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時間は戻り、現在。 物置やエピオン、オシリスと言った移動手段を失った二つの対主催集団が生き延びるにはグレートゼオライマーを倒すしかなかった。 ゼオライマーは次元連結システムを使った転移能力を使えるので徒歩程度ではどこまでも追ってこれるからだ。 そこで利害の一致から二つの対主催が手を組むのは当然と言えた。 ……だが相手はあまりにも強大であった。 「クリスちゃんたちの仇討ちでぃす!! 胡桃船殺し(ナッツ・ボートキラー)!!」 「祈りの弓(イー・バウ)!!」 「撃ち方始め」 胡桃の投擲による暗殺技、正確無比な毒の矢、クローントルーパー軍団によるレーザー銃の一斉射撃がゼオライマーに浴びせられる。 だが、そのどれもがゼオライマーのバリアに弾かれる。 「効果なしか」 「そもそも俺とオチビちゃんの能力は暗殺向け、レックスたちクローントルーパーは手数と連携重視で一撃の火力が低い……相性が悪すぎるぜ!」 「せめてクリスちゃんとゼクスさんが生きていたら……」 「もう終わりか? では反撃をさせてもらう」 ゼオライマーの目の前に「地」の文字が現れ、同時に局所的な大地震が発生する。 「うおおお!」 「散開ッ! 散開だ!」 ドリスコルは大地震を発生させ、一辺に対主催集団を葬ろうとするアトミッククェイクを発動。 同時に地割れや尖った石柱が地中から現れる。 イチローやロビンたちは地震が発生した現場から退避するか反射神経を持って躱していくが、多くのクローントルーパーがそうはいかず、20人近いトルーパーが石に貫かれるか奈落の底に落ちて犠牲になった。 さらにドリスコルは容赦なく核ミサイル(戦術核)の雨を降らすが、イチローと6/がバットを使って打ち返し、全て上空で爆破させて不発に終わらせた。 「ひどい……なんでこんなことができるの……」 その戦場の中でツバサは次々と死にゆく者たちに咽び泣く。 救わなければいけない命が目の前にあるのに何もできず、そして慈悲の欠片もなく殺していくドリスコルにはどうして残酷になれるのか彼女にはわからなかった。 ドリスコルの中には先ほどのクリスのような混沌の因子もナノマシンによる汚染もない……すなわち、本当に自分の意思で殺し合いに乗っているのだ。 「ツバサさん! 悲しんでいるのはわかりますが戦闘力の低い私たちは避難を――」 「遅いな」 「「!?」」 悲しみで足を止めていたツバサの手をLが引っ張ろうとした寸前に、ツバサとLの目の前にゼオライマーの巨体が転移してきた。 そして、ツバサを助けようとしたLを巨大な鉄の足でグシャリと踏み潰す。 「ぐぁ……ッ!!」 「Lさん!」 踏まれたLは、まだ生きてはいた。 「助けに行かないと!」 「待っていろ!」 仲間のピンチに急いで駆けつけようとするイチロー、6/、シマリス、レックス、クローントルーパー10名。 遅れればLとツバサの命が確実に奪われるという判断からであった。 「待て!こいつは罠だ!!」 ただ一人、直感で危険を察知したロビンを除いて。 そしてロビンが察知した通りに、グレートゼオライマーは各所の球体から今まで以上に不気味な光を発した。 「一箇所に集まってくれてありがとう。 これでグレートゼオライマー最強の兵器の威力を試せるぞ」 「なに……?!」 イチローたちは自分たちがドリスコルの罠に嵌ったと理解した。 Lをわざと即死しない程度に踏んでおくことで助けようとした者たちをかき集めて一網打尽にしようというのだ。 ドリスコルが放たんとしているのは「烈メイオウ」。 次元連結システムにより収集されたエネルギーを無尽蔵に放出し都市一つを消滅させるほどの威力がある。その凄まじい威力ゆえ、通常はエネルギーフィールドを形成し、一点集中させて放出するのがメイオウ攻撃であるが、烈メイオウはその強化版であり、いかなイチローたちと言えど喰らって生きてはいられない。 「対抗できるのはレーザービーム……だが」 「威力が高すぎるのも問題だなイチロー……私は勝利に繋がるならクラウザーさん以外は躊躇なく撃てるがね」 同じ都市破壊級の威力を持つレーザービームなら烈メイオウを相殺もしくは打ち破って撃破できる可能性があるが、味方であるツバサとLが確実に犠牲になる。 「やむを得ません、投げてくださいイチローさん……ここで倒さないと勝機が……」 「撃てるわけがない、奴には味方を犠牲にする勇気など――」 他に打つ手がない以上、自分たちの死も覚悟の上でLはイチローにレーザービームを投げるように頼むが、ドリスコルは人命を優先させるイチローには投げられない。 ドリスコルはそのように思っていた。 「それは思い上がりだドリスコル!」 だがイチローはレーザービームを放った。 投げられた野球ボールが光を発し、物凄い速さでゼオライマーに向かっていく。 烈メイオウ攻撃発射体勢なので流石に分身や回避スキルは使えないという判断だが、直撃すれば確実にLとツバサは死ぬ。 ドリスコルを倒したいがためにLたちを見捨てたのかとここにいる全員は思った。 「いや、あれは…ネオ・レーザービームだ!」 否、大正義巨人軍の選手としてイチローとも戦ったことがある6/を除いて。 「こ、これは……!!」 レーザービームがゼオライマーのコクピットに繋がるパーツに直撃。 ゼオライマーの装甲を溶かしていくが、爆発は発生しない。 威力を調整し味方に損害を与えないレーザービームの進化系は味方を殺さずに勝つためのイチローの必殺の奥の手であった。 「いける!」 「がッ!!」 ゼオライマーの装甲を溶かした野球ボールはコクピットを守る装甲を溶かして穴を作り、同時にレーザーによる光が消える。 レーザービームの威力でゼオライマー自体を破壊すると誘爆で足元の二人が巻き添えになってしまうので威力を大幅に減衰する必要があった。 それでも人を殺すには十分な速度を持った殺人級はドリスコルの胸にめり込ませ、常人では致命傷になる窪みをつくらせた。 「やったぜ!」 「痛てててて、なんとかなったか……」 敵を倒し、歓喜の声を最初にあげる6/と安堵の溜息を出すイチロー。 ゼオライマーの足元にいるLたちを助けに行く物置の三人組。 「は、はははははは」 対して乾いた笑い声を上げるドリスコル。 「ざまあみろでぃす!」 「あの世で社長に詫びやがれ」 「待て、何か様子がおかしい」 コクピットの穴から見えるドリスコルは笑っていた。 その目にはまだ生気が宿っている。 「惜しかったな……頭を潰すか、コクピットを蒸発させるかすれば良かったものを」 「なんだと!?」 「イチロー、あれ!」 驚きの光景がゼオライマーの身に起こっていた。 「ゼオライマーが再生している! それだけじゃないドリスコルも!?」 「リジェネ……自己修復能力!?」 「ご名答だ。しかもゼオライマーは『搭乗者も』修復させる力を有していたのだ」 次元連結システムによる自己修復機能。 それによりイチローに貫徹させられたゼオライマーの装甲がみるみる内に再生していき、同時にドリスコルの致命傷になっていた胸の負傷も治って死に体から一気に健康体に戻った。 「馬鹿な、倒せたと思ったのに」 「所詮、仲間や己を犠牲にできない弱者たちはその程度のものよ。 ……試験に付き合ってくれた返礼として烈メイオウでレ〇プしてあげよう」 ドリスコルの言葉と共にゼオライマーの修復は終わり、中断された攻撃発射準備が再開された。 機体の前に「烈」の字が浮かび上がり、あとは両の拳をぶつけるだけでイチローたちの全滅が確定した。 『メェェェイ――』 「クッ」 レーザービーム投球ももう間に合わない。 目もくらむような強い光の中、イチローは最期を覚悟した。 しかし、最期の時はなかなか訪れなかった。 「……あれ?」 見るとゼオライマーの球体から光が消え、合わせられようとした両拳も寸前で止まっていた。 『みんな! 逃げて! 今のうちに!』 「カレン、貴様!!」 次にゼオライマーの中から聞こえたのは女性の声とドリスコルの怒号。 ゼオライマーを動かすのに必要なアンドロイド・氷室未久の体を持っていたカレン・ミューアがイチローがネオ・レーザービームでダメージを与えたのがきっかけで一時的に自我が戻ったのだ。 事情を知らないイチローたちはゼオライマーにはドリスコル以外の搭乗者がいて、しかも無理矢理搭乗させられていると解釈した。 「このメス豚め、音量最大!」 『きゃああああああああああああ!!……』 ドリスコルはカレンの離反に対し、彼女が大嫌いなクラウザーの歌をラジオ最大音量で流して自我を失わせて従わせる。 最初からそうしろとツッコミが入りそうだが、ラジオを最大音量にしてしまうとコクピットにも音が充満して大事な警報や通信が聞こえなくなってしまう上にドリスコルが聞き入って戦闘に集中できなくなってしまうのだ。 カレンが生み出した隙をある男は見逃さなかった。 「先ほどは遅れを取ったが、今度はさせん!」 江戸川区の外側から黒と紫のガンダムが、突如として戦場に現れ、高速でゼオライマーに向かっていく。 「あれはガンダムエピオン! ゼクスさん!?」 エピオンはコクピットが半分剥き出しのような半壊状態だったが、その勇姿は健在でありシマリスを始めとする物置組を喜ばせた。 ゼクスも物置撃墜の際にいくらか手傷を負っていたようだが、確かに生きていた。 「これを使わせてもらうぞ! ウルトラストップウォッチ!」 ゼクスはゼオライマーが機能を取り戻しきる前に、5秒だけ時を止めるウルトラストップウォッチを使用。 冥王の機体と言えど時を止めたことによる攻撃は対応できず、エピオンのヒートロッドを避けられない。 カレンのせいで次元連結システムの再起動も遅れた結果バリアが張れないので、直撃を受けた。 「今の一瞬の内に何が起きた!?」 (チッ、浅い!) 直撃を与えて装甲に僅かなダメージを受けたものの、エピオンもこれまでのダメージのせいでヒートロッドに規定以上の出力が出ず、敵を倒すには至らなかった。 一方、衝撃でたたらを踏ませてLとツバサから退けることには成功する。 「こいつは私が抑えている内に早く! ベルナドット!」 「あいよ!」 遅れてゼクスに続くように、ベルナドットがスピーダーに乗って戦場に現れた。 その後部には気絶したクリスを乗せている。 「ベルナドットおじさんにクリスちゃんも生きてたんでぃすね!」 「ああ……命からがら、な」 物置が墜落する寸前、イナバ社長の咄嗟の判断で格納庫のハッチが開き、格納庫が吹き飛ぶ前に脱出した。 ベルナドットはゼクスからの警告を聞いてクリスを連れて医務室から慌てて飛び出し、それによってゼオライマー から居住ブロックへの直撃を避けることができた。 それでも宙に放り出されるハメになったが、そこをゼクスのエピオンがキャッチし一命を取り留めたのだ。 「それよりも早く、ここから脱出するぜ」 「逃げるのか?」 「胡桃臭い兄ちゃん、悪いけど今の俺たちじゃひっくり返っても黒いガラクタには勝てないってのがゼクスの旦那の判断だ。 悔しいだろうが今は逃げるしかねえ。 ところでレックス、おまえこの円盤の操縦はできるか?」 「ミレニアムファルコンか? できないことはないが」 ベルナドットはエピオンがゼオライマーを抑えている内に、ホイポイカプセルを投げて宇宙船であるミレニアムファルコンを出す。 「ゼクスの旦那によると、こいつの機動力ならあのガラクタを撒いて逃げられるらしい」 「本当か? じゃあすぐに浦安の遊園地に向かわせてくれ、そこに仲間がいる」 ベルナドットは生存者を載せるように指示をし、レックスと気絶した蛮、萃香、クリスを背負ったクローントルーパーがまず船に乗った。 「Lさん……」 「Lの旦那、すまねえ……こいつは助からねえや」 「そうですか……わかっていたこと、ですが……」 Lはゼオライマーに踏まれた時点で下半身を潰されており出血も多く、とても助けられる状態ではなかった。 涙を流すツバサと、涙は流さないが静かに一瞥するベルナドット。 「に、荷物になるので私の屍はここに、置いていってください……」 「……そのつもりだ」 「ただ、これだけは必ず持っていてください……」 「ディパック?」 虫の息のLはディパックをベルナドットに渡す。 それは手榴弾などの武器の他に、TCホール観察日記やイナバ社長との会話で考察したネット掲示板「カオスロワちゃんねる」の疑惑やもしもの時の対処法を綴ったメモであった。 「後で必ず……見てくださ……――」 「……ああ、わかった。旦那はもう眠りな」 最期の力を振り絞って可能な限りの情報をベルナドットに託し、Lは果てた。 傭兵は名探偵の開きっぱなしの瞼をそっと閉じ、安らかに寝かせた後にツバサを連れて船へと走った。 エピオンは未だにゼオライマーと格闘を続けていた。 ビームサーベルとゼオライマーの腕がぶつかり合う。 その横でイチローと物置の残党組生存者は全てミレニアム・ファルコンに乗った。 船のエンジンもかかり、あとは戦域から脱出するだけであったが。 「旦那! 全員船に乗ったぞ、アンタも早く……」 『……いや、私は残る』 ベルナドットの呼びかけを拒否した。 通信越しのゼクスの言葉に生存者たちは騒然とする。 「おい、なんのつもりだ! 死ぬぞ!」 『死は百も承知だが、誰かがコイツを足止めなくてはミレニアム・ファルコンが墜される』 「そんなことを許すわけにはいかない! ゼクス、君とは今さっき会ったばかりだけど、もう十分に仲間だ。 僕も戦場に残って戦うから待っていろ!」 ゼクスの献身に反対したイチローはすぐに船のハッチを開けて、ドリスコルと戦おうとするがゼクスは待ったをかけた。 『イチローと言ったな。 君の気持ちはとても嬉しいが、これが最も犠牲者を少なくする手段なんだ。 エピオンに搭載された未来を見通せるゼロシステムもそう言っている』 「しかし……」 『首輪も外れていない君ではグレートゼオライマーは……ドリスコルは絶対に倒せない。 例えレーザービームが使えてもこの場で勝てる可能性は0%、ゼロはそう告げている』 「ぐぬぬ……」 今の自分ではドリスコルに勝てないのは理解している。 頭ではわかっているのだが、仲間を見捨てて逃げろという答えがイチローには受け入れ難かった。 『……しかし、だ。 ゼロシステムはここで君やベルナドットを逃がした場合、ドリスコルや狂信者に勝てる可能性も示している。 より多くの人々を救うために、今は私を踏み台にして逃げるんだ!』 イチローとゼクスが問答をしている内に、ゼオライマーの球体に光が再び灯る。 カレンの暴走によって一時は停止した次元連結システムが再起動したのだ。 『クッ、一刻の猶予もない! 早く飛び立つんだレックス!』 「……了解、離陸します」 レックスはゼクスの願いを聞き、ミレニアム・ファルコンを千葉県の浦安に向けて飛び立たせる。 「旦那!」 「ゼクスさん!」 『ベルナドット、シマリスとクリス、それからツバサを頼む。イチローチーム、幸運を祈る』 最後に期待を向けた微笑みを仲間たちに向けてゼクスは通信を切った。 「逃がさん」 「させるかああああ!!!」 ドリスコルはゼオライマーの攻撃でミレニアム・ファルコンを撃墜しようとしたが、ゼクスがビームサーベルを持って突貫し、命ある限り食い止めようとする。 「邪魔をするな!」 「貴様のグレートゼオライマー、一見すると強力だが欠点があるとゼロは教えてくれた! 時間停止系の攻撃は防げないのと、攻撃が強力な分、エネルギー切れを起こしやすいこと!」 「!!」 「その反応、図星のようだな」 グレートゼオライマーは高性能な上に攻撃一つ一つが非常に強力だが、エネルギーを大量消費してすぐにガス欠になりがちなのだ。 次元連結システムでエネルギー自体は無限に供給できるが、現在この世界は次元をも狂わすTCに汚染されているせいか一度に大量のエネルギーは補給できない。 スパロボのように一分間に三割程度の回復が限界であった。 仮に無限に供給できるものなら生体マグネタイトなんて集めなくてもエネルギーが手に入るのでクラウザーさん復活の目的も果たせたであろう。 無論、ドリスコルも乗る前からカタログを読んでそれに気づいていたが、平静を装って隠していた。 「結果、おまえは今、物置を落とした雷以上の攻撃はできず、一発でも撃てば一分間はどんな攻撃もできなくなり船を追うこともできなくなるんだ」 「……なるほど、大した読みだ。 一発でもおまえを撃てばエネルギーがなくなり、円盤を撃ち落とせる攻撃はできなくなる。 だが……『タックル』!」 「ぐはッ!」 ドリスコルは格闘戦を仕掛けてきたエピオンに対し、回避不能のタックルを仕掛けて転倒させる。 そして倒れたエピオンを背面から踏み付けて動けなくした。 重量級のゼオライマーにエピオンが耐えられず、コクピットを押しつぶしてゼクスを圧迫し、血を吐かせた。 「がはッ」 「エネルギーを消費しないただの体当たりならどうだ? 手こずらされたがこれでデットロンフーンぐらいは撃てる、あの円盤は落とさせてもらうぞ」 風の技であるデットロンフーンはグレートゼオライマー最弱の技だが、それでも飛び立ったばかりのミレニアム・ファルコンを墜とすには十分な威力を持っていた。 エピオンはゼオライマーに踏み付けられて動けず、さらに半壊状態で仲間を守ることなどできない。 「いや、これでいい……」 と思われた時、エピオンが急に光だしたのをドリスコルは目撃する。 「何!? まさかこれは――」 ――命を投げ打った自爆、それがゼロシステムとゼクスが仲間を守るために出した答えであった。 大爆発がゼオライマーを包み込み、それと同時に嵐の一撃が放たれたが、それはミレニアム・ファルコンを掠めることもせずに外れていった。 「ゼクスさぁーーーん!!」 空飛ぶ円盤の中で、ゼクスの壮絶な最期を目の当たりにしたシマリスは泣いて叫び声をあげた。 しかしゼクスの犠牲によってイチロー以下のメンバーは助かり、希望の船は無事に東京から飛び立つことができた。 ゼオライマーも機動性とエネルギー切れの問題で、逃げる船を追ってくる様子はなかった…… (オシリス、みんな……すまない……) 多くの仲間が死に悲しみが支配する船の中でイチローは特に悔しさで胸が一杯であった。 聖帝軍については観察しかできない上でオシリスや仲間になれるかもしれない人々を多く失った。 これは敗北である。 イチローと物置組はドリスコルたった一人に負けたのだ。 (だが、みんなの犠牲は無駄にしない……首輪を外してもっと強くなって、必ずDMC狂信者は倒す!) イチローはただ一人、決意を改めた。 「やってくれる……イチローたちの追跡はもう無理か」 ゼオライマーが自爆によって得たダメージは僅かであった。 元が重装甲であるのとバリアによってダメージを軽減され、この損害も自己修復機能で程なくして戻るだろう。 しかし足元で自爆された時の衝撃でデットロンフーンの射線を外されてしまい、イチローたちを乗せた船を逃がした。 船は既に見失っており、ただでも移動力の低いゼオライマーが機動性に優れたミレニアムファルコンを追うのは流石に骨が折れる。 残念ながらイチローたちは逃がすしかなかった。 「だが、良いデータは取れた。 この機体も万能ではないことはよくわかった。 次の都庁襲撃には何人か護衛が必要だな」 今の戦いで機体に対していくつかの弱点を把握したドリスコルは脳内で対都庁作戦の練り直しを考える。 そして、残敵はいないかと視界を泳がせた時、ゼオライマーの足元で小さなボールが転がっているのが見えた。 「あれは……シルフカンパニーのマスターボールじゃないか」 それはエピオンが自爆した瞬間に運良く燃えることのなかった最強の捕獲装置マスターボールであった。 ちなみにドリスコルは狂信者仲間からマスターボールの噂を聞いており、使用方法も理解していた。 さっそく降りて、ボールを拾い自分のディパックにしまうドリスコル。 何かに使える――それもこれから巻き起こる対都庁との最終作戦には特に使えそうな気がしたのだ。 ドリスコルの拾い物はもう一つあった。 今度はゼオライマーを使って腕に持って回収する。 「ぐふッ……ロ、ロリがお花畑を走ってる……」 そんな寝言をたれていたのは不意打ちで死んだと思われたオシリスであった。 彼の下半身は千切とんだが、神故の生命力により生きていたのだ。 ……と言っても、ほっとけば出血で死ぬ怪我をしているが。 「確か、こいつの特殊能力は……ブレインデバイスにすれば使えるかもしれん」 辛うじて生きていたオシリスをビッグサイトまで持っていこうとするドリスコル。 ここでトドメを刺さないのは慈悲ではない。 カレンのような生きた脳を使ったコンピューター、ブレインデバイスの素材にするためにビッグサイトまでは生きてもらいたいだけなのだ。 こうして敵となる一つの対主催組織及び大量の避難民粛清。 機体の実戦データ、マスターボール、そしてオシリスを手に入れたドリスコルはエネルギーが少し回復したゼオライマーを転移させながらビッグサイトへ一時帰還する。 「おお、クラウザーさんもお喜びのようだ」 その際、沖縄からの異常気象も目撃したが、彼はあれが死者スレで復活を待っているクラウザーさんの所業と信じ、自分たち狂信者を祝福していると勝手に思い込むのだった。 【イナバ制作所社長@現実? 死亡】 【L@DEATH NOTE 死亡】 【ゼクス・マーキス@新機動戦記ガンダムW 死亡】 【二日目17時00分/東京江戸川区】 【ドリスコル@フロントミッション】 【状態】健康、首輪解除、レベル・全熟練度MAX 【装備】グレートゼオライマー@スーパーロボット大戦J、死にかけオシリス 【道具】支給品一式、カレンデバイス(氷室美久ボディ)、マスターボール@ポケットモンスター 【思考】 基本:クラウザーさんの復活、もしくは世界をSATUGAI(無理心中)する 0:一度、ビッグサイトに戻る 1:都庁攻略部隊を指揮する 2:都庁が体勢を立て直す前に攻略できる作戦を考え、進軍する 3:蘇生が不可能だと判断した場合は黄泉レ○プシステムを暴走させて世界を粛清する 4:マスターボールとオシリスの脳は使えそうだな ※次元連結システムは氷室美久のボディにカレンデバイスを入れることで制御が可能になりました またカレン・ミューアの人格も上書きされました 本人は善人ですが、極度のクラウザーアンチでDMCの曲を流されると人格が引っ込んで人形のようにドリスコルに従ってしまいます ※フロントミッション1~5のスキルを網羅しています 【オシリスの天空竜@遊戯王デュエルモンスターズ】 【状態】ダメージ(死亡寸前)、下半身喪失、昏睡状態、ロリコン、とても深い悲しみ 【装備】なし 【道具】なし 【思考】基本:ロリにモテるために世界を救う予言の謎を解明し、イチリュウチームも優勝させる 0:(昏睡中) ※オシリスの見立てによると魔力(生体マグネタイト)が集中しているビッグサイトへの直接攻撃は大爆発を招き、東京を巻き込む危険性があるそうです ※下半身がなくなっていますが、神故の生命力の強さでギリギリ命を保っています ※ドリスコルにより拐われました。救助が遅れるとブレインデバイス(殺害)にされてしまう可能性があります 【イチリュウチーム&物置残党組】 【イチロー@現実?】 【状態】ダメージ(大)、疲労(中) 、非常に強い悔しさ 【装備】野球道具 【道具】支給品一式 【思考】基本:イチリュウチームを優勝させる? 0:今は浦安の遊園地に帰還する 1:DMC狂信者を倒すために多くの仲間を集める 2:邪魔をしてくるDMC狂信者を倒すまでは試合は保留 3:予言に対しては慎重に考える 4:DMC狂信者の本拠であるビッグサイトを攻略したい 5:主催者は予言のことを知っているんだろうか? 6:オシリスやゼクスたちの犠牲を無駄にしない ※ネオ・レーザービームは使用すると腕に多大な負担がかかり、あと二球以上使用すると選手生命が終わる危険があります いかなる回復手段を持ってもこれは回復できません ※オシリスが死んだと思っています(他のチームメイトも同様) 【◆6/WWxs901s氏@カオスロワ書き手】 【状態】ダメージ(大)、疲労(中)、怒りと悲しみ 【装備】胡桃切れ 【道具】支給品一式 【思考】基本:ハラサンの意思を継ぎ、チームを優勝させる 0:新生したイチリュウチームで予言の完遂を果たす 1:ハラサン……ありがとう 2:大正義を忘れない 3:目立つことも忘れない 4:予言に対して盲信気味 5:DMC信者は絶許 6:なんかシマリスから俺と同じ臭いがする 【美堂蛮@GetBackers-奪還屋-】 【状態】ダメージ(特大)、疲労(大)、気絶中 【装備】サングラス 【道具】支給品一式、マスターソード、魔竜石、リザイアの書、不明品 【思考】 0:(気絶中) 1:DMC狂信者、その他マーダーと達と戦う ※邪眼を一回使いました 【伊吹萃香@しゅわスパ大作戦】 【状態】ダメージ(特大)、疲労(大)、気絶中、強い悲しみと怒り 【装備】なし 【道具】支給品一式、日本酒×50 【思考】 基本:イチリュウチームについていく 0:(気絶中) 1:KBTITとかいうクソホモは忘れる 2:なんかロワが始まってから私全然活躍できてなくね!? 【テラカオス・ディーヴァの残滓『ツバサ』@テラカオスバトルロワイアル十周目】 【状態】ダメージ(小)、完全TC耐性、悲しみ 【装備】なし 【道具】なし 【思考】基本:テラカオスの因子を集める。 0:今はイチローたちについていく 1:どうして人はあんなに残酷に殺しあえるんだろう…… 2、Lさん、ゼクスさん……! ※ディーヴァが持ってほとんどの能力を失い使用不可になっています。 ※一度、テラカオスになったことにより完全なTC耐性を保持、テラカオス候補者のTCを回収できます。 ※死んだことによりディーヴァの性格を引き継いでいません、これからどうなるかは不明。 ※記憶を大半喪失していますが、生みの親の名前、風鳴翼が捕食で世界を救おうとしたこと、都庁での悪い思い出、沖縄で敵が現れ敗北したこと、夢で出会った男(才人)のことは朧げながら覚えています。 ※仮称としてツバサという名前が与えられました 【ロビンフッド@Fateシリーズ】 【状態】ダメージ(大)、疲労(小) 【装備】祈りの弓、顔のない王。 【道具】支給品一式、予言が書かれた古文書、他不明 【思考】基本:死亡した社長にのためにも動く。 0:出来る限り人は助けたい 1:今はイチローチームについていく 2:ベルナドットとは仲良くなれそうだ 3:自然は自然でもヘルヘイムはちょっとやりすぎだぜ ※イナバ制作所社長の支給品を受け継ぎました。 【シマリス@ぼのぼの】 【状態】ダメージ(大)、疲労(中) 、悲しみで涙が止まらない 【装備】胡桃×いっぱい 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】基本:仲間と共に生き残る 0:今はイチローたちについていく 1:近日中に来る天変地異のことをより多くの者に伝える 2:胡桃の扱いを極める 3:衣玖の代わりに比那名居天子を保護する 4:クリスちゃんとは友達でぃす! 5:拳王連合軍、悪い奴じゃなければ良いんですが 6:ゼクスさんたちには死んで欲しくなかったでぃす…… 7:6/さんを見ているとなぜかホッとする 【レックス@スターウォーズシリーズ】 【状態】ダメージ(大)、疲労(中)、ミレニアムファルコンの操縦者 【装備】ブラスター・ピストル、ブラスター・ライフル、装甲服、ヒラリマント 【道具】支給品一式、そのほか不明、クローントルーパー×10、ミレニアムファルコン 【思考】基本:無害な人々の保護 0:コマンダー不在だが、今はとにかく仲間を浦安の遊園地に送り届ける 1:ダイジョーブ博士を見つけられなかったのが気がかり。 2:コマンダー社長…… 【雪音クリス@戦姫絶唱シンフォギア】 【状態】気絶、変身解除 【装備】イチイバル 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:仲間を探して現状を打破する 0:(気絶中) 1:シマリスの無事を祈る 2:翼を見つけ出し食人について問いただす 3:近日中に来る天変地異のことをより多くの者に伝える 4:もっと強くなりてぇ 5:衣玖の代わりに比那名居天子を保護する 6:拳王連合軍にはちょっと懐疑的 ※テラカオス化が進行していましたがディーヴァの残滓によって回収され正常に戻りました。 ※気絶しているので状況が把握できていません 【ピップ・ベルナドット@HELLSING】 【状態】ダメージ(中)、疲労(小) 【装備】自動式拳銃×2、M16 【道具】支給品一式、スピーダー、手榴弾×25、ノートパソコン、TCホール観察日記、カオスロワちゃんねるに関する考察メモ 【思考】基本:バトルロワイヤルを生き残る 0:ゼクスやLたちの仇を取ってやるためにも今は逃げる 1:生存確率が上がりそうなので今はイチローについていく 2:拳王連合軍と組むのは有りだと思っている 3:正直、ドリスコルには勝てる気はしないが……
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「どうしよう・・・こんな俺じゃ、サーカスに入れない・・・」 ついさっき、また禁じ手を使ってしまった。 俺の能力「無限の収容空間を作り出す」 空間の中には大量の凶器が収納されている こんな人間でもない俺がサーカスに入って良いのか・・・? 「でも、入りたい・・・」 俯いていると後ろから足音がした また空間を出そうとしてしまったけど、さっきのこともあったので躊躇った すると、男の人の低い声が聞こえた 「おーい、そこの小さいお客さん」 「小さ・・・?!」 いきなり、頭をぽんぽんされて更には小さいとまで言われた なんて酷い人だ!! 「ほら、そろそろ開演するから入れ入れ」 「え、でも、」 「いいからいいから、チケット持ってるんだろ?はい、回収ー」 手に持っていたチケットを簡単に取られてしまった 「あ・・・」 「入った入ったー」 「わっ、ちょ」 おじさんに背中を押されて強引に会場の中へと入らされた 「・・・わあ」 そこはほぼ満席の会場で、少し薄暗くて不思議な感じがした 「Ladys And Jentleman!!小さなお子さんから老齢の大人、皆々様! 本日は『ポリトワルサーカス』へようこそおいでくださいました! 私は皆様をまか不思議の世界へとご案内する、道化のクラウンと申します。 どーぞ、お見知り置きを。 さてさて!このサーカスでは皆様をめくるめく愛と奇跡と、 ちょっぴりスパイスの効いた魅惑の旅へとご招待致します。 団員達は皆様の訪問を心よりお待ちしておりました。 どうか失敗しましても、生温かい目で見守るか、拍手をしてあげてくださいね? では、前置きもこれぐらいに致しまし…て! それでは、ポリトワルサーカス開演でございます!」 「「「ワアァァアアアア!!」」」 会場から歓声が沸き上がった ん?あのひと、さっきのおじさんじゃ・・・? 「まず初めは!我がサーカス団エース勢による、多大な大道芸をご覧下さいませ!」 舞台袖では一助とチエが出番を待っていた 「よかった、ユキじいちゃんと言えた・・・」 「ユキじいはやるときはやるおじさんだからね、しつこいけど」 「なんだー、お前ら酷いなあ」 進行を終えたシロユキが舞台袖へ戻ってきた 「僕はほんとのこと言ってるだけだよ」 「余計酷いなあ・・・」 「ほら、チエちゃんそろそろ出番だよ、こんなおじさんに構ってないで、お客さんが待ってるよ」 「うん、ありがとう一助」 「俺の立場って何なんだろうな」 「本日は、お忙しい中ポリトワルサーカスに来てくださり誠にありがとうございました 次回の上演は・・・」 「みんなお疲れ様でしたー!」 『「「「「お疲れ様でしたー」」」」』 サーカス団の楽屋で、サーカスの閉場の締めくくりとして団員全員が集まっていた そこへ一人の少年が訪ねてきた 「あの、すみません」 「あ、君は昨日と一昨日の!!」 ソウトはその異様な服装から団長と判断し、団長へ向かってまっすぐ進んできた 「あ、えっと、その・・・」 「はいはいー」 団長はわくわくしながらソウトが話し出すのを待っている ソウトは深呼吸をすると、団長の見えない目をしっかり見た 「俺をサーカス団に入れてください!!」
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草案 登場人物 ルカリオ:ピーノ 人型の鋼タイプなので 性格ようきorむじゃき コドラ:ティンカー フーディン:ジェペット・ラマルク ゲノセクト 46号 チルタリス:ファム・ウィザード ラプラス:ミミ・アンジェライト ワンダープロジェクトJ2 コルロの森のジョゼット ゴビット:ジョゼット ポケモンのふえ必携 エアームド:バード ジャノビー:ポッコ/ピーノ・コルロ -- (ユリス) 2015-10-04 17 24 35
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昭和54年(1979年)8月10日放送 ←前回 次回→ ストーリー 鑑賞 登場キャラクター ルンルン・フラワー: 岡本茉利 キャトー: 白石冬美 ヌーボ: 神山卓三 セルジュ・フローラ: 水島裕 ヤボーキ: はせさん治 トゲニシア: 喜多道枝 ナレーション: 喜多道枝 スタッフ 脚本: 城山昇 原画: 永木龍博 動画: 山本みどり、小針聡、小園元祥、秋山ひろまさ 背景: マスコット、池田祐二 仕上: 藤本芳弘、佐藤優子、茂木明子 特殊効果: 中島正之 撮影: 佐野禎史 編集: 祖田富美夫 録音: 波多野勲 音響効果: 伊藤道広 選曲: 宮下滋 記録: 樋口裕子 製作進行: 池田裕之 美術: 伊藤英治 作画監督: 永木龍博 演出: 遠藤勇二
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トレーラー アトラタン大陸最北の地ノルド。独特な習俗の発展したこの地も、人類と投影体、あるいは人類同士の戦いは続いていた。そんな地にある二人がいた。 一人は伝統を守るべくして育てられた。彼は今、それを継ぐ間際にいる。しかし、それは正しい選択だろうか。 もう一人はかつて、己の力で民を守れなかった。彼は今、ふたたび守るべき民を目前にした。彼は、いかにして彼らを守るべきか。 彼らの選び取る道は如何なるものか。その道を彩る魔法師や邪紋使いの選択は何であるか。 グランクレストRPG 極北の地の君主 混沌(カオス)を治め、聖印(クレスト)に至れ ハンドアウト PC1 (推奨・ロード) 因縁:エイ・ノルス(滞在先の領主) 推奨感情 メイン尊敬/サブ任意 君はノルドの辺境シュルドの領主デネ(名字の設定は自由、思いつかなければシュルディング)の長子で、次期領主として独立聖印を与えられたシュルドの伝統を継ぐべき君主だ。一方で君は、「戦いの作法」により厳格に戦闘法が定められるシェデランド一帯の戦いが本当にこの地に良い影響をもたらしているか悩んでいる。君はPC2とともに武者修行の一環のため、異氏族の治める地であるフレーゼルに近いPC3の守る村ウェトを訪れる。 PC2(推奨・メイジ(プロフェット・アルケミスト除く)) 因縁:エルゼ・シュルヴィング(上司)推奨感情 メイン感服/サブ任意 君はエーラムから来た、PC1の契約魔法師として彼に付き添い、君主の武名を支えることを期待されている魔法師だ。PC1とともに今は、シュルドの統治者として十分な経験を得るために各地を回っている。ただ君は、プロフェットかつアルケミストとしてデネに仕える魔法師「エルゼ・シュルヴィング」からPC1がシェデランドの君主としてふさわしい振る舞いをするように指導することを言い含められている。 PC3(推奨・ロード) 因縁:PC1 (たどり着いた村一帯の領主) 推奨感情 メイン感服/サブ任意 君はかつてノルドより南のある村を治めていた君主だったが、大工房と幻想詩の戦いの中で多くの村人を失い、村は維持できなくなり崩壊した。その後君は、ウェトによそ者の客人(領主ならざる君主)として迎えられた。君主のエゴを見てきた君にとって、この地の「戦いの作法」と、それに忠実な君主デネとその臣下のエイは感服する存在だ。君は数週間前から、ウェトに一人で滞在している。 PC3は「流れ者」かつ「この地の流儀に感服している」のであれば別に君主以外のクラスで構わない。 PC4(推奨・アーティスト) 因縁:PC1 推奨感情 メイン任意/サブ猜疑心 君はウェトを守るアーティストである。この地の形式に縛られた戦いにより、この地域一帯で君主同士の戦いは村落にあまり影響を与えない。ただ異氏族との境にあるが君主のいないこの村はおろそかにされがちであるため、君はPC3をまだ信用していないし、今回視察に来たPC1の父デネには、厄介ごとが起きたとき放置されるのではないかと疑念を抱いている。そんな中、君の村は野盗が襲ってくる。 PC5(推奨 プロジェクション) 因縁:任意のPC 推奨感情も任意 君はこのうちの誰かに拾われた投影体だ。彼(女)はこの世界で生きていく上でのよき相棒であり、彼(女)が何かに悩んでいるなら何か言ってやろうと思うくらいには愛着を持っている。 尚、任意のPCの相方としてなら、こちらのクラスも任意で良い。参加者が四人なら使用しない。 オリジナル設定 今回の地域(地図は当日に。なんせ何もないので特にあげる必要が感じられないのです。) ウンフェルス:フレーゼルの支配下の地、時としてシュルドを襲うというが、しばらくはそうしたこともない。尚、北にはまだフレーゼルの村落があるというが、ここ数年ウンフェルスから北に誰一人シュルドの民が訪れたことはないという。 ウェトから一日くらいのところにあるが、魔境が存在するためもう少しかかるかもしれない。 ウェト:PC3の守るシュルドに属す極北の寒村、まともな産業と言えるものはなく、男手を総動員した漁業を行ってウェデルと交易をすることで、何とか村を維持している。 ウェデル:割と裕福な村、PC1,2はここに滞在していた、それでもウェトを支えるのに十分な力があるわけではない、領主はデネの従属君主エイ・ノルス。ウェトからは三日くらいにあり、道中に村はない。なのでウェデルからウェトに交易に行こうとする人も少ない。 国家(に近い領域) シュルド:PC1の父デネの治める地域一帯のこと。フレーゼルとは敵対している。デネはシェデランドにおける「戦いの作法」に忠実であることを領内の君主に求めている。 フレーゼル:シェデランドの外からやってきた君主が数代前にシュルドから切り取った領域。外様なのでシェデランドの「戦いの作法」を無視することもしばしば。 用語とか人名とか デネ:PC1の父親で、外道ダメ絶対が信条。フレーゼルに負けるわけにもいかないので、我が子(PC1)に投影体狩りながら地盤固めして来いと言って、ほとんどクレストの力を分けず首都から放り出した。 エイ・ノルス:シュルド北方をまとめてる人。最前線なので堅実策でフレーゼルに対抗したいと考えているが、「戦いの作法」は絶対だと思っている。 エルゼ・シュルヴィング シュルドの筆頭魔法師(自然魔法師のプロフェット)。デネの提案したPC1の武者修行に反対しなかった。但し二人とも、PC2がいるから大丈夫だろうと思っての判断である。決して無策なわけではない。 シェデランド:今回の舞台一帯のこと。ノルドの西の方にある。 「戦いの作法」:ノルド式君主道の総称。シェデランドなら 1.君主同士の戦いは、己の身のみを用いること。 2.君主同士で命を奪い合うことは、作法に反した者に対しても行ってはならない。 3.敗れた君主は従属聖印を以て勝者に仕え、民の半分を超す男を勝者に派遣すること。 となっている。結果、この地の君主は脳筋の割合が高めになった。 プレイログ シーン0-A 極北の大地 アトラタンの最北の地、ノルド。その中でもシェデランドと呼ばれる領域は戦いの中にあった。シェデランドはもともと、ファーストロードの盟友シェーフの血を引くシュルディング子爵家によって治められていた小さな島嶼の領域であったが、ノルドを構成する有力な氏族の一つ≪オンゲンセーオウ≫の侵攻を受け成立した国家≪フレーゼル≫により、子爵家は南北に分断され、数十年もの間戦いが続いていた。 アームズの邪紋使い(アーティスト)「ヨルゲン・ビョルケル」はオンゲンセーオウより送られたアーティストとして、シェデランド南部子爵家≪シュルド≫の侵攻に加わっていた。彼は仲間たちとともに快進撃を続けていた。古びた習慣にとらわれた君主たちも、投影体との戦いばかりをしていた邪紋使いも、有効な対軍戦術を持たないメイジも彼らの敵ではなかった。 しかし、そんな彼らの勢いは一人の男によって打ち砕かれた。男の名はデネ・シュルディング。シュルドの統領たる剣王(セイバー)の彼は、襲い来るフレーゼルの軍勢を前にしてまさしく獅子奮迅の活躍を見せた。いや、それどころかたった一人のロードによりフレーゼルは敗れ去ったのだ。【誰一人として殺されることなく】して。 ヨルゲンは敗北の後、あるオルガノンに出会う。その名は紅毛の撃龍石鎚、或はクイ・グィバット。彼の提案を受けた彼は二人はフレーゼルの兵であることを止め、流れ者となった。彼らが着いたのはある寒村。それはかつての敵シュルドの村であったが、二人は村の守護者となり、自分たちの身一つで村の脅威と戦い続けた。その村の名をウェトという。 シーン0-Bある君主の亡国 彼は夢を見ていた。彼の身に起こった、現実に起きた惨劇の夢を。 泣き叫ぶ村人たちの声、音を立て崩れる家と突き刺さる火矢。村の外に逃げようとする男は弩に穿たれ、農具を使って抵抗しようとした男は切伏せられる。この世の地獄のような、しかし確かに、過去にある村で起こった惨劇。男は君主であり、過去の自分を見ていた。守ろうとした者たちが、次々と倒れていく姿を。 君主の名を、ルーネイト・ルクラムという。落ち延びた村の名は、ウェトという。 その村は、魔法師がいてようやく続けることができていた。彼が死んだ今、村は滅びの道を進むほかないかもしれない。けれど、村に住まう誰もが前を向いていた。村全員が、いつ、どんな苦境の中にだって必ず希望があると確信しているかのように。彼は今この村のため、自分にできることは何でもやろうと決心していた。 シーン0-C剣姫の視察 クーシャ・シュルディングはシュルドの次期聖印継承者である。父と同じセイバーのスタイルを選んだ彼女は、一心に剣技を鍛え続けた。彼女の剣技はまだ父のように一軍に匹敵するほどの力はないが、彼女は若くして、一般の君主と十分に渡り合うことのできる力を身に着けていた。 彼女はある時、シノンというメイジに引き合わされる。彼はシュルドの孤児として、首都ヘオロットの貧民街でスリをしていたが、ある時発覚し捕えられた。そのまま実刑に処されるかと思われたが、デネによりメイジとしての才を見出され、大陸南部エーラムに送られ魔法師としての教育を受けついにはエーラムを卒業した。生きていくための技能を得る機会を得たことに感謝した彼はシュルドに戻り子爵家に尽くすことを望み、その結果彼はクーシャの契約魔法師となるよう命じられる。方角に弱くよく道に迷い、昼行燈のような態度をよくとる彼女に対しシノンは辛口な「指導」をしていたが、彼はいつも彼女を見捨てることなく付き添っていた。 そんな中で、二人に対しデネからの命が下された。彼はクーシャに最低限の独立聖印を渡し旅立つよう言ったのである。二人はそれを了承しシュルド各地を巡り、有力な君主のもとを訪れた。そしてその途中いくつかの戦いを乗り越えたことで、クーシャの聖印は従騎士級から騎士級に成長し、二人が訪れていない地域は残すところ北部、すなわちフレーゼルとの国境付近のみとなった。 彼女たちはその地の君主エイ・ノルスに丁重に迎えられ、しばらくの間エイの治める街ウェデルに滞在していた。そしてある日、彼から二人に「申し出」があった。国境近くの村の視察である。二人はその申し出を快諾し、護衛と共にこの国の次代を担う二人は北の荒野へと歩き出していった。 異なる考えの者たちとの国境、奇妙な縁で現れた人々。ウェトの村で何が起こるか、このときはまだ誰も知らない。 全編は-グランクレストRPG 極北の地の君主 プレイログにて
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レッツゴーレッカマン ◆hqLsjDR84w ◇ ◇ ◇ 「宣戦布告じゃっ!!」 ◇ ◇ ◇ 商店街の一角に、小さな小さなおもちゃ屋さんがありました。 しかしながら、いまはお月さまが空に浮かんでいるような時間です。 おもちゃで遊ぶような子どもは、もう夢のなかに遊び場を移しています。 ならば、おもちゃ屋さんが営業なんてしているはずもありません。 店員は一人もおらず、お店の照明も落としてしまっています。 ですが、だというのに、真っ暗なおもちゃ屋さんのなかに一人の少年がいました。 ツンツンと立てた黒い髪。 黒いTシャツにジーンズ。 左の頬っぺたには絆創膏。 そして右手に銀色の籠手。 腕に刻まれた七つの漢字。 実は彼はただの少年ではなく、なにがあってもお姫さまを守る忍者なのです。 けれど、彼が忠義を誓ったお姫さまは悪い人間にさらわれてしまいました。 忍者仲間たちと一緒に助けに行こう――というところで、殺し合いなどを命ぜられてしまいました。 そんな指示に従う気は、忍者の少年には欠片もありません。 忍者とて、誰の言うことも聞くワケではないのです。 とはいえ、どうにかしていち早く帰還してお姫さまを助けねばなりません。 どうしようかと、忍者少年は考えました。 帰るためには、まず仲間たちと合流し、かつ殺し合いに乗り気な輩を倒さねばいけません。 ならば、とにもかくにも人を集めねばならない。 見ただけで仲間たちが集まって来るような道具が、ここにはあるに違いないだろう。 そう結論を出して、少年はおもちゃ屋さんに来たのです。 がさごそ、がさごそ。 がさごそ、がさごそ。 がさごそ、がさごそ。 がさごそ、がさごそ。 少年は、ひたすら何かを探しています。 お目当てでないものは、乱暴に後ろへと投げ捨ててしまいます。 大きなクマのぬいぐるみが、ボヨンと床を跳ねていきました。 プラスチック製のバットが、コロコロと転がって行きました。 柄の長い虫取り網が、カランと音を立てて床に当たりました。 喋る人形が、衝撃を受けてモルスァとだけ言って黙りました。 ロボットのプラモデルが、ガシャンとバラバラになりました。 モデルガンは少し眺められたのち、やっぱり投げられました。 そして、ようやく。 目的の品を見つけて、少年はにひひと笑いました。 笑みを隠そうともせずに、勢いよくおもちゃ屋さんを飛び出します。 自分で投げたバットに躓きましたが、何事もなかったかのように起き上がって外に出ました。 傾きつつあるお月さまを眺めて、親指と人差し指を擦りあわせます。 すると、指と指の間から火花が散りました。 少年はただの忍者でなく、忍者軍団の長である炎術士なのでした。 発現させた炎でもって、少年は発見した打ち上げ花火の導火線に火を点けます。 ヂリヂリ音を立てて、火は筒状の花火本体へと進んでいきます。 完全に筒のなかに炎が呑み込まれて、ほんの一瞬だけ静かになり――筒の先端から火の玉が発射されました。 ひゅるるるる――と。 お月さまの顔目がけて、火の玉は飛んで行きます。 もう少しで届くかな、というところで。 ぽんっ――と。 火の玉は妙に軽快な音を鳴らしながら、大きな一輪の花となって夜空に咲き誇りました。 花はすぐに消えてしまいましたが、その明るさゆえにしばらくは見た者の視界に残り続けます。 辺りに焦げ臭さが漂うなかで、少年は目を細めました。 【D-4 商店街おもちゃ屋前/一日目 黎明】 【花菱烈火】 [時間軸]:24巻236話『-要塞都市-SODOM』にてSODOMに突入する寸前。 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3(確認済み、花火ではない) [基本方針]:仲間たちと合流し、プログラムを破壊する。 投下順で読む 前へ:ヘルダイバー 戻る 次へ:トラッシュ 時系列順で読む 前へ:ヘルダイバー 戻る 次へ:トラッシュ キャラを追って読む 000 OP『胎動~インディケイション~』 花菱烈火 041 死出の誘蛾灯 ▲
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1週目衣装 2014年5月1日(木) ~ 2014年5月5日(月) 10 59 ★4 おてんば娘の部屋 豪華な輝光カーテン 秘密の書庫 画像 2週目衣装 2014年5月5日(月) ~ 2014年5月13日(火) 10 59 衣装 貴族のおてんば娘 オルゴールの貴族姫 麗しの少年貴族 画像 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る (c)Ambition
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少年二人の幕間劇 ◆e4BIWR8XtQ 宵闇の中、蛍の燐光にも似た白い何かが辺りを包む。 それは、穏やかな風にさらされ、ふわりふわりと舞い散る桜だった。 夜を迎えてなお旺盛に狂い咲く桜の姿は、幻想的なまでに美しい。 そんな白く染まった木の下に、狗族と人間の混血に当たる少年、犬上小太郎は立っていた。 ここの先にはそう大きくもない橋があり、そして橋を越えた果てには街が見える。 ようやくして、小太郎は当面の目的地と決めた北東の街の目前まで辿り付いたのだ。 「思った以上に時間を食ってもうたな……」 はぁ、と柄にも無くため息を吐く小太郎。 それもやむなしだろう。本来、既に死んでしまったネギの最期を知ることに意味はない。 これは自分の我侭だ。そんな身勝手によって本来の道理を……仲間と共に、 殺し合いを止めるという選択を置き去りにして単独行動を取ってきた。 だと言うのに、成果は全く上がっていない。 それでいて、時間だけは大量に消費してしまっている。これではため息の一つも吐きたくなる。 特に時間を無駄にしたのは、ここに来る途中、湖城に臨む平原で二つの墓を発見した際だった。 そこでは不特定多数の参加者が揉めていたらしく、足跡や血痕が多数残されていたのだ。 距離的に考えて、ネギ殺害に関わった者がそこに居た可能性は十分ある。 そう思った小太郎はいろいろと辺りを調べてみたわけだが、結局分かったのは、 そこに集った連中はバラバラに解散したのだろう、ということだけ。全く意味の無い情報だった。 仕方ないので、野生の勘に頼ってそのまま北に進んできたのであるが、所詮は勘であり、 何ら根拠になるものではない。 そしてその後、東に進路を取った理由は既に語られた通りというわけだ。 かくして小太郎は今に至る――のならよかったのだが。 実際は、数十分も前にはこの桜の前に辿り着いていた。 ただ、この桜の木の根元には血痕と微かな肉片が残されていたので、一応ここの周囲も 詳しく調べてみようと思ってしまったのが間違いだった。 その結果見つかったのは地面に描かれた奇怪な魔方陣くらいのものであり、 それがどうしたと言う話にしかならない。 要するに、これまた時間の無駄だったわけだ。 そもそもにして、そんなちまちました作業は小太郎の性に合わない。 だが、やらねばならなかった。 なぜなら、ネギを殺したであろう人形、そして現場に居たもう一人は、 最初から小太郎が追跡できる範囲には居なかったのだから。 彼が追いかけようと決めたときには、ネギが殺されてからかなりの時間が経過していた。 それを無理して追いかけるというのだから、時間より手掛かりを優先して探すべきなのは道理である。 だから、時間を費やしてしまったことは、ある面で仕方ない。 ただ、その結果として手掛かりが何一つ増えなかった――これは、想定外である。 自分の判断ミスとは言え、これだけ長い時間をたった一人で……しかも 全く無駄に過ごす羽目に陥ったともなれば、 「あああ、イライラする! なんでこう上手くいかへんねん!?」 まぁ、もとから気の短い小太郎では、キレるのも当然であった。 頭をかきむしり、うがー、と夜空を仰いで咆哮する。 そして、行き場の無い怒りは、往々にして怒りをぶつけやすい手ごろな存在へと向けられる。 人、それを八つ当たりと呼ぶ。 「大体、ジェダかユダか知らんけど、あいつアホやろ! 殺し合って欲しかったら、そういう趣味のヤツだけ集めてリングの一つでも用意すりゃええやん! そこでなんで島一個丸ごと使うっていう話になるねん!? 歩き回る方の身にもなれや! 面倒くさいにも限度があるわ!」 この場にいない偉そうな態度の主催者を思い浮かべ、がつーん、と桜の木を蹴っ飛ばす。 更に大量の花吹雪が巻き起こる。 これだけでは怒りが収まらず、しかし別に桜に恨みがあるわけじゃないので これ以上蹴るのもどうかなー、などと小太郎が考えていると、 「ひ、ひえっ」 「ん?」 どさっ、と誰かがこける音がした。 小太郎が胡乱な目つきで振り返ってみると、そこには尻餅をついて情けない顔を見せる一人の少年が居た。 手には竹刀を持っているが、ぷるぷる震える腕を見ていると、それを扱えるようには到底思えない。 というか、そもそもこの少年、何にそんな驚いているのか。 小太郎が首を傾げる先で、少年は恐る恐る桜の木を指差す。 小太郎の蹴りで、盛大に亀裂が走ってしまった桜を。 「あー……なんや、ひょっとして怖がらせたか?」 少年がかくかくと首を縦に振る。 振ったところで彼の視界が小太郎の足元へと動き――そしてまた、ピシリと停止する。 「ち、血……!」 「血?」 つられて足元を見る小太郎。 そこに広がった赤黒いものを見て、そう言えばここには大量の血痕があったんだったか、と思い出す。 初見の人にはちょっと刺激が強いかも知れない。 まして傍らに、蹴り一発で野太い木の幹に亀裂を入れるような危険人物がいるとなればなおの事。 それは分かる。 理解はできるが―― 「お前なぁ……男やろ? この程度でいちいちそんなに驚くなや」 「で、でも」 「だいたい、これはとっくに乾いとる。誰か死んだんやろうし、気の毒とは思うけど、びびる筋合いはないやろ」 「そそ、そんなこと言われても……」 あうあうと情けない声を上げる少年。 小太郎は盛大に嘆息する。 やっぱりジェダはアホだ。 こんな弱そうなガキを殺し合いの場に放り込むなんて、何を期待しているんだか。 もっとも、この際そんなことはどうでもいい。 小太郎にとって重要なのは、こうして数時間ぶりに参加者と出会えたという一点に尽きるのだから。 「まあええわ。それよりお前、いくらか聞きたい事があるねんけど、ええか?」 そう尋ねる声は、これまでのイライラなどもあって、多少険が篭っていたのは否定できない。 それを受けて、少年はこれまたびくびくしながらカクカク頷く。 ……頼りないな、コイツ。 小太郎は本気でそう思った。戦いは男の仕事と考える小太郎は、軟弱な男を軽視する。 これまでこの島で出会った少年達……小狼やリンク、そしてコナンは、力量の程がどうであれ、 少なくとも戦おうという意思がある『強い』連中だった。 まぁヘンゼルとか言うやつはそれ以前の問題であり嫌悪の対象だから除外するが、 そうした場合のび太は今まででも最低の部類に当たる。 (ったく、こいつよくこれまで生きてこれたな) 心底呆れ果てながら、とりあえず落ち着いて話をしようと考え、小太郎は少年を 桜の木陰までずるずる引っ張って行くのだった。 ◇ ◇ ◇ (な、なんだかすごく乱暴な人だ……) 犬上小太郎と名乗った少年に対し、のび太の感じた第一印象はそんなものだった。 大体、いきなり叫びだして桜の木に蹴りを入れた時点で、危ない人と認定されても文句は言えないはずだ。 しかも蹴りの威力も普通ではなかったし。 (けど……それだけで疑うなんて駄目だ。出来るだけ、人は信じないと) ぐっと身体に力を込めて、のび太は精一杯怯えないよう気を張った。 そして小太郎に正面から向き合って、その三白眼でじろっと見られて思わず再びたじろいだ。 なんだか良く分からないが、ひょっとしてこの少年、凄く不機嫌なんじゃないだろうか。 しかし、だとしたら一体何に怒っているのか分からない。 そんなのび太の困惑を知るわけもなく、小太郎が口を開く。 「お前、『カナ』が口癖の、黄色い服着た小柄な人形を知らんか?」 「小柄な人形……? それって、蒼星石みたいな……?」 人形と言われて、のび太が最初に思い出したのは、当然ながらつい先ほど出会った小柄な女の子(?)のことだ。 それは何気ない呟きだったが、小太郎は耳をぴくりと動かし、身を乗り出してのび太の肩を強く掴む。 「なんか心当たりがあるんか!?」 「え、こ、心当たりってほどじゃないけど。 ただ、さっき蒼星石っていう人形に会って、確か姉妹がいるって言ってたから…… もしかしたら、蒼星石なら知ってるかも」 「! よし……ようやく一つ手掛かりや!」 のび太から手を離し、ぱんっ、と自分の掌に拳を打ち付ける小太郎。 喜んでいるのは良いことだが、しかしのび太もまるで確信が無い推測なのに、そんな期待をもたれても困る。 「で、でも僕も詳しく聞いたわけじゃないし、勘違いかも知れないよ!?」 「別に構へん。どうせ手掛かりはゼロに近かったんや。 この際、相手が誰であれ話を聞いてみることが重要やねん。で、そいつは何処に居るんや?」 「確か、夜の間はあっちの……西の森の塔にいるって……」 「西か――」 むぅ、と小太郎は一瞬顔を顰めて考え込む。 「夜の間は動かんのやったら、先に東の市街地を見てきた方がええかもな」 「あ、小太郎君も、街に用事があるの?」 「用事っていうか、人探しや。それも全然手掛かりもないし、ほとんど勘頼りのな」 お陰で随分無駄に時間を使っとるわ、と自嘲気味に笑う小太郎。 しかし名前も知らない人形や、容姿すら知らない相手を探すなんて、一体どういう事情なのか。 小太郎の質問も一段落したようだし、おずおずとのび太はその件について切り出した。 「あの、小太郎君……その探している人達って、君の仲間なの?」 「いや、違う。どっちかって言うと敵や」 「え……」 その答えは予想外で、のび太は一瞬声を詰まらせた。 だってそうだとしたら、蒼星石の姉妹とこの少年が敵だと言うなら、 蒼星石とも諍いが起きてしまうかも知れない。 「ネギが……俺の知り合いが、まぁ、殺されててな。 そいつが死んだ場所に、『黄色い服の人形』と、『もう一人誰か』が居たはずやねん。 だからそいつらに会って、事情を確かめたいんや」 「ま、まさか、か、敵討ちとか? だだだ、駄目だよ! い、いくら……友達が死んだからって、そんなの!」 のび太は必死に詰め寄った。 深い理由など考えてもいない、それは半ば反射的な行動だった。 絶対に他の人を殺そうとしない……のび太の行った決意は、 同時に『誰かが誰かを殺そうとするなら、それを見過ごせない』という能動的な意味も持つ。 のび太は自覚なしに、しかしその決意を実行したのだ。 小太郎は最初驚き、そしてすぐに極めて迷惑そうな顔になって、のび太を片手で制した。 「あー、別にそんなつもりは無いから安心せい。場合によっては一発くらい殴るけど、そんだけや」 「な、殴るの……?」 「なんや、それも不満なんかい」 「う、ううん! ただ、痛そうだな、って……」 小さな子供に杖で殴られたときだって、のび太はあまりの痛みに泣きそうだった。 と言うか泣いてたかも知れない。 それを、大木に亀裂を入れるような力がある少年に殴られたらどうなるのか。 想像しただけで身体の節々が痛くなる気がする。 そんなのび太を見る小太郎は冷ややかな目をしていたが、のび太がそれに気付くことは無かった。 それから、二人は互いに知りたがっていることを簡単に尋ねあった。 小太郎は『梨々』と『桜』という少女について。 のび太は『レックス』という少年と『ジャイアン』の亡骸の場所について、だ。 が、双方それらに関して知っていることは何も無かった。 「まぁしゃーないか。一度にそんな色々分かるとも思っとらんかったし」 「うん……」 小太郎がそう言うのを、のび太はあまり聞いていなかった。 というのも、ちょっと悩んでいたのである。 そう、今しがた尋ねた『レックス』という少年は――蘇生魔法が、使えるらしい。 そのことを、小太郎に伝えるかどうか。 彼はネギという友人を失っているのだ、その復活が出来ると知ったら喜ぶかも知れない。 (で、でもそもそも何て説明すればいいのかな……) いきなり『実は彼、死んだ人を生き返らせることが出来るんです!』なんて言い出しても、 怪しい宗教のキャッチフレーズか何かにしか聞こえないだろう。 だいたい自分にとっても半信半疑でしかない又聞きの情報を、他の人に信じてもらうなんて無理がありすぎる。 少なくとものび太は、有効な説明を思いつくことは出来ない。 そうこう迷っているうちに、小太郎の方が再びのび太に声をかけていた。 「で、お前はこれからどうすんねん?」 「え、あ、僕も街に向かう途中だったんだ! 街には知り合いがいるはずで……」 慌てて答えを返すのび太。なんだかのび太がぐずぐずする度に、 小太郎は機嫌が悪くなっている気がするのである。 ……これで、蘇生については結局話す機会が無くなった。 そもそも小太郎は後で蒼星石に会いに行くと言っていたし、あちらに任せればいい。 ――とりあえず、のび太はそう思うことにする。 「知り合い、か。なら悪いけど、一緒に連れて行ってくれへんか? できるだけ色んなヤツから話を聞きたいんや」 小太郎に頼まれ、のび太は少し腰が引けつつもしっかり頷いた。 ちょっと怖いけれど、話をする限りでは危険人物というわけではないようだったから。 ただ、のび太が懸念するのは、今現在のリルル達の状況だ。 「わ、分かった。でも、リルル達は――あ、その知り合いはリルルとトリエラって言うんだけど、 二人は今狙われてるんだ。ひょっとしたら、危ないことが起きるかも知れない……」 「狙われてる?」 「そうなんだ。人形を壊すのが使命だって言う人がいて、リルルはロボットだし、 トリエラさんも普通じゃないみたいだから……後で壊しに行くって」 その人も、決して悪い人間じゃなかった。 『彼女』を騙し、殺そうとしたのび太の謝罪を受け入れ、許してくれたのだ。 ただ、その人間性とは全く関係の無いところで、『彼女』は人形を壊すと言う。 それもまた、ただ黙って見過ごすわけには行かなかった。 「物騒な話やな。相手が人形なら見境なし、ってことか?」 「うん……確か、そう言ってた」 「なら、放っても置けへんな。そいつの名前、分かるか?」 小太郎の問いは、ただ危険人物を把握しておこう、という程度のものだっただろう。 だからのび太も、あまり深く考えずに、『彼女』の名前を告げた。 「シャナ、だったと思う」 ◇ ◇ ◇ そう言えば、シャナ達と分かれてから、もう何時間が経っただろうか。 随分長い間離れているのは間違いないだろう。 だが、それでも小太郎が彼女らを心配したことはない。 なぜなら、シャナ達は『仲間』だったからだ。 根拠など無くとも、信頼し得る存在、それが『仲間』だ。 共に戦うと言っておきながらタワーに行けなかったのは悪いとは思う。 だが、それもまた彼女なら大丈夫だろうという信頼の上に成り立った決断だった。 ――その結果がこれだった。 小太郎がシャナの知り合いだと知ると、のび太は自分が犯した罪を全て語った。 恐怖に負けて、弱者を殺そうとしていたこと。 その途中でシャナに出会い、襲い掛かった挙句返り討ちにされかけて逃げたこと。 そしてリルル達に出会い、彼女らをだましてシャナと殺し合わせてしまったこと。 結果、シャナは敗れ、彼女が殺されそうになって初めて自分の愚かさに気付き、謝罪したこと。 リルルとトリエラはそれを受け入れ、重症だったシャナに不思議な水を与えて去ったこと。 水を飲んだシャナは傷こそ癒えたものの、その容姿はすっかり変わり果て、 突然『人形は壊す』と言い出したこと。 「ごめんなさい――本当に、ごめんなさい!」 頭を下げるのび太。 その態度は、これまでの彼と同一人物とは思えないほど一途で頑固なものだった。 小太郎は最初、顔面の形が変わるくらい殴ってやろうかと思っていた。 弱者を狙い、女を騙して殺し合わせようとした男だ。容赦する理由は微塵もない。 男は女を守るもの、という古典的な考えを持つ小太郎にとって、それはもっとも嫌うタイプの人間なのだから。 だが、どうも噛み合わない。 彼が口にした自分の罪過と、それを謝罪する今の彼には、随分と大きな隔たりがあるように見える。 まして、あのシャナが、彼の謝罪を受け入れ、許したというのだ。 のび太の額に刻まれた薄い切り傷は、そのときシャナが与えた免罪符だったらしい。 ならば―― 小太郎は拳をぐっと握り締め、目の前ののび太を凝視する。そしてやがて、ぽつりと呟く。 「シャナはな」 のび太が、その声に誘われたように顔を上げた。 「あいつは、かなり現実主義な女や。 死にかけとる女を平気で捨て置くし、死体を見つけたと思ったらあっさり首斬って首輪取るようなやつや。 俺は大分反発したんやけど、なかなか聞きよらん。 あれは間違いなく男のロマンとか理解せえへんタイプやろな」 「……?」 何を言っているのか分からない、という顔をするのび太。 実際、小太郎も自分がいらないことまで喋っている、という自覚がある。あるが、勝手に語りだした口は止まらない。 「けど、なんだかんだ言って、結局死にそうやった女は助けたし、首斬った死体は丁寧に埋葬した」 「……」 「まぁ俺が知ってるのはそのくらいや。実のところ、半日も一緒におったわけやないしな。ただ――」 そう、だから小太郎が確信していることなんて、たかが一つだけでしかない。 「――あいつは、『誠意』だけは汲み取る女や。 だから、あいつがお前を許したって言うんなら……多分、お前は本当に反省しとるんやろ」 小太郎はそう言って、握り締めていた拳からゆっくりと力を解く。 のび太が呆然とそれを見ている。 だがやがて、小太郎がのび太に大して怒っていないのだと気付いたのだろう、 顔を明るくしてもう一度頭を下げた。 「あ、あの、本当に反省してるべっ!?」 瞬間、小太郎はのび太の頭にチョップをかましていた。 舌を噛んだのび太はぎゃああ死ぬぅぅドラえもーんなどと言いながら盛大に地面をのた打ち回っている。 「けどやっぱムカつくから一発叩かせてな」 その一言、もはやガキ大将のそれであった。 なんだかんだ言って子供である小太郎は、『仲間』を傷つけられたことを、謝罪だけで さっぱり水に流すことは出来なかったのだった。 だが……のび太のことは、軟弱なだけだと思っていたが、そうではないということも分かった。 なら、出来れば彼とも『仲間』でありたい。 なればこそ、微妙な禍根を残すくらいなら、一発殴って全てをチャラにしたかった。 「さて、すっきりしたところで、行こか」 「そ、その言い方はさすがにひどいよ小太郎君! ……って、え?」 「そのリルルとトリエラってヤツのところに行くんやろ?」 「そ、そうだけど……あの、ひょっとしてトリエラさんのことも怒ってる? も、もしそうなら、そんなの駄目だよ! それだったら、代わりに僕を叩いて!」 「……」 表面だけ聞くと、なんか変な人みたいだ。 小太郎はげふん、と咳払いして馬鹿な考えを放り捨ててから、説明する。 「別にそういうわけやない。ただ、シャナが変わったのはリルルってやつの薬を飲んだからやろ? なら、あいつに何が起きてんのか知ってるかも分からん。それを聞きたいんや」 「あ……」 「それにどの道、ネギのことを片っ端から聞いていく予定やったしな」 そう、だからこれは寄り道ではない。むしろ予定通りでしかない。 ネギの死も、シャナの変貌も気になる。なら、両方纏めて調べていけばいいのだ。 (出来れば、シャナ達のところにも早く戻りたい。無事であることを、この目で確かめたい。 けど、やっぱ一度始めたことを途中で放り出すことは出来ん。 中途半端に終わるくらいなら、最初から単独行動なんぞせんかった) だから、もしのび太が言うように、シャナが人形を破壊するため街に現れるのならば、それこそ好都合だ。 彼女がどういう状況にあるのか、直接話して聞くことも出来る。 ――安全を確認することが、出来る。 その後どうするかなんてその場で考えればいいことだ。 迷いを振り切り、小太郎は強い一歩前に踏み出す。そして肩越しに振り返り、のび太を呼んだ。 「ってことで、行くで、のび太!」 「う、うん! そうだね、小太郎君!」 のび太が嬉しそうに歩き出す。リルル達の疑いが晴れたと思ったら、この笑顔だ。 小太郎も苦笑しながら並んで足を動かし始める。 まるで友達と並んで歩いているかのような雰囲気だった。 それはお互いに、相手のことを仲間なんだと認め合った証だろう。 だが――のび太には言っていないが、小太郎はもう一つ、気になっていることがあった。 それは、トリエラのことだ。 (のび太が聞いた限りじゃ、トリエラってヤツはシャナを殺せば『ご褒美』がもらえるって言ってたらしいな。 ……つまり、既に人を二人殺しとる) もちろん、なのはのような例もある。 人を殺したからそれ即ち悪人也、と断じるほど小太郎も融通が利かないわけではない。 だが、トリエラはのび太のいい加減な嘘にあっさり乗って、シャナを殺しに向かったらしい。 つまり、彼女は人を殺すということに関して、抵抗がほとんど無いということだ。 (のび太には悪いけど、シャナのことを抜きにしても、トリエラってやつは要注意やな。 ……いや、『抜き』になんて出来てへんのかも知れん。 シャナのことがあるから、トリエラってやつが単純にムカつくだけなんかも知れん……。 まあ、この際どっちでもええわ) いずれにしたって、友好的に挨拶を済ます、という風には行かないかも知れない。 それでも、会わないなんて選択肢は無い。 今の小太郎に必要なのは、とにかく多くの人に会って情報を集めることなのだ。 トリエラは西の森に居たこともあるようだし、或いは『人形』のことも知っている可能性がある。 最悪でものび太がいるのだ、情報交換くらいは出来るだろう。 ――小太郎は、知らない。 誤解からシャナを殺しかけた少女は、誤解から小太郎の親友である ネギ・スプリングフィールドをも殺害しているなどということを。 ――のび太も、知らない。 トリエラは誤った推理から、一度は同行さえ許したのび太のことを、 もはや半ば以上も信用していないという事実を。 知らぬままに、二人の少年は街へと向かって歩き出す。 数多の不和を抱えた夜の町並みへ、新たな不和をその身に抱えて。 【F-1/道路/1日目/夜】 【犬上小太郎@魔法先生ネギま!】 [状態] 気が僅か、疲労(中) [装備] 手裏剣セット×11枚@忍たま乱太郎 [道具]支給品一式(水少量、パン一個消費)、工具セット、包帯、指輪型魔法発動体@新SWリプレイNEXT 未確認支給品0~1 [思考]:ようやく色々と話が聞けそうやな。しかしシャナのヤツは大丈夫やろか? 第一行動方針:のび太と共にリルル、トリエラに会い、情報交換を行う。 第二行動方針:ネギの死の真相を知るために、「黄色い服の人形」と「現場にいたもう1人」を探す。 第三行動方針:ネギの件が一段落した後、シャナ一行あるいは梨花一行との合流を図る 第四行動方針:双葉に頼まれた梨々、小狼に頼まれた桜を探す。見つけたら保護する。 第五行動方針:信頼できる仲間を増やす(必ずしも行動を共にする必要はない) [備考]:紫穂に疑いを抱いていますが確信はしていません。 のび太と情報交換をしました。のび太の改心を信用しています。 トリエラに対し、僅かな不信感を抱いています。 シャナのしろがね化を知りました。ただし容姿の変化以外は分かっていません 【野比のび太@ドラえもん】 [状態]:心身ともに疲労、鼻骨骨折、額に小さな切り傷 [装備]:こぶたのしない@FF4 [道具]:グリーンのランドセル(金属探知チョーク@ドラえもん、基本支給品(水とパンを一つずつ消費)、 アーティファクト『落書帝国』@ネギま!(残ページ無し))、ひまわりのランドセル(基本支給品×1) [服装]:いつもの黄色いシャツと半ズボン(乾いた失禁の染み付き) [思考]:リルル達と小太郎君、仲良くしてくれたらいいな。 第一行動方針:小太郎と共に、リルル達に会う。 第二行動方針:最初の子豚≠ジャイアンだと確信するために、ジャイアンを探す。出来るなら、埋めてあげたい。 第三行動方針:レックスと接触する。 基本行動方針:今自分に出来ることをやる。もう、他の人を殺そうとしたり嘘をついたりは絶対にしない [備考]:「子豚=ジャイアン?」の思い込みは、今のところ半信半疑の状態。 蒼星石と情報交換をしました。それに伴い第一回放送の内容は確認。 小太郎と情報交換をしました。 蘇生については完全にできると信じたわけではありません。 こぶたのしないに対してはやや抵抗を感じています。 ≪217 19:00、B-7にて 時系列順に読む 223 侍も飛べば棒に当たる≫ ≪217 19:00、B-7にて 投下順に読む 219 闇と幻の狭間で≫ ≪198 プロパガンダも楽じゃない 野比のび太の登場SSを読む 227 Humpty Dumpty sat on a wall≫ ≪186 集結の夜 犬上小太郎の登場SSを読む 227 Humpty Dumpty sat on a wall≫
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_ -―=====―- _ ,ィ i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i ト、 ,イ i i i iア^"⌒  ̄  ̄ `ヽi L ,ハ i iミ"´ マハ ハi Ⅳ , - 、 , - 、_ VL ハ i r' __ い { i i7 ' "_. - ㍉_ ,r <二 V! |i i { ' _二_. . ` 〃_.二_ { ! j i i } _r ' O ` } . . ′O Y jL ハ i} _ ` -一' . `‐- r ' _ 「ヽ { し} ' r -、_r "´ | `ヽ_r -、 レ | . r 、 . ,ヘ | ∧ ! } . レ , ∧ー - ノ┐ j / ー , _ _ 、 レ { ヽ-========-、ノ 〉 / ト、 ` `‐=二二ニ=' ' , _| ヽ ー一 / _ / 、 \ 、 ,ィ _/ ' \ 、 \ , ,` ' 、V’ |_ _r. ." { \_ >、j _j_ r_, イ ノ !_ -‐ _」 ` 、_ / ト、 _, ´ .| ` ー- r ´ .\_ .| .∧ ,イニニヽ } ト、_ ∧ rく乙乙Zz ハ - _ .| /マrZZZZZ7 ヽ ! ∨ ` _ | .\ , Vニニニ7 、| V `ヽ | { ヽ/ マニニ{ Yハ .V . 、 vこ^ハ j | .、 { } \ ハニニハ { 」 } 名前:剣持勇(けんもち いさむ) 性別:男 原作:金田一少年の事件簿 AA:金田一少年の事件簿.mlt 警視庁刑事部捜査一課の刑事。 農家の7人兄弟の長男。 原作漫画では最初の事件である「オペラ座館殺人事件」で金田一一と出会う。 最初は一をガキ扱いしていたが、事件解決後は一を認め、良き理解者の1人になる。 柔道は黒帯で剣道も心得ている肉体派の刑事。 しかしその代償?で推理力はからっしきダメであり、ある事件で犯人側に利用される自体に陥った。 また過去の事件で無罪の少年を自白させるようなやらかしも行っており、 それが元で自身が殺人の冤罪を着せられてしまったこともあった。 それでも年齢的にノンキャリア組の警部としては優秀と評されることも。 ドラマ版では上司の明智警視の役回りを代役することが多いため、 原作に比べると知的なところもある。 またいずれの剣持も金田一を「はじめ」と下の名で呼ぶことが多い。 キャラ紹介 やる夫Wiki Wikipedia アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 登場作品リスト タイトル 原作 役柄 頻度 リンク 備考 やる夫はかまいたちの夜を過ごすようです かまいたちの夜金田一少年の事件簿 本人役、続編ではメインキャラの1人 常 まとめ 予備予備2 R-18G 完結 短編 タイトル 原作 役柄 リンク 備考 1が金田一少年の事件簿を描くとこうなる 金田一少年の事件簿 本人役 まとめ 短編 喫茶店殺魔事件 オリジナル 客の1人 まとめ 短編 サスペンスでよく出る岬 オリジナル 警部 まとめ 短編
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「ウロボロスの背編:少年期」登場人物 プレイヤーキャラクター エレン 種族:人間 性別:女 生年:1415年生まれ(登場時:13歳) 出生地:不明 属性:真なる中立 物語の主人公の一人。カミテアの農家の育ち。 器用で機転が効き、度胸も人一倍強いため、少年グループでのボス格として皆(ジューク、レイル、セオドア)を纏めていた。 また、面倒見もよく妹リーサのことをいつでも気にかけている。 第一話で罠にかかった小竜エスイサルにも怖気づくことなく、その友情をかち得る。 実は戦争孤児で、赤子のときに今の親によって戦地で拾われた。 本人は薄々その事に気が付いており、それも彼女が家を出る動機のひとつとなった。 神の欠片「運命のカギ」の所有者。 レイル 種族:人間 性別:男 生年:1415年生まれ(登場時:13歳) 出生地:不明 属性:真なる中立 物語の主人公の一人。 優しい性格で、泣虫。どちらかというと周りが無茶をするのを止める役。 色々なことをリュートで歌にするのが趣味。皆でどこかへ行くときは歩きながら歌を歌っている。 悪魔崇拝のカルト信者である両親の元で生まれ育つが、6歳の時に魔女狩に巻き込まれ父親は死亡。母親と弟は行方不明となる。 その後は父を殺した、叔父でもあるカミテア町長のムンバ(父親の実兄)によって引き取られる。 以後、子供の居ないムンバ夫妻の家で宿屋の手伝い兼楽士として育てられる。 実の親を殺した叔父とはずっとぎくしゃくとした関係だったが、旅立ちの際にはお互いの溝も埋まり、親子として別れを惜しんだ。 セオドア 種族:人間 性別:男 生年:1414年生まれ(登場時:14歳) 出生地:リーゲイル 属性:真なる中立 物語の主人公の一人。 強気で挑戦的な性格で、否定的な物の見方をすることが多い。 両親を戦争で失っており、祖父イスタニによって引き取られる形でカミテアにやってきた。 魔法使いの卵で、鍵のかかった日記帳を大事に持っている。 野犬である祖父から引き継いだ魔術の素質を持っているが、本人は野犬としてではなく正式に魔術を習いたいと思っており、 蛇の血への誘いがくると、世界一の魔術師になってみせると祖父に言い町を後にした。 『魂宿り』の素質を持っており、肉体無き魂を呼び寄せやすい。 ジューク 種族:人間 性別:男 生年:1416年生まれ(登場時:12歳) 出生地:カミテア 属性:真なる中立 物語の主人公の一人。カミテア出身の羊飼い。 素直だが好奇心の強いグループ最年少の少年。12歳の誕生日に親から貰ったショートボウがトレードマーク。 羊飼い兼猟師の両親、兄・姉・妹と暮らしていた。 朝早く起きると必ず川に仕掛けた罠に魚が掛かっていないかを確認しにいっていた。 これは彼が昔、見たことの無い国の名前が刻まれた金貨を川原で拾った為、また金貨が流れてきてるのではないかという期待から。 (金貨を拾った少年達はその金貨が上流から流れてきたと考えて、川の源泉があると思われる洞窟群を探してみたが結局収穫は無かった。) 家業を継ぐのは一人で十分、素質があると言われた彼は魔術を学ぶために家族の元を離れる決心をする。 クルト 種族:人間 性別:男 生年:1412年生まれ(登場時:16歳) 出生地:サイエルの辺境 属性:真なる中立 サイエルの傭兵剣士で、現在は蛇の血の武術指南役として学び手達に剣技を教える。 自信家な部分も匂わせるが、決して無茶はしない性格。 周りの人間を放っておく事を由とせず、同業者のカザスに「この節介焼きめ」と言われることが多々。 蛇の血の魔術師アーリアに雇われ旅をする最中、カミテアで少年少女達と出会う。 生まれは辺境の小さな農村。貧しいながらも幸せな生活をしていたが、強力な魔物に襲われ家族と故郷を失う。 その後、同国の首都サイエルへ流れ着いた。そこでも苦しい生活を数年間強いられたが、 ある事件をきっかけに、彼は手伝いとして一角魚亭に迎え入れられ、雨露をしのぐ屋根と暖かい食事を手に入れる。 その時に興味を引いた料理の技は、剣に次ぐ彼の特技となっている。 それから数年後、帝国との戦争によってサイエルが属国とされたときに彼は第二の故郷を捨て、傭兵となることを選んだ。 象牙の砦に到着後は、学び手の剣技の講師として勤務することに。 エスイサル 種族:スードゥ・ドラゴン 性別:雄 生年:1427年生まれ(登場時:1歳) 出生地:不明 属性:中立にして善 本名はグリニカルシース 出生不詳のスードゥ・ドラゴン。主人はエレン。 外見は小型の赤竜に見えるが、鱗の中に一枚だけ青い鱗がある。 ジュークの仕掛けた罠に掛かった所を少年達に発見された彼は、エレン達と『友達』の契りを交わす。 子供っぽい性格だが決して愚かではなく、時に少年達に鋭い疑問を投げかけることも。 神の欠片「ティ・オールの実」の所有者。 ノンプレイヤーキャラクター 『蛇の血』に属する者 アーリア 種族:人間 性別:女 生年:1400年生まれ(登場時:28歳) 出生地: 門派:翼の術者 貴族階級出身、決然とした態度といかなる時にも冷静な物腰で周囲の人間に恐れを抱かせる探求者。 エレンが8歳の時にもスカウトに来たのだが、そのときには両親に断られた。 4人の少年少女に魔術を学ばせるべく象牙の砦へ連れて行く。 将来の出来事について、何かを知っているように伺えるが・・・・ ダリウス 種族:人間 性別:男 生年:1376年生まれ(登場時:52歳)出生地:ランバドール 門派:翼の術者 長い白髪、髭を蓄えた翼の術者であり、高等術者。 豪胆な性格で、老齢と言える年に差し掛かっているがそれでも探究心を忘れない。 学び手を焚きつけて危険な事をさせては喜んでいる。 マティアス 種族:人間 性別:男 生年:1397年生まれ(登場時:31歳) 出生地:サン・タルゴサ 門派:鎖の術者 黒髪、長身でほっそりとした体つきをしており、外見も、その言葉もどちらも冷たい印象を抱かせる鎖の術者。 異端審問に熱意を注ぐ。砦に在中している場合には学び手達の講師をおこなうことが多い。 昔、自らが学び手だった頃に故郷に置いてきた恋人を野犬の引き起こした反乱で失っており、それ以来野犬に対して恨みを抱き続けている。 エフライム 種族:人間 性別:男 生年:1398年生まれ(登場時:30歳) 出生地:ラヴナヘイヴン 門派:戦の術者 浅黒い肌に淡い茶色の髪の毛を短く刈った、立派な体躯をした戦の術者。学び手の講師として滞在中。 優秀な魔法戦士であり、火ノ国で鍛えられた剣をいつも腰に佩いている。 元は騎士の家系。義を重んじる性格で、各地の武人の間でもその名が知られるほど。 少年時代にあと数年で国一番の剣士となるだろうと噂されるほどの使い手だったのだが、 蛇の血のスカウトが来ると、親は魔術師とすべくエフライムを砦に出した。 ガリアード 種族:人間 性別:男 生年:1356年生まれ(登場時:72歳) 出生地:不明 門派:戦の術者 野犬出身、蛇の血で5本の指に入る言われる強力な魔術師。 ソーサラーとウィザード、両方の術を混ぜて戦うと言われる。 アーリアの手引きにより、セオドアは幾つかのアドバイスを彼から貰い受けた。 エミーリヤ 種族:人間 性別:女 生年:1403年生まれ(登場時:25歳) 出生地:フォーンランド 門派:秤の術者 講師の一人。金髪碧眼、砦に咲いた金の薔薇とバードが歌うほどの美しい女性。 若いながらも秤の術者の一員らしく、物腰は冷静。 一見隙が無いように見えるがかなりの不器用で、料理だけはやらせるなとダリウスが冗談混じりに言うほど。 ハリエット 種族:人間 性別:女 生年:1400年生まれ(登場時:28歳) 出生地:アルバニア 門派:鏡の術者 講師の一人。いかにも貴族然とした女性。鏡の術者らしく砦の中でも社交界用のドレスを着用している。 貴族階級出身で、若いころはアーリアとライバル関係だったらしい。 ルオーテ 種族:人間 性別:男 生年:1390年生まれ(登場時:38歳) 出生地: 門派:輪の術者 短身痩躯で、常に笑みを浮かべたように口を歪ませている番人。講師でもある。 輪の術者にしては珍しく享楽的な生き方を愛している。 過去に神の欠片の所持者による災厄に巻き込まれており、その時の神の欠片が放逐されることを心の底から願っている。 オーベール 種族:人間 性別:男 生年:1401年生まれ(登場時:27歳) 出生地:フォーンランド 門派:輪の術者 端整な顔立ちをした金髪の番人。 ルオーテとは違い、輪の術者らしく謎めいた言い回しが多く、親しみ難い雰囲気を醸している。 マティアスとは仲が良い。 メルヴィ 種族:人間 性別:女 生年:1415年生まれ(登場時:13歳)出生地:フォーンランド 淡い金髪に白い肌で、一目で北国出身とわかるような外見をしている。 学び手で、エレンのルームメイト。 商人の娘で育ちがそれなりによく、荒事は苦手。 同年代の男の子が苦手で、側に居るとまともに話すことすら出来なくなる。 レオン 種族:人間 性別:男 生年:1419年生まれ(登場時:9歳)出生地:アルバニア アルバニアの高名な錬金術師の息子。学び手。 8歳にして蛇の血の学び手としてスカウトされるほどの頭の回転が早く、天才少年と呼び声も高い。 砦内部で封鎖されていた予見の泉に浸かってから、幻視=星読みを視るようになった。 フリッツ 種族:人間 性別:男 生年:1414年生まれ(登場時:14歳)出生地:サン・タルゴサ 門派:戦の術者 学び手。大工の親方の息子で、がっしりとした体つきをしている。 攻撃的な性格で、野犬でもあるセオドアに事あるごとにつっかかっていたが、第二階級の試験を境に幾分か大人しくなった。 砦に来る前は、兵士になるつもりで剣の修行をしていた彼は、将来は戦の魔術師になると豪語している。 シズムーン 種族:人間 性別:男 生年:1373年生まれ(登場時:58歳)出生地:アルバニア 門派:なし(元輪の術者) 蛇の血の頂点である"永遠を巡る頭"の座に付く、蛇の血の術者。 1420年より、総統となり砦を導く。 歴代でも類を見ないほどの、強力な星読みの力を持つといわれる。 カミテアの人々 ムンバ 種族:人間 性別:男 生年:1363年生まれ(登場時:51歳) 出生地:カミテア カミテアの町長。 宿屋『朝鳥亭』の主人でもある。 過去にカルト教団に入信していた実の弟、レイルの父親を殺したことをいつも気に病んでいた。 子供のいないムンバは、甥のレイルを実の息子のように思っていたが、中々お互いの距離は縮まらなかった。 リーサ 種族:人間 性別:女 生年:1418年生まれ(登場時:10歳) 出生地:カミテア エレンの妹。 割と引っ込み思案で、大人や年上の人間の前ではよくエレンの後ろに隠れている。 エレンと共に、朝から昼過ぎまでは家業である農家の手伝いをしている。 顔つきは両親に似ており、リーサが両親に似てきているのに、エレンは自分だけがまるで違う顔であることから、 今の両親とは血が繋がっていないのでは、と疑い始めた。 イスタニ 種族:人間 性別:男 生年:1348年生まれ(登場時:66歳) 出生地:カミテア セオドアの祖父で、町のご意見番。 野犬と呼ばれる魔法使いの端くれで、広い見識を持つ町の何でも屋。 戦争で死んだ息子夫婦の忘れ形見、セオドアを魔術師として育てている。 趣味はチェス。 また彼の淹れる産卵期の花蜘蛛(この蜘蛛のメスは産卵期になると花の蜜を主食にする)から作る蜘蛛茶は絶品である。 『輝きの手』の信徒 ジュナート 種族:人間 性別:男 生年:1396年生まれ(登場時:32歳) 出生地: 城塞都市グレイナンの領主であり、輝きの手の司祭 先代グレイナン領主は輝きの手の熱心な信奉者であったが跡継ぎがおらず、 病によって床に伏せった際に親子のように仲の良かったジュナートを養子として迎えた。 義父の没後5年、ジュナートは強硬派として知られ、信者でないものに対しては冷たい態度をとる事が多い。 『セオドアの中の魂』 ニィ・イー 種族:コボルト 性別:男 生年:不明(1000年以上前) 出生地:カミテア? カミテアの地に封じられていたコボルトのシャーマン(ソーサラー)。 自分の部族を守る為に人間達と戦った、指導者にして勇者。 エレメンタルを配下に従えて、死後も人間達と戦いを続けた。 封印が地震により崩され街中を荒らしていたところをアーリアの手によってセオドアの体内に封じられた。 エリオーウェル 種族:エルフ 性別:男 生年:不明(大喪失以前?) 出生地: 魔術師となる為の試練の門の中で、セオドアが手助けしたエルフの魔術師。 野伏せとしての技術も持ち、部族の敵であるオークの軍勢を引き付けている最中に殺害された。 失われた神コアロン=ラレシアンを信奉する。 イルギス 種族:人間 性別:男 生年:不明 出生地:ランバドール? 志半ばに倒れた聖杯騎士。年の頃は四十~五十。威厳のある顔立ちをしている。 彼の墓所に踏み込んだ少女に憑依していたのを輝きの手が拉致、 少年達がそれを救出後に少女の肉体から解き放たれた後に、セオドアに憑依した。 その他のキャラクター カザス 種族:人間 性別:男 生年:1395年生まれ(登場時:33歳) 出生地: 旅先でアーリアが雇った傭兵の一人。 がっしりとした体型で、町にいるときはいつも酒を飲んでいる。 女好きでふざけた性格だが、治療は医師も顔負けの腕前を持つ。 また、レンジャーとしてのスキルも外見以上に高い。 肝要で冗談もよく言うが、戦いの折には非情な一面も見せるらしい。 イーロ 種族:人間 性別:男 生年:1417年生まれ(登場時:11歳) 出生地:グレイナン グレイナンの貧民層で、青果売りの息子 父ボナスと、姉ミナの三人家族。 露天商をしていた父親が、意図せず『輝きの手』の祭事を邪魔した形になったことが原因で、 悪魔憑きとして処刑されることになるものの、 主人公の少年少女達の願いと、クルトの尽力により処刑前に救い出される。 事件後は家族でグレイナンを脱出し、新天地に向かって旅立った。 マリー 種族:人間 性別:女 生年:1416年生まれ(登場時:12歳) 出生地:レト レト村の商人の娘 店の手伝いをしないで遊んでいる弟ジャンにいつも手を焼いている。 ノールに村が襲撃されたとき、クルトに対して弟を守る為に自分も戦わせて欲しいと志願した。 コレット 種族:人間 性別:女 生年:1414年生まれ(登場時:14歳) 出生地:湖畔の町、ディルフィア ディルフィアの領主、ディレンドの孫娘 吟遊詩人の歌う冒険譚に憧れる娘。 生まれつき体が弱いのだが、将来は自ら詩人達に歌われるような冒険をしたいと思っている。 主人公達と森へ探検へ出かけたが、そこで親戚エミールの裏切りに会う。 セドリック 種族:人間 性別:男 生年:1418年生まれ(登場時:10歳) 出生地:湖畔の町、ディルフィア コレットの実弟で、ディルフィアの跡取り。 引っ込み思案な性格で、いつもコレットの影に隠れている。 エミール 種族:人間 性別:男 生年:1415年生まれ(登場時:13歳) 出生地: ディルフィア領主の血族の一員で、コレット達兄弟の遠い親戚にあたる。 数年前に家が没落しディルフィア領主に引き取られた。 耄碌しかけてきている領主とその孫に成り代わり、ディルフィアの領主になろうと企むが、 主人公たちの手によって阻止、罪人として裁かれることとなった。 ディレンド 種族:人間 性別:男 生年:1362年生まれ(登場時:66歳) 出生地:湖畔の町、ディルフィア ディルフィアの領主。 傍目から見てもわかるくらい衰えてきており、目は殆ど見えていない。 アーリアの幼少の頃より面識があり、アリーと呼んでかわいがっている。 内面はいまだしっかりとしており、エミールが起こした事件に対して食って掛かろうとするエレンを諭した。 ヒルッカ 種族:ドライアド 性別:女 生年:不明 出生地:ディルフィアの禁猟区 ディルフィアの領主館の裏に広がる森林(禁猟区となっている)に住まう森の精。 森に住む彼女を保護する為に一般人の立ち入りは禁止している。 コレットたっての願いで主人公たちは彼女のいるところまで探検にいくことになった。 オリーヴ 種族:人間 性別:女 生年:1414年生まれ(登場時:14歳) 出生地: 少年達が野外実地訓練の最中、休日に出かけた町で出会った給仕の女の子。 野外訓練の間、休日になる度にセオドアは逢瀬を重ねた。 リューシャ・ハータイネン 種族:人間 性別:女 生年:1413年生まれ(登場時:16歳) 出生地:ビガロ ビガロの領主、ハータイネン家の跡取り娘。 幼い弟の死後、ハータイネン家の跡取りとして、騎士として育てられた。 落ち目である家の復興を願う。 少年達との探検で、ハータイネン家の遺跡から数々の貴重品を入手、復興への期待を胸にビガロへと戻っていった。 レリア 種族:人間 性別:女 生年:1416年生まれ(登場時:13歳) 出生地: 僻地の集落に住む少女。 聖騎士イルギスの遺品を発見した際に、その迷える霊を体内に取り込んでしまった。 以来、魔を退ける白い火を操れるようになるが、 それに目をつけた輝きの手の信徒に、傀儡の巫女としてさらわれてしまう。 今は少年達の手によって救出され、家族共々砦の膝元で生活をしている。