約 25,247 件
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/220.html
2013年6月16日 姉妹ページ「南欧ミステリ邦訳一覧」も作成しました(2013年6月17日)。「ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧」も作成しました(2013年7月22日)。 2014年8月追記:「ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧」、「中南米ミステリ邦訳一覧」も作成しました。 Index スウェーデン(1)戦前の邦訳 (2)1950年代の邦訳 (3)マルティン・ベック・シリーズの邦訳(1971年~1979年) (4)マルティン・ベック以後、ヴァランダー警部以前 (5)ヴァランダー警部シリーズの邦訳開始(2001年) (6)ヴァランダー警部以後、《ミレニアム》以前 (7)《ミレニアム》の邦訳(2008年・2009年) (8)《ミレニアム》以後の邦訳 デンマーク ノルウェー アイスランド フィンランド 北欧の少年少女向けミステリ スウェーデン 日本での邦訳紹介の順に並べている。「ヴァランダー警部以後、《ミレニアム》以前」などの区分を便宜的に使ったが、これも日本での邦訳紹介の時期を基準にしたものであり、作品発表時期を基準にしたものではないことにご注意ください。 (1)戦前の邦訳 S・A・ドゥーゼ(Samuel A. Duse、1873-1933)書誌は省略。小酒井不木によって日本に紹介され、私立探偵レオ・カリング・シリーズの長編『スミルノ博士の日記』『生ける宝冠』『夜の冒険』『スペードのキング』『四枚のクラブ一』などが訳されている。『スミルノ博士の日記』は1963年に宇野利泰による新訳も出ている(東都書房《世界推理小説大系》第5巻)。 邦訳状況については小酒井不木研究サイト「奈落の井戸」内「S・A・ドゥーゼ研究所」およびミステリのデータベースサイト「Aga-Search」の「S・A・ドゥーゼ」のページが詳しい。 フランク・ヘラー(Frank Heller、1886-1947)「コリン探偵」(『新青年』1924年7月号[5巻8号]、pp.198-221、浅野玄府訳、著者名表記「フランク・ヘラー」) 「エムプレス・オブ・オセアニア号」(『新青年』1931年9月号[12巻12号]、pp.264-277、浅野玄府訳、著者名表記「フランク・ヘルラア」)怪盗紳士フィリップ・コリン・シリーズの短編が2編邦訳されている。フィリップ・コリンおよび作者のフランク・ヘラーについての詳細は当サイト内の「シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(2) 北欧編」。 (2)1950年代の邦訳 マリカ・スチールンステット(Marika Stiernstedt、1875-1954)『巴里の女テロリスト』(伊東鍈太郎訳、クラルテ社、1951年) 『占領軍将校殺人事件』(道本清一郎訳、『探偵倶楽部』1953年10月号[4巻10号]、pp.234-270、著者名表記「M・スチールンステット」) 『占領軍将校殺人事件』は表紙では「特異な探偵長篇」とされている。目次では「パリの悲劇!民衆の反抗!北欧女流作家の大力作一挙に発表!!」。本文最初のページでは以下のように紹介されている。 スカンジナビヤ半島の産んだ偉大な閨秀作家として、女史の名は、既に日本にも紹介されているが、作の翻訳されたのは、これが最初である。これは、探偵小説ではないかも知れない。しかし、探偵小説以上のスリルと昂奮に充ちている深みのある心理小説として、充分に、これは、本誌読者を満足させるだろう。 (3)マルティン・ベック・シリーズの邦訳(1971年~1979年) マイ・シューヴァル(Maj Sjöwall、1935- )&ペール・ヴァールー(Per Wahlöö、1926-1975) マルティン・ベック・シリーズ(発表1965年~1975年、全10作、邦訳はすべて高見浩訳) 01 『ロゼアンナ』 角川文庫、1975年 / 【新訳】『ロセアンナ』角川文庫、2014年9月(柳沢由実子訳) 02 『蒸発した男』 角川文庫、1977年 / 【新訳】『煙に消えた男』角川文庫、2016年3月(柳沢由実子訳) 03 『バルコニーの男』 角川文庫、1971年 04 『笑う警官』 角川文庫、1972年 / 【新訳】角川文庫、2013年9月(柳沢由実子訳) 05 『消えた消防車』 角川文庫、1973年 06 『サボイ・ホテルの殺人』 角川書店、1975年 / 角川文庫、1982年5月 07 『唾棄すべき男』 角川書店、1976年 / 角川文庫、1982年11月 08 『密室』 角川書店、1976年 / 角川文庫、1983年1月 09 『警官殺し』 角川書店、1978年 / 角川文庫、1983年3月 10 『テロリスト』 角川書店、1979年 / 角川文庫、1983年4月 ※『笑う警官』は1971年、アメリカ探偵作家クラブのエドガー賞最優秀長編賞受賞 その他 ペール・ヴァールー『爆破予告』(高見浩訳、角川文庫、1982年10月) マイ・シューヴァル&トーマス・ロス『グレタ・ガルボに似た女』(木村由利子訳、角川文庫、1993年11月)トーマス・ロス(Tomas Ross、1944- )はオランダの推理作家。オランダ推理作家協会(1986年~)の創設の主導者で、会長も務めた。本名はウィレム・ホーヘンドールン(Willem Hogendoorn)。1980年ごろから政治小説やサスペンス小説を発表し始め、オランダ推理作家協会賞を1987年、1996年、2003年の3度受賞。 『グレタ・ガルボに似た女』は1990年にスウェーデンの出版社から刊行された。この作品はそれぞれが一章ずつ書き、その原稿を粗訳とともに相手に送り、送られた方がそれに自分なりに手を加えてまた翻訳をつけて送り返すという方式で執筆されたもので、完成までに3年かかったという。マイ・シューヴァルは夫のペール・ヴァールーが1975年に死去して以来創作から遠ざかっており、『グレタ・ガルボに似た女』は15年ぶりの新作となった。 (4)マルティン・ベック以後、ヴァランダー警部以前 オッレ・ヘーグストランド(Olle Högstrand、1933-1994)『マスクのかげに』(高見浩訳、TBS出版会 《北欧ミステリ・シリーズ》、1977年9月) - 1971年シャーロック賞 K・アルネ・ブルム(カール・アルネ・ブルム)(K. Arne Blom、1946- )『真実の瞬間』(吉野美恵子訳、角川書店、1979年9月) - 1974年シャーロック賞 ヤーン・エクストレム(Jan Ekström、1923-2013)『誕生パーティの17人』(後藤安彦訳、創元推理文庫、1987年1月) - 「スウェーデンのカー」と呼ばれる作家の1975年の作品 K=O・ボーネマルク(シェル=ウーロフ・ボーネマルク)(Kjell-Olof Bornemark、1924-2006)『さらば、ストックホルム』(平賀悦子、柳沢重也訳、中公文庫、1987年7月) - 1982年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀新人賞、1982年シャーロック賞 ヤン・ギルー(Jan Guillou、1944- )『白夜の国から来たスパイ』(三木宮彦訳、ティビーエス・ブリタニカ、1995年12月) - 1986年発表開始の人気スパイ小説シリーズの第9作(1994年発表) シャスティン・エークマン(Kerstin Ekman、1933- )『白い沈黙』(澤村灌訳、講談社文庫、1998年8月) - 1993年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞 シャーロック賞(Sherlock-priset)はスウェーデンの新聞『エクスプレッセン』が年間最優秀ミステリに授与していた賞。ちなみに『笑う警官』はこの賞の1968年の受賞作である。 K・アルネ・ブルムは国際推理作家協会の会長も務めた人物。2009年にスウェーデン推理作家アカデミーの巨匠賞を受賞している。ヤーン・エクストレムは1997年にスウェーデン推理作家アカデミーの巨匠賞を受賞している。 ヤン・ギルーの邦訳はほかに『エリックの青春』(柳沢由実子訳、扶桑社、2006年6月、著者名表記「ヤン・ギィユー」)があるが、これは自伝的青春小説。 (5)ヴァランダー警部シリーズの邦訳開始(2001年) ヘニング・マンケル(Henning Mankell、1948- ) ヴァランダー警部シリーズ(すべて創元推理文庫、柳沢由実子訳) 01 『殺人者の顔』 2001年1月 Mördare utan ansikte (1991) 1991年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞、1992年ガラスの鍵賞 02 『リガの犬たち』 2003年4月 Hundarna i Riga (1992) 03 『白い雌ライオン』 2004年9月 Den vita lejoninnan (1993) 04 『笑う男』 2005年9月 Mannen som log (1994) 05 『目くらましの道』【上下巻】 2007年2月 Villospår (1995) 1995年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞、2001年英国推理作家協会ゴールド・ダガー賞 06 『五番目の女』【上下巻】 2010年8月 Den femte kvinnan (1996) 07 『背後の足音』【上下巻】 2011年7月 Steget efter (1997) 08 『ファイアーウォール』【上下巻】 2012年9月 Brandvägg (1998) 09 『霜の降りる前に』【上下巻】 2016年1月 Innan frosten (2002) シリーズ外作品(ミステリ) 『タンゴステップ』【上下巻】(柳沢由実子訳、創元推理文庫、2008年5月) Danslärarens återkomst (2000) 『北京から来た男』【上下巻】(柳沢由実子訳、東京創元社、2014年7月 / 創元推理文庫、2016年8月) ヘニング・マンケルはほかに児童文学『少年のはるかな海』(菱木晃子訳、偕成社、1996年6月)、『炎の秘密』(オスターグレン晴子訳、講談社、2001年11月)(2002年、産経児童出版文化賞・大賞受賞)、『炎の謎』(オスターグレン晴子訳、講談社、2005年2月)の邦訳がある。 (6)ヴァランダー警部以後、《ミレニアム》以前 リサ・マークルンド(リザ・マークルンド)(Liza Marklund、1962- )『爆殺魔(ザ・ボンバー)』(柳沢由実子訳、講談社文庫、2002年7月、著者名表記「リサ・マークルンド」) - 1998年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀新人賞 『ノーベルの遺志』【上下巻】(久山葉子訳、創元推理文庫、2013年11月、著者名表記「リザ・マークルンド」) - 2013年第1回ペトローナ賞受賞(イギリスで英訳出版された北欧ミステリの年間最優秀作に与えられる賞) ホーカン・ネッセル(Håkan Nesser、1950- )『終止符(ピリオド)』(中村友子訳、講談社文庫、2003年5月) - 1994年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞 カーリン・アルヴテーゲン(Karin Alvtegen、1965- )『喪失』(柳沢由実子訳、小学館文庫、2005年1月) - 2001年ガラスの鍵賞 『罪』(柳沢由実子訳、小学館文庫、2005年6月) ←これがデビュー作 『裏切り』(柳沢由実子訳、小学館文庫、2006年9月) 『恥辱』(柳沢由実子訳、小学館文庫、2007年11月) 『影』(柳沢由実子訳、小学館文庫、2009年11月) 『満開の栗の木』(柳沢由実子訳、小学館文庫、2013年1月) 『バタフライ・エフェクト』(ヘレンハルメ美穂訳、小学館文庫、2015年5月) アンデシュ・ルースルンド(Anders Roslund、1961- )&ベリエ・ヘルストレム(Börge Hellström、1957- )『制裁』(ヘレンハルメ美穂訳、ランダムハウス講談社、2007年7月) - 2005年ガラスの鍵賞『制裁』(ヘレンハルメ美穂訳、ハヤカワ・ミステリ文庫 、2017年2月) ※「著者本人による改稿を反映した決定版」 『ボックス21』(ヘレンハルメ美穂訳、ランダムハウス講談社、2009年4月) 『死刑囚』(ヘレンハルメ美穂訳、武田ランダムハウスジャパン、2011年1月) 『三秒間の死角』【上下巻】(ヘレンハルメ美穂訳、角川文庫、2013年10月) - 2009年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞、2011年英国推理作家協会インターナショナル・ダガー賞 アンデシュ・ルースルンド(Anders Roslund、1961- )&ステファン・トゥンベリ『熊と踊れ』【上下巻】(ヘレンハルメ美穂、羽根由訳、ハヤカワ・ミステリ文庫 、2016年9月) オーサ・ラーソン(Åsa Larsson、1966- )『オーロラの向こう側』(松下祥子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2008年8月) - 2003年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀新人賞 『赤い夏の日』(松下祥子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2008年10月) - 2004年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞 『黒い氷』(松下祥子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2009年5月) (7)《ミレニアム》の邦訳(2008年・2009年) スティーグ・ラーソン(Stieg Larsson、1954-2004) 01 『ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女』【上下巻】 ヘレンハルメ美穂、岩澤雅利訳 早川書房、2008年12月 / ハヤカワ・ミステリ文庫、2011年9月 2006年ガラスの鍵賞 02 『ミレニアム 2 火と戯れる女』【上下巻】 ヘレンハルメ美穂、山田美明訳 早川書房、2009年4月 / ハヤカワ・ミステリ文庫、2011年11月 2006年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞 03 『ミレニアム 3 眠れる女と狂卓の騎士』【上下巻】 ヘレンハルメ美穂、岩澤雅利訳 早川書房、2009年7月 / ハヤカワ・ミステリ文庫、2011年12月 2008年ガラスの鍵賞 (8)《ミレニアム》以後の邦訳 カミラ・レックバリ(Camilla Läckberg、1974- )『氷姫(こおりひめ) エリカ パトリック事件簿』(原邦史朗訳、集英社文庫、2009年8月) 『説教師 エリカ パトリック事件簿』(原邦史朗訳、集英社文庫、2010年7月) 『悪童 エリカ パトリック事件簿』(富山クラーソン陽子訳、集英社文庫、2011年3月) 『死を哭(な)く鳥 エリカ パトリック事件簿』(富山クラーソン陽子訳、集英社文庫、2012年4月) 『踊る骸(むくろ) エリカ パトリック事件簿』(富山クラーソン陽子訳、集英社文庫、2013年4月) 『人魚姫 エリカ パトリック事件簿』(富山クラーソン陽子訳、集英社文庫、2014年1月) 『霊の棲む島 エリカ パトリック事件簿』(富山クラーソン陽子訳、集英社文庫、2014年10月) 『死神遊び エリカ パトリック事件簿』(富山クラーソン陽子訳、集英社文庫、2016年6月) ラーシュ・ケプレル(Lars Kepler 夫妻作家)(Alexander Ahndoril、1967 - / Alexandra Coelho Ahndoril、1966- )『催眠』【上下巻】(ヘレンハルメ美穂訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2010年7月) 『契約』【上下巻】(ヘレンハルメ美穂訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2011年7月) 『交霊』【上下巻】(岩澤雅利、羽根由訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2013年12月) ヨハン・テオリン(Johan Theorin、1963- )『黄昏に眠る秋』(三角和代訳、ハヤカワ・ミステリ、2011年4月 / ハヤカワ・ミステリ文庫、2013年3月) - 2007年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀新人賞 『冬の灯台が語るとき』(三角和代訳、ハヤカワ・ミステリ、2012年2月) - 2008年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞、2009年ガラスの鍵賞、2010年英国推理作家協会インターナショナル・ダガー賞 『赤く微笑む春』(三角和代訳、ハヤカワ・ミステリ、2013年4月) 『夏に凍える舟』(三角和代訳、ハヤカワ・ミステリ1905、2016年3月) インゲル・フリマンソン(Inger Frimansson、1944- )『グッドナイト マイ・ダーリン 悪女ジュスティーヌ 1』(佐宗鈴夫訳、集英社文庫、2011年7月) - 1998年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞 『シャドー・イン・ザ・ウォーター 悪女ジュスティーヌ 2』(佐宗鈴夫訳、集英社文庫、2011年8月) - 2005年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞 アルネ・ダール(Arne Dahl、本名Jan Arnald、1963- )『靄(もや)の旋律 国家刑事警察特別捜査班』(ヘレンハルメ美穂訳、集英社文庫、2012年9月) モンス・カッレントフト(Mons Kallentoft、1968- )『冬の生贄』【上下巻】(久山葉子訳、創元推理文庫、2013年3月) 『天使の死んだ夏』【上下巻】(久山葉子訳、創元推理文庫、2013年10月) 『秋の城に死す』【上下巻】(久山葉子訳、創元推理文庫、2015年12月) カーリン・イェルハルドセン(Carin Gerhardsen、1962- )『お菓子の家』(木村由利子訳、創元推理文庫、2013年6月) 『パパ、ママ、あたし』(木村由利子訳、創元推理文庫、2014年3月) 『子守唄』(木村由利子訳、創元推理文庫、2015年6月) ヴィヴェカ・ステン(Viveca Sten、1959- )『静かな水のなかで』(三谷武司訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2013年11月) 『夏の陽射しのなかで』(三谷武司訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2014年1月) 『煌めく氷のなかで』(三谷武司訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2014年3月) イェンス・ラピドゥス(Jens Lapidus、1974- )『イージーマネー』(土屋晃、小林さゆり訳、講談社文庫、2013年11月) アレクサンデル・セーデルベリ(Alexander Söderberg、1970- )『アンダルシアの友』(ヘレンハルメ美穂訳、ハヤカワ・ミステリ1879、2014年1月) M・ヨート(Michael Hjorth、1963- )&H・ローセンフェルト(Hans Rosenfeldt、1964- )『犯罪心理捜査官セバスチャン』【上下巻】(ヘレンハルメ美穂訳、創元推理文庫、2014年6月) 『模倣犯 犯罪心理捜査官セバスチャン』【上下巻】(ヘレンハルメ美穂訳、創元推理文庫、2015年1月) アンデシュ・デ・ラ・モッツ(Anders de la Motte、1971- )『監視ごっこ』(真崎義博訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2014年7月) 『炎上投稿』(真崎義博訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2015年6月) アンナ・ヤンソン『消えた少年』(久山葉子訳、創元推理文庫、2014年10月) 『死を歌う孤島』(久山葉子訳、創元推理文庫、2015年3月) ヨアキム・サンデル『スパイは泳ぎつづける』(ヘレンハルメ美穂、中村有以訳、ハヤカワ文庫NV、2014年12月) クリスティーナ・オルソン『シンデレラたちの罪』(ヘレンハルメ美穂訳、創元推理文庫、2015年8月) エメリー・シェップ『Ker(ケール) 死神の刻印』(ヘレンハルメ美穂訳、集英社文庫、2015年11月) ダヴィド・ラーゲルクランツ『ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女』【上下巻】(ヘレンハルメ美穂、羽根由訳、早川書房、2015年12月) カミラ・グレーベ&オーサ・トレフ『心理療法士ベリマンの孤独』(茅律子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2016年3月) カタリーナ・インゲルマン=スンドベリ『犯罪は老人のたしなみ』(木村由利子訳、創元推理文庫、2016年9月) シッラ・ボリリンド&ロルフ・ボリリンド『満潮』【上下巻】(久山葉子訳、創元推理文庫、2016年10月) ステファン・アーンヘム『顔のない男 刑事ファビアン・リスク』(堤朝子訳、ハーパーコリンズ・ジャパン ハーパーBOOKS、2016年10月) ◆短編の邦訳 ※見落とし多数と思われる アンナ・ヤンソン(Anna Jansson、1958- )「あなたの肌を感じる」(久山葉子訳、『ミステリーズ!』vol.53、2012年6月) - Jag känner din hud アンナ・ヤンソンは2007年のガラスの鍵賞候補者。 ◆スウェーデン・ミステリの日本語訳がアメリカで自費オンデマンド出版されている? ヘレナ・ブリンク(Helena Brink ※ペンネーム)『ある日、死体が浮上した』(藤尾D千恵子訳、CreateSpace Independent Publishing Platform、2011年2月[amazon.co.jpのデータでは2010年]) 米国amazonの子会社「CreateSpace」の自費オンデマンド出版サービスを通じて販売されているようだ。米国amazonの商品ページで中身の一部が見られる。日本のamazonにも商品情報が登録されているが、購入不可。あらすじは読める(日本amazonの商品ページ)。 原典はスウェーデンで1998年に出版されたヘレナ・ブリンク『I Stilla Lantlig Frid』(1999年版の表紙)。2004年にはドイツでドイツ語訳『Der leiseste Verdacht』が出版されている(2004年版、2005年版)。 ヘレナ・ブリンクは2000年に第2作『Ur dunkla djup』を発表しており、こちらも『Die Ruhe vor dem Sturm』のタイトルでドイツ語訳されている。 ◆おまけ:スウェーデンのSF・ホラー小説 サム・J・ルンドヴァル(Sam J. Lundwall、1941- )『2018年 キング・コング・ブルース』(汀一弘訳、サンリオSF文庫、1981年8月) - 近未来SF P・C・ヤシルド(P.C. Jersild、1935- )『洪水のあと』(山下泰文訳、岩波書店、1986年8月) - 近未来SF 『生きている脳』(菅原邦城訳、人文書院、1991年10月) - 近未来SF ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト(John Ajvide Lindqvist、1968- )『MORSE モールス』【上下巻】(富永和子訳、ハヤカワ文庫NV、2009年12月) - 「スウェーデンのスティーヴン・キング」と呼ばれる作家のヴァンパイア・ホラー デンマーク カルロ・アンダーセン(Carlo Andersen)『遺書の誓い』(遺書の誓ひ)(吉良運平[渡辺芳夫]訳、オリエント書房 現代欧米探偵小説傑作選集1、1947年1月) アーナス・ボーデルセン(Anders Bodelsen、1937- )『轢き逃げ人生』(岩本隼訳、TBS出版会 《北欧ミステリ・シリーズ》、1979年9月、著者名表記「アネルス・ボーデルセン」) 『罪人(つみびと)は眠れない』(隅田たけ子訳、角川文庫、1981年1月) 『殺人にいたる病』(村田靖子訳、角川文庫、1981年12月) 『蒼い迷宮』(村田靖子訳、角川文庫、1988年1月) ポウル・ウロム(Poul Ørum、1919-1997)『沈黙の証言』(岡崎晋訳、講談社文庫、1981年3月) イサク・ディネセン(Isak Dinesen、本名Karen Blixen[カレン・ブリクセン]、1885-1962)『復讐には天使の優しさを』(横山貞子訳、晶文社 ディネーセン・コレクション4、1981年12月、著者名表記「アイザック・ディネーセン」) ペーター・ホゥ(Peter Høeg、1957- )『スミラの雪の感覚』(染田屋茂訳、新潮社、1996年2月) - 1993年デンマーク推理作家アカデミー パレ・ローゼンクランツ賞(国内外最優秀長編賞)、1993年ガラスの鍵賞 『ボーダーライナーズ』(今井幹晴訳、求龍堂、2002年8月) ユッシ・エーズラ・オールスン(Jussi Adler-Olsen、1950- )《特捜部Q》シリーズ『特捜部Q 檻の中の女』(吉田奈保子訳、ハヤカワ・ミステリ、2011年6月 / ハヤカワ・ミステリ文庫、2012年10月) 『特捜部Q キジ殺し』(吉田薫、福原美穂子訳、ハヤカワ・ミステリ、2011年11月 / ハヤカワ・ミステリ文庫、2013年4月) 『特捜部Q Pからのメッセージ』(吉田薫、福原美穂子訳、ハヤカワ・ミステリ、2012年6月 / ハヤカワ・ミステリ文庫【上下巻】、2013年12月) - 2010年デンマーク推理作家アカデミー ハラルド・モーゲンセン賞(最優秀長編賞)、2010年ガラスの鍵賞 『特捜部Q カルテ番号64』(吉田薫訳、ハヤカワ・ミステリ、2013年5月 / ハヤカワ・ミステリ文庫【上下巻】、2014年12月) 『特捜部Q 知りすぎたマルコ』(吉田薫訳、ハヤカワ・ミステリ、2014年7月 / ハヤカワ・ミステリ文庫【上下巻】、2016年6月) 『特捜部Q 吊された少女』(吉田奈保子訳、ハヤカワ・ミステリ1901、2015年11月) その他『アルファベット・ハウス』(鈴木恵訳、ハヤカワ・ミステリ1900、2015年10月) ロデ・ハマ(Lotte Hammer、1955- )&セーアン・ハマ(Søren Hammer、1952- )(兄妹作家)『死せる獣(けだもの) 殺人捜査課シモンスン』(松永りえ訳、ハヤカワ・ミステリ、2012年5月) A・J・カジンスキー(A. J. Kazinski)(Anders Rønnow Klarlund 1971- & Jacob Weinreich 1972- )『ラスト・グッドマン』【上下巻】(岩澤雅利訳、ハヤカワ文庫NV、2012年6月) サラ・ブレーデル(Sara Blædel、1964- )『見えない傷痕』(高山真由美訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2012年8月) レナ・コバブール(Lene Kaaberbøl、1960- )&アニタ・フリース(Agnete Friis)『スーツケースの中の少年』(土屋京子訳、講談社文庫、2013年7月) - 2009年デンマーク推理作家アカデミー ハラルド・モーゲンセン賞(最優秀長編賞) クリスチャン・モルク(Christian Mørk、1966- )『狼の王子』(堀川志野舞訳、ハヤカワ・ミステリ1876、2013年10月) ※英語版とデンマーク語版の両方を本人が執筆している エーリク・ヴァレア(Erik Valeur、1955- )『7人目の子』【上下巻】(長谷川圭訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2014年10月) - 2012年デンマーク推理作家アカデミー ハラルド・モーゲンセン賞(最優秀長編賞)、2012年ガラスの鍵賞 エルスベツ・イーホルム(Elsebeth Egholm、1960- )『赤ん坊は川を流れる』(木村由利子訳、創元推理文庫、2015年2月) 『過去を殺した女』(木村由利子訳、創元推理文庫、2016年6月) シュテフェン・ヤコブセン(Steffen Jacobsen、1956- )『氷雪のマンハント』(北野寿美枝訳、ハヤカワ文庫NV、2015年4月) トーマス・リュダール(Thomas Rydahl、1974- )『楽園の世捨て人』(木村由利子訳、ハヤカワ・ミステリ1915、2017年1月) - 2015年デンマーク推理作家アカデミー ハラルド・モーゲンセン賞(最優秀長編賞)、2015年ガラスの鍵賞 ミケール・カッツ・クレフェルト(Michael Katz Krefeld、1966- )『凍てつく街角』(長谷川圭訳、ハヤカワ・ミステリ1916、2017年2月) 関連書籍(原語は英語)デイヴィッド・ヒューソン『キリング』全4巻(山本やよい訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2013年1月~4月)デンマークの大ヒットミステリドラマをイギリスの作家が小説化したもの。 アーナル・ボーデルセンは2003年にデンマーク推理作家アカデミーよりパレ・ローゼンクランツ名誉賞を贈られている。(現在までに、受賞者はアーナス・ボーデルセンのみ) アイザック・ディネーセンは近年は「イサク・ディネセン」とカタカナ表記されることが多い(アイザック・ディネーセンは英語読み)。『復讐には天使の優しさを』は1944年にデンマークで出版された作品。当時は、「フランス人のピエール・アンドレゼル(Pierre Andrézel)の作品をデンマーク語訳したもの」として刊行された。なおイサク・ディネセンはそれまでは英語で創作活動をしており、『復讐には天使の優しさを』は初めてデンマーク語で書き下ろした作品だった。邦訳書巻末解説によれば原書の裏表紙には、この物語の持つ芸術的・知的雰囲気はエドガー・アラン・ポーやロバート・ルイス・スティーヴンスン、ステイン・リヴァートンらを思わせる、との紹介文が書かれていたそうだ。当時の北欧でのステイン・リヴァートン(=スヴェン・エルヴェスタ)の知名度と評価の高さが伺える。 サラ・ブレーデルはデビュー長編(未訳)で2005年のデンマーク推理作家アカデミー最優秀新人賞を受賞。 短編のみ邦訳 パレ・ローゼンクランツ(Palle Rosenkrantz、1867-1941)短編「嫉妬」(『新青年』1932年新春増刊号[13巻3号]、pp.347-355、訳者名記載なし) - ノンシリーズ作品 短編「理にかなった行動」(『ハヤカワミステリマガジン』2010年11月号、pp.24-33、服部理佳訳) - アイジル・ホルスト警部補シリーズ ターゲ・ラ・コーア(Tage la Cour、1915-1993)短編「サンタ殺し」(『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン』1959年12月号、pp.11-16、稲葉由紀訳、著者名表記「ターゲ・ラ・クール」) パレ・ローゼンクランツはデンマーク最初のミステリ作家とされる人物。20世紀初頭から、コペンハーゲン警察のアイジル・ホルスト警部補が活躍するシリーズを発表した。詳細は「シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(2) 北欧編」。 ターゲ・ラ・コーアは『ミステリマガジン』1972年11月号~1973年12月号にハラルド・モーゲンセン(Harald Mogensen、1912-2002、ミステリ編集者)との共著の『殺人読本 絵で見るミステリ史』が翻訳連載されている。訳者は隅田たけ子。おそらく、英訳版『The Murder Book An Illustrated History of the Detective Story』(1971年)を翻訳したものだろう。原著は1969年にデンマークで出版された『Mordbogen kriminal- og detektivhistorien i billeder og tekst』である。 パレ・ローゼンクランツとハラルド・モーゲンセンはのちにデンマーク推理作家アカデミーが主催する賞の名前にもなった。 未刊に終わったデンマーク・ミステリ 《現代欧米探偵小説傑作選集》はカルロ・アンダーセン『遺書の誓い』(遺書の誓ひ)の1冊しか出なかった。全30巻が予定されており、カルロ・アンダーセンの作品はほかに『三つのジョーカー』(De tre jokere)、『荘園の秘密』(Politiet beder os efterlyse)、『決定的な証拠』(Det afgørende bevis)の刊行が予告されていた。またほかにデンマークからは、ニールス・メイン(Niels Meyn、1891-1957)の『海浜ホテルの殺人』(Mysteriet i Sandkroen)、『失われた急行列車』(Toget der forsvandt)、オットー・シュライヒ(Otto Schrayh)の『死の放送』(Midnats-Samtalerne)が刊行される予定だった。(全30巻の予定ラインナップ) ミステリ以外の作品が邦訳されているミステリ作家 早川書房から児童向けファンタジー小説2冊(『秘密が見える目の少女』『ディナの秘密の首かざり』)が刊行されているリーネ・コーバベル(Lene Kaaberbøl、1960- )は、Agnete Friisとの共著のミステリー小説『Drengen i kufferten』で2009年にデンマーク推理作家アカデミーのハラルド・モーゲンセン賞(最優秀長編賞)を受賞。この作品をリーネ・コーバベル自身が英訳した『The Boy in the Suitcase』はバリー賞最優秀新人賞、ストランド・マガジン批評家賞最優秀新人賞の候補になった。 また、児童文学『マリアからの手紙』が訳されているグレーテリース・ホルム(Gretelise Holm、1946- )は2000年にデンマーク推理作家アカデミーの最優秀新人賞を受賞しており、その後ガラスの鍵賞(北欧最優秀ミステリ賞)にも2度ノミネートされている。 関連事項 ターゲ・ラ・コーア&ハラルド・モーゲンセン『殺人読本 絵で見るミステリ史』によると、1944年のノーベル文学賞受賞者であるヨハネス・ヴィルヘルム・イェンセンが1904年に発表した『Madame d Ora』(『マダム・ドラ』、未訳)はミステリ小説だそうだ。この作家は邦訳が何作かあるが、その中に『科学小説 世界の始め』(光成信男訳、聚芳閣、1924年)という本があって少々気になる(未見)。 ノルウェー スヴェン・エルヴェスタ(Sven Elvestad、筆名Stein Riverton[ステイン・リヴァートン]、1884-1934)短編「グランド・ホテル怪事件」(『新青年』1936年夏季増刊号[17巻10号]、p.446-467、雨石矢兵訳、著者名表記「スヴェン・エルヴェシュタット」) 『怪盗』(荒井詩夢訳、新東京社、1946年12月20日発行、197ページ、著者名表記「S・エルヴェスタード」)探偵アスビョルン・クラーグ・シリーズの長短編。あらすじなどは「シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(2) 北欧編」。 ベルンハルト・ボルゲ(Bernhard Borge、本名André Bjerke、1918-1985)『夜の人』(片岡啓治訳、ハヤカワ・ミステリ、1960年) - ポケミスの最初の北欧作品。2015年2月にヨルン・リーエル・ホルスト『猟犬』が出るまで、「ポケミス唯一のノルウェー作品」であった。 ユン・ミシェレット(Jon Michelet、1944- )『北海の狩人』(大森洋子訳、二見文庫、1991年6月) アンネ・ホルト(Anne Holt、1958- )『女神の沈黙』(柳沢由実子訳、集英社文庫、1997年7月) 『土曜日の殺人者』(柳沢由実子訳、集英社文庫、1997年11月) - 1994年リヴァートンクラブ(ノルウェー推理作家協会)ゴールデンリボルバー賞(=リヴァートン賞)(最優秀ミステリ賞) 『悪魔の死』(柳沢由実子訳、集英社文庫、1999年1月) 『凍える街』(枇谷玲子訳、創元推理文庫、2014年12月) 『ホテル1222』(枇谷玲子訳、創元推理文庫、2015年9月) トム・エーゲラン(Tom Egeland、1959- )『狼の夜 TV局ハイジャック』【上下巻】(アンデルセン由美訳、扶桑社ミステリー、2008年2月) ジョー・ネスボ(Jo Nesbø、1960- )刑事ハリー・ホーレ・シリーズ『コマドリの賭け』【上下巻】(井野上悦子訳、ランダムハウス講談社、2009年2月) シリーズ第3作 『スノーマン』【上下巻】(戸田裕之訳、集英社文庫、2013年10月) シリーズ第7作 『ザ・バット 神話の殺人』(戸田裕之訳、集英社文庫、2014年8月) シリーズ第1作 - 1997年リヴァートンクラブ ゴールデンリボルバー賞(=リヴァートン賞)、1998年ガラスの鍵賞 『ネメシス 復讐の女神』【上下巻】(戸田裕之訳、集英社文庫、2015年7月) シリーズ第4作 『悪魔の星』【上下巻】(戸田裕之訳、集英社文庫、2017年2月) シリーズ第5作 その他『ヘッドハンターズ』(北澤和彦訳、講談社文庫、2013年10月) 『ザ・サン 罪の息子』【上下巻】(戸田裕之訳、集英社文庫、2016年8月) 『その雪と血を』(鈴木恵訳、ハヤカワ・ミステリ1912、2016年10月) カーリン・フォッスム(Karin Fossum、1954- )『湖のほとりで』(成川裕子訳、PHP文芸文庫、2011年5月、著者名表記「カリン・フォッスム」) - 1996年リヴァートンクラブ ゴールデンリボルバー賞(=リヴァートン賞)、1997年ガラスの鍵賞 『晴れた日の森に死す』(成川裕子訳、創元推理文庫、2016年9月) トマス・エンゲル(Thomas Enger、1973- )『瘢痕』(公手成幸訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、2014年9月) ヨルン・リーエル・ホルスト(Jørn Lier Horst、1970- )『猟犬』(猪股和夫訳、ハヤカワ・ミステリ1892、2015年2月) - 2012年リヴァートンクラブ ゴールデンリボルバー賞(=リヴァートン賞)、2013年ガラスの鍵賞 サムエル・ビョルク(Samuel Bjørk、1969- )『オスロ警察殺人捜査課特別班 アイム・トラベリング・アローン』(中谷友紀子訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2016年12月) ノルウェーの推理作家協会の名称「リヴァートンクラブ」はスヴェン・エルヴェスタの筆名のステイン・リヴァートンに由来する。 ベルンハルト・ボルゲはリヴァートンクラブがミステリ界に貢献した作家らに不定期に授与するリヴァートンクラブ名誉賞の初回(1973年)の受賞者。森英俊編著『世界ミステリ作家事典 本格派篇』(国書刊行会編、1998年)でも扱われている。 関連書籍 ヨナス・リー(Jonas Lie、1833-1908)短編集『漁師とドラウグ』(中野善夫訳、国書刊行会、1996年8月)表題作は長野きよみの訳で『ミステリマガジン』1985年8月号にも掲載、その後アンソロジー『ロアルド・ダールの幽霊物語』(ハヤカワ・ミステリ文庫、1988年12月)に収録 ノルウェーの国民的作家による幻想・怪奇小説集。なお、カルロ・アンダーセンが『遺書の誓い』で1939年の北欧ミステリコンテストのデンマークの優勝者になった際、ノルウェーの優勝者はヨナス・リー(筆名 Max Mauser、1899-1945)だったが、生没年を見れば分かる通りこれは別人である。このときのスウェーデンの優勝者はWaldemar Hammenhög、フィンランドの優勝者はミカ・ワルタリ。 アイスランド イルサ・シグルザルドッティル(Yrsa Sigurðardóttir、1963- )『魔女遊戯』(戸田裕之訳、集英社文庫、2011年2月) アーナルデュル・インドリダソン(Arnaldur Indriðason、1961- )『湿地』(柳沢由実子訳、東京創元社、2012年6月 / 創元推理文庫、2015年5月) - 2002年ガラスの鍵賞 『緑衣の女』(柳沢由実子訳、東京創元社、2013年7月 / 創元推理文庫、2016年7月) - 2003年ガラスの鍵賞、2005年英国推理作家協会ゴールド・ダガー賞 『声』(柳沢由実子訳、東京創元社、2015年7月) ヴィクトル・アルナル・インゴウルフソン(Viktor Arnar Ingólfsson、1955- )『フラテイの暗号』(北川和代訳、創元推理文庫、2013年11月) フィンランド マウリ・サリオラ(Mauri Sariola、1924-1985)『ヘルシンキ事件』(牧原宏郎訳、TBS出版会 《北欧ミステリ・シリーズ》、1979年7月) - 1969年フランス冒険小説大賞 ペンッティ・キルスティラ(Pentti Kirstilä、1948- )『過去よさらば』(篠原敏武訳、新樹社、2000年12月) レーナ・レヘトライネン(Leena Lehtolainen、1964- )『雪の女』(古市真由美訳、創元推理文庫、2013年1月) - 1997年フィンランド・ミステリ協会 推理の糸口賞(最優秀ミステリ賞) 『氷の娘』(古市真由美訳、創元推理文庫、2013年9月) 『要塞島の死』(古市真由美訳、創元推理文庫、2014年5月) マッティ・ロンカ(Matti Rönkä、1959- )『殺人者の顔をした男』(古市真由美訳、集英社文庫、2014年6月) サラ・シムッカ(Salla Simukka、1981- )『ルミッキ 1 血のように赤く』(古市真由美訳、西村書店、2015年7月) 『ルミッキ 2 雪のように白く』(古市真由美訳、西村書店、2015年10月) 『ルミッキ 3 黒檀のように黒く』(古市真由美訳、西村書店、2015年12月) ティモ・サンドベリ(Timo Sandberg、1946- )『処刑の丘』(古市真由美訳、東京創元社、2017年2月) - 2014年フィンランド・ミステリ協会 推理の糸口賞(最優秀ミステリ賞) 関連書籍(原語はフィンランド語)ソフィ・オクサネン『粛清』(上野元美訳、早川書房、2012年2月)「翻訳ミステリー大賞シンジケート」の「書評七福神の二月度ベスト発表!」(2012年3月15日)で川出正樹氏が2月のベストに挙げている。 関連書籍(原語は英語)ハンヌ・ライアニエミ(Hannu Rajaniemi、1978- )『量子怪盗』(酒井昭伸訳、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ、2012年10月 / ハヤカワ文庫SF、2014年3月)フィンランド出身で、フィンランド語と英語でSF小説を発表している作家のSF長編。この長編ではフランス探偵小説の影響をとりいれたと作者が語っており(26to50 ワールドSF特集 アンケート ハンヌ・ライアニエミ)、青年探偵のイジドールというキャラクターが登場するなど、随所でモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパン・シリーズが意識されている(イジドールはルパン・シリーズの長編『奇巌城』に登場する探偵)。 『複製王子』(酒井昭伸訳、新☆ハヤカワ・SF・シリーズ、2015年8月)『量子怪盗』の続編。 ジェイムズ・トンプソン(James Thompson、1964-2014)『極夜 カーモス』(高里ひろ訳、集英社文庫、2013年2月) 『凍氷』(高里ひろ訳、集英社文庫、2014年2月) 『白の迷路』(高里ひろ訳、集英社文庫、2014年12月) 『血の極点』(高里ひろ訳、集英社文庫、2016年1月)フィンランド在住のアメリカ人ミステリ作家がフィンランドを舞台にして英語で書いたミステリ・シリーズ。作者は1998年からフィンランドで暮らし、現地の女性と結婚し、フィンランド語を流暢に話すという。2014年、急逝。 未刊に終わったフィンランド・ミステリ フィンランド・ミステリの古典としては、ミカ・ワルタリ(Mika Waltari、1908-1979)のパルム警部シリーズがある(1939年、1940年、1962年発表の全3作)。1940年の作品『パルム警部の誤算』(Komisario Palmun erehdys)は、1947年に創刊された日本の翻訳ミステリ叢書《現代欧米探偵小説傑作選集》の第19巻で『死の戯れ』として刊行の予定だったが、前述の通りこの叢書は最初の1冊しか刊行されず、パルム警部シリーズはいまだに邦訳がない(全30巻の予定ラインナップ)。 なおミカ・ワルタリの作品の邦訳には、紀元前14世紀のエジプトを舞台にした歴史小説『ミイラ医師シヌヘ』(木原悦子訳、小学館、1994年7月、抄訳)がある。この作品は飯島淳秀の訳で『エジプト人』というタイトルでも訳されており、1950年に岡倉書房より上下巻で刊行、1958年に平凡社の世界名作全集第34巻に収録され、1960年には角川文庫より上中下巻で刊行されている。 フィンランドのスウェーデン語ミステリ フィンランドではフィンランド語とともにスウェーデン語も公用語になっている(スウェーデン語の使用者は人口の数%)。『ノキア 世界最大の携帯電話メーカー』(柳沢由実子訳、日経BP社、2001年10月)の著者の1人であるスウェーデン系フィンランド人ジャーナリストのスタファン・ブルーン(Staffan Bruun、1955- )はミステリ作家でもあり、スウェーデン語でミステリを発表している(邦訳なし)。 ムーミンの作者のトーベ・ヤンソン(Tove Jansson、1914-2001)もフィンランドのスウェーデン語作家。大人向け作品も書いており、『誠実な詐欺師』(冨原眞弓訳、筑摩書房、1995年12月 / ちくま文庫、2006年7月)は広義のミステリといえる作品だそうだ。 北欧の少年少女向けミステリ スウェーデン アストリッド・リンドグレーン(Astrid Lindgren、1907-2002)の《名探偵カッレくん》シリーズ(1946年~1953年、全3作、すべて邦訳あり ※最新の出版物のみ示す)新版『名探偵カッレくん』(尾崎義訳、岩波少年文庫、2005年2月) 新版『カッレくんの冒険』(尾崎義訳、岩波少年文庫、2007年2月) 新版『名探偵カッレとスパイ団』(尾崎義訳、岩波少年文庫、2007年5月) オーケ=ホルムベリイ(Åke Holmberg、1907-1991)の《私立探偵スベントン》シリーズ(1948年~1973年、全9作、うち邦訳5作)邦訳は5冊とも、眉村卓文、ビヤネール多美子訳、講談社、1973年私立探偵スベントン1 『ストックホルムのひまなし探偵』 - Ture Sventon, privatdetektivオーケ=ホルムベルイ『迷探偵スベントン登場』(眉村卓・ビヤネール多美子竹俣 共訳、講談社、1971年9月)と同一作品 私立探偵スベントン2 『北極怪盗とさばくの怪職人』 - Ture Sventon i öknen 私立探偵スベントン3 『ねことり怪人と地下室ギャング』 - Ture Sventon i London 私立探偵スベントン4 『デパート怪人はにおいなし』 - Ture Sventon i varuhuset 私立探偵スベントン5 『おばけ屋敷と四つの怪事件』 - Ture Sventon i spökhuset ※短編集 マッティン・ビードマルク(Martin Widmark、1961- )の《ラッセとマヤのたんていじむしょ》シリーズ(2002年~、25作以上、うち邦訳6作)ラッセとマヤのたんていじむしょ 『ダイヤモンドのなぞ』(枇谷玲子訳、主婦の友社、2009年1月) ラッセとマヤのたんていじむしょ 『ミステリーホテルの怪』(枇谷玲子訳、主婦の友社、2009年1月) ラッセとマヤのたんていじむしょ 『サーカスのどろぼう』(枇谷玲子訳、主婦の友社、2009年3月) ラッセとマヤのたんていじむしょ 『カフェ強盗団』(枇谷玲子訳、主婦の友社、2009年3月) ラッセとマヤのたんていじむしょ 『恐怖のミイラ』(枇谷玲子訳、主婦の友社、2009年7月) ラッセとマヤのたんていじむしょ 『なぞの映画館』(枇谷玲子訳、主婦の友社、2009年7月) スウェーデン推理作家アカデミーでは1976年から1980年にかけて児童向けミステリーを対象とする賞を設けており、1977年にはアストリッド・リンドグレーンの《名探偵カッレくん》シリーズ、1980年にはオーケ=ホルムベリイの《私立探偵スベントン》シリーズが受賞している。ちなみに、アストリッド・リンドグレーンはカーリン・アルヴテーゲンの母方の大おば(母方の祖父の妹)に当たる。 邦訳書『迷探偵スベントン登場』は「共訳」となっているが、巻末コメントによれば、ビヤネール多美子がスウェーデン語から翻訳し、それを眉村卓が英訳本を参考にしつつ読みやすいものにしたもの。 マッティン・ビードマルクはスウェーデンで「子供たちのアガサ・クリスティー」と呼ばれる人気作家。 デンマーク イエンス・K・ホルム(Jens K. Holm、本名Bengt Janus、1921-1988)の《探偵キムと仲間たち》シリーズ(1957年~1973年、全25作、うち邦訳10作)ちょうど今月(2013年6月)、40年ぶりのシリーズ新作『Kim vender tilbage』(探偵キムの帰還)が別の作家により発表されたらしい(参照)。探偵キムシリーズ1 『探偵キムと仲間たち』(石渡利康訳、評論社、1975年 / 評論社てのり文庫、1988年12月) 探偵キムシリーズ2 『探偵キムと盗まれた宝』(石渡利康訳、評論社、1976年1月 / 評論社てのり文庫、1989年2月) 探偵キムシリーズ3 『探偵キムと消えた警官』(石渡利康訳、評論社、1976年4月 / 評論社てのり文庫、1989年4月) 探偵キムシリーズ4 『探偵キムと作られた幽霊』(石渡利康訳、評論社、1976年5月 / 評論社てのり文庫、1989年10月) 探偵キムシリーズ5 『探偵キムと崖屋敷の秘密』(石渡利康訳、評論社、1976年7月 / 評論社てのり文庫、1989年11月) 探偵キムシリーズ6 『探偵キムと海べの足跡』(石渡利康訳、評論社、1976年9月) 探偵キムシリーズ7 『探偵キムと青いオウム』(石渡利康訳、評論社、1976年10月) 探偵キムシリーズ8 『探偵キムと港祭り事件』(石渡利康訳、評論社、1977年3月) 探偵キムシリーズ9 『探偵キムと二人のスパイ』(石渡利康訳、評論社、1977年4月) 探偵キムシリーズ10 『探偵キムと宝石のありか』(石渡利康訳、評論社、1977年8月) ノルウェー レイフ・ハムレ(Leif Hamre、1914-2007)「青二号-とびだせ」(矢崎源九郎訳、『少年少女新世界文学全集』第27巻[北欧現代編]に収録、講談社、1964年) - Blå 2 – hopp ut! (1958) 『オッター32号機SOS』(山室静訳、あかね書房 国際児童文学賞全集第8巻、1965年) - Otter tre to kaller (1957) フィンランド シニッカ・ノポラ(Sinikka Nopola、1953- )、ティーナ・ノポラ(Tiina Nopola、1955- )(姉妹作家)の《ヘイナとトッスの物語》(1989年~、既刊12巻、うち4作邦訳)ヘイナとトッスの物語1 『麦わら帽子のヘイナとフェルト靴のトッス なぞのいたずら犯人』(末延弘子訳、講談社青い鳥文庫、2005年10月) ヘイナとトッスの物語2 『トルスティは名探偵』(末延弘子訳、講談社青い鳥文庫、2006年8月) ヘイナとトッスの物語3 『大きいエルサと大事件』(末延弘子訳、講談社青い鳥文庫、2007年11月) ヘイナとトッスの物語4 『ヒラメ釣り漂流記』(末延弘子訳、講談社青い鳥文庫、2008年7月) 更新履歴 2013年6月17日:スウェーデン、ヘレナ・ブリンク『ある日、死体が浮上した』追加。スウェーデンの児童向けミステリ、《ラッセとマヤのたんていじむしょ》シリーズ追加。 2013年6月20日:デンマーク、A・J・カジンスキー『ラスト・グッドマン』追加。 2013年7月28日:スウェーデン、マリカ・スチールンステットの『巴里の女テロリスト』と『占領軍将校殺人事件』追加。 2013年8月1日:ノルウェー、レイフ・ハムレの児童向け冒険小説を追加(Twitterを通じての新保博久先生のご教示による) 2013年9月19日:見落としていた《ヘイナとトッスの物語》の第4巻(邦訳2008年)を追加。 ※更新履歴は見落としていた作品を追加した場合にのみ記録しています。新刊は随時追加していますが、ここでは示しません。 関連ページ 非英語圏ミステリ2014年の邦訳出版一覧 北欧のミステリ賞 南欧ミステリ邦訳一覧 ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧 オランダ語圏ミステリ邦訳一覧 ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧 中南米ミステリ邦訳一覧 東アジアミステリ邦訳一覧 東南・南アジアミステリ邦訳一覧 中東ミステリ邦訳一覧 アフリカミステリ邦訳一覧 フランスのミステリ賞受賞作の邦訳一覧 フランス・ミステリ必読30冊(『ミステリマガジン』2003年7月号) フランスミステリベスト100 ポケミス非英語圏作品一覧 創元推理文庫海外ミステリ非英語圏作品一覧 年間ミステリランキング 非英語圏作品一覧 北欧シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(2) 北欧編 北欧・バルト三国で刊行された日本の推理小説/ミステリ 非英語圏ミステリ各種リスト
https://w.atwiki.jp/koccitane/pages/10.html
- 目次を開く 目次を閉じる 格ゲーマー人狼とは 格ゲーマー人狼とは 『格闘ゲーマー初心者人狼』略して『格ゲーマー人狼』 普段は格闘ゲーム界の頂点で活躍する格ゲーマーたち。 彼らは日々、択の読み合いや反射神経を武器として、世界を相手に闘っている。 そんな格闘ゲーム界で名を馳せる格ゲーマー達が深夜に集い、 疲弊してドロドロに溶けた脳みそで、人狼ゲームに挑む。 (人狼ゲームの説明は省きます) 情報を出し合い、提示された情報を論理的に組み立て、人狼を見つけ出していく というのが醍醐味である人狼ゲーム。 一般には、メタ推理(プレイヤーの外部事情・外部情報を使った推理)はご法度と言われるが、 格ゲーマー人狼では、メタ推理、メンタリズム、なぜか鋭すぎる勘など、何でもアリ! この沼とカオスの饗宴に、あなたもハマることでしょう。
https://w.atwiki.jp/toysdrive/pages/58.html
パルテのおつかい 如月六実との出会い 警察との共同戦線 レティの迷推理 六実に近づく闇 六実の闇化を解け! 『アカシア』を目指せ! レティシアの闇化を解け! パルテのおつかい クエスト名 消費体力 WAVE 出現敵色 ドロップ 備考 パルテのおつかい-1 7 3 赤 - - パルテのおつかい-2 7 3 赤 - - パルテのおつかい-3 7 4 赤 - - 如月六実との出会い クエスト名 消費体力 WAVE 出現敵色 ドロップ 備考 如月六実との出会い-1 7 3 緑 - - 如月六実との出会い-2 7 3 緑 - - 如月六実との出会い-3 7 4 緑 - - 警察との共同戦線 クエスト名 消費体力 WAVE 出現敵色 ドロップ 備考 警察との共同戦線-1 7 3 黄 - - 警察との共同戦線-2 7 3 黄 - - 警察との共同戦線-3 7 4 黄 - - レティの迷推理 クエスト名 消費体力 WAVE 出現敵色 ドロップ 備考 レティの迷推理-1 7 3 青 - - レティの迷推理-2 7 3 青 - - レティの迷推理-3 7 4 青 - - 六実に近づく闇 クエスト名 消費体力 WAVE 出現敵色 ドロップ 備考 六実に近づく闇-1 7 3 白 - - 六実に近づく闇-2 7 3 白 - - 六実に近づく闇-3 7 4 白 - - 六実の闇化を解け! クエスト名 消費体力 WAVE 出現敵色 ドロップ 備考 六実の闇化を解け!-1 7 3 黒 - - 六実の闇化を解け!-2 7 3 黒 - - 六実の闇化を解け!-3 8 4 黒 如月六実☆3 - 『アカシア』を目指せ! クエスト名 消費体力 WAVE 出現敵色 ドロップ 備考 『アカシア』を目指せ!-1 8 3 全色 - - 『アカシア』を目指せ!-2 8 3 全色 - - 『アカシア』を目指せ!-3 8 4 全色 - - レティシアの闇化を解け! クエスト名 消費体力 WAVE 出現敵色 ドロップ 備考 レティシアの闇化を解け!-1 9 3 全色 - - レティシアの闇化を解け!-2 9 3 全色 - - レティシアの闇化を解け!-3 9 3 全色 - - レティシアの闇化を解け!-4 10 4 全色 レティシア☆4 -
https://w.atwiki.jp/dangerousss3/pages/244.html
裏決勝戦【旧東京駅】SSその1 【遠藤終赤の見解】 こまね様と拙の推理が正しいならば。 ――世界を崩壊させた殺人犯は、聖槍院九鈴です。 ◆◆◆◆ 【聖槍院九鈴の見解】 わたしのせいだ。 ごめんね父さん。ごめんね母さん。ごめんね九郎。 わたしが、兵器というゴミを掃除できなかったから。 わたしが、核を落としたんだ。 わたしが、父さんと母さんを殺したんだ。 わたしが、ウィルスというゴミを掃除できなかったから。 わたしが、新黒死病を撒き散らしたんだ。 わたしが、九郎を殺したんだ。 ぜんぶわたしのせいなの。 みんなわたしが悪いの。 ごめんね。ごめんね。本当にごめんね。 だから。 そうじしなくちゃ。セカイををキレイにしなくちゃ。 そうじを。そうじを。そうじをそうじをそうじをそうじそうじそうじそうじ…… ◆◆◆◆ ザ・キングオブトワイライト 裏トーナメント 決勝戦 ◆◆◆◆ 聖槍院九鈴の殺人・真相編 ◆◆◆◆ 仮設シャッターで封鎖されていた階段から地下に潜ると、広々とした空間に出る。 ここで、ようやく遠藤終赤は分厚い防護服を脱ぐことができた。 脳細胞の色にも似たグレイの羽織袴が姿を現す。 終赤は袂から探偵帽を取り出し、目深にかぶる。 爆心地に程近く、高濃度汚染区域の直中に遺棄された“旧”東京駅。 だが、閉鎖された地下空間の放射線量はただちに人体に害が出る程ではない。 ゆえに、防護服に妨げられることなく戦闘することが可能だ。 『銀の鈴にて待つ』 簡潔にそう書かれた果し状を、終赤は受け取っていた。 無人の広々とした地下通路の中、八重洲(やえす)方面に歩を進める。 所々壊れて点かない蛍光灯があるものの、通路は明るく寒々とした光に包まれていた。 暫し後、終赤の視界が銀色の巨大な鈴と、床にモップを掛ける九鈴の姿を捉えた。 ガシャガシャガシャガシャリ。 終赤の周りから金属音が響き、四本の矢が飛び来たる。 九鈴が能力《タフグリップ》によってトング固定して物陰に仕込んだ弩(いしゆみ)。 それらが一斉に遠隔解除され、終赤を狙って放たれたのだ。 「ヤアーッ!」 罠の種別と配置は既に推理済み。 終赤は小さく跳ねて回し蹴りを一閃させ、四本の矢を同時に凪ぎ払った。 鋭い瞳で九鈴を見据えたまま静かに着地。 ふわりと広がった袴が、一拍遅れて元通りの形に戻る。 探偵捜査の礎は、証拠と証言を集めて回るための脚である。 厳しい『脚力増強修練』によって鍛え上げられた探偵の脚力は、常人の三倍を誇る。 終赤は蹴撃力に特化した探偵ではない。 だが、20米突(メートル)先の犯人を蹴球(サッカーボール)で現行犯殺害する程度の脚力は備えている。 ◆◆◆◆ 「かんしゃをします。よく来てくれました。――聖槍院流トング道、聖槍院九鈴です」 まるでそこだけ被爆前のように、いや、被爆前以上に綺麗に磨かれたコンコース。 九鈴は葡萄色の袴についた埃を軽く払い、深々とした一礼で終赤を迎えた。 「趣を凝らした歓迎、傷み入ります。――遠下村塾、極右・探偵遠藤終赤です」 探偵帽をとって胸の前に当て、礼を返す。 終赤は、仕掛けてあった罠への皮肉を言葉にしてしまったことを悔やむ。 ――拙はやはりまだ未熟者だ。 「ここはわたしの――」 九鈴は穏やかな笑みを浮かべながら説明した。 「亡き父と母の思い出の場所なのです。 若かりし頃、逢い引きのためによくここを使っていたそうです。 私の名前、九鈴の『鈴』はこの鈴から戴いたんですよ」 そう言って九鈴は、砕け散ったガラスケースに鎮座する銀色の鈴に、そっと掌を添えた。 「亡くなった御両親に勝利を捧げたい――というわけですね」 終赤はかぶり直した探偵帽の鍔を指先でつまみ、やや伏し目がちに言った。 これから終赤が九鈴に与えようとしているのは、敗北よりも残酷な『解決編』なのだ。 「おどろきました。 戦いの中で徐々に伏線を張り、アリバイを潰し、推理を重ねるのが探偵の流儀のはず。 正面切っての真剣勝負に応じていただけるとは思ってませんでしたよ」 九鈴は率直な疑問を口にした。 「貴方は唯の『対戦相手』ではないということです」 答える終赤の鋭い瞳には、推理の光が桜色に輝いていた。 「――お話ししたいことがあります。場所を変えませんか」 「けっこうですよ。此処でお話しください」 九鈴は肩の力を抜き、終赤に先を促した。 ただし、半身に構えた体勢は直ぐにでも戦闘に入れる緊張感を失ってはいない。 「九鈴様は長野にお住まいだったと存じております。 昨年の冬より、長野周辺で不法投棄業者の失踪事件が相次いて起きました。 お聞きになったことはありますでしょうか」 終赤は単刀直入に切り出した。 「はつみみですね」 九鈴は表情を変えずに答える。 「そうでしょう。それらの事件を知る者は少ないのです。 違法行為を働く不逞の輩であり、捜索願い等は出されておりませぬ故。 そして、拙の推理では――彼等は既に死んでいる」 「こわいおなはし。その口調だと……犯人の目星も、ついているのですか」 「――九鈴様は、ゴミを憎んでいる。ゴミを不法投棄する連中もさぞ憎いでしょう」 「それではまるで――。私に動機があるみたいに聞こえますね」 「昨年の11月7日、12月4日そして今年の1月26日の夜。九鈴様は何処に居ましたか?」 終赤は手元の付箋に記されたメモを見ながら聞いた。 多くの失踪事件のうち、終赤とこまねが日付を確定できたのがこの3件だ。 「おぼえてません。たぶん自宅に独りで居たと思います。 ――その時にはもう、弟も親族も全て亡くなっていましたから」 「そう。核によって九鈴様は御両親を失い、新黒死病によって弟殿も失いました。 そして、ゴミを憎む気持ちは、一際強くなっていったのです」 「そのとおりです。だから私はゴミを一掃するため、この大会に参加した」 九鈴は腰に差したふた振りのトングをすらりと抜き放ち、低く構えた。 「行方不明となった者たちは、粉々に解体され山中に撒かれました」 死体消失のトリックも、既に看破済み。 そして、終赤は犯人を特定するための言葉を重ねる。 「人体を解体するのはかなり困難なことですから、特殊な道具も必要になります。 人里離れた山中に、殺人のための凶器と解体のための道具を持ち込むのは難しい。 だからと言って自動車を使えば人目に付く。 しかし、殺害にも解体にも兼用できる道具がひとつだけあります。 それは――トングです」 終赤の指先に、推理エネルギーが集中してゆく。 「犯人はあなただッ!」 終赤の指が九鈴を指し示し、指先から桜色の光が迸る。 必殺の推理光線『一ツ勝』だ! 九鈴は上体を仰け反らせ、辛うじて推理光線の直撃を避ける。 頬を掠めた光線の熱が、一筋の赤黒い熱傷を刻み込む。 「……しょうこはあるの?」 反動で上体を起こしながら、九鈴はトングを突き出し終赤の羽織を掴まんとする。 終赤は姿勢を低くして回避。探偵帽のすぐ傍でトングの歯がガチリと空を噛む。 「トングを鑑識に!」 終赤の三倍脚力による足払いが綺麗に磨かれた床を這って襲い掛かる。 小さく跳躍し蹴撃を飛び越える九鈴。葡萄色の袴と、白い道着の袖が翻る。 「被害者のDNAが検出されるはずです!」 空中の九鈴を狙い、ふたたび『一ツ勝』が放たれる。 左手に持った銀色のトングが推理光線を弾いた。 対探偵戦仕様の鏡面仕上げ特殊トングだ。 推理を高めることで射出される推理光線のエネルギーは真実、すなわち『情報』である。 古典的物理学では『真実は一つ』つまり、情報の伝達速度は無限大と考えられていた。 しかし、相対性理論によって、情報の伝播は光速によって制限されることが明かされた。 ゆえに『一ツ勝』の速度も光速である。 光速の推理光線の軌道を『見て避ける』ことは理論的に不可能。 だが、達人であれば発動モーションを見切ることで対処することが可能なのだ。 ――これは、通常の『対戦相手』との戦闘における推理光線への対抗理論である。 光線の対象が『犯人』、それも『連続殺人犯』であった場合はその限りではない。 いかに予備動作を見切ろうとも、『探偵』と『犯人』の関係性においては意味がない。 『真犯人』に対する推理光線の命中率は十割。必中である。 それが、二度も連続で凌がれた。 これは終赤の推理に、なんらかの瑕疵が潜んでいることを示している。 床を『スマート・ポスト・イット』で剥がして作った盾でトングを防ぎながら検証する。 山中の連続殺人。凶器はトング。動機はゴミへの憎悪。アリバイなし。 やはり全てが九鈴の犯行を示している。 推理光線の出力からも、それが真実であることに疑いはない。 それならば、より大きな枠組みで見落としていることがあるのではないか。 そして、終赤はある可能性に思い至った。 「――自首されたのですね。相手は恐らく――魔人警官、雨竜院雨弓様!」 してやられた。 既に自首済みとあれば『本格(パズラー)』の探偵が解くべき謎はもはや存在しない。 そこからは『警察』や『法廷』あるいは『社会派』の領域だ。 なんたる不様な推理ミスであろうか。 終赤は高く跳躍して天井を掴み、天井全体を引き剥がして九鈴の上に落とす。 薄く剥がされた天井は、天に向けたトングの一突きで容易く破られた。 もとよりこの天井落としは本筋を隠すためのミス・ディレクションに過ぎない。 九鈴の視界を遮った一瞬で、終赤は姿を消した。 解決編をしくじった挙句に逃げ出すとは探偵としてあるまじき恥辱! だが、終赤は自ら迷宮入りすることで『本格』の領域に舞台を戻す必要があったのだ。 ◆◆◆◆ カツ、カツ、カツ。 床をトングで叩き、反響によって探索を行う九鈴。 すぐに床の厚みが不自然に薄くなっている箇所を発見し、トングで突き破る。 床の裏側には、終赤が開けた穴が隠されていた。 床面を『スマート・ポスト・イット』で剥がして薄くし蹴り破ったのだ。 剥がした部分を貼り直すことで床面は元に戻る。 終赤の能力ならではの脱出トリックである。 九鈴が床下に降りると、そこは電気室だった。 ロッカールームのように電気盤が立ち並び、ブゥンと低い唸りをあげている。 床を数度トングで叩き、周囲の状況を確認する。 ひとまず終赤は距離を取ることを優先し、罠を仕掛けてはいないようだ。 床に積もった埃には、多数の真新しい足跡が残されていた。 大会スタッフが試合会場設営のために電力の再供給作業を行ったのだろう。 つぶさに床の足跡を見た九鈴は、その中から終赤の足跡を見出した。 足跡は素直に出口の扉へ向かい、室外に出て行ったようだ。 固く施錠されていたはずの重い金属扉は、九鈴が押すと簡単に開いた。 終赤が錠の周囲を付箋化して強度を下げた上で破壊開錠していたのだ。 錠前破りも探偵の基本技能。 廃偵令で身分を失ったために、卑しいピッキング強盗に身を落とした探偵も多い。 扉の外は地下鉄への連絡通路。 東西に延びる通路の、両方向の天井がポスト・イット破壊されている。 終赤が東西いずれに逃げたのか、容易には判らない。 九鈴は崩れ落ちて瓦礫と化して床面に散乱している天井の様子を慎重に観察する。 終赤は西方向、東京メトロ丸ノ内線へと向かったと九鈴は判断した。 僅かなゴミ状態の差異を見極める鋭い清掃者眼力! いや、恐らくそれだけではないだろう。 終赤は完全な逃亡を果たすことを望んでいるわけではないのだ。 天井破壊によるミス・ディレクションは推理が整うまでの時間稼ぎに過ぎない。 巧みなトリックで隠蔽された本筋も、注意深い思考によって見破ることが可能な構成。 それが『本格』のフェアプレイである。 丸ノ内線に向かう通路は、ショッピングモールとなっていた。 被爆した際に商品もそのままに遺棄されたため、盗難によって荒らされている。 終赤の移動痕跡は一旦ブティックへと立ち寄っているようだ。 変装衣装でも調達したのだろうか。 通路を抜けた九鈴は地下鉄ホームへの階段を下ってゆく。 階段の途中の壁にピンク色の付箋が一枚、貼られてるのを九鈴は見つけた。 付箋には走り書きで、九鈴へのメッセージがしたためられていた。 『九鈴様へ。銀の鈴での決着を拒否してしまい申し訳ない。 あのまま戦えば拙の負けだったでしょう。 最も深い迷宮にてお待ちしております。――終赤』 終赤の足取りは地下鉄ホームから線路軌道上に降りている。 電車――九鈴は嫌なことを思い出したが、すぐに頭を振って気持ちを切り替えた。 みなさんもTONGUのことは忘れてあげてください。 駅構内の電源は復旧しているが、まさか電車は来ないだろう。 念のため、九鈴は持ち手が絶縁された検電トングで第三軌条(電源レール)を改める。 走行用電力の供給はないことを確認。 自走式車両が来る可能性は否定できないが、少なくとも通常車両が来ることはない。 ふと壁面を見ると、あきらかに不自然な出っ張りがあったので、九鈴は剥がしてみる。 付箋化されていた壁は簡単に剥がれ、中から巨大なオカダンゴムシが襲ってきた。 放射線の影響で体長1.2米突に巨大化している! ワラジムシ亜目は、甲殻類の中で唯一陸上生活に完全適応したグループである。 ザリガニ、サワガニ、ヤシガニなど、陸上で活動可能な甲殻類は決して少なくない。 しかし、それらの甲殻類が酸素を取り入れる手段は、依然として鰓呼吸である。 体内に保持した水を利用して大気中でも呼吸可能だが、乾燥への耐性は極めて低い。 だが、ワラジムシ類は、腹肢に白体(偽気管)と呼ばれる呼吸器官を有する。 これは昆虫の気管と同様に拡散によって酸素を体内へと取り込む器官なのだ。 オカダンゴムシも明治時代に移入がしてきた外来(が依頼)種なので殺すと付箋 『壁の裏にいたのでプレゼントします――終赤』 ◆◆◆◆ むー、これは九鈴ちゃん宛のプレゼントと言うより、僕宛に見えるなぁ。 僕は驚いた。 まさか『作者』宛に賄賂を贈ることで勝敗を捻じ曲げようとするなんて。 紅蓮寺工藤との因縁から、終赤ちゃんには無自覚なメタ認識が多少残っているのかな? 思わず探偵大勝利SSを書いてしまいそうになる素晴らしいプレゼントだった。 甲殻類ヤッター! 終赤ちゃんありがとう! だけどごめんね。やっぱり僕はうちの子に勝ってもらいたいんだ。 さて、紅蓮寺戦でもないのに僕が出てくるのは良くないことなので消えますね。 でも消える前に、みなさんに言っておきたいことがあります。 それはトリニティのことです。 みなさんは……人類はもっと、トリニティをかかないといけないと思うのです。 SS……イラスト……ゆるふわ四コマ……そういったものを……。 僕はトリニティが大好きです。大好きな理由はカワイイだからです。 このSSにもナントカ自然な展開で登場させようと色々と悩みました。 結局うまい展開は思いつかず、このような形になったことを許してください。 トリニティカワイイヤッター! トリニティのどこがカワイイなのか説明する必要あります? ありますね? 三人の全くタイプが異なるカワイイ女の子が ◆◆◆◆≡≡≡≡≡≡ ◆◆◆◆ <グシャリ 終赤は線路を進み、隧道(トンネル)の中へと入っていったようだ。 暗い隧道の中を進む九鈴。前方の信号表示は赤だが、油断はできないだろう。 その信号の向こうの線路上に、うつ伏せに倒れている人影がある。 暗くて見えにくいが、羽織袴に探偵帽――遠藤終赤と同じ服装だ。 明らかに怪しい。九鈴は線路面と壁面を何度もトングで叩き罠を探索する。 罠が仕掛けられている気配はない。 しかし、奇妙な点がひとつ。倒れている人物の体重が軽すぎるのだ。 『スマート・ポスト・イット』による複製体であろうか。 いや、厚みは通常の人間と変わらない。 九鈴は懐から投擲用トングを取り出して投げつける。 探偵帽にトングが突き刺さり、その首がゴロリと取れた。マネキンだ。 ブティックから運んだマネキンに、終赤は自分の服を着せて線路上に転がした。 マネキンと終赤の体格差は『スマート・ポスト・イット』で剥がし調整している。 危ないところだった。 迂闊にマネキンに近づいていたら、九鈴は無形の罠に嵌っていた。 何故ならば、場外信号の据え付けられている箇所は『停車場』の端部。 つまり、人形のあった場所は『駅構外』であり近づけば即場外負けだったのだ。 夜間清掃用の、電灯付きトングで照らして暗い足元をよく観察する。 終赤が駅から離れる『下り』の足跡はモルタル床面の埃の上に判りやすく残されている。 さらによく見れば、レールの金属部に駅へ戻る『上り』の足跡が微かに見て取れる。 古典的な足跡トリックだ。 九鈴も足跡を追ってホームへと戻る。 レール上の足跡は、オカダンゴムシが封じられていた壁の付近で途絶えていた。 壁面の薄い箇所を探ってトングで突き破る。 終赤がポスト・イット壁破壊通過した向こう側には、もうひとつの地下迷宮があった。 ◆◆◆◆ 終赤が決戦の地として選んだ場所は、電気・ガス・水道の配管スペースである。 旧東京駅本体に寄り添い、血管の如く張り巡らされてインフラを供給する。 増改築を繰り返して伸びていった配管のための狭い管廊は、複雑な迷宮となっている。 駅職員や施工業者ですらも、その構造を全て理解してはいない。 この『最も深い迷宮』の全貌を知る者は、探偵のみである。 西南戦争に敗れた後も、攘夷派の探偵は地下に潜って反政府活動を続けていた。 だが、探偵の脅威を重く見た政府によって、彼らは徐々に追い詰められていく。 そして最後には皇居にほど近い手掘りの塹壕にて、集団割腹によって果てた。 その後、彼らの屍を塗り固めるようにして建設されたのが東京駅である。 探偵にとって東京駅は、忌まわしき敗北記念碑だった。 管廊に入った九鈴は、まず配管のインフラ供給状態をトングで触診した。 電灯をつけるための電力と水道は供給されているが、ガスは止まったままだ。 光ケーブル等の通信線が生きているかどうかはトングではわからない。 そして、水道管には異常がみられた。管内を大量の水が流れている。 どこかで終赤が水を使っているのだろう。九鈴は水の流れを追って行った。 ◆◆◆◆ 複雑に入り組んだ管廊を下ってゆくと、その最深部は水没していた。 ポスト・イット破断された水道管より轟々と水が噴出している。 その傍らには、遠藤終赤。 噴き出しているのは水ではない。志半ばに割腹して果てた探偵達の無念の血涙である。 既に水位は、終赤の腰まで達していた。 ブティックから調達した白いブラウスとホットパンツに着替えている。 ブラウスは水に濡れ、桜吹雪の探偵彫りと、胸に巻いた晒(さらし)が透けて見える。 胸に巻かれた晒は、その膨らみを包み隠し拒絶するように、固く巻かれていた。 探偵道は綺麗事ではないことは終赤も承知している。 必要ならば、この二つの膨らみを利用する恥知らずな行為も終赤は厭わないだろう。 だが、本格探偵の矜持として、それは最後の手段としたいのだ。 「改めて、遠藤終赤――参ります!」 「うけてたちます。聖槍院の名に賭けて!」 終赤は隙のない伏線に沿って右脚をあげ、その場で強く床面を蹴った。 震脚! 水柱が小柄な終赤の背丈よりも高く上がる! 振動で既に付箋化されていた壁面と天井が剥がれ、九鈴に降り注ぐ。 今度はミス・ディレクションではなく本筋の伏線! 人ひとりがやっと通れる狭い管廊で周囲を崩して九鈴の動きを封じ、必殺の推理光線! 九鈴は崩れるコンクリート塊を甘んじてその身で受け、推理光線は鏡面トングで防御! だが、推理光線の出力が高い! 光線の桜色が、その華やかさをさらに増してゆき……鏡面トングが融けだした! 鏡面トングがまさに融け落ちんとするその時。 九鈴が懐から新たに取り出したトングが光を放つ。掃除光線! 掃除光線に目を焼かれた終赤は、推理光線の標的を見失った。 夜間清掃用トングの高輝度LED電灯だ! LED懐中電灯は割とヤバいので直視してはいけない! 水中から九鈴が跳躍し、上空より襲い掛かる。 空中の九鈴を狙って終赤の対空推理光線! トングで側部配管を掴み、跳躍軌道を変化させて回避! 推理光線を撃ち終え真っ直ぐに伸びきった右手を漆黒のトング『カラス』が狙う! 終赤は素早く右手を引き、左手の虫眼鏡で『カラス』を弾く! 終赤は逆に間合いを詰めて九鈴にタックル! 二人はもつれて水中に倒れ込む! 水中戦を想定してない九鈴は圧搾酸素トングを持ってないので水没すれば普通に死ぬ! 桜色の光が弾ける! 密着状態での零距離(ゼロきょり)推理光線! 伏線(たいせい)が十分でないため必殺の威力はないが、連続して食らえばそのうち死ぬ! 太腿のホルダーから小型トングを手に取り、終赤のほっぺを挟んで痛烈に引っ張る! やわらかい終赤のほっぺたがむにゅーっと餅のように伸びる! しかし終赤は痛みに耐え手は離さない! 推理光線を連射する! 零距離推理光線! 零距離推理光線! 零距離推理光線! 零距離推理光線! 九鈴の口から吐かれた血が水中にイカスミの如く広がる! ゴキリ。 鈍い音がして終赤の肩が脱臼! 九鈴がトングの柄で圧迫して関節をはずしたのだ。 トング道整体術と犠牲者解体で身に付けた的確な人体理解に基づくサブミッション破壊! 九鈴は終赤を蹴り剥がし、水中から脱した。 「漸(ようや)く、伏線(みず)が張り終わりました」 終赤も立ち上がり、動かぬ左腕の肩を押さえながら宣言する。 既に水位は終赤の胸近い。 そして、その高さに配線されているのは――六千六百ボルトの高圧電線! 厚い被覆で絶縁された高圧線は水没しても直ちに漏電するわけではない、が――! 終赤は『スマート・ポスト・イット』で被覆を剥がして薄くした! 即座に絶縁破壊漏電! 水中に高圧電撃が走る! 激しい閃光! 轟く放電音! 九鈴は轟音の中に、亡き弟の声を聞いたような気がした……。 ◆◆◆◆ ほとんど動かぬ右半身を引きずりながら、這うように暗闇のホームへ登る。 漏電によってブレーカーが作動し、旧東京駅は闇に包まれた。 停電用の非常照明も蓄電池が既に放電していて点らない。 九鈴は咄嗟にトングで金属管を掴み接地(アース)することで、高圧電流を逃がした。 致命的な心臓通電こそ回避できたが、電撃で負った損傷は甚大だ。 漏電個所にいた終赤は当然即死。だが試合終了の宣言はない。 おそらく『スマート・ポスト・イット』による複製体だったのだろう。 複製体の厚みから考えて、残された『本体』の厚みは一割程度か。 相手は一割の厚み、自分は体の五割が動かない――計算上は楽勝だ。 九鈴は脳内算数ジョークで己を奮い立てた。 ひゅっ。風を切る音。天井に張り付いていた終赤本体が上から来た! 九鈴は左手の『カラス』でホーム床を掴み、腕一本の力で自分自身を投げ飛ばす。 一筋の眩しい桜色が暗闇を裂き、推理光線が九鈴の右腕の肘から先を斬り飛ばした。 どうせ動かぬ腕、ないほうが体が軽くなって良い。九鈴渾身の脳内ジョーク! 推理光線の射程は1米突。『カラス』の持ち手から先の長さは80糎(センチ)。 体格差を考慮しても尚、推理光線の間合いが広い。 九鈴の肉体損耗は著しく、まともな回避動作は望めない。 相手の得物が物理武器であれば、トング白刃取りで距離的不利を覆せよう。 だが、いかに聖槍院流トング道と言えども光線を掴むことはできない。 (テンコウセイだ……。テンコウセイならば奴を倒せる……) 『カラス』を杖にして壊れかけの身体を無理やり起こして立ち上がる九鈴。 ぼやける視界に、終赤の指先へと集中してゆく桜色の光が映る。 ほどけそうになる精神を集中して繋ぎとめる。『カラス』の嘴先が淡い緋色の光を放つ。 終赤が摺り足でじりじりと間合いを詰める。 先に技を放ったのは九鈴! 一瞬遅れて終赤も必殺技を繰り出す! 聖槍院流奥義『テンコウセイ』! 緋色の軌跡を描いて『カラス』が翔ぶ! 推理光線『一ツ勝』! 終赤の指先から桜色の光が奔る! 『カラス』が終赤の腹部を貫き、終赤の薄い体を壁に縫い付けた。 『一ツ勝』が九鈴の眉間を砕き、九鈴は意識を失い床に崩れ落ちた。 聖槍院流奥義『テンコウセイ』。天の狗(いぬ)の星と書く。 トングで大地を噛み、その反動を用いて射出する最後の手段だ。 本来、中国における『天狗(テンコウ)』は凶兆を示す流星を意味していた。 この言葉が日本に渡り、いつしか天駆ける山の怪の名となった。 終赤は『スマート・ポスト・イット』を発動。対象は腹に刺さったトング『カラス』。 壁を『タフグリップ』で噛み込み固定された『カラス』を薄く剥がし、身体を引き抜く。 腹部貫通程度の掠り傷で怯む探偵など存在するわけがない。 床に伏して動かない九鈴に歩み寄り、終赤は人差し指を立てて伏線を構えた。 (拙の勝ちです。とどめの……推理……光……せ……!?) 終赤の視界が歪み、激しい頭痛と吐き気が襲ってくる。 眩暈は激しさを増し、立っていることもままならず終赤は仰向けに倒れた。 これは一体!? 九鈴は、駅周辺の汚染区域で『カラス』の先に放射性物質を掻き集めていた。 そして、終赤の身体を貫いた瞬間、その体内で解放したのだ。 『タフグリップ』で高濃度に濃縮された放射性物質による直接内部被曝! 急性放射線障害の確定的影響が即座に現れ、意識を保つことすら困難を極める! 一瞬早く命中した『テンコウセイ』のため、『一ツ勝』の入りは浅かった。 終赤の意識が濁るのと入れ替わりに、九鈴が意識を取り戻す。 幽鬼の如くゆらりと立ち上がり、壁に刺さった『カラス』を引き抜く。 緋色の光が、揺れながら終赤に近づいてくる。 終赤は朦朧としながら、この後の展開を推理した。 もし、こまね様と拙の推理が正しいならば――拙にはもはや勝機はない。 終赤には、偽名探偵こまねから託された卑劣な策があった。 使いどころを誤らなければ確実に勝利できるであろう恥知らずな策が。 しかし、既に機会は逸してしまっている。 ここでそれを使おうとも、おそらく九鈴を倒すことはできないはずだ。 だが、もし推理に瑕疵があったとしたら。 その場合に限れば、終赤が勝利する可能性がないとは言えない。 相手の心の最も脆き処を狙う卑劣。己の推理に瑕疵あることを願う惰弱。 叔父上、拙は本当に探偵なのでしょうか。 されど、勝機が残されていながらに諦めるのもまた探偵にあらず。 終赤は叔父の形見の虫眼鏡を構え、刃物の如く尖ったその柄を自らの胸に突き刺した。 「いたいよぅ……くるしいよぅ……」 終赤の胸に仕込まれていた偽名探偵こまねの『音玉』が割れた。 シャボン玉の中に封じられていた音が解放される。 「くろうの……こえ……だ……?」 九鈴の動きが止まった。 収集した資料に基づいたこまねの演技は、まさに九鈴の弟、聖槍院九郎そのものだった。 続いて終赤は右胸の『音玉』を突き破る。 「たすけて……ねえちゃん……」 掠れるような弱々しい声。 九鈴の目から涙がぼろぼろと零れ落ちた。 その表情から険しさと鋭さが消え失せ、弟の身を案じる優しく悲しい姉の顔となった。 真っ白な闇に包まれた九鈴の精神世界が弟の声により、かすかに色を取り戻したのだ。 「ごめんね……くろう……。いたいよね……くるしいよね……」 横たわる終赤へと、力なく歩を進める九鈴。 戦闘中であることも忘れた九鈴の目には、病に苦しむ弟の姿しか映っていなかった。 いまや九鈴の精神は、最愛の弟を失ったあの夜の中に居た。 終赤は指先に推理を集中し、九鈴の接近を待ち受ける。 指先に桜色の光が集まってゆく。 だが、そのエネルギーの高まりが、逆説的に推理の正しさと終赤の敗北を示唆していた。 「いま……たすけるね……」 うわごとのように呟きながら、推理光線の射程内に九鈴が入った。 推理光線『一ツ―― ずぐり。 終赤の喉に、緋色の光を纏った漆黒のトング『カラス』が突き立てられた。 こまねと終赤の推理通り、九鈴の精神世界を破壊した殺人犯は、九鈴本人であった。 病に苦しむ最愛の弟を苦しみから救うため、九鈴はその手で九郎の命を奪った。 核によって漂白され、脆く危うくなった九鈴の心は、そこで完全に壊れてしまった。 あの夜、九郎にしたのと同じように、遠藤終赤の喉にトングを突き刺した九鈴。 終赤の喉から噴き出した血が、九鈴の白い道着を染める。 道着に咲いた鮮血の花弁は水で滲んでその色を淡くし、柔らかい桜色となった。 そして、あの夜をなぞるように――。 ふたたび九鈴の精神世界から色が喪われ、九鈴は意識を失った。 九鈴は、核を落としていない。 九鈴は、父と母を殺していない。 九鈴は、新黒死病を撒き散らしていない。 だが、九鈴は、弟の九郎を自らの手で殺めた。 それが、聖槍院九鈴の壊れた世界に残された、たった一つの真実であった。 (了) このページのトップに戻る|トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/author/pages/145.html
有栖川有栖をお気に入りに追加 くちこみリンク1 #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット キャッシュ 使い方 サイト名 URL くちこみリンク2 #technorati 報道 寝屋川で有栖川有栖、綾辻行人、今村昌弘ら人気ミステリー作家が来るイベントが開催されるみたい。抽選締切は12/15 - 寝屋川つーしん 発売たちまち重版決定! 話題沸騰中のミステリ&ホラー、横溝賞受賞作『虚魚』(そらざかな)著者・新名智さんインタビュー - カドブン 「土砂降りの中でも職質検挙」 職務質問〈永世名人〉〈神〉が見せた実力 - goo.ne.jp エンタメ文芸誌『メフィスト』が、会員制読書クラブに。編集長が語る、前例のないサービスの狙いとは - ダ・ヴィンチニュース 7人の作家による7匹の猫の物語にハマる——『猫はわかっている』 - GetNavi web 書泉ラノベランキング:10月の首位は「SAO」 アニメも人気の「異世界食堂」 ‘なろう系”「俺は星間国家の悪徳領主!」も - MANTANWEB(まんたんウェブ) 鴨乃橋ロンの禁断推理:有栖川有栖が推薦「ここに面白い本格ミステリーがあるよ」 「REBORN!」天野明の探偵ミステリー - MANTANWEB(まんたんウェブ) 窪田正孝の一番好きな作品は? “家族”を命がけで守るリーダーから切ない純愛ミステリーまで【#ファンに聞いてみた】(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【11月20日(土)15時~ 村山由佳さん自宅からオンライン猫配信!】 - 文春オンライン 綾辻行人氏、有栖川有栖氏、辻村深月氏ら選考委員絶賛、第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作『虚魚(そらざかな)』10/22発売 - PR TIMES 人気作家4人が語らい「ミステリ作家たちの横顔展」 - 佐賀新聞 年に3度花が咲く霊木に、バブル期に行方不明になったキツネのほこら…歴史ある大阪の坂道「天王寺七坂」の不思議(まいどなニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 電車が走れば、物語が動き出す。「鉄道小説5選」 - カドブン 「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」をリニューアル! 「カクヨム」にも応募窓口を開設、「カクヨム賞」を創設します! - カドブン 閉ざされた空間で、事件は起きる。傑作揃いの「クローズド・サークル5選」 - カドブン 愛猫家の作家・村山由佳さんが猫たちと生出演!ライブ配信イベント参加券付き書籍をhonto本の通販サイトで独占販売! - PR TIMES トラウマ級の恐怖の中に想像力を養うメッセージが――親子でゾクっとできる「怪談えほん」シリーズ - ダ・ヴィンチニュース 過去の名作をエンタメ感度の高い新世代に向け、時代の空気感にフィットした“読まれ方”を提案し「令和の“新刊”」として贈る徳間文庫・復刊専門レーベル「トクマの特選!」始動 - PR TIMES 創作の“落描き”ずらり 「ミステリ作家たちの横顔展」 佐賀市の山口亮一旧宅 - 佐賀新聞 良き導き手と共に読むことこそ正攻法! 名著100冊のツボを解説する“最強ブックガイド” - 文春オンライン 架空の南の島舞台「クローズド・サークル小説」 有栖川有栖『孤島パズル』 - 西日本新聞 「小説現代」編集長・河北壮平が語る、小説の未来 「外に開いていく革命へと意識を転換するようになった」(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ミステリー作家の魅力、再発見 30人がA4判の「落書き」出展 県内5カ所、巡回展示 /佐賀 - 毎日新聞 2021年9月29日発売の幻冬舎新書|幻冬舎新書・これから出る本|幻冬舎編集部 - gentosha.jp 新たな恐怖絵本が誕生! 有栖川有栖が初めて手がけた絵本『おろしてください』がコワおもしろい - ダ・ヴィンチニュース 令和ミステリ界のフロントランナー・伊吹亜門、最新小説の舞台は満州!『幻月と探偵』8月30日より発売中! - PR TIMES シリーズ累計100万部突破! 『屍人荘の殺人』シリーズ最新作、今村昌弘『兇人邸の殺人』が大反響につき発売即重版決定! - PR TIMES <瀬戸利樹>「推しの王子様」“アリス”、ディーン・フジオカに恋して…視聴者「頑張れ!」(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 怪談えほん、妖怪えほん 8/18(水)22時より NHK Eにて「怖い絵本」シーズン3が放送決定! - PR TIMES 【本ナビ+1】シンガー・ソングライター 丸山圭子 度肝抜かれる運命のいたずら『神様の罠』 - 産経ニュース 阿津川辰海さんの読んできた本たち 夢のような図書室で、師匠との出会い(前編)|好書好日 - 好書好日 〈第41回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞〉選考結果のお知らせ - PR TIMES 中華ファンタジー×検屍の斬新にして骨太なミステリ! 『後宮の検屍女官』刊行記念 小野はるかインタビュー - カドブン 伊坂幸太郎氏が復刊熱望! 他の小説では味わえないゾクゾク感! ミステリー界のレジェンド・連城三紀彦作品が3ヵ月連続刊行 - ダ・ヴィンチニュース 鳥取砂丘で15人死亡!? 推理小説家、創作意欲わく訳 - 朝日新聞デジタル 【Kindleセール】綾辻行人、京極夏彦、西尾維新、奈須きのこ、森博嗣、上橋菜穂子の作品も対象! 講談社文庫50%ポイント還元がアツい - - ねとらぼ 宝塚ワールド:宝塚月組「幽霊刑事」が開幕 退団予定の珠城りょうらテンポ良く - 毎日新聞 - 毎日新聞 宝塚歌劇 月組宝塚バウホール公演『幽霊刑事(デカ)~サヨナラする、その前に~』ライブ中継開催決定! - PR TIMES 天野明が描く訳あり名探偵とピュアでマヌケな刑事のミステリー1巻発売 - ナタリー 2020年ホラーワールド回顧 リバイバル企画、大豊作の1年|好書好日 - 好書好日 【解説:有栖川有栖】麻耶雄嵩からの挑戦状『友達以上探偵未満』 - カドブン 有栖川有栖、辻村深月が絶賛! 令和最初の横溝正史ミステリ&ホラー大賞《大賞》受賞作、原浩『火喰鳥を、喰う』12月11日発売! - カドブン 「久喜貞市は生きている」記者が発した言葉はわたしたちにゆっくりと侵食していき――。横溝正史ミステリ&ホラー大賞《大賞》受賞作!【原浩『火喰鳥を、喰う』試し読み⑩】 - カドブン 【住民投票へ行こう】(4)未来に大きな影響 作家・有栖川有栖さん(61) - 産経ニュース 有栖川有栖〈国名シリーズ〉最新刊 ! 『インド倶楽部の謎』が、講談社文庫から本日発売!! - PR TIMES 超激レア! レジェンド作家の大競演!! 綾辻行人・歌野晶午・法月綸太郎・有栖川有栖・我孫子武丸・山口雅也・麻耶雄嵩が贈る、ミステリ短編集『7人の名探偵』が講談社文庫から本日発売!! - PR TIMES 【解説:有栖川有栖】謎は痛み、そして解決は――『少女は夜を綴らない』 - カドブン 心霊も事件の真相も視える! 怪談とミステリーが融合する、火村英生シリーズ有栖川有栖による新しい探偵小説シリーズ - ダ・ヴィンチニュース 有栖川有栖の新シリーズ! 生者の嘘を見抜き、死者の声を聴く心霊探偵が謎に迫る『濱地健三郎の霊なる事件簿』 - カドブン 有栖川有栖さんや久坂部羊さんらが絶賛! 医療系本格ミステリ『誰そ彼の殺人』著者・小松亜由美さんインタビュー - カドブン 綾辻行人・有栖川有栖・天樹征丸・松丸亮吾も絶賛! 神木隆之介主演『屍人荘の殺人』コメント&場面スチール公開 - music.jpニュース 「屍人荘の殺人」新写真7点が到着、綾辻行人や有栖川有栖らの感想コメントも(コメントあり) - 映画ナタリー 『屍人荘の殺人』綾辻行人、有栖川有栖らが絶賛!浜辺美波扮する比留子に「何と可愛くもオモシロイことか」 « 映画ランドNEWS - 映画ランドNEWS 映画『屍人荘の殺人』に綾辻行人、有栖川有栖、天樹征丸、松丸亮吾が賛辞 - ニコニコニュース 解説はミステリを彩る絶妙なる前菜であり、極上のデザートである。『論理仕掛けの奇談 有栖川有栖解説集』 - カドブン 【解説:有栖川有栖】北村薫の夢の家 『覆面作家の夢の家 新装版』 - カドブン 斎藤工が放つ眼光の鋭さ 『火村英生の推理 2019』は名作ミステリーを現代版にアップデート - リアルサウンド 斎藤工×窪田正孝の“変化球コンビ”が復活! 『火村英生の推理 2019』従来のバディものとの違い - リアルサウンド 「火村英生の推理」斎藤工が相棒・窪田正孝に感謝「何度も救われた」(写真15枚) - ナタリー 斎藤工、火村英生は普段の自分に近い「サンシャイン池崎とは違う」 - マイナビニュース 斎藤工×窪田正孝「火村英生の推理」アナザーストーリーが地上波初放送 - 映画ナタリー AliA、新曲が斎藤工×窪田正孝「火村英生の推理2019」主題歌に - ナタリー 斎藤工「どこかで火村とアリスの存在が拭えきれていなかった」 ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」が地上波で復活! - ダ・ヴィンチニュース 高嶋政伸&山本舞香、「火村英生の推理」Huluオリジナルストーリー「狩人の悪夢」に参戦! - cinemacafe.net 斎藤工×窪田正孝「火村英生の推理」スペシャルドラマが秋に地上波放送(コメントあり) - ナタリー 「数えたら14回使っていました」フランスのミステリー作家、お気に入りトリックとは - 文春オンライン 斎藤工×窪田正孝「―火村英生の推理」続編が決定!『新たな時代に戻って来ます』 - ザテレビジョン 斎藤工&窪田正孝「臨床犯罪学者 火村英生の推理」3年半ぶりHuluで復活 - cinemacafe.net 斎藤工×窪田正孝のミステリー「臨床犯罪学者 火村英生の推理」第2シーズン配信(コメントあり) - 映画ナタリー 斎藤工&窪田正孝、『火村英生の推理』が3年半ぶりHuluで復活「新たな時代に戻って来ます」 - ORICON NEWS この謎に、あなたもきっと囚われる。『予言の島』(著:澤村伊智)発売即重版!有栖川有栖氏ほか感想続々!! - PR TIMES 辻真先、有栖川有栖、田中芳樹、3名のミステリ作家が選ぶ、ミステリー漫画の金字塔『QED-証明終了-』ベストストーリー! - ダ・ヴィンチニュース 電子版『Q.E.D.―証明終了― THE BEST SELECTION』3冊同時刊行のお知らせ - PR TIMES 気持ち悪いのにクセになる 白井智之ミステリーの世界観が全開「お前の彼女は二階で茹で死に」|好書好日 - 朝日新聞社 ホームズもワトスンも、そしてモリアーティも登場しない?それでも面白い、衝撃ミステリ!『モリアーティ』 - カドブン 大阪舞台に小説 よさ発信 作家 有栖川有栖さん(もっと関西) - 日本経済新聞 「少年探偵団」と「怪盗ルパン」。有栖川有栖、湊かなえ…錚々たる作家陣がオマージュするほどハマる理由とは? - ダ・ヴィンチニュース 講談社×伊勢丹 ミステリーイベントvol2決定! 5月のプレミアムフライデーに伊勢丹新宿店の屋上で殺人事件が発生!? - PR TIMES 有栖川有栖に、青崎有吾ら豪華作家陣が勢ぞろい! 「東京創元社 新刊ラインナップ説明会」レポート - ダ・ヴィンチニュース 推理作家はなぜ密室で殺されたのか? 天才犯罪学者が難事件に挑む、火村英生シリーズの記念すべき第一作! - ダ・ヴィンチニュース 有栖川有栖の新しい探偵シリーズは、「心霊」を扱う本格ミステリ!『濱地健三郎の霊なる事件簿』 - カドブン 【対談】有栖川有栖×逸木裕 - カドブン 「捕まえたもん勝ち!」特集 加藤元浩×有栖川有栖トーク - コミックナタリー 特集・インタビュー - コミックナタリー 「火村」シリーズの番外編が読める! 書き下ろし新作を無料公開 - ダ・ヴィンチニュース 三大新連載開始!!TVドラマでもおなじみ有栖川有栖<火村シリーズ>最新長編!赤川次郎・待望の新シリーズ始動!新たな貞子伝説が始まる・・・鈴木光司最新作!4月9日(土)配信。 - PR TIMES 斎藤工 × 窪田正孝=犬猫バディの萌えポイント 『火村英生の推理』が描く“ちぐはぐな絆”に迫る - リアルサウンド 斎藤工×長谷川京子、いよいよ全面対決へ! 「火村英生の推理」最終話 - cinemacafe.net 斎藤工と窪田正孝の秘密が明らかに 『火村英生の推理』外伝エピソード、Hulu独占配信決定 - リアルサウンド さらわれた窪田正孝を斎藤工が救い出す“白馬の王子さま展開”にファン興奮『火村英生』 - テレビドガッチ 斎藤工×窪田正孝“新婚ごっこ”の未公開爆笑シーンが公開!「火村英生の推理」 - cinemacafe.net 斎藤工、ドラマ「火村英生の推理」主題歌のEDGE of LIFEのチョコに歓喜「今年初めて」 - music.jpニュース 今夜3話「火村英生の推理」シャングリラ十字軍ってなんだ - エキサイトニュース 高杉真宙、斎藤工&窪田正孝と初共演 『火村英生の推理』で事件のカギ握る少年役に - クランクイン! 斎藤工&窪田正孝、有栖川有栖原作ドラマ化『火村英生』で探偵もの初挑戦 - マイナビニュース 斎藤工×窪田正孝の“相棒”ドラマが1月スタート 有栖川有栖の小説を実写化 - テレビドガッチ 斎藤工:有栖川有栖の人気シリーズ連ドラ化で火村英生に 相棒は窪田正孝 - MANTANWEB(まんたんウェブ) 有栖川有栖「火村英生シリーズ」ドラマ化 斎藤工さん、窪田正孝さん出演 - - ねとらぼ 【第41回産経適塾詳報】大和ハウス工業、樋口会長「40年後は10兆円企業目指す」 有栖川有栖氏「ホームズにはまり作家を志す」 - 産経ニュース 横溝正史ミステリ大賞史上最大の問題作『人間の顔は食べづらい』、11月1日に禁断の書籍化!! - PR TIMES 有栖川有栖・火村シリーズのマンガ版が約10年ぶりに復活 - コミックナタリー 成分解析 有栖川有栖の55%は明太子で出来ています。有栖川有栖の41%は月の光で出来ています。有栖川有栖の3%はスライムで出来ています。有栖川有栖の1%は苦労で出来ています。 ウィキペディア 有栖川有栖 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 有栖川有栖 このページについて このページは有栖川有栖のインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される有栖川有栖に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/renjodatabase/pages/298.html
分類:短編小説 初出:「小説新潮」1993年6月号 雑誌時挿絵:宇野亜喜良 収録短編集:『美女』 あらすじ その夜、午後十一時四十五分に帰宅した外浦淳一は自分の鍵でドアを開け、三分後には寝室のベッドの上に妻の絞殺死体を見つけ、およそ一分後、電話で警察に連絡を入れた。 三分間は居間のソファに座り、外浦が煙草を喫っていた時間である。 国税庁職員の妻が国分寺の自宅で絞殺された。刑事の安原は、通報した夫の外浦が犯人だと直感するが、外浦は妻の死亡推定時刻に真鶴の別荘に愛人と居たというアリバイを主張する。安原が真鶴に電話すると、その愛人も同じ時刻に絞殺されていた! それを聞いた外浦は、とんでもないことを言い出す……。 登場人物 外浦淳一国税庁職員。 外浦幸枝外浦の妻。 小野田玲子外浦の愛人。 安原ベテラン刑事。 中谷若手刑事。 解題 (スタブ) 各種ランキング順位 オールタイムベスト・連城三紀彦短編 17位 収録アンソロジー 日本推理作家協会編『推理小説代表作選集 1994年版』(1994年、講談社)日本推理作家協会編『犯行現場にもう一度 ミステリー傑作選33』(1997年、講談社文庫、上の文庫版) 日本推理作家協会編『伊坂幸太郎選 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005』(2010年、講談社文庫、上からの採録) 関連作品 『美女』収録作「夜光の唇」 「喜劇女優」 「夜の肌」 「他人たち」 「夜の右側」 「砂遊び」 「美女」 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/minkama/pages/47.html
攻略/はじめての事件 はじめてみんかまで遊ぶ人や、嘘つきなしルールの初心者向けの説明です。 まず何をしたらいい? どうやって進めるの? 偵察のコツは? 捜査のコツは? 捜査も偵察もできなくなったら? 推理のコツは? 他にやることは? クリア条件は? クリアした後は? 捜査も偵察も推理も終わったんだけど、次はいつ行動できるの? 真クリアしちゃってやることがないよ はじめての事件が終わったら まず何をしたらいい? まずブラウニーに入った画面の左下を見て、どんな行動ができるか確認しましょう。 エントリーしたルームの特徴によって捜査か偵察かコインが使えるようになっています。 特にエントリー時の説明を忘れてしまった人は確認しておきましょう。 ★1で特徴が偵察・コインの場合は、捜査のところが「完了」になっています。 チュートリアルと違いますが、バグではありませんので慌てる必要はありません。 捜査回数が0回のルールの場合は、偵察で情報を得るか、コインでアイテムを購入して進めていくことになります。 次に、所持カードを確認しましょう。 はじめはランダムで4枚持っています。 最初に入る難易度1(★1)のルームの容疑者はみんな正直者なので、所持カードに書かれている情報は全て本当のことです。 カードの内容をマトリックスに記入しておきましょう。 このときはまだ推理してはいけません。 どうやって進めるの? 参加したルームでできることが捜査か偵察なら、その行動を行って、犯人・凶器・死体の隠し場所のうちまだわからない情報を見つけていきましょう。 コインがある場合は、「アイテム購入」でアイテムを購入できます。 いろんなアイテムがありますが、はじめのうちはざしきわらしや防御はあまり必要ありません。 最初は偵察用メガネを買って偵察を行うのがおすすめです。 偵察のコツは? はじめのうちはざしきわらしカードの使い道があまりないので、「未所持」があり、「ざしきわらしカード」を持っていない人を選んで偵察しましょう。 2日目以降は他の参加者がカードを防御していることがあるので、なるべく「防御中」が0の人を偵察しましょう。 防御されているカードや、既に所持済みのカードしか持っていない人を偵察した場合、偵察に失敗し、偵察1回分消費してしまいます。 偵察を更に2回分使うと防御を崩せますが、偵察回数がもったいないので最初から防御していない人を偵察しましょう。 尚、「防御中」「未所持」などの他の参加者の情報は、その日の開始時点の内容です。 「未所持」が0でなくても、その日に入手したカードと同じことがありますので注意しましょう。 その日誰を偵察したか忘れてしまった場合は、「ログ表示」から確認できます。 他の参加者の情報は、1日の初め(午前5時)に更新されます。 捜査のコツは? 捜査の後に偵察を行うと、未所持カードをその日の捜査で手に入れてしまっているときに偵察に失敗することがあります。 捜査・偵察のどちらも行える場合は、まず偵察をして埋まらなかった情報を捜査で入手するのがよいでしょう。 捜査も偵察もできなくなったら? 今持っている情報でマトリックスを埋めて、推理しましょう。 犯人や犯行の凶器だけでなく、容疑者全員の所持品や居場所も正しく埋めましょう。 チェックした内容が全て正解だとゲームポイントをもらえます。 推理は1日に1回しかできませんので、1日にできることが全て終わってから推理しましょう。 ひとつでも間違っていると不正解となって大きく減点されてしまい、正解するともらえたはずのポイントももらえません。 推理をする前に、持っている情報とマトリックスにチェックした内容に矛盾がないか、確定していないことをチェックしていないか、一度見直すようにしましょう。 推理のコツは? 最初のうちは勘でチェックはしない方がよいので、わからない項目は開けておきましょう。 持っている情報を全て埋めたら、情報から導き出される追加情報があるか考えます。 例えば、犯人がわかっていて凶器がわからない場合、犯人以外の人が持っている物は凶器ではありませんのでマトリックスの一番上の凶器のところを×にできます。 同じように、犯人は必ず一人でいるため、犯人以外の人がいる場所は死体の隠し場所ではありません。 犯人がわからない場合、複数の人がいる場所があったらそこにいる人は犯人ではありませんし、そこは死体の隠し場所ではありません。 このように、情報カードに直接書かれていないことでも考えるとわかることがあります。 情報は全部出つくしたと思っていても、情報とマトリックスを眺めていると閃くことがあるので、推理の前にはじっくり考えてみましょう。 慣れてきたら攻略も見てみてください。 他にやることは? 防御ができる場合は重要な情報を防御してみるのもよいでしょう。 どんな情報を防御すべきかは、情報カードについてをご覧ください。 防御することによって、他の人からの偵察を抑制する効果もあります。 クリア条件は? 犯人・凶器・死体の隠し場所の3つを当てるとクリアです! 参加者の中で一番早くクリアした人が最速クリアになり、最速探偵賞をもらえます。 (同じ日にクリアすれば、時間が遅くても同時受賞になります) 最速探偵賞を受賞すると最後に多くの賞ポイントをもらえるので、最速クリアを狙ってみましょう。 クリアした後は? 犯人だけでなく、全ての容疑者の所持品・居場所を当てて、真クリアを目指しましょう。 日数が経つ前に正解した方がゲームポイントを多くもらえます。 ★1だと初日でいきなり真クリアも可能ですので、ぎりぎりまで捜査などを行ってから推理するとよいでしょう。 クリアや真クリアするとクリアポイントをもらえます。 こちらは最速でなくてももらえます。 捜査も偵察も推理も終わったんだけど、次はいつ行動できるの? 朝5時に捜査・偵察・防御回数やコイン枚数などが回復し、次の行動ができるようになります。 のんびり待ちましょう。 真クリアしちゃってやることがないよ ゲームが終わるときに、持っているカードの枚数などによって「最多○○賞」などの賞を受賞し、賞ポイントをもらえることがあります。 この点数によって最終的な順位やポイントがかなり変わってきますので、最後まで行動しておきましょう。 また、ブラウニーの右上の方の鉛筆マークから、かまいったーというメッセージの変更ができるので、これで遊ぶのもよいでしょう。 単語を組み合わせて、他の参加者に挨拶したり、デマ情報や逆に正しい情報を流してかく乱したり、長文を作り上げたりと、使い方は自由です。 はじめての事件が終わったら はじめての事件はいかがでしたか? 簡単でしたか? 慌てて間違えてしまいましたか? ★1をクリアできたら、次のルームにエントリーしてみましょう。 ★1をクリアすると探偵ランクが2に上がりますので、次は★2のルームにエントリーできます。 ★1・★2くらいは、毎日行動して落ち着いて推理すれば難しいことはないので、どんどん上の★のルームにエントリーしましょう。 ★3あたりから難しくなってきて、やり応えも出てきます。 まず★3まで進めてみてください。 ★2で嘘つきのいるルールで遊ぶ場合は、嘘つきのいる事件に進んでください。 名前
https://w.atwiki.jp/werewolfonline/pages/14.html
共通ルール はじめに 人狼オンラインxは公式な禁止行為が存在しない。 (『注意事項』と題して下記の表記があるものの、破ったからといって 運営から警告を受けたり、直接アカウント停止をされるものではない) 人狼オンラインx注意事項 しかし、人狼オンラインxには多数派が暗黙の了解としている『禁じ手』が存在する。 これはユーザー同士のコミュニケーションの中で生まれたルールである。 本項は言及されることの多い内容について記載する。 Level.0(システムに関するもの) シスメタサムネを利用した役職証明 名前変更を利用した役職証明 メール文を利用した役職証明 村進行中の村外での情報交換 ログ破壊 掛け持ち 多窓 故意の突然死 突然死者への通報 Level.1(推理に影響するもので深刻なもの) 村騙り村人の占い騙り 村人の霊能騙り 村人の騎士騙り 村人の人外騙り Level.2(推理に影響するもので深刻でないもの) ギドラ シスメタ教唆廃村教唆 通報教唆 突然死教唆 完ステ おはステ 遅刻 無意味な柱co メタ推理の昼間公開仮面割り 参加回数からの考察 Level.3(推理に影響するもので軽微なもの) 投了 投了教唆 メタ発言初心者co 難解文 ノイズ Level.4(マナーに関するもの) デフォルト画像 入村後の挨拶なし 暴言 誹謗中傷 卑猥な発言 卑猥な画像 卑猥な名前 長すぎる名前 卑猥な名前 紛らわしい名前 ひらがな・カタカナ1文字の名前 卑猥な名前 廃村処理の種類 廃村とは村長の裁定を待つ 違反行為をしたプレイヤーが属する陣営を全滅 秩序吊り 2020-05-03 14 11 10 (Sun)
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/8985.html
■スパイラル ~推理の絆~ 絵コンテ 4 演出 4 ■関連タイトル スパイラル~推理の絆~ DVD-BOX 完全生産限定版
https://w.atwiki.jp/jinro_hutaba/pages/22.html
推理 説得 投票 基本が一番難しい 村人サイド 村の総人口-他の全役職=残りが全部村人 自分が村人だとわかる 一番なりやすく 一番難しい 平民 無能 無職 凡人 呼び方は数あれど 要するに投票する以外何の能力も無い だが馬鹿にする無かれ 実際の勝負はほとんど村人が決めることになる また、情報も能力も無いがゆえに むしろ能力者よりやることが全然多い 開示された情報の整理 村人としてのアピール 人外探しの推理 推理文書き 能力者ブラフ 会話による情報の引き出し 村人こそ最も技術が必要な高度な職業だと言えるだろう ◆村人A「僕は無職!」 ◆村人B「私も無職!」 ◆村人C「俺も無職!」 ◆村人D「勿論無職!」 ◆村人E「当然無職!」 ◆狩人・霊能(ちょ、ま、) ◆狼「あいつらが能力者ですか、そうですか」 ◆ギャーーーー!?