約 19,731 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1329.html
244 :4:2012/08/20(月) 23 34 38 提督たちの憂鬱 第11話登場人物一覧 1/5 『ミュンヘン会談の後、欧州情勢は一旦は平穏になったと思われていた。 しかしその影では戦争に向けて各勢力が着々と準備を進めていた。 ドイツとソ連はそれぞれポーランドの侵攻を図り、 英仏はドイツとソ連を噛み合わせることを狙っていた。 当初、日本はこの平穏な時に欧州派兵の下準備を行い、 大戦勃発と同時にドイツを潰すつもりだったのだが…… その目論見は潰え、準備していた軍備は他の用途に当てることになった。』本編11話より抜粋 南雲忠一:遣欧艦隊司令官に就任予定。今回の出兵や「龍驤」派遣にやや懐疑的。 『「そこは判ってる。この派兵が重要であることは。 だがね、日本を敵視するドイツや、不信を抱いている英仏の勢力圏のど真ん中を突っ切るのだ。 あまりにリスクが大きすぎる。唯でさえ、この艦は機密の塊なのだ」』 『「……期待しすぎだよ。全く。真珠湾奇襲を任された時の 南雲忠一の気分を味わっているような気がするよ」』本編11話より抜粋 福留繁:参謀長。南雲さんのフォロー役。 『「だからこそ、艦隊運用に定評がある 南雲さんが選ばれたんじゃないですか」』本編11話より抜粋 辻正信:名前だけ登場。 『辻は海軍予算を押さえ込む悪の帝王(海軍官僚視点)であったが、 非常時で、かつ海軍の味方となったときには非常に有難い存在であった。』本編11話より抜粋 龍驤型航空工作艦:「龍驤」開発者辺境人氏。和製工作空母ユニコーン。 第三次海軍補充計画により建造。新開発のトランジスタコンピュータを搭載。 船の価値は史実の工作艦明石に匹敵する。遣欧艦隊の中核として派遣予定。 ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9191/1178968418/443 満州:ソ連は英米を刺激したくない為、手出しができず、 共産ゲリラは出没するが一応平穏が保たれていた。 245 :4:2012/08/20(月) 23 35 14 2/5 夢幻会会合 嶋田繁太郎:会合出席。今回の出兵や「龍驤」派遣にやや懐疑的。 『夢幻会の席で発表されたフィンランド軍の合法的な強化プランを 聞いた嶋田は思わず頭を抱えた。』 『「………日本人陰謀論が蔓延りそうなことを」』 『嶋田は多少不満は残るものの、次の投資で補充できる上に、 支援を行うことで北欧諸国の国民感情を親日寄りにし、 かつスウェーデンなど高い技術を持つ国と交流が堂々と出来るといわれては これ以上言いようが無かった。』本編11話より抜粋 辻正信:会合出席。出兵を推進。 冬戦争前にマスメディアへの工作は進め航路の安全確保を図る。 『「向こうに輸出する機材は基本的に中古品です。使い捨てに出来る機材ですよ。 日本国内で使い古したものですし、次の設備投資で廃棄されるものが多いんです。 地球に優しい再利用、エコです」』本編11話より抜粋 近衛文麿:会合出席。積極的に打って出て、イニシアティブを握るべきと主張。 第二次世界大戦:暗号解読や現地での諜報活動の結果、 ポーランド侵攻時期については大して変化しないと判断。 246 :4:2012/08/20(月) 23 35 55 3/5 1939年9月1日 ポーランド侵攻 『史実と乖離することなく、ドイツ軍はポーランドへ侵攻を開始。 ここに第二次世界大戦は勃発した。』本編11話より抜粋 夢幻会会合 嶋田繁太郎:会合出席。遣欧艦隊第二陣の準備を開始。 予算確保に東条と言い合いになる。 『「ソ連を牽制するのに予算は要りますよ。 あと陸軍も戦車師団や航空隊の整備は譲れません」 「ちょっと、東条さん、幾ら何でも両方は拙いでしょう。 まずは制空権確保のための航空隊で、次に戦車でしょう」 「何を言うんです、嶋田さん。我々はいずれは欧州にも行くんですよ。 両方必要になるじゃないですか」 「海軍だって巡洋艦以下の艦船の更新、順調じゃないんですよ。 あまり分捕られては困ります!」』本編11話より抜粋 伏見宮博恭王:会合出席。 東条英機:会合出席。独逸と組むと冗談を呟く。 予算確保に嶋田と言い合いになる。 『「いっそのこと、ドイツと組めばよかったか?」 冗談半分に東条が呟いた言葉を聞いた辻は、思わず目を剥いた。 「その手の冗談はこの場だけにして置いてくださいよ。 ただでさえ反英感情が低くは無いんですから」』本編11話より抜粋 辻正信:会合出席。火事場泥棒で美術品を手に入れられたことを喜ぶ。 『「取り合えず、ポーランドで失われる予定の芸術品などの幾つかは 事前に運び出せたから良しということで」』本編11話より抜粋 田中隆吉:中央情報局局長に就任。夢幻会協力者。 堀悌吉:中将。海軍情報部長。夢幻会協力者。 『情報戦の最前線にいた堀は、この場で一番、欧州情勢に精通していた。』本編11話より抜粋 247 :4:2012/08/20(月) 23 36 56 4/5 ポーランド侵攻後 『ポーランドが蹂躙されたあと、世界は再び静寂に包まれた。 連合軍盟主のイギリスは独ソの分断と対立を煽るのと並行して戦備を整える準備に忙しく、 その同盟国フランスは絶対の自信を持つマジノ線に引篭もった。 片やドイツは西方攻勢の準備を押し進めていた。 こうして双方共に手を出さない奇妙な戦争が起こることになった。 そんな中、日本はスターリンによって引き起こされるであろう冬戦争への準備に突っ走っていた。 冬戦争勃発に備えて、フィンランドに人員と物資を送る準備を進めていたのだ。 「フィンランドに、行きたいか~~!?」 「「「お~~!!!」」 フィンランドへの派遣が内々に告知された 夢幻会関係者はそういって気炎を挙げた。』本編11話より抜粋 陸海軍:制空権維持を重視しており、航空機とその補給用物資の調達を至上命題とした。 軍上層部はこの問題の解決に外務省、情報省に協力を要請。 『「燃料は海軍に運んでもらうにしてもいつかは不足する。 いざとなればバルト海を突破してもらう必要がある」 「現地での備蓄に加えて、補給船団の第二陣を予め用意しておく必要がありますね。 高速タンカーを手配しないと」 「それと運び込む航空機の金星エンジンはスウェーデンから調達、と」 「現地企業の生産は間に合うのか?」 「そのための龍驤ですよ。ドイツも中国利権を盾にされれば、 小艦隊程度の通過についてはあまり文句はつけないでしょう。 英国も我が国が共産主義の盾となることには異議を唱えない」 担当者同士でさくさくと話を進めていく。 そこには縦割り行政という文字はなかった。』本編11話より抜粋 248 :4:2012/08/20(月) 23 37 48 5/5 夢幻会会合 嶋田繁太郎:会合出席。 杉山元:会合出席。大将。遣欧軍司令官。 辻政信:名前だけ登場。自動車普及を推進。遊撃教本や説明書についてMMJが暗躍。 某海軍元帥:名前だけ登場。エロ同人誌作者の一人。 宮崎繁三郎:名前だけ登場。遣欧軍前線指揮官。非転生者。 ソビエト連邦 スターリン:日本を牽制の為極東軍の戦力増強と並行して、フィンランドと開戦することを決断。 しかしその動きでさえ、日本の予想通りであった。 中国大陸・華中の一角 数名の男達:漢民族中心思想主義者。華中の一角で密談を繰り広げていた。 蒋介石:名前だけ登場。重慶に引篭もり持久戦の構えを見せる。 張作霖:名前だけ登場。『足元で巣食う共産党や匪賊の掃討に力を入れていた。』本編11話より抜粋 米・張連合軍:制圧した地域の維持で忙しく、早急な進撃は望まなくなっていた。 中国大陸の戦争は、半ば小康状態になっていた。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/545.html
343 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 40 24 ID 12yOsGs6 天津風とケッコンして数ヶ月。 艦隊を指揮するべき俺がいるのは、執務室の椅子ではなく、私室のベッドの上だった。 「もう、また少し熱が上がってるじゃない」 我が嫁天津風の声。体温を測ってくれたようだ。 俺氏、絶賛風邪なう。 AL/MI作戦の終了、撤退の僅か数日後に倒れてしまった。軍医によると、過労と心労だという。 大和や北上の策略(大本営への有給申請)により、こうして天津風と二人、おとなしくしているわけだ。 「ほら、少し水飲んで、少し寝てなさい」 そう言ってスポーツドリンクを差し出してくる。 キャップ部分を換装したストローを口にくわえ、ゴクゴクと飲む。 「ありがとな天津風」 ストローを外してスポドリを冷蔵庫に仕舞う天津風に声を掛ける。 「い、いいのよ別に!夫の面倒を見るのが妻の役目でしょ!」 自分で夫だ妻だと言って、悶えている。かわいい」 「な、なにいってるのよ!大人しく寝てなさい!」 おっと、口出ていたようだ。仕方ないので、大人しく布団に潜る。きゅーそくせんこー。 戻ってきた天津風の、いつもより少し赤い顔を見たあと、目を閉じる。 「大規模作戦中、ずっとみんなの事心配してたものね…こういうときくらい、ゆっくり休んでね」 睡魔の暗闇に落ちる寸前に聞こえた優しげな声は、俺の幻聴だったのだろうか…? 344 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 41 26 ID 12yOsGs6 ふと目が覚めると、時計の針はヒトフタマルマルを指していた。 ゆっくり体を起こす。調子は悪くないようだ。 「あら、起きた?」 天津風の声。 寝起きの働かない頭が、天津風を認識する。 次の瞬間、俺は天津風を捕まえ、ベッドに押し倒していた。 「きゃあ!」 可愛らしい悲鳴をあげつつ、抵抗する事なく倒れ込む。 「風邪ひいてるってのに元気ね…」 クスクスと笑いながら、天津風がそっと、俺の耳元に顔を持ってきて、 「そうね、大規模作戦、頑張ったご褒美あげる。あたしを好きにしていいわ」 艶っぽい声でそう囁かれ、様々な要因で欠片ほどしか残っていない理性が、欲望にあっさりと押し流される。 345 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 42 48 ID 12yOsGs6 「んん…んむぅ…ちゅる…」 溶けるようなキス。天津風の口内を、ねぶるように蹂躙する。その間に天津風の服のボタンを外していく。 左手でボタンを外しながらもう右手で天津風の頭を撫でる。 さらけ出された下着は黒。いつもそうだが、するときにはいつも、誘っているように見えてしまう。 やがてキスを少しずつ下に下ろしていき、黒いブラにたどり着く。 頭を撫でていた右手で、ブラのホックを外し、取り払った。 先程からのキスに天津風も興奮してくれたらしく、薄い胸の頂にツンとピンクの乳首が立っていた。 堪らず左(主観)に吸い付く。 「ひゃああっ!」 快楽の悲鳴。その声に含まれる色香に気をよくし、右手でもう片方を弄る。 舌で転がし、やわやわと揉み。唇でねぶり、指先でつまみ。 「ひぅっ…ダメ…もうイッちゃ…あぁっ!…イクぅぅぅぅぅ!」 胸への攻めで、天津風が達する。 「大丈夫か?」 やり過ぎたかと心配する俺に、少し落ち着いたらしく、優しく微笑んでこう言ってくれた。 「大丈夫、気持ちよかったから。それより、続けよ…?」 「ああ」 許しも得て、行為は再開する。胸から更に下へ降りていき、二つ目の黒い布にたどり着く。 両側が結ばれているタイプの下着。片側だけ解いて、秘部をさらけ出す。 これまでの反応から予測してはいたが、予想通り天津風の秘部は愛液で濡れそぼっていた。 くちゅり。 俺の指が秘部に触れる。 「ひゃああ!」 胸に触れたときと似たような、しかし含まれる快楽は比べ物にならない声が響く。 今度はやり過ぎないように、慎重に。毛の生えていない秘部に、そっと左手の人差し指と中指を入れる。 「ふぁっ!あぁっ!」 天津風の膣内は、とても熱い。普通の艦娘達(他の子達にこんなことをしている訳ではない。あくまで平均的な体温の話である)よりも、天津風は体温が高い。それゆえか、天津風の膣内が、とても熱く、心地よく感じる。 ぐちゅぐちゅと、入れた指でかき回す。親指と薬指で、クリトリスをいじり回してやる。ただし、焦らさない程度に慎重に。 「あんっ!ふぁっ!んあぁっ!」 いつもはすました表情の天津風が、俺だけに見せる『女』の顔。その顔に我慢できなくなり、指をそっと抜く。 346 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 45 29 ID 12yOsGs6 少し落ち着かせるため、ゆっくり頭を撫でていると、天津風が『女』の顔のまま、こう言った。 「ふふ、我慢できなくなっちゃった?」 「ああ」 「なら、いいよ?あたしで、いっぱい気持ちよくなって?」 その言葉に、俺は服を全て脱ぎ捨て、天津風に覆い被さる。 ガッチガチに固くなった肉棒の先を、天津風の秘部に当てる。 「いくぞ?」 「うん、来て」 その掛け合いを合図に、ゆっくりと肉棒を沈めていく。 「んぁ!あぁっ!いいっ!いいよぉ!」 ずぷぷ…と卑猥な音を立て、秘部が肉棒を受け入れていく。天津風の膣内はいつも通り熱く、締まっていた。 最奥まで挿入れて、天津風の小さな体を抱き締める。 「相変わらず、熱くて気持ちいいな」 「そうっ?ならっ、嬉しっ!んぁっ!」 天津風の膣内が蠢く。まるで、早く精液を寄越せとねだっているようだ。 「いいわっ!いっはい、動いてぇっ!一緒に、気持ちよく、なりましょっ!あぁっ!」 その言葉通り、ゆっくりと動き出す。奥まで突き挿入れた肉棒を、まだ始まったばかりだしとゆっくり抜いていく。ズプズプと、雁首が少し出るまで抜くと、今度はまた埋めていく。 「んああああぁぁぁ!」 どうやらきちんと感じているらしい。何度か同じペースで繰り返した後、天津風を抱き締めてキスを落とし、こう宣言した。 「もっと早くいくぞ」 俺の宣言に、快楽の余韻がが残る微笑みを浮かべた後、俺に抱きついてこう囁いた。 「いいわ。あなたもあたしも、もっと、もっと気持ちよくして?」 グッと腰を引き、今度はパンッと音が鳴る位、激しく突き挿入れる。 「ふぁっ!いいっ!気持ち、いいっ!もっとっ!んぁっ!もっとぉ!」 347 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 46 05 ID 12yOsGs6 何度も、何度も腰を打ち付ける。 膣内は熱く蠢き、締め付け、俺から精を搾り取ろうとする。 膣内の快感。 天津風の、俺だけが見ることができる恥態。 天津風の、快感を隠す事なく教えてくれる嬌声。 それらが合わさって、俺を絶頂の寸前に導く。 「天津風っ!そろそろ、イくぞっ!」 「いいわっ!あなたでっ!いっはいにっ、してぇっ!あぁっ!イく!イッちゃう!」 その言葉と共に、最高の快感をもたらす締め付けが肉棒を包む。 「くうっ!射精るっ!」 ビュルルルル!ドクッ、ドクッ、ドクン、ドプドプドプ! 「あぁっ!きたぁ!あなたが!んああああぁぁぁ!イくぅぅぅぅぅぅうううう!」 まだ、射精は止まらない。ドクドクと、天津風の子宮に精液を流し込んでいく。 びくびくと体を震わせる天津風を抱き締め、頭を撫でてやった。 348 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 47 04 ID 12yOsGs6 「そういえば、あなたが風邪ひいてるの、すっかり忘れてたわ」 もう一回ヤった後、シャワーを二人で浴び、結局風呂場で三回戦。上がって飯食ってその後戻ってきた俺提督が異常に熱いことに気付いた天津風が、その事を思い出して布団を変えてから一言。 「でも、ここ1ヶ月、ご無沙汰だっもの。お互い様よね」 そんなことを無自覚で言うものだから、俺はもう臨戦態勢に移行。 「なあ天津風」 「なに?」 「このまま着衣セックスしたまま寝ちゃおぐぼぁ?!」 ナイスパンチ。鳩尾を的確に狙うとは。 「な、なにいってるのよ!」 顔を真っ赤にして叫ぶ天津風。しかし、俯いて一言。 「でも、それも悪く無いかも…ひゃあ!」 俺氏節操無さすぎ。でも仕方ない。天津風が可愛いんだもん。熱い夜が始まる。早速天津風の下の下着を取っ払いー +おまけ 349 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 07 47 37 ID 12yOsGs6 イオナ「ぐんぞー、私もう一度鎮守府行きたい」 千早群像「ああ、以前世話になったとこか。そうだな、行く方法を探さな*�* ヒュウガ「姉様!千早群像!またあの世界に飛ばされました!」 イオナ「噂をすれば?」 演習場 ドオォォォオン! 北上「」 金剛「」 大和「」 時津風「」 五月雨「」 第六駆逐隊「」 第七駆逐隊「」 赤城「これって、イ401…イオナさん…ですよね?」 提督私室 ドオォォォオン! 提督「うわぁっ!」パン 天津風「きゃあっ!イくぅ!」ビクンビクン 物陰 タカオ「タカオ、見ちゃいましたぁ…」 ハルナ「タグ添付、分類、記録…」 初風「(唖然)」 350 :カルガモ ◆ij0uQpYHCo:2014/09/12(金) 12 45 42 ID 12yOsGs6 文字化けするし投下直後に端末落とすし最悪… 文字化け部分は上から順に演習場、提督私室、物陰になります。 試験前のおかしなテンションでやりました。反省はしている。後悔はしてない。 少しでも楽しんでいただければ幸いです。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/630.html
849 :名無しの紳士提督:2015/01/26(月) 00 00 33 ID ZzaQX9hY いつもの鎮守府 金剛が熱烈な愛のアタックをして いつもの執務室 それを見た比叡が真っ赤になって空回り いつもの日常 霧島と榛名がフォローに回る いつもの光景 それは唐突な形で破られる 「んっ…! ……はっぁ……提、督…。良かったんですか」「何がだ」 深夜、提督の執務室から漏れ出た明かりに気が付いて部屋に向かった金剛は、それを見てしまった 「お姉さまのことですよぉ…やっとケッコンできる練度になったのに、今夜も比叡と……」 「俺が選んだのは最初からお前だけだ。知ってるだろ?」 「あ、あぁっ……ん、もぉお! 本当ですか?」 みたいな感じで、提督LOVEの金剛とお姉さまLOVEで提督に対抗心を燃やす比叡 という図式だと思っていたら提督と比叡はとっくの昔にそういう関係だった それを金剛が知っちゃって、悔しさと悲しさと怒りと惨めさがない交ぜになった状態で のぞき見して泣きながらオナニーするSS下さい これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/bcs_toho/pages/170.html
通称 クロ クロ大将 本名 クロ 出身 不明 初出 36話※名前のみ 40話前編 その他プロフィール SCEの黒い彗星。 無数に居るうちの一匹が紛れ込んだと考えられる。 「如月」「水瀬」「秋月」を擁する無敵艦隊の司令だが、ストーリー上活躍する場面は省かれた。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/425.html
「ふう…これでだいたい片付いた、な」 ある日の鎮守府。もう日もかなり傾き、空を紅く染めている。 一日の業務をあらかた終え、大きく伸びをしたところに、コンコンとノックの音が響く。 「あの…司令官」 「吹雪か。どうした?そろそろ私も上がるところだが」 「その、お話が…」 「何だ、そんなに改まって。まあいいや、座りなさい」 「は、はい」 明るく元気な彼女らしくない振る舞いを不思議に思いつつ、向かいのソファに腰を下ろす。 「で、どうした?最近少し調子が悪いと聞いているが、そのことかな」 「はい、あの…司令官、ここに来た時に渡された、マニュアルみたいなものってあります?」 「ん…ああ、あるぞ」 立ち上がって戸棚から黒い厚紙のハードカバーを取り出す。機密の詰まったものゆえ私以外は触れられないものだ。 「これがそうだが…?」 「それに、私達艦娘の取り扱いについて書かれている場所があると思うんです」 たしかに、そのような項目はある。 この本いわく、艦娘とは、突如現れた敵性存在「深海棲艦」に対抗できる、唯一の存在であること。 艦娘は古の戦争に使われた艦船に宿った魂を練り上げ、少女の形をとったものであること。 そして、艦娘のメンタリティはほぼ少女のそれであり、かつ… ―命令遂行を潤滑に行うため、提督に好意を抱く傾向を持つよう調整されて建造されていること。 いくら「兵器」であり「人外」であるとはいえ、艤装を外した姿はほぼ人間の少女と変わらない。 人類が取れる唯一の手段だったという事情があるにしても、艦娘たちは現代の人間の都合で使役され、 あまつさえ「心」と言えるものにまで歪な形に仕立てあげられているのである。 そういう仕事だとはいえ、慕ってくれる彼女らには後ろめたいものを感じざるを得なかった。 特に、最初に出会ったこの吹雪には情も移っている。 「その項目に…私達がしてほしいことをしてくれるって…ありませんか…?」 「…まあ、あるな。業務に支障が出ない範囲では、原則君たちの要求には応えるように、とある。 あまり乱用されても困るからおおっぴらにはしていなかったのだが…つまり、何かしてほしいことがあるってことかい?」 「はい、あの、ですね…」 吹雪は、顔を真っ赤にしたまま俯いて、ぎりぎり聞き取れる声でこう言ったのである。 「私と…て、くれません、か…?」 ***** 吹雪のたどたどしい説明によると、艦娘は、戦闘によるストレスの反動として性的欲求を貯めこむこと。 戦闘経験の浅い艦娘には自覚症状がないが、練度が上がってくると個人差はあるもののそれに悩まされること。 今まで殆どの者は自慰か、親しい者同士で慰めあって処理していたこと。 そして…提督は艦娘の要求に応えなければいけないことを、建造時にそれとなく教えられるとのことだった。 「それで、もしご迷惑でなければ、その、司令官に、してもらいたいな…と…」 「…」 説明を終えた吹雪が、再び俯いて無言に戻る。 私は心の中で苦虫を噛み潰していた。何の事はない、これも艦娘が提督に依存するよう仕向ける仕組みの一つなのだろう。 信頼関係だけでなく肉体関係まで結んでしまえば、より従順な兵器になるというわけだ。 普通の男女では情の交歓となるそれは、艦娘と提督という関係では性欲処理というメンテナンスに過ぎないのだ。 しかし…眼の前の問題に対処しなければならないのも、また事実である。このままでは吹雪は、遠からず体調を崩すだろう。 「…わかった。フタサンマルマルに、ここに来なさい」 「ほ、本当ですか!?ありがとうございます、司令官!では、失礼しますね!」 頬を染めたまま嬉しそうな顔で退出する吹雪を笑顔で見送りながら、私の心には言い知れぬ怒りが渦巻いていた。 もちろん、吹雪達艦娘に向けたものではない。 この艦娘システムを作り上げた誰かに、それと…「吹雪とヤレる」と喜んでいる自分に、である。 ***** 夜も更けて、その時刻がやってきた。 コンコン、という控えめなノック音が響く。 「…吹雪です」 「ん…入りなさい。こっちだ」 緊張した面持ちの吹雪を迎え入れ、簡易ベッドのある奥の仮眠室に案内する。 「その…きょ、今日はよろしくお願いします…」 「ああ、こちらこそ…」 「…」 「…」 ふたりともベッドに腰掛けたまま、会話が止まる。どうやら吹雪だけではなく、私もかなり緊張しているようだ。 「あの…今更ですが、司令官は嫌だったりしませんか…?」 「これも私の仕事だし、それに…むしろ逆だね。私だって男だ、そういう欲求はあるさ」 「でも、あの…私達、艦娘ですよ?人間ではないですよ?」 「それは大した問題じゃない。艦娘だからダメというものではないし、 ついでに言えば人間の女性なら誰でもいいというものでもない」 「そ、そうなんですか…?」 「ああ。吹雪は私の目から見ても、十分に魅力的だよ」 「そんなっ…わ、私なんて、全然…その…」 「それに、たとえ艦娘でも、自分を選んで頼ってくれるなら嬉しいものさ」 …それが、そう造られた感情を元にしたものでも。 「…まあとにかく、吹雪の相手をするのは、仕事ということを抜いても全然嫌ではないから、遠慮はしなくていい」 「きょ、恐縮です…」 「…」 また、お互い無言になってしまった。仕方ない、本題に移ることにする。 「それで?」 「ひゃいっ!?」 「ごほん、あー…吹雪は、その…どうしたい、とかあるのかい?」 「えー、えっと、あの…く、くっついても、いいでしょうか…」 「ああ、いいぞ」 ずいぶんと控えめな要求だが、最初はこんなもんだろう。苦笑しながら了承する。 宣言通りベッドに腰掛けた私の横にピッタリとくっつく吹雪。 「…」 「…」 私の腕をとって、頭を持たれ掛けさせてくる。風呂に入ったのだろうか、ふわりとシャンプーの香りがして こちらの胸も自然と高鳴る。 「あの…抱きついても…? …ひゃっ!?」 上目遣いに尋ねる吹雪が可愛らしくて、思わずこちらから抱きしめてしまった。 そのまま私の足の上にまたがって、抱きつく格好になる。 「あ…は…しれいかんの、ニオイがしますぅ…」 私の胸の中でトロンとした声を上げる吹雪。どうやらスイッチが入ったようだ。 無言でこちらを見つめる吹雪の要求を正確に読み取り、唇を重ねてやる。 「ん…んふっ……ちゅぱっ、はあ、んっ…ん、ん……しれいかぁん」 「何だ?」 「私の体…触ってください…」 「ん…」 リクエストに応えて、吹雪のサラサラとした黒髪の感触を楽しみながら、もう片方の手で背中を撫でる。 抱きつく吹雪の腕にも力が入り、熱い吐息を吐きながら私の体にひしとしがみつく。 しばらくの間、ぎこちない抱擁は続いた。 「…あの、少し離れますね」 離れた吹雪が膝立ちのまま震える手でネクタイを引きぬき、セーラー服の前を開いた。 オーソドックスな白い下着が顔を出す。 更にスカートの中に手を入れ、何かを引き下げる… 「司令官…私の身体、触ってください…」 先程と同じ、しかしより露骨な要求。荒い息を吐きながら、切なげな目でこちらを見遣る。 その仕草が見慣れた吹雪とは全く違う艶を醸し、どきりとさせられる。 勢いと自らの欲求のまま服の中に腕を突っ込み、吹雪を直接抱きしめる。 しっとりとした肌の感触が否応なく興奮を煽り、背中に回した腕を滑り落としていく。 そのままスカートの中に手を這わせて、柔らかい尻肉を揉みしだいた。 「ふ、あっ…おしり、さわられて、ひあんっ…そ、そこはっ…」 そのまま指を進めて、吹雪の秘部を擦るように撫で続ける。 ぷっくりと膨らんだそこは既に発熱し、じっとりと湿っているのがわかった。 「ここは嫌だった?」 「いえっ、つ、続けて…ひああんっ!?」 指を滑らせ、直接秘唇に這わせる。擦る度にヌルヌルした液体が滲み出し、愛撫をスムーズにしていく。 「女性」に変化する途上の少女の性器は愛撫に敏感に反応し、控えめながらもコリコリとした肉芽が存在しているのが包皮越しにわかる。 「ひゃあ、あ、あ、しれいかっ…そこ、しげき、つよっ…はうっ、あ、ああっ…あ…」 嬌声のトーンが急激に上がる。 「ここはやめようか?」 「いえ、あ、あの…もう少しゆっくりで、いいので…っ、 ゃめないでくださ…く、ふぅんっ…あは、はぁっ…!」 吹雪の要求に応え、陰核に指を這わせるペースを落とし、その代わり肉襞の奥に指を侵入させる。 「ふあっ…し、しれいかんの、ゆびぃ…はい、って、あはぁっ…す、すごいぃ…」 おそらくこれまでは自慰で処理していたのだろう吹雪の膣は驚くほどスムーズに指を飲み込み、 それどころか物足りないと言わんばかりに私の指にちゅうちゅうと吸いつき、より奥への挿入を促してくる。 「ふ、吹雪…痛くないか…?」 「はぁ、はいっ…大丈夫、ですっ…も、もっと、わたしの…んこ、いじってくださいっ…!」 完全に発情した吹雪の淫らなお願いに応え、潤んだ膣内をゆっくりとかき回す。 その度に吹雪は、満足そうな深い喘ぎ声を上げた。 「はぁぁ、ふぁあんっ、し、れいかっ、はぁ、む、むねも… はあっ…! あ、あんっ…や、あ、ああっ!」 求められるままにプラジャーをずり上げ、既に硬く勃った乳首を弄ってやると、鋭い囀りが吹雪の口から漏れる。 それに合わせて私の指を飲み込んだ膣肉がきゅうきゅうと締まり、絶頂が近いことを教えてくれる。 その最後のひと押しに、硬く膨らんだ淫豆を親指の腹で包皮ごと強く押し込んだ。 「はうっ! …あ、あ、ああっ…あぁぁぁ…っ」 吹雪の体がピンと張り詰め、数瞬の後に弛緩する。危うく崩れ落ちそうになるのを慌てて抱き止める。 指を引き抜くと、溢れ出た大量の愛液が私の手を汚し、手首まで伝ってくるのがわかった。 「はぁ、はぁ、す、凄いです、司令官…自分でするのと、全然違います…」 「そ、そうか…うまく出来たようでよかったよ」 「はい、でも…」 「わわっ…!?」 上気した吹雪に押し倒された。潤んだ表情でこちらを見下ろしてくる。 自分より二回りは小柄な体からは想像できないほどの力で肩が押さえつけられて、身動きがとれない。 「司令官ので埋めてもらわないと、ダメみたい、です…いい、ですか…?」 尋ねながらも私のズボンをカチャカチャと脱がしにかかる吹雪。多分、返事を訊くつもりはないのだろう。 人間の私に拒否することも、もはや不可能に違いない。 既に、私は艦娘「吹雪」の性衝動の捌け口になっているのだ。 「ぁは…司令官のも大きくなってますね…入れ、ますよ…」 露出し天を向く私の陰茎に、愛液で潤んだ吹雪の膣口があてがわれ…亀頭が、雁首が、竿が飲み込まれていく。 そう、まさに「飲み込まれる」という表現にぴったりであった。 「ふは…ああ…すご、い、あ、しれいかんの、が、ナカにぃ…♪」 恍惚の表情を浮かべながら私に腰を下ろしていく吹雪。やがて…完全に根元まで咥えこんでしまった。 初めてのはずだが、苦痛を感じている様子は全く見られない。これも艦娘の特性なのだろうか。 熱い膣肉がみっちりと詰まった、時折ひくひくと痙攣する吹雪の膣内は強烈な快感を私に分け与えてくる。 「うご…きますね… ふ あ、ああっ… しれ、かんので、ナカ、いっぱいぃ… あうっ、は、こす、れて、いいっ…ああっ、はぁっ、あ、しれぇかぁんっ…」 ゆっくりと、ねっとりとした動きで性快楽を、牡の肉槍を貪る吹雪。 いわゆる騎乗位の体勢なので接合部は丸見えで、意外に生え揃った陰毛もベトベトに濡れ、ピストンの度に銀色の糸を引いている。 ずちゅぶちゅと下品な水音を立てながら艶めかしく腰を動かすその光景は淫靡としか言いようがなく、 ペニスに与えられる快感と合わせて私をひどく興奮させた。 「はあっ、すごいっ、しれいかんとの、ほんとのセックス、こんな、んんっ、きもちいっ… しれいかん、ごめんなさいぃ、はあぁっ、わたし、とめられなっ… ああっ!?そんな、だめですぅっ!」 夢中で腰を動かす吹雪の、胸と陰核に手を伸ばすとひときわ高い嬌声を上げる。 その度に膣内がきゅうっと締め上げられ、射精衝動が急激にこみ上げる。 「あ、だめぇっ、も、っと、してたいのに、わた、しぃ、だ、め、も、イくぅぅぅっ… …っっ」 ぶるぶると躰を震わせながら息を止める吹雪。 同時に吹雪の淫肉が強烈に締め付け、私の限界も遂に決壊した。 どくっ!どぷっ、びゅくっ、びくっ、びゅるっ… 肉槍が大きく脈打ち、滾る白濁液が吹雪の胎内に注ぎ込まれていく。 「あ…すご、しれーかんの、あついの、でて…わたしの、なか…」 心底幸せそうな声を上げた吹雪はそれを受け止め、膣肉をうねらせ貪欲に呑みこむ。 やがて…子種を全て絞り出し、飲み干した吹雪は力尽きたようにべチャリと私に倒れこんだ。 それを抱き止め、熱気で蒸れた吹雪の黒髪を撫でながら、お互いの息が整うのを待つ。 「はあ、はあ、司令官…すみません、私、好き勝手にしてしまって…痛かったり、しませんでしたか…?」 「ああ、大丈夫だ…吹雪、意外に激しいんだね」 「~~~ッ い、言わないでくださいぃ…だって、司令官がしてくれるの、嬉しくって… あの」 「何だい?」 「しばらく、こうしてていいですか…?」 「ああ」 「えへ…ありがとうございます、司令官っ…」 改めて抱きついてくる吹雪に、今までとは少し異なる愛しさと一抹の罪悪感を感じながら、私は急速に眠気に引っ張られていった… ***** 「司令官、そろそろ朝礼の時間ですよ」 翌朝、身支度を済ませた吹雪に起こされた。 「ん…ああ、おはよう、吹雪」 「はい!おはようございます、司令官!」 「元気だね…」 「はい、久々にすごく調子がいいです。司令官のおかげです!」 「あ、ああ、どういたしまして…なあ、吹雪」 「何でしょう?」 「あー…今この話をするのも何だが、君の話だと、皆似たような悩みを抱えているらしいが…」 爽やかないつもの笑顔に、複雑な表情が交じる。 「あ…そ、そうですね…苦しんでる娘もいるでしょうし、してほしい娘がいるなら…わた… けの…じゃ、 いですし…」 ごにょごにょという語尾はよく聞き取れなかったが、了承と見ていいだろう。 艦娘システムの設計者の思い通りになるのは若干癪だが、不調をきたして戦闘に悪影響が出られても困る。 何か問題が出る前に対応した方が良いだろう。決して他の艦娘ともヤりたいというわけではない…と誰かに言い訳をする。 幸いにも発散する相手は私でなくても良いようだし、全員を相手にする必要はなさそうだ。 「私も、その…時々、してもらっても、いいですか…?」 「…ああ、もちろんだ」 「えへへ…よろしくおねがいしますね。さあ、そろそろ時間ですよ。急ぎましょう!」 ***** しばらくして、鎮守府の掲示板に、短い告知文が掲載された。 『希望する者に、提督が慰問を行う。希望者は各自申し出るように』 →続き 提督×磯波13-173 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/507.html
「あら? 私? ……うふふっ、悪い気持ちじゃないわね。また頑張ります」 さも信じ難いと言うような問い返しに頷いてやると、大井はやっと賞賛の言葉を受け入れた。 それから夜空の下、一列に並んだ艦隊に労いの言葉、艦隊解散の号令、入渠の指示をかけ、 最後に間宮の特別製あいすくりん交換券を取り出すと、艦隊の面子の頬は目に見えて緩んだ。 一般人が口にするものとは違い、特別な効能を含む艦娘用のそれは、 その高くない生産性と安くない価格のお陰で偶にしか支給できないのだが、今回がその"偶に"だ。 今回の作戦では、昼夜戦共に被害を抑えつつ、敵艦隊を鎮圧する事ができたのだから奮発してやらねば。 凛々しさを崩した艦の面子に一枚一枚手渡していくが、先程から元気をなくしたままの者が気にかかる。 殿の援兵として任命したその六番艦が、自分の前に立ち止まる。 「…………」 赤城は、自分が差し出す券を見つめるだけで受け取ろうとしなかった。 目を伏せているつもりなのかもしれないが、 自分と同じくらいの背丈では効果もなく、眉尻や口元が落ちているのが確認できる。 「……私、これを受け取って、いいのでしょうか」 声の調子や速度も落ち込んでいた。 受け取っていいからこうして差し出しているんだがな。 しかしこの調子の艦につっけんどんな軽口で返す訳にはいかず、なるべく声を柔らかくして言葉をかける。 「いいんだよ。持って行きなさい」 「……すみません」 赤城は両手で券を受け取って頭を下げ、礼ではなく謝罪の言葉を持って目を一瞬だけ合わせた。 そして、少し離れて様子を見ていた艦の面子五人に混ざって建物の方へ帰っていく。 赤城が心配だが、大丈夫だろうか。 加賀辺りが何とかしてくれる事を祈ろう。 …………………… ………… …… 建物に戻って執務を進める事にしたのだが、 一人で使う炬燵は中が無駄に広く空き、また音を発する物も机を走らせる筆と捲る書類のみ。 きちんと役目を果たし、時にこちらに喝さえ入れてくれる秘書は、明石によって修復を施されている。 この独りの静けさが逆に落ち着かず、筆は鴎のように白い海の上空を度々彷徨う。 ラジオでも持ってこようかという考えに至りかけた時、扉が音を発した。 「入れ」 「……失礼します」 入ってきたのは赤城だった。 飛行甲板や艦載機と言った艤装は外されており、海戦時よりさっぱりした格好だ。 それなのに、先程から変化が見られない顔の方は全くさっぱりしていない。 おずおずと畳に上がり、炬燵を挟んで自分と対面するように着座した。 こちらとしてはそのようなつもりはないのだが、 叱られている子供のように口を閉ざす赤城を前にして執務を続行できるほど、自分は冷徹ではない。 「……これを、お返しに」 数秒待ち、こちらから用件を引き出そうと口を開きかけたところで、赤城は一つの紙切れを差し出すと同時に口を開いた。 その紙切れとは、つい先に贈呈した件の間宮の券だった。 あいすくりんは貰ってこなかったのか。 聞けば、皆と違い海域制圧に貢献できなかったから、自分にこれを貰う資格はないと言う。 自分は持っている筆の頭をこめかみに軽く押し当ててから、炬燵の真ん中に置かれた紙切れを赤城へ押し戻した。 「……?」 赤城は、賢い艦にしか食べられないと謳う空の丼でも差し出されたかのように、首を傾げる。 別に赤城が馬鹿だという事ではなく、 頼れるお姉さんに、このように素直な仕草が合わさると、中々に魅力的だと感じただけだ。 「貰っていきなさい。義務感ではなく、私の感謝の形の一つとしてあげたいんだ」 「でも、提督から感謝されるようなことなどは」 赤城は小さく首を振る。 自分は構わずその言葉を遮った。 「いいや、赤城は普段からよく頑張っている。今回は今回で被弾しなかっただけ上出来だ。 自分の出来る範囲でなら、他にも何か労りたいが……」 艦娘が給糧艦のあいすくりん以外に喜ぶ事と言ったら何なのか。 簡単そうに思えて、いざ考えてみるとこれが中々難しい。 赤城の場合、いつも食堂で満足するだけ食べているので、食事も除外する。 筆を置いてしばらく考えてみたが、腕を組もうが炬燵の布団の模様を凝視しようが良い考えは浮かばず。 「……何か欲しい物でもあればそれを贈るのはどうか」 やや疑問形となっているモノローグを、碌に変換もせず口にしてしまうのだった。 自分からの提案なのに、赤城に丸投げしてどうするのだ。馬鹿か。 一方赤城は、瞬き一つして顎をほんの少し上げただけで、特に呆れたような様子はない。 寧ろ、先より葉書五枚程は大きく開かれているようなその目は呆れたものとかではなく、 例えるならば、飛行甲板に降ってきた牡丹餅に嬉しくも驚いているかのようで……。 「なんでもいいんですか?」 「出来る範囲内ならな」 すかさず釘を刺しておいたが、赤城はまるでその部分だけ聞こえていなかったかのように、饒舌にこう続けた。 「では、提督の膝を」 私の膝は私の物なのだが。 「今日は貸して下さらないのですか?」 この用件を持ち出される時、大人のような雰囲気を醸す赤城もまた、 この鎮守府の艦娘の一人なのだと再認識させられる。 恐らく上官として信頼されている事の顕れに間違いないと思う。 これを理由に休憩してもいいだろうと、照れを溜息で誤魔化すことにする。 筆や書類やらを置いたまま炬燵を部屋の隅にずらし、空いた部屋の中央に膝を折り曲げて座る。 「これでいいかな?」 「はい、では失礼して……」 正座で向かい合ったままの赤城は、間の抜けたように四つん這いで寄って来て、膝に寝転んだ。 それなりの重みが膝に預けられる。 垢抜けた赤城の顔をぼうっと見下ろすと、物足りなさげにむっとした顔をする。 最早恐縮した様子はなく、素直に欲を示すいつもの赤城が戻ってきたらしい。 「手……」 「……はいはい」 ここまで来ると、赤城が駆逐艦等にするそれと寸分の違いもなくなってしまうのだが、 手を頭頂部に置いて撫でてやると表す、戦いに身を束縛される事から解放されたように安らぐその顔は、何の違和感も感じる事はない。 一方の自分はと言えば、赤城のボリュームあるふんわりした髪の手触りを、 労りの気持ち百……ではなく、労り七十程、自分の楽しみ三十程の気持ちで感じていた。 鬱陶しくはない程度の厚みと、背中にかかる程の長さがある癖に、指が引っかからない事について、 ドックでどのような修復をされているのか、教えてくれた事はない。 指が引っかからない事については、自分だけでなく赤城にとっても快感のようで、 普段より三割増の小さな笑みをもって不満がないことを表明してくれる。 しばらく撫でると、すっかり安らいだのか、赤城は一人眠りの海域へと突入してしまった。 この場合、自分はどうなるのだろう。 膝を貸すと許可してしまったので、今更この頭を畳に振り落とす等あり得ないが、 睡眠時間の長い赤城――それは赤城に限った事ではないが――のために、 正座を続けるというのも楽なものではないし、何より背中を何かに預けたい。 何故自分は後先考えずに部屋の中央に座ったのだ。馬鹿だ。壁に寄りかかっていればよいものを。 これでは膝が痺れる前に、上半身が灯浮標のように落ち着きなくゆらゆら揺れ出すに違いない。 転覆しない保証もないので灯浮標以下とも言える。 釈明しておくと、肉体ではなく、精神への疲弊に耐えられるとも分からないと言う事である。 人や艦の寝顔を数時間も見続けて面白い訳がないのだ。 こんこん。 防音加工された部屋に取り残されたような、古めかしい木の扉を叩くその音が、 自分には退屈を叩き出す太鼓の音のように聞こえたのは確かだ。 「は――」 しかし寝ている赤城の手前、声を出せない。 吐きかけた息を止める。 数秒の沈黙の後、向こうが動いてくれた。 「提督? 入りますよ?」 扉を開いた者は、大井であった。 長いようで短かった明石による修復が終わったらしい。 さて、どう説いたものか。 普通に説いてもいいが、以前に他の子にこういった事をして欲しくないと明かした大井が何と言うか。 大井は不服そうに顔をぶす、と歪めたが、状況を察したのか大きな声を飛ばす等はしなかった。 大井は靴を脱ぎ、行儀良く一旦背中を見せて靴を揃えてからこちらへ歩み寄る。 きっと用事があって来たのだから、この光景を目撃したところで退室するには至らないだろう。 そうだ。大井はそもそも秘書だ。 秘書だから執務を片付けにでも来たに違いない。 なのに、隅の炬燵には目もくれず、また赤城や自分の横を通り過ぎ、 座るような衣擦れが聞こえたので何をするかと思えば、背中に暖かな重みがゆっくりと預けられる。 背中の感触を通じて、どうやら横向きに顔や体を預けているらしい事が分かった。 大井の耳が直に自分の本音を吸い取ろうとしているようで、少しだけ警戒心が働く。 最初は本題に入らずして意思疎通を試みる。 「……用事があったんじゃないのか?」 「用事がないと、来ちゃ駄目なんですか?」 「いや……」 執務を片付けるつもりでもなかったらしい。 これはこれで嬉しい気持ちがなくもないが、大井の顔色を伺いたい気持ちがまだ大きい。 質問に質問で返すところなど、不貞腐れているような調子が見えるから少し心配だ。 「明石に手当てはしてもらったんだな?」 「してもらいましたよ? もっと長い方がいいですか? ドックで寝てた方がよかったですか?」 面倒だなあ……。 しかしこんな調子でも声量は抑えられていて、赤城に配慮しているとも伺える。 妙なギャップに少し笑いそうになってしまうが我慢。 「すまん、元気のない赤城に何かしてやろうとしたら、その……」 「分かってますよ。提督はそれに付け込んで色んな子としてるんですよね?」 なんと人聞きの悪い物言いだ。 聞きようによっては、自分が下衆でヤリチンの最低野郎になってしまう。 結局、中々に大井は納得してくれないらしく、下手に出るしかない。 「付け込んじゃいないが、ごめんな……」 「……ふふっ」 しかし、突如として大井は態度を翻す。 私の心に染みるよう、静かに、語り始めた。 「多分ですけど、この鎮守府にいる皆、根っこのところでは同じ事考えてます」 「"慕っているこの人の役に立ちたい"って……」 「だから、役に立てなかったと思ったら、悲しみます」 「赤城さんも、私も……」 「艦娘は普通の船よりは強いですけど、無敵じゃないのは、分かってますよね?」 「提督は、戦争の指揮だけじゃなく、艦の調子を整えるのも重要な役割でしょう?」 「そのやり方は鎮守府毎に異なるでしょうけど、提督のやり方は、皆好きです」 「だから、提督は私のモノですけど、今は赤城さんに貸してあげるんです」 「……私を責めて遊ぶのは面白かったか?」 「あら? 何の事でしょう?」 遊ばれていたという訳か。全く。 ところで大井でない誰か、答えてくれ。 こんな状況でも他者に配慮できる大井の寛容さに感動するか、大井の"私のモノ"発言にゾクゾクするか、 ここではどちらの反応をするのが正しいのだ。 しかし答えてくれる妖精は、生憎自分の頭の中には飼っていない。 自分なりにそれらを纏めて引っくるめて簡潔に言葉に表すと、こうだ。 「……大井の"愛してます"で私の調子も整えて欲しいよ」 「明石さんに頭の修理をしてもらったらどうです?」 ひどいな。 「……赤城さんの調子を整えてあげたら、言ってあげなくもないわね」 なるほど、要するに数時間このままでいろと。 「執務は私が代わりに片付けてあげてもいいですよ?」 いや、いい。 やらなくていいからこのままでいてくれ。 「え……」 大井? 「……あ、はい、分かりました」 「もう、艦に調子を整えてもらうなんて、駄目な提督です……ふふっ」 大井に対する警戒心なんてものは、とっくに消えていた。 大井の器の大きさに感謝、である。 自分に寄りかかる大井、大井に寄りかかる自分、互いに体を預ける重さが釣り合ったので、 これなら数時間はこのままでいられそうだ。 無垢な赤城の寝顔と、背中で呼吸し体温を主張する大井の存在で安らぎ、口を開かなくなっていた。 執務室には、赤城の寝息、自分と大井のゆっくりとした息遣いだけが響く。 手持ち無沙汰に赤城の頭を撫で続けていると……。 「……ぁ、ていとく……」 赤城はまどろみの中、うっすらと目を開かせた。 「提督……なら……運命の……」 索敵に長けている空母とはいえ、こんな状態で私の背中の大井に気づく筈がなく、 断片的にしては意味深長な寝言を残して、赤城はまたも瞼を閉じてしまった。 「……提督」 大井もこれを聞き逃さなかったのか、暫く黙っていたのに声を発する。 その呼称の抑揚は、言葉尻で明らかに下がっていた。 「調子を整えるのと、色目を使うのは別って、分かってますか?」 「私は何もしてないよ……」 寝言とは、他者に聞かれたら多大な波紋を呼ぶものだと、改めて認識。 寝言に返事をしてはいけないという迷信まである程だ。 「はあ……」 その大井の溜息には、一体どのような気持ちが込められているのか。 目の前でゆったりと寝息を立てる赤城は勿論、自分にも知る由はなかった。 「提督は私のモノだってこと、忘れちゃ駄目ですよ……」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1290.html
225 :4:2012/08/03(金) 02 18 02 提督たちの憂鬱 第10話登場人物一覧 1/4 1938年 ミュンヘン会談前 『第二次世界大戦のフラグイベントであるミュンヘン会談。 この大イベントを前にして歴史は再び動こうとしていた。』本編10話より抜粋 メキシコ石油国有化政策:米国は激怒。 夢幻会会合 嶋田繁太郎:会合出席。 辻正信:会合出席。黒さに定評がある。 在墨日本資本と邦人の安全確保を急がせる。 『「失礼ですね、私は清く正しいことに定評がある男ですよ? 黒さなんて二次元以外で売りにはなりませんよ」 (*1))』本編10話より抜粋 外務省:会合出席。会合へ報告。 『「メキシコの石油国有化政策に米国は激怒しています。 オイルメジャーや民主党南部州議員もメキシコ討つべしと」 「メキシコ政府が国有化を撤回する可能性は?」 「メキシコ政府は国有化した際に、オイルメジャーに補償を行うので問題はないと 主張して譲りません」』本編10話より抜粋 情報局:会合出席。会合へ報告。 『「メキシコでは外貨貯金を行う富裕層が激増しています。 一方、米国では軍需関連株が値上がりしています。 米政府はメキシコに警告を行いつつ、連邦軍をアメリカ・メキシコ国境沿いに集結させています。 これは脅しの範疇ではないでしょう」』本編10話より抜粋 その他出席者たち:米国の横暴さに、危機感を募らせる。 張作霖:名前だけ登場。米軍の圧倒的な物量と支援により国民党相手に優勢に進める。 蒋介石:名前だけ登場。 スターリン:名前だけ登場。 米国:匪賊対策と張作霖からの要請を盾にして、内陸進出を狙う。 日本が米国と対立すれば喜ぶのは蒋介石とスターリンだけなので、 今は米国の思うようにさせる他ない。 1938年 第二次米墨戦争 米国:石油資源の国有化を撤回させるべく、武力介入を開始。 ロング:名前だけ登場。 『中国内戦や軍事力増強によってある程度の景気回復を成し遂げ、 かつ大陸に確固たる足場を築くことに成功したロング政権に対して強く反発するものはいなかった。 また相手が大して犠牲を出すことなしに勝てるであろう、 メキシコであったことも、国民の支持を後押ししていた。』本編10話より抜粋 226 :4:2012/08/03(金) 02 18 35 2/4 1938年9月29日 ミュンヘン会談 『メキシコ軍が国境に集結した米軍にボコボコにされている頃、 ヨーロッパでは遂に第二次世界大戦のフラグイベントである ミュンヘン会談が開催された。』 『日本の予想通り、連合側が譲歩して終わることになる。ミュンヘン会談が終わったあと、 日本は第二次世界大戦がほぼ史実通りのスケジュールで開戦されると判断して、 遣欧軍の派遣準備に取り掛かる。』 『国際秩序維持を名目に日本はドイツを潰して彼らの技術を収奪し、 二回目の対ドイツ戦争を通じて日英同盟の本格的復活を目論んでいたのだ。』本編10話より抜粋 夢幻会会合 嶋田繁太郎:会合出席。 伏見宮博恭王:会合出席。 東条英機:会合出席。 辻正信:会合出席。 近衛文麿:会合出席。 白洲次郎:会合出席。夢幻会協力者。 遣欧軍:独逸に多くの恨みを買っているという理由で英仏から拒否される。芬蘭義勇軍にスライド。 『「遣欧軍は必要ないと?」 「はい。英国は日本が遣欧軍を派遣せずとも、 いずれドイツは軍拡の重みに耐えかねて自壊すると言っています。 加えて『我が国』はドイツから恨みを買っていますから、 悪戯にドイツの敵意を買いたくないと。これにはフランスも同調しています」』 『「また大西洋において、英国は米国との関係を第一と見做しており、 下手に米国を刺激して、関係を悪化させたくないとのことです」』本編10話より抜粋 日英同盟:日英同盟を基軸とし、米国の圧力をかわす戦略は瓦解。 『夢幻会が練っていた第二次世界大戦の戦略は、 彼ら自身が取ってきた行動の結果、瓦解した……因果応報とはこのことだろう。 自分達が最善の行動と思い実施してきた政策が、 日本への警戒感、不信感、反感を高めることについて、 彼らは若干過小評価していたのだ。』本編10話より抜粋 フィンランド:本格的支援が決定。 『「ソ連の勢力圏を欧州方面で拡大させるとなると、フィンランド支援はやめますか?」 嶋田の問いかけに、辻は首を横に振る。 「いえ、ここは冬戦争でソ連に痛い目に遭ってもらい、 ソ連軍の兵器の開発を加速させるのが良いでしょう」 「……独ソ戦で張り合ってもらうために、ですか?」 「それと、ソ連の目を欧州にひきつけるためにも、です。 フィンランド軍には頑張ってもらわないと」』本編10話より抜粋 芬蘭義勇軍:1個旅団(戦車連隊1個、歩兵大隊1個、砲兵大隊2個、戦闘工兵大隊1個、輜重大隊1個) 2個航空戦隊、鳳翔戦闘機隊。義勇軍司令官杉山元。艦隊運用南雲忠一。 227 :4:2012/08/03(金) 02 19 07 3/4 ソビエト連邦 スターリン:協議中。日本に対する調査を指示。中国共産党への支援強化。 モトロフ:協議中。 べリヤ:内務人民委員部(NKVD)内務人民委員。協議中。 重光葵:駐ソ特命全権公使。名前だけ登場。 張作霖:名前だけ登場。北満州の権益を狙っている為ソ連は警戒している。 フーバー:名前だけ登場。反ソ連派。 マッカーサー:名前だけ登場。反ソ連派。 浸透工作:『ソ連の浸透工作は、米国奥深くに及んでいた。 比較的リベラル派が多い国務省などでは、特にこの工作は効果を発揮していた。 一方でFBIのフーバー長官や、陸軍のマッカーサー将軍などが共産主義を毛嫌いしており、 米国内でも親ソと反ソで勢力が分かれていた。』本編10話より抜粋 中国共産党:ソ連は中国共産党を使って日中・日米分断工作を推し進める。 228 :4:2012/08/03(金) 02 19 44 4/4 中国 『ソ連が日中分断、日米分断を画策している頃、中国では米・張作霖連合軍によって 蒋介石率いる国民党が危機に立たされていた。』本編10話より抜粋 国民党軍:『ドイツ、そして日本とソ連から輸入した兵器で応戦していたが、 敵軍の圧倒的物量にはついぞ敵う事は無かった。 上海は敵軍の敵に落ち、南京や武漢といった華中の中心都市へその戦火は及びつつあった。 しかしここで蒋介石は屈服するつもりはなかった。 彼は重慶に首都を移して徹底抗戦の構えを見せた。』本編10話より抜粋 『「南京は兎に角、華中の中心都市である武漢まで落ちるとなれば、もう降参しても良さそうですが」 米軍は匪賊対策を口実にして、上海の外にも打って出るようになっていた。 このために張作霖は米軍から潤沢な支援を受けていた。 一方の国民党軍は空軍は壊滅状態。制空権は無く、補給についてもお寒い限りであった。 彼らは督戦隊をつけて、さらに兵士を麻薬漬けにして戦線を維持していたのだ。 ちなみにその麻薬は日本が横流ししている。』本編10話より抜粋 夢幻会会合 嶋田繁太郎:会合出席。 海軍関係者:会合出席。 東条英機:会合出席。 杉山元:会合出席。 辻正信:会合出席。土肥原と組んで、中国国内を撹乱していた。重慶租借を提案。 土肥原賢二:会合出席。辻~んと組んで、中国国内を撹乱していた。 倉崎重蔵:会合出席。高齢ながら、まだまだ現役。 近衛文麿:会合出席。福建省の分離独立を提案。 『「……ふふふ、辻さん。世の中には実利よりも、虚像のほうを選ぶ人間が多いのですよ。 一銭の得にもならないような幻想を、尊いと思い行動するのが人間なんです。 そして幻想に入り浸った馬鹿が権力を握ると、時に制御不能な事象が起こる」』 『この近衛の予言めいた台詞は、第二次世界大戦勃発と 前後して起こった事件によって証明されることになる。』本編10話より抜粋
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/549.html
416 :提督は鎮守府にて最強:2014/09/19(金) 21 39 07 ID mr6YQj2E MI/AL作戦――AL方面へ陽動の一個艦娘隊、本命のMIへ二個艦娘隊、そしてその支援に一個艦娘隊。 まさに総力をつぎ込んだ大作戦の最中、彼女らは現れた。 姫種を中心とした空母任務群。そして拠点の破壊を目的とした水上打撃群。 残留していた艦娘たちは次々と出撃していく。彼女らの母港を守るため。――だがしかし。それさえも深海棲艦の手のひらの上だった。 「……これはどういうことかな」 「冗談を言っているとしか思えませんネ。こうして私が砲を突きつけていル。それが全てでス」 「ALに精強な棲艦が陣取っていたのも、MIにいまひとつ手ごたえがなかったのも、そしてこの本土奇襲――に紛れて私を殺そうとするのも、全てを知ってる君だからできたということか」 提督のその言葉を聞いて任務娘――深海棲艦の間諜はほがらかな笑みを浮かべた。傍らの戦艦棲姫と空母棲姫もつられて笑う。 「殺しはしませン。あなたには水底にてあらゆる情報を提供していただきまス。そのためにわざわざ戦艦と空母の姫君に来ていただいたのですかラ。……戦場に『誤爆』はつきものですからネ」 現に艦載機が彼らの上を旋回している。すでに艦娘たちはこの状態を知っていると見て間違いないだろう。 敵艦隊は撃破されつつある。だが、あまたの戦を勝利に導いた提督を失っては意味がない。 「フフふ、大丈夫でス。海の底まで私たちがしっかりとエスコートして差し上げますかラ」 417 :提督は鎮守府にて最強:2014/09/19(金) 21 40 00 ID Zsa559dM 多くの艦娘たちが必死に海を駆けていた。無傷のものは一人もおらず、中には大破の身でも姉妹の肩を借りながら機関に鞭を入れるものもいた。 誰もが自分たちの帰る場所がなくなることに、そこで待っていてくれる提督が帰らぬ人となることに、表情を強張らせながら。 痛みや疲れは埒外だ。最悪の想像がもたらす凍えるような冷たさに比べれば。 そんな中一人、最初期から提督と苦楽を共にしているはずの吹雪だけが焦りを見せずに周囲に気を配っていた。本来ならば最も取り乱していなくてはいけない彼女だけが。 提督と不仲というわけではない。彼女は秘書官の教導も任せられているのだから。 しかし彼女に気を割く余裕のあるものはおらず、彼女たちは目撃することになる。 出撃したときと同じ、否、それ以上に整理され手入れされた港たちと――岸壁に立つ提督の姿を。 「ア、アあ……」 「いつから――」 任務娘はへたり込んでいた。そして彼女が尻餅をついている周囲の地面は変色している。彼女は失禁していた。 「いつから艦娘さえいなければ鎮守府の攻略は容易であると錯覚していた」 膨大な破壊をもたらすはずの戦艦棲姫のユニットは何本もの軍刀が突き立てられて活動を停止していた。無慈悲な死をもたらすはずの空母棲姫のユニットはあちこちが陥没し使い物にならなくなっていた。 「残念だ。実に残念だよ。優秀な君ならばもっと私のことを理解しているものとばかり思っていたのだが」 その左腕には接続ケーブルを断ち切られた戦艦棲姫が首を捕まれ吊り下げられ―― 「ば、化け物、メ――っ!」 その右足には艤装を無理やり引き剥がされた空母棲姫が踏みにじられる。 「地に足がついている限り。我々人類は最強だ。私などそこいらにいる極々平凡な人間だよ」 最強の姿がそこにあった。 +後書き 418 :名無しの紳士提督:2014/09/19(金) 21 47 13 ID mr6YQj2E 艦娘一同「いや、あんたのどこが平凡だよ」 提督「そんなっ!」 当鎮守府ではバーン様や藍染さんを応援しております 419 :名無しの紳士提督:2014/09/19(金) 21 50 46 ID Hgd/ozAk GJ! 提督自らが戦うってのはありそうでなかったシチュだな。 420 :名無しの紳士提督:2014/09/19(金) 22 15 27 ID 8ACuUJWE 階級的に将官以上なキャラクター(海軍に限らない)で戦闘キャラって探せば結構いるよなあ 421 :名無しの紳士提督:2014/09/19(金) 23 39 11 ID 7Yi9bIuE 418 どちらも人類ではないのですが、それは これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/353.html
38 :6-632:2014/04/19(土) 22 15 19.48 ID 1AcVbCPh では予告の「アレ」を書きます 1.今回は非エロとなります 2.舞台は現在の日本となります。色々と原作クラッシャーです 3.史実部分に関しては細心の注意を払い研究しましたが、異なっていたらごめんなさい ************************************************************************** 俺は、突如出現した「深海棲艦」に対応するため再編された海軍の横須賀鎮守府に勤務している指揮官だ この謎の敵は海上自衛隊の力をもってしても排除できなかった恐ろしい敵だ 俺は現在秘書を務める加賀と新たな赴任地へ移動しているところだ 先日の人事異動で呉鎮守府へ移動となってしまった。 「加賀、どうだ快適か?」 「ええ、とても。でも提督、何で海路ではなく陸路を?」 加賀が首をかしげた。 俺はゆっくりとなぜ「コレ」を移動手段に選択したのかを加賀に語り始めた 「加賀は、“弾丸列車計画”というのを知っているか?」 ふと加賀に尋ねる 「確か、東京から下関を経由して満州に伸びる時速160キロを超える交通手段だった と記憶してるわ。でも顛末は知らない。沈んでしまったから」 昔の記憶を辿るように遠い眼をして答える加賀 「そう、これはその弾丸列車の延長なんだよ。」 「ところで、加賀、桜花は・・・。知らないか」 「ええ」 加賀か間髪入れずに答える。まぁ無理もない桜花が開発されたころ 加賀は冷たい海の中に居たのだから 「桜花は旧海軍が開発した“特別攻撃”用の兵器なんだ。北上やゴーヤが嫌がる“アレ”と同系列だな」 加賀が震えて講義をする 「それが、今何の関係があるのですか!“アレ”が意味する事。提督も割ってるはずで」 俺は加賀の抗議にかぶせるように言う 「この乗り物はな、その桜花を設計してしまい、苦しんだ開発者が開発に絡んでる」 「それに、加賀に搭載してるゼロ戦の開発者や陸軍の通信技師もだ」 加賀は完全におかんむりだった 「では、何故提督はこんな危険な兵器でくつろいでいるのですか!!」 「だからだ、彼らはこの乗り物を設計する時に『もう二度と人殺しはしない この乗り物に乗った人は何があっても死んではならない。絶対に安全なもの作る』 と心に固く誓ってこの乗り物を作ったそうだ。 そして、それらの指揮を執った人物は弾丸列車を夢を持ちつつ、志半ばで散った 者の息子だったという」 加賀は黙って聞いている 「彼らの思いが強かったからは知らないが、大きな地震が直撃し、ボディーマウントしつつも この乗り物は誰も犠牲者を出さなかったと言いう逸話もある」 加賀も頷きながら 「私も、昔は皆を守りたかったから必死に戦った。この子(ゼロ戦)を作った人も 私が居なくなってから、守りたいものを必死に守れる子を作っていたのね」 とつぶやいた 乗り物か軽快な音楽を鳴らす そののち女性の声が流れ始める 『まもなく、広島です。山陽線、呉線、可部線、芸備線はお乗換えです。 今日も、新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございました。』 もうそろそろ、降りる支度をしなくては 「なぁ、加賀。50年の長い間、地震の直撃を受けてもなお、乗客が一人も死んでないんだ それは、誇れることだろう?桜花をゼロ戦を開発して多くの人を殺したとひどく後悔した彼ら への供養とならないか?」 加賀は冷静さを取り戻し 「そうね、きっと」 それだけ言ってドアを出る。 かつて、戦火の中多くの人の悲しみをこだまさせた技術は 時を経て日本を照らすひかりとなった 1964年からこの国を照らしているひかりは、やがて大きなのぞみとなり この、みずほの国とも呼ばれる日本を照らし続けている。 「なぁ、加賀その・・・。ありがとう。この国を守ってくれて。 そして、これからは深海棲艦の駆逐の為にまた力を貸してほしい」 ぼそっと俺がつぶやく あの戦いを知らない俺が言うのはルール違反かもしれないが・・・。 「抵当。その言葉で十分です」 いつもは表情が硬い加賀もこの時ばかりは満開のさくらのような笑顔を返してきた +後書き 40 :6-632:2014/04/19(土) 22 49 35.22 ID 1AcVbCPh と、いうことで完全自己満足な「アレ」を書きました。 はい、「しまかぜ」の時と同じように「鉄ヲタ提督シリーズ」ですが 多少史実を湾曲させてます 桜花の設計者→0系新幹線の車体をデザインした ゼロ戦の設計者→正確にはゼロ戦の試験飛行中に発生した空中分解事故の原因を特定した人 →脱線事故に対してゼロ戦と同じ原理で発生する可能性を見出し台車につけるバネの改良 陸軍の人→ATC(列車の車間距離などを計算してコントロールする装置)の生みの親(2014年現在ご存命) 特にゼロ戦の人は目の前で海軍航空隊員を事故で亡くし桜花の人は桜花の「アレ」的運用に反対だったので 「新幹線は絶対に安全でなければいけない。もう誰も死なしてはならない」と口を酸っぱくして言っていたそうです。 加賀さんをいチョイスしたのは、わが艦隊一の空母だから・・・。 では乱文失礼しました
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/39.html
645 :名無しさん@ピンキー:2013/09/29(日) 01 33 40.25 ID it8jbfJ0 思いついたネタを軽く 「はぁ、はぁ・・・!扶桑、もう、やめ・・・あぁっ!」 「ん、あ、はぁ、提督がいけないんですよ・・・?あまり触られると弾薬庫が心配だっていいましたよね・・・?私に火をつけたんですからもう止まりませんよ・・・うふふふふ」 「あ、ぅ、あ、ああああああぁぁっ!」 「んんぅっ!はぁっ、また、奥に・・・もっともっと、いっぱいどろどろにしてください・・・何度でも気持ち良くしてあげますから・・・」 「はぁー、はぁー・・・」(ぐったり) 「まぁ、お疲れなのですね・・・山城?マムシドリンクが冷蔵庫に入っているから持ってきてくれる?」 「はい姉様」 「復活したらまた一緒に気持ち良くなりましょうね・・・?提督が動けなくなっても私が頑張りますから・・・うふ、ふふ、ふふふふふふ♪」 数日後 「ふぁ、ていとく、もうだめですぅ・・・これいじょう、はいりません・・・っ!」 「はぁ、はぁ、扶桑、扶桑・・・!」 「あぁぁあああっ!やぁ、またでて・・・!あ、ああああっ!」 「ふぅー!ふぅー!」 「ひあ、あ、そんな、出しながら、うごい、あ、うあああっ」 「扶桑・・・扶桑・・・」 「だめです、そんな耳元でぇ・・・ささやかないで・・・っあぁ、やああっ!」 さらに数日後 「扶桑・・・」 「はい・・・」 「しばらく出撃は無理ってみんなに伝えておいてくれ・・・」 「私も動けないので無理です・・・」 「すまん、今度からいじるのは控えめにするわ・・・」 「お願いします・・・」 646 :名無しさん@ピンキー:2013/09/29(日) 01 55 21.06 ID it8jbfJ0 もういっちょ 鳳翔「ん・・・、はぁ・・・提督・・・」 「だめ、こんなこと、だめ・・・なのに・・・」 提督の洗濯物から顔を離すことができない 朝寝ぼけていた彼に抱きしめられてから、身体の疼きが、とまらなくて・・・ 気分転換の洗濯のはずだったのに、こんな・・・ 「ん・・・すぅ・・・んっ」 思いっきり、彼の匂いを吸い込む。 愛しい人の匂いに、頭がくらくらする こんな姿を見られたら、幻滅されてしまうかもしれない ・・・でも、とめられない・・・とまらない 「はぁ・・・はぁ・・・少し・・・だけ・・・」 想い人の肌着を抱え込みながら自らの秘部に指を這わせる すでにとろりと蜜をたたえたそこに、指がくちゅり、と呑み込まれていく 「あ、あぁ、ん、ふぅ・・・っ!んぁ、ぁ・・・」 自分の指を、彼の物と思いこみながら中をかき混ぜていく 「あ、あ、っあ、はう、あ、んくっ、あ、んんんっ!」 彼の匂いに包まれながら、熱を、昂ぶりを求めて浅ましくもだえる おかあさんだとか、正妻とか言われているけれど、私だってただの、女で 好きな人に愛される妄想を、止められないのです 「ごめんなさい、ごめんなさい、ていとく・・・わたし・・・わたし・・・あ、ああぁ、あ、んぅっ、んんんんんん~~~っ!」 ・・・達してしまいました・・・あの人の服を、こんなによごして・・・ 「はぁ・・・はぁ・・・提督・・・」 ・・・早く、片づけてしまおう・・・こんなところをほかの人に見られたりしたら・・・ ガタッ 「!?」 (日記はここで止まっている、後半部分は破り捨てられているようだ)