約 19,734 件
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/554.html
541 :名無しの紳士提督:2014/10/01(水) 08 24 03 ID 5VM6G0HU とりあえずしょうもないパロネタ思いついたので投下 エロは全くなしです 先に謝っておく、隼鷹ファンのみんなごめんなさい それでは適当にお楽しみ下さい(楽しめるのか?) 542 :名無しの紳士提督:2014/10/01(水) 08 24 47 ID 5VM6G0HU ~麗しくとても可愛いおっさ…お姉さんの生態~ 休日編 太陽も頂点に昇った頃の或る鎮守府。時計の針はそろそろ正午を差そうとしている。 「司令、午前中の執務が終りました。お茶をどうぞ。」 今日も秘書艦の飛鷹はテキパキと業務を片付け終えた。提督は飛鷹の入れた茶を飲みながら、 「飛鷹は仕事が丁寧だな。勤務中でも酒呑んでそうなどこかの誰かさんとは違うな。」 飛鷹が秘書艦になって早一ヶ月、前任艦を遙かに上回る提督の信認を受けていた。その前任艦とはそう、飛鷹型二番艦隼鷹である。 彼女は率先して新任艦の歓迎会をひらいたり、飄々とした性格で艦隊のムードメーカーとしてこの鎮守府の皆に慕われている。だが一つ大きな問題があった。 彼女は鎮守府一のうわばみなのだ。同じ軽空母仲間の千歳に注がれるままに鯨飲した挙句翌日二日酔いで出撃、誤って友軍艦隊に攻撃隊差し向けあわや同士討ちとか、 新任艦歓迎会でよりにもよって幼げな駆逐艦達に一気飲みさせる(尤も受けたのがウォッカ大好き特型酒豪駆逐艦響だけで最悪の事態は避けられたが)、 さらにどういう仕組みか飲み屋や酒屋のツケの催促状が提督名義で届く事態に至って、お前暫く頭冷やせと秘書艦を解任されてしまったのだ。 「ところで飛鷹、今日のキス島方面練成艦隊の艦隊はどうなってる?」 「ええ旗艦龍鳳、千歳、千代田、瑞鳳…」 飛鷹は淡々と読み上げる。艦隊構成はいつも通り間違い無いはずだが… 「うんうん、ってあれ、隼鷹が居ないぞ?確かシフト表では今日だったはずだが。」 提督はうーんと頭を捻って思わずポン!と手を叩く。 「そうだ一昨日瑞鳳が鶴姉妹と映画行くからって代わったんで今日は休みか。あいつフリーの日何してんだろうな。」 「ここ最近一緒に出歩かないのでわかりませんわ。」 「おいおい一応同型艦だろう、偶には気を使ってやれよ。しかし隼鷹の休日か…案外こんなもんじゃないのかなあ?」 ~これより提督の想像~ 11:00 起床。起き掛けにとりあえず冷蔵庫の缶チューハイ(宝レモン)をくいっと一気呑み。これが朝食。 12:00 身支度をし外出。電車に乗る。ポケットから出した昨日のあたりめしゃぶりながら鬼殺し(180ml)を3パックぐらいチューチュー。 12:30 目的地の競輪場へ到着。近くのコンビニでスーパードライとワンカップ大関を買占めてから入口でいつも通り競輪新聞(\450)を買い、入場料(\50)を払い売店目指す隼鷹。 12:35 焼き鳥・もつ煮・おでんをまとめ買い、向かうは当然無料席。隼鷹だっていつかはロイヤルシートに座りたい。 12:40 とりあえず食いながらほんの少し出来上がる隼鷹。「くーっ、やっぱもつ煮はドライだよドライ。」などとわけの分からない独り言。ここまでがテンプレ。 13:05 発券開始。「いっつもアテになんない新聞だな~」と文句言いつつ手堅い目の車券。徐々にメートルの上がるオーラ。焼き鳥とスーパードライの消費がマッハ。 13:30 出走!「いつも通りやってくれよ!」赤鉛筆片手にワンカップ大関すすりながら慌てず騒がず成り行きを見守るが… 13:52 勝負の鐘が鳴った!「いっけぇーー!そこだ差せ!もう一息差せ!差し切れぇぇっーーー!」興奮の余りスーパードライを握りつぶす隼鷹。 13:55 ゴール!「やっぱり1-3だったぜへへん!さーて祝杯だーっ」隼鷹、勝利の美酒に酔う。スーパードライとワンカップ大関のチャンポンとはある意味最低だ。 14:00 待ちに待った払戻。「これでぱーっといけるぜぱーっとな!」中々儲かったようだ。酒がさらに進む進む。レースの合間に千鳥足でつまみ買いにいくのはやばいぞ隼鷹。 17:35 「…もう嫌、このあたしがチョンボなんて…こんなのってないよぉ~」師弟×同期がらみ×最近賞金額順etcの鉄壁ラインのガチ銀行レースに酒の勢いで今日の勝ち分全部ぶっこむも酔いが回ってて張る目間違えた。オケラ確定のお知らせ。 18:00 とぼとぼと競輪場を後にする隼鷹。同じく今日スッた連中とオケラ街道死の行軍(財布の中身的に)引き出せない競輪貯金で一日棒に振るか隼鷹。いや違うこんな所で終る女ではない! 18:20 隼鷹は街外れの喫茶店に入り、無料の紙パックジュースを引っ掴み、ゲーム機に座りいつも通り千円札入れる。そうここは10円ゲーム屋である。憲兵の皆さんここもお仕事のうちですよー取り締まらないと。 19:25 「よっし!これでまた呑める!」設定が甘かったのかツイてたのか、今日の競輪の負けどころか儲かった隼鷹。飲み代を全部ぶっこんだだけの事はある。店員の冷たい視線も気にせず誇らしげに店を後にする。目指すは歓楽街。 20:過ぎ~ とりあえず金と酒の欲求の続く限りハシゴしまくる隼鷹。「今日はあたしの驕りだヒャッハー!」羽振りのよい隼鷹の周りに集まる呑んだくれのおっさん達。「ウチにも呑ませてえな」ん?中には艦娘の姿も? 05:30 チュン、チュン…と雀の鳴き声…歓楽街より「朝日が黄色いなぁ…帰ろう」とねぐらに戻る隼鷹の姿があった。手には店から持ち出したボトルキープの泡盛(どなん60度)が。早速迎え酒かさすがは鎮守府一のうわばみ。 「…とまぁ、こんな具合だろうな飛鷹。」 執務室で一人呟いた提督に飛鷹の様な女性はこう反論した。 「これでは只のアル中年ですわ。それに橿原丸なら今頃ピアノのレッスン中でしょう。」 「う、ううん…!?って何を言ってるんだ飛鷹?」 飛鷹の様な女性、いや船娘は間一髪入れず返す。 「そもそも私は飛鷹などではなく出雲丸という立派な名前の豪華客船ですわ。船主いい加減憶えて下さい!」 提督は訳が解らなくなった。一体どういう事だこれは? そもそも二隻とも客船としては未完成状態で改造された筈。いやそんな事はどうでもいい。 (何で、何で二隻とも客船なんだ…時系列が絶対おかしい、おかしいぞ?何故なんだ…?) 一人問答する提督の意識はここで途絶えた。 …暫く執務室の机に突っ伏していた提督は目覚める。 「うう…仮眠のつもりが寝すぎてしまったようだ。秘書艦の出雲ま…飛鷹も席を外してるようだな。」 コンコン、とドアをノックする音。誰だ入っていいぞ、と提督はドアの向こう側に声をかけた。 「赤城入ります。」 ドシン、ドシンと重厚な足音と共に赤城が執務室へと入ってくる。その足音はまるで戦艦のそれのようだ。 「おお赤城か…って何だその姿は!?と、ところでこの前貸した烈風改はどうした?」 赤城と名乗る艦娘の姿は紛れも無い戦艦そのもの。 16インチ砲塔を背負い多数の14サンチ副砲を生やしている。 「烈風改…知らない子ですね。って、そもそも私は航空母艦ではありません、巡洋戦艦です。」 提督はまたしても一体どういう事なんだ!と自問自答するしか他に道は無かった。 …赤城だって巡洋戦艦として完成する以前に空母に改造されてた筈なのに…もう訳が分からないよ。 困惑で頭が一杯の提督の意識はまたしてもまどろみの中へと消えていった… 「装置の第一段階試験は上手くいったみたいですね。記憶の操作もばっちりです。飛鷹さん一服盛らせてくれてありがとうございます。」 「明石さんもやるねぇ。鹵獲深海棲艦の洗脳装置の実験台に提督を使うなんて普通思いも付かないよ。」 「しっかしあたしの事を只の呑んだくれのおっさんだと思ってたとはねぇ…あたしの乙女ハートでも傷つくって。」 「とはいえ同じ飛鷹型空母としては隼鷹はちょっと呑みすぎですよ。お酒以外の趣味嗜好も持つべきですわ。」 明石の工廠で頭に機材を取り付けられ横たわる提督の姿があった。「橿原丸…出雲丸…赤城…」とうわ言を流しつつ。 隼鷹と飛鷹は興味深げにそれを眺めている。 「まあ今回の件で提督の艦娘への考え方も多少分かりましたし、いいんじゃないですか?」 「そうだねえー、んじゃ明石さん景気付けに一杯行こうぜ!って思ったけど…」 「今日ぐらいは一人前のレディーでいさせてもらうかねぇ、暁が羨むぐらいに。」 明石と飛鷹はふふっと微笑んた。 「確か今日は水交社主宰のダンスパーティーがある筈です。ダンスだけなら提督と一緒に付き合いますわ。」 「おおっいいねえ。久々に踊ってみるのも一興ってか?なにせあたしは豪華客船になる予定だったからねぇ。でも今晩は酒抜きで。」 「技術畑なのでダンスなんて初めてですから、手取り足取り教えてくれるなら行ってもいいかな。」 「私と隼鷹がみっちり仕込んであげますわ。さて提督もう起きなさいよ!」 三隻は起こしたばかりでまだまどろんでいるしゃっきりしない提督と共に社交の舞台へと消えていった。 [完] おまけ 鎮守府に住まう酔っ払い提督はある日思いがけなく二隻の巨乳軽空母隼鷹と千歳にめぐり合う。 それから提督の身の上に奇乳…いや奇妙な出来事が続くのだった。次回『性なる酔っぱらいの伝説』 続かない… これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6452.html
430: 635 :2020/10/03(土) 07 25 27 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島 小ネタ18 「外国製戦闘機の大量導入や在来技術を改良した神崎島やヤルバーンとの共同での戦闘機開発やどは予算の無駄ではないでしょうか!?」 「ロシア製戦闘機などはSu-35戦闘機、フランカー戦闘機、ジュラーヴリク戦闘機に加えMig-35戦闘機、ファルクラム戦闘機、ラーストチカ戦闘機など6機種も導入しています!」 「柏木迦具夜くん。」 「コレらはティ連案件でありマスでの外遊中の柏木大臣に代わりワタシが説明シマス。これら案件はティ連及びイゼイラからの正式なの要請でもあるのデスヨ。」 「外国製戦闘機の整備をヤルバーン州が一部請け負う契約になってイマス。これによりティ連として様々な発達過程技術の戦闘機に触れる経験となりマス。」 「そして噴式戦闘機開発、これは航空機開発技術習得の為のイゼイラ政府からの要請なのデス。開発資金もヤルバーンとの折半なのデスヨ。」 「コレらもまた発達過程技術再現、取得計画の一端なのデスヨ。トいうかあなたの言うロシア製戦闘機は違う呼び名なだけで二機種しかないんデスガ(汗)」 国会予算委員会での質疑応答 「F-2HMでも使ったティ連技術取り入れ設計されたステルス可変翼艦上戦闘機の試作機という触れ込みだがコイツらは…(汗)。」 「コイツラ機良ク出来テイルダロウ。島ノ空技廠ノイゼイラ人ガ、ハイネマンヤスホーイノ助言ヲ得テ一カラ設計シタソウダ。」 「艦載機っちゃあ艦載機ですが…(汗)。」 「マサトサン、この戦闘機見てどうかシマシタカ?…尾翼の赤い鳥のマークなんでショウ?」 「(多川さんどう見てもスカーフェイスなんですが…)」 「(柏木さん俺もそう思う。)」 「こっちの可変翼機は可変機なんデスネ。」 「アアF-15HMSCトハ違ッタアプローチデ作ッタソウダ。」 「(柏木さんこっちどう見ても可変戦闘機第一号…。)」 「(いやむしろサイズ的に救世主か預言者っしょ?)」 神崎島のステルス可変翼な大型艦上戦闘機の試作機を見学する柏木達、ちなみに設計者はヤル研のご同輩化している 「家(米海軍)にもアレを導入してくれ!」 「ちょっと待て!アレ神崎島でも試作機な段階だぞ!?しかもティ連技術多く使ってるから輸出の許可降りるかどうか分からんぞ!?」 「バルキリーに乗れるならなんだってやってやるぞ!?何だったら艦娘の御足だってペロペロしても良いぞ!!特に山風ならなおベネ!」 「メックじゃなくてバルキリーって言った!?」 「まさかのペロリストだと!?」 「オメーアニオタで提督だな。」 神崎島のステルス可変翼な大型艦上戦闘機に関する米海軍人の騒ぎ 「三島さんどうしましょうか(汗)」 「神崎島から学者先生方をアドバイザーとして招致したのは我々の方ですがね(汗)」 「二藤部総理に三島副総理、獲って食う訳じゃないのですから。ドンと構えていて頂かないとこまりますわ。」 「そうは言いますが香月博士。宇宙開発一息ついて暇だからって人類初の宇宙飛行士やら宇宙旅行の父やらが来てるんですよ?」 「ついでに香月博士、貴女やらエメリッヒ博士やら架空の人物とされた方々までいらっしゃるんですぜ?」 「…私なんて島の宇宙バカなんかに比べればまだまだですわ…(達観)」 「「(ああ…苦労してるんだな…)」」 神崎島より日本政府に招致された科学者達の責任者との会話 431: 635 :2020/10/03(土) 07 26 26 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 某戦略爆撃の魔王「敵基地攻撃能力?まず基地航空隊の陸攻で敵戦力削るの。ここで運が良ければ敵基地施設の一部は消し飛びます。」 某シュトゥーカ大佐「さらに空母艦載機で戦力を削るべきだろう。ここでは対地兵装を載せた艦爆と艦攻を用いるべきだな。」 某ながもん「敵戦力をさらに支援艦隊で削るべきだろう。」 某ボーキの女王「ここは水上打撃艦隊、空母機動部隊どちらでも結構です。」 某ホテルじゃありません「そこへ水上打撃艦による三式弾と徹甲弾による統制艦砲射撃及び通常艦砲射撃を行い 通常戦力及びソフトスキン型もハードスキン型の地上施設もまとめて薙ぎ払います。」 某揚陸艦「最後に上陸部隊載せた揚陸艇と水陸両用戦車を突っ込ませ、艦艇の対地兵装で焼き尽くせばなおよろしいかと。」 某昭和の妖怪の子孫な総理「敵基地無力化どころか更地になりそうなんですが?(汗)」 某集積地「まあ実際更地になるぞ(実体験)」 某フリンゼ「殺る時は殺らなくちゃダメなのデスヨ…。」 神崎島鎮守府、日本政府に敵基地攻撃能力について助言を求めらる 「ありがたや~、ありがたや~。」 「なむなむ…。」 「……」←チベットスナギツネの顔をした鳥海 「……」←同熊野 「神格化されてる場所の名前付いてついてると大変ねえ~。」←後に自分もチベットスナギツネ化することをまだ知らない龍田 行く先々で拝まれる艦娘達 「『タスケテー、タスケテー。』」 「親父さん!あの船から助け求める声が!!」 「あのボロ船、しかしアレはどう見ても…あの船は放っておけ。海賊旗掲げてるしな…。」 「でも!」 「船舶位置情報に映らんだ。まともな船じゃねえ。」 「だけど!えっ?あれこっちに手を振ってるの…人?」 「…亡者か…急いで離れるぞ鎮守府に連絡入れとかんと。」 神崎島近海で所属不明船舶を発見した日本の漁船 「中国人の将軍、日本人の将校、イタリア人の下士官兵を集めれば地球世界最弱の軍隊になるという。じゃあ地球世界最強の軍隊をつくるにはどうすればいい?」 「それならば、アメリカ人の将軍、ドイツ人の将校、日本人の下士官兵、ティ連のハイクァーンを集めればいい。」 「つまり神崎島か。」 「そういえば神崎島には中国人の将軍はいないな。」 世界ジョーク集の神崎島の頁 432: 635 :2020/10/03(土) 07 27 31 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 名前:名無しのティ連人[sage] 投稿日: ティ連人や神崎島の意識は高くて進歩的だぞ。南西諸島での空母での会話だが ダストール人「ティエルクマスカノ同胞ヲ酷イ目ニ合ワセタドコノ国ダカノ艦ヲコノママ帰スノハ不満ガ…。」 イゼイラ人「逃走する艦を投下なしチェスト対艦徹甲爆弾の訓練の的にするのは女々デスカ?」 日本人「正気かイゼイラ人どん!?」 カイラス人「反対か?」 日本人「共に発射なし極超音速チェストASMもすべきばい。これなら訓練二倍で一石二鳥ばい」 パーミラ人「流石は日本人どん、我らの中で唯一無二の発達過程文明なだけのことはある。」 ザムル族「妙案にごつ。」 サマルカ人「ヨカ。」 ディスカール人「よか。」 某空母艦娘「キミら…言うだけはタダやけどな(汗)」 全員「「「「しないの?」」」」 某空母艦娘「キミら殺意高すぎやろ!?」 名前:名無しのティ連人[sage] 投稿日: それはチェスト的な意味で意識が高いというか薩意が高いと言うべきじゃね? 名前:名無しのティ連人[sage] 投稿日: 殺していない件について 名前:名無しのティ連人[sage] 投稿日: 実弾の的にして殺そうとしないだけ進歩的である(鎌倉武士比) 名前:名無しのティ連人[sage] 投稿日: イゼイラ古代史勉強して知ったたトーラル入手後のイゼさんのチェストツァーレ具合見ると内に秘めた蛮族魂は日本人にも負けない思うの 名前:名無しのティ連人[sage] 投稿日: やはり宇宙は蛮族でなければ生きていけないのだ…(平安武士並感) とあるティ連人系スレにて 「ふぅっ。」 「ひゃあっ!?長波!?耳が耳が!!」 「こらっ秋雲動くな!耳掻き出来ないだろうが!?」 提督と各国重鎮の薄い本とかいろんなやらかしの罰で長波による耳掻き生配信をされる秋雲 名前:名無しの提督[sage] 投稿日: ああ~、耳がモゾモゾするんじゃあ~ 名前:名無しの提督[sage] 投稿日: 膝枕されてる秋雲の頭の上の長波サマのきょぬーで最大仰角なんだが 名前:名無しの提督[sage] 投稿日: イヤそこは長波サマのムチムチな御御足だろ? 名前:名無しの提督[sage] 投稿日: では間を取って長波サマは存在自体がエロスというはどうか? 名前:名無しの提督[sage] 投稿日: 名案にごつ 名前:名無しの提督[sage] 投稿日: よか 名前:名無しの提督[sage] 投稿日: よか 名前:名無しの提督[sage] 投稿日: そういえば神崎提督は長波サマからこれをリアルに受けてるのか… 長波による秋雲耳掻き生配信実況スレ、以下怨嗟の声が続く 433: 635 :2020/10/03(土) 07 28 56 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 以上になります。転載はご自由にどうぞ!
https://w.atwiki.jp/imaska/pages/352.html
■ニューヨーク沖海戦(続・天海提督の決断)背景 侵攻戦力 損害 戦闘経過 エピソード 参考文献 ■ニューヨーク沖海戦(続・天海提督の決断) 背景 1944年7月20日、第3機動艦隊、第5水雷艦隊はニューヨーク沖に突入、同地に駐留する独海軍部隊と戦闘に入った。 侵攻戦力 +日本軍 第3機動艦隊(艦隊旗艦戦艦『長門』 艦隊司令三浦あずさ大将) 空母4(正規空母『赤城』『小鳥』『天城』『葛城』) 戦艦2(戦艦『長門』『武蔵』) 巡洋艦4(重巡『足利』『妙高』『那智』『羽黒』) 駆逐艦6 航空隊289機 第5水雷艦隊(艦隊旗艦重巡『鳥海』 艦隊司令水瀬伊織中将) 巡洋艦11(重巡『鳥海』『高雄』『摩耶』『愛宕』軽巡『綾瀬』『音無瀬』『岩瀬』『厳島』『高島』『高根』『御門』) 駆逐艦5 第11艦隊(艦隊旗艦戦艦『土佐』 艦隊司令天海春香大将) 空母2(軽空母『日進』『龍鳳』) 戦艦2(戦艦『土佐』『讃岐』) 巡洋艦4(軽巡『隅田』『仁淀』『黒部』『大淀』) 駆逐艦4 航空隊62機 損害 +... 第3機動艦隊 沈没 駆逐艦2(『椿』『楓』) 大破 戦艦2(戦艦『長門』『陸奥』) 巡洋艦1(重巡『妙高』) 駆逐艦1(『梨』 中破 その他不明 第5水雷艦隊 詳細不明 第11艦隊 沈没 駆逐艦4(『秋月』『照月』『涼月』『初月』) その他不明 戦闘経過 いち早く独戦艦部隊を発見した第5水雷艦隊は躊躇う事無く突撃。基地航空隊の傘に入る前に叩く事を決断する。 これを受け、第3機動艦隊も独戦艦部隊へ向けて航空隊を出撃させ、戦艦部隊に唯一配備されていた純粋な戦艦、ビスマルク級を撃沈させる。 残されたシャルンホルスト、ドイッチュランド級各巡戦に向け、第5水雷艦隊は頭を押さえつつ丁字戦法での水雷戦を開始、これに第3機動艦隊も追随しつつ砲撃戦を開始する。 この連続攻撃により独戦艦部隊は全艦炎上するが、その隙を突き独巡洋艦部隊が第3機動艦隊に向け奇襲攻撃を開始。 重巡『妙高』、駆逐艦『梨』を大破させた後その砲火を戦艦『長門』『陸奥』に集中。集中攻撃を受けた両艦は機関停止してしまう。 この時、第5水雷艦隊も独基地航空隊への空襲へ対応するのに手一杯であり、救出するために突撃を試みる事すら不可能な状態であった。 これを受け、第3機動艦隊司令三浦あずさ司令は指揮権を副司令である古村啓蔵少将に移譲、満身創痍の『長門』『陸奥』を囮にする事により他の艦を逃がそうと図る。 『長門』『陸奥』を除く第3機動艦隊全艦離脱直後、『長門』『陸奥』にとどめを刺そうと接近して来た独国駆逐艦に謎の砲撃が集中、その駆逐艦は撃沈される。 これは、回航されて来た土佐級戦艦『土佐』『讃岐』を主幹とする第11艦隊からの砲撃であった。 そのまま第11艦隊は急進し、『長門』『陸奥』を襲う独巡洋艦部隊へ猛攻を開始。『長門』『陸奥』は虎口より脱した。 その後、第3機動艦隊空母部隊と合流した第11艦隊は周辺の独軍飛行場へ痛撃を与え、同地の制海権、制空権を確保した。 エピソード この時第11艦隊を率いていたのは米国に駐在武官として滞在していた天海春香大将、宇垣纏少将であった。 参考文献 天海提督の決断 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2701.html
774 :ひゅうが:2014/08/25(月) 22 01 24 ※ これは本編のIFです。またまだ書いていない未来のお話の断片です。その旨ご留意ください。 戦後夢幻会ネタSS ――IF「巨竜の伝説 1991年」 ――西暦1991(昭和66)年1月22日 ペルシャ湾 「被弾!被弾!」 「ダメージリポート(被害報告)!」 アメリカ海軍第7任務部隊(第7艦隊)指揮官 ジョン・S・マケイン・ジュニア提督は「モンキーシート」と呼ばれる指揮官席で体勢を保ちながら叫んだ。 艦長は各部からの報告をいつも通りの早耳で聞き取って数秒もたたず返事を返してくる。 「右舷に4発、うちエレベーター付近に2発命中! 格納庫と甲板上で誘爆が連続しています!」 「機関部は無事か?」 マケイン提督の頭によぎったのは、この原子力空母「レキシントン」(エンタープライズ級原子力空母の3番艦)が搭載している8基の原子炉の状態だった。 後継の「ユナイテッドステーツ」級空母(註:史実のニミッツ級)への更新が優先されたために改装が行われていないエンタープライズ級の原子炉は、堅牢ではあるが耐用年数的には微妙な存在だったからだった。 「機関部は異常を認めず。全力での航行能力発揮が可能です。喫水線下の浸水はバルジで食い止めつつあります。」 「よろしい、太平洋で経験を積んでいたのがいきたな。いささか結果が出るのが遅かったが。」 CDC(艦隊戦闘情報室)の空気が少し和らぐ。 マケイン提督の父は、今は艦列をならべている同盟国と半世紀ばかり前に機動部隊で戦い、そのキャリアと引き替えに空母の戦闘力維持に関して尽力していたことをこの場の誰もが知っていたからだった。 「敵航空機(I)群は接近中か?」 「第二波が接近中です。発射可能位置まであと15分!連中嵩に着ているようですな。」 775 :ひゅうが:2014/08/25(月) 22 02 03 「数が少ないのにご苦労なことだよ。おっといかん。友軍の状況はどうか?」 マケイン提督は、自身が原子力空母の被弾という事実に少々動揺していたことを自覚し、少し恥じ入るとともに幕僚に問う。 むろん顔には出さない。 しかしまだ若い幕僚の一人はわずかに恥じ入ったようでヘッドセットを耳につけるとまじめくさって何度も頷いた。 「英軍の駆逐艦『コヴェントリー』が被弾。現在退艦中です。 日本のシナノは――えっ?」 「どうした?!」 マケイン提督は、今回の「砂漠の嵐」作戦において横須賀からともに出撃した日本国防海軍の空母が被害を受けたのかと少し顔色を変えた。 艦齢46年を数える老朽艦ではあるが、「世界最大の通常動力空母」と呼ばれる彼女はいろいろな意味で彼らにも有名だったからだ。 冷戦華やかなりし頃には極東における核抑止力の中枢として日本海や東シナ海に展開。 幾度も実戦を経験している。 そして何より――彼女は、「あの」ヤマト・タイプの最後の生き残りだ。 この戦争が最後になると思われる戦艦「モンタナ」と主砲を共有した姉妹艦。 「ラスト・ドレッドノート」の一角。 それだけで日米の海軍に属する者にとっては特別な存在だった。 国際的に孤立したイラクがイラン憎しのあまりソ連の全面支援を受けていなければそのまま日本近海にとどまっていたに違いない。 「極東の巨竜」までもが動くという象徴的な存在が被害を受けるとなれば、その影響は計り知れない。 「シナノの右舷には3発が命中した模様です。ですが――」 「どうした?」 「被害無し、と。」 「は?」 マケイン提督はもとより、スタッフたちの動きが一瞬止まった。 おそらくはソビエト軍事顧問団が運用していたであろうスホーイSu-27KSグローザ戦闘攻撃機から発射されたミサイルは空母キラーことSS-N-19ことP-700「グラニート」は、弾頭重量が500キロという凶悪な代物だ。 一昔前の戦艦の主砲弾なみの威力を有するそれでなければ、被害はもっと軽かったに違いないのだ。 「あ…シナノより信号です。」 「何といっている?」 「Old Navy is never die. I`m YAMATO class!!」 そうか、そういうことか。 マケイン提督は親の代からの因縁も放り出して、腹の底から笑った。 「ヤマトは死なないか! 上等だ! それでこそわが古き好敵手!」 当然か。 あいつは空母になってもヤマト・タイプ。 その腹には耐18インチ(46センチ)主砲弾装甲が仕込まれていると聞いている。 あの怪物め。東側の切り札を弾き返しやがった! ――日米機動部隊が航空機発着不能に陥ったと判断したイラク軍の大攻撃隊がペルシャ湾上空で、やる気に充ち満ちた大和型戦艦の末裔から放たれた戦闘機隊による「おもてなし」を受けるまであと15分足らず。 架空戦記版66 535 :ひゅうが:2016/03/16(水) 03 04 53 発:ソヴィエト軍事顧問団 宛:モスクワの禿 本文:ぺるしゃ湾ハ軍艦ニテ舗装サレタリ。敵ガ七分ニ海ガ三分。繰リ返ス、敵ガ七分二海ガ三分。 我ラコレヨリ南雲航空艦隊(第一航空艦隊)トナラム。 【解説】――湾岸戦争における「ペルシャ湾航空戦」を前にバグダットのソ連軍事顧問団が発した電文。 十隻以上の正規空母と、戦艦までも含む多国籍軍を前にした絶望的な状況を端的に示すものとして、沖縄決戦の際に牛島大将(戦時昇進)から大本営に向けて発せられた電文を引き合いに出したものである。 しかしながら、マリアナ沖海戦時に陸上航空隊の統合指揮を担い、見事に小沢機動部隊の突入を掩護した「名将南雲忠一大将」の故事を引き合いに出すなど、その意気込みは十分であった。 しかし、彼らの計画は、「鋼鉄の破壊神」大和型の生き残りと、沖縄沖海戦の雪辱を果たした多国籍軍海上艦隊司令長官(余談ながら彼は当事者の息子であった)に打ち砕かれることになるのである…
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/727.html
649 :名無しの紳士提督:2016/02/07(日) 01 36 36 ID 9htFVck2 流れぶった切りですいません。 Mk.7&アイオワ実装のニュースを聞いて思いついたネタ 「ヘイ、テートク!バァァニイィィングラアアァァブ!!」 鎮守府おなじみの光景。 「流石姉さま。気合入ってますね」 「後半ロボットアニメばりの咆哮でしたね」 「何かあったのでしょうか」 それを見ている妹たち。 提督に抱き着く金剛。これもおなじみの光景。 「いつもよりスキンシップが激しいね」 「「え?比叡姉様はそんなことまでわかるのですか?」」 姉の意外に鋭い観察眼に驚きの表情を見せる下二人に、比叡はちらりと金剛の方を見る。 「今日はまたえらく積極的だな」 「私のloveの表れデース!しっかり受け止めてくれなきゃNOなんだからネ!」 「はい喜んでー」 提督も満更ではない。 その様子を確認すると妹二人に目配せし、二人の愛の営みから離れる。 「……実はね、姉様の事について二人に言っておかなければならない事があるの」 「「何ですか突然?」」 榛名と霧島にとって、比叡は姉であると同時に金剛の代弁者――そこに多少比叡の考えが含まれるとしても――の役割も担っている。 その比叡から姉様についての話となれば、二人とも注目しない筈がない。 「実は昨日ね、姉様は提督と明石さんの話を聞いちゃったみたいで……」 ~以下昨日の回想~ 「提督、遂に、遂に来ますよ!あれが!」 「おお、遂にか!この日が来たか!」 二人の目は上層部からの通達に注がれていた。 「「16インチMk.7!!」」 新たな装備品が追加されるという情報。これに加え、本来これを装備するべき艦娘も近々配備されるかもしれないという事。 「Mk.7という事は奴らですね」 「奴らだよ」 幼女を前にした変質者の如き怪しい笑みを突き合わせる二人。憲兵が居たら間違いなく詳しく話を聞かれることになる。 「そして奴ら着任の暁には――」 「暁には?」 「5インチMk.12も一緒に手にはいる筈だ!ていうかそうであって欲しい個人的な希望として」 次の瞬間、扉越しに外をバタバタと走っていく音が響いた。 (たっ、大変デース!提督が例のアメリカ艦娘にお熱になっては私の立場が……ッ!!) ~以上昨日の回想~ 「……と、いう訳だったらしくて……はい榛名」 ここまで聞いていた榛名が突然挙手する。 「何故姉様は新しいアメリカ艦娘にそんな危機感を持っておられるのですか?」 「うーん……良い質問ですねぇー」 微妙なクオリティの物まねで答える比叡。 コホンと咳払いを一つ。 「いい?アイオワは大きく分けて次の二つのパターンが予想されます」 アイオワA 「アメリカで建造された、高速戦艦アイオワデース!よろしくお願いシマース!」 アイオワB 「アイオワ級一番艦、アイオワです。火力と速度には自信があるの。よろしくお願いしますね」 「どう榛名?この二つのパターンを見て何か気が付かない?」 「はい!Aの元ネタが金剛姉様、Bの元ネタがリットリオさんです!」 「違う!いや、そうなんだけど。そこじゃないというか……」 予想外の榛名の回答に突っ込みを入れながら、比叡は横で二人のやり取りを見ていた霧島が何か合点した様子を見てとった。 「はい。霧島」 「つまり……、Aのアイオワが来た場合、姉様とキャラが被ってしまう。 かと言ってBのアイオワが来た場合は、同じ英語圏かつアメリカ生まれアメリカ育ちのアイオワが普通に喋ってしまう事で、 姉様の今までの言動がキャラづくりという疑惑が出てしまう。そういう事ですね」 「正解!流石は眼鏡キャラ!」 艦隊の火力(頭脳)もとい頭脳(火力)は伊達ではない。 対金剛級を想定していたアイオワ級だが、こんな所でそれを発揮しているとは、本人も思いもしないだろう。 再び提督と金剛に戻す。 提督の手は混合の腰に回り、椅子に腰かけた自身の上に座るようにして金剛を乗せ、その唇を楽しんでいる。 「んっ……」 くちゅ、くちゅと唾液の移動が音を立て、それに合わせてより強く金剛を抱きしめる。 甘く、紅茶の影響かほのかに花香が漂う彼女の口は、侵入した提督の舌を快く出迎え、そしてなかなか離さない。 「んっ……くっ……」 口の中を存分に味わう提督。 二人のボルテージは更に急上昇する。 「ふぅ……。茶葉変えた?」 二人の間に伸びた唾液の線が切れ、提督の問いににっこりと笑って頷く金剛。 ふと提督は机の上に置かれた件の新装備についての連絡に目をやる。 「アメリカ艦か……」 膝の上でびくりと震えた金剛を知ってか知らずか、沈黙が流れる。 「提督……?」 不安を掻き消すように笑顔を張りつかせ、金剛が尋ねる。 その声はかすかに震えているが、本人はそれに気付いていない。 「……冷静になると超怖え」 「え?」 「だってあれだよ?アメリカって言ったらあれだよ?訴訟大国だよ? もしちょっとでも手とか当たっちゃおうものならそれだけでセクハラとして訴えられた挙句、 莫大な額の慰謝料を請求された上に半径○マイル以内立ち入り禁止とか今日日小学生でも言わないような判決で前科一犯扱いだよ? 怖えー。アメリカ超怖えー」 一気呵成にアメリカへの恐怖をぶちまける提督。ここまで新実装艦に悲観的な提督も珍しいかもしれない。 再び一瞬の沈黙。しかし今回は金剛によって破られた。 「そ、そ、そうデース!アメリカは恐ろしいのデース!でもNo problpm!私なら時間と場所さえ弁えればOKヨ!! そして……今はOKなのデース!!」 ばっと両手を広げた金剛を提督は再び抱きしめる。 「ああ~金剛温かい&柔らかい&いい匂い」 「Yes!Come on!!」 (フッフッフ、アイオワ恐れるに足らず!提督のハートをCatchするのは私デース!) 野望に燃える金剛を扉の向こうから妹たちが見守っていた。 「流石です姉様!」 「ファイト!姉様の提督防衛戦略ファイト!」 「ところで姉様のあのキャラは結局素なのかしら?」 「何だあれ?」 そして妹たちもまた、見られていた。 清霜日記 ○月×日 天気:晴れ 今日、執務室を金剛型の皆さんが覗いていました。 金剛さんの姿は見えませんでしたが、皆さんが執務室の中を覗いて姉様と言っていたので中にいたのだと思います。 榛名さんが「~防衛戦略」とか言っていましたがよく聞き取れませんでした。 普段から戦略を練ることを忘れないなんて、やっぱり戦艦はすごいなあと思いました。 ※Mk.12:戦艦、重巡、軽巡、空母、駆逐艦、補給艦から果ては沿岸警備隊のカッターにまで艦種を選ばず搭載され、 またそれらに行き渡らせる生産性を備えた5インチ砲。 取り回しが軽便で速射性も高く、対空、対水上両方に使える傑作両用砲。“七面鳥”の一端を担ったりした。 終 + 後書き 653 :名無しの紳士提督:2016/02/07(日) 01 54 52 ID 9htFVck2 以上スレ汚し失礼しました。 このネタはアメリカへの偏見の提供でお送りしました こえー超こえー これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/1900.html
8ページ目 女「で、貴方が“曙”か」 曙「そうよ。それで?」 女「よろしくね」ナデナデ 曙「触らないでよ、クソ提督!」 女「なっ……」 曙「何よ? 何か文句があるわけ?」 女「ないわけなかろうが……まぁいいわ」 女「これで全員?」 漣「はい、ご主人様。これで全員です」 女「大淀が動ければなぁ……ないものねだりか」 女「うん、秘書艦と、哨戒任務のローテ考えないと」 漣「駆逐艦だけじゃ火力不足じゃないですか?」 女「駆逐艦の貴方が言うか……」 女「と、なるとやっぱりもう一人軽巡が欲しいところね」 漣「じゃあ建造しましょうよ、ご主人様!」 女「そうなるかー……」 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6417.html
413: 635 :2020/09/18(金) 07 52 44 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島 ネタ 鳥海は狐っ娘として拝まれるようです 山形県酒田市 今日の酒田の街は賑わっていた。 街には幾つもののぼりや旭日旗が上がり、マスコットキャラなのか稲穂と狐柄の着物を着た赤目に長い黒髪の狐っ娘の描かれたポスターやのぼりも存在した。 それもその筈酒田港に神崎島の重巡洋艦鳥海が来航し一般公開が行われるからだ。 東北地方では見ることの少ない大型軍用艦艇に街は沸き立た。 近隣の自治体からも大勢の人々が訪れていたが何か違うようだ。 鳥海の停泊する埠頭には長蛇の列が出来ていたがどういう訳だか子供連れが多い、親子連れや孫を連れた祖父母やリアカーを引く人が多数いる。 また、重巡鳥海の脇には大量の米俵や野菜、酒樽が山程積まれている。 一張羅を着た農家や商家と思しき人々が米俵や野菜、酒樽を載せたリヤカーを引きながら列に加わっているのだ。 重巡鳥海のタラップの前には人々を迎える艦娘の鳥海がいるのだが来る人来る人が鳥海を拝み、子供連れならば子供の頭を撫でてもらい、 農家や商家は米や酒を鳥海に奉納、もとい渡していく。 なんか鳥海の目は航空戦艦日向、いやチベットスナギツネの様に何処か遠い所を見るような目をしている。 「どうしてこうなったのかしら…。」 夜になっても酒田の街の繁華街に人が途切れることはなかった。 一人の男が居酒屋へ吸い込まれていく。 重巡鳥海の一般公開と聞いて首都圏から遠征して来た鳥海嫁の所謂機動力のある提督の一人だ。 居酒屋には仲間内だろう老人達と奥の席には四人の女性が座っている他大勢の人々がいる。 女性達は黒髪にショートボブ、金髪碧眼のセミロング、茶髪のショートヘアに黒髪のロングのなかなか美人揃いだ。 男は席に座りビールを注文すると店員と話をし出したた。 「いやあ凄い人出だね。いつもこうなのかい?」 「いや今日は特別ですよ。軍艦鳥海と艦娘の鳥海さんが来ていますからね。」 店員は朗らかに笑いながら言う。 やはり艦娘が来ると違うのかと思いながらもふと疑問に思ったことを口にする。 「そういえば街中に狐耳した眼鏡してない艦娘の鳥海らしきキャラが描かれたの幾つもあったけどアレ何だい?」 「あああの方ですか?」 「あの方?」 店員が言うにはあのキャラクターは最近ある村に降臨した鳥海山の神の姿を模したものであるという。 その村では子供が神隠しに遭ったが神がその子供を助け親元へと返したとこの周辺の集落や町で大きな話になったそうだ。 「おう兄ちゃん、御山の女神さまの話を聞きたいのかい?」 「おい徳さんやめとけって。」 店員とそんな話をしていたら老人の酔っぱらいが話しかけて来た。 老人は仲間に止めらるが気にした様子はなく、鳥海山の神が現れたのは自分の近くの集落だと自慢した。 その時、奥の席の女性四人組の一人、長い黒髪に眼鏡の女性がズッコケた気がするが気のせいだろう。 老人は話始めた。 415: 635 :2020/09/18(金) 07 53 34 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 鳥海の御山を望む小さな漁村での話だ。 その漁村を出て都会で暮らしてた男がまだ雪が残る春の彼岸に嫁と子供達を連れて久々に実家に帰省したそうだ。 男の両親は大層喜んだが、同時にこんな時期に幼子を連れて帰って来なくてもと顔を曇らせた。 この地方では春秋の彼岸と盆の夕日が沈む頃にはあの世との境が薄くなり一人でいる幼子が神隠しに合うという言い伝えがあった。 戦後すぐ辺りまではこの時期の黄昏時には幼子を家からに出さないようにとされていた。 平成になってからはもう信じる者もいなくなり迷信や怪談の一つとして扱われるようになっていたが。 しかしながら日本の南に神崎島が出現してからはこの言い伝えを本当のことと考える村人が増えてきた。 実際に怪談と思われる現象が各地で確認され、死んだはずの人間が妖精などという不可思議な存在になって帰って来たりしているからだ。 男の両親の近所でもそんな人物がいたりしたから尚更であった。 だがこの男はその様なことが実際にあっても幽霊や妖怪などと言うものは信じない人間であった。 男はそんなの迷信であると笑ったが嫁は顔を曇らせ、両親の言葉に従った方が良いと言った。 男は嫁にそんな古臭い迷信を信じるのかと顔を赤くして怒り出し、両親や嫁の言葉を無視して雪を見て遊びに行きたがる子供らを外に出させた。 日が暮れかける頃、遊んでいた子供らが帰ってきたが一番下の子が一人足りなかった。 子らに一人はどうしたのかと聞けば雪で遊んでいるといつの間にかいなくなっていたそうで、先に帰っていると思っていたそうだ。 その言葉に男夫婦と男の両親は血相を変えて子供を探し始めた。村の者たちも参加し探したが日が暮れ、月が昇ってきても子供は見つからなかった。 そこで男の両親は神隠しに遭ったのではと村社の神官の家の村一番の年寄りの老婆に相談した。 老婆は村の伝承や神事をよく知っており都会の学者も話を聞きに来る程であった。 相談を受けた老婆は呟いた神隠しなんて何十年振りかと。 昭和の初め、老婆がまだ子供だった頃には言い伝えを破った子供が何人も神隠しに合ったそうだ。 そして神隠しが人によるものか神崎島で起きるような超常的な自然現象なのかはたまた祟り神なのかそれすらも分からず、 いなくなった子供が戻ってきたことなど今まで一度もないそうだ。 ただ子供が神隠しに遭わない為の方法しか存在しないという。 月が天頂に差し掛かっても子供が見つからず、両親より老婆の話を伝えられた男は意気消沈していた。 こんなことなら両親や嫁の言葉を素直に聞いていれば良かったと後悔していた。 男は子供を探す中でふと村社の鳥居が目に入り、ふらっと誘われるように鳥居を潜り階段を上った。 階段を上りきると青い青い月明かりに照らされ雪に覆われた社が目に入る。 この村社には御山の神社より勧請された神が祀られていた。 その神は水神とも稲穂の神ともされている。 藁にもすがる思いでその神に願った。自分はどうなっても良い、子供を返して欲しいと。 すると雲が夜空を覆い月明かりを隠した。 暗闇に包まれ一瞬強い風が吹いて雪が舞い上がり男は目を瞑る。 目を開ければ月に青く照らされた先ほどと変わらぬ境内が広がっていた。 「もし…。」 男は背後より声が聞こえた気がし目を開け階段の方を振り返ったが誰もいない。 「もし…。」 今度こそしっかりとした女の声が聞こえ社の方を見れば稲穂の間で遊ぶ狐をあしらった着物を着た一人の娘が立っていた。 そしてその背に子供でも背負っているのか肩にはおんぶ紐らしき紐も見えた。 流れる濡鴉のような黒髪をした娘であったがその瞳は宝石の紅玉の如く紅く男はこの娘はこの世の者ではないと感じ取った。 そして何よりその頭には狐の耳が存在し、背後にはゆらゆらと揺れる尾が見て取れ、テレビで見た艦娘の鳥海にも似ている気がした。 だが不思議と怖さは感じなかった 「誰かを探しておいでですか?」 娘は男に問いかけた。 娘の問に男は里の禁を破り彼岸の夕暮れに子供を家から出し神隠しに遭わせてしまったことを吐露した。 何故見も知らずの人外と思しき娘にこんなことを言えるのか不思議であった。 男の言葉に娘は背負っていた子を手に抱き男に見せた。 何かと思い娘の腕の中の子を見れば、すやすやと穏やかに眠るのは神隠しあった筈の我が子であった。 男はこれは夢か幻かと思い我が子に恐る恐る手を伸ばし触れ、娘は腕の中の子を男に渡した。 渡された男は我が子の確かな重みを感じ泣き出し、泣き出した男を娘は優しげに見つめていた。 416: 635 :2020/09/18(金) 07 54 10 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp しばしして男は泣き止むと娘に我が子を連れていたのは何故かと尋ねようとした。 すると再び雲が月を覆い隠し、一陣の風が吹き雪が巻き上げられる。 男は地吹雪に目を腕で覆いながら娘を見る。 白い雪風に濡鴉の様な黒髪が舞い、娘の紅い瞳には優しげな光が浮かぶ。 『もう我が子を離すことなきように…。』 そう言い終えると娘は微笑みを浮かべながら白い雪に消えていった。 男は子供を抱えて子供を探すために人々が集まっていた集会所へと戻った。 男と子供の無事な姿を見つけると男の家族は涙を流して喜び、里の者達は大丈夫であったかと心配の声を掛けた。 子供を妻に預けると男は老婆の元へと行きことの次第を話した。 神社で子供の無事を願ったこと、 雪が吹き突然着物を着た艦娘の鳥海に似た狐の耳と尾を持つ娘が現れたこと、 その娘から子供を返して貰ったこと、 そして再び雪が吹くと幻のように娘が消えてしまったこと、 「もしかしたらその子を助けて下さったその娘っ子は鳥海山の神様かもしれねえなあ。」 男の言葉を聞いた老婆はそう零した。 村社に祀られている鳥海山の神は女神であり、五穀豊穣を司る稲穂の神や狐を使いとする神とも同一視されるという。 神はその昔この地方で人攫いや船を沈め多くの人々を喰らっていた妖怪の被害を受ける人々を哀れに思い退治したという慈悲深い神だそうだ。 神隠しされた男の幼子を哀れに思い、御山の名を戴く艦娘鳥海の姿を借りて子を男の元へ返したのではないかと老婆は言う。 「艦娘さは神様の依り代でもあるそうじゃ。神様がその姿を借りて出てきても不思議じゃねえ。」 そして何よりもと老婆は言う。 「艦娘の鳥海さはいつも眼鏡付けてるでねえか。眼鏡付けとらんのが艦娘さの訳ねえべ。」 一同は老婆の言葉にそれもそうかと納得し大いに笑った。 その後男は家族親族全員と共に村社と鳥海山を詣で子供を無事返してくれたことに感謝した。 そして家族と共にあの狐の耳をした御山の神様の見守る郷里で生きていくことを決め都会より戻り家業を継ぎ日々神様への感謝を忘れず過ごしている。 この騒ぎがあってから鳥海山周辺では山への信仰がさらに盛んとなり子供の守り神、行方不明者を返す神としても厚く信仰を集めることとなる。 また男が見た姿から狐の耳と尾を持つ稲穂と狐柄の和服を着た黒髪紅眼の女性として描かれることが多くなり像や絵馬に描かれ奉納され、 その姿が描かれた絵が魔除けとして家や商店などに飾られることとなる。 ついでに鳥海山の神にそっくりで依り代とされてしまった艦娘鳥海はこの地を訪れる度に拝まれたり、米や野菜を奉納されるなどして愛されていくこととなる。 なお艦娘鳥海に子供の頭を撫でてもらうと健やかに成長するという話も広がってたりする。 老人の独演会な話しがが終わると居酒屋の中ではやんややんやの大喝采であった。 やはり艦娘は巫女さんであったかだのやはり米俵奉納したの正しかっただのリアル狐っ娘キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!だの鳥海は俺の嫁だのと大騒ぎである。 この地方どこもかしこも山の神の話しとなるとこんな風なのでこの地方は順調に狐色に染まっていたりする。 なお居酒屋の隅で黒髪ロングな眼鏡っ子が追い打ちを掛けられたようにグッタリしているのはどうでも良い話しである。 さらに狐っ娘な姿の鳥海が神崎提督に褒められて対抗してケモミミ装備の艦娘による提督襲撃が激増するのは全くの余談である。 417: 635 :2020/09/18(金) 07 54 49 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 更にどうでも良い余談 「艦こ○」開発/運営 ▼書き下ろし鳥海改二お狐様mode、期間限定実装 秋晴れの元の揺れる稲穂、お米がおいしい季節ですね。 本日、高雄型重巡洋艦【鳥海改二】にお狐様mode、鳥海改二狐を期間限定実装です! 頭を垂れる程実った稲穂を守る彼女をお願い致します。あぁ、こら、摩耶!つまみ食い禁止! 運営からの電文 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: 速報【鳥海に狐耳が生える】 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: えええ… 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: アリだと思います! 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: 嫁の可愛さが加速してワイの体力がマッハなんだが 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: ア○レンでもないのに何故ケモミミを生やした? 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: 鳥海山の神様が狐ミミ鳥海の容姿なので仕方なし 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: まじで? 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: マジでちなみに眼鏡はねえぞ 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: 眼鏡ないのか…じゃあその神様は鳥海じゃねえな 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: 鳥海と神様の違いはメガネの有無なんか 名前:名無しの神崎島提督[sage] 投稿日: なお神様の依り代と思われて拝まれてる模様 とある掲示板で 「摩耶、あんな体勢(orz)で鳥海はどうしたの?」 「ん?ああ高雄の姉貴か。少し前にリフレッシュで鳥海と一緒に提督連れて旅行で鳥海山の方まで行ったんだけどよ。」 「けど?」 「鳥海のやつ迷子になってた子供見つけて騒ぎにならないようそっと親元に返したらその子供の集落で鳥海山の大物忌神と間違われたらしい。」 「マジで……?(汗)」 「ああ、愛宕の姉貴その通り。だって子供渡したのが鳥海山から分祀された神社でオフだからって稲穂と狐柄の和服着てたうえに夜だぜ?」 「ついでに遊びの罰ゲームと提督へのアピールでキグルミシステムで狐の耳と尾つけて極めつけに眼鏡してなかったからなあ。」 「摩耶、私の判断基準眼鏡なの…?」 「(確か鳥海山の大物忌神はは豊作の神の宇迦之御魂神やお狐様、稲荷神と同一視されてたわね(汗))」 「(ちょっと高雄、キグルミシステムの狐耳と尻尾って本物と見分けつかないんじゃ?(汗)」 鳥海神様に間違われ事件への発展を後で知った高雄姉妹 418: 635 :2020/09/18(金) 07 56 11 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 以上になります。転載はご自由にどうぞ。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4820.html
前ページ次ページゼロな提督 東の空に朝日が昇る頃、一路南へ向けて飛ぶ風竜の一群があった。 まだ夜もあけきらないうちに編成を終えて出立した風竜騎士隊だ。 星と月の明かり、そして白み行く地平線からの僅かな陽光を頼りに、十数騎の竜騎兵は 一路飛び続ける。 現在、城下には続々と騎士や傭兵が完全武装にて集結しつつある。 姫亡命、アルビオン侵攻、ゲルマニアへの禅譲と、僅か十数時間で大きく変貌した現状 に、誰しも一時は混乱を隠しきれなかった。特に蚊帳の外に置かれた平民たちには寝耳に 水だ。国民の人気を一身に集めていた姫がトリステインを裏切った事実はすでに国中に知 れ渡り、士気の低下と指揮の混乱を招いた。街道は早くも逃亡する人々でごった返し始め ていた。 それでも、王宮がいち早く対応策を発表したこと、貴族達の意見統一も既になされてい たこと、対アルビオン戦が一刻の野猶予もならないこと、そして、トリステインに虚無の 使い手が光臨したという神の奇跡と「地に平和を」との啓示。混乱は速やかに収拾されつ つある。 とはいえ、あまりに激変する事態に対応しきれず動けない者も多い。慌ててかき集めた 一般兵は、まだ2千程度。 前日のうちに集結させていた魔法衛士隊と竜騎士隊のうち、斥候として風竜騎士隊が先 発してラ・ロシェールに行くよう命じられた。そしてその中にシルフィードに乗ったルイ ズ・ヤン・ロングビル・シエスタ・タバサの姿があった。別の風竜には公爵夫人も乗り込 んでいる。 ルイズの同行について公爵夫人とヤンは「トリステインの意思統一には虚無のカリスマ が必要」と主張し、ルイズへは城に残るよう勧めた。だが「アルビオン艦隊が勝ち残った ら『虚無』の力を使わないと倒せないじゃないのっ!」と、頑として同行の意思を曲げな かった。 平民で女性のシエスタだが、彼女はタルブが心配でいてもたってもいられなかった。竜 をも倒す銃を持っている事は中央広場の一件で知れ渡ってしまっていたので、同行を許さ れた。 そして朝日が昇りきり、夜の闇が昼の光へと置き換わった頃、風竜達は山間の町ラ・ロ シェールを視界に収めた。いや、正しくは山の向こう、町があるはずの場所からあがる煙 や火の手を発見した。 それは、撃沈され墜落した艦船の燃え上がる残骸。 彼方の有様に目を向け、風竜を急がせようとする彼らの前に、ふわりと風竜が飛んでき た。ギンヌメールの風竜だ。 同僚の無事な姿を見つけて、疲労と緊張に囚われていた竜騎士隊の面々は表情を明るく した。 「ギンヌメール殿!ご無事だったか!」 「戦況はっ!?艦隊はどうなったのだ!」 「町は!?あの火や煙は一体!?」 彼方に見える港町へ向かおうとしていた竜騎士達は方向転換し、ギンヌメールのもとへ と集まってくる。 未だに昨日の疲れが抜けきれない竜騎士は、それでも空域に集まる竜騎士達の鼓膜を破 らんばかりの大声を張り上げた。 「アルビオン艦隊は・・・大損害を受け、撤退したっ!」 刹那、空いっぱいに歓喜の叫びが響き渡った。 第28話 黄昏から暁へ 世界樹の桟橋には多くの艦が停泊していた。 それらトリステインとゲルマニアの戦列艦は、大きく数を減らしていた。見えるだけで も半分以下だ。一隻として無傷のものは無い。どれもこれも砲弾で大きく抉られ、焼け焦 げ、昔は艦だったというくらいにしか原型をとどめていないものもある。 桟橋の下には沢山の人がいる。艦隊戦に勝利し、一息つくため降りてきた軍人たちのよ うだ。恐らく艦や桟橋の中では水メイジ達による治療が急がれているだろう。よく見ると 桟橋入り口から大きな布袋に包まれたものが大事そうに運び出され、並べられている。葬 儀を待つ戦死者たちだ。 街の方から沢山の人が駆けてくる。空海軍の人々は彼等から真実を聞き、仰天している ことだろう。艦隊戦が終わった後で、命令書を届けたギンヌメールから禅譲案を聞き、目 を白黒させた様子が目に浮かぶ。 斥候隊は公爵夫人の乗る竜を先頭に、桟橋の麓に着陸した。とたんに軍人達が彼等を取 り囲んだ。 「どういうことだ!姫は拐かされたのでは無かったのか!?」「我が国へ禅譲するというの は真ですか!?一体、どうしてそうなるんですか!」「姫が亡命したなんて、嘘だろ?なぁ、 嘘なんだろ!?」「あの命令書、偽の情報で我が艦隊を利用したのか!?…い、いや、事情 は分かるし、あれが届いたから我等もトリステイン艦隊も助かったのだが…しかしこれは、 どうにも…」「ええい、とにかく城はどうなっているっ!」「皆落ち着け、とにかく一つず つ確認しよう」 公爵夫人は歴戦の軍人達に詰め寄られても怯むことなく、威厳を保って理路整然と昨日 の事態について語る。両国の軍人達は黙って、というより驚きのあまり声も出ない様子で 話を聞き続けた。 そんな中、大慌てで世界樹の麓まで丘を駆け上ってくる男がいた。彼等は坂道を駆け上 りながら、大声で叫んだ。 「タッ!タルブの村に!アルビオン軍がぁッ!!」 その言葉にシエスタの顔が蒼白になる。足が小刻みに震え、倒れそうになり、ヤンに寄 りかかってしまう。 大声を上げながら駆け上ってきた人をルイズ達が取り囲んだ。 シエスタがゼイゼイと肩で息する男にヨロヨロと近付く。 「タルブに…タルブにアルビオン軍が、来たんですか!?」 息が切れて言葉にならず、ただ男は首をガクガクと上下に振る。 シエスタも息を呑み、言葉を繋げられない。 代わりにヤンが、それでも一筋の汗を流しながら尋ねる。 「それでタルブは、一体、どうなったのですか!?」 汗を滝のようにしたたらせる男は、どうにか呼吸を整えて、やっとの事で応えた。たっ た一言を。 「ぜ・・・ぜん、滅・・・」 瞬間、ヤンはシルフィードへと駆けだした。 ルイズもタバサもロングビルも、砕けそうな足で必死に大地を踏みしめるシエスタもシ ルフィードへ飛び乗る。 青く輝く鱗を朝日に煌めかせ、風竜は再び飛翔した。 一路、タルブへ向けて。 それは、確かに全滅だった。 村のあちこちから、今も火の手が上がっている。 死体が村のいたる所に野ざらしになったままだ。 動く者の姿は無い。あれほど栄えていた村から、人影が消えた。 村で一番大きい村長の家は、跡形もなくなっていた。 そう、確かに村長の村は崩れ落ち、跡形もない。 村に人影もない。 火の手も煙も上がっている。 死体だってあちこちに転がっている。 シルフィードの背に乗る人々は、その光景に絶句していた。 ルイズが、大きな目をまん丸に見開いて、呻くように呟く。 「・・・な・・・なな、なんなの・・・これ・・・」 ロングビルも眼下の光景が信じられない。 「なんで、どうして、こんなことが・・・?」 そう、確かに信じがたい光景だった。 死体が村のあちこちに散らばっている。 だが、村人の死体は一つもなかった。 それら全てがマントを纏った軍人、アルビオンのメイジ達の死体だ。 崩れた村長の家の跡には、真っ赤な鱗を自らの血に染めた竜の死体が横たわっている。 その頭は家屋の残骸に突っ込んで埋まっている。 アルビオン軍人だけでなく、竜の死体もあちこちに横たわっていた。上空から見えるだ けでも十以上。 どうやら、竜騎兵は全滅したらしい。天下無双と言われたアルビオン竜騎兵が、エルフ と並んで戦いたくない相手と言われる火竜と、それを操るメイジ達が、皆殺しにされてい たのだ。 シエスタの目が彼方を見つめる。その視線の先を力一杯指し示した。 「あれ!あっちです!草原ですっ!」 彼女の指先の彼方、朝日に輝くタルブの草原。その中に、何か塊がある。 どうやら人間、それも大人数が一塊になっているらしい。 「タバサさん、草原の方へ」 ヤンに促されるまでもなく、タバサはシルフィードを草原へと向かわせていた。 「なあ、マッシュ…どうして黙ってたんだよ」 「何をだよ」 アルビオン兵士達は草原に腰を降ろし、朝日を眺めていた。 「タルブが、こんなとんでもないメイジに守られてるだなんて、聞いてねえぞ」 右頬に大きな切り傷を持つ、いかにも歴戦の戦士という感じな男に問いただされたマッ シュは、忌々しげにぼやいた。 「んなもん知らねぇよ。俺はただワインの買い付けに来てただけなんだから。それに、そ ん時は確かにメイジなんか見なかったぜ」 「よせよ、ジョナサン」 背後にいた兵士に諫められ、ジョナサンと呼ばれた頬に傷ある戦死は舌打ちしてそっぽ を向いた。 「確かにえらい目にあったけど、ちゃんと俺もマッシュもジョナサンもアンディも、四人 で今度も生き残れたじゃねえか。それだけでも喜ぼうぜ …おい、アンディ、どうした?」 「あ、いや、チャールズ…ほら、そっちの貴族様がよ…」 アンディと呼ばれた男は視線を右に向ける。他の三人も彼の見ている先へ視線を移す。 彼等の視線の先では、一人の貴族がなにやら必死にお祈りをしていた。 そして、袖からこっそりと小さな杖を取り出す。 その貴族を見ながら、四人はヒソヒソと呟きを交わす。 へぇ、杖を隠し持ってたのか。放り出したのはダミーだったわけだ。 しかもあの祈り方からすると…やる気か? らしいな。貴族の名誉を守るため、敵に一矢報いて死ぬつもりらしい。 って…ちょっと待て。今あいつが魔法を使ったら、周りにいる奴も! 四人は、一瞬顔を見合わせる。そして、その貴族から一気に飛び離れた。同様に他の兵 士達も一気に間を空ける。杖を隠していた貴族は一瞬で人垣の中に一人孤立する形になっ た。 それでも貴族は構わず杖を振り上げ、座り込む兵士達の外側に立つ人々へ火の玉を放と うとする。 閃光が走った。 魔法を放とうとしたメイジのこめかみを、光が貫通した。 次の瞬間、メイジは光が貫通して出来た穴から細い血飛沫をまき散らす。 草の上に倒れ込み、数度ほど痙攣した後、動かなくなった。 メイジの周囲にいる人々は、名誉のために死んだメイジへの祈りの言葉、無駄に死んだ 貴族への嘲笑、そして自分が巻き込まれなかった安堵の吐息を漏らした。 タルブ草原には、数千人の兵士達がいる。アルビオン艦隊から降り立った陸戦隊が、草 原の中に一塊で座っていた。 彼等の周囲には、鋤や鍬を構えた村人達と、槍と剣を持つ数十人の兵士。そして老メイ ジがいる。タルブの村人と、結婚式に行かずアストン伯領に留まっていた兵士達、そして アストン伯爵だった。 アルビオン軍数千人を取り囲んでいるのは、松明の燃えかすが燻る草原にたむろしてい る人々。一人の老メイジと、その部下である数十人の兵士、そして百人程度のタルブ村に 住む男達。数も見た目も、内戦をくぐり抜けた傭兵とメイジ達に太刀打ち出来るように見 えない。 なのに、アルビオン兵は草原に座り込んで動かない。彼等の武具は、とっくの昔に放棄 させられていた。村の端、草原の畔には、彼等が投げ捨てさせられた剣・槍・鎧、そして 杖がうず高く積み上げられている。その周囲には村の女達が刃物やら棒やらを持って見張 りに付いている。 村人達が、アストン伯爵に向かって口々に賞賛の言葉を投げかけた。 「いやはや、さすがは領主様ですだ。素晴らしいメイジをお連れ下さって、本当に助かり ましただ」 「ほんにほんに!あーんな山の上から竜もメイジも皆殺しだなんて!」 「さすが伯爵様ですわね!私達は良い主君を持って、幸せですわ」 褒め称えられたアストン伯は、非常に微妙な苦笑いを浮かべた。 領主は山の方を見る。ブドウ畑が広がる山の斜面、山の上にはちらほらと、オレンジ色 の屋根と白い壁の民家が見える。 さっきの光はブドウ畑の中から撃たれた、様に見えた。光るのは一瞬だったため、よく わからない。それにブドウ畑の中に隠れて、誰が何をしているのか見えない。だが少なく とも、あんな魔法は見た事も聞いた事も無い。当然、自分の手勢に、そんな正体不明のメ イジなんかいない。 だが伯爵とその手勢が到着した時、その光は竜を全て撃墜した後だった。今もアルビオ ンの軍勢から士官のメイジ達を正確に殺している。 ふと空を見上げると、数人の男女を乗せた一騎の風竜が領主の頭上を舞っていた。 「あー!いた、いました!みんな無事ですよー!」 シエスタはアルビオン兵を包囲する村人達を発見し、大はしゃぎだ。 「・・・どうやって?」 タバサがたった一言、疑問を口にする。確かに事情を知らない彼女には、一体どうして アルビオン陸戦隊がこんな場所で降伏しているのか分からないだろう。 だが、ヤンは知っていた。ルイズとロングビルも薄々予想がついた。タルブがどうして レコン・キスタの襲撃を撃退する事が出来たのか。 シルフィードがブドウ畑の上を通り過ぎる。その下、ブドウの木の間には、三人の人影 が草原の方へ向けて体を屈めている。三人揃って黒髪を持つ人影達はルイズ達に向けて手 を振った。 「じーちゃん、どうやら姉ちゃん達が、お城から来てくれたらしいね」 ジュリアンは、隣にいた村長のワイズに安堵の声をかける 「やれやれ、これでようやく引っ込めるな。弾切れになる前でよかったよ。ほら、ジョル ジュ。帰るぞ」 「そうだね、父さん。まだ軍隊は来てないけど、これを撃ってる姿を見られるとやっかい だしね。 ジュリアンも、一晩中よく頑張ったな」 「へへ、僕だってサヴァリッシュだもん。でも、やっぱりじーちゃんの腕が一番だね!」 ジョルジュと呼ばれた男の手には、スコープの付いた荷電粒子ライフルが抱えられてい た。それはオイゲン・サヴァリッシュが所持していた二丁の銃のうちの一つ、ヤンが先日 メンテナンスをしたライフルだ。 竜騎兵の襲撃に気付いたサヴァリッシュ家の者達は、すぐにライフルを取り出した。飛 来してきた火竜と竜騎兵を尽く狙撃したのだ。赤い鱗を輝かす巨大な火竜も、魔法を詠唱 する騎士達も、引き金に指がかけられたライフルの前に姿を現した時点で、ただの的でし かなかった。 撃墜された竜騎士20騎の次は、草原から駆けてくる陸戦隊。遙か彼方から、偉そうな マント姿の者から順に、次々と撃ち殺した。指揮者の大半がいなくなった陸戦隊は行動不 能に陥り進軍を止めた。 陸戦隊を降下させた輸送船団では地上の有様に驚愕した。援護をしようにも武装が無い し、メイジはみんな地上に降りてしまった。右往左往していたら、上空に艦隊戦に敗れた アルビオン艦隊が敗走しているのが見えた。生き残っていた旗艦からの旗流信号で撤退を 告げられたが、桟橋がないので降下着陸が出来ず、陸戦隊を残して輸送艦隊も戦列艦と一 緒に逃げ出してしまった あとは駆けつけてきたアストン伯と部下達が、村人達と共に陸戦隊を武装解除させた。 草原の中で一晩中、松明を掲げて監視しながら城から軍が来るのを待っていたのだ。もち ろんサヴァリッシュ家の男達、村長ワイズ・息子のジョルジュ・孫のジュリアンが交代で ライフルを構え、夜を徹して不穏な動きを見せる兵士を見張り続けた。 三人が手を振ったのを見て、シエスタはようやく頬をゆるめた。大きな溜息とともに、 肩から力が抜ける。 「よかったぁ~…父さんもお祖父ちゃんもジュリアンも、みんな無事だッたんだぁ」 「そのようだねぇ、はぁ、よかった」 ヤンもヘナヘナと全身から力が抜けた。 そんな彼等を乗せたシルフィードは、村と草原の間に着陸した。とたんにシエスタは飛 び降りて、村の人々との再会と互いの無事を喜び合った。 昼前になり、ようやくラ・ロシェールから他の風竜隊と艦隊の士官達もタルブへ到着。 速やかにアルビオン兵は投降、捕虜となった。 サヴァリッシュ家のライフルについては、村人達は完全にしらばっくれた。揃って「伯 爵様の所のメイジと思ってました」と言い張った。もちろんアストン伯も言を左右にし、 歯切れ悪く説明し、カリーナに詰問されてようやく「誰だったのか分かりません」と正直 に答えた。 彼女は狙撃されたメイジ達や竜の死体を一瞥し、その傷口を確かめる。そして目を見開 き、ヤンとシエスタを睨み付けた。慌ててそっぽを向いて知らんぷりする二人に、公爵夫 人は何も言わなかった。 草原の畔、木の下ででカリーヌは力なくうずくまり続けるアルビオン兵の集団を眺めて いた。 婦人の後ろに長剣を背負うヤンが歩いてきたのは気付いているはずだが、何も語ろうと はしない。 「奥様、そろそろ城へ戻られた方が良いと思います」 ヤンの言葉にも、彼女は何も答えない。ただ黙って捕虜達を眺めている。 「奥様…?」 再びヤンが声をかける。 カリーヌは、ゆっくりと呟いた。 「口惜しい…」 その言葉に、ヤンも何も答えない。ただ次の言葉を待って立ち続ける。 「お前の持つ銃は、いや、お前と黒髪のメイドと、そしてこの村に隠されている銃は、ア ルビオン軍を倒せる程の力を持っていたのですね」 そのセリフに、ヤンは返答に窮する。 しばしの間を空けて、ヤンはハッキリと明言した。 「そんな訳はありません。多少、ハルケギニアの銃より性能は上ですが、弾切れになれば 終わりです。それに戦艦は墜とせません」 公爵夫人は肩越しに振り返る。その視線には普段の苛烈さが無かった。ただ寂しげで、 哀しげだった。 「その弾切れとやらを起こす前に、アルビオンのメイジは皆殺しにされた。メイジの魔法 は平民の銃に劣る、と証明されました」 「ハルケギニアの銃ではありません。遙か彼方、私の故郷の銃です」 「そうですね…お前の国と遠く離れていたから、我等メイジは貴族などと驕り高ぶり君臨 出来たのです。お前が魔法を使えぬ平民でありながら元帥になれたのも当然。魔法の有無 など無意味なのだから。 お前は、貧弱な魔法をひけらかす我等が、さぞや滑稽であったでしょう?」 ヤンは再び答えに窮する。 今の公爵夫人に、どんな言葉をかければ良いものか。すぐには答えが出てこない。 政治軍事方面以外には大して役に立ってくれない頭脳を巡らせて、どうにか答えらしき ものを紡いだ。 「私の国には私の国の歴史と伝統と法があります。そしてハルケギニアにもハルケギニア の歴史と伝統と法があるのです。どちらが上とか優れているとか、そういう事はないので す。どちらも等しく正しいのです」 今度はカリーヌが口を閉ざす。 視線を草原に向けたまま、指揮官を失い雑兵の群れと化した兵士達、そして彼等を囲む トリステイン軍人を見続ける。囲んでいる軍人の中に、緑やピンクの髪も見える。ロング ビルとルイズも監視の輪に加わっていた。 しばしの後、沈んだ声がそよ風に乗って届いてくる。 「歴史と伝統、ですか…。 トリステインは伝統としきたりに固執し、ゆえに国力を年々低下させた。理由は簡単。 平民でも力あれば貴族になれるゲルマニア、シュヴァリエに叙勲されるガリア。両国へ平 民達が逃げ出したのです。人口それ自体が減少していたのですよ。それも知恵や力、何よ り金がある平民ばかりが。 あとに残るのは、本当に知恵も力も富もない、家畜として飼い慣らされた平民達。それ を家畜と見下す傲慢で盲目な貴族達。我等はレコン・キスタに対抗する力を失ったため、 ゲルマニアとの同盟を画策し、失敗しました。そしてついには禅譲をせねばならなくなっ たのです。 歴史と伝統を盲信し、平民も貴族と共に国を担っていたという真実から目を逸らした我 等の無知蒙昧ゆえに、トリステインは滅んだのですよ」 カリーヌは微笑んだ。自嘲と自虐に満ちた、自信の欠片も無い、力ない笑みだった。 その言葉に、ヤンは慰めの言葉をかける事が出来ない。 国家が永遠不滅ではない事は、ヤンの知る歴史上の事実だ。あらゆる国家が発生し、消 滅した。人類生誕から今まで延々と続いた国など無いのだ。それはハルケギニアでも同じ だ。6千年続いたアルビオン王家は滅んだ。トリステインも遠からず独立国家ではなくな る。 季節が変われば服を着替える。同じように、時代が変われば歴史も伝統も法も、国も変 わる。単に、そのサイクルが人間の寿命より長いから、その事実を体感しにくいだけのこ と。 だが、それが厳然たる事実だからと言って、時代の流れに翻弄され傷ついた公爵夫人へ 冷たく事実のみを語るほど、ヤンは冷徹にはなれなかった。 なんとか、彼は物事の明るい側面を婦人に照らす。 「新しい時代が来たなら、新しい生き方を探しましょう。皆で生きるって決めたんですか ら。生きていれば、道は見つかるものです。 僕もそうやって、何度も戦争に負けて、故郷の国だって滅んで、それでも生き残って来 たんです。そしてハルケギニアに召喚されて、過去を捨てて新しい人生を送る事にしたん です」 その言葉に、カリーヌは何かを思い出したように目を開いた。そして、まじまじとヤン の顔を覗き込む。 「そういえば、お前は元の国では元帥で、軍最高司令官…という噂だったが、結局それは 真だったのですか?」 「ええ、その、まぁ…実は本当なんです。自分でも信じられませんが」 ヤンは恥ずかしげに頭をボリボリと掻いてしまう。 そんなヤンを公爵は、穴が開くのではないかというくらい見つめる。 「で…そんな過去を持つお前が娘の、ルイズの下着を洗ったり着替えをさせたりしていた のですか?」 「ええ、その通りです」 その言葉に、婦人は心から呆れたようだ。 「お前は…大人物なのか、プライドが無いのか、どっちなのですか?」 「どちらでもないですよ。郷に入りては郷に従え、というだけの話です」 当然のように答えたヤンに、公爵夫人はキョトンとしてしまう。 黙って話を聞いてたデルフリンガーが初めて口を挟んだ。 「無節操というか…少なくとも、貴族だ元帥だと威張り散らすなんて意味がないって良く 分かってるよな」 再び、二人とも黙り込む。寝ぼけまなこと呆れかえった目が交差する。 そして、公爵婦人はクスクスと笑い出した。心から楽しげに、少女のように素直に。 ヤンはヤンで、照れ隠しにやっぱり頭を掻いてしまう。 ひとしきり笑った元マンティコア隊隊長は、コホンと小さく咳払いしてヤンに向き直っ た。 「ところで、話は変わるのですが…枢機卿はいずれにせよ、失脚を免れないでしょう」 「そうでしょうね」 「代わりに新しく宰相なり大臣なりが任命されると思います。そこでお前を、その補佐官 か参謀に推挙しようと思います」 その言葉に、ヤンは少し困った顔をする。 そしてカリーヌへ頭を下げた。 「奥様、もし出来ますなら、私をこのままルイズ様の執事として置いて頂けませんか?」 カリーヌは、今度こそ目を大きく見開いた。ヤンの言葉が信じられないかのように、絶 句している。 「お前ほどの者が、ただの執事に甘んじたい…そういうのですか?」 「はい」 「何故ですか?お前ほどの知恵者なら、アルブレヒト三世とて右腕として欲しようという のに」 彼はやれやれ…といった感じで肩をすくめる。 「僕は、もう戦争なんて懲り懲りなんです。権力争いも政治闘争もまっぴらです。僕の夢 は、お酒を飲みながら歴史の本を読んでのんびり過ごす事なんですよ。年金で生活しなが ら」 婦人は、今度こそ本当に心から呆れた。 アルビオン艦隊を手紙一枚で追い返し、ハルケギニアを戦乱から救わんとする英傑が、 娘の執事で良いという。もしかしてルイズの『虚無』を狙って…とも疑ったが、そんな素 振りは全く見えない。 「おいおい、欲がねーにも程があんだろ!おでれーたなぁ」 「構わないさ。やっぱり僕には政治とか戦争なんて似合ってないんだから」 「でもよ~、おめーにそんなノンビリされてっと、剣としての俺の立場が」 「大丈夫!毎日綺麗に磨いてあげるからね」 「…いらねぇよ」 カリーヌはデルフリンガーと楽しげに話すヤンを睨み付け、上から下まで観察し、これ まで彼の言動を思い返して、とうとう観念した。公爵夫人がヤンに頭を下げたのだ。 「分かりました。これからもルイズの事を、いえ、ヴァリエール家共々、よろしくお願い します」 「はい。私で良ければ、こちらこそよろしくお願い致します」 そして公爵夫人はヤンを引き連れて、村の方へと戻っていく。 彼女は村の貴族向け宿を仮の司令室として、風竜隊やアストン伯へ命令を飛ばす。ラ・ ロシェールと城への連絡、捕虜の監視など、矢継ぎ早に指示を飛ばした。 村人達も死体や崩れた家屋の後かたづけ、捕虜の監視に忙しい。なにより、崩れた村長 の家からサヴァリッシュの書を回収する事に。 日が傾き始めた頃、ようやく作業は一息ついた。 近隣に残っていたメイジや兵士なども集まり、捕虜も完全に抵抗の意思を無くし、あと は本隊の到着と、連行なり引き渡しなりの処理を待つだけだ。 ヤンはデルフリンガーを背負ったまま、ふらりと散歩に出かけた。ブドウ畑が広がる山 の斜面をゆっくりと登り、村と草原が見える所まで来て一息ついた。地面に腰を降ろし、 ブドウ畑の間でひっくり返って空を見上げる。 白くて大きな雲、澄んだ青い空。雲の彼方には宇宙、自分が人生の大半を過ごした真空 の世界。もうあそこに戻る事もないな…と、ぼんやりと思う。 横に置かれたデルフリンガーも何も言わない。ただボンヤリと、静かに空を見上げ続け る。 「まーた、こんな所で黄昏て」 ロングビルの声が降ってきた。 声の方を見ると、ちょうど緑の髪を風になびかせて降り立った所だった。『フライ』で探 していたのだろう。 「もしかして、また僕が呼ばれる様な事が起きたかい?」 「それはないけどね。ルイズだってあんたを探してたよ。勝手にどこか行っちゃうのはよ しておくれよ」 「そっか、そうだね。ゴメン」 ロングビルは、ヤンの横に腰を降ろす。 そして身を屈め、彼の上に体を被せる。 「ホントに、どこにも行っちゃ、やだぜ」 ロングビルはヤンの唇と自分の唇を軽く重ねる。 そしてヤンの首に腕を回す。 「おいおい、まだ日は高いよ。こんなところで・・・」 「だってぇ、村に帰ったら忙しくなるし、人も多いじゃないかぁ」 甘い声で囁くロングビルは、構わずヤンの服のボタンに手をかけた。 あー!見つけたーっ! いきなり空からルイズの叫び声が降ってきた。 上半身裸のヤンと、既にキャミソールも脱ごうとしていたロングビルが、慌てて空を見 上げる。 ブドウの木の間から、着陸するシルフィードと、飛び降りてくるルイズとシエスタの姿 が見えた。 「げぇ!シエスタ!なんて野暮なんだい!?」 「うわ、ルイズも、なんでいきなり!」 二人とも闖入者に驚き、急いで服を着直そうとする。 が、急な事に手元が覚束無いヤンの首にルイズが飛びついた。 「ちょっとー!何やってんのよ、こんな時に!あんた私の執事としての自覚無いの!?」 駆けてきたシエスタもヤンの体に抱きついた。ズボンしか身につけていなかったので、 上半身の素肌にシエスタの大きな胸が押しつけられてしまう。 「ひっ酷いです!あたしだって、あたしだって!ヤンさんのために、ヴィンドボナで計画 を色々立ててたのに!ゲルマニアではあたしの番だと思ってたんですよぉっ!」 一瞬、ロングビルとどっちが大きいか、という思考が駆け抜けたのは、彼が木石であら ぬゆえ。 「ちょちょちょっ!ちょっと待って!二人とも、いきなり何をというか、あんというか、 その、あの!」 さてこれから男女の秘め事を…という所へ突然の乱入。しかもシエスタの方は、明らか に自分との関係を迫って抱きついている。 こんな事態への対処法は、彼の脳内には無い。 彼は、考えてみると不思議だった。人類の歴史は男女の歴史。なのに、歴史を学んだ彼 に、男女交際についての知識がないなんて…と。無論その思考は現実逃避の類、という自 覚もあったが。 そんなわけでヤンは、生きながらにして天国と地獄を味わっていた。 対するロングビルは地獄のみを味わっていた。特にシエスタに対して地獄の悪魔を見る かのような視線だ。 「ちょっとシエスタ!あんた、どういうつもりだい!?」 「どうもこうも無いです!ヤンさんを独り占めなんて許しません!」 「なにを言ってンだぁ!独り占めも何も、ヤンはあたしの事が好きなんだよ!」 「ふーんだ!だったら、あたしは二番目で良いです!」 シエスタの愛人・妾・二号宣言。 ロングビルはおろか、ヤンもルイズも目が点になった。 ワナワナと震えるロングビル。煉獄の炎を宿すかのような目が、未だにオタオタしてい る恋人に向けられた。 「…ヤン」 「…は、はい…」 いつも半開きだった目は、彼の生涯無かったであろうくらいまで見開かれていた。 「この泥棒ネコに、ハッキリ言ってあげなよ」 「な、にを、でしょう、か?」 彼は中央検察庁で謀殺されかかった時より、『レダⅡ』号で暗殺された時よりも、フレデ リカにプロポーズした時よりも、遙かに怖かった。 何故なら、ロングビルが微笑んだから。 「あんたなんか、お呼びじゃない…て、言ってあげな」 彼女のニッコリとした笑顔が、心の底から怖かった。 で、彼はシエスタの方を見る。 潤んだ黒い瞳が自分を見上げている。いつも元気で明るくて、召喚されてからずっと自 分を見守り、支えてくれた少女。今も自分へ必死で縋り付き、健気に自分への想いを告白 しているのだ。 そんな彼女を傷つけるような言葉、彼にはとても口に出来なかった。 あ~う~、と無様に口ごもる。 そんな彼の優柔不断な姿は、ロングビルの逆鱗に触れるには十分だった。 ゆっくりと緑の髪が、重力の軛を逃れたかのように逆巻き始める。 「もうっ!あんた達、いい加減にしてよっ!」 ルイズがヤンの首を引っ張り、強引にシエスタから執事をもぎ取った。 その小さな体のどこにこれだけのパワーが、と思うくらいにヤンは首が痛かった。 「ヤンは誰が恋人とか愛人とか言う前に、あ・た・し・の!執事なの!そんでもって、あ たしの大事な、先生なの! あんた達の勝手になんかさせないんだから!」 そういって、ヤンに力の限り抱きつく。ただし、首に抱きついていたので、ヤンは窒息 しかけていた。横に置かれた長剣が「おーい、息出来ねーってば。おーい!」と声をかけ ているのも聞こえないらしい。 人間の死に方で一番苦しいのは窒息だっていうのは本当だ…と、朧気になりつつある意 識の中でヤンは納得していた。 「いい加減にするのはルイズさんです!ヤンさん死にかけですってばっ!」 と言って今度はシエスタがヤンの体を奪い返した。そして、 「大丈夫ですか!?今、人工呼吸を…」 と言って、思いっきりヤンの唇を奪った。 「ぎゃー!ヤンを返しなさーいッ!」「な、ナニしてんだあんたはー!」 ルイズとロングビルは悲鳴を上げ、二人してシエスタからヤンをもぎ取ろうとする。哀 れ、ヤンは三人の女に引き裂かれつつあった。 デルフリンガーが仲裁の言葉を発しているらしかったが、誰にも聞こえていなかった。 「きゅ、きゅい…やっぱり人間って凄いのね」 「黙って。監視出来ない」 シルフィードとタバサは、やっぱりブドウ畑の中に身を隠して、ヤンの監視任務を忠実 に実行していた。シルフィードの巨体がブドウ畑の中に隠れるのかどうか、は別として。 前ページ次ページゼロな提督
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4699.html
8: 194 :2017/07/23(日) 17 42 28 注意書きについて 銀河連合日本×神崎島支援?ネタ番外編 ~絶対に笑ってはいけない鎮守府24時~ その二 をご覧ください(手抜き) 注意:軽いBL表現があります。苦手な人は厳重に注意を。 銀河連合日本×神崎島支援?ネタ番外編 ~絶対に笑ってはいけない鎮守府24時~ その三 後編 ※本編中に銀連キャラは出てきません。辛うじて、本編後に極稀に書かれるおまけのみに出る程度です 8:50 金剛「もうバスに乗ってから、一時間近くになりますネー・・・」 長門「まだ付かないのか・・・?」 大淀「次のバス停を超えたら、ガースー黒光り鎮守府前です。皆さん、そろそろ降りる準備をしてくださいね」 日向「はぁ・・・やっとかー・・・・・」 扶桑「もう一息ですね」 大和「早く着いて欲しいですね」 と、再びバスが停留所に停車する。 金剛「Oh・・・またデスカー」 日向「とはいえ、流石にこれが最後だろう」 大和「・・・一体誰が来るんでしょう?」 ??「いいや!絶対に提督でしょ!」 ??「いいえ、絶対に柏木政府特務交渉官ですよ!」 5人「「「「「?」」」」」 バスに乗る乗客:秋雲&巻雲の二人 大和「今度はあの二人ですか・・・」 扶桑「何やら揉めてますねぇ・・・」 口論をしながら乗り込んできた2人は、そのまま5人の正面に並んで座る。 9: 194 :2017/07/23(日) 17 43 06 秋雲「いい、巻雲?次の新刊の主役に相応しいのは、誰が何と言おうとも提督で決まりでしょう。何といっても深海棲艦との戦いを 一隻たりとも欠ける事無く私達を指揮して戦い抜き、私たち艦娘や妖精さん達はもとより、鹵獲したとはいえ元は敵だった深海棲艦 、これまで誰も出来なかったコミュニケーションの成功にこれまた種族を越えた愛を成立させた懐の深さ。これだけのチート振りに加えて 私たち皆の夫でもあるのよ!主役は提督!これだけは頑として譲れないわ!!」 巻雲「秋雲姉さんこそわかっていません!・・・確かに提督は物語の主人公に相応しいし、話とかも書きやすい。そこは認めます。しかし、 何時も提督が主役だと、読者の方も飽きて来てしまいます。そういう意味でも、そろそろ変化を求めてみては?その点、柏木政府特務 交渉官なら、私達から見ても話題性十分だし、フェルフェリアさんを落とし、ティ連との交流関係を成立させた人ですよ。加えて親しい 人達からは「突撃バカ」とすら呼ばれているその性格。今度の新刊に相応しい人選じゃあないですか!何故それが分からないんですか!!」 大淀「あの、一体何の話をしているんです?」 見かねた大淀が仲裁に入り、話を聞いてみると・・・。 秋雲「今度の新刊の『攻め』役にどちらが相応しいかって」 牧雲「表紙のラフと仮のタイトルは決まっているんです。見てください」 そう言って、二人はそれぞれの本の表紙のラフを見せて来た。 ↓ (秋雲)BL同人誌:神崎博之×柏木真人 仮タイトル「神崎提督の野望 攻撃目標、柏木の菊門」 (牧雲)BL同人誌:柏木真人×神崎博之 仮タイトル「神崎島奇襲 提督の菊門にトラトラトラ」 5人「「「「「ちょwwwwwww」」」」」 \デデーン/ 全員、アウトー! 10: 194 :2017/07/23(日) 17 43 46 長門「いやいやいやwww待て待て待てwwwww」スパーン 大和「なんてお題とタイトルなんですかwwwww」スパーン 金剛「完全にOUTじゃないデスカwwwこれはwwwww」スパーン 日向「よ、予想が斜め上過ぎたwwwww」スパーン 扶桑「完全に国際問題化じゃないですかwwwあなた達wwwwww」スパーン 大淀「まぁまぁ、落ち着いて。流石にそれは問題があり過ぎますよ、二人とも。・・・もう少しましなアイデアは無いんですか?」 秋雲「・・・有るには有ります。例えば、コレとか」 ↓ BL同人誌:二藤部 新蔵×ヴェルデオ・バウルーサ・ヴェマ 5人「「「「「おいwwwwwwwwwwwwwww」」」」」 \デデーン/ 全員、アウトー! 長門「いやwwだから駄目だろwwwww」スパーン 大和「ティ連の重要人物とかもっと駄目ですよwwwww」スパーン 金剛「二人とも、周りにケンカを売り過ぎデースwwwww」スパーン 日向「お前達www少しは自重しろwwwww」スパーン 扶桑「誰得過ぎますよwwwそれはwwwww」スパーン 大淀「・・・そ、そうですか。他には?」 巻雲「・・・後はまぁ・・・GL本ですが、コレとか?」 11: 194 :2017/07/23(日) 17 44 21 GL同人誌:キャプテンウィッチ×ジェニファー・ドノバン駐日米国大使 5人「「「「「コラぁぁぁぁぁwwwwwwww」」」」」 \デデーン/ 全員、アウトー! 長門「ヤバさが全然変わってないじゃあないかwwwww」スパーン 大和「あなた達は恐れという物を知らないんですかwwwww」スパーン 金剛「もうこの二人には、厳重注意すべきデースwwwww」スパーン 日向「もう、別の意味で怖いわwwwこの二人はwwwww」スパーン 扶桑「別の意味で見たくなりそうで、怖いですwwwww」スパーン 大淀「・・・二人の意見は分かりましたが、もう少し周りに配慮してください。それに、意見が反発していてはいい作品は 生まれませんよ。ここはもう一度一から考え直してみては?そうすれば、また別の物が見えてくるかもしれませんし」 秋雲「・・・それもそうですね。もう一度、最初から作り直してみます」 巻雲「大淀さん、ありがとうございました。とても参考になりました」 こうして二人は和解し、バスを降りて行った・・・。 長門「・・・やっと帰ったか」 大和「・・・これ後で怒られる気がしてならないです・・・」 大淀「皆さん、準備はいいですか?そろそろ着きますよ」 金剛「やっとデスネー・・・」 長門「長かったな、此処まで来るのに」 日向「いや本当に、バスは強敵だったな」 ようやく目的地のガースー黒光り鎮守府が5人の前に姿を見せた。 だが、言うまでもなくバスはただの前哨戦・・・本当の戦いはここから始まるのである。 12: 194 :2017/07/23(日) 17 44 51 ~おまけ 番組の放送を見た日本・ティ連メンバー+αの反応~ 柏木「何やってだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?オータムクラウドォォォォォォォォ!!??!?!?!?!?」 フェル「マ、マサトサンが壊レたデス!!」 ※柏木家での一幕。フェルさんが必死に宥めたおかげもあってか、10分程で何とか正気に戻った模様。 三島「ぶっははははははははは。流石はオータムクラウド先生だ。そういう発想が平然とできるとはwwwww」 二藤部「・・・総理としても議員としても、もちろん私人としてもノーコメントで(滝汗)」 ヴェルデオ「コ、コレも『発達過程文明』ノ産物と言うべきでしょうカ・・・(震え声)」 ※後日発売されたDVDを視聴した三人の反応。爆笑する閣下を余所に、ネタにされた二人は頭を抱えていた。 シエ「ククククク。イヤ、アノ秋雲二巻雲トカイッタカ?恐レルコトナクアアイウノヲ作ルトハ。中々二キモガスワッテイルナ」 ※ひとしきり爆笑した後のシエさんの感想。こういう感想が出てくるあたり、やはり豪胆な人である。 ドノバン「ま、まさか私がああいうネタにされる日が来るなんて・・・orz」 ※自身がネタにされているシーンを見たドノバン大使の感想。もっとも、「この話題を武器に、かのキャプテンウィッチと友人になれるかも」 と、それなりにポシティブな考えも浮かんでいる模様。 神崎「くぁwせdrftgyふじこlp!!?」 曙 「ちょ、提督!?しっかりしなさいよ!!」 ※放送を見た神崎提督とその日の秘書艦担当の曙のやり取り。こういうネタを仕込むことは知らされてなかった模様。 なお、曙はケッコン&この世界に転移したのをきっかけに、クソ提督呼ばわりを止めているという設定。 13: 194 :2017/07/23(日) 17 49 06 以上です。 今回はもう・・・原作銀連キャラ達に土下座するしかないかと(汗)おいは恥ずかしか(ry そして、相変わらずネーミングセンスが酷過ぎるorz あと、ようやく銀連キャラが出せました。色々と大変な事になってますが(汗) ともあれ、次回からはいよいよガースー黒光り鎮守府編です。長門達の戦いは(ry wiki掲載は自由です。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1222.html
957 :第三帝国:2012/07/21(土) 21 39 26 ネタSS~世界線変動率200%の世界・その後 帝国軍将官たちを驚愕せしめ、 号泣する黒イノシシを筆頭に呪い酒を飲む帝国軍将官に、 同じく号泣する辻の母校である白凰女学院の後輩にたちと当初から結婚式は嗚咽が絶えないものであった。 特に、某財閥の娘とハッカーの公式百合っぷるはお前は娘を送りだす父親か?と言わんばかりに泣いていた。 さらに、式が進み血の気がない女垂らし提督が淡々と夫婦の初めての共同作業であるケーキ入刀を宣言した刹那。 女子高の制服の上に時代錯誤な海賊服を纏った海賊が乱入し、略奪宣言と同時に夫である義眼に対して決闘をするというアトラクションが繰り広げられた。 女性陣は純粋に楽しむアンネローゼ、真剣に義眼を応援するベーネミュンネと、このイベントは大いに受けた。 しかし、男性陣は【あの】オーベルシュタインがイベントとはいえハイスクールガール相手に嫁をめぐって決闘をした。 という事象に(まるで自然現象ないいかただが)カイザーと祖父は腹を抱えて笑い、オフレッサーは泡を吹いて気絶し。 ミッターマイヤーはビッテンフェルトが結成した『軍務尚書殿を呪う会』と共に呪い酒を飲んで現実逃避を図った。 そんなこんなで、帝国軍将官らの肝臓を悪化させた辻とオーベルシュタインの結婚式が終わり早数カ月。 両国家の平和を象徴したイベントも時間が経てば忘れるもので、いつしか人々はそのことについて口にしなかった。 より正確にいえば帝国軍将官らが【あの】オーベルシュタインの新婚生活についてゴシップ魂を発揮しようも、 それぞれの職場を退職した2人のゆくえについて徹底的な情報管制が敷かれていたため、皇帝と少数の臣下を除けば住処すらも分らなかった。 これは新婚生活を知られたくないという可愛い理由などではなく、 2人が武闘派地球教、過激派共和主義者、その他等などと随分と恨まれていたゆえである。 「だからと言って、 この俺にフェザーンに寄るからには挨拶しろ、とはマインカイザーは人の心がわからない・・・」 どこぞのNTR騎士のセリフを呟く色男。 いつもなら女性を魅力して止まない面は血の気がなく、帝国軍を代表する武人として全身に漲っていた覇気もなく。 副官や部下たちが今の彼、オスカー・フォン・ロイエンタールを目撃したらきっと我が目を疑ったであろう。 まあ、前世から辻の相棒?な嶋田が見たらそんな大人げない姿勢に『どんだけ嫌いなんだよ!?』と突っ込んでいただろう。 「あの元軍務尚書殿と金の魔女ことツジと合うのは気が進まないが、早いとこすませてしまおう」 元々フェザーンに来たのは地球教を始めとした数々の悪行が発覚した揚句、 日自銀の三カ国の暫定的共同統治と相成ったフェザーンに関して銀河帝国代表として打ち合わせをするためである。 そしてちょうどフェザーンに隠れ住んでいるツジ夫婦(なんと、あの軍務尚書殿が婿養子である!)に、 挨拶しておくように、とカイザー直々の命令に逆らえるはずもなく、やはり反逆すべきだったと後悔しつつロイエンタールはメインストリートをトボトボと歩いていた。 「お、ロイエンタール閣下ではありませんか」 そんな気落ちした状態で後ろから第三者が声を掛けてきた。 よく知っている同僚のものだったので、ロイエンタールは気落ちしているのを悟られないようにすぐさま気分を入れ替えて振り向いた。 「ほう、その声はメックリンガーじゃない。 奇遇だな、まさか卿が軍務尚書閣下に好んで合いにいくつも、り・・・か・・・?」 声を掛けて来たのは芸術提督と名高いメックリンガーであった。 相変わらずロン毛にちょび髭とインチキおじさんスタイルであったが振り向いた先にいた彼に、ロイエンタールはそこに絶句したのではない。 物がいいスニーカー。 本来の起源とは違いブランド物のジーパン。 緑髪のツインテールの少女が銀河帝国軍の制服を着て敬礼した姿がプリントされたTシャツ。 その上に羽織った時代遅れな感がするグラデーション・チェックカラーのシャツ。 背中にはリュックを背負いポスターがはみ出ており、腰には直ぐに現金が出せるようにウエストポーチが装備してあった。 それはどう見ても、ださいオタクファッションであった。 しかし、インチキおじさんな面と合わさって逆に似合いすぎているのが恐怖すらロイエンタールは感じた。 「いえ、イベントに参加するために外に出ておりました」 「そ、そうか・・・・・・」 メックリンガーの軍服姿しかしらないロイエンタールは眼の前に映る服装に押されている。 口調が公務時と同じく真面目なものなせいで似合っているはずの服装から違和感が出され、どう対応すべきか迷う。 958 :第三帝国:2012/07/21(土) 21 40 06 「まん○だらけ、虎の○、メロン○ックスこそオーディンにもありますが、 コミケのようなイベントは治安維持の名目上未だ帝国領では開催されておりませぬから、このたびの会談に随行員として来れたのは幸いです。」 「・・・・・・・・・それは幸いだったな」 ロイエンタールにとってメックリンガーが言うイベントとは、 女を腐らせる類の物だと実体験していたので同僚の意外な趣味に少しばかり距離をとった。 もっとも、それは誤解であり芸術家提督はプリントされたシャツがミクのように、ミク厨であり。 同時に東方信者であり、女垂らし提督が知る貴腐人のように決して腐り神に洗脳された腐男子ではなかった。 正しくはエヴァンゼリン、アンネローゼ、ウエストパーレ男爵夫人の【貴腐人たちに洗脳されつつある】だけである。 今後の付き合い方を真剣に考えた方がいいかもしれない。 等とあながち間違ってはいない未来への対策をロイエンタールは考え――――。 「久しいな、このような場所で卿らに合えるとは私も思わなかった」 ドライアイスの剣、感情がない絶対零度の音声が2人に呼び掛ける。 それが知っている人物ゆえに会話を中断して反射的に横に振りかえる、芸術提督に女垂らし提督。 幻覚か幻聴の類であることを普段は信じない神様に自分たちの認識がどうか間違いであること願った。 だが、現実は残酷であった。 例えると、日曜日は過ぎていつかは月曜日になるのと同じくらい現実は非情であった。 「卿らと最後にあったのはあの結婚式以来であったな」 「・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 できれば、合いたくない。 というよりもむしろ死んでくれと願っていたかつての上司、パウル・フォン・オーベルシュタイン・ツジであった。 相変わらず、というよりも結婚した癖に変化がなく現役時代と同じく感情と言うものを感じさせない瞳で2人を見ていた。 しかし、服装は大いに変化していた。 清潔感を感じさせる桃色のポロシャツに茶色のカーゴパンツと割とお洒落な姿をしていたが、 そもそも、灰色が似合う風体をしていた上に、黒の軍服以外の姿を見たことのない2人にとってそれだけでもSAN値直葬ものであった。 おまけに足元にはミュラーが言っていた、 例の老犬をつれており首輪を付けてリードをしっかりと握り、空いた手には買い物袋と生活感溢れる姿をしていた。 「ふむ、メックリンガー提督。卿も我が家に来ると良い」 「な・・・ななな」 説明過程を吹き飛ばし出された結論によろめく芸術家提督。 事前に会うと約束していた女垂らし提督と違いまさかの誘いに動揺が隠せていない。 「そうだな、俺も賛成だ」 「な、ろ、ロイエンタール提督っ!!!」 ロイエンタールはそんな姿に懐かしさを覚えると同時に、 逃げ道をなくすように同意を表明し、生贄が増えたことに内心で歓喜した。 「では、来るといい。妻が車で待機している」 そう言いつつ、道の反対側に待機してある車に感情のない視線を向ける。 そこには、黒髪眼鏡の東洋的美少女が嬉しげに手を振っていた。 流石は元裏方担当、2人して逃げる道は閉ざされている。 「メックリンガー。何、仲良く逝こうではないか」 「・・・ああ、では逝きましょう」 地獄への片道切符を持たされたように、ゆらゆらと幽鬼のごとくオーベルシュタインと共に車へと向かった。 959 :第三帝国:2012/07/21(土) 21 44 23 理想郷がつながらないからむしゃくしゃして書いた、今も反省してない。 真面目なSSもいいけど、今後も銀英ネタでこうしたSSが増えることを切に願います。 後、さりげなくモーレツ宇宙海賊とクロスさせています。 では 追伸:理想郷が繋がったら真っ先に寄付するんだ・・・