約 412,534 件
https://w.atwiki.jp/bankett/pages/302.html
《大平原の小さな胸“リナ・インバース”》 魔法使い/女 ●●●5/5 攻撃力 5/耐久力 5 [[イラストレーター]]:松乃かねる このキャラクターが場に出たとき、このキャラクター以外のすべての キャラクターに3点のダメージを与える。このキャラクターが場から離れたとき、 全てのキャラクターに3点のダメージを与える。 すべての食料を食いつくし、懐が寂しくなれば盗賊をいぢめる。 それが彼女の処世術であり生きる道だ。胸が小さくても気にしない!! ・考察etc ここに記入する予定です。
https://w.atwiki.jp/tnmr/pages/123.html
8 散乱線除去グリッドの物理的特性で正しいのはどれか.つ選べ. 1.管電圧が低いほど選択度は小さくなる. 2.グリッド密度が高いほど選択度は小さくなる. 3.グリッド比が大きいほど選択度は小さくなる. 4.グリッド密度が高いほど露出倍数は小さくなる. 5.グリッド比が大きいほど露出倍数は小さくなる.
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/56602.html
登録日:2024/07/08 Mon 01 22 19 更新日:2024/07/10 Wed 17 50 09 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 23年夏アニメ Twitter うちの会社の小さい先輩の話 お砂糖系ラブコメ アニメ イチャラブ オフィスラブ ストーリアダッシュ テレビ朝日 ラブコメ 先輩 斎創 漫画 社会人 竹書房 お砂糖系オフィスラブコメ はじまります! 『うちの会社の小さい先輩の話』は斎創による漫画作品である 元々はtwitter(現 X)で連載された漫画形式の作品を同人誌という形で書籍化し、後に竹書房の配信サイトである『ストーリアダッシュ』にて商業誌版として連載された経緯がある。 既刊8巻(2024年2月現在) 【概要】 タイトルのように「小さい」女性の先輩社員である片瀬詩織里と真面目な後輩である篠崎拓馬とのオフィスラブコメとして描かれている。 小柄であるとはいえ、先輩社員の詩織里は面倒見のよい後輩思いで理想的な先輩である。しかし、異性との友達付き合いをしていなかったのが祟ったのか、なかなか異性の交際関係になれない。そんな二人の見ていてじれったいと思うような関係を楽しむのが本作の魅力である。 詩織里が可愛らしいスタイルの良いというのもポイントの1つである。 同じ作者が手掛けているウェブ漫画である「良い夫婦の話」では、本作に出てきたようなキャラが登場している。 メディアミックスとしては2023年7月~9月の期間で深夜アニメとして放送された。 【あらすじ】 キャラクター開発会社に勤める篠崎拓馬は入社1年目の新人。まだまだ不慣れではあるが、入社3年目の小さくて可愛い先輩、片瀬詩織里に癒されたり励まされたりしつつ、仕事に勤しむ日々を送っている。ある日、企画発表会を控え、緊張している様子の拓馬に、詩織里は緊張がほぐれるよう、あるおまじないを試みる。そのおまじないとは...。 (アニメ公式HPより引用) 【キャラクター】 ・篠崎拓馬 CV 新祐樹 本作の主人公 第二開発課に所属している新入社員である。 頼りになる先輩である詩織里が気になる存在。しかし真面目で慎重な性格が幸いしてなかなか距離を詰められない(決してヘタレているわけではない、たぶん・・・) 一方で詩織里は天然なのか無自覚なスキンシップを行うことも多いので、彼は気持ちを抑えるのに苦労している。 心の声として「うちの会社の先輩は・・・小さくて可愛い」とタイトル回収するつぶやく日々である。 高校生の頃はゲーセン通いをしており、クレーンゲームが得意である。 ・片瀬詩織里 CV 立花日菜 本作のヒロイン。 入社3年目。第二開発課の企画担当。同じ班に所属する篠崎のことをいつも気にかけている。 小柄だが巨乳でスタイル抜群、併せて可愛い。マスコットのように描かれることもある。好きな動物はネコで、自身もネコっぽい挙動を取ることがある。道端でネコを見つけると会話を試みることもある。 なお仕事ぶりに関しては時折ミスをすることもあるが、コミュニケーション能力が高く、後輩(篠崎)を相手にする際、「褒める」ことに力点を置いているほか、彼が無理しないように声をかけることも多く面倒見が良い。 詩織里「褒めるのも、仕事なんですから♪」 家事もこなせるが、恋愛経験をしたことがなく、恋愛感情がどのようなものなのか分からないらしい。結果的に篠崎の想いに気づいているかどうかは怪しいといったところである。 ・早川千夏 CV 花守ゆみり 篠崎と同期の新入社員で第二開発課に所属している。 実は彼とは実家が近く、同じ中学に通っていた幼馴染である。 お互いに気心知れているのか、普段の気兼ねなく会話している。同僚からは付き合っているのかと言われることもあるが、基本腐れ縁のような関係で互いに恋愛感情はない。 クールに見えるが、趣味はコスプレとBL同人誌に執筆を行う腐女子である。 コスプレイベントに参加した際に主任に見つかり、オタク趣味がばれて「オワタ」と思ったが、妙な尊敬の念を抱かれ、オタク関連イベントをいろいろと付き合ってもらう仲になった。 「と、とにかく、とりあえずは二人だけの秘密ってことで、お願いします」 余談だが、アニメ第4話で彼女は「アズールレーン」の加賀のコスプレを披露しているが、これはyostar公認である。 ・秋那千尋 CV 島﨑信長 第二開発課の主任。篠崎達の上司。 篠崎や詩織里の関係を微笑みながら見ていることの多い、優しい性格。(反面何を考えているか分からないので怖いと考えているスタッフもいる) 自身はそれらしい趣味を持っていなかったことから、 オタク趣味を持っている千夏のことを尊敬している。以降、彼女のオタク関連イベントなどに付き合っている。 他人の恋愛事は面白おかしく楽しんで見ている反面、千夏の彼に抱いている好意については気づけていない。 鈍感というかなんというか・・・。 ・篠崎豊 CV 小松未可子 拓馬の姉 小さくて可愛いものが好きということで、 ふとしたことで出会った詩織里を愛でている。 拓馬と詩織里には結婚してもらいたいと思っているが、そうすることによって、いつも詩織里と過ごすことが出来るからという、己が欲望を叶えるためであるということは言うまでもない。 豊「弟よ、しおりん先輩の画像くれ!」 【テレビアニメ版】 2023年7月~9月の期間においてテレビ朝日系列でアニメ化された。 詩織里の可愛さを愛でることの出来る内容である。また、周囲の同僚は基本良い人ばかりであることから、こうした職場に憧れる視聴者もいたとか。 アニメーション制作はprojectNo.9 上述のように千夏のコスプレなどで、yostarの協力などをもらっている。 主題歌 OP:「HONEY」 小林柊矢によるオープニングテーマ ED 「suger」 由薫によるエンディングテーマ。 追記・修正は職場で可愛らしい小さい先輩に恋した時にお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] いつか「良い夫婦の話」もアニメになったら良いですな。 -- 名無しさん (2024-07-08 08 19 38) 「微笑みながら見ていることの多い」>おっそうだな -- 名無しさん (2024-07-08 09 21 25) YouTubeで上がってるボイスコミックもいいんだよなぁ。そっちの声優が好きってのもあるけどキャスティングいいし、アニメでは流石に際どいシーンもちゃんと入ってるし。何よりいい夫婦の話が観れるのはこっちだけ -- 名無しさん (2024-07-09 17 53 31) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/testest-umigamedb/pages/2764.html
2022年7月13日 出題者:地元太郎 タイトル:「小さいからこそ」 【問題】 タカフミは大きくしたものを一生懸命小さくして満足した。 一体何? 【解説】 + ... タカフミは料理をしている。コンロを点火し、ツマミを回して弱火にしたのだった。 ツマミを回しすぎると消えちゃうから大変だよね。 公式生配信切り抜きチャンネル(ゆいさん) 配信日に戻る 前の問題 次の問題
https://w.atwiki.jp/counterattack/pages/159.html
Miniaturization 機体サイズを小さくする。敵や攻撃を避けやすくなる。 通常 ADJ IMP 対象 性能 レアリティ Uncommon Rare ? 効果 機体サイズが40%小さくなる 機体サイズが42.5%小さくなる回避率+5% 機体サイズが40%小さくなる 取得方法 通常 Bulwarkで取得可能 (3rd) ADJ ? IMP ?
https://w.atwiki.jp/eternalsaga/pages/192.html
ドワーフスピア 槍 Lv1 物理攻撃力+25 縮小化Lv1:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が10%増加する。(CT30秒) Lv5 物理攻撃力+30 縮小化Lv1:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が10%増加する。(CT30秒) Lv10 物理攻撃力+40 物理防御+5 縮小化Lv1:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が10%増加する。(CT30秒) Lv15 物理攻撃力+60 物理防御+15 縮小化Lv6:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が20%増加する。(CT30秒) Lv20 物理攻撃力+85 物理防御+30 縮小化Lv11:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が30%増加する。(CT30秒) 超越 物理攻撃力+145 物理防御+60 縮小化Lv11:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が30%増加する。(CT30秒)
https://w.atwiki.jp/eternalsaga/pages/204.html
ドワーフソード 剣 Lv1 物理攻撃力+25 縮小化Lv1:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が10%増加する。(CT30秒) Lv5 物理攻撃力+30 縮小化Lv1:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が10%増加する。(CT30秒) Lv10 物理攻撃力+40 物理防御+5 縮小化Lv1:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が10%増加する。(CT30秒) Lv15 物理攻撃力+60 物理防御+15 縮小化Lv6:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が20%増加する。(CT30秒) Lv20 物理攻撃力+85 物理防御+30 縮小化Lv11:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が30%増加する。(CT30秒) 超越 物理攻撃力+145 物理防御+60 縮小化Lv11:15秒間、体が小さくなり、移動速度・攻撃速度・遠距離回避率が30%増加する。(CT30秒)
https://w.atwiki.jp/zuiun/pages/27.html
冬に灯る小さな花火 もういっそのこと大学から、家からも飛び出して旅に出ようかな。そして何にも縛られず、私の好きな場所、好きなことだけをして生きていこう―― ……なーんて、勉強に疲れた中高生の妄想みたいなことを思う。無理に決まってると胸中でつぶやいてため息を吐いた。 単位のためだけに受けている興味のない講義を聞き流し、楽譜をしまう。五線の湖の上を泳ぐおたまじゃくしを見ていたら、目眩がしてきた。 どうにもここ数日、頭の中で音が鳴らない。それどころか、気力すら全然起きない。 ……私、やる気なさすぎ。 どうしちゃったのかなぁ、と思うまでもなく原因はわかっていた。その原因を解決させない限り、私はふ抜けたままだろう。原因がわかってるなら、すぐにでも解決すればいいんだけど。 「そんな簡単なら、こんなことになってないってば……」 ぽつり、と口に出した言葉は、社会の仕組みと就職の大変さを語る教授の声に、くだらないと切り捨てられるようにしてかき消された。 ◇ ◇ ◇ 「おい、天然元気っ子。今日はやけに静かだな。変なもんでも食って腹壊したのか?」 講義が終わった教室で、まだ三時限目が残ってるけど帰っちゃおうかなー、とぼんやりしていたら、慎(しん)が話しかけてきた。 「あー、うん。そーかもね」 私がてきとうに返事すると、慎はやる気のなさそうな半眼を丸くしていた。 「おいおい、ホントに腹壊したのか? いつもなら『誰がお腹壊すようなもの食べるか!』って突っ込み返すのに」 「いや、別にー? ただ、疲れちゃったからもう帰ろっかなーって」 「はぁ?」 慎は怒ったように私を睨む。目つきが鋭いから睨んだように見えるだけなんだけど。 「次の講義、ピアノだろ? 音楽専攻の学科じゃないから基礎ばっかりなんだろーけどよ。でもお前が大好きなピアノだぞ? わかってるか?」 「うん、わかってる」 慎のちょっと怒ってるような顔を――でもホントは心配してくれてる顔を――見ながら、私は小さく頷く。 私の反応に呆気にでもとられたのか、慎は口をぱかんと開けて間抜けな顔をした。次第に閉じていく口はへの字を描いていた。お気楽な慎にしては珍しく、小難しい顔で腕を組んでいる。 「三月(みつき)、昼飯どーするんだ」 「あんまり食欲ないし、無くてもいいかなーって」 「……今日は、デザート食う日じゃなかったか?」 「ピアノの前だから食べてたの。ピアノやんないなら、食べなくてもいいよ」 別にどうでもいいよと、私は無感情に返す。 「いっつも、あんな美味そうに食ってるのにか?」 「うん、いいの」 慎は唸るようにして「ふーん」と返してきた。ちょっとだけ私から視線を外した後、削るように一度頭を掻き、ここ座るぞ、と私の隣に腰かけた。 「これ食え。飯抜くと太るっていうだろ」 下げていたビニール袋からサンドイッチを取って渡してきた。慎がよく買う、安い卵サンド。 「いいよ。慎の昼ごはんでしょ?」 「俺は三限なんもないからいいんだよ。ほら、人の好意を無下にしてんじゃねぇ。食え食えっ」 肘を付きながら、押しつけるようにして、しっしっと手で払う。そんな風に言われたら断るものも断れない。 「はいはい。じゃあ、ありがたく頂きますよ」 仕方ないわね、とため息ひとつ吐き出して。黙々と、慎からもらったサンドイッチを食べる。慎は私の食べる様子を、いつものやる気のなさそうな半眼で見ている。 「……夏の時と比べて、病気かってくらい静かだな、お前」 慎は唐突に、姿勢は変えないまま口だけを動かした。 おかしい、と私も前から感じていたことを改めて指摘され、叱られた時みたいに体を強張らせた。 「やっぱり……そう、だよねー」 「皆で花火なんかした時は、小学生かってくらい、はしゃいでたのによ」 夏休み、そんなこともしたなぁと私は思い返す。高校の友達と集まって、ねずみ花火に追いかけ回らされたり、ロケット花火を空高く打ち上げたり、色彩豊かな手持ち花火をのんびり眺めたり。楽しかったなぁ。 「どうしたよ。なんか悩みでもあんのか?」 「うん……まぁ」 「なんだ、寒くなってきたから体重でも増えたのか?……あぁ、デザート食わないのもダイエットか」 言い淀む私を見て恥ずかしい悩みだと思ったのか、慎はひひ、と嫌らしく口元を吊りあげて笑う。冗談だとわかっていても、私はムッと頬を膨らませてしまう。なんか、慎に言われるのは無性に気に食わない。……でも、サンドイッチってカロリーどんなだっけ。つい今日食べた物のカロリーを考えてしまう。 「おーい、三月ちゃーん? サンドイッチ見つめたまま、なに固まってるんだー?」 「えっ……? あ、うん。うんうん? サンドイッチって、カロリー高かったっけ、なんて考えてないよ?」 「あー……そうか。ちょっと腕上げろ。あぁ、バンザイじゃなくていいから。軽くでいい」 言われた通り、サンドイッチを両手で持ったまま肘を持ち上げるようにして腕を上げる。 なにする気なの、と訊こうとした瞬間。すぐに伸びてきた慎の腕が、私の脇腹をむにゅっと摘んだ。 「わひゃぁ!?」 無防備の脇腹を触られ、くすぐったさと肉を摘まれたというショックから、変な声を上げてしまう。 「ふむふむ。適度に肉も付いてて健康的な体だな。女としてはともかく、人間としてはいいと思うぜぇ?」 「なぁもぉうるさいっ! にやにやとイヤらしい顔してんじゃないわよ、このヘンタイ!」 いつまでもむにむにむにむにと摘んでいる腕をはねのけようと、慎に向けて腕を振る。おっと、とからかうように声を出しながら、あっという間に体を引いて避けられてしまう。 「おいおい。俺は『冬になって美味しいものがいっぱいで食べすぎちゃった~』とか言ってる三月のために、身体検査してやっただけだぞ? そんな怒られるようなことはないと思うぜ?」 「誰がそんなこと言ったのよ! 女の子の体触っといて、アンタはそんなことしか言えないのか!」 「いやだってお前……」 慎は顎に手をやり、じとーっと私を頭から足先まで見てくる。 「……大学生にもなって、そんな起伏のないなだらかな体の奴じゃ、なぁ?」 「なっ……!?」 真面目な顔をしたまま淡々と言われ、さすがに声を詰まらせる。いくら幼なじみの慎だからって、冗談でもなくそんな風に言われたら傷つく―― 「ま、スポーツブラでもなんでも試して、せめてAAからAぐらいにするんだな」 と、ちょっと泣きそうになった気持ちが瞬時に吹き飛んだ。慎はにやり、と口の端を持ち上げた、弄る時によくする意地の悪い笑みを浮かべ、私の胸を指さしてくる。 「ギリギリBくらいはあるわよ!」 たぶん、と心の中で付け足して。 くるくると回して遊んでいる指を、手の甲ごと思いっきりはたいた。私は仇のようにサンドイッチにかぶりつく。 「知らない間に、お前も成長してたんだな」 慎は憎ったらしい顔をしたまま、はたかれた手をぷらぷらと揺らす。からかってるんだろうその動作も、腹が立ってしょうがない。 「まったく、人のこと弄るだけならちゃっちゃと帰ってよ! 慎のばぁか!」 「はいはい、俺はそろそろ退散しますよっと」 あっさりと私の言葉に従い、慎は鞄を担いで席を立つ。離れる時、私の肩をぽんぽんと気遣うように叩く。 「それだけ言い返せれば十分だな」 してやったり、とで言いたいのか。ニッと無駄に良い笑顔を見せてきた。私はしてやられたように、慎の笑顔に驚いた顔を返してしまった。 「まったく、ホントにもぉ……」 離れてく慎の背中に、私は苦笑を向ける。 慎が教室を出ようと扉に手をかけた時、私は大声で呼び止める。 「慎!」 慎は顔だけをこちらに向け、なんだ? と表情だけで語る。 「ありがと!」 天然元気っ子らしく、私は飛び切り明るい笑顔で言ってやった。 慎はさっきと見せたのと同じ笑みを返し、ひらひらと手を振って教室から出て行った。 ◇ ◇ ◇ でも慎にもらった元気も、ピアノを弾き終わる頃には、空に霞んでいく煙のようにかき消えてしまった。 やっぱり、音楽に集中できない。他事がちらちらと頭の端を触り、心が定まらない。心が定まらなければ、音も定まらず。結局、私が鳴らしたのは乱れた行列のような、猥雑な音の群れ。全然旋律なんかじゃない。 ……こんなことじゃダメじゃない。しっかりしないと。 まだ大学に通って一年すらたってない。なのに、つまずいてたら叶う夢も叶えらんないよ。 気分転換でもしようと来た書店だけど、全然気晴らしにならない。もっと違う音楽でも聴こうと、一緒にやってるレンタルCDの方へと行く。 J-POP……って気分じゃないんだよなー。別に、愛だの恋だのが欲しい訳じゃないし。クラシックで落ち着きたいとこだけど、ピアノのことが浮かんで気分転換になりそうにないかも。うーん……ジャズ、ねぇ。いいんだけど、なんか違うんだよねー。あー、どーしよー…… 電車のラッシュを思い起こさせるほどCDが押し込まれた棚から、視線を外す。一息ついていると、明るく軽快な幸せと楽しさを運んでくるフレーズが聴こえてきた。 この曲は……We Wish You A Merry Christmasかぁ。そっか、もう一月もたたない内にクリスマスだっけ。 ……クリスマス、かー。去年は、確か高校の友達と過ごしたっけな―。仲の良い女の子三人で、誰がカッコいいだのもうちょっとどーすればいいのにだの、皆で騒いだっけ。うん。いいね、クリスマスソング。気分転換になるかも。 私はクリスマス・クラシックのCDを数枚借りた。頭の中で、さっき聴いたWe Wish You A Merry Christmasを弾く。 クリスマスへの期待、喜び、楽しみを奏でる音譜に釣られて、想像の鍵盤の上を心の指たちが踊る。想像だけど、ピアノを弾けていることに私は自然と笑みを浮かべていた。 店を出る前に、本屋の方をぐるっと見て回る。私は目に留まった、平積みされている一角で足を止めた。 積まれているのは、どれも就職の本だった。 適当に手にとっては、ぱらぱらとめくる。どれにも書かれている、就職の準備は今すぐ始めた方がいい、面接のしかた、SPI、TOIEC…… そして、週刊誌には就職率の低迷。採用氷河期の文字。 私はひと通り本に目を通すと、店を後にした。脇目も振らず自分の家へと急ぐ。 家へ着いたら、ただいまの挨拶もそこそこに自室へと入る。鞄と借りたCDを机に置き、コートをハンガーにかけて私はベッドへ倒れ込んだ。 抱き枕をぎゅっと力いっぱい抱きしめ、小さくなる。 小さくなって、出来る限り小さく体を丸めて――全部の力を抜いてため息を吐き出した。 就職……か。 ――私の通う大学は、そこまでランクの高い大学じゃない。どっちかって言えば、低い部類になるだろう。もちろん就職率も当り前のように低い。 色んなことに手を出して遊んでいたら、就職で苦労するのは目に見えている。私はペットショップにいる犬猫じゃないんだ。やることをやってなきゃ、雇ってくれる会社なんてあるはずない。 だから就職のために資格をとったり、勉強したりしたほうがいいんだろうけど…… ちらり、と視線だけを部屋の隅へ動かす。視線の先にあるのは、安くて音域が狭いキーボード。夜でも練習できるようにと昔に買ったものだ。ピアノは、一階の他の部屋に置いてある。 私は将来、ピアノに携わった仕事をしたい。そのために一応ピアノの授業がある、あの大学に通ってるし。 さすがに、プロのピアニストになりたい、だなんて無謀なことは思ってない。でも、ピアノの先生になれたらいいな、とは考えてる。自分の通うピアノ教室の先生の楽しそうな姿を見る度そう思ったんだ。 ……だけど、夢や希望なんかよりも、ただ就職できればいいと奔走している先輩たちの姿を見ていたら、不安になった。本当にピアノの先生になれるのかって。 いくらピアニストじゃないとはいえ、音大ぐらい出てないと人に教えるほど実力はつかない。才能がある人は音大なんていかなくても平気かもしれないけど、私は特に才能がある訳じゃない。ただ、小さい頃からピアノが好きで弾いてるだけ。 この大学を出たら、夢に近づくため自力で音大に通おうと思ってるんだけど……それも無謀にしか思えなくなっちゃった。どうしてかな、少し前までは絶対出来るって信じてたのに。 このまま夢が叶わず、ピアノの先生になれなかったら。それでも、社会は待ってくれない。ピアノや音楽に関係ないところでもなんでも、就職して働かなくちゃいけなくなるだろう。 就職する時になっても、私にピアノしか特技がなかったら――きっと、大変な目に合うだろう。 だから、少しでも就職しやすいよう何か資格でも取るべきなのかな、って考えてるんだ。 ……考えてるんだけど。私は……どうすればいいのかな。 ◇ ◇ ◇ 大学のホールの端にぽつりとある小さなテーブルで、ひとり資格の一覧本を眺めながらのろのろとお弁当をつまむ。 ため息を吐いたと同時に、後ろから頭を小突かれた。後ろを見ると、ビニール袋ぶら下げた慎がいた。 「よう。相変わらず悩んでるな、三月」 「やっほ。相変わらずコンビニ弁当なんだね、慎」 今日はおにぎりだ、と文句なのかよくわからない主張をしつつ、慎は向かいの席に座った。 「で、昨日俺が元気づけたはずのお前は今日も懲りずにお悩みを抱えてる訳だが。これにはどう返答すんだ、えぇ?」 「……いい資格、どれだと思う?」 私の返答に、怪訝そうにする慎は机に置いてある資格の本を一瞥する。 「あん? お前、ピアノの講師になりたいんだろ? なら、そーゆー資格じゃねぇの?」 「いや、ピアノ以外で」 慎はびくりとビニール袋に伸ばした手を止め、何か文句を言いたそうな表情で私を見る。 「……は? なんだ、違うもんにでも就職したくなったのか? 今までずっと、ピアノピアノって言ってたじゃねぇか」 「あはは。そうなんだけど、ね」 言葉を濁し、苦笑で誤魔化す。慎は、それを許してくれなかった。 「――怖気づいたのか?」 ストレートな言葉に私は告げる言葉をなくし、ただ強く唇を噛んだ。 ……そうだ。私はピアノの先生になれないのが怖い。 けど就職できないのもすごく怖い。夢を追いかけていると言いながら、私は現実に絡められて、思い切ったことが出来ずにいる。 「まぁ、仕方ねぇと思うよ? 俺は楽器なんかやったことねぇから、音楽ってすげぇ大変だってことしか知らねぇよ。音大も入るのすげぇ難しいみたいだしよ。そりゃ、怖気づきもするよな」 慎の言葉は慰めているようだったけど、当の本人はとても不機嫌そうだった。不満を我慢しているような……いや。気に食わないことがあり拗ねているような表情だった。 「そんでお前は怖気づいて、どうするんだ?」 変わらぬ、無感情にも思える瞳。でも、何かを訴えてる気がして。 「だから、他にも就職できるようにしようと……」 答えを口にしながら、私は慎から目を反らしてしまう。あんな瞳、今の私には応えられなかった。 私が目を反らしたと同時に、慎はため息を吐いた。 「諦めるのか?」 「そんなことしない!」 諦めると聞いた時、私はテーブルを叩いて慎を睨みつけていた。 「でも、現実お前はピアノ以外のことしようとしてるじゃねぇか」 慎の言葉にも怒気が孕んでいた。私が否定されたのに、何故か慎も怒っていた。 私を一番理解している彼に考えを否定され、カッとなっていた。慎が怒ったことに疑問を感じないほど。 「ただ他のこともしようとしてるだけじゃない! 誰もピアノを止めるだなんて言ってないでしょ!」 「今までピアノしかやってこなかった奴が、なに他のことやるとか言ってるんだ? テメェが他のことやれるほど器用だったら、こんな大学いねぇだろうが!」 慎の言うとおりだ。私がピアノもやって、資格も取って、なんて出来るはずがなかった。今まで学校の勉強すら両立できなかったんだから。 「頑張るだけよ! ピアノも資格も、全部頑張ってやるだけよ!」 「資格の勉強なんて頑張ってたら、ピアノの頑張りが減るっつってんだよッ。んなことしてても、全部中途半端で終わるっつの!」 「っ、やってみるまでわかんないでしょ!」 「わかるわ! 不器用なお前が、馬鹿みたいにピアノしかやってこなかったお前が、出来るはずねぇんだよ!」 そうだ。私はピアノしかしてこなかった。私にはピアノしかなかった。 「でも、やるしかないじゃない!」 いつの間にか、私の声は涙混じりになっていた。なにか、だだをこねてるみたいですごく格好悪い。そんな気がして、鼻をすすって目を拭う。瞳は、濡れていた。 「お前、ピアノも中途半端で終わることになるぞ! 頑張ってればなれたかもしれねぇピアノの先生も、なれなくなるかもしれねぇんだぞ!?」 ピアノしかない私は、ピアノで失敗することが怖かったんだ。人生を変えてしまうのような、失敗を。 「私、は……」 言葉は霞んで小さく消えていき、心は冷たく萎んでいった。もう、私に返せる言葉はなかった。 慎は私を静かに見つめる。ふと慎の顔を見て思う。彼の声は怒っていたけど、表情はどうだっただろうと。裏切られたような、ひどく悲しい表情じゃなかった? 「……昔」 ぽつ、と慎がつぶやいた。 「ピアノの先生になるんだ、って言ってたお前は、本当に嬉しそうでさ。すげぇ輝いてたよ」 慎が言ったのはいったい、いつのことだろうか。嬉しそうに夢を語ったのは、いくつの時だっただろう。高校? 中学? それとも小学校だったか…… 知らず、うつむいていた顔は上がり、慎を見つめていた。怒りはもう、すっかりと抜けてしまっていた。 「……今日の夜、家来いよ」 「え?」 「いいもん、見せてやるからよ」 じゃあな、とビニール袋からおにぎりひとつ出さず、慎は席を離れていった。 ◇ ◇ ◇ もう暦上も冬に入り、日が暮れるのは早い。日が出ている時間が短くなった分寒さも増し、吐いた息の暖かさが心地よいほどだ。 星が瞬く漆黒の空の下、団欒の光を灯す住宅街を、慎の家へと向かって歩く。 慎の家はゆっくり歩いて二、三分ほどの距離にあった。私はコートをはおり、マフラーを巻いていたが、そんな短い間でも寒さは厳しい。手袋をはめてこなかったことにちょっぴり後悔した。 後悔している間に、慎の家へ着く。インターフォンを鳴らすと、すぐに玄関の戸が開いて慎が出てきた 「お待たせ――って慎、なに持ってるの」 「んなもん、見りゃわかるだろ。花火セットだよ」 厭らしくにやりとする慎。わたしは慎の考えが読めず呆気にとられていた。 今の季節は冬。あともう少しでクリスマス。雪が降るんじゃないかという寒さ。なのにこのお気楽野郎は、そんな寒い中で縮こまりながら、花火をパチパチとやるつもりなんだろうか。 「いつまでたってもうじうじとなっさけないお前のために、俺がお前を楽しませてやるっつってんだ。さぁ、いつもの土手に行くぞ。あそこなら水汲めるし、ちょうどいいだろ」 「ちょ、ちょっと! 私、歩きなんだけど!」 「あぁ? 家すぐそこじゃねぇか。自転車ぐらい取ってこいよ……あー、でもめんどくせぇ。俺の後ろ乗れ。二人乗りだ、二人乗り」 自転車取ってくる、と車庫に入っていった慎に付いていけず、私は玄関でぽーっと立ち尽くす。 夜家に来いとだけ言っといて、いきなり土手へ花火しに行く? まったく、慎はなに考えてんのよ。私は、どんどんと勝手に物事を進める慎を待つほかなかった。 「……準備いいわねぇ」 土手に着いて早十分。慎はてきぱきと準備をこなし、花火を出来るまで整えていた。 簡単な遊びなら出来るくらい、広さのある川べりの縁の方に、水が入ったバケツを置く。 「寒い中、準備なんかに手間取ってられるかよ」 「ま、ごもっと」 こんな冬の夜中、なにもしないで立ってたらすぐに体が冷えてしまう。というか、自転車に乗ってただけで十分冷えてしまった。これ以上寒いのは、勘弁だ。 「ほれ、好きなの取れよ。ロケット花火とか、あんまり派手なのとか変に面白いヤツとかは無いけどな。そーゆーのは、夏の時使いきっちまってるし」 「ってことは、これ夏の時の残りなの?」 「あぁ。余ってたから持ち帰った」 そうだったんだ、と私の意識は小さめの花火セットに移っていった。 最初は、また馬鹿なことを、と思ったりもしたけど、実際ここまで来るとワクワクしてきた。 冬にやる花火。ミスマッチだけど、逆にそれがいい気がする。 「じゃあ、これから」 線香のように細い棒の先、床屋のバーみたいな紙が巻いてある、定番中の定番の花火を取り出す。 「うし、火着けるからこっち来い。風が当たんないよう、壁になれよ」 私と慎はバケツの傍らにしゃがみ込む。慎が私の持つ花火にライターで火を着けようする。私は花火が咲くのを今か今かと待った。 かちっ、かちっと幾度かスイッチ押し込む。次の瞬間、かちっと鳴った口の先から、火が吐き出される。日は、花火の先へと燃え移り――この寒空の下、色彩豊かな火花が、ぱちぱちぱちと爆ぜながら、ぱあっと咲いた。 「わぁ……!」 暗い闇夜の中、小さいけれど楽しい火が灯る。冬は空気が澄んでいるからだろうか。夏の時よりも、花火が綺麗に見えた。 「おい、火をくれよ。そっちの花火が終わる前にさ」 慎が取り出した花火の先をこっちに向けていた。 「はい、どーぞ」 「さんきゅ」 私は慎の持ってる花火に、私の花火を近付ける。たちまち火は慎の持っている花火へと移り、私の花火よりも激しく、噴き出すように緑色の火花を散らした。しゅごごごごご、とロケットのエンジンみたいに、花火は咲く。緑色だった火花は、次第に黄色、赤と変わっていく。 「三月、お前の花火消えてるぞ。次出せ、次」 「あ、ほんとだ。えっと、次は……っと」 「早くしろって、俺のも消えちゃうから!」 そんな感じで、私たちは花火を着け合いっこしながら楽しんだ。 勢いよく火が着いたけど、ほんの一時しか咲かないのや。湿気てたのか、まだ半分もの残ってるのに消えちゃったのとか。最初は弱かったけど、だんだんと激しく輝いていくのもあって。 確かに、ロケット花火みたいに派手なのはなかったけど、それでも十分な種類の花火があった。 「熱っ! 手に火がかかった!」 「あはは、なにやってんのよ」 「お前も食らえ、それっ」 「きゃ! こらっ、女の子に花火を向けるな! 火傷したらどうするのよ!」 「女扱いして欲しかったら、もうちょい幼いころより成長した体つきになるんだな」 「なっ……! 言ったなぁ~! 今日という今日は容赦しないんだから、ていっ」 「ちょ、おま! 花火を投げるな! さすがにそれは危ないわ!」 なんて、馬鹿なこともしつつ。 楽しい時間は、あっという間に終わりを迎えてしまった。 「あーあ、もう終わりか。でも、楽しかったー」 「いや、まだ終わりじゃないぜ? 花火の締めと言ったら、やっぱこれだろ」 取って置きだ、と慎が取り出したのは線香花火の束だった 「おぉ、線香花火まであったんだ」 「やっぱ、これをやんなきゃ花火じゃないだろ」 二人で一個ずつ、糸用に細い線香花火を持ちながら、同時にチャッカマンで火を着ける。今度は、あっさりと火が着き、線香花火が儚い光を灯しだす。 ぱち、ぱち……ぱちぱち…… 今にも落ちて力尽きてしまいそうな、弱々しい火花を散らしながら、線香花火は静かに咲く。 「……綺麗だね」 「……あぁ、そうだな」 抱えた膝の上に顎を乗せながら、言葉少なに、さっきほどまでと打って変わった儚い花火を眺める。 どうしてだろう。こんな小さな花火を見ているだけで、こんなにも穏やかになるのは。前、夏に花火した時も、こんな風だったっけ―― ぼんやりと考えていたら、ぽとりと火が地面に落ちてしまった。 「あっ……」 赤く燃えた火花は、地面の上にほんのちょっとの温もりを残して消えてしまう。その光景は、美しくももの悲しかった。 「次、やるか?」 「うん」 慎から渡された花火を持ち、私は火を着ける。 次に着けた線香花火は、最初だけ力強く輝き、あとは風に吹かれて消えてしまいそうなぐらい小さく灯った。 慎も一本目を落としたらしく、二本目に火を着ける。しばらくして、線香花火のように小さく、でもしっかりと聞こえる声で慎が訊ねてきた。 「少しは、元気出たか?」 私は線香花火から慎へと視線を変える。慎は線香花火を眺めたまま、優しく微笑んでいた。私も、そっと線香花火へ視線を戻しながら頷いた。 「うん、元気出たよ。これで、明日もちょっと頑張れそうな気がする」 私の言葉に、慎からの返事はなかった。線香花火が爆ぜる音だけが、小さく鳴った。 「……ピアノの先生になるんだ」 「え?」 唐突に、私がいつだろうか言った言葉を、慎がつぶやいた。 「これ言ったの、この前の花火の時だぜ? それも、今とおんなじように線香花火してるとき」 「……そう、だったけ」 「あぁ、そうだよ」 言われてみれば、言ってた気もする。高校の友達に、「やっぱりピアノの先生になるの?」と聞かれたとき、そう答えてた気がする。 「すげぇ嬉しそうにさ。綺麗に笑いながら言ってたよ」 「き、綺麗にって……」 普段、まったく言われないようなことを言われ、思わず照れてしまう。いつも、慎からはからかいの言葉しか聞かないから、ドキッとしてしまった。 「いつもはさ……いや、今まではさ。昔からお前は子供っぽいって思ってたけど、そん時にびっくりするぐらい綺麗でさ。あぁ、お前もこんなに大人っぽくなってたんだな、って思ったよ」 慎にしては珍しく、やけに素直に気持ちを話していた。ちょっと、照れたように笑う慎は可愛く見えて、なぜかドキドキと心臓が高鳴った。 「でも、よくよく考えたら、お前はすごく綺麗だったかもしれないな」 慎が花火から視線を私へと向け、見つめ合う形になる。慎の真っ直ぐな瞳を見て、私は驚くほど心を跳ねさせていた。 「お前が、夢を話してる時はさ」 「ゆ、夢……?」 「そ。ピアノを舞台で弾くだの、プロになるだの、先生になるだの。そうやって、夢を話してるときはすげぇ綺麗に見えてたよ。眩しいくらいに」 慎は少しだけ視線を外し、小さく苦笑いした。らしくねぇな、と漏らしながら。 「いつだっけなぁ。だいぶ昔、お前の部屋でキーボード教えてもらった時、こんな難しいもんを軽々と弾くお前を無茶苦茶すげぇって思ったよ」 私の部屋にある、小さなキーボードで、やったなぁ。でも、「出来ねぇ」とか「無理だって」とか言ってた慎が、そんなことを思ってたなんて。 「俺はさ、三月みたいに夢なんかないし。だから、夢を追ってる三月が綺麗に見えて、羨ましかったんだよ。だからかな……」 花火終わってるな、と慎は新しい線香花火を渡してくれた。私は、うんと花火をもらう。 新しく火を着けながら、慎は話す。 「三月が今みたいに夢を諦めかけてるのを見るのは、すげぇ嫌なんだ」 初めて聞く慎の思いに、私は驚いて目を丸くしてしまう。まさか、慎がそんな風に思ってるなんて、考えてみたこともなかった。 「自分勝手なこと言ってるな、って思うけどさ。小さい頃から言ってる夢なんだ。だから、傍で見てた俺としても、諦めて欲しくないんだよ」 照れたように笑っていた顔は、いつの間にかとても真剣なものへと変わっていた。そんな慎を見ていると、私も真面目になっていく。 「俺はさ、別に就職失敗してもいいじゃんかって思うんだ。そりゃ、就職も大事だと思うぜ? 働かなきゃ生きてけないからな。でも、そんな世の中だからさ、夢を追うってのはかけがえなくて、素晴らしいことだと思うんだ。ちょっとくらい失敗してもいいだろ、って思うくらいにはさ」 揺れるように輝く線香花火が、慎の言葉と重なって見える。例えすぐ火が落ちてしまっても、諦めず輝こうと燃えるその様が。 「夢って叶えるの大変だろ? なら、成功ばっかりするはずねぇじゃん。失敗だってあるに決まってる。だから、失敗するのを恐れちゃいけないって。むしろ失敗を乗り越えていく気じゃねぇとさ。まぁ、失敗するのは怖いと思うけど。……でも、負けないで欲しい、って思うんだ。俺が夢を持ってない分、三月には頑張ってほしいんだよ」 喋り続けて疲れたのか、慎は一度話を止める。頭を掻いて、私から顔を背けた。 「ただ……辛いときもあるだろうから、そん時ぐらいは、俺で良かったら、力になるぜ。勝手に、お前の夢が叶うことを期待してるんだしさ」 顔を背けたのは、恥ずかしかったからか。慎のとった可愛い行動に、つい笑ってしまう。 「笑ったりしてごめん。まさか慎がそんな風に思っててくれたなんて、びっくりしたよ。すごく嬉しい、ありがとっ」 心の底から出てくる嬉しさを、最高の笑顔にして慎へと送る。慎は苦笑気味に、そっか。良かったよ、と頬を掻いた。 慎は、最後の言葉とばかりに力強く話した。 「ゆっくりでもいいと思う。長い年月がかかってもいいと思う。だから、諦めず夢を叶えてくれよ。この、線香花火みたいに、最後の最後まで精一杯綺麗に輝いてさ」 ちょっと臭かったか、と口を押さえて慎は笑った。 うん。臭いかも、と私もいたずらっぽく笑った。 「やっぱり私、夢を諦めきれない。大好きなピアノ、仕事にしたいと思う。だから、頑張ってみるよ。線香花火みたいに、最後まで全力で」 「おう、頑張れよ。困ったり、辛かったりした俺に頼ってこい。助けてやるからよ」 拳で自分の胸を叩き、いつも通り口の端を持ち上げて笑う慎は、何故かとても格好よく見えた。 「うん、頼りにしてる! 私が就職に失敗したときとか、養ってねっ」 ハートが付きそうなぐらい、可愛らしく言ってあげる。さすがにこの言葉には、うっ、と詰まる慎。 「ま、まかせろ!」 「きゃ~! 慎、かっこい~」 その後も、わいわいと言いあいながら、残った線香花火を灯していく。 こんな儚く、消えそうな光でも、長く長く輝こうと頑張っている。 なら、この大切で大きな夢を抱える私は、線香花火よりも強く長く輝けるはずだ。 それに、慎もいてくれる。きっと、私は夢を叶えられる。 昔から想っている、大事な夢を。叶えたいと思う、心からの願いを。思い出させてくれた慎に、私はもう一度言う。 「慎、本当にありがとうっ」 これからも、私は頑張っていける。挫けないで、全力で、輝いていける。 線香花火に負けないくらいに―― 「……なあ、三月」 この前借りた、クリスマスソングのCDを、片耳ずつウォークマンで聴きながら帰っている途中、慎が改まったように切り出してきた。 「なーに?」 「もうすぐ、クリスマスなんだな」 「そうだね。去年は楽しかったけど、今年はどうなるかなー」 「……まだ、予定はなにも決まってないのか?」 「うん、決まってないよ」 「そうか……」 顎に手を当て、慎は小さくなにかをつぶやく。聞き取れなかった私は、どうしたんだろうと慎の顔を見る。 慎は私に視線を戻すと、まるで決心したような力強い声で言ったんだ。 「じゃあさ、今度のクリスマスは俺と……―― web拍手を送る
https://w.atwiki.jp/thecrew2jpn/pages/27.html
はじめに 自動車・バイク全体 固有 船全体 固有 飛行機全体 固有 [部分編集] はじめに 本ページの情報はSteamコミュニティのPro Settings Explained(原文リンク)の情報をベースに一部追記したものです。 [部分編集] 自動車・バイク 全体 トラクションコントロール 急加速時のホイールスピンを抑制します。値を小さくするほど、タイヤがグリップを失いやすくなります。 ABS 急ブレーキ時のタイヤロックを抑制します。最大値ではブレーキの踏み込み量をシミュレートし、フルブレーキ中でもステアが効くようになります。 ESP トラクションを増加させるために出力を抑制します。トラクションコントロールのようなものですが、効果はECUのレベルに左右されるようです。値を大きくするほど、トラクションを維持するための出力の抑制幅が大きくなります。コーナーでの速度が遅くなりますが、スライドが起こりにくくなります。 スライド補助 ドリフト中のカウンターステアの入力を補助します。値を大きくするほどスライドが均一になり、切り返しやすくなります。値を小さくするほどドリフトへの移行が早くなりますが、スピンしやすくなります。 固有 空気抵抗配分 空気の流れによって車が押し下げられます。この項目では別の用途があります。フロントのダウンフォースを減らすと、アンダーステア気味になります。 デフ配分 AWD車における前後の出力配分を調整します。リア側を大きくすると、オーバーステア気味になります。 ギアボックス ギアレシオです。値を大きくするほど最高速度が伸びますが、加速が遅くなります。逆に、値を小さくするほど加速が良くなりますが、最高速度が落ちます。 タイヤのグリップ(フロント・リア) タイヤのグリップ量を調整します。これらのスライダーで遊んでみてください。フロントの値を小さくするほど、アンダーステア気味になります。 ブレーキのパワー ブレーキローターにかける圧力を調整します。値を大きくするほど車が早く減速しますが、ブレーキロックが起こりやすくなります。 ブレーキのバランス 前後の制動力のバランスを調整します。フロント側に振るほど、ブレーキ中にアンダーステア気味になります。 サスペンションCOMP(フロント・リア) バンプ後にサスペンションが沈み込む量を調節します。値を大きくするほどサスペンションが固くなり、バンプ を超えた後のトラクションが悪化しますが、バンプの少ないTCに適しています。 サスペンションREB(フロント・リア) バンプ後に沈み込んだサスペンションが復元する力を調整します。値が小さいほど車体が跳ねやすくなります。値が大きいほど車体は早く安定するでしょう。 キャンバー角(フロント・リア) 車体の垂直方向からの、ホイールの角度を調節します。値を小さくするほど、ホイールの上側が車体側に寄ります。逆に値を大きくするほど、ホイールの下側が車体側に寄ります。一般的に、値を少し小さくすると、コーナーでのトラクションが良化しますが、ストレートでのトラクションが悪化します。 ARB(フロント・リア) アンチロールバーの剛性を調節します。値を大きくするほど車体の剛性が増し、ローリングが小さくなります。値を小さくするほど重心を大きく左右に振ることができますが、切り返しに対する反応が悪化します。これを利用して、意図的にアンダーステア・オーバーステアを誘発させることができます。 [部分編集] 船 全体 ドリフトアシスト 不明 固有 重量分布 前後方向のの傾きを調節します。前に傾けるか、後ろに傾けるか、ということです。大きくするほど前側が重たくなります。最高速度は低下しますが小回りが効くようになります。 ラダーの角度 舵の表面積を調節します。値を大きくするほど、スピードを犠牲にして早く回転することができるようになります。 ブレーキのパワー どのくらい速く減速できるか。値を大きくするほど、より速く停止できます。 浮力 浮力を調節します。値を大きくするほど、水上に出ている部分の比率が大きくなります。 (追記)値を大きくするほど、水の抵抗が小さくなるためスピードが速くなります。値を小さくするほど、スピードは遅くなりますが、小回りが効き、またジャンプから着水した後の加速が良くなります。 船体の摩擦 ボートへの水の抵抗。 値を小さくするほど、水の抵抗が大きくなります。 トリムタブ 値を大きくするほど、左右の切り替えしが早くなりますが、スピードが落ちます。 [部分編集] 飛行機 全体 オートクライムコントロール オンに設定すると、無操作状態でも高度が自動的に維持されます。オフに設定すると、無操作状態では徐々に下降します。 ナイフエッジ ナイフエッジ中に、高度を維持するために自動的に操舵が行われます。 オートマチックランディングギア 高度が下がると、自動的にランディングギアが出ますが、これをオフにすることができます。ランディングギアを出さないことで、地表付近での速度を上げることができます。 グランドクッション 地表付近で機体を自動的に上昇させる割合を調節します。値を小さくするほど低高度を維持しやすくなります。 グラウンドエフェクト 実世界でも発生する、地表に近づくと生じる揚力を調節します。値を小さくするほど、(既に十分小さい)影響が小さくなります。 固有 機体の反応度 コントロールスティックの感度を調節します。値を小さくするほど、飛行機の応答速度が低下します。値を大きくするほど機体が素早く反応します。 ストール 失速により制御を失う閾値を調節します。値を小さくするほどスピードを上げることができますが、失速しやすくなり、機体の制御を失いやすくなります。トリックやターン行う場合は値を小さくすることをお勧めします。ストールが発生する場合は値を大きくします。 主翼の上反角 翼の胴に対する角度を調節します。(注:視覚的な違いはないように見えますが、情報によればロールレートが向上していることが分かります。) 旋回の安定性 左右の方向舵の効きを調節します。値が小さいほど、機体のドリフトを減少させます。 ピッチの安定性 機体の上昇/下降の効率を調節します。値が小さいほど、上昇/下降しづらくなります。 ロールの安定性 バレルロールを行うと、減速します。値が小さいほど、飛行機のロール速度が遅くなります。 スタビライザーの取付角 水平尾翼と垂直尾翼の垂直性。値を大きくするほど、無操作状態で高度が下がります。 翼の取付角 値を大きくするほど、無操作状態で高度が上がります。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/42494.html
登録日:2019/07/17 Wed 22 17 16 更新日:2024/03/28 Thu 11 00 05 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 アントマン ウルトラマン ガリバートンネル シュリンカー スモールライト ミクロの決死圏 ミニマム 一寸法師 収縮 小さくなる 小人 特殊能力 縮む 縮小化 見る見るうちに小さくなるよ ●目次 概要 実際に生物が突然縮小化するとどうなるか? フィクションでの縮小化変身 科学 魔法 スタンド能力(ジョジョの奇妙な冒険) 圧力圧縮に耐えられず生き残れなかった例 その他 概要 ここでは、生物(一部例外あり)が短期間の内に小さくなる現象を紹介する。 現実世界では「成長=大きくなること」なので、その逆であるこの現象はまず見られない。 一応、「アベコベガエル」というオタマジャクシ時代の方がデカい変なカエルもいるが、やはり現実世界では非常に珍しい事象である。 実際に生物が突然縮小化するとどうなるか? 単純に人間が10分の1サイズに小さくなった場合を考えてみよう。 巨大化した場合と異なり、体の強度的な問題は発生しない。 詳細は巨大化の方を参照してもらうとして、要はその逆なので 単純計算で100倍の身体能力を発揮できる ようになる。 体重当たりの出力、即ち速度と加速の積は同等なので、「6.3秒で1秒間に自分の身長の6倍の距離を走れるトップスピードに乗る事が出来る(*1)」人間の身長が1/10になれば、「同じ6.3秒で自身の身長の60倍の距離を走れるトップスピードに乗る事が出来る」ので、機動性は100倍に達する。 ただし、100倍になるとは言ってもあくまで身長に対する運動能力が上がるだけなので、例えば元の大きさの時に身長の5分の1の高さ垂直ジャンプ出来た人が10分の1サイズになると身長の2倍ジャンプできるようになる、という話である。 身長自体が10分の1になっているため、実際のところジャンプできる高さ自体は変わっていない。 昆虫類が体重の何倍もの力を発揮できるとは言っても、人間と力比べで勝てるわけがないのと同じ話である。 体格に対して力持ちになれるだけなのだ。 強度的な問題は起こらないが、人間のような多細胞生物の場合、「細胞の数」という重大な問題がある。 細胞は精緻な化学工場であり、体のサイズが10分の1になったからって細胞まで10分の1サイズになったら間違いなく機能に支障が生じる。 では細胞自体の数を減らしたらどうなるか、というとこれもこれで問題であり、特に脳細胞の数が激減するのは人間と言う生物にとって極めて致命的。 脳細胞の数と知性は正比例しないとはいえ、元の1000分の1まで脳細胞が減って知的活動を継続できるかと言うと大変怪しいだろう。 他には体感気温の問題もある。身体から発生する熱量は体重に比例し、発散される熱量は体表面積に比例するので、身長が10分の1になると体重が1000分の1、発散される熱量が100分の1になり、単純化すると元のサイズの10倍寒く感じるようになる。 つまり放出される熱を補うためにも大量のエネルギー補給が必要となる(ネズミが自重以上の食事を1日に食べるのと同じ)。 逆に体温維持の問題が解決されると、同等の機動性を維持したまま平常時のエネルギー消費を抑える事が出来る。 例えば、犬は原種であるオオカミに近い体格の品種は寿命が短いが、小型化した柴犬やポメラニアンは長生きし易い。 無論、野生と人間の庇護下という環境の違いも有るだろうが、小型化によって平常時の心肺の負担が低減し、尚且つ良質の毛皮で過冷却の問題をクリアしているので長寿になっている。 フィクションでの縮小化 小さくなって戦闘力的に得することはほぼないので、主な用途は大体2系統に分かれる。 小さくなって本来入れないところに入る ネズミサイズになってネズミの穴から移動するなど。 また、あえて小さくなって相手の体内に侵入して攻撃するなどの使用方法も。 相手を小さくして攻撃する 小さくなって弱くなるならこうすればいい。 相手を小さくすることで弱体化させ、そのまま攻撃する。 卑怯なイメージが強いためか敵サイドの使い手が多い。 ゲーム等では、物理的な攻撃力・防御力が大幅に低下する「小人化」のステータス異常として表現されることが多い。 この場合、知力・魔力等は低下せず、魔法攻撃の威力はそのままなので、余程脳筋パーティでなければ対処はしやすい。 基本的にデメリットなのだが、一部では小さくなることを表現をするため、回避率の上昇というメリットが付与されることも。 また「シュリンカー」というフェチズムとして扱われることもある。これは小さくなった人間を弄びたい、という後述のグェスのような性癖だったり、あるいは自分が小さくなることで女の子のアソコに入る妄想をしたり……ということもある。 以下縮小化の要因別に紹介する。 変身 変身すると小さくなるというパターン。前述のように小さくなったら弱くなるのであまり見られない。 マリオ(マリオシリーズ) 珍しいこの系統の変身をする。マメキノコというキノコを取るとちびマリオよりも小さくなる。 通常マリオよりもパワーが落ち、クリボーすらヒップドロップしないと倒せなくなる。 その代わり滞空時間が向上し、水の上を走れるようになり、本来入れない土管に入れるようになる。謎解き専用の珍しい変身。 カービィ(星のカービィシリーズ) 「鏡の大迷宮」のみに登場するコピー能力「ミニマム」が該当。 だいたい4分の1の大きさにまで縮み、マメキノコ同様にカービィが弱体化して十八番の吸い込み・ホバリングが出来なくなる。 その代わり狭い通路を通れるようになる、やはりこちらも謎解き用の変身。 アントマン 世代によって変身の原理は異なるが、とにかく変身すると名前の通り蟻のように小さくなるヒーロー。 「それって弱体化するんじゃないの?」と思われるかもしれないが、実際のところ小さくなったことで 弾丸並の速度で移動できる ようになっており、パンチするだけで普通に殺傷力が発生するというサイズを考えると信じられないパワーを持つ。 また改造されて強化された蟻とのコミュニケーション能力も得ている。 ウルトラセブン ミクロ化能力を持っていることで有名なウルトラ戦士。派生作品でもフューチャーされることは時折ある。 駿河朱々(魔都精兵のスレイブ) 能力で巨大化から手のひらサイズの小人にまで変身できる。 小人サイズで敵の体内に入り込み、巨人化することでそのまま体内から爆散させるエグい技を披露したことも。 異魔神(ロトの紋章) 作中では怪獣のような超巨体から人間大の最終形態へ変身する。 本人曰く「魔法力は前と同じだが、縮小化しスピードが増大し、巨体が圧縮されたことにより物理攻撃力と守備力は増大(意訳)」とのことだが、 元々魔法力が突出して凄まじいため、どの道しんくうやりゅうせいを連発していれば勝てたのでは?とつっこまれることも。 ただし言うだけのことはあり、無防備なところに会心の一撃級のダメージを当てれば通りはするものの、ロトの剣などの攻撃でも身一つでガード可能になり、 そもそも素早い上に翼を生やして空を飛べるようにもなったため、不意を突いたり連携しないと攻撃を当てられないなど、明らかに隙が少なくなっていた。 それまでは鈍重な巨体故に回避は皆無であり、特殊な条件故に耐えられていただけで致死級のダメージは度々喰らったり喰らいかけていたので尚更。 同じドラクエ漫画のダイの大冒険のバーンと違って変身しても強くなったように見えない読者もいることについては、最初から少数精鋭で最終的には一人で戦う状況になっていたダイと異なり、世界中から次々に戦力が結集していったことが大きい。 フリーザ(ドラゴンボール) ご存じ日本漫画界の悪のカリスマで、上記異魔神とは真逆に小さくなって滅茶苦茶強くなったという好例。 地球の生物で例えれば、大型の猛獣程度から成長期の少年程度へのサイズ変更のため、他の例ほど大きな差はないが「デカくて仰々しい姿から小さくてシンプルな姿になって更に強くなる」という展開は当時ほとんど見られず、読者に衝撃を与えた。 この漫画では最初期からこの直前まで「巨大化=敗北フラグ」と読者に認識されていたこともあって その影響力はすさまじく、以後の作品では敵でも味方でも進化・最終形態はコンパクト&シンプルというパターンが増えた。 科学 ミクロの決死圏 縮小ものSFの名作。難病の人間の身体に小さくなって侵入して治療するというストーリー。 ミクロキッズ SFコメディアドベンチャーの映画。子供達が科学者の事故で偶然アリンコサイズになって、庭のサソリと戦ったりと元に戻るために奮闘する。 人気が出て続編も作られた。 ドラえもん(ドラえもん) 小さくする秘密道具の代表格と言えば「スモールライト」。他にも大きくなることもできる「ガリバートンネル」などもある。違いはスモールライトには制限時間があること。 小さければ、少ない電気で生活できる・ミニアイスが食べきれない量になる・少ない水が大プールといった特性を利用して、一時的にガリバートンネルで小さくなって、快適なミニハウスで遊ぶ娯楽も未来にはあるという。 大山版ドラえもんでは、「ミクロフラッシュ」というペンライト型のひみつ道具があり、光を浴びるとスーツを装着しミクロサイズになるが力は元の大きさのままのため超人の気分を味わえる道具が登場したことも。 この手の道具がメインになるエピソードは、小さくなった後何らかのトラブルで元のサイズに戻れなくなることが多い。 1/8人間(ウルトラQ) 人口増加に対する政策として、食料や衣服が全て安く済む、8分の1サイズに人々を縮小させて、特区と言う名の箱庭に住まわせる。 マイクローン化(マクロスシリーズ) シリーズを通して登場する、人類の5倍の身長を持つ巨人の種族ゼントラーディ人が持つ技術。これによって地球人サイズになれる。 逆に巨人化も可能だが、それらは肉体や遺伝子に負担をかけるため人によっては病気になったり戻れなくなることも。 地球人も遺伝子さえ適合すれば巨人化できるらしい。 縮小光線銃(ウルトラシリーズ) ダダ、レイビーク星人、ギギなどが使用する道具。主に人間を捕まえるために使われる。 ならウルトラマンにも使えば一発で、と思われがちだが再巨大化ですぐに元に戻られるので無駄だったりする。 ダウンサイズ 2017年のSF映画。人口増加や環境負荷への対策として、人類を1/13に縮小する計画に参加した人々のドラマを描く。 上記の1/8人間に似ているが、偶然らしい。 魔法 小さくなって大冒険というのは夢があるためかファンタジーでは結構多い。 リンク(ゼルダの伝説シリーズ) 『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』では、縮小化能力を獲得し、小さくなることで小人である「ピッコル」たちとコミュニケーションしたり色々な恩恵が得られる。 その代り、戦闘力は大幅に落ち、単なる雨粒ですらダメージを受けるようになり、雑魚敵が巨大なボスとなることもある。 FFシリーズ 伝統的に「ミニマム」という魔法が登場。敵に使うと即死したり、小人にして弱体化させたりする。 FF3では小人にならないと入れない村やダンジョンがあり、FF11では小人になってミニチュアの中で戦っているという設定のバトルもある。 両津勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所) 天国爺さんこと「花山里香」のお仕置きで小さくされてしまったことがある。 該当エピソードでは最終的に3つの願いを叶えてもらえることになり、現金を要求したのだが小人サイズのまま出されてしまった。 最後の願いで「自分が大きくなるか金を大きくするか」の二択を迫られた両津は…… 収縮(遊戯王) 遊戯王OCGに原作から存在する速攻魔法カード。 効果はフィールドのモンスター1体の攻撃力を半分にするというもの。 カードとしてはフリーチェーンのステータスを変動させる速攻魔法というのが強みで、1度伏せれば無駄になり難くかつ発動すれば妨害され難いというのが強みで、汎用性の高いカード。 特に下級モンスターを徹底して守るメタビートでは基本戦闘破壊にさえ気を付ければ良いためよく使われるが、現在は環境の高速化や耐性の増加についていけなかったため他のデッキではあまり見ない。 乱童(幽☆遊☆白書) 相手を小さくする 縮身の呪術 を高名な呪術師から盗んで使う。 相手をほぼ無力化することが可能だが本人も一度目の使用で反省している通り 本来は戦闘中に使うものではないらしく、準備に時間がかかり過ぎて 相手が余程油断しているか、既に無抵抗な状態に追い込んでいない限り成功しない。 更に戦闘に使えば自滅に繋がるとんでもない欠点まで抱えているがネタバレのため項目参照。 キャンチョメ(金色のガッシュ!!) コポルク で自身が小さくなることができる。 身体能力も低下するという「弱くなる術」で、パートナーのフォルゴレもこれには驚いていた。 だが、小さくする事で敵に気づかれずパートナーの本を燃やすなど、隠密行動が可能になるため、千年前の魔物編以降は所々で使われていた。 ジゲン(BORUTO‐ボルト‐) 固有術で非生物や、自身をミクロサイズに縮小可能。 ただしジゲンの場合、その「縮小速度」「縮小を解除する速度」が神速。 一瞬でミクロサイズになるので敵に自分が消えたと錯覚させたり、敵にミクロサイズにした武器を付着させて元に戻すことで突然串刺しにしてしまう。 ニルス(ニルスのふしぎな旅) スウェーデンの児童文学、及びそれを原作としたアニメの主人公。 妖精を捕まえたせいで仕返しに魔法で小さくされてしまい、それまでいじめていた動物に追い立てられた為、雁を追いかけたガチョウのモルテンと旅に出る。 スタンド能力(ジョジョの奇妙な冒険) 「スタンドはエネルギーのイメージ化した姿だ 小さくなれるはずなんだ」 ジョジョの奇妙な冒険には時折この系統の能力者が出てくる。 おもに敵を小さくして優位に立つ能力が多い。 ホルマジオ(〃) スタンド「リトル・フィート」で斬りつけた相手を小さくして攻撃する。 効果の発動に時間はかかるが、一度成立してしまえば射程距離は無限でホルマジオ側が能力を解除しない限りほぼ必殺の能力と言える。 本体の特権として自分自身の縮小化は一瞬で済むので、咄嗟に隠れたり逆に縮小化が進んで弱くなった敵の前で自身に掛けた能力を解除し、堂々と元の大きさで優位に立つ等の応用法も。 リトル・フィート自身の戦闘力は低めだが、この効果で補っている。 グェス(〃) スタンド「グーグー・ドールズ」で相手を小さくして弄ぶ。 リトル・フィートとの違いは、成立すれば一瞬で人形サイズまで相手を縮められる一方、射程範囲外に出られるとその瞬間効果も解除されてしまうこと。 本体の性格からか自身に能力は使えず、小さくなれない点も違いの1つ。 似通っているが、「時間をかけても相手を確実に弱体化させて仕留めるホルマジオ」と「自分の身近なところに相手を留めて人形のように弄ぶグェス」のそれぞれの性格の違いが表れた好対照な能力と言える。 緑色の赤ちゃん(〃) スタンド「グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム」は自身に近づいてくる相手をその距離に応じて無限に縮小化させる。 効果は単純ながら「近づいた分だけ小さくなる」という性質上、基本的に赤ちゃんに敵と認識されると絶対に近づけなくなる。 圧力 押しつぶせば小さくなる。という当たり前の原理を利用したもの。 生物として何かしら対策ができていなければ当然死ぬ。 フグ鯨(トリコ) 章のメインとなった食材のひとつ。 元々はクジラ並のサイズだが、成長して深海に移動することで水圧を受けてフグ並みのサイズまで小さくなる。 圧縮に耐えられず生き残れなかった例 パラガス(ドラゴンボール) 暴走したブロリーから避難しようとしたところ「どこへ行くんだぁ?」とブロリーに呼び止められ、 「お、お前といっしょに避難する準備だぁ」 「一人用のポットでかぁ?」 優しいブロリーは避難しやすいようにとパラガスを一人用のポッドごと力づくで圧縮。 パラガスは「ああぅぅ♡ああぁ♡」と、喘ぎ声をあげながらポットごと小さく圧縮されてグモリー彗星にポイされました。 その他 ブラックジャック 『ちぢむ!』というエピソードで生物が次第に小さくなっていくという奇病中の奇病が登場した。 ブラックジャックでも治療法はおろか、原因を突き止めることすら困難を極めた奇病だったがその正体は…… ポケモン(ポケットモンスター) どのような原理なのか不明なのでとりあえずここに。 「ちいさくなる」という技で回避率を一気に2段階上げることができる。 命中率が大幅に下がって運ゲーを強いられるため嫌う人も多い技。一応デメリットとして「ふみつけ」などが必中になって威力も上がる、というのもあるが。 またアニメ版ではナツメの超能力でサトシたちが小さくされてしまったことやザオボーが授業中に生徒達の内サトシ、リーリエ、マーマネを小さくしてしまうというアクシデントに見舞われた事もある。 初代の設定資料集兼攻略本『ポケットモンスター図鑑』によるとポケモンは弱ってくると身体を小さくして身を守る(これを利用したのがモンスターボール)という設定があり、20年後ほど経った『サン・ムーン』でも瀕死状態になると身を隠すので発見が極めて困難になるという似たような設定が明かされた。 また、ほぼ全メディアで体を縮小化してボールに入れて持ち運ぶ(連れ歩く)という点は共通しているため、かなり頻繁に縮小化を行なっている部類と言える。 ドラゴンクエストX 敵の技によって一時的に縮小化されてしまうことがある。 こうなると相手からのダメージが増え、こちらが与えられるダメージが減る。 敵によっては100%減となるため、ほとんどダメージを与えられなくなる場合もある。 いずれの場合でも時間経過または死亡で解除されるが、特定の特技で治癒することもできる。 縮小光線(ウルトラシリーズ) ウルトラシリーズにおいて、悪意のない怪獣を保護するために怪獣の体を縮める特殊な光線を使用することが度々ある。 ジョーニアスのリトル光線など名称はいろいろあるが効果はどれもほぼ同じ。 不思議の国のアリス 小さな扉の前に行く手を塞がれたところで、不思議なお菓子を食べて小さくなったことで先に進んだ。 もっとも物語自体がアリスの夢の中のことなので、実際なんでもありである。 追記・修正は縮小化しながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 柳田理科雄監修の「俊平1/50」というマンガがあった。 -- 名無しさん (2019-07-17 22 30 42) タイムレンジャーの圧縮冷凍も -- 名無しさん (2019-07-17 22 34 52) 仮面ライダーウィザードも小さくなれるよね -- 名無しさん (2019-07-17 22 39 08) カービィにもミニマムがあったな -- 名無しさん (2019-07-17 22 57 45) 巨大化の項目で縮小化もと言ったら本当に作られたw それはさておき、変身したら小さくなるタイプは弱くなるとは限らないケースもある気がする。むしろ敵が縮小化するとこっちの負けフラグにもつながるってケースもある気が… -- 名無しさん (2019-07-17 23 00 28) 類似語としてロリショタ化 -- 名無しさん (2019-07-17 23 38 07) ワリオランドシリーズのワリオ・・・はダメか、アレは縮小ってか「物理的につぶれてる」だけだからなぁ。あとドンキーコング64のタイニー(だっけ)も小さくなれたね -- 名無しさん (2019-07-18 00 48 23) 人退のわたしちゃんも計量スプーンで小さくなったな。計量スプーンの性質上知能も低下したが。 -- 名無しさん (2019-07-18 06 40 36) ウルトラQの1/8計画 -- 名無しさん (2019-07-18 07 51 15) スプーンおばさんというアニメもあったね。 -- 名無しさん (2019-07-18 08 59 26) 「最終形態はシンプル」というムーブメントを作り出したフリーザ様、ひいては鳥山明は偉大。根源が作画の都合だったとしても… -- 名無しさん (2019-07-18 11 02 03) ↑縮小と言われたら微妙かも。アメ玉になったベジットとかどうだろ -- 名無しさん (2019-07-18 20 25 54) 読切版BLEACHのルキアもだな -- 名無しさん (2019-07-18 21 00 30) MORUMO1/10って漫画もあったな。10倍サイズの女の子が1/10に縮小され(つまり普通の人間サイズになって)色々騒動を起こしたり活躍したりする漫画だった。 -- 名無しさん (2019-07-19 00 45 45) YAIBAは両方やったっけね。ただ大きくなる方は玉使ったからはっきり覚えてるんだけど、小さくなる方はメインストーリーじゃなかったからなのかうろ覚え。 -- 名無しさん (2019-07-19 13 46 55) 巨大化=死亡フラグとされてる中異魔神の場合は完全真逆だよな -- 名無しさん (2019-07-19 18 09 03) キャンチョメもコポルクで小さくなれるな。弱くなるとか言われてたけどこれで本燃やしてるぐらい有能な術 -- 名無しさん (2019-07-19 20 46 12) バイオライダーがグランザイラスの体内に侵入したのは液化だっけミクロ化だっけ -- 名無しさん (2019-07-19 22 57 49) 敵キャラが味方化する時に性能調整も兼ねて小さくなることもたまにあるよね。ソウルイーターのラグナロクとかとあるのオティヌスとか -- 名無しさん (2019-07-21 02 22 20) ウルトラマンのダダが持ってたミクロ化光線銃。ウルトラマンを縮小化しても巨大化で無力化されるのはギャグでしかなかった。 -- 名無しさん (2019-08-13 17 52 39) 栗山千明が昔やってたドラマみたいに、ヤンデレと相性良い気がする。 気に入った男を縮小化して… -- 名無しさん (2022-05-14 07 28 16) 白黒の映画で人間を縮小して捕らえる科学者の -- 名無しさん (2022-05-14 08 30 58) ↑ミス、続き やつがあったが、その原理が「照明を動かすと影が大きくなったり小さくなったりするのを応用」というわけがわからないものだった… -- 名無しさん (2022-05-14 08 32 56) ワリオランド2ではチビワリオあるぞ?アタック系ができなくなる代わりにジャンプ力高くなるやつ -- 名無しさん (2022-05-14 13 17 09) ちっちゃくなったキャラ(主に男)が上を見てスカートの中を覗くのもお約束 -- 名無しさん (2022-05-14 15 30 09) ギャグマンガだと本当にただの圧縮で小さくなることもあるな。ハンマーでつぶされて小さくなった銀魂(一応科学に入る?)、布団乾燥機の要領で小さくなった仮面ライダーSDなど -- 名無しさん (2022-05-15 20 43 42) 確かクラッシュ・バンディクーシリーズで縮小化~消滅という効果を持つ罠や攻撃があったような。 -- 名無しさん (2022-05-31 14 26 30) 初アフレコに数時間かかった『手裏剣忍法 縮尺縮小の術』 -- 名無しさん (2022-05-31 14 42 09) 「姫ちゃんのリボン」でも食べると小さくなるキャンディっての出てた -- 名無しさん (2023-10-16 14 39 01) 名前 コメント