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男の愛斧が敵の身を貫いた。『紅蓮翔』――その刃を受けたものは紅蓮の赤に包まれるという、名が体をあらわしている斧であったが、氷の如き麗しいその身は赤に焼かれることはなかった。ゆらゆらと、まるで雪が舞い散るようにおちていった。 武田信玄に信濃の地で敗れた、軍神と謳われた上杉謙信の最後はそうであったと、語られている。 「…何か言い残すことはないか」 謙信は信玄の隣に佇む青年――真田幸村が酷く辛そうにそう呟くのを、どこかおかしい気持ちで見つめた。己の身をこうやったのは貴様の主であるものを。唇に弧の形を浮かべようとしたが、歪な形にゆがめられただけだった。 (…もうだめか) 先程まで戦の神のように優麗に動いていた身体が、もう思うように動かすことも出来なかった。 血が流れ行く、どくどくと脈うつ感覚だけが鋭く、あとの身体の機能は消えてしまったように何もなかった。 (わたしは、しぬのか) ――思えば戦うことしかなかった生涯だった。血腥い光景しか思い浮かべられぬものであった。 兄である晴景と争い、家督を己におさめた後は、紺地日の丸、白地に毘字の旗幟をなびかせて、北陸・信濃・関東に出陣を重ねた。仏の元に行った後でも、それでも戦い続けた自分に残ったものは何なのだろうか?――何も無い。何も、手に残らなかった。 『虎千代』 幼い頃の自分の名を呼ぶ兄の声が聞える。優しく、けれども弱い人だった。 謙信を信じることが出来ず、刃をむけ、結果上杉という名を自分に明け渡し、最後は病に斃れた。 病床のか細くなった兄の手。差し出されたのに握ることが出来なかった自分。ここまで追いやってしまったのは自分であると気付いていたからか。 もう一度あの、兄弟と慕い合えていた頃に戻れたら。そのかなうことの無い儚い想いは絶望に変わり、身体でうねったそれが、戦いへと駆り立てていたのか。 ふと泣き声が聞え、謙信は思いを綴るのを止め、重く息を吐き、視線を横に向ける。 うつくしいつるぎが、泣いていた。 (…あなたのからだも、いたいでしょうに) かすが。悲しい女だった。優しいのに、其の身を戦に置くことしか生きる術を知らない。 結局自分はこの女を救うことが出来なかった。それどころか、優しい女を更に戦の道に置くようなことをしたのだ。けれどもかすがは泣く。自分を傷つけている人間が死に逝くのを嘆いているのだ。 泣いてはいけない。絶望に身をふしてもいけない。わたしはあなたに泣いてもらえるような人間ではないのだから。そうかすがに伝えたかったが、もうあそこまで届くような声も出せぬ。 目線をかすかにずらせると、未だ痛々しい表情をした幸村が目に入る。 自分と正反対の人間。熱く、燃えるような男。 もしかしたら、その炎でかすがの中にある凍てつくものを溶かしてやることができるだろうか。自分では出来なかったことを、この青年に託すことが出来るだろうか。無責任な頼みだ。けれども、それでも―― 「…わたしの、あの…うつくしい…つるぎを、どうか…」 たのむ、という声は喉にせりあがった血の塊の所為で音にはならなかった。暗い闇に落ちる瞬間、兄の笑顔が見えた。 「…逝ったか」 荒く息を一つつき、無骨な顔を歪めて武田信玄はつぶやき、戦の処理をする為身を翻していった。 その手で斃したとはいっても、幾度となくまみえた所為で、いつしか共鳴りのようなものも感じていた相手だった。 (…感傷に浸られるのも無理はない) この場から遠ざかる信玄の背を見、幸村は目を伏せた。己でさえ辛さを抱えているのだから。 ひどく静かなその場に、ふと声が響いた。 「…あの方を殺しておいて、何を今更嘆く」 透き通る、しかし耳に嫌に障る声だった。幸村は、ふ、とその声のしたほうに振り向く。 血にまみれた女が、こちらを凝視していた。薄い色素の瞳がぎらぎらと光っている。もし視線で人が殺せるならば、と幸村は思った。間違いなく自分は殺されていたであろう。そのような、鋭い視線だった。 「…お前の言う通りだな」 胸に湧く感情のまま、ぽつりと幸村は呟いた。誰に言うでもなく零れ出た言葉であったが、それは確かに女の元へ届いた。瞬間、目を見開き、女は低く呟く――傷ついた身体に、それでも怒りを漲らせて。 「…ッ…あの方は…!」 目が壊れたかという程涙をふき溢して、女は叫んだ。 「こんなところで、貴様らに殺められて良いお方ではなかった…!戦ばかりの醜いこの国をそれでも嘉し、神に代わって救ってくださるお方だった…!…それなのに…!」 なぜ殺したか、という声は嗚咽に紛れ、もはや言葉をなさなかった。涙と共に、女の傷ついた背から血が流れいく。獣のように猛然と己の主に立ち向かってきたので、女だと躊躇いつつも二槍で傷つけたのは自分だ。しかし、それを。 (…癒したいと思っている自分は愚かか) 幸村は思う。しかし、どうして、この女は。 無意識に幸村は女へと手を伸ばす。武人特有の無骨なその指が、躊躇いがちにではあるが、女の淡い色の髪に触れようとした瞬間―― 涙に伏せていた女の顔が、素早く面をあげた。そこに儚さはない。先程の、仇として間向かっていた時に浮かべていた、獣の顔が浮かんでいた。 「…ッ!」 幸村は息を潜めた。死に間向かっている時の、あの特有の寒さが背筋をかけぬけた。身を構えたときはもう遅く、女は懐に忍ばせていた小太刀を順手に持ち、その切っ先を幸村に向けている。 二槍を向けるか。しかし、と幸村は歯を食いしばった。何もかもが遅すぎる――背負った二槍の柄を握るよりも早く、女はもう自分に踏み出していた。青白く光る刃の光が幸村の目を焼き、くらんだ思考がそれに身を貫かれる形象を脳内に生み出す。それは現実のものとなるのか―― 途端。 「――旦那らしくないねえ、相手にひるむなんてさ」 肉を鈍く打つ音と同時に、此処が戦場とは思えない、飄々とした軽い声が幸村の耳に届いた。弾かれたようにその音へと、幸村は顔を向ける。声色と寸分違えない雰囲気を纏った男がそこに立っていた。武田家が抱える甲賀忍者が一人、猿飛佐助であった。にやりと口元に薄い笑みを浮かべるその男の小脇には、先程幸村に刃を向けていた女が抱えられていた。あの鈍い音は、と幸村は眉をひそめた。佐助がその身でもって、女の動きを止めた音だったのだろう。 「…佐助、すまなかった」 「いやあ、別に謝らなくてもいいんだけどさあ」 深く頭を下げる幸村に、佐助は軽く返し、それよりも、と続ける。 「この女。どうする訳?」 どうするとは、と幸村は目を瞬かせた。先程の謙信との約束どおりだ。この女を保護する。 この戦では己に影のようにつき従っていた佐助のこと、謙信のあの最後の言葉も聞いていたはず。 言葉もなく木偶のように立っている幸村に目線を向け、佐助は笑みを止めた。 「もしかしてさあ」 一拍置いて、言葉を続ける。 「さっきの上杉謙信の遺言とやらを聞こうとか思ってんじゃないだろうな、旦那?」 幸村はその問いに黙ることで答えた。おいおい、と佐助は目を見開く――幸村は是、といったのだ。 佐助は胸に溜まった重い空気を吐き出し、珍しく語気を強める。 「阿呆か、あんたは…!この女は忍だ、殺すことに何も躊躇いもない女だ。分るだろ!?」 「しかし…」 それでも躊躇いをみせる主に、佐助は舌打ちする。死人との約束を守ろうとする幸村の実直さは、全てに諦めをもった自分にはまぶしく見える。しかしそれも度を過ぎると唯の愚直だ。あんな言葉など――守る相手は、とうにこの世におらぬ。 「殺すしかない」 低く呟いた佐助の言葉に、弾かれたように幸村は顔をあげた。幸村の視界に入ったのは、何もかも打ち消した能面のような佐助の顔だった。それは感情を殺し、ただ命を狩るためだけに戦場をかける忍の顔だ。その表情のまま、佐助は続ける。 「この女は今、魂を飛ばしている。このまま楽に殺してやれる。 それに俺は忍だ、人を一瞬に黄泉に送れる術など幾つも心得ている。この女もこれから生きていくのは辛いだろう。殺してやった方がいいんだ」 淡々と呟かれる佐助の言葉は、紛れもない事実だった。主を殺された忍の末路は哀れだ。元々闇を歩く人間。主を亡くしたからといって、光の当たるところに出られるわけではない。行く当てもなくさ迷い 、卑た欲の為に人を殺す請負に身をやつすしかない――それでも生きられるならばよい、と幸村は苦い表情になる。 風評でなら幾つも、名だたる忍の幾人もがどことも分らぬ地で死んでいったのだと聞いた。そのどれもが、目も背けたくなるような末路であった。『女』であるくの一など、尚更だった。 未だ沈黙を貫き通している幸村に、佐助は息を吐き、抱えていた女をゆっくりと地面に降ろした。 血が流れすぎた所為か青ざめた女の口から、ひゅうと風のような息が続いている。幸村は横たわる女に近づいた。 慈悲はある。この女は生きていても辛いだけだ。それになにより、体が回復すると、先程のように幸村の息の根を止めようとしてくるだろう。傷つけた憎い仇だ、俺は。忍は己を傷つけた相手を、決して許さない。――しかし、俺は死ねぬ。 (…殺すか) 己の心に宿る、もののふの意識がそう心中で呟かせる。 陶器のような滑らかな肌に手を這わし、そのまま細い首筋に指先をやる。このまま、と幸村は思う。 (力を込めれば、この女を殺せる) 首に走る幾筋もの管を握りつぶし、黄泉路へと送ってやれる。幸村は指先に力を込めようと、手に神経を集中させた。しかし。 指先に伝わってきたのは、女の華奢な首を握りつぶす感触ではなかった。熱く、どくどくと血脈が流れる女の生きている形だった。 (この女は、生きている――) 喪われたものは多い。それでも生きようとしているのか。 「…っ」 ふいにじわりと目が熱くなるのを、幸村は感じた。俺がこの女に感じているこの想いは何だ。 ――怖れにもにた、この愛しさは何だ。 幸村は歯を食いしばり、首元から指を離す。その手は女の体に廻され、胸元へと抱えあげた。 立ち上がり、その場を後にしようとする主の姿に、驚いたのは佐助だった。最後の慈悲を与えようと手を手向けたのではなかったのか。それなのにどうして、その手は女を生かし続けるのだろう。 ――まるで玻璃を扱うかのような、慈しむ、その柔らかな仕草は何なのだろう。 いつもとは違い動揺を身にまとう佐助に、幸村はちらりと視線を向け、しかし立ち止まることなく呟く。 「…この女は、助ける」 聡耳の佐助の元に、届くか届かないかというくらいの小さな声だった。しかし、と佐助は苦く思う。 しかしそれでも幸村のその言葉は、確固たる意思に満ちていた。 「馬鹿がっ…!」 吐き捨てられた佐助の声は、戦場に吹きすさぶ風にとけて消えた。
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「おおお…ぅぉおお……!!」 幸村は猛然とまつの乳房を揉み始めた。同時にまつの中を指で激しくかき回す。 ぐちゅぐちゅと嫌らしい音が更に幸村を興奮させて、 揉んでいない方の乳房を噛み付くように食らい付くと 柔らかい乳房を舐めしゃぶり、そして硬く尖った赤い乳首を啜り上げた。 「あああッ、幸村、さま、ああッ!?」 幸村の突然の豹変ぶりに、まつの体も心も追いつかず、 さっきまでの年上ぶりはどこへやら、まつはひたすらに幸村の勢いに翻弄される。 二槍を操る大きい手でまつの腿を掴んだかと思うと、 幸村は猛る男根をまつの中へ一気に突き立てた。 「ひッ…ひゃああああんッ!?」 まつは背中を仰け反らせて嬌声を上げ、幸村も 「おおお……うおおぉぉぉおおお!!!」 雄たけびを上げながら、無我夢中でまつの白い体を突き上げた。 「ああんッ、ゆ、ゆきむらさまッ、ゆき、むら様… すごい…!すごいでござりまする…!!」 「うおおおおおおお!!!!!」 幸村はまつの奥深くに、激しく迸りを放った。 それを受け止めたまつもまた、幸村の下でかつてないほどの絶頂を迎えた。 幸村×まつ7
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「ん、ふぅ、」 「今だけは・・・どうか」 ぎりぎりまで引きずり出したそれを、幸村は力任せに再び打ち込んだ。 ぱん!とこぎみいい音が響く。 ずん、と臍のあたりまで響いた感覚に濃姫はのけぞった。 続けざまに幸村は強すぎるほどの挿入を繰り返す。 「ひぐっ、あああっ、あっ、ひっ」 「どうか、某だけをっ」 嬌声さえ途切れ途切れになる。 濃姫はうるんだ瞳に荒々しい若武者をとらえて…小さくほほ笑んだ。 もっとしっかり見たいと思うのに、下半身からせりあがる衝動は獣のように 目の前の体をむさぼることしか考えさせない。 ごつごつと子宮口まで届く快感に濃姫の足がびくりとひくついた。 「濃姫殿っ濃っ…っ!!!」 「ひぁ、イクっ、あ、あああああっ!!!」 ひときわ強く締め付ける濃姫の動きに抗わず、幸村は胎内に射精した。 白濁した液体が締りのいい蜜壺を埋める、ねっとりした感触を教える。 汗ばんだ体を後ろから抱きしめて、幸村はその香りのいいうなじに顔をうずめた。 「泣かないでくだされ」 「んっ」 濃姫は答えなかった。 いまだ衰えを知らない幸村が、胎内でもう一度その大きさを取り戻したせいで、返事は嬌声にかわってしまう。 いったいどこまでむさぼる気なのだろう、この若武者は。 どうか泣かないでくれと、繰り返し呟きながら再び押しつぶしてくる虎若子を優しく抱きしめる。 鍛えられた肩ごしに、桜の花が散っていくのが闇に見えた。 幸村×濃姫10
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基本情報 紹介 攻撃方法 武将解説・考察 武器データ基本性能 由来・故事来歴 技能考察 衣装 コメント欄 基本情報 名前 真田幸村(さなだゆきむら) 二つ名 日の本一の兵 使用条件 最初から使用可能 アクションタイプ チャージ攻撃タイプ 推奨パートナー対象 くのいち・武田信玄・石田三成・直江兼続・真田信之 声優 草尾毅 無双奥義文字 勇 秘奥義・皆伝文字 焔 公式動画 『戦国無双4』真田幸村 紹介 信濃の豪族・真田家の若武者。もののふとしての信義を重んじ、たとえ困難な状況にあっても己の信じた道を貫こうとする。兄である信之とは幼い頃から仲がよく、敬意と信頼を寄せている。 攻撃方法 武器 十文字槍 通常攻撃 範囲・攻撃スピードともにスタンダードな性能。 N1~3 テンポよく槍で切りつける。 N4~7 ∞の文字を描くように連続で攻撃。 N8 勢いよく槍を振りぬき、ヒットした敵をその場にダウンさせる。 チャージ攻撃 槍の長所を活かした広範囲なものから、集中的なダメージを狙えるものまで全体的に使いやすい。 C2 下から敵を打ち上げ、自身も少しジャンプする。 C2-2 自身も飛び上がり、1回追撃する。 C2-3 さらに追撃し、槍で地面に叩き付ける。 C3 槍の柄で、ヒットした敵を気絶させる。 C3-2 槍を構えつつ突進する。ヒットした敵はゆっくり崩れ去るため、追撃可能。 C3-3 槍を大きく振りつつ、自身諸共周囲の敵を打ち上げる。ジャンプチャージに移行可能。 C4 槍を広範囲に振り、吹き飛ばす。 C4-2 吹き飛ばす前に、槍の連続突きを行う。 C4-3 さらに多くの連続突きを行う。 C5 横薙ぎに払い、真空波を発生させる。ガード崩し。 C5-2 逆方向に薙ぎ払い、竜巻を発生させる。 C5-3 正面の敵を貫き、後ろに叩き付ける。投げ扱いでガード不能。 神速攻撃 前作までのC1の強化版といった感がある。槍を使った攻撃なので範囲は優秀。 S1~3 左右を交互に槍で薙ぎつつ、高速で前方に突進する。 S4~5 同上。 S6 横に一回転しつつ槍を振り、敵を吹き飛ばす。 神速強攻撃 全体的に使い勝手はよい。また、SS6ががかなり優秀で、どの種類の兵でも制圧できる強さ。 SS2 右斜め上に向かって、切り上げる。 SS3 一回転してから地面を叩き、衝撃波で敵を吹き飛ばす。 SS4 SS2と同じ。 SS5 SS3と同じ。 SS6 敵を斬り上げ、自身も飛び上がって下方に連続突きを行った後、〆の一撃で地面に叩き付ける。チャージ攻撃判定もあり、そのまま特殊技でキャンセル可能。 ジャンプ攻撃 横に槍を振る。なかなかに範囲は広い。 ジャンプチャージ 地面を槍で貫く。 騎乗攻撃 槍なのでリーチに問題はないが、突き主体ゆえに隙のなさの代償として範囲が狭い。 騎乗1~3 右側を交互に薙ぎ払う。 騎乗4~7 突きの連打。ここからは範囲狭い。 騎乗8 最後の一突き。 騎乗C2 上に打ち上げる。 騎乗C3 強打して敵を気絶させる。 騎乗C4 強く振りぬく。連打よりはこちらに派生した方が良い。 無双奥義 無双奥義 左右を交互に薙ぎはらい、〆に横一線を薙ぎはらう。 無双秘奥義 紅蓮属性が付加されたほか、薙ぎ払い回数が増加。 無双奥義・皆伝 飛び上がって地面を槍で貫き、その場に巨大な火柱を発生させる。 特殊技 槍を構えて力を溜めた後、前方に突進する。紅蓮属性付加。溜めなくても突進はするが、炎属性が付加されなくなる。なお、チャージ攻撃後はすぐに溜まる。 影技 槍による突撃。 殺陣 槍による三連撃。 無双極意 固有属性は紅蓮。 武将解説・考察 戦国時代の北信濃の大名・真田昌幸の次子。真田信之の実弟。 幸村は講談などの名であり、本来の諱は信繁。 武田家滅亡後に独立を余儀なくされた真田家をその武勇で支え、 二度にわたる上田城の戦いでは徳川家康・秀忠親子を苦戦させた。 後、蟄居先の九度山を脱出し、大坂城に入る。 大坂方五人衆の一人として、大坂夏の陣では徳川本陣まで吶喊し家康を追いつめたが、力尽き斃れた。 後、勇武で名高い島津の者からすら「日の本一の兵」と称された戦国乱世最後の英雄。 戦国無双シリーズの顔となる主人公的キャラ。 見慣れた武田信玄との師弟関係は、あくまでも創作であるが、 信玄の弟である信繁(彼の本来の名の由来である)の存在が、本作ではあらゆる意味で弟たる彼の存在に影を落としている。 そして、今回は実兄の信之との別離と兄弟対決の構造がクローズアップされたこともあり、 従来作とは少しイメージが変わっているかもしれない。 作中では本シリーズでは定番の石田三成・直江兼続との「義トリオ」が再結成された。 新規無双武将の大谷吉継は義理の父であるが、今回は言及なし。 性能解説 デフォカーソルキャラらしく、スタンダードでどの技も使い勝手がよく戦いやすい。 前作までのC1があまり使い道がなかった幸村にとって、新アクションの「神速攻撃」は有難味のある存在であり、 これまで以上に操作性・総合力の高いキャラに仕上がっている。 チャージは浮かせる技が多いため、固有属性の紅蓮や破天との相性が抜群。 特殊技はチャージ攻撃の隙を消す影技の一種として応用可能であり、集団戦で活用したい。 対武将戦は、C2とガード不能のC5で余裕のある戦いが出来るだろう。 武器データ 基本性能 武器名 基本攻撃力 備考 紅牙飛燕 35 炎槍素戔鳴 124(44) 猛攻4 勇猛5 破天4 真髄5 不動4 背水4 紅蓮5 克己5彼の立ち位置に相応しい、総合力の高い武器。特にC2による空中戦が破天と紅蓮で強くなる。 神槍五十猛尊 144(44) 猛攻5 神撃5 明鏡4 怒髪5 不抜4 紅蓮5 閃光5 克己5こちらも総合型。明鏡と神撃+怒髪を活かし、極意で暴れた後に皆伝で締めるという戦い方が決まる。 由来・故事来歴 紅牙飛燕 2からある幸村の武器の名前。 飛燕(ヒエン)は飛んでいるツバメの事で、素早く動くものの例えとして使われる事がある。 炎槍素戔鳴 日本神話に登場する神・素戔嗚尊(スサノオノミコト)から。 素戔嗚尊は荒ぶる神として知られ、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治が有名。 その他にも、粗暴な行為をして高天原(タカマガハラ)を追放された話や、 荒野だった葦原中国(アシワラノナカツクニ=日本)に樹木を植えるよう指示した話など多くの伝説を残している。 神槍五十猛尊 日本神話に登場する神・五十猛神(イソタケル)から。 五十猛神は素戔嗚尊の息子で多くの樹木の種を携えていた事から、林業の神として信仰がある。 また、土の船を作って海を渡ったという伝説から、航海安全や漁業の神としても信仰がある。 技能考察 技能名 相性 備考 猛攻 ○ 主体であるチャージ攻撃の強化の為に攻撃力の底上げを図るのもいいだろう。 勇猛 ◎ 属性付加のような派手さは無いが、対武将戦において極めて優秀な技能だ。天下無双を志すならば必須であろう。 風撃 △ リーチは元々十分あるので、それよりかは他の技能を優先すべきであろう。 波撃 × 私にはほとんど意味が無いぞ。義姉上にはよいかもしれぬが。 神撃 ◎ 奥義、皆伝ともに強力だ。高難易度ほど無双は重要故にこれがあれば大きな力となろう。闘志よ、炎と燃えろ! 破天 ◎ C2を中心とする空中技は私の十八番だ。 迅閃 ◎ 私の神速攻撃は優秀だ! 神速攻撃主体で行くなら付けてもよいが、私よりかは兄上の方が適しているであろう。 明鏡 ○ 無双極意の効果時間が長くなるのは貴重だ。徳川を相手にするならもってこいの技能であろう。 真髄 ○ 無双極意の強化は、純粋な戦力強化になる筈だ。 怒髪 ○ 奥義は、攻防双方に役立つだろう。 堅守 ○ チャージ攻撃タイプは隙が多いため、守りを固めたいところだ。 不動 ◎ チャージ攻撃の隙対策として、理想的といえるだろう。 滅流 × 敵の属性攻撃などほぼ皆無。わざわざ枠を割くほどではありませぬ。 波断 △ あっても困る事は無いが、それよりかは他の強力な防御系技能が必要であろう。 堅忍 ○ 敵将の攻撃は脅威だ。高難度では生死を左右するだろう。 不抜 × 花の如くに散るべし! とは、自身を無駄に危機に晒すことではありませぬ。 背水 × 闘志 ○ ゲージ回収技能は一つは欲しいところです。私の個性とも矛盾はしないでしょうし。 闘魂 ○ 再臨 ○ 最後まで戦い抜くための、保険にはなりましょう。 俊敏 ○ 馬上での戦いは不利が多いため、損にはなりますまい。 破竹 ○ 神速攻撃で雑兵を蹴散らせるため、恩恵を受けやすいです。 快進 ○ 覚醒 ○ 有効ですが、奥義をフル回転できなくなるのが残念です。 騎戦 × 長篠の屈辱から、何を学ぶべきか… 練騎 × 薬活 △ どちらかというと、味方を助ける技能です。戦い方次第かもしれません。 騎神 ○ 移動と同時にゲージの回復が出来るのは効率的。 霊験 ○ 道具・家宝次第ではありますが、役に立つのは必定。 克己 ◎ 己を克服し、もののふの意地を貫き通さん! 属性技能については、属性の頁を参照。 回収用技能四種は全員同一の効果なので割愛。 衣装 名称 入手方法 備考・特徴 通常衣装 初期搭載 戦国無双4 『戦国無双』衣装 初回特典シリアルコード 『戦国無双』通常衣装 特別衣装 DLC 白いタキシード コメント欄 この掲示板はツリー方式です。レスをする時は、レスをしたい記事の先頭をクリックして選択してから書き込んで下さい。 それをしないとツリー表示されず、新規投稿になってしまいます。他の人が不快になる様な投稿は控えましょう。質問は質問掲示板で行いましょう。 名前 全てのコメントを見る
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下腹部の違和感に、幸村はぐらぐらする視界の焦点をなんとかして合わせようとした。 「あ…くっ…」 自分の口から洩れた声に、恥ずかしさの余り一気に覚醒する。 いったい何事かと体を起こせば、ずきりと頭が痛んで視界がまた揺れる。 しかしその先にある光景に幸村は絶句を通り越して硬直した。 すっかりくつろいだ…くつろぎすぎた着物はもはや体を隠す役割を果たしておらず、 大の字に開かれた足の間に濃姫の顔があったのだ。 「…う、を、お、おおおおおおおおおおおおおおおお!?うぐっ」 「しっ」 身を乗り出した濃姫の指が触れたとたん、大砲にどやしつけられたかのように幸村は黙った。 襦袢姿の襟の合わせからは素肌が透けて見える。 「これは夢よ、ボウヤ」 「夢…っ!?しかしこんな破廉恥なっ」 「夢よ。そうでなければ…」 濃姫の空いた右手が、幸村の男根の竿に触れた。 ゆっくりとしごき上げる動きに腰が浮きそうになる。 「私がこんなことするはずがないでしょう?」 「そ、れは・・・っ」 混乱する頭が導き出す結論。 そう、濃姫がこんなことをするはずがない。潔癖な女性なのだ。 彼女の夫を殺したのは幸村で、いつも悲しみと苦しみの混ざり合った表情で 幸村の訪問を迎えていた。あの佳人が振り向くことはない。 先走りの汁を掌に絡ませるように時々亀頭に触れながら、濃姫は幸村をしごいて追い詰める。 すでに固く滾ったそれは限界に近かった。 「くっ」 「夢よ、ボウヤ」 言い聞かせるように濃姫が繰り返す。 (…そうだ、濃姫殿ならばもう某のことを「ボウヤ」とは呼ぶまい…) 人質として、ただ礼儀として、「幸村殿」と呼ぶその声がひどく悲しかった。 (やはり、夢なのか) 現のはずがない。何一つとして、現である要素がない。 細い指が陰嚢の後ろまで柔らかく這いまわり、滴る露で滑るほどの竿を強くしごき始めた。 「う、あっ」 短く呻いて、幸村は射精した。 勢いよく飛び出た精液が濃姫の手をべっとりと汚したが、幸村のそれは一向に萎える気配もない。 「あらあら、若いのね」 含み笑いで赤黒い肉塊に口づけると、ひくりと反応して震える。 指についた精液を、赤い唇と湿った舌先が舐めとるのを幸村は呆然と見上げていた。 ぴちゃり、という水音が耳からも幸村を犯しているようだ。 酒が残っているのもあるが、酔いというならこちらの方が段違いに強い。 幸村×濃姫6
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某が童貞などとそのような――破廉恥でござるぅぅぅ! とりあえず、口吸いとおっぱいたっぷんたっぷんから教えていただければ 某にもなんとか……は、破廉恥でござるぅぅぅっ キス→濃姫 ぱいずり→かすが(ダントツ) すまた→いつき 騎上位→まつ あにゃる→市 な感じで、正常位を教えてもらえず涙目な幸村まで想像した。 「あら、接吻もまだなの? いいわ、教えてあげる。舌の動きにあわせるのよ?」 生暖かくて柔軟な動きの舌を捕らえようと、幸村もまた懸命に自身の舌を動かすが、つついては離れ、 逆に幸村の舌を絡ませてはなぶっていく濃姫の舌に、幸村は翻弄され続けた。 もっと、と貪ろうとすれば、濃姫の柔らかな唇がわずかに離れ、幸村は両手で彼女の頤をおさえて かみつく様に吸い付いた。が、それもすぐにかわされて、常の鍛錬でもないほどに息を荒くさせた。 「そろそろ下のほうも可愛がってあげなきゃね」 そう言って、濃姫はかすがに場所を譲る。 「私の胸に触れるのだから、光栄に思え」 かすがの高飛車な物言いに、幸村は一瞬怯んだが、同時に感じた下穿きが抜き去られる感触に驚き、 自身の下半身を見下ろした。 「おおっ、いつの間に!」 「ふんっ。忍の早業にもついてこれないのか」 かすがは香油をたっぷりと幸村のそそり立ったものにぬりつけると、それはすでに透明の液体をわずかに滴らせた。 にやりと笑うと、かずがは身体を横たえ、自らの身体を抱くようにしてみせた。 たっぷりとした質感の胸がぎゅぅと中央へと集まり、幸村は目が眩むような感覚に陥る。それでもそこから視線は外さない。 「手は使わなくていい。この間に挟むんだ」 言われるがままに従えば、腰を貫くような感覚に幸村はうめき声をあげる。かすがが胸を揺らす都度、 幸村はびくりっと身体を震わせる。 「う、あ、あ……」 「イクのはまだ早い」 かすががきゅぅと幸村の熱いものの根元を手で締め付ける。 「か、かすが、どの……」 「さあ、次はほとを覚えろ。いつき殿、頼むぞ」 「まかせるだ!」 入れ替わっていつきが幸村の前に身体を差し出した。小さな体にそのようなことをしてもいいのだろうかと、 幸村が逡巡していると、いつきがクスリと小さく笑った。 笑われたことで幸村の頭にかーっと血が上るが、それよりもいきりたった自身をどうにかしたくて、 いつきに飛びつこうとした。が、それをいつきが止めると、細い足をすっと開く。 「おらみたいな身体の小さな女は、おめえさのものは全部入らねぇだ。んだから――」 ここに挟ませて、おめえさが動くだよ、といつきが自分の股の間を指差してみせる。 初めて見るほとはきれいな桃色で、幸村の目はそこへ吸い付いたように離れなくなる。 「ほら、やってみるだ」 限界。眠いので寝る。 住人達の反応
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幸村は思春期 旦那の部屋の掃除をしているとエロ本らしき本を見付けた 中身はさすがに旦那が可愛そうなので言わない だけど、部屋の真ん中に置いておいたw 夕食時、旦那が突然「い、いやー、独眼竜殿は物知りでござるよ 色々なモノを知っているし持っているでござる!」 と俺様をチラ見しながら言ってきた、笑いを堪えるのに必死だった 数日後、前田慶次から旦那宛てらしいメールが誤爆されてきた 件名:ドンマイ(^O^)/ 本文:また合コンセッティングするから、その時はアドレスGETだ! まぁ政宗も無理だったみたいだから気にするなよ(´ー`)b そうそう、今度予定空いたから一緒にお館様へのプレゼント買い行けるぞ(^^)v という夢をみた、俺様疲れてるんだろうか
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【諸注意】 お館様×にょた村 余談なし。最初から最後までヤッてるだけです。 ムードとは何ですか。 苗る?褒め言葉であります。 「今宵はどうぞ…よろしくお願い致しまする」 目の前で姿勢正しく正座し、深々と礼をする少女に、信玄は微笑んだ。 雪深くなる信州のとある館にて、今宵一人の少女が大人の女へと変わろうとしていた。 「幸村、準備は良いか」 「はいお館様!この幸村、今宵の為に日々精進して参りました!!いざ参るぅうあッ!!」 「待ーてぃッッ!!」 「ぬおッ?!」 真っ白で肌理細やかな刺繍の施されている寝着を勢いよく脱ごうとした幸村を、信玄の太く低い声が強く制止させる。 そして普段なら拳が飛ぶ所だが、此処は夜深き静まり返った神聖なる閨の中。 信玄はゆっくり己の手を伸ばし、少々緊張気味で硬くなっている幸村の精神をほぐしてやる為に、優しく頭を撫でてやる。 すると、元より信玄に心酔している幸村はその行為に大いに喜びを感じ、照れ臭そうに少しだけ甘える仕種を見せた。 柔らかい茶褐色の髪を梳くと、気持ち良さそうに目を細める。 「幸村よ、男女の交わりには数多くの順序を踏まねばならぬ」 「はい。心得ておりまする!」 「それ故にじゃ、女子から寝着を脱ぐというのは少々はしたない」 「も、申し訳ございませぬお館様ッ!!」 速攻駄目出しを喰らい、悔しそうに拳を握り、上目遣いで見上げてくる幸村に、信玄は手招きする。 首を傾げながらも、誘われるままに主の膝元まで近寄れば、信玄の逞しい腕に脇下を抱えられ、軽々と彼の膝の上に座らされた。 それと同時に幸村は歓喜の声を上げると共に、その頬を朱に変えるのだった。 その時信玄は、彼女が幼い頃こうやってよく抱き上げたものだと、何やらとても懐かしい思い出に浸りながら、 幸村の顎を持って顔を上げさせると、信玄は彼女の唇に己の唇を重ねる。 「んぅ……」 ただ唇を合わせるだけの戯れのような軽い口付けにも関わらず、それだけで幸村は体の力が抜けていき、先程よりも頬を上気させている。 「どうした…惚けるにはまだまだ早いぞ」 「も、申し訳ございませぬ……されどこの幸村…お館様と無事このような日を迎えられる事、幸せ過ぎて言葉になりませぬ…」 ずっとこの日を待ち侘びていた。 心より慕う信玄に、己の処女を捧げる事が出来るこの日を…。 その日の為にくのいちである佐助に数度に渡り、房術の施しも受けてきた。 全ては身も心も信玄に捧げる為、そして何より自分自身が女としての成長を信玄に見て貰う為である。 「何も気負う事はない。今宵は武士ではなく、一人の女子として儂に愛でられれば良いだけの事」 「お館様…」 なんとお優しい言葉…感動して言葉が出ず、逆に心臓の音だけが大きくなっていく。 このようなお方に身も心も捧げられたならば女として本望というもの… 幸村が普段信じてもいない神という存在に感謝した。 そして顔を上げ、じっと信玄の目を見つめ、顔を近づけながら目を瞑る。 それと同時にまた信玄の薄く固い唇が振ってきて、互いの唇が重なり、二人の影は柔らかな灯りに照らされながら静かに一つになる。 幸村はじめて物語。2
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真田 小幸村(さなだ こゆきむら) CV 高木友梨香プロフィール(公式サイト) プロフィール(ゲーム内 コメント 真田 小幸村(さなだ こゆきむら) CV 高木友梨香 時代劇と食べることが大好きなほんわか大和撫子。田舎育ちで畑仕事も得意。燃費の悪さはトップクラス。 プロフィール(公式サイト) 学年 高等部1年生 誕生日 2月6日 星座 水瓶座 血液型 A型 身長 156cm 好き 時代劇、たべられるもの 苦手 空腹、お化け プロフィール(ゲーム内 +コミュのネタバレ注意! 所属ユニット Rhythmixxx 学年 高等部1年生 誕生日 2月6日(みずがめ座) 血液型 A型 身長・体重 身長156cm、体重51kg BWH おっきめ 趣味 時代劇鑑賞 好きな場所 菜園 悩み ご飯が美味しすぎて…体重が… 好きなもの レッスンを頑張った後のご飯です! 苦手なもの おばけ Pに聞きたいこと 食べたい野菜ってありますか? 秋葉について いっしょに甘味処巡り、着々と新規開拓中! 美奈都について 子猫みたいなとこ、ありますよね フラニーについて 髪がキラキラですごくきれいですよね 夏海について 夏海さんの作るご飯が美味しすぎて… つばさについて 編み物も得意なんです! 奈々菜について この前、畑のそばの木の上で昼寝してました… 記子について 記子さんの「そんなに辛くないから」は信用しちゃダメですよ 美翠について たまに畑仕事のお手伝いに来てくれるんですよ 朱音について この前、朱音ちゃんにフィギュアとってもらったんです、将軍様の♪ 野々香について 今度、アップルパイを作ってもらうんです♪ いずみについて パワプロの特訓してもらってるんです みさきについて この辺だとタヌキやイノシシっていないんですね。みさきちゃんが言ってました 希少について 私のおにぎり、希少さんが美味しいって言ってくれたんですよ♪ 春子について 春子さんが出てたお料理番組、わたしもよく見てました♪ コメント
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登録日:2020/01/27 (月) 21 15 57 更新日:2024/01/21 Sun 14 41 40NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 なぜか毎作ひどい目に合う徳川将軍 徳川家康 戦国時代 映画 時代劇 東映 江戸時代 特撮 真田幸村 真田幸村の謀略 『真田幸村の謀略』とは、1979年制作の映画である。 ▽目次 概要 【あらすじ】 【主な登場人物、あるいは人ではない物】◆真田勢 ◆徳川方 ◆大坂城 こんな人にオススメだ真田丸ファン 歴史ファン 特撮ファン ニンジャヘッズ ガルパンおじさん 制作の背景 概要 あなたは真田幸村という人物を知っているだろうか? 本名真田信繁、大阪冬の陣で要塞「真田丸」を構築して徳川方に大損害を与え、 夏の陣では決死の猛突撃で家康に二度に渡り切腹を覚悟させながら、 夢破れて死んだ戦国最後の名将。 ―なるほど、それは事実である。 死後なぜか「幸村」の名で著名となり、 猿飛佐助、霧隠才蔵ら「真田十勇士」を従えた忍者軍団の首領として知られるようになった不思議な人物。 ―なるほど、それもまた彼について語る上では欠かせぬ要素である。 だが、この映画「真田幸村の謀略」は、真田幸村とはそんな人物ではないと主張する。 すなわち 真田幸村は宇宙忍者を従え、 紀州の山奥で石油を採掘し、 空飛ぶ要塞真田丸を建造し、 分身して家康に襲いかかり、 殺してしまった人物である。 真田幸村の謀略は、1979年に制作された時代劇映画…の皮をかぶったトンデモSF特撮アクションおっぱい映画である。 一体何をすれば「真田幸村」という言葉と「SF」が同居できるのか良く分からないと思われるが、ご安心いただきたい。観ても良く分からない。 史実なんぞクソ食らえ、面白ければ何をしても良いという破天荒な発想で作られた怪作。 「真田丸」が放送された2016年にBSで二度も放送され、ごく一部の歴史ファンや真田丸ファンの間でごく密かな話題となった。 歴史ファン、時代劇ファン、真田丸ロスに苦しむ方々のみならず、爆発大好きな昭和特撮ファン、ニンジャヘッズ、ガルパンおじさんなどにも是非ともお勧めしたい作品である。 …なんか妙なのも混ざってるように見えるがとりあえず記事を最後まで読んでいただきたい。 このコンセプトは極めてB級っぽい映画であるが、制作・配給は天下の東映。 当時の東映にはまだ時代劇全盛期のスタッフとノウハウ、大道具小道具等が豊富に残されており、時代劇がほぼ全滅した今日では決して見られない重厚な時代劇としての側面も同居している。 その予算と人員の使い方は尋常ではなく、特に合戦シーンの迫力は真に迫るものがある。 とりあえず、騙されたと思ってビデオマーケットにある本作の予告編(無料)(*1)を見てみてほしい。 (リンクは貼れないのでググってね!) いかがだろうか。真田丸での合戦シーンに投入された人員は実に3000人。不景気が続く今日の日本映画界では決してできない絵作りである。 内容も爆発の中を徳川家康が逃げ回るという謎のシーンと、坊主のはずの三好清海入道が女になってる点を除けば不可思議な点はなく、 かなり正統派の時代劇である…かのように見える。 で、完成した映画を見てみると。 いきなり2001年宇宙の旅のパクリオマージュみたいな宇宙空間から本作は始まる。 あれ?上映作品間違ってる?と心配になる観客を尻目に語られる映像と全然合っていない関が原の戦いの経緯。 そして始まるさきほどまでの宇宙空間との関連がさっぱり分からない明らかに時代劇なシーン。 もう一度言おう、本作は時代劇映画の皮をかぶったトンデモSF特撮アクションおっぱい映画である。 【あらすじ】 時は江戸時代初頭、慶長19年(1614年)― 天下掌握の野望まであと一歩に迫った家康が鎮座する名古屋城下に明らかに名古屋城よりデカい隕石が突然落下。 その落下を何故か予言していた真田幸村の命により、真田配下の忍者・霧隠才蔵は混乱に乗じて徳川家康を暗殺する。 翌朝。一発で地球が氷河期になりそうな隕石が落下した影響を微塵も感じさせない青空の下、才蔵の眼前に殺したはずの家康の大名行列が現れる。昨夜死んだ家康は影武者だったのだ。 徳川方の忍者、服部半蔵に追い詰められた才蔵らを救ったのは、怪しげな術を使う猿! …と思われたのも束の間、夢か幻か猿は忍者へとその身を変じ、猿飛佐助と名乗った。 時同じくして、家康は全国で自らの支配体制に従わぬ者の弾圧と処刑を強化。 西軍の残党、かぶき者、キリシタン、そして「草の者」と呼ばれる在野の忍びの者たちが次々と処刑され、世は絶対的な権力の支配する暗黒の時代へ突入しようとしていた。 やがて豊臣最後の忠臣加藤清正、そして幸村が父真田昌幸さえも暗殺されるに至り、幸村は家康の打倒を決意。 諸国に散らばる「草の者」を集めた家康暗殺のための精鋭部隊―すなわち真田十勇士を結成し、七大謀略で天下人家康に挑む! 【主な登場人物、あるいは人ではない物】 ◆真田勢 真田左衛門佐幸村(さなだ さえもんのすけ ゆきむら)演:松方弘樹 ご存知真田幸村こと真田信繁。 本作はいわゆる「真田十勇士」をベースに謎のトンデモSF要素その他をレッツラまぜまぜした作品のため、一貫して「幸村」名義。 巨大権力と化した家康を正面から討つのは不可能と判断し、少数精鋭部隊「真田十勇士」を組織し七大謀略による家康暗殺に挑む。 以下その七大謀略の内容。 才蔵による名古屋城の家康暗殺計画。 家康に追われ諸国に散っている草の者、忍びの者たちを、佐助の案内によって集める。 和歌山藩内の試射場でフランキ砲の試射視察をする家康を狙う。 大坂冬の陣において大坂城に真田丸を作り徳川方に対抗。 冬の陣の後に秀頼を煽って再度、合戦(大坂夏の陣)を起こさせる。 自身のニセ首を作り家康本営に持ち込んで、幸村討死のデマを流す。 十勇士のひとりひとりが、幸村となって次々と家康を襲撃。(*2) やたらと火攻めと爆発が好き。 なんと中盤で片目を矢で射られ、柳生十兵衛とか伊達政宗みたいな隻眼になってしまう。更にストーリー展開上彼が隻眼になる必要性は一切ない。 史実とか難しいことはともかく格好良ければなんでもいいという思い切った制作方針が分かるだろう? 映画冒頭で超巨大隕石の落下を予言(「予測」ではなく「予言」である!)していたが、その後は神通力とかを発揮する様子は全く無く、なぜどのように「予言」したのかなどその他一切の事はわかりません! 猿飛佐助(さるとび さすけ)演:あおい輝彦 真田十勇士の1人。忍者であり宇宙人。ああっ石投げないで!マジなんだって! 人の姿に化けているがその正体は隕石に乗って猿の惑星から来たと思しき宇宙人であり、火遁の術、幻術、竜巻の術、回想シーンを相手に見せる作劇上とても便利な術などの忍術というか超能力を操る。こんな佐助二度と現れないと思ったら2005年のアニメで似たような佐助が現れた その竜巻の術とかを使えば家康くらい簡単に暗殺できそうな気がするが、なぜかそういう事はしてくれない。 霧隠才蔵(きりがくれ さいぞう)演:寺田農 真田十勇士唯一の古くからの家臣。本作では逆に珍しい極めてまっとうな忍者。 演者はムスカの声、あるいは園咲琉兵衛でおなじみの人。 すごいぞ、真田丸は本当に飛んだんだ! 三好伊三入道(みよし いさ にゅうどう)演:真田広之 真田十勇士の一人。精悍な僧形の若者。 本来の三好伊三入道は「高齢の僧兵」だったはずだが、絵面的にアレなためか若くて二枚目。 演じる真田氏は当時ジャパン・アクション・クラブ期待の若手アクション俳優だったため、アクションもかなりキレている。 そして最大の特徴は秀吉の朝鮮出兵の際に捕虜として連行された朝鮮人という設定だろう。 十勇士入りの条件として、家康に囚われている朝鮮の姫君「ジュリアおたあ様」の救出を幸村に要請する。 ちなみに朝鮮語で話すシーンもあるが、当のおたあ様とは日本語で会話していた。 結構若そう(演者は当時18歳)なのだが、慶長の役は16年も前。 一体何歳で捕虜にされたんだろう…? 三好清海入道(みよし せいかい にゅうどう)演:秋野暢子 そのジュリアおたあ様。キリシタンであり、ジュリアは洗礼名である。 家康に幽閉されていたが、棄教し側室になる事を頑として拒否し続け島流しに。 そこを猿飛佐助が超能りょ…忍法で竜巻を起こして駕籠ごと吹き飛ばすというダイナミックすぎる拉致により救出された。 他人の心中が読める超能力を有しており、十勇士の一員となる。 なぜ真田十勇士に超能力者が2人も居るのかは甚だ謎。ユリ・ゲラーブームの影響か? ちなみに三好清海入道も元々高齢の僧兵だったハズだが、元々架空の人物なので最早何も言うまい。 穴山小助(あなやま こすけ)演:火野正平 真田十勇士の一人。幸村が所望した信州上田の焼酎をはるばる九度山まで瓶を担いで持ってこさせられた農民。本当にただの農民。なぜそんなのを十勇士に入れたのかは不明。 元よりただの農民なので家康打倒に興味はなく、他の十勇士メンバーが修行に明け暮れる間に女と(アーン!)している所を発見され、リンチの末追い出された。ほら言わんこっちゃない! この「味方サイドが平気でリンチとか拷問を行う」というのも近年中々見られなくなったシーン。 その後大坂の陣にて偶然にも幸村たちと再会し、再び家康に挑む事となる。 その他の十勇士の皆さん 何しろ真田十勇士なので10人出てくるのだが、後の面々はしっかりと覚えなくても鑑賞上あまり問題ない。 かぶき者・人さらい・ヤクの売人・宇宙猿人・ガッツ石松等が揃った九度山はさながらDQNの溜まり場である。 真田安房守昌幸(さなだ あわのかみ まさゆき)演:片岡千恵蔵 「よせばいいのに石田三成とかいうバカに味方した真田昌幸とかいうバカ」(穴山小助・談) 家康に二度も煮え湯を飲ませた稀代の名将。 関ヶ原の戦いの後紀州九度山に幽閉されていたが、家康が差し向けた毒手ネコに引っかかれて(*3)死んでしまう。 演者の片岡千恵蔵は戦前から戦後にかけ無数の時代劇で主演を務めた超大物だが、ネコに引っかかれて死んだのは最初で最後ではなかろうか… 比丘尼のみなさん 家康によって滅ぼされた武田家残党の妻子たち。 あるいはトンデモSF特撮アクションおっぱい映画である本作のおっぱい要員。 尼となって各地を巡っているが、その実態は売春婦を兼ねておりおっぱい丸出しでサービスシーンを提供してくれる。 その情報網で幸村の十勇士探しにおっぱいをさらけ出しながら協力。諸国に散らばる草の者たちをおっぱいの力で瞬く間に探し出した。 なお武田家滅亡は32年も前のことなのだが、このヒトたち一体幾つなんだろうとか考えるとおっぱいの有難みがしぼんでしまうのでやめた方がよい。 真田丸 ジェット機みたいな音を立てて空を飛ぶ空中要塞。 こんなのってないぞ…真田幸村いいかげんにしろよ… 石油 幸村が大好きな火攻めに使用する石油。 紀州の山奥に井戸がありじゃぶじゃぶ出て来る。 爆弾 幸村が大好きな火攻めに使用する、なぜかダイナマイトのような形をしている爆弾。 ちなみにノーベルがダイナマイトを発明するのは江戸幕府が大政奉還を行う1867年の事である。 ◆徳川方 徳川家康 演:萬屋錦之介 本映画の悪役。傲慢不遜にして悪逆非道。とにかく悪そう。 どのくらい悪いかというと冒頭で石田三成の頭蓋骨を盃に加工させて酒を飲んでいるくらいには悪いって信長じゃねえか! ついでに言うと、三成が死んだのは14年も前。…ひょっとしてこの映画のスタッフは長篠の戦いから大坂の陣までが10年くらいだと思っていないだろうか? その最期について、公開当時家康の首が50メートル飛ぶ!というネタバレすぎる宣伝が行われていたらしい。 ちなみに本作で彼の側近である本多正純を演じているのはムラマツキャップや立花のおやっさんでお馴染みの小林昭二である。 服部半蔵 演:曽根晴美 徳川方の忍者の頭領。 本作では「自由な草の者としての生き方を捨て、権力に与した忍者の裏切り者」という描き方をされている。就職したヤツを僻むニートみたいな言い草である。 配下に後にダイナブラック/星川竜&ゴーグルブラック/黒田官平を演じる凄腕アクション俳優春田純一と、やられ役一筋で時代劇で斬られ続け「日本一の斬られ役」と呼ばれることになる福本清三が居る。探してみよう。 ◆大坂城 豊臣家と重臣のみなさん ヒステリックで独裁な淀の方、無能な秀頼、それにおもねる家老の大野修理、戦は分からないが口だけは出す女房衆…という悪夢のごとき典型的なブラック大坂城。 淀の方は幸村とは初対面で全く信用しておらず、後藤又兵衛以下浪人衆がいかに幸村の積極策を支持してもまるで話を聞いてもらえない。 幸村からは早々に見切りをつけられており、ジュリア清海入道の超能力で秀頼を焚き付けて無謀な夏の陣を引き起こさせ、家康をおびき出すスケープゴートにされてしまった。 炎上する城内で奥方や側近が次々と切腹したり互いに短刀を刺し合ったりして死に、逃げ惑う淀の方を大野修理が背後から斬り殺して自刃し、秀頼も小姓と共に切腹する様子を約10秒で描いた超高速!大坂城落城のシーンは見ごたえがある。 後藤又兵衛基次(ごとう またべえ もとつぐ)演:成田三樹夫 元ナントカ官兵衛様黒田官兵衛家臣。官兵衛の息子・長政との不仲から黒田を出奔し、仕官先を求め諸国を放浪…の過程で発狂したらしく、大根をかじりながらうわ言を呟く狂人になっている。 ところがその後大坂の陣に参戦する際にはなぜか正気に戻っており、幸村ともども大坂五人衆の1人として活躍する。 「後藤又兵衛基次」という丁寧な字幕が出ないと前者の狂人と同一人物にはとても見えないため、狂人モードでの出番が伏線として機能していない。 塙団右衛門(ばん だんえもん)演:遠藤征慈 大阪城の浪人の1人。全然重要人物でもなんでもないのだが、戦場でも城内でも「塙団右衛門参上」という旗を堂々と掲げていて無意味にムチャクチャ目立つ。 挙句の果てにまったく重要なキャラじゃないのに大坂五人衆の内後藤又兵衛にしか与えられていない個別戦死シーンを与えられる始末。 ちなみに塙団右衛門は実在した大坂城の浪人の1人で、自分の名前を書いた木札をバラ撒きながら夜襲を仕掛けるという激しい自己アピールをしたというだけで歴史に名を残したある意味すごい人。名刺配りの大切さを現代人に教えてくれる。 こんな人にオススメだ 真田丸ファン 真田丸クラスタの皆様、元気だろうか? 「アアーッ!昌幸パパンの無茶振り!昌幸パパンの無茶振りが見たい~!」と禁断症状を起こしていないだろうか? 本作は真田丸が空を飛ぶなどの脚色を交えながらも大阪の陣前後の歴史を流れ的には割と忠実に辿っており、「真田丸で見覚えのあるシーン」と「真田丸には絶対に出てこないシーン」が交互に現れるので、真田丸を観ていると本作は更に楽しめる。 「二条城で対面する家康と秀頼、そして加藤清正」 「昌幸を追って自害する幸村の妻」 「紀州の山奥で石油を掘る幸村」 「ブラック大坂城から逃げ出す片桐且元」 「冬の陣後対立する豊臣家臣と浪人衆」 「幸村の首実検をさせられる真田信之」 「増殖する幸村」…「真田丸」を観た方なら、どれが史実で、どれが史実っぽいフィクションで、どれがおバカ要素なのかを判別できるはずだ。 また、本作と「真田丸」はラストの幸村と家康の対峙シーンが異様にソックリ。三谷幸喜が「謀略」を観ているかどうかは定かではないが、観ていなければ出来過ぎなほどに似ている。 ただし「謀略」の世界線の秀忠は「真田丸」のそれほどKYではなかった。 歴史ファン この映画はスジも時代考証もムチャクチャなのだが、なぜかたまに歴史的事実をぶっ込んでくるので油断ならない。例えば… 信繁が上田の焼酎を九度山まで持ってこさせたのはまぎれもない史実。 トンデモ要素の1つに見えるジュリアおたあは実在の人物である。キリシタン大名小西行長に育てられた朝鮮人の娘で、関が原の後は家康の侍女となるも、棄教と側室になる事を拒んだため島流しにされた所までは史実。超能力の有無は不明。 武田家は歩き巫女と呼ばれる各地を旅して祈祷等を行う巫女を諜報員として活用していた。また歩き巫女はしばしば売春を行ったと言う。 などなど。詳しい人ならもっと色々ネタを見つけられるのではなかろうか? 特撮ファン 本作は一応時代劇なのだが、JAC-ジャパン・アクション・クラブがガッツリ関わっている。 JACとは仮面ライダーシリーズ等のアクションシーンを昭和から令和に至るまで担当し続けている芸能事務所(*4)であり、そのため戦闘シーンは伝統的なチャンバラではなく「仮面ライダー」などのヒーロー番組のアクションに近い。 そもそも特技監督がウルトラ・ライダー・戦隊・メタルヒーローシリーズで監督を歴任した佐川和夫&矢島信男である時点で本作は実質特撮映画である。 また、1970年代末にはまだCGがないため、冒頭の巨大隕石落下シーンも全てアナログ特撮の手法で作られている。 加えて幸村がやたらと火攻めが好きなため、本作では往年の仮面ライダーを彷彿とさせる頻度で爆発が起こりまくる。 真田丸の戦いでも真田側が大砲を撃つと巨大な火柱がドカーン!セメント爆発がどどーん! 当時の大砲は鉄球を飛ばすだけで弾が爆発はしないのだが何が爆発しているのだろうか? ニンジャヘッズ ニンジャが出るB級映画ってだけでヘッズはビールとドリトスを用意して観る価値があると思うぜ。 ガルパンおじさん ガールズ&パンツァーは映画ネタの多い作品である。 多くのガルパンおじさん諸兄は「戦略大作戦」をご覧になっている事だろう。「八甲田山」や「1941」も重要なネタ元だ。「バルジ大作戦」「パットン大戦車軍団」等も観ておきたい。音響は「プライベート・ライアン」をイメージしているらしいぞ。「ケイン号の叛乱」もチェック済みだろうか? …よろしい、ならば次は「真田幸村の謀略」だ。 歴女チーム(カバさんチーム)の戦国時代担当・左衛門佐はつねに片目を瞑って隻眼キャラを気取っているが、そのネタ元がおそらく本作。 だってこれ以外に隻眼の幸村なんて見たことないんだもん。 制作の背景 時は1978年、戦前から連綿と続いてきた伝統的時代劇が数字を出せなくなっていた頃。 東映は時代考証クソ食らえ型大型時代劇第1弾「柳生一族の陰謀」を公開。 これは徳川将軍が2名ほど暗殺されるなどの史実を堂々と無視した脚本でありながら、高いエンターテイメント性により大ヒットとなる。「柳生一族の陰謀」の大ヒットは東映に「時代劇いけるやん!」と希望を抱かせたらしく、続けて同一スタッフの赤穂浪士物「赤穂城断絶」を制作した。 ところが本作は色々な確執の結果吉良邸が爆発したりしない普通の赤穂浪士モノとなってしまい、思わしくない結果に終わる。時代劇の凋落期なんだからそりゃそうだ。 そこで「柳生一族の陰謀」の史実クソ食らえ&徳川将軍暗殺型路線に戻り作成されたのが本作である。 なお本作の映画としての評価は正直言って低い。 1人の男の異様な執念を軸にトンデモながらしっかりとしたストーリーを展開した「柳生」に対し、本作は大企業に就職した服部半蔵を妬むフリーター忍者のみなさんと、なぜかそれに味方する幸村の意志・目的が曖昧などとする評が目立つ。 「柳生」がその後テレビドラマ化されたり、2010年代も末になってポプテピピックでパロディ(*5)されたりするレベルの反響を呼んだのに対し、こちらは公開後の反応もその後の定着も今ひとつであった。 それでも東映はこの路線に時代劇復活を賭けていたらしく、翌1980年にはトンデモ大作時代劇第3弾「徳川一族の崩壊」を公開。 ところがその中で孝明天皇を暗殺(史実では天然痘による病死(*6))させてしまったために右翼団体とのゴタゴタが発生。 「徳川一族」はソフト化ができなくなり、結果この路線は自然消滅してしまった。 …かに思われたが、ほとぼりが冷めてからは「南総里見八犬伝」「将軍家光の乱心 激突」などのJAC&火薬大爆発系時代劇をバブル崩壊辺りまで作り続けており、東映は時代劇の復活を中々諦められなかったようである。 ちなみに「将軍家光の乱心 激突」では、徳川家光が側室に刺されて死ぬ。(11年ぶり2回目) この時期の東映はやけに徳川家に厳しい。 追記・修正は本作の猿飛佐助が宇宙人であることの合理性が分かる方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 1/28の夜9時からBS-TBSで放送予定。興味があったらぜひ観てちょーだい。 -- 名無しさん (2020-01-27 21 19 30) 「吉良邸が爆発したりしない」のパワーワードみ -- 名無しさん (2020-01-27 21 23 03) 奇しくも同じ頃に公開されたのがSF時代劇「戦国自衛隊」なのがねw -- 名無しさん (2020-01-27 22 49 39) 柳生一族の陰謀をリスペクトしたアニメはポプテピだけじゃないぜ!プリパラもだ!(何で女児向けアニメでそんなネタが出るのかって?知ら管) -- 名無しさん (2020-01-28 02 11 38) なんでもかんでも禁止しては処刑を繰り返す家康、ろくに現実を見ようともせず挙句には冬の陣で戦った浪人衆に「お前らを養うために置いてるんじゃない!」とか現実のブラック企業を先走ったような事を言い出す大阪衆。作中の権力者がクズしかいなくて草。10秒で大阪城落城の様子を描いた場面はもう少し凄惨に描いてもよかったのよ? -- 名無しさん (2020-01-28 09 26 49) 「なんで家康の首が飛ぶんだよ」って当時酷評されまくったらしいけど、主演の松方さんが「家康の首が飛んで何が悪い」って堂々反論したのが逞しい限り。本当にこの史実クソ喰らえの『柳生一族の陰謀』の系譜大好きだし、『徳川一族の崩壊』もいずれ観たいがマジでやらかしちゃってるから機会がなさそうなんだよな…… -- 名無しさん (2020-01-28 10 15 56) Amazonプライムにあります -- 名無しさん (2020-01-28 19 18 38) 武田残党の妻「子」だから歩き巫女の子供だったらあり -- 名無しさん (2020-01-28 19 52 43) 末尾に(映画)とかつけた方が -- 名無しさん (2020-01-28 20 44 58) ↑「真田幸村の謀略」って名前の別のものがあるならともかく、他に同名のナニカがないなら必要ないでしょ -- 名無しさん (2020-01-29 09 59 55) そんなおっぱい出ないじゃないか -- 名無しさん (2020-01-29 10 15 23) すんごいケン・イシカワ作品感。買うわ -- 名無しさん (2020-01-29 10 18 06) ↑3それは「名前」だとわかるということを前提にしてますよね。「真田幸村の謀略」とだけ書いたら「真田幸村が戦国時代に行った謀略一覧」の項目かと思ってクリックする人が続出するのではないかと(現にここに一人) -- 名無しさん (2020-01-30 22 17 53) そろそろ吉良邸が爆発する忠臣蔵映画が作られないかなwww -- 名無しさん (2021-10-15 21 59 39) 12月25日からYouTube 公式配信スタート。ぜひ見てね -- 名無しさん (2021-12-26 01 20 10) 普通に好きな映画だな。それはともかく、 -- 名無しさん (2022-08-06 19 11 36) 誤送。「南総里見八犬伝」じゃなくて、「里見八犬伝」だし「八犬伝」は角川映画だぞ。「魔界転生」と勘違いしてないか? -- 名無しさん (2022-08-06 19 14 47) 面白みが無くなるからか誰も言及していないが、実は空飛ぶ真田丸は -- 名無しさん (2022-12-26 11 27 16) 誤送スマソ。実は空飛ぶ真田丸は幸村&十勇士がハッパ燻してバラまいたヤク煙を吸わされた徳川兵が見た幻覚だったりする。それはそれで別の意味でヤバいが。 -- 名無しさん (2022-12-26 11 31 12) 名前 コメント 、