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緊急企画:コンディション安定度の影響 さて、12/20にまたアップデートがあり、「選手のコンディションに対する調整」があったようです。 そこでコンディション安定度(コン安)の影響がどこまで変化したのか検証してみました。 急いで検証したので、絶対数が少なめで、統計的パワー不足は否めませんが、 何となくの傾向でもわかれば。 検証方法 ワシンデンタウンの6選手のコンディション安定度を3から8まで設定し、 30試合繰り返し、コンディションを記録した。 便宜上数値化した方がよいので、絶好調を5点、好調を4点、普通を3点、不調を2点、絶不調を1点とした。 30試合のコンディションをすべて記録し、平均値を算出した。 その後、それぞれについてT検定を行った。 またコンディション普通以上を試合出場と考え、出場率を算出した。 結果 コン安 5 4 3 2 1 コン3 1 6 10 4 9 コン4 2 1 18 6 3 コン5 4 4 19 1 2 コン6 1 6 19 2 2 コン7 3 6 18 3 0 コン8 5 8 15 1 1 平均値 コン安 平均値 コン3 2.5 コン4 2.8 コン5 3.2 コン6 3.1 コン7 3.3 コン8 3.5 出場率 コン安 出場率(%) コン3 56.7 コン4 70 コン5 90 コン6 86.7 コン7 90 コン8 93.3 統計的評価 コン安5と6は有意な差は得られなかったが、 その他のコン安については危険率5%で有意に平均値に差があった。 試合出場率はコン安3と4で有意に低かった(危険率5%、片側検定)が、 その他のコン安は有意な差がなかった。 結論 全体数が30と少ないので明確な結論は出せないが、今回の結果からは、 1.コンディション安定度が高いほど、コンディションは安定する可能性が高い。 2.調子普通以上を試合出場可能と判断すると、コン安5以上であれば有意な差はない。 しかし、コン安4以下は有意に出場率が低い。 バラつき等を考慮せずに単純に数字化しただけの検証なので色んなバイアスはかかっていると思われます。 しかし、何となくの傾向はあるようです。
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統計的検定のまとめ 1.仮説の設定 :帰無仮説(null hypothesis)・・・現状や排除したい結果をおく :対立仮説(alternative hypothesis)・・・期待される結果を記述する 2.検定統計量の選定 T 検定統計量(test statistic)・・・Tののもとでの分布 3.有意水準・棄却域の設定 有意水準(level of significance、危険率) :結論を誤る確率 ⇒棄却域 R(データがこの領域に入れば帰無仮説を棄却する) 4.帰無仮説の棄却・採択 実現値がRに含まれる⇒を棄却、を採択、有意差あり 実現値がRに含まれない⇒を採択、有意差なし 有意水準 に対して、 を信頼係数という。 (有意水準5%なら、信頼係数は95%) カイ2乗検定の関数 CHIDIST(x、自由度) 片側カイ2乗分布の確率を返す。 CHIINV(確率、自由度) カイ2乗分布の逆関数を返す。 CHITEST(実測値範囲、期待値範囲) カイ2乗検定を行う。 講習会用資料集 例題6.17 A B 計 会社員 165 135 300 商 業 145 90 235 農 業 55 110 165 計 365 335 700 問題6.24 年齢 20~29 30~39 40~49 50~59 支持する 55 48 42 48 支持しない 33 37 52 88 問題6.25 商業地 工業地 住宅地 A 38 24 28 B 18 15 37 例題6.18 賛成 反対 計 男 58 40 98 女 28 43 71 計 86 83 169 問題6.26 かぜをひいた ひかない 計 予防薬服用 18 67 85 予防薬非服用 45 65 110 計 63 132 195 今回の講習会でご感想をお願いします。(匿名でも結構です) 一日、お世話になりました。 -- 名無しさん (2009-08-04 16 21 36) 理解度が使っていない脳が動こうと頑張ったように思います。1度の講習では、使うことができないとわかったので、またお願いすることになると思います。そのときも、よろしくお願いいたします。夏季休業中に、現在集計中のアンケートを見てみようと思います。本当にありがとうございました。 -- 名無しさん (2009-08-08 21 26 23) こちらの講習会は学生さん向けですか?社会人向けだったのですか?どのようにして知ればよかったのでしょうか? -- 社会人A (2009-08-19 11 15 05) この講習会は、松山市教育推進協議会の学校栄養職員研修会として企画されたもので、松山市内の小中学校の栄養関係の方の統計処理(クロス集計ほか)の講習会です。関係者のみのもので一般参加はありませんでした。このため事前通知もありません。 -- 小西敏雄 (2009-08-21 15 20 17) 講習会の内容でご質問等ありましたら、お願いします。 ありがとうございました。数字を出し分析までにてこずってしまいました。有意水準のところが恥ずかしながら悩みです。 -- 名無しさん (2009-08-04 16 24 04) paper1?
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論理的思考とは~前回までの話とのつながり 論理的思考 論理積(AかつB)・・・A,B両方「正しい」ときに限り「正しい」 論理和(AまたはB)・・・A、Bのうち少なくとも一方(両方でもよい)が「正しい」とき、「正しい」 推論(AならばB、「A⇒B」) A(仮定)、B(結論) AとBの両方「正しい」⇒「正しい」 A「正しい」B「正しくない」⇒「正しくない」 ※A「正しくない」ときは、Bはすべて「正しい」 A B A⇒B (A⇒B)でない Bでない Aかつ(Bでない) T T T F F F T F F T T T F T T F F F F F T F T F 上記のことから、「A⇒B」の否定は「Aかつ(Bでない)」 仮定Aに対して、結論Bを否定し、これらが同時に成り立つ(かつ)とき、結果が矛盾して間違いになると、 「Aかつ(Bでない)」が否定され、「A⇒B」が正しいことになる。(背理法) 統計的検定とは 次の相対する(必ずどちらかが正しくなり、同時には生じない)2つの仮定を立てる。 「平均値の差の検定」・・・2つの集団の平均値が同じかどうか(差があるかどうか)を検定する。 帰無仮説H0 2つの平均値は等しい 対立仮説H1 2つの平均値は異なる まず、帰無仮説を仮定する。 この仮説に基づき、統計量を計算する。 その統計量が生じる確率を求める。(正規分布、t分布、F分布、・・・) 有意水準=珍しさの度合い 5%=5/100 100のうち5、生じる程度の珍しさ 1%=1/100 100のうち1、 0.1%=1/1000 1000のうち1 統計量の生じる確率が、0.05より小さいならば「5%で有意」、0.01より小さいならば「1%で有意」、1.001 より小さいならば「0.1%で有意」という。 有意のとき、めったに生じない現象が起こった。 ⇒帰無仮説が正しくないから生じた。 ⇒対立仮説が正しい。 有意でない(確率が有意水準より大きい)とき、帰無仮説を採択することになる。 回帰分析とは 直線回帰=散布図の上でのデータに「近い」直線を求める。 回帰分析=y軸に平行な方向で近さを測る 主成分分析=平均の位置を通る直線で垂直方向に図る y=a1x1+a2x2+...+akxk+b を立てて、係数a1,a2,...,akを決める。bは切片である。 DMの問題の場合、 DM数=103.71x1-0.32x2+44.26x3+20.09x4-3.00x5+104.19 であるので、B君(x1)とD君(x3)が出席した時は、 x1=1,x2=0,x3=1,x4=0,x5=0 とおいて、DMの予測数103.71+44.26+104.19=252.16となり、B君とD君で252通作成できることになる。 この形で、出席を1、欠席を0とする形で回帰分析する方法を「数量化1類」といわれる。 これらの分析がエクセルでできることは非常に有効である。 「分析ツール」の使い方を知ることは有効である。 どのような値が出れば、どう判定するか、がわかればだれでも使える。 今後は、 クラスタ分析=2つの集団に分類する。 などを題材にして、「ビッグデータ」の分析にチャレンジしたい。 質問は、下に記入してください。 こんな風に使います。 -- 先生 (2015-12-08 17 40 04) 名前 コメント
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原著論文 Effect of folic acid and B vitamins on risk of cardiovascular events and total mortality among women at high risk for cardiovascular disease. A randomised trial. Albert CM, et al. JAMA, 2008 May 7;299(17) 2027-2036. 論文の背景 心血管疾患(CVD)をすでにもつ患者への最近のRCTでは、心血管リスクに関するビタミンB補給の有益性は支持されなかった。観察データでは有益性は女性でより大きいかもしれないと示唆されていたが、女性は出版されたランダム化試験ではそれよりも過小評価されていた。 疑問のタイプ:予防 論文デザイン:RCT 論文のPECO P(patient):42才以上のアメリカ医療従事者で、すでに心血管疾患の既往があるか冠動脈の危険因子を3つ以上もつ女性5442人 E(Exposure):毎日葉酸2.5mg+ビタミンB6 50mg+ビタミンB12 1mg 2721人 C(Comparison):プラセボ 2721人 O(Primary Outcome): 心筋梗塞、脳卒中、冠動脈血行再建、CVDによる死亡の複合アウトカム 論文の妥当性 ランダム化か?:されている ITTか?:されている 結果(一次アウトカムについて) 介入期間は7.3年。 一次アウトカムの比較 マルチビタミン群2721人 プラセボ群2721人 RR(95%CI) NNT(95%CI) 複合アウトカム 406人(14.9%) 390人(14.3%) 1.03(0.90-1.19) 有意差なし 心筋梗塞 65人(2.4%) 74人(2.7%) 0.87(0.63-1.22) 有意差なし 脳卒中 79人(2.9%) 69人(2.5%) 1.14(0.82-1.57) 有意差なし 冠動脈血行再建 253人(9.3%) 255人(9.4%) 0.99(0.83-1.17) 有意差なし 心血管死 96人(3.5%) 94人(3.5%) 1.01(0.76-1.35) 有意差なし 最終更新日 2008年11月20日 評価者 DK
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原著論文 Effects of the angiotensin-receptor blocker telmisartan on cardiovascular events in high-risk patients intolerant to angiotensin-converting enzyme inhibitors a randomised controlled trial . (TRANSCEND) Lancet, 2008 Sep 27;372(9644) 1174-1183. PubMed 論文の背景 ACEIは主要な心血管イベントを減らすが、約20%の患者で忍容性がない。ARBのテルミサルタン(商品名:ミカルディス)が、心血管疾患もしくは標的器官障害のある糖尿病をもちACEIに忍容性のない患者で効果的かを検討した。 疑問のタイプ:治療 論文デザイン:RCT 論文のPECO P(patient):心血管疾患(冠動脈疾患、末梢血管疾患、脳血管疾患)または標的器官障害のある糖尿病があり、ACEIに忍容性のない患者5926人 E(Exposure):テルミサルタン80mg/日 2954人 C(Comparison):プラセボ 2972人 O(Primary Outcome):複合アウトカム(心血管死+心筋梗塞+脳卒中+心不全での入院) 論文の妥当性 ランダム化か?:されている ITTか?:されている 結果(一次アウトカムについて) 追跡期間は56ケ月。テルミサルタン群の方が平均血圧は低かった(4.0/2.2mmHg) 一次アウトカムの比較 テルミサルタン群2954人 プラセボ群2972人 ハザード比(95%CI) NNT(95%CI) 複合アウトカム 15.7%(465人) 17.0%(504人) 0.92(0.81-1.05) 有意差なし 心血管死 7.7%(227人) 7.5%(223人) 1.03(0.85-1.24) 有意差なし 心筋梗塞 3.9%(116人) 5.0%(147人) 0.79(0.62-1.01) 有意差なし 脳卒中 3.8%(112人) 4.6%(136人) 0.83(0.63-1.06) 有意差なし 心不全での入院 4.5%(134人) 4.3%(129人) 1.05(0.82-1.34) 有意差なし 補足 患者がACEIに忍容性がなかった理由 咳88.2%、症候性低血圧4.1%、血管浮腫またはアナフィラキシー1.3%、腎障害1.0%、ほかの理由8.3% 内服中断者がかなり多い テルミサルタン群36.9%、プラセボ群38.5%(ずっとやめたのは21.6%と23.7%) 最終更新日 2008.10.4 評価者 DK
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原著論文 Effect of Alendronate on risk of fracture in women with low bone density but without vertebral fractures results from the fracture intervention trial. Cummings SR, et al. JAMA. 1998 Dec 23-30;280(24) 2077-82 Pubmed 論文の背景 低骨密度で椎体骨折のある骨粗鬆症の女性では、3年間のAlendronate投与で、大腿部や手首の骨折のリスクが約50%減少するというデータが出た。しかし閉経女性で椎体骨折のあるのは10-15%程度であり、低骨密度で椎体骨折のない女性の大規模集団での治療効果は特に研究されていなかった。 論文の種類:治療 論文の研究デザイン:RCT 論文のPECO P(patient):大腿骨頚部の骨密度が0.68g/cm2以下で、椎体骨折のない55-81才の女性(4432人) 患者背景:平均67.7才、大腿頚部の平均BMD0.59g/cm2、身長160cm、BMI25.0、カルシウム摂取約630mg/day カルシウム摂取1000mg/日以下の人(約82%)は、カルシウム500mgとビタミンD250IUのサプリメントを受け取った。 E(Exposure):alendronate(初期量5mg/日、2年目以降は10mg/日)(2214人) (他の研究で5mgより10mgの方が有意に骨密度を増やし、5mgと同等の忍容性があったため) C(Comparison):プラセボ(2218人) O(Primary Outcome):X線によって確認された臨床的な骨折 論文の妥当性 ランダム化か?:されている。 ITTか?:されている。 結果(一次アウトカムについて) 平均フォローアップ期間は4.2年。Alendronate群で全部位の骨密度は有意に増加。一次エンドポイントはぎりぎり有意差なし。 ・サブグループ解析 大腿頚部Tスコア -2.5SD未満ならプラセボ19.6%,Alendronate13.1%(Relative Hazard 0.64,95%CI 0.50-0.82,NNT 15) 大腿頚部Tスコア -2.0SD未満でも有意差あり(RH 0.78,95%CI 0.65-0.94,NNT 30) 大腿頚部Tスコア -2.5SD以上の場合、有意差なし(RH 1.08,95%CI 0.87-1.35) (骨粗しょう症が重症なほどalendronate投与による利益はありそう。逆に軽症なら効果なし。) 補足 他のエンドポイント+サブグループ解析 Hip fracture→プラセボ1.1%,Alendronate0.9%(RR 0.79,95%CI 0.43-1.44) 大腿頚部Tスコア -2.5SD未満の場合プラセボ2.2%,Alendronate1.0%(RH 0.44,95%CI 0.18-0.97,NNT 81) Wrist fracture→プラセボ3.2%,Alendronate3.7%(RH 1.19,95%CI 0.07-1.64)(逆に増加している・・・) 画像的な椎体骨折 プラセボ3.8%,Alendronate2.1%(RR 0.56,95%CI 0.39-0.80,NNT60) 薬の副作用:上部消化管疾患含め、プラセボと有意差なかった。胃潰瘍歴があったり治療の必要な消化不良のある患者は最初に除外されていた。飲み方についても最初に説明がされている。
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←2010-06-24|トップページ|2010-07-05→ 内閣支持率 政党支持率 比例区投票先 単独過半数確保 消費税率引き上げ 25日~28日の調査:朝日・毎日・読売・NHKのデータを追加。 時事は6月以降の調査が1回のみであるため、データから除いている。また日経は通常の調査と情勢調査に伴う調査とがそれぞれ1回ずつ行われているが単純に比較できないため、やはり現在のところデータから除いている。 ソース 朝日 「消費税が最大争点」19% 参院選、朝日新聞世論調査 世論調査―質問と回答〈6月26、27日実施〉 (ただし、支持率等に関する質問・回答の記載なし) 毎日 毎日新聞世論調査:参院選後の連立「民主単独政権」30% 読売 「参院選」第3回継続全国世論調査 NHK NHK世調 内閣支持率48% NHK世論調査 各党の支持率 履歴 2010-06-27 朝日暫定 朝日調査単独で見た場合、有意な変化は民主政党支持率の上昇のみ(95%信頼区間)。ただし先週の朝日の民主の政党支持率は近似曲線よりも相対的に低くでていた。他の値が先週から変化しているかどうかはわからない。 2010-06-28 読売暫定 読売単独では、内閣支持の減少と不支持の増加が有意であり、他は有意でない。 2010-06-28 読売詳細 2010-06-28 NHK暫定 NHK単独で内閣不支持の上昇が有意。 2010-06-28 毎日詳細 およそ2週半ぶりの調査。組閣後の前回分とともに追加。 内閣支持率 支持率の減少傾向は続いて、一週で更に全体の5%分の支持を失い、50%を切ったと思われる。 政党支持率 一週前も調査を行った朝日・読売・NHK各調査単独では、朝日の民主支持を除き有意な変化はなく、民主支持の減少は止まったと思われる。自民支持はほぼ変化なしか極わずかな増加傾向。なお、今回から無党派には「わからない・答えない」(およびそれに類する項目)を加えてある。 比例区投票先 メディア単独で有意な変化ではないが、グラフでは民主投票先にここ一週で全体の2~3%分の増加がみられる。自民党も内閣組閣後を最小値としてわずか上昇傾向がみえるが、データ不足。なお、未定に「わからない・答えない」(およびそれに類する項目)を加えてある。民主の変動分がどのように他の政党や未定に移動したかは、やはりデータ不足でグラフからは今のところよくわからない。 単独過半数確保 参院選の結果、民主党が単独過半数を取ることを期待するかどうかについての設問の結果。設問の内容はメディアごとに微妙に異なるため、近似グラフの誤差はいくらか大きいが、全体として民主党の政党支持や投票先と類似した変化の傾向がみられる。 消費税率引き上げ 消費税増税についての設問。朝日・毎日では賛成・反対を尋ねており値は接近し、読売では必要性を問うているため差は開いている。総合してみると、賛成・必要が減少し反対・不必要が上昇している。なお、税率10%に言及した首相発言は17日。 last update on 2010-07-05; - visitors
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原著論文 The prevention of progression of arterial disease and diabetes (POPADAD) trial factorial randomised placebo controlled trial of aspirin and antioxidants in patients with diabetes and asymptomatic peripheral arterial disease. Belch J, et al. BMJ 2008 Oct ; 337; a1840. 論文の背景 このトピックですでに知られていることは何か 糖尿病があろうがなかろうが、症候性末梢動脈疾患のある患者への心血管イベントの二次予防にアスピリンは効果的である アスピリンは有意に胃腸疾患を増やす 抗酸化物質の介入で何らかのイベントを減らしたのを示す大規模介入試験はない この研究で加えられることは何か 無症候性末梢動脈疾患と糖尿病のある患者への心血管イベントの一次予防にアスピリンは効果はなかった 抗酸化物質はこの集団では心血管イベントへの有効性は示さなかった 疑問のタイプ:治療 論文デザイン:RCT 他施設、2×2要因デザイン 論文のPECO P(patient):40才以上で糖尿病(1型か2型)をもち、ABIが0.99以下だが症候性の心血管疾患のない患者 1276人 E(Exposure) & C(Comparison):①アスピリン100mg+抗酸化剤 320人 ②アスピリン100mg+プラセボ 318人 ③プラセボ+抗酸化剤 320人 ④プラセボ+プラセボ 318人 O(Primary Outcome):複合エンドポイント(冠動脈性心疾患または脳卒中による死亡+非致死的心筋梗塞+非致死的脳卒中+深刻な下肢虚血による足首より上の切断) 冠動脈性心疾患または脳卒中による死亡 論文の妥当性 ランダム化か?:されている ITTか?:されている 結果(一次アウトカムについて) 2×2要因デザインによるRCTであり、アスピリンあり vs. アスピリンなし、抗酸化剤あり vs. 抗酸化剤なしで比較する。(1度の試験で2種類の薬剤について検討することができる。) 追跡期間中央値6.7年 一次アウトカムの比較 アスピリンあり群638人 アスピリンなし群638人 ハザード比(95%CI) NNT(95%CI) 複合エンドポイント 18.2%(116人) 18.3%(117人) 0.98(0.76-1.26) 有意差なし 冠動脈性心疾患または脳卒中による死亡 6.7%(43人) 5.5%(35人) 1.23(0.79-1.93) 有意差なし 抗酸化剤あり群640人 抗酸化剤なし群636人 ハザード比(95%CI) NNT(95%CI) 複合エンドポイント 18.3%(117人) 18.2%(116人) 1.03(0.79-1.33) 有意差なし 冠動脈性心疾患または脳卒中による死亡 6.6%(42人) 5.7%(36人) 1.21(0.78-1.89) 有意差なし 補足 アスピリンあり・なしに関して、年齢(60才以上・未満)、性別(男・女)、ABIの値(0.90以下、0.91-0.99)で一次アウトカムを比較したが、有意差はなかった。 最終更新日 2008年10月29日 評価者 DK
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(1) Association between iron status and febrile seizures in children Seizure 2012; 21(8) 603-5 熱性痙攣患児では発熱のある非痙攣児と比較して鉄欠乏(血清フェリチン値 20ng/ml)の頻度が有意に高かった. (2) Predictors of Meningitis in Children Presenting With First Febrile Seizures Pediatr Neurol 2011; 44 35-39 30分以上の痙攣, 痙攣後の傾眠, 神経学的欠損が髄膜炎の予測因子であり, 神経学的欠損が最も信頼性が高かった. (3) Ratios of nine risk factors in children with recurrent febrile seizures Pediatr Neurol 2010; 43 177-82 熱性痙攣(FS)の家族歴がFS再発の危険因子であり, 居住地や収入もFS再発の危険因子であった. てんかんの家族歴は有意なFS再発の危険因子ではなかった. (4) Necessity of Lumbar Puncture in Patients Presenting with New Onset Complex Febrile Seizures West J Emerg Med 2013; 14 206-11 24時間以内に2回の短時間を熱性痙攣をきたしたのみの患者では細菌性髄膜炎の発症は少ない可能性があり, その他の神経疾患の臨床症候がみられない場合には腰椎穿刺は必要ないかもしれない. (5) Febrile seizures and primary human herpesvirus 6 infection Pediatr Neurol 2010; 42 28-31 初回熱性痙攣の55人中10人(18%)でHHV-6初感染(HHV-6A 2人, HHV-6B 8人)が確認され, 初回熱性痙攣とHHV-6初感染とは頻繁に関連があると考えられた. (6) Duration of recognized fever in febrile seizure predicts later development of epilepsy Pediatr Int 2012; 54 520-3 熱性痙攣発生までの有熱期間が著明に短い, あるいは長いことは, 後のてんかん発症のリスクになるかもしれない. (7) Antipyretic Agents for Preventing Recurrences of Febrile Seizures -Randomized Controlled Trial. Arch Pediatr Adolesc Med. 2009; 163(9) 799-804 解熱薬は熱性痙攣再発の予防には有効ではない. (8) Do antipyretics prevent the recurrence of febrile seizures in children? A systematic review of randomized controlled trials and meta-analysis. Eur J Paediatr Neurol. 2013; 17 585-8 解熱薬は熱性痙攣再発の減少させるのには有効ではない. (9) Histamine H1 antagonists and clinical characteristics of febrile seizures. Int J Gen Med. 2012; 5 277-81 抗ヒスタミン薬非投与群と比較して抗ヒスタミン薬投与群では発熱に気付いてから痙攣するまでの期間が有意に短く, 痙攣時間は有意に長かった. 第1世代と第2世代の抗ヒスタミン薬の投与群で有意差はみられなかった. (10) MRI abnormalities followiing febrile status epilepticus in children -The FEBSTAT study. Neurology 2012; 79 871-7 熱性痙攣重積群の11.5%で, 頭部MRIにおいて海馬のT2信号亢進を認めた. 海馬の発達異常は熱性痙攣重積群で有意に多く, hippocampal malrotationが最も多かった. (11) Phenomenology of prolonged febrile seizures -Results of the FEBSTAT study. Neurology 2008; 71 170-6 (12) Relationship between five common viruses and febrile seizure in children. Arch Dis Child. 2007; 589-93 インフルエンザウイルス, アデノウイルス, パラインフルエンザウイルス感染症での熱性痙攣(FS)の発症率は同程度で, RSウイルスやロタウイルスはそれよりも低かった. これら5種類のウイルスで複雑型の発生率や再発率に違いはみられなかった. (13) Relationship Between Common Viral Upper Respiratory Tract Infections and Febrile Seizures in Children From Suzhou, China. J Child Neurol. 2014 Jan 21 FSのない上気道感染症(URI)に罹患した対照群と比較して, URIを伴ったFS患者ではインフルエンザAの頻度が高かった. また, インフルエンザA感染症を伴う熱性痙攣では痙攣時の体温が高く, 痙攣時間が短く, 痙攣前の有熱期間が短かった. (14) Serum zinc levels are low in children with simple febrile seizures compared with those in children with epileptic seizures and controls. Ann Trop Paediatr 2011; 31(4) 345-9 てんかん発作や対照群の児と比較して熱性痙攣の児の方が血清亜鉛値が低かった. (15) SERUM ZINC LEVEL IN CHILDREN WITH FEBRILE SEIZURE. Acta Medica Iranica 2008; 46(6) 477-80 健常児と比較して熱性痙攣をきたした児の方が有意に血清亜鉛値は低かった. (16) Risk of Subsequent Asthma in Children With Febrile Seizures; A Nationwide Population-Based Retrospective Cohort Study. Pediatr Neurol 2014; 51 795-9 対照群と比較して, 熱性けいれんの既往がある児の方が気管支喘息の発症率は有意に高かった. また, 熱性けいれんに関連した医療機関受診の回数が多いほど気管支喘息発症のハザード比が高かった. (17) Iron deficiency as a risk factor for simple febrile seizures--a case control study. Indian Pediatr 2012; 49(1) 17-9 生後6か月から3歳の児において, 鉄欠乏は単純型熱性けいれんの有意な危険因子であった. (18) Febrile seizure recurrence reduced by intermittent oral levetiracetam. Abb Clin Transl Neurol 2014; 1(3) 171-9 熱性けいれんの既往のある児において, 発熱後にレベチルセタム 15-30mg/kg/dayで1週間投与し, 2週目まで中止すると熱性けいれんの再発を減少させた. (19) Increased Association Between Febrile Convulsion and Allergic Rhinitis in Children A Nationwide Population-Based Retrospective Cohort Study. Pediatr Neurol 2014; 50 329-33 熱性けいれんの既往のある児はない児よりもアレルギー性鼻炎の発症率が有意に高かった. 4回以上熱性けいれんに関連した医療機関受診の既往のある児ではさらに発症率が高かった. (20) Incidence of febrile seizure in patients with Down syndrome. Peidatr Int. 2015; 57 670-2 Down症候群患者の熱性けいれんの発症率は一般集団の発症率よりも有意に低かった.
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vano /// / 意欲がある 2 \ 15 seren klel sorn vudas \ 意欲、有意、乗り気、やる気、活力 \ [ iyuan ] \ 意欲があった、有意な、乗り気の、意志があった、やる気があった、活力があった、気合がある、気力のある \