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【元ネタ】三国史記 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】階伯 【性別】男性 【身長・体重】179cm・90kg 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具B+ 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【固有スキル】 戦闘続行:A 往生際が悪い。 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、致命的な傷を受けない限り生き延びる。 殿の矜持:A 撤退戦、防衛戦などで有用な効果を発揮する。 宝具との組み合わせで、対軍宝具すら防ぎきる。 【宝具】 『決死五千・英勇戰死』 ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000 新羅軍を4度に渡って退けた5000の手勢を召喚する。 兵たちは、ただ喚ぶだけでは史に名を残さなかった幻霊の集まりに過ぎず、 英霊の写し身たるサーヴァントの前には容易く蹴散らされてしまう。 しかし、ランサーが「最も大事なもの」と定めたものを破棄することで、 兵たちの霊基が再臨され、一時的に個々がサーヴァント並みの力を得る。 「大事なもの」が特にない場合は、ランサーが戦闘終了後に自害することを 自己強制契約(セルフギアス)することによって霊基再臨が成立される。 【解説】 百済末期の将軍。613年生誕。660年没。 660年、新羅最強の大将軍の金庾信が率いる5万の軍と 唐の猛将の蘇定方が率いる13万の軍が百済に攻め入り、階白は新羅軍を迎え撃った。 しかし階白軍は5千しかおらず、敗北は必至であった。 階白は母国百済が滅ぶことを覚悟し、自分の妻子が奴婢となるよりは ここで死した方がマシと思って自ら妻子を殺した。 そうしてから新羅軍に立ち向かい、手勢の決死隊と共に一騎当千の戦いぶりで 新羅軍を四度に渡り退けたが、最期には力尽き、戦死した。 戦いの中、新羅の若武者の官昌を捕らえた時はその勇敢さを惜しんで 一度は敵軍に送り返すという英雄らしい行いを見せている。 また妻子殺しの件はやむなき判断であり、国に尽くして壮烈に戦った忠義の英雄として讃えられている。 【コメント】 朝鮮版レオニダス。まあレオニダスの方がずっと凄いけど。 宝具は殆ど特攻宝具みたいなもんなので割と高めのランク。 原典では何の武器を使ったとかわからないので適正クラスは特にないのだが、 レオニダスにならってランサーにした。あと、中公新書では槍使いと言うことになっていたし。 まあ武将なんだから剣・槍・騎の適性くらいあるだろう。
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「では問おう。どういう死に方を望む?」 「もう勘弁してくだs ガハッ!!!」 廃工場で二人の男の会話。一人のロングコートを着た男は、もう一人のチンピラ風の男の胸ぐらを掴み上げている。 見た目的には20代であろうか。細身で長身と言われれば長身。しかし、胸ぐらを掴んで人を持ち上げるという一般的な考えでは珍しいような事から、細身とは思えない力を持ってるようである もう数十回は殴られているようで、チンピラ風の男の顔はアザだらけであった。 周りは無残にもチンピラ男の仲間と思われる者達が転がっているのみだった。死んだようにピクリとも動かない 「刺殺 銃殺 斬殺 撲殺 圧殺 焼殺 毒殺 惨殺 完殺…数ある素晴らしき死の中から殺され方を選ぶ権利を与えよう。」 「ほんと…許して…」 「ははっ」 彼は結局、近くに転がってたパイプで殴打してチンピラを気絶させた もしかしたら死んでいるかもしれなかったのだが、彼ーー北条新羅(ホウジョウ ニイラ)にとってはそんな事どうでもよかった 「相変わらず痛い事やってんな」 「ああ‥頼まれた依頼はちゃんとこなしときましたよ、蝶さん」 蝶さんと呼ばれる男は頭を掻きながら言葉をさらに続ける 「死が素晴らしいだとか、そのくせ人間は面白いだとか、なんだとか、お前の美学には少々、変なのを感じるぜ、シンラ。痛々しい」 「新羅(にいら)です。良い加減ちゃんと呼んで下さい」 「別に良いじゃねぇかwww新羅をにいらって呼ぶなんて普通は変だと思うぜ?w」 「殺しますよ」 新羅は、仕込んであるナイフをわざとらしく見せびらかしながら呟く。 「ま、とにかく今日の仕事はこれで終わりだ。帰るぞ」 「へいへい」 新羅と蝶さんと呼ばれる男は、車に乗り込み、夜の街へと去って行った
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トップページ>韓国>韓国史研究 『韓国史研究』60、1988.3 論文 洪潤植「『高麗史』世家篇仏教記事の歴史的意味」 姜世求「姜希顔の『養花小録』に関する一考察」 李銀順「李景奭の政治的生涯と三田渡碑文是非」 李勛相「『安東郷孫事蹟通録』の刊行と朝鮮後期の安東郷吏:朝鮮後期郷吏集団の地域と家系による重層的構造の形成とその意義」 裵亢燮「壬戌民乱前後明火賊の活動とその性格」 『韓国史研究』59、1987.12 論文 辛鍾遠「「道人」使用例を通じて見た南朝仏教と韓日関係:新羅法興王・真興王代仏教を中心に」 韓忠煕「朝鮮初期承政院研究:実際機能と統治機構との関係を中心に」 河元鎬「朝鮮後期度量衡「紊乱」の原因研究」 박환「在満韓国独立党についての一考察」 『韓国史研究』58、1987.10 論文 李根花「高麗成宗代の西京経営と統治組織」 李鍾日「18・19世紀の庶蘖疏通運動について」 韓相禱「金九の韓人軍官学校(1934-35)運営とその入校生:中国内韓国独立運動の系列化過程と関連して」 孫禎睦「朝鮮総督府の神社普及・神社参拝強要政策研究」 『韓国史研究』57、1987.6 論文 金福順「崔致遠の「法蔵和尚伝」検討」 邊太燮「高麗初期の地方制度」 李景植「16世紀場市の成立とその基盤」 崔完基「朝鮮後期地土船の税穀賃運」 『韓国史研究』56、1987.3 論文 李賢惠「韓半島青銅器文化の経済的背景:細形銅剣文化期を中心に」 金俊亨「朝鮮後期蔚山地域の郷吏層変動」 尹慶老「105人事件に連累した商工業者の活動:起訴者中商工業者の業種と活動を中心に」 『韓国史研究』55、1986.12 論文 金光洙「高句麗初期の王位継承問題」 金武鎮「朝鮮中期士族層の動向と郷約の性格」 金東哲「18・19世紀外都庫貢契の成立とその組織」 韓詩俊「趙素昻の歴史意識」 『韓国史研究』54、1986.9 論文 李仁哲「新羅統一期の村落支配と計烟:正倉院所蔵村落文書分析を中心に」 金龍徳「郷規研究」 金淑子「『独立新聞』に現れた女性開化の意志」 金度亨「韓末啓蒙運動の政治論研究」 『韓国史研究』53、1986.6 論文 崔在錫「新羅社会の始祖の概念」 金昌鎬「文武王陵碑に見える新羅人の祖上認識:太祖星漠の添補」 朴翼煥「咸興郷憲・郷規考」 이윤갑「18・19世紀慶北地方の農業変動」 姜萬吉「日帝時代の都市貧民性格:土幕民を中心に」 『韓国史研究』52、1986.3 論文 李晶淑「新羅真平王代の政治的性格:いわゆる専制王権の成立と関連して」 許興植「惠居国師の生涯と行績」 金基徳「高麗朝の王族封爵制」 許東賢「1881年朝鮮朝士日本視察団に関する一研究:「見聞事件類」と『随聞録』を中心に」 盧栄澤「日帝下天道教の農民運動研究(1)」 박환「「韓族総連合会」の結成とその活動」 『韓国史研究』50・51、1985.12 論文 李道学「漢城末熊津時代百済王位継承と王権の性格」 金英美「統一新羅時代阿弥陀信仰の歴史的性格」 権悳永「新羅外位制の成立とその機能」 崔貞煥「高麗中書門下省の禄俸規定:『高麗史』食貨志禄俸条の検討」 河元鎬「開港後防穀令実施の原因に関する研究(下)」 金敬泰「甲申・甲午期の商権回復問題」 慎鏞廈「甲午農民戦争の主権勢力と社会身分」 崔元奎「韓末・日帝下の農業経営に関する研究:海南尹氏家の事例」 李愛淑「日帝下水利組合の設立と運営」 『韓国史研究』49、1985.6 論文 崔源植「新羅下代の海印寺と華厳宗」 黄秉晟「金甫当乱の一性格」 金武鎮「磻渓柳馨遠の郡県制論」 河元鎬「開港後防穀令実施の原因に関する研究(上)」 鄭昌烈「古阜民乱の研究(下)」 孫禎睦「日帝強占期(1911-20年)の都市人口数:相反するふたつの都市人口趨勢とソウルの人口減少」 書評 朴宗基「金龍徳『韓国制度史研究』一潮閣、1983年」 『韓国史研究』48、1985.3 論文 鄭敬淑「新羅時代の「将軍」の成立と変遷」 金甲童「高麗建国期の清州勢力と王建」 姜順吉「忠宣王の塩法改革と塩戸」 李銀順「懷尼是非の論点と名分論」 鄭昌烈「古阜民乱の研究(上)」 朴永錫「日帝下在満韓国人キリスト教徒の抗日民族独立運動:1910年代の西間島地域を中心に」 金喜坤「同済社の結成と活動」 『韓国史研究』47、1984.12 論文 韓圭哲「高麗来投・来住契丹人:渤海遺民と関連して」 李存煕「朝鮮王朝の留守府経営」 崔孝軾「草廬李惟泰の軍事改革思想」 金正起「甲午更張期日本の対朝鮮経済政策:日本の借款政策を中心に」 盧景彩「日帝下独立運動政党の性格:民族革命党と韓国国民党を中心に」 劉準基「真菴李炳憲の儒教改革論」 『韓国史研究』46、1984.9 論文 박희현「韓国の支石墓文化についての一考察:その上限年代を中心に」 金秉柱「羅済同盟に関する研究」 邊太燮「『高麗史』『高麗史節要』の纂修凡例」 鄭容淑「『高麗史』刑法志奴婢項の検討:撰者の対奴婢観と関連して」 金東冕「翰西南宮檍の歴史観」 池秀傑「1932-35年間の朝鮮農村振興運動:植民地「体制維持政策」としての機能に関して」 書評 金貞培「申瀅植『韓國古代史의 新硏究』一潮閣、1984年」 『韓国史研究』45、1984.6 論文 李道学「漢城末熊津時代百済王系の検討」 秦星圭「林椿の生涯と現実認識」 羅愛子「李容翊の貨幣改革論と日本第一銀行券」 孫禎睦「会社令研究」 姜薫徳「日帝下国内小作争議と海外移住農民:日本・満州地域を中心に」 評説 高明士「台湾所蔵の高句麗好太王碑拓本」(中) 書評 趙恒来「金玉姫『韓国天主教女性史』韓国人文科学院、1983年」 『韓国史研究』44、1984.3 論文 崔在錫「高麗時代父母田の子女均分相続再論」 朴恩卿「高麗後期地方品官勢力に関する研究」 卓奉心「『東明王篇』に現れた李奎報の歴史認識」 鄭在貞「京釜鉄道の敷設に現れた日本の韓国侵略政策の性格」 李喜桓「尹致昊の開化思想:彼のキリスト教信仰と関連して」 『韓国史研究』43、1983.12 論文 申瀅植「三国時代戦争の政治的意味:『三国史記』戦争記録の総合的検討」 姜声媛「新羅時代叛逆の歴史的性格:『三国史記』を中心に」 崔光植「新羅の神宮設置についての新考察」 李泳鎬「新羅中代王室寺院の官寺的機能」 金昌鎬「永川菁堤碑貞元十四年銘の再検討」 韓圭哲「新羅と渤海の政治的交渉過程:南北国の使臣派遣を中心に」 金福順「崔致遠の仏教関係著述についての検討」 『韓国史研究』42、1983.9 論文 이융조「昌原周峯(두루봉)第2洞窟旧石器社会復元に関する一研究:動物像の化石数を中心に」 朴賛洙「高麗時代の郷校」 趙湲来「興徳南塘倡義と蔡氏一門の義兵運動」 趙東杰「大韓光復会研究」 盧栄澤「日帝下農民の契と組合運動研究」 『韓国史研究』41、1983.6 論文 尹乃鉉「箕子新考」 金周成「新羅下代の地方官司と村主」 李羲権「高麗の財産相続形態に関する一考察」 金度亨「大韓帝国の改革事業と農民層の動向」 書評 趙恒来「李炫煕『大韓民国臨時政府史』集文堂、1982年」 1-20 21-40 41-60 61-80 81-100 101-120 121-140 141-160 161-180
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未分類 新撰姓氏録によると、諸蕃のうち、大半が百済で、高句麗・任那、漢呉と続き新羅は1%程度 最後の古代年号(九州年号)の大長9(712=続日本紀の和銅5)年に、九州王朝滅亡と考えられる。 翌年4月、日向国を分け大隅国を置く。7月、隼賊討つ将軍士卒たち1280余人を授勲。(続日本紀※) ↓ このときは、元明女帝。 68 九州王朝畿内出張所は、九州王朝系の天武に滅ぼされました。 ※この授勲に対応すべき戦闘記事がない(←例によって九州王朝かくし)。前年で九州年号終了が傍証と考える。 古賀達也さんが 古代に真実を求めて第11集(2008)に書いている。(←好き嫌い関係なく読むべし) なお、こののちの熊襲の反乱は、後九州王朝の抵抗と見る。 例えば、大伴旅人の活躍(日本書紀成立720前後) ~ジョーダンないし軽蔑のつもりかも知れぬが、真実に近そうだ 大阪・百済寺跡 百済王氏の邸宅か 大型建物跡が初の出土 http //osaka.yomiuri.co.jp/inishie/news/is60411a.htm 壊した後に建立 125 のんびりひまじん [nagoya19nn@yahoo.co,jp] 2008/11/03(月) 13 30 09 ID Be 118 121 122 で(奇妙な仮説として)言うところは; ○百済王=日本天皇 ↑ ↓ 124 の資料の言うところは; ○百済王=日本の高級官僚 唐年号(を新羅が使った時期の)竜朔3(663)年8月、白村江勝利直後部分の新羅側記録。 (新羅の)大王[文武王]は、倭人に語って、 「考えてみると、われわれとお前の国とは、海をへだてて境界を分かち、いまだかつて交戦した ことがなかった。ただ、交誼を結び、和を講じて、訪問し交通してきた。それにもかかわらず、 どうして今、百済と悪事をともにして、わが国を欺こうとするのか。今、お前の兵士は、わが掌中に ある。これを殺すのに忍びない。お前は、国に帰ってお前の王に報告せよ。」と、言った。(そして) その思うままにさせた。(王は)軍隊を分けて(残る百済の)諸城を攻撃し、降伏させた。 ~三国史記 列伝 金ユ信 (岩波文庫 佐伯有清編訳 〔88〕P123) 日本列島と新羅の関係は上記のごとくであった(その後以上の双方の関係はこの基本路線・・・重要!)。 118 128 ←なんぞの妄想しているのでないかい? 注)わざわざ、ここまで引用したのは、ここに掲げる文武王のことばとして示される、 新羅の重臣:金ユ信の偉大な構想(=日本と朝鮮との相互不可侵)を伝えたかったから。 金ユ信こそは、(近代日本の伊藤博文と山県有朋を兼ね備えたほどの)古代極東の偉大な英雄! その後の1300年以上、現代に至る 日本列島と朝鮮半島との政治上の関係が、この 白村江の戦後処理で決まった。←金ユ信の構想 朝鮮式古代山城一覧 http //www5d.biglobe.ne.jp/~tosikenn/yamziro.html 講談社学術文庫 古代朝鮮(井上秀雄)くらい読みなさい。三国史記のダイジェスト説明だ。 その当時の朝鮮半島事情を理解するためには、中央の貴族集団ばかり見ていてはダメと書いている。 660年、百済滅亡といっても、首都の王族を含む貴族(の私兵)たちが負けただけ。 地方の在地豪族たち(=遺臣)が、百済から新羅に乗り換えて、唐に対抗した。 663年、白村江で百済遺臣援助(さらに高句麗にも野心)の倭軍(と言っても貴族の私兵)大敗 668年、高句麗滅亡といっても、首都の王族を含む貴族(の私兵)たちが負けただけ。 地方の在地豪族たち(=遺臣)が、高句麗から新羅に乗り換えて、唐に対抗した。 百済や高句麗の在地豪族たちの、抵抗拠点となったのが、現在でも半島に百以上残る、山城。 倭国の場合、この建設が遅れたようだ。←608年使者が来た隋の記録は「城郭なし」(隋書 イ妥国伝) あわてて建設始めたらしいのが、斉明2(656)年の記事、狂心の溝、多武の峰 (日本書紀) 670年以降、唐 VS 新羅 戦争。 109 112 も参考。 668(天智7)年9月、新羅からの使者に金ユ信あてに船一艘(分のプレゼント)を 中臣鎌足が委託とある。 金ユ信と鎌足は、 129 の相互不可侵の精神で一致したと考える。※ ※三国史記 新羅本紀では、このとき、高句麗ピョンヤン落城寸前なのだが、若い文武王が指揮、 老人の金ユ信は新羅の首都(慶州)で留守を守った(なんと日本書紀と対応)。日本列島へ状況を伝えて、 (高句麗戦後の新羅は、唐と対立見込みにつき)協力 ないし せめて中立を依頼しておかしくない。 このために5年前、恩を売った(=日本列島の兵を捕虜としなかった。) (まとめ) 日本列島に残っている朝鮮式山城は白村江以前に建設された。 文献の筑紫都督府なるものは機能しなかった。唐と新羅は戦争する。日本列島に手出しどころでない。 新羅と日本列島の政府はその後も相互交通を続けた。唐は結局677年朝鮮半島から撤退。 670年代、唐VS新羅 の戦争は、派手なことはない。新羅の中央貴族の私兵は何度も負ける。 それでいながら全体として新羅は勝ってゆく。 歴史は、中央貴族たちが書くので、記録されることのない地方の在地豪族の活躍であろうと井上秀雄さんは書く。 なお、古田武彦さんは白村江のとき、近畿の天智は、母・斉明の死を口実に九州王朝を裏切って 動員した兵を朝鮮へ送らなかったと書く。そうだとしたら、日本列島には残存兵力があったので、 占領されるなどは考えられないはずなのだが、今度は占領されたなどと言い出す。 (マッカーサー世代の人らしい恐外国軍病から抜け出せない。) (この異常さを見なされ!) 531年、安蔵王死。<梁書に526年死とあるのは誤りである。>(三国史記 高句麗本紀) ↑ 531(辛亥)年、高麗その王安を殺す、また 日本天皇太子皇子ともに死。(日本書紀に引用の百済本紀) ↓ こういう外国の記録があるので、(おそらく日本国内の)別の書物では、534年とあるが、531年に継体は死んだことにする。(日本書紀⑰ 継体紀) ↑ (有名な3年のズレ:2年の空位) ↓ 534年、継体天皇が死んで、即日、安閑天皇が即位。(日本書紀⑱ 安閑紀) 日本書紀の記事の異常のはなはだしさを、高句麗の記録ぶりと比較認識すべし。 140 日本書紀の記事の異常さを認識できますか? 成立年は 梁書 629年 日本書紀 720年 三国史記1145年 (異常さ認識のため、もう一例) 545年、安原王死。<梁書に548年死とあるのは誤りである。>(三国史記 高句麗本紀) ↑ 545(欽明6)年、高麗大乱、国香岡上の王死。546(欽明7)年、高麗大乱、およそ戦いて死ぬる者二千余。(日本書紀 欽明紀) 外国(高句麗)の対外極秘事項を知っていることを暴露している。 現代のきむじょんいる戦国時代の武田信玄など生死安否の情報が極秘となることがある。 他国の極秘事項を知っていることまでもが極秘のはず。(上記で中国側に誤伝したことも極秘を示す) その一方で 自分の国の天皇の死を変てこな年代記事にしている。 140 6世紀時代の自国の一番基本のこと(天皇の生死年)ですら、 かくし事をしていることミエミエの日本書紀。 このような異常な書物・日本書紀には、五王の倭、卑弥呼壱與の邪馬台国、金印の倭奴国もすべて 真実を隠したと読めないのかい? 日本書紀:不思議な隠し方です。 おんな であることは おんな じですが 卑弥呼(独身)・壱與(独・婦不詳)の二人 と 神功(亭主持ち)一人 が同じ年代と言うだけ。 ↓ 別国の別人と読めなかったらどうかしてる。→本居宣長のクマソ女酋説も(差別語を抜けば)説得性あり。 (稲荷山鉄剣という金石文) 杖刀・・・・三国志 蜀志 張飛伝 に 張飛杖刀して立つ とあるそうです。 佐治・・・・魏志倭人伝にあり。 ↓ 辛亥(471)の年、関東にまで 陳寿の三国志 が知られていたこと明白。(古代人を見くびるなかれ) ↓ さては 90 裏切り集団共謀のウソ歴史書・日本書紀。有名な卑弥呼壱與の邪馬台国は神功同時代と示しつつ、 真相知ったうえで、とぼけて隠したに相違ない。(一方で 高句麗機密に暴露能力 140 141 ) ~日本書紀の中途半端な隠し事ぶりと執筆者たちの能力をテーマしたいところ・・・ 隅田八幡鏡銘文の作者が明確に書かず、日十大王(=武烈天皇)と など、他で聞いたこともないような大王名になってるのは、天皇が 人間虐待をやってると直接書けば作者が殺されてしまう。そういう 利害があって分からないように真相を書いているわけ。 148 ローガン [] 2008/11/06(木) 16 42 14 ID Be 145 > (稲荷山鉄剣という金石文) > ・杖刀・・・・三国志 蜀志 張飛伝 に 張飛杖刀して立つ とあるそうです。 > ・佐治・・・・魏志倭人伝にあり。 > ↓ > 辛亥(471)の年、関東にまで 陳寿の三国志 が知られていたこと明白。(古代人を見くびるなかれ) 「杖刀立直」蜀志馬超伝裴松之注引用山陽公載記ですね? 裴松之没が451年かな? えらい速く日本の関東迄来たものですな。 こういう年号はどうなんだ?? 賢接とか鏡當とか勝照、瑞政、従貴、煩転とか、こいうのはどこの国 (妻をいも妹と読ぶことを不思議だという不思議) 雄略天皇が皇后(中帯姫の皇女)に 「吾妹(わぎも)・・・」と語りかける。(雄略紀即位前期)ここに、 「妻を称えて妹とするはけだし古の俗か」という注釈が付いている。 (中学生以下という不思議) 親しい男性を背(せ) 親しい女性を妹(いも) って高校一年くらい、古文常識の最初に教わる。 この注釈については、森博達さんが、ここの箇所の分担執筆者が中国人一世で日本語常識を 持たないために書かれたものと解明なさった。(日本書紀の謎を解く) その解明にもかかわらず、不思議に思う。 日本書紀には、 トビトビに 建元(はじめて年号を立てる表現)でなく、改元(既存年号を改める表現)で、改元理由も乏しく 大化 白雉 朱鳥 の三年号が出現する。何も説明なしに廃止される。←これを異常と感じない鈍感ならハンシになりません 続日本紀には、 大宝 年号が建元 として出現(理由も付記・対馬で金)。その後は、改元 表現。(以後 平成に続く) ここで変なことに、聖武天皇は、白鳳 朱雀 の二年号の存在を勅語中に出現。 百済には、武寧王墓の金石文があった。 7世紀に大寺院が林立していた都 ↑ なぜ、7世紀という 遅さ なのか説明する仮説を進呈する。 618(九州年号の倭京元)年、首都・倭京を大宰府に建設 649(九州年号の常色3)年、副都・難波の建設開始※(九州王朝が半分東遷)・・・>のち九州王朝関西派 652(九州年号の白雉元)年、副都完成(記念に改元) 661 に改元:九州年号の白鳳元年(この年・辛酉) ↑ このころ、副都を中心に、九州から続々寺院が移転<・・・これが7世紀の関西に寺院が林立した理由。また、 白鳳年号は23年も続き、白鳳年間の寺院創建伝承は多すぎて消しがたく白鳳文化というコトバだけ残った。 ※この副都建設の詔は、日本書紀 天武12(683・九州年号の白鳳23)年に変形記載されたと考える。 まず金印の漢倭奴国王名がある。これは畿内の国王ではない。これ は57年当時九州に国王がいたということだな。まだ王朝までには 至っていないが、その50年後の帥升もそのへんか将軍クラスか だろう。これも九州だ。帥升当時、畿内には孝昭天皇が統治して るし、九州だな。ついで卑弥呼の女王国。これも推古の世まで畿内 に女王国はない。男王たる天皇ばかりだ。天皇を差し置いて記紀にも 独立して載って卑弥呼のことがか書かれてはいない。つまりこれも 九州だ。そして倭の五王、これも天皇ではないし、九州の将軍級 だということだ。さらに倭人伝にも多数の小国があった記述が あるし、それを掌握したのが女王卑弥呼だということだ。このように 九州には王クラス、準王クラスが当時うんといたわけだ。 なると戦国大名の中から徳川政権が出て270年ばかり朝廷と幕府の 2極での日本の歴史があるように、卑弥呼の時代からも九州に王朝の 始めたる女王国があってその後身が数百年、畿内の朝廷とともに 2極の状態だったということだ。これが正解だぜ。 さらにこれは確定というわけにはまだまだだが、神武以前に九州には ウガヤ朝数十代の記述が古史古伝にもある。これもまた九州だ。 「白鳳以来、朱雀以前」とは聖武天皇のことば(続日本紀 神亀元(724)年10月) 日本書紀 と違って、続日本紀 には天皇のことばにウソや間違いは見当たらぬ。(と先回りして断っておく。) つい4年前 :養老4(720)年に成立した 日本書紀 に、 白鳳 朱雀 という二つの年号がない! 日本書紀の異常さ、不調和乱雑 と何度も繰り返してきたことはこうゆう矛盾をいうのじゃ。 奈良時代の当時の官人たちの歴史書への関心は、自分の氏族の先祖偽装にあった。 下書きとして古事記が作られ、(ひょっとすると回覧して)内容を利害関係者へ 確認して、内容補正した(正式の)日本書紀完成後廃棄するはずだったものが 執筆者:太安万イ呂が持ち帰っておって後に世に出てしまったと思います。 少しの時期差で、先行した古事記が、残ったので日本書紀のウソの解明に役立つ。 古事記・日本書紀ともに、ウソだらけ。(古事記のウソのほうが困った性質) ↓ つくり話(造作)なので、辛酉年に革命的事件があったということにした。 初代神武は辛酉年に即位(ハツクニシラスA)。それから10運600年後は 第10代崇神38年に相当したのでハツクニシラスBらしくなる話を作った。 A=創業;武力で関西(~全国)を制圧 B=守成:文治で全国を教化 ここで、A,Bともに天武が持っている(と造作した)人物像を二人にコピーしたのです。 次の10運600年後は、欽明2年でこの治世中、準革命的事件=任那喪失が欽明23(562)年(これは事実)。 辛酉革命説:辛酉の年に革命が起きるという思想(革命が起きたか検証などしない時代) ↓ 辛酉の年に革命が起きると考えて、それに対応する思想、よって 対応①辛酉の年(を治世した天皇の御世)に革命的事件を造作した。←歴史造作が可能だった 対応②辛酉の年には、改元。 (例題) 欽明13(552)年:仏教伝来受容の対立 ↑ (13年つながりで、①天皇②蘇我③物部:①~③それぞれ親子、難波堀江、百済仏像・・・という共通) ↓ 敏達13~14(584~585)年:仏教伝来受容の対立 崇神10~12(BC88~86)・・・崇神紀に珍しく記事が多い(混んでる) ↑ ↑共通する説話:四人の臣下を各地へ派遣、戸口調査・公平課税、外国使が祝福、百姓平穏・・・ ↑ 天武10~12(681~683) ※上記を見つめての推察:天武紀↑↑↑崇神紀というコピー変形ペーストであろう。よって ハツクニシラスBとは、天武(に造作された)人物像からの変形なのだから、間接的に 天武を指している。 262壬午(神功62)年、任那=加羅王の妹 http //academy6.2ch.net/test/read.cgi/history/1207340005/191- ↑ ↑この間5運=300年(関連記事。変形がある:例えば大伴狭手彦→葛城ソツヒコ) ↑ 562壬午(欽明23)年、新羅が任那の官家を滅ぼす(これは重要事実。が周辺記述少ない) 563癸未(欽明24)年、まったく記事がない(ここで反撃して新羅を降伏させ復旧したい・・・執筆者の空想) ↓ ↓この間、1運=60年・・・よく読むとわかるのだが、空想願望が記事になってゆく ↓ 623癸未(推古31)年、記述したかった60年前の願望が記事に変形。 (兄弟の相続争い・譲り合い) BC50辛未(崇神48)年、兄と弟の相続の説話・・・・前後に記事ない。(何故この年か説明しよう) ↑ ↑この間12運=720年(下の有名な場面に取材した造作) ↑ 671辛未(天智10)年、天智病気、弟の大海皇子に位を譲ろうとする・・・有名な説話 672壬申(天武元)年、有名な壬申の乱 ↓ ↓6運=360年(こちらにも有名場面をヒントにした) ↓ 312壬申(応神41)年、ここでは兄と弟が相続譲り合い説話 ※上記を見つめての推察:天武紀↑↑↑崇神紀というコピー変形ペーストであろう。よって ハツクニシラスBとは、天武(に造作された)人物像からの変形なのだから、間接的に 天武を指しているという論拠の二番目。 (朝鮮半島へ出兵直前に挫折中止) 600庚申(推古8)~603癸亥(推古11)朝鮮半島(任那回復目的)出兵。(新羅降伏までは 241そっくり。) ↑ (再度の遠征のため)兵25000、指揮官来目皇子死。後任当麻皇子の妻死。挫折→遠征中止。 ↑ ↑この間1運=60年(変形 転写 を疑いましょう) ↑ 660庚申(斉明6)~663癸亥(天智2)朝鮮半島(百済回復目的)出兵。←有名な白村江の敗戦(その裏面) 遠征軍27000。伊勢の王死。中大兄の母(斉明)死。→これを口実に遠征取りやめ(備中風土記※) ※日本書紀には記述がないが、遠征中止で助かった人びとの記録。 同一干支60年を隔てて、経過がそっくりの事件があったと記述。 朝鮮半島への出兵(任那 VS百済) 皇子の死 (来目皇子 VS伊勢の王) 皇子親族女性の死(当間皇子妻VS中大兄母) どちらも遠征中止 241 と合わせて、6世紀はじめ推古朝の「任那復興企図」はマボロシとしか見えません。 日本書紀に たった二回だけの記録が ①欽明13年(親の天皇の13年) と ②敏達13年(子の天皇の13年) という13年つながりの同じ年紀に ①では(崇仏)蘇我 VS (廃仏)物部・中臣(双方親) ②でも(崇仏)蘇我 VS (廃仏)物部・中臣(双方子) ①②どちらも百済からの仏像が来て ①②どちらも天皇の命で蘇我が仏教を受容しようとして ①②どちらも諸国に疫病が流行して ①②どちらも物部が仏像を難波の堀江に投げ捨てた。 いくら将棋の記録が似るといっても たった二回だけの記録が、基本的にほとんど同じ棋譜で 246 欽明13年、立会い:欽明天皇、対局者:先手蘇我親VS物部親 →物部親が投げた 248 敏達13年、立会い:敏達天皇、対局者:先手蘇我子VS物部子 →物部子が投げた 454 「法興」は、 兄王の年号 「倭京」系列は、弟王の年号 と九州王朝説者の多くが理解し始めている。 のんびりひまじんさんは、いつも的を得たことを書いているのに、 これは逆だよ。 兄王は夜の王、すなわち伝統的宗教の最高地位にいるものである。 弟王は昼の王、仏法を以て統治する実務政治の最高地位にいるものである。 「法興」は「法を興す」で、弟王にピッタリの年号だ。 法興を兄王の年号とすると、兄王は伝統的宗教と仏法のダブル統治をすることになる。 これは兄弟王の2王政治がなかったことを意味する。 ところが、隋書俀國伝には、夜の兄王(天王)と昼の弟王(日王)の2王が役割分担をしているとあり、隋皇帝は「此太無義理」あると書かれている。 多利思北孤は隋と外交をしているので昼の弟王(日王)である。 私年号でしょう。養老律令第十八儀制令公文条に「皆用年号」と見えますね。 (養老令は大宝律令を継承したものだとして)それ以前のものは使っても使わなくても構わない…つまり私年号というくくりで良いと思います。 延喜式(907年~)については、今のところ読む気もないのだが、ただ一点村上節太郎という人が、 延喜式の諸国貢進果実のうち柑橘類の献上を調べたところ、 相模、駿河、遠江、加賀、若狭、近江、伊勢、山城、大和、摂津、河内、因幡、讃岐、阿波 という14カ国があっただけという。(中島洋 埋もれた古代史 1978 圭文社 P139) 岡山県愛媛県山口県とか九州がまったく出てこないそうだ。 中国・朝鮮から見て倭人伝を編纂するとして、絶対に無視できない場所だろ。 しかも日本でおそらく一番古代の中国系移民が多い。俺は宮崎か大分南部が 怪しいと思ってるんで、阿蘇は邪馬台国ではないと思うけど。このへんが モヤモヤしてわかんねw 701 日本@名無史さん [] 2009/02/14(土) 01 57 34 ID Be >些末な違いはあるとはいえ これが問題なんだな。例えば隋書の「二百余騎」と「飾馬七十五匹」。出迎えの 騎数など普通は記録に残すことではない。隋書が書いているのが珍しければ、同 じく日本書紀が書いているのも珍しい話だ。となれば、これは日本書紀が隋書の 「二百余騎」を見てわざと「七十五匹」と書いたということだな。一見、同じこ とを書いているように見えるが、数を違えることで「実はちがうんだ」と明示し ている。そこを読み取らんとアホだな。 新羅についての記述は次のようになっています。 新羅國,本弁韓之苗裔也。其國在漢時樂浪之地,東及南方倶限大海,西接百濟, 北鄰高麗。東西千里,南北二千里。 南が海というのですから、朝鮮半島の南端まで新羅国であったことはまちがいあ りません。そして、北は高麗、西には百済です。当然のことながら、新羅は縦長 の国です。あなたの読み方では、朝鮮半島の形と合致しないと思いますが? 712 老眼 [] 2009/02/15(日) 23 51 36 ID Be 711 『新羅國,本弁韓之苗裔也。其國在漢時樂浪之地,東及南方倶限大海, 西接百濟,北鄰高麗。東西千里,南北二千里。 』 上記は、隋書からの引用ではありませんね。 上記は、何の文献ら引用されたものでしょうか? 上記は7世紀初頭の半島情勢ではありません。 6世紀までの、強力化期新羅以前、弱小化百濟以前の半島情勢の様に読めます。 532年(新羅金官伽耶占領)以降6世紀中頃までの半島南部情勢を表現しています。 当然のことながら、新羅は縦長の国です。 あなたの勘違いです。 新羅が縦長の国になったのは、新羅が551年ソウルを支配下に入れてからです。 713 532年百濟新羅連合軍がソウルの高句麗を北に押し返し、 新羅がソウル近辺を一時的に支配地としたが、 その後、ソウル近辺は又高句麗の占領地に戻っています。(高句麗対新羅・百濟の紛争地化) この時から百濟東方の半島中央部の山地の東側は新羅の占領地です。 百濟の北が旧百濟領の高句麗占領地(紛争地)、百濟の東の山地の東は新羅領、百濟の南は新羅領。 以上が6世紀初頭の半島南部情勢です。 旧唐書『北鄰高麗 東西千里 南北二千里』は、 紛争地を考慮し、「北接高麗」としないで「北鄰高麗」としていますね。 隋も唐も高句麗と紛争中でしたから、両国はこのソウル近辺の紛争地を楽浪郡とし、 新羅王を楽浪郡公としています。 又、旧唐書東夷伝は、隋書東夷伝の短里表示に対して、長里表示に変っています。 隋代の新羅は、北は漢江流域上流中流部から南は半島西南部まで領土としていたので、 南部を西に張り出した、縦長の領域です。 漢江下流部は、高句麗と新羅の紛争地域になります。 辞書を編纂した先人の学者先生方はそれに気がつかなかったのでしょう。 もしくは、それを指摘すると学者生命上都合が悪かったのでしょうね。 7世紀まで(唐代初期まで)の漢籍では、東西の境線の長さを示し、 8世紀頃以降(唐代後期)の漢籍では、東西の境間の長さを示しています。 唐代に中国語が変わったようです。 済州島は中央に火山がある。南北といったところで、直線に歩けるわけではない。 大きく迂回することになるんだ。出発点とコース、終点の取り方では南北の方が長く 感じたとしても不自然ではないんだよ。 百濟から海行三月の距離を船で済州島に行っていますから、 船で済州島を一周すれば、南北に短く東西に長い楕円の島であると認識できます。 7世紀の初めの史書らしいのですが百済について「東西四百五十里南北九百餘里…」とあると聞いています。 聞くところによると、これが書かれた史書の責任者は、どうも隋書と同じらしいのです。とすれば上記の百済についての記述は貴説に従うと、隋書と同様に… 「国の東と西にある国境線の長さが450里。南と北にある国境線の長さが900余里」と読まなければならない訳ですね。 現実の地形とそぐわないような気がするのですが。単なる気のせいでしょうか…? www 734 日本@名無史さん [] 2009/02/19(木) 11 11 59 ID Be 733 そうです。 百濟は横長で900里×450里(70km×35km)の国です。 隋代には錦江中下流域だけの小国に縮小しています。 魏書東夷伝風に表現すれば方可六百餘里というところでしょうか。 ∵∵∵∵┏━┓∵∵遼東∵┌───┬┬∵∵ ∵∵∵┏┛~┗┓∵∵∵┌┘∵∵∵│↑∵∵ 『 随書の半島世界 』 ∵∵┏┛~~┏┛∵∵┌┘∵∵∵∵││∵∵∵∵∵┏━┛~~~~~~~~ ∵┏┛~~┏┛∵∵┌┘○好太王碑││∵∵∵┏━┛~~~~~~~~~~ ┏┛~~┏┛∵∵┏┻┓∵∵∵∵∵││∵∵┏┛~~~~~~~~~~~~ ~~~┏┛∵┏━┛~┗┓高麗∵∵│2000里┛~~~~~~~~~~~~~ ~~~┗━━┛~~~~┃∵∵∵∵││∵┃~~其國東西二千里南北千餘里 ~~~~~~~~~~┏┛∵◎平壌││∵┗┓~都於平壌城~~~~~~~ ~~~~~~~~~~┃∵∵∵∵∵││∵∵┃~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~┣┓∵∵∵∵│↓∵∵┗┓~~~~~~~~~~~~ 『 随書の半島世界 』 ~│┗━┳──┴┴┐∵∵┃~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~├←1000里→┤∵│∵∵┗┓~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~┃楽浪郡∵│∵∵∵┃楽浪郡=高麗新羅紛争地 ~~~~~~~~~~~~┏┛∵∵∵∵│∵∵∵┗┓~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~┃∵旧百濟領│∵∵∵∵┃~~~~~~~~~~ ~~~~~~┬─────┠────┐∵│∵∵∵┃~其國東西四百五十里 ~~~~ 450里~~~百濟┃∵◎居抜│∵│∵∵∵┃~南北九百餘里~~~ ~~~~~~┼─────┠────┼─┘新羅國┃~南接新羅北拒高麗~ 其南海行三月↑~~~~┏╋─900里 ┤∵∵∵∵┏┛~~~~~~~~~~ 有[身冉]牟 ~│~~~┏┛∵∵∵∵∵∵∵∵∵┏┛~~~~~~~~~~~ 羅國~~~~│~~┏┛∵∵∵新羅國∵∵┏━┛~~~~~~~~~~~~ ~~~~三月行~~┗┓∵∵∵∵┏━━━┛~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~│~竹島○┓∴┏━┛~~~~~┏┓~~~~~~~~~~~ ~~~~~~│~~~~┗━┛~~~~~~~┃┃都斯麻國~~~~~~~ ~~~~~~↓~~├1000里┤~~~~~~~┗┛~~~~~~~~~~~ ~~~~~~┼──┏━━━┓~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~数百里~┃∵∵∵┃[身冉]牟羅國~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~┴──┗━━━┛~[身冉]牟羅國南北千餘里東西數百里~~~ 735の地図の楽浪郡が、其の文献では高句麗領となっています。 上記地図の百濟領北東部に熊津城(公州)があります。 (居抜城の位置については議論があります) その文献は、百濟の南は海となっていますから、 新羅高句麗戦の時に百濟が新羅に南攻(616年)し南に百濟領を拡大後のことになり、 唐成立直後の頃から百濟滅亡までの半島情勢を述べたものと推測できます。 「東西四百五十里南北九百餘里」の数字は隋書からの引用で、文法は唐代で記述か? 周書です。 その文献は、百濟の南は海となっていますから、 新羅高句麗戦の時に百濟が新羅に南攻(616年)し南に百濟領を拡大後のことになり、 唐成立直後の頃から百濟滅亡までの半島情勢を述べたものと推測できます。 え~と出来たのは、貞観2年(628)だったと記憶してます。(違ったらごめんなさい)百済滅亡は確か餘豊2年…唐高宗の龍朔3年(663) 「東西四百五十里南北九百餘里」の数字は隋書からの引用で、文法は唐代で記述か? 隋書成立の8年前、隋書と同じ総監房玄齢。 その縦長の地形をさして「東西四百五十里南北九百餘里」と隋書とほぼ同時期の史書に書いてあるという事です。 よって隋書倭国伝の「東西五月行南北三月行」も東西距離の行程が五ヶ月で南北は三ヶ月…と普通に読めばいいのです。簡単な事ですね。 743 九州王朝大好き [] 2009/02/20(金) 20 05 57 ID Be 742 結論を急がないで。 「北周書」についてもっと検討しなければなりません。 隋書百濟國伝の「其南海行三月有tam[身冉]牟羅國南北千餘里東西數百里」もありますから。 同一史書の読法に従えば「其境東西五月行南北三月行」も東西距離の行程が三ヶ月で南北は五ヶ月…と普通に読めますよ。簡単な事ですよ。 同一史書間の方が信頼性が高いと思いますが。 ∵∵∵∵┏━┓∵∵遼東∵┌───┬┬∵∵ 『 随書の半島世界 』 ∵∵∵┏┛~┗┓∵∵∵┌┘∵∵∵│↑∵∵ ∵∵┏┛~~┏┛∵∵┌┘∵∵∵∵││∵∵∵∵∵┏━┛~~~~~~~~ ∵┏┛~~┏┛∵∵┌┘○好太王碑││∵∵∵┏━┛~~~~~~~~~~ ┏┛~~┏┛∵∵┏┻┓∵∵∵∵∵││∵∵┏┛~~~~~~~~~~~~ ~~~┏┛∵┏━┛~┗┓高麗∵∵│2000里┛~~~~~~~~~~~~~ ~~~┗━━┛~~~~┃∵∵∵∵││∵┃~~其國東西二千里南北千餘里 ~~~~~~~~~~┏┛∵◎平壌││∵┗┓~都於平壌城~~~~~~~ ~~~~~~~~~┏┛←1000里→┤↓∵∵┃~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~┠──────┴─┐∵┗┓~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~┗━━┓∵∵∵∵∵│∵∵┃~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~┗┓∵∵∵∵│∵∵┗┓~~~~~~~~~~~ 786 九州王朝大好き ◆I.THkUKc4Y [] 2009/03/20(金) 15 58 12 ID Be 『 随書の半島世界 』 ~~~~┃楽浪郡∵│∵∵∵┃楽浪郡=高麗新羅紛争地 ~~~~~~~~~~~~┏┛∵∵∵∵│∵∵∵┗┓~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~┃(旧百濟領) │∵∵∵∵┃~~~~~~~~~~ ~~~~~~┬─────┠────┐∵│∵∵∵┃~其國東西四百五十里 ~~~~ 450里~~~百濟┃∵◎居抜│∵│∵∵∵┃~南北九百餘里~~~ ~~~~~~┼─────┠────┼─┘新羅國┃~南接新羅北拒高麗~ 其南海行三月↑~~~~┏╋─900里 ┤∵∵∵∵┏┛~~~~~~~~~~ 有[身冉]牟 ~│~~~┏┛∵∵∵∵∵∵∵∵∵┏┛~~~~~~~~~~~ 羅國~~~~│~~~┃∵∵∵新羅國∵∵┏━┛~~~~~~~~~~~~ ~~~~~三月行~~┃∵∵∵∵┏━━━┛~~~~~~~~~~~~~~ ~~貊國●~│~竹島┃∴∴┏━┛~~~~~┏┓~~~~~~~~~~~ ~~~●~~│~~●┗━━┛~~~~~~~┃┃都斯麻國~~~~~~~ 貊國●~~~↓~~├1000里┤~~~~~~~┗┛~~~~~~~~~~~ ~~~~~~┼──┏━━━┓~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~数百里~┃∵∵∵┃[身冉]牟羅國=耽牟羅國(発音同一)~~~~ ~~~~~~┴──┗━━━┛~[身冉]牟羅國南北千餘里東西數百里~~~ 日本古代の研究を一番阻害しているのは「日本書紀」ではないでしょうか。私は九州王朝説を信じる者ですが、では近畿の状勢はと言えば九州を上回っていたことは考古学からも歴然としている。 そんな中、九州王朝が東遷できる状況があったとは思えません。日本書紀の信用性が全くなければ頼るのは外国の史書になります。 もう一つ、朝鮮半島の南部に倭国があったこと、邪馬台国は朝鮮半島何から九州北部の海峡国家であったと思われる。諸先生方、自説を通そうと色々のこじつけを卒業して、白紙に帰り議論しましょう。 補足 東夷の7ヶ国の冒頭記事 1.「夫余伝」 省略 2.「高句麗伝」 省略 3.「沃沮(よくそ)伝」 省略 4.「挹婁(ゆうろう)伝」 省略 5.「濊貊(わいはく)伝」 省略 6.「韓伝」 韓は、帯方の南に在り。東西は海を以て限りと為し、南は倭と接す。 三種有り。 ①馬韓 ②辰韓 ③弁韓 其の瀆廬(とくろ)國、倭と境を接す。 ※茫曄(はんよう)撰の『後漢書』(「韓伝」)には次のように記されている。 韓には、三種有り。1を馬韓と曰い、2を辰韓と曰い、3を弁韓と曰う。 馬韓は、西に在り。54国有り。其の北は楽浪と、南は、倭と接す。 辰韓は、東に在り。十有二国(十二国)有り。その北は、濊貊と接す。 弁韓は、辰韓の南に在り。亦、十有二国。其の南は、亦、倭と接す。 ※なお辰韓の項に 「國、鉄を出す。韓・ 濊・倭、皆従いて之を執る。」 定説では「したがいて」と約されていたが、どうしても意味の通じる文章になっておらず、 疑問視されていた。 漢和辞典を読めば ①したがう ②ほしいまま。きまま。 ③はなつ。ほしいままにさせる。 ④まかせる。ゆるす。 ⑤たて(縦)と同意語 「國、鉄を出す。韓・ 濊・倭、皆ほしいままに之を執る」倭は狗邪韓国にて製鉄していたと思われる。 「國出鐵 韓濊倭皆從取之」 国では鉄を出す。韓濊倭の皆が鉄を取ることに従事している。 倭人も製鉄の技術を持っていたのだよ。 なおこの鉄原料はリモナイト(褐鉄鉱・沼鉄鉱・ベンガラ原料)です。 赤鉄鉱や磁鉄鉱(砂鉄)が製鉄の原料ではありません。 対馬海峡の南北に居住する女王國連合倭は弁辰に鉄を求め、 卑彌呼に敵対する九州中部の狗奴國連合倭は阿蘇に鉄を求めた。 周書の記載内容には信頼性に欠けるところがあります。 周書は唐・宋の時期及び北宋代に散逸し、後世に北史などによって補っています。 周書のこの部分は、 『故其地界東極新羅 北接高句麗 西南倶限大海 東西四百五十里 南北九百餘里』又、 北史のこの部分は、 『其國東極新羅 北接高句麗 西南倶限大海 處小海南 東西四百五十里 南北九百餘里』 とあります。 上記はこの部分も周書の散逸部分で、周書は北史をほぼコピーしたもの、と見られます。 周代においては百濟南側の内陸部は既に新羅領となっているのに、 上記では百濟の南は大海となっているからです。 磐井の乱で倭が弱体化し、新羅は倭人の地を占領するだけでなく、 新羅が百濟南部の内陸部に進出していたのです。 百濟の旧百濟領の新羅への反攻もありましたが、一時的なものです。 よって周書は隋書と異なる新しい文法(表現方法のルール)で書かれたものとなります。 周書:「東西四百五十里」は東西方向の距離が450里。「南北九百餘里」は南北方向の距離が900餘里。 隋書:「東西四百五十里」は南北方向の距離が450里。「南北九百餘里」は東西方向の距離が900餘里。 となります。 上記「表現方法のルール」は 周書:長里 隋書:短里 そのような500年以上にわたる文物を全て証拠隠滅する事が果たして可能なのか?っちゅう話や ↑ 708(慶雲5→和銅元)年正月11日、改元大赦の詔中、「禁書」というコトバがある。(続日本紀) その禁止文書が何であった推測できる記事もある。 769(神護景運3)年10月10日、大宰府が「五経あるが三史ない。列代歴史を欲しい」と言上。 →詔(=称徳天皇の許可)により、「史記、漢書、後漢書、三国志、晋書」各一部を賜う。 ☆このような基礎的な歴史書まで禁止しておいて、 日本書紀という公式歴史書が創作されたに違いない。 九州王朝は、7世紀なかば、副都:難波宮を建設し東遷を始めたという最新仮説に 有力な展開があったようです。 http //www.furutasigaku.jp/jfuruta/jfuruta.html 「古代難波に運ばれた筑紫の須恵器」(『九州考古学』第83号、2008年11月) 「前期難波宮の整地層から出土した須恵器甕について、タタキ・当て具痕の比較をもとに、 北部九州から運ばれたとする。」という『史学雑誌』2009年五月号の「回顧と展望」 九州王朝たって、畿内に覇をとなえていたニギハヤヒの王朝にくらべれば どうみても弱小王朝だよね。なぜかどっちの王朝もアマツカミの子孫である 証拠をもっていたというんで、九州王朝も畿内王朝も正当性においては甲乙 つけがたい、ということになってしまうのだが、記の記述からすると。 新撰姓氏録の研究報告では http //www.furutasigaku.jp/jfuruta/kaihou29/kaihou29.html 仁徳(第16代)~武列(第25代)の10名の天皇の子孫という氏族がありません。 架空の天皇と知っている有力氏族たちが先祖と主張する対象外とすると納得ですが、 相当に深刻な指摘でして、 のんびりと、倭の五王と比定などしている場合ではなさそうです。 これら10名の天皇全員が架空なのではありませんか? それとも、武列が横暴だったので皆殺されたとでも言うのでしょうか? そもそも、九州王朝説は、古事記日本書紀のほとんど全部を架空とする 前提をしています。 たまたま、当該10代は余りにもひどい内情を、近畿王朝内でも共有 していた ことが判明しただけでしょう。 動機については、 九州王朝を抹殺し、これに負けない伝統があったことに捏造した 近畿王朝の歴史書全体の動機に帰属しましょう。 太国氏の言ってる年号は奇妙な年号だ。慶事・祝い事という感じがしない。 遊牧民の五胡の年号ではないか。特に前燕、後燕、西燕、南燕、北燕が怪しい。
https://w.atwiki.jp/drrr/pages/28.html
デュラララ!! vol.1 限定版特典 アニメイトオリジナル特典 デュラララ!! みんなはなかよし 2月 DVD vol.1 ・ DVD vol.2 デュラララ!! vol.1 第一話・第二話、特典映像:イベント「デュラララ!! アニメ化 de デュララランデブー in 幕張」を収録。 発売日:2010年2月24日 完全生産限定版 ANZB-9521~2/税込価格:6,300円 通常版 ANSB-9521/税込価格:5,040円 発売:アニプレックス 限定版特典 オーディオコメンタリー:豊永利行×宮野真守×神谷浩史×監督:大森貴弘 成田良悟×ヤスダスズヒト 書き下ろし外伝小説vol.01 カバーソングコレクションCD:「リンダリンダ」<紀田正臣> キャラクタープロフィールカード:竜ヶ峰帝人 カラーブックレット:竜ヶ峰帝人、紀田正臣、園原杏里 購入者限定! イベント参加応募ハガキ アニメイトオリジナル特典 第1巻購入特典:描き下ろしブックカバー(臨也&静雄) 1~6巻連動購入特典:小説収納ファイル 全巻購入特典:CD デュラララ!! みんなはなかよし 2月 20ページ 表紙絵:岸谷新羅 あらすじ:セルティからチョコレートをもらいたがる新羅だが、つれない態度のセルティ。新羅は、静雄と臨也に愚痴を言いに行く。臨也の言葉に自らチョコをあげようと思うが、話題のチョコは即日売り切れだった。 登場人物:九十九屋真一、岸谷新羅、セルティ・ストゥルルソン、平和島静雄、サイモン・ブレジネフ、デニス、折原臨也、狩沢絵理華、遊馬崎ウォーカー、門田京平 - テスト -- 管理人 (2010-04-18 22 14 10) 名前 コメント
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殺し合いの会場に堂々と聳え立つ高層ホテル。 朝日に照らされるその外観は、周囲の緑を基調とした平原とは対照的に、現代チック且つ洒落たデザインとなっている。各部屋の窓からは眼下のエリアを見渡す事ができ、客室の内装は豪華な造りながらもシックで落ち着く空間となっている。 そんなホテルの一室にて、桜川九郎は、ベッドの上で仰向けになり、ぼんやりと無地の天井を見つめていた。 「……紗季さん……」 ぼそり呟くように亡き彼女の名前を呼ぶ。 返事が返ってくるわけもなく、しんみりとした静寂に包まれる室内を、空調の音のみが包む。 九郎自身は不老不死の身だ。 ちょっとやそっとじゃ死ぬこともなければ、直ぐに蘇ることが出来る。 しかし、琴子や紗季は違う。こと紗季に至っては、正真正銘の一般人だ。 魔法やスタンドなどという異能が飛び交うこの戦場においては、あまりにか弱く非力な存在であるがため、非常に危ういと憂慮はしていたのだが……。いざこうして、かつて結婚目前まで関係を深めた彼女と死に別れると、心にぽっかり穴が開いた気分である事に気付く。 『あなたも、あの娘とともに許さないのね』 『岩永さん、大事にしなさいよ』 『じゃあね』 彼女と最後に交わした会話が走馬灯のように脳内を巡り、九郎は天井に向けて手を翳す。 『俺達は生き残った。だったら、失った物ばかりに目を向けていても仕方がない。死んで行った者達の為にも。俺達は進まなければ。』 と同時に先程のブチャラティの言葉が蘇る。 (……そうだ、僕達はここで止まる訳にはいかない……そうだよな、岩永……) 今は隣にいない相棒に語り掛けるかのように。自分にそう言い聞かせて気持ちを奮い立たせ、ぎゅっと拳を握りしめ、思考を切り替えた。 (今の僕にとって武器になるのは『人魚の力』つまり不死性のみだ……だが、これもどこまで有効なのかが怪しい) 九郎は自身に宿る不死の能力に疑念を抱いている。それは、殺し合いをより公平に進めるために、主催者側が自分の不死性に何かしらの制約を課したのではないかというものだ。 勿論、これは憶測の範疇ではあるのだが、九郎がこの考えに至った理由は一つある。 それは、九郎には既に別の制限が課せられているからだ。 桜川九郎は不老不死の能力を得る人魚の肉だけではなく、未来を予知するという件の肉を食して、未来決定能力を得ている。 この未来決定能力は、九郎が死に瀕した際に、複数の未来の可能性の中から、自分が望む未来を掴むことができるというものである。 この能力と不死身の特性を組み合わせることで、あらゆる難局に対応することが出来るのだが―――。 彼は既にこの会場でジオルド・スティアートに二度殺されている。しかし、死に瀕したときに未来決定能力を発動させることは出来なかった。恐らく制約として課せられているものの一つなのだろうと踏んでいるが、こうなってくると、もう一つの不死性についても何らかの制約が掛けられているのではないかと思えてくる。 (となれば、不死性を過信して無闇矢鱈に死ぬのも危険だな……) と、改めて自身に掛けられた制限について考察していると、コンコンとドアからノック音が鳴り響いた。 「はい」と答えつつ起き上がりドアを開くと、そこには新羅が立っていた。 「やぁ、桜川君」 「岸谷先生……?まだ集合までには時間があるはずですが……」 ホテルで会した一同は、各自休憩取って午前10時に再度ロビーに集合する手筈となっていたが、まだ一時間以上も猶予はある。にも関わらず新羅が現れたということは……。 「―――何かあったんですね?」 少し緊張を含んだトーンで問い掛ける九郎に対して、新羅はいつもの愛想笑いを顔に張り付けながら答える。 「正解。いやぁ〜またこのホテルに新しいお客さんが訪ねてきてさぁ。ブチャラティ君から再度招集が掛かったんだよ。だから、お休み中申し訳ないんだけど、一緒に来てくれるかな?」 新羅の言う「お客さん」とは他の参加者のことだろう。 新羅の面持ちと言葉に切迫した様子はないことから、いきなり襲撃を仕掛けてくるような輩ではないようだが。 「分かりました、行きましょう」 特に断る理由もないため、九郎は承諾し部屋を出る。新たな来訪者を見定めるため。 そして、あわよくばそれが岩永であることに期待を込めて。 ◇ 「―――それで、その煉獄って人に助けられて、命からがらここまで逃げてきた…ということね」 「ええ…本当に死ぬかと思ったわけよ」 「流竜馬に、仮面を被った剣士か……。危険人物の情報を得られただけでも収穫ですね」 ホテルに流れ着いた少女の名前はフレンダ=セイヴェルン。背丈こそは九郎が探す岩永琴子と同様小柄であるものの、外見は金髪碧眼のお人形さんのような出立ちをしている。 ロビーにはブチャラティの招集に応じてアリア、新羅、九郎の三人が集まり、皆でフレンダから事情聴取していた。 元々ブチャラティと新羅はホテルエントランスにて休息を取っていたのだが、フレンダの来訪を機に、ブチャラティが新羅に、部屋で休む他の二人を呼び出すよう依頼し、新羅が九郎とアリアの順に引き連れて今に至る。 (ふぅ……どうにか、そこそこの規模の集団に潜り込みことができたってわけよ) フレンダはブチャラティ達に、この会場で体験したことについて、嘘と真実を織り交ぜ、自分の都合の良い形に脚色しつつ話した。とりあえずはフレンダをつけ狙う流竜馬、それにフレンダに刃を向けた仮面の男、それに煉獄杏寿郎については話をした。しかし、それ以外の参加者―――彩声、静雄、レイン、メアリ、シグレのことについてはあえて伏せておいた。 馬鹿正直に話すわけにもいかないし、かと言って、自分が有利になるよう彼らの言動に脚色をつけるのであれば、このホテル組の中に彼らの知り合いがいた際に、ややこしい話になる可能性があるからだ。 そして捻じ曲げられた情報と引き換えに、フレンダもまた彼らがこれまでに見聞きした情報を得ることが出来た。 「……つまりは流竜馬や仮面の剣士の他にも、ジオルドっていう炎を使うヤバめな奴が殺し合いに乗って、この辺りを彷徨いているってこと!?」 彼らから齎された危険人物の情報に大袈裟に反応し、如何に自分がこの殺し合いに困惑して怯えているのかをアピールする。そこに、九郎が話を被せる。 「要注意人物ならもう一人いる……さっきフレンダさんにも話した佐々木志乃さん……」 「ええっと、確か『罪歌』っていう刀に乗っ取られている可能性があるんだっけ?」 「まぁ、憶測レベルだけどね。一応警戒するに越したことはないよね〜」 あっけらかんとした様子で語る新羅に、ピクリと反応するアリア。 むっとした様子で、新羅達の会話に食ってかかろうとする。 だが彼女が口を開く前に、ブチャラティはこれを制し、一同に告げる。 「あくまでも、可能性レベルでの話だ。アリア、前にも言った通り、彼女の件はお前に一任する、それで良いだろう?」 「―――分かったわよ……」 アリアは不満げな表情を浮かべつつも、渋々了承の意を示す。 アリアが一旦引き下がったのを見て、ブチャラティはやれやれと言った感じで溜息をつく。 「念のため、味方になりそうな参加者についても、整理しよう。俺達がこの会場で出会った、殺し合いに乗っていない側の人間はリュージ一人だけだ。 後は、皆の元の知り合いといったところか……フレンダ…再度確認したいのだが、今この会場に君の知人はいない……それで間違いないな?」 「正確には浜面と滝壺がそうだったんだけど……滝壺は最初の会場で、あのテミスに殺されて……浜面はさっきの放送で名前呼ばれちゃったから……」 目に涙を滲ませながら、唇を震わせ、悔しそうに語るフレンダ。 哀愁漂うその姿に、アリアと九郎は、気の毒そうな表情を浮かべる。 アリアはそんなフレンダの肩に手を置いて、彼女を労る。 「辛かったわよね、フレンダ……。でも、大丈夫よ。今は私達が付いてるから。安心して」 「……うん、ありがとう、アリア……」 「こんな事言うのは気休めにしかならないと思うけど、亡くなった人たちのためにも、僕達は前に進むしかない」 「――そうよね」 アリアと九郎の励ましの言葉に、涙をぬぐい、僅かながらの笑顔で応えるフレンダ。 少しだけ元気を取り戻した様に見えるフレンダに、一同は安堵する。 「話を続けるぞ…各々の知り合いについてだ。まずはアリアの知り合いだが、間宮あかり、佐々木志乃、高千穂麗の三人で、彼女達は殺し合いに乗る様な連中ではないということで良いか?」 「ええ、そうよ…三人とも、まだまだ未熟なところはあるけど、武偵の端くれよ。佐々木志乃も含めてね!」 少し語気を荒げるアリアをじっと見据えて、ブチャラティは短く「分かった」と呟き、彼女の隣に座る九郎に視線を移す。 「次に九郎。お前が探しているのは―――」 「岩永琴子、一応僕の彼女ってことになっています。あいつなら、秩序に反したこの殺し合いは絶対に否定するでしょうね」 九郎の返答にブチャラティはまた「そうか」とだけ答え、次は全員へと視線を配りながら話を続ける。 「俺の知人はジョルノ・ジョバァーナ唯一人だ。あいつも性格上、殺し合いに手を染めるような奴じゃない。俺が保証しよう。」 「そのジョルノって人も、あなたと同じ『スタンド能力者』ってことで、良いのかしら?」 「ああ、そうだ」 「スタンド……能力……?」 疑問符を浮かべるフレンダに、九郎が補足を加える。 「簡単に言えば、超能力みたいなものだよ、フレンダさん」 「超……能力…………?」 「アリアと九郎には既に見せたが……まあ、こればかりは口で説明するより、実際に見てもらった方が早いだろう。『スティッキィ・フィンガーズ』!」 ブチャラティが掛け声とともに手を掲げると、彼の周囲に半透明の人型の異形が浮遊し始める。 「これが、俺のスタンド『スティッキー・フィンガーズ』だ。」 「――ええっ!?何これ……!?」 「相変わらず、不思議な力ね」 「うわあ、ブチャラティ君、凄いね、これ!実に興味深い!ぜひ検査させて貰いたいところだ」 アリアと九郎は既に目の当たりにしていたため、大騒ぎすることはないが、初めてスタンドを目にするフレンダ、新羅は異なるそれぞれ異なる反応を示す。 驚愕に目を丸くするフレンダ。新羅は好奇心に目を輝かせて、はしゃいでいる。 「本来スタンドは、スタンド使いにしか視認することは出来ないのだが、この会場では何故だかお前達にも見えるようだ。これも主催者が課した制限とやらの影響かもしれんが……」 そう説明を加えたブチャラティは、スタンドを引っ込める。 「あっ……」 と、興味津々にスタンドに触れようとしていた新羅は、残念そうな声を上げる。 そんな新羅を横目で見つつ、ブチャラティは更に言葉を続ける。 「---俺が知りうる限り、少なくとも俺とジョルノの二人のスタンド使いがこの殺し合いに参加させられている。しかし俺達以外にも他のスタンド使いが参加している可能性も考慮すべきだな。」 「どうして、そう思うんですか?」 「先程も話したが、この場所では、スタンド能力が非スタンド使いの参加者も視認できるよう改竄されている……つまりこのゲームの運営とやらは、俺やジョルノがスタンド能力者であると把握した上で、そこに手を加えたことになる。 運営がわざわざ俺達スタンド使いをピックアップして、この殺し合いに参加させる理由は何だ?」 ブチャラティからの問いかけに、九郎は顎に手を当てて考え込む。 「恐らくは、そういった異能持ちがいる方が、殺し合いとして盛り上がるから……とかですかね?」 「そうだ。連中がこの殺し合いを一つの娯楽として取り扱っているのだとしたら、スタンド使いのような特殊な能力を持つ者達を参加させた方が、より面白い見世物になるからな。連中が『スタンド』の存在を認識しているのであれば、俺やジョルノ以外のスタンド使いも、この殺し合いに放り込んでいる可能性も憂慮すべきだ。」 「まぁスタンド使いじゃなくても、何らか他の異能持ちであることも十分に考えられるよね。桜川君のような不死者や、ジオルド君のような魔法使いを参加させていることを鑑みると、さ」 (……そうよね、現にこちとらレベル4の絹旗や、学園都市第4位のレベル5の麦野まで巻き込まれているわけだしね) 新羅の考察に、フレンダも心の内で同意する。 例え異能持ちでなくても、現にフレンダや浜面といった暗部のメンバーや、アリアが話す『武偵』といった訓練された人間が参加しており、果ては先程出会った仮面の男や煉獄、流竜馬や平和島静雄といった明らかに人間離れした戦力を目の当たりにしている。 そのように考えると、ますますフレンダ独力での優勝は至難の業であることを認識させられる。 (とりあえず、暫くはこいつらの元で腰を据えようかな。都合よく首輪も持ってるみたいだし。結局解除してくれたら、それはそれでラッキー!ってわけよ) などと、フレンダが今後の戦略について思考を巡らせているのを他所に、ブチャラティが口を開いた。 「―――とまあ、少し話が逸れてしまったが……最後に新羅。お前が探しているのは首なしライダーのセルティ・ストゥルルソンとのことだが―――」 「うんうん、そう、セルティ!僕の愛しきセルティだ!ああ、勿論彼女はこんなゲーム認めることはないよ、何たって彼女はすごく優しいから―――」 「セルティ・ストゥルルソンが素晴らしい女性だというのは理解した。しかし、新羅……九郎の話によると、セルティの他にも知人もこのゲームに参加しているとのことだが?」 同居人の話題が振られた途端に饒舌に語り始めようとする新羅に、ブチャラティは強引に遮り話を戻す。 新羅はというとテンションを落としつつ、「あー」と言って頭を掻き、答える。 「まぁ、ね。一応友人の名前が二人、名簿にあったんだ。一人は折原臨也、もう一人は平和島静雄っていうんだけどね。まぁ二人とも殺し合いには乗らないと思うよ」 「どんな奴らなんだ?」 「そうだねぇ、まずは折原君だけど……彼を一言で表すと『反吐が出る』って感じかな?」 「……どういう意味よ?危ないやつって事?」 アリアが眉根を寄せて尋ねると、新羅は両手を広げて肩をすくめる。 「ああ、誤解しないで。褒め言葉だよ。彼とは中学生時代からの付き合いではあるけど、人殺しは決してしないよ……一応情報屋なんてやってるだけあって、頭もキレるし、今頃は主催者連中をどうやって一泡吹かせようか企んでるんじゃないかな?ちょっと癖のある変人の類ではあるから、周りには迷惑を掛けるかもしれないけどね。 まぁ『好奇心は猫を殺す』と言うけど、もし臨也がこの殺し合いで周りにちょっかいかけて殺されるようなことがあっても、それはそれで自業自得と言えるかもしれないよね」 「アンタ、自分の友達、何だと思っているのよ……」 呆れた様子でアリアは突っ込みを入れるが、新羅は気にすることなく、彼の変わった友人達について語り続ける。 「で、もう一人―――静雄の方は、一言で表すとすれば『火山』みたいな人間かな。これがまた沸点が低い上に、怒り出すと本当に手がつけられなくなるんだよ。 それこそ僕も、彼が暴れだしてその辺の自動販売機やガードレール投げ飛ばしたり、彼の怒りを買った人間が殴り飛ばされて星屑になったりするのを何度も見てきたよ」 「その平和島って人は、本当に人間なの……?」 「正真正銘の人間だよ。まぁ、曲がったことは大嫌いだから、殺し合いには絶対に乗らないだろうから安心してよいと思うよ。ただ、こんな殺し合いに呼ばれて機嫌は絶対に悪いだろうから、バーテン服を着た金髪の男を見掛けても、近づかない方が賢明かもしれないね」 あっけらかんとした口調で言い放つ新羅に対して、ブチャラティは「ふむ」と呟き、話を纏める。 「なるほど……一応お前の友人たちも要注意だということは分かった。これで粗方、全員の知人についての情報は整理できたな。ところで―――」 とブチャラティはここで周りをぐるりと見渡し、その視線をある少女へと定める。 「先程から気になっていたのだが、フレンダ……少し顔色が悪いようだが何か気になることでもあったか?」 「えっ……!?」 ブチャラティの指摘に、フレンダはぎくりと体を震わせる。 その場にいる全員の視線が、一斉に彼女へと集中する。 (えっ、ちょっと待って、何この状況……?) 困惑するフレンダ。ブチャラティの問い掛けは、こちらを気遣うという類のものではなく、明らかに猜疑心を孕んだ物であった。 思い当たる節としては、一つだけある。それは新羅の口から、彼の知り合いとして平和島静雄の名前が出て来たときである。 内心ドキリとしたが、それでも彼らには自分と静雄との接触情報は伝えてはいないし、静雄と新羅に交友関係が分かっても彼らが出会うことがなければ影響はなし―――と、平静を装って、表情には出さない様にしていたつもりだった。 しかし、どうやら彼女の意識の外にある微妙な変化を、ブチャラティは見逃さなかったのである。 (いやいやいや!まさか私とあいつが会っていたことを勘付かれたとか……?そんなはずは……) 心の内で焦燥感を募らせるフレンダだったが、ブチャラティは尚も言葉を続ける。 「もし何か俺達に打ち明けていないことが有るのなら、遠慮なく話してほしい。お互いのため、隠し事は無しにしよう」と。 言い方はマイルドだが、念押しをするように迫るブチャラティ。 (こ、こいつ……どこから疑っているわけ!?) フレンダは動揺を抑えつつ、ブチャラティの目を見つめ返す。 「わ、私は―――」 ―――どうする?こいつがどこまで知っているのか分からない以上、下手に誤魔化すのは逆効果になるんじゃあ……? ―――じゃあ、洗いざらい正直に話す?そんなことできるわけがない。 ―――そもそも、こいつは確信を持って言っているわけじゃないはず。つまり、まだ疑惑の段階。 ―――このまましらばっくれても、私の嘘を裏付ける証拠がなければ、こっちが不利になるわけじゃあ……。 脳裏を駆け巡る様々な思考に、フレンダは翻弄される。 だが、いつまで黙っていても状況は好転するわけもない。 「…………ッ!」 フレンダは意を決して、口を開きかけたが―――その時だった。 「ああ……もしかして、もしかするとだけど……フレンダちゃん……暴れ回る静雄に遭遇でもしちゃった……?」 「―――ッ!!!」 突然割り込んできた新羅の言葉が、フレンダの思考を停止させる。 「やれやれ…どうやら、図星のようだね……。過去にも静雄が暴れているところに巻き込まれて、トラウマになった人とか見たことあるから、フレンダちゃんも、もしかしたら…と思ったけど。まぁ、怪我しなかっただけでも御の字かな」 「……詳しく話を聞かせて貰おうか、フレンダ」 嘆息と共に、頭を抱える新羅を他所に、ブチャラティはフレンダに詰め寄った。 「えっ、えっと……」 その鋭い眼光の前にフレンダは、観念したかのように口を開くのであった。 ◇ 「は、離してよー、アリアちゃん!何でわざわざ僕が、静雄に会いに行かなきゃいけないんだ!」 「黙りなさい、アンタの友達なんでしょ?暴れているんだったら、止めに行く義務があるわ」 「そんなの知らないよ!僕は静雄じゃなくて、セルティに会いたいんだ!」 新羅の首根っこを掴んで引きずるアリアと、ジタバタと抵抗する新羅。 その様子を見ながら、フレンダは思う。 (結局、新羅の話に乗っかっちゃったけど、あの場を切り抜けるには、こうするしかなかったってわけよ) フレンダがブチャラティ達に話したシナリオはこうだ。 ゲーム開始して間もなく、彼女は暴走状態の平和島静雄に遭遇してしまった。 理不尽極まりないゲームに参加させられたためか、とにかく静雄は不機嫌全開で、目につくものを片っ端から破壊しながら暴れ回っていたのだという。幸い向こうからは、フレンダの姿は見えていなかったようで、フレンダは慌ててその場を後にしたと。 その後、流竜馬や仮面の剣士のような危険人物に明確に殺されかけ動転したため、当初の情報交換時には静雄との遭遇を伝えることを失念していた、というフォローも添えて。 一応、新羅から得た彼の人間性と自身で観察した彼の破天荒な部分を合わせて考えた結果、この程度の嘘であれば、一先ず話は通ると判断したのだ。 その結果、他の参加者に実害が及ぶ危険因子があるなら見過ごせないと、アリアは新羅を伴って、静雄の元へと向かうこととなった。 元々殺し合いに乗るような人物ではないとのことなので、友人を連れて行けば、宥めることも可能だろうという算段らしい。 「それじゃあ皆、私達は先に出発するわね」 「ええ、また後程池袋駅で……神崎さんも岸谷先生も気をつけて」 「すまないが、先程も言った通り、他の仲間の捜索と道中の探索も宜しく頼む」 「分かったわ」 平和島静雄の抑制を言い出したアリアに対し、ブチャラティは特に止めることはなく、いくつか追加の注文を彼女に課した。 その結果、アリアと新羅は先んじて北上し、静雄を始めとした他の仲間の捜索及び、首輪解析の工具獲得のため、道中の施設での探索を行いつつ、池袋駅を目指すことになった。 これに対して、ホテル残留の三人は電車を経由して、高千穂リゾートまで向かい、ホテルで入手した鍵を試す意味でもリゾートと早乙女研究所内を探索の上、合流地点である池袋駅を目指す手筈となっている。 しかし、この決定に新羅は露骨に嫌そうな顔をしている。 新羅としては一刻も早く、セルティと合流したいのだが、この計画だと余計な寄り道をする羽目になるからだ。 「ちぇー何でまた僕が―――」 「ほらっ!つべこべ言わずに、さっさと、来なさい、新羅」 「痛たたたっ!?ちょっ、引っ張んないでアリアちゃん!分かった、行くよ!行きますよーだ!」 と、半ば強引にアリアに引き摺られるようにして、新羅はアリアと二人でホテルを後にする。 日に照らされつつ、小さくなっていく二人の背中を残された面々は、見送るのであった。 「……本当に大丈夫ですかね、あの二人」 「まぁ、アリアが付いているのであれば、問題はないだろう。それよりも――」 と、ブチャラティはフレンダの方に向き直ると、 「先程はすまなかったな。いきなり疑る様な真似をしてしまって」 「いやいや、全然構わないってわけ。色々動転しちゃって、ちゃんと情報伝達できなかった私が悪かったってわけよ」 フレンダは両手を振って答える。 「そうか……まぁこんな状況だ。そういったことも仕方あるまい。ちなみに、念のため、聞いておきたいのだが―――」 と、ブチャラティは真剣な顔つきで、フレンダに近づき小声で尋ねる。 「これ以上、他に俺達に隠していることはない…と考えて良いな?」 瞬間、フレンダは僅かに体を強張らせるが、平静を保ちつつ、コクリと頷いた。 「そ、そりゃあ勿論だってわけよ」 「そうか……それを聞いて安心した。」 ブチャラティはフレンダを見据えたまま、表情を変えることはない。 その瞳の奥には、疑念の色が見えたが、フレンダは視線を逸らし、気付かない振りをするのであった。 ◇ 「どうやら此処が『大いなる父の遺跡』のようね」 「うん、如何にも『ザ・遺跡』って感じの趣のある場所だね」 ホテルを出発し、山を登ること小一時間。 アリアと新羅は、山中に佇む『大いなる父の遺跡』へと辿り着いていた。 二人を待ち構えるかのように聳える施設の入り口は、まるで来訪者を威圧するかのような重厚さを放っている。 周囲には岩肌を露出させた巨大な柱が幾つも乱立しており、苔生したそれらは歴史を感じさせる雰囲気を醸し出していた。 「どう見ても工具なんてありそうにないけど、本当に入るの、アリアちゃん?」 「当然よ、ブチャラティとも約束したし……工具はなくても、他に何か役に立つものがあるかもしれないわ。それに、アンタが持ってる『マスターキー』っていうのも、この施設と関係しているかもしれないでしょ?」 新羅に支給された『マスターキー』なる輪っか状の物体について、説明書には「使用者は『大いなる父』である必要があります」と記載されていた。 恐らくこの「大いなる父」とは、この施設の名前に利用されているものと同義だと思うが、それが何を意味するかは分からない。 自分達が保有する支給品の有用性を図る意味でも、この探索には意義があると、アリアは考えた。 「うーん、僕としては正直、こんな輪っかのことなんてどうでも良いんだけどなー」 「いいから黙って付いて来なさいッ!」 「はいはい…」 アリアに白衣を引っ張られ、新羅は渋々といった様子で歩き出す 新羅としては、手っ取り早くセルティと合流を果たしたいのだが、ここで無下に逆らってしょうがないと、諦めてアリアに従うことにした。 こうして、二人の男女は未開の地へと、足を踏み入れることとなる。 その闇の奥で、何が待ち構えているのかを知る由もなく―――。 【E-4/大いなる父の遺跡前/午前/一日目】 【神崎・H・アリア@緋弾のアリアAA】 [状態]:疲労(中) [服装]:武偵高の制服 [装備]:竜馬の武器だらけマント@新ゲッターロボ [道具]:不明支給品0~2、キースの支給品(不明支給品0~2)、カタリナの布団@乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 北宇治高等学校職員室の鍵、キース・クラエスの首輪 [思考] 基本:武偵としてこの事件を解決する。 0:まずは遺跡内を探索する 1:遺跡探索の後、静雄との合流を目指して北上。最終的には池袋駅でブチャラティ達と合流する。 2:あかり、高千穂、志乃、ジョルノ、カナメ、シュカ、レイン、キースの知り合いを探す。 3:佐々木志乃が気がかり……何やってんのよ……。 4:流竜馬、仮面の剣士(ミカヅチ)を警戒 [備考] ※ 参戦時期は少なくとも高千穂リゾート経験後です。 ※ 九郎、新羅と知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。 【岸谷新羅@デュラララ!!】 [状態]:健康 [服装]:白衣 [装備]:まほうのたて@ドラゴンクエストビルダーズ2 [道具]:基本支給品一色、マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇、不明支給品0~1 [思考] 基本:セルティと一緒に帰る 0:まずは遺跡内を探索する 1:遺跡探索の後、静雄との合流を目指して北上(不本意だけど)。最終的には池袋駅でセルティと合流する。 2:桜川君の人体とブチャラティの『スタンド』に興味。ちょっと検査してみたい 3:ジオルドを警戒。セルティに害を与えるかもしれないので、野放しにはしたくない 4:流竜馬、仮面の剣士(ミカヅチ)を警戒 [備考] ※ 九郎、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。 ※ アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ◇ 「念のため、フレンダには気を付けろ、九郎」 「……えっ?……」 ブチャラティが九郎に警鐘を鳴らしたのは、フレンダが休息のため別室へと移動した後だった。 「それは……彼女がこの殺し合いに乗っている側の人間だということを言っていますか?」 「いいや、そこまでは断言できない……少なくとも今のところ俺たちに対して敵意は持っていないようだが、隠し事をしているのは間違いない」 「言い切りますね……それは平和島さんの情報を秘匿した件からくる疑いですか?」 九郎は腕を組みつつ、眉間にシワを寄せて尋ねる。 「―――俺はある程度観察をすれば、人が嘘を吐いているのかは見抜ける。組織で働いていたときに良く使った特技のようなものなんだが……皮膚に浮かぶ汗のテカり具合を見れば、大抵は分かるんだ。」 「……そこから、フレンダさんが、僕達に虚偽の申告をしていると?」 「ああ、そうだ。残念ながら、どこまでが嘘で、どこからが本当かまでは分からないがな。だが、少なくとも最後の俺の『他に俺達に隠していることはないか?』という質問には、嘘を吐いた。恐らく彼女にとって、不都合な事実がまだあるのだろうな。」 「……。」 ブチャラティの言葉を受け、九郎は沈黙する。 確かに、当初の情報交換で、平和島静雄との遭遇についての情報を提示しなかった点を鑑みるに、フレンダには不審な点はある。 だが、それも立て続けに殺し合いに乗った人物に遭遇して気が動転していた、と言われればそれまでであると、九郎は放念していた。 しかし、ブチャラティの意見を聞いて考えを改める必要が出てきたようだ。 「分かりました、一応彼女には注意を払っておきます」 「そうしてくれ。」 と、ここで、ブチャラティはロビーの壁に掛けられた時計を見やる。 時刻は午前9時を指していた。フレンダには、各自休息の後、午前10時にロビーに再集合するよう伝えている。 そこから、ホテル直結の駅へと向かう予定だ。 (くれぐれも妙な真似だけは、起こしてくれるなよ、フレンダ=セイヴェルン) 隠し事をしているとは言え、フレンダは年端もいかない少女だ。出来れば保護してやりたい。 だが、もし明確に悪意をもって、自分や仲間に危害を加えるようなことがあれば、無力化するのも致し方ないと考えている。 そうはならないようにと心で願いつつ、ブチャラティは九郎とともに、ロビーで待機するのであった。 【F-3/ホテルロビー/午前/一日目】 【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風】 [状態]:疲労(中)、フレンダへの疑念(中) [服装]:普段の服装 [装備]: [道具]:不明支給品1~3、スパリゾート高千穂の男性ロッカーNo.53の鍵) サーバーアクセスキー [思考] 基本:殺し合いを止めて主催を倒す。 0:電車が来るまで、ロビーで休養 1:首輪の解析は後回しにして、仲間達との合流を目指すために池袋駅を目指す。 2:池袋駅への道中で高千穂リゾート、早乙女研究所を探索。 3:フレンダを警戒。彼女は何かを隠している。 4:あかり、高千穂、志乃、ジョルノ、カナメ、シュカ、レイン、キースの知り合いを探す。 5:カタリナ・クラエスがどのような人間なのか、興味 [備考] ※ 参戦時期はフーゴと別れた直後。身体は生身に戻っています。 ※ 九郎、新羅と知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ※ 新羅から罪歌についての概要を知りました。 【桜川九郎@虚構推理】 [状態]:健康 静かに燃える決意 [服装]:ホテルの部屋着 [装備]: [道具]:基本支給品一色、不明支給品0~3 [思考] 基本:殺し合いからの脱出 0:電車が来るまで、ロビーで休養 1:一先ずはブチャラティ達と池袋駅を目指す 2:フレンダは、念のため警戒。 3:岩永を探す 4:ジオルドを始めとする人外、異能の参加者、流竜馬、仮面の剣士(ミカヅチ)を警戒 [備考] ※ 鋼人七瀬編解決後からの参戦となります ※ 新羅、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。 ※ アリア、ブチャラティと知り合いの情報を交換しました。 ※ 画面越しの志乃のあかりちゃん行為を確認しました。 ※ 新羅から罪歌についての概要を知りました ◇ 「…………ふぅ」 ブチャラティと九郎と別れ、一人になったフレンダは、ホテルの一室でベッドに腰掛け、レストランの冷凍室から調達した鯖缶を開けて食べていた。 「さてと、これからどうするかってわけよ」 鯖の身をほぐしつつ、彼女は独りごちる。 とりあえず、静雄の件については上手く誤魔化せたと思う。 とはいえ、うまく御せそうと見ていた新羅とアリアがホテルから離脱してしまった。しかも、解析用の首輪を持ったまま。これは流石に手痛い損失だ。 それに無事に彼女らが静雄と出会うことあれば、自分の悪事がバレてしまう。 それを鑑みると、最終的にブチャラティ達と共に池袋駅に行くのは避けるべきである。 「まぁ、時間はまだあるし、焦らずじっくり考えるってわけよ」 と、呟きながら、フレンダは缶詰の汁を最後まで飲み干す。 「だけど、当面の問題は---」 空っぽの缶詰をゴミ箱に投げ捨てながら、フレンダはため息をつく。 「ブチャラティよね〜!!!」 九郎はともかくブチャラティは、明らかに自分に対して疑心を抱いている。 経験によるものなのか、直感的なものになるか定かではないが、ブチャラティの目敏さには今後も留意した方が良いだろう。 しかし、あくまでも疑惑レベルであるため、こちらを闇雲に攻撃してくるようなことはないだろうし、ホテルに危険な参加者が訪れることがあれば、彼らが防波堤になってくれることだろう。だから、こちらがボロを出さない限り、今は安全圏にいるとも言える。 しかし、彼らと同行して、池袋駅を目指すということであれば、今後ボロが明るみになるのは極めて高い。となれば、長く彼らと行動を共にするのは得策ではないかもしれない。 ブチャラティが疑念を抱くこの状況で、どのように立ち振る舞うべきか―――。 フレンダは頭を捻り、思案する。 全ては己が生存のために―――。 【F-3/ホテル一室/午前/一日目】 【フレンダ=セイヴェルン@とある魔術の禁書目録】 [状態]:全身にダメージ(小)、疲労(大)、右耳たぶ損傷、頬にかすり傷。衣服に凄まじい埃や汚れ。 [服装]:普段の服装(帽子なし) [装備]:麻酔銃@新ゲッターロボ [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1、『アイテム』のアジトで回収できた人形爆弾×2他、諸々。レインの基本支給品一色、やくそう×2@ドラゴンクエストビルダーズ2、不明支給品1つ(確認済み)、鯖缶複数(現地調達) [思考] 基本方針:とにかく生き残る。現状は首輪の解除を優先するが、優勝も視野には入れている 0:一先ずホテルで休憩しつつ、今後の行動方針を考える。 1:ブチャラティは要注意。ボロを出さないようにしないと。 2:煉獄の言う通りに竜馬と出会うことがあれば、謝る? 3:麦野たちと合流できればしたい...後々を考えると複雑な気分ではあるが。 4:あの化け物(ミカヅチ)から逃げる。絶対に関わり合いになりたくない。 5:彩声にちょっぴりの罪悪感。まあでも仕方ない、切り替えていこう 6:煉獄、死んじゃったんだ… ※フレンダの支給品の一つ、煙玉は使い切りました。 前話 次話 From the edge -炎- 投下順 愛 want you! ~Scarlet Eyes~ 前話 キャラクター 次話 方針決定 桜川九郎 Liber AL vel Legis -the point of no return- 方針決定 ブローノ・ブチャラティ Liber AL vel Legis -the point of no return- 方針決定 神崎・H・アリア 例えようのない、この想いは 方針決定 岸谷新羅 例えようのない、この想いは Go frantic フレンダ=セイヴェルン Liber AL vel Legis -the point of no return-
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←デュラララ!!×11 ・ デュラララ!!×13→ デュラララ!!×12 著者:成田良悟、イラスト:ヤスダスズヒト 発売日:2013年6月7日 ISBN:4048917463 定価:590円 328ページ あらすじ 新羅を奪われ怪物と化すセルティ。泉井の手によりケガを負う正臣。沙樹は杏里に接触し、 門田は病室から消える。混乱する池袋で、帝人が手に入れた力とは──。 『やあ、シズちゃん。あれで死なないなんてね。君は本当に、大した大した化け物だよ。そんな君が、人間を庇うなんて滑稽以外の何ものでもなかったけどね──』 壊れ始めた街、東京・池袋。 罪歌で刺され自我を失っていく新羅。 そして新羅を奪われたセルティは怪物と化していく。 正臣は泉井の手によりケガを負い、杏里の家を訪れた沙樹は彼女を問いつめていく。 門田は病室から消え、セルティの首は人の手を彷徨う中、帝人が手に入れた力とは──!? そして戒めを解かれた静雄が臨也へとたどり着き──。 登場人物 メイン 折原臨也 平和島静雄 セルティ・ストゥルルソン 岸谷新羅 竜ヶ峰帝人 黒沼青葉 紀田正臣 六条千景 園原杏里 三ヶ島沙樹 遊馬崎ウォーカー 狩沢絵理華 渡草三郎 門田京平 ヴァローナ 写楽美影 鯨木かさね その他 贄川春奈 泉井蘭 サイモン・ブレジネフ 田中トム 九十九屋真一 小ネタ - お、12巻発売されるんだ!楽しみです^^ -- 名無しさん (2013-05-05 17 42 45) 名前 コメント
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Hwarang - Wikipedia, the free encyclopedia http //en.wikipedia.org/wiki/Hwarang 花郎(ファラン) 花郎は、新羅の真興王(在位540 - 576)の時代に確立した青年貴族たちの教育制度とされています。一般的に、花郎は新羅の美男子エリート戦士集団だったと広く信じられ、上級貴族の15~16歳の美少年の中から団長として選ばれた性行の正しい男子のもとに多くの青年が郎徒として集まって「貴族の美少年結社」を作り、集団で生活したといわれています。また、化粧し、着飾って(あるいは女装して)、歌楽や名山勝地での遊楽を通じて精神的・肉体的修養に励み、戦時には戦士団として戦いの先頭に立って戦ったとされ、この花郎の花郎に選ばれた者は、新羅滅亡まで200余人を数え、各花郎に属した花郎徒はそれぞれ数百人から1000人に及んだと伝えられています。高句麗、百済、新羅の三国を統一に向けて推進した武烈王(金春秋、在位654 - 661)やその将軍金庚信(キム・ユシン)は、いずれも花郎出身でした。韓国では、護国の花であり、最高の青年文化だと賞賛を受けています。 しかし、建国大のシン・ボンニョン教授によれば、新羅時代の花郎がそのような肯定的な評価を受けはじめたのは、ほんの50年ほど前のことです。 朝鮮戦争のとき、李承晩大統領が青年の愛国心が必要であると考え、当時の陸軍本部の政訓監で、のちに精神文化研究院長となった歴史学者 イ・ソングンに、韓国史から青年文化の遺産を発掘するように指示し、これに従って彼が「花郎徒研究」(1954)を出版し、それから花郎は一夜にして韓国史で最も偉大な青年文化の遺産として注目されるようになったというのです。 花郎を取り上げ評価したのは、1930年代の日本の歴史学者、池内宏、三品彰英、鮎貝房之進の三氏でした。 池内宏は、花郎は武士道であったことを前提にして解釈を行いました。池内宏は、美貌の男子を選んで化粧させたり着飾るような非常識なことが行われるはずがないとして、記事を創作と見なして否定しました。三品彰英は、花郎の源流を原始時代韓族の男子集会に求め、花郎の特徴は原始宗教と解釈しました。 また、鮎貝房之進は、同性愛など性的なものと解釈していました。しかし、まだ当時は、そんなに注目された存在ではありませんでした。 花郎に関する記録は、「三国史記」と「三国遺事」に記載されているものがほとんどすべてです。 「三国史記」は高麗の儒臣金富軾(キム・ブシク)が1145年に編纂した史書で、朝鮮における現存最古の歴史書です。当時、高麗は宗主国の宗に服従しており、中国崇拝主義者の金富軾は、「三国史記」を漢文式で書き、さらに、書き終わったあと、参考にした韓国の古い記録を全部処分させたといいます。当然のことながら、自分の書いた「三国史記」が最古の歴史書となる訳です。 自国の文化を、中国から侮られないように、美化していることは十分に考えられますし、どこまで信頼できる史書であるかは、自ずと疑われるべきものです。 それに、李氏朝鮮王朝時代(1392年~)には、花郎は男芸者を意味する言葉に変っているのです。 また、「三国遺事」は、高麗の僧一然が1280年代に著したもので、935年に新羅が滅亡してから、三百年以上後の書物です。 「三国史記」、新羅本紀真興王三十七年の花郎の記事には、 「三十七年 春 始奉源花。初君臣病無以知人、欲使類聚群遊、以觀其行義、然後擧而用之。遂簡美女二人、一曰南毛、一曰俊貞。聚徒三百餘人、二女爭娟相妬。俊貞引南毛於私第、_勸酒至醉、曳而投河水以殺之。俊貞伏誅、徒人失和罷散。 其後、_取美貌男子、粧飾之、名花_以奉之。徒衆雲集、或相磨以道義、或相_以歌樂、遊_山水、無遠不至。因此知其人邪正、擇其善者、薦之於朝。」 とあります。 37年 [576] 春 はじめて源花を奉じました。はじめ、君臣たちは人材を見わけることができないのを憂い、おおぜいの人たちを集めて遊ばせて、その行儀を観察してからこれを登用しようとしました。ついに美女ふたりを選別しました。ひとりは南毛といい、他は俊貞といいました。仲間が三百余名集まると、このふたりの女はその美貌を争って相いに嫉妬しました。俊貞は南毛を自分の家に誘ってむりに酒を勧めて酔わせ、彼女をひきずって行って河水の中に投じて殺してしまいました。そのため俊貞は死刑にされ、彼女の仲間たちは和を失って散り散りになりました。 その後 ふたたび美貌の男子を選び、化粧させ着飾らせて花郎と名づけて優遇すると、おおぜいの若者たちが雲のように集まってきました。あるいはたがいに道義を練磨し、あるいはたがいに歌楽をもって楽しみました。景色のよい山や川を訪ねて遊び楽しんで遠くとも行かない所はありませんでした。これによってそのひととなりの正邪を知って、そのうちからよい者を選んで朝廷に推挙しました。 花郎は最初、源花(ウォンファ)と呼ばれ、当初女性でした。 初めての源花として、南毛と俊貞という二人の女性の名が出てきますが、普通、女性の名を親族以外に明かすことはなく、まして、女性の名が書物に書かれることはきわめて異例なことです。この二人が、極めて高い地位を持っていたことが窺われます。 新羅には、母系社会の風習が色濃く残っていました。政治と宗教が明確に区分されなかった母系中心の新羅では、源花は、集団長であると同時に祭主(巫堂(ムーダン;巫女))であり医女であったのです。 「三国遺事」の原本には、花郎が「花郎」ではなく「花娘」と書かれています。 花郎は、もともと「花のような女性」という言葉だったのです。たぶん、源花が花郎に変わっても、最初の頃、花郎は女性だったのでしょう。 新羅後期になると花郎は、「国仙」と呼ばれ、最初の人物はソル・ウォルランでした。このころには、花郎は、女性から男性に変わっていたようです。 金大門の「花郎世紀」には「賢い補佐の臣と忠臣がここから育ち、良将と勇卒がここから生まれた」と記されています。「三国史記」には、高句麗、百済、新羅の三国時代に終止符を打った新羅の金庚信(キム・ユシン)将軍など幾人かの有名な花郎の伝記が伝えられています。 たぶんこのことから、花郎徒を戦士団として考えたのだと思われますが、史書に多数登場する花郎の中で、軍事的伝記を持つのはたった5人だけです。つまり、花郎自体は軍事的なものではなく、花郎の中から選ばれたり、生まれたと記されているだけなのです。しかも、高麗朝では国仙は兵役を免除されていたのです。もともと花郎に武人的な意味合いはなかったのではないでしょうか。 「三国史記 」真興王37年条では、花郎の選抜基準は、「顔が美しい男性」とされています。 唐の令狐澄の「新羅国記」にも「貴人の子弟で美しい者を選びだして白粉をつけ飾りたてて名づけて花郎といい、この国の人たちはみな尊敬している」と記されています。女性の場合は、化粧することも着飾ることも当然のことですから敢えてこのような記述があるのは、選ばれたのが男性だからです。 化粧し着飾るのは、世界各地に見られる女装神官や女装の覡(かんなぎ)と同様に、女性の花郎のもっていた神秘的な力や女性の生命を生み出す力を取り込むことを象徴しているものでしょう。 野や山に遊ぶというのも、先祖崇拝や風水の思想的背景を連想させます。国家の重要事項である戦争の前に、吉凶を占うというのも古代の戦争では常識です。このための国家的役職があっても不思議はありません。男性の花郎が化粧したり着飾たりしながらも、人々の尊敬を集めているのも巫堂としてなら納得がいきます。「三国史記」には、花郎が女装したとまでは記されていませんが、宗主国である中国の男尊女卑の文化に追従しながら、中国に受け入れられるように、女装神官である花郎の存在を美化した表現にも受け取れます。 花郎は、新羅での母系社会の崩壊と聖職者の女性から男性への地位の転換を象徴しているものではないでしょうか。 参考文献 三品彰英「新羅花郎の研究」 http //www.palette532.com/~inui/folklore/whis01.html
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デュラララ!! 3Way standoff 罪歌ルート 街の人たちから都市伝説についてきいていく。 10/12(火) 南池袋交差点 ▽杏里に話しかける 声をかけてみる(好感度アップ)/黙って見守る PDA:首なしライダー目撃(罪歌20%) 10/13(水) 南池袋交差点 ▽杏里に話しかける PDA:園原杏里と黒いライダースーツ(罪歌40%) 10/14(木) 東口駅前 ▽街の人に話をきく PDA:斬り裂き魔の噂(罪歌60%) 60階通り・高速側 ▽サイモン PDA:静雄の行方(罪歌80%) 10/15(金) 東口歓楽街 ▽チェケラ大西に話しかける PDA:首なしライダーについて(罪歌100%) 10/17(日) 五十嵐千晶と会う PDA:千晶の依頼を継続 10/18(月) 60階通り・高速側 ▽サイモン 露西亜寿司でトムさんと話す PDA:静雄の行方その2(罪歌25%) 10/19(火) 60階通り・駅側 ▽静雄 PDA:首なしライダーの出現場所(罪歌50%) 10/20(水) 南池袋交差点 ▽杏里 PDA:園原杏里と黒いライダースーツ再び(罪歌75%) 改札口 折原臨也と会う 10/21(木) 南池袋交差点 ▽杏里 PDA:園原杏里と黒バイクの関係(罪歌100%) 10/23(土) 五十嵐千晶と会う ○何が困った?/そうだね PDA:千晶について 10/24(日) 折原臨也からメール 首なしライダーが人を襲っている 10/25(月) PDA:首なしライダーが池袋制覇!? 来良学園 ▽杏里 ○自分も見間違いだと思いたい/黒バイクが犯人だと思う PDA:杏里の思い(罪歌20%) 10/26(火) 南池袋交差点 ▽杏里 PDA:杏里の行動(罪歌40%) 10/28(木) 南池袋交差点 ▽セルティと黄巾賊 ○止めに入る/そっと立ち去る わかりました/首がない? セルティ&新羅と知り合いになる PDA:セルティと岸谷新羅(罪歌60%) 10/29(金) 3人と会話 来良学園 ▽杏里 PDA:杏里からの誘い(罪歌80%) 南池袋交差点 ▽杏里 ◎斬り裂き魔のこと?/しらばっくれる PDA:斬り裂き魔の正体(罪歌100%) 10/30(土) 折原臨也から電話 許せない/興味ない/○別に不思議じゃない PDA:陰謀の匂い 10/31(日) 新羅のマンション セルティと杏里 PDA:黄巾賊襲撃の噂 PDA:斬り裂き魔の特性 PDA:岸谷新羅のマンション 11/1(月) 池袋西口公園 ▽杏里と比賀 PDA:罪歌の「子供」(罪歌25%) 11/2(火) 南池袋交差点 ▽罪歌の「子供」 PDA:捨てられたバンダナ(罪歌50%) 11/3(水) 五十嵐千晶から電話 露西亜寿司 四木さんと臨也 11/4(木) PDA:選挙演説 60階通り・高速側 ▽罪歌の「子供」 PDA:二台の黒バイクを目撃(罪歌75%) 11/5(金) 60階通り・高速側 ▽騒動を見る PDA:二台の黒バイク(罪歌100%) 11/6(土) 臨也の呼び出し PDA:池袋クリーン化計画 11/7(日) 新羅のマンション セルティ・新羅・杏里 11/8(月) 乙女ロード ▽街の人に話をきく PDA:消えた黄巾賊(罪歌%) 60階通り・駅側 ▽ PDA:千晶の地上げを目撃(罪歌33%) 11/9(火) 新羅のマンション ▽セルティと杏里 PDA:ニセライダーの特徴(罪歌50%) 南池袋交差点 ▽セルティと静雄 PDA:静雄怒る(罪歌66%) 11/10(水) 黄巾賊とニセ首なしライダーが争っているのを目撃 11/11(木) 東口駅前 ▽街の人に話をきく PDA:再開発の看板(罪歌83%) 60階通り・高速側 ▽騒ぎを見る PDA:静雄の動向(罪歌100%) 11/13(土) チャット、千晶からメール 11/14(日) 千晶と会う PDA:千晶からの警告 11/15(月) 新羅のマンション ▽セルティ・新羅・杏里 PDA:ニセライダーの宣戦布告(罪歌12%) 60階通り・高速側 ▽サイモン PDA:警察の見回り(罪歌23%) 60階通り・駅側 ▽街の人に話をきく PDA:見なくなったニセライダー(罪歌34%) 11/16(火) 60階通り・駅側 ▽街の人に話をきく PDA:選挙最前線(罪歌45%) 60階通り・高速側 ▽街の人に話をきく PDA:ダラーズの動向(罪歌56%) 池袋西口公園 ▽街の人に話をきく PDA:緊張感ある街並み(罪歌67%) 11/17(水) 来良学園 杏里と会話 PDA:抗争前日 南池袋交差点 ▽街の人に話をきく PDA:廃工場付近で映画の撮影(罪歌78%) 東口歓楽街 ▽街の人に話をきく PDA:粟楠会の動向(罪歌89%) 乙女ロード ▽街の人に話をきく PDA:再開発反対の声(罪歌100%) 11/18(木) 新羅のマンション セルティ・新羅・杏里 廃工場 11/19(金) 来良学園 3人と会話 臨也のマンション 臨也と四木が電話 臨也と波江 喫茶店 千晶と会う 臨也と静雄 11/20(土) 四木さん 11/21(日) 選挙 11/22(月) 来良学園 転校 フレンドシップランクがMAXにあがるイベント自動的に - 10月14日、町の人に聞いても黄巾賊の情報しかもらえません><っっなぜですか?? -- サノツキ (2010-12-25 21 22 21) 10月14日60階通り駅側、東口駅前の間違いかと -- 名無しさん (2011-04-16 16 43 40) 10月29日、のところで話は全部聞いたのにゲームオーバーになってしまいます。10月30日に移動できないのはなぜですか・・・ -- rio (2012-03-21 21 14 25) 11月8日60階通り高速側ではなくて駅側の間違いだと思います。 -- 名無しさん (2014-01-11 21 30 55) 名前 コメント
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ポーション HPを回復(小) ハイポーション HPを回復する(中) エクスポーション HPを回復する(大) エーテル MPを回復 ソーマ APを回復 万能薬 すべてのステータス異常を回復 エリクサー HP・MP・APとステータス異常を全回復 フェニックスの尾 戦闘不能になっても復活する「リレイズ」状態になる 力の魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、力が+1 体力の魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、体力が+1 魔力の魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、魔力が+1 精神の魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、精神が+1 HPの魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、HPが+10% MPの魔晄石 5個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、MPが+10% パワーストーン 3個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、力が+1 マジックストーン 3個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、魔力が+1 マインドストーン 3個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、精神が+1 HPストーン 3個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、HPが+10% MPストーン 3個集めてマテリア合成に使うと、限度はあるが、MPが+10% 英雄の薬 マテリア合成に使うと、力が+1 アダマンタイト マテリア合成に使うと、体力が+1 ダークマタ― マテリア合成に使うと、魔力が+1 ミスリル マテリア合成に使うと、精神が+1 ギザ―ルの野菜 マテリア合成に使うと、運が+1 デブチョコボの羽 マテリア合成に使うと、HPが+10% ゼイオの実 マテリア合成に使うと、APが+10% カンオケのカギ カンオケを開けるカギ タンスのカギ たんすのカギ 女神のベースキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のサクラルキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のソーラーキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のハートキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のスロートキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のサードアイキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のクラウンキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 女神のウイングキー 女神のとびらを開けるカギのひとつ 研究所のカギ 研究所のカギ 鉄格子のカギ 鉄格子のカギ 金の延べ棒 お金換えるとえると・・・ 金のカケラ ボムが落とした、黄金に輝くカケラ イフリートマテリア M.M.Dで敵にダメージを与える「地獄の火炎」が発動する バハムートマテリア M.M.Dで敵にダメージを与える「メガフレア」が発動する バハムート烈マテリア M.M.Dで敵にダメージを与える「エクサフレア」が発動する オーディンマテリア M.M.Dで敵を一撃で倒す「斬鉄剣」が発動する チョコボの羽 M.M.Dで敵にダメージを与える「チョコボキック」が発動する ケットシーのメガホン M.M.Dで回復と防御効果のある「勇気百倍!」が発動する モーグリのお守り M.M.Dでマテリアを成長させる「モーグリパワー」が発動する 調査課支援室 【調査課支援室】から通販で物が買えるアドレス 調査課極秘支援室 【調査課極秘支援室】から通販で物が買えるアドレス かめ道楽本舗 【かめ道楽本舗】から通販で物が買えるアドレス ゴンガガ商会 【ゴンガガ商会】から通販で物が買えるアドレス ウォルナット材 加工しやすく、衝撃に強い木材で、落ち着いた色と木目が美しい 新羅配膳台設計図 新羅ビルで使用されている移動配膳台の設計図 新羅製セラミック 新羅メカの大部分が使用しているセラミック 新羅製キャタピラ 新羅の兵士ガンブルヘッドに使用されているキャタピラ 新羅製はんだ 扱いやすく、強固に接合できる高級はんだ