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自作 特に日本ではコンサート用の鉄琴をこう呼ぶことが多く、 演奏用の鐘を並べた「カリヨン」やマーチングで使う「ベルリラ」などもこれの一種とされる、 金属製の音板をばちで叩いて音を出す、ドイツ語で「鐘一式」という意味を持つ打楽器は何? (2011年7月26日 第1回ペトリ皿杯【pdf】 ) タグ:音楽 Quizwiki 索引 あ~こ
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企画書「雨の中の庭」08/08/05 - (第二稿:8/15) 「僕」は目を見ると人の考えていることが分かる。だから、みんなが言葉と違うことを心の中で考えていることを知っている。もちろん「僕」もそうだ。だって、そうでもしないと生きていけない。でも、そうやって生きている「僕」は「僕」のことが好きになれない。みんなのことも嫌いだ。 家族も「僕」のことを気味悪がって近寄らない。中学校から引きこもりの弟には、部屋の扉越しに、「僕」みたいな兄がいたら恥ずかしくて外になんか出られるものか、と言われた。誰も「僕」と目を合わせようとしない。「僕」だって嘘つきはお断りだ。世の中、嘘つきばかりしかいない。 でも、高校時代に知り合ったユウキは違った。怖いくらい言葉と心の中が同じだった。だから言葉に説得力があった。まるで見てきたように断言する、そこに根拠はないはずなのに、みんな彼が言うとそれが正しいような気がした。そして、たいていの場合彼は正しかった。 そんなユウキは「僕」のことを気に入ってくれた。二度と起こらない奇跡だと「僕」は思った。「僕」とユウキ、それにユウキの恋人の真砂。高校生の「僕」は、三人でずっと遊んでいた。初めての、友達と呼べる友達だった。 真砂は、どこか人形を思わせるところのある女の子だった。高校生の女の子らしく浮ついたところもなく、あまり嘘をつかない代わりに心を動かすことも少なかった。どこか透明な存在だった。でも、ユウキといると、たまにくつろいだ表情で笑うことがあった。それはとても素敵な笑顔だった。彼女はまるで歴史が始まったときから一緒にいたみたいな顔をして、いつもユウキの隣にいた。 そんな幸せな時が長くは続かないことは分かっていた。ユウキはできるだけ早く街から出て行くと決めていた。この街にずっといたらダメになる。ユウキはそればかり口にしていた。 「僕」は、どうすればいいんだろう。ユウキと知り合ってから、ひとりのときはそればかり考えた。この街で生まれ育った「僕」にとって、この街にいることは自然なことだった。特にここから出て、行きたい場所もなかった。 高校三年生の秋、「僕」はユウキに一緒に東京へ行かないかと誘われた。「僕」は断った。ユウキがたった一人の友達でも、ついていく訳にはいかない。だってどこへ出て行っても、「僕」は何をしていいのか分からない。そんな「僕」がここから離れても、誰のためにもならないと思った。 「おまえたちみんな引きこもりかよ。どうするんだよ、こんな街にいて」 「時代の病気なんだよ。みんながユウキみたいに健康を指向してる訳じゃないんだ」 「先にあるのが健康かどうかなんて知らないけどさ」 四月になって、ユウキは東京の大学へ進学して、ひとりで暮らし始めた。真砂は地元の大学しか受けていなかった。国公立は落ちて滑り止めの私学だけ受かった。でも、そのことについて特に何も言わなかった。行きたい大学がある訳ではなく、ただ何かを先送りしたいだけだった。したいことがあってそれを目指しているのなんて、ユウキくらいだ。 「僕」たちは、ただ淡々とユウキの引越を手伝った。「僕」も真砂も、ユウキの引越どう受け止めていいのか分かっていなかった。 「遊びに来いよ。いつでも歓迎する」 ユウキの晴れやかな笑顔に、いつも通りの声で、新しい彼女ができたら紹介してね、と真砂は言った。「僕」は何も言えなかった。 ユウキに一緒に東京に行こうと誘われていたのは「僕」だけだった。真砂がユウキから言われていたのは、「好きにしろ、俺は出て行くから」だけだった。「僕」はそのことを、ゴールデンウイークに開催された高校の同窓会で真砂から聞かされた。真砂は怒っていた。正当な怒りだと思う。 「ついて行きたかった?」 「彼が望んでいないなら、ついて行きたくなんてない」 あなたがついて行けば良かったのに、と真砂は言った。心にもないことだと「僕」は目を見て知った。真砂は心にもないことをよく言う。でも、不思議と「僕」は真砂のことを嫌いにならなかった。 ユウキがいないと、高校の同窓会はまるでつまらなかった。彼なしでは居場所なんてどこにもなかった。それは真砂も同じだった。退屈をこらえて一次会の終わりまで残っていたのは、ただ積極的に別れを切り出す気にもなれなかっただけだ。居心地の悪い行き着けない居酒屋で、真砂はカクテル一杯で酔っぱらっていた。泣くでもなく暴れるでもなく、愉快になるでもなく美味しそうでもない。何の意味もない飲酒だった。「僕」は飲まないように逃げ回った。逃げ回るのには慣れている。 別れ際に真砂は「もう会わないでしょうけど」と言って、「僕」の目を見た。「僕」は何か言わないわけにはいかなかった。 「同じ街に住んでいるんだから、どこかで偶然会ったらお茶でもしようよ」 「いくら狭い街だからって、そんな偶然はないと思う」 「僕」は真砂の目を確認して、たぶんね、と答えた。そして「僕」と真砂は別れた。 ゴールデンウイークも過ぎると、大学にあふれていた新入生は、それぞれの居場所をみつけて散っていく。「僕」も居場所を探して、天文部の扉を叩いた。夜、星を見るのが「僕」は好きだった。どれだけ見ていても星は嘘をつかない。 でも、天文部はただのイベントサークルだった。星にかこつけて男女が仲良くなるための、よくある大学生のための夜遊びサークル。「僕」が見たいのは人間ではなかった。 でも「僕」はそこで、ステラという女の子と出会った。日本語は流暢にしゃべったけれど、名前のとおり日本人ではなかった。髪は銀色で瞳は青、白い肌。同じ人間だと思えないような不思議な存在感があってサークルでも浮いていた。元々この街は保守的なのだ。でも本人は何も気にしていなかった。あるいは、自分が浮いていることに気づいていなかったかもしれない。 ステラの目の奥には心が見えた。でも「僕」はそれが解読できなかった。そんなことは今までなかったから、「僕」はとても混乱した。外国人だから読めない、というものではなかった。言葉が通じない相手の目だって「僕」は読める。猫や犬だって読めるのに。 あなたは誰ですか? と聞きたかった。でも、そんなこと絶対に聞けない。そのためには「僕」が誰なのか説明しなきゃいけないだろう。そんなこと僕にはできない。親友のユウキにだって言えなかった。「僕」が他人の心を読むことができるって、説明したことがあるのは弟だけだ。そのせいで弟は引きこもりになった。彼は「僕」の顔が見られない。「僕」のせいで、誰の顔も見られなくなった。 ステラとは同じ授業をいくつも取っていて、教室でもよく顔を見かけた。まず見間違いようがなかったし、たいてい彼女は遠巻きにされて誰も近づかなかったから、「僕」からあいさつに行くのに抵抗はなかった。「僕」が近づくことに、彼女がどう思っていたのかはよく分からない。少なくとも迷惑そうではなかったけれど、あるいは何とも思っていなかったかもしれない。 同級生に、おまえ勇気あるな、と言われたこともある。彼女が日本語をしゃべれることは知れ渡っていたけれど、そんなレベルではなくステラは異物扱いだった。 「なんなんだろうな、あのプレッシャー。遠くから見てればゲームの中のお姫様みたいな顔してるんだけどな、ちょっと一般人じゃ近づけないね」 「僕だって一般人なんだけど?」 「あのエイリアンと普通に話ができる一般人がいてたまるか」 少なくとも彼は本心でしゃべっていたので、「僕」はそれ以上、何も言わないことにした。「僕」が一般人だなんて「僕」も信じてはいないけれど、積極的にそれを認めるつもりはなかった。 「僕」がステラと一緒に食事をする仲になるのに時間はかからなかった。大学生同士なら、一緒に食事に行くくらい普通だ。でも、「僕」の居心地は悪いままだった。彼女相手にはあまり上手くしゃべれなかったし、たまに挙動不審なこともしたと思う。なんとかして彼女の気持ちを知る方法はないかと考えたりもした。でも、たいていは空回りで終わった。 ステラと一緒にいて一番に感じるのは、彼女の健全さだった。まっすぐな目で「僕」を見るし、分からないことがあれば分からない、知りたいことがあれば知りたいと言う。それは「僕」には縁のない健全さだった。ルール違反の健全さ。たぶんそれが人々が彼女を敬遠する理由だろう、と「僕」は思った。 気持ちが塞ぐときや、何かしたいけど何も思いつかないとき。「僕」はたまにユウキに電話をかけて長話をした。ユウキは「僕」にとって、引っ越した後でもいちばん心許せる相手だった。東京暮らしでしゃべり方が変わっていたけれど、「僕」たちの関係は変わらなかった。彼が充実した日々を送っていることは声だけで分かった。ステラの話をすると彼は心底おもしろがった。おまえだって恋愛をしてみればいいんだ、と彼は言った。そんなんじゃない、と言っても聞く耳を持たなかった。 唯一、真砂の話をするときだけ、彼は落ち着かない声になった。遠距離が不安かと僕が聞くと、そんなんじゃないと彼は答えた。でも、どう「そんなんじゃない」のかは教えてくれなかった。 「なあ、真砂は変わらず元気にしてるか?」 ユウキはたまに、そんなことを「僕」に聞いた。どうして「僕」にそんなことが分かるのさ、「僕」はそのたびにそう答えた。 でも「僕」は時々、偶然を装って真砂に会いに行った。最初、彼女はとても驚いた顔をしたけれども、すぐに肩の力を抜いて「僕」の相手をしてくれた。まあ「僕」ならいいか、とその目が言っていた。彼女はあまり他人を信用しない方だけれど、それだけに彼女のさみしがりやな部分は充足されることが少なかった。「僕」は少なくとも、ユウキの次くらいには信頼されていたんじゃないかと思う。担保がユウキだから、多少「僕」の株がひとより高くても驚くには値しない。 でも、真砂と二人でいても話すことはないから、ただ黙ってお茶を飲んだり、一駅余分に歩いたりしただけだった。そしていつも「また偶然会ったら」と言って別れた。もちろん恋愛感情はなかった。ただ、そうしないと消化されない何かがあった。 そんな時間を必要としていたのは真砂も同じだった。偶然、真砂の方から「僕」に会いに来ることもあったし、ときどき内容のないメールが届くこともあった。メールになると真砂は饒舌だった。顔文字も入っていたし、文体もくだけていた。真砂も普通の女の子でもあるんだな、と「僕」は思った。考えてみれば当たり前のことだけれど、いつもユウキとセットで見ていたから、その印象は新鮮だった。 真砂はユウキと遠距離恋愛を続けていた。でも、ユウキとはだんだん疎遠になっていた。もともとユウキは、そんなマメなタイプではないのだ。近くにいた時のような関係を続けるのは無理だった。でも、真砂は新しい距離に上手くなじめなかった。 真砂は過去にしがみつこうとしていた。「僕」とユウキと真砂と、三人でいた過去に。だから同じ時間を共有していた「僕」を必要としていた。ユウキはもうそこにはいないから。真砂は「僕」と会っても、「僕」のことを見ていなかった。ただ「僕」の向こう側にいるユウキの影を要求していた。「僕」にできるのは、できるだけユウキの影を色濃く映すことだけだった。でも、それはユウキから離れていることを、真砂に思い知らせることでもあった。 サークルで夏休みにペルセウス座流星群を見に行くことになった。「僕」は団体旅行は嫌いだったけれど、泊まりがけの旅行なら、少しは「僕」の知らないステラの秘密が分かるかもしれない。なら団体旅行くらい我慢してもいいかと思った。 「僕」とステラは駅で待ち合わせ、電車を乗り継いで高原へ行った。宿だけは決まっていてイベントがいくつか用意されていたけれど、それ以外は自由時間だった。合コンの延長でしかない部員の方々とは別行動で、「僕」は星を見るために現地での行動を計画してあった。必然的に目的が同じステラとは行動が同じになるだろう、と見越して。 予想通り、ふたりだけで行動する時間はたっぷりあった。ふたりで夜空を見上げながら、でも、「僕」はどんな話をしていいのか分からなかった。ステラと一緒にいると、まるで物語の中に迷い込んだような気持ちになることがよくあった。「僕」はどんな登場人物なんだろう? どんな登場人物になりたいんだろう? 「前から聞こうと思ってたんだけど、どうして日本に?」 「家族がこちらにいたんです。異邦人なのはどこでも同じだから、だったら家族でいようと思って」 「そういえば、どこから来たの?」 しばらく沈黙があってから夜空を見上げて、この星のどこかから、とステラは言った。 「そういう気持ちって分かりますか?」 「僕」もどこかの星から流されて来たような気持ちになることがある、と「僕」は答えた。よくある。ステラは小さく笑った。 「正直なところ、よく分からないんです。日本の前はアメリカにいました。その前はドイツです。でも、どこがスタートなのかは分かりません」 「そして、ここがゴールでもない?」 「でも、今はここにいますよ」 普通の大学生の男女ならキスをするタイミングだと思った「僕」は、ステラの横顔を見た。でもステラはただ星空を見上げていた。まったく、そういう色恋沙汰は眼中にないらしかった。「僕」の勇気は一気に挫けた。いいんだ、別にキスしたかった訳じゃないんだ。色恋沙汰がしたい訳じゃないんだ。 「一度、私の家族にも会ってください。私に人間の友達がいると知ったら喜びます」 「人間の?」 「現地の、ですね、すみません。言葉がうまく使えなくて」 手を握ってもいいですか、と「僕」は言ってみた。ステラは手があることに初めて気がついたようにしばらく右手を見てから、どうぞ、と言ってその手を差し出した。そっと手を握ると、ステラは不思議そうな顔で「僕」の顔を見上げて、やっぱり人間ですね、と言った。 「あなたがいて、よかったです」 目を見ても、何を考えているのか全然わからなかった。でも、少なくとも「僕」の知る恋愛要素がないことだけは確かだった。流れ星だけが静かに夜空を横切っていった。 秋が来て、冬が来た。高校生だった去年までとは違う、人肌恋しい季節だった。真砂とは偶然出会っては一緒に時間を過ごした。流れで手をつないだり肩を抱いたりすることもあったけれど、でもそれはユウキの代わりだった。「僕」もわかっていたし、真砂も分かっていた。でも、それが求めていることだった。真砂は明らかに、今より過去の方がいいと思っていた。「僕」はどうなんだろう、よく分からない。ユウキのいた過去をかけがえなく素敵だと思っていたけれど、現在だってそんなに悪くないかもしれない。 「僕」はステラともプライベートな時間を過ごすことが増えた。例のクラスメイトあたりがみたら、つきあっていると思ったかもしれない。でも、実際はどこに遊びにでかけても、食事を一緒にして別れるくらいがせいぜいだった。清い交際にさえならなかった。「僕」には相変わらずステラの心が読めないから、彼女が何を考えているのか分からない。「僕」と彼女の間に、どれだけの距離があるのかも分からなかった。 「人間の心なんて不確かなものだぞ? 特に女の子。 俺だって真砂が何考えてるのか分からないことはよくあったけど、でもつきあってたじゃないか」 「ユウキは特別、あんなに好き合ってたら何をしたって大丈夫だよ。僕はそうじゃない」 「僕」はユウキみたいに、裏表のない生き方はできない。 相変わらず「僕」の家では弟が閉じこもった部屋の中から「僕」を呪っていた。でも「僕」は弟に対して、つながりを強く感じていた。何かを肩代わりしてもらっているような気持ちさえした。あるいは逆に、「僕」が彼の分まで外の世界を見ているような。それは「僕」の不健全さの証明かもしれない。でも、健全な自分を目指すよりは、「僕」は十分に「僕」であることを目指していた。 父も母も、弟のことは諦めていた。いつか、このままではいられなくなる日が来る。たとえばそれは父の定年を機にやってくるかもしれないし、他の家族の身に起きる何かが引き金になるかもしれない。弟のことは、そうなったときに考えることになっていた。それまでは目を背けていることで、暗黙の了解ができていた。 「僕」はこの先、どうやって生きていったらいいのかまるで分からなかった。だからみんなと同じように、ただ何も気づいていないふりをして、毎日を過ごしていた。まるでそうすれば、変化を避けられるとでも思っているように。 ステラと大学を歩いているときに、偶然真砂に会ったことがある。それぞれを友達、と「僕」は紹介した。ステラは小首をかしげ、真砂は人形のような目をしてお互いにあいさつをした。それでも三人でお茶をした。別に悪いことをしている訳ではないのに、「僕」はとても落ち着かなかった。何をしているのか全然わからなかった。 後で真砂には、「僕」に友達がいるなんて思わなかったと言われた。それ以来、彼女はしばしば「僕」の大学に顔を出すようになった。いや、たぶんそれも偶然だろう。 その冬、真砂の両親が仕事の都合でアメリカに引っ越しをした。大学生の真砂は下宿してこの街に残ることを選んだ。引越は「僕」が手伝った。彼女には他に引越を手伝ってくれそうな友達はいなかった。真砂の心の中にはユウキしかいない。友達なんてできない。 家族がいなくなった真砂は、より強く「僕」を求めるようになった。「僕」はしばしば真砂と夕食をともにするようになったし、夜、電話で話すことも増えた。偶然じゃない待ち合わせをして遊びに行くようにさえなった。それでも真砂の心の中にはユウキしかいなかった。一目瞭然だった。 ユウキが真砂に別れを切り出したのは、そんな最悪のタイミングだった。いや、別れなんて切り出せばいつだってその瞬間、最悪になったかもしれない。その予感はあった。「僕」はふたりとそれぞれに話をする立場にあったから、ふたりの状況は理解していた。でも、それは「あってはならないこと」だった。もちろん「あってはならないこと」だって起きる。でも「あってはならないこと」に対しては、備えなんてできない。 正月の帰省、ユウキは別れを言うために戻ってきた。三人で会うのは久しぶりだった。三人三様に変わっていたと思う。ユウキだけが、彼が望んだとおりの変化をしていた。「僕」の成長はアンバランスで居心地が悪かった。真砂は成長を拒否しようとしていた。 もう恋人としてお互いを認識するのはやめよう、過去を共有する仲の良い友達でいよう。束縛したくないし、されたくない。俺は「現在」を生きたくて街を出たんだ。もうここには戻らない。 ユウキは一方的に言った。そんなこと「僕」の前で言うなよ、と「僕」は思った。でもユウキにとっても真砂にとっても、「僕」も当事者だった。 真砂は最初、何を言われたのか分からなかった。普通に世間話を続けようとして、でも、すぐに言葉が失われた。泣かなかったし、取り乱したりもしなかった。ただ、理解しなかった。できなかった。「僕」は怖くて彼女の目が見られなかった。 代わりに「僕」はユウキに考え直すように説得した。でもユウキは聞く耳を持たなかった。 「おまえの身勝手のために彼女を犠牲にするのか?」 「違う、一緒にいることが真砂を犠牲にすることなんだ。遠距離恋愛なんて真砂にも俺にもふさわしくない。おまえにだって、その街を出れば分かる」 分かりたくない、と「僕」は言った。 せめて、おまえがこのまま真砂とくっついてくれると安心なんだけどな、とユウキは嘘のない目で言った。信じがたいことに本気だった。 もういい、さよなら、と小さな声で真砂は言った。「僕」は彼女の目を見た。その目は空っぽだった。僕はそこからどんな感情も読み取れなかった。 「行こう」 真砂は「僕」の手を取って、ユウキの前から立ち去ろうとした。「僕」は振り向いて、ユウキに何か言おうとした。でも、何が言える? ユウキも同じ顔をしていた。その目が語っていた。何が言える? と。 その夜、「僕」は真砂と初めて寝た。ユウキと別れてから行くあてもなく地下鉄に乗って、環状線を何回か回った気がする。会話は何もなかった。でも別れることはできなかった。真砂は命綱のように、「僕」の手をずっと握っていた。そろそろ終電が、と「僕」が言うと、真砂は泣き出した。世界からすべての音が消えたような泣き方だった。そんな泣き方をされたら、もう「僕」には選択肢はなかった。 「僕」たちは真砂の下宿へ移動した。どこへも行きたくない「僕」たちに、それ以外にできることは何もなかった。交互にシャワーを浴びて、部屋の明かりを消した。ずっと無言だった。 「僕」にとっては初めてだった。でも真砂はそうではなかった。ユウキとずっとつきあっていたんだから当然なのに、その事実を「僕」はまったく想像していなかった。真砂はいつまでも人形のような清らかさでいるものだと思っていた。 「毎晩でもしたかったし、何回でもしたかった。実際、できるときはいつでもした。どこでもした」 「僕」の上で腰を振りながら真砂は言った。淋しかった、ぽつりとつぶやく。何度も、何度もつぶやく。でも、哀しいばかりなのに、「僕」は男性としてきちんと機能していた。初めて見る真砂の裸体は綺麗だった。「僕」は興奮していた。今、こんなことをしたら取り返しがつかないことになると思いながら、止めることはできなかった。こんな「僕」は知らない、と「僕」は思った。でも求められるたびに「僕」は応えた。そして「僕」からも、何度も求めた。真砂も、そのたびに応えた。 真砂は「僕」の名前を一度も呼ばなかった。代わりにユウキの名前を呼んだ。何度も、何度も。「僕」はずっと黙っていた。何を言っても嘘になりそうだった。 冬が過ぎ春を迎えて、「僕」は時間の多くを真砂の下宿で過ごすようになった。授業は出た、バイトも行った。数日おきに実家に帰り、服を着替えたり荷物を交換したりした。でもそれ以外の時間はほとんど真砂とずっと一緒にいた。一緒にいて、セックスばかりした。ふたりともユウキのことばかり考えていた。「僕」もセックスにはすぐに慣れた。気持ちがいいとは思うけれど、ずっと我を忘れ続けられるほどじゃない。だから、何回も何回もした。我を忘れる必要があった。するたびに淋しい気持ちになった。でも、やめられなかった。 窓の外に大きな月が見えた。パトカーのサイレンと吠える犬の声が遠くに聞こえた。大きな流れ星に気がついたけれど、何の願い事も言えなかった。何か嫌な気持ちになって、それを忘れるために「僕」はもう一度真砂の身体を求めた。流れ星は僕の意識から、なかなか離れてくれなかった。 ステラに、大学で声をかけられた時、「僕」はユウキのことを考えていた。彼女ができたんですかと聞かれて、「僕」は違うと答えた。真砂は彼女と呼べるような存在だと「僕」に認識されてはいなかった。どちらかといえば家族みたいなものだった。今はセックスが必要だからセックスをしているだけだ、と「僕」は思っていた。真砂との間には恋愛感情はない。 「この頃、私と一緒にいる時間をとってくれなくて、これが彼女ができたということなんだろうな、と思っていたんですが」 そっか、と「僕」は答えた。でも、時間がないのは本当だ。早く帰って真砂とセックスをしなきゃいけない。間違ったことをしているとは思わなかったけれど、取り返しのつかないことをしている自覚はどこかにあった。ステラといるとそれが刺激された。でも、今は考えたくなかった。 ステラの目を見ても相変わらず、何を考えているのか分からなかった。彼女は「僕」の目をまっすぐに見上げていた。いつにない切迫感があって、「僕」は目をそらした。 「私のことをどう思いますか?」 「ええと、どう、って?」 「何でもいいです。思った通りに答えてくれたら、私はそれで納得することにします」 「僕」は何を答えたらいいのか分からなかった。状況がうまく把握できていなかった。自分が袋小路にいることだけは分かった。相手が他の誰かなら、何かうまい逃げ道を考えられたかもしれない。でも、相手はステラだった。 「そうですね、先に私が言うべきですね」 ステラは、一度視線を切ってから、また「僕」をまっすぐに見上げた。そして言った。私はあなたが好きです。 それでも「僕」は何も言えなかった。真砂のことを思った。真砂とするセックスのことを考えた。いや、ただ何も考えていないだけだったかもしれない。ただセックスのフラッシュバックが脳裏に渦巻いている。取り返しならつかない、と「僕」は思った。 「私は、みんなが思うような人間じゃありません。でも、私だって人間になりたかったんです。あなたを好きになって、好きで好きでたまらなくなって、人間を好きになるんだから私も人間なんじゃないかって、そう思って、でも私はきっと人間じゃないから、あなたに好きになって欲しいなんて言えなくて」 まっすぐ「僕」を見上げるステラの目からこぼれる涙を見て、「僕」の中でステラと真砂がつながった。「僕」はステラを抱き寄せた。真砂のことを思う気持ちと、同じ気持ちがステラに向いていた。真砂が「僕」に向ける気持ちと、同じ気持ちが「僕」に向いていると思った。これも恋愛感情じゃない、「僕」なんてどこにもいない。だから、抱き寄せることに抵抗はなかった。 「私はどこか遠い星の変な生き物なんです。私に好かれても、あなたは迷惑なんです。分かっているんです」 「僕」はステラの唇を塞いだ。そんなことはするべきじゃなかったかもしれない。でも、そうするしかなかった。長い夢を見ているような気持ちだった。夢の中で、それが夢だと自覚していて、でも自分では目覚めることができない夢。ステラが目を開けたままだったから、「僕」が目を閉じた。長いキスだった。 「それで、私のことをどう思いますか?」 キスが終わってから、改めてステラは「僕」に聞いた。まっすぐに向けられた目の奥で何を考えているのか、相変わらず「僕」には分からなかった。「僕」には何も答えられなかった。 ごめん、と「僕」は言った。 謝らないでください、わかってますから、とステラは答えた。 それが「僕」にとっては転機だった。もう真砂とはセックスはできないだろうと思った。もう気づかないふりをして溺れるように抱き合う、というのは無理だった。ステラに対してだって恋愛感情はなかった。でも、それは真砂に対しても同じだった。 その夜、「僕」はユウキに電話をして、正直に事情を説明した。おまえは真砂を「僕」とくっつけたかったのかもしれない。でも「僕」は彼女を託されるに値する人間じゃなかった。もうダメだ。 ユウキは受話器の向こう側でため息をついた。 「おまえがもてるのは悪いことじゃない。真砂の男運が悪かっただけだ。 もともと俺は、おまえとステラをくっつけたかったんだからな。このタイミングか、って思うだけで」 「今からでも遅くないから、真砂とよりを戻すつもりはないの?」 無理、とユウキは手短に言った。もう無理、少しでもそんなつもりがあったら別れ話なんてしない。 「で、おまえはさ、その、ステラのことが好きなのか?」 わからない、と「僕」は答えた。本当に分からなかった。恋愛感情じゃない、とは思う。でも何なんだ、といえば言葉にはならなかった。真砂に対する感情も、ステラに対する感情も。「僕」の知っている気持ちではなかった。 じゃあアドバイス、とユウキは言った。 「未来はいつもおまえと共にある。おそれずに進め」 「何その安っぽいRPGみたいな台詞」 「分かる分からないで考えているうちは、何も分からないものさ。 進んで飛び込んで、全部経過して初めて分かった気がするんだ。でも、また次の時は全部分からなくなってる。そういうものだろ、兄弟」 覚えておくよ兄弟、と「僕」は答えた。ユウキの言ったことは正論だった。でも、もちろんアドバイスなんて実際に現実を生きる上では、何の役にも立たなかった。 ステラとの関係は、告白を聞いた後も目に見える変化はなかった。相変わらず同じ授業を取って近くの席に座り、一緒に昼食を食べ、世間話をしたりネコと遊んだりして適当に別れた。ステラはそれでいいと思っているようだった。「僕」はそれでいいとは思えなかったけれど、とりあえず状況に甘えることにした。どうしたらいいのかなんて分からなかった。 真砂はだんだん精神の均衡を欠くようになった。まるで親に見放されるのをおそれる子どものように「僕」を求めるようになった。それはセックスをしなければ収まらなかった。結局、するしかなかった。している最中に突然泣き出したり、暴れたりすることもあった。まるでAVのように「気持ちいい」を連呼したときもあった。一緒にいる時間が長くなるとそれなりに落ち着いたから、「僕」はできるだけ側にいるようにしようとした。 原因は「僕」の対応が変わった、ということではないと思う。元々、セックスで解決するような問題ではないのだ。限界が露呈した、と考えるべきだろう。 ユウキとつきあっていた、高校生の頃の真砂は目でものを言うタイプだった。「僕」でなくても目を見れば、何を考えているのかよく分かっただろう。でも、この頃の真砂は心を読むのがひどく難しくなった。何もない訳じゃないけれど、それが本音かどうか分からない程度にしか見えない。それも、ひどく移ろいやすい。だから「僕」は、彼女が「僕」のことをどう思っているのか、よく分からなかった。ただ、「僕」がいないと何もできなかった。それがユウキとの過去を共有する間柄だからだけなのか、少しは未来への希望も含まれるのか、「僕」はそれが知りたかった。でも、それは目をみても分からなかった。 「僕」がどうしたいのか、それも分からなかった。でも、このままがいつまでも続くはずはなかった。真砂との関係を断ち切るという選択肢がない以上、変化をつけるなら前に進むしかない、「僕」はそう結論した。 「ねえ、正式に一緒に住むことにしないか? この部屋でもいいし、どこか違う場所でもいい。どこかで一度、しっかり仕切り直そうよ」 真砂の二十歳の誕生日を前に、「僕」はそう提案した。真砂は、ユウキがいる頃にたまに見せた透明な笑顔を浮かべて、素敵な夢物語ね、と言った。 真砂が自殺しようとしたことを「僕」はユウキから電話で教えられた。雨の降る、寒い冬の日だった。そのニュースは僕に衝撃をもたらしたけれど、どこか「僕」はそうなることを知っていた気がする。「僕」のせいだ、と僕は言った。 おまえのせいじゃない、おまえはよくやっていた。ユウキは「僕」にそう言った。 「違う、僕はなにもしていない。何もできなかった」 「そう言うな、誰にも何もできなかったんだよ」 真砂は二十歳の誕生日に、はじめて東京までユウキに会いに行った。今まで一度も行っていなかった。別れてから初めてセックスをした、とユウキは言った。ごめん。 「謝らなくていいよ。真砂は僕の彼女じゃない。ずっとおまえのものだろ」 「まだそんなことを言うのかおまえは」 「だってそうじゃないか」 「僕」は涙声だったかもしれない。「僕」はユウキになれなかった。それだけのことだ、と「僕」は思おうとした。でも、そんなのってないじゃないか。 「一命は取り留めた。でも、しばらく療養が必要みたいだ。ひとりでは生活できないっぽいから、あいつの家族を呼んだんだよ。そうしたらいきなり面会謝絶。まあひどいことをいろいろ言われたけどね、ちょっとおまえにも聞かせたかったな」 「僕」はユウキからの電話を適当に切ると、ひとりで街を歩いた。自宅にいても真砂の部屋にいても、何をしていいのか分からなかった。弟の部屋からは、いつも通り雄弁な沈黙が漂ってきていた。みんな言いたいことを抱えて何も言えないでいる、と「僕」は思った。「僕」は「僕」が何を言いたいのか分からない。みんなはどうなんだろう? 真砂と歩いた街だった。どこにでも真砂の記憶がついて回る。「僕」は傘を持っていなかった。雨の中をぬれるままに歩いた。雨が降っていることには気づいていたけれど、傘を持ってくることに思い至らなかった。馬鹿だ。 気がつくと「僕」は繁華街を歩いていた。客引きがいて酔っぱらいがいて、喧噪とネオンが街を包んでいる。さすがにこの時間、真砂とこんな場所を歩いたことはなかった。でも、傘も差さずに雨の中を歩く「僕」を、みんな避けて通った。もちろんここにも「僕」の居場所はなかった。 「何を、しているんですか?」 聞き覚えのある声に顔を上げると、声をかけてきたのはステラだった。何をしてるんだろう、と「僕」は答えた。 「どうしてここに?」 偶然です、とステラ。白昼夢を見てあなたに呼ばれてる気がしてここに来たって、そんなことがあるわけがないじゃないですか。 「死んでしまいますよ、そんなことをしていると」 ステラに導かれるままに、「僕」はどこかのホテルに入った。脱がされて乾かされて、脱いだステラに抱きしめられた。そんな気持ちにはなれない、と「僕」は言った。どんな気持ちですか、と真顔でステラは答えた。このひとは宇宙人だったな、と「僕」は思い出した。きっと本気でそんなつもりはないんだろう。それは「僕」の心を少しだけ慰めてくれた。 ステラの身体は暖かかった。でも、「僕」の心は冷たく固まっていた。冷えているのはもっと身体の奥深くだ。裸で抱きしめられたくらいでは届かない。 「僕が、彼女を追いつめたんだ」 「何をしたんですか?」 「何もできなかった。何かしなきゃいけなかったんだ、僕にしかできなかったのに」 「好きだったんですね」 嫌味もなく底意もない、ただ本当に淡々と事実を述べる口調だった。 「そんなに好きなひとがいるなら、どうしてきちんとつかまえておかなかったんですか?」 結局、「僕」はステラと寝た。そうするしかなかった。だって「僕」はずっと真砂とそうしてきたから。でも、ステラの身体は「僕」の心を温めてはくれなかった。 ひとしきりの行為が終わると、ステラは眠ってしまった。寝顔は初めて見る。何かを思い出しそうになって、「僕」は涙をぬぐった。小さく「さよなら」と言った。そして濡れたままの服を着ると、部屋を抜け出して支払いを済ませた。こういう時、どうするのが正しいことなのかは分からなかった。でも、ステラと一緒にいることはできなかった。 ステラと寝ることは、「僕」の求めていることではなかった。「僕」は心を捨てたかった。真砂のことを忘れたかったし、「僕」のことを忘れたかった。ステラは「僕」に心を捨てさせる相手ではなかった。むしろ「僕」の心そのものだった。 時間をかければなんとかなる、と「僕」は思いこむことにした。ステラは携帯を持っていなかった。大学に行かなければ、そうそう会うことはないだろう。ステラに溺れるわけにはいかなかった。もちろん、溺れそうだから思うんだということは分かっていた。 「僕」らしくない行動をとろう、と「僕」は決めた。夜の街で知らない女の子に声をかけたり、金を払って風俗に通ったりした。すぐに飽きた。最後には女の子を見るだけで吐き気を催すようになった。もう十分だろうと思うと、「僕」は社会復帰を次の目的にした。 「僕」は合宿制の自動車学校に通って免許を取った。単発のバイトを立て続けにした。新しい季節のために服を買い換えたりもした。そこまでして、やっと人心地がついた。ひとりに戻るだけだ、と「僕」は自分に言い聞かせた。ユウキも真砂もいなかった頃だって、「僕」は「僕」だったはずだ。ステラがいなくても、くだらないおしゃべりをする程度の友達ならいるだろう。それで十分じゃないか。 ひさしぶりに大学に行き、授業に出ると、ステラは今まで通り隣の席で「僕」を見上げていた。あのまま、いなくなるのかと思っていました、と変わらない声で言う。「僕」は彼女の目を見られなかった。 「ごめん」 「あなたのしたことは人間的にどうだったんだろう、とは思います」 でも、戻ってきてくれて嬉しいですよ、私は。 ひさしぶりに会うステラは美人だった。ステラを美人だと思ったのは初めてだった。「僕」の意識が変わったのか、ステラが変わったのか、「僕」には分からなかった。でも、まぶしくて直視できなかった。 目を見ても相変わらず、何を考えているのか分からなかった。でも、「僕」がステラなしでもやっていけるだろうと高をくくっていた、それが無理だということはすぐに分かった。 どこまでいけるんだろう、と「僕」は思う。こんな気持ちを抱えたままで、どこまでもいけるはずがない。でも日常は続いていく。みんな変わりながら、でも毎日は続いていく。 ユウキから電話がかかってきたとき、「僕」は大学の緑地で、ひとりでパンを食べていた。濁った池にパンくずを投げるとコイが食べに来る。その辺に投げれば鳩やスズメが来る。孤独を紛らわすにはいい場所だった。 おまえどこにいるんだ、とユウキは言った。「僕」は答えられなかった。隣を見て、上を見て、誰か代わりに答えてくれるひとを探した。でももちろん誰もいない。「僕」はどこにいるんだろう? 立ち上がって濁った池を見ると、「僕」の姿が水面に揺れて映っていた。その目には心が見えなかった。 ケータイからユウキの声が「僕」を呼んでいた。でも、もう「僕」はどこにもいなかった。いや、はじめからどこにもいなかったかもしれない。 東京から帰ってきたユウキは、見たことのない女性を連れていた。まどかさんだ、とユウキは紹介した。 「今回の件でお世話になってる。おまえに紹介したかったんだ」 反射的に「僕」は頭を下げた。真砂の家族だ、というのは顔を見れば分かった。でも、どうして「僕」に紹介する必要があるんだろう? 「このひとを倒すと囚われのお姫様のところに行けるんだってさ」 「倒す?」 「お姫様が助けを求めてるかどうかは知らないけどね」 真砂の自殺未遂にあたって、ユウキが連絡した真砂の家族だった。今、真砂はこのひとの庇護下にある。こんなことしたくないんだけどさ、とまどかさんは言う。こういうことって、家族の誰かがしなきゃいけないからね。 「僕」はまどかさんとユウキを連れて真砂の下宿を案内した。他によく行くところは大学とバイト先くらいしか知らない。真砂の暮らしは、ほとんどが部屋と大学の往復の中で完結していた。偶然会うのは簡単だった。今にして思えば、そんな大学生の生活はありえない。でも、真砂にはそれが普通だった。それに、「僕」だって日々の単調なことにかけては真砂のことはあまり言えない。 「なるほど、ね」 まどかさんは気のない声で言う。 「あなたが良くやってたんだってユウキが言ってるの、冗談じゃないと思ってたんだけどね。女の子が自殺未遂するときって、まあ恋愛関係のもつれだろう、その男が犯人だ、って。 だからユウキとあなたのせいだと思ってたんだけど。 違うね、これは死ぬべくして死のうとしたんだ。真砂、本気で病んでたんだね。ここまで保って、しかも未遂でとどまったんだから、あなたが良くやってたんだ」 まどかさんといったん別れてから、「僕」とユウキは今後のことについて相談した。真砂はこの街に戻らないと元気にならないと思う、と「僕」は言った。ユウキは否定した。 「そこから出なきゃ今度こそ死ぬ。俺はおまえが生きてるのが不思議なくらいだ」 「ユウキが責任持ってすることに文句は言わないけど」 「おまえが責任持つなら俺だって」 でも、現実的にはまどかさんを納得させられるような材料は「僕」たちには何もなかった。真砂自身が自分の生命に責任を持たないのに、「僕」たちには何もできない。 「ユウキは、彼女とよりを戻すつもりは」 「まだ言うか。ないよ、それはもう終わったことだ。 でも、それはそれとして真砂は健康に生きていて欲しい。そのためにできることがあるなら、できることはなんでもするつもりだ」 自殺したいほど何を思い詰めていたんだろう、と「僕」は思う。おまえのことなんじゃないのか、とユウキは言った。 「僕のこと?」 「おまえはどうなんだ、今後も真砂とつきあっていけるのか?」 ユウキの目には罪悪感があった。自殺未遂の直前に真砂と寝たことが原因だった。「僕」は気にしていなかった。だって、真砂はユウキのものだ。「僕」はそう思っている。 できることはなんでもするつもりだよ、と「僕」も答えた。でも、お互いに何ができるのかは分かっていなかった。 「僕」はまどかさん経由で真砂にメールを送った。機会を見ては手紙も出した。電話はまどかさんがとりついでくれなかったし、「僕」も何を話せばいいのか分からなかったと思う。真砂からも、たまに返事が来た。ユウキも同じようなことをしている、と「僕」は真砂からの手紙で教えられた。ふたりともありがとう、でもちょっと複雑です。真砂の筆致は正直だった。どうしたらいいのか、私にはまだ分かりません。 「僕」たちはゆっくりと距離を置いて、関係を確かめ合っていた。今まで無理をしていたことはお互いに分かっていた。そんな関係が続くはずがなかった。でも、この先に待っているのがどんな関係なのか「僕」にはまるで分からなかった。 春になって授業がまた始まった。「僕」は今まで通り大学に通った。この春一番の変化は、ステラの周囲にひとがいるようになったことだった。以前ステラを評して云々していたクラスメイトによると、プレッシャーがなくなった、とのことだった。なんで今まで避けてたんだろうな、と彼は言った。知るか、と「僕」は答えた。 誰かがステラに、「僕」とつきあってるのかと聞いた。ステラは「僕」の目を見てから、そういうことは彼に聞いてください、と笑顔で答えた。今までのステラからは考えられない受け答えだった。 家族に会ってもらえませんか、と頼まれたのは、桜も散ってゴールデンウィークも終わった、気持ちよく晴れた五月だった。星を見に行ったときの約束を「僕」は思い出した。あれから四年か、と「僕」は思った。人間が変わるには十分な時間だろう。 案内されたのは学生用のワンルームマンションが建ち並ぶ一角だった。部屋の鍵を開けると、狭い玄関には男物の靴が一足だけ置いてあった。晶、とステラは部屋の中に声をかけた。 出てきたのは、黒い瞳に黒い髪の、でもどこかステラと似たところのある男の子だった。年齢は「僕」よりも少し幼いくらいだろう。彼はぺこりと頭を下げて、一歩「僕」のために場所を空けてくれた。 弟さんですか、それとも恋人さんですか、と「僕」は聞いた。ホームドラマみたいな家族が出てくる予想とはずいぶん違った。大切な家族です、とステラは答えた。 彼は言葉がしゃべれなかった。でも、ステラは何も気にしていなかった。「僕」は彼の目を見たけれど、やっぱり何を考えているのかは分からなかった。ステラの家族だというだけのことはある。 買ってきた和菓子を床に座って三人で食べた。部屋の中は典型的なワンルームだった。でも、本棚もテレビもなく、スチール組みの二段ベッドだけが部屋の中で存在感を示していた。寝るだけの場所ですから、とステラ。 ステラと晶は、姉弟というには仲がよすぎるように見えた。表情と簡単な動作だけで、「僕」とステラが言葉を交わす以上のことを伝え合っていた。異国で身寄りもないと、家族の絆が深まるのかもしれない。でも、それだけではないかもしれない。 もし二人が恋人同士だったらどうしよう、と「僕」は思った。目を見れば他のひとたちのことなら分かる。でも、この二人に関しては「僕」には分からない。ありえるかもしれないな、と「僕」は思った。いつか「僕」はステラと離れる時が来るかもしれない。それがどんな形で来ても、たぶん「僕」には受け入れることしかできないだろう。 「いつか、あなたの家にも招待してもらえると嬉しいです」 帰り際にステラが言った。晶も頷いた。「僕」は弟のことを考えながら、機会があれば、と言った。「僕」と晶は握手をして別れた。いつかのステラのように、彼も不思議そうな顔をして、「僕」の握った手をしばらく見ていた。 弟か、と「僕」は思った。間違いなく「僕」の解決が必要な課題のひとつだった。和解をしたいとは思っていたけれど、機会はなかった。考えてみれば、もう何年顔を見ていないだろう。 最初はただの恋愛相談だった。「僕」も幼かったから、弟の目を見て、つい正直にやめておけと言ってしまった。おまえが好きなのは自分自身のことだけだ、彼女のことなんて考えてないだろう。 弟は怒って、「僕」に相談するんじゃなかった、と言った。怒るのはそれが本当のことだからだ、と「僕」は言い返した。今思うと頭を抱えたくなる。何しろ若かったから、本当のことは本当のことだと思っていたのだ。世間の誰にも言えなくても、家族くらい「僕」のことを理解してくれると思っていた。 「僕」が相手の目を見れば、弟が告白して望みがあるかどうか分かる。彼女が何を考えているか分かる。そのことは伏せて、「僕」は誰が好きなのか聞いた。近所の同級生だった。近場で充足する、ありがちな恋愛だった。「僕」はこっそり彼女を観察して、脈はないと判断した。そして弟にそう告げた。弟はまた激怒した。 弟はその後、まるで「僕」に当てつけるように、その彼女に告白してふられた。おまえのせいだ、と弟は「僕」に言った。今なら、そんなことは「僕」も絶対に言わない。でも、そのとき「僕」は弟の目を見てしまった。 おまえの劣等感をぶつけられても困るんだよ、と「僕」は言った。彼女ができたら「僕」より優位に立てると思ったのか、と。そんなつもりで告白されても彼女だって迷惑だろう。自分のことしか考えられない男に、他人とつきあう資格はない。 弟は、刺すような目で「僕」を睨んでいた。だから「僕」は、彼の心の奥底まできれいに見て取ることができた。彼のコンプレックスにまみれた、まだ柔らかく傷つきやすい繊細な心。「僕」は正論という形の暴言で、それを土足で踏みにじった。 おまえに何が分かる、と彼が言ったときには、もう彼の心はずたずただった。分かるんだよ、と「僕」は言った。「僕」は目を見れば、誰が何を考えているのか分かるんだ、と。 なんだそれ、と言われたので「僕」は説明を繰り返した。目を見ると心が分かるんだ、と。そして具体的に弟の心で例を示してやった。何か心に思ってみろ、当ててやるから。 いつから、と彼の心が聞いていたので、「僕」はずっとだ、と答えた。本当に分かるのか、と聞いていたので、本当だろ、と答えた。ということは、と彼は心に、「僕」に知られたくないあれこれを思い浮かべて、それもばれてるのか、と思った。 そっか、そんなこと思ってたのか、と「僕」は言った。 出て行け、と声に出して彼は言った。やり過ぎたことにはもう気づいていたけれど、「僕」には止められなかった。もう今更どうすることもできない。出て行くしかなかった。 それ以来、彼は部屋から出てこない。夜中に風呂に入ったり、水を飲みに台所に来たりはしているらしい。でも、「僕」とは見事に顔を合わせなかった。 両親は「僕」を責めた。ふたりの目を見て、それは責任転嫁だと「僕」は思った。でも、今度はもう言わなかった。思ったことを口にしたらどうなるのか、犠牲者はひとりで十分だった。弟ひとり傷つければ、もう十分過ぎる。 「僕」は弟に対して、関係回復を試みることにした。母に聞くと、弟とはメールでやりとりしているという返事だった。大学の計算機センターに行って、「僕」は「僕」のアドレスから、弟にメールを送った。まどろっこしいことをしているものだとも思ったけれど、「僕」にも時間があった。たぶん家からのメールでは無視されるだろう、と思った。 最初、僕は正直に現状を弟に説明した。特に求めることは何もなかった。ただ自分を把握し直したいと思う、そのためにおまえにメールを出すだけだ。負担に思うことはなにもないし、返事も必要ない。そう書いたら、山のように長い返事が来た。「僕」に対する繰り言かと思ったら、ただ弟も弟の近況を書いてきただけだった。 「兄貴に恨みはない、とは言わないけど、そんなことはもういいんだ。兄貴が心が読めるのは本当なんだろう。残念だけど、あのとき言われたのは全部本当だ。そんなことは僕が一番分かってる。 まあね、本気で傷ついたよ? まだ怖くて人前には出たくない。これでも社会復帰は何回も試みたんだよ。僕だっていつまでも、このままだって訳にはいかないからさ」 弟は引きこもりながら、本を読んだり書いたり考えたり、何かにしがみつくように言葉の世界に生きていた。まあ退屈をする暇はなかったよ、と彼は書いてきた。ただ部屋の中で死んでいた訳ではない、それは「僕」を勇気づけてくれた。 何度も何度もやりとりをした。弟は「僕」の返事が遅いと文句を言い、書く内容がひどいと文句を言った。でも、そんなやりとりができることが「僕」は嬉しかった。 ある程度、弟と話ができるようになって、「僕」は真砂とやっていくことが可能かどうか、弟の意見を求めた。彼の回答は懐疑的だった。 「家に引きこもりの僕ひとりいるだけで、これだけ家族がメチャクチャになるんだ。 どんな彼女でも、いるだけのひとと一緒にいたらメチャクチャだよ?」 ならどうしたらいいのか、と「僕」は聞かないことにした。それはそれで弟の意見だ。どうしたらいいのか、どうしたいのか考えるのは「僕」のするべきことだった。 また冬が来ていた。寒い雨の日、「僕」は傘を差して街を歩いていた。ひとりで、行く当てもない散歩。「僕」の手には余る問題ばかりが「僕」の手の中にあった。 でも、不思議と心は穏やかだった。 もうどうなってもいいや、という気持ちが「僕」の中で育っていた。なんとかなる、でもない、なんともならなくてもいい、という穏やかなあきらめ。 雨が弱くなってきたので、「僕」は傘を閉じて、空を見上げた。あるいはこれは空の心なのかもしれないね、と思う。 見覚えのある姿を人混みにみつけた。駆け寄るのも柄じゃないし、「僕」はゆっくりと歩き始めた。そして、彼女の前で立ち止まった。 おかえり、と「僕」は言う。 ただいま、と真砂は言った。 いつかそんな出会いが来るような気がする。そのときまで「僕」はここにい続けるだろう。人々がみんな立ち去っても、みんな「僕」を忘れても。 着信音に「僕」は顔をおろして、携帯を取り出した。ディスプレイを見ずに通話ボタンを押す。この電話の先にも誰かがいて、どこかにつながっている。 「ひさしぶり」と僕は言った。
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第52 観音寺城 RO FUFU ターンパイク ■ 概要 近江佐々木六角氏の本拠地。きぬがさ山に郭を並べた構造は、国人連合政権たる六角氏の政治体制を反映し、日本最大級の山城であるものの防御性は低かったとされる。 ■ 駐車場 ・まずは安土城郭資料館で聞いた道順を元に石寺楽市へ。・なんというか、施設らしい施設は無いので迷わない。・スタンプもここで。 ・外の看板に「冬期閉鎖中」とあるが、行けるみたい。 ・この地域では色分けして看板を出している模様。紫色の看板に従って行く。 ・上っていくと、小屋から老夫婦が出てきて、通行料を払うとゲートを開けてくれる。・全面舗装だが路肩は弱い。・上には5台分くらいの駐車スペース。 ■ 見て回る ・観音正寺への参道の途中まで登ってこれる。・安土城の比ではないガレた石段。 ・ふむ。 ・丸太を止めていたと思われる鉄筋。・こうなるとほぼトラップに近い。・手すりにつかまって進む(が、手すりが低い) ・手すりのしたにはお言葉。 ・300m上って寺が見えてきた。 ・かなり開けた場所。 ・寺の脇に、城址入り口・一旦下りて寺の裏側へ進む。 ・この辺は竹林らしい。寺のノボリも竹製だった。 ・心細い山道。・滑落とクマと遭難に注意だな ・標識どおりに進む ・すごいとこだな... ・駐車場から40分で本丸跡到着。 ・どうやって運んだんだろか ・桑実寺方面は入山料が必要。 ・この日は天気が良い晴れた日だったが、もやがかかって景色は良くない ・往復2時間弱。下りるほうが怖い。・バイク用の靴は歩きづらい。 ・まあそうなんだけど・・・ ■ スタンプ 石寺楽市でもらう。 ■ 情報 石寺楽市開館時間 8 00~17 00。12月上旬~3月下旬休館 きぬがさ山林道通行料 300円。正確にはきぬがさ山林道景観整備協力金 きぬがさ山林道利用時間 9 00~16 00。17 00閉門 城址開園時間 実質的には晴れた昼間 城址入園料 タダ 城址駐車代 タダ 道順 石寺楽市への道で紫色の看板を入る。 日付 2010/4/6 旅程 大津→安土城→観音寺城→彦根 大きな地図で見る
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#73 誰かが捨てたモノ 夕日が空き家のガラス戸から差し込む。 あたしは少し長めになってきた髪の毛を指でクルクルと巻きながら、今日誰かが言ってた「男子は髪が伸びるのが早いほどエロい、女子は髪が伸びるのが遅いほどエロい」とかいう話のことを考えて、クスリと笑った。 そんなんどこに根拠があるってのよ? 「そういえばさ、もうすぐタクスタ発売じゃん?今回は買うんだよな?」 武志は、カットしたデッキを公旗に返しながら、思い出したようにあたしに言った。今日は空き家にはこの3人。 タクスタ発売かぁ。もうそんな時期なのよね…。『武神降臨』が発売されてからあんまり経ってないように感じるけど、忙しかっただけかも。 「当然。去年のと違って白があるからね」 「だよな。青のカードトレードしてくれよ?俺は『破壊と再生の剣』のほうしか買わないから」 武志はそう言ってからからと笑う。 それが狙いかい。まあ青のカードは使わないからいいけど。 松岡もポスターの『黒の新破壊カード』がどうとか言ってたけど、黒赤の構築済みだから詩織と半分にでもすればいいのに。 「はいはい。タクスタ大会に出た後ならね」 あたしは髪を巻いていた指を離し、背伸びをした。 「公旗さんは今年は買わないんですか?タクスタ?」 「あぁ、無論だ。緑の『み』の字もないスターターなど、興味はない」 だろうと思った…。 公旗は緑の基本Gを出してターン終了を宣言した。 あたしの位置からは、さっきからチラチラと公旗の手札が見える。 あのアプサラス3《10》はいったい何に使うんだろ…? あたしは公旗を少し呆れた目で見ながら立ち上がり、トイレに向かった。 空き家のトイレは一番奥にあって、「といれ」と書いてある古い木製の扉の向こうだ。 古い銀色の鍵が「ギチ」と音を立てて動く。 水を流しながらしゃがみこんだあたしは、ゴミ箱をふと見る。 …中には、くの字に折り曲げられたカードの束が捨てられていた。 買った人がレアを抜いて捨てたのかな?ガンダムウォーのカードじゃないけど、すごくイラッと来た。 あたしは水を流し、トイレの扉を開ける。 スゲー嫌なもん見た。 「どうした?間に合わなかったか?」 急に不機嫌になったあたしを武志が冷やかす。 「ばーか。カードが捨ててあったの」 「…お前そういうの嫌いだもんな」 「うん」 あたしはそっけなく答えてから元の位置に座る。 冷やかしじゃなくて和ませようとしただけだってことくらいわかってる。 「あんた”そっち系”の趣味あったの?」 あたしは気を取り直して、武志の冗談に返す。 どう考えても返すタイミング遅いけどね。 武志は笑って「ねーよ」と言った。 「今少年と話していたところなんだが、お嬢さんは今年は地区予選に出るのかな?」 少し間を空けて公旗が口を開いた。 手札にもうアプサラス3はない…と思ったら場に出ていた。 「地区予選…ですか?」 あたしはきょとんと聞き返す。 「ああ。伊達CSだ」 公旗は少し説明を加えた。 年二回、ガンダムウォーの地区予選と本選が行われ、半期ごとに全国1位を決めるらしい。 去年も確かそんな話があったけど、アーチェリーの試合があったから断ったはずだ。 「確かその日は大丈夫です」 あたしは公旗が言った日付あたりの日程を思い出しながら答える。 「では決まりだな。と、アプサラス3のテキストで本国に14ダメージだ、少年」 公旗が2回うなずき、武志のほうを向き直って手札を捨てた。 「あー!なんかやる気出てきたかも!」 あたしは少し大きめの声を出す。 唐突に言ったあたしに、本国のカードを全部捨て山に送り終わった武志が「はァ?」と言った。 「武志負けたんでしょ?ホラ、次はあたしの番よ」 あたしはカバンからデッキケースをだして机に置いた。 伊達の予選大会。いけるところまで行ってやるわ! 「白デッキ。…望むところだ」 公旗はアプサラスをデッキの束に戻しながら不適に微笑んだ。 つづく 前へ / SeasonTOP / 次へ txt Y256 初出:あたしのガンダムウォー 掲載日:09.05.12 更新日:10.04.14
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Q: 449 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/11/27(火) 19 51 00 ID C0ex6OMQ モノブロスが壁に突き刺さると希にモノブロスハートを落としますが 心臓を落としているのに死んでしまわないモノブロスが理不尽です。 壁に角が刺さる程度で体内にある心臓が地面に落ちてしまう事自体 理不尽きわまりないです。 620 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 20 09 27 ID ewmjzm67 モノブロスが壁にぶつかっただけで心臓を落とすのが理不尽です。 A: 450 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/11/27(火) 19 56 24 ID +Kcv5LOS 某少年忍者漫画ナ○トに出て来た敵忍者カ○ズと同じです。 心臓が複数あるから大丈夫な訳です。 そしてこのネタが理解されなかったらどうしようと思うと夜も理不尽です。 621 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 20 12 54 ID xqoIqLtX ピジョンブラッドというルビーがあります モノブロスハートもそういう呼称が付いている宝石もしくは鉱石です 622 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 20 14 12 ID xqoIqLtX と、思ったら説明に心臓ってもろかかれてた ち、ちくしょう!! 625 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 01 22 45 ID VVBO+/4P 620 621 公式設定?では怒り時に変色する頭部の器官またはその一部を モノブロスハートと呼ぶらしいので理不尽ではないでふ 626 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 12 07 40 ID VE/X5Y8I 625 でも説明文では「心臓」と記載されていることが理不尽です 627 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 12 33 52 ID tDoMytBC 626 研究者の間でもなお諸説ありますが、 そもそも心臓が複数ある説や、重ねてトカゲの尻尾理論で再生出来る説などが有力です。 いつかギルドの獲物解体技術が進歩して、 その生体構造が明らかになれば解決されるかも知れません。 628 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 14 35 42 ID EN3+VsK8 626 そもそも落し物の心臓は、その個体の心臓ではなく、他の個体の心臓である可能性が指摘されている。 生まれてまもなく死んでしまった我が子を食べたのかもしれない。 子を生む為の栄養となるべく、交尾後の雄が雌に食べられたのかもしれない。 説は多々あるが、落し物として入手できるモノブロスハートは胃に残っていた別個体の心臓を 岩盤に突撃してしまった際の衝撃で吐き出してしまったという学説が最近になって発表された。 629 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 16 45 25 ID NUvTpj+C 角が突き刺さってまさに「口から心臓が飛び出る」ぐらい驚いたのでしょう。 お約束を大事にするモンスターハンターならでは、モンハン的には実に自然です。 630 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 16 46 00 ID an4VFLzR カエルもナマコも内蔵吐きますしね 631 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 18 58 38 ID tE0X5C7/ あくまで強引に解釈する先生方に感動しました。 モノブロス 心臓
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802 名前: NEPさん 04/11/19 03 17 37 ID fduHSPby コンベでであった二人の困ったマスター オリジナルシステムで参加したGM、卓説明で 「ダイスもカードも使わない最新のTRPGです」と宣伝、でも質問しても どんな判定なのか言わず不成立、別の卓のPLにはいったが 終始不成立について不満を述べ、聞いてほしそうなことを匂わす どんなものかと聞いても真似されるから嫌だ、気になるなら卓に来ればよかった の連発 もう一人はアリアンロッド、希望者が多く卓参加者してから 「続き物なので前回参加者のみ来てください」とGMからのアナウンス 前回参加者は軒並落ちた人と付け加えています 皆さん、これは何ルーチェ? スレ41
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(スレ242より) 489 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 16 42 43 ID xGlItsxl 私自身ケチなので ちょっとむっとしたこと。 こないだディズニーシーにお出かけして、お友達仲間にお土産にと クッキーひと箱買ってきました。 みんなで食べた後、Aさんが 「私も昨日シーにいってきたんだ。そしたらBさんに会って」 「へぇーすごい偶然だね」 「でも、お土産ないんだ、ごめんね」 Bさんもその場でいっしょにクッキーを食べてたお友達の一人です。 娘にもあげないでお友達にクッキー配った私、ばかみたい。 返せるものなら返してほしい。 金額としては少額でべつにお金はいいけど、 ダッフィー型でかわいいクッキー。娘も食べたがってたのに。 492 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 16 46 15 ID BEvRPSaW また出かけてクッキー買って、お嬢さんにはもう1個素敵なものを買ってあげればいいよ 悔しい気持ち良くわかる 495 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 16 53 23 ID td0EiVuQ 489 Aさんもそんなことだまっておけばいいのにね。 でも、お土産買ってお友達にシーの話ができたんだから いいんじゃないの?クッキーは話を聞いてもらう小道具だと 割り切って。 娘さんクッキー食べたがってたって、ほかにお家用の お土産買わなかったの? 496 名前:489[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 17 02 11 ID xGlItsxl 492 495 そうですね。 娘にはダッフィのお友達のぬいぐるみを買いました。 ブログとかには書けなかったので、ちょっとグチをきいてもらえて すっとしました。 ありがとうございました。 498 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 17 26 18 ID toqoahNb 489 よくわからんのだが、Aもやはりシーに行ったわけだよね? Aもその場にいてクッキー食べたようだが、お土産は? Aに対する突っ込みはなし? 499 名前:489[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 17 29 43 ID xGlItsxl 498 すみません、文章力がなくて・・・ AさんもBさんもシーに行って、 偶然会って、そのまま一日一緒に過ごしたそうです。 ふたりともお土産なしでした。 500 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 17 38 50 ID FW0PLeLy どちらかと言うと、ディズニーで偶然会ってそのまま一緒に過ごす方が 個人的にはびっくりだわw と言うか、お土産ひとつでイライラするぐらいなら最初からお土産買うの止めるのがいいかも。 気持ちはよくわかるけどね。 503 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 17 42 13 ID DjnojumC えー。そんなに皆行くって事はTDRに近い所に住んでるんだよね? お土産なんか不要じゃない? 次からは買わないでいいと思うよ。 504 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 17 42 39 ID SvAheL4I 489 AもBもセコケチっていうにはちょっと無理があるような。。 シーに行ったけど、ママ友たちにおみやげ買おうとは思わなかっただけなんじゃないの? 海外旅行じゃないんだし、おみやげは自分の家だけという考えの人だと思う。 489が買ってきたおみやげ食べて、たぶんちょっとばつが悪かったんじゃないかな。 Aは「でも、お土産ないんだ、ごめんね」と謝ってるし。 自分たちも行ってきたからと、その場でおみやげ食べないっていうのも角が立つような気がする。 それより 489の「返せるものなら返してほしい。」のほうがセコケチ臭漂ってるよ。 逆恨みみたいな感じ。 まぁちょっと愚痴をこぼしたかった気持ちはわかるが、スレチかなとも思うし。 自分だったら、自分はおみやげ買いたかった、他の人はそうじゃなかった この次は買ってこなくてもいいかな で終わりだな。 505 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 17 46 49 ID rPpUBesW 489 あらかじめ、AB両人さんがデズニーで偶然会う前から 489さんがデズニー好きでお土産のクッキーでお茶会してくれると 分かっていたのなら、何かしら買っておくとか持っていくとか 最低限でも「そういえば私もこの間行ったんだけど 何も買ってなくてごめんなさい」的なお愛想は言うかもしれないけど そういう前提がなければ別に何もなくても変じゃないでしょ。 「観光地に行ったからおみやげ!余裕持っておみやげ!」みたいな 買い物のしかたって最近はしなくなってるしね。 つか娘さんがそれを食べたがってたんなら 489さんの分をとっておいてあげれば良かったんじゃと 思ってしまったのだけど。w 506 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 17 55 54 ID cdB4ANmo 489 「出かけたのにお土産買ってこないなんて~」って悪口言うおばさんより、 「お土産買ってくるのはこんなお出かけして楽しかった自慢だから遠慮しないで食べときゃいいのよ」というおばさんの方が多かったりするから、その愚痴はリアルでは言わないほうがいいよ。 489が好きでお土産よこしといて何言ってんだ?って扱いされると思。 508 名前:489[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 18 11 11 ID xGlItsxl こんなにレスもらえるとはおもっていませんでした。 私自身がケチでミミッチイということは承知の上で、 グチが言いたかっただけなんです。 すみませんでした。 509 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 19 01 59 ID 0SkCii84 508 その場の雰囲気は分からないけど クッキー食べながら お土産買ってこなかった自分たちに罪悪感を感じて告白してしまったんじゃない? お土産なんだから喜んで食べて貰えただけでいいじゃん。 今度は買ってきてくれると思うから返せなんて言わないで待ってたら? 510 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 19 04 33 ID SjRAoN21 私だったらお土産用はお土産用、家で消費用はまた別に買うと思うので、 何故489さんが娘さんに我慢させてまでお土産を配ったのかも疑問といえば疑問… 511 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 19 07 15 ID ur8bduGM 気持ちはわかるよ。 ママ友ABが配慮がなかったんだと思う。 家もシーに行ってお土産配った事があったけど 後日ママ友の一人が 「実はこの間うちもランドに行ったの。 お土産買う時間なかったからお土産渡せなくてごめんね。」 と言われた。 こういう言い方、気の使い方だったら嫌な思いしないですんだのにね。 516 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 19 42 09 ID OxrC+9Sb 489は、なぜクッキーを友達に配ったんだろう? 良い顔したかったから? なのに、お土産無しのABが仲良く過ごしたので嫉妬した? 489って、物やお金で友達作るタイプなのかなあ? 517 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 20 04 04 ID H1Zm+vio お土産ってあげたいから買うんじゃないの? 出掛け好きだから、あげてばかりな感じになる時もあるw 相手からは「貰ってばかりでごめんね。」と言われるけど 自分があげたいだけだから全く気にしてないな。 でも、相手が重荷になるようなら控えた方がいいのかな? 518 名前:名無しの心子知らず[] 投稿日:2010/02/04(木) 20 07 18 ID fhZ7rbqn 娘が好きなのにあげずに友達にあげたのにってとこはわからない そこは友達関係ないし。 519 名前:489[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 20 25 58 ID xGlItsxl もともと行くことはお友達に予告していたのでお土産も買ってきました。 お友達は私が行ったあと書いたブログをみて、行きたくなったと言っていました。 私もお土産はあげたいからあげるんですが、相手もそこに行っているとなると・・・ でも、逆に考えてみると、行ったばかりの場所のお土産をお友達がくれたら どうしたらいいかこまりますね。 また次回いくときは娘にもかわいいクッキーを買ってあげようと思っています。 お騒がせしました。 522 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 20 42 18 ID 3HY+Cifg 私は文盲なんだろうか。 489の友達がセコケチだとは全く思えないんだけど・・・ 相手から見返りがないとモニョるんだったら 最初から買っていかなければいいのに。 524 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 21 04 37 ID I4ZzZ/Yv 娘も食べたがっていたなら、お土産の分とあわせて2箱買えばよかっただけだよね? なんか色んな意味で面倒くさそうな人だな… 526 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 21 57 37 ID IX646xJd 489の感覚がまったく理解できない。 そんな感情が沸く性格・生き方が気の毒に思える。 527 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 22 01 27 ID /b7n//So 489はシーに行った自慢がしたくてわざわざクッキー買ってきた。 なのに友達も行ってたと知って自慢クッキーの意味がなくなった。 と同時にクッキーが惜しくなった。 534 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/04(木) 23 27 41 ID zzLbMiQm お互いに買ってこようね、と約束して騙されたわけでもなく 集られたわけでもなく、自分で出したクッキーを食べられて 「返せるものなら返してほしい」はセコイなあ・・・。 そういうのを悔しいと思うなら、お土産はもう買ってこないほうがいいと思う。 どこでダブってまた自分は出したのに、○○さんはお土産寄こさなかった 悔しい!!って思いに絶対になるだろうか 545 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2010/02/05(金) 00 58 11 ID S8qyBrDw 542に同意。 「行ったけどお土産買って来なかった」って正直に言ってくれる相手なんだよね。 それをしょうもなくここに愚痴書くのって、自己満足・自己解決のためだよな。 後出し見て、自分大好きなんだなぁと思った。
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【評価】まぁ福 【ブランド】ライチ(SRICバージョン) 【金額】10.5k 【購入場所】池袋アルタ 【中身】 ◎ピンクベージュジャケ ○麻の色(うすカーキみたい?)のジャケ ○インディゴ染めジャケ ×白ジャケ ○紺ワイドパンツ ○白半袖チュニック 全部春夏物でした。 ジャケは変形ライダースっぽいかんじ。 値札あったけど切っちゃってわかんなくなっちゃった。 だいたい15k~20k ここまで転載可 【評価】超神袋 【ブランド】ライチ bortsprungtのを買いました。 【金額】1.5K 【購入場所】立川ルミネ 【中身】 ストール1点 ◎くまの手ストール【黒】¥15750 凄まじく可愛い。お店に並んでるやつだ!メルシーボークーっぽいデザイン。 ボトムス1点 ◎キャンディニットキュロットパンツ¥15540 ズボン欲しかった。スナオクワハラにありそうなデザイン。可愛い。 ワンピース1点 ×タグがなくて服の題名が不明。ワンピース。¥謎 パステル系水色生地に白の水玉模様で生地はツルツルしてる。ストールかと思ったらハンガーついててワンピースだった。クソワロタ 計3点 大当たり。来年も買う 【まとめサイトへの転載】可 【評価】 鬱 【ブランド】 ライチ 【金額】 1万500円 【購入場所】 池袋サンシャイン 【まとめサイトへの転載】可 【中身】時間を変えて2袋買ったんだけど、2袋目がひどかった。 ラスト一袋っていうから買ったんだけど、チャックが封されているはずなのにされていなかったし、中身もビニールで個包装されていなくて畳んだだけ。 昼にやってたワゴンセールで見たのも去年の福袋に入ってたのも複数あったし、売れ残りを寄せ集めた感じだった。 店舗に問い合わせたら、売れ行きが良くて急遽増産したらしい。 ほんとに寄せ集めだったんだな。 ライチがこんなことするなんて思わなかったからびっくりしたし、一袋目との落差にがっかりした。 もうここでは買わないと思う。 ライチオリジナル1万円のを2袋買ったのでレポします。 一袋目 福 ◎diamond bar ホルターネックキャミ からし色(6825) ○diamond bar タートルネック ブラウン(5775) ○diamond bar レースキャミ ブラウン(4095) ○diamond bar 裾レースカーデ ベージュ(9345) ◎diamond bar ざっくりコクーンカーデ ベージュ(12600) ○MARCOMONDE ペイズリー柄靴下 グレー(3990) ○neigh 重ね着風カットソー ブラック(8295) ◎neigh コクーンパンツ 青白チェック(12390) ◎neigh 胸下切替花柄ワンピース 赤青(17640) 少しくすんだ色合いで合わせやすくて満足です。 二袋目 鬱 △La premiere カーゴパンツ カーキ(12390) ×diamond bar スパンコールキャミ ベージュ(11340) ○diamond bar ボーダードルマンカットソー ネイビー(6195) ○diamond bar タートルネック ブラック(5775) ○diamond bar レースキャミ ベージュ(4095) △diamond bar フリルタンク グレー(5145) ×adnitted ニットストール 黒白 (10290) ×dolly ティアードガーゼパンツ 紅ショウガ色(12390) ×dorry doll ふりふりニットワンピ ピンク(?) ×Real タートルネック ショッキングピンク(8295) 個包装の袋に入ってたのがdiamond barのタートルとキャミだけだったから、スパンコールやらファスナーやらがニットに引っかかっちゃってた…。 カーゴとニットワンピは去年の福袋で当てたし、ティアードパンツは去年のこの時期のヤフオクに大量に出回ってた。 ほんと売れ残りを寄せ集めた感じで、びっくりしたよ… -
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由来 2012年の秋、東北大学の学部1年生であった一人の短歌好きの学生が、1つの考えを巡らせていました。 「東北大学に、学生短歌会を作れないだろうか……」 今までに何度か設立されながら、現在では活動が確認されなくなってしまった東北大学短歌会。 その再興を考えていたのでした。 早速Twitter上で呼びかけてみると、活動に賛同してくれる人達がいました。 ここから、東北大学短歌会がゆっくりと動き始めたのです。 活動の目的 東北大学とその近辺の短歌に興味がある人達のための交流の場を提供すること 短歌を楽しみたい人、自身の作品の質をより高めたい人、これから短歌を始めたい人、どの人にも意味のある場を提供すること 沿革 2012/12/28 東北大学短歌会@wikiの設立 創世記 Twitter上でのメンバー募集の呼びかけが始まる
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FWリリー届きました。 既にレポされてる方がいらっしゃいますが、微妙に違う内容でしたので参考にして頂けると幸いです。 【評価】普通 【ブランド】Lily Brown 【金額】 8.4k 【購入場所】FW 【中身】 × ガウン?ベージュのコート 値札なし 商品コードがLFKB…リリーふくぶくろwww どう見ても固定でs(ry ペラい&ダサい&素材悪い。外に着ていけないレベル 寝るときのチャンチャンコにする予定 ◎ドットワンピ \10,920 ○ハイウエストパンツ \7,770 掲示板にうpして下さってる方と同じ商品&カラーです。 レトロで可愛いけど、細身じゃないと似合わないorz △ラウンドネックカーデ ピンク \6,930 こういうの腐るほど持ってるww 可愛いんだけどハイウエスト仕様でボトム選びが難しそう ○ビーズ付け襟 \7,770 付け襟欲しかったから福袋でゲトできてラッキー 画像は 2の掲示板にうpしてあります。 【まとめサイトへの転載】可 うーん、コートいらないから5k~7kだと嬉しいのにw fwリリー アウター ワンピース紺×ベージュ スカート ノースリシフォンシャツ フリンジキルティングミニバッグ リリーのが可愛い リリーきた △ハイウエストベルトつきドットスカート白地×青8,820 ○緑ノースリーブボウタイブラウス8,820△紺×白ドットわんぴ(?)10,290 ×カマーベルト(?サテンのふっといやつ)3,990 ×固定じゃけ ブラウスとスカートあわせたらかわいいぽいが 【評価】 FW死 【ブランド】 リリー 【金額】 8.4k 【購入場所】FW 【中身】 ×固定ガウン ポケットが左右違って歪んでるよ 雑縫製 ×既出の青緑パンツ ×ノースリワンピ くすんだおばはんピンク みんなと一緒のボウタイドットワンピが良かった ×長袖肩あき星柄ブラウス これ入ってたら最悪と思っていたらきた ×へんな花柄バッグ おばあさんでももたない とにかくダサいダサすぎる 【評価】福 【ブランド】リリーブラウン 【金額】 8.5k 【購入場所】 FW 【中身】 ×固定ガウン いらない ○ボウタイワンピ 紺×ベージュ かわいい ◎ノースリボウタイシフォンチュニ かわいい ◎スカート かわいい ◎キルティングバッグ かわいい 8kでこれなら大福です。 それにしてもカメラ技術なさ過ぎて画像だと全部微妙に見えてくるw 【まとめサイトへの転載】画像のみ不可 リリー来たので簡単にレポ △ 固定ガウン…着られなくはない ◎ 花柄ミニワンピ(ネイビー)… 348さんと同じ。可愛い ○ ノースリブラウス(黒)…ノースリあまり着ないけど、可愛いので着てみる × ハートドットスカート(赤)…可愛いけど、鮮やかすぎるので多分着ない × ベルト(赤)…使わない 赤スカート好きな人なら福かな。 私は多分着ないので、まぁまぁでした。 【評価】福 【ブランド】リリーブラウン 【金額】8k 【購入場所】FW 【中身】 ○専用品コート…白じゃなくて薄いベージュで思ったよりかわいい ◎レトロワンピ紺色10920円…かわいい ○黄色カーディガン6930円…細い人が着たら凄いかわいさ ○ニットボーダースカート6930円…上のカードとコーデできそう ◎サングラス2520円…ツルの中の方にブラのロゴあり 【まとめサイトへの転載】可 サングラス出た瞬間落胆したけど 家族から凄く似合ってるって絶賛された 新たな自分を知れて嬉しいw 【評価】普通 【ブランド】リリー 【金額】8k 【購入場所】fw 【中身】 △固定コート 部屋着にする ◎既出ミニワンピ(黄) △星柄ノースリチュニック(ベージュ) △ロンスカ(緑) 長くて厚い 【まとめサイトへの転載】可 フレイよりはいい 【評価】まぁまぁ 【ブランド】リリー 【金額】8.4k 【購入場所】FW 【中身】 ×固定アウター 巨大すぎる ◎黄色ワンピ 短いけど可愛い ○総レースポシェット 小さいけど可愛い △チェックマキシスカート 今の季節は無理かな… △ノースリーブボウタイブラウス 着れるけどなぜ袖なし? バッグがあるタイプは珍しいのかな? ワンピはドットのほうが良かったな 【評価】鬱寄りの普通 【ブランド】リリー 【金額】8.4k 【購入場所】FW 【中身】 ○固定コート ぺらいから春先もいけそう普通に可愛い ○肩開き星柄ブラウス ベージュ 着たらまあ可愛い △花柄ワンピース イエロー 丈なっが ×中途半端丈スカート グリーン クリスマスツリーかよ。。 △ヒョウ柄エコバック まあ使える まあ8.4kなら許せるかな プロパー商品だったのがいいね 【まとめサイトへの転載】可 非固定のリリーをレポします。 【評価】福 【ブランド】リリーブラウン 【金額】8.4k 【購入場所】FW 【中身】 △ベージュのガウンコート。5分袖 寒い夜のネットのお供に。 ◎ノースリーブストライプワンピース これのピンクミント。夏のお出かけ着。 ○ボーダーニットスカート キャメル×ネイビー おなか冷やさない子は好き。6600 △シフォンノースリーブロングボウタイシャツ(黒) 白パンツとベルトのコーデしか思いつかない △アニマル柄エコバッグ 雑誌のオマケ? 8.4kはがんばってる。 キルティングバッグとかレースポシェットの人裏山 【まとめサイトへの転載】可 【評価】普通 【ブランド】リリー 【金額】0.8K 【購入場所】fw 【中身】 ○固定ジャケット 形は嫌いじゃないけど素材が安っぽ過ぎる。でも春先に意地で着る。 ニットジャケット(?)と形は同じっぽいからカタログを参考に。 △茶色ハイウエストリボンパンツ ペラペラ。パンツ部分に裏地が欲しかった。夏は涼しそう。 △花の刺繍の茶色の半袖ニット 可愛いけど何を合わせればいいのか…。 ○ピンクストライプノースリワンピ レトロで好み。でも去年太ったからウエストパツパツ。 夏までに痩せる。華奢な人が着たら可愛い。 △赤いベルト まだ袋から出してもいない。 八千円でこれならまぁいいかなーという感じ。 【まとめサイトへの転載】可 【評価】福 【ブランド】 リリーブラウン 【金額】 8.4k 【購入場所】 エスト 【中身】 ○ニットジャケット これが固定?普通にプロパーに同じのあったけど。 まぁ多目に見て着れる。 ◎スクエアドットボウタイワンピ リアルにコレ買おうと思ってたから、この柄見えた瞬間袋を掴んだww ◎スモールドットロングスカート 色もベージュで、砂で欲しかったスカートに似てるから満足。 ◎リブカーデ これもプロパー。裾と袖が絞り風なリブになってて、しかも色もキャメルだからかなり使える。 ×レースクラッチバッグ おばあちゃんが持ってるようなバッグ。ラベンダー色だし使えないww 【まとめサイトへの転載】可 リリー自体初めての福袋だったからかAWのプロパーかなり入ってて、これでこの値段はかなり得した!! 砂が鬱だっただけに救われた。 【評価】福 【ブランド】lily brown 【金額】8.4k 【購入場所】fashion walker 【中身】 ○固定ガウン。部屋着になりそうだけど手触り良い。 ◎小ドットベルト付きスカート。スモーキーピンクの地にブラウンのドットで可愛い。\8,400 ◎ノースリボウタイブラウス。ボウタイとピンタック部分はてろ素材(?)でその他はシフォン。チュニック丈。\8,400 ○ノースリシャツワンピ。ネイビーの地にライトピンク(紫?)のストライプ柄。春夏素材。膝下丈。ふくらはぎもっこりの私には鬼門だが可愛い着たい。\11,400 △ピンクヒョウ柄バッグ。A4サイズ余裕のエコバッグって感じ。柄は可愛い。 【まとめサイトへの転載】可 すぐ着れる冬物が入ってたら神だった。\8,400でこんだけ入ってるし満足。開けた瞬間可愛すぎて爆発しそうだったが冷静に考えると自分には似合いそうにない。 【評価】神 【ブランド】リリーブラウン 【金額】8.4k 【購入場所】FW 【中身】 △固定ガウンコート とても薄い…形はまぁ好きなんだけど惜しいなー ◎チェックロングスカート(マスタード色) ¥8,820 これはいい!以前気になっていたものだったので嬉しかった ◎切り替えノースリーブブラウス(ブラック) ¥8820 これも薄いけど可愛い!!! たくさん使えそう ◎刺繍ワンピース(ホワイト) ¥12,810 このシリーズのブラウスを所持していて、ワンピースも気になってたから入っていて感激した!!! ○レオパード柄バッグ ¥1890 ちゃっちいけどサブバッグとして利用します 【まとめサイトへの転載】可 リリーは好きでプロパーたくさん買っていて、ドット柄ワンピも持っていたから被る心配していたんだけど全く被りなしでよかった!! リリーは初福袋だし良袋になるのではと思っていたから、その通りでよかったー 8400円でこれは凄過ぎる 【評価】福 【ブランド】リリーブラウン 【金額】8.4K 【購入場所】gw 【中身】 ×固定専用品?ガウン/ホワイトベージュ ペラい!使わない。 ◯ベルト付き黒ドットスカート/ピンクベージュ \8.820 普通に使える感じ。 ◎ノースリボウタイシフォンブラウス/ブラック \8.820 こう言う感じ好き。 ◎小花柄ワンピ/ラベンダー \9.870 自分では買わない色だが、綺麗なラベンダーに白の小花柄で可愛い。 ワンピ期待してたから嬉しい。 ◯キルティング型ポシェット/ラベンダー ワンピに合わせたんだろうか?でも使うと思う。 ガウン入れるくらいなら、もう一着ニットとか欲しかった。 でも8Kだし使えるものばかりだから福判定。 【まとめサイトへの転載】可 【評価】福 【ブランド】リリーブラウン 【金額】 8400 【購入場所】 FW 【中身】 △おそらく固定と言われてるショートガウン ◎花柄のワンピースはセールでもすでに売り切れてたしレトロですごく可愛い ○柄のブラウスはこれもレトロだけど紺色で使いやすそう ◎青っぽいフレアースカートはセールで買おうと思ってたのだからすごく良かった ○タイツは黒だし普通に使える 【評価】鬱 【ブランド】リリーブラウン 【金額】8.4K 【購入場所】FW 【中身】 ×専用品ペラガウン…いつ着るの? ×くすみピンク胸元刺繍ノースリワンピ…どんだけメルヘンだよw ×総星柄カットソー…肩がぱっくり開いてるやつ。思わずダサッ!と声に出てしまった。 ×変な青緑のペラいパンツ…もはや誰も似合わないかと。 ×花柄レースバッグ…変なくすんだ色。おばあちゃん? 【まとめサイトへの転載】可 前に全く同じレポしてた人いたから固定で何パターンかあるうちの最鬱をひいたんだろうなぁ…もう砂とリリーは買わないと誓った。とりあえず全部リサショ行き。福だった人オメー裏山 【評価】福 【ブランド】リリーブラウン 【金額】8.4K 【購入場所】FW 【中身】 ×ペラペラガウン これだけ、しまむらレベル ◎ドットワンピース 色はネイビーでリボンがついてる。すごくかわいい。 ◎襟つきカーデ これもすごく可愛い。一番気に入ってる。 ○ロングスカート 普段ロンスカは履かないけどシルエットが綺麗なのでチャレンジしてみる。 △ピアス 可愛いんだけど私ピアスの穴あけてないから友達にあげる予定。 ピアスはともかくペラガウンさえなければ神だった。 【評価】福 【ブランド】 リリーブラウン 【金額】 8.4K 【購入場所】 マガ 【中身】 △固定専用品コート、アイボリー これスナイデルのデジャブ?wスナイデル着るからこっちは着ない。 ○スクエアドットワンピース、アイボリー レポ見て可愛いと思ってたやつ。もうちょっとミニだったらよかったなー でも無難色嬉しい。 ○チェックシャツブラウス、ベージュ チェック可愛い。けど色が渋い・・ ○キュロット、オレンジ、サイズ1 デザインすごく可愛い!自分では買わない色だけど使える! なのにサイズがちょっと大きい・・・orz ○ショルダーバッグ、赤 コロンとした四角で可愛い。けどこの色のショルダーバッグは持ってるorz リラも赤バッグだったし・・ 【まとめサイトへの転載】可 【評価】福 【ブランド】 lily brown 【金額】 8.4k 【購入場所】 マガ 【中身】 ◎小花柄ワンピ 色、形かわいい! ◎刺繍入りブラウス 白だしとにかく可愛すぎる! ◎マキシスカート 色、形よし! ◎エコバッグ 欲しかったからよかった! △ガウン 【まとめサイトへの転載】可 良すぎてびっくりした! 砂かわなくてよかった(笑) 【評価】神 【ブランド】リリーブラウン 【金額】8.4k 【購入場所】マガ 【中身】※()内はセール価格 ○ニットジャケット 値札なし 固定ガウンオフ白。これぞリリーという感じ。タートル+スカート合わせで有難く着ます ◎スクエアドットボウタイワンピース \10,920(\6,552) まさにセールで買おうとしてた!! ネイビーが欲しかったけどピンクも落ち着いたサーモンで可愛い ○タックリボン9分丈パンツ \7,770(\4,662) こんなペラい&ターコイズブルーのどうするのwと思ったが意外に何にでも合う。敢えてカラータイツとか見せたい ◎丸衿ニットカーディガン \6,930(\4,158) 色、ブラウンてなってるけどピンクベージュっぽくて好みの色! 袖のフリフリも可愛い~ ◎◎◎ビーズつけ衿 \7,770(\4,662) 可愛い…っ!!! 使い倒す!! ↑のカーデとセットかってくらい合う 散々待たされたから怖かったけど、10k出しても惜しくない内容だった…!! ありがとうリリーありがとうマガ。来年も買うよ 【まとめサイトへの転載】可 【評価】普通よりの福 【ブランド】 リリーブラウン 【金額】 8.4K 【購入場所】公式 【中身】 ×固定ガウン(ベージュ) 風呂上がりのガウンにしかならないレベル ◎小花柄のレトロミニワンピ(イエロー) かなり可愛い。 ○星柄肩飽きブラウス(ベージュ) 肩空いてるのが微妙と思ったけど着たらラインが綺麗だし使えそう △ボタン付きフレアロングスカート(緑)センターに下までクルミボタン セールでも6000強で売られてるから○なのかもしれないけどロングスカートの着方がわからない ○豹柄エコバック 何かに使う。 服3点が40%OFFでセールのものばかりのお得感と小花ワンピが気に入ったから福判定 変なガウンさえ入ってなかったら複数買いたいぐらい 【評価】普通 【ブランド】リリー 【金額】10k 【購入場所】マガ 【中身】 △ 固定ガウン ○ ガウンワンピース(パープル) ◎ 切り替えノースリーブブラウス(ホワイト) ○ 石ころ柄マキシフレアーパンツ(ネイビー) ◎ エコバッグ(レオパード柄 ピンク) 全部可愛くてあけた時のときめきはハンパ無かったんだけど、着こなす自信が無くて普通判定 【まとめサイトへの転載】可 -