約 322,548 件
https://w.atwiki.jp/doramastar/pages/22.html
ドラえもん てんとう虫コミックス 第2巻に収録されている話に 『恐竜ハンター』という話がある。 このお話を紹介したいと思う。 のび太が部屋に戻ると部屋に恐竜がいてのび太が「ドヒャ」と叫びます。 階段を転がり母親を呼び、共にのび太のお部屋へ・・・ すると恐竜は部屋から跡形もなく消えていました。 ドラえもんが机の引き出しから出てきてセワシと恐竜狩りに行ってきたといいます。 「未来の世界ではやっているんだ。おもしろいスポーツだよ。」とのこと。 ドラえもんから説明を聞いたのび太は・・・ 「ぼくもやろうっと。」 のび太はおもちゃの銃で恐竜狩りをするつもりだったそうです。 いろいろあって一億年前にきたドラたちは恐竜を探します。 ドラがうまくさそいだしてきた恐竜をのび太が『細胞縮小機』でアリみたいにしちゃいます。 二体目はのび太が体中にバターとジャムを塗りさそいだします。 おとりになるのび太にドラえもんがひとこと 「なるべくうまそうに歩くのがコツだよ。」 うまそうに歩く? どんなかんじで歩くのか、ドラえもん教えてくれ。 恐竜をうまくさそいだせたのび太とドラ。 のび太はおおあわてですがドラは冷静です。 「このおちつきが、しろうととくろうとのちがいだ。」 さすがは玄人のドラえもん。 恐竜が近づいてきて構えるドラえもん・・・ そして「サッ」とポケットから出てきたものは!? 大和煮・・・・・・・ ちなみにAma○onで牛肉大和煮105g 税込みで473円です。 恐竜につかまったドラとのび太 それは君たちが決めることじゃないだろう・・・ 結局最初はドラを食べることを選んだ恐竜。 恐竜はドラえもんの方がおいしそうにみえたのか、それとも好きなものはあとにとっておく派なのか。 そしてドラえもんは食べられる瞬間に悲鳴をだします。 まぁ命にかかわることですので当然ですな。 「アキーッ」 さすがネコ型ロボットのドラえもん。悲鳴も高級だ。 みなさんも車にひかれそうになったり、恐竜に食べられそうになったとき、殴られそうになったときなどに 「アキーッ」と叫んでみるのもいいでしょう。 ドラえもんが食べられないことがわかった恐竜は残しておいたのび太を食べようとします。 え?この子、野比のび太? これには恐竜もびっくり!手が燃えちゃったよ♪ このあと噴火が起きてドラたちは家に帰ることになりました。 この話は私が面白いと思う作品のTOP10に入る作品です。 読んだことある人もない人も一緒に読んでみよう。 質問や研究してほしいことなどは風船手紙コントローラーにて 参考文献 ドラえもん 2巻 てんとう虫コミックス 藤子・F・不二雄著 小学館 上へ
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/55380.html
【検索用 きらきらきら 登録タグ 2023年 Ayase VOCALOID き 初音ミク 曲 曲か】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:Ayase 作曲:Ayase 編曲:Ayase 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『キラキラキラ』 DREAMERSのオムニバスCD『龍宮城』に書き下ろされた楽曲。 YouTubeにアートトラックとして投稿されている。 2023年12月24日にYouTube、ニコニコにMVが同時投稿された。 歌詞 (動画概要欄より引用) ちっちゃいため息が チクタク曇らせてくmirror 今 拭き取った隙間 映る瞳から キラキラキラ 背中にぶつかった 誰かの言葉に 立ち眩んでいた 散らかる部屋で点けた 切れかけの小さな灯りが チラチラチラ 洗濯物は溜まる 歯磨き粉は切れる 2ヶ月前の未読 ダンボールのままの荷物 やる気がある日は やる気が無い日より やる気がある やる気が無い日は 本当に何もできない ドロドロの気持ちを たまに洗い流して なんとか生きてる 騙し騙しそれでも いつか夢見た景色が キラキラキラ 眠たい眠たいのよdarling もう少しだけdiving 行けない行けないもう堪忍 子供のように駄々こねても やってくる 支度するbut bad 気持ちはblue 上手に笑えないなら さよなら 代わりはいるから 誰かといる日は 一人きりの日より 元気がある でも家に帰るとまた どうしてか涙が出る 背中にぶつかった 誰かの言葉に 嫌気がさして 何もかも捨て去って しまいたくなる日もあるけど ドロドロの気持ちを たまに洗い流して なんとか生きてる 見上げた星は今日も 街の灯りに隠れ チラチラチラ 気持ちよく生きたいな そのためにたまに 無理する日もあるけど どこかにいるあなたが たった一言 褒めてくれたら いつの間にかこの日々も キラキラキラ コメント マジか…いまニコニコって本当に人居ないんだな… -- 名無しさん (2024-02-27 06 05 48) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/okieroparo/pages/269.html
1-52 ミズチヨ(マネジだもん) 「マネジだもん」 「あれ、篠岡まだいたの?」 練習を終え、家に帰る途中だった水谷はなぜだか教科書やらノートやらが入ったカバンを部室に置き忘れたことに気付き、戻ってきたのだった。 「あ、うん。ちょっとまだやるコト残っててね…」 部室には何やら、たくさんの紙を両手に抱えたマネージャーがいた。おそらく対戦相手のデータの資料だろう。 「あのさ、俺のカバン知らねー?たぶん部室に…」 なんとなく二人きりに気まずくなる前に言葉を発した。 「えーとぉ……あ、これかな?」 「あー、それそれ!サンキュ!」 「あっ!」 篠岡がカバンを取った瞬間、持っていた資料が腕をすり抜け、見事に地面に散らばってしまった。 「うぁ、だいじょぶ?」 慌ててカバンを置き、紙を拾い集める篠岡。同時に水谷も一緒に拾い集め、改めてその資料の多さに驚いた。 「ありがと、水谷君」 「…にしても、よくこんなにデータ集めたなぁ」 拾い終えた二人はとりあえずイスに座った。 「うん、ビデオ何回も見てね、出きる限りの事はやったつもりなんだけど…」 「けど…?」 「まだ完璧にはデータとして完成してないかな…」 「うそぉ!?いや、これでも全然使えるって!だって一人一人の弱点とか凄い分かりやすく書かれてるし…」 コト細かく整理されたデータにまだ不満があることに水谷は信じられず、思ったままのフォローをした。 「もうちょっと分かりやすく書くからさ、あと少しだけ待っててね」 篠岡は笑顔で言う。 少し距離をとってイスに座ったつもりだったが、意外とその距離は近く、篠岡の笑顔が間近で見られたことはラッキーだった。 それと同時に、その笑顔がどこか力無いのも分かった。 「篠岡、少し休んだら?最近ずっと寝てないんじゃないかなぁって…」 「ううん、だいじょぶだよ。だって皆の方が疲れてるし、水谷君もそうでしょ?」 果たしてそうだろうか。俺らは男なんだから体が出来てて良い。篠岡は野球部のマネージャーなんだから、多少はスポーツ系だとしても、見た目は小っちゃくて華奢。 そんな彼女は今にも倒れそうだ。 「それに…皆が大会で一番になって、そしたら私も皆にとって一番のマネジになりたいんだ」 「…!?」 なんだか凄いことを言われたようで。水谷から言葉が出なかった。それでも篠岡は続ける。 「一番になるには、やっぱり他の学校のマネジはしないような…」 「篠岡…?」 「…こともしなくちゃイケナクて……」 「し…!?」 「…だから…」 酒を飲んだかのように変わっていく篠岡に水谷は足が竦む感覚を覚えた。 マネジが変わり者ですが、続きます。
https://w.atwiki.jp/suproy/pages/14.html
基本ルール 【修正事項】 (議論スレで決定された追加事項について) 各キャラは原作より参戦(他作品のキャラのことは知らない) MAPは一マス四方が50キロです。 移動時間を、大雑把でいいですから頭に入れといたほうがいいかもしれません。 ただし、MAPの端は反対側のMAPと繋がっています。 乗り換えルール(下記、ルール参照)は途中からの立案ですが、 『ルール説明』において、ユーゼスが話した事になっています。 よって、全員知ってるものとします。 MAPのどこかに補給物資搬出口があります。 (ボタン式。押すとカーペンターズが出現、補給・修復してくれる) とりあえず、失ったものは生えません・・・装甲まではOK? 特殊装備(所謂、換装パーツなど)は出てきません。 【原則】 乗り換えのルールはこれが鉄板です、変更は出来ません。 (詳しくは初代議論感想スレを参照の事) 前の人の話やフラグを無視して続きを書くのは止めましょう。 また、現在位置と時間、状況と方針は忘れないで下さい。 投下前に見直しする事を怠らないで下さい、家に帰るまでが遠足です。 投下後のフォローも忘れないようにしましょう。 全体の話を把握してから投下して下さい。 【ルール】 基本的に初期の機体で戦うことになりますが以下は特例として乗り換え可能です。 機体の持ち主を殺害後、その機体を使う場合 機体の持ち主が既に別の機体に乗り換えていた場合 機体の持ち主が既に殺害されていて、機体の損傷が運用に支障無しの場合 弾薬は放送と同時に補給されます、また乗り捨てたと破壊された機体は次の放送時に消滅します。 (奪取した武器等は消滅しません) 【備考】 議論感想雑談は専用スレでして下さい。 作品の指摘をする場合は相手を煽らないで冷静に気になったところを述べましょう。 ただし、キャラが変に被った場合のフォロー 指摘はしてやって下さい。 おやつは三百円までです、バナナは含まれません。 スパロボでしか知らない人も居るので場合によっては説明書きを添えて下さい。 それから水筒の中身は自由です、がクスハ汁は勘弁してつかぁさい。 これはリレー小説です、一人で話を進める事だけは止めましょう。 初めての方はノリで投下して下さい、結果は後から付いてくる物です。 作品の保存はマメにしておきましょう、イデはいつ発動するかわかりません。 間違えやすい名前? 相良宗介(フルメタルパニック!):クォヴレー・ゴードン(第3次スーパーロボット大戦α) 司馬遷次郎(鋼鉄ジーグ):タシロ・タツミ(トップをねらえ!):鋼鉄ジーグ:ボン太君(フルメタルパニック!)
https://w.atwiki.jp/animesdvd/pages/380.html
緊急救命の最前線で戦う主人公たち。そして過去に起きた医療ミス事故の真相とは 数十年前の殺人事故を誘発した“医療事故”に起源する。 交通事故で搬送された患者は適切な処置を受けて一命をとりとめたが、薬物アレルギーで突然死亡した。その夜の担当看護士、張淑梅が質疑され、外科風雲 DVD薬を間違えて持ち場を離れた事が死亡原因だと言われた。 1984年6月3日嘉林市。村家は林立、柳樹は成蔭して、抑揚ある伝統演劇の調べの中で、歓楽の笑い声が伝来する。清秀な少年小斌は妹の手を引いて、特工皇妃楚喬傳 DVD母の職場『仁和病院』に向かっていた。八歳の少年の姿は憂いの心配もなかった。 しかし、院内の廊下で“胸外科”主任、修敏齊(※高鑫)の姿を見て、立ち止まった。母の張淑梅“胸外科”看護士が修敏齊を追って廊下に飛び出した。 張淑梅「私がそんなミスを犯す筈はありません。修主任、聞いて下さい。ペニシリンなんて打っていません。確かにリドカイン(Lidocaine)です。どうか調査してください」 修敏齊「やめないか。注射は君の管理の筈だ。特工皇妃楚喬傳 DVDペニシリンでアレルギーを起こした患者が今、治療中なんだぞ」 張淑梅「私は医師の指示に従っただけです。誤解です。お願いします、ちゃんと調査して下さい」 そこに、その患者は蘇生できず、死亡したと報告が来た。張淑梅は雷に打たれたように、崩れ落ちた。修敏齊は深く嘆いて、「あなたは革命烈士家族であるので、『病院』はあなたを首にすることが出来ません。いずれこの件は調査する」。警備員が駆け付けて両脇を抱えるようにして立たせ、連れて行った。修敏齊「帰宅して休みなさい」。外科風雲 DVD張淑梅は必死に頭を振って情緒は激烈で 廊下には悲痛な叫び声が響いた。「私はミスなんかしていない。私が殺したんではない」。驚いた妹は母の後を追った。 廊下むかえの部屋から“胸部外科”主刀医師、傅博文が出て来た。修敏齊は目が合ったが直ぐに部屋に入ってしまった。傅博文は少年の視線を感じた。 張淑梅の息子は他人が母を犯人扱いをする患者死亡議論を聞いて、信じなかった為に喧嘩をして罰せられた。四歳の妹を迎えに行って家に帰る途中で、妹が人さらいにあって行方不明となった。張淑梅は薬品使用錯誤で死亡させた事を非難されて精神不安となって次第に恍惚となって自殺した。残された息子は城外の親戚を頼って家を後にしたが、その後は行方不明であった。
https://w.atwiki.jp/bokuori_data/pages/311.html
製作者 禮(らい) 出場大会 第四回大会 経歴 設定 ローディオ=マガード(19歳) 爆弾魔である。 国を一つ吹き飛ばしたり、世界中に爆弾をしかけたり 人外だったりなどなどあらゆる噂が流れている。 なぜ捕まったかというと自分から捕まえろと名乗り出たらしい。 (そんなことをした理由は性格にかいてあります。) 捕まった理由は全国に公開されていない。 捕まってからは技能を封じる鎖をつけられている。 大会時には外します。 ☆なりたち 元はシレッドマガードという街に生まれたごくごく普通の青年だった。 なぜそんなローディオが爆弾魔になったかというと とある日ローディオが家に帰ると家が消滅していた。 家族はもちろん全員死んでしまい、ローディオは1人になった。 そんなローディオの前にとある得体のしれない生物が姿を現した。 それがローディオの背中にいる魔物「ルードル」である。 ルードルは人の中に入りその人自身を支配してしまうという魔物。 ルードルはローディオにこう話しかけた。 「お前この家の奴か?俺がこの家を爆発させた。なぜかって?そっちのほうがおもしろいだろ?」 ローディオはルードルに対し殺意を抱く。そんなローディオにルードルはある提案を持ち出す。 「家族を家を返してほしいか?なら俺をお前の中に入れさせろ。俺は消すこともできるが再生することもできる。 だから条件交換だ。いい案だろ?」 ローディオは幸せだったあのときをどうしてもとりかえしたくルードルの提案に賛成した。 そしてルードルはローディオの中へ。 だかルードルの言ったことはすべて嘘。再生なぞできない。 そしてルードルに乗っ取られたローディオはそのあと 「ふ、人間とはちょろいな。」っと言ってその場から去って行ったという。 爆弾を握りしめながら。 ☆能力 手から自由自在に爆弾をだせる。 アクセラボマード:ボムを一気に何万個もだし相手の周囲を囲むように投げつける。 サイクロンボム:竜巻のようにボムをだし建物をすべてぶっ飛ばすほどの力がある。 ☆性格 今のローディオはルードルに支配されているためすべてルードルの性格である。 キチガイなことが大好き。(殺人・爆発など) 女好き。(ボンキュッボンが好きらしい) めんどくさがりで気分屋。 牢屋も「ここの牢屋を爆発させればおもしろい。」と考え 気分で入った。 ☆弱点・リスク 少々考え方が単純なのでいわゆるバカ。 なので細かい仕掛けや手口などを考えられない。 とりあえず爆発しとけばなんとかなると思っている。 弱点はローディオの手や足についているすべての目。 この目を全部つぶされるとルードルを殺せるらしい。 だかローディオも同時に死んでしまう。 ☆口調 ヤンキーのような口調 よく「お前は屑。」と言い放ち人をバカにする。 補足
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/91.html
家に帰ると香織は寝てた。俺はさっきまでの出来事が何度も頭をよぎりなかなか眠れなかった。智光先輩はかっこいい。格さんがヤクザになりたがる気持ちがわかった気がする。あれで金までもらえたら最高だ。隣で寝ている香織を見た。コイツは俺がヤクザになったりしたらどーなるんだろ。きっと悲しむんだろーな。その前に多分別れると思う。ヤクザの女やるほど浅はかな奴じゃない。そんな事考えながら俺は眠った。 次の日、格さんから電話があった。金もらったから取りにこいって。正直金額なんかは期待してなかった。どーせ智光先輩が全部持ってっちまうに決まってる。2、3万程度の小遣いぐらいだと思ってた。 「これ、智光先輩から。中確認してくれ。一人50入ってるはずだから。」 …なんだその金額!? 「…5じゃなくて50?」 すかさず真也が確認した。 「50だよ。昨日300って言ってたじゃん。智光先輩が150で俺達で残り150を3等分。だから一人頭そんだけ。」 17のガキが持つには多すぎ金額だった。 「こんなに貰っちまっていいのか?なんかヤバい気がすんだけど。」 「大丈夫だって。そのかわり後で引越し手伝いに来いだって。」 「…それだけ?」 「うん。それだけ。」 真也は大喜びしてるけど正直俺は怖かった。こんな事してると抜けらんなくなっちまうんじゃないかって。でもその日はしょうがないからそのまま貰って帰った。 夜、俺は悩んだ。まともな仕事じゃない事で得たあぶく銭だ。さっさと使っちまわないと気分が悪い。とりあえず香織に聞いてみた。 「お前、欲しいもんあるか?」 「…どーしたの急に?」 「いいから言ってみろよ。なんでもいいから。」 「…幸せな家庭かな。あ、子供もいいかも!」 …こいつに期待した俺がバカだった。 「それは今すぐじゃねーだろ。じゃー例えば今、50万持ってたらなんに使う?」 「50万か。ちょっとリアルな数字だね。そーだなー、お姉ちゃんの借金返す!」 それだ。 「どんぐらいあんの?」 「たしか30万ぐらいだった気がする。なんで?」 「俺が返してやるよ。臨時収入あったから。いまから届けに行くわ。」 「はぁ、意味わかんないんだけど!臨時収入って何?ってかなんでお姉ちゃんの借金返してくれんの?」 「めんどいから会ったら話すわ。とりあえず姉ちゃんにアパートで待ってる様に伝えろ。いますぐ行くわ。」 思い立ったら吉日。まさにそんな感じだ。香織は何がなんだかわかってなかった。所詮は悪い事して作ったあぶく銭。アイツのために使ってやればちょっとは報われるだろ。
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/292.html
「お疲れさまでした〜」 ゲストとして呼ばれたラジオの収録が終わり、スタジオを出る。 あ〜ちゃんはすぐに家に帰るつもりで、かしゆかはぶらぶら買い物してくらしいから、今日はすぐにバラバラに別れることになった。 「また明日ね」 「じゃあねぇー」 「うん、ばいばーい」 2人に背を向けてビルが建ち並ぶ道を歩く。 午後の日射しが道路やらビルのガラスやらに反射してめちゃくちゃ暑い。かしゆかこんな中を買い物してんの?考えられん…。 うーうー唸りながら歩を進めてたら、突然後ろからあたしを呼ぶ少年みたいな声。 「あれ、のっちー」 振り返るとそこには、さっきまでスタジオで一緒にしゃべっていたあの人。 「あ、え、カエラさん?」 「のっちもこっちだったんだねぇ」 そう言いながらカエラさんがてけてけと隣に駆け寄ってくる。 「うわのっち汗ダラッダラだよ大丈夫?」 「いやもー暑くて…死にそうです…」 「あそうだ、さっき自販機でジュース買ったらあたり出て2本出てきたから1本あげるよ」 はい、と手渡されたペットボトルを額に当てる。 冷たい、たまらん。 「うーありがとうございます」 「ここ直射日光すごいからそこの公園でちょっと涼んでこーよ。ほんっとマジで死にそうな顔してるし」 そう言ってカエラさんは笑いながらあたしの手を引く。 あれよあれよといつの間にか公園へ引きずられて行った。 「うわ、涼しい」 公園の木陰のベンチに座ると、今までの暑さが嘘のようにひんやりした空気が流れていた。 「あーあっついっ」 手をうちわにしながらカエラさんがあたしの隣に座った。 ペットボトルを開けてぐびぐびと流し込む姿が男前だ。 あたしもさっきもらったジュースを開けて3分の1ぐらいを一気に飲む。 「あーーーうまいっ」 カエラさんの言い方がオヤジっぽくて何だかおかしくて、思わず吹き出して笑ってしまった。 つられてカエラさんも笑いだす。 ふと見たその笑った横顔がすごく綺麗で、いつものクセでじっと見つめてしまった。 カエラさんがあたしの視線に気付いてあたしを見返す。 あたしからじっと見つめてしまったので何となく目をそらせない。 どうしよう、と思って口を開きかけた瞬間。 「んぐ」 唇に軽くて柔らかい感触。 一瞬だけ近づいた短い眉と長いまつ毛。 ものの0.5秒の犯行だった。 「う、え?」 何が起きたかよく解らなかったけど、自分の顔が熱くなっていくことだけが解る。 あたしの顔を見てカエラさんが 「のっちかーわいいなぁ」 そう言って、あはははといつもの快活な笑い方で笑った。 「…こんな雰囲気でこんなこと聞くのもアレなんですけどカエラさん」 「ん?」 「…イカ食べました?」 「あ、ごめん」 おしまい
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/925.html
就職難民 黙って俺についてこい! 家に帰るとくたくたで思わずベッドに倒れこんだ。 結局あの後デパートの閉館時間まで色々見て回った。市来さんがタクシーチケットをくれて、それに乗り込んで帰ってきたら午後九時過ぎ。こんな事社会人なら当たり前の事なんだろうけど、あまりにも緊張が続く場面が多すぎて、精神的な疲労がピークって感じ。 ふと、白波瀬さんの顔が浮かんだ。整った顔立ちに優しい雰囲気と穏やかな声――ちょっと電話かけてみようかな、迷惑かな……。なんて思っているとタイミングよく携帯が鳴った。表示を見るとそこにあった名前は何と白波瀬さん! 運命的なものすら感じて、私は意気揚々と電話に出た。 「もしもし」 『こんばんは、白波瀬ですけど今いいですか?』 「はい、私も今ちょうど電話したいなって思っていたところだったんです」 『僕に? 嬉しいな』 電話越しの白波瀬さんの声は落ち着いていて耳に心地が良い。緊張していた心がふっとほぐれていく気がする。 『何かいい事でもありました?』 「え?」 『なんとなく、声が弾んでいる気がしたから』 白波瀬さんと話しているのが嬉しいんです――なんて恥ずかしくてとても言えない。だから今日の話をする事に内心でそっと決める。 「今日会社の人とデパートに行ったんです。それで来週の新作発表会のドレスとか色々見立てて貰いました」 『そうなんですね。来週の発表会は僕も参加します。ドレス姿の葉月さんにお会いするの楽しみにしてます』 「白波瀬さんもいらっしゃるんですね! うわぁ、私もすっごく楽しみです」 『ふふっ、僕もおめかししていきますから』 おめかし、という言葉が可愛くて自然に笑顔が零れてしまう。 「そういえば結局白波瀬さんの会社を知らないままなんですけど」 『当日になれば分かりますよ。大丈夫、美成堂さんならすぐに見つかられますから。葉月さんが僕を見つけられなかったとしても、僕の方から伺いますよ』 「ふふっ、はい! 楽しみにしてますね」 『これからは当日まで僕も忙しいので、中々会えないと思いますが――お互い頑張りましょう!』 「はいっ!」 互いを励ましあい、来週の新作発表会での再会を約束すると私達は電話を切った。 新作発表会、楽しみだな。 緊張もすごくするだろうし、それまでにまだまだ追い込みもかけなくちゃだけど……。 ポスターは本撮用には別に撮って、とりあえずマスコミ用のものを新作発表会までに撮影するって言ってた。確か撮影は2日後――それまで自分のできる事を精一杯頑張るぞ! 気持ちも新たに私はそっと眠りについた。 次へ → act.25(市来) お帰りの際は、窓を閉じてくださいv お話はこちらに戻る
https://w.atwiki.jp/rsnovel/pages/28.html
あるランサーの独白 わたしの父は赤い悪魔に殺された 父は粗野な男だった、傭兵としては飛びぬけた才能を彼は持っていたが 家の中では荒っぽく、槍の稽古をサボると怒鳴り散らす、私にとっては恐い大人でしかなかった。少なくとも、彼が死ぬまでは 家にたどり着いた時はもう虫の息だったらしい、赤い悪魔討伐から帰った父の皮膚は爛れ 肉は腐り、腱は切れていた、どうやってここまで生きて 帰って来ることが出来たのかと、医者も唸るほどの酷い怪我だった 私は、変わり果てた父の姿と、いつも気丈な母の、弱々しい表情にただ困惑していた その日の夜、町は魔物の大群に襲われる (魔物は父の後をつけていたらしいが、それに対して非難する声は、どこからも上がらなかった) 「父の所為で町が襲われている」 私は責任感から父の槍を取り、初めての戦に赴く事になる。 悪夢の様な闘いだった、仲間達は次々に倒れ。 霧霞のような魔物の群れは容赦無くアリアンを切り刻んだ。私は魔物と戦いながら 次第に胃の中に鉛を放り込まれたような不安を自覚し始めていた、私の家は 父の部下が護衛に回っている、しかしこの激しい攻撃の最中、どうなるかわかったものではない。 (私は大きな間違いを犯したのではないか?病床の父に付いているべきだったのでは?) 守るべきものを残して戦う焦燥と不安、私はそれをなぎ払うかのように槍を振り回し がむしゃらに戦った、父も・・戦場ではこんな気持ちであったのかもしれない 突進し槍を振り回す無骨な戦い方が、父にそっくりだとその日死んだ傭兵仲間は言った。 2 幸運にも生き残った私が、鉛の様な身体を引きずり、家に帰ると、父が息を引き取る処だった。 もう眼は見えていないのだろう 虚ろな顔を上げ、手を私の顔の輪郭に沿って滑らせる、生傷を 父のささくれ立った大きな手がなぞる・・・ 「お前を誇りに思う」そういって笑うと、父は眠るように天に召された 母は、紅い眼から燃えるように熱い涙を流し 涙は私の手に落ちて、手を伝い握ったままだった槍濡らす。私も泣いた、持ち主を失った、槍の嘆きそのままに。父を抱くと、酷く重かった、その時いつか、父の言っていた言葉を思い出した 「仲間の死体ってのは重いなぁ、あれを担いで町に帰ることほど嫌なことは無いよ あの重さは、きっとそいつが今まで背負ってくれてた、自分の重さなんだろうな・・・」 何故、今まで気づかなかったのだろう?父は私の殆どを背負ってくれていた 父の存在は私にとって余りにも大きく、その死はあまりにも重かった。 「・・さん・・とうさん・・とうさん・・」 槍を教えてくれた父、子供のときは、どんなに傷ついて帰ってきても遊んでくれた 旅から帰ると、冗談交じりの土産話をしてくれた、誇りに思うと言ってくれた・・ だのに、私は彼に何もしてあげられなかった、こうして死んでしまった後も すすり泣くことしかできない。 涙が蒸発しきってしまうと、私は頭の中で、一つの声を聞いた、あれはきっと 私の中の、冷静な部分が発した声だったのだろう 「許 せ な い 父 を 殺 し た 赤 い 悪 魔」 3 私の身体と心に火が、燃盛る復讐の炎が灯ったのはこの時から・・ 私の身と父の槍に染み込んだ母の涙に、金剛石さえ融解しそうな 灼熱の怒りが火を点けたのだ。 それから、私は一人アリアンを発ち、父の仇を求め魔物を殺し始める、 体の中で暴れ狂う焔に引き摺られるように、無骨に、 ただ突進して槍を振り回す父のやり方で 父の槍で幾万の魔物を殺し、その死を母の真紅の眼で見届けた 「誇りに思う」と父は言った、私は娘として、父に何と言ってやればよかったのだろう? しかし、それを考えるのは全てを終わらせてからだ、憎い仇、赤い悪魔 父の身を焼いたやつの炎が、どれほど熱くとも この復讐の炎程ではないだろう・・ 1スレ目>> トップへ>>