約 8,427 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6138.html
出会い 桃子「はぁ・・・・」 東横桃子は子供の頃から影が薄く人の気付かれる事が多くなかった。 勿論、両親もたまに桃子の姿を見失ってしまう事も少なくなく、桃子を完全に認識できる誰もいなかった。 ただ、一人の少年に出会うまでは…。 少年「お~い」 ふと、遠くでこちらに向かって声をかける少年がいた。 桃子は『どうせ私の後ろにいる友達に声をかけてるっす』と自虐的に心の中でそう思ってると 少年「お前に声かけてるんだけど・・・?」 桃子は声のする方を見ると目の前には金髪の少年がすぐ近くにいた。 影が薄く人に気付かれにくい桃子は何度も人とぶつかるような距離になることは多く、その全てにおいてぶつからない様に避けていた彼女にとって『気付かれている相手』と『ぶつかりそうな距離』になるなんて初めての体験だった。 桃子「あ・・・あの・・・私のこと見えるっすか?」 桃子は恐る恐る金髪の少年に聞いてみた。 少年「何を言ってるかわかんないけど・・・・・一人なら一緒に遊ぼうぜ」 少年はそう言いながら桃子に手を伸ばした。 人に無視され続けた少女にはその手は少年の髪の毛と相まってとても眩しく見えた。 少年「俺、須賀京太郎。お前は?」 桃子「・・・わ、私は東横桃子っす!」 それが桃子と彼との出会いであった。 小学生の頃 桃子「京太郎くん。話があるっす」 京太郎「んー?」 桃子「今私たちのクラスでは仲のいい友達とあだ名で呼び合うってのが流行ってるらしいっす」 京太郎「あーそういやそんなこと俺のクラスでもあったようななかったような・・・」 京太郎「でもまぁ気にすることないんじゃねー?」 京太郎「桃子は桃子だろ?」 桃子「そりゃそうっすけど・・・」ウワメヅカイ 桃子「私、もっと京太郎くんと仲良しになりたいっす」 京太郎「よ、呼びたかったら勝手に呼べばいいだろ・・・」マッカ 桃子「やったっす! じゃあじゃあ」ピョンピョン 桃子「京太郎くんのことを今日から京さんって呼ぶっす!」 桃子「これでまた仲良しの階段を上ったっすよ!」 桃子「あ、私ばっか喜んでる場合じゃないっすよね」エヘ 京太郎「あんなにはしゃいでたのにクラスの誰一人も気付かないって・・・」 桃子「昔はこの体質が嫌だったっすけど、今は京さんがいるからへっちゃらっす」ニヤニヤ 京太郎「何度も友達作れって言ったのに今だに俺だけとか・・・」メソラシ 桃子「そんなことどうでもいいことっすよ!」 桃子「今は京さんが私にあだ名をつけることが重要っす!」エッヘン 京太郎「んーそうだなぁ・・桃子だから・・・」 桃子「・・・・・」ワクワク 京太郎「じゃあ今日から桃子のことモモって呼ぶことにする」 桃子「おーなんかあだ名で呼ばれるとムズムズするっすね」 京太郎「モモも俺のこと京さん・・・だっけ? そう呼ぶみたいだしさ」 桃子「これで私たちもあだ名で呼び合う仲っすね!」テヲサシダシ 京太郎「そうだな。これからも仲良くしようぜ」テヲニギリ 桃子「もちろんっす。ずっと仲良しっすよ」ギュウ 桃子(どうか末永くこの時間が続きますように・・・♪) 小学中学年 京太郎「そういや来週から林間学校なんだけどさ」 桃子「勿論、京さんと班が一緒っすよ」 京太郎「先生が気を利かせて一緒の班にしたんだろ」 桃子「えへへーちょっと嬉しい気遣いっすね」テレテレ 京太郎「準備した?」 桃子「もちろんっす」エッヘン 桃子「トランプにUNOにジェンガに花札にオセロに」 京太郎「ちょっと待て」 桃子「え、まだたくさんあるっすよ?」 京太郎「それ全部やるつもり?」 桃子「もちろんっす!」 京太郎「トランプだけにしようぜ」 桃子「えーもっと京さんと色々遊びたいっすよー」 京太郎「いいから」 桃子「京さんが言うなら・・・」シブシブ 当日 バス内 京太郎「すぅ・・・すぅ・・・」 桃子「んぅ・・・きょーさん・・・」 先生「あらあら、移動で疲れて寄り添って寝てるのね」 桃子「・・・えへへ」 小学校中学年 フォークダンス 京太郎「おい」 桃子「どうしたっすか?」 京太郎「なんで俺がフォークダンス踊れないんだよっ?!」 京太郎「なんでモモと一緒に皆でフォークダンス踊ってるの見てないといけないんだよ?!」 桃子「練習でもそうだったっすけど、フォークダンス踊っても誰も私の手を握れないからっすね」キッパリ ※先生が気を利かせて二人を見学にさせたようです。 京太郎「でもさ、そんなことねーよ」テヲニギリ 京太郎「ほらな」 京太郎「モモの手、握れるじゃん」 桃子「京さん・・・//」ポッ 京太郎「ここで皆のフォークダンスを見てるのなんか悔しいからさ」 桃子「そうっすね・・・。そうっすね!」 京太郎「俺たちも踊ろうぜ」 桃子「私の踊りに付いてこれるっすか?」 京太郎「あったりまえだ。ずっとモモと練習してきたんだからな」 先生「あの二人、なんだか楽しそうでよかったわ」 小学高学年 修学旅行 桃子「今日は待ちに待った修学旅行っすね!」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子「まさか同じ班になれるとは思ってなかったっす」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子「京さん、私の話聞いてるっすか?」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子「同じ班の人が「須賀くんしか東横ちゃんとお似合い人いないと思うから」って言ってくれて」テレテレ 桃子「これで二人きりっすね」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子(むむむー) 桃子「えいっ」ギュ 京太郎「くぁwせdrftgyふじこ」ビクッ 桃子「えへへー今日は思う存分楽しむっすよー」 京太郎「わかったわかったから抱きつくなって///」 桃子「はーい」ニコニコ 京太郎「ったく・・・向こうの水族館にみんな行くみたいだからそっち行くぞ?」 桃子「了解っす」 京太郎「ほれ」テヲダシ 桃子「はいっす」テヲニギリ 京太郎「迷子にならねーよーに離すんじゃねーぞ」 桃子「死んでも離さないっす!」 京太郎「縁起でもないこと言うんじゃねーよ」 桃子(京さんはいつも私の手を引いてくれるっす) 桃子(だから絶対何があってもこの手だけは離さないっすよ) 京太郎「ほら、皆待ってるぞ」スタスタ 桃子「京さん、ちょっと速いっすー」トテトテ 中学1年(春) 京太郎「・・・モモ」 桃子「グスッ・・・なんっすか京さん」 京太郎「そんなに泣くなって」 桃子「だって今日で京さんが・・・遠くに行っちゃうっす」グスグス 桃子「だからもう遊べなくなるって思ったらすっごく悲しくなって」 桃子「それにっそれにっ」 京太郎「携帯番号もメールアドレスも知ってるんだから心配すんなって」 桃子「毎日してくれるっすか?」 京太郎「おう、毎日してやる」 桃子「ん・・・うん・・・それなら我慢するっす」 京太郎「また会えるし長い休みになったら会いにくるから」 桃子「絶対・・・絶対っすよ?」 京太郎「おう! 男に二言はないぜ」ナデナデ 桃子「あぅ・・・わかったっす」 桃子「京さんに逢えるの楽しみに待ってるっす」 京太郎「いっぱい遊ぼうな」ナデナデ 桃子「はいっ!」 須賀母「ちなみに引っ越し先は県内だからすぐに遊びに来れるわよー」 京・桃「 」 ※ちなみに咲ちゃんに京太郎が出会うまで毎週のごとく二人で遊んでいたようですがまたそれは別のお話です ステルス少女とチョコレート 桃子「京さん。バレンタインチョコあげるっすよ」ワタシ 京太郎「おっマジか。サンキューモモ」ウケトリ 桃子「京さんは今日何個貰ったっすか?」 京太郎「・・・・・・・言わせんな恥ずかしい」 桃子「あははは、京さんカッコいいからもっと貰ってるかと思ったっすよ」 京太郎「幼馴染みのモモくらいだよ・・・・やっぱりこの髪の毛のせいなのかな・・・」 桃子「絶対ダメっすよ! 黒とかに染めたりしたら」ゴッ 京太郎「お、おう・・・モモがそこまで言うなら・・・変えないけどさ」ゾクゾク 桃子(京さんの髪色はいつも眩しくて綺麗っすからね) 京太郎「ん? 俺の髪の毛になんかついてる?」 桃子「なんにもついてないっすよ」 京太郎「そっか。ありがとなチョコ」ナデナデ 桃子「な、何するっすか?!//」マッカ 京太郎「チョコのお礼」ナデリナデリ 桃子「そんなことされたら髪の毛くしゃくしゃになっちゃうっすー///」 桃子(私のほうこそ京さんに沢山のもの貰ってるっすよ♪) 桃子(だからこれからもどんどんお返しするから覚悟するっすよ、京さん♪) スキンシップは突然に 桃子「きょーさん♪」ダキッ 京太郎「うわっ何するんだよ!」 京太郎(モモのおもちが背中にっ!) 桃子「お久しぶりっす」 京太郎「昨日ぶりじゃねーか//」アタフタ 桃子「10時間以上会えなかったっすよ?」 京太郎「分かったからそれより早く離れてくれ///」 京太郎(じゃないと俺の理性が) 桃子「いやっすね」ムギュゥ 京太郎(ふぉぉぉぉぉおもち最高ぅぅぅぅぅ!!!) 桃子(耳まで真っ赤になってるっす・・・あと一押しっす) 京太郎(鎮まれ俺のリー棒、ここでリーチ立てたら変質者扱いされるぅぅぅぅ) 京太郎「うぉぉぉぉぉぉ!!!」ブンブン 桃子「きゃっ」ハンシ 桃子「何するっすか!?」 京太郎「そりゃお前のほうだろうがっ」 桃子「だって寂しかったっすもん」ションボリ 京太郎「あー・・・俺も寂しかった・・・・・ぞ?」 桃子「えへへー」ニカー 桃子「以心伝心っすね!」 京太郎「そりゃ小学校からの付き合いだし」 桃子「これからもずっと一緒にいるっすよ」 京太郎「いやいや高校違うんだからずっとは無理だろ」 桃子「そりゃそうっすけど・・京さんと一秒でも長く傍に居たいっす」 京太郎「仕方ねぇな、モモが一人立ち出来るまで傍にいてやるよ」 桃子「嬉しいっす!」 桃子(私が一人立ち出来るようになったら、その時の隣は京さんだけっすよ♪) ステルス少女はお料理上手? 京太郎「おはようさんっ」 桃子「おはようっす、京さん! 逢いたかったっす」 京太郎「昨日夕飯作りに行ったろうが」 桃子「また作りに来てくれるっすか?」 京太郎「また今度な」 桃子「約束っすよ? 破っちゃイヤっすよ?」ウキウキ 京太郎「ほら早く行くぞ?」スタスタ 桃子「待ってくださいっす~」 京太郎「あー」フリカエリ 桃子「どうかしたっっすか?」コクビカシゲ 京太郎「別にモモが俺の家来て晩飯作ってくれてもいいんだぜ?」 桃子「・・・・・」ポカーン 京太郎「あーモモの料理上手いからたまには・・・な」ポリポリ 桃子「・・・・・・・」ウツムキ 桃子「・・・・・・・・・・」プルプル 京太郎「どうしたんだモモ?」 桃子「いよっしゃああああああああああっす!!!」ガッツポーズ 京太郎「・・・・・・っ」キーン 桃子(母から教えてもらった『男は胃袋から落とせ作戦』が実りつつあるっすね!) 桃子(このまま結婚までステレスモモの独壇場っすよ!) ラブレターとステルス少女 小学校編 京太郎「・・・・ん?」ポカン 桃子「どうしたっすか?」 京太郎「いや、なんでもないわ」イソイソ 桃子「ならいいっすけど・・・」 桃子(なんだか怪しいっすね) 京太郎(初めてラブレター貰っちまった・・・!)ガッツポーズ 桃子(なんか嫌な予感がするっす) 京太郎「モモ、早く教室行こうぜ」テクテク 桃子「待ってくださいっすー京さんー」コバシリ 桃子(隠し事したって無駄っすよ!) 桃子(京さんの隠し事なんで全て暴いてやるっす) 京太郎「はぁ・・・結局断っちまった」 桃子「えへへ、嬉しいっすね」ニコニコ 京太郎「だって・・・モモ友達いないし」 京太郎「というか、そもそもモモが友達を作らないからでモモに友達の一人や二人がいたら俺だって告白だって受けてたっつーの」 桃子「京さんにこんなに考えてもらえるなんて私は世界一幸せっすね!」ニコニコ 京太郎(俺がラブレター貰ったって知ったら死にそうな顔してたくせによく言うぜ・・・) 京太郎「このことが知れ渡ったら他に告白してくれる子なんていないだろうしなぁ」 桃子「むー私がいるじゃないっすか!」 京太郎「モモは人から認識されないから一人で空気に話しかけてるみたいになるから」トオイメ 桃子「・・・・・・もうバレンタインも誕生日もクリスマスも初詣も一緒に過ごしてあげないっす」プイッ 京太郎「私めが悪うございました」ドゲザ 京太郎「この私と一緒に過ごしていただけないでしょうか?」フカブカ 桃子「もう~京さんは仕方ないっすね~」 桃子「私は優しいのでそんな京さんを見捨てないで一緒に過ごしてあげるっす」ニコニコ 京太郎「ははーありがたき幸せー」 桃子「くるしゅうないくるしゅうないっすよ」 桃子(こんな日が続くならずっと友達はいなくていいっす) 桃子(京さんが一緒にいてくれるならっす♪) ステルス少女と嶺上少女 桃子「むむむ」グルル 咲「ううう」アウアウ 桃子「京さん! これはどういうことっすか!?」 京太郎「えっと・・・これには深い訳があって・・・」ヒヤアセ 桃子「どうせ京さんのことだからこの子が教室で一人ぼっちになってるのを見てついつい話かけて仲良くなっちゃったんっすよね」 咲(この子もあだ名で呼んでる。なんか嫉妬しちゃうなぁ) 京太郎「・・・さすがモモだな、その通りご名答っす」アハハ 京太郎「とりあえずお互いのこと分からないしさ、自己紹介しよう。な?」 咲「えっと・・・あの、私は宮永咲って言います」 桃子「どうもっす。私は東横桃子っす」ジー 咲「京ちゃんとは同じ中学校で同じクラスです」 桃子(京ちゃん? むむーあだ名で呼ぶなんてライバル出現っすね) 咲「えっと、読書が趣味であんまり人と話すのが苦手だったんだけどね」 咲「ある日、そんな私に京ちゃんが話しかけてくれてそれをきっかけに仲良くなって今に至るというわけです」ニッコリ 桃子「私は小学校の時に京さんに一人でいるところを遊びに誘ってもらって以来ずっと仲良しさんっす」ニッコリ 桃子「もちろん何度もお互いの家に行ったり、お泊りもしたっす」 桃子「私と京さんとは幼馴染みだから当然っす」 咲「私は京ちゃんと一緒にお昼食べたり一緒に登下校してるもん」 桃子「・・・・」 咲「・・・・」 京太郎(・・・どうしてこうなった) 桃子「京さん!」ゴッ 咲「京ちゃん!」ゴッ 京太郎「はい! 何でございましょう?!」ガタガタ 桃子「今日は」ギュウ 咲「私と」ギュウ 京太郎「なぜ二人は俺の両手を掴んでるでしょうか・・?」ガタガタ 桃子「遊ぶっす!」 咲「遊ぶんだからね!」 ※この後色んな場所に連れ回されたようですがそれはまた別のお話 てるてるステルス 京太郎「ただいまー」 照「おかえり」 京太郎「・・・誰です?」 照「酷い・・・あんなに愛し合った仲なのに・・・」 京太郎「誰かが聞いたら誤解するようなこと言わないで下さい!」 桃子「・・・京さん?」ニッコリ 京太郎「誤解だあああああああああああ!!!」 桃子「もちろん京さんがそんなことしないって信じてるっす」 桃子(あんなに抱きついたりしても手の一つも出してこないっすもんねぇ) 桃子「で、この女性はどちらさまっすか?」 京太郎「咲のお姉さん。宮永照さんだよ」 桃子「あーなるほど。確かにそっくりな部分があるっすね」 照「なんか貶されてる気がするんだけど」 京太郎「き、気のせいじゃないっすかねぇ?」 照「京太郎、咲が今日休んだと思うんだけど何か持って行く物ある?」 京太郎「相変わらず律儀ですね」ガサゴソ 京太郎「はい、これですね」ワタシ 照「ありがと」ウケトリ 桃子「あ、照さん」 照「?」 桃子「私、東横桃子っす。咲ちゃんとは仲良くさせてもらってるっす」 照「咲から聞いてる。影の薄い女の子と友達になれたって」 照「でも咲は強いよ?」 桃子「もちろん負けないっすよ」 照「ふふ」 桃子「えへへ」 京太郎(俺の家なんだけどなぁ) ステルスと宮永姉妹と麻雀と 京太郎「」 桃子「ごめんなさいっす」 咲「ごめんね京ちゃん」ペコリ 照「今日もお菓子が美味しい」ポリポリ 京太郎「いやうん仕方ない初心者だし」 京太郎「それにしても皆すげー・・・こういう場合は強いでいいのか?」 桃子「そりゃそうっすよ」エッヘン 桃子(京さんと会えないから麻雀ばっかりしてたなんていえないっす///)イヤンイヤン 京太郎(モモがトリップしてる・・・話しかけないでおこう) 京太郎「そういや咲もすげー強いよな」 京太郎「なんつーかそこの違うとこの牌であがったりとか」 京太郎「照さんは南場?になったらずっとあがり続けてたり」 京太郎「咲があがらなかったら点数なくなってたぜ?」ナデナデ 咲「あぅぅ・・・///」プシュー 照「ちなみに私はまだ後三回の変身を残してる」 京太郎「勘弁してくださいマジで洒落にならないっす」ガタガタ 照「冗談」ポリポリ 京太郎「真顔で言われると冗談に聞こえないんですけど」 桃子「そういえば京さん」 京太郎(お、トリップ状態から帰ってきたのか) 京太郎「んー?」 桃子「携帯のアプリで麻雀出来るっすよ?」 京太郎「あるのは分かるけど、そういうのって沢山あってどれがいいかわからないんだよなぁ」ポチポチ 桃子「ちょっと見せるっす」ズイッ 京太郎(うぉぉ・・胸が肩に・・当たってる・・・モモのやつまた大きくなったか?///)マッカ 咲「京ちゃん鼻の下伸びてる」ジトー 照「やっぱり男の子だね」 京太郎(見られてるぅぅぅぅぅ////) 桃子「京さん、ちゃんと聞いてるっすか?」ギュウ 京太郎(さらに押し付けてきた!//) 京太郎「あ、ああ。ありがとなモモ//」 桃子「京さんのためだったら全然大丈夫っす」ハナレ 桃子「あと、麻雀で分からないことがあったら私に聞いて欲しいっす」 京太郎「ああ、頼らせてもらうぜ! 後でメールで送るからアプリで麻雀しようぜ」 桃子「もちろんっす。京さんの頼みであればたとえ火の中水の中っすよ」 京太郎「ありがてぇありがてぇ」ナムナム 咲「お姉ちゃん」 照「なに?」 咲「私も携帯欲しいんだけど」 照「じゃあ今度家族麻雀でお父さんから勝って買ってもらおう」 咲「ふふ、麻雀って楽しいよね」ゴッ 界「」ゾクッ 界「今なんか寒気が」 ※この後家族麻雀でボコボコにされた界さんがいらっしゃいますが本編とは関係ありません 海だ水着だステルスだ!~水着選び編~ 京太郎「夏と言えば海だよな!」 桃子「あー確かにっす」 京太郎「というわけで海に行こうぜ」 桃子「いいっすよ」 桃子「ただし、今から水着買いに行こうと思うんで京さんにも着いて来てもらうっす」ギュ 京太郎「ア、ハイ」 デパート~女性水着売場~ 桃子「京さ~ん」 京太郎「あのさ、ここにいるのすげー気まずいんだけど・・・」 桃子「逃げたら許さないっすからね!」 京太郎「逃げないから安心しろって」 桃子「私的にはこっちの黒のビキニとかもいいと思うっすけど京さんはどれがいいと思うっすか?」 京太郎「そうだなぁ・・・これとか?」 桃子(白のセパレートタイプっす。これを着て欲しいってことっすかね?) 桃子(ちょっと照れるっすね///) 桃子「京さんが着て欲しいなら・・・これにするっす///」 京太郎「おう、似合うと思うぜ///」 桃子「そうっすか///」 京太郎「ああ///」 桃子「じゃ、じゃあお会計に行って来るっす///」 京太郎「ちょっと待て」 桃子「え?」 京太郎「それ買ってやるよ」 桃子「いやそれは悪いっす。自分で払うっす」 京太郎「いいから。俺が海行きたくて俺がモモの水着も選んだんだからそれくらいさせて」 京太郎「たまには男をたたせてくれって」ニコッ 桃子「むぅ・・・じゃあ京さんの水着は私が払うっす!」 京太郎「あープレゼントみたいに?」 桃子「もちろんっす」 桃子「じゃなきゃその水着は私が払うっす」 京太郎「わかったわかった。じゃあそれでいいから」スタスタ 桃子「京さんに似合う水着選んどくっすー」テクテク 京太郎「さてと、お会計するか」 ※海水浴編に続きます お泊り会~小学校編~ 桃子「えへへー京さんと一緒のお布団っす」 京太郎「モモももっと近くにこいよ」 桃子「はいっす」 桃子「なんかこうしてると昔の私が嘘みたいっす」 京太郎「昔のモモのことはわかんねーけど、今のモモはすっげー楽しそうだぜ」 桃子「そりゃそうっすよ! だって最高の友達が出来たっすから!」 京太郎「俺もモモのこと最高の友達だと思ってるぜ」 桃子「仲良しさんっすね私たち」 京太郎「当たり前だろ」ナデナデ 桃子「えへへーっす」スリスリ お泊り会~中学校編~ 桃子「京さーん、なんで別の布団に入るんすかー」 京太郎「そりゃ昔みたいに同じ布団に入るなんて出来ないからな」 桃子「私は気にしないっすよー?」 京太郎「俺が気にするの!」 桃子「もーじゃあ、手だけでもいいんで握ってくださいっす」 京太郎「まぁ、それくらいなら」ギュウ 京太郎(やわらけぇ) 桃子「京さんと手を繋いでるとなんだか安心するっす」ニコニコ 桃子(本当は抱きつきたいっすけどね) 京太郎「モモはやっぱり寂しいか?」 桃子「そうっすね、学校行っても京さんがいないって思うと寂しいっす」 京太郎「いまさらだけどごめんな」 桃子「全然大丈夫っす。こうやって私のワガママでお泊りさせてくれるだけで」 京太郎「・・・・」 桃子「どうしたっすか?」 京太郎「悪い」モゾモゾ 桃子「こっちのお布団の方がいいっすか?」 京太郎「俺もちょっと寂しかったしな」ナデナデ 桃子「私、京さんの手で頭撫でられるの結構好きっすよ」 京太郎「そっか」ナデナデ 桃子「えへへー」ニコニコ
https://w.atwiki.jp/natsuyaki_miyabi/pages/17.html
※ URLの確認ができたすべてのスレッドを作成順で記載しています。 2ちゃんねる内の過去ログを読む場合は "●" の購入が必要です。 1000に達せずDAT落ちしたスレッドには "*" が記されています。 不完全な外部ログには "*" が記されています。 ★プレ本スレ Buono!(ボーノ)を全力で応援しよう!part1 (外部ログ) Buono!(ボーノ)を全力で応援しよう!part2 (外部ログ) Buono!(ボーノ)を全力で応援しよう!part3* (外部ログ) ★本スレ 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part1 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part2 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part3 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part4 【桃子・雅・愛理】* (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part5 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part6 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part7 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part8 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part9 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part10 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part11 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part12 【桃子・雅・愛理】* (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part13 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part14 【桃子・雅・愛理】* (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part15 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part16 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【横浜文化祭!】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part17 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part18 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part19 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part20 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part21 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part22 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part23 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part24 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part25 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part26 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part27 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part28 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part29 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part30 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part31 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part32 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part33 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part34 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part35 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part36 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【日経辛うじて反発】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part37 【桃子・雅・愛理】* (外部ログ) 【2nd決定】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part38 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【アルバム決定】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part39 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【アルバム発売決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part40 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【アルバム発売決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part41 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【アルバム発売決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part42 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【2月6日!恋愛ライダー】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part43 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【2月6日!恋愛ライダー】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part44 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【2月6日!恋愛ライダー】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part45 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part46 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part47 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part48 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part49 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part50【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part51【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【2月20日1stアルバム発売!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part52【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【2月20日1stアルバム発売!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part53【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part54【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part55【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part56【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part57【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part58【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【イベ締切迫!】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart59【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart60【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart61【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart62【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart63【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart64【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart65【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart66【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart67【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart68【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart69【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart70【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart71【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart72【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart73【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart74【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【4thシングル大決定!】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart75【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart76【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart77【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart78【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart79【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart80【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart81【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart82【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart83【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart84【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart94【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart95【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart96【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart97【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart98【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart99【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart100【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 急告 !!! 欠落している、または不完全な外部ログの補完が望まれています !!!
https://w.atwiki.jp/girlfriendline/pages/1406.html
出会い あ、お待たせしました、って…あら〜?え〜っと、まだ先輩だけなんですか?ユズちゃん、先に行くって言ってたのに…やっぱり、一緒に来た方がよかったかなぁ。 マイページ 通常 一緒に大人しく待ってる?は〜い。 先輩〜、おはよ〜ございま〜す。 ♪〜♪〜…あっ、笛ラムネ…食べちゃった。 ユズちゃんどこで寄り道してるんだろう…? うーん…うーん…あれ、なんでしたっけ? 日直 登校 朝 おはようございます。朝から先輩に会えました…えへへ。 ロックとパンクの違いがわからなくて…先輩わかります? 先輩の背中にシールが…半額…もらってもいいですか? ふんふんふ〜ん♪ これ、今度演奏する新曲ですよ〜 今日のユズちゃん…すっごくオシャレなんですよ♪ 昼 く〜っ…お腹が空きました…はっ! ご飯の時間です。 お昼にはおそばですか? じゃあ、ユズちゃんに電話を。 ジャンジャンジャーン♪ 黒川先輩のマネですよ〜 お腹が空いたんですか? モモのお弁当食べますか? 先輩…この笛ラムネ、ゴーヤの味がしますぅ〜 夜 お腹がくーくーなってます…お腹の虫さん大合唱です。 ユズちゃんちでかき揚げソバが大人気ですよ〜。 明日も先輩に会えるといいなぁ〜♪ お酒のお使いとかありませんか? うち、酒屋ですよ。 先輩、一緒に笛ラムネで演奏して帰りましょう〜。 アルバイト アルバイトでも一緒ですね〜。あ、お父さんがうちで働けって言ってました〜 好感度レベルアップ 好感度MAX …はい、ちょっと用事を済ませてから、って言ってたので、別々なんですよ〜どこに寄るのかまでは、聞いてなくて…あんまり遅れないといいんですけど。…心配、ですか?う〜ん…大丈夫?きっと、ケロッっとして帰ってきますよ〜はい、子供の頃から、そんな感じですよ。…信用、ですか?どうなんでしょうね?そう思うのが、自然な感じなので〜 デート 約束 もちろん大丈夫です。あ、でも、長話はお母さんに怒られちゃいますよ〜は〜い、今度の予定も一緒に考えましょう〜 先輩先輩、昨日ユズちゃんがですね…うふふ…実は…うふふふ…え、用事ですか?ユズちゃんのお話とは、別ですか?はい、それはそれで、平気です。 えへへ〜、先輩の声だ〜♪あ、先輩。モモって呼んでみて下さい。お願いします♪ええっと、行けますよ。楽しみですね〜えっと…えっと…えっと…次のデートって何回目ですか?3回目から手を繋ぐって。 当日 お家を出るときユズちゃんに見つかっちゃいまして…大丈夫です。ナイショにしました。今日は2人だけのお出かけなんですよね? えへへ〜、なんだかドキドキしますよ〜 ボス戦 先輩は今日一日貸し切りなんです〜。ダメったらダメなんですよ〜 勝利 敗北 ああ〜、やだ〜。先輩をつれていかないで〜 バトル 開始 ユズちゃん、一緒に頑張ろ〜。 声援 え〜っと、とりあえずやりますか〜? 勝利 いつか先輩みたいになりたいな〜…なれるかな〜…なりたいけど足りないな〜 やっぱり先輩はすごい人なんですね〜。ユズちゃんにも教えてあげよっと。 敗北 あれれ?目にゴミが入って痛くて見えなかったんですけど…なにがあったんですか? きゅ、救急車! 119番って何番にかければいいんでしたっけ?えっとえっと〜 タッチボーナス 先輩だけですか? あらら、いない…
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6066.html
桃子(どうも、東横桃子っす……突然の告白ってどう思うっすか?私は……) 桃子「ウチの高校は駅から遠くて嫌になるっすねー」 桃子(バスは混んでるからむぎゅ……押し潰されるし、こんなときも影の薄さが嫌に、むぐっ) 京太郎「あの、よかったら座りますか?」 桃子(?……ご老人も妊婦さんもいないみたいですけど) 桃子「……もももも、もしかして私に言ってるっすか!?」 京太郎「?ああ、女子でこの混雑は大変でしょ?」 桃子「あ、ありがとうっす!」 桃子(この人、清澄の人っすよね!?私が普通に見えるっすか!?) 桃子「……清澄の麻雀部員さんっすよね?」 京太郎「そうですよ、鶴賀の東横桃子さんでしすよね。須賀京太郎です」 桃子(普通に会話できる!?しかも覚えられてるなんて……) 桃子「た、タメ口でいいっすよ!どうしてこっちに?」 京太郎「実は買い出しで……」 桃子(普通に会話……それに男子となんて、もしかして久しぶりどころか初めてじゃないっすか?) 桃子「あはは、面白いっすね……あ、着いたみたいっす」 京太郎「いつの間にか、なんだか時間が経つのが早く感じるな」 桃子「なんっすかそれ、おじいちゃんの台詞っすよ。本当に京太郎は面白いっすね、それじゃあ」 桃子(本当……こんなに楽しい『普通』、時間が経つの早すぎるっすよ。あーあ、メアドとか聞ければよかったっすねー……もう会えないかも、とか、思っちゃ……) 京太郎「桃子!」 桃子「え、京太郎!?ど、どうしたっすかバス降りるのここじゃ」 桃子(も、もしかして同じようにまた、話したいから連絡先とか思ってくれたり) 京太郎「好きだ!一目惚れした!俺と」 京太郎「付き合ってくれ!」 桃子「え」 桃子「……ええええええええっ!?」 桃子「……ッハ!?いつの間にか自分の部屋に」 桃子(そ、そうだ少し考えさせて欲しいっすって言って連絡先だけ、交換して……) 桃子「突然の告白なんてどうしたらいいか分からないっすよー!もー!」 桃子「こういう時、どうすればいいっすか?……そもそも京太郎とは会ったばかりで」 京太郎(美化30パーセント増)『あっはっはっは、おもちおもち』 桃子「そりゃかっこいいし、話してて楽しいし……あれ?断る理由ないっすね?」 桃子「……いやいやいや!そもそも一目惚れって、私のどこが……そうだ!こんな時は友達に相談っす!」 桃子「友達いなかったっす……いや!麻雀部のみんなが私にはいるっす!」 桃子「えーと、ケータイ取りだしポパピプペっと、『私のいいところってどこっすか?』」 桃子「三通しか返ってこなかったっす……」 桃子「妹尾先輩は多分メールに気づいてないっすね……」 睦月『悩みがあるなら相談してほしい』 桃子「違うっすよ津山先輩……そうじゃな、いや、でも悩みではあるっすね」 智美『モモは麻雀が強いなー』 桃子「智美先輩、そうじゃなくてこう外見とか特徴とか……」 加治木『モモは特徴がなくとも、それを逆手にとり武器にする……言うなれば特徴のないことこそが特徴に……』 桃子「それはその通りですけど!うう、どうすれば……余計こんがらがっただけっす、いや、これは悩むだけ無駄ってこと。そもそもそんなこと京太郎にしか分からない、なら私は当たって砕けていくだけっす!いや、砕けたくはないっすね」 桃子「兎に角京太郎にメール、そうだ!デートに誘ってそこで答えを出すっす!ポパピプペっと」 桃子『今度の土曜日、駅前で待ち合わせっす!』 桃子「……よし、送ったっす。あれ?妹尾先輩から返信が」 妹尾『桃子ちゃんはふくよかで可愛いよ』 桃子「……」ふにっ 桃子「ど、土曜日まで後三日!とりあえずダイエットっす!」 桃子「グロスを塗って……アヒル口ってどうやるんっすかね?い、いや別にキスを期待してるわけじゃないっすけどね……一応!一応!あ、いいものが 」 アヒルちゃんプロペラ「」 桃子「……むー?こ、こうひゅかね?」 智美「なんでモモはアヒルとにらめっこしてるんだー?」 桃子「わっひょい!?」 桃子「ね、ネイルって……今時の女子高生ってそんなことまでやるっすか?」 ゆみ「むしろ私は今までやってなかったことに驚きだよ」 佳織「駄目だよーちゃんとしないと」 桃子「うひっ、くすぐったいっすよ!」 睦月「カラコンとマスカラ、とりあえず色々揃えてみたけど……」 桃子「ありがとうございます!」 睦月「こういうのはやり過ぎても……って行っちゃった」 桃子「よし!装備は完璧っす!あとら明日に備えて寝るだけっす」 桃子「ぜ、全然眠れない」ドキドキ 桃子(だ、大丈夫っす目覚ましも三個セットしてあるし安心して寝れる……会うだけ、会うだけでそんな緊張する意味なんて) 桃子(……可愛いって言ってくれるっすかね、みんなと相談して、多分人生で一番のオシャレっす) 桃子(だ、か、ら!寝ないといけないっす!クマだらけの顔で京太郎に会うわけには……) 桃子(もしかしたら、明日から彼氏が……できるかもしれない、本当に今までだったら考えられないこと……) 桃子(あ、あはは……もう外が明るいっす……こうなったらこのまま起きてハイテンションのまま乗りきるしか……よく、考えればその方がいいっす、素面のままあったら恥ずかしくて顔みれな) 桃子「ぐう」 桃子「……んが」 桃子「……」 桃子「……」 桃子「……」 時計『待ち合わせ十分前やな』 桃子「ね」 桃子「寝坊したぁあああああああ!?」 桃子「あ、ど、どうしよう、と、とりえず顔洗って、着替え、着替え、あ、化粧……諦めるしかないっすね……と、にかく早くしなきゃ、京太郎が……」 桃子「はぁ、はぁ……急げばバスに間に合うっすね、ちょっとマナー悪いっすけど、バスの中で髪は整えるしか……」 桃子「痛っ……あ、ああ……ヒール折れたっす……これじゃあ間に合わない……こうなったらもう片方も折るっす!えい!」 桃子「ああ、もう時間が……とりあえずバスに乗って、って、なんでこんなに混んで、むぎゅ……押さないで欲しいっす、服が、今日のために用意した綺麗な服……」 京太郎「……どうしたんだろ、桃子。電話も出ねーし、なんかあったのか?」 京太郎「振られた?……いやいや!探そう、行き違いになってるかもしれないし」 京太郎「……ああ、いたいた。どうしたんだ桃子?」 京太郎(街路樹の下で、隠れるようにうずくまる桃子がそこにいた) 桃子「……今日ほど、消えたいと願った日はないっす」 京太郎「どうしたんだ?具合でも悪いのか?」 桃子「なんで怒らないっすか?遅刻したっすよ、私……遅刻して、髪もぐしゃぐしゃで、化粧もしてないし、部活のみんなで選んだ服もぐちゃぐちゃになって、背伸びして履いたヒールも折れて……」 桃子「こんな、こんなんじゃ、京太郎に会わせる顔なんて、ないっす」 桃子「私が、目立とうとしたのが間違いだったんっす、恋人なんて、誰かに、好かれるなんて、夢みたのが……」 京太郎「えーと、さ、それってつまり、いつもの桃子ってことだろ?」 桃子「……そうっすよ、いつもの、地味で、影の薄い」 京太郎「そんなことねえよ」 桃子(頭、撫でて……) 京太郎「俺は、その、なんだ、いつもの、普段の、バスで隣通し喋った桃子がとっても魅力的で、ぴかぴかして惚れたんだ。地味でもないし、影なんて薄くない、めちゃくちゃかわいい女の子だよ」 桃子(涙を流す私の顔を見て、京太郎はそう言ってくれたっす……そのとき、私が京太郎を気になっていたのは顔でも性格でもなくて……その) 京太郎「あ、また告白しちまったな……これで恥ずかしさおあいこってことでさ」 桃子(その、まっすぐに私を見てくれる眼が……) 桃子「京太郎」 京太郎「元気でたか?それじゃむぐっ!!???」 桃子「……っぷは、あ、アヒル口忘れてたっす」 京太郎「も、桃子今の……」 桃子「モモって呼ぶっすよ、だって」 桃子「恋人っすから」 京太郎「……へーへー、じゃあ買い物にでもいくか、モモ」 桃子「ってうわぁ!?お姫様だっこって……恥ずかしいっすよ……」 京太郎「お返しだ」 桃子「買い物って、どこに……」 京太郎「そうだな、服屋に化粧品……とりあえずは」 京太郎「靴屋だな」 桃子(その日、私は彼氏に買ってもらった靴を履いて帰ったっす) 桃子「と、言うわけでこれが私の告白作戦っす!同じようにすればきっとその好きな人と恋人になれるっすよ!」 咲「あーうん、もういいや、っていうか目的がなくなったというか、試合になってなかったっていうか……うぅ」 桃子「どうしたっすか?加治木先輩から恋愛相談されたときはビックリしたっすけど、大丈夫っす!他にも色々話すことはあるっすよ!」 咲「うう、部長に相談したら恋愛経験ある人紹介してくれるって言ったけどこれじゃああんまりだよ……」 桃子「代わりにと言ってはあれっすけど、ちょっと京太郎のことで聞きたいことがあって……宮永さんは幼馴染みっすから色々……」 咲「うわぁあああああん!」 カンッ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4283.html
京太郎「あ゛ー…」 桃子「うー…」 京太郎「あっち゛ぃなぁ…」 桃子「っすねー…」 京太郎「昨日は涼しかったのになぁ…」 桃子「セミでてくんじゃないっすかー…?」 京太郎「いやぁないだろー…ないよなぁ…?」 桃子「んなん知らねっすー…」 京太郎「だよなー…」 桃子「うー…」 京太郎「あ゛ー…」 …………… 桃子「…桃子の」 京太郎「ん?」 桃子「私の名前の桃子の『桃』、あるじゃないっすか」 京太郎「あぁ、うん」 桃子「何で『桃』なんだと思います?」 京太郎「えー…健康的にとかじゃねえの」 桃子「両親があまり好きじゃないからだそうっす」 京太郎「なにそれ」 桃子「栄養はあるんだし娘の名前で慣れれば好きになっていくだろうってことで桃子っす」 京太郎「えぇ…」 桃子「私がいるってことも、下手したら産んだことも忘れちゃうらしいんで全く意味なかったみたいっすけどねー」 京太郎「…」 桃子「嘘っす」 京太郎「コメントしづれーよ」 桃子「あはは」 京太郎「…」 桃子「怒っちゃったっすかー?」 京太郎「別に…」 桃子「もー、ごめんっすー。許してくださいっすー」ツンツン 京太郎「あーもーうっとおしい」ペシッ 桃子「いひひ」 京太郎「うふふ?」 桃子「え、えへへ…?」 『オーホッホッホッ!!』 京桃「「!?」」ビクッ 京太郎「誰の笑い声だ今の…?」 桃子「さあ…なんとなく龍門渕のアホ毛さんぽかった気がするっすけど…」 京太郎「まぁ…どうでもいいか…暑いし」 桃子「暑さの前にはどうでもよくなりますねー…」 …………… 京太郎「…俺の名前あるじゃん」 桃子「はい?」 京太郎「京太郎の『京』、あれは天皇のいる場所って意味で、転じて中央・中心って意味もある」 桃子「へー」 京太郎「そんで『太郎』はそのまんま、男って意味だ。だから中心になるような男にって意味らしい」 桃子「ふんふん」 京太郎「そうじゃなくとも目立つ子ならそれで良いやくらいだったらしいけどな」 桃子「割とピッタリなんじゃないっすか?」 京太郎「まぁ、それは自分でも思う時があるな…背、でかいし…金髪だし…」 桃子(割と顔も整ってますしねー)ボソッ 京太郎「ん?何か言ったか?」 桃子「何もー」 京太郎「そうか?…でもさ、俺目立つとか中心になるとかあまり好きじゃないんだよ」 桃子「あー」 京太郎「むしろひっそりと隅っことかで淡々と雑用をこなす方が性に合ってる」 桃子「解らなくもないっすけど…」 京太郎「なのにクラスとかの評価は真逆ときたもんだ…むしろ率先して雑用するもんだからさらに目立って悪循環…」 桃子「あらら…」 京太郎「俺はどうすりゃ平穏な生活を送れるんだろうか」 桃子「また別の意味でコメントしづれーっす…」 京太郎「だよなぁ…」 京桃「「はぁ…」」 京太郎「人生ってままならんよなぁ…」 桃子「ままならないっすねぇ…」 京桃「「はぁ~…」」ぐてーん ゆみ「こら」パコンスッ 京太郎「んがっ」 桃子「ぁたっ」 ゆみ「一番若い二人がへたばっててどうするんだ…まったく」 「「さーせーん…」」 ゆみ「…まぁ、その気持ちも分からんではないし今日の部活は早めに切り上げて皆でアイスでも食べに行くとしようか」 京太郎「マジっすか!?」ガバッ 桃子「俄然やる気出てきたっす!蝉でも何でもきやがれっす!」ガバッ ゆみ「急にやる気を見せるなバカ共」パコンスッ 京太郎「ぐぇっ」 桃子「あぅっ」 ゆみ「早めとはいっても時間はまだまだあるんだ。途中でへばったら承知せんぞ」 京桃「「イエス、マム!」」ビシッ ゆみ「…もういい、とっととはじめるぞ」 ウォォォォォ…! カンッ 智美「…部長って私だよなー?」 睦月「まあ…肩書き上は…」 佳織「えっと…えーっと…うん…そうだ…ね?」 智美「…ワハハ…こんなことじゃ泣かないぞー」 モイッコカンッ
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/169.html
157: 名前:海☆08/24(火) 17 57 15 「俺は、お前の好きな奴だよ」 俺は、そう言い放った。 桃子は、ますます不思議そうにしていた。 「俺は、お前と付き合ってた」 「ちょ、ちょっと待って!」 話の途中で桃子が話を止めた。 俺は急で驚き黙っていた。 「あ、あたし記憶がないのは知ってる…… けど、あたしは、あなたの彼女じゃないですっ」 「はっ……? なんで、そんな事言いきれんだよ?」 俺が、その問いを言うと桃子は頬をピンク色に染めて強く言った。 「あたしには、西希君て言う彼氏がいるんですっ」 158: 名前:海☆08/24(火) 18 11 02 「え……西希……」 「彼が、あたしが記憶が無くなる前から付き合ってた人なの」 なんの冗談だ、記憶が無くなる前桃子と付き合ってたのは俺だろ? どうして、どうして大地なんだよ。 桃子は照れくさそうに口元を緩めていた。 「そんな、違う桃子」 ガラ そう言いかけた時、病室のドアが開いた。 いきなりで驚き、俺は勢いよく後ろを向いた。 「だ、大地……」 「え、佐野?」 ドアを開けたのは、俺と桃子の過去を変えた奴。 西希大地だった。 ここから、未来と過去が大きく動くことになる。 159: 名前:海☆08/25(水) 17 20 53 「……どーなってんだよ」 俺は病室からでて西希と病院の屋上に来ていた。 そして屋上についた瞬間、大地に言った言葉。 「どーなってるも……俺は桃と付き合ってる」 「なんでだよ!!!!」 俺は大地の言葉にイラついて屋上にあったゴミ箱を思いっきり蹴った。 大地は驚いたかのように、黙り込んでいた。 けど少し沈黙が続いた後、真剣な目で俺に言った。 「お前が桃を一人にしてから、ずっと桃は寂しかったんだ それなのに……今更ノコノコ帰ってきやがってよ、そんな奴が彼氏面してんじゃねぇよっ!!!!」 大地は、そう言いながら俺の胸倉を掴んできた。 大地は何も言わなかったが目で、こう言ってるようだった。 「桃は俺もの」そう言ってるようで。 「……もう桃は俺のだ、手ぇだすんじゃねーぞ」 そう言って大地は屋上を後にした。 俺は何も言い返せず、ただ屋上に立ち尽くしていた。 状況を掴みきれない。 ただ分かるのは、俺は桃子を失った。 160: 名前:海☆08/25(水) 17 48 12 俺は桃子の病室に戻った。 桃子の病室に置いていこうと思ってた花を左手で持ち、桃子の病室に手をかけた。 「も……恥ずかしいよ」 病室から、桃子の声が聞こえた、嬉しそうな高い声で、小さく甘い声。 俺は病室のドアを、少し開けて病室の中を見た。 俺は、病室の光景に言葉を失う。 「桃……お前は俺だけのものだよ」 大地が、そんな言葉を桃子にかけて、抱きしめていた。 俺は、花を落としてしまった。 けど、拾わず走って病院からでた。 桃子の、あんな嬉しそうな顔。 桃子を笑顔にしてんのは俺じゃない。 165: 名前:海☆08/27(金) 19 36 53 ――2月17日 何気ない水曜日。 俺は病院に行くのが日課になった。 コチョウランという2月17日の花を持ち桃子の病室を開けた。 「あ、大地君っ?」 ドアを開けたとたん、桃子が笑顔を俺に向けた。 「俺は大地じゃない」そう言いたいのに小さな言葉は俺に突き刺さる。 桃子の言葉だから、衝撃を受け止められない。 俺は早歩きをして桃子の方に向かった。 そして、強く桃子の小さな肩を抱き寄せた。 「えっ! も、大地君っ……」 桃子が照れながらも俺の背中に小さな手を回したのが分かった。 嬉しい、桃子が想うのは俺じゃないけど、それでも幸せだ。 あの頃に戻ったみたいだ。 どうか戻ってほしい、俺は感情が止まらなくなって桃子をもっと強く抱きしめた。 166: 名前:海☆08/27(金) 20 04 30 「強く抱きしめすぎだよっ」 桃子が照れている可愛い声で俺の背中を優しく叩いた。 その声に俺は、はっとした。 「え、ごめんっ」 「へ……?」 俺はまた、はっとした。 声を出してしまった、俺だと言うことがバレてしまった。 桃子は口をポカンと開けながら、驚いていた。 「え……その声っ佐野く」 「言わないで」 俺は桃子が言おうとした言葉を、桃子の口に手をかぶせ止めた。 俺の手のひらには桃子の吐息がかかっていた。 それだけのこと、けど心臓はバクバクだった。 167: 名前:海☆08/28(土) 11 19 17 「悪い、騙したかったわけじゃないんだ」 俺は桃子の口から、そっと手を離した。 そして離した手を桃子の頭にのっけてポンポンと軽く叩いた。 「佐野君て、どうして毎日お見舞いに来てくれるの? ね、どうして? どうして、そんなに、あたしに構うの?」 桃子は俺の服を少し引っ張った。 そして桃子は、とても困ったように下を向いた。 「俺は、桃子が好きだ だから俺は桃子に会いに来る」 桃子の頬がピンク色に変わった。 そして下を向いていた顔が、さっきよりも深く下を向いた。 俺は、そんな桃子を抱きしめた。困ってる桃子をお構いなしに。 「佐野くっ……」 「これ……桃子にお見舞いの花」 手に持っていた花を桃子に手渡した。 そして桃子から身体を離して病室を後にした。 「あなたを愛します」 そんな願いがこもった2月17日の花。 170: 名前:海☆08/29(日) 12 15 00 ――3月13日 病室の中では桃子の母さんと父さんが話をしていた。 俺は病室の前で足を止めた。 「もう……桃子の身体は限界だそうだ」 「限界って……? この子まだ、16歳なのよ?」 どうして、と泣きじゃくる桃子の母さんの声。 桃子の身体は限界? その言葉は「死」を意味する。 どうか、どうか桃子を連れて行かないで。 それなら俺を連れて行けよ。 だから、どうか桃子俺を置いていかないでくれ。 そう思っていると桃子の母さんと父さんが病室から出てきた。 病室を出ていく桃子の母さんと父さんに頭を下げてから、 俺は病室に入った。 「桃子……」 「今の……聞いてた?」 背中を向けていた桃子が、体を俺の方に向けた。 切ない笑顔が俺に向けられた。 「ん……ごめん」 「謝らないでよ、本当のことなんだし」 桃子はヘラっと笑ってみせた、それを見て俺は思った。 今、一番辛いのは桃子の母さんでも父さんでも俺でもない。 桃子自身だ。 173: 名前:海☆08/30(月) 16 59 24 「ね、佐野君」 「……何?」 可愛い高い桃子の声に、俺は低い無愛想な声で返答する。 そんな俺に桃子は笑顔で言った。 「外に行きたい、連れてって!」 無邪気で幼い笑顔が俺に向いた。 昔も今も変わらない桃子の笑った顔。 俺は照れ笑いしつつも、真剣に言った。 「前に先生に、外出許可はだせないって言われてたろ」 「先生が、今日だけいいって言ってたもん」 お願い、と手をあわせて言った。 そんな桃子に俺は負けて、桃子を車椅子に乗せて病室を出た。 ―― 「あ~風が気持ちいいっ」 桃子は、腕を思いっきり伸ばして言った。 周りには花が沢山あるのに桃子に見せてやれないのが少し悔しかった。 「なー、空曇ってんじゃん 病室戻ろうぜ」 「もうちょっといいじゃん!」 そう言い俺の言葉を無視して、また腕を伸ばして風を満喫していた。 俺が、もう一度桃子の身体を気遣い病室へ戻ろうと言いかけた時に、頬に冷たいものがあたった。 365日. 続き10
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2914.html
桃子「ねえ、きょーさん」 京太郎「どうした?」 桃子「きょーさん、きょーさん」 京太郎「ん?どうしたんだモモ?」 桃子「きょーさんが初めて見つけてくれたときのことですけど」 桃子「きょーさんは私をどうやって見つけたっすか」 京太郎「そりゃあ、そんな立派なおもちが……ってヤベ」 京太郎「ち、違うんだモモ。なんと言うかだな……その」 桃子「どーりで話してくれなかったわけですか」 京太郎「いや、その……あはははは」 桃子「笑ってもごまかされないっす」 桃子「きょーさんのエッチ、変態、幻滅っす」 京太郎「ごめんなさい」 桃子「クスッ」 京太郎「……モモ?」 桃子「いや、おもち大好きなきょーさんなら私がまたみえなくなっても」 桃子「そのおもちレーダーで探し出してくれそうだなって」 桃子「そう考えたら可笑しくなってきたっす」 京太郎「…………それはようございました」 桃子「もしかしたらきょーさんもステルスを使えるかも」 桃子「ほら、最近は影が薄いし」 京太郎「おいばかやめろ」 京太郎「でも使えたら使えたでいいかもな」 京太郎「誰にも気づかれずに雑用をコンプリート、とかもおもしろそうだ」 桃子「……確かにそうっすね」 桃子「でも私の前でそれを言うとはどれだけデリカシーないっすか」 京太郎「あー、それはすまん……でも話をふったのはモモだぞ」 桃子「それもそうっすね」 桃子「でもお仕置きっす」 京太郎「ぐぇっ、ちょ、ヘッドロックはやめろ胸当たってるって」 桃子「ほほぉ、さすがのきょーさんも余裕がないっすか」 桃子「普段おもちおもち言ってるわりには初心っすねえ」 京太郎「うっさい、嫁入り前の娘っ子がはしたないぞ」 桃子「……あんたは私のお父さんっすか」 京太郎「でも本当にステルス体質があったら麻雀部にはいないかもな」 桃子「どうしてっすか」 京太郎「ほら、俺たちが入部したのって加治木先輩のおかげだろ」 京太郎「校内まわってて通りかかったところで誘われなかったとしたら、さ」 京太郎「たぶんここにはいないだろうからな」 桃子「あー、あれは酷かったっす」 桃子「まさか麻雀初心者のきょーさんにとばされるとは考慮してなかったっす……」 京太郎「おう、あの時のダブル役満で衝撃受けて入部したからなあ」 桃子「ビギナーズラックだったもんでいまじゃ鳴かず飛ばずっすけど」 京太郎「それはいわない約束のはずだろ!」 桃子「あ、でもとんではいるから鳴かずとび……」 京太郎「はいはいわかったわかった話をもどそうお願いだから、ね?」 桃子「えー」 京太郎「えー」 京太郎「で、本題に戻るとだ。ステルスだったらここにいなかったわけでな」 桃子「まあそーっすね」 京太郎「案外ばら色の高校生活を楽しんでいたり!」 桃子「四畳半神話大系的なオチしか見えないっす」 京太郎「いいだろう!思うくらいさあ!」 桃子「じゃあ五百歩ほど譲ってばら色の生活をきょーさんが送れると仮定して」 京太郎「……五百歩も譲ったのに仮定なんだな」 桃子「これでも譲歩してるっす」 桃子「そうですね……バスケ部、とかどうっすか?」 京太郎「バスケ部か……確かに俺のタッパとステルスの組み合わせはいいかもな」 京太郎「こう、姿を消してボールを奪い、ゴールにシュートッてな具合で」 桃子「似たようなものを週刊誌で見たような気が……」 京太郎「気にすんな。でもこればら色っぽいな」 桃子「ばら色っぽいっすね」 桃子「スタメンじゃなきゃ意味ないっすけど」 京太郎「うぐっ」 桃子「でもその時はだれが私を見つけてくれるっすか?」 桃子「薄情なきょーさんはバスケで忙しいでしょ?」 京太郎「加治木先輩じゃないか?教室の入り口で、こう」 京太郎「”君がほしい!”とか叫んでみたり」 桃子「ノーウェイ、ノーウ……いや、唐突にやりかねないような気がしてきたっす」 京太郎「……俺もだ。でも加治木先輩ならしかたないと思う俺もいる」 桃子「きょーさんよりも精神的にはるかにイケメンっすからね」 京太郎「そもそもあの人に勝てる男子高生はなかなかいないと思うぞ」 桃子「自慢の先輩っす!」 京太郎「そうだな」 京太郎「うわ、雨が降ってきたな。そろそろ帰ろうぜ」 桃子「傘は持ってるっすか」 京太郎「午後は100%って言ってたしな。持ってこないやつとかいないだろ」 桃子「…………」 京太郎「もしいたら常識無いかよほどの間抜けだな」 桃子「……………………」 京太郎「そうだろモモ……っておいおいまさかおまえ」 桃子「じょーしきなくて、まぬけのポンコツで悪かったっすねぇきょーさんや」 京太郎「べ、弁明を。弁明をさせてくれっ!それにポンコツとは一言も……」 桃子「もんどーむよーっす!」 京太郎「あのさ、モモ」 桃子「…………」 京太郎「怒るのはわかってる。知らなかったとはいえモモに失礼なことを言った」 桃子「…………」 京太郎「傘を返せとは言わない。いっしょにいれてくれるだけで俺は十分だ」 桃子「…………」 京太郎「だからさ、あの、その……もうちょっとだけつめてもらっても」 桃子「敗者は勝者に従えっす」 京太郎「アッハイ」 桃子「ねえ、きょーさんきょーさん」 京太郎「ん?どうしたんだモモ?」 桃子「もし私のステルス体質がひどくなって」 京太郎「うん」 桃子「先輩や友達にもわからなくなって」 京太郎「…うん」 桃子「カメラぐらいでしかわからなくて、声もとどかないほどになってしまったら」 京太郎「……うん」 桃子「それでも……それでもきょーさんは私を見つけてくれるっすか?」 京太郎「………………」 桃子「…………そう、っすよね。やっぱり無理なもんは無理っす!」 桃子「だ、だから今のは忘れてほし……」 京太郎「……モモ、おまえ実はバカだろ」 桃子「ば、ばかってなんすか。人が真剣に話を……」 京太郎「そこがバカだって言ってんだよ」 京太郎「いいか?お前の心配するようなことは絶対に起きない。その理由は3つだ」 京太郎「1つめはそうなるまで俺がおまえを放っておかないことだ」 京太郎「おまえにそんなことがあったら医者だの神社だのまわって絶対に治してみせるぜ?」 京太郎「いやがってもふんじばって連れていくからな」 桃子「で、でも治らなかったら……」 京太郎「だから2つめの理由。俺はな、お前が想像してる以上に自分の幼馴染を大切におもってるんだぜ?」 京太郎「もし見失うようなことがあったとしても草の根かき分けてでも見つけてやるさ。」 京太郎「お前が見えていても見えなくても。どんな場所にいようとも、な」 桃子「……そうっすか」 桃子「じゃあ約束っすよ?土壇場で”やっぱやめた”なんて無しっすよ?」 京太郎「当たり前だ!この男京太郎に二言はない!」 桃子「ふふっ、じゃあ絶対っすよ?私の王子さま」 京太郎「もちろんですよお姫さま」 桃子「なんか恥ずかしいっすね………」 京太郎「うっさい、一番恥ずかしいのは俺だ!」 桃子「あ、そうそう」 京太郎「どうした?」 桃子「結局2つしか言ってなかったなあって」 京太郎「……うぐっ」 桃子「3つめはなんだったんすか?教えてほしいっす」 京太郎「……いや、その、あのだな、モモ」 桃子「なんですか?」 京太郎「………怒らない?」 桃子「どうして怒る必要があるんすか?ほら、はやく」 京太郎「……そのな、あれだよあれ」 桃子「あれってなんですか。もったいぶらずに教えてほしいっす」 京太郎「おもち」 桃子「はいっ?」 京太郎「だからおもちだよおもち!胸のことだよ!」 京太郎「おまえが見えなくてもおもちを当ててくれればすぐわかるってな…アハ、アハハハ」 桃子「笑ってもごまかされないっすよ!」 桃子「きょーさんの助平!最低!おもちソムリエ!」 京太郎「申し訳ございません」 桃子「ちょっとでもかっこいいと思った自分が悔しいっす!私の純情を返してほしいっす!」 京太郎「まじですいませんでした!反省してます!」 桃子「…………」 京太郎「…………」 桃子「くふふふっ」 京太郎「あはははっ」 京太郎「雨もすっかり止んだな」 桃子「そうっすねー」 桃子「…………でももうちょっと降っていてほしかったかも」 京太郎「どうした?」 桃子「いやー、私の胸しか触ったことのないであろうきょーさんが本当に私だとわかるのかなー、と」 京太郎「あ、あたりまえだ!俺はおもちマイスターだぜ?そりゃあもう触りまくりに決まってんだろ!」 桃子「真っ赤っすよ、顔。それに揉むじゃなくて触るって言うあたりきょーさんは本当に初心だなあ」 京太郎「うるせーよさっさと帰るぞ」 桃子「私の揉むっすか?」 京太郎「い、いらねーからそんなのまじでいらねーから」 桃子「かわいいっすねえ、きょーさんは」 京太郎「男にかわいいとかいうな!」 桃子「きょーたろー!」 京太郎「どうした?モモ」 桃子「だーいすきっすよ!」 カンッ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4921.html
京太郎「あちーなぁ…」 桃子「そうっすねぇ…」 京太郎「そういやアイスまだあったよな?」 桃子「多分、4、5本くらいは」 京太郎「…食うか!」スクッ 桃子「異議なーし」ヒラヒラ …………… ごそごそごそ 京太郎「そういやお前の好みの味って何?」 桃子「文脈的にアイスのことっすよね?だとすると…うーん…」 京太郎「やっぱ桃味?桃子だけに」 桃子「桃子だけに桃味が好みって短絡的すぎないっすか」 京太郎「わかりやすくていーじゃん」 桃子「えー…」 京太郎「で、実際どうなんよ?桃味は好みではあるの?」 桃子「あまり好きではない方だったと思うっすけど…そもそも好きとか嫌いとか以前の問題っすかねー」 京太郎「と、言うと?」 桃子「昔っからそういういじられ方したんであんま食べたことないっす」 京太郎「まじか」 桃子「まじっす」 京太郎「ごめん」 桃子「気にしてないっす」 ごそごそごそ 京太郎「…ってお前今までまともに話しかけられないっつってたんだから実はいじられすらしてねーだろ」ピタッ 桃子「ばれたっす」 京太郎「この野郎」 桃子「でも元ぼっちの傷えぐられたっす」 京太郎「ごりっとやっちゃった?」 桃子「やられたっす」 京太郎「ごめん」 桃子「気にしてないっす」 京太郎「ほんとか?」 桃子「今はみんながいるっすから」 京太郎「ちょっ、そんなこと言われたら恥ずかしいだろ」 桃子「誰もその中に京さんが入ってるとは言ってないっす」 京太郎「桃子貴様」 桃子「冗談っす」 京太郎「まったく…ソーダでいいか?」 桃子「シンプルイズベストっす」 京太郎「いいってことね。ほいっ」ポイッ 桃子「おっとと…」パシッ 桃子「さんきゅっす」ペリペリ 京太郎「いいってことよ」ペリペリ 桃子「はむはむ」シャクシャク 「ん~♪火照った体にアイスはサイコーっすねぇ♪」 京太郎「そうなぁ」シャクシャク 桃子「そういえば京さんは何味にしたんすか?」 京太郎「これか?さっき話題に出してたとこだし丁度あったから桃味にしてみた」 桃子「ふーん…」 京太郎「どした?」 桃子「…京さん、そのアイス一口もらっていいっすか?」 京太郎「え?さっきあんま好みじゃないって言ってなかったか?」 桃子「まぁまぁいいじゃないっすか。気まぐれっすよ、気まぐれ。私のも一口あげるっすから」 京太郎「まぁいいけどよ…」 桃子「はい、あーん」 京太郎「はむっ…うむ、ばっちりソーダってるな。お返しにほい、あーん」 桃子「ぁむっ…」 京太郎「どうだ?」 桃子「うーん…やっぱりあまり好みじゃない感じっすけど…」 京太郎「けど?」 桃子「いまなら、なんとなく好きになれそうっす」ニヘラ カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2375.html
京太郎「……」テクテク 桃子「……」ヒタヒタ 京太郎「……なぁ」ピタッ 桃子「はいっす」ピタッ 京太郎「なんで俺の後ろを付いてくるんだ?」 桃子「…暇だから……っすかね」 京太郎「暇ねぇ……あのいつも一緒にいる…加治木さんはどうしたんだ?」 桃子「………先輩ならそっちの部長さんに奪われたっす……」 京太郎「…すまねえ。そうだった」テクテク 桃子「いえ、気にしてないっす」ヒタヒタ 京太郎「でもってなんで俺なんだ?」 桃子「何がっすか?」 京太郎「いや、なんで暇だからって俺に付いてきてるんだ?」 桃子「私が影薄いのは知ってるっすよね?」 京太郎「ああ」 桃子「あの日……初めての失恋を経験した日、雨の中ただ呆然と歩いていた私を見つけられたのは京さんだけだったっす」 京太郎「…そういや以前死んだ顔してた時に会った事があったな」 桃子「…見つけてくれただけじゃなくて、傘を貸してもらったり心配してくれたり……人の優しさに触れたのは久しぶりだったんで感動したっすよ」 京太郎「あの日の東横さんは放っておけなかったからな。それにそんな大それた事した訳じゃないんだから気にしなくてもいいよ」 桃子「…京さんは優しいっすね。こんな男気がある人初めて見たっす」 京太郎「俺はただお節介なだけだよ」 桃子「…決めたっす!」 京太郎「ん?」 桃子「京さんは、その…彼女とかいるっすか?」 京太郎「いる!……といいよね」シクシク 桃子「じゃあ、いないんすね!」 京太郎「はっきり言わないでくれ、悲しくなる」シクシク 桃子「京さん!」 京太郎「(ぴたっ)んー?」くるっ 桃子「私、東横桃子は京さんの事がす、す、(ゴクリ)好きになったっす!///こんな!……こんな私で良ければ、付き合って欲しいっす…///」 京太郎「っ!?ほ、本当に…?」 桃子「…こんな事、冗談で言えないっす…///」 京太郎「…あの、ごめん」 桃子「…やっぱり駄目っすか……」 京太郎「あ、いや、そうじゃなくて。ただその……俺さ、東横さんの事よく知らないしさ…」 桃子「今から知っていけばいいっす」 京太郎「ああ、だからもっと親密になってから返事してもいいかな?」 桃子「付き合い出してから親密になっていけばいいっす」 京太郎「えっと、それに東横さん可愛いからさ、俺なんかよりも良い奴がいるかもしれないよ?」 桃子「…っ!!やっぱりお断りって事っすね」 京太郎「そうじゃなくて、もっと時間を置いてって意味で…」 桃子「さっき言ったっす!私は京さん以外の人には見えないって!私には!……私には京さんしかいないんすよ……見捨てないで欲しいっす……」ポロポロ --この時俺は思った。ああ、この子には俺がいてやらなければいけないなって。だから-- 京太郎「(ぎゅっ)…俺さ、女の子と付き合った事なんて無いぜ」 桃子「私も無いっす」ぐすっぐすっ 京太郎「かなりスケベだぜ?」 桃子「私も結構スケベっす」ヒク 京太郎「そんなに優しくないかもしれないぜ?」 桃子「大丈夫っす、京さんは優しいっす」ぐすっ 京太郎「……ありがとう。こんな俺なんかで良ければ恋人として宜しくお願いします」 桃子「…!はい!」 カンッ
https://w.atwiki.jp/tomoka10984/pages/102.html
SR上位報酬カード、鬼の大将役として出演。律子・やよい・ジュリア・桃子・春香・莉緒と競演。 「鬼ヶ島の宝物を我が物にしようとは…まったく、油断も隙もありませんね~♪」 「鬼ヶ島の宝物庫を空っぽにしてしまうつもりですか~?敵ながらあっぱれですね~♪」 「うふふ、よく頑張りましたね~?私から直々に、ほうびをとらせてさしあげましょう~♪」 桃子「よ~し、このまままっすぐ進めば鬼ヶ島の玉座ね。鬼退治なんて、桃子にかかれば楽勝なんだから!」 朋花「うふふ、それはどうでしょう~?」 桃子「…………ああっ!?討伐隊の人達が、やられちゃってる!?」 桃子「しかも、なんでやられてるのに、ちょっとうれしそうなの!?」 朋花「ふふふ、あなたが桃子姫ですね~。私が鬼ヶ島の女王、天空橋朋花です。歓迎いたしますよ~♪」 桃子「人や動物を、鬼に変えちゃうなんて…。どうしよう、このままじゃ桃子まで鬼にされちゃう…!」 朋花「さあ、桃子姫。あなたもこの鬼ヶ島の一員になりなさいな~。」 桃子「も、桃子は人間だもん。鬼になんてならないよ!」 朋花「果たして、そうでしょうか~?鬼ヶ島の鬼達も、元は動物や人間だったのですよ~」 朋花「彼らは皆、鬼の女王の威光にひれ伏し、鬼の一族となったのです~♪さあ、あなたも…♪」 桃子「後ろの扉が開いた!?まさか、鬼の軍勢が…!?」 やよい「女王様、ただいまかえりましたー!歓迎会の買い出し、いーっぱいしてきましたよー!」 やよい「あ、桃子姫!ちょっと待っててね、すぐに歓迎会の準備をしちゃいますー!」 桃子「か…歓迎会?何の話なの?桃子は、鬼退治に…。」 やよい「もー、ケンカしたらダメでしょ?それより鬼も人もみんな、おいしいものを食べて、仲良くしましょー!」 朋花「それもそうですね~。一生懸命戦って、みなさんお腹が空いてきたころでしょうし…。」 朋花「ここは休戦、としましょうか~。やよいちゃん、歓迎会の準備、よろしくお願いしますね~。」 やよい「うっうー!かしこまりました!鬼のみんなも討伐隊のみなさんも手伝ってくださーい!」 桃子「えっ、ちょっと待って!…桃子は鬼を退治するはずだったのに、どうしてこうなったのー!?」 莉緒「ふぅ~、終わった終わった!けどせっかく鬼の役だったのに、ちょっと暴れ足りないわね~?」 莉緒「天空騎士団を相手に大立ち回りのつもりだったんだけど…あ、ウソウソ。冗談だからこわがらないの♪」 桃子「はあ…。桃子、せっかく主役に抜擢されたと思ったのに、こんなグダグダになっちゃうなんて…。」 桃子「だいいち、これなら豆なんていらなかったじゃない…ブツブツ。」 朋花「さあさあ、打ち上げですよ~。桃子ちゃんも、私の特製恵方巻きを召し上がれ~。…あーん♪」 桃子「うう…も、桃子は、食べ物なんかでごまかされたりしないんだから…んっ!…お、おいし…………はっ!」 朋花「おいしいですか~?おかわりはまだまだ、たくさんありますからね~。」 桃子「…………そ、それより!朋花さん、演技上手なんだね。本物の鬼みたいだったよ!」 朋花「うふふ、ありがとうございます~。桃子ちゃんに褒めていただけるとは、思ってもみませんでしたよ~?」 莉緒「あーあ、桃子姫ってば鬼の女王に手懐けられちゃったわね…。でもコレ、おいしいから仕方ないわね♪」 桃子「…桃子は別に、鬼の女王に負けたわけじゃないからね!恵方巻きで買収されたんでもないんだから!」 桃子「…やっぱり、天空騎士団の人達で討伐隊を組織したのが間違いだったんじゃ…。」 朋花「うふふ。騎士団のみなさんと私の絆は、たとえ敵味方に引き裂かれたとしても、不滅なんですよ~♪」 桃子「…お兄ちゃんは、これはこれで新鮮でいいって言ったけど…、桃子は納得してないからね!」 桃子「こんなの、桃子の女優としてのプライドが許せないの!次は絶対、ちゃんとした劇にするんだから!」 最上位レアフェス 登場時メッセージ 朋花「どうやら鬼ヶ島の女王たるこの私が、直々に手をくだす必要がありそうですね~♪」 朋花「さあ、共に子豚ちゃん達の歓喜の声を聞き届けましょう~♪」 思い出完成時メッセージ 朋花「鬼ヶ島の宝物を我が物にしようとは…まったく、油断も隙もありませんね~♪」 朋花「鬼ヶ島の宝物庫を空っぽにしてしまうつもりですか~?敵ながらあっぱれですね~♪」 朋花「うふふ、よく頑張りましたね~?私から直々に、ほうびをとらせてさしあげましょう~♪」 福田のり子ボイスメール2 「鬼の役でも、やっぱりみんなカワイイなぁ♪やよいは買い物袋を提げてるし、律子さんは家計をやりくりしてるし、なんだか、普段の劇場にいる姿とあんまり変わらないね。…あぁ…朋花も、ラスボスの鬼として、貫禄たっぷりだけど…ある意味、いつも通り…かな、アハハ…。……いやぁ~、鬼を怖がりながらも健気に頑張る桃子は、思わず応援したくなっちゃうなぁ~♪…ほら、プロデューサーも!ぼーっとしてると、豆をぶつけちゃうぞ!そりゃー!」