約 137,357 件
https://w.atwiki.jp/tes5/pages/88.html
デイドラクエスト デイドラとは、定命の者が住む次元ムンダスの創造に参加しなかった神々で、オブリビオンと呼ばれる異次元に割拠している。 エイドラと違い、程度の差こそあれ人間の世界に頻繁に干渉し鑑賞することを好む。 旧作から引き続きプレイヤーにも絡んでくるため、個々の性格や実態等の情報がエイドラに比べ圧倒的に多いのも特徴。 勇者・忠義者・反骨者問わず、気に入った者には褒美や恩恵を与える反面、暇潰しに人々の運命を弄び残酷な目に合わせることもしばしば。 その割には自らの足を掬われる事例も散見されるが、それすらもまた彼らの掌の上の出来事なのかもしれない。 基本的には邪悪な神々ばかりなのだが、中にはメリディアのように非常に強い正義感を持つ者も存在する。 デイドラクエストの概ねの特徴としては、ゲーム的にも精神的にも難度の高いクエストが多いこと、 報酬としてデイドラアーティファクトという強力な付呪やパワーを有するアイテムが入手できることの2点が挙げられる。 ただしデイドラアーティファクトは汎用性の面では難のあるものが多いため、ややニッチなロールプレイをしたいプレイヤー向けかもしれない。 進め方によって結果が分岐し、クエスト報酬が二者択一になる場合が多い。 必要Lvなし死の体験/ナミラ 月明かりに照らされて/ハーシーン 乱心/シェオゴラス 恐怖の館/モラグ・バル 黒き星/アズラ 目覚めの悪夢/ヴァーミルナ 必要Lvあり呪われた部族/マラキャス デイドラの親友/クラヴィカス・ヴァイル 唯一の治療法/ペライト 夜明け/メリディア 思い出の夜/サングイン 霊魂の確認/ハルメアス・モラ 過去の断片/メエルーンズ・デイゴン 囁きの扉/メファーラ ボエシアの呼び声/ボエシア 実績/トロフィー「オブリビオン・ウォーカー」 必要Lvなし 死の体験/ナミラ 概要 廃滅の女公ナミラの崇拝に参加し、エオラが死肉の食事をする計画を手伝う。 要求Lv 発生条件 マルカルスのアンダーストーン砦にいるヴェルラス修道士と話す 報酬 ヴェルラスを殺した場合:ナミラの指輪、エオラが従者になってくれるようになるヴェルラスを生かした場合:ゴールドLV1-9 = 500GLV10-19 = 750GLV20-29 = 1000GLV30-39 = 1250GLV40~ = 1500G 目的 (死者の間についてヴェルラスと話す) (死者の間を調べる) (ヴェルラスに死者の間は安全だと伝える) リーチクリフ洞窟からドラウグルを一掃する エオラと話す ついて来るようヴェルラスを説得する ヴェルラスをナミラの祠へ案内する ヴェルラスを殺す ヴェルラスで晩餐をひらく 補足 本クエストはマルカルスのその他クエスト「死者の間で起こっている事件の真相を突き止める」の進行に伴い開始される。 宿屋のクレップルに噂を聞くと“死者の間についてヴェルラスと話す”が発生。 アンダーストーン砦にいるヴェルラス修道士と話す。説得・賄賂・威圧のいずれかで情報を聞き出し、死者の間で起こっている事件の真相を突き止める。 死者の間に入り、女性の語り声が聞こえた後、声の主エオラが出現。ナミラ信者になるよう勧誘してくる。上から1、2番目の選択肢を選ぶと「死の体験」が開始。ヴェルラスに死者の間が安全であることを伝えた後、引き続きクエストが進行する。一見勧誘を断る選択肢に見えても、3番目のものを選ばなければクエスト失敗にならないので、善人RPの場合は注意。 「死の体験」進行中にエオラを殺す、最後でヴェルラスを助ける等、失敗する方法が他に無いわけではない。 3番目の選択肢を選び、エオラを殺すと「死の体験」は失敗となる。ヴェルラスに死者の間が安全であることを伝えるとクリア。エオラを殺しても殺害人数にはカウントされない。 エオラの企みに協力し、ナミラの祠「リーチクリフ洞窟」に蔓延るドラウグルを一掃する。洞窟内部へはエオラと同行することも出来るが、死亡するとクエスト失敗となる。シャウトの誤爆や従者との仲間割れに注意。 リーチクリフ洞窟、宝箱がある小部屋の棚にスキル書籍「オブリビオンの扉」 最奥でドラウグルを一掃し、エオラと話した後、ナミラ入信を祝う晩餐の獲物として、ヴェルラスを洞窟に連れて来る。最奥から1つ手前の部屋の西側にショートカット用の通路が開くので、そこから外に出ると良い。 ヴェルラスを連れて来る際、説得・賄賂・威圧の選択肢があるが、ここでの威圧成功率は0%に設定されている。説得も難しいため、エオラに言われた通り賄賂を渡すのが手っ取り早い。そのための軍資金も少し貰える。 祭壇に誘導され、横たわるヴェルラスの生死を選択する。ヴェルラスを殺した場合彼の死肉を食べ、廃滅の女公ナミラから「ナミラの指輪」を入手するとクリア。 賄賂を渡していた場合、渡したゴールドを死体から取り戻すことが出来る。 クリア後ヴェルラスの死体が消失するタイミングでリスベット、ホグニ、バニングはマルカルスへ帰る模様。但し、ヴェルラスの死体に防腐剤を入れた場合死体が消失しないため、エオラを一度従者として連れ出さない限り彼らは晩餐会場にずっと居座り続けてしまう。その間は彼らと取引出来なくなる。一度エオラを連れ出せば彼らはマルカルスへ帰るが、ヴェルラスの死体は残っている。因みにホグニとバニングは晩餐会場に居座らせておけば吸血鬼の襲撃でやられるリスクはなくなる。 ヴェルラスを生かし、エオラを殺した場合「死の体験」は失敗となる。その場にいるナミラ信者達を全滅させると、お礼にヴェルラスからレベルに応じたゴールドが貰える。 「ダンジョンからリスベットの積荷を取り戻す」クリア済みの場合、リスベットの死体からディベラ像を入手出来るが、取ってしまうとクエスト属性が付いており、捨てられないので注意。 クリア後、関連した「ランダムイベント」がある。 取得アイテム ナミラの指輪:スタミナが50ポイント増加する。血を吸うと、体力と体力治癒の速度が増加する。分類:指輪 防御:0 重量:0.3 金額:870 備考:吸血行為は犯罪にあたるので注意。 バグ 死者の間でエオラを殺すと、マルカルスのナミラ信者達との会話でナミラの話題が出るバグがある。(NPCの反応がクエストをクリアした時と同じになる) ヴェルラスには死者の間は安全だと伝えた後でも、宿屋のクレップルに噂を聞いた際に「死者の間についてヴェルラスと話す」が発生することがある。 従者エオラはボイス設定に手違いがあったらしく、荷物交換や帰還指示の際ボイスが別のキャストのものになる。 月明かりに照らされて/ハーシーン 概要 少女を惨殺した流れ者の男、シンディングに事件の真相を尋ねる 要求Lv なし 発生条件 マシエス、またはファルクリース監獄にいるシンディングと話す 報酬 シンディング殺害ルート:救世主の皮鎧 シンディング生存ルート:ハーシーンの指輪 バグにより、両方取得可能 目的 (オプション)マシエスと話す シンディングと話す 巨大な野獣を倒す 狩りを開始する 狩りに加わる 分岐1:シンディング殺害ルート シンディングを殺す シンディングの皮を剥ぐ ハーシーンと話す 分岐2:シンディング生存ルート 狩人を倒す シンディングと話す 補足 マシエスと話すと"シンディングと話す"が発生。ファルクリース監獄にいるシンディングと話すとクエスト開始。マシエスとシンディング、どちらに話してクエストを開始しても問題ない。 ファルクリース監獄に入る前にセーブ推奨、理由は下記バグ。シンディングから「呪われたハーシーンの指輪」を渡される。「呪われたハーシーンの指輪」:装備者はランダムのタイミングで人狼化する(要野獣形態)同胞団クエスト「シルバーハンド」で「野獣形態」を獲得していない場合は、ただの効果のない指輪になる。 クエストクリア後まで、呪われたハーシーンの指輪は外れない。が、何らかのクエストやタイミングで普通に外れてしまう事もある。 「巨大な野獣」の位置はマーカーを参考に。 ハーシーンへの奉仕のため、ブローテッド・マンの洞窟へ向かう。ここでシンディングを生かすか殺すかを選択する。シンディング生存ルートの場合、シンディングはクリア後まで不死になる。誤って攻撃をシンディングに当てる等で敵対してしまった場合、シンディングを倒すことはできないので、1回洞窟から出ること。(敵対が解除される) どういう訳か「治癒の手」等でシンディングを回復させる行為も攻撃とみなされてしまうので注意。 狩人を全員倒し、シンディングと話した時点でクリアとなる。ただし、「ハーシーンの指輪」が手に入るのは洞窟を出た後。 シンディング殺害ルートの場合、シンディングと一対一の戦闘になる。(狩人は全員シンディングに殺される)どうしても倒せない場合、段差の上に乗ることでシンディングの攻撃が一切届かなくなる。後は遠距離攻撃で。 シンディングを倒した後、皮を剥ぎ、ハーシーンから「救世主の皮鎧」を貰うとクリア。 クエストクリア後、ブローテッド・マンの洞窟がリスポーンするまではシンディング以外の敵が出現しなくなる。リスポーン後、スプリガンやクマ等が出現。 シンディング生存ルートでクリアした場合、シンディングがファルクリース・ホワイトラン地域に出現する場合がある。(友好的なまま) 取得アイテム ハーシーンの指輪:ウェアウルフに関する追加情報を提供する分類 指輪 防御 0 重量 0.3 金額 400 備考 誤訳のせいで効果が分かりにくいが、人狼化の回数制限がなくなる。人狼化の詳細は人狼化参照 救世主の皮鎧:魔法耐性が15%増加する。毒耐性が50%増加する分類:軽装鎧 重量:6 金額:2,679 備考:魔法耐性上昇の付呪は自作だと首飾り、指輪、盾にしかできない バグ 牢屋でシンディングと話そうとしても、シンディングが近づいて来ず、話せなくなることがある。部屋を出入りすることで進行出来るようになる。 シンディングが壁を登り損ねる等脱獄に失敗し、その場に立ち尽くしたまま進行不能になることがある。 牢屋でシンディングと話した後、彼の脱獄を見届けず監獄を出ると以後のNPCの挙動がおかしくなるバグあり。 原因は不明だが、バグあり。「呪われたハーシーンの指輪」がクリア後も外れなくなることがある。解決策その1 ブローテッド・マンの洞窟侵入前のデータをロードし、シンディング殺害ルートでクリアすることでバグを回避できる。 解決策その2 シンディング生存ルートでクリア後、宝箱や狩人の死体に入れる等、指輪を1回手放してから取り戻すことで、以後自由に装備可能なことを確認済み。(パッチ1.9) ブローテッド・マンの洞窟にはユニーク武器「ボラーの忠誠剣」があるが、クエスト中のダンジョンの内部構成変更に伴いボラーの忠誠剣が消えてしまい取得不能となる。シンディング生存ルートの場合、変更されたダンジョン構成は元に戻らないので、剣を取得したい場合はクエスト発生前に取得しておくこと。 シンディング殺害ルートの場合、シンディングを殺してから30日遠く離れた場所で待機することでダンジョン構成が元に戻り、剣を取得することが出来る。 シンディング生存ルートでクリア後、暫くすると洞窟に2人目のシンディング(ウェアウルフ)がリスポンすることがある。 シンディングを殺害した場合、死体は残り続けるが後でファルクリース監獄に行くとなぜか最初にシンディングがいた牢屋の中にブローテッド・マンの洞窟にある筈の死体がそこにある。 ハーシーンの指輪と救世主の皮鎧は、それぞれがデイドラの秘宝としてカウントされる。「目覚めの悪夢」「デイドラの親友」等で、デイドラの秘宝を入手せずに該当クエストをクリアした場合でも、「オブリビオンウォーカー」のトロフィー/実績解除が可能となる。 余談 報酬を両方手に入れたい場合 ※自己責任で シンディング生存ルートで一旦クリアする ブローテッド・マンの洞窟を出る(「ハーシーンの指輪」取得) ブローテッド・マンの洞窟に入る シンディングを殺す シンディングの皮を剥ぐ ハーシーンと話す(「救世主の皮鎧」取得) 呪われたハーシーンの指輪を手元に残したままクリアする方法 シンディング生存ルートでクリアする 洞窟を出る前に呪われたハーシーンの指輪を宝箱などに入れる(洞窟内、E方向の池の底に宝箱あり) 洞窟を出る(「ハーシーンの指輪」取得) 宝箱から呪われたハーシーンの指輪を回収する 上記の報酬両方取得バグも併用すれば「ハーシーンの指輪」「呪われたハーシーンの指輪」「救世主の皮鎧」を全て取得可能。 乱心/シェオゴラス 概要 シェオゴラスの心の友であるペラギウスの心の中に入り、ペラギウスを真人間に戻す 要求Lv なし 発生条件 ソリチュードのデルヴェニンと話す 報酬 ワバジャック上等な服一式 目的 ペラギウスの羽に入る手段を見つける 鍵を使ってペラギウスの羽に入る ペラギウスの羽の中でデルヴェニンの主人を探す ワバジャックを使ってペラギウスの心から脱出する 補足 デルヴェニンはソリチュードの吟遊詩人大学周辺にいる クエスト開始時に「ペラギウスの寛骨」を入手。 「ペラギウスの羽の鍵」は、ウナ、エルディからもらえる。ファルクからのクエストを2つクリアしている場合、ファルクからも入手可能ペラギウスの羽、2階の廊下を移動していると、自動的にペラギウスの心の中に移動させられる 装備が自動的に「上等な服」「上等な帽子」「上等なブーツ」に変えられる。シェオゴラスと話すと「ワバジャック」が追加。 自信:南東のゲートを進んだ先ワバジャックをそれぞれに2回ずつかけ「自信」を大男に、「怒り」を小男に変える ただしワバジャックを2回使った時点で「自信喪失」が出現し、彼らに殴られると「自信」が収縮してしまう 手早く先に「怒り」に2回かけ、次に「自信」に2回かける宇宙船レッド・ドワーフ号第5話「本当の自分はどっちだ」のパロディー 恐ろしい夜:北東のゲートを進んだ先ベッドに横たわっている「苦しみのペラギウス」にワバジャックをかける 恐ろしいもの(オオカミ、山賊長、魔女、炎の精霊、ドラゴン・プリースト)が出現するので、ワバジャックをかけ無害にする 以降再び「苦しみのペラギウス」にワバジャックをかけ、恐ろしいものを呼び出すのを繰り返す 3つの中では唯一敵の攻撃で死ぬ可能性があるので注意 偏執症:北西のゲートを進んだ先玉座に座っている騎士にワバジャックをかける。闘技場の精霊はブラフ シェオゴラスと話してペラギウスの羽に戻った時点でクエストクリアとなる戻ってくると廊下の先へ行くことが出来る。廊下の先の階段を下った部屋にスキル書籍「盗賊の台頭」 このクエストを開始後、関連した「ランダムイベント」がある 取得アイテム ワバジャック:ワバジャックが爆発を起こし、予測不能の効果を与える分類:杖 ダメージ:27(補正前) 重量:10 金額:1,565 チャージ: 備考:ダメージ(炎、雷撃、冷気)、即死、変身(マッドクラブ、ドレモラ・キンヴァール、ウサギ)、透明化のいずれかの効果を与える 恐怖の館/モラグ・バル 概要 モラグ・バルの祭壇を汚したボエシアの司祭を誘き寄せ祭壇を浄化する 要求Lv なし 発生条件 マルカルスの宿屋「シルバーブラッド」で噂を聞くマルカルスの番人ティラヌスに話しかけられる 報酬 目的 廃屋について魔女狩人と話す 廃屋を探す 報酬を手に入れる ボエシアの司祭を探す ログロルフを解放する 廃屋に行く ログロルフを服従させる ログロルフを殺す モラグ・バルと話す 補足 番人ティラヌスは「フォースウォーンの陰謀」の市場襲撃イベントが発生した後、1度ロード扉を介すると廃屋の前に出現する。 ログロルフの場所はブロークン・タワー要塞、ブルカズリープ要塞、ディープウッド要塞、ドルアダッチ要塞、ハグロック要塞、赤鷲要塞のいずれかのフォースウォーンの野営地にいる。既に指定された場所をクリアしている場合でも問題ない。ブロークン・タワー要塞が指定され、かつ「ディベラの心臓」進行中の場合、檻の中にフョトラとログロルフの2人が囚われている光景を見る事ができる。クエスト進行は問題ない。 ログロルフが罠にかかった後、ジャーナルが更新されるまでログロルフを殺し続ける。難易度を高く設定していて、かつ片手武器スキルを育てていない場合、ダメージが低すぎてなかなか殺せないことがある。さっさとクリアしたいなら従者に援護してもらい、逆にスキル上げに利用したいのなら延々殴り続けてもいい。 Lv30になると廃屋の最初の部屋を出た廊下にある棚の下に「ボエシアの証明」が出現する。(クエストクリア後でも出現する) 取得アイテム モラグ・バルのメイス:25ポイントのスタミナダメージを与える。25ポイントのマジカダメージを与える。3秒以内に対象が死んだ場合、魂石が満たされる分類:メイス ダメージ:16(補正前) 重量:18 金額:1,257 チャージ: 備考: 余談 ログロルフを殺す際、一旦廃屋を出て自宅の武器棚に錆びたメイスを掛けてから廃屋に戻りクエストを進めるとクエスト完了後にモラグ・バルのメイスと錆びたメイスの両方の取得が可能。(普通にクエストを進めていると錆びたメイスがモラグ・バルのメイスに変化してしまうため錆びたメイスを手元に残せない。) ログロルフの死体に防腐剤を入れて30日以上保管出来たことを確認済だが、そもそも死の従徒(儀式の石碑)が効かないためストックする意味はない。 黒き星/アズラ 概要 メイリン・ヴァレンの魔術により壊れてしまったアズラの星を回収し修復する。 要求Lv なし 発生条件 アズラの祠にいるアラネア・イエニスと話す 報酬 星をアラネアのところに持っていった場合:アズラの星、アラネアが従者になってくれるようになる 星をネラカーのところに持っていった場合:黒き星 目的 アズラの祠へ行く アラネアから聞いた預言に出てくるエルフの付呪師を見つける ネラカーと話す アズラの星を見つける 星をアラネアのところに持っていく/星をネラカーのところに持っていく アズラに話しかける/(ネラカー側はなし) 星に入る準備ができたとアズラに伝える/星に入る準備ができたとネラカーに伝える メイリン・ヴァレンの魂を破壊する 補足 各地の宿屋で噂を聞くと“アズラの祠へ行く”が発生。アズラの祠にいるアラネアと話すと開始。ランダムイベントで出会う巡礼者ファルドラスに話を聞くと、アズラの祠の位置を教えてくれる。 暁と黄昏の女神アズラの運命に従い、ウィンターホルドで「星に詳しいエルフの付呪師」を探す。エルフの付呪師とは、宿屋フローズン・ハースにいるネラカー。住民等に尋ねることで、彼の存在を知ることが出来る。 ネラカーから説得・賄賂・威圧のいずれかで、星についての情報を聞き出す。ネラカーは話術が100でも説得出来ないようなので賄賂が手っ取り早い。 ネラカーの昔の師メイリン・ヴァレンがアズラの星の実験をしていたという。彼が最後にいた場所「イリナルタの深淵」へ向かう。イリナルタの深淵、水没したエリアの水中を潜った先の部屋の天井にスキル書籍「呼吸の水」 イリナルタの深淵、錬金器具とアルケイン付呪器がある部屋の机の上にスキル書籍「ブラックでの悲劇」 水没したイリナルタ、最初の部屋向かって左の机の上にスキル書籍「オブリビオンの扉」 壊れたアズラの星のそばに「メイリン・ヴァレンのグリモワール」 水没したイリナルタの最奥で「壊れたアズラの星」を手に入れた後、星を修復するためアラネアかネラカーのどちらかに持っていく。 アラネアに持っていった場合は「アズラの星」を、ネラカーに持っていった場合は「黒き星」を完成させるため、星に入ってメイリンの魂を浄化する。星の中でメイリン、ドレモラ×3と戦闘。かなり難度が高いので、多めに回復薬を持ち込む等準備は万全に。従者が入ってこれないので、召喚の魔法や杖で囮役を呼び出せると便利。 敵は全員魔法使いなので、精霊の石碑で魔法対策をしておくと有利に戦える。ドレモラは炎系の魔法を使うので火耐性の装備や薬を持ち込むと尚良い。 どうしても勝てない場合、メイリンの台詞を会話キャンセルで中断し、話し終わる前に先制攻撃を仕掛けると良い。シャウト「揺ぎ無き力」や麻痺等でダウンさせた後、一気に攻撃を畳み掛けると楽。 メイリンさえ倒せれば目的達成なので、ドレモラ達は倒す必要がない。が、星から脱出するまでの間は攻撃に耐える必要があるので注意。 メイリンよりもドレモラ達の方が確実に強いのでそのドレモラ達に何度もやられてしまう場合はもうターゲットをメイリン一人に絞った方が良い。会話終了後、即全速力で追いかけて二刀流や片手武器perk「クリティカルチャージ」連発(小技のページ参照)でメイリンを集中攻撃すれば案外あっけなく倒せる。しかし、その後確実にドレモラ達の挟み撃ちに合うので星から脱出までの間、薬を飲むなどして耐える必要がある。(回復魔法では間に合わないリスクがある) メイリンを撃破後暫くすると、自動的にアズラの祠(または宿屋)に戻される。アイテムの回収は計画的に。 星から脱出後、アズラから「アズラの星」またはネラカーから「黒き星」を受け取るとクリア。アラネアルートでクリアした場合、アラネアを従者に出来るようになる。 クリア後、関連した「ランダムイベント」がある。 取得アイテム アズラの星分類:その他 重量:0 金額:1,000 備考:極大魂石と同等の効果と容量。人間以外の生物に有効。使用しても壊れず再充填可能。 黒き星分類:その他 重量:0 金額:1,000 備考:黒魂石と同等の効果と容量。本来は人間にのみ有効だが、バグにより実際は生物・人間のどちらの魂も入れる事が可能。Ver1.9でも未修正。使用しても壊れず再充填可能。 バグ このクエストクリア後、宿屋で噂を聞くと発生。その他クエストに「アズラの祠へ行く」が追加され、消えなくなる。本来「アズラの祠へ行く」は本クエストの導入となるクエストであるため、再度クリアする事はできない。 目覚めの悪夢/ヴァーミルナ 概要 ドーンスターの街に蔓延している悪夢を終わらせる 要求Lv なし 発生条件 ドーンスターの宿屋「ウィンドピーク」でエランドゥルと話す 報酬 エランドゥルを殺した場合:堕落のドクロエランドゥルを殺さなかった場合:エランドゥルが従者になってくれるようになる 目的 エランドゥルを追ってナイトコーラー聖堂へ行く エランドゥルと話す エランドゥルについていく エランドゥルを追って図書館へ行く エランドゥルと話す “夢中の歩み”を探す エランドゥルと話す エランドゥルを追って研究所へ行く エランドゥルと話す ヴァーミルナの不活性薬を探す エランドゥルと話す ヴァーミルナの不活性薬を飲む ミアズマを解放する 魔法の障壁を無効にする エランドゥルと話す エランドゥルを追って堕落のドクロのところへ行く ヴェーレンとソレクを倒す エランドゥルと話す エランドゥルが障壁を取り除くまで待つ エランドゥルを殺す/儀式が終了するのを待つ 堕落のドクロを取る(エランドゥル殺害ルート) エランドゥルと話す(儀式終了ルート) 補足 レベル制限は無い物の、難易度が高いクエストなので注意。毒薬や雷撃耐性のポーションを幾つか持っていくと便利。 エランドゥルはドーンスターの宿屋「ウィンドピーク」にいる。 ナイトコーラー聖堂内にはプレイヤーとエランドゥルしか入れない。メルセルやセラーナといったクエスト中同行型NPCに関しても侵入不可能。聖堂内の敵が「ヴァーミルナのローブ」を着用。 「夢中の歩み」は図書館2階東の角の台座の上にある水色の本。クエスト終了後は売り払う事もできる。 「ヴァーミルナの不活性薬」は研究所1階の出口付近の棚にある赤黒い瓶の薬同部屋北東の錬金台の傍のテーブルにスキル書籍「虫の王マニマルコ」 夢の中では戦闘に介入できない。現実世界で障壁があった場所まで進んだら鎖を引きミアズマを解放する 現実世界に戻ったら、魂石を取って魔法障壁を取り除く現実世界に戻るとそれまで倒した敵のインベントリがなぜか復活する。 儀式中にエランドゥルを殺したか、殺さなかったかで報酬が変化する実績&トロフィー「オブリビオン・ウォーカー」を狙う場合、必ずエランドゥルを殺す事。 取得アイテム 堕落のドクロ:20ポイントのダメージ。眠っている者から夢を集めて力を得ると、50ポイントに上昇する分類:杖 ダメージ:2(補正前) 重量:10 金額:1,680 チャージ: 備考:起きている相手に対して使うと攻撃、寝ている相手に使うと吸収になる バグ エランドゥルがナイトコーラー聖堂の仕掛けを作動させないまま先に進んでしまい進行不能となることがある。原因不明。対策として、エランドゥルがナイトコーラー聖堂に入る前にセーブをしておく。 Ver1.9では修正されている模様。Ver1.9以前はこのバグに遭遇してしまいVer1.9導入後はエランドゥルがドーンスターの宿屋に戻っていたため進行が可能になった。 夢中の歩みの本を入手後、薬を飲む→ミアズマを解放、これ以降にセーブ(オートセーブ含む)するとフリーズすることがある。(Ver1.8)回避方法として、このクエスト中はセーブしない。オートセーブも全て切る。夢の中ではセーブ可能。クエスト完了後、塔をでるとセーブできるようになる。 Ver1.9では発生しない事を確認。 ヴェーレンとソレクを倒した後、エランドゥルとの会話が発生せずに詰む事がある。(Ver1.9)原因も回避方法も不明なので事前セーブ推奨。 余談 「ヴァーミルナの不活性薬」は手元に残す事が可能(以下反転・自己責任で) エランドゥルと話し不活性薬を飲むよう言われた後、聖堂から出て薬を飲む(飲んでも新しい不活性薬が追加されるので消滅しない) マーカーが外れるので後述の増殖が可能になる 従者を使ったアイテム増殖バグを用いて不活性薬を2個以上にする ナイトコーラー聖堂に戻りクエストを進行させる 必要Lvあり 呪われた部族/マラキャス 概要 オークの部族に協力し、マラキャスの祠を取り戻す 要求Lv 9 発生条件 ラーガシュブールに到着する 報酬 ヴォレンドラング 目的 トロールの脂肪とデイドラの心臓をアタブのところへ持っていく アタブの儀式を見る ヤマーズと話す ファロウストーン洞窟でヤマーズに会う ヤマーズを守る シャグロルのハンマーをラーガシュブールへ持ち帰る ラーガシュブールの祠の上にシャグロルのハンマーを置く 補足 ラーガシュブールはリフテンの西。湖の南方面にある。 Lv9以上になってから、最初に訪れた際に、巨人が入口付近でオークを襲っている。この際に、クエストクリア後に従者候補となるユーゴーが死亡することが多々ある。 最初は名無しオーク三人が巨人と戦闘しており、その三人が壊滅した後or一定時間経過でユーゴーが突撃する模様。名無しオークは生き残るとちゃんとラーガシュブール内に住み着くが、襲撃が再発生した際巨人の目の前にいるようになっているらしく、以後も守るのは困難。 近くを通るだけでも襲撃が発生するので、クエストをやる予定で無い時は迂回推奨。 ユーゴーを死亡させたくない人は訪れる前に離れた場所でセーブしておく。ただ、全力で駆けつけても間に合わないことも多い。旋風の疾走や時間減速を駆使するなど工夫が必要。到着後は巨人の動きを止める麻痺などが有効。 あるいはLv9になるまでにラーガシュブールを訪れておく。Lv9以上になってからFTでラーガシュブールを訪れると、巨人のすぐ近くにFTするので、襲撃に対処しやすくなる。 アタブと話した時点でクエストが開始する。 ヤマーズはファロウストーン洞窟入口に到着するまで不死。ファロウストーン洞窟入口まで一緒に行くか、現地集合か、どちらでも良い。 巨人の森の巨人は、ヤマーズに倒させるか、自分で倒すか、どちらでも良い。この巨人は通常の巨人よりも大きく、移動速度が速いので注意。 巨人から「シャグロルのハンマー」取得後、ヤマーズが生存している場合、ヤマーズと戦闘になる。ヤマーズは最低レベルでも体力が1100を越えており、HPが非常に高い。しかし、最大レベルは20と低めなので幻惑魔法が効きやすい。 シャグロルのハンマーを祠に置いた時点でこのクエストはクリアとなる。シャグロルのハンマーが「ヴォレンドラング」に変化する。取り忘れないように注意。 クエストクリア後も相変わらず巨人の襲撃が発生してしまうため、従者候補のオークらを死なせたくない場合は、強力な武器等を渡すか不用意に近づかないことを推奨。但し、クエストクリア後はユーゴーのみオークの長屋に引き籠る様なので彼女は死ぬ心配はない。基本夜間に訪れればグラーゾブ以外は長屋内にいるのでグラーゾブさえ守り切れば良い。 クエストクリア後は族長がグラーゾブに引き継がれることになるが、彼はなぜか最初から不死属性が付いていない様なので彼が死亡した状態でクエストクリアすると次期族長がどうなるかは不明。 取得アイテム ヴォレンドラング:50ポイントのスタミナを吸収する分類:両手鎚 ダメージ 27 重量:26 金額:1843 備考: バグ ファロウストーン洞窟内でヤマーズを敵対状態にしたままクエストを進行すると発生。その場合、洞窟内にヤマーズが居るため巨人の森の選択肢が発生しないが、巨人を倒した時点でクエストは進行する(巨人は自力で倒すことになる) クエストは進行するが、「ヤマーズを守る」が完了しない そのままラーガシュブールに帰還すると、ヤマーズも帰還している。しかしイベントは進行する 結果的に、ヤマーズ本人の目の前でヤマーズがマラキャスにコキ下ろされたり、族長交代が行われたりという悲しい事態に 族長交代が行われても偉そうなオーク族長のテンプレ会話内容が残っているのは中々シュールだが… ファロウストーン洞窟に向かう道中でヤマーズを置き去りにしてPCが先に洞窟に入っても発生する 余談 アタブにトロールの脂肪とデイドラの心臓を提出の際、会話を即キャンセルして2つのアイテムを捨てることで、それらを失わずに済む。特にデイドラの心臓は貴重なのでこの方法を使うとお得。 シャグロルのハンマーは手元に残す事が可能。ヴォレンドラングも同時に入手できる。以下反転・自己責任で。 アダブに話しかけ「シャグロルのハンマーをラーガシュブールへ持ち帰る」を完了させる 自宅等の武器保管棚にシャグロルのハンマーをセットする 祠を作動させる(ヴォレンドラングが出現) 前述のバグを応用することでヤマーズを生かしたままクリアすることが出来る。(以下反転) 目的が"ファロウストーン洞窟でヤマーズに会う"に更新後、ヤマーズを置き去りにして先に洞窟に入り、シャグロルのハンマーを取得する。 洞窟から出るとヤマーズに話し掛けられるが、会話をキャンセルしラーガシュブールにFT。 FT後、目的が"ヤマーズを守る"に更新されるが、アタブに話しそのままクエストを進行。 クリア後暫くするとヤマーズがラーガシュブールに戻ってくる。 「ヤマーズを守る」を達成且つ安全に(ヤマーズを絶対に敵対させないように)ヤマーズを生かしたままクリアする方法(以下反転) ファロウストーン洞窟でヤマーズに会い、彼と共に巨人の森まで向かう 巨人との戦闘前にヤマーズから話しかけられるが、この際プレイヤーが巨人討伐を引き受けることで「ヤマーズを守る」が達成出来る 巨人を倒してシャグロルのハンマーを入手後、出口に向かって右側の崖を無理矢理登ってヤマーズに見つからないように(ヤマーズから話しかけられない程度の距離を置くように)迂回して巨人の森を出る 後はラーガシュブールに戻りクエストを進行させれば良い クリア後暫くするとヤマーズがラーガシュブールに戻ってくる 因みに上記のヤマーズ置き去りの方法だと「ヤマーズを守る」が達成出来なくなる。また、洞窟を出た直後ヤマーズから話しかけられてはいるものの強制会話になっていないことが多々あり、この場合ここでFTするとヤマーズが敵対状態でついてくる。これ以降、ロード扉を通ったりFTする度に敵対状態のヤマーズがずっとついてきてしまい、事実上ヤマーズを生かしたままクリアは不可。要はシャグロルのハンマー入手後のヤマーズとの会話が敵対フラグが立つ引き金となるので、その会話自体を避けることが最良の安全策 デイドラの親友/クラヴィカス・ヴァイル 概要 喋る犬のバルバスとその主人のクラヴィカスの仲違いを仲裁する 要求Lv 10 発生条件 ファルクリースのロッドのクエストを受けた後、ファルクリース付近にいるバルバスと話す 報酬 バルバスを殺さなかった場合:クラヴィカス・ヴァイルの仮面バルバスを殺した場合:悔恨の斧 バグにより、両方取得可能 目的 ロッドと話す ファルクリースの外でイヌを探す バルバスとクラヴィカス・ヴァイルの祠に行く バルバスと悔恨の斧を回収する 悔恨の斧を持ってバルバスとクラヴィカス・ヴァイルの祠に戻る クラヴィカス・ヴァイルに悔恨の斧を渡す、または悔恨の斧でバルバスを殺す 補足 バルバスはロッドのクエストを受けた後に出現する。 このクエストが発生した時点で、ロッドのクエストはクリアとなる。ちなみにロッドから渡される「新鮮な肉」は地味だがレアアイテム。ロッドに話すと、報酬(ゴールド)がもらえる。 クラヴィカス・ヴァイルの祠はハエマールの不名誉の最奥にある。 バルバスと一緒に行くか現地集合かどちらでも良いが、この時点では同行型NPCでは無いため、放置すると勝手にハエマールの不名誉の最奥まで行く。 ハエマールの不名誉は吸血鬼の住処であり、難易度はかなり高いので注意。吸血症対策に「疫病退散の薬」をいくつか持っていくと良い。ローカルマップ南西区画の谷間の机の上に、スキル書籍「ベロのスピーチへの反応」 クラヴィカス・ヴァイルと話してからクエストクリアまで、バルバスが同行型NPCとなる。バルバスは無敵で、別れた場合はハエマールの不名誉に戻る。詳細はクエスト中に同行するNPC(追従型)を参照のこと。 バルバスがいると戦闘が非常に楽にはなるが、非戦闘時は結構邪魔になる。物を取る時、押してきて要らない物を取らされたりする。それが盗品属性の物だと見つかったら当然衛兵を呼ばれる。 プレイヤーがバルバスの視界に入ってる時、隠密になるとなぜか目のアイコンが開いた(周りのNPCから見つかっているのと同じ)状態になる。闇の一党クエストや盗賊ギルドクエストなど隠密や犯罪を多用するようなクエストにはバルバスは連れて行かない方がいい。 悔恨の斧はライムロック窟にある。ワンフロアのダンジョンだが、中にいるセバスチャン・ロートは強敵。バルバスは無敵なので、敵が強くて先に進めない場合は、バルバスに全て任せると良い。 事前にライムロック窟をクリアしていても問題なし。 南西の寝室のサイドテーブルにスキル書籍「2920 薪木の月, 9巻」 バルバスを殺したか、殺さなかったかで報酬が変化する。実績やトロフィーを狙う場合、悔恨の斧はデイドラの秘宝にカウントされないので注意。必ずバルバスを生かしておく事。 取得アイテム クラヴィカス・ヴァイルの仮面:売買の価格が20%良くなる。話術スキルが10ポイント増加する。マジカの回復が5%早くなる。分類:重装兜 防御:23(補正前) 重量:7 金額:1,277 備考:鍛冶強化はできない 余談 報酬を両方手に入れたい場合 ※要反転、自己責任で 「いや、斧は渡すから・・・」の会話キャンセル後に横走り(会話キャンセル中なので振り向くことができない)でハエマールの不名誉を出る マップを開いてホワイトランへ 旋風の疾走(LV2が望ましい)でブリーズホームへ 武器保管棚に悔恨の斧をかける 一定時間経過後、仮面を自動的に取得 会話キャンセル後に「時間減速」のシャウトを使うと時間に余裕が出る。 2.でFT先はヘリヤーケンホールでも成功を確認。但し、小さな家を玄関に改築し武器棚を作っておくことが必要。未検証だがレイクビュー邸でもおそらく問題ない。この2軒はFTの到着地点が小さな家の入口のほぼ真正面にくるのでそのまま入り易く、レイクビュー邸の場合はおそらく旋風の疾走LV1でもいける。 時間減速を使ってもまだ時間的にかなり厳しいため、一発成功はほぼ不可能。悔恨の斧を装備してクラヴィカス・ヴァイルに話す前の状態でセーブしておき、失敗→ロードを何回か繰り返すことになるが、後はプレイヤー自身の根気次第。 唯一の治療法/ペライト 概要 ブサーダムズでエルフのオーチェンドールを殺害する 要求Lv 12 / 感染した避難民(ランダムイベント)との会話 Lv10 発生条件 ペライトに捧げる祠(B4)できれい好きのケッシュと話す 報酬 スペルブレイカー 目的 吸血鬼の遺灰を手に入れる デスベルの花を手に入れる 銀のインゴットを手に入れる ルビー(上質)を手に入れる 材料を届ける 煙を吸い込む オーチェンドールを倒す オーチェンドールの死をペライトに伝える 補足 材料の入手場所吸血鬼の遺灰:吸血鬼の死体、錬金店等 デスベル:モーサルの全域、錬金店等 銀のインゴット:マルカルスのトレジャー・ハウス、マルカルスの鍛冶場(ゴーザ)、ドラゴンズリーチ執政の執務室、鍛冶屋等 ルビー(上質):宝石系を参照 料理鍋の側のテーブルの上に、スキル書籍「商売の才覚」 オーチェンドールはブサーダムズにいる。かなり長いダンジョンなので準備は万全に。どうしても倒せない場合、大公座の祝福で魔法耐性を上げる等で対策をする。 オーチェンドールの死体からスキル書籍「虚偽だらけの現実」 オーチェンドールはワープといった特殊な行動を取る。召喚魔法「死の従徒」で復活させた場合も変わらないため、ユニークな従者として連れて歩ける。 オーチェンドールの死体は消失しない。 取得アイテム スペルブレイカー:防御時に最大50ポイントの呪文ダメージを防ぐシールドを発生する分類:重装盾 防御:38(補正前) 重量:12 金額:277 備考:魔法ダメージ50ポイント軽減と聞くと一見大したことはなさそうだが、この盾の真価はシャウトを防ぐことができるという点。ドラウグル・デス・ロードの揺るぎ無き力だろうと防げる。対処の難しいシャウトを無力化できる数少ない手段の一つ。 夜明け/メリディア 概要 メリディアの遺跡にはびこる死霊術師マルコランを倒し、ドーンブレイカーを取り戻す 要求Lv 12 発生条件 メリディアの像でメリディアと話すメリディアの灯を見つける 報酬 ドーンブレイカー 目的 メリディアの灯を見つける メリディアの灯をキルクリース山に持っていく 灯を交換する メリディアの光を聖堂に通す マルコランを倒す ドーンブレイカーを回収する 補足 Lv12以上でメリディアの像に近づくとこのクエストが発生する 「メリディアの灯」の場所はランダム。Lv12以上で配置されるので、先にこれを手に入れてクエストが発生するパターンもある。 メリディアの像の北東にシャウト「激しき力」 マルコランはキルクリース聖堂にいるキルクリースの遺跡、一番大きな部屋の2階北西にある寝室の棚に、スキル書籍「レッドマウンテンの戦い」 キルクリース聖堂の鍵のかかった扉は、各所にある台座を起動することで開く Lv12から開始できるクエストだが、ボスのマルコランは強く、取り巻きも多い。特に近接主体のキャラでは冷気魔法で移動速度を低下させられ嬲り殺しにされるので注意。お手軽で強い「揺るぎ無き力」でダウンさせての追撃も、シャウトをシールドスペルで防がれる。マルコランを倒した後、すぐにマルコランの影が出現するので油断しないように ドーンブレイカーを取ると自動的に屋外に移動させられ、この部屋に入れなくなる。拾いたい物があればその前にマルコランの死体が欲しい場合はドーンブレイカーを取る前に甦らせておき、外に出た後すぐキルクリースの遺跡に入るとマルコランの従徒と合流出来る。もしくはマルコランの死体をキルクリース聖堂の扉付近に配置し、外に出た後またキルクリースの遺跡から聖堂の扉の前まで来て死の従徒を使ってから一旦ロード扉を通り直すとマルコランの従徒がついてくる。いずれの場合もたまに従徒がついて来ない場合あり。 マルコランの死体に防腐剤を入れ30日以上保管出来たことを確認済だが、マルコランの従徒がやられたり時間切れになる度にマルコランの影が出現するので注意(もちろん敵対する)。それが街中だったりするとNPCが殺されてしまう可能性がある。 取得アイテム ドーンブレイカー:炎上させて10ポイントのダメージを与え、アンデッドを倒した場合には、一定の確率で周囲にいるアンデッドを激しい爆発で吹き飛ばすか破壊する分類:片手剣 ダメージ:12(補正前) 重量:10 金額:740 チャージ: 備考: バグ 原因不明。ドーンブレイカーを回収し、スカイリム上空に移動した後に発生。イベントが進行せず何もできなくなることがある。詳細はデイドラクエスト関連のバグを参照 ドーンブレイカーは二本取れる。 思い出の夜/サングイン 概要 酔って記憶を失った間に消えた男と失くした杖を探す 要求Lv 14 発生条件 いずれかの酒場でサム・グエヴェンと酒飲み競争をする 報酬 サングインのバラ 目的 サム・グエヴェンと酒飲み競争をする サム・グエヴェンを探す 杖を見つける ディベラの聖堂の掃除を手伝う ディベラの女司祭に謝罪する ロリクステッドでサムと杖について尋ねる ヤギのグレダを見つける ロリクステッドのエニスへヤギのグレダを連れ帰る ホワイトランでイソルダと杖について話す ウィッチミストグローブで結婚指輪を見つける 結婚指輪を取る ホワイトランのイソルダに結婚指輪を返す モルブンスカーに向かう モルブンスカーでサムと杖を探す 補足 「巨人のつま先」「アルトワイン」がクエストアイテム扱いされて捨てられない・使えない場合はこのクエストを進めると解除される。 サム・グエヴェンは、PCがLv14以上になって初めて訪れた町の宿屋に出現する。イヴァルステッド等の小さな町の宿屋にも出現する。黒髪で黒いローブを纏った男性。 クエスト発生後、自動的にマルカルスのディベラ聖堂に移動させられる。ディベラ聖堂で片付けるアイテムの位置はマーカーを参考に。関係ないアイテムを拾うと犯罪になるので注意。 ディベラ聖堂において説得か賄賂で進めた後、片付けるはずだったアイテムを拾うと、ジャーナルに「ディベラの女司祭に謝罪する」が追加されてしまい、司祭に話しかけても達成することができず残り続けるが、イソルダの件を片付けると勝手に完了扱いになる。 クエストの各目的は説得により省略可能。 クエスト開始後いきなりイソルダに話しかけることでそこまでの行程を省略可能。 グレダは話しかけることでついて来る。解放するとグロク(巨人)が敵対するが、武器をしまうことで降参することが可能。グレダをエリスの近くまで連れて来た後にエリスと話すとクエストは進行する。 結婚指輪はイソルダに提出後、消滅してしまいスリ取りによる回収は不可。イソルダは説得によりイベントを進め「思い出の夜」を完了させてからウィッチミストグローブにいるモイラを倒すと、死体からクエスト属性の外れた結婚指輪が入手可能。 ウィッチミストグローブの小屋のベッドの下に、スキル書籍「ベロのスピーチへの反応」 サムはモルブンスカー内からワープできる、霧の森にいる。モルブンスカーは魔術師が占拠している砦で、難度はかなり高いので注意。最奥にいる悪しきナリスはこのクエストクリアのみなら倒す必要はないが死霊術師にとって良質な死体になりうる。 モルブンスカーの鍛冶場に、スキル書籍「チェリムの心」 ローカルマップ北東のロック扉内、悪しきナリスがいる牢の前の棚に、スキル書籍「タララ王女の謎 第3巻」 霧の森に入ってクリアすると最初にサムと会った宿屋に戻される。 このクエストクリア後、サングインがモルブンスカーをうろつくようになるサングインは後でリスポンした魔術師らと敵対する。また、このサングインには攻撃の当たり判定がない。 取得アイテム サングインのバラ:60秒間、ドレモラを召喚する分類:杖 ダメージ:0 重量:10 金額:2,087 チャージ: 備考:召喚されるのはドレモラ・キンヴァール バグ このクエストクリア後、霧の森に入ると詰む(出られなくなる)重大なバグがあったが、Ver1.4で修正済み。霧の森脱出後は入口が消滅する。 また、このクエストのクリア後に従者が消える(霧の森から戻ってこない)バグがあったが、こちらも修正済み。霧の森に従者はついてこれず、脱出後合流できる。PS4 SE版、switch版では霧の森の中に従者がついて来ることを確認。脱出後もちゃんとついて来ている。 霊魂の確認/ハルメアス・モラ 概要 星霜の書を手に入れる交換条件として、ドワーフの辞典を書き換える手伝いをする 要求Lv 15(クエスト発生自体は不問) 発生条件 セプティマスの隠れ家のセプティマス・シグナスと話す 報酬 オグマ・インフィニウム星霜の書 目的 辞典を書き換える セプティマスに辞典を渡す ハイエルフの血を採取する ウッドエルフの血を採取する ダークエルフの血を採取する ファルメルの血を採取する オークの血を採取する 血をセプティマスのところに持っていく オグマ・インフィニウムを取る 補足 ウィンターホールドの遥か北、セプティマス・シグナスの隠れ家にいるセプティマスと話すと開始。彼が研究している"ドゥーマーの鍵付きの箱"を開ける手伝いをする。メインクエスト「エルダーの知識」の進行に応じて開始するのが自然な流れだが、直接セプティマスと会うことでも開始する。 DLC「Dawnguard」を導入済みの場合、「巻物の偵察」の進行に応じて開始することもある。 DLC「Dragonborn」を導入済みの場合、クエスト中に現れる「深淵からの声(ハルメアス・モラ)」の見た目が変わり、同DLCのメインクエスト「偽りの頂点」をクリア済みの場合、台詞が変化する。 クエスト自体はレベル1から開始可能。ただし、血の採取以降の過程はレベル15からでないと進行出来ない。レベル15未満で開始した場合、辞典をセプティマスに返した所でクエストが中断される。 その後、レベル15になった時点でセプティマスから手紙が届き、クエストが再開する。 また、辞典を返した時点でセプティマスの不死属性が外れ、殺害可能になる。セプティマスを殺害するとこのクエストは失敗となる。 「空白の辞典」に星霜の書の知識を書き入れるため、アルフタンドに向かう。アルフタンド・アニモンキュロリー、熟練レベルの鍵付き扉の先にいるスケルトンの傍にスキル書籍「施錠された部屋」 アルフタンド大聖堂の最奥で「アチューンメント・スフィア」を使いブラックリーチへ(使う場所はマーカーで示される)ムジンチャレフト、ラルドサールからでもブラックリーチへは進入可能。 セプティマスから渡される「アチューンメント・スフィア」はクエスト完了後も捨てられないが、バグではなくゲーム側の配慮と思われる。 アルフタンド大聖堂の最奥、ウマナが「血まみれの盾」を所持。 ブラックリーチからムザークの塔に進入。辞典保管庫に「空白の辞典」をセットし、全てのレンズに光が照射される様にボタンを押す。以下ボタン操作の手順(便宜的、一番左のボタンから順に1、2、3、4とする)①2のボタンが青く点灯するまで、3のボタンを数回押す ②1のボタンが青く点灯するまで、2のボタンを数回押す ③1のボタンを押す ④「ルーンの刻まれた辞典」を取る 「星霜の書」はメインクエストで必要になるクエストアイテム。後で取りに来ることも可能。 ムザークの塔、正方形の部屋の西の角にスキル書籍「鍛冶の試練」 セプティマスに辞典を渡した後、「エキス抽出器」を預かり、指定の種族の死体から血を採取する。倒した山賊、死霊術師等の死体からも採取可能。アルフタンド・アニモンキュロリーには5種族の内、ダークエルフを除いた4種族の死体がある。辞典を届けた後に再訪すると楽。 以下、固定で設置されている死体の場所ウッドエルフアルフタンド・アニモンキュロリー、エンドラストの死体 ホワイトラン北、ホルテッド・ストリームの野営地 ホワイトラン北西、静かなる月の野営地 マルカルス西、デッド・クローン・ロック付近のフォースウォーン野営地 オークアルフタンド・アニモンキュロリー、ヤグの死体 ファルクリース西、クラックスタスクキープ グレンモリル魔術結社北、バイルガルチ鉱山 ファルメルアルフタンド・アニモンキュロリー、ヴァリエの死体付近、リスポーンしないファルメルの死体 ヌチュアンド・ゼル、リスポーンしないファルメルの死体 ダークエルフホワイトラン北西、静かなる月の野営地 マルカルス東、オールド・フロルダン北西の遺体タルブール ウステングラブ、素人コンジュラーの死体 ウィンターホールド東南東(大蛇の石碑南)、ブリークコースト洞窟、素人コンジュラーの死体 ミラーク信者の死体(DLC3) ハイエルフアルフタンド・アニモンキュロリー、ヴァリエの死体 大守護石南西、パインウォッチ地下への隠しトンネル、ハイエルフの死体 ホルテッド・ストリームの野営地最奥の落とし穴、ハイエルフの死体 抽出器を届けた後、セプティマスは"箱"を開けるが、用無しとなった彼は灰と化す。中にあるオグマ・インフィニウムを入手し、ハルメアス・モラと話すとクリア。台座の上から取った時点ではまだ使用したことにはならない。クリア後、改めて「読む」ことで使用が可能。 「読まない」「力」「影」「魔法」の4つの選択肢が出現し、選んだものに応じた効果を得られる。 使用後、消滅する。 取得アイテム オグマ・インフィニウム:読んだ際に選択した項目のスキルが5ずつ上昇する分類:本 重量:1 金額:2,500 備考:選択肢に対応したスキルは以下力の道:鍛冶、重装、防御、両手武器、片手武器、弓術 影の道:軽装、隠密、スリ、開錠、話術、錬金術 魔法の道:幻惑、召喚、破壊、回復、変性、付呪 バグ セプティマスの灰から「ルーンの刻まれた辞典」を取るとクエストアイテム扱いとなり捨てられないので注意。Ver1.9で確認。 余談 セプティマスから捨てられない「アチューンメント・スフィア」を渡されずにクリアする方法(以下反転※自己責任で) クエスト発生前にセプティマスから「空白の辞典」をスリ取る ムザークの塔に木の皿バグで壁抜けして侵入 辞典をセットして書き換えを完了させる(この時点でクエストが開始される) 以降は通常通りにクエストが進行する この手順だとクエスト属性付きスフィアを押し付けられる過程を飛ばしてクエストを進めることが出来る。 なお、シンデリオンの野外実験室でクエスト属性のないスフィアを拾うことが出来る。 過去の断片/メエルーンズ・デイゴン 概要 メエルーンズのカミソリの破片を集めてくる 要求Lv 20 発生条件 ドーンスター博物館のサイラスと話す 報酬 ゴールド サイラスを殺した場合:メエルーンズのカミソリ サイラスを殺さなかった場合:500ゴールド 目的 ドーンスター博物館へ行く サイラスと家の中で話す “メエルーンズのカミソリ”の柄頭石を回収する “メエルーンズのカミソリ”の刃の破片を回収する “メエルーンズのカミソリ”の柄を回収する 柄頭石をサイラスのところに持っていく 刃の破片をサイラスのところに持っていく 柄をサイラスのところに持っていく メエルーンズ・デイゴンの祠でサイラスに会う メエルーンズ・デイゴンと話す サイラスを殺す メエルーンズ・デイゴンと話す “メエルーンズのカミソリ”を復元する “メエルーンズのカミソリ”を手に取る 補足 Lv20になると、配達人が「ドーンスター博物館のパンフレット」を届けにくる。読むと"ドーンスター博物館へ行く"が発生。 サイラスはドーンスター博物館前にいる。サイラスと話した時点でクエスト開始。 柄頭石:デッド・クローン・ロックすぐ近くにあるハグロック要塞は関係なし ローカルマップ北のレバーがある部屋に、スキル書籍「晩餐での遊戯」 ドラスキュアがいる屋外に「珍しい石」とシャウト「不安」 刃の破片:クラックスタスクキープ刃の破片の保管場所の入口には格子柵があり、それを解除するためのスイッチの鍵はグンズルが所持している。時間帯によってはグンズルは寝ているのでその隙にスリ取るか、なんなら部屋の中に鍵は置いてある。自力で開錠も可能なので必ずしもグンズルを倒す必要はなく、この場合外から見て右手側の鍵のかかった扉から内部に入ると戦闘なしで破片の所まで行ける。 屋外敷地内の鍛冶場がある小屋に、スキル書籍「軽装鎧の鍛造」 クラックスタスクの金庫に、スキル書籍「正当なるリスラヴ」 柄:モーサルのヨルゲンヨルゲンから威圧、説得、賄賂、スリで鍵を入手した後、もしくはピッキングでヨルゲンの家の宝箱から入手。説得は話術66で失敗、76で成功を確認。 サイラスに全ての破片を渡すことでクエストが進行する。破片はどの順番で集めても良い。一つにつきお礼としてゴールドが貰え、三つまとめて渡すとゴールドもまとめてくれる。 メエルーンズ・デイゴンの祠でサイラスを殺したか、殺さなかったかで報酬が変化する。サイラスを殺した場合、「メエルーンズのカミソリ」と死体からユニーク防具「深淵の暁の装備一式」 サイラスを殺す場合、サイラスが近づいてきて話しかけてきて敵対してから殺すこと。敵対する前に殺すと犯罪になる(目撃者全員死亡で賞金は直後に取り消しなるが) サイラスを殺さなかった場合、500ゴールド。ドレモラから守り切るとドーンスターの博物館でサイラスから命を救った礼を言われるようになる。 どちらを選んだ場合でも、ドレモラが2体出現して戦闘になる倒したドレモラの死体から「メエルーンズ・デイゴンの祠の鍵」 メエルーンズ・デイゴンの祠内部にスキル書籍「鎧付呪の目録」 祠内部やドレモラはリスポンするので、金策や「デイドラの心臓」集めに利用できる。 サイラスを殺しても罪には問われないが、報酬のメエルーンズのカミソリを持ち歩いていると、NPCから「その剣を手に入れる為に一体誰を殺したんだ」と言われるようになる。 取得アイテム メエルーンズのカミソリ:攻撃命中時にわずかな確率で敵を即死させる分類:ダガー ダメージ:11(補正前) 重量:3 金額:860 チャージ:無限 備考:確率は2%弱。ミラーク、カースターグを除くすべての敵に効果あり 余談 ドーンスター博物館に入って西の展示箱(「評論・深遠の暁」の展示箱の隣)には「ザルクセスの神秘の書」の一部が展示されている。一見何もないように思われるが実はこれはイースターエッグであり、破壊魔法の火炎を当てるとガラクタ(多くの場合は桶)に変化する。 博物館のパンフレットは死体の消失を防ぐ防腐剤の効果がある。但し、サイラスに会いに行き「過去の断片」が開始された時点でその効果は失われる模様。(吸血鬼のラレッテに博物館のパンフレットを入れて30日以上保管出来たことを確認。「過去の断片」開始直後に見に行くと死体が消失していた。)他にも宝の地図の防腐剤効果を確認。但し、上記のように地図に印された宝箱を開けると効果を失う可能性あり。 囁きの扉/メファーラ 概要 首長バルグルーフの息子がおかしな言動をするようになった原因を突き止める 要求Lv 20 発生条件 メインクエスト「ドラゴンの目覚め」クリア後、ホワイトランの酒場「バナード・メア」のフルダと話す 報酬 黒檀の剣 目的 バルグルーフの不思議な子供たちについて尋ねる ネルキルに何が起こっているか調べる 囁きの扉に耳を傾ける ネルキルと話す 囁きの扉の鍵を手に入れる 囁きの扉を開ける 黒檀の剣を回収する 補足 条件を満たしているのにフルダから噂が聞けない場合、「自然の祝福」の導入である「ダニカに話しかける」を終わらせると発生する可能性がある。 内戦クエスト「ホワイトランの戦い」をストームクロークでクリアした場合、バルグルーフはソリチュードのブルー・パレスに移動する。 囁きの扉は食堂の地下にある倉庫の奥にある。具体的な位置はマーカーを参考に 「囁きの扉の鍵」は、バルグルーフか王宮魔術師ファレンガーからスリで(もしくはファレンガーを殺して死体から)入手可能。 「黒檀の剣」を取得した時点でクエストクリアとなる 「黒檀の剣」を装備した状態で、友好的なNPC(下記)を10人殺害することで、性能が強化される友好的なNPCとは具体的には「従者」「クリアしたクエストの依頼主」「ゴールドを恵んだ物乞い」「アイテムを売ってくれるNPC」「狩人」等 友好的なNPCを2人殺すごとに、メファーラの声が聞こえてくるので、それを参考にすると良い(計5回)召喚魔法「死の従徒」や、儀式の石碑のパワー、死霊術の杖などを用いれば、友好的なNPCを殺害した後に復活させるのを10回繰り返すことで強化を完了できる。 犠牲を一人も出したくない場合、DLCで追加されるNPCの中で友好的なNPCを選び殺害し、強化後にDLCを導入し直せば殺害したNPCは殺害前の状態に戻る。 取得アイテム 黒檀の剣:敵から生命のエキスを吸収する。裏切りの血によって強化される分類:両手剣 ダメージ:11(補正前) 重量:10 金額:2,000 チャージ:無限 備考:鍛冶強化ができない バグ 「黒檀の剣」には両手武器ではなく片手武器のPerkの効果が適用されるバグがあったが、Ver1.9で修正された。 ボエシアの呼び声/ボエシア 概要 ボエシアに実力を示し勇者として認められる 要求Lv 30 発生条件 ボエシアの証明を読むボエシアの祠に近づく 報酬 黒檀の鎖帷子 目的 ボエシアの祠を見つける ボエシアの司祭と話す 誰かを“生けにえの柱”で罠にかけて殺す ボエシアの依代に話しかける 他の信者を殺す ボエシアの依代に話しかける ナイフポイント・リッジにいる全員を殺す 黒檀の鎖帷子を手に入れて装備する ※クエスト指示が表示・更新されない場合もあるので、上記の手順を試すこと(内容を鑑みるに仕様かも) 補足 「ボエシアの証明」はLv30以上で発生するランダムイベントで襲ってくるボエシアの信者の死体からか、Lv30以上でマルカルスの廃屋の棚の下、セプティマス・シグナスの隠れ家の棚から入手 ボエシアの祠に直接近づくことでも、クエストは進行する直接行った場合でも「ボエシアの証明」は司祭と話すことで入手可能 不死でない従者を連れていき、従者を罠にかけて「生けにえの刀剣」を装備し殺害する(かける前に殺害しても無意味)「手伝ってもらおうかな」で表示されたクロスヘアのカーソルを生けにえの柱に合わせ、決定ボタンを押す このとき、ボエシアの司祭が死んでいることもあるが、無視して生けにえの柱で従者を殺害することでクエストは進行する 殺害した従者は蘇らない。また召喚術やDLCで従者に出来るトロールでは駄目で、人間の従者を殺す必要がある。 従者殺害後、信者全員を相手にバトルロイヤルに。勝手に潰し合ってくれるので数が減るまでガードに徹するといい。 従者を生贄にする前にボエシアの信者を全滅させると、ジャーナル通りに行動した場合とは異なる展開となる通常のバトルロイヤル形式ではなく、信者全員がこちらに襲い掛かってくる どちらの展開でも生贄を回避することはできない未検証だが、DLC1で従者に出来るNPCを生贄にし、DLC1を導入し直せば生贄にしたNPCはおそらく復活する。メファーラの黒檀の剣強化では可能だったのでおそらく問題ない。 ボエシアの依代の会話終了後に、ボエシアの信者、ボエシアの司祭を全員殺害することで、クエストが進行する ボエシアの勇者はナイフポイント・リッジにいるナイフポイント・リッジ屋外、鍛冶場前の机の上に、スキル書籍「ヴェルナカスとブーロル」 ボエシアの勇者の死体から「黒檀の鎖帷子」を回収して装備した時点でクエストクリアとなる。若干音声の音量が大きいので注意。 殺した従者と親密な関係だった場合、数日後に従者からの遺書が届く。 取得アイテム 黒檀の鎖帷子:より静かに移動でき、接近した敵に1秒当たり5ポイントの毒ダメージを与える。分類:重装鎧 防御:45(補正前) 重量:28 金額:5,000 備考:殴り合いで装備していると犯罪になる バグ このクエストを受ける前にナイフポイント・リッジに侵入していると進行不能となるバグがあったが、Ver1.4で修正済み。事前に侵入しても問題ない。このクエストが始まるまでは、奥に入れなくなっている。 逆にこのクエストの進行で最奥への道が開ける前に一度クリアしないと、「クリアしました」が表示されなくなるバグがある。Ver1.9でも未修正。 アクションボタンをデフォルト以外に設定していると発生。従者を罠にかけられない。解決策として、アクションボタンをデフォルトに設定しなおす 従者に生けにえの柱の外側から指示してもなぜか罠にかけれない。一度柱の周囲(柱が光っている状態)に従者を移動させてから指示すると罠にかけられる。 ボエシアの信者の死体から入手する場合、「ボエシアの信者を調べる」が発動するが、その際「ボエシアの証明」を信者の死体に置いたままで本を読み「ボエシアの呼び声」を発生させると、その他クエスト「ボエシアの信者を調べる」を完了させることができなくなる。「ボエシアの信者を調べる」の完了条件は信者の死体からの「ボエシアの証明」の入手であるため、まずは手にとって自分の持ち物にして完了させておいてから読むこと。Ver1.9でも未修正。 余談 従者を生かしたままクエストクリア可能(以下反転)先にボエシア信者を一人残して殺害し、残った一人に鎮静をかけて戦闘状態を解除してから従者を生贄の祭壇にかける。難易度を変更するなどして信者を一撃で倒せるようにする。消音+透明化で隠密状態になりPCが信者のターゲットにならないようにする。信者の鎮静が解け、従者が攻撃を受けて死亡すると同時に信者を殺害する。するとどういうわけか従者が復活し、信者がボエシアの憑代となってクエストが進行する。以後はクエストマーカーの指示に従えばよい。従者の持ち物が初期化されるので渡した物は回収すべきである。最後に残したボエシア信者によっては鎮静が解けても従者を攻撃しない場合あり。錬金台付近にいる男性信者で確認。 信者殺害の際に生けにえの刀剣を使う必要はなく、別の武器でもよい。例えば弓perk「鷲の目」と「冷静沈着」があるなら、スローモーションで動く信者を少し離れた場所から弓で狙撃することができ、タイミングを測りやすくなる。 従者が信者から攻撃を受けたと同時に信者を殺害するタイミングによっては信者の方が復活する場合あり。信者を殺害した際、従者と信者の両方の憑代が出ていれば成功。従者の憑代は強制会話に入ろうとしてくるので、これを避けて信者の憑代に話しかければ良い。 また一部の従者はプレイヤー自身が直接手を下していなくてもなぜか好感度が下がってしまい以降従者に出来なくなるほか、従者に友好的なNPCの好感度も下がってしまうので注意。オンマンドは好感度が下がり、従者に出来る選択肢が消えたことを確認。ベノアは好感度が下がることなく従者に出来る選択肢は出たが、ゴルムの好感度が下がったことを確認。しかし、ゴルムからクエスト受注は可能でクリア後好感度が上がったことを確認。このことから罠にかける従者は身近に友好的なNPCがいない傭兵等を推奨。特に地理的にもステンヴァールがお勧め。未検証だが、イリアはいずれにせよバグで雇用チャンスは一度きりなので彼女を生贄にするのもあり。 「殺害」カウントを増やさずにクエストクリア(以下反転)他のデイドラクエストと違って、本クエストで生けにえを殺すとデータ欄の「殺害」に+1されてしまうが、生けにえを柱に固定した後、ウェアウルフか吸血鬼の王に変身してから殺せば「殺害」にはカウントされない。 「オブリビオン・ウォーカー」の実績/トロフィーを取得する場合は、先にナミラのクエストでエオラを仲間に出来るようにしておき、エオラを生贄に捧げれば、比較的良心が傷まない。 このクエスト中はボエシア信者・ボエシアの女司祭・ボエシアの勇者には仕様なのか死の従徒が効かない。クエスト完了後だと効くようになる。但し、死体は時間経過で消失するので防腐剤を入れておくことが必要。 実績/トロフィー「オブリビオン・ウォーカー」 以下のクエストは報酬が分岐するため、実績/トロフィー解除を狙っている人は要注意。 デイドラの親友/クラヴィカス・ヴァイル 「クラヴィカス・ヴァイル」の仮面を入手する(バルバスを殺さない) 死の体験/ナミラ 「ナミラの指輪」を入手する(ヴェルラスを殺す) 過去の破片/メエルーンズ・デイゴン 「メエルーンズのカミソリ」を入手する(サイラスを殺す) 目覚め悪夢/ヴァーミルナ 「堕落のドクロ」を入手する(エランドゥルを殺す) 「黒き星」「月明かりに照らされて」はどちらの報酬でもデイドラの秘宝としてカウントされる。 「囁きの扉」の「黒檀の剣」は未強化状態でもデイドラの秘宝としてカウントされる。 「霊魂の確認」の「オグマ・インフィニウム」は使用して消滅させても問題ない(捨てる等、使用以外の方法で消滅させた場合については不明) 「呪われた部族」の「ヴォレンドラング」は取得しなくても(フィールド上に発生しただけで)、デイドラの秘宝としてカウントされる。 バグにより、「月明かりに照らされて」で「ハーシーンの指輪」「救世主の皮鎧」の両方を取得することが可能。両方取得した場合、他のデイドラの秘宝をが1つ足りない状態でも実績/トロフィーが解除される。 これを利用すると、ヴェルラスやエランドゥルを殺さずに実績/トロフィーの解除が可能となる。 【補足事項】稀に有用バグが無効化されてしまう事がある。PS3でしか確認が取れていないが注意すべき点として記載しておく通常1個逃した場合はハーシーンのバグを使う事で解除される事もあるのだが無効化が発生するのは1個も取り忘れのない状態(14個)である場合が多い。その場合は「囁きの扉」クリア時に解除されたりする。原因は定かではないが15個あるのに実績/トロフィー解除されない場合は、補足事項を試して頂きたい。実際に編集者はこれでOKでした。 Xbox360/Ver1.9で秘宝を15個取得しても実績が解除されないバグがある模様。その場合は「月明かりに照らされて」のバグを利用して、16個目を取得すると即解除されるのを確認。
https://w.atwiki.jp/shinmanga/pages/380.html
私の救世主さま ◆JvezCBil8U かつり、かつりと音を立て。 主が玉座へ帰還する。 「……オリンポス十二神への比定か。 うん、目の付けどころは悪くない。二重丸をあげよう」 ダヴィデの星が二つ重なる大広間。 中央に降り立つ一人の男は、脈動を始めた光の陣に手をかざす。 途端。 「けれど、花丸はまだまだだ。確かにその見方も重要だ。 しかし芸もなく誰かの作ったモチーフを使い回している訳ではないよ」 十二個のオブジェクトが、二重星の十二角に顕現する。 そのひとつひとつは、“彼ら”のそれぞれに所縁のある物体だ。 そして最後に中央に、新たにひとつ。 「正解はひとつ、じゃない」 おはようおはよう、と節付け呟く。 冒険が挑戦を連れてくる。問題解決の時は近い。 「十二――あるいは十三人という数字の持つ意味を、そろそろ皆が成し遂げ始めるだろうね。 まずは疑い深い双子が動く頃合いだ」 全ての中央に浮かび上がったもの。 それは、形容詞を付帯せずとも定冠詞を頂くことを許された、ただひとつの本。 男は手に取り、音なく紐解く。 朗々と、朗々と。 一節だけを読み上げる。 静かに。 静かに。 「偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。 そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目にあるおが屑を取り除くことができる」 声が反響し――、しかし、それ以外に何も聞こえない。 静寂を取り戻した、その時に。 十二の物体のみっつが、ぱきりと罅割れた。 ひとつは、半分に砕かれた硬貨の破片。 ひとつは、羊にも似た怪物の模型。 ひとつは、ちいさなちいさな約束の指輪。 ドライアイスに鑿打ち創った彫刻のように。 どこかに溶けて消えていく。 「しようとしていることを、今すぐ、しなさい」 ***** 「おい、……おい、どういうことだよ、こりゃあよォ」 吹き荒ぶ風。冷たい風。痛い風。 打ち付ける氷の成り損ないの勢いは強く、強く。 しかしぐちょりとそこらかしこらにへばりつき、前へと進む気力を奪う。 肩に背負っていた分厚い鉄塊ごと、右手が力なくずり落ちて。 発泡スチロールを割ったような音とともに地べたの白いマットが、 石工がノミを原石に振り下ろした時の音とともにその奥のセメントの道が、 割れて、爆ぜた。 絞り出された掠れが一つ、寒風に塗り潰されて消えていく。 空に。虚空に。 「……てめぇが、どうしてくたばってやがる。 ようやく城門へ手が届いたんだろ?」 学などない卑賎の身なれどそれと分かる、貴族サマの好みそうなお上品な音楽を輩として紡がれたその名を、よぅく覚えている。 知っている。 刻んでいるのだ。 「てめえは、てめえだけはこの俺の――、」 何を言おうとしたのだろうか。 はっ、と、男は目を開く。片方の目だけを。残った一つの目だけを。 その隻眼に、偶々、偶然、偶発、霙が入れば沁みるは道理。 ちくりと刺すような痛みに目頭を押さえ俯いた。 だから、流れ出るのは決して決して水に過ぎない。 オレンジ色を滲ませる黒炭の燃え損ねの如き狂戦士からは、流す雫などは存在し得ないのだから。 ……そう、燃え損ねに触れて氷の成り損ないが溶けただけ。 誰かが、何某が、悪い憎い仇敵が、余所で何所かで手折れただけ。 もう二度と、出会うことはない。 思い出すのは黄金時代とその終焉。 覚えている、肩を並べて騒いだあの日のことを。 夢を鷹揚に追うように、けれど気づけばこちらに臨むあの瞳。 押して殺した呻きが漏れる。 ……きっと、きっと。 きっときっと、それは怨嗟と憤怒によるものだ。 くれてやるべき悲哀も悲愴も、どこにもない。 そういう道理は、かの男が失わせてしまったはずなのだから。 体を震わすのは痛みと寒さ。 確かなのは、それだけ。 噛み砕く必要はなく、事実だけがそこにある。 ……そして。 すぐ傍で、いつもいつも飛び回っていた小さなものさえ、いなくなってしまった。 虚ろだった。がらんどう。 何も――何も、ない。 あの感情丸出しの莫迦な声が、聞こえない。 「……はは。はははっ! そうじゃねぇか、俺は……死神だ。 そんなことさえ忘れちまってた……ぜ……」 ここ最近の道中は、どうしてか。 昔は繰り返し繰り返し思い知らされていた事実さえ、見失わせていた。 なくして、初めて気づくのだ。 どれだけそれが、ありがたいものであったかなど。 ……ずいぶんと大きな氷塊が目に入ったのだろう。 立ち尽くしたまま、動かない。 瞼に当てた掌を、額にずらす。 「……あー?」 裾を握るしろいもの。長いきんいろが目端に映る。 息を呑む。吐き出しそうな何かごと、体の奥へ奥へしまい込む。 「……糞。進めば、いいんだろうが」 手を取って、手繰り寄せた。 童女の吃音に無言がいらえる。 純白だった大地は濡れて崩れて汚らしくも灰色に。 一歩、一歩。 踏み締めて、靴音鳴らして、進む影一ついや二つ。 傾ぎ首垂れ爪先見つめ、それでも男は幽鬼の如く鉱夫の如く足を出す。 亀の歩みで。蝸牛の歩みで。 「……信じねえぞ。てめえがくたばったなんざ。 もしくたばってようが地獄の果てまで追い詰めてこいつをブチ込んでやる」 男は空の鷹を追う。地を這いずって歩き続ける。 ……向かう先は夢の残骸。 ああ、……ああ。 飛ばねば鷹は堕ちることはなかったのに。 けれどそれでも――飛ばずにはいられなかった、と。 蝋で固めた翼を填めし、その場所へ。 ***** アノンが死んだ。 “セイバー”の中でも間違いなく最高峰の戦闘力を誇るアノンが、死んだ。 ガニシュカと王天君を取り込んだ最強の盾にして最高の矛が、こうもあっさりと。 ……ああ、それこそまさに矛盾ではないのか。 息せき切って動揺隠さず、ホムンクルスが一、傲慢のプライドはただひた走る。 ガチガチと合わぬ歯の根を抑え込むため、口唇に歯を刺し噛み締めながら。 事の次第を伝えるべき己の主を探し惑うその姿は幼子そのもの。 剥き出しのセリム・ブラッドレイという哀れなみなしごは、ほんとうにちっぽけなものだと誰しもに思わせる。 シューシューと、鉄瓶を沸かすような音がその小さな体躯に届く。 気にする必要などないと思いながらいくら駆けても、その不協和音は己が身に付き纏って離れない。 苛々を募らせながら拳を握り締めたその瞬間、気付く。 漏れるその音は自分の呼気吸気であるのだと。 握った拳で額を殴り付けた。 落ち着けと、何度も何度も心中で自身に言い聞かせる。 目を閉じ、深呼吸をする。 ゆっくりと瞼を開けた。 暗闇に切れ目が走り、彩りがその中から満ちていく。 無機質な回廊の只中で立ち尽くす自分を認識。 大丈夫。 理性はしっかりと稼働している。 普通なら気付かないような、すぐ傍らに転がる小さな蟲の死骸に気付くくらいに注意力も回復している。 そしてそれを見つけても、何を意味するかに思い至っても、動揺はしない。 ……事態を、整理しよう。 思い出す。 思い出す。 思い出す。 あれは、“彼”が龍脈を整調化するために入った王族の庭城からの、帰還の兆しが伝えられてからの話だ。 放送を終え――成すべきときに成すべきことを成した。 それだけだったはずなのに。 ……歯車が狂ったのは何処からだ? 少なくとも、プライドの認識する限り、歪みはこれ以前に存在しなかった。 彼の不在の間もしっかりと責を果たすと、むしろ一層の気合を入れて職務に取り組んでいたはずなのに。 破綻の足音に、自分は一切気付けなかった。 放送の直後。 土屋キリエの息絶えた、その場所で。 “ウォッチャー”への定時連絡こそが、降って湧いた破城槌だった。 『……何を怠けているのです?』 そんな、ほんの少し前の自分の暢気な呟きが疎ましい。 この時既に事態は進行していたのだろうから。 “ウォッチャー”のうち、特に優秀で“彼”に忠実な群体、ザジ・ザ・ビースト。 彼女の下へといくら文を送れど、沈黙がいらえとして帰るのみ。 不審にこそ思えど、この時は多少の苛立ち止まりで事態を深刻に考えてはいなかった。 せいぜいが黒い染みが、こころの何処かに付着しただけ。 だが。 ……だが。 『……どういうことです。 ビーストだけでなく、バックスも。 二人ともに応答しないだなんて、何かがあったというのですか?」 今日は5月1日だったのかとどうでもいいことを一瞬脳に浮かべ、しかし頭を振る。 まさかあの我の強い連中が待遇改善のデモを送る訳でもあるまい。 まるで暗雲のように、嫌な予感が黒い染みから膨れ上がる。 直後。 端末の前で立ち尽くす自分の背後から、ぱたぱたと何かの近づく音がした。 びくりと震える背中に恨めしさを感じ、振り返ってみれば。 『ふむ、面白いことになっとるのう。 あぁ、あと怯えすぎじゃお主』 『……ムルムル。戯言に付き合う暇はありません。 異常事態です。ウォッチャーとの連絡が途絶しました』 罅割れそうなほど張り詰めた己の雰囲気に気付かぬはずもなかろうに、ムルムルは緊張のかけらもない表情でトウモロコシを齧っていた。 それどころか、こちらの後手を嘲うようにその口端が歪む。 可笑しくて仕方ないとでも告げるように。 『そんなことはどうでもよかろ。 もっともっと佳い、とびっきりのプレゼントがあるぞ?』 『そんなことなどではありません! あなたはこの事態を――、』 そこに被せるように放たれた一言が。 『×××が死んだぞ?』 ありえないと叫ぶ意思を、かつての同胞の記憶が嗤う。 ありえないなんて、ありえない。 プライドを、火を付けたが如く突き動かす。 背後のムルムルの呟きに、気づかぬままに。 『――これでようやく、儂も本懐を果たせるの』と。 そして彼は、駆り立てられた先に見てしまった。 『……馬鹿な』 薄暗い部屋のその中で、アノンがぼう、と、虚ろな目でこちらを見ていた。 それはとても大事なことさと、語った時の輝きはすでになく。 天井から吊り下がった縄の下、ぶらんぶらんと揺れながら。 アノンだった果実が腐り落ちるほど熟れていた。 だらしなァく舌を出して、出すもの全部出るままに。 しかいがまっしろにそまった。 そして次の記憶は今に飛ぶ。 理解できない。 何があった。 何があった。 何があった。 いつの間に、いつからこうなった? アノンは本当に死んだのか? あれは自殺なのか? そう見えるだけの他殺なのか? 後者ならば誰がアノンを殺したのか? だとしたならばどうやって? 恐慌状態のままに暴走しかける衝動を捩じ伏せる。 何があったと思考の海に沈むのは容易い。 だが、それは現実逃避だ。 最優先されるのは、あくまでも催事の進行だ。 “彼”が戻ってくるのは文字の通りに間もなくだ。 それまでに、せめて自分だけでも責を果たさねば、破綻はいよいよ取り返しがつかなくなる。 「……ウォッチャーさえ機能していれば」 呟く言葉に力はない。 視線を落とし、俯く。 当然だ。 機能していないからこそ、こんな事態になったのだ。 アノンが死んだというなら絶対にそういう報告が上がって来るはずだ。 なのに、それさえなかったという事は。 何が起こっているのか、全く理解ができない。 地面が崩れる音を聞いたような気さえした。 深淵へと奈落へと、どこまでも落ちていくように世界が昏く見え始める。 周りの全てが信じられない。 ……そう、そんな存在にこそ、神は救いを与えんと舞い降りる。 「ただいま、プライド。世話をかけたようだね」 労りに満ちた言葉が、プライドの前方から託宣された。 びくりと少年の姿をしたモノは失態に震えるも、しかしそこに非難の意志は全く込められていない。 それどころか自信満々のその声は、どんな窮地でも打破できると確信させるに十分で。 気が、一気に緩む。 謝罪せねばと思いながらも、安堵に満たされるのを止める事は出来なかった。 縋るような目で、ゆっくりと顔を上げると、そこには待ち望んだ顔が。 「やあ、捕まってしまったみたいだよ?」 メキシコの宇宙人のような格好で、見知らぬ二人に両腕を抑えられていた。 実に爽やかな笑顔で、間抜けな着ぐるみに包まれて。 「……はい?」 何故に疑問形? とどうでもいいことに脳内で突っ込んだ瞬間。 ガツン、と、後頭部に衝撃が走った。 一瞬で全身の自由が利かなくなる。地面に叩きつけられた。 「子ォ供とッ言えどォ! 神の僭称者を奉ずるなどッ! ぬぁりませんッ!」 ……たとえホムンクルスであろうと、体の構造は人間と同じだ。 後頭部を強打されれば脳震盪を誘発され、まともな行動が取れなくなるのも至極当然。 薄れ行く意識の中――、プライドは、四角い顔の男が背後に忍び寄っていたことをようやく理解した。 その手にある分厚い本が、己を打ちのめした得物であることも。 ***** 気にしない、気にしない。 誰かの名前が呼ばれていても気にしない。 だって、だって、そんな筈などないのだから。 愛しい愛しいたからもの、星見の誓いのその結末は、少女の中では書き換えられて。 雪を踏み踏み節付け進みゃ、何もかもかも愉快に踊る。 スキップ。ステップ。ストップ。 夜風に遊んでみぞれに濡れる小柄な影は、不意に静かに振り向き止まる。 じぃと見つめる視線の先に、ゆらり滲むは童女の影。 「……時間じゃの。終わりの足音が近づいておる。 こうして挨拶に来れたのは、まあ、嵐の前の静けさというやつじゃな」 暗がりから染み出るように街灯の下に現れ出でたのは、大悪魔の名を持つ存在。 「ムルムル」 顔だけ向けた少女はくるり、身を翻し向き合い傾ぐ。 尋ね人は迅速に。 首を動かすことなく見下ろすように、目線だけを下へ下へと。 「ユッキーを探してるんだけど、どこか知らない? 私のために、どこかで戦ってくれてるはずなんだけど」 けれど、けれど。 応えはない。答えはない。 由乃の問いに付き合うことなく、事実は開示されていく。 「……もう、続ける必要もないということじゃ。 そろそろ、お主の素顔――上辺でない根源的な思考で動かんと、破綻は目に見えておる。 改竄できるのは表層のみ。起こった事実は全て記憶しておるはずじゃぞ。 ……認めるのじゃ、雪輝の終わりを」 「何を……言ってるの? ムルムル?」 「聞けいっ!」 大気を震わせる童女の怒声。 けれど由乃には届かない。 耳元に纏わりつく羽虫を見る冷たい目。 彼女は眉根を詰めてそれだけ返す。 しかし――ムルムルにはそんな事に気づく余裕もないようで。 「因果律をどれだけ検証しても、儂がまともに動けるのはこの機しか見つからんでの。 いいか、時間がない。 儂は――、“一周目”の儂の記憶を保ったまま、あの男に従っておった。 それでも儂は、お主の小間使いであるという属性から離れることは出来んのじゃ」 焦りとともに投げ出された言葉に、 ――初めて、由乃が揺らいだ。 「……一周、目?」 無意識のうちに後ろへ一歩。 捲くし立てられる言葉は唐突な言葉ばかりで、けれどどうしてかアイスピックのようで。 「よいか? “一周目の我妻由乃”という存在はもはや全ての“きっかけ”に過ぎん。 神であることを否定したお主には、デウスにも不可能じゃった蘇生は元より、因果操作も時間跳躍も叶わんのじゃ。 それ故、お主は“三周目”を始める力も術も失っておる。 いや――、今ここにいるお主には、最初からその資格さえなかったのかもしれんの」 理解不能な論理が、情報の奔流となってすり抜ける。 「記憶の改竄で自らを誤魔化し続けるのも限界じゃ。 雪輝や他の所有者の前では使わない、もとい使えなかった神の権能。 いざそれを頼りにしたとき、ここにいるお主はもはやその力がないことに気づいて絶望するじゃろう。 神の力を前提とした行動は、全てパーじゃ。もはや“やり直す”こともできん。 我妻由乃の目論見は、達成できんかった」 「何を言っている、ムルムル」 どこかの英霊の手のように。 触れるものすべてを変ずる声色が、辺りを埋める。 ……転じた先は黄金ではなく、凍てつく氷塊ではあるものの。 因果も所以も由来もなしに、あまりにも脈絡なく。 “はじまり”が、“きっかけ”が、垂れ流されて開かれる。 「……分かっておるはずじゃ。 “二周目”の7月28日。 あの日、一周目の我妻由乃の前には2つの選択肢があったのう。 何も手を加えず三周目を素直に繰り返すか、雪輝との永遠だけを――閉じ、完結した世界を求めて新たな試みに手を伸ばすか。 あ奴は自身は変わらず繰り返すことを選びながらも、もう一つの可能性としてお主を残した。 何故ならば」 「やめて」 「……生き残れるのは一つしかない神の座に至ったものだけ。 しかし、我妻由乃が雪輝と結ばれるためには未来日記を巡るバトルロワイアルを潜らねばならん。 さもなくば、雪輝が結ばれるべきは本来の想い人である――、」 「……やめて」 「それが決定した因果律じゃ。 そして、神の座に至ってしまったものは自らの運命を覆すことは出来ん。デウスや、あの男のように。 このジレンマをどうにかするために、我妻由乃は仕立てようとした。 自らの意のままの理想を実現する、完全なる自分の代行者を、の」 「やめ、ろおおおぉおおぉぉぉぉっ!!」 張り裂けんばかりの叫びは、どこか悲哀の色が練り込まれて。 ぎり、と、その手にはいつしか大剣が握られて。 「……全ては過ぎ去った時間。もはや事態はお主の手を完全に離れておる。 お主が神ではなく一プレイヤーであることを望んだときから、あの男がこの盤面を構築するまでの何所かで歯車が狂った。 あるいは、狂わされた。 誤ったのは人選か、手段か、それともそもそもの発端か。 それを問うても最早空しいだけよ。 事態はとうに、儂らの思惑とは全く異なる何かと成り果てるまでに歪んでしまっておる。 全容を知るのは、あの男だけじゃ。 誰も彼も俯瞰して、あの男だけが全てを掌握しておる。儂が今ここにいることさえの」 そして、時間が動き出す。 誰に望まれなくとも、停滞したままではいられない。 音を立てて罅が走る。 「冷静に、落ち着いて聞け。お主の力だけでは、雪輝は、もう戻らん。 そもそもよりお主は一介の駒に過ぎんのじゃ。 他の駒どもと何ら変わることない――ここまで残れたことさえ幸運と呼べる程度の!」 「黙れっ! 黙れ黙れ黙れ黙れ!」 「唯一の希望があるとしたら由乃! あの男を出し抜かねばならん! それがどれだけ難しくとも、緻密で強固な論理でも。 お主が、その手で果たすのじゃ! 完璧な世界の卵を用い、鳴海清隆でなく雪輝を――」 駆け出す足に迷いはなく。 「私はっ……、」 涙さえ浮かべた童女の顔を、諦めの笑いが彩って。 「のう、由乃よ。 ……7月28日に別の選択をした、あの我妻由乃の行く末は――どうなっておるのじゃろうなあ」 「私は、ユッキーと星を見に行くんだぁああぁあぁああぁぁっ!」 ――ムルムルのいた空間を、鉄塊が薙ぎ通過した。 黒雲に覆われた天蓋からは、冷たい風が吹き抜ける。 たどり着く先、地上には一人。 少女が独り。 息を荒げた少女が――ひとり。 「……あはっ!」 そこにはもう、何もない。 あるいはそれは、最初から。 こうして、“我妻由乃”は――、忠実なる■■■■を抹消した。 己に残された、最後のデウスの遺産のことを。 記憶も。 存在も。 概念さえも。 主に否定された空想の住人は、己を保つことは出来ないというのに。 骸さえ、残ることはなく。 「なに、してたんだっけ」 ぽかんと呆けた表情で、少女はかわいらしくも小首を傾げる。 どうしてこの手に剣があるかもわからない。 けれど、この胸にある想いは――変わらない。 たとえ彼が×んでいたとしても。 「あれ?」 ……何を、考えたんだろうか。 早くそれを認めなくては取り返しのつかないことになる。 なぜか確信しながらも、けれど踏み切れない。 今は、まだ。 ――ノイズが走り、改竄される。 「そうだ、ユッキー。……ユッキーのとこへ行かなきゃ」 それは、つい先刻までの少女のままのようでいて。 しかしなにかが、決定的に、ズレ始めていた――。 ***** ――また、ひとつ。 広間のオブジェクトが、音もなく消えていく。 失われたのは、トウモロコシの芯。 十二の物体は、確実に着実にその数を減らし。 残るは、八つ。 時系列順で読む Back 全て呪うような黒いドレスで Next JUDAS 投下順で読む Back 全て呪うような黒いドレスで Next JUDAS 156 AGITATOR/THINKER ウィンリィ・ロックベル 165 JUDAS 157 妄想日記2nd 我妻由乃 165 JUDAS 156 AGITATOR/THINKER ガッツ 165 JUDAS
https://w.atwiki.jp/jojotoho_row/pages/401.html
▲ ▲ 毒雨と悪魔の跋扈する戦場を脱した紫たち3名は、地霊殿の一室、火焔猫燐の部屋にいた。 至って普通の、年頃の女の子の住むような、小ぎれいに片付けられた洋間だ。 人間が横になるベッドの横に、クッションの敷かれた網カゴという名の猫用ベッドがあって、 『ゾンビフェアリーの部屋』と書かれたドールハウスがあって、 ところどころに実物のしゃれこうべのオブジェが飾られている以外は、至って普通の洋間だ。 鈴仙は人間用のベッドに横たえられており、ジョルノが傍に立って治療を行っている。 八雲紫は、その様子を見守っていた。 そして今、ジョルノのスタンドの指がヘビとカエルの喉元から赤い液体をすくい取り、鈴仙の腕に注ぎ込んだ。 「血清の投与が完了しました。 ……ひとまず、これで命は助かると思います。 いつ目を覚ますかは本人の生命力しだいですが…… 今まで見てきた限り、妖怪の生命力ならすぐ良くなると思います」 「腕の具合は、問題なさそうね。……この子の持ってきた糸に救われたわ」 紫は最初、スキマでジョルノの腕の治療を試みたが、上手く行かなかった事を思い出した。 スキマによってジョルノの腕を繋ぐと、止血することまではできたが、腕は殆ど動かせなかったのだ。 通常であれば切断された四肢を持ち主につなぎ直すくらい訳ないはずが、どうやら制限を受けているらしい。 紫自身の外れた肩は、何とか動かすようにはできたのだが……。 ジョルノのスタンドも、傷を治す能力のみが特に低下している、という。 殺し合いを促す上で、強力すぎる治癒能力は邪魔、という主催者の意図なのだろうか。 とにかく、スキマだけでは腕を完全に治すことはできず、鈴仙への血清も間に合わなかっただろう。 血清を与えられた鈴仙は、目に見えて回復し始めていた。 溺れるように激しく、消え入りそうにか細かった呼吸は力強くゆっくりしたものへと、安定を取り戻した。 全身の皮膚を赤黒くマダラに染めていた腫れは、既に引き始めている。 そんな鈴仙の様子を見てジョルノは安堵の息をつき、口を開いた。 「紫さん。……第二回放送の内容、覚えていますか?」 とても第二回放送を聞いていられる状況ではなかったであろうジョルノに、紫は放送の内容を教えた。 正確に、なるべく動揺を表に出さないように。 「……以上、18人よ。知り合いの名前はあった?」 「先ほどあの場所で殺害されたトリッシュと、それから……ブチャラティ、小傘」 「ブチャラティとは、あなたの友人?」 「尊敬する上司……でした」 「上司? あなた、どう見ても学生やってる歳に見えるけど」 紫のもっともな問いに、実は、とジョルノは自己紹介を始めた。 曰く、彼は日系イタリア人の15歳で、イタリアの大規模なギャング組織に入団し、 今はボスをやっている。スタンド能力に目覚めたのは数ヶ月前の事だという。 今でも中学校に籍はあるので、学生というのも間違いではないですが――と付け加えた。 人外の存在である紫をして、あまりに荒唐無稽と評せざるを得ない経歴。 だが『子ども』らしからぬ肝の座り方と判断力を幾度も見せられてきた以上、納得せざるを得なかった。 「あの、出過ぎた真似かも知れませんが……紫さんは」 なるべく動揺を露わにしないと決めていたのに、この少年には知り合いの死を見抜かれていたらしい。 彼が鋭いのか、それとも傍から見た私の動揺が思ったより大きかったのか。 「……八雲藍と、橙ね。特に親しかったのは。 実は、思った程ショックじゃないのよ。……胸騒ぎがして、何となくわかってしまったから。 付き合いが長かったから、かしら」 言い訳がましく、ショックでないと強がってしまう。なんて醜態だろうか。 私がディエゴに操られてなければ、彼女らと合流できていたかも知れないのに。 私があそこでDIOに不意打ちを受けていなければ、ディエゴの駒になどなっていなかっただろうに。 私が第一回放送で動揺していなければ、DIOに遅れをとることなどなかっただろうに。 ――気を強く持たなければ。ドミノ倒しに、全てがダメになる。 「……こう言うと薄情かも知れませんが、ぼくもそれほどショックはないです。 ぼくの知るブチャラティは、既にこの世を去った人だった。 ディアボロやプロシュートと同じように、生きている時間軸から連れて来られたんだと思う。 亡くなった時の彼はパッショーネの幹部か、その数日前まではヒラの構成員だったから、 ぼくがブチャラティの上司になってしまいます。……おかしいです、そんなの」 「……プロシュートとは、また私の知らない名前ね。 ……知っていることを、話してくれる? お互い、今は為すべき事をしましょう」 そう、今はとにかく、為すべきことを。 ようやく、それが叶う。失われたモノに囚われ続けるのは、お互いのためにならない。 ――ついさっき、いや、今も痛感させられ続けている。 紫は、ジョルノと、ここに来てからの経緯と、知り合いの名などを手短に交換する。 最初に伝えなければならないのは、ディエゴのスタンドによって恐竜化させられ、 いつまた操られるか解らないこと。 自分に恐竜化の兆候が見られたら、すぐに鈴仙を連れて退避してほしい、と。 味方の顔をしていながら、次の瞬間に敵に回ってしまうかも知れない現状は、 本当に、不甲斐なかった。 既にスタンド使いを数多く目にしてきた紫にとっても、 ジョルノから得た情報は大いに驚かされるものだった。 イタリアでは、今もスタンド使いのギャング達が抗争を繰り広げており、 ジョルノはその収拾に奔走していた、という。 何でもギャング組織の前のボスであるディアボロが作った麻薬チームが、今も麻薬を売り続けているため、 こちらも討伐チームを結成して力づくで止めに行かなければならない、とか。 人間を吸血鬼に変える石仮面が今もイタリアのどこかに隠されているとの情報があり、 急いで探し出して処分しなければならない、とか。 まるで荒唐無稽な話が現実の――外の世界の、社会の一部となって飛び交っていて、 これでは我々妖怪が幻想となって隠れた意味がない。 人間同士の争いに忙しくて、妖怪など既に眼中にないのだろうか。 ――だが、妙だ。参加者の半数が知り合いだった私に比べて、妙に彼の知り合いが少ない。 ズィー・ズィーもそうだったが――。 ジョルノ自身、あの吸血鬼DIOの血の繋がった息子なのだという。 そこで試しに、体質について訊ねてみる。 が、彼は日光や流水を苦手とするわけでなく、にんにくも平気らしい。 豆類は苦手とのことだが――単なる食の好みの問題のようだ。 つまりジョルノは生物学的には完全に人間で、つまりあのDIOという男も、しょせん改造人間に過ぎないのだ。 それにしても―― 「あの男から、こんな人間のできた子が生まれるとはね。……世の中、解らないものだわ」 「出来ている、なんて評してくれるのはうれしいですけど、 ぼくは生まれつきこんな性格だった訳じゃありませんよ。 一歩間違えば――「……っくしゅん!!」 「あら?」 ベッドで横になっていた鈴仙がくしゃみをしていた。 毛布の上からでも微かに膨らみを主張し始めた胸がゆっくり上下している。 頬に赤みが差し、わずかに開いた唇からは白い歯が覗いていた。 回復は、もう時間の問題だろう。 「手当の時に、衣服は全て破いてしまいましたからね。 血清を打ったとはいえ、毒ガエルの体液が染み込んでいた服を着せたままというわけにもいきません。 紫さん、着替えを探してきてくれませんか?」 「……この子はこの子で、様子がおかしいのよねぇ。 本来は、あんな危険地帯に自分から飛び込んでいくような子じゃなかったんだけど」 「彼女、ディアボロの名を叫んでいました。彼女に親しい人をディアボロに殺されたのでは……」 「考えられなくはないけど、彼女と親しい永遠亭の人達はみんな生きてるのよね……。 そもそも、私の知る鈴仙は、仇討ちなんてできるような性格の子でもないし」 「人が変わったみたい、ですか?」 「変身能力を持つ妖怪がいない訳ではない、けど……どちらかというとこれは、 本人が精神をいじられているように見えたわね。どう考えても、アレは自殺行為だもの。 ジョルノ、スタンド能力の中に、性格を変えてしまうものってないかしら」 「性格とは違いますが、『嘘しか喋れなくなり、本当のことを言葉でも書き文字でも表現できなくなる』 スタンドなら見たことがあります……治療した時には、そのような痕跡は見られませんでしたが」 「彼女が目覚めた時に、本人に直接聞いてみるしかないわね。 ……ジョルノ、一度、彼女と二人きりで話をさせてくれないかしら。 短い時間で構わないわ。あまり長い時間を掛けると、恐竜化するかもしれないし」 「ぼくも一緒の方が良いのでは」 「一応、顔見知りの私と、二人きりにして欲しいのよ。 で、着替えだけど……要るかしら、服」 「……えっ」 「だってこの子、ウサギよ?」 「ええ、そうですけど……会った時は服を着ていましたよね。 ……だいいち、耳と尻尾以外はほとんど人間の女の子と変わりないじゃないですか」 「ふふ、そうね。こんなちんちくりんでも、裸だと15歳の男の子には目の毒よね」 「そういうことを言いたい訳では"まったく"ありませんが、彼女自身がかわいそうです」 「淡白な子ねぇ。でも、この子が人間の姿じゃなくて、例えば、 動物の兎が二本足で歩いてるような姿だったとしても、同じことを言えるかしら?」 「……いったい、何が言いたいんですか?」 「……私も、知りたいわね。……さて、着替えは私が探してきましょう。 本来なら女の私が鈴仙に付いているべきなのでしょうけど……いつ恐竜化するか分からないし。 ジョルノ君、鈴仙を頼んだわね。この家の構造には詳しくないから、"ちょっと"時間がかかるかもだけど。 ……イタズラしちゃだめよ?」 そう言ってウインクした紫はスキマを開き、壁向こうへと姿を消した。 ▲ ▲ 屠殺直前の家畜のように諦めきった表情で座り込む鈴仙。 彼女に少年の方、ジョルノが片膝を突いて身を屈め、鈴仙と目を合わせた。 鈴仙はその視線をかわすように、顔をうつむけた。 するとジョルノは、こう言った。 「鈴仙。ぼく達と一緒に、来てくれないか?」 「えっ………………殺さないの、私を」 「君が正気か確かめたかっただけだよ。 ……それにしては、随分と過激なやり方だったと思いますけどね、紫さん?」 ジョルノが紫に振り向くと、紫はにっこりと微笑んだ。 「ちょっと脅しを掛けてみただけよ。どうもあなた、『死にたがってる』ように感じられたから。 あの時『死にたくない』とか、『助けて』とか一言でも言えば開放するつもりだったのに。 ……力づくで脱出を試みるなんて、貴女って想像以上に強情な子だったのね」 先ほどまでの紫のあの残酷さは、全て演技だった、ということらしい。信じがたいことだが。 「……という訳です。今の紫さんのやり方には君も思うことがあるでしょうが、 ぼくたちは、この殺し合いを止めたいと思っています。 君の憎む相手、ディアボロも倒すつもりでいる。君の力を貸してほしい」 ジョルノは、鈴仙の方をまっすぐに見つめていた。 鈴仙は耐えきれず、紫の方に目をやる。 「……どのような選択を取るにせよ、せめてどんな場面でも死力を尽くしなさい。 貴女の頭できちんと考えて、最善と確信できる行動を判断し、実行なさい。 兎の尻尾は短いのだから、お尻に火が着いたと思ったら、あっという間に丸焼きよ。 今までのように中途半端では、本当に貴女は【P】[パワーアップアイテム]扱いよ」 「ジョルノ、君? ……私なんかで良いの」 「君のことについては、紫さんからも少し聞かせてもらった。 応用の利く、非常に優れた才能を持っていると思う。 それに君はウサギの妖獣なら、耳も良いのだろう。鼻も利くのかもしれない。 だから、君の力を貸してくれたら、とても心強いんだけど」 「ジョルノ君、助けてくれたあなたの恩に報いたい、です。 けど、信用できない。紫さんでも、ジョルノ君でもなく、自分自身が、信用できない。 あなたに同行しても、私じゃ足手まといになってしまう」 「……一度、魔理沙たちを裏切ったと言っていたね」 「もうしない、って、心に誓ってる。 でも、私なんかの誓いは無駄だとも思う。 ……また殺されかけた時、今度はジョルノ君たちまで裏切ってしまうかも。 だから、あなたたちに近づきたくない……私は、誰かの仲間になる資格なんて、ないのよ」 「……たった一度、失敗を犯したくらいで、一生、仲間から、逃げ続ける気なのか? それは、失敗を防ぐために自分から失敗し続けるのと同じじゃないのか?」 「たった一度、じゃあ、ないのよ。私は。 私は元々ね、月の都の兵隊で、でも逃げ出したのよ。 地球人が月面に旗を立てて、地球人が攻めてくるって噂が流れただけで。 戦わなきゃいけない仕事なのに。私なんて、破滅して当たり前の存在なのよ。 失敗というなら、私が、私という人格を持って生まれ落ちたことが、たった一度の、最大の失敗なのよ……」 「……そうよ。私の心には何一つ、誇れるような真実は存在しなかった。 何もかもが、上っ面だけの、失敗作の紛い物だった。 一時の勝利で増長して、唯一度の敗北で萎縮する! 仲間がいれば依存して、孤高を気取れば迷走する! 味方に対しては有害で、敵のコマとしては有用で! 慎重を期して後退したつもりが、傍目には臆病でしかなくて! 勇気を奮って前進したつもりが、事実では無謀でさえなかった!」 今まで心の底に澱んで溜まっていたもの。 誰にも言えない、かつての師にさえ打ち明けられることのできなかった思い。 なぜか、止まらなかった。――それは、後から思えば、一種の甘えだったのかもしれない。 「私はね、クズなのよ! カスなのよ! 生まれながらの! 人間のあんたにはわからないのよ! 私が、クズの私として生まれ落ちた絶望が! 両親から愛されて、自信たっぷりに育ったあんたには!! この穢れた魂を禊ぐために、私はディアボロを殺(け)すのよ! できなければ、クズが一匹消えるだけ! それの何が悪い!」 その時――プッツンと、何かが切れる音がした。 ジョルノのスタンドの黄金の右の掌が、鈴仙の頬に叩き込まれるのは、ほぼ同時だった。 「……黙れよ……! 僕がわざわざ救ってやった命を、これ以上侮辱するな……! 「ざ……残念だったわね! わざわざ助けてやった命がこんなクズで!」 スタンドによって増幅された痛みに耐えながら、鈴仙の左手がスタンドの右腕を掴んでいた。 「そして……」 ジョルノのスタンドが左手を振り上げた。 鈴仙は右腕で防ごうとするが―― 「僕の命を救ってくれた恩人を、これ以上侮辱するなああ!!」 間に合わない。ゴールド・エクスペリエンスの左腕の方が遥かに速い。 歴戦のギャングさえ震え上がる激痛を顔面に立て続けに受け、たまらず鈴仙が崩れ落ちた。 「…………うう……何それ……? 私は……あんたなんて助けた覚えは……」 「……君の持ってきてくれたあの糸。ゾンビ馬、だっけ? アレがなければ、ディアボロに腕を斬り落とされたぼくは助からなかった。 ……君は、ぼくの命を救ってくれたんだ」 「……ああ、そう。元々はそれ、霊夢に届ける予定だったんだけど。 別にあんたを助けようとした訳じゃないんだから、私なんかに感謝しないで」 「糸の使い方は、魔理沙という金髪の子が教えてくれたんだ。 あの子に貴重な糸を分けてあげて、使い方まで教えたのは 霊夢たちを確実に救うためだったんだろう? でなければ、気を失っていたきみがゾンビ馬を持っていたことも知らず、 持ち物の中から糸が出てきても、使い方が分からなかったかも知れない。 だとしたら、ぼくは治療が間に合わず失血死していたかも」 「……じゃあ、魔理沙に感謝すればいいじゃない」 「わからないか? ……きみの、友を想う気持ちが、ぼくの命を救ってくれたんだ。 きみは、友達想いの、優しい人なんだと思う」 「ああ、そう。……で、だから何? 私が友達想いの一面を持っていたとして、 私が根っからのクズでカスであるという根底だけは、覆せないわよ」 ジョルノが、鈴仙の赤く腫れた頬にスタンドの掌をかざした。 痛みだけで気絶しそうな、あの感覚を思い出しそうになり、鈴仙の身体が強張った。 「……お願いだから、もうやめてください。自分の事を無用に貶めるのは。 さっきみたいに、痛みで体に覚えさせる真似はしたくない。 言葉が通じる相手なのに、家畜をしつけるみたいで。……ぼくだって、心が痛むんだ」 無用じゃない、と鈴仙は声に出そうとした。 が、ジョルノの発する声の波長は、僅かだが、恐怖やトラウマの感情を含んでいるように感じられて、 ――何か嫌なことを思い出しながら話しているようで、思わず声が詰まった。 鈴仙にその理由は知れない。教育やしつけというものは、痛みと共にあるのが当然だったからだ。 「……きみが、ディアボロを発見しても姿を隠さず、 大声で叫びながら突撃した理由、ぼくにはわかった」 「……私の知能が気づかない間に低下していたのよ。紫が言ってたじゃない」 「断じて、違います。きみの行動は、ある一点において、この上なく適切だった。 きみが、あの場にいた全員を、守ってくれたんだ。ディアボロから」 二人のやりとりを静観していた紫が、ハッとしてジョルノを見た。 「紫さんも、理解してくれたみたいですね。 鈴仙。きみは、ディアボロのスタンドの発動をいち早く察知すると、 最初に、その場の全員にディアボロの攻撃への対処を叫んだ。 そして、きみがあの時、敢えて姿を晒しながら突撃していなかったとしたら、 ぼくは腕だけでなく、首まで落とされていたと思う」 「……ゾッとしないわね。ディアボロの、時間を吹き飛ばす能力。 あの場でその能力に対抗しうる可能性がディアボロに知られていたのは、恐らく、ここの鈴仙だけ。 この子が突っ込んでこなければ、誰にも手の着けられないディアボロがそのままあの戦場に居座って、 殺[ヤ]りたい放題に殺っていたかもしれない……ということ?」 「あなたがぼく達の生命よりも復讐を優先して、姿を隠しつつ慎重に近づいていたら、 トリッシュだけではなく、ぼくと、他に何人もがディアボロに始末されていたと思う。 どこまであなたの計算があったのはわからないけど、 復讐の機会をフイにしてまでとったあなたの行動は、確かに、 ぼくと紫さんを含むいくつもの命を救ったんだ。 それは、あなたのかけがえのない『優しさ』によるものだと思う。 ……毒虫をなぜ防がなかったのかは、ぼくにもわかりませんけど」 「……私は、『甘かった』、という訳ね。 本気で復讐を成し遂げるなら、知り合いの危機にも無関心でなければならなかったってことか……」 「……鈴仙。復讐は、もうやめにしないか。復讐なんて、君にはできないと思う」 「復讐なんて、無駄なことはやめろって。復讐に囚われて、大局を見失うぞって。 結局、あんたもそう言いたいわけね……ジョルノ。 『たかが兎一匹』の私が、大局を見て、どうしろというのよ。 私は結局、目の前の事を追いかけるだけで精一杯。二兎を追うものは一兎をも得ず…… 私は、友達がどうとか、他人がどうとか、面倒を見られる器じゃなかったのよ。結局。 だから、せめて、一つくらい……」 「復讐するのが、良いか悪いかの問題じゃないんだ。 向き不向きの問題で、きみには向かないと思う」 「……でも、ディアボロを殺さなきゃ、みんながあいつに殺されるのよ?」 「それだよ。それで良いんだ、きみは。……きみはやっぱり、優しいんだ。 それを『甘さ』と捉えて切り捨てようとするのは、ぼくはもったいないと思う。 きみは復讐のためではなくて、友達を、仲間を守りたいという気持ちから、戦えばいい。 無意識の行動だったにせよ、きみはあの時、復讐よりも、他者を守る事を選んだんだ。 きみは、きみのままで良いんだ」 「……それが私の、一番怖れていることなのよ!?」 「……無理に上っ面だけの憎しみで、自分自身を奮い立てなくてもいいんだ。 ディアボロを憎むなとは言わないし、憎しみが消えるとも思わない。 でも優しい心を持つ君は、憎しみをエネルギーにはできないんだと思う。 それは何も間違っていない。至極真っ当な心の持ち主だよ」 「けど、私は……私なのよ? 筋金入りの臆病者として生まれて、故郷さえ裏切った私なのよ? どこにも行くことのできない、私なのよ? そんな惨めな私に、私のままで惨めに存在しろっていうの?」 「……くどい。鈴仙。君をもう、ぶちたくないんだ。 ぼくは、君がありのままの君であることが素晴らしいことだって言っているんだ。 君はありのままの君が一番強くて、それで十分に強いと、ぼくは思う。 最初にディアボロと戦った時は、アリスという子を守るために戦ったんだろう?」 ジョルノが再び、鈴仙へと手を差し出した。 「……だから、もう一度、たずねよう。 鈴仙。ぼく達と一緒に来て、この殺し合いを止めるのに協力してくれないか?」 ――だが、やけに遠い。 床に座った鈴仙が手を伸ばすだけでは、届かない。 ジョルノの手を取るには、鈴仙自身が『立ち上がって、一歩踏み出す』必要がある。 『とてつもなく遠い』距離だった。 「さあ、ぼくの意志は示した。あとは、君の判断で決めてほしい」 鈴仙がありのままの鈴仙であることを、ここまで真摯に必要としてくれる人が、なんと、存在した。 しかも、彼は目の前で、自分に向けて手を差し伸べている。力を貸して欲しい、と。 ――鈴仙には、信じられなかった。信じようとしてはいけないとさえ思っていた。 だけど、その事実から目をそらすための退路は、もう塞がれてしまっていた。 彼に付いて行って力になりたかった。 彼の誘いをフイにする理由など、鈴仙には存在しなかった。 ここで付いて行かなければ、それこそ、自分自身の価値と、 ジョルノの意志を、自らドブに投げ捨てるようなものだ。 なのに、立てない。 立ちあがって、一歩踏み出し、ジョルノの手を取るという行動が、できない。 立ちあがらなければ、進めないというのに。 進めなければ、自分の価値と、ジョルノの真摯な想いをドブにぶち込むというのに。 しょせんそうしてしまうことが、自分にとってお似合いなのか。 ――だけど、自分はともかく、ジョルノまでドブにぶち込みたくはない。 なのに、体が、肩が、とてつもなく重い。 自分の意志で、進まなければならないのに。 進んだ結果、自分の失敗でジョルノたちを死なせるかもしれない。 そう思うと、私なんかが立ち上がってはいけない気がする。 選択に伴う、責任の重さ。 思えば、こんなことは初めてだ。自分で、進むべき道を選ぶということは。 月で兵隊になった理由は、もう憶えていない。 恐らく、才能を認められてのことなのだろう。たぶん自身の意志ではない。 兵隊を抜け、地上に逃げた時、こうして座り込んで途方に暮れていたところを拾われた気がする。 その時、私を拾ってくれた誰かの手はこんなに遠くなかった。 座ったままで届いたはず。こちらから何もせずとも、耳を掴んで引っ張り上げてくれたはず。 「何を、怖れているの?」 紫が言った。 何もかもに決まっている、と鈴仙は思う。 ああ、そうとも、この選択にまつわる、何もかもが、怖ろしい。 ジョルノを、仲間を失うのは、自分のミスのせいなのか、自分の不在のせいなのか。 ――どちらにせよ、自分の選択の結果なのだから。 ジョルノが、私を対等な、一人の戦力として、人格として、当てにしているのだから。 『別に君が居ようと居なかろうと、ぼくに影響はないけど、可哀想だから付いてきても良い』 そう言って誘ってくれたなら、どれだけ気楽だったことか。 だから私は『独り』が良かった。 『独り』は確かに怖い。だけど『一人』になるよりは、マシだった。 一人前の、『一人』の存在として、見られたくなかった。 ――私の成長を縛っていたのは、他でもない、私自身だったのだ――。 ここで進まなければ、私はきっと一生、『一人』にはなれず、『独り』のままだ。 周りに誰がいようとも、周りの誰とも対等な『一人』にはなれず、ずっと『独り』なのだ。 ジョルノは、まだ待ってくれている。 立てない? 立てないなら――匍匐前進。這いずってでも進むまで。 汗にまみれた素肌が床を擦って気持ち悪いが、関係ない。 その速度は遅々として遅く、濡れた軌跡を床に残して――。 これではまるで、毛虫、いや、地を這う蛞蝓[ナメクジ]だ。 私はまだ、兎未満。 それでも、私が這いずるための大地は、きちんとそこにあった。 なぜなら、ジョルノが上で待っているから。 天で太陽が輝くなら、その下に大地が存在するのが、地上の摂理。 ジョルノ、あなたが私を、大地へと導いてくれた――。 こうして、遥か百万マイクロメートルもの長い長い旅を終え、鈴仙は太陽の足元へとたどり着く。 視界が霞んで、顔が見えない――。 それでも、太陽のような、ジョルノの波長だけは、肌で感じ取ることができる――。 にじんで溶けた視界の中で中空に手を伸ばすと、指先がジョルノの手の甲に触れる。 ジョルノは、間違いなくそこにいた。 鈴仙が必死でその手を掴むと、ジョルノは優しく鈴仙を引き上げ―― そこで鈴仙は自分が裸だったことを思い出したが、既にもうどうでも良くなっていた。 裸より恥ずかしい心の内を、たっぷり吐き出してしまったからだった。 が、そこで、紫の大きな咳払いが聞こえて、羞恥心を取り戻した鈴仙は、 ベッドに広げられていたセーラー服に飛びついたのだった。 ○ ○ 鈴仙が鏡に向かって一回転すると、長い耳と髪と一緒に、大きな襟がふわりと揺れた。 スカートからすらりと伸びる長い脚は、スマートな印象を与え、彼女の身長を本来より高く見せていた。 スカーフを左右対称に結んで――これで完成。 「うん、良く似合ってるよ、鈴仙」 後ろでジョルノがそう言うと、鏡に映る表情が自然と緩むのが分かった。 お世辞とわかっていても、やっぱり嬉しいのは、少女のサガ、か。 「本当ね。……生まれが生まれだから、自然と似合ってしまうのかも。 ……そのセーラー服も、元は水兵の服だから」 それは私が、元々月の兵士だったから、ということ、なのだろうか。 相変わらず、含みのある言い方の好きな御仁だ。 「鈴仙、あげるわ。これ。……さっき脅迫した、お詫びだと思ってちょうだい」 八雲紫はそう言って、鈴仙に黄色い紙切れを手渡した。 「お詫びなんて、別に……ゲッ! これ、さっきの……」 式神だ。……頭に貼り付けると、思考を奪われるといって、見せつけてきた。 「……その式神、本当は、貼り付けた者を操る機能なんてないわ。 私の作ったスペルカードを封じてある。 貼り付ければ、その術を発動するための知識を与えてくれるわ。 今もあなたの頭の中に入っている、スタンドDISCと似たようなものと考えなさい。 だけど結局、実際に発動できるかは、式を憑けられた者の力量次第。 劇的なパワーアップを望めるようなものではないわ」 「……どうして、それを私に?」 「その式神には、私の、『境符「波と粒の境界」』が封じられている。 あなたの力なら、それを発動して私のものと似たような弾幕を放つことも可能でしょう。 ……けど、私の狙いは、それじゃない。それだけなら、ただの劣化コピー。 この術には、あなたの能力を成長させるための、ヒントが含まれている。 理論を言葉で教えるより、式神で直接知識を流し込む方が効率的だから、作ったんだけど」 「私の『波長を操る』程度の能力に、まだ『先』がある、と?」 「ええ。波と粒の境界を超えた時、あなたはきっと、玉兎を超える。 『海と山を繋ぐ』ことさえ、可能となる……かも知れない。 ……これでも、あなたには期待してるのよ?」 「……あなたに言われなくても、私は勝手に強くなってやりますよ」 「じゃあ、この式神も要らない?」 「あっ、もー、誰も要らないなんて言ってないじゃないですか!」 八雲紫は心から、この地上の兎の成長を願っていた。 でなければ、結局、彼女は悪意の餌でしかないのだから。 鈴仙と初めて出会った、永夜異変から数年。わずかだが、彼女の肉体は成長している。 肉体を少なからず精神に依存する妖怪という種族にとって、それは精神の成長を意味する。 槐と安とは実に名を敗る、とは、いつかの不良天人が彼女に寄越した忠告だったか。 月人たちの庇護の下、ひたすらに安息だけを望むのが、かつての鈴仙だった。 そんな彼女が、理由はどうあれ。自らの意志で永遠亭の庇護を離れ、自らの意志で行動している。 地上の民の仇を討つために。地上の民を守るために。 ――私から言わせれば、彼女はもう、立派な『地上の兎』だ。 彼女自身が願うまでもなく、彼女は成長し始めている。 成長したところで結局、あの神へと転じた化け傘のように、強大な悪意に叩き潰されるだけなのかも知れない。 それでも、八雲紫は種を蒔くことをやめないだろう。 幻想郷という空間を現在の形にしたのは、まさに成長させるためなのだから。 幻想の成長を促し、現実に返り咲くための力を蓄えるための空間なのだから。 此度のバトルロワイヤルで、『幻想』は予定より大分早く『現実』の悪意に晒されることとなった。 他人の事を言えた立場ではないが、今度こそ、彼女には強く育って欲しい、八雲紫は、そう願っていた。 そして――と、八雲紫は、ジョルノの方をちらりと見る。 彼には、人の本質を見抜き、正しい方向へと導く才能があるようだ。 その人々を導く灯台のように光り輝く精神こそ、彼の際立った才能だと思う。 生命を操り傷を癒やすスタンド能力など、そのおまけに過ぎない。 聞けば、彼はあのDIOの息子なのだという。DIOも、言葉で幻想郷の少女たちを籠絡する術に長けていた。 まるでコインの表と裏、光と闇――。 人の心に完全な光と闇など存在しないにせよ、彼ら親子はその両極端に近い存在に感じられた。 紫の視線にジョルノが気づき、目が合う。 どうか鈴仙を、正しく導いてほしい――紫は視線でそう、懇願した。 紫さんがぼくの方を見て、何かを訴えかけている。 鈴仙――彼女の事だろう。 ぼくに何ができるかは、正直、わからない。 ただ――放っておけない所がある。 彼女は、自分がこの世のカスだと言っていた。どこにも向かうことがないと言っていた。 こんなことを彼女に言ったら機嫌を損ねるかも知れないが―― まるで子供の頃の、あのギャングと出逢う以前の、ぼくだ。 母親に構われず、養父に殴られ、街の悪ガキにいじめられて居た頃の――。 ぼくはその頃、どこにも誰も味方の居ない、ひとりぼっちの――この世のカスだった。 誰一人信用できず、一生暗闇をさまよい、どこにも行くことのできない運命が続くと思っていた。 そんなボクの心を救ってくれたのが、顔も名前も憶えていない、所属も知らない、あのギャング。 今、彼はどうしているのか。 今もギャングなのか、もう足を洗ったのか、それとも既にこの世を去ってしまったのか。 いずれにせよ、子供のぼくと同様に苦しむ彼女を救うために、 ぼくはあのギャングが教えてくれたことをするだけだ。 『一人の人間として、敬意を持って接する』――なんて、なんて当たり前のことなのだろう。 そんな、当たり前のことをしてもらえなかったからこそ、苦しかったのだ。 そんな彼女にも、いずれ彼女の希望を見出すことができるときが来ると、信じたい。 ジョルノが、こちらを見た、気がする。 私は、彼に付いていくことを、とうとう選んでしまったのだ。 選んでしまったからには、彼の期待に応えたい。 正直、まだ自信がある、と言える訳ではないけど、でも――。 私がいじけて力を発揮できなければ、彼が悲しむ。それだけは、いけない。 なぜ、私は彼が悲しむと、確信できるのか。 ついさっきまで赤の他人だったのが悲しむ事を、どうして私はいけないことだと思うのか。 月で兵士だった頃。永遠亭に居た頃。 私が何を感じようと、何を考えようと、誰も気に掛けなどしないと思っていた。 逆もまた然りで、他人が何を考えていようと、実害がない限りは無関心だった。 (実害がありそうな時は全力でビクつく) それは私が兎の妖獣だからなのか。 動物の兎は群れで生活する一方で、孤独である。何も矛盾していない。 群れるのは捕食者に襲われた場合に散り散りで逃げて、自分が標的にされる確率を下げるためだからだ。 いざとなったら私じゃなくてアイツが喰われてほしいと、兎の一匹一匹がそう考えていて、 周りの同族も当然同じことを考えていると知りながら、生き残る確率を上げるためだけに群れている。 単独で生きる種より、よほど孤独な種なのかも知れない。 そんな動物の本能が染み付いた私が、今まで他人を信じるという発想を持てるはずがない。 永遠亭の面々さえ、心の底からは信用していなかった、と思う。だから、ここでは会いたくなかった。 私の事をよく知るからこそ、特に会いたくない面々だった。 彼女らは、特に、『あいつ』――八意様は、八雲紫のように優しくはない。 私を足手まといと判断したら、即殺処分されるだろう。――私は、『あいつ』が、怖かった。 私に聞こえていないと思ってか、 『もし私に逆らうようだったら、兎一匹位どうとでも……』と、 声に出していたのを聞いてしまったことがある。 そうでなくとも、彼女にとっての一番は、輝夜様。 私は――人間が『一匹』の兎を見る目でしか、見られていなかった。 だけど幻想郷では、そして、ジョルノにとっては、他の多数の『一人』の妖怪と同じだった。 ――多分、いま、私は、その事がとてもうれしいのだと思う。 だから、永遠亭のためではなく、ジョルノのため、幻想郷のために動きたいと感じたのだと思う。 だとすれば、私の『大地』は、きっと――。 ようやく。 ようやく、そこに居合わせただけだった寄せ集めの3人が、目的を同じくするチームの様相を示し始めた。 ある者にとって他の二人は、『穴を空け、繋ぐ能力者』と、『銃弾を放ち、探索に長けた能力者』。 ある者にとって他の二人は、『発展途上の妖獣』と、『頭脳明晰の参謀』。 ある者にとって他の二人は、『精神を導く高貴な血統』と、『知識を授ける深遠な賢者』。 お互いにとって喪ったはずのモノ、捨てたはずのモノが、図らずも再び集まった。 その事実は、未だ当事者さえも知る所ではないのだった。 ※今後の3名の行動については、後の書き手さんにおまかせします。 ○支給品紹介 『式神「波と粒の境界」』 八雲紫謹製の式神。見た目は手のひら大のお札。 八雲紫のスペルカード『境符「波と粒の境界」』の発動方法が封じられており、 頭に貼り付けると、そのスペルカードを放つための知識を得られる。 ただし、スペルカードの威力は使用者の力量次第。 式神は水に弱く、普通は濡れると剥がれてしまうので注意が必要。 『ぶどうヶ丘高校女子学生服』 ぶどうヶ丘高校の女子制服。セーラー服。冬服であるため、長袖。 サイズはMサイズ。東方projectの女性キャラクターでは、 身長設定『やや低い』~『やや高い』までの体格なら、違和感なく着こなすことができる。 身長170cmを超える徐倫、エルメェスらが着るには小さすぎる。 身長163cmのトリッシュなら、何とか着られる。男性が着ることはできない。 『鈴仙の服(破損)』 鈴仙の、玉兎時代の軍服(ブレザーなど)。バラバラに切り裂かれており、もはや服としての機能は果たさない。 さらに雨と泥と血で汚れた上、ヤドクガエルの毒液が染み込んでおり、不用意に触るのさえ危険である。 【D-2 猫の隠れ里の地下 地霊殿・火焔猫燐の部屋/真昼】 【ジョルノ・ジョバァーナ@第五部 黄金の風】 [状態]:体力消費(大)、精神疲労(大)、スズラン毒・ヤドクガエル・マムシを無毒化 [装備]:なし [道具]:基本支給品、不明支給品×1(ジョジョ東方の物品の可能性あり、本人確認済み、武器でない模様) [思考・状況] 基本行動方針:仲間を集め、主催者を倒す 1:※今後の行動方針は、後続の書き手の方にお任せします。 2:ディアボロをもう一度倒す。 3:あの男(ウェス)と徐倫、何か信号を感じたが何者だったんだ? 4:DIOとはいずれもう一度会う。 [備考] ※参戦時期は五部終了後です。能力制限として、『傷の治療の際にいつもよりスタンドエネルギーを大きく消費する』ことに気づきました。 他に制限された能力があるかは不明です。 ※星型のアザの共鳴で、同じアザを持つ者の気配や居場所を大まかに察知出来ます。 ※ディエゴ・ブランドーのスタンド『スケアリー・モンスターズ』の存在を上空から確認し、 内数匹に『ゴールド・エクスペリエンス』で生み出した果物を持ち去らせました。現在地は紅魔館です。 【八雲紫@東方妖々夢】 [状態]:妖力消費(小)、鼻を打撲、全身火傷(やや中度)、全身に打ち身、 右肩脱臼(スキマにより応急処置ずみ)、左手溶解液により負傷、 背中部・内臓へのダメージ [装備]:なし(左手手袋がボロボロ) [道具]:ゾンビ馬(残り5%) [思考・状況] 基本行動方針:幻想郷を奪った主催者を倒す。 1:※今後の行動方針は、後続の書き手の方にお任せします。 2:幻想郷の賢者として、あの主催者に『制裁』を下す。 3:DIOの天国計画を阻止したい。 4:大妖怪としての威厳も誇りも、地に堕ちた…。 5:霊夢たちは魔理沙に任せる。 [備考] ※参戦時期は後続の書き手の方に任せます。 ※放送のメモは取れていませんが、内容は全て記憶しています。 ※太田順也の『正体』に気付いている可能性があります。 【鈴仙・優曇華院・イナバ@東方永夜抄】 [状態]:疲労(大)、妖力消費(小)、両頬が腫れている、全身にヘビの噛み傷、ヤドクガエル・マムシを無毒化 [装備]:ぶどうヶ丘高校女子学生服、スタンドDISC「サーフィス」 [道具]:基本支給品(食料、水を少量消費)、綿人形、多々良小傘の下駄(左)、不明支給品0~1(現実出典)、 鉄筋(数本)、その他永遠亭で回収した医療器具や物品(いくらかを魔理沙に譲渡)、 式神「波と粒の境界」、鈴仙の服(破損) [思考・状況] 基本行動方針:??? 1:※今後の行動方針は、後続の書き手の方にお任せします。 2:友を守るため、ディアボロを殺す。少年の方はどうするべきか…? 3:霊夢と魔理沙……心配だ。 4:姫海棠はたてに接触。その能力でディアボロを発見する。 5:『第二回放送前後にレストラン・トラサルディーで待つ』という伝言を輝夜とてゐに伝える。ただし、彼女らと同行はしない。 6:ディアボロに狙われているであろう古明地さとりを保護する。 7:危険人物に警戒。特に柱の男、姫海棠はたては警戒。 [備考] ※参戦時期は神霊廟以降です。 ※波長を操る能力の応用で、『スタンド』に生身で触ることができるようになりました。 ※能力制限:波長を操る能力の持続力が低下しており、長時間の使用は多大な疲労を生みます。 波長を操る能力による精神操作の有効射程が低下しています。燃費も悪化しています。 波長を読み取る能力の射程距離が低下しています。また、人の存在を物陰越しに感知したりはできません。 ※『八意永琳の携帯電話』、『広瀬康一の家』の電話番号を手に入れました。 ※入手した綿人形にもサーフィスの能力は使えます。ただしサイズはミニで耐久能力も低いものです。 ※人間の里の電子掲示板ではたての新聞記事第四誌までを読みました。 ※まだ八雲紫・ジョルノ・ジョバァーナとの情報交換を十分に行っていません。 166:生まれついての悪 投下順 167:天よりの糸 166:生まれついての悪 時系列順 167:天よりの糸 166:生まれついての悪 ジョルノ・ジョバァーナ 178:虹の先に何があるか 166:生まれついての悪 八雲紫 178:虹の先に何があるか 166:生まれついての悪 鈴仙・優曇華院・イナバ 178:虹の先に何があるか
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/9974.html
機甲救世主アーマード・メサイア R 火文明 (6) クリーチャー:ヒューマノイド/メサイア 6000 ■W・ブレイカー ■スピードアタッカー ■ブレイク・ボーナス BB-カードを1枚引く。 作者:ウタ フレーバーテキスト 荒廃した世界に、救世主が舞い降りた! 収録 DMU-00 「ドリーム・エピソード0 未収録カード」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/18642.html
真救世主伝説 北斗の拳 Blu-ray BOX 発売日:2月26日 今もなお根強い人気を誇る『北斗の拳』、 その25周年を記念し製作された『真救世主伝説 北斗の拳』 劇場版 OVA5部作がHDリマスターにより 「KINEMTICS」(キネマティクス)ブランドからBlu-ray BOXとして登場! BOXは三方背スリーブケース デジパック仕様、 封入特典としてアニメビジュアルアクリルプレート ブックレットを同梱! 激動の世紀末を生き抜いた漢たちが不死鳥の如く甦る!! 2007年4月公開。~ユリア伝に続くシリーズ第3作。~トキ伝に続く。 http //www.hokuto-no-ken.jp/ 監督 平野俊貴 原作 武論尊、原哲夫 脚本 堀江信彦、鴨義信、真辺克彦 絵コンテ 平野俊貴、岩永彰、山内重保、瀬尾康博 演出 岩永彰、加藤洋人、又野弘道、細田雅弘 メインキャラクターデザイン 佐藤正樹 サブキャラクターデザイン 石川晋吾 作画監督 佐藤正樹、石川晋吾、野武洋行、山崎展義、吉川真一、加藤洋人 作画監督補 柳瀬譲二、齋藤雅和 メカ作画監督 水村良男 エフェクト作画監督 保江圓 レイアウト 江口寿志、加藤洋人 特別制作協力 レイナ・キャラクターデザイン 北条司 美術監督 吉原俊一郎 美術監督補佐 貴志泰臣 美術設定 塩澤良憲 色彩設計 國音邦夫 撮影監督 佐藤正人 CGディレクター 郷博、下山真吾 特殊効果 太田直 編集 田熊純 編集助手 椎至大、中川綾子 音響プロデューサー 南沢道義、中野徹 音響監督 小山悟 サウンドミキサー 廣岡信貴 音響効果 佐々木純一、鋤柄務 音楽 梶浦由記 アニメーション制作 トムス・エンタテインメント 制作協力 DANGUN PICTURES ■関連タイトル 真救世主伝説 北斗の拳 Blu-ray BOX DVD 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章 コレクターズ・エディション 初回限定版 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章/ユリア伝 オリジナルサウンドトラック 初回限定DVD付 クリスタルキング 愛をとりもどせ!! MOVIE ver. PS3 真・北斗無双 TREASURE BOX PS3 実戦パチスロ必勝法! 北斗の拳F 世紀末救世主伝説 ベスト盤 北斗の拳 ORIGINAL SONGS 北斗の拳 プレミアムベスト リボルテック ラオウ北斗無双Ver. 北斗の拳REVOLUTION Series No. 023 フィギュア・ホビー:北斗の拳 原作コミック 武論尊・原哲夫/北斗の拳―完全版 1巻 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
https://w.atwiki.jp/monass/pages/616.html
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/4069.html
「今こそ己に、北斗神拳の真髄を見せてやるわぁ!」 あらすじ 199X年、世界は核の炎に包まれた。海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命が死滅したかに見えた。 だが、人類は死滅していなかった! その核の影響から未知の能力を持った者たちが目覚め始め、優れた者をトップに各個組織が形成されていった。 世はまさに世紀末! 核戦争から復旧した世界を舞台に、ある目的を持って旅をする北斗神拳伝承者ジャギ様。 治安までは完全に立ち直っていない情勢の最中、ジャギはある少女とぶつかった事から追っ手に仲間と勘違いされる。 勘違いしたアヌポルこと、アヌビス二刀流ポルナレフはムラクモ率いる組織『ゲゼルシャフト』の者であり、 ジャギとぶつかった少女――咲夜の能力を解析する事が目的であった。 この勘違いにより、ジャギはなし崩し的に『ゲゼルシャフト』に追われる羽目になり、咲夜と行動を共にする事になる。 果たして伝承者ジャギの目的とは?咲夜に秘められた力とは? そんな謎が謎を呼ぶストーリーの結末は…! 解説 某有名ゲーセンに時折出没する『北斗の拳』のジャギ使い、ネオグラン氏が まさかの製作者 というストーリー動画。 おまけにネオグラン氏は、ジャギ様で世紀末のMUGENを修行しながらサバイバルのうp主かつ 本ストーリーで使われている「第62代北斗神拳正統伝承者ジャギ様」の製作者でもあるADA氏とはお知り合いだったりする。 しかもADA氏がジャギ様を制作している事を聞かされた時に思い立ったのが、ネオグラン氏がMUGENストーリー動画を始めようと思ったきっかけとの事。 世の中って意外と狭いものなんだなぁ…ただし、 本家某有名ゲーセンの動画ではこの動画やMUGENの話題は厳禁だ 。 この動画のジャギ様は、原作より若干綺麗な性格をしている。一方、咲夜さんはどこか腹黒いような一面を見せる時がある。 ちなみに主人公のジャギ様はAIが無い為、プレイヤー操作になっている。 登場人物 主人公 ジャギ(プレイヤー操作) 十六夜咲夜 + ネタバレ注意 ゲゼルシャフト関係者 ムラクモ アヌビス二刀流ポルナレフ 朱鷺宮神依 クリザリッド エレクトロゾルダート ? アンジェリア・アヴァロン コメント 名前 コメント マイリスト 世紀末救世主ジャギ伝説
https://w.atwiki.jp/narou_matome/pages/156.html
書籍情報 あらすじ 既刊一覧 作者の他作品 書籍情報 タイトル 魔王が地上では救世主になっている理由 著者 栖原依夢 イラスト ぶーた 出版社 アルファポリス レーベル アルファポリス Nコード N3462BH 連載開始 2012年 07月19日 備考 規約違反のため運営によりアカウント削除済(2014年 03月17日) あらすじ 五百年に一度、開催される「魔王選抜ゲーム」。魔族たちが魔力や知力、魅力、知名度などを競い合い、十年後に総合評価でトップだった者が、次代の魔王となる。今回のゲームに参加した、魔人の少女リーゼロッテ。現魔王の娘にもかかわらず、スタート時の評価は最悪……。なんとか最下位だけは避けたい彼女だったが、やがて、自分の魔力が異常に上がりやすいことに気づく。魔力は最上位を狙えそうだと踏んだ彼女は、次は知名度を上げることに。そこで彼女が考えた方法は、なんと「人助け」だった――! 魔王の娘が、その気もないのに世界を救う!? 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ 魔王が地上では救世主になっている理由 2013年 05月29日 一般書 978-4-434-18062-0 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ 魔王が地上では救世主になっている理由 2 2013年 10月30日 一般書 978-4-434-18510-6 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ 魔王が地上では救世主になっている理由 3 2014年 10月27日 一般書 978-4-434-19430-6 1,200円 アルファポリス Amazon honto 書籍データ 作者の他作品 壊天の召喚撃退士 最強勇者の弟子育成計画
https://w.atwiki.jp/yudetamago_soko/pages/176.html
読み切り>キン肉マン~奇跡の救世主伝説の巻~ キン肉マン~奇跡の救世主伝説の巻~ 初出:『グランドジャンプPREMIUM』2014年5月号 AAを貼る場合上段のメニュー→「編集」→「このページを編集」。 AAの前に #aa{{ を、AAの後ろに }} をつけてください。 コラを載せる場合上段のメニュー→「編集」→「このページにファイルをアップロード」。 アップロード後に「編集」→「このページを編集」し、 #ref(添付ファイル名) または #ref(ファイルのURL) を記入してください。 惑わされるな!! 平和が戻ってくるぞーっ
https://w.atwiki.jp/yamiorica/pages/488.html
《天界の救世主(ヘブンズメシア) ヘブン・メシア》 シンクロ・効果モンスター レベル12/光属性/天使族/攻4000/守 0 「天界」チューナー+チューナー以外の「天界」モンスター1体以上 このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。 ①:相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、このカードをリリースして発動できる。 その発動を無効にし、相手フィールドのカードを全て破壊する。 ②:1ターンに1度、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。 ③:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地からこのカード以外の「天界」カード1枚を除外して発動できる。 このカードを墓地から特殊召喚する。 概要 光属性・天使族のシンクロモンスター。 オリカ作成者 yamada このカードを使用する代表的なデッキ 【天界】 関連リンク