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■暁の円卓藩国の王女・王子の誕生祝 国民の皆様、セタ・ロスティフンケ・フシミです。 この度、友邦国である暁の円卓藩国の白石裕王にご子息、ご息女が生まれたことは皆様、既にご存知かと思います。 旧来の友人であり戦友でもある白石王に御子が生まれたことは、私も我が事のように嬉しく思います。 私どもは確かに星鋼京、暁の円卓と違う藩の民です。 しかし、それも帝國という国の視点から見れば、やはり彼も私も国民の皆様も同じ國の民であることに違いありません。 友邦国の王のご子息・ご息女の生誕を、私は星鋼京という国を代表して祝いたく思います。 裕王、ほむら王妃、本当におめでとう御座います。 暁王子、円王女ともども、末永くお幸せに。 国民の皆様も、どうか、彼と彼の家と彼の国が末永く続くように祝っていただければ、幸いです。 近年、帝國諸国を覆う暗い雲が、少しでも此度の幸いによって払われればと私は願います。 ――セタ・ロスティフンケ・フシミ 星鋼京 藩王
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目的を変更して、ぽったの日記&便利帳に。 なんちゃって(マッド)サイエンチストはほど遠い。。。 誰かのなにかの話のネタにでもなればいいなぁと思いはべりぬ。 Information *むっちゃ久々に日記更新 Contents Cacao s room (2013.8.16更新)new! 不定期日記です。 化学屋の便覧(2010.8.8更新) なんちゃってパティシエ♪ 我が戦友たち 自己紹介を兼ねて。。。 Links 統計学 データ整理で役に立つかも。 化合物命名法談義 薬品(有機化合物)の名前にこだわる人に。 科学技術週間 一家に一枚:周期表、ヒトゲノムマップ、宇宙図 GUNKANJIMA Odyssey(軍艦島) これはアートです。 黒猫実験室 個人的に興味が似てるかも。レベルは全然違うが。。。 ACCESS - since 14.Jan.2007 なんとなく10000回突破。 *最上部のエリアをクリックすると、どのページからでもトップページに戻ります。 *このページは@Wikiの機能で作ってます。 ドット絵 (C) Motoko Mizuhara
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食べることと寝ることが好きなゴブリン少女。再結成したフェリル党に参加した。同時期に入ったムッテンベルとは良き戦友であったため、彼女の死を誰よりも悲しんだという。戦後キスナートは大フェリルから姿を消し、メーヤの畑で働きながら毎日野菜をたらふくほおばったという。 ムッテンベルって死ぬ設定なの? ムッテンベルが死ぬとか初耳だし、殺さないで欲しいんだが・・・ -- 名無しさん (2010-02-11 21 07 27) 文章スキルないやつがアホみたいにポンポン上げるなよ。 -- 名無しさん (2010-02-11 21 18 55) なんか採用されてるし…(ver.2.33)正直その人材を引き立たせるため 他の人材を死なせるとか安直過ぎるとおもうんだけど。 -- 名無しさん (2010-02-13 04 03 53) V2.33 ムッテンベルのほうは白紙だ何も考えずにコピペしただけだろうね。 -- 名無しさん (2010-02-13 04 25 32) 女キャラは基本的に退場しないのがヴァーレンの鉄則だからね -- 名無しさん (2023-06-21 14 10 33) 名前 コメント
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償いの雪が降る 題名:償いの雪が降る 原題:The Life We Bury (2014) 著者:アレン・エスケンス Allen Eskens 訳者:務台夏子訳 発行:創元推理文庫 2018.12.21 初版 価格:¥1,180 後悔のない人生なんてない。もう二度取り戻すことのできない失敗の記憶は誰にだってある。そしてそれは、時には、誰にも告げられぬ心の奥の真実である。魂の重荷として人生に付き纏う、影みたいな存在である。本書は、逆境としか見えない家族……アル中で性悪な母と、自閉症の弟、父はそもそも誰であるか知らない……から離れて、完全自立を目指す大学生のジョーが、学業の一端として取り組む課題を通しての、人生の激しい(激し過ぎる?)転機となる事件を、ジョー自身の眼を通して一人称で語る物語である。 彼が取り組もうと決めた課題とは、老人ホームで末期癌に苦しむ少女殺しの犯罪者カールにインタビューし、彼の人生を纏めるというもの。しかし、ジョーは、何度か老人や彼の戦友に会ううちに、どうやら彼が無実で、30年前の少女殺人犯は別にいるらしいと思うようになる。もう一つの真犯人の存在は、ジョーの中で確信に変わってゆく。 元囚人で、今は余命三ヶ月の老人カールは、ヴェトナムでは勇士であったが、戦後は何かの秘密を抱え、自分自身に対して過酷なものであった。カトリックでなければ、自殺をしていた人生、とカールは告白する。誰かに殺されても、死刑に処されても、自殺ではないので受け入れてしまおうと思う人生。そういう人生とは何だろうか? 己れのなかにも贖罪の魂を抱え込んで生きてきたジョーにとって、この件は学業の課題ではなく、己れの存在や生き方を問うまたとない機会でもあった。 事件を再調査すべく、弁護士、刑事などの助けを借りつつ、ジョーは家族の問題も抱えてゆく。身勝手でエゴの強い母との軋轢、独りでは生きてゆけない弟への深い愛情、そして知り合ったばかりの女子大生とは調査の協力を頂く中で、恋愛感情が深まってゆく。 若き大学生という純真をもって、泥濘のように黒ずんだ30年前の少女殺人という悪と暴力に立ち向かわせるこの独特な構図こそが、本書の優れたところだろう。 一人称小説であり、深い人生小説でもあるのに、起承転結がはっきりした構成の豊かさ。元戦友がカールの過去を語るヴェトナムの戦場の回想シーンから、ジョーを見舞う執拗で急激なバイオレンス・シーンに至って、読者の心臓の音は高まるだろう。本書の背景にあるミネソタの大自然、そして冬の雪という季節が、それぞれのシーンに過酷な負担や寒さを容赦なく加えてゆく。ジョーの試練に追い打ちをかける痛み、震え。優れた展開に立ち止まることができなくなる事必至な、静と動綾なす物語の妙。 全体はミステリ色でありながら、ほとんど冒険小説と言っていい。男の矜持。気位。そして人生の傷の深さと、再生へ向かう意志と友情。そうした人間的な深き業と逞しさとを含め、時にダイナミックに、時に静謐に描かれた、相当に奥行の感じられる物語である。最近、冒険小説の復権を思わせるこの手の小説が増えてきた。シンプルに喜ばしいことだ、とぼくは思う。 本書の主人公ジョー・タルバート、本書登場の刑事マックス・ルパート、他、それぞれに、続く長編作品に再登場するようである。翻訳者の務台夏子氏は、この新しい作品たちも早く訳して日本の読者たちに読んで頂きたい、と後記でやや興奮気味に書いている。キャロル・オコンネルの翻訳だけでも実に重たいだろうが、読者としては今回本邦初登場のアレン・エスケンスも、是非どんどん翻訳をお願いしたいところである。 (2019.04.08)
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ゴールドパラディン - エルフ グレード〈3〉 ノーマルユニット (インターセプト) パワー 9000 / シールド - / クリティカル 1 起【V】【LB4】:[CB2]そのターン中、このユニットのパワー+3000し、『自【V】:このユニットのドライブチェックで クリティカルトリガーが出た時、 そのターン中、このユニットのクリティカル+1。』を得る。 自【V/R】:他のあなたの《ゴールドパラディン》のリアガードのアタックがヒットした時、次の相手のエンドフェイズ開始時まで、このユニットのパワー+1000。 フレーバー:大切な戦友を取り戻すため・・・猛虎の鎧を身に纏い、彼は再び戦場を舞う。 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 ガンスさんアニメ再登場希望 17 (68%) 2 運ゲー 3 (12%) 3 使ってみたいと思う 2 (8%) 4 強いと思う 2 (8%) 5 弱いと思う 1 (4%) 6 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 25 一つ目の効果は☆軸寄りで二つ目は醒軸寄り あまりかみ合ってない (2012-07-25 21 37 37) コメント
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【名前】 芝引光菜 【容姿】 162cm Bカップ 顔はザ・平凡 【所属】 新潟 【利き腕】 右右 【守備位置】 二・三 【能力】 2DFCEEc プルヒッター 走塁B 盗塁B 送球E 積極打法 悪球打ち 【背番号】 6 【性格】 素晴らしい性格なのである、とにかく素晴らしい 【その他】 高校卒業後2年間米独立でプレー、帰国後練習生として新潟に入団しチーム設立と同時に支配下登録 上に出ている性格に関する証言はこちら 高校時代の関係者へのインタビューである Q.芝引さんにはどんな印象を持っていますか? 先輩A…かわいい後輩、話してて面白い 先輩B…どうもアイツには何も言えん、とてもいい方だとは思う 同級生A…戦友 時々怖くて話かけられない時もあった 同級生B…なにもしてなくてもなにか考えてそうな方だった 同級生C…先輩でも後輩でもなく同級生でよかった 後輩A…素晴らしい先輩 後輩B…素晴らしい先輩 後輩C…素晴らしい先輩 後輩D…※※※※ 後輩E、後輩F…素晴らしい先輩 後輩G…雲の上の存在 後輩H…素晴らしい先輩
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HP 2100 馬力 950 重量 65/70t 出力重量比 14.62 前後退 +30/-12 車体旋回 22.94 接地抵抗 1.73/1.92/2.88 視界 390 通信 782.14 車体装甲 355.6/101.6/38.1 123mm砲性能 AP/APCR/HE ダメージ 480/480/620 貫通 272/320/130 DPM 3533.45 装填 8.15 精度 0.29 照準 1.63 仰俯角 +20/-10 射角 ±15 運用方法 正面お化けでDPMトップ戦友とラマーを合わせると7秒に1発480ダメージが飛んでくる こいつの正面を安定して抜くには貫通が350㎜以上は必要ハルダウンしている場合は砲付け根に375㎜は欲しい 車体が低いため俯角10度あったところで十全に使える傾斜は少ないので基本的に瓦礫などで下部を隠すハルダウンを推奨 また相手に対し30度ほど傾いた場合金弾で履帯ごとぶち抜かれる可能性が高いので注意 金弾の貫通が320㎜とTDにしては少し低いため前線で無双できる戦車ではない
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リンク 総合情報・攻略系機動戦士ガンダム 戦場の絆公式HP 2ch現行スレ:【機動戦士ガンダム】戦場の絆 第28戦隊 【戦場の絆】初心者・質問スレ10問目 機動戦士ガンダム 戦場の絆 チラ裏・日記スレ 13冊目 【機動戦士ガンダム】戦場の絆 連邦軍第10基地 【機動戦士ガンダム】戦場の絆ジオン拠点12基地 機動戦士ガンダム戦場の絆 晒しスレ17人目の誤長 【戦場の絆】称号関連総合 2文字目【幼い桃色】 【戦場の絆】中遠狙支援機総合研修所4(実質5スレ目) したらばBBS:機動戦士ガンダム 戦場の絆 掲示板 AM-NET:機動戦士ガンダム 戦場の絆 特集 三連撃練習用FLASH:きずな。 交流・オフ系オフスレ:【機動戦士】戦場の絆オフ 2戦目【ガンダム】 【仲間募集】機動戦士ガンダム 戦場の絆【2人目】 全国の戦友と交流しよう:戦場の絆SNS 新宿・中野ゲーセンマップ(+高田馬場) 北九州地区交流掲示板 #戦場の絆(IRCチャット)
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パイロット・ステータス 名前 レディ・マーチ/河嶋弥生 コテ ◆E8ckRIIdug 性別 女 搭乗機体 ゲシュペンストタイプTT他 年齢 19歳 身長 162cm 体重 50kg 外見 背中までの黒髪、錆色の仮面 性格 普通 エースボーナス 未設定 イメージCV 大竹みゆ 外見 愛を取り戻せ!!(北斗の拳)/殺陣のテーマ(暴れん坊将軍) 特殊技能 念動力 LV1~8 切り払い LV1~6 援護 LV1~5 Bセーブ LV1 精神コマンド 手加減 感応 集中 熱血 応援 覚醒 プロフィール リガシン配下の念動力者。経歴不詳だが東洋系。言動に隠しきれない殺意が見えかくれ。 『Alice Quartet』の“AQUA DROP”と言うブランドを好んで着る。 正体は連邦軍高官の娘であり、『スクール』でのハヤミ・ユウセイのバディにしてで友達以上恋人以下の戦友だった。 DC戦役の混乱のさなかMIA(戦闘中行方不明)となっていたが記憶を消され操られていた。 当時は『Alice Quartet』の「清」と言うブランドを愛好する。
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あたたかな陽光が街路をてらしてゆく。 生命の素晴らしさの象徴のようなその光は、シンガポールホテルの前にうずくまる男の、熊のような巨体も柔らかく包みこんでいた。 つ、と、男の頬にひとすじの光がはしる。 ――メアリー様がこのような場所におられなくてほんとうに良かった。 タルカスは泣いていた。 死亡者として読み上げられた中にも、そして名簿にも、敬愛した主君の名は存在しなかった。 それだけで、こころが慰められたことを男は実感していた。 『死者の蘇り』などということがほんとうに起こりうるのならば、ふたたび彼女を失うこともありえたのだ。 わが主君への辱めを一度ならず二度までも許していたとしたら……、きっと、世を怨まずにはおれぬ亡霊のように成り果てていただろう。 さきほど死闘を演じた、戦友ブラフォードのように。 もし……、とタルカスは考える。 メアリー様がこの場所におられたとしたら、メアリー様だけを救うため、ほかの参加者すべてを殺すと決心していただろうか。 たとえ彼女が涙ながらに引きとめたとしても、俺はスミレを殺していただろうか。 彼のかたわらにはすでに事切れた少女が眠るように座していた。 固くとじられたまぶたの先のこまやかな睫。、ふっくらとしたくちびる。すべらかで、冷たい頬。 タルカスの大きな左手が、その手ですっぽり包みこんでしまえるほどの大きさしかない少女の頭を撫でる。 彼が敬愛する主君がこの場にいたらという『もしも』が存在しないように、スミレと出会わなかったらという『もしも』もタルカスには存在しなかった。 「スミレ、お前がいう『人間離れした力を持ってしまった』友人が、人のこころを失っていたのならば、どうしていた? お前はそれを考えたことがあっただろうか」 返事はない。男は自分がはっした言葉を噛みしめるように目を細めた。 スミレを殺した誰かが憎い。こんな無力な少女を殺し合いの場に放り込んだ誰かが憎い。 タルカスの胸中のほとんどを占めるものもまた怨みだった。 手近に置いた槍の穂先が血を求めるようにギラリと光る。 すべて殺してしまえばいい。 神はお前などには微笑まぬ。 求めるままに破壊しつくせばいい。 主君が、スミレが微笑まぬとも、お前の渇きは満たされる……。 ため息とともにタルカスは目を閉じた。 スミレの瞳は未来を見つめていた。 無力な少女が、怖気もなく、明日を夢見ていた。 彼女がいたからこそ、スミレの友人である少年は人のこころを失わずにすんだのだろう。 ――スミレ、俺は…… 彼は戦友を愛していた。 息を吹き返した人としてのこころが、戦友を救わなければならないと確信していた。 ――ブラフォード、わが戦友を殺す。 ――メアリー様への愛ゆえに、やつを放置するわけにはいかないのだ。 そっと、タルカスの無骨な指がスミレの首輪をなぞった。 手首のようにほっそりとした首にまわされた首輪は固く、冷たい。 せめてこのくびきから解放してやりたいと思った。 だが、この首輪が爆発でもしたら……。 逡巡し、やがて、タルカスは手をおろした。 首輪が爆発すれば、タルカスもまた無傷ではすまされない。 さきほどのブラフォードとの交戦ですでに身体は悲鳴をあげている。 必ずブラフォードを救わんと決するのならば、無駄なリスクは犯すべきではない。 決意をふいにする行為こそ、恥ずべきことだ。そう、彼は信じた。 「むっ……?」 ふと、違和感を覚えた。 いやに低い位置から自分を凝視している視線をかんじる。 見やれば、道のむこうから一匹の犬が、こちらを黙って見つめていた。 無力な少女ばかりでなく、犬まで。 そう思ったところで、タルカスはスミレの言葉を思い出した。 『猿の化け物みたいな、怪物』 『悪人に改造され人間離れした力を持ってしまった少年』 この犬も猿や少年と同じように改造された特殊な犬なのかもしれない。 タルカスの左手が素早く槍をつかむ。 犬はおかまいなしにこちらに向かって歩いてくる。 タルカスが油断なく立ち上がった。犬に対して槍を構える。 「犬公ッ、言葉が通じるとは思わんが聞けいッ! 貴様が哀れな改造犬だろうと俺には勝てんッ! 腹を空かせて来たのだとしたらもってのほか、肉塊となる前に消え失せいッ!」 犬の動きが止まった。 利口そうな瞳で、ただタルカスを見つめている。 「あっちへ行けと言っているのだッ!!」 声を張るタルカスを見上げながら、クーン、と犬が鳴いた。いかにも寂しそうに。 タルカスの顔に動揺が走る。 その隙に、犬は慕わしげな様子でスミレのもとへ駆けていった。 「こ、こら……!」 追い払おうとするタルカスの声色にさきほどまでの覇気はない。 まさか、ほんとうに、ただの犬? という疑念がタルカスの胸中を支配し始めていた。 クーン、もう一度寂しげに犬が鳴き、スミレの頬をなめ始めた。 涙の痕をかき消そうとでもするかのように。スミレの死を悼むように。 「お前は、人の死を悼む気持ちを、理解しているのか……?」 ワン、と犬が吠えた。 そうだ、と答えているようにタルカスは感じた。 槍を引き、しげしげと犬の身体を検分し始めたタルカス。 犬の首の短いゴワゴワした毛に見え隠れする、血で汚れた首輪に気付き、哀れみに、その眉根がよった。 「お前も、この殺し合いに巻き込まれているのか……」 犬の前足がじれったそうに首輪をかく。 この邪魔な首輪はなんだ、はずしてくれ、といわんばかりである。 「すまんな、犬公よ。 あいにくだがお前のように無力な生き物でも、元いた場所に戻してやるのはあいかなわぬのだ。 だが、いずれはこの殺し合いの主催者とやらを滅してみせる。 そうすればお前はふたたび自由の身となれるだろう」 犬ははじめ、なんのことですか? といった表情で首をかしげていたが、タルカスの力強い宣言を聞くと、嬉しそうに一声鳴いた。 タルカスの顔にはじめて笑みが浮かんだ。 それは一瞬でかき消されてしまいそうな儚い微笑だった。 タルカスの巨躯がスミレの小さな身体を抱き上げる。その身をこれ以上損ねる者があらわれないようにするために。 その後ろを、小さな影が追った。 * * * (やっぱ人間って単純だぜッ ちょっと感傷的になってるやつは特にな) 『犬公』ことイギーはタルカスに付き従いながらケケケと笑った。 (ちょっとオリコーで純粋なフリをしてりゃあコロっと騙されちまうんだもんな。 見たとこ、正義感の強いおっさんが無力なガキを助けようとして失敗したって感じだったな。 ご愁傷様、お嬢ちゃんよう。おかげで俺が楽できるぜ) 放送でポルナレフの死を知ってなおこの態度。 それも致し方ないことだろう。 彼はジョースター一行に仲間意識を芽生えさせる前の彼なのだから。 (このおっさん、すでに重傷を負ってるところが気になるっちゃあ気になるが、囮くらいにはなってくれることを期待しとくぜ) 正義感も、危機感も、いまだこの『愚者』には存在していない。 【C-4 シンガポールホテル/一日目 朝】 【タルカス】 [能力] 黄金の意志? 騎士道精神? [時間軸] 刑台で何発も斧を受け絶命する少し前 [状態] 疲労(大)、全身ダメージ(大)、右腕ダメージ(大) [装備] ジョースター家の甲冑の鉄槍 [道具] なし [思考・状況] 基本行動方針:ブラフォードを救い、主催者を倒す。 1:ブラフォードを殺す。 2:主催者を殺す。 【イギー】 [時間軸] JC23巻 ダービー戦前 [スタンド] 『ザ・フール』 [状態] 首周りを僅かに噛み千切られた、前足に裂傷 [装備] なし [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~2(未確認) [思考・状況] 基本行動方針:ここから脱出する。 1:ちょっとオリコーなただの犬のフリをしておっさん(タルカス)を利用する。 2:花京院に違和感。 【備考】 スミレの死体はシンガポールホテルの周辺、人目につかないどこかへ安置される予定です。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 093 全て遠き理想郷 タルカス 149 それでも明日を探せ 097 君は引力を信じるか イギー 149 それでも明日を探せ