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基本情報 名称:テンプレート1 レアリティ:UR 総合評価: 討伐隊評価: 攻城戦評価: 闘技場評価: アイコン編集 属性 火 AS PS1 PS2 PS3 AS・PS効果 効果 AS name PS1 PS2 PS3 Exボーナス 名前 効果 必要キャラ
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086話 “氷の微笑”の男 前編 真っ暗だ。 前を見ても、後ろを見ても、横を見ても、深く濃い暗闇に囲まれている。 これでは動くことも出来ない。あまりにも暗すぎて、無闇に歩けば何も無い所でも転んでしまいそうだった。 その闇の奥深くから、声が聞こえた。少ししゃがれた男の声だ。いや、耳から聞こえてきたのではないのかもしれない。そんな不安定な声だった。 声はどんどんこちらに近づいてくるような気がした。 暗闇による疑心暗鬼で、その声が一瞬恐ろしい悪魔の叫びのように聞こえて身構えたが、気を落ち着かせて聞いてみると、どうやらそうでは無いようだ。 その声は自分に呼び掛けていた。優しい声だ。何故か聞いているだけで安心する。 暗闇の中を、一歩踏み出した。その声の主に逢うために。 その声の主なら、自分を此処から連れ出してくれるかもしれないという仄かな期待を寄せながら……。 瞬間、鳴海は覚醒した。 薄暗い光が、開かれた眼球に降り注ぎ、思わずもう一度眼を閉じてしまいそうになったが、何とか持ち直した。 ぼんやりとした視界には、一人の男が映っている。 「大丈夫かい?」 男が、心配そうに声を掛けてきた。自分よりはおそらく年長者に見える。 短く刈った黒い髪に、くたびれたワイシャツを着ている。口にはシャツと同様、くたびれた煙草を咥えていた。 「あ…あぁ。」 ズキズキと痛む頭を押さえながら、ゆっくりと体を起こす。視界はいまだにおぼろげで頼りないが、一応あの暗闇からは開放されたらしかった。 「此処は…?」 眼を擦りながら周囲を見渡した。どうやら何処かの建物のらしい。コンクリートで作られた壁に囲まれているが、窓らしき物は見当たらない。 空っぽの棚やカウンターがいくつも並べられた広い一室は、自分たち以外の人気が無く、また、殺風景だった。 灯りは、男のそばに置かれた小さなランタンが頼りなく灯している。 「此処は蓮華台にあるロータスだよ。上は危険だから地下まで降りてきた。大変だったぞ。君を抱えて此処まで来るのは。」 男はそう言って、煙草を一本咥えるとジッポライターで火を点けた。赤い炎が照らし出す男の顔は、何処かしら慈愛すら感じさせ、表情に敵意は無かった。 (敵意?) むざむざと自分の置かれた状況を思い出す。 突然何の前触れも無く謎の教室のような部屋に召集され、告げられた殺人ゲーム。 それは最後の一人になるまで全員に強要され、逆らえば首に掘り込まれた呪いの刻印が即座に爆発されて殺されるという。 自分は今、生きている。 と、言うことは少なくともこのゲームから脱落したわけでは無いようだ。 だが、横に見知らぬ男がいるということは、まだ優勝もしていないらしい。 「これ、君の横に落ちていたんだ。君のだろう?」 そう言って男は一つの鞄を差し出した。そうされるがままに受け取り、中身を確認する。 確かに、これは自分の物だったような気がする。はっきりしない記憶を頼りに、鞄の中に手を入れ、一つ一つ手探りに確認した。 確認しながら、霞掛かった記憶が少しずつ蘇ってくるのを感じた。 曖昧な記憶の中には、一人の少年がいた。学生服に、学生帽、それから黒いマントを羽織っている。 その横には一匹、黒猫。瞳が緑色で、何処か只者では無い風格がある。 それから最新鋭のモガを意識した洋装の若い女。首からカメラをぶら下げ、強気そうな顔で微笑んでいる。 他には長い髪と、セーラー服姿の少女。 最後に思い出したのは、青いブレザー姿で眼鏡を掛けた少女…。 だが、ぼんやりとシルエットだけは浮かんでくるものの、それらの誰一人として顔と名前を思い出せなかった。 彼らは自分にとってひどく大切な存在だったような気がしたが、その記憶だけがすっぽりと抜け落ちている。 「大丈夫かい?」 男が咥え煙草のまま顔を覗き込んできた。どうやら思い出そうとして動きを止めてしまっていたらしい。 自分の顔を、真剣な表情でまじまじと見入られて、男は慌てて煙草を口から外した。 「あ、すまない。咥え煙草は癖なんだ。つい…ね。次から気をつけるよ。」 そう言った割には悪びれる様子も無く笑って見せた。それにつられてこちらも笑みが零れてしまう。 この男がどういう人間なのかまだ判らないが、無意識にこちらの警戒心を解いてしまうような、いわばカリスマ性を持った人物らしい。 きっと元の生活では信頼の置ける沢山の友人に囲まれていたのだろう。 「さて、眼を覚まして早々悪いけど、歩けるかい?」 「……いや。少しフラフラする。じっとしてればすぐに治ると思うんだが。」 嘘だ。鳴海は既にしっかりと覚醒していた。 体も本当は多少の打撲や擦り傷はあるものの、すぐに立ち上がることが出来る。 しかし、この男が本当に敵意の無い人物なのかどうかを見極める必要があるのだ。 「…なら仕方無いな。此処からしばらく西側の商店に友人を置いてきているのだが、そこまで僕一人では君を運んで行くことは難しい。」 「そうか。」 「だが、怪我人を置いておくわけには行かないだろう。君がもう少し回復するまで待つことにするよ。」 「いいのか?」 「仕方無いだろう。それに、置いてきた友人はかなり強い。手傷を負ってはいるがそう簡単にやられるとは思えないからね。」 随分とその仲間を信頼しているらしい。だが、当然表情は決して明るいものでは無かった。 「時間が惜しいな。君が回復するまでの間、こいつをちょっと更新しておくよ。」 男は一息つき、再び煙草を口に咥えると、背を向け、地面に置いた何かに向かって真剣な表情を向けた。 それは青白い光を放っており、下手をすると横に無造作に置いてあるランタンよりも強い光源かもしれなかった。 「それは何だ?」 「……パソコンだよ。こいつは本当の所僕の友人の支給品だったんだがね、故あって今は僕が預かっている。 この街を脱出するための重要なキーワードなんだ。」 「パソ…こん?」 聞き慣れない単語だった。自分のうっすらとした記憶を何度も辿ってみるが、そのような単語は一切出てこなかった。 首を傾ける様子を見て、彼は驚いたような表情を浮かべたが、すぐにそれは、あの優しい微笑みに変わった。 「…君が明治生まれというのは本当のようだな。 悪いけど、君が気絶している間に持ち物検査をさせてもらった。あぁ、大丈夫だよ。何も取ってはいないから安心してくれ。 で、中にあった君の財布から免許証が出てきてね。生年月日を見てびっくりしたよ。 まぁ、未来だか異世界だかから連れてこられた人間がいたくらいだから。 君が過去から来た人間だったとしても不思議なことでは無いかもしれないがね…。」 そう言いながら男は再びパソコンとやらの画面に向かって顔を向け、その下に並べられた無数のボタンのような物を慣れた手つきで操る。 画面の中に映っている画像が次々と変化した。 「不思議かい? まぁ、君からしたら当たり前だろう。僕のいた世界ではこいつで何でも出来たもんさ。」 男は遠い眼でそう言った。懐かしそうで、それでいて楽しそう。だが、同時に切なそうでもある複雑な表情だ。 「そしてこいつは今、最大の武器になるらしい。 見てごらん。悪魔召還プログラムだよ。これを使えばそこら辺をうろついている悪魔を使役出来るそうだ。」 男に勧められ、画面を覗き込むと、いくつかに区切られた四角の中に確かにそう書いてあった。 悪魔、という単語には覚えがあった。そして、それを操って戦うことが出来る人間がいるということも。 「悪魔って……喰えるのか?」 「え?」 予想外の質問で、男は一瞬きょとんとした顔になる。鳴海は慌てて首を横に振った。 「……いや、何でもない。忘れてくれ。」 「そうか。」 何故自分がそんなことを聞いたのかは解らない。だけど、それは今とてつもなく重要なことのような気がしたのだ。 だが、何故なのかまでは思い出せない。 これ以上考えても仕方が無いから、そのことについては思考を止め、話題を変えた。 「悪魔召還プログラム………か。便利な物があるんだな。」 この機械があれば、自分でも悪魔の使役が可能なのだろうか? 「それって今使えるのか?」 「うーん、残念ながら中に悪魔のデータは入っていないから、使うとしたらそれを手に入れてからだ。 データは実際に悪魔と交渉して手に入れるらしい。まぁ、交渉はおいおいやって行くさ。」 「このパソコンとやら、俺にも使えるのか?」 「そりゃぁ勿論。やってみるかい?」 「出来れば、そうしたい。」 「だが…こいつが誕生した時には生まれてもいないはずの君に一から教えるのは少し梃子摺り そうだが…。 まぁいいよ。こいつを使える仲間が一人でもいたらこっちも助かる。簡単にだが説明するよ。」 男の好意で始まったパソコン講座は、教える側の予想を遥かに上回る速度で進んだ。 彼の説明は非常に的を得ていて解り易く、無駄が一切無いということもあるのだが、それ以上に生徒の覚えが早いのだ。 どうしても慣れという要素が必要になってくるマウスとキーボードの操作だけはすぐにマスターと言うわけには行かないが、 それを差し引いても飲み込みの速さは眼を見張るものがあった。 見た目からはとてもそう思えないが、講師より年上である彼の年齢と、 パソコンに触れるどころか見るのも初めてだという事実を考えればとても信じられないことだ。 だが、生徒の成長が眼に見えてはっきりしているということは、それでこそ教え甲斐があるいうものである。 「…で、この画面になったらここ、エンターキーを押せば今映っている悪魔を召還出来るという寸法だ。」 「なるほど。」 「で、用事が終わったらこの順序で操作してここをクリック。で、悪魔はこの中に戻るというわけだ。」 「ああ、解った。」 「まぁ、今はこれだけ解れば十分だろう。この先の応用は使いながら覚えるものだからね。」 「助かったよ。これで少しは戦力になりそうだ。」 「いや、それはこちらの台詞だ。どうやら君には凄い才能があるらしい。この僕よりもずっと素晴らしい才能がね。 もし此処を無事に脱出出来たら是非ウチのチームにスカウトしたいくらいだよ。」 かなり本気の部位を含んだ冗談、といった感じのニュアンスでそう言って、また笑った。 「俺の方こそ感謝するよ。」……こんな素晴らしい武器を提供してくれたあんたにね。 男は再びにっと笑うと、すぐにもう一度画面の方に注意を向けた。だから、気付かなかった。 この時、彼の優秀な生徒の右手が、口を空けたままの鞄にそっと忍び込んでいたことに。 「そう言えば、あんたの名前を聞いてなかったな。教えてくれないか?」 「それもそうだ。僕は桜井雅宏。みんなからはスプーキーとかリーダーとか呼ばれているが…。 君も好きに呼んでくれればいいよ。」 男の自己紹介に耳を傾けながらカバンの中に隠し持っていたそれに手を掛ける。 「そうか。俺の名前はもう知ってると思うが…鳴海昌平……だ!」 ――そして、電光石火のスピードで振り下ろした。 まるで遠慮の無い力で、ノーガードの頭部に向かって。 鳴海が手にしていたのは大振りのトンカチであった。 実は彼が数時間前に森本病院を出る前、病院の中庭の隅でこれを拾っていたのだ。当然、院内で拾ったものはこれだけではない。 何が起こってもおかしくないこの状況だ。使えそうな物は何でも拝借して鞄に詰め込んでいたのである。 (ただ、その時はまだ彼の中に邪気は芽生えていなかったので、よもやこのような使い方をするとは思ってもいなかったのだが、今の彼には関係ないことだ。) スプーキーの脳天にまともにトンカチが入り、「うっ」と小さく低いうめき声を漏らして開かれたままのノートパソコンに向かって突っ伏した。 「もう少しの間、殺しはしない。まだ聞きたいことがあるからな。」 トンカチの柄を握ったまま、不気味な笑みを浮かべる鳴海の顔は、パソコン画面の青白い光によって下から照らし出され、より一層不気味に輝かせて見せていた。 <時刻:午後0時頃> 【鳴海昌平(葛葉ライドウ対超力兵団)】 状態 精神崩壊 武器 クロスボウ トンカチ その他病院での拾い物多数 道具 チャクラチップ他拾い物多数 現在地 蓮華台ロータス 行動方針 ??? 【スプーキー(ソウルハッカーズ)】 状態:昏倒 武器:マハジオストーン(残り2個)、カッターナイフ 道具:ノートPC、メモ帳、ボールペン、食料少し(菓子パン数個と板チョコ約10枚) 現在地:蓮華台ロータス 行動方針:PC周辺機器の入手、仲間を探す、簡易マッピングプログラム作成 Back 085 Next 087
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属性 樹属性 最大Lv 99 初期HP 4039 最大HP 6058 レアリティ ★6 タイプ 妖精 初期攻撃力 1006 最大攻撃力 1509 初期防御力 1303 最大防御力 1955 初期スピード 1730 最大スピード 2595 +HP上限 2250 最大HP上限 8308 +攻撃力上限 450 最大攻撃力上限 1959 +防御力上限 750 最大防御力上限 2705 +スピード上限 1215 最大スピード上限 3810 リーダースキル おもいでの子守唄 戦闘開始から1ターンの間ダメージ無効 フォーススキル1 朝露の恵み 味方全体を戦闘不能から復帰し、HPn%回復。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 24 24 25 26 26 27 28 - - 31 ディレイターン 8 効果持続ターン - フォーススキル2 森の民の祈り HP25%消費し、味方単体のスキルクールタイムをnターン短縮する。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 進化前 [森の民]ニーアナンナ 2 2 2 2 3 3 3 3 3 3 通常進化 なし ディレイターン 0 効果持続ターン - 幻獣契約 [儚き翼]セリポス 特殊能力 円環 / 石化耐性 契約素材 [黒衣の天使]フューネラス(2)[樹海の精]ドリアード[暴龍]オルデスドリュク 契約使用先 - 入手方法 通常進化 備考 CV 秦 佐和子・世界慈しむ翼ガチャ開催!_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=1336 k=3 ・フルボイスキャラ列伝『破壊兵器と子守唄』登場!_http //crw.lionsfilm.co.jp/gesoten/news/detail.php?id=1337 k=2 資料 *公式最大ステータス。 コメント 名前
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属性 樹属性 最大Lv 70 初期HP 4440 最大HP 6655 レアリティ ★5 タイプ パラディン 初期攻撃力 821 最大攻撃力 1260 初期防御力 1016 最大防御力 1540 初期スピード 1226 最大スピード 1858 +HP上限 3000 最大HP上限 9655 +攻撃力上限 465 最大攻撃力上限 1725 +防御力上限 825 最大防御力上限 2365 +スピード上限 765 最大スピード上限 2623 リーダースキル お姉さんが守ってあげるわ 闇属性の敵から受けるダメージを25%軽減。 フォーススキル1 甘美な囁き 敵全体の攻撃力を2ターンの間、n%ダウン。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 40 41 42 43 44 46 47 ディレイターン 4 効果持続ターン 2 フォーススキル2 アフェクトハイレーン 味方全体のHPをn%回復し、状態異常を回復する。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 35 36 37 38 39 40 41 進化前 なし ディレイターン 5 効果持続ターン - 通常進化 [癒しの爽風]オリヴィア 特殊能力 [強]ドラゴンキラー 幻獣契約 [優美な咲花]オリヴィア 契約素材 [幻獣学教師]ヴィラネア(2)[神怪]ゲシュアマルガ(2)[空飛ぶ鉤爪]グリフォン 入手方法 ・レアガチャ、他。 備考 CV せき しほ・境域轟く勇侠歌ガチャ開催!_http //crw.lionsfilm.co.jp/news/detail.php?id=438 k=3 ・イベントクエスト『生傷領主と麗閃の秘書官』 資料 *初期ステータス。 コメント 名前
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魔探偵ロキ RAGNAROK 魔妖画~失われた微笑~ 【メーカー】タイトー 【発売日】2005/12/22 動作報告 HDL0.8b SCPH-55000 日立160GB 起動確認 商品の説明
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それでも台風は微笑う。そして奔る ◆jiPkKgmerY 日が登り始めた市街地にて男が二人、向かい合っていた。 『貴様はどちらを選ぶ』 数秒前に神父から投げ掛けられた問いに、台風は俯き思考を巡らす。 それを前に神父は右手内の鉄槌を握り締め、何時でも動ける体勢で佇む。 神父は知りたかった。 眼前の男が、どこまでも甘い夢のような理想を語る男が、自分の問いにどのような答えを見出すのか。 この問いに明確な答えなど無い。どちらも正解であり不正解。 だが眼前の男は語った――全てを救うと、誰も殺させないと。 だからこそ知りたかった。 必ず一方を選択するしかないこの状況で男がどちらを選ぶのかを。 そして数秒後、台風は顔を上げる。 その男の表情を見て神父を意外に感じた。 何故なら、男は――笑っていたから。 答えを間違えば殺されるというのに、究極の選択を迫られているというのに、飄々とした笑みをその顔に浮かべていた。 「答えは……出たようだな」 「ああ」 自信満々に頷く台風を見て、神父もまた笑った。 赤の他人に、それどころか異教徒でさえある台風に、ある種の期待をしている自分に気付き、神父は笑った。 二人の男が笑いあう。 笑みはそのままに台風は深く息を吸い、口を開く。 そして答えが――告げられた。 □ 東の空から登る太陽を眩しそうに見詰め、アンジールは一人歩いていた。 彼が持つ唯一の武器である冷凍本マグロを肩に掛け歩みを進める。 明確な目的地はない。 ただ妹達の脅威と成りうる存在を排除するため、それだけのために男は市街地を闊歩する。 だがその目的とは反し、今現在彼の思考を占めているものは妹達についてでは無かった。 「不思議な男だったな……」 その思考内容は先程出会い、そして別れた金髪の男について。 まさに言葉通り、身を持って自分と漆黒の男との戦闘を止めた男。 ふざけた恰好とは裏腹に、その瞳には信念が映っていた。 ――悪人ではない。少なくとも妹達を襲うような男ではない。 僅かな時間であったがそう判断できた。だからこそ、見逃した。 しかし、奴が歩む道と自分が進む道は決して相容れない。 何時かは必ず互いの道を賭けて戦う時が来る筈だ。 「それまでは……死ぬなよ」 迷いはなかった。 戦う時がきたら、殺さないまでも全力で戦うつもりだ。 それに敵は奴らだけではない。 真紅の男をも、漆黒の男をも、自分さえも遥かに越える実力を持った剣士――セフィロスが居る。 セフィロスはまず間違いなく妹達を殺す。 いや、自分が知っているセフィロスであれば、全ての参加者を殺す為に動く筈だ。 「やはり、止めなくてはな……」 セフィロスは親友であり仲間でもある。だが今この場では――敵だ。 右手の冷凍本マグロを強く握り、アンジールは前を見詰める。 妹達を守るため、ただそれだけを望み前へと進んでいく―― 「ちょぉっと、待ったぁっ!!」 ――そして後ろから投げ掛けられた叫びに、足を止めた。 アンジールはその声に聞き覚えがあった。 それもその筈、それはほんの数分前に聞いた声と全く同じ。 アンジールは訝しがりながらも後ろに振り向く。 そして、 「や、また会ったね」 そこには予想通りの男が立っていた。 朝日に照らされる金色の髪。風にたなびく真紅のコート。 そこには、ほんの数分前に別れた筈の男――ヴァッシュ・ザ・スタンピードが不敵な笑みを浮かべ、立っていた。 「お前は……」 僅かな驚愕と共にアンジールが呟く。 何時でも攻撃できるよう、冷凍本マグロはしっかりと両手に握られていた。 「そういや名前を言ってなかったね。僕はヴァッシュ。よろしく」 対するヴァッシュは無手。 その両手に何も握らず、ただ笑顔を浮かべアンジールに語り掛けた。 「……ヴァッシュ。なぜ追い掛けてきた」 「何故って当たり前じゃん。君を止めるためさ」 口元はそのままに、ヴァッシュの瞳に力強い光が灯った。 その瞳を見てアンジールは身構える。 いつしか来ると思ってた戦闘の時が、僅かに早まったたけ。 殺す気はないが手加減もしない。 ヴァッシュ同様、その瞳に迷いはなかった。 「…………ちょっと待て。お前と行動を共にしていたあの男は何処に居る」 一触即発のピリピリとした空気が漂い始めた中、アンジールはある違和感に気が付いた。 それはヴァッシュと一緒にいた筈の、鉄槌の男が消えているということ。 アンジールの問いに、ヴァッシュの表情が少し寂しげな物へと変化した。 「色々あってね…………命からがら逃げてきたんだよ」 その言葉にアンジールは失望を隠せなかった。 (この男なら或いはと思ったが……いやそれよりもあの危険な男を放って置くとはな…………俺の買い被りすぎ、か) 小さく溜め息を吐き、ヴァッシュを睨み付けるアンジール。 最早、戦闘を止める理由など何処にもなかった。 眼前の敵へと本マグロを向ける。 それに応じるようにヴァッシュも漆黒の拳銃を一丁、懐から取り出し左手に握った。 「いくぞ」 「いつでも」 アンジールの問いにヴァッシュが短く応える。 ――瞬間、アンジールは渾身の力で地を蹴った。 ヴァッシュとアンジールの間にあったおよそ数メートルの距離が、瞬きの間に詰まる。 近距離戦闘(クロスレンジ) ヴァッシュは、アンジールが得意とする距離へと一瞬で引き込まれた。 「ッ!!」 その瞬発力に目を見開きながらも、ヴァッシュは大きく後ろに跳ぶ。 同時に、漆黒の拳銃――エボニーの引き金を二回、引いた。 狙いは移動の要である両腿。 音速で飛び出す魔力弾が二発、狙いを違わず迫る――が、その弾丸は凍り付けの魚類に阻まれ宙に霧散した。 「おわぁっ!」 強烈な一撃であった。 頭上から振り降ろされた冷凍本マグロはコンクリートの地面を砕き、その威力を知らしめる。 当のヴァッシュはというと、そこから右斜め前2メートルの所に転がっていた。 (……避けた、か) そのヴァッシュの情けない姿を見詰めつつ、アンジールは冷静に状況を判断する。 この男は、手加減なし本気の一撃に対し反撃し、そして回避した。 銃の腕前と反応速度は一級品。相当なレベルだ。 「やるな」 知らずに浮かぶ笑みと共にアンジールが語り掛けいた。 その一言にヴァッシュは顔を引き吊らせ、口を開く。 「喜んでもらえたなら嬉しいよ……帰っていいかな?」 「別に構わないが……この戦いはお前から持ち掛けてきたんじゃないのか?」 「ゲ……そういやそうだったね……」 アンジールの言葉にヴァッシュは顔を歪める。その頬には一筋の冷や汗が流れていた。 (不思議な奴だ) そんなヴァッシュを見て、アンジールは素直にそう感じた。 真剣な瞳を見せたかと思えば、ふざけた調子を見せる。 アンジールにとって、あまり見た事のないタイプの男であった。 出会った場所がこんな殺し合いという所でなければ、親しくなることも出来たかもしれない。 ――だが、この男が進む道は自分とは決して交わらない。そして、男が実力者であるからこそ手加減など出きない。 本気で戦うしか、ない。 「ヴァッシュ……終わらせてもらうぞ」 「お、降参でもしてくれるのかい?」 「悪いが、それは無い。この勝負は俺の勝利で――終わる」 そのアンジールの言葉にヴァッシュは眉を顰める。 ――先に行った一瞬の交戦ではそこまでの実力差は感じられなかった。それはアンジールも感じ取った筈だ。 なのに何だ、この自信は? 僅かな疑問に思考を回しつつ、どんな攻撃にも対応できるようヴァッシュは身構える。 左手は真っ直ぐと伸び、その手に握られた拳銃がアンジールへと狙いを付ける。 引き金は引けない。この距離で発砲しても、易々と防がれる。 狙うは敵が攻撃をする一瞬。相手の攻撃に重ねてカウンターの銃撃を放つ。 アンジールはこちらを見詰めたまま動かない。 何をする気なのか――その一挙一動を見逃さないようヴァッシュも集中力を高めていく。 そして、遂にアンジールが動いた。 「は……?」 その動作を始めた箇所は手でも、腕でも、脚でもなかった。 アンジールは、自身が立つその位置からピクリとも動いていない。 ただその右肩が異常なまでに盛り上がり――――白色の片翼が現れた。 「なにそれ……」 その状況は、ヴァッシュの予想の遥か斜め上を行っていた。 肩から翼が生える人間など、百と五十年の長い人生を生きてきたヴァッシュとて見た事がない。 その有り得ない状況にヴァッシュは当然、驚愕する。 ――そしてそれはアンジールという達人を前には致命的な隙となった。 「惚けてる暇はないぞ」 瞬時に、右側へと回避。 特注のブーツに冷凍魚型の剣が掠ったことを感じつつ、ヴァッシュはその勢いで全力で距離を離す。 「逃がさん!」 ――だが片翼の剣士は間合いを離す事すら許さない。 ガキィン、という鈍い音と共に真紅が宙に浮いた。 何とか銃身で受けたものの純粋な力で押し負ける。 その身体を待ち構えるは灰色の壁――コンクリート造りのビル。 吹き飛んだ勢いはそのままに、ヴァッシュはビルへと激突した。 「ガッ!」 口から漏れる苦悶。 衝撃に息を詰まらせる。 その後頭部に容赦なく突き付けられる魚類型の剣。 剣の冷たい感触にヴァッシュは身悶えを止め、顔を上げた。 「立て」 両腕を頭の上に、ヴァッシュはゆっくりと立ち上がる。表情は今だ、苦しげに歪んでいる。 「デイバックと銃を足元におけ。妙な真似をしたら――斬る」 有無を言わせぬ迫力を携えたアンジールの言葉にヴァッシュは押し黙り、左手のエボニーとデイバックを遠くへと投げる。 剣先はヴァッシュの喉元に触れたまま動かない。 「もう一丁拳銃があった筈だ。それも取り出せ」 再会してからヴァッシュが右手を使用していない事に、アンジールは気付いていた。 何かしらの切り札として温存してたのだろう。だがその目論見もソルジャーを前には通用することはなかった。 ヴァッシュの右手が懐へと延びる。 これでヴァッシュの武器は全て没収した。銃使いが銃を失うという事は、鳥が羽をもがれる事と同意気。 ――これで、この男も諦めてくれるだろう。 アンジールは心の中で勝利を確信し、だが油断なくヴァッシュを睨む。 そう、彼には油断などなかった。ただ知らなかったのだ。 ヴァッシュ・ザ・スタンピードというガンマンが持つ最強の武器を。 その超精密射撃に並ぶもう一つの武器を。 そして次の瞬間―― 「なッ!?」 ――ヴァッシュの右手に握られた白銀の銃が、ほの暗い穴を見せていた。 右手の動向には集中していた。 不穏な動きをすれば死なない程度に叩き斬るつもりだった。なのに――――反応できなかった。 気付いた時には銃口が向けられていたのだ。 まるで手品のように、懐に伸びていた筈の右手が拳銃を握っていた。 それは単純な早撃ち。 銃に命を賭ける者だったら誰しもが習得する基本的な技能。 だがその基礎技能を極めた時、それは誰も防げない唯一無二の切り札へと進化していた。 「ッ、おお!」 アンジールは殆ど反射的に後ろに下がった。だが一メートルと動く事は許されない。 目の前の銃口から轟音が鳴り響き、同時に物凄い衝撃が冷凍本マグロを走る。 アンジールの手から離れる冷凍本マグロ。カラカラと音を立て地面を転がっていく。 それを目の端で捉えつつ、アンジールは片翼を羽ばたかせ宙を浮き距離を取った。 「……何故撃たなかった?」 ポツリと呟かれた疑問。それは剣士から銃使いへと向けられた物だった。 その疑問に銃使いは首を捻る。 「いや、一応撃ったんだけど……」 「そうじゃない。なぜ武装を狙ったのだと聞いている。先程のタイミングなら俺自身を貫くことだって出来た筈だ」 男の質問の意味を理解したのか、銃使いはポンと手を叩く。そして口元に小さく笑みを浮かべた。 「だって君も見逃してくれたじゃん」 銃使いの答えは酷く簡潔なものだった。 その簡潔すぎる答えに今度は剣士が首を捻る。 「見逃した……? 俺が、お前を?」 奴を見逃した。 そんなこと剣士には覚えがない。 最初の邂逅の時か? 捉えようによれば見逃した風にも見えるが、あの時の状況を単純に見れば二対一でこちらが不利であった。 寧ろ逃げたと思われる可能性の方が高い。 この男は何を言っているのだ? 「分かんないかな? あの時だよ」 アンジールが考え倦ねていると、ヴァッシュが苦笑を浮かべ口を開いた。 「ついさっきビルに叩き付けられた時のことだよ。……確実にトドメを刺せる状況だったのに君は攻撃しなかった。その借りを返しただけさ」 虚を、つかれた。 確かに殺す気はなかったし、あの場は無意識に攻撃しなかった。 だがそんなもの、自分でさえ気付かなかった些細な出来事でしかない。 そんなことに義理立てし、切り札であったであろう早撃ちで得物しか狙わなかったのか? 「……お前は面白い奴だな」 剣士は、知らず知らずの内に笑っていた。 「君もなかなか不思議な人だと思うけどね」 銃使いも笑っていた。 互いに笑いあう状況。、端から見れば戦闘の最中とは見えない程に和やかな空気が、場を包む。 だが―― 「最初に出会っていた者がお前であれば、手を組む道もあったのかもしれないのにな……」 ――やはり二つの道は交わらない。 剣士はデイバックから大杖を取り出し、銃使いも右手の拳銃を構える。 キリキリと空気が張り詰めていき、場の支配を始めた。 「今からでも遅くないさ。手を組もう」 「無理だ。妹達のため、それはできない」 「……どうしてもかい?」 「どうしてもだ」 完全なる平行線。 ヴァッシュが大きく溜め息を吐き、ヤレヤレといった様子で肩を落とす。 そして一言、 「……分かった」 瞬間、ヴァッシュの飄々とした雰囲気が消え失せた。 微笑はそのままに、だが鋭い眼光を見せ、アンジールを見つめる。 しかし、その瞳を見てもアンジールは寸分も臆さない。 手に馴染ませるよう杖を一回、二回と振り、中段に構える。 アンジールの片翼。 ヴァッシュの早撃ち。 互いに切り札はもう出した。不意を突くことはもうできない。 「……いくぞ」 「……いつでも」 それは、この戦闘が始まった時と同じ言葉。 異形の剣士と最強のガンマンは再度、全ての力を用いぶつかり合う。 (集中しろ……全神経を奴に集中するんだ……) ヴァッシュの狙いは相も変わらずカウンターの一撃。 先程同様、いや先程以上の集中力でアンジールを見る。 当初の狙い――早撃ちでの不意打ちは使えない。 正々堂々、真っ正面からアンジールと戦い、戦闘不能に追い込むしかない。 深く深く息を吸い、緊張に早まる鼓動を落ち着ける。 そしてヴァッシュが肺に溜まった息を吐ききったその瞬間――――宙に浮いているアンジールが動いた。 (……ん?) そのアンジールの行動にヴァッシュは疑問を抱いた。 勢いを付ける為に距離を離した訳でもなければ、一直線に突っ込んできた訳でもない。 ただ杖を握っていない方の手――右腕を、まるで掌から何かを放つように真っ直ぐと、ヴァッシュへと向けていた。 (まさか……魔法……!?) ヴァッシュが、その思考に至ったと同時にアンジールがボソリと何かを呟き、そして掌から冷気の塊が放出される。 着弾まではほんの一瞬。 ヴァッシュも横っ飛びに跳ねるが、間に合わない。 直撃こそしなかったが、氷結の魔法――ブリザガは地面に命中。 ヴァッシュの左脚と地面を凍り付かせ、動きを封じる。 (ヤバ――)とヴァッシュが思考した時はもう遅い。 風を切り裂き、さながら弾丸の如く速度でアンジールが目の前に到達していた。 「終わりだ」 四文字の言葉と共に振り抜かれる杖。 不意打ちの魔法、片翼による超速の一撃、だがそれでも台風は反応する。とはいえ流石のヴァッシュでも引き金を引くことは出来ない。 その一撃を防ぐべく、精一杯といった面持ちで左腕を突き出した。 (悪いが……その腕潰させてもらう……!) アンジールは全力で、その左腕を叩き潰すつもりで杖を振るった。 左腕と杖が接触。鈍い、何かがへし折れるような音が、杖を通しアンジールに届く。 ヴァッシュの顔が痛みに歪み――――そしてアンジールの表情が驚愕に染まった。 左腕は、確かに砕いた。 だが違う。骨をへし折った時とは違う、まるで金属を叩いたような感触。 (――義手か!) アンジールがその結論に辿り着くまでに、大した時間は掛からなかった。 二撃目を放つ為、思考を瞬時に切り替える。思考に使った時間は、コンマ数秒にも満たない僅かな時間。 だがそれでも――遅い。この人間台風を前にコンマ数秒という思考時間は長すぎる。 二撃目を放つ体勢に移った時には、白銀の銃がをアンジールを捉えていた。 鳴り響く轟音。 アンジールの右足に衝撃、そして痛みが走る。 続けて二回目の轟音。 アンジールの左肩に衝撃、そして痛みが走る。 続けて三回目の轟音――は聞こえない。 弾が切れた訳ではない。アンジールの一撃が――――銃弾にその身を撃ち貫かれつつも振るった一撃が、ヴァッシュの右腕を打ち、銃を叩き落としたのだ。 (もらった!) 一度目の確信は、神速の早撃ちに砕かれた。 二度目の確信は、義手を犠牲にした防御により阻まれた。 そして今回が三度目の確信。 義手は砕いた、拳銃も全て叩き落とした。 この一撃を阻むものはない。 横一文字に振り抜かれた杖がヴァッシュの左胴を――――捉えた。 手応えあり。 メキリ、と骨が数本折れた感触が得物を通して感じ取れた。 「ダアァァッ!」 気合一閃。 アンジールが杖を振り抜く。 その剛力にヴァッシュの身体が再び宙に舞った。 アンジールも片翼を羽ばたかせ、それを追走――――しようと試みるが、右足、左肩に走る痛みが動きを阻害した。 追撃を諦めるとアンジールは宙に留まり、ヴァッシュの方を見やる。 アンジールの視界の中で、ヴァッシュは地面に墜落、その勢いのまま地を転がりビルへと激突した。 まだ意識はあるのか、苦悶の呻きながらもヴァッシュが顔を上げる。 痛みに動きを止めつつも、アンジールは杖を再度振り上げる。 ――そして、アンジールは見た。 肋骨を折られ、口の端から血を流しつつも、何故か笑っているヴァッシュの姿を。 苦悶の中に浮かぶ「してやったり」といった笑みを。 (……何かまだ策が……?) 二箇所の貫通傷から血を流しながら、アンジールは思考する。 警戒の視線でヴァッシュを睨むが、反撃してくる様子はない。 ただ打たれた脇腹を抑えうずくまり――――だが、それでも笑っている。 まるで勝利を確信するかの如く、飄々とした微笑みを浮かべていた。 (……まぁ良い。後は気絶させるだけだ……) 右脚、左肩の痛みを堪え、アンジールはゆっくりとヴァッシュに近付く。 ヴァッシュが何か行動を起こす気配はない。 あと数メートルで攻撃範囲へと入る。 やはり、ヴァッシュが何か行動を起こす気配はない。 ――いや、動いた。口を僅かに動かし、何かを喋った。 だがアンジールにその声が届くことはない。 そしてアンジールは杖が届く距離へと入った。 「俺の勝ちだ…………すまないが俺を止める事は諦めてくれ」 杖を振り上げアンジールがそう呟く。 此処まで来ても反撃の気配はない。 ――ハッタリか。 ここに至り、ヴァッシュの不敵な笑みをアンジールはそう解釈した。 最後の最後まで勝負を諦めない精神は賞賛に値する。 身のこなし、早撃ち、射撃の腕、どれもが凄まじかった。 だが、結果は自分の勝利。 「……もっと力を付けろ。俺に敗北するようではこの殺し合いを止めるなど夢のまた夢。少なくともセフィロスには勝てない」 静寂の中にアンジールの言葉が響く。 尚笑い続けるヴァッシュへと、アンジールは杖を振り下ろし―― 「ギィィィイイイイイガァァアアアアアンンントォォォォォオオオオオオオオオオ、シュゥゥラァァァァァアアアアアアクゥゥゥゥッッッッ!!!!!!」 ――絶叫がその動作を止めた。 絶叫が轟いた方向――真上を見たと同時に、アンジールは杖で身体を守った。 見えたのは、自身の上半身程の大きさを誇る鉄槌を持つ漆黒の狂信者。 狂信者は、その巨大な鉄槌を軽々と横薙に振るう。 防御の為に構えた杖と激突――不意の出来事に踏ん張りが効かない。 身体は易々と吹き飛び、先のヴァッシュなど比にもならない程の勢いでビルへと叩きつけられる。 後頭部に灼熱が走り、アンジールは闇へと意識を手放した。 □ 「地上本部にいる人々を救う、あの剣士を止める…………俺にはどちらか一方を選択することなんて出来ない」 これが、数十分前にヴァッシュが口にした『答え』。 この男は笑って、そう言った。 対するアンデルセンは怒りを覚えた。 この場で必要なのは選択。 両方を救う、などという事は理想論。物理的にも実力的にも不可能な事象だ。 なのにこの男はその理想論を、最悪の解答を語った。 殺す。 極自然にその考えに行き着いたアンデルセンは、鉄槌を振り上げる。 時間を無駄にした、と心の底から感じた。 こんな男の言葉を聞き入れ、数時間とはいえ協力関係を結んだ自分を恥じた。 (死ね) そしてアンデルセンが鉄槌を振り下ろす直前、ヴァッシュは再び口を開いた。 「――でも、無理だ」 ヴァッシュの発した言葉にアンデルセンは動きを止める。 そして訝しげな瞳を前方に立つ男へと向けた。 「俺一人じゃあ、あの剣士を止めるのだって出来るか分からない」 「……ならばどうする気だ。片一方を諦めるのか?」 アンデルセンの問いにヴァッシュは首を振った。 「いや、両方共諦めない、諦めたくない。だから――」 そして台風は笑い、 「――力を貸してくれ、アンデルセン」 そう言った。 その答えを聞き、神父は暫し沈黙。肩を震わせながら顔を俯かせた。 「一人じゃ無理でも二人なら出来る。あの剣士を止め、地上本部の人々を救う事も、二人なら出来る」 ヴァッシュは語る。 協力しあう道を、二つの道を諦めずに済む道を。 「……ふ、ふ、ふはははははははははは!!!」 数秒後、俯いたままの状態から狂ったような笑い声が発せられた。 次の瞬間アンデルセンは、勢い良く顔を上げヴァッシュに詰め寄る。 「……その答えは、俺が誰だか分かっての申し出か」 「ああ、分かってるよ。化け物専門の殺し屋さん」 「ふ、ははははははははは!! 面白い!! 貴様は、この俺に、『不殺』の協力をしろと言うのだな!! 殺しを生業とするこの俺にッッ!!!」 ヴァッシュは静かに首を縦に振るだけ。無言で神父の言葉を肯定する。 (……ただの糞甘いガキだと思っていたが……ククッ、こいつも充分狂人だ……) 自分の信念を貫く為だったら何でも利用する。 先の戦いで自分達の斬り合いに飛び込んできたように、命すら厭わない。 馬鹿だ、狂っている――だが面白い。 カトリックが神に仕えているように、コイツは自分の信念に仕えている。そして自分の信念を狂信している。 今まで殺してきた異教徒共とは何処かが、違う。 「……良いだろう、協力してやる。貴様の『不殺』とやらに」 「本当か!? ありがとう、アンデルセン! んじゃ善は急げだ、まずはあの剣士さんを二人で止めよう!」 「――が、その前に一つ試させてもらう」 歓声と共に勢い良く駆け出すヴァッシュ。それをアンデルセンの一言が引き止める。 アンデルセンへと振り向いた時、ヴァッシュは心底嫌そうな顔を浮かべていた。 「……試すってのはどういう事だい?」 「お前の実力を見せろ。……あの剣士を倒せ、とまでは言わない。奴に傷を負わせろ。掠り傷でも致命傷でも何でも良い。一つだけ、傷を付けろ」 あの剣士は強い。 少なくとも自分と二回戦い、二回とも無傷で切り抜けた。 その実力は自分と同等。 ――最後の試験としては充分だ。 アンデルセンの言葉に、ヴァッシュは渋々ながら頷く。 「分かった……だけど、傷を負わせたら直ぐに力を貸してくれ。一刻も早くあの剣士を倒して、一刻も早く地上本部に向かう。分かったな」 「……分かった」 そして漆黒と真紅の二人組は、超人的な力を持つ剣士を止める為、駆け出した。 □ 「ちょ、ちょっと! やり過ぎだって、アンデルセン!」 「黙れ。これでも手加減はした」 「手加減しても死んじゃったら意味ないだろ! って、アイタタタタタタタタ!」 脇腹を抑え文句を言ってくるヴァッシュを一瞥し、アンデルセンは小さく溜め息 を吐いた。 ――正直、傷を負わせられるとは思わなかった。 いや、最初の対峙の際は充分に可能性は有ると感じていたが、あの片翼が現れた瞬間それも消え失せた。 近隣のビルの屋上にて息を潜めつつ、ヴァッシュの敗北を予想した。 だが自分の予想に反し――ヴァッシュは成功を収める。 自身も傷付き、しかし剣士の手足を撃ち抜く事に成功した。 だから約束通り自分も力を貸した。 ヴァッシュに意識を集中させ隙だらけだった背中へと、カートリッジ三発分の渾身の一撃を叩き込んだ。 そう、約束通りアンジールを戦闘不能にしたのだ。 ――だというのにこの男はグダグダと文句を垂れ始める。 (まぁ良い……それにコイツの実力も知ることが出来た) ギガントからラケーテンへと姿を戻したグラーフアイゼンを肩に担ぎ、気絶中のアンジールへと近付くアンデルセン。 今だに握り続けてる杖を取り上げ、自身のデイバックへと詰め込む。 そして周囲に落ちていた冷凍本マグロ、エボニー&アイボリーを拾い集めた。 「イテテ……なんて威力だよ全く……死ぬかと思った……」 「おい、どうするんだ? 休むのか?」 痛みに顔を歪め立ち上がるヴァッシュに漆黒と白銀の拳銃を渡し、アンデルセンが問い掛けた。 銃を受け取りヴァッシュは即座に答えを返す。 「いや、地上本部に向かおう。思ったより時間を取られた」 「分かった」 一言で返事をし、アンデルセンはアンジールを担ぎ上げ歩き始める。 ヴァッシュも慌ててその後を追い駆け―― 『――間もなく最初の放送の時間だな、人間(ヒューマン)諸君』 ――ちょうどその時、悪魔の放送が始まった。 □ 「なんだ、コレは……」 南西の方角から流れ出す放送を、ヴァッシュは呆然と聞き続けていた。 長々と独特の言い回しを交え、楽しそうに語られる。 その内容を一言で例えるならば異常。 少年を殺したと、まるで虫を殺したかのように平然と語る。ナイブズと同じように、人の死を何とも感じていない口調だ。 『――我が名はアーカード。逃げもせず、隠れもせずに諸君らの来訪を待っている』 最後に名前を語り放送を終わりを迎えた。 アーカード。 ヴァッシュはその名前に聞き覚えがあった。 聞いたのは極最近、というより数時間前。 この殺し合いの会場に着いて直ぐに、確かアンデルセンと遭遇した時――――ドサリ、と何かが落ちる音がした。 その音はアンデルセンが立っている方から聞こえた。 ヴァッシュがそちらに顔を向けると、変わらぬアンデルセンの姿と、アンデルセンに背負われていた筈のアンジールが地面に転がっている姿が目に入った。 「アンデル……セン?」 「楽しそうじゃねぇか、アーカード……」 不審な瞳を向けるヴァッシュにも気付かず、アンデルセンは空を仰ぐ。 「いいだろう、いいだろう、いいだろう、いいだろう!! 闘争が欲しいのなら与えてやる!! 死を望むのなら俺が、アレクサンド・アンデルセンが与えてやる! ! 首を洗って待っていろ!!!」 叫びと共にアンデルセンは駆け出した。 ヴァッシュを、アンジールを置き去りにし、狂気に顔を歪め一迅の風と化す。 「止まれ、アンデルセン!」 ヴァッシュの制止の声もアンデルセンに届くことはない。 瞬く間にアンデルセンの姿は遠ざかっていく。 「ああ、何でこう連続で……!」 遠くに見える地上本部と、アンデルセンの賭けていった方角を交互に見比べるヴァッシュ。 数秒後アンジールを背負い、ヴァッシュも駆け出した。 向かうは、アンデルセンが走り去った方角。後ろ髪を引かれる思いでヴァッシュは地上本部に背中を向けた。 ――この世の中は絶え間なく連続した問題集。揃って複雑、選択肢は酷薄、加えて制限時間まで有る。 それでも人は選ばなくてはいけない。その選択の正解、不正解は後々まで分からない。 さて神父と台風の選んだ答えは正解なのか―― 【1日目 早朝】 【現在地 F-6】 【ヴァッシュ・ザ・スタンピード@リリカルTRIGUNA s】 【状態】左胸部の骨にヒビ、左肋骨二本骨折、疲労(中) 【装備】エボニー&アイボリー(8/10、7/10)@Devil never strikers ダンテの赤コート@魔法少女リリカルなのはStylish 【道具】予備マガジン×2。基本支給品一式。 【思考】 基本:殺し合いを止める。誰も殺さないし殺させない。 1.アンデルセンを追い、アーカードを止める。 2.地上本部に行き、起こりうる戦闘を止めたい。 4.アンデルセンと共に殺し合いを止めつつ、仲間を探す。 5.首輪の解除方法を探す。 6.アーカード、ティアナ、ナイブズを警戒。 【備考】 ※第八話終了後からの参戦です。 ※制限に気付いていません。 ※なのは達が別世界から連れて来られている事を知りません。 ※ティアナの事を吸血鬼だと思っています。 ※アンジールの攻撃により義手の調子が悪くなりました。 【アレクサンド・アンデルセン@NANOSHING】 【状態】疲労(中) 【装備】グラーフアイゼン(0/3)@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】各種弾薬(各30発ずつ)、カートリッジ(27/30)、レイトウ本マグロ@魔法少女リリカルなのはSTS OF HUNTER 杖@ゲッターロボ昴、基本支給品一式。 【思考】 基本:この場から脱出する。売女(プレシア)の言う通りにするつもりはない。 1.アーカードを殺す。 2.取り敢えずヴァッシュと行動し、殺し合いを止めながら仲間を集める。また、優しい神父として振る舞う。 3.最後の大隊は皆殺し。 4.異教徒共と化け物については一先ず保留。ただし、殺意を抑えられるか……? 5.脱出に必要な情報を集める。 6.脱出が不可能な場合は優勝を狙う。 【備考】 ※第九話終了後からの参戦です。 ※制限に気付きました。 ※クアットロが魔法少女リリカルなのはStrikerSからの参戦とは気付いていません。 ※グラーフアイゼンはアンデルセンを警戒しています。 ※アンジールを最後の大隊の構成員だと判断しました。 【アンジール・ヒューレー@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使】 【状態】疲労(中) 、頭部打撲(小)、右脚と左肩に銃創、気絶中 【装備】なし 【道具】支給品一式、レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【思考】 基本:妹達(クアットロ、チンク、ディエチ)を守る。 0.気絶中 1.チンクとディエチを保護するためにも、スカリエッティのアジトを目指す。 2.妹達に危害を加える者は殺す。 3.他の人間は殺さない。できる限り、ヴァッシュの邪魔をしたくない。 4.セフィロス…… 【備考】 ※第七話終了~第八話、からの参戦です。 ※ナンバーズが違う世界から来ているとは思っていません。 もし態度に不審な点があればプレシアによる記憶操作だと思っています。 ※制限に気が付きました。 ※ヴァッシュを信用に足る人物だと認めました。 Back Shooting Bullet(後編) 時系列順で読む Next Subaru s Adventures in Parallel world Back Fate/cross dawn 投下順で読む Next されど嘘吐きは救済を望む(前編) Back GUNMAN×CHAPEL×BLADE ヴァッシュ・ザ・スタンピード Next 絶望の罪人~夜天の主~ Back GUNMAN×CHAPEL×BLADE アレクサンド・アンデルセン Next 絶望の罪人~夜天の主~ Back GUNMAN×CHAPEL×BLADE アンジール・ヒューレー Next 絶望の罪人~夜天の主~
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とある日のアウトウェイ~三つ実さん青空勲章獲得記念~ ※リブログ用に編集済み その日、アウトウェイでは朝から色々と大変だった。 「えーと、今週も勲章受賞者が出てるなぁ・・・って三つ実さん!?」 相葉が今見ている新聞には「今週の青空微笑勲章受賞者報告」としてその中に現在羅幻王国にいる三つ実の名前があったのだ。相葉自身も何度か会話をしたが彼女を考えると少し嬉しく思えた。 「久々にいいニュースだなぁ…それ以上にファンクラブが暴動とか起こさないか心配だなぁ・・・」 それと同時に不安を感じる相葉であった。実際今でも彼女の人気は高く、いまだにファンクラブが残っているほどなのである。ちなみに主な活動として月に一度はファンクラブ会員が集まって三つ実の可愛いところとかこういう魅力が見つかったという報告会がメインである。そして絶対にストーカーまがいや彼女を不安にさせる行為は絶対禁止が最初にして最大のルールでもある。現在三つ実がいないためその抑制力がないと言ってもよい状態であった。そんな不安を抱えつつ、相葉は用意したト-ストをかじった。 そして相葉が朝食をたいらげる頃、アウトウェイでは「な、なにー!?!?!?」という声が響き渡った。 街ではすっかり三つ実の青空微笑勲章獲得の話題でもちきりだった。ほぼ藩国全体が彼女のことをまるで自分達のようの大喜びをしていたと言ってもよかった。また、その中にはこの藩国から誰が獲得するのかな、という話までも出ている。この話を聞いて相葉は小さく苦笑した。確かにそうなれば良いニュースではあったが実際それほどの活躍をしているものは誰一人としていないのが現状だった。 空が茜色に染まり始めるころ、相葉はこの日新しく創設されたアウトウェイ観光協会で簡単な挨拶と打ち合わせをした後、久々に執務室に立ち寄った。 「お疲れ様で・・・って、なにやってるんですか」 相葉は入るなり呆れた顔で執務室に立っていた。そこでは床に手をついた藩王・さちひことそれをうざったく思いながら仕事をする摂政・空の姿があった。もしかしてこの二人朝からこの状態だったのか?という疑問がよぎるがとりあえず流すことにした。 「ん、ああ相葉か。どした」 「どした、じゃないですよ。観光協会から今後必要となる資料と予算リストに企画案用意してきましたからチェックお願いしましね」 そういって相葉はパンパンと手を打ち鳴らすと執務室スタッフが次々と書類を運んでくる。そしてあっという間に執務室は書類だらけでまったく進む余裕すらなくなった。 「おい、相葉。この異常なほどの書類の山は何だ?」 「ほとんどが新しいお土産品の案と大規模な企画の書類ですね。確か予算関係だけでもこの一山くらいあった気がしますね」 と言ってとある一角の書類を上から下へ指を動かす。相葉が指を動かしたところは床と天井の隙間がないほどに埋まっていた。 「ちょいと待て、何かの間違いじゃないのか?」 汗だらだらのさちひこに相葉は今回ばかりは冷たくこう言った。 「だって三つ実さんショックでふ抜けて話し合いに来ていないのが悪いからですよ?では用件伝えたので帰りますね」 そう言って扉を閉めた途端、書類の束が崩れる音に混じって二人の悲鳴が聞こえたような気がした。 場所は変わって味のれん。いつもの家族連れに混じってよーく見ると三つ実ファンクラブの人もいた。やはりここでも話題は三つ実のことであった。 「今日は・・・お勧め刺身定食とこっちにお勧め盛りの小で。それにしても今日はどこもこの話題で持ちきりですね」 「わう」 カウンターに座り親父さんといつもの他愛ない会話を始める。そして横の席では犬兵衛がちょこんと座っている。 「そうばいね。違う国でもこういう話はいいもんばいね」 そう言いながら調理する親父さんの顔は誰が見ても嬉しそうである。 「次は誰がいい話を聞かせてくれるんじゃろね。あんたはどげんね?はい、定食と盛り合わせね」 「うーん・・・あ、どうも。僕はそういうのは向かないほうですからねぇ」 実際アウトウェイでこの手の挑戦を行っているものは実質0と言っても良い。それぞれに用事があるのだから仕方ないのだが、何よりマイルを稼いでもどこで大きく消費するか分からないというのが現状である。裏話をすれば実際ターン10のスタートボーナス込みでも諸々の消費で潰れる寸前だったのは事実である。それを考えるとマイルの回転率は下がって値上がりするのは当然なのだが、そういうのを踏まえてもそこまで羽根を伸ばすのが出来ないというのが現状である。 「まあこういうのはのんびり構えるのも時には必要ですよ」 そういって相葉は刺身に手をつけた。 相葉が帰った後、味のれんではいつの間にか三つ実ファンクラブの人で溢れかえっていた。一応表向きは「三つ実さんの勲章授与を祝う会」なのだが、始まって30分もしないうちにただひたすら何かから逃れるように酒を飲み、料理をかきこむという暴飲暴食状態であった。さらに営業時間終了間際までこれが続くのである。親父さんは黙っていたが実際はしばらくこういうのがありそうだなと思っていた。そのため翌日、翌々日は三つ実ファンクラブの為に解放し、その結果連日悲壮なお祭騒ぎが続いた。 数日後(というか今日)に話は進む。朝の新聞にこういう見出しがあった。「アウトウェイ、特定の人物応援を表明」とあった。よく読んでみると「アウトウェイは古島三つ実の幸せを願う会わんわん支部設立を表明。入会条件は古島三つ実氏の幸せを願うものなら誰でも可能。なお、支部長は摂政の空氏が勤める模様」とあった。これを見て相葉は― 「藩王の仕業かぁぁぁぁぁ!!」 と思いっきり叫んだ。ちなみにこの表明は意外にウケが良く、ほぼ全ての国民が彼女の幸せを願うことに賛同し、表立った活動はないものの誰もが一人の幸せを願ったのは言うまでもない。 文:相葉 翔 (なお、これらの内容は三つ実さんへ許可をいただいて掲載させていただきました。ありがとうございます)
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| | || | || | レア度 兵科属性 兵科種類 最大Lv 攻撃力(最大) 防衛力(最大) 兵力(最大) 武運 知運 華LE 特殊兵 破砕槌 70 『初期攻撃力』 (『最大攻撃力』) 『初期防衛力』 (『最大防衛力』) 『初期兵力』 (『最大兵力』) - - コスト 80 - 『初期防衛力』 (『最大防衛力』) 『初期兵力』 (『最大兵力』) - - 『コスト値』 90 32595 43079 62104 - - 奥義 名称 最大奥義Lv 消費奥義P 効果 死線の舞踏・極 15 36 敵全体に攻撃力240×攻撃力×攻撃速度の攻撃を行う(2回実行可) スキル 名称 最大スキルLv 発動条件 効果 スキル1 舞踏の熱狂・極 20 前衛に配置 自分及び隣接位置に配置した武将の攻撃力を30%強化し兵力を徐々に150ずつ回復する スキル2 防衛強化・前[大]継承可能 20 前衛に配置 自分の防衛力41%強化 スキル3 継承可能枠 評価・備考 名前 コメント
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