約 2,981,743 件
https://w.atwiki.jp/tohoku-suisou/pages/81.html
東北学院大学 年 指揮者 編成 課題曲 自由曲 県大会 東北大会 全国大会 2010年 細倉博 大 Ⅱ 歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲(W.ニコライ/淀彰) 金賞代表 銅賞 2009年 細倉博 大 Ⅲ 歌劇「マノン・レスコー」ファンタジア(G.プッチーニ/淀彰) 金賞 2008年 原田大雪 大 Ⅲ 喜歌劇「メリー・ウィドゥ」ファンタジア(F.レハール/淀彰) 銀賞 2007年 原田大雪 大 Ⅴ バレエ音楽「ガイーヌ」より 序奏、狩人達を待つ、収穫祭(A.ハチャトゥリアン/淀彰) 金賞 2006年 原田大雪 大 Ⅲ ゴッド・スピード(S.メリロ) 金賞代表 銅賞 2005年 午来正之 大 Ⅰ 歌劇「パリアッチ」より プロローグ、間奏曲、終曲(R.レオンカヴァッロ/淀彰) 銀賞 2004年 山田慎吾 大 Ⅲ ハンガリー狂詩曲 第2番(F.リスト/淀彰) 金賞代表 金賞 2003年 淀彰 大 Ⅳ バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より 夜明け、全員の踊り(M.ラヴェル/淀彰) 金賞 2002年 淀彰 大 Ⅰ バレエ音楽「中国の不思議な役人」(B.バルトーク/淀彰) 金賞代表 金賞代表 銀賞 2001年 淀彰 大 Ⅰ 歌劇「イーゴリ公」より ダッタン人の踊り(A.ボロディン/淀彰) 金賞代表 金賞代表 銀賞 2000年 淀彰 大 Ⅲ バレエ音楽「眠りの森の美女」より(P.チャイコフスキー/淀彰) 金賞 1999年 淀彰 A Ⅰ 交響詩「ローマの噴水」より(O.レスピーギ/淀彰) 金賞代表 金賞代表 銅賞 1998年 淀彰 A Ⅱ 歌劇「アルルの女」第2組曲より(G.ビゼー/淀彰) 金賞代表 金賞 1997年 淀彰 A Ⅲ 喜歌劇「こうもり」序曲(J.シュトラウスⅡ/淀彰) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1996年 淀彰 A Ⅴ 「舞踏組曲」より(B.バルトーク/淀彰) 金賞代表 金賞代表 金賞 1995年 淀彰 A Ⅱ 「剣と王冠」(E.グレクソン) 金賞代表 金賞代表 金賞 1994年 淀彰 A Ⅳ バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より モンタギュー家とキャビレット家、タイボルトの死(S.プロコフィエフ/淀彰) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1993年 淀彰 A Ⅱ 歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 第3幕(R.ワーグナー/淀彰) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1992年 淀彰 A A バレエ音楽「ガイーヌ」より 導入部、狩人達を待つ、収穫祭(A.ハチャトゥリアン/淀彰) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1991年 淀彰 A D 世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」より 6,4,10,12,13(C.オルフ/J.クランス) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1990年 淀彰 A A イタリア奇想曲(P.チャイコフスキー/淀彰) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1989年 淀彰 A A バレエ音楽「白鳥の湖」より 第1幕の情景、終幕の情景(P.チャイコフスキー/淀彰) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1988年 淀彰 A A バレエ音楽「サバの女王ベルキス」より Ⅰ,Ⅳ(O.レスピーギ/淀彰) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1987年 淀彰 A A バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より 夜明け、全員の踊り(M.ラヴェル/R.ブードリー) 金賞代表 銀賞 1986年 淀彰 A D スキタイ組曲「アラーとロリー」より Ⅰ,ヴェレスとアラへの讃仰 Ⅱ,邪神チュジボーグと魔界の悪鬼の踊り(S.プロコフィエフ/淀彰) 銀賞 1985年 森本直樹 A A フェスティバル・ヴァリエーション(C.T.スミス) 銀賞 1984年 梅野真和 A C 映画音楽「ヘンリー五世」より 第1,3,4楽章(W.ウォルトン/W.シェーファー) 金賞代表 銀賞 1983年 梅野真和 A B バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より モンタギュー家とキャビレット家、タイボルトの死(S.プロコフィエフ/淀彰) 金賞 1982年 三上恭伸 A A 交響曲第2番「鐘」より 第4楽章(A.ハチャトゥリアン/小林久仁郎) 銀賞 1981年 古関正 A A 組曲第3番「劇的風景」より マクベス、終幕の情景(J.マスネ/荒川健秀) 金賞 1980年 遠藤茂俊 A D 組曲「絵のような風景」より アンジェラスの鐘、ジプシーの祭(J.マスネ/L.ミレ) 金賞 1979年 遠藤茂俊 A A 「アルメニアン・ダンス・パートⅡ」より ロリの歌(A.リード) 金賞代表 金賞代表 銅賞 1978年 畑崎典人 A C 平和の祭り(R.ニクソン) 金賞代表 金賞代表 銅賞 1977年 松浦尚男 A B 吹奏楽のための「第1組曲」より マーチ、メロディ、ギャロップ(A.リード) 金賞代表 金賞代表 銅賞 1976年 佐々木英泰 A D アルメニアン・ダンス・パートⅠ(A.リード) 金賞代表 金賞代表 銅賞 1975年 大石英晃 A A シューマンの主題による変奏曲(R.ジェイガー) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1974年 鹿野浩一 A B ダイヤモンド・ヴァリエーション(R.ジェイガー) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1973年 石橋不二夫 A B シンフォニック・バンドのための「序曲」(兼田敏) 金賞代表 金賞代表 銀賞 1972年 木村孝 A B コラールとトッカータ(R.ジェイガー) 金賞代表 金賞代表 銀賞
https://w.atwiki.jp/83452/pages/16765.html
戻る 東北地震か…その時、とある澪の痛車が犠牲になったらしいな(笑) -- (あずキャット) 2012-01-06 08 31 53 作者さん、ありがとう。 -- (東北の人間) 2012-01-06 08 32 35 そういや、もう少しで一年だよな… 夏にでも東北行ってみるかな -- (名無しさん) 2012-01-06 10 56 44 ためになるSSだった それはそうと ↓×3(笑)じゃねーだろ・・・ -- (名無しさん) 2012-01-06 11 12 18 時計で一番ドキッとした・・・ 原爆とか大きな地震の時間まま止まってる時計は多いしよく語られるけど毎回新鮮だな -- (通りすがり) 2012-01-06 11 22 33 ↓2 いえ…地震と言う悲劇の中で「何でオモロい物があるねん!?」って意味の(笑)です… 無責任なコメントしたようだったら、謝罪するm(_ _)m -- (あずキャット) 2012-01-06 17 42 34 寺巡りが趣味なので、去年の夏に平泉に行った。 世界遺産ということで観光客でいっぱいだった。 こんなことでも少しでも被災地の役に立っていればと思う。 それにしても、やはり平和は素晴らしい。 -- (名無しさん) 2012-01-06 18 39 10 宮城で被害が少なかった所に居たけど、何も出来なかったな。 -- (通りすがり) 2012-01-06 18 43 50 慈善ss -- (名無しさん) 2012-01-06 22 18 11 今日で3年目か・・・早いな。 -- (名無しさん) 2014-03-11 09 24 41 仕事の中で黙とうを忘れてしまった。 申し訳なかった・・・ -- (名無しさん) 2014-03-12 00 43 23 今日で4年目か・・・早いな。 -- (名無しさん) 2015-03-12 13 22 05 早いねぇ。 -- (名無しさん) 2015-11-04 22 03 42 もう9年も経つんですね。東北ガンバレ! -- (名無しさん) 2020-03-07 21 47 13
https://w.atwiki.jp/1000ed/pages/136.html
971~980 981 ④大和先輩 「良く会いますね」 先輩は私を見ると、こちらに歩いてきた。 「そうですね……。先輩はもう食堂終わったんですか?」 「はい」 「そうなんですか」 それで会話は途切れてしまったが、不思議と居心地は悪くない。 二人でぼんやりと夕焼けを見る。 と、唐突に強い風が吹きぬけていった。 「あっ」 慌てて、スカートを押える。 「大丈夫ですか?愛菜さん」 「は、はい……え?」 乱れてしまった髪をなでつけながら返事を返して、違和感に首をかしげる。 (私、名乗ってないよね?) 私の疑問に思い当たったのか、大和先輩は少しだけ微笑んで「テーブルでの会話が聞こえましたから」と答えた。 「そうなんですね。あ、でも、改めまして……私、二年の大堂愛菜です」 「僕は三年の三上大和です」 なんとなく今更な感じがしないでもないが、お互いに名乗り合って笑いあう。 「そういえば、先輩記憶力すごく良いですよね。メモも取らずに一回聞いただけで注文受けてたし、すごいなって思います」 「良く言われます。でも僕にはそれが当り前だったので、すごいと言われてもピンと来ないんです」 少し困ったように先輩が言う。 もしかしたら、いつも同じような話題になるのかもしれない。 「そうなんですね。でもそういうものですよね。 私の夢だってストーリー形式の上、連続で見るからすごいとか気持ち悪いとか言われるけど、私には当り前の事だし」 「そんな夢を見るんですか?」 「はい、今日の文化祭で演劇をやったんですけど、私の夢を脚本にしたんです」 「そうだったんですか。見られなくて残念です」 本当に残念そうに先輩が顔を曇らせる。 ①ここでストーリーを説明する ②後で脚本を貸すと言う ③別の話題を探す 982 ③別の話題を探す 「あ、あの、先輩!」 残念そうな先輩の顔を見ていたら、これ以上この話をするのはなんだか申し訳ない気がして 私は話題を区切るように先輩に声をかけた。 「…はい…?」 私が突然大きな声を上げたせいなのか、 先輩は少しきょとんとして、こちらを見ている。 「あの…ええと、せ、先輩は、何か夢とか見ますか!?」 何か話題を…と考えているうちに、 気がつけばそんなことを口にしていた。 「…夢、ですか?」 先輩は私の質問を受けて、更にきょとんとしている。 「…………は、はい…………」 何でこんな質問をしてしまったんだろう…と、 恥ずかしさで下を向いてしまう。 ふたりの間に訪れる、僅かな沈黙。 (ああ、聞かなければよかったかな…。 変な子だって思われたかも…) そんな風に後悔しつつも、ただ黙って大和先輩の答えを待つ。 「……なんと言ったらいいのか、よくわかりませんが…… 不思議な夢を、よく見ます」 やがて返ってきた大和先輩の答えに、 私は顔を上げ、大和先輩を見つめる。 大和先輩は、どこか遠くを見つめながら 言葉をつむいでいった。 「夢の中の僕は…どうしても守りたいものがあって… なのに、それを守りきれずに、失くしてしまう。 でも、僕の守りたかったものは…最終的には。別の形で守られていって… そうして、僕は満足…いえ、違いますね。 『納得』して、目覚める。 …そんな夢です」 そう語る大和先輩の横顔は、なんだか儚げで。 私が何の反応も返せないまま、大和先輩をじっと見ていると――― 「…すみません、変な話をしました。 今の話は…忘れていただけませんか」 大和先輩は儚げな表情のまま、こちらを向いて微かに微笑んだ。 私はそれを見て… ①「変な話なんかじゃないですよ」と微笑み返す。 ②「どうして私にそんな話を…?」と聞いてみる。 ③「ごめんなさい」と謝って話題転換。 983 ①「変な話なんかじゃないですよ」と微笑み返す。 「自分で守りきれなかったのは残念ですけど、最終的に納得できたのならいい夢なんじゃないですか?」 「……いい夢ですか?そう、なのかもしれませんね」 大和先輩は思いもしなかったという顔をして、それから笑った。 「ええ、いい夢ですよ。私の夢だって、途中やりきれないことも多いけど…… 最後は夢の中の自分が納得してる終わり方だから、いい夢だって思ってます」 「だから劇にしたんですね」 「そう考えたことは無かったけど、確かに納得出来ない終わりかたの夢なら劇にしなかったですね」 そう、夢の中の主人公である壱与は最終的に自分のしたことを悔いてはいなかった。 帝と結ばれる事が無くても、帝が願った平和な国を造る手伝いが最後まで出来たことがうれしかった。 「私も夢の中の壱与みたいに、悔いの無い人生にしたいな」 「それは大変ですよ、僕たちの先はまだまだ長いですからね」 「確かに……。でも、だからこそ、いろいろ悔いることもあるだろうけど、最終的には…ってね」 「あなたのそういう前向きな所は好きですね」 「……え!?」 さらりと言われた「好き」という言葉に驚いて、思わず大和先輩を見上げると、ひどく優しげな視線にぶつかった。 自分にお兄さんがいたらこんな感じで見守っていてくれるのではないだろうか? (と、特別な「好き」じゃないよね、うん。びっくりしたー) その視線にホッとして「ありがとうございます」と口を開きかけた所で、屋上の扉が開くのが目に入った。 やってきたのは春樹だった。 春樹は私と大和先輩に気が付くとこちらにやってくる。 「春樹どうしたの? ここは一般客は立ち入り禁止のはずだけど」 「そうなんだ、でも、なんか懐かしくて」 春樹はそう言うと、ぐるりと屋上を見渡す。 「記憶にあるんだこの場所」 「そうだね。めったに来たことは無かったけど……最近だと修二先輩を迎えにきたっけ」 「修二先輩?」 「あ、こっちの話」 春樹は苦笑して、私の横に立つ大和先輩に会釈する。 そしてふと大和先輩を見つめて、首をかしげた。 「もしかして御門、先輩……?」 「?」 表情に乏しいが、幾分不思議そうな顔で大和先輩が春樹を見る。 春樹の記憶の中には大和先輩も居るのだろうか? でも大和先輩は「御門」という苗字ではない。 ①詳しく聞いてみる ②聞き流す ③屋上から出て行くように言う 984 ①詳しく聞いてみる 「春樹の記憶の中には大和先輩は御門という名前なの?」 私の問いに一瞬だけ迷いを見せる。 そして「そうだね」と呟いた。 「あ、こちらは高村春樹くんです。大和先輩は食堂で見かけてるかな……?」 記憶力のいい先輩なら、春樹の顔を覚えているかもしれない。 「お好み焼きとミックスサンドとコーヒー……ですね」 顔も覚えているみたいだけど、注文の内容までしっかり覚えているようだ。 これだけ記憶力がいいと、みんなから相当珍しがられているだろう。 「本当に記憶力がいいんだ。さすがだな」 さすがと言う割りに、あまり驚いている感じでは無かった。 私なら何度目の当たりにしても驚くほどの記憶力でも、とても冷静に受け入れている。 そんな春樹を見ていると、大和先輩に向かって口を開く所だった。 「ところで大和先輩。愛菜が書いた脚本の劇、観られましたか?」 「いいえ。僕は食堂に居たので観ていません」 「そうですか。大和先輩ならきっと共感できる部分があったはずなのに、残念だな」 (春樹は私達の劇に共感してくれたんだね) そう思ってくれるだけで、クラスで頑張った価値があるというものだ。 「ねぇ、春樹。私の劇のどこに共感したの?」 「……そうだな、共感というよりすべてが繋がったと思ったよ」 「すべてが繋がる……?」 「ルーツを見つけた。そんな感じだった」 「確かに、古代日本だから私達のルーツだよね」 「そうだね。だけど、個人的にも色々納得できる所があったんだ。それを共感と呼んでいいのかは分らないけどね」 春樹くんはあの劇で何かを見つけたようだ。 私も壱与の考え方に共感できる部分が多かったから、なんだか嬉しくなる。 私は…… ①「一番誰に共感できた?」 ②「あの劇のどの場面が気に入った?」 ③「そういえば……大和先輩と帝ってちょっと似てる?」 985 ①「一番誰に共感できた?」 「共感、か……共感なら帝に一番したかな」 「?」 「大切な人を護りたい、ずっと一緒に居たいっていうのは誰でも共通だとおもう」 「確かにそうだね」 「でも……いや、だからこそかな、守屋にも共感できるよ」 「え?」 「だって、守屋も子供の頃から好きだった壱与を助けたかったんだろ?」 「そうだね」 「ずっと幽閉同然の壱与を助け出したい。不幸な境遇から救いたいっていう想いにも共感できる。 まぁ、それは守屋の思い違いだったみたいだけれど」 「そっか、確かに守屋の視点から見ても根底にある思いは同じなのかな。壱与は気付かなかったけれど」 春樹はそれに少し苦笑する。 「案外壱与はそういう感情に鈍感だったのかもしれないね」 「うーん、そうなのかも?巫女だったし、基本的にそう言う感情は切り離してた感じ。帝は別だけど」 「……もし守屋が壱与の気持ちに気付いていれば、全く違う話になっただろうね」 「そうだね……、ちょっとしたすれ違いだもん」 「それもあるけど…守屋は帝の気持ちには気付いてたんだよ」 「え……?」 不思議そうにする私に、春樹が少し笑う。 「春樹?」 「同じ人を好きな者同士というのは、案外お互いの気持ちに気付きやすいものだよ」 「そういうもの?」 「なにせ同じ人を目で追ってるからね」 「なるほど……」 春樹からそういう話が出るとは意外だった。 春樹にはそういう意味で好きな人が居るのだろうか? 「だからね壱与の気持ちに守屋が気付いていれば、二人は両想いってことになる。 自分の想いはかなわないものとして、きっと身を引いたよ」 「そうしたら、謀反は起きなくて、長引く戦で体調を崩した帝ももっと長生きできた?」 「もともとそれほど体が強くなかったって言ってから、それは分からないけれど……」 春樹は少し考えるように言葉を切る。 「きっと三人で力を合わせて大和を守って行く結末になったんじゃないかな」 「守屋も一緒に?」 「そう、守屋は壱与が幸せならそれで良かったんだ。 好きだけど自分じゃ幸せに出来ないと知ったら、その思いは壱与には悟らせないで見守っていたと思うよ。 まぁ、隠さなくても壱与は気付かなかっただろうけど」 「壱与には帝しか見えて無かったみたいだしね」 私が苦笑すると、春樹は少し複雑そうに私を見た。 どうしたんだろう…… ①どうしたのか聞いてみる ②気にしない事にする ③会話に加わって居ない大和先輩を見る 986 ①どうしたのか聞いてみる 「どうしたの?」 複雑そうに私を見る春樹に、思わず首をかしげた。 「いや、なんでもないよ。壱与は芯の強い女の子だけど、ひどい鈍感体質だからね」 (うーん。鈍感なのは私も感じていたけど……) 春樹の言い方が面白くなくて、思わず頬を膨らませてしまう。 「壱与の事を言われているのに自分の事を言われてるみたいで……なんだかムカつく」 「それだけ壱与に共感しているって事だよ」 「まぁね……」 「もしかしたら、愛菜のルーツは壱与だったかもね」 春樹の目はとても優しい。少しだけ私のお父さんに似ている気がする。 (私のルーツが壱与……) 「もしそうだったら嬉しいな。私は壱与の事が大好きだもん。 大切な家族や国を滅ぼされても、それを乗り越えて平和の為に生きていく。 なかなか出来ることじゃないと思う。もし私が壱与だったら、きっと心を壊していたよ」 私なんて、ちょっとしたハプニングでもすぐ動揺するし、気も小さい。 良いと感じた事でも、反対されてしまうとすぐに萎縮してしまう。 事なかれ主義というか、主体性が無い自覚があった。 けれど春樹は私の言葉を聞いて、大きく首を横に振った。 「愛菜は心を壊したりなんかしないよ」 「どうしてそう思うの? 私なんて壱与にくらべたら全然弱いよ 「だって俺は……」 また何か言いかけて、春樹は口をつぐんでしまう。 言いたい事を押し殺すように、春樹は黙り込んでしまう癖があるようだ。 なんだか見ているだけで、こちらまで苦しくなってしまうくらいだった。 私は…… ①沈黙に耐え切れず大和先輩に話しかける ②どうしていつも黙り込むのか春樹に尋ねる ③二人に飴をくばる 987 ②どうしていつも黙り込むのか春樹に尋ねる 「どうして言いかけて止めちゃうの?」 顔をしかめて言うと、春樹は苦笑した。 「気付いたからだよ」 「え?」 「今俺が言おうとしたことは、記憶の中の『姉さん』のことだって」 「あ……混じっちゃったのね」 「そういうこと。気をつけてはいるんだけれどね」 そう言って春樹は記憶を確かめるように目を閉じた。 (今はそっとしておいたほうがいいかな?) 春樹から意識を逸らすと、ぼんやり空を見上げている大和先輩が目に入った。 つられるように空を見上げると、大分暗くなった空に星がまたたき始めていた。 「暗くなるのがだいぶ早くなりましたね」 「そうですね」 私達の会話が途切れたタイミングで、大和先輩が静かに言葉を発した。 私はそれに頷いて、視線を大和先輩に移す。 大和先輩は春樹を見ていた。そして目を閉じたままの春樹におもむろに口を開く。 「あなたの記憶は、僕の夢に通じるものがあるのかもしれません」 「え?」 突然のことに春樹は驚いたように目を開ける。 「夢って、さっき言っていた夢の事ですか?」 「そうです、出てくる人物の顔や名前はとてもおぼろげで覚えていませんが……。 でも、今日食堂であのテーブルに座っている人たちを見たとき、とても『懐かしい』と感じました。 そして『よかった』とも……。それは夢の中で感じた気持ちと同じものでした。 あなたはおそらく、僕とは違って鮮明にそれを覚えているのでしょう」 「だから記憶が混乱してしまう?」 大和先輩の言葉に私がたずねると、大和先輩は頷いた。 「現実と区別がつかないくらいに鮮明な夢なのかもしれません」 「夢……か、確かにそうかもしれない。……今となっては」 春樹は俯いて、少しだけ口の端に笑みを浮かべた。 それから気を取り直したように顔を上げる。 「大和先輩でもさすがに夢までは記憶に残っていないんですね」 「……夢ですから」 少し困ったように大和先輩が答えると、春樹はひょいと眉を上げた。 「『夢』の先輩と、今の先輩は似てると思ったけれど……ぜんぜん違いますね。でも、断然こっちの方がいい」 春樹は少しうれしそうだ。 ①夢の大和先輩について聞いてみる ②他には誰が夢に出てくるのか聞いてみる ③夢の話はおしまいにする 988 ①夢の大和先輩について聞いてみる 「夢の大和先輩は一体どんな人だったの?」 うれしそうな春樹に向かって私は問いかける。 「俺の記憶の中にいた大和先輩は御門冬馬という名前だったんだ」 「それ、さっき言ってた事だね」 「うん。で、記憶の御門先輩は……とても無愛想な人だったよ」 (無愛想……) 今の大和先輩もどちらかと言うと表情が乏しい気がする。 私の考えていることが分ってしまったのか、春樹は小さく微笑む。 その後すぐに真剣な表情に戻って、言葉を続けた。 「だけど、無愛想だったのには理由があったんだ」 「理由……ですか?」 大和先輩も興味があるのか、春樹の言葉に耳を傾けている。 春樹は大和先輩に「はいそうです」とうなずいて、また私に向き直る。 「卑劣な大人達が幼い頃の御門先輩を道具のように利用していたんだ。多分、御門先輩はその出来事のせいで心を閉ざしてしまったんだと思う。本当の御門先輩は……大和先輩のようにちゃんと話せる人だったのかもしれないのにね」 「かもしれないって……。春樹はその御門先輩と親しくなかったの?」 「御門先輩は元々、ほとんど話さない人だったから」 「じゃあ、どうして春樹はその事を知っているの? その御門先輩に直接聞いたの?」 「違うよ。その卑劣な大人たちって言うのが……俺の親族だったからだよ」 春樹はそう言うと、辛そうに目を閉じる。 大和先輩を見ると、無表情な顔で春樹を見ていた。 そして少しだけ首を傾けながら、唇をかみ締めている春樹を覗き込んだ。 「顔を上げてください」 「……大和……先輩?」 顔を上げた春樹に、大和先輩は笑顔を向ける。 その笑顔はとても柔らかいものだった。 「たとえ記憶の中の僕が春樹さんの親族から利用されていたとしても、悪いのはその大人達です。春樹さんが罪を感じる必要は無いと思います」 「でも……」 「きっと記憶の中の僕は、春樹さんを恨んでいません。だから僕は『よかった』と感じる事が出来たんじゃないでしょうか」 「大和先輩……」 春樹は肩の荷を降ろしたように、顔を崩す。 そして「ありがとうございます」と言って頭を下げていた。 私は…… ①記憶の中の春樹について聞いてみる ②他には誰が記憶に残っているのか聞いてみる ③記憶の話はおしまいにする 989 ①記憶の中の春樹について聞いてみる 「その記憶の中では春樹は私の弟なのよね?」 「うん」 私の言葉に、春樹は頷く。 「ってことは、その親族って私の親族でもあるのよね?」 「違うよ。愛菜は姉さんでも、義理の姉だからね」 「え?」 「俺の母さんと、愛菜の父さんが再婚したんだ」 「え……じゃあ、私のお母さんは……?」 「……子供をかばって交通事故で亡くなった」 「あ……」 そういえば、春樹に再会した時お母さんをみてものすごく驚いていた。こういう理由だったのだ。 「じゃあ、秋人さんは?」 「兄さんは兄さんさ。腹違いの兄だったから一緒ではなかったけれど……とても優しい人だった」 「その辺はかわってないのね」 「……そうだね。俺は、義父さんと母さんと愛菜の4人であの家に暮らしていた」 「あれ? 千春は?」 「……千春は……愛菜の持ってるテディベアの名前だったかな」 少し言いにくそうに春樹が言う。 (テ、テディベアが千春……) 「千春には申し訳ないけれど、俺は千春のポジションに居た事になるね」 少し苦笑して春樹が続ける。 「愛菜と俺は3ヵ月しか誕生日が違わなくて、愛菜が後2週間くらい遅く生まれていたら同じ学年だった……。いやそれは今も同じか。 俺は良く寝過ごす『姉さん』を起こしたり、食事の用意をしたり……」 ひどく懐かしげに春樹は遠くを見つめて言う。 けれどどこか寂しげなのは何故だろう。 そんな春樹をみてふっと言葉が口からすべり出る。 ①「今、幸せじゃないの?」 ②「お姉さんが好きだったの?」 ③「夢が現実になればいいと思ってるの?」 990 ③「夢が現実になればいいと思ってるの?」 懐かしそうで少し寂しげな春樹を見て、そんな言葉がすべり出た。 「どうだろう……。自分でもよく分らないよ」 私と記憶の『姉さん』をいつも混ぜそうになって、いつも言葉を詰まらせる春樹。 きっとまだ記憶と現実の狭間で揺れているのだろう。 大和先輩は何も言わず、ただ静かに私達の様子を見つめている。 「正直、今でも寂しいし、孤独に感じる事はあるよ」 「孤独……」 「俺は何者なんだって。そんな風に考えてしまう事もあったしね」 「でも記憶の中で春樹は春樹なんでしょ?」 「そうだけど全然違うんだ。こうなって始めて気づいたけど、俺の存在そのものが酷く曖昧に感じてしまう事もあったんだ」 「存在が曖昧?」 春樹の言っている事が分らず、私はオウム返しで尋ねる。 「そうだよ。記憶ってこんなにも自分自身を形作っていたんだと驚かされたくらいさ」 「記憶って、やっぱり大切なのかな」 「多分ね。人は誰かと共有する記憶を持っているから、次に何をするべきか選択できる。 俺はみんなとは大きく違う記憶しか持っていないから、気が変になりそうだった」 「そう……そうだよね」 「なんてね。もし昔話の浦島太郎が居たら、親友になれそうかも、なんて思ったりもしてさ」 最後の言葉は冗談のように軽い口調で言ったけれど、事態は私が思っていたより深刻だった。 もしも自分だったらと思うだけで、段々胸が痛くなってくる。 そんな私の姿を見て、春樹はポツリと呟く。 「だけど、きっとこれで良かったんだ」 「良かった?」 「失くしてしまうよりはずっと良かった」 「どうして? そんな孤独に感じる記憶なんて無いほうが良いに決まってるよ」 「だって、大切だから。もしこの記憶を失っていたら、ここが姉さんの望んだ世界だとすら気づけなかったんだよ」 春樹は皆と違う記憶なのに持っていて良かったと言う。 私だったら、苦しくなるような記憶なら消してしまいたいと願うだろう。 私は…… ①望んだ世界について聞く ②どうして大切なのか聞く ③大和先輩を見る
https://w.atwiki.jp/st2758/pages/424.html
「がんばる東北!応援アワー(-とうほく!おうえんあわー)とは、2011年4月15日からCSemotion channelで放送されている妄想番組である。 概要 3月11日の東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方の復興を応援するため、毎週東北6県の民放テレビ局で放送されたローカル番組を厳選して放送。 放送時間 毎週金曜 15 00~17 00 放送された番組 青森県 うっちゃんの「いぎあだりばったり」 (青森放送) マサックのスーパー実験室・2011冬 (青森朝日放送) りんご娘の産地直送★青森最高!! (青森朝日放送) 食の王様☆あおもり~夢のフルコースにLOVE注入!スペシャル!!(青森朝日放送) あおもり米Mori-Mori Kitchen(青森テレビ) 秋田県 BLAUBLITZ TV (秋田放送) 徳井・友近のぶらり途中キャラの旅in秋田(秋田放送) ぷあぷあ金星 (秋田朝日放送) 東北ブロック特番 ぜったい食べたい!極上肉の晩餐会 (幹事局:秋田朝日放送) 民謡お国めぐり (秋田テレビ) いしがき君となかや君 (秋田テレビ) 柳葉敏郎のGIBAちゃんとGOLFへGO! (秋田テレビ) 永島敏行の農業バンザイ!すごいぞ秋田の農業(秋田テレビ) 岩手県いわて希望のちから(企画/岩手県) いわて希望の一歩(企画/岩手県) 夢・見るピノキオ(テレビ岩手) 手を、つなごう。岩手〜明日への希望~(テレビ岩手) らどんぱ!(テレビ岩手) 希望のかけはし(岩手朝日テレビ) 東北ブロック特別番組 元気印の女将たち (幹事局:岩手朝日テレビ) ゴエティーニョ!(岩手朝日テレビ) ほっとネットとうほく『みちのく魂~みちのくプロレス25年の系譜~』(岩手朝日テレビ) 産地直送!いわて純情流(IBC岩手放送) 希望発信!いわて(IBC岩手放送) わが町バンザイ!(IBC岩手放送) 山・海・漬 (岩手めんこいテレビ) 帰ってきたアニキーッ!故郷いわて復興構想SP(岩手めんこいテレビ) 希望一直線(岩手めんこいテレビ) 告白女子(岩手めんこいテレビ) 帰ってきたガチャダラポンTV(岩手めんこいテレビ) 山形県酒の肴つくってみーよ(山形放送) 酒の肴つくってみーよ+ (山形放送) やまがた発!旅の見聞録 (山形放送) 提言の広場 (山形テレビ) われらラーメン王国 (山形テレビ) やまがた百景 (山形テレビ・5m) 週刊!イケ★メンカンパニー(さくらんぼテレビ) マッコイ・小木の\道中 もっでっぞ山形 (さくらんぼテレビ) 宮城県 このへん!!トラベラー 仙台版(東北放送、再放送扱い・30m) サンドのぼんやり~ぬTV(東北放送、再放送扱い) 希望へ みやぎ(東北放送) EVER SPORTS新春特番 楽天イーグルス日本一のお正月SP (東北放送) ボス魂 (宮城テレビ放送) 希望のしるし(宮城テレビ放送) 仙台☆淳 (宮城テレビ放送・54m/2016年) WAZA-MEN(宮城テレビ放送・25m) 東北大学の新世紀(東日本放送) 東北ふるさとCMフェスティバル(東日本放送) とうほく元気です!TV (幹事局:東日本放送、2012年から別枠で月2回放送) 希望のアルバム(東日本放送) 未知ノ国守ダッチャー(東日本放送・5m) 東北の聖地を訪ねて (東日本放送・15m) 平成の大修理 落慶法要記念特別番組・国宝 瑞巌寺 永遠なれ-FOREVER-(東日本放送・55m/2018年) ほっとネットとうほく 女将たちのスーパーヒーロー~気仙沼漁師カレンダー~(東日本放送・55m) #ハシュカリ(東日本放送・5m) 東北六魂祭~立ち上がる人々~(仙台放送・54m) ジュニ体操(仙台放送) 8Bang! オモシロ工場見学 メイド・イン・みやぎ (仙台放送)ススメ!しばり旅宮城のこだわり歩き方(仙台放送・54m) 東北ご当地サミット(仙台放送・54m) FNSソフト工場 体験・発見バラエティ 未知とのSO!GOOD!?(仙台放送) 爆!レコメンド(みちのくテレビ)バク動→PLAY!!(みちのくテレビ)※初回をおためし放送。 福島県 二畳半レコード (福島中央テレビ) グラッチェふくしま (福島中央テレビ・5m) 希望のチカラ(福島中央テレビ) 食メキふくしま (福島放送・5m) 深夜妄想族(福島放送) 未来へつなぐ福島の希望(福島放送) ほっとネットとうほく・薬師、再来~慧日寺に蘇る仏都会津の礎~(福島放送・55m) グーテン (テレビユー福島) キラリ☆ふくしま (テレビユー福島) 希望プロジェクト(テレビユー福島) キラリ☆ふくしま「げっきんデラックス マツコの知らない福島」(テレビユー福島・55m) きみこそ明日リート (福島テレビ・5m) サタふく (福島テレビ)日曜日も!!自転車でGO!(福島テレビ・15m) いっしょに歩こう!ふくしま・きみこそみらい (福島テレビ・30m) ブロックネット 北国トラベラーズ (2016~2018年度、NNN北海道・東北7局共同制作) 備考 番組内で放送された東北の地元を紹介するCMはそのまま放送されている。 おことわり この記事の本文に記載されている事柄は、すべて架空のものです。 一部、実在する人名・地名・団体名などが登場することもありますが、 それら各記事に記載されている事柄は実在のものとは一切関係ありません。 この記述内容に関して、実在する関係機関への問い合わせはくれぐれもご遠慮ください。
https://w.atwiki.jp/tougou/pages/17.html
まず最初に、これが暴論でないことを約束したい。 カジュアルに移行した理由はこうだ。 開始厨が減る 荒らしが減る カジュアルには人が少なく、邪魔にならない といった、ふたつの理由。 開始厨/荒らしが減ることに関して、特にこれといった反論はなく(、ただあまり変わっていないように感じるが)、めでたいことだとも感じる。が、3つ目の理由は、まさに界隈の過疎化の原因と言えるだろう。カジュアルに移動することで、ビギナーに多くいたAmong Us民は、雑談に触れ合わなくなる。よって、新規が入ってくる事も、必然的になくなってゆく。要は、カジュアルからビギナーに戻さないか?ということ。カジュアル移行を提案した沢庵は先の戦争で消え、それを広めたイケッチも、同様の理由で消えた。界隈は今、大きな改革の中にある。それでいて過疎っていたら、意味が無い。カジュアルからビギナーに戻すことは、界隈にとっても、また皆にとっても大いにメリットがあるはず。
https://w.atwiki.jp/1000ed/pages/157.html
冬馬621~630 校門に入り、私は冬馬先輩と向き合う。 「少しはしゃいじゃったかな。先輩も私も肩がぬれちゃったね」 「はい」 「先輩の下駄箱はあっちだよね」 私は三年の下駄箱のある入り口に視線を向ける。 この学校はそれぞれの学年ごとに下駄箱のある入り口が違っている。 「愛菜、傘をありがとうございました」 冬馬先輩は大荷物を左手にまとめると傘をさす。 「やっぱり荷物半分持つよ」 「いいえ、大丈夫です」 「だけど」 「あと少しですので平気です」 冬馬先輩はやっぱり私に荷物を持たせてはくれなかった。 (もうっ) 「じゃあ私、教室にタオルがあるから取ってくるよ。冬馬先輩も濡れてるし拭かなくちゃ」 「わかりました」 「先輩は荷物を持って先に戻っていてください」 「はい」 私は冬馬先輩と別れてぬかるんだ校庭を歩く。 そして雨から逃げるように二年の下駄箱に入った。 ポケットの小さなハンカチでとりあえず水滴をふき取る。 「靴下はびしょびしょだからもう履かないほうがいいかな」 独り言を呟きながら上靴を素足で履く。 特に濡れている肩をハンカチで押さえていると見知った人物が目の前を歩いてくる。 「あら、大堂さん」 「水野、先生……」 廊下には水野先生が歩いていた。 歩く姿すらも大人の女性の色気と妖艶さがある。 だから男子生徒からは憧れの的でもあった。 「今日は放送委員には顔を出さなかったのね」 「別の用事があったので……」 水野先生は放送委員の顧問だ。 今まではただそれだけだった。 けど色々知ってしまった今は違う。 (先生は組織の人間なんだ) 思わず警戒して身構える。 「一郎くんに大堂さんが来ない理由を尋ねたの。そうしたら、もう来ないかもしれないって言うじゃない」 「そ、そんな事は……」 「一郎くんとあなたの間に何かあったのね」 「別に大した事は何もないです」 「顧問として心配なの。訳を話してくれるかしら」 「話すことは無いです」 「そう?……被験者No.673、今は御門冬馬くんって言ったかしら。彼が原因では?」 「いいえ……」 (水野先生はどこまで知っているんだろう) 「さっきNo.673と楽しそうに買い物から帰ってきていたわね。仲の良いこと」 「……な、何が言いたいんですか」 探りでも入れているのだろうか。 私は緊張しながら水野先生に尋ねる。 「弟が貴女のためにこちら側に来たのに……そんな事忘れちゃったみたいに嬉しそうだったから」 「そ、それは……」 「大堂さんってとっても薄情なのね」 私は冷や水を浴びせられた気持ちになる。 (そうだ。浮かれている場合じゃないのに) 冬馬先輩と一緒に買い物が出来て嬉しかった。 春樹は今もどうしているのか分からないままなのに。 自分勝手だったと思い知らされる。 「弟の春樹くんは元気よ。よかったわね」 「春樹は……」 「会いたいの?」 「もちろん会いたいに決まっています」 「なら私に付いて来る?」 「それは……」 「会わせてあげる。春樹くんと」 「でも……」 (これも罠に決まってる……) 「あなたは大切な弟を放っておくの?」 「会いたい。でも今は……行けません」 「そう。やっぱりあなたは薄情なのね」 水野先生は冷ややかに私を見る。 「そんな駄目な生徒でも先生は見捨てたりはしないわ。だから……いい物をあげる」 水野先生は小さくて角ばった硬いものを握らせてきた。 「これは……」 「何に見える?」 「No.703って……番号札ですか?」 「そう。ある被験者が身に着けていたものよ」 「……これがどうかしたんですか?」 「大堂さん、サイコメトリーって知ってるかしら」 「名前くらいなら」 「物から思念を読み取る能力よ。伝説の巫女の生まれ変わりなら当然視ることができるわよね」 「今の私では……無理かもしれません」 「伝説の巫女なのかすら眉唾物ね」 「…………」 私は何も言えず黙り込む。 「いいわ。これは宗像兄弟がなぜ御門冬馬を拒絶しているのか分かる物なの」 「これが……」 「とりあえず受け取ってくれるかしら」 渡された番号札を握る。 一郎くんや修二くんがなぜ冬馬先輩をあんなに嫌っているのか理由が知りたい。 そうすれば何か打開策が思いつくかもしれない。 「これは誰にも見せないで。きっと取り上げられてしまうだろうから」 「どういう事ですか?」 「知られたくない、思い出したくない過去というものが誰にでもあるものよ」 (どういう意味だろう) 「もう犬が匂いを嗅ぎ付けてきたようね」 その言葉で振り返ると冬馬先輩が雨の中、出入り口に現れた。 「冬馬先輩」 「愛菜。大丈夫ですか」 「うん」 冬馬先輩は水野先生と私の間に入ってくる。 そして私を庇うように立ちふさがった。 「愛菜に手を出したら、ここが学校でも容赦しません」 「あぁ、怖いわ」 水野先生は芝居がかった怖がり方をする。 わざとらしくて馬鹿にしているようでもある。 「大丈夫よ、私は化け物とやり合うつもりなんてないから」 「交戦の意思は無いということですか」 「そうよ」 「では今すぐ立ち去ってください」 「わかったわ。それじゃあ、大堂さんまたね」 水野先生はヒラヒラと手を振りながら立ち去っていく。 私と冬馬先輩はその背中を見届ける。 「愛菜、怪我はありませんか」 「うん……大丈夫」 受け取った番号札を冬馬先輩に悟られないようポケットに仕舞う。 「水野先生から何か言われたのですか?」 「ど、どうしてそう思うの?」 「何か目的があって愛菜に近づいたのでは無いのですか?」 「えっと……うん、春樹の話をね」 私は冬馬先輩に向き直る。 スカートの上からポケットに触れ、入っているのを確認しながら。 「春樹さんの事ですか」 「一緒に来れば会わせてくれるって」 「それで愛菜は何と言ったのですか」 「会いたいけど今は行けないって言ったよ」 「そうですか。正しい判断だったと思います」 「うん……」 隠し事ができた。 だから歯切れの悪い返事しかできない。 「今日の三年の出店の準備は終わっていいそうです。そのまま帰られますか?」 先輩は私の荷物を持ってきてくれていた。 「ありがとう。そうしようか」 それを受け取りながら私はため息混じりに言う。 水野先生と話して緊張していたのか疲れてしまった。 「では行きましょう」 私たちは傘をさして学校を出る。 雨は相変わらず私達を避けてくれている。 先輩のお陰で傘はただの飾りみたいなものだった。 しばらく歩いているとめずらしく冬馬先輩が話し始める。 「やはり僕は普通の高校生にはなれないようです」 「そんな事無いよ」 「あなたを守るためにもこの力は必要ですから」 「それは……さっきのこと?」 水野先生が私の前に現れた事を言っているのだろう。 「はい」 「別に先生は私を無理やり連れて行かせようとはしなかったよ」 (私の意思を確認していたし) 「それは僕とあなたが契約をしているからです」 「そうなの?」 「僕は幸か不幸か強い力を持っています。それが抑止力になっているのです」 (そういえば……冬馬先輩のことを修二くんも先生も化け物と言っていたっけ) 「冬馬先輩は自分の力が嫌い?」 化け物なんて言われて嬉しいはずが無い。 私は思いついた疑問をそのまま口に出す。 「どうでしょうか。強い力は災いの元なのですが……」 「嫌いじゃないの?」 言葉を濁した冬馬先輩の気持ちが読めなくて、そのまま聞き返す。 「僕はこの力を得たせいで父から逃れることが出来たので、嫌いになりきれないのかもしれません」 「父?」 「研究者だった僕の父です。以前、少しだけお話したことがあったと思いますが」 (ショッピングモールで聞かされたっけ) 私は以前言われた言葉を思い返す。 『僕の父親はとある研究所の研究員でした。 彼は素養もあり研究熱心で、施設でともに働く職員の中でも極めて優秀な人間だったようです』 冬馬先輩は自分の父親のことをそう評していた。 「お父さんって……確か冬馬先輩のお母さんを……」 「そうです。僕は母の胎内にいる時から被験者でした」 「でも失敗だって……教えてくれたよね」 「全くの失敗だったという訳ではありません」 先輩は片手を受け皿のように広げる。 雨は飼いならされたペットのように渦を巻きながら集まる。 「わっ、動いてて生き物みたい」 「いいえ、これは僕が動かしているだけで生き物ではないです」 「あ、えっと……わかってるよ」 先輩は手を握って再び開く。 すると手のひらサイズの水の短剣ができていた。 「すごい」 「見ていてください」 先輩は短剣の鋭利な先端を手のひらに向ける。 冬馬先輩の手が血がにじんでいく。 「先輩! 何やってるんですか!」 「少し傷つけただけです。じきに血が止まり傷が塞がってきます」 冬馬先輩の言うとおり、もう血が止まって傷が少し小さくなっている。 「これは……」 「自己再生です」 透明な短剣はただの水になって先輩の手から零れ落ちていく。 その手の傷はもうほとんど消えていた。 「自己再生? ……先輩が治したの?」 「治したというのは少し違います。治癒は美波の得意分野ですが僕には出来ません」 「治癒……って?」 「治癒は術者の意思で自分以外の者でも治すことが出来ます。しかし自己再生は本人の意思とは無関係に再生していきます」 「どうしてそんなに早く治っていくの?」 「元に戻ろうとする力が逸しているのです。これこそ父が求めていたものでした」 「じゃあ、冬馬先輩のお父さんは成功したってこと?」 「いいえ。この程度の自己再生など望んでいませんでした」 「もっと……ってこと?」 「はい。父は死なない人を作り上げたかったようです」 (そんなの不可能なんじゃ……) 「だから冬馬先輩は失敗って言われたんだ」 「そうです。彼には実験と称して色々されました」 (そういえば……) 『あなたにお聞かせするような内容ではありませんので詳細については割愛しますが、周防は 『胸くそが悪くなる』と言っていました』 そんな事を前に話してくれていた。 一体、どんな事をされていたんだろう。 (とても聞けない……) 「辛かったって事だよね」 「僕は心を完全に閉ざすことでしか逃れる術を見出せませんでした」 前に一郎くんが幼少期の冬馬先輩を蝋人形のようだったと教えてくれた。 想像するだけで胸の締め付けられる。 淡々と話を続ける冬馬先輩が余計に見ていて辛い。 (あの時、こんな話もしてくれたっけ) 『彼はさまざまな調整を行い、僕が彼の望む能力を持って生まれてくるようにした。 ……そのはずでした。しかし、僕に発現した能力は全く違うものだった』 冬馬先輩の父親が求めていた死なない体を持つことは出来なかった。 でも発現した能力って何だろう。 「前に話してくれた冬馬先輩の発現した能力って何?」 「分りませんか?」 「えっと……」 「剣の力です。当時はコップの水をほんの少し波立たせる……そんな微弱なものでした」 「別の能力が出てきて、冬馬先輩のお父さんはどうしたの?」 「自分の研究が失敗だと悟ったようです。まだその時は僕も含めて誰も剣だと気付いていませんでした」 「そっか。三種の神器を研究所は探していたんだよね」 「はい。そんな時、僕の剣の力が突然暴走したようなのです」 (えっ……) 違和感のある言い方に首をかしげる。 「暴走したようって……?」 「他人事のように聞こえましたか」 「うん」 「そのように取られたのなら謝ります。間違いなく僕は大勢の人を殺めました」 「もしかして……その時の記憶が無いの?」 「はい。マジックミラーのある個室に連れて行かれたことは覚えています」 「他には何も覚えていないの?」 「誰かに何かを問いかけられたような気がします」 (問いかけられた?) 一体、誰に何を問いかけられたと言うのだろう。 冬馬先輩が歩みを止める。 考え込んでいた私もそれに倣って立ち止まる。 「どうしたの?」 「あなたの家の前です」 顔を上げると家の前に着いていた。 話に集中していて全く気付かなかった。 「あっ……いつの間に」 「それでは僕は失礼します」 「ま、待って」 「どうかしたのですか?」 「先輩も少し家にあがっていかないかな」 冬馬先輩を一人ぼっちにさせたくない。 ただそう思った。 「しかし」 「冬馬先輩、一人暮らしなんだし夕食でも一緒にどうかな」 「僕などが伺ってもお邪魔になるだけです」 「そんな事ないよ。今日はお義母さんが早いから夕食作ってくれるかも」 「なお更ご迷惑になります」 「他にも聞きたいことがあるから、お願い」 「では……お邪魔させていただきます」 私のお願いに折れたのか、冬馬先輩は頷く。 先輩より先を歩いて、玄関の扉を開けようと鍵穴を回す。 (あれ……開いてる) (もしかして……) 「春樹!」 私は勢いよくドアを開ける。 すると玄関には女性物のパンプスが一足あるだけだった。 「お義母さんか……」 私はガックリと肩を落とす。 一瞬でも春樹が帰ってきたと期待してしまった。 「愛菜……」 「ははっ……ただの勘違いだったみたい」 乾いた笑いでその場を誤魔化す。 お義母さんの仕事が定時で終わっただけだったようだ。 夕食の支度中なのかいい匂いもしてくる。 「愛ちゃん、お帰りなさい」 私の帰りに気付いたのか、お義母さんが玄関まで出迎えてくれる。 「ただいま。お義母さん」 お義母さんは私の後ろにいる人物に目を留める。 「この方は? 愛ちゃんのお友達?」 「うん。一つ上の先輩で御門冬馬さんって言うんだ」 「そう。愛菜がいつも世話になっております」 お義母さんは冬馬先輩に頭を下げる。 「御門です。こちらこそ仲良くさせていただいています」 冬馬先輩も頭を下げる。 なんだかあまりに形式的過ぎて背中がくすぐったくなる。 「先輩に一緒に夕食を食べようって誘ったんだけど……大丈夫?」 「春樹と隆くんの分も買ったから余らせてしまいそうだったの。有難いくらいよ」 (そっか。春樹も帰ってこないし隆も戻っちゃったもんね) 「ご馳走になります」 「いいえ。さ、上がってください」 「お母さん。雨に濡れたから、冬馬先輩に服を貸して上げられないかな」 買い物の時に冬馬先輩の右肩はかなり濡れていた。 「春樹のTシャツを出すわ。でも……少し小さいかもしれないわね」 お父さんより大きいとはいえ、先輩と比べると春樹の方が華奢だ。 だからサイズも合わないかもしれない。 「僕にお構いなく」 「そういう訳にはいかないわ。さぁ、こちらの和室で着替えてください」 「私も自分の部屋に戻って着替えてくるね」 私も二階に上がり自室に戻る。 「チハル、ただいま」 動かないチハルに声をかけて、制服を脱ぐ。 湿った体を拭いて私服に着替えると、一階に戻った。 「愛ちゃん、愛ちゃん」 濡れたシャツを洗濯機に入れた後、キッチンから小声でお義母さんが呼びかけてくる。 「どうしたの?」 「あの子、とても礼儀正しいのね」 「うん……」 突飛な行動に出るかもしれないから、不安はある。 あまりお義母さんと会わせない方ががいいかもしれない。 「まだ着替えてもらっているの。ちょうど春樹には大きいのが買ってあったからよかったわ」 「ありがとう、お義母さん」 「いいのよ。あの服はあの子にあげてちょうだい。サイズが合う人がこの家には居ないから」 「わかった。伝えておくよ」 「愛ちゃんの力になれるんだもの。お安い御用よ」 お義母さんはニッコリ笑う。 また勘違いされてしまったようだ。 「お義母さん、違うから……」 「そうだ。愛ちゃん、昨日は自分で何か作って食べた?」 「どうかした?」 「冷蔵庫に入ってたお肉が全部無くなっているから……」 昨日は菓子パンを食べてそのまま寝てしまった。 今朝も何も食べずに出てきたから、お肉は使っていない。 「ううん。棚にあった菓子パン食べただけだよ」 「おかしいわね。結構な量があったと思ったんだけど」 「そうなんだ。どうしたんだろう……」 「私の勘違いかもしれないわ。とりあえず材料が足りないから買い物に行ってくるわ」 「うん。暗くなり始めてるから気をつけてね」 「そうね。いってきます」 「行ってらっしゃい」 私は玄関までお義母さんを送る。 玄関のドアが閉まったのを確認して振り向くと冬馬先輩が目の前に居た。 「わっ! びっくりした」 「驚かせて済みません」 先輩の私服姿は二度目だ。 頭身がある分、シンプルな長そでTシャツでもカッコよく見える。 「冬馬先輩は何でも着こなすんだね」 「どういう意味でしょう」 「その……似合うなって意味だよ」 (照れる……) 「ありがとうございます。愛菜の私服もかわいいです」 「あ、ありがとう……」 無表情すぎて本心かどうか分らないけど、かわいいと言われるのは嬉しい。 「ところで、お母様はどちらへ行かれたんでしょうか」 「買い物だよ。冷蔵庫にあるはずのお肉が消えちゃったんだって」 「……そうですか」 「きっとお母さんの勘違いだと思う。でも大丈夫かな……組織の人が襲ったりしないかな」 「大丈夫です。あなたの家族は反主流派の者が見張っていますから」 「そうなの?」 「僕達が至らなかったので、春樹さんは組織に出し抜かれてしまいましたが」 「ううん。先輩達のせいじゃなく、春樹が自分で決めたことだよ」 「…………」 「冬馬先輩?」 「いいえ。何でもありません」 「ここで立ち話も何だし、私の部屋で話さない?」 「いいのですか?」 「込み入った話の最中にお義母さんが帰ってきてもいいようにね」 「わかりました」 「二階にあるよ。案内するね」 私は先輩を二階にある自室まで案内する。 先輩は大人しく私の後に従って歩いてきた。 次へ冬馬641~650
https://w.atwiki.jp/tohorpg/pages/936.html
[部分編集] 実績一覧 番号 実績名 条件 印 001 時は満ちた ゲームを開始 ブロンズ 002 はじめのいっぽ 100位の間のボス撃破 ブロンズ 003 仕方ないね 90位の間のボス撃破 ブロンズ 004 シャンハーイ 80位の間のボス撃破 ブロンズ 005 栗おいしいです 70位の間のボス撃破 ブロンズ 006 100体じゃなくてよかった 60位の間のボス撃破 ブロンズ 007 折り返し地点 50位の間のボス撃破 ブロンズ 008 裏世界でひっそり幕を閉じる 40位の間のボス撃破 ブロンズ 009 イク轟沈 30位の間のボス撃破 ブロンズ 010 お値段異常 20位の間のボス撃破 ブロンズ 011 ゴールが見えてきた 10位の間のボス撃破 ブロンズ 012 私は負けない 2位の間のボス撃破 ブロンズ 013 これからが本番 ゲームクリア シルバー 014 周回プレイヤー 2周目クリア シルバー 015 超周回プレイヤー 10周目クリア ゴールド 016 究極周回プレイヤー 50周目クリア ゴールド 017 やりすぎ 100周目クリア ゴールド 018 おつかれさまでした 193周目クリア ダブルゴールド 019 キモクナーイ 地獄ボスその1、EX慧音を撃破 シルバー 020 輝針城キャラ出したかったんです 地獄ボスその2、わかさぎ姫たちを撃破 シルバー 021 でも素材なかったんです 地獄ボスその3、八橋たちを撃破 シルバー 022 即死コンボやめて 地獄ボスその4、正邪たちを撃破 シルバー 023 きょうふのルーレット 地獄ボスその5、こころを撃破 シルバー 024 もってかないでー 地獄ボスその6、小鈴を撃破 シルバー 025 本編に出たかった 地獄ボスその7。る~ことたちを撃破 シルバー 026 花鳥風月 地獄ボスその8、麟を撃破 シルバー 027 今度は出られてよかったね 地獄ボスその9、シュガーサテラたちを撃破 シルバー 028 ゆっくりしていってね!!! 地獄ボスその10、ゆっくり霊夢たちを撃破 シルバー 029 死ぬがよい 地獄ボスその11、鬼巫女たちを撃破 ゴールド 030 神の領域 地獄ボスその12、先代巫女たちを撃破 ゴールド 031 地獄制覇 地獄ボスその13、チルノを撃破 ゴールド 032 地獄完全制覇 最後の地獄ボス、氷帝チルノを撃破 ダブルゴールド 033 魔界へようこそ 無限の魔界1階クリア ブロンズ 034 100階くらいじゃ終わらない 無限の魔界100階クリア ブロンズ 035 1000階でも終わらない 無限の魔界1000階クリア シルバー 036 長い長い道のり 無限の魔界10000階クリア シルバー 037 もう飽きた? 無限の魔界100000階クリア ゴールド 038 魔界は続くよどこまでも 無限の魔界1000000階クリア ゴールド 039 やがて終わりは来る 無限の魔界9999999階クリア ダブルゴールド 040 はじめてのレベルアップ レベル2に上がる ブロンズ 041 レベル100は通過点 レベル100に上がる ブロンズ 042 まだまだ始まったばかり レベル1000に上がる ブロンズ 043 カンストなんてなかった レベル1万に上がる ブロンズ 044 ミリオン達成 レベル100万に上がる シルバー 045 レベルもインフレ レベル1億に上がる シルバー 046 準廃 レベル100億に上がる シルバー 047 廃人 レベル1兆に上がる ゴールド 048 寝ましょう レベル100兆に上がる ゴールド 049 廃神 レベル1京に上がる ダブルゴールド 050 天子はサンドバッグじゃない サンドバッグに1ダメージ与える ブロンズ 051 インフレゲーはじまる サンドバッグに100万ダメージ与える ブロンズ 052 10^8 サンドバッグに1億ダメージ与える ブロンズ 053 10^12 サンドバッグに1兆ダメージ与える ブロンズ 054 10^16 サンドバッグに1京ダメージ与える ブロンズ 055 10^20 サンドバッグに1垓ダメージ与える ブロンズ 056 10^24 サンドバッグに1杼ダメージ与える シルバー 057 10^28 サンドバッグに1穣ダメージ与える シルバー 058 10^32 サンドバッグに1溝ダメージ与える シルバー 059 10^36 サンドバッグに1潤ダメージ与える シルバー 060 10^40 サンドバッグに1正ダメージ与える シルバー 061 10^44 サンドバッグに1載ダメージ与える シルバー 062 10^48 サンドバッグに1極ダメージ与える シルバー 063 10^52 サンドバッグに1恒河沙ダメージ与える ゴールド 064 10^56 サンドバッグに1阿僧祇ダメージ与える ゴールド 065 10^60 サンドバッグに1那由他ダメージ与える ゴールド 066 10^64 サンドバッグに1不可思議ダメージ与える ゴールド 067 10^68 サンドバッグに1無量大数ダメージ与える ゴールド 068 桁が壊れる サンドバッグに1000無量大数ダメージ与える ダブルゴールド 069 見敵必殺 はじめて雑魚を撃破 ブロンズ 070 一騎当千 雑魚を1000体撃破 ブロンズ 071 戦国無双 雑魚を1万体撃破 ブロンズ 072 嶺上開花 雑魚を10万体撃破 シルバー 073 一気通貫 雑魚を100万体撃破 シルバー 074 大三元 雑魚を1000万体撃破 ゴールド 075 国士無双 雑魚を1億体撃破 ゴールド 076 百人組手 ボスを100体撃破 ブロンズ 077 千人斬り ボスを1000体撃破 ブロンズ 078 辻斬り ボスを1万体撃破 シルバー 079 斬れぬものなどあんまりない ボスを10万体撃破 ゴールド 080 ヤラレチャッタ はじめて雑魚に敗北 ブロンズ 081 覚えてなさい! はじめてボスに敗北 ブロンズ 082 ネバーギブアップ 100回やられる ブロンズ 083 ゾンビアタック 1000回やられる シルバー 084 I wanna be... 10000回やられる ゴールド 085 ミリオネア 所持金が100万円に達する ブロンズ 086 億万長者 所持金が1億円に達する ブロンズ 087 百億長者 所持金が100億円に達する ブロンズ 088 国家予算 所持金が1兆円に達する シルバー 089 日本の借金返済 所持金が1000兆円に達する シルバー 090 ジンバブエドル 所持金が100京円に達する ゴールド 091 みんなのアイドル 所持票数が1万票に達する ブロンズ 092 センターポジション 所持票数が150570票に達する ブロンズ 093 世界のアイドル 所持票数が100万票に達する ブロンズ 094 宇宙のアイドル 所持票数が1億票に達する シルバー 095 次元のアイドル 所持票数が100億票に達する ゴールド 096 急成長 1戦闘でレベルを1万上げる ブロンズ 097 パワーレベリング 1戦闘でレベルを100万上げる シルバー 098 超パワーレベリング 1戦闘でレベルを1億あげる シルバー 099 効率を極めし者 1戦闘でレベルを10億あげる ゴールド 100 1発で1億 1戦闘で1億円稼ぐ ブロンズ 101 ジャックポット 1戦闘で100億円稼ぐ シルバー 102 バウンティハンター 1戦闘で1兆円稼ぐ ゴールド 103 素材ハンター 1戦闘で素材を10個稼ぐ ブロンズ 104 おまえのものは俺のもの 1戦闘で素材を100個稼ぐ シルバー 105 大盗賊 1戦闘で素材を1000個稼ぐ シルバー 106 伝説の大盗賊 1戦闘で素材を1万個稼ぐ ゴールド 107 大ブレイク 1戦闘で1万票稼ぐ ブロンズ 108 流行語大賞 1戦闘で50万票稼ぐ シルバー 109 世界で話題 1戦闘で1000万票稼ぐ シルバー 110 凱旋パレード 1戦闘で1億票稼ぐ ゴールド 111 千両箱 宝箱1個で10億円稼ぐ ブロンズ 112 一攫千金 宝箱1個で1兆円稼ぐ シルバー 113 埋葬金 宝箱1個で1000兆円稼ぐ ゴールド 114 シューター ねらいうちをLv10まで上げる ブロンズ 115 ルナシューター ねらいうちをLv50まで上げる シルバー 116 スコアラー ねらいうちをLv100まで上げる ゴールド 117 一閃 つらぬきをLv10まで上げる ブロンズ 118 雷光 つらぬきをLv50まで上げる シルバー 119 グングニル つらぬきをLv100まで上げる ゴールド 120 リニア はやぶさをLv10まで上げる ブロンズ 121 音速 はやぶさをLv50まで上げる シルバー 122 光速 はやぶさをLv100まで上げる ゴールド 123 1回攻撃じゃ弱い 超⑨武神覇斬をLv1まで上げる ブロンズ 124 クラウド 超⑨武神覇斬をLv15まで上げる シルバー 125 百烈拳 超⑨武神覇斬をLv100まで上げる ゴールド 126 炎の使い手 ほのおをLv10まで上げる ブロンズ 127 炎の妖精 ほのおをLv50まで上げる シルバー 128 炎とともに ほのおをLv100まで上げる ゴールド 129 氷の使い手 こおりをLv10まで上げる ブロンズ 130 氷の妖精 こおりをLv50まで上げる シルバー 131 氷とともに こおりをLv100まで上げる ゴールド 132 土の使い手 つちをLv10まで上げる ブロンズ 133 土の妖精 つちをLv50まで上げる シルバー 134 土とともに つちをLv100まで上げる ゴールド 135 風の使い手 かぜをLv10まで上げる ブロンズ 136 風の妖精 かぜをLv50まで上げる シルバー 137 風とともに かぜをLv100まで上げる ゴールド 138 魔法の使い手 くろまほうをLv10まで上げる ブロンズ 139 魔法の妖精 くろまほうをLv50まで上げる シルバー 140 魔法とともに くろまほうをLv100まで上げる ゴールド 141 おいしいです いただきますをLv5まで上げる ブロンズ 142 ごちそうさん いただきますをLv10まで上げる シルバー 143 お腹いっぱい いただきますをLv20まで上げる ゴールド 144 回復の使い手 かいふくをLv10まで上げる ブロンズ 145 回復の妖精 かいふくをLv50まで上げる シルバー 146 回復とともに かいふくをLv100まで上げる ゴールド 147 考える妖精 めいそうをLv5まで上げる ブロンズ 148 悟りを開いた めいそうをLv10まで上げる シルバー 149 票の無駄遣い めいそうをLv20まで上げる ゴールド 150 目立ちたがり アピールをLv3まで上げる ブロンズ 151 フィーバー アピールをLv10まで上げる シルバー 152 あざとい アピールをLv15まで上げる ゴールド 153 3歩進んで2歩下がる 365歩あるく ブロンズ 154 ちるのさんぽ 1万歩あるく ブロンズ 155 あるくんです 100万歩あるく シルバー 156 愛は地球を救うかも 1億歩あるく シルバー 157 おでかけちるのちゃん 100億歩あるく ゴールド 158 阿礼乙女見習い 敵図鑑の完成度を50%まで上げる ブロンズ 159 阿礼乙女愛弟子 敵図鑑の完成度を80%まで上げる シルバー 160 阿礼乙女 敵図鑑の完成度を90%まで上げる ゴールド 161 幻想郷の記憶 敵図鑑の完成度を100%まで上げる ダブルゴールド 162 霖之助見習い アイテム図鑑の完成度を50%まで上げる ブロンズ 163 霖之助愛弟子 アイテム図鑑の完成度を80%まで上げる シルバー 164 霖之助 アイテム図鑑の完成度を90%まで上げる ゴールド 165 万物の記憶 アイテム図鑑の完成度を100%まで上げる ダブルゴールド 166 勇者見習い 50%のクエストをクリアする ブロンズ 167 勇者 80%のクエストをクリアする シルバー 168 おつかいの記憶 全てのクエストをクリアする ゴールド 169 真・おつかいの記憶 2周、全てのクエストをクリアする ダブルゴールド 170 はじめてのおつかい はじめてクエストをクリアする ブロンズ 171 やさしいひと クエストを10回クリアする ブロンズ 172 パシリ クエストを100回クリアする シルバー 173 社畜 クエストを1000回クリアする ゴールド 174 ステータスアッパー 全能力の倍率を10倍にする ブロンズ 175 ステータスメーカー 全能力の倍率を100倍にする シルバー 176 ステータスマスター 全能力の倍率を1000倍にする ゴールド 177 ステータスチーター 全能力の倍率を5000倍にする ダブルゴールド 178 そこに箱があるから はじめて宝箱を開ける ブロンズ 179 トレジャーハンター 宝箱を100回開ける ブロンズ 180 トレジャーマスター 宝箱を1000回開ける ブロンズ 181 グレイテストトレジャー 宝箱を1万回開ける シルバー 182 アーティファクトディテクター 宝箱を10万回開ける ゴールド 183 おおっと はじめて宝箱でトラップを引く ブロンズ 184 テレポーター 宝箱でトラップを50回引く シルバー 185 いしのなかにいる 宝箱でトラップを1000回引く ゴールド 186 確率変動! はじめて極光を観測する シルバー 187 大当たり!! はじめてアーティファクトを見つける ゴールド 188 今日も大当たり アーティファクトを15回見つける ダブルゴールド 189 超形態 覚醒ボーナスを2乗まで上げる ゴールド 190 究極形態 覚醒ボーナスを3乗まで上げ、完成させる ダブルゴールド 191 たまには息抜き ミニゲームをクリア ブロンズ 192 息抜きのつもりが… ミニゲームを10回クリア シルバー 193 息抜きがメイン ミニゲームを50回クリア ゴールド 194 地雷処理班 ミニゲームで食べ物を見つける前に外れ171回 シルバー 195 死体王女じゃない 死体を4444個以上持ってお燐を倒す ブロンズ 196 サタデーナイトフィーバー 土曜日の18時~24時に衣玖を倒す ブロンズ 197 さなてんちゅっちゅ 早苗を倒し1分以内に天子を倒す 逆も可 ブロンズ 198 かしこまり! 妹紅を倒し1分以内に妖夢を倒す 逆も可 ブロンズ 199 ですよねー! 美鈴を倒し1分以内に慧音を倒す 逆も可 ブロンズ 200 前作は忘れてください 名前入力で、前作のパスワードを入れる ブロンズ ▲ページ上部へジャンプ
https://w.atwiki.jp/tohoku583/pages/16.html
東北電車 会議場は、みんなで会話したりいろんなことで話し合う場所です。 いわゆる、掲示板みたいなものです。 下に趣旨を書きましたのでよく読んでから、コメントを書き込んでください。 宣伝目的で使用しない 悪口を言わない。 掲示板を占領しない。 以上です。 それでは会議場で話し合おう!! 動作テストです -- (管理者) 2016-10-23 09 36 56 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/1000ed/pages/80.html
601~610 611 ①隆をたたき起こす 「隆! 起きて遅刻するよ!」 部屋には入らず大きな声で叫んでみるが、隆はうるさそうに寝返りを打って向こうを向いてしまった。 起きる様子は無い。 隆の寝起きは良いほうだから、これで起きないのは珍しい。 「まったく……」 私はため息をついて隆の側まで歩いていって揺さぶる。 「隆、起きてってば!」 「……ん~」 返事はするもののそれだけだ。 今度は軽く叩いてみる。 「返事だけじゃダメなんだって! 遅刻するって言ってる……わっ」 唐突に隆の手が伸びてきて私の手を掴んだ。 次の瞬間には力いっぱい引っ張られ、私はバランスを崩して隆の上に倒れ込む。 とっさに手をついて隆に全体重をかけてしまうのは阻止したが、多少衝撃があったはずなのに隆が目覚める様子は無い。 「愛菜ちゃん!」 「あー、チハル大丈夫……って、隆! 寝ぼけてないで起きろー!」 心配そうに駆け寄ってくるチハルに苦笑してみせる。 隆は倒れこんだ私を枕か何かと間違っているのか、しっかりと腕が巻きついて身動きが取れない。 じたばたともがいていると、チハルが隆の腕を外そうと隆の腕を引っ張り始めた。 「う~~~」 顔を真っ赤にして引っ張っているが、子供の姿のチハルではびくともしない。 (隆って案外力が強いのね……) 妙な所で感心してから我に返る。 (あっ時間!) 「たーかーしーーーーー! おきろぉぉぉ」 もがきながら叫ぶが隆は目覚めない。 (なんでこんなに起きないのよ……、まさか組織が何か? 寝てるふりって訳じゃないわよね?) 少し心配になって隆の顔を覗き込む。 (ただ寝てるようにしか見えないけど……) どうしよう? ①自力で起こす ②チハルにどうにかしてもらう ③このままおとなしくしている 612 ②チハルにどうにかしてもらう このままじゃ、遅刻確定だ。 (よーし、こうなったら……) 「チハル、ぬいぐるみに戻ってくれるかな」 「どうして?」 「起きない隆にお仕置きするの」 「うん、いいよー。えいっ」 チハルは軽い音を立ててぬいぐるみに戻った。 私は隆の顔の上にチハルを置く。 鼻と口を塞がれた隆は、もがき苦しみだした。 「んんんっ~~~!!」 断末魔に近い呻きの後、隆はガバッと飛び起きた。 「きゃっ、びっくりしたぁ。やっと起きたね、遅刻するよ」 ようやく起きた隆に向って、私は言った。 「お前、俺を殺す気だっただろう」 「もしかして起きてた?」 「ちっ、ちがう。……少し寝ぼけてただけだ」 「どっちでもいいけど、早く用意してよ。間に合わなくなるよ」 そう言って、私はキッチンに向かった。 暫くして、身支度の終わった隆がキッチンにやってきた。 私は、真っ黒に焦げてしまったパンを渡す。 一瞬驚いていたけれど、昨日の約束どおり、隆は文句も言わずにそれを食べ出した。 「……しかしさっきは、危なかったな。違う意味で堕ちかけたぜ」 「二度寝するつもりだったの? ほんと、だらしないなぁ」 「お前のせいだよ!」 そんな他愛無い会話をしながら、手早く朝食を済ませた。 ぬいぐるみのチハルを鞄に入れると、家を出る。 ゆっくりしていると遅刻してしまいそうだ。 どうしようか? ①走る ②歩く ③バスに乗る 613 ①走る 「隆、走るよ!」 「おう!」 私と隆は並んで走り出す。 が、隆のほうが足が速く遅れ気味になってしまう。 「ほら、急げ」 隆が遅れ気味の私を振り返ると、私の手を引いて走り出した。 「ま、まってよ……は、早い」 「遅刻したいのか?」 (誰のせいだとおもってるの……) 文句を言いたい所だが、走っている上に息が切れて来たので、批難の視線を隆に向けた。 前を向いて走っている隆はそんな私の視線に気付いているのか居ないのか、腕時計を確認して小さく頷く。 「よし、間に合いそうだ。ほらがんばれ、もう少しだ」 「う、うん」 校門の前に近藤先生がたっているのが見える。 先生たちが持ち回りで遅刻する生徒を注意しているのだ。 時間を過ぎたら注意されることになる。 「おはようございます!」 「お、おはよう、ございます」 「おはよう」 ぎりぎりで遅刻にならなかった私たちに、近藤先生はあいさつを返してくる。 (あ、そういえば、春樹がしばらく休むって言わないと……) 「隆ちょっとまってて」 「ん?」 「先生!」 近藤先生のところへ戻り声を掛ける。 「ん?どうした?」 「あの、春樹なんですけど。しばらく学校を休みます」 「大堂くんが?なにかあったのか?」 先週末はボールを頭にぶつけてしまった事を思い出したのか、心配そうに近藤先生が尋ねてくる。 どうしよう…… ①本当のことを言う ②嘘を言って乗り切る ③別の話題でごまかす 614 ②嘘を言って乗り切る 「えーっと…風邪なんです。熱があってしばらくお休みします」 うつむきながら、思いついたまま言った。 (やっぱり…嘘ってバレるよね) そんな思いでチラリと近藤先生を見ると、なぜか納得したように頷いていた。 「そうか。以前の脳震盪とは関係ないんだな」 「はい。あれはすぐに病院に行って、大丈夫でしたから」 「……ところで君の方はもういいのか?」 なぜか近藤先生は私を心配するように言った。 「え?」 「昨日はずいぶん具合が悪そうだったからな。風邪だったのだろう?」 「あっ……。そ、そうなんです。私の風邪が弟にうつってしまったみたいで」 「体調管理はしっかりしないといけないな。大堂くんにはお大事にと伝えといてもらえるか」 「はい」 キーンコーン ホームルームの予鈴が校内に鳴り響く。 「愛菜。早く行こうぜ」 隆が焦りながら、私を促した。 「そういう事で、先生よろしくお願いします」 (近藤先生が勘違いしてくれたお陰で助かったよ……) 私はペコリとお辞儀をすると隆と共に教室に急いだ。 ――慌しく日中の授業が終わり、放課後になった。 机の中の教科書を鞄に詰めていると、ツンツンと背中をつつかれた。 「ねぇ、愛菜」 「どうしたの、香織ちゃん」 私は振り向いて、香織ちゃんを見る。 「今から予定ある?」 「香織ちゃん、文化祭の準備はいいの? プロデューサーだって張り切ってたじゃない」 鞄を持って、帰る気満々の香織ちゃんに向って言った。 「平気平気、もう当日を迎えるばっかりだもん。私のプロデュースに抜かりは無いのよ。 最近は全然遊べてなかったし、愛菜が暇なら、どっか寄っていこうよ」 どうしようかな? ①承諾する ②断る ③考える 615 ③考える 唐突な誘いだけれど、こういうときの香織ちゃんの行動パターンは分かっている。 「どっかって言ってるけど行きたい所があるんじゃないの?」 「さすが愛菜、話が早いわ! 実はね、隣の駅前に新しい雑貨屋さんが出来たの。すごく評判良いんだから」 「へぇ?」 香織ちゃんのこういう情報にハズレは無い。 しかもこれだけ張り切っているということは、香織ちゃん自身は一度下見に行ったのだろう。 「愛菜もぜったに気にいるって!」 「わかったわかった。でも、あんまり遅くなるわけにもいかない……」 「愛菜ちゃん!」 香織ちゃんと話をしていると、教室にひょっこりと修二くんが顔を覗かせた。 修二くんは私の顔を見つけると一瞬笑顔になり、その直後険しい顔に変わる。 クラスメイトの視線がそんな修二くんに集中している。 修二くんはその視線を気にする様子も無く、一直線にやってきた。 「どうしたの?」 いつもと違う様子に、私は首を傾げた。 「愛菜ちゃん、いつアイツに会ったんだ?」 「アイツ?」 「ナンバー535だよ」 「535って……熊谷さん?」 「熊谷……?外ではそう名乗ってるのかアイツは」 「でもどうして会った事がわかるの?」 私の言葉に、修二くんががっくりと肩を落とした。 「愛菜ちゃん……俺を誰だと思ってる? 忘れちゃったの?」 「もしかしてなんか見えてたり……?」 「愛菜……」 その時、いつの間にか修二君の後に冬馬先輩がたっていて私の名前を呼んだ。 「え!? 冬馬先輩?」 「げっ!」 それぞれの反応をする私と修二くんを気にした様子も無く、冬馬先輩はじっと私を見ている。 修二くんの存在は完全に黙殺しているのか一切感心を示さない。 「ちょっとちょっと、愛菜ってば一体どういうことぉ!? 修二くんは前からそうじゃないかなーとは思ってたけど、その先輩は誰!?」 香織ちゃんが小声ながら興奮気味に私に聞いてくる。 その間に、修二くんの機嫌が急降下していくのが目に見えて分かる。 えっと…… ①香織ちゃんに冬馬先輩を紹介する ②とりあえず場所を移す ③香織ちゃんと用事があるからと逃げる 616 ③香織ちゃんと用事があるからと逃げる 以前のやりとりから、二人の仲が険悪なのは分かっている。 香織ちゃんがいる前で喧嘩されたら、言い訳が大変だ。 「私たち、これから大切な用事があるんだよ。二人ともごめんね」 そして、香織ちゃんの手を掴む。 「さ、行こ」 「えっ……いいの? ちょっ、愛菜ってばっ」 「じゃあね。二人ともバイバイ」 私は手を引きながら、教室のドアを開ける。 残される二人の様子を目の端で確認すると、呆気にとられている様子だ。 「ま、待ってよ! 愛菜ちゃん」 「……………」 (心配してくれてるんだろうけど……たまには自由にさせて) 廊下を抜け、玄関で香織ちゃんをようやく解放した。 「ごめんね、香織ちゃん」 「私はいいけど。それより、愛菜。あの二人って、アンタを迎えに来たんじゃないの?」 「どうだろう。よくわからないよ」 「よくわからないって……」 靴に履き替え、校門を出たところで香織ちゃんは「……ところで」と言いながら私を覗き込んだ。 「な、何?」 「さっき、アンタが冬馬先輩って言ってた人。誰よ!?」 「え、えっと、御門冬馬先輩っていって……3年2組で……」 そこまで言って口ごもる。なんと言えばいいだろう? よくよく考えれば、私は冬馬先輩のことをほとんど知らない。 困っていると、香織ちゃんがふと何かを思い出すように頬に手を当てた。 「御門……?3年2組の御門……先輩?……って、あの転校生の?」 「転校生……そうなの?」 「そうだよ。お互い名前で呼び合う仲なのに、知らなかったの?」 「うん」 「三年の間じゃ有名人みたいよ。三年の春で受験も控えてるってのに突然転校してきたのよ。 編入試験もすごい点数だったみたい……そっか、あの人があの御門先輩なんだ」 「そうなんだ」 (全然知らなかったよ) 「でもね、全然しゃべらないし行動も変だから、みんな不気味がってるんですって。 怪しい部外者と話してる所を見かけたって人もいるし……あんまりいい噂は聞かないかも」 そう言いながら、香織ちゃんは私を見た。 次の瞬間、困った顔をしながら、慌てるように顔の前で両手を振ってみせる。 「あーっ、ごめん。アンタにそんな顔させるつもりは無かったの。本当に愛菜の知り合いを悪く言うつもりはないから」 香織ちゃんは少しだけ早足で前に出ると、スカートを翻しながら振り返る。 「アンタの事は信じてるんだけどね。ほら、愛菜って少しぼんやりしているでしょ。 変な虫が付かないか心配してるだけよ」 そう付け加えて、また歩き出した。 私は…… ①「変な虫?」 ②考える ③「ありがとう、香織ちゃん」 617 ③「ありがとう、香織ちゃん」 ちょっと言っていることに疑問を感じないではないが、心配してくれているのは分かるのでお礼をいう。 すると香織ちゃんは歩き出した足を止めて、再度私を振り向くと両手を広げて抱きついてきた。 「もぉぉぉ! なんて可愛いの愛菜!」 「ちょ、ちょっと!?」 下校時間、校門の側で抱きつかれ慌てる。 同じく下校途中の生徒達が何事かと私たちを見ていくのが、恥ずかしい。 けれど香織ちゃんは気にする様子も無く、とりあえず私を解放すると今度は腕を絡めてきた。 「そんな可愛い愛菜に、おねーさんがご馳走しちゃう! 実はね雑貨屋さんもだけど、その近くにおいしいケーキ屋がもあるのよ」 「え? でも悪いよ……」 「いいのいいの、私がご馳走したい気分なんだから遠慮しない! さあ、そうと決まったら行くわよ!」 私に腕を絡めたまま香織ちゃんが歩き出す。 引っ張られるように歩きながら、ふと思った。 (もしかしてこれって……ケーキ屋さんで洗いざらい話してもらうから、覚悟しとけってことじゃ?) しっかりと絡められた腕が、逃げられないぞと言っているような気がする。 どうやって言い訳しようと考えつつ、バス停までやってくる。 丁度来たバスに乗り込んだ所で、やっと香織ちゃんは私から手を離した。 「そういえば愛菜ってば、結局だれが本命なの?」 「え?」 「今日は修二くんと、御門先輩が迎えに来てたじゃない? でも愛菜は一郎くんのことが気になってたみたいだし? そういえば隆との喧嘩も和解したみたいだよね」 きらきらと目を輝かせる香織ちゃんに私は苦笑する。 私もこういう話は嫌いじゃないけれど、自分以外が対象の場合に限る。 それに、今はいろいろあってそういう事に気が回らないというのが正直な所だ。 「今はそういうこと考えられないというか……」 「ふぅん?」 香織ちゃんは私を探るように見て、ちょっと寂しそうに笑った。 「愛菜、最近私に隠し事してるでしょ?」 「え……?」 「気付いてないと思ってた? 香織様を甘く見ないで欲しいわね」 どうやら、ケーキ屋さんへのお誘いはこっちがメインのようだ。 なんて答えよう ①「さすが香織ちゃんだね」 ②「隠し事なんて……」 ③「……」 618 ①「さすが香織ちゃんだね」 ずっと親友でいてくれた香織ちゃんには、隠し事はできないみたいだ。 「この香織様が相談に乗るって言っているのよ?まかせなさい」 ドンと、胸を叩きながら言った。 「…………」 私は何をどこから話していいものか迷った。 今、巻き込まれていることを話したとしても、非現実的すぎて香織ちゃんは困ってしまうだろう。 香織ちゃんは大好きだ。信用できるし、口も堅い。 (だけど……) バスを降りて、ケーキ屋に入る。 美味しそうなケーキが運ばれてきても、私は口をつけず、一言も話せないでいた。 「話せないかー。まぁ、無理に話すことは無いわよ。愛菜が言いたくなったら相談してくれればいいから、ね?」 「あの……あのね…香織ちゃん」 「ん? いいよ、何でも言ってごらん。少しはスッキリするかもしれないし」 「実は春樹の事なんだけど……」 血の繋がった父親の元へ行ってしまった事について、私は堰を切ったように話し出した。 春樹の個人的な事情を話すことにはなるけれど、私にとって、やはり一番ショックだったからだ。 力や組織の事は伏せ、事実だけを伝える。 私が話している間、香織ちゃんは真剣に聞いてくれた。 「………じゃあ、春樹くんは苦手な父親の所に、自ら進んで行ったのね」 「うん、私のためなの。でも、はっきりした理由は教えてくれなくて……。だから、余計辛いんだ」 「え? 愛菜のためって……まさか……」 香織ちゃんはコーヒーを持ったまま固まっている。 「どうしたの? 」 「……ああ、ごめん。でも、そうじゃないかなとは思ってたのよね……」 「何を納得してるの?」 「アンタが他の男に興味ない訳ね。一郎くんも好きとは違う感じだったし。さすがに、私にも相談しにくい事だものね」 「??」 「春樹くんが彼氏だったとは……」 「え!?」 どうして春樹が彼氏だったなんて話に発展するのかわからず、声を上げる。 「いい、愛菜。春樹くんの決意は相当なものよ! アンタと真剣に結婚しようとしてるんだから」 「け、結婚!?」 「よく聞いて。春樹くんは戸籍を父方に移すために出て行ったんだと思うわ。アンタ達が血が繋がっていない以上、 戸籍が違えば他人だもの。今は多分、戸籍が一緒だから結婚はできないけれど、移籍すれば結婚だって出来るのよ。 春樹くんはいつか愛菜と結婚したくて、苗字を変えるために出て行ったのよ! 世間がどう言おうと、私はずっと愛菜の味方だからね!」 香織ちゃんは、ひしと私の手を取ると大きく頷いた。 ①「誤解だよ!!」 ②「………」 ③「く、詳しいね、香織ちゃん」 619 ①「誤解だよ!!」 私は慌てて否定する。 「どうして?愛菜の為に出て行ったんでしょ?それしか考えられないじゃない?」 「だ、だって……私、春樹のこと弟とおもってるし、春樹からも告白された覚えは無いよ」 まさか高村研究所のことを言うわけにもいかず、何とか誤解を解こうとする。 けれど香織ちゃんはあきれたように私を見た。 「なるほど……あんた自分でも無自覚なわけね?」 「な、なにが……?」 「春樹くんを好きって事」 (違うんだけどなぁ) これ以上言っても平行線になりそうで、小さくため息をつく。 「あ! なにそのため息? 違うって言いたいの?」 「え? う、うん、まぁ」 けれど、香織ちゃんにはすぐにばれてしまう。 「はぁ、春樹くんも可愛そうに……」 やれやれと、いわんばかりに大きくため息をついた香織ちゃんにちょっとだけムッとする。 「ちょっと、なんでそうなるのよ」 「だって、そうでしょ? 愛菜の為に苦手な父親の所に行ったのに、当の愛菜はこの調子だもんねぇ」 「だから、根本的に香織ちゃんまちがってるから……」 思わず頭を抱えて唸った瞬間、視界が翳った。 テーブルの横に誰かが立った為だと気付き、顔を上げる。 同じく香織ちゃんも、テーブルの横に立つ人物に顔を向けた。 そこには…… ①春樹 ②周防さん ③熊谷さん 620 ③熊谷さん 突然現れた熊谷さんを、私は呆然と見つめ続けた。 「あの……私たちに何か用ですか?」 香織ちゃんが眉をひそめながら、熊谷さんに話しかける。 「何でもねぇよ。話の途中に邪魔したなぁ、嬢ちゃんたち」 熊谷さんはそれだけ言うと、またどこかへ行ってしまった。 「今の人、誰? 見るからに怪しいわよね」 香織ちゃんは腹立たしげに言った。 「私の知り合いの人だよ」 「本当? あんな柄の悪そうな人と付き合っちゃダメよ。愛菜はぼんやりしてるんだから」 (何しに来たんだろう……) 「それよりも、あんた。本当に春樹くんのこと、自覚が無いの?」 香織ちゃんは納得いかないのか、さっきの話を蒸し返してくる。 熊谷さんのことは不安になりつつも、私は香織ちゃんに再び向き直った。 「香織ちゃん。いい加減、深読みしすぎだって。春樹は弟でしょ? やっぱり、あり得ないよ」 「えーっ、本当に? じゃあ、愛菜のために春樹くんが出て行った理由は何よ?」 香織ちゃんは身を乗り出して、さらに問い詰めてくる。 「多分…春樹が出て行った理由は……香織ちゃんが言ってた事と逆だと思うんだ」 下を向き、春樹の言葉の一つ一つを思い出しながら答える。 「逆? どういうことよ」 「春樹にとって、私たち家族は特別なんだよ。前の家庭が幸せとは言えなかった分、とても大切に思ってくれているの。 家族の一員である私を守るために、本当の『大堂春樹』になるために出て行ったんだよ」 春樹は『高村』という父親の呪縛から決別して、本当の『大堂春樹』になるケジメをつけに行った。 だから、子供の頃に約束してくれた『守る』も『家族を守る』ということで、私だけに向けられているものじゃないはずだ。 「うーん。その説明じゃ、いまいち理由はわからないけど……。でも、春樹くんなら平気でしょ。 愛菜が心配するのはわかるけど、しっかりしてる子だしさ。あんたにそんな顔をさせたくて出て行くような子じゃないものね。 ほらっ、笑顔笑顔」 (香織ちゃん……) 励ましの言葉を聞き、私が顔を上げたその時、香織ちゃんが突然机に突っ伏した。 そして、むくりと顔を上げる。 「よう、小娘! さっきはどーも。もう、香織ちゃんとの楽しい話は終わったのかい?」 私は…… ①「熊谷……さん?」 ②「香織ちゃん!?」 ③「友達に何をしたんですか!」
https://w.atwiki.jp/yuukoku/pages/63.html
2020/06/17 00 04 32更新 ※イベント情報をお問い合わせフォームまたはツイッターDMでお寄せ下さい 06月 時間 イベント名称 場所 参加費 イベント詳細・連絡先 備考 03日(水) 18 00~20 00 第95回 志塾(オンライン開催・Zoomを予定)【18 00~19 00】講演演題:グローバル・パンデミック時代の生きるためのリーダーシップ論講師:中島克紀【19 00~19 30】パネルディスカッション講師:中島克紀ファシリテーター:安部哲也【19 00~19 30】質疑応答、グループディスカッション オンライン開催 無料 詳細:Facebookイベント主催:志塾 04日(木) 【第1次】11 00~【第2次】14 30~16 00 6・4 天安門事件31周年 街頭抗議行動【第1次】中国大使館前抗議行動【第2次】有楽町駅前演説会 【第1次】麻布税務署前集合東京都港区西麻布3-3-5【第2次】JR有楽町駅・交通会館前東京都千代田区有楽町2-10-1 詳細:6・4 天安門事件31周年 街頭抗議行動主催:「天安門事件31周年 街頭抗議行動」実行委員会 04日(木) 15 30~18 30 香港に自由を!習近平国賓来日反対!財政出動100兆円!消費税ゼロ!緊急国民行動in首相官邸前~自民党前 首相官邸東京都千代田区永田町1-6-1 詳細:【東京都千代田区】6.4(木) 香港に自由を!習近平国賓来日反対!財政出動100兆円!消費税ゼロ!緊急国民行動 in 首相官邸前~自民党前 頑張れ日本!全国行動委員会 国守衆全国評議会 国守衆東京主催:頑張れ日本!全国行動委員会・国守衆全国評議会【注意事項】・プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)・国旗以外の旗類、拡声器は持込み禁止 07日(日) 12 00~16 00 【石川県金沢市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動・習近平主席国賓来日反対署名・消費税ゼロ、財政出動100兆円・著名活動&チラシ配布 金沢市近江町市場エムザ口(くち)石川県金沢市近江町50 詳細:【石川県金沢市】6.7(日)習近平国賓来日反対!消費税0%で救国を!チラシ配布&街頭署名活動 in 金沢 国守衆石川主催:国守衆石川 有志【その他】・人通りが極端に少ない場合は、時間変更の可能性有 07日(日) 13 00~18 00 【京都府京都市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動・習近平主席国賓来日反対署名・消費税ゼロ、財政出動100兆円・著名活動&チラシ配布 京都四条河原町南西角(京都高島屋前)京都市下京区四条通河原町西入真町52 詳細:【京都府京都市】6.7(日)救民救国!チラシ配布&街頭署名活動 in 京都 国守衆京都・国守衆大阪・国守衆兵庫・国守衆滋賀主催:国守衆関西(京都・大阪・兵庫・滋賀)【その他】・署名活動に必要なものはご用意しております・マスク等、少しご用意もありますが、ウイルス対策は各自体調に合わせてなさってください・国守衆の趣旨にご賛同いただける方はお気軽にご参加ください 12日(金) 14 00~16 00 愛国者のための沖縄問題超入門第5回:真明治維新編「薩摩の琉球防衛から始まった明治維新」〜今こそ学ぶべき沖縄防衛の原点〜 IKE・BIZとしま産業振興プラザ3F男女平等推進センター研修室2東京都豊島区西池袋2-37-4 会場分担金&資料代1,500円 詳細:Facebookイベント主催:一般社団法人 日本沖縄政策研究フォーラム 12日(金) 16 00~19 00 自由・人権より金儲けか!香港に自由を!財政出動100兆円!消費税ゼロ!緊急国民行動 首相官邸東京都千代田区永田町1-6-1 【東京都千代田区】6.12(金)自由・人権より金儲けか!香港に自由を!財政出動100兆円!消費税ゼロ!緊急国民行動 in 首相官邸前~自民党前 頑張れ日本!全国行動委員会・国守衆全国評議会・国守衆東京【主催】・頑張れ日本!全国行動委員会・国守衆全国評議会【注意事項】・プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)・国旗以外の旗類・拡声器の持ち込みはご遠慮ください ※13日の新宿街宣からの変更 13日(土) 13 30~17 00開場13 00【懇親会】17 10~ 第十二回令和日本研究会安倍政権の闘い~コロナ禍で見えた日本の病理<マスコミ・専門家・霞が関・小池都知事>~・靖国神社発行『英霊の言乃葉』朗読と小川榮太郎による解説・毎月のテーマに沿った小川榮太郎からのお話・傳承文化研究所代表小林隆先生による和歌創作講座・小川榮太郎著『小林秀雄の後の二十一章』自作自解 千代田区近辺(予約時にお伝え) 一般2,000円学生 500円PSIJサポーター無料【懇親会】参加費5,500円 申込:「令和日本研究会」お申込みフォーム参照:平和研の月例勉強会 13日(土) 13 00~16 30 NPO法人北朝鮮の生命と人権を守る会「発足総会」と特別講演会【第1部】総会 13 30~守る会のNPO法人化に伴う定款の披露等【第2部】講演 15 10~演題:「北朝鮮帰国事業とどう向き合うか?-私なりの試行錯誤」講師:高柳俊男(法政大学国際文化学部教授) 人権ライブラリー東京都港区芝大門2-10-12KDX芝大門ビル4F 詳細:NEWS:NPO法人北朝鮮の生命と人権を守る会「発足総会」と特別講演会のご案内主催:北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会 13日(土) 14 00~17 00 【兵庫県神戸市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動・習近平主席国賓来日反対署名・消費税ゼロ、財政出動100兆円・著名活動&チラシ配布 神戸三宮センター街東側入口付近兵庫県神戸市中央区三宮町1-6−18 詳細:【兵庫県神戸市】6.13(土)『救国救民!』消費税ゼロ!財政出動100兆円!チラシ配布&署名活動 in 兵庫 国守衆兵庫主催:国守衆兵庫 ※雨天決行 13日(土) 15 00~18 00 習近平国賓来日反対!香港に自由を!財政出動100兆円!消費税ゼロ!緊急国民行動 新宿駅東口 新宿アルタ前東京都新宿区新宿3-24-3 【東京都千代田区】6.13(土)習近平国賓来日反対!香港に自由を!財政出動100兆円!消費税ゼロ!緊急国民行動 in 新宿駅東口 頑張れ日本!全国行動委員会・国守衆全国評議会・国守衆東京【主催】・頑張れ日本!全国行動委員会・国守衆全国評議会【注意事項】・プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)・国旗以外の旗類・拡声器の持ち込みはご遠慮ください 13日(土) 16 00~18 00 【長野県松本市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動・習近平主席国賓来日反対署名・消費税ゼロ、財政出動100兆円・著名活動&チラシ配布 JR松本駅お城口駅前広場長野県松本市深志1-1 詳細:【長野県松本市】6.13(土)習近平国賓来日反対!消費税0%で救国を!チラシ配布&街頭署名活動 in 松本 国守衆長野主催:国守衆長野 有志【その他】・署名用ボードが1つしかありません。出来ましたらご用意ください・物品の販売はありません・国守衆の趣旨にご賛同いただける方、お気軽にご参加ください ※雨天中止 13日(土) 16 00~20 00 第85回 中島サロン講師;林千勝氏(昭和史研究家・戦死研究家)演題:「日米戦争を策略したのは誰だ!」~ロックフェラー、ルーズベルト、近衛文麿そしてフーバーは~ 錦城閣大阪府大阪市中央区天満橋京町1−1大阪キャッスルホテル3F 会員 5,000円非会員6,000円学生 2,000円【講演会のみ】会員 1,000円非会員2,000円学生無料 詳細:Facebookイベント主催:関西防衛を支える会 14日(日) 13 00~17 00 【大阪府大阪市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動・習近平主席国賓来日反対署名・消費税ゼロ、財政出動100兆円・著名活動&チラシ配布 大阪・京橋駅 連絡通路 詳細:【大阪府大阪市】6.14(日)『救国救民!』消費税ゼロ!財政出動100兆円!チラシ配布&署名活動 in 大阪 国守衆大阪主催:国守衆大阪 14日(日) 19 30~21 30 中世日本の宗教芸能 —神・鬼・仮面講師:宮嶋隆輔 オンライン(Zoom) 参加費 500円 詳細:中世日本の宗教芸能 —神・鬼・仮面主催:A&ANS 16日(火) 16 00~18 30 自由・人権より金儲けか!香港に自由を! 経団連「親中・媚中」路線抗議!財政出動100兆円 経団連会館前東京都千代田区大手町1-3-2 【東京都千代田区】6.16(火)自由・人権より金儲けか!香港に自由を! 経団連「親中・媚中」路線抗議!財政出動100兆円 in 経団連会館前 頑張れ日本!全国行動委員会・国守衆全国評議会・国守衆東京【主催】・頑張れ日本!全国行動委員会・国守衆全国評議会【注意事項】・プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)・国旗以外の旗類・拡声器の持ち込みはご遠慮ください 19日(金) 14 00~16 00 愛国者のための沖縄問題超入門第6回:文化編「沖縄文化はどこから来たのか?」〜問い直される戦後の琉球史〜 IKE・BIZとしま産業振興プラザ3F男女平等推進センター研修室2東京都豊島区西池袋2-37-4 会場分担金&資料代1,500円 詳細:Facebookイベント主催:一般社団法人 日本沖縄政策研究フォーラム 20日(土) 13 30~16 30開場13 00 第73回 倭塾「日本書紀とお能に学ぶ日本の形」 富岡八幡宮婚儀殿東京都江東区富岡1-20-3 新規2,500円倭塾参加経験者2,000円夫婦参加2名2,000円未成年者無料 Facebookイベント※定員40名 20日(土) 13 30~16 30受付13 15 吉重丈夫講演会 歴代天皇と奥の院歴史講座〜孝明天皇と奥の院その2〜 文京シビックセンター5階 区民会議室A東京都文京区春日1-16-21 会費 1,000円(資料代含む)学生無料 詳細:【6月20日:講演会:東京】吉重丈夫講演会 歴代天皇と奥の院歴史講座 〜孝明天皇と奥の院その2〜主催:奥の院研究会 20日(土) 14 30開演 2020石平氏リアルタイムトークPART10 大阪府社会福祉会館501号室大阪市中央区谷町7-4-15 会員 1,500円会員紹介1,800円一般前売2,500円ペア料金4,000円当日 3,000円 詳細:2020石平氏リアルタイムトーク PART10(2020/6月20日)主催:NPO法人国際生涯学習文化センター定員:150名申込:お問い合わせ 20日(土) 16 00~18 00 【長野県松本市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動・習近平主席国賓来日反対署名・消費税ゼロ、財政出動100兆円・著名活動&チラシ配布 JR松本駅お城口駅前広場長野県松本市深志1-1 詳細:【長野県松本市】6.13(土)習近平国賓来日反対!消費税0%で救国を!チラシ配布&街頭署名活動 in 松本 国守衆長野主催:国守衆長野 有志【その他】・署名用ボードが1つしかありません。出来ましたらご用意ください・物品の販売はありません・国守衆の趣旨にご賛同いただける方、お気軽にご参加ください ※雨天中止 21日(日) 10 45~16 00 【静岡県静岡市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動【集合】10 45 静岡駅北口青葉緑地公園へ移動・街宣【奉仕活動】14 00~16 00柳田芙美緒写真室 【集合】静岡駅北口静岡県静岡市葵区黒金町50番地【奉仕活動】柳田芙美緒写真室静岡県静岡市葵区城北2-10-27 詳細:【静岡県静岡市】6.21(日)救民救国!消費税ゼロ!財政出動真水100兆円!街頭署名活動 in 静岡 国守衆静岡・頑張れ日本!静岡有志の会主催:頑張れ日本!静岡有志の会・国守衆静岡参照:兵士の日常が語る戦争 旧日本軍従軍カメラマンの遺作写真展/川崎参考:『静岡連隊物語―柳田芙美緒が書き残した戦争』静岡新聞社・2009/07【注意事項】・国旗以外の旗類は持込み禁止・拡声器、民族差別的プラカード等は持込み禁止・雨天対策:簡易テント使用、激しい雨の場合は地下道にて個人活動 21日(日) 13 00~17 00 【神奈川県平塚市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動・習近平主席国賓来日反対署名・消費税ゼロ、財政出動100兆円・著名活動&チラシ配布 平塚駅北口ファーストキッチン前神奈川県平塚市宝町3 詳細:【神奈川県平塚市】6.21(日)習近平国賓来日阻止!消費税0%で救国を!チラシ配布&街頭署名活動 in 平塚 国守衆神奈川主催:国守衆神奈川 有志 21日(日) 15 00~16 30 「パリテ・アカデミーで議員とじっくり語る夕べ」講座vol.2新型コロナ時代を生き抜く政治を創る・上田玲子東京都議会議員・五十嵐やす子板橋区議会議員 オンライン(Zoom) 参加費1,000円 詳細:「パリテ・アカデミーで議員とじっくり語る夕べ」講座 vol.2 新型コロナ時代を生き抜く政治を創る主催:一般社団法人 パリテ・アカデミー申込:パリテ・アカデミー議員とじっくり語る夕べ 参加申込 24日(水) 14 00~16 00 愛国者のための沖縄問題超入門第6回:文化編「沖縄文化はどこから来たのか?」〜問い直される戦後の琉球史〜 Web受講 視聴&資料代1,500円 詳細:沖縄フォーラム■【web受講】 6・24【沖縄問題超入門】第6回:文化編「沖縄文化はどこから来たのか?」〜問い直される戦後の琉球史〜主催:一般社団法人 日本沖縄政策研究フォーラム 25日(木) 17 30~19 50開場17 00 文部省「不正検定!」糾弾集会教科書調査官は国民への説明責任を果たせ!【リレー講演】・加瀬英明・三浦小太郎・斎藤武夫・小山常実・藤岡信勝 憲政記念館東京都千代田区永田町1-1-1 参加費1,000円(先着96名) 詳細:Facebookイベント主催:二宮報徳連合・新しい歴史教科書をつくる会・史実を世界に発信する会中継:文科省『不正検定!』糾弾集会 〜教科書調査官は国民への説明責任を果たせ!〜 #文科省 #教科書 #つくる会 #自由社(YouTube「チャンネル写楽TV」よりライブ配信)【現地への参加申込】氏名・住所・電話番号を明記し、FAXまたはメールにて申し込み(先着96名)メール:herofujita7@yahoo.co.jpFAX:03-3519-4367 25日(木) 18 00~19 30開場17 30 三島研6月公開講座講師:増元照明演題:拉致被害者の救出なくして日本は国家といえるのか アルカディア市ヶ谷東京都千代田区九段北4-2-25 会員・学生1,000円一般2,000円 【主催】三島由紀夫研究会【お問合せ】yukokuki@mishima.xii.jp ※参加者はマスク着用のこと 27日(土) 16 00~18 00 【長野県松本市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動・習近平主席国賓来日反対署名・消費税ゼロ、財政出動100兆円・著名活動&チラシ配布 JR松本駅お城口駅前広場長野県松本市深志1-1 詳細:【長野県松本市】6.13(土)習近平国賓来日反対!消費税0%で救国を!チラシ配布&街頭署名活動 in 松本 国守衆長野主催:国守衆長野 有志【その他】・署名用ボードが1つしかありません。出来ましたらご用意ください・物品の販売はありません・国守衆の趣旨にご賛同いただける方、お気軽にご参加ください ※雨天中止 28日(日) 10 45~16 00 【静岡県静岡市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動【集合】10 45 静岡駅北口青葉緑地公園へ移動・街宣【奉仕活動】14 00~16 00柳田芙美緒写真室 【集合】静岡駅北口静岡県静岡市葵区黒金町50番地【奉仕活動】柳田芙美緒写真室静岡県静岡市葵区城北2-10-27 詳細:【静岡県静岡市】6.28(日)救民救国!消費税ゼロ!財政出動真水100兆円!街頭署名活動 in 静岡 国守衆静岡・頑張れ日本!静岡有志の会主催:頑張れ日本!静岡有志の会・国守衆静岡参照:兵士の日常が語る戦争 旧日本軍従軍カメラマンの遺作写真展/川崎参考:『静岡連隊物語―柳田芙美緒が書き残した戦争』静岡新聞社・2009/07【注意事項】・国旗以外の旗類は持込み禁止・拡声器、民族差別的プラカード等は持込み禁止・雨天対策:簡易テント使用、激しい雨の場合は地下道にて個人活動 28日(日) 13 00~14 30 AKU朝鮮戦争勃発70周年記念フォーラム「朝鮮戦争70周年、認識の相違と未来」 オンライン(Zoom利用) 詳細:ダウンロードページ「告知」掲載のPDFを参照主催:一般社団法人アクション・フォー・コリア・ユナイテッド申込:AKUJapanオンライン勉強会「朝鮮戦争70周年、認識の相違と未来」参加申請フォーム 28日(日) 13 00~16 00受付12 30 アフターコロナの尖閣・沖縄防衛~断じて容認できない!中国光線の侵犯活動~ 沖縄船員会館第二会議室沖縄県那覇市前島3-25-50 参加費500円 詳細:Facebookイベント主催:一般社団法人 日本沖縄政策研究フォーラム 28日(日; 開会13 30受付13 00 第16回 中学教科書で学ぶ国史論読会 文京シビックセンター地下1階学習室東京都文京区春日1-16-21 会費 1,000円学生・20歳未満無料 詳細:【6月28日:勉強会:東京】第16回 歴史学舎 和 鏡 (れきしのまなびやわかがみ)主催:歴史学舎 和鏡※テキスト・検定不合格 新しい歴史教科書 28日(日) 13 00~17 00 【神奈川県平塚市】救民救国!チラシ配布&街頭署名活動・習近平主席国賓来日反対署名・消費税ゼロ、財政出動100兆円・著名活動&チラシ配布 平塚駅北口ファーストキッチン前神奈川県平塚市宝町3 詳細:【神奈川県平塚市】6.21(日)習近平国賓来日阻止!消費税0%で救国を!チラシ配布&街頭署名活動 in 平塚 国守衆神奈川主催:国守衆神奈川 有志 28日(日) 15 30~20 00開場15 20 映画「Mishima」試聴会&名和広先生トークイベント かながわ県民センター神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2 資料代私設分担金1,000円映画のみの視聴は無料・満席の場合は立ち見 詳細:Facebookイベント主催:大衆文化とアングラの会・日本文化を学ぶ会参照:幻の三島由紀夫映画「Mishima」を観るチャンス! ※定員20名・実費懇親会あり3,500円位