約 14,479 件
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/270.html
君のために、僕のために ◆IEYD9V7.46 平原にてディバインバスターにより少女を攻撃。消息不明。 商店街にてプロテクションEX派生技により少年を攻撃。消滅確認。 魔導士の杖は何度目になるか分からない状況確認を終えた。 ユーノ・スクライアからマスター高町なのはへと託された後、自身の魔法が人間を焼いたことはなかった。 マスターと自分が振るう魔法は、常に誰かを幸せにするために行使してきたのだ。 だが、それも呆気なく破られた。 恐れも躊躇もなく、狂ったように笑いながら圧倒的な魔力で少女を砲撃した仮マスター。 典型的な快楽殺人者。レイジングハートはフランドールをそう評した…………はずだった。 その認識が揺らいだのはつい先ほどのことだ。 驚異的な身体能力を誇る少年――ゴン・フリークスに勝利し、さぞ充実したことだろうとフランドールの顔を覗いてみた。 確かに彼女は満足そうな表情をしていた。だがそれが一点の曇りもないものなのかと訊かれれば違うと答えるだろう。 魔力を使いすぎたのが不服なのか、腕を粉砕されたことが気に入らなかったのか。 あるいは、ただの殺人者なのではなく、何か独自のロジックに基づいて動いているのだろうか。 レイジングハートは理解できない。フランドールは行動に矛盾点が多すぎるのだ。 だが、その矛盾の正体を見極めることができたなら、あるいは自分にも何かできるのかもしれない。 * * 白を基調とした清潔感あふれる空間がある。 内装はごくシンプルで、目に付くものはクローゼット、ベッド、アンティークのランプ、落ち着いた柄のカーテン。 昼間だというのに太陽の光を嫌うかのように厚めの布地が光を遮る。 薄暗い寝室の中。 ベッドの上で仰向けに寝ている金髪の少女に対して赤い宝石が言を発する。 『仮マスター、少しよろしいですか?』 「……どうでもいいけど、あなたはいつになったらマスターと呼んでくれるのかしら? 高町なのはっていう人間を壊せば私のことをマスターって認めてくれるの?」 常人なら身の毛立つような物騒な話ではあるが、そこに深い意味はない。 フランドールは自分の言葉が他者にどのような影響を与えるのかをうまく悟ることができないのだ。 人を壊すなどという内容も、彼女にしてみれば今日の天気は良い、あの本は面白かったなどの世間話の延長線上にあるものに過ぎない。 何を話せばいいのか分からないから、思ったことを率直に述べる。 そうすることで不器用ながらもコミュニケーションを図りたいという無意識が働いているのかもしれない。 「まぁ、いいわ。用事ってなに?」 『仮マスターへの理解を深めるためにいくつか質問があります』 「理解?」 『私はインテリジェントデバイス――意思ある杖です。 仮マスターの思考や性格を把握することで自身を調節し、より効率よく魔法を運用することが可能になります』 つまり質問に答えればより美しい弾幕を展開できるということか、とフランドールは考える。 疲労が募っているので、やることがなければ寝るだけだ。 フランドールは睡眠欲とレイジングハートがこれからするという話を秤にかけてみた。 休むことなどいつでもできる(殺し合いの場ではあるがフランドールはそう思っている) ならばレイジングハートの質問に答えたほうが面白そうだ。 遠くの楽しみよりも目先の楽しみ。 些細な娯楽でも楽しもうという好奇心が睡眠欲に勝った。 「ふーん。分かったわ。何でも答えてあげる」 『ありがとうございます。では最初の質問を。 仮マスターはゴンという少年との戦闘の中で……本気を出しませんでしたね。 私の見立てではあなたはデバイスなしでも魔法ランクS以上の実力はあると考えられます。 対処方はあったはずです。片腕を負傷してまで本気を出さなかったのはなぜですか?」 レイジングハートの問いかけがフランドールの心を微かに揺らす。 自分のことを分かってくれていたんだ、という嬉しさに胸が少し満たされる。 喜んでばかりもいられないので、問いに対する答えを整理するためレイジングハートへの視線を僅かに逸らして考える。 「……分かってたんだ。そうね、私はスペルカードを使わなかったわ。 あなたの魔法と私のスペルカードを組み合わせればあの子に何もさせずに勝つこともできたかもしれないし、逃げる手段だっていくらでもあった」 でも、と前置きをしながらフランドールは赤い宝石へと再び顔を向ける。 「あの場面で逃げたりしたらつまらないじゃない。それに、私はレイジングハートと一緒に遊びたかったし ……レイジングハートと仲良くなりたかった。本気で制御したアクセルシューターはとても楽しかったわ。 私の弾幕と似ているようで違うんだもの」 『分かりました。では次の質問です。 先の戦闘に勝利したというのに元気がないのはなぜですか? あなたの目的は人を壊すことではないのですか?』 レイジングハートの質問はフランドールにとって考えさせられるものばかりだ。 当人にとっては当たり前過ぎるがゆえに、改めて説明しろと言われてもそれを言語化することが困難なのである。 深く考えるのが億劫になったのか、繋がりが粗い見解をフランドールは口にする。 「……えーと、弾幕ごっこは楽しい。相手の生死を気にするのは面倒。 というか生きるとか死ぬとかがよく分からない。 ……でも壊れた相手とは二度と遊べないからそこが少しだけ寂しい。こんな感じでいい?」 『はい、理解しました。これで質問は終了です。ご協力感謝します』 「それで、質問の答えを聞いたあなたはいったい何をしてくれるの?」 『提案があります』 フランドールが破顔し、赤い宝石を見つめる。 期待に胸が膨らむ。今の状態でも美しい弾幕を描くことは可能だ。それが更に向上するとレイジングハートは言ったのである。 弾速や制御、同時発動数を高まったりするのだろうか? プロテクションEXのような派生魔法を新たに生み出すことができるのだろうか? どんどん夢が広がっていく。 ある種の芸術の創作意欲が止め処なく溢れてくる。 現在のフランドールの心境はまさにプレゼントを貰う子供のそれと同じもの。 何時間も待ちわびていたかのように今か今かとレイジングハートの答えを待つ。 しかし、次に赤い宝石が放った予想外の言葉にフランドールは撃ち抜かれることになる。 『僭越ながら私があなたの友達になります。そして、あなたに人を壊させません』 「……え?」 フランドールの思考がぐちゃぐちゃになる。 トモダチという言葉で喜び、驚き、そして何か温まるものを得ることができた。 壊させないという否定の言葉が失望、怒り、悲しみを打ちつけてきた。 正負の激情が濁流のように同時に襲ってきて心情の絶対値が跳ね上がり――――その全てが暗い気持ちに変換される。 さっきまでのやりとりはいったい何だったのだろうか。 分かってくれるかもしれないと思っていた。きっと仲良くなれると心のどこかで信じていた。 だけど。 結局、レイジングハートは自分のことなんか理解してはくれなかったのだ。 体中が熱くなり、視界が暗くなるのを感じる。 様々な感情が無秩序にかき混ぜられた結果。 行き場が分からない衝動は狂笑という形をなして現れる。 「……は、はは、――――あははははははははははははははははは! 何を言っているの? トモダチになる? 人間を壊させない? 言っていることが全然繋がっていないわ。 壊させないってことはつまり私から弾幕ごっこを取り上げる気なの? 私のたった一つの楽しみを、たった一つの遊びを! せっかくこんなに遊び相手がいる島に来たのにさ! いくらレイジングハートの言うことだからってそんな頼み聞けるわけ――――」 『さきほど、仮マスターはこう仰いました。――私と遊ぶのは楽しい。 だから、ゴン・フリークスとの戦闘においてスペルカードは使いたくなかった。 私と共に遊びたかったと』 「えぇ、言ったわ。それが何だって言うの」 『私の魔法は非殺傷設定をかけることで外傷を抑え、魔力値にダメージを与える設定に切り替えることが可能です。 相手の魔力が枯渇したとしても死ぬことはありえませんし、数時間で回復もするでしょう。 もしも仮マスターが通常弾幕とスペルカードを封印してくだされば、あなたの攻撃で人が死ぬことはありません。 同じ相手と二度と遊べなくなることを防ぐことが可能です。 手加減や相手の生死を気にする必要もありません。 あなたが全力で魔力を制御、放出しても、私が全て受け止めます。 仮マスターが望むなら、私はそれに応えます。あなたに、人殺しはさせません。 そして人を殺すことをやめたなら…………きっと私のマスター、高町なのはもあなたの友達になってくれます。 ――――いかがでしょうか?』 フランドールは息を呑み、体を硬直させる。 レイジングハートは自分がどういう提案を行っているのかを承知の上で発言している。 もとの世界では犯罪者を非殺傷魔法で無力化した後、時空管理局が逮捕もしくは保護をするという仕組みを取っていた。 時空管理局のバックアップ、そして綿密なシステムがあったからこそ、PT事件や闇の書事件のようなロストロギアの絡む大事件においても驚くほど死傷者は少なかったのである。だが、この場ではそんなものは通用しない。 この島は問答無用の殺戮の場だ。 非殺傷設定の魔法で戦闘力を奪われた参加者を保護する存在が都合よく現れる可能性は極めて低い。 無力化された参加者は他の参加者の手で死ぬことよりもつらい運命を降りかけられるかもしれない。 そう。レイジングハートがやっていることは結局のところ問題の先送りでしかないのだ。 フランドールに殺人を止めろと言ったところで聞くはずがないと判断した上での苦肉の策。 弾幕ごっこをさせつつ、その興味を徐々に他のものに逸らしていき、広い世界を見せる機会を与え、生きる楽しみを教える。 せめて殺すことだけでもやめさせられれば何かが変わるのではないか。 何かきっかけが訪れるのではないか。 意思ある杖はそう、思った。 マスター高町なのはと出会い、その感性に触れたレイジングハートはフランドールの殺戮を止めうる針の穴のような可能性に掛けてみたくなった。 そして、殺人を犯した者だろうと何だろうと救えるものは全員救おうとする主の精神が魔導士の杖の中には根強く宿っている。 だから、助けられるものは全力で助ける。 マスターがフェイト・テスタロッサを救ったように。八神はやてとヴォルケンリッターを連環する運命から解き放ったように。 文字通り思考回路を積んでいるレイジングハートの出した答えがこれだ。 傲慢で独善で偽善で全てが徒労に終わる可能性が高く、周囲の人間を不幸にするかもしれない論理的とは言い難い思考。 だが、幾度となく思考を繰り返そうとも高町なのはのデバイスが行き着く先は、全てを救おうとする道以外はないのだ。 それが、救うこと叶わずに散ってしまったゴン・フリークスへの弔いになると思った。 彼の遺志を無駄にはしたくない、フランドールに届かせるには足りなかった彼の想いを汲み取り、補いたかった。 提案を受けたフランドールは考える。レイジングハートの要求を撥ね付けるのは簡単だ。 杖が何を言おうとも供給した魔力分の魔弾は射出されるのだから、実用上の問題はなにもない。 そうなると残るのは精神・感情論だけだ。 ゴンとの戦いの中、本当に殺されるのかもしれないと思った。 それでもレイジングハートと一緒に遊びたいと思った。 導き出されるのは、自分の命よりもレイジングハートと遊ぶことのほうが重要だという結論。 通常弾幕とスペルカードを封印することはどうなのだろう。 さっきの弾幕ごっこで本気を出したと思えて、しかも一番楽しかったのは――――レイジングハートの魔法を使っているとき。 あの楽しさがあるなら、能力を使わなくても退屈することはないのではないか。 自分はレイジングハートとどう接していきたいのか。 魔導士の杖が見せてくれる世界とはどんなものなのだろうか。 レイジングハートがトモダチになってくれるかもしれないと言った高町なのはという人間はどのような存在なのか。 未来予想図が幾重にも重なり、その全てが繋がり広大な物語が作られる。 目の前が開けていき、鼓動が高鳴る。 気が付けば、答えは決まっていた。 「……1つ、条件があるわ」 『何でしょうか?』 「あなたは私のトモダチになってくれるんでしょう? それなら、その証を見せて」 『証……ですか?』 フランドールは告げる。契約の儀式、最後の課題を。 「なまえを呼んで。私があなたのマスターになれないのなら、私のことを名前…………やっぱり愛称で呼んで。 “仮マスター”や“あなた”という呼び方は違うの。 レイジングハートは家来でもメイドでもないトモダチなんだから。 トモダチって愛称で呼び合うんでしょう? お姉様とパチュリーだってそうだもの。 だったらレイジングハートにも私のことを愛称で呼んでほしいわ」 レイジングハートは他者を区別する目的以外で人名を呼ぶことは少ない。 ましてや、愛称などつけたことがあるはずがない。 ……けれども。 この場面では極自然に、吸血鬼の少女に名を贈ることができた。 『分かりました――フラン』 * * * 太陽が高く上る。寝室のカーテンの隙間から漏れ出る光の帯がその存在を増していき、フランドールの体に明暗の模様を映し出す。 彼女は少し手を伸ばし、カーテンをしっかりと引いて鬱陶しい光を遮ろうとして……その手を止める。 そのままベッドへと倒れこみ、首に掛けた赤い宝石を見て外見相応の少女のように満足そうに微笑む。 (……今はレイジングハートがいるんだもの。日の光なんて全然平気。 …………たまにはこのくらいの日光浴も悪くはないわ) 次に外に出たとき、見える世界は違うのだろうか。 【H-1/ちょっと良い家/1日目/昼】 【EXボスな妹様】 【フランドール・スカーレット@東方Project】 [状態]:左肩粉砕骨折/疲労困憊/魔力大消費(回復中)/バリアジャケット(半脱げ) [装備]:レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのは [道具]:支給品一式、ランダム支給品1~2個(不明)/ひらりマント@ドラえもん/i-Pod@現実? [服装]:片方の肩付近が大きく破れた半脱げ状態 [思考]:レイジングハート(非殺傷設定)を使って弾幕ごっこで遊ぶ(特に殆ど見た事が無い人間に興味津々) [備考]:バリアジャケットのおかげで直射日光も平気です。 両腕で杖を保持できなくなった為、反動の大きい放出系魔法の精度が落ちています。 荷物の取りだし等にも不便すると思われます。 殺傷力のある弾幕及びスペルカードは使わない(?) 第一行動方針:まだしばらく休憩する。 第二行動方針:人を見つけ次第弾幕ごっこを仕掛ける。 第三行動方針:レミリアを捜す。 基本行動方針:遊ぶ。 ※非殺傷性@魔法少女リリカルなのは 魔法の物理ダメージを攻撃対象の魔力値へのダメージに変える設定。 非殺傷性が適用された魔法を受けると、酷い外傷を負わない代わりに魔力値が減り、魔力が枯渇すると気絶してしまうこともある。 この設定のおかげで街一つ吹き飛ばしそうな魔法が炸裂しても建造物が破壊されずに済んだり、誤って人を殺す確率を減じたりすることができる。 なのは作中で非殺傷性の魔法が直撃して大怪我(四肢の欠損等)を負った例はなく、 外傷で言えばせいぜい打撲くらいのものにしかならない。それなりに痛みや衝撃があるので気絶や昏倒の可能性はある。 非殺傷性魔法は設定上生物以外に決定打にはなりえない。例えば、リルルのようなロボットには非殺傷性魔法の効果は あまりなく、破壊したければ設定を解除して物理ダメージを有効にする必要がある。 ≪091 紅楼夢 時系列順に読む 093 子豚=ジャイアン?≫ ≪091 紅楼夢 投下順に読む 093 子豚=ジャイアン?≫ ≪070 禁忌『エキストラバージン』 フランドールの登場SSを読む 113 君と共に弾幕を(前編)≫
https://w.atwiki.jp/childreninfukushima/pages/166.html
『10yearsプロジェクト』 ●受入団体:NPO法人国際自然大学校日光霧降校 ●所在地:〒321-1421栃木県日光市所野1547 日光宇都宮道路日光ICより車で10分 東武日光駅から車で5分 最寄スーパーまで車で7分 最寄小学校まで徒歩30分 最寄保育園まで車で7分 ●受入施設:日光霧降校コテージ ※コテージにはキッチン、風呂、トイレ、寝具を完備。 ※洗濯機は3台を共有、移動用車両も共有 ●受入人数:20名~30名 ●受入家族数:5家族程度 ●受入対象者:母子家庭を優先。(他、小さなお子さんや障がいのある家庭も優先ペット可) ●受入費用:宿泊費・光熱費・プログラム費は無償。食費は実費負担。 ●受入期間:1か月~1年間。 ●受入体制:常勤スタッフ1名、常勤ボランティア2名(予定) サポートプログラム ①お母さんのためのワークショップを毎月1回開催 (例:ハンドメイド雑貨、カラーセラピー、味噌作り) ②お子さんの教育支援 (例:集団遊び、体験学習、マインドマップによる教科学習支援) ③大人の学びプログラムを開催。 (例:ツリーハウス作り、カヌー、マインドマップ) (臨床心理士や心療内科のドクターがアドバイザーとして参画) ④地元の子どもたち向け日帰りプログラムを実施。参加可能。 (例:焚き火、チャンバラ、クッキング、秘密基地) ⑤森のようちえんを毎月1回開催。参加可能。 ⑥スタッフのファミリー(父、母、子ども9歳、子ども2歳、犬)も同じ敷地内で生活しています。 ⑦学校への送迎や放課後の子どもの預かりも可能。 連絡先 NPO法人国際自然大学校日光霧降校担当:金井 栃木県日光市所野1547 tel/fax 0288-50-1175 e-mail:s_kanai@nots.gr.jp URL:国際自然大学校http //www.nots.gr.jp/ Blog:「本やりcafe」で検索http //ameblo.jp/yaritaikoto-project/ 関連ブログ 本当にやりたい!ことプロジェクトぱり 10yearsプロジェクト外遊び(2011-05-04 21 09 03) http //ameblo.jp/yaritaikoto-project/entry-10881430114.html この情報に付けられたタグ ペット可 小さなお子さん可 山村留学 母子家庭 無償 長期 関東地方 障害のある方
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/409.html
3人の少年が、水の無くなった乾いた田んぼで遊んでいた。 年齢は3人とも8歳、まだあどけなさが残る顔立ちをしている。 彼らは里の寺子屋での学習を終え、家に帰る途中であった。 「何かして遊ぼう」 「何する?」 寺子屋での勉強の後は、気の合う友達同士で道草をして遊びながら帰るのが日課だった。 さきほどから田んぼの真ん中で鬼ごっこをしていたが、それも飽きた頃だ。 「何か面白いことないかな?」 少年の1人が辺りを見渡す。 トンボでもいれば引きちぎって遊ぶというのに、あいにく何も空に飛んではいなかった。 では爆竹を詰め込むカエルはいないかな、少年が地面に目を移すと、田んぼの先にある森の入り口で動くものを発見した。 ゆっくりだ。 少年はすぐにその正体を見破った。 「タケちゃん!シンちゃん!あそこあそこ!ゆっくりがいる!」 タケちゃんと呼ばれた少年と、シンちゃんと呼ばれた少年は、指差す先を見た。 「おお!コウちゃんよく見つけたね!あれで遊ぼう!」 3人は遊ぶ対象を確認すると、暗黙の了解なのか、合図もせずにしのび足で森へと近づいていく。 森に近づいていくと、だんだんとゆっくりの姿が鮮明になっていく。 2匹のゆっくりがいる。 ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙、つがいのスタンダードな組み合わせだ。 3人は目でその事実を互いに確認すると、フォーメーションを展開した。 1人は大きく迂回しゆっくりの背後に回り、1人は正面からいつでも飛び込めるよう身を隠し、1人は逃げ道となりそうな場所をおさえた。 背後から近寄っていた、先ほどタケちゃんと呼ばれていた少年は、2匹の後頭部のすぐ手前までやってきた。 (こんな近くにいるのに気が付かないなんてバカなやつらだなあ・・・) 思わず笑ってしまいそうになるのをぐっとこらえた。 ふと後頭部を見ると、ゆっくり霊夢の頭から茎が生えていた。 子供持ちのゆっくりは、まず逃げられない。 茎が折れて子供がダメになってしまうことを極端に恐れるためだ。 (コウちゃん、こいつらは余裕だよ・・!) タケは正面待機のコウに向かって手招きをした。 これは「いける」という合図だ。 それを見たコウは、ゆっくりと正面から2匹に近づいた。 「2匹とも、ゆっくりしてる?」 ゆっくり2匹の注意が正面のコウに向く。 その一瞬を見逃さず、タケは勢いよく前方に飛び込み、ゆっくり魔理沙を押さえつけた。 「ゆぐっ!?!?」 「ゆっ!?ま、まりさっ!?」 ゆっくり霊夢がパートナーの異変に気が付くが、既にゆっくり魔理沙はタケの腕にがっちりと抱え込まれていた。 「お前も捕まるんだよっ!」 コウがゆっくり霊夢を捕まえようと駆け寄るが、途中で速度を緩める。 「なんだ、子持ちか。タケちゃんがそっち捕まえとけば逃げないね」 子持ちゆっくりは、パートナーがいないとエサを確保できない。 そのため、パートナーを確保されると母体を努めるゆっくりは逃げられないのである。 それに逃げるといっても茎を折らないようにゆっくり逃げるのだ、その速度はたかが知れている。 「おーい、シンちゃーん!もう捕まえたよー!!」 2人が声を上げると、生い茂る草の中からシンが現れた。 「なーんだ、子持ちだったのか。逃げ道封鎖は必要なかったね」 抱え込まれながらも暴れるゆっくり魔理沙と、困惑するゆっくり霊夢を見て落胆の声をシンは上げた。 「必死で逃げるのをトッ捕まえるのが楽しいのに」 わきわきと指を動かすシン。 「まあまあ、今日はコイツでカンシャクしようよ」 「今日は負けねーぞ!コウ!」 「俺だって、今日は負けないかんね」 頭の上で交わされる会話を理解できないのか、ゆっくり魔理沙とゆっくり霊夢は表情を曇らせた。 3人は2匹のゆっくりを森の入り口から連れ出し、農道の土の上に降ろした。 「ゆっ!離してくれてありがとう!!まりさたちはゆっくりかえるね!」 「れいむも帰るよ!ゆっくりさようなら!!」 2匹がそそくさと帰ろうとするので、タケはイタズラに使う道具袋から縄を取り出した。 その行動を見ていたシンがまりさを摘み上げる。 「ゆっ?まりさ達はおウチに帰るんだからゆっくり離してね!」 そんな訴えも無視し、シンはまりさを逆さまにしてタケに突き出す。 タケはまりさの低部をつまみ、思い切り引っ張った。 まりさの表情を壊しながら皮が伸びる。 「ゆっぎゅううう!!!いだいよおおおおお!!!」 気にすることなく、タケは伸びている底部を包むように縄を何重にも巻き、蝶結びをする。 まりさの底部だった部分は、全て縄に巻き込まれた。 これは少年達が近所のお兄さんに教えてもらった、ゆっくりの体を傷つけずに動きを封じる方法だ。 通常、ゆっくりの動きを封じるには箱に入れたり、底部をアルコールランプで炙るなどの方法が取られる。 しかし、箱はかさばって持ち運びに不便であり、火で炙る方法は確実であるが治すとなると時間がかかる。 その点、底部縄縛り法は縄一本でできる上に後遺症も少ない。 シンが縄縛りの完成を確認すると、まりさを乱雑に投げ落とした。 「ゆぎゅっ!!」 まりさが顔から地面に落ち、妙な声を上げる。 「ゆっ!まりさをイジめないでね!!!おにいさん達はゆっくりできない人だよ!!」 れいむが少し離れた位置から抗議する。 離れてはいるものの、逃げる気配はない。 パートナーを置いて逃げることはないのだ。 「ゆっぐぅ!!もうおウチ帰る!!!」 そのパートナーが体を起こし、跳ねようとした。 「ゆっ!?」 ころん、と転がるまりさ。 底部が縛られているため、飛び跳ねることはおろかバランスを保つことすら難しいのだ。 起き上がり、跳ねようとして倒れる。 そんなことを繰り返す姿は、まるで達磨のように見えた。 「どうぢで飛べない゙の゙お゙ぉぉぉぉお゙お゙お゙!!!?!?」 縄は伸びた底部が戻ったときに巻き込まれ皮に食い込んでいるので、多少の動きではズレることすらない。 「うるさい!」 タケが地面の砂を握ると、まりさの口にねじ込み無理矢理咀嚼させた。 「ふん゙も゙っふぉお゙お゙おおおお!!!!」 吐き出そうとするのを押さえつけ、砂を次々に口内へと流し込む。 これで少しは静かになるだろう。 まりさの動きを封じたことを確認すると、コウがれいむを捕獲し、まりさの隣に置いた。 「まりさを離してあげてね!!いまなら許してあげるよ!!!」 空気を含み、自身の体を大きくして威嚇するれいむ。 しかし、れいむの言うことなど気にもとめない3人は茎に実った赤ちゃんゆっくりを数え始めた。 いつ生れ落ちてもおかしくないプチトマトサイズが11匹。 れいむ種が5匹、まりさ種が6匹だ。 「よし、カンシャク勝負だな!」 シンが茎に実った赤れいむを指でこすり始める。 目を閉じたまま、赤れいむはきゃっきゃと笑い始めた。 「ゆ!れいむの赤ちゃんは可愛いでしょう!ゆっくり触らせてあげるからまりさを放してね!!」 指をさらにこする。 すると、赤れいむが地面に落ちた。 「ゆっ!?れいむの赤ちゃんが生まれたよ!!まりさ!!見て!すごくゆっくりした赤ちゃんだよ!!」 「ゆゅううう!!!足が痛いけど、すごく嬉しいよ!!!」 シンは、次の赤れいむを指でこする。 それもまたすぐに地面に落ち、シンはさらにもう1匹の赤れいむを落とした。 「ほい、人数分」 生れ落ちた赤れいむは3匹。ちょうど1人1匹に割り当てられる。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 2匹の親ゆっくりは、生れ落ちた赤れいむ達に必死に声を掛けている。 生れ落ちたものの、3匹はまだ第一声をあげていない。 その3匹を、3人の少年は1匹ずつ手に取った。 「ゆ?いま赤ちゃんが起きるところだよ!ゆっくりやめてね!!はやく返してね!!!」 手のひらの上には、目を開きつつある新しい命があった。 それを軽く握り、少年達は固い地面の上に移動する。 「じゃあいくぞ!カンシャク勝負!」 タカが声を上げ、3人は勢いよく腕を振り下ろした。 手から放たれたのは、まだ第一声もあげていない赤れいむ。 高速で投げ出された赤れいむは、踏み固められた土に叩きつけられ「パチっ!」と小気味の良い音を立てて破裂した。 放射状に飛び散った餡子が、甘い香りを漂わせる。 カンシャク玉とメンコからヒントを得て少年達が作った遊びだ。 「ゆっ・・・・!!?どうしたの!!?何の音!?」 位置関係で少年たちの行動が見えなかった親まりさが心配そうな声を上げている。 逆に、全てを見せ付けられた親れいむは一瞬、声も出ずに口をぱくぱくさせていたが、すぐに大声を上げた。 「ゆ゙あ゙あ゙あぁぁ゙ぁあ゙っ!!!!れ゙い゙む゙のあがぢゃんがあああああああ!!!!!!」 涙をこぼし、大声で泣く親れいむをよそに、少年達は筆箱から竹のモノサシを取り出し、飛び散った餡子の大きさを測っていた。 「よっしゃ!!俺は直径15cmだぞ!そっちはどうだ!?」 「ああっ!負けたあー!!俺は12cm!ちょっと勢いが足りなかった」 「今日は俺の勝ちだな!!20㎝はあるぞ!!」 シンが勝ち誇り、放射状に飛び散った餡子を指差す。 「でけー!!」 「しかもすげー円に近いな!いい形してる!」 我が子の飛び散った跡を見て喜ぶ少年達に、親れいむは憤りを隠せない。 「おにいさんはゆっくりできない人だよ!!ゆっくり死ね!!!!」 この状況で敵を煽るあたり、危機感の欠片もない生き物だ。 「なあなあ、この茎に付いてるゆっくりって目が開いてないじゃん?これ無理矢理開いたらどうなるのかな」 「おもしれー!ちょっとまぶたを切り落としてみよう」 コウが鉛筆削りに使うナイフを取り出し、茎に実る赤ゆっくりに接近する。 親れいむが逃げようとするが、タケに後頭部を踏まれて動けなくなった。 「ピッチリと閉じてるなあ。小さいし、失敗するかも」 「失敗したら違うのでやればいいよ。いっぱいいるし、ちょっとくらい失敗しても大丈夫」 「聞いたか饅頭。動いたらその分、子供がグチャボロになるからな」 「どぼじでぞんなごどずるのぉぉぉぉお!?!?!?」 「れいぶのあがぢゃんをいぢめないでえええええ!!!やめでええええ!!!」 2匹の叫びもなんのその、少年たちの好奇心は止まらない。 コウの握るナイフの先端が、赤れいむの瞼に近づく。 「切るよ!」 ナイフが瞼に触れた瞬間、赤れいむは痛みを感じたのか大きく揺れ動く。 「ああっ!!」 反動で戻ってきた赤れいむに、深々とナイフが突き刺さった。 「ぴっきぃぃぃぃぃっ!?!?!?」 甲高く、鼓膜を突き破るような赤れいむの鳴き声が辺りに響く。 あわててコウがナイフを抜くが、小さな赤れいむはそのまま動かなくなった。 「れいむ゙のあがぢゃんがあ゙あああああ゙ああ゙ぁぁっ!!!!」 「ばりざのあがぢゃんがああああっ!!!!」 茎でゆっくりと誕生を待っていた赤れいむは、そのまま永遠にゆっくりしてしまった。 額に大きな穴が開いた赤ゆっくりを、コウは思い切り握り潰す。 茎に餡子にまみれた紅白のリボンだけが残った。 「失敗、失敗。ちゃんと手で押さえないと動いちゃうな」 「次はちゃんと切れよ~」 「コウちゃん、ヘッタクソだなあ~」 頭部の茎を見上げ、ぼろぼろと涙をこぼす親れいむ。 なんとか少年達に攻撃をしようと必死に体を起こそうとする親まりさ。 そんなことなどお構い無しに、コウの左手が赤れいむを掴んだ。 茎に実ったれいむ種はこれが最後の1匹になる。 「ゆっ!!れいむと同じ姿の赤ちゃんはもうその子だけだから、ゆっくりやめてね!!」 「お願いだからやめてね!赤ちゃんとゆっくりさせて!!!」 掴まれたことに違和感を覚えたのか、赤れいむが目を閉じたまま表情に疑問符をつけた。 コウは左指に赤れいむの動こうとする力を感じたため、掴む力を強くして動かないようにする。 「上の部分を切り落とせばいいんだよねー」 右手に持ったナイフが、赤れいむの左目の瞼の上部を滑る。 抵抗の感じない切れ味、しかしそれは確実に皮を切断していた。 「ん?切れたと思ったんだけど・・・?」 赤れいむの瞼に変化はない。 コウがナイフの先端を瞳の膨らみを感じる部分に引っ掛け、下に滑らす。 「おっ!取れた!」 水分で密着していたようだ。 小さな瞼がコウの手に移る。 「ほらこれこれ、上手いこと切れたろ!」 1辺が3mmほどの瞼がそこにあった。 「すげー!」 「上手いこと取れるもんだなあ」 しかし、むき出しになった赤れいむの左目に生気は感じられない。 まるで目を開けて眠っているようだ。 コウは同じ要領で、右目の瞼を切り落とした。 「んー?全然動かないな」 「やっぱ茎から取れないと喋らないのかな?」 「ついでに茎から取っちゃえば?」 親れいむは、悪魔が頭上にいるような錯覚を起こした。 泣いても、叫んでも、懇願しても、この3体の悪魔は耳も貸してくれない。 待ち望んだ子供達、一緒にゆっくりするはずだった赤ちゃんは、すでに4匹も殺されてしまった。 泣いてもどうにもならない。 しかし親れいむは溢れる涙をこらえることができなかった。 「指擦りして茎から外すか」 シンの人差し指が瞼の無い赤れいむに触れようとした瞬間、それは起こった。 「・・・っくち!・・ゆっくちちていってねっ!!!」 さっきまで生気のなかった赤れいむの目に輝きが生まれ、声を上げたのだ。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 それと同時に2匹の親ゆっくりは茎の上の赤れいむに最初の声を掛ける。 待ち望んだ第一声をようやく聞くことができたのだ。 親まりさは憤怒の表情から一転し、笑顔になった。 「おおっ!!生れ落ちる前に喋ったよ!」 「すげー!!」 「いつものお兄さんに後で教えたら喜ぶかなー」 茎に実りながら喋る赤れいむに感動を覚える少年達。 「じゃあ、もうコイツは落とすからね」 シンは人差し指を赤れいむに押し当て、こすり始めた。 頬から始まり後頭部、そして頭頂部を刺激する。 「ゆっ♪ ゆっ♪ くちゅぐったいよっ♪ ゆっくちぃ~♪」 赤れいむが嬉しそうにはしゃぎ、それを見た親ゆっくりも今までのことを忘れたかのように優しい顔になる。 「ゆーん!すごくゆっくりした赤ちゃんだね!」 「お母さん達と一緒にいつまでもゆっくりしようね!!」 「ゆ!ゆっくち!おかあさんとゆっくち!」 シンが赤れいむをこする速度をあげる。 次の瞬間、成体ゆっくりの「すっきりー!!!」にも似た表情を見せて赤れいむは地面に落ちた。 「ゆっ!もう少ちゆっくちしたかったのに!」 不満気に少年達を見上げる赤れいむではあったが、親れいむの頬擦りを受けるとすぐにご機嫌になった。 「ゆふ~ん!すりすりだよ!お母さんとずっとゆっくりしようねっ!!」 れいむ種唯一の生き残りということもあるだろう、親れいむは心の底から誕生を祝っているようだ。 「まっ、まりさも赤ちゃんとすりすりしたいよっ!!!かわいい赤ちゃん、すりすりしようね!!」 達磨状態の親まりさが赤れいむを呼んでいる。 それに答えるように赤れいむは跳ね寄り、頬擦りを始めた。 親れいむは少し残念そうな顔をしたが、最愛のパートナーと赤れいむの頬擦りを見るとすぐに笑顔を戻す。 「ゆっ・・!?」 しかし幸せな時間は長く続かない。 何かに異変を感じたのか、赤れいむが震えだした。 「ゆっ!?どうしたの!?ゆっくりしてね!!」 「ゆっくりしようね!震えてたらゆっくりできないよ!!」 少年達はすぐに赤れいむが苦しむ原因が分かったが、親ゆっくりは気が付いていなかった。 「ゆ!おめめがいちゃいの!!ゆっくちできないよっ!」 赤れいむの目には瞼がない。 瞬きもできない赤れいむの目は、ゆっくりと乾燥しつつあった。 「いちゃいっ!!おめめがいちゃいよっ!!おかあさんゆっくちさせて!!!」 乾燥から守るため、赤れいむの目には涙が溢れた。 「ゆっ!ゆっくり目を閉じてね!!そうすればゆっくりできるよ!!!」 餡子脳からは切り落とした瞼のことなど一時の幸福で吹き飛んでしまったようだ。 「ゆうっ!とじてるのにっ!!!とじてるのにおかあさんがみえるよぉっ!!!」 なんとか瞼を閉じようとする赤れいむだが、無いもので蓋はできない。 眉間にシワを寄せて必死になる顔が、先ほどまで笑顔であったとは信じがたい。 「おい、目が痛いなら舐めてあげろよ。親なんだろ」 「そうだぞ。痛い所は舐めてあげな。痛みが引くぞ」 「ゆっ・・・!」 憎たらしい人間の言うことをそのまま受け入れるのは癪であったが、ケガをしたときに傷口を舐めるのはゆっくり達の間では常識だ。 親まりさは舌で赤れいむの目を舐めた。 「ゆっきゅぁあああっ!!!いちゃいよっ!!いちゃいいいいぃぃぃ!!!」 「ゆっ!我慢してね!!すぐ痛くなくなるからね!」 親まりさは懸命に赤れいむの目を舌で舐める。 最愛の我が子の痛みを和らげてあげたい、そんな思いから舌に力が入る。 「ゆぎぎぎいいい!!!!めが!めがあああああ!!!!」 一向によくならないことに親まりさは疑問を感じ、舌を止めた。 それに自分と赤れいむを見て笑っている少年達が不思議だったのだ。 親まりさは赤れいむの目を見た。 「ゆっ!?」 赤れいむの目はところどころ餡子が漏れ始め、傷だらけになっていた。 「どうじでえええ!?!?!?ぢゃんど舐めだどに゙ぃぃぃいいいいい!!!?!!?」 分からなかった。 どんなケガをしても大抵舐めれば応急処置になった。 舐めて傷口が悪化することなど、自分の生きてきた中で一度もなかった。 親まりさの頭が混乱する。 「ゆっ!?なにもみえないよ!!まっくらだよ!おかあさん!ゆっくちできないよお!!」 目の前で泣き叫ぶ赤れいむの目は、光を失っていた。 「どうじでえええ!?!どうじでれいぶのあがぢゃんがあああ!?!??」 赤れいむが失明したことだけは理解できたのだろう、親れいむが泣き叫んだ。 それを見て笑っていたシンが親れいむに話しかけた。 「おい、れいむ。あのまりさにちょっと舐めてもらってみたらどうだ?あいつのベロが悪いのかもよ?」 何がなんだか分からないまま、親れいむは親まりさの所に運ばれた。 「まりさ、ちょっとれいむを舐めてね!」 「ゆ!?まりさは普通に舐めただけだよ!」 ぺろん、と優しく親まりさは親れいむの頬を舐めた。 「ゆぎゅっ!痛いよ!まりさのベロが痛いよ!」 「ゆ!?そんなことないよっ!」 親まりさが否定するが、舐め終わった親れいむの頬には擦り傷ができていた。 「まりざ!ちょっとベロを見せてね!!」 垂れた親まりさの舌を凝視する親れいむ。 そして、なぜ親まりさの舌が痛かったのか、その原因を突き止めた。 「まりさのベロに砂がいっぱい付いてるよ!!こんなベロで舐められたら痛くてゆっくりできないよ!!」 そう、さきほど底部を縛られた後に無理矢理食べさせられた砂。 あれが舌に残っており、それがヤスリのような役目をしてしまったのだ。 繊細な目をヤスリ舌で舐めまわして失明するのは、当然の結果だった。 「ばり゙ざがぞんな汚いベロで舐めるがらあ゙かぢゃんの目が見えなぐなっだんだよ゙ぉぉ゙!!!!」 攻める親れいむの言葉から、状況を察したのだろう、赤れいむも声を荒げる。 「おがあざんのせいでれいむはなにもみえないよっ!!!ゆっくちできない!!おかあさんはゆっくちちね!!」 2匹の容赦ない罵倒に、親まりさはごめんごめんとつぶやくだけで反論することはなかった。 「よし、じゃあ残りのを全部落とすか」 抵抗しない親まりさに飽きたのか、タケが親れいむの茎に実った赤まりさに指擦りを始めた。 親まりさを攻めることに忙しい親れいむは気が付かない。 親の醜い争いを真下にしながら、赤まりさは擦られることにニコニコと笑みをこぼす。 次々に赤まりさが茎から外れるが、地面に落ちる前に回収していたため親れいむは気が付かなかった。 「ほい、6匹誕生~」 茎に実った赤ゆっくりは、全て無くなった。 タケの掌には、目を開けようとしつつある赤まりさが6匹。 それを親ゆっくりに見えない位置に隠して2匹に話しかける。 「おい、お前らの巣はどこにあるんだ?」 タケのほうを振り向く2匹は、まるでオネショがバレそうになった幼児のような表情を見せた。 その隙に盲目となった赤れいむをコウが回収したのだが、2匹はそんなことに気が付く余裕もない。 「ゆゆっ!まままままっまままっままりさたちのおウチはなななななななな無いよっ!!?!?!?」 「れ、れいむ達はたまたまたまたまたまたまあそこでゆっくりしてただけだよっ!!!」 「あそこらへんに巣があるってよ」 頭に茎を生やしたゆっくりが、外に出ることなどあまりないことだ。 赤ちゃんに日光浴をさせることが稀にあるくらいで、ほとんどは外敵の危険の少ない巣で妊娠中は生活する。 その日光浴でさえ巣のすぐ近くで行い、遠出はしないものなのだ。 少年達がゆっくりを見つけた時、この2匹は野外でゆっくりしていた。 「せっかくだからどんな巣か見てみたいな」 あの付近に巣があることは、明白であった。 「じゃあ、僕がこの2匹を見張ってるから、ちょっと探してきてよ」 そう言ったのはシンだった。 夫婦喧嘩の果てに、愛想を着かして親れいむだけが逃げ出すことを心配しての判断だ。 「んじゃちょっと探してくる」 「シンちゃん頼んだよー」 コウとタケが、こっそり持ち出した1匹の盲目れいむと6匹の赤まりさをつれて、森の入り口へと歩いていった。 「そっぢには何もないよっ!!!バカなお兄さん達はごっぢにもどってぎでね!!!」 「バガだね!!!なにもないよっ!!!」 2匹が必死で気をそらそうとしているが、コウとタケは森の入り口へと向かってしまった。 「これだね」 2匹を見つけた場所。 そのすぐ近くに草でカモフラージュした巣穴があった。 「案外大きいね。僕でも入れたりして」 巣穴の直径はマンホールほど。 斜めに掘り進んでいるようで、中は暗くて見えなかった。 「ちょっと奥に入ってみるから」 8歳の少年、コウはその小柄さを生かし、頭から巣穴に突っ込んだ。 巣穴の奥に入った手を無造作に動かす。 「お、なんかある」 手の先に触れたのは、固いもの。 それを掴み引っ張り出そうとすると、何かが手にぶつかってきた。 柔らかい感触。 「あ、ちっちゃいゆっくりに体当たりされたかも」 「バカな奴らだな」 巣穴から出てきたのは壺だった。 どこからか盗んできたのだろう、コウの頭より一回り大きい壺だ。 中には虫の死骸や、草など、ゆっくりの保存食と思われるものが大量に入っていた。 壺を取り出す最中、ずっと体当たりをしていたゆっくりは見当たらない。 奥に隠れているのだろう。 「まだ子供がいたんだな。当たった感触だとこれくらいかな」 コウがタケに見えるように手で丸を作った。 大きさはソフトボールくらい、子ゆっくりサイズだ。 「ゆっくりしていってね!!!」 コウが巣穴に向かって大声で叫ぶ。 『ゆっくりしていってね!!!』 巣穴からヤマビコのように声が返ってきた。 敵に声を返すとは、愚かな生き物だ。 「美味しいお菓子があるよ!ゆっくり出てきてね!!」 タケの誘い文句も慣れたものだ。 お菓子と、ゆっくり、この言葉があれば警戒心の強い親はともかく、子ゆっくりはホイホイと出てくる。 この巣穴にいた子ゆっくりも同じで、すぐに巣穴から顔を出した。 「ゆゆっ!?おいしいおかしをちょうだいね!!」 「はやくおかしをだしてね!!」 「ここはれいむたちのおうちだよ!!おきゃくさんはおかしをよういしてね!!!」 現れたのは予想通りソフトボールほどの大きさのゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙。 数はゆっくり霊夢が4匹、ゆっくり魔理沙が3匹だ。 最後に出てきたゆっくり魔理沙は、少年達を警戒しているようだ。 しかし所詮は餡子脳。 甘いものを出せばイチコロである。 「あっちでみんなのお母さんとお菓子を食べてるんだよ」 「だからゆっくりついてきてね。お菓子はいっぱいあるからゆっくりできるよ!!」 「ゆっ!おかあさんもゆっくりしてるんだね!!すぐにいくよ!!」 コウがバカ7匹を引きつれて親の元へと戻った。 一人残ったタケは、巣穴に壺の中身をぶちまけ、入り口に石をみっちりと詰め込んだ。 コウが7匹の子ゆっくりをつれて戻ると、2匹の親ゆっくりが絶望した顔でお出迎えしてくれた。 「ゆゆっ!!どうして出てきちゃったの!!?」 「外に出たらダメって言ったよね!?なんで約束を破るの!?」 親ゆっくりが子ゆっくりを叱るが、子ゆっくりは悪気も無い様子で反論した。 「ゆ!おかあさんたちだけでおかしをたべるなんてずるいよ!!」 「まりさもおかしたべてゆっくりするよ!!」 「ひとりじめはやめてね!!」 その言葉で、どうやって子ゆっくりを誘拐してきたのか理解したようだ。 コウは隠し持っていた盲目れいむのリボンを外し、7匹の子ゆっくりの前に置いた。 「ゆっ!れいむのあかちゃぶぴっ!!!???」 余計なことを言おうとする親れいむの口をコウが押さえつける。 それを見たシンは、親まりさの口を押さえつけた。 「ゆゆっ?おにいさん、おかあさんをいじめないでね!!」 「この親はみんなのお菓子を食べようとするから押さえつけてあげたんだよ!」 「そうだよ、みんなはそのお菓子をゆっくり食べてね!」 コウとシンは片手で盲目れいむを示した。 その言葉に顔を青くする親ゆっくり。 子ゆっくりが、自分の妹を食べてしまう。 なんとかそれを阻止しようと暴れるが、人間の力には叶わなかった。 しかも、暴れる姿は子ゆっくり達にとってはお菓子を食べようとしている強欲親に映るだけだった。 「ゆ!そんなにおかしをひとりじめしたいんだね!!」 「ひどいよ!!」 「おかあさんはなんでゆっくりさせてくれないの!?」 心無い言葉を親ゆっくりに浴びせかける子ゆっくり。 そして親の思いも露知らず、盲目れいむに噛み付き始めた。 「ゆっぎいぃぃぃ!!!!いちゃいよっ!!!みえないよ!!こわいよっ!!たべられてるよっ!!!」 ソフトボールサイズの子ゆっくりにとって、プチトマトサイズの盲目れいむなどたいした量ではない。 あっという間に体は減っていく。 「ゆぎぃ・・・もっどゆっくちしたかったよ・・・」 子まりさが最後の一口を食べ、盲目れいむは見事に食された。 残ったのはコウの手に握られたリボンと、少しの皮と髪の毛だけ。 コウは親れいむを開放した。 「ゆ!!どうじでみんな赤ちゃんを食べちゃうのおおお!!?!?!?みんなの妹なんだよおおおお!!!!??」 子ゆっくり達は、妹達の誕生を楽しみにしていたのだ。 日々大きくなる赤ゆっくりを見上げ、ゆっくりしようと声を掛け続けていた。 親れいむの頭に上り、より近くで赤ゆっくりに声を掛けたこともあった。 最近では、赤ゆっくりがその声にも反応するようになり、子ゆっくりはとても嬉しそうであった。 『もうすぐいっしょにゆっくりできるね』 『おねえちゃんがあかちゃんに いーっぱいゆっくりをおしえてげるね!』 昨晩はそんなことを言っていた。 その待ち望んだ赤ちゃんが、今は腹の中へと納まっている。 「ゆゆっ?なにをいってるの?いまのはただのおまんじゅうだよ!」 「そうだよ!くやしいからってうそをいわないでね!」 「あれはおまんじゅうだよ!ゆっくりりかいしてね!!」 ゲラゲラとゆっくりうどんげのような笑い声を上げる子ゆっくり達に、親れいむは悲しくなる。 「ゆ゙っゔううゔぅぅうゔ・・・」 しかし、これはこれでいいのかもしれない。 食べられてしまった赤れいむには申し訳ないが、いまさら生き返ることはないのだ。 わざわざ妹を食べたことを教える必要はないのではないか。 そんな餡内を見透かしたのか、コウがわずかに残った盲目れいむの残骸の上にリボンを落とした。 「ゆっく・・・!?」 「ゆっ・・・!」 パズルのピースが綺麗にはまったかのような感覚を、子ゆっくり達は感じた。 このリボンは、毎日自分達が見上げていたあのリボン。 このリボンは、毎日自分達が話しかけていた子のリボン。 このリボンは、毎日自分達が待ち望んでいた妹の・・・ あのお饅頭は、毎日自分達が・・・・ 「ゆきっぃぃぃ゙ぃぃ゙ぃっ!!!!!」 「ゆきゃああ゙あ゙ああ゙あっ!!!」 「れいぶのいぼーどがぁあ゙あぁぁぁぁっ!!!!」 全てを理解した子ゆっくり達が必死にお饅頭を吐き出そうとするが、出てくるのは少しの胃液(?)とヨダレだけだった。 続く このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/877.html
「「ゆっくりいってきます!!」」 「「「ゆっくちいってらっしゃい!!」」」 「ゆっくりきをつけてね!!」 広い草原のど真ん中にある大木。その根元の穴から飛び出してきたのは、2匹のゆっくりである。 ゆっくりれいむと、ゆっくりまりさ。“ゆっくり”と総称される不可思議なナマモノの中では、もっとも数の多い2種である。 そんな2匹は、母ゆっくりれいむと妹達に見送られて、遊びに出かけた。 「きょうもゆっくりしようね!!」 「いっしょにゆっくりしようね!!」 巣の中には母れいむの他に、2匹の妹にあたるゆっくりが10匹いるが、まだ小さすぎて巣の外で遊ぶことは出来ない。 子ゆっくりの中でも成体に近い2匹は、朝夕は母と共に妹の世話をし、昼間は自分達だけで遊ぶようにしていた。 「ゆゆ!!きょうはここでゆっくりするよ!!」 「きょうもたくさんゆっくりしようね!!」 「「ゆっくりしていってね!!」」 2匹は今日一つ目のゆっくりプレイスを、巣から程近い小川の畔に決めた。 そこでは、既に他のゆっくりが十数匹、互いに干渉することなくゆっくりしていた。 木陰に入って涼んでいるモノ。川に入って水を掛け合って遊んでいるモノ。 岩の上で日光浴をしているモノ。蝶を追いかけて跳ね回っているモノ。 それぞれが、自分なりの方法でゆっくりしている。 「みんなとてもゆっくりしてるね!!」 「まりさたちもゆっくりしようね!!」 「「みんな!!きょうもゆっくりしていってね!!」」 大声で呼びかけると、近くにいた数匹のゆっくりから返事が返ってきた。 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 「みんなのゆっくりプレイスでゆっくりしていってね!!」 「れいむとまりさもたくさんゆっくりしていってね!!」 「ここはとてもゆっくりできるよ!!」 にこやかな表情で返事をしてくれたゆっくりを見て、れいむとまりさも幸せな気持ちになった。 ここはとてもゆっくりできる場所だ。明日から毎日、ここでゆっくりするようにしよう。 妹達が大きくなったら、このゆっくりプレイスに連れて来てあげよう。そう遠くない未来に、2匹は思いを馳せていた。 「ゆ!!もっとみんなもゆっくりさせてあげようね!!」 「そうだね!!まりさたちだけじゃなくて、みんなにもゆっくりしてもらいたいよ!!」 それは、本能に刻まれた行動だった。 2匹の『ゆっくりしていってね!!』は、言葉だけでは終わらない。 人里から遠く離れたこの地で育った2匹は、人間の悪い影響を受けていない。その純粋な信念は行動にも表れる。 他のゆっくりにも存分にゆっくりしてもらうために、2匹は周辺を跳ね回って呼びかけ始めた。 「ゆっくりしていってね!!」 「たくさんゆっくりしていってね!!」 目に付くゆっくりから、どんどん呼びかけていく。 その度に、相手からも「ゆっくりしていってね!!」と元気な声が返ってきた。 これが、本来のゆっくりのあるべき姿。純粋で無垢な、ゆっくりの姿である。 しばらく川の畔を跳ね回っていると、れいむとまりさは見慣れないゆっくりの姿を見つけた。 黒くてツヤのある長髪が特徴の、とてもゆっくりしているゆっくりだ。 そんなゆっくりに対しても、れいむとまりさは同じように呼びかけるのだが… 「ゆっくりしていっ「ゆっくりしてるよ!!」 「「ゆゆっ!?」」 返ってきた声に、2匹は思わず固まってしまった。目を見開き、口を大きく開け、驚いた表情のままである。 が、きっと何かの間違いだろうと判断した2匹は、表情を整えてもう一度そのゆっくりに呼びかけた。 「ゆっくりし「ゆっくりしてるよ!!!」 黒いロングヘアのゆっくりは、2匹が『ゆっくりしていってね!!』と言い切る前に、2匹以上の声量でそれを遮った。 「「ゆがああぁぁああぁぁぁぁん!!!」」 呼びかけを遮られた事がよほどショックだったのか、2匹は涙を流して泣き喚き始めた。 2匹が呼びかけていたのは、ゆっくりてるよ。 見た目はゆっくりかぐやとまったく同じ。だが、それ以外の行動パターンなどはまったく異なっている。 その相違点の一つが、『ゆっくりし“てるよ”!!』…である。 他のゆっくりが『ゆっくりしていってね!!』と言おうとすると、『ゆっくりしてるよ!!』と声を上げて遮ってしまうのだ。 「ゆゆ!!そんなこといわないでゆっくりしt「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆがあぁぁぁあああ!!!どうしてそんなこというのおおぉぉぉ!!?」 気を取り直して呼びかけるが、やはり肝心なところで遮られてしまう。 これは、れいむたちのほうにも原因がある。『ゆっくりしてるよ!!』と言われると、本能的に言葉を止めてしまうのだ。 ゆっくりしている人に『ゆっくりしていってね!!』と呼びかけるのは効率が悪いという理由からなのか、そこらへんははっきりしていない。 そして…相手をゆっくりさせられなかったゆっくりは、自分の欲求が満たされないことに猛烈な苦痛を感じる。 つまるところ、ゆっくりてるよは『ゆっくりしていってね!!』と声を上げる全てのゆっくりの天敵なのだ。 「ゆあああぁぁぁぁん!!まりさもいってやってね!!これじゃゆっぐりでぎないよ!!」 「ゆゆ!!まかせてね!!てるよ!!まりさたちといっしょにゆっくりs「ゆっくりしてるよ!!」 「「がぁああぁあぁぁぁっぁあぁぁ!!!ゆっぐりさせてあげたいのにいいぃぃいぃぃ!!!」」 ゆっくりさせてあげたい欲求が満たされない2匹は、全身を掻き毟りたいほどのストレスを感じている。 ゆっくりたちにとって、相手をゆっくりさせてあげることは食事や睡眠と同じぐらい大事なのだ。 「ゆ゛っ!!こうなったら、ふたりでいっしょにゆっくりさせてあげようね!!」 「それはめいあんだね!!ゆっくりきょうりょくすれば、ゆっくりさせてあげられるよ!!」 どうやら、2匹は声をそろえててるよに呼びかけることを思いついたようだ。 「せーのぉ…」 「「ゆっくr「ゆっくりしてるよ!!!!」 「うがあああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!どうしでぞんぎゃごどいうのあぁあおおぉぉぁぁ!!!??」 「いうなあぁあぁぁっぁあぁぁ!!!ゆっぐりしてるよっでいうなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」 もう、れいむとまりさは発狂寸前のところまで追い詰められていた。 しかし、これだけストレスを受けながらも、2匹はてるよをゆっくりさせることを諦めていない。 「ゆゆぅ…れいむたちだけじゃだめだから、まわりのみんなにもゆっくりきょうりょくしてもらおうね!!」 「そうだね!!みんなできょうりょくすれば、てるよにもゆっくりしてもらえるよ!!」 今度2匹が思いついたのは、自分達だけでなく周囲の他のゆっくりも一緒に呼びかける、という案だった。 だが…それを実行に移すべく周りを見回した2匹は、その光景に絶望した。 「ゆぎゃあぁぁぁああぁぁぁぁぁぁ!!!どうぢでだれぼいないのおおおおぉおおぉ!!??」 「ごれじゃでるよをゆっぐぢさぜであげられないよおおおぉおぉおお!!??」 先ほどまで十数匹いたはずのゆっくりは、一匹残らず姿を消していた。 2匹にとっては初めてであるが、ここでいつもゆっくりしているゆっくりにとって、てるよの出没は日常茶飯事だった。 『ゆっくりしていってね!!』と声をかけようとすれば、それを遮るように『ゆっくりしてるよ!!』と返ってくる。 そんなことを繰り返していれば、今度は自分達がゆっくりできなくなる。餡子脳でも、それは理解できた。 何度もてるよとの遭遇を経験した他のゆっくりたちは、てるよの姿を見るや否や、いつものようにゆっくりと帰っていってしまったのだ。 もちろん、2匹はそんな事実など知るはずもない。 “ゆっくりをゆっくりさせてあげる”という強い信念を持った2匹は、まだ諦めようとしなかった。 「ゆあああぁぁぁぁん!!おねがいだがらゆっぐりじで「ゆっくりしてるよ!!」 「もうやべでよおおぉおおぉお!!!ゆっぐじ「ゆっくりしてるよ!!」 度重なるれいむとまりさの懇願にも、てるよはニコニコしながら『ゆっくりしてるよ!!』と返答する。 それは本能であり、てるよにとっては当然のことであった。 何故なら、てるよはゆっくりさせてもらうまでもなくゆっくりしているのだから。 こんなことを繰り返しているうちに、とうとうれいむがストレスの負けて餡子を吐き出してしまった。 「ゆええええれろれろれろ…ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…!!!!」 「れ、れいむうぅぅぅぅう!!!ゆっくりしてね!!ゆっくりして「ゆっくりしてるよ!!」 「がああぁぁぁぁぁあぁあぁっぁぁあ!!!てるよにはいっでないのにいいぃっぃいいぃぃ!!!」 最大音量で叫び声をあげるまりさ。相変わらず、淑女のような笑みを浮かべているてるよ。 どんなにゆっくりさせようとしてもゆっくりしてくれない。 それどころか、こっちがゆっくりできなくなる。れいむに至っては、餡子を吐き出すほどゆっくりできなくさせられた。 終いには…れいむはピクリとも動かなくなってしまった。 「………ゆ゛っ!?」 まりさの中で…何かが切れた。我慢の限界を超えてしまった音だ。 「ゆッぎゅああかぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁしねえぇぇぇええぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!! ゆっぐりでぎにゃいやづはゆっぐりじねえぇぇぇえぇぇぇぇっぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!」 ブチ切れたまりさは、胸に抱いていた高尚な理想などあっさり忘れ去り、てるよに飛び掛った。 反撃の隙など一切与えず、顔面を噛み千切るつもりだった。そして… ぶちぃっ!! 「ゆぴゃっ!!!」 あまりにも動きが緩慢なてるよは、まりさの攻撃を避けられなかった。 「ゆっぎゃっぎゃっぎゃ!!!ゆっくりしないてるよがわるいんだよ!!!あのよでゆっくりこうかいしてね!!」 かつてのまりさとは似ても似つかない、下品な笑い声。 まりさが思い描いたとおり、てるよの顔面は見るも無残に食いちぎられ…たのだが。 キラキラキランと優雅なBGMが流れたかと思うと、てるよの顔面は瞬時に復元してしまった。 「ゆっ!!ゆっくりしてるよ!!」 「どうじでなのおおおおぉおぉおぉ!!!?どうじでなおっぢゃうのおおおぉぉぉおおぉお!!??」 一撃で仕留めたはずだったのに、一瞬にしててるよは回復してしまった。 だが、まりさはへこたれなかった。ゆっくりできなくなったれいむのためにも、諦めるわけにはいかなかったのだ。 「ぐぞおおおおおおおおお!!!ゆっぐりじないやづはゆっぐりじねえええぇえぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆっくりしてるよ!!!」 「もういぢど!!!もういぢどごろじでやるうううぅぅぅっぅぅうぅ!!!!」 「ゆっくりしてるよ!!!」 「なじぇだあぁぁあぁあぁあぁっぁあああ!!!なぜしなないんぢゃあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁああぁぁ!!??」 「ゆっくりしてるよ!!!」 まりさは、何度も何度もてるよを殺した。だが、てるよはその度に強靭な回復力で生き返ってしまう。 だんだん疲労の色を見せ始めるまりさに対し、てるよは最初と同じ笑顔で『ゆっくりしてるよ!!』と微笑んでいる。 「じね…ゆっぐりじ「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆぎゃあぁぁぁああぁあぁぁぁぁ!!!しねっでいおうとしたのにいいいぃいいいいぃぃっぃ!!!」 「ゆっくりしてるよ!!」 「うるざいいいぃぃぃぃぃい!!!だまれえぇええぇぇぇぇぇぇえ「ゆっくりしてるよ!!」 「だまれといっでるのにいぃぃいいぃ「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆがやぁあぁ「ゆっくりしてるよ!!」 「うるざ「ゆっくりしてるよ!!!」 「もうやめ「ゆっくりしてるよ!!!」 「もうゆるじで「ゆっくりしてるよ!!!」 「おねがいだg「ゆっくりしてるよ!!!!」 「あやm「ゆっくりしてるよ!!!!」 「ごめn「ゆっくりしてるよ!!!!」 「もう「ゆっくりしてるよ!!!!」 「やm「ゆっくりしてるよ!!!!」 「………ゆっ「ゆっくりしてるよ!!!!!」 どういうことなのか、てるよは明らかに『ゆっくりしていってね!!』とは違う言葉にも反応し始めた。 まりさに何度も殺されたのを根に持っているのか、それとも“自分はゆっくりしているから諦めろ”という意思表示なのか。 どちらにしても、てるよのその言葉はまりさの精神をゆっくりと蝕んでいく。 そして…れいむに次いで、まりさもとうとうストレスに耐え切れず餡子を吐き出してしまった。 「おおえええええれろれろれろれろれろ……ゆびっゆぐっゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…!?」 一気に大量の餡子を吐き出してしまったため、痙攣し始めるまりさ。 そんなまりさを、てるよは助けるでもなくただ笑顔で見下ろしている。 何度も何度も嘔吐を繰り返し、みるみるやせ細っていくまりさは…自分がもうゆっくりできないことを悟った。そして。 「あがっ…ゆびゅ…もっど…ゆっぐり……じだがっだよおお………!!!」 その言葉を最後に、まりさは動かなくなった。 既に先立っていたれいむの隣で、絶望に歪んだ醜い表情のまま…動かなくなった。 「………」 それを無表情で見下ろすのは、先ほどまで笑っていたゆっくりてるよ。 涙を流すでもなく、死体を貪り食うでもなく、ただ見つめている。 しばらく死体を見つめ続けた後、てるよは2匹の死体に背を向けて… 「……あのよでゆっくりしていってね!」 と言い残して、笑い声と共に竹林の奥へと消えていった。 (終) 「ゆっくりしてるよ!!」って誰かが言ってる絵を、どこかで見た気がするんだけど… 思い出せないので、自分が文章にしてしまいました。 自分だって、たまにはこんなのも書きますよ。 作:避妊ありすの人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/282.html
「これが俺の本体のハンサム顔だ!」 「とどめ刺しに来たぜ承太郎先輩ッ!」 + 担当声優 真殿光昭 カプコン版 岸祐二 カプコン版(ハンサム顔の声) 平川大輔 2014年アニメ版 川田紳司 2014年アニメ版(ハンサム顔の声) 『ジョジョの奇妙な冒険』第3部に登場するDIOの刺客の1人。 漫画では名前が出ず、ラバーソールという名前は後から付けられたものである。 ものによっては表記が「ラバーソウル」となっているものもあるが、基本的には前者に統一されている。 また、名前が設定されていなかったため、作中のセリフから「ハンサム顔」と呼ばれる事もある。 元ネタはイギリスのバンド「The Beatles」のアルバム『Rubber Soul』から。 なおバンドメンも愛用するゴム底の靴の方は「Rubber Sole」(タップダンサーや歌舞伎等の例外を除き、音楽業界にとって「足音=騒音」なため)。 DIOに金で雇われたスタンド使いの殺し屋の一人で、金で動いていたためDIOへの忠誠心があったわけではない。 本人曰く、暗殺の成功報酬は1億ドルと莫大で、簡単な殺しでそれを受け取れる自分は「マイク・タイソン以上のラッキー」との事。 + スタンド:イエローテンパランス(黄の節制) 破壊力 - D スピード - C 射程距離 - E 持続力 - A 精密動作性 - E 成長性 - D スタンドは、生物の肉を消化・吸収して大きくなるスライム状の一体化型スタンド「イエローテンパランス(黄の節制)」。 一体化型であるため一般人にも視認可能で、これを身に纏い花京院に変装してジョースター一行に潜入した。 にも拘らずスリに豪快にバックブリーカーをかましたり、木に止まっていたカブトムシを食べたりと 奇妙な言動を繰り返したために、いとも容易く偽者だと看過された。化ける気が無いのに何故変装などしたのかは、本人以外に知る由も無い。 まあ、スタンドの特性上直接殴ってもらった方が相手に与えるダメージが大きいから、 敢えて承太郎を相手にしたりニセモノだと分かる行為を繰り返していたと言えなくもない…? もしかしたら承太郎を一人にするための策だったのかもしれない(少女が一人同行していたが一般人)。 全身真っ黄色なのでなんか安っぽいのが特徴だが、能力自体は意外に強力。 スタンドは熱や氷にも強い上に、その柔軟性と弾性でパワーを散らして吸収してしまうため、 スタープラチナのオラオラですらも中のラバーソールには全然通用しない。 さらに、スタンドの肉片が生物にくっつくとその生物を喰らい尽くすまで離れない性質があり(スタンド攻撃なので当然触れたスタンドもダメージを受ける)、 迂闊に触る事が出来ない事はもちろん、熱されると弾けて広がり、冷やされるとスパイク状に尖ってますます食い込む。 この「攻撃する防御壁」といった性質から、スタンドを全身に纏う事で非常に高い防御力を発揮する。 また、やや特殊な使い方としてはまとった肉を変形させる事で擬態する事も可能で、この能力を応用したのが上述の花京院への変装である (他に豊満な中年女性に化けた事も)。 本人は「弱点は無い!」と自負しており、承太郎も「無敵かもしれない」という発言をしている。 ただし、それはあくまでも「イエローテンパランスに対してどんな攻撃も通じない」という意味での「無敵」である。 実質的なスタンドの能力としては、瞬間的な火力に乏しく、人間など、ある程度大きな生物を消化しようとするとどうしても時間が掛かってしまい、 相手に反撃する余裕を与えてしまう事や、それを補うためにスタンドの大部分を攻撃に回すと逆に本体のガードが薄くなる等、 絶対的な防御力を持つ反面、攻撃面に少なからず隙がある。 本編では、承太郎に水中に引き込まれ、呼吸のためスタンドのガードを解いた瞬間に本体を攻撃され、鼻を折られてあっさりと戦意喪失。 「はひィ~~はひィ~~や…やめちくれェ~~っ」 「もう戦えない……もう殴るのはやめてくれーっ もう再起不能だよォ~~~~」 「鼻(ハガ)の骨(フニ)が折れちまったァ 歯も何本かブッ飛んだよォ…… 下アゴの骨も針金でつながなくちゃあならねーよ きっとォ…はひィ~はひィ~」 味方の情報をベラベラ話したり、1億ドルのために不意打ちをかまして、 「ザリガニも喰ってパワーアップッ!ブヂュブヂュルつぶして引きずりこみジャムにしてくれるぜェ―――ッ」 「たった数分の戦いでそれだけかせげるなんてよ マイク・タイソン以上におれって幸運だと思わんかい~~~!?このタマナシヘナチンがァーーっ」 と言った数コマ後であっさり返り討ちに遭い、その後も懲りずに必死の言い訳。 「ハハッ じょ… じょうだん! じょうだんだってばさあ承太郎さんッ! ハハハハハ」 「ちょ…ちょっとしたチャメッ気だよォ~~ん! たわいのないイタズラさぁ!やだなぁ!もう~!本気にした?」 「ま…まさか…もうこれ以上殴ったりしないよね…………? 重症患者だよ 鼻も折れてるしアゴ骨も針金でつながなくちゃあ」 「ハハハハハ ハハハハハ」 そのあまりの小悪党ぶりに承太郎も「とても哀れすぎて何も言えねえ」と怒りを通り越して呆れる始末。 まあ後に「正真正銘の史上最低な男」と承太郎から言われる男も出てくるが…。 最後に定番のオラオラを喰らい、リタイアの運びとなった。 「ドベェーッ」 全体としてはただのザコキャラだったが妙に名台詞が多い事で有名。 というかほぼ全ての台詞で下ネタをぶちまけている。 「ヘドぶち吐きなッ!このこえだめで生まれたゴキブリのチンボコ野郎のくせに おれのサイフを!そのシリの穴フイた指でぎろうなんてよぉ~~~っ!! こいつはメチャゆるさんよなあああああ」 余談だが、彼が登場した回の冒頭でジョセフが念聴したメッセージ(有名な「貴様見ているな!」のシーン) 「我々の中に裏切り者がいる 花京院に気をつけろ DIOの手下だ」という文章。 これはDIOの考えをテレビを通して聞いたものだが、実際にはただ花京院に成り済ましていただけであって、裏切り者などいなかった。 また、この時本物の花京院がどこにいたのかさえ誰も知らない。 この点はTVアニメで補完シーンが挿入されるに至り、ホテルのジョセフの客室に本物の花京院が来て「承太郎に置いてかれたので居残っていた」と弁明。 一瞬偽物か疑われるが、学ランで日光浴を行っていたためあっさり疑いは晴れる。 また、TVアニメ版では原作以後の後付けが反映されており、エンドロールやアイキャッチ等でしっかりと「ラバーソール」と表記されている。 ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』でのラバーソール 黒歴史扱いなコブラチームのスーファミ版RPGでは、何故かデーボの姿に化けて登場していた。 カプコンの3部格闘ゲーでは『未来への遺産』から隠しキャラとして登場。 一部の技・勝利ポーズを除き殆ど花京院の姿のままで戦う、所謂コンパチキャラの一種(他には「恐怖を乗り越えた花京院」というのもいる)。 原作で「メチャゆるさんよなあああ」とスリに対して仕掛けたバックブリーカーも「ココナッツブリーカー」として搭載。 あと、敗北時の彼の声は何とも形容しがたい独特なものである。 姿とモーションは花京院に似たものが多いが、原作通り承太郎よりも更に背が高く、その原作再現故にコンボを決められやすく花京院の機動力も無い。 花京院のつもりで使うとただの下位互換キャラのようにも思えるが、一つ一つを見ていくととにかく守りと相手のスタンドゲージを削る事に特化しているため、 これを生かして戦うのが基本になる。 コンボ火力はお世辞にも高いとは言えないが、単発で威力がそこそこ高い技はあるため、受け身不能技からの起き攻めでそれを当てていくのが基本戦術。 また、GCと投げはかなり高性能で全キャラ中でもトップクラスである。 スタンドモードが存在しないという致命的な弱点が存在するため、上位キャラ相手には「これといった対策が無い」などと言われるように、 どの状況でも苦しい戦いを強いられてしまうため、キャラランクは決して高いとは言えず中堅止まりである。 MUGENにおけるラバーソール + bad darkness氏製作 bad darkness氏製作 MUGEN動画でよく見かけられるラバーソール。 isweb(infoseekのHPサービス)終了により製作者のサイトは消滅したが、AIを製作したJ・J氏のサイトで代理公開されている。 ほぼ原作再現性能だが、これに加えて「ちょっとだけ花京院モード」という裏モードも搭載。 このモードでは結界のような技と真・半径20mエメラルドスプラッシュのような技が使えるようになる。 「ココナッツバックブリーカー」ぐらいしかゲージをまともに消費出来ないラバソには結構嬉しい追加要素。 全くの余談だが、真・半径20mエメラルドスプラッシュ発動時の「テメエにもはや何一つ為す術はない!」というセリフは、 原作格ゲーで使用されなかった没ボイスである。( 参考 ) 余談だが、ジョジョキャラのAI製作ラッシュはこのラバソから始まった(改変自由だからと思われる)。 MUGENには完成度の高い花京院がいなかった(過去形)事に加え、程々の強さのAIを持つため、 かつてはトーナメントで先鋒・次鋒辺りをよく勤めたりと、それなりに見せ場も多かった。 現在は影DIOやペットショップ、そして花京院等、ジョジョ勢の高性能AIが台頭し、ラバソの出番も減少気味。 例の敗北ボイスも勿論搭載。阿部さんとかマッスルパワーなどのオーバーキル技でKOすると正に阿鼻叫喚。 また、TV版ボイスパッチも製作されており、本体と同じくJ・J氏のサイトで代理公開されている。 この他、ケージュ氏によりうろジョジョ版ボイスパッチも公開されている。 + 製作者不明 恐怖をのり越えたラバーソール 製作者不明 恐怖をのり越えたラバーソール bad darkness氏製ラバーソールの改変キャラ。 無限ロダにて公開されていたが、現在は同所の閉鎖に伴い正規入手不可。 オリジナルと比べて性能が全体的に変化しており、常に攻撃判定のある結界がランダムで現れるという特徴がある。 3ゲージ消費の超必殺技も新規に搭載されている。 はっきり言えば「狂キャラ」である。 ストーリーモード風紹介動画 ニコニコMUGENでは勝利台詞(原作で正体を現した時の台詞そのまま)の「これが俺の本体のハンサム顔だ!」にちなんで、 「ハンサム顔」のあだ名で呼ばれている。でもキモイとも言われ、「キモハンサム」と呼ばれる事も。 「ドゥユゥアァァンダスタンンドゥ!?」 出場大会 + 一覧 シングル 虐殺ハートフル 3 Round single tournament 会話で始まるミニトーナメント 第一幕 夢幻界統一トーナメント【実況】 ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】 オールスターゲージ増々トーナメント MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 狂下位以上狂中位付近ランセレバトル 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント うp主参加型企画・当て身使いトーナメント タッグ 自分でもタッグトナメもっかい組んでみた ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】 遊撃祭 アンノーン主催FINALバトルロワイアル ヴァナ・ディール★スターカップ コーディーとうどんげがタッグトーナメントに挑戦! MUGEN FANTASY タッグトーナメント 男達の凶狂タッグトーナメント タタリフェスティバルッ!! ルシェカの遣い魔決定戦【ルシェカだらけ】 ゲージ増々タッグトーナメント 完全に一致大会 mugenオールスター?タッグファイト 集え!コンパチキャラ!絆のタッグバトル!! 喧嘩上等! 強~凶下位付近タッグバトル チーム 特殊イントロで始まるトーナメント Anime VS. トーナメント 高性能チームトーナメント【最終鬼畜全部大将】 あの日の俺に会いに行く mugen懐古厨大会 作品別街中出逢って成長グランプリ 正統派作品別トーナメント 無茶?無謀? mugen ランセレで成長バトル 作品別裏切りグランプリ 俺の独断と偏見による自己満足トーナメント 無茶?無謀?『成長+大貧民』 ランバト 悪の祭典!最『悪』グランプリ【悪の華】 作品別「オレ、主人公だから大将なっ!」トーナメント ほぼ作品別トーナメント【総勢128チーム】 初心者による試作の為のトーナメント 陣取り合戦TAG 無縁塚トーナメント 七人の闘士 新春テーマ別チームバトルF その他 はい、X人組作って運動会 レシオトーナメント アンノーン主催第1回男女バトルロワイアル 挑発こそ正義!いい時代になったものだ。トーナメント KOF BOSS FIGHT 3 大体ランセレ 博麗霊夢争奪戦 第二次:ランセレバトルロワイアル【凶VS狂】 金ラオウ前後狂中位級ランセレバトルFINAL EDITION 更新停止中 伏兵リーグ 5対5団体戦 タッグレース MUGEN・バトル・ラン クロス・イン・ワンダーランド~夢幻武闘劇~ 合コンタッググランプリ [作品別対抗]成長タッグリレー 凍結 陣取り合戦TAG Big Bang Age 削除済み カプエス+1 トーナメント 自分でも~メンバー+αで連勝式タッググランプリ 非表示 「[非表示大会] [ラバーソール]」をタグに含むページは1つもありません。 断末魔強調トーナメント(おまけ) 出演ストーリー + 一覧 BELIEVE AGAIN!! ~the astray story on crystalsphere~ KING OF FIGHTERS X MUGEN LIFE MUGEN STORIES INFINITY MUGEN学園カラス部 Nの日常 View of girls いおりんやったれMUGEN譚 科学特捜隊と奇妙な生徒達 クリザリッドの風紀委員日誌 クロス・イン・ワンダーランド~夢幻武闘劇~(ブランドー一家枠) コーディーたち コードネスツ 反逆のクリザリッド こんな緋想天は嫌だ(大会編) 魂魄セカンドライフ デッドマンズ にゃくぼん学園 はい、X人組作って運動会 ブランドー一家 ホル・ホースの銃喫茶 むげコン! (第1回)└ MUGEN落語劇 無限の果てに。 幽香の農業王国物語 ユウ☆キ☆オウ ランダムセレクトストーリー
https://w.atwiki.jp/atou/pages/92.html
モンスター(魔獣) モンスター(妖精) モンスター(外来) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (メリュジーヌ.gif)・ブロンズ/シルバー/ゴールド/プラチナ ※個体値0かつLv1のステータスを表記しています。 魔獣/ブロンズ (亜種:シルバー) No モンスター名 アビ 原/亜 レア HP 攻撃 魔力 防御 命中 敏捷 耐性 スキル 10 ハギス 再生警戒 原種 銅 2300 600 100 500 200 300 虚10 眩10睡5恐7 超低周波アーマーメルト(潜在)超超低周波(限定)スタンピード(限定) 亜種1 銀 2400 700 200 600 400 400 虚20 亜種2 銀 2500 900 100 500 300 300 11 ユニコーン 先制再生 原種 銅 2300 600 400 200 300 300 虚10 眩10睡5恐7 ヒーリングロストフォーチュン(潜在)クリティカルスパイク(特殊)シールド(限定) 亜種1 銀 2400 700 500 400 400 400 虚20 亜種2 銀 2500 900 400 200 400 300 12 カーバンクル 反射警戒 原種 銅 2200 500 500 200 300 500 虚10 眩10睡5恐7 ルビーライトマジックシェル(潜在)ダイヤモンドダスト(限定) 亜種1 銀 2300 600 600 300 400 700 虚20 亜種2 銀 2500 700 500 200 400 500 13 カシャ 先制警戒 原種 銅 2200 400 600 300 400 400 虚10炎10冷-10 眩10睡5恐7 狐火ごろ寝(潜在)ふて寝(限定) 亜種1 銀 2300 500 700 400 600 500 虚20炎20冷-20 亜種2 銀 2400 700 600 300 500 400 14 フェニックス 飛行再生 原種 銅 2300 600 500 300 300 400 虚10炎10冷-10 眩10睡5恐7 ファイアボルトリヴァイヴ(潜在)ヒートウェーブ(特殊)ワールウィンド(限定) 亜種1 銀 2400 700 700 400 400 500 虚20炎20冷-20 亜種2 銀 2500 900 500 300 400 400 15 コカドリーユ 反撃警戒 原種 銅 2300 600 400 500 300 400 虚10 眩10睡5恐7 ペトロガスフォグ(潜在)モーニングコール(特殊)ヒカップ(限定) 亜種1 銀 2400 700 500 600 500 500 虚20 亜種2 銀 2500 900 400 500 400 400 16 マーチヘア 虚心幻影 原種 銅 2300 700 700 100 200 600 虚10 眩10睡5恐7 ダークボルト闇のベール(潜在) 亜種1 銀 2400 800 900 200 300 700 虚20 亜種2 銀 2500 1000 700 100 300 600 17 ジャバウォック 再生反撃 原種 銅 2400 800 300 500 300 400 虚10 眩10睡5恐7 ハードブロウウォークライ(潜在)ジャバー(限定) 亜種1 銀 2500 900 400 700 400 500 虚20 亜種2 銀 2600 1100 300 500 400 400 18 グリフィン 飛行後攻 原種 銅 2900 700 300 400 300 200 虚10 眩10睡5恐7 チャージ炎のベール(潜在)ソニックブーム(特殊)ホ-スベイン(限定) 亜種1 銀 3000 800 400 600 400 300 虚20 亜種2 銀 3000 1000 300 400 400 300 75 ランプエフト 飛行警戒 原種 銅 2500 600 400 500 400 400 虚10 眩10睡5恐7 サーチライトガイドスター(潜在) 亜種1 銀 2600 700 500 600 600 500 虚20 亜種2 銀 2800 800 400 500 500 400 86 ブーブリ 飛行後攻 原種 銅 2600 700 100 500 600 500 虚10 眩10睡5恐7 ミミッキング追い風(潜在) 亜種1 銀 2700 800 200 600 800 600 虚20 亜種2 銀 2900 900 100 500 700 500 115 イヅナ 先制耐石化 原種 銅 2400 700 500 200 500 700 虚10 眩10睡5恐7 風切りウィンドウォール(潜在) 亜種1 銀 2500 800 600 300 700 800 虚20 亜種2 銀 2600 1000 500 200 600 700 120 ノットリア 潜行耐毒 原種 銅 2800 500 600 400 300 400 虚10炎-10冷10 眩10睡5恐7 シ-ドボムアシッドパウダー(潜在) 亜種1 銀 2900 600 700 500 500 500 虚20炎-20冷20 亜種2 銀 3000 800 600 400 400 400 123 サラマンダー 養分潜行 原種 銅 2200 300 500 400 900 300 虚10炎-10冷10 眩10睡5恐7 バブルボムスローモー(潜在) 亜種1 銀 2300 400 600 500 1100 400 虚20炎-20冷20 亜種2 銀 2400 600 500 400 1000 300 130 ワイマヌ・マンネリンギ 虚心耐魅了 原種 銅 2500 700 400 500 700 200 虚10炎-10冷10 眩10睡5恐7 スレットコールアルケオウィンド(潜在) 亜種1 銀 2600 800 500 600 900 300 虚20炎-20冷20 亜種2 銀 2700 1000 400 500 800 200 144 アーヴァンク 潜行神眼 原種 銅 2600 900 100 500 500 400 虚10炎-10冷10 眩10睡5恐7 飛び出し引き込み(潜在) 亜種1 銀 2700 1000 200 700 600 500 虚20炎-20冷20 亜種2 銀 2800 1200 100 500 600 400 150 ラタトスク 先制残心 原種 銅 1400 100 700 200 1100 1500 虚10 眩10睡5恐7 たぶらかしラストワード(潜在) 亜種1 銀 1500 200 900 300 1200 1600 虚20 亜種2 銀 1700 300 700 200 1200 1500 魔獣/シルバー (亜種:ゴールド) No モンスター名 アビ 原/亜 レア HP 攻撃 魔力 防御 命中 敏捷 耐性 スキル 26 クン・アヌン 飛行残心 原種 銀 2400 700 800 300 400 600 虚20 眩10睡5恐7 ファイアランスクルセイド(潜在)バーニングレイジ(限定) 亜種1 金 2500 800 900 500 500 700 虚30 亜種2 金 2700 900 900 300 400 600 27 キャペルウェイト 先制反撃 原種 銀 2400 800 600 300 500 700 虚20炎20冷-20 眩10睡5恐7 フラッシュファイア炎の刻印(潜在)シャドウレイド(限定) 亜種1 金 2500 900 700 400 600 900 虚30炎30冷-30 亜種2 金 2600 1100 600 300 500 800 28 ナイトメア 幻影残心 原種 銀 2500 700 700 500 400 600 虚20 眩10睡5恐7 スリープクラウドミラージュレイン(潜在)挑発(限定) 亜種1 金 2600 800 900 600 500 700 虚30 亜種2 金 2700 1000 800 500 400 600 29 ワイバーン 飛行反撃 原種 銀 2600 1100 100 700 400 600 虚20 眩10睡5恐7 ベノムスティング光の刻印(潜在)スパイクテイル(限定) 亜種1 金 2700 1200 200 900 500 700 虚30 亜種2 金 2800 1400 100 800 400 600 30 ラベンダードラゴン 後攻反射 原種 銀 2500 700 600 1000 400 400 虚20 眩10睡5恐7 氷葬氷の楔(潜在)夢の終わり(限定) 亜種1 金 2600 800 800 1100 500 500 虚30 亜種2 金 2800 900 600 1100 400 400 31 ラプシヌプルクル 飛行再生 原種 銀 2400 900 800 500 500 600 虚20 眩10睡5恐7 火葬炎の楔(潜在)熱傷(限定) 亜種1 金 2500 1000 900 600 600 800 虚30 亜種2 金 2600 1200 900 500 500 600 65 ウルタールの猫 残心警戒 原種 銀 2400 700 700 500 600 700 虚20 眩10睡5恐7 フライト月光浴(潜在) 亜種1 金 2500 800 900 600 700 800 虚30 亜種2 金 2700 900 800 500 600 700 69 メリュジーヌ 術式反撃 原種 銀 2500 900 600 1000 400 300 虚20炎-20冷20 眩10睡5恐7 アイスブランドヴェンデッタ(潜在) 亜種1 金 2600 1000 700 1200 500 400 虚30炎-30冷30 亜種2 金 2700 1200 700 1000 400 300 87 キマイラ 先制後攻 原種 銀 3000 1000 400 800 500 200 虚20炎20冷-20 眩10睡5恐7 フレイムタンランパート(潜在) 亜種1 金 3100 1100 600 900 600 300 虚30炎30冷-30 亜種2 金 3200 1300 500 800 500 200 90 ハティ 先制警戒 原種 銀 3000 1000 200 700 600 500 虚20 眩10睡5恐7 アウターベインハウリングムーン(潜在)ダブルアタック(特殊) 亜種1 金 3100 1100 400 800 700 600 虚30 亜種2 金 3200 1300 300 700 600 500 94 アハ・イシュケ 再生潜行 原種 銀 2900 900 300 900 500 500 虚20炎-20冷20 眩10睡5恐7 水葬サルガッソー(潜在) 亜種1 金 3000 1000 400 1100 600 600 虚30炎-30冷30 亜種2 金 3100 1200 400 900 500 500 98 姑獲鳥 飛行術式 原種 銀 2700 100 1000 400 900 900 虚20炎20冷-20 眩10睡5恐7 燐火アフェクション(潜在) 亜種1 金 2800 200 1100 600 1000 1000 虚30炎30冷-30 亜種2 金 2900 400 1100 400 900 900 101 ペイルホース 反射幻影 原種 銀 2800 700 800 700 800 200 虚20炎20冷-20 眩10睡5恐7 合葬プレイグ(潜在) 亜種1 金 2900 800 900 900 900 300 虚30炎30冷-30 亜種2 金 3000 1000 900 700 800 200 107 ミルメコレオン 後攻耐魅了 原種 銀 3000 1400 100 700 200 600 虚20炎20冷-20 眩10睡5恐7 ブラックニードルシングルハート(潜在) 亜種1 金 3100 1500 200 900 300 700 虚30炎30冷-30 亜種2 金 3200 1700 200 700 200 600 112 ルー・ガルー 反撃耐睡眠 原種 銀 2800 1200 200 600 500 700 炎-20冷20虚20 眩10睡5恐7 ダブルスクラッチスローターアワー(潜在) 亜種1 金 2900 1300 300 800 600 800 炎-30冷30虚30 亜種2 金 3000 1500 300 600 500 700 113 仙狸 技法虚心 原種 銀 2500 700 1000 400 600 800 虚20 眩10睡5恐7 六花ナインライヴズ(潜在) 亜種1 金 2600 800 1100 600 700 900 虚30 亜種2 金 2700 1000 1100 400 600 800 114 グランガッチ 後攻潜行 原種 銀 3100 1000 100 1100 400 300 炎20冷-20虚20 眩10睡5恐7 アンダートウ日光浴(潜在) 亜種1 金 3200 1100 200 1300 500 400 炎30冷-30虚30 亜種2 金 3300 1300 200 1100 400 300 121 アギゾコニア 反撃耐魅了 原種 銀 3000 900 200 1000 800 100 虚20炎-20冷20 眩10睡5恐7 ヴァインタングル光合成(潜在) 亜種1 金 3100 1000 400 1100 900 200 虚30炎-30冷30 亜種2 金 3200 1200 300 1000 800 100 132 エキドナ 虚心耐石化 原種 銀 2500 600 1000 800 700 400 炎20冷-20虚20 眩10睡5恐7 アイスコメットアイスフォールライフフォース(潜在) 亜種1 金 2600 700 1200 900 800 500 炎30冷-30虚30 亜種2 金 2700 900 1100 800 700 400 137 野狐 幻影神眼 原種 銀 2600 700 800 500 1000 400 炎20冷-20虚20 眩10睡5恐7 ファイアコメットトランスデュース(潜在) 亜種1 金 2700 800 1000 600 1100 500 炎30冷-30虚30 亜種2 金 2800 1000 900 500 1000 400 153 ブリクセン 飛行耐魅了 原種 銀 2500 700 700 700 700 700 虚20炎-20冷20 眩10睡5恐7 フライトセクションナイトビフォークリスマス(潜在) 亜種1 金 2600 800 900 800 800 800 虚30炎-30冷30 亜種2 金 2700 1000 800 700 700 700 158 タラスク 後攻連携 原種 銀 2800 1000 100 900 400 800 炎20冷-20虚20 眩10睡5恐7 炎塊トライアンフ(潜在) 亜種1 金 2900 1100 200 1100 500 900 炎30冷-30虚30 亜種2 金 2700 800 100 600 400 1400 166 メッツェンガー 幻影連携 原種 銀 2700 800 100 600 400 1400 炎20冷-20虚20 眩10睡5恐7 ホワイトフレイム駿馬のいななき(潜在) 亜種1 金 2800 900 200 800 500 1500 炎30冷-30虚30 亜種2 金 2900 1100 200 600 400 1400 魔獣/ゴールド (亜種:プラチナ) No モンスター名 アビ 原/亜 レア HP 攻撃 魔力 防御 命中 敏捷 耐性 スキル 45 パズズ 飛行技法 原種 金 2700 1300 300 800 600 700 虚30 眩10睡5恐7 デルタスラッシュドラゴニックロア(潜在)ローカストスウォーム(限定) 亜種1 白金 2800 1400 400 1000 700 800 虚40 亜種2 白金 2900 1600 300 800 700 700 46 シムルグ 飛行先制 原種 金 2700 1000 500 1300 500 500 虚30 眩10睡5恐7 バードサンクチュアリアウターキラー(潜在)シードハウザー(限定) 亜種1 白金 2800 1100 600 1400 700 600 虚40 亜種2 白金 3000 1200 500 1400 500 500 47 ペリュトン 飛行反射 原種 金 2600 1000 1000 800 500 700 虚30 眩10睡5恐7 滅びの翼ステイシス(潜在)シャドウスティール(限定) 亜種1 白金 2700 1100 1200 900 600 800 虚40 亜種2 白金 2800 1300 1100 800 500 700 48 ハイドラ 後攻再生 原種 金 3300 1200 200 1200 400 400 虚30 眩10睡5恐7 ラーヴァフロウクァドラストライク(潜在) 亜種1 白金 3400 1300 300 1400 500 500 虚40 亜種2 白金 3600 1400 200 1300 400 400 49 ブラスドラゴン 技法反撃 原種 金 3100 1500 200 1000 500 500 虚30炎30冷-30 眩10睡5恐7 ファイアブレスフレア(潜在)ドラゴンスケイル(限定) 亜種1 白金 3200 1600 300 1200 600 600 虚40炎40冷-40 亜種2 白金 3300 1800 200 1100 500 500 50 シルバードラゴン 飛行反撃 原種 金 3100 1000 1000 700 600 500 虚30炎-30冷30 眩10睡5恐7 アイスブレスアブソリュートゼロ(潜在)ブリザード(限定) 亜種1 白金 3200 1100 1200 800 700 600 虚40炎-40冷40 亜種2 白金 3300 1300 1100 700 600 500 71 ア・ドライグ・ゴッホ 後攻反撃 原種 金 3000 1300 400 1100 600 600 虚30炎30冷-30 眩10睡5恐7 ブレイズパーガトリウム(潜在) 亜種1 白金 3100 1400 600 1200 700 700 虚40炎40冷-40 亜種2 白金 96 ティアマト 反撃潜行 原種 金 3600 1200 700 1000 400 300 虚30炎-30冷30 眩10睡5恐7 プライマルシーネクロラトリー(潜在) 亜種1 白金 3700 1300 900 1100 500 400 虚40炎-40冷40 亜種2 白金 3800 1500 700 1100 400 300 110 バステト 君主耐毒 原種 金 2900 900 1200 600 800 800 虚30炎30冷-30 眩10睡5恐7 ウジャトの瞳マウ・バスト(潜在) 亜種1 白金 3000 1000 1300 800 900 900 虚40炎40冷-40 亜種2 白金 3100 1200 600 800 800 300 118 ヴィゾフニル 耐石化耐魅了 原種 金 3200 1200 900 500 700 700 虚30炎-30冷30 眩10睡5恐7 ヘイロー闇の理(潜在) 亜種1 白金 3300 1300 1000 700 800 800 虚40炎-40冷40 亜種2 白金 3400 1500 1000 500 700 700 122 バロメッツ 再生君主 原種 金 3400 800 800 1000 900 300 虚30炎-30冷30 眩10睡5恐7 スノウクレイドルゴールデンフリース(潜在) 亜種1 白金 3500 900 900 1100 1100 400 虚40炎-40冷40 亜種2 白金 3600 1100 900 1000 900 300 127 イルルヤンカシュ 反射潜行 原種 金 3500 700 1100 800 700 400 虚30炎-30冷30 眩10睡5恐7 蒼穹の光輪タイダルフロウ(潜在) 亜種1 白金 3600 800 1200 1000 800 500 虚40炎-40冷40 亜種2 白金 3700 1000 1200 800 700 400 139 ムシュフシュ 神眼耐毒 原種 金 3500 1000 500 800 1000 400 虚30炎30冷-30 眩10睡5恐7 トキシックブレスフォーサイト(潜在) 亜種1 白金 3600 1100 600 900 1200 500 虚40炎40冷-40 亜種2 白金 3700 1300 600 800 1000 400 148 ニーズヘッグ 反撃君主 原種 金 3500 1500 100 800 800 500 虚30炎30冷-30 眩10睡5恐7 バードザッパーラグナロク(潜在) 亜種1 白金 3600 1600 200 900 1000 600 虚40炎40冷-40 亜種2 白金 3700 1800 200 800 800 500 149 フレスベルグ 飛行君主 原種 金 3500 1100 900 300 800 600 虚30炎-30冷30 眩10睡5恐7 ドラゴンスレイヤーフィンブルの冬(潜在) 亜種1 白金 3600 1200 1000 400 1000 700 虚40炎-40冷40 亜種2 白金 3700 1400 1000 300 800 600 161 麒麟 幻影君主連携 原種 金 3100 1200 1200 900 500 400 虚30炎30冷-30 眩10睡5恐7 麟の足炎の理(潜在) 亜種1 白金 3200 1300 1300 1000 700 500 虚40炎40冷-40 亜種2 白金 3300 1500 1300 900 500 400 169 ケルベロス 残心君主 原種 金 3300 1500 100 1100 700 500 虚30炎30冷-30 眩10睡5恐7 トリプルバイトプロテクトゲヘナ(潜在) 亜種1 白金 3400 1600 200 1200 900 600 虚40炎40冷-40 亜種2 白金 3500 1800 200 1100 700 500 魔獣/プラチナ No モンスター名 アビ 原/亜 レア HP 攻撃 魔力 防御 命中 敏捷 耐性 スキル 59 ベヒーモス 技法残心 原種 白金 3500 1300 300 700 700 700 虚40 眩10睡5恐7 デストラクショングランドスラム(潜在) 亜種1 白金 亜種2 白金 特殊 銅 虚10
https://w.atwiki.jp/warawaseya/
2004/9/27 いやいや、どうなるかと思ったけど、なんとか出来上がりました。 思い立てば初めてHPを作った時からもう五ヶ月は過ぎたんですよね。 長かった・・・本当に長かった。 当時、私にはパソコンの知識というものが全く無く、 出来るのはゲームとインターネットだけでした。 私、機械には弱いのですが、パソコンは別です。 で、全く持ってやりかたがわからない僕。 文化会館のパソコンを一度使用不能まで追い込んだ事もしばしば。 しかもHP作成ソフトが無いと作れない・・・なんて勝手な思い込みをしていた私も、 メールアドレスだけで簡単にHPが作れる事を知ったら狂喜してたもんですから。 しかし家族供用のパソコン・・・HPを作ってるのがバレたらどんな事か。 恐ろしくて中々作り出せませんでした。 が、バカな管理人はふんぎりが付いたらしく、 HPを作る事に決定。で、即効作成。文明の利器の勝利である。 しかし、HTMLやらタグやらアップロードやら何やらかんやら、 管理人の頭はパンクしてました。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/649.html
3人の少年が、水の無くなった乾いた田んぼで遊んでいた。 年齢は3人とも8歳、まだあどけなさが残る顔立ちをしている。 彼らは里の寺子屋での学習を終え、家に帰る途中であった。 「何かして遊ぼう」 「何する?」 寺子屋での勉強の後は、気の合う友達同士で道草をして遊びながら帰るのが日課だった。 さきほどから田んぼの真ん中で鬼ごっこをしていたが、それも飽きた頃だ。 「何か面白いことないかな?」 少年の1人が辺りを見渡す。 トンボでもいれば引きちぎって遊ぶというのに、あいにく何も空に飛んではいなかった。 では爆竹を詰め込むカエルはいないかな、少年が地面に目を移すと、田んぼの先にある森の入り口で動くものを発見した。 ゆっくりだ。 少年はすぐにその正体を見破った。 「タケちゃん!シンちゃん!あそこあそこ!ゆっくりがいる!」 タケちゃんと呼ばれた少年と、シンちゃんと呼ばれた少年は、指差す先を見た。 「おお!コウちゃんよく見つけたね!あれで遊ぼう!」 3人は遊ぶ対象を確認すると、暗黙の了解なのか、合図もせずにしのび足で森へと近づいていく。 森に近づいていくと、だんだんとゆっくりの姿が鮮明になっていく。 2匹のゆっくりがいる。 ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙、つがいのスタンダードな組み合わせだ。 3人は目でその事実を互いに確認すると、フォーメーションを展開した。 1人は大きく迂回しゆっくりの背後に回り、1人は正面からいつでも飛び込めるよう身を隠し、1人は逃げ道となりそうな場所をおさえた。 背後から近寄っていた、先ほどタケちゃんと呼ばれていた少年は、2匹の後頭部のすぐ手前までやってきた。 (こんな近くにいるのに気が付かないなんてバカなやつらだなあ・・・) 思わず笑ってしまいそうになるのをぐっとこらえた。 ふと後頭部を見ると、ゆっくり霊夢の頭から茎が生えていた。 子供持ちのゆっくりは、まず逃げられない。 茎が折れて子供がダメになってしまうことを極端に恐れるためだ。 (コウちゃん、こいつらは余裕だよ・・!) タケは正面待機のコウに向かって手招きをした。 これは「いける」という合図だ。 それを見たコウは、ゆっくりと正面から2匹に近づいた。 「2匹とも、ゆっくりしてる?」 ゆっくり2匹の注意が正面のコウに向く。 その一瞬を見逃さず、タケは勢いよく前方に飛び込み、ゆっくり魔理沙を押さえつけた。 「ゆぐっ!?!?」 「ゆっ!?ま、まりさっ!?」 ゆっくり霊夢がパートナーの異変に気が付くが、既にゆっくり魔理沙はタケの腕にがっちりと抱え込まれていた。 「お前も捕まるんだよっ!」 コウがゆっくり霊夢を捕まえようと駆け寄るが、途中で速度を緩める。 「なんだ、子持ちか。タケちゃんがそっち捕まえとけば逃げないね」 子持ちゆっくりは、パートナーがいないとエサを確保できない。 そのため、パートナーを確保されると母体を努めるゆっくりは逃げられないのである。 それに逃げるといっても茎を折らないようにゆっくり逃げるのだ、その速度はたかが知れている。 「おーい、シンちゃーん!もう捕まえたよー!!」 2人が声を上げると、生い茂る草の中からシンが現れた。 「なーんだ、子持ちだったのか。逃げ道封鎖は必要なかったね」 抱え込まれながらも暴れるゆっくり魔理沙と、困惑するゆっくり霊夢を見て落胆の声をシンは上げた。 「必死で逃げるのをトッ捕まえるのが楽しいのに」 わきわきと指を動かすシン。 「まあまあ、今日はコイツでカンシャクしようよ」 「今日は負けねーぞ!コウ!」 「俺だって、今日は負けないかんね」 頭の上で交わされる会話を理解できないのか、ゆっくり魔理沙とゆっくり霊夢は表情を曇らせた。 3人は2匹のゆっくりを森の入り口から連れ出し、農道の土の上に降ろした。 「ゆっ!離してくれてありがとう!!まりさたちはゆっくりかえるね!」 「れいむも帰るよ!ゆっくりさようなら!!」 2匹がそそくさと帰ろうとするので、タケはイタズラに使う道具袋から縄を取り出した。 その行動を見ていたシンがまりさを摘み上げる。 「ゆっ?まりさ達はおウチに帰るんだからゆっくり離してね!」 そんな訴えも無視し、シンはまりさを逆さまにしてタケに突き出す。 タケはまりさの低部をつまみ、思い切り引っ張った。 まりさの表情を壊しながら皮が伸びる。 「ゆっぎゅううう!!!いだいよおおおおお!!!」 気にすることなく、タケは伸びている底部を包むように縄を何重にも巻き、蝶結びをする。 まりさの底部だった部分は、全て縄に巻き込まれた。 これは少年達が近所のお兄さんに教えてもらった、ゆっくりの体を傷つけずに動きを封じる方法だ。 通常、ゆっくりの動きを封じるには箱に入れたり、底部をアルコールランプで炙るなどの方法が取られる。 しかし、箱はかさばって持ち運びに不便であり、火で炙る方法は確実であるが治すとなると時間がかかる。 その点、底部縄縛り法は縄一本でできる上に後遺症も少ない。 シンが縄縛りの完成を確認すると、まりさを乱雑に投げ落とした。 「ゆぎゅっ!!」 まりさが顔から地面に落ち、妙な声を上げる。 「ゆっ!まりさをイジめないでね!!!おにいさん達はゆっくりできない人だよ!!」 れいむが少し離れた位置から抗議する。 離れてはいるものの、逃げる気配はない。 パートナーを置いて逃げることはないのだ。 「ゆっぐぅ!!もうおウチ帰る!!!」 そのパートナーが体を起こし、跳ねようとした。 「ゆっ!?」 ころん、と転がるまりさ。 底部が縛られているため、飛び跳ねることはおろかバランスを保つことすら難しいのだ。 起き上がり、跳ねようとして倒れる。 そんなことを繰り返す姿は、まるで達磨のように見えた。 「どうぢで飛べない゙の゙お゙ぉぉぉぉお゙お゙お゙!!!?!?」 縄は伸びた底部が戻ったときに巻き込まれ皮に食い込んでいるので、多少の動きではズレることすらない。 「うるさい!」 タケが地面の砂を握ると、まりさの口にねじ込み無理矢理咀嚼させた。 「ふん゙も゙っふぉお゙お゙おおおお!!!!」 吐き出そうとするのを押さえつけ、砂を次々に口内へと流し込む。 これで少しは静かになるだろう。 まりさの動きを封じたことを確認すると、コウがれいむを捕獲し、まりさの隣に置いた。 「まりさを離してあげてね!!いまなら許してあげるよ!!!」 空気を含み、自身の体を大きくして威嚇するれいむ。 しかし、れいむの言うことなど気にもとめない3人は茎に実った赤ちゃんゆっくりを数え始めた。 いつ生れ落ちてもおかしくないプチトマトサイズが11匹。 れいむ種が5匹、まりさ種が6匹だ。 「よし、カンシャク勝負だな!」 シンが茎に実った赤れいむを指でこすり始める。 目を閉じたまま、赤れいむはきゃっきゃと笑い始めた。 「ゆ!れいむの赤ちゃんは可愛いでしょう!ゆっくり触らせてあげるからまりさを放してね!!」 指をさらにこする。 すると、赤れいむが地面に落ちた。 「ゆっ!?れいむの赤ちゃんが生まれたよ!!まりさ!!見て!すごくゆっくりした赤ちゃんだよ!!」 「ゆゅううう!!!足が痛いけど、すごく嬉しいよ!!!」 シンは、次の赤れいむを指でこする。 それもまたすぐに地面に落ち、シンはさらにもう1匹の赤れいむを落とした。 「ほい、人数分」 生れ落ちた赤れいむは3匹。ちょうど1人1匹に割り当てられる。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 2匹の親ゆっくりは、生れ落ちた赤れいむ達に必死に声を掛けている。 生れ落ちたものの、3匹はまだ第一声をあげていない。 その3匹を、3人の少年は1匹ずつ手に取った。 「ゆ?いま赤ちゃんが起きるところだよ!ゆっくりやめてね!!はやく返してね!!!」 手のひらの上には、目を開きつつある新しい命があった。 それを軽く握り、少年達は固い地面の上に移動する。 「じゃあいくぞ!カンシャク勝負!」 タカが声を上げ、3人は勢いよく腕を振り下ろした。 手から放たれたのは、まだ第一声もあげていない赤れいむ。 高速で投げ出された赤れいむは、踏み固められた土に叩きつけられ「パチっ!」と小気味の良い音を立てて破裂した。 放射状に飛び散った餡子が、甘い香りを漂わせる。 カンシャク玉とメンコからヒントを得て少年達が作った遊びだ。 「ゆっ・・・・!!?どうしたの!!?何の音!?」 位置関係で少年たちの行動が見えなかった親まりさが心配そうな声を上げている。 逆に、全てを見せ付けられた親れいむは一瞬、声も出ずに口をぱくぱくさせていたが、すぐに大声を上げた。 「ゆ゙あ゙あ゙あぁぁ゙ぁあ゙っ!!!!れ゙い゙む゙のあがぢゃんがあああああああ!!!!!!」 涙をこぼし、大声で泣く親れいむをよそに、少年達は筆箱から竹のモノサシを取り出し、飛び散った餡子の大きさを測っていた。 「よっしゃ!!俺は直径15cmだぞ!そっちはどうだ!?」 「ああっ!負けたあー!!俺は12cm!ちょっと勢いが足りなかった」 「今日は俺の勝ちだな!!20㎝はあるぞ!!」 シンが勝ち誇り、放射状に飛び散った餡子を指差す。 「でけー!!」 「しかもすげー円に近いな!いい形してる!」 我が子の飛び散った跡を見て喜ぶ少年達に、親れいむは憤りを隠せない。 「おにいさんはゆっくりできない人だよ!!ゆっくり死ね!!!!」 この状況で敵を煽るあたり、危機感の欠片もない生き物だ。 「なあなあ、この茎に付いてるゆっくりって目が開いてないじゃん?これ無理矢理開いたらどうなるのかな」 「おもしれー!ちょっとまぶたを切り落としてみよう」 コウが鉛筆削りに使うナイフを取り出し、茎に実る赤ゆっくりに接近する。 親れいむが逃げようとするが、タケに後頭部を踏まれて動けなくなった。 「ピッチリと閉じてるなあ。小さいし、失敗するかも」 「失敗したら違うのでやればいいよ。いっぱいいるし、ちょっとくらい失敗しても大丈夫」 「聞いたか饅頭。動いたらその分、子供がグチャボロになるからな」 「どぼじでぞんなごどずるのぉぉぉぉお!?!?!?」 「れいぶのあがぢゃんをいぢめないでえええええ!!!やめでええええ!!!」 2匹の叫びもなんのその、少年たちの好奇心は止まらない。 コウの握るナイフの先端が、赤れいむの瞼に近づく。 「切るよ!」 ナイフが瞼に触れた瞬間、赤れいむは痛みを感じたのか大きく揺れ動く。 「ああっ!!」 反動で戻ってきた赤れいむに、深々とナイフが突き刺さった。 「ぴっきぃぃぃぃぃっ!?!?!?」 甲高く、鼓膜を突き破るような赤れいむの鳴き声が辺りに響く。 あわててコウがナイフを抜くが、小さな赤れいむはそのまま動かなくなった。 「れいむ゙のあがぢゃんがあ゙あああああ゙ああ゙ぁぁっ!!!!」 「ばりざのあがぢゃんがああああっ!!!!」 茎でゆっくりと誕生を待っていた赤れいむは、そのまま永遠にゆっくりしてしまった。 額に大きな穴が開いた赤ゆっくりを、コウは思い切り握り潰す。 茎に餡子にまみれた紅白のリボンだけが残った。 「失敗、失敗。ちゃんと手で押さえないと動いちゃうな」 「次はちゃんと切れよ~」 「コウちゃん、ヘッタクソだなあ~」 頭部の茎を見上げ、ぼろぼろと涙をこぼす親れいむ。 なんとか少年達に攻撃をしようと必死に体を起こそうとする親まりさ。 そんなことなどお構い無しに、コウの左手が赤れいむを掴んだ。 茎に実ったれいむ種はこれが最後の1匹になる。 「ゆっ!!れいむと同じ姿の赤ちゃんはもうその子だけだから、ゆっくりやめてね!!」 「お願いだからやめてね!赤ちゃんとゆっくりさせて!!!」 掴まれたことに違和感を覚えたのか、赤れいむが目を閉じたまま表情に疑問符をつけた。 コウは左指に赤れいむの動こうとする力を感じたため、掴む力を強くして動かないようにする。 「上の部分を切り落とせばいいんだよねー」 右手に持ったナイフが、赤れいむの左目の瞼の上部を滑る。 抵抗の感じない切れ味、しかしそれは確実に皮を切断していた。 「ん?切れたと思ったんだけど・・・?」 赤れいむの瞼に変化はない。 コウがナイフの先端を瞳の膨らみを感じる部分に引っ掛け、下に滑らす。 「おっ!取れた!」 水分で密着していたようだ。 小さな瞼がコウの手に移る。 「ほらこれこれ、上手いこと切れたろ!」 1辺が3mmほどの瞼がそこにあった。 「すげー!」 「上手いこと取れるもんだなあ」 しかし、むき出しになった赤れいむの左目に生気は感じられない。 まるで目を開けて眠っているようだ。 コウは同じ要領で、右目の瞼を切り落とした。 「んー?全然動かないな」 「やっぱ茎から取れないと喋らないのかな?」 「ついでに茎から取っちゃえば?」 親れいむは、悪魔が頭上にいるような錯覚を起こした。 泣いても、叫んでも、懇願しても、この3体の悪魔は耳も貸してくれない。 待ち望んだ子供達、一緒にゆっくりするはずだった赤ちゃんは、すでに4匹も殺されてしまった。 泣いてもどうにもならない。 しかし親れいむは溢れる涙をこらえることができなかった。 「指擦りして茎から外すか」 シンの人差し指が瞼の無い赤れいむに触れようとした瞬間、それは起こった。 「・・・っくち!・・ゆっくちちていってねっ!!!」 さっきまで生気のなかった赤れいむの目に輝きが生まれ、声を上げたのだ。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 それと同時に2匹の親ゆっくりは茎の上の赤れいむに最初の声を掛ける。 待ち望んだ第一声をようやく聞くことができたのだ。 親まりさは憤怒の表情から一転し、笑顔になった。 「おおっ!!生れ落ちる前に喋ったよ!」 「すげー!!」 「いつものお兄さんに後で教えたら喜ぶかなー」 茎に実りながら喋る赤れいむに感動を覚える少年達。 「じゃあ、もうコイツは落とすからね」 シンは人差し指を赤れいむに押し当て、こすり始めた。 頬から始まり後頭部、そして頭頂部を刺激する。 「ゆっ♪ ゆっ♪ くちゅぐったいよっ♪ ゆっくちぃ~♪」 赤れいむが嬉しそうにはしゃぎ、それを見た親ゆっくりも今までのことを忘れたかのように優しい顔になる。 「ゆーん!すごくゆっくりした赤ちゃんだね!」 「お母さん達と一緒にいつまでもゆっくりしようね!!」 「ゆ!ゆっくち!おかあさんとゆっくち!」 シンが赤れいむをこする速度をあげる。 次の瞬間、成体ゆっくりの「すっきりー!!!」にも似た表情を見せて赤れいむは地面に落ちた。 「ゆっ!もう少ちゆっくちしたかったのに!」 不満気に少年達を見上げる赤れいむではあったが、親れいむの頬擦りを受けるとすぐにご機嫌になった。 「ゆふ~ん!すりすりだよ!お母さんとずっとゆっくりしようねっ!!」 れいむ種唯一の生き残りということもあるだろう、親れいむは心の底から誕生を祝っているようだ。 「まっ、まりさも赤ちゃんとすりすりしたいよっ!!!かわいい赤ちゃん、すりすりしようね!!」 達磨状態の親まりさが赤れいむを呼んでいる。 それに答えるように赤れいむは跳ね寄り、頬擦りを始めた。 親れいむは少し残念そうな顔をしたが、最愛のパートナーと赤れいむの頬擦りを見るとすぐに笑顔を戻す。 「ゆっ・・!?」 しかし幸せな時間は長く続かない。 何かに異変を感じたのか、赤れいむが震えだした。 「ゆっ!?どうしたの!?ゆっくりしてね!!」 「ゆっくりしようね!震えてたらゆっくりできないよ!!」 少年達はすぐに赤れいむが苦しむ原因が分かったが、親ゆっくりは気が付いていなかった。 「ゆ!おめめがいちゃいの!!ゆっくちできないよっ!」 赤れいむの目には瞼がない。 瞬きもできない赤れいむの目は、ゆっくりと乾燥しつつあった。 「いちゃいっ!!おめめがいちゃいよっ!!おかあさんゆっくちさせて!!!」 乾燥から守るため、赤れいむの目には涙が溢れた。 「ゆっ!ゆっくり目を閉じてね!!そうすればゆっくりできるよ!!!」 餡子脳からは切り落とした瞼のことなど一時の幸福で吹き飛んでしまったようだ。 「ゆうっ!とじてるのにっ!!!とじてるのにおかあさんがみえるよぉっ!!!」 なんとか瞼を閉じようとする赤れいむだが、無いもので蓋はできない。 眉間にシワを寄せて必死になる顔が、先ほどまで笑顔であったとは信じがたい。 「おい、目が痛いなら舐めてあげろよ。親なんだろ」 「そうだぞ。痛い所は舐めてあげな。痛みが引くぞ」 「ゆっ・・・!」 憎たらしい人間の言うことをそのまま受け入れるのは癪であったが、ケガをしたときに傷口を舐めるのはゆっくり達の間では常識だ。 親まりさは舌で赤れいむの目を舐めた。 「ゆっきゅぁあああっ!!!いちゃいよっ!!いちゃいいいいぃぃぃ!!!」 「ゆっ!我慢してね!!すぐ痛くなくなるからね!」 親まりさは懸命に赤れいむの目を舌で舐める。 最愛の我が子の痛みを和らげてあげたい、そんな思いから舌に力が入る。 「ゆぎぎぎいいい!!!!めが!めがあああああ!!!!」 一向によくならないことに親まりさは疑問を感じ、舌を止めた。 それに自分と赤れいむを見て笑っている少年達が不思議だったのだ。 親まりさは赤れいむの目を見た。 「ゆっ!?」 赤れいむの目はところどころ餡子が漏れ始め、傷だらけになっていた。 「どうじでえええ!?!?!?ぢゃんど舐めだどに゙ぃぃぃいいいいい!!!?!!?」 分からなかった。 どんなケガをしても大抵舐めれば応急処置になった。 舐めて傷口が悪化することなど、自分の生きてきた中で一度もなかった。 親まりさの頭が混乱する。 「ゆっ!?なにもみえないよ!!まっくらだよ!おかあさん!ゆっくちできないよお!!」 目の前で泣き叫ぶ赤れいむの目は、光を失っていた。 「どうじでえええ!?!どうじでれいぶのあがぢゃんがあああ!?!??」 赤れいむが失明したことだけは理解できたのだろう、親れいむが泣き叫んだ。 それを見て笑っていたシンが親れいむに話しかけた。 「おい、れいむ。あのまりさにちょっと舐めてもらってみたらどうだ?あいつのベロが悪いのかもよ?」 何がなんだか分からないまま、親れいむは親まりさの所に運ばれた。 「まりさ、ちょっとれいむを舐めてね!」 「ゆ!?まりさは普通に舐めただけだよ!」 ぺろん、と優しく親まりさは親れいむの頬を舐めた。 「ゆぎゅっ!痛いよ!まりさのベロが痛いよ!」 「ゆ!?そんなことないよっ!」 親まりさが否定するが、舐め終わった親れいむの頬には擦り傷ができていた。 「まりざ!ちょっとベロを見せてね!!」 垂れた親まりさの舌を凝視する親れいむ。 そして、なぜ親まりさの舌が痛かったのか、その原因を突き止めた。 「まりさのベロに砂がいっぱい付いてるよ!!こんなベロで舐められたら痛くてゆっくりできないよ!!」 そう、さきほど底部を縛られた後に無理矢理食べさせられた砂。 あれが舌に残っており、それがヤスリのような役目をしてしまったのだ。 繊細な目をヤスリ舌で舐めまわして失明するのは、当然の結果だった。 「ばり゙ざがぞんな汚いベロで舐めるがらあ゙かぢゃんの目が見えなぐなっだんだよ゙ぉぉ゙!!!!」 攻める親れいむの言葉から、状況を察したのだろう、赤れいむも声を荒げる。 「おがあざんのせいでれいむはなにもみえないよっ!!!ゆっくちできない!!おかあさんはゆっくちちね!!」 2匹の容赦ない罵倒に、親まりさはごめんごめんとつぶやくだけで反論することはなかった。 「よし、じゃあ残りのを全部落とすか」 抵抗しない親まりさに飽きたのか、タケが親れいむの茎に実った赤まりさに指擦りを始めた。 親まりさを攻めることに忙しい親れいむは気が付かない。 親の醜い争いを真下にしながら、赤まりさは擦られることにニコニコと笑みをこぼす。 次々に赤まりさが茎から外れるが、地面に落ちる前に回収していたため親れいむは気が付かなかった。 「ほい、6匹誕生~」 茎に実った赤ゆっくりは、全て無くなった。 タケの掌には、目を開けようとしつつある赤まりさが6匹。 それを親ゆっくりに見えない位置に隠して2匹に話しかける。 「おい、お前らの巣はどこにあるんだ?」 タケのほうを振り向く2匹は、まるでオネショがバレそうになった幼児のような表情を見せた。 その隙に盲目となった赤れいむをコウが回収したのだが、2匹はそんなことに気が付く余裕もない。 「ゆゆっ!まままままっまままっままりさたちのおウチはなななななななな無いよっ!!?!?!?」 「れ、れいむ達はたまたまたまたまたまたまあそこでゆっくりしてただけだよっ!!!」 「あそこらへんに巣があるってよ」 頭に茎を生やしたゆっくりが、外に出ることなどあまりないことだ。 赤ちゃんに日光浴をさせることが稀にあるくらいで、ほとんどは外敵の危険の少ない巣で妊娠中は生活する。 その日光浴でさえ巣のすぐ近くで行い、遠出はしないものなのだ。 少年達がゆっくりを見つけた時、この2匹は野外でゆっくりしていた。 「せっかくだからどんな巣か見てみたいな」 あの付近に巣があることは、明白であった。 「じゃあ、僕がこの2匹を見張ってるから、ちょっと探してきてよ」 そう言ったのはシンだった。 夫婦喧嘩の果てに、愛想を着かして親れいむだけが逃げ出すことを心配しての判断だ。 「んじゃちょっと探してくる」 「シンちゃん頼んだよー」 コウとタケが、こっそり持ち出した1匹の盲目れいむと6匹の赤まりさをつれて、森の入り口へと歩いていった。 「そっぢには何もないよっ!!!バカなお兄さん達はごっぢにもどってぎでね!!!」 「バガだね!!!なにもないよっ!!!」 2匹が必死で気をそらそうとしているが、コウとタケは森の入り口へと向かってしまった。 「これだね」 2匹を見つけた場所。 そのすぐ近くに草でカモフラージュした巣穴があった。 「案外大きいね。僕でも入れたりして」 巣穴の直径はマンホールほど。 斜めに掘り進んでいるようで、中は暗くて見えなかった。 「ちょっと奥に入ってみるから」 8歳の少年、コウはその小柄さを生かし、頭から巣穴に突っ込んだ。 巣穴の奥に入った手を無造作に動かす。 「お、なんかある」 手の先に触れたのは、固いもの。 それを掴み引っ張り出そうとすると、何かが手にぶつかってきた。 柔らかい感触。 「あ、ちっちゃいゆっくりに体当たりされたかも」 「バカな奴らだな」 巣穴から出てきたのは壺だった。 どこからか盗んできたのだろう、コウの頭より一回り大きい壺だ。 中には虫の死骸や、草など、ゆっくりの保存食と思われるものが大量に入っていた。 壺を取り出す最中、ずっと体当たりをしていたゆっくりは見当たらない。 奥に隠れているのだろう。 「まだ子供がいたんだな。当たった感触だとこれくらいかな」 コウがタケに見えるように手で丸を作った。 大きさはソフトボールくらい、子ゆっくりサイズだ。 「ゆっくりしていってね!!!」 コウが巣穴に向かって大声で叫ぶ。 『ゆっくりしていってね!!!』 巣穴からヤマビコのように声が返ってきた。 敵に声を返すとは、愚かな生き物だ。 「美味しいお菓子があるよ!ゆっくり出てきてね!!」 タケの誘い文句も慣れたものだ。 お菓子と、ゆっくり、この言葉があれば警戒心の強い親はともかく、子ゆっくりはホイホイと出てくる。 この巣穴にいた子ゆっくりも同じで、すぐに巣穴から顔を出した。 「ゆゆっ!?おいしいおかしをちょうだいね!!」 「はやくおかしをだしてね!!」 「ここはれいむたちのおうちだよ!!おきゃくさんはおかしをよういしてね!!!」 現れたのは予想通りソフトボールほどの大きさのゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙。 数はゆっくり霊夢が4匹、ゆっくり魔理沙が3匹だ。 最後に出てきたゆっくり魔理沙は、少年達を警戒しているようだ。 しかし所詮は餡子脳。 甘いものを出せばイチコロである。 「あっちでみんなのお母さんとお菓子を食べてるんだよ」 「だからゆっくりついてきてね。お菓子はいっぱいあるからゆっくりできるよ!!」 「ゆっ!おかあさんもゆっくりしてるんだね!!すぐにいくよ!!」 コウがバカ7匹を引きつれて親の元へと戻った。 一人残ったタケは、巣穴に壺の中身をぶちまけ、入り口に石をみっちりと詰め込んだ。 コウが7匹の子ゆっくりをつれて戻ると、2匹の親ゆっくりが絶望した顔でお出迎えしてくれた。 「ゆゆっ!!どうして出てきちゃったの!!?」 「外に出たらダメって言ったよね!?なんで約束を破るの!?」 親ゆっくりが子ゆっくりを叱るが、子ゆっくりは悪気も無い様子で反論した。 「ゆ!おかあさんたちだけでおかしをたべるなんてずるいよ!!」 「まりさもおかしたべてゆっくりするよ!!」 「ひとりじめはやめてね!!」 その言葉で、どうやって子ゆっくりを誘拐してきたのか理解したようだ。 コウは隠し持っていた盲目れいむのリボンを外し、7匹の子ゆっくりの前に置いた。 「ゆっ!れいむのあかちゃぶぴっ!!!???」 余計なことを言おうとする親れいむの口をコウが押さえつける。 それを見たシンは、親まりさの口を押さえつけた。 「ゆゆっ?おにいさん、おかあさんをいじめないでね!!」 「この親はみんなのお菓子を食べようとするから押さえつけてあげたんだよ!」 「そうだよ、みんなはそのお菓子をゆっくり食べてね!」 コウとシンは片手で盲目れいむを示した。 その言葉に顔を青くする親ゆっくり。 子ゆっくりが、自分の妹を食べてしまう。 なんとかそれを阻止しようと暴れるが、人間の力には叶わなかった。 しかも、暴れる姿は子ゆっくり達にとってはお菓子を食べようとしている強欲親に映るだけだった。 「ゆ!そんなにおかしをひとりじめしたいんだね!!」 「ひどいよ!!」 「おかあさんはなんでゆっくりさせてくれないの!?」 心無い言葉を親ゆっくりに浴びせかける子ゆっくり。 そして親の思いも露知らず、盲目れいむに噛み付き始めた。 「ゆっぎいぃぃぃ!!!!いちゃいよっ!!!みえないよ!!こわいよっ!!たべられてるよっ!!!」 ソフトボールサイズの子ゆっくりにとって、プチトマトサイズの盲目れいむなどたいした量ではない。 あっという間に体は減っていく。 「ゆぎぃ・・・もっどゆっくちしたかったよ・・・」 子まりさが最後の一口を食べ、盲目れいむは見事に食された。 残ったのはコウの手に握られたリボンと、少しの皮と髪の毛だけ。 コウは親れいむを開放した。 「ゆ!!どうじでみんな赤ちゃんを食べちゃうのおおお!!?!?!?みんなの妹なんだよおおおお!!!!??」 子ゆっくり達は、妹達の誕生を楽しみにしていたのだ。 日々大きくなる赤ゆっくりを見上げ、ゆっくりしようと声を掛け続けていた。 親れいむの頭に上り、より近くで赤ゆっくりに声を掛けたこともあった。 最近では、赤ゆっくりがその声にも反応するようになり、子ゆっくりはとても嬉しそうであった。 『もうすぐいっしょにゆっくりできるね』 『おねえちゃんがあかちゃんに いーっぱいゆっくりをおしえてげるね!』 昨晩はそんなことを言っていた。 その待ち望んだ赤ちゃんが、今は腹の中へと納まっている。 「ゆゆっ?なにをいってるの?いまのはただのおまんじゅうだよ!」 「そうだよ!くやしいからってうそをいわないでね!」 「あれはおまんじゅうだよ!ゆっくりりかいしてね!!」 ゲラゲラとゆっくりうどんげのような笑い声を上げる子ゆっくり達に、親れいむは悲しくなる。 「ゆ゙っゔううゔぅぅうゔ・・・」 しかし、これはこれでいいのかもしれない。 食べられてしまった赤れいむには申し訳ないが、いまさら生き返ることはないのだ。 わざわざ妹を食べたことを教える必要はないのではないか。 そんな餡内を見透かしたのか、コウがわずかに残った盲目れいむの残骸の上にリボンを落とした。 「ゆっく・・・!?」 「ゆっ・・・!」 パズルのピースが綺麗にはまったかのような感覚を、子ゆっくり達は感じた。 このリボンは、毎日自分達が見上げていたあのリボン。 このリボンは、毎日自分達が話しかけていた子のリボン。 このリボンは、毎日自分達が待ち望んでいた妹の・・・ あのお饅頭は、毎日自分達が・・・・ 「ゆきっぃぃぃ゙ぃぃ゙ぃっ!!!!!」 「ゆきゃああ゙あ゙ああ゙あっ!!!」 「れいぶのいぼーどがぁあ゙あぁぁぁぁっ!!!!」 全てを理解した子ゆっくり達が必死にお饅頭を吐き出そうとするが、出てくるのは少しの胃液(?)とヨダレだけだった。 続く このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7701.html
9 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 01 00 42.07 ID eZ4U5bBh0 このGMかどうかは知らんけど、吸血鬼に紫外線でダメージ入るのは当然だろ的な主張するやつがいたの思い出した。 妖魔夜行だったんだけど、特にそういう特徴(紫外線に弱い)を取ってなかったのに(日光に弱いは取ってたけど) 紫外線ランプ当てられて「はいダメージ5dね」「吸血鬼は日光の中でも紫外線が弱点ですから」 14 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 01 28 09.37 ID lq/+U3S10 12 フライトナイトとか? そもそも吸血鬼が紫外線に弱いなんて明確に描かれてる作品なんざ限られてるぞ。ブレイドとかはモロ弱点になってるけど。 古典の吸血鬼の時代にはそもそも紫外線なんて単語は一切出てないんだしな。太陽というか昼間自体が闇との対比的な意味で 弱点になってるだけだし。 9の例だと紫外線に特に弱いで限定的な弱点で取ってない限り無効だろ普通。 18 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 09 25 03.94 ID qxTC6KS70 コブラに日焼けマシーン使っているドラキュラ伯爵の子孫が出ていたな 22 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 10 50 34.94 ID eZ4U5bBh0 14 その時のGMは何か「妖魔世界では人々の信じる心が世界に影響を及ぼすから」とか言って、取ってない弱点を適用してた。 ドラゴンパピーには(西洋のドラゴンなのに)逆鱗に攻撃を与えたから防御点無視とか言ったり。 本人談では一応マイナス修正かけてるらしいんだけどマイナス修正がいくつなのか不明かつスクリーン裏だったから実際は知らん。 雪女に破壊光線当てて「火に弱いという事は急激なプラス方向のエネルギーに弱いという事だから光でもダメージが増えるのは当然分かるよね」 そのGMは在籍してる時は決してPLやらなかったよ。ちなみに。 26 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 12 19 41.88 ID YZlL6I2w0 吸血鬼物語の古典「カーミラ」では、吸血鬼カーミラの趣味は白昼堂々のお散歩だったりする 22 しかも逆鱗って弱点じゃなくて「触られるとブチ切れて、触った奴ぶっ殺す鱗」でしかないのに…… そんなとこ狙ったらミンチになるまで集中攻撃されそうなもんだが 27 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 12 25 57.47 ID HG94TVf2O 遊戯王のペガサス思い出した あれが実際にあったらユーザー全員引退するレベル 28 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 12 29 19.13 ID BvHhsL5l0 吸血鬼とラミアと人狼は民間伝承だと混ざり合ってて分離できないのを ゲームの設定上、分離してキャラごとに長・短つけてるんだから 22の ような発言したらGMの首絞める方に機能しそうなんだけどな 29 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 13 42 51.55 ID tkIFj5NIO 26 弱点だから逆鱗触られるとブチ切れるんじゃなかったか? 30 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 13 45 51.11 ID /+A6kVeq0 22 人々の信じる心がそのまま反映されるのはキャラクターが自我を形成する前の段階 ってのが妖魔夜行世界の設定なんだよなぁ ノベルでもそんなテーマの話があったくらいに。 31 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 13 49 05.04 ID /+A6kVeq0 それはそうと、 GMの出す敵側も取ってもいない特徴で大ダメージ受けるんなら平等かもしれん、とは思った。 無論、GURPSというシステムを根本から否定する行為だが。 32 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 13 54 06.56 ID jFkiydBx0 29 現存してる元ネタ本(韓非子)は 26支持。 「何でキレるの?」「弱点だからだろ」って後付の理屈かと。 西洋竜にもあるのは、鎧の継ぎ目射貫かれて死んだスマウグさんあたりと混じったか? 36 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/10/06(土) 17 04 48.55 ID 0ME3isqp0 28 その手の困ったGMは、「オリジナル能力を取得しているので無効」とか言うと思うよ。 まともなGMだとその手のオリジナル能力を無効化する方法も用意しておいて シナリオ上でヒントなり、方法そのものを与えるけどね。 スレ339
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1076.html
「「ゆっくりいってきます!!」」 「「「ゆっくちいってらっしゃい!!」」」 「ゆっくりきをつけてね!!」 広い草原のど真ん中にある大木。その根元の穴から飛び出してきたのは、2匹のゆっくりである。 ゆっくりれいむと、ゆっくりまりさ。“ゆっくり”と総称される不可思議なナマモノの中では、もっとも数の多い2種である。 そんな2匹は、母ゆっくりれいむと妹達に見送られて、遊びに出かけた。 「きょうもゆっくりしようね!!」 「いっしょにゆっくりしようね!!」 巣の中には母れいむの他に、2匹の妹にあたるゆっくりが10匹いるが、まだ小さすぎて巣の外で遊ぶことは出来ない。 子ゆっくりの中でも成体に近い2匹は、朝夕は母と共に妹の世話をし、昼間は自分達だけで遊ぶようにしていた。 「ゆゆ!!きょうはここでゆっくりするよ!!」 「きょうもたくさんゆっくりしようね!!」 「「ゆっくりしていってね!!」」 2匹は今日一つ目のゆっくりプレイスを、巣から程近い小川の畔に決めた。 そこでは、既に他のゆっくりが十数匹、互いに干渉することなくゆっくりしていた。 木陰に入って涼んでいるモノ。川に入って水を掛け合って遊んでいるモノ。 岩の上で日光浴をしているモノ。蝶を追いかけて跳ね回っているモノ。 それぞれが、自分なりの方法でゆっくりしている。 「みんなとてもゆっくりしてるね!!」 「まりさたちもゆっくりしようね!!」 「「みんな!!きょうもゆっくりしていってね!!」」 大声で呼びかけると、近くにいた数匹のゆっくりから返事が返ってきた。 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 「みんなのゆっくりプレイスでゆっくりしていってね!!」 「れいむとまりさもたくさんゆっくりしていってね!!」 「ここはとてもゆっくりできるよ!!」 にこやかな表情で返事をしてくれたゆっくりを見て、れいむとまりさも幸せな気持ちになった。 ここはとてもゆっくりできる場所だ。明日から毎日、ここでゆっくりするようにしよう。 妹達が大きくなったら、このゆっくりプレイスに連れて来てあげよう。そう遠くない未来に、2匹は思いを馳せていた。 「ゆ!!もっとみんなもゆっくりさせてあげようね!!」 「そうだね!!まりさたちだけじゃなくて、みんなにもゆっくりしてもらいたいよ!!」 それは、本能に刻まれた行動だった。 2匹の『ゆっくりしていってね!!』は、言葉だけでは終わらない。 人里から遠く離れたこの地で育った2匹は、人間の悪い影響を受けていない。その純粋な信念は行動にも表れる。 他のゆっくりにも存分にゆっくりしてもらうために、2匹は周辺を跳ね回って呼びかけ始めた。 「ゆっくりしていってね!!」 「たくさんゆっくりしていってね!!」 目に付くゆっくりから、どんどん呼びかけていく。 その度に、相手からも「ゆっくりしていってね!!」と元気な声が返ってきた。 これが、本来のゆっくりのあるべき姿。純粋で無垢な、ゆっくりの姿である。 しばらく川の畔を跳ね回っていると、れいむとまりさは見慣れないゆっくりの姿を見つけた。 黒くてツヤのある長髪が特徴の、とてもゆっくりしているゆっくりだ。 そんなゆっくりに対しても、れいむとまりさは同じように呼びかけるのだが… 「ゆっくりしていっ「ゆっくりしてるよ!!」 「「ゆゆっ!?」」 返ってきた声に、2匹は思わず固まってしまった。目を見開き、口を大きく開け、驚いた表情のままである。 が、きっと何かの間違いだろうと判断した2匹は、表情を整えてもう一度そのゆっくりに呼びかけた。 「ゆっくりし「ゆっくりしてるよ!!!」 黒いロングヘアのゆっくりは、2匹が『ゆっくりしていってね!!』と言い切る前に、2匹以上の声量でそれを遮った。 「「ゆがああぁぁああぁぁぁぁん!!!」」 呼びかけを遮られた事がよほどショックだったのか、2匹は涙を流して泣き喚き始めた。 2匹が呼びかけていたのは、ゆっくりてるよ。 見た目はゆっくりかぐやとまったく同じ。だが、それ以外の行動パターンなどはまったく異なっている。 その相違点の一つが、『ゆっくりし“てるよ”!!』…である。 他のゆっくりが『ゆっくりしていってね!!』と言おうとすると、『ゆっくりしてるよ!!』と声を上げて遮ってしまうのだ。 「ゆゆ!!そんなこといわないでゆっくりしt「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆがあぁぁぁあああ!!!どうしてそんなこというのおおぉぉぉ!!?」 気を取り直して呼びかけるが、やはり肝心なところで遮られてしまう。 これは、れいむたちのほうにも原因がある。『ゆっくりしてるよ!!』と言われると、本能的に言葉を止めてしまうのだ。 ゆっくりしている人に『ゆっくりしていってね!!』と呼びかけるのは効率が悪いという理由からなのか、そこらへんははっきりしていない。 そして…相手をゆっくりさせられなかったゆっくりは、自分の欲求が満たされないことに猛烈な苦痛を感じる。 つまるところ、ゆっくりてるよは『ゆっくりしていってね!!』と声を上げる全てのゆっくりの天敵なのだ。 「ゆあああぁぁぁぁん!!まりさもいってやってね!!これじゃゆっぐりでぎないよ!!」 「ゆゆ!!まかせてね!!てるよ!!まりさたちといっしょにゆっくりs「ゆっくりしてるよ!!」 「「がぁああぁあぁぁぁっぁあぁぁ!!!ゆっぐりさせてあげたいのにいいぃぃいぃぃ!!!」」 ゆっくりさせてあげたい欲求が満たされない2匹は、全身を掻き毟りたいほどのストレスを感じている。 ゆっくりたちにとって、相手をゆっくりさせてあげることは食事や睡眠と同じぐらい大事なのだ。 「ゆ゛っ!!こうなったら、ふたりでいっしょにゆっくりさせてあげようね!!」 「それはめいあんだね!!ゆっくりきょうりょくすれば、ゆっくりさせてあげられるよ!!」 どうやら、2匹は声をそろえててるよに呼びかけることを思いついたようだ。 「せーのぉ…」 「「ゆっくr「ゆっくりしてるよ!!!!」 「うがあああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!どうしでぞんぎゃごどいうのあぁあおおぉぉぁぁ!!!??」 「いうなあぁあぁぁっぁあぁぁ!!!ゆっぐりしてるよっでいうなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」 もう、れいむとまりさは発狂寸前のところまで追い詰められていた。 しかし、これだけストレスを受けながらも、2匹はてるよをゆっくりさせることを諦めていない。 「ゆゆぅ…れいむたちだけじゃだめだから、まわりのみんなにもゆっくりきょうりょくしてもらおうね!!」 「そうだね!!みんなできょうりょくすれば、てるよにもゆっくりしてもらえるよ!!」 今度2匹が思いついたのは、自分達だけでなく周囲の他のゆっくりも一緒に呼びかける、という案だった。 だが…それを実行に移すべく周りを見回した2匹は、その光景に絶望した。 「ゆぎゃあぁぁぁああぁぁぁぁぁぁ!!!どうぢでだれぼいないのおおおおぉおおぉ!!??」 「ごれじゃでるよをゆっぐぢさぜであげられないよおおおぉおぉおお!!??」 先ほどまで十数匹いたはずのゆっくりは、一匹残らず姿を消していた。 2匹にとっては初めてであるが、ここでいつもゆっくりしているゆっくりにとって、てるよの出没は日常茶飯事だった。 『ゆっくりしていってね!!』と声をかけようとすれば、それを遮るように『ゆっくりしてるよ!!』と返ってくる。 そんなことを繰り返していれば、今度は自分達がゆっくりできなくなる。餡子脳でも、それは理解できた。 何度もてるよとの遭遇を経験した他のゆっくりたちは、てるよの姿を見るや否や、いつものようにゆっくりと帰っていってしまったのだ。 もちろん、2匹はそんな事実など知るはずもない。 “ゆっくりをゆっくりさせてあげる”という強い信念を持った2匹は、まだ諦めようとしなかった。 「ゆあああぁぁぁぁん!!おねがいだがらゆっぐりじで「ゆっくりしてるよ!!」 「もうやべでよおおぉおおぉお!!!ゆっぐじ「ゆっくりしてるよ!!」 度重なるれいむとまりさの懇願にも、てるよはニコニコしながら『ゆっくりしてるよ!!』と返答する。 それは本能であり、てるよにとっては当然のことであった。 何故なら、てるよはゆっくりさせてもらうまでもなくゆっくりしているのだから。 こんなことを繰り返しているうちに、とうとうれいむがストレスの負けて餡子を吐き出してしまった。 「ゆええええれろれろれろ…ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…!!!!」 「れ、れいむうぅぅぅぅう!!!ゆっくりしてね!!ゆっくりして「ゆっくりしてるよ!!」 「がああぁぁぁぁぁあぁあぁっぁぁあ!!!てるよにはいっでないのにいいぃっぃいいぃぃ!!!」 最大音量で叫び声をあげるまりさ。相変わらず、淑女のような笑みを浮かべているてるよ。 どんなにゆっくりさせようとしてもゆっくりしてくれない。 それどころか、こっちがゆっくりできなくなる。れいむに至っては、餡子を吐き出すほどゆっくりできなくさせられた。 終いには…れいむはピクリとも動かなくなってしまった。 「………ゆ゛っ!?」 まりさの中で…何かが切れた。我慢の限界を超えてしまった音だ。 「ゆッぎゅああかぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁしねえぇぇぇええぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!! ゆっぐりでぎにゃいやづはゆっぐりじねえぇぇぇえぇぇぇぇっぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!」 ブチ切れたまりさは、胸に抱いていた高尚な理想などあっさり忘れ去り、てるよに飛び掛った。 反撃の隙など一切与えず、顔面を噛み千切るつもりだった。そして… ぶちぃっ!! 「ゆぴゃっ!!!」 あまりにも動きが緩慢なてるよは、まりさの攻撃を避けられなかった。 「ゆっぎゃっぎゃっぎゃ!!!ゆっくりしないてるよがわるいんだよ!!!あのよでゆっくりこうかいしてね!!」 かつてのまりさとは似ても似つかない、下品な笑い声。 まりさが思い描いたとおり、てるよの顔面は見るも無残に食いちぎられ…たのだが。 キラキラキランと優雅なBGMが流れたかと思うと、てるよの顔面は瞬時に復元してしまった。 「ゆっ!!ゆっくりしてるよ!!」 「どうじでなのおおおおぉおぉおぉ!!!?どうじでなおっぢゃうのおおおぉぉぉおおぉお!!??」 一撃で仕留めたはずだったのに、一瞬にしててるよは回復してしまった。 だが、まりさはへこたれなかった。ゆっくりできなくなったれいむのためにも、諦めるわけにはいかなかったのだ。 「ぐぞおおおおおおおおお!!!ゆっぐりじないやづはゆっぐりじねえええぇえぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆっくりしてるよ!!!」 「もういぢど!!!もういぢどごろじでやるうううぅぅぅっぅぅうぅ!!!!」 「ゆっくりしてるよ!!!」 「なじぇだあぁぁあぁあぁあぁっぁあああ!!!なぜしなないんぢゃあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁああぁぁ!!??」 「ゆっくりしてるよ!!!」 まりさは、何度も何度もてるよを殺した。だが、てるよはその度に強靭な回復力で生き返ってしまう。 だんだん疲労の色を見せ始めるまりさに対し、てるよは最初と同じ笑顔で『ゆっくりしてるよ!!』と微笑んでいる。 「じね…ゆっぐりじ「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆぎゃあぁぁぁああぁあぁぁぁぁ!!!しねっでいおうとしたのにいいいぃいいいいぃぃっぃ!!!」 「ゆっくりしてるよ!!」 「うるざいいいぃぃぃぃぃい!!!だまれえぇええぇぇぇぇぇぇえ「ゆっくりしてるよ!!」 「だまれといっでるのにいぃぃいいぃ「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆがやぁあぁ「ゆっくりしてるよ!!」 「うるざ「ゆっくりしてるよ!!!」 「もうやめ「ゆっくりしてるよ!!!」 「もうゆるじで「ゆっくりしてるよ!!!」 「おねがいだg「ゆっくりしてるよ!!!!」 「あやm「ゆっくりしてるよ!!!!」 「ごめn「ゆっくりしてるよ!!!!」 「もう「ゆっくりしてるよ!!!!」 「やm「ゆっくりしてるよ!!!!」 「………ゆっ「ゆっくりしてるよ!!!!!」 どういうことなのか、てるよは明らかに『ゆっくりしていってね!!』とは違う言葉にも反応し始めた。 まりさに何度も殺されたのを根に持っているのか、それとも“自分はゆっくりしているから諦めろ”という意思表示なのか。 どちらにしても、てるよのその言葉はまりさの精神をゆっくりと蝕んでいく。 そして…れいむに次いで、まりさもとうとうストレスに耐え切れず餡子を吐き出してしまった。 「おおえええええれろれろれろれろれろ……ゆびっゆぐっゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…!?」 一気に大量の餡子を吐き出してしまったため、痙攣し始めるまりさ。 そんなまりさを、てるよは助けるでもなくただ笑顔で見下ろしている。 何度も何度も嘔吐を繰り返し、みるみるやせ細っていくまりさは…自分がもうゆっくりできないことを悟った。そして。 「あがっ…ゆびゅ…もっど…ゆっぐり……じだがっだよおお………!!!」 その言葉を最後に、まりさは動かなくなった。 既に先立っていたれいむの隣で、絶望に歪んだ醜い表情のまま…動かなくなった。 「………」 それを無表情で見下ろすのは、先ほどまで笑っていたゆっくりてるよ。 涙を流すでもなく、死体を貪り食うでもなく、ただ見つめている。 しばらく死体を見つめ続けた後、てるよは2匹の死体に背を向けて… 「……あのよでゆっくりしていってね!」 と言い残して、笑い声と共に竹林の奥へと消えていった。 (終) 「ゆっくりしてるよ!!」って誰かが言ってる絵を、どこかで見た気がするんだけど… 思い出せないので、自分が文章にしてしまいました。 自分だって、たまにはこんなのも書きますよ。 作:避妊ありすの人 このSSに感想を付ける