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>>back >>next 「オールド・オスマン?」 「なんじゃね、ミス・ロングビル」 「お尻を触るのは(以下略)」 さて、本筋ではこの頃に才人に刻まれたルーンが伝説の使い魔“ガンダールヴ”のものらしいと 判明するわけだが、カズマに刻まれたそれは“s・CRY・ed”すなわち【進化の言葉】である。 しかもアルファベットに近い文字こそ有るものの、この言葉を知るものは元の世界にすらほとんどいない。 当然コルベールの努力は今のところ全くの徒労に終わっている。 ということは、オールド・オスマンがこの後セクハラ三昧の末にミス・ロングビルに折檻されまくったところで、 誰も割り込んではくれないというわけだ。 合掌。 ところ変わって、こちらは先ほどルイズが教卓を吹き飛ばした教室。 気絶したミセス・シュヴルーズに代わって解散を命じた教師は、 爆発のせいでとっ散らかった教室の片づけを魔法を使わずに行うようルイズに命じた。 もっとも、魔法を使えば爆発するのだから使ってよいと言われても同じである。 「カズマ、アンタもっとしっかりやりなさいよ」 「断る。自分の始末は自分でつけろ」 「アンタ私の使い魔でしょ。ご主人様がやれと言ったらやるの」 「【反逆】を背負ってやるとは言ったが、使い魔をしてやるとは言ってねぇ」 とまぁ、こんな調子で二人はずっと言い争いをしており、片づけはロクにはかどっていなかった。 まぁ、ありがたいことに基本的には【錬金】による石造りの教室である。さすがにそこまでの被害ではなかった。 もちろん、カズマにしても全く手伝っていないわけではない。明らかにルイズには重そうな木片などは カズマが拾ってやっている。なんだかんだ言っても基本的に女子供には優しいのだ。 子供扱いしているとも言うが。 「アンタがここで生活するのにかかる費用は全部私の家から出ることになるのよ。 だからその分は従いな…って、そういえば朝ごはんどうしたのよ?」 「洗濯頼みに行ったらもらえたぜ? いつでも来ていいとかなんとか」 完全にルイズの手が止まる、と思うと真っ赤になって怒り出した。 「やめなさい。『ヴァリエールはロクに使い魔に食事もさせられない』なんて笑われるのは私なんだからね。 由緒ある公爵家の名前に傷がつくわ。今後一切禁止」 『知ったこっちゃねぇ』 そう言う代わりにでかいゴミをまとめて肩に担ぎ教室を出て行くことにする。 「ちょっと、こら! カズマ! 聞いてるの!?」 「こいつを捨ててくる」 それだけ言って話を打ち切る。教室からはギャーギャー聞こえる気がするが無視を決め込んだ。 「しっかし、ルイズのヤツ褒めてやったのになんで怒ったんだ?」 実は、解散を命じられて最初にルイズの着替えに戻ったのだが、 その際爆発の威力を褒めていたりする。そりゃ怒るのも当たり前なのだがカズマはいまだにわかってない。 残されたルイズはといえば、なんだかんだ言って片付けのかなりの部分を自分でやったわけだが、 反逆がどうのこうの言ってちっとも言うことを聞きやしない使い魔に、 『自分は魔法はおろか使い魔を御すことすらできないダメメイジなのか』 とちょっとへこみかかっていた。 幸いなことに、逃げ出そうとする様子はとりあえず無い。そうなっては笑いものどころではないだろう。 家名を取り上げられて放逐、などという最悪の予想をしてしまい、わずかにゾッとする。 「代わりの教卓持ってきてやったぜ」 空気を読まずに戻ってきたカズマに救われたような気がした。 のだが、当然素直に礼を言えるような性格をルイズがしているわけもないのである。 なんとか昼食の時間までに教室を片づけたルイズは、カズマを伴って食堂に向かいながら悩んでいた。 大見得切ったからにはカズマの食事をなんとかしなければならない。 しかし貴族と同じテーブルにつけるわけにはましてや貴族と同じものを食べさせるわけにはいかない。 手っ取り早いのはカズマ用のものを自分の部屋に運ばせることだが今から頼む時間もなければ そんな特別扱いをしてもらえるかどうかもわからない。 悩むを通り越して途方に暮れそうになって軽く頭を振った。 しかも、ルイズがこんなに悩んでいるというのにカズマはすれ違う給仕係と「今朝はありがとな」とか にこやかに挨拶してたりするのだから当然面白くない。 まったくこの使い魔ったらご主人様をなんだと思ってるのかしら。 周りに愛想振りまくくらいならちゃんまずちゃんとご主人様の言うこと聞かなきゃだわ。 いえいえそうじゃないわ私。使い魔をしつけるのもご主人様の仕事ですものねきっと、うん。 とかなんとか頭の中をぐるぐるさせている内に食堂に着いてしまったではないか。 『結局どうすればいいか思いつかなかった!』 本気で頭を抱えることになり、で思わず口をついたのは、 「ご主人様の言うことを聞かないアンタは今日のお昼抜き! 外で待ってなさい!」 であった。 実は自分でも苦し紛れのその場しのぎなのはわかっていたりするのだが言ってしまったものはしょうがない。 カズマが従うとはまったく思えなかったりするのだがそれでもやっぱりもう言っちゃった後である。 果たして、おそるおそるカズマの方を見てみると、つまらなそうな顔をして中庭の方へ歩いて行くではないか。 はてどういう風の吹き回しなのかしら。それともダメって言ったのに厨房へでも行って何か食べさせてもらうつもりかも。 従うとは言わなかったし、アイツ。でもちゃんと用意してない私も悪いのかもしれないから今回くらいはしょうがないのかな。 それならいっそ床にでも座らせて私が食べるものから何切れかあげた方がありがたみがあったのかもしれないわ。 あぁなんでそれをさっき思いつかなかったんだろう。 また頭がぐるぐるしてきたルイズですが、でもとりあえず肉体労働後の食欲にはかなわなかったのです、まる。 一方カズマの方は『所詮ガキの癇癪』位にしか思っていないので、 とりあえず従うところを見せてやればおとなしくなる、とか考えていたりする。 『そう言えばかなみはむくれることはあってもこういう癇癪起こすことはなかったな』 食堂にほど近い場所に座り込んで、ルイズより年下なのにずっと大人な同居人のことをぼんやり思い出す。 『まぁ寒いからってオレの寝床に潜り込んできたりはしてたか』 「あら、どうかなさいました?」 そのカズマに声をかけるまごう事なきメイド服。言うまでもなく黒髪とそばかすがチャームポイントの “脱いだらすごい”シエスタであるが、もちろんカズマは知りゃぁしない。ついでに言うと、 「そう言えば朝厨房にいらした方でしたっけ。なにやってるんですか?」 とシエスタが覚えているのに、カズマはさっぱり覚えてなかったりする。 「ルイズが癇癪起こしたんでな。アイツの飯が終わるのを待ってる」 「だめですよ、自分が仕えるご主人様のことをそんな風に言っちゃ」 「オレにゃぁ関係ねぇ」 「まぁ」 と言ってコロコロと笑うシエスタ。 「でも、…えぇと、そういえばお名前聞いてませんでしたよね? 私シエスタと言います」 「カズマ」 「カズマさんお昼ご飯は?」 「抜きだとさ。あんたらのところでもらうのも禁止だと」 「そんな…。でも大丈夫ですか?」 「放っときゃ収まるさ。子供の相手は慣れてる」 「だから貴族様にそう言う言い方は…」 「いいんだ。それより仕事中じゃねぇのか?」 「あぁ、いけない。じゃ、私行きますね。そうだ、カズマさんおなか空いちゃうでしょうから 後で何か差し入れします」 気にすんな、と言った風情でシエスタを見送ってまたぼんやりするカズマの耳に飛び込んできたのは、 しばしの喧噪に平手打ちの音、そして何かをひっくり返したような音であった。 >>back >>next
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鋼を自在に操りし者ミール(ハガネをジザイにアヤツりしモノ~) p e 属性 雷 コスト 31 ランク A+ 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 810 982 ? 60 1,621 1,965 ? 最大必要exp 35,620 No. 1155 シリーズ ミール Aスキル ルナティックレイ 敵単体への究極の一撃(?%) Sスキル タイムスタンプ 攻撃ターンを3遅らせる(?turn) 売却価格 19,700 進化費用 420,000 進化元 ドワーフの名匠ミール(A) 進化先 伝説の創り手ミール・ウェイランド(最終進化A+) 進化素材 ド3(S) ド3(S) タ3(A) フ3(A) ロ3(B+) キ3(A) ド2(A+) ド1(A) 入手方法 進化 備考
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猫神のお祭り開催のお知らせ 猫の神様に日頃の感謝と子宝と豊穣の祈りを捧げるお祭りを開催いたします。 場所 猫神の神殿 日時 近日中 歌、踊り、音楽教室開催のお知らせ。 お祭りでは歌、踊り、音楽を猫神様に捧げたいと考えています。 そこで政府主催の歌、踊り、音楽教室を行います。 また有志による民間主催の教室も奨励し支援いたします。 踊りの衣装や楽器の購入、作成、寄贈等も支援の対象となります。 なお教室は開催いたしますが歌舞を捧げるにあたり、技芸よりも心を籠める事が大切だと思いますので 自信がなかったり経験がない方も気にせず振るってのご参加をお待ちしております。 大変な時ですがこういった時こそ歌い踊り音楽を奏で心を楽しませ 猫神様に心を籠めた祈りと歌舞で感謝の意を表しましょう。
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暗殺教室サブタイトル風 788 :水先案名無い人:2014/03/08(土) 12 46 23.74 ID n9KrxkcM0 暗殺教室サブタイトル風 虎殺しの時間 直突きの時間 投げまくる時間 ジャガられる時間 護身の時間 全階級制覇の時間 打撃対策の時間 神様の時間 タイマンの時間 なんでもありの時間 海兵隊の時間 用心棒の時間 達人の時間 ヘヴィ級の時間 ステロイドの時間 ムエタイの時間 本場の時間 デカい時間 解説の時間 オレのものの時間 ハラショーの時間 紐切りの時間 バランスの時間 四千年の時間 闘魂の時間 医者の時間 横綱の時間 暗黒街の時間 喧嘩師の時間 ギバーップの時間 音速の時間 王者の時間 カポエイラの時間 伝統の時間 巨人の時間 遅刻の時間 空中の時間 怪物の時間 蛇の時間 関連レス 791 :水先案名無い人:2014/03/09(日) 18 27 41.22 ID Q3en4MNU0 遅刻の時間吹いたwww コメント 名前
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第10話 突撃!となりのブレイス家! ロシア滅亡から3日後、ラック、バクス、正彦、ゲッシュは車で山奥を走っていた。ここ3日間、ずっと車で走りっぱなしだ。 昼前に車が止まった。正彦が車から降りて見ると、そこには3階建ての黒い家が聳え立っていた。 見たところ、家の周りは正彦の身長の2倍ほどある壁や柵で守っており、まるで黒い教会のような構造だった。庭があり、花の手入れがちゃんとしていあった。もし普通の家ならば、一度は住んでみたいと思うすばらしい家だろう。 正彦が特に目を釘付けにされたのはその家の玄関に続く道の両端に10体ほどの銀の鎧を着た騎士が立っていた。しかも、見た限りよりの中には誰も入っていない。まるでこの道を通るものを守っているようだ。 ラックとバクスは騎士が守る道を歩いて行った。それに少し遅れて正彦とゲッシュが続く。 その時、騎士の鎧たちが一斉に剣を抜いた。剣の先端は正彦とゲッシュに向けられていた。腰に巻いてある短剣を抜こうとすると、ラックがゲッシュが剣を抜かせるのをやめ、騎士の鎧たちに話しかけた。 ラック「こいつらは客人だ。危害は加えないから大人しく通してくれ」 ラックがそう言うと、騎士たちは剣を腰に収め、騎士たちはゆっくりとその場に座った。そして再び4人は玄関めがけて歩き出した。 4人は玄関を通り、中に入った。中は学校の教室4つ分ほどの大きさのホールになっており赤いカーペットがしてある。2階、3階に続く階段もあるし、暖炉もある。そして、いたるところに本棚がある。ホールからは台所、書斎室、他のへに続く扉が4つほど見える。 正彦とゲッシュが中を詳しく調べていると、正彦は肩を叩かれた。正彦が見ると、そこには60代ほどの髪がすべて白髪で、身長が正彦の胸あたりしかない黒い服を着た男がいた。 バクス「やぁ、ポスティ。2週間ぶりだね」 ポスティ「おおっ。若様方がお戻りに・・。ポスティはいつもこの屋敷の掃除を怠りませでしたぞ。それに和歌様方がお客を連れて来た・・おおっ!今日は何と幸福な日でしょう!」 ラック「大げさだな」 バクス「ところでポスティ。頼みたいことがあるんだけど・・」 ポスティ「おおっ、何と私はお客様方にお飲み物と軽い食べ物を持ってくることを忘れておりました。待っててください。このポスティ、今お持ちしま・・」 ラック「狂戦士について関する本を持ってきてほしい」 すると、台所に向かう途中だったポスティは急に歩くのをやめた。そしてしばらくして、「かしこまりました」と言い、再び台所に向かった。 その間にラックたちは別の部屋にいた。その部屋はホールの半分ほどの大きさで、部屋の大半は木製の机と椅子で埋まっている。皆で宿題をするには適した場所だなとゲッシュは思った。 その部屋で5分ほど待っていると、ポスティは両手にコーヒーとチョコチップクッキーがおいてある御盆と、一冊の古いノートを持ってきていた。 ポスティ「狂戦士について書かれている唯一の書物いや、日記でございます」 ラック「これだけ?・・・この日記を書いた人物は?」 ポスティ「若様方の祖先、ヴァンサー・ブレイス様でございます」 バクス「ヴァンサー・ブレイスといえば、14世紀の最強のハンターじゃないか」 ポスティ「狂戦士については日記の中盤あたりから最後までに書かれております。狂戦士に関しては細かに書かれております」 正彦「・・お前ら・・一族ぐるみで狂戦士と戦っているのかよ」 ポスティ「私は台所で昼食を作っておきます」 バクス「ああ、ありがとう」 ポスティが部屋から出ると、ラックはコーヒーを少し飲み、日記を読み出した。 バクス「ねぇ兄貴。その日記で何を調べるの?」 ラック「・・・14世紀、ヴァンサーと狂戦士が戦ったのを最後に狂戦士は現在まで殺戮をやめた。しかも、蘇った狂戦士はまるで何かを探しているかのようにいろんな国をまわり、殺戮をしている」 正彦「・・・どういうことだ?」 ラック「俺達の祖先はなんかの形で見つけたんだ。そう、狂戦士の弱点を」 続く
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ドジっ娘(どじっこ) 概要 シンフォニアに登場した称号。 登場作品 + 目次 シンフォニア 関連リンク シンフォニア その作品中での説明 コレットの称号。 ボーナスは最大HP+1、力+1。 イセリアの学校の教室左にある人型の穴を調べると取得できる。 この穴が結構目立つため、多くのプレイヤーが最初に取得した称号だと思われる。 取得者 コレット 取得条件 イセリアの学校の教室左にある人型の穴を調べる ボーナス HP+1・力+1 ▲ 関連リンク
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唯「むふー、いかぬいかぬ」 私は今、学校の廊下を走っています。 うっかり忘れ物をしてしまって、それを取りに行ってるのです。 それに気付いたのが家に着くギリギリだったので、もう外は夕日で真っ赤っかです。 テッテッテッテッ。 桜が丘女子高に入っておよそ二週間。この学校の事にだいぶ慣れてきた私は、迷わず自分の教室へ向かいます。 唯「うしっ、着いたぁ」 私は教室のドアを開けました。 ガラガラッ。 唯「……あれ?」 窓から差し込む夕日が、教室を赤く輝かせています。 そんな中、一人席に座り、腕を枕にして眠っているのは…… 唯「ムギちゃん?」 この間入部した軽音部のメンバーの一人、琴吹紬ちゃんです。 ついさっき駅で別れ、もうお家に帰ったはずですが……? 夕日に照らされて赤く染まる彼女に、私は思わず見惚れてしまいました。 唯(……綺麗だな) ──ハッ。 唯(えっと、何でムギちゃんが私の教室に??) 私は廊下側のドアの上を見て、プレートを確認します。 すると、ここは私の教室ではありませんでした。 唯(あ、あれ? 間違えちゃったのかぁ。 失敗失敗) 思いながらも、私は再びこの教室に足を踏み入れて、ムギちゃんに近付きます。 唯「…………」 そして彼女の席の前まで来ると、その場にしゃがんで机に肘を付きました。 二十センチにも満たない先に、眠っているムギちゃんの顔があります。 紬「すー、すー……」 わずかに聞こえ、届く甘い寝息。 唯「…………」 どうしたのかな、私。 もう時間も遅くなって来ているから、こんな事してないで早く忘れ物を取りに行かなきゃいけないのに。 唯(ムギちゃんだって、起こしてあげないといけないよね) でも、どう言う訳かそんな気になれません。 何か……もったいなくて。 ずっとこうして居たいなって。 唯(どうしてかな? すっごく…… 安らぐよ) もうほとんどの人が帰ったのでしょう。この静かな空間で、私とムギちゃんは二人きり。 何て言うか、周りの赤と静けさ、それに彼女の美しさがあいまって、夢の中に居るみたいです。 唯(楽園……) 私の頭に、そんな言葉が浮かびました。 唯(ムギちゃん……) ふわふわで綺麗な髪の毛、長いまつげ、白い肌。起きていなくても伝わる、優しくて暖かな雰囲気。 私は思わず、彼女の頭を撫でていました。 ふわっ…… 唯(……サラサラ) 紬「んっ……」 唯「!」 それに反応したのか、ムギちゃんが軽く体を動かしました。 紬「……すー……」 起きてしまったかなと思いましたが、大丈夫なようです。 唯「…………」 それを確認すると、私は彼女の 頭を撫でるのを再開しました。 サラサラ…… 紬「……んふ、気持ちいい……」 ムギちゃんの寝言です。 そして…… 紬「唯ちゃん……」 唯「!」 そうつぶやいて、彼女は微笑みました。 ドクンッ。 突然、私の胸が激しく高鳴り始めました。 唯(な、何だろコレ……?) ドクン、ドクン。 周りの環境は変わってないはずなのに、今の私にはさっきまでの安らぎはありません。 紬「……うふふ……」 嬉しそうにむにゃむにゃと唇を動かしながら、彼女は眠り続けます。 唯(……ムギちゃんの唇って、こんなに柔らかそうだったんだ) 私はどこを見ているのでしょう? そして何を考えているのでしょうか? 唯(こんなの、変だよね) でも、ふとした拍子に生まれてしまった願望と気持ちは、とても抑えられるものではなくて。 唯「……ムギちゃん」 私は彼女にそっと顔を近付け、ムギちゃんに…… …………………… ………… …… 私は彼女からそっと顔を離し、人差し指で自分の唇を撫でました。 唯「…………」 紬「ん……?」 まるで、このタイミングを見計らったかのようにムギちゃんが閉じていた瞳を開け、体を起こします。 唯「あっ! ム、ムギちゃんっ、起きた!?」 紬「……唯ちゃん?」 彼女はまだ半分夢の中なのか、首を傾げながら目をしょぱしょぱさせています。 ……よかった。これなら私の動揺がバレずにすみそうです。 紬「ん、う~ん……」 ムギちゃんは伸びをしてから言いました。 紬「……そっかあ、私寝ちゃってたんだぁ」 唯「う、うんっ、そうだよ」 紬「ごめんねぇ、待っててくれたのね」 唯「えっ?」 紬「……あっ、そっかあ。 私一人でこの教室に居たんだ~」 ぽわぽわムギちゃんが、こしこしと目を擦ります。 紬「うふふ、目が覚めましたー♪」 唯「ムギちゃんとは駅まで一緒に帰ったよね? なのにどうしてここに一人で居たの?」 紬「あのね、電車に乗ろうと思ったら忘れ物したのに気付いて……」 ! 唯(ムギちゃんも?) 紬「それでここまで戻って来たんだけど、真っ赤に染まった教室が綺麗だったからつい眺めていたの。 そうしてたらいつの間にか眠っちゃってたみたいです」 うふふ、とほっぺをかきながら彼女は笑います。 唯(ムギちゃんも忘れ物、したんだ) 私と一緒で。 別にこんなの、ただの偶然でしょう。 でも、私には運命的なものを感じました。 唯(だって……) 二人が同じ日に忘れ物して、それを取りに来たムギちゃんが長居をし、居眠りしちゃって。 その後遅れて学校に戻って来た私が教室を間違えて…… このどれか一つでも欠けてたら、こうして居る事は無かったはずですから。 ……そうです。さっき私がしちゃった事だって…… ツキン。 唯(!) さっきのもする事は無かった──ううん、出来なかったんだろうなって思ったら、胸が痛くなりました。 唯『何であんな気持ちになったんだろう? 何であんな事しちゃったのかな?』 あの後から今までずっと、ムギちゃんと会話をしながらもそんな風にぐるぐると考えが巡ってましたが、 私にとって『アレ』は、それだけ大切で大きな出来事だったみたいです。 それはつまり…… 唯(そっかぁ。私…… ……えへへっ) そっ…… 私はもう一度、自分の唇を撫でました。 今度は動揺や疑問の無い、純粋な嬉しさに手を動かされて。 紬「でも、うふふ♪ 私とっても素敵な夢を見ちゃった~♪」 唯「夢?」 紬「そうなんです。 こことおんなじ、綺麗な夕日が見れるどこかの教室でぼんやりしてたら、唯ちゃんがやって来て頭を撫でてくれたの」 唯「私が?」 紬「うん。 それでね、その後…… 優しくキス、してくれたんです」 唯「!」 ……おんなじだ。 紬「その後唯ちゃんがそっと離れて行っちゃったから、『待って』って思って…… 気が付いたら目が覚めてて、目の前に唯ちゃんが居たの」 唯「…………」 紬「頭を撫でられたのもキスされたのも、とっても気持ちよくて嬉しかったな。 ……うふふっ。ごめんね? 変な事言って」 唯「ううん、そんな事ないよっ!」 むしろ、私だって嬉しいです。 気持ちまでおんなじだったなんて。 紬「それにね、二人で夕日を見れてとっても楽しくて…… 何だか、私たちだけの小っちゃな楽園に居たみたいだったの」 唯「楽園……」 やっぱり、ここまで来たらもうただの偶然だなんて思えません。 私とムギちゃんは、別々の世界にあるおんなじ場所で、気持ちまで一緒にして同じ時間を過ごしたのです。 私は現実の、彼女は夢の中の楽園で。 そして目が覚めたムギちゃんは、こっちの世界の楽園にやって来てくれました。 紬「……もう遅くなってきたし、そろそろ帰ろっか? そう言えば唯ちゃんも、どうしてこの教室に──」 ムギちゃんは言いながら立ち上がり、鞄を取ろうとします。 ぎゅっ。 でも、その手を私が掴んで遮りました。 紬「唯ちゃん?」 唯「えへへっ、もうちょっと夕日を見てこうよ。 二人でっ」 ニコッ。 紬「ゆ、唯ちゃん……」 ムギちゃんは私の方を見ながらつぶやき、沈黙しました。 唯「? どうしたの?」 紬「……あっ、ごめんなさい。 今の笑顔の唯ちゃん、すっごく可愛いなって見惚れてしまいました……」 ドキッ。 唯「えっ?」 紬「あっ、ち、違うの。唯ちゃんの事はいつもかわいいなって思ってるんだけどね、それがもっと…… ってわ、私っ、何を言ってるのかな」 唯「ム、ムギちゃんっ」 私は恥ずかしくなって、目を逸らしました。 それは彼女に『かわいい』って言われたからだけじゃなくて、照れながらそう言ってくれるムギちゃんの方こそかわいすぎたから。 私の精神力ではとても、そんな彼女と目を合わせ続ける事は出来ませんでした。 唯「ふ、ふんすっ!」 ぐいっ。 紬「きゃっ」 照れくさいのをごまかす為にちょっとだけ大きな声を出して、立ち上がった彼女を再び座らせます。 そして隣に椅子を持ってきて、私はそこに座りました。 唯「えへへっ♪」 ちょこん。 そっと、私はムギちゃんの肩に頭を乗せます。 紬「唯ちゃん……」 ……しばらくは言葉もなく、私たちはその体勢のまま、窓の外で輝く夕日を見つめ続けました。 唯「……ホント、綺麗だねぇ」 紬「そうね~」 唯(夕日だけじゃなくて、ムギちゃんも) サラッ…… 彼女の温もりを感じる、私のほっぺにちょっとだけ触れるムギちゃんの髪の毛。 唯(良い匂い…… ……気持ち良いな) 私たちはまるで、静かで穏やかなこの時間そのものになったみたいで。 それはとてもあったかあったかで、幸せで。 この不思議な感覚を、私は瞳を閉じて味わってみます。 唯(ホント、楽園だ…… 私とムギちゃんだけの、小っちゃな楽園) そっ…… 唯「ムギちゃん?」 彼女の手が私の掌にそっと触れたのを感じ、私は目を開けてムギちゃんへと視線をやります。 紬「うふふっ♪」 そこには……夕日のせいでそう見えるのでしょうか。ほっぺを赤らめ、まるで天使さんのような微笑みを浮かべる彼女が居て。 唯「……えへへっ♪」 自然と、私も笑顔を返していました。 この小っちゃな楽園で、私とムギちゃんは二人きり。 そして私は今日、この楽園で…… 恋に落ちました。 おしまい。 戻る
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DQⅦ 【アボン】と【フズ】、二つの村の間の草原のなかに、ポツンと建っている教会。 【アボンのトンネル】を抜けてしばらく南下すると見えてくる。 上記の二つの村を行き来したり、フズより先にある【ハーメリア】へと向かう旅人が立ち寄る場所。 過去編では戦士が一人立ち寄っており、この先にあるフズやハーメリアへの道筋を教えてくれる。 現代ではアボンとフズは無くなっているが、この教会だけは残っている。 近隣の村が無くなったことで、人が訪れることは珍しくなったようだが、現代でも戦士が一人立ち寄っている。 3DS版 「アボン南のほこらの教会」と名称が変わっており、アボンが無くなった後もこの教会の名称にアボンという言葉は残っている。 ちなみに、セーブした時に表記される冒険の書は「ほこらの教会」となっている。
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雨空の昴星 第6話『操り人形』 槍状に変形させた右腕を私に向け、まるで一切の感情を失ったかのような無表情の男。彼は、かつて私の父親だった人。でも今は、『PleiaDeath』という組織が掲げる偉大なる計画とやらに加担している私の敵だ。 「これ以上皆を傷つけるつもりなら........私は、お前を倒す........!!」 『隻翼』を握りしめ、私は迷いを捨ててそう宣言した。たとえ自分の父親でも、罪のない子ども達を傷つけているなら.....絶対に許してはおけない。 「..........ふッ!」 男は槍を振るい、再び旋風を引き起こした。鉄の壁をも斬り裂く程の鋭い風が迫ってくる。 「負けるか.....!押し返せッ!!」 私も、《言羽》を使って同じくらい強い風を生み出した。二つの旋風はぶつかり合い、しばらく揉み合った後に相殺された。 「はぁああああッ!!」 その合間を潜り抜け、男の眼前で私は拳を振り上げる。 「吹き飛べッ!!」 『言羽』のエネルギーをその拳に集中させ、男の顔面目掛けて勢いよく振り下ろす。しかし、男も負けてはいなかった。今度は両腕を盾状に変形させ、私の拳を防ぎきる。 「くっ......そう簡単にいかないか........」 私は再び距離を取り、相手の出方を待った。 「.............」 男は腕を剣に変形させる。当たれば一撃で何でも真っ二つにしてしまいそうな、鋭く研ぎ澄まされた刃だ。攻撃の手を止める気配がない男に、私は思わず問いかけた。 「.......ねえ........何でこんなことに協力するの.......?自分の研究で人を笑顔にしたいっていうあの言葉は、全部嘘だったの?」 物陰に隠れているユーマの方を一瞬だけ振り向き、唇をグッと噛み締める。 「何の罪もない子ども達を犠牲にしてまで......二度とまともな姿に戻れなくさせてまで!そこまでして成し遂げたいお前達の計画って何なんだよ!!」 「...............」 男は無表情を崩さないまま、剣を振るい私目掛けて斬撃を飛ばしてきた。 「くっ!!」 その場で身を伏せつつ、ローリングして斬撃を避ける。男は相変わらず、冷たい声で答えた。 「お前がそれを知ったところで、どの道意味はない。」 「何だと.........」 「計画に必要な七人の符号所有者、お前はそれに選ばれた。お前に残された道は、計画の礎になるか....それとも、此処で死ぬか。どの道死に行く者が、『PleiaDeath』の偉大なる計画を知って何になる。」 「...........ッ」 ふざけるなよ。舐めやがって。 「........私が.........此処で死ぬ.......?そんなわけないでしょ...........私は生きて戻るんだ、ユーマと二人で......クラスの皆のところに!!」 背中に片翼を出現させ、瞳を黄金に輝かせる。翼から放たれる光、その凄まじい熱が、鋼で出来た壁をじわりと溶かしていく。 「私の道は私が作る!!お前らの計画を全部潰して、皆の元に笑顔で帰る......それが私の行く道だ!!」 男の足元に魔法陣が出現する。『隻翼』を口元に当て、私は叫んだ。 「《加速符号奥義・堕天ノ鎮魂歌》!!!」 「ッ!」 男は脱出を試みるが、何処からともなく伸びてきた鎖がその四肢を拘束する。 「私の道を........開けろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!」 徐々に粒子化し始める男の身体。だが、男は拘束された四肢を刃に変形させ、魔法陣諸共鎖を断ち斬った。 「なっ!?」 「無駄だ.........Dr.アトラに改造されたこの私を、そう簡単に倒せると思うな!」 男は両腕を合体させ、巨大なキャノン砲を生成する。そして、砲口からフロア全体を埋め尽くす程のレーザービームを撃ち出した。 「ッ!!」 駄目だ、避けきれない! 「初ちゃん!!初ちゃああああん!!!」 ........................... ............ 「確認。皆さん、ついて来れていますか?」 後ろを振り向きながら、杏が問いかける。 「ああ、余裕だぜ!.....って、旭と久乱は?」 「ま、待ってよ二人ともー!久乱ちゃんが大変なんだからー!」 汗だくになった旭が二人の後ろから叫ぶ。その背中には、ぐったりと脱力した久乱を負ぶっていた。 「.......質問。綾川 久乱は体力が著しく乏しいのですか?」 「やっべ!!お、おい久乱!大丈夫か!?」 美奈が慌てて駆け寄り、旭の代わりに久乱を背負ってあげた。 「..........おとうさ.....おかあ....さ..........」 「だからやめとけって言ったのによ....!ったくしゃあねぇ、あとちょっとだから頑張れ!」 「計測。目的地、P.D.ラボまで残り20kmです。」 「け、結構あるけど大丈夫.....?」 「任せろ!こんなもんは気の持ちようだ!」 「さすがみっちゃんだなぁ.....」 四人は鬱蒼とする森の中を歩いていた。辺りには濃い霧が立ち込め、時折獣の吠え声が遠くから聞こえてくる。 「な、なんか不気味なところだね.....ほんとにこの先にそのなんとかラボがあるの?」 「肯定。この一帯、半径およそ40km内はDr.アトラによる化学実験によって汚染された地域です。」 「は!?おま、そんなとこに無防備で飛び込んでアタシ達大丈夫なのか!?めちゃくちゃ今更だけど..........」 「肯定。私の持つ能力により、我々に害を及ぼす毒素は全て《断絶》してあります。」 「な、なら良かった.....」 「ねえ、さっきもカレンちゃんと戦った時に断絶って言ってたけど......それって、あなたの女児符号だったりするの?」 「否定。我々『墨桜』の団員が持つ能力の名は《絶-ゼツ-》。命有るもの、無きもの問わず、あらゆるものの活動を絶やすことが出来る力です。対象を《断つ》ことで活躍を停止させる力.....それが私の持つ《絶》、即ち《断絶》です。」 「おおー!なんかかっけえな!!」 「光栄。では、その力の一端をお見せ致します。」 杏がそう言うと、茂みから異様な姿をした生物がぞろぞろと湧き出てきた。 「何だこいつら!?」 「説明。彼らは汚染物質により突然変異した動物です。こうなっては最後、元の姿には戻れません。」 「じゃ、じゃあ......」 「《断絶》、するしかありません。」 腰に装着した鞘から、杏は二対の刃を引き抜いた。 「覚悟。我が刃《蠍-サソリ-》の錆となれ。《断絶》ッ!!」 そう言うと、杏は宙返りをして異形と化した動物達に躍りかかった。目にも留まらぬ速さで《蠍》を振り回し、動物達を次々と《断絶》していく。 「す、すごい........」 「おい!ボーッとすんな、アタシ達も手伝うぞ!」 美奈は久乱を木の傍に寝かせ、刀身の長い両手剣を出現させて立ち向かった。 「おりゃあああああっ!!」 勢いよく振り下ろされた刃は、たった一薙で動物達を殲滅してしまった。 「........!」 「へへっ、どーよ!アタシも負けてねーだろ?」 「驚愕。水無月 美奈、相当な実力者と見ました。」 「だよなー!よっしゃ、燃えてきたぜ!死にてえ奴からかかって来やがれーーー!!」 軽々と剣を振り回し、美奈は森の奥へと走り去っていった。 「みっちゃん!もー、また一人で突っ走って!」 「.........クス」 「えっ?杏ちゃん、今笑った?」 「失敬。あんなにも戦いを楽しむ方は初めて見たもので。行きましょう。」 「う、うん!久乱ちゃんも大丈夫?」 「.....へ、平気です........」 三人も美奈の後を追い、P.D.ラボに急いだ。 ................................. ................... 力が、入らない。 起き上がらなきゃいけないのに。こんな所で、倒れてる場合じゃないのに。 「................」 薄ぼんやりとした視界に映る一人の男。とどめを刺すでも、手を差し伸べるでもなく、ただじっと佇み、私を見下ろしている。 「............私と来い。収容所に戻れ。」 ようやく口を開き、男はそう言った。私は返事を返すことなく、僅かに唇を震わせる。 「.......立て。今なら手荒な真似はしない。あまり傷をつけると、私がDr.の怒りを買うことになる。」 そう言われても、自分で立つことすら出来ないんだけどな。私は心の中でそう呟く。 「........................もう一度だけ言う。立て。」 だから.................. 「.........うる....さいんだよ............」 やっと声が出た。立ち上がる力は残っていないけど、顔だけなら辛うじて動かせる。男の方を睨むように、私は視線を向けた。 「さっきから......ごちゃごちゃごちゃごちゃと.........偉そうなことばっかり言って、結局そのDr.とかいう奴の操り人形なくせに........」 そう言った直後、私は腹部に激痛を感じた。身体が一瞬宙に浮き、壁に叩きつけられて初めて、私は男に蹴り飛ばされたことに気がつく。 「私が操り人形だと...........?ふざけるな.....私は私の意思で、Dr.に.....『PleiaDeath』に忠誠を誓っているのだ!!」 「!」 男は声を荒げて叫ぶ。その瞬間、私はある違和感に気がついた。 声が僅かに震えている。一瞬気のせいかとも思ったけど、今までの声とは明らかに違っていた。 これは焦り?動揺?それとも逆上? 違う。 男の言葉は、嘘だ。 自分が思ってもいないことを、男は無理矢理絞り出している。 男には..........お父さんには、 まだ自我が残っている。 「そういう....ことだったんだ..........」 私は自分の身体に鞭打ち、よろけながらも立ち上がる。口角を上げ、ニッと笑みを浮かべつつ、私はお父さんの顔を見た。 「何が....そういうことだと言うんだ.......」 「......さぁ.........ね。けど、これだけは言っておくよ。」 私が小さい頃、お父さんはよく夜遅くに家に帰ってきた。私を不安にさせまいと笑ってはいたけど、たまに疲れでとても辛そうな時もあった。そんな時、私は決まってお父さんにこう言ってあげていた。 「........あんまり、無理しないで。」 「!!!」 私がそう言った途端、お父さんは頭を抱えて苦しみ出した。 「うっ......グ、アア.........!!アアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」 「お父さん!」 蹲り、もがき苦しむお父さんに駆け寄り、私は落ち着かせるように抱き抱える。 「グゥ....ウウウッ.......!!」 「お父さん........ッ!?」 その時、突然頭の中に何かが流れ込んできた。それはどんどんはっきりと、まるで映像のように脳内で形作られていく。 「何.....これは.........っ!!」 ほんの一瞬、視界が真っ白になる。 そして、気がつくと、私は知らない場所に居た。 「此処は..........?」 薬品や道具が至る所に置いてあり、机には書類が散らばっている.....まるで実験室のような場所。壁にかけられたカレンダーは今から三年前のもので、11月7日を示している。この日付は、私の誕生日の前日だ。 「!」 しばらく部屋を見回していると、私の目にあるものが留まった。診療台の上に横たわる、一人の女の子。白い素肌に金色の髪、私と同じ歳くらいの見た目。今は眠っているのか、静かに目を閉じている。私はその女の子に、確かに見覚えがあった。 「.......荊姫..............カレン................?」 続く
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猛毒の教練場 レベル24から入れるようになるダンジョン。一日二回入場できる。 レベル26からクエが出るから26になってから行った方が良いかもわからんね。 名前の通り毒を使う敵が多いので解毒剤を大量に持って行こう。あと包帯も。 猛毒はリンクしまくりなので、むやみやたらと敵を攻撃するのはやめましょう。 バジリスクの毒には気をつけろ! ペロが2体いるよー(^o^)ノ バジリスク こいつの毒まじやヴぁい。毒受けたらすぐ解除しろ。 血色黄昏の妖精 リンクすると面倒くさいからなるべく一体ずつ倒そうね。 移動速度ダウンしたら、万病治療薬で直せるよ。 名前 レベル アイテム 備考 古木の四足蜘蛛 26 ジャングル服 毒 鋼鉄ノコギリ歯のトカゲ 26 ジャングル服 出血 巨大コウモリ 27 料理師の帽子 毒 鉄甲イノシシ 27 サーベルマンモス 28 血色黄昏の妖精 28 学生帽 遠距離攻撃移動速度ダウン 猛毒のバジリスク 28 毒こいつの毒まじやヴぁい 凶暴なスコル(ボスモンスター) 28 範囲毒、命中ダウン クーダン(ボスモンスター) 29 範囲攻撃 黒曜石巨人(ボスモンスター) 30 範囲攻撃結構硬い ラナ(レイドモンスター) 20 慰労レベル1 エンシス(レイドモンスター) 30 慰労レベル8出血、攻撃速度ダウン 敵が落とすアイテムだけど、マギアやPOTは面倒なんで書いてません。