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永遠に工事中 とりあえず、カードリストスプシ だけまとめられば。 スコア0の裏面とか難易度高いヨ 個人的に更新してる感じ(´・ω・) 当wikiは、「ブラウザMC☆あくしず」のカードリスト及び、 思い出のコンプリートを目的としたものです。 ご意見・ご感想は 1+2鯖 まゆか まで コメント欄 テスト -- (テスト) 2013-05-27 03 58 15 名前 コメント すべてのコメントを見る
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動画 MENU COLLECTION MUCA STORE (PACKAGE) MUCA STORE (DETAIL) MUCA STORE (詳細) MUCA STORE (Avatar) MUSIC SELECT PLAY (パッケージ以外の楽曲) 動画 DJMAX RESPCT(/V)に収録されておらず、SoundCloudやYouTubeに公式音源/MVが無いもの TAPSONIC WORLD CHAMPION ―PLAY(YouTube再生リスト) クリックすると拡大します MENU COLLECTION MUCA STORE (PACKAGE) MUCA STORE (DETAIL) MUCA STORE (詳細) MUCA STORE (Avatar) MUSIC SELECT 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59話 あの日の思い出を薄めては 高原正封は、夢を見ていた。 その中で、自分はある人物と一緒に森の中を歩いていた。 その人物は、炎のように赤い髪を持ち、これまた赤い着物を身に纏った女性。 全く知らない人物のはず、なのだが何故かその夢の中で、自分はその女性の名前を呼んでいた。 「■■さん――」 しかし、なぜか名前の部分だけ、聞き取る事ができない。 明らかに自分でその名前を言っているのだが、何て言っているのかまるで分からないのだ。 よく見ると、女性の首には、見慣れた金属製の首輪がはめられていた。 自分の首にも、同じ物がはめられている。 これは、自分が今参加させられているのと同じ――殺し合いの夢を見ているのだろうか。 夢の中でまで殺し合いをするとは、と、正封は半ば呆れる。 だが、それよりも、正封は赤い髪の女性の事がとても気になっていた。 全く知らない人物のはずなのだが、どこかで見たような記憶がある。 いや、それ以前にこの森にもどこか見覚えがあるような気がした。 一体どこだったか――――。 「ん……」 不意に、正封は目が覚めた。 まず見えたのは薄暗い照明の灯った天井。 身体を動かそうとした時、胸元に激痛が走った。 見れば、上半身の衣服が脱がされ、包帯が巻いてある。 「これは……えーと、俺は……」 「たかはらさん!? きがついたの!?」 視界の端から、見慣れた学生服姿の少女が映り込んできた。 感極まったような、今にも泣き出しそうな表情だ。 「あー……遥ちゃん」 「よかった……よかったたかはらさん……!」 「ちょっ…遥ちゃん、痛いって」 「あっ、ご、ごめんなさい」 仲販遥が正封が負傷している事を忘れ、胸元に縋り付いたため正封が痛みを訴える。 慌てて遥は謝罪しながら正封から離れた。 「おお、気が付いたか狐君」 そう言って遥の次に視界に入ってきたのは銀と白の毛皮を持った人狼と、 黒っぽい衣服を着た白い狼獣人の少年――トマック。 二人共、自分が意識を失う直前に出会ったので覚えているが、確かトマックは 全裸だったはずだが。どこかで衣服を調達してきたのだろうか。 「……?」 ここで正封は、人狼と白狼少年の後ろにいる、青髪の少年と山羊のような頭をした、翼の生えた 悪魔のような怪物の方に目が行った。 「えーと……」 「あ、お前には自己紹介まだだったっけ? 俺はシリウスだ」 「ああ、シリウスさん、えと、そこの二人って……?」 「こいつら? ああこいつら、さっきこの男娼館にやって来たんだ。 青い髪の方がアキラ、んでそっちの悪魔っぽいのがデスシープ」 シリウスによれば、数分前にこの男娼館に現れたのだと言う。 トマックと一緒にじっくり取り調べた結果、殺し合いには乗っていないようなので、 自分達の仲間にしたと、シリウスが話した。 正封がシリウスに現在の時刻を尋ねると、既に最初の放送時刻である朝の6時をとうに過ぎていた。 遥が定時放送の内容を正封に教える。 禁止エリアはいずれも現在いる男娼館のあるエリアからは遠く離れている。 死者は14人。その中には遥とトマックのクラスメイト二人と、アキラの知り合い二人、 デスシープの知り合い三人が含まれていたとの事。 「もう14人も死んでんのか……」 予想よりも多い死者数に溜息をつく正封。 自分も下手をすれば死者の中に入っていたかもしれないと思うとゾッとした。 身体を刀で刺し貫かれてよく今こうして生きていられるものだ。 そう言えば自分を刺した人物はまだ生きているのだろうか。 背後から刺され、その後すぐに意識を失ってしまったため、顔を見ていないし名前も分からない。 遥やシリウスに自分を刺した人物はどんな容貌だったかを尋ねると、 何と女性らしい。狼獣人の、露出の高い装具を身に纏った、剣士風の狼女性。 「お前の持っていた銃を使って手傷は負わせられたけど、逃げられた」 「……俺達が入ってきた玄関の辺りに、身体を腰から真っ二つにされた 男の死体があったんだ。何か、鋭い刃物で一気に斬られた感じだった」 シリウスに続き、アキラという少年が正封に話した。 「高原さんを襲ったその狼の女は刀を持っていたんだよな。もしかしたら、 その人に殺されたのかも……」 「断定はできないが、有り得るな。どうやら相当な剣の使い手だったようだし」 アキラとシリウスが考察する。 自分もそんな死に方をしていたかもしれない。 正封は表面には出さなかったが、本当に助かって良かったと心の中で神に感謝した。 (それにしても……さっきの夢は何だったんだろうな……) ぼんやりと天井を眺めながら、正封はさっき見た夢について考える。 ただの夢、と言ってしまえばもうそれまでだろうが、 余りにもリアル過ぎる上に、どこか、覚えがあった。 夢の中に出てきた森といい、赤い髪の女性といい、どこかで見たような気がする。 それに夢の中での自分と女性も、首輪をはめていた。 更にもっとよく思い出してみる。 (そうだ……俺も女の人も、デイパックっぽい物を肩から提げていて、 俺は千枚通し、女の人はバタフライナイフを持っていたな。それで……確か、 俺は女の人の、名前を呼んだんだ……でも、何て呼んだんだっけ……) 夢の中の女性。自分は知らないはずなのに、知っている。 今まで19年、自分は女性とはほとんど縁のない人生を歩んできたはずだが。 だが、確かに自分はあの赤い髪の女性の事を――。 「……朱雀……麗雅……」 突然、誰かの名前が口から出た。 「え? たかはらさん、なにかいった?」 「い、いや、何も?」 遥には隠したが、確かに自分は今、誰かの名前を呟いた。 朱雀麗雅――身に覚えのないはずだが、それならなぜ出てきたのか。 もしや、あの夢の中に出てきた女性の名前なのだろうか。 (……どうなってんだ……あの夢、ただの夢じゃねぇのか……?) いくら考えても、納得のいく答えは出せそうにない。 (まあ、夢だしな……余り気にしないでおこう……) 結局、現時点では考えても何も進展は望めないので、正封はあの夢については 保留にしておく事にした。 アキラとデスシープは、正封が寝かされている客室のすぐ隣の、別の客室で一息つく。 「亜美……」 椅子に座ったアキラは、放送で名前が呼ばれた自分の仲間である、 時の塔の巫女・亜美の名前を、俯き加減で呟いた。 自分とジン、そしてもう一人、この殺し合いには呼ばれていないが、友人のレナを、 異世界ヴァルハラへ召喚した亜美。 共に旅をし、共に戦い、ついに帝国軍皇帝・レミエルを討ち倒す事に成功した。 そして、自分とジン、レナは元の世界へと帰り、亜美は戦乱で荒れ果てたヴァルハラの復興に 尽力している――はずだった。こんな殺し合いに巻き込まれなければきっとそうだっただろう。 「アキラさん、大丈夫ですか?」 「ああ……」 アキラを心配するデスシープ。彼もまた、先の放送で、自分の上司・魔王軍四天王のドラゴナスと、 敵対している勇者アレックスの仲間二人、ブライアンとヘレンの名前が呼ばれていた。 「デスシープ、確かお前も……」 「はい、ドラゴナスさんが……」 「お互い、知人を亡くして悲しいのは一緒だな……。だけど、 こういう時だからこそ、気をしっかり持って頑張らないと」 「そうですね……」 知人を失い、悲しいのはアキラもデスシープも同じだった。 だが、まだ生き残っている知人、仲間もいるのだ。 彼らもまた、自分と同じ思いをしているだろう。自分達だけではない。 いつまでも悲嘆に暮れている訳にはいかないだろう。 「所で……ここが男娼館か……何だか、ホテルみたいな感じだな」 「えっ!? そ、そうですね……」 恐らく、この殺し合いがなければアキラは一生訪れる事がなかったであろう男娼館。 男娼館がどういう場所なのか知るはずもないアキラは、客室内を見回し観察していた。 デスシープは男娼館についてある程度は知っていたが、アキラに教える必要はないと 判断し、あえて何も言わず、自分もそういった事はまるで知らないかのように振舞っていた。 「多分、ホテルみたいなものなんですよ、きっと」 「ふぅん、そうか……」 さりげなく、無理矢理話を終わらせようとするデスシープの意図には気付かず、 アキラは若干の疑問を残しつつも思考を切り上げた。 【一日目朝方/C-7男娼館】 【高原正封@俺オリロワリピーター組】 [状態]:背中から右胸下辺りにかけ刺し傷(処置済) [装備]:なし [持物]:基本支給品一式、ニューナンブM60(0/5)、38sp弾(30) [思考]: 0:殺し合いはしたくない。とにかく生き残る。 1:あの夢は……。 2:仲販遥、シリウス、トマック、アキラ、デスシープと行動する。 ※俺オリロワ開始前からの参戦、ではないかもしれません。 ※「朱雀麗雅」という名前が気になっています。 ※胸元に重傷を負っているため、しばらく安静が必要です。 【仲販遥@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]:精神的疲労(中) [装備]:手斧 [持物]:基本支給品一式、手榴弾(3) [思考]: 0:死にたくない。高原さん、シリウスさん、トマック君、アキラ君、デスシープさんと一緒にいる。 1:高原さん、助かって良かった……。 2:他のクラスメイトの皆については保留。 3:狼獣人の女剣士(シェリー・ラクソマーコス)には警戒。 ※本編開始前からの参戦です。 ※シリウスの名前をトマックから聞きました。 ※シェリー・ラクソマーコス(名前は知らない)の容姿を記憶しました。 ※トマックから調教の過程を聞かされましたがほとんど理解できなかったようです。 【シリウス@オリキャラ】 [状態]:健康 [装備]:サーベル [持物]:基本支給品一式、増精剤入り小瓶(半分消費) [思考]: 0:殺し合いをする気はない。 1:そろそろ脱出手段を考える。但し高原正封の回復を待つ。そして時々抜く。 2:トマック、仲販遥、アキラ、デスシープと行動。 3:狼獣人の女剣士(シェリー・ラクソマーコス)には警戒。 ※高原正封の名前を仲販遥の台詞から知りました。 ※シェリー・ラクソマーコス(名前は知らない)の容姿を記憶しました。 ※アキラ、デスシープの二人と何らかの情報交換を行った可能性があります。 【トマック@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]:健康、黒いシャツとズボン(調達品)着用、 シリウスに対する服従心、 性感が増大している、精神不安定 [装備]:不明 [持物]:基本支給品一式、不明支給品(1~2) [思考]: 0:ご主人様(シリウス)、高原正封、仲販遥、アキラ、デスシープと一緒にいる。 1:もっとご主人様に可愛がられたい。 2:狼獣人の女剣士(シェリー・ラクソマーコス)には警戒。 ※本編開始前からの参戦です。 ※衣服は破かれC-7娼館:中庭に放置されています。 ※シリウスに性的調教を受けたため人格が崩壊気味です。 ただし理性はあります。 ※高原正封の名前を仲販遥から聞きました。 ※シェリー・ラクソマーコス(名前は知らない)の容姿を記憶しました。 ※アキラ、デスシープの二人と何らかの情報交換を行った可能性があります。 【アキラ@真・女神転生デビルチルドレンライト ダーク】 [状態]:健康、悲しみ [装備]:鉄パイプ [持物]:基本支給品一式、工具セット [思考]: 0:殺し合いには乗らない。仲間を集めて脱出手段を探す。 1:高原正封、仲販遥、シリウス、トマック、デスシープと行動。 2:アキラを探す。 3:帝国軍のデビル(ガーゴイル)には注意。 ※参戦時期はレミエル打倒後、元の世界へ帰還した直後です。 ※デスシープと情報交換しました。 ※男娼館がどういう場所なのか知りません。 ※シリウス、トマックの二人と何らかの情報交換を行った可能性があります。 【デスシープ@VIPRPG】 [状態]:左腕に打撲 [装備]:コルト ディテクティヴスペシャル(6/6) [持物]:基本支給品一式、.38sp弾(30) [思考]: 0:殺し合いには乗らない。仲間を集めて脱出手段を探す。 1:高原正封、仲販遥、シリウス、トマック、アキラと行動。 2:上司達(ムシャ、死神五世)を探す。 3:勇者達(アレックス、ゴメス)は……。 4:襲われたらそれなりに対処する。 ※アキラと情報交換しました。 ※アキラが異世界から来た人物だと確信しました。 ※シリウス、トマックの二人と何らかの情報交換を行った可能性があります。 ※C-7娼館玄関付近に放置されていた元村憲章の死体は、 シリウスとトマックによって片付けられました。 奇妙なすれ違い 時系列順 修羅が騒ぐ 奇妙なすれ違い 投下順 修羅が騒ぐ 冷え込む空の下 高原正封 もう言葉もない、言葉が出ない 冷え込む空の下 仲販遥 もう言葉もない、言葉が出ない 冷え込む空の下 シリウス もう言葉もない、言葉が出ない 冷え込む空の下 トマック もう言葉もない、言葉が出ない 知るには早い事もある アキラ もう言葉もない、言葉が出ない 知るには早い事もある デスシープ もう言葉もない、言葉が出ない
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ガシャン。 「またやりましたの?」 「ご、ごめんねケイちゃん……」 今日は宝石乙女が集まってのお茶会。優雅にゆったりとした雰囲気で過ごせる最高の時間。になるはずだったのに……。 「今日だけで三枚……あなた毎日何枚のカップをダメにしているのかしら」 「ふ、普段はお茶とか飲まない……かなぁ、なんて……」 「いい加減にしなさいっ!!」 「きゃっ」 怒りにまかせてテーブルを叩く。 「鶏冠石、そんなに怒らなくたっていいじゃないか。蛋白石だってわざとやってるわけじゃないよ」 「瑪瑙は黙っていてください! そもそも蛋白石! あなた乙女としての自覚がありますの!?」 「ふぇ……」 「もっとしゃんとなさい! お茶もまともに淹れられないなんて有り得ませんわ!!」 「鶏冠石……」 「あなたが私の姉妹だなんて信じられません!」 「鶏冠石っ!」 「な……」 「鶏冠石、今日はもう帰った方がいい」 なんで、蛋白石を庇うの? 「うっ……グスっ……」 「泣くんじゃありません! 泣けば許されるとでも思ってらして!? だいたい貴女は昔から食べるばかりで――」 パン! 乾いた音に、少し遅れて頬が熱くなる。 私が叩かれた? 瑪瑙に? 黒曜石も雲母も口を押さえて呆然としている。当たり前ですわ。私も呆然としてしまいました。 「瑪瑙……あなた何をしたかわかってらっしゃる?」 「君こそ何を言っているかわかっているのか」 「はいはいケンカしないの。鶏冠石、今日は帰りなさい」 「ペリドットお姉さま……」 「瑪瑙も。今の貴女は少し感情的になりすぎてるわ。そうねぇ、今日のお茶会はお開きにしましょうか。黒曜石、お片づけしましょう。瑪瑙も手伝ってくれる?」 ペリドットお姉さままで私を否定したのでしょうか。私が間違えていたのでしょうか。もう何もわかりません。 「お~ぃ、どうしたんだよ鶏冠石」 マスターが心配して声をかけてくる。 お姉さまや……瑪瑙に拒絶されたあとだと、そんな心遣いをとてもありがたく感じてしまう。 「マスター……」 「おぉ。どうした?」 「マスターは私の味方ですか?」 「ははぁ、なんか姉妹関係でトラブルがあったとみた」 ずばり言い当てられる。変なところで勘のいいマスターですわ。 「なるほど、それで鶏冠石は蛋白石が許せなかったわけだ」 「許せなかったというか……乙女の在り方として蛋白石は間違っています」 そうですわ。お父様に作られた私たち宝石乙女は淑女としての嗜みを持たなければいけません。それを蛋白石は……。 「いいんじゃないか? ケンカしても」 「け、ケンカ?」 「ん? 考え方の違いでぶつかってんだろ? ならただの姉妹喧嘩じゃないか」 「しまい……げんか……」 「まぁ鶏冠石が一方的にいじめめてるようにも見えるけどな」 マスターはからからと笑っている。私は怒っているのに。 「でも鶏冠石は妹想いだよな」 「え……?」 「誰だって憎まれ役は嫌だけど、鶏冠石は自分からその役を買ってでてるんだからさ」 ◇ ◇ ◇ ◇ 「すみませんお姉さま……」 「いいのよ瑪瑙、謝ることなんて何もない。二人とも間違ったことはしていないもの。鶏冠石は誇りを、瑪瑙は姉妹を、それぞれ大切にするものがちょっと違っただけ。蛋白石は……確かにちょっと教養が足りなかったかもしれないわね」 お姉さまは笑っている。ボクは怒っているのに。 「でも、鶏冠石が『私の姉妹じゃない』って言ったのだけは許せない」 「あの娘は自分にも他人にもちょっと厳しいから」 確かに乙女としての教養だって大事だ。だけど……宝石乙女であるボクらだって個性はある。蛋白石には蛋白石のいいところだってあるのに。 「鶏冠石だって蛋白石のすべてが悪いなんて言ってないわよね」 「え?」 「誰かが教えてあげなきゃいけないもの。鶏冠石は損な役割よね」 ◇ ◇ ◇ ◇ 私のせいで瑪瑙ちゃんとケイちゃんがケンカしてしまった……。 「私ってなんでうまくできないんだろぉ……」 ケイちゃんに嫌われちゃったかな……瑪瑙ちゃんも私のこと、だらしないって思っただろうな……いっつもお姉ちゃんとか黒曜石とかに甘えてきちゃったもん。呆れられてもしょうがないか……。 「あら、貴女がそんな顔してるなんて。似合わないわよ」 「真珠お姉さま……」 「鶏冠石はえらいわ。誰よりもお父様に作られたことを誇りにして。どこに行っても恥ずかしくないようにってね。そのプレッシャーもきっとすごいんじゃないかしら」 「はぁ……」 「瑪瑙はね、誰よりも姉妹の繋がりを大切にしてるわ。だから鶏冠石の言った一言がどうしても許せなかったんだと思うの」 「でも……ケイちゃんの言った通りだと思います……」 「蛋白石は優しいわ。私は蛋白石のこと好きだし、鶏冠石だって貴女のことを気にかけてるから怒ってくれたのよ」 「……」 「そのままでもいい、とは言わないけど。私は蛋白石にずっと変わらないでいて欲しいわ」 お姉さまは笑っている。私は泣いてるのに。 「うー……」 「ほらほら泣かないの」 ◇ ◇ ◇ ◇ 「そうじゃありません! もう少ししっかり蒸らさないと薄くなってしまいますわ!」 「うぅ、ごめんー」 「まぁまぁ、初めはそんなもんでしょ。はい差し入れのクッキー」 「わークッキーおいしそー。これ瑪瑙が作ったの?」 「うん。お口に合うといいけど……」 「じゃぁ休憩にしてクッキー食べよう!」 「あ、こら。ちょっと待ちなさい!」 ――秋がくれば冬になり、冬が過ぎれば春になり夏がきて また秋がきて冬をすごして春を待つように、姉妹の絆も永遠に―― 「私も昔はよく真珠さんやアメジスト、鉄鉱石と言い争いをしたものねぇ」 「ペリちゃんも昔はずいぶんぶいぶい言わせてたものねぇ」 「真珠さんったら。貴女こそ爆弾岩さんと何度も衝突してましたよね」 「ふふふふふ」 「ふふふふふふふふ」
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私は日常的にお酒は飲みません。 でも、若いころは私もお酒を飲んでいました。当時は、割とお酒に強かったので、かなりの量をのんでも悪酔いなどはしませんでした。 希望はハッピーエンド でも、お酒を美味しいと思って飲んでいたわけではなく、雰囲気で飲んでいました。ですので、今では飲む機会があっても飲むことはしません。 夫も付き合い程度で、普段家で飲むことはほとんどありません。 ですので、我が家ではお酒に関してのエンゲル係数はかなり低くなっています。 家系にとっていいことでもありますが、よそのご家庭で夫婦で晩酌をしているなどを聞くとうらやましくもあります。 何か記念日の時くらいは夫を誘って家のみ初めてみようかな~とも思っています。
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SS『ひなまつりの思い出』 きりの:「おとーさん!おひなさま!早く片付けて!」 大介 :「もう片付けるのか?桐乃?せっかくだから、もう少し飾っておいてもいいんじゃないか?」 きりの:「だめ!」 大介 :「しかしだな、、、。」 きりの:「だめったらだめなの!」 佳乃 :「また今年もやってるの?あなたたち。」 大介 :「むう、、、。」 京介 :「今年も、って?」 佳乃 :「覚えてない?京介?去年も同じやり取りしてたわよ、桐乃とお父さん。」 京介 :「そーだっけ?」 佳乃 :「ええ、そう。去年とまったく同じことやってるのよ、この二人。ふふふ。」 京介 :「なぁ、なんでそんなに早く片付けたいんだよ?桐乃?」 きりの:「だって!早く片付けないと、お嫁さんになれないの!だから、早く片付けなきゃいけないの!」 京介 :「そーなの?お母さん?」 佳乃 :「そういう風に言われることもあるけどね。だから早く片付けたくないのよ、お父さんは。」 京介 :「なんで?」 佳乃 :「早く片付けたら、桐乃が早くお嫁さんに行っちゃうでしょ?」 大介 :「か、母さん!よ、余計なことを言うんじゃない!」 佳乃 :「はいはいw」 京介 :「じゃあ、もうちょっとだけ飾っておけば?桐乃?」 きりの:「だめ!」 京介 :「なんで?」 きりの:「だ、だって!早くお嫁さんになりたいし!それに、、、。」 京介 :「それに?」 きりの:「は、早くしないと、取られちゃうから!」 京介 :「?何を?」 きりの:「うう、、、しんない!ばか!」 佳乃 :「桐乃は早く誰かさんのお嫁さんになりたいのよねーw」 きりの:「お、おかーさん!言っちゃだめ!」 京介 :「?????」 ------------------------------------- 佳乃 :「・・・って感じだったわよね、ウチの雛祭りは。ねぇ、お父さん。」 大介 :「、、、余計なことを蒸し返すんじゃない。」 佳乃 :「ふふふ、、、って、どーしたの、あんたたち?真っ赤になって。もしかして、昔のことで、恥ずかしかった?」 桐&京:「「・・・・・。」」 Fin