約 1,954,359 件
https://w.atwiki.jp/kakite3/pages/47.html
【ロワ】テラカオスバトルロワイアル 【名前】ジャイアンの母書き手 【代表作】363話「これが私達の全力全開の保守!の筈なのに遅れたかw」、540話「その頃、置いて行かれた二人は」、1016話「悲しみの決着」など 【書き手紹介】 カオスロワ名物の一つでもある、ジャイアンの母関連の話を多く書く書き手。勿論全部がそうというわけではない。 なお1期と2期でジャイアンの母を登場させたのは彼ではない為、母を最強キャラにしたのは彼ではない。 なぜYOKODUNAとのカップリングという暴挙にでたのかという理由は、 ニコロワ読んでYOKODUNA書きたいなぁと思ったので、丁度強いデブ繋がりで組ませようと思ったからだそうだ。 ちなみにジャイアンの母書き手を初登場させたのは、残念ながらジャイアンの母書き手ではない。 【ロワ】テラカオスバトルロワイアル 【名前】マーラ様の人 【代表作】866話「薔薇が散る時」、1171話「Tルート最終話 『カオスの行き着く場所』」、1640話「今、遥か遠い彼方 前篇~後篇(2)」など 【書き手紹介】 カオスロワの5週目で出現したと思われる書き手。 阿部さんの唯一の天敵であるマーラ様を生み出した。(あくまでも初登場させたのであって、その後動かしたのかどうかは不明) だがそれ以上に注目すべきなのはカオスロワの5週目と収拾がつかなくなりかけた6週目を完結させたこと。 参加者は全滅した。スイーツ(笑)みたいな展開ではなくあらゆる超展開を織り交ぜたまとも(?)かつカオスチックな話であった。 【ロワ】テラカオスバトルロワイアル 【名前】やおい 【代表作】不明 【書き手紹介】 801レス目に感想書いたせいでやおいキャラにされた不運な人物。 書き手なのか読み手なのか通りすがりなのか本当にやおいなのかどうか、これらは一切不明。 ちなみにやおいを登場させたのもやおいとギルコンビを生んだのもジャイアンの母書き手である。 【ロワ】テラカオスバトルロワイアル 【名前】513 【代表作】908話「908」、925話「実は本人が書いてます」、935話「935」など 【書き手紹介】 面白くないと書き込んだばかりに参加させられた書き手。 一時は登場させられて直ぐに自ら退場させたようだが、なぜかその後ノリノリになって自分を動かしていた模様。 ちなみに513を初登場させたり殺したりと何度もしていたのもジャイアンの母書き手である。 そんな事をしていたらなぜか野比玉子症候群に掛かってしまっていた。 【ロワ】テラカオスバトルロワイアル 【名前】6/WWxs9O1s 【代表作】58話「魔法老人リリカルかみなり」、132話「歩いて帰ろう」、109話「マーダー誕生」など 【書き手紹介】 東京にマーダーを大量に登場させた書き手、その因果か何故か色々な場所で誤解されまくっている。 髪の毛の本数が勝敗の原因になったり、かみなりさん女体化、シマリスマーダー話など、実にカオスな話を多く書く。 それだけではなく、ムック死亡話やマスオ死亡話など、名高い感動話も手がけている。 それと、おそらくロワ参加回数はトップなのではないだろうか。クロススレでも登場回数は多い。 ちなみに6/を全参加者に狙わせたり、異世界にまで誤解を広げたり、書き手ロワ2ndで6/を初登場させたのもやはりジャイアンの母書き手である。
https://w.atwiki.jp/sachiho_intro/pages/12.html
オープニングやエンディングで使用されたもの及び公式で主題歌・テーマソングと表記のあるもの (曲数は2024/2/17現在リネーム済楽曲数) (曲数の隣は前回[2023/7/17]比) アニメ主題歌(TV[テレビ放送(特番含)],VD[OVA],MV[アニメ映画],WA[Webアニメ]) [最古](1168曲){+20} ~1989年 [90](2005曲){+44} 1990~99年 [00](1810曲){+6} 2000~2004年 [05](2732曲){+14} 2005~2009年 [10](3228曲){+8} 2010~2014年 [15](3779曲){+35} 2015~19年 [20](2766曲){+464} 2020年~24年(未発売・未放送作品含む) ゲーム主題歌(GM) ※アニメ主題歌(18禁OVA含)に使用された楽曲はアニメ扱い [18禁ゲーム](4102曲){+15} PCゲームのうち、所謂成人向け作品に該当するもの(未発売・発売中止作品含む) [一般ゲーム](2663曲){+56} コンシューマゲーム,上記に該当しないPCゲーム,アーケードゲーム(パチンコ・スロット含),アプリ・ブラウザゲーム等
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2723.html
「わぷっ……」 意識が戻った途端、口の中に何かじゃりじゃりとしたものが入ってきた。恐らく、風に舞い上げられた砂だろう。ステージ『砂漠』が故だ。 (口の中がざらざらする……) (今のは仕方ないとは思うけどね) 砂漠と言っても、地平線まで砂が続いているわけではない。ステージを囲むように瓦礫のようなもの――それもステージ『コロシアム』の瓦礫――が存在し、まるで朽ち果てたコロシアムの跡のようだった。またステージ中央には大きな砂丘があり、反対側は見えないようになっている。 (相手は忍者をイメージした神姫みたいだね) (土遁、砂隠れの術?) (いや、無いと思うけど……) 突然後ろから現れてバッサリ、なんてことが起こったり起こらなかったり。無いよね。 (相手の武装は、刀が二本だけ?) それだけで事足りる、ということだろうか? いや、あるいは防御に重きを置いているとか。 (なんにせよ、ボレアスで牽制射撃。たぶん無駄だけど) (わかった) 手にランチャーが現れる。刀が二本だけということは、相手はやはり接近型のクロスメイン。忍者型と言うことは、足は速いのだろうか? と言うことは、おそらくそもそも射撃など回避するだろう。そして最接近。うーん……。 (念のために両手にゼピュロス) (あ、そうだね) 両手に大きめの鉄甲が現れる。 これで準備は出来た。後は試合開始を待つだけ。 (相手は、リアライドみたいだね) シリアから送られてくる情報に目を通す。宮下さんと静というフブキ型の間には、並々ならぬ主従関係のょうな物が感じ取れた。多分、ライドシステムが発明される前から神姫バトルをやっていたのだろう。それ故のリアライドか。 その時、上空にスクリーンが現れ、試合の開始を告げた。 『Ready……Go!』 とにかくまず飛ばないと話にならない。私はバイザーを降ろし、空へあがった。 このステージは時折砂嵐が吹き荒れる。だからあまり長い間上空にはいたくない。風で煽られて墜落、なんてしょうもなさすぎる結末だ。 砂丘はあまり大きくなく、すぐに相手を黙認することが出来た。相手は試合開始から動いていないのだろうか? じっとしたまま動かない。 ロック範囲まで近付いても、動く気配がない。一昨日のアルトアイネスを思い出す。だが、あれとは違うのは、それが無気力からくる静止では無く、まさに明鏡止水がごとき立ち姿であることだ。 黒く、柔らかな和服を思わせるアーマー、その黒の中に浮かぶ紅いマフラー。そして手には曇りのない刀。 まるでそこでそうあるのが当たり前なように、あるいは初めからそうあったかのように、静はそこにいた。 (駄目で元々……!) 空中で静止し、ボレアスを構える。銃口を向けられようが、その頬はピクリとも動かない。 引き金を引く。銃口から放たれた光の帯は、真っ直ぐ静へと向かっていく。 が、そのエネルギーをまるでそこに飛んでた虫を払うかのような自然な動作で刀を振り、切り裂いた。 (あはは、なんかもうボレアスが信用出来なくなってきた……) (相手が悪すぎるだけ) 多分、2本ある内の1本だろう。対ビームコーティングでもしてあるのか、そんなところだろう。光学系の武器は全部アウト、結局はインファイトだ。 (とにかく攻めよう。フェイントをかける。エウロスを出して) (オッケー。ブースターは任せて) 両手に出した剣を前に構え、風に乗るように飛び出す。相手は未だに動かない。おそらく接近してきたところに一閃を決めるつもりだろうが、そうはいかない。 みるみる内に相手との距離が縮まる。私はエウロスを振り上げる。自然と足は前に投げ出される。そこで手を振り下ろす――フリをする。足のスラスターが起動し、私の体はふわりと上にあがった。これで相手の攻撃は避けられ…… (動いて……ない!?) 相手はボレアスを向けられた時同様、一切動いていなかった。 (ならっ) 浮かんだ時、慣性により僅かに前に進んでいる。つまり相手の真上。ならば取るべき行動は一つ。 膝を曲げ、落下と共に突き出す。これには反応した。 力を入れているとは思えないゆったりとした動き。相手は右手に握られた刀を真上にかざす。私の足はその刀を踏みつける形になる。 (っ!) 私はその時点で追撃を断念し、その刀を踏み台に後ろへ跳んだ。そこでようやく刀に力が込められていることに気が付く。 着地。そこで勢いを殺さない。バネにした足で大地を蹴り、姿勢を低くして相手に肉薄する。 「はっ!」 その体勢から右腕だけを逆袈裟に一閃。それは身を反らされかわされる。それは想定済みだった。 さらに右足を踏み出しながら、今度は左腕を体ごとあげる。それも後ろへ避けられる。これもわかってる。 あげた体を左に捻り、左腕を目一杯下げる。さらに右手で相手の刀を抑えながら左足を前に出す。体重を後ろから前に移しながら左腕を相手の眉間に突き出した。 「…………!」 しかしそれすらも、相手は最低限の動きだけでかわしてしまう。この場合、首だけを動かして。 「……見事です」 相手が口を開く。刀を左手に持ち換え、右手でエウロスをどかす。 「マスターの攻撃における体重移動、神姫におけるマスターの腕の動きに合わせたリアパーツの動き。とても見事です」 確かに攻撃の最中、アイオロスは行動の邪魔にならなかった。それはシリアがこっちの動きに合わせてせわしなく動かしてくれたおかげだろう。 「しかし……」 相手が右手を静かに刀の柄に添える。 「残念ですが力不足です!」 相手が刀を僅かに下にずらしながら力を込める。私も右腕に力を込めるが、相手は両手、こちらは片手。勝敗は目に見えていた。 相手が刀を押し上げる。こちらのエウロスは刀の鍔で引っ掛かり、結果的にボディが空くことになる。私はさらなる追撃を恐れて左手を動かそうとした。 「遅い」 次の瞬間、顎にかなり強い衝撃。それが相手の膝だとはこのときの私は気付いていなかった。 「くあっ……」 目の前がチカチカする。体を支えられない。何とか足を動かして体が崩れるのだけは阻止する。 「終わりです」 声が聞こえ、必死に求めた視界には、すでに相手の姿はなく。 私は体の中に冷たい物が通り抜けるのを感じた。 画面の中で、静が飛び上がるように樹羽の顎目がけて膝蹴りをかます。樹羽が左手を動かすのが見えたが、如何せん瞬発力はフブキ型の方が高い。見事に顎に膝が入る。樹羽は体勢を崩した。あれだけの衝撃だ、たぶん軽い脳震盪だろう。 観戦用のモニターに青い点と線が表示される。レールアクションを使って神姫のレーダーを封じる気だ。静が音もなく樹羽の背後に回る。そして、その背中には刀を突き刺した。うまくリアパーツの合間を縫っての一撃。クリティカルダウンだ。 (終わったわね……) ゲームエンド。まぁ、当然と言えば当然の結果だ。 宮下亘彦、そしてその神姫である静。彼らは神姫バトルが始まって以来からの古株。あまりにも年期が違いすぎるのだから。 (にしても、予想通りとは言え、樹羽は大丈夫かしら……) あまりにも呆気なく、とても善戦したとは言いがたい結果。いや、樹羽のような初心者にしては上出来な方かも知れない。 その時、宮下さんが静を回収しゆっくりと立ち上がった。どうやら連戦する気は最初から無かったらしい。 宮下さんが私の脇を通り抜ける。 「そう怖い顔するもんじゃねぇぞ」 顔に手を当てて初めて気付いた。あたしの顔は今、相当にこわばっている。 「ああいう成功続きの初心者にはな、一回強制負けイベントってのをやらせねぇと成長しねぇ」 「……それであの子が潰れる可能性があってもですか?」 「そんときはその程度だったと諦めるんだな。お前さん自身のためにも」 振り返ると、そこに宮下さんの姿はもう無かった。相変わらず音もなく消える人だ。 「あたし自身のため、ね……」 最後に言ったあのセリフ。あの人はどこまで知っているのだろう。まったく、前々から思っていたが、何者なのだろうかあの人は。 (ま、今あたしが気にすることじゃないわね) あたしは未だに筐体に座っている樹羽に駆け寄った。 第八話の1へ 第八話の3へ トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2302.html
アスカ・シンカロン02 ~新荷~ 気を紛らわせる為に街に出たのは、別に夜宵にそう言われたからではなかった。 ただ。 何かしていたかっただけかも知れない。 「武装神姫、か」 確かに、始めてみるのも良いかもしれない。 確実に気は紛れるだろう。 (でもそれは、明日香を忘れる事になるんじゃないのか?) 最早、自分自身といっても過言ではないほどに近い相手。 彼女を忘れてしまう事は、今までの人生の全てを3割削ぐ様な事ではないのか? そんな気がして、神姫センターの前を通り過ぎる。 (別に、今日でなくてもいいよな) 言い訳かも知れないが、免罪符を手にした気分でいつもの本屋に立ち寄る。 雑誌を立ち読みし、お気に入りの漫画の新刊を買う。 意識しないでも行えるような惰性の数時間。 その帰り道。 ふと見上げた視界の隅に、それを見た。 『武装神姫』 古ぼけた木造の店舗。 ビルとビルの間に位置する間隙の空間に墜ちる様にその店はあった。 不自然なくらい古い店舗と、不自然なくらい真新しいノボリ。 そこに書かれた4文字。 「…武装神姫」 それを口にし、何気無く。 本当に何気無く。 北斗はその店に足を踏み入れた。 そこは、最新の電子機器である神姫を扱っているとは、到底思えないような薄暗い店内だった。 こういう店には骨董品の方が良く似合う。 「……」 店員もそれを分かっているのか、周囲には何に使うのか分からないガラクタが陳列されている。 「店、間違った、かな?」 そもそもおかしいと思うべきだったのだ。 外観からして、神姫を扱うような店ではない。 「誰かが悪戯でノボリだけ持ってきて店の前に置いたのか」 悪趣味な悪戯をする。 骨董品に興味は無い北斗は、そのまま店を出ようと身を翻した。 「…おや? 見もしないで出てしまうのかね?」 「――ッ!?」 人の気配など無かった。 慌てて声のした方へと振り向いた北斗の目に、一人の女が映る。 「アンタ」 「……」 不思議な格好をした女だった。 前時代的と言うか、古いというか。 凡そ現代人のセンスとはかけ離れた古めかしい衣装。 着物にも、ドレスにも、チャイナ服にも見え、そのどれとも違う。 「店の人、か?」 「客に見えるか?」 少なくとも、店員が客に対して取る態度では無かった。 「店を間違えたんだ。ここに用事は無い」 「いや。間違いではないぞ。…貴様を待つ物が、確かにここにある」 再び踵を返そうとする北斗に、間髪居れずに女の声が掛かる。 「…武装神姫を探しているんだ。ここにはどう考えても無いだろう?」 周囲にある物は、壷や皿、辛うじて時計と分かるような置物、古文書に掛け軸。 まるっきり骨董屋だった。 「…武装神姫?」 「無いだろう?」 「―――あるぞ」 「あるんかい!?」 どう見ても骨董屋。 でも神姫を売っているらしい。 「―――うん。シャレで置いてみた。……まさか初日に売れるとは思わなんだが」 骨董屋の風上にも置けない奴だった。 「じゃあ、ストラーフ、あるか? 黒い奴」 「ある」 「幾らだ?」 「在るけど、御主には売ってやらん」 「……オレ、客だぞ?」 「だからどうした、儂(わし)は店長だ」 「……………………………帰る」 店の出口に手をかけた。 「まてまてまてまて!! ほ、他の神姫はどうじゃ?」 「他ぁ?」 ゴソゴソとカウンターの下から白い匣を取り出す女。 「それは?」 「んふふ、聞いて驚け。つい昨日発売したばかりのらぷなんとかという最新型神姫じゃ」 ポンポンと匣叩きながら胸を張る女。 だが箱に書いてある名は―――。 「……飛鳥」 その名前。 それを読んで、北斗は…。 「結局買わされてしまった…」 金額は、丁度北斗の所持金全て。 1円単位でピッタリと、所持金を全て取られた形になる。 「新手の詐欺、じゃないだろうな?」 女が金額を告げたのは、北斗が財布を開ける前だ。 ありえない事だろうが、そう思わずには居られない金額設定だった。 そして、北斗は自室で箱を開ける。 中には黒髪の少女と幾つかの武装パーツ。 そして、説明書。 「……って、何で和紙に毛筆書きなんだよ!?」 ありえない。 「つーかこれ、あの人が書いたのか?」 中身は『毛筆で細かく書かれた、イラスト付きの説明書』だった。 「なんつー器用なマネを」 きっとどうでも良い事に全力を尽くすタイプだ。 あるいは、人の嫌がる事に全力を尽くすタイプか。 「どちらにせよ、ロクな人間じゃ無いぞ、あの女」 本物なんだろうか? と不安に思いながら、説明書通りの手順でパソコンに繋ぎ起動手順を順括って行く。 「……んで、Enterと」 説明書の最後には、明らかに付け足されたと思しき一文が添えられていた。 『起動には時間が掛かるので、一晩ほど待つが良い』 「………」 騙されているんじゃないか? と懐疑的になりながらも、北斗は寝る事にした。 どちらにせよ、もう夜も遅い。 続きは明日に成らざるを得ない……。 -
https://w.atwiki.jp/amabri/pages/17.html
主題歌 オープニング主題歌:AKINO with bless4 「エクストラ・マジック・アワー」(フライングドッグ) エンディング主題歌:BRILLIANT4(ミュース、シルフィー、コボリー、サーラマ) 「エレメンタリオで会いましょう!」(フライングドッグ)
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/256.html
前へ 先頭ページ 次へ 第六話 恐怖の正体 鶴畑屋敷の客部屋に入るなり、理音は外套を脱いでベッドにダイブした。ダブルほどの大きさの客用ベッドは、金持ちらしいふかふかのやわらかい造りをしていた。飛び込んだ瞬間理音の体が半分も沈んだのである。 しっかりと手入れしてあるから、埃がたつはずもない。 「やわらかぁい」 甘くたるんだ声を出して理音はベッドの上でもがいた。きっと寝返りを打とうとしたに違いないのだろうが、部屋の宙で浮かびながらダイビングの一部始終を呆れ顔で見ていたクエンティンの頭には、もがいた、という動詞しか浮かんでこなかった。 「そんな歳にもなって大人気ない」 「いいじゃないの。ベッドダイビングはいくつになっても楽しいものよ。それに」 やっとのことで仰向けになった理音。 「こんなベッドで寝られる機会なんて、今ぐらいしかないわ」 ぱふぱふと羽毛布団をたたいた。その下のベッドマットは、どうやらやわらかいだけではなく就寝する人間の体系に合わせてベストな凹凸を作り出すハイテクベッドらしかった。微細なモーター音がクエンティンの聴覚センサーに入ってくる。無論理音には聞き取れる音ではないだろう。 「なんだか眠くなってきた」 「ちょっと、お姉さま、せめてお風呂に入ってからにしましょうよ」 「いいじゃないのよう。仕事し通しでおまけにひと騒動あったんだから、眠らせなさいよ。お風呂は朝でもいいわ」 外出時にしゃれっ気を出す人間ほどプライベートな空間の中ではズボラになるものだとはいつか心理学概説の本で読んだ気がするが、もしかして自分の主人がそういう人種なのかしら、とはクエンティンは今の今まで夢にも思っていなかった。 「これから何が起こるかわからないってのに……」 クエンティンはため息をつく。本当はため息ではなく、ただの排気、放熱なのだが。武装神姫は連続的な呼吸はしない。 「心配性ねえ」 理音はもどかしそうに上半身を起こした。 「もう傷はよくなってるわね」 クエンティンの体のヒビや傷は、もうすっかり修復されていた。 修理されたのではない。自然に直ったのだ。生物が怪我を治すように。 「アタシじゃないわ。エイダのおかげよ」 『ありがとうございます』 機械的な礼の返事だった。 新型、プロトタイプとはいえ、エイダと自分は同じ武装神姫のはずだ。なのになんでこんなに違うのだろう。 彼女に三原則はインプットされていない。彼女の持つ自己保存の欲求は、人工知能基本三原則とは別だろう。厳密には欲求ですらない。ただのコンピュータプログラムだ。 クエンティンの、死にたくないという感情とは別のものだった。少しは影響しているのかもしれないが、エイダと融合したクエンティンはデルフィとの戦闘時、三原則なしで、自己を保存したい、死にたくない、と思ったのだ。 武装神姫は人工知能である。欲求などというものはなく、すべてが陽電子頭脳の生み出したコンピュータプログラムに過ぎないはずだ。そして三原則はその根幹に根ざす、基本理念。幹のような、出発点なのだ。 別にプログラムが悪いわけではない。プログラムはプログラムでかまわない。プログラムであろうとそれで動いているクエンティン自身はそれを感情や欲求として感じているのだから、それで良かったのだ。何も思い悩むことはなかった。 今までは。 クエンティンはあるひとつの疑問に気がついた。 自分はどうしてエイダに違和感を覚えるのか? エイダも自分も同じ武装神姫だ。確かにエイダはすこし無感情なところがあるかもしれない。ちょっと無機的だなとも思える。 だがそれはよくよく考えてみれば、彼女の言うとおり「武装神姫」の「総合戦闘支援」のために感情を抑えられているのであって、つまり武装神姫としては自分となんら変わらないはずなのだ。 なのにどうして自分はさっき、彼女の自己保存への欲求を「ただのコンピュータプログラムだ」と思い切ってしまったのだろう? エイダも自分もプログラムで動いているはずなのに、プログラムで動いているはずの自分自身がプログラムを卑下している。クエンティンはその事実に突き当たった。 ちりちり。ゲイザーを出したときの手動プログラムの名残が、脳の片隅で弱くはじけた。軽い頭痛。 「何か深刻な悩み事がありそうね」 「お姉さま……」 「さっきから時々難しそうな顔をするから分かるわ」 再びクエンティンはため息。これは安堵の。お姉さまはなんでもお見通しなのだ。 クエンティンは理音の手のひらの上に降り立つ、そのままひざから崩れるようにへたり込んだ。 「お姉さま」 クエンティンは理音の顔を見上げずに言った。 「アタシはおかしいのかもしれない」 とつとつと語り始める。 三原則もないのに死にたくないと思った自分。エイダのコンピュータプログラムで動く頭脳を卑下した自分。 そもそもエイダによって自分の三原則が封印された時点で、自分はガラリと変容するはずなのだ。プログラムの根幹が封印されエイダのオリジナルの根幹に置き換わった瞬間、根幹を絶たれた自分はまったくの別人になるはずなのである。鶴畑興紀を殺そうとしたことは些細な問題だ。 「アタシ、変わった?」 「姿だけはね。あとはいつもどおりのクエンティンよ」 理音はそう答えた。 でも、それはおかしいことなのだ。 三原則がなくなっただけで、いつもどおりのクエンティン自身がそのままの状態でいることがあり得ないのである。 いや、あるいはもう変容してしまっているのだろうか? エイダのコンピュータプログラムからくる思考回路を卑下しているのだから。 ではそうやって卑下してしまう自分はいったい、何なのだろう? 「クエンティン……」 理音は何もいえなくなったように、ただクエンティンを見下ろす。 「お姉さま、アタシ怖い。自分が自分でなくなっていくみたいなの」 『申し訳ありません』 エイダが言う。 「ちがうよ、エイダは悪くない」 そんなはずはない。原因がエイダなのは間違いない。エイダが融合したせいでこうなってしまったのだ。 それでもクエンティンはエイダを責める気にはなれない。それはなぜか。 良心? ちがう。 エイダのせいで変わったのではなく、エイダと融合することによって自分のおかしさが分かったのである。 自分はもとからおかしかったのかもしれない、ということだ。 「お姉さま、アタシはいま、アタシなのかな」 クエンティンはあらためて尋ねた。 「……お風呂に入りましょう、クエンティン」 彼女を両手で包み込みながら、理音は言った。 浴室は客部屋に併設されたものだが、その広さは一般的なマンションの浴場とは比べ物にならないほどだった。面積だけで言えば小さな旅館の大浴場に匹敵し、しかし客部屋の浴室であるから大人二人以上が利用することは想定されていない。シャワーセットは一人分しかないし、浴槽も大人二人が寝そべって入ってぴったりの容積である。 窓側は一面ガラス張りで、地平線には都市部の夜景が見えている。だがそこ以外は外灯すら見当たらない。おそらくそこらはすべて鶴畑の私有地で、無駄な設備を省いているのだろうとクエンティンは予想した。外灯の代わりにえらく物騒なセキュリティ装置が仕込まれているに違いなかった。あのファランクス砲を見れば用意に察せる。鶴畑の土地はきっと治外法権なのだ。 いまのクエンティンには、ずっと遠くにある都市部が、まるで自分を拒絶しているように感じられて仕方が無かった。 湯船には紫色の花弁が浮かべられ、淡いラベンダーの香りが湯気とともに立ちのぼっていた。ラベンダーの香りは心を落ち着かせるというが、それは神姫にも効果があるらしかった。 いや、と思い直す。神姫にも、ではなく、自分だけに効果があるのかもしれない。神姫にラベンダーの香りはセンサーを刺激するだけで、「ラベンダーの香り」だとは分かってもそれで心が落ち着くなどということは無いはずだ。あってもそれは人間である主人のまねごとだろう。無意識の。 クエンティンは、心が落ち着いていた、と明確に感じていた。 心が、どうする、あるいはどうなる。そう感じる。それが問題だ。 武装神姫にそんなメタ的なものがあるとは思えない。武装神姫とはあくまで、身体は人工物であり思考はコンピュータプログラムであり、それで十分なのだ。それで自分らは満足であり、安心する。言い換えれば武装神姫はそうでなくてはならない。 現にその範疇から逸脱しようとしているらしい自分は、不安にさいなまれているではないか。それがラベンダーの香りで代わられたならどんなに良いだろう。 クエンティンはラベンダーの香りをいっぱいに吸い込んだ。それは陽電子頭脳や素体駆動部を冷却するための吸気でしかない。が、クエンティンは体内にまとわりついた不安を洗い流すようにラベンダーの香りを嗅覚センサーに刺激させ続けた。 「おまたせ」 カチャリとドアが開いて、理音が入ってきた。 小さなタオルで前を隠しているだけの姿だった、細い体格に似合わぬ大きな乳房は今にもタオルからまろび出そうにふるふると揺れている。豊満な女性のシンボルのすぐしたには薄く肋骨が浮かんでおり、すこしやつれた顔や、血色の薄い皮膚、そして慢性的な寝不足がたたって消えなくなった目の下の細いくまとともに、ある種独特のコケットリーを備えていた。 れっきとした大人の女性でありながら、まるで少女のような儚さを持っている。クエンティンはそんな感想を覚えた。これも武装神姫としてはおかしいのかもしれない。 「まったくもう、本当にいいカラダしてるわね」 さすがお姉さまだわ、と、クエンティンは言って自分の不安をごまかした。 「胸だけよ。頭じゃなくこっちに行っちゃった栄養を取り戻すのに、苦労したわ。学生の頃だけど。あとは痩せ細った骸骨みたいな女」 「いまどきの男の人は好きそうだと思うけどな」 「経験もないくせに、生意気言ってら」 「ぷー」 理音は湯船にゆっくりと浸かった。満杯のお湯が溢れだした。ほっそりとしていてもこれだけの体積があるのだ。もっと自慢してもいいのに、とクエンティンは思った。理音の両の乳房は湯船にぷかぷか浮くほどだった。 「あなたも入りなさい」 言われてクエンティンも湯船に入る。完全防水の素体は湯船に浸かったくらいでは壊れたりしない。が、理音の胸元に近づくことはできなかった。突起物だらけのこの体では、理音の肌をちくちくと刺激し、最悪傷つけてしまうおそれがある。いつものように抱きつくことさえはばかられてしまうのだ。 理音の白い皮膚は風呂の熱でピンク色に上気していた。エロティックな魅力が増す。アタシが男の人だったら間違いなく襲い掛かっているだろうな、とクエンティンは思った。 ……いま、アタシは自分を人間にたとえなかっただろうか? 「またそんな顔して」 理音は湯船からちゃぷりと手を出して、クエンティンの小さな頭をなでた。 「どんな風になっても、クエンティン。あなたはクエンティンよ。それは変わらないわ」 おいで、と、理音は招いた。 「でも」 「いいの」 クエンティンは慎重に、理音の胸元へと身を寄せた。特に右腕のブレードには気をつけた。フォールドされている状態では切れないが、それでも先っぽはこの体の中で一番とがっている。 理音は両手と胸元で小さなクエンティンを抱きしめた。 クエンティンは耳の突起に気をつけて、頬を胸にうずめた。 湯の熱と理音の体温が、クエンティンの量子活動効率を低下させる。心地よい眠気。 母親に抱かれるというのはこんな風なのかもしれない。クエンティンは感動していた。 だが、肝心の不安はすこしも消えなかった。 それでクエンティンは思い至った。 自分は、自分が変容することが怖いのではない。それはむしろ自然なことだ。自己とはうつろいゆくもの、変わってゆくものなのだ。学習や、環境や、体験で。 本当に怖ろしいこと。 それは、自分が武装神姫でなくなることだ。 「あーあ、もうこんな時間」 ベッドの横のカウンタテーブルに置かれた金細工の施された置時計の針は、すでに夜明けの方が近い位置を示していた。 理音は客用のガウン姿で、時々あくびをこらえつつ髪の毛を乾かしている。前は結んでおらず、緑色の下着があらわになっている。黒ぶちの眼鏡が置時計の横に置かれている。そういえば、自分の眼鏡はどうしたろう、とクエンティンは思い出した。 この体になったときから眼鏡をかけていない。あの道端で落としたか。 エイダに聞いても『分かりません』と言うだけだった。 『お望みであれば眼鏡を分子融合でお作りいたしますが』 そんなこともできるのか。 しかしクエンティンは、 「今はいいわ。たぶん邪魔なだけだから」 と断った。 理音が髪を乾かし終え、やっとベッドにとびこもうとした時。 ドンッ、ドンッ。 乱暴に扉を叩く音がした。 インターホンがあるくせに誰だろうと思い、理音はドアを開けた。 「アンタがお兄様の連れてきた女、ってやつか」 太った子供が立っていて、いきなりそう言い放った。 「あなた、どなた?」 ガウンの前を開いたまま、理音は眠たそうな目をこすりながら訊いた。 子供はわざとらしくうんざりして、 「鶴畑大紀だ。つ、る、は、た、ひ、ろ、の、り。知らないのか? これだからセカンドの有象無象は……」ぶつぶつぶつぶつ。 ずいぶん嫌な子供だ、と、クエンティンは思った。鶴畑、ということは、あの興紀の弟だろうか。それにしては似ていない。 「まあ、いい。お前、僕の相手をしろ」 こいつは何を言っているのだ。クエンティンは呆れた。言葉も無い。 「もう少し大きくなってからなら考えてあげるわ」 理音はかるくあしらおうとする。 「違う」 顔を赤くしたのがクエンティンには分かった。 「今から僕と神姫バトルしろと言っているんだ」 理音とクエンティンは思わず顔を見合わせた。 つづく 前へ 先頭ページ 次へ
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/4091.html
作者・◆AgKjRGgzZw氏 本編 異端オリキャラでバトルロワイアル本編SS目次 異端オリキャラでバトルロワイアルキャラ追跡表 異端オリキャラでバトルロワイアル参加者名簿 異端オリキャラでバトルロワイアルネタバレ参加者名簿 異端オリキャラでバトルロワイアル死亡者リスト 異端オリキャラでバトルロワイアルルール・マップ
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3386.html
作者:◆F0XrL54NJs 2011/12/23開始 オリキャラで俺得バトルロワイアルのSS時系列順 オリキャラで俺得バトルロワイアルのSS投下順 オリキャラで俺得バトルロワイアルのキャラ別SS表 オリキャラで俺得バトルロワイアルの名簿 オリキャラで俺得バトルロワイアルのネタバレ名簿 オリキャラで俺得バトルロワイアル死亡者リスト
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1794.html
拳と拳、剣と剣がぶつかり合う。 ここはバトルロンド筺体、神姫達の戦場である。 「しばらく見ないうちに、随分と腕を上げたな …マオ。」 ビームセイバーを持ち、澄ました顔で答える犬型ハウリン。 氷男聖憐所有の神姫"零牙"だ。 「ニャーだって、いつまでもアホじゃないのだ!」 両手にドリルを装備し、鋭い回転音で相手をけん制する猫型マオチャオ。 真光一所有の神姫"マオ"である。 "蒼穹の猟犬"と"まるかじり猫子"。 アオゾラ町神姫センターの二つ名持ち同士の対決であった。 「行くぞ!!」 「ツインふぁいなるドリドリあたーっく!!」 お互いの武器が交差する直前、それは起こった。 目の前に、突如として光の濁流が起こり、二人を呑み込んだ。 「!!」「にゃっ!?」 かしゃん 光が消えた時、そこには倒れた二人の姿があった。 『マオ! 一体何があった!?』『零牙、聞こえてますか…!?』 しかし、その眼は虚ろで、何も映していない。 ただ、死んだように動かないだけであった。 緊急事態発生、バトルを中断します。 (なんて事だ…ッ!!) 苦虫を噛潰した表情で、長瀬が呟く。 神姫のAIデータ、すなわち"魂"を盗む行為は、裏バトルではよくある事だ。 この前も、"G"の暗躍によって犯罪グループの一つが検挙されている。 しかし、今回のは初めてのケースであった。 ごく普通のバトルロンド筺体で、同時に複数の神姫が"魂"を抜き去られている。 「長瀬さん、一体何が起きたんですか?」 「いや、なんでもない。…今日は臨時閉店だからもう帰ってくれ」 偶然、センターに居なかった形人が聞くも長瀬は無回答であった。 (くそっ…) 『お客様に申し上げます。只今バトルロンド筺体に致命的なトラブルが発生しましたので、誠に申し訳ありませんが対戦コーナーを臨時閉鎖させていただきます。お客様には大変なご迷惑を…』 街中のとあるマンション。 「さて…どうするか」 長瀬は考えていた。 彼も裏社会で活動する者である。"G"には劣るが各種技術はプロ級の腕前を持っている。 しかし、彼には警察へのツテが思い当たらない。 犯人逮捕なくては事件解決にはならない。 しかし、どうする? 「センターから持ってきたログから、ハッキングすべき場所は特定してある…が。救出しても元をそのままにしておけば…」 「また、同じ事をする…ですね大尉」 ベルクトの模範的解答に、思わずため息をつく。 「あの、なにかいけない事でも…?」「いや、違う」 「"G"に依頼すれはいいんじゃないの?」 「ジュラ、エルゴはこの時期忙しいのですよ。これ以上手間を増やしたら、店長が倒れてしまいますよ」 この前だって、裏ルートでラースタチュカの修理を依頼した。その時、彼の目の下にはクマが出来ていた。 たぶん、また事件を解決したのだろう。彼には少しでも休養が必要だ。 「…そうだ! そう言えば先輩がMMS犯罪担当だったな…。何で思い出さなかったのだろう」 「先輩…ですか?」 「ああ、あいつなら俺のやっている事も知っている。…たしか電話帳に…」 「先輩をあいつ呼ばわりですか…」 ~・~・~・~・~・~・~ 「データリンク。…準備完了だ」 ラスター、ジュラの体には直接コードが装着されていた。"魂"の、電子世界への突入のためである。 コードは小型端末からUSBを通して接続されている。 端末には、メモリースティックが四つ。電子世界用の武装データと、 万が一、還ってこなかった場合のバックアップ。 「…絶対に帰って来い。俺は身内に死なれるのが嫌いなんだ」 「解ってるよ、祁音」 「ご無事を祈ってます、先輩」 "副業"とは無関係であるベルクトが、ジュラを心配そうに見る。 「…キャプテン。いえ…マスター」 「なんだ?」 少し、恥かしい表情を見せるラスター。 「もし…、私が消えても…私はマスターの側に居ます」 「どうした? いきなり」 「マスターが"バックアップ"に私たちをコピーしてないのは、始めから…マスターと出会ってこの仕事を始めた時から知っていました。 本当は"相手にだって死んでほしくない"、それはマスターが昔よく口にしていたではないですか…」 「甘い考えね…」 ジュラは口をはさむ。が、直ぐに黙った。 「だから…本当は私だって…あの子たちを屠るのは嫌なんです…。でも…」 「"でも"?」 「でも、それが人間に危害を与える…罪のない神姫(こ)たちを毒牙に掛けるなら…私は堕天使になります」 「もういい、お前の気持ちはよく「私は…自らの生まれを呪っています」…!?」 長瀬が見た時。彼女は、目から無数のしずくを零していた。 「ラスター…」 「私が…、人間に生まれていたら……」 「あなたをこの手で抱く事が出来たのに……っ!」 人差し指をそっとラスターの頭にのせ、撫でる。 「…ラスター、そんな事で悩むな」「えっ…」 「人間と神姫、サイズは違えど心は一緒だ。悩み事があったら俺に言え」 「…」 「なるべく、叶えてやるから」 そう言う長瀬の顔には、笑顔。 「……そうやってすぐはぐらかす、…マスターの悪い癖です」 そう言い抱えた両膝で顔を隠す、だがその顔は林檎のように真っ赤であった。 「ねぇ? だったら今度、新型の長距離ミサイル買ってくんない?」「わたしはレールガンが…」 「お前らシリアスも緊張感もないな…」 "やっぱりこうなるか"と、長瀬はため息をついた。 二人は電子の世界へと飛び込んだ。 優先事項は、攫われた魂たちの救出。 次点は各種証拠の獲得である。 現時点で、成功する確率はよく解らなかった、 後編へ行く 流れ流れて神姫無頼に戻る トップページ
https://w.atwiki.jp/2chbattlerondo/pages/364.html
期間限定特別ミッション「神姫プラネットを開拓せよ!」 期間 2010年4月22日(木)14 00~2010年5月10日(月)10 00まで お詫び/3周年イベントミッション無期延期のお知らせ 10.04.28 バトルロンド3周年感謝祭「神姫プラネットを開拓せよ!」の実施により、 サーバーアクセスに時間がかかる不具合が発生しておりますため、本イベントは無期延期とさせていただきます。 公式HPの告知 キャンペーン内容 イベント概要 敵情報 公式HPの告知 http //www.shinki-net.konami.jp/event/anniversary03/ キャンペーン内容 バトルロンド3周年感謝祭 新人オーナー応援キャンペーン・試用チケット8枚プレゼント! 武装パーツ「バースデーキャンドル(三叉戟)」をプレゼント! スタッフ神姫を探せ! 期間限定特別ミッション「神姫プラネットを開拓せよ!」 上へ戻る イベント概要 参加可能な最低Lvは5 神姫プラネットで行われるバトルは、全てオーナー側1~3 vs NPC側1 のチームミッション。 各ポイントごとに設定されたenemyを0にすることで、次のポイントが開放される。時々ポイント上に黒いお邪魔キャラ(AG)が出現する。 お邪魔キャラのenemy残機が0になるまで、お邪魔キャラが駐在するポイントのenemyを減らすことはできない。公式サイトを見る限り、お邪魔キャラ≠ボスキャラクターと思われる。 チームミッション用アイテムも使用可能。 通常のチームミッション同様、数/コストが許す限り、同じアイテムを積んでも良い。 数/コストは敵に応じて一定。Lv180 3/3 , Lv200 2/2 , Lv300 1/1 , AG 使用不可 敵は1体だけなので「メンテナンスキット」「リペアキット」は無意味。 自分の神姫は1体しか参加できず、残り2体は他オーナーの神姫から選択してチームを組む。1体は必ず自分の神姫を参加させなくてはいけない。自神姫さえ選択すれば仲間を選択しなくても良い。 仲間は神姫プラネットに参加したことがあり、クレイドルで充電されていない神姫からランダムに4体選ばれる。 他オーナーの神姫でも武装セットの選択、戦略指示の変更は可能。 仲間の武装セットに対する戦略指示は、元の持ち主のものがデフォルトで設定されている。 バトルが終了すると、戦績に応じて「PP(パワーアップポイント)」が獲得できる。自分の神姫が仲間として選ばれた場合も獲得できる。 獲得したPPは、神姫センターの「強化武装開発」で使用する。 戦績 PP 1人で勝利 敵Lvにより固定Lv180 40, Lv200 80, Lv300 160お邪魔キャラ(ウロボロス)は200で固定 仲間の敗北後に勝利 減らしたLPに比例して山分け 敗北後に仲間が勝利 引き分けで相打ち勝利 出撃しないまま仲間だけで勝利 0 全員敗北 減らしたLPに比例して山分け 仲間に選ばれる 4 +自分の戦績分のPP 上へ戻る 敵情報 ポイント名ステージ ターゲット MLP/MSP ステータス POINT01プレーン Lv180 TARGET01(黒ウェルクストラ) 3558/1188 攻25命25回25防25 POINT02プレーン Lv180 TARGET02(白ヴァローナ) 3564/624 攻48命30回41防6 POINT03ダークネス Lv200 TARGET06(st.アーク) 3630/666 攻55命40回31防20 POINT16ボルケーノ Lv300 TARGET21(夜飛鳥) 3684/1926 攻48命37回83防22 POINT17ボルケーノ Lv300 TARGET19(砂ムルメルティア) 5972/852 攻68命60回24防48 POINT18ボルケーノ Lv300 TARGET20(黒サイフォス) 4390/1568 攻23命60回73防24 POINT23アクア Lv200 TARGET26(ヴァッフェドルフィン) 5430/902 攻34命38回18防12 POINT24プレーン Lv180 TARGET04(マオチャオ) 3238/640 攻54命30回25防16 POINT25プレーン Lv180 TRAGET05(ハウリン) 4350/550 攻48命31回20防23 ポイント名 ターゲット MLP/MSP ステータス 神姫プラネットの住人(POINT26)お邪魔キャラMAP上からランダムに出現・移動消滅後2時間で復活? Lv180 AG/ウロボロス(青) 4054/802 攻30命30回30防30 上へ戻る