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"頑張ってください" 1h4d品評会などで 会話の最後に出てくる魔のワード。 「投げやり」「感情がない」と評される。 これ以外の会話を終わらせる方法を知らないのかもしれない。
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発言者:至門 対象者:ヴァレンティノス トゥルーエンドルートにて、イザベルの生首を携えスラムビル50階に到達した異端審問官に対し、至門が発した台詞。 聖句を諳んじるヴァレンティノスを見て、至門は相手が己の持つユダの福音書の奪還が目的と理解する。 「呪われし異端の邪本なれども、それもまた我が偉大なる教義の一部。 全能なる神の意志により存在を許された闇の聖遺物だ。 教義の暗部を外に出す訳にはいかん。教皇庁(ヴァチカン)の元に返してもらうぞ」 重々しく宣告する神の獣。その威容を前に、至門は吐き捨てるように嘲笑した。 「けっ、何が全能なる神だ。その神さんがしっかりしてりゃ、 あのお人が妙な思いつきにかぶれることもなかったろうによぉ」 だが、すぐに歪んだ嗤いは己自身へと向けられる。どこか寂しげな苦笑だった。 「いや……そうじゃなけりゃ、あの人が俺を拾うこともなかったか。 となりゃ、糞溜めみたいな世界をほっといてくれた、 あんたの神さんにも感謝しないといけねえなぁ……」 奇妙な独言を、しかし鋼の異端審問官は斟酌しない。 聖句の詠唱とともに握りしめた巨大な拳を下げ、単一にして絶対の使命を果たすべく前進を開始した。 「万物を許容する我が神だが、その使徒たる我ら、 暴力を行使するに当っての慈悲も躊躇も微塵もない」 「暴力は罪であり愚行であるが、我らの罪と愚行は神により許される。 まして教義のための暴力ならば、それが許されぬはずなどあろうか。 おお、神に許されし暴力……その蜜の何たる甘美なことかよ! それを行使する特権と愉悦、断じて誰にも渡さんッ!」 白い歯を剥き哄笑するその巨躯に、至門は二千年に渡る世界の暗黒面を幻視する。 十字の架上に殺した聖者を神に祀り上げ、あらゆる矛盾を吸収する絶対概念へと仕立て上げた人類の欺瞞。 そしてその名の下、揺るぎない独善を振るった蛮行の歴史を。 「手前勝手で身も蓋もねえ言い草だが、えらく自分に正直だなぁ……へへッ。 俺は好きだぜ、そういう奴はよぉ」 「望みを欲すると書いて、欲望……要するに、手元に今ねえものを欲しがる心は、 突き詰めれば全部が全部その言葉で言い表せる同じ穴の狢よ。 だのに、その言い方を変えたがったり、 いもしねえ誰かのためにとか自分以外の名前を持ち出す奴は信用ならねえ。 大望だとか理想だとか使命だとかなァ……」 「それってのは、つまり疚しさが為せる業よ。 欲望っていう、薄汚れたその言葉と心中する覚悟がねえんだ。 いくら名前を言い変えようが、欲望は欲望だろうがよ。 どいつもこいつも無花果(いちじく)の葉っぱで生々しいところだけは隠しやがって、 自分(てめえ)の行いだけは綺麗に見せたがる粗チン野郎どもだぜ」 「だが、あんたやあの若造───角鹿って兄ちゃんは丸出し(・・・)よ。 どす黒い一物ぶら下げて恥も外聞も、名前(はっぱ)で隠すつもりも毛頭ねえ。 そういう人間は、敵だろうが味方だろうが信用できるってもんじゃねえか」 「だからよぉ――俺も丸出し(・・・)でいくことに決めたぜ。 それがたとえ────」 あの人を裏切ることになっても、と付け加えられた呟きは口中に溶けた。 至門が見せた躊躇いは、この中年男に残された一片の純心ゆえだったのか。 至門の真骨頂たる台詞 -- 名無しさん (2019-02-12 02 33 28) WA2のルシエドのくだり思い出した -- 名無しさん (2019-02-15 19 44 34) 至門の欲望まみれなのに哀愁漂うところすこすこのすこ -- 名無しさん (2019-02-22 21 42 17) お隣の作品じゃないけど「自覚の有無」って本当に人の印象を変えるよね -- 名無しさん (2019-05-22 02 27 32) 名前 コメント
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1 風吹けば名無し[]:2011/06/19(日) 22 01 24.61 ID oeE/dIs2 九十四年一年、頑張ったのは誰? 年間二百本安打を達成したイチロー、 単身イタリアへ乗り込んだカズ、 二場所連続全勝優勝で横綱になった貴乃花。 何をぬかしとんねん、オレに決まってるやろ! まぁ、去年にかぎらず、毎年オレやけどね。 松本人志著 遺書より http //hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1308488484/
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なかなか見つからなくて保留されてるもの一覧 950になったらまとめると良いかな? (9月6日19時45分頃追加) ローラースルーGOGO 3000ピース以上のパズル完成品 イグニオのジャージ ひばり書房の漫画 ジャンプコミックス ガチョン太朗『大相撲刑事』全1巻 ヘッドマスターの頭に変形する奴 ホネガイ Black Lotusのα版 2ちゃんねる公式ガイド2002 信州特急料金回数券 (9月6日21時42分頃追加) ロックンフラワー 旋盤 一銭札 ハブ酒 2012年以降発売のモー娘。のCD 切手「月に雁」 アイアンマンのフィギュア VERSACEの香水 ニーアのドラマCD エラー硬貨 スケベイス 釣りカタログ 隼(バイク) 阿闍梨餅 ドラクエの図鑑(白と青/表紙はスライム) 国会議事堂の拾円札(自爆のため再捜索) 天皇陛下が訪米された際の記念切手(自爆のため再捜索) チェロ!! (9月7日4時00分頃追加) ビヨンドマックス もしドラの円盤 フェイラーのタオル 薙刀 パイロットの万年筆 バーコードバトラー FF9メモリアルアルバム 競走馬のぬいぐるみ ポケベル KAGEROU グレムリンのぬいぐるみ フロストザウルス(遊戯王カード) ゴルゴ13全巻 星のカービィ 20周年記念メダル タイプ1シャーシのレーサーミニ四駆 ピクミンのTシャツ Su-pen ラオウのフィギュア 真空管のステレオ 真空圧力IH炊飯器 RC-10VGC どうでしょうカレンダー 戦車の載った切手 剣道白防具 ケロロ軍曹プラモコレクション 太いバトル鉛筆→ありました! 厚さ10cm以上の将棋板→ありました! にゃんこ先生のぬいぐるみ→ありました! 鼻眼鏡→ありました! ホワイトパズル→ありました! ハロゲンヒーター→ありました! 長野五輪記念1000円は存在しないようなので500円or5000円硬貨→ありました! からすみ→ありました! 痛車のプラモデル→ありました! PS2キルゾーン→ありました! 見つかってたよ的コメントはこちらへ(画像URLがあればなお良い) 名前 コメント
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信じるという事 ◆guAWf4RW62 (ったく、一体全体どうなってんのよ……) 深い闇と静寂に包まれた森の中、道なき道を一人往く少女の名は、藤林杏。 杏は必死に頭を働かして、自分が置かれている現状を把握しようとしていた。 目が覚めたと思ったら、全く見覚えの無い――薄暗いホールの中にいた。 そこに見知らぬ人物――タカノという名前らしい女性が現れ、『殺し合いをしろ』などという馬鹿げた事を、突然告げてきたのだ。 本当に……馬鹿げている。しかしあれが、人を驚かせて楽しむといった類のブラフで無いのは明らかだった。 何しろ自分と同じ推理を、眼鏡を掛けた少年が口にして――殺されてしまったのだから。 間違いなく自分は殺し合いに巻き込まれている。それを認めようとしなければ、あの眼鏡少年と同じ末路を辿る事になるだろう。 そこまで考えると、杏はどすんとその場に座り込んで、木の幹に背中を預けた。 思考を纏めないまま歩き回っても、状況は好転しない。これからの行動方針を定める必要がある。 (最後の一人になるまで殺し合えって? 冗談じゃないわよ……。そんなの出来る訳ないじゃない!) 熟考を始めた杏が、最初に思ったのはそれだった。 あのホールにいた時は気付かなかったが、名簿によるとどうやら朋也や陽平もこのタチの悪いゲームに参加させられている様子。 彼らと殺しあう自分の姿など想像出来ないし、したいとも思わない。 となると、必然的にゲームに乗らない方向で考えを進めていく事になる。 ゲームに乗らず、生還を果たすのは――どう考えても、自分一人の力では無理だ。 杏は自分の首筋に、ゆっくりと左手を這わせた。指の先に伝わる、硬く冷たい感触。 タカノの機嫌一つでこの首輪が爆発すると思うと、生きた心地がしない。 心臓を凍りついた手で鷲掴みにされているような、そんな悪寒が全身に奔る。 まずは――この状況をどうにか出来る人間を探す事だ。幸いにも杏には一人、飛び抜けた知識を持った知り合いがいる。 その者の名は一ノ瀬ことみだ。普段の間の抜けた様子からは想像もつかないが、ことみは紛れも無く天才である。 ことみなら、きっと何か良い打開策を編み出してくれるに違いない。 そして可能ならば岡崎朋也や春原陽平とも合流したい。 彼らは特別な技能こそ持っていないが、信頼出来るという点に関しては百点満点だ。 彼らがこんな馬鹿げたゲームに乗る訳が無い。それは絶対の自信を持って断言出来る。 これで、今後の方針はほぼ纏まった。まずは、知り合いと合流する。そしてみんなで協力して、タカノを懲らしめる。 あの女はいけ好かない――二度とこんな事をしないように、ボッコボコにしてやる。 ちゃんと落とし前をつけさせてから、悠々とこの島を脱出するのだ。 だが――運良く知り合いに会えるとは限らない。もし知らない人間と出会ったらどうする? 勿論、こんな馬鹿げたゲームに進んで乗るような人間などいないと思いたい。 しかし全員が全員、自分と同じように考えるとは限らない。 早々に脱出を諦め、殺人への禁忌を捨て去る者もいるかも知れないのだ。 「……ま、考えても仕方ないか。疑いだしたらキリが無いしね」 いつまでもウジウジと悩んでいるより、やるべき事が分かったなら素早く行動に移すべきだ。 それが杏が出した結論だった。 大きな溜息をついた後、杏はすくっと立ち上がる。続いてポケットをごそごそと漁って、銀色の物体を取り出した。 その物体は杏への支給品――S W M36という名前の、小型の回転式拳銃だった。 この森の中に飛ばされた後、支給品だけはすぐに確認していたので、装弾も既に終わらせている。 こんな物を使うような事態は避けたいが、用心するに越した事は無いだろう。 杏はS W M36をしっかりと握り締めると、二、三歩、足を進めて――後ろの方で、足音がしたのに気付いた。 「――――ッ!!」 心臓が張り裂けんばかりに鼓動を打っていたが、それでも即座に音のした方へ振り向き、半ば反射的に銃を構える。 それから音を立てた者の正体を確かめるべく、視線を送る。 「えっ、あのっ、そのっ……」 そこには、あたふたしている一人の少女、佐藤良美の姿があった。 一目見る限りでは敵意は感じられない。 それどころか今にも腰を抜かしそうな様子だったが――杏は油断無く銃を構えたまま、鋭い声で告げる。 「ねえ、あんた。こそこそと人の後ろで、何をしようとしていたの?」 「な……何って別に、人を見つけたから声を掛けようとしただけで……」 「じゃあ、その手に持ってるナイフは一体何に使おうとしてたのよっ!」 そう、佐藤良美の手には月の光を反射して微かな輝きを放つ、小さなナイフが握られていたのだ。 相手が武器を持っている以上、こちら側も警戒を解く訳にはいかない。 油断した瞬間に、襲い掛かられるという事だって考えられる。 杏はキッと良美の目を睨みつけて、それから口調を一層強めて言った。 「とにかく、すぐにあたしの前から消えて頂戴。じゃないと――」 「そのっ……ごめんなさいっ!」 杏の台詞が終わるのを待たず、良美が叫んだ。そして、 「――え?」 口を開けたまま、呆然とする杏。このキリングフィールドにおいて、武器は命綱のような役割を果たす。 それにも関わらず、良美はナイフをあっさりと投げ捨てていた。 * * * 数分後。杏と良美は警戒を緩め、地面に座り込んで肩を並べながら話し始めていた。 相手がナイフを投げ捨てた以上、必要以上に警戒するべきでは無いと、杏は判断したのだ。 勿論完全に信頼した訳では無いので、お互いの武器――S W M36とナイフは、少し離れた地面に置いてある。 「佐藤良美、だっけ?話し掛けるだけのつもりなら、最初から武器なんて持たないでよね。寿命が一年くらい縮まったわよ」 杏が眉間に眉を寄せて、不機嫌そうにぼやく。すると良美は申し訳無さそうに、視線を地面へと落とした。 「ご、ごめんねぇ……。でも私だって、怖かったんだよ。いきなり殺し合いをしろなんて言われて、武器も持たずにいるなんて無理だよぉ……」 「あ……」 それで、杏の怒りは吹き飛んだ。そうだ――自分だって自衛の為に武器を持っていたではないか。 こんな危険な状況下で何も持たずに話し掛けろなど、理不尽極まりない要求だった。 「ごめん、そうだよね……。あたしが悪かった……」 「ううん、分かってくれたら良いよ。それより……情報交換しよ?」 良美は唇の端を上げて、にっこりと笑ってみせた。 そんな良美の笑顔を見て、杏は胸が締め付けられるような感覚を覚えた。 (あたし馬鹿だ……。こんなに良い子なのに、疑っちゃうなんて……) 良美はナイフを持っていただけで、それ以上は何もしていない。先に武器を手放してくれたのだって、良美だ。 それなのに、自分は一方的に銃を向けて、相手が武器を手放した後も的外れな批判を浴びせてしまった。 自分への嫌悪感でいたたまれなくなって、杏はがっくりと俯いた。 「――藤林さん、どうしたの?何処か具合が悪いの?」 顔を上げると、良美が心配そうにこちらを覗き込んでいた。 「う、ううん、何でもないわ。それより話、始めよっか」 「――つまり、良美はそのエリカって人を探してるのね?」 「うん。エリーならきっと、タカノさんの裏を衝くような凄い作戦を考えてくれると思うよ」 それに、と付け加えて、良美は言った。 「私、少しでも早くエリーと会いたいもん」 良美はまた笑った。見る者全ての心を和らげるような、そんな暖かい笑顔だった。 今度は杏も素直に微笑み返して、それから言った。 「それじゃ、そろそろ行こっか? ことみやエリカ――それに、他の知り合いも探しにね」 良美が頷くのを確認して、杏はぐっと身を起こし鞄を持ち上げる。 何故か自分の身体が、凄く軽く感じられた。 杏はこの島で生き抜くにあたって、確かな手応えを感じていた。 いきなり、ゲームに乗っていない人間と出会えたのは、間違いなく僥倖だ。 勿論まだ最初の一歩を踏み出したに過ぎないし、不安要素は数え切れない程ある。 全ての参加者に例外無く装着されているであろう首輪をどうにかしない限り、生きて帰る事は叶わない。 地図を見る限り、今自分達がいるのは孤島だ。脱出する為には乗り物も必要になるだろう。 それに得体の知れない現象も気に掛かる。タカノが合図した途端、ホールにいた者達が一人、また一人と消えていったのだ。 気付いたら自分も、暗闇に支配された森の中へ飛ばされていた。 あんな事は現代の科学では到底不可能だ。 それでも――良美や他の皆と力を合わせれば、きっと何とかなる。 杏はそう信じていた。 (待っててね、椋。あたし達、絶対に生きて帰るからね) 決意を胸に秘めて、杏は地面に置いていたS W M36を拾うべく歩き出す。 「――――ッ!?」 そこで杏は突然、背中に灼けつくような熱い感触を覚えた。 がはっ、と呻き、息と――大量の赤い血を吐き出した。 脳に伝わる痛みという名の、圧倒的なノイズ。それは正常な判断力を全て押し流す、無慈悲な津波であった。 「あああああああっ!!」 杏が悲痛な叫び声を上げて、背中の傷口を押さえようと身をくねらす。 そこに掛けられる、ゾッとするような冷たい声。 「……初めて知ったよ。人間って、一度背中を刺された位じゃ死なないんだね……」 声の主、佐藤良美は隠し持っていた武器――錐を大きく振り上げて、杏の背中に勢い良く突き刺した。 「ひぎぃぃぃぃぃっ!」 杏が絶叫する。良美は杏の肩を掴んで、何度も何度も、彼女の背中を抉ってゆく。 良美がぐいと腕に力を入れて引っ張ると、杏の身体が地面に叩きつけられた。 良美は素早く馬乗りの体勢を取ると、片方の手で杏の顎を強く掴んだ。 杏は目前に迫る死を見据えながら、最後の力を総動員して喉の奥から声を絞り出した。 「よ……し……み…………、どう……して……」 その問い掛けに、良美は目尻をきっと吊り上げて、凍りつくような声で答える。 「私、嫌いなんだ――貴女みたいに、簡単に人を信用する能天気な馬鹿はね。支給品は複数あるかも知れないっていうの、忘れてたの? 大体さ、銃を持ってる相手に正面から戦いを挑む人なんている訳ないじゃない。普通は私みたいに無抵抗を装って、騙まし討ちを考えると思うよ?」 驚愕に杏の目が見開かれる。何の事は無い――自分は、完全に騙されていたのだ。 良美が天高く錐を振り上げる。それは確実に、杏の命を奪い去るだろう。 ようやく杏は痛みを忘れ去って、ただ一つの感情――死への絶対的な恐怖と直面した。 「い、やだ…………たす……け……て……」 良美は一度目を閉じて、それから静かに目を開けて、口元を妖しく吊り上げた。 「だーめ♪」 普段と何も変らぬ穏やかな表情のまま、良美が錐を振り下ろす。 錐が杏の喉を一気に突き破り、良美の手に嫌な感触が伝わった。 杏の身体がびくんびくんと痙攣したが、もう一度錐を突き刺すとそれはあっさりと止まった。 良美はゆっくりと錐を引き抜いて、それについた血を服の袖で拭い、立ち上がった。 それからもう杏の死体には一瞥もせず、少し歩いてS W M36とナイフを拾い上げる。 その時に初めて、自分の手が返り血に塗れてしまっている事に気付いた。 (私……人を殺しちゃったんだね……) 改めて自分がやってしまった事の重大さを認識させられる。 だが、罪悪感は全く沸かなかった。そもそも、人とは簡単に信頼を裏切ってしまう生き物なのだ。 普段どんなに聖人君子のように振舞っている人間でも、裏では何を考えているか分からない。 良美の両親が、その典型的な例だった。 近所に対しては仲の良い夫婦のように振舞っているのに、家の中では泥臭い抗争を繰り返す。 特に母親は最悪だった。 父親の寵愛を受ける良美に対して烈火の如き嫉妬心を燃やし、あろうことか殺意すらも放つ始末。 そのような環境で生きてきた良美にとって、出会ったばかりの人間など信用出来る筈が無い。 ましてやこんな殺人ゲームの中で他人を信用するなど、絶対に有り得ない話だった。 (銃は手に入ったけど、これからどうしようかな……) 良美は考える。人は信用出来ないが――レオとエリカだけは、極力殺したくない。 一緒に生きて帰って、また笑い合って過ごしたい。このゲームの勝利条件は一つ、一人だけ生き残る事だ。 となると、レオやエリカと共に生還を果たすには選択肢は一つしか無い。 エリカ、レオ――それに杏の言っていた『一ノ瀬ことみ』と協力して、ゲームを破壊するのだ。 他人であることみを信用するのは気が進まないが、生きて帰る為には仕方がない。 まずはレオ、エリカ、ことみ、この三人を探し出して、脱出の手段を模索するべきだ。 当たり前だが、その三人と上手く出会えるとは限らない。 攻撃を仕掛けてくるような相手が現れたならば、容赦するつもりは微塵も無い。 手に入れた銃で応戦して、殺すだけだ。 しかし違ったタイプの人間――藤林杏のような、ゲームに乗っていない者と遭遇する事もあるだろう。 その時の対応は良く考えて行う必要がある。 藤林杏を殺したのは一種の博打だった。殺害現場を見られて、ゲームに乗っていると吹聴などされてしまっては最悪だ。 ゲームに乗っていると周りに認識されてしまった場合、もうレオやエリカすらも殺して、優勝を狙うしか無くなるだろう。 優勝して生き延びるというのも選択肢の一つにはあるが、それはあくまでも最終手段、極力避けたい事態だ。 にも関わらずリスクを犯して杏を殺したのは、最高の自衛手段である銃が欲しかったからだ。 目的を果たした以上、今回のような事はもう避けたい。 以上の事柄を踏まえると対応は自ずと定まってくる。他人は上手く騙して、利用できるだけ利用する。 何時裏切られるか分からないのだから、信頼する気などは毛頭無い。 あくまで捨て駒、自分やレオ達の命を守る為の捨石に過ぎぬ。 裏切りの兆候を見せたり、足手纏いになるようならば、容赦無く切り捨ててゆくつもりだ。 良美は生い茂る木々の間から僅かに見える月を眺めて、ぼそっと呟いた。 「対馬君、エリー……。一緒に帰って、幸せになろうね」 【E-5 森 /1日目 深夜】 【佐藤良美@つよきす -Mighty Heart-】 【装備:S W M36(5/5)】 【所持品:支給品一式×1、S W M36の予備弾15、スペツナズナイフ、錐】 【状態:健康、血塗れ】 【思考・行動】 基本方針:エリカとレオ以外を信用するつもりは皆無、ゲームに乗っていない者を殺す時はバレないようにやる 1:まずは小屋に移動して、返り血のついてない服を入手、着替える 2:エリカ、レオ、ことみを探して、ゲームの脱出方法を探る 3:他人は利用出来そうなら利用する 4:怪しい者や足手纏い、襲ってくる人間は殺す 5:最悪の場合、優勝を目指す 【備考】 杏の死体と支給品一式は現場に放置してあります 【藤林杏@CLANNAD 死亡】 [残り61人] 012 動く者、動かざる者 投下順に読む 014 親友 012 動く者、動かざる者 時系列順に読む 014 親友 佐藤良美 044 偽りの贖罪 藤林杏
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■名前・シリーズ名: 頑張って作ってみた ■通称: 特徴、傾向など 主なジャンル: タイトルキーワード: アイテム: 動画 【ニコニコ動画】自作動画 back
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登録日:2012/05/29(火) 20 12 34 更新日:2024/05/28 Tue 22 40 30NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 あり得ない とある魔術の禁書目録 なるほど、わからん なん…だと……? ねぼし シンジくん トンデモ理論 ネタ ハワイアンの仕業 上条当麻 台詞 回りくどい 水の沸点って知ってるか? 熱膨張 熱膨張って何だっけ? 熱膨張って知ってるか? 異世界の理論 迷シーン ? 『熱膨張って知ってるか?』とはとある魔術の禁書目録の17巻にて主人公の上条当麻が放ったあるセリフ。 そして本作の中でも有名な『迷シーン』の一つである。 『そげぶ』や『やこど』等と同じように『ねぼし』と略して使われる事もある。 概要って知ってるか? とある事件の調査の為にイギリスの『必要悪の教会(ネセサリウス)』からお呼びがかかったインデックスさんとその保護者である上条さん。 日本からイギリスに向かう為に飛行機に乗る一向だが、ひょんな事からこの飛行機にハイジャック犯が潜んでいる事が判明。 ハイジャック犯を捕まえるために奮闘する上条さん。 そしてなんやかんやあってついにハイジャック犯の居場所を特定する事に成功。 しかし相手は拳銃を持っており、武器も何も無い上条さんには分が悪い。 上条さんお得意の『幻想殺し(イマジンブレイカー)』も拳銃には無力なのだ。 そんな相手に対し上条さんはとある秘策を思い付く。 本来は空気の循環に使うだけで人が入ることを想定しない薄い金属のダクトに熱々の紅茶を流し込むことで 「カップ焼きそばの湯を捨てたステンレスシンク」のように熱膨張による金属のボコボコ音を立てて そこに人がいるとテロリストに誤認させる 。 それにより見事にテロリストの不意をついて接近したはいいのだが、そこで黙って不意打ちすればいいところを 『熱膨張って知ってるか?』 気付いていないテロリストにわざわざこの言葉をかけて 気付かせてから 熱々になったバケツ一杯分のコーヒーをぶっかける。 さらに、拳銃をバケツ一杯分の沸騰したコーヒー溜まりに叩き込む上条さん。 しかしそれでも戦意を失わないハイジャック犯、もみ合いの末熱が伝わりアツアツの拳銃を取り戻され上条さんピンチ! …だが銃から弾は発射されない。 何故?と思ったところで上条さん 『熱膨張って知ってるか?』 上条さん曰く 『物体は加熱すると体積を変える!銃のパーツだって似たようなモンだ!熱湯の中に浸け込んでりゃ、細かいパーツの一つや二つは歪んじまうだろ!!』 つまり、上条さんは銃の精密さを利用して、コーヒーの熱でパーツを歪ませ誤作動を起こさせる事で拳銃を封じたのだ。 これにより形勢逆転、アンチスキル戦でも発揮された非能力持ちに対しての、上条さんの頭脳プレーによる大勝利なのであった。 (この後もう一悶着あったがねぼしとは関係無いので省略) さて、このシーンには明らかにおかしいところがある。 それは 『火薬を扱う銃が熱湯に浸かっただけで動かなくなる訳ねーだろ』 という点である。 銃の火薬は物によっては800℃近くもの高温を発する事もあり、熱湯程度の熱で動かなくなるのは不良品どころの騒ぎではない。 さらに、 そこまで熱いなら拳銃を撃つ前に気付くはず (火傷するほど熱かったがテロリストは怒りや興奮によって無視して握っているという描写あり) 二度も繰り返し強調する発言 (原作の時点でダクトに紅茶、拳銃にコーヒーという熱膨張を利用したトリックを2つ使っているため不自然ではないが、 前述の通りどちらも黙って攻撃する方が上条に有利なのに わざわざその発言をしたことで不利にこそなっているが 物理的な優越にはなっていない。) と、多々あるツッコミ所から『熱膨張って知ってるか?』は禁書屈指のトンデモ理論として有名になり、様々な場所でネタとなっている。 因みにこの台詞は「上条さんの説明台詞」はあるが「本当に熱膨張が動作不良の原因かどうか」は明記されていない。 上条さんの科学知識は学園都市でも落ちこぼれの部類であるし、そもそも本人も本当に熱膨張が原因かは最後まで半信半疑の様子である。 その割に勢いづいた台詞なのは相手に弱みを見せないため、つまりハッタリ半分。戦闘能力で叶わない相手を屁理屈と勢いで言いくるめるという上条さんのお家芸。 一応作中で「上条はテロリストにインデックスを傷つけられて頭に血が昇っており後先考えない無茶な行動に出ていた」 「そもそもコーヒーがかかった拳銃を突きつけられる前にも相当な格闘をこなしており一手間違えればその前に上条が殺されていてもおかしくなかった」 「というよりも熱々のコーヒーの中に拳銃を蹴り込むのが精一杯で後は拾わせずに倒すか、拾おうとしても熱くてすぐに持てない状態のまま対処したかったが それでもテロリストが拳銃を拾った上に熱くなっている拳銃を構わず握ってこちらを撃とうとしてくることは完全に上条の想定外」 「普段の発砲に関わらない部位が熱せられたことで動作不良を起こす可能性はあると思っていたが 本当に起きるかどうかは賭けだった (これは小説の地の文で書かれている)」 つまり出たとこ勝負でどったんばったん大暴れした上で運良く撃たれなかっただけであり、 拳銃が動作不良を起こした原因も実際は熱膨張ではない可能性もある。 また、飛行機内に持ち込めていることから真っ当な拳銃であるとは考え辛く、組み立て式であったり素材が検査に引っ掛からないプラスチックか何かであったりすれば熱に弱いこともあるかもしれない。 上条さんの立場ではわからないことだが、テロリストは特殊な手法で通常の荷物検査をされないルートからの複数の武器を持ち込んでいた まあ、地の文で熱膨張で拳銃は壊れると書いちゃってる時点で少なくともかまちーが間違った知識を持っていた事は確かだが というよりかまちーは軍や武器はよく出すが、その辺の知識はざっくりしている(代表的なものだとレールガン)。 小説の面白さを優先しての描写ではなく単純な勘違いによるものだと思われるので、アンチの叩きの材料やファンのネタにされやすい。 もちろん銃関係の知識が曖昧で、あり得ない描写がされることなどどの小説にもあるのだが、 銃弾を避ける、簡単に暴発するといった一般的なものより、熱膨張という意外性で記憶に残ってしまった。 新約6巻って知ってるか? 「新約」6巻には「銃の構造くらい調べておけよ…というのは日本人には酷な注文か?」という自虐ネタとも取れる台詞がある。 まぁ、それじゃ壊れない暴発しないといわざるを得ないシーンは欧米の映画や作品でも沢山出てくるから、酷な注文なのは日本人に限らなかったりするが。 漫画版って知ってるか? 漫画版では熱膨張の下りごと、スカイバス365回りのエピソードそのものが大部分を省略されている。 「上条当麻にとって、インデックスに手を出されることが最大の地雷」であることを示すのが一番重要な下りだったので、そこ以外は話としてそもそも蛇足と判断されたのだろう。 余談って知ってるか? + 設定面におけるちょっと真面目な話(新約18巻以後のネタバレ含む) ……実の所、この熱膨張云々は拳銃の構造などを度外視しても、新約範囲の設定だけでほぼ説明がつく問題だったりする。 「とある魔術の禁書目録」の世界においては「火花」という概念が存在する。 これは魔術を行使する際には「位相」という魔術の基盤となる異界・異法則・宗教概念同士の軋轢が生じて、その反動で世界中の人間に起きる幸運・不幸といった運命を決定づけてしまうというもの。 禁書世界において多発する「理由・原因のない悲劇」の最大要因となっており、☆が全世界から魔術の根絶を目論む最大の理由である。 実はこの概念の大雑把な言及自体は、旧約4巻時点でシスコン軍曹さんがざっくり解説していたりする。 で、☆さんがかつて所属していた魔術結社「黄金夜明」は、この「火花」による悪影響を理解し、そこから逃れるためにある霊装を用いている。 その霊装の名は「プライスロードの秘宝」。これが何なのかと言うと、端的に述べてしまえば「先代幻想殺しの腕」である。 今代の幻想殺しこと上条当麻は旧約4巻において、過去に周囲の人間から「疫病神」と呼ばれていたとされるが、逆に新約22巻Rにおいて幻想殺しを失った時、上条当麻は普段からは想像もつかない程の幸運を発揮している。つまり歴代の幻想殺しは、火花を自己に集中させることで周囲の他者が運命に翻弄される悲劇を打ち消す「不幸の避雷針」として機能しているのがわかる。 (インなんとかさんは上条当麻の不幸を「幻想殺しでそれが神様の加護でも区別なく消してしまう(要約)」と述べているが、実際にこの世界は「火花」という名の漠然とした運命に支配されているので、この推測は当たらずとも概ね遠からずになる) 前置きが終わったので一気に話を戻すが、旧約17巻の敵である機長テロリストさんこと、本名エーカー=ルゴーニが上条さんの熱コーヒー攻撃で拳銃を取り落とした際、上条さんはその拳銃を熱々のコーヒー溜まりの中へと蹴り飛ばしている。 「火花」の収束点と化し、謂わば不幸の塊も同然の上条当麻が「直接接触した」拳銃である。そんなものが適当な悪条件を用意された上でまともに機能するかは、ぶっちゃけ疑問としか言えないのだ。 旧約17巻発売当時にも「上条さんが不幸だから触った拳銃が不幸にも不発になったんじゃね?」という冗談めかして言う声があったのだが、旧約1巻を見るだけでも上条さん回りの物品が悉く破損しまくっており、禁書目録の世界はマジでそれが設定上起きるのである。 参考までに作中でアレイスターが、「火花」を相手に集中させて攻撃に転用する魔術「飛沫」を使っているが、これを喰らった上条さんは血反吐を吐いて吹っ飛ばされている。むしろ拳銃が暴発などせず不発程度で済んでまだよかったのかもしれない。 追記・修正って知ってるか? 追記・修正って知ってるか? △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 3期やらないのはこれがネックだから というデマが出ても納得しちゃう -- 名無しさん (2015-11-04 03 53 21) ヘヴィオブジェクトもガバガバらしいしそれはないんじゃないかな -- 名無しさん (2015-11-04 05 32 04) 熱膨張って知ってるかい?昔、飛行機内で粋に暴れまわってたっていうぜ -- 名無しさん (2015-11-04 22 35 21) コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2015-11-06 23 38 05) 熱膨張はまだ笑えるから良い。一方通行の「本当はあんな事したくなかった」と「お前も加害者」に比べたら全然許せるレベル。 -- 名無しさん (2015-12-02 15 12 29) ↑ネタ的な突っ込みどころだからな、作中で大事なシーンでもないし -- 名無しさん (2015-12-02 15 16 12) コーヒーでべとべとなら撃てないとかどんなヌルい状況での使用を想定された銃器なんですかね… -- 名無しさん (2015-12-02 16 44 46) 5年以上も同じネタ引っ張って叩くアンチってのも相当頭おかしいよな -- 名無しさん (2015-12-02 17 54 50) ↑3,4 正直、熱膨張よりもこの巻で飛行機の機長を凶器でぶん殴った事の方がよっぽど問題だと思う -- 名無しさん (2015-12-02 18 02 55) 読んでないんでアレだが、起きるか分からない熱膨張に頼る前にマガジンを外したほうが良かったのでは……? -- 名無しさん (2015-12-22 20 09 55) 鞘に生卵入れると刀が抜けなくなる、みたいなもんか -- 名無しさん (2015-12-22 20 29 21) 熱膨張なら仕方ない -- 名無しさん (2016-01-08 13 36 06) っていうかラノベのネタを現実に持ってくるのが間違い。そもそも脳いじくっただけで能力ホイホイ使えるような世界に現実的な答えなんてないってそれ一番言われてるから。まぁこれいったら思考停止だがな -- 名無しさん (2016-02-01 10 43 44) ↑言いたいことは分かるんだけど、ファンタジー世界とかコメディならともかくって感じではあるな。一応科学と魔術って銘打っちゃってるわけだし。 -- 名無しさん (2016-02-01 10 59 33) ハイジャック犯が持ち込んだものということは、セキュリティに引っ掛からない材質で作られた結果、常識はずれな脆さを持ってしまった、というあたりが落としどころじゃないかな。 -- 名無しさん (2016-02-01 12 47 35) 3Dプリンターで作った銃がマジメな発砲(例の動画みたくBB弾射出じゃなくてマジの鉛玉)に耐えうるレベルだったような気が・・・ まぁそれは「時代が追いついた」って事だろうけど -- 名無しさん (2016-02-01 13 32 46) ↑3 科学(超能力)の超絶ファンタジーな世界なんですがね… -- 名無しさん (2016-02-01 17 14 39) 自分の常識にそぐわないことでもだってゆでだからと同じ精神を持てば気にならなくなる -- 名無しさん (2016-02-01 17 41 23) あんまりでたらめなこと書きすぎても設定ガバガバとか浅すぎとかいわれるからな。もっとも12年もやってる上に速筆な作品が浅いなんてことはないだろうが -- 名無しさん (2016-02-01 20 23 21) すこ -- 名無しさん (2016-02-27 00 16 03) これよりも木原神拳の方がやっちゃた感はある -- 名無しさん (2016-05-19 01 40 20) これ同じ場所にステイルいたんだからそっちでなんとかしてくれました的な方向にすればよかったのに -- 名無しさん (2016-06-01 20 57 18) 思いついたからどうしてもそのネタ使いたかったんでしょ。今まで誰も使ってない、てことは…と考えられない人にありがちな裏付けとらなさ -- 名無しさん (2016-08-04 12 41 19) 不思議な拳銃を不思議なコーヒーで何とかしたんならいいよ ただの拳銃とただのコーヒーでなんでそんなことなんの -- 名無しさん (2016-08-04 13 24 59) 自分がラノベ作家である自覚が足りない -- 名無しさん (2016-08-06 17 24 19) 銃の方が違うけど、砂漠のど真ん中で血で固まった弾丸をつばで洗って装填して狙撃できるんだよな。 -- 名無しさん (2016-08-06 17 25 56) そんなに批判することかね?作品としての面白さはキン肉マンに大きく劣るけど、キン肉マンのウォーズマン理論と同じような間違いだし、叩くことない -- 名無しさん (2016-08-06 18 40 19) こういうのは作者が「めんどくさくてろくすっぽ調べもせずに書いちゃった。俺って本当バカwww指摘サンキュー、これからは気を付けるよ!」くらいの態度を大々的に表明するのが一番だと思う。 -- 名無しさん (2016-08-06 19 37 56) ハッタリにしておけよ… -- 名無しさん (2016-08-06 20 17 24) 熱々コーヒーにぶち込まれたせいで銃が熱くなって持てないとかじゃダメだったんだろうか -- 名無しさん (2016-08-07 01 33 19) ↑4作中にハッタリや作中設定で切り抜けようとするキャラが普通にいるからなー、しょうがない -- 名無しさん (2016-08-07 01 42 59) ↑4 ライフルの持ち方の描写がおかしいことを指摘されて自分で実際にモデルガンを購入して同じポーズを試してみた女性漫画家を思い出した -- 名無しさん (2016-10-24 22 22 16) 作者がこんなアホなことをやらかしたのは百歩譲って良いとしても編集は一体何をやっていたのだろうか -- 名無しさん (2016-12-07 07 45 35) 熱膨張という言葉のインパクトが目立つが、他にも3巻の一方通行戦で身体能力は一般人のはずの上条が飛来する鉄骨や粉塵爆発を回避していたのも大概だと思うんだよなぁ。不良3人には勝てない学生にはかわせねえだろ -- 名無しさん (2016-12-07 07 52 19) ↑(2015-11-04 05 32 04) 最近ヘビオブ読んだが、戦車や戦闘機よりずっと強い兵器を一般人の学生二人が撃破するって内容もちょっと無理があると思った。学生にやれるんなら特殊部隊とかが撃破しまくりだろうと -- 名無しさん (2016-12-07 07 54 19) J9って知ってるかい? -- 名無しさん (2016-12-07 08 54 25) 熱膨張で壊れるピストルなんか作ったらその会社潰れるわw -- 名無しさん (2016-12-07 09 55 20) 違反コメントを削除 そもそもキン肉マンとかは別に科学で売ってる訳じゃないからな -- 名無しさん (2016-12-07 14 20 16) ぶっちゃけ、はったりとして使うなら無しではないんだけど(練度にもよるが、ハイジャック犯程度なら知識がなくてもおかしくはない)、その後に不具合起こさせる描写してるからねぇw -- 名無しさん (2016-12-16 18 37 57) 違反コメントを削除 熱膨張ってぇ!知ってるゥ? -- ハデス(淫夢) (2017-02-16 21 48 34) トンデモ科学じゃないと超能力者出来ないじゃん(すっとぼけ) -- 名無しさん (2017-08-05 01 55 24) ↑9 相手は「大概の兵器には強いけど、(まず出てこない)歩兵対策が甘くなってる上にあちこち無茶してる兵器」だし、特殊部隊を出さない理由とかも一応付けてあった筈 -- 名無しさん (2017-12-29 15 57 00) コーヒーがいっぱい入ったバケツに拳銃落としたら熱膨張じゃなくて湿気で死にそうな気がするんだけど -- 名無しさん (2018-01-08 14 54 55) いやいや、熱膨張の話といえばエヴァンゲリオンが真っ先に浮かぶのだが。 -- 名無しさん (2018-03-22 12 27 16) ↑6初っ端からトンデモ科学だったじゃん -- 名無しさん (2018-09-16 19 10 25) 知wらwなwいwよw -- 名無しさん (2018-09-16 19 45 44) 熱膨張きっかけで離れて以来ずっと熱膨張引っ張って叩いてるヤツは元々嫌いだっただけで熱膨張で明確に冷めたって印象がある。個人的なアレだけど -- 名無しさん (2018-10-14 00 52 27) これも全部魔術の反動って奴の仕業なんだ -- 913 (2018-10-14 17 26 16) マジかよお兄様許せねえ! -- 名無しさん (2018-10-18 13 41 30) 熱々コーヒーで熱膨張したのに冷めちゃったのかよ -- 名無しさん (2018-10-18 14 35 53) アニメではもしかしたらカットされるかもしれない(これが出てくるハイジャック部分自体全カットでもストーリー上になんら影響ないから) -- 名無しさん (2018-10-18 19 14 24) ねぼしのおかげでまだ世に出ない物書きが多少は考証等をしっかりするようになったのであれば、それはとてもいいことです。単なる能力者バトルなら一々突っ込まれないが、突っ込まれる設定でのガバは許されない -- 名無しさん (2018-10-18 20 53 10) アニメ禁書目録にねぼしキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!! -- 名無しさん (2018-12-08 00 56 29) 唯でさえ尺が無い中でよくアニメでこれやったもんだな -- 名無しさん (2018-12-08 01 21 06) 熱膨張って知ってるか?も言ったけど時間短いのもあってか大分変わってたな。ただあつあつのコーヒー浴びせて怯んだ所を狙ったとも取れる感じになってた -- 名無しさん (2018-12-08 08 33 07) たとえばグロック拳銃の場合、メーカーが動作を保証しているのは-40~70℃まで。つまり銃本体がそれ以上に加熱されていたら、正常に撃てなくなる可能性はゼロではないということ。そもそも撃発機構は通常あまり熱に晒されない。火薬の熱云々は的外れなツッコミ。 -- 名無しさん (2019-01-31 04 11 34) 銃落としたんなら奪い取る展開で良かったんじゃね?というツッコミは酷か? -- 名無しさん (2019-01-31 06 57 54) ↑2的外れじゃないぞ メーカーが保証してないのは単にテストしてない(気温70度を超えるような環境は地球上ではせいぜいサウナくらいなんでテストするだけ無駄)からってだけ。 そもそも連射すれれば火薬の炸裂による熱で銃身全体が熱湯どころじゃないくらいに熱くなるけどその状態でも平気で撃てるんで熱湯程度で銃が動作不良になることは「絶対に」ありえない -- 名無しさん (2019-06-02 21 24 46) アニメではダクトに熱々の紅茶を流して熱膨張した音で気をそらす→ねぼし、不意打ち熱々紅茶ぶっかけと拳銃に関係ないところでねぼしを言わせる改変してたね -- 名無しさん (2019-11-16 16 13 27) 「とある賢人達の研究」って何やねん、空想科学読本か何か?これだけじゃ無意味というか凄まじく馬鹿っぽい文言になってるぞ -- 名無しさん (2019-11-16 17 53 07) ↑2 というか、厳密に言えば二回言っててアニメのは1個目の方。ネタにされてる二回目の方をカットして他の部分をうまい具合に纏めているから、ねぼしは言わせて禁書っぽい話にしている(原作だと上でも言われているように、ここだけ独特の空気感があるし…w)。 -- 名無しさん (2020-01-18 23 39 29) ↑↑と言うか2~3日かけて調べたけどその賢人たちの研究とやら自体見つからないんだけど。そもそも動作不良起こすほどパーツを変形させる熱量が有ったら変形前に弾薬のコックオフが起きるはずだし、一体どんな研究したら本文みたいな結果が出るんだろうか?ソースが示されない以上、ジルドレの項目と同じ誰かが適当に書いただけの可能性の方がデカい。 -- 名無しさん (2020-09-17 01 44 20) フワライド「ねつぼうそうって知ってるか?」 -- 名無しさん (2020-09-17 02 23 22) ね つ ぼ う ち ょ う って知ってる? -- 名無しさん (2021-05-12 16 38 53) 違反コメントを削除 仮に熱膨張が起きてもショートリコイがそれだけで作動しなくなるわけないやろ、精々ガスチューブの破損かバレル歪むくらいで真っ直ぐ飛ばんかガス圧足りなくて威力下がるとかやろ。トリガー引いて弾でないとかジャム以外なら雷管不良くらいよ。熱膨張でコックオフ起きて無いからまだそっちのほうが現実的。 -- 名無しさん (2022-10-29 14 57 02) 禁書ばかりネタにされてるけど今も昔も問わず、定期的にいる知識不足や間違い含めての聞きかじりによる失敗じゃん -- 名無しさん (2022-12-18 18 53 05) ↑電車とか好きそう -- 名無しさん (2022-12-18 19 02 23) 作者が完全な想像ででっち上げたのかそれとも何かしらの資料なり逸話なりを見てこういう発想に至ったのかはちょっと気になる。あと「とある賢人達の研究」云々はソースがないなら消しちゃっていいんじゃないですかね… -- 名無しさん (2022-12-19 20 42 45) 単純な疑問なんだけど、銃って仮に撃てなくても殴られたら下手すりゃ死ぬ鈍器なんだからあんまり有利に立ってなくない? -- 名無しさん (2022-12-19 22 21 50) 凄腕の職人による特注品だ過酷な訓練で鍛え上げた心身みたいなノリで押し切ってる部分もあるけど熱膨張だけ異様に蒸し返されてるのはなんでだ -- 名無しさん (2022-12-20 15 49 00) ソース不明の「とある賢人達の研究」に関する記述をひとまずコメントアウトしました -- 名無しさん (2023-01-15 01 05 56) 逆に低温なら割とジャムるんだけどな 言うて吹雪の中とかだけど -- 名無しさん (2023-02-04 00 47 53) 漫画版ではテロリストを倒す下りはあったけど熱膨張云々はカットされててホッとしたような残念なような -- 名無しさん (2024-01-26 22 11 50) このレベルの熱膨張通用するならそもそも飛行機飛べんよな -- 名無しさん (2024-01-26 22 39 42) ↑6 仮に動作不良で撃てない確信が上条にあったとしても、弾が出なくて驚くテロリストに「熱膨張って知ってるか?」と原因を告げてとにかく撃てないということを相手が理解するまで上条棒立ちしてんのよ。正々堂々と拳で決着を付けたいとしか思えない -- 名無しさん (2024-05-22 15 01 39) 銃奪うかコーヒー直接本人にぶっかければええやんけ -- 名無しさん (2024-05-28 22 40 30) 名前 コメント
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純「あーずさ」 梓「何よ?嬉しそうだね」 純「今日、難しいパートを弾けるようになって先輩に褒められたんだ」 梓「良かったね」 純「うん!ジャズ研は競争激しいからね」 梓「…」 純「お互い頑張ろうね梓」 梓「うん」 純「じゃあね、帰ってまた練習だー」 梓「うん、バイバイ純」 梓「私、嫌な奴だな…」とぼとぼ 梓「純が上手くなったんだから喜ばなきゃいけないのに…」 梓「嫉妬してしまった…」 梓「ベースとギターなんだから本来は争っても仕方ないのはわかってるのに…」 梓「軽音部だって頑張って練習してる時もあるのに」 梓「ジャズ研か…一度練習見てみようかな」 梓「部活見学以来だけど」 翌日2年教室 梓「失礼します」 律「おう、梓」 梓「あの、今日少しだけジャズ研の練習見に行っていいですか?」 律「何だ?まさか軽音部辞めるのか?」 梓「違います!同じ音楽部だから見てみたいだけです」 律「冗談だって、良いよ行っても」 梓「ありがとうございます」 律「おう!ところでジャズ研の部長の許可はとってんのか?」 梓「あっ…まだでした」 律「仕方ねぇな~許可貰っといてやるよ」 梓「すいません…」 律「いいっていいって」 ジャズ研部室 梓「軽音部の中野梓です」 梓「今日は無理を聞いて頂いてありがとうございます」 部長「構いませんよ軽音部期待のエースが見学に来ると一年生も気合いが入りますから」ニコッ 顧問「いつ来て貰っても構わないよ」 梓「エースだなんてそんな///」 純「梓が来るならミス出来ないな~」 部長「何時もミスしたら駄目よ?鈴木さん」 純「も、勿論ですよ部長」 部長「じゃあ、練習開始」 部員「はい!」 梓「皆、真剣だ」 純「…」ベンベン 純「あっ…」 梓「純がミスった」 顧問「鈴木、昨日練習したのか?」 純「しました!」 顧問「なら、何故出来なかった?」 純「そ、それは…私が未熟だからです」 顧問「何時も言ってる事覚えてるのか?」 純「自分が未熟だと思うなら人の何倍も練習しろ」 顧問「お前は昨日、難しいパートを弾いてみせた」 純「はい…」 顧問「お前はそれに浮かれて練習を疎かにしなかったか?」 純「してた…かもしれません」 顧問「まだまだ半人前が調子に乗るな!わかったか!」 純「はい!すいませんでした!」 顧問「1日の練習で1年の差がつくと思って練習しろ!」 純「はい!」 梓(凄い…これがジャズ研なんだ) 部長「どう?ジャズ研の練習は?」 梓「圧倒されます…」 梓「私、戻ります純に負けたくないから」 部長「頑張ってね中野さん」 梓「はい!」 軽音部部室 梓「戻りました」 唯「あ~ずにゃん寂しかったよぉ」だきっ 梓「もう///」 澪「ごめん梓、遅くなると思って先に練習始めてた」 梓「いえ、構いませんよ」 紬「梓ちゃん、先に紅茶飲む?」 梓「先に練習が良いです」 律「じゃあ、準備しろ梓」 梓「はい!」 練習後 律「いやー練習したな~」 澪「うん、充実してたな」 紬「楽しかったわ~」 唯「あずにゃんジャズ研どうだった?」 梓「何て言うか圧倒されました…」 律「厳しくてか?」 梓「はい…」 律「軽音部より凄いと思ったか?」 梓「そ、それは…」 律「梓、もうすぐ梓にとって初めての学祭だよな?」 梓「はい」 澪「これは皆で話し合ったんだけど」 律「ジャズ研より凄い演奏してやらないか?」 紬「梓ちゃん、軽音部の意地をみせましょう!」 唯「そうだよ!あずにゃん」 澪「一緒に頑張ろう梓」 梓「はい!わかりました!」 律「よしっ!今日は終わり!自主練しとくように」 唯「帰ろうあずにゃん」 梓「私、今日は純と帰るので先に帰って下さい」 澪「そうか、じゃあ気をつけてな梓」 紬「また明日ね梓ちゃん」 梓「はい!お疲れ様でした」 梓「ジャズ研も練習終わったかな?」 梓「あれは純…」 純「ちくしょう!ちくしょう!上手くなってやる…絶対絶対に上手くなってやる!」ぐすっ 純「上手くなって見返してやるんだから!」ベンベン 梓「純」 純「な、何だよ梓」グシグシ 梓「純のそんな姿初めて見たよ」 純「笑いたければ笑えばいいじゃん」 梓「笑わないよ」 純「…」 梓「楽器は違うけど純は…」 純「何?」 梓「純は私の親友でありライバルだから」 純「梓…」 梓「私達、軽音部は学祭で絶対にジャズ研よりも凄い演奏するから」 純「私達だって…ジャズ研だって負けないから!」 梓「頑張ろう純」すっ 純「うん!」ガシッ 翌日 憂「梓ちゃん、純ちゃん」 純「どうした?憂」 憂「二人とも何だか燃えてるね」 梓「純には負けたくないからね」 純「私だって梓には負けたくない!」 憂「二人は本当に良きライバルだね」 梓「憂はどっちが上手いと思う?」 憂「うーん、技術的な事はわからないけど」 純「わからないけど?」 憂「私は楽しんで演奏してる二人が見たいかな」ニコッ 梓「楽しんで…」 純「楽しんでか…」 軽音部部室 律「今日から暫くティータイムは中止で練習をする」 澪「そうだな」 紬「頑張りましょう」 梓「やってやるです!」 唯「軽音部は一番だからね」 律「さぁ!始めるぜ!さわちゃんみっちりシゴいてくれ」 さわ子「覚悟しなさいよ?」 律紬澪唯梓「はい!」 さわ子(青春ね~) 2
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『今から白糸台の控室に来れない? 何とかする方法を思いついた。PS.必ず1人で来て』 照さんからのメールを受け取ったのは夕暮れ時、ちょうど準決勝が終わるぐらいの時間帯だった。 無事に決勝進出を決めて喜びで沸き立つ控室の中で、俺はそのメールの内容に驚いていた。 京太郎「(朝に話したばかりなのにもう思いつくとはなぁ)」 俺たちがあれだけ悩んだというのにあっさり思いつくとは。 やはり王者は格が違った、と言うやつか。 ただ、引っかかるのは『1人で来て』と言う一文である。 京太郎「(……大丈夫なのか?)」 若干の怖さもあるが、正直俺たちではどうしようもないので縋るしかない。 せっかく決勝戦まで駒を進めたのだ。 何も憂いがない状態で試合に集中してもらいたい。行くしかないだろう。 なんとなく言いづらいのもあり、メンバーにはトイレに行くと言って俺は白糸台の部室を目指した。 朝方の行動も結構疑われこともある。 話を聞いたらさっさと戻らなきゃいかんな。 京太郎「ここ、だよな」 扉に張られた紙には『白糸台高校控室』と書かれている。 別に後ろめたいことをしているわけでもないのだが、ちょっと緊張する。 周りを見回しあたりに人気がないことを確認したのち、扉をノックした。 京太郎「清澄の須賀です」 照「どうぞ」 俺はその声に導かれるように控室の中に入った。 部屋の内装はあまり俺たちの部屋と変わらない。 ただ、うちと違いいろいろと物が多い どこかの差し入れと思われる花の鉢植えや、大きな段ボールなどがけっこう置かれている。 あそこの花とか確か胡蝶蘭だよな。結構なお値段するはずなのに。 流石名門校は違うな、と妙なところで感心した。 照「来てくれてありがとう」 淡「やっほー」 部屋の中には照さんと珍種が一匹。 こいつが白糸台の制服を着て控室にいるのは当たり前の話なのだが、やはりちょっとした驚きを感じる。 そして服と言えば照さんの服が見慣れぬ制服になって居る。 どう見てもあれ冬服だよな? 何とも言えない気持ちを味わいながら2人の向かいの席に座った。 京太郎「それで、解決する方法が見つかったって……」 照「うん。ただ、その前に」 そこで照さんは佇まいを直し、俺の目をじっと見てきた。 思わぬ行動にちょっとたじろいでしまう。 照「解決のために、須賀君にはちょっと頑張ってもらわなくちゃいけない。恥ずかしい思いもすると思う。それでも、聞く?」 真剣なその口調に俺は思わず気圧された。 頑張ってもらう、それはまぁいい。 だけど恥ずかしい思いってなんだ? いったい俺に何をさせようというんだろう、この人は。 記者会見でも開いて釈明させてくれるとでもいうのだろうか。 それとも俺になんかもう口では言えないぐらい酷いことでもさせて噂を上書きでもさせようっていうのか。 京太郎「えっ……と、俺はいったいどんなことをするんですか?」 照「ごめん。それは理由があって言えない」 京太郎「い、言えないって……」 照「わかってる。だから、こんな胡散臭い話には乗れないというのならそれは構わない」 俺の問いかけを一刀両断で切り捨てる照さん。 ますます脳内には疑問符が駆け巡る。 解決案は知りたいが、内容を知らされずお前ちょっと働けよと言われても正直困る。 まぁ、流石にからかってるとか清澄を貶めるようなことはしない人だと思うけど。 今日初めて会った人だけど個人的にはこの人を信用したい。友達のお姉さ 京太郎「……本当に、その案で解決できるんですか?」 照「うん、大丈夫。須賀君だから、きっと大丈夫」 どういうことだ? 俺だから大丈夫? 意味が分からん。 だが、その自信満々の素振りを見る限り確信があるのだろう。 照さんの顔を見ても動揺しているとかそういうことはなく、堂々としたものだ。 それでもやっぱり、胡散臭いものは胡散臭いし、怪しい。 それはどうあがいてもぬぐえない。 京太郎「(だけど、なぁ)」 きっとこの噂は決勝の時まで残っているだろう。 そうなるとまたいろいろとめんどくさいことになるだろう。 さっきも思ったが、せっかく決勝までこれたんだ。 苦労して必死に掴んだせっかくの決勝へのチケットなんだ。 変な噂でその勝負にケチをつけられるのはあんまりだ。 もし、照さんの言うとおり俺ならこの状況を覆せるというのなら 京太郎「わかりました。俺にできることならします。だからその方法を教えてください」 やるしかないだろう。 多少ワリを食うみたいだけれども、構うものか。 照「わかった」 そう言うと照さんは間を置き、チラチラと視線をさまよわせた後に口を開こうとした。 だが、それを遮るようにあいつがニヤッと笑いながらこちらに口を挟んできた。 淡「ねぇ、ほんとにいいのー?」 京太郎「なんだよ」 淡「だってさー。テルーからいろいろ話は聞いてるけど、噂って大半が嘘だけど一部事実も混ざってるんでしょ」 京太郎「そりゃまぁ、そうだけど」 少なくとも荷物持たせられて走らされたとか、炎天下の中買い出しに出かけたとかは事実だ。 だけど、俺自身はあまりそのことについて気にしてないし、自分から買って出た面だってある。 淡「なんだかなー。そっちは一生懸命部のために頑張ろうって言う気持ちがあるのはわかるんだけどさ」 そこまで言って底意地の悪そうな嫌な笑いを向けてくる。 淡「向こうはどう思ってるのかなー?」 京太郎「……何が言いたいんだよ」 妙に突っかかるような言い方をするのでさすがにカチンとくる。 思わず顔にも出てしまったがそんなことは気にも留めず続けた。 淡「だーかーらー。あんたの好意を向こうは利用してるんじゃないかって言ってるの」 京太郎「利用、って」 照「ちょっと……」 照さんが窘めるように口を挟んでくるが、気も止める素振りを見せない。 むしろより一層悪そうな顔を見せてくる。 淡「どう考えたって向こうは体よく利用してるだけだって。仲間だなんて思ってナイナイ」 淡「たぶん、最初は追い出すつもりでいろいろと押し付けてたけど思ったより使えるから置いといてるとかじゃない?」 淡「女の子ばっかりの中に男一人だからねー。そりゃいいように使われるかー」 何が楽しいのかケラケラと笑いだす。 それとは反対に俺の内心はひどく軋んでいた。 頭がカーッと熱くなってくる。 淡「絶対アイツら陰でバカにしてるよ。いい奴隷だ、とか、下心目的だ、とか」 淡「そんな連中のために体張ることないって。バカバカしいじゃん」 淡「だからさ、部も早いところ辞めるなりしたほうがいいんじゃない? 時間を無駄に使うのもったいないでしょ」 淡「このままだとずーっといいように使われるか、適当なところで放り出されるのがオチだよ?」 京太郎「……」 なんだこいつは。 皆のことをろくに知りもしなくせに。 俺たちがどんな思いでここまで来たのかそれをわからないくせに。 淡「それにしてもそういうことするかなー、普通」 淡「人の良さとか好意につけこむとか最低でしょ」 淡「そりゃ、麻雀の腕はすごいのかもしれないけど人間性はお察しかー」 淡「ついてないね、そんな奴らに出会っちゃったなんて」 淡「いやー本当に酷い連中」ケラケラ 京太郎「……」 ぶつりと、大切な何かが切れる音が聞こえた。 京太郎「……ざけんな」 淡「ん?」 京太郎「ふざけんじゃねーよ!」ガンッ 目の前の机に感情の赴くまま拳を叩きつけた。 2人はびくりと体をすくませていたがそれを気に留める余裕は俺にはなかった。 ここまで腹を立てたのはいつ振りだろうか。 もしかしたら初めてかもしれない。 それぐらい、こいつの言ったことは許せなかった。 京太郎「お前が何を知ってるっていうんだよ! 俺たちの何がわかるってんだよ!」 京太郎「何が利用してるだ! 何が奴隷だ! お前の勝手な思い込みで言いやがって!」 京太郎「そりゃ、男はたった一人だし、初心者だって俺だけだ。だけど、だけどな!」 京太郎「うちのメンバーは……うちの仲間は、そんな理由で人を見下すような、1人をいじめるようなそんな人間じゃねーよ!」 叩きつけた拳が痛む。 どうやらさっき机に叩き付けた際に痛めたらしいが、よっぽど興奮してたせいか今更気が付いた。 だが、それでも俺の苛立ちと怒りは収まらなかった。 京太郎「……大体、俺だって無償の好意で下働きしてるんじゃない。そんな聖人じゃねーよ」 京太郎「あのメンバーたちだから、俺だって頑張ろうって気になるんだ」 京太郎「たった4か月ぐらいだけど、あの部に入れて本当によかったって思える」 京太郎「一人しかいない、しかも男の初心者相手にあれこれ教えてくれて、気にかけてくれて」 京太郎「だから、俺だって部員として皆の、皆のためにしてるだけなんだ」 京太郎「皆に、勝ってほしいから。麻雀では協力できないからせめて他のところで……」 京太郎「頑張ろうって、思っただけなんだ」 入部してからここまでのことが蘇ってくる。 本当に、いろいろなことがあった。 そして、いろいろなことを得た。 言いようのない感情から体が震え、痛む拳をギュッと握る。 京太郎「部長は、俺のことをからかうし、言いように使ってくるけど、 それでも男一人の俺が気を遣わなくてもいいようにいろいろ考えてくれてる」 京太郎「染谷先輩だってちょっと飄々としてるところもあるけど、すごく面倒見がよくて、 練習がない日は雀荘に連れてってくれていろいろ教えてくれる」 京太郎「和だって、口じゃ厳しいことを言うことも多いけど、一番熱心に教えてくれる。俺が理解するまで何度でも付き合ってくれる」 京太郎「優希も、あいつは口じゃ憎たらしいことばっかり言ってくる。でも、いい奴だよ。ひた向きで、本当にいい友達だ」 京太郎「咲は一番長い付き合いだから、俺がちょっと悩んだり迷ったりしてるとすかさず声をかけてくる。普段はぼーっとしてるくせに」 京太郎「そんな、連中なんだ。お前の言ってるような人間じゃない!」 感情が高ぶりすぎたのか、ここまで言って涙が出そうだった。 別に悲しいことがあったわけではないのに。 とっさに顔を伏せる。 京太郎「皆で、ここまで6人で、一緒に悩んで、一緒に頑張って、一緒に喜んで……」 京太郎「本当に一歩ずつ、躓いたり、迷ったりもしたけど……皆で……皆で……」 京太郎「一生懸命、やってきたんだ。たった6人だけの小さな部活だけど、皆で協力し合って、必死に戦ってきたんだ」 京太郎「それで、ようやく、ようやくここまでやってこれたんだ」 京太郎「それを……」 京太郎「それをっ!」 京太郎「それを、馬鹿にするなっ!」 京太郎「皆を馬鹿にするなっ!」 京太郎「俺にとっての……」 京太郎「大切な、大切なっ」 京太郎「大切な仲間なんだ」 言いたいことを言いきった俺は顔を伏せたまま黙り込んだ。 感情のままに叫び続けたせいか若干呼吸が荒くなった。 照「……ごめん、淡が酷いことを言って」 照さんの謝罪の声が聞こえる。 正直照さんに謝られても腹の虫は収まらない。 だが、反論する気力も使い切ったので黙っていた。 照「須賀君の覚悟、よく分かったから……。これ、私たちが考えた解決方法。読んでみて」 そう言って照さんは机の上にふたつに折られたA4サイズの紙を差し出してきた。 思いがけないことがあったが、そもそも俺がここに来たのはこれが目的だった。 俺は少しの緊張を胸に、恐る恐る紙を手に取り、開いてみた。 そしてそこに書かれていた文字に目を通そうとしたが、それは一瞬で終わった。 『はずれ☆』 「へっ?」 女の子特有の丸っこい字で書かれたその一言の内容が理解できず俺は間抜けな声を漏らしてしまった。 先ほどまでの怒りはどこへやら、状況が理解できず顔を上げた。 するとそこには申し訳なさそうにする照さんと、満面の笑みで笑う大星。 その手にはいつの間に持っていたのだろう、段ボールで作ったであろう簡素なプラカードを持ち、そこにはこう書かれていた。 淡「ドッキリ大成功ーーーーーーーー!」 尭深「だ、だいせいこー!」バサッ 誠子「尭深、恥ずかしいのはわかるけど"う"をちゃんとつけて。いろいろとほら、まずい」バサッ 京太郎「うおぉっ!」ビクッ 大星の叫びと共に近くに置かれていた大きな段ボールのふたがいきなり開き、女の人が二人飛び出してきた。 1人はノートパソコン、もう1人はパソコンにつながっているWEBカメラを手に持っている。 素でビビった俺は情けない叫び声をあげつつ思わずのけ反った。 っていうか何、この状況? 菫「……案の定放心しているな」ガチャッ そんな状況で扉を開けて入ってきた人がまた一人。 と言うかこの人たち、確か白糸台のレギュラー陣だよな? 京太郎「……あ、へ、その、ドッキリ?」 照「ごめん、須賀君を怒らせたのは、わざと」 淡「いえーい!」 菫「お前は煽りすぎだっ」ベシッ 京太郎「わざ、と?」 照「うん。須賀君の、演技でもなんでもない心からの気持ちを聞きたかった。 須賀君がどれがけ部を大切に思っているのかっていうのを」 何故? Why? わざとって何? つーかどういう事よ? 何でそんなことをするのよ? 理解が追い付かない俺の脳みそはそろそろフリーズを起こしそうだった。 菫「まず、騙すようなことをしてしまったことを謝罪したい。人に訴えかける姿を撮るにはこういう手段を取らざる得なかった」 京太郎「な、なんでそんなことを?」 菫「当然の疑問だな。で、それについてもう一つ謝らなくちゃいけないんだが……」 そういうと髪の長いその人はちらりと段ボールから飛び出してきた人たちのほうを見て申し訳なさそうに告げた。 先ほども言ったがその手にはパソコンとWEBカメラ……待て待て待て! パソコンとWEBカメラ!? 菫「君が『俺にできることならします』って言った後からずっと、君の姿をUs○reamで生配信をさせて貰っていた」 淡「もちろん掲示板でもURL付で宣伝してるよ!」 京太郎「」 (そのころの清澄) まこ「鶴賀の部長が慌てて電話かけてきてこれを見ろとURL送ってきたから見てみたら……」パソコンカチカチ 咲「……京ちゃん」 優希「……ばーか」 久「まったくもう、何かこそこそとしてるなぁとは思っていたけどこんな事たくらんでたのね」クスクス 和「でも、どう見ても台本とかじゃなくて素ですよ、コレ。……まぁ、だからこそちょっと気恥ずかしいですけどね」 まこ「誰が考えた筋書きか知らんが……まったく。流石にここまでのものを見せられちゃそう悪く言うやつはおらんじゃろ」 久「あーあ、もうほんと。やってくれるわね。誰だかわからないけど、文句言わなくちゃ」 優希「そうだじぇ! うちの部員を騙した罪は重いじぇ!」 和「ですね。そもそも、肖像権の侵害ですよこれは!」 咲「(……言葉の割にはみんな嬉しそう)」 咲「(私もだけど)」クスッ (そのころの姫松) 恭子「これって、奴隷って噂されてた子、やな?」 洋榎「せや。……この子の言うとること、ホンマか?」 漫「嘘には、見えませんでした。……つまり」 恭子「全部デマやった言うことか。土下座し損やん……」 絹恵「あ、あははは……」 由子「」コーホー 洋榎「というかいつまでそれ着とるんや」 漫「気にいったん?」 由子「」ノーヨー (そのころの宮守女子) エイスリン「ヤッパリ、ウソ!」ニコニコ 胡桃「エイスリンさん、前はあんなに怯えてたのに随分変わったね?」 エイスリン「アノ人、優シカッタ!」 塞「そういえば試合後は普通に話しできてたね」 エイスリン「ウン」ニコニコ 胡桃「それにしても、嘘だったなら私は結構ひどい態度とっちゃったな……」 豊音「私、泣いて土下座しちゃった……恥ずかしい……」 白望「(そもそもなんでみんな最初っから信じてたんだろう)」 白望「ダルい」 (そのころの永水女子) 小蒔「あの……霞ちゃん?」 霞「」 巴「……ダメ、完全に魂が抜けてる」 初美「そりゃ、あれだけ啖呵切ったのにそれがそもそも勘違いだったとしたら」 春「恥ずかしさで立ち直れない……」ポリポリ 霞「」ガタガタ 小蒔「あぁ、霞ちゃんが! 霞ちゃんが!」 初美「これは立ち直るのにしばらく時間がかかりそうですよー」 霞「スミマセンスミマセンスミマセン」ガクガク (そのころの阿知賀) 憧「」 隠乃「」 玄「」 灼「あー……」 宥「えっと、いい子だね、この子」 憧「でも、それってつまり、全部ガセネタだったってことだよね?」 晴絵「さすがにこの子の叫びが嘘とは考えにくいね」 灼「それに、冷静に考えれば信憑性に欠ける話ばっかりだった」 隠乃「ネットって怖い……」 玄「うぅ、信じちゃったことに反省」 憧「(あああああああああああああ、噂にかこつけていやらしいこと考えたああああああああああああああああああああああああ)」ブンブン 晴絵「決勝近いのに、大丈夫かねこれ……」 (そのころの新道寺) 煌「あー! あー!」ジタバタジタバタ 仁美「花田、どうしたんです?」 美子「さっきからソファーに寝そべってクッション被ってじたばたしてますけど」 姫子「あー、さっきの生放送? あれで清澄の噂が嘘ってわかったやろ? それでいろいろ自己嫌悪とか恥ずかしさとかで死にたくなっちょるみたい」 哩「花田、しっかりしろ」 煌「うー」ギュッ 哩「ほら、クッションから手ば離せ。勘違いだったんはしゃあないちゃろう」 煌「はい……」オズオズ 哩「なぁ、花田。うちとしても敗退したことは悔しいが、今回の大会で収穫はあったと思っちる」 煌「えっ?」 哩「花田、チャンプから3倍満打ち取ったじゃろ? それに、後半はすさまじい追い上げみしぇたしな」 煌「あれは……なんというか、無我夢中で。あはは、たまたまです」 哩「ふむ?」 哩「(……少し叩いて鍛えれば、変わるかもしれんな)」 ――翌年度、恐るべき粘り強さと土壇場の火力の高さで全国に花田煌という名前を轟かすことになる ――かどうかは誰にもわからない 淡「と言うわけで配信はここまでー。見てくれた人ありがとー」フリフリ 照「これを見てくれた人なら、あの噂が根も葉もないものだっていうのは、わかってもらえると思う」 菫「彼らとて、必死に戦ってここまでやってきたんだ。つまらない噂で彼らの努力に 水を差すのはやめてあげてほしい。各自の良心に期待する」 淡「それじゃー、バイバイ!」 尭深「……はい、今配信を止めました。もう大丈夫です」カチカチ 誠子「ふぃー、肩こった。段ボールの中狭いから」 菫「やれやれ、こういうことはこれっきりにしたいな」 京太郎「あの……」 放心&置いてけぼりのダブルコンボの俺はしばらく口を閉ざしていたけど放送が止まったと聞いてようやく口を開いた。 この部屋へやってきて30分も経っていないのに怒涛の展開すぎるだろう。 照「改めて、ごめんね。騙すような真似をして」 京太郎「いえ、その、そんな」 正直怒るべきかどうなのか判断が付きかねていた。 恥ずかしい思いをするとは聞いていたが、まさか全世界に醜態を晒すことになるとは思いもしない。 菫「動揺するのはわかる。無茶苦茶な手段だしな。咎められても文句は言えないな」 尭深「ん……ただ、やっぱり結構な効果があったみたいですよ。掲示板見てるんですが結構な騒ぎになっています」 誠子「どれどれ。『感動した』『私は最初っから嘘だと信じていた』 『つーかそもそもこの話言い出したの誰よ』 ……手のひら返し早いなぁ」 尭深「結果的にウチがこの放送をしたことがある程度の説得力を持たせたみたいですね。 それでも悪く言ってる人はいますけど、少数派ですね」カチカチ 京太郎「そう、ですか。……それは、よかった」 いろいろ腑に落ちないものはあるがこの状況に一撃を加えてくれたことには感謝しなくちゃいけないだろう。 照さんの確認に「体張っても恥ずかしい思いをしてもいい」と返してしまった手前、強く出れないというのもある。 考えてみれば既に俺の名前、学校、顔写真までネットに出回っていたんだ。 それらは噂が沈静化したところで消えないわけでして。 今更ひとつ動画が増えても大して状況は変わるまい。 嫌な話だけど。 菫「しばらくは注目を浴びるかもしれないが、悪い感情は持たれないだろう」 照「本当に、上手くいってよかった」 それにしてもだ。 京太郎「その、もし俺が皆を悪く言われたときに何も言い返さなかったらどうしたんですか?」 照「そんなことは考えなかった」 京太郎「そんな無茶苦茶な……」 即答である。 おいおい、ちょっとそれはノープランすぎやしないか? そう口に出そうと思ったが照さんは自信を帯びた口調で続けた。 照「須賀君が喫茶店で私に対してあの噂が嘘だって説明してくれた時の必死さと 真剣さを見て、本当に仲のいい部だっていうことはわかったから」 照「絶対に反論してくるだろうって、確信していた」 淡「そーれーにー、あれだけ負けて顔真っ赤にしてる奴がそんなに 気の長い奴なわけないじゃーん。絶対ガチギレすると思ったよ」ケラケラ 今までパソコンをいじりまわしていた大星がにやにや笑いながら口を挟んできた。 相変わらず憎たらしい奴め。 反論できないけど。 しかし、大星はともかく照さんとは今日会ったばかりだっていうのに俺と言う人間がいろいろ見透かされてるのにちょっと驚く。 やはり麻雀強い人と言うのはどっかそういう感覚が鍛えられているのだろうか? まぁ、騙された感はあるし気恥ずかしさもあるけれど、結果が出たのならこれ以上どうこう言うこともあるまい。 ならば、言うことは一つだ。 京太郎「まぁ、その、すっごい無茶苦茶な手段ですし、これ訴えたら勝てるんじゃないかって気もしますけど」 尭深「(ぎくっ)」 京太郎「でも、効果はあったみたいですし……だからその、ありがとうございました。わざわざ俺たちのために」 菫「構わんさ。照の頼みだったし、何より決勝で戦う相手だ。盤外の事情で勝負に水を差すのは本意じゃない」 何この人男前。 これが王者の風格っていうやつですか。 全力を受け止めた上で叩き潰すとかいうそういう横綱相撲的な。 照「それに頑張ったのは須賀君だから。私たちは少し協力しただけ」 俺はただブチ切れて喚いていただけなのだが。 しかし、冷静に考えるとそんな姿をたくさんの人に見られたわけだ。 落ち着いてきて、今更ながらすごく恥ずかしくなってきた。 淡「ふふー、なかなかいいキレっぷりだったよ」 京太郎「こいつ……」 また何か突っかかってくるのかと思ったけどいきなり神妙な顔をしてこっちを見てくる。 思わずぎょっとして二の句が継げなくなってしまった。 淡「仲間をあんなふうに言われたら誰だって怒るよね。フリだったとはいえごめんね、酷いことを言って」 そう言って頭を下げてくる。 ……この卑怯者め、そう素直に謝れると何も言えないではないか。 こういうタイプの人間が殊勝に謝ってくると効果は絶大だとひしひしと感じた。 京太郎「いいよ、別に。もう気にしてねーし」 淡「うん、よかったぁ!」 結局あっさり許してしまう自分のチョロさに若干自己嫌悪を覚える。 俺はちょちょぎれそうになる涙をこらえながら、これから控室に戻るのにどういう顔をして戻ればいいのか頭を悩ませていた。
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日向坂で会いましょう #59 見たい!聞きたい!話しタイ! 総集編で尺をヒッパレ(3) 隠された春日派の苦労。 四週にわたって放送された総集編の三週目に高瀬が出演。 宮崎ロケの思い出話として、金村が「春日は仕事をやめたいと思ったことは一度もない」話を挙げた。 当時春日の隣に座っていた高瀬は、同席していた高瀬以外のメンバーが誰も春日と喋ろうとしなかったため、「めっちゃ頑張って」場を回していたことを告白した。また気分が良くなった春日は帰るときに、所持していた帽子と財布を置いて店を出て行ったことを暴露された。