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彼女のことを愛してるかって? 何だい、藪から棒に。 当然至極、僕は彼女のことを愛しているよ。 例え世界を敵に回したとしても、彼女に嫌われたとしても、僕は彼女を愛し続けると胸を張って言えるね。 ◇ ここはF-4に位置する神殿。 石造りの建造物の中は所々に篝火が灯されているが、全体的に暗く、空気は冷たい。 神殿と謳ってはいるものの、今にも魑魅魍魎の類が飛び出てもおかしくはない不気味さを漂わせていた。 そんな非日常的な空間を闊歩する男が一人。 男の名は岸谷新羅。 神殿探索というシチュエーションには似つかわしくもない白衣を身に纏っている。 身長はやや高く、童顔に眼鏡という一見どこにでもいそうな青年に見えなくもないがーー其の実、非日常に溢れ返る街【池袋】で闇医者稼業を営んでいる男である。 「はぁ…セルティ、君は一体どこにいるというんだ……」 疲労と嘆きが混ざった溜息とともに反芻される「セルティ」というのは彼の恋人――セルティ・ストゥルルソンのことである。 セルティ・ストゥルルソンは人間ではない。 俗に『デュラハン』と呼ばれる、スコットランドからアイルランドを居とする妖精の一種でありーー天命が近い者の住む邸宅に、その死期の訪れを告げて回る存在だ。 切り落とした己の首を脇に抱え、俗にコシュタ・バワーと呼ばれる首無し馬に轢かれた二輪の馬車に乗り、死期が迫る者の家へと訪れる。 うっかり戸口を開けようものならば、タライに満たされた血液を浴びせかけられるーーそんな不吉の使者の代表として、バンシーと共に欧州の神話の中で語り継がれてきた。 一部の説では、北欧神話に見られるヴァルキリーが地上に墜ちた姿と言われている。 だが、新羅にとって彼女の正体が何であろうと関係はない。 幼少の頃より、新羅は同居人である彼女のことをその容姿を含めて、深く愛していた。 彼のセルティへの愛情はそれこそ山よりも高く、海より深いものである。 彼女に褒めてもらえるかもしれない、という考えのもと周囲の人間にも温和に接してきたつもりだし、時には正義の味方のような自らを省みない無茶なこともした。 彼女と共にあるために、彼女自身を騙したことだってあった。 そう……岸谷新羅にとって世界の中心は常にセルティであり、その行動原理もまたセルティが中心に考えられている。 そんな彼がこの殺し合いにおいて目指すところは、至極単純『セルティと一緒に帰る』ことであった。 名簿にはセルティ以外にも見知った名前があった。 平和島静雄と折原臨也――。 両名とも、人間には平等に興味を持たない新羅にとっては数少ない友人である。 彼らを深く知る友人だからこそ、確信を持って言える。 あの二人が殺し合いに乗ることはない。 尤も静雄はあんな性格だから、今頃主催者への怒りをモノや人にぶつけて、大暴れしているかもしれないし。 臨也にいたっては、絶好の人間観察の機会じゃないか!と意気揚々と悪巧みをしている姿が容易に想像できる。 まぁ、どうせ二人とも好き放題やってるだろうし、簡単に死ぬような人間でないことは分かっているので、彼らの身を案じるなど、まさに屋下架屋――杞憂なことだ。 新羅としては早急にセルティと合流して、この迷惑極まりないゲームからおさらばしたいところである。 「あのう、すいません」 そう声を掛けられたのは、神殿内を彷徨うこと数十分――。 大広間に辿り着いたときのことであった。 ◇ はい、一応彼女と僕は交際していることになっています。 本当に、不本意ですが……。 えっ? あいつのことが大事じゃないのかって……? 大事にしてますよ。あいつは幸せになるべき人間だから。 ◇ 「いやぁ、お互い災難だったよね、桜川君」 「ええ、岸谷さんの方も大切な恋人や友人と一緒に巻き込まれるなんて――心中お察しします」 新羅に声を掛けた青年は、桜川九郎と名乗った。 唐突に声を掛けられた新羅は慌てて身構えたがーー九郎が手を挙げ敵意のないことを示すと、警戒を解くまでそう時間はかからなかった。 とりあえず簡単な自己紹介を済ませ、互いの知人についての情報交換を済ませたのが、つい先ほどのことである。 「しかし、桜川君は落ち着いているね」 「……? 何がです?」 「普通は『僕と同棲している恋人は、都市伝説で噂される首なしライダーなんです』なんて告白されると、驚天動地――僕のことを頭のおかしい人間だと思うなり、質問攻めにするなり、何らか大きなリアクションがあって然るべきだ。 でも君は特にそこに突っ込むこともなく、こうして僕を受け入れてくれている」 新羅の疑問はもっともだ。 新羅はセルティ、静雄、臨也のことを差し支えない程度に話してみたが、セルティが俗に言われる首なしライダーであると告げられても、九郎は特に気にする素振りを見せなかった。むしろ生身の人間でありながら、標識を引っこ抜いたり、自動販売機を投げ飛ばしたりするという静雄の話を聞かされているときに、首を傾げていたくらいだ。 「ああ、そのことですか。 生憎と僕も昔から、怪異や物の怪といった類のものとは縁がありましてね。 先程話した僕の相方である岩永……彼女も似たようなものですので、岸谷さんの取り巻く環境については、特に驚きはしないですね」 「ええっ――!? もしかして岩永さんって子も首が無いのかいッ!?」 「いえ、一応人間ですよ。 でも似たようなものです」 「似たようなものって……。桜川君、君って結構彼女に対して厳しいね……」 一体どこの世界に、自分の彼女を妖怪扱いする人間がいるのだろうか。 新羅は、まだ見ぬ岩永琴子という、九郎の彼女に対して軽く同情する。 優男でどこか頼りなく見えるが、意外と手厳しい。 それでいて妙に生命力を感じさせる青年――それが会話を通じて得た、新羅が桜川九郎という人間に対して抱いた印象であった。 「それで僕は、変わらずセルティは探すつもりだけどーー桜川君の方も、岩永さんと弓原さんを探すってことで良いのかな?」 「ええ、良ければ一緒にーーっ!? 誰か来るッ!?」 二人の話題が今後の方針へと移り変わった時、二人の耳は大広間に近づく第三者の足音を察知した。 ◇ はい、僕は婚約者のことを愛していますよ。 彼女といると本当に飽きない。 白黒しか見えず灰色だった僕の世界は、彼女のおかげで鮮やかな色が付いて華やかなものになりました。 残念ながら僕の気持ちは届いていないようですが、それでも僕は彼女に惹かれ、これからも共にありたいと思っています。 ◇ 「――と、ここまでが、僕達が共有した内容かな」 「成る程……概ね理解しました。ありがとうございます、新羅、それと九郎」 新羅と九郎の前に現れたのは、まるで御伽話から飛び出てきたようなーー白馬に跨る姿が絵になる、金髪碧眼の美男子であった。 話を聞いてみると、ジオルドは本当に王子様だということで二人は驚く。 ソルシエ王国スティアート王家の第三王子――それが、眼前で自分たちと会話しているジオルド・スティアートの出自であるとのことだが、ここで二人は疑問を浮かべた。 現代日本で生きる新羅と九郎ではあるが、二人ともジオルドが話す「ソルシエ王国」という国名を耳にしたことはなかったのだ。 加えて、ジオルドが二人に語り聞かせた彼の日常の話においても、「魔法」という非現実的なものをベースとした荒唐無稽な内容であり、所謂「非日常」に慣れ親しんでいる二人にとっても頭を捻らせるものであった。 ジオルドにとっても、自分たちの社会の根幹にある「魔法」という存在を知らないという二人の反応に困惑したようで眉根を寄せた。 疑問を残したまま、次に新羅と九郎が本日二度目となる自己紹介と知人の情報をジオルドに打ち明けて、今へと至る。 「しかし、こうして話をしてみますと、やはり僕と新羅達との間で、常識にズレがありすぎますね」 「ええ、触れている文明が全く違うって印象を受けました。 まるで僕達とジオルドさんは住んでいる世界が違っているような……」 「そうだね、僕達からしてみれば『魔法』の話といい、ジオルド君が語った内容はまるでゲームの世界の話だね。ジオルド君の見た目なんて、典型的な乙女ゲームの攻略対象キャラそのものだし」 「ちょっと失礼ですよ、岸谷さん」 「ええっ、そうかな?」 「……? オトメゲームとは?」 「ああ、いえ、こっちの話です。気にしないでください!」 乙女ゲームの攻略対象キャラーー新羅が放った言葉はまさに言い得て妙。 九郎も心の中では同意するが、幾らなんでも失礼に当たるのではと思い、慌ててフォローへと回る。 そんな二人のやり取りを見て、ジオルドはキョトンとするが、やがて柔和な笑みへと表情を変える。 「でも、僕にとって今の状況は却って好都合かなーー」 「……? どういうことだい、ジオルド君」 訝しむ新羅に、ジオルドは表情を崩さず、和やかに語る。 気が付くと、ジオルドの周りには点々とした光が漂っていた。 「貴方達は魔法を使えないーーつまりは、僕のこの場における優位性は揺るがない、と言うことですよッ!」 瞬間――彼は高速に腕を振り払う。 紅蓮に燃える炎がジオルドの手から発せられ、新羅を飲み込まんと迫る。 新羅当人は、何が起こったか理解が追いつかず、呆然と差し迫る炎をただ見つめていたがーー。 「岸谷さんッ!」 「――ッ!?」 彼の視界は、飛び出してきた九郎の背中で塞がれる。 九郎は新羅を庇い、前に立ち。 その身体は炎に包まれる。 「さ、桜川君――!」 ようやく自分の置かれている状況を理解した新羅が、手を伸ばそうとするがーーこれを俗にいう火達磨という状態だろうか。 既に炎は九郎の全身を包み込み、手が付けられない状況となっていた。 猛烈な熱波と煙――それと肉が焦げる臭いが辺り一面に充満する。 薄暗かった大広間は九郎という灯によって、明るく照らされる。 もしかしたら、喉は既に焼けて声を発することも出来ないのだろうか、炎に包まれた九郎は悲鳴を上げることもなく、それでも一歩また一歩と、ジオルドへと近づいていく。 九郎の表情は炎に埋もれて窺うことは出来ないが、ジオルドの表情は未だに余裕を保って、ジッと九郎を見つめている。 やがて、九郎がジオルドへと肉薄し、掴みかからんと腕を伸ばしたその刹那――。 ジオルドは、再度高速で腕を振り上げた。 その手に握られていたのは黒光りする細剣。 ボトリとーー 新羅の眼前に何かが落ちてきた。 一瞬の間をおいて、新羅はそれが黒く焦げた九郎の右腕であることを認識する。 と同時に、炎に覆われていた九郎は、ジオルドの眼前でバタリと倒れこみ、完全に事切れたのか動かなくなる。 九郎を包んでいた炎はいつの間にか立ち消えており、その場には黒焦げの九郎だったものが残っていた。 「一応聞いても良いかい? どうして、こんなことを……?」 「――カタリナと一緒に帰るためですよ。僕はそのために優勝を目指します」 「ジオルド君、自分の言っていることを理解しているのか? 君が優勝するためには、君の婚約者も一度死ぬ必要があるということになるんだよ」 「分かっていますよ。だから優勝したら、あのテミスという女にカタリナを生き返らせてもらいます……。本音を言うと僕だってこんな事はしたくはない……だけど主催者に抗うには、相手はあまりにも強大で得体が知れない。だから、僕はーー」 「彼女と元いた場所に帰れる可能性がより高い方を選択した、ってところかな。 成る程ね、気持ちは分からなくもないね」 「…………。」 悠然と語り聞かせる新羅を他所に、ジオルドの周りには先ほどと同じように眩い光が取り巻く。 これは言うなれば、殺意の合図。 桜川九郎という青年の命を刈り取った炎を顕現させる前兆といえる。 「それでも今はこのゲームに乗るつもりはないね。 僕は静雄みたいな馬鹿力はないし、ジオルド君のように『魔法』なんて使えないから、優勝なんてとてもとてもーー。それに、仮に僕が殺人を犯してしまったら、セルティはとても怒るし悲しむからね。 だから僕はッーー!」 ジオルドの手に業火が宿り、新羅へ向けて解き放たれる。 その炎はまるで生き物のように、猛スピードで新羅へと襲い掛かるが。 「何としても、生き延びる!」 目前へと迫る業火を前に、新羅は肩から降ろしたデイパックを拡げる。 取り出されたのは、中央に水晶のような装飾を施した、紫陽花色の盾であった。 新羅の身体を包むかのように掲げられた盾は、炎の進行を阻害する。 「―ーッ!」 ほんの一瞬、虚を突かれたような表情を浮かべるジオルド。 しかし、それはほんの一瞬。 その手に更なる殺意と魔力を込める。 「この――ッ!」 炎の勢いは更に増す。 盾は変わらず、新羅を炎が守り役目を果たしてはいるもののーー 炎の勢いは、ただの一般人である新羅には殺しきれず。 「う、うわぁああっ!」 新羅の身体は大きく仰け反る。 ジオルドはその隙を見逃さない。 「終わりですッ!」 ジオルドは、一気に距離を詰めて、新羅に肉薄。 冷や汗を浮かべ焦る新羅。 その胴へと無慈悲に細剣を突き立てんとするが。 「――ッ!?」 突如背後より何かに力強く肩を掴まれ、引力とともにジオルドは身体を引き戻される。 振り返るとそこにはーー。 「…………。」 「何故貴方が……?」 「さ、桜川君……?」 先程焼け死んだはずの桜川九郎が立っていた。 目を疑う光景にジオルドも、新羅も呆然とする。 黒焦げになっていた肌は、何事もなかったかのように元通りとなっており、その瞳には確固とした生命力を宿している。 そして、つい先ほど切り離されたはずの腕は、呆気にとられるジオルドの肩を強く掴んでいた。 九郎は無言のまま、もう片方の手で拳を握りしめ、ジオルドの顔面へと叩きこんだ。 「――がぁッ!!!」 渾身の左ストレートをまともに喰らったジオルドは苦痛に顔を歪め、地面へと倒れ伏せる。 端正な顔立ちに不相応な鼻血が、ポタリポタリと、石の床を濡らす。 起き上がり、殴打された部分を手で覆うジオルドではあるが、生憎とその痛みに悶える暇はない。 九郎は無表情のままジオルドへと接近し、追撃の拳を振るった。 「くッーー!」 ――が、これは空振り。 態勢を立て直したジオルドが、ひらりと身を躱す。 お返しとばかりに、がら空きとなった九郎の胸部――つまりは心の臓を目掛けて、レイピアを突き刺した。 「――――。」 ジオルドを睨みつけたまま、ゴボリと血を吹き出す九郎。 殺ったーーとジオルドは確かな手応えを感じる。 やがて九郎の瞳から生気は色褪せていき、だらりと前のめりに脱力した。 だが次の瞬間――。 その瞳はパッと見開き、再び闘志を宿す。 「なッーー!?」 「――――。」 驚愕するジオルド。 九郎は心臓が串刺しにされている状態のまま、のそりのそりとジオルドへと近づき、その頭蓋目掛けて、拳を振り上げんとする。 「――ッ!」 攻撃を察知したジオルドはいち早く剣を引き抜き、バックステップで後退。 距離を取ることで、九郎の拳の攻撃範囲外へと逃れる。 そこでジオルドの目に飛び込んできたのは、九郎の身体からドクドクと零れ落ちていたはずの血液が、時間を巻き戻しているかのように宿主の元へと戻っていく光景であった。 床に撒き散らされていた血溜まりはたちまち消えてなくなり、九郎の胸に空いた穴は完全に塞がっていく。 人間ではない……。と声を漏らしたジオルドは、先に繰り出したものとは比較にならないほどの激しい炎を腕に纏い、自身に駆け寄る九郎に向けて放出した。 「消えなさいッーー!」 「っーー!?」 九郎の身体は忽ち炎に飲み込まれた。 その状景は、言うなれば灼熱地獄――。 至る所を徹底的に焼かれているため、九郎は身体を自由に動かすこともままならず。 ジオルドへの進行は妨げられ、やがて膝をつく。 尚も、その身体は火達磨の状態である。 さらにジオルドは、事態を傍観する新羅に対してもその炎を放つ。 突然矛先を向けられた新羅は迫りくる煉獄の炎に、あわわわわ、と慌てて盾で身を守る。 火達磨となり動けずにいる九郎と、自分の身を守るために精一杯な新羅を尻目に、ジオルドは元来た大広間の入り口へと駆けていきーーやがて二人の前から姿を消した。 ジオルドによって引き起こされた業火の勢いは徐々に弱まっていき、やがて鎮火する。 静寂が戻った大広間に取り残されたのは、盾を持って腰を抜かしている新羅と、黒焦げとなった九郎の死体だけであった。 ◇ 「少し相手を見誤ってしまいましたか」 神殿から離れたジオルドは、一息ついて先程の二人との邂逅を振り返った。 情報交換の内容から、目の前の二人を、魔力を持たないただの平民と侮ってしまったのが失敗――。 まさか、不死身の化け物が紛れ込んでいたなどと、誰が予測できようか。 最後に、全力の魔力を込めてあの怪物を火達磨にしてみたはいいものの、それまでの経緯から察するに、その後すぐに蘇生したのではないだろうか。 自身に宿る火の魔力と研ぎ澄まされた剣技で、あれを何度も殺すことは容易い。 だが、殺せど殺せど、すぐに蘇生してしまっては、消耗戦になるだけ。 今時点で、あれを完全に排除する方法は思い浮かばない。 だからこそ、あの場では撤退を選択する他なかった。 「『異なる』世界の人間か……。」 ジオルドは、情報交換の際に九郎達が語った内容を思い返す。 彼らが言い表していたように、この殺し合いには異なる世界、異なる文明、異なる摂理で生きていた人間が集められているということであれば、単純に魔力を持つ、持たないだけで相手の力量を測るのは危険だ。 今後は、先程の九郎のような異能の存在にも気を配り、浅はかな行動は慎むようにと心に誓うのであった。 「僕は勝ちますよ、何としても……。」 先程の化け物も含めて、主催者が異なる世界からこれだけの人数の人間を攫ってきたということであれば、やはり主催者の力は絶対的だ。 万の一にも、そこに抗える術はないのだろう。 だからこそ、ジオルドは主催者がそれを望むように、殺し合いに乗る。 優勝した際に、主催者が約束を反故にする可能性もなくはない。 だが、最初の会場で観察する限り、あのテミスという女は妙にプライドの高い気配がある。ああいう自分の力を過信し、ふんぞり返っている連中ほど、自身が課した約束の履行には拘るきらいがある。 だからこそジオルドは主催者打倒よりも、優勝を目指した方が彼女と一緒に帰ることが出来る可能性は高いと考えている。 「カタリナ……心優しい君は僕がやろうとすることを知ったら、きっと反対するだろうし、糾弾するだろうね。それでも僕は……。」 この殺し合いの場に連れて来られる直前の魔法学園にてーー。 昏倒している彼女をただ見守ることしかできなかった自分に苛立ちを覚えた。 彼女に危機が迫っていたというのに、守護ることが出来なかった自分に不甲斐なさを感じた。 彼女が昏睡したまま、この場に呼ばれているのか、それとも主催者によって覚醒させられているかは分からない。 だが今は心を鬼にして、この殺し合いに勝ち残るだけ考えよう。 全ては心より愛している彼女の為に……。 【F-4/草原/深夜/一日目】 【ジオルド・スティアート@乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…】 [状態]:健康、顔面打撲(中) [服装]:いつもの服装 [装備]:峯沢維弦のレイピア@Caligula Overdose [道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2 [思考] 基本:優勝して、カタリナと一緒に帰る 1:不本意ながら殺し合いに乗る 2:参加者の殺害は慎重に。まずは情報収集を優先する。 3:新羅と九郎はなるべく早めに始末しておきたいが、九郎をどのように排除すべきか考えておく 4:生徒会の皆とは出来れば会いたくない [備考] ※ カタリナがシリウスの闇魔法によって昏倒していた時期からの参戦となります。 ※ 新羅、九郎と知り合いについての情報交換を行いました。但し九郎は、自身や琴子の能力については明かしておりません。 【支給品紹介】 【峯沢維弦のレイピア@Caligula Overdose -カリギュラ オーバードーズ-】 ジオルドに支給。 帰宅部の一人、峯沢維弦がカタルシスエフェクトで発現する細剣。 このロワではあくまで形だけ模したレプリカとして支給されています。 攻撃スキルが使えるかは不明です。 ◇ 「なるほど、くだんと人魚の肉をねぇ……。」 「ええ、なので僕は基本的に死ぬことはありません」 ジオルドが去った後、見るも無惨な焼死体と成り果てていた九郎の身体はすぐに再生を行い、すっかり元通りとなった。 その後、再生の一部始終を目撃していた新羅が九郎に詰め寄り質問攻めを行ったため、こうして蘇生の秘密を打ち明けたのである。 曰く、九郎は幼いころに、二体の異なる妖怪の肉を食べたということ 曰く、人魚の肉を食べたことで不死の能力を得たということ 曰く、くだんの肉を食べたことで未来予知の能力を得たということ したがって、先程から発現している再生能力は人魚の肉を食べたことに恩恵によるものだということを新羅は理解する。 「『怪異や物の怪といった類のものとは縁がある』とは言っていたけど、まさか桜川君自身がその類だったとはねぇ、実に興味深い……。 どうだい? 一度君の身体を検査させてもらえないだろうか」 「いえ、遠慮しておきます」 鼻息を荒くし、全身を舐めるように観察してくる新羅に九郎は何とも言えない悪寒を感じた。 「しかし、主催者はどういうつもりなんだろうね。 殺し合いをしろという場に、桜川君のような不死者を交えるなんてーー」 「同感です、そもそも殺し合いが成り立ちませんよね。 でも、ここからは僕の憶測にすぎませんがーーもしかすると、この場には不死者ですら殺せる技術や異能が存在するかもしれません」 「不死者ですら殺せる技術や異能だって……?」 新羅は、突如提示された矛盾する仮説に目を丸くする。 「あくまでも推測ですよ。この場にはさっきのジオルドのように、僕らにとっては未知の能力を持った人間も参加しているようですし。 この殺し合いのゲームバランスを保持するため、不死者ですら殺せるような強力な異能を持った人間を参加させていても不思議ではないです」 「なるほど……。そうなると増々セルティが心配になってきたよ」 勿論、新羅や紗季といった一般人も紛れているのも事実ではあるが、魔法を自在に操るジオルドや、新羅から伝え聞く首なしライダーのセルティや九郎など、異能を持つ者や人外の参加者は確かに存在する。 未知の能力に、未知の怪物――。 今回は再生能力によるゴリ押しによって、相手を退散させる結果となったが、相手の異能によっては通じないこともありえるかもしれない。 用心するに越したことはないだろう。 更に、懸念すべきはこの首輪……。 (主催者が僕に装着したこいつも、不死者である僕を殺せる代物かもしれない……。) 聞けば、身体が黒炭となり原形を保っていなかったときも、首であった部分にはピタリと付きっぱなしになっていたという。そして再生を行っているときにおいても首輪は離れることはなくーー再生後もこうして元通りに冷たい感触を首筋に与えている状況だ。 (僕の再生にもしっかりと追随している……。不死者である僕の再生能力を理解した上で、対応した首輪を装着しているということか) そう考えると、下手に外そうとするのは賢明ではないかもしれない。 主催者が九郎のバックボーンを認識したうえで、相応の仕掛けと技術が施されている可能性があるからだ。 (危険人物への対処に、首輪の解除。それと会場からの脱出か……。やるべきことが多すぎる。 まぁ何にせよ、まずは岩永を探さないとな) 会場のどこにいるであろう小柄な彼女の姿を脳裏に浮かべ、小さな溜息をついてーー九郎は、新羅と共に神殿への出口へと歩を進めていくのであった。 【F-4/神殿/深夜/一日目】 【岸谷新羅@デュラララ!!】 [状態]:健康 [服装]:白衣 [装備]:まほうのたて@ドラゴンクエストビルダーズ2 [道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2 [思考] 基本:セルティと一緒に帰る 1:とにかくセルティを探す 2:桜川君の人体に興味。ちょっと検査してみたい 3:ジオルドを警戒。セルティに害を与えるかもしれないので、野放しにはしたくない [備考] ※ 九郎、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。 【桜川九郎@虚構推理】 [状態]:健康 [服装]:いつもの服装(黒焦げ) [装備]: [道具]:基本支給品一色、不明支給品0~3 [思考] 基本:殺し合いからの脱出 1: 暫くは岸谷さんに同行 2: 岩永と紗季さんを探す 3: ジオルドを始めとする人外、異能の参加者を警戒 [備考] ※ 鋼人七瀬編解決後からの参戦となります ※ 新羅、ジオルドと知り合いの情報を交換しました。 前話 次話 譲れない大切なもの握りしめて 投下順 奇跡はいつだって不幸から -Liz et l oiseau bleu- 前話 キャラクター 次話 GAME START 桜川九郎 物情騒然 GAME STARTT 岸谷新羅 物情騒然 GAME STARTT ジオルド・スティアート 静かな沼地の森の陰から
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<日本と東アジア・年表>先史~紀元千年 (mac w32/F13,win Gungsuhche,F8) 1000万年前 類人猿よりゴリラ分岐 /600万年前 類人猿よりヒトとチンパンジー・ボノボ系統とが分岐 500万年前 中国雲南省[禄豊猿人] 400万年前 華奢型猿人(アウストラロピテクスなど)出現 300万年前 南アフリカの華奢型猿人出現(のち絶滅?)。地球寒冷化 270万年前 頑丈型猿人(パラントロプス)と原人(ホモ・ハビリス)分岐。原人、言語使用か(左脳ブローカ野の痕跡より) 260万年前 華奢型猿人のアウストラロピテクス・ガルヒ、オルドヴァイ型石器を発明 (石器による動物の解体。肉食開始。)前期石器時代の開始 230万年前 ホモ・ハビリス出現(脳の増大、歯の縮小化)。 200万年前 巫山県竜骨坡遺跡【重慶市】[巫山人]。旧石器。これらを含む地層は200万~204万年前のものと確定され、中国ないしアジア最古のホモ・ハビリスの化石。 180万年前 ホモ・ハビリスの出アフリカ。ユーラシアへの拡散 170万年前 中国北緯40度に石器・元謀遺跡【雲南省】[元謀人] 160万年前 ホモ・エレクトス出現。現代人に近い身体/100万年前 ジャワ原人(ホモ・エレクトス) 73万年前 藍田遺跡【陝西省】[藍田原人]。石器使用。 60万年前 アフリカで旧人。ネアンデルタール人と人類の分岐。エチオピアのボドから石器で切り付けられた頭骨 50万年前 ヨーロッパ旧人 46万年前周口店遺跡猿人洞【北京】[北京原人]火、石器の使用。 38万年前 仏テラ・マタ遺跡で最古の小屋。 30万年前 ネアンデルタール人(-35000年前、絶滅?) 言語使用 28万年前 石龍頭洞窟遺跡【湖北省】剥片石器。23万年前 大茘遺跡【陝西省】 20万年前 ユーラシア旧人(ユーラシア原人からの進化かアフリカからの拡散か) 13万年前 ラザーレ遺跡で住居 12万年前 丁村遺跡【山西省】[丁村人]鶴嘴形で尖状石器。 10万年前 赤黄茶の中間色のオーカー(クレヨン)出土。線刻 /イスラエルのカフゼーとスフールで埋葬の痕跡。 骨器。獅子岩遺跡【広東省】[馬覇人]。 8万年前 カフゼー・スフール集団、ネアンデルタル人に土地を明渡し、消失。 7万5千年前 南アフリカのブロンボス洞窟で赤色オーカーに幾何学模様の線刻→世界最古の抽象模様。象徴操作能力の証左。 貝製ビーズ,骨器,錐か槍。 7万年前 細石器。ネアンデルタール人、積極的に埋葬 6万3千年前 アフリカ人、東ユーラシア人系統集団、西ユーラシア-に分岐 6万年前 ナミビアのアポロ11遺跡より岩板に動物壁画/ネアンデルタール人、ポルトガルで構造的な炉。ウクライナのモロドヴァ遺跡でマンモスの骨で作られた小屋ないし風除け構造物。サフル大陸に遺跡 5万年前 カフゼー遺跡で線刻石片。サフルに原アボリジニ。舟。 4万5千年前 ケニヤのエンカプネ・ヤ・ムト遺跡よりダチョウの卵殻製ビーズ/ユーラシア大陸で骨角器。サフルで大型動物絶滅。狩猟によるか。 4万3千年前 日本列島で遺跡 /3万7千年前 独のガイセンクレステレで鳥骨フルート■沖縄山下町洞穴。舟。 3万5千年前 クロマニヨン人大地母神崇拝(ヴィーナス像)、壁画/【内蒙古自治区】[オルドス人]・【湖北省長陽】[長陽人]・【広西チワン族自治区】[柳江人 麒麟山人]・【北京市】[山頂洞人]洞窟で赤いビーズ、縫い針・【四川省】[資陽人]■日本で局部磨製石斧(世界最古)(磨製石斧は3~4万年前に集中し、その後は草創期にならないと出現しない)■シベリアのC3系統が列島に移住。 21500年前 フローレス島で身長1mの小型人類(ホモ・フローレシエンシス) /21000年前 最終氷期の最寒冷期。夏の気温、15度下がる。 18000年前 沖縄で港川人 /18500年前 アルタミラ洞窟壁画。クロマニヨン人 16500年前 青森で縄文土器(大平山元I遺跡) 16000年前 長江【湖北省】玉蟾岩遺跡(〜BC12000)、稲モミ発見、栽培か? 15000年前 ラスコーの壁画。クロマニヨン人。絵の具の配合など、原始的な化学的な操作。石のランプ、松明の使用■D2系統、列島へ移動(D2系は大陸では絶滅。北米へも移動)同時期、インド系のD1系統、南九州へ。局部磨製石斧、骨製釣針、隆起線文系土器。 14000年前 静岡で浜北人。長江で仙人洞・呂桶環遺跡:稲の栽培。 13000年前 ■旧石器時代の終わり。中石器文化。マンモス、バイソンはいなくなっていた。ツンドラステップは北方へ後退、樹林がひろがる。鹿、猪、鳥、魚介類、木の実。弓矢、石臼の普及。他方、壁画の伝統は途絶える。■海進により日本列島が大陸より分離。 12000年前(BC10000)列島、完全に大陸から分離。弓矢、尖底土器、貝塚、屈葬。 11000年前シュメール人(イラン高原かインドよりメソポタミアに渡来)農耕開始。シュメール人は自らをsaa-gi-ga黒い頭の人と名乗る。■長江の彭頭山遺跡・パシータン遺跡で稲栽培、高床式住居 (〜BC6100) 10500年前 レバントで新石器時代開始 10000年前 八十ダン遺跡【湖北省】:栽培稲の籾殻。 9000年前■新石器時代■黄河中流域で裴李崗文化(紀元前7000?~紀元前5000?) 円形・方形の竪穴式住居、粟作などの畑作農業。艶出しした紅褐色の陶器や磨製石器■彭頭山文化【湖南省】(紀元前7000?~紀元前6000?)最古の環濠集落、稲の散播農法。■西アジアから伝わった農耕、牧畜が欧州で開始。土器、村落社会、交易システム。フリント、石斧、琥珀、貝殻、金、銅、錫など。巨石文化もはじまる。 8000年前 日本でも稲作、丸木船、漆、繊維土器、勾玉。人口10万5500人/メソポタミアでウバイド文明:灌漑農耕/■河姆(かぼい)渡(と)文化(浙江省):稲栽培、木造ホゾ組みの高床式住居、機織り、うるしを使用、豚を家畜に。■老官台文化(紀元前6000?~紀元前5000?)陝西省華県老官台。円形の竪穴式住居、粟作などの畑作農業。暗紅色の夾砂陶。本格的な農耕の開始。北辛文化【黄河下流域】(紀元前6000?~紀元前5000?)山東省滕県北辛。黄褐色陶器。磁山文化【黄河中流域】(紀元前6000?~紀元前5000?)河北省武安県磁山。円形・楕円形の竪穴式住居、粟作などの畑作農業。紅褐色の夾砂陶。 7000年前 ■江南のヘムドゥ遺跡で稲栽培、農耕具■馬家(まか)浜(ほう)文化【浙江省】(紀元前5000?~紀元前3500?)河姆渡文化を継承。紅陶や玉器。■列島で植林農法。人口26万1300人。朝鮮で磨製石器。仰韶文化 (紀元前5000?~BC2500)河南省。粟・黍栽培、豚犬飼育。鹿狩猟。竪穴住居。彩陶は薄赤色の地に赤・白・黒などの色で文様、素焼きの土器で甕・鉢・碗型。仰韶文化半坡類型【黄河上中流域】(紀元前5000?~紀元前4800?)陝西省西安市。紅陶。母系制、農村の階層化。 6800年前 仰韶文化後崗一期類型【黄河上流域】(紀元前4800?~紀元前4000?)河南省安陽市後岡。北辛文化を継承。 6500年前紅山文化【遼寧省西・内蒙古東南・河北省北】(紀元前4500~紀元前3000)彩陶文化の系統で、黒彩土器。細石器、玉器。小河沿文化【内蒙古自治区赤峰市】:祭文の痕跡。男女合葬墓、身分差で分葬。列島に丸木船遺構。 6400年前 大渓文化【四川省】(紀元前4400?~紀元前3300?)紅陶、灌漑農法が確立、葛を用いた織物。 6300年前 大汶口文化(〜BC4000):山東省。紅陶、のちに黒陶・灰陶。 6千年前 西アジアで青銅器使用/仰韶文化廟底溝類型【黄河上中流域】(紀元前4000?~紀元前3500?)ろくろ使用■列島東北で環状列石。人口16万300人。 5500年前シュメール人、楔形文字使用/ドラヴィダ人、地中海からインド北西部に移住。 5300年前 長江の下流域で良渚文化(〜BC2200) 浙江省:馬家浜文化を継承、玉器、絹織や麻織、竹編物、ろくろによる黒陶・灰陶製造。稲・豆・ゴマ・落花生。父系社会に移行し、階級制のある都市国家。西ヨーロッパで巨石文化(‐1000)。 5100年前ウバイドで洪水 5000年前 エーゲ文明/■長江の中流域の屈家嶺文化(〜BC2600) 大渓文化を継承、職集団分業化、城壁都市、黒陶、城内には運河。貧富の差。中流域では黄河の二里頭文化がのちに移植→黄河文明(竜山:父系制 夏につながる遊牧系)による征服か→黄帝による三苗征服伝説(三苗はミャオ族の祖 母系制) 以後、500年間、緊張状態? 4800年前■四川省で三星堆文化(〜BC1000):青銅器の仮面、仮面王国。城壁都市。金器・青銅器・玉器・象牙・子安貝、「立人像」「神樹」「縦目仮面」。史書によると古代四川省では蚕叢・柏灌・魚鳧・杜宇・鼈霊(開明)の王朝が出現、太陽神信仰。天府の国と呼ばれ、長江上流域の中心地。内部抗争で紀元前850年ごろに滅び、新たにこの地方に拠点を作った勢力が「蜀」、「巴」という氏族国家。「巴蜀文字」はインダス系か。■石家(せきか)河(が)文化【湖北省】(紀元前2800?~紀元前1500?)長江中流域最大級の都城遺跡。屈家嶺文化を継承し、灰陶器、銅器。城壁、運河。石家河の住民は三苗民族とされ、堯・舜・禹に代表される黄河流域の勢力と死闘を繰り返した。■日本:木製太刀、夜臼式土器。人口7万5800人/チベット高原でカロ文化 4600年前インダス文明(〜BC1800) 青銅器、レンガ、服は綿、牧畜、氾濫農耕、ビーズ、メソポタミアと交易。 4500年前■龍山文化(〜BC2000)。山東省で黒陶。後期には銅器鋳造。このころ黄河の部族が長江に侵攻か(石家河文化 江漢平原 三苗)/アーリア人のアンドロノヴォ文化がアラル海から東トルキスタンで展開。 4300年前 丁公村出土陶片 4350年前 アッカド王サルゴン、メソポタミア最初に統一(-BC2200) /4100年前 ウル第三王朝、メソポタミアを支配。 4070年前 禹、夏を興す。二里頭文化(〜BC1800/BC1500):青銅器使用 。夏王朝か?同時期に五つの青銅器文化があった。東の岳石文化、河南省北部の下七垣文化、遼寧西・モンゴル東南の夏家店下層文化、西の四ハ文化、東南の馬橋文化(良渚文化の継承)。 4055年前 斉家文化(-3900年前) 農耕・家畜飼育、氏族社会でなく父権制社会:青銅器を多用。 4000年前気候変動か地殻変動でインダス乾燥/カッシート人、バビロニアで活動。アッカド語でカッシュ、自称はガルズ/アーリア人、古代アフガニスタンのアーリヤーナに移住(-3500年前) 3900年前 アムル人、バビロン第一王朝建国 3800年前 ガラス製品 3725年前 フルリ人、西へ移動:北シリアで痕跡。 3700年前 フルリ(ホリ)人、ミタンニ王国を建国(-BC1500) アッカド語の楔形文字、シュメール表意文字を使用。膠着語、サンスクリットも流入?/ハンムラビ、第六代バビロニア王。 3600年前(BC1600) 殷(商)、夏を滅ぼし、興る:黄河の二里岡文化:甲骨文字(亀甲獣骨文字)と青銅器。殷は「夷」で北方民族か。王家の姓は「子」ないし「好」。祖先は契。河北省南部のショウ水から山東省にかけて活動。遊牧民族。鳥トーテム。ツバメ(玄鳥)を祖。/北方に鬼方:姓はキ(媿:女偏に鬼) 3595年前 鉄器を発明したヒッタイト、バビロニアを滅ぼす。 3500年前 アーリア人、イラン高原から南下、パンジャーブ地方を征服/朝鮮半島に中国から農耕伝わる■呉城文化【江西省】(紀元前1400?~紀元前1000?)青銅器王国。殷代後期の大規模な墓。独特の青銅器。 3475年前 カッシート王ウラム・ブリアシュ、バビロン第二王朝(海の国第一王朝)を滅ぼしバビロニアを統一し、バビロン第三王朝(カッシート王国)を興す。カッシートとエジプトとの外交書簡アマルナ文書残存。 3400年前 呉城文化(〜BC1000)では磁器使用:長江文明と黄河の二里岡文化の融合。 3450年前 カッシート王国、アッシリアやエラムと紛争 / 3300年前 アーリア人、ドラヴィダ人を支配するためにカースト制度を構築 3345年前 カッシートのクリガルズ二世、エラム侵攻、スサ陥落。しかしアッシリアに敗れる。 3225年前 カッシート王カシュ・ティリアシュ四世、アッシリアのトゥクルティ・ニナルタ四世に敗れ、アッシリアに連行される。バビロニアは以降、アッシリアの支配。 3200年前(BC1200)ヒッタイト突然滅ぶ。アッシリアがバビロン占領。同世紀にアーリア人がインドに侵攻。 3160年前 カッシ-トでザババ・シュマ・イディナ即位、アッシリアと戦うが敗れる。エラムがバビロン侵攻、マルドゥク神像やハンムラビ法典がスサに持ち去られる。 3155年前 カッシート王国(バビロン第三王朝)滅ぶ。 3100年前(BC1100) 衛国、黄河中原に起こる。アッシリア帝国、馬・戦車・鉄器で勢力拡張。 3046年前 周、殷(商)を滅ぼす。周の国姓は姫(キ)で漢民族。/殷の箕子、周を逃れ北方へ亡命。朝鮮に建国。 3000年前(BC1000)■中国語、統辞構造変化:殷は南方系で修飾語は後ろの順行構造[猶大(大いなる道),丘商(商の丘。タイ語、カンボジア語、マレー語なども]。周代以降、とくに春秋時代(前8c)以降、逆行構造へ[大道、甲祖]。(佐々木‘97 55,橋本‘78)■周が諸民族を統合し、漢民族を形成。南方系民族は百越。■弥生時代・部族戦争。環濠集落。高地性集落。 BC1122 周の武王、殷の箕子を朝鮮王 BC1100 晋、建国(国姓は姫)。このころ宋も建国(殷の末裔、国姓は 燕も建国(国姓は姫) BC1046 太公望により斉が建国(国姓は姜-BC386) BC949 九州北部で弥生時代早期(-BC915)。 BC810 弥生時代前期(-BC350) BC806 鄭が建国(国姓は姫)。 BC800 ■O2aは南下、O2bは北上し山東、列島へ。(崎谷) BC770 周の幽王が西の犬戎に殺害され春秋時代へ。翌年、鄭の武公の協力により洛陽に遷都、東周。武公の権勢を疎んじた周の桓公は、武公死後、鄭に侵攻。 BC745 アッシリアのティグラト・ピレセル3世、メソポタミア、シリア、パレスチナ支配。BC772 アッシリア、北イスラエル王国を滅ぼす。 BC700 朝鮮半島に青銅器。北方スキタイの影響。大同江等流域にドルメン(~前3世紀) BC671 アッシリア、エジプト併合により、オリエント地域の大帝国へ。 BC667 斉の桓公は周王より覇者として認知。 BC660 衛国、狄により滅ぼされる。 BC638 泓(おう)水(すい)の戦い 楚と宋→楚が勝利 BC632 城濮の戦い 晋と楚→晋の文公が覇者に。 BC612 新バビロニアとメディア、アッシリアの首都ニネヴェ陥落。 BC609アッシリア滅亡。メディア、新バビロニア、リディア、エジプトの四帝国時代へ。 BC593 南ユダ王国と新バビロニアが戦争 BC 585 太伯,句呉(春秋の呉)を興す。 BC586 ユダヤ人、新バビロニアに捕囚。 BC575 鄢陵の戦い 晋と楚→晋が勝利 BC539 アケメネス朝ペルシア帝国、オリエントを支配。 BC500(2500年前) 日本へ大陸文化の影響。日本で青銅器使用。イト地域に首長。 BC475 晋の趙無恤、代を滅ぼす。 BC473 越により呉滅ぶ:日本列島へ?:『翰苑』倭人、太伯の苗と称す。 BC457 晋で范・智(荀)・中行(荀)・趙・韓(公族)・魏の各氏が台頭。 BC453 趙・韓・魏、協力して智氏を滅ぼし、独立、晋を分割。 ■前4‐3世紀、半島で鉄器使用。燕の明刀銭分布→燕の満の建国との関連。この頃より半島では北方文化より中国文化の影響が強くなる。 BC403〜221 趙・韓・魏、正式に諸侯となる[戦国時代] BC386 斉、田和のクーデタ。 BC371 馬陵の戦い 斉、魏を破る。 BC359 秦、 公孫鞅(こうそんおう)の改革(変法):民を五戸一組に分け、相互に監視させる。法を暴力的に強制。 BC352 秦、 魏に侵攻。 BC350 秦で公孫鞅の第二次変法 父子兄弟が一つの家に住むのを禁止、区画整理、度量衡統一。 BC341 斉、 魏を破る。 BC340 秦の公孫鞅、 魏に侵攻。 BC338 公孫鞅(商鞅)反対派から追われ殺害。 BC318 韓・趙・魏・燕・斉の五国とともに匈奴ら連合軍、秦を攻撃するが惨敗。 BC316 秦、蜀(古蜀)を滅ぼす。 BC307 趙の武霊王、胡服騎馬軍隊を編成。 BC300 このころより月氏、タリム盆地で活動。カッシート、チベット、モンゴル系か?/朝鮮半島に鉄器。辰国(扶余系)→のち列島へ? BC277 高句麗建国 BC286 斉、宋を滅ぼす。 BC260 長平の戦い:秦、 趙を破る(戦死5万,坑刑40万) 趙の平原君、魏楚に救援。 BC256 秦、周を滅ぼす。ディドトス反乱しバクトリア王国を建国。北のソグディアナ、西のマルギアナを併合。 BC228 秦、 趙を滅ぼす。趙の公子嘉、代に移り、代王を名乗る。 BC222 秦、燕を滅ぼす。 BC221■秦による統一。斎、滅ぶ。斎(江蘇省)の徐福ら三千人、山東半島の連雲港を出、朝鮮を経由し、日本列島へ。平原広沢の王となる。 BC214 朝鮮王否、秦に服属。その子(箕準)準王の時代には燕・斉・趙より半島へ亡命者増加、王は西方に居住させる。 BC209匈奴の冒頓単于、クーデタで父頭曼単于らを殺害。東胡王、馬や土地を匈奴に要求、争い、匈奴に滅ぼされる。東胡の残党は烏桓(BC1世紀-AD4世紀)、鮮卑(BC1世紀-AD6世紀)、柔然(5世紀―6世紀)となっていく。 BC206 楚漢戦争(-BC202)。前漢興る。劉邦による。匈奴の冒頓単于、東胡を滅ぼす。(烏桓山に逃げた勢力は烏桓・烏丸といい、鮮卑山に逃れた勢力は鮮卑といった)また、月氏へも侵攻。 BC200 冒頓単于、40万で代へ侵攻。代王、韓王信を寝返らす。白登山で漢の劉邦軍を破る。漢、匈奴に朝貢。 /北部九州で BC195 燕の衛満,半島に亡命。 BC194 衛満、逃亡民勢力とともに王権簒奪、半島北部に建国。 BC176 冒頓単于、再び月氏を攻撃。月氏、西のイリ地方に逃走(大月氏)。一部は甘粛省と青海省に残り、小月氏とよばれる。 BC175 バクトリアのデメトリオス、印のパンジャーブ侵攻。本国をエウクラティデスに奪われる。 BC162 冒頓の息子・老上単宇によって、月氏の王殺害。そのご月氏は西のソグディアナに逃れ大夏を滅ぼし大月氏国をたてる(大夏はバクトリアかスキタイ系のトハラ人の国か)。/デメトリオス、エウクラティデス軍に敗死。バクトリアは北西インドのグリーク朝と分裂。 BC130 前漢の張騫が対匈奴戦のため大月氏に同盟を求めるが、大月氏は断る。/大月氏、バクトリア征服、トハラ国へ。 BC128 衛氏朝鮮に反対する濊(かい)君(くん)南(なん)閭(りょ)ら28万を率いて遼東郡に降る。武帝は滄海郡を置いて支配しようとするが三年で失敗(南(なん)閭(りょ)ら漢への服属も中止か) BC108 満の孫の右渠、漢への朝貢をせず、また真番諸国の朝貢を妨げたため、漢、衛氏朝鮮を滅ぼし、楽浪郡設置(他侵攻の原因には匈奴との連合を防ぐこと、朝鮮が発展したことを怖れたため)→衛氏軍の一部、南下。この頃、茶戸里遺跡で筆・刀子が使用。 BC100頃 青銅器・鉄器日本へ。北九州・山口で青銅器細形短剣出土。 BC75 楽浪で人口40万人。 BC57 新羅興る。 BC50? 扶余国 BC37 高句麗、朱蒙(チュモン)によって建国。 BC18 百済興る。 BC2大月氏国の使者伊存(いそん)が中国の景蘆に『浮屠教』を口伝、最初の中国への仏教伝来。 8年 王莽、新を興す。 12年 王莽、高句麗に匈奴出兵を要求するが、高句麗王スウが拒否したため高句麗に侵攻。半島の諸族が反乱。中国周辺の諸族は統一はされていないが、場合によっては中国の権力への反対運動で団結する。範囲は極めて広大で、匈奴から西の羌(きょう)・氐、南の滇(しん)・閩までに至る/新(8 -23)の貨幣=貨(か)泉(せん)、一支国、伊都国ほかで出土。(志摩町御床松原遺跡、原の辻遺跡) 25年 後漢、新を滅ぼす。 27年 高句麗、北沃沮(よくそ)接収。 30 楽浪郡の中国系豪族王調が反乱。後漢、内政自治を認める。 42 南越でハイ・バ・チュン(徴姉妹)の乱(当時南越は女系社会か) 44 半島南部の韓人の廉斯の人蘇馬諟(そばし)より楽浪へ朝貢。 57 奴国王、後漢に遣使。半島南部の倭、韓族の朝貢。(井上p44) 100 大月氏国でトハラ人のクシャーナ朝に変る。中国ではこのクシャーナ朝も大月氏とよぶ。 105 高句麗、遼東侵攻。中国の蔡倫、紙を発明。 107 倭面土国王、後漢に遣使。倭国王帥升、後漢に遣使。 111 扶余、楽浪へ侵攻。 118 高句麗、楽浪・玄と郡に侵攻。 121-2 高句麗、馬韓や濊(わい)貊(はく)らとともに遼東郡の玄と城を攻撃。このとき扶余は遼東側につき、高句麗らと戦う。扶余と高句麗は元は同一種族であるが、この頃は互いに牽制しながら遼東平野への進出を目指していた。 146-189倭国大乱(『後漢書』『隋書』) 167 扶余王の夫台は二万で玄と郡に侵攻するが失敗。後漢書の記述はこの年まで。以後は三国史や魏書。 168 鮮卑族・濊(わい)貊(はく)族が河北省北部に侵入。 169 度(たく)遼(りょう)将軍橋(きょう)玄(げん)の支援で玄と郡、高句麗を破る。 172 高句麗は自律し、遼東郡と対立。遼東軍、高句麗へ侵攻するが、失敗。 173 卑弥呼、新羅に遣使。 178-184倭国大乱あるいは卑弥呼即位?(『梁書』『北史』) <200年代 倭国で古墳文化>。 190 高句麗、公孫度に従い、富山討伐軍を派遣。 197 高句麗の故国王、没。発(はっ)岐(き)と延優の兄弟、争う。当時継承はモンゴル的なクリルタイ方式:五部族による選挙。兄発(はっ)岐(き)を支持するのはケン奴部のみだったが公孫氏に救援を求め王位につく。弟延優と四部は新国を建国。のち高句麗は新国に吸収され、新国が高句麗を名乗る。それゆえ高句麗の政治体制は五部(ケン奴・絶奴・順奴・灌奴。桂ろ部)構造。 204、楽浪の公孫氏、楽浪郡南部を分割し、帯方郡とし、南部の韓・倭族を支配。 220 魏、後漢を滅ぼす。 233年10月 公孫淵、呉の使者を斬り、魏への忠誠を示す(呉が遼東の公孫氏と国交すると、背後を脅かされた魏は公孫氏の両属政策を非難したため)。この時呉の秦旦ら高句麗に逃れる。高句麗の東川王、呉と同盟をむすぶ。 236、7月、高句麗、呉の使を斬る。 237 魏、幽州の毌(カン)丘倹(キュウケン)に高句麗討伐を命じる。公孫氏を襲うが撤退。 238、8月、毌(カン)丘倹(キュウケン)、遼東半島の公孫淵を滅ぼす。魏、後漢以来放置されてきた二郡を復活するとともに、東方民族とむすび呉に対抗する戦略。 239、邪馬台国、難升(なし)米(め)と都市牛利らを帯方郡と魏に遣使。魏から親魏倭王の仮の金印と銅鏡100枚を与えられる(『三国志』では(238年))。 240 帯方郡から魏の使者が倭国を訪れ、詔書、印綬を奉じて倭王に拝受。 242 高句麗、魏に侵入。 243 邪馬台国、魏に朝貢。倭王は大夫の伊聲耆、掖邪狗ら八人を復遣使として魏に派遣、掖邪狗らは率善中郎将の印綬を受けた。 244 毌(カン)丘倹(キュウケン)、高句麗侵攻、王都丸都城陥落(なんらかの理由で魏と高句麗とが対立)。邪馬台国の掖邪狗 245(正始六年)毌(カン)丘倹(キュウケン)、高句麗を攻め、粛清に至る。東川王、ハム鏡南道まで逃れる。 韓人、魏に抵抗。難升米に黄旗を仮授与(帯方郡に付託)。 246 帯方郡を通じて難升米に黄幢(旗さし)を仮授(帯方郡に保管) 247 倭は載斯、烏越らを帯方郡に派遣、援を請う。難升米に詔書、黄旗を授与。卑弥呼没(『梁書』では正始年間240- 249に没)。男の王が立つが、国が混乱し互いに誅殺しあい千余人が死んだ。 卑弥呼の宗女・台与=壹与を十三歳で王に立てると鎮定。女王壹与は掖邪狗ら20人に張政の帰還を送らせ、掖邪狗らはそのまま都に向かい男女の生口30人と白珠5000孔、青大句珠2枚、異文の雑錦20匹を貢いだ。 248 邪馬台国と狗奴国の和平を仲介するために帯方郡の塞曹掾史張政、倭国へ。 261 韓人、魏に朝貢。 265(泰始元年)司馬炎、晋建国。『晋書?』 邪馬台国?からの最後の入貢。 266 倭女王壱与、晋に遣使。(「晋書」) 280 西晋が暫し統一するが、以降、300年に渡り戦乱が続く。 286 高句麗、帯方郡を襲う。 289 三国志の『魏書』編纂。 294 鮮卑の慕容廆(カイ)、高句麗の大棘城を占拠。 300 西晋で八王の乱 ■ 4世紀 倭国は半島より鉄輸入 312 扶余系の高句麗、楽浪郡を滅ぼす。韓族・ワイ族、帯方郡滅ぼす。 319 高句麗、慕容廆を攻め敗れる。 331 高句麗美川王没。 336 前燕より冬寿が高句麗に亡命。以後、中国の文化・文字、高句麗に普及。 346 百済建国。 355 高句麗、鮮卑系の前燕に服属。※4世紀 倭国は半島より鉄輸入 ※5世紀 経済発展を遂げた倭国、鉄資源を求めて半島進出 364 4月倭、新羅侵攻。 366(神功46)倭国、斯摩宿禰(しまのすくね)(シマ国)を伽耶諸国の卓(とく)淳(じゅん)国に派遣。百済の肖古王と正式に国交開始。肖古王より鉄テイ40枚が贈与。宗像君が対外交渉に関与、また沖ノ島祭祀を開始。 367 百済の使者、来倭。 369 倭国軍、百済と通じ、新羅を破る。倭国、氏族社会。/高句麗、百済を攻め、敗れる。 371 百済、高句麗の故国原王を殺す。 372 前秦の僧・順道が高句麗に仏像・経文を伝える。百済の久氐ら、倭に七支刀を奉献。 391 倭国軍、百済・新羅を破り、臣民となす(碑文)。 392 高句麗南下。 393 倭、新羅王都包囲。新羅奈勿王、挟撃で倭を破る。 397 百済、阿莘王の王子腆支を人質に倭に送り、国交を結ぶ。 399 百済、高句麗を裏切り倭と通ず。倭、新羅侵攻。新羅、百済に求援(碑文)。 ■ 5世紀 経済発展を遂げた倭国、鉄資源を求めて半島進出 400 倭人、新羅王都の金城占領。高句麗の広開土王が兵力五万で新羅を助け、倭軍と戦う。倭軍は任那・加羅に退く。高句麗、伽耶まで侵攻(碑文)。 402 2月新羅奈勿王、没。その子未斯欣、人質として倭へ。 404 倭国軍、帯方郡まで侵攻、高句麗と戦争(碑文)。腆支、倭により百済王として即位。 ※倭の五王、中国に朝貢→渡来人増加。 ※五世紀中葉、対国内「治天下大王」と呼称→中国王朝と異なる別の天下:小中華主義 ※部(べ)民(みん)制・氏姓(うじかばね)制度=ウジ組織。雄略天皇VS諸王 ※五世紀中葉、国内で「治天下大王」と呼称→中国王朝と異なる別の天下 413 倭国、晋に朝貢(「晋書」) 414 高句麗、広海土王碑を立碑。また中原碑も。 420 倭王讃、宋の武帝より除授。/430 宋に朝貢。/438 倭王珍、宋に朝貢。安東将軍の号を得る。/443 倭王済、宋に遣使。 450 高句麗、新羅征伐。 456 , 8月 安康天皇、眉輪王派に暗殺。大泊瀬皇子、八釣白彦皇子、坂合黒彦皇子 ・眉輪王、市辺押磐皇子・御馬皇子を殺害し、11月に大王になる。(市辺押磐皇子の子億計・弘計、逃亡)平群 真鳥、大臣に。 460・462 倭王興、宋に遣使。 463 吉備氏の乱:任那に出兵していた吉備田狭、新羅と結託し、朝廷に反乱。雄略が田狭の妻稚姫を奪ったため。(のち稚姫は雄略の子星川稚宮皇子を産み、雄略死後に、星川皇子の乱を起す。吉備田狭ら水軍40艘を率いて来援するが、皇子敗死により戻る) 464,2月 任那日本府軍、高句麗を破る。 465,5月 倭国軍、新羅に侵入。紀小弓宿禰が戦死し、敗走。(「新羅本紀」では462,5月に倭、新羅の活開城を落とし、463,2月にも侵入したが、倭を撃退。 469 雄略、 播磨の文石小麻呂を討伐。 471 稲荷山古墳鉄剣銘文 獲加多支鹵大王=大泊瀬幼(おおはつせわか)武(たけ)=雄略天皇。 474 雄略、伊勢の朝日郎を討伐。 475,9月高句麗南下、百済王を殺害、百済陥落し熊津に遷都。(このころ高句麗は遼東半島、満州も領有)→倭にとっては鉄輸入減少。ヤマト王権混乱。 477,雄略、百済に任那を与える。 478 倭王武、宋に遣使。 479 星川皇子の乱。4月百済の三斤王が没。入質の昆支王の次子未多王を筑紫兵500をつけて帰国させ、東城王として即位させた。兵を率いた安致臣・馬飼臣らは水軍を率いて高句麗を討った。8月雄略、没。 481 億計・弘計、発見。 482 億計、皇太子に。 484 清寧天皇没。 485 弘計,顕宗天皇に(-488没)。 488 億計、仁賢天皇に。 493 高麗へ日鷹吉士を派遣。 494 小泊瀬稚鷦鷯皇を皇太子に。 498, 8月仁賢天皇没。平群真鳥、政権を握る。11月、大伴金村と平群真鳥を討伐。武烈天皇に(10才)。 ■ 6世紀 継体天皇により統一、磐井の乱(新羅軍との連合軍)。以降、対外志向弱まり、内向化・内政強化 500,9月 11才の武烈天皇、猟奇行動。 502 、梁の武帝、倭王武(雄略)に征東将軍に進号(「梁書」) 503 新羅、迎日冷水碑を立碑。和歌山・隅田八幡宮人物画像鏡。 507,1月 武烈天皇、没(武烈は雄略の部分伝承で非実在とも)。大伴金村ら、越前の大迹王に推戴。継体天皇へ。 512 大伴金村、伽耶四県を百済に割譲。 513 百済、五経博士を献ず。 520 新羅、律令制定。 521 百済、新羅を伴い梁へ遣使。 524 新羅、蔚珍鳳坪碑。※蔚(うる)珍(ちん)は秦氏の故郷。 526 大倭(のちの大和)に遷都。百済へ救援軍、派遣。 527 磐井、新羅と結び反乱。以降、対外志向弱まり、内向化・内政強化。磐井の子・葛子が糟屋の地を献上。那津、筑後、豊、火国に屯倉(みやけ)(官家)を設置。肥(ひの)君(きみ)を志摩に派遣(肥(ひの)君(きみ)は肥後南部出身) 532 伽耶金官国、新羅に投降。 536 那津官家修造。(対新羅) 538 百済王、倭国に仏像と経文を献ず→廃仏派の物部氏と崇仏派の蘇我氏とが対立。百済、扶余遷都。 539 欽明天皇、即位。 540 大伴金村、失脚。以後、物部氏と蘇我氏の二極体制。 544 粛慎人、佐渡に来る。 545 新羅、丹陽赤城碑。552(または612)新羅、壬申誓記石を立碑。 553 新羅、百済から漢山地域を奪取し、新州を設置。 554 百済聖王、新羅と戦い敗死。倭、高句麗に軍隊派遣(『三国史記』) 556(欽明17)正月、百済王子恵を本国へ護送するため、筑紫火君(嶋郡の肥君か)ら千名派遣。 561 新羅、昌寧碑。新羅、安羅の波斯山に築城し、倭軍に備える。 562 新羅、伽耶を滅ぼす。倭、新羅侵攻:新羅、白旗を立て欺く(書紀、新羅本紀)。 564 新羅、北朝の北斉に朝貢。 568新羅、南朝の陳に朝貢。磨雲嶺碑、黄草嶺碑、北漢山碑を立碑。 577 百済の扶余で王興寺建立 578 初の官寺 四天王寺建立のため聖徳太子によって百済より三人の宮大工を招聘(内一人が金剛重光で、最古の企業・金剛組の創業者) 581 隋による統一。高句麗遠征を4度→弱体化 585 用明天皇、即位 586高句麗、長安城(平壌)に遷都。 587 用明天皇没、蘇我馬子/厩戸皇子との武力闘争で物部氏滅ぶ。/蘇我氏か百済の客(元興寺縁起)が、法興寺(のち飛鳥寺)建立を計画 588 百済より技術者を呼び、 法興寺建設開始。 589 隋、270年振りに中国統一→高句麗・新羅、倭国とむすぶ ※律令制:王土王民による統治。均田制で土地を百姓に配給また律令格式に基づく精緻な官僚機構が構築。律令制は日本、新羅、渤海、吐蕃も導入。 591、紀・巨勢・大伴・葛城の四大将軍、筑紫に派遣。 592 蘇我馬子、東漢駒に崇峻天皇を暗殺させる。推古天皇を擁立。 593 四天王寺創建。 595 高句麗から僧慧慈が来日。厩戸皇子に隋の官僚制と仏教国教化について教示。 600 倭、新羅征討軍。遣隋使:倭王、姓は阿(あ)海(ま)、字は天足彦(たりしひこ)。天を以て兄とし、日を以て弟となし:幽祭形式による祭政二重政権(鳥越04,179) 602 倭、新羅征討軍:将軍に来目皇子(聖徳太子の弟)。筑紫兵2万5千。来目、暗殺さるか→遠征は中止。百済、新羅侵入、敗れる。 603 冠位十二階 604 憲法十七条 607 高句麗、百済侵入、敗れる。倭国「日出處天子」と称し、後再び倭を称す。煬帝怒るが高句麗遠征のため諌めるにとどめる。法隆寺創建。 609(推古17)4月、肥後国葦北津に百済僧ら85人来着。 618 煬帝が殺害。唐が興る。 620 『国記』『天皇記』編纂 622 厩戸皇子,没。 623(627) 百済、新羅を侵す。 628 唐による統一 630 唐、突厥を破る。倭、遣唐使開始。 634 石国(タシケント)、唐に朝貢。 635 5月、吐火羅、唐に朝貢(吐火羅はタシケントの隣)(唐会要・初回遣使年次1)。 639 田村皇子、百済大寺を建立。 642,8月 百済、新羅の大耶城を攻める。金春秋、高句麗に救援、失敗し監禁、のち脱出。 643 百済、高句麗と同盟(麗済同盟) 644 唐、西域の高昌国を支配、高句麗を三度攻めるが(-647)失敗。 645 ,唐、高句麗侵攻。 6/11中大兄皇子(諱は葛城),蘇我入鹿を殺害。高向玄理(魏の曹操の末裔を自称する渡来人)、旻(日文)、国博士に。八省百官の制を立案。 647 玄理、訪新羅:「任那の調」廃止と引き換えに「質(人質)」差出し交渉。金春秋、来日(人質として:日本書紀25,孝徳3年)。 648 金春秋、唐へ救援。 649 玄理、八省百官を定める。 651 新羅の使者、来日、新羅が唐制に改めたと聞き、追い返す。巨勢徳多,中大兄皇子に新羅進軍を進言、採用されず。 653 難波宮から中大兄皇子らが飛鳥へ戻る(孝徳天皇は失意) 654 ,3月新羅の真徳女王没、 金春秋、武烈王として即位。/4月、吐火羅国4人、舎衛国女1名、来日(トハラかタイのドヴァラーヴァティか。舎衛はソグドか)。/5月、律令整備。玄理、長安で客死。宗像の尼子娘が大海人皇子の子、高市皇子を産む。 655,1月、新羅に高句麗・靺鞨・百済連合軍が侵入。新羅、百済の刀比川城を攻撃。 658 阿倍比羅夫、蝦夷征伐。 659 百済、新羅に侵入。斉明天皇、遣唐使。 660,3月 新羅・唐、百済討伐、7/16吐火羅の乾豆*波斯 達阿(カンドのダラーィ)欲歸本土、求請送*使曰、願後朝於大國。所以、留妻 爲表。乃與數十人于于西海之路」:ササーン朝最後の王族ペーローズとダラーィか。 7/18百済滅亡。百済レジスタンス;鬼室 福信・黒歯 常之ら、倭に滞在していた扶余豊璋を擁立し、倭へ救援。 661 斉明天皇、難波から九州へ出兵、邦の津にて急死(暗殺か)。5月安曇 比羅夫ら第一派、半島上陸。/ 新羅・唐、高句麗へ侵入、6月武烈王没。 662,3月阿倍比羅夫ら第二派 663,豊璋王、鬼室 福信を殺害。8/27-8白村江の戦い。新羅・高句麗・唐の連合軍(唐水軍は女真族)、倭・百済軍を破る。倭と新羅は殆ど直接戦闘せず。 →国政整備がすすむ→律令制導入 氏姓制度 統治技術として、「名前」が一般民衆(部民)にまで拡大 664(天智3) 「甲子の宣」で複姓は消滅(例:阿部布勢、蘇我石川) 665 唐の劉徳高が戦後処理で来日。2千の唐軍が進駐。 666 唐・新羅、高句麗討伐。 667 天智天皇,大津京へ遷都、防衛体制を完成。 668 唐・新羅、高句麗を滅ぼす:この間の戦力を支えたのは伽耶の鉄。戦後、唐は新羅にも圧力。第一回遣新羅使 669 天智天皇,河内鯨を遣唐。新羅と旧高句麗、反唐蜂起。 670 国号を日本に更む(『三国史録』)。庚午年籍(最古の戸籍)/新羅、旧百済領に侵攻、唐軍を駆逐/第二回遣新羅使。 671 天智天皇,没(暗殺か) 672 壬申の乱。 675 唐と新羅、和睦により、新羅の半島統一。第三回遣新羅使676 第四回遣新羅使 681 天武、大宝律令編纂開始。第五遣新羅使。群馬県高崎市の山之上碑。 684 「八色の姓」。第六遣新羅使687 第七遣新羅使 690 契丹、暴動。 692 第八遣新羅使695 遣新羅使 698 高句麗遺民(粟末靺鞨人)の大祚栄、唐軍を破り震国を建国。 700 遣新羅使。那須国造碑。 701 大宝律令完成。倭国、国号を正式に「日本」とし(『旧・新唐書』には「日本が倭国を併合」)また天皇(てんわう:明治に-のう)と称す:唐の高宗(在位649-683)が道教由来の天皇(神格化された天の北極=宇宙の中心)を称し、死後は天皇大帝の諡(おくりな)を付与。 702 まだ無姓の者、族姓の者がいた※氏姓制度の緻密な浸透によって、人々は漏れなく国家身体に「登録」された。 703 遣新羅使704 遣新羅使706 遣新羅使 711 多胡碑(群馬県吉井町) 712古事記成立。遣新羅使 718 遣新羅使719 遣新羅使 720 日本書紀完成。この頃、薬師寺出土千字文木簡、平城京二条大路と長屋王家から出土木簡(変体漢文)。半島で雁鴨池遺跡出土木簡・鉄製鍵。 722 遣新羅使724 遣新羅使732 遣新羅使 735 新羅使、国号を「王城国」と改称した旨、日本に伝えると、無断で改称したことを責め、追い返す。 736 阿部継麻呂、新羅へ。冷遇され以後、暫く 新羅使を太宰府にとどめ、入京を許さず。 740 遣新羅使 742 遣新羅使 752 新羅王子金泰廉ら来日、入貢。遣新羅使 753 遣新羅使 756 怡土城築城開始(768完成) 759 恵美押勝、渤海と連合し新羅討伐計画。 779 遣新羅使 780 正規の遣新羅使を停止。 797 『続日本紀』 804 最澄、空海、菅原清公、唐へ 818 菅原清公、朝廷儀式・風俗の唐風化を建議。人名称を、二文字訓読みか一文字訓読みにし、女性の名前を「-子」という形式にすることを提言(例:坂上田村麻呂は四字→菅原道真のように二文字か、源信のように一文字) ■9世紀の藤原時代/臣籍降下(桓武から平朝臣、清和から源朝臣の氏姓が誕生)→律令的氏姓制度が破綻していく。 845 唐・道教に傾斜した武宗が会昌の廃仏:仏教・マニ教・ゾロアスター教・ネストリウス派弾圧。 892 甄萱(けんけん、キョンフォン)、挙兵。/900 甄萱、後百済建国。 901 弓裔、後高句麗を建国。 907 唐が滅亡する。五代十国時代にはいる。 918 後高句麗の王建将軍、高麗を興す。/920 後百済、高麗と戦争。/922 後百済、日本に救援、拒絶さる 926 遼、渤海を滅ぼす。高麗、渤海遺民を吸収。 935 後百済、 甄萱長男の神劍の反乱。甄萱を幽閉。甄萱は高麗へ亡命。 936 高麗、後百済を滅ぼす。半島統一 939 日本で将門と純友が反乱をおこす。 960 宋が成立。 日本は平安中期。国交なしか。 993 契丹、高麗に侵入。 1004 喫丹の遼による侵略 1010 契丹、高麗に再侵入。1013,1015にも再侵入。 1018 契丹10万軍、高麗侵攻。高麗14万軍勝利。 1019 女真、日本侵攻(刀伊の入寇) 1107 女真、高麗侵攻。1115 女真、金を建国。 1125 宋、金と同盟し遼を滅ぼす 1126 南の宋と北の金に分裂(南北朝時代)。日本は源平の対立。清盛による日宋貿易。 1145 高麗で「三国史記」完成 1220 チンギス、ソグディアナ再建のため行政機構整備 1221 承久の乱:後鳥羽上皇、鎌倉幕府に対して挙兵。上皇は配流、後鳥羽の兄・守貞親王を新天皇とする(武家による天皇廃位)。以降、幕府に無断で行われる皇位継承は無効とされる→1629 1223 倭寇、高麗沿岸を侵す(新羅末期の動乱期には半島人が日本を侵す) 1225オゴディ「帝国の征服は馬上でできた。だが馬上では統治できない」→行政機構整備・外国人官僚の登用 1231 モンゴル、使節遭難で高麗侵攻。江華島で3年抵抗→半島は荒廃。 1234 モンゴル、金を滅ぼす 1235 オゴディ=ハン、南宋とキプチャク草原・欧州方面への二大遠征を決定。交通環境整備→商業・金融の発展:パクス・モンゴリカ:相対的に平和と安定。:法制度整備・信教の自由→1260 カトリック活動開始。1281フランシスコ会中国で布教。元は厚遇するが、ネストリウス派と衝突。 1247 モンゴル、高麗侵攻。 1246 天皇家、皇位継承を巡り、大覚寺統と持明院統に分裂(→幕府仲介で交互即位へ) 1259 モンゴル、高麗を服属 1270 三別抄の乱:モンゴルへの高麗抵抗。 1271 クビライ、大元ウルス建国。救貧政策。 1273 三別抄の反乱者、済州島で抗戦、鎮圧さる。 1274 モンゴル、日本侵攻:忠烈王、日本侵攻を積極的に提言。 /81 元寇:太宰府からの蒙古牒状を朝廷の院権力は幕府に委ねる:天皇による外交権の自発的な放棄。 1301 大元ウルス、チャガタイ・ハン国、キプチャク・ハン国、イル・ハン朝の連合王国体制へ(モンゴルは同化政策をとらず、言語を属国に強要せず) 1321 ◆大覚寺統の後醍醐天皇、親政開始→1331 後醍醐挙兵。幕府、後醍醐を廃位し、隠岐に流す。 1333 名和一族によって島より脱出、伯耆船上山(鳥取)で倒幕の綸旨発布=挙兵。幕府から派遣された尊氏、後醍醐側に寝返り、鎌倉幕府滅亡。建武の親政:中国的な天皇専制を目指す。 1335 尊氏、恩賞を巡り離反、持明院統の光厳上皇を擁立[北朝]、後醍醐、吉野へ→南北朝動乱は王権の形態(親政か院政か)を巡る争いでもあった。 1350 倭寇、活発に。 1351 紅巾の乱(白蓮教;弥勒下生:終末論・メシアニズム的・ミトラス教系・革命思想) 1352 南朝軍、光厳上皇を拉致。幕府、受禅儀式を行うために弥仁の祖母を「治天の君」と見たてる→天皇を欠いたままでは、権力の正統性立たず。 1354 近江土一揆。 1368 ◆朱元璋、大明を興す。大元ウルスは北走(以後、北元)→モンゴル帝国の終わりでなく、イラクのジャライル朝や、1370に建国されたティムール朝(後身ムガル帝国1526-1858)など、様々な継承帝国が続く。 文字の獄:光・禿・僧などの文字を使うとあてこすりとして処刑。文人・功臣粛清は朱の死まで続いた(〜1398)。 1372明、海禁。私貿易を禁じる 1380 クリコーヴォの戦い:キプチャク=ハン帝国からのロシア独立運動開始 1385 ポルトガル王国、カスティーリャ(スペイン)から独立 1388 高麗の武将李成桂クーデタ。 1387 朱元璋、北元をほぼ壊滅する。 1393 高麗、滅ぶ。李成桂、朝鮮を建国[李氏朝鮮]。 1395 ◆義満出家、法皇に擬し、綸旨を上回る御教書を発給:武家による皇位の簒奪。義満は百王思想を意識、また朱元璋を憧憬。皇位簒奪は死によって挫折(暗殺か) 1415 ポ、モロッコのセウタ攻略。エンリケ航海王子 1419 応永の外寇:李氏朝鮮、対馬侵攻。 1428 1月籤で義教将軍跡目。9月正長の土一揆(日本開闢以来とされる) 1438 後南朝・大和土豪・関東公方ら連合し、永享の乱:義教、朝敵征伐の「治罰」の綸旨を得る:天皇権威の復活。治罰綸旨の復活は極秘にされたが(幕府の権威にとっては問題)、義教が赤松満祐に暗殺され(1441)、赤松討伐に治罰綸旨が適用。以後、天皇の名による平定戦争(秩序回復)が定着。 1453 オスマン、東ローマ帝国を滅ぼす。
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ミナモトノヨシミツ(源義光) 平安時代後期の武将。 新羅神社などに祀られる。 別名: シンラサブロウ (新羅三郎) 祭神とする神社: 新羅神社(青森県八戸市) 平塚神社(東京都北区)
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シンラダイミョウジン(新羅大明神) 日本神話に登場する神。 ハッショダイミョウジン(八所大明神)の一。 シャカラリュウオウ(娑伽羅竜王)の子とも。 別名: シンラミョウジン (新羅明神) 祭神とする神社: 新羅善神堂(滋賀県大津市) 石座神社(京都府京都市)
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北条玲 「私ですか?なぁに、通りすがりのお姉さんですよ。」 年齢:機密事項 性別:女性 職業:不明 血液型:AB型 能力:召喚師(オールサマナー=マスター) 出演作:NtP(ねこひな)orz<これはorzじゃなくてオリザノールなんだからね!(ねこひな) 概要 北条新羅の姉。NtPで初登場 人物像 基本的に丁寧な口調。しかし、行動原理が意味不明な事が多く、この板でも珍しくない「変人」の候補者 弟の新羅の事を全てを愛している。それには家族愛、異性愛、隣人愛、人間愛といった全ての要素が含まれているらしい たまに殺しにかかる程の「おしおき」も、愛情の裏返しだそうな ちなみに現時点作中表現は無いが、妹の北条新菜の事も同様に愛している。 容姿 セミロングともショートとも言い難い微妙な長さの黒い髪で、少々つり上がった瞳、整った顔立ち、豊かな胸といった正統派美女。だが変人。 ワイシャツにネクタイ、ズボンといったごく普通サラリーマン風の服装で初登場。何故か襟は立っている。服が小さいのか、やけに胸が目立っている。 「orz」で登場した時はジーパンをはいている 能力 新羅の「召喚者」を極めたもの。召喚範囲制限は無く、ノーモーションで発動できるため、全方向包囲弾丸速射などといった攻撃が可能。 NtPで使い捨てのようにショットガンを無尽蔵にうみだしていたのもこれである。 一説では、背かで怒る事件には彼女が関与するものがあるとか また、自身を召喚する事でテレポートできる。この点は新羅と同じなのだが、彼女には制限がないため、実質世界中を移動する事が出来る。 よくそれを利用して盗聴などをする その他 あなたの うしろ なう 名言 「それは新羅君の事を姉弟として愛しているからそして……人間としても愛しているからですよっ☆」
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新羅人、丹後に漂着 862年(H0862a) 貞観4(862)年11月、新羅人54人が丹後竹野郡松原村に漂着する。言葉通じず。長の屎鳥舍は少し文字が読めたので、筆談したところ、新羅東方の細羅島の人であった。 参考文献 外務省記録局編, 1884. 外交志稿. 外務省. 保坂秀子, 2000. 古代日本における言語接触, 社会言語科学, 3(1) 43-50.
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第四話:形影相弔 あらすじ キャスト スタッフ 放送日時 原作との比較 裏話 小ネタ 第三話 ・ 第四話 ・ 第五話 第四話:形影相弔 意味:自分と自分の影とが互いに哀れみ、慰め合う。孤独で訪れる人もなく、寂しいさま。 DVD vol.2 に収録。 あらすじ 岸谷新羅が語る首なしライダーの正体とは? 一方、首なしライダーは、折原臨也の情報により老画家を探していた。 キャスト 折原臨也:神谷浩史 平和島静雄:小野大輔 岸谷新羅:福山潤 セルティ・ストゥルルソン:沢城みゆき 岸谷森厳:大塚明夫 神近莉緒:戸松遥 陽子:宮島依里 晴子:ささきのぞみ 秋絵:酒井香奈子 老画家:納谷六朗 岸谷新羅(幼少時代):悠木碧 亜梨沙:葉山いくみ 携帯屋の店員:峯暢也 スタッフ 脚本:高木 登 絵コンテ:大畑清隆 演出:近藤一英 作画監督:中野圭哉 放送日時 原作との比較 老画家エピソードはアニメオリジナル。 裏話 デュラ4話の完成版が届いたので見ました。いよいよ例のキャラに関するネタバレ回ですが想像以上にいろんなもののクオリティ高くて驚きました。そしてあるシーンが物凄くエ(以下略)。新羅と同じ趣味の人は大興奮。お楽しみに……! 小ネタ - 名前 コメント
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《セルティ・ストゥルルソン/Celty・Sturluson》 CV 沢城みゆき アイコン セルティ・ストゥルルソン 性別 女 年齢 この世に生れて120年以上 誕生日 不明(新羅曰く、「じゃあ毎日お祝いしよう!」) 血液型 不明(人間のO型に近い性質らしい) 身長 (ヘルメット含め)174cm 体重 不明 趣味 ゲーム全般、テレビ鑑賞、ネットサーフィン 好きなもの 新羅、愛馬(シューター) 嫌いなもの 宇宙人関係の超常現象 好きな言葉 『あの人が私を愛してから、自分が自分にとってどれほど価値のあるものになったことだろう』(ゲーテ) デュラララの主人公。「首なしライダー」と呼ばれる、池袋の生きた都市伝説。その正体はデュラハンと呼ばれる欧州(アイルランド)の妖精の一種で、性別は女性。ファッションモデルのようなスタイルを持つ。一部を除く周りの人には化け物扱いされる。岸谷新羅には一女性として愛されている。 最も常識外れなその存在に反して、極めて常識的な性格。お人よしで面倒見がいい一面もある。趣味はネットとテレビとDVD鑑賞。 アイルランド時代は映画『スリーピー・ホロウ』の首なし騎士を思わせる風貌だったが、鎧を漆黒のライダースーツに変え、愛馬である首無し馬コシュタ・バワーの『シューター』と馬車に憑依させておいた使い魔を黒いバイクに変化させている。無灯火、無登録のうえ、無音の黒漆バイクは重力にとらわれず、壁すらも走ることができる。また、シューターはバイク以外にも首無し馬、本来の姿である馬車に形を変えることが出来る。 質量を持った影を生み出すことができ、それを自在に操ってライダースーツや普段着や財布、大鎌等、様々な物を創り出すことができる。大鎌は使いにくいと分かってはいるが自然となじんでしまった。鎌の形状にしたのは、新羅に「その方が売れるから」と勧められたため。 首が無いため喋ることは一切できないが、視覚や聴覚は人間と同様にあり、PDAやノートパソコンを利用しタイピングにより会話が出来る(アニメでの声はあくまで視聴者向けのものであり、作中では聞こえていない)。味覚がないため味付けは苦手なものの、得意料理はカニ玉。料理の点数は35点。PDAは新羅からもらったもので、大切にしている。通常、外出時には猫耳ヘルメットを装着している。 幽霊や吸血鬼、狼男などと会ったこともあるらしく、それらは一切怖がらないが、宇宙人やホラー漫画にはトラウマがあるらしく恐れている。また、警視庁第五方面交通機動隊、特に葛原金之助に追い回されたことがトラウマになっている。ゲームマニアでもあり、本人が怪異的存在でありながらTVゲームソフトである『女神転生』からの知識で妖精などに詳しく、ファンタジーと言えばこれもまたゲームソフト『ウィザードリィ』をすぐさま連想する。 元々はアイルランドで暮らしていたが20年ほど前に頭部を盗まれ、その為にそれ以前の様々な記憶が欠如している。その後「首」の反応を辿って日本を目指し、道中で出会った森厳との取引で池袋に居を構え、副業として運び屋を営みながら森厳の息子・新羅と共同生活を始める。成長した新羅と相思相愛となりながらも一線を引いていたが、「首」を巡る一連の事件を経て恋人同士となる。またその後の様々な事件を通じて池袋に生きる様々な人物と交流し、「首」への執着を捨てて、池袋こそが自分の故郷と思い定めるようになる。「ダラーズ」の一員にして、その創始者を知る数少ない一人。静雄とは仲が良く、「首」を巡る事件と斬り裂き魔事件以来、帝人や杏里とも友人関係を築いている。 8巻において新羅が徒橋の手で重症を追った事件を期に自らの弱さを自覚、初めて人間への殺意を抱く。後に臨也によってその首謀者、澱切の事を知り彼への復讐を誓う。 チャットでのハンドルネームは「セットン」。ダラーズのMLでのハンドルネームは「せるる」。 『電撃学園RPG Cross of Venus』の特典小説にて交機から逃げている際に異世界に存在する電撃学園へ迷い込み、状況の把握が出来ずにいるも合流した遊馬崎の歯止め役に回る。過去、ロニー・スキアートと何らかの面識があったことが明らかになるが前述の理由で彼女自身は覚えていない。 関連ページ 岸谷 新羅 関連画像 キャラクター紹介 【デュラララ!!】へ戻る
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トップページ>紀年論叢>李基白先生古希紀年韓国史学論叢 『李基白先生古希紀年韓国史学論叢(上)』一潮閣、1994年 Ⅰ 古代篇 李健茂「遼寧式銅矛について」 盧爀真「孔列土器文化特色の伝播網」 李賢恵「三韓の対外交易体系」 金杜珍「新羅金閼智神話の形成と神宮」 盧泰敦「高句麗の初期王系についての一考察」 李鍾旭「迎日冷水里碑を通じてみた新羅の統治体制」 李基東「新羅花郎徒研究の現段階」 盧鏞弼「新羅事大『孝経』の受容とその社会的意義」 朱甫暾「毗曇の乱と宣徳王代政治運営」 鄭容淑「新羅聖徳王代の政局動向と毗曇の乱」 田美姫「淵蓋蘇文の執権とその政権の性格」 李煕徳「三国時代の瑞祥説」 方香淑「百済故土に対する唐の支配体制」 金寿泰「統一期新羅の高句麗遺民支配」 郭丞勲「新羅中代末期中央貴族の仏事活動」 李喜寛「新羅村落帳籍に見える村の性格:統一新羅土地制度の研究のための予備的検討」 曺凡煥「新羅末敬順王の高麗帰附」 宋基豪「唐賓貢科に及第した渤海人」 姜友邦「ヘッコル(햇골)山磨崖仏群と断石山磨崖仏群:編年と図像解釈試論」 文明大「昆盧遮那仏の造形とその仏身観の研究:昆盧遮那仏像研究Ⅰ」 金理那「唐美術に見える鳥羽冠飾の高句麗人:敦煌壁画と西安出土銀盒を中心に」 Ⅱ 高麗時代篇 洪承基「高麗初期京軍の二元的構成論について」 申虎澈「高麗顕宗代の「浄兜寺五層石塔造成形止記」註解」 金泰旭「高麗顕宗代宰枢の社会的基盤」 鄭修芽「慧照国師曇真と「浄因髄」:北宋禅風の受容と高麗中期禅宗の復興を中心に」 金東洙「高麗時代の界首官制小論:界首官の範囲問題検討」 鄭求福「高麗朝の避諱法に関する研究」 宋芳松「高麗唐楽の音楽史学的照明」 金龍善「高麗時代の家系記録と「族譜」」 趙仁成「高麗初・中期の歴史継承意識と渤海史認識」 朴敬子「武臣政権期慶州民の動向」 Edward J. Shultz「高麗武人執権期の仏教」 金塘澤「林衍政権と高麗の開京還都」 許興植「真静国師の現実観と仏教思想」 尹龍爀「三別抄の蜂起と南遷に関して」 朴龍雲「高麗後期の必闍赤についての検討」 高恵玲「崔瀣(1287-1340)の生涯と思想」 閔賢九「高麗恭愍王代の「誅奇轍功臣」についての検討:反元的改革政治の主導勢力」 邊東明「性理学の初期受容者と仏教」 李樹健「麗末鮮初土姓吏族の成長と分化:安東権氏を中心に」 『李基白先生古希紀年韓国史学論叢(下)』一潮閣、1994年 Ⅲ 朝鮮時代篇 李章雨「朝鮮初期衙禄田と公須田」 李泰鎮「朝鮮初期の水利政策と水利施設」 李秉烋「16世紀前半期の政局と冲斎権橃の対応」 鄭杜煕「李舜臣研究:壬辰年以後彼の戦略と丁酉再乱に関する再検討」 尹煕勉「紹修書院罷格論争」 李成茂「朝鮮後期党争の原因についての小考」 河宇鳳「元重挙の日本認識」 徐鍾泰「天真庵走魚寺講学と陽明学」 金世潤「朝鮮後期私撰朝鮮王朝史の編纂」 権延雄「『審理録』の基礎的研究:世祖代の死罪判決」 白承鍾「18・19世紀全羅道における新興勢力の台頭:泰仁県古県内面の庶類」 李勛相「朝鮮後期仲裁エリートの天主教批判論理と地方社会:権力の文化的連網」 李銀順「朝鮮後期救荒設粥考」 金翰奎「我が国の名:「東国」と「海東」、「三韓」の概念」 姜敬淑「分院成立による粉青沙器編年と青画白磁開始問題試論」 Ⅳ 近現代篇 宋炳基「朴珪寿の対米開国論」 韓哲昊「統理軍国事務衙門(1882-1884)の組織と運営」 韓圭茂「『中国朝鮮商民水陸貿易章程』(1882)と清朝鮮間宗属関係の明文化」 李培鎔「1880年代列強の利権外交に現れた諸特性」 慎鏞廈「茶山丁若鏞の土地改革案と東学農民軍の土地改革案」 柳永益「全琫準義挙論:甲午農民蜂起についての通説批判」 洪英基「1896年羅州義兵の結成と活動」 尹炳喜「第2次日本亡命時節朴泳孝のクーデター陰謀事件」 呉星「韓末開城地方の戸の構成と戸主:南部都助里戸主の職業分布と関連して」 呉瑛燮「毅菴柳麟錫の対生葉認識」 朴烜「大韓人国民会シベリア地方総会機関誌『大韓人政教報(대한인졍교보)』」 崔起栄「湖岩文一平の生涯と著述」 金在庚「韓国歴史学の総合指向伝統」 咸翰姫「土産物の商業化過程と農民の歴史的経験:全北鳳東邑の生薑栽培農民の場合」 李庭植「解法直後アメリカの対韓政策:反共堡塁説と「韓国化」(Koreanization)政策」
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【元ネタ】三国史記 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】階伯 【性別】男性 【身長・体重】179cm・90kg 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具B+ 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【固有スキル】 戦闘続行:A 往生際が悪い。 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、致命的な傷を受けない限り生き延びる。 殿の矜持:A 撤退戦、防衛戦などで有用な効果を発揮する。 宝具との組み合わせで、対軍宝具すら防ぎきる。 【宝具】 『決死五千・英勇戰死』 ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000 新羅軍を4度に渡って退けた5000の手勢を召喚する。 兵たちは、ただ喚ぶだけでは史に名を残さなかった幻霊の集まりに過ぎず、 英霊の写し身たるサーヴァントの前には容易く蹴散らされてしまう。 しかし、ランサーが「最も大事なもの」と定めたものを破棄することで、 兵たちの霊基が再臨され、一時的に個々がサーヴァント並みの力を得る。 「大事なもの」が特にない場合は、ランサーが戦闘終了後に自害することを 自己強制契約(セルフギアス)することによって霊基再臨が成立される。 【解説】 百済末期の将軍。613年生誕。660年没。 660年、新羅最強の大将軍の金庾信が率いる5万の軍と 唐の猛将の蘇定方が率いる13万の軍が百済に攻め入り、階白は新羅軍を迎え撃った。 しかし階白軍は5千しかおらず、敗北は必至であった。 階白は母国百済が滅ぶことを覚悟し、自分の妻子が奴婢となるよりは ここで死した方がマシと思って自ら妻子を殺した。 そうしてから新羅軍に立ち向かい、手勢の決死隊と共に一騎当千の戦いぶりで 新羅軍を四度に渡り退けたが、最期には力尽き、戦死した。 戦いの中、新羅の若武者の官昌を捕らえた時はその勇敢さを惜しんで 一度は敵軍に送り返すという英雄らしい行いを見せている。 また妻子殺しの件はやむなき判断であり、国に尽くして壮烈に戦った忠義の英雄として讃えられている。 【コメント】 朝鮮版レオニダス。まあレオニダスの方がずっと凄いけど。 宝具は殆ど特攻宝具みたいなもんなので割と高めのランク。 原典では何の武器を使ったとかわからないので適正クラスは特にないのだが、 レオニダスにならってランサーにした。あと、中公新書では槍使いと言うことになっていたし。 まあ武将なんだから剣・槍・騎の適性くらいあるだろう。