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このページはこちらに移転しました 耳かきより柔らかな綿棒で膝枕で耳掃除してもらいたいんだ 作詞/237スレ284 耳を犯せ 耳を犯せ 耳を犯せ 耳を犯せ 溜まった 耳垢 汚れた 音達 終わった 初恋 途切れた my夢 耳かきよりも 白い綿棒と 枕よりも やわらかい膝で この耳を 犯しつくして欲しい 耳を犯せ 耳を犯せ 耳を犯せ 耳を犯せ
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元スレURL 【SS】鞠莉「耳かき上手なんだって?」果南「鞠莉まで……」 概要 前作の終わりでやって来た曜に耳かきする果南 関連作 前作:【SS】千歌「果南ちゃん、耳かきお願い!」 果南「はいはい」 次作:【SS】果南「……耳かきやばい」 タグ ^松浦果南 ^渡辺曜 ^ようかな ^ほのぼの 名前 コメント
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慧音2 4スレ目 492(うpろだ0030) 「なぁ、妹紅さんよ。」 「んあ?何?」 「慧音さんの好きな食べ物とか知ってる?」 俺と妹紅は慧音さんの家の中でのんびり会話を交わしていた。 数ヶ月前にここに迷い込んだ所を慧音さんに助けてもらって以来、この家に置いてもらっている。 妹紅はこの家の住人ではないけれど時々遊びに来るので親しくなったのだ。 ちなみに今は青空教室中で慧音さんはいない。 「んー、葡萄かなぁ。」 予想外の答えに俺は寄りかかった窓の縁からズルっとすべる。 「いやいや妹紅、料理を聞いてるんだ。」 「あー。そうならそうと言いなさいよね、紛らわしいったらありゃしない。」 赤面しながらふてくされる妹紅。 結構長い事生きてるって聞いたけど、この仕草にはKOされそうなパンチ力があると思う。 「永遠の少女って妹紅の為にある言葉かもなー。」 「な、何か言ったっ!?」 「いえいえ何も言ってませんよ。」 「…むぅ、ならいいんだけど。そうねぇ、慧音が好きな料理っていったら……冷奴かしらね?」 むっとしたまま答える妹紅の言葉に今度は完全に床に滑り落ちた。 「ひ、ひややっこ…ですか?」 「うん、冷奴。で、こんなの聞いてどうすんのよ?今晩のおかずにでもする気?」 「う、うん、まぁそんな所かな。」 苦笑しながら答える。内心はアップアップである。 よろよろと立ち上がると俺は玄関に駆け抜けた。 「ち、ちょっと買出しに行って来るわーっ!」 「あ?い、いってらっしゃーい……んー?」 不味い、非常に不味い! 豆腐に薬味乗せて醤油かけただけの料理では慧音さんに申し訳がっ! 慧音さんの場合それでも喜んで食べてくれるかもしれないけれど…それでは俺の気が済まないっ! 正直な話、慧音さんに助けてもらって以来色々と世話をして貰ったお礼がしたいのだ。 「だから料理を作ろうと思ったわけどすか。」 「そういう事です…」 がっくりと肩を落とす俺の話を聞いているのは阿求さん。 慧音さんと1、2を争う物知りである。 「で、私に何の用で?豆腐は譲りませんえ?」 「俺に是非、豆腐の作り方を教えてくださいっ!」 「へっ?豆腐…どすか?」 「レシピとか書いてある書物とか、貸してくださいっ!お願いします!」 深深と頭を下げて一生懸命お願いをする。 しばらくの間が空いて、 「うーん……ま、ええでしょう。」 正座をしていた阿求さんが立ち上がり、にこっと微笑んだ。 「あ、ありがとうございます!」 「ではこちらに……」 「えーと…これはどういうことで?」 案内されたのは書庫でも土倉でもなく小屋の奥の台所。 状況が飲み込めない俺にきりっとした表情の阿求さんが口を開く。 「豆腐を作る手順は私が覚えとります。」 「はぁ…」 「せやからここで作りましょう、豆腐。」 「こ、ここでですか?豆腐を?」 「はい、ここでどす、豆腐を。」 それから阿求さんの厳しい指導の中、キレイな豆腐が作れたのは夕方だった。 「うん、キチンと形も作れたし…合格あげれますなぁ。」 「やった…ありがとうございました!」 「まぁ、また何かあったら来てな。ウチが力になるさかいに…」 そっと豆腐の入った桶をを抱えて阿求さん家を後にする。 「奥さんによろしゅうなー!」 がっくん!と思わず前につんのめってしまう。 「よ、嫁って……」 まぁ、そんなことより夕食に間に合わないと! 急いで家に帰ると慧音さんがすでに帰ってきていた。夕方まで出掛けてたらそりゃそうなるか。 「ん?なんだ○○、遅かったじゃないか。」 「うん、まぁ色々とね。」 「では、そろそろ夕飯の支度を…」 「待って。今日は僕が夕食を作るよ。」 「ん、そうか。では御言葉に甘えるとしよう。」 慧音さんは優しく微笑むと奥に引っ込んでいった。 「さて、ほかのおかずを…」 「さ、できたよ。」 「お、結構美味しそうだな…ん?ほう、冷奴か。」 「好きなんだよね、冷奴。」 「妹紅から聞いたんだろう?冷奴。」 「まぁね。でさ、感想聞かせてよ。」 「ふむ、では頂こう。」 にこやかな団欒から緊張の一瞬へ。豆腐が口に入る… どうだ?どうなんだ慧音さん…… 「美味いじゃないか!どうしたんだこんなに美味い豆腐を食べたことは無いぞ!」 「そ、そんなに美味しい?」 「ああ、嘘を言うもんか。こんな豆腐どこで?」 「それ、実はね…僕が作ったんだよ。」 「○○が…?凄いな。感心したぞ…」 「慧音さんの好きなものだから…一から作りたかったんだ。」 「○○……」 「好きな人のために頑張るなんて健気だねぇ。」 「なっ!?も、妹紅!?」 ふと窓から雰囲気をぶち壊す知人の声が。二人共ギョッとして窓を見上げる。 「いいじゃんいいじゃん、もっとひっつきなよ。私のことは気にせずにさぁ~♪」 「余計気にするっての。」 「ではそうするか…」 「ちょっと!?慧音さん!?」 「別にいいではないか、いつも二人でいるんだ。今更夫婦になったところで変わらんよ。」 「えっ!?えええっ!?」 「お前は…ダメか?」 「そんなわけ…ないじゃないか。」 「なら、いいじゃないか…」 家の中で二人抱き合う。…見られてるのが恥ずかしいけれど。 「ひゅーひゅーお熱いねぇ♪幸せにな~!あーばよ~っ!」 それから数日後、彼女を慧音と呼ぶようになったのは言うまでも無い。 4スレ目 498 けーね先生相談室 「なあ、愛ってなんなんだろうな」 「唐突だな。つまり……好き…ってことだろう?」 「じゃあ、俺はけーねを愛してるのか?」 「な!?なにを言ってる!!というより私に聞くな!!」 「慈愛って言葉もあるよな。どう違うんだ?」 「そんなことも分からんのか。要するに"いつくしみ"だ」 「いつくしみってなんだろなあ…」 「そ……それは慈愛のことだ」 「それじゃ永久にループするぞ。もっと他に…」 「うーむ……そう言われてもな…」 「実は大図書館の辞書でもループしてたよ」 「ほう……だったらなぜ私に聞く?」 「別に……けーねと愛について語り合いたかっただけさ…」 「ま、まあたまにはいいんじゃないか? そういう日もある…」 「明日は愛を囁いてみるよ」 「な!? そ、それはどういうことだ?」 「まあ明日を楽しみにしててくれ」 コマンド ・たたかう ・ぼうぎょ rァどうぐ ・ハクタク 4スレ目 672 「僕のこの気持ちは『無かった事』には、もうできませんから」 →けーね 4スレ目 999 俺さ、このタイミングで 1000を取れるなんて思って無いからさ。 999でいいんだ。 なぁ慧音、俺はお前みたいに里を守ったりは出来ないけど…… お前の居ない家を守る事くらいは出来るからさ、というか帰りを待っててやる! 何でとか聞くなよ、お前が好きだからだ! 5スレ目 30 とりあえず…駄文持ってきてみました。 キャラがおかしかったりする可能性が大ですが、 笑って読み飛ばしていただければ幸いです。 ――――――ここから。―――――― 煌々と輝く満月を仰ぎ見ながら、のんびりと丘の頂で酒を飲む。 妖怪から逃げ切る技量さえあれば、月に一度きりのいい楽しみになる。 …はずだったのだが。 「…しまった…迷った、か…?」 半分酔った頭で歩いたせいか、気が付いたときには竹薮のど真ん中。 …そういえばこの竹薮は…迷いやすいから入るな、と里の守手に言われていた竹薮か…? だが…仕方が無い。最早方角も分からないが、進んでみるしか手は無いだろうな… 「…誰か、居るのか?」 竹薮の奥から声が聞こえる。 聞き覚えのあるような声の気がしたが、 小さくくぐもった喋り方だったので分からなかった。 僕が少し近づくと、足音で察したのか、 「こ、来ないでいい!こっちは奥に進むだけだ、逆に行った方がいい!」 大きな声を聞いて、ようやく誰の声だかを思い出せた。 「えっと…慧音さん…ですよね?僕です、○○です。」 「く、来るなと言うのに!」 時は既に遅し、猫を殺すとも言う好奇心に駆られ、 声がしたあたりへ足を向けていた。 「…」 「…」 少しだけ開けた場所。 そこに居たのは、竹の隙間から漏れる月明かりに照らされた、 半人半獣の女性。 「…来るなと…言った筈だ。」 先ほどまでの怒声はなりを潜め、 哀しげな、そして寂しげな声に変わっている。 「この姿は…里の人間には、誰にも見せたくなかったよ。」 いつもかぶっている特徴的な帽子がなく、頭には二本の角。 自分への誤魔化しなのだろうか、左の角にはリボンが申し訳程度に巻いてある。 いつもと色の違う服には穴が開いているのだろうか、 さらさらとした綺麗な尻尾が生えている。 「…どうした?言葉を失う程に醜いか?」 「…見た目が…。そんなちっぽけな入れ物が、何だって言うんです?」 「…何?」 「たとえ姿形が少し変わったとしても、 貴女は慧音さんだ。 僕らの里の守手である、優しい心を持っている慧音さんだ。 違うんですか?」 「…そうかも知れない…。 …ただ…やはりそれでも、この醜い姿ではな…」 「…そう、貴女は少し自分を過小に評価しすぎる…ですね。 其の姿、漏れてくる満月の光に映えて、とてもお綺麗ですよ。」 「…。」 暫しの沈黙。 「…?どうかしました?」 「いや…な。この姿を見て「恐い」「気持ち悪い」等と言われたことはあっても… 綺麗だなどと言われた事なぞ無いからな。」 「いえいえ、僕は見たままを言っただけですよ?」 「…クッ。」 「?」 「ククク…あはははははは… …全く、面と向かって真顔で綺麗だなどと… ある意味で滑稽すぎるが、なかなか気に入ったよ。」 唐突に笑い出す慧音さん。 僕は理由も分からずに疑問符を浮かべているだけだった。 「…えーと?」 「…ま、分からないならいいさ。 さて、折角私の秘密の場所まで来たんだ。 私の奢りだ、月見酒の続きでもどうだ?」 「ええ、頂き…続き?」 「そんな赤い顔して…大方、月見酒の帰り道に迷ってここまで来たんだろう?」 ぎく。 「え、ええ、まあ…と、ともかく頂きますよ。」 「酌の相手が私で悪いが…な。」 「いえいえ、十分…寧ろ、最高ですよ。」 「あっはははは…それじゃ、この綺麗な満月に乾杯といこうか!」 5スレ目 153 この間海へ行ったんですよ海へ。メンバーはお子様同盟(リグル、チルノ、みすちー、スイカ)と、保護者役のけーね。 けーねは急に声を掛けられたせいか、慌てて持ってきたのは去年の水着で、しかも試し着すらしていないらしい。 主に胸周りが収まらないらしく、谷間はもちろん収まり切らない自己主張の 激しい胸元が随分目立っていたと思う。 顔もスタイルも中々で、こぼれんばかりの胸元を必死に押さえているけーね(の胸元)にチルノとスイカが嫉妬。 ⑨が囮になってちょっかい出している内に、スイカに紐ごと脱がされ、みるみるうちに上半身裸になってしまった。 スイカが「取ったどー!!」と叫びながら、けーねの水着(上)を凧揚げよろしく浜辺を走って中をヒラヒラと…… 「うわー、けーねのおっぱいウシみたい!」 だまれ⑨。あまり衝撃でしばらく固まっていたけーねだったが、それらの声は確実に聞こえていた模様。 いつまでも豊満な胸をお子様達の前に晒しておく訳にもいかず、とっさにけーねの胸に手で触れて隠す俺。いや待てと。 とっさの動作からふと我に返ったその時には、俺の股間もみるみる自己主張を始め、その存在に気づいたけーねの顔も、 見る見る赤くなって(百数十行に渡りスキマ検閲)それからけーねは一緒に海へ行ってくれません。 一方、アリス (省略されました 続きを表示するには慧音のバストサイズを正確に答えてください) 5スレ目 157 本に向かっていた慧音だったが、だんだん背伸びしたり肩を回したりする 回数が増えて、しまいにはこのようになった。 「○○、私はちょっと出かけてくる」 天候は落ち着いているが、今は夜だ。○○は、上衣を羽織って 出て行こうとする慧音を呼び止めた。 「いったいどこへ行くんだい」 「妹紅のところへ。肩を揉んでもらいにいく」 ○○は驚いた。 「肩って、俺がいるだろ、いつもみたいに―」 「その、いつものが問題なんだ!」 突然慧音が吼えたので、○○はさらにびっくりした。 「お前に肩を揉ませると、いつも胸に手がいくだろう!おかげでまた大きk (検閲されました。続きを表示することはできません) ということで小官は慧音のサイズは100をゆうに超えるものと推測するものである。 5スレ目 283 今日こそはと、久しぶりに慧音の家へ行った。 慧音はオレが部屋に上がって来るのを少し気にしながら化粧をしてた。 鏡に向かっていろんな表情をする慧音が珍しくて、化粧してるのをボケーと見てた。 「見ていて楽しいものか?」 口紅を塗り終わった慧音が問いかける。 「悪い、見惚れてた。チューしたいくらい」 とっさにトンデモナイことをサラリと言ってのけた。さすがオレだ、そこに痺れるあこがれるぅ! 慧音はオレの頭を抱き寄せると頭を撫でて、オレのおでこに軽く口付けしてくれた。 「口紅……ついてしまったな」 コットンでキレイにしてくれた。 その日はそれだけで、この後すぐ家に帰った。 その日の夜、慧音に告った。 慧音「私なんかよりも、もっと魅力的な娘はいるだろう」 オレ「ならば、貴様を殺して永遠に我と共に」 慧音「よかろう。来るが良い」 虚空を突き破る轟音。 空気を切り裂く甲高い音。 オレの口から鮮血があふれ出す。 オレの拳は僅かに届かず、逆に手刀が胸に突き刺さっている。 崩れ落ちるオレの五体。 オレ「……これで、貴様は俺を忘れないだろう。ぐ……」 慧音「忘れはせぬ。貴様の魂我が心と共に。 悲しき男よ。誰よりも愛深く、拳でしか愛を語れぬゆえに。」 死してなおその男の顔に浮かぶ表情は 喜びであったか悲しみであったか。 その時、一陣の風が吹いた。 愛に死んだ修羅の魂を運び去るように。 5スレ目 302 始まりは唐突に 「なあ、けーね」 「ん? 何だ?」 「結婚しない?」 「……お前は…………いきなり何を言い出すのかと思えば……」 「いやマジなんだけど」 「ハァ……お前って奴は、とことん進歩が無いな……」 「なぁ、だめか?」 「ダメだ」 「ちぇ~」 「……もっとムードというものを考えろ、バカ……」 「ん? あれか、もっとロマンチックなプロポーズというものを期待してたのか?」 「う、うるさいな! 自分の胸に手を当ててよーく考えてみろ!」 「あらあら、相変わらず純情乙女でいらっしゃいますなぁ~。まぁ、そんなことを俺に期待したらダメだということだ」 「ハァ……何で私はこんな奴を好きになったんだろう……」 「……? つー事は、だ。結婚してもいいとは思っている訳だ」 「……不満か?」 「そうか……ならこれ」 「ん? お前、これって……」 「まぁ…なんだ、薬指にでもはめとけ」 「全く……始めからそしてくれたら…………バカ…」 「無くすなよ?」 「それはこっちのセリフだ」 まあなんだ、けーねはこれくらいツンツンしているほうが良いと思う俺ガイル。 5スレ目 333 幻想郷に来て一年。 慧音に助けられて、上白沢の里でお世話になっていた。 村人との関係も良好。 先生の真似事などをやって、糊口をしのいでいる。 家は、慧音の家で居候。 最初は目途が立ったら出て行こうと思っていたが、 「私と一緒にいるのは嫌いか?」と言われて我を通すほど、俺も強くはない。 結局、ずっと一緒に住んでいた。 そんな、ある日の夕餉の後。 慧音が皿を洗っている。 サラサラ サラサラ この家では家事は当番制。 今日は俺が夕食を作ったから、慧音に片づけを任せている。 最初は割烹着に違和感を感じたものだが、最近は慣れてきた。 それにしても、彼女は楽しそうに家事をする。 鼻歌は日常茶飯事だし、こうやって後ろから見れば、髪やお尻もふるふると揺れている。 カシャカシャ カタカタ 「なあ、慧音」 「なんだ?」 「今日、里長が来た」 「ほう、珍しいな。それで何を?」 「お見合いの相談」 カタン 手が、止まった。 「俺もそろそろ妻を娶ったらどうか、って」 「……そうだな。お前の年なら、この里では結婚適齢期を過ぎたくらいだ。 問題はあるまい」 「そうかも知れない。里長の孫娘を紹介してきたよ」 「……そうか」 それっきり、無言。 慧音の家事の音がまた響き出す。 シャラシャラ シャラシャラ いささか、音が乱暴になった気がした。 「少し、外へ行かないか?」 それから少し経って、家事も一段落した頃、慧音が尋ねてきた。 珍しい。 彼女が俺を誘うのも。 俺に夜間外出を認めるのも。 「ああ、いいよ」 そして、俺たちは外へ出た。 満天の星空。 妖怪が出るためか、辺りに人影は無い。 俺と慧音は、近くの小川の土手へと腰を下ろした。 周りには、鈴虫と松虫のハーモニー。 時折そよぐ風が、不協和音を生み出している。 「なあ、○○。さっきの件だが」 「さっきの?」 「お見合いの件だ」 「ああ――」 「お前は、あの件、受けるのか?」 俺は、足元から石を拾い上げると、立ち上がって川へ放った。 ぽちゃん、と言う音を残して、闇へと沈んでいく。 「どうなんだろうな」 「どうなんだろうな、ってお前、自分のことだろう?」 「ああ。でもな、そんなこと考えたことなかったから、実感が湧かない」 「実感が湧いたら、受けるのか?」 「さてな。想像もつかない」 足元からもう1つ石を拾い、数歩進んで、今度は天の川へと放ってみる。 しばらくして、先ほどと同じ、ぽちゃん、という音が流れた。 「でも、考えておく。とは言っておいた。 近いうちに、結論を出さないといけないな」 背後では、息を呑む気配。 そして、立ち上がる物音がした。 「帰るのか?」 その言葉に返事は無く。 ただ、後ろから慧音が、俺の首に腕を回して抱きついてきた。 「慧音?」 その言葉に、耳元で囁くような声が返ってくる。 「すまない。だが、今はこうさせてくれないか。 きっと、明日になったら、お前の結婚を祝福できると思うから……」 女性特有の、男を魅了する妖艶な香り。 柔らかい、淡雪のような肌触り。 くらくらする。 だが、俺はその腕をそっと外した。 「やめておくよ」 「私のことが嫌いか――?」 「いや、里長の孫娘と結婚するのを、さ」 慧音の絶句。そして、搾り出すような声。 「何故だ? 私が言うのもなんだが、彼女はいい女だぞ」 「そうかも知れない。 でも――」 俺は彼女へ向き直る。 「俺は、慧音しか愛せないみたいだから」 慧音が、あんぐりと口を開けて呆けている。 「今日、里長の孫娘と会った。実は、手も繋いだし腕も組んだ。 だけど――」 いったん言葉を切る。 「全然ドキドキしなかった。今、慧音に触った時は胸の鼓動が止まらなかったのに。 それを感じて思ったんだ。 ああ、俺は慧音が好きなんだ。って」 「慧音、俺の告白を受けてくれるか?」 慧音の眼を見て告白する俺。 いつの間にか、虫の音も熄んでいる。 「私も――私もお前が好きだ。 一目惚れだった。 だが、いいのか? 私は人間じゃないんだぞ」 「ああ、知ってる。 慧音。 お前の寿命の中では、俺の生きた時代など取るに足らないものかもしれない。 だけど、俺は生きている限りずっと側にいる。 だって――、お前のことが本当に好きみたいだから……」 そして。 触れるだけのフレンチキス。 夜空の織姫と彦星も、祝福してくれるように瞬いていた。 5スレ目 374 「なあけーね。ピザって10回言ってみてくれ」 「はぁ?…なんでまた」 「いいからいいから。ほれほれ」 「仕方の無い奴だ……ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ…」 「じゃあここは?」 「肘だろ?」 「…ちぇっ…つまんね」 「小学生かお前は」 「うるせー…じゃあ、こんどはキスって10回言ってみてくれ」 「お前は何を言ってるんだ…」 「言うだけだって。誰もしてくれなんて言ってないだろ?」 「仕方が無いな…キスキスキスキスキスキスキスキスキスキス…」 「…なあけーね、俺のことどう思ってる?」 「え?…あ、すk…って、何を言わせるんだ!!」 「……やっぱ俺のこと嫌いか?」 「そうだな、お前みたいなデリカシーもムードも無い奴なんて……」 チュッ 「……大っ嫌いだ」 「そっか…うん、わかった。…そんなに嫌われてるとは思わなかったよ」 「全く……もっと素直になれ。お前が望むならキスの3つや4つ、いつだって……」 「え?あ、ちょ…」 「それにしても、凄いキスマークの数ですね」 「あまり大々的に記事にしないでくれよ。あれを宥める俺の身にもなってくれ」 「そうは言いますが……うわー、これなんてあと3日は痕が残りますよ?」 「あまり触らないでくれ。けーねの奴ピンポイントで弱い部分だけを攻めて来るんだよ」 「つまり、お兄さんはこことかここが弱い…と」 「だから触るなって……きゃん!」 (省略されました 続きは幻想郷一早くて確かな真実の泉『文々。新聞』の特別紙 『とつげきっ☆となりの夫婦生活から学ぶマンネリ解消法 ~ポロリもあるよ~』 で好評連載中です。月極契約絶賛受付中! お問い合わせは最寄りの販売店まで) 5スレ目 427 「なあけーね、ちょっと実験に付き合ってくれ」 「別に構わないが……このヘンテコな機械は何だ?」 「嘘発見機。香霖堂の古書を参考に作ってみた」 「……ハァ。どうしてお前は毎度々々こうも下らない事に情熱を燃やすんだ……」 「まぁ聞け。今日はこいつで、けーねの本心に嘘偽りが無いかを計ってみようt」 「丁重に断っておこう」 「って、話の途中で断んなよ!!お願いだから!一回!一回だけ!」 「……はぁ…………勝手にしろ」 少女準備中 「よし。準備おk。あとはこれを指につけて、すべての質問に『いいえ』で答えてくれ」 「夕飯の支度の途中なんだ。さっさと済ませてくれ」 「第一問!!今好きな人がいる!」 「……いいえ」 ビビーッ!! _, ,_ ∩ ( ゚∀゚)彡 てーちゃん!てーちゃん! ⊂彡 「……ほう」 「別に構わないだろ……好きな人くらいいたって……」 「よし。第二問!!好きな人は今目の前にいる人間だ!」 「…………な゛っ!?」 「さぁ、いいえと答えて!」 「………………ああ、その通りだ」 _, ,_ ∩ ( ゚∀゚)彡 ググッ…… 「……え?あれ?……え?」 「これで満足か?馬鹿者。下らない事ばかりしていないで、部屋の片付けでもしておけ」 5スレ目 548 珍しいこともあるもんだ。けーねにデートに誘われた。 しかも開口一番に「私と逢引きしてくれないか?」と来たもんだ。 で、里の河原に腰掛けながら2人でダベってた訳だが…… 「……その、だな……」 「何?」 「私と逢引きしても、面白くないか…?」 「え? いや、そんなことないぞ。十分楽しいけど……何で?」 「さっきからお前は何を話しても上の空だし……。私が誘ったから無理に来てくれたのかと……」 「そ、そんなこと無いって……」 「私は……お前とこうやって話すことができて、嬉しい。しかし……お前はどうなんだ?」 「俺も嬉しいよ」 「嘘だろう」 「え……」 「ならば何故私に笑顔を見せてくれない。お前はいつも巫女や夜雀と一緒の時には笑顔で話しているじゃないか…… 妹紅と一緒の時にも笑顔で馬鹿な事を言い合っているじゃないか。それなのに私には……」 「あー……えーっと……」 「今日はありがとう。さようなら……」 そして腰を上げて立ち去ろうとするけーね。 「あーもう!!考えるのはやめよ」 「え?」 後ろからけーねを抱きしめる。 「ちょ、待て…どこで鴉天狗が見ているかも分からないのに、こんな所で何をするっ!」 「ごめんな。今日ずっと考えてたのは……お前にどうやってプロポーズするかだったんだ……」 「な……」 「でも、やっぱまどろっこしい事考えるのはやめだ。はっきり言うよ」 「好きだ、これからずっと二人でいてくれ」 「……」 黙りこんじゃったか……やっぱ駄目か? パンッ! 乾いた音を立てて、けーねが俺の頬を叩いた。マジ痛い。 「っつ……」 「その平手打ちは……私を怒らせた罰だ」 「ひどいぜ、けーね……」 「あ、後はだな……」 チュッ 「あ……」 平手された頬に、けーねの唇が触れた。 「これが……告白の返事だ。で、でも忘れるんじゃないぞ!?私はまだ怒ってるんだからなっ!!」 「……ああ、悪かったよ。これからいくらでも償ってやるさ」 「わ、分かればいいんだ。まあ…これからを期待させてもらおう……」 これくらいなら許容範囲ですか?わかりませんっ>< 5スレ目 587 583に触発された。一度でいいからけーねに言わせてみたかった。今は微塵も反省していないし、これからもする気は無い。 きっかけは、紅魔館で「お月見ダンスパーティー」が開催されるとの新聞広告だった。 俺は社交ダンスなんて踊ったこと無いし、踊る相手もいない。そもそも里の人間でダンスが踊れる人がどれだけいるか… 「それで、私の所に来たのか?」 「ああ、けーねなら色々知ってそうだから、もしかしたら……と思ってさ」 「教えてやれない事も無いが、私もお世辞にも上手いという訳じゃないからな…」 「頼む!!1曲だけでも踊れればそれでいいから!!」 「……分かった。それじゃあ早速始めるとしよう。まずはステップからだが……」 (少女指導中) 「違う!ステップの足が逆だ! それでは私の足を踏んでしまうだろう?」 「そこで手を離さないでどうする! 私の腕をねじ折る気か?」 「肩に力が入り過ぎだ! もっとリラックスして踊らないでどうする!」 うぅ……けーねってばスパルタ。 「よし、その調子だ。やればできるじゃないか。試しに一曲通して踊ってみないか?」 「まだうろ覚えなんだけど……間違っていたら指摘してくれよ?」 (少女舞踏中) 「まだまだステップが滅茶苦茶だな」 「それでも辛うじて踊れてるだろ?」 「まだまだ合格とは言えないが……ほら、身体が離れすぎだ。もっとこう引き寄せて……」 そう言いながら、けーねに身体を引き寄せられる。すぐ近くにけーねの顔。 いくら何でも引き寄せ過ぎだろ。見下ろせば、触れるか触れないかという微妙な間隔でけーねの胸が急接近。 あ、今ちょっと当たった。 「……なあ、胸が当たってるんだけど…」 「当てているんだ」 「いくら何でも近すぎだろ」 「嫌か?」 「別に嫌って訳じゃ……」 「なら気にするな」 コマンド? ・だきしめる ・ちゅーする rァ・せをむけてケツをつきだす ・もこタンにチェンジ 備考: 583→ハーレム? 2参照。 5スレ目 603 満月の夜 ハクタク化したけーねがウチにやって来た。 何でも折り入って相談があるとか。めずらしい事もあるもんだ。 「……で、相談って何だ?」 「実は…だな……。率直に聞くが、普段と比べて今の私を見てどう思う?」 「どうって……頭にツノが生えてるわ、そのツノに申し訳程度のリボンが付いてるわ、服が緑色だわ……」 「ガラリと印象が変わった……という訳では無いのか?」 「そうだなぁ……帽子が無くなってツノとリボンが付いた以外は、いつのもけーねだぞ?」 そう言い終えて、けーねの身体を抱き寄せて頭を撫でる。 「髪だっていつもみたいにサラサラだし、抱き心地も感触も、俺の好きなけーねのまんまだ」 「そ、そういうことを聞いているんじゃなくて…」 真っ赤な顔で俺の胸板を押して離れるけーね。この照れ具合もいつもと同じだ。 「つまり、イメチェンしたいのか?」 「イメチェンか……そうだな、そうかも知れないな」 「雰囲気を変えるなら、一番手っ取り早いのは髪型を変えることかな?」 「髪型か……」 「そうそう、けーねの髪は長いから自由度が高くていろんな髪型が試せそうだしな。 後ろ髪縛ってポニーテールとか、案外三つ編みなんかも似合うかも知れないぞ?」 「そう言われてもな……。そうだ、お前はどんな髪型が好みなんだ?」 「どんなって、けーねなら何でも似合いそうだが、強いて挙げるとすれば……」 コマンド? ・ポニーテール ・三つ編み ・ショートカット ・↑↑↓↓←→←→BA rァ・その他(具体例を挙げて下さい) 5スレ目 637 「情報は、蒐集され吟味されて知識になる。 知識は、蓄積され実践されて智慧になる。 智慧は、研磨され継承されて、文化になる」 慧音はそう言って本を降ろした。 「○○」 「な、何だ」 「『知る』という言葉の本来の意味を知っているか?」 「いや、解らない」 「『知る』ことは、生まれることだ」 「・・・生まれる?」 どうしてか彼女は上機嫌で、俺を見てくすくすと笑った。 「『知る』ことは支配するとこと。 天地の境界を越えて秩序を渡らせることを言うんだ。 何時だって知性は混沌に挑む。でも混沌は混沌が秩序だ。 その新しい秩序に挑むには、まずその混沌を理解しなければならない。 だから、知性は生まれるんだ。新しい世界に。真っ白になって」 「・・・よくわからない」 「歴史家が過去を見るのは、新世界へ武器を持ち込むためだな」 「・・・え~と?」 「智慧は炎にも、矢にも、剣にもなる」 「あぁ、それは聞いたことある気が」 「知ることは挑むこと。戦うこと。そのために、生まれ変わることだ」 「は、はぁ・・・」 「・・・難しい話か?」 「まぁ、とっても」 「ふふふ。そうだな。少し難しかったかもしれない」 「??」 「○○は、私のことを知りたいと思うか?」 「あ、あぁ。知りたい、けど」 慧音は大きく溜息をつくと、呆れたように俺に笑いかけた。 何のことだか解らない。慧音は俺と違って頭がいいからな・・・。 「私もだ。でもやはり、言うだけじゃ○○には解らないらしいな」 「な、何?」 「難しい話じゃないさ」 ふと、慧音は俺の頬に手を伸ばす。 もう片方の腕を俺の肩に掛けて、寄りかかってきた。 いや、寄りかかる、と言うよりは、押し倒す。 「おわ、ちょっと・・・」 「知ることは、こういうことだ」 (省略されました・・・慧音先生の実技指導を受けるには、高天原から日向高千穂峰に降臨してください) 5スレ目 669-670 縁側の風物詩 夜更かしして夜中に東方サッカー幻想郷カップの予選試合を見ていたら寝不足になった。 暦の上では秋を迎えたことだし、縁側でひなたぼっこでもしながら昼寝でもしよう…… ふぁ……ねむ…… ~30分後~ 「おーい、そろそろ昼御飯にしないかー?」 台所から慧音が呼ぶ声が聞こえるが、夢の中でこまさんと遊んでいる途中だから夢の中へ戻ろう。 「くかー」 ~5分後~ 慧音「……いくら呼んでも来ないと思ったら、こんな所で眠って……」 オレ「くかー」 慧音「おーい、今日はお前の希望に答えて作った肉じゃがだぞ? 食べないのか?」 ゆさゆさ オレ「くかー」 身体が揺すられている感じがするが、俺は夢の中でこまさんと遊ぶのに忙しいんだ。後にしてくれ。 慧音「ほら、そんな硬い床で寝ていると首を痛めるぞ?」 ゆさゆさ オレ「くかー」 また揺すられた気もするが、あまり強く揺すっていないので、本気で叩き起こすつもりではないらしい。 慧音「幸せそうな寝顔をして、一体どんな夢を見ているんだか。……仕方の無い奴だ」 同時に俺の頭部に軽い浮遊感を感じたが、夢の中でこまさんとキャッキャしながらお風呂に入っている途中なのd…… 何か柔らかい物に頭を乗せ、撫でられている感覚で目を覚ます。ごめんよこまさん。 オレ「……んぅ~?」 慧音「お、やっと起きたか」 オレ「……へ?」 目の前には頬をほんのり紅く染めたけーねの顔。どうやら俺は、いつの間にか慧音に膝枕をされていたようだ。 うーむ、スカート越しとは言え、このやわあたたかいけーねの太股の感触がたまりませんな。 慧音「それにしても、よく眠っていたな」 オレ「え? あ、す、すまん。すぐ退くから」 慧音「気にすんな、私が好きでやっているんだ。嫌なら起きてくれて構わないぞ?」 オレ「滅相も無い。すごく……気持ちいいです……」 慧音「床の上で首を痛そうにして眠っていたからな。こっちに寝かせた」 そう言って足をポンポンと叩く。 慧音「可愛い寝顔だったぞ」 オレ「ひ、不意討ちとは卑怯ナリよキテレツ……」 慧音「せっかく作った肉じゃがが冷めてしまった罰だ。このまま少し反省していろ」 いやいや、それ全然罰じゃないだろ。 オレ「やったな……それじゃあお返しだ!!」 そう言うと俺は仰向けの状態からうつ伏せになり、スカート越しにけーねの太股に顔を埋めて コマンド? rァ・……と見せかけて、カメラの視線を感じる方向に座布団を投げる ・思いっきり深呼吸スーハークンカクンカ ・布越しでは物足りないので、パンツの中に頭をつっこむ ・畳を開けてもこタンインしたお!! ----------------------------- うわあああああ!! ×布越しでは物足りないので、おもむろにパンツの中に頭をつっこむ ↓ ○布越しでは物足りないので、おもむろにスカートの中に頭をつっこむ パンツの中に頭突っ込んでどうするんだ!! 罰としてけーねに尻を差し出して突っ込まれて来るorz 5スレ目 689 669氏 膝枕に触発されました。 でも、耳かきがないのは残念。 ということで、自分で書いてみる。 ====== 「慧音?」 「なんだ?」 「座布団知らない?」 「座布団なら干してあるぞ。急にどうした?」 ある晴れた昼下がり。 珍しく暇になってしまった俺は、昼寝でもしようかと枕を探す。 居間には、お茶を飲んでくつろいでいる慧音。 だが、本物の枕はともかく、座布団まで干していたとは……。 「いや、昼寝でもしたいなー、と思って」 「まったく。暇なら本でも読んだらどうだ?」 「いや、眠いときに読んでも頭に入んないし。 なら一つ、ここは寝ようかな、と」 「しょうがない奴だな」 苦笑すると、慧音は体をずらしてこちらを向く。 そして、自らの膝を、2度、叩いた。 「ほら、膝枕してやるから、こっちへ来い」 「いいのか?」 「今日は私も機嫌がいいからな。 ……私の膝では、不満かもしれないが」 「いや、喜んで」 畳の上に寝転ぶと、そのまま頭を慧音の膝に乗せる。 滑らかな生地の感触に、柔らかい太ももの弾力。 そして、時折頭を撫でる一房の髪が、 ふわっ、とシャンプーの残り香を発する。 「気持ち良いぞ、慧音」 「私もだ。……だが、少し耳が汚れていないか?」 「ああ、そう言えば、最近耳かきしてなかったかも」 「お前はどうして、そう不精なんだ」 呆れた声を出しながら、 どこからともなく耳かき棒を取り出す慧音。 「ほら、耳かきしてやるから横を向け」 「では、お言葉に甘えて」 横を向く俺。 鼻が慧音により近くなるせいか、慧音の匂いに包み込まれる。 コショッ 「うっ」 「どうした? 痛かったか」 「いや、気持ちよくて」 人にやってもらう耳かきがこんなに心地良いとは。 いや、慧音が上手なのか。 耳かき棒が、的確に俺の耳を掃除していく。 だが。 コリコリ 「あうっ」 それは、俺の弱いところを正確に刺激している、ということでもある訳で。 「こら、動くな。 手元が狂ったら危ないのはお前なんだぞ」 「そんなこと言われても。 慧音が上手だから、ついつい……」 「仕方のない奴だな」 そう言うと、慧音は俺の頭を一度下ろす。 そして、スカートを限界までたくし上げた。 太ももが上の方まであらわになっている。 「慧音?」 「少し苦しいかもしれないが、我慢してくれ」 意味不明なことを言う。 そのままおとなしくしていると、 慧音は、俺の頭をやさしく持ち上げ、 フニュッ その、むき出しの太ももに挟み込んだ。 「わっ!」 「きゃん! こら、頭をぐりぐりするな! お前が動かないように、頭を固定するだけだ」 「で、でも――」 「デモもストもない。深呼吸でもして静かにしていろ」 言われて深呼吸。 太ももに強く挟み込まれているせいで、あまり空気は吸えないが。 スー ハー 慧音の香りが、体いっぱいに広がる。 「あん! ……深呼吸も禁止だ。くすぐったい」 「ううう」 「自業自得だ」 眼の前には、慧音の肌しか見えない。 耳は、耳かき棒の音、そして慧音の息遣いしか聞こえない。 鼻からは、慧音の匂いしか入ってこない。 皮膚からは、慧音の太ももしか伝わってこない。 この状況なら、あとは味覚だけ。 ペロッ 唇の前の太ももを舐めてみる。 サラサラとした触感。 ほのかに塩気を感じる。 「ひゃん! い、今、何をした!」 「せっかくだから、舐めてみた」 「わ、私を食べても美味しくないぞ! というか、舐めるな!」 「いや、なかなか旨いぞ」 「あ、ありがとう……。 じゃない、とにかく舐めるな! でないと――」 「でないと?」 「……耳に刺さっても知らないぞ」 「ごめんなさい」 おとなしくなる俺。 でも、いまだ舌の上には慧音の味が踊っている。 そして。 五感で慧音を十分に堪能し。 その後、慧音の膝枕で、至高の午睡を過ごしたのだった。
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今日は休日、須賀咲ちゃんです! 言っても、主婦に休日なんてないけどね、それでも京ちゃんのためなら頑張るよ! 今日は子供も預かってもらって、お姉ちゃんもお仕事。京ちゃんと二人っきりです! 「咲ー」 「なぁに、京ちゃん」 「せっかくの休みなのに、どこか出かけなくていいのか?」 「んー。二人っきりだからこうしてるのもいいじゃん」 「そっかぁ」 私がどこかに出かけたいって思うタイプじゃないのもあるけど、どこかに出かけたらイチャイチャ出来ないんだもん。 付き合い始めは外デートを繰り返しても、外に出たらくっついたり出来ないから家デートばかりになるってあるよね! も、喪女じゃないよ!? 京ちゃんいるし! 私はたまーに図書館に連れてってくれたり、たまーに本をプレゼントしてくれるだけで十分だよ! それにね。こうして私が家事をしている時、ソファーで京ちゃんが横になってるのを見るって、結構幸せなんだよ? 「どこかに出かけたいなら言ってくれよ」 「京ちゃんは仕事で疲れてるんだからいいの」 「そうなぁ。でも咲も毎日家事をやってくれてるじゃん」 「じゃあ、私が家事で疲れてるからいいの」 「……ありがとな」 「別に京ちゃんのためじゃないですよー、だ」 「あ、じゃあ一つだけお願いしてもいいかな?」 「お、なんでも言ってくれ」 ソファーに寝転んでいた京ちゃんが身を起こしてこっちを見る。 私も一息ついて、京ちゃんの横に座る。 「膝枕!」 「ああ。乗っかっていいぞ」 「違うよ! 京ちゃんの頭貸して! 耳かきする!」 「え?」 ふ、ふふふふふ。なんでもって言ったよね? 今日は咲ちゃんのリベンジマッチ! 耳かきしちゃうぞ! 「さ、咲。それはまた今度にしないか?」 「む。私を信じていないの?」 「だって、なぁ?」 確かにむかーし、昔の話。ちょっと強く掻きすぎて血が出ちゃったこともあったけど……。 ぽんこつでもそんなに同じ失敗はしないよ! え、迷子? し、知らない……。 「あの時は力を入れすぎただけだから、もう大丈夫」 「……、お願いしようかな」 あ、その目は観念した目だ。 ふふふ、咲ちゃんのテクニックで骨抜きにしちゃうよ! 何か起こると思った? 残念、無事に耳かき終わりました! 奥の方まで棒を入れなければ大丈夫だって覚えたもん。 まぁ、私は奥の方まで入れられる方が好きかな? へ、変な意味じゃないし。 我が家の耳かき担当が京ちゃんだっただけだもん。 「……咲の膝枕って気持ちいよね」 「もー、恥ずかしいこと言わないの」 照れ隠しに言ってるのが見え見えだ。だって、顔が真っ赤。 京ちゃんが膝枕されるのが好きだってことを知ってるんだ。 「咲の顔がよく見えるな」 「よーし、喧嘩売ってるの?」 「え、いや、そういう意味じゃなくてな」 ふーん、そういうこと言っちゃうんだ。 ならこっちにだって考えはあるし。 「胸が大きい子じゃ、こういうことはできないじゃん」 京ちゃんは膝枕した状態からのキス、大好きだもんね。 夫婦が二人で休日。家デート……。 ここからは京咲好きなら見えるはずだよ! カン! 目次に戻る
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1/3 84 「休日にまったり耳かき」 151 「久しぶりに姉も誰もいない二人っきりの京咲」 今日は休日、須賀咲ちゃんです! 言っても、主婦に休日なんてないけどね、それでも京ちゃんのためなら頑張るよ! 今日は子供も預かってもらって、お姉ちゃんもお仕事。京ちゃんと二人っきりです! 「咲ー」 「なぁに、京ちゃん」 「せっかくの休みなのに、どこか出かけなくていいのか?」 「んー。二人っきりだからこうしてるのもいいじゃん」 「そっかぁ」 私がどこかに出かけたいって思うタイプじゃないのもあるけど、どこかに出かけたらイチャイチャ出来ないんだもん。 付き合い始めは外デートを繰り返しても、外に出たらくっついたり出来ないから家デートばかりになるってあるよね! も、喪女じゃないよ!? 京ちゃんいるし! 私はたまーに図書館に連れてってくれたり、たまーに本をプレゼントしてくれるだけで十分だよ! それにね。こうして私が家事をしている時、ソファーで京ちゃんが横になってるのを見るって、結構幸せなんだよ? 「どこかに出かけたいなら言ってくれよ」 「京ちゃんは仕事で疲れてるんだからいいの」 「そうなぁ。でも咲も毎日家事をやってくれてるじゃん」 「じゃあ、私が家事で疲れてるからいいの」 「……ありがとな」 「別に京ちゃんのためじゃないですよー、だ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2/3 「あ、じゃあ一つだけお願いしてもいいかな?」 「お、なんでも言ってくれ」 ソファーに寝転んでいた京ちゃんが身を起こしてこっちを見る。 私も一息ついて、京ちゃんの横に座る。 「膝枕!」 「ああ。乗っかっていいぞ」 「違うよ! 京ちゃんの頭貸して! 耳かきする!」 「え?」 ふ、ふふふふふ。なんでもって言ったよね? 今日は咲ちゃんのリベンジマッチ! 耳かきしちゃうぞ! 「さ、咲。それはまた今度にしないか?」 「む。私を信じていないの?」 「だって、なぁ?」 確かにむかーし、昔の話。ちょっと強く掻きすぎて血が出ちゃったこともあったけど……。 ぽんこつでもそんなに同じ失敗はしないよ! え、迷子? し、知らない……。 「あの時は力を入れすぎただけだから、もう大丈夫」 「……、お願いしようかな」 あ、その目は観念した目だ。 ふふふ、咲ちゃんのテクニックで骨抜きにしちゃうよ! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3/3 何か起こると思った? 残念、無事に耳かき終わりました! 奥の方まで棒を入れなければ大丈夫だって覚えたもん。 まぁ、私は奥の方まで入れられる方が好きかな? へ、変な意味じゃないし。 我が家の耳かき担当が京ちゃんだっただけだもん。 「……咲の膝枕って気持ちいよね」 「もー、恥ずかしいこと言わないの」 照れ隠しに言ってるのが見え見えだ。だって、顔が真っ赤。 京ちゃんが膝枕されるのが好きだってことを知ってるんだ。 「咲の顔がよく見えるな」 「よーし、喧嘩売ってるの?」 「え、いや、そういう意味じゃなくてな」 ふーん、そういうこと言っちゃうんだ。 ならこっちにだって考えはあるし。 「胸が大きい子じゃ、こういうことはできないじゃん」 京ちゃんは膝枕した状態からのキス、大好きだもんね。 夫婦が二人で休日。家デート……。 ここからは京咲好きなら見えるはずだよ! カン!
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