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ワンワン! ☆寮会話 二学期開始 「ワン、ワンッ!」 アイギス「゛自分も学校に行く゚と言っています」 「クゥーン・・・」 綾時について相談を受けて 「アウ? ウゥゥ…」 コロマルは小首を傾げてみせた。 アイギス「ふむふむ、なるほど。それでは引き続き注視の方向で…」 「ワン! ワン!」 コロマルは威勢良く吠えている。 アイギス「ですからコロマルさん、そういう色恋沙汰ではないんですよ。 ”スキ”とか”キライ”ではなくて、綾時さんは”ダメ”なんです。」 「ワゥーン……」 少し不安そうな顔だ。 アイギス「はい、大丈夫ですよコロマルさん。そんなに無理はしませんから。」 女性陣の会話に混じって 「ハッハッハッ…」 心なしかニヤけている感じだ。息遣いも少し荒い… 1月にスペシャルディナーを貰った時 「ワンッ! ワンッ!」 とても上機嫌で、気力に満ち溢れている。 1/31間近 「ワォーン!」 とても引き締まった様子だ。 アイギス「オレも生きる。もっとみんなと一緒に居たい。 そう言ってます。 大丈夫ですよ、コロさん。わたし達はこれからも一緒です。 ”いつまでも”とは言えないけれど、今はまだ、終わるには早過ぎる時間です。」 「ワンッ!!」
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☆特殊編成時 ・1/31タカヤ戦前 パーティ加入済 「急ぎましょう。もうあまり時間は残されてないです。」 パーティ未加入 「今回の敵には積もる感情もあるでしょうが、今は平常心で戦うべきです。」 ・1/31タカヤ戦後 パーティ加入済 「行きましょう。…いよいよ”ニュクス”との決戦です。」 パーティ未加入 「彼は皆さんと同じ”人間”…それがなぜ、こんなに違った生死観を…」 ・ニュクス戦前 パーティ加入済 「これで終わりにしましょう。」 パーティ未加入 「行きましょう。」 ☆寮、学校会話 ・パラディオン解説 「リーダーには、味方の戦力を正確に把握して欲しいであります。 そこで報告ですが、わたしは電撃には弱く、貫通にはめっぽう強いであります。 そう言えば、ゆかりさんも電撃には弱いそうですね。 やや、おそろいであります。」 「わたしの分析によりますと、わたしのペルソナは"盾と矛"のようですね。 攻撃においては主に物理系を修得し、各種補助能力も身に付ける気配があります。 前線においては補助は重要であります。今ならお買い得であります。」 「どうやらわたしのペルソナは、”耐力”が高い傾向にあるようです。 恐らく今後も、”耐力”が重点的に強化されるでしょう。 ”耐力”は防御力の要。それが高い私は、つまりタフガイであります。」 ・コロマル関連 「コロマルさんに代わって、ペルソナの説明をさせて頂きます。 タイプはケルベロス。火炎と闇属性の技が得意であります。 ああ見えて闇属性の技を使う。まさに白い悪魔であります。」 「コロマルさんのペルソナは、特に素早さの成長が早いようですね。 恐らくはコロマルさん自身の、俊敏さが影響しているものかと。 お散歩も大変であります。」 「わたしは犬語を翻訳したのではありません。犬の発するイメージを読み取ったのです。 このイメージは、高次の精神を持つ全ての生物が発している物であります。 人間は言葉に頼った為に、イメージを読み取る力が退化したのであります。」 「(名前)さん、質問であります。何故コロマルさんは学校が駄目なのですか? わたしが良くてコロマルさんが駄目という、その辺が理解できません。」 選択 犬だから 「先程、校則を全文スキャンしましたが、犬の登校を禁止する条文は存在しません。 よく分からないであります。」 選択 常識だから 「条文にして特に規定されない、暗黙の了解事項ですね。 疑問は解消されました。有難うございました。」 選択 答えられない 「皆さんでも答えられないほど、この疑問は深遠な物なのですか?」 「コロマルさんが言っておりました。 あの荒垣という人に何度かエサを貰った事がある、だそうです。」 「コロマルさんより意見が上がっております。 いつも同じような食事で、流石に飽きてきた、との事です。 コロマルさんの食事メニューにそれ相応の変化を希望致します。」 選択 考えとく 「有難うございます。コロマルさんも喜んでおります。」 コロマル「ワンッ! ワンッ!」 選択 無理 「それは残念です。コロマルさんも残念がっております。」 コロマル「アゥゥ…」 「荒垣さんがポケットマネーで高いドッグフードを買ってきてくれました。 コロマルさんもご満悦であります。」 「コロマルさんは大丈夫なようですね。 むしろ荒垣さんの死に様に、大きな敬意を払っているであります。」 「皆さんの様子の変化を見て、やはりコロマルさんも感じ取っているようですね。 長かったシャドウとの戦いも、今度の作戦で最後… かつてのご主人を危めた忌々しい敵が、遂にせん滅されるんだと…」 「コロマルさんはいい眼をしていますね。純粋で真っ直ぐな眼です。 カルトなんかに惑わされない為には、こういう眼が必要なのかもしれませんね。」 「コロマルさん、大満足みたいですね。 やはり食事は活力の基本。それは人間でも犬でも同じ事です。 これから決戦にかけての、コロマルさんの活躍に期待しましょう。」 ・真田関連 「真田サンは自主トレーニングとしてランニングに出掛けました。 新たな走行プランを考案中との事でしたので、わたしが数案、計算して差し上げました。 大変お気に入りの様子で、早速挑戦してみると言っておりました。 お役に立てて光栄であります。」 ・順平関連 「順平さんは現在、過度のハイテンション及び陶酔の状態にあります。 わたし、このような状態を世間で何と呼ぶか知っております。 ”頭の中にお花畑”であります。」 「また順平さんは病院へ向かいました。 かなり意欲的な様子でしたが、あの少女の聴取が順調なのでしょうか?」 選択 そうだ 「有利な情報を期待するであります。」 選択 違う 「やはり彼女からの聴取は難しかったのですね。」 選択 色んな意味で順調だ 「色んな意味…それは順平さんと何か関係が…? いずれにせよ、そういった機微はわたしには難解であります。」 「順平さんはよく居眠りしますね。 きっと日々の戦いに備えて、体力を温存しているのでしょう。 興味深い戦略であります。」 「順平さんは早々に帰ってしまいましたね。 足取りも明らかに重かったですし、やはり未だ立ち直れないのでしょう。 心配です…」 「生物は何であれ、自己の生命維持を優先する本能を持っています。 よって自分の生命を全て譲渡しようとしても、この本能がリミッターになると思われます。 にも拘らず、チドリさんは順平さんに生命を譲渡する事ができました。 本能をも上回る何らかの"意志"が、お二人の間にあったものと思われます。」 「順平さんの精神状態の回復を確認しました。これでもう大丈夫であります… と、"あります"って何か変ですね。リトライします。 順平さんの精神状態の回復を確認しました。これでもう大丈夫ですよ。」 ・綾時関連 「綾時さんはダメであります。 何度も彼を見つめて確認しましたが、やっぱりダメであります。」 「綾時さんに注意してください。彼はダメであります。 当人には申し訳ありませんし、わたしにも詳しい理由が分からないのですが… とにかく、ダメです。」 「何故ダメなのか、色々と考えてみましたが、結局その答えは出ませんでした。 そういう訳で、根拠不明ですが再度警告しておきます。 綾時さんはダメであります。あなたにとってダメであります。」 「やはり綾時さんが気になるであります。気になって気になって仕方ないであります。 それでコロマルさんに相談していたのですが…」 「やはり綾時さんの事が気になります。一体どうしてなのでしょうか… コロマルさんの動物的カンなどにも頼ってみましたが、こればかりは…」 「綾時さんの事が気になって、授業に全く集中できません。 非情に困っております。 ……。」 「そう、綾時さんは危険でダメなんです… 今でこそ普通に接しておりますが、いずれ何らかの契機が… でもご安心ください。わたしが、そうはさせません…」 「結局埋まらなかった、あの空席…あれを見ると綾時さんを思い出します。 わたしがダメだダメだと連呼して、彼の事を指差して… でもその指差す先にあったのは、彼の抱える無尽の悲しみだったんですね…」 ・夏祭り前日 「"ナツマツリ"の内容は把握しています。とても興味深いイベントであります。 中でも専用の特殊兵装“ゆかた”には特に注目しています。 是非とも体験したいであります。」 ・二学期間近 「もうすぐ夏休みが終了して学校が再開されますね。 しかしこれには大きな問題があります。 学校に居る間、わたしは(名前)さんの傍には居られないであります。 困りました…どうしたらいいのでしょうか…」 ・学園祭間近 「私も噂は聞いてます。ゆかりさんがメイド喫茶であります。 こういった大衆文化は詳しくないのですが、皆さんの話から判断するに… ゆかりさんが男子生徒に大サービス、という事で宜しいですか?」 「わたしが計算した所、現在接近中の台風の直撃確率は非常に高いです。 当作戦基地におきましても、窓ガラス破損や雨漏りへの対策が要求されるであります。」 ・風邪回復後 「お早うございます。早速ですが健康状態をチェックします。 体温、脈拍、呼吸数、いずれも異常無し。風邪の快癒を確認しました。 生還、おめでとうございます。」 ・荒垣告別式後 「残念な報告ですが、荒垣さんの報せに悲しむ生徒はあまり見られませんでした。 生前の人間関係が、わたし達を除いて非常に希薄だった事が推測されるであります。」 ・天田行方不明 「この件は高度に形而上的な問題であり、私の機能ではカバーできません。 お役に立てる可能性は低いと判断し、ここで待機させて頂くであります。」 ・天田、真田覚醒後 「2体のペルソナ覚醒を確認しております。荒垣さんの離脱を契機とすると思われます。 今後も様々な変化が予期されますので、注視態勢を取るであります。」 ・二学期中間試験前 「一般の生徒が荒垣さんよりもテストに眼を向けるのは、極めて合理的です。 でも、何故でしょうか…わたしもこれを合理的だと考えるのに… どこか一片、納得できないんです…」 「今回はわたしにとって初めての定期試験であります。 わたしは人間の精神を実装する為、記憶領域もまた人間に近づけてあります。 すなわち教科書を丸ごとメモリーに保存してカンニングするという行為は不可能です。 ご安心ください。正々堂々、当たって砕けるであります。」 ・二学期中間試験後 「わたしの得意科目は、戦術論、機械工学、情報解析、兵器論、危険物取扱などです。 今回の試験では、これらの科目は出題されませんでした。 よって試験の成績は期待できないであります。」 ・試験結果発表後 「試験の結果でありますが、化学と数学でやや良好だった以外は不調でした。 わたしの仕様は戦闘に特化されており、一般教養には向いていないであります。」 ・風花覚醒後 「風花さんは”分かっちゃいました”だそうです。 (名前)さんはどうですか?」 選択 分かっちゃいました 「それは良かったであります。」 選択 分かりません 「そうですね。わたしにも分からないであります。」 ・11月の満月が近づく 「………。 済みません、考え事をしてました。 シャドウ掃討の任務が終了したら、わたしの処遇はどうなるのか… またこうして学校に来れるのだろうかと…」 「影時間が消えたらどうするか…わたしはその質問には答えられません。 わたしは対シャドウ兵器として稼動し、シャドウ掃討を存在意義とするものです。 よってその任務を完遂すれば、もはやわたしに存在意義はありません。 影時間が消えたらどうするか…それはわたしには関係ない事であります。」 順平「ちょ…オイ…アイギス…」 ゆかり「何だか寂しいな…そんな言い方って…」 「皆さんの緊張や昂ぶりという感情は、残念ながらわたしには理解できません。 しかし、皆さんが、皆さんの全てをこの戦いに懸けている事は理解できます。 よってわたしも、持てる力の全てを以てお手伝いさせて頂きます。 これで最後になるでしょうが、どうか宜しくお願いします。」 「幾月さんがギャグを披露しておりますが、誰も相手にしていませんね。 現にわたしの思考回路もまた、彼のギャグが入り込む余地はありません。 最後のシャドウ…影時間の消滅…影人間の居ない平和な街… そういった事で、容量が全て埋め尽されていますので。」 「いよいよ決戦が明日に迫った訳ですが…準備は大丈夫でしょうか? 特に装備品は、今日の帰り掛けが購入する最後のチャンスです。」 ・修学旅行前 「この学校の修学旅行は隔年制という変わった手法を取っているようですね。 すなわち、去年の修学旅行は無しで、現3年生は未だ旅行に行っておらず… だから今年、2年と3年合同で修学旅行に行くという仕組みであります。」 「わたしには”旅行”という行為はいまひとつ理解が難しいです。 単に見聞を広める行為と思っていましたが、もっと複合的な意味がある様子… ”旅行”で手に入るものとは、いったい何ですか?」 選択 思い出かな 「思い出…ですか。 思い出が増えると、どんな風に有益なのでしょうか? …やっぱり難しいであります。」 選択 うまく言えない 「それは、私と皆さんの、最大の違いの1つです。 私は、自分で自分の行動の動機を説明できないなど…あり得ません。 ……。」 「どこを見回しても、皆さん大概ソワソワしている様子ですね。 (名前)さんはソワソワしてますか?」 選択 そりゃもう! 「それは良かったです。もっとソワソワしてみますか?」 選択 いや… 「落ち着いていらっしゃいますね。もう少しソワソワしてみては?」 選択 そう言う君は? 「わたしは、どうなんでしょう…自分では何とも言えません…」 ・修学旅行後 温泉で見つかった場合 「あなたは、ダメです。 ペナルティとして、今日一杯は会話を行わないであります。 シカトであります。」 温泉で見つからなかった場合 「どうかしましたか、(名前)さん?女性を見る視線だけが不安定ですよ。 女性に対して何らかの重大な隠蔽事項があると思われるであります。」 ・体験学習前 「体験学習でありますか。これも興味深いものです。 しかしわたしは戦闘用の仕様なので、勤労での活躍は期待できませんね。」 「体験学習ですが、その内実はかなりのルーチンワークだという情報があります。 わたしはルーチンワークは問題ないですが、皆さんにはきついと思われます。 事実、皆さんかったるいであります。」 ・体験学習後 「……。 あ、えっと、体験学習お疲れ様であります。 予想通りのルーチンワークで、わたし以外は軒並みダルかったようですね。」 ・1月前半 「このアイギス、微力ながら最後の最後までお供させて頂きます。 たとえこの一ヶ月間が、あなたと過ごす最後の時間になったとしても… わたしは悔いを残さないつもりです。」 ゆかり「ちょっとアイギス、また縁起でもない…」 美鶴「皆まで言うな、ゆかり。もとより勝てる保証などない相手なんだ。」 アイギス「そう、保証はありません。しかし可能性はあります。 この一ヶ月間を精一杯過ごし、その可能性を限界まで高めていきましょう。」 「久し振りの学校ですけれど、明らかに空気が変わってますね… この空気は、好きになれません…」 「わたしが思っていた以上に、世間ではカルトが浸透しているようですね。 もっと抵抗とか拒絶が多数を占めるかと予想していたのですが… 何だか、スポンジが水を吸い込むように、あっさり受け入れられている気がします。」 「”彼ら”のメディア掌握のノウハウ…敵ながら大した物です。 しかし逆に、彼らにいいように使われているメディアは少々情けないですね。 それとも、商売の為にはカルトでも喜んでネタにするという事でしょうか? だとしたら、もっと情けないですね…」 「よく見ると、断じてカルトに染まらないという人々も居るみたいですね。 人間的な交流とか、その辺りに両者を分かつキーポイントがあるのでしょうか。」 「相変わらずメディアはストレガ絡みの話題で世論を煽っていますね。 ネットの検索でも”カルト”や”終末思想”それに”ニュクス”等の話題が急増しています。 何故なんでしょう…世間はそんなに滅びを求めてるんですか?」 選択 その通りだ 「生きようという意志の持てない、あるいは持たせようともしない… それが、今の社会なんですね…」 選択 それは違う 「仮に興味本意だとしても、やはり滅びにここまで興味を持つなんて… この社会のどこかに、生きる事を諦めた側面があるとしか…」 「そう言えばストレガは”同志”とか”革命”とかの言葉を使っていました。 ”同志”が居るから孤独じゃない… 満足できないこの世界を、”革命”によって変えられる… よくよく考えれば、ティーンエージャーを狙い撃ちしたコメントだったようですね。」 「いつかの”恐怖の大王”は皆さんも覚えているかと思います。 では今回の”ニュクス”は、皆さんはどうお考えなのでしょうか? ”恐怖の大王”と同じく風説か…それとも滅びへの確信なのか…」 選択 風説 「それなら、まだ気楽な部類ですね。少なくともわたし達に比べれば…」 選択 滅びへの確信 「だとすると影響は深刻ですね…早く何とかしたいものです…」 ・進路相談前 「わたしは今まで対シャドウ兵器として、与えられた任務を遂行するだけでした。 つまりわたしの進路は、いつも誰かから与えられていたという事… だから自分自身で進路を決めるというのは、わたしにとって全く新しい挑戦です。 わたしは…何とか頑張ってみます。だから(名字)さんも、頑張ってください。」 「一つの任務が、終わりを迎えようとしています。 それはかつてわたしの”製作者”がわたしに課した、シャドウ掃討の任務… しかしもう一つの任務は、まだ始まったばかりです。 それはわたし自身がわたしに課した、世界の続きを生きるという任務… 皆さんと一緒なら、きっとやり遂げられる。わたしはそう信じています。」 ・進路相談後 「”生きる”って事、今はまだ良く分かりません。 だから進路相談も色々と変な事になっちゃいましたが… 大丈夫です。あなたと一緒にいれば、いつか必ず…」 ・1/31間近 「わたし達に許された時間も、あと少しです。準備は如何ですか?」 選択 順調だ! 「それでは更に万全を期してください。わたし達に必要なのは"必勝"ですから。」 選択 いまいちだ… 「大丈夫ですよ。計画的にやればまだまだ挽回できます。 準備も大事ですが、最後に物を言うのは”諦めない心”です。」 「わたし達は、まだ2年生。この学校に別れを告げるには早いです。 だからこれからも、ここに通い続ける…そうですよね、(名前)さん?」 選択 そうだ 「一緒に頑張りましょう。勝機は必ずある筈です。」 選択 そうなのだろうか… 「大丈夫です。一緒に戦いましょう。」 ・1/31 「みなさんに生きて欲しい…そしてわたしが生きていたい… すべてその為に、私は戦います。」 FES/装備変更 メイド服(覚醒前) これは、確か… 絶対服従を誓う証として まとう事が許されるという服ですね。 わたしに相応しいであります!
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テキスト、セリフ 路地ステージ アーカイブ「その他」新聞 テキスト セリフ 備考 1989年9月10日 日曜日8月27日、四国を通過した台風17号による大雨の影響で阿地市中央部の山陰で土砂崩れが発生し、土砂の中から27人の人骨が発見された。鑑定の結果、発見された人骨はいずれも成人男性のもので、およそ120年前のものだと判明。今から112年前の1877年、蛭南村で謎の集団同時失踪事件が起こっており、その失踪者の人骨だとの見方が有力である。(蛭南村は合併により消滅、現在の阿地市中央部)集団同時失踪事件が起きた当時は、失踪者の手掛かりが何一つ掴めず捜査が打ち切られており大勢が忽然と何の痕跡も無く消えたことから「蛭南村の神隠し」として知られていたがその事件が112年越しに初めて進展を見せることとなった。しかし、唯一の手掛かりとなる人骨は不自然にねじ曲がっていたり、驚くほど綺麗な断面で切断されていたりと [セリフなし] 「路地」ステージで取れるアーカイブ。 (編集中)
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Gene Less じ:ジーンと来る・・ワケねえよ! い:いいのかよ!? いいんだよ!! ツッコんだら負けだよ!!! ん:ん? とか深く考えてもしょーがないよ! れ:冷静になったら負けだよ! す:すいませんやりたい放題っす(爆) Gene Lessは、つまりは右脳で楽しむラジカル神姫オムニバスです♪ 注意?:お読みの際は用法要領を守ってるといいのかなぁ?(聞くな) 書いたの/うさぎなひと 目次 Gene1 解体屋 →→→Gene1おまけ Gene2 花屋 →→→Gene2おまけ Gene3 床屋 →→→Gene3おまけ Gene4 本屋 →→→Gene4おまけ Gene5 地上げ屋 →→→Gene5おまけ Gene6 靴屋 →→→Gene6おまけ Gene7 とうふ屋 →→→Gene7おまけ Gene8 ノミ屋 鳳凰杯とリンク →→→Gene8おまけ Gene9 餅屋 →→→Gene9おまけ Gene10 オケ屋 →サビ抜き版 →→→Gene10おまけ Gene11 テキ屋 →ようこそ黒葉学園へ!とリンクしてる気もする〈笑) →→→Gene11おまけ Gene12 服屋 →→→Gene12おまけ Gene13 お好み焼き屋 →→→Gene13おまけ Gene14 護り屋 →→→Gene14おまけ Gene15 殺し屋 →→→Gene15おまけ Gene16 浜茶屋 →→→Gene16おまけ Gene17 犬小屋 →→→Gene17おまけ Gene18 隣部屋 →→→Gene18おまけ Gene19 母屋 →→→Gene19おまけ Gene20 楽屋 →→→Gene20おまけ Gene21 特撮屋 →→→Gene21おまけ Gene22 田ミ屋 →→→Gene22おまけ Gene23 エチゴ屋 →→→Gene23おまけ Gene24 酒屋 →→→Gene24おまけ Gene25 風呂屋 →→→Gene25おまけ Gene26 当たり屋 →→→Gene26おまけ Gene27 たま屋 *えろいのかもしれぬ(え) →→→Gene27おまけ Gene28 鍛冶屋 →ホワイトファング・ハウリングソウルからあのヒトが! →→→Gene28おまけ Gene29 空き部屋 →→→Gene29おまけ 各所で小ネタに以下の作品の名前が使われております事をここでお詫びしておきます。 Mighty Magic、神姫狩人、ねここの飼い方、HOBBY LIFE,HOBBY SHOP、岡島士郎と愉快な神姫達、妄想神姫、戦うことを忘れた武装神姫、剣は紅い花の誇り、神姫ちゃんは何歳ですか? せつなの武装神姫 2036の風 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 神姫長屋の住人達。 ホワイトファング・ハウリングソウル Gene Less本編 G・L《Gender Less》 コメントがありましたらこちらに。アンコール、ネタリク等も受け付けております 名前 コメント お気に召した奴らの登場話に投票でもしてやってください 選択肢 投票 Gene1解体屋 (5) Gene2花屋 (0) Gene3床屋 (2) Gene4本屋 (1) Gene5地上げ屋 (0) Gene6靴屋 (0) Gene7とうふ屋 (1) Gene8ノミ屋 (3) Gene9餅屋 (3) Gene10オケ屋 (0) Gene11テキ屋 (0) Gene12服屋 (0) Gene13お好み焼き屋 (1) Gene14護り屋 (0) Gene15殺し屋 (0) Gene16浜茶屋 (0) Gene17犬小屋 (0) Gene18隣部屋 (2) Gene19母屋 (0) Gene20楽屋 (1) Gene21特撮屋 (0) Gene22田ミ屋 (1) Gene23エチゴ屋 (0) Gene24酒屋 (5) Gene25風呂屋 (2) Gene26当たり屋 (1) Gene27たま屋 (0) Gene28鍛冶屋 (3) Gene29空き部屋 (1) - -
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セリフ このセリフに泣けた、笑えた、感動した!など作品のキーとなる台詞を募集しています。 出典(どの巻のどのページにあった、等)を添えてお書き頂けると幸いです。 名前 コメント
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はじめまして。こちらは管理人三華が運営する、アニメセリフ集WIKIです。 以下のアニメを文字起こししていきます。 更新はゆっくりですが、どうぞお待ち下さい。 NOIR台詞 喰霊-零-台詞 電脳コイル台詞 少女革命ウテナ台詞 キラキラプリキュアアラモード台詞 舞-HiME台詞 舞-乙HiME台詞 ストロベリーパニック台詞 戦姫絶唱シンフォギア台詞 戦姫絶唱シンフォギアG台詞
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登場人物紹介 特に制限などありませんので、入り用でしたらご自由にお使い下さい。 グロは困りますが、エロは平気……というか、むしろ見たiうわなにをするやめあqwせdrftgyぶしこ 戸田静香(とだ・しずか) 神姫に処女を捧げた(比喩でなく)のがちょっぴり自慢な17歳。6月8日生、O型。 長身細身、黒髪のストレートロング。女子校の手芸部部長。 趣味はコスプレ、手品、コンピュータなど多様。 天才肌で基本的に何でも出来る万能人間だが、超越した思考は常人には理解できない事の方が多い。 結果よりも過程を重視するタイプで、単純にバトルに勝つ事には興味がなく、試合をどれだけ盛り上げるかにこだわる。そのため、勝率は五分五分といったところ。 その桁外れのスペックをどうでも良いことに惜しげもなく注ぎ込むのがものすごく得意。 性格的にはほとんど女と○かだが、世界を面白くするための団を作ったりはしない。 Sっ気があり、ココがイヤイヤながらドキドキハウリンをやっているのが可愛くてたまらない。 ココ 犬型MMSハウリン。性格設定は生真面目な武人タイプ。 マスター自身の能力は評価しており、嫌っているわけでもないが、変身ヒロインに限っては自分以外の誰かがやればいいのにと思っている。 でもそのイヤイヤ加減が静香のツボを突いている事に気付いていない。 ハード・ソフト的な改修は静香によって色々行われているようだが、実際に戦闘に役立つものはほとんど入っていないとか。 第11話現在、セカンドの中位~上位の間くらいにいる。 ドキドキハウリン ココが静香特製のコスチュームを身につけたときの最終形態。ディテールの詳細はその時の静香の気分によって異なる。 ただの衣装替えなのでスペックに差はないはずだが、この時のココは恥ずかしさで攻撃力が三倍(当社比)になる……らしいぞ。 主要武器は長銃身の狙撃砲。長い銃身を生かして撲殺もできる。 範囲攻撃としての『魔法』は実装されているが、持続時間の関係で一般的な運用はされていない。 獣王 ココのぷちマスィーンの個体名称。複数機ではなく、基本的に一機のみで運用される。 通常のボディは使用しておらず、タチコマ型の通常支援ユニットや、バスターウルフ型の機動戦ユニットなどに接続されて出撃することがほとんど。 上記の画像は一般運用時のタチコマユニットを使用した状態である。 花姫 ドキドキハウリン外伝に登場する静香の神姫。初期ロットのアーンヴァルタイプ。 優しく穏やかで、少々子供っぽい性格。 甘えたがりで、静香のことが純粋に大好き。 自ら考えた『魔女っ子神姫 マジカル☆アーンヴァル』に変身するが、リアルバトルは装備の損耗が激しいため、オリジナル武装ルールが実装された現在(外伝8時点)でも名乗りを除いてマジカル☆アーンヴァルが登場したことはない。 ドキドキハウリン本編には登場していないが……? マジカル☆アーンヴァル“ブロッサム・ストライク” マジカル☆アーンヴァル強化プランの最終形態(外伝8時点)。 高機動・遠距離重視というアーンヴァルタイプの特性を極端に突き詰めたコンセプトを持つ、高機動砲撃戦に特化された機体。 大型ブースターを使った高機動、大口径メガビーム砲・マイクロミサイルコンテナによる重火力、防御フィールドを使った高防御を並立させており、この世代の武装神姫としては突出した戦闘力を持っている。その姿は神姫というより、神姫の運動性を持つ大型戦闘機といったイメージが強い。 ただ、その圧倒的な戦闘力の代償として、メンテナンス性は非常に劣悪。リアルバトルのみの当時にこの種の機体が流行らなかったのは、純粋に『装備が膨大でメンテしきれなかったから』という理由が大きい。 静香・花姫ペアも、本装備は決勝トーナメント用の最終兵器という位置付けをしており、予選リーグ中は標準的なアーンヴァル装備を使っていた。 上記写真は数少ない本機調整中の画像。完成版のブロッサム・ストライクはミサイルコンテナの下にスカート状の装甲鈑が取り付けられる。 鋼月 十貴(こうづき・じゅうき) 静香の家の隣に住んでいる少年。身長148cmの物凄い童顔だが、静香と同い年の17歳。4月30日生、A型。 工業系の男子校(一応共学なのだが、女生徒はほとんどいない)に進んでいる。 自分がオタクであること・神姫をやっていることを学校では秘密にしており、神姫の大会に出場するときは鋼月十貴子(こうづき ときこ)と名乗って参加している。 女装に関しては静香に遊ばれているだけだと気付いているが、神姫のバトル自体は楽しいので現状でもまあいいかなと思っている。 同じ遊ばれる身として、ココと仲がよい。 ジル ストラーフタイプの十貴の神姫。 超勝ち気で十貴を尻に敷く性格。 リアルロボット系装備全盛期の神姫業界において、スパロボ系装備のパワー武装にこだわる異端児。 神姫のバトルサービス最初期から参戦している古強者の一人。ファーストリーグ下位あたりにいる。 その特異な武装から『鋼帝』の異名を持つ。 同じ尻に敷くモノ同士として、静香と仲がよい。 戸田あかね(とだ・あかね) 武装神姫関連企業であるEDEN-PLASTICSカスタマーサービスセンター勤務の23歳。 戸田静香の姉。 性格は基本的にのんびりおっとりだが、だらしないのは妹と同じ。 にゃー子 マオチャオタイプのあかねの神姫。 性格はそのまんま猫。争いを好まない性格な事と、そもそも神姫関係者は大会に出られないため、戦闘経験は全くない。 鋼月雄歩(こうづき・ゆうほ) 十貴の父。筋金入りの玩具オタ。ガングラー鋼月というペンネームで、玩具ライターとして生計を立てる趣味の人。 本来は超合金系のレビュー専門だが、色々事情があってジルを引き取ることになった。十貴とジルを引き合わせた張本人である。 神姫そのものは持っていないが、神姫と同レギュレーションのMMS男性型モデル・AHP(アクションヒーロープロ)改『ゴルドさん』を持つ。 人生で一番心に残っている特撮は、子供の頃にヒーローショーを見に行った『超星艦隊セイザーX』らしい。 ゴルドさん 雄歩のMMS。寡黙なヒゲ男。 メカに強く、そのサイズ故に神姫用のメカニックのメンテなども楽々こなす。 オフィシャルの品ではなく、アクションヒーロープロの動作試験用モデルを雄歩がツテで引き取ってきたらしいが、定かではない。 実はとても強いらしいが、AHPは武装神姫のオフィシャルリーグ参戦が認められていないため、たまにフリーバトルをする程度である。 試作品のため動作にはやや不安定な面があり、バッテリー容量の都合もあって一日十六時間の休眠が欠かせない。 武井隆芳(たけい・たかよし) 外伝7に登場したクウガのマスター。 自分の名前を神姫に覚えてもらえないことを少しだけ気にしている。 クウガ 外伝に登場するハウリンタイプの神姫。 改造された脚部装甲のみを武装とし、一直線に突き進んで蹴りを叩き込む、超超高速蹴打戦闘を得意とする。 アキ&タツキ 本編十五話に登場する武井の神姫。双子のツガルタイプ。 ちなみにおさげが右にある方が姉のアキ、おさげが左にある方が妹のタツキである。また、アキの方が少しだけ胸が大きい。 武井の経営するドールショップ『真直堂』の裁縫部門の指揮や、販売の補助を行っている。 トップ
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休みなどない! 俺のために働き続けるのだ 俺の寝ている間ですら、休む寸暇も与えぬ!(5/1 GW)(アップ) -- (名無しさん) 2011-05-01 23 32 52 愚か者……起こすのが遅いぞ……!(起動) 認めてたまるかぁぁぁぁぁ!(敗北) どこを見ている? まぁ、答えを聞かずともわかるが…… こんなのを見て何が楽しいのだ?(ランダムトーク) -- (名無しさん) 2011-08-02 18 03 29 べっ、べつにアンタのために教えるんじゃないからね!+.(・∀・).+☆ http //ylm.me/ -- (にゃん) 2011-11-30 06 38 57
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第一話:潜入姫 ……目の前の状況を確認してみようと思う。 デスクの上を俺がトイレに行って戻ってきた僅かな時間で俺の部屋に紛れ込んできたちっこい蒼髪の人形が正座して占拠している。 この人形は確か、武装神姫なるものだったような気がする。 武装神姫とは俺の知る限りでは色々と着せ替えて戦わせる今、大流行なものだとか聞いた事がある。 尤も、それは子供と俗に言うオタクと呼ばれる人種が主であり、ただの一般人である俺が持っている事がバレれば体面上、よろしくない事が起きるのは目に見えていた。 大学生以上にもなってくると野郎が人形を愛でる事をバレたら、気味悪がる人間が続出するのは言わずとも誰もが考えている事だと思われる。 俺もそんな中の一人だ。正直、目の前の事実を許容したくない。これが幻である事を切に願いたい所だが……。 「あの……。お邪魔してます……」 「あ、ああ……」 蒼髪の人形はご丁寧にも敬語で部屋の主である俺に挨拶をして、ものの見事に幻という説を完全に否定した。 動くのは知っていたが、喋る上に敬語を操る思考がある事には驚いた。最近のAI技術はここまで来たのかと素直に感心せざるを得ない。 「……誰だ? お前?」 しばらくの静寂の後、俺は何とか目の前の事実を見て、問いかける。 「私は……××××です。マスターに捨てられて猫に振り回された果てにここに放り込まれた者です」 イマイチ理解できない俺はそれについて詳しく聞いてみると、何でもあまりにも勝てず、別の神姫を買ってそれでやってみたら勝ち始めたため、役立たずなこの……××××を捨てたらしい。そうして町の中を冒険して遂にバッテリーが尽きかけの極限状態となり、俺の部屋に入り込んだらしい。 ―― ……おいおい。役に立たなくなったらポイですか。そりゃ、あんまりだろ。 見た限り、心があるってのにそれを考えてやれないのは流石に少なくともオタクではない事を主張する俺でも酷い話だと思える。 「なるほどな。同情するよ」 そう思う俺には二つの選択肢がある。一つは非情にもバッテリー切れを待ってそうなったらバラして売り払う事。とりあえず需要はあるのだから売ればそれなりの値段は付くのかもしれないから普通ならこれをしてしまうだろう。 そして、もう一つは……、 「あの……」 「あ?」 「……貴方にお仕えさせては頂けないでしょうか?」 やはり頼まれたが、こいつを引き取る事だった。確かに俺は武装神姫を持っていないから引き取る人間としてはうってつけかもしれない。 だが、これを持ってバレれば体面上の問題が発生する。それは俺にとって少なからず不都合な事である。 「お願いします! 何でもしますから!!」 バッテリーが無くなりかけにもかかわらず突然、必死に××××が叫ぶ。 死にたくない。このままで終わりたくない。 そんな真剣な声と必死な表情が不覚にも俺の心に鋭く突き刺さった。 ――そんな顔をするなよ……。切り捨てられなくなるじゃないか……。 非情になり切れない俺は俺自身に呆れ果てる。『自分の欲望に忠実に生きる』というのが俺の持論だってのに……。 しかし、目の前の蒼髪の嬢ちゃんの顔をブルーに染めるのも寝覚めが悪い。俺はここで一つの妥協案を出す事にする。 「……わかったよ。とりあえずしばらくは面倒を見といてやる」 そう。少しの間だけ世話して他のこいつを大事にしてやれそうな奴に渡す。それが俺にとっての第三の選択肢だった。 しかしそれは自分が神姫を持っていた事をその人にバラす事にも繋がる。非情に矛盾していて危ない選択でもあった。 「ありがとうございます!」 仕方なく了承した俺に××××は満面の笑みで礼を言った。 バッテリー切れかけなのに律儀なこったなぁ……。とため息をつきながら俺は苦笑する。俺は迷い気味だってのに……。 「いきなり押し入ってお願いするのは何ですが、私のクレイドルをゴミ置き場から回収して頂けないでしょうか?」 「クレイドル?」 突然の質問に俺はオウム返しをした。どうもそれは大事な物なのはわかるが、俺にはイマイチよくわからない。 「神姫の充電に必要な機材です。幸い、私と一緒に捨てられてあるので回収すれば使えると思います」 ……随分と贅沢な奴だな。機材もまるごと買い換えたのかよ。となると相当こいつを使い回してもダメだった事が推測出来る。神姫の武装はテレビで見たことがあったが、心があるという事を含めるとこいつとマスターとやらは絶望的に相性が悪そうだった。 ―― ……本格的に同情したくなってきたなぁ、おい。 「なるほど確かにそれがないとマズいな。どこのゴミ置き場にあんだ?」 「そこまで正確には……すいません……」 「謝らんでいい。今からゴミ置き場を順番に回る。見覚えのある場所があったら教えてくれな」 「わかりました」 「おし。行くぞ」 俺は大きめの鞄に××××を隠し持って、家を出ると自転車に乗って駆け出した。 彼女の話から考えると猫がどの位を縄張りにしているかにもよるが、そう遠くはないはずだ。少なくとも俺の住む町から外は出る事は無い。 まず、一つ目。かなり物が煩雑しているが××××はここではないと言う。確かにそれらしい物は残念ながら見つけられなかった。 ただ、収穫もあった。何やら黒装束らしき装備だった。丁度、××××は丸裸なため、折角なのでもらって行く事とする。 気を取り直して二つ目。ここでは鎌が見つかった。厳密にはシックルに分類されそうな片手持ち式の代物だ。 幸運にもこれで最低限の装備が揃った。まともに戦う事も出来るだろう。 だが、バッテリーが無くては話にならない。……そういえば××××からの反応がない。遂にバッテリー切れを起こしてしまったのかもしれない。 ――全く、何でこうして得体の知れない人形の為に頑張っているんだろう。今なら匙を投げられるってのに……非情になりきれないな……俺。ただの人形ならすぐに捨てられただろうにさぁ。 本当に馬鹿馬鹿しい限りだった。なんでこうしているのか、自分でも不思議に思う。本当なら投げ出したい気持ちにあるはずなのに××××の真剣な眼と必死な表情が俺の良心を揺さぶり、それの邪魔をする。 心があるといっても人形だってのに何でなんだか。 ―― ……おっと、そんな事を考えている場合じゃなかった。三つ目は……と。 迷いを感じながら一時間後、遂にクレイドルを発見した。何やら痛いイラストの入ったパッケージに箱詰めされた状態で放置されてあった。 特に理由でも無ければ携帯で写メでも撮ってネタにしたいが、今はそれどころではない。 俺は周りに人がいない事を確認すると素早く痛い箱を開け、中身……クレイドルと説明書を回収し、さっさとその場を後にした。 これでひとまずは落ち着けそうだ。 「で、俺は隠れオタクになったって訳か……」 そんな独り言を言って俺は苦笑し、とりあえず××××をどうしたものか考えながらゆっくりと帰る事にする。 あんまりオタクがどうこうするのに無関心な俺がオタクと同じ事をしているとは世の中わからんものだ。 ―― ……厄介な拾い物をしちまったなぁ。 「ん……」 説明書に従い、クレイドルに××××を充電して数時間後、彼女はゆっくりと目を開けて目覚めた。 「おはよう。よく寝れたか?」 「はい。お手数掛けました……」 俺が声をかけるや否や××××は申し訳なさそうに頭を下げた。ここまで謝り癖が付いてしまっているとなると相当、前のマスターとやらにやられてしまったらしい。とりあえず……前のマスター様からもらった物は全て破棄してやる。 「謝らなくていい。それは大事だからやったまでだしな。それとお前は××××じゃない。今日からお前は蒼貴だ」 「ソウ……キ……?」 「蒼い貴石と書いて蒼貴だ。……どうだ?」 彼女は与えられた名前の響きを確かめ、嬉しそうな顔をして頷く。 「……はい。わかりました。どうぞ、そうお呼び下さい。……貴方の事はなんとお呼びすればいいですか?」 「オーナーとでも呼んでくれ」 「わかりました。オーナー、よろしくお願いいたします」 「あいよ」 これでマスター様とやらが残した異物である名前と主に対する呼び名は消去した。これでしばらくはやっていけるかな……。 そんな事を考えていた矢先、階段の音が自分の耳に入ってきた。 「やばっ! 隠れてくれ!」 「きゃっ!」 俺は蒼貴が驚くのに構わず、彼女を引き出しの中に隠した。周りを確認する。ゴミ置き場で拾った装備は鞄の中、クレイドルも鞄に入れた。完・璧。 直後、妹が入ってきた。こいつは今時の女子高生で色々と外で遊びまわっていて、チャラチャラしたファッションをよくしている。だがその反面、家ではイラストを描き、BL小説を数多く保有している上に家族の前じゃ、丈の短いシャツとパンツという出で立ちだ。正直、勘弁してほしいものだ。 こんなのを見ていると恋愛シミュレーションとかで出てくる様な妹なぞ幻想だとマジで思う。 考えてもみてほしい。これに加えて騒げば何とかなると思い込んでいる脳みその持ち主だ。こんなのに魅力を感じるだろうか、いや、ない。 「お兄~。パソコンやらせて~」 「やなこった。お前に貸したら何時間延長されるかわかったもんじゃない」 「え~」 あまりよろしくない口調で頼み込んでくるが速攻で断る。 言い忘れていたが、こいつはパソコンを際限なくなるものだから親に時間を制限されている。そんな訳でノートパソコンのある俺に頼むのである。 たまに上手いイラストを書くことを取引にやらせたからこうして来たクチだと思われる。だが、今はギブアンドテイクをしている時間はなどない。 「うっさい。俺はレポートがあるんだ。一人にしてくれ。こんなのを始末しているんでな」 「……わかった」 俺がとっさに見せたパソコンの内容……レポートやらCG製造ソフトの様子を見せると妹は引き下がった。 こういう単純な奴には訳のわからないものを見せつけるに限る。それに勉強ともなれば手出しの出来ない建前となる訳で誰かが来る率も下がる。 そうして妹が立ち去ると誰もいない事を確認して蒼貴を引き出しから出した。 「びっくりしました……。どうして家族には隠すのです?」 「……俺の体面上の問題だ。人形を持っていると気味悪がられる」 「私のせい……なのですか……?」 人形という言葉に反応した蒼貴はまたしても自分が迷惑していると思い、俺の顔を伺う様に問う。 「違うって。何でも自分のせいにするな。いいか? 大の大人が人形を持っているというのは気持ち悪がられるのが全体のイメージなんだ。要するに大多数の意見を敵に回したくはないってこった」 「はぁ……。何だか難しいですね……」 「まぁ……なんだ、大人の事情って事で我慢してくれないか?」 「……わかりました。家族が来たら隠れます」 理由を取り繕い、蒼貴に自分から隠れる事を確約させる。これで隠れ場所を作っておけば余程の事がない限り、バレないだろう。 「ああ。そうしてくれ。……そういや、俺は武装神姫について知らん。これからどう面倒を見ていけばいいか、教えてくれ」 「あの……もしかして武装神姫を知らないんですか?」 「ワリィ。俺は今まで興味がなかったから見た事があるだけなんだ」 再三言う様だが俺は武装神姫のタイトルと人形が動く姿を映像で見たぐらいしかない。ぶっちゃけ、オタクが家で引きこもって愛でる愛玩用か何かのものとしか考えてなかった。 そんな訳で世話の仕方なんて知るはずもない。さらにクレイドルの説明書はあっても武装神姫についての説明書がなく、残る方法は目の前にいる神姫そのものに聞く事だけだった。 「それでしたらマニュアルをネットからダウンロードした方がいいと思います」 なるほど。と俺は蒼貴の提案に納得する。 確かに公式ホームページで説明書だけをダウンロードする事が出来る電化製品は結構ある。神姫も例外ではないのかもしれない。 早速、ネットを開き検索をかける。案の定、すぐに求めるものが見つかった。開いてみるとかなり痛いイラストが混ざった公式ホームページが表示された。 こういうのが流行りなんだと強引に自分に納得させると早速、マニュアルのダウンロードをし、今後の予定を考える。とりあえず、鍛錬して技能試験をするのが当面の目的とするのが良い様だ。 掲示板にも入って情報収集をする。そこには例のごとく何やら趣味がアレな奴らが混ざっていたりしたが、情報は確かであり、蒼貴の躯体は命中と回避に優れた忍者タイプである事が判明した。 さらに前のマスターが埋め込んだCSCも確認した。中にはルビーが一つ、エメラルドが二つが格納されてあった。バカにしてはなかなかな組み合わせをしてくれているものだ。それにだけは感謝してやろう。 まとめると回避をし、反撃する……蝶の様に舞い、蜂の様に刺す戦いが最適であるという事だった。 そのためには無駄な装備を省き、回避力と機動力に特化したやり口で行くしかない。鍛錬も相当必要だと思われる。 蒼貴を見てみる。俺の隣で一緒に掲示板を見て、知識を吸収しようとしている。小さいながらも感心できる姿勢で俺はそういうのは良い事だと思う。 「オーナー、頑張りましょう」 唐突に彼女が話しかけてくる。まだ信用しきっている訳じゃないが、俺をアテにしているのがわかる。 「お、おう……」 俺は思わず、返事をしてしまう。そうした姿勢を無碍にするほど、俺もろくでなしではないつもりだ。 とは言え、内心は複雑な心境だった。もし誰かにバレたらどうしようとか、もし、変な目で見られたら俺はどうなるんだろうとか、その他etcetc……。 何でこうなったんだかはわからんが、ここまで来てしまったら仕方がない。 毒を食らわば皿までだ。やるとしますかね。……はぁ。 進む
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SHINKI/NEAR TO YOU Phase02-5 神姫センターのフロア内を、色とりどりのレーザーが駆け巡る。 観衆の期待が膨らむ中、鳴り渡るファンワーレ。筐体上部に設置されたスクリーンに <MAYANO SPRING CUP ~THE JUNIOR S FINAL~> の文字が刻まれると、その高まったボルテージが一挙に解放された。 『さあ、いよいよ決勝戦となりましたマヤノスプリングカップ・ジュニアトーナメントッ! この試合に勝利し、武装神姫ジュニアユーザーの頂点に立つのはどちらのチームだぁぁぁっ!』 スクリーン画像が切り替わり、筐体の一角にスポットライトが浴びせられる。 『この舞台に立つのは、やはりこのチームだった。マスター伊吹舞と有馬シュン、神姫ワカナ&ゼリスっ! 当神姫センター上位ランカーと大会初参加のニューフェイスの組み合わせというこのコンビ、決勝ではどんなバトルを魅せてくれるのかぁぁぁっ!!』 スクリーンに映るワカナとゼリスの姿に声援が送られる。続いて、今度はティグリースとウィトゥルースが映し出される。 『それに対するのは西からやってきた双子チーム。マスター金町笑太と福太、神姫アテナ&リアナだっ! 先月関西から引っ越してきたばかりというこの兄弟は、そちらの大会で優勝経験もある強豪だぞっ! この風雲児たちが、大会に嵐を巻き起こすのかぁぁぁっ!?』 司会のアナウンスに応じるように、金町兄弟は観客に向かって勢いよく手を振る。 「会場のみなさん、よろしゅうな~!」 「オレらめっちゃ頑張るんで、期待したってや~!」 元気に声を上げる笑太と福太。続いて神姫たちがモニターに向かってアピールする。 「ウチが関西仕込みのバトルをみせたるで! 寅は西の守護神やしなっ」 「ううっ……アテナちゃん。西の守護神は白虎で、寅の方角は北東のことですよぉ?」 リアナの指摘にアテナが「それを早く言わんかいっ」と逆ツッコミで返す。 ひょきんな笑顔で挨拶する双子と神姫たちの愛嬌たっぷりな姿に、群衆のあちこちから笑いと拍手が送られる。 「……あのふたり見かけない顔だと思ったら、最近引っ越してきた子だったのね」 「しかも、向こうじゃ相当な実力者だったらしいな。道理で自信があるわけだ……」 筐体のシートで伊吹と会話しながら、シュンは対戦相手を睨む。いずれにせよ、油断ならない相手には違いない。 チラリと観客たちに目を向ける。そこでは妹の由宇が試合を見守っている。 シュンの視線に気がついた由宇が手を振った。それに軽く頷き返し、彼はエントリーボックスに向かう相棒に声を掛ける。 「いけそうか、ゼリス?」 「はい、流石はユウです。これならば全力で戦えます」 武装の調子を確かめながら、ゼリスは自信ありげに答える。 由宇は宣言通り、この短時間のインターバルでオーラシオン武装を万全なコンディションに仕上げてみせた。これは兄として妹の分まで頑張らないとな。 「ぜっちゃんの調子もばっちりってことで、飛ばしてくわよワカナ?」 「アイアイサ~、だよ~」 筺体内にエントリーしていくワカナを見送る伊吹。 「さあ、シュッちゃん。準備はいい?」 これから始まる試合を楽しむように不敵な笑みを浮かべる彼女に、シュンは大丈夫だとガッツポーズで答える。 「ああ、やってやろうぜ!」 「ふふ……じゃあ、行くわよっ!」 4人のマスター、4体の神姫がそれぞれ配置につく。 『さて、ここで大会本部から大発表。な、な、なんと! 決勝戦は今回特別に用意されたスペシャルステージが使用されるらしいぞぉ! この未知のバトルステージが、果たしてこの試合にどんな影響を与えるのかぁぁぁっ!?』 司会者がここぞとばかりに大音量のマイクパフォーマンスで盛り上げる。観客たちの歓声が、熱狂の渦となって会場を包む。 沸き立つ会場とは対称的に戸惑いをみせる神姫たちの足元で、フィールドがワイヤーフレームと化しながら再構成されていく。 「これって……台所?」 シュンの目の前で再構成されたバトルステージ、その姿は一般家庭のキッチンそのものだった。 シンクに浸る食器、まな板に転がる包丁と野菜、大型の冷蔵庫に張られたホワイトボードには晩御飯の献立まで書かれている。 まるでどこかの住宅から持ってきた台所を、そのままゲーム筐体内に収納したかのようだ。 「……誰がこんなマニアックなステージ考えたんだよ」 「でも、意外とウケてるみたいよ?」 伊吹の言う通り、観客の反応は悪くないようだ。 子どもの日だけに親子連れが多く、主にそうしたお客さんたちはこの意外な最終ステージをおもしろがって喜んでいる。その点では、客層と需要を見越した良い趣向なのかも知れないが……。 「問題ありません。例えどんなステージであろうとも……要は、勝てばいいのでしょう?」 あっさりと言い切るゼリスに、シュンは苦笑する。 『それではマヤノスプリングカップ・ジュニアトーナメント決勝戦……試合開始ですっ!!』 大歓声と共にスクリーンに<GAME START>の文字が表示される。 それと同時に、4体の神姫が一斉に飛び出した。 真っ先に動き出したのはウィトゥルースのリアナだった。 「せ、先手必勝ですよぉ」 丑型MMSウィトゥルースの武装は、大型砲を装備した砲撃戦タイプ。 だからこそ一刻も早く有利な地形に陣取ることで、イニシアティブを得る。フロートユニットは加速力はないが低空をホバリングすることで障害物を無視できる、つまり目的地までの最短距離を移動可能なのだ。 目指すはこのフィールドで最も高い座標――大型冷蔵庫の上。 リアナは近くの踏み台や棚を越え、砲撃に最も適したその場所へ向かう。 「させないの~っ」 それをマオチャオのワカナが追いかける。 相手の策をいち早く看破した伊吹の命を受け、ワカナは獲物を狙う猫さながらの動きで障害物を飛び越え、さらに研爪(ヤンチャオ)を鉤爪代わりに引っかけ棚をよじ登る。 みるみるうちにワカナとリアナの距離が詰まっていく。 「残念、それはウチの台詞やで!」 その横から、出し抜けにティグリースのアテナが飛び出した。 寅型MMSティグリースは武装をリアユニットに集中させることで、ブースター推力を高めた強襲形態になることができる。アテナは一気にワカナに並ぶと、そのままリアユニットのサイドパーツを両腕に装着。大型ガントレット炎虎甲で殴りかかる。 その拳撃を、ワカナは自らも拳を合わせることで迎撃。 ――激しくぶつかり合う炎虎甲と研爪。 衝撃で双方ともに吹き飛ぶ。その隙にリアナは悠々と前進していく。 「ははっ、アンタの相手はウチがするで」 「――では私は、遠慮なく通らせてもらいますね?」 ドヤ顔でワカナと対峙するアテナ、その頭上を白い影が飛び越えた。 装甲を輝かせ、オーラシオンのゼリスがフィールドを駆ける。慌ててアテナが追おうとするが、今度はそれをワカナが阻止。 その間にゼリスは一足飛びに棚を飛び越えた。 オーラシオン武装の両肩アーマーに搭載されたアークジェットが、空中での姿勢制御と同時に推進剤を噴射――放たれた矢のごとく一直線に加速。 冷蔵庫の頂へ手が届く寸前だったリアナに、強烈なキックをお見舞いした。 バランスを崩したリアナは地上――キッチンの床に落下する。 辛くもフローリングに軟着陸を果たしたリアナに、アテナが駆け寄る。そこから離れた地点ではゼリスが繰る繰ると華麗に着地、続いてその隣にワカナが飛び降りてくる。 「ふん、やるやないかい」 「ただの挨拶代りですよ」 憎らしそうに睨みつけるアテナに、ゼリスは涼しい顔で返した。 「なんや、お兄さんも人が悪いなあ……」 「せやせや。あんな機動力ありながら、今までの試合では隠しとったんか?」 「……別に隠してた訳じゃないさ。ちょっと本調子じゃなかっただけだよ」 先手を取る作戦が失敗した双子は不満そうだが、事実――シュンも万全な状態になったオーラシオンがどれだけの性能を発揮できるか分からなかったのだ。ゼリスは平然としているが、正直ちょっと冷や冷やした。 そんなシュンの気持ちに気づいてか、ゼリスがこっそり片目をつぶる。 (……心配ないから、安心しろってことか) シュンはゆっくりと息を吐きながら心を落ち着ける。どうやらオーラシオンは、想像以上にゼリスの力を引き出せているようだ。ならばここからが本番。 アテナとリアナはこちらを警戒するように攻めてこない。ゼリスとワカナはジリジリと移動しながら隙をうかがう。 開始直後の攻防から一転、フィールドで繰り広げられる静かな駆け引きに、会場の空気がピリピリと張りつめていく。 神姫たちは互いに牽制し合い、故に攻撃に転じるキッカケがつかめない。そして彼女たちは、そのキッカケを与えてくれるのがマスターの役目であると知っている。 「ワカナ、旋牙(シャンヤ)で突撃よっ!」 「アテナ、風神雷神で迎え撃てい!」 「こっちは援護にまわるで、リアナ!」 それぞれのマスターの指示に従って、三体の神姫が同時に動き出す。 「あっ? えっと……」 その中でシュンはとっさに指示を出すことができず、ゼリスだけが遅れてしまう。 ワカナのドリル攻撃を、アテナが両手に持った剣で受け止める。飛び退くワカナ、その引き際を狙ってリアナの砲撃が着弾。 その衝撃に、ワカナはシールドを張って耐える。 「シュン、ワカナさんを援護しますか?」 「あ、ああ……頼むっ」 一気に攻勢をかけようと剣を振りかぶるアテナ、それをゼリスが右手のハンドガンで狙い撃つ。続けて左で二丁目のハンドガンを取り出すと同時、リアナにも射撃を加える。たまらず相手は回避に転ずる。 「ふにゃ~、助かったよ~」 相手が引いた隙にワカナはいったん後退。何とか窮地を脱出できたことに、シュンは安堵の息をついた。 「シュッちゃん、それにぜっちゃんも。遠慮せずに、もっとガンガン攻めてちゃっていいわよ?」 「りょ、了解……」 伊吹に返事をしながらシュンは焦っていた。 バトルでは一瞬の隙や油断が命取りになる、だからこそマスターの判断力が問われるのだ。さっきのような場面で神姫に的確な指示を送れないでどうする。 足手まといにならないように――それすら出来ないようじゃ、ただの役立たずじゃないか。 そんなシュンの動揺を察したように、金町兄弟がニヤリと笑う。 「なかなかやるやん。けどこの程度じゃ、オレたちには勝てへんで!」 「せや。コンビネーションアタック、受けてみいっ!」 マスターの掛け声に反応して、アテナとリアナが縦に並ぶ。 前衛にアテナ、後衛にリアナがつくフォーメーションだ。 「か、覚悟してくださいよぉ」 リアナが武装に増設されたミサイルポッドから、誘導弾を一斉発射する。 噴煙の尾を引きながら迫る、対空地ミサイルの群れ。ゼリスとワカナは回避するものの、ホーミングする弾頭につきまとわれて振り切れない。 「そこや! いくで、疾風迅雷!」 裂帛の気合を込めてアテナの持つ双剣、風神雷神からそれぞれ衝撃波と雷撃が放たれる。 ミサイルの対応に追われていたゼリスとワカナは反応が遅れ、その直撃を受けてしまう。 「ゼリス!?」 「ワカナ、大丈夫っ!?」 「うにゃああ……ダイジョーブ、なの~」 電撃に痺れたワカナが目を回している。その後ろではゼリスが「少し……油断しました」と顔をしかめている。 「ははは、まだ安心するには早いで~」 「いきますよぉ、バーニングインフェルノですぅ!」 息を継ぐ暇も与えぬアテナ&リアナチームの追撃。 リアナの背負う大型砲、インフェルノキャノンから極太の電子ビームが発射された。 「ちょ、ま……」「避けてっ!」「ふにゃにゃっ!?」「くっ……」 どれが誰のものかも分からない叫びが、爆発にかき消される。 光と爆風の奔流がゼリスとワカナを飲み込んだ。 ▲BACK///NEXT▼ 戻る