約 2,121 件
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/106.html
2スレ目 250-261 休前日の夜 定時に仕事が終わり、私服に着替える。 仕立のよい、柔らかい素材のワンピース。この日のために選び抜いた勝負下着は極上の絹だ。 「・・・セオリーよね」 一泊のお泊りセットを持って、駅へ向かう。早上がりだった手塚が、オープンカフェで自分を待っているはずだ。 いた。 整った顔立ちに、鍛えぬいた身体。コーヒーを片手に本に集中している手塚は、かなり目立つ。 ちらちらと、視線を送る女性がいることに気がつかないのか、気がついていても無視しているのか。 そっと後ろから近づこうとしたが、気配を察したのか手塚が顔を上げた。 眩しいものを見るように、目を細める。「おつかれ」読んでいた文庫にブックマークをはさみ、ビジネスバッグの外ポケットに丁寧にしまう。 「移動に時間がかかるんだ。急がせて悪いけど、行こう。」 立ち上がり際に柴崎の手荷物をとってくれる。・・・スマートだわ。 唐突に、堂上夫の見舞いに行ったときの光景がよみがえった。人に歩調を合わすなんてしたことない人だったのに。 ふふ、と笑う柴崎に、2人分の切符を取り出しつつ手塚が怪訝な顔をする。「なに?」 「手塚も大人になったなぁ、と思って」 照れ隠しに、手塚の腕に自分の手を絡めた。 基地から電車をのりかえつつ、2時間弱かかって2人が到着したのは、北鎌倉だった。 駅前のレストランバーでおそい夕食をすませ、ここからは、タクシーだ。 柴崎は観光で鎌倉を訪れたことはあるといっていたが、まったく土地勘はなさそうだ。 手塚は手馴れた手つきで、カードキーと暗証番号を入力し、柴崎を案内する。 「ねぇ、ちょっと。これ、普通の分譲マンションじゃない?」 不審顔の柴崎は、エレベーターに乗るのを躊躇している様子だ。 「親戚の持ち物なんだけど、今マレーに駐在中で。」手を差し出して引き寄せる。 ポカンとしている柴崎がかわいらしくて、キスをしたい。・・・セキュリティカメラで中継されてちゃできないな。 「ときどき空気の入れ替えにきてるんだよ」 勢いで外泊宣言をしたものの、どうすればいいのか正直相当頭を悩ませた。 柴崎を喜ばせるにはどうすればいいか。 ねらいは、外れなかった、と思う。 招き入れたリビングの、突き当たりに見える夜の海に柴崎がベランダで声を上げている。 「うわぁ、すごいね、すごい眺めだね、手塚!」輝く瞳と満面の笑み。 窓という窓をあけ、電灯や家電の機能を一通りチェックして、リビングにもどるとまだ、柴崎はベランダにいた。 手すりに寄りかかり海風に髪をなぶらせている後姿をそっと抱きしめた。 どちらからともなく、唇をあわす。 唇を離すと、少し気まずい間があいた。 手塚の胸元に頭をあてる。「首がいたいわ。精一杯伸ばさないと届かないから」 「俺も。あちこち折りたたまないと、とどかない」目を合わせて、くすくすと笑う。 「・・・シャワー使う?」手塚の声が、湿り気を帯びて耳に届く。 ソファでくつろぐ手塚の後姿を、ちょっとだけ、恨めしげににらんだ。 実は、鎌倉へ行くと聞いてリゾートホテルか老舗旅館に泊まると思い込んでいた。 浴衣常備と思っていたので、夜着など持ってきていない。 初めて抱き合うと言うのに。 全裸にタオル・・・手馴れているみたいで絶対やだ。かといって、ワンピースを着直して出るのは不自然だ。 ・・・これじゃあ、笠原とレベル変わらないわ。 浴室で途方にくれていると、ノックの音がした。「大丈夫?」引き戸は開けずに、手塚が声を掛けてきた。 「ホテルじゃないなら、先に言ってよ・・・こんなときなのに着るものがないなんて、間抜けにもほどがあるわ」 扉の向こうで、手塚が声を上げてわらう。 「笠原と同じレベルってことに気がついて、目の前真っ暗よ」自分も可笑しくなってきて、声を合わせて笑った。 手塚の気配がいったん消えて、戻ってくると、細く引き戸が開けられて、Tシャツが差し出された。 「ないよりマシ、だろ?」素直に受け取って、かぶる。 やっと、浴室から出てきた柴崎をみて、おもわず半身引いてしまった。一言で言うと、扇情的。 実際何サイズ違うのか半そでシャツと言うのに肘まで隠れてしまっているし、襟ぐりは大きすぎて、鎖骨が完全に出てしまっている。 テニスのスコートぐらいのすそから細く白い足がすっきりと伸びる。 タオルに包まれた頭はたぶん、バツの悪さを隠すためだ。 「・・・ありがと」そそくさと手塚の前を通り過ぎてリビングのローソファに座り込んで、ひざを抱えるさまも可愛らしいじゃないか。 手早くシャワーを浴びて出ると、柴崎は同じ格好で窓の外を眺めていた。 くしゃくしゃと頭を撫でてから、腕をつかんでローソファの上に立たせると、二人の背丈はほぼ同じになった。 「これなら、首が痛くならない」 まだちょっと、むくれた顔に手を添えて、キスをする。最初は唇を合わせるだけ。歯列を割り、より深く。 柴崎の二の腕が、するりと首に巻きついてきた。細くて、柔らかい感触。 細い背中に手をまわすと、ぬれた髪の感触が手にまとわり付いてきた。 「・・・ん」少し、身をよじって唇を離す。柴崎の、下唇が濡れてひかっているのがたまらない。 ひざ裏をかかえて横抱きにし、宝物を運ぶように、寝室へ移動した。 ・・・俗に言う、お姫様だっこよね、これ。 なんだかとても恥ずかしくなり、手塚の首にしがみつく。 「じっとしてないと、落ちるよ」手塚の声がつま先まで響き渡って、それは性的な刺激に直結するので、耳まで血が上ってくるのが自分でもわかる。 処女じゃあるまいし、どうしてこんなに動揺しなきゃいけないの! 自分だけ恥ずかしいのは悔しいので、すぐそばにある耳たぶに吸い付く。 反対側の耳も、手でなぞる。「ぁ、こら、柴崎」上ずった声はすごくセクシーで、耳に甘い。 欲望をストレートに感じさせるのに、ちゃんと自制する。 この抑制することを覚えている男をのたがを、はずしてみたい。 首筋へ唇を移す。少し下がると、あのときの傷がある。 すぐ近くにもうひとつ。順番に傷を確かめながら指と唇を這わす。 時折、息を詰めたり、ため息をつく手塚が愛おしい。 いつの間にか、ベッドに下ろされていることに気がついて驚いた。 そおっとTシャツの中に入り込んできた手は大きくて暖かかくて、決して私を傷つけることなく肌の上を移動していく。 こんな風に大事に扱われたことなんか、ない。 泣きたい気分でもう一度手塚の首に手をまわし、引き寄せてキスをする。何度も。 Tシャツを脱がせてしまうと、間接照明の中に上品な光沢の下着に包まれた柴崎の肢体が浮かび上がる。 「明かりを落として」柴崎は恥らって目を合わせようとしない。 肌をいためないように下着を取り払う自信がなくて、指先が震えた。 「いやだ。」ブラジャーを取り外すと、形の整った乳房がまろびでた。 「ちゃんと、見たい。」 なんの刺激も与えていないというのに、先端がつんと立ち上がっているのが見えた。 無意識に隠そうとする柴崎の手をとって、バンザイをするように固定する。 その手首の細さと、自分の身体の中にすっぽりと納まってしまう身体。 全てがやわらかい曲線で構成されていて、想像以上に細くて、白くて、息を呑む。 力加減ひとつで、簡単に壊してしまいそうだ。 「・・・手塚」 かすれた声に視線を顔に移すと、泣き出す寸前のような潤んだ瞳で見つめられていた。 吸い込まれるように唇を貪り、細い腰に手を回した。 触れる柴崎の身体は、どこもかしこも柔らかくて、しっとりと手に馴染む。 おずおずと胸を這う唇や、ゆっくり大腿の内側を撫でる手が、じわじわと私の体温をあげていく。 なんというか、その。・・・気持ちがいいのよ、とっても。 私は今まで性行為で具体的に快感を感じたことはなかったのだと、改めて実感する。 絶えず与えられる電流のような刺激に耐え切れず、吐息が押し出されていく。 足の間に入り込んだ手塚の手が、繊毛を柔らかくかきわけ充血した襞をかきわけて最奥に到達する。 そこは、自分でも分るほど熱く、潤ってしまっている。 あぁ。気持ち・・・いい。 繊細な指の動きに、思わず口にした素直な言葉に手塚の手が止まった。 「やめないで」 上目づかいでこちらの反応をうかがう、その眼差しは子犬のようでいたいけ。 思わず手塚の頭に手をやって引き寄せる。 この人にも私と同じように気持ちがよくなってほしい。 引き締まった背中の筋肉に沿って、指を滑らす。 手が届かなくなるところまで背骨に沿って指を下ろしていくと、肩甲骨の下辺りを通り過ぎたときに手塚の腰がぴくっと動いて、大腿に当たった。 それは昂ぶっている、と分かる感触を残してはなれていき、満ち足りた気分になった。 怒張した自分自身に触れられて、その大胆さと刺激の強さとに慌てた。 形をさぐるように、細い指が行き来する。 「すごいわ、手塚」 ため息のような吐息が胸元に当たる。胸元に吸い付く唇の感触に怒張の勢いが増す。 これ以上触られていたら、呆気なく果てそうだ。そうじゃなくてもいい様に焦らされ続けてきたことだし。 片膝の裏に手を入れて持ち上げる。ぴく、と白い腿が痙攣しているのが目に入った。 身体の下で待ち受ける小柄な身体は体重をかけると壊してしまいそうで、躊躇してしまう。 視線を合わせて、柴崎が微笑む。「大丈夫、案外タフにできてるのよ」 ・・・お見通しか。 「手塚が与えてくれるものなら、何でも受け止めるわ。大丈夫よ。」 何があっても、この愛おしいひとに苦痛をあたえることがあってはいけない。 大事にする、と誓ったのだ。 ゆっくりと彼女を損ねることがないよう、ゆっくりと足の間に割り入っていく。 よく潤った泉は、まるで誘うように奥へ奥へと導いてくれる。 「ん・・・あ」 仰け反る柴崎の白いのどに目がくらみ、包み込まれる快楽に全身から汗が噴きだした。 予想以上にきつい。自分の胎内は、手塚のモノでいっぱいに満たされている。 さっき、この手で確かめたとき、実は大きさにたじろいだことは、手塚に黙っておこうと思う。 ゆっくりとコトを進めてくれるのはうれしいのだけど、そのもどかしさとか、恥ずかしさが私の快楽の後押しをしていることに気がついているのかしら。 やっとのことで胎内に手塚を納めて、一息つく。 手塚はすぐには動かずに、感覚がなれるのをまってくれている。やさしさに、泣きたくなる。 もう大丈夫。言葉には出さず、背中にまわした手に力をこめた。 「ちょっとだけ、力ぬいて」 耳をなぶる手塚のかすれ声に、どぎまぎしてしまう。 「そんな風に、しっかり締上げられたら、俺、もたない」 切なげにゆがむ表情と、切羽詰った声。 その時初めて、手塚に余裕がなくなっていることに気がついた。 全身がしっとりと汗にぬれ、目が潤んで光っている。 どうしようもなく欲情して、自分から手塚の腰に、足をからめた。 ゆっくりと、自身を引き抜く。 「ん。・・・・は・・・・ぁ」おしころした吐息が耳に甘い。 柴崎の両足をしっかりと抱えこみ体勢を整えて、もう一度彼女の中に押し入いる。 「あぁっ」 十分に深いところまで入り込み、ゆっくりとしたストロークで動きはじめた。 のけぞる白い肌に唇をよせ、夢中で吸う。 横から果実のような乳房に手をかけると、不自由な体勢で柴崎が身をよじり、その瞬間ひときわ大きな嬌声が上がった。 おもわず動きをとめて彼女の顔を覗き込んだ。 浅い呼吸と濡れた瞳、半開きの唇とむせるような彼女のにおい。 赤く上気した顔は、快楽をはっきりと浮かべていて、たとえようもないくらい美しい。 「じらさないで、お願い」すがり付いてくる柴崎の手が煽るように背中で蠢いた。 リミッターが、振り切れた。 次第に早くなる抽送のペースを、自分で制御できない。 絶え間なく柴崎の唇から漏れ出す吐息が自分の名を呼んでいることを聞き取ったとき、限界が訪れた。 静かな室内に、海風が吹き込む。 夜に冷やされた風は、熱い時間をすごした2人の体をすこしだけ冷まして吹き抜けていった。 すっぽりと手塚の腕の中に包まれているのは、なんて気分がいいのだろう。 初めて身体を重ねたというのに、この満足感は何なの? わたしは、今までこんな穏やかな愛情を持てるとは思っていなかった。 感謝をこめて、回された手に口付けを落とす。 「柴崎?」 耳に注ぎ込まれる声はあまりに近く、甘い。 「ありがとう、大事にしてくれて、っていうキスよ」 回された手に、力がこめられる。心地よさに、眩暈がする。 ちゃんと、幸せね、わたし。 すうすうと寝息を立てる柴崎の髪をそっと梳く。 いままで、付き合ってきた女性たちに、つくづく申し訳ない。 自分がいかにいい加減な人間関係を結んできたか、よく分かった。 こんな気持ちを持てたのは、この腕の中の人のおかげだ。 感謝したいのは、こっちだ。 室内に吹き込む海風が彼女の体温を奪いはしないか、心配になって立ち上がる。 窓を閉めて、カーテンを引き、再び彼女のいるベッドへ戻る。 起さないように隣に滑り込むと、細い手があたりを探るように動いていた。 引き寄せられるように彼女の手に自分の手を重ねると、するっと腕ごと巻き込まれて再び抱え込む格好になった。 その仕草が幼くて、思わず頬が緩む。 柴崎の寝息に呼吸を合わせていると、幸せな眠りがすぐに訪れた。
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/50.html
1スレ目 327 牛乳に相談だ 郁がごくごくと牛乳を飲んでいた。 「アンタ、風呂上がりにいっつも飲んでるわよねー」 呆れ顔の柴崎に 「いいじゃん!別に」 と郁が言い返す。 「駄目とは言わないけど・・・ もしかしてアレ?牛乳飲んだら胸が大きくなるってやつ」 「うるせーわよ」 それでも牛乳を飲んでいる郁に、柴崎はふと思い付いたように呟いた。 「アンタ・・・まさかいつも牛乳飲んでるからそんなに身長伸びたんじゃ・・・・・・?」 「・・・・・・」 夜は更けていく。
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/67.html
1スレ目 554-562 「郁……」 甘い声が耳もとをくすぐる。 「し…柴崎、ねぇちょっと待ってって……」 あんまりに突然のルームメイトの豹変に、郁は焦って、密着していた柴崎の両肩をかるく押し返す形で抵抗した。 それでも、豊かなムネの感触は充分すぎるほどの存在感で。 ぐるぐると混乱する頭の中で、抑えがたい欲望が沸き起こってしまうのを認めざるを得なかった。 きっかけはほんの数分前のこと。 明日のデートの後に初めてのお泊りを控えた郁は、未知の体験になんとか覚悟を決めたもののやっぱりどうしてもどうしても不安がぬぐえず。 「ねぇ、下着はこのセットでいーかな?こっちは頑張りすぎな感じだし、かといってこれはそっけなさすぎで、教官のやる気を削いでもアレだし!!!」 と、下着の相談から入って、ついでにアレコレ初めての心得的なアドバイスを同室の柴崎から聞き出そうとした、…つもりだったのだけど。 ねぇ?あたしのものになりなさいよ。―――あんたが男ならあんたと付き合う――― 本気よ。 男じゃなくっても、別に良いか。って。 箍が外れてしまったんだから、もう仕方がないじゃない。 胸の奥が疼く。 このカタチの良い自慢のバストが、て冗談じゃなくて。 下着の相談をふられた柴崎は、一瞬真顔になった。 それから、ほんの少し傷ついた表情を浮かべたように見えたが、それは郁の気のせいだったかもしれない。 「明日は祝☆初体験、てわけねー」 パックをはがしてマッサージしていた手を休め、柴崎はからかうように言葉を返した。 「ちょ……やめてよ柴崎オヤジくさいなぁ」 「わざとよ。じゃ、万全を期して練習でもしときますか」 「………はっ?!」 郁が反論する間もなく、ふんわりと甘やかな香りが近づき、そして。 ――――そして状況は冒頭に戻る。 「教官はどんなふうにキスするの?」 5センチの距離で、芝崎が郁の目線を捉える。 この距離で彼女に見つめられて落ちなかったオトコなんていないのだけど、 それが純情乙女・茨城県産にも通じるのかどうかは別問題。 「どう、って……」 まじめに答えようとするなバカ。 照れてそらした顔が可愛いとか思ってしまうじゃない。 赤くなった顔は、堂上教官のことを思い出してるから? それとも。あたしとこうやって見つめあってるから、だと、ちょっとは期待してもいいのかしら。 女子寮の二人部屋。邪魔なんてさせない。 誰も、邪魔なんて出来ない。 「……んっっ…」 柴崎は、郁の唇を塞いだ。 「真面目に答えよーとしなくていいっつの」 それだけ言って、答える間を与えずにまた唇を合わせる。 眉根を寄せる郁も、拒もうとはしなかった。 力ならこの子の方がある。 嫌だったらすぐに拒めるはず。 しっとりと湿った舌で郁の歯列を探り、その奥の舌を絡めとる。 ふ、うっ……ん…っ 柴崎が唇と舌を使う合間に、小さな声が漏れた。 冷たかった唇は、互いの熱を移しあう。 甘い。可愛い。 (ずるい。やっぱりこんな郁、あの人に独り占めなんてさせてやらない――) 「やめっ…しばさ…は、ぁっ…」 「嫌なの?」 長い口づけの後、不意に真顔になって聞いた柴崎に郁は口ごもりつつ答えた。 「嫌っていうか、こんな……女同士だし。その…いくら柴崎でも、やっぱ変な気分になっちゃうし」 (なってよ。いくらでも。あたし相手じゃそんな気分になりたくないって?) そんな焦れた気分は、敢えて押し隠す。 だってそんなの自分らしくない。 「いーでしょ、べつに」 わざと軽く答えて、柴崎はにっこりと笑って見せた。 「女同士だし。気にすることじゃないわよ」 「そ…れは、ちょっと違う気が……」 「なーにー?あんたのダーリンはオンナノコ同士のコミュニケーションにまで口出しする野暮な男なわけ?」 「こ…みゅにけーしょん、なのかな…?」 「そーそー」 深く考えなさんな、と、柴崎はもう一度郁の身体にぴったり寄り添った。 彼女の耳もとでささやく。 自分の声が、とびきり甘く響くことを願いながら。 「気持ち良かったらいいじゃない――」 あたしのものになって。 今晩だけでいいから。 明日は、初めてのお泊りだなんて、そんな嬉し恥ずかしな告白、聞かされるこっちの身にもなってよ。 せめて、あの人が触れる前に触れさせて。 だってずっと一番近くにいたのはあたしだもの。 勝手な言い分だということは判ってる。 だけど止められない。仕方ないじゃない。 何度も深く唇を重ねあう。 次第に、ふたりの吐息が混ざり合う。 「んっ……」 苦しげな甘い声は、自分のものか彼女のものか、もう判然としない。 自然と、郁の腕も柴崎の背に廻されていた。 柴崎は郁の背に腕をまわしてブラのホックを探った。 一緒に選んだ、うすい若草色の爽やかな花柄。 ほんの少しだけレースのついた下着。 堂上教官より先にあたしが外させて頂きます。 「ね。練習よ練習。いいでしょ?」 腰から崩れるようによこたわった郁を見下ろす形で、柴崎は床に手をついた。 潤んだ目で見あげる郁の顔には、さらりと零れる柴崎の髪が影を落としていた。 否、とも諾、とも言わない。 戸惑いを浮かべた表情。 だけど、拒まれてはいない。 高潮した頬は、戸惑いながらもたしかに興奮と期待を告げている。 ブラをそっと押し上げて外す。 その下のやわらかな膨らみを弄られ、郁はビクンと身体を震わせた。 「…ぃ…やぁ……っ」 「嫌?気持ちいいでしょ」 少年のようにすっきりとやせた胸は、それでも触れば張りのある弾力を感じる。 郁の部屋着をたくし上げ、柴崎は桃色の先端を口に含んだ。 声にならない喘ぎを聞きながら、ゆっくりと舌を遣う。 為すがままにされている郁の吐息が、次第に苦しげに途切れがちになる。 オンナだから。 どこをどう触られたら「イイ」かなんて、よく分かっている。 (あの人より気持ち良くさせてあげる――) 柴崎は、自分が羽織っていたワンピースタイプの部屋着も、ボタンを外して肩口から大きくひろげてすべり落とした。 「ね。あたしのも外して?」 郁の上に覆いかぶさった体勢のまま柴崎がそう言うと、言われるがまま下から手を伸ばし、 郁は戸惑いがちに柴崎のブラを探った。 ……裸体くらい、いつもお互いに見ているはずなのに。 ほの白くきめ細かい肌をぎこちない手つきで撫で、豊かな胸の質量を感じながら、郁はその冷たい肌が次第に熱を帯びるのを知った。 体温を感じながら、きつく抱き合って口づける。 誰と付き合って、誰に抱かれても、こんな幸せを感じた事はなかった気がした。 柴崎が下腹部をまさぐると怯えたように郁の腿がこわばった。 初めてなのだから、順当な反応。 「……脚をゆるめて。怖くないから。」 そっと、腿の外側をなぜる。 「痛くするまではしないわ。練習だし。ね?信用して。」 初めてのときに自分が言って欲しかった言葉を、郁に言ってあげられる事が何だか嬉しかった。 この行為が練習なんてものじゃないことは、もうお互いに判っているはずだったけれど。 は……、ぁ… 柴崎の行為を探るように息を詰めている郁の其処に細い指を沈めると、 温かくぬるりとした感触が伝わる。 と、初めて他人に秘所を許した郁は、 「ひ…ぁあっ……やぁ…――」 泣き声ともつかない喘ぎをもらして身を捩った。 その声で、もう止まらなくなる。 「これ以上奥には挿れないから、大丈夫よ」 水音をわざと立てながら、柴崎は感じ易い部分を優しく何度も掬い上げた。 ひきつった高い音で、郁の喉が震える。 「……はぁっ、ひ…あ…あんっ……あぁ…」 柴崎の指の動きに合わせて上下する胸を愛撫すると、いやいやをするように、更に郁が身を捩る。 (や…もう、ガマンできない……っ…) もっとゆっくり郁を気持ちよくさせる筈だったのに、こんなにすぐ焦れてしまうなんて。 柴崎は性急に郁の両脚を割って腰をおとした。 自分の濡れた部分を、熱くなった郁のおなじ場所に密着させ、 「…あぁん……」 思わず声を洩らし、柴崎はきゅっと眉をひそめる。 抱かれる時にはいつも、「サービス」として心掛けていた喘ぎ声だけど。 細く括れた腰を、ゆっくりとこね回すように擦り付ける。 硬くなった敏感な芯が刺激されると、痛みとも快感ともつかない電流が、 郁の身体中に走っていく。 とろりと熱い蜜が混ざり合ってふたりの脚を伝っていった。 っ、あぁ、んぅっ……ん、ふ…ぁっ 柴崎が巧みに腰を遣うたび、快楽に抗いきれないように郁が小刻みに震える。 すらりと伸びた健康な腕が白い華奢な背に縋って爪を立てた。 力加減も忘れて喘ぐ郁の姿が更に柴崎の興奮を掻き立てる。 どこかたりない。 もどかしい。 痛みのない、快楽だけの、行為。 どうしようもないもどかしさが、余計に刹那の悦楽を増す。 やがて、自身が蕩けそうな瞬間を迎え、柴崎は淫靡な音を立てながら郁の上で激しく腰を震わせ、つよく打ちつけた。 「ゃ…あっ、し…ばさ…っ、あたし、もう…だめッ―――」 郁のその声を合図にするように、ふたりは同時に達した。 荒い呼吸がおさまるまで絡みあったままベッドに横たわる。 ふぅっと大きく息をついてようやくぼんやりと目を開いた郁と、一呼吸遅れて目を開けた柴崎の視線が合った。 「ぁあ――――……大好きよ、郁」 やっと言えた。 何度も心の中では言っていた言葉。 たったひとこと、どうしても口に出せなかった言葉。 ―――あんたのことが大好きよ、笠原――― 「使用済み」となってしまったおろしたての下着は洗濯に回されて、次の日ぼんやりしたまま郁はチェストの中に豊富にある、色気のカケラない(けど、とんでもなく彼女らしい)スポブラをつけて出て行った。 気付いたけど、言ってあげない。 せいぜい動揺していてよ。ね。 そのくらいの意地悪、許してね?
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/64.html
1スレ目 481 『惚れた弱味』 「なんかさー……柴崎と手塚って出来ちゃった婚とかしそう」 珍しく休憩時間の重なった郁と柴崎での昼食。 いきなりの郁の言葉に堪え切れず柴崎が咳き込む。 「手塚って意外と恋愛偏差値低いからさー、柴崎も気を付けなきゃダメだよ」 重大発言など気にせず呑気に言う郁に水を飲みなんとかむせてしまったのを落ち着かせる柴崎。 「あり得ない。ヤツにそんな度胸ないし」 「度胸とかじゃなくてさ……ほら、たまたまとか…」 「第一、あんたあたしが勝手にそんなことした男を許すと思う?」 もし手塚が避妊しなかったら……。 柴崎麻子という女は許すわけがないだろうことは容易に想像がつく。 郁は素直に納得した。 「……って話をしてたのよ」 情事の後、気怠げにサイドテーブルのミネラルウォーターを飲みながら何気なく告げた柴崎。 相手は勿論手塚。 「どうせ小牧一正辺りが言ってたんだろ」 「あながち間違ってもないけどねー、あんた最近ゴムしてないし」 気付いてたのか。 まあ、当然といえば当然だが……恥じらいをもってくれ… あっさりとした柴崎の言葉にそう思ったのは手塚だけではないはずだ。 多少は慣れたもののなまじ美人なだけにダメージが大きすぎる。 手塚は無言で脱がせた服を手渡した。 「あ、そうそう。明日付き合いなさいよ?」 「は?」 「7 30にロビーね」 何がなんだかわからない。 柴崎が唐突なのはいつものことだがいきなりすぎる。 「あながち間違ってもないって言ったでしょ。勿論……一緒に行ってくれるわよね、お父さん?」 更に告げられた言葉に手塚の思考回路が止まる。 面白がる柴崎は言い訳のように未だ回復しない手塚の耳元で付け加えた。 《同意なら出来ちゃった婚もありよね?》 逆らうことなど出来るはずがない。 これはやっぱり惚れた弱味なんだろう。 手塚は未だ笑い続ける柴崎を優しく抱き締めた。
https://w.atwiki.jp/nettoucm/pages/6449.html
出演回 プロフィール 誕生日:2000/01/08 出身地:熊本県 サイズ:B83(C)W57H86(2023) AV女優 リンク https //ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B4%E5%B4%8E%E3%81%AF%E3%82%8B 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/akbdata/pages/1412.html
読み シバサキ アユミ 生月日 2月17日 提供リスト 2022年12月11日 時間がない(Team KII 8th stage) 編曲 Go for the Dream!!
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/2763.html
ここを編集 ■魔法のプリンセス ミンキーモモ 作画監督 2 11 ■関連タイトル 魔法のプリンセス ミンキーモモ Blu-ray Disc BOX vol.1 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/99.html
2スレ目141 反対側の歩道で、知った顔を見つけた柴崎は隣にいた手塚そっちのけで友人へと駆け寄る。 デート中に旦那ほったらかしかよ。という手塚の意義も聞かず柴崎は友人、笠原郁に声を掛けた。 「笠原?」 郁がゆっくりと振り向く。 柴崎と手塚の姿を認めて、思わず郁は柴崎に抱きついた。 「柴崎~~~~~。」 「ちょっともうどうしたのよ。」 そういいながらも、柴崎の手は優しく郁の背中に添えられている。 郁は何も答えず、ただギュッと柴崎に抱きつくだけだった。 見かねた手塚が、近くの喫茶店にでも入らないか、と柴崎に声をかけた。 「はぁ!?妊娠?」 思わず手塚夫妻の声が重なった。 「うん。」 こくりと郁が頷く。 「・・・で?」 「・・・え?」 「それで、何が不満かって聞いてんの。」 少し乗り出して柴崎が郁に問う。 「別に不満はないよ?だって、あたしと篤さんの子供だもん・・・。けど・・・」 「けど?」 「・・・妊娠したってことは、あたしのお腹に新しい命があるってことで、つまり・・・」 「図書特殊部隊から一時的にでも離れるのが不安?」 柴崎が的確に郁が思っていたことを言葉にする。 今まで懸命に堪えていた涙が、郁の瞳から堰を切ったように溢れ出した。 「・・・不安に、ならないわけない!だってあたしみんなより図書館作業できないけど、その分図書特殊部隊でしかできないような仕事で本を守りたかったのに!」 「だから、お前は俺とお前の子供を下ろすのか。」 はっとして振り向くと、肩で息をしている堂上が郁を見下ろしていた。 「な、んで・・・篤さんが」 「あたしがさっき連絡しておいたのよ。」 柴崎が手に持っているケータイを振って示す。 「図書特殊部隊が出産後の女1人を受け入れないような部隊なわけないだろう!図書特殊部隊を、俺たちをなめるなっ!!」 堂上の怒声が響く。 先ほどとは意味の違う大粒の涙をぼろぼろと流す郁を抱きしめ、堂上は呟く。 「なんで、俺に先に言ってくれなかったんだ。かなり傷ついたんだからな。」 「ごめ、なさっ・・・ありがとう」 堂上に抱きつき泣きながら、柴崎が以前言っていたことを、ふっと思い出した。 いいなぁ あたしもそんなふうに幸せになりたいなぁ あぁ。あたし、本当に幸せだ。 end.
https://w.atwiki.jp/arikawa/pages/117.html
2スレ目 653-654 柴崎があともう少しで終わってしまう独身生活を楽しんでいたころ。 ようやく順番が回ってきた柴崎の一人部屋に泣きべそかいた郁が転がり込 んできた。 「で、何があったわけ?」 コタツで向かい合った郁にお茶をいれて自分は缶ビールを開けた柴崎が聞いた。 「篤さんが、篤さんが…、口でしろって…」 口で何を?と聞こうとしたが柴崎だけにすぐに察しはついた。 「あー、フェラチオ」 コタツの天板に頬杖ついたまま事もなげにサラッと言われて郁が絶句する。 いいのか?素人娘が口走っていいのか!?顔を真っ赤にした郁が金魚のように 口をパクパクさせても言葉が出てこない。 「してあげればいいじゃない。堂上教官だってしてくれるでしょうが」 それはそうだ。他と比較し洋にも経験はないがいつも前戯はしてくれるし、 がっついて挿入なんてことは絶対ない。もちろん舌でも…。 「で!でも!男と女じ…」 ついてるものが違うと言おうとして言葉が止まった。もしかして、むしろ、女 の方がバッチイのか?と考えてしまう。篤さんだけ不公平だった? 半ベソで泣きついて勝手に自分の中で解決してれば世話がない。 「ま、今晩は気まずいだろうから泊まっていいけど、明日には仲直りすることね」 郁がこくんとうなずいた。素朴なだけに、こういう仕草は子供っぽい。 「で?口でしてあげるの?すごく喜ぶんじゃない」 柴崎の顔にニヤニヤ笑いが浮かんでいる。 このニヤニヤ笑いは郁にはよくないサインだ。絶対に内心面白がっている。それでも しばらく考えた後、素直にうなづいてしまう自分の性格を郁は呪った。 「でもさ、気を付けることね。口を許すと次はお尻だから」 お尻とは何ぞや?純粋培養茨木県産も最近はその手の知恵がついてきた。 アナルセックス!と叫んでしまいそうになってあわてて声を飲み込んだ。 「ま、まさか手塚って!」 「一般論よ!」 とっさに否定した柴崎が珍しく動揺していた。絶対やってる!こいつらお尻で! 「ささ!ベッドは使っていいから」 柴崎はこれ以上追及されないうちに郁をベットに追いやった。郁だってこれ以上 踏み込んで詮索できない。いいのか?素人がそんな!? 「あのさ、柴崎…」 ベッドのカーテンを閉めようとする柴崎に布団で鼻から下の顔半分を隠した郁が 言った。もじもじして耳まで赤くなっている。 「精子って口の中で動いたりしない?」 一瞬キョトンとした柴崎の顔がみるみる赤くなっていく。柔らかそうな頬がプッと 膨れた。キュウキュウと苦しそうに笑いを堪えていた柴崎がついに盛大に吹きだした。
https://w.atwiki.jp/japan-football/pages/535.html
Gaku Shibasaki Birth Date 1992-05-28 (age 31) Birth Place Aomori Height 175 cm Weight 64 kg Position Midfielder Club Kashima Antlers Number 10 Club 2011-2016 Kashima Antlers 2017 Tenerife 2017-2019 Getafe 2019-2020 Deportivo La Coruna 2020-2023 Leganes 2023- Kashima Antlers National Team 2014-2022 Japan Club Statistics Season Club League Game Goal 2011 Kashima Antlers J1 League 13 0 2012 Kashima Antlers J1 League 31 1 2013 Kashima Antlers J1 League 34 2 2014 Kashima Antlers J1 League 34 6 2015 Kashima Antlers J1 League 29 5 2016 Kashima Antlers J1 League 31 3 2016-17 Tenerife Segunda Division 12 1 2017-18 Getafe Primera Division 22 1 2018-19 Getafe Primera Division 7 0 2019-20 Deportivo La Coruna Segunda Division 26 0 2020-21 Leganes Segunda Division 34 2 2021-22 Leganes Segunda Division 34 3 2022-23 Leganes Segunda Division 30 0 2023 Kashima Antlers J1 League 3 0 2024 Kashima Antlers J1 League National Team Statistics Season Team Game Goal 2014 Japan 4 1 2015 Japan 9 2 2016 Japan 0 0 2017 Japan 1 0 2018 Japan 12 0 2019 Japan 19 0 2020 Japan 4 0 2021 Japan 6 0 2022 Japan 5 0 Total 60 3