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なんでメイド服ってこんなに動き辛いのだろう。給仕するスペシャリストならば、ちゃんとした設計の下、動きやすいような格好の方がいいんじゃないかしら。 アステリアは抜けた腰をようやく回復させながら、全くどうでもいいことを考えつつも周りを改めて見渡す。 「ところで龍帝さん。こんな道中のど真ん中を歩いて平気なんですか?」 「物陰から奇襲を受けるよりはマシだろう。 それにここは殺しあいの場ではあるがサバイバルでもある。最終的に生き残った者が勝ちなのだから、人数が多い集団にむやみやたらと仕掛けてくることは無いはずだ」 ここがおかしくなければな、と剣龍帝は頭を指さしながらアステリアに答える。 それに対して集団という言葉に、アーニャはクロードの事を思い出した。というかまさに今クロードと合流するために橋へ向かって歩いているのだが。 剣龍帝は付け加えるようにアステリアに話す。 「それに単独での襲撃で複数人を殺害した例は今のところ無い。被害者と加害者は1対1の比率だ」 「!? ちょ、ちょっと待て、なんだそれ!?」 「? どうしたウサミミ」 「ウサ言うな! そんなことよりなんで被害者とか加害者とか知ってるんだよ!」 「ああ、WEBで調べた。公開してたからな」 「は、はぁ!?」 「実は本当なんです、アーニャちゃん・・・」 呆れた顔をするアーニャに、こちらも呆れ顔のアステリアが説明する。 ネット環境が繋がっているPCがあったことと以下のような情報が入手出来たこと。 死亡者:トリガー=マークレイド 殺害者:ゲイザー=ランブル(雷殺) 死亡者:セレナーデ=コランダム 殺害者:リース(刺殺) 死亡者:リッター=シュナイド 殺害者:ディアナ=クララベラ=ラヴァーズ(銃殺) 死亡者:レミエル 殺害者:メシア(投擲殺) 死亡者:リメイカー 殺害者:エヴァ(斬殺) 「勿論鵜呑みにしているわけじゃありませんけど・・・もし嘘の情報を主催者側が流していても、誰が亡くなったかは本人が会場にいる限りすぐにバレますから、ある程度は信用していい情報だと思います」 「・・・これ、そこの剣龍帝てのが調べたら出てきたんだよな」 「え? ええ」 「ふうん」 剣龍帝を一瞥してからアーニャは考える。 この情報を信用していいものか。それとも、そもそも剣龍帝という人物そのものを信用していいか。 アーニャの知り得る人物は何人か先ほどの情報の中で確認出来た。 その中で、彼女が知るなかで最も強いと思われたのはリメイカーだった。アーニャ自身、ヤツの事を変態以外のなんでもないとは思っているが、それ以上に常人では太刀打ちできない強さを持っている事も知っていた。 それが、ゲーム開始からたった2時間でリタイア? 合点がいかない。というよりも腑に落ちない。シィルとカティの名前が無いのは僥倖だったが、だからと言ってこの情報を鵜呑みにすべきかどうか。 (保留、だな。 実際の放送を聞いてその時に判断しよう。 それまでは警戒するだけにしとこ) ぴょこんとウサミミを垂れたところでクロードがこちらに駆け寄ってくるのが見えた。 ◆ ◆ ◆ レミエルを殺害したメシアは機を失っていた。 剣龍帝が不機嫌そうな顔で周りを警戒していたのに加え、もう1人増えてしまっていた。子供とはいえ、人数が多ければ多いほどやりにくい。できれば周りを巻き込んで一網打尽と思っていたのが仇となったか。 カイトのために1人でも多く消さなくてはいけないのだが、ここで返り討ちにあっては意味がない。 いや、正確には返り討ちにあっても手傷を負わせることで少しでもカイトが優勝に近づけばそれでいいのだ。 だがしかし、十分ではない。 4人のグループになってしまっている以上、仕留められて1人か2人。理想は単身でグループから離れてくれること。そうでなくても情報収集のために半分に分かれることもあるかもしれない。また、仲たがいでもしてくれればそれはそれでいい。 メシアは警戒網にはかぶらないよう暗闇と民家の蔭に隠れて、機を待っていた。 しかし、確実に殺す。特にカイトの武器をわがもの顔で持っている、ヤツだけは。 ◆ ◆ ◆ 「さっきの見た!?超でっかいドリルついてるよね絶対!!」 「・・・リレッドお義姉さまだったら勝手に改造とかやりかねないから、突っ込めない・・・」 「んなことよりどーすんだよ、あのロボんとこ行くの?わたしは反対だけど」 「行く行く行く行く!絶対行く!」 「あー、頭がグレンでラガンなのはわかるけどちょっと黙れ」 「・・・能力の暴発にせよ、殺意を持った攻撃にせよ、アレを呼び出せる人間があそこにいるのは間違いない」 「じゃあ行くんだね!ひゃっほう!!」 「・・・その悩みのなさそうな思考を少しでいいからあたしに分けてくれ」 ため息をつきながらアーニャはクロードを見たが、アーニャはその純真無垢に興味を傾ける彼女の姿にある意味ほっとしていた。 死者が出たという情報は入ったが、真偽は不明だし、何よりまだゲームに乗った人物にも被害者にも遭遇していないのだから、ここまで緊張感がないのも仕方がないかもしれない。 しかし。 まさかこの先に、これから向かおうとしている先にクロードの姉が死体で転がっていることになっていようとは、このときのクロード自身、考えるなんてことがあっただろうか。 そしてまさに今、背後の死角からは殺しあいに乗ったメシアがこちらを狙っているとも思いもしなかっただろう。 時間にして3時間。 ゆっくりと歩を進めて展望台の付近まで移動した。というのも、剣龍帝の飛行スピードでの移動は叶わず、かといってクロードの爆走にもついていけないアーニャとアステリアがいる以上、仕方がないことではあるのだが。 集団での徒歩で会場を歩くとなるとこの程度はかかる。そもそも最初のクロードの爆走が意味不明な勢い過ぎたというだけの話。アーニャは苦い思い出に苦笑する。 「そろそろ展望台だな」 「ええ。幸い今まで敵襲と思われるものは無かったですし・・・やっぱり集団だからでしょうか」 「そうだな。まさに今集団だからこそ、襲いかかってこない人物もいるようだしな」 「・・・?」 小声で剣龍帝は他の3人に伝える。表情は変えずに、さも世間話をするように。 「気をつけろ、先ほどの橋から尾行されている。表情には出すな。どうやら俺が狙いのようだしな」 「ッ・・・はい」 「ボクも気づいてたよー。でもこっちの隙を窺ってるみたいだったから様子見してたー」 「・・・気付かなかったぞオイ。なんで言わなかったクマー」 「俺とそこのクロードってのは気づいてたらしいけどな。表情に出ればそれが隙になるというのもあるが・・・」 「あるが?」 ここで剣龍帝は口を閉じる。答えが出ることはない。何故なら答えを知らないから。 彼らの背後を着けまわしている人物が何を狙っているのかが分からない。殺気を感じることからゲームに乗っていることには間違いはない。そしてこの4人を相手に一網打尽にできるのならばすでにやっているだろう。 だが、機をうかがうに徹している。こちらの様子を窺っているだけ。事態が進展するはずもないのに? ここで時計を何気なく見ると、短針が一番下に来ようとしていた。 かちり、かちり、かちり。 かちっ。 時計を半分にする一本の線が出来上がる。 すると同時に ビッ―――――――――! その衝撃はまるで電流が身体を駆け巡るかのような、耳を劈くような電子音が、その場に響いた。 「…これはッ!」 「何の音ですか!?」 「首輪からだぞ!」 「カッコイイ」 『あー、あー。テステス』 センライという主催者の声。驚きを隠せない一同だが、それ以上にこの現状を、この先に待っている状態を予想できてしまった剣龍帝は歯噛みする。 (そうか、尾行者の狙いは、隙を見つけることではなく、”隙を待つ”ことだったのか・・・!) メシアの狙いは大人数の不利を逆手に取ること。 人数が多ければ多いほど、知り合いがゲームによって死亡する確率は高くなる。そして誰かがショックをうければそれをフォローする役回りが出てくる。つまり、烏合の衆。 『えー、それでは第一回中間放送を始めたいと思う』 彼らにとって分岐点。 1回目の放送が始まる。 【南西 展望台と灯台の中間あたり/1日目/早朝】 【アーニャ@T.C UnionRiver】 [状態]:健康 [装備]:???(確認済み) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:殺し合いには乗らない 1:大帝の出現場所(展望台)へ向かう 2:アステリア、剣龍帝、クロードと共に行動する 3:死者リストの真偽に疑問 4:剣龍帝に不信感 【剣龍帝@理由の無い日記】 [状態]:健康 [装備]:ダークネイルブレード@カイト(紫色の月光) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:終盤まで傍観しつつ黄色いリボンを探す。隙あらば主催側を壊滅する。 1:大帝の出現場所(展望台)へ向かう 2:アステリアを泣かせたことに深く反省中 3:大帝を警戒 4:尾行者を警戒 5:放送後の隙について思案 【アステリア@T.C UnionRiver】 [状態]:健康 [装備]:グラビィの操作書「ケフェウス」 @アステリア(T.C UnionRiver) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:殺し合いに乗らない、誰かが殺しに来ても殺さない。不殺。 1:大帝の出現場所(展望台)へ向かう 2:剣龍帝の飛行で腰を抜かすが復活。 3:クロード、アーニャと共に行動 【クロード@T.C UnionRiver】 [状態]:ちょっと興奮状態 [装備]:真凰・炎魔@如月和輝(希望と絶望の協奏曲) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:騒ぎを見つけて首を突っ込む 1:大帝の出現場所(展望台)へ向かう 2:( ゚∀゚)o彡°ドリル!ドリル! 3:尾行者に対して警戒 【メシア@紫色の月光】 [状態]:健康 [装備]:天津風吹雪・瀧波時雨@レニー(T.C UnionRiver) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:殺し合いに乗る。マスター以外を皆殺し 1:カイトの武器を持っている剣龍帝を殺す。 2:放送時まで尾行を続け、死亡者にショックを受けたところで奇襲する 3:大帝を目撃、さほど気にしせず。 Back:ふー・あー・ゆー? Next:嘗ての仲間と
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「気のせい、ですかね」 そう呟き、ヴァイスは去った。 「ちょっとそこの兄ちゃん、さっき変な男が中学生の女の子に声かけとったで!不審者や!ヘンタイや!」 「ヘンタイか…崎原さん狙われてなきゃいいけど」 「ウチが突撃しようとしたら去ってったし…ほんまキモいわぁ。」 (空橋くんも、不動さんもミコトが嫌いだったんだ…そっか、みんなミコトが嫌いなんだ。仲良くしよう、なんて嘘だったんだね) 「崎原さん、おはよう」 「…」 「あれ?」 「嫌いなら来ないでください。」 「え、どうしたの?嫌いなんて言うわけ」 「空橋くんと不動さんが組んでミコトをいじめてるのも、それはミコトが嫌いだからってことも、全部知ってるんですっ!」 「ちょっと待ってよ、なんで」 「嫌いです!不動さんも空橋くんも、みんな…みんな大っ嫌いです!もうミコトに話しかけないでください!」 美琴は泣きながら走り去った。 「あ…」 「おい、お前ら」 「な、何よ…きゃっ」 司は、先日美琴に悪口を言っていた女子生徒に掴みかかった。 「お前ら、崎原に何言った!?」 「ちょっ、なんのこと!?」 「お前らが崎原にでたらめ言ったんだろ!毎回毎回陰湿だなとは思ってたけどそこまで最低だとはな。女子だから殴られないとか思うなよ。」 「あ、あたしらがやったのは机にゴミと上履きだけだってば!崎原には直接何もやってない!」 「どういうことだよ、おい…じゃあなんであんなこと」 「崎原さんに何が…まさか、昨日の変な男じゃ」 「変な男!?なんだそれ」 「凪姉に似た女の子が、中学生に声かける変な男を見たって教えてくれたんだ。崎原さんは僕とそんなに身長変わらないから中学生だと思ったのかも。」 「空橋!なんでもっと早く言わなかった!そいつに崎原がなんかされてからじゃ遅いんだよ、今から探しに行くぞ!」 「ふ、不動くん!」 司は冬也の手を引っ張って学校を飛び出した。 (ミコトはもう…ひとりなのですね。)
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あんき-まにぴゅれいと【登録タグ *Luna GUMI Not-116 あ 曲】 作詞:*Luna 作曲:*Luna 編曲:*Luna 唄:GUMI 曲紹介 その男の子は自分を変えたいと思いました。 *Luna氏 の11作目。 前作の『阻碍-ディセンブロイル』と世界観が繋がっている。 イラストを La-na氏 が、動画を Not-116氏 が手掛ける。 歌詞 いつからこの場所に僕はいたのか 気づかないうちに時間が過ぎてた 一人で 息して 歩いて 止まって 一人で 話して 笑って 泣いてた 自分の力はあなたが与えた だけれど怯えて僕をとおざけた あなたはこの場所を僕に与えた つまらない世界にさよならした 一人ぼっちの僕のこの世界に 君は来てくれた、手を握りあえた 何も映し出せないこの世界で 僕を映してくれた 僕にふれた君の手はふるえてて 全てを見透かし読み取り奪った きっとね僕はね寂しいそれだけ それなのに君のことが憎くいんだ 君の手の温度が怖くて 差し伸べたその手を振り払っては 「ごめんね」と呟いた 君の顔を見ることができなかった 本当は知ってた君もわかってた 僕らの力は反発すること 何もかも見透かして泣きそうな君は 最後に手を握った 君がこの場所から去って 時間が過ぎて 僕はまた一人で過ごしていたよ だけどやっぱり何かが違うんだ いつかまた会えるのかな 結局自分のせいなのに僕は また逃げ続ける気でいるそうだろ 誰かの足音が近づいてくる また誰かを傷つけるのかな それとも 僕は変 われるの かな 何かの運命に導かれたように この世界で君は僕と巡り合った いつの間にかこの真っ白な世界が つまらなく映ってた 未来を動かしたい 君は僕を変えた コメント 追加おつ! -- 名無しさん (2012-10-21 01 22 01) 好きだわー -- 名無しさん (2014-01-14 23 43 41) 素晴らしく悲しく同情できる。この曲を、歌詞を、ありがとう。素晴らしい。 -- 月鼎 (2014-03-26 22 01 53) 名前 コメント
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- 2009年12月←●→2010年02月 2010年01月 登場人名 仕事 お出掛け 登場作品等 2010年01月01日(金) ビルの街にガショー ママン 新年の挨拶などサイトにアップ 母の室ビックカメラ(新宿) 懐し系歌謡曲番組NHK教育でクラシック『麗しのサブリナ』 2010年01月02日(土) あなたのけしてオバマはしないから ママン佐藤歩別府明華岡田竜二乾恭子(新年会 松明けに出す企画を少々 母の室 中野美代子『西遊記XYZ』トーマス・マンの『魔の山』NHK教育で『おかあさんといっしょ』50周年記念番組談之助(年末の話前田隣先生(手紙整理志水一夫さん(手紙整理真理ヨシコ桐生祐狩 2010年01月03日(日) 赤線はやと オノ・マド夫妻&息子R社のTくんママン 9月の芝居のストーリィを練る 『ゴッドファーザー』『寄宿舎の殺人』(訃報)成川哲夫 2010年01月04日(月) シームレス高校生 ゆめすけさんIPPANさんアオキングシヴヲさん夕幾子ちゃんT田くんしら〜さんはれつさん木原さん(出演者中野監督(出演者宮古さんQPさん鍋さん朝日新聞某さんハッシー 某メールマガジン 新宿ロフトプラスワンジンギスカン料理『霧島』青葉(打ち上げ NC赤英(死去の報 2010年01月05日(火) 村田英雄『押尾』 K子(昨夜オノ(メール佐藤歩(メール麻衣夢(メールハッシー B社から電話(次回のテーマS社の書評 早川ミステリでレックス・スタウトのネロ・ウルフ 2010年01月06日(水) ぐわし451度 小林麻耶(年賀状 NCの葬儀の打ち合わせA社原稿催促電話年賀状書き 母の室 読書しばらく刑事モノビデオ一〜二本 2010年01月07日(木) スンドゥブ・サイレンス ハッシー(明日の打合せ編集Tさん(ラジオライフ佐藤歩 ラジオライフの基礎原稿 池袋駅東口(待ち合わせサンシャインシティスワロウテイルズ(執事喫茶ワンダーパーラー(メイド喫茶北口の中華屋 NHKの『とめはねっ!』 2010年01月08日(金) 0120・お通夜・お通夜 (NC赤英葬儀、列席者)ハッシー、松下あゆみ、早さん、八木橋くん、じゅんじゅん、テリー、舞ちゃん、菊ちゃん、琴ちゃん、Oさん、岡っち、いぬきょん、エリック、一哉、シヴさん、本多慎一郎さん、三宅くん、浜崎くん、麻衣夢、佐藤歩、鈴木希依子、松原由賀、中村容子ちゃん、里中くん、トツゲキ倶楽部の横森さん、松山幸次、久保、親川 K子(メール フィギュア王原稿(三日遅れ 母の室中野駅→東京駅→小田原駅→静岡駅エルネット千代田(斎場 2010年01月09日(土) 三度目の葬式 (NC赤英葬儀、列席者)三宅くん、別府ちゃん、由美子ちゃん、助川くん、樋口かずえ、芝崎くん、やまぐちさん、アーバンの魚健さん、恵理ちゃん、橋沢進一 静岡→品川→新宿→中野 彼の出演のトンデモホラーDVD(私のプロデュース) 2010年01月10日(日) きっといつか白馬に乗ったオージー様が 琴純子ハッシー 朝日新聞社(コメント依頼 母の室天沼会議室二階和室(ルナの年頭会議『恋物語』で軽く食事と酒 講談社メチエ『日露戦争と新聞』片山慶隆 登場人名 仕事 お出掛け 登場作品等 2010年01月11日(月) 悪態の肉魔 水谷紹さん(会食 一月中に原稿アゲる予定の本3冊企画関係で連絡一本 西麻布→六本木の店に変更六本木の隠れ家的おでんや 2010年01月12日(火) 動物化するホストモダン メガフォース隊長さん(メール 『社会派くん』原稿チェック『パチスロNEO』原稿(白夜書房9月の芝居のキャスティング再考 サントクに買い物 (訃報)俳優・奥村公延 2010年01月13日(水) 滝川クローシテル 朝日新聞文化部から電話コメント書き下ろし原稿ちょこちょこ 病院 (訃報)アート・クローキー 2010年01月14日(木) 月とサスペンス ハッシー(電話数回札幌のでんたるさん(メール 某社から電話(企画通った打ち合わせ調整2件ほど年賀状書き資料読書 チャップリン『独裁者』メイキング映像 2010年01月15日(金) ウイ、鬼太郎! 編集Aさん(K社.元S社の編集長Taka@モナぽさん(メール K社打ち合わせ 喫茶『らんぶる』(新宿.K社打ち合わせ紀伊國屋(買い物.普通の鯨カツ弁当購入 (訃報)映画評論家・双葉十三郎(訃報)声優・田の中勇さんDVD『ハリウッドランド』 2010年01月16日(土) 紺屋貴雄 立川談慶立川談笑はこはるポカスカジャンの大久保ノブオさん風間やんわりさん仲野茂さん(アナーキー 新宿・京王(また鯨カツ弁当丸ノ内線で赤坂見附国立演芸場(永田町独演会“ダンケシェーンの会” 2010年01月17日(日) 怒りのブードゥー 渡辺シヴヲさん鳥越夕幾子ちゃん菊田貴公ちゃん T社原稿(おそらく東京三世社「熱写ボーイ」 母の室 (訃報)SF作家・翻訳家 柴野拓美 2010年01月18日(月) ガテン落語 某社から電話(原稿の一部に被り2時間45分で原稿用紙10枚書き直し 新中野駅方面に歩くローソン(西新宿:チケットを受け取る佐藤歩出演の『悪の娘〜戦慄のジェミニ』京王デパ地下(買い物 100回は見たようなコロンボ(訃報)小林繁(訃報)浅川マキ(訃報)郷里大輔訃報立て続け、とても追討記事、追いつけるものにあらず。 2010年01月19日(火) どうぞまたがってください 某誌に掲載の広告原稿原稿、書き直し書き足し NHK教育『あの人に会いたい』三遊亭円楽/柳家金語楼(訃報)ロバート・B・パーカー(訃報)ミッキー安川 2010年01月20日(水) anan忠臣蔵 メール連絡、間近のトンデモ本大賞実行委員会議の議題について原稿書き、不捗年賀状の返事、書き続け 赤かぶ検事の再放送 登場人名 仕事 お出掛け 登場作品等 2010年01月21日(木) 鳩山いくら 自室で原稿数社の担当さんメール 予定だけで4冊、申し出あったもの(企画の復活)入れると5冊年賀状の残りの返信突如思いついて某原稿の一部分をダッシュで書き上げ芝居の台本の、書いた部分を読み返す 衆院予算委員会での党首対決をテレビ岩波新書カラー版『浮世絵』大久保純一 2010年01月22日(金) 紀信暗鬼 岡っち(電話/来訪ママン 雑原稿 『守貞謾稿』 2010年01月23日(土) 駒込、アバター、西日暮里 IPPANさん木原さんOさんぎじんさんしら〜さん新田五郎さんアオキング銀河万丈さん(客 病院中野芸能小劇場(某シークレットイベント金竜門/レトロ酒場/満員とらじ (訃報)ジーン・シモンズ(訃報)徳南晴一郎 2010年01月24日(日) 名護かわいいよ名護 と学会13人 トンデモ本大賞打ち合わせ(と学会 ルノアール(新宿/区役所脇スタミナホルモンはなけん 2010年01月25日(月) 命の電マ 川上史津子さん鈴木ちえさん立川談奈くんマイミクのT-182さん 新宿→山手線で日暮里b−倉庫なる劇場劇団レッド・フェイス『爾汝の社』観劇 2010年01月26日(火) 坂東英二・ファッション 原稿書きカリカリ メル・ブルックス『プロデューサーズ』 2010年01月27日(水) アダルト評判の占い師 某テレビ局から取材の電話 サントクに8時半 (訃報)夏夕介『赤かぶ検事京都篇』 2010年01月28日(木) 審議なき戦い 原稿、そろそろ全体の俯瞰マップを 一方で某所、展開が早すぎて… 落ち着こうよ、みんな。古いアニメのDVD 2010年01月29日(金) 予定地 原稿書き 2010年01月30日(土) 予定地 唐沢なをき 母の室阿佐谷ロフトA(ルナ新年会坐・和民 新年会:やまぐちさん、しら〜さん、Oさん、アオキング、カラーチャイルドの里中さん、麻見さん、由賀ちゃん、ノーコンタクツ関係の人々、鈴木ちえさん、中澤隆範さん、原田さん、はるちゃん、それに鳥越夕幾子ちゃん、グレート義太夫さん、アーバンのシヴさん、魚健さん、大友恵理ちゃん、さらにオダさん、親川、麻衣夢、早さん 2010年01月31日(日) 浅田毛(マオ) 別府さやかちゃん佐藤歩 母の室新宿→山手線で池袋芸術劇場小ホール前 X-QUEST『悪ノ娘〜残虐のジェミニ』観劇 2009年12月←●→2010年02月
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っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟? (後編) ◆h6KpN01cDg ※ 「……」 落ちたのは、沈黙。 俺とタママは、二人残された部屋で何も話せずにいた。 ああ、畜生、どうしてこんなことになった? 俺が軽々しく話し合おう、などと言い出したことに問題があったのだろうか?しかし、あの場で他にどうすればよかった? タママの敵意に気づかないふりをしてあの中にいればよかったとでも?……そうなれば、副司令辺りが俺に目をつけるかもしれないだろう。 そうでなくても、そんな集団は崩壊する。俺が生き残るためには、ある程度強い人間と行動することが必要なのだから。 「……それで、タママ君。俺とわざわざ二人になるなんて……よほど言いたかったことがあるように思えるけど……?」 くそ、ここで死ぬなんて冗談じゃないぞ。 柄にもなく焦っているのは自覚している。しかし、タママの武器は一般人に毛が生えた程度の俺にはあまりの凶器、神経を逆なでだけはしないようにしよう。 「……」 しかし、タママは無言。 ……おいおい、冗談じゃないぞ。明らかに敵意丸出しだっただろ? 「タママ君、特に用事がないなら―――」 「……カジオー」 「……?」 「……本当は、カジオーはボクたちのことなんてどうでもいいって思ってますよねえ?」 いきなりの、図星。しかし、それくらいは予想の範囲内だ。 あれだけ睨まれていたのだ、その程度疑われていても何の不思議もない。 「……あんたはそう思うのか?」 「……ボクには分かるんですよお、同族って言うんですかねえ、ニコニコ笑ってても腹の底で黒いもの抱えてる奴ってえのはねえ……」 おい、まさか、これは……。 「……つまり、タママ君は、俺は本当は皆を騙している、そう言いたいのか?」 もしや―――本当に本物の、直感だけで生きている生物なのか? 眩暈がした。 「そうでないなら、サッキ―のものを盗む必要はないですよねえ?」 ……見られていた、か。あの状態で気付くとは思わなかったが―――これも勘なのか?その可能性は大いに高そうだ。 知略の欠片もなさそうな理由だが―――逆に、それがものすごく厄介だ。 単純明快で酷くあからさまな態度でありながら、その言葉は紛れもない心理を付き、冷静な大人を困惑させる―――そう、子供。 見た目と同様に、このタママというカエル星人は、子供なのだ。 アスカの顔が頭をよぎる。あの少女は、何を思ってケロロやタママに攻撃を加えたのか。 こんな場所に連れて来られ疑心暗鬼に陥るのは理解できるが、俺にまで思いっきりやってくれるとは思わなかった。 ……知り難い。子供の考え、ってやつは。 「……盗む?何のことだ?」 とぼけて見せるが、タママはごまかされてはくれなかった。 「嘘つけですう!ボクは、この目でちゃんと―――!」 「証拠は?」 うっ、とタママが一瞬言葉に詰まるが、負けじと気迫で押し返す。 「ボクの直感とこの目ですう!」 ……こりゃあ駄目だ。話にもなりやしない。 「……ディパックを見せてほしいですう」 「駄目だな」 タママが瞳を見開く。 「それは後ろめたいことがあるからですかあ?」 ……ない訳ではないが。 「……違う。あんたには証拠はない。それは逆に言えば、俺が何を持っていてもそれを『自分はこれを盗んでいるのを見た!』と主張できるってことだろう?俺が仮に武器を持っていたとして、それをあんたの一方的な感情から取り上げられちゃたまったものじゃない」 まだ、カプセルはごまかしようがある。もしもの時のことを考えて紙は捨てておいた。問題は、カップの底に隠してある銃の方だろう。 あからさまに見えないよう偽装してあるという時点で、もし知られたら疑いの目を向けられることは確実。 「……そんなこと言っていいんですかあ?」 俺の口元がひきつる。 「……さっきの女みたいに、痛い目あいたいんですう?」 さっきの女―――アスカ、か。いや、お断りだ。謹んで辞退しよう。 「……脅すようなことを言っていいのか?サツキちゃんが可哀相だろう」 タママにとって、サツキは泣き所のはずだ。俺にとってはただの目の上のたんこぶでしかないんだがな。 「……カジオーに騙されている方がもっともおっと可哀相ですう」 「はは、違いない―――それが本当ならな」 再び落ちる、沈黙。 タママが明らかに何かに耐えているのは、すぐに分かった。 表情で容易に分かる―――怒りだ。おそらく俺に今すぐにでも飛びかかって怪我でも負わせたいのだろうが。 「……まあ、とりあえず仲良くしないか?何はともかく、俺もあんたも皆と協力してやっていきたいのは一緒だろう?」 時計を見る。11時50分―――放送まであと少しだ。 副司令達には放送までには元に戻ると言っていた。早いうちに蹴りをつけないとな。 「……」 「……俺のことをすぐに分かってくれとは言わない。ただ、せめて協力し合っていこうぜ。俺たちは全員、こんな殺し合いに巻き込まれた被害者なんだからな」 タママの瞳が動くのを、確認して。 「サツキちゃんに言ったことを責めているなら、謝罪する。悪かったな。悪気はなかったんだ。……だがあんただって、サツキちゃんみたいな弱者を―――」 そう、悪気などあるはずがない。ただ正論を述べただけなのだから。 俺が全ての言葉を紡ぐより早く……タママの拳が俺の体を弾き飛ばしていた。 「ぐっ……!」 咄嗟のことに体がついていかない。 二人になった以上危惧していたはずだ。暴力に訴えられることを。 どうやら俺は―――失言をしちまったらしい。 それがどこかも何となく分かっていたのに、俺は何をやってるんだ? 「……違うですう……」 壁に叩きつけられる。背中を鋭い痛みが走るが、意識はある。 しかしタママはそれでも動きを止めず、上半身を起こした俺の喉元に手をかける。 気づいてはいた。だが、怪我人の俺が人間以上の運動能力を持つこいつに反応速度で勝てる訳がない。 ぎり、とタママの小柄な手が俺の声帯の震えを妨げる。強い力で喉元を抑えつけられているからだ。 壁面に背中が押し付けられ、みしりという音がした。 「……っ……」 「サッキ―は……サッキ―は……弱くなんかないですう!」 やはり、地雷も想像通りの内容。 駆ける痛み。しかも二か所からのダブルパンチ。 「……サッキーは強い……それを分かってないカジオーは、ダメダメですう……」 「……っい、いいのか……?俺に危害を加えて……」 ようやく声を絞り出す。……くそ、だから嫌だったんだ、タママと二人になるのは。 俺はただ生き残りたいだけ、それだけでこんな生きるか死ぬかの賭けなんてさせられてたまるか。 「俺は無罪かもしれないんだぞ?」 食い込む拳。 「安心しろですう。殺しはしませんですよお。傷が残らないように、僕が手加減して本当のことを吐かせてやるですよ」 にやりと笑うその顔は、……紛れもない腹黒い人間、否カエルが見せるそれ。 「それに―――無罪かどうかは今から調べればいいですう」 冗談じゃない……どこまで本気か知らないが……。 ディパックにそっと手を伸ばしたが―――それも後ろ足で蹴り飛ばされる。 打つ手なし、か? 「……さあ、まずはディパックの中を見せてもらうとしますかねえ……」 タママはそう言って俺からわずかにその小柄な身体を離すと、俺のディパックに手を伸ばし――― その時。 俺の背中が、―――浮いた。 「……な?」 壁に背中を押しつけられているならば絶対に感じるはずのない、加速度。 ―――……冗談だろ!? 俺は瞬間的に悟った。 そう、壁が―――抜けている?馬鹿な。 そう考えている間にも、俺の体は重力に従い落下していく。 「……はあっ!?なっ……なんですう……?」 タママは素早く俺から小柄な体をひきはがし、後ろに飛びのく。 俺も体制を立て直したい、のはやまやまだったが―――全身を刺すような痛みに上手く対処できず、そのまま一枚の壁と共に床に叩きつけられた。 「……っ」 わずかの間意識が飛ぶが、すぐに視界が戻ってきた。俺は傷口が開かないようにそっと立ち上がり、みっともない姿を曝させてくれた張本人を見据えた。 そして。 「……何だこりゃ」 俺は、わが目を疑ったさ。 何故だって?だってそこには、―――あっさりと外れた壁の先には―――もう一つ、真っ暗でこじんまりとした一室があり、床には謎の紋様が書かれていたんだからな。 ☆ ボク自身、どうしてあんなに感情的になったのかよく分からない。 一応、サッキーや軍曹さんに迷惑はかけないようにって我慢はしていたつもりだったんですけどぉ…… いえ、本当は分かっているですぅ。 サッキ―は、弱者なんかじゃない。 カジオーのサッキ―へのその言葉に、ボクは頭に血が上り、気付いたらカジオーを締め上げていたんですぅ。 違う。サッキ―は、サッキ―は弱者なんかじゃない、そう言い切れるですぅ。 だってサッキ―は、ボクを許してくれた。 酷いことをされたり、大切なものを奪われたりしたら、許せないのは当たり前。 ボクも、軍曹さんを奪おうとするあの女を許せませんからぁ……それと同じ。 ましてや、ボクはサッキーを傷つけた。サッキーはボクを見放しても仕方がなかった。なのに――― サッキ―は、ボクを許してくれた。 「ありがとう」って、ボクを抱きしめてくれた。 そんなサッキ―は、弱くなんてない。 そりゃあ力はボクの方がずうっと上ですけどぉ、でも、サッキーは絶対に弱い人間なんかじゃない。 サッキーは確かに、何の力もない女の子かもしれないですぅ。でも、カジオーからだけは、サッキーが弱いなんて言わせない。 それが分からないカジオーは、サッキーのことを見てなんかいないですぅ。 ―――そうですぅ、本当はボクだって、人のことを責められる立場じゃない。 ボクだってフッキ―に出会った頃は、こう思っていたはずですぅ。 『足手まといをわざわざ抱え込むなんて、あんまり気が進まない』 だから、ボクはカジオーの言葉を、本当は間違っているとは思っていない。 だけれど、だからこそ―――こいつを許すわけにはいかないんですよぉ。 ボクや軍曹さんやサッキ―やフッキ―を利用しようとしているカジオーは! でも、カジオーを傷つけるのはまだ、早い。 それを、サッキーや軍曹さんはよく思わないと思いますからぁ。 だから―――あくまでボクがかるうく、調べてみるですぅ。 ……ボクには理由がない、と言ってごまかしてますがぁ、それでも頑なに見せないってことは何かあるに違いないからですぅ。 もうボクは、今更信頼なんてできないんですよぉ! でも……げひゃひゃひゃひゃひゃ!こうなったからにはもうボクにぼこられるしかカジオーに道はないぜぇ! 「……さあ、まずはディパックの中を見せてもらうとしますかねえ……」 ボクはけたけたと笑い、カジオーが何を隠しているのかを調べようとした。 ……したん、ですけどぉ。 ボクだってまさか考えにも入れてなかったんですよぉ! 突然、カジオーの背後がかぱっと開けるなんて。 「……はあい?ですぅ……」 壁が外れている、ボクはそう理解してカジオーから離れる。 カジオーは逃げようとしていたみたいでしたが、できずに頭を打っていたみたいですぅ。ざまあ! 「……っ、おいおい……」 でも、ボクはすぐにそんなことも言っていられなくなった。 その壁の向こうには、部屋みたいな場所があって、そこにぐちゃぐちゃした模様みたいなのが書かれていたんですぅ。 「……何だこりゃ」 カジオーが思わず零すのも、癪だが納得できた。 「……何ですかあ?」 突然部屋の中から姿を現した新たな部屋の存在にしばらくぽかあんとしていましたが、―――はっとボクは自分のすることを思い出しました。 そうだ、ボクはこんなものに気を取られている場合じゃないんですぅ。今のうちにカジオーのディパックを調べて…… ああ、ボクったら何て冷静なんですかねぇ!軍曹さん褒めて褒めて! カジオーの様子をそっと窺うと―――カジオーはその部屋の前で座り込み、じっと白で書かれたその変な模様を眺めていた。 「……地上絵、か?」 そして呟く。 「タママ君はこの紋様に心当たりは?」 カジオーに問われて、ボクはかなりムカっときた。 無視してもよかったかもしれないですけどぉ……でもボクだって、何でこんなものが普通の民家にあったのか気になるですしぃ。 ボクはじっとその模様を見る。……うーん、ケロン星ではこんな変なぐにゃぐにゃした絵は見たことないですぅ。 「……ないですぅ」 「そうか……あんたみたいな宇宙人なら心当たりがあると思ったんだがな」 さっきまでボクにぼこぼこにされかけていたであろうとは到底思えないくらいの落ち着きっぷり。……そんなところも実に腹立たしいですぅ。 そっとボクはほったらかされたカジオーのディパックに手を伸ばす。そして掴みかけて、 「タママ君、ちょっと手伝ってくれないか」 カジオーの言葉に、ボクは顔をあげる。……最低のタイミングですぅ。 こいつ絶対、図っていたなあ……! 見るとカジオーは、いつの間にかその部屋の中に足を踏み入れていた。 「……お前の言うことなんて絶対に聞かないですぅ」 「これがもしかしたら主催者の残したキーワードの可能性があってもか?」 「……な……」 カジオーの言葉に、ぴくりとボクの動きが止まる。 色々あったけど、結局ボクは早いとこモモッチ達のところに軍曹さんと一緒に戻りたいんですからね、気になるってもんですよぉ。 「……ボクを罠にかけるつもりなら騙されませんですぅ」 「俺のさっきの驚きようが演技に見えたか?」 あくまで飄々と答え、カジオーは顎を手で触る。 「……もちろん、主催者のメッセージ、ってのはただの憶測だ。だが、こんな妙なところに隠されていたとなると、俺たちみたいな参加者が自主的に隠したものではないだろうな。そうすると、あのお嬢ちゃんと男が用意したものである可能性が高い」 そして、カジオーは話す。相変わらず信じることなんてできなかったですけどぉ……。 腹立たしいですが、この場ではボクよりカジオーの方が賢いですぅ。 「……同時に、こんなところに隠してあったってことは、罠の類じゃないだろう。罠ならもっとうまく引っ掛かりやすそうなところに仕掛けるだろうからな。となると、残りは……」 「だ、脱出装置!?」 それは凄いですう!本当なら元の地球に帰れるですよぉ! そんなものがあるならすぐにでも…… 「そこまで上手くはいかないだろうが……何かの働きを持っている可能性は高いな」 ……ちっ、カジオーの言葉に期待したボクが馬鹿だったですぅ。 カジオーははあ、と小さくため息を漏らした。 そして辺りを窺うように窓の外に視線を向ける。 「……調べてみるか」 そう言ってカジオーは部屋の中に足を踏み入れる。ボクはどうしようかすごく迷いましたが、カジオーが何か仕掛けるかもしれないですよねぇ。 ボクにはカジオーが何かしないか見張る義務があるですぅ。さっきのでボクが簡単にカジオーをぼこぼこにできることは身をもって体験したでしょうしぃ、そんなに無茶はさすがにしないですよねぇ? だからボクはカジオーに続いて、その謎の場所に押し入った。―――決して離さないように、カジオーのディパックも一緒に握り締めたまま。 「…………うあ……」 そこは本当に真っ暗で、床に書きなぐられた変な模様のみが白く浮かび上がって見えて―――すごく……不気味ですぅ……。 別に怖くなんてないですけどぉ。 「……この手のものが意味することと言えば……どうなってる?」 カジオーは何かをぶつぶつ呟きながらその白線に軽く触れて。 ―――光が走った。 「!?」 「……はっ……!?」 ボクとカジオーの足元から、突然黄色いシャワーみたいに光が湧き出てきた。 引き込まれるような気分、ですぅ。 これは、何だか、タイムトラベルの時みたいな…… 「……くそ、罠か!?」 多分違う、ボクはそう思ったけどカジオーには教えてやるもんかと口を噤む。 ―――『力』の、匂い。 少なくともボクが感じたことのある力じゃないですけど、何かある。 攻撃的な感じはしない。 これは、主催者とかいうあの暗そうな女と冴えなそうな男の仕業ですかぁ? そんなことを考えているうちにいつの間にか――― ボクの意識は途絶えていた。 ※ 夢を見た。 初めは俺の死ぬ直前の光景かと思ったのだが、どうやら違ったらしい。 思い返せば学生時代―――葛城や赤木とつるんでいた時のことだ。 どうして今更そんな頃のことを、と思ったが、だいたい理由ははっきりしていた。 おそらくその当時が、俺がもっとも自由に生きていたからだろう。 若いっていいな。いいことだ。 それでふと、思う。 もし俺が、まだシンジ君やアスカくらいの年齢だったら、この場でもっと清らかに生きられたのだろうか。 高町なのはのように、ケロロのように、人を守ることに必死になれたのだろうか。 まあそんなこと―――今更汚い大人の俺が知ったところでどうにもならないんだけどな。 「……っ……」 俺は、目を覚ました。 そうだ、つい先ほど、光に呑まれるように――― 何だったんだ、あれは? 我に返り、体を起こす。 全身が悲鳴を上げる。左腕が痛み故持ち上がらない。……アスカからの怪我のせいで、どうやら疲れきっているらしい。 こんなんじゃ生き残れない。……くそ。 こうなったら本当にアスカに、全ての責任を押し付けておかないと…… 俺はタママの様子を伺おうと、視線を右にずらして 「……」 さて、これはどう反応すればいいのか。 副司令から宇宙人の話を聞いた時と同じくらい、今の俺は動揺している。 「……冗談だろ」 どうして、森の中なんだ? いや、落ち着け。こんなの、使徒やエヴァに比べればずっと現実的だ。ただ俺の感覚がマヒしているだけだ。 背後に視線をやる。先の方に広がるわずかな茶色。……砂、か? ディパックから地図を取り出す。それによると、I-07地区周辺には砂漠が広がっているらしい。……砂漠? I、だって? 時計に視線を落とす。……11時58分。放送まであと何分だってんだ。 おい、これじゃあ、どう考えても…… 「……カジオー」 名前を呼ばれる。タママだろう。 俺に敵意剥き出しだった数分前とは違い、ぽかんとしている。 「ここは、どこですかぁ?」 「……I-07……辺りだと思うが……確証はない。……なんだってこんなところに……」 「……ええ!?それじゃあ軍曹さんたちと……」 皆まで言わずとも、そんなことは理解できる。 さて、問題はどうやってここに来たか、だ。 ……どうして、こんなことになっちまったんだか。 しかも、……どうやら、俺の荷物もタママに奪われちまったらしい。迂闊だった。 俺は自分の計画が瓦解しつつあることを悟り、深々と溜息を吐いた。 時系列順で読む Back っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(前編) Next のこされるもの 投下順で読む Back っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(前編) Next のこされるもの っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(前編) ケロロ軍曹 のこされるもの 冬月コウゾウ 草壁サツキ タママ二等兵 加持リョウジ
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ヤツらは、どこまでも追いかけてくる。 それこそ、このポイーンを埋め尽くすほど走り、駆けずり回った。 でも、ヤツらは追いかけてくる。 俺達は悪魔軍じゃないってのに。 マハラは、付いてきてくれている。今まであったことも、全て話してある。 ――――突然マハラが口を開いた。 マハラ「空間を移動するからだめなんじゃないですか?」 シエロ「・・というと?」 マハラ「だってシエロさんは未来から来たんですよね?ってことは、まだタイムマシンは放置してあるんでしょ?」 シエロ「ああ、噴水広場の奥、手入れされてないあそこにおいてある」 マハラ「空間じゃなくて、時間を移動すればいい」 シエロ「それは危険だ。何を引き起こすのかわからない」 マハラ「でももう逃げ場はない」 シエロ「・・・そうだな。仕方ないかもな」 マハラ「じゃあ決定ですね」 逃亡劇から3日が経った。日記や食糧、ブラックホール製造器はアイテムストックに持ち込んである。 マハラの予想外の言葉で、俺達はタイムマシンに乗り込んだ。 時間は適当に入力した。どこに飛んだかはわからない。 とにかく、未来に逃げた。 未来に逃げても、『指名手配』が解除されていなければ意味がない。しかし、未来が変動したのかは確かめる必要がある。 ふっと記憶が傾いた。タイムトラベルが始まったときの現象だ。 それはすぐに、眠気へと変わる――― XX10/10/5 ⇒ YX10/10/5 ―――どうやら、あの時代からさらに1000年が経ったらしい。元俺がいた時間軸から見ると1000年前で、マハラから見ると1000年後。 XX10年10月5日から、YX10年10月5日へのタイムトラベルを果たした。 日記は、マハラと俺で交互につける事が決定した。 そして、この時代に来て一週間が経過したある日のことだ。 ???「・・・シエロ君、かな?」 見知らぬ機体に出会った。搭乗機は俺と同じ。少し俺より老けているようだった。 ???「君を―――」 シエロ「逮捕しに来たか?」 ???「違う。君を探していた。これを渡すためにな」 7桁の数字。一桁目の後には小数点があった。表示されている数字は、5.024682。 ???「これは、世界線変動率・・・ダイバージェンスメーターだ。ここに表示されている数値は、ある一定の箇所を基準として、そこからどのくらい変動しているか。それを示している」 シエロ「もしかして未来から来たのか?」 ???「さあどうだろうね。君と同じ観測者、とだけ言っておこう」 ???「これを持っていてくれ。いずれ必要になる時が来る」 そう告げると、俺と同じ機体はブーストを吹かして去っていった。 いったい誰だったんだ・・・このメーターは、どうすれば・・・ マハラ「彼も言っていたことですし、暫く持っておきましょう」 シエロ「まあ、持っていて困るようなことでもなかろう」 マハラ「何かの役に立つかもしれませんし」 シエロ「このことは日記に書きとめておくべきかもな」 いずれ必要になるのだ。持っていてもいいだろう。 このメーターが、 世界の重要な分岐点だと、 考える余裕は、 なかったのかもしれない。 疑心暗鬼のダイバージェンス Fin.
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っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(前編) ◆h6KpN01cDg ☆ ……あの男の化けの皮を剥いでやるですぅ。 カジオーは支給品を何食わぬ顔で盗んでいました。見逃すはずありませんですぅ。 フッキ―が信じてくれないなら……軍曹さんに教えるべきですかねぇ。 フッキ―はカジオーと元の世界からの知り合い……疑いたくないのは分かるですぅ。ボクだって軍曹さんが隠れて悪いことをやっている、なんて言われても信用しないですから。 でも――― 発言からして、カジオーが一番邪魔に思っているのは間違いなくサッキーですぅ。ボクは……僕はサッキーを守るです。……絶対に。 ボクはフッキーより前を歩き、カジオーとサッキーと軍曹さんが残っている部屋に一足先に戻る。 いくら軍曹さんがいるとは言え、カジオーにサッキーを任せてなんておけないですぅ。 「……」 ボクが部屋に入ると、カジオーはサッキーに視線をくれていた。薄く笑いながら。 でも、カジオーはすぐにボクの姿に気づき、実に自然な動作でサッキーから目線をそらし、ボクと後ろから入ってきたフッキーに声をかけた。 ……こいつ、絶対何か企んでいたに違いないですぅ! 「お疲れ様です、副司令。タママ君。俺も手伝えりゃよかったんだけど……」 ふん、騙されないですよ。ボクはサッキーの様子をうかがった。 ……よかったですぅ、とりあえず今のところは異常はない、ですねぇ。 まあ軍曹さんがいましたから大丈夫だろうと思ってはいたですがぁ…… 「結構ですぅ。ボクとフッキーだけで十分、カジオーの出る幕なんてないですぅ」 「はは、手厳しいな」 思いっきり睨みつけてやったのに、へらへら笑っているばかり。……本当に腹の立つ男ですぅ。 臭い、臭すぎる……ボクと同じ匂いがするんですぅ。 僕が黒い気持ちを抑えて笑う時の顔―――それと同じなんですぅ。 「……サッキーに酷いことを言ったんだから自業自得ですぅ」 「……タママ、口を慎むであります。加持殿は我々の仲間でありますよ」 愛する軍曹さんの言葉に、ボクはぴくりと反応する。 叫びだしたくなるのをぐっとこらえて、そりゃもう思いっきり右手を握りしめる。 軍曹さん、騙されてますですぅ!こいつは、カジオーは危ない奴で――― 「いや、俺はサツキちゃんを足手まといだと言ったつもりはなかったが……そう捉えられてもおかしくない発言をしたのは事実だ。タママ君が怒るのも無理はない」 「いえ、そのようなことはないでありますよ!些細な誤解というのはどこでもあることでありますから……それに、加持殿のように立派な方がサツキ殿を足手まといだなんて思う訳ないと吾輩は存じております!」 ……軍曹さんはあてにならないかもしれない、ボクは悟った。 そう言えば軍曹さんはどうしようもないお人好しだったですぅ。そんなところも大好きではあるんですけどぉ……軍曹さんは、すっかりカジオーを信頼しきっているみたいですぅ。 ここでボクがカジオーを責めれば、軍曹さんはボクを責める……いや、軍曹さんは元々ボクの仲間なんですからぁ、フッキ―がカジオーを悪く思いたくないみたいに軍曹さんもきっとボクのことを……いや、今の軍曹さんの様子じゃあ、どうなるか…… 軍曹さんにサッキーの支給品について聞きたかったんですけど、これじゃああまりあてになりませんねぇ。 「そうでもないさ。俺にだって後ろ暗いことの一つや二つある」 「それは誰でもそうでありますよ。我輩も……まあずっと忘れてたけど……本来は加持殿や冬月殿のような方々を滅ぼす活動をしている訳でして……」 「でも今の君には友達がいるんだろう?それならいいじゃないか」 何やってるんですか軍曹さぁん!そいつを信用しちゃだめですよぅ! 「……すまなかった、タママ君。誓って言おう、俺は誰かを切り捨てたり利用したりするつもりはない。信じてくれ」 カジオーはボクにそんな言葉を言って、微笑みかける。 怒りで背中がぞくぞくするですぅ……この身の毛のよだつ感じ……ああああああ、この、嘘吐きが! なあにが『信じてくれ』だこの腹黒男!てめえが信じられないようなことをするからだろうが! ……そう、ボクだって分かっているんですぅ。 サッキ―はボクを信じるって言ってくれたけど、本当は―――それはすごく難しいことだってことくらいは。 「……タママ君」 名前を呼ばれ、はっとする。フッキーに声をかけられなければ、ボクはずっとカジオーを睨み続けていたかもしれない。 「……仲間は、信じるものだよ」 フッキ―はボクだけに聞こえるくらいの小さな声で、そう言う。 その言葉はもう三回も聞いた。聞き飽きた。フッキ―が優しい人だってことは分かっていますけどぉ…… 「……」 ボクはフッキ―には何も返さずに、カジオーを見る。 ―――怪しい。怪しすぎるですぅ……。 あの女をけしかけたくせに、素知らぬ顔をしているなんて、全くなんて腹黒い男ですぅ…… フッキ―や軍曹さんがカジオーを疑わなくても、僕だけは絶対に信じてやらないですぅ。 絶対に、化けの皮を剥いでやらぁ! そう、そのためにはまず、サッキ―のディパックの中身を知る必要があるですぅ。 ボクはカジオーから視線を外し、軍曹さんを横目で見る。 軍曹さんは眠っているサッキーの額の汗を拭っていた。 サッキー本人は眠っている。 そして、今度はカジオーとフッキーに。二人はやや部屋の隅で何か話していた。…… ボクには聞こえないですぅ。 ―――今なら、いける。 ボクはそう判断し、そっと軍曹さんに近づいた。 「軍曹さぁん」 お、今のボクはかなり可愛いかもしれない。 「……何でありますか?タママ」 軍曹さんの声には、用心の欠片もない。 ……カジオーが危ないことを考えているなんて、思いもしてなさそうですぅ。 軍曹さんに顔をよせ、問う。 「……サッキ―の支給品って、何だったんですかぁ?」 「サツキ殿の支給品?何でそんなことを聞くのでありますか?」 「いやあ、さっき変な虫が出てきたですよねぇ?それで、他に何か役に立つものがあるのかなあと思ったんですぅ」 「ゲロゲロリ……ふうむ、吾輩が見たのは拡声器くらいでありますよ」 「他には何かなかったですかぁ?」 ボクはすぐに尋ねる。 「……そこまでは確認していないでありますよ、タママが気になるなら今調べても―――」 「いえいえいえいえ!結構ですぅ、大丈夫ですぅ」 今ここで調べられたら、カジオーに探っていることがばれてしまうかもしれませんからねぇ。 ……ちっ、軍曹さんも把握していないとなると、ボクと出会った時気絶していたサッキ―は間違いなく中身を知らないに違いないですぅ。 例えカジオーがものを盗んでいたとしても、ボクにはそれを証明する手立てがない……。 てめえ、サッキーに何かしやがったらただじゃおかねえですよぉ! 今すぐにでも殴りかかりたくなる衝動を抑え、ボクはカジオーをじっと監視する。 すると突然、カジオーは僕に視線を向け、……妙なことを言い出しやがったんですぅ。 そりゃあもう、ボクの怒りが一瞬にして沸騰するくらいの。 ※ ―――タママとかいうカエル星人が、いやに自分に突っかかってくる。 それは、俺が草壁サツキのディパックから毒を拝借した辺りから感じ取っていた。 明確に俺に攻撃をしてくる訳ではない。ないのだが、時折隙を見ては俺を睨みつけてきたり、俺に反発してみせたり。 ……ばれた、のか?俺のしたことが。 ひやりとする。軽率な行動だっただろうか? あのタイミングで彼が俺のことを見ていたとは考えにくいが、『彼が人間より勘が鋭い』、だとかそんな可能性だって考えられたのだ。 ……それともただ、うっかり本音を零してしまった俺が気に入らないだけだろうか。 どうしてあんなことを言ってしまったのか分からない。焦っていた、それは認める。自らの手を塞いでまで何もできない彼女を救わなければならないことへのいらだちもあっただろう。 さっきから凡ミスを繰り返している気がする……ちっ、煙草がないから思考が鈍っているのか? 何にせよ―――今行動に移すのは困難を極める。 俺に対する負の感情を隠し切れていないところを見るに、俺や副司令に比べれば頭脳の方は残念みたいだが……逆にそのような奴の方が厄介でもある。 先ほどのアスカに対する攻撃。……聞いてはいたが、本当にすごい力だ。タママと揉め事を起こしてあんなものを食らったら、俺はあっさりと死んでしまうだろう。 幸い、今の自分は信頼を得ている。タママは保留として、ケロロとサツキに関しては問題ないだろう。俺のことを全面的に信用している。副司令も今のところ俺を疑っている様子も、何か行動を起こす気配もない。役立たず、だ。 腕の痛みに一瞬意識が飛ぶが、いやまだだ、と頭を振った。 ―――そう、今の一番の問題はタママ。 俺の杞憂であれば一番いいんだが、そうでない可能性もある以上なんとかしておきたい。 だから、俺は提案しようと思っていた。 彼が俺に敵意を向ける理由があるなら、今のうちに解決しておきたい。……そうしないと、ここでは生き残れないからな。 タママは強い。味方につけておいた方がずっといいだろう。 「……加持君」 タママに話を持ちかけようとしていたところで、タイミング悪く副司令に声をかけられた。動揺は見せず、あくまで冷静な声で答える。 ちらとタママに視線を向けると、奴もどうやらケロロと話しているらしい。……こちらにはどうでもいいことだが。 「何です?」 「……いや、あまりこんなことは聞きたくないのだがね」 ……?副司令の戸惑うような態度に、俺は首を傾げた。 言うか言わざるべきか、迷っているようにも見える。 「……副司令?」 「加持君、……君は、我々の味方かね?」 妙なことを聞く、そう思った。 してくれるも何も、今現在味方中じゃないか。 ―――まあ、あと何回の放送を超すまでかは不明だが。 「何言ってるんですか、もちろんですよ、副司令」 俺の答えにも、副司令の表情はすぐれない。 ……何だ?まさか、疑われているのか? わざわざ仲間を庇ってみせた今の俺を疑うなんて―――いや、俺の正体を知っている副司令なら、あるいは。 「……いや、すまない、そうだな、それなら構わない。妙なことを聞いて申し訳ない」 「いえいえ、俺は構わないですよ」 顔では笑いながら、俺は着々と思考を展開する。 ―――探られている? やはり、副司令は侮れない。まだ安心はできそうにない。 そして副司令も完全に俺を信じきっていない以上、一刻も早くタママとの関係は改善しておくべきだ。 ―――それに、まさかとは思うが…… タママと副司令は俺と出会う前からこの場で出会っていた。まさかその時から俺を疑うよう説明していた?……考えにくいが、100%無いとも言えない。 何はともあれ、今は、タママだ。 タママとの信頼を築ければ、自然と副司令も俺への疑いを薄めるだろう。 だから俺は、話し終わったらしいタママに、ゆっくりと提案した。 「タママ君、何か俺に言いたいことがあるんじゃないのかい?」 その時の奴の顔と来たら―――そりゃあもう、笑えるくらいだった。 目を血走らせ、まるで親の仇を見るような、恐ろしい形相だったんだから。 「……カジオー……」 「何か誤解があるのかもしれない。俺にできる限りは弁解も謝罪もさせてもらう。どうだい?何か不満があるなら話してくれないか?」 何を怒っているのかは(心当たりはあるが)見当もつかない。それならいっそ、俺が上手く丸め込んでしまえばいい。 上司であるケロロの様子を見ているに、所詮人間より単細胞な生命体の姿をした生き物、説得するのにそう骨は折れないのではないだろうか。 向こうが逆切れして襲いかかってくるという可能性もなくはないが―――さっきの様子を見ていると、タママはサツキに対してはやや甘い。 彼女の傍で、一応は『仲間』である俺を傷つけようとはしないのではないか。 ……まあ、所詮宇宙人だ、人間様とは価値観が違うのかもしれないが。なんて、仲間を裏切ろうとしている俺が言えた義理じゃないが。 「……加持殿、申し訳ないであります、タママが―――」 「いや、俺も彼と話をしてみたかったところだ。どうだろう?」 タママは俺をひたすら睨み続けていたが―――後ろのサツキが不安そうな顔をしているのを見て、小さく頷いた。 「……ボクは、構いませんけどお……」 そう、こいつに断る理由などないはずだ。 奴の上司もいるこの場では、タママも仲間と険悪な雰囲気になりたくはないと思っているだろう。そうなれば彼の憎悪の対象である俺に直接話した方が皆の気を荒立てなくて済む、それも分からないほどの馬鹿ではないと思いたい。 それに、一般人の俺よりタママの方が強いのは明白。俺がタママに殺されることはあっても、タママが俺に殺されることなどありえない。仮に俺がマシンガンを握っていたとしても、タママのタママインパクトとやらがあれば一瞬で消し墨になることだろうし。 ―――まあ、もちろんそれは、頭を使わなければ、の話なんだがな。 「そうか、じゃあ決まりだ」 「……ただあ、一つ条件があるんですけどお」 やや表情が落ち着いたらしく、声は小さい。しかし、相変わらず瞳だけは絶え間なくこちらを冷やかに睨みつけていたのだが。 ―――……変更。骨が折れるかもしれない。 タママが俺に抱いているらしき敵意とやらはどこから来ているのか。あまり考えたくなかった。 条件、だと?何か、嫌な感じがした。 「……何だい?聞くから」 「……フッキ―Ⅱと軍曹さんとサッキ―には、席を外してほしいですう」 背筋が、わずかに凍る。 二人?いや、確かにその可能性は十分あった。 しかし、まさか本当に言い出すとは思いもしなかった。 「三人には先に公民館へ向かってもらいたいですう。ボクとカジオーが二人で話をつけるですからあ。放送までには必ず戻りますう」 この、カエル……何を考えている? 俺とタイマンで話をつけたいのなら、ただ部屋を離れるだけで構わないはずだ。それを、わざわざ公民館に向かえ、後で行くから、だと? ―――俺を殺すつもりか? そんな軽率な行動はさすがにとらないだろうと思っていたのだが―――こいつは俺の思っていた以上にずっと単純なのかもしれない。 ちょっと待て、さすがにお前みたいな危険な奴と二人っきりなんてまっぴらごめんなんだよ。 「……すまない、さすがにそれには賛成しかねるな。何故なら三人は戦力的に―――」 その時、副司令が前に進み出る。 「……しかしタママ君。戦力の分散は危険だ。この場で話はつけられないのかね?それに、サツキ君の体調はまだ完璧とは言えない」 よし、そうだ、副司令。このカエルを説得してやってくれ。 「……ボクはカジオーと二人でお話したいんですう」 俺に向ける視線とは真逆の、マスコット的な愛らしい笑顔を向けるタママ。 ……なんつう猫かぶり……蛙かぶりか?な奴だ。 そしてあいにく俺にはカエルと二人っきりで過ごす趣味はない。美人だったら大歓迎だったんだがな。 「あんたが俺に言いたいことがあるのはよく分かったけど、しかし―――」 このままいけばタママも折れるのではないか、そう思いかけた横から、何とも腹立たしいタママ擁護の言葉が聞こえた。 「……冬月殿、加持殿……タママがああ言っているのであります。聞いてやってほしいでありますよ」 「……ケロロ君、しかし、」 「吾輩には加持殿もタママも特に問題はないように見えるのではありますが……お二方の間で何かあると言うのならば、二人で話をつけた方がいいと思うのでありますよ」 この、カエルが……! 舌打ちを必死で抑え込む。上司なんだから部下の面倒くらいみたらどうだ。 信頼してます、ってか? ネルフではこんな信頼なんてもんは感じ取れなかったがな。 「……サツキ殿は、吾輩と冬月殿で連れていくであります。……まあ大変だと思うけど……でも、タママが言うのだからきっと大切なことなのだと吾輩は思うであります」 「……ぐんそうさん……」 大切?冗談じゃない。早く誰かそんな無謀はやめろと言え。 俺の口からは、そんなことを言える訳がない。―――提案したのは俺だ、ここで俺が酷く抵抗すればそれだけタママは俺への信頼をさらに失くす。ひいては、他の皆も。 あとは副司令が説得してくれればいいが……。 「……分かった」 ……その答えに俺は、本気で頭を抱えた。 ☆ ボクは、カジオーの言葉に目を見開いた。 お互い、話をしよおおおお? 何を考えているんですか、この男……全く理解できんですぅ。 いや、考えろ、KOOLになれタママ二等兵。 軍曹さんの様子を見るんですぅ。僕の軍曹さんは、明らかにカジオーを信じ切っている。 あの女に自分を襲わせた自作自演に、軍曹さんは騙されているんですぅ。 そしてボクはずううううっとカジオーを監視していた……もしかして、それに気付かれた、ですかぁ? ……悪知恵は働く男のようですし、おそらくそうなのですぅ。 だとすれば、カジオーがボクと会話する理由―――それは一つのはずですぅ。 ボクを、利用して最終的に始末するために。 きっと、あんなに優しいサッキーが邪魔なら、ずっと歯向かっているボクはサッキ―のずっと邪魔なはずですぅ。そうなれば、カジオーはきっとボクのことを殺そうとしてくる! 馬鹿にするなですぅ。ボクはそんなに弱くないです―――カジオーにだけは死んだって負けないですよぉ! でも、カジオーはサッキーの支給品を持っている。 もしそれが、ボクでも到底かなわないような強力な武器だったら? ……まさか、ボクがあんな腹黒あんちくしょうに負けるはずなんて……っ! いや、ダメですぅ。油断をしたら、またあの女みたいなカジオーの味方が突然襲ってくる可能性もあるんですからぁ……。 自然に拳に力がこもる。 ボクは、ボクはカジオーにはぜえったい利用されてやらないですぅ! ……気づけば、ボクはあることを口にしていた。 「……フッキ―と軍曹さんとサッキ―には、席を外してほしいですぅ」 そう、ボクには証拠がない。カジオーは悪いことを企んでいる、ボクはそう確信しているんですけどぉ、それはフッキ―やサッキーや軍曹さんには伝わらない。軍曹さんもサッキ―のディパックの中身を知らなかったくらいなんですからねぇ。 多分、こう言う時には、カジオーが何か悪いことを企んでいる『証拠』を見つけることが先決だと思うんですぅ。 でもきっと、カジオーは今までの様子じゃそんなものを見せてくれるはずがない―――それなら、ボクがこの手でカジオーの悪事を暴きだしてやれば――― ボクが命を狙われることにはなりますが、ボクが死ぬわけないですぅ。 あの女と協力して軍曹さんを襲わせたって証拠も、きっと出てくるはずですぅ。……出てこないなら、無理やりにでも聞き出せばいいですしねぇ。 そのためには、カジオーを信頼している軍曹さんやカジオーの仲間であるフッキ―は傍にいない方がいいですぅ。 ……それに、サッキーに、もう傷ついて欲しくもない、ですぅ。 サッキーを見ていると、モモッチを思い出すんですう。 ボクは、モモッチと同じ名前で呼んでくれる優しいサッキーを苦しめたくない。 だからこの場でボクが一人でカジオーの化けの皮を剥いでやるんですぅ! ボクが、負けるはずないですぅ! 「……しかしタママ君。戦力の分散は危険だ。この場で話はつけられないのかね?それに、サツキ君の体調はまだ完璧とは言えない」 ……う。フッキーの言葉に、口ごもる。 そうだ、サッキー……まだ、うまく歩ける状態じゃあないはずですよねぇ……。 でも、だからと言ってここに寝かせておくなんて…… サッキーもカジオーに騙されているとしたら、サッキーはカジオーが痛い目に合ったら辛くなるはずですぅ。だから、サッキーの前では……。 「……冬月殿、加持殿……タママがああ言っているのであります。聞いてやってほしいでありますよ」 ボクの思考を中断させたのは、軍曹さんの言葉。 軍曹、さん……。軍曹さんは、ボクの味方をしてくれるですかぁ……? 「吾輩には加持殿もタママも特に問題はないように見えるのではありますが……お二方の間で何かあると言うのならば、二人で話をつけた方がいいと思うのでありますよ」 いや、違うですぅ。軍曹さんは、カジオーの企みには気づいていない。 多分、ボクがカジオーに冷たい態度を取っているって分かって、そしてそれを解決させようとしてるんですぅ。 ―――サッキーのためにも。 「ぐんそうさん……」 愛しの軍曹さん。そして、優しいサッキ―。 二人を守るために、ボクは何としても、カジオーをしょっぴいてやらなきゃいけないですぅ。……そう、今度こそ決めたですぅ 「……分かった」 ふと、フッキ―がそう口にした。ボクとカジオーはほぼ同じタイミングでフッキーを見る。 「……ケロロ君の言葉に従おう。加持君とタママ君は、ちゃんと話をつけてから公民館に来る。……それでいいかね?」 さっすがフッキ―、よく分かってるですう。 ボクの話したことを考えてくれたんですかねえ? 「ふ、副司令……ご冗談でしょう?危険です、サツキちゃんは怪我人で……」 クールな態度をとっちゃあいますが、カジオー、動揺しているのばればれですぅ。 「大丈夫でありますよ加持殿!吾輩加持殿の優しさと勇気に心打たれました故、加持殿のように立派になれるよう精進するであります。であるからして、ここは大ザクにでも乗った気持ちで吾輩に任せて欲しいのでありますよ!」 どん、と胸を叩く軍曹さん。 「……いや、しかしサツキちゃんは今眠って……」 「……大丈夫です。……歩くくらいなら、何とか」 サッキ―がいつの間にか、椅子から立ち上がろうとしていた。 「さ、サッキー、大丈夫ですか?」 ボクが起こしてしまったんじゃ……。多分、そうですよねえ……ごめんなさいですぅ……。 「うん。……大丈夫。……二人に喧嘩してほしくないから、お願い」 サッキ―は少し暗い顔でそう言い(多分、さっきあの女に襲われたことのショックですよねぇ。カジオー許すまじ!)、フッキ―の肩にもたれかかる。 「……サッキ―……」 「ですから大丈夫でありますよ。……サツキ殿は、吾輩が必ず守るであります」 「……」 カジオーが、沈黙する。 「……ありがとうですぅ、軍曹さん、フッキ―Ⅱ、サッキー……すぐ向かうですから」 ボクの言葉に、サッキーは少しだけ笑ってくれたけど。 それでも、やっぱりどこか、暗い顔をしていた。 ―――こうなったら、後はボクが何とかするしかないですぅ。 ボクは家から出ていく軍曹さんと二人の姿を見ながら、そう誓った。 時系列順で読む Back 少女が見た理想 Next っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(後編) 投下順で読む Back 舌は踊り、血は騒ぐ Next っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(後編) 命の選択を:急 ケロロ軍曹 っていうか、疑心暗鬼で呉越同舟?(後編) 冬月コウゾウ 草壁サツキ タママ二等兵 加持リョウジ
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70 :NPCさん:2011/03/18(金) 14 40 59.83 ID ??? やたら大量の敵を配置したら、PL陣が戦闘を回避して突破する方法を 延々相談しだして困った事があるなあ。 GM権限で 「なら、そうやっている間に戦闘に巻き込まれるから、離脱行動にも 戦闘行動が必要だから戦闘開始するよ」 と言っても 「ちょっと待て、今相談してる所だ」 とGMが何を言おうと、この数相手に戦闘という選択肢はないという態度取られて 戦闘に入るのに相当手間取り、困った事があった。 なんでも、俺のGMとしての力量的にこの数の敵を裁けるとは思えず、 俺がぶっちゃけたにも関わらず、この場面で回避手段なしで本気で戦闘する つもりとは思えなかったなどと後で言われた。 (けっきょくアドリブで敵の中のボス級だけ分散して戦わせた) スレ268
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戻る ちょっとバカっぽい澪もいい(笑) -- (名無しさん) 2010-06-05 22 55 28 黒板しかけられてる で吹いた りっちゃん可愛いよりっちゃん -- (名無しさん) 2010-06-05 23 34 09 なんでこんなに澪は馬鹿キャラが似合っちゃうのだろう? -- (名無しさん) 2010-06-06 15 55 27 澪の最後のひとこと可愛すぎるだろ… -- (名無しさん) 2010-06-08 00 30 32 かっくいーってなんか可愛いなwうん、澪にはこういうのも似合うw -- (名無しさん) 2010-06-11 21 39 40 澪wばかわいいwwww 単細胞ミジンコウンコwwww -- (名無しさん) 2010-06-14 13 49 20 澪ママwww作詞のセンスは遺伝じゃないのかwww -- (名無しさん) 2010-07-05 13 00 34 かっわいー -- (名無しさん) 2010-07-13 01 52 27 かっくいーww -- (名無しさん) 2010-07-13 22 42 50 アホ面白可愛いwwww -- (名無しさん) 2010-07-25 14 11 49 澪の心理描写が可愛すぎていちいちにやにやしてしまう… -- (名無しさん) 2010-08-20 07 32 05 面白い。 -- (通りすがり) 2010-08-20 07 54 26 澪可愛いいいいい -- (名無しさん) 2010-08-20 11 21 10 ノーりっちゃんノーライフ、萌えた -- (名無しさん) 2010-08-30 18 11 48 まじ縞パーンwww -- (名無しさん) 2010-09-08 13 24 50 あああ可愛いいいい -- (名無しさん) 2010-09-08 16 38 53 律澪SSで一番好きかも。 -- (名無しさん) 2010-09-09 01 27 06 よくわかっている -- (名無しさん) 2010-09-09 22 55 18 この澪はいい -- (名無しさん) 2010-09-25 08 04 20 まじ名作 -- (名無しさん) 2010-10-01 00 55 36 アホかwwwカワイイわwwwアホかwwwwww -- (名無しさん) 2010-10-02 01 33 31 オチが素晴らしい -- (sgok) 2010-10-21 00 48 44 GJ!! -- (名無しさん) 2010-10-21 00 56 59 『もしかしたらこれからぼこぼこ時間になるかもしれないのに私の頭の中はふわふわ時間。 だけど律にぼこぼこにされて私の魂がふわふわになったらそれはそれでいいかもしれないな。』 ssで初めて声上げて笑った -- (名無しさん) 2010-10-21 02 24 16 どんだけ被害妄想!しかもウェルカムですか澪しゃん -- (名無しさん) 2010-11-30 10 29 41 なんというアホかわいさ -- (名無しさん) 2010-11-30 14 08 16 黒板本体仕掛けんのかよwww -- (名無しさん) 2010-11-30 15 22 10 何回も読んでるけど飽きないわ。かっくいーに萌えるwww -- (紬士@名無し) 2010-12-11 04 03 47 wwwwwwwwww -- (八百屋) 2010-12-11 14 08 01 誤字だと分かってても黒板しかけるに吹いたww チョークの粉の心配してる場合じゃねえよww -- (名無しさん) 2011-03-25 13 08 09 こいつは最高だ 笑えるし、ラストに迫る程澪の強がりが切なくなるし。ラストの澪のセリフがいいね(´ω`*) お幸せにっ -- (名無しさん) 2011-03-27 21 29 12 ああ黒板消しか普通に気づかなかった。 -- (名無しさん) 2011-04-27 07 58 45 壮大なトラップだなwwww -- (名無しさん) 2011-05-27 22 44 40 こういう澪好きだ -- (青味泥) 2011-07-18 01 21 31 最後のオチにはグッとくるなぁ・・ こういうの好きだわ -- (名無しさん) 2011-09-16 01 11 41 アホな澪かわいすぎてやばいww -- (名無しさん) 2011-10-10 22 03 29 やばい何だこれ可愛過ぎるwwww グルがゲルに見えたのは俺だけでいい -- (名無しさん) 2011-10-11 12 18 25 ほんとにこんなに仲いいから余計に笑けるwww -- (あずにゃん) 2011-10-11 13 07 54 この澪かわいすぎるwww -- (名無しさん) 2011-11-26 23 43 32 澪可愛すぎるwww -- (名無しさん) 2011-12-20 01 51 56 澪可愛いwwwwww -- (名無しさん) 2012-03-27 02 36 15 かっくいーってwww -- (名無しさん) 2012-03-27 04 20 48 黒板しかけられてちゃ危ないってwww チョークの粉まみれじゃなく、血まみれになっちゃうよ。 -- (名無しさん) 2012-03-27 04 26 14 澪ほど天然アホが可愛いキャラもいないと思う -- (名無しさん) 2012-07-20 14 40 15 名言がうまれたなwww全部わかってた、か…w -- (名無しさん) 2012-07-20 19 47 40 最後の全部分かってた、これって仕返しじゃなくて強がりって解釈で良いのかな? -- (名無しさん) 2012-07-20 20 38 51 ばかわいい澪ちゃんは最強、これ常識 -- (名無しさん) 2012-09-14 19 29 17 ばかわいい澪もいいなぁwwww サンジュ系とかなら殺意が沸くのにこっちじゃ今すぐにでも頭なでなでしたい -- (名無しさん) 2013-04-13 20 47 44 かわいいかわいい澪ちゃんかわいい -- (名無しさん) 2014-03-02 15 40 08 なんだこの可愛い生き物… -- (名無しさん) 2017-03-17 01 44 59
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