約 137,360 件
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/540.html
終幕――鋼の救世主 ◆Wv2FAxNIf. 誰も動かなかった。 狭間とゾルダの足さえ恐怖に震え、頬を流れた冷や汗が顎を伝い落ちる。 だが赤い魔神がカシャリと一歩踏み出した事で、二人は弾かれたように駆け出した。 狭間が斬鉄剣を振り下ろし、ゾルダが別の角度からギガランチャーを撃ち込んだ。 シャドームーンは回避は疎か、防御すらしない。 パキン。 冗談のような軽い音を立てて斬鉄剣が折れた。 シルバーガードに触れたという、ただそれだけの事で。 斬鉄剣は紛れもなく名刀だが、飽くまで人の手によって打たれたもの。 究極の王を斬る事は叶わなかった。 弧を描いて落ちていく刀身を、シャドームーンの背に当たった砲弾から広がる爆炎を、狭間は呆然と見詰める。 「最早釣り合わんな」 二つの王の石が並んだシャドーチャジャーが輝き出す。 狭間が我に返った時には遅い。 「マカラカー、」 後ろから学制服の襟を引かれ、詠唱が途切れる。 狭間の頭があった位置をビームが通過していき、当の狭間はゾルダによって小脇に抱えられていた。 ゾルダがマグナバイザーツヴァイを連射しながらシャドームーンと距離を取る。 ギガランチャーは通用しないと判断し、早々に放棄したようだ。 「しっかりしてよね、頼りにしてるんだから」 「すまない……」 狭間を下ろしたゾルダがデイパックから素早く取り出したのは、ジェレミアが最後に使っていた日本刀。 炎髪灼眼のフレイムヘイズが愛刀・贄殿紗那だった。 狭間がそれを鞘から抜き、改めて構える。 シャドームーンはまだ自分から仕掛けるつもりはないようだった。 「試したい事があるんだけど、時間稼いでくれる?」 「……余り期待はしないでくれ」 「まぁ、そりゃあね。 なるべく急ぐよ」 ゾルダが退き、狭間が残る。 刀を握る手が汗でべたつき、己の鼓動がいつになく騒がしい。 怯えている。 魔界を制した狭間であっても、この先にそびえ立つ壁を乗り越えられる気がしなかった。 「まだ諦めないか」 「あぁ……貴様が誰であろうと、僕達は負けられないからな」 「それでこそ、この私が敵と認めた人間だ」 シャドームーンが上へと手を翳し、再び二振りのシャドーセイバーが形成される。 この二刀によって串刺しにされる己の姿が容易に想像出来た。 逃げ出したくなるが、逃げ場はない。 何より、思い出が狭間を踏み留まらせる。 シャドームーンが地面を蹴る。 たった一歩で狭間の間合いを侵略し、頭上に高く掲げた剣を下ろした。 狭間が仰け反るように回避すると、もう一本のシャドーセイバーが横薙ぎに狭間を襲う。 それを狭間はもう一歩退き、避ける。 “究極の王”が振る剣は、最早目にも映らない速さ。 狭間にも見えていない。 それをかろうじて躱せているのは、偏に無意識の海がもたらした「勘」に助けられているからだ。 心のないシャドームーンの剣筋を読むのは至難だが、五十九人の経験が挾間の体を突き動かしていた。 明治の剣豪、侍の末裔、ブリタニア帝国の騎士、フレイムヘイズ、刀や剣と共にあった者達の知識に助けられている。 「今度は私の真似か」 「あるものは何だって使う。 そうでなければ、貴様は倒せない……!」 狭間が吸収しているのは皆の知識や技だけではない。 目の前で相対しているシャドームーンの動きすら、間近に見る事で盗んでいる。 その場で得たものをその場で使う付け焼き刃に過ぎないが、手段を選んでいる余裕はなかった。 二刀流のシャドームーンに対し、贄殿遮那一本で立ち向かう狭間。 身体能力や技術だけでなく手数においても不利を強いられ、戦いが始まった頃とは逆に狭間が防戦一方となっていた。 ただしシャドームーンがしていたように、相手の斬撃をいなす事は出来ない。 力の差は歴然で、受け止めるどころか太刀筋を変える事さえ困難なのだ。 狭間に出来るのは、ひたすら躱す事だけだ。 「無駄な足掻きだ……世界はこの月が支配する。 貴様達に夜明けは訪れない」 「させないと言っているだろう……!!」 とは言え、見えない攻撃をいつまでも躱せるはずもない。 鋭く斬り込んできた赤い剣が狭間の胸を貫く。 「ッ……!!!」 贄殿遮那で僅かに切っ先を逸らし、致命傷だけは避ける。 そして致命傷でさえなければ、【魔人】イフブレイカーの恩恵を得た今の狭間なら持ち堪えられる。 「ディアラハン……!」 シャドーセイバーが引き抜かれてすぐに傷を回復させ、続く攻撃を回避する。 攻撃の隙は一瞬たりとも与えられず、死は常に目の前にある状況。 それでも心折れずに居られるのは、集中を切らさずに居られるのは、信頼があるからだ。 シャドーチャージャーに急速にエネルギーが集まるのを見て戦慄する。 だがすぐにそれは光が収まり、シャドームーンは攻撃の手を止めた。 「……時間稼ぎとしては優秀だったな」 「!! 北岡……」 ゾルダが余裕のある歩みで挾間の横へと並ぶ。 ゾルダの疲労も蓄積しているはずだが、それはおくびにも出していなかった。 「もう一本、折れない剣持ってきたよ」 北岡が手にしているのはマグナバイザーツヴァイ一つだった。 狭間が疑問を表情に出すと、ゾルダは指を差す。 「上だよ」 空気が振動する。 シャドームーンは今の姿になってから初めて回避行動を取った。 シャドームーンが立っていた場所へと落下してきたのは、ゾルダと同じ緑を基調とした巨人である。 マグナギガがサバイブによって進化したミラーモンスター、マグナテラ。 だがそのサイズはミラーモンスターのものから大きく逸脱している。 見上げるようなその大きさは。 その目に宿った光は。 背負った大剣は。 呆然とする狭間の前で、ゾルダは答えを口にする。 「“夜明け”のヴァン」 一度は敗北し、パイロットと共に眠りについたはずの機体。 ダンが姿を変え、再度シャドームーンと相見える。 ▽ 「志々雄みたいだから、やりたくなかったんだけどね」 ――AD VENT―― マグナテラを召還しながら、『それ』を前にしてゾルダは語る。 死体に鞭打つこの行動は、出来れば避けたかった。 生粋の悪。 黒を白に変えるスーパー弁護士の力をもってしても染まらない黒。 一緒にされたくない――心底そう思った男と、同じ手を使おうとしている。 だが狭間と同様、ゾルダもまた手段を選べない状況にあるのだ。 「休んでるとこ、悪いんだけどさ」 マグナテラを従え、語り掛ける相手はダン・オブ・サーズデイ。 役目を終え、操縦者と共にその機能を停止させた巨大兵器ヨロイ。 装甲は傷付き、大破寸前と言っても良い状態だった。 話を振ったところで返事があるはずがないが、ゾルダは続ける。 「あんたとは碌に話もしなかったけど、こっちはあんたの事を知ってるんだ」 目的。 願い。 幸せな結婚式、幸せな夢。 無意識の海を通して、全てを見ている。 「あんた、これでいいの? 偉そうな剣を一本折ったぐらいで満足するような奴がさ……何年も飽きずに仇討ちなんて考えるわけないじゃない」 ダンのパイロット、ヴァンにとってシャドームーンの存在は通過点。 見ていたのは『未来』、最愛の花嫁の仇を討って手にする『明日』。 しつこく、一途で、ただただ愛に生きた純粋な馬鹿。 ヴァンという男を、ヴァンという男が関わった者達を、北岡は知っている。 「あんたが負わせた傷、月の力で全回復だって。 しかもますますパワーアップって、ムカつくでしょ」 敗北に終わった戦いの記憶を。 その時の煮え滾る感情を。 北岡は共有している。 「だから、もう一度だけ」 今の北岡は自分の為だけではなく、他人の為にも戦っている。 背負うものが増えすぎた。 だからこそ。 光る粒子がダンを包み込む。 それは、アルターの光だった。 アルター能力者は生まれる前から『向こう側』の世界を認識し、そのアクセス方法を知っている。 アクセスする事で、物質を変換し己のエゴを具現化するのだ。 その方法は言語化出来るようなものではなく、多くのアルター能力者は無意識に行っている。 「何となく」、という言葉が近いのだろう。 そしてその「何となく」もまた――無意識の海の中を漂っていた。 北岡はそれを、うっすらとそれを感じ取った。 それだけではない。 この場所は、nのフィールドを通じて全ての世界と繋がった場所。 そして、クーガーが命を燃やした場所。 ラディカル・グッドスピードによってアルター粒子が濃くなった特殊な空間である。 故に、間接的な知識しか持たない北岡でもアクセスが可能となったのだ。 ダンが消える。 そして再構築される先はマグナテラ。 融合装着型アルターのように、マグナテラが鎧としてそれを纏う。 北岡のエゴが形となったその鎧は、マグナテラと良く似た形態を取った。 その質量はダンと同じだけのものであり、圧倒的な巨体を誇る。 しかしそこに、誤算があった。 『めんどくせぇ……俺はな、眠いんだ』 気だるげな男の声が聞こえ、ゾルダは仮面の下で目を見開いた。 アルターは己のエゴそのものであり、魂そのものである。 だからただの足場を変換するよりも誰かの思いの残ったものを使った方がいいと、そう考えての行動だった。 こんな事まで計算に入れていたわけではない。 しかし「あり得ない」とも思わず、ゾルダは笑みを作る。 『だから、さっさと終わらせる』 「……有り難いね。 俺ももううんざりだからさ」 ドラグレッダーに魂を捕食された劉鳳は“魂の反逆”を起こし、真司に己の魂そのものであるアルターを発現させた。 それは本来起こり得ない、奇跡のような出来事であった。 だがその時と同じ敵を前にして、奇跡は再び起こる。 目的を果たせないまま敗北した男の意志は、まだ死んでいない。 マグナテラに取り込まれても魂の形を失う事なく、どころかマグナテラの体の主導権を奪い取ったのだ。 「『こんな所で終われない――そう思うだろ、あんたも!!!』」 『明日』を奪おうとする敵を討つ為に。 夜明けをもたらす為に。 北岡のアルター『マグナテラ』の目に、ダンと同じ色の光が宿る。 ▽ シャドームーンに振り下ろされるその巨大な剣に、名前はない。 ただ“ダンの剣”と呼ばれていた。 パイロットと同様、立派な名前を持たない――ただ斬れればいい。 ヴァンの生き様を反映したとも言えるその剣を、シャドームーンは交差させた双剣によって受け止めた。 マグナテラの重量と力によってシャドームーンの足場が陥没するが、剣と剣はなおも拮抗していた。 「まだ足掻くか……やはり、面白い!!!」 マグナテラの動きにかつての鈍重さはない。 北岡が相手取ったKMFのように、元となったダンのように、全ての関節がしなやかに動く。 そしてその出力は、本来のマグナテラの力にもダンのマシンスペックにも依存していない。 ただ北岡とヴァンの意志が、出力を決める。 二人の願いの強さがそのままマグナテラの力になる。 今、このアルターは赤い魔神と渡り合うだけの強さを手にしていた。 マグナテラの大剣がシャドームーンを薙ぎ払う。 吹き飛ばされるシャドームーンだが、大剣を振るわれた方向に向かって自ら跳んで威力を相殺しているだけだ。 斬撃を完璧に防いでおり、ダメージは皆無。 しかしこうしてシャドームーンが防御しているという事は、当たればシャドームーンとて無傷で済まないという事だ。 戦いは成立している。 危なげなく着地したシャドームーンのシャドーチャージャーが輝き出す。 如何に創世王であっても、これだけのサイズ差のある敵を斬るのは至難。 故にビーム主体の攻撃となるのは必然である。 そしてそれを迎え打つべく、マグナテラの全身の砲門が開いた。 シャドービームとマグナテラのミサイルが誘爆を引き起こし、爆炎が辺りを埋め尽くした。 しかし視界が晴れるのを待たず、炎と煙の中で両者は再び剣戟を打ち鳴らす。 ▽ 巨人と魔神の攻防を背景に、狭間は一時的に戦線を外れた。 戦況を見守りたい気持ちもあったが、後方の事がずっと気に掛かっていたのだ。 「柊……」 「大、丈夫です……」 つかさは座り込んでいた。 起き上がれない状態からは回復したようだ。 しかし俯き、前髪で隠れた表情は見えない。 頬を伝い落ちた水滴が汗なのか涙なのかも、狭間からは判断がつかなかった。 「ごめんなさい、狭間さん……私……」 「僕があの時倒せていれば、こんな事にはならなかった。 柊は悪くない」 つかさに対し、もっと適切な態度はきっとあるはずだ。 翠星石を失った――それも自分のせいで失ってしまったと思っている今のつかさに。 だがそれ以上の言葉は出て来なかった。 ジェレミアを失った直後と同じように。 優れた頭脳を持っていようと、新しい生き方を始めようと、狭間に出来る事は余りに少なかった。 「……柊、僕と北岡のデイパックを預かっていてくれないか」 「それ、って……」 「余計な意味はないから大丈夫だ。 単に僕も北岡も、荷物が邪魔になっただけだから」 後で必ず取りに来るからと告げ、二つのデイパックを渡す。 つかさが顔を上げる事はなかったが、渡されたデイパックを固く握り締めていた。 狭間が一つ、息を吐き出して体の力を抜く。 傷は全て塞いでいるものの、失血と疲労が体に重くのし掛かっていた。 一時だけの休息を取り、そしてすぐに緊張を取り戻す。 マグナテラとシャドームーンの剣の打ち合いは未だ続き、その度に空気がビリビリと震えて身を締め付けてくるのだ。 すぐに戻らなければならない。 「狭間君、その、話があるんだが」 戦場に足を向けた狭間を呼び止めたのは、深刻な表情をした上田だった。 顔は深刻、しかし聞き流して良い話である事の方が多いと、狭間は経験則で知っている。 とは言え初めから聞かないわけにもいかず、狭間は続きを促した。 「実は君達が戦っている間に、私の天才的な洞察力によって大きな収穫を得たんだ。 大きいと言っても私の器ほどではなかったが、きっと役に立つはずだ。 しかし私が取りに行こうにも、今の柊君を一人にするわけには――」 「何があったんだ?」 不必要な情報が多すぎた為、耐えかねた狭間が答えを急がせた。 そして結果的に上田は、この戦いで大きく貢献する事になる。 ▽ 巨大な力と力がぶつかり合うその場所は、惨状と呼ぶに相応しい状態になっていた。 足場は爆発や斬撃でめくれ上がり、空間のあちこちに穴が空いてnのフィールドを覗かせている。 それでもマグナテラとシャドームーンの攻防は終わる気配を見せなかった。 七つの賢者の石を有するシャドームーンのエネルギーは無尽蔵。 マグナテラも、弾薬が尽きればゾルダが足場をアルター化させて次弾を補っている。 しかし長く続いた攻防は唐突に終わりを迎える。 マグナテラが大剣を薙ぎ払う――それをシャドームーンは受け止めるでも受け流すでもなく、跳躍して回避した。 着地するのは他でもない、その大剣の上である。 そしてマグナテラが振り払うよりも速く、シャドームーンは大剣の上を駆け抜けた。 マグナテラの間合いの内の内、超至近距離に迫る。 全長約四メートルから五メートル程に収まるKMFに対し、ヨロイ――今のマグナテラは約二十五メートル。 人間大の敵を相手にするには余りに巨大で、懐まで踏み込まれた時に抗う手段が限られてしまう。 何より、相手にしているのはシャドームーン。 少々の攻撃では傷付かない頑強さを、装甲さえ斬り裂く剣を、ヨロイを破壊するだけの火力を、全てを兼ね備えた王である。 「この距離ではミサイルは撃てまい」 マグナテラの手首まで到達したシャドームーンが、腹部に向かって跳ぶ。 そしてシャドーチャージャーに蓄積したエネルギーを解放し、シャドービームを展開する。 威力、範囲共にRXの時よりも更に上。 マグナテラの巨体をビームが覆い尽くし、蹂躙する。 「がぁぁあああぁあああああああ!!!!!」 ゾルダが膝を着く。 アルターである以上、マグナテラのダメージは本体であるゾルダにも反映される。 そしてシャドームーンはマグナテラの胸に剣を突き立て、下へと振り抜こうとしていた。 それに対しマグナテラは、砲門を己へと向ける。 「!! まさか、」 シャドーセイバーを抜いて跳び退くが、砲弾はそれよりも速く。 シャドームーン諸とも、マグナテラの全身が爆炎に包まれた。 爆風に煽られて高く舞い上げられたシャドームーンだが、マグナテラから遠く離れた地点に降り立った。 赤い体を煤で汚す事になったものの、外傷はない。 マグナテラは未だ炎の中にあったが、シャドームーンのマイティアイはその内側の虹色の光を捉えた。 同時に大剣が炎の壁を斬り裂いて道を作る。 そこに居たのは、マグナテラではなかった。 「まだ、終わらないでしょ……」 『当たり前だろ。 俺はまだ、あいつをぶったぎってないからな』 「そうだ、だから……!!」 シャドームーンを倒す、殺す――ゾルダとヴァンがその思いを一つにした事で、ゾルダのアルターに変化が起きた。 ヴァンのエゴが反映された白い機体。 推定頭頂高24.8m、本体重量unknown。 “神は裁き”と名付けられた、元囚人惑星エンドレス・イリュージョンを統率したオリジナル7の内の一機。 「『Wake Up……ダン!!!!』」 その機体の名は、ダン・オブ・サーズデイ。 重火器を捨てたその体は、マグナテラよりも更に速い。 シャドームーンの回避にすら追い付き、その頭上に大剣を振り翳す。 一際大きな地響きが起きた。 シャドームーンの双剣がダンの剣を防ぎ、その重量によって足場が砕けたのだ。 しかしシャドームーンの四肢はなおも大剣による一撃を支えている。 「『うぉぉおおおおおおおおおおおおっ!!!!!』」 ヴァンとゾルダの叫びが重なり、ダンの出力が増大する。 無尽蔵のエネルギーを注がれていたにも関わらずシャドーセイバーが軋み、二振りが同時に折れた。 だが即座にシャドームーンは両腕を交差させ、落ちてきた大剣を受け止める。 「貴様……!!」 「これで、落ちろッ……!!!」 シャドームーンの腕の強化外装に亀裂が走る。 そして足場が更に砕け、シャドームーンが片膝を着いた。 「この私が、膝を!?」 シャドームーンは驚愕の声を上げ、シャドーチャージャーからビームを発射する。 ダンは跳躍してそれを躱し、更に上昇していく。 ――FINAL VENT―― ゾルダがカードをベントインする。 ゾルダサバイブのファイナルベントは、マグナテラが戦車へと変形して砲撃と共に敵に体当たりするというもの。 そのマグナテラがダンと一体化した今、そのカードを使うなら。 ファイナルベントは別の形を取る事になる。 ダンが跳ぶ。 天井の存在しない空間の中を上へ上へと跳び、やがて止まる。 一度目の決着の時と同じ、上空約二百メートル。 違うのは、ダンが変形したという点。 その形は、一本の剣だった。 オリジナル7の機体が大気圏に突入する際に取る形態である。 普段は宇宙にある機体が地上に降りる時、わざわざ剣の形を取る事には意味がある。 囚人惑星エンドレス・イリュージョン。 地球――“マザー”と呼ばれる星の犯罪者を収容するのが、この惑星の元々の役割であった。 そしてオリジナル7は、そこに住む囚人達を統治するべく開発された機体。 その形状によって囚人達に畏怖を知らしめ、反乱の意志を奪ったのだ。 今、眼下にいるのは囚人ではない。 相手の姿形で恐れ慄くような敵ではない。 しかし“神は裁き”の名に従い、ダンはシャドームーンに断罪を下す。 遙か下、一滴の血痕のように見えるシャドームーンに向けてダンが急降下する。 この攻撃を、シャドームーンは避けないだろうという確信があった。 膝を着けられた相手。 その相手の最大の攻撃を避ける事は、シャドームーンの矜持が許さない。 遠くから見ればそれは、一筋の流れ星のようであっただろう。 巨大な一振りの剣が、落ちる。 そして再び双剣を生成したシャドームーンがそれを迎え討つ。 その瞬間の衝撃は境界の向こう、nのフィールドの先の扉さえも破壊する程のものだった。 空間の境界は最早意味を成さなくなり、穴だらけになった景色の中で、魔神と大剣が意志をぶつけ合う。 シャドーセイバーが持ち堪えたのはほんの数秒だった。 シャドームーンは折れた剣を放棄し、その両腕で剣の突進を受け止める。 シャドービームがダンの巨体を包むように襲うが、その勢いに衰えは微塵もない。 対するシャドームーンの赤い強化外装は既に剥がれ、露出した人工筋肉から火花が飛び散っている。 「何故……私が、二度までも……!!」 『てめーは俺が!!!! ぶっ殺すっつっただろうがぁあああああああぁあああああああああッ!!!!!!』 ビームの出力に、ダンの装甲が砕けていく。 しかしゾルダはその一撃に注力する傍ら、翠星石の如雨露が作った水溜まりからミラーモンスターを出現させた。 一体や二体ではない。 先程シャドームーンに破壊されたモンスターを除く全てである。 ――UNITE VENT―― 核となるのはマグナテラ、即ちダン。 ミラーモンスター達を新たな鎧として纏い、ダンは更なる突進力を得る。 しかしダンが強化される程に、二つのキングストーンが輝きを増していく。 ダンの破損が進み、ゾルダの体が灼かれていく。 「この創世王に、勝てると思うな!!!」 「それでも俺は……!!」 諦められるはずがない。 既に、願ったのだ。 ゾルダは誰より強く命の音を鳴らし、叫ぶ。 「俺は、『明日』が欲しいんだよッ!!!!」 それはV.V.にバトルロワイアル開催を決意させた、始まりの一言だった。 最初の『願い』だった。 ズドン、と。 大剣が地面へと突き立った。 そして半拍遅れ、赤い腕が落下する。 “究極の王”となったシャドームーンは、転がった左腕を呆然と見詰めた。 「……この、創世王の……腕が」 それまでの轟音が嘘だったかのように、辺りは静まり返っていた。 風一つなく、ただ変わり果てた景色と大破した大剣が、戦いの激しさを物語っている。 大剣――ダンは動かない。 そしてゾルダもまた地に伏し、起き上がる事はなかった。 ▽ カシャン、カシャン、カシャン。 シャドームーンは一人、歩を進める。 左肩から先を失いながら、それでもその神々しさは薄れない。 「……」 切断された肩が再生しない。 それだけが少々気に掛かったものの、創世王は歩みを止めない。 倒れたゾルダにとどめを刺すべく為に。 だがその前に、立ち塞がる影があった。 「シャドームーン!!!! …………さん!」 上田だった。 勇ましく呼び掛けようとしたものの途中で怖くなり、さん付けに変えてしまった。 しかし図体こそ大きいものの、誰よりも小心者にして小物だった上田が、たった一人で王と対峙している。 これだけで一つの奇跡である。 「き、君に願いはないんだろう。 わざわざ私達を殺して、自在法と呼ばれるものに頼る必要もないはずだ。 私達が負けを認めれば、そそ、それで充分なんじゃないか?」 完全に腰が引けている。 だが上田は何とか生き残ろうとして、シャドームーンを相手に交渉しているのだ。 しかしシャドームーンの視線は冷ややかだった。 表情は読み取れないのだが、冷ややかとしか思えなかった。 「上田、次郎。 随分早い段階から、私の視界の端でうろついていたな」 上田がシャドームーンと遭遇してしまったのは、第一回放送前の事である。 この場に残っている誰よりも早く接触し、その脅威を目の当たりにしている。 故に、当然、分かっているのだ。 「貴様達を全員殺す事でのみ、私の矜持は満たされる。 運良くここまで生き延びた貴様なら、それも分かるだろう」 丸腰というわけではなく一応腰にブラフマーストラを差しておいたのだが、抜けるような状況ではない。 上田は尻餅をつき、震えながら後ずさる。 シャドームーンが歩みを再開し、上田に向けて手を翳した。 「北岡、上田、ありがとう」 少年の声がそこに割り込んだ。 上田が四つん這いになって逃げ出すと、代わりに狭間偉出夫がシャドームーンに相対す。 「皆のお陰で、僕はまだ戦える」 「……二刀流か」 狭間が携えるのは二振りの刀剣。 贄殿遮那――そして、ヒノカグツチ。 「いいや……僕が使うのはヒノカグツチだけだ」 狭間は目を閉じ、そして決別する。 それまで狭間と重なり合っていた黄色の影が狭間から離れていき、狭間の隣りに立った。 そして、その言葉を口にする。 「……“Alter”」 己のガーディアン、【魔人】イフブレイカーを触媒として『向こう側』の世界にアクセスする。 そして顕現するのは、参加者の一人。 軽小坂高校の制服に身を包んだ男子学生、蒼嶋駿朔だった。 「行くぞ、蒼嶋。 ふざけた“もし”をぶっ壊しに」 狭間がヒノカグツチを構え、蒼嶋は贄殿遮那を握る。 終わりは確実に、近付いている。 時系列順で読む Back 終幕――その旋律は夢見るように Next 終幕――果ての果て 投下順で読む Back 終幕――その旋律は夢見るように Next 終幕――果ての果て 176 終幕――その旋律は夢見るように シャドームーン 176 終幕――果ての果て 柊つかさ 北岡秀一 狭間偉出夫 上田次郎
https://w.atwiki.jp/tsvip/pages/474.html
19 名前:ゾンビ ◆yQMcmEpmw6 [] 投稿日:2008/01/29(火) 00 45 07.37 ID d797MCi00 感想があるっていいねー。 調子に乗って続き置いていこうw 第3話 救世主現るっ!? 「さて、本当にどうするか決めようぜ」 「うん…」 朝ご飯を終え、今後の事を話し合う。…が、開始10分ほどで話は終了。 「まぁとりあえず、服だろうな」 「うん。でも別に男物を着てても問題無いと思うけど…制服だけは買っておかないとダメかな?」 「俺は学ランの方がいいなぁ」 「え?」 「女が学ランを着て、袖を余らせて…」 「ヒロにぃ!真面目な話なんだよ!!」 「すまんすまん、つい…な」 と言った感じで、話をまとめると大体こんな感じ。 1.とりあえず服(普段着・学生服等) 2.日用雑貨(整理用品とか?) 3.両親に連絡 大まかに分けるとこの3項目だと思う。しかし… 20 名前:ゾンビ ◆yQMcmEpmw6 [] 投稿日:2008/01/29(火) 00 45 33.78 ID d797MCi00 「服買うにしても選べるかな…」 「いきなり女物を着ろとは言わんがな。徐々に着ていかなきゃ駄目だろうな」 「はぁ…前途多難」 机に突っ伏してぼやく。ぼやいても何も先には進まないんだけどね。 「しょうがない、奴に応援を頼むか。…気乗りはしないんだが、緊急事態だ。目を瞑れ、ゆー坊」 「まさか…」 「そのまさかだ」 「うぅ…確かに頼れると言えば頼れるけど、後で何を要求されるかと考えると泣きたくなるよー!」 「まぁ、取って食われる訳でもあるまいし」 「…ほんと?」 「まぁ、別の意味で食われる可能性も否定できんがな」 「ヒロにぃ…なにか楽しんでない?」 「んあことあるかよ、大事な弟が大変だって時に」 「そ、そうだよね。疑ってごめん」 「…まぁある意味楽しみなのは間違いじゃないけどな」 そう言って、ヒロにぃは電話をかけるべく携帯電話を取り出し、電話帳を開こうとした瞬間 21 名前:ゾンビ ◆yQMcmEpmw6 [] 投稿日:2008/01/29(火) 00 46 15.09 ID d797MCi00 『ピンポーン』 インターホンが鳴る音がした。 「ほいほい、どちらさんですかっと」 携帯をいじりながらヒロにぃがインターホンで来客を確認していると… 「ゆー坊…連絡する手間が省けた」 「へ?…まさか」 「鍵なら既に開けたから~♪っと」 某バンドの曲を口ずさみながら玄関へ向かうヒロにぃ。…うぅ、頭痛くなってきた(T_T) そうこうしている間にも、話題の…もとい頭痛の種である彼女がリビングに入ってきた。 「おっじゃまー!ってあれ?ゆーちゃんは?まだ寝てんの!?めっずらしー」 「あぁそうだったな、説明する時間も無かったしな」 「説明って?というか、あの女のコだれ?」 「うわさのゆー坊」 「おはようございます、裕美(ひろみ)さん」 彼女は小野坂 裕美(おのさか ひろみ)。ヒロにぃの同級生であり、幼馴染でもある。 「えっ!?うっそ、マジ?」 「嘘も何も…朝起きたらこの有様だ」 「へー…あのゆーちゃんがねー。ふーん、へー、ほー」 「な、何?ひろみさ…」 「んもー我慢できない!」 「わぷっ!?」 いきなり抱き着いてきたよ!? 「んー、可愛い可愛い可愛い可愛い…かーいいー!お持ち帰りぃ!!」 「させん!」 22 名前:ゾンビ ◆yQMcmEpmw6 [] 投稿日:2008/01/29(火) 00 47 35.15 ID d797MCi00 ヒロにぃ は 脳天唐竹割 を 放った! こうかは ばつぐんだ! 「ぐふぅ…なんでいきなり女の子の頭を叩くの!?」 「それはあれだ、落ちつけ裕美」 「なんか我慢できなくなって。メンゴメンゴ」 「はぁ、お前やっぱあれか?」 「まぁねぇ~。あんたには分からないと思うけど」 「見る分には問題無い、が弟が襲われるのを黙って見てるほど腐ってもいない」 「ちぇ~。過保護なんだから」 「うるせぇ!」 あぁ…また始まった。この二人はいっつもこれだから大変なんだよね… 「ねぇ、裕美さん。なにか用があってうちに来たんじゃないの?」 「あぁ、そうだった。危ない危ない。危うく忘れる所だった」 突然、真面目な顔をしたからボクもつられて真面目に話を聞こうと思い、姿勢を正した。 「今日はね…まぁなんていうの?ひろみんレーダーに反応があったから来たのよ」 「…はぃ?」 ヒロにぃは呆気にとられて言葉も出ない様子。ボクは辛うじて声が出たものの、聞き返すほどの余裕は無かった。 「だーかーらー、簡単に言うと私の勘!いい?」 「は、はぁ…」 思いつきに近いらしい…ふぅ、困った物です… 「で、思いつきで来られちゃ困るんだが?」 「いいじゃーん、減るもんでもないし」 「減りはしないが、平穏な時間が無くなる」 「ヒロにぃ、それって減ってない?」 「…減ってるな」 「馬鹿ばっか」 「「どっちがっ!?」」 次回予告 23 名前:ゾンビ ◆yQMcmEpmw6 [] 投稿日:2008/01/29(火) 00 48 45.31 ID d797MCi00 思いつきで遊び(手伝い?)に来た裕美。 行く先々で何かしらの騒動を引き起こす彼女に連れられ、街に繰出す不安一杯の二人。 そこで巻き起こる騒動とはいったいっ!? 次回!『これって兄妹(兄弟)?』 第4話 ショッキング・ショッピング 「私にどーんと任せなさいっ!!」 「際限無く不安だな」 「ど、どうしよっ!?ヒロにぃ!!」 「どーしようもないだろ?諦めろ、もうどうにもならんっ!」 「うわーん!」 「さーて、なにしよっかなー?」 第4話『ショッキング・ショッピング』
https://w.atwiki.jp/hiyo-24/pages/18.html
**メガロポリスの救世主 人物紹介** カシオ ベイルウッド 「お前の道だ。お前が決めろ!!」 性別:男 一人称:俺 身長:162cm 血液型:O型 職業・役割:男娼 在住地:労働階級区域 A6th(エリアシクス) 趣味・特技:読書・貴金属の目利き・スリ・暗記 好きなもの:家族や友人・本 嫌いなもの:貴族・研究施設 目の色:鳶色■髪の色:栗色■ 労働階級地域(通称:下層)の廃教会に住む青年。 しっかり者で面倒見がよく世話焼きなリーダー的存在。A6thの娼館『胡蝶の夢』で男娼として働きながら、共同生活を送る仲間“路地裏兄妹”を養っている。古の物語や伝承に詳しいことから、娼館では『千の物語を語る者(シェヘラザード)』という二つ名で呼ばれ、たった数年で娼館内でも一二を争う人気株に上り詰めた。美しく話し上手で床上手との呼び声高く、身請けの申し出が後を絶たないが、どんなに良い話も常に断り続けている。 『下層狩り』で両親を失い、ストリートチルドレンをしていた過去があり、初対面の相手に対して警戒心が強い。 しかし、ひとたび心を許した相手には自分の感情を素直に表現し、持ち前の明るさと愛嬌で親しくなる。 娼夫の仕事を嫌ってはいるが、仲間の生活を守るためには仕方ないと割り切って働いている。 とある目的で研究施設へ潜入した際に何故か、侵入者であるはずの自分を助け、その後も何かと気にかけてくれる茨漣に疑いを抱きながらも、次第に興味を持っていく。 茨漣 エバーグリン 凪(しれん えばーぐりん なぎ) 「お前にもう一度会った時、恥ずかしくない“人間”になりたかったんだ・・・」 性別:男一人称:俺身長:178cm血液型:A型職業・役割:研究施設長直属 特殊部隊『エレメンツ』隊員在住地:研究施設 警備隊居住区趣味・特技:読書・水に関するものを操る好きなもの:本・円・榎漣・カシオ嫌いなもの:凪博士・研究施設・仕事・早起き目の色:コバルトブルー ■髪の色:ホリゾンブルー ■ 研究施設長直属の特殊部隊“エレメンツ”に所属している青年。 同じエレメンツメンバーの榎漣とは双子の姉弟。お互いになくてはならない半身として依存しあっている部分が多い。 『世界再生計画(エレメンツプロジェクト)』の被験者として、生後まもなく遺伝子操作を受け、水に関するものを自在に操る能力を持った。 しかし、その副作用により視力が極度に低下し、幼少時代から眼鏡で視力を補っている。 直属の上司は研究施設長(グレゴリー)だが、その主な任務は警備隊の要請を受け、政府と敵対するレジスタンスを掃討すること。 その圧倒的な破壊力で敵を殲滅することから“人間兵器”“水の魔物”等と呼ばれ、敵味方問わず恐れられている。 幼い頃から研究施設で箱入りに育ったためか、どこか浮世離れしているところがあり、生来の気質も相まってやや感情表現が苦手で口べた。人見知りも激しめ。 その為、一見すると何を考えているのかいまいち分かりにくく、風評もあいまって他人からは不気味がられている。 本という媒体が好きなので、読み物などからの知識は豊富だが割と生活の知恵的なことには疎く、微妙に世間知らず。 でも、覚えたことは大抵一度でこなせる器用貧乏。 幼い頃にカシオと面識があるらしく、研究施設に潜入してきた彼を助けたことで再び繋がりを持つようになる。 幼なじみのシグからは、毎日熱烈に愛を囁かれているが、基本的には鬱陶しいと一蹴。(でも、別に嫌いとかそういうわけではない) 円とは、親子のような年の離れた姉弟のような関係にあり、大抵いつも一緒にいる。 榎漣 エバーグリン 凪(えれん えばーぐりん なぎ) 「あたしが信じたいものを信じて何が悪いって言うのよ!」 性別:女一人称:あたし身長:157cm血液型:B型職業・役割:研究施設長直属 特殊部隊『エレメンツ』隊員在住地:研究施設 警備隊居住区趣味・特技:体を動かすこと・火に関するものを操る好きなもの:茨漣・円・アンネマリー・料理・自由嫌いなもの:束縛・ノーラ・仕事目の色:カーマイン ■髪の色:コーラルピンク ■ 研究施設直属の特殊部隊“エレメンツ”に所属している少女。 同じエレメンツメンバーの茨漣とは双子の姉弟。お互いになくてはならない半身として依存しあっている部分が多い。 『世界再生計画(エレメンツプロジェクト)』の被験者として、生後まもなく遺伝子操作を受け、火に関するものを自在に操る能力を持った。 茨漣と同じくレジスタンスの掃討任務に駆り出されることが多く、その圧倒的な破壊力で敵を殲滅することから“人間兵器”“炎の魔女”等と呼ばれ、敵味方問わず恐れられている。 性格は茨漣とは対照的に、明るく快活で天真爛漫。 ただ、やや自由すぎて他者をかえりみない傾向にあるのが欠点。 かつては幼なじみのノーラを実姉のように慕っていたが、とある事件をきっかけに、彼女を極端に遠ざけるようになり、現在では過剰なほどに毛嫌いしている。 任務で来ていた下層で出会ったゼロの、明るく快活な性格に惹かれ、淡い恋心を抱いている。 細かいことが苦手で、料理や裁縫など家庭的なことをする機会があまりなかったのと、不器用な気質も相まって家事は苦手だが、本人はやる気満々。 茨漣と同じく箱入りなで世間知らずなのは同じだが、読み物にも興味がないため、常識すらちょっと危うい。 考え方や感情のコントロール能力が年の割に少々幼く、その身に持つ属性からの影響も相まって怒りや悲しみ不安に対しての感情制御が苦手。 ゼロ コーレン 「困ってる女の子見たら、助けたくなるのが性分なんでね。」 性別:男一人称:俺身長:180cm血液型:O型職業・役割:工場労働者在住地:労働階級地域 A7th(エリアセブンス)趣味・特技:運動・人の世話を焼く好きなもの:家族や友人・人助け・仕事・にぎやかな雰囲気嫌いなもの:静かな場所・勉強・研究施設・堕落した貴族目の色:ターコイズブルー ■髪の色:カナリア ■ カシオの親友で、“路地裏兄妹”の一員。 明るくこざっぱりした快活な性格で、誰からも頼りにされる兄貴分気質。責任感が強く、しっかり者で割と要領がいい。正義感が強く根が真面目なので、仲間内からの信頼も厚く、そこかしこで人助け(特に対女の子)をしては感謝されている。 『下層狩り』で母親を連れ去られて以来、生きるために盗みでその日の糧を得ていた生活の中で、偶然カシオと出会いつるむようになり、今ではお互いにもっと信頼できる親友になった。 カシオと共に彼の義兄(レオ)に救われてからは、彼の庇護のもと教会で暮らしていたが、彼が亡くなってからは家族の生活を助ける為に住み込みの可能な工場地区へ出稼ぎに出ている。 ひょんなことから出会った榎漣と関わりを持つ内に、少しずつ彼女のことが気になりはじめる。 いつも前向き思考。その明るさでカシオや仲間、そして榎漣を和ませ元気づける。 カシオに習って簡単な文字の読み書きと計算は出来るが、読み物よりも体を動かすことの方が好き。 シグ ベルモット 「そこに“僕”の幸せはあるの?」 性別:男一人称:僕身長:180cm血液型:O型職業・役割:研究施設長直属 特殊部隊『エレメンツ』隊員在住地:研究施設 警備隊居住区趣味・特技:風や空気を操る好きなもの:エレメンツメンバー嫌いなもの:茨漣が気にかける人物(榎漣・ノーラは除く)・人間目の色:シャトルーズグリーン■髪の色:鶸色■ 研究施設長直属の特殊部隊“エレメンツ”に所属している青年。 同じエレメンツメンバーのノーラとは双子の兄妹。表向き凪姉弟ほど依存はしていないように見えるが、内面では依存しあっている部分が強い。 『世界再生計画(エレメンツプロジェクト)』の被験者として、生後まもなく遺伝子操作を受け、風に関するものを自在に操る能力を持った。 凪姉弟と同様、レジスタンスの掃討任務に駆り出されることが多く、その圧倒的な破壊力で敵を殲滅することから“人間兵器”“風の魔物”等と呼ばれ、敵味方問わず恐れられている。 幼なじみの茨漣に対して、友愛を超えた恋愛感情を抱いており、熱烈なアプローチを続けている。 茨漣からは鬱陶しいと一蹴されるのが常だが、今はとりあえず彼が他の人間に関心を持たなければよしと思っている。 自分たちを蔑みながらも良いように利用する人間を憎悪しているため、人を殺すことに何の罪悪感も抱かず、敵味方問わず容赦ない殺し方をする。 エレメンツ以外の人間は存在価値のないものだと思っており、上司だろうが市長だろうが関係なく小馬鹿にした態度をとる。 常に笑顔で飄々とした態度を見せ、手の内を他人に悟らせない。 茨漣が慌てて飛んできてくれるので榎漣をからかって遊ぶことが特に好きで、榎漣の姿を見つけてはちょっかいをかけている。 エレメンツ内では一応年長者ということもあり、意外とムードメーカーにして調整役。
https://w.atwiki.jp/monass/pages/432.html
https://w.atwiki.jp/anison-rap/pages/151.html
【曲名】 真夜中救世主~ミッドナイトサルヴァトーレ~ 【アーティスト】 翼と一 (鈴木達央, 小野大輔) 【歌詞】 【作詞】 岩崎大介 【作曲】 Mark Ishikawa 【編曲】 Mark Ishikawa 【作品】 VitaminX Evolution 【メディア】 ニンテンドーDS用恋愛アドベンチャーゲーム 【テーマ】 OP主題歌 【初出】 2008年 【備考】 上記動画には出てきませんが、2番サビ後にラップがあります。
https://w.atwiki.jp/shinmegamitensei2/pages/43.html
トップ|基本|悪魔|マップ|シナリオ |その他 救世主育成方針 『真・女神転生2』ではレベルアップしたときに成長させたいアビリティを自由に決めることができる。だからといって何も考えず上げていっているようでは、次なる時代の担い手となるメシアにはなれないだろう。また、あなたのアビリティがある一定の数値以上でないと、ゲームの進行に支障が出る部分もいくつかある点に注意したい。 成長の方向性 『真・女神転生2』のキャラクター育成において重要なのは、キャラクターごとに明確な育成方針を決めて、アビリティを振り分けていくことだ。何もここに書いてあることをそのまま実行せよ、というわけではないが、人類の行く末を賭けた戦いに挑まざるを得なくなるあなたのことだ、少しでも有利に進められるよう、参考にしてほしい。 まずアレフ(=あなた)についてだが、アレフは魔法が使えない。となると、当然、力や速さを優先的に上げたいところではある。しかし先述したように、特定のアビリティを上げないとどうしてもストーリーが進まない場面があるため、他のアビリティを軽視するわけにもいかないのが実情だ。 具体的には知恵が10、魔力が10、ゲームの進行上どうしても必要となる(ただし、装備品や酒、宝石のボーナスを含んで越えればいいため、必ずしもこの数値まで上げる必要はない)。したがって、ゲームの中盤にさしかかった頃までには、知恵と魔力を調整しておくといいだろう。仮にそうでなくとも知恵は悪魔との会話に影響を及ぼすので、上げておくことにこしたことはない。 またエキストラダンジョンである金剛神界については、属性ごとにチェックされるアビリティが違う。この金剛神界でのアビリティチェックは装備品などのボーナスをのぞいた“素の数値”がチェック対象となる。いずれもかなりの数値を必要とするので、序盤のうちから計画的に上げていくことが重要だろう。手に入れた香も、基本的にはアレフにつぎ込んでいくことが望ましい。同じく金剛神界の魔人が出現する部屋では、入室に運が25必要となる。属性がニュートラルの場合はともかく、ロウとカオスのときはさらに条件が厳しいものになる。 ゲーム進行に必要なアビリティ 必要とされる場所 必要とされるアビリティ ホーリータウンディスコ 魔力10(ボーナス補正含む) ファクトリー監視塔 知恵10(ボーナス補正含む) 金剛神界 南の扉 運1(自動的に条件クリア) 金剛神界 魔人の部屋 運25(ボーナス補正は除く) EXダンジョンLAW 金剛神界:魔力25(ボーナス補正は除く) 旧東京タワー:速さ30(ボーナス補正は除く) EXダンジョンNEUTRAL 金剛神界:知恵25(ボーナス補正は除く) 旧皇居:運30(ボーナス補正は除く) EXダンジョンCHAOS 金剛神界:体力25(ボーナス補正は除く) 旧市ヶ谷:力30(ボーナス補正は除く) ヒロコの最大の特徴は、なんといっても魔法を使えること。しかしその分HPが低い。ヒロコは回復魔法から攻撃魔法、特殊な魔法までバランスよく習得していくが、特に重要なのが移動を快適にするエストマやトラポートといった魔法。これらの魔法を早めに習得すべく、まず序盤から中盤にかけては、知恵と魔力を優先的に上げていった方がいいだろう。 後半戦にさしかかってからは、敵の攻撃もかなり強烈なものになるため(特にボス)、力や体力を重点的に上げ、タフさを身に付けさせるといい。そうしないと、ボスの連続攻撃に耐えることができなくなってしまう恐れがある。魔法は仲魔に任せ、戦士として育てることに重点を置くのもひとつの手だ。 ヒロコの初期ステータス タイプ HP / MP 力 知恵 魔力 体力 速さ 運 習得魔法 A HP59 / MP48 6 8 8 7 7 6 メディアまで B HP63 / MP42 7 7 7 7 7 7 メディアまで C HP48 / MP53 5 9 9 5 5 9 メディアまで D HP78 / MP34 9 5 6 9 9 4 ドルミナーまで ヒロコの初期ステータスは4タイプの中からランダムで選び出される。レベルは18で固定され、アビリティ合計数はどれも同じだ。初期ステータスの違いでゲーム進行に有利・不利がでるようなものではないので、特に気にする必要はないだろう。 はっきり言ってしまうと、ベスとヒロコは能力的には違いがない。習得できる魔法も同じだ。違うのは人格と見た目だけ。したがって、基本的に育てる方針ははヒロコと同じ方針でいい。そもそもゲームが中盤に入るところでパーティーから外れてしまうので、適当に育てていても特に問題はない。 また初期ステータスはヒロコと同様、4タイプの中からランダムで決定する。レベルは24で固定されている。Cタイプのみ、なぜか他のタイプよりアビリティの合計値が2ポイント高い。 タイプ HP / MP 力 知恵 魔力 体力 速さ 運 習得魔法 A HP95 / MP56 9 9 6 8 7 9 ジオンガまで B HP90 / MP60 8 8 8 8 8 8 ポズムディまで C HP70 / MP81 6 10 12 6 8 8 ポズムディまで D HP125 / MP42 12 6 5 11 10 4 ジオンガまで 習得魔法 ヒロコとベスが魔法を習得する法則は共通で、“(レベル×2+知恵+魔力)÷8”の計算式で算出される分だけ、下の表の順番で魔法を習得していく。魔法を早く習得したいのであれば、レベルアップ時に知恵と魔力を重点的に伸ばしていく方がいいのだが、それでは後半戦でスタミナ不足に陥りがちだ。このゲームでは攻撃魔法がまったく役に立たないので、トラポートまで習得してしまったら、あとは力や速さなどのアビリティを重点的に上げていった方がいい。 ヒロコ・ベスの習得魔法 【1】マッパー 【9】マカジャマ 【17】トラポート 【2】ディア 【10】ディアラマ 【18】テトラジャ 【3】ジオ 【11】マハジオ 【19】マハジオンガ 【4】パトラ 【12】パララディ 【20】トラエスト 【5】ドルミナー 【13】マリンカリン 【21】リカーム 【6】メディア 【14】ディアラハン 【22】メギド 【7】ジオンガ 【15】エストマ 【23】リカームドラ 【8】ポズムディ 【16】マハンマ 【24】ネクロマ 上へ
https://w.atwiki.jp/sfthsummary/pages/902.html
627 名前:砂漠の救世主[] 投稿日:02/10/02(水) 22 16 ウエ~ップ目をやられちまったい。 第二回 SF要約選手権
https://w.atwiki.jp/chaos-tcg/pages/1985.html
"A-01部隊""衛士"人類の救世主「白銀 武」 読み:"A-01ぶたい""えいし"じんるいのきゅうせいしゅ「しろがね たける」 カテゴリー:Chara/男性 作品:マブラヴ オルタネイティヴ 属性:光 ATK:3(+2) DEF:4(+1) 【登場】〔自分のキャラ1体を【表】から【裏】にする〕 『相手選択』『先制攻撃』 オレは世界を変えるんだッ! もう誰も失いたくないんだッ!! illust:âge ag-052 C 収録:ブースターパック 「OS:アージュ1.00」
https://w.atwiki.jp/swk_tkys2/pages/29.html
・クリック推奨(別窓開きます) ページ内で使用している画像は検証が目的であり、著作権を侵害する意図は一切ありません。 権利者の方から削除の要請があった場合は削除いたしますのでwiki管理人にご連絡ください。 [トレス疑惑] なんでお前が救世主!? 第四章(59P)挿絵(ミカエル)/商用サイト
https://w.atwiki.jp/swk_tkys/pages/33.html
・クリック推奨(別窓開きます) ページ内で使用している画像は検証が目的であり、著作権を侵害する意図は一切ありません。 権利者の方から削除の要請があった場合は削除いたしますのでwiki管理人にご連絡ください。 [トレス疑惑] なんでお前が救世主!? 第四章(59P)挿絵(ミカエル)/商用サイト