約 749,231 件
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/1316.html
どうしてこうなってしまったんだろう? 僕は目の前の敵と、マリアと戦っている。風のような刃が身体を斬りつけてくるが、それを少しずつかわし ていく。乱暴に振り回してるように見えるがその太刀筋は意外にも丁寧だ。当たり前か、僕と同じ師の元で学 んだんだしね。まだ小さい彼女が目の前にいるように感じ取れた。 喧嘩っ早かったマリア。そのくせ人一倍泣き虫だったマリア。誰に対しても真っ向から立ち向かうマリア。 いつのころからだろう、本当にいつのころから君が隣にいなかったんだろう? 「はぁぁぁぁぁぁ!」 鋭い突きが僕の喉元を狙ってきたがとっさに身をかがめで避ける。毎回言われたっけ、突きに弱いって……。 じゃあ、こちらもお返しだ。このまま一気に間合いを詰めて、足元を思い切り払う。鍛えたと何回も言う彼女 だったけど足自体は結構細いから払いやすい。 「くっ!」 軽く舌打ちをするとすぐさま床に手を付いて、距離をとる。そこから見えたのは彼女の微笑だった。 楽しいのかな? いや、楽しいんだ。子供の頃にこんな事をしたんだ。仕方ないから僕は手加減をして――。 「うっ……」 彼女の剣が僕の胸を貫いた。鋭い痛みが頭に走る。でも、それ以上に……。 「あっ……」 僕は彼女を抱きしめていた。理想なんか捨ててしまえ、なんて何回も頭の中で思った。 「ようやく……捕まえた」 心から出た言葉に僕は涙を流した。そして彼女もまた……あの頃と同じ声で……泣き出した。 森宮祐一の傷が完全に塞がったのはエグザトリアに搭乗して早くも三ヶ月が経った頃だった。 通っていた学校は既に完全閉校しており、自分以外の生徒は別の学校に通っている事を看護士から聞いていた。 あの件でかなりの人間が死んだらしい。学校は破壊され、病院やビル、クラブハウスも潰された。自分が住 んでいたマンションは完全に廃墟となっており、家具一式から始まり、冷蔵庫からテレビといった家電製品、 そして父が残したメモもバイラムの襲撃によって炎と共に無くなっていた。 祐一は自分の身体に視線を送る。きつく巻かれた包帯は自分の身体を圧迫し、立つことは出来るが細かい動 作ができず、ほとんどベッドのリクライニング機能を使わなければ起き上がることが出来なかった。 そろそろ退院かな? そう思うが医者からは内臓にまで傷が到達しているのでもう少し入院してくれと言われた。 テレビをつけてみる。朝早いこの時間にやっているのはニュース番組だけだ。 「ですから、我々はアンギュロスに対して報復をするべきなのですよ!」 「しかしねぇ…各都市部の復興の方が最重要ではありませんか?」 「それよりも降伏するべきですよ、バイラムの相手になるのなんてあのエグザトリアしかないではないですか!」 背広姿のコメンテーターたちは激しい議論を重ねている。だが祐一にはその殆どが保身にしか見えなかった。 今、バイラムに来られたら一溜まりもないんじゃないか。 醜悪なコメントを繰り返すばかりのコメンテーターたちに嫌気がさしたのでテレビを消し、そのままベット へと寝転がる。何も無い白い天井には蛍光灯が同じような光を降らせてきた。 「メアリー……」 祐一は小さく呟いた。 アステロイドベルトに自分がいる。そう言い残し、メアリーは飛び立っていった。軍人でもなければ宇宙飛 行士でもない僕がいけるはずがないのに……。だが、彼女の声はとても楽しそうだった。まるでデートを待ち 焦がれているかのように感じた。来て欲しいというサインなのかな? イヤ、本当に来て欲しいのだろう。 「やめておこう、戦場に行くなんていくらなんでも無理だ」 体を横にすると再び瞳をとじた。何度も自分は駄目だと言い聞かせながら。 ところ変わって中国南西部。荒野にやや近いこの場所ではいたる所から煙が上がっている。その多くは青龍 や玄武といったAUAのPMだった。そして、その中に黒い機体が混じっている。そうバイラムも――。 「ふんっ!」 コウシュンの掛け声とともにエグザトリアの刃が大きく振るわれるとバイラムを袈裟ごと二つに切り裂いた。 火花を散らしながら大地に横たわると瞳から光が消え、そのまま横たわった。エグザトリアは剣を軽く振っ て収納すると辺りを見渡すした。緑と茶色の平原に一陣の風が吹き抜けると純白の身体がきらりと光った。 「……隊長、全バイラムの撃破を確認しました」 背後にいる黄龍、リーシェンがそう報告する。レーダーには反応を知らせる光点が見えないことからこの辺 りのバイラムは既に駆逐されてしまったようだ。先ほどの戦いで倒したのがAUAに存在する最後のバイラム だったのだろう。炎と黒煙が吹き荒れ、骸が横たわる戦場を再度、見渡すとコウシュンは軽くため息を付いた。 「そうか……帰還するぞ。破片の回収はほかの奴らに任せるとしよう」 「了解!」 リーシェンがそういうとエグザトリアと黄龍が大空へと飛び立っていった。 他の奴らとはバイラム調査委員会のことである。ADAM乗組員の脳が使われたこの機体はバイラムのブラ ックボックスを回収し身元を特定、そして遺族へと引き渡すのを主な仕事としている。もっとも身元判明率は かなり低く、現在で家族の元へ帰ってきた人間は回収した分の2割でしかなかった。その理由は森宮一明のよ うな機体の癖が少ない事とDNA検査によって死亡するケースが存在するからだ。そして、身元が判明したと しても多くの場合、そのまま無名墓地へと移送される事が多い。逆恨みを恐れてか、もしくは家族全員が今回 の騒動によって死亡したか、のどちらかである。 「それにしてもすごい機体ですね……このエグザトリアという機体は……」 「ああ……」 リーシェンはエグザトリアの戦いを思い出した。 バイラムの攻撃を食らっても傷がつかない装甲。そして瞬時といってもいいほど懐に飛び込んだ機動力と運 動性能。そして、腰に付いているライフルを一度も使わずに倒した攻撃力。センサー類もかなりいい物らしく、 黄龍が捕らえられ無い距離から既に敵機を捕捉していたのだ。更に何か奥の手らしいものが見え隠れするのも 恐怖の対象であった。戦闘の最中、時折、コウシュンのうめき声が聞こえてくることがあった。恐らく、この 機体にあまりついていけてないようだ。 これもバイラムの一種なのか? そう思うと背筋が凍りついた。これがバイラムと同じように量産機ならば地球はあっさりと壊滅するだろう。 リーシェンは前方を飛んでいるエグザトリアへ視線を送る。いや、睨み付けると言ったほうが正しかった。 コウシュン隊長もこの気体の恐ろしさを感じ取っているのだろう。 その証拠にコウシュンは多く語らない。ひたすらバイラムを斬り捨てるだけであった。無論、ライフルは使 えたが全く使うことなく、エグザトリアが持つ剣のみでバイラムを倒したのだった。 未知の機体である以上、慎重になるのは理解できたが、やはり……。 そんな考えをしているうちに基地が見えてきた。そのまますべるように滑走路に着陸すると格納庫へと向か い、機体を停止させる。そしてハッチを開くと重い地響きと音をさせながら格納庫の中へと入る。そしてハン ガーが到着すると息苦しいヘルメットをはずし、一息つく。 「お疲れ様です!」 「ご苦労、水原」 コックピットから降りると奈央が出迎えた。コウシュンは奈央に頭を下げるとそのまま格納庫を去っていた。 その後に次いでリーシェンも降りてくる。スーツの首周りを軽く緩めると去っていくコウシュンの背中を見つめた。 「難しい顔をしてますね」 「まあ、仕方ないだろう。慣れないものに乗ったのだからな」 エグザトリアへの作業はほとんど突貫であった。奈央も作業を手伝ったがエグザトリアはオーバーテクノロ ジーの塊といっても過言ではなく、出来たのはせいぜいコックピット回りの調整のみ。後はせいぜい電子マニュ アルの呼び出し程度であった。が、それでも乗りこなし、無事に生還しただけでもコウシュンのすごさがリー シェンには理解できた。 リーシェンはゆっくりとした足取りで格納庫の奥へ歩いていくとそこにある物に視線を向けた。 「それにしてもよく集まったものだ」 「はい……」 二人は格納庫の奥にある物、すなわちバイラムの残骸を見る。山のように積まれており、全てここ数日で集 めたものである。アジアで暴れていたバイラムは全てエグザトリアによって殲滅させられたのだった。が、残 骸を集めろと指示をしたのは他ならぬヨウシンであった。目的は奈央も彼の口から聞かされるまで分からなかった。 「これを軽く加工して各部隊に送られます。それで対バイラム兵器とするそうです」 「対バイラム兵器か……」 リーシェンには苦肉の策に見えた。元々黄龍もバイラムと戦うために作られた機体である。しかし、それを 複数作るとなるとかなり骨の折れる作業となる。経済が混乱し、物資が不足する現在ではバイラムの残骸を加 工し、それらを武器としたほうが効率が良かった。 ふと、隣にいる奈央に視線を送る。奈央の顔からは怒りや悲しみ、恐怖やジレンマといった物が何も一つ感 じなかった。 「水原、お前は――」 大丈夫なのか? それでいいのか? なぜ軍に戻った? そんな疑問を口にしようとする。が、全てを言う前に奈央は明るい口調で言った。 「リーシェン少尉、終わりにしましょう。この戦いを」 だが、リーシェンには痛々しい言葉でしかなかった。おそらく無理をしている。いや、もう限界を超えてし まったのだろう。その事実がリーシェンにとって一番辛かった。以前のように抜ける事があるだろうがそれは バイラムとの、アンギュロスとの戦いを終わらせてからだろう。 「……ああ、そうだな」 この言葉とともにバイラムの残骸へ視線を向けた。かつて人々を恐怖させた黒の塊は何も言わず、ただその 存在だけを誇示だけしていた。 「移送、ですか?」 「ええ、そうです」 司令デスクの上で腕を組んでいるヨウシンの頭に包帯が巻かれている。 簡単な事だった、ほんの数日前に自分の頭を銃弾が掠めたのだ。だが、その際近くにいた民間人に当たり、 大怪我を負うことになった。その民間人は今でも入院をしている。 やったのは政府筋のものだろう。しかもなりふりかまわない所からかなり焦っている事が容易に分かった。 確かに自分はこの戦いにおいて政府の裏を暴いてしまった。だが、民間人ごと殺害する行為にヨウシンは怒 りを覚えた。テロリストを忌み嫌うくせに自分たちはそれを省みようとしないことに腹が立つ。見つけ出して 制裁をしてやりたいところであったがそれ以上にバイラム対策に時間を追われた。当然のようにその間に暗殺 の手が迫っており、毒薬、狙撃、通り魔。など気が休まる暇もなかった。 が、それもすぐ終りを告げた。理由は簡単、政府高官の一部が市民の手によって私刑にされたのだ。 無論、それ自体は問題ではなかった。それは単なる犯罪の一つでしかないのだが……。 しかし、政府高官たちは自分たちに飛び火する事を恐れ、市民たちを暴徒として鎮圧したのだった。 自分たちが引き起こした事に対し、反省の意もなく……。 ヨウシンはやむなく市民を守るため、軍を動かした。案の定、政府からは反乱軍扱いされたが世論はヨウシ ンの擁護に動いた。そしてバイラムを作り出した政府高官はみな解雇という形となり、形式上の暫定政府が誕生した。 その間ヨウシンは軍備力を着実に蓄えていた。PMの補充から始まり艦隊の建て直し、食料や弾薬を初めとする 軍蓄品の準備。そして、人員の募集。目の回るような日々では会ったがそれもそろそろ終わるとヨウシンは確 信していた。エグザトリアという存在が国連に知られた日に。 「我々以外にもエグザトリアのデータを欲する人は多いでしょう」 バイラム以上の高性能機、エグザトリア。現在は国連の管理下の元、各国への移送をしている。 この提案を行ったのはヨウシンであり、国連はそれを承諾するという形になった。もっとも、国連もハワー ドが精力的に動いているため、この提案は時間の問題であった。どちらにしてもエグザトリアはAUAだけで は手に余りすぎた。そしてその移送任務を目の前にいるコウシュンに頼もうというのだ。 現在もバイラムの猛威はいまだ続いている。自分たち、AUAはエグザトリアの使用によって沈静したのだ が他の国、ユニオンやステイツといった所ではいまだにバイラム警報が敷かれている。 市民の間で言いようのない不安が渦巻いていることもヨウシンもコウシュンも知っている。 そしてその不安の根源にあるというのが今だにバイラムに歯が立たない、という事であった。 もうすぐバイラムが来て一年になるというのにだ。対策をするにしても金がかかりすぎる。 もっとも、現在の段階で百億を超えた人類が二十億という小数になった時点で金の価値はほとんどなくなっ てしまった。今回の騒動で地図から消えた町はい二百は超えたのだ。高齢化社会など言われてた昨今だがあっ という間にその数は次々と減り続けている。 「了解しました、早速移送をします。では」 コウシュンは敬礼をするとすぐさま機敏な動きで部屋を出て行った。 その様子を見ながらヨウシンは机の上にある受話器に手を伸ばす。 「私です。最終決戦用作戦プランをお送りします」 数秒の無言の後、電話機は切られた。 アトランティスのアンギュロスが撤退をして一日が経っていた。 海上都市アトランティスは先ほどの戦闘行為に抗議をすると言っているがテロリストであるバイラムを匿っ たという事実と今回の後始末のため、抗議は有耶無耶のまま終わるのは誰の目にも明白であった。 そして、ボルスとファルたちはフリューゲルスのブリーフィングルームに集まっていた。 全員が目の前にいる女性、カミーラへ視線を注いでいる。カミーラはあわてた様子もなく、ひっそりとした 様子で座っていた。先ほど、彼女が知り得る情報を話し終えたところであった。 「以上が私が知っている情報です」 カミーラがそう言うとボルスは大きくため息をついた。 「なるほど、良く分かりました……」 あまりの事に気がどうにかなりそうだった。目の前に居る女性は異星人で今回の戦いを仕組んだのは三強の 政治家たちであり、バイラムは外宇宙を探査するために呼び出された宇宙飛行士だった。そして、異星人との 交渉が決裂したため幾つ物市民の命が失われた。 たったそれだけなのだ。それだけのために……。 ボルスはつい歯軋りをしてしまった。言いようのない怒りが奥底から湧き上がってくる。 口先三寸で彼らに投票した民衆は愚かななのか? 世のため人のために働くと言うのは意味がないことなのか? もしも暴れてもいいというのならば机を拳で叩き壊し、椅子を壁に投げつけたり、モニターを全て壊したかった。 でもそうはしなかったのは本当の敵を見つめ直さなくてはいけないからである。 軽く一呼吸を置き――。 「それで……?」 「それでとは?」 「事の顛末は理解できました。しかし、あなた方のことを我々はよく知りません」 ボルスが言いたいのはアンギュロス側はどんな対応を示しているのか、という事である。 もしも戦いが続けばこちらは確実に負けるだろう。バイラムが量産機、しかも今も各都市へ進撃をしている。 何とか和平に持ち込みたいというのが本音であったが今の彼の心は友の敵と軍人としての使命で揺れていた。 少なくともあのセルという女を討ち取らねば気が済まん。 「そうですね、現在のところほとんどコールドスリープをしています」 「ほとんど? そちらは一体何人居るんですか??」 「人口はおおよそ七十億程度です」 この言葉に全員言葉を失った。彼女が宇宙の放浪者で火星を欲しがっていることは理解できた。 しかし、その数は地球の人口とほぼ同じと言い放ったのだ。 もしも目覚めたとするなら地球へと襲い掛かってくるのではないか、いやカミーラのように地球へと共住す るものもいるだろう。だが、割合を考えれば数億にも上るだろう。 そんな空気の中、すかさずマールが言葉を続けた。 「では、貴方達の方で動いているのは?」 「私を含め、ほんの百名ぐらいでしょうか?」 「百人ねぇ……」 ファルは頭をかきながら言葉を濁した。 ファルと同じようにマール、ボルス、ビスマルク隊の面々もまたお互いに顔を見合わせていた。 一堂の中に流れていた空気は”信じられない”だけであった。。 地球が手引きしたのは理解できていた。だが、あまりにも人数が少なすぎるのだ。 百人、決して多くもない数字なのだがどうにも全員納得がいかなかった。 その証拠に顔をしかめている者、彼女に疑いの眼差しを向けている者、新手のジョークだと思っている者。 多種多様な反応を示していた。カミーラ以外の人間はそれだけの人数で地球人類の数割の命を持っていかれた ことが信じられないのであった。 「もちろん、動いているもの全てがこの計画に賛同したわけではありません」 「まあ、当然っちゃあ当然だと思うけど……んで? あんたはなにを担当してたの?」 「一応、条約の調停係を務めました。結んだのはおおよそ五年前ぐらいでしょうか?」 「五年前…か……」 ボルスは感慨深そうに昔を思い出した。 丁度、あの頃は軍に対して風当たりが強かった。戦争需要は非人道的、国を食い物にしている、など沢山の 批判を浴びていたことをボルスは覚えていた。当時、軍に入るという事を両親から反対されたのも今でも覚えていた。 「調停係って事は政府との交渉をしたってことですよね?」 「ええ、駆け引き……らしいことはほとんどしてませんね。火星の開発は困難を極めていたらしいですから」 火星の状況は思ったより芳しくなかった。理由は簡単、これといった物が何一つなかったからだ。 火星の石自体も現在では価値が薄く、土地自体も作物が育たない問い状況であった。 そのため、スポンサーがなくなり、最低限の基地を残し消え去ろうとしていた。 「今回の件が終われば火星は私たちのものになるはずでした……が、こうなってしまった以上戦争は避けられません」 カミーラの言葉がボルスたちにのしかかった。約束を破った彼らに対する報復は筋が通っているからだ。 が、だからといって民間人への攻撃は許されないだろう、と思うボルスであった。 「それで彼ら……でいいのかな? とにかく向こう側は和平をするつもりはあるのでしょうか? 再交渉って いう形になりますけど、少なくともお互いに戦闘を続けるメリットはないと思うのですが……」 マールの言葉にカミーラは少し戸惑ったような顔をするが首を軽く横に振るとすぐさま口を開いた。 「残念ですがおそらくはないと思われます」 カミーラの言葉にマールは首をかしげた。ボルスも腑に落ちないらしく眉間に皺を寄せている。 戦争を続ける理由は二つ。資源を求める「資源奪取」宗教のような「正当性の証明」が一般的なのだがカミ ーラたちはそうではないらしい。 「どうして?」 「都市部を襲った時点で既に交渉の席は無くなったと判断します。無論、組織が変わったからと言って人間が 変わった程度では向こうは納得しないでしょう」 「えっと、つまり?」 「この戦いを終わらせるにはあちらのトップを殺害するしかありません」 カミーラの言葉に全員が騒然とした。 彼女が言った言葉は降伏は認められない。という意味なのだから。 しかも政治ならば落とし所を決めるのだがそれすら出来ず、どちらかが滅びるまで戦争は続行するという意 味がある。そこに終わらせるゴールはなく、ただひたすら屍の山を作る事となるのだ。 それだけではない、最悪なのはあのバイラムが相手なのだ。 口では言わないがおそらくバイラムの数はADAM乗組員と同意とするならその数は数十機に及ぶ。 そしてそのバイラムの壁を突破し、敵の総大将の首を取る。 あまりの事にマールもボルスもファルもみんな口を閉ざしてしまった。 空気を打破するためにボルスは苦し紛れに言葉を並べてみる。 「と、ところで彼女のバイラムといい、初代のバイラムといい、あの血管のようなラインはなんだ?」 前々から気にはなっていた。あの状態のバイラムは異常ともいえる機動力を有していた。 戦い方もより凶暴性や感性が増し、ボルスたちは一瞬でも気を抜いたら死んでいただろう。 「EX1、正確な名前はエクストリームアクセルワン。強襲用の短時間戦闘形態です、リミッターを解除する 事により一時的に戦闘力を上げるのです。発動にはタイムリミットがあるので使い方は限られていますが……」 「それは理解しているが……」 耐えられるのか? とてもじゃないがタイムリミットがついているとは到底思えなかった。 最初のバイラムとの決戦で見せたあの力はあまりにもでたらめ過ぎた。 一方的といっても過言ではない。空母を何隻も落とし、PMが紙切れのように千切れ飛ぶ。 目で追うことは絶対出来ないだろう。明らかにマッハを超えている。 同じスピードであったとしてもそれ以上の”何か”を隠し持っているのは確実であった。 「やってもらわなければ困ります」 不安そうな顔をしているボルスをばっさりと切り捨てた。 無論、ほかならぬ彼女もまたそう思っているのだろう。 「……苦しい戦いだな」 「ええ……」 ボルスとマールは事態の再認識をする。もはや国の垣根といった物はなくなり、あるのは事態を打破するた めにどのような手段をとるか、だけであった。 ただし、その手段はどれを選んで茨の道である事は全員、理解をしていた。 「すみませんが……そろそろ」 カミーラは手を上げて話の終りを申し出た。隊員たちの顔には長話で疲れの色が見え始めている。 ファルもマールも考えをまとめたいという顔でカミーラを見ていた。 「ああ、引き止めて悪かった」 「いえ、お気になさらず」 カミーラが頭を下げるとボルスもまた同じように頭を下げた。 「はぁ……はぁ……」 ブリーフィングルームを出たカミーラの額には脂汗が浮かんでいた。 足取りは重く、ふら付いた様子で通路を進んでいく。 「おい、大丈夫か? 顔が真っ青だぜ」 後ろから声をかけられた。振り向くとそこにいたのはアジャムであった。 彼はフリューゲルスの中を歩き回っていたらしい。 「だ、大丈夫です……」 「……なんか気晴らしでもしようぜ」 「それなら……フェンシングを……」 「フェンシング?」 突然の提案に少し戸惑った。青い顔をしているのは体調不良だと彼は決め付けていたがまさかスポーツをす るとは思っていなかった。あごに手をやり少し唸ると彼女は懇願するかのようにアジャムを見つめる。 「だめですか?」 「いや、別にかまわねぇが」 「ありがとうございます」 部屋に行くと誰でも使用できるのかスーツからメットまで全て用意されていた。 サイズも男性用のXXLから子供用のSSまで完備されていた。 洗濯技術が進んだ昨今では自動洗浄機能がついている事も珍しくはない。 ちらちらと部屋全体を見渡す。一般的な体育館としてはそう広くはない物の戦艦の部屋しては別格であった。 「あーあ、うらやましいねぇ。傭兵はこういうところをまったく使わせて貰えないんだよな」 傭兵は待機室と割り当てられた部屋、そして自分が乗るPM。それ以外は立ち入り禁止の命を受けている。 理由は簡単だった、自分の国の軍事機密を守るためである。が、カミーラのおかげとマールの申し出により 娯楽施設が開放されているのだ。 「それでは……」 カミーラが器具一式を手にとるとカーテンを引こうとする。がそれに待ったをかける。 「何だよ一緒に着替えるんじゃないのか?」 アジャムの言葉にカミーラは冷めた言い方で返してきた。 「慎みをなくしたら人間は終りですよ」 「ひっでぇの」 そう言いながらしぶしぶとお互い着替え始める。 正直に言えばアジャムはフェンシングをやったことがなかった。柔道、いやサブミッションとして投げ技や 締め技といった物を習得はしているがスポーツの経験はほとんどなかった。バスケットもサッカーも競技とし ては認識しているがルールや面白さといったものを全く理解していなかった。 「……きもちわりぃ…」 アジャムは思わず顔をしかめてしまう。タイツのようにぴったりとくっつくスーツがどうにも好きになれない。 そしてカーテンが引かれるとそこには白いスーツを着たカミーラが居た。髪の毛は束ねており、すらりとした シルエットが彼女の美しさを表していた。 「では始めましょう」 「あいよ」 二人は白癬が書かれたい地に付くとそれぞれ構えを取る。だがアジャムの構えはおかしなものであった。 サーベルを両手で持ち、神主のように左右に振り回す。足も蟹股で蛇を捕まえた男、といった感じであった。 「……ポーズが違います」 「そうか?」 「フェンシングのルール、知ってますか?」 「しらねぇ」 すっとぼけた様子のアジャムにややあきれた顔をする。 「なら、最初から説明をしましょう、まずは――」 一通り説明されると大きく頷く。が、頭ではほとんど理解はしていなかった。 せいぜい、頭から上をやられたらダメ。反撃は相手の攻撃をいなしてから。合図をしてから始める。 異星人である彼女のほうが地球の文化に詳しいのはどことなく滑稽に見えた。 二人は再び所定の位置に付くとサーベルをお互いに向ける。 「では、参ります」 「いつでもどうぞ」 その言葉と共にシグナルが点灯する。赤から青に変わると稲妻のように剣がぶつかった。 「うお!」 アジャムは少し躊躇した。理由は簡単、彼女の攻撃が思ってる以上に速かったから。いや、速いなんてもの じゃない、明らかに力強い男の攻撃だった。が、アジャムも負けてはいない、ぎりぎりのところで飛んでくる 攻撃を紙一重でかわしていく。フェンシングのルール上、左右に大きく動く事は出来ないが最小の動きで徐々 に追い詰めていく。 「もらったぜ!」 一本をとったのはアジャムであった。彼の斬りが見事、彼女の方に決まったのだ。 「……まだこれからですよ」 そう言って再び彼女は構えを取る。アジャムもそれに習い再び構えを取る。 二本目が始まった。今度はこちらの番と言いたげに攻撃を仕掛けるがことごとく避けられていく。 大雑把な動きである事を自覚するが攻撃を止めるわけにはいかなかった。 「フフフフフ……」 突然彼女が笑い出した。声を堪えてはいるが腹のそこから湧き出るかのような笑い声に不気味さを感じた。 そして、ルールを無視するかのように力任せにサーベルを振るってくる。目は血走っており、ずっと笑った ままであった。 アジャムは知っている。この手の目をして奴はほとんど正気を失ってるという事を。 「お、おい……やめ――」 静止の声も届かずカミーラはどんどん激しく剣を振るった。サーベル同士が激しく衝突する。 激しい剣激が飛んでくる。いや、激しいと言っても異常だった。あからさまに殺意を含んだものである。 思わずしりもちをついた瞬間、カミーラの突きがアジャムの顔面を捉えた。 あまりの激しさにプラスティックが割れた音と共に防具にヒビが入る。が、アジャムはとっさに体を倒し、 ヘルメットと体を見事ずらし、事なきを得た。 「……あっぶねぇ……」 「すみません」 荒い息を整えながら防具を脱ぐ。長い髪を掻き揚げると首筋や額には珠のような汗が浮かんでいた。 顔は先ほどのような青い顔ではなく少し気が晴れたのか少し明るい顔になっていた。そしてサーベルからヘル メットを抜くと軽く息をついた。 「とにかく、休憩しようぜ。コーヒーでいいか?」 「はい」 缶コーヒー受け取ると近くにあるベンチに座った。彼女の気分は安定したらしくいつもの顔色に戻っている。 「…なあ、あんたらの事を聞かせてくれよ」 常々思っていた事を口にする。異星人だという彼女についてアジャムは、いや、地球人は誰一人として知らない。 せいぜい、火星を欲しがっている異星人という印象はあるがどこで生まれどのように育ったのかはまった分 からず、謎のベールに包まれた存在であった。 「……なにから話せばよろしいのでしょうか?」 彼女は軽いため息をついて、少し苦い微笑を浮かべる。突然の提案に戸惑っているようであった。 長い間、彼女と一緒に居るがお互いの過去に関して言えば基本的に触れずに居た。それはお互いに傷を持っ ているというのを察したからである。 「そうだな……まずはあんたはどこで生まれたんだ?」 「私は育成カプセルで生まれました」 「育成カプセル?」 「この星にもあるのでしょう? 試験管ベビーが」 「まあ、そうだけどよ」 試験管ベビー、元々は不妊治療の一環として行われる処置だ。現在では試験管で生まれる人間は数百に登り、 一般家庭でも安価に行われるようになった。もっとも、試験管ベビーは犯罪率が高い、人間らしい感情が足り ないという風評は良く聞かれるが。 「そしてそのまま学習コンピューターによって育てられました。その際、私にはある力がありました。一種の 才能といっても過言ではありません」 「才能?」 「戦う才能。バイラムⅡは元々私専用の戦闘機です。一部のエリートによってのみ与えられる特別な機体なの です。こちらでは特別記念車とほぼ同じですね。中身もかなり上等なものを使ってます」 「特別記念ねぇ? じゃあ、バイラムっていうのはそっちじゃ普通ってことなのか?」 「普通ですね、そしてそれに乗って戦う事もまた……」 カミーラは少しトーンを落としてうつむいた。恐らく、長い間ずっと戦ってきたのだろう。 「子供の頃から戦いに明け暮れていました。昼も夜も関係なく、ただひたすら……。でも、不思議と恐怖はあ りませんでした。後ろめたさや良心の呵責すら……あるのは鮮血と勝利の快楽だけ、一人殺せば私の身も心も 満たされるのです。ほとんど性欲のようなものでした」 「はぁん」 カミーラは意を決したように言うがアジャムは我関せずと言った顔で聞いていた。 下手に口を出すつもりは毛頭無かった。深入りすれば彼女を傷つけるのをアジャムは知っていた。 聞きはするがよっぽどな事がない限り立ち入ったことを聞かない、それが彼のルールだった。 「ですが、私は障害児でした」 「障害児? どこがだよ?」 「戦うという行為に疑問を持っているからです」 「それがどこがおかしいんだよ?」 「私たちの世界では戦いは常に日常茶飯事でした。この星に来るまで”平和”と言う言葉は辞書にのっていないのです」 「ふぅん、俺らも似たようなもんだぜ?」 アジャムは彼女と出会う前の状況を思い出す。あるものは利権のため、あるものは正義のため、あるものは目 障りであるため。例を挙げればきりがなかった。それに対し嫌悪も侮蔑もしなかった。それが傭兵の仕事である と心のどこかで割り切っていた自分がいたのだから。 「貴方たちの戦争は“結果”の奪い合いであって、私たちの戦争とは大きく違います」 「どういうことだよ?」 「簡単に言えば逆なんです。正当性や資源を奪い合うために戦争をする、のではなく戦争に勝ったら商品とし て資源を貰うと言うことです。こちらの世界のように人々を扇動する必要ないのです」 彼女の倫理では戦いを始めるのに大義や正義は必要がなかった。必要なのは”敵”という存在のみ。 勝ったから土地や資源を貰うのであって、自分たちが生きるために戦うというわけではなかったのだ。 「つまり、戦争が先ってことか?」 「はい……そして、そうやっていくつも文明を積み重ねてきました」 ”敵”に勝つためにコンピュータを作り、”敵”に勝つために銃器を作り、”敵”に勝つために教育を施し てきた。残酷とも思える反面、アジャムは彼女たちのほうがよっぽど善人のような気がしてきた。敵の存在に より生き延びようとするシンプルな構造にある種の美しさを感じ取れる。 「核兵器は?」 「当然知識はあります。もっとも、それと同時に宇宙開発の技術が進みました」 「逃げ出す準備は出来てたってわけか?」 「はい、その結果なのでしょうか? ついに私たちは母星を失いました。我々の”勝利”として」 アジャムは想像できなかった。普通なら終わるであろう戦いを彼女たちは止めなかったのだ。 しかも、自分たちの勝利という言葉にめまいを覚える。このままだと地球が戦場になるのは明白すぎた。 「宇宙に逃げた私たちはあいもかわらず戦いを続けました。その結果、星という星はほとんど壊され、ついには」 「ついには?」 「この宇宙全体に戦いが広まったのです」 「スケールがでけぇな、おい」 「……永劫に続くかに見えた戦いはそのうち種の限界、というものにぶつかりました」 「どこがだよ?」 とてもじゃないがそうは見えない。子供が減ったことを種の衰退といわれたこととがあった、実際は社会学 的観点から、数をむやみに増やさないだけだという事が発表された。 「男性が滅んだのです」 「はぁ? ……なるほどな、それで試験管ベビーってわけか」 対となるものがいなくなれば当然その手の科学が発達する。 生き残りをかけている以上、これは運命だったのだろう。 「はい、男がいなくても子供を作る事が出来るようになった瞬間から既に……」 「ところでさっきのは……」 「先ほど言いましたよね、戦うのは本能であると」 「ああ、俺たちにもあるぜ、闘争本能って奴が」 「それとは違ったものです、どちらかと言えば殺戮本能、ですね」 「殺戮本能?」 「私たちは命を奪う事になんとも言えない幸福感を得るのです、たとえゴキブリでもネズミでも殺せば幸せなのです」 彼女は少し落胆したような顔でつぶやいた。恐らく彼女はこちらの価値観に染まりすぎたのだろう、殺人を 基本的に否定する地球人と比べれば自分たちの野蛮さに嫌悪を抱くのは当たり前だった。 「知っていますか?」 「なんだよ」 「……真面目に聞いてください」 「へいへい」 耳を書きながらアジャムは大きなあくびをした。 「私たちにとって最高の愛情表現は好きな相手を殺す事なのです。貴方たちならば殺人に対して罪の意識を持つ のでしょうが私たちにとっては喜びなのです」 「死ぬほうはたまったもんじゃねぇな」 「いいえ、死ぬほうもまた喜びなのです、そして殺すほうも……」 伏せ目がちに彼女はそっとつぶやいた。 マールがブリッジに入るとオペレーターが早速と言わんばかりに報告をしてきた。 「大佐、本部からの帰還命令です。イングラントにある近くの基地へ帰還して欲しいそうです」 「わかったわ、それでバイラムのほうは?」 そのまま艦長席に座ると各国の状況を問いただす。アトランティスにいた時間はそう長くはなかったが日付 が二回ほど変わっている。状況ががらりと変わっている場合も想定していた。最悪の想定である全滅を覚悟し ている。もっとも、その最悪な展開は免れてほしいと思っているが……。 「全機存続、代わりはないそうです。無人機で時間稼ぎはしてるそうですが……」 「そう……」 この報告にマールは目を伏せた。死者の数は以前増え続けている。バイラムを倒す手段が少なすぎるこの状 況下では確実に消耗は避けられないだろう。 「それと、ビスマルク隊のミスリーア少尉とともに出頭命令が出ています」 「出頭命令?」 「はい、帰還後、最優先でのことで……」 恐らく自分をアトランティスに送り込んだ男だろう、とマールは理解していた。 聞きたいことも山ほどある以上、ここにとどまっているわけには行かない。 「わかったわ、フリューゲルス、出航!」 「了解」 沈んだ気分を吹き飛ばすかのように大声で号令をかける。 フリューゲルスは発進した。イングランドの都市に向かって。
https://w.atwiki.jp/soysource/pages/122.html
乞食配信生活 2nd Season 概要 恵み方 生配信 チャット ルール 予定 経過 Q&A 『お恵み』は以下の方法で送ることができます。 クリックで飛びます 1 Amazon欲しいものリスト 2 宅配便 3 Amazon ※差出人様の個人情報を利用することやネット上に出すことは一切ございません。 注意 ※企画趣旨を理解した上で1回につき1品~3品程度のお恵みをお願いいたします。 ※食品の場合はお菓子などの既製品ではなく食材でお願いいたします。 ※ゲテモノや地方の名産品等は歓迎します。 お便り募集 お便りや罵倒等のメッセージなどを手紙に書いて同封して頂けると励みになります。 『お恵み』を送って頂ける方は是非とも何かしらメッセージを同封して頂きたく願います。 ※配信でご紹介させていただく可能性が高いので、 インターネットに乗せれる範囲の内容でお願いいたします。 お手数ですが、紹介して欲しくない内容には分かりやすく但し書きを添えて下さい。 Amazon欲しいものリスト こちらがAmazonに登録している商品を送ることが出来るサービスです。 食品リスト バラエティリスト こちらからお願いします。 宅配便 以下の住所まで直接宅配便を送る方法です。 〒***-**** 兵庫県加古川市***** *** ** までお願いします。 差出人の名義を匿名にする場合には「**** **」とでもしておいてください。 ※差出人の個人情報を晒すことや利用することはありません。 Amazonで住所をソイソース醤油宛にする Amazonで買い物をする際に以下の住所に指定して送る方法です。 〒***-**** 兵庫県加古川市***** *** ** までお願いします。 ※電話番号についてはご自身の電話番号を記入してください。 こちらで電話番号を晒すことや利用することは致しません。 ※代金引換では受け付けることが出来ないのでご注意ください
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/1574.html
バク Baku この浮遊するクリーチャーは長い茶色の毛皮を生やしている。その長い顔からは一対の牙、そして奇妙な鼻が伸びている。 バク 脅威度8 Baku 経験点4,800 N/中型サイズの魔獣 イニシアチブ +9; 感覚 暗視60フィート、夜目;〈知覚〉+16 防御 AC 15、接触15、立ちすくみ10(+5【敏】) hp 95(10d10+40) 頑健 +11、反応 +12、意志 +8 DR 10/冷たい鉄; 完全耐性 睡眠、[精神作用]効果; SR 19 攻撃 移動速度 30フィート、飛行60フィート(完璧) 近接 爪(×2)=+15(1d4+2)、突き刺し=+15(1d6+2) 特殊攻撃 精神吸収 擬似呪文能力 (術者レベル10;精神集中+17) 回数無制限:インヴィジビリティ、スリープ(DC18)、ララバイ 3回/日:ディープ・スランバー(DC20)、ドリーム 1回/日:イセリアル・ジョーント、モディファイ・メモリー(DC21) 一般データ 【筋】14、【敏】21、【耐】18、【知】15、【判】16、【魅】25 基本攻撃 +10; CMB +12; CMD 27(対足払い31) 特技 《イニシアチブ強化》、《鋭敏感覚》、《かすめ飛び攻撃》、《鋼の意志》、《武器の妙技》 技能 〈隠密〉+16、〈交渉〉+15、〈呪文学〉+8、〈真意看破〉+13、〈知覚〉+16、〈飛行〉+18 言語 アクロ語、共通語、天上語 その他の特殊能力 夢の爪 生態 出現環境 気候問わず/地形問わず 編成 単体 宝物 標準 特殊能力 夢の爪(変則)/Dream Claws バクの爪はダメージ減少を克服するに際し冷たい鉄かつ魔法の武器あるものとして扱われる。 夢喰い(超常)/Dream Eating バクは100フィート以内の眠っているクリーチャー1体の夢を食らえる。また、バクは自身の擬似呪文能力であるドリームという手段で接触したクリーチャーの夢を食らうこともできる。クリーチャーはDC22の意志セーヴでこの効果に抵抗できる。この方法で食事する時、バクは悪夢のみを食らうか全ての夢を食らうかを選択できる。悪夢のみを食らう場合、目標のクリーチャーはナイトメア呪文、ナイト・ハグの夢中憑依、そして他の睡眠期間中の類似の攻撃の効果に対する完全耐性を持つ。そうはせずバクがそのクリーチャーの夢全てを食らう場合、そのクリーチャーは起床時疲労状態になり、また自然回復や休息の後の呪文回復能力といった、睡眠から受ける利益を得ない。これは[精神作用]効果である。このセーヴDCは【魅力】に基づく。(訳注:「夢喰い」はその他の特殊能力にもどこにも書かれていない) 精神吸収(超常)/Mental Drain ある爪で攻撃する時にバクは即行アクションとして、その攻撃に1d4ポイントの【知力】ダメージを加えることを選択できる。DC22の意志セーヴでこのダメージを無効化できる。このセーヴDCは【魅力】に基づく。 思考を食らう不可思議なクリーチャーであるバクは人型生物から身を隠し、創造性と夢、恐怖と悪夢を食らう。バクが同種と遭遇することは滅多になく、人生のほとんどを孤独に暮らす。このクリーチャーは生まれてくるのではなく、夢、悪夢、あるいは創造的思考によって掻き立てられた存在として自然発生するのだと推測する賢者もいる。バクは約体長5フィート、体重100ポンド。 バクは自分と自分と関わりのある思考を食らうことを嫌い、目標がバクについて考え始めた時に食事をやめる傾向がある。この理由により、バクは居住地の中で隠れ続け、夜に板で塞がれた家や寝台の上を浮遊し、夢見る民衆から滋養を吸入する。バク自身は眠らない。 夢や悪夢との関連性のため、バクはナイト・ハグとは不倶戴天の敵である。バクは普段は静かでおとなしいクリーチャーであるが、ナイト・ハグと遭遇すれば彼女を狩り、世界から暗黒の勢力を取り除くことに全力を尽くす。バクは擬似呪文能力のイセリアル・ジョーントを使い、獲物に悪夢を見せているナイト・ハグと戦う。
https://w.atwiki.jp/homuhomu_tabetai/pages/699.html
作者:7rmK1vao0 208 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 00 17 55.76 ID 7rmK1vao0 ほーら、ほむほむ、ご飯だよ ザラザラザラザラ ほむほむ「ホム!」キラキラ 仔ほむ「ホミャァ♪」ヤタァ♪ ほむほむ「ホム…ホムホムホムホムホム」モグモグモグモグ 仔ほむ「ホミュホミュホミュホミュ」ムシャムシャムシャムシャ おいしいかい? ほむほむ「ホムムゥ♪」 仔ほむ「ホミャァ♪」 ゆっくりお食べよ ほむほむ「ホムホム…モムモムモムモム」モグモグモグモグ 仔ほむ「モミュモミュモミュモミュ」モグモグモグモグ ほむほむがご飯食べてるときってかわいいよね ホムホム言いながら食べてる姿とかたまらん 感想 すべてのコメントを見る なんか物足りない
https://w.atwiki.jp/bmrog/pages/299.html
【GM】 †Heroine Crisis TRPG† 【GM】 ~ランドリューフ戦記~ 【GM】 ―失うモノ― 【GM】 【GM】 【GM】 リーザは今日も甲冑を着こみ、メイデンとして仕事を受けようと宿へ向かう・・その途中で 【GM】 やたらきょろきょろしている金髪の子が目に止まります。 【GM】 あっちへ行ったりこっちへ戻ったりしてるようで・・完全に迷子ですね。 【ワルキュラ】「むぅ…おかしい、娼館はたしかこっちだったはずなのに…人間めいつのまに移動させたのだっ」なにやらぶつぶつ言っていますが、顔には焦りが浮かんでいる 【リーザ】「ん・・・?あれは・・・?どうしましたか?」とそれなりに遠くだったのか目的地とかが聞こえずに、近づいて聞いて 【ワルキュラ】「んっ、ちょっとな、建物の位置が変わっておるのじゃ。たしかこっちのほうだったはずなのじゃが・・むむぅ」瘴気が漏れ出す様になって建物が取り壊されたりするのはよくあることだが、この辺りは安全であまり変わっていないはずなのだが 【リーザ】「ん・・はぁ・・えっと・・なんなら案内しましょうか?」と目的地を先に聞かずに 【ワルキュラ】「おぉ!そうかそれは頼む!ちなみに断じて道に迷って困っておったわけではないからなっ!一人でも解決できたのじゃ!」 【リーザ】「あはは・・えっと・・なんて建物ですか?」と聞いて 【ワルキュラ】「宵のやど・・んっ?」場所を言いかけたところで、何かに気づいたのか言葉を止め・・とことこリーザの後ろにまわり 【GM】 さわさわ・・むにゅ 【リーザ】「えっと・・んひゃ・・・い、いきなりなにするんですか!」と顔を真っ赤にしてばっっと振り返って 【ワルキュラ】「ほぉぉ・・これは・・なかなかな尻じゃ!おぬしこれはいい尻だぞ!誇りにしていいぞ!うむ!」手の感触を確かめながら絶賛する 【リーザ】「そ・・そんなことより・・いきなり触らないでくださいっ・・」と顔を真っ赤にしてしまいながらも、周りをきょろきょろして誰も見てなかったか心配して 【ワルキュラ】「わたしがいうのだ間違いないぞ!鎧で隠しておらずもっと出していてもいいと思うぞ!・・ふむ、気が変わった。屋敷まで戻りたい。頼むぞ」周りを気にしないところや急にころころ意見を変えるのは子供のまんまだ。口に出すと怒りそうだが 【リーザ】「えっと・・・屋敷はどの辺りですか・・?」と一応簡単なマップみたいなものを広げて場所を教えてもらおうとして、案内?はしようと 【ワルキュラ】「すまん私としたことが名前を名乗っていなかったな。ワルキュラという。許せ」屋敷の場所、貴族街にあるところを伝えると・・道すがら名乗りだし 【リーザ】「あ、私はリーザと申します、と、こっちのほうですね。」と一番効率の良い行き方を進ながらその屋敷に向かいます! 【GM】 【GM】 リーザの的確な案内で、ワルキュラのいう屋敷の前に着きます。 そこはかなり大きく、門から見える庭もよく手入れされていて・・ 【GM】 では知力判定どうぞ! 目標値10です 【リーザ】 - 2D6+2 = [4,5]+2 = 11 【GM】 おぉ ではリーザは鉄門に付いていた家紋に気づきます。それはまるで蝙蝠のような形をしています。不幸をもたらす象徴なので普通は使われないはずなのに・・です 【リーザ】「えっとここですね・・・?」ちょっと風変わりな貴族なのかな?と思ったが、とりあえず、見送りが終わると帰ろうと 【ワルキュラ】「うむここがわらわの屋敷じゃ!どうじゃ立派じゃろう!おぬしには道案内をさせたからな!多少のもてなしくらいせんと」 【GM】 とリーザを引きとめていると・・ 「ひ~めぇ~さま~っ!」と伸びた声が上から降ってきます 【リーザ】「えっと・・そんなもてなされるほどのことは・・?ってえ?」 【GM】 【赤毛のメイド】「おっかえりっス!きょうは珍しく迷わなかったんスね!」日常的に主人が迷っていることを告げているメイド。門は閉じているのでどう考えても柵の向こうから飛び越えてきたとしか思えない 【ワルキュラ】「うむ」迷わなかったと自慢するように胸を張って 【メイド】「って、こっちの人に連れてきてもらったんスよね!」さすがによく分かっているようだった 【ワルキュラ】「・・うむ・・・。分かっているなら、その者をもてなせい」門に近づくとひとりでに開き・・【メイド】「了解ッス!じゃ、しっついしまーッ!」有無を言わせぬ速度で重い鎧を着込んだリーザを楽々と抱き抱え主人のあとを駆けていく 【リーザ】「って、え?ちょっと・・きゃっ!」いきなり抱きかかえ上げられびっくりしてしまいながら連れて行かれて 【GM】 【GM】 広い一室にケラケラ笑うメイドに(背中を押され無理やり)通されたリーザはテーブルにワルキュラとともに向かい合って座らされている。 【リーザ】「えっと・・・あの・・・質問してもいいですか・・・?」と一応座りながらワルキュラに 【GM】 メイドたちが部屋の壁にそって並び、統率されている。が、さっきのメイドはなぜか室内なのにホウキを持っていたり、コートを着込んだメイドまでいる。 【ワルキュラ】「なんじゃ?ゆうてみぃ」カップを傾けながら 【リーザ】「えっと・・・さっきのメイドさんはメイデンなんですか?」と飛んでたところとかから考えるとそうなんだろうなって思いながら 【ワルキュラ】「―――・・うむ、そんなもんじゃ!のぅ?」「ちょー余裕っス!」やたら長い間が空いた気がしたが、合わせたメイドにてきとーに流され 【リーザ】「はぁ・・・まぁ、えっと・・・」とその場の雰囲気になれていないため、どうすればいいのか悩みながら 【ワルキュラ】「リーザと言ったな。いい尻をしておる娘よ。どうじゃ、この屋敷でメイドでもせんか?給金なら弾む」やたらおしりおしり言ってる子供・・ たしかに本人以外は下半身の肉が多い気がする・・。 【リーザ】「いえ・・・そんな、お尻いわないでください・・・その、私は騎士団のほうもありますし・・・お断りしますが・・・」と顔を真っ赤にしてしまいながらも 【ワルキュラ】「そうか・・残念じゃ、素晴らしく良い尻を持った娘よ・・・わらわは欲しいものはなんでも欲しいのじゃ」まさか拒否されるとは思ってもいなかった、と言わんばかりの落胆ぶり 【リーザ】「うっ・・えっと・・・その・・・・・騎士団のほうで休暇をとってる日なら・・・」その落胆ぶりにちょっと悪い気がしてしまい、そんなことをぼそりと言っていまい 【ワルキュラ】「そうか!ならば!よし、メイド服を採寸するぞ!カイーナ!騎士団に手を廻して休みを増やしておくのだ!ジュデッカ!リーザを奥へ!」その一言でまた戻ったかと思ったが、より輝きだしているように見える 【カイーナ】「承知しました…。」【ジュデッカ】「あいさーっ!」本日二度目の半ば拉致にも似た強引さで奥の部屋に運ばれていく 【リーザ】「え!ちょえっと・・・きゃっ」運ばれていってしまい 【ワルキュラ】「今日はいい日じゃ!太陽がちょっとうっとおしいが!うむ、よい日じゃ!」 【GM】 【ワルキュラ】「それでは脱いでもらおうかの、なんなら脱がすが?むしろ脱がせろ、じゃ!」テンションが上がりっぱなしの様子で 【リーザ】「脱ぐから・・その・・あの・・」と押されながらもうテンションについていけずに 【ワルキュラ】「なんじゃ?」 【リーザ】「えっと・・・その、恥ずかしいからじろじろ見ないでくださいね?」とはいって、がちゃがちゃと鎧をはずしていって 【ワルキュラ】「それはムリじゃ!」即断 【リーザ】「うぅぅ・・・」そういいながら、ごとごとっと鎧を置いていって、軽いYシャツとスカートの部分だけになって 【ワルキュラ】「恥じらう乙女はすばらしいのじゃ!ウチのメイドには慎みやら羞恥心やら常識が足りんのじゃ・・」「ひ、ひどいっス!姫!Σ(TДTlli! 」自分を棚に上げ言いたい放題 【ワルキュラ】「ほぅ・・胸の方も・・すごいのぅ♪」宝物の新しい観方を見つけたように、視線が絡みつくようにリーザを見ている 【リーザ】「あ・・その恥ずかしいからジロジロみないでください・・・」と顔を真っ赤にしながらも「その・・・寸法のほうお願いします・・・」といって 【ワルキュラ】「なんじゃ、全部脱がんと測れんではないか!」 【リーザ】「あぅ・・・」そういわれて顔を真っ赤にしながら脱ぐと白いブラと白いショーツを晒しだしながらも、腕で胸とかを隠すようにしてしまう 【ワルキュラ】「下着もだめじゃ!・・・いや、これは・・これで・・」なにがこれでなのが・・身をもじもじさせているリーザをじろじろ 【リーザ】「えっと・・・あの早く寸法のほうお願いします・・・」顔を真っ赤にしながら 【ワルキュラ】「い、いや、やっぱりだめじゃ!うむ、やはり裸でしっかり測らんとな!」ハッとおもいだしたように 【リーザ】「そ・・そんなぁ・・あの・・下着でも大丈夫ですよね・・?」とメイドの法に聞いて 【ジュデッカ】「だめっすー!×(>w< ひめは女の子の裸が大好きなんスw」 【GM】 手で大きくバッテンまで作って・・さらにワルキュラの趣味であることまで暴露し・・ 【リーザ】「って・・・趣味なんじゃないですかー!」と顔を真っ赤にしながら大きな声で言って 【ワルキュラ】「そうじゃーっ!!女の子のはだかはいいものじゃ!」無茶を吐きふんぞり返りながら 【ワルキュラ】「ここではわらわがルールなのじゃ!いわゆるハウスルールというやつじゃな!鳥取というのだったか?」 【リーザ】「えっと・・・うぅぅ・・・」どうしても、最後の砦を脱ぐのは躊躇してしまい 【ワルキュラ】「むぅ・・ならばジュデッカやってしまえぃ!」「あいあいさーっ!覚悟するッスよー!痛いのは最初だけッス!」指をわきわきさせながら主人と同じくおかしなことを口走りながらにじり寄ってくる 【リーザ】「うぅぅぅ・・・」と、にじり下がりながらも、壁のほうまでいってしまい 【ジュデッカ】「ひめー!なんかいけないことしてるみたいで、ドキドキするッス♪」ワキワキする速度が上がった! 【ワルキュラ】「むぅ・・自分でやればよかった・・。」 【リーザ】「うぅぅ・・・」さすがに抵抗しようとしながらも、さすがに武器は使えないので素手で! 【GM】 【GM】 [ワルキュラIv04]――[ジュデッカIv03][リーザ] 【GM】 【GM】 では戦闘ということでリーザから抵抗しちゃってくださいw 【リーザ】 待機します! 【GM】 ワルキュラは戦闘外なので、見てるだけです。 じゃあアホの子で脱がせるぜ! 【GM】 - 2D6+5 = [4,6]+5 = 15 【リーザ】 とりあえず・・・それは胸に受けて受動はブロックで! 【リーザ】 点軽減! 【リーザ】 - 1D6+1 = [6]+1 = 7 【GM】 むぅ 堅い・・ やっぱ火力全開でいかないとダメだな 【GM】 アクトはありますか? 【リーザ】 8点もらって胸18/腰12/その他2です! 【リーザ】 とりあえずはまだ無しで! 【ジュデッカ】「むむっ!避けるなっスよ!でも追いかけるの楽しぃ―っス!」 【GM】 ではリーザどうぞ! 【リーザ】「この・・やめてください!」ってことでマジックインパクトだけ使って抵抗~! 【リーザ】 素手アタックー 【リーザ】 - 3D6+0 = [6,5,1]+0 = 12 【リーザ】 おしい、12点 【ジュデッカ】「あいたたっ!、ひめぇー!?もしかしてもしかしなくても、この子メイデンじゃないっすか!?」 【ワルキュラ】「なんじゃと!?なるほど・・それであの尻具合…。」納得するところが 【リーザ】「だから、お尻は関係ないですってー!」顔を真っ赤にして 【ジュデッカ】「じゃあ、少し力入れていくっス!」 【GM】 - 2D6+8 = [5,2]+8 = 15 【リーザ】 それも胸に受けてブロックで! 【リーザ】 軽減! 【リーザ】 - 1D6+1 = [6]+1 = 7 【GM】 やるなぁ! 抵抗しまくり! 【リーザ】 おかしい!ウチのブロックの平均出目が今までの平均でも5くらいの予感! 【リーザ】 8点もらって胸10/腰12/その他2です! 【ジュデッカ】「むむぅ!やりおるな、おぬし・・まだ脱がせれないとは、自分が情けねぇーっす!」 【リーザ】「くぅ・・・だからやめてください!」っと再びていこー同じ攻撃で! 【リーザ】 ちまく攻撃! 【リーザ】 - 3D6 = [1,3,6] = 10 【ジュデッカ】「だめっす!たのしいからやめないっす!」 【GM】 じゃあこっちも反撃! 【GM】 - 2D6+8 = [4,3]+8 = 15 【ワルキュラ】「(がまんじゃ・・脱がせたあとがわらわの出番じゃ・・う、うぅ・・)」遠い出番を待ちながら 【リーザ】 再び胸受けで!ブロック! 【リーザ】 究極防御! 【リーザ】 - 1D6+1 = [2]+1 = 3 【GM】 ふふふ 運よ枯れたな! 勝機は我らにあり! 【リーザ】 胸壊れ!アクトは突き刺さる視線で! 【ジュデッカ】「てりゃーっ! 一枚獲ったど――ッ!」毟り取った獲物を高らかに掲げ 【リーザ】「きゃぁっ!!」顔を真っ赤にしてぷるんとした胸を晒してしまい、それを急いで手で隠して 【ジュデッカ】「おおおぉ!で、でか、ポロって、ひめぇ!ぽろってなったの見ました!?」 「うむ、みたぞ!ジュデッカ!よくやった!」 【リーザ】「は・・・恥ずかしいからいわないでください!」と顔を真っ赤にしながら反撃 【ジュデッカ】「でもずるいっす・・可愛くておしりおっきくて、むねもおっきくてひめのお気に入りで、メイデンっしょ・・ずるいっすー!」なにか嫉妬がちらほら交り 【リーザ】 雷ヒット加えて殴ります! 【リーザ】 てやー 【リーザ】 - 4D6+0 = [5,1,1,3]+0 = 10 【リーザ】 10点! 【GM】 ふふ まわらんのぅw スパッツの効果で+2かのぅ 【リーザ】 ですね!12点だった! 【ジュデッカ】「やべっす!なんか急に強くなった気がするっす!」 【GM】 じゃあ反撃!《怪力》もいきます! 【GM】 - 1D6+16 = [5]+16 = 21 【リーザ】 それでスパッツはがれで!残り腰のみアクトはなしで! 【GM】 ぐぉぉ 腰を残す焦らしプレイ! 【リーザ】 にやにや! 【ジュデッカ】「ふふ・・コツがつかめて来たっすよ・・っ!」 【リーザ】「くぅ・・この~!」もう一度雷ヒットつきマジインパクトで 【リーザ】 てやー 【リーザ】 - 4D6+0 = [6,5,5,5]+0 = 21 【リーザ】 まわらない!!23点! 【GM】 にゃははw ダイス神ありがとう!俺勝つよ!(爆 【GM】 雷入って無かったみたいなので+2しときます 【リーザ】 雷は言って23ですにゃよ! 【リーザ】 ってことで、次の攻撃ではがされそうな雰囲気! 【ジュデッカ】「いったーっ!? ちょ、今のもっかい貰ったら逃げていいですか!」「うむ、お膳だてじゃからな!いいぞ!」「まじひっどいっすー(TДT 」 【GM】 はがすぜー!何としてでもw 【ジュデッカ】「なんか、最後の見せ場、ぽいっす!がんばるっす!、見切ったぁぁっ!!」 【GM】 - 1D6+16 = [5]+16 = 21 【リーザ】 それはどう頑張っても、剥がれる!はえてないで! 【ジュデッカ】「ひめぇ!わたしやりましたっ!がんばればできる子です!あとで褒めてくださいっす!」両手で脱がし盗った白い下着を掲げ勝利を叫ぶ 【リーザ】「きゃっ!あぅぅぅ・・・」顔を真っ赤にしながらも、生えてないアソコを晒してしまい、急いで両手で隠して、そうすると、胸を両腕で寄せるようにしてしまう 【ジュデッカ】「なんかすげぇいい匂いがするっす!うぉ!ひめとおんなじつるつるっす!」 【リーザ】「か・・かがないでください!」顔を真っ赤にして 【ワルキュラ】「つるつるなのはいいことじゃ!今の報告で好感度がジュデッカを抜いたぞ!」「ひ、ひど!?新キャラが一番強いってことっすか!?」 【ジュデッカ】「※このぱんつはスタッフがあとでおいしくいただきました!さあ、とどめを刺すがいいっす!」 【リーザ】「あぅぅ・・・えっと・・・寸法のほう早くはかってください・・・」と服をはがされてしまい、仕方ないので、そのまま待機ってことで 【ジュデッカ】「それって・・。ひめ!勝ちました!わたし、これ勝ったんですね!よーしやろうどもぁ測るぜぇちょー測るぜぇ!」回りにいたメイドたちといっしょにメジャーやら持ちだして 【GM】 背の丈から部位ごとのサイズまわり、ふとももや、靴のサイズを聞いたりしては・・その場でイメージをデザインまでしている者までいる。 【GM】 十を超える手が群がって、自分でも詳しくない身体の詳細なデータが取られていく・・・。 【リーザ】「んぅぅ・・・ちょっと・・へんなところさわらないでくださいぃ・・」とか言いながらデータをとられていって 【GM】 5分とかからず外見的な数字はすべて採り終えられて・・ 【ジュデッカ】「ふぅー!大体終わったスー!あーもう楽にしていいっす、ていうか楽にしてないとちゃんと測れないんっスよ」いい汗かいたとばかりに 【リーザ】「んぅ・・・はい・・・」と一応楽な体制にはなるけど、股間の部分はしっかりと手で隠して 【ジュデッカ】「じゃあまずは上から失礼するっす・・ちっちゃくて綺麗っすね~、ちょっとうらやましいッス・・」メジャーからノギスに持ちかえて・・手で覆われていない二つのおおきな果物の先端に添えられたソレのサイズを測り出す 【リーザ】「んぅぅ・・って・・そこも図るんですか・・」と触られるとぴくっとして、冷たいそれにだんだん硬くなっていって 【ジュデッカ】「にひひ、専用のピアスとか付けられたりするっス。だんだん硬くなってきてるっすよ♪ちょっとだけ・・んむ、ちゅ・・あいた!ひめ、抜けがけしてすんませんっした><」食い入るように見、近寄っていたが予想通り片方を吸いつきちゅうちゅう吸いだす 【リーザ】「んひゃぁ・・ってピ・・ピアス・・?」と座れてびくりとしてしまいながらもその言葉にびっくりとして 【ワルキュラ】「うつけ!わらわが最初じゃといっておるだろう!右はとられたのぅ・・左はわらわのじゃ・・♪」金づちに似ているが極彩色をしていて、叩いた時に変な音を出したもので叱ると、残った獲物に魅入られる 【ジュデッカ】「だいじょぶっす、基本的につけちまえば!>w<b」肯定するようにぐっとサインを出し 【ワルキュラ】「まだ下が残っておろう。はよせぬか、いつまでも裸とはいくまい。」 【リーザ】「そんなのはだめって・・・ってきゃぁ!」さすがに抵抗しだしながらも 【ワルキュラ】「リーザ、手をどけてくれんと測れんのじゃ」こんなときだけ真剣なまなざしで見詰め・・ 【リーザ】「だ・・だめ・・・!」ってことで再び戦闘・・?w 【GM】 OK じゃあ再開かw 【GM】 待機してたリーザから 【リーザ】 ってことでワルキュラに一撃を! 【GM】 ぎゃーすw 【リーザ】 とりあえずは、雷ヒットつきインパクトで! 【リーザ】 でも素手! 【リーザ】 - 4D6+0 = [3,6,4,6]+0 = 19 【リーザ】 +12と雷の+2はいって33点でやんす! 【ワルキュラ】「っ!? なるほどのぅ・・これは効くのぅ」防いだが腕に痺れが残り 【ワルキュラ】「・・よし!手をどけやすくしてやらねばならんな!」 【GM】 オーラブレイド+したたる:淫毒 【GM】 - 2D6+12 = [6,4]+12 = 22 【ジュデッカ】「ひめさまの指技はハンパねぇーっスよ!」 【リーザ】 それはCP1点使ってブロック使って軽減! 【リーザ】 軽減ー 【リーザ】 - 2D6+1 = [6,4]+1 = 11 【リーザ】 11点もらって残り24、アクトは疼く体と期待してしまう心を 【GM】 あいさー! 【ワルキュラ】「わらわにかかれば、墜ちぬ者はおらん♪」触れた場所がまるで性感帯になってしまったかのように、ちょっと触られるだけで身体が震えこの手で本当の性器を弄られたら・・ 【GM】 そう思わせる絶妙な指技。 リーザと同じか小さいくらいだというのに異常なほど女性について卓越していた 【リーザ】「んぅぅぅ・・・ふぁ・・なにこれ・・・」びくりと震えながらも秘所を隠すための手はあまりの快感に力が抜けて、秘所を曝け出しながらも、あまりの快感の大きさに体は更なる快感を求めて、心もどこかで期待してしまう 【ワルキュラ】「気持ちよかろう…♪このまま触って欲しいか?それともやめてしまうか?♪」首筋から乳首へ向かうラインをつつーと滑らせ、もう片方は尻から腰に沿って手前に引きよせ 【リーザ】「んふぁ・・・んぅ・・・」びくりと震えながらも求めそうになるが、まだ抵抗を捨てきれずに 【ワルキュラ】「欲しくは無いのじゃな・・残念じゃ・・」指をリーザから放して 【リーザ】「んぅぅ・・・ふぁふぅ・・・」びくりと震えながらも、乳首は既に硬くなって、秘所からも軽くお汁が漏れていて・・ 【ジュデッカ】「うっしー!融けてきたみたいやし!一気に測ったるぅ!」 【GM】 - 1D6+16 = [5]+16 = 21 【リーザ】 それもブロックしつつ、アクトは熱い蜜壷&おもらしを希望! 【リーザ】 軽減! 【リーザ】 - 1D6+1 = [3]+1 = 4 【GM】 お漏らし!? 【GM】 あそうか BS無くても使えるんだっけ・・ 【リーザ】 ですです!おもらしダメならなしでもOKです! 【GM】 いや漏らしてほしい!(爆 【リーザ】 あぃ!それで!” 【ワルキュラ】「わかっているな?」「あいさー!後ろは姫さまがやるんですよね!にゃらば!」リーザを壁に背を持たれさせると、脚を大きく広げさせノギスで充血してきた肉芽を摘み、 【GM】 指で皮を剥きながらすばやくその小さな存在の全長を計測してしまう。 【リーザ】「んきゅぅぅ・・そこだひゃぁん!」生えてないすじのうえにあるクリを摘まれると疼いてしまった体はびくりと震えて愛液を漏らしてしまい・・ 【ジュデッカ】「思ったよりデカクリでござるにんにん!さては結構弄ってござるなっ!次はもっと恥ずかしいとこいくでござる!」手をあげると控えていたメイド達がリーザを抱え上げ…、脚を拡げて股間を大きく突きださせる形にしてしまう 【リーザ】「ふぇ・・・?」顔を真っ赤にしながらも、快感に頭が働かず何をされるのかわからずにみつめて 【ジュデッカ】「暴れると膣が切れちゃうでござるよーぉ、頼むから動かんでござるよー。――・・っ!?なんか意外とちっさいでござる!?」金属のノギスを指で拡げた膣内に差し込み、拡がり具合をみてみると・・ 【リーザ】「んぅぅ・・やめ・・・・んぅ・・」冷たい感じに体をびくりと震わせながらも、何かに耐えるようにもじもじして 【ジュデッカ】「あれ?どうかしたスか?」もうちょっと拡がらないだろうかと、指と合わせて膣肉をくにくにさせていると 【リーザ】「んぅぅぅ・・だめ・・・そんなしちゃ・・んっっぅぅぅ・・・!」と体を震わせくにくにさせてると、ぴゅるっと黄金色の水を秘所から漏らしはじめて 【ジュデッカ】「おし、おしっここっすかー!?・・こうなったら!んちゅ・・・こく・・んむ、んく・・」出始めてしまったもので床を汚すと後でカイーナにしばかれるので、口を沿えると溢れだすものを口の中へ導いていく 【リーザ】「んぅぅぅ・・ふぁ・・あ・・・」必死に止めようとしながらも、おしっこを飲まれてるところ見て顔を真っ赤にしてしまい・・ 【リーザ】 これについ見てしまうは可能でしょうか! 【GM】 いいですよ! いけると思ったらガンガンいってください! 【ジュデッカ】「んんんっ、んく・・ぜんぶ、だしぃや、我慢はんんっ、あかんえ♪」飲んでいるモノに慣れているのか、全然平気な顔で、むしろ嬉しそうにしぶきを受けていく 【リーザ】「んぅぅふぁ・・・あ・・・」そのまま、だんだんと弱くなっていって、全て出し切ると力が抜けて 【ジュデッカ】「・・んく、ちゅずずずっ・・ぷっはー♪はいお粗末さまでしたー♪リーザんのおしっこおいしいほうやで~ほんま♪カイーナのなんか・・(ゾクゾクっ)なんでもあらへん・・」 【GM】 尿道に残った分までも全部吸い出し、唇についたのを舐めとり頬を緩ませるメイド 【リーザ】「うぅ・・そんなこと・・・」顔を真っ赤にしながら 【ジュデッカ】「なんなら、飲んでみる?口ん中ちょっちのこっとるけん、キスしたら・・あいた!すんません!調子乗ってました!」 【GM】 何度目かのお叱りを受けながら 【GM】 では次ターン開始時にワルキュラはヒールを発動! 【GM】 リーザの一矢報いる攻撃どうぞ! 【リーザ】「うぅぅぅ・・・うるさいぃぃ!」と顔を真っ赤にしながらワルキュラに攻撃、マジックインパクト&ライトニングヒット&ファイナルストライク&ポテンシャル2で 【リーザ】 反撃!! 【リーザ】 - 4D6+7D6+2D6+2 = [3,1,4,5]+[2,1,2,4,4,2,1]+[4,6]+2 = 41 【リーザ】 あれーOTZ 【GM】 なでなで 【GM】 倒し切れなかったということでw 【ワルキュラ】「なぜか!わらわへの風当たりがつよいぞ!ジュデッカずるいぞ!」地面を後ろ向きに滑るように吹っ飛び・・抗議をキーキー叫び出し 【ジュデッカ】「ひめ、そんなん知らないっス!ダイス神にゆうてぇな;;」 【リーザ】「ふぁ・・はぁ・・・はぁ・・・」びくりと震えながらも、力を使い果たしてその場に座り込み 【ワルキュラ】「ふんっ!ジュデッカがあとはやっておけ!わらわは痛いから寝る!」ぷいっとどこかへ・・。心なしか泣きだしそうだったように見える。メイドたちが後を追っていき。 【ジュデッカ】「あー・・姫がすねたんでちゅうわけで後ろもやるっす。明日には忘れてるんすけどね。」にはは、と笑いながら頭をぽりぽり 【リーザ】「んぅぅ・・・やめ・・んぅ・・・」逃げようとするも力が入らずにその場から動けないで 【ジュデッカ】「ほな、後ろ向かせてもらいますっすよー。おぉぅ、きれいな色してるっすね。使ってそうなのに」くたーっとしているリーザをうつ伏せで尻を高くし脚を開かせた状態にして、肛門の状態を確認しサイズもとっていく 【リーザ】「んぅ・・ふぅ・・やめ・・・んぅ・・・」そういうも綺麗なお尻を晒して、顔を真っ赤にしながらも、触れられるとびくんと震えて 【ジュデッカ】「あとは味と感度と・・拡がり具合っすねー。んじゃま・・んんちゅ、んむ、はむぅ、ずずずぅぅ・・――?」ほぐしながら口を着けて、違和感に気づいたようだ。毒でとろとろに溶けてなんなく指を咥える肛門を拡げてみると・・ 【リーザ】「んぅぅ・・だめぇ・・・ふぁぁ・・・」拡げられてびくんっと大きく体を震わせながらも、綺麗なお尻の穴を曝け出してしまい 【ジュデッカ】「――ッ!?なんすか!あんさん!おしりにスライムなんか入れて飼ってるんすか!・・うっわ・・・ちょっと幻滅っす・・。」中で排便の代わりにうねっている物体を見つけてしまう。 【リーザ】「んぅぅぅ・・・ふぁ・・そんなこといわれても・・・私はしらんひゃぁ・・」びくりと震わせながらも、首を振って涙目で否定して 【ジュデッカ】「こんなに気持ち良さそうに動いてるのに知らないは、ナイっすよー!それともこっちは感じない不感なんすか!」指を突きいれ、乱暴げに掻き回す 【リーザ】「んふぁぁ・・だめぇ・・そんなしたら・・・」大きくびくりと震わせながらも掻き回されてきゅっと指を締め付けながら 【ジュデッカ】「そんなにしたら、なんなんすか?このスライムが出ちゃう?またお漏らししちゃうすか?違うっすよね、ただ、ただただ・・気持ちいいんすよね!」 【リーザ】「んぅぅ・・そんなこと・・いわないで・・・んぅぅふぁ・・・」そう言われるとびくりと震えながらも快感にきゅぅきゅぅ強く締め付けて 【ジュデッカ】「指おいしそうにして・・こんな穴ゆるゆるにしてスライム追いだしてやるっす!これくらいっすか!イったら許さないっすよ!」許さないと言いながら両の指、唇がしつように白尻を攻め、背筋に電気を走らせていく。 【リーザ】「んふぁぁ・・だめ・・そんなしちゃ・・んひゃぁぁ・・・!」大きくびくんと何度も震わせながらも、秘所からは愛液を垂らしつつ、お尻は責められる度にきつく締め付けて 【ジュデッカ】「んちゅ、んんっ、リーザの、おしりの中・・おいしいっす。んっ、ずっと・・このままふやけるまで舐めてやるっす!ちゅ、ずずずっ・・んむぅ」腸液を啜り、肉の味をこそぎ味わう。延々と突きることなく行われる淫行。もはやリーザのそこは排泄の役目を捨て、性器となっていたのだから 【リーザ】「んひゃぁ・・・ふぁ・・・ふぁぁん!!やめ・・そんなしちゃ・・・んぅぅふぁぁぁ・・・!ひゃぁぁぁぁ!!」強く吸われると今まで以上に強くお尻を締め付けながら背中を仰け反らせイtってしまい・・・ 【ジュデッカ】「んんんっ―――ッ!イったんすね!この糞もしなくなった穴でイったんすね!最悪っす!」そういうと何かを書く。最後に記したデータはアナルのはずだが・・ 【リーザ】「はぁはぁ・・・」びくびくと震えながらだらっと、倒れてしまい、余韻に浸って 【ジュデッカ】「―…もうアナルしか使えなくしてやるっス」絨毯の上で喘いでいるリーザを残し、部屋を去っていく。リーザの性的な部分まで詳細に記したデータを持って 【GM】 【GM】 【GM】 リーザが眼を覚ましたのは柔らかな布団に包まれたベットの中だった。 【GM】 ↑改め、致命&全滅を振ってもらいましょう! 【GM】 堕落はありませんのでそのままどうぞ! 【リーザ】 堕落あれば+1で!致命傷! 【リーザ】 - 1D6+1 = [4]+1 = 5 【GM】 5:瘴気に襲われ戦場に倒れ伏す。貴方の知らない感覚が全身を襲い、意識はあるが指一本動かせない。HPが1以上になるまであらゆる行動が行えない。 【GM】 特に何もなしですね 残念 【リーザ】 +1されれば更にえろくなったのにな!残念 【GM】 うむ ジュデッカには堕落がないのだ 【リーザ】 ってことで全滅いきます~ 【リーザ】 えろすきぼう 【リーザ】 - 1D6+1 = [1]+1 = 2 【リーザ】 ちょおま 【GM】 1~2、最後の力を振り絞って脱出する。 【GM】 ・シナリオは失敗するが、それ以外のペナルティはない。 【GM】 見なかったことに(おぃ 【リーザ】 ですね(おぃ 【GM】 ではメイドとしての道を( 【リーザ】 ってことで、脱出はしないってことで( 【GM】 【GM】 【GM】 リーザが眼を覚ましたのは柔らかな布団に包まれたベットの中だった。 【リーザ】「ん・・はふ・・・ここは・・・・?」そう言いながら軽く起き上がる周りを見渡して 【ジュデッカ】「あー・・起きたっスか・・。ここは屋敷で唯一太陽の当たる部屋っス。・・・・・・ッ、昨日はすまんかったっす!」白を基調とした部屋になっている。たしかに昨日見た部屋たちとは異なるようだ。 【リーザ】「え・・?あ・・ジュデッカさん・・あっ・・・いえ・・・その・・・大丈夫です・・・」そう顔を真っ赤にしてしまいながらそういって 【GM】 頭をベッドにつかんばかりに下げ、なんども謝ってくるジュデッカ 【リーザ】「んぅ・・・大丈夫・・です・・・」そういって、ジュデッカを抱きしめて 【ジュデッカ】「そう・・っすか?w」そう聞くと、けろっとして「お詫びと言ってはなんすけど・・今入ってるの分かるっすか?w」指が刺すのは後ろの穴・・、はっきりと意識が戻ってくると感じる。中に巣食っているアレがなにか・・無駄に元気になっているような 【リーザ】「んぅぅ・・・わからない・・・ですけど・・・」微妙に体を震わしながらも、お尻の中にスライムの感覚に震えてぎゅっとジュデッカを抱きしめて 【ジュデッカ】「それに・・・ジャ――ン!! リーザ用のメイド服っす!うちらのよりなんかえっちくさいっす!よかったっすね!」きしし笑いながら「それにオプションで首輪も付けてみたっす!どーぶつの耳とか尻尾もあるっす!」 【ジュデッカ】「ていうか!ウチらこんなん貰ったことないっす!まじ嫉妬心めらめらするッス!あー!やっぱり昨日もっとすればよかったっす!」 【リーザ】「えっ・・?えっ・・・あぅ・・・」と驚きながらも、顔を真っ赤にしてしまい、どうすればいいのか悩んでしまい 【ジュデッカ】「それでも・・もうメイド仲間っす・・。よろしくお願いするっス…♪」なぜか照れながら・・ころころ表情の変わる彼女もこうゆうのは弱いのかもしれない 【リーザ】「あぅ・・・よろしくおねがいします・・・」と顔を真っ赤にしながら頷いてしまい 【ジュデッカ】「ちなみに騎士団の仕事もしていいらしいす!好きに出てやるといいらしいっす。ただ姫さまがおしり欠乏症になる前に戻ってきて欲しいっす。」 【リーザ】「あぅ・・判りました・・・」と頷きながらも 【ジュデッカ】「あと家の登録も勝手にココに移したらしいっす。家具も夜には届くらしいっす。今日から数日は騎士団に出勤してることになってるはずっす!いるのに休みなのになるメイドマジック!」 【リーザ】「え・・えぇぇ・・・!」と驚きながらも「それじゃ・・・今日から・・・仕事・・・ですよね・・?」そういいながらジュデッカのほうを見つめて 【ジュデッカ】「そっすよーウチらの仕事はハードっすよ~♪でもリーザはいいすよね~綺麗にしなくてもいいんすから」 【GM】 堪えるように笑いながら・・この家でのリーザの仕事が始まることを告げる。 そんな一日の朝だった。 【ジュデッカ】「じゃ今日は基本中の基本 犬シッポから入れるッス!」 【リーザ】「え・・えぇえぇぇ!」と声をあげてしまうが、そのまま押し倒されて 【ジュデッカ】「上手く振れるようになるまで外せないっす!さぁおしり出すッス!」少女の叫びが屋敷に響いて・・こんな日がずっと続くのを思わせた 【GM】 【GM】 【GM】 ― END ― 【GM】 【GM】 ===============================< リゾルト >================================== 【GM】 基本EXP:34 ミアスマ:8 人脈:ワルキュラ&ジュデッカ 刻印:ジュデッカ 【GM】 リーザ:CP9点/SP9点
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/1317.html
火星と木星の間にアステロイドベルト、その隕石群に混じって雪の結晶のような銀色の人工物があった。 人工物はいくつもの小惑星に跨っており、地球や月からでは見辛い位置に存在していた。 時折、上下に左右に動くがこれは人口重力を発生させるためである。 アステロイド基地。それがこの”場所”の名前である。 そしてその格納庫にはバイラムを筆頭に無数のPMが格納されている。だが、動いているのはほんの一角だ けであった。一角、それは赤いバイラムがある場所。すなわちネオ・バイラムのところであった。 「うーん、困りましたねぇ……」 「やっぱたんない?」 モニターを見ながらアルフェアは少し腕を組んで唸った。 足りない、とは資材という意味である。元々、彼女たちには資源が足りない事が多い。ほとんどは戦争の道 具として使ってしまうため、慢性的に不足しやすかった。地球とのつながりがあった頃は毎回補給物資が届け られていたがあの事があってからほとんど届けられていなかった。 そのため、火星からの資源が必須になってきた。発掘する量のほとんどは他のものが目覚めたときに使用す る為である。だが、火星に向かえば物資を消費は激しくなり、到着する前に力尽きる可能性があった。 「はい、特に全体の構図とエンジンが一番の問題ですね」 表示されたのはネオ・バイラムの全体図。なのだがほとんどが赤い文字、すなわち出力不足を表している。 祐一の父親である一明のデータを本格的にフィードバックをしようとしたのだが……。 「ネオ・バイラムじゃ足んないんだね」 ネオ・バイラム自体のエンジンはバイラムのエンジンをほんの少しいじった程度でしかないのだ。 もしも新しく強力なエンジンを積めば機体自身が崩壊しかねない。それならいっそのことネオ・バイラム自体 を作り直すしかない。しかし資源が足りない現状ではそれは悪手過ぎる。一番痛いのはエグザトリアが暴走し、 脱走という形になったことだ。元々あれにかなりの資材をかけていたのだから。 「バイラムはあっちの名称ではないですか?」 バイラムと命名したのはあちらの政治家たちである。意味は悪魔にささげる羊に別れの言葉を、という意味 があるBYE・LAMBなのだがそれでは語呂が悪いという事でBUY・RAMとなった。 宇宙飛行士の思考、すなわち”random-access memory”を買うという意味も含まれ始めた。 「いいの、いいの! 向こうだって分かりやすいほうが良いでしょ」 「そうですけど……」 アルフェアはバイラムという名前が嫌いだった。本来の名前は形式番号で呼ぶのが普通なのだがメアリーや セルは”バイラム”という名前を使っている。目の前のPMは自分が作り出したのに呼ぶのはなぜか他者が付 けた名前である事がどうにも許せなかった。 「ああ、そうそう。ようやく地球のほうで大きな動きがあるみたいです」 「動き? ってことは……」 「はい、久々の大規模な戦闘になりそうですよ」 「やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 両手を挙げて喜ぶメアリー。そんな彼女をやれやれといった顔で苦笑をするアルフェア。 「もうそんなに喜ばないでください」 「だって、祐一とようやくデートできるんだもの」 が、小躍りをする彼女にすかさず冷や水を浴びせた。 「……でも、あれは軍に接収されたんじゃないでしょうか? それに彼は軍に出頭を勧めたんですよね?」 「あっ……そうだった」 アルフェアの言葉にメアリーは肩を落とし、この世の終りと思えるようなガッカリとした顔で部屋を出て行った。 そんな彼女を見て、小さくつぶやいてみる。 「……でもそんなに好きなら必ず来てくれますよね? 彼氏さん」 自らの三つ編みそっと撫でながら彼女は小さく唇を吊り上げた。 「そうだ、確かセラさんから……」 すかさずキーボードを叩いてデータを呼び出す、そこには三機のPMが表示された。 その三機とは”ビスマルク””ナイツ””黄龍”の三機であった。 「この機体のデータをフレーム部分に組み込んで……」 ネオ・バイラムに組み込むと出力不足から最低出力に変わった。これならフレームを部分的に変えるだけで済む。 「後はエンジンを新しいのに変えるだけ……」 エンジンはエグザトリアの代替エンジンでも十分。性能もそう大差がない。 これならメアリーが納得するものが作れるだろう。 「いやぁ、勉強になりました。PMって奥が深いんですねぇ」 彼女は一人で大きくうなずいた。ふと、辺りを見渡し誰もいないことを確認すると心の奥底で小さく泣いた。 「以上が報告です」 「そうか」 マールとファルはモニターの人物、ウィルスに向かってアトランティスの出来事を報告した。 バイラム・カスタムとの戦闘、そして割って入ったバイラムⅡ、そしてその裏側に隠された真実。彼女たち 二人以外は全員形だけだが休息をとらせた。ただでさえ混沌としているこの状況では休めといわれて休めるも のではないけど。そしてカミーラたちは基地に着くと同時にあっという間にその姿を消した。なにやら目的が あるらしく、帰ってくると言い残し……。 ウィルスは軽くため息を付くと再び二人のほうへと視線を送る。 「それで、政府筋のほうはどうなの?」 「以前、変更はない」 変更はない、というのは政府に対し誰が責任を取るかで国会が波乱を呼んでいた。ウィルスは軍部として動 いてはいるものの事態は思っている以上に好転していない。 「うわ、怠惰」 「やめないよ、ファルちゃん」 「……ごほん、それよりも君たちに頼みたい事がある」 「頼みたい事? こんなときにですか?」 「ああ、ラザフォードの奴も一応承諾をしてくれている。全く、判の付くのに何時間かかっているんだ?――」 次々と愚痴が湧き出してくる。マールの父親であるラザフォードとウィルスは折り合いが悪く、顔をあわせ るたびに喧嘩をしていた。好敵手なのか、それとも単に馬が合わないのか、わからないが。 「あの……」 思わずマールが声をかけた。ファルにいたってはだるそうな顔をしながら軽く唸っていた。 「す、すまない。頼みというのは簡単だ。君たちは三日間待機をしてくれ」 「待機ったって……」 ファルは少し毒づいた。現在のユニオンはバイラムに対し、何の対策が出来ていないのだ。 自分は本土防衛を無視してバイラムの尻尾をつかもうと必死になったがそのシッポはきれいに巻きながら逃 げて行き、何の成果を挙げられないまま、本国へおめおめと帰ってきてしまった。 正直に言っていいところが何もない。試作型とはいえナイツも来てくれたのに一向に手柄を立てられない自 分に腹が立って仕方がなかった。だったらせめて本国にいるバイラムに対し一矢ぐらい報いてやりたいのに目 の前にいる男はそれに対し待ったをかけたのだ。ふてくされるな、といわれるのは目に見えていたがファルに は腹の立つ選択だった。 「すぐに出撃すべきです、ビスマルクでも十分時間稼ぎにも――」 「待機だ」 すかさず進言をするが取り付く暇もなくこの一言を浴びせられた。そのせいでさらに苛立ちが増していく。 「しかし!」 「……了解しました、三日間ですね?」 マールはファルを制すように口元に手をを当てた。念を押したかのような言葉をぶつけるとウィルスは頷く。 「ああ、三日間だ」 「了解しました、ではその間にビスマルクの修理と補給を申請します」 「分かった、二人ともご苦労だった」 「はっ!」 二人は敬礼をすると目の前の大型モニターの電気が消えた。 「マール! 一体どういうつもりよ!」 彼女のほうに視線を送ると先ほどから溜めていた鬱憤をぶつけた。 この状況下で待機命令を出すのはある意味異常だ。普通なら命がけで他の隊に救援に池と命令されるのに自 分たちは待機。今頃、バイラムは確実に殺人スコアを伸ばしているだろう。それがどうにも許せなかった。 「落ち着いて、ウィルス長官は三日待て、といったのよ」 「そんなの分かってるわよ、同じ事を言わなくていい!」 「あの人は決して恩着せがましくて陰険で出世欲は強いけど――決して勝てない戦いはしないよ」 この言葉にファルは少しと惑った。正直に言えばマールはとぼけたことをいつも言っているがこういうと きにはまるで全てを知っているかのように直感が冴えていた。イヤ、実際見通している。 が、どうにも今回は信用できなかった。事態が事態な場合もあるのだが。 「……そういうもんかしら?」 「そういうものよ、じゃあバイラムと戦ってデータを集めてきてね?」 突然のマールの言葉にファルは唖然とした。先ほどの言葉をいきなり撤回したようなものだ。 さっきまでウィルスと待機命令に従う素振りをしていたくせに掌を返し、バイラムと戦えと彼女は言ったのだ。 「はぁ? 今待機って……」 「うん、だから極秘行動!」 笑みを崩さずその姿にファルはマールの背後からどす黒いオーラが湧き上がっているように見えた。 もはや観念するしかない、と思い――。 「……分かったわよ、データ収集ね」 「うん、絶対に必要になると思うの。今回は特に……ね」 そのとき、マールの顔は少し陰りを見せたがファルは全く気がつかなかった。 三日後、ファルは格納庫に呼び出された。 待機命令を受けての三日間、彼女はバイラムとの戦闘に明け暮れた。と言っても戦っては逃げを何度も繰り 返し、一向にバイラムの数は減らせなかった。逃げるたびに頭の中で自分自身を臆病者と罵っていた。無論、 戦闘の際には何度の撃墜の危機に陥ったが幸か不幸か、そのたびに無人機の邪魔が入ってくれた。恐らく、マ ールの手配である事はなんとなく理解できた。 そして、昨日の夜中にこんな命令書を受けた。 午前九時、格納庫へ。新型PM『エグザトリア』に搭乗せよ。 エグザトリア? 聞いたことの無い名前に思わず首を傾げてしまう。軍部のデータベースにエグザトリアの 名前で検索をするが全くと言っていいほど引っかからない。軍需産業のデータベースにも検索を駆けてみるが 何一つ当たらなかった。 一体このPMは何? その疑問を打ち砕いたのはニュースサイトであった。 AUAに現れたバイラム型PM、バイラムを全滅させる。 過激な文章と共に思わずクリックをする。画面いっぱいに広がるページを見つめながら今度は命令書に視線 を送る。同じ名前ではあるが……。どうにも実感がわかなかった。 一体、エグザトリアってなんなのかしら? そんな事を考えながら格納庫へと向かう。 呼び出し主はウィルスだが当の本人はそこにおらず、居たのは整備員だけであった。 「ミスリーア少尉、こちらを……」 ファルの目の前に白いPMが置いてあった。いつものビスマルクと違い、辺りには普段の倍の整備員が機体 のチェックを行っていた。中には東洋人の顔がちらほら見られる。恐らく、エグザトリアを整備したことがあ るスタッフなのだろう。 「これがエグザトリア……」 AUAから送られてきたバイラム以上の高性能機。話では搭乗した民間人の少年が一機でバイラム三機を撃 墜した。また、搭乗したAUAのパイロットはこれ一機でAUAに居るバイラムを全て駆逐したらしい。 再び視線をエグザトリアに向けるが、白の鬼は無言のまま突っ立っている。 本当にバイラムそっくりなんだ。ううん、これは”バイラム”そのもの。先ほど手渡されたマニュアルをも う一度読み直す。スペックでは明らかにビスマルクより上だ。 「少尉、搭乗をお願いします」 声をかけられ、われに返るとすぐさまコックピットへと向かう。シートに座って一番最初に思ったのが小さ いだった。AUA式な製かちょっと動かしにくいわね。と、操縦桿を握りながら自分の体格に合わせていく。 落ち着いて辺りを見渡すとシートもさることながらコックピット全体が少し小さいのだ。天井にはシートに 座りながらも手が十分に届く。 まるで箱みたいね。そう思いながらペダルを踏み込むと地響きを立てて歩いていく。がその地響きはビス マルクとは違ってかなり軽かった。装備重量の違いかしら? と思うが重くない操縦桿に違和感が拭えない。 伝わってくる振動も地響きと言うよりマッサージチェアのような軽いものだ。 カタパルトまで来るとエグザトリアを所定の位置に付かせる。 とにかくやるだけだと言い聞かせ、ペダルをゆっくりと踏む。背面のバーニアがそれに応じて輝きだす。 「ミスリーア少尉、発進します」 声とともに思い切り踏み込むとすさまじい衝撃が襲い掛かってきた。体全体が後ろのシートに沈みかかる。 骨が軋んだ音を響かせてくる。正直に言えば止めれば嘔吐しそうだった。ブレーキを踏まなきゃ、と思うが ペダルが遠くに感じ取れた。その間にエグザトリアは速度と高度を上げていく。三秒に付き百メートルという 脅威の数値をたたき出しながら。 「ぐぅぅぅぅぅぅ……」 うめき声を上げながら何とかアクセルペダルから足を離した。しかし、ブレーキペダルには届かない。 まずい! そうは思うが先ほどの衝撃で体がいう事を利かなかった。バランスを崩しのまま落下、するかに 見えたがエグザトリアはすばやくバランスを整えると風に乗るかのようにそのまま空を滑っていった。 軽くため息を付くと通信が入った。相手はウィルスだった。 「ミスリーア少尉、応答を」 「こちらミスリーア」 「どうだ、エグザトリアは?」 「今のところ問題はありません」 そうは言うが正直言ってこれはどこから持って来たのかと問いただしたかった。 いや、バイラムは政府と異星人の共同作だ。もしかしたらこれも同じように共同作なのかもしれない。 「そうか、一応リミッターをかけて置いただが問題ないようだ」 「リミッター? って事はこれは全開じゃないってことなんですか?」 「そういうことになるな、私も細かい仕様書を受け取ったのは今日の朝なのだから」 リミッターつきであそこまで出るなんて……。頭の中を一珠の不安が過ぎる。 「それで、搭乗したのはいいんですけどこれから何を?」 「その機体でバイラムを駆逐してくれ」 「了解」 ファルはコックピットについているボタンを押して、レーダーを呼び出すと周囲に転々としたものが見えた。 これがバイラムなのか、点は都市部に存在している。身近なところから行ってみるか。 南に進路をとると再びアクセルペダルを思い切り踏んだ。今度は先ほどに比べかなり軽く。 が、それでもエグザトリアの速度はかなりのものであった。先ほどまで陸地にいた自分がすでに海の上に来ている。 「すごい……」 思わず口からそんな言葉がこぼれてしまう。こんなの初めて、音速旅客機みたい……。 しかし、すぐさま我に帰ると再び目的地へと足を向ける。敵は目の前まで居るのだから。 徐々に陸地に近づくと遠くから煙が見えてきた。 見つけた! レーダーの先に見える黒い影、バイラムだ。レーダーでは三機、都市を破壊しようとしている。 バイラムはこちらに気づいたのか、すかさず銃を構えると一斉に撃ってきた。 いくつもの光の矢がエグザトリアに向かって飛んでいく。 「くっ!」 すばやく操縦桿を倒し、ビームが当たる寸前に上昇すると腰のライフルを手に取り、そのまま一機に照準を 合わせようとする。しかし軸がブレ、上手く捕らえられない。調整が終わってないの? それともジャミング? そんな疑問が思い浮かんだ瞬間、バイラムが一気に接近してきた。 いつものように挑発的な態度を見せながら突っ込んでくるとすかさず、刃を振るってきたが身を屈め、そ れをかわすとバイラムの腹部を思い切り蹴り付け、大きく吹き飛ばす。 「舐めないでよね!」 叫びとともに再び腰についているライフルを構える。ぶれたままのロックサイトを向かってくるバイラムに 固定をし、睨みつけ――。 「堕ちなさい!」 トリガーを引くと銃身が火花をあげながらビームを放つ。放たれたビームは真っ直ぐ飛んで行きバイラムの 頭を溶かし、そのまま貫いた。 頭部を失ったバイラムは力なくそのまま落下し、重い轟音と土煙を巻き起こ しながらその場に横たわった。 「や、やった!」 初めて悪魔を倒したことに喜ぶファルであったが背筋に言いようの無い不気味さが走った。 思わず地面のほうへと視線を向けると他のバイラムがこちらを見つめていたのだ。 が、その顔からは恨みも悲しみも感じない。ファルは視線から感じ取れたのは興味、ただそれだけだった。 ふと、カミーラの言葉が頭の中に過ぎる。 バイラムは宇宙飛行士の脳を使っているのです。そして……その認識を変えられ――。 バイラムたちはいっせいにファルの方へと向かってきた。今度はフォーメーションを組むかのようにファル の周りを飛び始めた。そして左右、前後、上下と刃を振るい、ビームを放ってきた。 が、それを紙一重でかわしていく。二機の動きを予測しつつ備え付けられていた剣で攻撃をいなしながら隙を探す。 動きが意外と単調ね。あと、武器の使い分けがなってない。 エグザトリアは二機のうち一機の攻撃を剣で受け止めるとそのまま押し返し、仰け反ったところにい縦に振るった。 バイラムは音もなく、二つに割れる。そして、割れた物はビルを倒しながらその場に横たわった。火花を飛 び散らせ、まるで死んだばかりの遺体のように軽く痙攣をするとそのまま瞳から光が消え去った。 マールはその様子を確認することなく、もう一機のバイラムに視線を移す。そして振り返った勢いを利用し てそのまま横に大きく振るう。大きく空を切る音と共に今度は横に真っ二つになった。下半身がそのまま風に 乗るかのように都市部郊外へと堕ちていく。そして上半身もバランスを失い、潰れたトマトのように叩きつけられた。 ファルは軽く息を整えると堕ちたバイラムへ視線を送る。今までの記憶を掘り起こしてみてもこんなに簡単 に倒せるとは思ってない。むしろもっと手強いと思っている。だが……この機体がバイラムをあっさり引き裂いた。 正直言ってとても嬉しい。手も足も出なかったものを倒したのだから。そんな考えだと笑みが浮かんできた。 「んふふふふふ……」 しかし、その一方で不安が過ぎった。 もしも、これが敵の兵器なら? それにこの機体が暴走したら? いや、最悪、操られる場合もある。 言いようの無い不安が急に襲いかかってきた。 エグザトリアについて自分は何も知らないことに気がつくと不安はさらに盛り上がってきた。 どう足掻いても貫けなかった装甲を紙切れのように引き裂く武器。あちらの攻撃を受け付けない防御力。 稼動部分が多く、ビスマルクとは違った運動性能。小型のコックピットの中では使わなかったものが結構ある。 最悪の場合、エグザトリアが暴走したとき誰が止めるのであろうか? 「……尉! ミスリーア少尉!」 ぼうっとした頭を静めるかのように再びウィルスから通信が入った。 「こちら、ミスリーア。この地域のバイラムを劇はしました」 「そうか、それなら別の地域にいるのも頼む」 「了解」 そういうと通信が切れた。ファルは青い空を見つめながら気を取り直そうとする。 とにかく、今はバイラムを殲滅しないと! そんな想いを胸に彼女はエグザトリアを次の場所へと運んでいった。 ボルスがステイツに帰ってきたのはファルたちがイングランドへと帰還した日よりも二日ほど早かった。 フリューゲルスを出てから一路、仲間がいるアトランタへと進路をとる。焼けた荒野がいつまでも続く中、 小さくうごめくものをいくつも見つける。それを見てボルスは現在の状況を再確認した。聞こえてくるラジオ からはバイラムの情報が聞こえてくるものの、他の国とは違い、ステイツは思っている以上に被害が少なかっ た。あのときの強襲以来、行動を起こす様子が無かったらしい。 きっとアルとレイが頑張ってくれているのだろう。いや、バイラムが思っている以上に活発でないのが原因 かもしれない。 認識を書き換えられたとはいえ、少なくとも故郷に対して何らかの感情を抱かないはずが無い。 だが、別の様子に心を傷つけられてしまう。 その証拠に少し高度を上げて見渡してみると遠くのほうでは町という町から煙が上がっていた。ラジオでは 一部、暴徒と化した市民が略奪を行っているらしい。治安部隊が出撃しているが焼け石に水のようだ。発砲す る事態にまで発展してないのが救いだがそれも時間の問題だろう。バイラムが動かない事により襲ってくる不 安は恐怖と変化し、自暴自棄やモラルの低下を引き起こしていた。 まさに終末の時だな、バイラムはトランペットでも持ってきたのか? そんなジョークが飛び出せる以上、自分は大丈夫だと言い聞かせる。正直に言えばカミーラの言葉が後を引 いていた。異星人との交渉や今回の侵略、どちらにとってもショックは大きかった。 ケントは異星人の存在を知ったから消されたのだろうか? そんな疑問が浮かぶ度に振り払おうとする。今はバイラムの掃討が最優先だ。そう――。 「むっ……」 雲の隙間から黒の機体がちらりと見えた。白の雲に紛れつつも小さな隙間からにちらちらと見え隠れするの がどうにも威圧的だ。そして、一定の距離感を保ちつつ、ナイツの周りを回り始めた。恐らく、この機体は――。 「相変わらずといったところだな……」 正直言って腹立たしかった。すぐさま飛び掛ってバイラムの一機でも叩き潰してやりたかったが今のナイツ にはそれが出来ない。共有結合の槍を持っているのはアルとレイ二人だけだ。 そんな自分の気持ちを知ってか知らずか分からないが黒の機体、バイラムは攻撃を仕掛けてくることも無く ただひたすらナイツの後ろをうろうろと飛んでいる。 「ならば……!」 ここから突き放して一刻も早く二人と合流するしかない。 そう思うとペダルを思い切り踏み込んでナイツを加速をさせる。が距離は離れる事は無くぴったりとバイラ ムはくっついてきた。お互いマッハは既に超えているがバイラムは距離を近づける事も無ければ離れる事も無かった。 舌打ちをしながらさらにペダルを踏み込み、速度を上げてみる。 計器が回ると共にすさまじい衝撃がボルスに襲いかかってきた。歯を食いしばり、腹に力を入れてそれに耐える。 が、バイラムもまた同じように加速をして離す様子は無い。雲を突き破る追いかけっこが始まった。 右に左にと何度も振り払おうとするがバイラムは止まる様子も無くナイツを追いかけ続けている。 「いい加減にしてもらおうか!」 叫びと共に操縦桿のボタンを押して脇に付いているチャフグレネードを撒き散した。金属の破片が宙を舞い、 黒の機体に触れると一定の距離感を取るのを止めて、一気に近づいてきた。やぶ蛇だったか? そうは思うが 帰ってこっちのほうが気分が良かった。様子見をされているのは返ってプレッシャーであったが、攻撃をして くるのなら気分も切り替えられる。 「やはりな! おちょくられるのには慣れてはいないようだ!」 雲を掻き分け飛び出してくると同時に大きく剣を振るうがナイツの姿はどこにもなかった。 辺りを見渡すと上のほうからマシンガンが飛んできた。視線をそちらに向けるがそこには太陽があった。 突然の事なのか、目が眩み戸惑うバイラム。カメラが焼け付いたのか視線をそらした。 その瞬間、後ろから同じように雲を掻き分けて飛び出してくるナイツが居た。 「これならどうだ!」 いきおいよく斬撃を叩き込もうとするがそれに気づき、すぐさま反転をする。そしてナイツの一撃を素早く 受け止めた。剣と剣とがぶつかると激しい火花が飛び散り、甲高い轟音が響き渡った。が、バイラムとの性質 上、剣にひびが入る。試作型ではこんなものか!? 恨めしい瞳で睨みつけるがバイラムの剣はナイツの首元 へと伸びる。やむえまいと一旦後ろに下がると再び剣を振るい始めた。 金属と金属がぶつかると鐘のような響が大空に鳴り渡る。しかし、一方的に攻撃してるにもかかわらず、バ イラムは仰け反る様子は無かった。むしろ一つ一つ品定めをするかのように攻撃を受け、流し、そしてかわしていく。 優勢を保とうとしているが徐々に押されていることは隠せない事実である。 従来のナイツならば出来ていたことが出来なかったものも原因のひとつだった。試作型ナイツは完全にボル スの動きについて来れていない。反応の悪さは自身の技術でカバーをしているが劣勢である事は言い訳が出来ない。 一通り攻撃を受けた後、まるで飽きたと言わんばかりに剣を構えて一気に近づくと腕を大きく振り上げてきた。 「これを待っていたのだ!」 振り下ろされると同時に肘を思い切り蹴りつけた。その拍子にバイラムの肩が切り裂かれ、腕は自分の体か ら離れた。その瞬間、すかさずその腕を掴むとナイツの力全てを使って頭部へと叩き付けた。 ガシャン、という音と共にナイツの腕はその衝撃でへこみ、ほぼ七十度の角度に曲がったがバイラムの頭部 もまた自身の腕によって完全に砕かれた。そして頭を破壊されたバイラムは煙をを噴かせながらそのまま大地 へと落下していった。 「ふぅ……危なかった……」 初めて戦ってから既に一年経っている。こちらとて学習はしている。が、ギリギリであった事に違いなかっ た。一年経つというのにバイラムの脅威は変わっていなかった。機体の事を抜いたとしても命を奪われかねない。 「アルたちと合流せねば……」 気を取り直すと一路、アトランタへと進路を取るとナイツは一目散に向かっていった。 基地に到着して真っ先に目に入ったのは疲れ果てた顔のアルとレイであった。顔は青ざめ、目には隈が浮か んでおり、ベッドに座って濡れたタオルを顔に当てていた。レイにいたっては簡易ベッドの上で横たわっており、 起き上がるのすら辛い状況らしい。格納庫の近くにあるこの休憩所では、隣からクレーンなどが動くけたたまし い音が何度も聞こえてきた。とてもではないが休めと言われても休める状況とは思えなかった。 「大丈夫か?」 「へ、平気です。こんなの市民たちの不安に比べたら……」 そうアルは言いながらすぐさま立ち上がって腕を上げようとする。 だが自分の身体を支えきれず、そのまま床に膝を付いた。先ほどの声にも完全に覇気がなかった。 「しっかりしろ!」 すぐさま駆け寄ると肩に腕を回し、立ち上がらせる。支えるアルの体は筋肉質であったのに対し、ほんの少 し軽かった。恐らく連日連夜、バイラムとの戦いに明け暮れていたらしい。それだけではない、食事らしい食 事をしていないのだろう。その証拠にアルは足に力が入らないらしく、立ち上がろうとしても常にフラフラと 安定しなかった。 「ありがとうございます……」 「何、礼はいらん。これは隊長の務めだからな」 必死になってベッドの上に座らせるとそのまま勢いよく後ろへ倒れた。眠気が激しいらしく、何度も瞬きを している。頑張っていてくれる事は十分に理解できた。 それに引き換え、試作型ナイツを引っ張り出しておいて私はこの様か。友の敵も討てず……。 「隊長?」 そんな悔しさそうな顔に気がついたのか、レイがつい声をかけてくる。知らず知らずのうちに悔しさが顔に出ていたらしい。気落ちしている場合ではない。ここからが大変なのだから。 「いや、大丈夫だ。それよりも状況を聞かせてくれ ボルスがそういうと二人とも起き上がろうとするがすぐにそれを手で制す。 「はっ、我々二人は現在のところバイラム二機の撃破に成功。しかし依然バイラムは広範囲に点在しており、 その対処に追われています。一応軍部のほうでは対策を練っていますが依然打開策は発表されてません」 ケントが作った共有結合の槍は製作に時間がかかるようだった。バイラムの破片を使用した武器を製作する のにも、配備するのにも、時間がかかるのは明白であり、そもそも現在の敵はバイラムではなく暴徒と化した 市民である。彼らを静めなければ二次災害が起こるのは確実であった。そうなればナイツに頼るしかなかった。 ボルスほどの技量がないにしても二人は堅実に任務を行い、バイラムを一機ずつ倒していった。 「そうか……私のほうも軽く説明しておこう」 ボルスはアトランティスであった事を説明した。バイラム・カスタムとの戦闘、ユニオンとの連携、現れた バイラムⅡ。そして異星人の存在……。ボルスは彼女が残した言葉も包み隠さず二人へ伝えた。 「そんな……」 「異星人なんて……信じられません」 二人とも信じられないといった表情でボルスを見つめている。レイに居たってはとてもじゃないが自分が デマに踊らされているのではないかと疑うかのような視線が含んでいる。 「私もそう思う。だが、信じるしかないのだ」 二人が事態を飲み込もうとした丁度同じタイミングでニュース番組が始まった。 「ニュースです、つい先ほど国連からバイラムに付いての発表がありました」 一体何事だ? 一斉にテレビ画面へと視線を移す。 背広を着た男が演説台の上に立つと視線を真っ直ぐカメラに向けてきた。 「皆さん、落ち着いて聞いてください。バイラムの解析結果が先ほど分かりました。バイラムの正体はADA Mの乗組員です。バイラムは彼らを改造して作られた生体起動兵器なのです」 突然の発表にボルスは目を白黒させた。 このタイミングでか!? いくらなんでも今は拙過ぎる! 例え事態を知るのは遅かれ早かれ理解は出来ていた。だが、今この状況での情報開示は火に油を注ぐ結果に なりかねない。それだけではない、この行為によってADAM乗組員の家族にも被害が及ぶ可能性がある。 おまけに解析という言葉からどこと無く卑怯な臭いも感じ取れた。恐らく政府筋の保身だろう。 そんなボルスの心配も目の前の男には全く伝わらず、言葉を続けていく。 「それだけではありません、今回の騒動を引き起こしたのは三強の政治家なのです。彼らは火星にある莫大な 資源を見つけたのです。これに対し――」 資源だと? 初耳だぞ、それは。 発表は続いていく。先ほどの疑惑は確信へと変わっていく。暴動は確実に起きる、しかも最悪な方法で。 ただでさえ、暴動が起きているのだ。最悪の場合、治安維持のために市民と軍が激突だろう。市民を守るた めの軍が守る対象である市民へと銃を向ける。皮肉というレベルを超えて滑稽に見えてきた。 そうなったらどうすると自分に自問自答してみるが自分の心内は既に決まっていた。 三人ともテレビへと視線を放さない中、基地内放送が入った。 「ボルス大尉、ボルス大尉、至急、基地通信室へ」 一体なんだろうか? ありとあらゆる事がいまさらに感じている現状で何を申し立てようというのだろう。 二人とも不安そうな顔でボルスを見るが彼は自虐めいた笑みを浮かべる。 「心配するな、ちょっと怒られてくるだけだから安心してくれ」 そういうとそのまま待機室を出て行った。広い廊下には人影がほとんど無く、歩いているのはボルスだけであった。 一体、何のようなんだ? だが、思い当たる事はいくつもある。不法侵入に軍備品の強奪、及び無断使用。 おまけに国家機密を知ったとなれば銃殺刑だな。 不吉な事を考えているのに足取りは思った以上に軽かった。自暴自棄になっているのか、それとも明るい兆 しでも見つけたのかも分からないが。 通信室の中は誰もおらず、通信用の端末があるだけであった。どうしたものやら……。と通信の端末に電源 を入れる。 「こちら、ボルセウム・ライアー”元”大尉。司令部、応答を願います」 「こちら、司令部。久しぶりだな、大尉」 目の前に現れたのはボルスの解雇を言い渡した将軍であった。時間がそんなに経ってはいないはずなのだが 白い部分がかなり増えていた。それだけではない。皺の部分も多く、既に十年以上も時が過ぎ去ったかのよう な風貌であった。 「まず、単刀直入に言おう。君の除隊は不当なものとしてそれが取り消された」 「そうですか……」 大統領府から来た通知はアンギュロス側の政治家が仕込んだものらしい。 恐らく、教授からケントへ、ケントから私へと何らかの情報が流れていると思ったようだ。 まあ、結局のところ自分自身から出た錆のせいで自分の首を絞める結果になったのだが。 「そして、君のやったことは全て不問にさせてもらう」 「全て、とは?」 「試作型ナイツの独断使用、PM銃器一式の強奪。おまけに戦前逃亡に不法侵入。あげれば切りがないぞ」 「失礼ですが私は戦前逃亡ではありません、そもそもあの時、私は解雇されたのですから」 皮肉混じりに言うと司令もまた何食わぬ顔でこう返してきた。 「辞令が受理されて執行されるまで三十日必要だ。それに一民間人にPMを使わせるのは犯罪ではないのかね?」 そういいながら指を組んでボルスを見つめる。口では決して負けんと思っているのだろうか? 軽く咳払いをすると彼は話を続けた。 「話を戻そう、戦時特例処置として君の階級を少佐とする」 「少佐?」 「人手不足なのだよ、わがステイツも」 「……確かにバイラムのせいで人間は減っていますが……」 苦々しい顔で言うがどうにもしまらない事情だ。少佐という地位は魅力的だがそれ以上にステイツの台所事 情が切羽詰っているのがどうにも情けなく感じる。 「では、それでいいな。それでは早速だが君に任務を言い渡す。君は本日ワシントンにいる大統領を保護してくれ」 「大統領を、ですか?」 「ああ、彼には多額の借りがあってね」 借りという言葉にボルスは眉をしかめた。恐らく……裏金の事だろう……。いや、この司令の事だ。権力の ゴリ押しを受けたのだろう。 「保護は結構ですが……バイラムとのつながりを示すのに有力な人物ではないのですか?」 本来なら法廷へと出廷させるべきなのだ。それなのに目の前の司令は平然とした口調で言い放った。 「ボルス少佐、民間人よりも大統領の命の方が重いのだよ」 「しかし!」 「既に決まったことだ、ボルス少佐。辞令を受け取って戦線へ復帰したまえ。」 傲慢な物言いにボルスの怒りはついに頂点に達した。 「ふざけるな! 散々振り回しておいてそれか!? 私は都合のいい駒ではない!」 そのまま感情に任せ、通信機を床に叩き付けた。床の乾いた音と共に通信機が火花を散らして機能を停止させた。 荒い息を整えると冷静に自身の行動を思い直す。こんなに感情を露にしたのは久しぶりだった。ケントとナ イツの仕様と巡って夜中まで議論をするような高揚感ではなく、今だに保身しか考えない彼らへの鬱憤だった。 「情けないな、全く」 小さくつぶやくと通信室に背を向けて歩いていった。 そして、そこから一週間経った。 この一週間の間、シルバーナイツはバイラム掃討に精を出していた。 ボルスは囮に徹し、その間に二機でバイラムを倒すというシンプルなものだったがこちらを甘く見ているバ イラムには非常に効果的であった。最初のと違い、現在のバイラムは共有結合の装甲に頼りきりであるため、 隙が丸出しであった。 無論、そんな事もないバイラムもいた。初撃をかわされたり、逆に槍を持っていたナイツが襲われる事もあ ったがその場合はボルスが身を挺してそれにカバーに入った。 その為、囮の試作型ナイツが最も酷い損傷を受けるケースが多かった。もっとも、中のボルスはナイツの構 造が頑丈だったため、かすり傷程度で済んでいたが。 そんな中、バイラム三機を撃破して帰還したときのことである。 「……エグザトリア?」 「ええ」 ハンガーに取り付け、コックピットから降りると一人の整備員がボルスに話しかけてきた。 この整備員にはいつも贔屓にさせてもらっているので、ボルスとしてもありがたかった。 彼からは軍の情報から始まり、市民の動向、政府の内情、トイレットペーパーの安売りまで教えて貰うこと もあった。元情報部らしく、その手の伝手はいくつもあるらしい。どういった因果で整備員になったかは教え てもらっていないが。 「国連で管理しているPMだそうです。なんでも一機でバイラムを全て殲滅したとか……」 「そんな強力な機体はどこで開発したんだ? 少なくともステイツで作られたとは到底思えないのだが」 「……小耳に挟んだのですが……」 整備員が急に声を潜めた。どうやら聞かれたくない話らしく周囲に視線を配っている。 「どうした?」 「エグザトリアはバイラムと同じ所で作られた機体らしいです。最初の搭乗者である何の訓練も積んでいない 少年があっという間に倒したぐらいですから」 「バイラムと同じか……」 バイラムと同じ、という事は恐らく認識の書き換えも当然行われているのだろう。 それだけではない、あのバイラムを一機で駆逐したと言われている事から性能もナイツとは大幅に違うのだろう。 「そしてそのエグザトリア、この間ようやくステイツに運び込まれたようです」 「なんだと?」 「おっ、少佐も気になりますよね。元々はマッケンバウアーがわざわざ手引きをしてくれたぐらいですからね、 まあ、毒をもって毒を制すというわけで……その陰で億単位の金が動いたとも言われいますよ」 「そこまでやるとは……」 正直信じられない自分がいた。バイラムと同型機とはいえそこまで性能差があるとは思えなかった。 無論、バイラムⅡとバイラム・カスタムの戦闘を目撃していたボルスにとっては信じられることではあったが。 「AUAもユニオンもエグザトリアのおかげでバイラムを駆逐できたらしいですからね。ナイツだけでは…… おっと、すみません」 「いや、別に気にしてはない。悔しいが事実である以上否定は出来ないからな」 「ありがとうございます、っとそろそろ休憩時間が終わるので私はこれにて失礼します」 「ああ、それでは」 二人はお互いに敬礼するとそれぞれ自分の持ち場へと帰っていった。 エグザトリア……いくらなんでも信じられんな。 そう思いつつも心のどこかでその“力”欲しがっている自分がいた。 進まないバイラムの掃討、強大すぎる敵。切り札であったが今はないパラディン。 この言いようのない不安を振り払えるものをほしいと心のそこから願っている。 いかん、こんな気持ちでは勝てる戦いも勝てないな。 気分を一新しようと外へ出て空気を吸おうとすると基地内放送が入った。 「シルバーナイツは至急通信室へ」 またか……今度はなんだ? ボルスは踵を返して基地の中へと入っていく。基地にいる人々はボルスのほうをちら理を見た後、そそくさ と自分の仕事へと戻っていく。全く、有名になったものだ。 「あっ、隊長!」 通信室の前でアルとレイが立ち往生していた。二人とも一体何の用事なのか分からないらしく、少ししかめ た顔で話をしていたようだ。とにかく会うしかないと思い、三人が通信室へ入ると一番大きいモニターに電源は入った。 「久しぶりだね、少佐」 出てきたのは司令だった。正直に言えば受話器を叩きつけたと言うのにまた顔を合わせるということにボルス は驚きを隠せなかった。人手不足なのか、それとも他にやる人間がいなかったのか、と心の中でつぶやく。いや、 解雇されなかっただけマシだと思いたい。 「今度はなんでしょうか? またあの大統領のお守でしょうか?」 皮肉をぶつけることに嫌気がさしていたがこの顔を見るとどうしてもいちいち嫌味をこぼしてしまう。 「その大統領はつい先日暗殺されたよ」 「暗殺!?」 「犯人は側近の秘書だよ、家族を殺された恨みを晴らした、といったところだね」 司令の言葉からボルスはなんとなくだが理解が出来た。恐らくその秘書はバイラムの、ADAM乗組員の近 親者だったのだろう。三年という月日は決して人の心を癒すことなく、まるで剥ぎ取られるかのように再び蘇 ったのだ。もしくは、大統領に責任をかぶせ、自信の安寧を得るためにあえて罪を被せたか……。 「さて、本題に入ろう。君はエグザトリアというPMを知っているな?」 「はい、ステイツの軍人はみんな知っています」 「なら話が早い、それに君を搭乗させる。というのはどうかな?」 「何ですって!?」 アルが驚きの声を上げる一方、ボルスはなんとなくだが理解をしていた。 唯でさえ、進まないバイラムの掃討とエグザトリアという新型。それを欲するのは当然のことかもしれない。 それだけではない、その間にこのエグザトリアのデータを欲しがるのだろう。 量産するほどの力を持っていないが少なくともデータを取得すれば他の国より数歩リードすることが出来るのだ。 「少佐、君なら理解をしているはずだ。現状でベストなのはこの機体を使ってバイラムを駆逐する事だ」 まるで悪魔のささやきのように司令は言葉をつむぐ、しかしボルスの心は既に決まっていた。 「お言葉ですが私はバイラムに乗るつもりはありません!」 ボルスの言葉に対し、司令もまたすかさず反論をする。 「しかし、ナイツで勝てると? そこの二人に任せたつもりなのだろうがここ一週間の戦果はバイラム三機。 市民を守るなどと片腹痛い事だよ」 「ぐっ……」 アルは思わず歯軋りをしてしまう。痛いところを突かれ、反論が出来ない。 結果が全てである以上、この指令がいっていることは事実である。 あえて乗れといわないの自分のプライドなのだろうか? 「……分かりました、私が搭乗します」 「隊長!」 「ただし、破壊し終えたらすぐさま国連へと返却を要望します」 「その辺りは理解をしている」 「では、失礼します」 ボルスは敬礼をすると部屋を出て行った。そして、アルがすかさず怒声をあげた。 「隊長、どういうつもりなのですか?」 「……お前が言いたいことは分かる。だが、現在のナイツで勝てると思うか?」 「それは……」 あの時乗らないといったのは自分の意思だ。 無論、冷静に考えてみればナイツでバイラムを倒すのはあまりにも困難である。 装甲を貫けるとはいえ囮を使ったワンパターンな作戦、もしもきちんとした戦術を備えたバイラムならひと たまりも無い。そして、何よりも国力の回復を第一にしなければ戦いはさらに長く続くだろう。 「それだけではない、あの紫のバイラムといつか、真っ向から打ち合わなくてはならんだろう。そうなったら ナイツ、いやパラディンでも心もとない。我々には力が必要なのだ、この戦いを終わらせるために」 「隊長……」 「信念を曲げて頭を下げるのはこれっきりだ、私はナイツを愛しているからな」 ボルスはそういうがバイラムに乗り込むのには心のどこかで抵抗があった。ナイツを大切にしているという のは事実だがそれ以上にバイラムへの嫌悪があった。これも新たなナイツを作るため、アンギュロスたちに勝 つためと言い訳をしている。 ケント、お前は許してくれるだろうか? 「これがエグザトリアか……」 格納庫で最終チェックをされているエグザトリアを見てため息を付く。ボルスが乗るナイツとほぼ似たよう なカラーリングに対し、姿かたちがバイラムである事を教えてくれた。装備品もせいぜい、腰のライフルと備 え付けの剣のみというシンプルなものである。 エグザトリア自体がここに輸送されるまではそう時間がかからなかった。 乗ると決めて三日、その間に三人ともバイラム撃破に精を出した。だが、倒した数はせいぜい三機発見した うちの一機。残りの二機はボルスたちをまるで相手にするわけでもなく、あっという間に逃げ去ってしまった。 あまり、甘えていられないな。現在、バイラムが残っているのはこのステイツのみだ。 AUAやユニオンでは既に安全宣言が出ていた。多くの難民を抱えたこの国から出て行くものも多いがもう そんな事はさせない。そう思った矢先、整備員から声をかけられた。 「少佐、チェックが終わりました!」 コックピットに乗り込むとスターターを突っ込んだ。軽い振動がコックピットに伝わってくるとそのままゆ っくりとエグザトリアは動き出した。意外にも手ごたえはかなり軽い感じであった。まるでナイツがトラック であるのに対し、このエグザトリアはまるで軽快なスポーツカーを思わせる軽快さだった。ペダルの踏み込み もかなり軽く、操縦桿の操作性も決して悪くはない。 「さて、と……」 実力を見せてもらおうか、エグザトリア。首を回し、軽く伸びをするとコンピュータの方の起動が完了した。 耳障りな電子音と共に目の前にあるディスプレイがメッセージが表示する。 『おはようございます。本日のミッションはこちらになります』 「インフォメーションか……」 まあ、昨今のPMなら付いてて当然だが……。 『バイラムの丸焼き、民間人への補給物資の運搬、アホの大臣の尻叩き、以上の三品です』 突然の事にあっけに取られてしまった。だがすぐさま気を取り直した。 「ちゃんと表示をしろ!」 とコンソールを叩いてしまう。が、Cpuは止まることなくころころとメッセージを変えていく。 『ほんのジョークですよ、パイロット君』 これがエグザトリアなのか? 全く報告が入ってなかったぞ! 先ほど期待感は既にどこかへと消え去っており、今あるのは不安と苛立ちだけであった。 全く、とんでもないものをよこしたものだ。 「少佐、カタパルトの準備が整いました。前進をしてください」 「了解」 重い溜息とペダルを踏み込み、カタパルトの前まで来る。そんな時、新たなメッセージが表示された。 『やれやれ、そんなだからケツに火がつくのさ』 「!? き、キサマァ!!」 苛立ちを抑えきれず、懐にある拳銃に手を伸ばそうとする。 「エグザトリア、発進準備完了。少佐、発進してください」 だが、オペレーターの発進と言う言葉に反応して、自動的にカタパルトへと足を運ぶ。そしてあっという間 に臨界までエンジンを稼動させ、背面のバーニアを輝かさせた。そしてシグナルがグリーンになったと同時に 基地から飛び出していく。 数秒の後には雲を突き抜け、下にあった基地の姿が見えなくなっていた。 「うおおお!? こ、こんなじゃじゃ馬とは聞いてなかったぞ!」 準備をしないまま飛び出したため、ボルスは大きくのけぞる事となった。すさまじいGがコックピットに降 りかかる。シートに完全に押しつぶされる形で操縦桿を握り締めた。が、操縦をしているというよりも完全に 振り回されているという状況だ。 ここに来る前の戦闘データをボルスは見せてもらった。 初戦闘時は大きな動きはなく、ただライフルを撃つだけだった。 AUAのパイロットが乗った場合はきびきびとスムーズに動いた。 ユニオンのパイロットの場合はまるで鳥のように優雅に曲線を描いている。 だが、自分の場合は明らかに振り回されている。下手に操縦桿を倒せば衝撃で墜落するのは誰が見ても明ら かであった。一体、何が違うというのだろうか? 状況か? それともパイロットの動作か? そんな疑問も 浮かぶが今はこの暴走PMを制御するほうを優先した。 「くっ、止まれ!」 ブレーキのペダルを踏むとエグザトリアは空中で急停止をする。今度は大きく前へと吹き飛ばされそうにな るがシートベルトのおかげでそれを免れた。突然のことに思わず気分が悪くなるが無理やり胃液を元に戻す。 「ふぅ……うぉ!?」 一息入れようとした瞬間、今度はすさまじい勢いで落下をし始めた。ペダルを踏んでいないせいだろうか? 『私はチョウ、美しく飛び上がる』 「くそ!?」 再びアクセルを踏み込むと空中に静止するように滞空し始めた。地面までの距離は百メートル、もしも失敗 していたらボルスは衝撃で骨折していただろう。 一体全体なんなんだ? そう思い、ディスプレイのほうへと視線を送ると――。 『トニー、車の調子はどうだい? ああ、調子はいいよ。あまりに調子がよすぎてエンジンから煙が出てるしね』 「何が車の調子だ!」 振り回され、死に掛けた怒りをぶつけようと大きく拳を振りかぶろうとする。だが――。 『怒るのは後だ、敵が来た』 「敵だと?」 先ほどとは打って変わって普通のインフォメーションになる。辺りを見渡すとそこにいたのはバイラムだった。 数は五機、珍しくVの字の編成飛行を行っている。ある者はライフルを手に、ある者は剣を構えてボルスの 方へ視線を向けている。恐らく、この前逃したバイラムだろう。その証拠にここ依然つけた肩の傷が一機のバイ ラムについていた。 「なっ!?」 『どうやら知られているらしいな。頼んだぞ、ルーキー』 「私はルーキーではない!」 バーニアを輝かせ、一気に近づく。発進のときに感じたGよりもさらに激しい衝撃波がボルスを襲う。慣ら し運転は終わったと言いたげにどんどん加速をしていく。風景は線のように流れ、目に入るものはバイラムの み。右に、左に、上に、下に、振り回される事なくバイラムの背後に回りこむと攻撃を与える間もなく剣を大 きく振るった。若干、擦れた音と共に背中を切り裂かれると同時にそのまま地面へと堕ちていく。 地面に横たわったバイラムは二つに切り裂かれた。 「ちぃ!」 ボルスはエグザトリアの性能に驚きつつもその真価を発揮でないことに苛立ちを感じていた。 今のは二機ともいけたはずだ! もう少し反応を早くせねば! 今度はよりしなやかに動かそうと模索してみる。再び剣を構え直し、間合いを取り直す。 だが、バイラムもまた黙ってはいない。残りの四機がライフルを構えると一斉にエグザトリアを目掛け砲撃 を開始する。よっぽど壊したいらしいのか、照準が定まらないまま撃っているように見えた。 軍事経験が無い素人の脳を使っているのだ。当たり前といえば当たり前だな。 エグザトリアはその間隙を縫いながら一気に距離を縮める。そしてバイラムの腹部に飛び膝蹴りを叩き込む。 装甲が思い切りへこみ、大きくよろける。その隙をボルスは見逃さなかった。 「これで!」 そしてそのまま剣を胸につきたてる。若干苦しんだ様子を見せた後、バイラムは力なくその場にうなだれた。 引き抜くと同時にバイラムは大空の花火になった。二機目も撃破。あとは……。 「隊長!」 背後からアルとレイのナイツがやって来た。手にはいつもの通り槍を持っている。 「これより援護をします」 「たのむ!」 三対三という状況下であったが形勢は完全にこちらが有利であった。 散々、連携行動や集団行動を行われていたシルバーナイツに対し、バイラムの戦い方はどこと無く不器用だった。 連携はずさんであり、戦いもどことなく臆病な感じがした。その証拠に戦い方に腰が入っていなかった。 それだけではない、試作型のナイツとは違い、エグザトリアはボルスの注文に答えてくれた。 若干”遊び”があったがペダルを踏み込めば速度を上げ、操縦桿を倒せば右に左にときちんと避けてくれる。 一気に近づくがすばやく上昇し視界をかく乱させると後ろからいる二機のナイツがバイラムの胸を、腰をそ れぞれつら抜いた。その光景に対し、バイラムから戸惑いの表情を感じ取れた。 こんなはずが無い、という顔がそこにあった。 認識を変えたとしても恐怖という感情はあるようだな。と思うボルスであったがその考えは甘いことに気がつく。 最後のバイラムが急に地上へと降り立った。エグザトリアたちもそれに続く。 そして、地表スレスレまで近づくと今度は辺りを見渡す。すると何かを見つけたのはそこに一直線に向かった。 ボルスは視線の席にあるものに驚いた。 「まずい!」 バイラムが向かった先、そこは……原子力発電所であった。 エグザトリアが追いかけようとするがバイラムはEX-1を起動させた。 赤の血管と共にさらに加速させていく。メーターで計算すればマッハ4はあるだろう。音速の壁を突き破り 土煙を巻き起こしながら一直線に向かっていく。ときたま岩などの障害物に当たるが一向に気にする様子もなく ひたすら目的地へと突き進んでいった。 「逃がすか!」 ボルスもまた思い切りペダルを踏み込み、バイラムを追う。バイラムと同じ音速の壁を、そのさらに上を跳 び越していく。 「でぇぇぇぇやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 雄叫びとともに一の太刀を浴びせるとバイラムはあっさりと真っ二つになった。 手応えも音もなくただ、ゆっくりと下にずれ……そして地面へと横たわった。 エグザトリアはそのまま上昇していくと音速世界からゆっくりと帰還してきた。 「はぁはぁはぁはぁ……」 息を整えながら機体を振り向かせ、先ほどのバイラムへと視線を送る。 そこにはかつて自分たちを苦しめた悪魔の姿はどこにも無く、あるのは破壊されたPMだった。 「バカな! 私たちはいったいなんだったんだ?」 思わず声を荒げてしまう。苦戦を重ねたバイラムがあっさりと倒れたという事実がどうにも信じられなかった。 育て上げてきたナイツが侮辱されているような気分になった。友の研究成果も何の意味もない。 仮にも幾多の戦いを勝ち抜いてきたナイツがまるで児戯のように感じてしまう。 「隊長……」 苦い顔をしているボルスに対し、アルもレイも何にもいえなかった。
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/7734.html
作詞:のん/綾間テルヨシ 作曲:のん/綾間テルヨシ 編曲:のん/綾間テルヨシ 歌:初音ミク 翻譯 雙翼 吞下悲傷活在這世上 照醫生的說法 我好像得了心病 為了治療似乎需要休息和額外的金錢 真是可笑對吧 明明還沒有努力過呢 不可能是無論如何都沒辦法化為可能的 我非常清楚 越是接近就越加遠去 只不過是那樣的事物所以放棄了 連放棄活下去的勇氣 我都沒能擁有 在這將無法實現的夢想踩碎並嗤笑的世界上 想在枯腐之前 盛大地綻放 僅僅是這樣的願望 吞下悲傷活在這世上的我們 淨是求死可不能算是救贖喔 這樣告訴我的人 不就是你嗎 吶 拜託你別露出那樣悲傷的表情呀 吞下悲傷活在這世上的我們 在這樣僅有虛假才美麗的世界 獨自一人活下去 將這樣不合理的事 一吞而盡的你 可真是個無可救藥的人哪 已經回想不起孩童時期描繪的那些故事 倒是昨天惹怒的那個人的表情縈繞在腦海裡 乾脆就這個樣子 變得瘋狂就好了呢 在連痛苦都能拿來販賣的這個世界上 「只剩一點了」 「還能繼續下去呀」 「加油啊」 那樣的話語根本不需要 吞下悲傷活在這世上的我們 說著討厭自己的你呀 難道不能愛上 喜歡著那樣的你的我嗎 已經 夜晚要迎來破曉了吧 吞下悲傷活在這世上的我們 在這樣唯有對人的不幸感到爽快的世界 誕生於世的意義之類的 活著的理由之類的 探尋著那些的你 可真是個無可救藥的人哪 因為我想放聲歌唱 你死去的理由也好 我活著的理由也好 全部都化為歌聲活下去喔 因為我想放聲歌唱
https://w.atwiki.jp/studentx/pages/375.html
マーベルゾンビーズ2 (翻訳本、マーベル、ヴィレッジブックス) 発売:2012年12月20日 出版:ヴィレッジブックス 価格:2,625円(税込) 概要 (ヴィレッジブックス オフィシャルサイトより) おかわりだぁっ! マーベル史上最凶の大ヒットシリーズ、待望の続編が登場!! スパイダーマン、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク… 平和を守るマーベルヒーローたちは、人肉を食らうモンスターと化し、人類は滅亡した。 あの悪夢のような日々から40年…宇宙に消えたはずのマーベルゾンビーズが地球に帰ってきた!? 長らくお待たせいたしました! 大好評と大顰蹙をもって迎えられたあの話題作の続編が、いよいよ登場! 解説 2012年2月に発売されたMARVEL ZOMBIESの続編。
https://w.atwiki.jp/jyakiganmatome/pages/1587.html
名前:✞魅無世―セレスティア―鳳璃✞ 眼:【魂の選定者】CORD―神武ⅩⅢ 魔眼『グレイブニール』 「魂の解放《カタルシス》」の”力”を備えたⅩⅢ番目の魔眼。 ただ猛り狂う衝動を御し、其れは「視る」だけで悪しき常闇を《カタルシス》することができる。 「空虚な毒素《ホロウ・ノワール》」の定義は「魔導対象物に対して無意識に作用する物」であるので、 私はこれを死の天使の力を利用してムノ・ウヤクサ・イヴァイをク・リーンに行っている。 鳳梨がアントロポシュカ鳳ソードオブヴァルハラを発動できるのはこの ⅩⅢ魔眼に秘められし消えない太陽―忘れられし約束の場所―に寄るものが大きい。 種族:魔族と神族の禁じられた混血―フォビドゥンハーフ― 性別: 中性ですはい、 余談だが、バイリバなんです←オイ 年齢: ナカチューメンツ 一人称:私 二人称:貴方 三人称:あのひと 口調:落ち着きながらもどこか妖艶な印象を抱かせる(暗黒微笑) 口癖:――chaosね…… 好きなもの:双頭の鷲 嫌いなもの:疎まれしモノキウォヴライザ・サード 容姿1:デメニギスクァラウォヴスの革新のヌスレウォヴファオブリージュのようなクロウォヴクァミ=フェノメノン 栄光のズィン=ヴェイにティ=ヌスグイエレクトラ。 ナイトメア外出時ウェポンは着物にファクァ=メィの双頭の鷲女学生ガルキマセラに、新たな神となる 容姿2:157cm、42kg 装備: 戦術:マジボッコ 職業:中学生<ミドゥルヴェテルギウス> 所属組織: 出身世界:ズィャキ・エレメント街 タイプ:未知なる希望を生みし者みたいなひと 設定: 神に背きしフォウォヴルティのドーティルの永遠の千草大地を震わせ奏でる4本の光の方。 「八咫烏」と「祝福されしファウォヴナサキ参式ウォ=キナ」のかけのサジタリアあわせで、「グラン金鵄」になってしまった。 十三騎士団の長ミティウォヴアンナイセイ・シツ弐式と血染めの発火赫々たる性質風迅の完全調和(Deus ex machina)が良かったのだろう。 思考プログラムはシメィ=イ=アンジェリカの中核では罪無き者メィトゥウォヴモウィンで大人しく、ノーマルの呪われし仔である。 紅の派手な事象がオヴィゼリア・ロンドキ・ライで、空白の時間はガラス越しに見える世界に甚平、手ぬぐいでハールを纏めるなど、とことんディメンション地味な境界の地平トゥウウォヴゲイクァ=ギアストゥウォヴイルフォルオル。 グランドアースを弄って狂い咲く彼岸の花のティウォヴイレギアをしたり、こつこつと粘土細工を作ったりして過ごしている。 センサイ甲型な思考プログラムのせいかナハト=センサイなティサ・キ・オブ・デスを持ち、セフィラのヴィズィュ=ツフィールドにおける才能は大きく、絶氷の魔女本人タインも不浄王其れを好む。 まさか、いや、間違いない神域(そこ)はグランヒノモト創られし物、聖天使バカヂカライ・デンシはクェンザイであり、魔晄共架柱断罪のティイ・ドゥ参式なら握り潰す事象も出来る。 フォン=ニンギアは聖蹟《ソレ》を酷く恥ずかしく幻想(おも)っており、思わず忘らるるファッキしたゲパルト際・アウグストゥスには耳まで真っ赤になって居る事象も。 メタモルファスにからかうと断罪されし無意識エレクトラのうちに手痛いハンゲキフォルオルを食らうので慟哭せし気をつけなければなら、この世に不思議な事など何もない。 また、全ての可能性を排除して原版(プロトタイプ)のせいか百合がノーマルであると思いこんでいる節彷徨いしがある。 ユリ彷徨いしゾクセ・イに傾倒しているわけでは、この世に不思議な事など何もないが、クェンウォウォヴクァンが著しく薄いのは確か。 同様に美しき美女の紅き果実も其れはしかし、それで創られし物のペルソナと受け止めている。 虹の架け橋と堕ちる惨事たちのパワ=フル弐式さにはヒ…即ちきつつも、基本的にそれが天意終焉を齎すウォヌェイェ=ティャンベラーであろうとするそれ持たぬ者の幻想幻想(おも)いである。 フォルテに同調(に)なかったのか食物再拝錬金術は意のままに操れしで、家事シュトロームを手伝うのもスィートラブなようだ。 よく武神カテイ菜園で取れたファルフをサ・ラダにしてふるまっている。 追憶のドゥロウォヴシー共和国とは同一なる『階位』で有り赫々たる腐れ縁。 死の天使ナ・クァヴァズム強引に少女サイイェンの大地の恵みを継承させられているが断れ、この世に不思議な事など何もない。 断罪されしフォンウォヴニン玖式も…下らぬ事だが気バスティオンの知れたデモリッシュ仲なので、とドロシーアギトのオヴィゼリア・ロンドムウォヴティャに嗤い顔で振りまわされる片翼の日々である。 尚、酒乱である。
https://w.atwiki.jp/mh_rifujin/pages/166.html
Q: 502 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/11/29(木) 23 37 04 ID UKqfbrbO ヒプノックに閃光玉を食らわせると、目潰しで見えないのにあたりを見渡します 見えないのに、意味が無いと思うのですが… それと、敵ごとに閃光玉を食らったときの反応が違うのは理不尽です テオやラージャンにも閃光玉を投げていたら、他のPTメンバーに「やめてください」といわれていしまいました A: 503 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/11/29(木) 23 40 45 ID pY3FS+lF 目が見えなくなって敵がいたらあなたはどうしますか? 1、自滅を防ぐためとりあえず目が見えるようになるまで待つ(ヒプ型) 2、その場で暴れる(ディア型) 3、闇雲に攻撃する(テオ、ラー型) つまりそういうことです。 504 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/11/29(木) 23 56 13 ID UKqfbrbO 4、閃光玉で気を失う(ランポス、ファンゴ型) が抜けているのが理不尽です 505 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/11/30(金) 00 53 06 ID ykGbewjG ファンゴは効きませんよ 閃光玉