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(一時か。こちらの時計、もとい携帯ではそうなっているが、実際の時刻だとは鵜呑みにできないな。デスノートはこの時計の時間を基準にするのかどうか確かめておく必要がある。だが今はその前に。) 「Kさん、どうされました?顔色が悪いようですが。」 「いや……少し頭痛がしまして……」 「気絶から目覚めたばかりで少し動き回りすぎたのかもしれませんね。たしかドラッグストアがあったはずです、合流したら探してみましょう。」 「お気遣いありがとうございます……」 Lこと夜神月はそう言ってKこと吉良吉影を心配してみせる。その顔に浮かぶのは、吉良とは対象的な安堵の表情だがもちろんそれを吉良に見せることはない。 (まさか『鬼』全員の顔と名前が公開されるチャットアプリがあるとは……これで誰が『鬼』かはわかったが、このスマホが『鬼』以外の手に渡った時のことを考えるのが怖いぞ。馬鹿な真似をしてでも顔を隠しておいたのは不幸中の幸いとでも言うべきかな。彼みたいに無様な顔をしたくはない。) (クソっクソっクソっ!なんでこんなものを配った!これじゃあ私が『鬼』だと隠しようがない!) 二人の『鬼』は程度に差があれど苦い顔をする。月は微かに、吉良は目に見えて。その原因は二人がそれぞれに隠し持つスマホ。『鬼』全員の顔と名前を共有するそれは、同士討ちを避け連携をとれるようにするための重要なアイテムではあるが、人の波に隠れる二人にとっては情報漏洩という観点からして天敵である。一応『鬼』と明言されているというわけではないものの、どう見ても殺人鬼や人外だと思われる者も含めて12人、人数のことも考えるとこれだけで判断材料には充分であろう。 そしてこのスマホに関してはもう一つ問題がある。それは。 ((しかし、まだ誰も書き込まないな。)) 「俺は――気づいたときには椅子に縛り付けられて変な鬼ごっこのルールを聞かされたあと、飛行機から落っことされてたな……そんな顔するなよ、信じられないだろうがこいつはマジだ。」 阿部高和はそうハッキリと言った。彼が選んだのは、駆け引き無しの情報開示だった。 悩んでいたのは僅かな間だった。もともとごちゃごちゃした駆け引きは好きではない、それが面倒事となれば尚更だ。 「アンタらの言いたいこともわかるが、とりあえずこのルールを見てくれ。こいつを見てどう思う?」 「すごく……(わかりみが)大きいです。」 言葉に続けて彼が見せたのはデイパックの内側に記されたルール。それを見てその場の人間に困惑とそれ以上の感情が広まる。その感情の種類は役によって違ったが全員が同じ結論に達した。「前提が変わった」と。 そして結論への対応はワンテンポ『子』の方が早かった。 「実は私たちも話したいことがあるんです。鬼ごっこについて。」 (一歩遅れたか……) (何を話す気だ?) アイコンタクトで桜井悠と示し合わせた宮原葵は、先ほどまでの考えを捨てて積極的に情報を公開することにして口を開く。それは阿部さんによりルールを知らされたからではなくルールの存在が知られていることを知ったからだ。これがあの鬼ごっこであることを理解してもらうには相手にも鬼ごっこについて知っていてもらう必要があり、今までは自分たち以外に知っている人間がいなさそうだったので黙っていたが、こうなったら一気に喋ってしまったほうが良い。隠していても自分たちの利益になる段階は過ぎたと踏んだ。 一拍置いて再び葵は悠と視線を交わす。こういう大人相手に話す時は葵の方が的を得る受け答えができるため葵が話すのが良い、そう言葉にはせず二人は判断すると、葵は数秒目をつむり、そして言うべきことを纏めると話を再開した。 「実は私とUの二人は、前にも似たような経験があるんです。前回は運動会の日に児童十六人と教師一人が鬼ごっこをさせられて、それで……」 「体育の先生が鬼に殺されたんです。」 「……そう、体育教師が牛の頭をした鬼に殺されました。それと、鬼ごっこが終わったあと、私たちは失踪したことになってて、先生のことはみんな「最初からそんな人いなかった」って言って……信じてもらえないかもしれないけれど、あの時と同じかもしれないかなって思うんです。」 「なるほど、よく話してくれたな……しっかし、どうしたもんか……」 リピーターと言わんばかりのカミングアウトに青年たちは顔を見合わせた。『鬼』にせよ『親』にせよ、この鬼ごっこに前があると聞いている者はいない。 (問題は、他の『子』もそうであるかだな。二人だけが特別なのか、全員に共通するのか、あるいは一部の人間だけなのか。そもそも彼らが嘘を言っている可能性もある。デスノートで喋らせるか?) (おそらくこの二人が体験したのはスタンドによる攻撃だろう。『バイツァ・ダスト』のような認識に作用するタイプか。今の私の状況もあるいは……) (拉致られたと思ったらオカルトか?やれやれ、コイツは想像できないぐらい大事らしいな。) 「二人とも、辛いとは思うがもう少し詳しく聞かせてくれないか。」 「わかりました。」 それぞれに考えるところは別々にあれど話を聞くことに異論はない。自分たちの話に聞く耳を持たれたことに葵と悠も緊張を弛めると、先ほどより少し大きな声で葵が話を続けた。 「私たちはその日運動会の準備の為に学校に早く来ていました。六年生の各クラスから選ばれた、大道具係十六人です。」 「気がついたら私たちは教室の机で眠っていました。黒板にはあそこのルールと似たようなことが書かれてて、窓から見える空が赤かったのと、学校の敷地の外が霧で見えなくなってたのを覚えています。」 「教室の時計を見ると九時を過ぎていたので、たぶん二時間近くは意識が無かったと思います。それで、とりあえず先生に指示をもらおうって感じになって、伊藤――児童が一人職員室に走っていったんです。そうしたら……」 「そうしたら、悲鳴が聞こえてきました。教室にあったタブレットを見ると、学校の地図があって、そこには児童らしいアイコンと鬼という字のアイコンがありました。それで職員室の鬼のアイコンが変形して、児童のアイコンに噛みついてたんです。」 「何が起こったのかわからなくて、しばらく私たちは教室でじっとしていました。何か良くないことが起こってるのはわかったんだけど、確かめに行く勇気もなくて。」 「そうして教室にいたら、少ししてウサギみたいな生き物が入ってきて。それが、それが鬼だったんです。」 ほぼ淀み無く話し終えると葵は半秒ほど視線を悠と交わして「続きを話してもいいですか?」と問いかける。それを止めたのは月だった。 「その前に、いくつか質問をさせてもらうよ。君は最初に十六人の児童が鬼ごっこにさせられたと言った。その十六人について話してもらえないか。」 「……名前は、すみません。勝手に言うのは良くないと思うんで、それ以外なら。私たち六年二組からは男子二人と女子二人、一組からは……男子が三人で……三組は……たしか、女子が一人……二人……?」 「あ、O、もしかしてだけど……」 「?どうしたんだい。」 「その……思い出せないんです。誰がいたのか。何人かの印象に残ってる子以外が全然……」 「僕もそうです。あんなことがあったのに、半分以上思い出せなくて、まるで、夢の中であったことみたいにあやふやなんです。」 「正直信じられないな。ま、俺も妙なことに巻き込まれたばっかなんで嘘を言ってるとは思わないけれどな。」 阿部さんの言葉を最後に一度その場に沈黙が訪れる。その言葉通り大人たちにとっては子供たちの話はにわかには信じがたい。それは鵜呑みにできないという意味で嘘を言っているとは思っていないが信用できないことに変わりない。各々が得た情報は予想だにしないもの。微かな疑心が膨れようとしたところで口を開いたのは、再び月であった。 「子供に隠し事を明かされて大人が黙っているのもどうかと思うんで聞いてもらいたいんですが……おそらくこれから僕が言うことは彼らが言ったことと同じか、あるいはそれ以上に荒唐無稽かもしれないんです。だが今言っておかないと後々問題になるかもしれないので、信じられないかもしれないが本気で聞いてほしいと思います。」 「そんなに固くならなくてもいいさ、刑事さん。俺もこいつらも冗談みたいなことを話したんだ。で、その荒唐無稽な話ってのは?」 「なら言わせてもらいますが……僕はここに来る直前に臨死体験をしている。あるいはこう言うべきですかね、『死んだかもしれない』と。僕がここに来る前までの記憶で最後に憶えているのは、銃撃戦で撃たれて意識が朦朧としていた、というものです……あまりに突拍子もないし、幽霊か何かだと思われて『鬼』だと誤解されたくなかったんで黙っていましたが、話しておくべきだと思いまして。」 (他の人間が秘密を明かしたのに黙っているとただでさえ低い信用が損なわれるからな。他の参加者にも同様の経緯の人間がいるか確かめておくためにも、万が一デスノートが通じない可能性を考えても、ここはある程度正直に話しておくか。) (……ここは私も便乗しておくべきか?) 「実は……私もなんです。さっきはここに出張に来たと言っていましたが、本当はここに来る前に怪奇現象というか、心霊現象にあいまして。自分の身に何が起こったかわからず、憶測で話してしまいました。Aさんも、ここに来る前は、なにか変わったことはありませんでしたか?」 「あん?ここに来る前か。俺は――」 ――やらないか ――俺はノンケだってかまわないで食っちまう人間なんだぜ ――俺のケツの中でションベンしろ ――ところで俺のキンタマを見てくれ こいつをどう思う? ――今度はウンコォ? お前俺をバキュームカーとまちがえてんじゃねえのか!? (言えねえ。) 男たるものまさか小学生を前にして公園の公衆便所でスカトロホモセックスをしていたとは言い出すわけにもいかず、阿部さんはこの鬼ごっこに参加して以来の深刻な表情を浮かべた。こんなところでカミングアウトを強いられるとは。 「どうしました?」 「いや、ああ、少し考えててな。記憶は多少曖昧だが、死にかけた覚えはないはずだ。」 「そうですか……では二人にはあらためてその鬼ごっこについて話してもらいたいんですが、その前に我々はこの建物の出入り口を抑えるべきだと思うんです。移動しましょう。」 「そりゃどういう意味だ?」 「この建物がルールに記された鬼の牢獄である可能性があるからです。もちろんあれを完全に信じたわけではないですが、しかし無視はできない。ここが牢獄だと気づかずに『子』が集まってそれが原因で何か怒らないとも限らないですし、避けられるリスクを避けておくべきでしょう。それに避難経路を把握してことも大事ですから。」 (しばらくは信用を得るために得点稼ぎだな。) (この男、あまり『鬼』らしくない動きだ……『親』か?反対しておこう。) 「このショッピングモールは一階にしか出入り口はないですよ。僕達ならだいたいのつくりもわかります。」 「しかし、もし鬼ごっこなら迂闊に移動するのは危険ではないですか?この人数では隠密行動というのも難しいと思いますが。」 「では、チームを二つに分けましょう。本来なら戦力を分散しますが、今の我々に武器はありませんし、戦わずに逃げるなら数の少ないほうがいい。一網打尽にされて共有した情報が失われるのは各個撃破されるより避けなければならないことです。」 「あの、確かに一度で全滅するのはマズイとは思いますけど、それでもバラバラになるのは『鬼』に見つかりやすくなるんじゃないかなーって。」 「私もそう思います。リスクを分散しようとしてかえってリスクを大きくすることになると思います。」 (さすがにそこまで馬鹿じゃないか。) 「確かにね。だから言ってしまえば、片方のグループを囮にすることが前提になっている。そして囮役は僕達大人が行く。大人と子供でグループを分けて、まず僕達がエスカレーターで先行して各階を偵察する。出入り口まで行って安全だとわかったら三人のうちの誰かがエレベーターで上がり君達を迎えに行く。この建物に『鬼』がいないか簡単にでも確認できれば、ここをセーフハウス……拠点にできるだろう。というわけで、Aさん、Kさん、二人には僕についてきてほしい。」 「断りにくいこと言ってくれるじゃないの。俺はいいぜ。」 「フゥー……わかった。腹を括ろう。私も同行しよう。」 (起爆できる射程距離から外れてしまう、宮原の爆弾は解除しておくか。そして……『キラークイーン』!Lを爆弾に!) それぞれに腹の中を明かさないまま話は進む。彼らが会議を終えて動き出したのはそれから数分後のことだった。 (これが使えるようになって数分、まだ誰も書き込まないな。様子を見ているのか?あるいはK……吉良吉影のように他の人間と同行していてこれを使えないでいるか。いや、そもそもこのアカウントが信用できるのか?明らかに人間でないのが何人かいるぞ。) (高性能な携帯らしいが、動きがないな。しばらくすれば誰か書き込むだろう。まあ、私はやらないが。) (あの二人とも『鬼』っぽいのになんで使わねえんだよ、早く書き込めよ。てか人形の手じゃこれ反応しねえのかよ!) それぞれが互いにそれとなく死角に回り、互いの視線を避ける月と吉良、そして彼らの会話を全て聞き追いかけて先回りしてきたチャッキーの『鬼』三人は、それぞれスマホを手にして画面を注視していた。そもそも月が別行動を提案したのはスマホを確認する隙を作るためでもありそのかいあってこうして彼らは文明の利器を使える機会を得たのだが一つ問題があった。誰も書き込まないのだ。 この時、『鬼』十二人のうち鬼の牢獄の三人を除くと、ヤンとミカは他の役と行動中、ペニーワイズとジェイソンと堕姫とアルシアとDIOは戦闘やその前後、ギーグはそもそもスマホを消し飛ばしていて、残るは主催への反逆を企てるDr.ヘルだけ。つまり十二人中四人しか使えないという状況である。そして誰も予想していなかった事態だが、チャッキーは人形であるためスマホが反応せず、この時スマホが使えるのは実質三人だけである。そして吉良にこのスマホで誰かと会話をする気は薄く、月も危険性を警戒して自分から話す気はない。つまり何が起こるかというと。 (((なかなか誰も書き込まないな。))) まさかの不使用。せっかくの情報交換の機会が使われない。 (もうすぐAも戻ってくる頃だ。また後で見るか?) (もうすぐあのつなぎの男が子供達を連れてくる頃だな。これ以上これを見るのもあの紙袋男に怪しまれそうだな。) (音量はボタンで動かせるのか。消しとくか。) 『子』がスマホを活用したのとは対象的に、『鬼』陣営、初動が遅れることになろうとする。果たしてこのままスマホが活用されないのかそれとも誰かしらが口火を切って使われようとするのか。それは十二人の掌の上である。 【F-05/01時04分】 【夜神月@DEATH NOTE】 [役]:鬼 [状態]:紙袋を頭に被っている [装備]:ソード・カトラス@BLACK LAGOON、スマートフォン(鬼)@オリジナル [道具]:デスノート@DEATH NOTE・ノートとペン@現地調達の入った四次元っぽい紙袋 [思考・行動] 基本方針:まずデスノートの真贋を確かめる。 1:Lとして振る舞い、皆と鬼ごっこについて調べる。特に葵と悠に注視。 2:鬼を含んだ他の参加者でノートを試す。 ※その他 [ルールの把握度] 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間を把握。 ※四次元っぽい紙袋は効果を失いました。 ※桜井悠・宮原葵・阿部高和の顔を把握しました。 ※スマホによって全ての『鬼』の顔と名前を把握しました。 【吉良吉影@ジョジョの奇妙な冒険】 [役]:鬼 [状態]:ストレス、姿は川尻浩作 [装備]:スマートフォン(鬼)@オリジナル [道具]:四次元っぽい紙袋、不明支給品2つ [思考・行動] 基本方針:親の振りをしながら鬼以外を始末する 1:まずはこのメンバーと同行する。 ※その他 [ルールの把握度] 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間を把握。 バイツァ・ダストは杜王町でないことと本人が能力を把握しきっていないことで使用不可。 夜神月をキラークイーンで爆弾化しました。 【阿部高和@くそみそテクニック】 [役]:親 [状態]:健康 [装備]:青いツナギ、ベレッタM92F@魔法少女まどか☆マギカ、ベレッタM92F@バトル・ロワイアル [道具]:デイパック [思考・行動] 基本方針:親と子を探す 1:さっき入ってきた入り口に全員で集まる。 2:思ったより面倒なことになったじゃないの、やれやれだぜ…… ※その他 [ルールの把握度] 自分の役・各役の勝利条件・制限時間を把握、各役の人数・会場の地図を未把握。 ※原作終了後からの参戦です。 【宮原葵@絶望鬼ごっこ】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:『水晶』 [道具]:若干のお小遣いなど [思考・行動] 基本方針:死にたくない。 1:一階に降りて合流する。 2:大翔が巻き込まれていたら合流したい。 ※その他 [ルールの把握度] 各役の勝利条件・制限時間を把握、自分の役・各役の人数・会場の地図は未把握。 ※自分の支給品に気づいているかは不明です。 【桜井悠@絶望鬼ごっこ】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:『水晶』 [道具]:若干のお小遣いなど [思考・行動] 基本方針:死にたくない。 1:一階に降りて合流する。 2:大翔が巻き込まれていたら合流したい。 ※その他 [ルールの把握度] 各役の勝利条件・制限時間を把握、自分の役・各役の人数・会場の地図は未把握。 ※自分の支給品に気づいているかは不明です。 【チャッキー@チャイルドプレイシリーズ】 [役]:鬼 [状態]:健康、グッドガイ人形の体(新品) [装備]:ナイフ、スマートフォン(鬼)@オリジナル [道具]:四次元っぽい紙袋、不明支給品一つ(確認済み) [思考・行動] 基本方針:子か親の前では人形のふりをして様子見、可能なら不意打ちで殺害する。別に殺さなくても良いらしいが殺した方が手っ取り早い 1:支給品の反撃を食らわないように警戒。話が通じるなら他の鬼と組むことも考慮する……だから誰か話せよ! ※その他 [ルールの把握度] 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間を把握。 ※人形なのでスマホを操作できません。
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【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 ZERO DIVIDE タイトル ZERO DIVIDE ゼロ・ディバイド 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00083 ジャンル 対戦格闘アクション 発売元 ズーム 発売日 1995-8-25 価格 5800円(税別) タイトル ZERO DIVIDE 機種 プレイステーション 型番 SLPM-80008 ジャンル 体験版 発売元 ズーム 発売日 価格 非売品 ゼロディバイド 関連 PS ZERO DIVIDE ZERO DIVIDE 2 SS ZERO DIVIDE THE FINAL CONFLICT 駿河屋で購入 プレイステーション
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「とりあえず、私と大猿さんがいた『菅原神社』周辺には、鬼はいないみたい。あっちの、山の中だね」 「そこから、この村とは逆方向へ移動すれば……」 島の北西、座標C-02、海沿いの民家。竜宮レナと犬山まなは、情報を交換しつつ、必要な物資を集める。 水と食糧、医薬品、武器になりそうなものを、民家で調達したリュックサックに詰めていく。荷物持ちはいるが、あまり多くは必要ではない。 基本的には、鬼から制限時間いっぱいまで逃げ切れば勝ちだ。ただ……大猿のデイパックの内ポケットには、こう書いてあった。 『貴方の役は『親』です。 子の勝利条件:制限時間まで一人でも逃げ切る、もしくは、『鬼』が全員死ぬ。 親の勝利条件:『子』が勝利条件を満たしなおかつ『子』の生きている人数が『親』の生きている人数より多い(このとき『親』のみ勝利する)。 鬼の勝利条件:制限時間までに生きている『子』の過半数を主催者本部(F-05神塚山山頂地下)に捕まえる、もしくは、生きている参加者の内過半数が『鬼』になる。 制限時間は24時間です。』 雲雀はあまり興味なさそうだったが、レナとまなは顔を曇らせた。 各役の総数は不明だが、今ここに子が二人、親が一人(一頭)、鬼(自称)が一人いる。 仮にこのまま制限時間が来た場合、親が子よりもともと少なければ、子が勝利することは出来ない。すなわち、生還出来ない。 と、言うことは……考えたくないが、子が勝利するには、子の数がある程度「減る」……殺されるか、捕まるかは別として……必要がある。 そうならないような、親と子が両方助かるような方法もあるはずだ。あるようにせねばならない。 また、本部がF-05ということは、会場をアルファベットと数字で格子状に区分しているのだろう。どっちがAで01かは不明だが。 ただ、鬼に捕まって本部へ送られた子は、殺されるのか? 子が勝利した場合、死んだり捕まったりした子はどうなる? 現状、わからないことばかりだ。神塚山には近づかないようにし、情報収集につとめるしかない。鬼の情報も聞きたいが、雲雀とはどうも会話が噛み合わないし……。 回想と物思いをやめたレナがまなの方を振り返ると、なにやら仏の顔がついた板をいじっている。 「うーん……やっぱり、スマホアプリ開けないや……まだネット繋がってない……」 「スマホアプリ? ネット? まなちゃん、なにそれ?」 「へ? スマホはスマートフォン、アプリはアプリケーション、ネットは……インターネットだけど」 「? ? ?」 平成30年(2018年)の中学1年生と、昭和58年(1983年)の中学2年生。30年以上もの、文字通りのジェネレーション・ギャップがある。 レナは多分まなの両親よりも年上だ。1983年といえば、アメリカや北欧でようやく携帯電話が多少普及し始めた時代。 当時の日本ではコードレスフォンがせいぜいで、ネットといえばパソコン通信が一部で利用されていた程度だ。 レナにはまったく馴染みのない謎めいた電子機器を、ひとつ下のまながやすやすと使いこなしている。レナは眉根に指をあて、もう一方の掌を向ける。 「えー……ちょっと待って、今年って昭和何年かな?かな?」 「昭和? 今年は平成30年だよ。西暦だと2018年」 「へ? へいせい? にせんじゅうはちねん?」 「昭和って、えーと、64年で終わりだっけ。その年が平成元年で」 「……よーし、わかったわかった。タイム・リープ(時間跳躍)ね。筒井康隆の『時をかける少女』。今年(1983年)の7月に映画化するやつ」 「?」 レナは持ち前の推理力で一人合点した。なにしろここは地獄めいた異常な空間で、大猿とか吸血鬼とかがうろちょろしているのだ。 30年以上も未来から来た少女と出逢ったって不思議はなかろう。実際その理解は正しかった。 なお映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1985年なので、レナはまだ知らない。 「何の話?」 「あー……私ね、あなたから見てだいぶ過去から、ここへ来たみたい。だから、そのスマホっていうのも、知らない」 「そう……なんだ」 まなにとっても、不思議なことは比較的慣れっこだ。地獄だし、吸血鬼や大猿とも遭遇しているし、そういうものか、と呑み込んだ。 ◆ 少女たちが物資を集め、情報を交換している頃、雲雀恭弥と夜叉猿Jr.は周囲を警戒していた。 というか、夜叉猿Jr.にとっては雲雀こそ警戒対象だ。鬼と自称しているこの人間は、どう見ても危険人物だ。 まなという少女を鬼から庇っていたかと思えば、自分に襲いかかろうとしてくる。好戦的な男らしい。 今は幸いにおとなしくしているが、いつ何時暴れだすか。しかし、味方につけておけば充分な戦力とも言える。 雲雀は……座って頬杖を突き、あくびをひとつ。やや退屈を感じ始めている。ヒバードもいないし、携帯も通じない。 あの鬼はやや期待はずれだった。この大猿と戦ってもいいが、あっさり倒せそうでもあるし。あるいは、ここに鬼を呼び寄せるか。 だいたい不本意にも、貧弱な草食動物たちと群れて行動してしまっている。なぜこの自分が鬼から逃げ回らねばならないのか。 犬山まなは「私と一緒なら鬼の方から寄って来ます!」とか言っていたが、思い返せば信じがたい。 F-05……神塚山山頂地下にあるとかいう鬼の本部とやらへ、直接殴り込んだが手っ取り早いのではないか……と、思った矢先。 「「…………!」」 大猿と少年は顔を同時に、同じ方向へ向ける。殺気。鬼の気配。子供の叫び声。菅原神社とは真逆の方向。 大猿はその場にとどまり、低い唸り声をあげ、少女たちに異変を知らせる。少年は、すでに飛び降り、飛び出している。いい笑顔で。 「雲雀さん!」 まなが叫ぶ。自由すぎる人間だが、ほっておくのもどうか。レナは引き留めようとしたが、まなは結構な勢いで駆けていく。 レナは後を追い、夜叉猿Jr.もやむなく追う。一行は―――― ◆ 「くさぁい、くさい。におう、におう。なにやら子どものにおいがするねえ」 鬼の鋭敏な嗅覚が、周囲の様々な臭いを情報として伝える。堕鬼は既に―――近くにいる少年、大場大翔を嗅ぎつけている。 樹木の上へ登り、目でも確認する。しゅるしゅると帯が伸び、彼が潜んでいるあたりへ近づいていく。 「う……うわっ!? な、なんだこれ!? 布!? 鬼か!?」 大翔が帯に囲まれた。帯は、まだ大翔を捕獲しない。逃さぬように取り囲み、大声で騒がせる。これは罠で、釣りの餌だ。 遠目に大翔の姿を確認した堕鬼は、鼻で嗤った。 「不細工」 ここには一匹だけだが、少し北と少し南に、固まって複数いる。臭いでわかる。子以外にも何匹かいるようだ。 そいつらをここへ誘き寄せ、一網打尽といこう。いや、さっきのように反撃を喰らう可能性もある。疑心暗鬼を煽り、殺し合わせたがいいか。 汚い年寄りと不細工は、そのまま死ねばいい。美しいのがいれば、帯で捕らえて喰ってしまおう。 近づいてくるのは……南の方。この北は崖で、行き止まりだ。北の方もいずれ来る。逃げ場がない方へ、追い詰める。 【C-02/01時00分】 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 [役]:子 [状態]:健康(雛見沢症候群に感染、無自覚) [装備]:デイパック(夜叉猿Jr.より譲り受ける 中身は支給品2つ、医薬品や水、食糧など) [道具]:お守り [思考・行動] 基本方針:帰還する。子や親と合流し、共に脱出を目指す。鬼からは逃げる。 1:まなと雲雀を追う。 ※その他 制限時間と親のルールを把握。各役の人数・会場の地図は未把握。自分の役を子であると推測。 雲雀を鬼だと思っているが、敵対する気がないなら仲間だと信じる。 雛見沢症候群は空気経由や皮膚・粘膜・体液との接触で感染し、疑心暗鬼などを契機に発症する。 【犬山まな@ゲゲゲの鬼太郎(6期)】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:リュックサック(現地調達、医薬品や水、食糧など) [道具]:スマホ(自分の)、支給品(未確認) [思考・行動] 基本方針:生還する。子や親と合流し、協力する。鬼からは逃げる。 1:雲雀を追う。 ※その他 制限時間と親のルールを把握。各役の人数・会場の地図は未把握。自分の役を子であると推測。 雲雀を鬼だと思っているが、敵対する気がないなら仲間だと信じる。 【夜叉猿Jr.@刃牙シリーズ】 [役]:親 [状態]:健康 [装備]: [道具]: [思考・行動] 基本方針:鬼は殺す。子を守護る。 1:レナとまなを守護る。鬼らしき少年(雲雀)には警戒する。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。鬼ではないと自認。 人語は多少解するが話せないし、文字の読み書きも出来ない。ノンバーバル・コミュニケーションは可能。 【雲雀恭弥@家庭教師ヒットマンREBORN!】 [役]:子 [状態]:健康、高揚 [装備]:雲雀のトンファー@家庭教師ヒットマンREBORN!、雲のボンゴレリング@家庭教師ヒットマンREBORN! [道具]:携帯電話(ガラケー) [思考・行動] 基本方針:親、子、鬼を咬み殺す。他者とは群れない。 1:強者と戦う。鬼が来るなら好都合。 2:鬼のもとへ走る。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。自分の役を鬼だと誤解している。 そもそも把握したところでルールに従って行動する気がない自由過ぎる男。式札はポイ捨てした。 【B-02/01時00分】 【堕鬼(妓夫太郎)@鬼滅の刃】 [役]:鬼 [状態]:負傷(再生中) [装備]: [道具]:四次元っぽい紙袋、不明支給品2つ [思考・行動] 基本方針:殺し、食らい、現世へと復活する。 1:幸せそうな子や親を食い殺し、取り立てる。 2:帯で大翔を取り囲み、この場に周囲の親や子を誘き寄せ、一網打尽にするか殺し合わせる。 3:今度は反撃を受けないよう慎重に観察する。 ※その他 スマートフォン(鬼)の所在は不明。落としたのかも、元から入ってなかったのかもしれません。 【大場大翔@絶望鬼ごっこ】 [役]:子 [状態]:健康、混乱 [装備]:『お守り』 [道具]:若干のお小遣いなど [思考・行動] 基本方針:とにかく人と会う。幼なじみが巻き込まれていたら合流したい。 1:鬼と異臭を警戒。 2:なんだこの帯は!? ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。
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やさしいめろでぃー【登録タグ KAITO ぼっふぃP や マルキン 曲】 作詞:マルキン 作曲:マルキン 編曲:マルキン 唄:KAITO(調教:ぼっふぃP) 曲紹介 KAITOはいい父親になると思うんだ。 信じられないだろ・・・?このコラボのメンツでガチ曲なんだぜ・・・?(作者コメ転載) KAITO調教はトクロでおなじみ、ぼっふぃP氏。 イラストは dolly氏。 歌詞 昨日と同じ今日を繰り返して 仕事に追われながら 人ごみを掻き分けて疲れ果てて 家まで帰る毎日だ 嫌になるけど 何度つまづいても 失敗しても 君が笑うと また明日も辛い日々も 頑張れるよ。 これからの君に届く全ての歌が 優しいメロディーであるようにと 願いながら僕は生きてゆく 一緒にいる時間は長くなくて だからこそ大事にしよう 見てごらん、ほら 何気ない景色も街の香りも 君が触れると 何もかもが音を立てて 今、染まるよ。 これからの君が描く未来の色が 幾千通りであるようにと 祈りながら僕は生きてゆく いつか遠く離れてくことになっても 君を想うよ だけど今はその日までは 傍にいるよ。 いくつの春を超えても夏が過ぎても 君に捧ぐよ 秋も冬もこの想いは 変わらないよ。 これからの君に届く全ての歌が 優しいメロディーであるようにと 願いながら僕は生きてゆく コメント 良すぎる! -- 名無しさん (2011-08-30 21 47 08) いい歌だ!!!! -- 名無しさん (2012-12-22 17 16 31) 名前 コメント
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暗い森の中の、うっそうと茂る巨木の真下。 まるで雨宿りでもするように、金髪の少女が一人しゃがみ込む。 「わたしは親だから、子供を守ればいいんだよね…?」 彼女に与えられた役は『親』。 生き返るためには鬼から逃げ、子供より少なく生き残らなければならない。 子供が何人いるか分からない以上、親の勝利を狙うのならば必然的に他の親を排除する必要がある。 「でも、怖いよ…」 そうなれば確実に自分は真っ先に排除対象になるだろう。 それどころか、場合によっては友人たちと争わなければならないかもしれない。 それだけは絶対に嫌だ。彼女はぎゅっと袖口をつかんで縮こまる。先ほどから続く体の震えは、暫く収まりそうにない。 そして、それ以上に心配なことが一つ。 「そもそもわたしの事、親だと思ってくれるかな…」 ―――アリス・カータレット、18歳・身長139㎝。 子にしか見えない親の逃避行は、まだ始まったばかり。 【???/深夜】 【アリス・カータレット@きんいろモザイク】 [役]:親 [状態]:健康、軽い恐怖 [装備]: [道具]:デイパック(不明支給品2) [思考・行動] 基本方針:元の世界に戻って、みんなで修学旅行へ行く 1:親、子供と合流する 2:親だと信じてくれるかな… ※原作での修学旅行エピソード前からの参戦です 『人物紹介』 「きんいろモザイク」のメインキャラクターであるイギリスからの留学生の少女。 真面目で成績優秀だが体育が苦手。また焼きもち焼きな面もある。 小学校のころから3cm程しか伸びてないほど背が低い。ゆえに子供扱いされることもしばしば。
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アフロディーテ(神族-006) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アフロディーテ.jpg) 初出:CBT / データ更新日:20150617 ステータス No. 神族-006 タイプ 慈愛神 召喚コスト 30 射程 遠距離(1500) Illust 麻谷 知世 CV 菅谷 弥生 Lv1 Lv20 HP 547 629 AP 55 64 ATK(物理攻撃力) 50 60 POW(魔法攻撃力) 0 0 DEF(物理防御力) 38 49 RES(魔法防御力) 35 40 MS(移動速度) 781 AS 0.67 0.71 口承 口承 愛と美の女神さまでございます。 何よりも愛の力を信じるお方で、あらゆるものを愛し、日夜愛の伝道に勤しんでおられるご様子。 その一環として“ばんど”なる音楽集団を率いて活動などもなさっておられるとか。 彼女の演奏はまさに天上の調べ。数多の戦場に舞い降りてはその美しき音色で争いを止めたとの噂は、まさに愛のなせる御業ですわね。 ただ、聞く耳を持たぬ者には、その鈍器の如き竪琴で……いえ、あれもひとつの愛の形なのでしょう……愛とは、まこと奥深いものです。 アクティブスキル:シュトルムリーベ 指定タイプ 対象 効果タイプ 強化 消費AP 3 / 3 / 3 クールダウン 0 / 0 / 0 スキルを発動すると毎秒APを消費し自パーティーのDEFとRESを上昇させる。もう一度キーを押すとスキルが解除される。[消費AP(毎秒):3 / 3 / 3][上昇DEF:20 / 25 / 30][上昇RES:20 / 25 / 30] パッシブスキル:リーベブルーメンブラット 指定タイプ ― 効果タイプ 強化 1.召喚中の自ユニットが被ダメージすると最大HPの一定割合分HPリジェネが5秒間上昇する。この効果はクールダウン中は発生しない。[クールダウン:12 / 12 / 12][上昇HPリジェネ(最大HP%):0.5 / 1 / 1.5] 2.自パーティーの最大APが上昇する。[最大AP上昇(%):5 / 10 / 15] コメント [部分編集] 召喚中の自ユニットが被ダメージすると「自ユニット全ては」最大HPの一定割合分HPリジェネが5秒間上昇する。この効果はクールダウン中は発生しない。 設置中使い魔のHPリジェネも向上(6/28検証) 動画
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マリーメロディー(マリー・メロディー) イタリアのパルマ公の系譜に登場する人物。 関連: イネスマリージョゼフマルグレーテヨランドタティアナ (イネス・マリー・ジョゼフ・マルグレーテ・ヨランド・タティアナ、母)
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ロディ・モード=ロクスビー 名前:Roddy Maude-Roxby 出生:1930年4月2日 - 職業:俳優・詩人・教師 出身:イギリス 出演作品 1970年代 1970年 おしゃれキャット(エドガー):川久保潔
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定評がある 大体「全米が泣いた」と同じぐらい。
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我那覇響 プロディーサーからの呼称は沖縄。 ペット達は沖縄から泳いで脱出する際に敵兵士に食われた。 ナンクルナイサーがやよいにうけてやよいの口癖になったこともあった 鳥取編のアイディア募集においてアンケート(選択肢はプロディPが作成)によって汚れ役が決定となり、久々の大きい出演で酷い扱い(汚れ役というより汚れネタの不憫な役)を受ける。 メリクリ編 ファーストキスをPに奪われる。 登場作品 カラオケ大会編(初?) 真かま編 抜きっちょ編 孕M@s 福岡戦記 鳥取編 このページを編集する 名前 コメント