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part17-92さんの作品です。 キョン「あーあ…この信号長いんだよな………無視しちゃえ!」 メ メ タ ァ キョン「……あれ、ここは学校? Uターンしてきた車にはねられたんだよな… 夢だったか?」 長門「それは違う」 キョン「な、長門!いつの間に!……夢じゃないってことは俺ホントに事故ったのか?」 長門「Exactly (その通りでございます)」 キョン「…じゃ、じゃあここはなんなんだ?あの世か何かか?」 長門「半分は正解 しかし、厳密に言えば違う」 キョン「じゃ、じゃあなんなんだよ…」 長門「いわば生と死の狭間の空間 誰が主なのかはわからない しかしどんな空間かはわかる」 キョン「生と死って……おい、俺死ぬのかよ」 長門「あなた次第 ここを脱出できればあなたは目を覚ます 逆に脱出できなければ死ぬ」 キョン「どうすればいいんだ!どうすれば戻れるんだ!」 長門「…ゲーム」 キョン「ゲーム?FーMEGAかなんかか?」 長門「そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ 簡単に言えば『人を疑うゲーム』」 キョン「人を疑う…?」 長門「これからこの空間には嘘をつく者が現れる それを見破れば脱出できる」 キョン「だ、誰が出てくるんだよ」 長門「あなたがよく知っている人が現れると思う 私が現れたように 進む覚悟ができたらあのドアをくぐって」 キョン「覚悟って…」 長門「…私が話せるのはこれまで じゃあ」 キョン「お、おい待てよ………消えた 一体なんなんだここ… とりあえず、ここで待ってても仕方ないし…進むしかないか!」 ガチャッ 第一話 ~赤い鍵~ 第二話 ~孫子とタバコの煙~
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1 澪律 2010/06/02 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1275479738/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る なんだこの可愛い生き物… -- (名無しさん) 2017-03-17 01 44 59 かわいいかわいい澪ちゃんかわいい -- (名無しさん) 2014-03-02 15 40 08 ばかわいい澪もいいなぁwwww サンジュ系とかなら殺意が沸くのにこっちじゃ今すぐにでも頭なでなでしたい -- (名無しさん) 2013-04-13 20 47 44 ばかわいい澪ちゃんは最強、これ常識 -- (名無しさん) 2012-09-14 19 29 17 最後の全部分かってた、これって仕返しじゃなくて強がりって解釈で良いのかな? -- (名無しさん) 2012-07-20 20 38 51 名言がうまれたなwww全部わかってた、か…w -- (名無しさん) 2012-07-20 19 47 40 澪ほど天然アホが可愛いキャラもいないと思う -- (名無しさん) 2012-07-20 14 40 15 黒板しかけられてちゃ危ないってwww チョークの粉まみれじゃなく、血まみれになっちゃうよ。 -- (名無しさん) 2012-03-27 04 26 14 かっくいーってwww -- (名無しさん) 2012-03-27 04 20 48 澪可愛いwwwwww -- (名無しさん) 2012-03-27 02 36 15
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内争ページが全部消えたのを知らない奴はいないな?
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青装束の丸々と太った男。 その男エビス丸は、ガチャピンを食べた後早速行動を開始しようとする。 「しかし当てもありまへんしなぁ」 だが彼には首輪を外す人物の心当たりも、施設の心当たりも無かった。 こういうことに詳しいだろう物知り爺さんは、生憎ここにはいなかったし、 頼れるゴエモンたちもここにはいない。 自分ひとりだけでなんとかしなくてはならなかった。 「とりあえずこの学校にでもいってみまひょか!」 温泉旅館や寺にそんな施設があるとは思えない。 それに地図を見る限り、他で一番近い建物は学校だ。 そういった理由から学校へ向かうことに決めた。 しかし暫く歩き続けた後主催からの放送が流れ始める。 すぐさま地図を取り出し、メモの用意をする。 「ほに~、思ったより殺し合いが進んでおりますなぁ」 エビス丸は不愉快な放送を聴きながら、そう呟いた。 いかに大泥棒とはいえ、彼は義賊。 自称正義の忍者である彼にとっては、その事実は衝撃的だった。 「禁止エリアはC-3、ここはH-2やから暫くは大丈夫でっしゃろ」 地図の該当するエリアを塗りつぶすと、ザックに入れなおす。 「さて、これ以上の犠牲は止めないとあきまへんな!」 「そこの人」 決意を新たに歩き出そうとした彼に声が掛けられる。 「さぁ、そろそろ行くのでぃす」 「わかったわ……」 最後にヒトラーの墓標に手を合わせると相方であるシマリスの方へ向かう。 なんだかんだいっても私の事を心配してくれているシマリス。 それはこんな環境においては、とても嬉しかった。 碌に友達もいなかった私には、それが打算であっても心強かった。 もし一人きりだったら、人を殺した重みには耐えられなかっただろう。 「さあ、行きましょうシマリス」 だから彼をこれ以上心配させないように、空元気でも元気を出す。 「その調子なのでぃす」 暫く南下していくと青装束の男を発見する。 今のところ彼に気付いた様子は無い。 もちろん私はその男がエビス丸だという事は分かった。 だけど突然名前を読んだら疑心暗鬼に陥るかもしれない。 ちょっとした失敗で変な包囲網なんてできたら溜まったものじゃない。 シマリスに静止の呼びかけをすると、私は声を掛ける。 「そこの人、ちょっといいかな?」 その声に、青装束の男は驚いたように振り向く。 「ほに~、何のようでっしゃろ?」 やはり彼はエビス丸のようだ。 彼の対応は気をつけなくてはいけない。 彼が正義である事は確かだが、前回に惨劇を起こした事は忘れてはならない。 「私は◆6/WWxs9O1s、彼はシマリス。 ちょっと情報交換をしたいんだけど……」 無難に言葉を選ぶ。 「そうでんな、ええでっしゃろ」 こちらは名乗ったのに相手は名乗らない。 でも忍者だし用心深いのも当然かもしれない。 みんなで脱出するためには過敏な疑いはいけない。 「と言ってもたいした情報はないけど、私達はこれこれこう言った経緯でここまで来て今に至るわ」 ヒトラーの事は一応伏せておいた。 彼の事だ、そんな事話したら襲い掛かってくるかもしれない。 「そうでっか、わては首輪を手に入れ―――」 その途端銃声が響き、エビス丸が目の前から走り去る。 「ちょっと、シマリス! なにやってるの!」 「何言ってるのでぃすか、あいつは首輪を持っているのでぃす。 つまり誰かを殺しているのでぃす、危険人物でぃす!」 そう問答している間にも足音は遠ざかっていく。 「正当防衛かもしれないでしょ!?」 私達もそうだった、彼もそうかもしれない。 そう思うのが普通なはずなのに。 「おまえ、そんな考えじゃそのうち殺されるのでぃす。 忘れたのでぃすか? 放送での死者の多さを! お前が思っているより、殺しあっている奴は多いのでぃす!」 そんな……私の考えは間違っていない。 なんでそんな風に考える事ができるの? 怖い……彼が、シマリスが怖い。 もしかしたら私は彼が優勝するためり利用されているんじゃ……? 「でも―――」 「いいから早く追いかけて殺すのでぃす!」 「WAWAWA忘れ物~、うおわぁ!」 途端、何も無いところに扉が現れて、谷口が現れた。 辺りに静寂が満ちる。 「すまん……ごゆっくり~!」 そしてすぐさま去っていく。 同時に扉も消え去る。 一体何だったのだろうか。 いつのまにか足音も聞こえなくなっていた。 「ほんに危ないところだったでんな」 エビス丸は先程の事を思い出していた。 「そこの人、ちょっといいか」 「ほに~?」 赤い服を着た男が突然声を掛けてきた。 どうやら走ってきたのか息切れを起こしている。 「ぼくはスペランカー、殺し合いに乗っている凶悪な参加者を見てしまって…… ツインテールの女の子のとリスの二人組なんだけど、彼らには気をつけたほうがいい」 「いや~、スペランカーはんのいう事を聞いてなかったら命も無かったかもわかりまへんな」 声を掛けてきた人物が、彼のいった特徴の二人だった事から、最大限に警戒していたのが正解だった。 とはいえ銃撃を完全に避ける事は叶わず、腕を負傷してしまったが…… 「スペランカーはんは、大勢の人にこの事実を知らせると言って去ってしまったけど、 彼は一人で大丈夫でっしゃろか?」 ◆6/WWxs9O1sとシマリスと言った強力な力を持つ参加者がいると分かった以上、 どうしても考えが悪い方向へ行ってしまう。 「何個も命があると言ってたから、大丈夫だとは思うてるけど、心配でんなぁ」 「あんな法案、夢かと思ってたけど、やっぱ本当だったんだな」 谷口は逃げるように走りながらも呟く。 心なしか元気が無い。 それも当然だ、なんてったって「早く追いかけて殺すのでぃす!」なんて言っていた。 どう見ても殺し合いに乗っています、本当にありがとうございました。 「あいつらは危険だって、みんなに教えてやんなきゃ」 【一日目 5時00分】 【H-2 住宅街】 【◆6/WWxs9O1s氏@テラカオスロワ書き手】 [状態] 人を殺したことに動揺 かなり疲労 [装備] クルミ4999個、マジックハンド、マシンガン [道具] 支給品一式 [思考] 1 クルミ使いになっていく自分に一抹の不安 2 包囲網とかマジ勘弁 3 マップがループであることを確信したので、南下する 4 シマリスに対し疑心暗鬼 基本 他の書き手勢・対主催と合流したい ※クルミの扱いのレベルが2に上がりました ※unlimited walnut worksを習得しました 【シマリス@ぼのぼの(その他・漫画系)】 [状態] 健康 [装備] ライフル銃 [道具] 支給品一式 [思考] 1 主催者を倒す方法を探る 2 怪しそうな奴は問答無用で射殺 やられる前にやる 3 そろそろ◆6/WWxs9O1s氏の精神的な弱さがウザイ 4 青装束の男は危険人物だ 【エビス丸@がんばれゴエモン】 [状態] ……実はまだ腹八分、腕負傷 [装備] ハエたたき [道具] 支給品×2(食料×1)、ガチャピンの支給品(中は不明)、首輪1個 [思考] 1 味方を集め、主催者を倒して大江戸の時代に戻る 2 腹が減る前に食べ物を確保したい 3 向かってくる敵には容赦しない 4 ◆6/WWxs9O1sとシマリスは危険人物だ 【スペランカー@スペランカー(その他・ゲーム系)】 [状態]残機24、首輪なし [装備]なし [道具]なし [思考] 1 主催を倒す 2 多少死んででも、多くの参加者にツインテールの女の子とリスの危険性を伝える。 ~カオスルート~ 【一日目 13時00分】 【兵庫県 北高】 【谷口@涼宮ハルヒの憂鬱】 [状態]健康、忘れ物 [装備]なし [道具]なし [思考] 1 忘れた支給品を取りに行きたい 2 知り合いにだけでもツインテールの女の子とリスの危険性を伝える。
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81 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 20 17.15 ID 9iHyps2F0 説明をロクにしない 十数年前、学生サークルの新入生時代にされたことがあるな。 システム名は忘れたが、独特なルールにWOL(日本語訳は「幸運の風」とかだった)ってのがあるゲーム。 些細な幸運に助けられる、と云うヒーローポイント的なものなのだが 頼り過ぎると後でしっぺ返しを受ける(規定回数を超えると不運に見舞われる?)との説明があった。 どの位使うとどの程度のペナルティがあるのか説明を求めたのだが、 経験者の先輩方は「知らない方が楽しめるから」と称して一切の説明を拒否。 ルールを所持しているのはGMのみだったのだが、ルールブックを借りて読む事すら禁じられた。 石橋を叩いて渡る性格の私は 「PCを続けるのが不可能なレベルの障害を負ったり、 シナリオ続行が不可能になるレベルの事故に見舞われてはたまらん」 とWOLを一切使わず。 楽しげにWOLを使いまくる先輩を冷めた目で見ていた (この先輩は『自分が楽しければミッションの成否なんか二の次』と云うルーニー気質なので、 「気軽に使っているからにはペナルティは軽いに違いない」と推測するのは危険だと判断した)。 このセッションをまるで楽しめなかったのは言うまでもない。 82 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 22 01.20 ID SlOLfq7b0 81 さすがにそれは邪推が過ぎるだろ。クロちゃんにもなかったっけ? ヒーローポイント温存してどつぼにはまる輩が多いってネタ 83 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 22 53.56 ID yyFsxdMn0 些細な事だけにこだわる奴は、間違い無く幸せを逃しとるなw それなら無いものとして楽しめばいいのに、何故先輩を冷めた目で見たり、 使った先の不幸を気にしたり、そんな意味のないことをしたしw 84 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 33 10.66 ID wkYmdeJ40 お前らちゃんと報告読んでる? どの位使うとどの程度のペナルティがあるのか説明を求めたのだが、 経験者の先輩方は「知らない方が楽しめるから」と称して一切の説明を拒否。 ルールを所持しているのはGMのみだったのだが、ルールブックを借りて読む事すら禁じられた。 85 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 37 16.62 ID SlOLfq7b0 84 それ、GMは知らなくても使用に差し支えないと明言してるようにしか見えんけど しかも規定回数を超えるとって言ってるのに一切使ってないんだぜどう フォローしたらいいんだ?愚痴スレでならゲームが合わなかったんだよで 済むけど、このレベルで先輩かGMいずれかあるいは双方を困あつかい されるんじゃする報告者の方がひどく感じる 86 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 38 06.30 ID V/wtMrDw0 まぁ微妙なラインだ 警戒し過ぎとも思うがあまり先輩を信用できなかったようでもあるし 87 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 41 02.87 ID 2ECIZICu0 経験者の先輩方は「知らない方が楽しめるから」と称して一切の説明を拒否。 こういうこと言い出す人を信用しろとかちょっと無理がないですかね。 あ、規定回数はいくつかって説明はあった? 88 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 43 49.66 ID yyFsxdMn0 84 その説明から「使わない」を選択したんだろう? ならそのスタンスで普通に楽しめばいいのに 「(ククク、先輩には一度も残されていないかもしれないチャンス。 だが私にはまず絶対に確実に使用できそうな幸運が確実に残されている ・・・これはとてつもないアドバンテージ!世界を取れるでぇ!!)」 ぐらい声に出して楽しんでもいいレベル 89 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 46 13.57 ID SlOLfq7b0 88 ゲームデザイン的に幸運の風は使うことが推奨されてるんだよ… 使えば使うほど幸運の風自体の成功度も上がるデザインなんで その考えだといざ使おうとしたときに判定が成功する可能性は低いの 90 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 46 32.84 ID q0vaQMLJ0 ついでにここも重要だな (この先輩は『自分が楽しければミッションの成否なんか二の次』と云うルーニー気質なので、 「気軽に使っているからにはペナルティは軽いに違いない」と推測するのは危険だと判断した)。 そして幸運の風といえばギアアンティークだが、あれってここまで隠すほどのスパイスだったっけなあ…? 91 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 49 36.78 ID 2ECIZICu0 なるほど、システム知識前提で語れる人にとっては報告者困に見えると 92 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 49 56.35 ID yyFsxdMn0 89 違う違う 気にし過ぎて楽しめなかったので、 もうちょっと気楽にしてれば良かったのに、ってだけだw 93 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 50 18.72 ID E7e6285G0 ルールブックを読むことすら禁止というのは嫌がらせにしか見えんが。 というかこれ、ギア・アンティークだと思うがその先輩方が余計なこと (疑問に思わせておきながら恣意的にPLレベルでの情報収集の禁止)をした、てだけの話だろう。 94 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 51 35.47 ID iahQk46X0 報告者自身よく分かってないみたいなんで明言はしづらいんだけど やったことのないシステムにくっついてる独特のルールについて(シナリオギミック的な要素を含むなら別として)説明を求めるのってそんなにおかしなことでもないと思うけどなぁ 95 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 53 10.31 ID mKCr4pX+0 ダブルクロスでたとえるなら「浸食率を上げてしまったらジャーム化するよ」のジャーム化のラインを教えてないようなものじゃないの? 96 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 54 09.16 ID hcQMbZ4x0 上のOBといい、傍から見ると嫌がらせにしか見えない親切をぶつけてくる人は意外と多いみたいね 97 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 54 49.34 ID SlOLfq7b0 94 しっぺ返しで被るペナルティがギャグ的なものでランダムに決まるから初見の相手に かくして見たいってのは分からないでもない 98 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 19 57 16.52 ID 29Ui/QdO0 95 その例えなら、「浸食率上げ過ぎると悪いことが起きるよ」とだけ言われて、 「どこまでなら上げてOKなのか(バックトラックも含めて)」とか「"悪いこと"とは何なのか」とかを教えてない感じだな 99 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 00 37.72 ID mKCr4pX+0 98 俺も書き込んでからそっちの方が表現的に正しいと思った。 まあプレイヤーの気質しだいだろうけと普通に考えちゃ楽しめないだろうな。 本人が教えてもらわなくてもいいや、ならともかく 教えてといって隠されたら余計に。 100 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 01 32.06 ID q0vaQMLJ0 95 いや、ジャームと違って取り返しがつかないわけじゃないんだよな 例えるならロイスの1つが強制的に「向こうがこちらに熱を上げているブス」に強制的に書き換わる感じだ 101 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 02 49.93 ID E7e6285G0 「知らない方が楽しめる」という姿勢はPL同士の相互理解とルール把握が重要な卓ゲーだと いらん摩擦を生むだけだなあ。 97 システム初見の後輩がそれをされてどう考えるか、という部分に思い至らないのであれば困の思考回路だな。 フォローできるような話術があったりおふざけを許容してくれるだけの信頼関係があるのでなければ やってることは先輩後輩間の力関係を使って「笑いものにする」ことが目的の下種な行為。 102 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 03 54.79 ID 29Ui/QdO0 100 最初から「ペナルティがその程度」と言う情報があったならともかく、 何も教えてもらえないんじゃ「最悪キャラロストとかするんじゃね?」くらい考える人はいると思うの 103 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 04 41.82 ID mKCr4pX+0 100 それは結果論と、ゲームを理解しているから言えることだろ? 報告者はゲームをよく知らず、そのペナルティがどのレベルかわからない状態だったんだから。 それこそ取り返しがつかないのかつくのかどうかさえ判断できないんだし。 104 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 08 59.42 ID eXIIaN9K0 ハメる気満々だよな。その先輩 105 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 09 06.36 ID SlOLfq7b0 101 初見のゲームに誘われてGMが開示する情報信じられずに遊びを楽しめないなら そのGMと信頼関係構築できてないってのは同意だね GMが必要な情報出してるのに深読みしてゲーム楽しめなかったのまで GMを困扱いされるなんてどんだけお客様なんだ? 106 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 11 19.31 ID SlOLfq7b0 104 そういうゲームじゃない。システム的にもPCは基本一般人だから失敗を 幸運の風でフォローしていくのが始めればすぐわかるゲーム。しかも 積極的に使ってる面子がいてしっぺ返し受けてないならその水準までは 安全に使えると普通の頭があれば判断できるだろ 107 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 12 23.54 ID mKCr4pX+0 105 >どの位使うとどの程度のペナルティがあるのか説明を求めたのだが、 >経験者の先輩方は「知らない方が楽しめるから」と称して一切の説明を拒否。 >ルールを所持しているのはGMのみだったのだが、ルールブックを借りて読む事すら禁じられた これを見る限り、報告者が知りたかった情報は出されてないと思うけど? 108 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 14 17.80 ID SlOLfq7b0 107 「知らない方が楽しめる」と宣言してるじゃないそれを信用せずに遊んで はめられた訳でも何でもなく、自分からどつぼにはまって楽しめなかったんだろ GMを信用して嵌められたならご愁傷さまだけど、勝手に邪推して深みにはまったのは違うだろ 109 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 16 19.42 ID E7e6285G0 105-106 報告嫁。ルールブックを読むことすら禁じられた状態だぞ? 112 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 20 07.92 ID SlOLfq7b0 109 そっちこそ読めよ。GMは不要と判断してるってことだろ。初見のゲーム誘われて GMが出してる情報でゲーム回せる量出てるのはっきりしてるじゃないか しっぺ返しの規定値と内容以外で不満書かれてないよ 115 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 21 43.19 ID mKCr4pX+0 112 ルールブック読むことが不要か? 正直初めてのシステムでルールブックすら読むこと禁じられたら 嵌められるかも、と思っても不思議じゃない。 116 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 22 53.79 ID E7e6285G0 110 それでもGMとPLで共有できる情報としてルールブック等があるわけで、 81の報告だと先輩側は説明不足に加えて「恣意的にルールブックを参照させない」という行動に至ってるわけだ。 ぶっちゃけ不信を抱くなという方がおかしいわな。 118 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 27 31.11 ID SlOLfq7b0 115 嵌められるかもしれないなんて困スレにいると当然浮かぶ考えだけれど 基本、初見のGM相手には浮かばないよ。だから直近の 81みたいな 報告あるんじゃないの。 ただ、今回のはGMの言うこと普通に信じておけば回避された報告だから、 どっちかと言えば愚痴スレ向きの内容だって言ってるんだけど 119 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 29 21.06 ID mKCr4pX+0 118 良く読め。 初めてのシステムとは書いてるけど先輩自体は初めてじゃない。 120 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 30 10.42 ID yyFsxdMn0 115 それは、普段からの信頼度の問題だけだw 優しくて嫌がらせなんて絶対せず、面白い事なら少々突飛でもやっちゃう、 そんな先輩なら「ああ、またかw」で済む まあ 81では信頼がなかっただろうから、 PLをGMで齟齬が生じてるんだろうけどねーw 121 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 32 45.58 ID SlOLfq7b0 119 読み直した。複数の経験者が知らない方が楽しめるといってるなら なおさら素直に受け取っておくべきじゃないか?事前に困をうかがわせる 言動あったならともかくそういうのなく、せいぜいルーニーがいるぐらいなら 123 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 35 24.27 ID E7e6285G0 112 GMは絶対者とか考えてる口かい? GMは「卓上で」システム上の裁定を担当するんであって 「卓の外で」システムに関する基本情報やルールブックの閲覧を制限する権限なんてありゃしないだろうに。 そのあたりを履き違えたのが 81の先輩GMや先輩PLなんだろうけどな。 124 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 36 37.48 ID 3NHK+e4H0 パラノイアみたいな特殊なゲームでもない限り 「ルールブック見るのを禁止する」って時点で充分困じゃね? 125 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 36 48.25 ID SlOLfq7b0 123 そういう話じゃないだろ。システムの内容知らない方が楽しめると言われて それを信用できる土壌があったかかどうかだろ 126 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 38 17.41 ID 29Ui/QdO0 GMが 「ペナルティの内容は知らない方が楽しめるだろうから言わないけど、そう重いものじゃないから気楽に使っていいよ」 みたいなことを言っておけば防げてそうなケースではある 127 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 40 35.44 ID 4HLC9S7V0 なぜかルールブックを読ませたがらない人にそんなこと言われても… 128 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 45 32.11 ID 3NHK+e4H0 ID SlOLfq7b0は関係者か何かなの?それとも自分も似たような事をよくしてるとかか? 未経験者相手に中途半端な説明しかせず、読みたがってるルルブすら読ませないって時点で信頼関係なんて築ける訳ないだろ。 129 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 45 41.85 ID ss7zylzJ0 自分から信頼損ねてくる人を信用しない報告者がアホ!もっと信頼しろ!とか言われましても… 130 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 47 43.45 ID xwmXQ6Bb0 125 そうだよ。 その上で、そのシステムを知らせないようにする仕方が相手を疑心暗鬼に陥らせるようなものだったから 81は楽しめなかったのだし、ここでも先輩方のやり方がまずいよね、って話になってるの。 131 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 48 53.70 ID SlOLfq7b0 128 いや、結局は 120なんだろうけどそれを一方的に被害者視点で 書いてる報告者にいらついてるだけ。困スレにいるとマヒするけれど 卓の面子を信用するのは前提だろ 132 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 50 27.07 ID cTGd1c5m0 なにかつい最近暴れた人と同じ匂いがするぞ…… 同一人物でないなら少し落ち着け 133 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 50 56.27 ID E7e6285G0 参加者(GM、PL問わず)がシステムに関して共通認識を得るための情報源がルールブックなんだから 俺は「意図してルールブックを参照させない」という行為自体が論外だと考える。 それをやった時点でそいつは卓内で相互理解を行う気がない、とも。 ゲームが成立する以前の問題。 140 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 20 57 25.29 ID q0vaQMLJ0 133 待て待て、先輩方はある程度説明はしているぞ 些細な幸運に助けられる(略)との説明があった。 後「GM」と「先輩方」と「先輩」の使い方が不明瞭すぎて読みづらい。 結局これって 先輩方「幸運の風に頼りすぎると後でしっぺ返しがあるけど安心して使ってね!」 GM「大丈夫大丈夫、大したことは起きないから(ルールブック隠匿)」 先輩「大丈夫大丈夫、大したことは起きないから(ルーニー視点)」 81「そっちがその気ならこっちは石橋を叩いて渡らない地蔵プレイしちゃうぞ」 ということで三者三様に困なんだよな…無論81の困成分はぐっと低いんだが 162 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 21 19 27.81 ID oPhQCGgt0 50%の成功率で嬉々としてロールする人もいれば、悩みまくってロールする人もいる ペナルティの重さも人によって受け取り方は様々、-2なら気にしない人もいれば、 真剣に受け取る人だっている。 報告者は気にするタイプだったってだけの事だろ でも件の先輩やGMは困った人だと思うわ。結局、プレイ中に報告者は「幸運の風」を 使わなかったわけだろ。ルールの説明を拒否して、使ってみれば解ると返した以上、 使用者が使ってないならフォローする必要があったはずだ。 175 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 21 35 05.31 ID xwmXQ6Bb0 まとめてみた ・GMの説明で問題ない、十分な説明だし、疑う報告者のほうがひどい( 85,106,108,125,164,167,174) ・ゲームデザイン的に隠したくなるのは普通( 89,97) ・信頼関係ができてない、でも疑う報告者のほうが悪い( 105) ・自分なら信じる、うまく対処できる( 118,146) ・結果的には信じたほうがうまくいっただろ、だから信用しなかった報告者が悪い( 118,138,147) ・報告者の書き方がイラつく( 131) ・疑ってかかった報告者が楽しめないのは当然、自業自得( 155,156) 要するに報告者のことが嫌いなんだろ? 211 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 22 05 42.77 ID wrUVv7cA0 というか、まとめの部分読み返してみたけど 「幸運の風はガンガン使っていく事を前提としてデザインされている」のならそれこそ ルルブ見せるなりなんなりして「気軽に使っていくもの」であることを理解してもらうべきだろう やんなくていいのに閲覧禁止とかするからおかしくなる 257 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2013/01/09(水) 22 53 29.86 ID jRFfIyR+0 kskしてると思ったらw まぁ自演かとも思ったのだが、熱くなり過ぎだろw 81読んでの個人的感想。GMもPL(=報告者だよね)も下手ゆえにおきた行き違い。 まぁ報告者は新人だったみたいだから仕方ないとして、GMは新人相手に偉ぶれるほどの腕はなさげ。 たぶんGM本人は全然そう思っていなかったんだろうけど。 まぁ妙な上下関係に縛られがちな学生サークルには時々ある不幸な事故の範疇じゃないかなぁ。 スレ344
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ラクス 「こんにちは」 アル 「あ、ラクスさんだ」 シュウト 「こんにちはー」 ラクス 「あの、キラはご在宅でしょうか」 アル 「キラ兄さん? どうだろうね」 シュウト 「さっき出かけたような……あれ、なんかいい臭いがする」 ラクス 「ええ、今日、クッキーを焼いてみましたの。なかなかおいしく焼けたと思いましたので、キラにも食べてみてほしい、と思いまして」 アル 「へー、そうなんだ」 シュウト 「ラクスさんって料理も出来るんだね。すごいなあ」 ラクス 「うふふ。アルさんたちも、お一ついかがですか?」 アル 「え、いいの?」 シュウト 「やったー、いだきまー」 その瞬間、一つの影が凄まじい速さで駆け込んできて、ラクスの手からクッキーの入った箱を奪い取る。 ラクス 「あ……!?」 キラ 「むぐ、むぐむぐむぐ、むぐっ……!」 アル 「あーっ!」 シュウト 「ひどいやキラ兄さん、クッキー全部食べちゃった!」 キラ 「ボリボリボリボリ、ごっくん……ふ、ふふ……ら、ラクスの作ったクッキーは全部僕のものさ! 君たちには一つだってあげられないね!」 ラクス 「まあ……」 アル 「ちぇーっ、キラ兄さんのケチーッ!」 シュウト 「ケチーッ!」 ラクス 「うふふ……それでしたら、今度はアルさんたちの分も別に焼いて参りますから」 キラ 「いや、それはだめだ!」 ラクス 「えっ……!?」 キラ 「ら、ラクスには、僕のためだけにクッキーを焼いてほしいんだ……! いや、クッキーだけじゃない、ラクスの作るものは、全部僕だけで食べておきたい!」 ラクス 「そ、そんな……ああ、そんなことを仰られては、私困ってしまいますわ……」 アル 「……なんか熱くなってきたね」 シュウト 「うん……よく分かんないけど。家の中でアイスでも食べようか……」 ~数十分後~ キラ 「ふ、ふふ……ようやくラクスが帰ってくれた……! 今日も我が家が毒電波に汚染されることは防がれた! そうさ、毒電波の犠牲になるのは僕だけで十分だ、弟たちに毒電波を経口摂取させてたまるもんか……!」 シン 「あんたの言ってることの方がよっぽど電波だぞ……」 ロラン (ここまで来ると真剣にラクスさんが可哀想ですよ……) アムロ (なに、とりあえず結婚までこぎつけてしまえば、誤解はじょじょに解けていくはずだ……!)
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疑心暗鬼(偽信案忌) ◆0UUfE9LPAQ 午前5時半の西東診療所―そこには一人の少年と一人の青年がいた。 少年は髪をまだらに染め、右耳には三連ピアス、左耳には携帯電話のストラップをぶら下げている。 それだけでもかなり目を惹く外見だったが、最大の特徴は顔の半分を覆う禍々しい刺青だった。 青年は少年とは対照的にいわゆる『当たり前』の外見、スーツに身を包み髪型はオールバック。 ただ一つ、刃物によって切り裂かれたのだろう背中の痛々しい傷が彼を『当たり前』たらしめていなかった。 少年の名は零崎人識―殺人鬼である 青年の名は零崎双識―同じく殺人鬼である 零崎人識が本来の歴史なら二ヶ月後に訪れていた場所で彼は現在意識が無い自分の兄―零崎双識の手当をしていた。 傷を縫い合わせようとしているようだが、本来の医療行為とは程遠く彼の手は傷から離れたところにあり、しゅるしゅると音がしている。 「よし、こんなもんでいいだろ。全く兄貴ともあろうもんが情けねぇ…一回死んでアホになったか?」 この会場に集められた時系列が違うため双識はまだ死んでいないのだが、人識にはわかるはずもない。 そして傷口に直接触れないまま、傷口の縫合は終了していた。 彼が使ったのはいたって普通の医療用の糸、但し使った技術は普通のものではなかった。 曲絃糸―本来は病蜘蛛≪ジグザグ≫と呼ばれる女が使っていた技術である。 「傷痕は残るけどしょうがねえだろ。抜糸しなくていい分あの時よりは楽だが…やっぱ呪い名が絡んでるのかねぇ」 呪い名6名が組んだ裏切同盟を撃退した2年前、そして先程の時宮時刻との遭遇を思い出し一人ぼやく人識。 実際は捉えようによっては呪い名よりもタチの悪い過負荷、球磨川禊を双識は相手していたのだが。 尤も、まともに戦わせてすらもらえないというのは呪い名・過負荷両方に共通する特徴ではある― 「呪い名が相手となると面倒なことになるな…。兄貴の支給品に糸があったのはラッキーだった。バラバラにすんのは難しくても絞め殺すくらいできるだろ。でもこれはねぇよ…」 人識の目線の先にあったもの―それは 大量の箱庭学園に通う女子高生のジャージだった。 「何考えてんだあの変態兄貴は…」 もちろんまともな使い道を考えつくはずもなく、ジャージの山は脇に寄せてある。 傷の処置も完了し、双識のデイパックの中身を探る作業を再開する。 「これはカッターナイフの刃…?何か意味があって持っていると見た方がいいな…ちぇ、ナイフは無しか。んじゃ、あいつらの漁るとするかね」 そう言い、今度は(人識には区別がつかなかったが)病院坂黒猫のデイパックを探る。 「こいつは刃物だけどナイフじゃねーな…っておいおい、マジかよ」 人識が「マジ」と言ったもの、それは裏切同盟が一人、罪口摘菜が製作した「七七七(アンラッキーセブン)」だった。 同じく裏切同盟が一人、時宮時雨を撃退するときに使ってそれきりだったはずだ。 そしてもう一つ出てきたのは―四季崎記紀が作りし完成形変体刀が一つ悪刀・鐚。 説明書を読み、自分の強化と双識の治療両方に使えることを理解した上で扱いを保留する。 「全く―傑作だぜ」 そう嘯き、次は病院坂迷路からはぎ取ったデイパックを調べる。 情報を整理しなければいけない中、荷物の整理・双識の様子見も兼ねて放送まで診療所で時間を潰していた。 「あー、そういや放送で殺したやつの発表ってされんのかな。そうなるとヤベーんだけど」 哀川潤との約束を破ってしまった手前、自分の名が放送で出るのはまずい。 例え相手が匂宮出夢で不可抗力だったとしてもあの女は怒るに決まっている、いや怒るどころじゃ済まされない。 でも― 「出夢と話せたってのは悪くはなかったかな。つっても戯言だけどよ、かはは」 この会場のどこかにいる戯言遣いの口癖を借り、放送まで待つ。 そして、午前6時― □ □ □ 「目が見える…ここは、どこだ…?…痛っ」 「おう、お目覚めかい兄貴」 「…!人識、いや蝙蝠!」 「は?何を言っちゃってくれてるんですかこのアホ兄貴は?どこからどう見ても零崎人識だろ、蝙蝠って何のことだ?」 「騙されるものか、蝙蝠、お前が人識に化けていることはわかっている」 双識は球磨川から受けた視覚異常と螺子込まれた言葉、西条玉藻から受けた攻撃の影響で人識を真庭蝙蝠が変化した姿だと錯覚している。 だが、ここにいる零崎人識は正真正銘本物の零崎人識であり真庭蝙蝠のことも知らないため、双識の言っていることを半分も理解できない。 その結果― 「一体全体なんなんだよ!認めたくねーが死んだはずの兄貴に会えて嬉しいのに曲識のにーちゃんは呼ばれちまったし伊織ちゃん探さなきゃいけねーし 予想通り欠陥製品も死色の真紅もいるしわけわかんねーことだらけだ! で!一番わけわかんねーのは言うに事欠いて兄貴が俺を別人だと考えてるってことだ! 何のためにわざわざ兄貴おぶってここまで来て治療してやったかわかりゃしねぇ、いっそここで殺して解して並べて揃えて晒してやろうか!?」 人識はキレた。 一方で双識も人識の言ったことを理解できない。 「俺が死んだ…?伊織ちゃんとは誰のことだ…?お前は本物の人識なのか…?」 「あぁ!?兄貴は俺の目の前で死んだじゃねーか、俺と伊織ちゃんの目の前で。伊織ちゃんは兄貴の新しい妹だ。そんでもって俺は零崎人識だ、他に名乗る名前なんてねーよ」 (噛み合わないというには何かがおかしい…蝙蝠が化けているにしたって、伊織などという妹の名前を出す必要は無い。やはり目の前にいるのは本物の零崎人識なのか…?) 双識の考えを知ってか知らずか人識は話を続ける。 「一緒に見た白黒の、クソつまらねえシリーズ物の映画の話でもすればいいのか? 薦めてくれた小説の話でもすればいいのか? 読まなかったけど薦めてくれた漫画の話でもすればいいのか? ガキの俺相手に本気でボールをぶつけて病院送りにしたキャッチボールの話でもすればいいのか? 切りつけられて切られる痛みを知った、与えてくれたナイフの話でもすればいいのか? あれこそが最悪だってくらい不味かったカレーの話でもすればいいのか? これでも疑うってんなら俺が改めて地獄に送ってやる!」 「いや、これ以上はいい。疑って悪かった。」 双識は人識だと信じたわけではない。 蝙蝠が自分に変化したときに口調は変わらなかったことから可能性は低そうだが脳―つまり知識や経験まで変化できるかもしれないという懸念があったからだ。 仮にそうであったとしたら、何を聞いても無駄だ。 結局双識は人識に対する態度を保留したのだが、その態度は人識に伝わってしまう。 「(やっぱりどこか兄貴らしくねえ…俺があそこに行くまでに何があった?)ちっ、まぁいい。兄貴に聞きたいことがいっぱいある」 「それは私も同じさ、人識。まずは…今は何月だ?」 「なんでそんなこと聞くんだ…?今は9月だろ」 「私は6月だと思っていたんだが…あの爺さんの計らいのつもりか」 「じゃあなんだ?兄貴は死んでないってか?傑作にも程があるぜ…ったく」 「さっきから死んでないと言ってるだろ。…まさか私に妹ができていたとはね」 会場に集められる前の情報を整理した上でやっと本題に入る。 「兄貴は寝てて聞いてなかったからな、一応死亡者と禁止エリアメモっといたが…曲識のにーちゃんのことは本当か?」 「…本当だ。死体を確認したから間違いない」 「カッターナイフの刃を持ってたのはそのためか」 「あぁ、そうだ…って何で知っている」 ここでようやく自分のデイパックを調べられたことに気付く双識。 「いくらなんでも女子高生のジャージは無いと思うんだがこの変態」 「人識…お前、って痛」 「あーやっぱそうすぐには治らないよなー、一応言っとくと兄貴の背中をやったのは西条玉藻だ。覚えてんだろ、『小さな戦争』で大将と散々やり合ってたやつだよ」 「殺気は全く感じなかった…嘘をついているんじゃないよな?」 「んなわけねーだろ。あ、そうそうさっき大将に会ったんだった」 「なんだと…なんで一緒に行動しなかった」 「しょーがねーだろ、出夢との先約があったんだ。大将と会ったのは不要湖ってとこだ」 「不要湖…トキの店からは遠いな」 「曲識のにーちゃんの店?クラッシュクラシックのことか」 「トキが死んでいたのがあそこだ…」 「よりによってそこかよ…あそこはにーちゃんの鉄壁の要塞、いや箱庭じゃなかったのか」 「そのはずだが、抵抗する間もなくあっさり殺されていた…例え『彼女』でも不可能なことだ」 「真紅がにーちゃんを殺した…ねぇ、ありえねー話じゃねーが…」 「だからまずはカッターナイフを持った人を探している。人識、念のため聞くがお前は持ってないよな?」 「んなもん持ってねーよ」 「そうか。ここに来るまで誰に会った?」 「さっき言った西条玉藻に大将だろ、後は櫃内様刻、病院坂黒猫、病院坂迷路、時宮時刻、鑢七実、匂宮出夢、貝木泥舟ってのと球磨川禊だ」 「球磨川…!お前は何もされなかったのか?」 「…?別になんもされてねーけど兄貴は何かされたみてーだな」 「されたもなにも彼に目を見えなくされた。今は大丈夫みたいだが」 「時宮も死吹も関係ねーじゃねーか…んだよあいつだったのかよ…だったら殺して解して並べて揃えて晒してくりゃよかったぜ…で、兄貴は誰と会ったんだよ」 「校門の前にいた少女と球磨川禊、真庭蝙蝠だけだ」 「その少女が西条玉藻だよ。蝙蝠ってのはさっき言ってたやつのことだよな、どういうやつだ?」 曲識にかけた眼鏡に残したメッセージのことは伝えなかった。 人識が蝙蝠だった場合、みすみす殺されにいくようなことになってしまう。 双識は蝙蝠の名を出して様子を見たが変化は無い… 目の前の人識が本物だろうと偽物だろうと伝える分には問題無いと判断して双識は続けた。 「変装なんてレベルじゃない、文字通り相手に変態するんだ。身長も体重もおそらく自由自在にな」 (それで俺を疑ってるってわけか―おそらく今も、だが違和感の正体はそれだけじゃねぇな…) そう思いつつも人識は話を変える。 「傑作にも程があるだろ…真庭ってのなら全部で4人いて2人放送で呼ばれたがそいつらとその蝙蝠ってやつも関係あるんだろうな」 「だろうな、やつは真庭忍軍十二頭領と言っていた…12人いてもおかしくないがいたのは4人か…」 「事情ってもんがあるんだろ、ベリルポイントの爆弾魔がここにはいないようにな」 「…か。零崎として情報を共有しとくぞ、真庭忍軍は零崎の敵となった。その名簿に記載されている真庭忍軍とその関係者は皆殺しだ。もちろんトキを殺したやつもだ」 「かったるいなー、んな顔すんなよ、了解了解。殺して解して並べて揃えて晒してやんよ、で背中まだ痛むのか?」 「少しはな…別に私もプロのプレイヤーだ、これくらいじゃ…痛」 「痛むんじゃねーかよ…やっぱりこいつは兄貴に使うか」 そう言いながら人識が取り出したのは忍者が使うような苦無。 それを双識の胸目がけて振り下ろす―――! (やっぱり人識ではなく蝙蝠なのか?…それに殺気を感じない、感じられないのか?くそ、避けなければ…体が動かない…!) 一瞬で逡巡した双識だが痛みで動くことができない。 そして―――悪刀・鐚は双識の胸に突き刺さった。 □ □ □ 「―で、調子はどうなのよ」 「お陰様ですこぶる良好だよ。全く、こんな便利なものがあったとはな…」 「俺も無駄に曲絃糸使う必要なかったかもな、かはは」 「極限技?そんなもんいつの間に覚えた」 「極限技じゃなくて曲絃糸だよ。また言い間違えてんじゃねーか、かはは」 人識が使ったのは扱いを保留した悪刀・鐚、刺したものを活性化させる刀である。 自身をプラスに持っていくより双識のマイナスを埋める方を優先したのだ。 怪我の治療目的に使ったため殺気を感じないのも当然ではある。 そして双識の背中の傷は傷跡も残らず完治していた。 一方で、双識が保留した人識への疑いは― (自分に刺して強化することもできたのにわざわざ私に使う…信用させるためか?) なくなっていなかった。 これでも五分五分以上に持っていけてるだけマシなのかもしれないが。 (だが…この人識がどっちだった場合でも家族を守るためには見張る必要がある) 目の前の人識が本物だった場合、一緒に行動しなければならない。 目の前の人識が偽物だった場合、ここで別れると家族を狙われたり、仲間を集められる可能性がある。 結局双識は一緒に行動することを選択した。 「私が出せる情報はこれで全部だ。」 「俺もこれ以上はねーな。後そのスーツ見苦しいから着替えろ、背中パックリってどんなファッションだよ。あんなにあれば一着ぐらいサイズ合うもんあるだろ」 「おいおい、私に女子の服を着せるなんて何をばかげたことを言ってるんだお前は」 「俺だってんなもん見たかねーよ。結局俺の荷物には服なんてなかったからな、そんな服で出られるよりはマシってだけだ」 (やっと軽口は叩けるようになったがまだ一度も笑ってねえ、重要な情報も多分隠してるんだろうな…) 人識は思考するが、口には出さない。 全ての情報交換を済ませ、ついでにいやいやながらも双識を着替えさせ(双識は喜んでいる風だったが)、これからの方針について話し合おうとしたそのときだった。 診療所のドアを開ける者がいた。 「水倉りすかなのが私の名前なの。男の子のキズタカを見たと答えるのが貴方たち」 二人はまだ知らなかったが、零崎曲識を殺した張本人―水倉りすかの登場である。 □ □ □ 時間は少し遡る。 りすかにとって放送は禁止エリアを確認するためだけのものだった。 自分が殺した髪の長い男―零崎曲識―の名前は聞かずじまいだったし、キズタカとツナギの名が出なかった以上死亡者の読み上げに意味は無い。 名簿を見ながら、早く二人と合流しなければ…まずは情報だけでも、と考え目についた建物―西東診療所へ向かった。 そこに二人の鬼がいるとは思いもせずに― □ □ □ 先に反応したのは双識だった。 りすかが先程、真黒と話したときと同じようにいつでも逃げられるようにカッターを持っていたのが災いした。 悪刀・鐚の効果で活性化した双識の肉体は驚異のスピードでカッターを持つりすかの右手首を掴みにかかる。 りすかの左手はドアにかかったまま―とっさに双識から逃れようとするも間に合わない―! そして双識はりすかの右手首をがっちりと掴み、カッターを奪い取った上で、後ろを警戒しながら言う。 「人識、刃を持って来い。確認する」 こんなに動けるなら兄貴に使わず俺に使えばよかった―とかそんな呑気なことを考えていた人識は双識の言葉を受けて合点がいく。 双識はこの赤い少女を曲識殺しの犯人だと考えているのだ。 「ほらよ、これだろ」 そしてそれは大当たりだった――のだが、カッターは血こそ付いていれど欠けてはいなかった。 カッターナイフの利点は刃を折り取れば新品同様の切れ味を持続できる点にある。 曲識の体を貫いてぼろぼろになった刃をいつまでもそのままにしておくはずがない。 当然折り取った刃に使い道などあるはずないので捨ててしまっていた。 つまり、物的証拠はもう無い― 「合わない…か。カッターの刃を折り取ってしまえばそれまでだからな―ここに来る前は誰かに会ったかい?」 緊張していたのだろう、女の子相手に大人気ない行動をとってしまったことに気付き、優しく話しかける双識。 しかし、掴んだ手首に込める力は抜いていない。 「あ、会って初めてなのがあなたたちなの…」 ただならぬ空気を感じ、とっさに嘘をつくりすか―だが 「いや、嘘だろ。いくらこの会場が広くても6時間もあって誰にも会わないはずがないな」 間髪を入れず人識が言う。 実際放送まで誰とも会うことが無かった否定姫のようなケースもあるのだが、ここは揺さぶりをかける意味の方が大きい。 「そ…そんなことはn」 りすかの言葉が途中で終わった理由、それは人識の手刀がりすかの後頭部を直撃したからだ。 殺人鬼としては二流でもプレイヤーとしては一流―いつか双識がそう言ったように人識にとって体が未発達な女の子一人を気絶させるなど造作もない。 「こんなもんでいいだろ、その状態じゃめんどくせぇ」 「人識、お前何を…」 「いくらなんでも限定条件を満たしてるこいつがにーちゃんをあっさり殺したなんて信じられねえが、もしそうだったら色々と聞かなきゃなんねーことがあるからな…犯人だったら殺さなきゃなんねーし―それに」 「兄貴はまだ俺を疑ってんだろ?」 「ッ―――――!」 「さっきの真庭蝙蝠ってやつが俺に変態してるってまだその疑念を取り除けてねえ、違うか?」 「……その通りだ」 「あーあ、やっぱりそうか…ちぇっ、ならここから動けねえじゃねかよ…怪しい動きしたら即敵認定じゃねーか」 伊織ちゃん探さなきゃなんねーのに、と人識はぼやいたがどうも本心から言ってるわけではなさそうだ。 「わかったよ、疑いが晴れるまで一緒にいりゃーいいんだろ。目の前にそいつ連れてくるっつっても信じてくれそうにねーし」 (それに兄貴に何があったか調べねーとな…何かがおかしい) 「…勝手にしろ。それでこの子はどうするんだ」 「墓森の領分だが拷問…冗談だよ、冗談。最低限拘束だけはさせてもらうぜ…ってそういや縄無かったんだった、曲絃糸使うか」 言うが早いかりすかの手と足を縛る人識。 さすがに手と足同士を縛ることはなかったが。 「糸短くなっちまったけど…射程は2mってとこか。それだけ使えりゃ十分だろ。で、これからどうすんだ?」 「気絶させたお前が言うか」 「問題は一つずつ解決した方がいいだろ。後言っとくけどな、いくら俺が兄貴しか家族だと思ってないって言ってもにーちゃん殺されて黙ってる程薄情ってわけでもねえ」 返さなきゃいけねー恩もあったしな、と続ける。 尤も、後半部分は双識には聞こえなかったようだが。 「お前がそんなこと言うようになるとはな…」 「俺も伊達に全国放浪してねーっつーの…あれ?これ言うの2回目か」 「で、その問題だが…さっき自分で結論出していたじゃないか」 「あ…そーいやそーか。さてこいつどうするかね」 「気絶させたのはお前だろ」 「じゃ起きるまでほっとくか…こいつがにーちゃん殺した張本人だったらどうするんだ?…ま」 「何わかりきったこと聞いてるんだ…お前の言葉を借りるなら」 口を揃えて二人は言う。 「「老若男女、容赦なしだ」」 【一日目/朝/B‐4 西東診療所】 【零崎人識@人間シリーズ】 [状態]健康 [装備]小柄な日本刀 、医療用の糸@現実、グリフォン・ハードカスタム@戯言シリーズ [道具]支給品一式×3、千刀・ツルギ×2@刀語、七七七@人間シリーズ、ランダム支給品(1~6)(服、縄、カッターナイフは無い) [思考] 基本:兄貴の違和感の原因をつきとめる 1:兄貴の信用を得るまで一緒に行動する 2:りすかが目覚めたら曲識を殺したかどうか確認する 3:時宮時刻に注意 4:球磨川は後でぼこる 5:難しいとは思うが七実と合流する [備考] ※曲絃糸の射程距離は2mです ※曲絃糸の殺傷能力(切断・絞殺など)は後の書き手さんにおまかせします 【零崎双識@人間シリーズ】 [状態]健康、悪刀・鐚の効果により活性化 [装備]箱庭学園指定のジャージ@めだかボックス、カッターナイフ@りすかシリーズ [道具]支給品一式、体操着他衣類多数、血の着いた着物、カッターの刃の一部、ランダム支給品(1~5)(ナイフは無い) [思考] 基本:家族を守る 1:目の前の零崎人識を完全には信用しない 2:りすかが目覚めたら曲識を殺したかどうか確認する 3:他の零崎一賊を見つけて守る 4:零崎曲識を殺した相手を見付け、殺す 5:真庭蝙蝠、並びにその仲間を殺す 6:二度目の放送の後にクラッシュクラシックに戻る [備考] ※他の零崎一賊の気配を感じ取っていますが、正確な位置や誰なのかまでははっきりとわかっていません ※現在は曲識殺しの犯人が分からずカッターナイフを持った相手を探しています ※真庭蝙蝠が零崎人識に変身できると思っています ※鐚の制限は後の書き手さんにお任せします 【水倉りすか@りすかシリーズ】 [状態]気絶中、手足を拘束されている、腹七分目 [装備]無し [道具]支給品一式×2(片一方の食糧、乾パンは食べました)、ランダム支給品(0~2) [思考] 基本:まずは、相棒の供犠創貴を探す。 1:この戦いの基本方針は供犠創貴が見つかってから決める。 [備考] ※新本格魔法少女りすか2からの参戦です。 ※治癒時間、移動時間の『省略』の魔法は1時間のインターバルが必要なようです。(使用可能) なお、移動時間魔法を使用する場合は、その場所の光景を思い浮かべなければいけません。 ※大人りすかについての制限はこれ以降の書き手にお任せします。 正義の味方 時系列順 ローリンガールなロンリ―ガール 正義の味方 投下順 ローリンガールなロンリ―ガール 冒し、侵され、犯しあう 零崎人識 ナイショの話 冒し、侵され、犯しあう 零崎双識 ナイショの話 魔のつく二人の人探し 水倉りすか ナイショの話
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悲鳴嶼が放送を聞いたのは、山を登り始めたときだった。 「なんと奇怪な……。どれほどの力があれば、このようなことが……」 虚空に大きく映し出されるボンドルドの顔に、悲鳴嶼は驚嘆の声を漏らす。 たとえ盲目でなかったとしても、悲鳴嶼がいた日本ではこのような光景を見ることはできなかったであろう。 悲鳴嶼は、改めて自分たちが立ち向かおうとする相手の強大さを思い知らされる。 彼の心情をよそに、放送ではボンドルドに代わって現れた空助という男が死者の発表を始めた。 『坂田銀時…その身体の名は両津勘吉』 「!!」 悲鳴嶼の心が、激しく揺れる。 名前の読み上げと共に映し出されたのは、まさしく今自分の意識が宿っている体。 侍・坂田銀時。 体を返すべき相手は、出会うこともかなわずこの地で命を落としてしまった。 (おそらくは殺し合いに乗った者と勇敢に戦い、力尽きたのであろう……。 どうか安らかに……) 悲鳴嶼は涙を流しながら念仏を唱え、銀時の成仏を祈る。 だが、衝撃はまだ終わらない。 『童磨…その身体の名は擬態型』 「上弦の弐だと!」 空中に映し出された男の目には、十二鬼月の一員であることを示す漢字が刻まれていた。 名前がわからぬまま討ち取られた、上弦の弐。 それがまさかこの殺し合いに参加していて、しかもすでに死んでいるなど、悲鳴嶼にとってはあまりに予想外だった。 (上弦の弐といえば、カナエを殺した鬼……。 この報せを聞いたしのぶの心が、乱れていなければいいのだが……。 くっ、こんな時に側にいてやれぬとは! 別行動をとったのは失敗だったか!) おのれの決断を悔やむ悲鳴嶼。そこに、最後の衝撃が襲いかかる。 『煉獄杏寿郎…その身体の名は相楽左之助』 「なんと……。また逝ってしまったか、杏寿郎……」 誰よりも熱く生き抜いた炎柱、煉獄杏寿郎。 かつてと同じように、またしても彼は悲鳴嶼よりも早くその命を燃やし尽くしてしまった。 (今さら疑う余地もない……。鬼殺隊としての使命を全うして死んだのだろう。 だがかなうならば……もう一度おまえと言葉を交わしたかった……) 悲鳴嶼の目から、再び涙があふれ出た。 ◆ ◆ ◆ (さて、情報を整理せねばな) 放送終了後、心を落ち着かせた悲鳴嶼は改めて与えられた情報を確認する。 お館様と無惨は、共に健在。 ゆえに、自分の方針に大きな変更はない。 禁止エリアに関しては、自分の近くには設定されなかったため現時点では問題なし。 街に向かったしのぶたちにも、特に影響はないだろう。 最後に、精神と肉体の組み合わせが記された名簿。 これがあれば助かるのは間違いないが、入手条件が他者の殺害となれば積極的に求めていくわけにもいかない。 何かの偶然で手に入れば御の字、くらいに考えておくべきだろう。 (こんなところか……。 とりあえず、現状では方針を変える必要はない。 改めて、竈門家を目指すとしよう) 地図を片手に、悲鳴嶼は改めて山を登り始めた。 ◆ ◆ ◆ それから、しばらく後。 悲鳴嶼は、山の中の一軒家へとたどり着いた。 (ふむ……。おそらくはここで間違いあるまい) 年季の入った民家の外観を、悲鳴嶼はまじまじと見つめる。 (彼らはこの家で、家族と仲睦まじく暮らしていたのであろう……。 だがその幸せを、鬼によって理不尽に奪われ……。 改めて思い返しても、なんと残酷な話か……) 炭治郎たちの過酷な人生に思いを馳せ、悲鳴嶼はまたしても滂沱する。 その時、家の中から彼に声がかけられた。 「おい。なんで家の前で泣いてるんだ、おまえは」 その言葉と共に姿を見せたのは、いぶかしげな表情を浮かべた美少女だった。 ◆ ◆ ◆ 時は、放送時点まで遡る。 脹相が放送を聞いたのは、竈門家までもう少しという地点でのことだった。 告げられる死者の中に、脹相の心を動かすような人物はいない。 彼にとって有益な情報といえるのは、両面宿儺がまだ生存しているとわかったことくらいだ。 (やはり、やつは力を保ったままということか? いや、まだ殺し合いは序盤だ。 この6時間、俺と同じように誰とも会わなかったとしたら、たとえ無力な子供になっていたとしても生き残ることはできる。 判断するには、まだ情報が足りん) 両面宿儺については引き続き保留とし、脹相は思考を切り替える。 彼が放送の中で気になった点といえば、他には新たな名簿の存在がある。 当初はそこまで考えが回らなかったが、弟である虎杖の肉体が誰かに与えられている可能性もある。 もしそうであるならば、せめて体だけでも持ち帰ってやりたい。 新たな名簿があれば、弟の肉体の有無が確認できる。 だがそれを手に入れるには、他の参加者を殺害しなければならない。 殺し合いに乗っているのであればまったく問題ないが、脹相は殺し合いに反抗する立場だ。 そして、協力者を求める立場でもある。 名簿のためだけに殺人を行って協力できそうな参加者からの信頼を失うのは、リスクが大きすぎる。 (これに関しては、諦めた方が良さそうだな。 しかしそうなると、どこに向かうべきか……) これからのことを考え、脹相は頭を悩ませる。 今の彼には、行き先を決める指針がない。 東は殺し合いに乗った強力な参加者がいる可能性が高いので向かいたくないが、 他の方向に行ったところで強敵に遭遇する可能性は存在する。 新たに地図に浮かび上がった施設の中に、脹相に縁のある施設があるわけでもない。 よって、「とりあえずここに行ってみるか」という動機付けもない。 (直感で決めるのもありだろうが……。 ここはじっくり考えるか。 それなら、屋内の方がいいだろうな) そう判断し、脹相は再び竈門家へ足を踏み入れる。 悲鳴嶼がやってきたのは、その少し後だった。 ◆ ◆ ◆ そして、現在。 「これは先客に気づかず、失礼を。私は鬼殺隊の悲鳴嶼行冥という者。 どうやらこの家は仲間の一人が住んでいたものらしく、調べに来た次第」 姿を見せた脹相に対し、悲鳴嶼は丁寧に自己紹介を行う。 「鬼殺隊に縁のある者ならこの竈門という名前に気づき、ここを目指すのではないかと考えたのだが……。 そちらに、何か心当たりはないだろうか」 「いや、悪いがおまえの言う単語に、ピンと来るものはない。 俺はたまたまこの家を見つけて、拠点にしていただけだ」 悲鳴嶼の問いに、脹相は淡々と返す。 だがその心中では、ざわつきが生まれていた。 (キサツタイ……。おそらく、鬼を殺す隊と書くのだろうな……。 こいつ、呪術師側の人間か?) 鬼殺隊の名に脹相は聞き覚えはないが、鬼は呪霊と置き換えることもできる。 すなわち悲鳴嶼と名乗ったこの男は、呪霊を狩る立場の人間である可能性が出てくる。 となれば立場上、脹相とは相容れないということも考えられる。 (見たところ、殺し合いには乗っていないようだ。 それに、たたずまいに隙がない。おそらくは、そうとうに場数を踏んでいる。 できれば味方につけておきたいが……。上手く交渉できるか?) 脹相は、味方を作るために考えを巡らせる。 一方の悲鳴嶼も、ある点で脹相に対して疑念を抱いていた。 それは、脹相の体にわずかながら血が付着していることだ。 むろん、血がついているからといって殺し合いに乗っていると判断するのは短絡的すぎる。 襲撃を受け、それを返り討ちにした際に付着した可能性もあるのだから。 だが、眼前の少女が流血するような事態に遭遇しているのは事実。 その詳細を突き止めないことには、信用することはできない。 お互いが相手を信じられぬ中、交渉が始まろうとしていた。 【C-3 山・竈門家/朝】 【脹相@呪術廻戦】 [身体]:ゲルトルート・バルクホルン@ストライクウィッチーズシリーズ [状態]:健康 [装備]:竈門炭治郎の斧@鬼滅の刃、三十年式歩兵銃(装弾数5発)@ゴールデンカムイ [道具]:基本支給品、デビ太郎のぬいぐるみクッション@アイドルマスターシャイニーカラーズ、アタッシュショットガン@仮面ライダーゼロワン、零余子の首輪 [思考・状況]基本方針:どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!主催者許さん!!!ぶっつぶす!!! 1:殺し合いには乗らない。 2:「出来る限り」殺しは控える。 3:悲鳴嶼と交渉し、味方につける 4:ユニットを捜索する。 5:両面宿儺を警戒。今は遭遇したくない 6:もし虎杖の肉体が参加させられているなら、持ち帰りたい 7:お前が関わっているのか?加茂憲倫…!! 8:どう動くにせよ協力者は必要になるだろう。 [備考] ※渋谷事変終了後以降からの参戦です。詳しい時系列は後続の人にお任せします。 ※ユニット装着時の飛行は一定時間のみ可能です。 ※虎杖悠仁は主催陣営に殺されたと考えています。 ※竈門炭治郎の斧に遠坂凛(身体)の血が付着しています。 ※服や体にも少量ですが血が飛び散っています。 【悲鳴嶼行冥@鬼滅の刃】 [身体]:坂田銀時@銀魂 [状態]:健康 [装備]:海楼石の鎖@ONE PIECE、バリーの肉切り包丁@鋼の錬金術師 [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1、病院で集めた薬や包帯や消毒液 [思考・状況] 基本方針:主催者の打倒 1:脹相と話し、信用できそうと判断したら協力関係を築く 2:探索を終えたら病院へ戻り、しのぶ達と合流 3:無惨を要警戒。倒したいが、まず誰の体に入っているかを確かめる 4:デビハムの話には半信半疑。桐生戦兎と大崎甜花に会い、真相を確かめたい [備考] 参戦時期は死亡後。 海楼石の鎖に肉切り包丁を巻き付けています。 75 姉畑はソレを我慢できない 投下順に読む 77 Ψ難再び!柊ナナの憂鬱(前編) 時系列順に読む 45 兄と姉の探し物 脹相 93 人の過ちにはいつまでもとやかく言うもんじゃない 59 不安の種 悲鳴嶼行冥
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ぎしんあんきくえすと【登録タグ あをこ き 初音ミク 曲 村人P】 作詞:村人P 作曲:村人P 編曲:村人P 唄:初音ミク 曲紹介 「成功条件:すべての人型モンスターの狩猟」 村人P の4作目。 周りを疑う曲です。(作者コメ転載) イラストは あをこ氏 の描き下ろし。ミックス・マスタリングは がっちゃん氏 が手掛ける。 歌詞 君は賞味期限切れの卵さ 僕が目覚めた頃には腐ってた 外を眺めた 死んだ目の大人たちがさ 下世話な会話繰り返して 汚い笑顔を振りまいてるんだ 憧れたあの日の君が いつからか醜く見えた 僕の眼はいつもより澄んでいた 僕は冷蔵庫に身を隠してた 乾いたパンを一齧(かじ)りしてた テレビが嘘言った 「明日は良い天気ですから外に出て陽を浴びましょう」 「ゲームは一日一時間まで」 騙されない僕は一人で 終わらない狩りを続けて 世界の平和を守っているのさ 死んだ目の僕はガラスの向こう側 僕を見つけて 汚い笑顔を振りまいてるんだ 憧れた君も見れずに いつからか虚しくなった 僕の眼は既に電池が切れてた コメント いい!!! -- 名無しさん (2011-10-25 21 25 33) 歌詞が!良いよぉ(( -- A-angel (2011-10-25 21 34 17) サビの疾走感、たまらん -- 名無しさん (2011-10-28 21 07 36) 同じくサビの静かな疾走感が好き。 -- 名無しさん (2012-05-19 16 32 26) 好きだなぁ -- 名無しさん (2012-08-31 18 06 58) いいですね… 好きですこの曲! -- 名無しさん (2012-10-06 21 54 35) すきです、この曲 -- 名無しさん (2013-04-02 14 28 56) もっと評価されるべき -- 名無しさん (2013-09-21 18 07 29) この人はほんとにもっと評価されるべきだと思う -- 名無しさん (2014-08-14 17 11 13) もっと伸びろ -- 雲母坂 (2015-10-31 13 55 26) 名前 コメント
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034話 信頼と、友愛と、疑心暗鬼と… レイコは戸惑うピアスの少年を強引に座らせると傷口を広げないように矢を抜き、回復魔法を掛けた。 少年の背中に手を当て、精神を集中させる。自分に宿るガーディアン・妖精ナジャが暖かな力を貸してくれる。 だが、どうしてもいつものような力が沸いてこない。 ライドウが言うように、自分の首に書き込まれた呪いの文様が回復魔法の効果を妨げているのだろうか。 確かに回復魔法使い放題では、殺し合い前提のこの街において使える人間が圧倒的に有利だ。 使うタイミング次第では傷一つ負わずに永遠に戦っていられることも可能な力である。 これを封じると理由は…おそらく手っ取り早く死亡者を稼ぐためだ。 どうしてそこまでして自分たちに殺し合いを強要するのか謎である。 だが、考えを巡らせている内にレイコは一つの結論に達した。 ひょっとしたら…いや、おそらく。 「どうした。止めを刺す気になったのか?」 少年が、別のことを考えているレイコに向かって、ぶっきらぼうにそう言い、 レイコは一瞬動きを止めそうになった。自分の意思とは真逆のことを言われたからだ。 別にこうやって甲斐甲斐しく手当てをしてあげることで逃げ出すチャンスや、ましてや殺すチャンスを探しているわけではない。 ただ、怪我をしている人間を放っておくことが出来なかったのだ。 殺されかかったライドウを救うためとは言え、鳴海が本当に矢を当てるとは思っていなかった。 自分の考えは、やはり甘いのだろうか。 だけど、たった今自分の中に出てきた可能性を信じるなら、無意味な殺し合いを続ける必要は無いのだ。 「終わりましたよ。」 何とか傷が塞がり、レイコは顔を上げると額の汗を拭い、眼鏡のずれを直した。 一息付くと、かなり強い脱力感に襲われたが、ここで倒れるわけには行かない。 「敵の傷を治して、どういうつもりか聞かせてもらおうか。」 少年は振り返ると、静かにそう聞いてきた。 「敵…ですか。私が貴方に対してそう思っていなかったとしても?」 「君の仲間を殺そうとした。これだけでは敵になる理由にならないのか?」 「何故、葛葉さんを…彼だけを狙ったのか教えてください。 本当に勝つことが目的なら、武装している男の人ではなく、最初に私のような手ぶらの女を狙うのが道理でしょう。 だけど貴方の狙いは葛葉さんだけだった。鳴海さんと…私には一切眼をくれず。」 驚いた。この少女は先ほどの混乱の中、ちゃんと冷静に状況を観察していたのである。女性というのはいつでも侮れない存在だ。 この少女に嘘をついてもすぐに見抜かれるだろう。正直に話すことにした。 「あの男は…」 少年は地面に置いていた剣を取り、厳しい視線でそれを見つめながら語った。 「俺の大切な人を殺した。それだけだ。」 その言葉を聞いたレイコは、口をぽかんと開き、眼を丸くした。あの温和なライドウが、とても信じられない話だった。 「そ…そんな…それは何かの…」 言いかけた所で言葉に詰まる。 昨晩ライドウが突然飛び出し、今朝になって帰って来た時に血みどろになっていたのを思い出したからだ。 昨日はライドウに一体何があったのか…。何故か聞いてはいけない雰囲気がして、レイコも鳴海も詳しい事情には眼を瞑った。 だが、本人は無傷であったのにも関わらず、全身が真っ赤に染まっていたのは普通ではない。 どうひいき目に考えても返り血にしか見えなかったのである。 レイコの頭を、今までで自分の知っているライドウが反芻する。 魔神皇の説得は危険だからと何度も説得するライドウ。 不安で冷えきった手を、不器用ながらも暖かく握ってくれたライドウ。 ピアスの少年…目の前にいる彼が奇襲を仕掛けてきた時、真っ先に自分を庇ってくれたライドウ。 そして、彼の大切な人の命を奪ったというライドウ―――。 あまりにも噛み合わなかった。しかし、何か予測のつかない事故で血を浴びることになったのなら、どうしてそれを話してくれないのだろう。 ライドウのことは信用したい。だけど、それには彼を知らなさ過ぎる。彼は何故黙っているのか。 もしかしたら本当に……。 レイコは、いつの間にか自分が疑心暗鬼に駆られていることに気付いてはっとした。 自分から信用できないのかと怒っておいて、今のこの有様は何なのだろう。 「君は何かの間違いだと言いたいみたいだな。 だが俺は見たんだ。あの黒マントの男が…無抵抗な彼女から包丁を奪って冷酷に刺し殺す所を。」 強い怒りと悲しみを押し殺しながら語る少年を、レイコは否定しようとしたが、言葉が見つからなかった。 一度浮かび上がった不信感はなかなか拭いきれない。 頭では違うと言い聞かせているのに、何故か心の底では解ってくれない。そんな自分が苛立たしかった。 「だから、俺が彼女の仇を討つ。それから先は…また考えるさ。」 立ち上がる少年を、レイコは止めた。 「待って。彼を追うなら私も連れて行ってください。」 「……。」 無言だが、不思議な吸引力のある瞳をこちらに向けていた。 だがその吸い込まれそうな眼が、今は必死で自分を拒否しているのだ。 「君の仲間を君の目の前で殺すつもりなんだぞ、俺は。」 「彼は…そのことは何かの間違いです…。」 自分で言いながら、どこまでが本当なのか確信が持てない。つくづく自分が厭な女だと、胸の奥が痛む。 だけど、ライドウを見捨てる程、彼を突き放せないことも嘘ではないのだ。 「…だから、私もついて行って、自分が納得出来るまで…あの人と話がしたいんです。」 「…まぁ、いいだろう。だが俺は俺であいつを今度こそ斬り捨てる。それは覚悟していてもらうぞ。」 「……。」 レイコは、ライドウが握ってくれた自分の手に眼を落としながらこっくりと頷いた。 そうすることしか出来なかった。今の自分に彼を止める資格など無いことを、彼女は彼女なりによく解っていたのだ。 【赤根沢レイコ(if…)】 状態 やや疲弊 武器 無し 道具 ? 現在地 蓮華台に向かう山道 行動方針 魔神皇を説得 ライドウたちを探す ゲームからの脱出 【藤堂尚也(ピアスの少年・異聞録ペルソナ)】 状態 正常 武器 ロングソード 道具 ? ペルソナ ヴィシュヌ 現在地 同上 行動方針 葛葉ライドウを倒し、園村麻希の仇をうつ Back 033 Next 035