1.防盾 2.アングルブレード 3.アングルブレード 4.ハウリングサンダー 5.吠莱壱式 6.吠莱壱式 ◆うぃんでぃ&ルゼ(ストラーフ/逆境型CSC) 1.防盾 2.アングルブレード 3.アングルブレード 4.吠莱壱式 5.チーグル 6.吠莱壱式 ◆生駒さん&にーの丞(マオチャオ/逆境型CSC) 1.リアウイング 2.防盾 3.防盾 4.防盾 5.防盾 6.スーパーネコキック ◆紅騎士&エクス(アーンヴァル/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.リアウイング 2.アルヴォ 3.レーザー 4.吠莱壱式 5.アルファ 6.レーザーソード ◆水井&エミリ(フォートブラッグ/逆境型CSC) 1.ロックオン 2.滑空砲 3.グレネード 4.アサルトライフル 5.防盾 6.レーザーソード ◆ダムド&リン(フォートブラッグ/耐久型CSC) 1.ロックオン 2.旋牙 3.滑空砲 4.ウズルイフ 5.アルファ 6.アルファ ◆霞&ユキ(フォートブラッグ/ぷちマスィ~ンズCSC) 1.ウズルイフ 2.吠莱壱式 3.アルファ 4.ウズルイフ 5.滑空砲 6.ロックオン ◆かもだるま&カール(フォートブラッグ/耐久型CSC) 1.ロックオン 2.滑空砲 3.滑空砲 4.アサルトライフル 5.アサルトライフル 6.アサルトライフル 2月23日0時現在、以上の16名の登録を確認しています。 神姫の投稿はコチラへどうぞ。 ご意見、ご感想、ご要望などもお待ちしております。 オーナー名『3S』 神姫名『サンプルちゃん』 1 5 A1 C6 B3 C4 B1 C5 挑戦、お待ちしております。 アーク参加希望。 -- 名無しさん (2008-02-19 23 48 20) ↑こんな感じでどうぞ。 改行できないので、できればスペースを使って文字の間を空けてください。 -- ALC (2008-02-19 23 49 56) オーナー名「蝕神」 神姫名「ラプラス」 3 2 C2 A2 B4 B4 C4 C4 お手柔らかに。エウクランテの参戦希望します -- 蝕神 (2008-02-20 02 18 02) なんだかTRPGの戦闘システムみたいですね。 -- 名無しさん (2008-02-20 09 10 35) オーナー名「和葉」 神姫名「ティエラ」 6 3 A5 B5 C5 B5 B5 っとですよ、SS参加者は書き込んで内容なのでがりがりと(何 -- 和葉 (2008-02-20 13 19 55) オーナー名『土下座』 神姫名『朝霧』 神姫 『⑤ハウリン』 CSC 『②ぷちマスィ~ンズ』 スロット『A4 C3 C3 C3 C2 B4』 早速参戦、ハウリン大戦のNPCからー。 -- 土下座 (2008-02-20 18 11 47) オーナー名「木香」 神姫名「ルウ」 ② ⑥ A1 B1 C0 C0 C0 C0 近接特化にし過ぎたか…… 皆々様、どうかお手柔らかに。よろしくお願い致します -- 木香 (2008-02-20 22 42 30) オーナー名『繭玉』 神姫名『アンリ・マユ』 3 3 B5 C2 B5 A2 C2 B5 あまりいぢめないでやって下さいね(笑) -- まゆたま (2008-02-20 23 37 25) オーナー名『東南風』 神姫名『風雨』 6 3 B2 C3 B4 C8 B5 C9 フォートブラッグのAスロット、攻撃力上昇もお願いしたいです…(笑) -- MZ (2008-02-21 03 01 57) オーナー名『絢人』 神姫名『ユノー』 神姫『②アーンヴァル』 CSC『⑥逆境型』 C1 B1 C0 C9 B1 A1 ツガル参戦希望です。どうぞお手柔らかに -- 名無しさん (2008-02-21 07 38 19) オーナー名『ROTVALT』 神姫名『TITANIA』 3 1 A2 C0 C8 B3 C8 B3 実際こんなの使ってました。 -- 名無しさん (2008-02-21 14 36 54) オーナー名『月夜』 神姫名『上弦』 5 1 C5 C2 C2 A4 B4 B4 バトロンで使ってるのと同じ防御型で参戦します -- 月夜 (2008-02-21 19 08 36) オーナー名「うぃんでぃ」 神姫名「ルゼ」 3 6 C5 C2 C2 B4 A2 B4 これからバトロンでセットアップ予定だったりします。飛鳥参戦は……無理ですよねやっぱり…… -- うぃんでぃ (2008-02-21 19 25 19) オーナー名『生駒さん』 神姫名『にーの丞』 4 6 B1 C5 C5 C5 C5 A3 ねこいないー! ということでねこ分補充の子猫ー。あと種子がいないのは罪だと思います(爆) -- うさぎなひと (2008-02-21 20 46 19) オーナー名「紅騎士」 神姫名「エクス」 2 2 B1 C1 A1 B4 C8 C0 アーヴァルの特性を生かしつつ回避重視で。しかし、相手のレーザーライフル、補正で命中5か……キツイ……しかもリアウィングが回避3(補正込み)って理不尽だ…… -- 紅騎士 (2008-02-21 22 59 04) オーナー名『エミリのマスター』 神姫名『エミリ』 6 6 A5 B5 B2 C9 C5 C8 C0 自作による本来の外見を再現できない故、この場では拠点防衛用っぽい雰囲気の神姫として参加させていただきます。 …私的には『エウクランテ』、『ジルダリア』、『ヴァッフェバニー』あたりの追加を希望したいです。 -- 矢津田 (2008-02-22 02 53 58) オーナー名『ダムド』 神姫名『リン』 6 1 A5 B3 B5 C3 C8 C8 ティグリース&ウィトゥルース参戦は…きついですかね? -- ダムド (2008-02-22 12 56 30) オーナー名『霞』 神姫名『ユキ』 6 2 C3 B4 C8 C3 B5 A5 皆様、よろしくお願いしますね 久しぶりにバトロン起動しますか・・・ -- 霞 (2008-02-22 13 46 54) ぐお、おおおう、あ、改めて、修正っ、行動1に、C5をっ、あとは順に2からずらしていく方向でー(汗 -- 和葉 (2008-02-22 14 13 38) オーナー名『かもだるま』神姫名『カール』61 A5 B5 B5 C9 C9 C9 読者参加です。締切間に合うかな? -- かもだるま (2008-02-22 23 50 22) 現在、ロスタイムに突入中です。 参加も受け付けますが、記述にミスがあった場合のサポートが出来ないと思われます。 投稿なされる場合は、武装(行動)が6つある事を確認して下さい。 ロスタイム、及び既参加者の修正受付は2月23日、18時で締め切ります。 次回のエントリー受付は2月25日月曜開始予定です。 -- ALC (2008-02-23 00 26 45) 申し訳ありません、修正お願いします。 C8「アルファ」を削除していただきたいのです。 あと、オーナー名を『エミリのマスター』から『水井』に変更させていただきたく思いますので、宜しくお願いします。 -- 矢津田 (2008-02-23 02 15 29) 申し訳ありません、修正お願いします。 「ルウ」のスロットの順番を、 C0 B1 C0 C0 A1 C0 の順番に変更して頂きたいのです。お手数かとは思いますが、できれば宜しくお願いします。 -- 木香 (2008-02-23 13 53 29) 文責:ALC
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1723.html
最強の神姫はどちらだ!? 武装神姫SSwiki 読者参加企画 『武装神姫うきうきバトル』最終回 トーナメント表 第四回戦闘記録 以前の戦闘の記録はこちらへ。 ベスト8三回戦 第一試合上弦VS六花 三回戦 第二試合マリーシVSアンリ・マユ 三回戦 第三試合エクスVSTITANIA 三回戦 第四試合来希VSルゼ 準決勝 第一試合上弦VSアンリ・マユ 準決勝 第二試合エクスVSルゼ 三位決定戦上弦VSエクス 決勝戦アンリ・マユVSルゼ ベスト8 月夜&上弦 攻撃力B 命中率S 回避力C 防御力S 蝕神&六花 攻撃力B 命中率A 回避力A 防御力C モアイさん&マリーシ 攻撃力D 命中率D 回避力B 防御力S 繭玉&アンリ・マユ 攻撃力S 命中率A 回避力D 防御力B 紅騎士&エクス 攻撃力A 命中率B 回避力S 防御力D ROTVALT&TITANIA 攻撃力B 命中率S 回避力D 防御力B カイ㌧&来希 攻撃力C 命中率A 回避力C 防御力B うぃんでぃ&ルゼ 攻撃力B 命中率A 回避力D 防御力A ※評価は8名の間での相対評価です。 S>A>B>C>D ※いずれも敬称略。 三回戦 第一試合 上弦VS六花 HP 20 16 3632 13 16 1226 13 8 3464 4 -4 上弦Op2『ビッグバイパー』機能停止 六花、Op1『雷神』機能停止 勝者「上弦」 サラ(仮)「さて、三回戦の緒戦は防御タイプの上弦さんと、回避タイプの六花さんのバトルです」 犬丸「結果は上弦さんの勝ち。上弦さんの強さ、運のよさが際立った戦いでしたワン」 テッコ「……上弦は回避タイプにとても強い。相性の時点で六花はかなり不利だった……」 サラ(仮)「今回もハウリングサンダーが光ってました。……なんか本当に良くハウリングサンダーが出ますね……」 犬丸「上弦さんのハウリングサンダーは、オプションありだと攻撃力12点、命中値6点(!)という異様なダメージが出ますワン」 テッコ「……回避型ではまず歯が立たない」 サラ(仮)「その上で非常に頑丈でもありますし、実質HPが25点あるようなものですし……」 犬丸「これだけの耐久力を削る間、高命中、高威力の攻撃に耐えねばなりません。非常に強力な神姫だと言えそうですワン」 テッコ「……とにかく、上弦はベスト4に進出。おめでとう」 三回戦 第二試合 マリーシVSアンリ・マユ HP 18 20 4321 6 20 アンリ・マユ、A11『キュベレーアフェクション』を突破 5315 -6 19 勝者「アンリ・マユ」 サラ(仮)「ALC的に超イチオシだったマリーシさん、流石に相手が悪すぎました」 犬丸「1ターン目に今まで数々の強敵を葬り去ってきた必殺の『キュベレーアフェクション』を使用しますが、アンリ・マユさんの攻撃は難なくその防御を突破。一撃で7割近くのHPを奪われましたワン」 テッコ「……アンリ・マユの攻撃の中で、マリーシの『キュベレーアフェクション』で跳ね返せるのは僅かに一つだけ」 サラ(仮)「つまり、5/6の攻撃は10点以上のダメージと言うことですね……」 犬丸「正に破壊神と言う他無い攻撃力ですワン」 テッコ「……その攻撃が、命中値5で飛んで来る恐怖」 サラ(仮)「ちょっと勝てる気がしませんね……」 犬丸「ベスト4に進出したのも頷ける性能ですワン」 テッコ「……次は防御タイプの上弦と勝負。盾と矛、どちらが勝つか見もの……」 三回戦 第三試合 エクスVSTITANIA HP 18 25 3156 18 16 エクス、『レールガン「ロンゴミアント」』クリティカル 5333 13 9 3353 4 1 エクス、Op1『複合ブースターパック「アヴァロン」』機能停止 1154 4 -5 勝者「エクス」 サラ(仮)「このクラスの戦いになると運が大きく勝敗を分けるようです」 犬丸「今回は特にエクスさんの運の良さが勝利に繋がりましたワン」 テッコ「……命中率も良いし、『ロンゴミアント』でクリティカルも出た」 サラ(仮)「一方でTITANIAさんは、1ターン目に『チーグル』を外したのが痛いですねぇ……」 犬丸「それが命中してさえいれば勝敗が逆転していただけに無念かも知れませんワン」 テッコ「……もちろん、どちらも強いのは明白。今回は運がエクスを選んだみたい……」 サラ(仮)「ですが、エクスさんの攻撃力と回避力はこの先も活躍しそうですね」 犬丸「しかし、HP18のエクスさんが一番耐久力低いと言うのも凄い話ですワン」 テッコ「……ん。まあとにかく、ベスト4進出おめでと」 三回戦 第四試合 来希VSルゼ HP 20 20 3156 20 19 1626 20 19 6611 18 19 2551 11 17 2151 4 15 来希、逆境発動 3331 1 11 2133 -2 9 来希、特殊能力発動 4252 -9 4 ルゼ、逆境発動 勝者「ルゼ」 テッコ「……まずは来希さんのお名前を間違えていた件について謝罪を致します。ごめんなさい」 サラ(仮)「珍しく殊勝ですね、テッコさん」 犬丸「何でも、リアルの知人にそういう名前の人が居るそうですワン」 テッコ「……無理も無い話?」 サラ(仮)&犬丸「いや、ダメでしょう。それは」 サラ(仮)「では、解説に戻りますよ。三回戦の最終バトルは戦闘力の差がそのまま結果に現れた戦いでした」 犬丸「むしろ来希さんが良く喰いついたと言う感じですワン」 テッコ「……攻撃力が不足気味で、ルゼの防御に阻まれてまともなダメージが入らなかったのに、良く頑張ったと思う」 サラ(仮)「特典無しの神姫でありながら、ここまで勝ち進んだ事こそを褒めるべきでしょうね」 犬丸「そしてルゼさんは見事ベスト4進出ですワン」 テッコ「……次の相手はエクス。面白い勝負になりそう……」 準決勝 第一試合 上弦VSアンリ・マユ HP 20 20 1453 12 15 1636 12 15 4613 2 15 上弦、Op2『ビッグバイパー』機能停止 2556 2 11 3544 -8 5 アンリ・マユ、Op2『ビッグバイパー』機能停止 勝者「アンリ・マユ」 サラ(仮)「さすが準決勝!! 素晴らしいバトルでした!!」 犬丸「互いに攻撃/防御型、攻撃力でアンリ・マユさんが、防御力で上弦さんが勝るため、どちらが勝つか予測できませんでしたワン」 テッコ「……結果、勝ったのはアンリ・マユ」 サラ(仮)「アンリ・マユさんの攻撃力は上弦さんの装甲をも貫きました」 犬丸「その分、防御では劣っているので、上弦さんの攻撃も防ぎきれず、どちらもボロボロになりますワン」 テッコ「……今回も勝利に一役買っているのは『ミサイル』」 サラ(仮)「リスクもありますが、この攻撃力は非常高く、命中率も相まって実に凶悪です」 犬丸「次はいよいよ決勝戦。この『ミサイル』がどう勝敗を分けるか、見所になりそうですワン」 テッコ「……惜しくも敗れた上弦さんも、三位決定戦で頑張って欲しい」 準決勝 第二試合 エクスVSルゼ HP 18 20 1551 10 12 3423 2 4 エクス、Op1『複合ブースターパック「アヴァロン」』機能停止 ルゼ、逆境発動 4634 -6 4 勝者「ルゼ」 サラ(仮)「これも素晴らしいバトルでした。……結果としてはルゼさんの勝利となります」 犬丸「勝敗を決めた要因は多々ありますが中でも大きなものはルゼさんの防御力ですワン」 テッコ「……ルゼの命中率も高いため、勝負がHPの削り合いになった」 サラ(仮)「そうなると防御力の無いエクスさんが圧倒的に不利です」 犬丸「攻撃力では勝っていたものの、防御力の差を詰めるには到りませんでしたワン」 テッコ「……逆境がダメ押しだったかも……」 サラ(仮)「ルゼさんが、Op装備でない為、ダメージを受けても弱体化しなかったのも要因の一つだと言えそうです」 犬丸「さて、これで決勝戦のカードが決まりましたね。アンリ・マユさんVSルゼさんです」 テッコ「……エクスも三位決定戦で上弦と対戦。いずれにせよこの四人は『うきうきバトル四天王』に認定」 三位決定戦 上弦VSエクス HP 20 18 6325 20 18 4261 14 10 5526 14 10 4554 8 10 上弦、Op2『ビッグバイパー』機能停止 4226 8 5 エクス、Op1『複合ブースターパック「アヴァロン」』機能停止 4221 5 0 勝者「上弦」 サラ(仮)「これまたえらく出目の偏った試合ですね……」 犬丸「上弦さんの命中率は高いのですが、エクスさんの回避力の前ではその命中率は5割程度にまで低下してしまいますワン」 テッコ「……まあ、実際に命中率は5割だったけど……」 サラ(仮)「問題はエクスさん側の命中率が期待値よりやや低かったことですかね?」 犬丸「あとは、『エクスカリバー』『コールブランドⅡ』と言った高威力武器を使わなかったのも敗因みたいですワン」 テッコ「……ただ、それでも上弦の防御力4点は厚く硬い壁。エクス側に防御力が無いことを考えるとダメージ効率で僅かに上弦に分がある」 サラ(仮)「攻撃力自体はエクスさんが勝っていますし、互いの回避力を加味した命中率でもエクスさんが上。……でも、防御力まで考えるとダメージ効率で劣ってしまう上、HPには7点もの差がついていますからね……」 犬丸「事前に紅騎士さまが推測なされたとおり、相性においてややエクスさんが不利だった用ですワン」 テッコ「……対する上弦も『ハウリングサンダー』こそ出なかったものの、回避型殺しである『吠莱壱式』の連射が決定打になった」 サラ(仮)「上弦さんの回避型に対するアドバンテージは、今までの試合で証明済みですし、実力が同レベルで、相性に勝った上弦さんが素直に勝利したと言う感じですかね?」 犬丸「と言うわけで、3位は上弦さん。4位がエクスさんとなりますワン」 テッコ「……二人ともお疲れ。マスターにう~んと褒めて貰うと良い」 決勝戦 アンリ・マユVSルゼ HP 20 20 サラ(仮)「さて、決勝戦は実況形式でお送り致したいと思います。実況は私、サラ(仮)と……」 犬丸「犬丸でお送りいたしますワン」 サラ(仮)「そして解説の、」 テッコ「アイ―――」 サラ(仮)「だから本名出すなと言っとろうが!?(副腕チョップ)」 テッコ「……痛い」 犬丸「ええと、解説はテッコさんでお送りいたしますワン」 サラ(仮)「では早速、お二人のデータから確認いたしましょう。犬丸さん」 犬丸「はい。それではデータをご覧下さい……」 テッコ「……『/』で区切られた数字は前から順に『攻撃力』『命中値』『回避力』『防御力』……」 アンリ・マユ(ストラーフ/ぷちマスィ~ンズCSC) HP20 1、ミサイル(偶数回目の攻撃時はリロードとなり、攻撃できない) 11+3/5+1/-2/1+1 2、滑空砲 9+3/4+1/0/1+1 3、ミサイル(偶数回目の攻撃時はリロードとなり、攻撃できない) 11+3/5+1/-2/1+1 4、チーグル 9+3/4+1/0//2+1 5、滑空砲 9+3/4+1/-1/2+1 6、腕部直付けチーグル 7+3/4+1/0/0+1 Op2 ビッグバイパー(修正済み) ルゼ(ストラーフ/逆境型CSC) HP20 1、ウィッチスティング 4/4/-1/3 2、ヒルコ 8/5/0/2 3、『エンジェルシード』ガンナーモード 5/5/-1/3 4、『エンジェルシード』ブレードモード 6/4/0/2 5、アイン・ソフ・オウル 9/4/-1/3 6、ウィッチスティング 4/4/0/2 逆境:HP5以下の時攻撃力+3 サラ(仮)「はい、これが、隠しパラメータまで含めたお二人のデータです」 犬丸「では、テッコさん。解説らしくお二人の解説などをどうぞ」 テッコ「……正直、能力値ではアンリ・マユが優勢。……ただ、逆境があるのとOpの有無の関係で試合展開次第ではルゼにも充分チャンスはある……と思う」 サラ(仮)「では、早速行って見ましょう。決勝戦!! レディ、GO!!」 1ターン目 6535 16 13 サラ(仮)「さあ、開幕と同時に『直付けチーグル』の一撃を狙うアンリさんに、ルゼさんは『エンジェルシード』の射撃で応戦します!!」 犬丸「互いに命中値は良くないのですけど、回避力も無いので攻撃は殆どが命中するはずですワン」 テッコ「……つまり、命中で6を出してしまった方が不利になる」 2ターン目 5524 11 3 サラ(仮)「さて、接近戦を挑まれたルゼさんは霊剣ヒルコでの一撃を見舞いますが、アンリさんも吹き飛ばされつつ滑空砲を叩き込み、早くもルゼさんをHP3にまで追い込みます!!」 犬丸「この時点でHPに8点もの差がついてしまった訳ですが、テッコさん解説を」 テッコ「……ビッグバイパーの補正が効いている。出来れば2ターン目までにはビッグバイパーを破壊したかった所だと思うけど……」 3ターン目 6366 11 -5 サラ(仮)「あーっと。滑空砲の着弾で生じた隙にアンリさんが猛然と切り込む!!」 犬丸「咄嗟に振るったウィッチスティングは外れ、そして、二度目の『直付けチーグル』がルゼさんを捕らえましたワン!!」 テッコ「……これでダウン。ルゼは……立ち上がれない……」 サラ(仮)「決着です。勝者、アンリ・マユさんっ!!」 犬丸「と言う事は、優勝はアンリ・マユさん。準優勝はルゼさんとなりますワンっ!!」 テッコ「……優勝、おめでとう」 サラ(仮)「さて、以上で二月近くに渡ってお送りしてまいりました、武装神姫SSwiki読者参加企画『武装神姫うきうきバトル』も全てのプログラムが終了と相成りました」 犬丸「長かったようで、短かったこの大会、皆様お楽しみいただけたでしょうか?」 テッコ「……」 サラ(仮)「元々、『読者の皆様もただ読むだけじゃなく、参加して楽しんでもらおう』という発想の元に企画されたモノですので、お楽しみいただけたのならばこれに勝る喜びはありません」 犬丸「マスターや登場神姫同士の掛け合いをSS(セリフだけの2,3行のものでもSSですよ?)で送って下さった方も居て、皆様の中で神姫たちが生き生きと動き始めたのならばALCとしても大成功です」 テッコ「……いつかまた、機会があったらなんかの読者参加企画をやっても良いかな、と思う……」 サラ(仮)「ご意見、ご要望、ご感想など、鋼の心内のWEB拍手なり、コメントフォーム成りでお送りいただければ幸いです」 犬丸「さて、お名残惜しいですが、この辺りで〆させていただきたいと思います……」 テッコ「……ん、皆ありがとう……」 3S『それでは、みなさま。良い神姫ライフを……』 了 ご意見、ご感想。 次回があったらこんなことをしたい。 などなど何でもご自由にどうぞ。 現在集計作業中。 凄い試合数になりそうだったり(笑)。 …けっして某アニメで好きなキャラが死んだので鬱ってた訳ではない(泣)。 何気に凄い名勝負が連打状態。 果たして優勝は誰か!? 最後は気長にお付き合い下さい。 -- ALC (2008-03-16 23 50 35) 期待してまっちょるけーねー。でも最後ですし、のんびり待つのもよろしいかとー。 -- 土下座 (2008-03-17 00 18 46) ……敗者復活なしで三十試合、敗者復活まで含めたら……余り無茶はしないでください(汗 -- テンチョーの中身 (2008-03-17 00 34 56) 集計お疲れ様です。こっちもドキドキものですな(笑)大変だと思いますが、どうか無理はしないでくださいね -- 紅騎士 (2008-03-17 00 35 47) ちなみに敗者復活がトーナメント制だとすると↑に+14試合……全部で44試合……不吉だ(汗 -- 紅騎士 (2008-03-17 00 38 34) お疲れ様です。でも、無理だけはなさらなようにして下さい。楽しみに待ってます -- 木香 (2008-03-17 03 14 05) 本戦だけでも三十試合の大ボリューム……。気長に待ちますので小出しにする感じでどうか無理はなさらないでください、切実に。 -- 二階堂 (2008-03-17 16 54 56) なんだか大変な試合数ですね(驚&汗 どうか倒れたりしないことを祈ります… -- ダムド (2008-03-17 22 23 38) あらら、なんという試合数でしょうか(^^; くれぐれもお体は大事にしてくださいませ -- 霞 (2008-03-18 00 06 11) ALC様 お疲れ様です。…なんといいますか…表にしてあらためて見てみるとえらいことになってますね(汗) くれぐれも無理はなさらないようにお願いします。 -- まゆたま (2008-03-18 02 41 47) こうしてみると壮観ですね・・。お疲れ様です。のんびりと待ちますのでご無理はなさらぬよう・・ -- 九重 (2008-03-18 22 08 47) お待たせしました、一回戦の発表です。 一番時間のかかるキャラクターシート30枚分の作成は終わったので、次からは更新も早い筈。 次回は敗者復活戦の様子をお送りする予定です。 あと、三位決定戦をやれば45試合。不吉じゃない、不吉じゃない。>紅騎士様 -- ALC (2008-03-21 02 13 25) 長らくお待たせしました。 次の更新は土曜日、ベスト4まで出したいと思います。 -- ALC (2008-03-28 01 50 48) あらら…うちのは全滅ですか(半泣 まあ…残念ですがここまでずっとドキドキできて楽しかったです。ALCさん、本当に(無茶まで聞いてもらって)ありがとうございました。それでは勝ち残った皆さん、最後までよい戦いを! -- ダムド (2008-03-28 07 41 37) 敗者復活戦、お疲れ様でした。いよいよ次はベスト4が決定……否が応でもドキドキしますね(笑)こちらは危惧していた通りの姉妹対決になってしまいましたが、どちらにも頑張って欲しいです。 -- 紅騎士 (2008-03-28 13 11 32) えと、少し指摘を。「コールブランドⅡ」はエクスの武器です。ヴェラのは「ノートゥング」なので訂正をお願いします。………最後に一つ、『うちのエクスも最大攻撃力は14だ!!』←親バカ(笑) -- 紅騎士 (2008-03-28 13 12 36) ダムドさま。皆さん運に見放されていましたな…。特にレンさんの運の悪さは…(泣)。 紅騎士さま。 ご指摘の件修正しました。ご迷惑をおかけしております。 -- ALC (2008-03-28 19 48 23) トーナメント一巡分の敗者復活戦お疲れ様ですALCさん^^; それにしてもうちのカールなんかが敗者復活しちゃってすいませんすいませんm(_ _)m カール「それじゃあたしが身も蓋も無い酷え奴みたいじゃないですか!?><」 死地から生き返った者としてうちのカールには頑張って華々しく散って貰いますので待ってて下さいm(_ _)m カール「死んでません死んでません! それに死ぬの前提ですか私!?」 -- かもだるま (2008-03-28 20 19 50) 更新は日曜でした。あと、ベスト8で一旦止めました。 別に、時間が無くなった訳じゃないんだからね!? この方が盛り上がると思っただけなんだから(ツンデレ)!! -- ALC (2008-03-30 22 59 45) ALCさん、二回戦お疲れ様です。 ウチの二人は敗者復活戦で負けましたが、良い勝負をありがとうございました。 いよいよベスト8による戦いが始まるのですね・・・ 残られた方々に素晴らしき勝負と幸運があらんことを!! -- 木香 (2008-03-30 23 15 39) 色々とお疲れ様です。 むう……うちの娘達は両方とも二回戦は痛いですか……でも一回戦終了時で既に不利な戦いになる事は分かっていたので二人は本当によくやってくれましたよ。 ここから先のベスト8たちのバトルを楽しみにしています! -- テンチョーの中身 (2008-03-30 23 39 22) うぉ、まさか来希が勝ち残るとは…(‐ω‐ )ゞ 表からすると、ルゼさんと当たるようなので、良い試合が出来るといいのですが… ALCさん、残りの試合の集計、頑張ってください!! (あと、来希の名前が未希になってます そのままでも構いませんが^^;) -- カイ㌧ (2008-03-31 03 29 58) 明日、全ての戦いが終わります。 後ほんの少しだけお付き合い下さい。 さて、優勝はどちらでしょうか・・・? -- ALC (2008-04-05 02 22 01) 更新お疲れ様です。うちのエクスはベスト4ですか……正直、ここまで残ったのが驚きです。3位決定戦は(相性的に)不利な上弦さんとの戦いですが、頑張ってほしいです。そして決勝戦はストラーフ同士の一騎討ち!楽しみに更新を待つとします。ALCさん、本当にここまでお疲れ様でした! -- 紅騎士 (2008-04-05 17 49 05) SSだけでなく、私達も混ぜて頂いて真にありがとうございます、とても楽しませてもらいました、よもやウチの六花がベスト8に残るとは・wいやはや運とは面白い物ですネェ、では、続きor新作SSを楽しみにさせてもらいます、ご苦労様でした -- 蝕神 (2008-04-06 21 01 26) ALC様 全45試合の集計お疲れさまでした。…うちの娘達の最終成績が優勝&ベスト8という出来すぎな結果でしたので…今日はヂェリン缶でお祝いですね(笑) アンリ「今日は飲むぞ〜♪」 マリーシ「姉上、ほどほどに(苦笑)」 ではALCさま、ならびに参加者の皆様のよき神姫ライフを祈りつつ 「「「かんぱーい!」」」 -- まゆたま (2008-04-06 21 47 46) 「マスター!3位ですよ!3位!!」「おー頑張ったな。えらいえらい」「あの・・・ご褒美に吠莱壱式のカスタムアップをしてほしいなぁ・・・って」「おいおい(ω=;)」 ALCさんと参加者の皆さんお疲れ様でした。まさかうちの上弦が3位入賞なんて大金星を上げてくるとは思っても見ませんでした。今後もssや企画を上弦と共に楽しみに待っております。それでは名残惜しいですがコレにて失礼します。月夜&上弦「お疲れ様でしたー」 -- 月夜 (2008-04-06 22 13 56) ……まさか準優勝とは……「自分でもびっくりしてるよ。」よし、じゃあお祝いに好きな物買ってあげよう。「本当!?それじゃあねぇ……」ALC様と参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。まさかうちの子が準優勝までするとは……今後のSSや企画も楽しみに待っております。それでは、機会があればまたいずれ……「またねー♪」 -- うぃんでぃ (2008-04-07 00 15 01) エ「マスター、4位でした……」紅「落ち込むなって、30人中の4位、しかも回避型では最上位だぞ」ユ「そーだよ!お姉ちゃん凄いよ!」紅「ほら、なんか勝ってやるから泣くなって」エ「う゛ぅ…あ゛りがどうございまじゅ(泣いてる)」……ALC様と参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。いつかまた機会があれば、喜んで参加したいと思います。では。 -- 紅騎士 (2008-04-07 01 42 36) おまけ 紅「ところで、ヴェラ」 -- 紅騎士 (2008-04-07 01 43 23) ↑ミスです(泣) おまけ 紅「ところで、ヴェラは?」ユ「クレイドルで『真剣なエクスお姉様萌えー!』とか言って悶えてた」紅&エ「………(汗)」 -- 紅騎士 (2008-04-07 01 46 15) ALC様ホントお疲れ様でした^^; うちの二人も敗者復活&一回勝ち抜きで十分楽しませてもらいましたw それではまたいずれ、出来れば自作SSなんて作れたらいいな^^;・・・さて、それじゃあ決勝進出分まで用意しといた『超弩級エクシードミサイル』の在庫処分も兼ねて季節外れの花火大会といきましょうかねえお二方? カール「鬼だ、敗者に鞭打つどころか殺ル気満々の鬼がいる・・・><」 クロロ「ゲロ~~~!?T◇T」 -- かもだるま (2008-04-08 00 23 25) 名前 コメント 今までにお越し下さったオーナー - 人 本日お越し下さったオーナー - 人 昨日お越し下さったオーナー - 人 過去ログ1 過去ログ2 過去ログ3 過去ログ4 文責:ALC
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/25506.html
登録日:2012/03/25(日) 21 08 26 更新日:2024/04/13 Sat 21 08 29 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 BATTLE MASTERS コスプレ 公式が病気 搾取 搾取←望むところだ! 武装神姫 本項目では武装神姫のコスプレについて取り扱う。 コスプレとは武装神姫の遊びの一つ。 公式配布の服やドール付属の服を着せることである。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- # # # # ちゃんと説明しろ! ∧_∧# E)(#`゚Д゚)(ヨ UY YU # ここからが本題 このコスプレ、やっぱりというか当然というか武装神姫BATTLE MASTERSにも収録されているが…… これが腹筋崩壊モノであるとは誰が予想しただろうか。 以下、内容 ゲーム内で神姫をコスプレさせるには対応パーツを装備させればよい。 物によっては他のパーツが物理的に隠れてしまうが、気にしなくてよいだろう。 見た目重視のパーツだから隠れて当然だし、何より武器内蔵防具も隠れるから不意打ちには最適である。 性能は総じて高性能な物が揃っている為、組み込んでいるマスターも多いはず。 場所によっては違和感全開だがな! そんなコスプレだが、専用大会も用意されている。 参加条件は簡単 対応するコスプレするだけ! ラインナップ アリス・リデル ゴスロリ服、防具五つ 帝国魔女 魔法少女服、防具四つ いばら姫 和ゴス服、防具三つ 以下はMk.Ⅱから ポリス 防具四つ シスター 防具四つ ダウンロード系 スクール水着 装着部位はボディのみ 白もある セーラー服 防具四つ スクール水着と一緒にダウンロードすると……↓ スク水セーラー服 文字通り、セーラー服の内側にスク水を着用するという破壊力抜群のコスプレ 専用大会は無い、残念! もちろん白もある メイド服 防具五つ 以下はMk.Ⅱから 浴衣(桃) 防具三つ 他の色もあるように思えるが、これだけである 他の色も出す予定だったのだろうか? 和三盆 防具四つ 浅井服のアレ 黒色がラインナップに入っている パジャマ 防具四つ+武器二個 何気にコスプレ初の武器同梱セット 幼稚園 防具五つ 色々な意味で破壊力抜群 Dixies制服 防具四つ ウェイトレスである Yシャツ 装着部位はボディのみ 裸Yシャツは浪漫だと思わないかね? というかこんなの出して大丈夫か? KONAMI「大丈夫だ、問題無い」 体操服 防具四つ×二種 藍とピンクの二種セット でも公式大会に対応するのは藍だけ きらめき高校制服 防具四つ 伝説のアレ 伝説のワンピース 装着部位はボディのみ 詳しくはぜるのんシナリオ参照 ウェディングドレス 防具六つ+武器一個 最後の配信パーツ 色々な意味でアレである これだけのラインナップがあるが、なんと神姫達が特定のコスプレ姿や大会について色々喋ってくれる。 その中には爆笑してしまうものも…… 追記修正はコスプレバトルを全制覇してからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/7619.html
《武装神姫 アーンヴァル》 効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻1700/守1500 自分フィールド上の天使族モンスター1体につき攻撃力が 100ポイントアップする。 part18-455 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/28834.html
登録日:2012/09/14 (金) 20 41 08 更新日:2020/12/19 Sat 23 09 53 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 KONAMI LOST DAYS ガガガ文庫 ライトノベル 小学館 新井テル子 最後辺りは泣ける 武装神姫 睦凡鳥 秋谷有紀絵 美少女×メカ×ハードボイルド 魚谷響子 もしも神姫を悪用しようと企む者がいれば、俺が捕まえる。 どこかで彼女たちが傷つけられているのなら、俺が助ける。 そうしていつか、君たちが悲しまなくていい世界を作る。 武装神姫はコナミが展開しているフィギュアシリーズ『武装神姫』を原作としガガガ文庫より出版されたライトノベル。 著 睦凡鳥 イラスト 一巻 秋谷有紀絵 魚谷響子 二巻・三巻 新井テル子 。 PSP用ソフト『武装神姫BATTLE MASTERS』の前日譚となっており、同ゲームの登場人物、神宮司八郎が主役を務めるほか、ゲーム版のライドシステムも活用する場面も。 1巻 LOST DAYSあらすじ 西暦2039年――。ひとりの男が事故死した。事件の担当刑事・神宮司八郎の前に現れたのは“神姫”と呼ばれる全長15cmの少女型ロボット。死んだ男のパートナーだったと主張する彼女、メイリーとともに、事件の裏に隠された真相を求めて捜査を開始したものの、神宮司はメイリーのわがままに振り回されっぱなし。衝突を重ねながらも危険と謎を乗り越え、次第に信頼関係を築いていく二人だったが……。 2巻 STRAY DOGSあらすじ 神姫をボディーガードとして派遣する警備会社JOS。そこに所属する一体の傭兵神姫がある日、忽然と姿を消した。操作にあたった刑事、通称“神姫担当”の神宮司八郎は、早々に彼女の所在をつかむことに成功するが、この時すでに彼は危険な領域へと足を踏み入れてしまっていた……。 3巻 GHOST DIGSあらすじ 休暇を利用して、神姫のエキシビション大会へとやってきた神宮司八郎とその相棒神姫・アトラ。ところが、ここでもまた事件発生! 大会にエントリーしている神姫が何者かに襲われたのだ。襲撃者は『レッドシューズ』と呼ばれる正体不明の神姫。警察バッジも無しに事件の真相を追う神宮司たちの前に、同じ事件を捜査する警視庁の神姫捜査官・クリスタルが現れる……。 登場人物 人間 神宮司八郎 主人公の中年警部。 事故死した神崎十吾とは旧知の間柄。 ルール無視や怠けているかのような勤務態度から署内では浮いている。 神姫などのハイテクには弱い様子だが、子供の頃は人並みにゲームに親しんでいたらしい。 ゲームでは自らも神姫を所有し、アトラというアーンヴァルを連れている。 仕事を抜け出してゲームセンターでバトルしてるあたりどっぷりと神姫にはまり込んだようだ。 見た目や勤務態度からは想像できないが、実はかなり優秀な刑事。 そして、メイリーとの死別を経験してからは、神姫関連事件の専属捜査官として事件をどんどん解決していくようになる。 森永穂波 神宮司の部下。二十代半ばの若手。 よく留守番を食らうがデスクワークや情報収集など裏方として神宮司を支える。 柔道は段持ち。 かわいい。 バトマスにも登場。 三巻では彼女が何故神姫を手に入れたのかが鮮明に描かれている。 羽鳥小夜 事件の鍵を握る少女。14歳、ショートヘア。 神宮司から女哲学者さんと呼ばれたり、メイリーに似ているという感想を抱かれたり。 かわいい。 実はプラムネリーのマスター。 しかし、彼女もまた、神宮司程ではないがトラウマを抱えてしまうことになる。 栃夏樹 神宮司たちを襲った神姫の出荷元の設計技師。 実はコイツが黒幕。 銀城不二雄 銀聖会病院の院長。 神宮司と野球ゲームに興じる。 最終的に黒幕の手によって殺害されることになる……が。 滝崗学 二巻に登場。 かつて神宮司に刑事のイロハを叩き込んだ師匠のような存在。 警察を早期退職後、警備会社JOSに入社した。 神宮司同様正義感が強いが…… 実は二巻の黒幕。 神姫 メイリー 天使型MMSアーンヴァル。 神崎の神姫。マスターの死は事故ではなく他殺であると主張。 事件時の記憶が曖昧で覚えているのは『プラムネリー』という単語だけ。 行動を共にするうち、神宮司を認めてゆく。 第一巻のヒロイン。 実は神崎を殺害したのは彼女。 但し、殺害は彼女の本意ではなく、本作の黒幕に操られたからである。 最期は神宮司や救出した神姫達を助けて死亡する。 彼女の死は神宮司のトラウマとして、長い時間残り続けることになる。 が、同時に神宮司のこれからの行き方に大きな影響を与えていった。 プラムネリー 謎のストラーフ型。 神宮司に事件から手を引くよう警告して来る。 終盤、操られたメイリーによって射殺される。 アトラ 本作ラストにて神宮司の神姫となるアーンヴァルMk.Ⅱ。 黒幕によって操られた10人の神姫の内の一人で、終盤に神宮司を襲撃するも、メイリーの手で戦闘不能にされ、助けられる。 二巻以降は神宮司のパートナーとして活躍する傍ら、かつて彼のパートナーだったメイリーについて知ろうとする一面も。 シャロン 二巻に登場するJOSに所属するゼルノグラード型神姫。 要人警護任務に就いていたが、ある理由から失踪した。 彼女の失踪が神宮司を事件に誘うことになる。 アイコ 滝崗に従えるハウリン型神姫。 情報屋を自称する飄々とした性格だが、情報屋らしくちゃんと情報を提供したりする。 アニー 森永穂波の神姫となるアーンヴァルMk.Ⅱ。 かつて店の展示品で、処分されそうになっていた所を穂波が買い取った。 三巻ではある意外な活躍をすることになる。 本作を見ればわかるが、この小説は武装神姫バトルマスターズの前日談に当たる作品で、神宮司が使うライドオンギアのプロトタイプ、レールアクション、大会に出場するF1チャンプ、神姫を使った犯罪等、後のバトマスに繋がる設定が結構存在する。 また、本作ではある神姫の死が描かれており、その死に心打たれたマスター多数。 もしも武装神姫に興味を持ったマスターがいるのなら是非とも読んでもらいたいシリーズである。 そのときはwiki篭り。 君も追記修正してくれるだろう? △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 実は神姫を使った犯罪は2036でも示唆されていたという事実。もしも神姫が実際に存在したらこんなことに使われるんだっていう事を教えてくれるいい小説だと思う。後、もしも草薙素子がいたらメイリーに対してゴーストが宿っているって言いそう -- 名無しさん (2014-06-15 02 04 17) レーネそっくりなクリスタルについても記入頼みます、オナシャス -- 名無しさん (2014-06-15 02 25 13) これ読むとバトマスやるときに複雑な気持ちになる… -- 名無しさん (2014-10-30 13 42 42) ↑×3 確かに、2nd GIG終盤のタチコマ達の『手のひらを太陽に』に通じるものがある -- 名無しさん (2014-10-30 15 30 48) コレの新作いつまでも待ってます・・・・、ブキヤでリブートするし出てくれよ -- 名無しさん (2016-07-24 22 25 20) ↑4 この小説のクリスタルや、アニメのレーネは「アルトレーネ型」だから外見が似てるのは当然だぞ?それ言ったら別媒体のアルトレーネ型までいちいち「似てる」って表現することになる -- 名無しさん (2017-02-08 11 14 57) 3作揃って「善意の協力者」ポジが黒幕という -- 名無しさん (2020-04-29 20 35 40) 名前 コメント